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令和 4年 8月24日子ども・子育て支援対策調査特別委員会-08月24日-01号

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  1. 足立区議会 2022-08-24
    令和 4年 8月24日子ども・子育て支援対策調査特別委員会-08月24日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年 8月24日子ども子育て支援対策調査特別委員会-08月24日-01号令和 4年 8月24日子ども子育て支援対策調査特別委員会       午前9時58分開会 ○大竹さよこ 委員長  おそろいでございますので、ただいまより子ども子育て支援対策調査特別委員会を開会いたします。 ○大竹さよこ 委員長  最初に、記録署名員2名を私から指名をいたします。  いいくら委員市川委員、お願いいたします。 ○大竹さよこ 委員長  次に、請願の審査を議題といたします。  (1)元受理番号7 子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関は、何か変化ありますか。 ◎保健予防課長 特に変化はございません。 ○大竹さよこ 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はありませんか。 ◆きたがわ秀和 委員  私の方から何点か質問させていただきます。  宿泊型産後ケア、先日、私も会派として見学に行かせていただきまして、大変いろいろと勉強させていただきました。施設を見て、こういったところで心も体も癒やしてということで、そういう産褥期にある女性の方にとっては、こういう施設がもっともっと多くあったらいいなと私も感じました。
     それで、お伺いしたいのですけれども、こちらの宿泊型を利用されている方、大体その傾向としては何泊ぐらい利用されるのかというところ、区の方でつかんでいらっしゃいますでしょうか。 ◎保健予防課長 宿泊数ですが、一番多いのは最大で6泊7日ですけれども、これを御利用される方が一番多いです。2番目、3番目は、かえって短い方が多くて、1泊2日の方が2番目に多いです。3番目は2泊3日の方で、長い方と短い方、2つに分かれている傾向がございます。 ◆きたがわ秀和 委員  私たちも見学に行ったときに、そこの職員の方からお伺いしまして、最大の6泊7日ということで、そのぐらいそこにいないと、本当の意味で心と体が癒やされるというか、いろいろとこれからの育児のこととか、そういったところの不安を和らげるというふうにはならないのかなと思いました。  そうなってくると、自己負担額の方が非常に気になってくるというか、区からの補助、助成があるといっても、1日5,000円、7泊すると3万5,000円になるということで、このあたりのところ、是非負担軽減ということで図っていただきたいと改めて思います。  前回の委員会で、ぬかが委員の方から、これに関連してASMAPの流れの中で行っているアンケートの中に、こういう産後ケアについて利用したいのか、したくないのか、あるいはどういったことであれば利用できるのか、そういったことも含めた項目を入れ込んでほしいという質問があって、区の方で、変更できるのでこれは検討していきたいという御答弁があったと思いますが、この点についてその後何か進捗等はございますか。 ◎保健予防課長 まずは、産後ケアを御利用された方についてアンケートは取ってございます。それ以外にも、個別の面接などを保健師が行っていますので、そこで直接話を聞くなどという方法を行っております。 ◆きたがわ秀和 委員  前回の答弁でも、利用された方のアンケートは行っているということで御答弁をいただいていますけれども、これから子どもを出産されるような方、今現在妊娠中の方、そういった方が出産後どういうケアを受けたいのかというところを、きちんと事前に区としてもアンケートの中にそういった項目も入れ込んで対応してほしいと、そういう趣旨で前回の質問はあったかと思いますので、是非、この点については改めて検討を図っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎保健予防課長 妊娠届出時とか、スマイルママ面接というときもございますので、そういうときにどういう聞き方をするかということで検討させていただきます。 ◆きたがわ秀和 委員  是非よろしくお願いいたします。いずれにしても、これからそういう施設を利用されることになる妊娠中の方々に対して、その意向も確認しながら、負担の更なる軽減を図っていただきたいということで、これは要望でございます。  それと、前回も産後ドゥーラについての質問があったわけですけれども、この産後ドゥーラ産褥期にある母親の気持ちに寄り添いながら、そのときの状況に合わせたサポートを行うということで、足立区が行っている産前産後の家事援助とか、もちろんそういう制度があるというのは大変重要だと思いますが、この概要を見ますと、本当に家事援助だけにとどまっていると。しかも、こういうことはできますよ、こういうことはできませんよというところもある程度はっきりしているということで、そういう意味で、寄り添い型というところにはまだまだ遠いのかなと思っています。  都内で見ますと、特別区で13区、多摩地域で4市、この産後ドゥーラを産後のケアサポートに活用している自治体もあります。  品川区では、提携している産後ドゥーラの方々の一覧をホームページに掲載をしている。産後ドゥーラの資格を持っている方々、114名ですか、そういう一覧を掲載して、一人一人の方々がどういったことに対応できるのかということもそこには書いてあって、希望される方は直接その事業者の方に連絡を取って相談をすると。それに対して自治体の方からも費用の支援があると、そういう仕組みをやっているところもあります。  そういったところで、足立区のそういう宿泊型の産後ケアは実現しました。デイサービス型も一定あります。ただ、宿泊型、デイサービス型、そういったところはなかなか使えないけれども、何らかの支援を必要としている方々に対して、在宅でそういった寄り添い型の支援ができる仕組み、前回の委員会のところでは産後ドゥーラの方々の養成のところが中心になっていたかと思いますけれども、実際に産後ドゥーラの資格を持っている方々、足立区内には残念ながらいらっしゃらないみたいですが、23区全体で見ればそういった方々も114名いらっしゃると。品川区のホームページに載っていますけれども、住んでいる居住地域はそれぞればらばらです。  だから、今現在いらっしゃるそういう産後ドゥーラの方々を何とかして活用していく、そういう方向もあり得るのではないかなと私はちょっと感じたのですが、その点についてはいかがでしょうか。 ◎こども家庭支援課長 きたがわ委員おっしゃるとおり、足立区で産後ドゥーラとして活動できる方々、限りなく少ない状況だと認識しております。もともと東京都の杉並区とか中野区辺りが中心でやっているという状況だと聞いているところでございます。  また、産後ドゥーラですが、いろいろ私たちも研究しているのですが、育成するのに1人40万円ぐらい掛かるというところで、なおかつ研修もそれ相応の日数を受けなきゃいけない。それなりのレベルが保証されているというところかと思いますが、そうしたものをどう養成していくかというところは大きな課題だと思っています。  今、それこそ地域包括ケアの中で生活支援ヘルパーの課題とかもある中で、人材の取り合いになってしまうような中でどうやっていったらいいのかというところが一番大きな課題かと思っております。  一方で、足立区ではどういう資源があるのかというのをこの間事業者とも話し合ってきたところですが、今ある資源の中で何ができるかということを引き続き考えていきたいと思っております。 ◆きたがわ秀和 委員  産後ドゥーラを新たに養成していくということ、そこに対しても品川区は独自に助成等もやっているということですが、もちろんそういう課題もあるかと思います。  それと同時に、既にいらっしゃる方々をどう活用していくのか。確かに足立区内にそういう資格を持っている方々がいらっしゃらない、他区の方にそういった方々が散らばっているという状況で、実際にどの程度活用できるのかというところは、いろいろと条件面等で折り合わないといったこともあるのではないかなと思います。ただ、一応そういう枠組みというか、そういったものも設けるべきではないか。  高齢者に例えて大変筋違いかなと思いますけれども、高齢者の介護でも、通いがあって、宿泊があって、訪問があってという様々な形、それぞれ自分たちが住み慣れたまちで暮らしやすくしていくために選べるようになっているというところで、特に出産直後のお母さん方が、宿泊があって、通いもあるけれども、自宅に来てくれる寄り添い型の支援がないというのは、やはりちょっと足りないのではないかなと思っています。  是非その点も検討していただきたいと思っておりますが、改めていかがでしょうか。 ◎こども家庭支援課長 昨今の児童福祉法改正の中でも、今後、児童福祉における在宅の支援をどう拡充していくかというところになっております。そうした中の一つとして、いろいろなメニューをつくっていかなくてはいけないと考えておりますので、そういった中で考えていきたいと思っております。 ◆きたがわ秀和 委員  是非よろしくお願いいたします。 ◆ぬかが和子 委員  私も宿泊型の産後ケア施設を見学させていただいて、育児不安を持ったお母さんが本当にここに1週間いられたら、例えば母乳が出ない乳房ケアから、ミルクの飲みが悪い、ほかの子よりも何かペースが違う、どうしたらいいんだろう、どう扱ったらいいんだろう、どう沐浴したらいいんだろう。今、コロナの中で実家に頼れなくなっている。だから、余計に必要性が高まっているんだなと非常に感じました。  その一方で、どういう方が一番多いのですかと聞いたらば、日本国籍ではない方が結構多いんですよと。財力のある方みたいです、どの国とは言いませんけれども。  そういう話もあったときに、だから、前回、そして先ほどきたがわ委員も質問したのですが、要は、本当に支援が必要な人、ASMAPで言ういわゆる特定妊婦、そういう方がお産したときに、この産後ケアにつなげるということが必要ではないかと。つまり財力があって、1日6,000円で、4万2,000円払える、払うことは何ともないという方だけではないわけです。困難を擁する人をどうこの宿泊型の産後ケアに結び付けていくか、通所も含めてですけれども。  だから、そこの実態調査アンケートが必要なのではないかと思っているのですが、改めて答弁お願いします。 ◎保健予防課長 まず、宿泊型ですけれども、1日5,000円になります。妊娠の届出時に保健師などで全数面接というのをしていますので、そこでどういう支援が必要かを判断するのがファーストコンタクトだと思っております。  その後、ハイリスクの方については個別の面接、電話連絡なり、訪問なりいろいろしていますので、そういったときには産後ケアについても十分に説明するようにしております。そういうところで対応しているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  ごめんなさい、5,000円でしたね。結局、非課税の方だと経済的な負担がない。本当に足立区の制度、23区のチラシとも比べてみて、比較的いいなと、よく頑張ってくださったなと思っていますが、ただ、松戸市は3,000円ですよね、個室で。  松戸市の場合はどうやっているかというと、要は誰でもどうぞにはなっていないです。それは是非があると思いますが、どう言っているかというと、十分な育児等の援助が受けられず、特に育児支援を要する家庭を対象に宿泊型産後ケアをやっていますと。  だから、ASMAPで本当に必要だと思う人がしっかりそっちへ誘導できるということが必要だけれども、現在、ASMAPの中で特定妊婦、支援が必要だという人が、どのくらい産後ケアに行っているかというのはつかんでいますか。 ◎保健予防課長 実数については、今、手元にはないですけれども、どなたが産後ケアを御利用されたかという記録はありますので、突き合わせれば分かるという段階でございます。 ◆ぬかが和子 委員  もちろんそうでない方も誰でも利用できるというのはよさだけれども、やはりASMAPで懸念があるなという方が産後ケアにつながるように取組をしていただきたいと思っています。  それと、前回の質疑の中で、先ほども答弁していた利用した方へのアンケートをやっていますということで、半年ぐらいで集計したところで報告すると言ってくださっていますが、これいつ報告予定でしょうか。 ◎保健予防課長 半年分が終わったところで、アンケート用紙を回収して集計するということが必要なので、恐らく11月の委員会になるのではないかと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  集計が出次第、速やかにお願いしたいと思います。  それから、産後ケアだけではないですけれども、あと1点だけ。昨日も緊急に申入れもさせていただいたのですが、今年から産後パパ育休制度がスタートしました。今年の10月からこの産後パパ育休制度の試行が行われますし、来年の4月1日からは各事業者がどれだけ育児休業を取得したかという状況を公表することが義務化されます。  そういう中で、これについての区の体制とか状況はどうなっていますでしょうか。 ◎副区長 昨日、共産党の皆様から御要望いただいた中で、産後パパ育休制度この10月からスタートするということで、今、御提案いただいております。  早速、今、庁内でその問題について共有をさせていただいて、対応等についても検討させていただいているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  パパも、例えばママが入院しちゃったりして、自分でやってみたらこんなに大変だったということが分かったということで、そして今は、本当に一緒に子育てしたい、体験したいと考えてくださっている方も多いけれども、社会の環境がそれを許さないと。だから、その環境を改善していこうということで、これは本当に立場の違いを超えて、国も含めて、私たちも本当に進めてほしい、国も進めようとなっているところです。  足立区自体は、自治体としても規模が大きいので、事業所としても足立区内で一番の大きな事業所ということで、まず、率先して範を示すとともに、大変だけれども、環境整備もしながら、区内で働く人たちがそういう制度を利用できるように普及も是非やっていっていただきたいと要望して、質疑を終わります。 ○大竹さよこ 委員長  他に質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○大竹さよこ 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  我が会派は、前回の委員会の質疑の中においても、また宿泊型産後ケアの話の中において、アンケートが半年以内ということで、今日もまたお話が出て11月ということでありますので、その期間皆様方の様々な議論を深めていきたいと思いますので、今回も継続ということでお願いします。 ◆きたがわ秀和 委員  先ほど私とぬかが委員の方からいろいろと質問させていただきまして、まだまだ子育て支援というところに関しては、足立区、様々な課題もあると思いますし、そういう取組を一歩一歩進めていく、それを区議会として後押ししていく、その立場で採択を主張いたします。 ◆市川おさと 委員  継続。 ○大竹さよこ 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○大竹さよこ 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○大竹さよこ 委員長  次に、子ども子育て支援対策に関する調査研究について、(1)報告事項①欠食児童・生徒への支援について、以上1件をあだち未来支援室長から報告をお願いいたします。②社会福祉法人朝陽会(旧南流山福祉会)の状況について、③いづみ保育園への対応状況について、④ベビーシッター利用支援事業新規実施について、⑤令和5年4月保育施設利用申込受付について、⑥保育施設臨時休園等に伴う保育料還付誤りについて、以上5件を子ども家庭部長から報告をお願いいたします。 ◎あだち未来支援室長 政策経営部報告資料の2ページをお開きください。  欠食児童・生徒への支援について御報告させていただきます。  これまで家庭で朝食が提供されずに、学校生活で支障が出ている児童・生徒につきましては、行政として特に支援をする仕組みはございませんでしたので、今回、その支援体制を構築するものでございます。  対象児童・生徒につきましては、朝食が家庭で提供されなくて体調が優れないとか学校の方で判断した児童・生徒になります。例えば、登校時にふらふらするとか、体育の授業の前に貧血で倒れてしまうお子さんたちがそうなのかなと考えております。  2の支援方法につきましては、事前に学校に食料費として予算を配付いたしまして、教員の先生方が、必要とされるお子さんがいた場合には事前に購入して提供したりというものでございます。  単に、補助食というか、食料を提供するだけではなくて、3の継続的な見守り・支援についても重要かなと考えておりまして、そういうお子さんがいた場合は校内委員会で共有していただくとか、必要な支援機関につないでいただく、養育困難が疑われる場合はそれぞれの支援を行っていただくという形でのスキームを考えております。  実施時期は、夏休み明けの9月1日からと考えております。  また、今後については、夏休みに、あだちっ子フードプロジェクトといいまして食事の提供支援をしております。そのお子さんは175名いらっしゃいまして、例えばそういうお子さんがこの事業の対象となる可能性もありますので、学校の方と情報共有しながら支援をつなげていきたいと考えております。 ◎子ども家庭部長 教育委員会報告資料の2ページをお開きください。  社会福祉法人朝陽会(旧南流山福祉会)の状況についてでございます。  日ノ出町保育園を運営する社会福祉法人朝陽会の現在の状況について御報告するものでございます。  まず、項番1、法人役員の改選についてです。令和4年6月20日の評議員会で新たな理事8名が選任されまして、翌6月21日の臨時理事会で新理事長が選任されました。  また、これに伴い、項番2ですが、日ノ出町保育園の園長が7月1日から変更となっております。  3、法人による保護者説明会の開催です。7月3日に保護者説明会保護者約70名の出席の下、開催されました。新園長の就任と前園長の解雇について法人より説明が行われました。  説明内容保護者からの意見、法人の回答は、(3)から(5)に記載のとおりでございます。  項番4、区の対応についてでございます。  (1)に記載のとおり、法人が新体制となったことから、7月22日にこれまでの対応経過の資料を新理事長にお渡しし、昨日8月23日に区役所内で新理事長と理事2名から課題についてのヒアリングを行いました。今後も、課題解決に向けてのヒアリングを継続して行い、また、課題解決に向け協議してまいります。  また、園運営が適切に行われるよう、保育園現場の状況を随時確認させていただきます。  5ページから6ページは、これまでの対応経過をまとめたものですので、御確認ください。  7ページ、いづみ保育園への対応状況についてでございます。  保育士が大量退職したため、4月以降、保育の継続ができなくなっておりますいづみ保育園の状況についての報告となります。  まず、1ですけれども、休止承認申請の提出でございます。  2つ目の黒ポチに記載のとおり、7月12日付で法人から区に対して休止承認申請が提出され、区は東京都に進達いたしまして、7月25日付で東京都が再開に当たっての承認条件を示した上で休止を承認しております。  項番2に記載のとおり、募集再開時期については、お話はありましたが、正式な申出等はございません。  3、保育士確保状況についても、現段階で採用を決定した保育士はいないという状況でございます。  今後の方針でございますけれども、園児の募集再開等については、東京都とも連携協議をしながら慎重に判断してまいります。  8ページから9ページは、対応経過の一覧でございますので、御確認ください。  次に、10ページ、ベビーシッター利用支援事業新規実施についてでございます。  東京都の補助事業を活用したベビーシッター利用支援事業について、実施に向け検討しておりますので、御報告いたします。  当該事業は、日常生活での突発的な事情により一時的に保育が必要となり、ベビーシッターを利用した場合に、利用料を補助するものでございます。  事業の概要につきましては、項番1の(2)に記載のとおりでございます。  項番3、4に記載しておりますが、既に実施しております周辺区の情報を収集し、9月補正予算に計上する予定で、現在作業を進めております。  11ページ、令和5年4月保育施設利用申込受付についてです。  まず、項番1の(2)利用申込案内の配布でございますが、令和4年10月24日の月曜日から記載の場所で配布をさせていただきます。  (3)利用申込受付期間でございます。令和4年11月18日から12月5日の月曜日までとさせていただきます。  12ページでございます。  令和5年4月入所における主な見直し点というところで、2に記載させていただいておりますけれども、(1)、(2)のとおり指数の改正を行う予定でございます。  3、小規模保育事業家庭的保育事業等の卒園児の先行利用調整でございます。
     こちらもこれまでも行ってまいりましたが、今年度も、小規模保育保育ママを卒園する児童の受入れについて先行で利用調整をさせていただきます。  14ページでございますけれども、先ほど申し上げました指数の改正の一覧表でございますので、御確認いただければと思います。  続きまして、保育施設臨時休園等に伴う保育料還付誤りについてでございます。  こちらは、新型コロナウイルス感染症による保育施設臨時休園等に伴いまして保育料を還付させていただくわけですけれども、令和4年1月分の保育料を誤って過大に還付してしまいまして、そちらの処理について御報告するものでございます。  誤った還付金額ですけれども、2に記載のとおり、4園計118件、総額で27万9,000円余でございます。  経過につきましては、3に記載のとおりですけれども、二度にわたって還付処理をしてしまったために返し過ぎてしまったという経過となっております。  16ページ、4、原因でございます。  令和4年の1月から2月にかけまして、オミクロン株によりまして臨時休園が続いておりました。この中で、今まで月1回行っていた処理を2回にするという形で事務処理の流れを変えておりますけれども、その中で、一度実施したものをきちんと点検をできずに二度掛けてしまって、過大に還付してしまったという状況でございます。  5に処理状況を書いておりますけれども、現在、この対象となっている保護者の方々に連絡等を取りまして、8月9日現在の数字でございますが、全体118件でございますけれども、納付済み、一部納付済みなどという形で処理を進めさせていただいております。  6、対策でございますけれども、事務処理に漏れや誤りのないよう、班編成を行って進めていくということ。また、事務処理フローを作成し、業務を見える化した上で引き継いでいくという形の適正化を図ってまいります。  今後このようなことが二度と起こらないように、事務処理をしっかり進めていきたいと思います。本当に大変申し訳ございませんでした。 ○大竹さよこ 委員長  何か質疑ございますか。 ◆きたがわ秀和 委員  私の方からは、いづみ保育園対応状況について何点かお伺いしたいのですけれども、ここの保育園休止状態に至った時点で休止承認申請を提出していなかったという問題です。  これは東京都の認可取扱要綱の中で、この提出自体は義務付けられていることと確認してよろしいでしょうか。 ◎私立保育園課長 こちらの要綱の中におきましては、園の状況に変化があったときには速やかに提出するようにということになっております。 ◆きたがわ秀和 委員  要するに、提出の義務があったと理解しますけれども、そもそもこの園長にこれを提出しなければいけないという認識があったのかということと、休止状態に至ったときに区の方からも、これは届けをちゃんと出してください、申請を出してくださいという働き掛けとか、指導というか、そういったことはされているのでしょうか。 ◎私立保育園課長 こちらの休止届の提出につきましては、休止が決まった時点から、再三、区からも都からもお願いをしているところでございまして、園の方の理解としましては、この要綱上の条件に該当しないと園長が判断したため出さないと、当初は言っておりました。 ◆きたがわ秀和 委員  園長がそういう提出を要しないと判断したというのは、それはどういう根拠をもってそういう判断に至ったのかというのは、聞き取りされていますか。 ◎私立保育園課長 園長の方は、東京都の方とこの点について協議を行っておりまして、東京都の説明が理解できないというか、自分の中で納得できないというところで、提出をしないとおっしゃっておりました。 ◆きたがわ秀和 委員  今のお話を聞いて、どうしてそういうふうになってしまうのか、本当に理解できないですよね。当然、私立の保育園だから、その園長にいろいろな裁量権があるのは分かるけれども、私立といっても認可保育園ですから、社会的な公的な責任を負っているわけで、当然、休止に至って園児も募集しない、この間はできないということであれば、それは当然その承認申請を出さなきゃいけないと、そういう判断になるのが普通だと思うのですが、この点で、この園長の資質の問題というか、そこを本当に強く感じますが、とりあえずそういう園長だということで理解せざるを得ないのだろうと思います。  それと、この園長の方から、今年の11月か12月に園児募集を再開したいという申出があったということですが、7月の下旬時点で採用決定した保育士もいない状況だということで、確認ですが、今現在、この保育園保育士は0名ということでよろしいのでしょうか。 ◎私立保育園課長 実質0名の状況でございますが、一部育児休業を取っている保育士がおりまして、その方はまだ在籍状態にございます。 ◆きたがわ秀和 委員  その在籍状態にある方というのは1名ですか。 ◎私立保育園課長 1名と把握しております。 ◆きたがわ秀和 委員  育児休業ですから、いつ復帰するのかというところも含めて、そもそもこの11月、12月の時点でこの方が復帰できるのかということもありますが、そもそも7月下旬の時点で保育士が実質いない中で、11月から12月というのは実際難しいのではないかと私なんかは思います。  要するに、保育園でやってきた保育のノウハウを持っている方が全くいない状況で、新たに保育士をこれから採用して整えますといっても、あと4か月とかそのあたりで園自体としてきちんとした保育ができるのかどうかというのは、やはりチームワークで対応しなきゃいけない場面は多いと思いますし、実際のところ再開というのは私は難しいと思いますが、区としての認識はいかがでしょうか。 ◎私立保育園課長 先ほどきたがわ委員からの御指摘ございました東京都の認可取扱要綱でございますが、この間の東京都は6月30日にこの要綱を改正しまして、再開に当たっての規定を整備したところでございます。  その整備内容というのが、現に採用した保育士の名簿を提出しなければならないことになっておりまして、再開の2か月前までに区から都に出さなければいけない状況になっております。  そういった点から考えますと、今この時点で保育士が採用されてないところを鑑みますと、かなり再開は難しいと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  質問が前後して大変恐縮ですが、そもそもここの保育園で、保育士の採用活動、募集活動というのはやられているのですか。それは区の方で把握はされているのですか。 ◎私立保育園課長 いづみ保育園ホームページの方で、随時人材募集を行っているところは確認しております。 ◆きたがわ秀和 委員  それともう1点、先ほど都の方から出してくださいと言われていた休止承認申請を提出をしていなかったと。園長の全く独断でというか、独自の解釈で出していなかったという話を聞いて、私ちょっと気になったのですが、そもそもここの保育園というのは、今、ホームページ等で一応職員の募集はやっているというお話がありましたけれども、その募集に当たっては、賃金も含めていろいろな労働条件がそこに記載されていると思いますけれども、ここの保育園というのは、もともと保育士はたしか20人ぐらいいらっしゃったところで、当然、就労規則を労働基準監督署に届け出ていなきゃいけないと思うのですが、就労規則というのはちゃんと作成されて労働基準監督署に届けられているのでしょうか。 ◎私立保育園課長 就労規則の方は、従前から整備されてございます。ただ、今回の件を受けまして、法人の方でこの就労規則の見直しということで、今、コンサルタントの方に委託しているという話を聞いております。 ◆きたがわ秀和 委員  いろいろ聞いていて、これから11月から12月に募集を再開したいということで、区の方に今の時点ではまだ正式な届出も出ていないということですが、仮に正式な届けがあったとしても、こういう出さなきゃいけないものを独自の解釈で出していなかったとか、そういう話を聞いていると、再開したとしてもまた同じようなことを、既にここは3回こういう大量退職というのがあるわけですよね。また同様の事態を引き起こさないという保証が全然ないなというか、その担保がなければ、そもそもこの園児募集再開というのを認めるべきではないと私は考えております。  区として、その点どういうふうにチェックをしていくのかというところを確認したいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎私立保育園課長 きたがわ委員御指摘のように、いづみ保育園におきましては、昨年度多くの在園児が転園を余儀なくされたということがございますので、そういったことは絶対繰り返さないようにしなければいけないというところは、区の方も認識を持っているところでございます。  今後、東京都の方からもございましたが、再開に当たっての条件ということで、再発防止策等の究明ということになっておりますので、そちらの方が提出されましたら、その内容を十分に区の中でも協議したいと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  前回までの委員会のところでぬかが委員からも、この問題についてはいろいろと質問させていただいて、求めているところですけれども、特にこの園長、理事長と園長を兼ねてやられているということで、そういう意味では、区の方はなかなか強く働き掛けられないというところはあるのかもしれませんけれども、こういう園長を園のトップに据えておくということ自体が、募集再開したとしても大きなリスクを伴うものだと私も思いますし、その点については、辞めさせるということはもちろんできないですが、園長と理事長といった部分を切り離すとか、そういった形で区からも積極的に働き掛けてほしいと思うのですが、その点はいかがでしょうか。 ◎私立保育園課長 いづみ保育園の園長とは、今後とも再開に向けてのお話等々させていただく機会が十分にございますので、そういった中を捉えまして、きたがわ委員から御指摘あったような方策につきましても提案してみたいと思います。 ◆きたがわ秀和 委員  保育士が大量退職して園自体を休止せざるを得ない、そこにいた園児たちがほかの保育園に転園をしてしまう、そういう意味では子どもたちの育っていく環境がいきなり変わるという重大なことですし、そういったことを再び繰り返さないということで、是非、区の方には厳正な態度で臨んでいただきたいと思います。これは要望でございます。 ◆石毛かずあき 委員  私の方からは、欠食について幾つか御質問させていただきたいと思います。  子どもの成長に関わる食習慣について、朝食を食べることは基本的な生活習慣を身に付けるためにも非常に重要であるために、こういった朝食欠食というのは、国でも、第3次食育推進基本計画で、2020年度までにはゼロにしようという働き掛けがあって結局できなかった。  この背景について、今、区としてはどのような認識でいるかお聞かせください。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 足立区の調査でも、実際に朝食を食べないことが多いみたいな回答をいただく数字が3%から5%把握してございます。人数については1,100人程度になります。そういったお子さんは、お子さんが悪くて朝食が食べられないということで私たちは認識しているわけではございません。やはり家庭の事情、保護者の事情、そういったもので食べてこないお子さんがいるということで把握してございます。  これまでは、保護者の指導ということで、保護者の方に朝食を作るように学校を通じても指導していったところですけれども、それを待っていたのでは、子どもたちが食べられないという状況が続いてしまうということで、今回、こちらから積極的に提供していくということで始めさせていただいたものでございます。 ◆石毛かずあき 委員  様々先ほどおっしゃったような理由があって、貧困だったり、家庭の御事情だったり、また、お子さんの生活習慣が悪影響を及ぼして朝食が食べられない体質になってしまった等々、様々な問題があって、それを区の方でどのようにしていくのかというところで、今後支援をしていくことになると思うのですが、当然、これまでも学校の方ではある程度の対応はしてきたと思いますけれども、先ほどの話だと、そういった生徒に対して学校での補助食提供を通じた支援体制がなかったのでやるのだという御説明だったのですが、これまではなかったのでしょうか。 ◎あだち未来支援室長 これまでは、緊急的に例えば担任の先生がおにぎりを作ってきたり、校長先生が、本当はやってはいけないのですが、ポケットマネーでバナナを買ってきたり、ヨーグルトを買ってきたりという話は結構聞いておりまして、学校任せ、学校対応となっておりました。  そのために、ある程度支援の仕組みを構築した方がいいだろうということで、今回このような形になったものでございます。 ◆石毛かずあき 委員  大変重要なことだと思います。本当にこれまでも、学校の先生皆さん大変な思いをされながら、一つ一つそのお子さんのためにも力を発揮されてこられたと思います。  この朝食欠食が減らないこと、またバランスの取れた内容の朝食を摂取している子というのは、先ほどもおっしゃっていましたけれども、全国でも3割に満たないという現状があるようです。  とにかくこの朝食欠食は健康状態に悪影響を与えること、特に朝食欠食は肥満と関係があって、朝食を毎日食べない子どもは男女ともに肥満が多いと。更に、体力的な問題も報告されていて、この朝食欠食の減少という目標は、子どもたちを対象にした食育では欠かせない問題になってきていると国でも言っています。  しかしながら、足立区においても、多くの学校で食育が実施されているのですが、その食育の成果が見られていないという指摘がされているということですが、この辺区の認識はどのようになっていますか。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 決して食育の成果が現れていないということではなくて、食育の成果というのは現れているものと存じます。  ただ、どうしても一部のお子さんに対する支援というのが行き届いていないものだと考えてございます。  一つの例ではございますが、朝食を食べているか、食べていないか、あるいはどんなものを食べているか。全体を通して、そのお子さんに対する支援というものは食の支援のほかにも必ず支援が必要なものと認識してございますので、こういった食の支援をきっかけに、その家庭に対する支援というものに結び付いていけたらいいと思ってございます。 ◆石毛かずあき 委員  朝食の欠食に関しては、大変保護者の方々も、また関係者も含めて、どうしても学校に期待するところがとても多くなってきてしまいます。  