江戸川区議会 2019-03-14
平成31年 3月 文教委員会-03月14日-13号
千葉 孝
教育長
石井正治 教育長職務代理者
石塚幸治 文化共育部長
外、
関係課長
●
事務局
書記 佐々木 康祐
●案件
1
陳情審査 第123号…不採択(
全会一致)
第115号・第121号・第124号…結論に至らず
2
所管事務調査…終了
3
執行部報告
(1)グリーン
パレス 運動室の閉室について
(2)平成31年度(第17回)「
青少年の翼」の実施について
(3)第12回 10代の
挑戦EDOGAWA~小松菜魂~
(4)
江戸川区
少年少女合唱団 第32回
定期演奏会
(5)
子どもアカデミー通信
(6)
学校法人滋慶学園 東京メディカル・
スポーツ専門学校 及び
東京スポーツ・
レクリエーション専門学校との覚書の締結について
(7)
スペシャルオリンピックスWorld Summer Games2019
区民アスリートの出場について
(8)平成30年度
スポーツ夢基金事業 活動支援金交付対象者の決定について
(9)第72回
江戸川区
総合体育祭開会式について
(10)旧
中川ボートフェスティバルについて
(11)新左近川
親水公園カヌー場 お披露目式について
(12)
都立紅葉川高校の
カヌー体験会について
(13)平成29年度
事務事業点検・
評価報告書について
(14)
学校閉庁日の設定について
(15)平成31年度入学
中学校選択制補欠登録者の繰上げ結果について
(16)
新入学児童生徒学用品費 前倒し支給について
(17)
葛西小学校・
葛西中学校 竣工予定について
4 その他
(午前10時00分 開会)
○
島村和成 委員長 ただいまから、
文教委員会を開会いたします。
署名委員に、
野﨑委員、
関根委員、お願いいたします。
はじめに、先般、
教育長に就任されました
千葉教育長より、挨拶の
申し出がありますので、よろしくお願いいたします。
◎
千葉孝 教育長 おはようございます。2月19日をもちまして
教育長に就任した
千葉孝でございます。
就任以降、3週間がたったところでありますけれども、これまで
子どもたちと触れ合いまして感じたことなんですけれども、どの
子どももみんな素直であり、また明るく、元気であるということであります。この
子どもたちには、ぜひとも将来に夢を抱いて、希望に向かって進んでもらいたいということを感じたところであります。
私自身、
教育委員会には25年ほど前に所属していたことがございます。当時、まだ私も若かったんですけれども、昼間は
学校回りをして、戻ってきたら、その後、夜まで
事務整理をすると、そういった割とハードな日々を送っていたところでありますけれども、そのようなハードな日々を送っていた毎日でありますが、そのとき思ったのは、やはりこれは
子どもたちのためであると。やっていることが、
子どもたちが安心して
学校生活を送るために仕事をやっているんだというふうに思いますと、不思議なことに無理なく頑張れたということがありました。そういったことも思い出しているところであります。
25年ぶりに
教育委員会に復帰をいたしまして、当時と同じ思いが、これも意識しないことなんですけれども、沸き起こっているということを感じているところであります。責任は重いですけれども、その分やりがいも大きいのではないかというふうに感じているところであります。
現在、
子どもを取り巻く環境には、さまざまな問題がありますけれども、
学校現場で頑張っている教員、そしてそれをサポートする
教育委員会の職員、力を合わせまして、
子どもの未来のために取り組んでまいりたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
○
島村和成 委員長 ありがとうございます。
それでは、これより
陳情審査に入りますが、本日は議員の
任期最後の審査となりますので、結論に至らなかった陳情については、
議会閉会中の
継続審査の
申し出をしません。
よって、本
定例会の閉会と同時に、
審査未了となりますので、ご承知おきください。
次に、本日の
陳情審査の進め方についてですが、前回の
委員会で決定いたしましたとおり、はじめに、第123
号陳情について、各会派から
意見開陳をしていただき、結論を出したいと思います。
その後、第115号、第121号、第124号の陳情について、順次審査をしていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。
それでは、はじめに、第123号、
江戸川グラウンド使用に関する陳情について、本日、結論を出したいと思います。
それでは、
意見開陳を各会派から順次お願いいたします。
はじめに、自由民主党。
◆
田中寿一 委員 本陳情につきまして、会派の中でも鋭意検討を重ねてまいりました。こちらの陳情につきまして、内容といたしましては、空いている
グラウンドの
有効活用といった観点は非常に重要な見方だというふうには、非常に思いますし、そのような努力はぜひ重ねていただきたいと思いますけれども、ただし、
記書きの中にあるようなことにつきましては、
現時点においても、それぞれの
グラウンドの
利用目的に応じた整備と管理がなされていて、目的とは異なる利用を行うということは、なかなか現実的ではないだろうということ、それから
記書きの2番の部分につきましては、
現時点においても、公平な運営がなされていると私どもとしては考えますので、本陳情につきましては、不採択ということでよろしくお願いしたいと思います。
○
島村和成 委員長 次に公明党、お願いいたします。
◆
関根麻美子 委員 我が会派といたしましても、結論といたしましては、本陳情については、不採択でお願いしたいと思います。
そもそもこの
陳情者は
英会話サッカースクールを開くという意図のもとに陳情を出しているわけでございますけれども、
江戸川区内の
施設予約システム、えどねっと
利用者規約にもしっかりと明記がされていますように、営利を目的として継続的に団体の活動を行う場合は、利用の不承認であると、ここにしっかりと明記されておりますので、本来の
使用目的とは違うのではないかということで、私
たち会派としましては、不採択でお願いしたいと思います。
○
島村和成 委員長 次に、えどがわ区民の会。
◆
金井茂 委員 おはようございます。私たちの会派のほうも、本陳情においては、不採択というふうにさせていただきたいと思います。今、公明さんのほうの意見と同じに、
英会話サッカースクールの開校ということで、
利用条文にもあります、営利を目的として云々というところに抵触をするという判断で不採択というふうにさせていただきたいと思います。
ただ、
グラウンド等、週末は割と
利用者が多くという部分で、平日の日中においては、かなり使われてない現状があるという中で、目的の利用と異なったとしても、小さな
子どもたちが主に体を動かすというような利用の中で、
グラウンドの状態がしっかりと維持できる範囲の中でという利用については、今後ちょっと少し検討をしていただければなというふうに思います。
○
島村和成 委員長 次に、
日本共産党。
◆
大橋美枝子 委員 私たちの会派もこの陳情には不採択ということで判断をさせていただきました。理由はもう
皆さんが述べられたこととほぼ重なります。この陳情の趣旨の
使用目的とは違いますし、営利を目的とすることに対しては、やっぱり遠慮していただきたいというふうに思うのが1点です。
それから、陳情の
記書きにありますけれども、柔軟な施設の
利用許可とありますが、この柔軟さというもの、例えば野球場の場合、それを維持するという点では、なかなか厳しい面があるのではないかというふうに捉えています。ですので、区としては適切に対応されていると思いますので、この陳情に関しては、不採択ということで判断しました。
○
島村和成 委員長 次に、
生活者ネットワーク、お願いいたします。
◆本
西光枝 委員
幼児向け英会話サッカースクールを行うに当たっての
江戸川グラウンド使用に関する陳情ではありましたが、あわせて区内の
サッカーができる
スポーツ施設や公園についても、現状どのような状況であるのか確認をしてきました。
スポーツ施設については、区民の要望により整備をしてきた経緯がありまして、一部の
スポーツのみを優遇しているわけではないということ、また
住民主体の活動のために整備をしてきたという成り立ちから考えれば、今のえどねっとの
利用規約にあります、営利を目的とした利用に制限をかけていることも理解できます。よって、この陳情については、不採択といたします。
ただし、
スポーツの振興という側面から捉えれば、
スポーツができる場所をもっと区民にわかりやすくすることは必要だと考えます。
サッカーなどができる施設は
都立公園の
サッカー場や一般の公園、学校もあり、えどねっとに掲載されていないところもあります。また
営利目的には貸さないという規定にはなっていますが、地域での利用を優先したのち、空いていたら貸すなどの料金もあわせて考えていくことも今後は必要かと考えます。
○
島村和成 委員長 それでは、お諮りいたします。
第123
号陳情について、不採択とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
島村和成 委員長 よって、第123
号陳情については、
全会一致不採択すべきものと決しました。
次に、第115号、
