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平成30年予算特別委員会(第3日)-03月01日-03号

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  1. 江戸川区議会 2018-03-01
    平成30年予算特別委員会(第3日)-03月01日-03号


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    平成30年予算特別委員会(第3日)-03月01日-03号平成30年予算特別委員会(第3日) 平成30年3月予算特別委員会会議録 ●日時 平成30年3月1日(木) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午後0時6分 ●再開 午後1時10分 ●休憩 午後1時47分 ●再開 午後2時10分 ●閉会 午後4時 28分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(20人)   須賀精二  委員長   窪田龍一  副委員長   岩田将和  委員   神尾昭央  委員   本西光枝  委員(文化共育費)   伊藤ひとみ 委員(生活振興費)   栗原佑卓  委員   笹本ひさし 委員
      金井 茂  委員   佐々木勇一 委員   太田公弘  委員   中山隆仁  委員   大橋美枝子 委員   須田哲二  委員   中里省三  委員   堀江創一  委員   福本光浩  委員   鵜沢悦子  委員   竹内 進  委員   早川和江  委員   島村和成  委員(文化共育費)   田島 進  委員(生活振興費) ●欠席委員(0人) ●執行部   多田正見  区長   山本敏彦  副区長   白井正三郎 教育長   外、関係部課長 ●事務局    書記 小澤徳一(文化共育費)、土屋博祥(生活振興費) ●案件   平成30年度予算審査(第3日)   一般会計予算歳出 第7款 文化共育費、第8款 生活振興費                      (午前10時00分 開会) ○須賀精二 委員長 ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  署名委員に、岩田委員、竹内委員、お願いいたします。  はじめに、委員の交代についてですが、田島委員、田中淳子委員、江副委員、小野塚委員、瀨端委員、伊藤ひとみ委員から、島村委員、鵜沢委員、中里委員、神尾委員、須田委員、本西委員にそれぞれ交代しましたので報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  本日は、一般会計予算歳出の第7款文化共育費、第8款生活振興費の審査を行います。  審査に入るに先立ち、改めて、質疑並びに答弁は、明瞭かつ簡潔に行うよう、お願いいたします。  円滑な委員会運営にご協力のほど、よろしくお願いいたします。  それでは、これより本日の予算審査に入ります。  予算書・同説明書の202ページをお開きください。  第7款文化共育費、第1項社会教育費、第1目文化振興費より審査願います。 ◆早川和江 委員 おはようございます。本日よろしくお願いいたします。  区長の招集挨拶にもございましたけれども、ゴスフォード市が合併によりましてセントラルコースト市となって、30年間の歴史と実績、現況を聞かせてください。 ◎茶谷信一 文化課長 旧ゴスフォード市との都市盟約は昭和63年4月19日でございました。それ以降、文化、音楽、踊りなどの文化活動。さらには、サッカー、テニスなどのスポーツ交流が始まったわけでございます。  平成2年から平成14年までは、野村国際交流基金事業によりまして区民訪問団による国際化の推進と文化の向上を図ってまいりました。総勢206名の方がこのときは行かれました。  平成16年から現在までは、青少年の翼事業ということで区内の中高生が2週間ナララバリーハイスクールでの学校体験、ホームステイ体験などを通して交流を図っております。これまで265名の皆さんが参加しております。平成3年から現在まで、関東第一高校とセントラルコーストグラマースクールと交換留学を行っているところでございます。  一方、江戸川区にも多くの皆さんがお越しいただいております。姉妹都市協会の皆さんですとかSOAPの皆さんを中心に、訪問団の方が区民まつりですとか、くすのきカルチャーの文化祭ですとか、さまざまな形で区民の皆さんと交流を続けているというような現在の状況でございます。 ◆早川和江 委員 青少年の翼とか265名もホームステイもしながら交流を重ねて、また区民まつりにも大勢皆さんもいらしてくれて、私たちも大変親しい関係を築き上げて、30年間という長きにわたりまして、今回、姉妹都市盟約を締結するというような話も聞いておりますけど、いかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 姉妹都市盟約につきましては、これまでセントラルコースト市と協議を進めてまいりまして、この5月にあちらのほうから訪問団の方が、市長さん一行方ですね、江戸川区にお越しいただくというような日程で今進めさせていただいているところでございます。 ◆早川和江 委員 やはり30年の歴史の中で、旧ゴスフォード市との長いつき合いの中でまた改めてセントラルコースト市となってもその盟約を結んでいただいて、この長い歴史をしっかりと守ってくれるということで大変うれしく思っています。  また、海外では新規事業としてオランダともホストタウン盟約を結んだって聞いておりますけども、ちょっと課が違ってしまうかと思いますけども、やはりちょっと目的を聞かせてください。 ◎吉澤太良 オリンピック・パラリンピック推進担当課長 ホストタウンにつきましては、昨年からパラスポーツを通した連携事業、ゲームチェンジャープロジェクトが始まっておりますけれども、これを核といたしましてスポーツのみならず文化ですとか産業、福祉、教育といった幅広い分野で国際交流をさらに深めて、これをまた街、江戸川区の活性化に結びつけていこうということで、来年度からさらに踏み込んでいろいろな事業を展開していきたいというふうに思っております。 ◆早川和江 委員 大変幅広い視点から積極的におつき合いをしていこう、いろいろなことを学んでいこうというお話をいただきましたけれども、そういうグローバルな視点から、我が会派もハワイのほうとちょっとおつき合いの話も少しずつ出ておりますけど、そういう積極的な気持ちをぜひ生かしていただきたいと思っております。  セントラルコースト市は、永遠の友情、そして新しく結ぶのは親しき友情が生まれると、そういう思いの中でしっかりやっていただいておりますけども、国内に目を転じますと、安曇野市、鶴岡市との交流が盛んに行われていると思いますけども、茨城県城里町、北海道の木古内町の交流も行われておりますけども、現況を聞かせてください。 ◎茶谷信一 文化課長 城里町のほうとの交流は、本格的に始まったのは平成28年からの交流がスタートしたと思っております。区民まつりは以前から参加していただきましたけれども、今後は現在もグリーンパレスでの物産展ですとか地域まつり等にも今積極的にお越しいただいているというような状況でございます。また、スポーツ交流、例えばマラソンですとか卓球ですとか、ウオーキングなども始まったばかりでございますけれども、交流を続けております。また、江戸フィルのコンサートも第二回目になりますけども、3月に予定しているというような状況でございます。また、防災協定も結んでおりますので、災害時の物資ですとか人員の派遣などもお約束を交わしているところでございます。  一方、木古内町でございますけれども、こちらにつきましては友好都市の鶴岡市からの紹介で交流が始まったばかりでございます。去年は下小岩第二小学校の児童が自然体験事業ということで、37名の方が漁村体験をさせていただいたというようなことでございます。また、木古内町も同じように区民まつり等にも参加していただいているとそういう状況であります。 ◆早川和江 委員 すごく積極的に城里町や木古内町とおつき合いをしているということで、すごく自然体験をして、お子さんたち、子どもたちが大変喜んだ姿を私も聞かせていただいております。  少し長くなりますけども、私が議員になって間もないときですから十二、三年前なんですけども、国の政策でJAとのちょっとコラボで、田植え、稲刈りを親子で小学校3年に限ってというそういうことがありまして、それで、バス1台、私も町内の方たちを募集したらすごく反響がよくて、3,000円なんですよ、それがね。バスに乗っていって、田植えと稲刈り両方のセットで3,000円ということで、今までどこも行ったことない母子家庭の方とかいろいろなお話いただきまして、親子で小学校3年生ということで大分限定はされましたけども、そのお子さんたちを連れて茨城の奥のほうのみどり農協の方たちのほうへ行ったことがあるんですけども、残念ながらもうどしゃ降りだったんですよ、そのときね。それで、行くときに、こんなときに皆さん楽しみにしていたと思いますけどって言ったらシーンとしていて、でも農家の方は、雨の日も風の日も雪の日も田植えや稲刈りのときは日を選ばず一生懸命やっているのよとかといろいろな話をしていたんですけども、行ってみて向こうの方たちのお迎えのやさしさと、それからカエルがゲロゲロ鳴いた中で足を突っ込むと結構あったかいんですね、あれね。それでもう親子で赤ん坊の4カ月ぐらいの生まれたお子さんをおんぶしているお母さんも、小学校3年生の子どもを連れてどんどん中に入ってって、もう楽しい楽しいってもうすごい喜んでいただいて、あと農協の女性部の方たちがお料理をしっかりとつくっていただいて、その料理を一緒になって話をしながら食べて、もうすばらしい思い出になったと皆さんに喜んでいただいたんですよ。この茨城の城里町もこの間、乾燥芋かな、何か私買ったんですけど、すごくおいしかったんですよね。  ですから、その特徴を生かした体験をどんどん子どもたちにしてもらいたいと私すごく願っているんです。常にそういうところに体験に手挙げる子どもたちだけでもなく、いろいろなところに目くばせをして、行ったことないお子さんたちがそういうところに行けるように何か企画をしっかりやってほしいなと思って。  去年の運動会に私いつも参加しているんですけど、町会の。そこで二十歳過ぎた子が僕のこと知っているって聞いたから、ええ誰だっけって私が言ったら、田植え、稲刈りに連れてってもらった何々ですよって言われて、もう本当に楽しかったですって声かけられたんですよ。それで、私いつもおじさんおばさんにいろいろ話は聞いているんですけども、若い二十歳過ぎた青年が私に近寄ってきて、そういうことを忘れずにいまだに記憶を持って言ってくれたことにものすごく感激をしまして、小さいことでバス1台で2年か3年行ったんですけど、それが国の予算が切られちゃってもうそれでやることができなかったんですけども、やはりそれに行ってくれた子どもたちが机上の勉強はいいですけども、体験というものがいかにこうして絆もつくり、15年たっても覚えていてくれるということにものすごく感激もしたし大切なことだなと思ったので、木古内、そして城里町は国内で割合近いですから、いろいろな子どもたちが体験できる、机上の学問だけじゃなくて、していただくようにこれから頑張っていただいて、いろいろな企画をしてもらうように要望いたします。よろしくお願いします。 ◆竹内進 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。  今の早川委員から質疑がされましたけれども、私からもセントラルコースト市との新たな盟約について、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。  今年は、オーストラリアの旧ゴスフォード市との姉妹都市盟約から30年という大きな節目になっておりまして、合併をされて今度セントラルコースト市としてスタートして、昨年の5月でしたっけね。区長さんが向こうに訪問へもいただきながら新たな市長も誕生されたということで、今の早川委員からの質疑の中でさまざまな今までの経過だとか今後の予定についてはお聞かせいただいたんで質問を避けますけども、今後このセントラルコースト市としての新たな盟約に向けて、区長としての新たな思いというんですかね、それをお聞かせいただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎多田正見 区長 合併前にワイオンという市が隣にありまして、そこ一緒になっているんですけど、これも相当大きな市です。この市は合併に当たりまして和歌山県の田辺というところと盟約を結んでいたんですけど、これを解消しているんですよね。  したがって、私たちはワイオン市がゴスフォードとの30周年を引き継いでこの盟約に同意をしてくれるかどうかということが非常に不安であったんですけれども、それが非常にうまくいったということは私たちもよかったなと思っているんでありますけども、今、旧ゴスフォード市の市長経験者が10人ぐらいいらっしゃいます。私は皆面識がありますけども、この方々が非常に努力をしてくださったということがあります。もちろん姉妹都市委員会もありまして、この方々も非常に努力をしてくださいました。  あと、課長が言いましたようないろいろなご縁がありましたので、そういう方々も努力をしてくださってワイオン市の関係者をいろいろ理解を深めるためにご尽力をくださったということがありますので、結構な人口がありますので、これからは新たな大きな区域の市ということになりましたので、全体を私たちは見ながら友好関係を続けていかなければならないということになりますので、友好の中身がぐっと広がるんではないかというふうに思います。  今、オーストラリアの各自治体が日本の都市とこういう盟約を結んでいるケースが100以上あるそうでございます。シドニーのつまり総領事ですね。この方が私が10年前に行きましたときに非常にこの評価をしておりまして、100以上あるんだけれども、この中で最も模範的なのがゴスフォードと江戸川区の姉妹都市の関係だということを言ってくださったんですね。ですから、今度の盟約についてもシドニーの総領事も相当尽力をしてくださったということがあります。ですから、こういう方々に私たちが感謝をする意味もありますので、私たちもワイオンを含めて新たな友好関係をどう築くかということを新しい市の関係者ともいろいろまたご相談をしながら、私たちは新たな道を歩んで行きたいとそういうふうに思っているところであります。  その中で、江戸川区がかつて庭園を寄贈いたしました。これが非常に江戸川区と旧ゴスフォードとの友好関係の象徴みたいになっておりまして、これがあるがゆえに非常にこの友好関係がうまく続いたということもあると思います。この庭園は結構有名になっておりますので、全豪から結構見に来る人もいるんだそうでございまして、ここにちょっと新たなことがありまして、30年になるので日本の裏千家が茶室をつくってあげるということが最近決まったんですよね。申し出がありましてね。それを新しいセントラルコースト市が承諾したので、これを江戸川区としてこれを受け入れるということについて同意してくれますかという市長からの書簡が来たので、もちろんそれは喜んでお受けしますということを申し上げているんですけど。こういうことによりまして、30年の記念ということでくださるということありますので、ありがたいことであります。ですから、こういうことも含めてさらに日本とオーストラリア全体の何か文化交流が進むのではないかという期待もありますので、それらを考えますと、また大きな夢になるなというふうに思っております。 ◆竹内進 委員 非常に夢のあるお話を今区長さんから直接いただきまして、我々も実は区議会としましても以前に何回か交流団を設けて、たしか須賀さんが委員長のときでしたよね。今、区長がお話しいただいた庭園も見させていただきましたし、本当に今、区長のご答弁いただいたように夢のある話ですし、私のところにも今後どうするんですかって区民の方から直接お話もいただいておりますので、ぜひ当初の宣言にもありますように、さっき早川委員もおっしゃっていただきましたけど、永遠の友情をしっかりまた結ぶためにもまたご努力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆神尾昭央 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  私からは、区民施設の利用時間について1点お聞きをいたします。205ページに総合区民ホール、いわゆるタワーホール船堀の運営費がございますので、この関連で質問です。  現在、区民施設はおおむね午前9時から夜9時ぐらい、9時半というところもあろうかと思いますが、という利用時間かと思います。タワーホールであれば夜10時にはもう完全に閉館になるというところでありますが、この利用時間をもう少し拡大できないかという趣旨で質問をいたします。  理由はさまざまございますが、地域の方からはやはり朝9時からではもうちょっと早くできないかなというような考えをしている方もいらっしゃいますし、中には経営者の団体などでは割と朝早くから活動をしているようなところも幾つかございます。  また、夜の時間も10時よりもう少し長く利用したいなという声も具体的にいただいております。確かに24時間営業にしようとまでは私も考えませんが、朝と夜ともう少し利用時間を広げられないかなと思う部分がありますが、その点はいかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 タワーホールの件ということでよろしいでしょうか。  タワーホールは、今委員さんおっしゃったように朝の9時から夜の10時まで開館しているところでございます。貸し室は21時30分で終わらせていただいております。開館時間を延長すると、端的に申し上げますと空調ですとか照明ですとか、いろいろと稼働しなくてはいけない機械的なものもあります。貸し出し窓口も必要です。駐車場や受け付けも必要になります。警備だとか建物の管理ですとか、さまざまなところに影響してまいります。そういうところが非常に懸念されるところであります。  また、朝早くですとか夜遅くなると、朝早いのはいいんですけど、夜遅くなると非常に夜遅く出歩くことというのが治安的にどうなのかなとか、安全的にはどうなのかなとか、交通的にはどうなのかなとか、いろいろと考えていかなくてはいけないと。そういう状況の中で、今すぐに延ばして、そうですねというようなお答えはちょっとできかねるかなというような今の考えでございます。 ◆神尾昭央 委員 区としての考えはわかりました。江戸川区は非常に各地域に区民施設がありまして、いずれも非常に安価で利用できるので、これはすばらしいことだと私は思っています。  ただ、一方で、区の施設がそうやって安く利用できるがために、民間の施設、例えば貸し会議室のようなところは参入しにくいという部分が江戸川区ではあると思うんですね。例えばじゃあそういった先ほどの早朝とか夜間の時間帯のニーズを民間の事業所にやらせてみてはどうかというふうに考えてみても、なかなか採算ベースで考えると民間企業はそこに参入しにくいという部分があると思います。  ですので、それであるならば私は区立の施設の中でそこのニーズを拾いあげられないかというふうに考えているわけです。人の配置とかであれば、単純には人件費または光熱費の話というようにもう少し予算をつけてできないかという範囲のことなので、物理的にはできないことはないんではないかなというふうに私は考えております。ただ、どれぐらいニーズがあって、予算を組むに当たってもそのあたりのバランスというのも考えなければいけないところであるのかなというふうには理解をしております。  私としては各事務所管轄で一つぐらいこういう施設があったらいいなというふうに思っているんですけれども、今の段階ではまずはタワーホール船堀でそれが実現できないかということでご提案をさせていただきました。ぜひ今後の検討としていただければと思います。終わります。 ◆太田公弘 委員 ここでは文化施設関係費ということで落語のことをちょっと取り上げているので、去年の予特でもちょっと触れさせていただいたんですけども、地元平井のことなので確認の意味も込めまして、ひらい圓藏亭のちょっと今後についてお聞きをしたいと思います。  一つは、昨年ちょっとご提案をさせていただいたんですけども、例えば平井駅に、今、新しくリニューアルをされてきれいになりましたけども、地域の案内を作成して置いてもらったらどうかとか、あと地元の商店街との協力なんかどうかということでお聞きをしたんですけども、これその後どうなっているか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 平井の駅の中はJRともいろいろとお話させていただいたんですけれども、なかなか大きなものをつけるというのはちょっと難しいかなということで、地図の中に書き込んでいただくということはさせていただきました。あと、表を出て交番の前のところに、とりあえず今、仮ですけれども案内板をさせていただいているところでございます。  それと、商店街のことも言及してよろしいでしょうか。商店街の皆様にも開館当時から非常にお世話になっております。理事長や役員の皆様にもいろいろな面でご協力いただきまして、また情報交換もさせていただいているところです。そうした中で、圓藏亭の案内看板を商店街の街路灯に添付させていただいたり、さまざまにご協力をいただいているところでございます。  現在はそういう状況でございます。 ◆太田公弘 委員 ちょっと場所的にはわかりにくい場所でもあるので、創意工夫が必要かなと思います。  この圓藏亭に関しては、公園を一体化した憩いの場というのがコンセプトというか、そういう形でつくられたと。その向かいにある公園、平井公園ですけども、昨年、区営プールがなくなりまして、撤去じゃなくて役割を終えということですよね、今後、公園のリニューアルが予定されておるということで、このときに合わせて公園と一体化というために、何かこう区としてお考えがあるかどうか、これをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 委員さんおっしゃるとおり、公園の一体化はソフトとハード両方重なっているかなというふうに思っております。  ソフトのほうで申し上げますと、図書館の皆さんですとかボランティアの方たちが、子ども向けの例えばお話し会だとかそういうのも圓藏亭で今やっております。そうした場合に、公園で遊んでいる皆さんに入っていただいたり、そういうお招きも呼びかけをさせていただいております。  また、玄関ですとかに幕ですとかのぼりを出して、いつでも公園側に目立つように案内をさせていただいているように今しているところでございます。  また、あそこの公園は盆踊りですとかお花見ですとか、地域の方もかなり使われておりますので、そういうときに圓藏亭もコラボして落語会ですとかそういうものも合わせてできないかということで、今、地元の皆さんとお話を進めさせていただいているところであります。  ソフト面では、そのような取組みを進めております。 ◆太田公弘 委員 もし、ハード面で何かあれば。お答えできる範囲で結構ですので。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 平井公園の改修につきましては来年度取り組んでいこうというところで、今、地元の皆さんとも相談をしていっております。  プールがなくなった分、公園全体の3分の1のスペースがあくということもありまして新たなスペースが生まれますので、全体の施設の再配置を考えていきながらというところで、具体的にはちょっとこれからになりますけれども、何か圓藏亭を盛り上げるようなものを設置できればと思っております。 ◆太田公弘 委員 いずれにしても地域の地元の方のご協力も含めて、あとせっかく平井の地にこういった文化的なものができましたので、しっかりとにぎわいということで、今、茶谷課長がお答えでいただいたような努力を積み重ねていただいて、しっかりとにぎわいづくりを進めていただきたいというふうに要望して終わります。 ◆島村和成 委員 関連で、ひらい圓藏亭。  区が土地、建物買ってということで私非常に当初は心配をしておりまして、果たしてどの程度の人がここに行ってくれるのかなということを心配していまして、これからの今後の活用も文化面だけでなく福祉とか何かもひっくるめて、トータルで使ったらいいんじゃないかと以前提案させていただいたんですけども、それぞれ現場の高梨所長はじめ皆さんいろいろアイデアを出してくれて、今月も広報で見ますと催しものが五つぐらいありますね。臨場感たっぷりビデオ落語会、アマチュア落語家による圓藏亭落語会、あとジョイント企画とかよもやま話、あと先ほど言いました子ども向けお話し会とかね、いろいろ催し物を提案していただいて、いろいろ盛り上がるためやってくださっておるんですけども、毎週こういう催し物をやって、人の入りというのはどの程度。いわゆる定員さんいっぱいぐらいに来るのか、あふれちゃうのか。その辺どうなんでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 やはり落語好きな方は非常に多いかなというふうに思っています。あそこの高座のところは大体30人ぐらい入れるんですけれども、ほとんど落語会をやるとあの部屋はいっぱいでございまして、隣の応接のほうでビデオで見ているという状況もございます。  イベントをやると、ほぼ満員の30名の定員ですと、いっぱいの状態でございます。 ◆島村和成 委員 落語はそうですけど、今も言った子ども向けお話し会。これ子ども相手でしょう。
     それとあと、今まだ月、火、水休みだよね、多分ね。だから、その辺も1週間7日のうち3日休んじゃうのはどうなのかなって。運営のあれでもって、あけていても、その辺は今いろいろ試行錯誤されていると思うけども、7日のうち3日休みというのも僕は正直言っていかがなものかなと。やっぱり絶えずあいていていつも言うように、高齢者の方たちも立ち寄れるとかね。それで、子どもも学校終わったら寄れるとかって、そういう老若男女が絶えず集えて圓藏亭がにぎわっているというね、私は地元の人間としてはしてほしいんだよね。  だから、いつも言うようだけど、なごみの家的な存在にもなればいいかなと思っているんですけど、いずれとしましても落語に限らず子どもたちにこういうところを開放して、建物なかなか立派ですからね。開放して、せっかくの区の貴重な財産なんでね、できるだけ活用していただきたい。  だから、月、火、水のうちの休みをもうちょっと減らして、7日のうち5日あけるとか6日あけるとか。それにはいろいろな催しも企画もしなくちゃいけないけども、あいてればお年寄りの方がお茶飲み話でそこで使うとかね、そういうふうな使い方もあって私はいいと思うので、今後ともいろいろそれを考えてにぎわいのある圓藏亭ということにしていただきたいと思います。要望します。 ○須賀精二 委員長 関連の人いますか。関連はなし。 ◆笹本ひさし 委員 おはようございます。今日もよろしくお願いします。  ちょっと戻りますけど、多文化共生の指針の策定に関してお伺いします。  まず、この指針を策定していく狙い。本区は3万数千人の100カ国以上の外国籍の方が暮らしているということもありますし、先ほど友好都市とかありましたけど地域の暮らしという部分では非常に大きな問題かと思いますので、ご説明いただきたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 おっしゃいましたように江戸川区はもう3万3,000人に及ぶ外国人の方がお住まいでございまして、自治体ランキングでも単純に比較しますと上から二番目ということでございます。そうした中で、共育、協働の理念のもとで外国人の皆さんと日本人の皆さんとどうやって協力していい地域をつくっていくかと。これは非常に大きなテーマでもありますし、大切なことだというふうに考えております。  そういう観点からいろいろな議論をさせていただきながら、また課題も拾い上げながら皆さんで検討する場を何かつくっていきたいなと。方向性を見出していきたいなというようなことで、今回考えさせていただいているところであります。 ◆笹本ひさし 委員 例えば、区民まつりなんか一緒に参加していただいたりする方というのは非常にお互い理解し合えていると思うんだけど、例えば日常の生活の中で、例えば集合住宅の前の騒音、あるいはごみの捨て方だとか、やっぱり地域に暮らしていく以上はやっぱり理解するべきことってたくさんあると思うんですね。あるいはお子さんたちを区立の学校に行った場合に、やっぱり一緒になってやるべきときはやっぱり守るべきこともあるし、協力すべきことってあると思うんですよ。  一方では、ムスリムの方というのはどのぐらいいるかちょっとわかりませんけれども、食事に関することだとかも日本は非常にやっぱりいろいろなことで協力しようという姿勢もあると思います。恐らく先ほど来からもずっと出ていますけれども、文化活動やスポーツや芸術やさまざまな活動の中で交流をしていってお互いを理解しようという姿勢をやっぱり多くの区民の皆さんは持っているのかなというふうに私は考えているし、考えたいというふうに思います。  国籍も違う、人種も肌の色も違う、そして宗教も違うと。こういう人たちがお互いに理解をして同じ地域で暮らしていくというのは、やはりこれは容易なことではないと思います。ですけれども、これだけ多くの方が地域で暮らすというのは、やっぱり非常にこれはお互いが気持ちよく暮らしていくという部分のやっぱり理解というのは、当たり前ですけど深く理解しないとやっぱり難しいのかなという場面がやっぱりこれからますます出てくるのかなというふうに思います。  都市交流ですとかイベントというのは、これは大概何となくうまくいくものだと思いますよ。問題は、やっぱり日ごろの生活の中でいかに食い違いが起こらないかという部分をやっぱりしっかり理解するということだと思うんですね。そのためにいろいろな例えばインフォメーションにしてもさまざまな言語を使って今やっていただいたり、手続なんかに関しても相当配慮していただいているのかなというふうに私は感じておりますが、例えば指針を策定していくに当たって、委員の方はちなみにどういう方が策定に参加されるんですか。 ◎茶谷信一 文化課長 まだ、これは非常に時間かかる作業かなというふうにも思っております。まだどなたが委員とかそういうことは話を進めておりません。  まずは、どういう課題があってどういう問題があるのかですとか、そういうのをつぶさに私たち職員がいろいろとお尋ねしなくちゃいけないかなというふうに思っておりますので、そういう時期が来ましたらまたご報告させていただきたいと思っております。 ◆笹本ひさし 委員 ぜひやっぱりこれがすごく生活により密着して指針が策定されることがやっぱり意味があるんだという内容のものをつくっていただきたいと思うんですよね。それでお互いが理解をし合うということにやっぱり貢献するということが目的だと思いますので、ぜひそこらも配慮していただきたいと思います。 ◆佐々木勇一 委員 よろしくお願いいたします。  ここでは、図書館整備費についてお尋ねをいたします。  私の地元の葛西図書館ですけれども、江戸川区立図書館のホームページの紹介で、昭和49年6月に開館したレトロな図書館ですというふうな案内があります。要は古いんですけれどもね、私は好きですけれども。  そこで、新年度葛西図書館をはじめ図書館の整備についてどのように進めていかれるのか、まずはじめにお聞かせください。 ◎茶谷信一 文化課長 図書館のふだんの修繕ですとかそういうものは指定管理者のほうにお願いしているところでございますけれども、区の進めていくのは、やはり躯体的なものですとか大規模工事になってくると思います。  その中でも葛西図書館につきましては、来年、再来年度、大規模に例えば空調ですとか受変電ですとか照明ですとか、それらのものを工事を進めたいなという意向がございます。  また、そういう時期に来ておりますので、来年度予算にはその設計委託を今組んでいるそういう状況でございます。 ◆佐々木勇一 委員 以前、葛西図書館では本日のような横殴りの大雨が降ったときに書庫があるフロアがちょっと水浸しになってしまいました。そういうこともありますので、今後とも適切な整備のほうをお願いしたいと思います。  