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令和 4年12月 6日総務委員会-12月06日-01号

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  1. 足立区議会 2022-12-06
    令和 4年12月 6日総務委員会-12月06日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年12月 6日総務委員会-12月06日-01号令和 4年12月 6日総務委員会       午前10時01分開議 ○吉岡茂 委員長  定刻を過ぎておりますので、これより総務委員会を開会させていただきます。 ○吉岡茂 委員長  初めに、記録署名員を指名いたします。  岡安委員大竹委員、お願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、議案の審査に入らせていただきます。  (1)第104号議案 令和4年度足立区一般会計補正予算(第7号)を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎政策経営部長 おはようございます。  それでは、補正予算の概要について御説明をさせていただきます。  資料の1ページを御覧ください。令和4年度各会計別補正予算(案)概要でございます。  一般会計の第7号補正で18億8,400万円余の減額となっております。他の特別会計の補正はございません。  2ページを御覧ください、歳入の予算款別表です。主なものを御説明いたします。
     15番、国庫支出金で13億800万円余の減額、16番、都支出金で7億9,300万円余の増額、19番、繰入金で14億5,100万円余の減額となっております。  5ページからが歳出の概要となっております。主なものを御説明いたします。  5ページ総務費となります。3億7,200万円余の減額でございます。これは1番の本庁舎改修事務における半導体不足により、本年度予定しておりました5基の昇降機改修工事を令和5年度に先送りしたことによる工事費の減が主な減額要因となっております。  6ページです。民生費16億100万円余の減額です。これは3番の生活保護費給付事業における生活保護受給人員の当初見込み数と実績数の差による扶助費の減が主な減額要因となっております。  11ページの別紙1につきましては、新型コロナウイルス感染症対策のため庁内応援体制等を確保したことにより、令和5年度以降に先送りすることとした施設営繕事業案件一覧となります。設計、工事合わせて10件、4,268万円分となります。  12ページ、13ページの別紙2につきましては、同じく新型コロナウイルス感染症対策のため庁内応援体制等を確保したことにより、令和5年度以降に先送りすることとした小・中学校施設保全事業案件一覧です。小・中学校の設計、工事合わせて27件、3億3,835万9,000円分となります。  14ページの別紙3につきましては、今回第7号補正で対応いたしました各施設の電気・ガス料金等高騰に伴う光熱費の一覧、6億9,906万8,000円分となります。  15ページ、16ページは債務負担行為補正一般会計追加分の21件、変更分の1件でございます。  最後17ページにつきましては、特定目的基金の積立状況となっております。⑭番が今回第7号補正取崩し後の基金残高となっております。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございました。  それでは、これより質疑に入ります。  何か質疑はありますでしょうか。 ◆大竹さよこ 委員  ただいま御説明いただきまして、この内容を見せていただきまして、減額が多いということでございますが、本庁舎の改修事務の方、これは半導体不足による工事費の先送りということでございますが、後半の方で令和5年度以降に先送りする案件ということで施設営繕事業がほぼ占めておりますけれども、先ほどコロナの感染拡大によるという御説明がございましたが、それでどういった影響でこのような先送りする案件がこれだけ出たのか、これだけの数が先送りするというのは多分過去にも類を見ないことなのかなと思いますが、このあたりの説明をもう少し詳しくよろしくお願いします。 ◎施設営繕部長 新型コロナウイルス感染に伴いまして、応援体制ということで全庁的に保健所の方に対応させていただいて、その辺のマン的パワーがなくなったということが1点。  それから、職員で罹患した方々、それからやはり濃厚接触者ということで、いっときかなりの時期おりましたので、そういった、いわゆるマンパワーがちょっと足りなかったので遅らせていただいたと、過去にはこういったことはなかったというふうに記憶しております。 ◆大竹さよこ 委員  これだけの数、影響があったのだなということを改めて感じます。また、この内容がやはり施設営繕ということでございますので、それなりの計画を持って工事だったり設備改修というものは組まれていたかと思います。コロナのマンパワーの不足で、これは非常に致し方ないことではございますが、この設備施設に関しての安全安心面に関して大丈夫なのか、そこのあたりをお聞かせいただけますでしょうか。 ◎施設営繕部長 やはり我々の方も精査させていただいて、送っても大丈夫であろうというものを厳選させていただきました。  また、施設の安全面につきましては、定期的な定期点検ですとか、それから夏休み工事による点検、そういったことで安全の方は確保させていただいていますので、御安心いただければなと思っております。 ◆大竹さよこ 委員  ありがとうございます。そのあたりはしっかりと見ていただきたいと思います。  この実施予定時期ということで、ほぼ令和5年度ということになっております。そうしますと、計画的に行ったものがしわ寄せになるというんですか、令和5年度にぎゅっとしわ寄せになる、そういうことになるのでしょうか。 ◎施設営繕部長 やはり予定したものをまた若干遅らせるということはございますけれども、本当に緊急工事対応というのも我々考えていますので、できるときにできることを必ずやっていくというようなところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  コロナウイルス感染というのは、まだ収まっていない状況でございます。同じような状況が令和5年度も想定される場合もありますけれども、そういった場合の対応策というのは今考えている部分があれば教えていただけますでしょうか。 ◎施設営繕部長 やはり状況を見るということが大切であろうと我々も考えています。  今後の2類から5類に変わるとか、いろいろこういうお話もありますので、できる限り、やはりそういった2年間経験していますので、きちんとまた、そういったときには従前どのようにするのか、外部的な力もお借りするようなこともあろうかと思いますので、またそれは事前にきちんと議会の方に御案内させていただければなと考えておるところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  私もその点を言いたかったのですが、やはり必要なところは第三者、専門家の意見をしっかり聞きながら、まず安全安心を第一優先で行っていただきたいと思います。要望です。以上です。 ○吉岡茂 委員長  質疑、他に。 ◆長澤こうすけ 委員  おはようございます。  私の方から、この第7号の中で、まず民生費、生活保護費給付事業の件でマイナス12億円ということなんですけれども、まずこれマイナス補正予算を出されたということはいいことだとも思うんですけれども、なぜこのようなことになったのか、そもそもの見積りというか、見込みはなぜもっと高かったのか教えてください。 ◎足立福祉事務所長 当初予算の段階におきましては、コロナの影響を見込んでおりました。やはりこれまでの2年の経験を積んで、この時期に当初予算からして、今、執行率が66.1%となっております、12月5日、昨日時点で。保護者の人数も微減となっておりますので、こういったことを勘案して今回、減額補正をさせていただきました。 ◆長澤こうすけ 委員  今まで区として、例えば、非課税世帯に対しての給付とか様々そういったものを補正予算を組んで区民の方に対して支援をしてきたわけですけれども、それがある意味、効果を現してこういったところを減らしたというふうに解釈してもよろしいですか。 ◎足立福祉事務所長 最後のセーフティーネットでございますので、それまでの対策が功を奏している部分は大いにあるかと思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  実際、当初の見積りで生活保護の方の民生費を組んだのと、給付をしたのとの対費用効果、どちらの方が財政の出動が多かったんでしょうか。 ◎財政課長 財政の出動が多かったのは、当初、コロナ禍の影響がまだ続くと見込んでおりまして、令和3年度、令和4年度と令和元年度と比べて生活保護費を厚く積んでおりました。令和4年度は5%増ということで見込んでおりましたが、結果はそれほど大きく増えなかったということで、財政出動も大きく見込んでおりましたけれども、今回は減額の補正でそこまで至らなかったということでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  ごめんなさい、質問の仕方が悪かったです。非課税世帯に給付をした金額が掛かった分と、逆に今回もともと組んでいた分、財政出動したからこの分民生費の方を削れたと、今、先ほど足立福祉事務所長の方から答弁あったと思うんですけれども、その差額というのはどちらの方が効果があったのかという質問です。 ◎足立福祉事務所長 生活保護費の場合は、ほぼ4分の3が国が負担している、それから給付金の場合は10割が国から来ているということを考えますと、足立区の負担が、こちらの方が減らせたというふうに考えられるかなと思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  ごめんなさい。すみません。私の質問の仕方が悪いんですけれども、国から来たということを前提にして、トータルの金額でどちらの方が効果があったかといったところで教えてください。引き算です。 ◎長谷川 副区長  今、長澤委員のおっしゃったことは、給付金の効果と、それから、もし給付金がなかった場合に生活保護に陥った場合に、どちらが財政的な負担が大きかったのかというふうな御質問というふうに私解釈いたしましたけれども、そうしますと、さっき足立福祉事務所長が言ったように、最後のセーフティーネットに、そこまで行く前に、予防的とか事前に給付金を支給することによって給付金とそれから自助、自らの力で生活を再建、何とか長らえていくというふうなところでは、給付金の効果の方が財政的な支援も少なく済んだかなというふうに理解しております。 ◆長澤こうすけ 委員  分かりました。正に最後のセーフティーネットに行くまでに、そういった方を救っていくことが政策の優先順位として必要だと思います。そういった意味でも、今の長谷川副区長の答弁から、この結果から給付金の効果が検証できたのかなというふうに思います。  給付金を給付してその後の振り返りというのが正直今までなかったと思います。そういった意味で、この結果を受けて、これからも給付金や様々な施策をしたときに、そういった比較をしていただいたり、そういった検証をしていただくことが必要かと思います。  次に、税の使い方について質問をしたいと思います。補正予算を組んでいるということですから、細かい話は文教委員会の委員がされるかと思うんですけれども、今回、一般質問、代表質問でもありましたが、区長が給付型の奨学金を今度予算に組み込みたいという提案があったことに対して議会の方からも質問がありました。  それで、税の予算の考え方について質問をしたいと思います。  まず、今回使われるのは特定目的基金を切り崩して給付金の方に使われるということなんですけれども、まず特定目的基金というものを切り崩した場合、東京都の財政調整交付金査定には影響あるのでしょうか。 ◎財政課長 財政調整交付金の算定項目に入っておりますと多少影響はするかもしれませんが、今の長澤委員の御質問にあるような給付型の奨学金は、この財政調整交付金の算定項目には入ってございません。特定目的基金、この基金が財源でございますので、そこは影響がないものと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  今は、特定目的基金だから財政調整交付金査定には影響がないということですけれども、一度始めてしまった政策というのはなかなかやめることができない、基金がなくなってしまった場合に、一般会計に入ってくる可能性があると、そうするとそこは財政調整交付金査定に影響するんじゃないかというふうに懸念しています。そういったところも見据えて、補正予算や予算を組んでいるということでよろしいですか。 ◎財政課長 今回は、給付型の奨学金については補正等は組んでおりませんけれども、財源となっているのが育英資金の基金でございます。皆様からの寄附と、それから現在は特別区の競馬組合の配分金をここ充当してございます。寄附等についてはこれからも、一般財源をそれ以上にここに投入することがないように寄附を募ったり、そういった分配金など新たな財源についてはここに活用していきたいというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  ごめんなさい、この補正予算審議からずれてしまってはいけないので、今、税の考え方というところで質問をさせていただいています。  今回も補正予算を組むに当たって、財調査定に影響すると、3分の1東京都の財調にもらわないといけない我々の自治体としては大きな影響があると思います。将来的にそういった長い目で一般財源に影響してくるような予算立てをしていて、将来的に財政調整交付金査定に影響するようなことはないということで補正予算を組まれているということでよろしいですか。 ◎財政課長 今回のコロナ対策のように、今、財源を投入しなくてはいけないという場面も数多く出てはまいりますけれども、経常的に掛かってくる費用につきましては、その先を見据えた上で予算計上してございますので、そこも加味した上でというふうにお考えいただければと思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  債務負担行為の件で質問をしたいと思います。  北綾瀬駅前交通広場の整備について、12月2日に三井不動産株式会社から、建設業法への抵触が懸念されるため三井不動産施行は困難であると回答があったというふうに報告を受けました。そもそも最初の打合せの段階で、まずここ分からなかったんでしょうか。 ◎道路公園整備室長 結論から言いますと分からなかったところでございますが、三井不動産の方は商業施設とペデストリアンデッキを一緒に工事することにメリットがあるというお考えは示していただきましたが、最終答弁は12月2日になったというところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  メリットがあるとかじゃなくて、建設業法に抵触する可能性があるということで、それというのはまずスタートの段階で分かっていないといけないこと、議論を始める前のことだと思うんですが、それはなぜ今になって出てきているのでしょうか。 ◎道路公園整備室長 我々の詰めの甘さだったと思いますが、三井不動産の方から少し前向きな検討をするという答弁もございましたところがありまして、それに期待したところでございます。 ◎工藤 副区長  もともと協議の段階で、三井不動産の方が建設業法そのものはできないんですけれども、協定を組んでそれで実施できる可能性があるかどうかを内部でも検討するというお話でございました。それで、3回目の入札の際には協定を組むような形で進められればということで協議をしたんですが、先日、三井不動産の方から、結果的に内部で、法的検討もした結果、受けることができないというような回答をいただいたところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  可能性があるという中で話を進めてきて、結局それが駄目だったということ。本来であれば事前にそこをクリアにして、時間が限られていますから並行してやるということももちろん必要かもしれません。ただ、そこをクリアにしてやっていかないと、そもそも我々が今まで審議に掛けていただいて、組んだりいろいろなことを可決してきた中で、それは何だったのかと。  さきの委員会等でも、何かを組むときに根拠を持ってやっていただきたい、また、答弁では、足りなかったからそこをしっかりやっていくということでしたけれども、確認しながら間違いのない安全運転をやっていくということでいただきましたけれども、結局、今日、この債務負担行為の中でこの議論になるということは、結局ほかにもそういった点が残っているんじゃないかと。今回この審議をして補正予算を、これから他の会派の委員の方々の意見もあるかと思うんですけれども、審議していても後になってそもそもが意味なかったんじゃないかという議論になるかと思うんですが、その点は副区長いかがですか。 ◎工藤 副区長  今回はちょっと限られた時間の中で、議会の方に説明をして、結果的にできなくなってしまいました。  そういったことがないように、やはりきちっと事前に、確実な状況を議会の方にもお示しし、また可能性についてももちろん検討段階もお示ししますけれども、確実になった段階で議会の方にもしっかりと説明しながら、協議、査定、補正を組んでいきたいと思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  我々自民党としては、北綾瀬の駅前とかをまちづくりとして、これ本当に重要なもので、いいまちをつくりたいから推し進めていくという立場で今までも質問や可決をしてまいりました。ただ、それとは別に行政手続的な問題、ここに問題があるんじゃないかと思っています。これらの進め方について、副区長、この進め方でいいのでしょうか。 ◎工藤 副区長  今回、行政手続上に問題があるのではないかというお話ですけれども、これまでも花畑川ですとか北綾瀬駅のペデストリアンデッキの予算の増額ですとか、このところこういった状況が続いています。  そういった意味で、再発防止策もお示しをしますけれども、きちっとした行政手続を取って、しっかりと運営を行っていきたいと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  これから示していただくということなんですけれども、示していただく前に、我々がこれを可決するかどうか、今、大きなポイントに立っていると思います。そういった意味では、やはり事前に精査できるものは一度本当に精査をしていただいて、それから議案に掛けていただいたりすることが、やはり議会もチェック・アンド・バランスがありますから、ただ追認機関になってしまうんじゃないかという懸念も一つ持っているということを意見として述べさせていただきたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  私からも何点か質問いたします。  まず、光熱費の増額の部分についてなんですけれども、先ほど説明の中でも、住区センターの48か所から学校の103校から区内の全ての施設の分で、増額分を合わせて6億9,900万円余という部分の御報告あったんですけれども、これは当初予算から見ると何割増ということになるんでしょうか。 ◎財政課長 ぱっと何倍になりましたというふうにお答えができればよかったんですが、施設や使っている電気によって上がり幅が大分違ってまいります。平均すると大体1.5倍ぐらいにはなっているのではないかというふうに思いますけれども、それぞれ昨年の同時期と比較をしてどれぐらい差があるかというのを見まして、この先の推測といいますか、金額を出したものでございます。  学校などですと、ガスの単価は事前にこの先の分が確認できましたので、その単価の上がり幅を使って電気にこれを準用して積算したということで、それぞれ積算の仕方は違っておりますが、おおよそ1.5倍ぐらいになっているのではないかというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  積算の仕方が違っても補正予算で出しているわけですよね。それで、私もどのぐらいなんだろうとずっと探してみたんです、これとこれ、説明書もそれから概要の方も。そうすると、当初幾ら分ぐらいでしたよというのが出ていない施設がたくさんあったんです。出ていたのは、住区センター、ギャラクシティとか、地域学習センターとか、学校などは今おっしゃったとおり出て、あと保健所保健センターも出ていますけれども、例えば福祉事務所とか郷土博物館とか子育てサロンとか、地域集会所、シアター1010、こういった部分については、当初予算が幾らで、それで補正で幾らになりますよというのが全然出てないんです。これは補正予算を提案する側の姿勢として不十分なんじゃないかと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎財政課長 大変申し訳ございませんでした。一覧表を今回お付けしましたが、補正の増額分しかお出ししておりませんでした。ここに、例えば当初予算と補正額と、その後の金額というふうに載せるような工夫を事後いたしたいというふうに思っております。申し訳ございませんでした。 ◆ぬかが和子 委員  それで、その出ている部分だけで私、出して試算してみたんです。そうしましたら先ほど財政課長1.5倍というふうにおっしゃっていたんだけれども、当初が出ているところの計が10億7,395万円、それで補正後が17億1,422万円ということで、それで6億4,000万円の増というのが、ここに当初が出ているやつの合計だったんです。そうすると約1.6倍なんです。もちろん大型施設というのは、電気代とか光熱費というのは割高になる傾向がありますけれども、それにしても1.6倍上がるというふうに見込んでいるということでいきますと、たしか区長が冒頭、本会議の方でも挨拶されていたと思うんですけれども、やはり各個人とか民間の施設も同様に負担増が押し寄せるということになるんじゃないかというふうに思うんですが、どうでしょうか。 ◎財政課長 ぬかが委員おっしゃるように、民間の方も個人の方も負担が大きくなっていると思っております。民間の方は一足先に補正予算をお認めいただきまして、介護や保育施設等には、このエネルギーの上昇分について支援金のような形でお出しをしているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  正に今おっしゃった介護とか保育園も含めていわゆる福祉施設、それから、この前の補正予算では、東京都のものに上乗せをして、車両ですよね、この辺の民間の支援もしたんですけれども、1.6倍になっていないんじゃないかと。つまり増額分というのは足りないんじゃないかと。少なくとも区が補正で掛けたぐらいの水準には行っていないというふうに思いますが、どうでしょうか。 ◎財政課長 当時、この予算を組む際には、アンケート調査をいたしまして、どれぐらい増額しているかというのを実態把握をしたところでございます。ただ、その時点でのものでございます。そのときには年度末まで見込んだ補正予算ではございましたけれども、今後上昇が続けばその見込みの中で収まるかどうかというのは確認が必要かというふうに思っております。 ◆ぬかが和子 委員  実際にこれでは負担増分が追いつかない、電気代なども、また更に値上げするわけです。そういう点では、そういう部分はしっかり検証して、そして対応していただきたいと思いますがどうでしょうか。 ◎財政課長 これまでも実態を把握しながら進めております。今後も、そういったヒアリングですとかアンケート調査などを通じて実態把握は続けていこうというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  実態把握だけじゃなくて、上がった分ちゃんと対応してくださいというふうに言っているんです。是非お願いしたいんですが、どうですか。 ◎政策経営部長 各事業者の状況を確認しながら、対応、検討させていただきたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  それで、ほかの自治体では、個人のところについてもやはり光熱費が上がっている分ということで各世帯に支援をしているという自治体もありまして、これは本会議でもやらないというような答弁ですけれども、私は是非やっていただきたいというふうに思っております。  それから、次の質問に入ります。  先ほども質問ありました小・中学校の施設の保全事業施設営繕事業の繰延べ分ということで、先ほども、先送りの主な理由は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴っての保健所への応援体制強化、それからコロナ感染や家族が感染で自宅待機もあったということで事業が回せなくなった部分を精査して先送りをしたということだったと思うんですけれども、実際に技術系の職員が何人いて、どのくらい保健所への応援体制で行っていたのか、また、行った先での仕事はどういう仕事内容だったのかもお伺いします。 ◎施設営繕部長 一応フェーズ6のとき、7月21日から大体9月7日まで、私ども2名出しました。技術職、私ども施設営繕部、3部、庁舎管理を入れて4部ございまして、ほぼ90人近く職員の方はいます。その中の2人がほぼお手伝いに行ったんですが、やはり慢性的にコロナにかかったりですとか、一番大きい、いわゆる濃厚接触者待機というのが絶えず2割ぐらいはいた状況でございます。  内容については、例えば、私ども聞いた話では、連絡のつかない一般の方のところに車で行って確認をするというようなことが、ほぼ私どものところに与えられた任務であったと、それから一般的な事務処理というようなところを聞いてございます。 ◆ぬかが和子 委員  確かにちょっと私も聞いたことあって、技術系の方々そういうところ回っていただいているということと、あと、やはりHER-SYSの入力等、事務系の方で応援をされたということなんですけれども、私、技術系の職員というのは、この1年間、2年ぐらい大きな課題になったじゃないですか、結局、汚職事件もあり、そしていろいろ不手際もあり、そういう中で技術系の職員の技術力不足とか育成が課題だと、だから重視するんだということを区として方針として持っているわけです。重視すべきというのが変わっていないんだとすれば、私は事務系の仕事とかそういう部分について、もちろん本当に緊急で応援体制というのは否定しないけれども、今回に至っては3か月近くにわたっているわけです。そうした場合に、こういう技術系の職員とかはきちんと育成やそういう仕事ができるようにすべきじゃないかと。  例えば、臨時職員とか会計年度任用職員とか派遣とかそういうところでの活用をもっと、こういうケースの場合にやるべきじゃないかと、そういうことで、今後の可能性として、こういうことがないように、事業の繰延べがないようにしなきゃいけないんじゃないかというふうに思っているんですが、どうでしょうか。 ◎工藤 副区長  今回、第6波に当たっては、それぞれのBCP計画をつくって、それを本部の方に上げて、どういう事業を、どこからどういう応援体制をして、手伝いに行って、どの事業を繰延べするかというような議論を行ってこの結果になりました。  ただ、ぬかが委員のおっしゃるとおり、先ほど長澤委員の方からもありましたけれども、技術的な問題が非常にございますので、技術力の向上というのは欠かせないと思っております。そういった意味で、そういった視点も含めて、今後、新型コロナウイルス対策本部の方も掛けて精査をしていきたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  是非そうしていただきたいと思います。先ほどの答弁でもありましたように、しかも繰延べた分は今年度の分で、更にニーズが出てくるわけです、どの施設も古くなっているから。そうすると、ただでさえ事務量は増えるだろうということが予想できますので、是非そういう体制をしっかり取っていただきたいというふうに思います。  それから、債務負担行為についてなんですけれども、一つは、学校のWi-Fi環境の整備についてです。今回の債務負担行為補正で14億8,407万円が2年の補正予算でやっていくということで出ているんですけれども、教室数は何教室、内訳をお伺いしたいんですけれども。 ◎学校ICT推進担当課長 教室数につきましては、今年度、6月補正予算で計上させていただきました特別教室等の整備の分が500教室余、それからあと普通教室等で既にWi-Fi環境がある部屋のアクセスポイントの追加ということで2,500室ということで計上させていただいています。 ◆ぬかが和子 委員  これ、私6月補正予算をやったときにやっぱり質疑させていただいたんです。そのとき何を言ったかというと、1年以上前の総務委員会でWi-Fi環境がないと私が指摘したときに、教育委員会は何と言ったかというと、何とかなると、学校自体にWi-Fiの設備があるから問題ないかなと思っていますと、これがつまりWi‐Fi環境ないから何とかしなきゃねと言ったときに、問題ないから何とかなりますよと、あとはポケットWi-Fiで対応しますよというのが1年以上前のときの区の答弁だったんです。それで6月の補正予算のときは2億8,000万円でした。ポケットWi-Fiで何とかなりますというのと2億8,000万円じゃ全然違いますよねと、だから経費の縮減、そういうことで努力をしてほしいということを申し上げましたら、これに対して学校ICT推進担当課長は、経費節減することは非常に大切でありますので、学校に調査して、必要最小限で最大の効果が得られるような整備をしていきたいと、こういうふうに答弁したんです。そうしたら今回出たのは2億8,000万円じゃなくて今度は14億8,000万円。これ必要最小限で経費節減の努力というふうになっているんでしょうか。 ◎学校ICT推進担当課長 6月補正予算でお話させていただきました特別教室等につきましては、学校に調査させていただいて、本当に学習に使っている部屋、それからあと極端に使用頻度の少ない部屋につきましては可搬型のポケットWi-Fiということで対応していただくということで教室数をなるべく精査してやらせていただいたというところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  6月補正のときは、未整備だった750教室も入っているの、特別教室だけではないのね、まずそれが違うということです。今現状るる述べただけで、どう縮減の努力をしたのか、そしてアクセスポイントを、デジタル教科書の導入に合わせてだということだというのは事前にお伺いしましたけれども、2,500の教室に本当に全部入れなきゃいけないのかどうなのか、そういう検証をしたんでしょうか。 ◎学校ICT推進担当課長 令和6年度のデジタル教科書本格導入に当たりまして、各教室で通信環境が足りるかどうか事業者に検証させました。検証したところ、どうしても1台のアクセスポイントでは、ページをめくるのに時間が掛かってしまうというところが分かりましたので、子どもたちの学びを確保するために、均等に確保するためにも、この2,500教室に必要だということで計上させていただいております。 ◆ぬかが和子 委員  例えば、最初のとき答弁で言っていたように、アクセスポイントとポケットWi-Fiの併用とか、本当にどうやったら安くなるのかとか、こんなに負担が掛かっていいのかという、そういう検証がされていないんじゃないかと、事業者に出してもらったらこんなになりましたというのでは、それ事業者はそう出しますよ。そこをどう縮減するという努力がどう図られたのか、教育長どうなんですか。 ◎教育長 実際に、今の学校の方では、AIドリルを使っていたり、デジタル教科書を使っていたりということで、かなり各教室のアクセスポイントに負荷が掛かっているということで、今、学校ICT推進担当課長申し上げましたとおり、例えば、デジタル教科書1ページめくるのに、1人の子はすぐめくれるけれども、それ以外の子については1分ぐらい掛かってしまうと、こういうことを実際に現場の中で確認をさせていただいて、必要教室についてアクセスポイントを2つ設けさせていただきたいということで今回計上させていただきました。 ◆ぬかが和子 委員  分かります。私たちタブレットだって同時にやっていますと、セルラーモデルだけれども、それでも最初の人はいいけれどもというのは出てきますから、分かりますけれども、しかも私たちも、もともと私はWi-Fi環境必要だよねと言っていたら、大丈夫です、足りますと言ったからおかしいんじゃないのというのが一つあるわけです。  それと、私たちも、例えばこれが遅くなるとかそういう環境のときにもう1つポケットWi-Fi持ってきてそっちでつながる人と分けるとつながるようになるわけです。そういう努力とかその辺がどうなのかとか、そういう検証をしっかりやって経費節減に努めるということが、もともと6月の答弁そういう答弁だったんじゃないかと、何を経費節減の検証したのかというのが見えないんですけれども、どうですか。 ◎情報システム課長 教育の機器についても、私どもの方で経費の積算等の精査を行わせていただいております。  前回の学校のネットワーク経費については、コンサルも入れまして、実際に現場でどこに必要かというのも含めて精査した結果、実際、当初出した見積りよりも、ちょっと記憶で申し訳ないのですけれども1億円ぐらい下がった結果になっております。  それから、今回のアクセスポイントの必要数についても、実際に学校に行って測って、どのぐらいのパケットといってデータ量があるかということと、それを全員がやったらどうかだとか、いろんな場面を想定して、それで測った結果、やはりこれぐらいのものが必要であるということが分かった結果で、こういった設備に投資が必要ということを判断しております。 ◆ぬかが和子 委員  恐らくそういうことなんだろうとは思ってはいるんです。ただ、繰り返しになるから申し上げませんけれども、だったら1年以上前に、学校自体にWi-Fiの設備があるから問題ないなどという答弁はするべきじゃなかったし、それはちゃんと反省、謝罪もしていただきたいぐらいなんです。そのときは大丈夫ですと言っておきながら14億円と、これはないでしょうと普通思うじゃないですか。
     それから今後についても、きちんとその辺の費用対効果それから節減、その辺についてはしっかり検証していただきたい、努力していただきたいと強く要望しておきます。  それから、先ほども質疑もありましたけれども、同じく債務負担行為で、北綾瀬駅のペデストリアンデッキ債務負担行為の補正が6事業ということで入っているんですけれども、その中で、国庫補助の事業が2つ含まれていると思うんですけれども、事前にお伺いしたときに、これは国庫補助で社会資本整備事業の中の都市再生整備事業、これがペデストリアンデッキ部分だと、それから街路事業は駅前交通広場の部分だというのは事前にお伺いしたんですが、私もずっと調べているんですけれども、交通結節点改善事業は活用しないということですよね、その辺どうでしょうか。 ◎道路公園整備室長 事前に課長がお知らせしたとおり、補助金の種類は2種類ということで進めさせていただいておりますので、交通結節点改善事業については対象となっておりません。 ◆ぬかが和子 委員  そうすると、都市再生整備計画事業の国のパンフレットなんですけれども、       [資料を提示] この都市再生整備計画事業の中で交付対象事業ということでの市町村または協議会が実施する事業というのが、例えば道路とか河川とか下水道とか、昔の住宅市街地総合整備事業みたいなものとかあるんですけれども、ペデストリアンデッキは何の事業になるんですか。 ◎道路公園整備室長 大変申し訳ございません、手元に資料がないので後ほど御報告させていただきます。 ◆ぬかが和子 委員  つまり、もともと委員会でも質疑する中で、国庫補助が出るからとか、それから大体交通空間と環境空間が1対1とか、これ国庫補助の関係ですよね、そうだとしたら何の事業かぐらいはきちんと答えられないと議論ができないんじゃないかというふうに思います。  それと、北綾瀬駅前交通広場整備に伴う民間区画整理施行者負担金というのも債務負担行為補正でありますけれども、これは具体的には何をやる部分になるでしょうか。 ◎道路公園整備室長 区画整理区域内にある北側の道路拡幅については区が負担する部分ということで区画整理事業者と約束をしておりますので、その部分のお金ということになっております。 ◆ぬかが和子 委員  事前に聞いたときには、北側拡張の区の道路の部分と、一体型で整備しますから。それと、無電柱化とかLED照明とかそういうのも入っていると言ったんですけれども、それは違うんですか。 ◎道路公園整備室長 大変失礼しました。そちらの方もプラスアルファで入っているということで確認しております。 ◆ぬかが和子 委員  そうだとすると、また無電柱化が非常に疑問なんですよ。千住一丁目再開発のときは、東京都とかの再開発ルールでも、まだ、私たちは区が負担すべきじゃないと思っているけれども、ルール的には施工者が負担をするというものじゃないよねというルールだったわけです。その後、誘導策ではあったけれども、事業主が無電柱化についてもやっていくんですというふうに変わっていったと思うんです、再開発について。そういうものができたと思うんです。そういう点で、それを区が負担をしてあげるということになるんですか。 ◎道路公園整備室長 ぬかが委員の御質問の中は、再開発事業の場合につきましては、周辺の無電柱化は再開発事業者が負担するというように変わったというふうに確認しております。  今回、区画整理事業でございますので、そこら辺のまちのグレードアップ部分につきましては、十分協議した上で、無電柱化を区の方で対応するというふうに決定させていただいております。 ◆ぬかが和子 委員  そう言うだろうというふうには思っているんですけれども、非常に優遇しているなというふうには思っているんです。  北綾瀬駅のペデストリアンデッキについて、本会議でも区は、商業施設が駅前広場整備に3つの点で貢献しているということを繰り返し述べたり、ペデストリアンデッキの費用対効果が大きいと、これが1.5以上じゃなきゃいけないけれども1.8あると、それから交通空間と環境空間が1対1必要だということなどを答弁しているわけですけれども、今後、この交通空間と環境空間を1対1にするというのは、西新井駅やほかの駅も1対1にしていくということでよろしいんでしょうか。 ◎道路公園整備室長 まず、北綾瀬駅でそういうような取組をさせていただいて、確認をして国庫補助を取りながらペデストリアンデッキを造るということで整理しておるところでございます。  現在のところ、西新井駅西口等につきましては、まず事業認可を取る部分では都市計画で定めた内容で整理しているところでございますので、その辺につきましては、今後、研究をしていく必要があるのかなというふうに考えております。 ◎工藤 副区長  交通空間と環境空間1対1というのは基本になってくると思います。ただ、1対1だけではなくて地理的条件ですとか交通条件ですとか、そういうところもございますので、その辺を加味させていただきたいと思いますけれども、ベースとしては1対1ということ、そして国庫補助金もやっぱり活用できるような形で整備できればなと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  非常に区民から見て分からない、何が分からないかというと、乗降客3万人の北綾瀬駅では環境空間が、しかもペデストリアンデッキ側から来る人は3,000人なわけです。それなのにここは交通空間と環境空間が1対1必要だと、つまり歩行者空間とかを広く取るんですということを言っていながら、西新井駅やほかのところはまだどうなるか分かんないよと、今後検証して考えるんですと、これはどう見ても区民の理解を得られないというふうに言わざるを得ません。  ほかにも聞きたいので、先ほどの費用対効果の方の部分です。1.8ということで、この費用対効果を出した根拠は何によって費用対効果算出したのでしょうか。 ◎道路公園整備室長 国のガイドラインに基づき算出結果が1.8ということでございまして、内容、詳細につきましては、また、ぬかが委員の方に後日、御報告させていただきたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  私も一生懸命探して、費用便益分析マニュアルという、要は国土交通省の費用対効果が出るマニュアル探してきたんです。これを見たときに、単純にペデストリアンデッキの費用対効果ではないということですよね、交通広場も含めての費用対効果だと思うんですが、どうでしょうか。 ◎道路公園整備室長 すみません、私そこまでちょっと掘り下げて確認をしていないので、担当に確認したいと思いますが、そのような状況かどうかもう一度確認させていただきたいと思います。大変申し訳ございません。 ◆ぬかが和子 委員  私が見付け出した費用便益マニュアル、国土交通省のやつが間違っていなければそうなんです。つまり、ペデストリアンデッキのことももちろん書かれている、歩行者の空間の問題ですから、書かれているけれども、一方で、交通広場のタクシープールとか、そういうところも含めての費用対効果で出しているんです。つまりペデストリアンデッキを後から付けることにしたことによって1.8の経済効果があるということではないということなんです。  それから、本会議でも、今、乗降客3万人と、大型商業施設の進出で多くの利用者が出るからペデストリアンデッキが必要であり、元の計画に戻す考えはないという答弁もありました。やっぱり特定商業施設のために多額の税を掛けるということになってしまうんじゃないですか。 ◎道路公園整備室長 北綾瀬駅のペデストリアンデッキにつきましては、本会議でも御答弁したとおり、まちづくりの動向、それから国庫補助の採択基準等を含めて総合的に判断をして決定させていただいたものでございます。 ◆ぬかが和子 委員  全然聞いたことに答えていないのよ。何を聞いているかというと、だって大型商業施設の進出で多くの利用者、だからペデストリアンデッキが必要だと答えているんですから。商業施設は駄目じゃないですか。 ◎工藤 副区長  前回のエリアデザイン調査特別委員会でしたか、駅への方面別の交通量等を出してもらうようにというお話がございました。それと併せて将来の交通予測もしておりますので、次のエリアデザイン調査特別委員会だったと思いましたけれども、中で、そこの辺の内訳を示させていただきたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  そろそろ終わりにはしようと思いますけれども、それで事業者が、交通広場計画に3つの点で貢献しているということも、2回、2人の方の質問に同じ答弁をしているわけです。一つが、民間や土地に工事費を供出してもらうことで、歩道上の空地を設けることができる、民間に土地を出してもらう、通常のマンション建設でも、税投入しなくたって公開空地は提供していますよね。それから、ましてや地区計画で壁面後退が義務付けられているわけです。そうしますと特別な貢献ではないんじゃないですか。 ◎道路公園整備室長 事業者と三井不動産と、商業施設の在り方も含めて、そこの部分に区が要求している歩道上空地をつくっていただくよう要請しているところもありますから、そういった部分では協力をいただいているというふうに答弁させていただいたところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  もちろん話し合ってはいると思いますけれども、だけれども、通常のマンション建設やまちづくりの中でだって壁面後退やそういうものはやるわけです、協力をしてもらうわけです。特別な貢献じゃないんです。  それから、商業施設内のエレベーター、エスカレーターを東京メトロの始発から終電まで稼働するよう開放されることになるということが特別な貢献なんだということをおっしゃっているんですけれども、これだって商業施設のエレベーター使わなくても、その2工事のエレベーター、エスカレーターがあるわけです。そうすると、もともと最初にペデストリアンデッキを造ると言っていたときは、エレベーターはあってもエスカレーターなかったんです、あそこの部分には。だけれども、ちょうどほとんど変わらないような場所に、つまり通勤客や使う方々の動線から見たら変わらない場所に、今回の変更の中でエスカレーターも造るようになったわけです。だから、これ全然理由にならないじゃないかというふうに思いますが、どうでしょうか。 ◎道路公園整備室長 本会議でも御答弁させていただきましたが、交通広場付近にある南東部と北東部の横断歩道において、歩行者と車の接触をなくすためには、そちらの出入口の方が有効に機能しているというふうに判断しております。 ◆ぬかが和子 委員  だから、北東部と言ったって、ここでも降りられるわけです。       [資料を提示] だから、ここを使わなきゃならない理由というのはほとんどないじゃありませんか、というふうに私は思います。  それから、3番目に、民間区画整理で既存事業の面積の一部を駅前交通広場へ付け替えることができたということを理由に挙げているんですけれども、これも、私たち、アリオ西新井店が出店するときも批判したんですけれども、逆に区道を潰して付け替えをするということでの都市計画変更や様々な変更をしなければ、今の規模の商業施設は造ることはできない、そういう地形だったんじゃないかと思いますが、どうですか。 ◎道路公園整備室長 今回の区画整理事業で、敷地の整地を行わせていただいたということでは、商業施設の敷地面積については増えているのかなというふうに思います。 ◆ぬかが和子 委員  そうですね、つまり区道を潰して付け替えてあげなければ今の規模の商業施設は造ることはできなかったということなんです。つまり、これ向こうの貢献じゃなくて区が商業施設側に貢献しているんです。特定商業施設のために区道を付け替えてあげて便宜を図ったというふうに私は、区民から見ればそう見えるということなんじゃないかというふうに思います。  そういう点では、先ほども自民党の質疑は立場は違うと思いますけれども、それでも言われていたように、今回これで補正でゴーサインを出していけば、そのまま進めていくと、入札も、先ほどありましたように協定で委託をするんではなく、それはできなくなったということで、その1とその2の工事を一括して発注に出していくというふうに進めていくわけですよね。やはり立ち止まって、本当にどうなのかというのをしっかり検証して考えるべきじゃないかと思いますが、最後答弁どうでしょうか。 ◎工藤 副区長  この間、北綾瀬駅についてはいろいろと課題があり、また議会からの御指摘もいただきました。  私どもとしては、事業者ですけれども、地権者も含めて区画整理事業という形で今まで進んでまいりました。それで、今回、駅前広場とペデストリアンデッキについても利便性の向上、地域にも貢献できるというふうに考えております。そういった意味で、議会の方には御理解いただければ非常にありがたいと思っております。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。 ◆岡安たかし 委員  時間も時間なので、簡単にいきたいと思います。  まず、ページに沿っていきたいと思います。  5ページ、本庁舎改修の昇降機、半導体不足ということで来年度に先送りと。来年度予算に関わる話ですから深くは申しませんけれども、半導体不足ということですから、同じ金額をまた持っていけるのかどうか、むしろまた高くなってしまうのかなという懸念もありますし、半導体の状況によっては、来年度さえも危ぶまれるのかなというのもあって非常に危惧するところであります。  これはいいとして、11ページなんですけれども、先ほど来の先送りする案件ということで急を要するものではないというものを先送りという話でしたけれども、例えば、一番最初の佐野地域学習センター屋上防水改修工事設計委託とか、3番目にも非常放送設備改修工事設計委託、こういったところで、当初、今年度やろうとしていたということは予防保全ということである程度やろうとしていたのか、普通はある程度不具合が出るから改修工事やると思うんですけれども、その点いかがでしょうか。 ◎中部地区建設課長 岡安委員おっしゃるとおり、予防的保全ということで工事をする予定で考えておりました。 ◆岡安たかし 委員  予防保全という考え方は大事なんですけれども、どこまで今年度本当に必要だったのかどうかというのも、逆に先送りできるんだったらもともと先送りできたのかなとも思えちゃうところもありますので、これは次のページの小・中学校の自動火災報知設備改修工事とか電灯コンセント設備改修工事などというのも、非常に不具合が出そうだからやるんじゃないのかなと、あるいは経年劣化を考えて、劣化していないけれども、何十年たつからとか、そういうことなんだろうかなとは思うんですが、屋上防水などは、不具合が出る前に早々やる必要もないのかなとも思います。もちろん不具合が出たら遅いんですけれども、ある程度知見を持って、必要なときに適宜やっていただく必要があるかなと。  先ほど来議論があるとおり、来年度に先送りする案件がこれだけ出てくると、もともと令和5年度にやっていたものを、また今度それを令和6年度に先延ばしするものを出さないとかなり集中してしまうし、技術職の皆さんの負担も多くなると思うんですが、それは、ところてんじゃないですけれども、どんどん先送りするものを先送りしていくという、一部、そういう考えがあるんでしょうか。 ◎中部地区建設課長 今年度先送りする分は、大体工事の約十二、三%というところなんですけれども、それにつきましては今年度中に、来年度分についてはある程度準備して、来年度早々に発注できるように今の段階から準備の方を進めていきたいと考えております。 ◆岡安たかし 委員  もともと令和5年度に準備していた、予定していたものにこれが加わってくるわけです、令和5年度に集中して。そこに関しての危機感というか、その辺はどうなんですか、大丈夫なんでしょうか。 ◎中部地区建設課長 令和5年度分につきましても、岡安委員おっしゃるとおり、工事量につきましては多くなると見込んでおります。その多くなる、今年度の先送りする分も含めて多くなるということなんですけれども、その辺につきましては、内容を精査しながら、工事の方進めていきたいと考えております。 ◆岡安たかし 委員  かねてから指摘があるとおり、技術職の方のそのお一人お一人の負担なのかそれとももともとの資質のものなのか、かなりいろいろな課題というのが指摘されてまいりました。それがしっかりと余裕をもってお一人お一人が仕事に当たれる、そういう体制というのは大事なんじゃないかなと。また、コロナの影響もまだ分かりません、来年。更に今の波じゃないまた大きな波が来る可能性もあるので、それはもちろん来なきゃ分からないのでしようがないんですけれども、ある程度もう先読み、想定外だったとならないように先読みじゃないですけれども、来年度のものに関しても、ある程度また精査して先送りできるものというのも考えておく必要があるんだろうなとは思っております。  その中で、12ページの、16番、17番はちょっと性質が違うんだろうなと。16番の中島根小学校体育館床改修工事は契約不調なんです。契約不調ということは、それなりの理由があると思うんですけれども、よくあるのは、戦争や中国のコロナの影響による経済の減速で、工場などが稼働しなくて設備関係など多いんですけれども、資機材とか入ってこないとか、そういう問題が多いんですが、これ床の改修ですから、もともとの積算というのが合わなかったのかなと思うんですけれども、これ大丈夫なんですか、来年度、ある程度予算を増やしてやるということなんでしょうか。 ◎施設営繕部長 申し訳ございません。これは夏工事という限定の時期を逸すると、やはり発注できないというのもございます、時期的なもの。それから、やはり集中的に量が多いと業者の方で代理人という方が1物件1人ということになると、業者さんの方もなかなか人的、マンパワーが足りないというのもあって、そういったことで来年度、現場自体は来年やれば大丈夫というふうに私ども報告を聞いておるところでございます。 ◆岡安たかし 委員  是非来年度、不調にならないようにお願いしたいなと思います。  それと17番、東淵江小学校増圧給水ポンプ設置工事は資材の入手困難ということです。これ実施時期、再検討ということですが、東渕江小学校は今、リニューアルというか建て替えが予定されておりますけれども、そこまで逆に引っ張ることができるならそこで一緒にということも考えられますけれども、その点いかがなんですか。 ◎施設営繕部長 失礼いたしました。こちらは製品不足というのもあるんですが、今、岡安委員御発言のとおり改築をする予定でございます。屋上の高置タンクに送る増圧ポンプの方でございまして、これは、もし壊れれば緊急対応ということで考えておりますので、大変ちょっと、実施、再検討という表現、誠に申し訳ないところでございます。失礼いたしました。 ◆岡安たかし 委員  数年間もつのか、もたないのかというのは専門家の判断によるんでしょうけれども、改築のときということもあり得るのかなとも思いますけれども、そこはよろしくお願いしたいと思います。  次に、先ほど来あったガス、電気、この辺に関しては確かに、本当に今年に入ってからも戦争、また歴史的な円安、更にコロナにより中国の経済の減速、こんなのは昨年予想できていなかった話ですから、そこに来て想定外だったということになっていますけれども、花畑川にしても、北綾瀬駅のペデストリアンデッキにしても、泣き面に蜂じゃないですけれども、予想できなかった社会情勢の中で、また、行政の方でも様々な課題で大変な状況になっているなと思います。  電気、ガスに関しては、御案内のとおり、今回、国の方の大型補正の中で、電気、ガスの負担軽減というのも予算盛り込まれておりますので、一定のところで抑えられるところもあるのかなとは思うんですけれども、数年前に、もちろんコロナ前ですけれども、設備関係の様々なエネルギーチェックというか、1つの施設で、簡単に言うと、例えば、新しいものに、家庭で言えばエアコンでも洗濯機とかそういうのでも、冷蔵庫でも、最新のものに変えることによって7年、10年電気代で全部ペイできちゃいますよと、イニシャル部分は、そういうエネルギー診断というのがはやった時期がありました。たしか本庁舎はそういうのを入れてやったんじゃないかと思うんですが、各施設に、それをちゃんとやることによって、例えば、イニシャルコストは掛かるけれども7年たてば電気代で全部ペイできちゃいますよとか、あるいは電気代は使用量によってぽんと上がる、そのピークのときに、今、ピークが近づいていますので一斉に使用を控えてくださいとかということによって電気代を下げていくと、こういう仕組みの機器というか、そういうのを導入する、本庁舎やっているんじゃないかな、そういうのもありますけれども、恐らくこれだけの住区センターですとか、ギャラクシティとか、学習センターとか、全てには入れていないと思うんですが、今後そういうのもこれから電気代はしばらく高値安定じゃないですけれども、続くと思うんです、ガスも含めて。こういったところもしっかりやっていく必要があることだと思うんですけれども、この点いかがでしょうか。 ◎施設営繕部長 私ども、記憶でちょっと定かではないんですけれども、岡安委員御発言のとおり、電気代の推移ですとかそういったもの、確かに各施設に、とりわけここの住区センターならこういった形で入っているとか、そういうのはちょっとございません。ただ、今後新しく施設を造ったりするものについて研究して、なるだけ前向きに導入できるように考えていければなと思っておるところでございます。 ◆岡安たかし 委員  しっかりやっている自治体もありますので、是非お願いしたいなと。確かにその時点での機器の交換とか電気でも、これもそうですよね。全てLED化すればそのときお金掛かりますけれども、10年もたてば全てペイできちゃうというのもありますので、そういったところをよろしくお願いしたいなと思います。  15ページなんですが、債務負担行為、ここに関しては、やはり2番、先ほどお話があった、教育の方のWi‐Fi、ここは14億円という、約15億円ですか、大きい金額なんですけれども、実際の契約に当たっては、是非競争の原理働かせていただいて経費節減に努めてもらいたいと思うんですが、これはある程度優位になっている業者があるんですか。 ◎学校ICT推進担当課長 機器の調達につきましては、競争入札を予定しております。 ◆岡安たかし 委員  当然そうなんでしょうけれども、ただ、言いづらいか、優位になっている業者あるんじゃないかと思っているんですけれども、大体調査したとか先行して、モデルでやったところの業者というのがやっぱり優位になっていってしまうんですが、その点、懸念するんですよ、これを追及したってしようがない話なんですけれども、競争の原理が働きにくいというか、やはりしっかり競争を働かせていただきたいなと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。  次に16ページなんですが、18番、債務負担行為の続きです。北綾瀬駅前ペデストリアンデッキの施工監理の委託4,000万円ですけれども、この監理というのは設計に含めるとか、施工に含める、こういう工事手法の発注の仕方もあると思うんですけれども、あえて監理だけをしっかり委託するというのは何か意図があったんでしょうか。 ◎道路公園整備室長 大変申し訳ございません。なかなか土木工事で工事監理というのがなかった部分がございまして、学校だとかその辺は連続してやっているところあるんですが、こちらの方は今回、工事の内容を含めて必要であるというふうに個別で判断させていただいた部分で今回計上させていただいているところでございます。 ◆岡安たかし 委員  これは要望になりますけれども、将来的にはやはりこういう監理も外部委託しないで自前でできる、そういう専門性のある人材を育てていくことも必要なのかなと思います。  自治体調べていないですけれども、民間の会社の中には、大きい会社の中には、そういうことができる人、もちろん専門の部署も設けてそろえている、そういう会社もあります。様々な工事に関しては、大手ゼネコンと対等に話ができる人間が、工事にしても設計にしてもそろえているような会社もありますので、是非そういうところも将来を見据えて人材育成をお願いしたいなと思います。  