家庭教育支援法の制定を求める
意見書提出に関する陳情について、審査願います。
◆
大橋美枝子 委員 この陳情に関しては、私も何度も意見を述べてまいりました。今日の経緯の中では判断ができないということになっていくようでございますけれども、やっぱり
家庭教育の捉え方として、その多様性、それから自主性、そういう大事なところを抑えて、私は
家庭教育というのは、安定的に
子どもを育てることができる
条件整備をするという点で、政治がかかわることがあるとしても、教育の中身にまで立ち入ることについては、反対という立場を延べてまいりました。ですから、この陳情については本日結論が出ないとしても、私たちの会派としてはこれは認められない。反対という立場を表明させていただきます。
◆本
西光枝 委員 本日で今期の
委員会としては最後ですので、意見のみ申し上げます。この陳情は、増え続ける
児童虐待の解決のため、
家庭教育支援法の制定を目指して、国に
意見書を出してほしいというものですが、
子育てを応援する環境を整えることと、家庭内での
子育てに対してこうあるべきという上に立った支援とは異なると考えます。
子どもの権利に基づき、
子どもの最善の利益を考えることが大切であり、そうした支援を行っていくことが求められていると考えます。本区では
子どもに直接届くさまざまな支援を拡充していますし、来年度、
児童相談所も
開設予定です。各家庭には、それぞれの環境があり、一律にこうすべきというものではないと考えます。よって、この陳情には同意しかねます。
○
島村和成 委員長 ほかに特にないようでしたら、本日は結論を出すことについて、意見の一致が見られませんでしたので、第115
号陳情の審査は、この程度にとどめたいと思います。
次に、第121号、
青少年健全育成基本法制定を求める
意見書の提出を求める陳情について審査願います。
◆本
西光枝 委員 こちらについても考えを申し述べます。次代を担う
青少年に果たすべき役割を課して育成することを国家が
基本法で定めることは、家庭も学校も
青少年をそのように育てる責務を負わされることになります。また、
子どもの側はそのように育たねばならないという課題を負わされると考えます。このような法の制定ではなく、
国民主権や
子どもの権利を意識して国や
地方公共団体の責務を定めることが必要だと考えますので、この陳情には賛同しかねます。
◆
大橋美枝子 委員 私も今の本
西委員の意見に全面的に賛成ですが、この陳情に対しては、賛同できないという立場を表明させていただきます。
1点だけ、
子どもの
権利条約のことなんですけれども、やっぱり
子どもたちを権利の主体として捉えるという、世界的なそういう視点があります。
子どもの権利が実際にどうなのかという定期的な報告も国は求められているわけです。そこで、一定の改善をするとか、効果が見られればいいんですが、なかなか効果が見られないと。本当に
子どもたちが豊かに成長するという点での施策はまだ不自由な部分があるというふうには認識しています。ただし、ここで言っている「
青少年が果たすべき役割はいやがうえにも大きくなっている」というこの表現は、やっぱり
子どもを権利の主体として捉えている視点と全く反するというふうに私は捉えましたので、やっぱりこの陳情に対しては、この点が一番納得できない点です。やっぱり
子どもたちの豊かな、健やかな成長のために、よって立つべきは憲法と
子どもの
権利条約だということを改めて申し述べたいと思います。
◆
関根麻美子 委員 今日最後ですので、一言申し上げたいと思います。この
陳情原文を読みますと、
青少年を健全に育成していくことが非常に大事だということが書かれてあるんですけれども、「
大人社会の反映であり、この社会に生きる全ての大人がその責任を共有すべきものである」という文言とか、また「国、
地方公共団体、その他の
関係機関及び
国民各層の協力と密接な連携の下での
国民的広がりをもった一体的な取組みが不可欠であります」とありますが、この地域を挙げて、国を挙げて
青少年の
子どもたちの育成を図っていく、支援をしていくということは大変重要であると、それは私も同じ考えであります。本区においては、地域を挙げて
子どもたちをしっかりと支援していく、応援していく体制が大変すぐれておると思っております。例えば
青少年育成地区委員会、各地区の中で多くの地域の皆様が汗をかいてくださっていることだとか、すくすく
スクールに始まって、
青少年の翼やチャレンジ・ザ・ドリーム、また
成長支援とか、
子どもの
貧困対策としてのさまざまな支援を今本区として力を入れていること、これ本当に重要なことであると思いますし、昨今の新たな課題に向けての、今後もこの
子どもたちへの成長には大きな力を尽くしていくということが非常に重要なものであると思っておりますが、そのために
基本法を制定していくことが、これがただちに必要なのかどうかということは、またちょっと会派でもなかなか意見がまとまらないことでもありますし、また今後これはしっかりと研究をして精査していかなくちゃいけないことであると認識をしております。
今日は最後ですので、
一言意見を申し上げました。
○
島村和成 委員長 ほかによろしいでしょうか。
特にないようでしたら、本日結論を出すことについて、意見の一致が見られませんでしたので、第121
号陳情の審査は、この程度にとどめたいと思います。
次に、第124号、すくすく
スクール・
学童クラブの時間延長に関する陳情について、審査願います。
◆
大橋美枝子 委員 私はこの陳情は、なかなか区の対応が人の配置も含めて難しさはあるかもしれないけれども、中身は大変妥当であると。この陳情を採択してすぐに実現できるかというと、人の配置があるので、そんなに簡単にいかないということはわかっておりますが、でも、ぜひともやっていただきたいという立場で
一言意見を述べたいと思います。
意見を述べる前に、いわゆる
実態調査として私が
放課後の過ごさせたいことについて、
子ども・
子育て応援会議のほうで審議されたときに、区民の
皆さんから実態の
アンケートをとった、そのデータが私の手元にあるんですけれども、多分、
担当課長はご存じだと思いますけれども、就学後に
放課後を過ごさせたい場所、低学年とそれから高学年、それぞれ聞いています。またもう一つ、すくすく
学童登録、そして利用を希望する時間というのも、この
アンケートの中にございました。ちょっと紹介させていただきますと、低学年の1年から3年生の場合は、
学童登録を望む
お子さんが27.5%、4年から6年生の
学童登録を望む
保護者は14.2%でした。また、保育時間に関しては、18時過ぎまでお願いしたいというのが1から3年生は13.7%、4から6年生は、これも13.3%という数字が出ています。ですから、実際に
子育てをされている人の
アンケートですので、私は大変注目していいんじゃないかということでご紹介させていただきました。今日は結論が出せないということで、
陳情者の方には申しわけなかったかなというふうには、私個人は思っておりますけれども、この願いを私は受けとめたい、一番はじめに言いましたけれども、それが具体的に区がとった
アンケートにも反映されているのではないかというふうに思います。もちろん、全ての
保護者が6時過ぎ、7時まで望んでいるということではないんだけれども、少なくとも、13%から14%の方が望んでいるということを区は受けとめて、何とか具体化する方向を、私は検討すべきであるというふうに考えているんです。そこで、1点だけ質問なんですけれども、この
アンケートについてはどんなふうに受けとめたのか、あるいはまだ検討していないのか、その点だけお聞かせいただけますでしょうか。
◎
柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔
教育推進課長事務取扱〕
子ども子育て応援会議の中での、その計画にかかわる
アンケート調査ということで承知はしてございます。我々もこれまで、本議会でもお話をさせていただいたとおり、6時までということでの運営につきましては、ご希望を聞きながらやらさせていただいているところでございます。これまでもお話をさせていただいているとおり、時間の延長ということに関しては、真に
子どもたちの心身の疲労等を考えたときには、今現在では6時という時間帯が学校で過ごす10時間という時間に当たるものだというふうに認識しております。ただ、何%かの方々がいるわけで、その際には
サポートセンターのご利用をご紹介させていただいておりますし、実際に
ファミリーサポートセンター、そちらの実績を見させていただいておりまして、ご利用になっている方々もいらっしゃるということも認識した上で、そちらをご紹介させていただいているということで、現在は6時以降の延長ということは検討しておりませんということでございます。
◆
大橋美枝子 委員 私は大変残念だと思いながらお聞きしました。もちろん
ファミリーサポートの方が努力されているということは否定しませんけれども、
子どもがすくすくで過ごして、その後は
ファミリーサポートの方のところで過ごす、それで自宅に帰る。そのどのようなふうに具体的に動くかは
個人差があると思いますけれども、そういう形よりは、1カ所ですくすくで、例えば7時まで預かるというほうが、
子どもの安定感。さっき心身の
疲労云々とおっしゃいましたけれども、逆に