さて、本区の読書環境の整備のために地域図書館の司書等が学校図書館を本当に支援をしていただいておりまして、さまざまな成果が上がっております。その上で新年度予算の教育費で我が会派が長年訴えてまいりました学校図書館司書が計上されております。  そこで、学校図書館の配置、派遣はなされる予定ではありますけれども、今後も引き続き積極的に地域図書館の司書等が学校の読書環境の整備に当たるべきだと考えますが、この点いかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 そのとおりだというふうに思っております。  各地域図書館に基本協定というものを結ばさせていただいておりますけれども、その中には学校図書の運営ですとか図書館の整備のアドバイスに協力することということもつけ加えさせていただいております。  昨年度はそういうような研修ですとか相談が227件、学校さんのほうとやらさせていただきました。  また、各学校等の協力を得まして、図書館を使った「調べる学習コンクール」というものがあるんですけれども、こちらには昨年4,196人ということで、その前の年の役倍の生徒さんが申し込んでいただいたと。そういうふうなことで連携をとっている。そういう状況であります。 ◆佐々木勇一 委員 しっかりと協力していただきたいということで、確認を込めて質問をさせていただいた次第であります。  最後に、読書環境の推進についてさまざまお訴えをさせていただいておりますけれども、読書通帳ということもまた研究をしっかりと進めていただきたいないうふうに要望させていただきます。  また、新年度予算、約2億円で約8万点の図書の購入予定というふうになっております。しっかりと評価をさせていただく一方で、選書とか活用については無駄がなく効果的になるように、今後も担当所管とともに指定管理者の努力を要望して終わります。 ◆大橋美枝子 委員 図書館に関連して質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  今、予算のことが出されましたけれども、全体の図書館関係の予算を見ましたら来年度が増えていると。私の計算だと1億6,700万ぐらい増えているんですが、増えている中身。先ほど佐々木委員も質問された中身も含まれているかもしれませんけれども、主にどんなところを重点的にしていくのか、予算上の中身を教えてください。 ◎茶谷信一 文化課長 図書館につきましては、昨年の第4回定例会におきまして新しい次の5年間の事業者につきまして認めていただいたところであります。そのときに、それに基づきまして今後5年間の基本協定を結ぶという段階でございまして、この5年間で主に人件費の部分につきまして昨年の5年間と比べて11%ほど人件費が増えて出てきました。これは社会的な伸びと一緒の伸びでございまして、その部分がかなり大きな部分を占めているというふうに考えております。 ◆大橋美枝子 委員 概略はわかりました。そのこと自体は大変歓迎されると私も認識します。  改めて、指定管理者制度について意見も含め、お伺いしたいと思います。  私たちの会派は、中央図書館は区の直営でと一貫して意見も申し述べてまいりました。それはもう5年前もそして今回もその立場で改めてお伺いしたいんですが、区としてはより専門性が高い民間に委託したいということでの導入の決定判断だというふうに私は認識していますけれども、一方、日本図書館協会などの要望書を見ますと、図書館業務の専門性、地域ニーズへの対応、持続的・継続的運用の観点から、指定管理者導入は図書館にはなじまないと国に繰り返し要望をしているんですね、ご承知だと思いますが。  また、自治体によっては直営に戻したところもあるんです。さらに、中央図書館そのものは本来の図書館の果たす役割に加えて、江戸川区全体の蔵書の構築をはじめ、いわゆるリーダーシップを果たす大きな役割があると考えます。区の12館の連携、あるいは区全体のことを考えて、見識を持って行っているというふうに私も期待はしますけれども、本当に今の中央図書館の役割から見まして、リーダーシップということが発揮されているのかどうか改めて確認させていただきたいと思います。そのあたりについて、どうでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 指定管理制度になって5年がたちました。先ほど言いました。この間、中央図書館にもそういうリーダーシップですとか連携の役割も持っていただいております。現在のところ、とてもうまくいっているかなというような実感がございます。  また、区は文化課を通しまして常に密に連携をとっておりますので、必要な助言、アドバイスはさせていただいておりますので、今のところ何も問題ないかなというふうには思っております。 ◆大橋美枝子 委員 確かに指定管理で問題があるということになればまた改めて違う問題が出てくるわけですけれども、私は行財政特別委員会で荒川の施設に見学に行かせていただきました。「ゆいの森あらかわ」ということでご承知と思いますけれども、ここは区の直営で複合施設になっておりまして、中央図書館のほかに文学記念館とか俳句センターとか、また子ども広場も含めた大変多面的な機能があって、図書館として私も今工夫されている一つかなと思ったんですが、スマホとか飲食もできるコーナーがあると。そういうのも見ました。あるいは受験生限定の学習室とか、なかなか注目される中身がありました。  そういういろいろ考えていく上で、特に館長さんは1階は子ども中心にして、託児室、それから親子の飲食スペース、遊びのラウンジ、子どもテラスなどそういう大きなくくりにして、子どもたちが来やすい環境をつくって読書好きな子どもにつなげたいというそういう思いを語っておられたんですね。私も大変すばらしいと思いながら聞いてきたんですが、やっぱりそのリーダーシップの中身ですよね。本当に中央図書館として全区的な知的財産を本当にどうそこに蓄積し、広げていくかという大きな考え方という意味でのリーダーシップを、私は本当に江戸川区も、ただ、この文化課を通してアドバイスしているというだけでなく直にやっていくというか、建物のもつくる必要も、改築のときにはそういうことも必要なわけですからね。なので、もっと区の図書館施策というのをばちっと打ち出すような、そういう直営で改めて中央図書館がやれないのかなというふうに思ったんですけれども、そういうことに関してはどうでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 荒川区の例など、非常に参考になる意見だというふうに思っております。拝聴させていただきたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 そういうことを参考にしながら今後の図書館行政を考えてくださるというふうに今おっしゃっていただいたと思いますけれども、でも、そのときに、私はしつこくてすみませんが、やっぱり直営館でリーダーシップをとるというところを改めて強く意見として申し述べたいと思います。  次に、図書館で働く方の処遇についてお聞きします。  先ほど、課長から今回の予算の中身についてお聞きして、大変歓迎されると思いますけれども、正規採用がどうかということについて改めて聞かせてください。  正規採用ははじめはすごく少なかったという認識をしているんですけど、この5年間でどうなったか資料もいただいておりますが、正規採用が増えているかどうか。それからもう一つ。この委員会でも指摘されてきましたけれども、5年の有期雇用の人の無期転換ルールが適用されるかどうかってあたりについて、その2点どうでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 資料の191のほうにも載せさせていただきましたけれども、現在館長9人をはじめ68人の方が正社員というような形で全体の24%であります。昨年は21人で7%でしたので、大幅に増えているというようなことでございます。  図書館流通センター、請け負っている1社のほうは、無期雇用を積極的に進めていこうというようなことで、そういうようなことを取り入れていただいている。  また、ヴィアックス会社、もう一社のほうでございますけれども、無期雇用の推進については雇いどめをしない方向で社で進めていくというような意見も伺っておるところであります。 ◆大橋美枝子 委員 大変大事な点を区も指摘されているということがわかったのですが、TRCのほうははっきり無期で雇用を進めるという回答を得ているようですが、ヴィアックスのほうはそういう方向でとすれば、もう一度そこの辺を確認して、本人の希望があれば雇用をきちんと無期にするということを引き続ききちんと助言も含めてやっていただきたいと改めて思います。  それで賃金水準のことなんですけども、アップするというのをお聞きしたんですが、たまたま私もTRCの江戸川区の学校図書館スタッフの募集要項を見ました。そしたら、時給が1,156円から1,186円ということで募集しているんですね。また、江戸川区はなかったんですが、渋谷区は月給18万円という募集要項がありました。そういうことに関して、江戸川区としてはそれぞれの指定管理者からどんな条件で雇用しているかという情報をどんなふうに得ているか。要するに、直接賃金水準なんかも含めてきちんと入手されているんじゃないかと思いますが、そういう雇用にかかわるさまざまな情報をきちんと区がどういうふうにつかんでいるかということと、それから予算で設けた11%を人件費で増えていく方向で手当てしたことが、本当にきちんとそういうふうに反映されるかどうかのチェックをどういうふうにするのかというあたりはどうでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 5年間の基本協定のほかに毎年年度の協定を結ばさせていただいて、事業計画についても密に連絡をとり合って報告を受けておりますので、そこら辺のご懸念の点はご心配がないかなというふうに思っております。 ◆大橋美枝子 委員 じゃあ、くれぐれもそのところは区の本意をきちんと伝えていただいて、皆さんが仕事をしたいというその意欲を高められるようなそういう図書館になってほしいなというふうに思います。  では、次にもう一点お聞きします。  図書館全体の貸し出しを受付も含めてさまざまな工夫されていると思いますけれども、特にICタグの効果が大変大きいというのをお聞きしました。ICタグに関して、どんなふうな整備状況なのか。それから、もしその効果的な中身がわかれば教えていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 ICタグにつきましては基本的にはかなり進んでおりまして、大規模な工事があるときにICタグの作業もさせていただいている状況です。一昨年は西葛西図書館が長期な工事がありましたので、つけさせていただきました。西葛西図書館だけで申しますと、不明本が1,700冊程度あったものが29年度は35冊まで減ったというような効果も出ております。  あと、葛西図書館が再来年大規模な工事をさせていただく予定で今のところおりますので、そのときに合わせてICタグについて検討させていただきたいなと。そうしますと、ほとんど全ての図書館が完備されると。そういうふうな状況になってまいります。 ◆大橋美枝子 委員  じゃあ、ぜひ進めていただきたいと。  それで、中央図書館はどういうふうになっているか、改めてそこを確認させてください。 ◎茶谷信一 文化課長 中央図書館は磁気タグというものを使っておりまして、ICタグとは若干違うのでございますけれども、基本的にはゲートを通っていただくというような形は変わりません。 ◆大橋美枝子 委員 そうしたら、中央図書館もいずれはICタグを導入してもらう方向でぜひ検討してほしいと、改めて。要するに、全館全部適用できるようにしたほうがいいんじゃないかと思いましたので、それは要望しておきます。  あと、最後にもう一点。すみません。書籍の購入だけ確認させてください。書籍購入について。 ◎茶谷信一 文化課長 書籍の購入につきましては、大体1年間で2億弱の予算を取らさせていただいておりますけれども、それぞれの館が購入本を選定いたしまして、さらに中央図書館でさらに選定させていただきまして、その上で区のほうでもう一度承認を、三段階の承認行為を得た後に購入ということで進めさせていただいております。 ◆大橋美枝子 委員 書籍の購入先についてお願いします。 ◎茶谷信一 文化課長 これも以前から申しておりますように、書店業組合の江戸川支部から購入しているところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 中央図書館の直営という意見は改めて申し述べたところですが、そのほかのさまざまな図書館行政について、区民の財産をきちんとこれからも高めていくという意味で引き続きよろしくお願いします。 ◆岩田将和 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  図書館についての関連で。今、大橋委員からもお話ございましたけれども、ここでは公共図書館のちょっとあり方について質問をさせていただきたいなというふうに思います。  国民は、誰もが読書をする権利を持っているんだろうなというふうに思います。読書を楽しむ環境というものは、自治体であったり行政がこれは積極的につくり上げていかなければならないものだとこんなふうに考えております。  そこでまずお聞きをしたいのは、公共図書館の意義といいましょうか、役割についてどうお考えなのか。まず、この点お聞かせをいただきたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 公共図書館は、区民の皆さんの知の欲求に応える学びの場であるというふうに考えております。子どもから熟年者まで、生涯学習の場であると。それに応えるための蔵書を構築ですとかレファレンスを充実していく。そういうふうな考えであります。 ◆岩田将和 委員 私もそのとおりだと思います。図書館というのは、単に図書の貸し出しだけを行う施設ではやっぱりないんですね。人生の悩みであったり課題を解決していく、私は重要な場だと思っているんですね。先ほど、大橋委員からのお話の中でもございましたけれども、指定管理者制度導入について、先ほど課長のご答弁の中で現在のところ問題ないと、こういったお話ございましたけれども、やっぱり図書館というのは入館料が発生する美術館や博物館とはやっぱり違うんですね。なぜ図書館は無料なのか。やっぱりこの意義といいましょうか、この意味を今後もしっかりと考えていただきたいなというふうに思っております。  先ほど来、この図書館について委員からさまざまお話ございましたけれども、今や図書館というのは地域の人たちの交流の場であったり、あるいは文化活動の場であったりと、図書館の機能というものが多様化しているんだろうなというふうに思うんですね。今後とも区民の皆さんに寄り添った魅力ある図書館というんでしょうかね。こういったものをぜひつくり上げていただきたいなと、このことを強く要望させていただきたいと思います。 ◆中里省三 委員 よろしくお願いします。  ここでは、先ほど笹本委員が多文化共生についてお話をされたので、関連をして質問させていただきます。  江戸川区には約3万3,000人の外国人が住んでいると。1位は中国人で1万6,400人、2位が韓国で4,300人。そして、インド、フィリピン、ベトナムとこのように続いているんだというふうに思いますけど、そこで、来年度は多文化共生について何をやるのかちょっと教えていただけますか。 ◎茶谷信一 文化課長 先ほどの質問でも申しましたように、多文化共生、かなり広範囲にわたっております。テーマもさまざまであります。本区の特徴を踏まえた方向性を見出すことは、かなり大変だなというふうに今考えているところでございます。  そうした中で、来年度は庁内のPTをまず立ち上げまして、区の状況ですとか課題ですとかを庁内的に1回整理させていただきます。また、例えば総合人生大学の国際コミュニティ学科の生徒さんですとか、あとは国際関係のボランティアの皆さんなどと連携させていただきまして、ワークショップを実施したいなというふうにも考えております。いろいろな形で外国人の方と接触させていただきまして、直接お話を聞く機会を数多く設けていきたいと。そういう1年にしたいなというふうに思っているところであります。 ◆中里省三 委員 ちょうど2月20日号の広報えどがわで「えどがわーるどフェスティバル2018」というのが掲載をされていましたけども、これについて少し教えていただけますか。 ◎茶谷信一 文化課長 外国人の方々に日本文化を体験していただけないかなということでいろいろと考えておりましたところ、文化会の皆さんですとか後はボランティアの皆さんに相談しましたところ、もう大勢の方が協力してやりましょうというようなことになってまいりました。  また、インドの皆さんですとか中国の皆さんも、自国の文化をぜひ披露させてくださいというようなお話もありました。  異文化交流のイベントとしては江戸川区で初めてなんですけれども、互いの文化を知るとともにコミュニティの輪を広げる絶好のチャンスだというふうに思っております。多文化共生のキックオフイベントとなればいいかなというふうに考えているところであります。 ◆中里省三 委員 わかりました。日本の文化を紹介をしたり、あるいは外国の文化を受け入れ、ともに助け合う多文化共生の新しい社会をつくっていただくよう要望いたします。 ◆本西光枝 委員 よろしくお願いいたします。  ボランティアセンターについてお聞きをいたします。  ボランティア活動をしたい、あるいは活動を立ち上げたいなど、さまざまな相談がボランティアセンターには入ると思います。インターネット環境が身近になったことで、大抵の方はまずインターネットで情報をとるようになりました。  そこで、ボランティアセンターのホームページを見ますと、ボランティア活動をしたい、ボランティアの力を借りたいというアイコンといいますかタブというか、それはありますが、ボランティア活動を新たにつくりたい人たち向けの情報をすぐにとることが今はできません。団体登録をすると例えばどのようなことがメリットになるのか。ボランティアセンターのホームページ上に登録団体として掲載されることや、イベントのお知らせができるということ。またそれだけではなくて、江戸川区では活動助成金も出してボランティアの活動を後押ししているかと思います。こういったことをあらかじめ示してわかりやすくすることで活動がさらに活発になると考えますが、こういった活動を立ち上げたい方向けのタブというかアイコン。そういったことをつくってはいかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 ご指摘の箇所がいろいろとあるかと思いますけれども、いろいろなところのホームページも参考にさせていただきながら、区民の皆さんによりわかりやすいホームページにすることは大変重要なことだと思っておりますので、いろいろとボランティアセンターと調整させていただきながら研究させていただきたいというふうに思っております。 ◆本西光枝 委員 ぜひ工夫をお願いします。  資料を拝見しますと、ボランティア登録団体全てが活動費の助成を受けているわけではないようです。1年に一度はボランティア保険の更新時などに継続して活動しているボランティア団体もセンターに足を運ぶ機会があると思います。そういった機会にも印刷機を貸してくれるということや会議室も貸してくれているということを先ほどのホームページに示すことに加えて、紙1枚程度でいいのでわかりやすくまとめたものを作成してはいかがでしょうか。  こうしたことをすることで、新しくボランティア団体をつくりたいという方が窓口に来た場合にも非常に有効だと考えますが、いかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 ボランティアの力を最大限引き出していこうというボランティア立区の江戸川区でございますので、お気づきの点がありましたら直接お申しいただいて、できることはやっていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆本西光枝 委員 わかりやすくしていただければと思います。  あと、また名称についてなんですけども、今、ボランティアセンターとなっております。そうなんですが、公共の福祉のための活動、市民活動をつくりたいという方がいらっしゃると思いますが、そのときにボランティアセンターという名称ですと、実は障害者福祉のほうに「地域活動相談支援センターかさい」や「地域活動センターはるえ野」というものがあるんですが、そちらと勘違いなさる方もいらっしゃるかと思うんです。ですので、江戸川区は地域力を豊かにするということをしておりますので、ボランティアセンターというのではなくて、ボランティア市民活動センターなどとしてはいかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 参考意見として拝聴させていただきたいと思います。 ◆本西光枝 委員 じゃあ、ぜひ検討していただけたらと思います。みずから考え、みずから動くという地域力が高まる江戸川区にさらにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆早川和江 委員 ここでは、大型区民施設についてお尋ねをしたいと思います。
     その前に、委員長。この科目と次のスポーツ振興費の両方に係る内容ですので、この科目でまとめて質問させていただきたいと思いますけど、よろしいでしょうか。 ○須賀精二 委員長 はい。 ◆早川和江 委員 ありがとうございます。  先日の企画調整費の審議の際にも同僚議員から質問が出ておりましたけれども、ここでは具体的にグリーンパレスの老朽化。築52年ということで、耐震工事を実施済みと私も認識しておりますけれども、いつも利用しているグリーンパレス。そして、地元の大切な施設の総合体育館の建て替えについて、お尋ねをしてまいりたいと思います。  昨年示された公共施設が迎える課題と今後の検討の方向性には、中央の課題としてグリーンパレスの老朽化。築52年。それから、耐震工事は実施済みだということが書かれております。躯体工事が老朽化しているということで、再建築。機能移転を含めて、あり方の検討が必要になると書かれておりますけれども、この二つの施設は区役所の移転と同時に考える施設であると私たちも考えているんですけれども、区役所の移転がなかなか進んでおりませんので、時間も必要になってくるのかなということを感じております。  仮に区役所が10年後としてもグリーンパレスは62年となってしまいますし、総合体育館も57年を経過するということになり、老朽化の進みも著しくなっていくものだと思っております。  区役所の移転が長引けばさらに老朽化は進むわけで、この二つの施設だけでも先駆けて再建築、そして機能移転の検討が必要ではないかと思っておりますけど、そのお考えをお聞かせください。 ◎千葉孝 企画課長 先日もお話申し上げました、今、区の施設について今後どうあるべきかということを分析して、近いうちにお示しをしたいというお話です。それをまたもとにしまして、今、お話がありましたグリーンパレス、その他の施設もそうですけれども、大型区民施設、全区的な施設については今後の将来の江戸川区を見据えた形でどうしていくかということが必要になってくるかと思います。  ただ、今お話ありましたように庁舎の問題、これもまた進んでいるところでありますけれども、それはそれとして老朽化を迎える施設については少し地域の方のお話も聞かなきゃなりませんので、そういったことを少し先んじて進めていく、そういった検討の仕方があってもよろしいのかなというふうに思っております。それも合わせまして、これから分析をしたものをお示しした上で皆様からいろいろお声をいただきながら進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆早川和江 委員 今のお話にありました、将来の江戸川区を見据えてどうなるかということで、要は庁舎はそれはそれとしてというお話でしたけれども、どうも考えてみてもやはり移転しないと場所がないのかなとか、私たちは私たちなりにその配分とかそういう状況を考えて心配をしているところなんですけれども、この二つの施設ともに長年親しまれている利用者が多い施設なんですよ、とってもね。再建築とか機能移転となれば、利用者の調整等も大変必要になってくると思うんですよね。グリーンパレスが何年か使えなくなったり、それから、総合体育館が建て替えのために使えなくなると。スポーツはどこでやるんだとか何だとかという話がどんどん皆さんすごい心配して私たちに話をしてくるので、早いうちから再建築、あるいは機能移転について方向性を出していかなければ、皆さんの区民の納得がいかないんじゃないかなということを考えておりますので、協議のためにも時間をとることができていかなければいけないのかなと思いますので、早いうちに具体的に取組みの検討を始めてこの機運を高めていくことを要望して、よろしくお願いしたいと思います。 ◆栗原佑卓 委員 ただいま早川委員のほうから中央地域の公共施設の全般的なお話の質疑があったと思うんですが、私はグリーンパレスに限っての質問についてお伺いさせていただきたいと思います。  グリーンパレスは、先ほどから早川委員の質疑がありましたとおり江戸川区の中心的な公共施設の一つであると思いますし、グリーンパレス内には消費者センターですとかボランティアセンターなど多様な利用スペースがあります。しかしながら、今年の3月末くつろぎの間の閉鎖が決定がされまして、社会福祉協議会の事務的なスペースとして活用されるとお聞きをしております。  ただ、このくつろぎの間の閉鎖で、これまで長年利用していた方々からしますと、はしごを外されてしまったというちょっと感覚に陥っている方々もおられるということを耳にしております。  今後、福祉にかかわる事務的な作業ですとか福祉スペースの必要性というのも増大していく中で施設のあり方も変わっていくかとは思うんですけれども、グリーンパレス施設の現状について、まずお聞かせいただければと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 委員さんがおっしゃったとおりでございまして、集会室をはじめとするグリーンパレスは地域施設の役割と、あと宴会利用などのバンケットを有しております。年間大体54万人の方が利用という、とても利用が多くて稼働率の高い施設であります。  また、行政の機能も兼ねさせていただいておりまして、消費者センター、発達障害支援センター、社会福祉協議会とあとボランティアセンターですね。数多くの行政の関連の窓口も設けているところでございまして、現在施設は飽和状態というようにお考えいただきたいというふうに思っております。  そうした中、昨今の福祉事務の増大にありますように、社会福祉協議会のスペースの拡大が必要だという中で、やむなくくつろぎの間を苦渋の決断として福祉の窓口に転用するというような形になっております。  区としても非常に利用者の方には丁寧に対応させていただいているところでございますけれども、例えばなごみの家のご利用ですとか、後はサークル化をしていただいていろいろな部屋をできるだけ使っていただくとか、周辺の地区会館ですとか、これは若干有料になりますけれども、そういうところを丁寧にご案内させていただいているそういう今の状況でございます。 ◆栗原佑卓 委員 本区としても苦渋の決断でくつろぎの間の閉鎖というご答弁いただきましたけれども、今後さまざま行政需要変わっていく中で、グリーンパレスの向かうべき展望ですとか改修のスケジュール感など、可能な範囲でわかっている限りでお聞かせ願えればというふうに思っております。 ◎茶谷信一 文化課長 先ほど企画課長が申しましたけれども、平成19年度に耐震工事を行いまして、耐震的には全く問題ありません。今後、大きな工事を今のところグリーンパレスは予定しておりません。  先ほどもあり方検討会で区役所の移転、それと同時にこの地域をどうするかということも合わせて同時に検討していかなくてはいけない大変重要な課題だというふうに思いまして、グリーンパレスの果たす役割も重要ではないかというふうなことも皆さんから伺っていると。そういう状況であります。 ◆栗原佑卓 委員 早川委員からもいろいろ質疑がありましたけれども、今後庁舎などが移転をしまして公共施設のあり方が大きく変わっていきまして、施設の移転がさまざま進んでいったとしても、現庁舎が存在するまさに今ここの周辺地域のにぎわいでございますけれども、こういったものは残していっていただいて、そのような方針で今後進めていただきますように要望させていただきまして質問を終わります。 ◆須田哲二 委員 ちょっとタワーホールとかグリーンパレスとかが出たので、少しだけ関連しているんですけど、名前だけ。  いつも質問させてもらっていますけど、タワーホールの料金収納方法、支払い方法についてね。それだけじゃ何なので、もう幾つか要望という点でちょっとお聞きしたいんですけど。  まず、大型文化施設。今出たグリーンパレスも含めて、文化センター、しのざき複合施設とか、ホテルシーサイドもここの管轄なんですけど、料金支払い方法、収受方法について、それぞれどうなっているのか。大きなホールとかその他諸室の違い。これが第1点。  それと2点目は、ずっと昔から要望しているんですけども、タワーホールのいろいろ諸室の部屋番号が見にくいというのはもう建設当時からありまして、小さなモニター、液晶の液晶板で表示されていますけども、ほかはどこもコミュニティ会館なんかもB4あるいはA4の大きさのやつを張り出すんですよ。そうすると、誰が何を使っているかというのは一定程度わかる。部屋番号も結構大きいので、我々老眼の連中にも非常に見やすいと。タワーホールだけなぜああいう形なのかなと。廊下にもうちょっと見えるようにやってくださいという要望を過去出しましたけど、美観がどうのこうのとか言って、それはもうデザインの問題ですよね。だから、あのモニターが決して美観がいいわけじゃ全然ないですから、これの改善を検討したことがあるのかどうか。  3点目は部屋の借り方に関係するんですけど、例えば10人とか数十人の部屋の、タワーホールについてですけどね。午前、午後、夜間、こういう貸し出し方法なんですけど、これ時間制にほかのコミ館と同じようにできないのかどうか。大ホールなんかを使ったときに、控室その他でいろいろ使うのあるんですけど、いろいろ見るとそれは30台、40台を控室に使うということはまずないというふうに思いますので、その辺の検討をされたことがあるのか。  それから、我々使って、今年の賀詞交歓会でもちょっと思ったんですけど、エスカレーターとエレベーターしかあそこは基本的には上下する移動手段がないんですけど、賀詞交歓会で5階のホールからおりるときに結構エスカレーターの踊り場というのかな。狭くてちょっと危険なんですよね、あそこね。その点について、何か改善方法を考えたことがあるのかどうか。滞留すると、あれで転倒するとかなり危険ですよね。  それから、最後に地下駐車場の問題なんですけど、一層と二層と分かれているんですけども、いつも満車ということで入り口で門前払いだったらいいんですけど、中入ってどこがあいているのかなってなかなかちょっと探すのに苦労というので、今のいろいろ技術使うとどこがあいているかというのを簡単に示す方法もあるんじゃないかなと。そうすると、どこがあいているというのがあると、二、三台まとめて入ったときにもっと先があいているとなると、一遍にそういう形で駐車スペースにさっと移動ができるとなると、スムーズに駐車もできるかなというふうに思うんで、この点についてちょっと改善方法を検討したことがあるのかどうか。  以上、ちょっとよろしくお願いします。 ◎茶谷信一 文化課長 さまざまなご質問でございますけれども、タワーホールはもう委員さんもよくご存じのコンベンション施設でありまして、区外の方も大勢利用されておる施設でありまして、江戸川区の誇る一大文化施設でございます。そのため、会議室ですとか研修室ですとか合わせて5カ月前から予約ができるということで、地域館の場合は3カ月なんですけれども、そういうふうな形です。地域館である減免制度は、文化施設はございません。そういうところで、地域館と文化施設館ということでしてはっきり明確に上げさせていただいているとそういうような状況でございます。