足立区議会 > 2022-08-22 >
令和 4年 8月22日文教委員会-08月22日-01号
令和 4年 8月22日建設委員会-08月22日-01号

  • "随契"(/)
ツイート シェア
  1. 足立区議会 2022-08-22
    令和 4年 8月22日建設委員会-08月22日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年 8月22日建設委員会-08月22日-01号令和 4年 8月22日建設委員会       午前10時00分開会 ○いいくら昭二 委員長  ただいまより、建設委員会を開会いたします。 ○いいくら昭二 委員長  最初に、記録署名員を私から指名いたします。  くぼた委員市川委員、よろしくお願いします。 ○いいくら昭二 委員長  次に、陳情の審査に移ります。  (1)3受理番号5 花畑二丁目住宅地にある生コン工場早期移転を求める陳情を単独議題といたします。  前回は継続審査であります。また、報告事項(10)花畑二丁目生コン工場への対応状況についてが本陳情と関連しておりますので、併せて執行機関より報告をお願いいたします。 ◎建築室長 おはようございます。27ページをお開きください。  花畑二丁目生コン工場への対応状況についてでございます。  1番、現地調査につきましては、7月21日に行いまして、記載のとおり、交通安全や周辺への騒音等に配慮した操業が行われていることを確認してございます。  2番、工場設備点検表工場周辺騒音測定記録でございますが、セメントサイロ破裂事故以降、定期的に結果を報告させまして安全性の確認をしているところでございます。結果につきましては、28ページ、表に記載のとおりでございますが、(2)番の騒音測定結果につきましては、騒音の基準が50dBのところ、4か所で測定を行いまして、記載のとおりの値となってございます。  3番の工場に対する違反指導でございますが、7月の14日、工場に対しまして面談を行いました。相手方からは、移転先として、土地がなかなか手当てできる見通しが立たなくて計画が策定できないですとか、依然として厳しい経営状況であると。それから、6月の決算の状況については、8月末頃に区へ報告をしたいという話がございました。区の方からは、経営状況が苦しい、厳しい経営状況が続いているかと思いますけれども、期限を区切って移転計画提出の指示を検討したいということを相手方に伝えてございます。
     29ページでございますが、老朽化した機器の交換工事が7月の23、24日に行われております。  5番の現在までの対応経過につきましては、30ページ以降に記してございますけれども、前回の委員会で御質疑がございました区の責任は何なのかという点につきまして、2点ほど要点をまとめさせていただきました。  1点につきましては、区の安全指導継続しておりますけれども、工場には相応の費用負担が生じておりますので、当面は操業継続できるのではないかという期待を工場に抱かせてしまった可能性があるということ。それから、もう1点は、ほかの違反建築物に対する指導との公平性周辺環境について、更に著しい悪化が見られないということに鑑みまして違反行為を告発しておりませんし、是正措置命令等も発出していないということでまとめさせていただいております。  今後も引き続き関係所管と連携して指導を行ってまいりたいと思っております。 ○いいくら昭二 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はありませんか。 ◆山中ちえ子 委員  今回、7月14日に、工場に対し、面談、ヒアリング等違反是正指導をやったということで、こちらヒアリングについては、同じような内容を繰り返しているわけですけれども、是正指導内容としては踏み込んだ内容だったのではないかなと思うのですけれども、これ、初めてですよね。 ◎開発指導課長 初めてというか、相手の話を聞きながら、こういった方向で持っていければなということで話をしております。 ◆山中ちえ子 委員  2点目のことを言っているのですけれども、厳しい経営状況が続き、移転の見通しが立たないとのことであるが、区としては期限を区切り、移転計画提出の指示を検討したいというふうに言ったのは初めてですか。 ◎開発指導課長 期限を区切るというところは初めてだと思います。 ◆山中ちえ子 委員  踏み込んだことを今回伝えているということはすごく重要だなと思うのですけれども、このとき、工場の方の反応というのはどんなものだったのでしょうか。 ◎開発指導課長 実際、経営の方の話をいろいろ聞きまして、なかなか思うようにいってないという話をちょっと聞いたものですから、それでは、このままずっと厳しい状態で続けても仕方がないのではないかという話をお互いにしたところ、相手側が今後のことも考えなきゃいけないねということでしたので、この辺の話をあえて投げ掛けました。相手は、ちょっと考えるというか、はっきりとは言っていないのですけれども、こんな話が出てきたということを工場内で伝えていきたいという話をしておりました。 ◆山中ちえ子 委員  そうですね、このときに大切なのは、やはり計画の中で、恐らく赤字だとか、経営状態がおかしいとかいうことによって、できないという方向に行っちゃうような計画ではなくて、一歩でも前進できるような内容にしていく。要するに、そうは言っても大型車は物すごい数、走行しておりまして、地域でも大変な騒音だったりとか、あと、大型車があれだけ狭い道路で通るわけですから、大変な圧迫感なのですよ。そういったことで言えば、経営状況がそういう赤字だと言いつつも、やはりしっかりとした、何ていうのかな、計画があれば、そういう予算にだって振り向かせていくことができるというような状況なのではないかと。それは、私はそう思うだけであって、それは想像でしかないでしょと言われればそれまでなのですけれども、区もそういうふうになっていくのではなくて、しっかり、やはり計画的に、赤字なんだということで、あ、そうですかで終わってしまわないような、ひるまずに前進していってほしいのですけれども、このときに21日の現地調査行くということを言っているのですか。 ◎開発指導課長 現地調査につきましては、相手にそういうことは言わないで、抜き打ちと言うと変なのですけれども、朝、行ってずっと張り込んでいるというとおかしいのですけれども、登下校中で、ずっと行って確認はしております。今回夏休みでしたので子どもたちはいなかったのですけれども。 ◆山中ちえ子 委員  これも、是非、抜き打ち調査と前は書いてあったのに書いていないので、どうなのかなと思ってしまったのですけれども、抜き打ち調査だということでやっているということでは分かりました。  それで、騒音についても、工場側が提出してきているこの騒音結果においても全部基準値オーバーなのですね。これについては、まるでオーバーではないかのような対応なのですけれども、ここについては、どう、ちゃんと伝えているのですか。 ◎生活環境保全課長 工場の測定におきましても、50dB以上を超えているということで、一定、基準値を超えているという認識は工場の方も持っているというふうに考えております。これに基づきまして、これ以上、騒音が悪化しないように、区の方もきちんと監視をし続けていきたいというふうに考えております。 ◆山中ちえ子 委員  この基準値オーバーということをもって、是正命令をやらないという、区は方針に立っているけれども、こういった基準値オーバーだったりしたことが度重なれば、それはそういう方向になりますというようなことも言われているのですね。なので、決して、その状況は悪化していないというようなことを繰り返しているのではなくて、こういったことをもって、やはり是正命令の指導の立場に立たないまでも、立ってほしいのですけれども、立たないまでも、しっかりと、それを、撤退計画をしていく上で、そういうことは重大なんだよということを伝えていかなくてはならないと思うのですけれども、重大であり、そして、計画を作っていくことが重要なのだということですよ。そういった方向でしっかり指導していってほしいのですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎生活環境保全課長 この測定結果等につきまして、工場長が3か月に一度、区の方へ来て報告書を提出をしております。その受取時に、今後、こういう騒音を更に悪化しないようにだとか、設備の安全をきちんと維持するようにだとか、その3か月の度に、きちんと工場に対して指導の方を継続してやっていきたいというふうに考えております。 ◆山中ちえ子 委員  違う、生活環境保全課としてはそうでしょうけれども、そうではなくて、それを、要するに、是正命令指導をやらないという立場に立っていながらも、基準値オーバーだったりすれば、それは反映していきますというような立場ですよね、弁護士さんの説明だと。そういうところで、それを受けて、是正命令指導に立たないまでも是正指導をしているわけですよね。その中でそれをしっかりと位置付けて、計画を、撤退計画を作っていくということがあなた方として重要なことなのだというメッセージをしっかり出していってくださいねと言っているのですよ。 ◎開発指導課長 建物の違反と、総合的に、騒音とか、振動とか、そういったものも含めて、相手には伝えていきたいと思っています。 ◆山中ちえ子 委員  是非、やはりそういう住民の暮らしに関わる法律です。だから、環境が保全されているかといったところで基準値よりオーバーしているのですから、区民にそういう影響を与えているのだという認識に立たないと、区もそうですし、それから、工場にしてもそうですね。是非、それは法律があっていないようなものにしてしまってはならないと思います。  それで、危険度チェック保護者からの危険度チェックが学校に提出されて、それが安全マップということで反映されていくということになっていますけれども、これは教育委員会との連携もしっかり取っていくということを、私、決算特別委員会予算特別委員会などで申し上げております。それで、前から、学校と警察と区と連携してやっているのだとおっしゃいますけれども、学校によって安全マップが出されていなかったりとあるのですね、できている学校とできていない学校と。そういった点で、ここでも、危険度チェックの中にこの緑道のところの危険が報告されているということを、私、情報公開請求で知ったわけですけれども、それは横の連携が、この違反を8つ抱えている工場の周囲の通学時間においての安全を考える上で、こういった声を大切にしていれば連携ができていたと思うのですけれども、一つも報告がなかったということがあって、それを申し上げて、では、それは是正していきますねという答弁をしていらっしゃるのですけれども、実際、どう進んでいるのかというのをちょっと聞いておきます。 ◎開発指導課長 先ほどの抜き打ち検査のときにも、子どもたちの状況とかを確認しております。公園内を通る子もいますし、逆に歩道の方を歩く子どもたちもいますので、まだ学校には直接その話をしていないのですが、そういったところを地域の桜花小学校と花畑第一小学校、それと、通学路ではないのですが、中学生、花畑中と花北中の方には今後は伝えていきたいと思っております。今の状況では、まだ伝えてないというのが現状です。 ◆山中ちえ子 委員  伝えていないって、私も随分前に伝えているし、その当時は、恐らく教育委員会の方からの答弁もあったかと思うのですけれども、連携すると言っていたのですね。子どもたちの命を守るというところでは、ここの朝の登校時間に許してしまっているという、さっき区の責任というところでの項目でもありますけれども、そういう責任を感じているのであれば、いろいろな手を使って、子どもたちの命を守るといったところで徹底してほしいのですよ。それを教育関係の、何だろうな、責任者と、それから、こういった工場の違反、8つの違反を抱えた工場の問題の担当者とちゃんと連携して、方法、対策を取っていかないといけないと思うのですね。それはちゃんと安全確認やっているでしょとか、安全確認をやる人が2人ずつ西と北にいますよと。それだけでいいのかといったらそうじゃないですよね。連携してください、ちゃんと。 ◎開発指導課長 安全マップとかの通学路の図面とかいただいて、我々の方も確認をさせていただいて、学務課の方にも話はしているのですが、今回、その抜き打ち検査でこういう状況であるというのが、報告をまだしていなかったものですから、担当所管とか、あるいは教育委員会の方に話していって、今後、どうあるかということを検討したいと思っています。 ◆山中ちえ子 委員  お願いします。まるで、何だろうな、せっかく、特別委員会とかで質問して求めているのに、やりますと言いながらやらないという、そういう姿勢というのは区の職員としてどうなのかなと、私思ってしまうのですね。  それで、陳情の趣旨の項目の4のところの方に移りますけれども、これでは、この陳情項目の趣旨としては建築主設計者施工者を明らかにしてほしいと。その責任もしっかりと明らかにしてほしいということを言っているのですけれども、これまでこういった、明らかにするといった報告が一つもないのですけれども、いつか出すのでしょうか。 ◎開発指導課長 以前も、サイロを譲渡したとか、そういった話は報告させていただいております。責任につきまして、建築基準法で建て主ということで、今の生コン工場所有者というところでの責任があるということではお話ししているかと思います。 ◆山中ちえ子 委員  でも、全部、建築主設計者施工者を明らかにするということですから、これはやっていないのですよね。やってないですよね。 ◎開発指導課長 実際は施行者が誰かということまでは話をしているかと思います。 ◆山中ちえ子 委員  設計者も含めてなのですね。やはりこれは、罰則規定の中にはこういった方々も罰則の対象になっているのですね。だから、そういう意味では必要だと。その当時、何でそういったことが分かっていながら、分かっていながらというのはそこにあった時点で、もう既に区画整理以前にも違反であったながらに、そこにいたわけですから。その後、また更にその違反を重ねることを、当時は関係者たちが知らなかったのだと、区も知らなかったのだというのが区の言い分ですけれども、知らないはずはなくて、そういう意味では、そのときに何でそういうことを請け負ったのかとか、そういった業者としての法務遵守というのですかね、そういった責任はどうなるのだと。そんなの全然、何ていうの、責任ありませんよなんていうことが、区がそういう評価をしているのであれば大変な問題だと思うのですね。