江戸川区議会 2017-11-28
平成29年 第4回 定例会−11月28日-01号
平成29年 第4回 定例会−11月28日-01号平成29年 第4回 定例会
平成二十九年 第四回定例会 江戸川区
議会会議録 第十四号
第四回定例会 第一日
一
開会日時 平成二十九年十一月二十八日(火曜日)午後一時
二
出席議員(四十四人)
一番
岩田将和 君
二番 中津川将照君
三番
小野塚礼佳君
四番
神尾昭央 君
五番 本西光枝 君
六番
伊藤ひとみ君
七番
栗原佑卓 君
八番 野ア 信 君
九番 牧野けんじ君
十番 桝 秀行 君
第七十七号議案
江戸川区立葛西図書館、
江戸川区立西葛西図書館、
江戸川区立東葛西図書館及び
江戸川区立清新町
コミュニティ図書館の
指定管理者の指定について
第七十八号議案 江戸川区
篠崎公益複合施設、
江戸川区立篠崎図書館及び
江戸川区立篠崎子ども図書館の
指定管理者の指定について
第七十九号議案 平成二十九年度江戸川区
一般会計補正予算(第四号)
第八十号議案 平成二十九年度江戸川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第
三号)
第八十一号議案 平成二十九年度江戸川区
介護保険事業特別会計補正予算(第
三号)
第八十二号議案 平成二十九年度江戸川区
後期高齢者医療特別会計補正予算(第四号)
第八十
三号議案 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第八十四号議案
幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
追加日程第一 議案の
委員会報告及び表決
第八十
三号議案 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第八十四号議案
幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
日程第四 報 告
報告第二十号 専決処分した事件の報告について
報告第二十一号 専決処分した事件の報告について
報告第二十二号 議決を得た契約の契約変更について
散 会
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午後一時開会
○議長(
藤澤進一 君) ただいまから平成二十九年第四回江戸川区
議会定例会を開会します。
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○議長(
藤澤進一 君) これより本日の会議を開きます。
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○議長(
藤澤進一 君) 招集者の挨拶を許します。
多田区長。
〔区長 多田正見君登壇〕
◎区長(多田正見 君) 平成二十九年第四回区
議会定例会の開会にあたり、ご挨拶を申し上げます。
今年も残すところ、一か月余りとなりました。国政においては、先の衆院選を経て政権基盤を固め直した安倍首相が、第四次内閣を発足させました。
早速、国難と位置付けた「
少子高齢化」に対しては、全世代型の
社会保障制度実現を目指し、人づくりに特化した政策の検討に着手いたしました。
社会保障の新たなあり様を、国民にいかに説明し理解を得るのか、あるいは、
財政再建との折り合いをどうつけるのか、強いリーダーシップが求められております。「
幼児教育及び保育の無償化」の制度の骨格は固まりつつありますが、現場を担う自治体にとっても大幅な変更となるため、動向を注視しているところであります。
今求められていることは、
人口構造の変化や
人口減少、今日の
財政状況から目を背けることなく、知恵を絞って将来展望を示し、国民に理解と共感を得ることであります。国の未来に直結する重要課題が山積する中、建設的な議論を経て練り上げられた政策が実行に移され、それらが実を結ぶよう期待するところであります。
続きまして、区政の現状と課題について申し上げます。
はじめに、「第七期
介護保険事業計画」の策定についてであります。
次期計画では、団塊の世代の全てが七十五歳以上となり、
介護需要も急増する二〇二五年を見据え、「医療・介護・住まい・
介護予防・
生活支援」を一体的に提供し、住み慣れた地域での暮らしを支える「
地域包括ケアシステム」の構築と、その更なる発展を目指しております。具体的には、在宅療養を支える医療と介護の連携や、
介護人材の確保、
認知症施策の強化、
介護予防と
日常生活の
支援充実などであります。
そのうち、
介護予防と
日常生活の支援については、事業を再構築するとともに、その担い手を拡充いたします。近年では、
介護事業者に限らず、
ボランティア団体や
NPO法人なども、
福祉分野での活躍が顕著であります。そこで家事援助など、専門性がさほど高くないサービスには、多様な主体が参入できる仕組みとし、人材の
有効活用と
利用者ニーズに応じた支援の両立を図ってまいります。
また、
地域包括ケアシステムの拠点として浸透しつつある「なごみの家」については、来年度四か所を新設し、
地域主体の取り組みを一層拡大してまいります。
先日は、これら
事業計画案に関する報告会を開催し、課題やこれからの方向性について広く共有したところであります。持続可能な制度にしていくためにも、医療・
介護関係者、そして区民の皆さんと知恵を出し合い、限りある財源と
社会資源の
有効活用による、効果的な
施策展開に努めてまいります。
次に、
スーパー堤防整備事業と
土地区画整理事業を一体で行う、北小岩一
丁目東部地区の動きについてであります。
十年以上前、地域との対話から始めた当事業は、国の
事業仕分けによる「一旦廃止」の判定や
移転交渉の長期化、更には
地耐力不足の判明など、紆余曲折を経ましたが、先般、地権者へ土地が引き渡され、