ファミリーサポートの方が大変いろいろサポートして、丁寧に対応されていることはわかりますけれども、でも私は客観的に見たら同じ場所で対応した方がいいのではないかと判断をさせていただいているところです。それは、
保育園の
延長保育なんかでも同じではないかというふうに思うんです。もちろん
子どもによって
個人差はありますから、私は一般論で今言わせていただいているわけですけれども、少なくとも13から14%の
保護者の
皆さんが6時過ぎの保育を希望されているということを、ぜひとも真摯に受けとめてもらいたい。改めて、意見として申し述べます。
それともう一点なんですけれども、前にも意見として言いましたが、いただいた資料で7時まで預かっているところが圧倒的だったというデータが示されています。それで、聞くところによりますと、世田谷と
江戸川が6時ということでしたけれども、世田谷区は
モデルケースでやってみる方向だと言うことを伺っています。そうすると、
江戸川だけ
モデルケースも含めて何もしないという状態がこのまま続くのであれば、私はまず
モデルケースとかも含めて、ぜひとも検討に足を踏み出してほしいというのを重ねて意見として述べたいと思います。
◆本
西光枝 委員 私も意見を申し述べます。小1の壁と言われるように
保育園よりも、
学童保育の預かり時間が短いため、働く
保護者にとっては悩ましい問題だと思います。学校が
長期休暇となるときはなおさらです。
しかし、一方、育成時間の延長については、
子どもたちから見ればどうなのかという見方もあります。働き方の見直しができる社会をつくっていくこと、学齢期の子がいる親が家庭で過ごせるような
社会づくりが望ましいということは言うまでもないことです。ただ現実、働かざるを得ないという状況にある方は存在しており、
ファミリーサポートを利用する、
民間学童を利用するという手段もありますが、費用がかかることから、余裕がない家庭ほど
子どもを一人で過ごさせるなど、しわ寄せがいくことになりかねない状況になるかと思います。一律に延長ということではなくて、1年生を中心に
希望者は3年生までとすることや、残業での利用は認めずに
保護者の勤務時間の都合上に限るなど、
条件つきでの延長はあってもよいとも考えます。
子どもから見て、
保育園から小学校に上がり、突然環境が変わるというのではなくて、段階を踏んで、
子どもの成長に合わせて対応していくということはあってもよいかと思っております。
また、すくすく
スクールは
運営自体に地域のボランティアの方にかかわっていただいているところであります。
保護者の方にも、よりたくさんの方とつながり、地域で
子どもを育てていくことの大切さをともにつくり上げてほしいと思っております。
○
島村和成 委員長 ほかに。
◆
金井茂 委員 私も意見だけ述べさせていただければと思います。
いろいろ
保護者の方の仕事のこととか、環境があるかと思うんですけれども、やっぱり
お子さんはある程度、直接、
保護者の方と触れ合う時間が長ければ、長いほどいいのかなというふうに思います。そういった状況が崩れてきている現状があるから
青少年健全育成基本法の制定を求めるとか、
家庭教育支援法の制定を求めるとかという話が出てきてしまうのかなというふうに感じています。
先日、
バイオリニストの
高嶋ちさ子さんでしたか、仕事が忙しく家を空けてしまう時間が多い中で、我が子が大分乱れてきてしまったという中で、
子どもと触れ合う時間を確保するために、例外なく仕事を入れる制限をしたというようなことを発表しました。これで仕事がなくなっても
バイオリニストとしても、干されることがあっても、
子どものためには構わないというような発表をしていましたけれども、すごく共感のできる行動だったと思います。
○
島村和成 委員長 特にほかにないようでしたら、本日は……。
◆
大橋美枝子 委員 すみません、一言。私は
子育てをしながら38年間仕事を続けてまいりました。やっぱりいろいろな事情で仕事を続ける、あるいは本当にその仕事に魅力を感じて仕事を続けると、さまざまな立場の方がいらっしゃいます。ですから、
子育てに専念したいという方も当然おいでですから、さまざまな選択肢があるということは当然です。でも、本当に仕事を全うしたいという思いを
子育てということのくくりだけで、それを断念するというのがどうなんだろうと私はやっぱり思ってしまうのです。それは意見の違いですから、それ以上言いませんけれども、社会がサポートするということをやっぱりあくまでも私は
子どもの権利もしっかり対応しながら、社会が対応するという、本当にそういう社会をつくっていけたらなと改めて思いますので、
一言意見をまた重ねて言わせていただきました。
○
島村和成 委員長 本案件も意見の一致が見られませんでした。
よって、第124
号陳情の審査は、この程度にとどめたいと思います。
以上で、陳情の審査を終了いたします。
なお、本日結論が出ました第123
号陳情については、本
定例会最終日に
委員長報告を行いますので、ご承知おきください。
次に、
所管事務調査について、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
島村和成 委員長 それでは、
所管事務調査は終了いたします。
次に、
執行部より報告があります。順次お願いをしますけれども、本日は、報告案件が非常に多ございまして、文化共育部で12件、
教育委員会で5件あります。文化共育部の報告が終わったところで、一旦切りまして、それで文化共育部に対しての質疑をまたやりたいと思います。とりあえず、文化共育部から順次お願いいたします。
◎茶谷信一 文化課長 はじめに、グリーン
パレスの運動室の閉鎖についてということでございます。
グリーン
パレスの新館のほうです。青年館と言いますか、奥のほうの4階にこれは昭和40年開設以来、運動室というものがございます。当初は区の職員及び周辺の
皆さんの福利厚生施設という役割のもとに開設されたというふうにも聞いておるところですけれども、現状を見ますと運動室はトレーニング室の指導を受けた会員の
皆さんが、いつでも好きなときに無料でできる施設というのが現状になっております。昨今の利用のあり方ですとか、施設の公平性等、検討しました結果、この3月31日をもって運動室を閉鎖するというような取組みで今考えております。
利用者の
皆さんとは、この1年間を通しまして、話し合いを進めてきました。一定のご理解をいただいたというふうに感じているところでございます。閉鎖後は集会室408ということでフローリング仕上げの鏡を設置いたしまして、軽運動ですとか、踊り、ダンスとかもできるような設えにしていこうということで検討しているところでございます。大体7月上旬にはできるのではないかというふうに、今検討を進めております。
なお、本案件につきましては、今
定例会にグリーン
パレス設置条例の改正案を提出させていただいております。議決後、実施してまいるということで考えております。
◎藺草光一 健全育成課長 おはようございます。4件の報告をしてまいります。
はじめに、平成31年度
青少年の翼事業の実施についてでございます。今回で第17回目となりますけれども、30年度と同様な内容で実施をしてまいります。
派遣期間は7月22日から8月2日までの12日間、この派遣期間前後にガイダンスですとか、事前事後研修、帰国後報告会も予定してございます。 派遣団員は各国20名で計60名、3カ国に60名派遣をしてまいります。区内在住の中学2年生から高校3年生までを対象としてございます。
募集については、
子どもたちに広く、早く、長く知らせていくために春休み前に周知してまいりたいと考えておりますけれども、この事業実施の根拠となります、31年度予算の議決をまだいただいておりませんので、大変恐縮ではございますが、募集要項、ポスター、ホームページ、その他、各媒体において、現在開催中の31年第1回区議会
定例会での審議、議決を経た上で実施することを明記の上、募集をしてまいりたいと考えております。
今後、第1次の小論文選考、第2次の面接選考を経て、60名を選考してまいります。
参加費については5万6,000円と変わりませんけれども、30年度から選考された60名の団員の中で住民税非課税世帯、生活保護世帯の方がいれば、この参加費を助成してまいりたいということは継続をして実施をしてまいりたいと考えております。
続きまして2点目、こちらも資料がございますけれども、私どもの共育プラザの事業で実施しております第12回10代の
挑戦EDOGAWA~小松菜魂~を3月17日の午前10時から午後3時まで東部区民館で開催をしてまいります。共育プラザで日ごろ活動しております10代の
青少年が、その活動の成果を発表する、いわば共育プラザの文化祭のような形で実施をしてまいります。音楽やダンスのステージですとか、共育プラザの6館ごとの模擬店ですとか、ダーツカフェ、オリパラブースですとか、いろいろな催しを
子どもたちが考えて、当日運営をしてまいります。
今回、先ほど申しました小松菜魂というのは、
子どもたちが自分たちでテーマを考えたいということで、応募をして
子どもたち自身が選んだスローガンとなっております。資料の一番下に小松菜魂の意味が書いておりますが、
江戸川区といえば、代表的な小松菜。
江戸川区に住む私たちは小さい頃から栄養豊富な小松菜を食べ、心身ともに健康に育っています。小松菜で培った健全な精神「小松菜魂」でこのイベントに臨みます、ということでございます。