ですので、しっかりしてほしい、責任を明らかにしてほしい。この陳情の趣旨に沿って、しっかり明らかにしてください。どうでしょう。 ◎開発指導課長 いろいろな、以前の資料と重なってしまうかもしれませんが、再度まとめて、では、報告させていただきます。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。 ◆新井ひでお 委員  山中委員と重なってしまうかもしれません。幾つか質問します。  まず、騒音測定結果というのは出されておりますが、毎月、月末の9時に沿ってというのは、これは根拠が何かあるのですか、この時間で、毎月末というのは。 ◎生活環境保全課長 月1回ぐらいは最低測定するようにという指示と、やはり操業時間中ということで、午前9時というような時間で測定をしていただいているということでございまして、特にこの時間でなければいけないという根拠があるということではございません。 ◆新井ひでお 委員  別に月末じゃなくても、アットランダムにしておいた方がいいのではないかというふうに思うのですよ、月末と決まればそれは分かるわけだから。  それと、午前9時の時間、問題なのだけれども、午前9時の時間というのはみんな生活していますから、そんな音をどうのこうのというより、その午前9時前の午前8時台とか、そういうのにうるさいときがあるわけですよ。そういうことが、実際、地域で、騒音でうるさくて問題だということを言っているのだけれども、その点については、ちょっと時間がたってしまっているからあれだけれども、今はそういう午前9時前、音は出してないのですか。 ◎生活環境保全課長 当然、午前9時前でも操業はしているので音は出ていると思います。 ◆新井ひでお 委員  だから、早い時間帯の方が問題があるわけだよ、朝からうるさいよと、こうなるわけですよ。だから、その辺の調査を、地域で被害を受けている人たちのどういう、一番問題点というのは、被害をどう思っているかということを考えると、音とか振動とかなのだから、普通じゃないときに、昼間の時間帯は我慢をするとしてもだ、早めの朝とか、夕方とか、いろいろ、そういうところをやるべきではないの。 ◎生活環境保全課長 測定時間につきましては、工場と話をして、もう一度見直し等検討させていただきたいと思います。 ◆新井ひでお 委員  問題点をしっかりあぶり出して。それで数値を出すということは大事なので。  それと、次の先ほどの工場に対する違反指導の中のヒアリングで、移転先として販売エリア内1,000坪と書いてあるのだけれども、これ、どの辺まで見て。販売エリアというのは私たち分からないけれども、どの辺の範囲を見ているのですか。 ◎開発指導課長 生コン工場自体、組合というかエリアが、何か販売エリアありまして、このとき聞いたのは23区内という話、23区の北東部ということで話を聞いておりました。 ◆新井ひでお 委員  23区内で1,000坪探すと。相当無理な話だと思うのでね、世田谷区とか練馬区とかまで行けばあれだろうけれども、それだって、埼玉県とか千葉県とか、それ駄目なの。圏域外れてしまうのですか。 ◎開発指導課長 結局、新井委員おっしゃるとおり区内はなかなか難しいという話もしていまして、千葉県、埼玉県、八潮市、草加市、三郷市ぐらいまでですかね、そういった話もそのときは出ておりました。 ◆新井ひでお 委員  じゃ、いいんじゃないか、23区じゃなくても。六町とか幾つかあったの、みんな埼玉移っているのですよ。事務所だけ六町とか、もともとあったところに置いているとか、また、商売を転換、ほかのに変えた人もいましたけれども、幾つかあったわけですよ、六町の区画整理区域内でね。ともかく、では、あえて聞くけれども、どういうところ当たったのという話を聞いているの。 ◎開発指導課長 以前からもずっと相手にも話している中では、八潮市の話は、実際、古い資料を見ますと、写真とか撮ってみたことがございます。今回もその八潮市の話も出まして、ただ、面積がちょっと小さいという話もしていましたので、そこを拡張したらどうだとか、そういった話をちょっとしたところでございます。 ◆新井ひでお 委員  八潮市の方の話は、ずっと、もう10年、20年ぐらい前からの話だと思うのですね、前、誰か言っていた話だよね。それで買ったとか、そういう話まで聞いたことあったのだけれども、そこだけの話をずっとしているということだよ。新たに真剣に埼玉県や、千葉県や、ほかのところを探そうという行動はしていないんだよね、結局は。確認取れていないでしょ。 ◎開発指導課長 ほかは探しているというのは聞いていなかったです。その土地の周りを買うという話もちょっとあったので、それはどうなのだという話を、今回はしてみました。 ◆新井ひでお 委員  では、区が言っている是正制度は、全く、正面から取り組む気ねえってことだ。取り組んでねえということだからね。そこだけの話しかしないんでしょ、これ以外、動いていないわけだから、真剣に探してないということですよね。そうならない、今の聞いていると。いや、俺、そう見えるけれども。真剣に探している様子は見えないけれどもね。  それと、物価が上がっているのは、みんなどの業種でも一緒なわけですね。そんなの理屈にならないんだよ。だから、誠意を持った対応、見せてもらうようにしないと、なめられっぱなしじゃ、しようがないのではないですか、行政としてさ。  それで、最後に、この、今、田中建築室長が言った区の責任ということを言われたから、申し訳ないけれども、もう1回言ってくれる、区の責任。最大のものというのを。 ◎建築室長 ここに書いた2点目になるかとは思うのですけれども、指導の公平性ですとか。 ◆新井ひでお 委員  どこ、書いてあるの。 ◎建築室長 29ページの5番のところでございますが。 ◆新井ひでお 委員  29ページって、ない。26ページで終わっているのだけれども。29ページまでなの。どれ。  こっちの。19ページのどこ。 ◎建築室長 失礼しました。5番の現在までの対応、経過というのを記してございまして、ポチの黒い2点、2つございまして、2つ目のところなのですけれども、違反建築物のいろいろな指導を行っていまして、それの公平性ですとか、あとは生コン工場の周辺の環境が更に著しくということで、悪化している状況がないといいますか、悪化していないことを鑑みまして、区は告発もしておりませんし、厳しい違反是正措置命令は行っていないというところにまとめられるかなということで、書かせていただいております。 ◆新井ひでお 委員  この生コン違法工場についての区の責任、一番の問題点について、まとめたわけですか。  そうですね。そうすると、そもそもの原点の、さっき山中委員も言っていたけれども、住専地域に違法の建材工場だったわけだ。それが、都施行区画整理事業を行って、二種住居専用地でいいのかな、ともかく、住宅のみの地域になったところに、ああいう工場ができていること。そこを、全く区として、できた当時のことを関わらなかったということだよ。目をつぶったということ。そして、その後の、早々に着手すればよかったのだけれども、対応すればよかったのだけれども、しなかったと。そこのところは一番問題だったのではないですか、ここまで発展してしまったこと。 ◎建築室長 そのときに目をつぶったのかどうかというのはちょっと分かりませんので、そういう状況を生じさせてしまいまして、結果として、区は強い指導をしないで、安全指導を中心に行ってきているということで、1つ目黒ポチに書いてございますけれども、その辺を含めまして安全指導を継続してきたというようなところで、区の責任ということでまとめさせていただいてございます。 ◆新井ひでお 委員  簡単に優しく言えば安全の指導だけしたということになっているけれども、ともかく常識で考えれば、あんな区画整理事業をやっているところにどんどんどんどんサイロが建って、やっていること、気付かないわけがないのですよ、常識で考えればだよ、これは。知らなかった、区の方では全然知らなかったというけれども、信じられないですよね、それは。地域ではいろいろ言っていたから、だから、いろいろな、区に、これはどうだというのがあまりなかったというふうな話だけれども、それもちょっと、あまり、いま一つ信用できないけれども。ともかく、その後の対策会議もやったわけですよ、3回か4回ね。それに対しても、そこがポイントだったと思うのですよね、区の手ぬるいような、今言っている安全指導でと終わったのはそこだと思うのだけれども、そういうところが一番の反省点というか、問題点だったというふうに思いますけれども、そういうのは、もっと初歩の段階のをしっかり書くべきだと思いますよね。 ◆鈴木あきら 委員  まず、7月21日に現地調査をされたということですけれども、このときは、ここに黒ポチ3つありますけれども、騒音測定というのはやっていなかったということでいいのですね。 ◎開発指導課長 このときは、トラック出入り、あるいは誘導員等しかやっておりませんで、騒音になると、生活環境保全課の方にもお願いしなければいけなかったというところもございます。 ◆鈴木あきら 委員  単純に、やっていませんだけでいいです。 ◎開発指導課長 やっていません。すみません。 ◆鈴木あきら 委員  今までの対応、経過ですけれども、そうしますと、遡って、区の方で実施したという、騒音測定やったというのは、去年の9月16日、これで間違いないですか。 ◎生活環境保全課長 鈴木委員の御発言のとおりでございます。 ◆鈴木あきら 委員  その前に、9月6日にもやっておりますけれども、このとき、続けてちょっとやったという、このときの数値を見ていただくと、北側で72、騒音ですね。それから、あと、9月の6日にしても、北側で70と。そうすると、行政ではなくて、行政がやったのはそれですけれども、公聴会の報告を見ると、かなり差異はあるのですよね、4月、5月、6月、見ていって。そうすると、やはり行政がやることと、それから、その工場からの報告ということになると、ある意味では、信用がどこまであるのかという話になるのと同時に、当然、企業の方で測定するわけですから、その間少し音を下げるとか、そういったことだって可能なのですよ。そういった意味でいくと、やはり抜き打ちをやるというときは、行政がやるしかないのです、これは別にここに限らず。ただ、当然、その騒音の苦情が来たときに、その近隣、例えば私たちの自宅のそばだとかという場合は、測定器を持っているわけはないし、企業からどうのという話ではないでしょうから、そういったら、その時は当然、行政に言って、行政の環境課でもって行くという形になりますよね、当然ね。それ、今までそうですよね。 ◎生活環境保全課長 今までは苦情等が入ったときに騒音測定をさせていただいているというような状況でございます。 ◆鈴木あきら 委員  やはり、その部分でいくと、これ、(2)番の騒音の測定結果ですけれども、これはこれとして出してもらうのはもちろんいいのでしょうけれども、例えばですけれども、これの前日とか、それから、1日後に同じ時間にやったらどうなのということも今後考えていってもいいのではないかと思うのですが、それはいかがでしょうか。 ◎生活環境保全課長 工場の測定結果に対してどういう検証ができるか、もう少し検討させていただきたいと思います。 ◆鈴木あきら 委員  結局、その差異が出始めたり、こうやって継続的に差異があるんだよということがあれば、当然、それまた強く言うことができるのですよ。だから、次のステップとしてはそういうことですよということも十分把握していただきたいなというふうに思っております。  それから、次に、ヒアリングの結果ですけれども、探していると、今、新井委員もおっしゃっていましたけれども、これも、対応の経過について、その件をどこかで触れているかなと思ってちょっと探してみたのですけれども、そうすると、私の見落としかどうか分かりませんけれども、一番最後のページかな、平成21年から26年というところの草加市と八潮市の準工業地域2,3か所を検討しているが、難航しているという状況が、記載があるのですけれども、これ以外は、区は聞いていないですか。先ほど、この前、何かそのヒアリングで探しているとかという話は今、口頭で聞いたという話ですけれども、そういったことぐらいですか。 ◎開発指導課長 先ほどの話で、以前からこの草加市の話は出ていまして、それ以外にという話をしたのですが、今、実際はそこだけだということと、あと、先ほど言ったように、そこが小さいということであれば、その周りの土地を探せないかという話まではしていますが、ほかのところまでは、探しているというのは聞いておりません。 ◆鈴木あきら 委員  結局、平成21年から26年ぐらいに探していて難航しているということが、今現在もって全然変わった状況ではないということになると、この頃から比べると、当然、土地の値段もかなり上がっているのですよ。路線価だって上がっているではないですか。そういった考え方からいけば、1,000坪、それで、なおかつ先ほど23区なんていう話もありましたけれども、無理ですよ、それは。今月の末に、例えば6月決算だから、決算書が出てくるという話になっても、昨年の決算書を見たって、常識的に見たら、1,000坪買えるだけの余裕があるかどうかというのは、簡単に、私たちが見れば、私が銀行員だとすれば、まあ、ちょっと難しいですねという話になってしまうと思いますよ、これ。そうしたら、なかなか向こうなんかは、いつまでたっても、区の方も、何も、進展というか、それ以上のこと言ってこないし、できる限り延ばしていけという話になるしかないのですよ。だから、それをどうするかというときに、先ほどの騒音問題もそうですし、それから、区の責任を求めたというのはそこなのです。そういったことからいくと、期限を区切りという、区の方の指導内容ですね、是正指導内容移転計画提出の指示を検討したいということなのですが、これ言えるかどうか分かりませんけれども、この時期というのは、例えば5年なのか、10年なのか、20年なのか、その辺は区の方でどういうふうな考え方を持っているのですか。まだまだ全然言える状況じゃないのかな。 ◎建築室長 私どもの担当として考えている大まかのイメージといたしましては、3年程度で区切って指導していきたいと、今考えているところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  そうしますと、当然、業者の方にも、3年で区切りたいという話もしていかなくてはいけない、もうしたのかな、実際どうなのでしょうか。 ◎建築室長 まだ行ってございません。