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令和 3年 1月21日文教委員会−01月21日-01号
令和 3年 1月21日建設委員会−01月21日-01号

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  1. 足立区議会 2021-01-21
    令和 3年 1月21日文教委員会−01月21日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年 1月21日文教委員会−01月21日-01号令和 3年 1月21日文教委員会       午後1時27分開会 ○吉岡茂 委員長  それでは、定刻前ですが、全員そろっておりますので、ただいまより文教委員会を開会いたします。 ○吉岡茂 委員長  初めに、記録署名員を指名いたします。  浅子委員長谷川委員、お願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  次に、異動管理職の紹介に移ります。  異動管理職の紹介につきましては、御手元に資料を配付いたしましたので、紹介に代えさせていただきます。 ○吉岡茂 委員長  次に、請願・陳情の審査に入らせていただきます。  まず初めに、(1)元受理番号6 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願を単独議題といたします。  前回継続となっておりますが、その後、何か変化ございましたでしょうか。
    教育相談課長 特に変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ございますか。 ◆長谷川たかこ 委員  GIGAスクール構想で、今、1人1台タブレットということで、ある程度、小・中学生たちタブレットのほうが配付されていると思いますが、今後、コロナ禍の中での臨時休校とかもあると思いますので、その活用というのも是非、進めていただきたい、そういう体制もつくっていただきたいと思いますが、そこら辺の構想はいかがでしょうか。 ◎教育政策課長 コロナ対策で、もしも学校が休業になった場合には、リモート授業等学習支援をしなきゃいけないというふうに考えてございます。  今の段階では、ICT環境がないお宅に、LTEの端末1万台を配置したところでございまして、もし万が一、休校となった場合には、家庭と学校を結んだ学習支援ができるという体制を整えているところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  それに伴って、不登校対策というところにもつながってくるんですけれども、不登校でなかなか学校のほうに来られないお子さんたちに対しても、タブレットを活用した形で、オンラインでも授業というのも今後、取り組めるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育相談課長 オンラインの授業に含めたICTの不登校児童・生徒への活用については、現在、足立区ICT教育推進基本方針に基づいて、不登校版の基本計画活用計画みたいなものを今、作成中でございます。完成次第、御報告させていただきます。 ◆長谷川たかこ 委員  それは、来年度に向けては、もうできるということでよろしいんでしょうか。 ◎教育相談課長 ただいま作成中でして、早ければ3月の文教委員会には報告できるかなというふうには考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  それと、あと、来週ぐらいですか、今月ぐらいですかね、ペアレント・メンタープロポーザルが入ってくるかと思いますけれども、そちらの結果が分かり次第、そこの委託先との不登校対策という部分への支援を早急に進めていただきたいと思いますが、そこら辺の御対応はいかがでしょうか。 ◎支援管理課長 ペアレント・メンターにつきましては、来週月曜日25日に第3回の選定委員会を行います。そこで特定できると思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  プロポーザルで業者が決まりましたら、是非とも不登校支援というところに回っていただいて、施策を打っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆浅子けい子 委員  不登校の問題なんですけれども、今日の新聞に、長野県教育委員会と信州大学が共同で、昨年の分散登校行われましたけれども、その期間にどんな状況だったかということを調査をしたと。そうしましたら、小学校で73.7%、中学校で64.6%の不登校児童・生徒が1日以上登校していたということが分かったということなんですね。  やはり以前から、不登校の子どもたちが、一時、一斉休校になって分散登校になったときに、登校できる可能性があるんじゃないかというふうなことも言われていましたけれども、実際にこういう統計を取っていることが分かりまして、そして少人数であったり、学校滞在時間が短かったりすることが登校しやすかった要因じゃないかというような分析をしているんですけれども、足立区の分散登校のときの不登校児の登校の状況とか、つかんでいらっしゃるでしょうか。 ◎教育相談課長 不登校児童・生徒の分散登校時の傾向はつかんでおりまして、浅子委員おっしゃるとおり、チャレンジ学級に行っていたお子さんが学校に週に3回とか2回とか数が少なかったので行けるようになったというお話は聞いております。  不登校児童・生徒につきましては、集団活動が苦手なお子様が多いので、当然、人数が2人とか3人で指導する環境が合っていたというふうには考えておりますが、今現在、全体的な登校になって、また不登校が増えてきたという傾向もございますので、その当時は行けるようになったということは把握しております。 ◆浅子けい子 委員  そういうやはりたくさんの集団のところだと行きづらいとか、そういうような状況もあるということで、やはりここから不登校が、もちろんいろいろな居場所を今つくっていますけれども、願わくば学校に普通に通える、それが一番望ましいことなのかなというふうに親の立場からすると思うので、やはりそこからどのような学校教育の体制をつくっていくのか、高校なんかでは、今、やっぱり分散ということで、例えば午前中が高校1、2年生だったら、午後が高校3年生、次の日はその逆というような工夫もされているそうなんです。  今、まだ緊急事態宣言という中で、学校は一律の休校にはしないと、それはもう私もよいことだと思いますけれども、やはりいろいろ工夫をされて、そこから不登校生徒・児童が学校に来やすい、そういうどのような環境をつくったらいいのかというのも是非これからの参考にしていっていただきたいというふうに思います。  それと、あと一つ、今、長谷川委員のほうからお話がありましたけれども、現在、ICTの環境がないところにタブレットを配付をしていると。どのように活用をされているんでしょうか。 ◎教育政策課長 当初は、リモートを使ったZoomで学習支援をしたり、それからオンライン学習支援サービスeライブラリを活用して家庭学習をするというような予定でございましたが、今は通常学級でございますので、大まかに言うと、eライブラリというドリル学習のソフトを使いながら家庭学習を取り組んでいるという学校は、幾つかの学校から報告を受けております。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑、よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  前回、申し上げましたが、自民党でもヒアリングをして更に議論を深めていく予定ではあったのですが、緊急事態宣言を受けて、その日程が遅れているということもあり、引き続き継続をして検討していきたいと思います。 ◆吉田こうじ 委員  この請願が出されたときにお子さんたちを囲んでいる状況、環境というのは、今、少し変わってきておりますし、この不登校の問題に関しては、そういったお子さんを取り巻く環境の変化で随分変化もしていくと思いますので、今後もやはりきちっと見守っていかなければいけないし、議論もしていかなければならないと感じておりますので、継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  採択です。 ◆長谷川たかこ 委員  まだまだ、この請願の内容は満たされておりませんで、ユニバーサルデザインの取組についても早急に行っていただきたいということもございますので、採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(2)元受理番号13 児童・生徒の介助員登録者を増やす工夫・改善及び行事介助員を探す際の保護者負担軽減を求める請願を単独議題といたします。  前回継続となっておりますが、何か変化ありましたでしょうか。 ◎支援管理課長 大きな変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ありますか。 ◆浅子けい子 委員  前回の文教委員会で、愛称であるスクールサポーターを来年度から正式な名称にするというようなお話がありましたけれども、それはどういう経過でそのようにするようにしたのでしょうか。 ◎支援管理課長 介助員につきましては、広報活動の中で介助員と介助と紛らわしい部分もありましたので、身近な言葉として片仮名を使わせていただきました。 ◆浅子けい子 委員  私も、それのほうがとてもイメージ的にもいいし、自分もそれぐらいならできるかなぐらいな、寄り添いぐらいかなというふうなイメージになって、とてもよいかなというふうに感じました。  それで、大学との連携ということで、大学のほうでも募集をしたり何かされているという、今年度もということなんですけれども、かなり大学がオンラインということで、学校に直接来ていない状況があるかと思うんですけれども、現状では、大学からの介助員の要請というのは、どのようになっているんでしょうか。 ◎支援管理課長 昨年並びに今年にかけましては、浅子委員の御指摘のとおりリモート等での授業ということで、大学には行っていないケースが多いということで、大学生については今回は見送っております。  