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令和 元年決算特別委員会−10月10日-06号

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  1. 足立区議会 2019-10-10
    令和 元年決算特別委員会−10月10日-06号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 元年決算特別委員会−10月10日-06号令和 元年決算特別委員会       午前10時00分開会 ○高山のぶゆき 委員長  これより決算特別委員会を開会いたします。  質疑に先立ち、執行機関から発言を求められておりますので、これを許します。 ◎課税課長 すみません、先日の銀川委員の自動車取得税交付金についてのご質問の回答について訂正をさせていただきます。  減収分は国からの補填があると回答いたしましたが、正しくは、自動車の取得時に新たに導入された環境性能割税の臨時的軽減1%については減収分を全額国費で補填するとされております。  一方、自動車取得税交付金が廃止されまして、新たに導入されました環境性能割交付金につきましては、交付率が段階的に見直されることとなっておりまして、今の時点では影響額についてわかっておりません。お詫びして訂正いたします。 ○高山のぶゆき 委員長  昨日に引き続き、4議案に対する総括質疑を行います。  最初に共産党から総括質疑があります。西の原委員。 ◆西の原えみ子 委員  おはようございます。最終日もよろしくお願いいたします。  私は、まず初めに千住西地区防災対策について、面的な感震ブレーカー整備についてお聞きをいたします。  感震ブレーカーを面的に整備しないと、1軒火が出たら周りに燃え移ってしまいます。我が党は、火災時危険地域を選定し、面的整備を行うようにと求め続けてきました。今回、10月1日から始まりましたこの新規制度は、防災まちづくりに取り組み、感震ブレーカーの設置に積極的な町会・自治会等が対象で、既存制度の条件によらず、町会が町会加入者を対象に取りまとめて、簡易型を購入した、設置した町会に10割の助成を行うというものです。  今回、この東京都の地域危険度調査で都内5,200カ所の町丁目のうち危険度ランクが2位という千住西地区の千住柳町がモデル地域として手を挙げて、そして町会長を先頭にこの設置を進めているとお聞きいたしましたが、この町会長に話をされに行ったのでしょうか。それと一緒に、また話をされたときにその手応えなどはどうでしたでしょうか。 ◎建築安全課長 町会長のほうに説明に行って協力をお願いしてきました。お話の感触としては、前向きに町会内部で検討するというお返事をいただいております。 ◆西の原えみ子 委員  私もちょっとお話を聞いた中で、町会長、このまちづくりということで、本当にまちを歩いて危険な地域だ、高齢者が多いということで、この感震ブレーカーがとても重要だ、面的に整備することが重要だと言って、工務店なんですけれども、自分のお店に実際のこんな小さなこんなものですよということを言って置いてくれて、普及もしたいと言ってくれているんですね。  我が党が予算修正で感震ブレーカーの設置助成についてずっと求めてきたんですが、金額が高いから普及しない、機種も機能性も強化されている簡易型の2、3千円のもの、そういうものでもより多くの家庭へ普及をさせていって欲しいということ、この面的整備をずっと求めてきたんです。それについて、このことについて、何もいいことはない、一つも賛成できないということで否決をしてきたのが自民党です。この新規制度は木蜜地域の防災対策を充実しようとして、そのことが実現をしたということで、本当に私はうれしく思っております。  更にモデル地域を増やして、区内全域に広げていって欲しいと要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。  次に、旧本木東小学校跡地問題についてお聞きをいたします。  9月末の総務委員会で、旧本木東小学校敷地内の民有地取得について報告がありました。民有地の取得手続が完了して、登記名義人及び相続人から承諾が得られ区の所有権移転が完了したということ、名義人4人で相続人が20名ということで、本当にご苦労されたと思います。完了して良かったと思います。
     さて、そこで、旧本木東小学校跡地地域の周辺は、高齢化が進んで地域住民の交流もなかなか難しくなっていて、しかも木造密集地域です。地域住民は、学校統廃合が強行されて避難場所がなくなってしまった、こういう中で、この旧本木東小学校跡地を民間会社への売却は行わないで欲しい、住民の望む防災拠点や高齢者施設などにしてもらいたいというような声が上がっております。  地元住民の声を聞いて、地元の要望を最大限に生かすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎資産管理課長 まだ敷地の整理がやっとついたところで、跡利用についてはまだ具体的に検討はしておりません。その中で、現在まだ学校で使っているということと、今、避難所になっているということもありますので、そこら辺も考えながら、あと敷地が取得されてはいますけれども、まだ構図ですとか地目が、荒れているところですとか地籍が正確に出ていないところがありますので、ここら辺も整理も必要になってきますので、少し土地の整理をしてから具体的な利活用について検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆西の原えみ子 委員  報告でもこれから整理手続だとか、今おっしゃったことで1年以上は要すると考えられるとおっしゃっていたんですけれども、活用策を検討していくということですけれども、それまで、跡地なんですが、例えば防災ひろばなどに暫定利用する、こういうことをすべきではないかと思っているんですが、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 現在、旧本木東小学校につきましては、避難所としての活用はさせていただいておりまして、訓練も実際に校庭で活動したりしておりますので、現在、そういった形で地域には活用されております。 ◆西の原えみ子 委員  それでは、防災ひろばということも含めて、暫定利用は検討していくということでよろしいですね。 ◎資産管理課長 暫定利用というよりも、もう避難所として活用しているという実態があるということでございます。暫定利用につきましては、可能かどうかということはまだ、それも含めて検討しておりませんので、土地の整理と含めて今後考えていければというふうに思います。 ◆西の原えみ子 委員  本当に地域住民の方たちの声、こういうことをしっかり聞いて、すぐにでも対応お願いしたいと思っております。  次に、日暮里・舎人ライナーの混雑解消についてお伺いをいたします。  日暮里・舎人ライナーは、通勤時は混雑率187%、首都圏ワースト5です。私も6月に午前7時半頃、試乗いたしました。見沼代親水公園駅から乗りましたが、谷在家駅辺りから混んできまして、江北駅、そして扇大橋駅では身動きがとれなくなりました。日暮里駅まで覚悟を決めて我慢して乗車するしかない、そう思って乗ってきたんですけれども、こういうような状況を受けて、平成29年3月に日暮里・舎人ライナーの輸送サービスの改善を求める意見書、これが全会一致で議決をいたしました。  この意見書では、現在、1編成5両を6両から7両に増結を行って、ラッシュ時の根本的な混雑対策を要望しております。区は、この立場に立って増結を更に強く都に求めるべきだと思いますが、求めていらっしゃるでしょうか。 ◎交通対策課長 今、西の原委員の方からご意見ございました車両連結の6両、7両につきましては、東京都としては非常に厳しいということでお返事いただいておりますので、それ以外の部分での、できることを早急に実施していただくようにお願いしているところでございます。 ◆西の原えみ子 委員  今後、東京女子医科大学東医療センターも移転してきて、そういう中では本当に周辺に更に多くの人たちが増えてくる、そういう話はあっても減るということはまずあり得ないと思っています。そうやって増える一方の中で、もともと東京都が当初は6両から7両編成でやっていくと言ってきたものを乗降客が少ないとか、そういうことを言って下方修正をして、そして5両編成にした。このことが本当に混雑、今こうやって混雑をしていることの根本原因だと思います。そして、東京都がこうやって多額の費用を要することから設置が困難であるということを言っているというのであれば、長期的な展望を持って、今からでもやるべきだということを区から本当に協力に働き掛けるということ、言っていくということをしていくべきではないでしょうか。 ◎交通対策課長 これまでもそうしたご意見を多数いただいておりまして、幾度も東京都のほうにもお伝えしてお願いしてきているところではございますけれども、一方、東京都としましても、そうした財政的にも膨大な費用それから時間のかかる内容でもありますので、そうしたことに取り組むというのはなかなか厳しいという中で、実施できる内容については、車両を新しくリニューアルしていくことですとか便数を増やすことですか、そうしたことについては取り組んでいくということでやっていっておりますので、そうしたところでは区としても協力して引き続きお願いしていきたいというふうに考えます。 ◆西の原えみ子 委員  だから、その根本的なところでも改善が必要だということ、諦めずに言っていっていただきたい。それは区民の本当に切実な願い、それだと思うので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、交通空白地域交通不便地域を解消し、より住みやすい足立区になるようにお聞きいたします。  区は、足立区総合交通計画改定を進め素案を発表して、パブリックコメントを行って現在、集計中だということです。我が党は地域公共交通検討会(仮称)、これを一刻も早く立ち上げて、交通不便地域の解消を目指すべきだと第2回定例会の代表質問で質問したときに、今後、足立区総合交通計画を着実に推進していくためにこのパブリックコメントの意見を伺った上で、10月を目途に地域公共交通検討会(仮称)立ち上げを行うと言ってまいりました。  この素案の中にも、こういうカラーでとてもわかりやすく書いてあるんですが、この素案では、単にこの路線が必要だというだけではなくて、必要度の高いエリア、エリアとして示して捉えております。それらについて、実際に交通空白を解消するに当たって、地域公共交通検討会(仮称)、これを行政や交通事業者、地域が連携して、そして住民も一緒になってこの運行計画の検討、検証運行、こういうことを本当に行って、本格運行までこの事業、守り育てていく、地域みんなでこの空白地域解消に乗り出していく、やっていくということで理解してよろしいですか。 ◎都市建設部長 実際にバス路線をつくっても、やはり乗っていただくのは地域の皆さんですので、路線も含めて、具体的なご意見をお聞きしながら進めていきたいという考えでございます。 ◆西の原えみ子 委員  そうですよね、つくれつくれと言っていて住民が乗らなかったり知らなかったりということでは、本当に不便地域の解消にもならないし、本当に地域が丸ごとになって、住民が一緒になってやっていくということが凄く重要だと私も感じております。  だとしたら、この地域公共交通検討会(仮称)、この検討会を必要の高いどの地域でも同時に行っていくという、その必要があるのではないでしょうか。 ◎都市建設部長 今回、総合交通計画の中で検証運行をやるというのが区としても初めてのことでございます。今回は、一つやらせていただいて、同時に複数区域で進められるかどうかについては、今後、検討していきたいなというふうに考えております。 ◆西の原えみ子 委員  本当に高齢者とか、一方でというか、今、免許を早く返納しなさいという、そういう流れもある中で、やはり移動の自由というのは確保していかなければいけないと思う。まさにこの計画、福祉的な措置としても地域交通を確保するということでは、このエリア全体でやっていく、こういう全体でやっていくという、そういう事業になるのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎都市建設部長 今回は、アンケートをもとに区域をある程度指定をさせていただきました。その区域の中でどういうルート、どういう方策が一番最適なのか、そういうことを住民の皆さんと考えていきたいというふうに考えております。 ◆西の原えみ子 委員  是非お願いして、実効性あるもの、空白地域、不便地域を解消するようよろしくお願いしたいと思います。  次に、先日、質問し残した部分で、足立区の奨学金返済支援助成のことについてお伺いをいたします。  平成30年度から足立区の奨学金返済支援助成が始まりました。内容は第一種奨学金貸与額の2分の1、100万円上限ですが、留年しないで卒業して、卒業後10年以内に2年分以上の区民税を納付した場合、100万円まで助成をするというもの。昨年は40名の枠に倍の申込みがあったと聞きます。  息子の友人に美術大学を卒業して570万円の奨学金を借りた子がいます。利子だけでも110万円、月々2万3,000円を20年間返済し続ける、働いておりますが、手取りが本当に多くなくて、毎月月末に近づくとひやひやしながら生活をしている。今後の人生を考える上でもこの奨学金返済は重くのしかかっていると言います。こういう子が本当に区内でも多くいると思います。返済に苦しむ若者に対して、足立区の奨学金返済支援助成のこの40名の枠、これをもっと広げるべきではないでしょうか。 ◎学務課長 今年度、国の高等教育無償化の制度を受けまして、検討委員会を立ち上げて育英制度資金について検討しているということはこれまでもご答弁差し上げてきました。その中で、やはり委員の方から、そういったご意見もございましたので、40名という枠につきましても今、検討を進めているところです。 ○高山のぶゆき 委員長  時間です。 ◆西の原えみ子 委員  よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、自民党から総括質疑があります。古性委員。 ◆古性重則 委員  皆さんおはようございます。きょうは最終日ですから、元気を出してお答えいただきたいと思います。  けさ、早朝のニュース一色はノーベル化学賞の吉野彰氏の受賞でした。あの笑顔は本当に癒されますね。本当にすばらしいと思います。日本で27人目のノーベル賞受賞、本当におめでとうございます。これからも活躍を期待したいと思っています。  一方で、ちょっと心配なニュースも流れておりますが、それは台風19号ですね。それが15号とほぼ同じコースで来て、更にそれよりも強力な台風だという予測なんです。また、きょうテレビで、鋸南町の姿が流れておりましたが、ほとんどの屋根にブルーシートで土のうを積んでいるんですが、あれは土のうだけでは絶対もたないですね。一部損壊で、まだ改修していないのにそこに来るわけですから、今回の被害のほうがもっと大きな被害になる可能性があります。そういうことも含めて、そうなったときの対応を危機管理部門のほうではしっかりとしていただきたいと思います。 ◎危機管理部長 まず台風19号の足立区での対策ですけれども、今、情報をいろいろと集めております。荒川についての水位の上昇もあるかと思いますけれども、中川についての水位の上昇も懸念材料の一つでありますので、避難所の開設する、しないも含めて、適切な対応を図っていきたいと思っております。  また、鋸南町につきましては、今、古性委員ご発言のとおり、被害が更に拡大する恐れがありますので、鋸南自然の家の避難所としての開設等々も含めて、今、鋸南町と調整をしているところでございますので、必要な支援については引き続き行ってまいりたいと思っております。 ◆古性重則 委員  そうですね、区も頑張りますが、まず自分のうちのことは自分でやるということを心掛けてやっていかなければいけないと思っています。  あと、おととい申し上げました野球の件なのですが、私が思っていたより大変な快挙のようなんです。東京都大会が始まって史上初のことのようです。1区から2チームが出て、それが優勝、準優勝というのは初めてなので、改めて足立区の少年野球のレベルの高さを相当広く示すことができたと思います。本当にうれしい限りでございます。