最後に、同じ16ページ、あだち広報(タブロイド判)製作委託の補正後の1,400万円プラスになっている、この中身を教えてもらえませんか。 ◎報道広報課長 主には、毎回の発行部数の増が主な要因になっておりまして、比べますと、毎回5,000部ほど増えております。プラス印刷経費の増ですとか、そういったものを合わせましてこういった変更になっております。 ◆岡安たかし 委員  毎回ということは、どんどん世帯数が増えているという考え方でいいですか。 ◎報道広報課長 年によって少しばらつきがございますけれども、ここ数年、毎年、世帯数は、配布部数としてかなりの部数が増えております。 ◆土屋のりこ 委員  1点だけお伺いしたいんですけれども、環境衛生費で、妊婦健康診査事業、特定不妊治療費助成とあるんですが、当初見込みが535件から決算見込み938件ということで倍近く増えたということなんですけれども、これ理由は、東京都の要件が変わったからかなと思うんですが、今回の補正以降はどうか、今よりもっと増加すると見込まれるのか、今後の見込み、決算見込み件数以降の今後の見込みについて教えてください。 ◎保健予防課長 これは今年の4月なんですけれども、今までの東京都の認定する要件が変わりまして、基本的には健康保険に切り替えたというところがございました。そのために、3月までに東京都に申請した方がぎりぎりだったので集中したというところがございます。今現在でも申請すると4か月待ちというのがホームページ出ていましたので、相当な件数の増加があったと思われます。そのために、その後に足立区に申請に来ますので、その分の影響がこちらに出ていると思います。  それから、1月以降ですけれども、東京都では先進医療についての妊婦の助成というのは増やしますけれども、それについてはこれからになるのでまだ件数などがよく分からないんですけれども、4か月待ちというのを考えると、今回のものに入っていなくて来年度以降の申請になると思われます。 ◎衛生部長 今後も増える見込みかどうかという御質問であったかと思います。保健診療が始まりましたので、それに伴って不妊治療にチャレンジする方、多く増えておりまして、全体で見て不妊治療のこういった申請件数は増えると見込んでおります。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。 ◆おぐら修平 委員  私から、6ページの住居確保給付金支給事業についてです。当初予算では、件数で言うと年間約3,600件見込んでいたのが、見込額で言うと年間延べ約2,100件と、約1,500件もの大幅な減少見込みだということの減額補正となりましたが、これほどまで大幅に減額補正となった背景、内訳、また状況について教えていただけますでしょうか。 ◎足立福祉事務所長 予算上は2,100件を見込んでおりますが、実績で言いますと10月末までで712件となっております。この背景につきましては、やはり1人1回ということがあるので、本当に困っている方々、行き渡っている。新たな需要が出ていなく行き渡り始めたから減じているのではないかというふうに分析しております。 ◆おぐら修平 委員  この住居確保給付金、確かに最大3回延長までということで、またそれ以降は利用できない、必要な方がこの制度を目いっぱい使ってだんだん新規の人が当初見込んだよりも減っているという、そういう要件の問題で必要としているけれども再利用できないということで新規が当初見込みよりも大分減ったという、そんな理解でよろしいでしょうか。 ◎足立福祉事務所長 おぐら委員おっしゃるとおりでございます。 ◆おぐら修平 委員  例えば、今年度相談に来られたけれども、そういう再利用はできない、また新規であってもいろんな要件、当初と比べれば緩和はされましたけれども、その要件を満たさず、くらしとしごとの相談センターなり、福祉事務所なり、相談来られたけれども、結局、住居確保給付金は適用されなかったという方についても増えているというか、横ばいというか、相談状況なり実際に使えなかったという状況というのはどうなんでしょうか。 ◎足立福祉事務所長 今、数字はないんですけれども、相談件数についてもだんだん減ってきているというふうには伺っております。 ◆おぐら修平 委員  この再利用できない、そこについては国の制度になりますけれども、23区なり何なり、また国の方に制度の改善の要望、そこは是非よろしくお願いいたします。これは要望で結構です。  もう一つが、生活保護の給付事業についてです。  これ最初、冒頭、他の委員からも質疑もありましたけれども、これも当初見込みは約2万4,000人が、現在は実績としては2万3,000人、約700人減っているということです。その背景にもありましたけれども、まず令和4年4月、2万3,661人、11月が2万3,618人ということで、これも実際、年を追っていくごとに減っているんですよね。これというのは、以前言われていたのは、高齢者の方がお亡くなりになられて自然減と、新規が結局横ばいで増えていないからそれで自然的に減っているというようなお話もありました。あと、考えられるのは転居された、就労で自立された、先ほど申し上げた亡くなられた、そんなことが考えられるわけですけれども、減っているというこの背景、内訳はどうなっていますでしょうか。 ◎足立福祉事務所長 申し訳ございません。現状について細かく分析できていないところなんですが、少し前のデータを見ましたところ、廃止になる方の人数が多かったというデータがいっときございました。この後、そこの部分については精査していきたいというふうに考えております。 ◆おぐら修平 委員  それ改めて、また、詳細について、後日、個別でも結構ですのでよろしくお願いをいたします。  当初見込みに対して、実際これほどの数字の差が出たということで冒頭の質疑の中ではいろいろな給付金だとか、そういう効果もあったのではないかといったような答弁もありました。一方で、いつも思うんですけれども、コロナ禍で困窮者支援団体だとか、いろいろな新宿、池袋だとかの食料支援は日に日にどんどん増えているんです。ところが、実はこれほかの自治体でもそうですけれども、生活保護の新規の数というのは大体横ばいだったり減っていたりだとかという何かギャップをすごく感じるんです。もちろんこの間のいろいろな施策によって生活保護にならずに踏みとどまっている。またちょっとずつ、2年前とか去年から比べると仕事もまた回復をして、就労でまた自立されているという方も増えているというのもあるんですが、ただギャップというのをすごく感じるんです。  これは生活保護に限らず、様々な多方多施策で必要な施策につながるような周知徹底ということを新たにポスターも作られたり、啓発、SNSの配信などもされているところですが、改めて住居確保給付金、生活保護費給付事業、必要な人にしっかり届くような広報周知ということを改めて、再度周知徹底をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ◎足立福祉事務所長 これまで、議会の方からも要望のありました周知の徹底、特にポスター、今年度作成いたしました。ですので、本当に困った方は相談してくださいという姿勢を職員全員に伝えていって、そういった姿勢で対応していきたいと考えております。 ◆おぐら修平 委員  これも要望です。是非よろしくお願いいたします。以上でございます。 ◆せぬま剛 委員  北綾瀬駅のペデストリアンデッキ、いよいよ着工かなと、こうやって補正にもいろいろ上がってきたなと。幾多今まで変遷があって、私どもとして承服しづらいような予算の変更やいろいろな条件変更もあった。しかし、区民のためだ、また、足立区、北綾瀬地域の発展のためだ、一日も早い完成を望むということで頑張れよとずっと言い続けてまいりました。  今回、何かその工事に関して、三井不動産と協調がうまくいかないということだそうですが、そういうことですか。 ◎道路公園整備室長 せぬま委員おっしゃるとおりでございます。
    ◆せぬま剛 委員  その三井不動産から、いつそのような通告があったんですか。 ◎道路公園整備室長 申し訳ございません。12月2日の金曜日の午前中でございます。 ◆せぬま剛 委員  午前中にあったのね。午前中なら午後もあるし、電話なら土日、また昨日は私たちも全員来ていた。なぜ今日、それが私どもに示されたんですか。 ◎道路公園整備室長 大変申し訳ございませんでした。1分でも早くお知らせするべき事項だと考えておりますが、我々の不手際で今日の午前中になってしまいました。大変申し訳ございませんでした。 ◆せぬま剛 委員  不手際があったのね。不手際があったというのは、何か体調不良になってしまったのか、他の会議で忙殺されたのか、いろいろな事件が起きたのかいろいろ分かりませんけれども、しかし、あなたには部下がいる。部下に指示をして議員に知らせることは可能だったんじゃないんですか。 ◎道路公園整備室長 せぬま委員おっしゃるとおりだと思っております。大変反省しております。 ◆せぬま剛 委員  その部下を使えないという理由が何かあるんだろうなというふうに今思ってしまうんですが、議員に連絡をする、相談する、議員と一緒にいい方向に考えましょう、まして私たち与党ですから。そのことすらも、あなたには思い付かなかったのか、できなかったのか、分からないですけれども、何ゆえに、この案件が、少々そうやって三井不動産とうまくいかなかったらどうなるんだろうと、こうやって今日はここで通して、その次の1、2の合併で何とかやっていけるんですという方向で、気持ちよく一緒になってこの事業を完成させようという思いが伝わらないのは何が障害だったんですか、なぜ連絡できなかったんですか。 ◎工藤 副区長  12月2日の日、三井不動産と協議をしてその後すぐに私のところで関係者で打合せをしました。その際、区の入札に切り替えなければいけないということで、当然今日の総務委員会前に議員の方にお伝えするようにということをお話したんですが、すみません、私の指示が徹底していなくて申し訳ございませんでした。 ◆せぬま剛 委員  昨日みんないたじゃない、昨日できなかったの。私ども全員いたじゃないですか。総務委員会前だって、総務委員会前、取ってつけたようじゃない。その前に私どもの幹事長に、また各党の責任者に、これ重大なことですよ。なぜできなかった。 ◎工藤 副区長  すみません、私は、週明けに議会の方には回っていると認識していたんですが、今日、朝になって回っていないということに気付きまして、早急に回るようにということを指示したところでございます。 ◆せぬま剛 委員  今日確認して、今日指示したわけ。今日確認して、今日指示した。その前に12月2日の日に、午前中に分かったんだから指示しなかったわけね。 ◎工藤 副区長  12月2日の日に打合せをして週明けには回るというような指示をしたつもりだったんですが、それがしっかりと所管の方に届いていなかったということでございます。それで、今日の午前中、回っていないということが気付きまして、早急に回るようにということを指示をしたところでございます。 ◆せぬま剛 委員  もし、あなたのところへ上がる前に、本来だったら部長が判断できるようなことだ。よほど部長に才覚がないのか、それとも、あなたに指示されなきゃ動けないようになっているのか、あなたそのものは指示されないと言えないようになっているのか、どうなっているの、教えてください。 ◎工藤 副区長  すみません、言い訳になってしまいますけれども、それぞれの管理職、部長の判断で本来は動くべきとは思いますけれども、そこがちょっと抜けていたというふうに思います。もっと風通しのいいしっかりとした連絡体制も取っていく必要があると思っております。 ◆せぬま剛 委員  正に、今回、今朝までそんなふうには思わなかった。昨日、古性議員の質問の答弁にも、あなたが何か返事するのに、一々弁護士に相談しましたなんて、本来あなたがこれだけの親しい付き合いをして意思疎通をしている我々と、血も涙も通った普通の判断ができる、普通の返答ができるものを機械的に論理的に判断する方に一々相談しているとは思いもよらなかった。そのことを今朝、改めて思い出した。何でこういうことになってしまったんだ。  私、佐々木道路公園整備室長を責める気はありません。でも、こうやって毎月、顔を合わせて、毎月こうやって思いの丈をお互いさまに言い合って、今回、三井不動産だ、大変だ。今日聞いたら私たちは思いましたよ。皆さんもすぐ思ったんでしょう、思ったんだったら同じ心で、なぜすぐに相談してくれない、報告してくれないの。そのようなことを思うとこの補正通したくないように私は思っちゃいます。そんなことで、全ての足立区の事業が通っていいのか、もう1回全て精査すべきだろうと。  皆さんは、1の事業、2の事業合併していれば今度は完璧です、絶対に不調なんか起きません、完璧と取りあえず答弁では言いたいでしょう、でも完璧、絶対など世の中にありませんから。また、何か起きたときに、すみませんでしたと言えば通るんだと、自民党は甘いんだ、そう思っているのかもしれません。でも今回、この三井不動産のたった1つのこの問題なんですけれども、これは多くのものを、いろいろなものを含んでいるんじゃないかなというふうに、今朝、今日、思えてなりませんので、私は、今、長澤委員に全権しておりますので、彼が意見を述べますけれども、非常に、工藤副区長が言われたように、風通しがどうなっているんだろう、風邪引かなくてもいいから、風通しよくしてください、そのことを心から思って、再度、一言お願いします。 ◎区長 議会報告が今朝になりましたことにつきましては、私からもおわびを申し上げます。  風通しの件ですけれども、決して悪いわけではありませんが、何を議会にどのタイミングでお伝えしなければならないのかという管理職の判断については、まだまだ甘いものがあるかと思います。このような大きな失態となりまして、私、指導力不足、本当に心から反省しておりますところでございます。  今回のことを一つのきっかけにいたしまして、一人一人の管理職が、区民に対して、議会に対して、どのような情報をどのタイミングで御相談し、発信していくかということをもう一度原点に立ち返って、学び直しながら、お互いに、これが足りているか、あれが足りているかとチェックし合いながら、このような最終的に大きな問題になる前に、組織としてお互いに助け合えるような、そんな関係を築いてまいりたいと思います。  この件につきましては、工藤副区長ばかりでなく、私の方がきちっと議会に御報告したのかどうかを確認するべきでございました。改めて心からおわびを申し上げます。大変申し訳ありませんでした。 ◆せぬま剛 委員  そういうことだそうです。どうぞこれから、区長だってもっと負担軽くした方がいいんだよ。もっと権限をあげて、もっと、ここは部長の権限だから、これは課長で大丈夫なんだ、こういうふうに私は決定しました、こういうふうに通知しました、皆さんから区長に報告があってよかったね、どうでしたかと、もっと軽く肩を下ろして、そしてみんなの力を使える、みんなの力が区長を支える、そんな区政に更になってくることを、今日、たったこの件ですけれども、心から望んで私の気持ちといたします。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。 ◆長澤こうすけ 委員  この際、審査に当たり休憩を求めたいのですが。 ○吉岡茂 委員長  それでは、各委員の皆さんにお尋ねいたしますが、今、長澤委員の方からこの審議の関係で暫時休憩したいという旨の申入れがございましたが、お認めしてよろしいでしょうか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議なしと認めます。  では、どのような形で再開するようにいたしましょうか、時間はどのぐらい想定していますか。 ◆長澤こうすけ 委員  15分でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、再開を……やはり簡単に結論を出していいかどうかということを恐らく自民党は考えているんだと思いますので、やはりその……。 ◆ぬかが和子 委員  午後までやるならやるで、それ前提にして15分というのはありだと思うのですけれども。 ○吉岡茂 委員長  午後までやるしかないでしょうね。まだこれ1つ目の議案ですから、では10分で何とかやりましょう。  再開は11時45分とさせていただきます。  暫時休憩いたします。       午前11時34分休憩       午前11時46分再開 ○吉岡茂 委員長  休憩前に引き続き総務委員会を再開いたします。  それでは、第104号議案につきまして、各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  まず、冒頭、委員の皆様そして執行機関の皆様、休憩をお許しいただきまして、ありがとうございました。  私ども自民党といたしましては、この補正予算、非常に重要なものだと思っております。しっかりとした審議をして、可決、否決、その他どうするか、区民の皆様方の立場に立って判断したいと思いますので継続審査とさせていただきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  この補正の中身、様々社会情勢を考えて、延ばすものですとか増額ですとか、もちろん減額のものもありますが、それなりに精査されたものだとは受け止めておりますけれども、最終的に議論になっていた北綾瀬駅のペデストリアンデッキに関しましては、造るということに関して、我が党は便利になるものに関してこれはいいなという、そういう受け止めでしたけれども、当然そこに予算が掛かる、その予算が推移していったわけです。最終的には施工方法まで変わって、今度、不落不調のまた想定もしなきゃいけない、そうなると更なる増額も考えられるわけです。  そういう中で、本当にこの予算でいいのかどうかというのは、もう少ししっかり我が党としても精査せざるを得ないなと考えておりますので、継続でお願いしたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  我が党は、この補正予算に当たっては、特にペデストリアンデッキの問題でいろいろ意見も持っております。ただ先ほどのせぬま委員の指摘は本当にそうだと私も思っています。  もっと申し上げますと、昨日、本会議の一般質問の再質問で、我が党のはたの議員は、正にここを聞いているわけです、三井不動産がやる場合もそうなのか、区としてやる場合もそうなのかと、どっちもそうなんですかというのを再質問で聞いているんです。その時点で私たちには情報が知らされていないで、それで実はもう違うということが分かっていてああいう両方ともそうですという答弁をしているわけです。そういう点でも、やはりひどいなという思いを持っています。  ですから、今回については、皆さんと歩調を合わせて継続ということにしていきたいと思います。 ◆おぐら修平 委員  まず補正予算で、私の方で質疑させていただいた住居確保給付金、生活保護については、この対策の強化というよりも周知ですね、よろしくお願いします。  私も、これ質疑しようと思ったの、ほかの委員の皆さんからも全ておっしゃっていただきました。今日午前中、私も総務委員会来る直前にちょうど通りかかりで議会報告書をいただいたんです。三井不動産から施行は困難であると回答あったと。この債務負担行為補正予算の中に入っている、今日の議会の委員会の審査の中で非常に重要な案件がこの直前になってくる、はっと思ったんです。中身精査している余裕などもありません。それは他の会派の皆さんが指摘する全く同じ思いで私もいまして、これはほかの皆さんが全て私もこの委員会で申し上げたいことをおっしゃっていただきました。  