格差によって子どもの栄養状態の悪化が懸念されている昨今、子ども食堂だったり、また学校給食についても、子どもの貧困と必ず連動されていつも問題にされてきています。児童・生徒の食の問題、個別化、また複雑化していて、学校に対する課題解決の期待が多くなってきていると思っています。  今後、区で始めるこの欠食児童・生徒への支援についても、先ほども答弁の中でありましたけれども、校長先生のリーダーシップだったり、また、教職員の皆さんの専門性を発揮するチームとして学校が必要とされていると思うのですが、その点、今後学校の中でどのようにしたらこういった欠食がなくなってくるのか。その辺、方針でも結構ですから、教えてください。 ◎教育長 学校の中で様々課題を抱えているお子さん方、特に、今、ここで話題になっております朝食がなかなか食べられない、こういったお子さんを学校の中で一番身近なところで見ているのは担任であったり、校長先生であるかと思います。  今までも、そういったお子さんをできるだけ配慮してというようなことはやっていたのですが、今回こういう事業を始めるに当たりまして、より一層、子どもたちの状況、様子はどうなんだろうというところをより深く各学校にも見ていくように、教育委員会としても校長会等を通じてお話をしていきたいと思っております。 ◆市川おさと 委員  私も、欠食児童についてだけ、今日お尋ねします。  欠食児童という言葉自体が、私も昭和43年生まれですけれども、私、子どもの頃には、そういう言葉は身近にはありませんでした。歴史の教科書なんかに出ている戦前、あるいは戦後食糧が全然なかった、十分行き渡っていなかった、そういう時代の歴史的な用語だと思っていたのですけれども、近年そうした社会課題があるということが改めて認識されて、今こういった形で対応がなされているのだと認識しております。  それで、先ほどいろいろやり取りあったのですが、家庭の事情、保護者の事情で、大体どのぐらいの数がいるのかというと3%から5%、1,100人という非常に具体的な数が出てまいりました。  この1,100人の子どもですけれども、先ほどの答弁の中であったのは、家庭に対する支援につなげていきたい、これは非常に重要な話だと思います。つまり、朝御飯は食べてないよ、だから校長先生が、予算があって新たな制度で9月1日からバナナか何か買ってきて渡していくと、それで問題は解決という話では決してないですよね。  背景にあるのは一体どのようなものなのか。それは全部個に応じるわけですけれども、そのあたり詳しくおっしゃっていただけますか。 ◎あだち未来支援室長 貧困の場合もございますし、例えば保護者の方が精神疾患で朝御飯を作れない、提供できないという場合もございます。こども支援センターげんきのアウトリーチ部隊がありますので、そこと連携しながら、そういうお子さんがいた場合は、例えばSSWのケースにして支援をしていくという形で、総合的に支援をしていきたいと考えております。 ◆市川おさと 委員  貧困と言っても、子どもに朝御飯を食べさせられない程度の余裕もないというのは、私はちょっとおかしいと思うんですよね。お金の面ですね。朝御飯が食べられないんですか、じゃあその分お金をその口座に入れますよというだけでは全然話にならないと思います。  先ほど精神疾患ということをおっしゃったので、私も、実は2回目か、本会議質問でも精神疾患についてやりました。こういった大きな社会課題の背景には、精神疾患の課題も非常にあるだろうと思います。  それについて、貧困の連鎖を防ぐという観点からも、どうやっていくのか。つまりシングルマザーになってお母さんが精神的に病んじゃっている、朝御飯も十分作れないよと。そうすると、朝御飯の問題だけではなくて、家の中も散らかっちゃっている、教育も十分できないよと。そういった様々な課題があると思うのです。  そうしたことについて、丁寧に個に応じて対処していくという話だと思うのですが、もう1回おっしゃってください。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 保護者が精神疾患になるというのは、突然精神疾患になるわけではなくて、例えばなるに至った経過みたいなことでは、今で言うと、例えばコロナの関係で仕事が減ってしまった、あるいはそういった悩みを抱えている、あるいはダブルワークなどを通じて働き過ぎで家庭のことができない、子育てに力が入らない、そういった家庭もあると存じております。  そういったところへの支援というのは、朝御飯のバナナ1本与えただけで足りるというものではなくて、家庭全体への支援というものが必要だと考えてございます。 ◆市川おさと 委員  精神疾患、なかなか医療につながらないという実態があります。本人が認めない、それがすごく大きいです。本人が認めないで、なかなか医療につながっていかない。これについても、そうした事情を例えば学校、子どもを通じて把握したら、できるだけ誘導していってもらいたいなと思います。  もう一つ申し上げたいのは、カルトの問題です。例えば名前を言いますと、幸福会ヤマギシ会というカルトがあります。この幸福会ヤマギシ会というのは、1日2食で朝御飯は食べさせないと。足立区と近所にそういった施設はないですけれども、例えばこういった家庭の問題の中で、カルト、反社会的と言っていいのかな、そうした宗教、幸福会ヤマギシ会の場合は農事組合法人という形で宗教法人の格は持ってないですけれども、こうした課題もあろうかと思います。  今、カルトの二世の問題が非常に大きな課題になっておりますけれども、こうした課題については、この欠食について、足立区において関係が認められているという実態はありますか。 ◎あだち未来支援室長 我々は把握しているわけではございませんが、そういう宗教上の事情で2食という場合もございまして、ただ、そのお子さんが朝ふらふらしているとか、2食では足りないということは学校で把握できると思いますので、そこは保護者と話合いをして、学校として、行政としてアプローチしていって、そういう形にならないように例えばお昼御飯を工夫するとか、夜御飯を工夫するという形で対応しないといけないのかなと。  当然、ふらふらしていることを見過ごすわけにはいきませんので、こういう方も対象としていいですかとか、保護者と話し合っていきたいと考えております。 ◆市川おさと 委員  私も、10年ぐらい前に決算特別委員会、あるいは本会議において、旧統一教会の名前を具体的に出しまして非常に厳しいことをこの場でも言いました。それに対して執行機関の答弁というのは、今、議事録を見返してみましても非常に及び腰だったなと思います。  こうした社会課題の背後には、さっき精神疾患ということもございましたし、カルトの問題、こうした一筋縄でいかないような課題もありますので、区民の立場、子どもの立場にしっかり立って闘うという姿勢を強く持ってもらいたいということを最後に申し上げまして、終わります。 ◆いいくら昭二 委員  私の方から、2点ほどお伺いさせていただきます。  1点目は、社会福祉法人朝陽会(旧南流山福祉会)の状況についてということで、前回の委員会は7月1日に行われたと思いますが、そのときに御答弁で7月3日に保護者会をやりますと、しっかりと対応をお願いしますということで、今回はそれ受けて報告が出ているのですが、これ日曜日16時から19時15分、3時間余りということで、これは想定の時間からするとどうだったのですか。 ◎私立保育園課長 この説明会でございますが、我々の方も傍聴させていただきました。事前に会の方の開かれるという情報はあったのですが、予定時間は通告されておりませんでしたので、実際なかったかどうかは分からないですけれども、予定よりはかなり延びたという印象はございます。 ◆いいくら昭二 委員  私もそう思いました。それで、保護者等70名ということで、関心があることなんだなと感じたのですが、過去の報告事項にはずらずら過去の経緯が出ているのですが、保護者自身の皆様方は、こういう経緯というのは知っていたのですか。どのぐらいまで知っていたか。  保護者からここにも説明内容とかいろいろ出ていますけれども、その点について、傍聴していた区としてどのようなお考えだったか、その点についてお伺いします。 ◎私立保育園課長 こちらに参加された保護者の方々でございますけれども、かなり御兄弟が在籍している方もいらっしゃって、昔のこともよく御存じの方がいらっしゃいました。  中には、前園長に対する信頼が厚く、前園長の継続を求める強い声も一部ございまして、そのほかにつきましては、こういった事実経過を知らない方も多々おられまして、最後の方にそういった方々の発言が目立ったところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  今後この園では、保護者の皆さんよりも、私が心配なのは園児の方かな。お父さんお母さんがいろいろな情報、こういうことがあったのかということを改めて知らされた、今までうわさだったかも分からないですが、実態としてこの説明内容の具体的なこともちょっと信じられないなという部分で、保護者の皆さんも動揺して、この関心がある中において、ここで自分の大切な子どもをお任せできるのかなと思われた方もいらっしゃると思うのですが、7月3日から約1か月半超えて、保護者の皆さんから、例えば転園をしたいとか、そういうことで区に対して要望とか質問とか、その点はあったのですか。 ◎私立保育園課長 説明会の前後におきましては、新園長に対する不安ですとか、あるいは前園長の継続を求めるような意見とか問合せが区の方にもございました。その後につきましては、新園長の方も、せんだって保育園の方を訪問したのですが、毎朝園の前に立って園児を迎え入れるなどできる限りの努力はしていて、徐々にですけれども、受入れというか、保護者の方々も理解をいただいているようなところでございます。  また、転園等につきましては、特にそういった声は頂いておりません。 ◆いいくら昭二 委員  転園等は1件もないということですけれども、今お話の中において園長は毎日朝お迎えということ、前の園長はやっていなかったのですか。 ◎私立保育園課長 前の園長もやっていたかと思うのですが、前の園長は登園の時間帯が遅かったので、最後の方はやっていなかったと把握しております。 ◆いいくら昭二 委員  前回もファイナンスのことについて要望させていただいたのですが、これはなかなか難しい話でもあると思いますので、今後も継続的に要望して、今の話の中でまだ2か月弱ですので、決まることも決まっていないと思いますので、大切な公金を使われているわけでございますので、しっかりと対応をお願いしたいと思います。  転園の希望はないということで、それはよかったと思いますが、また来年度の新園児の募集ということもある中において、千住地域を歩いていますと、「いいくら議員も子ども子育て支援対策調査特別委員会に属している中において何か情報知っているんですか」と聞かれることがあり、ちょっとあれですけれども、今後、新園児、来年の4月等におきましては、区の対応というのはどういう形で進めていこうとしているのですか。 ◎私立保育園課長 今現在、特に変更というか、人数の募集の変更等はまだ考えておりません。  ただ、今後、法人の方の内部の財務状況等も含めまして、今後の動向を注視した上でまた検討したいと思っております。 ◎教育長 来年に向けては、園長が交代するという時期で、保護者の方も含めてかなり混乱した状況がございました。ただ、今、御説明させていただいたとおり、徐々に落ち着きは取り戻してきているのかなと思います。  ただ、報告資料の中でも記載をさせていただきましたが、昨日、法人側の役員と私どもお話をさせていただいて、課題の共有というのはさせていただけたのかなと思います。かなりの課題の数がございますので、一朝一夕に解決できるのではないなというところは認識したところですけれども、引き続き情報共有しながら、園の運営がスムーズにいくというのが一番でございますので、それに努めていきたいと思います。 ◆いいくら昭二 委員  次に進めようかなと思ったのですが、今、教育長のお話で、様々な課題ということで、何であの法人は強気に足立区に対して、本来であるならば、公金を使われている中においてしっかりと区の求めに応じた形で、足立区もしっかりと応援していけるところはしていくと思いますが、園は法人ですよね。この園に関しては、もう少し区をしっかり信頼していただいた上で、法人のためにやろうとしている気持ちというのは何で相手に伝わらないのでしょうかね。 ◎福祉管理課長 こちらの理事の方は千葉県のときから任命された方、それから新しく令和3年ぐらいですか、今回の理事長もそうですが、理事になって理事長という形になっておりまして、特にこの法人に対して思い入れが強い方ではないと、こちらでは認識しております。その分、若干当事者意識が薄いというか、そういうところは感じております。 ◆いいくら昭二 委員  これ要望ですけれども、当事者意識が薄いながら、しっかりと公金の扱いについて是非協力していただきたいということをお願いしたいと思います。