再建工事の段階に入ってまいりました。住み慣れた地へ戻る目途が立ったことにより、地権者の皆様は安堵し、期待感を抱いているところだと思います。来年には、防災性と
生活環境が向上した安全・安心なまちでの営みが再開し、新たな歴史が刻まれてまいります。
なお、同様の事業を進める上篠崎一
丁目北部地区では、現在、
移転計画の調整を行っております。
北小岩地区以上の規模となりますが、災害に強く暮らしやすいまちをつくるという思いを地域の皆様と共有しつつ、丁寧に進めてまいります。
さて、今年一年を振り返ると、
都市交流が大変充実した年であったといえます。
区民まつりや「食」文化の祭典を見ても、各地域の物産販売は大勢の人で賑わい、それぞれとの
つながりを実感いたしました。そして最近では、
友好都市である鶴岡市や安曇野市との交流に加え、他の都市とも住民を交えた新たな展開が見られ始めております。
夏には、下小岩第二小学校の児童が北海道・木古内町を訪れ、漁業や酪農、町民宅でのホームステイを体験しました。また茨城県・城里町では、
子どもたちがサケの卵の孵化から稚魚の放流までを体験したほか、
稲刈りツアーも催されました。区民を温かく迎え入れてくださった、地元の皆さんのご厚意に感謝をしているところでございます。
都市交流には、双方の特長を活かして人と人とをつなぎ、高め合う効果が期待され、その中心には、将来を担う若い世代の存在が欠かせないと考えております。互いに往来して、文化や自然、人々の温かさに触れることで感性が磨かれ、豊かな心も育まれてまいります。本区としては
子どもたちが、東京に住みながら他の地域との
つながりを持ち、貴重な経験を得られるよう、またそれが区の特色、更には区民としての誇りにもなるように今後一層の重きを置いて取り組んでまいります。
最後に、
関東第一高等学校サッカー部が、年末から開催される「
全国高等学校サッカー選手権大会」への二年連続出場を決め、昨年同様、開会式直後の開幕戦に登場いたします。初出場となった前回以上の高みを目指し、存分に力を発揮していただきたいと思っております。選手の健闘を祈り、声援を送りたいと思います。
さて、今回提案いたします
補正予算でありますが、受給世帯の増加に伴う
生活保護費など、
一般会計、
国民健康保険事業特別会計、
介護保険事業特別会計、
後期高齢者医療特別会計を合わせて、
補正予算の総額は二十
三億九千万円余であります。
また、今回の補正では、
児童相談所の建設費を継続費として追加しております。
建設予定地につきましても、年内の契約に向けて東京都と鋭意協議中であり、今後とも、人材と施設の両面で準備を加速させてまいります。
本定例会には、これら
補正予算のほか、条例案など合計で二十四件の議案をお諮りしております。それぞれご審議の上、ご決定をいただきたいと存じます。
以上をもちまして、招集のご挨拶といたします。
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○議長(
藤澤進一 君)
事務局長に諸般の報告をさせます。
〔
天沼事務局長報告〕
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●一七総総送第四百九十五号
平成二十九年十一月二十一日
江戸川区
議会議長 藤 澤 進 一 殿
江戸川区長 多 田 正 見
江戸川区
議会定例会の招集について
別紙告示写しのとおり、平成二十九年第四回江戸川区
議会定例会を平成二十九年十一月二十八日に招集するので通知します。
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●一七総総送第四百九十六号
平成二十九年十一月二十一日
江戸川区長 多 田 正 見
江戸川区
議会議長
藤 澤 進 一 殿
議案及び報告の送付について
平成二十九年十一月二十八日招集の平成二十九年第四回江戸川区
議会定例会に提出する
左記議案及び報告を、別紙のとおり送付いたします。
記
〔 以 下 略 〕
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●一七総総送第五百
三十二号
平成二十九年十一月二十七日
江戸川区長 多 田 正 見
江戸川区
議会議長
藤 澤 進 一 殿
議案の
追加送付について
平成二十九年第四回江戸川区
議会定例会に提出する
左記議案を、別紙のとおり
追加送付いたします。
記
〔 以 下 略 〕
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◎
事務局長(天沼浩 君) 説明員の出席については、区長、教育長、
代表監査委員、
選挙管理委員会委員長から、お手元に配付した文書表のとおり通知がありましたので、ご了承願います。
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△日程第一
会議録署名議員の指名
○議長(
藤澤進一 君) 日程に入ります。
日程第一、
会議録署名議員の指名。
会議録署名議員は、江戸川区
議会会議規則第百二十一条の規定により、十四番、
竹平智春君、
三十一番、
高木秀隆君を指名します。
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△日程第二 会期の決定
○議長(
藤澤進一 君) 日程第二、会期の決定。
お諮りします。
本定例会の会期は、本日から十二月十二日までの十五日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤澤進一 君) ご異議なしと認めます。したがって、会期は十五日間と決定しました。
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△日程第
三 議 案
○議長(
藤澤進一 君) 日程第
三、議案。