この場でどうこうというのは非常にやっぱり議会としてもよろしくない。これ継続して、しっかり審査をして、もう一度、いろいろなこれまで議会の中でもありました課題についてしっかり委員会の中で審査をする、継続していくべきだということで、他の委員の皆さんと同じく継続審査ということでよろしくお願いいたします。 ◆土屋のりこ 委員  一つは、北綾瀬駅の疑義の残る開発事業があるということと、私が質問した東京都特定不妊治療助成事業というのは、東京都のウェブサイトを見ると令和4年7月受付終了、事業終了と書かれているんですが、あちらは今回代表質問でありますか、してほしいというふうな質問に対して、事業はありますと答弁されたということで、ないものがある、ゴーストでも見ておられるのかなと思うんですけれども、そういった、よく分からない区の姿勢に対しては賛同いたしかねるということもありますので、皆さんと歩調を合わせて継続ということで。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本案は継続審査とすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め継続と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○吉岡茂 委員長  次に、(2)第105号議案、(3)第108号議案、(4)第109号議案、(5)第110号議案、以上4議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎政策経営部長 それでは、政策経営部の議案説明資料を御覧ください。  2ページになります。第105号議案 足立区個人情報保護法施行条例でございます。  昨年5月に公布されました「デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律」により改正されました「個人情報の保護に関する法律」の施行に関して必要な事項を定めるため、足立区個人情報保護法施行条例を制定するものでございます。  改正法に伴いまして、1概要(2)(3)にありますように、足立区個人情報保護条例及び足立区特定個人情報保護条例を廃止するものでございます。  2主な内容につきましては、(2)(3)にありますように、開示請求の手数料や開示請求の決定期限など施行に関して必要な事項を定めるほか、3ページの条文にあります第1条、目的にありますように、区民の権利利益の侵害の防止を図り、もって信頼される区政の実現に資することを目的とするという区の理念、姿勢についてを明記させていただきました。  これについては、施行年月日につきましては令和5年4月1日を予定しております。  続きまして、7ページ、第108号議案でございます。足立区情報公開条例の一部を改正する条例でございます。こちらにつきましては、改正法の施行に伴いまして、主に開示請求の規定で類似する事項の用語、語句の整合を行ったものでございます。  主な改正内容については2番に記載のとおりでございます。  こちらにつきましても、令和5年4月1日を施行予定としております。  続きまして、16ページ、第109号議案でございます。足立区情報公開・個人情報保護審議会条例の一部を改正する条例でございます。  こちらにつきましても、改正法の施行に伴いまして足立区の情報公開・個人情報保護審議会の所掌事務を変更するものでございます。改正法の規定に沿った内容というところで、改正法に定められた審議会への諮問についてを規定するもの、また、3番にありますように、区独自の規定というところで、個人情報公開制度等の運営に関しての事項について区が報告して、審議会が意見を述べる規定を追記したものでございます。  また、特定個人情報保護評価書の点検の所掌事項として規定するもので、こちらについては、平成26年7月から審議会に諮問して実施を行っているものでございます。  続きまして、19ページ、第110号議案でございます。こちらは足立区情報公開・個人情報保護等審査会条例の一部を改正する条例ということで、先ほどの第109号議案が審議会条例の一部というところで、23ページに審議会と審査会の比較表を添付しておりますので後ほど御覧いただければと思います。  こちらの第110号議案につきましては、19ページに記載のあるとおり、用語や語句の整合等を図るものでございます。それが2番の改正法に伴う調整内容でございます。  また、3に、区独自規定の変更内容というところで、21ページの9条にあります職務に関して知り得た個人情報というところが、今回、この審査会は取り扱う情報がかなり多岐にわたるというところで、規制する範囲を広く定めるために、職務上知り得た個人情報という形で改正をさせていただきました。  こちらにつきましても、令和5年の4月1日から施行したいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございました。  ただいまの説明について質疑ありますでしょうか。 ◆ぬかが和子 委員  時間もあれなので、必要最小限のところ質問させていただきます。  第105号議案のところなんですけれども、私も審議会の委員でもありましたけれども、今までの足立区の本当に個人情報をきちんと守ろうという仕組みが、結局、国の法改正の中でできなくなっていくということで、審議会も様変わりをして、審議会の権限もなくなってしまったというか、そういう案件ではあるわけですけれども、それに代わって、施行条例の中で、また規則等で定めるということですけれども、評価委員会、何もやらないんじゃなくて、庁内の中で専門家できちんと事前にもそういう評価をしていただこうということを設けるということはお伺いしているし、そういう議論してきたわけですけれども、これは公開されるのかどうなのか、是非公開していただきたい、つまり傍聴ができるのかどうなのか、そこをお伺いしたいんですけれども。 ◎区政情報課長 今、ぬかが委員からの御指摘がありました内部で構成されます評価委員会の構成につきましては今、検討を重ねている最中でございます。  今、ぬかが委員からの御指摘がございましたように傍聴ができるのか、公開ができるのかということにつきましては、内部の委員会ということがございますけれども、制約は多少あるのかなというふうには思いますが、その内容についても検討させていただいて、こちらの方は、どのような形で内容について公表ができるのかということを検討させていただければというふうに考えております。 ○吉岡茂 委員長  いいですか。  他に質疑よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  4議案一括で可決をしたいと思います。  これまで個人保護条例、保護法の改正、あと廃止については、先輩議員からもずっと質疑がありました。私も個人情報保護審議会でいろいろ勉強させていただいてきましたけれども、法改正において、次のステップに移るに当たって必要なものだと思っております。  ただ最後に一言だけ意見を述べさせていただきますが、やはりレベルが低下するのではなく、しっかりと維持、そしてレベルを上げていただいて、第1条にもあるように区民の権利利益の侵害の防止を図り、もって信頼される区政の実現に資することを目的とするということをしっかりと柱に持っていただいて運用していただくことを念頭に可決といたします。 ◆岡安たかし 委員  4議案とも可決としたいと思います。  我が会派としても、この議案、法の趣旨、意義をしっかりと踏まえて、それが守られるという前提に立って可決したいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  審議会委員としてもいろいろ意見も上げさせていただきました。国の法改正によって、要は個人情報保護の足立区の仕組みが本当にないに等しいものに審議会という点ではなってしまうという懸念があります。それとともに、そういう中で区としても最大限努力されたのも私十分分かっていて、目的の第1条とか、こういうもので目的をきちんと明記すること、評価委員会をつくること、そういうことや、本当に努力をされているというのもすごく分かっているんです。ただ、全体として国の法改正によって、保護から活用への流れになっていく、この活用の部分も取りあえず急がないという姿勢も区の方からもお伺いしています。  そういうことを総合的に勘案しまして、区としての立場は十分分かるし、本当に努力も理解できますけれども、やはり根本の法の改悪の部分という点では、第105号議案の個人情報保護法施行条例、つまり保護条例を廃止してこれをつくるという部分と、第109号議案、いわゆる審議会です。これが有名無実のような中身になってしまう、ここについては、区の責任はないのも分かっているんですけれども、やはり我が党としては賛成はできないので反対いたします。  それから、第108号議案と第110号議案については、これは問題ないので賛成したいと思います。 ○吉岡茂 委員長  そうすると、第105号議案がバツ、第108号議案が丸。バツ、丸、バツ、丸。分かりました。 ◆おぐら修平 委員  4議案とも賛成でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  この議案に関するところも代表質問で行ったのでこの場では割愛いたしましたが、この答弁の中でも、名称変更に関して言った部分で、現行条例との区別がつかず混乱を招くということを理由に答弁されていましたけれども、前の現行条例と新条例の名称が同じということは幾らでもある話で、そういったことを理由に、口実としてやらないというふうな答弁は不誠実ではないかなと感じました。  それはそれとして、最大限区としてもこの間議論してきた中で、目的として、権利利益の侵害防止を入れていただいたとか、区独自に委員会をつくってやるとかという部分は頑張っていただけたかなと思いますので、一括して反対ということはせずに第105号議案の施行条例には反対、あと、審議会を改悪する内容である第109号議案には反対ということで、第108号議案、第110号議案には賛成ということにいたします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  まず、(2)第105号議案と(4)第109号議案について採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手]
    ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(3)第108号議案、(5)第110号議案について採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に(6)第106号議案 足立区客引き行為等の防止に関する条例を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎危機管理部長 よろしくお願いします。  では、議案説明資料、危機管理部の資料を御覧ください。  まず2ページからの説明になります。  足立区客引き行為等の防止に関する条例でございます。  1番、目的の方はこちら記載のとおりで体感治安の向上を図ることを目的として、今回、上程いたしました。  2番、条例で定める違反行為なんですが、公共の場所における客引き行為等、公共の場所におけるピンクチラシの配布行為等、この2点を考えております。  3番、条例で定める区の権限なんですが、こちら(1)から(5)指導、警告、過料、公表、立入調査等を考えております。  4番、新条例の特徴なんですが、(2)番になります。違反行為が行われている現場を過料や公表の際の証拠資料として撮影する。  (3)番になります。違反行為を行った人物の公表については、今回、場所や期間まで条例で規定させていただきたいと思っております。  3ページに移りまして今後の方針でございます。  条例の実効性を担保するため、警察官OBを会計年度任用職員として採用するとともに警備員等の配置を予定したいと考えております。  施行年月日は令和5年4月1日を考えております。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ありますか。 ◆ぬかが和子 委員  この議論をするときに、権利制限とか真っ当な商売をやっている人たちの営業を侵すようなことがこの条例によってあってはいけないということを、私も意見申し上げてきたんですけれども、それがどのように反映されていったのかというのが1点と、それから重点地区に竹の塚だけじゃなくて綾瀬と北千住も加えていくというような話も聞いたんですけれども、その辺でも、先ほど言った点からも懸念があるんですが、その辺はどうお考えでしょうか。 ◎犯罪抑止担当課長 まず、ぬかが委員の質問1点目でありますけれども、条例の3条の方に規定をあえて入れております。この権利を乱用することがあってはならないと、営業者の正当な権利を十分に保護した上でこの条例を運用していくということに努めてまいりたいというふうに考えております。  また2点目の重点地区に関してですが、今実態をいろいろと調べているところでありますが、今のところ竹の塚、綾瀬、北千住、これらを考えております。これらの実態をよく踏まえた上で重点地区として指定した上で対策を講じていきたいというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  今まで竹の塚の体感治安の向上というところが一番の目的なのかなというふうに思っていて、それなのに綾瀬や北千住も加えて同じようにやっていくということじゃないんじゃないかというふうに思っているんです。それが1点。  それから、体感治安の向上という点では、この条例そのものは、正にソフト面での改善を図るための条例ですけれども、やはり都市計画とかまちづくりとか街路灯も明るくするとか、そういうハード面からも体感治安の向上も是非図っていただきたいと、これ一課長では答弁できないと思うので、部長なりで答弁お願いしたいと思います。 ◎危機管理部長 まず1点目の3地区同じようにという考え方なんですが、まずは、竹の塚、我々、会計年度職員配置する、警備員を配置するということで、住んでいる方がそこを通りやすい、通って安心だという状態を目指してやっていきたい。綾瀬と北千住については、まずは予防的にそういうことにならないような観点で重点地区と指定して取り組んでいきたいというふうに考えております。  2点目のまちづくりのハード面、今、ぬかが委員の方が、例えばハード面で何かできないのかというお話がありましたけれども、そこは、ほかの事例を研究したり、まちづくりの専門家に少し意見を求めながら、都市建設部と連携して、できることは少し時間いただいて検討させていただければと思っております。 ◎区長 前半の地区の問題ですけれども、私、寄せられる区民の声を見ていますと、むしろ客引きについて要望が強いのは竹の塚よりも北千住や綾瀬です。そしてまた、直近でいただいた足立区の治安について、今インターネットで公表していらっしゃる方のページをわざわざお寄せいただいて、これについて区としてどう思うのかという声がございましたが、これについてもやはり繁華街、特に北千住の夜の飲み屋横丁の雰囲気ですとかそういったものは、まず普通の人は近寄るべきではないというような、そういうコメントがされています。  一方で、足立区のビューティフル・ウィンドウズ等の取組も取上げていただいているんですけれども、かなり厳しい夜のまちについてのコメントが出ておりますので、もちろん今回、体感治安の意味で竹の塚から始めますけれども、決してほかのところは様子を見ていればいいという状況ではないという実感は私肌感で持っておりますので、もちろん真っ当に商売をされている方が真っ当に商売ができるように、そういう影響を受けて、あそこは怖いから近寄れないとか、あそこに飲みに行くのやめようというような風評が立たないようにするためにも、きちっとした取締りと、またパトロール等で客引き等の行為が形の上で現れないような形にしていく、安心で楽しく飲んでいただきたい、安心して飲んでいただけるような繁華街というか飲み屋街を目指していくためにこの条例を活用していくという前向きな姿勢で、決して取締り重視という意味ではなく、イメージ刷新のために活用していきたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  今回の条例の実効性を担保するため警察官OB、会計年度任用職員として採用するということでございますが、何人ぐらい採用するのか。また、時間帯ですね、昼間はあまり必要ないのかなと思いますので、時間帯と人数、どのように考えていらっしゃるのかお伺いします。 ◎犯罪抑止担当課長 警備員につきましては、人数は3名、時間につきましては、夕方の6時から午前零時までを考えております。また、警察官のOB、専門的な知識を有する、経験を有するOBを2名採用を考えております。 ◆大竹さよこ 委員  今回の条例で、例えば、ピンクチラシとかそういったビラという物がある場合には指摘しやすいと思うんですが、客引きの行為に関しては、パトロールの方がいない、現行犯ではないですけれども、その場を見なければなかなか指導というか指摘というのが難しいのかなというふうにも思います。  パトロールされているときに、ちょうどそこの場に出くわせばいいんですけれども、なので、この条例の中で、例えば第22条に、区民等から提供された情報、これが必要がある場合には、警察その他関係機関に提供することができるとございますが、とはいえ、撮影に関しては第16条で、ビデオカメラその他の機器で撮影するのは特定の方、第11条2項に指定された方が撮影ができるというふうになっております。普通、区民の方が繁華街を歩いていて、例えばそういった客引きの行為に自分が遭ったり、あとそういった行為を見た場合に、そういったときにどのように情報提供すればいいのか、どういったことを想定しているのかお伺いいたします。 ◎犯罪抑止担当課長 区民の方が見た場合には我々危機管理の方に是非情報を寄せていただければというふうに考えております。  また、ちょうど通り過ぎた後にまたやっている人間がいるんではないかということを懸念されているかと思うんですけれども、例えばですけれども、竹の塚であれば重点的に、ほぼ毎日回る予定でおりますので、そういうものを観察する中で、どの場所にどの時間帯に、どういう人間が出てくるのかというのはだんだんと判明してきますので、その実態に応じた対策を講じていきたいというふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  そうですね、そうは言っても、言った言わない、やったやらないという、今、スマホで動画を撮影するというのが非常に当たり前の世の中になっております。とはいえ、この条例に沿いますと区民の方が撮影してそれを提供するということをしていく、そこのあたりの、今後運用してからなんでしょうけれども、やはりパトロールの方がいるときばかりではないと思うんです。向こうもそういった方がいれば当然そういう客引き等の行為は控えるというふうに思いますので、動画というか個人情報というのもあるかもしれないですけれども、そのあたり運用しながらしっかりと見極めてやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎犯罪抑止担当課長 大竹委員おっしゃるとおり、相手方が被る不利益とかも当然あるとは思うんですけれども、やはりそれによって、客引き行為によって多くの方々が不安に感じているとか、比較して、区民の方々の感じている不安とかそちらの方が大きいということですので、一定の措置は必要というふうに考えております。  