足立区議会 > 2022-01-26 >
令和 4年 1月26日エリアデザイン調査特別委員会-01月26日-01号
令和 4年 1月26日災害・オウム対策調査特別委員会-01月26日-01号

  • "高野小学校"(/)
ツイート シェア
  1. 足立区議会 2022-01-26
    令和 4年 1月26日災害・オウム対策調査特別委員会-01月26日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年 1月26日災害・オウム対策調査特別委員会-01月26日-01号令和 4年 1月26日災害・オウム対策調査特別委員会       午前9時57分開会 ○伊藤のぶゆき 委員長  定刻前ではございますが、全員おそろいですので、ただいまより災害・オウム対策調査特別委員会を開会いたします。 ○伊藤のぶゆき 委員長  まず、記録署名員の指名を行います。  横田委員長谷川委員。 ○伊藤のぶゆき 委員長  次に、陳情の審査を議題といたします。  (1)元受理番号24 医療的ケア児重症心身障害児災害対策に関する陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますか。 ◎障がい福祉課長 医療的ケア児については、この夏、実態調査を改めて行ったところですが、そこで新たに把握できた66名に対し、水害時ハザードマップで、住居者をぶつけ、荒川・中川氾濫時に速やかに行けなければいけない世帯を21世帯抜き出しました。そこについては、現在、個別避難計画の策定に向けて、当課ケースワーカー等が個別に聞き取り調査等を行い、縁故避難先、また自らの自主避難、車等の所持も含めて、できない場合は個別避難計画の策定を今年度中に目指していきたいと考えているところでございます。 ○伊藤のぶゆき 委員長  それでは、何か質疑はありますか。 ◆横田ゆう 委員  そうすると、新たな方も3月末までには大体、個別避難計画ができるということでしょうか。 ◎障がい福祉課長 そのとおりでございます。 ◆横田ゆう 委員  コロナ禍ということで、健常者でも避難訓練ができていない状況が続いていますけれども、陳情者の方は、いざというときに備えて医療的ケア児避難訓練を行ってほしいという願意です。コロナの収束後には、どのような避難訓練を予定していますでしょうか。
    災害対策課長 一義的には、全区的に訓練を行う総合防災訓練などで、実際の避難先までそういった障がいをお持ちの方も避難していただくような訓練を想定はしてございます。 ◆横田ゆう 委員  是非コロナ収束後には、実際に避難してみたらいろいろな支障が出てきたり、計画で不具合が出てくるようなことがあると思いますので、是非やっていただきたいと思います。 ○伊藤のぶゆき 委員長  要望でいいですか。 ◆横田ゆう 委員  要望です。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他にございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○伊藤のぶゆき 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派から意見を求めます。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆大竹さよこ 委員  先ほど報告ありましたように、新しい方、これはこれで終わりということではないと思いますので、そういった方もしっかりキャッチをしていただいて取り組んでいただきたいと思います。この件は、継続でお願いいたします。 ◆横田ゆう 委員  医療的ケア児、そして重度心身障がい児の命を守る災害対策は非常に重要ですので、採択を求めます。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  前回同様、採択でお願いします。 ○伊藤のぶゆき 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○伊藤のぶゆき 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(2)元受理番号25 原子力発電所の被災、事故に対応する「地域防災計画」の早急な具体化を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますか。 ◎調整担当課長 特段の変化はございません。 ○伊藤のぶゆき 委員長  それでは、何か質疑はありますか。 ◆西の原えみ子 委員  原発事故に関してですが、震災、水害などによって原発の方も事故が起きた場合ということで、今、地震もすごく多い状況ですけれども、第一次避難所となる小・中学校、ここには放射線量を測る測定器というのはあるのかどうか教えてください。 ◎災害対策課長 現状、避難所については測定器の備蓄はございません。 ◆西の原えみ子 委員  たしか学校の理科の授業で、放射線のことを学ぶということが高学年はあります。そこで、区の教育委員会にも尋ねてみたのですが、そうしたら教育委員会には、貸出し用に放射能測定器を11台持っているということでありました。その授業がある度に教育委員会に行って、その放射能測定器を借りて授業をしているということです。  私としましては、せっかく測定器があるのですから、いちいち貸出しをするということよりも、学校に1台備蓄をするということにして、災害時に備え、避難所として使える小・中学校に1台ずつ置いておくということはやるべきではないのかなと思うのですが、その辺はいかがですか。 ◎災害対策課長 備蓄品については、様々な検討をさせていただいているところでございます。  放射能の測定につきましては、原子力発電所等から距離も離れてございますので、現在のところ、各校の備蓄品として配備する予定というのは今のところは検討してございません。 ◆西の原えみ子 委員  確かに距離は離れていると言いますけれども、福島第一原発事故のときはプルームが足立区の上にも来ましたし、220km以上離れていたとはいえ、全く安全、危険ではないということは言えないと思うんですね。  実際、幾らぐらいの測定器の金額なのかと思いまして、お聞きしましたところ、3万円しないぐらいのものだとおっしゃっておりました。今、小・中学校合わせて104校ありますけれども、11台あるということで、残り93校ということで計算すれば279万円、300万円掛からないでそういう整備ができるわけです。  それが例えば学校に1個あれば、それこそいろいろ授業にも使えるだろうし、地域の方々にも、測りたいといったときに貸出しもできるというようなことも広げていって、学校の授業、放射線量の話をしていくということも含めて地域に開放する。そして、避難所となるところでもそういうものは備蓄しているんだということが、それこそ対策になる、避難所運営の一つの安心にもなると思うのですが、その辺はいかがですか。 ◎危機管理部長 西の原委員御発言のとおり、福島第一原発から距離があるからといって絶対に起こらないということは、これまでも御答弁の中で申し上げているとおり、何が起きるか分からないということは事実だと思っておりますが、備蓄をした場合には、やはりそれが正常に作動するかどうかということも日々やっていかなきゃいけないことになっております。  したがいまして、発電機も日々点検しておりますし、それ以外の備蓄についても、ローリングストックの考え方に基づいて適切な管理に努めさせていただいているところでございます。  したがいまして、備蓄という考え方では、放射線測定器を置くということは現在のところ考えていないところでございます。 ◆西の原えみ子 委員  何かの事故に備えて備蓄しておくということも、それも確かに管理は必要だと思いますけれど、学校にあるということでは、私は、活用というところではもちろん授業にも今使っているわけです。それと同時に、地域にも貸し出すということも含めて、幾らでもと言ったら変ですけれども、学校でも管理しながら、それこそ災害対策と備蓄品として協力もしながらということは決してできないことではないと思います。そういう形で、いざというときにはありますよ、皆さん使ってもらえますよ、安心確保できますよということをアピールしていくこと自体の方が、それこそ住民たちの安心にもつながると思います。  もちろん危機管理として、備蓄品ということで十分整備もしていただくことは重要だと思います。しかし、地域に広げていくということや、大丈夫ですよということも含めて検討はしていただけないかなということですけれども、いかがですか。 ◎危機管理部長 学校の授業で、今、教育委員会、学校の現場で、授業の一環として学習指導要領等に基づいて使用しているということは事実でございますので、それ自体は行われている、子どもたちが実際いろいろなものを測定していると思いますけれども、それと備蓄をして広く使っていただくということは、また異なったものだと思っております。  学校、教育委員会側が、各学校で教育のために1台ずつ必要だという考えになるのであれば、それは教育委員会が整備するという方向になると思いますけれども、教育委員会の方も、これまで授業の一環として使うということで答弁をさせていただいていると認識しておりますので、備蓄とは切り離して考えさせていただきたいと思っております。  教育委員会がどのような考えになるのかにつきましては、また改めて教育委員会の方に確認をさせていただきたいと思っております。 ○伊藤のぶゆき 委員長  よろしいですか。 ◆西の原えみ子 委員  はい。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○伊藤のぶゆき 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派から意見を求めます。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆大竹さよこ 委員  継続でお願いします。 ◆西の原えみ子 委員  この陳情は、原子力発電所の被災事故に対する地域防災計画の具体化を求めるというものです。  私も、新しく放射能の問題が地域防災計画に入った中で見ていく中で、なかなか具体的な内容というのが、もちろん、いちいちは書き込めないという御答弁もいただいておりますけれど、そういう中で、どういうことを提案しながらどうやって守っていけばいいのだろうということもありながら、今回、この放射線の測定器のことも提案をさせていただいたところです。  