続きまして、こちらもお手元にチラシを配付してございます。
江戸川区
少年少女合唱団の毎年恒例となってございます第32回
定期演奏会でございます。議員の皆様には、既にご案内状と招待券をお届けしているところでございますが、3月24日の午後1時30分開演、タワーホール船堀の大ホールで開催をいたします。ぜひお時間がございましたら、
少年少女合唱団の歌声を聞きにおいでいただければと考えております。
最後になりますが、
子ども未来館の31年度のゼミが決定してございます。今年は22ゼミを前期と通年を含めて実施をしてまいります。
特色あるゼミといたしましては、予算
委員会で島村
委員長さんからご質問をいただきましたけれども、東北大学の金属材料研究所の佐々木教授によります「ガリ
レオって何を見つけたの?」というところが新規で特色ある授業としてご紹介いたします。歴史上のさまざまな物理学者が発見した原理ですとか、法則ですとかを発見したときの実験を実際に佐々木先生の指導のもとで再現をしながら、物理の魅力を学ぶというものでございます。
また、ラムサール条約に昨年登録されました葛西海浜公園での干潟の勉強ですとか、交流都市の城里町でのサケの孵化から生物の不思議などを学びます生物部をはじめ、化学実験、天文、芸術、音楽、歴史、政治、哲学、理系、文系問わず幅広い分野で
子どもたちの興味や好奇心に答えてまいりたいと考えております。
あわせて、今年10連休となりますゴールデンウィークですけれども、例年どおり、この10連休も未来館ウィークと称しまして、さまざまな講座を実施をしてまいります。
大変長くなりましたが、以上4件のご報告でございます。
◎渡邊良光
スポーツ振興課長
スポーツ振興課から6件、ご報告をさせていただきます。
まず、1点目が
学校法人滋慶学園東京メディカル・
スポーツ専門学校及び
東京スポーツ・
レクリエーション専門学校との地域
スポーツ振興における協力に関する覚書の締結でございます。締結は、今年3月19日を予定しております。これまでも、
スポーツ振興課におきましては、両校とも
スポーツ事業において協力関係にありましたけれども、今回、覚書を締結することで、これまで以上に連携を強化し、相互に補完し合いまして、本区の
スポーツ振興に結びつけていこうというふうに考えております。
特に、メディカル・
スポーツ専門学校につきましては、理学療法士を養成する学校でもございます。本区がパラ
スポーツで連携しておりますオランダ、パラ
スポーツが強い国でございますけれども、そのオランダのパラ
スポーツを支えているのは、まさに理学療法士でございまして、そういった意味でもパラ
スポーツの分野でメディカル・
スポーツ専門学校と連携できることは、本区にとっても大きなメリットになるというふうに考えております。覚書の締結については、以上でございます。
続きまして、平成30年度
江戸川区
スポーツ夢基金事業活動支援金交付対象者の決定についてでございます。
2月12日に
江戸川区
スポーツ夢基金運用認定
委員会を開催いたしまして、41名を交付対象者として決定させていただきました。資料にある表で整理させていただいた41名の方が今回の交付対象者でございます。現在、交付対象者と個別の面談を行っておりまして、最終的に支援金額等を決定する予定でございまして、近日中に確定する予定でございます。あくまで見込みになりますけれども、現在1名の方が辞退しておりますので、最終的には恐らく40名、総額2,580万円の見込みでございます。参考までに昨年は、39名、2,491万円ということで、ほぼ前年並みというふうに言えるかと思います。
そして、特徴でございますが、今回区分Ⅳが合計22名ということになっておりますが、この区分Ⅳはこれから成長が期待できる若い選手が多い区分でございますので、ここが22名ということは2020年以降も
江戸川区において、活躍するアスリートがさらに出てくるということが期待できるかなというふうに考えております。そして、もう一つの特徴としましては、パラの選手が多いということでございます。今回、41名中15名がパラ
スポーツのアスリートでございまして、この制度が始まった平成27年はパラアスリートは5名しかおりませんでしたので、4回目の今回でおおよそ3倍になったというふうになっております。
続きまして、3点目でございます。スペシャルオリンピックス、World Summer Games 2019
区民アスリートの出場についてでございます。まさに今日からアブダビにおきまして、スペシャルオリンピックスの夏季世界大会が行われております。区内から3名のアスリートが出場しております。鶴見愛さん、女性の方ですけれども競泳。布施純さん、こちらも女性の方で陸上競技。そして、間中郁さん、この方はバスケットボールで男子チームのキャプテンを務めております。
江戸川区とスペシャルオリンピックスのかかわりは非常に強いものがございまして、おおむね2年に1回、東京冬季地区大会については本区で開催しているという実績がございまして、先日もスペシャルオリンピックスの活動に協力したということで本区は表彰をいただいているところでございます。 なお、今年は4月の6日にまた
スポーツランドと総合体育館で東京冬季地区大会が予定されています。また、今回出場されます3名のアスリートにつきましては、今後
スポーツ夢基金や
スポーツ栄誉賞の対象にもなりますので、また、その際には、議会の皆様にはご報告させていただきたいと考えております。
続きまして4点目が、新左近川
親水公園カヌー場の
お披露目式のご案内でございます。議員の皆様にも、先日、案内状を出させていただいております。日時は4月6日(土)、12時50分からでございます。12時50分から、まずはアトラクションということで数年前にチアリーディングの日本一にもなりましたFLAPPERSからアトラクションをしていただきます。そして、1時から式典がございまして、引き続き1時半からカヌースラローム場におきまして、スラローム日本代表選手によるデモンストレーションを行います。今回2名のトップ選手に来ていただいておりまして、まず1人目が北京オリンピック4位入賞のカヌー・スラロームの女子代表の竹下百合子選手です。そしてもう一人が吉田拓選手でございまして、この方もA級のトップアスリートでございまして、東京オリンピックを目指す選手でございます。引き続き、その後、今度は、1時45分から多目的カヌー場におきまして、カヌーポロの親善試合を行います。対戦カードは佐倉インヴァースというチームと愛知県選抜でございますが、佐倉インヴァースは昨年行われました全日本選手権におきまして、優勝したチャンピオンチームでございます。そして、日本のカヌーポロの男子につきましては、昨年行われたアジア選手権で金メダルをとっている強豪でございまして、佐倉インヴァースも、そして今回の愛知県選抜も、その日本代表選手がたくさん所属するという、そういったチームでございますので、かなりの好カードでございますので、ぜひごらんいただければというふうに考えております。
その後は、2時以降、多目的カヌー場におきまして、
カヌー体験会、そして新たに設置するクラブハウスの内覧会を行う予定でございますので、ぜひお越しいただければというふうに考えております。
続きまして、今度また同じカヌーの話題でございますが、東京
都立紅葉川高等学校の
カヌー体験会でございます。紅葉川高校につきましては、今年まさに先ほどご説明した、新左近川
親水公園カヌー場に隣接する高等学校でもございますし、オリンピック施設でもあります、カヌー・スラロームセンターに近いという学校でもあります。そういった立地も考えまして、
スポーツ振興課では2年ぐらい前から紅葉川高校にカヌー部をつくらないかというような働きがけを東京都カヌー協会、あるいは
江戸川区カヌー協会と連携して行っておりました。
このたび、まずは今回、紅葉川高校がオリパラ教育の一環として、それでは講演会と
カヌー体験会をやりましょうということになりまして、3月20日に新左近川
親水公園カヌー場の予定地で開催をいたします。対象が紅葉川高校1、2年生で合計469名ということでございまして、内容につきましては、資料のとおりでございますが、講演会につきましては、東京都カヌー協会理事長の藤野強さんですけれども、この方はアトランタのカヌースラロームのオリンピアンでございまして、カヌースラロームのデモンストレーションにつきましては、安藤太郎さんというシドニーオリンピックのカヌースラロームのオリンピアンの方に来ていただくという予定でございます。その他の近隣の臨海小学校の
子どもたちも、ぜひ見に来たいということで大いににぎわうというふうに期待をしているところでございます。
そして最後に、旧
中川ボートフェスティバル2019でございますが、4月21日(日)に旧中川で行います、午前10時から午後3時までの開催でございまして、カヌーですとか、ドラゴンボートですとか、さまざまな水上
スポーツが体験できるイベントとなっておりますので、お時間があればお越しいただければと考えております。
そして、最後にすみません。もう一個あります。第72回
江戸川区
総合体育祭開会式でございまして、毎年、文教委員の皆様にもご出席いただいておりますが、今年は4月7日(日)に
スポーツセンターで行います。