決算報告に合わせて、それを見てということで考えております。 ◆鈴木あきら 委員  では、今、この建設委員会で、新たなその3年を、区切りを検討したいという、それが実際5年ぐらいに延びる可能性はゼロじゃないかもしれないけれども、一応、そういう短期で区は考えていきたいということが、今、区の方から示されたわけですから、これについて、一つの大きな進展ということで、どんどん進めていっていただきたいというためにも、やはり区は本気なんだというところを、騒音に限らず、それから、どんな形でこれを追及できる、もっともっと追求できるかということを検討していただきたいといったところなのですが、最後に、現在までの対応、経過の中に、当然ながら、その区の責任と書いてあるですが、この黒ポチ2つ、読んでも、非常に行政言葉なのかなと思うのですが、区の責任が明らかではないのですよ。先ほど新井委員もおっしゃっていましたけれども、そもそも論で、この根本問題何だったのかという、言葉を濁さないで言えば、別に皆さん方の責任ではないと思いますよ。確かに、OBの方の責任もあるかもしれないし、区の職員の方のOBの責任もあったのかもしれないし、なおかつ、それに取り巻く一部の人たちがいたかもしれない。だけれども、結果的にですよ、結果的には、区がそれをずっと放置してきたということは確かなのですよ。そういったところからいけば、では、その8つの法律違反ということで、2つ目黒ポチには、これに基づくというのは、建築基準法の第9条に基づく、これは発出していないと書いてありますけれども、ほかの7つどうなのとかいうところもあるわけではないですか。そういったとき、非常に、近隣の……、あれ、ここか。区内における、ほかの違反建築物に対する指導との公平性及び区の環境指導課での周辺環境の更に著しい悪化が見られないとかいうことで、言い訳ではないかもしれないけれども、何か、自分たちは悪くないんだよとしか聞こえないのです、これね。結果的に、だから、これはやっていませんよというだけであって、告発していませんよというだけであって、本来は、ほかのところも、本来はですよ、違反建築たくさんあるかもしれないけれど、本来はそれもやらなくてはいけないわけですよね。ただ、あまりにも分量多いし、なおかつ迷惑かかっているのが本当に数少なかったりとかいう部分もあるかもしれない、隣のうちだけだとか。そういうのもあるかもしれないけれども、本来は違反を犯したら違反だということで、何らかの形でもって、できるときにですよ、できるときにやらなかったということは言えないのではないですか。時効になったとかというふうに、ずっと今まで建設委員会でもありましたよね。時効が来る前にできたのでしょうと、本来は。だから、そういったことを一つ一つ、本来は、この区の責任というのを書くのであれば分かりますよ。ただ、二つ、この大きく二つですと言っても、その二つの内容を見たって、一つの方は言い訳ばかりで、自分たちの責任を感じていないというふうな言い分の、この文書の書き方だったように、私は、これを読んだときに思ったのですが、私の思い過ごしでしょうか。 ◎建築室長 よく分からない内容だというような御指摘でございますけれども、こちらにつきましては、区として、どのような責任なのかということを顧問弁護士とも相談をして、正式に建設委員会に御報告させていただく文書でございますので、どういう内容で記すべきなのかということについても十分検討して書かせていただいているところでございます。  このような形になってございますけれども、区は何もしないということではなくて、議会の御意見を受け止めまして、できることにつきましてはしっかりと対応していきたいと考えているところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  結局、例えばこういう建設委員会の報告も表に出るわけですよ。そうすると、区の責任というのを、いろいろ書いたら、今後、何かこう、相手側と裁判か何かに発展するかどうかは別にして、そういったことで、相手側にも弱みが、見せてしまうとか、そういったこともあるかもしれない。だけれども、現実問題、そういった、いろいろな区の責任があったでしょということも、では、私たち建設委員会委員にも知らせることもなくではないのですが、顧問弁護士といろいろ話をした結果、これが適切だというふうな言い方になるかどうか分かりませんけれども、本来、区はもうちょっとこの辺を厳しく自分たちで見ていかないと。それは皆さん方の別に責任ではないですよと。もっともっと古い形でのときの問題があったということは十分、私もよく知っています。ただ、そういったものも含めて、本来は行政は継続性があるわけですから、これは、いない人の悪口を言うわけでなくても、これは、本来はこの段階で、時効が来る前に、こういう手続を取らなかったというのが本来はいけなかったねと。でも、今後、こういったことにも、突き詰めていったときには何とかしなくてはいけないという区の本気度が、やはり多くの住民にも共鳴をしてもらえるような形を取ってもらいたい、それが区の信頼をそこで生んでいくというふうに思いますので、その辺はまた強く要望ということにしますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○いいくら昭二 委員長  要望ということで。  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆新井ひでお 委員  継続です。 ◆くぼた美幸 委員  継続です。 ◆山中ちえ子 委員  今回、先ほど、とても出ている区の責任といったところでは、何で是正命令指導の立場に立たないのか。それは訴訟を起こされてしまうから、それは区の責任があるということだからということで、区の責任というのを出してきたわけですよね。その区の責任とは何なのかというのを今日説明しているわけですけれども、これは堂々巡りで、是正指導は困難であるという判断の下、こういった安全指導しているのだということを言い訳で、先ほど鈴木委員が言ったように述べているわけですね。ですから、これ、当面は操業を継続できるとの期待を持たせてしまったという過失であれば、そういうふうに持たせないというような方向で、こちらも緻密に計画を立てて、指導計画を、あちらへの指導に対応していくと、それもしっかりと考えながらやるということなのだと思うのです。  だから、これをこのままにしないで、理由や、区の責任は何なのかというのを出さなくてはいけないことが目的にならないので、これを基に、だったら、では、今言ったように、操業を継続できると誤解させてしまったという過失があったならば、それを是正していくとか、そういう方向でやっていってほしいし、この思いは切実ですので、採択の表明をしたいと思います。 ◆鈴木あきら 委員  先ほど、3年を一つの数字ということで出していただいたので、それを重く受け止めて、継続ということで見守っていきたいと思います。 ◆市川おさと 委員  この陳情自体がもう去年の2月9日に出ています。もうそれから1年半の月日が流れておるわけであります。かつ、この陳情項目を見ますと、やり取りの中では、操業時間をもっと遅くするとかと、いろいろありますけれども、そういった安全な話というよりも、むしろ、はっきり言っているのは生コン工場早期移転、これを強く求めているわけであります。この陳情内容を見ましても、誠に穏当な意見だなというふうに私も思うわけであります。  また、この足立区の大きな使命としましては、住宅地、足立区というのは住宅地ですから、良質な住宅地として、良質な住宅地を造っていくということは非常に大きな役割と考えておりまして、そうした中で、この生コン工場が建ってはいけないところにずっと建ちっぱなしだということ、そして、また、土地も八潮市の方に、今、手当てしているのかどうか知りませんけれども、全然、これは、話を聞いていても移転するという形がなかなか見えてこないという形になっております。  私は、足立区議会議員として、法令を遵守し、そしてまた議員として地域の安全を守る、そういった責任があるということを強く感じておるものであります。したがいまして、この陳情については採択を主張いたします。 ○いいくら昭二 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手]
    ○いいくら昭二 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(2)3受理番号7 花畑川の歴史と桜とSDGsな川づくりのための検討委員会設置を求める陳情を単独議題といたします。  前回は継続審査であります。また、報告事項(7)花畑川環境整備事業の取り組みについてが本陳情と関連しておりますので、併せて執行機関より報告をお願いいたします。 ◎道路公園整備室長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは、報告資料の15ページをお開きいただきたいと思います。  花畑川環境整備事業の取り組みについて、御報告させていただきます。  川底の泥土発生に伴い、花畑川環境整備の工事のその1工事の内容変更及び花畑川を考える会開催結果について御報告させていただきます。  まず、工事の増額費用についてでございますが、約5億円ということの増となってしまいました。このような事態を発生させてしまいまして、大変反省しているところでございます。申し訳ございませんでした。  それでは、内容の方の報告をさせていただきたいと思います。  これまでの経緯でございますが、まず、イの方から報告させていただきます。  契約変更の協議内容でございますが、令和3年3月に、当初契約を5億円余で行ったところでございますが、その後、2回の変更を行っております。1個は物価スライド、一つは仮締切工法の変更ということで、約、現在のところ、契約額6億2,000万円余の金額で変更させていただいているところでございます。  これまでの経緯ということで、アの部分でございますが、別紙18ページから20ページまで、少し説明をさせていただきたいと思います。  花畑川環境整備その1工事の経過でございますが、まずは1の番号でございますが、平成19年1月に、雪見橋の架替えのためにボーリング調査を行っております。調査の結果、泥土の存在は確認できなかったという状況でございます。  3番でございますが、雪見橋の架替え工事を行った、完了しておりますが、その際、多少の泥土を確認できるものの影響を受けずに工事は完了したということでございます。  この辺を受けながら設計に入ってきているところでございますが、5番でございまして、平成29年2月には基本設計を完了しております。基本設計の委託の報告書には、川底にヘドロが堆積している可能性があり、地質調査結果に応じてヘドロ対策について検討する必要があるとの記載があったものは確認をさせていただいておるところでございます。当初は約25億円、全区間25億円で工事ができる旨も議会には報告させていただいているところでございました。  その後、7番、9番でございますが、概略設計、実施設計、詳細設計を行わせていただきましたが、いずれについても、泥土の検討を行わずに、工法、施工方法や工事数量を決定したという状況でございました。  次のページ、19ページでございます。10番については、契約をさせていただきましたということで、令和3年3月に契約をして、その後、11番でございますが、事業者から泥土の調査をする必要があるという御指摘、申入れがあり、区は、一時、工事を止めて泥土調査を実施したというところでございます。その泥土調査の結果につきましては、ふじみ橋辺で1.25m、雪見橋付近で0.55mの泥土が確認できたという状況になってしまったところでございます。この泥土の発見によりまして、仮締切りと軟弱地盤対策の工法を検討する必要が生じたということで、その後、検討に入らせていただきました。  まずは、この11番の3にございますが、仮締切りによる工事につきましては、令和3年第3回定例会議で契約変更をさせていただいておりまして、軟弱地盤対策については、ある程度の予想金額は見込みで庁内では出しておったところでございますが、川の水位を下げ、泥土の状況を確認しないと工法、金額が確定しないため、引き続き検討を続けることとし、議会の予算要望、御報告は見送ることとしたというのが状況でございます。  その後の状況につきましては、現場の中で、例えば18番でございますが、工法の選択をする際に、現地で試験施工したとか、それから、21番になりますが、本日、このような金額がかかってしまうというような方向になるような検討を行い、本日に至っているという状況でございます。  お戻りいただきまして15ページをお願いいたします。今後の対策案につきまして御報告させていただきます。  区の方といたしましては、1回共通工事を中止して対策を中止することも含めて検討を行いました。  恐れ入ります。21ページ別紙2を御覧いただきたいと思います。工事を中止し、長期間このような状況にした場合は、最悪、護岸の傾き等が考えられるということを含めまして、追加費用をして工事をする方がよろしいのではないかという結論に至っているところでございます。  追加費用でございます。約5億円ということで、(ア)の軟弱地盤対策で2.8億円、仮締切りの増強については0.5億円、(ウ)工事延伸に伴う費用ということで1.2億円、その他ごみ処理、資材、労務費の情報を伴うなどということで0.5億円、合わせて5億円ということを本日報告させていただいているところでございます。  泥土対策につきましては、当初から見込んでいるとするならば、どういった金額が発生したのかというところにつきましては、資料の23ページの方に、別紙4ということでお示しをさせていただいています。水、川の水の流れを止めるか、止めないかの工法、また、止めるという選択をした中で、土のうで止めるか、シートパイルで止めるかという工法、更に軟弱地盤対策を行いながらということで4つの工法が考えられるところでございます。  ①は、現在施工中ということで、約11億2,000万円ということで計上を想定させていただいておりますが、その他の方法につきましても、記載のとおりの金額ということで、今想定するとこのような形になるのではないかなということで、御報告でございます。  続きまして、工事の期間の延伸でございますが、工事の期間につきましては、令和5年11月20日までのところを、変更後は令和6年度の下半期間まで行わせていただけないかなというところが、今の状況でございます。  