具体的なこういうことを一歩一歩進めていく、そのことは同じ方向を向いていると思いますし、私たちも後を押しながら行政の方とも一緒にやっていきたいという思いもありますので、是非とも採択を求めたいと思います。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いします。 ○伊藤のぶゆき 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○伊藤のぶゆき 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(3)3受理番号14 放射能汚染から子どもの健康を守るための陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますか。 ◎危機管理部長 特に変化はございません。 ○伊藤のぶゆき 委員長  それでは、何か質疑はございますか。 ◆横田ゆう 委員  陳情者の放射能汚染から子どもの健康を守る会から、また新しいデータを頂きました。  昨年の2021年10月9日の計測で、浅間第一公園、側溝の中、地表の5cmでは0.103μSv、花畑北中学校の北になります。また、1年前の測定になりますが、保木間第5アパート7号棟の駐車場の雨どいの下、地表5cmの高さで0.353μSv、そして12号棟の北側の駐車場の右の雨どいの下が地表5cmで0.44μSv、地表50cmでも0.403μSvという結果でした。  会の活動範囲が足立区の北部ということですので地域が限定されていますが、もっと範囲を広げて測定すれば、他にも高いところがあることが予想されています。区民の方が日常生活で何度も通るこのようなところこそ調べるべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎危機管理部長 これまでの答弁の繰り返しで大変恐縮でございますが、放射線につきましては、点ではなく面で捉えて足立区全体の把握に努めていきたいと考えております ◆横田ゆう 委員  足立区の測定場所というのは4か所ということですので、面というよりはむしろ点だと思います。この4か所では、毎回、0.06μSvとか0.07μSvと安定しているわけですが、区民の方が日常的に通るところが高い放射線量が出ているのだから、そういう危険なところを測ってこそ必要なことではないか、そして危険ならば対処するということが大変重要なことと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎危機管理部長 区の数字では、50cmで0.25μSvということでやらせていただいております。これにつきましてはこれまでずっと適用させていただいている数字ですけれども、もしこれを上回る地点が区の施設であれば、当然、区の方で低減作業はさせていただきたいと思っておりますし、今、お話をいただきました都営住宅ですとか、そういったところであればその管理者に対して連絡をして、対応の検討についてお願いをしたいということで、これまでもやっておりますし、これからもやらせていただきたいと思っております。 ◆横田ゆう 委員  一つは、区民が住んでいるところであるので、例えば都の基準ではクリアしているというふうになった場合でも、そこを通ったり生活するのは区民であるわけですね。もし万が一それが区有地でしたら、どういう対応をするのでしょうか。 ◎危機管理部長 例えばですけれども、砂場ですとか植え込みであれば、天地をひっくり返したりですとか、適切な表現ではないかもしれませんが、土深く埋めて、埋め殺しと言われるような方法を取ったりですとか、これまでもやっております。  都の施設、都営住宅の敷地内であれば、東京都にはきちんと対応してほしい旨のことはお伝えしておりますが、向こうでいま一度測定する、低減のための作業をするというところまでは私どもは要請しかできない状況になっておりますので、その点については御理解をいただければと思っております。 ◆横田ゆう 委員  ですけれども、生活しているのは区民であるので、敷地を一歩またいだら東京都の都有地で、こっちをまたいだら区の土地であるというような、生活にとっては何の切替えもないわけです。  ですから、都よりも非常に厳しい基準を持っている足立区だからこそできることがあるのではないかなと思います。そこは区民が生活するということであれば、そういった検討も必要ではないかと思います。いかがでしょうか。 ◎危機管理部長 繰り返しの御答弁で申し訳ありませんが、都に対しては申入れ、お願いはできますけれども、我々が都の土地を改良するということはなかなか現状では難しいということで認識しております。 ◆横田ゆう 委員  そうすれば、区民の生活に対する保障というのはどのように考えているのでしょうか。東京都の管理の土地ならば、区民は東京都の基準に従うべきということなのでしょうか。  それにしても、区民は放射線量を浴びるということについては同じような状況になると思いますけれども、その辺は何か工夫してできるということはできないでしょうか。 ◎危機管理部長 誠に恐縮ですが、東京都にしろ、民間の土地にしろ、区の方で直接、今の状況ではなかなか手出しができない、しづらいというところはあると思っております。  ただ、正直なところ、物すごい異常な数字が出てしまえば、それはその都度判断をして協議をしていくと。ただ通報するだけではなく、強く求めるという行為が必要になったとすれば、それはやらせていただきたいと思っておりますけれども、現状において、そういう状況は今のところ確認されておりませんので、通報して対応を要請するということで考えております。 ◆横田ゆう 委員  そこは何とか考えていただいて、対処をしていただきたいと思います。  それで、区民がいろいろなところで測っていますが、局所的に高いところが出てくる、これはどういう理由だと思われますでしょうか。 ◎危機管理部長 いろいろな考え方はあるとは思っておりますけれども、一般的に雨どいで水が流れ込むところ、落ち葉が流れ込むところで比較的高くなりやすい傾向があるということは、我々もそういう説があることについては認識しております。 ◆横田ゆう 委員  やはり放射能が常に空気中を浮遊して、滞留して、風に吹かれて、雨で地上に落とされて集積しているということだと思います。特に子どもたちは、地面に近いところで生活したり、座ったり、土や落ち葉を拾ったりすることを考えれば、区として、もっと危機感を持って測定することが重要だと思います。  測定してくれて、情報提供をしてくださっている区民の声にも耳を傾けるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎危機管理部長 測定の方法につきましては、誠に恐縮ですけれども、これまでどおりやらせていただきたいと思っております。  通報いただけるということであれば、今、横田委員の御発言にあるような場所がこういう数字だったということの情報提供をいただければ、先ほどから御答弁申し上げていますように、区のところであれば区の方で適切に対処したいと思っておりますし、東京都ですとか民間の場所であれば、そちらの方に通報して要請をしていきたいと考えております。 ◆横田ゆう 委員  会の皆さんが、コロナ禍の下でも、集まって測定して、苦労なさって、測定器なんかも自分たちで調達しながら、不安なところを測定していることになっています。  私は、これは本当に大変な努力をしているということで敬意を表したいと思いますけれども、区の方としてはどのように考えていますでしょうか。 ◎危機管理部長 御自分の健康状態、御自分の周りの方の健康状態に不安を持ってやっていただいていることだとは思っておりますので、万が一高いところがあれば、通報いただけるのはありがたいことだと思っております。 ◆横田ゆう 委員  実際に測定に当たっては、大変御苦労をなさって、機械を調達したり、みんなで集まってニュースを出したりだとか、いろいろなことをなさっているわけです。  この放射能測定器が区で使える分は5台しかないということを聞いておりますけれども、先ほど聞きますと、11台は学校用としてあるということですが、せめてそういったものをきちんと各学校に配備して管理するということも必要ですし、区民が必要だというときに貸出し用の測定器を備えておくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎危機管理部長 学校の学習用の11台については、先ほども御答弁申し上げましたとおり、学校で使うための教材としての測定器でございます。  区の方で5台持っているものについては、予備も含めてということで、お貸しする状況はないということで今のところ認識をしております。 ◆横田ゆう 委員  先ほどからの議論で分かったのは、1台3万円で買えるということなんですね。区民の方が、御苦労して、どこからか借りて調達して測定をしているわけですから、そういった行動にきちんと対応していただいて、測定器を配備していただくということを考えていただきたいと思います。  葛飾区や松戸市では、貸出し用の測定器があります。福島第一原発事故があったように、地震大国の日本では、東海第二原発が再稼働に向けて工事が始まっているような状況です。またいつ地震が起こるか、放射能が飛んでくるか分からないという状況ですので、いざというときにすぐに使えるように備えておくためにも、放射能測定器を買い備えておくべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◎危機管理部長 今、横田委員御発言の金額がどのレベルの機械のものかというのは、私、大変恐縮ですが、存じ上げないので、それが、今、我々が使っている機械とどの程度の性能の差があるのか分かりませんが、今、横田委員の御発言の松戸市ですとか葛飾区で貸出しをしているということについては我々も認識をしておりまして、年々利用の件数が減ってきているというところも認識をしております。  そうしたものを考えますと、確かに万が一に対しての備えは重要だと思っておりますけれども、現在のところ、測定器を買い増しをして備える、買い増しをするということについては検討はしておりません。 ◆横田ゆう 委員  この災害・オウム対策調査特別委員会というのは、これまでも3.11東日本大震災ですとか台風19号の教訓から学んで、大災害に備えるということをずっと審査してきたと思います。  ですので、こういったこともいざというときに備えていろいろ準備するということが本当の防災であると思いますので、是非検討をお願いしたいと思います。 ○伊藤のぶゆき 委員長  要望でいいですか。 ◆横田ゆう 委員  要望です。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますでしょうか。 ◆西の原えみ子 委員  私、今回、新聞記事で、福島県での甲状腺がんについて東京電力に提訴をすると、この27日に6歳から16歳の男女6人がそういう裁判の行動に踏み切ったという記事を見ました。  この人たちは福島第一原発事故の影響で甲状腺がんになったということで、当時福島に住んでいた方が、今、11年目ということで17歳から27歳になったと。そういう中で損害賠償を求めて提訴をいたします。