今回の特徴といたしましては、式典に続きまして、アトラクションといたしまして、一輪車演技でユニサイクルなぎささんにアトラクションをしていただきます。このユニサイクルなぎささんは第19回国際一輪車競技大会の優勝チーム、昨年の世界チャンピオンのチームでございます。そして、続きまして、車椅子ダンスで萬木信也さんという方にご披露いただくのですけれども、萬木さんはリオのパラリンピックの閉会式でセレモニーのパフォーマーを行ったうちの1人ということでございまして、このお二方にアトラクションということで演技をしていただきます。やはり今年、オリンピック・パラリンピックの前年ということもありまして、その意識づけも兼ねまして、このような形でアトラクションを組み込みさせていただいておりますので、ぜひお越しいただければと考えております。
○
島村和成 委員長 ただいま、文化共育部より12件の
執行部報告がありました。この件について、ご質問等がありましたらお願いいたします。
◆
佐々木勇一 委員 私からは
都立紅葉川高校の
カヌー体験会についてお尋ねします。こちら、区も含めてしっかりと進めていただいているということでお聞きをいたしました。1、2年生ということで対象になっておりますけれども、最大で何人くらいが一度に競技を体験できるのかということと、あと来年以降というのは考えられているのか、2点をお聞かせください。
◎渡邊良光
スポーツ振興課長 すみません、469名の体験はやったことがないので、今詳細について打ち合わせを行っておりますが、一度に30艇です。30台のカヌーを出して、約10分程度で入れかえを行って実施していこうという計画でございます。それで、紅葉川高校にカヌー部をつくろうということは、こちら側の意向でございまして、学校側としては、まだそのような計画がないものですから、引き続き交渉をしていくということになりますので、今後の予定については未定でございます。
◆
佐々木勇一 委員 オリパラ教育としても、すぐれた実践じゃないかなというふうに思います。私ごとで恐縮ですけれども、元都立高校の教員だったこともあって、紅葉川高校には同僚がおりまして、いろいろなことをお聞きをしておりました。当初はなかなか難しいようなお話だったようですけれども、管理職、校長先生はじめ、現場の先生方がご理解いただいて、今回1、2学年ということで、469名という
子どもたちが、生徒さんが体験できるということで大変うれしく思っております。カヌー部につきましても、ぜひ進めていただきたいということも私のほうからも現場の先生方にもお願いしておりまして、ぜひ
江戸川がカヌーのメッカということもありますし、せっかくできる新左近川の競技場でありますので、区としてもしっかりとご支援できるようにお力添えいただければというふうに思います。
○
島村和成 委員長 ほかにございますか。
ないようでしたら、次、
教育委員会の報告をお願いしたいと思います。
◎
柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔
教育推進課長事務取扱〕 教育推進課から2点ご報告を申し上げます。
1点目でございますが、お手元に平成29年度
事務事業点検・
評価報告書というものをお配りしてございます。
1ページ目をごらんいただきたいと思いますが、こちらは地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第26条に、この囲み部分に抜粋させていただいておりますけれども、「
教育委員会は、毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに公表しなければならない」ということでうたわれておりまして、平成29年の法改正から行っているものでございます。
2ページ目の上をごらんいただきたいと思いますが、平成29年度の事務事業の点検・評価の方法等ということで、今回の対象事務事業をこの3点を選定をしたところでございます。この点検・評価の方法でございますけれども、まずは、内部での点検・評価を行います。その上で、この評価をもとに外部評価を行うというものでございます。3ページ、4ページ目には、この評価の指標、評語の定義、それから外部評価の定義ということでお示ししてございます。4ページの一番下には、学識経験者として、外部評価者の方のお名前も記載させていただいております。5ページ目からは、3点の事務事業につきまして、それぞれ事業の目的、事業概要、そして実績、それから経費等も含めまして、内部評価がまず9ページにございます。今後の課題も含めまして総合評価を
教育委員会として行います。その上で、10ページ目にございます、外部の学識経験者からの意見ということで述べさせていただいております。1点目が奨学金の制度でございます。それから、2点目が就学相談、11ページ目からでございます。そして3点目が17ページ目から学級指導補助員の事務事業評価になってございます。今回の結果がこちらで外部評価の結果も出ましたので、こちらでご報告をさせていただいたというものでございます。
続きまして、もう一点、私のほうからご報告でございます。1枚の資料でお手元にお配りしてございます。
学校閉庁日の設定についてでございます。こちらは、働き方改革プラン、昨年10月に策定いたしました働き方改革プランに則りまして、平成31年度の
学校閉庁日を設定をさせていただくというものです。
対象は全区立小・中学校、幼稚園。目的ではございますが、教育の休暇取得を促進するため、学校・幼稚園において原則として業務を実施しない日を設定するということであります。
期間は、平成31年8月13日(火)から16日(金)まで、これは31年度ということでございまして、毎年原則として、この夏季休業中に設定をするというものでございます。
運用面、4番目に記載してございます。学校・幼稚園は閉門する。また内部事務及び外部対応との業務は原則として実施をしない。学校施設開放事業は実施をしない。そして部活動も休養期間とする。学校・幼稚園への文書交換便等の巡回は停止をすると。また教職員が従事する区主催行事は原則として実施をしない。すくすく
スクール事業については実施をする。そして、区や他団体等の行事等で使用する場合には
利用者と事前に鍵の借用等に関して、それぞれ学校・幼稚園と調整を行って、利用当日は
利用者の責任において施錠等の施設管理を行うものとするというもので運用してまいります。
緊急時の対応でございますけれども、緊急時の対応につきましては、学校・幼稚園のその休養にあわせまして
教育委員会事務局に連絡をいただくと。その上で管理職との連絡をとるという形をとらせていただきます。この期間は電話機を自動応答という形で設定をさせていただきまして、区役所の代表番号を緊急連絡先としてご案内をするということをとらせていただきます。周知でございますが、広報えどがわ3月20日号に掲載をさせていただきまして、区のホームページ、それから各学校・幼稚園のそれぞれのホームページで公表をさせていただきます。また、
保護者向けの周知文書等も7月には行った上で関係者への周知を図ってまいりたいというものでございます。
◎植田光威 学務課長 学務課からは2点でございます。
1点目は、平成31年度入学の中学校選択制の補欠登録者の繰上げについての結果でございます。今年度の抽選対象校はごらんの5校でございますけれども、11月19日に抽選を行いまして、補欠登録者がこちらの表にございますけれども、①でございます。合計で248名でございますが、この248名から、この②は、補欠登録者の中から転出であったりとか、私立の中学校に合格した方を除いた③の合計51名が繰上げの結果待ちの方でございまして、ごめんなさい、①から②を引いた、例えば小松川一中であれば、97から57名を引いた40名が繰上げの結果待ちでございますが、この40名のうち21名が繰り上げの当選ということになります。ですので、③が繰上げの合計の数でございますけれども、5校で51名が繰上げになったという結果でございます。ちなみに、小松川一中、西葛西中、清新一中でございますけれども、3年連続の抽選ということで、各地域で人気のある学校が抽選校になっているというような状況でございます。
まず、1点目は以上でございます。
続きまして2点目でございますけれども、新入学児童生徒の学用品の
前倒し支給ということでございます。こちら、31年度入学の児童生徒から前倒しが始まるというところでございます。
1番の支給状況でございますけれども、新中学1年生につきましては、申請件数が1,986件、申請率34.6%ですが、そのうち1,145名が認定、19.9%ということになっております。新小1につきましては、1,710人の申請件数で認定が944人、15.9%、合計で17.9%、2,089人が認定になったということでございます。ちなみに、この認定率ですけれども、昨年、平成30年度の入学者は合計で18.4%ですので、ほぼ前年並みと、30年度入学と同じような数字となっております。
2番の日程でございますけれども、新中学1年生、現在小6ですけれども、こちらの申請のスケジュールにつきましては、6年生になったときの4月の就学援助の申請の際に、申請の書類で審査をしまして、就学援助自体は8月に支給しますが、この前倒しは、この3月に支給をいたします。新小1につきましては、現在、幼稚園・
保育園等に所属しておりますが、各世帯に11月に申請書を郵送しまして、今回審査をして3月に支払うということでございます。ちなみに、支給日は3月18日に支給ということになっております。
◎石塚修 学校施設
担当課長 私のほうからは、