ただし、来年以降につきましては、各大学の先生方も御協力いただけるということですので、募集をかけていきたいと思っております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  他に質疑なしと認めます。  各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  先ほどの請願と同様の状況ですので、継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって継続審査と決定いたしました。  次に、(3)元受理番号21 健常児と障がい児が関わる時間を増やすインクルーシブ教育の拡大と医療的ケア児重症心身障害児を受け入れる保育制度を求める陳情を単独議題といたします。  前回継続となっておりますが、何か変化ありますか。 ◎子ども政策課長 令和3年4月の保育所入所の申込みをされている医療的ケア児は、現在2名いらっしゃいます。現在、入所審査作業を進めております。2月上旬には結果が判明いたしますので、結果につきましては、本委員会にて情報提供をさせていただきたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続審査でお願いします。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  大切な陳情なので、採択で、より実現ができるように進めていきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(4)2受理番号5 足立区立小・中学校全ての給食調理場に空調設備の設置を求める請願、(5)2受理番号6 足立区立小・中学校全校給食調理室に空調設備の設置を求める請願、以上2件を一括議題といたします。  前回は継続であります。  最初に、区議会事務局次長から報告があります。 ◎区議会事務局次長 前回の委員会におきまして、2受理番号5と2受理番号6、この二つの請願につきまして、区議会事務局から請願者に意向を確認してほしいというお話がございましたので、意向を確認させていただきました。  2受理番号5につきましては、現状では、全校にエアコン機器が確実に設置されるかどうか分からないということでございますので、本請願につきましては、このままの取扱いとさせていただきたいという御回答でございました。  2受理番号6につきましても、エアコン機器が全校に設置されていくまではきちんと見届けていきたいということでございまして、本請願につきましても、このままの取扱いとさせていただきたいという御回答でございました。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  執行機関、何か変化はありましたでしょうか。 ◎学校施設課長 大きな変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆長澤こうすけ 委員  1点だけ。今の区議会事務局次長の報告を受けて確認をさせていただきたいんですが、教育委員会として、3年をかけて全校にエアコンを設置するという方針に変わりはないということでよろしいでしょうか。 ◎教育長 変わりございません。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑、よろしいですか。 ◆浅子けい子 委員  そのことは、前回もたしか確認をしてきたのかなというふうに思いますが、陳情者の思いは、この間、コロナの関係で幾つかの工事が延期というような話がありますよね。そういうことで心配をされているのかなというふうに思っているんですね。  来年度予算もまだ出ていなくて、現在の段階では、令和3年度の工事設置2校の設計委託と令和3年度のリース設置2校のリース契約というようなことが実施されていると。それ以外は、来年度ということになっていますよね。  そういう点で、本当に優先順位を考えて、これが実現できるのかと、そういう危惧がこういう回答になったんではないかと思いますが、そういう点では、ほかのところが延期になっているような工事があるんですが、これに関してはそういうことはないんでしょうか。 ◎学校施設課長 今、浅子委員おっしゃられた工事につきましても、そちらのほうの経費について計上するように準備を進めているところでございます。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑、よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続です。 ◆浅子けい子 委員  採択です。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
          [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(6)2受理番号26 区立中学の制服(標準服)のスラックススカートの選択制の導入及び区立学校男女混合名簿を用いることを求める陳情を単独議題といたします。  新規付託のため、執行機関の説明をお願いいたします。 ◎教育指導部長 それでは、御手元の文教委員会陳情説明資料のほう、2ページを御覧いただきたいと存じます。  本陳情の要旨でございますが、2点ございます。1点目が、すべての区立中学校の制服で、男女の別なく、生徒にその選択が可能であるということをきちんと明示をしなさいということが1点。それから2点目が、男女混合名簿をすべての区立学校で使いなさい、この2点でございます。  まず、1点目の区立中学校における制服(標準服)の選択についてでございますけれども、現在、各校の校則の上では、制服を男女別に扱っているところではございますが、個別に御相談があれば、柔軟にスラックススカートの選択ができるということで対応させていただいているところでございます。  なお、令和2年第4回足立区議会定例会でも、そこに記載のとおり、標準服について柔軟に選択できることを、中学校入学前の段階から十分に周知するとともに、校則の改正について働きかけてまいりますというふうに答弁してございます。この準備を今、進めているところでございます。  2番の男女混合名簿についてですけれども、これも記載のとおり、従来から男女混合名簿の推奨につきましては、教育指導課のほうからきちんと各校に指導しているところでありまして、その名簿を用いる状況に応じて使い分けられているというところでございます。  なお、1番、2番、両方に関しまして、先だっての校長会、定例会において、標準服については、今度の新入生説明会の席上できちんとその旨を説明すること、また、名簿については、男女別の名簿と混合名簿を両方を用意しておいて、場面に応じて使い分けることを改めて指示をしたところでございます。 ○吉岡茂 委員長  それでは、質疑に入ります。 ◆長澤こうすけ 委員  では、幾つか質問をさせていただきます。  初めての陳情なので、今、報告を受けた中でも重複するかもしれないんですけれども、確認をさせてください。  まず、これ、各生徒において希望すれば、制服は選択できるということでよろしいでしょうか。 ◎教育指導課長 はい。そのとおりでございます。選択できます。 ◆長澤こうすけ 委員  この件、ブレザーの学校であれば対応できるかと思うんですが、学ラン、セーラー服の学校については、どうなっていますか。 ◎教育指導課長 生徒としては、選択することは可能ですが、学ラン、セーラー服を採用している学校長からは、対応は難しいというふうには聞いております。 ◆長澤こうすけ 委員  中学校は35校でしたっけ、実際に学ラン、セーラー服の学校は、35分の幾つなんでしょうか。分かりますか。 ◎教育指導課長 セーラー服の学校は5校、女子ですね。それから、男子の学生服が学ランの学校は12校と、これは平成30年の、3年前のデータでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  まず、中学校入学説明会を実施しているかと思うんですが、その中では、こういったことは説明をされていますか。 ◎教育指導課長 先ほどの説明にもありましたように、事前の説明をしております。 ◆長澤こうすけ 委員  それは、全校ちゃんと徹底されていますか。 ◎教育指導課長 全校において、説明をさせていただいております。 ◆長澤こうすけ 委員  今まで、小学校では制服等がなくて、なかなか言い出せなかったりして、中学校になって制服が導入するタイミングで悩みを抱える人も出てくるかと思うんですが、そんな中、保護者や本人から言いづらいこともあると思うんですね。そういったところに対して、どういった配慮をされているとか、ケアをしているとか、ありますか。 ◎教育指導課長 いろいろな場面で、そういった相談を受けるといったことについてはアナウンスはさせていただいておりますので、これはあくまでも本人の申請、どこまで広げるかということの話になりますので、そちらを受けて、相談を受けるという形になっております。 ◆長澤こうすけ 委員  これは、個人情報の観点から難しいかもしれないんですけれども、小学校との連携で、そういった情報共有をするというのは可能なのでしょうか。 ◎教育指導部長 御本人の同意があれば可能だとは思いますけれども、御本人の同意なしに小学校と中学校で情報を共有してしまうのは、アウティングにつながるんではないかというふうに認識しています。 ◆長澤こうすけ 委員  分かりました。そうですよね。  次に、校則に書くなどする際には、開かれた学校づくり協議会等に掛けることが必要になると思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 正式な規定というものはございませんが、こういった校則の改定につきましては、地域や保護者の理解といったものが大変重要であるので、開かれた学校づくり協議会等で説明する必要はあるというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  次に、現在、区のほうでLGBTQのマニュアルを作成しているというふうに聞いているんですが、そこには、これの件について書かれるのでしょうか。 ◎教育指導課長 区のLGBTガイドラインには、制服等の着用ですけれども、希望する性別のといったことも含めて記載をするというふうには聞いております。 ◆長澤こうすけ 委員  となると、そこのLGBTガイドラインには明示されるということでよろしいですね。 ◎教育指導課長 そのとおりでございます。 ◎教育指導部長 このガイドラインは、あくまでも区長部局の総務部のほうで今、策定をしておりますので、私どものほうから確定的な御答弁は難しいかなとは思いますけれども、その方向で検討されているということは認識しております。 ◆長澤こうすけ 委員  そういった区長部局のほうで方針を立てて対応していくということで、教育長、それを受けて、これまで以上に各学校での説明を周知していくという理解でよろしいでしょうか。 ◎教育長 区のガイドラインを受けて、教育委員会としても、学校宛てに新たなガイドラインを作成したいというふうに考えていますし、また、様々な相談を教員が受けるわけですけれども、教員がまずそういったことの理解、そういった啓発をしていくことが重要だと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  様々な不安や悩みを抱えている子どもたちにしっかりと寄り添っていかないといけないと思いますので、そこのところをしっかりやっていただきたいと思います。  次、名簿についてなんですけれども、現在の仕様はどうなっていますか。 ◎教育指導課長 これも、先ほど話ありましたけれども、混合名簿についても作成をするといったこと、また用途に合わせて使い分けをするといったことになっております。 ◆長澤こうすけ 委員  国又は東京都は、何か示しているものはありますか。 ◎教育指導課長 特段、明示したものはございません。 ◆長澤こうすけ 委員  今の時代、男が先だとか女が後だという考え方は、もう時代には合わないと私は思うんですね。そういった意味で、男女混合名簿は当然だと思います。  ただ、陳情の理由の中で、合理的な理由のある場面を除いてというふうにも書かれていますし、ストレートな生徒たちが集団で授業を受ける場合、保健体育だったり、男女を分けながら進めないといけない授業や行事もあると思うんですね。そういったところは適切な名簿を使い分ける必要があると思いますが、認識は合っていますか。 ◎教育指導課長 そのとおりでございます。目的、用途に合わせて、応じて使い分けていくといったことでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  なおかつ、性的な悩みを抱える生徒には丁寧に対応が必要だと思うんですけれども、どう対応していきますか。 ◎教育指導課長 まずは、やはり教員の理解といったものが大切であるというふうに考えておりますので、教員がこのLGBT等に関する正しい知識を身に付けるためにも、毎年、研修のほうを教育指導課のほうでも行っております。  今後も、その研修を充実させていきたいというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  では最後に、教育長、お伺いしたいんですが、教育委員会として、名簿の扱いについてはどう考えますか。 ◎教育長 今、申し上げたように、男女混合名簿と男女別の名簿を使い分けると。以前も、この男女混合名簿を使うように強く推奨したところではあるんですけれども、煩雑になってしまって使っていないというようなところもありますから、これについては極力使うようにということを指導していきたいと、このように思っております。 ◆たがた直昭 委員  私は、この陳情の理由の文章に沿って、若干でありますけれども、確認をさせていただきます。  ここには、性の多様性や個性の尊重の観点から言えば、女子生徒に限らず双方に選択肢があることが必要ということで、今回の陳情が出されたかと思うんですけれども、まずは、スラックススカートを選択できるようにすることを求めますと、これについてはいかがですか。 ◎教育指導課長 申出があれば、スラックススカートについても選ぶことは可能でございます。 ◆たがた直昭 委員  選択肢があっても、生徒にそのことが十分に知らされないこともあり得ますと、これについてはいかがですか。 ◎教育指導課長 入学説明会の中では、必ずこれは伝えるといったことで話をしておりますので、そこで十分周知はできるというふうには考えております。 ◆たがた直昭 委員  選択が可能であることを生徒に明示することを求めますということは、いかがですか。 ◎教育指導課長 今後、校則の、先ほども話に出ましたけれども、見直し等に含めて、地域、それから保護者にも説明をしていきながら、より理解を深めた上で変えていくといったところは、今後、出てくるというふうに思っております。 ◆たがた直昭 委員  性の多様性、個性の尊重ということで、今後この辺の生徒に対してもしっかりと尊重していただきたいと思うんですけれども、第4回定例会の答弁の中で、中学校入学前の段階から十分に周知するとともに、校則の改正について各校に働き掛けていくということで、この校則の改正、もう少し具体的に言っていただきたいんですが。 ◎教育指導部長 先ほど幾つか御答弁させていただいた中には、区のほうでガイドラインをつくっているというお話を差し上げました。このガイドラインが出来上がった段階で、このガイドラインをもって、PTAですとか、あるいは開かれた学校づくり協議会のほうに十分説明を尽くしたところで、校則の改正へというふうにつなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  正にガイドラインという部分なんですけれども、当然、区の方針、ガイドラインができて、次に学校側に理解をしていただいて、なおかつ、そこで今度、PTAとか開かれた学校づくり協議会の方々の御意見等々をいただきながらも、理解してもらわなければいけないと思うんですけれども、非常に大変だと思う、この辺はいかがですか。 ◎教育指導部長 この件に関しては、いろいろなお考えをお持ちの方がおられるということは、私どもも十分承知をしておりますので、丁寧な説明を尽くして御理解を得てまいりたいというふうに考えております。 ◆たがた直昭 委員  あと、教員の理解と、先ほど研修といっておりましたけれども、教員の方々も、いろいろな意見の方も、お持ちかと思うんですけれども、これはもう先ほどのPTAと開かれた学校づくり協議会とも一緒だと思うんですけれども、教員については、もう一度お願いします。 ◎教育指導課長 教員についても、研修等を行いまして理解を深めていきたいというふうに思っております。 ◎教育指導部長 若干の補足でございますけれども、区のガイドラインができましたら、それを受けて、教員用のもう少し具体的なマニュアルといったようなものもつくりたいというふうに考えております。  児童・生徒から相談を受けたときの対応ですとか、あるいは、普段の自分の目の前にいる子どもたちの中にもしかしたらそういう対象のお子さんがいるかもしれないんだということを前提にした言動の在り方といったようなものを中心に、マニュアルをまずはまとめてみたいというふうに考えているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  生徒の立場にしっかり寄り添っていただきながらも、大変だと思いますけれども、進めていただきたいと思います。  最後、混合名簿についてなんですけれども、児童・生徒、保護者の意見の動向を見ながらということなんですけれども、ここも最後、もう一回具体的に進め方だけお願いします。 ◎教育指導部長 これに関しましても、区のガイドライン、この中に示された考え方をまずはきちんとお伝えをして、この方針に沿ってやっていくんだという前提の中で御理解を得ていくという考えでございます。 ◆浅子けい子 委員  制服についてですけれども、いろいろ今お話があったように、学校長とか、あとPTA、開かれた学校づくり協議会とか、理解をいただいてというお話がありますが、やはり基本は子どもだと思うんですよね。  中野区では、既に2019年から制服のズボンも選べるというふうになって、実現をしたということで、それで、そのきっかけが、区長が言うには、ズボンをはきたいと、その学級でアンケートを取ったら、その声が非常に多かったと。それで、その声をしっかり取り入れて、ズボンも選べるようにしましたと。  既に中野区では、その前から、10校のうち5校はもう選べるようになっていたと。だから、あと残りの5校で一緒にそういうふうにしましょうねということで、そんなに難しくなく改善ができて、そして、その反響はどうですかと言っても、いや、反響はありませんと、普通にそうやって選べるようになって、選んでいますよというお話を聞いたんです。  あと、世田谷区もやはり2019年度から制服を選べると。そのためには、もう既に、制服を選ぶときに、女子生徒にもちゃんと女子のスラックスというのを提示して、どれを選びますかと、その選ぶ対象に既に表示をすると。それで当たり前に、ズボンにするかスカートにするか選ぶことができるというようなことなんですね。  女子がズボンじゃないと寒いと、それは当然の話で、普通だったら、生活していて、女の子も冬なんかはズボンを寒いからはいているから、ある意味では当たり前かなと思うんですけれども、それに今回は、トランスジェンダーの方々が、自分は本当は男性の気持ちなんだけれども、スカートをはかなきゃならなくて、何か気持ちと合わない、そういう御意見の方々もいると。  もう本当いろいろな方々が今いて、そういう方々をしっかり、そういう子どもの権利ですか、それをしっかりと尊重して実現させることが必要なんじゃないかなというふうに私は思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 各学校は、当然子どもの思い、声というものには、耳を傾けて考えていく必要があると思いますし、生徒会の声も併せて聞きながら校則というものは考えていくというふうに認識しております。 ◆浅子けい子 委員  ですから、是非、生徒にもアンケートを取って聞くとか、やはりそれもしっかりやっていただきたいというふうに思います。  やはりここには、制服をズボンでもはけるようになるよという、単純なようなんだけれども、その根底には、生まれたときから女性は、女の子は赤、それから男の子は青とか、やっぱり女性は家にいる者、男性は外で働く者って、そういう昔からの古い男女間の社会的な価値観というかな、そういうものが根底にあって、それでこういうことがつくられてきちゃって、それが当たり前のように今なっている、今そこを、その価値を改めて見直して、やはり男子でも女子でも同じだよという、私自身がその立場に立つことが必要なんじゃないかというふうに思うんです。  