     事故後11年目の今年に、初めてこうやって訴訟を起こすというその理由は、原発事故が原因でこうやって甲状腺がんになったという声を上げると社会からバッシングを受ける雰囲気があるだとか、6人はこういう形で沈黙を余儀なくされてきたということです。  福島県は、通常より数十倍も多くの子どもが甲状腺がんになっているという実態がありますけれども、原発事故の被曝と甲状腺がん因果関係というものは、福島県の専門家会議は現時点では認められないという立場を取っているということです。  通常、小児甲状腺がんの発症数というのは、年間100万人に1人か2人程度だったと。しかし、調査では、昨年6月までに約300人が甲状腺がん、又はその疑いがあるということで診断をされているわけです。そういう因果関係がないと言うのであれば、東電側はそれ以外の原因を立証しなければならないでしょうし、10年以上たってやっとこうやって声を上げることができたということでは、この裁判が甲状腺がんで苦しむ人たちの希望となるような裁判にしたいと弁護士団も含めて言っているという記事です。  きっとこの裁判で、いろいろな因果関係だとかどんどん明らかになってくると思っていますけれども、今回、この陳情者の方たちは、放射能汚染から子どもの健康を守りたいと、その一心で、先ほどのように放射線量を測るだとか、給食食材を何とか測ってもらいたいだとか、そういう形で地道にこの10年間活動も続けてきていると思います。  そういうことを横田議員としても、そういう区民の思いだとか、子どもたちを守るんだということに関して、行政としても、それこそ今までの教訓からも、本当に真剣に考えていただいて、できることは本当にやっていただきたい、そういう思いが本当に強くします。  この甲状腺がんの問題でも、因果関係がないというところでは、それこそ最初のときは、心配な方は検査を補助したり、受けることができますよということもやっていましたけれども、今、そういう報道もされなければ、もう終わったことのようになっているという中で、本当に安心が守られていくのかなとすごく危惧されるところです。その辺ではいかがお考えですか。 ◎危機管理部長 提訴がされるということについて、勉強不足で申し訳ありません、把握はしておりませんでしたけれども、福島第一原発事故によって御自宅から離れざるを得ない方をはじめとした様々な被害を被った方々については、大変なことと思いますし、お見舞いを申し上げたいとは思いますけれども、御心配な方々がたくさんいるのは我々もそうだと思っております。  万が一に備えてということで、地域防災計画の方にも少し加筆をさせていただいてということで考えておりますし、我々の方で、先ほどから申し上げておりますように、面で捉えて正しい数字を測っていきたいというところにおいては、これまでどおりの対応をさせていただきたいと思っておりますが、万が一のことがあればすぐ対応したいということで日々考えておりますので、できれば御理解をいただければと思っております。 ◆西の原えみ子 委員  御理解というよりも、一歩前に進めていただきたいし、こういう形で区民の運動や、こういう福島県での流れ、裁判が始まるということも含めて、アンテナを高くしていただいて、できることを進めていただきたい、これは是非要望いたします。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○伊藤のぶゆき 委員長  質疑なしと認めます。  各会派から意見を求めます。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆大竹さよこ 委員  継続でお願いします。 ◆横田ゆう 委員  やはり安全なはずだという思い込みではなく、測定値が高かったら早急な対応が必要ですし、もし測定値が低かったら足立区の公園、砂場は安全なんだという立場も取れますので、発信もできるわけですから、最初からできないということではなく、陳情者に誠実に応える立場に立っていただきたいということで、採択を求めます。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  子どもが遊ぶ公園については、地表5cmを基準で測るということはすぐにでもできるのではないかなと思うので、再度御検討していただきたいと思います。継続でお願いします。 ○伊藤のぶゆき 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○伊藤のぶゆき 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。  次に、(4)3受理番号22 海を守り漁業関連事業者、従事者の生業と水産物を守る意見書を国に提出することを求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関は、何か変化はありますか。 ◎生活環境保全課長 昨年12月28日に第3回関係閣僚会議が開催されまして、ALPS処理水の海洋放出に関して、安全確保や風評の対策を盛り込んだ中長期的な行動計画が示されたことを確認しております。 ○伊藤のぶゆき 委員長  それでは、何か質疑はありますか。 ◆横田ゆう 委員  福島第一原発事故から10年がたちますが、現在はいまだに放射線量が高くて、大熊町ですとか双葉町、浪江町など7町村が帰宅困難区域です。森林は除染の対象にもなっていない状況です。  現在でもこの原子炉の中は、原発事故で燃料デブリが溶け落ち、残ったままということで、人間が入れずに機械の中で様子を見なければならないような状況に陥って高い放射線濃度になっています。  このデブリを冷やすために出た汚染水については、通常運転から出たトリチウムとは全く違うものです。ALPS処理をすればトリチウム以外は除去可能とされていますが、実際には基準値を超えるトリチウム以外の核種の存在も指摘されているところです。  このような中で、福島県議会、県内の市町村の70%が海洋放出反対の意思を表明しています。県民の意思は尊重されるべきと思いますが、どうでしょうか。 ◎生活環境保全課長 基準値を超えます核種につきましては、ALPS処理を何回しても国際的な基準値以下まで下げるという方法で放出をするというような記載となってございます。 ◆横田ゆう 委員  それが現在の科学ではまだ無理だということになっているのだと思います。  それで、このままそういった状況で海洋放出が行われると、地域経済にも大きな影響を及ぼしますし、振興復興のために払われてきたこの10年間の努力が水の泡になってしまいます。全国に広がる「ALPS処理水海洋放出に反対する署名」というのがありますが、これが12万8,180筆集まっているということです。  是非、陳情者の願意、海の水産物、漁業関係者の生業を守るために、足立区から積極的に声を上げていくことが重要だと思っています。意見です。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますか。 ◆西の原えみ子 委員  前回、皆さん海外でも海洋放棄をしているということで横田議員に質問もありましたけれども、今、日本が放出しようとしているのは、事故を起こした汚染水ですよね。中身が全然違うと思います。  それと同時に、福島県の人たち、それこそ納得はしていないんですね。漁業関係者やいろいろな関係者が納得をしてからだということの文書も交わしているのに、そういう約束もほごにしてこういう放棄をするということ自体が、本当に私は許せないことだと思います。  それで、今、地上のタンクも満杯になっているということです。だから、すぐ海洋放棄ということではなくて、やはり地上のタンクを増設していかなければいけないと思います。今、原発が動いている以上、こういう廃棄物なり汚染水なりはどんどん出てくるわけです。  そういう中で、本当に廃炉とか考えていかなければ、廃炉にしたって何十年とならないと、さっきデブリの話もありましたけれど、収まらないというか、廃棄物処理についてもしっかり考えていかなければいけない。それがまだ全然できていない中で、いっぱいになったから海洋放棄をするという形では、本当にこういう形でいいのかと、私もすごく憤りを感じています。  これについて、これは福島県だけのことではないし、本当に国民の健康を守らなければいけないという切実な陳情、国に出してくれという陳情になっている。この辺の重要性はどうお考えですかね。 ◎環境部長 今、西の原委員の方からいろいろ御質問ございましたけれども、汚染水については、これまでの基準値、トリチウムが残っているわけですけれども、それについて放出の管理目標値というのをしっかり定めて、国の方は放出のレベルといったものを決めております。  具体的には、前回もお話ししましたけれども、管理目標値は年間22兆ベクレルということで、他の国と比べても実際には非常に低い値となっているというのが現状でございます。  タンクの増設については、現状でなかなか難しいということは委員の皆さん御承知かと思いますけれども、それを今のままためておくとどうしても放出しなければならないということで、こういった形で進めているというふうに私どもは認識しております。  最後に、生業としているいろいろな業態の方々への配慮ですけれども、先ほど担当の課長の方から行動計画が示されたということをお話ししましたけれども、この中に、風評を受ける産業の生産、加工、流通、消費の各段階の取組強化、拡充を進め、それらの対策を講じてもなお起こり得る風評被害の賠償については、関係する方々の御意見を丁寧にお伺いしながら適切に対応していくといった記載がございます。  国の方としても、そういったことを含めてしっかりと対応していくだろうと私どもは考えておりますので、しっかりとその辺は見守っていきたいと思っております。 ◆西の原えみ子 委員  そうですね。国もそういうふうに言ってくれて、まだ2年ありますよね。どんなトンネルを造って流すのか分かりませんけれども、この2年間で意見も聞いてもらいながら、国としても、約束をほごにするようなこんなやり方は本当にしてほしくないですし、そういうものを福島県以外の人たちもしっかり見ているんだということを強く私たちとしても求めていきたいなと思っております。是非その辺も今後注目をしていっていただきたい、これも要望です。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○伊藤のぶゆき 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派から意見を求めます。 ◆渡辺ひであき 委員  前回も質疑をさせていただきましたけれども、もう少しいろいろ考えたいことがありますので、自民党としては今回は継続でお願いします。 ◆大竹さよこ 委員  継続でお願いします。 ◆西の原えみ子 委員  採択でお願いします。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いします。 ○伊藤のぶゆき 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○伊藤のぶゆき 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○伊藤のぶゆき 委員長  次に、報告事項に入ります。  ①アレフ(オウム真理教)対策についてを危機管理部長から報告、②防災備蓄の検討状況について、③江北小学校及び高野小学校の統合に伴う避難所再編成について、④令和3年度地区防災計画及びコミュニティタイムライン策定支援の進捗について、以上3件を総合防災対策室長から報告があります。 ◎危機管理部長 恐れ入ります、災害・オウム対策調査特別委員会報告資料危機管理部版の2ページを御覧いただければと思います。  アレフ(オウム真理教)対策についてでございます。  1番といたしましては、条例第5条に基づく報告書の請求についてでございます。今年1月の報告を求めたという内容でございます。  足立区反社会的団体の規制に関する条例に基づき、令和4年1月1日現在の報告書を請求したというものであります。送付日については3年12月20日、基準日は1月1日、報告期限は1月31日でございますが、今のところ報告はございません。根拠条例につきましては記載のとおりでございます。  2番といたしまして、条例第10条に基づく過料処分についての御報告でございます。  経過でございますけれども、条例に基づき、アレフに対し、令和3年1月1日現在の報告を求めたところ、これまで報告がないため、同条例第10条に基づき過料に処したというものでございます。過料の処分の額につきましては、(2)でお示ししているとおり5万円でございます。納付期限につきましては1月14日でしたが、こちらにつきましてもまだ納付がない状況でございます。  3番といたしまして、オウム真理教対策関係市区町連絡会による法務大臣及び公安調査庁長官への要請行動についての御報告でございます。  昨年12月22日夕刻でございましたが、法務省と公安調査庁に出向きまして、要請行動を実施しております。出席者については記載のとおりでございます。  内容といたしましては、団体の活動に対する規制を強化するとともに、オウム真理教問題の解決に向けた法整備を行い、適切な措置を講ずることを求める要請書を提出したものでございます。  問題点・今後の課題については、記載のとおりでございます。 ◎総合防災対策室長 報告資料3ページを御覧ください。  件名、所管部課名は、記載のとおりでございます。  1番、防災備蓄の現状でございます。各避難所や拠点倉庫への分散避難を基本として、スペースを考えながら必要なものを備蓄しております。令和2年度については、感染症対策が主なところでございましたので、追加配備を行いました。  今年度の検討状況については、水害時に2週間継続して避難所生活になる避難所がございます。そういうものも勘案して、避難所の寝具の再検討を、今、進めているとこでございます。段ボールベッドについては、第一次避難所についてはほとんど行っておりませんので、スペースの確保をすることを基本に、要配慮者等専用居室の運用などを含め、今、検討しております。第二次避難所については、引き続き増配備を進めているところでございます。  参考に、3か所については計180台、拠点倉庫に320台を、今、配備しているところでございます。マットについては、配備しているのですが、かなり薄くて、皆さんがあまり長くいられないというところもございますので、エアマットの配備を検討させていただいているところです。避難所については、段ボールベッドがない部分についてはマットを配備しておるのですが、そちらもエアマットへの入替えを検討しております。  逼迫しています備蓄倉庫のスペースですが、今、毛布等をリパックしてスペースをつくりながら、適正な配置を進めているとこでございます。  更に、今年期限切れ等の問題がございましたので、その辺も整理をさせていただいてスペースを生んで、備蓄のスペースをつくっているところでございます。  続きまして、4ページでございます。  件名、所管部課については、記載のとおりでございます。  江北小学校新校舎について、避難所運営会議、高野小学校と江北小学校の合併をさせていただいて、統合で運営をしていただくということでございます。  今のところ、昨年中にいろいろ代表者の方とお話をさせていただいて、特に問題あるところはございませんでした。江北小学校(新校舎)については、最大浸水深が3.1mということで、2階以上は浸水しないということで、体育館及び備蓄倉庫及び主要な電気設備機器は、浸水しない2階以上に配備させていただいているところでございます。  今後のスケジュールについては、今年の3月上旬に回覧をして皆さんへ周知をさせていただきたいというところで、3月末までに組織図を策定をさせていただきたいと考えているところですが、ここへ来て、コロナの関係で集まることがなかなか難しくなっておりますので、少し時間が延びる可能性がございます。  続きまして、6ページでございます。  令和3年度地区防災計画及びコミュニティタイムラインの策定支援の進捗についてです。  7ページの表にあるとおり、これだけの地区でコミュニティタイムライン及び地区防災計画を進めているところでございます。  これらについても、昨年度内は集まっていろいろなことができたのですが、ここへ来て、なかなか集まることができないので、進めるのに新しい方法、リモートとか書面会議、そういうことで進めてまいりたいと考えております。 ○伊藤のぶゆき 委員長  何か質疑はございますでしょうか。 ◆にたない和 委員  私からは、1点、江北小学校(新校舎)の建て替えについてです。  今回、新校舎の水害対策として、特に備蓄倉庫について報告ありましたけれども、江北小学校の水害対策について、地震を考えた場合これは適切なのか、区の考えを教えていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎調整担当課長 水害時は3.1m以上のところに倉庫を置くということで、地震のときも、その耐震性も含めて検討されたものが建築されると聞いております。 ◆にたない和 委員  足立小学校とか千寿第五小学校跡地の活用についての際も、ハザードマップで深刻な被害が想定されている地域については、避難所機能を含め、備蓄倉庫を想定浸水深以上の高い位置に設置していただきたいと何度もお願いしているわけですけれども、地震の際に備蓄品を取り出すことを考えればこれが適切なんですと、1階に備蓄倉庫を設置するのも、水害だけではなくて地震の場合も考えてのことなんですということで説明がありました。  そしてこの報告ですけれども、正直言って、今回の対策こそハザードマップを生かした適切な対応だと思います。今後、校舎の更新時であるとか建て替えのときに、建築してしまっている部分については難しい部分あるかと思いますが、今後について、今回のように想定浸水深以上の高い位置に、体育館であるとかそういった避難機能、備蓄倉庫、また電気設備機器等を設置していただきたいと思います。  また、これは足立区の基準としてハザードマップを生かした対応として定めていただいて、是非とも民間の設備とか建築物についてもある程度の影響力を持っていただきたいと考えるのですが、こちらについてはいかがでしょうか。 ◎調整担当課長 今、にたない委員の御発言のとおり、江北小学校(新校舎)については、浸水深3.1m以上、2階に体育館、備蓄倉庫の設置をする。また、1年遅れで、鹿浜の未来小ということで、統廃合が進んで新校舎が建設されるところも、同じように荒川の氾濫の浸水深以上に体育館、備蓄倉庫を置くということで、今後、区の中ではそのような方針を前提に進めていきたいと思いますし、また民間の協力につきましても、今現在も、開発計画を持っているところとその一時集合場所みたいな形、避難場所みたいな形で検討、協議をしておりますが、今後も引き続きしていきたいと考えております。