ただ撮影にしても、違反行為のみを限定して撮影するとか、十分そこは配慮してやっていきたいというふうに考えております。 ◎危機管理部長 1点だけ補足なんですが、場にいないとき、うちの会計年度職員だとか警備員がいないときに出てきてやる、これは実はどこの自治体も客引きの取締りやっているところは同じ課題を持っていて、やっぱりいなくなれば出てきて、いれば引っ込むというような、常にいたちごっこの状態と聞いております。そこはほかの同じ取組をやっている自治体とも情報交換しながら、有効な手だてというのは少し探りながら進めていきたいというふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  最後にもう一度確認なんですが、この条例に沿うと、例えば客引きの行為を見る、そして一般の区民の方がそれを動画で撮る、この動画を撮るというのはこれは条例に沿うと、これはバツ、いけないということになりますか。 ◎危機管理部長 基本、動画撮影するのは、この後規則で定めるんですが、ちゃんと権限を与えられた職員なり警備員なりというふうに限定する予定であります。 ◆大竹さよこ 委員  そうしますと、この22条で区民等から提供された情報というのは、あくまでもピンクチラシ等ですと現物があるからいいんですが、その行為に関しては、こうだったよという、口頭で情報を渡すということのみに限定されるということですか。 ◎危機管理部長 言葉なり、ピンクチラシなり、基本持っている物を提供いただければ、それを参考に我々としては取組を進めていくということだというふうに考えております。 ◎区長 区民の方が撮った映像を証拠として立件するということではなく、例えば、寄せていただくと、それをヒントに、場所ですとか時間ですとか状況を手掛かりにして、区の方で実態を把握して撮影するという、いわゆる証拠の前の情報としては活用が可能かというふうに思いますが、ただそこで、無理のあまり撮影をしてトラブルになったりということがあっては区民の方も危険ですので、あえてそれを、私どもの方で情報お寄せくださいというふうなPRするつもりは全くありませんし、基本的には電話で、あそこ辺りでいつもやっていますというような情報を寄せていただくのが一番よろしいんじゃないかというふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  そうですね、動画を撮っているときに相手側と何撮っているんだとか、そこでいざこざがあってもこれはよろしくないと思いますので、そういったことは今後、運用しながら、またよい点、落としどころというかそういったものをやっていただければと思います。要望です。 ◆せぬま剛 委員  条例つくっても大変だと思います。池袋と新宿行って皆さんも体感されていると思うんですが、街頭のアナウンス、あのスピーカーから流れてくる声が、今そこで客引き行為をしているあなたは違反です、やめなさいと言っているんです。そして、通る方も引っかからないでください、引っかかるとぼったくられますよ。あれ自治体が放送しているのか、商店街が放送しているのか知りませんけれども、池袋や新宿を歩くと聞こえてきます。大変なことなんだなというふうに思っています。ところがその下には、3,000円ぽっきりとか、2,500円飲み放題とか書いた紙を持った女の子があっちにもこっちにもいっぱい立っている。交番に聞いたんです。あれ違反ですと放送しているんだけれども取り締まらないのと聞いたら、彼女らが執拗に悪質な行為をしなければしようがないんだというお巡りさんのことです。  だから、それは法をかいくぐるのか、どうなのか分かりませんけれども、そういう行為がこの条例をつくっても出てくるのかな。そうすると、広報しますよね、区民は見て、今度、足立区は客引き行為がなくなるんだなと思ったら、やっているじゃないのと通報があるのかもしれません。  いろいろと大変だと思います。そういうことに対処する、そういうことの実態も分かっている上でやっているんだろうと私は理解しますけれども、その辺の対処方法をもし検討しているんであれば聞かせてください。 ◎犯罪抑止担当課長 例えば広報、警察とも協力して、ここで客引き条例が施行されますという事前の周知も図っていきたいと考えております。  また音声の啓発のお話がありましたけれども、まちなかで流すにはちょっと機械等の問題もあるかと思うんですが、今のところ巡回する警備員の方から、そういう音声を発しながら、まず客引きをしないでください、客引きに対する注意喚起ももちろんですけれども、歩いている方々にも、そういう客引きは利用しないでくださいという喚起も同時に行っていきたいというふうに考えております。 ◎区長 補足させていただきます。  相手は、条例をよく知っていて、こうすれば条例に抵触するということを知っていますので、相手の体に触れないとか、いろいろ向こうなりのあの手この手もございます。  ただこれまでは、東京都の条例しかなかったので、直接の取締りが区としてできなかったということもございますので、東京都の取締りの頻度を考えますと、なかなか徹底することができなかったということもございます。実際にこの条例でどれだけ実効性があるかということですけれども、パトロールをして、区として、ここで客引きをすることを許さないんだという姿勢をひとつ見せていくということが大事だと思いますので、あえて予算をいただいてパトロールを実施していくということで実効性を上げていきたいということでございます。  当面この体制でやってみますけれども、どの程度、体感治安が上がるか、実際の客引きに影響があるかということを調査をしながら、こちらも二の手、三の手が必要な場合には、また議会にも相談させていただきます。 ◆長澤こうすけ 委員  るる先輩方から質問等があったので簡潔に。  まず足立区のイメージを変えていく、そしてまちの体感治安を改善していくということで腹を決めてこの条例を施行するということなんですけれども、まちはどんどん様変わりしていって特に飲食店というのは回転していくということが多くあります。条例を施行した以上、それを本来は知っておいていただかないといけないかと思いますけれども、どんどん変わったり、例えば、外国人のお店が入ってきたりした場合、そういったものが周知できない可能性があるかと思います。そういった場合に対して、今回1回、条例を制定しましたというのではなく、継続的にこれをやっていかないと効果がないのかと思うんですけれども、その点に対してどのように進めていきますか。 ◎危機管理部長 新しいお店が出た場合だとか、今そういうお話ありましたけれども、やはり飲食店は回転がそもそも早いというのは御指摘のとおりだと思うんです。これの周知については、不動産協会だとか、そもそものお店を貸す側の不動産会社にも協力していただいて、その周知だとか契約内容で客引きをやらないようにだとか、そういったことをお願いしていくというふうに考えております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。 ◆岡安たかし 委員  私も簡潔に。この条例に関しては、公明党としても、本会議等で体感治安の向上、特に竹の塚、訴えさせていただいて、このような形で実ってきて大変うれしく思っております。  ただ、るる今までの各委員からの御指摘あるとおり、例えば、区民が撮影することですとか、あるいは各お店にこの趣旨をしっかり伝達するに当たって、風俗だけじゃなく全てのお店にしっかりしていただくことですとかというのを十分に丁寧に周知しないと様々、後々細かいところでトラブルも起きかねないなと思っております。  普通の、普通のというのは変ですけれども、今回この条例に当たらない業種の方がしっかりと、ちょっとこのお店に寄って見ていってくださいというようなことも萎縮してしまう、客引き全て、駅のところに出て何か声かけるのは全て駄目なんじゃないかと思われるような、そういう印象を持たれても萎縮してしまいますので、十分にお店側にも周知していただきたいですし、区民の方にも撮影するものの提供というのが、参考程度とはいえ、そこに不適切なものも写ったものも提供してしまう場合もありますので、この辺も機会を捉えて周知していく必要があるのかなと思っております。  いずれにしましても準備段階、これまず大事だと思うんですけれども、しっかりとやってもらいたいと思うんです。この点いかがでしょうか。 ◎犯罪抑止担当課長 お店への周知に関しましては、今、危機管理部長からもあったとおり、いろいろな不動産業者を通して、また実際に各店舗も回って、周知の方を徹底していきたいというふうに考えております。 ◆岡安たかし 委員  実際先ほど話あったとおり、動いてみないと分からないところもあるんですけれども、先ほどの答弁でもあったいたちごっこ、監視員がいるときはいいんですけれども、いなくなると出てくる。大型ターミナル駅などは、例えば渋谷など、スクランブル交差点とか渋谷駅前、よくニュースとかでも出てきます。どこが設置したカメラでその内容を誰が管理しているのかというところまで調べていないんですが、北千住、竹の塚、綾瀬この駅前とか、客引きが行われていそうなところに防犯カメラの設置というのができるのかできないのか、この点いかがなんでしょうか。 ◎犯罪抑止担当課長 北千住に限って申しますと、例えば赤山街道の周辺あるいは駅前も、いろいろな犯罪、事案が発生しているということで、既にいろんな防犯カメラがついております。そういうものも是非活用を検討していくつもりでありますし、また実際ほかの地区でも運用してみて、客引きが非常に横行しているという状況があれば、それに基づいてまた設置を検討していくというふうに考えております。そういうことは可能だと考えております。 ◆岡安たかし 委員  先ほど、せぬま委員からもあったアナウンス、このところにしっかり防犯カメラでも監視していますよというのもアナウンスしていく、また今回の条例の周知の中で、特に風俗店など客引きしそうな、そういう業種の方々に、防犯カメラでもしっかり監視しているんで是非やめていただきたいというのを周知していくことが大事だと思うんで、これは要望です。よろしくお願いします。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  しっかり条例を施行していただいて安全安心なまちをつくってください、可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  可決でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  北千住に事務所があって、23時頃とか通ったりするんですけれども、千住警察署から駅の西口の辺り花道みたいに客引きの方が2列に並んでみたいな、いらっしゃったり、コスプレした人、有名な方がいらっしゃったり、私もよく声かけられてお兄さん寄っていきませんかと言われるんですけれども、いろいろ突っ込みどころあるんですが、そういった、ちょっと嫌だなという雰囲気、楽しく飲めるような足立にしていただきたいと思いますので、賛成いたします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に(7)第107号議案を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局と記載のございます議案説明資料の2ページをお開きいただきたいと思います。  第107号議案 足立区議会議員及び足立区長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例でございます。  この条例につきましては、公職選挙法の規定に基づきまして定めているところでございますけれども、今般、単価の改正がございましたので条例を改正するものでございます。  1の改正内容のところを御覧いただきたいと思いますが、具体的には3つございます。  選挙運動用自動車の借入れ及び燃料費、それから2つ目が選挙運動用ビラの作成費、3つ目が選挙運動用ポスターの作成費でございます。単価につきましては記載の表のとおりでございます。  施行年月日につきましては、令和5年1月1日を考えております。  条例をお認めいただければ、来年の足立区議会議員および足立区長選挙から適用ということになります。立候補を予定されています皆様に対しまして、立候補予定説明会などの場を通しまして、しっかりと御案内をさせていただきたいと思います。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  それでは、何か質疑ありますでしょうか。 ◆ぬかが和子 委員  元の公職選挙法施行例で言っている公費負担の趣旨というのは、選挙にはお金が掛かるという中で、そういう負担をなくして選挙に出られる環境をつくろうということがこの趣旨だと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長 ぬかが委員おっしゃるとおりでございます。 ◆ぬかが和子 委員  そうしますと、とりわけこの改正内容で、改善されることはいいことだと思うんだけれども、例えば自動車の借入れ、これで言うと、改正単価1万6,100円というのではとても足りないと、つまり車を借りた場合。つまり実態に見合っていないという点が、選挙管理委員会でも、選挙管理委員からも、指摘があったんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長 ぬかが委員おっしゃるとおり、選挙管理委員会の中でも、そういった御指摘はございました。 ◆ぬかが和子 委員  私も調べてみまして、そうしたらこの選挙レンタカー、今、ホームページですごいんですけれども、軽自動車で一番安いパッケージでも、例えば区議会議員選挙でいきますと7日間で19万円ぐらいなんです。それで、専門の選挙レンタカーの業者で、もう一つの大手ですと、びっくりしたんですけれども、公費負担がこの金額ある程度を見ていて、その公費負担以外で7日間だと区議会議員選挙、市議会議員選挙などは7日間ということで、公費負担以外に19万8,000円掛かりますということで、このスピーカー付きのパッケージなんですけれども、やっぱりそういう負担があるという点では、本当に実態とかけ離れていると。  これは確かに一自治体でどうこうできるという話でもない部分もあると思いますので、是非働きかけを行っていっていただきたいというふうに思っているんですが、どうでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長 今、ぬかが委員おっしゃった点につきましては、我々もそのように思っています。  一般的なレンタカーの料金単価を見ても、8人ぐらい乗れる車ですととんとんぐらい、それより大きな車ですと全然足りないというような、そういうのも確認もしております。  また、ビラについては、デザイン料が入っていないということで、全然足りないよというような御意見も伺っております。
     私ども、23区でも選挙管理委員会の連合体もございます。また、全国の市、区の集まりの連合体もございますので、その中で、しっかりと国の方に要望して上げていきたいなというふうに考えております。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  適正な、公平な選挙をしていただくために必要だと思いますので可決です。 ◆岡安たかし 委員  公職選挙法に基づく条例改正なので賛成です。 ◆ぬかが和子 委員  先ほどの質疑でも選挙管理委員会事務局長の方からも、きちんとした答弁いただきましたので賛成したいと思います。 ◆おぐら修平 委員  私も賛成で、あとは質疑と答弁の中でもありましたけれども、特に公職選挙法改正でビラの解禁になったときにチラシ、こんな単価じゃとても無理ということを以前から私も公の場ではなかなかそこは申し上げる機会なかったんですけれども、今、この委員、また選挙管理委員会の方でも認識しているということで、あとは車の借入れも実際そうですよね、これ無理です。こうした現状に合わせての改善を引き続き要望していただきながら、今回の改正については賛成ということでよろしくお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  賛成です。 ○吉岡茂 委員長  それではこれより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に(8)第122号議案を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎総務部長 総務委員会議案説明資料総務部分の2ページをお開きください。職員の定年が65歳となる制度変更がございますけれども、これに伴いまして、新たに高齢者部分休業の制度を導入するという条例案でございます。  総務省の通知では55歳以上となっておりまして、また最大1日勤務時間の2分の1を超えない範囲で設定することができるとなってございます。区としましては、55歳に引き下げることは目指しつつも、まずは60歳から、それから1日の始め又は終わりに最大2時間まで取れる制度設計とさせていただきたいという案でございます。  初めての制度でございますので、アンケートを実施しまして、制度利用の移行の希望というのは確かに確認しているのですが、一方で、高齢者部分休業取得者によって、ほかの職員に業務負担が行ってしまうというような懸念の意見もございました。こうしたことから、このような案を作成している状況でございます。勤務しない部分につきましては給与減額となるものでございます。  施行は来年の4月1日となりますが、実際に対象となる職員が翌年度の4月1日からの年齢となりますので、希望すれば取れる職員というのは最初の年は90人程度となる見込みでございます。  議決をいただきましたらば、規則等の整備をするとともに、異動のタイミングで意向調査なども行っていきまして、人員の配置なども滞りなく進むように努めてまいりたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ございますか、質疑よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  今、総務部長からも御説明いただきましたが、懸念事項もしっかり検討していただいて対策をしていると思いますので、しっかり運用していただきたいと思います。可決です。 ◆岡安たかし 委員  3ページの各区の状況を見ても22区が導入する方針と、導入しない方針の区の考え方というのは聞きたいところもありますが、基本的には可決でお願いしたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  事前にいろいろお伺いした中で、先ほど総務部長も言われたように、導入はして、実際に利用しようとすると、お給料もかなり減額になるんだということも分かっていて、それが逆に、本当にいろいろな判断を生むことにもなるのかなというふうに思っています。賛成をして、そしてその後も様子を見ていきたいというふうに思っています。賛成です。 ◆おぐら修平 委員  賛成でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  賛成です。 ○吉岡茂 委員長  それではこれより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(9)第123号議案、(10)第124号議案、(11)第125号議案の3議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎総務部長 同資料7ページをお開きください。  