葛西小学校・
葛西中学校竣工予定について説明させていただきます。昨年度、今年度と建築工事をしてまいりました、葛西小・中学校がおかげさまで3月に竣工を迎える段階となりましたので、施設概要等についてご報告させていただきます。
まず一番の建築概要でございます。以前の葛西小と
葛西中学校の校地をあわせた敷地に新校舎を建設しております。新校舎は4階建てで、延床面積は体育館と武道場を含めまして1万6,814平米となっております。なお、体育館は右側中段の図に概略図がございますが、こちらにありますように校舎の東側の2階に体育館を設けております。また、プールは校舎の中央あたりに設けておりまして、3階のところに小学校用、4階のところに中学校用をそれぞれ25メートルプールを設けております。また、校庭でございますが、こちらのほうには小学校用の120メートルトラックと中学校用に150メートルトラックを設けておりまして、また直線走路も100メートル確保できております。あと、普通教室などの教室でございますが、小学校のほうで、まず普通教室が24教室、あと中学校のほうで15教室、あとは日本語学級がございますので、そちらで2教室確保しております。普通教室は基本的に校庭側、南側に面するように設計建築をしております。あと、特別教室のほうでございますが、こちら31教室ございまして、小学校、中学校ともに別々の特別教室を設けております。
なお、今回は小中一体型の施設となっておりますので、先ほど申し上げました体育館ですとか、給食室、あとは図書室、職員室などは小中共用となっております。
次に、2番の今後の予定でございますが、3月にも校舎が完成間近となっておりますので、来週の18日が引き渡し予定となっております。その後、備品等を搬入いたしまして、3学期終了後の3月の最終週、5日間くらいになるのですが、そこで一気に引っ越し作業を行う予定でございます。
あと、今年度の卒業式でございますが、
葛西小学校は既存の体育館で、また、
葛西中学校は仮校舎で利用しております、旧清新第二小の体育館で行うことになっております。
あと、今回新校舎が完成いたしますが、来年度、31年度は
葛西小学校の仮設校舎、あと体育館を解体した後に、校庭・外構整備を行いますので、来年度いっぱいはこちらの工事を取りかからせていただいて、来年度末で事業完了となる見込みでございます。
○
島村和成 委員長 ただいまの
教育委員会の報告について、何かご質問等がございましたら、お願いをいたします。
◆
佐々木勇一 委員 私からは葛西小・中学校の
竣工予定についてお尋ねをさせていただきます。
私も家が近いものですから、本当に通るたびに、すばらしい校舎で驚くような変わりようで、本当にうれしく思っておりますし、また近隣の方も大変お喜びの声をいただいているところであります。
その上で、ちょっと竣工に関連してお尋ねしたいのですけれども、小学校・中学校の外構がこれからということもあるんですけれども、体育の授業とか、また部活動の対応というのは具体的にはどのようになっているか、お聞かせください。
◎石塚修 学校施設
担当課長 まず小学校・中学校の体育の件でございますが、小学校につきましては、今のところ二之江第三小学校、中学校につきましては、宇喜田中央公園などを活用して対応する予定でございます。
次に、中学校の部活のほうでございますが、主に近隣の小学校ですとか、公園、あと一部仮校庭を設けておりますので、こういった場所を活用して、活動を行う予定となっております。
◆
佐々木勇一 委員 特に、中学校の部活というのは本当に一生懸命
子どもたちはやっていますので、なかなか難しいところがあると思いますけれども、最大限、区としても支援をお願いいたしたいと思います。
あとあわせて、以前もちょっと質問をさせていただいたところなのですが、体育館の空調については、どのようになっていますでしょうか。
◎石塚修 学校施設
担当課長 体育館の空調でございますが、今のところ、1学期中に設置できるように今動いております。既に設計のほうには盛り込んでおりまして、エアコンの機器を入れるスペースなども確保しておりますので、それを1学期中に対応するということで、今動いております。
◆
佐々木勇一 委員 しっかりと進めていただければというふうに思います。
あと一点、お披露目会というのは何か予定されているのでしょうか。
◎石塚修 学校施設
担当課長 今のところはこの日にというのは決まっておりません。基本的にその学校の学校運営の状況などを見まして、学校のほうでいつごろ開催するかというのは、こちらでも状況を注視していきたいと考えております。
◆
佐々木勇一 委員 3月末は学校にとっては転勤等もあって非常に忙しい時期なんです。その上で、こちらの竣工される校舎のほうに移転をしなければいけないということもあって、本当に先生方大変な中、移動もしていただくということにもなりますので、ぜひ移転の費用も含めてご協力のほうをよろしくお願いいたします。
◆
大橋美枝子 委員 今の葛西小・中のことに関して1点、ほかにも幾つかありますので、よろしくお願いします。
施設が一体型ということでは、どんなふうに活用していくかというのは、随時話し合って、多分やっていかれるのだろうと想像しますけれども、給食室に関してだけお聞きします。一緒にやって、献立も同じで、イメージですけれども、量が違う見たいな、そういうイメージなのでしょうか。
◎植田光威 学務課長 給食室は一つで、小学校分、中学校分、一緒の給食室でつくります。ただ、出す時間が若干違いますので、量も当然中学校のほうが多いですけれども、メニューは基本的に同じメニューになります。
◆
大橋美枝子 委員 確認ですが、栄養士さんはそうすると一応小学校、中学校で独自にやるということになれば、それぞれに栄養士さんを配置されると思うんですけれども、前に聞いた話で校長は1人ということはお聞きしておりますが、他は全部、小学校は小学校で一定の配置をきちんとして、中学校は中学校で配置するという理解でいいのでしょうか。つまり、栄養士さんは2人いるかということです。
◎植田光威 学務課長 栄養士は1名ずつです。
◆
大橋美枝子 委員 それぞれ、独自にやる部分も必要になれば、当然そういう配置のほうがいいと思いますので、あとはやりながらぜひ検討していただければと思います。
学校閉庁日に関して続けて聞かせてください。思い切った判断ということで、このこと自体は私も歓迎されるかなと思うんですが、勤務の取り扱いは休暇扱いということなのでしょうか。
◎
柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔
教育推進課長事務取扱〕 この期間には、一学期等も含めての振替休日ですとか、年次有給休暇をこの期間にまとめて取れるように勧奨するということでございます。
◆
大橋美枝子 委員 そうすると、学校を閉庁しても出勤する教員はいるということでしょうか。閉門だからいないのかなと思ったんだけれども、教員が出勤して仕事をするということはあり得るのでしょうか。システム上のことです。
◎
柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔
教育推進課長事務取扱〕 基本的に、この日は出勤をしないという方針でございます。ですので、休めということでは、これは命令としてはできませんので、こちらで振り替えを当てるですとか、年次有給休暇をこの期間に取得するように勧奨をするということでございます。
◆
大橋美枝子 委員 勤務の形態はわかりました。あとは、それこそやりながらの対応ということになると思いますけれども、
保護者の緊急対応が何かあった場合には、余りいい例ではないけれども、例えば事故とか、そういういろいろな多様な対応は区のほうに転送して連絡を受けるというふうに、今お話がありましたので、それはそれで
教育委員会全体として対応していくという、そういう構えでいらっしゃるということでよろしいのでしょうか。
◎
柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔
教育推進課長事務取扱〕 そのとおりでございます。
◆
大橋美枝子 委員
事務事業点検評価報告書にかかわって、幾つかお聞きしたいと思います。全部読み取っているわけではないんですが、単純な質問から。ここで言う
江戸川区奨学資金という、この事業の対象の奨学資金の制度なんですけれども、今回条例を廃止するという提案がされていますが、それとの関連というのはどうなんでしょうか。それが一つです。関係ないなら、関係ないと言ってくださればいいです。何か廃止するという提案がされているので、この資金との関係を教えていただきたいのが1点です。
それから、就学相談にかかわって、ここでいろいろ聞いていいのかどうか、ちょっとわからないんですけれども、一応、就学相談件数、13ページ、通常学級、それから特別支援学級、通級学級とあって、括弧は就学支援
委員会と判断と就学先が相違した人数とありますので、この辺の簡単な何か説明ができれば、お聞きしたいと。それから、通級学級の小学校42名、中学校30名という子たちは、この資料でいうと、全部通級学級に適応したというか、そこに入っているというふうに捉えていくとすると、数字が今ないのでわからないですけれども、平成30年度の小学校1年生はもっと少ない22名だったような気がするんです。それから、そうするとここで判定された子が、小学校1年生入学すると同時に通級学級に入っていくというふうに捉えていいのでしょうか。そこがまず二つ聞きたいところです。