     それで、問題点のところで、区は園児に影響が生じないよう保育現場の状況を随時確認するということで今後の方針で出ていますけれども、7月3日から1か月半で、随時ということで、どういうことをどのような形でやっているか、その点についてお伺いします。 ◎私立保育園課長 直接現場の方に出向いて、園長、若しくは職員の方からいろいろなお話を聞きまして、園の状況を把握していきたいと考えております。  ただ、7月3日の説明会以後ですけれども、この保育園におきましてコロナの感染者がかなり拡大したこともありまして、各クラスの方で相当な人数の感染者が出ましたので、そちらのときは訪問を控えたというところはございます。 ◆いいくら昭二 委員  具体的に何回ぐらい訪問されたのですか。 ◎私立保育園課長 コロナの影響がございまして、説明会後は1回だけでございます。 ◆いいくら昭二 委員  これ要望ですけれども、コロナがあろうと、こういう大変なことになっている中において、しっかりと区の方も法人との関係を密にしながら対応していっていただきたいと思います。1か月半、2か月弱で1回ではちょっと少ないような気がしないでもないですけれども、是非とも綿密に行っていただいて、関係改善に向けてこれ要望しておきます。  この質問の最後ですけれども、6ページの方で、7月3日に保護者説明会を終了しましたと。次は出ていないですけれども、予定としては、区はどのような形で今後関わりを持っていくのか、その点について予定があったら教えてください。 ◎私立保育園課長 保育園直接ではないですけれども、先ほど教育長から申し上げましたが、法人に対して昨日話合いの場がございましたので、その進捗についてまた報告をさせていただきたいと考えております。 ◆いいくら昭二 委員  是非よろしくお願いします。  もう1点でございますが、11ページ、令和5年4月保育施設利用申込受付ですけれども、やはり地域を歩いていますと、いわゆる家庭的保育(保育ママ)の運営の方から、本当に運営に困っているというお話を聞きますが、区にどのような形で届いているか、その点についてお伺いします。 ◎子ども施設入園課長 具体的には、入所率についてはこちらの方で定期的に把握しておりまして、今現在、在室児が0名のママに関しては、補助を行っている状況でございます。 ◆いいくら昭二 委員  全部の保育ママにそれは浸透しているのかどうか。  あともう1点は、それは多分今年度の話だと思いますが、来年度につきましても、お先真っ暗というような話も、せっかく10年以上前からしっかりやっている中において、今後の存続等々に関しまして区はどのような形で考えているのか、その点についてお願いします。 ◎子ども家庭部長 入所者0名の保育ママに対して3年間支援をしてまいりました。なかなか状況が改善はされていない部分もございますけれども、来年度以降の支援については、これまでの経過であるとか、今後の見込みも含め、また待機児童対策で保育ママも重要なファクターでございますので、そのあたりを鑑みながら、来年度に向けてどのような対策が取れるか、必要かというところをしっかり検証しながら進めていきたいと思っております。 ◆岡安たかし 委員  児童・生徒への欠食の支援についてお聞きしたいのですが、これずっと先ほど来の報告を聞きますと、まず1番で、朝食の欠食等により体調が優れないので支援を必要と判断したと書いてあります。括弧で、担任や養護教諭等が状況を確認し判断、大体3%から5%で1,100人程度という話がありましたが、アンケートでしっかり人数というのは出ていないのですか。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 教育委員会の方で毎年実施しています調査があります。全国体力・運動能力、運動習慣等調査の令和3年度の結果が出てございまして、その中で、先ほど言った、例えば食事を全く取っていないというのが560人、取らないことが多いというのが586人ということで回答を得てございます。 ◆岡安たかし 委員  それを毎年取っていて、先ほど話があった、4年、3年でしたっけ、大体同じぐらいの数字だったという報告がありました。更にその上で、判断をした子どもたちにこういう措置をするということだと思います。  セーブ・ザ・チルドレンという有名な団体のホームページに、ひとり親家庭の相対的貧困率、可処分所得が127万円未満の家庭が日本は2世帯に1世帯だと、48.1%。  それより多い国もあれば少ない国もあるかと思いますが、そこに保護者たちの声と子どもの声というのが載っていまして、代表的なものが、保護者の声、2日に1回の食事しかできないので水で空腹をしのいでいる。子どもたちの声、中学2年生、腹減った、お昼御飯どうするか、お金掛かる、金銭的な不安をなくしてほしい。  こういうことで、子どもを貧困から守る事業に関して寄附を募ったりということが、るる、また後で、お時間あるときにセーブ・ザ・チルドレンのホームページを見ていただきたいと思いますが、いっぱい書いてあります。もちろん行政への働き掛けもやっていると。  こういう取組は非常にいいと思うのですが、今現在、子ども食堂やフードパントリーとかフードプロジェクトもやっている中で、特に中学生など食べないままふらふらして学校に来ちゃう子などがいるのかなという気がするのですが、ざっくりこれ単純に割ると、1,100人といったら、100校で単純に割れば10人ぐらいいるということですから、もちろん中学生の方が多いでしょうし、この辺は、先ほど言った子ども食堂とかそういうところで食料品を届けるとか、そういうところで何とかならないかと思うのですが、その辺の働き掛けというのは、縦割りの中で、教育と、子どもたちの貧困家庭を応援する部署と、しっかり連携できているのかどうか。  その辺、どういう役割分担で、どういう取組を今しているのか教えていただけますか。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 小・中学校との連携は大切だと思ってございます。子ども食堂については、足立区内子ども食堂はまだ20店舗ぐらいしかございませんし、フードパントリーも同様の20か所ぐらいしかございません。足立区の小学校の全生徒などに支援する体制が、まず不足しているということです。  ただ、今、存在している子ども食堂やフードパントリーについては、全面的に協力をいただいている状況です。  小・中学校の中でも、そういった支援につながらないお子さんなどを発見して支援につなげていく、そういった努力が必要だと思いますので、子ども食堂、フードパントリーとの連携についても、今後一層深めてまいりたいと思っています。 ◎あだち未来支援室長 若干の補足ですけれども、子ども食堂・フードパントリーMAPというのを小・中学校全員に配っています。ただ、学校として、なかなかそういう子ども食堂に御案内するとか、していただく先生もありますが、積極的にこれからは、外部のそういう資源を活用していただくようこちらからも働き掛けていきます。  食堂ソラノシタも、実は小学生、中学生、午後3時から午後5時でしたか、1人で来たときは無料で食べられるとか、意外と知られていないところもありますので、そういうことを是非学校に周知していきたいと考えております。 ◆岡安たかし 委員  大変朝が大事だと思うのですが、毎朝やっている食堂とか、また、フードパントリーも365日分の朝食べられるだけのものが届けられるとも思えない。こういう補足する事業、大事だと思いますが、仮に声を掛けて「食べな」ということで、パンでもバナナでも、ヨーグルトでもいいですが、子どもたちどこで食べるのですか。  特に中学生などは思春期で周りの目を気にすると思いますけれども「おまえ朝食べてこなかったのか」みたいな、そういうのが過半数いるような学校なら、むしろ食べてきている方が少ない、目が気にならないでしょうけれども、クラスで1人、2人だと相当目が気になると思うのですが、そういうお子さんはどこで食べさせて、また授業に遅刻になっちゃうと困るでしょうし、その辺どういう体制を取ろうとしているのでしょうか。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 これまでも、学校の先生が各学校で支援してきたという実績がございます。多くは、校長室であるとか学校の空き教室などを提供していると聞いてございます。 ◆岡安たかし 委員  例えばそこで食べて授業に遅刻する、そういうのが続くと、「何やっていたの」というのがクラスメートから話が出て、本人がオープンな子ならいいですけれども、なかなか打ち明けづらい性格だったりすると、非常に過ごしにくい環境になっていくのかなと。  こういった配慮というのは、各学校で考えるしかないのかなと思うところもありますが、校長会の中で議題に上がって話し合ったとか、そういうのは何かお聞きしているところはありますか。 ◎あだち未来支援室長 教育指導課ともよく話をしております。校長会とも話をしておりまして、ランチルームとか校長室、学校によって工夫しながら、休み時間、例えば1時間目と2時間目の間とか、いじめにならないように、スティグマが起きないようにという形で、うまいこと各学校で対応しているのが現状ですので、そういう事例を我々の方も是非集めていきたいと考えております。 ◎教育長 今回、こういう事業を始めまして、各学校で今まで取り組んできた中で校長室というのが結構多いのですが、授業にどういうふうに参加させるのかとか、今、岡安委員からお話があったように、ほかの子どもとの関係どうするのとか、これからいい事例を少しずつ校長会等でも共有しながら、スムーズにこういったものが進められるようにしていきたいと考えております。 ◆岡安たかし 委員  正に、今、スティグマという話がありましたけれども、子どもの中には、そういうのが嫌で、わざと「いや、僕大丈夫です」と言う子が出てしまうのではないかという懸念があります。  本当に困っている家庭は、家庭自体を救っていかなきゃいけないので、親の方の支援というか、家庭支援を同時並行でやらなくてはいけないと思いますが、子どもに食事を提供するに当たって、本当に食べたい、そして気兼ねなく食べられる、そういう環境を整えていくのが非常に大事だなと思います。  そこまで心を砕いて学校や校長先生、担任が配慮できているかというと、できているところとできていないところがあるのではないかなと。特に現場はそれだけに関わっていられないでしょうから、いろいろな課題を担任や校長も抱えている中で、とにかく校長室で食べさせれば大丈夫じゃないかと思ってやっている場合もあるかもしれない。その中で、今言ったスティグマが嫌で、「いや、僕いいです」と言っている子どもがいるとしたら、そこもしっかりと見ていかなくてはいけないと思うので、もう一度しっかり教育委員会と連携して、そういうことのないように子どもたちを見守っていきましょうというのを働き掛けていく、これ大事だと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎教育長 繰り返しになりますけれども、今、岡安委員からお話があったように、子どもたちに心の負荷が掛からないように各学校でそれぞれ工夫をして、こういうところはスムーズに進められるように教育委員会としても情報交換しながら進めていきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  長くなってしまうので最後に1点。