まず、足立区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でございます。特別区人事委員会勧告に伴う給与改定でございます。  民間給与より下回っているということで、月例給の引上げと手当の引上げをするものでございます。具体的には、初任給及び若年層の月例給の引上げ、それから常勤職の期末手当・勤勉手当の0.1月引上げ、再任用につきましては0.05月の引上げとなります。3月の期末手当を廃止して6月、12月期が均等になるように配分するという内容も含んだものでございます。  施行年月日はそれぞれの表記のとおりでございます。  12ページをお開きください。  同様に特別区人事委員会勧告に基づきまして、会計年度任用職員についても同じような考え方で配分を変更していくものでございます。施行は、令和5年4月1日でございます。  次に、14ページをお開きください。こちら、足立区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例でございます。  国家公務員の同種の職員の取扱いを踏まえまして、区の会計年度任用職員の退職手当についても基準を一部緩和するものでございます。現在、区では該当するフルタイムの会計年度任用職員はおりませんけれども、1か月の勤務日数が少ない月、例えば2月のようなケースは事例にお示ししているように、みなしの日数の考え方を取り入れまして退職手当の支給対象としていくという内容でございます。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  ただいまの説明について何か質疑ありますか。 ◆ぬかが和子 委員  1点だけ確認させてください。  職員に関わる案件なので、特別区職員労働組合連合会とかそれから足立区職員労働組合との話は当然妥結しているということでよろしいんでしょうか、その確認だけお願いします。 ◎人事課長 組合とは合意しております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。 ◆おぐら修平 委員  私から会計年度任用職員についてです。  正規職については、初任給及び若年層の給与月額引上げ、また期末手当の0.1か月の引上げというふうに出ておりますが、再任用についても0.05月引上げということで出ていますが、会計年度任用職員については、こうした手当の引上げがないのはなぜでしょうか。 ◎人事課長 特別区人事委員会勧告で勤勉手当の方で引上げという形になっておりまして、会計年度任用職員には勤勉手当がないということなので、今回、該当ないということでございます。 ◆おぐら修平 委員  総務委員会の報告資料には期末手当中黒ポツ勤勉手当、これは正規職の方ですね、ありますけれども、会計年度任用職員、これは以前も私この期末手当の引下げについてはいろいろとここでるる意見申し上げ、議案にも反対しましたが、会計年度任用職員のところの、今回の会計年度任用職員について期末手当はこの3月分を6月、12月に配分をすると、これは一緒ですよね。勤勉手当部分のみの増ということで、会計年度任用職員には勤勉手当はないから対象外で入っていないということで、もう一度再度確認お願いします。 ◎人事課長 おぐら委員おっしゃるとおり、会計年度任用職員には制度上、今、勤勉手当がないということで、今回は該当がないということでございます。 ◆おぐら修平 委員  これ特別区人事委員会の方でやって、それに準用してこちらでやる、同じような準じた条例いつも出してきているところではありますけれども、やはり非正規と正規の格差、特にこれだけ物価高で生活大変になっている中で、ましてや会計年度任用職員の待遇というのは、特別区人事委員会のいろいろ毎年配られる冊子の中では正規と同じような仕事や役割が求められると書いていながら待遇違うわけじゃないですか。なぜそこについての改善が議論がなされないのか、そして今回も、こういうふうな形で、結局、会計年度任用職員は勤勉手当は対象外だから何もないというふうなことになってしまうのでしょうか。 ◎長谷川 副区長  実は今、会計年度任用職員の特別給の支給が勤勉手当がないからできないということについては大きな議論がありました。区長会でも議論ありましたし、副区長会でも議論ありまして、私も組合との交渉員として交渉しましたけども、組合からもかなり強く言われました。  実は、特別区の中でも、今正におぐら委員がおっしゃったとおり、私どもは、常勤職と会計年度任用職員で仕事を回しているというふうな思いでいますので、大半の区は、大半というか半分以上の区は、会計年度任用職員の特別給については期末手当で上げるべきだというふうな議論がありました。しかしながら、人事委員会に改めて勧告の趣旨を文書で確認したところ、そこについては非常に厳しい意見をいただいたということで、ぎりぎりのところでその調整ができなかったということで、今回は、会計年度任用職員の特別給の扱いについては人事委員会の勧告どおりというふうな形になりましたけども、今後についても、引き続き人事委員会の方に区長会として要望を上げていくよう検討していくというふうなところも踏まえて、組合の方には御理解をいただいたという経緯でございます。 ◎区長 少し付け加えます。区長会でも同じ議論がありましたけれども、結局、特別区人事委員会勧告の中では、私たちの疑問に答えていただけるような回答がいただけなかったと、私たちはこう考えていますから、上げることになりませんよという回答ですので、その辺の意味合い、下げるときは一緒に下げておきながら、上げるときには片方を上げないというバランスを欠いた考え方はいかがなものかというふうに区長会でも発言をいたしましたけれども、今回は、時間の問題もあって、23区の総意でこういう結論になったものですが、区長会の議事録見ていただければお分かりかと思います。区長会としても、次の課題としてこれは残ってしまった問題だというふうに私自身は受け止めております。 ◆おぐら修平 委員  今、長谷川副区長また区長から全く同じ問題認識を持って、その区長会、またそういう場で公に発言をしていただいて改善に向けて取り組んでいただいたことというのは非常に心強く思います。  ただ一方で、残念ながらこの人事委員会、冊子では何かもっともらしいことを書いていながら言っていることとやっていることが中身が違う、これは私もこの総務委員会の場で何度か指摘もさせていただきましたが、引き続き、執行機関の皆様一丸となって、非正規の会計年度任用職員の待遇改善、並びに、これは人事委員会がいろいろと権限を持っているところでございますが、そこもみんなで総力を挙げて声を上げ、また待遇改善に取り組んでいただきたいということを改めて決意をお願いできますでしょうか。 ◎区長 区長会と人事委員会の関係というのはかなり微妙な関係でして、今トップの方がどなたかといえば元の新宿区長ということもございます。また、東京都の職員が大勢出向されているという関係もある中でなかなか、おっしゃるとおり言っていることとやっていることがという問題もございますが、一朝一夕にはいかないまでも、常に問題意識を持って発言をしながら改善できるところでは改善していきたいというつもりでございます。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  他に質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ○吉岡茂 委員長  3議案ともですね。 ◆長澤こうすけ 委員  はい。 ◆岡安たかし 委員  特別区人事委員会勧告ですので、これも可決でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  3議案とも。 ◆岡安たかし 委員  そうです。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ○吉岡茂 委員長  これも3議案、3つ。 ◆ぬかが和子 委員  はい。 ◆おぐら修平 委員  3議案とも可決でございます。  引き続きこの会計年度任用職員の待遇改善の取組、よろしくお願いいたします。 ◆土屋のりこ 委員  組合とも妥結されているということですので、3議案とも賛成です。 ○吉岡茂 委員長  それではこれより採決をいたします。  3議案とも、本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に(12)第126号議案、(13)第127号議案の2議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎総務部長 19ページをお開きください。  第126号議案、旧本木東小学校解体工事請負契約でございます。契約の相手方は、御園・大渕建設共同企業体でございます。契約金額は3億2,600万円余でございます。  工事内容は、校舎、プールなどの解体でございます。  次に、20ページをお開きください。第127号議案、島根住区センター大規模工事請負契約でございます。  契約の相手方は、株式会社コーセーでございます。金額は2億700万円余でございます。  工事内容は記載のとおりでございます。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ありますか。 ◆ぬかが和子 委員  まず最初に、旧本木東小学校解体工事請負契約なんですけれども、どちらの契約案件も、事前にインターネットで取れる入札見積経過調書も見せていただきながらの質疑なのですけれども、説明資料のその他のところで、入札参加事業者数で、7建設共同企業体が入札に参加しているんだけれども、低入札調査価格未満が7建設共同企業体というのは一体どういうことなんでしょう。 ◎契約課長 今回入札の方、参加いただいた7者でございます。この7者全てが低入札調査価格、要は一発で決めないで一番低いところに本当に履行ができるのか、そういった安い金額を全て入れてきたというところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  7つの事業者全部がこの低入札価格以下だったということなんですか。 ◎契約課長 そのとおりでございます。 ◆ぬかが和子 委員  分かりました。  確かに、解体の場合は私もいつも申し上げているんですけれども、低入札の傾向非常に高くて、それが正規の正しい処分の仕方がされない事例も過去に私聞いていますので、是非その辺のチェックはしっかりやっていただきたいというふうに思うんですがどうでしょうか。 ◎施設営繕部長 法令遵守、それからマニフェスト等のしっかり管理をして、現場の方はきちんとやらせていただければなと思っております。
    ◆ぬかが和子 委員  それから、島根住区センターの大規模改修工事については、これは施工能力審査型の総合評価方式で落札者を決定したという、つまり指名競争入札とか単純な一般競争入札ではないということで、どういう状況だったのかをきちんとお伺いしたいというのが1点と、それから、いろいろ入札を改革していくという流れの中で、たしか試行で、今年度中に各工事を1種類ずつは総合評価方式でやっていくというふうに言っていたと思うんですけれども、その辺の見通しもお伺いしたいんですが。 ◎契約課長 まず、島根住区センターの入札の状況でございます。4者から申込みがあり、実際に札入れをしてきたのは3者でございます。3者とも、第1回目においては予定価格を上回っており、2度目の札入れで今回落札したコーセーのみが予定価格内の金額を入れてきたところでございます。なので、今回、総合評価方式でございますけれども、予定価格内はコーセーだけだったので実質的には金額で決まったというところでございます。  それから2つ目、試行の状況でございますけれども、御質問のとおり5業種でやってございます。現状は3件で済んでございまして、今その反応なんですけれども、やっぱり事業者は、今後広がっていくというのが分かってございますので、やっぱり参加の数が多いというところと、例えば、自分が総合評価の技術何点持っているのと知りたいようなところもあって、そういったところも含めて申し込まれているところは多めに感じているし、問合せも多い状況でございます。 ◆ぬかが和子 委員  やはりこれから入札が大きく変わっていくわけです。半分はこれを目指すと言っているわけですから。ですから、その辺の試行した結果や、それをどう分析、どう見るのかというのは、是非今後、議会にも提示していただきたいと思うんですがどうでしょうか。 ◎契約課長 5案件は、12月まで、要は第3・四半期には全て結果が出る形になりますので、その後、速やかに総務委員会の方で御報告申し上げたいと考えてございます。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ○吉岡茂 委員長  2件とも。 ◆長澤こうすけ 委員  はい。 ◆岡安たかし 委員  可決なんですが、例えば、事前公表の、旧本木東小学校に関しては、全てが低入札価格未満とか、また次の島根住区センターに関しても事後公表であった。そうすると超過3建設企業体、こういったところもしっかり、どういう、業者ともヒアリングしながら分析をしていただきたいなと思うんです。事前事後公表の今後の在り方にも関わってくると思いますし、施工能力審査型というのも本当のところよく分からないんですけれども、総合評価方式にいろいろな型があるのかどうか、事業者、また団体ともしっかりと意見交換しながら、よりいい入札を目指していっていただきたいと思います。いずれにしてもこれは可決です。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  可決でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  可決でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものと決定することに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に(14)第128号議案を単独議題といたします。  執行機関の説明をお願いいたします。 ◎総務部長 続きまして21ページをお開きください。  第128号議案、自動体外式除細動器(AED)の買替についてでございます。契約の相手方は株式会社フタバネクストでございます。契約金額は3,500万円余でございます。学校への設置となってございます。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ありますか。 ◆長澤こうすけ 委員  このAEDが、我が党の過去の代表質問で渡辺議員からもありましたけれども、AEDのバッテリーが劣化してきて交換しなきゃいけない時期に入っているということが質問で出てきました。対策を考えなきゃいけないということで、今回これを買い換えることについては非常に我々自民党としてもうれしく思っております。  そんな中で、小・中学校に設置するということが基本だと思うんですけれども、まず、学校の生徒、先生とかだけじゃなく地域の皆様も使えるということで、当然だと思うんですけれども、よろしいですよね。 ◎学校支援課長 おっしゃるとおりでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  そこで、先日ある地域の防災訓練に出席をしました。呼ばれて参加したんですけれども、コロナもあったり様々なこともあったり、そういった防災意識が薄れていたり、忘れていたりということもあって、AEDがどこにあるか分からないというまちの人の声がありました。せっかく設置するのですから、地域の皆様方に対しても、もう一度、小・中学校にAEDありますよということを周知する必要があるかと思いますが、危機管理部長いかがですか。 ◎危機管理部長 まず、設置するときに必ず貼ってもらうシールとかもありますし、機会を捉えて近隣の方にAED使えますということは、学校を含め公共施設、何かしらお知らせしていく必要があるかなと思っていますので、そこは我々の方でちょっとPRは検討させていただきたいと思います。 ◆大竹さよこ 委員  AEDキャリングバック外一式、103組ということで、単純に103個のAEDを買い換えるということでよろしいですか。 ◎学校支援課長 学校としては102校で、4月に統合する学校もありますので、その分については、購入せずに教育委員会の予備であるものを導入するということでございます。 ◆大竹さよこ 委員  AEDというのは、1個幾らというのはこれ出ているんですか。 ◎学校支援課長 今、設置しているものの更新ということなので、現在設置しているものの処分も併せてということですが、金額にすると1つ三十数万円の値段でございます。 ◆大竹さよこ 委員  ネットで見ますと、いろいろな値段のAEDがあって、楽天かな、24万円ぐらいというのがあったんですけれども、103組、今回買い換えるということで、今、AEDを使うときに特に女性に対して使うときに衣服を剥がす際に、やはりちゅうちょしてしまう場面がある。そのときに三角巾があると、三角巾を当てて、そしてAEDの処置をするというのが非常にいいんだという、そういう新聞報道もございますし、そういう自治体もあるというふうに聞いております。こういったときに、買換えのチャンスのときにAEDと一緒にそういった三角巾のような布も一緒に整備する、そういったお考えはいかがでしょうか。 ◎学校支援課長 危機管理部ともよく相談しまして、検討してまいりたいと考えています。 ◆大竹さよこ 委員  非常にいい取組だと思いますので、今あるものに布、三角巾を一緒に整備するのもよろしいでしょうし、こういった買換えのときに、多分業者もそういうアイデアを盛り込んだような方法で契約というか売買契約をするというのもこれからあるんだろうなというふうにも思います。こちらから、こういったのはどうでしょうかという提案をしていただいても結構だと思うんですが、特に小学校、中学校で配置されるというものでございますので、そういった配慮も必要かと思いますので、今後検討を是非よろしくお願いしたいと思います。  また先ほど長澤委員からもありましたけれども、場所が分かりづらいというのは、やはり意見で私も届いております。PTA役員の方ですとか、ふだん学校開放で学校を使う方々へも、地域の方も含めて、AEDあるよと、場所はここだよという周知をしっかりしていただきたいと思いますが、もう一度お願いいたします。 ◎危機管理部長 その辺、地域の方への周知、努めてまいりたいと思います。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいでしょうか。 ◆岡安たかし 委員  1点だけ、この10者指名は区内の業者ですか。 ◎契約課長 そのとおりでございます。 ◆岡安たかし 委員  超過が4者、辞退3者、不参加2者、99.66%で落札者だけが絶妙な落札をされたわけですけれども、この不参加というのは、指名はしたけれども辞退しないで当日来なかったということですか。 ◎契約課長 そのとおりでございます。御連絡いただけず、金額も入れてもらえなかったという状況でございます。 ◆岡安たかし 委員  先ほど大竹委員も言ったとおり、金額に関しては、他自治体のところも調べながら、より経費節減につながる、そういう予算にしてもらいたいし、そういう入札にしてもらいたいなと思います。  なかなかこれめったにないなという感じです。