近藤区長のほうに表敬訪問するようになると思いますので、是非そのときはよろしくお願いします。  ただ、一つ悩みがあったのは、まだ先があるということなんですね。当然、東京都大会で優勝すると関東大会があって全国大会があるんですよ。これ遠征になってしまうんです。関東大会はそんなに広くないでしょうから、全国大会は、5日間泊まらなきゃいけないですから相当経費もかかるということです。これはレッドファイヤーズ、優勝したレッドファイヤーズで、準優勝したカバラホークスは今度、四国、徳島の大会に出ることに、これもかかります。体育協会から1チーム3万円ずついただくことになったらしいんですが、経費はその100倍ぐらいかかりそうです。ですから、これからいろいろな方に寄附を仰いでいくことになると思いますが、表敬訪問の際には区として何かできることがあったら是非お願いをしたいと思いますので、そのときはよろしくお願いいたします。  それでは、本題に入ります。  人生100年時代の到来ということは近藤区長もよく使われるフレーズなんですが、私も時々使います。そういう時代が来そう、なったらいいなというのもありますが、ただ、この言葉だけがひとり歩きをしてしまうと勘違いをしてしまうこともあり得ると思っているんです。というのは、何もしなくても100歳まで生きられると思ってしまっては困ります。自助努力、自分が健康のこと、いっぱい注意したことによって100歳まで生きられたということに、そうでなければあり得ないと思います。  実は、この9月15日に、敬老の日に発表されましたのが、100歳以上の方の人口が7万1,200人になったと、凄いですね、49年間連続で増えているんです。これでも凄いですが、日本の人口1億2,600万人からすれば1%でもない、0.00056%なんです。ほど遠い数字なんです。ということは、もっともっと努力をしなければ人生100年時代は迎えることはできないと思います。もちろんそのために各自治体が努力をしております。  足立区も相当努力をされて、健康寿命を、健康年齢を増やしましたね、こころとからだの健康づくり課長はどこかにいらっしゃいますか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 足立区も健康寿命は平成22年から平成27年にかけて国と同等、延ばしております。 ◆古性重則 委員  1歳延びたんですよね、確かね。 ◎こころとからだの健康づくり課長 男性が76.36歳が77.49歳ですので、約1.1歳くらい延びまして、女性が81.04歳から82.31歳ですので、1.2歳くらい延びました。 ◆古性重則 委員  やればそういう成果、結果は出てくるんですよね。それはどういうことをやったことによって健康寿命を延ばすことができたんですか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 一つは糖尿病対策に重点を置いて、そこで野菜から食べるなど徹底的に取り組んだということです。  また、それをやっておりましたら、全体的に運動を全くしない人というのが今、世論調査で見ていますと減ってきています。また、主観的な健康状態が良いと答えている方も世論調査で見ますと伸びています。結果として、何らかの健診を受けているという人も今増えてきていますので、一つの行動をとったことが少しずつ広がっていって、健康寿命の延伸につながっているというふうに考えております。 ◆古性重則 委員  いろいろなことが重なってそういう成果が出たと思うんですが、その中で一番最初に言いました糖尿病対策はよくやってこられたと思うんですが、1年間でどれだけの経費をかけて対策をされてこられましたか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 1年間の経費ですけれども、様々な部や課で取上げておりますので、衛生部が関与しているものになりますけれども、全体としては決算額が2,394万7,000円となっております。 ◆古性重則 委員  それは足りていますか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 足りているかと言うと、担当者としてはまたたくさんいただけるのであればそれなりの仕事もしたいと考えておりますが、全体のことを考えますと少ない予算でできるだけ効果を上げたいと思っておりますので、お願いしている分はいただいて、少しずつ効果を上げているというふうに考えております。 ◆古性重則 委員  すばらしい答弁です。財政課長良かったですね。  今、糖尿病の話が出ましたが、我々もずっと、血糖値だけでやってきたのが数年前からヘモグロビンA1cになっていますね。あれだとまた違った数値が出てきて、あの数値が5.9%未満であればいいということと5.5%以下でないとだめという、そういう表現の仕方をしているところがあって、どっちが正しいんですかね。 ◎こころとからだの健康づくり課長 対象の年齢やそれを行っている事業所によって値は違ってきます。糖尿病学会では6%以上が指導レベルになりますけれども、若い方が多く勤めているような会社ですと5.5%から5.9%の間も指導レベルというふうに捉えて数字は使っております。 ◆古性重則 委員  ヘモグロビンA1cは、1カ月から2カ月間の平均値が出るということなんですね。その中で、一番心配なのは、血糖値スパイクが心配ですよね。血糖値スパイクは食事の後にぐんと上がってしまうやつで、平均すると相当高くなってしまうということなんですが、この血糖値スパイクにかかっている患者が1,400万人いるということなんです。これを改善することが健康寿命を延ばすことにつながっていくと思うんですね。  血糖値スパイクになりやすい人というのはどんな人なんですか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 一つは、アジア人はすい臓の機能が弱く、血糖値を下げるインシュリンが出づらいというふうに言われておりますので、アジア人はまず血糖値スパイクが出やすいというのがあります。  あと、食習慣においては、白いご飯や麺類など、炭水化物からとるとスパイクが高く出てしまいます。  もう一つは、インシュリン抵抗性と言われておりまして、余り運動をしていないと筋肉が活発に動きませんので糖代謝の力が弱まってしまいまして、それによって血糖値スパイクがまた出やすくなります。つまり、やせているモデル体型の女性であっても健康ではなくて、血糖値スパイクは出やすいので、体が太っている人だけが糖尿病になりやすいというものではありません。 ◆古性重則 委員  早食いの人とか間食をする人とか、睡眠時間が6時間未満の人とか、いろいろあるんですよね、なりやすい人は。  血糖値スパイクにならないようにするために三つのやり方があるということなんですが、その中の一つは、朝食は絶対抜かないこと。朝食を抜くと、次に食べたときにスパイクが上がってしまうということなんです。  もう一つは、やっぱり野菜から食べるという習慣付けですね。  もう一つは何ですか。野菜から食べて朝食は抜かない、もう一つ。 ◎こころとからだの健康づくり課長 私どもはよくかんで食べると。一口目は30回かんで欲しいというお話はしております。 ◆古性重則 委員  それもありますが、食後に軽い運動をするということ。食事をした後は血液が胃に集まってしまいます。運動することによって手足に血液が流れることによって血糖値を上げないで済むということなので、是非それを皆さんもやってもらいたいと思う。野菜を先に食べるのと朝食は抜かないということと、そして食後は軽い運動をするということ。ですから、3階に勤務されている方は4階まで行って戻ってくれば行けるかなと思いますので、5階の方は4階に行って戻ってもいいし6階へ行って戻ってもいいと。それぐらいでも効果が出るということなので、是非、対応していただきたいと思います。  こういうことをどこで示していきますか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 広報紙ですとかA−メールなども使っております。また、6月の食育月間ですとか、今度11月は糖尿病月間になりますので、そういったところのチラシや広報紙で示しております。 ◆古性重則 委員  是非やっていただきたいと思います。  あと1万9,600人という死亡の病名があるんですが、何でしょうか。ちょっと探すの大変だから、実は入浴中に亡くなった方が1万9,600人いるんですよ。だんだん増えているんですね。  交通事故で亡くなった方はどれぐらいいると思いますか。 ◎交通対策課長 昨年、一昨年、足立区内は10名の方が亡くなっています。 ◆古性重則 委員  全国で。 ◎交通対策課長 申しわけございません、全国の数字、ちょっと今持ち合わせておりません。 ◆古性重則 委員  足立区10名ですか。全国では3,500人なんです。1970年には1万6,700人いたんですよね。それがぐんぐん下がっているんです。これはそれだけの対策をやったから下がってきたと思うんですね。ですから、浴室で亡くなる方もしっかり対策を打てば、その数字は下がっていくと思うんです。  これ一番の原因は、他でもなく、特に寒いときだと思うんですが、脱衣所と浴室の温度の差、それとお風呂場の温度、これに差があり過ぎると体に害を来すということなんですが、これはなかなか構造的に難しいと思いますけれども、できるだけ同じ温度にするような努力をそれぞれの家庭でやっていかなきゃいけないなと思っております。  ここで、やっぱり問題は、お風呂に入る温度なんです。高い温度のお風呂が好きな方、どれぐらいいますか、暑いお風呂が好き。       [挙手する者あり]  それは行動力のある方なんです。実は、42度と41度で全然違ってしまう。私は42度の設定なんですが、42度は交感神経が働いて興奮状態をつくるんです。ですから長くは入ってはいけないんですね。41度は副交感神経が働いて、リラックス状態になるということなんです。私は42度に設定をして、入るときにちょっと水を入れて41度に近くして入っているんです。そのほうがわかりやすいんですよ。41度から42度に上げるのは難しいですが、下げるのは簡単だから、そういうことをやることが必要だと思っています。  それがお風呂場で倒れないで済む方法だと思っていますので、こういうことを是非、教えていただければありがたいなと思っています。  あと、夏場によくある脳梗塞、これ冬場ももちろんあるんですが、夏場にある脳梗塞も対策が必要だと思いますが、脳梗塞が起きる時間帯、ちょっと皆さんからお聞きしたいんですが、朝方の4時からお昼ぐらいまでが1番。2番がお昼から夕方、夜の8時まで。3番目が夜の8時から朝の4時。この三つのうち、どこで一番発生すると思うか。  1番という方、朝の4時からお昼ぐらいまで、1番の方。       [挙手する者あり]  2番の方。       [挙手する者あり]  3番の方。       [挙手する者あり]  1番と3番多いですね。実は1番が一番多いんですよ。なぜかと言いますと、夏場は夜寝ていて寝汗をかく。そうすると血中内の濃度が高くなって血液どろどろになってしまう。それが高血圧になって脳梗塞になるということだと思います。これを防止するためにはどうするかということは、他でもなく、寝る前にコップ1杯の水を飲むこと、起きてからも1杯の水を飲むこと、これが一番重要だということなので、これは私は前からやっていたことですが、そういうことを常にやっていくことが健康寿命を延ばすことにつながっていくと思いますので、先ほどこころとからだの健康づくり課長がおっしゃったとおり、これからも広報なりトキメキなり、いろいろな場面でこういうことをみんなに知っていただいて、みんなが健康で長生きできる足立区をつくっていただきたいなと思っております。  先ほど言いました、血糖値の中で最終的には透析になってしまう、凄い恐ろしい病気なんですね。ご飯、茶わん1杯に角砂糖で言うとどれぐらいの数が入っていると思いますか。  これも試します。角砂糖1個と5個と10個と15個。1番の1個の方。       [挙手する者あり]  2番の5個の方。       [挙手する者あり]  多いですね。3番の10個。       [挙手する者あり]  4番の15個。       [挙手する者あり]  1人。当たった。15個なんです。角砂糖、ご飯1杯。最初に食べるとですよ。他のを食べた後だといいんですが、最初に食べると血中内に角砂糖15個の糖分が入ってしまう。ところが、人間の体はよくできていて、さっき言ったインシュリンが流れてくる。それによってインシュリンがエネルギーに変えて、結果1個にするんですよ、15個あったやつが。だったらいいんじゃないかと思うんですが、ところが、これも私びっくりしたのは、健康診断の結果をもらって、再検査の方はというやつの中に、インシュリンの量というのは一生その人の分決まっているんですって。後からつくれるんじゃないんです。ということは、できるだけインシュリンを使わないでいかないといけないということなんです。これが先ほど言った三つのことをしっかりとやることが大事だということ。インシュリンを、自分のインシュリンがなくなったら注射を打つしかない。注射が効かなくなったら今度は透析をするしかない。糖尿病20年間患っていると、人工透析になる確率が物凄く高くなってくる。凄い怖い病気だと思いますので、是非そのことは、自分だけじゃなく、皆さんにも伝えていただければありがたいなと思っています。
     次に、リバースモーゲージについてお願いしたいと思いますが、前回の予算特別委員会でお願いをしました。高齢者で収入がなく生活が苦しい方に金融機関が融資をして、そのまま住み続けていただいて、もし亡くなったときにそれを精算するというやり方なんですが、これを是非、進めていただきたい。今までは東京スター銀行だけがやっていたんですが、足立区内の信用金庫でといって足立成和信用金庫にお願いして、商品化をしていただいたんです。ですが、なかなか周知するのが難しいみたいなんですね。ですから、企業として営利のためにやっているということでなく、区民の健康と財政のことも含め、生活保護などのことも含めて、区としても進めていかなければいけないんだと思いますので、是非これお願いしたいと思っています。  一つ、空き家対策にもなるんですよね。今、住んでいるうち、親が住んでいて子どもはほとんど来ないのに、亡くなったら来て、その財産を分け合うというのが多いんですが、これを生きているときにそういうふうに融資をしてやっていくと、最後の処置が、相続処置ができるということなんです。そういうことを踏まえると、このリバースモーゲージというのはとても重要なものだと思いますので、是非お願いをしたいと思っています。  角度を変えて、空き家対策の大きな原因は、相続がスムーズにできなかったことですので、それをやっていただきたいと思うんですが、あと生活保護を受けている方で持家の方の人数、前もちょっと聞いたことあったんですが、これはどこで把握していますか。生活保護を受けながら持家の方。 ◎東部福祉課長 持家の数のほうの数字ではなくて申しわけないんですけれども、リバースモーゲージを活用している件数としては、平成30年度は貸付決定は2件となっております。 ◆古性重則 委員  2件、それはまだ東京スター銀行だと思うんですね。  持家で生活保護を受けている方についても勧めていただきたいんですが、実はリバースモーゲージのハードルの中で120万円年間で収入がないとだめだということなんです。生活保護を受けている方、収入がないから受けていらっしゃると思うんですが、そういう方にはリースバックという方式があって、いったん住み続けながら売ることができる、これを買戻しもできるという手法もありますので、リバースモーゲージとともにリースバック方式も勧めてもらいたいと思いますが、どうですか。 ◎東部福祉課長 生活保護の申請の段階で様々な制度等を活用してご相談に乗っていきたいと思いますので、職員ともども、そういった制度の周知、勉強をした上でご相談に乗って適正な支援をしていきたいと考えております。 ◆古性重則 委員  是非リバースモーゲージを理解してもらう、そして活用していただく、そのための手法を考えていただきたいと思います。区が主催するいろいろな講演会とか、そういう事業のときに紹介していただく、そういうことを是非やってもらいたいと思うんですが、これは結構幅広いですよね。部をまたがってやらなきゃいけないと思いますが、どこかで考えているところありますか。 ◎住宅課長 住宅課のほうで空き家のイベント等がございますので、その際、リバースモーゲージの啓発に努めていきたいと思います。 ◆古性重則 委員  是非よろしくお願いします。  次に、14階のレストランの契約更新期が来ると思うんですが、来年いつですか。 ◎庁舎管理課長 今年度いっぱい、来年の3月末まででございます。 ◆古性重則 委員  はっきり言って余り評判が良くないと思います。我々も、前のときはよく行っていたんですが、なかなか行きづらくなった一つは、やっぱり対応が悪いのかなというのが一つあるのと、行ったら入り口に並んでいた、混んでいるんだなと思って待っていながら、ようやく順番が来て入ったら中はガラガラだった、要するにテーブルを片付けて対応していた、それは人がいないからできなかったのかなと思うんですが、せっかくあれだけの施設、4年前に、本当に華々しくリニューアルオープンした、そのときは凄い良かったんですが、だんだん何か行きづらい状況になったと思います。  きょうここにいらっしゃる皆さんで、この4年間で10回以上行った方はいますか。新年会とか何か団体の会合じゃなくて、独自で、自分で、個人で行った方、いますか。       [挙手する者なし]  多分いないと思うんですよ。こっちもいないんだよね。だから、区民が利用しやすいということは我々も利用しやすいということになりますので、是非、選考委員会の皆さん方にはそこを意見として聞き入れていただいてと思うんですが、選考委員会というのはどこで、どういう人たちがやるんですか。 ◎庁舎管理課長 選考委員会は、弁護士の方、それから専門家ですね、フードコーディネーター等の方、それから区民委員の方、それと庁内の委員で構成されております。 ◆古性重則 委員  この庁内の方は。弁護士がやっても余り意味がないと思うんだよね。 ◎長谷川 副区長  今、選考委員会が第1回目終わりまして、私が委員長ということで入れさせていただいておりますので、今現在は、一応、公募は締切りまして、10社までは行きませんけれども、数社の提案があって、これから具体的な選考に入るということでございます。 ◆古性重則 委員  それは選考委員に意見を言える場というのは、意見というか、情報を流すことというのはできるんですか。どういうことか、さっき言った弁護士といっても、弁護士が利用しているかどうかわからないですが、利用している方じゃないとわからないと思うんですよ。だから、その選考委員会の委員選考、もうしちゃっているんでしょうが、是非そういう方たちにも実際に食べに行ってください、他のところもよく調べてくださいとやらないと、正確なものができないんじゃないかなと思いますので、是非お願いをしたいと。 ◎長谷川 副区長  実際に弁護士とか、それからフードコーディネーター、それからそういう専門の方いらっしゃいますけれども、私も同じように、利用されたことがあるんですかということでお聞きしました。それぞれ皆さんは、実際14階の現状のレストランも既に利用されているということで、現状のことについては一定程度、把握されているというふうに考えております。 ◆古性重則 委員  是非、公正な選考をしていただきたいと思います。  時間がないので、一つだけちょっと凄く気になっていた言葉使いがあるんですよ。ら抜き言葉。本当に多いの。この場所でも何回か出ております。こちらからも出ていた。実際、神戸市の校長先生も、学校に出れなくなった、出られなくなったなんですね。出れなくなったと言うんです。校長先生がこういう言葉を使っているんです。これが当たり前のように通ってしまっているのが私は不思議でしようがないと思うのは、先週土曜日に、ある学校の公開授業、道徳授業を見に行ったら、ここでも選手として出れなくなったと言っているんですよ。内容よりこの言葉が気になってしまって、よく考えるといろいろなところでこのら抜き言葉が出ているの。子どもだけじゃなく、大人まで、当たり前のように出て、国民に例えばテレビがインタビューするとやっぱりら抜き言葉。テロップは「ら」を入れているんですよ。らは正しいんですが、抜いている言葉を当たり前のように話してしまっているということを是非、学校教育の中でしっかりと教えていただきたい。先生もそう使っていますから。神戸市の校長先生さえ使っているわけですから、是非そのことをしっかりと伝えていただきたいと思いますが、どうですか。 ◎教育指導課長 校長会等でも周知させていただいて、教科書に準じてしっかり教えていかなければと思っております。 ◆古性重則 委員  是非よろしくお願いします。これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  かねだ委員。 ◆かねだ正 委員  おはようございます。残りの時間、質問させていただきますので、よろしくお願いします。  前回、前々回とラグビーワールドカップの話題に触れさせていただいています。その話題に触れるとともに、職員、管理職の皆さんの中にラグビー経験者の方いらっしゃいますかというふうに前回、前々回とも質問させていただきました。ちょっとしつこいかもしれませんけれども、審査区分が変わったということで、もしかしたらこの中にラグビー経験者の方はいらっしゃいますでしょうか。       [挙手する者あり]  いました。子ども施設運営課長。ポジションは。 ◎子ども施設運営課長 フォワードの2列、3列でございます。 ◆かねだ正 委員  フォワードの2列、3列ということなので、ロックかナンバーエイトかフランカーということですね。子ども施設運営課長がラグビー部、実は知っていました。わざわざ子ども施設運営課長のほうから私はラグビー部ですというふうに申出てくださいまして、恐らく私が2日間質問させていただいて誰もいないということをきっと寂しく思っているんだろうなと思って、多分ご自分のほうから申出てくださったんだと思います。その優しさに今回、感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。  そんなラグビーのワールドカップですけれども、伊藤委員も触れていましたけれども、パブリックビューイングを今回、開催をしていただけるということで、ご案内をいただきました。日本代表が決勝トーナメントに残った場合に開催をするということでご案内をいただいています。あくまで日本代表が決勝トーナメントに残った場合ということなんですけれども、今回、このパブリックビューイングを実施する意図についてお聞きをしたいと思います。 ◎経営戦略推進担当課長 来年、オリンピック・パラリンピックを控えておりまして、その際にもパブリックビューイングというのを考えておりまして、今、日本盛り上がっている中で、どうやって足立区でも盛り上がっていけるかということの検証のためにも、是非この機会をパブリックビューイングしたいというふうに考えております。 ◆かねだ正 委員  パブリックビューイングで思い出されるのが、私も出席させていただいたんですけれども、前回の平昌オリンピックのときに加藤条治選手がこの足立区の企業に所属をされているということで、一緒にスピードスケート男子500mの加藤条治選手をみんなで応援したというのが思い起こされます。非常にこのパブリックビューイング、私も出席させていただいていて盛り上がりました。今回もこういったイベントにしていく方向なのでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 解説とまではいかないんですが、実際に試合を盛り上げるためのMCとか、そういったものを入れるのと、それから応援グッズというものを用意しながらやっていきたいというふうには考えております。 ◆かねだ正 委員  是非せっかくパブリックビューイングを区民の皆さんと一緒に開催してラグビーを盛り上げていこうということですので、是非、盛り上がる仕組みについても少しご検討をいただければと思います。  そんなラグビーのワールドカップですけれども、ワールドカップと言えば、8月には現在、八村塁選手が活躍して注目を集めているバスケットボールのワールドカップが中国の北京で開催をされ、熱戦が繰り広げられました。そんなバスケットボールですけれども、足立区でもバスケットボールの大きな大会が開催されるというふうに聞いておりますけれども、どんな大会でしょうか。 ◎スポーツ振興課長 今年12月に関東学生連盟の協力を得まして、関東学生オールスター対社会人オールスターの試合を予定して、今、準備を進めているところでございます。 ◆かねだ正 委員  このバスケットボールの世界では、非常に大きな大会だというふうに聞いておりますので、是非、足立区挙げて盛り上げていただければと思います。特に来年、オリンピック・パラリンピック控えておりますので、スポーツを盛り上げるという意味でも、こういった大会をどんどん誘致していただいて、足立区盛り上げていければなというふうに思います。  それでは、次にA−Festaについて触れさせていただきます。  今回の台風19号、週末に関東直撃するという一報を受けてA−Festaを今回また中止をされました。またというのは、昨年も1日ですか、中止になりました。今回この中止を決めたということについては、非常に私自身は良い判断だったのではないかなというふうに感じています。区民の皆さんの安全・安心が第一という側面からも、またいろいろな準備等々含めて、今回については中止せざるを得なかったんだろうなというふうに感じています。  そんなA−Festaですけれども、やはり花火大会と並ぶぐらい足立区にとっては大きなイベントです。今回、こういったパンフレット、またポスターも数多くつくっていると思います。今回、中止にしたことにより、やはり区も支出がかなり出ていると思いますけれども、どのぐらいの支出が今回、中止にしたとしても出ているんでしょう。概算でいいですよ。 ◎産業振興課長 申しわけありません、本日、観光交流協会事務局長が出席していませんので、後ほどご報告させていただきます。 ◆かねだ正 委員  支出、後で教えていただけるということなんですけれども、これも観光交流会事務局長が出ていらっしゃらないからわからないかもしれないですけれども、出展者の方々はブース一つにつき出展料多分取っていると思うんですけれども、どのぐらいの額を取っているのでしょう。 ◎産業振興課長 申しわけありません、後ほどご報告させていただきます。 ◆かねだ正 委員  一応これ総括質疑なので、申しわけないですけれども、観光交流会事務局長がいないからわからないということでは質疑進まないんですよ。これ款が違うとかいう話ではないので、総括質疑なので。 ◎産業経済部長 すみません、私もちょっとうろ覚えで申しわけないんですけれども、3万円だったと思います。 ◆かねだ正 委員  これまだまだA−Festaについて、特に中止になったことによってどのぐらいの損害等々が出ているのかということを含めて質疑をしたかったんですよ。でも、これ答えられないということだと全く質疑が進まないので、その点はちょっともう一度。 ◎産業経済部長 出費に関しては、今、精査しているところなんですが、出展料についてはお返しするということになっております。また、各ブースで食材等を準備されたものについては、事前に補償しないということでお約束になっております。  また、設備等につきましては、今回、テントをまだ張る前だったということで、今、交渉中でございます。それと、今回、中止保険というものをはじめて適用させていただきますので、そちらについてもまだちょっと精査が済んでいないので、十分お答えできなくて申しわけございません。 ◆かねだ正 委員  今ちょっと保険の話出たんですけれども、私もそういったものがあるのかなということも質疑したかったので、そういうものに中止保険ということで入っておられるということなので、それは非常に安心という意味ではいいことかなというふうに思います。  じゃあ、細かなことをお聞きしてもなかなかお答えしていただけないということなので、これ昨年も中止と、今回も中止ということで、2年連続中止ということで、これ日程的な問題が少しあるのかなというふうにも感じるんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎産業経済部長 2日続けて中止というのがA−Festa開催してから2回目だということなんです。近年、やはり大型の台風がこの時期に来るということで、昨年、今年とそういう状況でございますので、少しその辺も勉強させていただきたいと思います。 ◎区長 日程の変更につきましては、今の観光交流協会事務局長の前の茂木観光交流協会事務局長のときに、やはりいろいろな天候の面もあって、参加されている団体の方にご意見を伺ったことがございましたけれども、変更するならば自分たちは協力できない等の、なかなか強硬なご意見があって、結局、現状維持というところに落ちついた経緯もございます。  ただ、去年と今年の状況も踏まえますと、また出展者の方々のお考えも変わるかもわかりませんので、これについてはまた改めてご相談させていただきたいと思います。ただ、検討したことは事実でございます。 ◆かねだ正 委員  区民の方々も、花火大会に並んで非常に楽しみにしているイベントですので、できる限り開催できる可能性が高い、日程も含めて、もう一度出展者の方、ご協力者の方等々のご意見もあると思いますけれども、その辺も踏まえて、よくよくご検討いただければと思います。  次に、その台風に絡んでなんですけれども、区内のイベントもかなり中止になっていると思います。特に区主催のイベントは中止ということになっていると思いますけれども、どのぐらいの数のイベントが中止になったのでしょう。区主催でいいですよ。 ◎産業経済部長 その質問でなくて申しわけございません。先ほどの出展料なんですが、2日間で3万5,000円でございました。 ◆かねだ正 委員  それは中止になったことによってお返しするんですか。 ◎産業経済部長 この出展料についてはお返しするということになっております。 ◆かねだ正 委員  わかりました。  では、区の主催イベント、大体で結構ですけれども、どのくらいの数。 ◎総務部長 土日合わせて約70件のイベントが中止になってございます。 ◆かねだ正 委員  非常に70件ということで数が多いんですけれども、何かトラブル等はなかったですか、中止することによって。 ◎総務部長 A−Festaにつきましては、ホームページとA−メール等で公表していると同時に、その他のイベントにつきましても中止ということにつきましてはホームページを活用して皆さんに周知させていただいているところでございます。 ◎区長 準備の段階が長かったようなイベントにつきましては、どうしても強行したいというようなお話も2、3あったようでございますが、丁寧に所管がご説明をして、基本的にはご理解いただけたというふうに考えております。 ◆かねだ正 委員  そうですね、イベントによっては、本当に今、区長がおっしゃったとおり、長い時間をかけて進めてきたイベントもあったと思いますので、よくよくその部分については、フォローも含めてご対応いただければと思います。  そういった中で、学校施設を使ったイベントについては、小・中学校の校長先生宛に、台風19号接近による行事の取扱いについてということで案内を、メールで案内をされたそうです。区は、A−Festaを中止をしますので、できる限り10月12、13日の学校を使用する行事がありましたら、こうした状況を踏まえて、主催者に説明いただき中止するようお伝えいただきたいと考えていますという文章を各学校の校長先生宛にお出しになられたということです。これは出されましたよね。 ◎学校支援課長 私どものほうから校務支援システムで流させていただきました。 ◆かねだ正 委員  私この文章はちょっと評価をしています。というのは、区のほうで学校任せにせず、できる限り主催者の方に説明をして中止の方向でというふうに踏み込んで案内を出されているので、これ例えば校長先生の判断でとか、安全対策に万全を期してやってくださいとか、そういった表現だと非常に現場は混乱するんですね。どうしたらいいかわからない。区はどういた意図なんだろうというふうに非常に混乱するケースがあるので、今回、なるべく中止するようにお伝えいただきたいと考えていますということは、仮にこれ13日が晴れる、12日はかなり台風で厳しい状況ですけれども、もしかしたら13日晴れ間が見えるような状況になるかもしれません。ただ、今の状況を踏まえて、やはり中止にしていただくという判断は、これも間違っていないと思いますので、またここまで区で踏み込んでもらえれば、学校としても、また主催者としても判断がしやすいということになるので、今回のこの文書については非常に私自身は評価しておりますので、今後も是非、区のほうでなるべく判断しやすいよう形でこういった文章を取り扱っていただければと思います。 ◎総務部長 先ほどの答弁、大変失礼いたしました。土曜日のだけを勘定して70件とお答えしました。土日合わせて、区が関与しているものを含めて114件ということで訂正させていただきます。申しわけございませんでした。 ◆かねだ正 委員  わかりました。  次に、台風15号による千葉県の大停電等々については、各委員からも質疑がありました。特に停電、災害が来たときに非常に大きな問題になるのが電源の確保だというふうに改めて認識を持っているところです。特に我が党にはエキスパートの工藤議員もいらっしゃるので、工藤議員ともよくこの話をするんですけれども、今回、この台風15号による千葉県の大停電ですけれども、今回の停電で特に問題視されていたのが、避難所における電源の確保です。特に被災者の方々が携帯電話の充電をしに来ても充電できずに困っているような様子がテレビで報道されておりました。  それを受けて、現在、足立区の第一次避難所、第二次避難所には電源を確保できるような充電器などは設置できているのか伺いたいと思います。 ◎災害対策課長 今、第一次避難所のほうには発電機が、ガソリン式が2台、あとLPガス式が1台、あとカセットボンベ型が1台ございまして、発電機の、充電器のコードとかはございませんが、電気を供給するコンセントまでは用意はできているところでございます。 ◆かねだ正 委員  特に携帯電話、連絡手段としても今、携帯電話がないとなかなか生活ができないほど、もう使われております。  区内で携帯電話の充電ができる場所というのは、北千住駅東口、足立区役所前にあるというふうに伺っております。やはり今回のこの大停電を考えると、こういった充電できるスポットを拡大すること、特に主要駅周辺などに設置を検討すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 現在、かねだ委員がおっしゃったとおり、2カ所に区内にはソーラー電池で発電をして、それを充電器が、携帯電話の充電ができるという施設がありますので、他のスポットにもそういった補助金等の制度を活用して、運用ができれば検討させていただいて、拠点の駅前とかで参考にできるかどうか考えていきたいと思います。 ◆かねだ正 委員  行政によっては緊急時のための電源車を保有しているところもあるというふうに伺っています。足立区のほうはこの電源車、保有をしているのでしょうか。 ◎災害対策課長 電源車につきましては、一時期検討はさせていただきましたが、少し高額なところがございまして、保有するということは断念をしておりまして、東京電力のほうに応援をいただきたいと考えてございます。 ◆かねだ正 委員  検討されていくということなので、是非、検討していただければと思います。  例えば、現在、電気自動車等々が普及してきておりますけれども、外部供給が可能な車種が非常に増えてきています。つまり、車から電気をとることができるものになります。こういった車は災害などの非常時に非常に重要な機能を果たすものだと思います。できれば、区には公用車があります。公用車をこういったものにしていくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長 電気自動車につきましては、現在8台保有していますが、残念ながら電気供給できないものでございます。現在、5年リースの2年目でございますので、次期入替えの際につきましては、かねだ委員ご提案のところについても検討させていただきたいと考えてございます。 ◆かねだ正 委員  舎人公園の災害のイベントだったですかね、確か東北の会社がこういった外部から電気がとれるような車を実際に持ってきて見せてくださっていて、非常に災害時には重要だなというふうに感じましたので、是非せっかく公用車あるわけですから、こういったものを十分これからも電源確保という視点からも採用を考えていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◎環境部長 公用車の中で、環境部で保有しているPHVに関しましては電源供給ができますので、防災訓練の際にその実用訓練を実施しております。 ◆かねだ正 委員  よろしくお願いします。  次に、これ結構読んだ方も多いと思うんですけれども、「足立区のコト。」という本。       [資料を提示]  多分見られた方多いと思います。これ私、足立区のことについて書かれている本、「足立区は本当にヤバイのか?」というのも非常に興味を持ったんですけれども、それ以上に興味を持ったのが、これシティプロモーション課の職員が書かれて出されたということなんですけれども、その辺の経緯についてはどうなのでしょう。 ◎経営戦略推進担当課長 シティプロモーション課長を兼務しておりますので、私のほうでお答えさせていただきます。  私と一緒に10年前に公募で入った職員なんですが、5年前から非常勤になりまして、非常勤ということで執筆も可能ということになりまして、今までやってきた中身のものをまとめて、2018年5月に発行したという形になっております。 ◆かねだ正 委員  読ませていただくと、足立区のいいところ、足立区はこういうふうに思われているけれども、いやいや、こういういいところがたくさんあるんだよということで書かれています。特に職員が書かれたというところにまた非常に大きな意味があるのかなというふうに思います。  そういった形で、区の職員の皆さんが足立区を盛り上げようという気持ちは非常にすばらしいなと感じています。  例えば、八王子市等々では、八王子市の職員が八王子ラーメンというラーメンを何とか八王子市で有名にして、八王子市を盛り上げていこうということを自主的に取り組みを行っているというふうに聞いています。これは何に取り組んだほうがいいということではなくて、区の職員の皆さんが自主的にそうやって足立区を盛り上げていこうというところが非常に大事だと思いますので、是非それぞれの皆さん、我々ももちろんですけれども、一緒に再度、足立区のいいところを見つけて、盛り上げていければなというふうに思います。是非、読んだことのない方、「足立区のコト。」読んでいただければ、非常に職員の方の目線だなというのを感じますので、是非、読んでいただければと思います。  ちょっと時間もあれなので、次に、この足立区の行政サービス案内について触れたいと思います。  今回、昨年からですか、この足立区行政サービス案内というのが、タウンページの中に入っていたものから単独になりました。これはどうしてでしょう。 ◎報道広報課長 以前、タウンページのほうに無償で掲載をしていただいていたんですけれども、タウンページのほうからやめますということがありまして、単独で出すようになりました。 ◆かねだ正 委員  私個人的には、タウンページに載せるというのは反対です。反対でした。非常に、確かに無償ということあるのかもしれないですけれども、見づらい。これどこに載っているのかなというのが非常に見づらいですし、ここの足立区の行政サービス案内というのを見逃してしまうと、この中に足立区の行政サービス案内が載っているんですよということもわからない。それで、そのまま見ていらっしゃる方も非常に多いというふうに思います。  今回、またこの足立区行政サービス案内という形で単独にしたことによって非常にこれ区民の方にとっては見やすいなというふうに感じています。今後もこの形で続けていくのでしょうか。
    ◎報道広報課長 この形になりまして2年目ということなんですけれども、まず区政モニター等のアンケートで、今、転入者の方とご希望者の方に配っているという状況です。費用も考えますと全戸配布というのはなかなか難しいのかなと、個人的には思っているんですけれども、今後もこの冊子である程度の期間は続けてまいろうかなと思います。 ◆かねだ正 委員  今、私も触れようと思ったんですけれども、できれば私は全戸配布がいいなと思っているんですね。区民の方にとって非常に有益な情報が非常に満載されています。これ1冊あればほとんど足立区の行政サービスについてわかることができますので、先ほど費用の面がというふうにおっしゃっていましたけれども、是非、全戸配布ということも再度お考えをいただければと思います。 ◎報道広報課長 先ほど申し上げました区政モニターの中では、やはり7割ぐらいの方は、紙はいらないんじゃないかというご意見などもあります。そういったことを踏まえて、検討してまいりたいと思います。 ◆かねだ正 委員  それでは終わりにします。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、公明党から総括質疑があります。さの委員。 ◆さの智恵子 委員  皆様こんにちは。公明党のさのでございます。前半25分間質問させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  初めにSDGsの推進について伺います。       [委員長退席、岡安副委員長着席]  我が党は誰一人取り残さない社会の実現を目指すSDGsを国会議員が国内外に推進し、各地方議会ではSDGs推進部長を任命し、党を挙げて取り組んでおります。足立区では私がSDGs推進部長を仰せつかっておりまして、現在、推進をしているところでございます。  また、今回、一般質問をするに当たり、この夏、二つの研修会に参加をいたしました。そのうち、SDGs働き方改革セミナーには企業の人事担当者等、多数参加されておりました。個々の目標を達成するための行動が社会、経済、環境などの社会状況を変えていく、このSDGsの世界観をカードゲームを通してわかりやすく体験することができました。今後、このようなSDGsの理解につながる職員研修を実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎人材育成課長 ただいまご紹介いただきました研修など、これから勉強しまして、足立区の職員研修プログラムにどのように取り込んでいけるのか検討してまいりたいと考えてございます。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  10月の3R推進月間に合わせて、区役所アトリウムにて啓発パネル展示が実施されました。       [資料を提示]  10月4日に見にいきましたが、こちらポスター中心の展示でございまして、少し寂しい、そんな印象を持ちました。       [資料を提示]  今後は、足立区温暖化対策のキャラクター、こちらですね、ミリー、ドリー、リリー、なかなか区民の方でも名前がわからないですが、こちらポスターではなくて、このような実物の着ぐるみを是非、展示をしていただくなど、目を引く展示をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎ごみ減量推進課長 パネルが少なかったということもございますが、少しさの委員ご指摘のとおり寂しい展示になったかと思ってございます。  今後につきましては、展示場所とか展示の配置方法につきましても十分関係所管と調整しながら、区民の方に目にとまるよう、全てのパネルをきちっとご覧になっていただけるよう、調整を図っていきたいと考えてございます。 ◎環境部長 ご提案のミリー、ドリー、リリーの着ぐるみも同時に展示したいというふうに思います。 ◆さの智恵子 委員  是非、このキャラクター、ビュー坊と並んで大変人気でございますので、是非、活用をお願いしたいと思います。  また、この展示は窓側にございまして、中央館のエレベーターのほうからは全く見えなく、もう撤収してしまったかと勘違いする方もいたようでございます。また、この日は他の展示はありませんでしたが、中央での展示はできなかったのでしょうか。 ◎ごみ減量推進課長 たまたま6日の日曜日にイベントが入っていまして、撤収等も一時期にありましたので、パネル等の枚数からあそこのコーナーを使わせていただいたということでございます。 ◆さの智恵子 委員  1階アトリウムは、来庁した皆様に見ていただける大変貴重な場所と思っております。年間を通して展示の状況を教えていただけますでしょうか。 ◎庁舎管理課長 1階のアトリウムにつきましては、四つのブロックに分けて使っているんですけれども、年間を通しまして365日、どこかは必ず使っているという状況でございます。 ◆さの智恵子 委員  今、庁舎管理課長の話ですと、日曜日にあったので、その間、端だけを使っていたということでございますが、その場合には、例えばその日は端に寄せるなどして、できれば中央を使うなど、これは庁舎管理課が中心となって調整とかしながら、是非、区民の皆様に見ていただけるような工夫をお願いしたいと思います。  また、区民の方に効果的に情報を届けることも大切と考えます。例えば、庁舎ホールでシルバーパスの配付ではたくさんの高齢者の方が来られております。そのときに、庁舎ホールの前のロビーにて高齢者に役立つ情報発信をお願いしたいと思います。  例えば、我が党が推進をしました見守りキーホルダーや高齢者インフルエンザ予防接種の案内や、自動通話録音機などのPRとともに、介護メニューを冊子などに、お住まいの住所地を引いて地域包括支援センターの担当する連絡先のシールを張ってお渡しするなどの取り組みを今後お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課長 すみません、今の一番最後にありました担当の地域包括支援センターの場所がわからないという問合せは意外に多うございますので、その辺は工夫して実施してまいりたいというふうに考えております。 ◎区長 おっしゃるとおり、シルバーパスの取得に当たって大勢の方見えますので、次回以降、工夫してまいります。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、昨年から開催しています、アリオ西新井で開催しております脳活フェスタ。       [資料を提示]  こちらでございますが、こちらも幅広い世代の方に認知症の啓発ができるイベントと思っております。今年も9月1日に開催され、3,200名が参加をされたとお聞きしました。私も伺わせていただきましたが、イベントホールでは高齢者の方が多く参加をされておりましたが、買物のフロアのほうでも若い親子連れがイベントのグッズをお持ちでした。今後も継続して認知症の啓発をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課長 本事業、東京都の補助金3年間の補助金を活用して実施させていただいております。今後の財政的な在り方と、それからさの委員おっしゃるとおり、来ていただくじゃなくて、たまたまそこの買物に来た人たちに認知症のことを伝えられる大事な機会だと考えておりますので、検討してまいりたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  お願いいたします。  また、昨年の質問により、今年2月26日にアリオ西新井にて、地震体験車のイベントが開催されました。震度7まで体験できる地震体験車は、私も乗りましたが、縦揺れの怖さを実感しました。当日は何人ぐらいの方が参加されたのでしょうか。 ◎災害対策課長 昨年度、平成31年の2月にアリオ西新井で地震体験車のイベント行いまして、体験者数は258名でございます。 ◆さの智恵子 委員  ありがとうございます。  災害に関心が高いときでもございますので、今後もこういう商業施設等での啓発をお願いしたいと思います。  また、3R推進月間に戻りますが、ペットボトルキャップ回収事業があります。この事業では、小さなキャップも分ければ資源、リサイクルして価値ある材料にということで、ユニセフを通じてポリオワクチンを寄附する事業です。取り組んでいるグループや企業は、自分の行動が世界の子どもたちの命を救っていると取り組まれているとお聞きをしております。20名ほどのグループでは、毎回のワクチンの人数を皆に伝え、励みにされているとも聞いております。       [資料を提示]  こちらの本庁舎1階アトリウムにもございまして、このような形で事業の趣旨とともに、このような数も、これまでの数、平成20年からポリオワクチンを寄附した数を書かれているんですが、こちら、例えば前回、寄附したという方が自分が寄附したものがどのぐらいの数になったかとかいうのがわかるように、わかりやすい、1年ごとの表示を追加するなど、わかりやすい表示にしてはいかがでしょうか。 ◎ごみ減量推進課長 さの委員おっしゃるとおり、1年ごとの表示のほうも加えさせていただきたいと存じます。 ◆さの智恵子 委員  また、区では、地域学習センターや住区センターなどでも回収ボックスを設置しております。是非、回収ボックスの近くに事業の趣旨や回収量やワクチンの人数などを表示して、取り組む区民を増やす取り組みもお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域文化課長 地域学習センター、住区センター等も含めて、環境部と連携しまして、そういった啓発を試みたいというふうに考えております。 ◆さの智恵子 委員  また、子育てサロンのホームページで食品ロス削減の取り組みとして、子育てサロンで液体ミルクの配布を行っていますといううれしい記事を見つけました。賞味期限の短い液体ミルクを1歳未満の赤ちゃんがいる希望者に配布するというものですが、簡単に経緯を説明していただけますでしょうか。 ◎協働・協創推進担当課長 今回の件につきましては、食品ロス・リボーンセンターというNPOからお声がかかりまして、8月中旬からスタートしました。賞味期限の期限が約1カ月半という短い期間のものでしたので、区議会にまずは情報提供を怠った点はお詫びを申し上げます。  可及的速やかにという窓口を探したところ、住区推進課と連携しまして、子育てサロンが適しているだろうということで行いました。 ◆さの智恵子 委員  数等について、すみません、教えていただけますでしょうか。 ◎地域調整課長 今、協働・協創推進担当課長のほうからお話のあった食品ロス・リボーンセンターのほうから2,500ケース、125ml入り12パックを2,500ケースいただきまして、子育てサロン12カ所で配布しました。非常に好評で、1カ月ほどでほぼ配布を終了したというような状況でございます。 ◆さの智恵子 委員  ありがとうございます。是非この液体ミルクを紹介するいい機会にもなったかと思いますので、今後もこういうことがありましたら速やかにお願いしたいというふうに思っております。  また、今年6月に政府がまとめた拡大版SDGsアクションプラン2019で特に強調されているのが論理的消費、エシカル消費の啓発普及と言われております。区として、今後、普及啓発を考えておりますでしょうか。 ◎環境政策課長 エシカル消費について、賢い買い方と言いますか、そういったことにつながっていきます。環境に配慮した行動を促す上では非常に重要な視点だと考えておりますので、どの場面でそれをピックアップしてできるかというのはちょっとわかりませんけれども、いろいろな啓発活動の中で一コマ入れてやっていきたいというふうに考えています。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  今月、10月30日に徳島県で開催されます食品ロス削減全国大会でも、エシカル消費と食品ロス削減とのテーマの講演もございます。実は私も参加をしますので、しっかり勉強してきたいと思っております。  また、来年の食品ロス削減月間では、3Rの推進とともにイベントの開催など様々な取り組みをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎ごみ減量推進課長 来年に向けて準備のほうしていきたいと考えてございます。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、乳がん、子宮頸がん検診について、他の委員からもるるございましたが、私からも違う視点で伺わせていただきます。  まず7月に届いた圧着ハガキ。       [資料を提示] こちら実際に届いたものでございます。昨日、佐々木委員から表紙とか1枚目が大事だというお話もありましたが、かなりインパクトがあったかなというふうには思っております。  ワンコイン500円で受診できて、またこちらの5年相対生存率が書かれている、早期発見のメリットなども書かれておりました。こちらのハガキは何人ぐらいの方に送付をされたのでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 全体で約9万2,000人の方に送付しております。 ◆さの智恵子 委員  また、これは特にこれまで5年ごとの勧奨が2年ごとになったということも大変大きいかと思います。  また、10月はピンクリボン月間に合わせて、10月17日に行われますピンクリボンあだち。       [資料を提示] こちらポスターとともにこのようなチラシもございますが、今年はミニウォークがなく、北千住マルイでのDVDの上映会なども同時開催と聞いておりますが、どのような内容でしょうか。 ◎データヘルス推進課長 実行委員会に参加していただいている民間企業からお借りをしました、乳がん検診を普及啓発するようなDVDとなってございます。 ◆さの智恵子 委員  わかりました。是非、今後も乳がん検診の啓発のために、区民の皆様が参加しやすい会場や土日の開催など、たんぽぽの会の方と相談しながら、検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 ここ数年、東京芸術センターで行ってございますが、周りの会場の状況等見ながら考えていきたいかなと思っております。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、若年者の健康づくりについて伺います。  40歳前の健康づくり健診は、平成30年度1,331人が受診されていますが、実施回数を教えていただけますでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 5カ所の各保健センターでやってございまして、回数としては40回というところでございます。 ◆さの智恵子 委員  また、A−メールでの発信で、健康のほうに登録をしている方のA−メールの発信で空き情報も最近多く発信されておりますが、例えば11月9日の健診ですと締切りが10月8日、1カ月前なのですが、もう少し直前まで、これは締切りを延ばせませんでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 どうしても個人情報とか消耗品の用意等々でお時間いただいてございますが、短くできないかということは検討させていただきます。 ◆さの智恵子 委員  また、一方、スマホdeドック、簡易血液検査は、うれしいことにこれまでの25歳、35歳、39歳、43歳を、今年度から18歳から39歳と大幅に拡充を実施しております。受診の対象人数や受診状況について教えていただけますでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 対象人数については約18万1,000人という形でございまして、現在のところ、昨年と同様、700人弱ぐらいの方からお申込みいただいているというところでございます。 ◆さの智恵子 委員  わかりました。今後もこういう若年者の方の健康にも力を入れていただきたいと思います。  続きまして、あだち食のスタンダードについてお伺いをしたいと思います。  各学童保育室に栄養士を派遣して、児童による料理教室、おやつ講座を、昨年度は64回実施され、児童がつくって皆で食べ、大変好評だったと聞いております。今年度の実施状況を教えていただけますでしょうか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 保健所の栄養士を学童保育室のほうに派遣しております。夏休みの期間、集中的に参りまして、回数としては30回程度派遣しております。人数についてはまだ把握しておりません。 ◎地域調整課長 平成30年度実績63回で、今年度は約90回を予定しているところでございます。 ◆さの智恵子 委員  わかりました。  また、先日の小児習慣病予防健診については、今年度、女子生徒の約3人に1人に課題があるとの答弁にとてもびっくりしました。その結果をどのように分析されておりますでしょうか。 ◎学務課長 平成30年度の結果、今、さの委員おっしゃいましたように、3人に1人ということでご報告いたしました。これを、小数点以下がございまして、3.45人でございました。平成29年度は4人に1人ということで数字をお出ししたんですが、詳細は3.62人ということで、小数点以下まで比較しますと、その差は0.17人ということだったんですが、わかりやすく整数でお示しするということで、今回1人の差が出てしまったところです。 ◆さの智恵子 委員  わかりました。是非、現状がわかりやすいように、今後は小数点での表記をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学務課長 わかりやすく、また正しく伝わりますように表記の仕方を改善してまいります。 ◆さの智恵子 委員  また、区が今年度から始める健康経営の視点の元気な職場づくり応援事業についてですが、この事業は職域にも健康づくりの範囲を広げ、更なる健康寿命の延伸を目指すとされております。中小企業の推進とともに、大切な区職員も各部署ごとに取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長 この健康経営につきましては、私も東京大学の特任教授の先生からお話聞きました。総務部で何ができるか、少し考えさせていただきたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  また、一昨日、ヤフーが従業員の食生活の改善を狙い、社員食堂の揚げ物定食を100円値上げし、魚定食を150円値引きするというメニューが話題になりました。  区庁舎の地下食堂にもベジタベランチがあります。例えば、このランチを食べた場合はポイントを還元するなど、区でも健康増進に取り組んではいかがでしょうか。 ◎人事課長 ポイントについては検討させていただきたいと思いますが、ベジタベランチにつきましては、減塩対策としまして、これは衛生部と事業者とも協議しまして、消費税増税分を値上げしないで料金据置きとしまして、減塩対策としてみそ汁はなしという形で、あと野菜量につきましては120gから150g程度に増やしております。 ◆さの智恵子 委員  ありがとうございます。是非ここは一般の方も利用もされますし、区の健康についてのPRにもなるかと思います。  続きまして、高齢者の訪問理美容についてお伺いしたいと思います。  現在、要介護3以上の方には訪問理美容が介護保険で年3回まで利用でき、1回が約500円ぐらいの利用と聞いております。  現在の利用状況について教えていだだけますでしょうか。 ◎高齢福祉課長 寝たきり等への高齢者の訪問理美容でございますけれども、昨年度、平成30年度は1,768件でした。今年度は9月までの数字でございますが、861件でございます。
    ◆さの智恵子 委員  わかりました。現在は、ケアマネジャー等が各理美容店に依頼をされているというふうに聞いております。衛生面など法で定められた要件を満たしているかの規定がなく、美容組合の方から訪問美容センター等を設置し、活用して欲しいとの要望がありますので、今後、検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎高齢福祉課長 毎年、美容組合様とは連絡調整会議を行っていますので、そういった場で是非ご意見を伺って、人材をどういうふうに育成するか、また行政がそれにどう関われるのかというのは課題だと思いますので、是非考えたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  お願いいたします。  例えば、ここの美容組合の方は、例えば今、産休で休んでいらっしゃる美容師がこういうところに登録をして技術を向上させることができるというお話もございましたので、是非よろしくお願いいたします。  続きまして、西新井さかえ公園のアンケートについてお伺いをしたいと思います。  昨日、決算特別委員会が終わりまして自席に戻ったところ、このようなアンケート調査の報告が届けられておりました。こちらは何人の方の実施を予定されておりますでしょうか。 ◎みどり推進課長 西新井さかえ公園をご利用の方、また隣接する集合住宅の方にアンケートすることを考えております。 ◆さの智恵子 委員  以前、私、公園のアンケート等でもお願いをしたんですが、是非イラストを多くということでお願いしました。このゾーンなどはわかりやすいんですが、例えば草地広場を毎年使う、どのように使うかということで、ピクニックとか、いろいろな言葉が入っているんですが、是非イラストを加えるなど、わかりやすくお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎みどり推進課長 アンケートを回答する方にわかりやすく工夫していきたいと考えております。 ◆さの智恵子 委員  わかりました。  また、アリオ西新井付近は自転車の盗難が多いということで、ちょっとそういう不名誉なエリアでもございます。鍵かけの声かけとともに、防犯カメラを設置するなどと取り組んでいらっしゃいますが、改善に向けた今後の取り組みについてはいかがでしょうか。 ◎犯罪抑止担当課長 今、アリオ西新井のほうにはビデオカメラの設置に関して申入れなどを行っているところでありますけれども、すぐに設置というのは難しいところでありますので、地面に防犯カメラ設置中というシートを張らせていただくように申入れをしております。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、自動通話録音機は、高齢者にも大変人気というか、普及が大事だと思っております。先日も梅田三丁目に住む方から、アポ電らしき、0120で始まる電話が1日3回から5回かかってくるというような相談を受けました。警察にも相談をされたんですが、この自動通話録音機を設置したところ、その日から0件、1件もなくなったということで、大変効果があるというふうにも感じております。  現在の貸出し状況はいかがでしょうか。 ◎犯罪抑止担当課長 これまで足立区内では約3,500件配付をしております。今年につきましては1,000台、既に配付を終えているところでございます。また、これでは足りないというご意見もいただいておりますので、追加の購入ということで進めております。 ◆さの智恵子 委員  若干時間が残りまして、図書館についてお伺いをしたいというふうに思っております。  実は図書館のしおりという案内がございまして、中央図書館が昨年3万人利用者が減ったというようなことがございました。どのような理由と考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎中央図書館長 一つは、皆さん利便性がいいところを使われるというところで、中央図書館のほうは駅近の受渡し窓口等にかなり出回っております。なので、皆さん利便性の高いところを利用されるというふうに考えております。  また、ある研究者が行った図書館の利用者の調査というのがございまして、やはり今利用される方は明るくて開放的な図書館を好む傾向があるというところで、中央図書館もやや老朽化してきているところも原因の一つではないかと思っております。 ◆さの智恵子 委員  一方、興本図書館は大変改装されまして16万人増えたというような報告もされておりまして、やはりきれいなところに……。       [発言する者あり]  16万人ではなかったですね、失礼しました。どのぐらい増えたんでしょうか。うろ覚えで質問しました。時間ないので大丈夫です。  先日、区長のほうからも質の向上というお話もございました。今後、地域図書館も含めて、本当にきれいで皆さんが使いやすい図書館を望んで質問を終わります。大変ありがとうございました。 ○岡安たかし 副委員長  小泉委員。 ◆小泉ひろし 委員  午前中最後でございます。よろしくお願いしたいと思います。小泉でございます。  最初に、先日、福祉事務所からと思われる郵送物を受け取った高齢単身の女性から電話で相談を受けました。本人、いろいろ疑問を持っているようだったんですけれども、今までの封筒と違う封筒で、担当の係のチェックだとか担当者印も押されていないので詐欺かと思って心配になったと。本物かしらというか、こういうことだったんですね。電話でしたから開けてもらって、どんな内容ですかとお聞きしたら「知らない人の名前なんだけれども、絵野沢と書いてある」と。