どういう形でやるか難しいですが、区民の皆さんにも、本当に状況というのは、これは別に足立区だけではないでしょうけれども、セーブ・ザ・チルドレンじゃないですけれども、ここまでホームページにバチッと貧困のことで、足立区はこんなに食べていない子がいてみたいなことまで、表現の仕方とか難しいと思いますが、ある意味区民の方にも知っていただき応援していただく。子どもの未来応援基金とか様々な応援の寄附という形だけでなく、そういうのは足立区にもありますけれども、更に充実する形もできると思います。  子ども食堂への応援の話というのは、また別なタイトルで様々な議員が議会でも取り上げています。そういうのも含めて、区民の皆さんにもどこかの機会でしっかりと、こういう取組を始める、ここに対して応援してくださいねというのを発信するのは大事だと思います。SNSも足立区はやっているわけですから、FacebookもTwitterも。この点いかがでしょうか。 ◎あだち未来支援室長 この件以外にもいろいろな貧困対策・若年者支援やっておりますので、必要な媒体を使って積極的に周知していきたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  保育の関係で何点か質問します。  先ほど質疑がありました日ノ出町保育園の園長交代については、前園長が保護者の方から非常に信頼を受けていたというのは私も聞いていたので本当に心配していたのですけれども、何とか落ち着いてきたということで安心しています。  それと、この日ノ出町保育園というより、旧南流山福祉会の課題と、その後のいづみ保育園の課題というのは、180度といいますか、違いがあるなと思っています。  いづみ保育園の方の課題の部分ですけれども、このいづみ保育園の園長と最近接点があった方の話を聞きますと、非常にいこじといいますか、話にならないような、意地を張っているような対応をされているという感じを受けたのですが、区との関係はどうでしょうか。 ◎私立保育園課長 いづみ保育園の園長とは定期的に連絡を取っておりますが、極端にかたくなであったり、意固地であったりとか、そういった印象はございません。 ◆ぬかが和子 委員  何でこれ質問したかというと、保護者やOBも含めて、ちょっとひどいという声があって、絶えずあの園長突き上げられているんですよ。確かにひどいし、私は、あの園長は代わるしかないと思っていて、理事長兼園長という形は避けるべきだろうと。理事長として存続しつつ、園長が園を運営するというのが理想形だろうと。  ただ、そういう人事権は区にはないから、やはり本人にその気になってもらう必要があるだろうということを前回申し上げて、そしてこうやって経営的にもうまくやっているところがありますよと好事例を示しながらその気になってもらうという点では、保護者とかOB、私たち議会サイドとは違うアプローチの仕方を行政はしなくてはいけないのではないか。やはり区が言うとおりやってみようかなと思うような関係をつくっていかないと、改善できないのではないかと思っているのですが、そういう点でどうでしょうか、もう一度。 ◎私立保育園課長 これまでの経緯と経過から考えますと、再開に向けてというところの再開条件が示されまして、ちょっと潮目が変わったところがございますので、これまでの接し方とは別に、今、ぬかが委員御指摘のように、話合いの中を深めて、考えの方を説いていきたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  前回もいろいろな機会を通じて提案していきたいということを言っていたので、是非それで進展されるように期待したいと思っています。  駅前の保育園ですので、いい形で、いい運営で保護者子どもに被害が及ばない形で運営してほしいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、4月からの保育施設の利用申込受付の関連で、この間区の方で、今年度から3年間で公立保育園の定数を515人削るということを言っていて、今年度は実際200人ぐらい多分削っていると思います。  この新年度の利用申込受付の中では、公立保育園の定数はどうなるのでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 4月入所の申込みの募集枠につきましては、10月の後半ぐらいにどのぐらいの数を受け入れるかというのを決めていきたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  全然違います。私立の通常の保育園入所申込みというのは、当然、何人空きが出るというのを見なければ何人の枠は出ません。だから、申込みが始まってからそれぞれの保育園の入所受付枠が出るというのは当然だけれども、行政の意思として公立保育園定数を3年間で515人削ると言っていたわけですよ。そうしないでと私たちは思っていますけれども、実際去年は200人ぐらい削っているわけです。そういう点でどうですかと聞いているんです。 ◎私立保育園課長 待機児ゼロ対策担当課長を兼務しておりますので、答弁させていただきます。  区立保育園の入所抑制につきましては、昨年度、3年間ということで515人という数を示したところでございますが、経過等を鑑みて、今、数字の見直しを進めているところでございます。  数字の見直しにつきましては、次回の委員会で報告できればというところで、今、調整を進めているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  本当に深刻で、とにかく5人に1人、700人ですか、保育園落ちたという通知を受け取っていると。つまり第5希望まで書いて入れなかったという第一次不承諾を受け取っているという状況ですので、本当にそういう在り方や、31園の公立園を廃止していくという計画もしっかり見直していただきたいと思います。これは繰り返しになるので、要望だけさせていただきます。  その上で、次の令和5年4月入所における主な見直し点というところでお伺いしたいのですけれども、(1)では、いわゆる認証保育所などに預託している場合ということで加点の2点というのを出されていて、ここでは認証保育所などという表現になっていますけれども、(2)の認可外保育施設を年齢上限等によりと書かれている、この認可外保育施設というのは何を指しますでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 認証保育所や認可外保育所、企業主導型等々含めます。 ◆ぬかが和子 委員  つまり通常の今の新制度の認可の枠に入っているのが、認可保育園と、保育ママと、小規模保育事業で、それ以外ということで認証保育所と企業主導型ですよね。非常にこれ分かりにくいなと思っています。  募集のときに、一方では認証保育所などに預託している場合と書いてあって、片方は認可外保育所施設と、うちは何なのだろうと分かりづらいので、そこは是正していただきたい。  この措置自体は本当に歓迎していまして、いわゆる認可の枠の中にある小規模保育事業保育ママ先行利用調整があるけれども、認証保育所の場合は先行利用調整もないから、だけれども2歳児までしか実は預けられないというところが多い中で、その後保育園に入れるというところの悩みを抱えていますので、大歓迎していますけれども、表現については是非改善していただきたいのですが、どうでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 ぬかが委員のおっしゃるとおり、分かりやすい表記に努めたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  その上で、その後のベビーシッターなどの問題も関わってきますけれども、前回も申し上げた、非常に0歳児が入りづらいという状況があって、1歳児も入りづらいですけれども、私たちがアンケートを16万世帯に配った中でもそういう声がかなり届いています。  つまり、ああ、やっぱりこういう事態になってしまったんだと私は思ったのですが、本来なら育休明けから保育園に預けたい、だけれども4月入所でないと入れないから育休を短縮して0歳児で預けざるを得なくなった、圧倒的にこういう方が多いと思いますが、どう思いますか。 ◎子ども家庭部長 ぬかが委員のお話のとおり、そういう事例があるということは伺っております。 ◆ぬかが和子 委員  幾ら4月1日の待機児が0人だ1人だといっても、年度途中は希望している保育園に入れないわけだから、結局育休を短縮して0歳児から預けなきゃいけない。1歳になってから預けたいけれどもそうはできない。  そういう状況は改善をしようということを考えると、この年度途中、つまり4月1日からその後までの随時募集を確かにやっていますけれど、もう少し保育ママとか認証保育所とか、そういうところでの余裕がないと実際は入れない。そういうことを改善していく必要があるのではないか。  例えば、思い起こしてみると、私が議員になってから出産して保育園に最初に預けたのは、今で言う認証保育所です。11月生まれだから1月に預けるということで、今だったら絶対入れないわけですよ。でも、当時はまだ入れた。そのぐらい今のお母さんたちの方が苛酷な保活になっている。絶対入れないですから。  そういう状況を改善していただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。 ◎教育長 この間、議会の方からも、年度途中の待機児童について様々御意見を頂いておりまして、実際にそういう方もいらっしゃるので数字で幾つか確認いたしました。どういう条件を付ければ、そういったものが解消できるのかということで工夫をしていきたいと考えおります。 ◆ぬかが和子 委員  やはり最大の処方箋は、保育園の定数に空きがあることは悪いことだという考え方を改めなきゃいけないと思っています。年度途中は空きがあるのが当たり前と。そういう中で、必要な保育園に育休明けてからでも預けられるという環境にしていかないと駄目だということも指摘させていただいて、質疑を終わります。 ◆しぶや竜一 委員  欠食児童・生徒の支援について、私も、先日の第2回定例会の一般質問の場で、地元の入谷小学校で「学校で朝ごはん」といった事業をしているものですから、いろいろな相談を聞く中で、今回、区の支援対策強化サポートに至ってくださったことは誠にうれしく思っております。  ただ、先ほども様々な意見があったとおり、今後の問題点・今後の方針にも書いてありますけれども、夏休みといった長期休業明けのアプローチというのは非常に重要であるなというのは、区の認識と一致する部分もあると思います。いろいろな資料を見ていても、土日を挟んで月曜日に体調が悪くなって保健室に行ったり、結構そういった事例があるということも聞いております。  この長期休業空けは、もちろん今後の方針にも書いてありますが、先ほど学校との連携といった言葉も出ましたが、保健室の先生などを中心に学校との連携強化、正にこの9月からの夏休み明けといったところのアプローチの強化は是非ともやっていただきたいと思いますが、改めてどうでしょうか。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 正に夏休み明けの対策強化しようということで、9月から始めさせていただきます。夏休みで生活リズムが崩れてしまった、あるいは保護者の方も朝早く起きて子どもに決まった時間に食事を作るのは大変であるということもあるかもしれません。  この機に合わせて、しっかり教育委員会と連携して対応していきたいと思ってございます。 ◆しぶや竜一 委員  是非ともよろしくお願いします。  また、先ほど岡安委員の方からも様々な場でこういったことを知らせることが大事なのではないかと。私自身も正にそう思っております。  