このことは、文化施設、文化センターと、あとしのざき文化プラザも同じでございます。  あとは番号が見にくいということにつきましてはいろいろとご指摘の点はありますので、私のほうでつぶさに見させていただきまして検討させていただきたいというふうに思っております。  そういうことでよろしいでしょうか。 ◎前田裕爾 総務課長 賀詞交歓会の際のエスカレーター、ご質問ございましたけども、あそこは当然上り下りございますけども、会議が終わった後、集中する場合には下りだけの一方通行にする等、それからまたエレベーターへの誘導も合わせて行うというふうなことで安全確保を図っているところでございます。 ◎茶谷信一 文化課長 時間区分の午前、午後、夜間のことなんですけれども、これはやはりあそこの施設は時間制にしますと非常に申し込みですとか利用が煩雑になってぐちゃぐちゃになってしまうという懸念がございます。そういう意味では、ほかの文化施設と同じように午前、午後、夜間ということで明確にさせていただいていると。そのほうが区外の方もよりわかりやすいと、そういうことでやらせていただいているところでございます。 ◎石塚幸治 文化共育部長 委員さんから幾つかのご質問をいただきましたけれども、委員さん実態と制度をよくご存じのことでのお話と思いますので余り多言をしませんけれども、幾つかご指摘いただいた点は、やはりタワーホールにつきましてはコンベンションの振興を寄与する施設である、コミ館は地域館としての役割があるということのその違いによって、システム、料金等が違いが出てきているということでございます。  特に今、課長が申し上げました時間利用につきましては、タワーホールは館一体として使われることを想定したつくり込みとなっております。そこに単独で会議室を使うときには時間制でいいんではないかというようなご提言だと思いますけれども、想定としましては、やはりコンベンションとしてホール、展示、バンケットをつかった上で分科会として会議を開く会議室という機能がタワーホールの中の会議室の機能でございます。  ということで、館一体としての料金の統一を図る必要があるというふうに当初のつくり込みとして想定をしておりますので、単独利用の場合の会議室の時間利用を入れますとダブルスタンダードの基準になってしまいまして混乱を招きますので、いろいろ検討した結果ではありますけれども、これを用いることは今のところ考えておりません。  また、答弁漏れがありましたけれども、駐車場の表示の件でございますけれども、これは委員さんご案内のとおりのことでありますが、表示のスペース機能、経費等ございますので、それはよりよい施設のあり方というものは常に念頭にございますので、今の表示につきましてはいろいろな角度から検討させていただきたいというふうな課題として今認識をさせていただきます。 ◆須田哲二 委員 大型施設ということで300億もかけて、今年で20年目ということでそれはそれで理解できるんですけど、あくまで区民の税金も使って、できるだけ区民にも利用してほしいということからすると、使いやすさ、利用しやすさをもうちょっと追求してもいいんじゃないかなということで、特に料金の支払いについて、大ホールだとかああいう宴会場について我々細かく言っているわけじゃなくて、区民にしろ区外の人が利用するにしろ、支払いしやすいほうがいいだろうと。これ別に何カ月前から申し込みができるとかそれはあんまり関係ないですよね。  大きなところってのは、大ホールとか宴会場ってのはそういう数も少ないので保証金的な意味もあって料金も高いし前払いするという。これは理解できるのですよね。これは民間だって似たようなことやっているというふうに思うので。これもうちょっと工夫ができるかなというふうに思います。  その他のことについては、できるだけいろいろご検討したこともあるんじゃないかなというふうに思うんですけども、ぜひ前向きにやってほしいなと。なかなかかつてもできません、システム上絶対できませんという答弁いただいたことがあった問題は、地下駐車場からエレベーターで上がるときにどこの会場でご案内いただいた催しやっているのかなってなかなか覚えてないときに、地下駐車場のエレベーター前とかあそこの入り口にモニターか何か置いてわかりやすくしてくれって言ったら、何年かかかりましたけど無理だと言われたことができましたのでね。そういう努力もしていただけるんじゃないかなというふうに期待して、述べました要望をぜひじっくりご検討いただきたいというふうに思います。 ◆福本光浩 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。  ここでは、ホテルシーサイドのことについてお伺いしたいと思います。  一応ここを見ますと約5億円近い今回経費が計上されておりますけれども、30年たったこのホテルですが、具体的にこの5億円はどういう形で改修をしていこうとしているのか。まず1点、ここをお聞かせください。 ◎茶谷信一 文化課長 こちらはご存じのとおり、もうオリンピックのカヌースラロームの会場に一番近いホテルということで、大会に向けていろいろのカヌー連盟の方たちとか、それからメディアの方ですとか、そういうところからもう部屋のご購入をいただいているところでございます。  そうした中、開館以来できてなかったさまざまな工事を来年度中にぜひ終わらせたいということで、全体的な空調ですとか外壁ですとか配管の見直しですとか、あと外の売店等もございますので、そういうところを含めて全てを一掃してまいりたいということで、今回大きな工事費をつけさせていただいていると、そういう状況であります。 ◆福本光浩 委員 それで、初日から観光といいますか、盛り上がり、人を呼び込むという視点で我が会派も質問をさせていただいておりますけども、大変このホテルシーサイドというのはすばらしい施設だというふうに思っております。  それで、指定管理の中でもここ本当模範的なところだと思うんですよね。普通は江戸川区が指定管理料を払って運営ということですが、ここは指定管理料というよりは先方からいただいているというふうに聞いておりますけれども、毎年の実績というのは改めてちょっとどのぐらいかということを聞きたいのと、今年に至ってはこういう形で改修していきますが、指定管理者との協議というのはどうなっているんですか。 ◎茶谷信一 文化課長 毎年度の各年の協定をさせていただいている中で、一定の売り上げの割合を江戸川区に寄附していただいているというのが今の状況でございます。  昨年でいきますと、約売り上げの2%を江戸川区に寄附していただくということで、金額にしますと大体800万ぐらいですね、おおよそ。そのぐらいの寄附をいただいておると。指定管理料は発生しておりません。  来年度につきましては工事の期間は3カ月ほどかかりますので、そういうことも全部操作する意味では売り上げの2%の寄附については遠慮させていただこうということで、今、話し合いを進めているところであります。 ◆福本光浩 委員 それで今、外国人の方々が日本にたくさん訪れていますよね。ここの環境というのは大変すばらしいと思うんですけれども、今、把握していたら教えていただきたいんですが、宿泊の稼働率と日本人と外国人の割合というのが今現状どうなっているかって、わかれば教えていただきたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 シーサイドはかなりの稼働率と言っていいんではないかと思いますけれども、大体平均すると毎年77%ぐらいの部屋の稼働率。これは休日も平日も含めた平均的に77%でございます。繁忙期は大体7月、8月、9月、10月なんですけれども、こちらは90%の部屋の稼働率です。これは平日も含めてです。反対に2月、3月は大体若干減ってくるんですけれども、それでも平日を含めて60%確保しているということで、平均すると77%の稼働率ということでございます。  あと、外国人の人数なんですけども、ちょっと調べた結果、29年の4月から前月まで1万5,000人の利用者のうち123人ということですので、これは若干ちょっと少なかったかなと。1%でございます。 ◆福本光浩 委員 思ったより少ないですね。納めていただいている寄附金よりも少ないということがよくわかりました。  いずれにしても、ちょっとここからは大きな夢の話になるかもしれませんけどね。今、この臨海公園、環境費にもかかわるかもしれませんが、ラムサールに向けても着々と進んでおります。  それで今、東京都も、この海上公園の施設整備計画は、民間にいろいろマーケットサウンディング調査といって、民間にいろいろと活力を活用しながら活性化していこうという、そういう考えがあるようでございます。  その中で、ホテルシーサイドも30年が経過して、こういう形で改修をしていくということなんですが、公園のいろいろな整備の条件といいますか、規制があってなかなかそれはできないかもしれませんけれども、このホテルシーサイドを、将来的にいろいろな規制を乗り越えて、もう少しリゾートのような形で進められないかなという、ちょっとそういう思いがあるのですが、今、東京都もマーケットサウンディング調査といって、先ほど申し上げましたが、民間企業と連携をするという方向を打ち出しておりますけれども、その一環として、例えば水族園もあるし、いろいろな意味であそこは、私たち江戸川区にとっても大変すばらしい公園というふうに思っているのですが、この将来的に、今、築年数が30年経過して、将来的にはホテルもいずれは老朽化して建て替えるということにもなるかもしれませんけれども、2年後のオリンピック、そして今後の江戸川区の魅力を高めるという視点で、何かその辺の考え方というのがあれば、教えていただきたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 約束という意味でもあるんですけれども、非常に今回の工事も、非常に規制の厳しい中でやっと実現させていただいたものでございます。委員さんおっしゃるとおり、もっともっと魅力あるものにということでやっていくということも十分に念頭に置きまして、いろいろなところにできる限り、できるものは働きかけながら進めていきたいなというふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 いろいろな規制があるものですから、なかなか難しいのはわかりますけれども、ちょうどお隣のディズニーランド、これは今年で開園35周年という記念の年でございまして、多分40年前、50年前からすれば、あそこにああいうようなリゾート地ができるなんてことは、誰も想像ができなかったと思うんです。ですから、別に浦安と比べるということではなくて、たまたまその隣の地域にこの葛西という江戸川区があって、あそこには葛西臨海公園というすばらしい公園があるので、いろいろな意味で、にぎわいづくりという意味では、考えられることがたくさんあるのではないかなということで、あえてちょっと質問させていただきました。なかなか大変なことは、十分承知しておりますが、引き続きご努力をいただきたいというふうに思います。  それと、もう一点、初日に都市戦略課のお話をちょっとさせていただきましたが、その都市交流費、関係費というのは今回、これが最後になるのかなというふうに思っておりますけれども、先ほど他の委員からも、その都市交流については、いろいろお話がございまして、セントラルコーストとの30年という節目の年でもあるし、また、安曇野や鶴岡ですね、そういうところとも非常に関係が深まっている。また、国内においても、いろいろとご縁があって、新たな交流がスタートしているというふうに聞いておりますが、その中で、この新しい部署の中に、都市交流係というのが今度また移りますよね。この区の魅力創造・発信を戦略的に進めるというふうに書いてあるのですが、都市交流係は今現在はここだということで、改めて聞かせていただきますけれども、この国際都市との交流というものも、これから積極的に進めたいと、そういうお考えで、こういうふうに都市戦略課の中に置くというお考えでよろしいんでしょうか。 ◎千葉孝 企画課長 組織の話でありますけれども、江戸川区の将来を考えたときに、先ほどオリパラ課長からも回答させていただきましたオランダとのおつき合いというのも、今後、発展していくと思われます。そして、歴史的には30年を迎える旧ゴスフォード市、セントラルコースト市との関係もさらに広く、また深めてまいりきたいというふうに思っております。  それだけではありません。国内の都市とも、これまで歴史的なつながりがあった都市、こちらについても深くしていきたいですし、また最近の傾向としては、新しい都市とのつながりというものも見込まれます。そういったものも、しっかり交流を行っていきたいというふうに思っております。それが、とりもなおさず区民への、この江戸川区という街に対する愛着、そして誇りにつながる、そして子どもたちに対しては、いろいろな知識とか体験、そういったものがしっかり身につけられるような、そういった取組みを進めてまいりたいという気持ちをもっております。 ◆福本光浩 委員 わかりました。  今までのご縁があって、交流が進めてこられた国際都市、または国内のさまざまな都市を含めて、これから新しい出会いがある国内の都市、また国際的な都市を含めて、それが江戸川区の魅力につながると私どもも同じ考えがございますので、今後とも引き続きのご努力をお願いして終わりたいと思います。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目健全育成費。 ◆島村和成 委員 ここでは子ども未来館と東北大学の、具体的には金属材料研究所、その連携について、ちょっとお聞きをしたいと思います。  東北大学の会計政策大学院が平井のオフィスに来たのは、たしか平成27年の秋ごろでございまして、翌年の平成28年の春以降に、廃校になりました平井第二小学校の校舎を無償で江戸川区から借りてということで、今までマンションだった教室が平井第二小学校のほうに移ってきたということで、しかしながらその当初、大学院ですから1年生、2年生いるんですけれども、海外の留学生を対象にやっていたんですけれども、何か文科省の予算の関係で、なかなか生徒数が増やせないというね。当初聞いていたのは、七、八十人、100人近い規模ぐらいになるような話でしたけれども、現状はその半分ぐらいということで、私もそれを非常に心配しまして、せっかくあんなに大きい学校のスペースを借りて、40人かそこらじゃもったいない。その空き教室の利用ということで、東北大学の責任者の方ですけれども高田教授と相談をいたしまして、何かもっと有効活用ないのというその延長線上で、金属材料研究所、これは世界的にトップクラスの研究機関らしいですけれども、それが実はその研究所の附属機関で、産学官広域連携センターというのが全国に4カ所、大阪、兵庫、仙台、あと東大阪と四つオフィスをもっているんですね、この金属材料研究所が。  それで実は、その東大阪にありますMOBIOサテライトオフィスというのを、先月、私ども行ってまいりました。どんなものかということで。ここは、ものづくりビジネスセンター大阪(通称MOBIO)というところなんですけれども、そこで金属材料研究所のところが部屋を借りていて、それで地域の方、中小企業だけではないと思いますけど、金属材料に特化したいろいろ相談ごとを受けるということで、それで設立当初は年間100件ぐらいだったらしいんですけども、平成29年は800件ぐらい来ていると。  それで、企業といろいろジョイント研究していて、商品化になるのもあるし、あとその企業とのどれぐらい成功したとか何とか、もう企業秘密になって、僕らには教えてはくれなかったんですけれども、何件かそういうふうに商品化になるということで、そういう拠点にそのMOBIOがなっているんですよ。それの関東版というか、東のほうでできないかと今、相談をさせてもらっています。  それで、できたら平井第二小学校を、国際会計政策大学院だけではもう使い切れていないので、そういうのも引っ張ってもらえないかということで、金属材料研究所のオフィスを東日本版としてできないかと今、相談をさせてもらっているんですけども、いずれにいたしましても、その金属材料研究所というのも世界の頭脳と言われているぐらいレベルが高いので、私ども東北大学の高田先生と地域の方との交流期間として、毎月第三金曜日にコミュニティカレッジというのをやっていましてね、それで去年の7月に東北大学のそのコミュニティカレッジの仲間と1泊2日の合宿で仙台に行きまして、金属材料研究所でまた講義も聞いてきたりしたんですけれども、そういうご縁があって、それでまた、健全育成課の藺草課長のご縁でもって金属材料研究所の佐々木先生が去年の8月に、未来館で超伝導の実験をやっていただいて、私も見学をさせていただきました。液体窒素を使って、保護者の方も大変いろいろな関心をもっていたんですけども、そういったすばらしい組織というか機関を、これからどんどん子ども未来館として活用していったほうが私はいいと思っているので、去年は夏1日、午前と午後もやりましたけれども、平成30年度に限らず、将来的にこれからどんどん東北大学と縁を深めていこうという一環の中で、その平井第二小学校の跡地利用とは別に、せっかくそのすばらしい子ども未来館というのがあるので、それで幸いとか何とかも、この間もちょっとお話をしましたけれども、この金属材料研究所の所長さんの高梨さんという方が、小岩出身、小松川高校という、そういう本当に地元江戸川区に深い方で、去年も一度じっくりお話をさせていただいたんですけれども、その先生も、自分の出身地である江戸川区に何かお役に立てればという、そういう意識を非常にもってくれていますので、ぜひそういうご縁もいただいたので、夏の子ども未来館のやっているのだけではなくて、年間を通してそういうことができるのかどうか、相手の方もあるので、その高梨所長がいる間に相当太いパイプができるんではないかなと私は期待しているんですけれども、その辺のこれからの取組みについて、ちょっとお聞かせください。 ◎藺草光一 健全育成課長 島村委員さんおっしゃいますとおり、もと平井の東北国際会計政策大学院の紹介によりまして、昨年の夏、私ども子ども未来館で、東北大学金属材料研究所の佐々木先生にお越しをいただいて、夏休みの特別講座を開催したところでございます。今、お話ございましたとおり、小学校低・中学年向けの講座を午前中に、また午後には、小学校高学年向けの講座を実施をいたしました。午前と午後で16名、保護者の方も入れて約50名の参加をいただいて、島村委員さんにも全て見ていただいたところでございます。  このご縁がありまして、島村委員さんお話ございましたとおり、この金属材料研究所の所長さんが江戸川区と大変ゆかりのある方だということで、昨年ご講演をいただいた佐々木先生が、先日この子ども未来館に立ち寄ってくださった際にお話をいただいたところでございます。  今年についても、佐々木先生が、夏休みに午前・午後の2コマ講座をやってくださるというお話をいただいておりますけれども、合わせて、ご縁のあるこの高梨所長さんも、ぜひ未来館で講演をしてくださるというお話でございます。高梨所長さんは、子どもたちに大変身近な磁石、磁性学研究の大変な権威であるということでございますので、このような分野も含めて、今年の夏、佐々木先生と高梨所長さん、お二人に各2コマずつ4コマの講座をやっていただくという予定でおります。さらにその先についても、今お話をいただいているところでございまして、その佐々木先生をもとに、この金属材料研究所の皆さんが通年で講座を開催していただけないかということで、今、協議を進めているところでございます。 ◆島村和成 委員 せっかくですから、そういう大変ありがたいご縁をいただいているので、高梨所長も何か講座をもっていただいて本当にありがたいことですし、それぞれのトップクラスのことが身近に実験を通して体験できるというのも、科学離れになっている子どもたちには大変いいことだと思うし、夏だけではなくて、通年でそういうことがお願いできるのであれば、それは今後、子ども未来館に限らず、江戸川区内の学校に対しての講演だとか講座とかというのも広げていければ私はいいと思うので、ぜひフルに、そういう金属材料研究所を活用していただけたらと思います。要望しておきます。 ◆鵜沢悦子 委員 よろしくお願いします。  子ども未来館について、お伺いいたします。区長の招集挨拶に、未来を担う人づくりについて、「子どもは地域の宝であり、幸せな暮らしの中で健やかに成長することは、社会全体の願いであります。地域全体で子育てを応援する姿勢を明確にしてまいります」というふうにあります。子ども時代に何を経験したのか、そういうことは将来大きな宝として、また生きる力となっていくものと考えています。  8年前の平成22年4月に開設をされた子ども未来館。5月には盛大なオープン式がありまして、そのにぎわいは今でも思い出されます。平成28年1月には、子ども未来館が地域資源を生かした多彩なプログラムで、都内唯一、「ふるさとづくり大賞」地方自治体表彰を受賞いたしました。都会でなかなか難しいと言われているノリすきや、田んぼづくり等が評価されたものでありました。  また、さまざまな大学の先生方も、子ども未来館で、その子どもの目線に立った楽しいゼミを組んでくださっています。中でも、東北大の金研ゼミとの交流については、今お話がありましたとおり、ぜひ継続をということで、私からもお願いをしたいと思います。  一つ、早稲田大学の西原教授の残念なことがございました。その講座について、法律講座ですけれども、今後どういうふうにお考えでしょうか。 ◎藺草光一 健全育成課長 西原先生におかれましては、これまで3回、法律ゼミを実施をしていただいていたところでございます。今年も、法律ゼミを実施していただいたところでございますけれども、残念ながら事故でお亡くなりになったというところでございます。ただ、法律ゼミにつきましては、西原先生だけではなくて、行政書士会ですとかボランティアの方ですとか、多くの方にご担当いただいておりまして、法律ゼミにつきまして、西原先生亡き後も、この遺志を継いで、残った者できちんと今年完遂をして、子どもたちもゼミを受講したというところでございます。 ◆鵜沢悦子 委員 楽しみにしている、また将来法律家になる方も出てくるかもしれません。そういう継続をお願いいたします。  続いて、先ほど都市交流でお話がございましたけれども、城里町についてですが、物産展、地域まつり、スポーツ交流、また防災協定と、交流の深まりを感じましたけれども、子ども未来館についての交流について、サーモンプロジェクトということをお伺いいたしましたが、少し詳しく教えてください。 ◎藺草光一 健全育成課長 今、委員おっしゃったとおり、江戸川区と城里町、28年の地域連携をきっかけに、江戸川区にはない城里町の自然や特産を生かした事業を、子ども未来館で実施するようになりました。  具体的には、今、委員おっしゃいましたとおり、サーモンプロジェクトと城里ワンダーキャンプということをこれまで実施しております。  まず、ワンダーキャンプにつきましては、平成28年から11月に、昨年の29年もこれまで2回実施をしまして、江戸川区の親子が城里町に行きまして、向こうのボーイスカウトの皆さんと一緒に、サケの遡上調査の見学ですとか生物調査、天体観測等々を行ってきたところでございます。このワンダーキャンプでのサケの遡上調査見学をきっかけに、今、委員ご指摘の城里サーモンプロジェクトが始まったということでございます。  城里町を流れる那珂川というのが、サケのが遡上する川の南限、南の果てということでございまして、大変興味深い遡上を、子どもたちが目の当たりにしました。そのサケのおなかをさいて、たまごを出してふ化をさせるということを城里町でやっていたんですけれども、大変これに子ども未来館として興味を持ちましたところ、年末に、向こうの漁協から、発眼卵を送ってくださいました。こちらを、急なお話ではありましたけれども、ふ化するご家庭を募ったところ、23組の親子が一昨年手を挙げてふ化に挑戦し、見事稚魚に育って、昨年の3月に城里町まで自力で行って那珂川に放流をしてきたということでございます。同じように今年も実施をしようということで考えまして、昨年の12月27日に今度は漁協の方と城里町の方が、子ども未来館に来館して、そのサケの生態についての講座をやっていただいた上で、その発眼卵をまたお配りをいただきました。今回は、一昨年に比べて倍の合計で65組の世帯、親子、家族がこのふ化のプロジェクトに参加をしてくださいまして、現在、もう皆さんふ化をして稚魚を各ご家庭で育てているところでございます。ちょうどでございますけれども、この土曜日に、各ご家庭がそれぞれまた自力で城里町まで行って、那珂川にその稚魚を放流するというイベントを控えてございます。 ◆鵜沢悦子 委員 命を大切にするという体験を今しているのかなというふうに思っております。また、子どもが健やかに育つようにと願う3月3日、その日に里帰りを願いながら放流するということが意義あることなのかなというふうに今感じて、ちょっと温かくなりました。未来館につきましては、さまざま努力いただいていることを大変高く評価をいたします。  最後にこれは要望なんですけれども、交通の利便性、それから駐車場の確保について、今後さまざまご研究をいただきたいということを要望して終わります。ありがとうございます。 ◆笹本ひさし 委員 今の子ども未来館に関連して言うと、まずサーモンプロジェクトというのですか、この前も私も拝見しましたけれども、私、勘違いしていまして、目の前の江戸川とか新中川に放流するものかなと思ったら、もちろんそういう考えもあるそうですが、本来その那賀川というかふるさとで生まれたところで、そのサケが4年後に帰巣本能なんかあるんでしょうね。帰ってくると。だから、むやみにやたらにほかの川に逃がしてはだめだというお話をじきじきに聞いて、やっぱり非常にそのプロジェクトの意味を感じました。実際には、家庭でふ化に成功する場合もあるし、ちょっとお世話が若干足りなくて亡くなってしまうなんていうケースを聞いて、もちろんそれも勉強だなというふうに思います。とてもすばらしいことをしているなと思いました。3月3日、今年皆さん各自で行って放流をされるということですから、ぜひそれが数年後に帰ってくるんだろうなということを思いながら、それぞれの思いで。このサケが結局、城里との交流にものすごく一役以上も買っているということを考えると、非常に大きな友好大使的な位置づけにあるんだということを、この前お話を聞いて、未来館にも卵をくっつけたサケがいましたけれども、ぜひ大きくなって帰ってきてほしいと思いました。  同じ目なんですけれども、関連しかだめでしょうか。 ○須賀精二 委員長 同じ目でしたら、どうぞ。 ◆笹本ひさし 委員 青少年の翼に関して、お伺いをしたいと思います。  もう恐らく事業を開始し始めて十五、六年たっているのかなと思います。この事業に参加した方で、さまざまな形で社会に巣立っていって活躍をしているのではないかなというふうに察するわけです。恐らく江戸川区役所の中にも、ちょっと経験して、今、入区して活躍している方もいるのではないかななんていうことも推察します。  かねてより、この予算委員会ですとか決算委員会で、この参加費、一人当たりの経費は大体五十数万というふうにはご説明いただいているのですが、この5万6,000円の参加費は、なくてもいいんじゃないかということは私は何度か言ってきました。その理由は、以前にも言ったんですが、例えば要保護家庭だとか準要保護だとか就学援助を受けている家庭のお子さんが、それなりの学力があって、海外に憧れのあるお子様が、夏休み前にやっぱり親の負担を考えて、あえて応募を手を挙げなかったという話を聞いたときに、恐らくこれ以外にも、お小遣いだとかお土産代だとかということで、それなりの一定の経済負担は親は負う形にはなると思いますけれども、この本人負担の参加費は要らないんではないかなということは言ってきました。  一方で、何でも税金でただにしてしまうという無償にしてしまうのではなくて、保護者には一定の負担も必要だということは考えとしてもっております。  今回、その参加費助成制度を導入するという形になりましたが、ちょっとこの点についてご説明いただきたいと思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 これまで15回、青少年の翼事業を実施してきておりますけれども、この制度の趣旨については何ら変わることがなく実施をしてまいりたいと考えております。江戸川区の青少年が、諸外国の方々と相互理解と親善を深めることで、国際感覚を育て、もって国際化の推進と文化の向上に寄与するというこの基金の目的にも何ら変わりはなく実施はしてまいりたいと考えておりますけれども、昨今の子どもの成長支援策を江戸川区全体として考える中で、健全育成を担う私どもとして、できることは何かというところで、この今回、今、笹本委員がおっしゃったとおり、おっしゃったところで、経済的な点で、もし、ちゅうちょしている子がいるのであれば、そのハードルの部分はなくしてあげたいという思いで実施をしたところでございます。  ただ、先ほど申しましたとおり、この青少年の翼の意義、趣旨については何ら変わることがございませんので、やはり選ばれし江戸川区の青少年が派遣されると、そういう目的で実施をしてまいりたいと考えております。