私は本物らしいと思ったんですけれども、一応、担当課に確認して、何かあったのかということで、実際結果として、詐欺ではなく、担当者からその方に内容の説明をしていただき、電話でしていただきまして、事なきを得たと。だけれども、そういう本当に心配して不安になって、どうしたらいいかということで私のところにかかってきたんです。なぜこういうことが起きた、誤解されたんでしょうか。 ◎足立福祉事務所長 今回、生活保護のシステムを本年2月に開始をしまして、各種帳票類の発送について一括して発送するような形態に変えました。今まではケースワーカーがそれぞれ封入封函をしていたんですけれども、今回から一斉に、いわゆるアウトソーシングで出力をするということで、封筒の形式ですとか様式のほうが変わったというようなことが今までの郵送物と変わっているというところになってございます。ちょっと周知が、生活保護受給者の方に周知が足りなかった部分については反省しておりまして、何かそういったわからないものが来たら確実にケースワーカーに問合せをするようにということでケースワーカーのほうには今周知したところでございます。 ◆小泉ひろし 委員  結果論ですけれども、遠くて見えないかもしれませんが、私もコピーを後から入手しました。       [資料を提示]  今までは下のタイプだったのね。足立福祉事務所西部福祉課、裏のほうもちゃんと係の所チェック入れて、担当者が判子を押してこういうものが送られた。だけれども、上のほうのタイプ、足立福祉事務所だけ、裏は特に何の表示もない。  これは、細かいこと、文句言うとかそういうことじゃなくて、やっぱり高齢者、特に単身者は、今は詐欺の電話だとか郵送物など不安を非常に感じる事案が多いわけです。このようなちょっとしたことも不安に感じる。だから、印字は、郵送というか配送を外部委託したり、案内を通知する際は、これはしょうがないことだと思うんですよ、いろいろなこと。ただ、特に受け取る側の目線、気持ちになって取り組むというか、手配をしていく。こういうことが非常に大事じゃないか、そうしないといろいろ混乱してくるんじゃないか。また、経費的にも、昨日も佐々木委員から特定健診の効果的なという、案内等についてもあったかと思うんですが、混乱させてはいけない。全庁的に今後、外部委託だとか業者に頼む場合、注意していかなければならないと思うんですが、どうでしょう。福祉事務所だけじゃないと思うんですが。 ◎政策経営部長 区民の方が不安にならないように、庁内で一定のルールを確認をしまして周知をしていきたいと考えております。 ◆小泉ひろし 委員  よろしくお願いします。  3日、今回の決算特別委員会2日目、3日の日に私、災害備蓄用液体ミルクについて質問しました。先ほどさの委員からもちょっとございました。基準が決まり、国内で製造されて以来、缶やパックが販売されたり、販売数も伸びています。輸入品は高かったですけれども、国内製造品は安くなった。  政府は、男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針というのがございまして、そこに、乳幼児が早期に必要な物資の代表例として、現行の粉ミルク用品や離乳食料品に加えて液体ミルクを明記したんです。狙いとしては、自治体がつくる地域防災計画に反映してもらい、十分な備蓄につなげることを狙っているわけでございます。  最近、コンビニでも扱い店舗を拡大するなど普及に弾みがついておりますし、メーカーも複数ございますけれども、乳幼児を抱えているママ層、又はプレママと言われている方々を対象としたアンケートなどでも、この液体ミルクの必要性というものは声が高い。こういう結果になっております。  東京都の動向を見ているかというご意見だとか、温度管理ということがありましたけれども、真夏の炎天下に保管しておくわけじゃございません。常温をうたっているメーカーもございます。こういうことから、「数字で見る足立」でも、乳幼児大体5,000人ぐらいかなと思うんですが、1歳ぐらいまでとしても、予算的にもそんな超高額ではない、モデル実施ぐらい是非とも決断すべきだと思うんです。いかがでしょうか。 ◎危機管理部長 小泉委員ご発言にもありましたけれども、区内の店舗でも発売が始まっているのは我々も確認しております。また、温度管理ですとか賞味期限、いろいろ条件もございます。他区の状況ですとか、いろいろなものを総合的に検討させていただいて、これからも引き続き検討していきたいと思ってございます。 ◆小泉ひろし 委員  第一次避難所でも備蓄品など充実しておりますし、粉ミルクだとか使い捨て哺乳瓶だとかあるのは存じ上げておりますけれども、やはり断水だとか、そういうことを考えたら、東京都は膨大な人口を抱えているし、政策判断は大変だと思うんですけれども、災害現場で、本当に水もない、また本当に混乱している、そのようなときも全ての第一次避難所から最初から用意しろということではございません。モデル的にしっかりと一定量、予算だってそんな大したことないんじゃないですか。少量からでもいいから実施すべきだと思います。その辺はいかがでしょうか。 ◎危機管理部長 繰り返しの答弁で恐縮でございますが、少々、もろもろ確認することがございますので、他区の動向ですとか確認しながら検討してまいりたいと思っております。 ◆小泉ひろし 委員  しっかりと取り組んで欲しいと思います。  次に、産業経済関連というんですか、時間の関係で1点だけ伺います。  ビジネスチャンスのきっかけの場となる異業種フォーラムの開催、このことについて、区内の中小企業ニュース、某ニュースでも記事になっていましたけれども、名刺交換をまず呼び掛けて、企業同士の出会い、また、あだちメッセの先駆けという方もいらっしゃって、そうかもしれないなというふうに私も思うわけです。  今年度は9月7日に開催したかと思うんですが、司会とか進行、運営は、連絡協議会というか、そういう団体の皆様が関わったと思うんですが、決算額の数字、決算説明書には決算数字が見当たらない。財務報告書の47ページにはものづくり支援事業としてまとまって5,119万円余となっております。123人とか。  この平成30年度の決算額は、この中の幾らぐらいだったんでしょうか。また、今年度の実績については何社ぐらいの参加だったのか、区外からはどのぐらいの方が参加したのか。一応、異業種交流会等が中心になりましたけれども、そのメンバー以外の参加企業などはどうだったんでしょうか、簡単にご回答願います。 ◎産業振興課長 まず、平成30年度の決算額ですが、63万7,000円でございます。今年度参加企業110社でございます。区外からは27社、そして参加者の中で異業種交流会に入っていない方は、一般の方84名の参加でございます。 ◆小泉ひろし 委員  私も当日、短時間でしたけれども、初めて参加するという方何人かとお話しました。いろいろな新たなメンバーも参加されたり、予算的にはそんな、区も多少の予算は使っていますけれども、莫大な予算を使わないで、非常に活発的な活動をされているなというふうに思いました。  今後もこのような、協創という考え方からも、いろいろなご協力いただきながら、活発な区内経済の活性化に向けてこういう取り組みを進めていっていただきたいなというふうに思います。  次に、環境施策絡み、伺いたいと思います。  決算説明書の246、247ページ辺りですかね、246ページ、この省エネ・創エネ推進事業絡みです。1億2,399万2,599円という中で、太陽光発電システムだとか省エネルギー機器等購入費等補助、これが1億1,935万9,800万円ということです。  9月24日で特にこの省エネ機器等購入費については予定件数3,800件、全部予算限度額に達成したため終了したとご連絡が来ました。5つ星家電等の購入経費の一部補助をしているわけで、これまでも毎年好評で、例えば補正予算組んだり、予算早く使い切っちゃって、区民の方から使えないのと、この領収書使えないのとか、随分いろいろ過去ありましたけれども、今後、予算的には好評で打ち切ったわけですけれども、補正予算組むとか、また来年度に向けて、この予算についてどういうお考えなのでしょうか。 ◎環境政策課長 今、小泉委員ご発言の省エネ家電購入につきましては、9月24日の日に受付件数が予定件数に到達したということで終了しております。  今、東京都のほうで東京ゼロエミポイント事業というのが始まりまして、10月1日からエアコンと冷蔵庫、それから高効率の給湯器に限りますけれども、新たに購入された方、買い替えされた方に、1万ポイントから2万1,000ポイントまでポイントを配布するというような事業を展開しています。これは今年度と来年度末まで実施する予定と伺っておりますので、今、我々がやっている補助事業と重なる部分がございますので、来年度につきましては、東京都のほうのポイント事業との調整と言いますか、一緒に配布にならないような形で調整をさせていただければというふうに考えております。 ◎環境部長 補足です。ご質問の、今後の補正予算等の対応どうなのかというご質問につきましては、現在のところ、当初予算の範囲内で続けるというふうに考えております。 ◆小泉ひろし 委員  ゼロエミッションの推進、東京都やっているわけですけれども、4つ星以上のエアコンとか、そういう5つ星以上の冷蔵庫とか、重なる部分があるかと思うんです。区が取り組んでいた補助制度では、LEDについては都の補助があるわけでございますが、家電は区単独予算と聞いていますし、いろいろ区独自の考えというのはよろしいかと思うんですが、水について、節水ということに対して、区は節水タイプのトイレについては実施しました。  節水タイプのトイレというのは、10年以上前のトイレだと大と小と流すとして、大は13リットルぐらい水を使うという。10年以上前のトイレの便器をご利用の方は大体そんなような感じらしいですね。最近は、同じ大を流した場合は4、5リットルで済んでしまうと、そのぐらいの差があって、240リットルのお風呂だと年間220、230杯分ぐらい節水効果があるらしいですけれども、区はトイレについては助成制度設けましたけれども、やっぱり洗浄、洗うということに関しては、どういう一般家庭でお水を使っているかと言うと、トイレが28%、お風呂が24%、炊事、お茶碗洗ったり、それが23%、洗濯機17%、あとはその他という中で、トップではないけれども、洗濯機というのは17%お水を使っている。  近年の洗濯機は節水型が多くて、標準洗濯時に使用する水量80リットル以下の洗濯機のランキングもある。確かに5つ星みたいな環境の基準というのはないんですけれども、一定の品質を備える機種は節水タイプになっております。こういう家庭の中でも結構、水を使う。  また、さっき言ったように、今後はこのような家電についても節水ということに対して検討して、足立区で是非とも先進的に、例えば助成制度、東京都と同じことを追いかけるのではなくて、検討するとか、そういうことをしたらどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長 以前、昨年ですか、第1回定例会でご質問がありまして、それで答弁している内容は、基準設定が難しいということと、あとPRをやっていきますということでご答弁させていただいています。  洗濯機につきましては、メーカーのほうも風呂の残り湯を使って洗濯をしたりとか、やりようによっては節水効果というのは非常に高い、暮らしのスタイルを変えることで節水というのは非常に進められる機械だというふうに感じています。その辺りを十分に区民の皆さんに賢い使い方をPRすることで節水というか、最終的につながると思いますので、そういったことを積極的にPRして進めていければというふうに考えております。 ◆小泉ひろし 委員  助成制度だけが環境施策ということじゃないし、水に関する法律もできて、水を大切にする、SDGsの考え方からしても重要なことでございますので、しっかりと節水ということに関してこれからも取り組んでいただきたいと思います。  次に、今回の私、代表質問の中でも取上げました遠隔手話、聴覚障がい者の支援策ということで、遠隔手話サービスは聾者の方が窓口に来たときに、遠隔地から手話通訳を提供するサービス、具体的にはネット回線につないだタブレットPCを受付に設置して、現場からコールセンターにテレビ電話して通訳を提供するサービス。代表質問での答弁としては、来年度当初を目途に導入を検討していると、当初は本庁舎の障がい福祉課と出先の障がい援護係に配置を考えているという答弁だったかと思うんですが、手話通訳サービスというのは主に2種類というふうに聞いています。対面タイプとコールセンタータイプ。足立区としてどのようなタイプを検討しているんでしょうか。 ◎障がい福祉課長 今お話のあった二つのタイプなんですけれども、コールセンタータイプというのは基本的に電話のほうでやりとりするのに対して、今、私どもが進めようとしている対面タイプ、こちらについては、画面のほうにコールセンターのオペレーターが映るということもありまして、その画面を通じて当然、手話ということでやりとりできますので、その対面タイプのほうを導入しようと考えてございます。 ◆小泉ひろし 委員  手話言語条例の啓発も兼ねたり、聾者の方々への体験の機会、こういうものを設けてもいいんじゃないか、いろいろご意見なども聞けるんじゃないか。利用促進や交流にもなる。既存イベントのブースなどの出展も含めて今後、検討したらいかがかと思うんですが、どうでしょう、一言で。 ◎障がい福祉課長 今回の導入については、一つはモデルということも考えてございますので、利用者の声等を伺いながら、必要があればまた利便性が高いと判断できれば、どんどん拡大のほうを考えていきたいと考えてございます。 ◆小泉ひろし 委員  また、視覚障がい者の情報取得をサポートする音声コードシステムの利用についても質問させていただきました。封筒への音声コード印刷、切り欠き等については障がい福祉推進室で使用するものから早急に取り組んでいくということでございますけれども、以前からも私も質問しておりますが、システムとして幾つかありますけれども、SPコードだとかユニボイスだとかありますが、区として、障がい福祉推進室で行うのはどのシステムを考えているのか。 ◎障がい福祉課長 私ども、今、音声コードについてはSPコードと、それからユニボイス二つあるんですけれども、現在、ユニボイスのほうが汎用性が高い、また東京都等がSPコードからユニボイスに切替えてきている経緯がございますので、ユニボイスのほうを導入していきたいというふうに考えてございます。 ◆小泉ひろし 委員  広げていっていただきたいと思います。  次に、動物愛護について、ちょっと角度変わります。  飼い主のいない猫の増加やえさやり、またボランティアの管理、また一方で虐待行為など悩ましい課題がありまして、そういう相談も随分ございます。  9月28日に私、小菅の東京拘置所に行きました、暑かったんですけれども。そうしたら、足立区の職員というか所管も頑張っていた。足立保健所だとか災害対策課もブースを出して、お疲れ様でした。  そこでも見かけたんですけれども、啓発、飼い主のいない猫対策とか、これは東京都かな、それから足立保健所も不幸な猫を増やさないためにということで責任と愛護と共生という、       [資料を提示]  こういうものを配ったり、罰則などについても周知して、こっち東京都のほうは一歩進んでSPコードちゃんと入っています。  そういうことなんですけれども、猫の不妊去勢手術費助成件数は、決算説明書に、258ページに動物愛護衛生事業ということで平成30年度は633万円余ということでございますが、一言で制度は十分利用されているというふうに見ていますでしょうか。一言で結構でございます。 ◎衛生管理課長 制度は十分に活用されていると考えております。 ◆小泉ひろし 委員  現状見ると助成の申請、それから助成承認通知書、手術依頼書、手術完了届などの書類が必要であります。足立保健所生活衛生課に行って手続するわけですけれども、今後、何かいろいろ事務的なやり方だとか申込み手続する場合、見直しされる際は、なるべく少しでも簡単に、簡素化できるようにお願いしたなというふうに思います。  ある方から手紙をいただきました。猫へのえさやり問題。その内容は、猫が増えた集合住宅周辺でボランティアの方が一生懸命、不妊去勢手術をやって20匹くらい手配したと。えさをあげてきれいに、それでその方はボランティアからも頼まれて、自分はえさをあげ、ふんの被害のないよう朝夕きれいに掃除していると。