すみません、とりあえずそれだけお願いします。
○
島村和成 委員長 では2点。
◎
柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔
教育推進課長事務取扱〕 まず、奨学金のほうでございますけれども、これは事業廃止条例を今回提案させていただいておりますけれども、これが廃止するから取り上げたということではございません。ただ、今、国や東京都等が無償化を進める中で、今、奨学金制度はどのような状況にあるのかということについて、今回、事務事業の点検評価の中に取り上げさせていただいたものでございます。
◎植田光威 学務課長 こちらの資料の数字でございますけれども、この括弧内というのが、
保護者の意向と就学支援
委員会の判断が違ったという件数なんですけれども、その中で例えば通常学級29年度小学校76名のうち8名、中学校が8名のうち2名ですが、就学支援
委員会の判断と違ったんですが、通常学級に進んだのが、括弧の数字でございます。
◆
大橋美枝子 委員 そうすると、今のことに関しては、特別支援学級の括弧の7というのは、それも特別支援学級に判定されたけれども、この7はどういう意味なのでしょうか。
◎植田光威 学務課長 こちらも結果的に就学支援
委員会と
保護者の判断が違ったんですが、
保護者の意向等も含めて、合意形成を経て特別支援学級に進学したと言うか、進んだと言うことです。
◆
大橋美枝子 委員 経緯はわかりました。もう一点、通常学級がここでは42とありますので、平成30年度は新1年生がたしか22名ということで、入学していると思うんですけれども、その時々の判断で人数が違ってくるのは当然予想されますけれども、もう既に就学相談を受けていて、そういう判断をした結果、4月から対応するというふうに
保護者も納得し、学校もそういう体制をとるというふうに、そういうふうになっているというふうに理解していいのでしょうか。
◎植田光威 学務課長 新小1に関しましては、例えば、通級につきましては、基本的には小学校に入ってから、いろいろと行動を見たりとクラスの状況を見て、通級に入って行くというのが原則なんですけれども、ただ幼稚園、
保育園、要するに入学前に医療機関にかかっていて、その主治医がもう入学から通級の指導が必要だろうというような診断が出ている場合は、入学前に就学支援
委員会にかけて、小学校1年から通級するという児童・生徒もいるということでございます。
◆
大橋美枝子 委員 そうすると、具体例で29年度のことを聞くと、42名の中には医者の診断書が出ている子もいれば、ここの
委員会で判定したという両方の子がいるというふうに捉えていいのでしょうか。
◎植田光威 学務課長 そのとおりでございます。
◆
大橋美枝子 委員 それは、今のお話でこの表そのものはわかりました。それで、就学相談みたいな形も含めてなんですが、特別支援教室にかかわって、幾つか質問したいのですけれども、その他で質問したほうがいいか、ここで関連していいでしょうか。
○
島村和成 委員長 一緒でどうぞ。
◆
大橋美枝子 委員 では、特別支援教室にかかわって、たまたま、この評価も出されているので、幾つか質問させていただきます。
一つは、通級学級に判断するときの、その判断というのは学校で基本的には出されて、
教育委員会が承認する形と以前お聞きしておりますけれども、これが区によって、すごく違うというのが、東京都の学校基本調査で示されたわけなんです。
江戸川区は昨年の5月1日現在が467人です。小学校ですけれども、隣の葛飾区が767人、足立区に至って驚きましたけれども、1,484人なんです。それで、前にも何回が聞きましたけれども、
子ども10人に先生が1人つくわけですから、その人数、都の
教育委員会は人数をつけているわけです。私はそれで、もちろん、就学相談に来た方も、来ない方にもいろいろなことがあると思うんですけれども、この違いは何だろうなというふうに改めて思いまして、それで実際に来年度の人数は平成31年度の小学校1年生というのはどんなふうに今進められているのか。今言ったように医者の診断書が出ていて、4月から支援教室に通うというのが決まっている
お子さんがいるのかどうか。数としては東京都も含めて5月1日でいわば確定になるだろうけれども、実際には4月から
子どもはいるわけですから、そうすると、今回の467人で先生47人という確定の時期、何月何日ごろにして、先生の配置がされるのかということについて、改めて確認したいのですが、どうでしょうか。
◎植田光威 学務課長 今、ちょうど来年度の特別支援教室に通級と言いますか、指導を受ける児童の数を精査しているところでございますので、細かい数字は今お伝えはできないんですけれども、例年、1年生は十数名程度の入学当初から個別の指導を受けますので、来年、例年どおりの数字になるだろうというふうに考えております。
◎市川茂 指導室長 教員の配置につきましては、これは通常学級も全て一緒なんですけれども、4月の上旬に都は基準日を設けています。通常であれば4月7日が多いんですけれども、そのときの状況で、学級数等が確定しますので、教員の配置、教員の定数が決まるというふうにご理解いただければと思います。
◆
大橋美枝子 委員 私がこのことに、ちょっと注目したのは、この認定の人数をどうするかということも、当然それはいろいろなことがあると思いますけれども、教員が来ないと実際に指導にかかわれないという部分があります。そうすると、例えば平成29年のこの表にかかわって、13ページにあるように、通級学級が42名というふうに小学校は出ているわけですから、この42名で実際に4月から、この通級学級を受けている子はもっと少なくなっているわけです。想像ですけれども、数字がないのでわからないのですけれども、だとすると、私はもちろん
子どもの実態を見ながら判断をするということを否定しませんが、ただ少なくとも就学相談で通級に行ったほうがいいんじゃないかって判断された子は、4月からカウントして、ちゃんと先生来てくれというふうに私は申請するべきだと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
◎植田光威 学務課長 なかなか新小1、幼稚園5歳児ですが、判断するというのが難しくて、やはり実際に小学校に入学してからクラスの状況といいますか、そういうのを行動観察をしながら個別的な指導が必要なのかどうかというのを学校でも判定をして、その上で
教育委員会の就学支援
委員会でも専門家を含めて判定していくというような、今現在そういう状況になっております。
◆
大橋美枝子 委員 それは、もちろん言っていることは別にそういう部分があるのは否定しません。実際、
子どもたちがどうなのか、見てみないとわからないというのは一理あります。ただ、就学相談として、そういうことを一応事前にいろいろお医者さんとも相談し、
保護者とも相談しながら、やっぱりこの子は特別支援、この子は通級というふうに助言するわけでしょう。だとしたら、その段階で私は当然申請をして、先生を確保すると。それが
子どもにとって一番いいんじゃないかとやっぱり思うんです。結果的に様子を見てからとなったら、減っているわけじゃないですか。ごめんなさい。29年度はわからないから、30年度で言っていますけれども、30年度は22名なわけだから、就学相談が22名だったら同じですけれども、どうしてもそこが納得できないです。だから、私は事前にそういうきちんと区として、対応を丁寧にされている以上、当然、先生もちゃんと配置されるように申請をしていくというのが当然ではないかと思うんだけれども、そのあたり、検討していただけませんか。全く検討の余地がないですか。そこだけお願いします。
◎植田光威 学務課長 あくまでも、
子どもの状況を見て判断していきたいということです。
◆
大橋美枝子 委員 そうすると、就学相談というとの関係がどうしても、どうなんだろうというのが私は疑問が残ります。
それと、もう一点、先ほどはじめに紹介したように、葛飾区は
江戸川区より人口が少ないです。足立区はほぼ似ていると。そういう段階でこれだけの人数の違いがあることに対して、私はもうちょっと親にも働きかける、あるいは学校の先生からのいろいろな判断も含めて相談を積極的に受けて、通級指導で対応したほうが教育効果があるという
お子さんは、きっともっといるんじゃないかというふうに、想像するわけです。一つの根拠は文科省が
子どもたちの6%から7%は発達障害の可能性があるというふうに数字を出しているわけですから、そのことから見ても、
子どもたちが、今、
江戸川区は約5万人いますから6%としたって3,000人です。全部が対応するかどうか、そんな単純には行かないことはよくわかった上で言っているんですけれども、少なくとも足立区の小学校で1,484人いるわけだから、私は、そのくらいきちんと丁寧に対応するということを引き続きやってほしいというのを改めて強く要請したいと思います。