延伸の理由につきましては、先ほど来お話しさせていただいておりますが、泥土の発見により、仮締切り、軟弱地盤対策の工事が必要になったというところでございます。  ウにつきましては、変更内容と想定額を記載させていただいております。約11億円ということで、当初から120%の増になってしまうということで、かつてないような計画変更になってしまうというような状況でございます。  (3)当初契約金額の30%を超えることにつきましては、記載のとおり、分離発注することが困難なので、契約変更で対応したいということ、今後の対応につきましては、第3回定例会に追加補正予算を計上させていただくように努めてまいりたいと考えておるところでございます。  続きまして、花畑川を考える会(第1回)の開催結果についてでございます。  7月6日に開催させていただきました。  内容については、記載のとおりでございます。  主な意見も記載のとおりでございます。  最後、17ページでございます。6、関係機関との意見聴取につきましては、別紙5にあるリストの団体に意見聴取をしていきながら、今後、進めていきたいということでございます。  考える会の中で出た意見でございますが、自由な意見がなかなか言えないので、言えなくなるような状況になるので、当面は傍聴を見合わせるということでお話をいただき、そのとおり進めていきたいと思っております。  問題点・今後の方針で、1番でございます。その1工区につきましては、植栽等の修景工事がまだ含まれていないということになりますので、この散策路を完成させるには別途発注する必要があるということ。  2点目でございます。その1工事以降の工事につきましては、全体計画を精査の上、議会に報告しながら、進め方を決定してまいりたいと考えております。  3、平成29年に完了した基本設計で泥土堆積の可能性を把握したにもかかわらず、その後の設計で泥土対応の検討に至らなかったことについては、ガバナンス担当課を交えて原因追及、それから、再発防止策を検討してまいりたいと思っております。 ○いいくら昭二 委員長  ありがとうございます。  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はありませんか。 ◆くぼた美幸 委員  陳情も含めて、今、報告がありましたけれども、これ聞かざるを得ないので聞きますけれども、報告の順番どおり聞いていこうとは思っているのですが、まず、これ全体にかかるお金なのですけれども、増減の話は後でやりますが、これ全額負担なのですか、それとも、国の予算だとか、東京都の補助だとかそういったものは入らないのですか。 ◎道路整備課長 陳情でも国庫補助を可能な限り使うようにという趣旨でいただいておりますが、現時点では、準用河川ということで、国の補助金の制度が該当するものが見つかっていない状況がございます。このため、現時点では、区単費で行っているような状況です。 ◆くぼた美幸 委員  全額区担となれば、今報告にあったとおり、当初5億円でやりますよと、物価スライドはしようがないので。その次に1億何千万円という、これで大丈夫ですよという報告をしたと思うのですよ、6億円の段階で。それにもかかわらず、工事が進んできて、いろいろなものが見えてきて今回というお話なのでしょうけれども、まず6億何千万円、1億円の追加の段階で、もうこれで大丈夫ですよという部分に関しての、区としての責任とは言わないけれども、6億円で、1億円は出してくださいと議会に報告して、議会側もやむを得ないという判断をしたのでしょうけれども、6億円の段階で大丈夫ですというところに関しては、どういう思いが。ちょっとお聞きしたい。 ◎道路整備課長 すみません。今回の資料の19ページ、別紙1の11番のところの④番のところでございますけれども、先ほど、くぼた委員の方が御発言いただきました、一度変更して6.2億円に……2回目の変更で6.2億円になっております。これで大丈夫だという認識では当時から区の方はなくて、追加で、この④番イのところにございます軟弱地盤対策として、また幾らかのお金が必要だという認識が当時からございました。これについては、別紙1で言います14番ですね、見込みではあったのですけれども、早めに議会の方に情報提供しようということで、追加のお金が、この段階では1.8億円、6億2,000万円に更に1.8億円、合計8億円ぐらいでできるのではないかという御報告はさせていただいたところです。ただ、その後も工事がなかなか、試行錯誤して、最終的に、現段階の11億円になっているというような状況でございます。 ◎道路公園管理課長 平成3年10月の19日に、この1.2億円については増額させていただいている状況です。その後、令和3年の11月15日に、建設委員会を開催しておりまして、その際に、今回の変更というのは仮締切り分だけの変更ではないかという御質問をいただいていまして、今回の1.2億円については仮締切り分です。その以外のところについて更なる変更があるのかという御質問をいただきまして、当時、私は工事課長だったのですけれども、泥土の状態によって、あくまでも今回は仮締切りの分の対応しかしておりませんので、河川部のところの対応については今後必要になる可能性はあるという形で答弁はしております。 ◆くぼた美幸 委員  そうすると、要は1億2,000万円の追加は、あくまでも仮の話で、8億円ぐらいはかかりますよということをもともと区は思っていた。ただ、最初に、この1億円をもらわないと工事が進まないからということなのだというふうに理解しました。  それで、では、聞くけれども、では、その8億円の段階で、これでいけるのだという部分はあったのですか。 ◎道路整備課長 8億円の段階の答弁のやり取りでは、あくまで想定であり、この後、川の水を下げて泥土の状態を確認して、その費用が明らかになってくるというやり取りであったというふうに認識しています。 ◆くぼた美幸 委員  だとすると、今回また5億円かかって、全部で11億円ですよ。これでも、この先、まだ分かりませんよというふうに、今の答弁を聞いていると聞こえてくるのだけれども、そういうことですか。 ◎道路整備課長 今回、川の工事で一番難しかったのがこの泥の対策だったというふうに認識しています。その泥の対策で、やはり水を止める。あとは、川の底に、泥のある川の底に降りていく、この2つで大きく、5億円追加が生じたというようなところですので、この後は、そういった大きな泥の影響は受けないというふうに認識していまして、当然、我々もその辺心配していますので、多方面、コンサルタントとか施工会社とか多方面に意見を聞きながら、現場の試験施工なんかもしておりますので、この後は何とか、今の計画で進められるのではないかという見込みでおります。 ◆くぼた美幸 委員  要は青天井に税金があるわけではなくて、最初に聞いたとおり、区の単独予算としては、同じ思いなのだろうけれども、やはりきちっと税金を、区民の皆さんからの税金だけを使う工事であるならば、なおさら慎重にやらなければいけないし、さっきから聞いているのは、もうこれで終わりだよねということを聞いてるわけですよ。区民の皆様だって、まだ出るのですかなんていう話で、こっちが決裁なんかできないわけだから。では、しっかりと、この5億円に関して、これでもう大丈夫ですよと、これ以上はかかりませんよということであればしっかりやっていただきたいということを要望しておきたいというふうに思います。  それと、もう1点が、さっき平成29年、ここの今後の問題点にもあるのだけれども、平成29年の基本設計の段階で、泥土の部分が見当たらなかった。あるかもしれないという認識はあったけれども、そこの段階ではなかなか分からなかったということが問題だというふうに書いてあるのだけれども、そもそもこの泥土に対する調査を、区としてはいつやったのですか。 ◎道路整備課長 泥土の調査といたしましては、過去で言えば2回です。先ほどの別紙1、資料でいくと18ページの1番と2番、平成19年と20年にやっております。その後、現段階での泥土の調査としましては、工事業者が決まりまして、先ほどの別紙1の11番ですね、19ページの11番の段階、おおむね昨年の8月頃だったと認識していますが、そのあたりで調査をしております。 ◎道路公園管理課長 ふじみ橋付近では6月の下旬、雪見橋付近については7月の中旬に実施しております。 ◆くぼた美幸 委員  だとすると、平成19年、20年に1回やった。その後は、この業者が決定した令和3年にやったということですよね。私がさっき聞いたのは、平成29年の基本設計の段階では、要するにやっていないわけでしょ。なぜこのときにやらなかったのか。だって、19年とか20年の段階でも、何らかがありそうだということは分かっていたわけじゃないですか。本格的にやるよという基本設計の段階で、きちっとやはり調査をこの段階でやっていれば、多分見込みとか、それから、当初の予算の取り方とか違っていたのではないですか。その辺だけ聞きたいのだけれども。 ◎道路整備課長 くぼた委員御発言のとおりだと思います。我々もこのタイミングで調査ができていれば結果は違ったのかなというふうに認識していますが、事実としては、この別紙の1にありますとおり、基本設計、平成29年の段階ではヘドロの可能性がある。しかし、その後の概略設計、詳細設計では、その検討した結果が見当たらないというのが事実でございます。  ここからは少し認識があるかもしれませんけれども、当時、雪見橋を施工した際と、今、同じ工法で工事をしています。川の水を全部止めるやり方でやっております。ですので、恐らく概略設計、詳細設計のときは、泥土の、多少出ても、何とかこのような大きな事態にならず、工事ができるんじゃないかという認識の下、その設計を進めたのではないかなというふうには、いろいろとヒアリング等する中で感じているところでございます。 ◆くぼた美幸 委員  過去のことはあれですけれども、この工事はこれからも進んでいくのでしょうから、やはり今後の見込み、それから、調査、その辺をまず区がしっかりやってもらいたいと思います。業者がやってきて、初めて令和3年の段階で業者から言われて、あ、やばいね、やらなければいけないなというふうにしか聞こえないのですよ。そうではなくて、発注者は区なのだから。お金は区民の皆さんの税金なのだから、そこの責任感を持てば、まずは区が調査して入らなければ駄目ですよ。調査会社というのは指示するだけでもいいから、とにかく調査をして、その上でやっていただきたかったなというふうに思いますので、今後、続いていく部分に関しても、やはり慎重にやっていただきたい。  最後に1点なのですけれども、この考える会の皆さんには、この報告をされたと思うのですけれども、皆さんの反応はどうでしたか。 ◎道路整備課長 今回、費用面で、追加で5億円になるという話は、現在、まだ、議会の方にまずはというところで、この後、もろもろ、予算の承認等いただけるようであれば、いただけたタイミングで、早急に地元の方には情報提供していきたいと思っております。 ◆くぼた美幸 委員  しっかり、皆さん、納得がなかなかできないかもしれないけれども、きちっと説明責任は区があるわけだから、やはりきちっと皆様に、地域の皆様にも、実はこういうことなのですということをきっちりお伝えしていただいて、少しでも納得というか、やむを得ないという部分かもしれないけれども、地域の皆さんも、では、頑張ってくださいと言われるような、そういった取組を要望したいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◆市川おさと 委員  私も同じ件でやるのですけれども、当初契約金額の120%増と、5億円が11億円になったというのは、非常に衝撃的な思いを持って私も聞きました。足立区に限らず、他自治体でも契約変更、3割超えたら、3割というのは一応、みんなどこも書いてあるわけですけれども、この3割というのは、まず3割の根拠というのは何でしょうか。 ◎契約課長 3割の根拠なのですけれども、国通知において、請負金額の30%を超える工事は、分離できるのか、できないのか、そこを判断して先に進めるというところで、よりどころにしているところでございます。 ◆市川おさと 委員  それで、3割というのは非常に重みのある数字だというふうに考えております。それが30%ではなくて120%増ということで、これはもう非常に大変なことだなというふうに思うわけであります。  先ほどの答弁の中で、例えばコンサルタント、施工会社という言葉がございました。コンサルタントや施工会社にも見てもらったという話がありましたけれども、コンサルタントって、具体的に何ていう名前のコンサルタントですか。 ◎道路整備課長 今回、設計関係を請け負っていた建設技術研究所という会社になります。 ◆市川おさと 委員  施工会社、どこですか。 ◎道路整備課長 東京三田組になります。 ◆市川おさと 委員  1回、施工会社、要するに東京三田組に仕事が決定したと、契約すると。その前にも東京三田組さんに見てもらったと、そういうことですね。 ◎道路整備課長 すみません、変更後の話をしておりましたので、契約前はしておりません。 ◆市川おさと 委員  契約前はしていないというふうに、今、聞きました。今、河川の工事というのは、うちも施工、僕もともとそういう世界にいたのですけれども、工事、現場には出てないのだけれどもね。河川というのはすごく範囲が広いのです、幅広なのですよね。実際に川が流れているところだけが河川かなというと、そうでは全然なくて、河川敷とか、護岸、堤防とか、堤防があると必ずその外側に道路がありますよね。道路があって、道路というのは必ずどこかにつながっていますから、そういうのも全部含めて、これ河川という概念でいうのですよね、僕ら河川という。その中でも、特に水が実際に流れているところ、工事できるところというのは、そんなにそういう業者いないのですよ。そんな業者いません。足立区でも、足立区、川に囲まれた地域ですけれども、ここの、要するに本当に河川の、川に流れているところの工事というのは、先ほど名前出ましたけれども、東京三田組しかやっていないのかなと、近年ね、思うのですけれども、そのあたりいかがですか。 ◎道路整備課長 川を少し止めて、流れを止めて工事するということに関しては、橋の架替え工事でも、全線止めるわけではないのですけれども、似たような、止めるという作業はします。そういった中では、東京三田組以外も、施工実績はある会社は区内でもあると認識しています。 ◆市川おさと 委員  この規模の、では、工事でも東京三田組以外でもできるということですか。 ◎道路整備課長 この規模となりますと、そもそも足立区内でも、なかなか実績が、事例がないということで、区内の業者ですと、なかなか実績ある業者はいないのかなというふうに思います。 ◆市川おさと 委員  何年か前ですけれども、これ、大山さん、今、教育長ですけれども、総務部長なさっていました。そのときも、実はこのことが、たしかね、どこだっけな、全協かどこかで話題になったのですよね。つまり、常に東京三田組だねという話で、区内事業者だから優先なのは、それはそうなのだけれども、それについても、東京三田組と、はっきりは言わなかった、その場で……私の記憶で言っているので間違っているかもしれない。調べても出てこなかったので、全協だと、過去、議事録出ていないのでね。要するに検討すると。ほかの事業者も、要するに区外事業者も入るような形で検討するというような旨は、たしかそのときおっしゃったという記憶があるのですよ。このあたり、いかがですか。 ◎契約課長 契約の受注については区内事業者優先ではやらせていただいています。ただ、やはり土木業界については、区内でできる大きな事業者少ないものですから、そこについては区内発注を行い、不調になった場合は、区外等に拡大するというところで現在はやらせていただいております。 ◆市川おさと 委員  そうした中でも、こういった大きな河川そのものですよね、川が流れている河川、そうした工事というのが、1社になってしまうというのは、私、別に何か含むところあるわけではありませんけれども、やはり区民の、先ほどくぼた委員のお話ございましたけれども、区民の大切な税金を使うということに関しまして、やはりバランスの問題があろうかと思います。もちろん、区内事業者を優先するというのはいいのだけれども、例えば学校についても、プレハブを建てますよね。プレハブなんかは、新田だとか、千住だとか、あれは区内業者の、たしか入れているのですよ。たしか、そのときの、僕、議事録見たら、区内事業者が、もう億円単位で違ってしまうということで、たしかそのときはプレハブ業者は区外業者を入れました。その辺のバランスというのかな、これは税金使う話ですから、安けりゃいいと私も言うつもりは全くありません。安ければいいと言うつもりはないけれども、やはりこれだけの、5億円が11億円になっちゃうと。その事実上1社で常に行われているような形になってしまうとしたら、非常に、私はこれはどうなのかなという思いあるのですけれども、このあたり、いかがですか。 ◎道路整備課長 区外まで開いて契約制度をやる、やらないという話はあるのですけれども、今回の工事は、積算につきましては、変更も含めて国の基準に基づいて積算していますので、仮に区外が取っても、価格が物すごく下がるということはないとは思うのですが、先ほどの区内1社というところはいろいろとあると思いますので、契約課とも相談の上、対応していきたいというふうに思います。 ◆市川おさと 委員  その辺はいいです。これ、事前に検討したコンサルタントは、どの段階でそもそも入るものなのですか、コンサルタントというのは。 ◎道路整備課長 今回、先ほどのように、かなりの大事業でしたので、基本設計、概略設計、詳細設計と3段階で設計を行っています。なので、コンサルタントが入りましたのはこの基本設計の平成29年度に完了した部分から委託に入っていただいたというところです。 ◆市川おさと 委員  分かりました。では、最後にしますけれども、問題点・今後の方針の中で、最後にガバナンス担当課を交じえ、原因追及、再発防止検討を行っていくというふうに最後書かれているわけであります。当然、これ、報告書という形でペーパーが出てくると、議会にも必ず提出されると思うのですけれども、それはいつ頃に出てくるというふうに理解したらいいですか、取りあえず。 ◎道路公園整備室長 現在、ガバナンス担当課の方でも聞き取り等々しておるところでございます。いつのタイミングというのは、私どもの方でまだ判断できないのですが、分かり次第、議会には報告させていただきたいと思います。 ◆市川おさと 委員  5億円の話が11億円になったということは、そもそも、この事業をどういった形でやるのか、やらないのか、あるいはどういった形でやるのか、やらないのかというところにまで、これ、そもそも分かっていたら、これ、影響するような話だったと思うのですよ。これだけのお金がかかっちゃうんだったら、では、日延べしようとか、では、後に延ばそうとか、そういう話も当然、出てきた可能性もあります、5億円が11億円になってしまうという話になればね。ですから、この検討結果、それを私も取りあえず待ちますけれども、しっかりとやってもらいたいなというふうに要望いたします。  以上です。 ◆山中ちえ子 委員  花畑川その1工事の多額の追加費用が生じるという工事の変更に、補正ということで第3回定例会に計上したいということが言われていまして、これを、何だろうな、これでいいのかといったところを、ここ、また、建設委員会でしっかり責任を果たしていくというふうにしなくてはいけないと思っております。  それで、当初、契約金額の30%を超える契約変更についてということで、こういう形であればその契約変更で対応できるのだから可能なのですよと。こういった規約があっても、それは問題なく、滞りなくできるのだということを言っているのだと思うのですけれども、そもそも、これは区民の暮らしや命を守るための法律というか、規約なのですよ。行政が滞りなくやるものを、強行していきたいところ、こういったたがを作って、区民を守るというものだと思うのですね。そういった点では30%を超える契約変更というのは問題なのですよというのは一つ大きく、原則としてあるということだという認識はあるのですか。 ◎道路公園整備室長 区の方も十分、持っております。その上で、今回、120%になりますが、止めることが是ではないという判断の下に、今回報告させていただいております。 ◆山中ちえ子 委員  こういったことで進めていってしまうということが、30%以上といっても、多額の、120%の変更だという点でも大幅な予算増であり、区民にとって大変注目する問題だと思っています。やはり受注する企業に対しての一定の常識があってしかるべきだったとも思っています。そもそも泥土調査をしないで発注してしまった間違いは、基本的な川の、さっき市川委員おっしゃっていましたけれども、川というのは川、流れている川だけを見る工事ではないんだよと。近隣の道路だったり、おうちだったりといった暮らしも見て、河川の工事なのだということをおっしゃっていましたけれども、本当にそのとおりだなと思っていて。川の中にいる生き物ね、生き物も大切なんだということでやっていくべきものが、全く、その魚の、生き物に対しての、当たり前の常識、生き物を生かしていくといったこともそうですし、川の流れを止めちゃって、工事期間、区間だけではない花畑川の部分も流れを止めてしまっているわけで、生物に多大な影響を与えているということもあるのですけれども、こういったことをやってしまっているということで言えば、このまま進んだって同じことの繰り返しだと思うのですよ。だから、川の工事をやらない、川の工事なのに。こういったことで、ずっと来てしまっていると。本当に、関係者や、関係者といっても、人間ではないお魚もそうですし、生物もそうだし、そういったところの常識というのですかね、川の工事の常識を知らないでやってしまったという責任は大きいのだなと思っているのです。これはやはり、そうではないのだということでやっていかないとならないわけなのだけれども、この陳情は、それを言い当てていたというか、警鐘を鳴らしていましたよね。そういう認識ありますか。 ◎道路整備課長 生物の話が今いただきました。生物については、前回の建設委員会でも御報告したとおり、基本的には、今回、川を締め切る、止める工事なので、そこにいた生物は捕獲して逃がすという対応はいたしました。ただ、今回の報告でもあるように、東京都なんかの施工では、川を止めずに工事したりしていますので、そのやり方ですと、そもそもそういった捕獲、逃がすということは要らないかと思います。このあたりの生物の対応も、今回の知見を一つの経験に、今後、どういった対応がベストなのかというのは検討していく必要があるのかなという認識はしております。 ◆山中ちえ子 委員  それで、一番重大だなと思うのは、この近隣の住民の命を守らなくてはいけないということですよね。水位を低めたことで護岸が傾く、これにつられて家々も傾くという可能性が出てきたと。こんなことになってしまって、先ほど言いましたように、川を、そのせき止める工法もシートパイル方式を採らないで、そういったことをやって、結局、それが実はその花畑川の構造というのはすごい、もう緻密にできていて、その水位が下がることによって、その護岸が傾く、微妙な関係性を持って、川、そして、護岸の安全性を保っていたのだということですけれども、それが、そういう認識がないままにやってしまった工法によって、こういう状況をもたらしてしまったわけなのですけれども、こういうところに責任を感じているかどうか。だからって、早くやってしまいましょうということにしましたと。一度立ち止まって工事を検討し直すということも考えましたけれども、こういうことであることによって、早くしていかなくてはいけないということになりましたということを先ほどおっしゃっていましたけれども、そんなのでいいのでしょうか。早く水を戻さなくてはいけないというのが先なのではないのでしょうか。  気候変動危機の時代に、こんな工法を、長い時間かけて、しかも、川のまちづくりというか、川についての常識を踏まえた工法を選択できなかったような区の工事で続けていいのかというのが問われていて、そういったところでは、水害、水害時、水害、これから線状降水帯なんかの影響によって、かなりここも影響を受ける可能性だってあるわけですよね。それが、そういう護岸が傾いていってしまうような可能性がある中で、本当に大丈夫だと言えるのですか。 ◎道路整備課長 今回の報告の護岸が傾くといったところを、区の方が工事を早く進めたい口実だというような趣旨と、水を戻して、1回立ち止まって考えろということを言っていただいたというふうに認識しております。  我々も、今回の対応で、工事を止めるのか、進めるのか、いろいろ庁内でも検討いたしました。そういった中で、やはり今の状態を長く続けるのは危険だということで何とか進めたいというふうに考えております。  一方、水を1回戻してというお話もございましたけれども、戻したことで、戻して、要は事業費が倍になるような工事ではなくて、もっと違うものをという主張かとは思うのですけれども、先ほどの資料でもございましたとおり、いろいろな工法を検討したのですけれども、やはり10億円は、もう泥土があるという時点で10億円は、どの工法でも超えてしまうのかなという状況です。  こうしたことから、やはり知見を生かし、反省すべきところはもう反省して、今後につなげていきたいというところが区のスタンスでございます。 ◆山中ちえ子 委員  だから、何だろう、質問に答えていなかったと思うのですけれども、これ、本当に散策路部が地滑りを起こさないようにするというのが令和4年12月頃の地盤改良工だというわけですよね。ここに土を盛って護岸として、その盛土が崩れないようにするための地盤改良だったわけですけれども、これだって、大変、この時期によっては護岸が傾いた中でこれをやることになったら、またそれを支えるものを、護岸が傾き始めていますので、追加工事がありますよとか、予算がまた膨らんでいく可能性だってあるわけですけれども、でも、そもそもすごく危ないですよね。こんなに盛土をして、崩れていくことを、何ていう、止めていこうとするために、たくさんの事業費と、それから、時間を使っていくのだということで言えば、これも見直していかなくてはいけないということになりますよね。ですから、これもやみくもに進めてしまうなんていうことがあってはならないと思っています。  河川の生き物や、それから、近隣の住民の命と暮らしを守るというような点に、1回立ち止まっていかなくてはいけないという、そのぐらいの、気持ちにならないと、1回水を戻して護岸の安定化を図ると。本来、基本であるしゅんせつもお金がかかると言いながらやらないというふうにずっと最初から……何ていうかな、工法案を出して、それを視野に入れない。結局は、でも、そんなこと言ったって、こんなに予算が膨らんでしまっているわけですよね。ですから、一度立ち止まって考えなくてはいけないということと、あと、この陳情の趣旨である、その専門性というところで、どういう、区のよって立つ位置によって、その専門性、こうやって設置しましたよという花畑川を考える会に、1人だけ学術置きましたから、これは陳情の趣旨に沿いましたとかということでおっしゃりたいのだと思いますけれども。いろいろな専門家がいるということで言えば、治水関係の専門家だって、ちゃんと、そういう声を生かしていく花畑川工事でなくてはいけないし、やはり景観、観光、観光といった点ではどういうふうに考えたらいいのかとか、地域振興にいい影響のある川づくりというのはどういうものなのかとか、こういったいろいろな分野での専門性も生かしていく、事業決定に関わっていくというような重要な位置で考えるということもちゃんと考えた方がいいと思うのですけれども、その辺はどうですか。 ◎道路整備課長 専門家の部分につきましては、各分野、意見が、これまでも答弁したとおり、意見が対立して議論が散漫になるという可能性もございますので、今回、考える会につきましては、1人の、かなりいろいろな河川の、幅広いところで知見のある方だというふうに認識していますので、1人の学識経験者で発足させていただきました。  ただ、そのほかの、今、山中委員おっしゃられた各分野、議論するところはあるかと思いますので、そうしたところは、各団体、あとは必要に応じて別の専門家に意見を別の場で聞いて、それをフィードバックできるようなスキームの考える会になっておりますので、それは必要に応じた対応を取っていきたいというふうに考えています。