    ◆笹本ひさし 委員 子どもの貧困ということが言われて、親のいろいろ雇用環境だとか家庭環境に課題があって、学力に課題のある子どもたちに対して、さまざまな形で本区では学習支援を実施してきています。  やはり、なかなかこの年齢で中高生が海外の体験をするという子は限られたことだと思います。とってもすばらしい事業だと思いますし、たまに成人式でも、この青少年の翼がきっかけになって、そういう学校に行っただとかという話を聞くと、本当にやっぱり未来を担う人づくりという部分では大きいのかなということで、ノミネートというか、選抜をどうこうという話ではないので、ぜひそういうことで、これは本当に導入されて、少し進んだなというふうに大変感謝をしております。  もう一つは、昨年、受け入れ先というのですか、治安状況で大変残念だったんですけれども、中止になったチームがありました。かつては、もう少し規模が多くて、100人規模で派遣をしてきたときありますけど、今60人ぐらいで、三つぐらいの国に行きます。今年もこのイギリスがまた入っております。去年はちょっとタイミングが非常に悪かったというふうには思っておりますが、そのときに、そのイギリスに派遣される予定だったお子さんの保護者から話を私は聞いたんですけれども、大変準備もしっかりして、選抜にも受かったんだけれども、突然ああいうことになって、本当にがっかりしてしまったと。  本来ならば、かつても言いましたけれども、イギリス以外の国で参加ができれば、希望があればですよ。参加ができればよかったんですけれども、せめてそういうようなことができなかったというのは、ちょっと残念だなとは思いますけれども、同趣旨のことはちょっと聞いたことがあるのですが、そんなことはないにこしたことはないんですが、今年は。その部分について、ちょっとご説明をもう一度お願いします。 ◎藺草光一 健全育成課長 委員ご指摘のとおり、昨年、やむを得ずイギリスのテロ、治安が悪化したことを踏まえて、7月出発のところを6月の中旬に中止をしたという経緯がございます。イギリスの派遣の団員が20名決まった後での、やむなくの中止の決定ということでございまして、お一人おひとりに電話をして、丁寧にご理解、ご説明をしたところでございます。前回の決算委員会のときにも、ご指摘をいただきまして、何とかその20名をほかのオーストラリア、ニュージーランドに振り分けられないかというご指摘もいただきましたが、どうしてもそのときには時間的に難しいということで、お話をさせていただいたところでございます。  その後、来年に向けて、万が一そういうことがあることも踏まえて、研究をしてほしいというご指摘もいただいて、私どもで調べたところでございますけれども、航空券に関しては、20名をもともと30名枠で予約しておくということは、不可能ではないということでございます。ただ、どうしてもそして、結果として20名で行くとなれば、10名分はキャンセルしなきゃいけないので、それに伴う費用は発生するのですが、現実不可能ではないということでございます。  ただ、もう一つ、相手先の国でホームステイをすることになっておりますけれども、こちらが30人で予約をしておいて、結局何もなかったから20人ですよということにはならないということで、どうしても行かせられない子たちがあった場合に、ほかの国に振り分けるという選択肢は、どうしてもそれは難しいのかなという結論に至ったところでございます。 ◆笹本ひさし 委員 昨年、行くことがかなわなかった20名、卒業しちゃった人は多分いないと聞いているので、いなければ、本来ならば、その分を全員今年20人のっけて、今年80人で、イギリス40人で行くということをしてもいいのかなぐらいには私は思うんですけれども、それはその個々の家庭の状況だとか、いろいろあるので、そうはいかないとは思いますけれども、予期せぬことが起こってしまったということで、そういうこともやっぱりいろいろリスク管理がやっぱり必要なのかなと思います。なかなか相手先の事情があるから、そうはいかないと思いますけれども、でも、本当に大切というかすばらしい事業なので、ぜひいろいろなケースも想定しなくてはならないのかなということを感じましたが、少し、今回は参加費助成ということで進んだと思います。  最後にちょっと言い忘れていましたが、子ども未来館に関しまして、私も本会議の冒頭に、西原先生の話は触れました。西原先生のすばらしいところは、いわゆる家族でつくったぬいぐるみを使った、サル山共和国の子ども劇という部分で、その「良心の自由」という部分を本当に難しい憲法の講座を、あれだけわかりやすく話すということは、やっぱり僕はなかなかほかの人にはできないと思うんですよね。なおかつ、その模擬裁判なんかも、子どもたちを連れていくというのは、やっぱりこれは今後もぜひ続けなくてはならないというふうに思います。単なる法律と憲法の事業をやるというのとはちょっとわけが違うのかなというふうに思いますので、先ほども鵜沢委員も触れていましたけれども、ぜひその遺志を今後もくんでいただきたいということで意見として述べさせていただきました。 ◆佐々木勇一 委員 ここでは、青少年の翼について関連してお尋ねしてまいります。昨年度から、派遣数が100人から60人というふうに変更になっておりますけれども、応募数や倍率について確認をさせてください。 ◎藺草光一 健全育成課長 29年度から派遣数を変更しているところでございます。29年度につきましては、60人の募集定員に対して320人が応募して、倍率は5.33倍でございました。その前の年、28年度につきましては、100人の募集定員に対して363人が応募しまして、倍率は3.63倍でございます。 ◆佐々木勇一 委員 派遣数が40名減ということにもかかわらず、320名も応募があったということであります。それでも、選考に漏れた生徒が260人ということでありますので、その思いをしっかりと次につなげるような形で、海外派遣事業で言えば、国の「トビタテ!留学JAPAN」とか、また東京都のほうにもありますので、選考の合否にかかわらず、次へのステップとなるような情報提供をお願いしたいと思います。  さて、新年度から新たな制度が導入されるということでありますが、先ほどその助成制度、段階的な補助になるのか、それとも、もう一括してなのかということと合わせて、その周知ですね、そこをお聞かせいただくことと、あとまた参加費以外で本人が用意する費用があると思いますが、その費用についてもお聞かせください。 ◎藺草光一 健全育成課長 今年度から、参加費の助成制度を導入したいと考えております。これまで参加費用の一部として、5万6,000円の参加費をいただいておりましたけれども、住民税非課税世帯や生活保護受給世帯の派遣ラインの参加費を全額助成をしたいと考えているところでございます。繰り返しになりますが、この助成制度を導入することで、経済的な面でちゅうちょしている中高生がいるならば、この助成制度を活用してもらいたいと考えております。  ただ、江戸川区の代表として派遣するという意味合いに何ら変わりはございませんので、強い意欲と、将来の希望、夢をもっていて、それをかなえたいという思いがある、区の代表としてふさわしい方を選考していくということで、今年も進めてまいりたいと考えております。  この助成制度の周知につきましては、従来の翼の募集要項の中に掲載をするとともに、広報えどがわですとか、ホームページでしっかり周知をしてまいりたいと考えております。中学校長会でも、校長先生に、この助成制度については事前に、募集の前から周知をしてまいりたいと考えております。  そして最後に、参加費用5万6,000円のほかにかかる経費としましては、一般的に必ずかかる費用として、まずパスポートの申請代、パスポートをもってない子については、パスポートの申請代が5年分のパスポートですと1万1,000円、また荷物を入れていくスーツケース、レンタルする場合ですと、8,000円から9,000円ほど、それと区のほうで大体もっていく目安としているお小遣いが、約3万円、合計5万円ほど参加費のほかにかかると見込んでおります。 ◆佐々木勇一 委員 本当にこの助成制度、参加が今まで費用でかなわなかった子たちにとって、もっと夢と希望を与えるものだというふうに本当に評価をさせていただきます。また、しっかりと周知もしていただければというふうに思います。  ただ、その一方で、今、お話いただいたように、それ以外、やっぱり5万円もかかってしまいます。中高生からすると、やっぱり5万円って大きいお金だなというふうに思いますので、例えばスーツケースで貸し借りができるとか、そういうふうな配慮もしていただければなというふうに思います。  基金についてお尋ねしたいんですが、本事業、寄付によって運営されておりますけれども、この助成制度が入ることによって影響があるのかとかということと、また基金をしっかりと募っていくために、クラウドファンディングかというのも考えられると思いますけれども、基金の現状と、今後の見通しについてお聞かせください。 ◎藺草光一 健全育成課長 青少年の翼基金でございますけれども、現在、基金残高は6,100万円余りございます。この基金につきましては、翼の寄付ということで、毎年二千数百万円ずついただいているところでございます。今回の助成制度を導入いたしましても十分安定的に事業が継続が可能だというふうに考えてございます。 ◆佐々木勇一 委員 さて、この青少年の翼の参加者というのは、本区を代表するような生徒の方々だと思います。そのOBとOGで構成されているのが翼の会でありますけれども、私もこの活躍の場とか仕組みということに対して、もう少し区がかかわっていくということが大事じゃないかなと思います。こういった事業があるということは、行政の方はわかっていても、子どもたちはわかりづらいというふうに思います。その点で、卒団生や、本区にとっても、もう少し区がかかわることでプラスになってくると思いますけれども、この辺の考え方、翼の会の今後については、どのようにお考えなのか、お聞かせください。 ◎藺草光一 健全育成課長 これまでも翼の会につきましては緩やかに連携をしておりまして、団員OB・OGたち同士で留学や就職、人生相談などを行ったり、人脈形成ということで活動をしてまいりました。また、外国人案内ボランティアですとか、ホームステイの受け入れ先としても機能していたところでございます。  今後につきましては、委員ご指摘のとおり、区の事業にももっともっとかかわってもらいたいと考えております。具体的には、この青少年の翼事業への協力、ガイダンス、事前研修、事後研修、帰国報告会などでの協力であったり、私どもの共育プラザ、子ども未来館での国際交流事業などについても、さらに活躍の場を広げていきたいと考えているところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 本当に夢のあるお話じゃないかなと思います。今年の成人式で、葛西地区の代表の田中さんが、青少年の翼を利用して、本当に夢を語る姿というのは、本当に印象的でありました。今後も、本区の宝である子どもたちの健全育成のために、全力でよろしくお願いいたします。 ○須賀精二 委員長 第2目健全育成費の審査の途中でありますが、午前中の審査はこの程度にとどめ、休憩したいと思います。  再開時間は、午後1時10分といたします。暫時休憩します。            (午後 0時06分 休憩)            (午後 1時10分 再開) ○須賀精二 委員長 休憩前に引き続き再開いたします。  予算説明書の210ページをお開きください。第2目健全育成費から審査願います。 ◆太田公弘 委員 共育プラザでのイングリッシュ・キャンプについて、お伺いをしたいと思います。  もう一つ、イングリッシュ・デイということで新しい事業も30年度始まるということで、確認させていただきます。  まず、イングリッシュ・キャンプについてでございますけれども、この30年度は東北大の国際会計政策大学院の校舎である旧平井第二小学校の校舎で実施するというふうに聞いておりますけれども、要はそこに至るまでの経緯と、あと、このキャンプの目的と意義と、あと、今後の方向性についてお聞きしたいと思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 イングリッシュ・キャンプでございますけれども、平成26年度開始をいたしまして、これまで延べ8回開催してございます。外国人との交流を通しまして、来日した外国人に対して、臆せず中高生が必要なコミュニケーションがとれるように、そのような人材を育成したいという思いで実施をしているところでございます。  このキャンプということでございまして、食事や入浴、宿泊をともにすることで、一過性ではない実生活の生きた英語を学ぶ絶好の機会だと考えているところでございます。このイングリッシュ・キャンプに、東北大学会計政策大学院の協力のもと、こちらの学生さんが数多く参加をしておりました。大学院側からは、さらなる地域貢献をしたいということでお話もいただいていたところでございます。その点を踏まえ、これまで共育プラザという場で、日ごろ活動している場で、イングリッシュ・キャンプを実施していたんですけれども、外国へのより高い意識をもって参加してもらえる、東北大学のこのキャンパスで実施するということでの経緯に至ったところでございます。 ◆太田公弘 委員 イングリッシュ・キャンプということで、もう一つ今、ご説明していただいたとおりで、今回、新しく30年度からイングリッシュ・デイという授業を始めるということで、このイングリッシュ・キャンプとイングリッシュ・デイの違いということと、あとこのイングリッシュ・デイに関して、具体的な開催内容と、あと、どなたが中心となってこれを進めていくのかという点について教えてください。 ◎藺草光一 健全育成課長 申しわけございません。先ほど、イングリッシュ・キャンプの今後の展開について申し忘れました。申しわけございません。  今後の展望につきましては、イングリッシュ・キャンプ、東北大学の大学院に留学する学生さんにも、逆に共育プラザの事業に参加してもらうことで、日本の文化を体験したり、中高生との相互交流を図りたいという展望をもっているところでございます。  続きまして、イングリッシュ・デイでございますけれども、こちらは先ほどのキャンプと違いまして、宿泊ではなく、申し込み不要で身近に参加できる英語に触れる機会の場の提供ということを目的としてございます。日常過ごしている共育プラザの場面、日常、中高生は共育プラザに行って、卓球をしたり談話をしたりバスケットボールをしたりということで過ごしているのですが、そこに行ったら、「今日はあれ、外国人がいるぞ」「会話は全て英語」というような環境にして、身近な外国語の英語の交流ができる場としているところでございます。  具体的な開催内容としましては、共育プラザ全6館ございますけれども、各館2回ずつ、年間12回開催をすることにしてございます。共育プラザのある一日を利用者、ボランティア、職員全員が英語で過ごすということで、職員が主体となって進めることを予定しております。また、ALTの活用も考えているところでございます。 ◆太田公弘 委員 わかりました。これだけやるのは、オリンピックが近くなって訪日外国人も増えてきたということで、日本人というか日本自体がアジアの先進国でも最も英語が苦手な民族というのですかね。多分、我々も経験あるんですけれども、外国人から話しかけられるとすぐ逃げちゃうという、これはもう国民性かなとも思うんですけれども、あとは英語教育、6年間やるんですけれども、誰一人マスターできないというのが、やはり悲しいかなと思うんです、現状としてはですね。そういった意味では、若い世代からしっかりと英語になじんでいただいて、同時に国際性という、そういったコミュニケーション力というのを、しっかりと身につけていただくための催しということで、これはがっちりと力を入れて推進をしていただきたいと思います。  最後に、以前からの要望してきた葛西南部地域への共育プラザの設置ということで、今回も改めて要望させていただくんですが、一昨日も、先ほども午前中の中でも、大型施設の云々という話でございまして、それを聞きまして、現在の共育プラザ6館、それぞれの位置、ちょっと大きくしてみたらこんな感じなんですね。この青いところに共育プラザがあるんですけれども、ごらんいただくとわかるんですけれども、明らかに空白地帯があるということで、要はバランスの問題なんですけれども、これは今までの江戸川区の歴史とかそういったことがあって、今のこの形になっていると思うんですけれども、やはり今後、この再配置ということを考えるときに、しっかりとそのようなバランスもとれるような、そういった試みをしていただければということで、葛西南部地域に限らず、今見ていていただいたとおり中央地域なんかもないですものね。また、葛西の南部とあと鹿骨地域、これも空白でございますので、そういった意味で、しっかりとバランスのとれた再配置をお願いしたいということを要望して終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第2項保健体育費、第1目スポーツ振興費。 ◆栗原佑卓 委員 スポーツ振興費ですけれども、新年度さまざま新規拡充された事業が多いと思いますけれども、まず、ゲームチェンジャープロジェクトについて、お伺いしたいと思います。  先日のオリンピック・パラリンピック経費のところでも少し触れさせていただきましたけれども、オランダとのホストタウン交流がきっかけとなったものがゲームチェンジャープロジェクトであるというふうに思います。そして、オランダのオリンピック委員会とスポーツ連合の協力のもとで、パラスポーツを通じた連携事業を展開していくのが、このゲームチェンジャープロジェクトだと思いますけれども、この事業の狙いと具体的な内容について、まずお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 このゲームチェンジャープロジェクトにつきましては、オリンピック・パラリンピック開催都市を対象に、オランダのオリンピック委員会スポーツ連合が行っている国際協力プロジェクトでございまして、一昨年の7月に、東京の都市を対象に連携自治体を募集するというような公募がありまして、そこで江戸川区が応募させていただいたという経緯がございます。  オランダは、非常にパラスポーツが強い強豪国でございまして、2016年のリオのパラリンピックでは、メダル数が62個、日本は24個です。金メダルで言えば、オランダは17個、日本はゼロ個です。こういった実績を見ても、オランダは非常にパラスポーツの強豪国とも言えますし、そして共生社会ですね、誰もが輝ける活躍できる社会、そういった文化が根づいている国でございますので、そういった国のノウハウを、本区のパラスポーツの発展に生かせればというふうに思いまして、応募したというようなそういった経緯がございます。  そして、昨年の10月1日に、オランダ大使館におきまして、このゲームチェンジャープロジェクトについての正式な覚書を提携させていただき、11月4日に、第2回目のパラスポーツフェスタえどがわ、こちらをキックオフイベントとして開催をさせていただいたところでございます。  今後は、今、オリンピック、オランダ側と、今ちょっと日程等の調整をしているところでございまして、具体的な計画について、今、検討中でございます。 ◆栗原佑卓 委員 パラスポーツを通じて、ご答弁いただきましたけれども、誰もが輝ける社会、共生社会を目指していくということでございまして、この新規事業は大変魅力的だと思いますし、オランダとのホストタウン交流にもかかわっていくと思いますので、大いに期待をしております。  また、次にですけれども、えどがわSPORTSプログラム2018でございますけれども、区内で開催するオリンピック・パラリンピック関連競技を一くくりのプログラムにしまして情報を提供するということで、区民のスポーツ参加を促していくものだと思いますけれども、この周知の仕方ですとか、作成したプログラムをどのように区民の方に周知をしていくのか、これをお聞かせいただけますでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 新規事業といたしまして、えどがわスポーツプログラム2018というものを、今、企画中でございます。  スポーツ振興課、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、たくさんの新規事業を打ち出しておりますが、これまでは既存事業でもたくさんオリンピック・パラリンピックに関連する事業を実施しております。区民大会も69大会、年間で実施しておりますし、区内のスポーツ施設では170種類の講座等を実施しているところがございます。そういった事業は、これまで単発でのPRということでございまして、多くの情報に埋もれてしまいまして、なかなかその参加者も含めて伸びないというような、そういった現状がございました。そこで、それを一くくりにして、わかりやすく区民の方にプログラムとして提供していこうというのが、今回の新規事業でございます。  区民への見せ方といたしまして、まず三つのカテゴリーに分けて、わかりやすくPRをしていきたいと思っておりまして、まず、体験、二つ目が観戦、そして三つ目が出場という形で、たくさんのスポーツイベントをカテゴリーごとに分けまして、それを年間のスケジュールに落とし込みまして、それぞれの参加方法ですとか、開催日程等を落とし込んでいきます。そういったものを、特設のホームページを設けまして、区民の方にわかりやすく提供をする。さらに随時、広報等でPRしていく。そういったことで、たくさんの既存事業も、オリンピック・パラリンピックに関連した事業をたくさんやっておりますので、多くの区民の方に利用を図り、スポーツの参加率の向上に結びつけていきたいというふうに考えております。 ◆栗原佑卓 委員 東京五輪の関係のイベントを開催をしていても、知らなかったという区民の方は、結構現状だとかなり多いと思いますので、このようにプログラムを作成していただけますと、とてもわかりやすいのかなというように思っておりますし、幅広い方々に知っていただけるような周知方法をお願いしたいというふうに思っております。  続きまして、ラグビーワールドカップ2019のトライプロジェクトについて、お聞きしたいと思います。東京オリンピックの前に、ラグビーワールドカップが開催されまして、このラグビーワールドカップでございますけれども、4年に一度開催されるラグビーの世界一決定戦ということでございまして、大変にビッグなイベントでございますけれども、2019トライプロジェクトで具体的に何をやっていくのか、教えていただけますでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 ラグビーワールドカップ、非常に世界的なビッグイベントでございますので、江戸川区としても、このイベントを活用して、スポーツ、特にラグビーになりますが、スポーツへの関心を高め、スポーツの参加率を高めていきたい、そういったことに結びつけていきたいと考えております。  具体的なこのプロジェクトの内容でございますが、まず一つ目は、やはり広報ですとか、あと特集ページ、ラグビーワールドカップが特設ページはもう設けてあるんですけれども、そういったホームページを使ったPR、そして、新規性があるところで言えば、来年、仮称でございますが、「ここがおもしろいラグビーワールドカップのみどころ講座」みたいな、そういったラグビーワールドカップの出場国の紹介ですとか、各国の応援の特徴ですとか、そういったことを知れば、ラグビーワールドカップが楽しく見れるよというような、そういった勉強会といいますか講演会を開催していきたいというふうに考えておりますし、さらに気軽にラグビーを体験できるように、今、ストリートラグビーというニュースポーツも、ちまたではやっておりまして、そういったストリートラグビーのような体験機会も区内で実施をして、多くの方にラグビーの魅力を知っていただきたいというふうに考えておりまして、そういったことを、区のラグビーフットボール協会ですとか、あるいはラグビーの組織委員会ですとか、そういったところとスクラムを組みながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆栗原佑卓 委員 東京オリンピック・パラリンピックもそうですけれども、2019年に、来年ですけれども、ラグビーワールドカップがあるんだという機運を高めていくということが必要であると思いますし、このトライプロジェクトを通じまして、スポーツ参加が促進されることを願っております。  また、可能でしたら、区民の方が喜ぶ魅力的なラグビーの試合ですとか、国際的な試合など、積極的な誘致をしていただきますように最後にご要望をさせていただきまして、質問を終わります。 ◆堀江創一 委員 よろしくお願いいたします。  ここでは、スポーツチャレンジデーについてお聞きをしたいと思います。本区にとって、今年2回目のチャレンジデーを迎えますけれども、今年は5月30日(水)に開会が予定をされております。昨年は、初めてのチャレンジデーでしたけれども、山口県の下関、それから秋田市との対戦がありましたけれども、秋田市には勝ちましたけれども、下関市には惜敗をしてしまいました。あと、5月の30日ですから、もうあと2カ月に迫ってきているわけですけれども、まず、対戦相手は決まっているのか。できれば、下関にはリベンジをしたいなというお気持ちが多分あると思いますけれども、リベンジに向けて、課長の決意とともにお聞かせいただければと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 主催者であります笹川スポーツ財団に、今回の対戦相手について問い合わせをさせていただいておりますが、2月の下旬か3月の上旬までには、正式発表するというような、そういった回答をいただいておりますが、今日まで正式な発表がございません。ですので、まだ対戦自治体がどこになるかわからないのですが、やはり私も、昨年度惜敗した下関市はリベンジしたいという気持ちはございますが、どこの自治体が相手でも、必ず勝つということで、そういう気持ちで臨んでまいりたいというふうに思っております。 ◆堀江創一 委員 力強いご決意をいただきまして、ありがとうございます。私も、その思いで、しっかりと頑張っていきたいと思っております。さまざまな、今、お話がありましたけれども、あの昨年の、惜敗もしましたさまざまな形で、区民の方にもご協力をいただいてやったわけですけれども、この昨年の経験を踏まえて、今年、今後、改善をしていく工夫だとか、またチラシを見させていただきますと、この60%という目標を掲げていらっしゃいますけれども、そこも含めて、具体的な取組みをお聞かせいただければと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 60%という目標は、具体的な根拠といたしましては、昨年度の全国的な参加率の平均が57.7%だったということもありまして、その平均を超えたいなという思いから、まずは60%というような目標を設定させていただいております。  それで昨年は、初めての参加ということで、当然いろいろ振り返りも行っておりまして、さまざまな改善点があるかなというふうに思っているところでございます。昨年も、PRについては、初めての参加ということもありまして力を入れさせていただいたんですが、それでもなかなかこのイベント自体のルールですとか認知度というのは、まだ十分じゃなかったなというふうに感じておりますので、今年については、昨年以上にやはりPRについては重点的に行っていきたいというふうにも思っております。  さらに、やはり多くの方が参加するということが目標でございますので、年代等の偏りがないように、若い方にもやはり、このイベントに関心をもってもらえるような、そういった仕掛けを今年は自発的に、皆さん方が参加して盛り上げてもらえるような、そういった流れをつくっていきたいと思っておりまして、今後、今、庁内PTを立ち上げて、現在4回程度議論を行っておりますし、これから実行委員会も立ち上げてさらに具体的な議論を詰めていく予定でございます。  とにかく、昨年度の反省を生かして、今年こそは勝つ。先ほども申し上げましたけれども、江戸川区の70万近い人口の都市があれだけの実績を出したということで、非常に話題を呼んだというふうに思っておりますが、今年も、さらにその上をいけるように、江戸川区の地域力を国内外にまた示していきたいというふうに考えております。 ◆堀江創一 委員 回を重ねればということもありますし、今、庁内でも4度ほど検討をされてPTもということで、ぜひとも改善点を生かしていただいての取組みをぜひお願いをしたいと思います。  それで、スポーツチャレンジデーの目的というのは、基本的には、この日常的なスポーツの習慣化、住民の健康増進、それから地域の活性化に向けたきっかけづくりというふうにありますけれども、この日常運動のきっかけづくりを目的としていますけれども、第1回目が昨年行われて終わったわけですけれども、いわゆるそれ以降、このスポーツチャレンジデーをきっかけにして、何か具体的なといいますか、ちょっとなかなか表現は難しいとは思うんですけれども、数字になるのか、例えば何らかの現象が起きているよとか、そういうことが具体的な成果という部分がありましたら、教えていただければと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 昨年度、46.9%という参加率でございましたが、やはり数字には見えない大きな成果があったというふうに感じております。昨年度の実施以降、各部に対して、具体的な何か成果があったかどうかというような調査を行いまして、一応それの調査結果を分析して、五つぐらいの成果があったというふうに考えております。  まず一つ目が、やはり運動スポーツの習慣化への第一歩になったというふうに考えておりまして、やはり多くの方がチャレンジデーをきっかけに運動するようになりましたということを言っていただいております。  そして二つ目が、区民の新しいスポーツニーズを把握する機会となったというふうに考えております。チャレンジデーのときに、新しいイベントをたくさんぶつけていきました。その中で、当たりはずれはありましたが、中には、これはおもしろいと、ぜひ通常メニューとしてやってほしいというような、そういった声もたくさんいただいておりますので、そういった意味で新しいニーズの把握ができたかなと思っております。  三つ目が、特に福祉施設なんですけれども、やはりチャレンジデーの機会に、運動しましょうよと、こんなことやってみましょうよというような、そういった動きがありまして、非常にその利用者の方に好評だったということで、それからチャレンジデー以降、通常メニューに加えたというような、そういったお話もたくさんいただいております。  そして四つ目が、これは具体的な数字でもあらわれておりますが、チャレンジデー以降の、例えば区のスポーツセンターの利用者が増加しております。やはりチャレンジデーで無料開放したということもあると思いますが、こんなに安くスポーツ施設って使えるんだなということが多くの方にわかっていただいて、その後の利用増につながったのかなというふうに考えております。  そして最後、五番目が、平日でも意識すれば15分程度の運動やスポーツはできるんだということを多くの方に認識していただけたんじゃないかと、ここが一番大きい成果だと思っております。  昨日、日本経済新聞にも紹介されておりましたが、運動をしない人の理由の1番は、仕事や家事で忙しいという理由なんですけれども、平日ですから、やはり仕事や家事、まあ土日もあるかもしれませんが、そういった中でも、意識すればできるんですよということが、やはり去年のチャレンジデーの実施で皆さんにご理解いただけたかなというふうに思っておりまして、そこが大きな成果だったと思っておりますので、今年はその成果も皆さんにお伝えしながら頑張ってまいりたいというふうに考えております。 ◆堀江創一 委員 さまざまな、このことがきっかけで波及をされているんだなということを理解をさせていただきました。  私も、やっぱりチャレンジデーをきっかけにといいますか、やっぱり歩くことを意識をするようになりましたし、それこそ15分以上歩いたりとか当然ありましたし、自宅のマンションの階段を使うとか、そういうきっかけかどうかわかりませんけれども、そういう意識をやはりもつようになったなということを感じております。ぜひとも、この日常運動のさらなる向上というものもしっかりお願いをしたいなというふうに思います。  昨年、ちょうど1回目のチャレンジデー、ちょうど区役所の中庭でイベントを行っておりまして、そこの中には行きませんでしたけど、2階の控室で、参加をさせていただきました。本当に、結構15分を続けて運動するというのは、逆に言うと結構な運動量だなというふうにも実は思いましたけれども、こういうところで、身近なイベント会場なり、この体を動かすところの場所があれば、より多く参加することができるのかなと。イベントとしてのチャレンジデーを捉えたときに、そういうことも実は思いました。  ですから、参加率の向上というのは、基本的に課長の決意をお一人、今、お聞きをさせていただきましたけれども、これはもう特に全庁をあげての、やっぱり大事な取組みだというふうに思いますけれども、先ほどもPTを組んだりいろいろご検討されているというふうにお伺いしましたけれども、より具体的な思いを含めて、今後どのように取り組んで、当日を迎えていかれるのか、最後にお聞きさせていただければと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 昨年度も、当日は100を超えるイベントを区内各地で実施をさせていただきまして、今年はそのイベント数も昨年を超える数でやっていきたいというふうにも考えております。  新たな取組みといたしまして、まだ確定していないところもいろいろあるんですけれども、例えばというところで言えば、まずは今、CMですとかインターネットでも話題のダンスがありまして、そのダンスについて、大手の民間企業とコラボレーションをして、当日、ダンス教室、ダンスイベントのようなものを企画していきたいとも考えておりますし、さらにチャレンジデー当日までに、ラジオ体操マップを作成いたしまして、要は区内のどこでラジオ体操ができるのかというようなマップを作成しまして、チャレンジデー当日には、区内各所で定期的にラジオ体操をやるというような、そういったような準備も進めております。そういったような新しい取組みもしながら、先ほども申し上げましたが、PRもやはり徹底していきたいと思っておりますので、例えば先ほど文化振興費でもお話がありました多文化行政の中でも、外国人の方が3万人ぐらいいらっしゃいますので、例えば外国人の方向けのPRということで、英語版のチラシをつくろうかというような話もありますし、さらにPRもまだまだしていかなきゃいけないので、昨年やってなかった民間のプレスリリースサービスですとか、そういったものを活用して、たくさんのメディアに紹介していただいて、本当に多くの方にこのチャレンジデーを認知していただいて、当日の実践に結びつけていただこうというふうに考えております。  昨年度も、全庁を挙げる取組みを区民一丸となって取組みましたが、完全勝利には及びませんでしたが、今年もさらに強固に全庁、そして区民一丸となって取組みまして、勝利を目指して頑張りたい。そして、このチャレンジデーのすばらしさを、やはり区民の方に知っていただき、この真の目的であるスポーツの習慣化、そういったことに結びつけ、このスポーツ楽しいね、気持ちいいねというようなことを、皆さん自身が感じていただいて、本当に区民の皆さんが、今後もスポーツを通じて生き生きと健康に暮らせるようになればいいなというふうに思っておりますので、そのために担当課長として全力で頑張りたいというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆堀江創一 委員 もう本当にさまざまな取組みをして、必ず今回は勝つという決意を聞きましたし、そこにさまざまな地域の方のご協力をいただきながら、また勝利感というのはすごく大事だというふうに思いますので、ぜひとも今回は、勝利をして区民みんなで喜びたいなというふうに思いますので、さらなる取組みをよろしくお願いいたします。 ◆中里省三 委員 今、スポーツチャレンジデーの話がありましたので、少し補足をさせていただきたいのですが、昨年初めてやって、下関には負けたということでしたけれども、大変おもしろい試みだったというふうに思っています。今年は5月の30日ですか、やるということで、周知方法といいますか人集めの方法、参加者どういうふうにやって募っていくのかということで、例えば町会・自治会、あるいは小中学校はじめ、幼稚園や保育園等に働きかけをしているのかどうか教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 昨年度は全庁を挙げて取り組んでおりまして、各部から各部が日ごろつき合いのある関連団体、そこには当然学校ですとか幼稚園・保育園も含みますが、そちらにチャレンジデーの趣旨を説明していただいて、当日の参加協力をお願いしておりまして、実績といたしましても、区内の小中学校ですとか、保育園・幼稚園、ほぼ全てのそういった区の関連するような学校等については、チャレンジデーにご参加いただいております。 ◆中里省三 委員 1日のうちで15分以上の継続があれば、ジョギングだとかランニングだとか、こういうあらゆるスポーツが対象というように聞いているんですが、エントリーシートについて少し教えていただけますか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 昨年度、チラシを作成させていただいて、区民の皆様にお配りさせていただきました。そのチラシの枚数もかなりあったんですけれども、そのチラシには参加報告書というものが印刷されておりまして、そちらを集計センターというところ、民間の外部に委託しているところなんですけれども、そちらにFAXで送っていただいたりとか、あるいは電話でも「私、運動しました」というような報告ができるような、そういった番号が書いてありますので、そちらに電話をしていただくような、そういったやり方をしております。  それ以外にも、QRコードも印刷してありますので、スマートフォンを使ってインターネット経由で参加報告をするというような、そういったことも昨年度させていただいておりまして、今年も同じようなやり方で電話でもFAXでもQRコードを使ったインターネットでも、あるいは区内の商店街にそういった報告書を入れる箱も置かせていただいて、そこに報告書を入れた方もたくさんいらっしゃいますし、そういったいろいろなやり方で、本当に区民の方が気軽に「参加したよ」って報告できるような、そういった形で、今年もエントリーシートをつくっていきたいと思いますし、そういったエントリー方法にしていきたいというふうに考えております。 ◆中里省三 委員 よくわかりました。  そして、最後になんですが、今回の目標といいますか、ちょっと教えていただきたいのですが。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 今年の目標は、まず参加率の目標としては60%ということ、そして勝負の上では、やはり完全勝利、そして事業の成果で言えば、先ほど申し上げましたが、このチャレンジデーの趣旨を、区民の方がよく理解していただいて、その後のよき運動習慣、スポーツ習慣、そして健康増進につなげていただきたいというふうに考えております。 ◆佐々木勇一 委員 ここでは、新左近川親水公園のカヌー練習場等の整備について、お尋ねをいたします。  新年度では、カヌースラローム練習場、スプリント練習場、ポロ場、艇庫・管理棟の整備が予算化をされております。そこで、活用という観点で、3点お尋ねしてまいります。  1点目に、練習場というふうに銘打っているわけですが、これは公式戦のような大会等はできるのか、また今後、大会等は考えているのか、お聞かせください。  2点目に、一般の利用についてはどのように考えているのか。  3点目に、障害者の方のためのパラカヌーについても、大いに進めていくべきと考えていますが、いかがでしょうか。  3点、お願いいたします。
    ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず1点目といたしまして、今回の新左近川親水公園カヌー場でございますが、まず、カヌーポロにつきましては、競技場として整備をしていきたいというふうに考えておりますので、公式戦の開催は可能でございます。一方で、スラロームとスプリントにつきましては、練習場というふうにさせていただいております。これには理由がございまして、やはり公式戦を開催するためには、一定の規則というか基準ですね、レギュレーションが必要になってきますが、新左近川親水公園ではそれを満たすことができないということで、あくまで練習場というふうに位置づけております。  しかしながら、区民大会のようなローカルルールの大会は、特別縛りがございませんので、今、区のカヌー協会とも話をしておりますが、平成31年度には、新左近川親水公園を使って、カヌースラロームの区民大会ですとか、カヌーポロの区民大会は開催していきたいというふうに考えております。  もう一つの一般利用についてでございますが、基本的に、スプリントですとかスラロームですとかポロは競技カヌーなんですけれども、もちろん区民の方、初心者の方も含めて、気軽に利用できるように、そういうふうに整備していきたいと考えております。イメージといたしましては、貸しボートのようなイメージで、新左近川のカヌー場に来ていただいたときに、カヌーを体験してみたいという方がいたら、簡単に乗れるような、そういったようなことを考えております。今回、予算計上させていただいておりますが、シットオンタイプのカヌーを、今回10艇買わせていただきたいということで、予算計上しておりますが、シットオンタイプのカヌーというのは非常に転覆しづらい設計になっておりまして、初心者でも大変扱いやすいんですね。そういったシットオンタイプを中心として、一般の区民の利用者の方には貸し出して、カヌーの楽しさを知っていただきたいというふうに思っております。  さらに、技術力が高い方につきましては、あのカヌーのスラロームもポロもスプリントもできる場でございますので、スポーツ振興課はカヌーのスラローム艇もポロ艇もそういったものも持っておりますので、それは利用者の希望に応じて、あとは技術のレベルに応じて貸し出しをしていきたい。利用に供していきたいというふうに考えております。  そして、もう一つ、パラカヌーについての話でございますが、やはり2020年、江戸川区内でカヌーのスラローム競技が開催されるということがあります。やはり、障害の有無に関係なく区民全員で応援していきたいというふうに思っておりますし、やはりカヌーの楽しさを区民全員の方で感じてもらいたいというふうに考えております。  これまで、なかなかパラカヌーにつきましては、体制が整わなかったということがあるのですが、先ほど申し上げましたが、シットオンタイプのカヌーを買えればということになりますが、あのカヌーは障害者の方の利用にも適しているカヌーでございますので、初めての取組みにはなりますが、今年の7月に白鷺特別支援学校と協力して、2年生、3年生、たしか32名だったと思いますが、白鷺特別支援学校の子どもたちを対象としたカヌー教室も初めて開催させていただくということで、今、準備を進めております。  さらに、年間20回これまで行っております区民カヌー体験特別教室、こちらにつきましても、障害者の方が参加できるような障害者のためのカヌー教室を別枠で、次年度からは設けていきたいというふうにも考えております。  そして、やはり障害者カヌーにつきましては、非常にノウハウですとか、やはりそういったことが重要になってきますので、日本における障害者カヌーの中央競技団体であります日本障害者カヌー協会というところがあるんですけれども、今、スポーツ振興課では、そちらの協会と連携強化に向けた話し合いをしておりまして、今後、さまざまな事業においてバックアップをしていただけるというような、そういったことになってくるかと思っております。 ◆佐々木勇一 委員 中身の濃いご答弁をいただきまして、本当に夢があふれるなというふうに思います。  私、先日、予定地のほう、現地調査をしてまいりました。やっぱり公園としてはバリアフリー化はされているんですけれども、競技場とか管理棟がもし建設された場合については、もう少し対応が必要なのかなというふうなことも感じました。  そこで、障害者の方の利用を考えた整備については、どのように考えていらっしゃるのか。また、区立施設ではありますけれども、その運営については、現時点ではどのようにお考えなのか、お聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず1点目の障害者の方の利用に向けた話でございますが、今回新設する新左近川親水公園カヌー場でございますが、カヌー場の管理を行うクラブハウスを合わせて整備する予定でございます。このクラブハウスは、事務所ですとかそういった機能も当然でございますが、トイレですとか、男女別の更衣室、シャワールーム、そして倉庫、そういったものを設ける予定でございます。もちろん、障害者の方の利用も想定しておりますので、バリアフリー設計になっておりまして、入り口にはスロープも設けますし、さらに障害者向けの更衣室と、障害者向けのシャワールーム、これも別に設けますし、やはり多目的のトイレも設置するということで、障害者の方がご利用されるときにも、利用しやすい、そういったクラブハウスに今するように設計を進めているところでございます。  さらに、デザインのことを少し申し上げると、やはり場所が新左近川親水公園ということもありますので、水と緑にマッチしたそういったデザインを外観上、採用していきたいというふうにも考えておりますし、やはりアプローチも含めて、せっかくつくりますので、この機会に、そういった実際のシミュレーション等をしながら、もし障害者の方が利用したときに、ここはどうなんだろういうような、そういったこともいろいろ利用に供しながら、課題があれば、また対応していきたいというふうに考えております。  もう一つ、運営でございますが、新左近川親水公園の供用開始は平成31年4月を予定しておりますので、そうなりますと、今年中に運営の事業者といいますか、運営方法を決めないといけないです。その運営の方法でございますが、基本的にはやはりノウハウのある民間企業に業務委託をしようということで、今、考えております。そういうことを考えると、その前提として、やはりその運営方法等についた定めをつくる必要がありまして、そのため、今、二定で関連条例を上程する今、準備をしておりまして、またその中でご議論いただき、議決をいただければというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ◆佐々木勇一 委員 新左近川親水公園、本当に環境もすばらしい、いい公園だと私も思っています。今後、さらに人が集まるようになれば、川を眺めながら飲食をするような場所とか、そういうような施設等も考えられてくると思います。  指定管理と、今、業務委託という話ありましたけれども、ただただお金を収受しているだけじゃなくて、活用ということも含めて指定管理等による民間活力の導入、これについては今後、どのようにお考えでしょうか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 新左近川親水公園でございますけれども、開園してから30年以上はたちます。区民の憩いの場として、非常に利用率の高い場所でございますけれども、今後はオリパラに向け、カヌーと中心としたこういった水上スポーツの拠点としても、再整備をしていく予定でございます。もともとこの公園には、バーベキュー場があったり、駐車場があったりということで、さまざまな利用もありますし、また今、委員がおっしゃったようにロケーションも非常にいい場所でございます。こういった特色のある大規模な公園については、公園の運営としても、今後、民間の活力を導入しながらということで、検討もしていきたいと思っておりますので、民間の声をいろいろ聞きながら、検討をしていきたいと思います。 ◆佐々木勇一 委員 先ほどのアプローチとの件も含めて、土木部もしっかりと協力をしていただきまして、進めていただければと思います。本当にカヌーの街、江戸川区ということで言えば、中核施設になるような、地域活性化の目玉になるというふうに思います。今後とも力強い推進を期待しております。 ○須賀精二 委員長 以上で、第7款文化共育費の審査を終了いたします。  次に、第8款生活振興費の審査に入りますが、委員の交代及び執行部職員の入れかえがありますので、休憩したいと思います。再開時間は2時10分といたします。暫時休憩します。            (午後 1時47分 休憩)            (午後 2時10分 再開) ○須賀精二 委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。  はじめに、委員の交代についてですが、島村委員、本西委員から田島委員、伊藤ひとみ委員に交代しましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  それでは、第8款生活振興費の審査に入ります。予算書・同説明書の232ページをお開きください。第1項地域振興総務費、第1目地域振興費より審査願います。 ◆中山隆仁 委員 どうぞよろしくお願いいたします。  ここでは町会会館のことについてお尋ねいたします。以前にも、本会議で私のほうからお尋ねしたことでございますけれども、老朽化いたしました町会会館の建替え、改築修繕に際しまして補助を検討してほしい旨を述べましたが、その後どうなったか、お聞かせください。よろしくお願いいたします。 ◎白木雅博 地域振興課長 ただいまの件につきまして、委員さんよりご質問いただいた後、当時、具体的なご相談をいただいておりました町会・自治会、全町会・自治会に個別にお話を伺いました。そうしたところ、委員さんからのご質問については、法人化した町会・自治会に対して融資制度をというようなご提案でございました。その内容について、当時、ご相談があった町会・自治会とお話をさせていただいたんですが、融資と言えどもやはりかなりの金額を、お金を借りるという形になりますので、ご相談させていただいた町会・自治会からは、いずれもやはり、後々返済のことを考えると、なかなかそれだけの金額を融資を受けて、返済をあとの方々に、つけと言っていいのかわからないですけれども、その借金を、返済する負担を預けることにやっぱり抵抗があるので、融資制度をつくっていただいてもそれには乗れないというのが、お尋ねした全町会・自治会のご意見でございました。  また、融資制度を実行していただく金融機関側からも聞き取りをさせていただいたんですが、融資制度自体の創設はできるんですけれども、やはりより借りやすいような形で制度設計になりますので、今の市場金利の住宅ローンに比べて、どうしてもやはり金利が高くなってしまう、設定が高くなってしまうという課題があるということがございまして、それらの借りる側、それから貸す側のそれぞれの課題を考えて、今のところまだ制度創設には至ってないという現状でございます。 ◆中山隆仁 委員 建替えとなると、大金がかかるということもありますし、若い人たち、また子どもたちにつけを回したくないという気持ちもわかりますけれども、やはり10年、20年という月日もかかるんではないかなとも感じます。全て更地にして建て替えるということになりますと、本当に大変なお金がかかりますけれども、改築、修繕という形でもたせていくということも考えられますし、またその話をもっていった町会側も、どんな町会だかちょっとわからない部分もありますし、私のところには、もう老朽化して、どうしようもならないんだという町会もあります。何とか、お金が借りられればいいんだけどなという話、直接聞いておりますので、また検討していただきたいと思います。  それにはやはり、支援団体、法人ということでやっていただければ、法人になれば、つぶれることのない町会でございますので、とりっぱぐれは絶対ないということになりますから、ぜひ実行していただきたいと思いますし、これはなくなったということは、何かほかにも補助とか助成とかそういう形で貸していただいたりとか、出していただいたりとかあるのでしょうか。  区の、区立の地区会館ですと、例えば緊急的にクーラーが壊れたとか、また水道が破裂したりとかありますと、そういうのは全部、区のほうが全部修繕して出してくれるんですんですよね。地区協議会というのをつくっておりますけれども、そこからは軽微な修理であれば、そこからお金を出してくださいということでありますけれども、大半が役所のほうで出していただいてもらっているのが現状でございまして、何か、区立の地区会館じゃなくて自前の町会会館をもっているところの修繕とか、改修に当たっては、何かお手伝いとか補助とか出していただけるんでしょうか。その辺のところもちょっと。 ◎白木雅博 地域振興課長 まず、今ちょっと話に出ました地区会館につきましては、委員さんもおっしゃっておりましたけれども、建物は全て区立の建物ということでございますので、特に大規模な修繕につきましては、区立施設ということで区側が手立てをさせていただいているという現状でございます。  それから、もう一点の質問についてですが、先ほど聞き取りをさせていただいたというお話もさせていただきましたし、その後も何件か、ご相談はありますけれども、そのご質問につきましては、それぞれ各地域の地域サービス係等を通じて、丁寧に聞き取りをさせていただいているところでございますが、委員さんもちょっとお話をいただいたとおり、例えば土地の問題であったりですとか、あるいは建物も大規模な改修であったり、あるいは小規模な改修であったり、あるいは相続の問題であったりということで、相談内容についても、やはり多岐にわたってございます。  また、所有者の関係も、それすらはっきりしてないというようなところもありまして、ご相談の話を聞いていくと、やはり何か一つ制度を創設して、それで全て解決するということは、これはなかなか、この問題に関して難しいなというのを実感しているところでございます。  ということで、今現在につきましては、ご相談があった案件については、丁寧に聞き取りつつ、また例えば空き家を一緒に探しにいくとか、そういった寄り添いながら対応させていただいて、何とか解決に結びつくような手だてを探っていると、一件一件寄り添いながら探っているというのが現状でございます。 ◆中山隆仁 委員 町会というのは、本当に役員さんたちが無償で働いておりまして、本当に労力と汗を流して、大変な思いをしておりまして、いわば小さな役所のような一端を担っているのではないかと思います。  ですから、大切にひとつお付き合いをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。私のほうからはそれだけでございます。ありがとうございます。 ◆佐々木勇一 委員 ここでは、新川さくら館についてお尋ねしてまいります。  平成25年7月にオープンした新川さくら館ですけれども、このほどプロポーザルによって指定管理者が決定をいたしました。また、指定管理料については、新年度は増額をされております。そこで、その狙いと、にぎわいづくりなど、新たな考えがあれば教えてください。 ◎白木雅博 地域振興課長 来年度というか、この4月からに向けて、指定管理者制度は第二期ということで、プロポーザル等を昨年度、実施させていただきました。  今回、増額の要因の一つとしましては、今、委員さんがおっしゃいましたにぎわいづくりのうち、これまで館内施設を中心に行っておりました企画展等の充実はさらなる充実というのは当然あるのですけれども、さらにそれを広げて、沿線全体にも何かにぎわいづくりができないか、指定管理者の候補の方々にご提案をいただいたところでございます。  そういった点で、増額の要因となっておりますが、具体、一つ提案の中で申し上げますと、例えばさくら館につきましては、近所に堀口養魚場さんがございまして、江戸川区自体、もともと金魚が名産ということで、今回、指定管理者さんからご提案いただいている中では、山口県の柳井市というところに「金魚ちょうちん」というのがあって、それが有名らしいんですけれども、その「金魚ちょうちん」をさくら館のほうでも装飾として利用できないかなというような提案をいただいております。ちょうちん自体は小学生でもつくれるようなものもあるらしくて、そういったつくり方の講座しかり、それからつくったものを館内、あるいはその中庭等に飾ったり、イベント時に使ったりということで活用ができるのではないかというようなご提案も、具体的にはいただいておるところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 まさに、江戸川区の名産ですよね、金魚ね。それと合わせて、新川のほど近いところに、二之江第三小学校という学校があるんですけれども、そこの子どもたちがつくった作品なんかを色づけしたようなものを川に並べて、アートみたいな形で展示したりしているときもあるんですよね。そういった意味でも、そういう小学生が、金魚ちょうちんをつくる。そして、またみんなでそれを楽しむという、そういったものがもう広がっていくなというふうに思います。アートという視点とか、あと江戸という切り口で、さらににぎわいづくりを打って出ていっていただきたいなというふうに思っております。以前私がお伝えした中に、例えば塩の道でしたので、塩とか千本桜ですので桜とか、そういうのにちなんだ名産づくりというのをお伝えしておりますけれども、その後もし動きがありましたら、また今後の考えについてお聞かせください。 ◎白木雅博 地域振興課長 名産品につきましても、プロポーザルの提案の中でいろいろと提案をいただいておるところでございます。また、具体化したものはございませんけれども、やはりそういったさくら館ならではの名産というものを今後2期目の指定管理者の制度の中では、指定管理者と区、それから地域協働でぜひそういうものをつくっていきたいというふうに考えてございますので、逆にそういった地域情報等をあるようでしたら、ぜひ寄せていただいて、我々が今後、またそれを進めていく上で参考にさせていただければというふうに考えてございます。 ◆佐々木勇一 委員 新川さくら館の第2ステージということで、新たな展開を楽しみにしております。  さて、新川さくら館ですけども、催し物とか朝市とか、いろいろな使われ方をしていまして、多くの方が来場しております。その中で、和船が目当てでお越しになっている方もたくさんいらっしゃいまして、本当に和船の会の皆様にはお世話になっているわけですけれども、そこで和船について2点お尋ねをさせていただきます。まず1点目に、毎年、新川千本桜をめでるお花見和船というのは、大変好評いただいておりますけれども、今年の予定がございましたら、教えていただきたいことと、あと2点目に新川における和船、そういった環境の整備について、何かあればお聞かせください。 ◎白木雅博 地域振興課長 まず、1点目のご質問、お花見和船の今年度の予定でございますが、昨年度につきましては、具体的に申し上げますと、3月の25日から4月の2日という9日間をお花見和船の運行日と指定いたしまして、連日運行する予定で、去年は実施させていただいたところでございますが、残念ながら桜の開花が結果的には4月の10日ぐらいが満開ということで、我々が設定した日程のときには、まだ3分咲きぐらいの状況で。また、春気候ということで、天候がかわりやすく、雨の日も何日か続いてしまったという反省点がございました。今現在、和船の会の方と定期的にお話をさせていただいているんですが、その反省を踏まえまして、今年度につきましては、同じ3月の24日からなんですけれども、期間後半を4月の中旬15日ぐらいまで延ばして、その間、毎週の土日と、それから平日基本は水曜日を運行日とさせていただいて、いつ開花してもある程度間に合うような形の今回、運行計画を和船の会とのお話し合いのもと、決めさせていただいているというところでございます。  それから、2点目の環境整備、何か変更があるかということでございますが、以前、桜シンポジウムを実施した際に、ちょっと仮設で船着き場の水門広場等のあちら側のほうに、仮設の船着き場を設定させていただいたんですが、こちら同じように2点常設で仮設の船着き場をできるような環境整備を今回考えておるところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 増設していただけるということは、これは駅からハイクなんて非常にたくさんの方が新川を歩いて楽しまれていたということがあって、私もご近所の方から船堀街道は船堀の駅から歩いてきて、新川に着いたところあたりから、船が乗れればいいですねなんていうことも以前お伝えさせていただきました。そういった意味で、船着き場も今後整備していただくということで、さらなる活用ができるんじゃないかという期待をしております。観光資源というキーワードも出てきておりますけれども、和船の会の方がいらっしゃるからこそということもありますし、また新川げんき会の方とか、ごみも拾っていただいたりとか、当然のことながら新川千本桜の皆さんという方々も本当に沿川の皆さん含めて、本当に新川を愛しているなということが伝わってくるところでもありますので、今後もぜひすばらしい新川さくら館となりますよう、地元住民としても期待をしております。 ◎白木雅博 地域振興課長 今、お花見和船、今年の予定で3月の24日から4月の15というふうに申し上げてしまったんですが、もう1週長く3月の24日から4月の22までということ。4週間実施させていただく予定でございます。申しわけございません。訂正させていただきます。 ◆伊藤ひとみ 委員 コミュニティ会館について、お聞きします。区の施設は全て施策の実現のためにあると考えております。コミュニティ会館は単なる貸し室ではなく、地域力を高めるもの、コミュニティづくりのための施設だと思っていますが、コミュニティ会館はどのような施設なのか、改めてお聞かせください。 ◎河本豊美 小松川事務所長 コミュニティ会館は委員がおっしゃるとおり、文化の向上ですとか、スポーツ振興、それからコミュニティの醸成といったことで、目的をもって設置させていただいております。 ◆伊藤ひとみ 委員 昨年、勤労福祉会館が新しく船堀コミュニティ会館となり、サークル活動が盛んに行われています。こうした活動を区が大切にしているからこそ船堀にもまたつくったのだと考えます。  また、松島にも新しくコミュニティ施設の建設が予定されており、新川さくら館を含めれば、全部で33館になると伺いました。こういった施設があることでサークル活動をはじめ、さまざまな活動が活発になると思います。コミュニティ会館はサークル登録をすると利用料の減免がありますが、さまざまな活動が活発になるよう、備品を置く場所やロッカーなどをあらかじめ設置し、さらに保育室や子ども広場のような子育て中の親も集まれるような部屋や設備を整えてはどうでしょうか。江戸川区が子育てを力強く応援していこうという姿勢をあらわし、地域力を高めようとすることを感じられるような施設にしていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 ◎河本豊美 小松川事務所長 コミュニティ会館の倉庫ですとか、ロッカーにつきましては、各館の状況によって設置してあるところを使っていただけるところがございます。今、17館ほどは設置してございます。それから、子育て広場につきましては、北小岩コミュニティ会館ですとか、広場的に設置しているところございますけれども、区の中には20カ所ほど子育て広場もございますし、会館につきましては100団体ほどそういった子育てサークルもございますので、保護者の方のご利用形態ですとか、活動のしやすさでご利用いただけたらなというふうに思っております。環境整備につきましては、なるべく区民の方が利用できやすいような環境の整備に努めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ◆伊藤ひとみ 委員 よろしくお願いします。区民にとって、コミュニティ会館はとても身近な施設だと思いますが、ホームページではどこにあるかは確認できても、本来、どのような施設なのか、江戸川区の思いを伝えるコメントがホームページに掲載されていてもよいと思います。清新町では街ができた当初に、コミュニティ会館という施設がサークル連合会をつくることで、地域づくりに大きな役割を果たしたと聞いています。コミュニティ会館は地域力が高まり、自治ということが身近に感じることのできる施設ですので、さらに活動が活発になるような取組みをしていただきたいと思います。  最後に、いただいた資料ではコミュニティ会館の調理室にある食器洗い用の洗剤は液体石けんと合成洗剤との併用とありましたが、事業者には石けん指針についての説明をしていることは承知しておりますが、使用しているその場に説明があることが理解につながると思いますので、以前にも申し上げましたが、利用している方々にも本区の石けんについての考え方、使い方の説明などを記載したものを置くことを改めて要望して終わります。お願いします。 ◆鵜沢悦子 委員 就労支援関係費の若年者就職サポート事業について、お伺いをいたします。この事業は2年目ですので、2年目というのは4月から2年目になりますので、今、1年目の途中ではありますけれども、この1年間について伺います、約1年間について。この事業を行う背景も含めた内容についてと、実績と成果について、お伺いいたします。 ◎白木雅博 地域振興課長 今、委員さんお話しいただいたとおり、平成29年度から初めて、今年がまだ1年間の途中というところでございますが、目的といたしましては、最初は大命題が江戸川区で働くことの魅力を若者に伝えようというのが大命題でございます。具体的には、区内の中小企業の求人を求める会社企業と、それから職を求める若者、これを面接会等を通じて、マッチングという言葉を使っておりますけど、要は面接会等を通じて、区内中小企業に若年者に就職をしていただくというのが事業の目的でございます。具体的な成果というお話がございましたけれども、これは事業自体は東京都の補助金を使って、民間に民間委託して事業を進めておるところでございまして、今年度委託に当たっては、区との間で15名以上、区内の中小企業に就職を、正職員として就職を成立させていただくという前提で、今契約を進めているところでございまして、今まだ途中経過なのでございますが、現在、14名まで就職が正職員として就職が成立しているという状況でございます。 ◆鵜沢悦子 委員 約1,000万ぐらいの額で東京都全額補助はいただいているんですけれども、そういう今、区内の本当に魅力ある中小企業の中で、若い人たちが本当に就職先をきちんと見つけて、そして長くお勤めができるようになるって、そういうことだと思うんですけれども、働いてほしい側と働かせてほしい側と人材確保と就職先決定ということで、実はなかなか思いの食い違うことがあるんだと思うんです。そういうことをうまく講演をしたりとか、それからもしかすると、中小企業先にもお連れになっているのかもしれませんけれども、具体的にどんな感じでどういった企業がどういうふうに受け入れていただいているのか、ちょっとお聞かせください。 ◎白木雅博 地域振興課長 今、お話しいただいたとおり、特に求職者、若年者のほうは単純に何もせずに例えば、希望を聞くと職種で言うとやはり事務職の希望が圧倒的に多いです。