    ◎総合防災対策室長 にたない委員おっしゃるとおり、旧千寿第五小学校のところについては民間が施設を建てるというところ、ここについては区が建てるということで、向こうの提案も受けて、これで十分なのかどうかという検討をさせていただいています。おっしゃるとおり、最初から水に浸からないところにあればいいということは十分承知はしているところですが、それに対する対応ができるか、できないかというところで、旧千寿第五小学校の方についてはこれでオーケーということで進めさせていただいております。  このように、江北小学校(新校舎)の方は最初から2階ということで設計をさせていただきましたので、今後はこの方向で進めさせていただきたいと考えております。 ◆にたない和 委員  今後については、必ずハザードマップをしっかりと生かしたような形で、今、答弁いただいてすごく安心したのですけれども、どうか進めていただきたいと切に願います。 ◆渡辺ひであき 委員  防災備蓄の検討状況についてお伺いをしたいと思います。  この報告を受けまして、改めて、震災時は応急仮設住宅ができるまでは随分時間が掛かるでしょうし、私ども千住地域では水害の場合は2週間以上水が引かないということであれば、いずれにしても避難所で生活する期間が長期化するということを考えると、寝具についてはすごく重要なんだなと思っております。  これまでも、マットだけでは心もとないなという思いがある中で、こうした検討がされているのはすごく大事なことだと思っておりますが、改めて災害用ベッドについて調べてみましたら、段ボールベッドはやはり高いですね。それから、備蓄するのにかなりの面積が必要だということ。エアマットについては1,000円台から、大変立派なものだと6,000円、段ボールベッドは一番安いものでも8,000円ぐらいしますから、これぐらいの値段であるならば、避難所の生活、心の健康もそうですし、体の健康を維持するためにも睡眠は大事ですから、こういう検討をしていただいているのはありがたいと思いました。  そういう意味で、この導入検討はなるべく早く行っていただきたいと思いますが、まず、そのことについてお伺いしたいと思います。 ◎災害対策課長 災害は、震災も水害もいつ起こるか分からないと考えておりますので、早急に結論は出したいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  それから、段ボールベッド、これ調べてみましたら、物によってはコーンスターチが原料に使われているものがあるらしいですね。そういうものであるとゴキブリが寄ってきちゃうんですって。だから、順次これから第二次避難所に増やしたりするときは、その原材料もしっかり確認したものを配備していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 避難所生活、長期間に及ぶことも想定されますので、先ほど渡辺委員おっしゃっていただいたような衛生面も含めて、物品の選定には当たっていきたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  配備をなるべく早くしてほしいということについて、このようないい答弁いただきましたけれども、避難所ではなくて、この間も震度5強の地震があったとき、千寿本町小学校は一時滞在場所として開設しましたけれども、そうした場合にもエアマットをもしも導入したときには使えるように考えているんでしょうか。 ◎災害対策課長 避難された方の安心・安全というところも含めて、帰宅困難者受入れとして避難所を開設したときには、支給というところで考えています。 ◆渡辺ひであき 委員  今、予算編成中で大変な時期だと思いますけれども、こうしたことはスピード感を持って行うことが大切だと思いますので、来年度予算に計上するぐらいの勢いでやっていただければということを要望したいと思います。 ◎総合防災対策室長 今、渡辺委員おっしゃられたとおり、地震も最近いろいろなところで起きております。地震の際には、建物が壊れればなかなか避難所から帰れないという事情も当然出てまいります。そういうものも勘案して、なるべく早く全体の避難所で配備ができるように検討を進めているところでございますので、もう少々お待ちいただければと思います。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますでしょうか。 ◆大竹さよこ 委員  江北小学校及び高野小学校の統合に伴う避難所再編成についてお伺いいたします。  単純に、今まであった江北小学校、高野小学校の2つの避難所が1つになるということで、地域の方、不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。先ほど総合防災対策室長の方からは、代表者の方とお話をして特に問題はなかったというお話ではございましたが、地域の方は、やはり2つあったところが1つになる、距離的に遠くなる方もおられますでしょう。そういったところの不安をどのように解消していくつもりなのかお伺いいたします。 ◎調整担当課長 まず、地域の代表、町会長と町会の役員の方と、今現在コロナ禍であり、集合してなかなかできないのですが、いろいろな意見交換、考え方を聞いております。  今、大竹委員のおっしゃったとおり、その地域の方、代表だけでは、今後、事業を進める中では地域の不安を払拭することは難しいと思っていますので、コロナの状況を踏まえながら、もう少し広げた形で説明会を行うということも検討していきたいと思っております。 ◆大竹さよこ 委員  以前、ここには上沼田中学校もあったかと思います。そうしますと、ここの地域には3か所避難所があったということでよろしかったでしょうか。 ◎調整担当課長 実は足立西高校も、避難所として東京都と協定を交わさせていただいておりますので、4か所になります。 ◆大竹さよこ 委員  そうしますと、4か所が2か所ということになりますので、このあたり不安に思ってらっしゃる方、時々私の方にもそういったお声が届きますけれども、現在のところ、区にはそういった声は届いておりませんでしょうか。 ◎調整担当課長 特に区民の方から不安の声ということはございません。 ◆大竹さよこ 委員  また、今後、避難所の運営、2つが1つになるということで、以前は8つという運営会議だったのが、今度は12、かなりの大所帯になるのかなと思います。このあたり回り出せば大丈夫なのでしょうけれども、最初の始まりのところ、区の方の役割というのも大変重要になるかと思います、旗振りの役というのですか。このあたりはどのように関わっていくつもりなのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎災害対策課長 やはり数が多くなると、それぞれの役割分担ですとか、今までのやり方等々あると思います。  区の方でも、全体的な避難所の運営に関して、本部長・庶務部長会議ですとか、それぞれの避難所運営訓練の中で関わらせていただきながら、効率的で効果的な運営方法というのを地域の方々と一緒になって考えていきたいと思います。 ◆大竹さよこ 委員  是非丁寧に皆様の声を聞きながら、運営会議等も円滑に進むようによろしくお願いしたいと思います。  また、先ほどございました足立西高校についてでございますが、こちらは令和4年4月以降、江北小学校の新しい運営会議の方々が運営するということでございますが、鍵をどうやって開けるのか、また備蓄が現在はないというところでございますので、いざとなったときの備蓄のシェアの仕方とか、そういったものも東京都との連携も必要になると思いますけれども、このあたりはどのようにお考えでしょうか。 ◎災害対策課長 大竹委員おっしゃるとおり、東京都の施設でもございますので、地域の方々と、あと東京都教育庁との意見交換などもしながら、円滑な避難所運営をできるように進めてまいりたいと考えおります。 ◆大竹さよこ 委員  そのあたりも、是非運営会議を通じて、しっかり連携が取れていますといった情報の方も皆様にお伝えしていただければ安心の一つになるのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、今後、江北小学校の新校舎の隣、近くに江北健康づくりセンターが建設予定に今なっているかと思いますが、ここのセンターの活用方法について、現在検討しているものがあれば教えていただけますでしょうか。 ◎災害対策課長 健康づくりセンターでございますので、やはり要配慮者ですとか、何に使えるかというところも含めて、申し訳ございません、まだ検討を進めている段階でございます。 ◆大竹さよこ 委員  この健康づくりセンター、まだできていないので、今ここでどうのと言うのもあれですけれども、ここは避難所にはなり得ないのでしょうか。 ◎副区長 大きいホールがございますので、そちらの方を避難所として、どういう形の避難所になるかはこれからですけれども、地元の方が使えるような形で運営できるようにしていきたいと思っています。 ◆大竹さよこ 委員  ありがとうございます。この健康づくりセンターは、きっと様々な機能がここに付くと思いますので、その機能を生かした避難所というのも一つ考えられるのかなと思いますので、そのあたりの検討もどうぞよろしくお願いいたします。要望です。 ◆小泉ひろし 委員  同じく江北小学校(新校舎)の運営に関わることですが、江北小学校を運営するエリアということで色塗りがされておりますが、特に尾久橋通り放射11号線の東側、ここにも色塗りがされて、運営するエリアとして加わっています。これは町会・自治会のくくりで避難所運営会議とかやるから、このようなちょっとはみ出したような形状になっているかと思うのですが、ここは一つは、江北駅前のライフの近くのJKK公社住宅の自治会というか、一応自治会の体は成していますが、自治会加入率が現状低くなっちゃっている自治会です。辛うじて体を成していると。  もう一つは、高野町会の扇三丁目側に所属するところがちょこっと色塗りで出ております。高野町会については、新校舎の方の運営ということになっているからこういうふうになっていると思うのですが、ここには、いざ災害が起きたときに、水害に限らず大災害があったとき、運営会議所というか、運営所を尾久橋通りの西側に渡って高野小学校で担当する町会とか自治会になっているけれども、実際、一般住民、特に自治会の加入率が低いところの住民なんかにしてみれば、目の前に扇中学校と興本小学校、又は第五中学校というものがあって、自分の身を守るという部分であると、町会や自治会としては運営は向こうなんだけれども、いざというときにはその辺が誤解を生じないように、最寄りのところへ避難するというところをうまく伝わるようにしていただかないと、ちょっと混乱するかなと思います。  これは教育委員会でやる通学区の方も同様のことが言えるのですが、その辺お考えを聞きたいと思います。 ◎災害対策課長 小泉委員おっしゃるように、避難所運営会議の運営は、町会・自治会の方々で区割りをさせていただいてございますが、避難先、場所については特に指定をしているものではございません。  ですので、行きやすいところにまず身を守るために行っていただくというところは、避難所運営会議ですとか、その他また地域の講演会ですとか、そういったところで周知をしていきたい。  あわせて、受入れ先の方についても、誰が来ても受け入れるようにしてくださいということを常々お願いはさせていただいているところでございます。 ◎総合防災対策室長 今、小泉委員おっしゃられました放射11号線から東側にある区域については、今、議論がなされていまして、小泉委員おっしゃったとおり、他に近いところがある、大通りを渡って反対側に行くという問題もございます。その辺も含めて、今、集められた12町会・自治会の中で検討しようというところまできていたのですが、何せ、ここへ来て、今月本当は集まることになっていたのですが、集まれなくなりまして、そういうところには個別にお伺いをするとか電話をするとか、そういう対応をしていきたいと考えています。  