    山中ちえ子 委員  でも、その花畑川を考える会に、今回、7月にもやったにもかかわらず、そういう第2期工事からのことを話し合ってほしいということの趣旨なのに、こういう大切な肝、議会に諮ってからということをおっしゃっていましたけれども、そうは言ったって、しっかり伝えなければいけない、考えてもらうことは、しっかり提示していかなければいけない場だったと思うのですね。そういうところで何も言わないし、専門家の声は聞きます。そこにフィードバックしていきますと言うけれども、本当に、計画決定の段階でそれが生かされていくのかというところでは、全然、何ていう、発言力が小さい状況にさせられてしまう可能性もあるのですね。だから、そこの位置付けを重視するということでやっていかなくてはいけないと思っています。  それで、水害、今、水害の点でお伝えしましたけれども、そういった点でも、工法変更、それから、多額な予算を計上していく補正に関わって、本当に、この地域の工法としては正しいのかといったところも、ちゃんと、何ていうのか、見ていかなくてはいけないと思うのですね。そこではしっかりそういう専門性の意見を入れていく予定なのですか。 ◎道路整備課長 水害に関しましては、これまでも答弁していますとおり、こちら972mmの想定される最大雨量が降っても、閉鎖水域ですので、水門で閉鎖できるというところ、また、それだけにはとどまらず、安全のため、ポンプの設置も検討していくということで、水害については、ある程度、課題としてはクリアしているという認識はございますけれども、様々、社会状況も変化しておりますので、それは必要に応じた対応は今後も考えていきたいというような状況でございます。 ◆山中ちえ子 委員  でも、護岸が傾くし、住民が住んでいる住宅も傾く可能性があると言っているわけですよね。そんなときに、そんな両脇の水門閉じれば大丈夫なんだと。そうやって970mmの容量があるんだからというふうに言いますけれども、でも、実際、その容積というのは小さくなっていくということもあるし、今、私、護岸の傾きや家の傾きなんかの点で、この工法が区民にとって影響がないのか、あるのかといったところで、では、どのぐらいの期間、大丈夫なんだとか、もうちょっと緻密な、ちゃんと出していただかないと、こんなのを、総務委員会でやるのだから議決させちゃえなんていってやるものではないですよ。ちゃんと出してくださいますか、これ。 ◎道路整備課長 水害の問題と護岸の傾きは別の問題ではあるのですけれども、両方とも区民の生命に関わるという点では一緒かと思います。護岸の傾きも、毎日、現場で変位がないかと確認はしておりますので、そういった情報は、しっかり安全なのですよというところは、機会を捉えて周知していきたいというふうに考えます。 ◆山中ちえ子 委員  だって、そもそも、その護岸に、いろいろな木々を植えていくということが、昔、昔というか、規制が緩和されて、いいだろうということを位置付けていった時期もあるわけですけれども、モグラの影響とかで護岸が緩んだりというときで植樹についても規制していこうという流れの時期だってあったわけです。それを植えていくということも一緒になって、この工法であるわけですよね。  ですから、そういった点で、こういう、本当に、区が間違った川整備に走ってしまったことを反省に立って、今後、一度立ち止まって、護岸の緩みや住民の住宅が傾くという可能性があるのであれば、しっかりと水を戻すというのが基本だと思うのですね。そこの点で、そうではないと言えるだけのデータを見せてくださいよ、しっかりと専門性を入れて。 ◎道路公園整備室長 山中委員の御指摘の中で、データというお話もあるのですが、まず、本日御報告させていただいた内容といたしましては、工事を止めて、そのままの状態を長期間になってしまうと、工事を止めたそのままの状態が長期間になると、もしかしたら、万が一、そういう方が、周りが出るかもしれない。工事を、その1工区だけでも、まずは完成させることによって、そういった被害を食い止めていけるというふうに、区の方は認識しておりますし、そういう検証の下に今回の選択をさせていただいたというところでございます。  その1工区以降の工事のやり方については、また、先ほど問題点・今後の方針でもお話しさせていただきましたけれども、様々検討を行い、区議会に報告しながら、方向性を決めてまいりたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  その万が一といったところが、本当に万が一なのか、そんな見ているだけでは分からないわけですよね。あ、大丈夫だなと、強固だなというふうに思うだけであって、そこには専門性が入っていないから、本当に大丈夫なのかというのが分からないと。やはり、いろいろな点で専門性を入れないで検討してきた結果、こういう事態になってしまっているのだと思うのですね。ですから、先ほど、花畑川を考える会に外部の人たちが入るのは望んでいないからというようなことをおっしゃいましたけれども、そうは言ったって、この川の周辺の、何なのかな、観光も含めて、環境も含めて、こういう影響があって、では、一緒に考えていきましょうということで、こういう会があるのですよというような指導をちゃんとして、それで、やはり、まちづくりはその地域の人たちだけではなくて、それと、若者というのですか、が必要だよねという言葉があるぐらいなのですから、そういうスタンスで自由な意見もしっかり聴取していく。それを別の形でそういうのを聞き取りますから、フィードバックしますからと言いますけれども、そんな軽いものでいいのかなというふうに思ってしまうのですね。今の、先ほどの水害時の可能性、事故の、そういった危険の可能性も出てきてしまっている中で。ですから、もうちょっと責任ある判断をしていただきたいと思いますけれども、その辺はどうですか。 ◎道路整備課長 我々も一貫して様々な意見を聞くということは重要だというふうに捉えておりますので、ただ、やり方としては、今のやり方で責任を持ってやらせていただきたいと考えております。  先ほどの傍聴の話ですけれども、当日、私もそこ、山中委員からの御質問もあって投げ掛けたのですが、やはり地域の方、ようやくこの事業が事業化して、またちょっとこう、いろいろ議論が、例えばあって、止まってしまうとか、延期してしまう、これを非常に不安に思われているように私も感じました。また、地域のことは、やはり目の前の自分、近くに住んでいる自分たちでしっかり決めていきたいという思いも感じておりました。ただ、繰り返しになりますが、いろいろな意見をそこにフィードバックして、みんなで議論するということは大事だと思っていますので、やり方はこういうやり方ですけれども、しっかり責任を持って進めていければと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  そうおっしゃるのであれば、全てをちゃんと見せてあげるべきですよ。都合の悪いものは見せないというようなことで、地域の人たちには、こういったことを、しっかり明らかにしていくということ抜きで進まないでいただきたいと思います。その点ではどうですか。 ◎道路公園整備室長 地元には、まずは正確な情報、それから、早めの情報提供を行いながら進めてまいりたいと思っております。今、議論いただいている内容の中で、今後の整備の工法の方、問題についての議論、それから、その1工区以降の工事の順番だとか、整備の仕方については、また、地元の方と、いろいろ打合せをしていきながら進めてまいりたいと思いますが、工法については、地元の方たちよりは、より、専門家だとかの方たちをしっかりお聞きしながら、工法の採用等を検討して、区議会の方に報告させていただきたいと思います。 ○いいくら昭二 委員長  山中委員、よろしいですか。 ◆鈴木あきら 委員  ごめんなさい、時間も大分押していますけれども、まず、今回、第3回定例会に追加の補正予算ということなので、この辺を重点的にお聞きしたいのですけれども、足立区の契約事項の手引が原則30%というふうに、別途契約となっていますけれども、あくまでも、この30%、どうしてこういうふうに30%になったのでしたっけ。 ◎契約課長 原則と書いてあるのは、やはりなかなか、契約変更については、国等の指針に基づくところが多いからです。先ほども答弁しましたが、今回の30%については、国の通知に基づき、現施工中の工事と分離して施工することが著しく困難なものを除いては原則として別途契約とするものなので、今の答弁、様々ございましたけれども、今回は別途発注できないというところで、契約変更で対応させていただきたいというところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  そうすると、あくまでも、今まで、過去にそういった例ありましたっけ、簡単に。 ◎契約課長 足立区ではございませんが、他区では数例ございます。 ◆鈴木あきら 委員  だから、ある意味では足立区で初めてといっていいのかな。そうすると、かなり、その辺は重く受け止めなくてはいけないということがまず第1ですね。  もう一つは、確かに、今、市川委員が言うように、例えば普通の建物を建てましょうとかいうことの契約だったら分かるけれども、あくまでも、ああいう大きな流れがある川を、川だといっても、橋の部分があったり、土台があったり、川底があったりとかといろいろあるから、それが、難しいという判断で、この原則を、著しく困難だということを含めて、それで、やむを得ないというふうな判断をしたということの認識でいいですか。 ◎道路公園整備室長 御指摘の中で、新しい工事を追加して行うということではなく、今回は、工事をするために必要な仮設部分で増額変更をお願いするということですので、工事とは切り離せないものであるのではないかということで、契約の方とも調整をさせていただいて、切り離せないものであれば、初めてのケースになるというふうに認識しておりますが、区議会の、また、区民の皆さんに御理解賜って、このまま進めさせていただきたいなというのが、今、我々の気持ちでございます。 ◆鈴木あきら 委員  結局、区民も、私たちもそうですけれども、初めてのことというのは、すごく違和感があるわけですよ。そういった意味でいくと、当然、大丈夫という話になるし、これ、違反でもないよね、大丈夫なのという話になるので、その辺は、法的にも絶対大丈夫ということは言えるということでいいわけですね。分かりました。  それで、23ページのイメージ図、ありますよね。これで、1番から4番、いろいろな、こうあって、これで見ると、やはり一番少ないのは、③番が一番少ないのでしょうけれども、金額的にいったときに、東京都の方式だと14.5億円かかりますよという話なのだけれども、結局、今みたいに、工事進んでいった上で、この根底が全部崩れていったりとか、例えば物価高のものはしようがないとしても、今回2回目ね、3回目だということで、変更になるわけではないですか。変更、変更で、これがまた大きく変わってくるのだったら、これ、意味がないよねと。私たちとすれば、この方式だと、これだけかかりますよ、どうでしょうかというふうに言われて、それで、私たちも、では、いいでしょうとかと判断をするわけですけれども。その根底が、何かこう、何回か、崩れていったりとかいう話になると、え、大丈夫じゃないけれども、私たちだって、こういうふうなデータを出されたから、こういった方式だったら、これだけかかって、これで一番得ですよと言われるから、では、オーケーですよというふうになるわけで、それが崩れていくという話になると、本当に、私たち、では、何の判断をすればいいのという話になっちゃうのですよ。その辺は、区はどういうふうに考えていますか、これは。 ◎道路整備課長 そうですね、我々の方も、当初、土のうで水を止めるですとか、全線止めるというやり方ですね、コンサルタントと、工事入る前の情報の中ではそれがベストだろうということで進めていったのですが、その後、進めていく中で、徐々にいろいろな情報が出てくる中で、結果として、23ページでいうと③番が一番安かったというような状況でございます。  この後も、では、この今の状況で大丈夫なのかというところだとは思うのですけれども、先ほども御答弁しましたとおり、今回の工事で一番大きいところが土のうの対策だと思います。水を締め切ることは今できました。建設機械が乗り入れる準備も今順調に進められております。このため、この後のその1工事については、おおむね順調に進んでいくのではないかなというふうに見立てているところです。 ◆鈴木あきら 委員  そういった判断をするための、では、どうしたらいいのという話になってからそうなのですけれども、結局、元をたどっていけば、今後の問題点にもありますけれども、やはり平成29年の段階の基本設計のときに分かっていれば、こんなことなかったのだよねという。だから、そういった部分もあるので、これは今後、これから、その調査をしていくという話なのですが、こういうことは絶対ないようにしていかなければいけないのですね。こういうことがあるから、私たちも疑わざるを得ない。当然そうなりますよね。だから、それを、やはり信頼性が保てるように、ちょっとしたミス、ある可能性が、泥土がある可能性もありますという項目を抜きにしてしまって進めてしまったという、その大きなミスがあるわけですから、ここを本当に重く受け止めなければいけないのですが、ただ、これ基本設計の委託が完了と同時に書いてありますけれども、この前にコンサルタントか何かが、その指摘をするということないのですか、普通でいくと。それはない。 ◎道路整備課長 おっしゃるとおり、ここでは平成29年2月は完了していまして、完了の報告書に、この記載があるわけですから、指摘というか、そういった議論があったのは、もう少し前であったというふうには認識しています。 ◆鈴木あきら 委員  当然、その後、だから、東京三田組から泥土の調査を実施したいという申出があったということで、区が工事を一部停止してやったということでしょうから、では、これ、東京三田組が言わなかったら、そのまま、もっと進めちゃったわけ。そういうこと。 ◎道路整備課長 当初の設計どおり、まず、施工の開始はしていたというふうには認識します。 ◆鈴木あきら 委員  そうすると、さっきの、この21ページの工事施工前と工事施工中という、こう傾きがある可能性もあるとか何とかあるけれども、もしかしたら、そういうことがもう可能性どころか、一部傾いちゃったということもあるわけですね。だから、そうなったときには、非常に、工事を進めていって、東京三田組は言わないで、言ってくれないで、そのまま、基本設計どおりやってしまったら、こういうことになる可能性もあったというよりも、こうなる可能性十分高くなってしまったということですね。 ◎副区長 まず、東京三田組の方から指摘があったのは、当初、この状態で、水を抜いた状態で、鉄板を敷いて重機を乗せるという予定だったのですが、今の泥土の状況では、鉄板を乗せて重機乗せるには不安定で施工ができないというところの指摘で調査を始めたということです。