ですから、ちゃんと校長の許可を得てとか、PTA、開かれた学校づくり協議会の確認をしてとか、それも重要ですけれども、是非、基本は子どもの権利ということで、子どもの声をしっかりまずは聞いていただきたいというふうに改めて、繰り返してしまいますけれども、お願いをしたいというふうに思います。  それから、あと、男女混合の名簿なんですけれども、これ調べましたら、2002年に共産党のほうで質問を同じようにしています。  そのときには、既に小学校で51校、それから中学校で3校、混合名簿を使っていたということが分かっているんですけれども、現在は、実際に混合名簿を何らかの形で使っているという学校は、何校ぐらいあるんでしょうか。 ◎教育指導課長 用途はそれぞれの場面で使うことはあると思うんですけれども、今、出席簿のほうで混合名簿を使っている学校が、小・中学校合わせて21校というふうに把握しております。 ◆浅子けい子 委員  逆に、だから2002年よりも後退してしまったということですよね。ある意味ではね。そういう男性、女性という観点から見れば、私から言うと後退してしまっているんだなというふうに思うんですが、この原因は何なんでしょうか。 ◎教育指導課長 様々な場面で多分使っていることはあるとは思うんですが、ただ、今私が話したのは、出席簿で使っているのが21校ということです。  さっき教育長のほうから話ありましたけれども、混合名簿と男女別の名簿があることによって煩雑になってしまったといったことで、どちらか一方ばかりを使ってしまっているといったことで、学校数が減ってしまったということは、あくまでも私の推測ですけれども、考えられます。 ◆浅子けい子 委員  そうしますと、今度、混合名簿も考えていくということで、いろいろな場面で混合名簿とか男女別名簿を使っていくというようなお話をたしかされていたかと思いますけれども、また同じように煩雑になってしまうということにはならないんでしょうか。 ◎教育長 私、先ほど御答弁しましたけれども、やっぱり教員の理解が非常に必要だと思うんです。なので、煩雑なのか、そうではなくて、こういった対象の子どもたちにどうやって接していいのか、どっちに重きを置くのかということを教師自身がきちっと理解すること、それでないとこの混合名簿は普及しないと私は思っているんです。それを力を入れていきたいと、このように思っております。 ◆浅子けい子 委員  そういうことかなというふうに思います。人権教育も本当にもっと力強くやっていただきたいというふうに思っているんですが、第4回定例会の私たちの質問では、やっぱり教員や何かの研修をまず力を入れていきたいというような答弁がありました。  ですから、是非、早めに、そういうところにも力を入れながら、実際にやっていきながら実地体験でもそういうふうな考え方を払拭していく、そういうようなというか、男女という考え方を払拭していく、そういう方向を目指していただきたいというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ◎教育長 私もそのように思っておりますし、中学校では、教科の中でもこういった問題を取り上げて、どういうふうに対応したらいいのかとか、どういうふうに考えたらいいのかということを教師が子どもに教えているわけです。教師自身もきちっとしたことを知らないと、こういったことが伝えられないということですので、今後も教員に対する啓発に努めてまいりたいと、このように思います。 ◆長谷川たかこ 委員  この問題は、人知れず悩みを抱えている子どもたちは、やはり親にもなかなか言えない状況なのではないかなと感じております。  中学校入学前の段階から、制服の選択制、スラックスも可能だし、スラックススカートを選ぶことができるということを親に対して周知しても、親の先入観で、子どもがどう思っているか知らない親御さんなんかは、普通に女の子だったらスカートでとか、そういう制服を選んでしまうと思うんですけれども、子どもに対するもうちょっと働き掛けというのは入学前から必要ではないかと思いますが、その部分はどういうふうに対応されるのでしょうか。 ◎教育指導課長 入学説明会の中で保護者に伝えるのもそうですけれども、今後ですけれども、ホームページ等にも載せながら、制服についてより広く周知していくということについても考えていく必要はあると思っています。 ◎副区長 私、LGBT等の団体の方と意見交換会を行いまして、それで強く感じたのが、本人たちも親には言えない、親に言っても全く理解してくれなかった、あるいは学校でも相談するんだけれども、それが広がってしまって自殺に追い込まれた人もいる。  そういうことで、私ども、制度はもちろんつくります。ただ、制度だけでそれが広がるかというと、全くそれはないと思います。やはりしっかりとした教育ですとか、周りの人の理解、特にPTAとか開かれですとか、そういった地域の方々の理解があって、本人も初めて自分がLGBTですよということを言えるような状況にならなければいけないということをつくり出していく必要があると思いますので、もちろん教育委員会のほうは、いろいろなマニュアルをつくったり、制度をつくっていきます。  ただ、やはりそれは、みんながそのLGBTに対して広く理解ができるような環境を醸成していかないと進まないと思いますので、それは私たちもそうですし、議員の方々も地域の方々も、それをみんなでやっていく努力が必要なのかなというふうに思っています。 ◆長谷川たかこ 委員  カミングアウトできるような、そういう世の中を、私の手でもこれからつくっていかなくてはいけないと思うんですが、この制服の選択制については、そういう部分も踏まえながら、子どもたちの耳にもきちんと伝わるようなやり方、取組を是非、進めていただきたいということと、あと、ブレザーの部分の学校は、比較的導入したときに違和感なくできるのかなという部分はあるんですが、セーラー服とか学ランとかというふうになると、今できないというような話があったじゃないですか、そうすると、また別の選択肢も教育委員会として考えていかなくてはいけないんじゃないのなと。  例えば、その別の選択肢というのは、また別に、違和感なく、性別に関係なく着られるような制服のデザインをもう一種類ぐらい作るとか、学ランとかセーラー服の学校に対しては、そういうデザインを変えるというような取組も必要になってくるのではないかと感じるところなんですが、いかがですか。 ◎教育指導部長 学校の標準服は、それぞれの学校のPTAですとか、あるいは開かれた学校づくり協議会の皆さんも交えて今まで決めてきたという経緯もございますので、今、長谷川委員のおっしゃったような第三の標準服といったようなものを作っていくというようなことにつきましても、やはり地域の皆さんの御理解は必要だろうというふうに思いますので、まずは、PTAの皆さんや開かれた学校づくり協議会の皆さんへの説明を尽くして御理解を広げてまいりたいというふうに考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、そういう部分の理解を深めるというところにも力を入れていただきながら、また新たな選択肢ということも想定されるのかなというところも考えるところでもありますので、要望です。そういう選択肢も是非、含めて、地域の輪を是非、広げて、周知啓発にも努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆吉田こうじ 委員  いろいろ議論が出たんですけれども、二、三点だけ。今、申出があれば今は選択できるようになっているということなんですけれども、今いろいろお話あった中にもありましたけれども、申出しにくいんじゃないかなというのが一つあるんですけれども、今現実的には、制服というのは、私はこの服を着ていきます、私はこういう服を着ていきますというのを、学校側に何かバックで、生徒側から学校側にそういう答えを学校側に出すような仕組みにはなっているんでしょうか。
    教育指導課長 個別の相談はいつでも受けて、対応するようにはなっております。 ◆吉田こうじ 委員  これもおいおい、だんだんにでいいと思うんですけれども、やはり私はこういう制服を着て登校しますというお子さんたちの選択した内容を、学校側でそれを受け付けるみたいな形を先につくっておいたほうが、申出しやすいのかなというふうにも一つ思います。  それから、その制服を地域の中のいろいろな洋服屋で購入するわけですけれども、あれ、この子、例えば女の子なのに、あれとか、男の子なのに、あれというようなことにならないように、是非、学校側から、そういうガイドラインをつくるということであれば、今、地域のそういった皆さんの意識の改革、御協力というお話もありましたけれども、そういう制服を扱ってらっしゃるところにも一声掛けて、区のほうから、こういう方向性が今、出ておりますということで、そういう周知もしていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 各学校のほうから、取り扱っている店に対しては、そういった内容のものについても話をしてもらうようにしていきたいと思っています。 ◆吉田こうじ 委員  是非このスラックススカートの選択制の導入というこの言い方は、この陳情者の皆さんからすると、きっと随分ハードルを下げた言い方になっているんじゃないかなというふうにも思います。  本当はもっともっと言いたかったことを、今置かれている状況の中でこのぐらいはできるでしょうというのが、もしかしたらこの陳情者の方々の思いなのかなというふうにも考えます。  私個人のことで申し訳ないんですが、田舎の東北なもんですから、女性が当たり前にスラックスは、下手するとスカートの下にもジャージをはいたりとか、本当にこれはもう寒さしのぎではいていたという形ですし、洋服というのは、制服というのは、身に付けるものというのは、やはりそのお子さんたちの一つの私は主張でもあると思うんですね。私はこの洋服を着て生きていくんだという一つの自己主張でもあると思いますので、是非その辺もお子さんに寄り添った形で対応していただければなというふうにも思います。これは要望で結構です。