最後にもう一点、就学援助に関してです。先ほど、前倒しの支給のご丁寧な説明、ありがとうございました。このとおり、やっぱり適応される人をきちんと漏れなく対応できるように、引き続きお願いしたいということを改めてお願いするのと、もう一点、実は生活保護世帯の入学準備金というのが単価が引き上がったんです。今度の3月に支給される生活保護世帯の1年生の入学準備金が6万3,100円になりました。それから、中学1年生は7万9,500円になったんです。なので、生活保護の基準というのはやっぱりいろいろなところから計算して一定の基準として示されるわけですので、学校のほうで就学援助制度を改めて、この生活保護のほうの、この入学準備金とのことを含め、ぜひ研究してほしいと思います。今年度、入学準備金がほぼ倍近く増えているのは承知しております。でも、国のほうが、生活保護のところを2万円、中学校は3万円アップしているわけですから、ぜひともそこと検討して、来年度、今度の予算はもう反映できませんけれども、ぜひ検討してほしいということを意見として述べたいと思います。
◆
関根麻美子 委員
事務事業点検・
評価報告書の中で、先ほどお話があったんですけれども、就学相談について、ちょっと確認だけさせていただきたいんですけれども、小学校は特別支援教室が全小学校に配置されて、中学校へも全校配置されていく流れとなっておりますが、この特に小学校1年生に上がるときの就学相談のときに、例えば、発達障害については、本区も大変力を入れていただいて、育成室だとか、発達相談室なないろの巡回支援等、
保育園や幼稚園を回っていただいたりとか、さまざまやっていただいている中で、そういった今後の連携というか、これはこれからも本当に必要になっていくと思うんですけれども、そこら辺の発達相談室、今グリーン
パレスのなないろ、それが発達支援センターに変わって18歳まで扱うって、そういった療育と相談が一体となった施設が今度平成31年度に開設されるわけですけれども、その機関との連携のあり方、そういったことについて、どのように考えていらっしゃるか。当然考えていらっしゃると思いますし、この就学支援
委員会などとも連携していくのかなと予測はしているところなのですが、それが1点と、あと就学前の発達障害の
子どもの記録というかサポートファイルというのを親御さんの承諾を得てつくっている子もいるやに聞いているんですけれども、幼稚園・
保育園から小学校になるときのスムーズな
子どもへの理解に、それだけに捉われてはいけない面もあるかもしれませんが、一つの参考として、そういうものを持っている家庭、
子どもについては、生かしていく方向も、これは効果的ではないのかなと思うんですが、今どのようにお考えか、その2点お願いします。
◎植田光威 学務課長 まず1点目、なないろ等との連携ですけれども、委員、おっしゃるとおり就学支援
委員会と心理士の方が委員として出席されたり、あと、発達検査についても、なないろの協力を、心理士に協力を得ているという状況で、これは今後とも続けさせていただきたいなと。あと、なないろだけではなくて、例えば育成室にも心理士がおりますので、そういうところとも発達検査を含めて連携を今後も進めていきたいと思います。
あと、2点目のサポートファイルでございますけれども、こちら入学前、就学相談があった親御さんにこのファイルをお渡しして、
保護者の方がふだんの状況はどうなのかと書いて、それを今所属している幼稚園とか、
保育園の先生にそれを渡して、その幼稚園とか、
保育園の状況をそのファイル、ノートに書いていただいて、それを今度入学する予定の小学校にそれを持っていっていただいて、幼保、小学校、あと
教育委員会で全体で情報が共有できるような、そういうような形をとっておりますので、これも今後とも続けさせていただきたいなと思っております。
◆
関根麻美子 委員 よくわかりました。2点とも重要であると思いますので、引き続き力を入れていただきたいと思います。
学校現場に行っていますと、小学校に入ってからも特別支援教室に登録をするときに、親御さんがやはり、学校側の教員が必要でないかと思っていても、親御さんがなかなかそれを認めたくないというか、そこでちょっと苦慮するというか、そういったことも現場で聞いておりまして、これから発達障害の
子どもたちが増えていく、増えているという現状から見て、
保護者に対する理解、支援も含めて、これからも相当
学校現場も大変な困難を抱えていくのを予想されるので、
関係機関としっかりと連携をとっていただきながら、きめ細かな、丁寧な対応をしていただきたいと思います。
○
島村和成 委員長 よろしいですか。
以上で、それでは
執行部報告を終わります。
そのほかについて何かございますか。
◆
大橋美枝子 委員 先ほども報告との兼ね合いで、私は通級学級のことをかなり詳しく言いましたけれども、
執行部の答弁としては、様子を見ながらとのご回答でした。だとすれば、小学校一年生の各クラスに支援員の配置は、ぜひともやっていただきたい。要するに、様子を見るということは全体の様子を見ながら担任も含めてやっていくわけですけれども、実際になかなか落ちつかない
お子さんがいた場合には、本当に一番力を注ぎたいときに、なかなか、ちぐはぐになってしまうという事態が、そういう場面が、いろいろ想像できます。ですから、私は様子を見るということを前面に言うのならば、小1支援員をきちんと配置をして様子を見るというふうに体制としてやるべきだというふうに考えるんです。やっぱり何を押し出すかというときに、様子を見るのならば当然と私は思うのですが、その辺については、もう一度、答弁をお願いできませんか。小1支援員のことです。様子を見るとの関係で。
◎市川茂 指導室長 これは、ほかの
委員会等でもお話させていただいているとおりでございます。基本として、小1のそういった、一連の小1問題とか小1プロブレムとか話題になっていますけれども、それについては、そもそも国が35人以下学級を可能としている人員配置をしています。ですから、それがまず第一義的にそういったものを活用していくというものがあるからというふうに思います。
それから、本区においては、先ほどご案内した事業点検・
評価報告書の3項目、学級指導補助員という事業を立ち上げています。これは小1に限ったことではないんですけれども、学級の状況が厳しい状況になった場合は、教員免許証を有する者を配置して、その落ちついた環境を取り戻すといったことをやっていますので、そうしたものを活用していくという考えに変わりはありません。
◆
大橋美枝子 委員 この17ページに、確かに書いてありますけれども、小学校が20、中学校が8と書いてありますが、1年生は4回。これもずっといるわけではなく、一定期間ということに、3カ月以内となっています。ですから、私は、本当にサポートするというところを、これも当然あっていいと思いますけれども、やっぱり
子どもたちがゆったり、本当に早く学校になじむという点では、ぜひとも小1支援員を置いていただきたいと。それから、もう一点付け足すと、今、小1プロブレムのことをお話されたんですが、国が35人以下学級を言っているのに、清新第一小学校は36、37になる可能性があるわけです。そこを小1プロブレムとの関係でいって、そこだけでも小1支援員を置くべきだと、私はこの間、意見を言っていますけれども、このことに関して答弁してください。35人学級との関係。
◎市川茂 指導室長 先ほど35人以下学級を可能とする教員の配置というふうに申し上げたのは、仮に清新第一小学校が、実際6学級で35人を超えるクラスが生じた場合については、当然国のカウントで言いますと、7学級分の教員が配置されると。ですから、学級担任のほかに1名、チームティーチングを担当する教員が配置されるわけですから、その教員を活用して、
子どもたちの学習環境を整えるという、そういう考えでございます。
◆
大橋美枝子 委員 これも繰り返しになりますが、たとえ先生1人増えても6学級ですから、1学級に4時間しか入れないと。このことはやっぱり繰り返し言いますけれども、何とか私はぜひとも小1支援員を入れていただきたいということを強く意見として述べます。
○
島村和成 委員長 ほかにないようでしたら、最後に教育委員さん、一言コメントをお願いいたします。
◎
石井正治 教育長職務代理者 皆様、改めまして、こんにちはの時間になりました。啓蟄を迎えまして、外を歩いておりますと、カエルが冬眠から覚めたりですとか、カワセミが求愛給餌なるものをやっていたり、雄がザリガニをとってきて、それを雌にあげるというような、そんな行動があったりしまして、春だなということを感じます。春といいますと、我が国の制度でいきますと、卒業、それから入学があるということで、別れと出会い、いろいろなことが重なってくるような季節であります。そういう季節の中で
子どもたちが、きちっと健全に育っていけるように
教育委員会でもしっかりとサポートしてまいりたいと思います。
先生方にも、どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。
○
島村和成 委員長 それでは、本日は今期最後の
文教委員会ということでございますので、一言ご挨拶申し上げたいと思います。
この1年間、各委員の皆様方、また
執行部の皆様方におかれましては、本当に
委員会運営にご協力いただきまして、本当にありがとうございます。
私どもはまた議員はこの4月、ここで任期を迎えてまた4月の戦いを勝ち抜いて、また
江戸川区議会のほうに戻って来られるように各委員さん頑張っていただいて、戻って来られたら、また引き続き、
江戸川区の
子どもたちの健全育成にご尽力いただけたらありがたいなと思っております。
1年間お世話になりましてありがとうございました。
以上で、
文教委員会を閉会いたします。
(午前11時32分 閉会)...