この間、今、鈴木委員からも、平成29年の調査の信頼性もないよというお話で、やはり大きい工事ですとか、なかなか区で経験していない工事については、しっかりとした委員会を設けて、専門家も入れた、どういう工法をやっていくのかということをしっかりとやっていく必要があるということを今改めて、私ども考えております。そういった意味で、これまでの区の経過が非常に、対応としてはまずい対応だったということを改めて認識しておりますので、まずは1期については、富士見歩道橋の架替えも地元の方の強い要望がありますので、何とか、区としては、早くそこまではやらせていただきたいと思っております。それ以降については、やるのか、やらないのか、あるいは補助金取れるのか、取れないか、そういったことも含めて2期以降については、改めて議会と地元の方に御相談させていただいて、方針を決めていきたいと思っています。 ◆鈴木あきら 委員  今、副区長の説明でよく分かりました。ただ、こういったものは、区で初めてとか、今まで経験したことがない、なおかつ、その契約も30%を超えたことが初めてという話になるわけなので、本当にやったことない人たちが、初め、自分たちはいろいろこうやるというのは難しいので、そういった意味では、もう専門の、本当にプロの人、それから、その工事の専門家、民間で工事をやる人たちも含めて、コンサルタントやなんかどんどん入れても、その費用がかかったとしてもしようがないでしょう。まずは、それやった上でやりましょうという話なので、そうじゃないと、後から、分かりました、分かりました、分かりましたというと、また、それこそ、安全性も保っていけないかもしれないし。なおかつ、こうやって、無駄なやり取りがまた続いてしまうので、是非、その辺はきつく認識していただきたいと思います。  それから、最後に、今、21ページのこの図が、工事施工前と工事施工中(現状)とあって、その図が傾いているではないですか。今、現状は傾いているわけではないでしょう。 ◎道路整備課長 傾いておりません。 ◆鈴木あきら 委員  だから、こういったもの、ペーパーを作るのも、こうなる可能性あるから、だから、こういう工事を進めたいという意図は分かりますよ。だけれども、現状と書かれて、こうなると、見る人によったら、今、今こうなってしまっているのというふうになりますので、私たち議員に見せる資料だけではなくて、絶対、こういうの、なくしてください。そういったところから、やはりミスが発生しやすいので、よろしくお願いします。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。  質疑なしと認めます。  次に、各会派の意見をお願いいたします。 ◆新井ひでお 委員  今回のこの大規模な増額予算含めて、今後の花畑川の整備が非常に心配されるところではございますし、再検討する余地も出てくると思いますので、この陳情も関連してくるので、継続としたいと思います。 ◆くぼた美幸 委員  先ほど質疑させていただいたとおり、様々、要望を出しましたので、しっかりその辺を精査していただくということを改めて指摘しておいた上で、陳情に関しましても、まだ質疑が必要というふうに思いますので、継続でお願いします。 ◆山中ちえ子 委員  本当に区民にとって利益になるのかといったところを中心に考えれば、その1工事だけやってしまって、その2工事から考えますというふうに言いたくなる気持ちは分かりますけれども、では、どういうふうに工法が変わって、それが、では、気候変動危機の時代に、その危険性を免れるような工法に、全体でしていけるのかといったところもまだ分からない、まだ分からないわけですよ。だから、やはりちゃんと、もう、この傾く可能性があるということを出してくれたことは本当に真摯だったと思うのですよ、私は。その姿勢は認めるのです。ただ、そうであれば、では、何が区民の暮らしにとって大切なのかといったら、その1工事だけ突っ走ってしまえばいいのだということにもならないと思うのですね。区民の要求として、早くやってくれと言ってくださっているのだという気持ちが強い、そういう報告していましたけれども、でも、決して区民にとって、早くやってあげるだけが、全部100%かなったことではないし、区の、役割ということで言えば、それだけではないということが幾つも出てきているわけですし、考えていただきたいと思うし、この陳情が以前からしっかり出されていて、こういったことを言い当てていたわけですよね。そういう意味では、すごく重要な陳情ですし、今後、区民の利益というところで言えば、暮らし、命を守るといったことですよね。これについて、本当に重要な陳情です。これを重視して、反省の立場に立って、今、副区長からおっしゃったことは本当に実現していただきたいと思いますし、それでも、私は、その1工事も突っ走るべきではないというふうに今のところ思っておりますが、採択を主張をしたいと思います。 ◆鈴木あきら 委員  この陳情があるから、いろいろな議論とか、またこういったいろいろ内容が建設委員会で質疑ができて、いろいろな問題点が出てきているというのは、そういった面もありますよね。そういった意味では、採択とかいうよりも、まだこれが、1期まだやっている最中で、だから、こんな問題がたくさん出てきている、問題があるということなると、これ継続しておいた方がいいなというふうに私は思うのですね。だから、そういった部分では継続を主張します。 ◆市川おさと 委員  継続。 ○いいくら昭二 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○いいくら昭二 委員長  挙手多数でございます。よって、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○いいくら昭二 委員長  次に、所管事務の調査に移ります。  (1)パークイノベーションに関する調査についてを単独議題といたします。  何か質疑等はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  次に、(2)令和4年度地方都市行政調査についてを議題といたします。  調査期日は、10月31日月曜日から11月2日水曜日です。  本件につきましては、別紙のとおり希望する調査事項並びに調査都市についての提案がありました。最終的な決定につきましては受入れ先の都市の都合等もありますから、正副委員長に御一任いただきたいと思いますので、御了承お願いいたします。 ○いいくら昭二 委員長  次に、報告事項を議題といたします。  (1)から(3)まで、以上3件を都市建設部長から、(4)から(6)まで、以上3件を道路公園整備室長から、(8)(9)、以上2件を建築室長から報告をお願いいたします。 ◎都市建設部長 よろしくお願いします。  報告の2ページをお開きいただきます。  あだち高台まちづくり推進協議会についてでございます。  別紙1、右の方に図がありますけれども、足立区では記載された4か所、高台まちづくりを進めているところでございます。  この第1回の協議会を6月28日に開いたということで御報告させていただきます。  参加者は、松尾先生を座長として、新しく、国土交通省、東京都ということで、第1回ということで、ここについては今後、部会を作って検討していきましょうよというようなお話で終わったところでございます。  続きまして、4ページをお願いします。  平野・東六月町地区のまちづくりの取り組み状況についてでございます。  これ、前回、地区計画の内容について御報告しましたけれども、その説明会があったので、その御報告でございます。7月14日に行ってございます。  質疑としては、歩行者専用通路は自転車通れるかというような、これは特養の建設による地区経画の変更なのですけれども、特養の内容の御質問が多かったというような状況でございます。これにつきましては、今年度11月を地区経画の変更の決定を予定しているところでございます。  続きまして、5ページをお願いいたします。  北綾瀬駅周辺の民営自転車駐車場の新規開設についてでございます。  これにつきまして、北綾瀬については自転車駐輪場足りないというような御意見いただいていますけれども、これについて、民間の方で新規自転車駐輪場の予定ができたということで御報告させていただきます。  5ページ、位置図御覧いただくと、真ん中の辺に、二重丸でありますけれども、この位置に約303台の定期の駐輪場ができるという御報告でございます。  これについては、6ページの3番ですけれども、区の方でも補助金を出していくということでございます。  開設の方は、本年12月中旬を予定しているところでございます。 ◎公園整備室長 よろしくお願いします。  7ページをお願いいたします。  東京都下水道局に対する委託工事費の未請求について御報告させていただきます。  足立区のミスにより、このような事態が発生してしまいました。心からおわびをいたします。どうも申し訳ございませんでした。  内容でございます。未請求金額につきましては、2,300万円ということの中で、67件、207か所の部分でございます。  4でございますが、現在、東京都下水道局との対応状況でございますが、支払いただく上での事前調整を行い、今月末ぐらいに請求書をお届けできるような状況にあるのかなというような状況でございます。  8ページでございますが、再発防止策といたしましては、今までの進め方、今後の正しい進め方ということで、少し多岐にわたり確認をし、横の連携をしながら進めてまいりたいと考えております。  続きまして、9ページお願いいたします。  街路樹維持管理指針策定等の取組みについてでございます。  まず、誤植がございましたものですから、おわびをし、修正をさせていただきたいと思います。  10ページ目の2の(4)の今後の予定の2段めでございますが、令和5年5月と書いてありますが、これ、月が年でございます。こちらの方、御修正をお願いしたいと思います。大変申し訳ございませんでした。  街路樹維持管理指針の今の取組み状況の内容の説明でございます。  策定目的につきましては、記載のとおりでございまして、今、検討内容はアからオにある部分の中で、適切な維持管理をするためにいろいろな検討しているところでございます。  本日は、今後の予定ということでございまして、9月の第3回定例会では、この指針の案を策定し、パブリックコメントを実施する上で事前に御報告をさせていただき、11月以降にパブリックコメント、3月には作っていきたいなというふうなところでございます。  続きまして、10ページでございます。  10ページにつきましては、公園樹木維持管理指針でございます。別添資料1に添付しておりますが、こちらの方の見直しをこれから行っていきたいという報告でございます。  平成22年3月に策定させていただいた後、緑の基本計画を改定させていただきましたので、その改定内容に合わせてリニューアルをさせていただきたいと思っております。  今後の予定につきましては、来年の10月ぐらいには完成させるために手続を進めてまいりたいと考えております。
     11ページをお願いいたします。  第2回足立区緑の基本計画推進会議の開催結果についてでございます。  6月3日に開催させていただいた内容を記載させていただきました。  12ページにございます4の審議会推進会議でいただいた主な意見につきましては、1、2、3とありまして、それに対する区の対応につきましても記載のとおりでございます。  5の令和4年度の取り組み・目標についても記載のとおりでございますが、実績が伸びているものと伸びてないものを仕分しながら、確実にPDCAサイクルを回してまいりたいと思っております。  13ページ、14ページにつきましては、各目標と実績、指標の方を記載をさせていただいているところでございます。 ◎建築室長 25ページをお開きください。  首都直下地震の新たな被害想定を受けた耐震改修等助成の拡充についてでございます。  この度の東京都が公表した被害想定の状況を鑑みまして、2点、制度を拡充したいと考えてございます。  1点は、耐震改修工事の助成でございますが、建築基準法の42条2項道路に突出した建築物、これを助成対象としていきたいというものでございまして、65歳以上のみの世帯を対象に、区内全域ということで行ってまいりたいと考えております。  もう1点は、家具転倒防止器具でございますが、年齢制限や所得制限等の条件を期限付で廃止したいということで、こちら区内全世帯、令和6年度末まで行っているものでございます。必要な措置、予算につきましては、9月補正予算で対応させていただきたいと考えてございまして、今後、あだち広報で周知を行い、要綱の改正を行って、10月1日施行を目指していきたいと考えてございます。  改修工事等の助成金額につきましては、来年度から期間を定めて拡充できるようにということで検討を進めてまいります。  26ページ、開発許可の審査基準の策定に向けた取り組みでございます。  現在は、開発行為の許可に際しまして、東京都の審査基準を用いてございますが、その審査基準を踏まえまして、当区の地域特性を反映した区の審査基準を策定したいと考えてございます。  開発許可でございますが、500m2以上の土地に、宅地分譲を目的として道路を申請する場合が開発許可等になりまして、審査基準に適合しているか審査を行って許可をしてございます。今後、パブリックコメントを9月に行いまして、また、あだち広報での周知ですとか、各窓口での資料等の閲覧、配布を行ってまいります。パブリックコメントの内容につきましては、11月の建設委員会に御報告をさせていただく予定でございまして、12月に基準を策定、公表できるように取り組んでまいります。来年度からの運用開始に向けまして取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○いいくら昭二 委員長  ありがとうございます。  委員の皆様方に申し上げます。  今日は、公社等の決算に関する調査も控えておりますので、質疑は簡明によろしくお願い申し上げます。  では、何か質疑はありませんか。 ◆くぼた美幸 委員  では、2点ほどお伺いしたいと思います。  7ページ目の東京都の下水道局に対する委託工事費の未請求、金額が2,300万円ということですけれども、この起こった背景だけちょっと聞きたいのですけれども。 ◎道路公園管理課長 こちらにも記載しておりますけれども、職員が電子システムがすごく分かりづらいというところもあるのですけれども、なしというのが有償請求、有りというのが無償請求というところを、認識を間違えて東京都下水道局の方に指示を出してしまったと。