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑、よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  1回目で様々な質疑がありましたので、それらをまた会派に持ち帰って検討したいと思いますので、継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  こういう陳情がやっと出されたということで、もっと早く本当は出てもおかしくなかったのかなと思いますけれども、やっぱり社会状況の中で今やっと出てきて、よりよい前向きな質疑ができたかなというふうに思います。  それで、セーラー服の関係では、ズボン、スラックスは、はけないというお話がありましたけれども、もう既に中野区とか世田谷区で、実際に自由に選べるというふうになっていますから、そこのところの実態をちゃんと調査していただいて、生かしていただけたらというふうに思います。  そういうことで、採択を求めます。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。 ○吉岡茂 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)児童虐待防止に関する調査を単独議題といたします。  何か質疑等はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  次に、6、報告事項に移らせていただきます。  初めに、(1)足立はばたき塾運営委託契約プロポーザル選定委員会の審査結果について、(2)あだち日本語学習ルームの現在の指導状況について、以上2件を教育指導部長から、また(3)校外施設の利用申込み方法の変更についてを学校運営部長から、それぞれ御報告をお願いいたします。 ◎教育指導部長 それでは、御手元の文教委員会報告資料2ページを御覧いただきたいと存じます。足立はばたき塾運営委託契約プロポーザル選定委員会の審査結果についての御報告でございます。  令和3年1月8日に選定委員会を開きまして、今後の足立はばたき塾を運営していただく事業者の選定を行わせていただきました。その結果、株式会社エデュケーショナルネットワークが選ばれたという内容でございます。提案見積金額は3,129万円余でございます。  提案内容の主な特徴でございますが、講座内容の録画・配信やオンラインのライブ授業により、遅刻者・欠席者へのフォロー体制を強化ということで、今般のコロナ禍も踏まえた御提案が頂けているというものでございます。  なお、4ページのほうに、今回のプロポーザルに応じていただきました、もう一社との得点の比較を4ページに掲載させていただいておりますので、後ほどお読み取りをいただければと存じます。  続きまして、5ページ、あだち日本語学習ルームの現在の指導状況について御報告を差し上げます。  あだち日本語学習ルームは、区独自の取組といたしまして、今年度からスタートをさせていただいたものでございます。現在、記載のとおり29名の児童・生徒が、ここに通いながら日本語を学んでいるというところでございます。  こちらの日本語学習ルームの特色といたしまして、足立区が独自に採用いたしました日本語指導員が、児童・生徒一人一人の個別指導計画を立て、また指導の状況を見ながら計画を修正して、一人一人の状況に応じた指導を実施しているといったようなところでございます。  また、JSLと申します日本語の学習カリキュラムと、それから第四中学校の夜間学級でこれまで日本語指導をやってまいりましたので、こちらの実績を参考にした習熟状況に関する評価基準、これを設けさせていただいて、この尺度にあてがいながら、児童・生徒の日本語力がどの程度ついたんだというところを評価して学習を進めているといったような点が特徴でございます。  評価基準につきましては、そのページの4番の表に書かせていただいていますとおり、話す、読む、書く、聞くという4技能に、関心・意欲・態度の心の面も踏まえまして、五つの側面から4段階で評価をさせていただいておりまして、これが3になれば合格といったようなところで進めているところでございますが、まだ、4技能については2.4あるいは2.5レベルにとどまっているというような状況でございます。  おめくりいただきまして、7ページのほうに、この日本語指導の習熟状況評価表の項目をきちんと提示して示させていただいておりますので、御覧をいただければと存じます。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。 ◎学校運営部長 資料8ページを御覧いただきたいと思います。  校外施設の利用申込み方法の変更についての報告でございます。  日光林間学園と鋸南自然の家の区民の一般利用につきまして、利用者の利便性と施設利用率の向上を図るため、オンラインでも申込みができるようにし、併せて申込み期間を1か月前倒しにするという報告でございます。  資料には記載しておりませんが、まず、現行の一般利用の流れを説明いたします。  初めに、利用月の2か月前の1日から10日までの間に、抽選ハガキによる申込みを行います。その後、抽選が行われ、当選者は2か月前の16日から25日までの間に利用の申込みを行います。その翌月、つまり利用月の1か月前の1日からは、申込みがフリーとなって、空室の申込みが可能になり、先着順で受付となります。この流れを変更いたします。  まず、抽選申込み方法につきましては、現在は抽選ハガキでの申込みのみとなっておりますが、これに加え、オンラインによる抽選申込みも可能にいたします。  変更は、令和3年4月1日からの申込みとし、利用月としては7月利用分からとなります。利用者アンケートでは、従来のはがきによる申込みがよいとの声も多いため、今後も引き続きはがきによる抽選申込みも継続してまいります。  次に、申込み期間につきましては1か月前倒しにし、抽選申込みは利用月の3か月前に、また空室申込みは利用月の2か月前に変更いたします。  変更日は、記載のとおり1か月間ずらしてあります。変更日を同日にいたしますと、令和3年6月の利用分につきましては、4月が抽選申込み月であるのと同時に空室申込み月にもなってしまい、重複してしまうためでございます。  周知方法につきましては、(4)に記載にとおり、様々な手法で丁寧に実施してまいります。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  それでは、報告事項について、何か質疑ありますか。 ◆浅子けい子 委員  はばたき塾に関してですけれども、これは委託事業者の選定委員会ということで、委託は何年間ということなんでしょうか。 ◎学力定着推進課長 成績が良好であれば、最長で3年間契約できるという形になっております。 ◆浅子けい子 委員  私も、このはばたき塾に関しては、共産党はやはり学力向上ということで、とにかくここにもありますけれども、家庭の経済的状況が厳しくとも、成績上位で学習意欲が高く、将来の夢の実現に向けて難関高校への進学を目指す中学生にということでやっていらっしゃるということで、これが費用対効果がどうなのかということを一つは言ってまいりました。  今回も資料を頂きましたけれども、経済的な状況が厳しいという方々でも、2年前にも質疑をいたしましたけれども、結局、高校生と中学生がいる平均世帯だと、400万円を超える年収の方々がこの経済的状況が厳しいという対象に入っているということが明らかになっていますし、それからあと、成績上位で難関高校へという話がありますけれども、この難関高校という進学指導重点校というところには、令和元年は4人ということで、このはばたき塾は100人、募集をするわけですけれども、推薦を受けるわけですけれども、87人ということで、結局その中の4人しか難関高校と言われるところには入っていないと。  だから、費用対効果として、これを続けていくということがどうなんだろうかということで、常に疑問を呈してまいりましたが、今回こういうまた状況が生まれて、続けていくということですけれども、費用対効果、子どものそういう教育を費用対効果でやっていいのかどうか分かりませんけれども、いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 令和元年度は、我々としては非常にいい成績だったと逆に捉えている部分もありまして、進学指導重点校については4名ですけれども、そのほかにも東京都が指定している進学指導特別推進校、また進学指導推進校ということで三つの区分があるんですが、そこで合計45名ということで、50%を超える生徒が合格している、また、都立の中高一貫校ですとか、国立又は私立の難関校にも合格している生徒は、多くございますので、費用対効果という部分でも、進学先だけではないんですけれども、進学先だけ見てもそれなりの成果が上がっているというふうに捉えております。 ◆浅子けい子 委員  それと、繰り返し言ってきましたけれども、受験生チャレンジ支援貸付事業は、今回コロナの下で何か特例もつくっているようなことを見たんですけれども、御存じでしょうか。  私、こちらのほうを、本当に公教育と言うならば、株式会社にお願いをして教育を任せるのではなくて、やはり公教育は学校がしっかり基礎は皆さん教えるもので、あと、受験のためにお金が足りなくて大変で、やはり何か塾に行きたいというような状況であれば、こちらの受験生チャレンジ支援貸付事業ですか、そちらをもっと進めるべきだというふうに共産党は一貫して主張しているんですけれども、特例ができたのかということと、現在それはどうなっているのか教えていただけますか。 ◎学力定着推進課長 資源の有効活用ではないんですけれども、基本的なまずスタンスとしまして、塾代の支援の仕組みとはばたき塾は、併用はしないということで選択をしてもらっているというのがまず一つあります。  おっしゃるとおり、公教育の中できちんと学力を保障するというのは、もう御指摘のとおりですので、ここは教員の授業の中できちんと学習を保障していくということは、これからも徹底してまいりたいと思っております。  すみません。あと、特例について今年度につきましては、平成31年の所得に応じた収入審査をしたわけですけれども、来年度の新入塾生の所得審査につきましては、今年のコロナ禍を踏まえて、そこら辺をどうしようかというのは実は考えなければいけないかなと思ってはいますけれども、その辺は検討していきたいなと思っております。 ◆浅子けい子 委員  それは、はばたき塾のほうですか。何か受験生チャレンジ支援貸付事業のほうは、所得の何か下限額を下げたというようなお話を伺っているんですね。 ◎学力定着推進課長 今年は、6月にもうスタートしてしまっているので、前年の収入で実際はもう審査終わっているわけなんです。  来年度の4月スタート生については、今年度の収入がベースにはならないんですね。実は、課税の計算が終わっていない段階なので、前々年の収入審査になるわけです。そうすると、コロナの状況はその中には反映されておりませんので、そこだけで収入審査が果たして妥当なのかというのは、ちょっとそこは検討しなければいけない、今年の収入状況も、申告があれば、どのようにこちらのほうで検討していくかというのは、これから考えなければいけないかなというのは思っているところです。 ◆浅子けい子 委員  この選定委員会の審査結果についての直接の意見ではありませんけれども、是非、改めて、はばたき塾に関しては見直しをしていただきたいなというふうに思っています。  それから、あと、あだち日本語学習ルームなんですけれども、保木間で初めて中学生を集めて授業をこういうふうにやっているということをお聞きしまして、私も行ってきました。  それで、中学生26名と書いてありますけれども、どのぐらいの学校から来ているのかと、あと母語が中国語、タガログ語、英語とありますけれども、これで外国の子どもたちの日本語教室が間に合っているんでしょうか。 ◎教育指導課長 何校ということは、お調べしないと分からないので、今ここで即答ができません。  あと、母語につきましては、ここに書いてあるとおりですけれども、中国語、タガログ語、英語といったところで、この29名の内訳にはなっているところでございます。 ◎教育指導部長 若干の補足ですけれども、今、集まってきている子どもたちの母語がこういう状況だということで、講師陣のほうで対応できる言語というのは、英語、中国語、タガログ語、韓国語、モンゴル語と、このような多様な言語に対応できる講師陣となっているということでございます。 ◆浅子けい子 委員  国のほうでも日本語教育の推進に関する法律が改正されたということで、東京都では要綱を変えて、日本語学級をやりたいという外国の子どもたちが20人集まれば、先生を東京都のお金でしっかりと支援しますよというようになったんですよね。  この保木間小学校は、それとは違うという、それは活用しないというお話ですが、改めてその理由をお聞かせください。 ◎教育指導課長 本当に日本語がほとんどできない子たちということで、まず母語がしゃべれる講師といったことで、日本語の本当に基礎のところから学ばせたいといった思いで始めておりますので、子どもたちの実態に合った日本語指導といったことから考えると、今のこの取組というのが成果はあがるというふうに考えております。 ◎教育指導部長 若干の補足ですけれども、都の要綱にのっとって派遣される日本語指導員というのは、これほど、うちで今、用意しているような多様な母語に対応できるような布陣を用意してくださるわけではございませんので、こうした多様な言語に対応していくためには、今うちで独自に取り組んでいるような方策がいいだろうといったようなことで今、御答弁させていただいたというところです。 ◆浅子けい子 委員  あと、第四中学校の夜間学級でもやっているというふうに書かれていますけれども、日本語指導ですか、これに関しては、どんな実態なんでしょうか。 ◎教育指導課長 既卒者、卒業している方に対しての支援、指導といったところです。 ◆浅子けい子 委員  この間、外国人が足立区は非常に多いと、第4回定例会でも、私たち3番目に人口は多いんだということが分かりましたけれども、やはり子どもたちも当然多いわけで、この間、コロナの中で外国の方が病院に行って、それが通じないということで、よくよくいろいろ聞いたら、結局、濃厚接触者だったということが分かって、医療機関が本当に戸惑ってしまいましたと。もっとその母国語が日本のほうでも分かればというようなお話がありましたけれども、やはりこれからもっともっと外国人がこの足立区でも増えるんじゃないかというふうに思っているんですね。  それで、今回、外国人の実態調査というのを、この教育委員会じゃないけれども、やっていらっしゃるかと思いますけれども、そこと連携をして更に一層、日本語教室の拡充とか計画とかをやっていくということなんでしょうか。 ◎教育指導部長 恐らく地域のちから推進部のほうで取り組んでいる仕事だと思いますけれども、私どもは学校教育の中で、また地域のちから推進部のほうでは、多文化共生といったような取組の中で、お互いに相乗効果を生みながらやっていくという進め方で考えていきたいというふうに思っています。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑なしでよろしいですね。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  次に、その他に入らせていただきます。  その他、何かございますか。 ◆にたない和 委員  情報連絡の部分の特に成人式について、本来だったら成人式については取り上げられるのがこの文教委員会ぐらいだと思いますので、幾つか質問をさせていただきたいんですけれども、私自身も当日、オンラインの式典を視聴させていただいていたんですけれども、急遽中止という形になったにもかかわらず、大きなトラブルもなく、オープニングであったりとか、テーマだったり、挨拶等々、急遽のオンライン開催ではありましたけれども、クオリティーの非常に高いものであったと感じました。  区外の方とかが見ても、足立区の魅力が少し発信できたようにも感じるんですけれども、今回のオンライン式典について区としてはどのように評価しているのか、そこら辺を教えていただけますでしょうか。 ◎青少年課長 この度は、会場開催ができなかったことにつきましては本当に申し訳なく思っておりますけれども、19名の実行委員が昨年の6月から企画をしていただいておりまして、オンラインも同時並行ということで考えていただいていたというところで、やはり大変すばらしいものだったと区としても思っております。 ◆にたない和 委員  そうですよね。特に、実行委員会の方々の挨拶は非常に胸が熱くなるような思いで視聴させていただいていたんですけれども、私どもも、見ているこちらも、すごく前向きになるような非常にすばらしい挨拶だったと思います。  このような形で、実行委員会の方たちも非常に思うところは多々あったと思うんですけれども、実行委員会の方々については、終了後、何かおっしゃっていたりとかしましたか。 ◎青少年課長 実行委員の皆様につきましては、例年ですと、本当に式典の運営に追われているというところなんですけれども、今回に限りましては、式典のオンライン配信が終わった後に少し時間もございましたので、その中で実行委員同士ですかね、交流があったり、また太鼓のパフォーマンスありましたけれども、そちらのメンバーの方との交流もあったりということで、満足をしていたというふうには感じております。
    ◆にたない和 委員  もし情報があればなんですけれども、この情報連絡の中だと、区内の視聴者数というのが載っていないんですけれども、そういった情報とかってありますか、もしあれば教えてください。 ◎青少年課長 こちらはシティプロモーション課のほうから得た数なんですけれども、区内の方というのはちょっと把握しかねるということで、年代別で出させていただきました。 ◆にたない和 委員  こちらも、もし情報がこちらもあればなんですけれども、式典当日、式典会場周辺に集まってしまった方々であったりとか、そこら辺の人数とかというのをもし把握されていれば、分かる範囲で教えていただければと思うんですけれども。 ◎青少年課長 カウンターで数えたわけではないんですけれども、ピーク時で120名から130名の方が見えていたということでは把握してございます。  あと、朝から警備をしておりましたけれども、入れ替わり立ち替わり記念写真を撮影をされている方は、ちらほらと見えていたというところでございます。 ◆にたない和 委員  その120名から130名の中に、そういった写真を撮るために寄ってしまったという数字も入っているということですよね。それを抜いてですか。 ◎青少年課長 ピーク時が120名から130名ですので、午前から午後の時間、大体午後3時ぐらいに皆さんはかれたんですけれども、ちらほら10名とか20名とか、そのぐらいの方が記念写真に訪れていたというところでございます。 ◆にたない和 委員  あともう一つなんですけれども、昨年の対象者のほうは載っているんですけれども、式典の参加者プラス、会場周辺に集まった方とか、もし数が分かる範囲で教えていただければと思うんですけれども。 ◎青少年課長 令和2年の参加者数というのは、記念品を交換された方の数になりますけれども、約3,500名でした。  でも、会場の中に入ってこられる方というのは、そのうちの半分ぐらいというふうに認識しております。 ◆にたない和 委員  この資料にあるとおり、視聴者数自体は7,000人も超えていて、区外や新成人の方以外も視聴されていますので、自分みたいなですね、一概には言えないんですけれども、抽選の申込みが3,400人ですよね。数字だけ見ると、おおむね昨年と同等の参加者数があったんではないかと思うんですけれども、そこら辺、参加者数についてはどうお考えでしょうか。 ◎青少年課長 昨年の参加者数ということで、公式発表したものが約3,500名でしたので、同等というふうに考えてございます。 ◆にたない和 委員  ちなみに、今回の中止の決定について、区民の方からはどのような声とかが、どれぐらい届いているかというのは、ありますかね。 ◎青少年課長 メール、区民の声、また電話などで、是非、延期をしてほしいという御要望につきましては、27件頂いております。  そのほか、逆に中止にしてほしいとか、そういったところもあったんですけれども、延期の御要望というところでは27件、トータルで、様々な御意見含めまして54件頂戴しております。 ◆にたない和 委員  今回、中止という判断を行ったということは、今回の判断の決定者というのは、区で間違いないでしょうか、実行委員会ではなくて、区が判断してということですかね。 ◎青少年課長 実行委員の皆様には、企画、運営というところをお願いしておりますので、この中止の判断というのは、区としてさせていただいたところでございます。 ◆にたない和 委員  この中止のタイミングについてなんですけれども、これ1月4日に中止の判断をされているんですけれども、中止を判断したのは、なぜこのタイミングだったのかというところと、あと、もし分かればなんですけれども、大体で構わないんですけれども、中止を決定した大体の時刻、あと実行委員会や関係者のほうに連絡をした大体の時刻、またホームページを更新し公表した時刻について、時系列で分かる範囲で構いませんので大体で教えていただけますでしょうか。 ◎青少年課長 中止に至った経緯でございますけれども、年末年始の若い方の感染状況、20代以下の方の感染率が大変高くなってきたというところから、中止の決定をさせていただきました。  中止は1月4日の午前中には決定をしておりましたけれども、そこから関係者の方に御連絡をしたり、それから実行委員の皆様にその後、御連絡をさせていただき、私どもがホームページの内容ですとかそこら辺の精査がございまして、夕方の午後6時頃にホームページのアップができたというところでございます。 ○吉岡茂 委員長  にたない委員、情報連絡なので、もう少し簡潔にやりましょう。 ◆にたない和 委員  はい。分かりました。  状況を鑑みれば、中止したというのは、これは正しい判断であったと思うんですけれども、一方で、延期という選択肢もある中で、なぜ中止という判断を行ったのかというところ、23区内でも渋谷区とか中野区とかというのは延期をしており、足立区として、延期ではなくて中止とした判断理由というのを教えていただきたいというのと、あと、また人生の中でもかなり区切りのイベントであって、式典自体も重要であるんですけれども、同じ年の方が集まることであったりとか、振り袖やはかま、スーツなどを着て、晴れ着姿を見ていただくということも重要だったんじゃないかなというところで、すごく私も振り返ると、そういったことは非常に重要な要素だったと思うんですけれども、様々な機会として、すみません、情報連絡のところで申し訳ないんですけれども、様々な機会を通じて、区長とか執行機関の方々にお願いしているんですけれども、なかなかいい回答が頂けないので、改めて、この場で必要な事項だけお伺いさせていただいて、詳しくは予算特別委員会のほうでやらせていただきたいんですけれども、なぜ延期ではなくて中止をしたのか、そこだけでも教えていただけますでしょうか。 ◎青少年課長 延期というところでは、今、本当にこの新型コロナウイルスの感染状況というところで見通しが立たないというところですので、現段階では、延期ではなく中止というふうな判断をさせていただいたというところでございます。 ◆にたない和 委員  現段階では、じゃあ、この後、大体のイベントとかというのは、検討とかってされていますか。 ◎青少年課長 今回、会場開催を中止とさせていただきましたけれども、オンライン配信ですとか、また記念品の郵送ですとか、事後抽選会になりますけれども、このあたりをさせていただくというところで、大体の対策というふうに考えさせていただければと思っております。 ◆にたない和 委員  せっかく足立区5大イベントとかってあるわけですから、そういったものとの共催であるとか、ほかに集まれるイベント、必ずコロナは終わるわけですから、終わった暁には、そういった集まれるようなイベントというものを、知恵を絞れば費用もそんなに掛けることなくできますので、是非とも検討していただきたいんですけれども、現時点だと、そういった考えはないということですか、そこについて教えてください。 ◎教育長 現段階では、誠に申し訳ないですけれども、ここで、いつ、どんな形でできるのかということは御提案できません。  ただ、新成人が、自分の区切りとして何かこういったことをということは、私どもひしひしと感じておりますので、これについては頭の中に入れて、今後コロナがどういう状況になるか分かりませんけれども、なくなって人が集まれるような状況のときに考えさせていただきたいなと思います。 ◆にたない和 委員  ありがとうございます。是非とも、成人式というもう非常に大事な区切りがあって、なおかつ先ほどの数字にもあったように、ピーク時でも120名から130名程度ですよ。ほかの自治体とかだとすごく大勢の方が集まってきてしまったという自治体もある中で、足立区の成人の方というのは非常に、もう大多数の方が協力していただいて、何とか感染拡大を広げちゃ駄目だという思いのもと、いろいろな思いがある中、成人スタートの1日目なのにもかかわらず、本当に社会人らしい行動をしていただいたなとすごく思うんですが、同じ足立区の成人式を迎えた人間として非常に誇らしく思うんですよ。  だから、何かやってあげたい。是非とも、その思い、27人という延期に対しての要望、あと54件ですかね、苦情のほう、様々な御意見というのを頂いたというところですけれども、それはあくまで表層であって、これ言えば何か区がやってくれるんじゃないか、区の可能性を考えて言っていただいている方がこの数字ですので、委員長をはじめ、うちの会派にも様々な議員に様々な御意見を頂いております。  是非とも、これは、あくまで見えている数字では判断せずに、しっかりと本当に納得いただけたのかと、そういったところをじっくりと留意していただきながら検討していただきたいなというと、ごめんなさい、情報連絡で。区長もおりませんので、この程度にとどめますが、改めて予算特別委員会のほうで質問させていただきますので、申し訳ございません。 ◆長谷川たかこ 委員  色覚の多様性についてお聞きしたいと思います。  平成15年4月から色覚検査が定期健康診断から外されて、更に平成26年から、文部科学省より通達がありまして、色覚検査の励行があったということをお聞きしました。  現在、足立区のとある小学校4年生の段階で、任意での色覚検査をされているという保護者からのお話があり、そのお子さんがたまたま検査結果で色覚が少数派の見え方だったということで、保護者の方がとてもパニックになられ、私のところに御相談があった件があります。  ちょっとお聞きしたいんですが、現在、足立区、何校でこの小学校4年生の段階での任意の色覚検査というのが行われているのでしょうか。 ◎学務課長 全校で実施しております。 ◆長谷川たかこ 委員  全校で実施された後のアフターフォローというのは、きちんとなされていますでしょうか。 ◎学務課長 色覚検査は小学校4年生で実施しておりますけれども、それ以外でも、検査していない学年でも、もしかすると色覚異常のお子さんがいるという想定で、全学年において配慮するべきところは配慮する、そういった学校運営がされております。 ◆長谷川たかこ 委員  中学校とかは、いかがですか。文部科学省の通達があった後に、中学校のほうでの任意の検査というのはされていらっしゃるのでしょうか。 ◎学務課長 中学校におきましては、今、中学1年生において全校で実施しております。 ◆長谷川たかこ 委員  実際にその色覚の多様性については、私ども理解を深めていかなくてはいけないということで、足立区議会議員として私1期目のときにいろいろとお話をさせていただいて、ハードの部分ではかなり先進的な取組を足立区はしてくださったんですけれども、やはりソフトの部分、そこの部分がまだまだ薄いなと。  特に教育の現場であったりとか、これから赤ちゃんを出産される親御さんたちに対する周知啓発というのも、すごくまだ薄いんだなということを実感したことなんですけれども、是非、こういうパニックになられる保護者の方がいるということを肝に銘じていただいて、その相談窓口だったりとか、その後のアフターケア、寄り添いでしっかりと対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学務課長 チョークの色を変えたりとかということで、学校のほうでも実施しているというふうには聞いておりますが、実際、今、長谷川委員のお話のように、不安の思われる保護者の方もいるということですので、寄り添った対応ができるように今後、努めてまいりたいと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  先ほど、我が会派のにたない委員からも成人式の話があったんですけれども、成人式の話が出たので、2022年4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられるということがありますが、それに伴って、足立区での成人式の対応はその時点でどのようになっているのか、どのように検討されていますか。 ◎青少年課長 足立区の式典の参加者につきましては、二十歳というふうに考えてございます。それで、ホームページとか広報で周知をさせていただいたところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  二十歳の集いというふうな考え方でよろしいでしょうか。 ◎青少年課長 名称につきましては、二十歳の集いを基本として、今後また検討させていただこうと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  それで、実際には18歳で成人と言っていますけれども、二十歳でそういったイベントをやるということであれば、例えば今年の成人式が対象だった人たちに対しても、今、教育長からも答弁がありましたが、コロナが収束が見えない中で催しを企画したり開催するという予定が立てられないのは、もうここにいらっしゃる皆さんは誰もが分かるかと思うんですが、例えば5年後だったり、収束ができたときに、25歳の集い、こういったものを企画をしたり、その世代に空白が生まれないように検討していくこともできるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育長 今、5年後のことを、本当はやりたいと言いたいところですけれども、言えない状況は御理解いただけると思うんです。そういう状況になったときに私ども考えさせていただきたいなと、こういうふうに思います。 ◆長澤こうすけ 委員  気持ちも一緒だと思いますので、また、今、明確には言えないと思いますけれども、そういったことも議会として同じ思いを持っている議員も多くいますし、対象の年代の人たちも思っている方も多いと思いますので、是非、検討していっていただければと思います。  