そんな中で、こういった朝御飯、欠食のことについては、私は、結構、地元で学校で朝ごはんの事業に携わっている方以外に、民生・児童委員の方とか、開かれた学校づくり協議会の委員の方に聞く機会がありますので、是非ともそういった開かれた学校づくり協議会、民生・児童委員の会の場でも、先ほど言ったとおり伝え方というのは難しいかもしれないですけれども、こういった現状があるといったことを伝えていくこと、区だけでは難しいと思いますので、地域を巻き込んでという言い方もあれですが、地域と一体となって子どもたちを守る取組を是非ともやっていただきたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 今、入谷小学校での学校で朝ごはんがコロナの関係で止まっておりますが、また再開に向けて、今、準備をしてございます。  そういった中で、地域との協働は欠かせないですけれども、どうしても今の課題では、月に1回とか2回とか限られた提供しかできないというのが実態でございます。定期的に支援できる方法、そういったものを考えていきたいと思ってございます。 ◆しぶや竜一 委員  すぐにというところも難しいですけれども、さっきの1,100人という子どもたち、大体の割合が示されていますけれども、そこを0人にしていきたいというのは私ども区と同じですので、是非ともよろしくお願いいたします。  最後に、令和5年4月保育施設利用申込受付についての中の4番、保育コンシェルジュによる相談体制というところです。  やはり保育園の入所施設、他の委員の方々もそうだったと思いますが、どの保育園が入れないというところはないですけれども、保育園入所についての相談を受けることが私自身もあって、その際には子ども家庭部長とも連携をさせていただきながら話はさせていただきますが、その際に出てくるのがこの保育コンシェルジュなのかなと思っていて、確かに認知度、浸透度は少しずつ伸びてきていると思いますが、その辺について区の認識はどうでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 認知度は上がっているのではないかなと考えております。実際に相談の件数自体も、コロナ禍の時期は一旦落ち込んではいますけれども、回復基調にはございますので、やはり認知度は高くなっているのではないかなと。また、実績も積んでいるのではないかなと認識をしております。 ◆しぶや竜一 委員  正にそのとおりかなと思っています。  私は、こういったことを知らないから相談に来るのは当たり前なのかと思います。その際に保育コンシェルジュのことを教えてあげると、相談してよかったとか、保育コンシェルジュにこういったところがあるとか、区がこういうことをやっているというところを聞く機会が多いですので、そういった意味では、もう少しこういった子育て世代の方々に、この保育コンシェルジュの相談体制というか、こういった窓口があるんですよといった周知を徹底していただきたいと思いますが、その点について最後お願いします。 ◎子ども施設入園課長 周知については、やはり継続して行っていかなければいけないと思っておりますので、誠心誠意取り組んでいきたいと思っております。 ◆しぶや竜一 委員  よろしくお願いします。 ◆ただ太郎 委員  私も、欠食について幾つかお聞きしたいのですが、これ予算は基金を充当するということですけれども、先ほど御説明ございましたが、ほとんど朝食を取らないというお子さんが560人、たまにしか取らないというのが586人というアンケート結果があるよということです。  これ全体でどれぐらいの予算規模で考えているのか。また、各校上限だったり、何か決まりはあるのですか。 ◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 とりあえず9月から始めるに当たって、必要な学校に2万円の予算を配付するところでございます。  特に上限というものは設けていないですけれども、一応2万円を配付して、足りない場合は再度申し出てくださいということで始めさせていただきます。 ◆ただ太郎 委員  単純に人数で、毎日取らないという子が500人以上いるということで、これだけではやはり足りないのかなというところですけれども、いろいろ質疑がございました。できる限り食べるように家庭との連携を取って、これは先ほどもありましたけれども早くなくなってもらいたい事業の一つだと認識しておりますので、私から一つだけ。  欠食で、体育で貧血で倒れてしまうというのであれば、例えば土日の部活の前とか、そのあたりはどうお考えですか。  それこそ部活の前、運動の前だったら絶対食べてこないといけないんだけれども、欠食している子は部活を土日やっていないというわけではないと思うんですよね。だから、そのあたりのフォローはいかが考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎あだち未来支援室長 今回は、ふらふらするとかそういうお子さんが対象ですけれども、あまり厳しくして学校に使われない制度であってほしくないなと考えておりますので、ある程度広めにといいますか、是非活用していただきたいので、学校によってはそういう場合ももしかしたら活用がなされるのかなと。我々としては、それをやらないでと言うつもりはありませんので、是非積極的に活用してくださいというスタンスでやっていきたいと思います。
    ◆ただ太郎 委員  なので、部活前は食べてからでないと活動できないよとか、強制という言い方なのか分からないけれども、親御さんにも意識を持ってもらうために、部活前には食べてきてくださいねという通知を改めて出したりしていく、そういうことも必要ではないのかなと思いますが。 ◎あだち未来支援室長 その辺は、教育指導課と連携してやっていきたいと考えております。 ◆ただ太郎 委員  とにかく子どもたちが一生懸命学びが育めるような状況をつくるべきだと思いますので、お願いをしたいと思います。  あと社会福祉法人朝陽会の件ですけれども、そもそもこの法人には、会計士というか、税理士だったり司法書士だったりいると思うのですが、いろいろな不払が発生したということは、法人だけでなくて、担当していた方がいればそちら側の責任というのもあると思うのですが、そのあたりは何か区の方は把握されていますか。 ◎福祉管理課長 こちら法人の中に、直接会計士とか、そういう方はいらっしゃいません。会計事務所の方に提出して、会計処理をしていただくという方式で今までやってきているところでございます。  今回、この会計に関しまして不明朗な部分があるということで、法人が会計事務所の方に委託をしまして調査を行っているところです。その調査を踏まえて、理事会の中で、この責任あると思われる方に対してどうするかというのは今後検討していくという形になっております。 ◆ただ太郎 委員  そもそも帳簿を作成する時点で、そういった専門の方に見てもらうというのが、私、基本だと思っていたのですが、うちも幼稚園の方をやっていますけれども、全部そういったお金の関係だとか補助金の関係だとか、間違いないように気を付けているところなので、そのあたり区としても何かルール決めしてもいいのかな、そういうタイミングなのかなと思うので、それは検討していただければと思います。  いづみ保育園の件ですけれども、これ民設民営だと思いますが、今、保育園、園児いないよ、休止していますよと言っているときの家賃というのは、ちゃんとオーナーにお支払はできているのですか。 ◎私立保育園課長 せんだって、いづみ保育園の運営している法人の理事会も傍聴させていただいたところでございますが、そういった問題点については指摘されていないところでございます。 ◆ただ太郎 委員  指摘されてないということは、払っているのか払っていないか分からないですけれども、先ほど場所もいいというお話もありまして、周りに大きなマンションもあったり、ニーズはあると思うんですね。いろいろな資料、経緯を見ても、ここの法人に引き続きやってもらうことが必要であれば、区としても何とか改善に向けて一緒にやっていくべきというか、協力していくべきだと思いますが、場所を考えると、抜けた場合すぐ入ってもおかしくないような場所ですから、この法人でないと駄目だよということではないと感じるところがあります。  やはり一番見ないといけないのは、預けたい保護者だったり、そのお子さんのことを一番に考えると、4月にしっかりと改めてスタートを切れる体制を取っていくという方に切り替えないと、ここを信用できるかどうかというとはてなマークだと思うので、そのあたりいち早く判断するタイミングだと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎私立保育園課長 いづみ保育園につきましては、指定管理者とは異なるところがございますので、区の方で法人を選ぶことができないところでございます。  したがいまして、いづみ保育園を運営している法人以外の法人に運営をお願いするという選択肢は、区にはないところでございます。 ◆ただ太郎 委員  なので、強制的なことではなくて、園と相談をして、どうですか、続けますかと。家賃も安いものではないと思うんですよ、こういった施設の家賃というのは。  なので、そういった相談を含めて、いろいろなものが確保できていないというのであれば、それでは運営できないですよねと。区としてもそれは困りますからいかがですかと。強制的に、あなたのところ駄目ですよという権限はないと思いますけれど、そのあたり東京都とも相談して、新たなところも視野に進めていかないといけないのではないですかということです。 ◎子ども家庭部長 ただ委員御指摘のとおり、確かに再開に向けてのハードルは大変高くなっておりますし、そういう選択肢も十分ありかなとは思っております。  ただ、民間の法人ですので、最終的にはその法人に決定していただかなければいけないという状況がございます。東京都の方も、今回、再開に当たっていろいろ条件付け等も出ておりますので、そのあたりも踏まえつつ、また法人の方にもそのあたりの情報交換をしながら一番いい形で、私どもも、あそこの場所は本当にいい場所ですので、是非きちんとした形で運営できる保育園で再開できればという望みは一緒でございますので、そのあたりに向けて取り組んでいければと思います。 ◆ただ太郎 委員  園児もいないということになると、補助金も入ってこないという状況ですから、家賃も払えないよという状況がこの先出てくると思いますので、そのあたり早めに見極めながら、是非相談しながらやっていただきたいと思います。  あと令和5年4月保育施設利用申込受付についてのところで、ポイントの加算が変わったよというところですけれど、民間に預けた場合、2か月以上預けていれば2点ですよというのがなくなったということで、よかったなと思います。  というのは、この前の申込みのときでも、2か月前の駆け込みお預けというようなことがあったり、実際に預けていたけれども、それが2か月に満たないから点数にならずに希望するところに入れなかったという事案が実際あったと思います。  それを指摘させていただいて、今回こう改善していただいたところは評価しますけれども、改めてこのあたり、変えたことによってどのような変化が出てくるのかというのを教えてください。 ◎子ども施設入園課長 申込みの状況ですけれども、在園の証明を頂いていた方が170人いらっしゃいました。その中で、2点の加点ができたのは161名、残りの9名の方については、在園期間が2か月に満たなかったので加点ができていなかったという状況でございました。  ただ、その方たちも全て内定は出ている状況ではありましたが、そのときの申込み状況が変わってきますとやはり影響が出てしまう可能性はありますので、今回の改正は妥当なものではないかなと。申込みの時点での需要を的確に反映させるものであると認識しております。 ◆ただ太郎 委員  時代とともに、人数だったり、保育施設の数だったり、いろいろなところを鑑みながらこういった指数というのは常に変化させていかなければいけないと思いますので、引き続きお願いしたいと思います。  最後に、還付誤りです。