なかなか今の時点では、来ないでくれと言われるところもございまして、状況を見ながら進めてまいりたいと考えております。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますでしょうか。 ◆西の原えみ子 委員  私も2点質問させていただきます。  まず、防災備蓄の検討状況についてです。私たちが段ボールベッドのことやエアマットのこと質問してまいりました。そういう中で、こういうエアマットも切替え時に進めていくという方向が検討されたということは非常によかったと思っております。  それで、検討という状況で、先ほどもなるべく早くという声も他の委員からも聞かれておりますけれども、具体的に、いつ、どのように進めようと思っているのかを教えていただけますか。 ◎災害対策課長 まず、東京都も避難者数の想定の見直しをしているところもございます。そういった推移を見ながら、あとは価格ですとか、先ほど渡辺委員からもございましたけれども、衛生面ですとか、そういう選定をさせていただいている段階ですので、なるべく早くとは考えてございますけれども、状況としてはそのような状況でございます。 ◆西の原えみ子 委員  できるだけ迅速にということと、前倒しも含めて計画的に進めていっていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎総合防災対策室長 西の原委員おっしゃるとおり、なるべく早くというのは区としても当然そういう考えでおります。補助金の関係とか、そういうのもございますし、ここへ来ての感染対策についても、今まで段ボールベッドの高さが必要だ、それがあればうつらないという話もあったのですが、今、ガイドラインも変わってきそうなので、それに合わせて直していきたいと考えています。 ◆西の原えみ子 委員  是非よろしくお願いをしたいと思っております。  それと、もう1点、江北小学校及び高野小学校の統合に伴う避難所再編成についてですが、私も、以前、この12か所の町会・自治会の中の都住の方、2つの方の会長の話をお伺いすることができました。  そういう中で、避難所に対して、多くの予防なり不安の声が聞かれたのですけれども、危機管理課と、それこそやられたということだとか、いろいろ説明してくださって、やってくださって感謝をしているということだったのですけれども、こういう中で私も是非区の方に検討も含めて考えていただきたいと思っているところでは、都住に住んでいる方々は、基本的にそこにいる、避難所には行かないということが原則なんだと、そういう認識をしていると。水害時は、3階以上の方は自分のところにいる。でも、1、2階の人たちを上の階に避難をさせてもらいたい、そういうお手伝いもしてほしいと。各階の連絡会で話し合っているけれども、残念ながら避難訓練がなかなかこのコロナの状況でできていないから、どうやって避難をさせればいいのか、その辺のところがとても不安だということを言っておりました。  それと、避難所運営会議に役員を出さなければいけないと。そういう中で、会長は充て職というか、必ず入る中で、救護部に4人だとか、物資部に4人だとかということで、多くの人数を各部署に出さなくてはいけないという中で、高齢でなかなかそういう人数をそろえられない、人が出せないということがあって、本当にそれで大丈夫なのかなという不安も抱えておりました。  また、備蓄品についてですが、各家庭が2週間以上という感じもありますけれど、自助で備える上に、自治会としても、共助ということでそれこそ3日分ぐらいはそろえていかなければいけないだろうということで、お金もためながら少しずつ頑張ってそろえようとしているんですね。ただ、それ以上についてはやはり公助ということで、是非行政の力も借りたいということもおっしゃっておりました。  そして、東京都の都営住宅は、垂直避難の場所といいますか、協定みたいなものも結ばれていて、近隣から逃げてくる方々、避難してくる方々もいらっしゃるだろうと。そういうときには廊下でいいのかとか、そのための毛布だとかお水だとか、こういうものを自分たちでも用意するのか、それとも行政の方でしっかりその辺がうたわれていて備蓄を促してくれて、それをここに置きなさいなどの指示があるのかどうか、こういうところも心配だと言っておりました。  あと、1、2階の方たちを水害時にみんなで避難所に運ぶとなったときに、1つの団地で、規模もありますけれど、1、2階に住んでいる方々は100人から200人近くになってしまうという中で、そういう人たちが全員ではないとしても、避難所に行きたいといったときどうすればいいのかと。一人で行ける方とか娘や息子がいる方たちは既に行動はしているでしょうけれども、ひとり暮らしで避難したい、そういう方たちをどうやって連れていけばいいのか。行きたくないという人にはどうすればいいのかとか、その辺のところが考えれば考えるほど疑問になってくるということはおっしゃっておりました。  もう一人の方に聞いた公社住宅、先ほど他の委員も、日暮里・舎人ライナーの下のこの道路から東側になるところの方たち、同じように尾久橋通りの東側ですね。近くに避難できる学校があるのに、わざわざ道路を渡ってそちらの遠くになったなじみのない場所に行かなければいけない。生活圏がこちらなので変更できないかというのをまちづくり協議会などで意見を言ったそうですけれども、ここは意見を言う場所ではないからということで切られてしまって、それ以降そういう思いを伝える場所がなかなかないということを言っておりました。  先ほどの返事の中でも、今後、具体的なことをしっかり応えていってくれるとおっしゃっていましたけれども、こういう一つ一つの細かい意見やそういう不安な意見を丁寧にしっかり聞いていただきたいと思っています。  そうしないと本当に不安も募りますし、いざ災害が起きたとき、一番身近な同じ団地に住む人達だとか近隣の人たちをどう守っていくかということも含めて、本当にその横のつながりは大切だと思っていて、ここに区がしっかり入って是非進めていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎災害対策課長 災害対策は、自助、共助、公助、それぞれが重なり合って、いかに被害を少なくするかというところが肝要かと思っております。  今、西の原委員からお話しございましたけれども、それぞれ地域の方々が不安に思っていることとか、どうやって運営していこうかというところは、区としましても、いろいろな場面で、避難所運営会議もそうですし、防災講演会ですとかイベント等を行っていますので、周知に努めてまいりたいというところで考えてございます。 ◆西の原えみ子 委員  その点に関して、周知も含めてなのですが、今後のスケジュールのところで、最初の1月29日というのは、コロナということで中止ということでよろしいのでしょうか。 ◎調整担当課長 西の原委員おっしゃるとおり、1月29日はコロナの関係で中止にしました。 ◆西の原えみ子 委員  それと、3月上旬にはあだち広報などでやるとか、町内会の回覧板で区民へ周知と言っているのですが、先ほども言ったように町会に入っていない方々が50%近くいらっしゃるという状況で、この回覧板が果たしてこれだけで足りるのかということも感じます。  やはりこういう大事なことは、周知ということでは、それこそ全戸配布のようなチラシを入れるとか、そういうことも是非検討していただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎調整担当課長 地域の会長ともこの件についていろいろ御相談している中で、時間を掛けてやるべきじゃないかということで、我々も地域の方と意見交換を数多くしながら、地域の方に重要な避難所の件についてどうお知らせすればいいかも含めて御相談させていただいて進めていきたいなと考えております。 ◎総合防災対策室長 あだち広報は一応全戸配布ということだと思います。そのほかに町内の回覧があるということですので、あだち広報には載せさせていただきます。  更には、区のホームページとかそういうところにも載せさせていただきますが、3月10日については決まっておりますので、出させていただきます。  そのほかの周知については、ここの避難所運営会議自体が4月1日からきっちり始まるかというと、今の状況だとかなり厳しいところです。状況によっては、4月1日から機能ができないという可能性も今のところはございます。  そういうのも含めて、どんな周知の方法があるか、1町会、1自治会ずつ巡ってお話をするということも可能なので、そういうことも考えながら進めてまいりたいと思っております。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますでしょうか。 ◆おぐら修平 委員  私も江北小学校及び高野小学校の統合に伴う避難所の再編成について、西の原委員の先ほどの質疑、私も実は全く同じことを質問しようと思いました。  先ほどもおっしゃったとおりで、まず、町会の加入率が約半数で、1町会、12自治会今回一緒になるわけですけれども、この地図にマップ色塗りされていますけれども、世帯及び人数というのは、大体どれぐらいのものになりますでしょうか。 ◎調整担当課長 申し訳ありません。世帯数については、調べた上で後で御報告させていただきたいと思います。 ◆おぐら修平 委員  よろしくお願いします。  その周知方法ですよね。先ほどの質疑の中でもありましたけれども、広報と町内の回覧板はもちろん是非回していただきたいのですが、一方で、広報といっても、見て理解、把握される方がどこまでいるのかということと、町会・自治会の回覧板といっても、加入率が50%ということは、ざっくり言うと半数の方は情報が届かない。  あと、そもそも避難所が新しく江北小学校の新校舎に変わったということと、避難所運営会議というのも、自治会・町会の役員中心の組織ですので、そういった方々以外の方々に知ってもらう、実際に避難所に見に来てもらうといいますか、訓練の参加もなかなか厳しい課題ではあるのですが、そういうことを合わせて私からの提案としては、今回のここに書いてある今後のスケジュールの周知以外にプラス、例えば、いつ実施できるのかというのもありますが、その新しい新校舎及び避難所の見学会、訓練はどこまでできるのかあれですけれども、避難所運営会議以外の住民の方にも、ここが新しい避難所です、そこの見学会を実施しますみたいなことも、ここの対象世帯全世帯にチラシを配布するとか、そういったことも一つの方法じゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎総合防災対策室長 見学会については、学校が開校するということで、周辺住民の方に見学会は予定されています。