次に、前回の第4回定例会の文教委員会でも、その他で私、質問させていただきましたが、今、緊急事態宣言が発出された中で、学校は通常どおり運営されています。しかし、コロナ禍が長引く見通しと変異ウイルスの出現など、いつ休校が出てもおかしくない状況だというふうに考えています。  そんな中で、タブレットの活用状況について前回も質問しました。これらの状況を踏まえて、幾つか質問させてください。  生徒に貸与されたタブレットについては、昨年報告された学校ICT活用推進協議会で活用を議論することになっていると思いますが、開催状況、進捗、今後の予定はどうなっていますか。 ◎教育政策課長 昨年の9月と10月の2回開催をしておりまして、12月に3回目と思っていましたけれども、日程が、都合がつかずに延期したところでございます。  次回は、2月中旬の開催を目指しているところです。 ◆長澤こうすけ 委員  その延期はコロナの影響でしょうか。 ◎教育政策課長 コロナの関係もありますし、あと委員が、なかなか都合がつかなかったということでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  ここをやっていかないと、この後、幾つか触れさせていただくんですけれども、タブレットの活用が進まないということになると思うんですね。ですので、ここをやっていく必要があると思います。  1月19日の朝日新聞で足立区が取り上げられていました。1人1台の端末の整備に関する記事なんですけれども、その中で、足立区の中学校3年生の保護者が、Chrоmebооkが配付されたが、月1回の土曜授業にリモートで使うだけで、それ以外はうちにしまったままだと発言した記事が載っていました。  当区では、既に1人1台のタブレットになっているのでしょうか。 ◎教育政策課長 1人1台の環境になるのは、令和3年度となります。  今、配置しているのは、既存の5,000台とコロナ対策として、万が一の学校休業の際に備えとして、ICTが整っていない御家庭に1万台のLTE端末を整備しているというところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  そのChrоmebооkは、どのように活用されていますか。 ◎教育政策課長 当初は、休業の学習機会の確保を目的といたしまして、Zoomを活用したオンライン授業とか、あるいはオンラインドリルソフトのeライブラリを活用した家庭学習を想定しておりましたけれども、通常、今学校がありますので、御家庭では、eライブラリを補習とか宿題として家庭学習で活用しているということを、数校から報告を受けております。 ◆長澤こうすけ 委員  実際のところ、私もほかの保護者から、タブレットの配付後に何の連絡もないと聞いたことがあります。活用している学校と活用していない学校に格差が生じているんじゃないかと思います。  あとは、中にZoomの想定ももともとあったと思うんですけれども、このコロナ禍で必要だと思うんですね。試験的にやってみたのでしょうか。 ◎教育政策課長 Zoomにつきましては、既に多くの学校で授業とか放課後でZoomを活用しておりまして、子どもたちも実際に操作をしているところでございます。  1人1台になる前に、既存のタブレットを使って、操作の習熟ですかね、更に一層上げていくように取り組んでまいりたいというふうに思います。 ◆長澤こうすけ 委員  分かりました。  最後になりますけれども、コロナ禍が長期化する中で、ワクチン接種は、報道でも出ていましたけれども、16歳以上ということもありますし、ある意味、学校教育現場の状況が長引くのかなというふうな見通しもあります。  そういった中で、クラスターが発生するなど、そういったことも想定して、今すぐにでも、登校ができなくなった状態の中で、このChrоmebооkとタブレットを活用する方法を今すぐやっていく必要があると思うんですけれども、その辺はいかがですか。 ◎教育政策課長 今、行われています学校ICT活用推進協議会の中で、活用方法については議論がされているところでございます。3月末までにはきちっとまとめて、議会にお示ししたいところですけれども、Chrоmebооkのリモート等の活用、きちんと学校も、それから児童・生徒も御家庭も理解をしながら進めていきたいと、そんなふうに考えてございます。 ◆長澤こうすけ 委員  もうこの緊急事態中ですから、そういった意味も踏まえて、急ピッチでその辺を詰めていただくように要望して終わります。 ◆吉田こうじ 委員  すみません。時間もあれなんで、2点だけ。連日、新型コロナの感染拡大が進む中で、各学校でも児童・生徒、それから教職員の皆さんの中に陽性者の方が、もう連日、情報として入ってまいりますけれども、当初、少ない人数のときには、いじめですとか差別ですとか、そういうことを非常に口うるさく言われていたんですけれども、現状、今の時点でそういう報告が、先生方同士も交えて、保育園も幼稚園も小学校も中学校も、そういう状況の報告というのは、今、上がってきている状況でしょうか。 ◎教育指導課長 コロナに関連するいじめ等の報告は、調査の中からは報告は上がってきておりません。 ◆吉田こうじ 委員  是非、気を緩めることなく、やはり非常に大事なことになってくると思いますし、もう何か慣れちゃったみたいなところも、各学校にも皆さんの中にもあるかもしれませんけれども、ここは非常に大事なところだと思いますので、もう一度、気を引き締め直して、私たちも周知をしていきたいなというふうにも思っております。  それから、今日も、区議会事務局の方が換気を定期的にしていただくと、どこから風が来ているんだろうと皆さん、上を向いたり、下を向いたり、これは本当授業中も換気をすると非常に寒いと思うんですけれども、そういう中で、膝掛けとか肩掛けてもいいよとかって、そういう配慮というのはなされているのかどうか、お伺いしたいんですけれども。 ◎教育指導課長 防寒については、十分対応するようにということで学校には話をしております。 ◆吉田こうじ 委員  是非、換気も大事なんですけれども、それによって風邪を引いたら何の意味もありませんので、緩やかに状況に応じて、膝掛けですとか上着を着るとかということを、授業中でもきちっと皆さんに、お子さんはね、私なんかはもう体温が随分下がってきていますけれども、お子さんたちは非常に暑いと言っても、非常に風邪を引きやすい時期でもありますし、乾燥もしているので、その辺も十分注意して周知をしていただければなというふうに要望させていただいて終わります。 ◆浅子けい子 委員  情報連絡の一つは学力調査、これ、コロナ禍の中で昨年は一斉にはやらなかったというふうに思うんですよ。実際は、一斉に近い形で実施されたかと思いますけれども、学校で判断をするというふうになっていたんですが、今のお話だと、コロナの収束が見えないという認識でいらっしゃるという中で、足立区は4月に実施するというふうになっていますよね。  一斉にやるんではないかというふうに思いますけれども、本当にこういう状況の中で、なぜ4月に実施すると判断したんでしょうか。 ◎学力定着推進課長 今年度は、まず今年度の中できちんと学習を保障していくということで、今、全小・中学校、力を合わせてやっているわけですけれども、その中で、4月の段階で、早期に今年度の学習内容をきちんと定着しているか測定した上で手を打っていく必要があるだろうということで、これは区民の皆様も、子どもたちの学習がちゃんと身に付いているかということはやっぱり心配事だと思いますので、それはきちんとやっていきたいというふうに考えております。 ◆浅子けい子 委員  学力が身に付いているかどうかは、学力テストで見なくても見られるはずですよね。学力テストをやらなければ見えないというような状況ではないんじゃないかというふうに思います。  学力テストをやる場合には、過去問を繰り返しやらなきゃいけないと。そして、通過率を上げるというのを目標に持たなければならないと。今まで、そういうような形で、だから補習をやったりとか、違った食事の時間を割いたりとか、学校側も先生も本当に大変な思いをするというお話も聞いています。  そういう点では、今この時期に私たちはやるべきではないと考えていますが、学校の先生方の現場の御意見とか、しっかり聞いていただきたいと思っているんですが、いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 小・中それぞれの校長会を中心に意見交換しながら、やり方については当然、検討していきます。 ◆浅子けい子 委員  校長会にどれだけ現場の先生の実態が反映しているのかは、私には分かりませんけれども、是非、子どもの今大事なのは、勉強することでもあるけれども、やはり学校に行っていろいろな我慢をしているわけですよ。  だから、そういう子どもたちをしっかりと、そういう中でも学校で少しでも楽しいことがあったりとか、やはり笑顔になれることがあったりとか、そちらに力を入れるべきだと私たちは考えます。  それから、こういうコロナの下で、第3波が来たということで、事業をやっている方はもう店を閉めなきゃいけないとか、そういうお話も各地で聞こえてきています。  そういう中で、就学援助を新たに受けるような状況のお子さんもいらっしゃるんじゃないかというふうに思いますけれども、今どのように周知されて、そしてやはり就学援助を受ける方は増えているんでしょうか。 ◎学務課長 通常の申請に加えて、通常の申請では非認定となった方々に対しては、今年度のコロナの状況でどれだけ収入が下がったかということで、直近6か月の収入が分かるものをお出しいただく特別申請という形で受けております。  これについては、ホームページ等でも現段階でも周知しておりまして、窓口等々にもお問合せいただいておりますので、今、丁寧に対応しているところです。 ◆浅子けい子 委員  やはり就学援助を受ける方は、こういう状況の中で実際には増えているんですか。 ◎学務課長 その特別申請というのも、すみません、昨年末の数字になりますが、169件、コロナの影響で特別申請を受けた方がございますので、増えているような状態です。 ○吉岡茂 委員長  他に、その他ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  その他なしと認めます。  以上をもちまして文教委員会を閉会いたします。       午後3時05分閉会...