その指示に基づいて東京都下水道局が作業したことによって、請求が発生しなかったという状況でございます。 ◆くぼた美幸 委員  これを見てると、東京都下水道局の方から、どうなのですかという問合せがあって分かったということだったというふうに思うのですけれども、これ、東京都下水道局の方が何もなければ、そのままスルーだった、そういうことですか。 ◎道路公園管理課長 東京都下水道局の方から御連絡がなければ気付かなかった可能性があるということは事実でございます。 ◆くぼた美幸 委員  本当に、さっきの話もそうだけれども、こういったことは本当にきっちり、もう二度と起こしてほしくないですよ。こういうのが1回あると、いや、その前はあったのではないかとか、いろいろうがった見方もしてしまうので、反省も含めて、しっかり、これから取り組んでいただきたいということを要望したいと思います。  もう1点は、首都直下型地震の新たな被害想定なのですけれども、そもそも、今回の東京都の被害想定は、震度6弱だったものが6強になった。それによって、足立区の被害想定も非常に大きくなった、こういう認識でよろしいですか。 ◎建築防災課長 そのとおりでございます。 ◆くぼた美幸 委員  ちょっと内容もあれなのだけれども、今回、被害想定が変わったことで、相当、足立区が23区とか市町村の方も含めて、例えば死者の数だとか負傷者の数だとか、もうほとんど第1位というような状況だったと思うのですね。その話はいいのだけれども、要するに、その辺を踏まえて、耐震改修だとか、家具転倒防止だとかの助成を拡充すると。これはいい方向の話だと思うのですけれども、1点だけお聞きしたいのが、家具転倒防止に関しては、もう全世帯、どんな方でもいいですよという、こういう認識でよろしいですか。 ◎建築防災課長 全世帯対象で、そのとおりでございます。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。  他に質疑は。 ◆山中ちえ子 委員  私からは、街路樹維持管理指針策定等の取組みについてと首都直下地震の方の質問、2点だけさせていただきます。  街路樹維持管理指針策定等の取組みについてなのですけれども、私は以前から、無駄な強剪定をしないで済むような工夫ということが足立区でも求められているというようなことで質問してきましたけれども、その点では、どう生かしていますでしょうか。 ◎東部道路公園維持課長 無駄な、そうですね、強剪定して木がトーテムポールみたいになってしまうことがよくありますので、そういうことがないように、路線ごとに適切な管理の方法を決めまして、誰がやっても、そういう維持管理ができるような形、そういうものを作っていきたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  是非、そういうふうに向けて、江戸川では維持管理している事業者さんで、特命随契で住民に、しっかり探しながらやっているということで、かなり好評みたいなので、足立でも頑張っていっていただきたいと。私も地域からの声で、緑のある日陰のある通りが、やはりすごく助かると。例えばマンションなんかもすごく長い距離でマンションがずっと建っている地域なんかもありますけれども、そうなった場合に、ずっと交差点もなく、お店もなく、その通りを通らなければいけない人たちが出てくるわけですよね。そうすると、やはり緑だったり、日陰だったり、ベンチだったりというところが必要になります。そういったものと一体になって、この指針策定に取り組んでいただきたいと思いますけれども、その辺ではどうでしょうか。 ◎東部道路公園維持課長 山中委員のおっしゃるとおり、木の緑陰ですね、そういう日陰だとか、歩きたくなるような歩道、非常に大事だと思います。ただ、幅員が狭いところとか、そこに無理やり木を植えたりしては。ちょっと、そういうことができないので、そういった幅員の広い、いいところには、ちゃんとしっかりした木を植えたりして、緑を守っていくことも考えながら進めていきたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  あとは、災害被害想定というのが新しく出されて、それで、割と足立区は、そういった影響を受けやすいということが分かって、そういった見直しに入っている、入らなくてはいけないということになっていますけれども、そういった点では、今回、家具転倒防止については前進していただきました。本当にありがたいなと思いますけれども、この家具転倒防止の事業を受ける側からしてみると、窓のガラスが飛散しないような事業というのと併せて行っていて、どちらか一つやっていれば、どちらかできないというようなことで言われていましたけれども、これは見直していくつもりではいるのでしょうか。 ◎建築防災課長 助成対象としまして、家具転倒防止とガラス飛散フィルム工事もセットでやることは可能です。ただ、両方合わせて5万円までの助成金ということになっております。 ◆山中ちえ子 委員  どちらかやっているからといって断られないということでいいのですよね。分かりました。  あと、ブロック塀のカット助成なんかも、もうちょっとというような、大変受けたいと思っても受けれなかったなんていう声も聞いていて、でも、やはりありがたかったというような声なんかも聞いているわけですけれども、そういった事業もしっかり視野に入れて、今後、まだ更に考えていっていただきたいなと思いますけれども、どうでしょうか。 ◎建築防災課長 ブロックの、人の命を守るためには転倒、崩壊防止を重点に進めていくつもりでございます。来年度に向けて、その辺は助成金のアップなど等考えております。検討している状況でございます。 ◆山中ちえ子 委員  もうこれで終わります。よろしくお願いします。  それで、感震ブレーカーも地域限定ではなくて、もっと、しっかり対象地域を順次拡大しなくてはいけないことだと思いますけれども、その点でも考えていくということで、大丈夫ですか。 ◎建築防災課長 今、感震ブレーカーの面的整備等で進めるように、進んでおります。今後、その辺をどの程度拡大していくかにつきましては検討させていただきたいと思っております。 ◆鈴木あきら 委員  2点だけ。1つはあだち高台まちづくり推進協議会、これについてですけれども、非常に期待をしているのですけれども、これを見ますと、開催日時や、こう書いてありますけれども1時間20分行ったみたいですけれども、内容としては、これだけの報告しかないのですけれども、もっと細かいものはないですかね。 ◎都市建設課長 実際、今回、キックオフ会議というか、まず初めての会議で、参加者も国土交通省、更にその国の出先機関であったりとか、東京都も各局、いろいろ3局という、またがって、その辺の今後の進め方とかいう話で、具体的に今後どうやっていこうかというところまでの話まではしていないというところでは、参加者と、この内容については検討体制とかというところまでのお話でした。今後、協議会等を通じて、よりこの各地区の具体な話を詰めていくところで、まず、この4地区でいいよねというような、そういうお互いの方向性を決めるという程度でしたので、改めて、第2回、第3回の中で議論していくというところでは、また、煮詰まった、ある程度話が進んだ時点で、また、議会の方にも御報告させていただきたいなと思っております。 ◆鈴木あきら 委員  結局、つまり、その第2回、いつぐらいになるのかとか、スケジュールとして、年何回ぐらいやるのかとか、1回なのか2回なのか、それから、第2回目と第3回目に、こういったことを決めていきたいねというぐらいは、一応、決めてあるはずだと思うのですけれども、その辺、あったら報告していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎都市建設課長 協議会自体は年に2回ぐらいを一応想定しています。更に、4地区もありますので、利害関係者もいろいろ個別にありますので、各4地区、それぞれ作業部会を作って、同時並行的にはやらせていただきますけれども、その進捗もちょっと異なってくると思いますので、作業部会は、月に1回とかやっていきたいというところで、適宜、地域の皆さん、また、議会の皆様にも、そういう時点で御報告させていただければと思います。 ◆鈴木あきら 委員  そういう概略を、ある程度決まったら言ってください。お願いします。  それから、もう一つだけ。東京都の下水道局に対する委託工事費の無請求、これは先ほどありましたけれども、本当は非常に大きな問題で、また、これもすごく初歩的過ぎるのですよ。本当に初歩的過ぎるので、民間でもなかなか、こういうミスを見つけるのはあったかなというぐらい、もう、こういうミスしないのではないかと思うぐらいのことだと思うのです。非常に重く受け止めてもらいたいと思いますが、これは決算期が、下水道局も、それから、足立区も、当然、またがってしまいますけれども、今回の例えば足立区の計算書、予算・決算特別委員会、また委員会が始まりますけれども、その辺はちゃんと、その部分はうたわれてくるのかな、どうなんでしょうか。 ◎道路公園管理課長 令和3年7月から令和4年3月分については、過年度分みたいな形で新たな項目を作って、分かりやすい形で資料を出していきたいと考えております。 ◆鈴木あきら 委員  そうしますと、下水道局も同じような形でやってくれるという話で確認していいですね。 ◎道路公園管理課長 東京都下水道局も、内部で調整しながら、予算の措置が終わったと伺っていますので、基本的には同じ考えなのかなと思っております。 ◆鈴木あきら 委員  本当、東京都下水道局にはありがたいのですね、大変。本当に、これ、もらえなくなったらどうするのでしょうねという、本当に疑問でしようがないですけれども、よろしくお願いします。 ◆市川おさと 委員  耐震改修等助成の拡充についてだけ、ちょっと1件伺います。  家具転倒防止器具取付工事助成等の対象者の拡充ということで、令和6年度末まで対象世帯を全世帯に広げるということなのですけれども、これ、ただ、これ聞いてみると、現状でも、この制度があまり使われていないというふうにも聞くのですけれども、最近では、これ年間何件ぐらい使われているのでしょう、この制度。 ◎建築防災課長 今年度につきましては、先週19日までで13件、申請がございます。 ◆市川おさと 委員  13件という非常に少ないんだよね。今後、全世帯に広げるということでも、どのぐらい増えるのかなと。要するに、これ、事前にもう言われたりしたのですけれども、やはりつける大工さんの手間がなかなか出ないと。要するに、これ、助成の金額が、今幾らでしたっけ。 ◎建築防災課長 最大で5万円でございます。 ◆市川おさと 委員  そうすると、5万円ということで、頼む人も頼んじゃうから、その中で手間も取らなければいけないということなのですよね。そうすると、大工の手間って、今、大体、この総務省の小売物価統計調査で東京都区部で2万1,100円という形なのですよね。これも、私に言わせれば、ちょっと気の毒なくらい安いなというふうに思うのだけれども、大工の手間は安いと思うのだけれども、その中でも、足立区の上限の中で、では、やってくださいということになると、なかなか、やってくださいという、区はいいですよと、やってくださいという話で、これ、では、つける人もつけたいですよと言っても、肝腎要の大工が、これなかなかやりづらい仕事になってしまっているのかなと思うのです。そのあたりの認識いかがですか。 ◎建築防災課長 市川委員のお話のとおり、なかなか、これ、手間として、お金がもうからない工事になっております。東京土建一般労働組合とか、あと、今、打合せをしておりまして、いろいろな工事とセットで少しずつやっていただけるとか、件数がなるべくそろった形でできないかとかという検討を今進めております。その辺の認識は持っておりますので。 ◆市川おさと 委員  検討を進めるのはすごくいいことで、しっかりやってもらいたいなと思うのですけれども、やはり出てきた数値、もう件数を増やすと、これは区民の安全を守るための施策ですから、件数を増やすということを、しっかりと結果を出すという方向で取り組んでもらいたいなと思うのですけれども、ちょっと抽象的な言い方になってしまうけれども、いかがですか、改めて。 ◎建築防災課長 より多くの方の命を守るということで、1件、2件でもいいですから、増やすような努力をしていきたいと思います。 ◆市川おさと 委員  もう1回だけ。1件、2件と今言われてしまったので、もう1回言ってしまいますけれども、やはり大工が、ちゃんともうかるような形で、つまり、1日1件だけやるという話ではないと思うのですよね。例えば地域的にぎゅっと絞って、では、集中的にやってもらうと、何件も回れて、大工も非常に潤うのかなと。ちゃんと、要するに、御飯も食べられるのかなというふうにも思いますので、そういった工夫も、よく東京土建一般労働組合と話して、協力していってもらいたいなと思います。これは要望です。  以上です。 ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  次に、その他に入ります。  何か質疑等ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。 ○いいくら昭二 委員長  続いて、公社等の決算に関する調査についてを議題といたします。  本件につきましては、足立市街地開発株式会社の役員の出席をお願いしていますので、建設委員協議会を開会し、調査をしたいと思います。  つきましては、これより、同協議会を開会したいと思いますが、御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  御異議ないと認め、協議会を開会することにいたします。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。  これより建設委員会を暫時休憩いたします。       午後零時14分休憩       午後零時27分再開 ○いいくら昭二 委員長  引き続き建設委員会を再開いたします。  ただいまの協議会を踏まえ、何か御意見等ございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  意見なしと認めます。  よろしいですね。  以上で、本日の案件は全て終了いたしました。  これをもちまして建設委員会を閉会いたします。       午後零時27分閉会...