これは、この委員会の委員としても区議会議員としても指摘をせざるを得ないところですので、触れさせていただきます。  こういった還付の誤り、はやっていると言ったら言葉は選ばないといけないと思いますが、いろいろなところで今起こっていて、もう少し税に対する職員の皆さんの意識、自分のお財布から出しているものとは違うような意識だと困ってしまうし、近隣の自治体でも、規模は全く違いますけれどもいろいろな議論が巻き起こっております。  やはりこういったことはない方がいいし、しっかりとお返しいただくという方向で進められていることは評価しますけれども、改めて、こういったミスはしないよということで、最後、頂きたいと思います。 ◎教育長 今回こういう事案を発生させまして、本当に申し訳ございませんでした。  新型コロナウイルスに伴って保育園に登園できないお子さんがかなりの数が出た、それをスムーズに解決するためにということで処理の回数を多くしたことが、かえって間違いを生んでしまったということで、工夫をしたがゆえにというところではあったのですが、間違いが生じてしまったことについては間違いのないことでありますので、今後、事務の手続については、複数人できちんと見直すような形で間違いが発生しないように努めていきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。 ◆せぬま剛 委員  ふるさと納税の返礼品がたくさん増えて、どんどんふるさと納税を増やしたいと。何に使いたいのと伺いましたら、子育て支援という御答弁がありました。  子育て支援にふるさと納税を活用するということでは、従来の支援策にただ入れていくのか。また、未来志向で新しい子育て支援策をつくって、企画してこの活用、更に納税者を増やしていくというような発表をする企画が今どこまでなされているのか、どういう方向性であるのか伺います。 ◎あだち未来支援室長 例えば今回の欠食児童・生徒の支援につきましてもそうですし、これからやる若年者支援事業、来年度ちょっと考えていますけれども、そういうものも考えておりますし、様々な今後の事業展開に役立てるような形で、予算があればできますので、必要に応じてどんどんやっていきたいと考えております。 ◆せぬま剛 委員  未来志向じゃないんだね。心の籠もった納税者の気持ちを子育て支援という足立区の一つの柱に入れていこうというんだから、こればらまきじゃ駄目だよな。やはり未来志向の企画を是非この際立ち上げて活用していただく、そういった意思決定みたいなものは今ありますか。 ◎副区長 正にふるさと納税で納税者の気持ちを生かしてという今のせぬま委員の御指摘、そのとおりだと思います。頂いた貴重なふるさと納税、その税金については、足立の未来のために使っていくということも当然のことだと思います。  今、私どももそういう方向で考えておりますけれども、改めて私どもの考え方をお示しさせていただきたいと思います。 ○大竹さよこ 委員長  他に質疑ございますか。 ◆岡安たかし 委員  先ほど教育委員会の方で一緒に質疑できればよかったのですが、ベビーシッター利用支援事業新規実施について何点か。  最初に、東京都の補助事業を活用しと。とうきょうママパパ応援事業だと思うのですが、この予算はどこまでを活用する話なのでしょうか。  3番には、令和4年度、令和5年度で約7,600万円の予算が掛かるよと書いてありますが、これは10分の10ですから、もし丸々であれば区は全く掛からないということになりますけれども、この辺はどこまでの金額、あるいはとうきょうママパパ応援事業はこういうふうになっていて、区はここまでなのでここの部分は区の負担になるとか、ちょっと詳しく教えてもらいたい。 ◎子ども施設入園課長 こちらの事業につきましては、令和4年度については補助事業の割合は10分の10で確定をしておりますので、実際に補助対象になる部分につきましては、ベビーシッター利用料の部分のみでございます。  例えば入会金でありますとか、月の会費でありますとか、ベビーシッターの方の交通費であるとか、そういったところの費用が発生する部分につきましては自己負担となってしまいまして、純粋にこちらで補助できる部分については、ベビーシッターの1時間当たりの利用料というところになっております。 ◆岡安たかし 委員  分かりづらいですけれども、ちょっと聞きますが、この時間2,500円というのは平均額でいいのですか。 ◎子ども施設入園課長 事業者によって若干幅はありますけれども、平均的な金額であると思っております。 ◆岡安たかし 委員  私は、子どもが未就学児時代にベビーシッター利用したことがないので分からないのですが、例えば2,500円だとして、それ以外に、先ほどの話だと入会金ですとか、登録料というのでしょうか、それとか交通費が掛かるのですか。 ◎子ども施設入園課長 これも事業者によって様々ではございますが、基本的には入会金であったり会費であったりというものが発生すると認識しております。 ◆岡安たかし 委員  入会金は入会するところでしょうけれども、交通費は毎回でしょうから、結構な金額になる場合もありますかね。時間2,500円、2時間利用したら5,000円、交通費も5,000円などということもありますか。 ◎子ども施設入園課長 場合によってはございます。 ◆岡安たかし 委員  どこまでこれが利用する区民にとって、いい事業始めてくれたなと思われるのか。今のを聞くと、少し懸念があるなと思います。  これは10月以降の事業実施に向けてということですが、当然、ホームページにも載せると思いますが、この1の(2)のシッターの要件、これは当然このホームページに都が認定した事業者であること。あとは探してくださいではなく、東京都から引っ張るにしても一覧をリンクで貼るとか、そういうことはやってくれるわけですね。 ◎子ども施設入園課長 他区のホームページ等も参考にしながら、分かりやすい表記にするように工夫してまいりたいと思っております。 ◆岡安たかし 委員  できたら、今のようなものも情報で載せられないかなと思うのです。  例えばですけれども、株式会社足立というのがあって、そこの電話番号だけでなく、ここは交通費が掛かりますとか、込みですとか、全て込みで時間2,500円でできます、ここは別途必要経費があるのでお尋ねくださいとか、何か工夫した表現で、利用する区民の方は電話してもちろん一番安いところを選ぼうとします。質のこと分からないですから。そこに載っているのはどこでもいいのだろうなと思うでしょうから。そういう中で利用したら、今みたいに、2時間だけ利用したのに交通費も5,000円ですよと1万円取られましたでは、ちょっとどうなのかなと思ってしまいます。  5,000円分は区が出してくれても、結局5,000円取られたとならないように、その辺の情報提供をうまくやってもらいたいと思いますが、いかがですか。 ◎子ども施設入園課長 どこまで区のホームページで表記できるかという問題はあると思いますので、可能な範囲で分かりやすい表記に努めたいと思っております。 ◆岡安たかし 委員  このとうきょうママパパ応援事業、前身はゆりかご・とうきょう事業、2015年から始めて、我が公明党は都議会与党として推進してきて、その後継としてとうきょうママパパ応援事業で、前回も議会で公明党の議会質問の中でも、とうきょうママパパ応援事業をしっかりやりながら、それと違うものを区はやっている部分は、それはそれでプラスアルファで区単独でやったらどうかと質問させてもらったのですが、とうきょうママパパ応援事業と違うところは、とうきょうママパパ応援事業はやらないで区でやっている部分はやりますという形を取ろうとしています。最初から、ゆりかご・とうきょう事業にしてもとうきょうママパパ応援事業にしても、そのものずばりしっかりやりながら、更にプラスアルファを区でやればこの後出しもしなくて済んだと思うのです。後出しといっても、まだ10区はやらないぐらいな感じですけれども。とうきょうママパパ応援事業の方は、家電の商品券のやつもありますよね。家事育児支援、家事サポート利用しない場合ですか。  こういったところに関しては、かなり後ろ向きでしたけれども、今後、どうでしょう、とうきょうママパパ応援事業をしっかりやりながら、途中で終わっちゃうというのはあるけれども、多分続きますよ。7年間でしたっけ、やろうとしたのは。そこで終わるとは思えません。ここをしっかりとやりながら、区は区で更にプラスアルファの部分あれば区単独でやると。プラスアルファの方がいいと思うのですが、この辺見解はどうですか。 ◎子ども家庭部長 確かに都の補助制度等いろいろありまして、その中で事業を区として組み立てていく、補助金を活用するというのが一つの形ではあります。  なるべくそういう財源があるところは上手に活用しながら、それ以外のプラスアルファのところを区の方で単独でやっていくという形なのかと思いますけれども、東京都の補助内容も内容によってはなかなか使い勝手が難しいものもございますので、そのあたりは全体を見ながら、足立区民にとってなるべくいい形のものにしていきたいという思いは一緒でございますので、適正に取り組んでいきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  ゆりかご・とうきょう事業のときも、先ほどの請願じゃないですけれども、手を挙げていないのは足立区を含む数区で、その足立区以外はこういう形で独自でやっていた、足立区だけがやってないみたいなことを書かれて、ああいうのを区民が知ったら、足立区は子育てに非常に冷たい区なんですねと言われて、またそれを更に喧伝するような人たちもいますから、私なんかは足立区は決してそんな区じゃないと思いたいし、むしろ子育てに関しては足立区は非常に充実していますよと言いたいので、しっかりと取り組んでいただきたいなと思っています。  第2回定例会の我が党の質問の中で、家事支援に関しては産後2歳までの拡大ということで、多胎児に関しては検討していきたいという答弁もありました。この点はどこまでできそうなのでしょうか。 ◎子ども家庭部長 申し訳ございません。子ども家庭支援課長が請願の審査で退席してしまいましたので、そのあたりは検討を進めていたかと思います。詳細につきましては、また個別に御報告したいと思います。 ◎教育長 御質問いただいた後、各団体とお話合いをして、実際にどこまで広げられるのかというところ、子ども家庭支援課長の方で把握しておりますので、後ほど御報告に参りたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  時間なので最後にしますけれども、公明党は、来年、自民党と与党として来年度こども家庭庁創設をしっかり政府として取り組んでいくというのを表明し、子ども中心の日本にするんだというところをしっかり政策の柱に据えたところです。  公明党としても、しっかり子ども中心の社会を構築するために全力で頑張りたいと思っていますし、それに乗っかって、しっかり区も充実した子ども政策ができるようにやっていただきたいと思うので、今の件も、課題もあるかと思いますが、是非壁を乗り越えてやっていただきたいと思います。最後に、その辺の決意だけもう1回。 ◎教育長 様々、東京都の事業であったり、区の事業であったりございますけれども、今、岡安委員からお話があったように、子どもにとって何がいいのか、区民にとって何がいいのかというところをベースに、よりいい形の事業ができるように教育委員会としても関係機関と連携しながら取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○大竹さよこ 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○大竹さよこ 委員長  質疑なしと認めます。 ○大竹さよこ 委員長  次に、その他に移ります。  何か質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○大竹さよこ 委員長  質疑なしと認めます。  以上で、子ども子育て支援対策調査特別委員会を終了いたします。       午後零時01分閉会...