逆に、建設業ですとか、運輸業ですとか、そういったところへの希望というのは、単純に聞いてしまうと少ないんですけれども、ただ、いろいろとセミナーですとか、それから個別のカウンセリングなんかを通じてお話をしていくと、必ずしもあなたの希望が事務じゃなくても大丈夫なんじゃないかというようなところもあったりですとか、あるいは中小企業に関しても会社のことを知らないがために、敬遠しているんだけれども、今回のこの事業で、例えば、面接をする前に1分ぐらい企業さんに自己PRをしていただいたりですとか、あるいはさらに前段としては、求職者に対してキャリアカウンセラーがご本人たちが本当に望むものが例えば、安定なのか、給与なのか、それともワーク・ライフ・バランスを重視するのかとか、そういったご自分たちが本当に求めているものが何なのかというのを考えさせるような、そういったセミナー等も行った上で、それから企業紹介もやった上で、面接をやりますので、当初来たときとは違う思いでいろいろ話を聞いてみると、やっぱりここが自分に非常に合っていたというようなことで、就職に結びついたということがかなり多く14名の事例の中でもございますので、そういったセミナーですとか、それからカウンセリングを通じて、本当の意味でのマッチングを行っていくというのが一つ。それから、企業側に関しても、なかなか特に中小企業でふだん余り若者とおつき合いがないような会社さんは、若者が何を求めているかということがわかりづらい部分があるんですけれども、そういったところで例えば、うちは休暇が多いですよというところをアピールしたらどうでしょうかとか、あるいは創業40年、50年の会社さんについては、それだけやっているということで安定した企業ですよということをPRしたらどうでしょうかというような細かいところでございますけれども、若者が関心を持っていただけるようなキャッチフレーズというか、自社の売りがこういうところだよというのを逆に気づかせるような、そういった企業セミナーというのもこの事業の中で行わせていただいているところでございます。 ◆鵜沢悦子 委員 大変細かくそれぞれの思いの食い違いがないように詰めながらのマッチングをしていただいているということがよくわかりました。非常にちょっとお勤めされてもお辞めになってしまうとか、それからこういう方々を求めていたんだけれども違うなと思ってしまったりとか。そういうことって、現実にはたくさんあることだと思うんですけど、本当はそうではなくて、そういうセミナーだったりとか、カウンセリングをするとかによって、将来の自分をまた見つめ直したりとかできるのではないかなというふうに思っていますので、引き続き東京都の事業ではありますけれども、引き続き区はこれを利用しながら、若年者の就職に結びつけていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆大橋美枝子 委員 私も若者の就労支援について、お尋ねしたいと思います。東京都のを活用されたということで、東京都としては毎年同じものではなく、少し付加価値をつけて、次年度はやるというような中身もあったと思いますので、今度新年度のプラスアルファの部分というのはどんなことをお考えでしょうか。 ◎白木雅博 地域振興課長 平成30年度につきましては、基本としては同じ事業者に同様の趣旨で事業を行っていただく予定でおりますが、委員さんにご指摘いただいた部分につきましては、特に再就職を目指す女性、それでも若年者という39歳までという定義がございますけれども、その中の再就職を目指す女性に対する支援を来年度については、強化していきたいというふうに考えてございまして、具体的には面接会でそういった方々専用の相談ブースをつくったりですとか、あるいは先ほど申し上げた企業のセミナーでは、そういう女性の働きやすい環境を整えることが逆に企業にとってもメリットが生まれるんだよというようなことを啓発していくとか、そういったところの取組みを来年度重点としてやっていきたいというふうに考えてございます。 ◆大橋美枝子 委員 それは、ぜひともお願いしたいと思います。それで、次の視点としてはせっかく就職したのに、さっき鵜沢委員も心配されていましたけど、途中で辞めてしまうみたいな、そういう心配もあると思うんです。そこへのフォロー、実際に今、14人就職決まってよかったなって思うけど、半年たったら辞めましたみたいなことにならないように、どうフォローアップするかというのも次の課題だと思うんです。その辺はどうでしょうか。 ◎白木雅博 地域振興課長 私もその点心配でしたので、改めて確認したんですが、今年度この事業の14名については、今のところ引き続き雇用はされているということでございます。定着支援につきましては、この事業の事業者も個別にご相談があれば、いつでも相談してくださいというスタンスで求職者の方々にはお話しておりますし、また江戸川区としてもヤングほっとワークえどがわ等で、そういったことで何か悩み等があれば、相談に乗りますよということの周知は、それぞれ面接会等でも合わせてチラシ等を配ってさせていただいておりますので、そういった体制で取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 ◆大橋美枝子 委員 私もそれが今、事業が始まったばかりだからこそ、とても大事だと思います。それで、ヤングほっとワークの相談時間というのは決まっていますよね。そんな長くないので、やっぱり相談窓口を少し広げるとか、実際は一人しかいらっしゃらないのに、そんな全部できるかどうかおいておいて、そういう意味でのヤングほっとワークの拡充というのは何か方向性はどうでしょうか。 ◎白木雅博 地域振興課長 今のところおっしゃるとおり、お一人のキャリアカウンセラーの方が今、相談に当たっているということで、原則予約制ということでやらせていただいてございます。ただ、実際のところ、ここのところ就職の求職者の職の状況といいますか、が改善しているということで、実際に相談件数等については、残念なのか、いいことなのかわからないですけど、減少傾向になってございますので、このタイミングでそこを拡充するというところは今のところ考えていないという状況でございます。 ◆大橋美枝子 委員 ヤングほっとワークの担当の方、非常にすぐれた力量のある方だって、私も改めて思いますので、そこの対応、やっぱりフォローアップも相当利いているんじゃないかというふうに私も認識しています。ですから、今後の方向としては、そこを拡充するということも視点としてはぜひ持ってもらいたいということを、改めて意見として申し述べたいと思います。  それから、もっと今後このことを拡充していく、予算の規模としては約1,000万ですから、23区比べてみても、少ないほうかなというふうに率直に感じます。多いところは1億円近い予算を都からとっているところありますから、それは多岐にわたっているということも含めてですけれども、そこで注目されるのが、世田谷の、大変、私は注目したんですけれども、就労に向けた一歩が踏み出せない、生き辛さを抱えた若者に対して、さまざまなセンター、NPO法人なんかも含めて、サポートステーションもありますので、そういうところと連携して、そういう江戸川区は若者きずな塾もありますけれども、本当に抱えている課題の大きい青年にどう対応するかというところに、どう広げていくかというあたりは、どうでしょうか。 ◎白木雅博 地域振興課長 今、お話しいただいたとおり、一歩の部分につきましては、きずな塾が非常に効果を上げております。また、一歩から踏み出してさらにということでは、今度ヤングほっとワークが受け皿になるということで、江戸川区の中で個別の事業になっておりますけれども、段階を踏んでそういった支援策はできているのかなというふうに考えておりまして、今のところ、これをさらに拡充というのは、今のところ検討はしていないし、考えてはいない状況でございます。 ◆大橋美枝子 委員 基本的にはそこを充実させるということを否定するわけではありませんが、もう少し一歩踏み込んで前回からも私も言っていますが、例えば職場実習OJTも含めたそういうきちっとした職場実習での就労体験をできるシステムをつくる。または、保護者向けのセミナーをやっていくとか、あるいは実習したことに対する実績の助成金を支給するとか、さまざまな角度でこれは全都的に展開していると思うんです。そこをぜひ研究してほしいんですけど、そういう意味での考えというのはどうしようか。 ◎白木雅博 地域振興課長 今、委員さんおっしゃったとおり、ジョブトライ的なものは国のほうの補助金ですとか、都の補助金、事業側に対する補助金なんかもありますので、こういう既存のものについては、ぜひ積極的に企業側もそれから、主に補助金出るのは企業側ですけれども、活用していただきたいと思います。実際、ハローワークに聞くと、かなり江戸川区内の企業さんでも毎年活用させていただいているようですので、これは引き続き、そういった制度の周知にとどめていければなというふうに思っています。  あと、求職者側でございますけれども、恐らく委員さんがいろいろと引き合いに出されているのは、都の事業の中で雇用型と言われる、要は事業者が求職者をある意味丸抱えで、研修から何から1年かけてやっていくというようなお話をされているんだと思うんですが、これはそれなりに内容としては成果があるというのは我々も認めているんですが、やはり経費が非常に多くかかる。それに対して、やはり就職目標というのをどの事業も東京都側に出しているんですけれども、例えば8,000万円ぐらい出しても、就職目標は20人だったりとかいうことで、単純な費用対効果では出せないですけども、やはり費用対効果の面ですとか、効果の面で踏み込むにはまだちょっと研究、検証が必要かなというふうに区としては考えているところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 ぜひ検討してほしいということを意見として述べて終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目住基・個人番号制度推進費。 ◆太田公弘 委員 マイナンバー制度について、お伺いをさせていただきたいと思います。まず、私もこれはマイナンバーカードつくりまして、実物ですが、これは交付申請書の中にQRコードがあるので、QRコードをスマホでかざして読むと、すぐにそこにもって行ってくれて、申請はすごい簡単ということで。ただ、届いてからの手続きがちょっと時間がかかるんですけども。印象としては本当に簡単だったということでございます。まず、マイナンバーカードに関して、推進状況を含む本区の推進状況について、お聞かせを願いたいと思います。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 まず、マイナンバーカードの現状でございますけども、2月1日現在の交付枚数ですが、9万545枚で、人口比13.02%というところでございます。日本全国ですと、1,300万枚強で10.5%、23区ですと130万枚弱で13.7%といったところでございます。先ほどQRコードのお話をいただいたところでございますけれども、区のホームページ等でもご案内をしておりますし、マイナンバーの総合サイトのほうにも導くようにしているところでございますけれども、もう少しその辺も含めてPRの工夫を重ねていきたいというふうに考えてございます。 ◆太田公弘 委員 数字だけお聞きすると、まだまだこれから伸びていかなきゃならない数字かなと思います。全国的にもそうですし。私どももそうだと思います。一昨日かな、どこかでマイナンバーの制度の課題ということで話が出たという記憶があるんですけども、今年度から自治体間の情報連携というのは始まっているというふうに、そのときのお話では出ました。まず、情報連携について、どのような内容なのかということと、それから具体的な推進状況、そしてこれまで進めてきた上で、本区としてこれはちょっと課題だとか、問題だなというふうに認識していることがあれば教えていただきたいと思います。以上、3点お願いいたします。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 まず、1点目の情報連携という問題でございますけれども、平成29年の7月の18日から施行運用という形で始まりました。その後、約3カ月間経まして11月の13日から本格運用に移ったところでございます。これは、マイナンバー法に基づきまして、これまで区民の方、住民の方が行政で手続をする際にさまざまな書類を用意をして窓口に臨んでいたと思うんですけども、これを専用のネットワークを用いまして、異なる行政機関で持っている情報をマイナンバーから生成された符号をもとに情報をやりとりをするものでございます。情報連携の状況でございますけれども、これまで1月の末までに江戸川区では約1万9,000件の情報の照会を行ったところでございます。また、逆に4,500件強の照会を受けているところでございます。今時点では、余り大きなシステムトラブルは起きていないところでございます。  また、3点目のほう課題でございますけども、3カ月間の施行等を通じまして、一番多かったのが情報をとりに行ったんですけども、情報が古くてかえって現場が混乱してしまったというようなことと、また、これは始まる前からわかっていたことだったんですけども、情報をやりとりするんですが、情報が足りなくて、実際自由に使えないというようなことがあって、今年の7月に延期になったとか、そういった課題が残っているところでございます。 ◆太田公弘 委員 制度が始まったときに、いろいろなトラブルがあって、イメージ的にはよくないというのがあったんですけども、その後、順調に進めてきていただいて、情報連携ということで、今のお話をいただきました。今、最後に教えていただいた課題ですけども、これは区として解決できる問題なんですか。どうでしょう、その辺は。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 さまざまな課題が残っているところでございますけども、区で解決できる部分もございますが、システム設計をしているのが区が主導的に行っておりますので、国のほうで主体的に調整等を行っていくべきではないかなというふうに考えてございます。 ◆太田公弘 委員 わかりました。ぜひとも国の制度ですから、その辺はしっかり国のほうにも課題を区としての認識ということで、しっかりと伝えていただきたいと思います。昨日の読売の一面に、住民振り仮名正確に登録ということで、記事が載っておりまして、これはネット手続を簡単にして、住民の方の利便性の向上のためにということで、今までなされてなかったみたいです、ちゃんと。なぜこうなったかというところに至るまでの一つの何て言うんですか、これがあったがためにこれがわかったということで、これがマイナンバー制度だったということに。不正確な振り仮名の不備は市区町村が2015年に住民に配布したマイナンバーカードの交付申請書、さっきも出てきましたけども、振り仮名が記載されていたことで発覚したということで、今回の制度がなければ、なかなかそうした課題が見つからなかったんじゃないかなということをちょっと載せた記事が昨日出ておりましたので、ご紹介いたしましたけれども、さまざまなことを言われておりますマイナンバー制度ですけども、住民、特に区民にとっては利便性の向上に、これからの時代には欠かせないものだなというふうに、我々認識をしております。そういった意味で、情報連携の具体的にこういうことが可能になるということが今の時点でわかっているものがあれば、これもちょっと教えていただきたいと思います。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 今のご質問でございますけども、情報連携がうまく回っていきますと、今まで先ほど申しましたとおり、書類を事前に用意して、例えば休みをとったり、郵送とかでさまざまな書類を用意して、区役所等に出向いていってという手続きをされていたと思うんですけども、今度はそういった書類を用意することなく、窓口に行きますと、窓口において、必要な情報がネットワークを使ってやりとりをするというようなことで、そういった手間暇と言っていいかわからないですけど、そういったものから解放されたりとかということは考えられます。  また、これは区の窓口だけでのことではなくて、区民の皆様が例えばハローワークに行ったりとか、年金事務所へ行っても同じような利便性の享受ができるというものでございます。そのようになっていくというふうに考えております。 ◆太田公弘 委員 最後に、コンビニ交付というのは、マイナンバーカード、マイナンバー制度が始まって進められておりますけども、今現在どこまでできるかというところを教えていただきたいんですが。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 現在のコンビニ交付でございますけども、住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍の証明書、戸籍の附票でございます。この四つでございます。 ◆太田公弘 委員 これは、時間とか場所も関係なく欲しいときに、マイナンバーカードさえあれば、取得できるということで、大変な便利なものだと思います。マイナンバー制度に関しては、しっかりと区のほうも先ほどのいろいろな課題点もありましたけども、国ともしっかりと詰めていただいて、区民の利便性向上のためにしっかりと進めていただきたいというふうに思います。 ◆須田哲二 委員 同じくマイナンバー制度について、お聞きしたいと思います。最初に、通知カードもう大分たちますけど、届いていない保管分というのが1,300ほどあるみたいですけども、現状とそれに対する評価、どうお考えなのかと。それから、個人番号カードのお話、今あったんですけども、15%申請があって、13%交付したということで、全国的な数字も出ましたけども、2年たちますよね。2016年からの1年と、去年1年とで進捗率というか、1年ごとの、これはどうなのかなと。それに対する評価、まずそこからお聞きしたいと思います。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 まず、1点目の通知カードでございますけれども、現在区に保管されている通知カードは1,333通でございます。これは、一度自宅のほうへ送りましたけども、不在等で戻ってきたものでございまして、これは何らかの形で受けとっていただきたいと考えているものでございます。これまで、いろいろと昨年の暮れまでに相当数の数が区に保管されていたところでございますけども、2年近く区で保管されてあったものにつきましては、年末に廃棄をしたところでございます。  2番目のマイナンバーカードでございますけども、評価ということでございますが、今までに9万枚の交付をしておりまして、依然として1日当たり50人の方が申請をしているところでございます。これは、ずっとコンスタントにそれくらいの人数が来ておりますので、一定のニーズがあるのかなというふうに思っているところでございます。 ◆須田哲二 委員 通知カードがやっぱり届いていない世帯、個人がいるという現状はかわらないわけですよね。結局、制度をつくったけども、必ず置いてきぼりになって、それでいいといえばいいんですけど。それから、個人番号カードは任意ですから、任意にしても全然進んでいないなという感じですよね。必要性が、私も持っていないです。全く必要性を感じていませんから、個人番号カードなんてとらないんですけど。だから、13%しか今交付されていなくて済んじゃっているという意味では、余りメリットないなというんじゃないのかなと。それで、毎年8億円ぐらいかけています。今年もそうですけど、来年度も8億ぐらい予算、推進費、住基カードの古いのもあるんでしょうけども、そのうちの半分ぐらいがシステム改修だとか委託費なんですけども、これだけのお金をかけて区にどういうメリットが、マイナンバー制度になって、現在2年たちますけど、どういうメリットがあるのか、それから、システム改修にこれだけのお金をかけているんですけど、もう2年たっているんですけど、何に改修費かけているのか。委託、完全な業者委託なのか、改修をまだやっているのかという、この辺の内訳を教えてください。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 毎年、一定の額をシステムに投入しているところでございますけど、全てがマイナンバー関係にかけているものでございません。既存の住基システムの改修であるとか、印鑑であるとか、そういったさまざまなものにかけている経費でございまして、マイナンバーにどれだけ寄与しているのかというふうに、それだけで評価はしていただきたくないなというふうに思ってございます。要は、これは、今申しましたとおり区だけが享受するものではなくて、相手の情報を使う側も共有をするものでございますので、そういった全体のところで見ていただきたいなというふうに思ってございます。 ◎髙原伸文 生活振興部長 マイナンバー制度ですけれども、全て完成形になっているというわけではなく、暫時進んでいるというのが現状だと思います。1点は、大きく前進したのかなというのが、さっき課長も申し上げましたけど、昨年来からの情報連携の開始ということで、これで行政手続でこれまで添付書類が必要だったのが、要はそういうマイナンバー上で書類の確認ができるようになったということで、これはやっぱり一つ簡素化になっているなというふうに思います。  それから、あとやっぱり身分証としての活用であったりとか、それからコンビニ交付の話も今させていただきましたけれども、徐々にまたもっと進んでいくことによって、メリットも享受できるようになるんではないかというふうに考えているところでございます。
    ◆須田哲二 委員 ちょっと今の答弁だとメリットもこれから考えるみたいな答弁ですよね、はっきり言って。区として個人にしても、何をメリットとしてはっきり想定して準備しているのか、非常に不明確だなというふうに思います、そういう点では。我々なくても生活していますから、全然問題なしに。ですから、国のほうでいろいろやりとりされているように漏えいと個人の国が個人の監視、管理という点でのデメリットが異常に大きい。先進国でもイギリスなんかが一旦導入しちゃって、すぐにやめちゃった。アメリカや韓国でもたくさんの漏えいに基づくなりすましも含めた事例があるということで、デメリットが異常に大きいのに、なんで日本だけがちがちに進めているのかなという点では、経団連なんかが社会保障費の削減だとか、国が税収引き上げ、こういうあまり国民にとってあまりメリットがないことに使われちゃうなという感じで、もう一つは顔認証、住基カードをつくると顔写真ができるので、多少整形したとしても今のシステムはわかっちゃうと。そうすると、完全に管理されちゃうんですよね、どこに誰が移動したかと。これがもし、北朝鮮みたいなああいう危ない国だったら、どうするんですか。大変なことになっちゃうんです。国がそういうふうにならないという保証はないですよね。今の安倍政権で共謀罪で秘密保護法、危険な方向にいっているんです。我々はそういうふうに認識していますから、そういう政権にもしかわったときにこの制度があった場合には、本当に監視社会になるという点で、それから漏えいした場合の危険性もあるので、これ以上いろいろな情報を紐付きさせるということには大反対ですので、一刻も早く廃止して、多少の不便があったとしても、それは無駄なお金をかけなくて済んでいるというふうに思ったほうがいいんじゃないかなということで、早くやめるべきだというふうに申し上げて終わりたいんですけど、最後一つ、どういう評価なのかご意見を。 ◎髙原伸文 生活振興部長 先日、1月の下旬になりますけれども、野田総務大臣のほうから各自治体の多田区長も含めて、首長さん宛に通知がございました。やはり一つ強調されていたこととしては、今、恐縮ですけど、須田委員さんからのお話に関係するのかなと思うんですが、マイナンバーやマイナンバーカードに対する誤解を払拭することも重要だと。悪用に対してはマイナンバー利用事務における本人確認やマイナンバーカードの偽造防止措置、暗証番号等のなりすまし防止対策等が講じられており、安全に利用していただけるようになっておりますと。こうした点を改めて住民の皆様に知っていただくとともに、マイナンバー制度のメリットを多くの方に感じていただけるよう一層の周知広報をお願い申し上げますというような形でお願いをされておりますので、我々はこういう形に基づいて執行していきたいと思ってございます。 ◆鵜沢悦子 委員 住居表示管理について、お伺いをいたします。住居表示管理の中に、街区表示板、地域案内板のローマ字併記ということがありますが、こちらの説明のほうでは地域案内板多言語化対応等委託料ということになっているんですけれども、オリパラ関連事業の中の街づくりの中にも道路案内標識の英語併記化というところがあります。地域の魅力を高めるまちづくりの一環としての拡充事業として、表示板を地域案内板ですけれども、ローマ字というふうになっているんですけれども、これは英語というかローマ字、多言語となっているけど、ローマ字ということなんでしょうか。まず一つ。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 今のご質問の街区表示板等の多言語化でございますけども、多言語化って要するに、書いてございますけども、日本語のほかにローマ字で表記をするというふうに考えてございます。 ◆鵜沢悦子 委員 住所というか町名は町名で残るわけですので、ただ町名が漢字であったり平仮名であったりすると読めないので、それを読みやすくというふうにとっていいのかなという気はいたしますけれども、具体的にどの地域から始めるのか、何年がかりでやっていくのかということをお聞かせください。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 整備につきましては、オリパラを契機に江戸川区内に会場もできるということで、葛西地区を中心に今、考えてございまして、西葛西の周辺から始めていくのかなというふうに考えてございます。大体開催されます年まで3年間をかけて整備をしていきたいというふうに考えてございます。 ◆鵜沢悦子 委員 今、貼ってある住居表示板と同じ大きさなんですか。それか、ちょっと違う表記をするわけですから、ローマ字を表記するわけですので、同じ幅、同じ長さ、同じ色で、そこに英語というかローマ字がつくだけなのか、どういう形なのか、頭に浮かぶようにご説明ください。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 ちょっとここで寸法難しいんですけど、既に街の中に縦長で例えば、西葛西一丁目何番という形であると思うんですけども、西葛西何丁目何番の横にローマ字で「Nishikasai」という形で、江戸川区というところで「Edogawa City」というふうに考えてございます。  また、大きさが従来のものと同じで、あとその下に江戸川区の景観PRをするということで、都市計画課の協力を得まして、その土地土地の写真等をそこに載せて、PRも合わせてやっていこうかなというふうに考えております。 ◆鵜沢悦子 委員 新しいものができるということはありがたいです。実は、私も葛西、東葛西なんかで腐食してしまったりとか、とれかかっていて電信柱によりかかったりとか、そういうのを幾つか直していただいたこともありますので、それは大変ありがたいと思っております。何十年もこれから利用するようになるものなので、さまざまな形で調査研究もしていただきたいと、それから、他の地域から来られた訪問者の方々がそれを見てきちんとわかるようにということと、それから、住民からもこれから長いこと親しまれるような、そういう工夫をしてつけ直しをしていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○須賀精二 委員長 次に、第3目中央・一之江地域振興費。 ◆岩田将和 委員 よろしくお願いいたします。ここでは、戸籍の部分について、少しここで皆さんと幸せな気持ちになりたいなというふうに思いまして、こういうものを今日は用意してきたんですけれども。これは、江戸川区が発行しているというんでしょうか、オリジナル婚姻届出ございます。実物でございますけれども。昨年の12月の1日ですか、取扱いが始まりましたけれども、2種類あるんです。1種類目は、これは江戸川区のお祭りキャラクターハッピィちゃん。2種類目は、タワーホール船堀のデザインが入っているものなんですけど。これは、1枚目は区のほうに提出用と、2枚目を二人の記念用というんですか、そういうふうになっているんですけれども、婚姻届というのは、国の通達で書式が決まっているんですけれども、文字であったり、あるいは枠の色であったり、余白のデザインについては、各自治体で自由に決めることができるというふうにされているようなんですけれども、昨年の12月の1日にスタートしたばかりでございますので、まだまだ日が浅いんですけれども、2種類のオリジナル婚姻届、反響といいましょうか、反応はいかがなんでしょうか。お聞かせください。 ◎上野晴彦 区民課長 よろしくお願いいたします。昨年12月1日に配布を始めたオリジナル婚姻届出書でございますが、2,000枚ずつ4,000枚作成いたしまして、今現在3月1日現在ですが、配布数といたしましては、1,927枚出ておりまして、配布させていただいておりまして、うち届け出がきているのが158件、1割程度なんですが、想像するに記念に持たれているのではないかというふうに思っております。 ◆岩田将和 委員 記念用のはずじゃないと思うんですけど。ありがとうございます。今日は紹介させていただいたのは、婚姻届、オリジナルの婚姻届なんですけれども、ちょっと調べてみますと、出生届なんかもオリジナルの出生届なんかも作成している自治体があるようなんですけれども、ぜひ江戸川区のほうでも出生届のほうもぜひ検討してみたらいかがかなというふうに、ここはちょっと要望させていただきたいなというふうに思います。今、先ほど鵜沢委員からもありましたけれども、2種類のオリジナルの婚姻届を僕も見ておりまして、私もどちらにしようかなというふうに、今思っているところなんですけれども。オリジナルの婚姻届から二人の人生がスタートをして、江戸川区に愛着を持ってもらって、ひいては江戸川区への定住促進につながることを私も願って質問を終わりたいと思うんですけれども、私もなるべく早めにどちらか提出させていただきたいなと思います。 ○須賀精二 委員長 次に、第4目小松川・平井地域振興費。                       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第5目葛西地域振興費。                       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第6目小岩地域振興費。                       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第7目東部地域振興費。                       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第8目鹿骨地域振興費。                       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第2項商工・農業水産費、第1目産業振興費。 ◆田島進 委員 短くしゃべりますけども、いずれにしても区内産業の振興ということで、本議会の招集挨拶の中でも区長自ら述べていましたが、区内産業の発展が、振興が、江戸川区の発展につながるんだと、知恵と工夫をもって、これからも努力するということを言明されていました。そんな中で、とりわけ区内産業、都市農業について、共産党さんが請求した資料請求の中にもいろいろ出ていましたけど、大ざっぱに説明していただければありがたいんですが。とりわけ都市農業の実態というんですか、農地の実情並びに農業者数の実情を含めて、その辺、農業者数、農業の江戸川区の今の実態についてお話しいただければありがたいと同時に、実は昨年もう既に皆さんご案内のように生産緑地法が改正されまして、今年の6月にもまた新たな新制度が、8月か、に動き出すということですが、生産緑地法の改正についても、その中身について大ざっぱでいいですけども、新しい制度の中身を説明していただくと同時に、都市農業の振興という意味においても、生産緑地法の改正が直結、影響して、私は出てくると、農地の管理、運営についてで必ず出てくると思っているんですが、その辺、執行部としてはどういう分析をしているのかということも含めて、お話伺わせていただければありがたいということで、よろしくお願いします。