それ以外に、避難所として、避難所運営会議として、ここが避難所になりますよという見学会も実は考えています。  ただし、いつできるかが問題なので、実際には実施をさせていただきますが、日にちについては今のところお答えができないという状況でございます。申し訳ございません。 ◆おぐら修平 委員  そこはよく分かります。その際に、先ほど西の原委員も質問ありましたけれども、併せて全世帯に別途チラシを配布するぐらい、頑張って周知徹底ということを是非お願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎総合防災対策室長 おぐら委員おっしゃるとおり、全戸配布等を考えて皆さんにお知らせをしたいと思っております。 ◆おぐら修平 委員  よろしくお願いします。  次に、令和3年度地区防災計画及びコミュニティタイムラインの策定支援の進捗についてということで、いろいろと一覧にしてまとめていただいております。日に日に増えて非常によいなと。  これは前期からの災害・オウム対策調査特別委員会の中でも、私も何度か質問、要望させていただいているのですが、コミュニティタイムライン及び地区防災計画の策定に当たって、これも町会・自治会の方、避難所運営会議などの方々が中心なってきますが、そこに住んでいる方というのはいろいろな方がいらっしゃるわけで、子育て世代の方であったり障がいを持っている方であったり、外国人の方であったり、ふだんなかなか地域とのコミュニティー接点がない、例えば都心部に通勤しているサラリーマン世帯の方であったり、そういったいろいろな方々が一緒になって関わっていけるような、そういうスキーム、仕組みづくりができないかなということを何度かこの場でも提案させていただいたところです。  今回の進捗については、そういった既存の方以外での関わり及び何か工夫されたところ、また今後検討されているというところについてはいかがでしょうか。 ◎調整担当課長 以前からおぐら委員からは、例えばPTAとか、どうしてもこの計画づくりは、地域の代表、町会長を含め数名、ましてやコロナの時期なので、人数を絞ってという一部の意見でつくっているのは事実でございます。  今後は、こういう感染状況も踏まえながらですが、いろいろなツールといいますか、その集合体に対して積極的にこちらから計画をアピールしまして、そこでいろいろな意見交換をしていきたいと思いますし、それによってブラッシュアップできるところはしていきたいなと考えております。 ◎総合防災対策室長 いろいろなところで、コロナが収まっていた時期がありまして、私どもも土日、夜間も限らず集まれるようになったときに一斉にいろいろなことをやりました。  今おっしゃられたように、PTAとか地域の活動とか、そういうところに顔を出そうというところまで来たところで、またこの状況になってしまいましたので、そうはいってもこのままで終わらすわけにはいかないので、いろいろな新しい方法、リモートでできないかとか、地域学習センターを借りて、そこに何部屋か借りて自治会・町会を入れてリモート会議をやるとか、書面でやるとか、今、それを実施すべく準備を整えているところでございます。  今、訪問するだけでも、来ないでくれということもございまして、電話の中でやり取りをさせていただいているのですが、進められるところから進めてまいりたいと考えております。 ◆おぐら修平 委員  時期が非常に厳しいというのは私も重々承知しています。以前、私もリモートでの開催ということも提案させていただきました。そこも是非お願いします。  私、多様な方の参加ということを以前から提言させていただいている一方で、その地域のコミュニティー、いろいろな人間関係や地域のことを一番よく知っているのは、それぞれ町会・自治会、またPTA、いろいろな地域の活動に関わっていらっしゃる方というのが地域に根付いて事情をよく知っている方なので、もちろん既存の枠組みを柱にそのまま継続しながら、更に新しい多様な方が意見交換に参加できるスキームというのを、改めてここは要望ということでよろしくお願いをいたします。 ◎総合防災対策室長 地域の町会・自治会だけではなくて、区民事務所等は他の団体ともつながりがございます。そういうところで協力をいただいて、その他の団体、活動母体に直接働き掛けていろいろ進めてまいりたいと考えておりますので、もう少しお待ちいただければと。 ◆おぐら修平 委員  よろしくお願いします。 ○伊藤のぶゆき 委員長  質疑はございますでしょうか。 ◆横田ゆう 委員  アレフ(オウム真理教)対策についてお伺いします。  昨年、団体規制法の報告の義務を怠った、構成員ですとか資産状況の報告をしなければいけないのを怠ったということで、11月19日に公安調査庁が立入検査を行われたという報道がありました。  足立区に対しても、条例第5条に基づく報告書も提出をしていないということなのでしょうか。 ◎危機管理部長 足立区の方でも、この条例第5条に基づいて報告を求めておりますけれども、過去一度も出されたことがないという現状でございます。
    横田ゆう 委員  これまで一度も出したことないということですか。 ◎危機管理部長 そのとおりでございます。 ◆横田ゆう 委員  やはり条例で定められたことですので、条例にのっとって働き掛けを継続していただきたいと思います。 ○伊藤のぶゆき 委員長  要望ですか。 ◆横田ゆう 委員  要望です。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○伊藤のぶゆき 委員長  質疑なしと認めます。 ○伊藤のぶゆき 委員長  その他に入ります。  何かございますでしょうか。 ◆吉田こうじ 委員  情報連絡の方で、令和3年度足立区総合防災訓練の実施についてのお話が載せていただいておりました。中学生消火隊がアバターを使った新しい取組で、今の中学生たちの皆さんは、やはりこういう形でもきちっと防災の意識を持っていただくことができるんだなというのが、私は意外だったというか、すばらしいことだなと思いました。  今、あらゆるイベント事が、こういうコロナの感染拡大で縮小されたり中止になったりということになって、今日も総合防災対策室長の方から、いつ集まれるか、いつ開催できるかというお言葉が3回、4回と出てきておりましたけれども、防災訓練に関しては、今まで例えば、避難所運営本部の皆さんを中心に地域、地域で行われてきましたけれども、かれこれ2年ぐらい行っていない状況が続いているんじゃないかと思います。  今回の総合防災訓練の中で、例えば区の職員の方々が専門的ないろいろ訓練をなさったということはありますけれども、足立区民全体の数から考えると、核になる人たちは、どういう形であれ、訓練という形を続けていった方がいいんじゃないのかなと思います。  実際に体を使った訓練ができなければ、こういう総合防災訓練の状況を小さい単位で、例えば自治会でしたら町会の会館で皆さんで見られるような形をつくるだとか、そういう意識を常に持っていただいて、各地域で防災の核になる人たちというのはいつも確保しておかないと、これは厳しい状況になるんじゃないかなと。  例えば今年で27年の阪神・淡路大震災でしたけれども、あのときも各地域で家が震災で潰れてしまったというときに、専門的な公助、公共の救助がなかなかたどり着けないときに、地域の皆さんの力で大勢の方々の命を救ったという歴史、これは災害の一つの教訓としてあるわけですね。  そういう中で、例えばずっと長い時間圧迫されていた体を急激に解放されると、それはその方にとって逆に心臓に負担が掛かって大変なことになりますよだとか、こういうときは専門家が来るまでとにかく待っていましょうだとか、例えば古いお宅でしたらば、万々が一のことを考えてホイッスルを携帯しましょうだとか、そういうことだけでも常日頃から発信し続けるというのは、私は非常に大事なことだなと思います。  今後、こういう感染症というのがずっと考え続けていかなくちゃいけないことであるならば、防災訓練の形というのも、コロナが終わるまでということだけではなくて、こういう状態の中でどれだけ多くの方々が防災の意識を持っていただくために関わり続けていっていただけるかというのを、もう少し真剣に議論していった方がいいんじゃないのかなと思っているのですが、その辺のお考えいかがでしょうか。 ◎災害対策課長 吉田委員おっしゃるとおり、正直、訓練がなかなかできずに、いろいろなところへ私も避難所運営会議にお邪魔をすると、非常に不安がっているというところがございます。  また、職員の訓練で図上訓練などをやったときには、訓練してみないと実際のときにはなかなか動きづらいなというところも実感したところでございます。  なので、集まらずにできる訓練というところで、今年で言うと、例えば避難所運営会議にいらっしゃる防災士の方々の研修会をDVD化しまして、DVDで配付をさせていただいたですとか、今、考えているのは、区民防災組織というのを各町会・自治会で組織しているところが多数でございますので、それも本来であれば年明けに集まっての研修会がございましたが、それをDVDにして、例えばチェーンソーの使い方ですとか、そういったものを配っていきたいということも考えております。  また、訓練に関して言うと、なかなかリモートでの訓練というのは、中学生とかだとやりやすいのですが、町会・自治会の方はやりづらいところもございましたので、できるところという部分で、今年は特に通信訓練を重視させていただいて、何かあったときにはこの体制でここから連絡がこの方に来るよというような、まずできる部分というところを進めさせていただいてございます。  もちろんコロナ禍、収束が見込めない中でございますので、何ができるかは真剣に引き続き検討させていただきたいと思っております。長くなって申し訳ございません。 ◆吉田こうじ 委員  ありがとうございます。  この情報連絡にもありましたけれども、情報連絡の災害協定を結ばれた団体とも訓練を行ったというのは、私はすごくいいことだなと思いました。  引き続きいろいろ工夫をして、他区でやられている状況もいろいろ研究していただきながら検討していただければなと思います。一応ということはないですけれども、防災士の一人としても、そういう考えを常日頃思っております。  