4者オーバーで、辞退、不参加入れてそれが5者と、10者指名しておきながら、まともに落札というか条件にかなったのが1者だけというのが絶妙過ぎて、私は、なかなかこの経費削減につながる入札だったのかというのに非常に心配があります。  今後しっかりと経費削減につながる入札を目指していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  賛成です。 ◆土屋のりこ 委員  賛成です。 ○吉岡茂 委員長  これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○吉岡茂 委員長  次に、請願・陳情の審査を議題といたします。  (1)元受理番号8 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書の提出を求める請願を単独議題といたします。前回は凍結・継続であります。  本件については引き続き凍結・継続といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、本件は凍結・継続とすることに決定いたしました。  次に、(2)2受理番号8 新型コロナウイルスの収束まで区立施設の使用料の半減を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  また、報告事項(6)新型コロナウイルス感染拡大防止のための区施設利用定員制限に伴う施設使用料減額に関する各区の対応状況についてが本請願と関連しておりますので、併せて執行機関より説明を求めます。 ◎総務部長 総務部分の報告資料の方を御覧ください。ページは4ページになります。  新型コロナウイルス感染拡大防止のための区施設利用定員制限に伴う施設使用料減額に関する各区の対応状況についての御報告でございますが、確認をしましたところ、減額していない区が足立区を含めて20区、減額をしている区が2区、かつて減額をしていたが現在はしていない区が1区ございました。  このページ、もう1ページおめくりいただきますとその詳細を記載しておりますが、現在も実施している区は、いずれも使用料を2分の1にしているという状況でございます。  参考に、現在の区の施設利用の定員制限につきましては下の方に記載をさせていただいているところでございます。 ○吉岡茂 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続で審査させていただきます。 ◆岡安たかし 委員  今、御答弁あった各区の状況については、大半の区が減額はしていないという状況ではございますが、コロナの波というのが今後どうなるかも分からないところもありますので、継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  この間、区議会の本会議の質問でも、各会派の方からも、コロナ禍の中で活動が本当に縮小していったり、フレイルを招いていたり、そういう懸念や、また行事の縮小、そういうものについてもいろいろ意見があったと思うんです。  この請願についても、私は、やはり区民の方々が活動を活発にできるようにすると、そういうことで、ハード面、ソフト面あらゆる面で応援もして、そしてそういうフレイルや何かを招かないようにしていくということがとても大事だというふうにこの間繰り返し申し上げてきました。よって、これは採択を求めます。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  足立区、他区と比べてもコロナ対策でイベントを中止するなど厳しい姿勢を取られているのかなと思うんですけれども、その一方で、こういった減額もしないということではやっぱり理解を得られないと思いますし、区民の方たちのためにということで、是非やってほしいということで賛成いたします。採択を求めます。 ○吉岡茂 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に(3)2受理番号22 異性・同性パートナーシップ制度の制定に向けた取組の推進等に関する陳情、(4)2受理番号23 事実婚を含むパートナーシップ宣誓制度の導入等を求める陳情、(5)2受理番号25 足立区差別禁止条例の制定を求める陳情、以上3件を一括議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありましたでしょうか。 ◎多様性社会推進課長 特に変更ございません。 ○吉岡茂 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。
    ◆長澤こうすけ 委員  継続でお願いします。 ◆岡安たかし 委員  継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  この間、本会議でも非常に際どい質問も与党の方からありましたけれども、やはり足立区としてきちんと人権を大事にしていくという姿勢を示すべきだというふうに考えておりますので採択を求めます。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(6)受理番号14 希望する自治体が職員の定年を65歳から70歳まで引き上げることができる制度を導入するよう国に意見書の提出を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関は何か変化ありましたでしょうか。 ◎人事課長 特に変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑ありますか。よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続でお願いします。 ◆岡安たかし 委員  継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  継続でお願いします。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  継続でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○吉岡茂 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)公共施設等総合管理計画の進捗管理と個別計画の策定に関する調査についてを単独議題といたします。  何か質疑等ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  次に、6、報告事項に移らせていただきます。  (1)から(4)を政策経営部長から、また(5)を総務部長から、(6)は請願・陳情の審査で報告済みのため除かせていただきます。また(7)、(8)については会計管理室長から報告を求めます。  まず、政策経営部長からの報告をお願いいたします。 ◎政策経営部長 政策経営部の報告資料の2ページを御覧ください。  「足立区デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」(案)に関するパブリックコメントの実施結果についてでございます。  パブリックコメントの実施期間については記載のとおりでございます。提出者数が2名で3件の御意見をいただきました。意見の構成につきましても記載のとおりでございます。  主にいただいた意見については、3ページに別紙を付けておりますので、御参照ください。  今後の予定ですが、12月、今回、総務委員会が終わりましたら、区の考え方をホームページ等で公表いたします。令和5年1月の総務委員会にDX計画の完成版を報告する予定でございます。  続きまして5ページになります。  中期財政計画における大型施設の大規模改修方法の検討についてでございます。  9月26日の総務委員会で御報告しました投資的事業の推移というところで、令和8年度から令和10年度が特に大きく、1番の調査対象施設と記載の施設の投資的経費が大きくなるというところで、今回こちらの施設について調査委託を実施して改修方法の検討をしたいというふうな御報告でございます。  調査委託内容につきましては、老朽度合い等記載のとおりでございます。スケジュールについても記載のとおりでございます。  今回、こちらの調査費用につきまして、令和5年度の予算の方に計上させていただきたいと考えております。中期財政計画には現段階での概算金額を計上させていただく予定です。  続きまして6ページになります。令和5年度当初予算各部包括予算編成状況についてでございます。  現在の各部包括予算の編成状況について記載したものでございます。今後、12月下旬から区長の査定を受けて、区としての予算の方の編成に努めてまいります。  参考に、7ページ以降から各部の方針を付けておりますので、御参照いただければと思います。  続きまして22ページでございます。  「『足立区LINE公式アカウント』機能拡張システム構築・運用業務」簡易公募型プロポーザルの実施結果についてでございます。  業務名、業務内容については記載のとおりでございます。今回、被特定事業者として株式会社Bot Expressの方を選定いたしました。提案金額、評価経過・審査結果等については記載のとおりでございます。  今回、こちらの事業者が評価されたポイントとしましては、現有するシステム内で区が求める機能拡充が可能であり、月額の使用料のみで導入できるということと、他の自治体で先行利用されている機能は基本的には追加費用なしで利用可能というところが評価されたポイントとなっております。  来年の3月に運用を目指して取り組んでまいりたいと思います。 ○吉岡茂 委員長  続きまして総務部長からの報告を求めます。 ◎総務部長 報告資料の総務部分の2ページをお開きください。職員の障がい者雇用率についての御報告でございます。  本年の6月1日現在の雇用率は、法定雇用率2.60%のところ2.29%で法定雇用率に届いていないという状況でございます。直近の数値につきましては表及びグラフにお示ししているとおり減少傾向にあるという状況です。  令和4年度障がい者雇用率の減少要因は3ページのところにお示ししております。障がい者が途中で退職したり、あるいは採用内定者が辞退したりというような状況がございました。また、雇用率の積算の分母となる総職員数が増えたことも原因の一つでございます。  今後の対応のところでございますが、来年度に向けましては、現在7名の採用を予定しておりまして、また事務を補助する会計年度任用職員の、オフィスサポーターと言っておりますが、そういった位置付けの職員も採用していくことで雇用率を法定満たすことを目指していきたいと考えております。  また、職場環境の整備に努めまして、障がい者も健常者も共に働きやすい職場づくりを進めてまいりたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  続きまして、会計管理室長からの報告を求めます。 ◎会計管理室長 会計管理室の報告資料2ページを御覧いただきたいと思います。件名は会計管理業務委託評価委員会の評価結果についてです。  1の結果です。評価項目は20項目で、全て合格ラインの4.0点を超えております。  (2)の委員評価平均点は95.6点で評価結果は合格です。  3ページには(3)高かった評価の項目、(4)低かった評価の項目を記載しております。  4ページを御覧ください。2の評価委員会からの意見ですが、サービスレベルのミスゼロの達成や委員会の要望に確実に対応していることを評価するほかに、業務の効率化の方法の検討などの意見がございました。  開催日時、答申日、委員構成につきましては記載のとおりでございます。  今後の方針ですが、適正な委託業務の執行と改善を求めてまいります。  続きまして、報告資料6ページを御覧いただきたいと思います。  件名は、次期会計管理業務委託に関する公募型プロポーザル(事業者公募)の実施についてでございますが、先ほど補正予算で継続審査ということになりましたので、内容につきましては、また後日、御報告をさせていただきたいと思います。 ○吉岡茂 委員長  ただいまの報告事項について何か質疑ありますか。よろしいですか。 ◆岡安たかし 委員  中期財政計画の大型施設改修方法なんですが、10年度ですから、もう5年以上先のことはともかくとして、ギャラクシティと総合スポーツセンターは、令和7年度あるいは令和8年度、設計を考えるともう2年後ぐらい、3年後ぐらいかなの話になってくるんですけれども、ここを定期利用している団体とか利用者のことも方針の中に一緒に考えていかなきゃいけないんじゃないかなと思うんです。単発利用の方はいいと思うんですけれども、定期利用している団体や、個人の方でも定期利用している方いるのかもしれませんが、しっかりとそういう利用者のことも考えて、それはどういう工夫かはお任せしますが、民間施設を利用していただいて補助を出すとか、区の中で何かうまくできるのか、あるいは全館閉めないで部分的に改修をしていくという方法を取るのか、その辺をしっかり考えていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎生涯学習支援室長 ただいま御質問にありましたギャラクシティ、総合スポーツセンターの定期利用の方々への配慮なんですが、現在、ギャラクシティにつきましては今年度調査委託を掛けまして、どれぐらいの規模で大規模改修やるかというのはこれから判断になりますが、その休館期間中につきましては、特に西新井文化ホールというのは他の代替というのはなかなか難しいところもございますので、他のホールあるいは地域学習センターへの分散利用というのを丁寧にお願いして調整してまいります。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。 ◆土屋のりこ 委員  私も予算編成に関してなのですけれども、12ページのところで、安心して子育てができる環境の整備の(2)番、学童保育室の質の維持と向上のため、実地調査対象室数を拡大するということであるんですが、事業者の方に聞いていると事業者いじめなんじゃないかと思われるような担当職員の方の対応とかも指摘されているところですので、学童保育室の質の維持向上もちろん必要なんですけれども、調査担当される職員の方の質も是非向上させていただきたいと思うんですけれどもいかがでしょうか。 ◎地域のちから推進部長 実地調査に行く職員につきましても、どのような項目を聞いてきて、どのような回答だったのか含めて、これから精査していきたいと思っております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。 ◆大竹さよこ 委員  時間もあれなので短時間で、今の令和5年度当初予算各部包括予算編成状況について見せていただきましたところ、令和5年の要求額と、また歳入の部分がかなり乖離しているその部分、事業が幾つか見られました。この部分の金額の穴埋めというのですか、どういった形でやっていくのか、大体で結構ですのでお教えいただければと思います。 ◎財政課長 今現在の段階ということで、これから金額の精査も図っていきますが、あとは各部に包括予算としてお渡しした後に、ここに特定財源を加えて事業ができるだけの予算を組んでいく、そういった流れになろうかと思います。 ◆大竹さよこ 委員  必要な施策、しっかりと予算を付けて行っていただきたいと思います。  また、職員の障がい者雇用率についてなんですけれども、この表を見ると一目瞭然で足立区の場合が非常に落ちてきているということでございます。原因としまして、こちらにも書いてございますけれども、また内定者2名の方が辞退されたということ、これちょっと詳しく教えていただきたいんですが、どういった状況だったのでしょうか。 ◎人事課長 こちらにつきましては、区面接が終了して内定を出したところ、その後に御本人の方が辞退をいたしますという御連絡をいただいたということで、辞退の理由についてはちょっと明確にはなっておりません。 ◆大竹さよこ 委員  そういったところも、なぜ辞退したのかという、様々な理由があるとは思うんですが、可能な限り探っていただいて、またその次の年、次につなげていただければと思います。  また、今後の方針で働きやすい環境、これを整備努めていくとございます。区の方のお考えの働きやすい環境とはいったい、どういう環境を指しているのかお伺いします。 ◎人事課長 障がいの方、いろいろなケースがございますので、その方がストレスなくお仕事できるような形で周りの職員が配慮できるような、そのような環境を整えていきたいというふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  そういったことをアピールしつつ、やはり23区のこの状況、多少上がっている状況の中、足立区が逆を行くといったことが今後ないように是非取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎財政課長 申し訳ありません、先ほどの大竹委員の御質問ですけれども、特定財源を加えてというほかに財政調整基金、こちらを活用して財源を埋めていく、補足させていただきます。失礼いたしました。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑、よろしいですか。 ◆せぬま剛 委員  包括予算、皆さんが頑張って、昔の財政課長の方での査定というようなものよりも、今は部そのものがいろいろ計画を立て、立案をし、ある程度財政的なものも計算をして、そして可能なことだろう、それから各部との調整で自分のところだけ突出してもいけないよなというような、いろいろな総合的な思いの中で今編成が進んでいますよという報告でございます。  大変期待をしておりますけれども、そういう包括予算をやってくださいという区の大方針の中に、新しい未来志向の、今まで区が取上げてあまり検討していなかったけれども、今これから新しい時代に即してやっていこうというので、勝手に課や部が一生懸命検討した結果、提案してみようというようなことが積極的にできるような雰囲気とか、それを取り上げようという、それを査定する方々の思いとか、そういうものが一致しているのかな、何か区長におもんぱかって、区長が喜んでくれそうな、区長に褒められそうな提案を一生懸命考えているというふうに、この文面だと取れちゃったりするんです。それは査定の長が最終的に区長だからしようがないとしても、先ほど言ったように、その辺が風通しのいい、みんなの思いが、新しいことにもチャレンジしていくんだ、創業者精神で育てていくんだというようなことの取組が限りなくなされますようにと願いつつ、そういう方向でやっていますねというふうに一言聞きたいんですが、いかがでしょうか。 ◎長谷川 副区長  せぬま委員から御指摘いただいた風通しのよい組織というのは、私どもも全く同じ思いでありまして、区長の指揮の下に仕事はしておりますけれども、私たちは区長だけを見ているんじゃなくて、その先の区民を見て仕事をやっていくという気持ちで日々現場で仕事をさせていただきたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり]
    ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  次に、その他に移らせていただきます。  その他何かありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  その他なしと認めます。  以上をもちまして総務委員会を閉会といたします。       午後1時17分閉会...