第六十一号から第八十四号までの各議案を一括議題とします。
事務局長に議案を朗読させます。
〔
天沼事務局長朗読〕
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第六十一号議案 平成二十九年度江戸川区
一般会計補正予算(第
三号)
第六十二号議案 平成二十九年度江戸川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第二号)
第六十
三号議案 平成二十九年度江戸川区
介護保険事業特別会計補正予算(第二号)
第六十四号議案 平成二十九年度江戸川区
後期高齢者医療特別会計補正予算(第
三号)
○議長(
藤澤進一 君) ご異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
───────────────────────────
△
追加日程第一 議案の
委員会報告及び表決
○議長(
藤澤進一 君)
追加日程第一、議案の
委員会報告及び表決を議題とします。
第八十
三号及び第八十四号議案について、総務委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。総務委員会委員長、
島村和成君。
〔総務委員会委員長
島村和成君登壇〕
◎総務委員会委員長(
島村和成 君) ただいま、報告を求められました各議案について、総務委員会における審査の経過と結果の報告を申し上げます。
第八十
三号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例及び第八十四号議案、
幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、いずれも特別区人事委員会勧告に基づき、職員及び
幼稚園教育職員の給料表及び特別給の年間支給月数を改定するものであることから、委員会は一括して審査を行いました。
委員会は、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
以上をもちまして、当委員会の報告を終わります。
○議長(
藤澤進一 君) お諮りします。
ただいまの委員長報告について、質疑並びに討論を省略し、委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤澤進一 君) ご異議なしと認めます。
したがって、第八十
三号及び第八十四号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
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△日程第四 報 告
○議長(
藤澤進一 君) 日程第四、報告。
報告第二十号から第二十二号までを一括議題とします。
事務局長に報告を朗読させます。
〔
天沼事務局長朗読〕
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報告第二十号 専決処分した事件の報告について
報告第二十一号 専決処分した事件の報告について
報告第二十二号 議決を得た契約の契約変更について
地方自治法第百八十条第二項、江戸川区の私債権の管理に関する条例第八条第二項の規定により、別紙調書のとおり報告する。
平成二十九年十一月二十八日
江戸川区長 多 田 正 見
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○議長(
藤澤進一 君) 提出者の
趣旨説明を求めます。山本副区長。
〔副区長
山本敏彦君登壇〕
◎副区長(
山本敏彦 君) ただいま上程されました報告
三件について、ご説明申し上げます。
議案その他関係書をお開きください。第七十八号議案の次のページになります。
報告第二十号及び報告第二十一号は、専決処分した事件について、江戸川区の私債権の管理に関する条例第八条第二項の規定に基づき、それぞれ議会に報告するものであります。
まず、報告第二十号は、生活一時資金、中小企業緊急特別対策資金及び
三世代同居住宅資金のそれぞれの貸付金について、借受人及び連帯保証人が長期にわたって返済を怠り、再度の督促・催告においても返済の意思が示されないことから、貸金返還等請求の訴えの提起二件について、平成二十八年十二月二十六日付けで、二件について、平成二十九年八月四日付けで、一件について同月七日付けで、区長がそれぞれ専決処分を行ったものを議会に報告するものであります。
報告第二十一号は、先の議会で訴えの提起の専決処分を報告した、生活一時資金貸付金の返還請求訴訟の和解について、次のページからの和解調書のとおり、議会に報告するものであります。
報告第二十二号、議決を得た契約の契約変更については、次のページの変更調書のとおり、建築工事二件でございます。
まず、江戸川区立第
三松江小学校改築に伴う機械設備工事は、掘削作業の支障となる地中障害物が発生したため、その撤去処分等を行ったことによる増及び施工する予定であった埋設ガス配管の撤去工事を、東京ガス株式会社の施工に変更したことによる減に伴う増額変更であります。
次に、江戸川区立葛西小学校・葛西中学校教室棟外解体工事は、地中障害物の撤去処分を行ったこと、撤去するアスベスト含有消火栓保温材の数量を変更したこと等に伴う増額変更であります。
以上で説明を終わります。
○議長(
藤澤進一 君) 報告第二十号から第二十二号については、ただいまの説明のとおりでありますので、ご了承願います。
───────────────────────────
○議長(
藤澤進一 君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
なお、明日二十九日は議事の都合のため休会し、次回は十一月
三十日午後一時から本会議を開きます。
本日は、以上で散会します。
午後二時散会...