特に地震も、先ほどもお話がありましたけれども、いつ起こるか分からないという状況の中にありまして、一般の私たちの心というのは、コロナの感染状況がこういう状況になると、ますます気持ち的に閉塞感があって、地震がある、水害があるとかというと、区民の人たちが明るく希望を持って毎日生活していくというのは非常に厳しいことで、そこを打ち勝つために何ができるかというと、やっぱり訓練だと思うんですね。  あと区の明るい情報発信、希望を持っていただけるような情報発信というのは、私は非常に大事だと思いますので、是非その辺を取り組んでいただければなと思います。何か御意見を。 ◎災害対策課長 やはり吉田委員おっしゃるように訓練をしてみると、私もまだまだ足りない部分があるかなと。災害対策に終わりはないとは思っておりますので、どれだけ非常時に想定外のことを少なくできるかというところが肝になると思っておりますし、その想定内にするためには訓練が非常に大事だと思っております。  ですので、できることを引き続き研究しながら実施をしていきたいということと、区民の方々一人一人の自助に頼っている部分も多々ございますので、情報発信、恐れる前にきちっと準備をしようというような、明るい情報発信になるかどうかとは思いますけれども、強化していきたいと考えております。 ◎総合防災対策室長 吉田委員おっしゃるとおり、今だからこそ訓練をしなければ、ここへ来て災害が発生すると、大変なことになるというのは重々承知をしております。  今回、いっときコロナが収束したときに各部の訓練とかもできました。更には、中学生消火隊の訓練、これもかなり評判がよくて、消防庁の方から総監賞を頂けるということにもなりました。  何か新しいことで進めていって、それこそ吉田委員の防災士の資格も使わせていただいて進めさせていただきたいと思います。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますでしょうか。 ◆おぐら修平 委員  私も災害協定の締結について、今回、新たに情報連絡ということで、東京都及び都内の区市町村と「災害時の相互応援に関する協定」を締結されたということで新たに一歩進みまして、問題点・今後の方針のところでも、先ほどの説明でも、東京都や関係自治体と情報交換と連携を図っていくということでありました。  協力内容については、職員の派遣、あと避難先の提供、物資の供給ということで、どれも非常に重要ですし、特に自治体間となると職員の派遣というのは非常に助かるのではないかと思うわけで、そのためには、この訓練、これも先ほどの質疑の中では、コロナのこの状況の中でどうやって職員の実際の派遣及びこっちが受け入れるなりの訓練ができるのかという議論もありますけれども、そういった実際に職員派遣及び受入れの訓練ということ、相互の自治体での今後の取組について、何かしらの検討なり、今後の予定というのはどうなっていますでしょうか。 ◎災害対策課長 実際の連携は、訓練をしてみないと、繰り返しで申し訳ございませんが、なかなか心もとない部分あると思います。  先ほど来より御紹介させていただいた図上訓練については、9都県市と合同で行いました。実際の訓練、当日は東京都は東京都のところでの訓練従事でしたが、その前にこういった形で連携しようというシミュレーションみたいなことはさせていただいてございます。  実際の訓練のときに派遣をどうするかというところは、今後、東京都、その他市区町村とも協議しながら検討していきたいと考えております。 ◆おぐら修平 委員  よろしくお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  先日、中国残留帰国者の方の要望を出させていただきまして、今どういう状況になっているかというのをきちんと調査して御報告していただける、資料として頂けるというお話をいただいていたのですが、いまだに1か月たっても何もないのですが、どうなっているのでしょうか。 ◎災害対策課長 御報告せずに申し訳ございません。  高齢福祉課の方で、中国帰国者支援の方々を担当させていただいている所管がございますので、現状のところ、申し訳ございません、私、御報告しているとは思っていたのですけれども、いろいろな会報誌ですとか、その他もろもろの支援をしているというところまでしか把握してございませんので、関係所管と協議してまた御報告させていただきます。 ◆長谷川たかこ 委員  戸別訪問とかもされているのですけれども、その中で災害とか避難対策とか、そういうところの周知についてはどういうふうに今までやっていたのかとか、機関紙「故郷」の方には前向きに検討していただけるというお話は区長からもいただいているところなので、先月お話しした調査事項についてはきちんと資料を出していただきたいので、早急にお願いいたします。 ◎災害対策課長 福祉部とも連携して、早急に御報告いたしたいと思います。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他にございますでしょうか。 ◆にたない和 委員  私も、先ほど吉田委員からのお話でも出てきましたけれども、情報連絡の中学生消火隊オンライン合同訓練について、懸念があるので教えていただきたいのですけれども、全88名で参加してということで、実際に通信状態というのはどうだったんですかね。 ◎防災力強化担当課長 通信状況は、学校のWi-Fiの方できちんと接続できておりましたので、スムーズに通信環境は安定して訓練はできました。 ◆にたない和 委員  確認ですけれども、スマートニュースとかで、メタバースを活用した取組をやっているという形でプレスが入っていましたけれども、それと同じものを使ってやっていたのかというところはいかがですか。 ◎防災力強化担当課長 にたない委員のおっしゃるとおりで、3D仮想空間のメタバースを使って訓練をいたしました。 ◆にたない和 委員  プレスリリース、スマートニュースにも載っているぐらいなので、一般の普通の区民の方であるとか、地域以外の方も、いろいろな方が興味持って見たのかなとは思うのですが、私は、プレスリリースが入ったときに、どうなんだろう、試してみようと思って入ってみたら、メタバース空間で自分一人だけになってしまって、ちょっとうろちょろしてみたのですけれども、A、B、C、Dとか、ここでクイズかなんかやるのかなとか、一人だと楽しめなかったかなと思いますが、グラフィックもしょぼかったりということで、いろいろ突っ込みどころ満載なところだったのですが、プレスリリースが入ってから、何か反響みたいなものはありましたか。 ◎防災力強化担当課長 空間は、作成に費用を掛ければ掛けるほど詳細には作れるというのが現状です。私たちの今回の予算では、ここが限界の部分ではありました。  また、反応としては、他の自治体からの問合せ等が実際は多いところです。今回の訓練は全国初の取組でもありますので、他自治体でもこういった取組は全くなかったので、そういった部分に興味だとか関心等をいただいております。 ◆にたない和 委員  だとすると非常に安心したというところですが、というのも、私はそれこそ区議会議員やって消防団に入ってとなれば、防災意識が高いのは当たり前だと思いますけれども、こういったところに来る前に会社員をやっていたときも、防災意識は他の方よりはちょっと高いかなと。非常に興味を持って、ローリングストックであるとか、いろいろ高所に重いものを置かないとか基本的なところも含めて、そういった防災意識は他の方と比べると、自分で言うのも何ですけれども、高かったのかなと思います。  そこで思い当たるのが、私がまだ小学生だったときに、総合スポーツセンターのところに、1階にゲーム機じゃないですけれども、防災訓練ができるゲーム機みたいなのが置いていあったんですよ。当時として、グラフィックももちろんしょぼかったし、できることも限られてはいたのですけれども、私、小学生のときそれが大好きで、総合スポーツセンターに行くと、いつもよく遊んでいたんですね。それで、震災が起きた後こういうふうにしなくちゃいけない、こういうことは危険なんだなと学んで、大人になって災害の意識がちょっと高いのはあれが影響だったのかなと思うんですね。  先日、旅行代理店がメタバースを使って日本全国旅行できるみたいなところ非常に大きく批判を受けていたりしたもので、足立区も同じように批判が起きないかというところで非常に心配してはいたのですが、グラフィックがどうのこうのとか、内容がちょっとしょぼいとか、そういったものもあるかもしれないですけれども、それでもやる価値というのは非常に高いと思いますので、それで懸念していたのですが、今回、批判がなかったということで非常によかったのですが、是非とも批判を恐れずに、今後も新しいことを積極的にチャレンジしていただきたいなと思います。 ◎総合防災対策室長 にたない委員おっしゃるとおり、まだまだ進化できる状況でございます。作りましたNTTの方も、今回を受けまして、全国初ということで更に進化をさせたいという思いも持っております。  更には、うちの方で、今、ホームページ等上げておりますので、そこから入っていただければ皆さんできるというところと、学校現場の方で、今、小学生も持っておりますので、その辺で他のことにも使えるということで、これをなるべく進めていきたいと考えております。  第1回目なので、しょぼいと言われると、お金の関係もございまして、申し訳ございませんが、あれでもかなり中学生は楽しんで防災に対する学習をしたという感想をいただいておりますので、今回はその程度でしたが、申し訳ございません、他の学校ではやっていない、他の区でやっていないことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆にたない和 委員  しょぼいという言葉が大きくて申し訳ございませんでした。iPhoneでも接続できてスムーズにできましたので、本当に仕組みとしてもすばらしいことだったと思います。是非批判を恐れずに、ただ、もうちょっと言うと、一人でも楽しめるコンテンツがあったらよりいいのかなとは思いますので、是非ともこの批判を恐れず、新しいことをチャレンジしていただければと思います。以上です。すみません。 ○伊藤のぶゆき 委員長  他にございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○伊藤のぶゆき 委員長  なしと認めます。  以上をもって災害・オウム対策調査特別委員会を閉会いたします。       午前11時40分閉会...