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まず、江戸川区の農業の状況でございますけれども、農家さんはほかの区と比べると、それほど減ってはおりません。昨年と比べて、29年度は308名、2名ぐらいしか減っていないです。ですから、農家さんはいろいろな事情で微減はありますけれども、頑張っていただいているというふうに思っております。  それから、生産緑地の話が出ましたから、農地の話をさせていただくと、これも平成4年と比べても、それほど減っていません。農地で減っているのはやっぱり宅地化農地でございます。そういう状況です。生産緑地そのものが現在、36.55ヘクタールございまして、平成4年と比べても1割ぐらいしか減ってはいないわけなんです。40ぐらいでございますから。平成4年度が。それは、やはり増えていたりもしています。ただ、生産緑地法そのものは、30年間か終身に続けないといけないというものがありまして、平成34年、2022年問題と言っていますけれども、その段階で30年過ぎてしまいます。ですから、そのための手当てを今回、改正法ではありました。つまり、30年さらに伸ばすんではなくて、10年の特定生産緑地というのを定めまして、30年じゃ重過ぎると、10年だったらまだ続けられるというような農家さんをやっぱり増やそうということで、都市農業が続けやすくなる改正が行われたと、我々理解しております。そして、あと下限面積が500から300に平方メートルに下げておりますので、これは江戸川区で4定で条例出させていただいておりますけれども、例えば、相続で分割しても生産緑地として残りやすくなったというふうに我々理解しております。あと今般、通常国会で都市農地貸借円滑法というのと、税制改正がされておりまして、例えば生産緑地、今まで人に貸していたら、相続があったらだめだったんです。それが、区が例えば区民農園として借りやすくなるような改正が今、進んでいまして、先ほど申し上げました生産緑地法そのものが都市農業を続けやすくなると同時に、区民農園のような形で農地が多様な形で残りやすくなる改正が今、進んでいると、そういうふうに思っておりまして、この辺を農家の皆さんに周知しながら、農業・農地が残っていくような努力を我々していきたいと、そういうふうに思っている次第です。 ◆田島進 委員 今、面積の生産緑地の話がありましたけど、確かに生産緑地法というのは、平成4年にスタートして、私の記憶だと当時70ヘクタールまでいかないけど、67、8ヘクタール最初は登録、初めてされたのは、そのぐらいの数字だったと思うんです。ただ、今日先ほど話があったように30ヘクタール、それと、それにも増して普通の市街化農地というのは、私自身相当極端に減ってきているんじゃないかという認識がある中、先ほど招集挨拶で区長が申し述べたように地域産業を生かす、とりわけ農業も活性化するということが、この江戸川区の地域の充実、地域力のアップにつながるということは間違いないことなので、今後とも尽力していただきたいという思いが強いんですが、そんな中で区長は知恵と工夫を重ねて、新しい活性化を促していくということを行うということなんですが、今年度の予算において、新たに新規施策等も幾つかあるようですが、これは何て読むんですか。ギャップというんですか。GAPって言うんですか。認証制度。だから、その辺の内容についても説明していただくと同時に、土地農地の保全プロジェクト、これはたしか去年から始まったことだと思うんですが、農地の井戸とか看板を設置するとか、そういうことだと思うんですが、そういった戦略というんですか、今言った二つの中身を中心に戦略について説明していただければありがたいと思います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 GAPのほうなんですが、これはオリンピック・パラリンピックに向けて、組織委員会がGAPというのをとっていないと、選手村で調達しないと、そういう公表をしております。そうすると、例えば江戸川区の名産である小松菜がほかの自治体から入るけど、江戸川区から入らないという状況を我々つくりたくない。むしろ、世界のアスリートに江戸川区の小松菜を食べていただきたい。そのためのバックアップをしたいということで、新年度計画させていただいているものでございます。具体的には、GAPというものは、ある認証をとらないといけないのですが、その認証費用というのは東京都がみてくれます。ただ、そのためには記録をつけたり、あるいは棚を整備したり、例えば薬品がある場合は、それをきちんと管理したりというようなことが必要でございますから、そういった設備投資の部分について、私も大体5件ぐらい手を挙げていただけないかなということで、新年度設備改善費用を補助金として計上をさせていただいたと。そういった形で、オリパラ、あるいはオリパラ後の江戸川の小松菜というもののPR、バックアップをしていきたいと、そういう面からもしていきたいということで、今年度提案させていただいております。  それから、先ほどの農地保全支援プロジェクトなんですが、東京都が都市農地の多面的機能、特に防災機能、これを高めるためだったら、補助金を4分の3用意しますから、どうぞ整備してくださいと。このためには、農業団体と防災協定も結ぶ必要があるんですが、これも結んでおります。それを裏づけとして、各農家さんの希望するところに井戸を整備させていただく。これが29年度、30年度で合計で14件整備していこうという計画を立てております。合わせて、以前会派の方から防災看板、農地に避難できますよという防災看板を設置したらどうだというお話もございました。これは、私有地ですので、農家さんの了解が必要なんですが、ご理解が必要なんですが、そういうところをご理解していただいた40件について、2年間で東京都の補助金を使いながら、一度何か災害があったら、「ここ避難所で使えますよ」、あるいは「生活用水として井戸使えますよ」、ふだんは、農業用水として井戸を使っていきましょう、そういう整備をする。そのアシストというかお手伝いをさせていただいていると、そういうプロジェクトでございます。さまざまな形で複合的に都市農業バックアップしていきたいと、そういうふうに思っております。 ◆田島進 委員 いずれにしても、これから都市農業の振興というのは、江戸川区にとって重要なことになっていると思いますので、今後ともそれこそ、知恵とかを絞っていただいて、農業の活性化をよろしくお願いしますということで、終わらせていただきます。よろしく。 ◆竹内進 委員 私もここで、都市農業に関係して、2点お尋ねをさせていただきたいと思います。今、田島委員のほうからも質問がありましたので。国は平成27年度でしたよね。27年度で都市農業の振興基本法が成立をして、それで今、田島委員からもお話がありましたけれども、生産緑地の規模の要件の緩和等が進んでおりまして、結局国の方針として、都市農地を保全する方向に動いているという状況の中で、東京都も区もさまざまな今ご審議があったような方向に動いていて、今質疑があったので、当然今のことはわかったのですけれども。大事なことというのは、1点目のGAPについては、やっぱり江戸川区の農業の小松菜を特につくっている方々がこの2020年東京オリンピック・パラリンピックの世界から集まるアスリートのために、小松菜を食べさせたいという、自分たちのつくったものを食べてくださいという、その心意気が私はやっぱりすごいなというか、立派だなと思います。  もう一つの大事な観点というのは、やっぱり江戸川区の小松菜というのは、やっぱり高品質、非常に品質がいいということでございますので、その知名度を上げたり、やっぱりしっかり高品質であるということを訴えていくということも非常にやっぱり大事なことだと思います。  2点目の田島委員がおっしゃっていただいた農地保全の支援プロジェクト、これについても結局防災上の観点から、農地をしっかり協定を結びながら使っていこう、利用させていただきたい、活用していこうという、そんなやっぱり観点といったら非常に大事なことだと思いますので、今後ともぜひ江戸川区の農業支援といいますか、都市農業、都市農地をしっかり守っていただくという観点と、区としてもしっかり支援をしていただくということをご要望させていただいて終わりたいと思います。 ◆中里省三 委員 今、都市農業の話が出ましたので伺いたいと思うのですが、江戸川区の都市農業、大変頑張っているのではないかなというふうに思っています。  私も農業委員会に所属したこともありまして、少し理解をしているのですが、この農業従事者の高齢化、あるいは後継者不足というのが大変苦労されているわけですけれども、農業ボランティアというのがありますけれども、この農業ボランティアというのはどういうものでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 平成16年から江戸川区で実施しておりますもので、今おっしゃられた事情だとか、その他一時的な事情でちょっと負担を軽くしたいという農家さんのために、必要に応じて農作業の補助作業といいますか、そういったものにご協力をいただくための制度でございます。 ◆中里省三 委員 わかりました。この農業ボランティアというのは、どこかに登録をするのか、また有償、無償ということではどういうふうになっていますか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 私ども区役所産業振興課で年度ごとに、ですから今募集をかけて、4月1日から年度ごと、毎年登録してもらっておりまして、無償でございます。 ◆中里省三 委員 農業従事者の後継者不足ということを補う方策というのは、どのようなものがありますか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 今ちょっと議論していただいている農業ボランティアももちろんそうなのですが、やはり長期的には家を継いでもらう、農業を継いでもらうということだと思います。  先ほどお話出ていましたけれども、江戸川区の農産物は、小松菜を代表として高品質で高評価を受けています。それを我々としては、そういうものを維持、向上できる環境整備と、それからPR、それを続けていくということ。それから、そうはいっても新規就農の指導というのも必要になってくると思いますので、そういう農家さんも出てきていますので、さまざま事情に応じた相談、あるいは支援、それを複合的にやりながらなるべく農家を継いでいただきながら、いいものを次の時代に引き継いでいってもらえればありがたいなと、そういうふうに思っている次第です。 ◆中里省三 委員 今、企業が農業に乗り出しているということを聞くのですけれども、江戸川区の中にはそういうような話はありますか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 地方の非常に広大で、なかなか手の回らないところ、高齢化のもっと進んでいるところでは、今進むと思うのですが、江戸川区ではまだ事例としては伺っておりません。 ◆中里省三 委員 ぜひ都市農業を守っていただきたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 都市農業を守るということで、区がさまざまな施策をしていることは大変よくわかりました。私も引き続き、その立場で頑張っていただきたいと思うのですが、GAPに関して2点質問します。  一つは、JAの関係者がこのGAPの問題を組織や農地を継続的に維持していくための投資だと、それから食品安全や農作業事故などのリスクを回避する方策を考えるきっかけと言い切るというふうに、日本農業新聞で展開しています。  この本来のあり方ということをもう一回確認したいということと、先ほどもお話されていますけれども、本来のGAPのあり方を確認したいということが1点と、それから区として今後の長期的な支援、GAPに対しても長期的な支援という角度ではどうか。その2点を確認したいのですが。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 GAPそのものは、ちょっとそのまま読ませていただくと、農産物の安全管理や健全な労働環境を保証するために、第三者が認証すると。ですから、それが農業の現場で確保されているかどうかを設備、それから記録、そういったもので認証し更新していくものであるということでございます。  それをオリンピックのほうで指定してきたので、そこにエントリーしましょうというのが今回の施策なのですが、まずオリンピック、我々はそれを目指しているので、長期的にどうかというのは、この認証の手の挙がり方、それから認証の必要性ですね、世の中での。そういったものを見きわめながらちょっと考えていきたいと。  まず、オリンピックに向けて制度をつくったと。あるいは、バックアップしたと、そういう考え方でございます。 ◆大橋美枝子 委員 私は、だからオリンピックだけにならないように、長期的にというところをちょっと強調したかったわけです。よろしくお願いいたします。 ◆福本光浩 委員 ここでは、産業振興、区内産業の発展という視点で質問をさせていただきたいと思います。  るる、今、GAPをはじめ、オリンピックを見据えたさまざまな取組みや、また江戸川区においては、中小企業支援としていろいろ利子補給、または信用保証料の全額補助とか江戸川区独自のさまざまな施策に対しては、改めて評価をさせていただくとともに、中小企業の皆様方は大変喜んでいるというふうに思っております。  そこで、先ほども訪日外国人という視点の委員からのご意見もございましたけれども、私もこの視点で何点かご質問をさせていただきたいと思います。  まず、先ほどシーサイドホテルでは外国人の方々がまだ宿泊が少ないなというお話がありましたけれども、先日西葛西の駅近くのホテルの支配人とお話をする機会がございました。  そうしたら、宿泊の6割が外国人だということで、そのうちの3割が中国の方だというお話で、いろいろ外国人の方々が江戸川区にたくさん来ていただいているので、ホテルも盛り上がっているというお話を聞いた上で質問なのですが、これから外国人の方々も日本に、そして江戸川区に来ていただけることを前提にしたときに、一つに商店街ですとか、商工会議所、中小企業等、非常に連携をとりながら活性化に向けて頑張っていただきたいという思いがあるのですが、一つに免税店がありますね。今、この免税店の普及というのが一つのキーワードになってくるかなというように感じているのですけれども、この今、江戸川区内、量販店もあるし、中小企業もありますけれども、担当課としては、区内のお店の中での免税店の普及、またはPR、この視点というのはどのようにお考えでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まず、今の西葛西の隣の葛西駅の回りのドラッグストアなんかはやっぱり免税店、手を挙げているところはございます。  ただ、商店街のそれぞれの個店でどうかということになってくると、1店舗で5,000円以上のお買いもの、それで開封しないで持ち帰るとかいろいろ条件がありまして、例えば元気な区内の商店街の中でも検討したのですが、それよりは値引きで対応したほうがいいねという商店街のほうが多ございます。やはり金額の問題と手続の問題、それからカウンターもちょっとしっかり用意しないといけないということで、なかなか個店では、商店街でグループでできないかなという検討もちょっとしてもらったのですが、それもちょっと難しいと、税法上は。というところで、個店では値引き戦略かなというところが多ございます。 ◆福本光浩 委員 なかなか一商店で免税店までというのは難しい部分もあるかもしれませんが、この間発表されたデータだと、2,890万人の訪日外国人で、売上が4兆円以上ということで、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人、15兆円の売り上げというのがデータで出ていますので、やはりその中で2020年の東京オリンピックというキーワードだけではなくて、これから、今、江戸川区も人口は増えてきておりますけれども、そういう観光というわけではありませんが、いろいろな意味で多くの方々に来ていただいて、やっぱり中小企業の活性化というのは一つのキーワードになるかと思いまして、ちょっと免税店のことを聞かせていただきました。  それで、なかなか値引きという参事のご答弁でございましたけれども、やっぱり量販店にしても、そういう免税店のところが増えてくることによって、江戸川区にまた来ていただける方もたくさんいるのではないかと思いますので、ぜひそういう商店街、中小企業の皆さんと、量販店の連携というのは難しいかもしれませんけれども、相乗効果を狙った形で産業課としても、そういう視点をもっていただきたいというふうに改めて思います。  それと2点目は、初日の経営企画のところでも観光という視点で、また都市戦略課のことについても先ほども触れさせていただきましたが、この産業振興が一つの観光という視点で改めて質問なのですが、観光協会についてというのは、もちろん公がどこまで観光協会に対して行うか、いろいろ私なりにも調べさせていただきましたけれども、例えば墨田区なんかでも、約2億円ほどの税金が投入されている。そこは、墨田区としては観光協会という形から、DMOという形に変化はしているのだけれども、税金の補助から委託という形に変わってきております。  ここでご提案は、我が会派の代表質問の中でも、区長からのご答弁では、民間からのいろいろな機運が高まってくれば、そういう可能性もあるのではないかというようなご答弁だったと思いますけれども、私としてもどういう可能性があるかわかりませんけれども、例えばいろいろ私なりに調べてみると、その民間のいろいろな企業や、または銀行ですとかいろいろなところが連携をして、民間ベースで税金を投入することなく地域の観光を含めた、地域活性化に向けた、そういうような法人を立ち上げている自治体もあるのですけれども、今後いろいろ総合して考えるならば、そういう民間主導で、そこに区の方もかかわる形で、江戸川区のさらなる観光政策といいますか、シティプロモーションというか、都市戦略というか、そういう形で結びついていくのではないかというふうに考えているのですけれども、ちょっとこれは産業振興の枠を超えてしまうかもしれませんが、民間主導でのあり方についてはいかがでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 ちょっとお答えになるかどうかわからないのですが、今おっしゃられたように、ほかの自治体の事例を見ますと、やっぱり民間主導でないとうまくいかない。逆に言うと行政があまり前に出過ぎているのは大体失敗しているというふうに伺っております。  それで、江戸川区のどちらかというと住宅地なのですが、そういう地域性を踏まえながら、我々としては、やはり民間の機運を待ちながらなのですが、一方で、産業界の皆さんというのは、やっぱりそれぞれオリパラに向けても商店街にしても、工業界にしても、伝統工芸にしても頑張っていただいています。そういうよさを我々の立場としては、産業界の皆さんと一緒にそういった部分のよさのPR、まずそこからやりながら、機運が盛り上がってくるのをまたタイミングをみたいと、そういうふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 なかなかすぐそういう形で、そういう法人ができるかどうかというのは難しいのは十分わかっておりますけれども、今までのいろいろないきさつの中で考えられるのは、そういう民間主導の法人のそういうあり方というのが一番適正なのかなということで、あえて質問させていただきました。  最後にもう一点だけ、外国人の方々が、シーサイドなんかも先ほど少ないというのが改めてわかったのですけれども、23区の中では江戸川区は今2番目、日本の中でも2番目という自治体なのですね。  ですから、その3万人以上の方々が江戸川区に住んでいただいているわけですから、そういう方々からのネットワークで、多くの方々に江戸川区に来ていただけるようなPRはできないかなとちょっと思ったのですけれども、その辺の今住んでいる3万人の方々との江戸川区行政としての各国との何かそういうネットワークのつながりというのはあるのですか。町会という意味みたいな形で。  例えば、西葛西は、インドの方々が多くて、そういう一つのネットワークができておりますが、何かそういうようなものはあるのでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 先ほども申し上げたのですけれども、一つインド人の方が比較的コミュニティのネットワークをもっておりますので、いろいろなことあるごとにちょっと相談させていただいたり、あとは中国人のほうでも比較的ネットワークがあるものですから、そういうところもつながりをもっていこうということで今進めているところであります。 ◆福本光浩 委員 すみません、課をまたいでしまい、申し訳ありません。  いずれにしても、いろいろな意味で地域の方々、区民の方々の盛り上がりも大事だし、やっぱり中小企業の皆さんの活性化というのは、これからの江戸川区の盛り上がり、または税収アップ、いろいろな視点で大事な視点だと思いますので、生活振興のみならず、全庁を上げて取り組んでいただきたいということを要望して終わります。 ◆早川和江 委員 区内のおいしい店を英語で紹介する動画を配信するとともに、国内外に対して番組をPRするプロモーション動画、EDOGAWA美味NAVI、私も見ましたけれども、ダニエルカールさんの快調な店内でのご紹介、大変すばらしいなと思っているのですけれども、30年度はさらに視聴拡大を図るため分析を行うという聞いておりますけれども、どのような分析でしょうか。お聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 今おっしゃっていただいた美味NAVIなのですが、新年度は海外でどのくらい見られているかとか、そういったものの分析を、我々も今までやってきたのですが、これを専門家にちょっとやってもらおうと。  それから、ちょっとこれは質問から飛び出しちゃいますけれども、新年度もう一つやりたいということで予算計上させていただいたのは、海外向けのフェイスブックや何かに、共同通信がもっているノウハウを使ってPRをしていくと。そういうことで、ウェブ上の海外の拡散を狙って、より視聴してもらおうと、そういうことを考えています。 ◆早川和江 委員 海外向けの共同通信のPRでかなり上を目指してしっかりやっていこうということなのですけれども、ダニエルカールさんが日本語で話すときは、テロップが英語で出て、英語で話しているときは、ちゃんと日本語で出てすごく英語の勉強にもなっていいなと思うのですけれども、区の紹介にとどまらずに、インバウンドの消費が目的だと聞いていますけれども、外国人はどれくらい見られているのかというのはわからないですかね。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 外国人の方、大体60%くらいです。国内が40%、今、総視聴件数は10万件弱ですから、大体6万弱のアクセスは海外からというふうに把握しております。 ◆早川和江 委員 外国の方が60%、国内が40%と言っていますけれども、これ商店街の方たちにちょっと聞きますと、やはり見てくれた方たちが、日本人の方がまず来てくれて活性化をして、それからお店のほうでもメニューをいろいろ考えたりして、そして外国の方に合うようなものはどんなのがいいと、いろいろな話をしながら、もうちょっと私たちも勉強していきたいと。やっぱりノウハウがついていかないと、来てもらったときのギャップがかなりあるのでということで、大変心配しておりますけれども、その辺どのように分析していますでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 取材した事業所の中では、これはお寿司屋さんですけれども、やっぱりこういうもので海外向けにPRするのだということになると、英語版のメニューをつくったり、それからボディアクションといいますか、ボディランゲージで示せるような形の準備をしたりとか、そういったものをやっていただいている飲食店がございます。  やっぱり、ただそういう事例や何かは、取材したところにも我々からの情報提供をしながら体制といいますか、バックアップもしていきたいなと、そういうふうに思っています。 ◆早川和江 委員 一生懸命やっていただいているのはよくわかりました。この事業によって各個店の活性化が図れるように、きめ細かにみていただいて、各商店がやはり活性化するように後押ししてください。要望いたします。 ◆堀江創一 委員 ここで中小企業の支援策についてお聞きをしたいと思います。  本会議でも同僚議員が質問させていただきましたけれども、特に事業承継について質問をさせていただきましたけれども、ちょっと細かく聞かせていただければというふうに思います。  はじめに、区内の中小企業、小規模事業者、区内産業の景気について、お聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 29年、四半期ごとにとっていますので、最新のものを申し上げますと、区内の景況は、業種と企業ごとでは多少差異が出ています。それからやはり時期、時期で天候、これも差異が出てくるのですが、総じてわずかながら上向きというふうには私どもは捉えています。  地元団体だとか金融機関とお話ししている中でも大体同様の感想をいただいているので、緩やかほどではないのですが、わずかながら上向いているのではないかなというふうに捉えています。 ◆堀江創一 委員 今言われたように、改善が進んできているのかなというふうに思います。  それで、本区はさまざまな支援を行っています。先ほどもお話が出ましたけれども、信用保証料の利子補給だとか、ものづくり産業の販路拡大支援事業、それから産業ときめきフェアなんかもその一つだというふうに思いますけれども、区内産業の基盤強化についての取組みというのは、私ども高く評価をしているところでございます。  そのようなさまざまな支援策を受けていくには、大変相談業務というのも非常に重要な位置づけがあると思います。  そこで、本区の中小企業相談室には、本当に日々さまざまなご相談が寄せられるというふうに聞いておりますけれども、そこでの相談の実績、件数、その相談内容などを教えていただければと思いますし、また相談から今度は事業継承というのが一つのテーマにさせていただいておりますので、事業承継について、事業承継に関する事例というのでしょうか。そういうものがありましたらお聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 平成29年度で申しますと、1月までで3,405件相談を受けております。金融相談が中心なのですが、受注先、発注先に取引先を紹介してくださいという、やはりそういう相談が一番多ございます。  あとは、技術だとか開発だとか、創業、そういった相談が主かなというふうに整理させていただいております。  事業承継についてなのですが、最近ちょっと江戸川区でも散見されておりまして、例えば隣の会社が廃業しようとしているのでちょっと買収したいのだけれどもどうしたらいいのだろうかとか、それから外注先、これを廃業してしまったと、ほかの区のですね。なので、代わりの外注先探したいとか、そういうお話が最近はちょっと出てきておりまして、新聞等々で今シリーズがありますけれども、ちょっとそれだけの問題でなくて、ちょっと身近になってきているなという印象は受けております。 ◆堀江創一 委員 本当にこれは、非常に地域産業にとっても技術の承継だとか、さまざまなことがある中で、やっぱりしっかりと引き継いでいくというものというのは非常に重要であるなというふうに認識をさせていただいております。  平成30年度、税制改正が行われまして、国の事業承継の拡充支援策が整備をされていきます。特にこの中小企業、小規模事業者の事業承継は、本当に極めて重要だということで、この税制改正が行われたわけですけれども、区としては、この税制改正をどのように捉えていらっしゃるのか、お聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 地元中小企業にとっては、やはり次の世代に事業承継していくには、しやすくなったと思っておりまして、端的に言えば歓迎すべき改正というふうに捉えております。 ◆堀江創一 委員 しっかりとまたそこも見ていただければというふうに思います。  区長が本会議で、本年度は高齢化も進んでいると、事業主が事業承継を考えなければならない事例も多く増えてきていると。これに対する新たな対応策をしなければいけないと思っております。新規事業を組むことにしておりますというふうに答弁をされました。そこで予算計上されております、この6010金士公連携プログラム、新規事業はどのような支援策なのか。  また、相手がいるわけですから、どのくらいの中小企業社数を想定されているのかお聞かせください。
    ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 名称のとおり、金融機関、それから専門家、それから区を中心とする行政ですね。こういったものを連携して、地元企業の将来の事業継続を支援したいという取組みでございます。  6010は、代表者の年齢が60歳以上の方、それで60です。業歴、地元で密着しているということで10年以上、もう一つは従業員が大体10人程度ということで6010とちょっとつけさせていただいたのですが、要は区とか信用金庫とか、企業の今の状況を把握して、それを連携して課題解決していこうと、財務状況だとかそういったものも全部把握して、例えば事業承継するためにはどういったものがメニューとして必要なのだろうかと。どういう機関を紹介したらいいのだろうか。  あるいは、我々よりもおそらく信用金庫、もっと企業さんのことをよく知っていると思いますから、信用金庫さん側のそういう取組みを区側からもバックアップしようと。  そういう連携をして、特に製造業なんかは一度やめてしまうと復活できませんので、製造業を中心にまずは新年度は10社くらいを対象に、そういう取組みで進めていきたいと、そういうふうに思っております。 ◆堀江創一 委員 今お話があったように、まずは製造業を中心ということで、今、参事のほうもお話をいただきましたけれども、本当に技術だとかそういうノウハウというのは、1回途切れてしまえばそこで消えてしまうわけですから、本当に中小企業の技術力というのは、江戸川区の中にも幾つもすぐれた技術をお持ちの中小企業があるというふうにも私たちも伺っておりますので、ぜひともこの新規事業、本当に成功をさせていただきたいなというふうに思いますし、今は10社というお話をいただきましたけれども、これもさまざまな建設だとか、さまざまな業種もあるわけですから、そこへの波及というのもしっかりと訴えていただきたいなというふうに思っております。  最後に、事業承継は企業にとって喫緊の課題で、本当に深刻な問題ですので、これをいち早く支援を必要とする事業者に、確実に伝わるよう、情報提供とか周知徹底というのは非常に重要になるというふうに思いますけれども、最後に、この制度の周知徹底、どのように行っていくのかお聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 この問題というのは、実は今日的課題でもあるのですが、長期的な課題だというふうに我々捉えております。  そういう中で我々がもっている情報としては、あっせん融資の利用者、それから製造業アンケートを年に4回やっていたり、そういう方々の意見、あとは、相談室の専門相談員、これ結構区内をめぐっていまして、循環相談で情報を持っています。  そういった情報の蓄積もとに、合わせて信用金庫からの取引先のアプローチだとか、それから産業団体への声かけ、こういったものを中心に、もちろんそこでも漏れちゃうことがありますから、区報とかホームページ等でも周知しながら課題がありそうなところ、相談に至らない企業も含めて掘り起こしながら取り組んでいきたいと、そういうふうに思っています。 ◆堀江創一 委員 先ほども申し上げましたけれども、支援を受けたい事業者に、このピンポイントで情報提供、周知徹底をするということは非常に重要になってくると思いますし、今の参事のご答弁、しっかり一つ一つピンポイントで周知を徹底していただけるような取組みだなというふうに思っております。  いずれにしましても、今後の区内産業のさらなる基盤強化も含めて、しっかりとした推進方を要望して終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆神尾昭央 委員 中小企業の支援の関連で質問いたします。  資料要求の153番、196ページで事前に資料をいただきました。ありがとうございました。  創業支援事業の一覧とその成果という内容でございますが、この中で(3)の創業支援施設にチャレンジオフィス小岩というのと、チャレンジオフィス船堀というのがございます。  先々週あたりですが、たまたま縁あって、チャレンジオフィス小岩の中で事務所をもっている方の会社を訪問する機会がございました。お伺いしたところ、あそこの家賃がおおむね3万円前後で借りられているということでありましたが、実際の立地を考えると、小岩の駅前で非常にいいところであります。  ですので、おそらく実際の物件価格でいうとそこそこのいい金額なのではないかなと思います。その差額を実際区が負担しているというような制度であろうかと思いますが、おおむねどのくらい区が負担しているのか、まずそこを教えてください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 小岩と船堀の賃料の合計と、それからそこの水先案内人的な指導で、インキュベーションマネジャーを置いています。それを合計しますと約2,100万円でございます。  おっしゃっていただいたように、利用料が大体1,000万円くらい入ってまいります。それから、インキュベーションマネジャーについては、ちょっと制度的に都の補助金がとれるように整備していますから、大体1,350万円くらいは歳入として入ってくると、そういう状況でございます。 ◆神尾昭央 委員 かなり創業支援として手厚くされているなという印象をもちました。資料をいただいたものを見ると、チャレンジオフィス小岩のほうは6室中5室入居中、船堀のほうは10室中8室が入居中というふうに出ております。一部伺うところだと、ここに入るのに当たって何十社も応募があって、かなり激戦であったというようなお話を伺いました。実際の資料を見ると、まだ空きがあるようなのですけれども、そうすると応募はしたけれども、要件を満たさなかったという企業が多いというようなふうに見受けられますが、実際のこの入居の審査というのはどのようにされているのでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まず、書類を出していただきます。それから、面接もさせていただく中で、ここを使った後に江戸川でちゃんと起業をしていただけるかどうか。それから、計画その他が現実的かどうか。ただ単にこれを借りていただくという施設ではございませんので、当然そこで起業していただいて、場合によっては拡大して雇用もしていただきたいという施設ですので、その辺の審査を専門家を交えてさせていただいた上で入居していただきます。 ◆神尾昭央 委員 そうすると、かなり具体的な部分まで踏み込んで、ある意味では厳格に厳しく内容を精査した上で入居審査をしているということであろうかと思います。  小岩のオフィスの立地についてなのですけれども、非常に駅前でいいところなのですが、一部繁華街と言えるような部分にオフィスがありまして、オフィスを構えるとしてはどうなのかなと思った部分もございました。なかなか空き物件が見つからないという経緯もあるのかなというふうに想像しましたが、あのチャレンジオフィス小岩の物件というのは、どのような形で決まったのでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 平成23年だったと思うのですけれども、ちょうど私どもの創業支援施設をつくりたいというときに出てきた物件で、ちょうどワンフロアで出ました。それから、繁華街イコール商業地、交通の便がいいというところで、まず1軒目をあそこに決めたということでございます。やはり、ほかの自治体ですと、廃校跡の学校なんかはやっているのですが、これ入らないです。やはり通勤と取引先に行く状況からいうと駅前が一番いいと、そういう判断も当時あったと思われます。 ◆神尾昭央 委員 船堀のほうの立地と比べると、少し小岩は状況が違って、そのギャップもあって今そういった趣旨の質問をしましたが、やはり駅前で人が来る、入居者が決まるということに重点を置いて決めたということで理解しました。  最後の質問です。この制度非常にいいものだと私は思っておりますので、もっともっとこれから推進していただきたいというふうに思っております。  現状では船堀と小岩と2カ所でございますが、今後もっと増やしていこうというような展望はございますでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 入居で入れない方もいるのではないかというお話なのですが、やはり審査の中で、これはキャパが増えますと審査が甘くなります。バックアップの仕方もちょっと雑になります。今の立地ですと、総武線と都営新宿線、南北に数的にもバランスが取れているかなというふうに思っておりまして、これは審査や何かで創業の希望の方が増えてきたときのタイミングとか、空いている立地のロケーションといいますか、そういったもののタイミングが合えばまた増やしたいと思いますが、現状の状況ではちょうどいい規模かなと。地理的にもそういうふうに解釈しています。 ◆神尾昭央 委員 今後もこの制度、よりよい形で進めていただきますようにお願いいたします。 ◆笹本ひさし 委員 商工活性化、商店街のパワーアップ等について何点か質問させていただきたいと思います。  はじめは、商店街の魅力向上だとか活力向上ということだと思いますが、パワーアップ支援事業、この商店街のイベント等に助成する事業についてご説明をいただきたいと思います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 今、パワーアップというお話だったのですが、商店街で行う集客のためのイベント、そういったものについて制度的には区と都が補助金を出しまして、3分の2、つまり実態としては3分の1の費用で3倍の事業をやりながら、いろいろなイベントで商店街に来てもらう。そして、それをきっかけとして商店街を使ってもらう。そういう趣旨として区内のさまざまな商店街で活用していただいております。そういう制度でございます。 ◆笹本ひさし 委員 いただいた資料の中には、イベント助成ということで、40の商店街で60軒ちょっと、上限が300万ということになっていますが、イメージとしては、例えばチラシ協賛だとか売り出しに対する協賛だとか、そういうイメージですか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 これ自体はイベントの支援ですけれども、その中にはチラシも入っています。ただ、イベントまでできない商店街さんなんかの場合は、チラシだけの支援というのも別に用意させていただいています。 ◆笹本ひさし 委員 何となくイメージはできるのですが、先ほど来からも出ているように、商店街が抱える最大の課題というのは、事業を引き継ぐお子さんだったりとか、それから顧客の購買動向が変わっているということだと思うんですね。  これはこれでちょっとやっぱり長年やっていますし、先日の区商連の新年会等でも都商連の会長さんがこれには助かっているのだという旨の話もされておりました。  とはいえ、都心のやっぱりいわゆる消費者のものの買い方というのは、かなり劇的にここ数年変わってきているなという印象を個人的にも思っています。  例えば、米にしても紙おむつにしても、ペットボトルにしてもビールにしても、ちょっと変わったところではペットの砂、食用油、調味料、商店街で大体調達できるものですが、多分これが圧倒的に共働き世代だったりすると、マンションとかに住んでいると、圧倒的にネットショッピングになっている。  私なんかちょっと前のイメージでは、週末にいわゆる大規模店舗に車で行って、私ですと小岩のあたりですから、亀有あたりまで行って車のトランクに積んで帰ると、そんなイメージなのです。  ところが、今はそういう購買動向ではなくなっているのですよ。圧倒的に共働きの人はネットショッピング、それも8時指定とかで夜の、買い方をして、商店街いろいろな努力をされていてもなかなか響かない層が出てきた。  先ほど言ったチラシ協賛ですかということを聞いたのだけれども、これはこれでずっとやってきて意味あると思います。おそらく商圏の拡大をするだとか、お買い得品を告知するだとかいう意味はあると思うのですね、間違いなく。一方で、みんながみんなネットショッピングをするわけではなくて、ご高齢の方、熟年の方というのは多分歩いて行って買える地域で買い物をしたいと思っているはずなのですよ。そういう人たちが大規模なものを買うのではなくて、やっぱり毎日行ってちょっとずつ買うと、少々割高でも。  その人たちにとっては、やっぱり商店街というのは絶対大切なんですよ。別に売り出しのチラシなんか入らなくたって。だけど、今、商店街では、いわゆる生鮮三品を扱う店がない商店街が出てきたのです。いわゆる肉だ、野菜だ、青果というのかな。果物だとか野菜とか。この三品は絶対必要だと思うのですね。  だから、それをいかにして商店街を必要としている人に訴求していくかということが、商店街支援の私はポイントだと思うのですよ。チラシ協賛をやったり、くじ引きをやったり旅行券をあてたりするのは、これはこれで結構だと思いますけれども、一時のカンフル剤だと持続可能にはなりにくいのではないかなという気がしております。  ですから、商店街が持続可能な業態として残るような、そういう支援をやっぱり税金を使って支援をするときというのは、その視点を外してはいけないのではないかなというように思っていますので、これはこれとして、今後商店街にぜひ元気を出してほしいというふうに思います。  ちょっと確認なのですが、商店街の街路灯の管理費だとかということも予算に入っております。これは、文字どおりだと思うのですが、防犯カメラの運営費等も入っているのでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 防犯カメラの運営費は入っておりません。それから、ちょっと今、議員途中でお話が終わりましたけれども、商店街のイベントはもちろんですけれども、あと生き残るためにどうやって商店街の皆さんが考えるかというのは両輪、もう一つの柱だと思っています。そういったもので専門家の制度も入れました。それを活用され始めている商店街、もう三つほど出てきています。  もう一つは、若手の勉強会も始まっています。その中で個店なり商店街なり、区商連どうやって生き残っていこうかと、そういった活動というのは続いておりますので、それもちょっとご理解いただきたいと思います。  追加なのですが、あと学校とかそういったところで、商店街の調達というのが、今ちょっと区長から怒られたのですけれども、41億ございます。それはやはり区内の商店街に循環している、常に循環しているお金でございますから、これもう一つの柱だというふうにお伝えしたいと思います。 ◆笹本ひさし 委員 やはり商店街と地域というのは、共存だと思いますので、区内で調達というのは、これも非常に大切な視点だなというふうに思います。  決して、商店街先ほども言いましたけれども、この事業が否定的に私は言っているのではなくて、やっぱり商店街というのは、すごく地域での存在価値が大きいと。特にやっぱり高齢の方、熟年の方にとっては本当に大切な近所のお店ですから、ぜひそれも大切にしていただきたいというふうに思います。  それとちょっと変わるのですが、毎回言うのですが、花火大会です。江戸川の花火大会というのは、この議会の中でも結構観光に関するお話が出たりしますけれども、本区の誇る最大の観光資源でもあり、コンテンツでもあり、23区で地名に江戸と入るのはここだけですから、世界にも通じると私は思っています。  この花火大会、毎年篠崎でやっておりますけれども、ぜひこれからもますます盛大にやっていくことだろうとは思いますけれども、あと2年数カ月後に東京オリンピック・パラリンピックが開催されると、次は東京というタイミングに来ておりますけれども、警備上でいろいろご苦労されておりますけれども、現在の警備状況、特にいろいろ課題とかあるのでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 結構、皆さん来ていただいている人の流れですね。これがやっぱり警備の重要な柱です。この流れが滞留してもいけませんし、あるいは、余り大きな道があって、そこで両側からきてもいけませんから、時間によって人の流れが一方になるように。それから、きちんと流れるように、こういった配慮を警察からも指導を受けながら、協議しながらやっている。  やはり、一番大きなところは、人の流れでございます。そこが一番重要で、そこに警察も、それから警備会社も人を投入しているというふうに考えております。 ◆笹本ひさし 委員 本区が誇る最大のイベントですから、安全を期してやっていただいているというのは十分承知をするわけでございます。  そして、オリンピックの日程も確定しております。決まっておりますので、ぜひこれは、グランドファイナルの前日の土曜日に開催ができればとは個人的に思っておりますが、今お話をしましたように、地域の人はそれなりに動線というのは何となくわかっていると思うのです。例えば、篠崎から行く、小岩から行くとかというのは何となくわかっていると思いますけれども、初めてきた人は、暗いところでなかなかこれは大変だと思いますし、駅も多分キャパを明らかに超えますので、大変セキュリティだとかいろいろな部分の課題が多いと思います  個人的には、そのときは通常の花火はなかなか難しいのかなというふうに、やはり推察はするのですけれども、以前も言いましたけれども、中央区が今花火大会を中止に当面しております。  やはり東京オリンピック・パラリンピックの最後を飾るにふさわしい大花火というものは、どこからも湾岸地域から見えたりするというのも一つの夢かなと、個人的には思っております。  それは、私は海上から打ち上げる、葛西沖で上げるというのも一つの方法かなと思っておりますので、これは今言われても答えはないでしょうから、ぜひ本区は大変花火にも熟知される花火師の方もいらっしゃいますので、そういうこともぜひ研究をして、実現に向けて研究をしていただきたいと思いますが、特段何かありましたら。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 ご意見として承りたいと、そのように思います。 ◆笹本ひさし 委員 意見でもあり、強い要望でもあり、ぜひこれ海外の方もきっと江戸花火というのを楽しみに来ていただけるのではないかなと思いますが、セキュリティの課題ということをぜひこれを何とかしていくことかなというふうに思っていますので、ぜひこの江戸川区の地域の活性化という部分では、これ以上のものはないと思いますので、前向きに検討していただきたいと思います。 ◆金井茂 委員 昨年、この場でもお伺いしたのですけれども、エドレンジャーに関してなのです。昨年この場で新しいヒーロー、金色のエドゴールドのことについてご説明をいただいたのですが、また黒色の今度は新たなキャラクターが増えていまして、そこに関してまたご説明をいただければというふうに思います。ご説明というか、何者でしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 簡単に申しますと、悪役のほうの追加で3分とか時間がたつまでは、非常に強力なパワーをもっていると、そういう者を追加させていただきました。 ◆金井茂 委員 昨年の区民まつりの、これまでと違ってメインの一番大きな舞台でエドレンジャーショーをやられまして、そのときが初お披露目だったのか、黒色の最強のヒールが登場という中において、しかし実態はぜんまい仕掛けで、ぜんまいが回り切っちゃうと一気に動きが止まって弱くなるという非常にユニークな設定の中で、大いに私もずっと拝見をさせていただいたのですけれども、楽しいショーが行われておりました。  この今の江戸川区でも大分子どもたちに、大人にも人気が出ているのか知名度も上がってきているのかというところのエドレンジャーですけれども、今度は新たな取組みといいますか、体操か何かというようなお話を伺っているのですが、そのことに関してちょっと教えてください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 ラッキィ池田さんと、江戸川区出身の方がいるのですけれども、その方に振り付けをしていただいたエドレンジャー体操というのをちょっと考案して、YouTubeなんかでも広めていこうと、それからイベントなんかでもちょっと広めていこうと、そういうことは考えています。 ◆金井茂 委員 エドレンジャー体操ということで、世間一般ではラジオ体操ですけれども、せっかくエドレンジャー、こういった体操をつくって行うという意味では、江戸川区においては、エドレンジャー体操がスタンダードというようなくらいの勢いでちょっと広めていただきたいなというふうに思うわけですけれども。  今いろいろなイベントをとか何とかということでしたが、お子さんたちもこれは高齢の方でも老若男女問わず、誰でも簡単に手軽に楽しめるような体操なのでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 今、ちょっと組み立てているところですけれども、やっぱり子ども向きにということでございます。企画としては。  それからちょっと訂正なのですけれども、江戸川出身ではなくて、ラッキィ池田さんは、江戸川高校出身です。ちょっと訂正させていただきます。 ◆金井茂 委員 今後こういった子ども向けということですけれども、例えば子ども向けの体操であっても、高齢者の方も手軽にできるような体操がイメージできるのですけれども、例えば熟年者、リズム体操なんかでもやられているのですが、その中にもこういったエドレン体操を組み込んでいただいたりとかする中で、各地域で行われている地域まつりの場でも毎回リズム体操のお披露目の時間が設けられていると思うのですが、そうした中でも、そのときにおいては、その場においては、熟年者の方たちだけでお披露目をするのではなくて、そこのお祭りに集まっている子どもたちもつかまえて、一緒に体操をしてみるとか、そういったことで世代を越えたコミュニケーションがとれたり何だりという、違った楽しさもまたお祭りのにぎわいもつくり上げられるかなというふうに思いますので、そういった観点も含めてちょっと検討というか、考えて取り組んでいっていただきたいなということを要望したいと思います。  それから、日本ローカルヒーローまつりというのが千葉県のほうで毎年やられていまして、これは実は世界最大級のローカルヒーローまつりで、非常にマニアックなあれなのですけれども、日本全国各自治体に存在するローカルヒーローが一堂に会して集まって、また全国からそういったヒーローのファンが集まって大いににぎわうお祭りなのですけれどもね。  もとは、商店街活性という部分で誕生したエドレンジャーですけれども、こういったお祭りにも外に出て行って参加をして、そして全国区に、江戸川区にとどまらず全国区にして、全国区でこの口コミで広がったエドレンジャーを区内で何かをやるときに、イベント行事なんかを周知したときに、区外からもいろいろな方が来ていただくというような形にも、ゆくゆくはできるのではないかなというふうに思います。  そうしたことで、さらにエドレンジャーを中心にした地域活性ということも踏み込めるのではないかなというふうに思いますので、今後はそういった観点もといいますか、例えばイベントなんかに、エドレンジャーを出しちゃおうとか、そういう思いというか、今後についてもしお考えがあればお聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 そういったものに参加をする相乗効果、存在感を示せるかとか、あと日程ですね。そういったものを含めてご提案については区商連と相談したいと思います。 ◆金井茂 委員 今年は9月30日(日)に行われます。千葉県の蘇我のほうでですね。参加は無料なのですね。そのかわり参加してもらっても向こうからギャラは発生はしないのですけれども、入場も無料ですので、ぜひというか参加をしていただいて、全国区に広めていただいて、そこから戻り戻って、めぐりめぐって江戸川区の発展につながればいいかなというふうに思いますので、そうした観点も含めてこれからもエドレンジャーの活躍に大いに期待したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆須田哲二 委員 ちょっと商店街の活性化関連で質問したいと思います。ちょっと金井さんほどいいアイデアではないのですけれども、やっぱり商店街、江戸川区も区商連やその他の団体も努力されて、知恵もいろいろ出されたりお金を出しているのですけれども、なかなか将来見通し厳しいなとちょっと印象を受けます。  今回、オリンピックで北見のカーリングの選手が非常に話題になりましたけれども、昨年、生活振興環境委員会で北見に行っていて、そのとき余りカーリングちょっと関心がなかったのでサインもらい損ねましたけれども、商店街を見た限りでは、非常にさびしい、昼間も人っこ一人歩いていないに近い状況で、非常にさびしい印象を受けました。  全国的にそういう傾向があるのですけれども、何とか商店街を盛り返していきたいなと。  美味NAVIも私も拝見しましたし、アド街だとかじゅん散歩とか、よくああいうのいろいろ見るのです。いろいろ個性あるお店だとか事業所があっておもしろいので、何とかそういう地域を活性化させたいし、地域に愛着をもつということが非常に重要かなというふうに思うのです。  それである商店街の前の理事長さんにいろいろお話を聞くことがありまして、やっぱり人だというのです、人の数。いろいろな施設ができても、そこからいろいろ利用する人は大体すぐお帰りになっちゃうので、商店街で日常的に、特に生鮮食品などを含めてお買い物をするという形になかなかつながらないと。だから、人口、特に若い人、現役世代が増えてほしいという、こういう要望がありまして。それとの関連で区庁舎を船堀に移転する考えが進んでいるようなのですけれども、現庁舎、この近辺に対して区の職員相当数いますけれども、この地域に落としている経済的な効果、それがどのくらい今度は逆にマイナスになるのか。それを跡地ということになった場合、どういうふうに予測して、それを盛り返そうと検討されているのかいないのか。そのことをまずお聞きをしたいと思います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 庁舎が老朽化する中で移転というのも、方向性としては出ているわけなのですが、やはりそのマイナス部分という、そろばんではなくて、跡地の利活用をどういうふうににぎやかなものをやっていくか、そういう検討の段階ではないかなというふうにちょっと思いますので、そこをマイナスの効果云々というのは、それは庁舎の人間とか、ここにいる職員とか、そこから割り出すことはできるとは思うのですが、それも踏まえてこれからではないかと思います。方向性は既に出ています。 ◎千葉孝 企画課長 参事からご説明をしたとおりですけれども、現在そういった計算、算定というのは行っておりません。 ◆須田哲二 委員 聞くと2,000名近いこの周辺で働く区役所関係の職員がいるらしいのですけれども、大変な影響だというふうに思うのですよ。現時点でどのくらいの消費購買力というか、そういう金額になっているのか。これ当然やっぱり調査をして、それを賄うような検討をする必要があるのではないかと思うのですが、それについてはどうですか。 ◎千葉孝 企画課長 この跡地の活用につきましては、前々からご説明しておりますけれども、当然こちらの建物につきましては、老朽ということで、建物がもたないということで新しく建て直さなければならない、そういったことで候補地として船堀というところでご提案をして、またお決めをいただいたところです。  当然、この跡地につきましては、現在区役所がありますけれども、それに劣らないように、またそれ以上ににぎわいが創出できるような、そういったことを考えていきたい。それは、区長も何度も申しましたとおりでありますし、我々もそのつもりで考えております。今後は、また地元の方たちともそういったところを見据えながらお話を進めていきたいというふうに思っております。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 今現在、地元の商店街、具体的にはにこにこ商店街と、ここの前の中央商店街なのですが、現在の状況と今後の変化に向けて、私どものメニューとしてご用意している専門家を定期的に派遣し、商店街自ら課題の洗い出しと解決に取り組んでいこうという動きをしています。  そういう、要は試算でどうこうではなくて、商店街自らそれを解決していこうという動きが出ていると申し添えさせていただきます。 ◆須田哲二 委員 簡単に終えますけれども、現在どのくらいの経済効果があるかという把握もなしに、後の活性化云々というのはちょっと成り立たない議論だなというふうに思うのですよ。いろいろ商店街努力しているし、今の参事の話ですけれども、それはかなりの影響が出ますから、通常のほかの商店街の努力と同じような視点では、ちょっとそれは無責任だなという気がします。その点、さらにぜひ強力にご検討をいただきたいと思います。終わります。 ◆佐々木勇一 委員 ここでは何点か触れさせていただきます。まず、伝統工芸品のえどコレ!ですけれども、こちらの1,463万余の予算、今年も同じような形なのですが、この予算で売上、どのくらい伸びているのか。その傾向とまた売れ筋商品等ありましたらお聞かせください。  それが一点ともう一点が、伝統工芸者の後継問題ですね。これについてお考えなのかお聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 大体月200万平均です。年間でいうと2,400万くらい売り上げているというような状況です。これやはり伸びています。  ただ、29年度については、受託業者が変わって少し楽天で売る、ちょっと売りづらい状況が2カ月くらいありましたので、その影響でおそらく29年度はちょっと下がるだろうと思っています。  ただ、えどコレ!だけではなくて、これ起爆剤にして、例えば国立博物館である工芸者の高価なものが売っていたりとか、さまざまな部分で単独で売る販路というのも充実してきていますので、この支援というのは、えどコレ!だけの売上だけでは我々は見ていないと、その他の波及効果なんかも考えて審査していただいているということでございます。  それから、えどコレ!の中では、やはり扇子だとかガラスだとか、そういったものが主力ですが、あと猫の術後服、これちょっとえどコレ!に載せて、繊維のものを売っているのですが、これも結構コンスタントに売れておりますのと、ホウキのように対面ではなかなか売れないものが、このネットを使うことによって販路が出てきているという状況もございます。  そういう中で、えどコレ!、その他でやっぱり売れる幹が太っていきますと、後継者というのは必ず出てまいります。ですから、やはりそれが次の世代に引き継ぐための支援というふうに我々は、このえどコレ!、その他の伝統工芸の産学公プロジェクトも考えて運営させていただいています。 ◆佐々木勇一 委員 伝統工芸の方とお話ししますと、やっぱり相続のこと含めて事業承継のことというのはやっぱり課題になっているというふうにお聞きしていますので、ぜひまた相続のところで、ぜひご支援のほうをお願いできればというふうに思います。  2点目で、先ほど早川委員が触れていただきましたけれども、EDOGAWA美味NAVIですが、外国のお客さんでいうとやっぱり中国人とか韓国人、本区にお住まいの方々も、その方々が多いのですけれども、英語だけではなくて、やはり中国語とか韓国語ということについても研究していくべきではないかと思います。その点、いかがでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 中国語については、韓国語より先にちょっと試しに2本アップしてみました。ただ、アクセス数が伸びません。やはり英語版が主力かなということで、当分はその検証に基づいて英語版で進めていくというふうに今考えております。 ◆佐々木勇一 委員 引き続き、研究を進めていただければというふうに思います。  3点目に、親子de銭湯体験セミナー、これ新規の事業ですけれども、こちら親子を対象にした体験セミナーでこども未来館と連携するということですが、具体的な人数とか内容について教えてください。
    ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 こども未来館と手を組んで、銭湯の役員の方に銭湯のよさをPRしてもらおうということで、夏休みの課題の講座の一つとして、親子で来てもらおう。  銭湯のよさを未来館で講座でやっていただいたら、その後、実際に銭湯に入ってもらうという取組みで、今まで結構長寿協力湯等々では、年配の方、あるいは、スタンプラリーでいろいろ稼働する方やなんかをきっかけで来ていただいているのですが、地元の親子の方にうち風呂があるとはいっても、銭湯のよさを味わってもらう。そういう意図で銭湯の組合のほうがやろうとしていますので、そういうバックアップをしていきたいと、そういう取組みでございます。 ◆佐々木勇一 委員 今、三つ伺ったのは、先ほど来お話がありましたように、観光ということで海外のお客様に、どれだけ江戸川区をアピールするかというものの一つずつではないかなというふうに思いまして、質問させていただきました。  例えば、お風呂なんていうのは、本当に異文化でございますので、お風呂に入るということだけでもすごくカルチャーショックだということを聞くこともあります。  例えば、江戸川区の銭湯の風景画に富士山がありますと、その前に富士塚という、富士信仰に基づく富士塚を歩いて、銭湯に入って富士山を見て、そしてタワーホール、船堀に展望台から富士山を望むみたいな、そういうようなことでも一つの仕組みもあるとは思いますし。  また、例えば一般質問でもお伝えしましたけれども、江戸川区という名前の中には江戸があるということで、江戸情緒を醸すさらなる推進をというお訴えをさせていただきました。  以前、江戸川区では、江戸川をめぐる周遊バスみたいなものがありましたので、はとバスさんに委託するとかも考えられますけれども、さまざまな仕組みで江戸川区の産業がさらに振興されるように要望して終わります。 ◆太田公弘 委員 お疲れのところ、大変恐縮でございます。  本当に確認で、1点だけ確認したいのですが、午前中の文化共育費のところで、本来ならここで聞くものかなと思うのですけれども、今後の産学官の連携のあり方について、東北大学の金属材料研究所のことが午前中出ましたけれども、区としての今後の大きな方向性だけお聞きできればということでお願いいたします。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 産業振興の立場からちょっと費目がそうですからお話させていただきますと、ときめきフェアでも来ていただいて、地元の企業、出展企業とも名刺交換をしています。  その中で、企業の中にはちょっと工場も見学してほしいなみたいな話も出ております。そういうものを踏まえますと、やはり本区の製造業、金属加工が比較的多い地域でございますので、東北大のような大学と連携できること、おつき合いが始まることというのは、そこはどこにあるかというのは置いておいても非常に有効なありがたい環境が進むのではないかなということで、我々の立場としては、つながりに期待しているところでございます。 ○須賀精二 委員長 以上で、第8款生活振興費の審査を終了いたします。  以上をもちまして、本日の審査は全て終了いたしました。  次回は、明日2日(金)、午前10時より一般会計予算歳出、第6款環境費、第11款健康費の審査を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の予算特別委員会を終了いたします。                      (午後 4時28分 閉会)...