しかし、動物愛護については理解に乏しく、手術したからこれ以上増えないと説明しても、えさを与え一生暮らして欲しいとボランティアからも頼まれて、自分はそういう片付けを手伝っているんだけれども、中には足でけったり杖でたたいたり、猫なんかいなければいいとか殺してやるという過激なことも言っていると。猫のえさやり迷惑に対する看板は公園だとか何か多いんだけれども、動物虐待の罪に対する看板はほとんどないということで、理解を深めるためにもそういう罰則などもあるんだよということを設置して欲しいという要望だったんです。       [資料を提示]  これたまたま環境省の、ダウンロードもできるけれども、「動物の遺棄・虐待は犯罪です。」という、こういうパンフレットがございます。  バランスを考えた広報などの取り組みというのは地域によって状況違うと思うんですが、これは工事課になるのか道路管理課になるのか、必要があるようなところについてはバランスを考えた設置をすべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎工事課長 バランスを考えて、適宜、設定できるような形で検討していきたいと思います。 ◆小泉ひろし 委員  そうですね。ただ、えさをあげるのは悪いだけじゃなくて、虐待とか、そういうところも広報というのは必要かと。  動物の命を守る取り組みは前進しました。超党派で取り組んだ、議論された結果、動物虐待罪の厳罰化や犬猫へのマイクロチップの装着の義務化などを盛り込んだ、議員立法による改正動物愛護管理法が6月、参議院本会議で全会一致で可決成立しています。殺傷の場合、2年以下の懲役又は罰金200万円以下から、今度は5年以下の懲役又は罰金500万円以下に引上げられた。また、虐待とか遺棄に対する罰則についても現行の罰金100万円以下又は……。 ○岡安たかし 副委員長  小泉委員、時間です。 ◆小泉ひろし 委員  すみません、いずれにしても罪が重くなりました。今後もこのようなことも含めて、虐待防止に向けて取り組んでいただきたいなというふうに思います。ありがとうございました。 ○岡安たかし 副委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後零時02分休憩       午後1時00分再開 ○高山のぶゆき 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  質疑に先立ち、執行機関から発言を求められておりますので、これを許します。 ◎長谷川 副区長  先ほど古性委員に対する私の答弁に誤りがありましたので、お詫びして訂正をさせていただきます。  14階のレストラン事業者の選定プロポーザル、私は委員でございますけれども、先ほど委員長というふうに発言させていただきましたけれども、私、副委員長で、委員長は外部の方が委員長となっております。大変申しわけございませんでした。  なお、現在、手を挙げている事業者は5社でございまして、12月中旬に向けて選定を進めてまいります。大変申しわけございません。 ◎地域のちから推進部長 午前中のさの委員の興本図書館についての数字の件でございます。手元に数字、即答できなくて申しわけございませんでした。  興本図書館については、平成29年度から平成30年度にかけて改修工事がございました。この関係もございますが、平成30年度の利用者数18万8,661人になってございます。これに対して平成29年度は3万人余でございますので、差引きで約16万人増という形になりました。なお、平成30年度は丸々1年ではございませんので、年間ではないという前提です。  私も開設からすぐ行ってございますけれども、なかなか明るい図書館で、利用者にもかなり喜ばれているということでございます。どうもすみませんでした。 ◎災害対策課長 午前中の西の原委員の質問の中で、旧本木東小学校の活用の件でご発言がありました。訓練のほう、私のほうでやっているというお話をしましたけれども、確認したところ、平成25年度で一度、訓練終わりまして、平成26年度ちょっと講演会みたいなものに変更になっておりました。今年になって避難所の訓練を行うというお話がありましたので、私は引き続きやっていると思ってそういう認識で答えてしまいましたけれども、平成25年度から今ブランクが開いているという状況でございます。 ◎資産管理課長 今、災害対策課長のご答弁も含めまして、跡利用については考えていきたいというふうに考えてございます。
    高山のぶゆき 委員長  議会改革から総括質疑があります。土屋委員。 ◆土屋のりこ 委員  午後の1番ということでよろしくお願いします。  眠気の冷めるやつをとリクエストいただきましたので、今年はミサイルではなくて、あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」というのがありましたが、安倍首相が所信表明の中でみんな違ってみんないい、多様性の時代に触れておられますが、言っていることとやっていることが全く違うと思います。  あいちトリエンナーレでの「表現の不自由展」、騒動があって8月3日から展示が取りやめとなっていましたが、今週8日から展示が再開され、ささやかな勝利だと人気を博しています。  そもそも日本における言論と表現の自由が脅かされているのではないかという危機意識から、組織的検閲や忖度によって表現の機会を奪われてしまった作品を集めて2015年に開催されたものです。近年の公共施設の中でタブーとされがちなテーマの作品がなぜ不許可とされて排除をされたのか、誰がどのような基準でどのように規制したのかを展示してあるものです。表現の自由は民主主義や基本的人権の核心となる概念の一つだと思います。本来は権力への批判をいつでもどこでもどのような方法でも自由に行える権利を指します。憲法においても重要な観点ですし、憲法論議をしていこうと呼び掛けられておりますから、是非、議論を盛り上げていきたいと私も思います。  ちなみに、これまで足立区の施設の中で展示や開催を不許可とした事例はあったのかどうか、宗教絡み以外のケースでいかがでしょうか。 ◎地域文化課長 全てを把握しているわけではございませんけれども、私の記憶の中というか知っている範囲ではそういったものはございません。 ◆土屋のりこ 委員  ないということで、あと指定管理になっているということで貸館等、管理者のほうで萎縮をしてしまって、使用上、適法にもかかわらず規制しようということもあります。忖度というやつですが、表現の自由を守る立場から指定管理者に対しても憲法に反する規制をかけないよう、指導をきちんとして欲しいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域文化課長 憲法、法令にのっとって正しく行っていきます。 ◆土屋のりこ 委員  是非お願いします。  あともう1点、政府の介入という意味で問題なのが、一度採択したことなのに後付けで内容や抗議を理由に補助金を交付しないと撤回がされたことにあります。このような行政の介入が正当化されれば、当然ながら表現は委縮をするということで、文化庁での補助事業の採択については、文化に対し政治や行政は金は出すが口は出さないのが原則であって、事業採択は外部の有識者が行われています。なのに、今回、不交付ということを職員だけで決めてしまい、有識者委員に相談なく決めたことは文化への政治的介入だとして、抗議の意味を込め、有識者委員の1人が辞任もされています。これを他山の石として、足立区においては文化・芸術など、区民の方たちの表現活動への介入を行政が行わないで欲しいと求めて、質問に入っていきたいと思います。  1点目は、財務報告書32ページにあります多様な主体が参加する協創モデル事業の展開とあります。子どもの未来プラットフォームの交流会が開催されてきたということで、子ども食堂、区内においても少しずつ増えてきているということで、マップも作成されて2019年の7月版が今、区のウェブサイトに掲載をされています。私も是非、来てくださいと誘いをいただくことがありますが、そういったものも載っていて、いろいろな立場の方がされているんだなということで見ていますが、子どもの未来プラットフォーム、子ども食堂、フードパントリー団体交流会が開催されているということですが、子ども食堂だけではなくて、フードパントリーにも輪が広がっているということがこの協創の一つの前進なのかなという目で報告書を見ています。  子ども食堂は、誰でも自由に参加ができる地域のコミュニケーションの場という位置付けもありますが、パントリーになると少し違って、食の支援を必要とする家庭にダイレクトに政策効果を発揮できるという利点があるかと思います。それぞれの役割があって、それぞれの地域の中で展開されているんだと思いますが、この7月、足立区の中においても、あだちフードパントリーネットワークという、パントリーを運営する、運営したい人たちのネットワークもつくられてきたところです。  パントリーの写真載っていますが、こうしたところを見ますと、フードパントリーということも子どもの未来応援プラットフォームの一角であると考えておられるということでよろしいでしょうか。 ◎協働・協創推進担当課長 土屋委員おっしゃるとおり、プラットフォームの一つと考えております。 ◆土屋のりこ 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  この子どもの未来分科会のレポートが区のウェブサイトにアップをされていました。レポートの中では、新たなつながりで課題を解決していけそうというふうに締めくくられていたんですが、区としてもこういった課題の解決のために汗を流しておられるかと思います。  パントリーネットの中で言われていたのは、食品の供給能力は十分にある、フードバンクからですが、つまりもっと必要とする区民の方に利用してもらえるということが言われていました。けれども、パントリーをやっている皆さんからは、宣伝が難しい、周知に課題を感じているということで、そういうことであれば、区がコーディネーターとしてできることをもっとやってはどうかと思います。  今10月ですが、11月、マル親医療証を発送することになっているでしょうか。対象7,000人ほどかと言われていますが、そういった案内にパントリーのチラシを同封するなり載せるということはいかがでしょうか。 ◎福祉管理課長 医療証等に、以前はご案内等をしていたんですが、今は実施していないのが現状です。これを実施するかどうかということは今後の課題とさせていただきます。 ◆土屋のりこ 委員  今後の課題と言いますが、私が前期、議員になって委員会に報告されている中で、医療証に、もともと区が発送するものですから、そこに単に持ってこられたチラシを入れ込むだけということで、それだけのことで政策効果が発揮する、パントリー利用者も増える、困っておられる区民の方も喜ばれたということで大きな成果がありましたと委員会で報告されていたのを喜ばしく思ったのを思い出しますが、是非やっていただきたいなと思うところです。  2016年のときに親子支援課を通じてマル親医療証を受け取る方にアンケートを実施された8,000人のパントリー利用者の方にアンケートを実施されたということで、そのアンケートの中から見えてきたのは、食品を受け取りに来ることにしたのはなぜかという質問に対して、90%の方が、足立区からお知らせが来たからだと。次いで、なぜパントリーを利用したか、245人の30%の方が経済的に厳しいからだと言われていました。食材の購入に苦労したことがあるか、よく苦労した方が124人、時々苦労したの503人と合わせて77%が何らか苦労していると。以前にもこの場でも同じことを言ったような記憶がありますが、重要な点で、無償で食品を受け取れるサービスを受ける際にどうしたら安心できるかという問いに、行政窓口の紹介がある、これが524人答えておられるということです。  やっぱりフードバンクも民間の方も提供したい、食品はある、区民の方も経済的に厳しいから受け取りたい、行政の案内があれば安心できるということであれば区が頑張るしかないんじゃないかと思います。  例えば、そういった発送物に載せるということに合わせて、子ども食堂の地図にもパントリー、今3カ所、4カ所ありますが、そういったことも合わせて掲載をするということであったり、こども支援センターげんきのサポート事業を利用される保護者に情報提供を行うということとか、あとは非課税世帯に対し案内をすることとか、ようこそ滞納していただきました条例ではないですけれども、区民税、保険料滞納など、困っておられる状況が発見された方に即時に情報提供を行うとか、そういった周知の工夫を各部署でできないものでしょうか。 ◎長谷川 副区長  先ほどもシルバーパスの配付に来たお客に高齢者の施策をお届けしたらというふうなご提案もありました。  私ども、ややもすると組織が縦割りで、自分の事業しか考えませんけれども、本当に必要な区民に情報を届けるということを考えれば、様々な方法が考えられると思いますので、先ほどの医療証の送付のときにパントリーのチラシを配るということも必要な方に情報を届ける一つの方法だと思いますので、実現に向けて検討させていただきたいと思います。 ◆土屋のりこ 委員  ありがとうございます。是非お願いしたいと思います。  新しく経費をかけなくても今の枠組みの中で十分できるということで、協創をともにつくる運営主体の方たちに是非コーディネーター役の区の役割も発揮していただきたいと思います。  もう一つ、ストレートに聞いてみたいんですが、子ども食堂に対しては要望に応えて運営補助があります。パントリーを運営している区内の活動団体に対しても、区が独自に運営費補助を行うことはできないでしょうか。 ◎工藤 副区長  私、この交流会に大体参加をさせていただいて直接声をお聞きしています。その中で、やはり区からの助成制度ができないのかというお声をお聞きしております。  これについては、先ほどの長谷川副区長から答弁もございましたけれども、関連する団体が何に困っていて、どういうものが欲しいのかというのがまだ整理されていないところもございましたので、その辺も整理して進めていく必要があるかと思っています。 ◆土屋のりこ 委員  お願いをしたいと思います。  パントリーネット、私も1回目、2回目、参加をして話をしましたが、やはり一番は運送、輸送ですよね、トラックをどうするのか、自前でできないといった辺りであるとか、あと一番言われていたのは今言った周知、結構、食品という食べるものを扱っていますから信頼性がないとちょっと危ない、食べたら怖いなというものでは困りますから、そういった安心感という辺りでの周知と、そういった運送、運搬の辺りがコストがかかってしまうということで、是非その辺りの支援を考えていただきたいと思います。  区の独自のというのとは別に、都のほうでパントリーの立ち上げを支援するというインフラ整備の間接補助があります。区内で立ち上げを準備している方たちも今おられるということを聞いていますが、区としてもそういった都の間接補助を利用して初期インフラの整備ということでの間接補助を利用することも是非、考えていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ◎協働・協創推進担当課長 今現在、子ども食堂につきましては都の助成のほうの活用ということで動いてございます。パントリーにつきましても、先日調べたところ、東京都の助成がありますので、これについても検討を加えたいと考えてございます。 ◆土屋のりこ 委員  是非よろしくお願いします。  実際、採用しても応募がなくて0、執行率0%でまたこの場でたたかれると困りますけれども、今、ちょうど協創の芽が出だしているということで、パントリー運営、2カ所増えようかというところにありますので、是非そういったことも合わせてお願いしたいと思います。  4日目にも触れたんですけれども、もう一度新田橋のことをやりたいんですが、きょう、担当課はいらっしゃらない、街路橋りょう課はいらっしゃらないかな。  担当課の職員の方が要望されている区民の方、直接訪問をして声を聞いてくださったということなんですが、今回の架け替え工事に当たって、橋の交通量などは調べて検討ということはされたのか、まずちょっとお伺いしたいんですが、いかがでしょう。 ◎工事課長 過去において、今の橋の交通量の調査は実施いたしました。 ◆土屋のりこ 委員  過去において、どれぐらい過去ですかね、最近の1年とかいう感じですか。 ◎工事課長 約8年前ぐらいでございます。 ◆土屋のりこ 委員  8年前と今と状況がどう変わっているかということあるかと思いますが、担当係長が訪問されて、その障がい当事者の方のお宅で、橋を使う頻度はどれくらいなのか、どの病院に行くんだ、その頻度は何回なのだと、執拗にプライベートを聞かれた上に回覧板見なかったのかと、回覧板に書いてあっただろうと、何度も住民説明会で納得を得たことだと、スロープをつけて欲しいと要望することがさも悪いことかのような言いっぷりだったと、責められたと感じたということをおっしゃっておられます。  そういったこの方の言葉を聞くと、訪問された、いいことかと最初思ったんですけれども、これは何でしょう、要望を取り下げさせよう的な圧力だったのかという感じがするんですが、そういうことをよくやるんでしょうか。 ◎工事課長 基本的にそういうことはやらないんですけれども、やったという実績があったということについてはまことに残念だと考えているところでございます。 ◆土屋のりこ 委員  どういう言い方をされたのか、当事者の方もその場で腹が立って悔しかったということで、工事計画は僅かな参加の住民説明会で決めるものなのかとか、一番予算のかからない計画に誘導しているのではないのかとか、13年もかかるなら長い工事に対応する計画を立てるべきじゃないのかとか反論されたということなんですけれども、こういった委員会等の場で、また事前の説明の場で、課長とかからは丁寧に話はしてくださるんですけれども、こういった弱い立場の区民の方に威圧的な対応をとるというのはいかがなものかと思います。課の中の係員の方たち、この問題の本質、理解されていないのではないかと疑問を持ちました。  昨日、市川委員も強調されていましたが、技術的な可能な範囲でバリアフリーにすることはやってもらわないと困るということで、そういった区民の方の声を代弁したいと思います。バリアフリーを求めることはわがままなのか、区はそういった認識があるんでしょうか。 ◎道路整備室長 これは当然、ユニバーサルデザインの考え方というのは非常に大事なことでございますので、当然のことでございます。我々も、私も含めまして、その点については十分認識がなかったということで大変、反省をしておりまして、今後、そういうことのないように意識を徹底して、職員とともに必ずそういったことがないようにしてまいりたいと思います。 ◆土屋のりこ 委員  是非よろしくお願いします。  いろいろ進んでいる中で突発的なことが起こった、何でだろうというふうな感情が起こるのかもしれませんけれども、なぜスロープつけるのかということで丁寧に説明をお願いしたいということと、ちょっと前にこんな映画がありました。「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」という映画なんですけれども、筋ジストロフィーの男性の生き方を描いた映画で、24時間介護、ボランティアも疲れ果てていて、スーパーもとっくに閉まっている深夜1時、2時に、「バナナ食べたい、買ってきて」と、その車椅子の方がおっしゃったということで、ヘルパーの方がやっとの思いで買いにいって見つけてきた、食べ終わったら「もう1本買ってきて」と言われたということで、そのやりとりの中で、関わっておられたボランティアの方も吹っ切れてというか、ヒューズが飛んだというか、もうここまで来たらとことん彼が生きたいように、自由に生きられるようにしようとボランティアの心構えが変わったきっかけになったということで、こんな夜更けにバナナかよというタイトルなんですけれども、健常者にとっては真夜中にバナナが食べたいと思って食べることはわがままじゃないです。  食べたければ食べればいいんですけれども、動けないから我慢しなさいというのは健常者の側の論理であって、だから、回数までは私は聞いていないですけれども、この新田の車椅子利用者の方が週に1回かもしれない、月に1回かもしれないけれども、橋を渡って北区の側に行きたいんだということは決してわがままではないですし、この映画の原作になった方の言葉で、あえてわがままに生きる、そうしないと社会は何の変わらないということが言われていました。だから、仮橋にスロープをということは普通に生きたいだけだという、13年間かかりますから、新しい橋の完成まで、そういった思いを是非、受け止めていただけたらと思います。  昨日の市川委員の図書館の話で、当たり前のことを言われたら辛くなっちゃうとおっしゃっておられましたが、心の優しさ、スロープをつけると工事代金が高くなると考えるのは、なくてもいいことを前提にするのは辞めていただきたいと思います。スタンダードとしてユニバーサルデザインですよね、あるバリアをなくすのでは、最初からみんなに対して優しい、そういった最初から考えられるようになっていただけたらと思います。  この映画の主人公の方、母親からできないことは人に頼りなさいと言われたそうなんですけれども、そうやって区民から頼られたときに応えられる足立区であって欲しいなと私も思います。  次に、環境に戻って、2日目のときに時間切れになったので少しだけやりたいんですけれども、他の委員からも指摘がされていましたリユース食器について貸出すモデル事業が始まっていて、町会等のみということでしたが、町会以外の団体がこういったリユース食器を使って何かしたいと思ったら、環境基金助成を利用する手もあるかと思います。昨年度から審査が簡略化されて、上限額20万円、ファーストステップ助成がつくられて、申請も多少回復したということで報告を見たかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長 土屋委員ご発言のとおりでございます。 ◆土屋のりこ 委員  ただ、この環境基金助成、1月から2月にかけての1カ月の間に申請を出して、3月に審査をして、翌年、4月から事業への助成をするということになっていますが、100万円とかで大学や事業所のように年間活動がしっかり見通しが立っている場合はいいんですけれども、個人やサークル等で任意団体の方がエコ活動に利用するには、思いついて使いたいねと思ってもその期間しか申請が受け付けられないということで断念されている方もおられるかと思います。年度途中にも、特にファーストステップ助成に関しては審査も簡略化しているということですし、年度途中にも申請を受け付けるなど、助成の在り方、区民団体の実情に合わせて改善できないものでしょうか。 ◎環境政策課長 年に1回の募集ということで、利用される方には制限がかかってしまうというのは我々も理解しております。今、在り方も含めて、検討していきたいというふうに思っています。 ◆土屋のりこ 委員  是非、年にもう1回増やして年2回とか、年度途中にもそういった形で上限20万円までですから、対応していただければとお願いしたいと思います。  総務費、マイナンバーに関しても少しやりたいと思います。  マイナンバーについても、区民の方から聞いて欲しいということで声をいただいています。  6月28日、総務省が地方公務員等のマイナンバーカードの一斉取得の推進についてという通知を出しています。これは、公務員の方たちへということの通知なんですけれども、お願いと言いつつ、事実上、地方公務員にマイナンバーのカードの取得を強制するもので、公務労働者の私的領域に踏み込む人権侵害だと、認められないということが指摘されています。もともとこのカード取得は義務付けはありませんし、非常勤や入庁前の弱い立場の人にまで、またその被扶養者の方にまで取得の調査をかけるということは内心の自由を侵す行為だということで私は反対の立場なんですけれども、総務省のほうも、強制しているつもりはなく、取得の勧奨だと、メリットを理解してもらい、あくまでお願いだということで、カードの取得は強制ではなく任意であることに変わりはないと、一応、文章では回答を出していますが、本来、マイナンバーカードを所得するかどうか、個人の自由でありますし、区の職員の方たちも取得の義務はないということで対応されるか、確認をしたいんですが、いかがでしょう。 ◎戸籍住民課長 土屋委員のご指摘のとおり、あくまでもこれは任意ということで進めるのが正しいかと考えております。 ◆土屋のりこ 委員  足立区で働いておられる職員の方たちに対しても義務ではないということで対応されていますか。 ◎人事課長 義務ではないと働き掛けています。 ◆土屋のりこ 委員  わかりました。  この通知の中で、被扶養者への勧奨することとか、非正規職員や採用予定者への勧奨することということもありますが、こういったことはいかがでしょうか、される予定はありますか。 ◎戸籍住民課長 被扶養者の方等につきましても、勧奨する予定と聞いております。 ◆土屋のりこ 委員  あと、全ての来庁者に対してカード取得の勧奨をすることということも通知で言われているんですけれども、あくまでお願い、義務なしとする総務省の立場と矛盾することだと思いますし、個人の自由の侵害であって、それを憲法遵守を宣誓した公務員にやらせるということ自体、違法なのではないでしょうか。 ◎区民部長 先ほどから答弁していますように、ご本人の意思ということを私たち守ってございます。決して憲法違反ではないと考えております。 ◆土屋のりこ 委員  全ての方にするということはお願いの域を超えていると思いますが、そうした中で区民の方からの反発を招いたり、事務的にも混乱を招く事態が予想されるのではないかと指摘があります。どう対応されていくのでしょうか。 ◎区民部長 今、国のほうに計画を出すということで私ども検討しております。確かに1カ所に集中するという懸念がございますので、私どもとしては受付する場所を拡大するなどして、区民の皆さんにご迷惑かからないように、そのような対策をとろうと考えております。 ◆土屋のりこ 委員  やりたい方はやったらいいんですけれども、強制、圧力をかけるということはいかがなものかと思います。  あと20秒ですが、最後に議会のペーパーレス化ということで、タブレット少しだけ触れたいんですが、せっかく配られているんですけれども、15万円する機械でほとんどアプリは見られない、いろいろ委員からの発言がある情報も調べられないという中で……。 ○高山のぶゆき 委員長  時間です。 ◆土屋のりこ 委員  ノートパソコン並みのハイスペック機器、しっかりこれを、税効果をしっかり生かせるようにということで、細かい点は来年度の決算特別委員会で行うことになるのかなと思いますが、しっかりと利用効果があるようにということで活用方法を検討していただきたいと思います。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、立憲民主党から総括質疑があります。銀川委員。 ◆銀川ゆい子 委員  銀川です。最終日ですが、どうぞよろしくお願いいたします。  本日、ではまず最初に、災害対策についてお伺いをさせていただきます。今週末も台風19号を心配するところではありますけれども、先の台風15号におきましては、樹木の被害が相次ぎました。病気で幹が空洞化していて、それで倒木の原因となってしまったというふうに報道されていました。  それで、足立区でも倒木が140本で、被害状況の中でも最も多かったんですけれども、リスクマネジメントという視点でも樹木の定期検査などは行っていますでしょうか。 ◎工事課長 空洞化の関係は、調査を実施してございます。樹木のでございます。 ◎公園管理課長 公園のほうの樹木に関しましても、外見上の検査ですけれども、キノコ等発生していないか確認しております。 ◎道路整備室長 先ほどの質問でございますけれども、樹木においても空洞とかあるのか、中を機械によって毎年診断をしているところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  ごめんなさい、どちらをしているということですか。今、公園はしていると聞いて、あと。 ◎道路整備室長 これ、結構年数がたっている老木とか樹木についてやっているということでございます。道路の街路樹でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  その街路樹というのは、区道を全てやっていらっしゃるということでしょうか。 ◎工事課長 道路の街路樹でございます。全てはやってございませんけれども、樹木の大きさ等を勘案してやっているというような状況でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  今お伺いした中でも、検査をしているところとしていないところがあるということでしたけれども、全てをやるということは今の段階でちょっと厳しいというのは理解できます。しかし、千葉県のほうでも倒木で結構被害が大きかった、足立区でも140本、倒木でいろいろ住民の方が被害されているということでしたので、今後はしっかりと樹木の検査も行っていただきたいなと思っております。  それでなんですけれども、樹木の管理が悪くて、例えば樹木、倒れた木が電柱に当たってしまって、それで停電になってしまった場合、区の責任というのは発生しないのでしょうか。 ◎工事課長 それにつきましては、東京電力、それからNTTと協議するというような形でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  区の責任は一切ないということでしょうか。 ◎工事課長 やはり管理の仕方が悪いという形になりましたら、区の責任はあると思います。 ◆銀川ゆい子 委員  では、次なんですけれども、同じく台風で屋根にブルーシートを張る作業をしていた方々が屋根から転落をしてしまってけがや死亡するなどの二次被害が相次ぎました。それで、足立区で同様の台風などでこのような被害が起こってしまった場合、ブルーシートの張る作業というのは専門家の方に依頼するべきだと思うんですけれども、屋根業者を紹介するということなどは区で可能でしょうか。 ◎危機管理部長 先だっての台風15号でも屋根にかけたいんだけれども業者を紹介してくれませんかという電話が災害対策課のほうにございました。東京土建のほうをご紹介してご連絡をしていただいていますが、鋸南町においては自衛隊のほうがかける作業を手伝っているということで報告を受けております。 ◆銀川ゆい子 委員  かしこまりました。  東京土建とされているということなんですけれども、直接、区でなくてもいいんですけれども、区外でもいいんですけれども、屋根業者と災害協定など結んでいるとか、そういうことはないのでしょうか。 ◎災害対策課長 個別の事業者とは災害協定を結びながら、必要に応じて対応をお願いしていますけれども、個々の家屋について被害のブルーシートを張るですとか、そういったものにつきましては、まずは基本的にはご自分で近所の工務店ですとか、そういったところにお願いをした上で、それでも困ってできないという場合には区のほうでそういった紹介をするという形になります。 ◆銀川ゆい子 委員  同じくブルーシートなんですけれども、先の台風でも屋根にブルーシートを張ると言って何十万円もの費用を請求するという詐欺が相次ぎましたけれども、安心して任せられる区の業者というのは把握していらっしゃるんでしょうか。 ◎危機管理部長 正しく言えば、区のほうで詐欺まがいのところを認識しておりませんが、区内に普通に営業されているところは一般的には良心的な事業者であると思いたいと思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  千葉県のほうで今回の台風で電柱が2,000本以上、倒壊や破損があったようですけれども、足立区の無電柱化計画というのは計画どおり進んでいるのでしょうか。 ◎企画調整課長 現在のところ計画どおり進んでいると認識しております。
    ◆銀川ゆい子 委員  千葉県内の市への県職員の現地派遣が12日と遅れたことが問題になりました。その理由として、地震の際のマニュアルはあったけれども台風のマニュアルがなかった、そのため遅れたということですけれども、足立区においては台風のマニュアルはしっかりと整備されていますでしょうか。 ◎災害対策課長 地域防災計画につきまして、風水害編ということで風と水害と合わせて計画をつくってございます。 ◆銀川ゆい子 委員  復興支援で、今も区の職員の方も千葉県に入って支援していただいていると思うんですけれども、その区の職員から見た、区から見た千葉県の被災地の課題は何だと思いますでしょうか。 ◎災害対策課長 私が行ったときにはまだ被害が発災して3日目ぐらいのときだったんですけれども、まだ鋸南町の役場の方もどうしたらいいのかがわからないようなところが見えました。我々のほうから、教育長と一緒に行ったんですけれども、いろいろとこれまでの経験などもお話しながら、いろいろこれから何をしたらいいのか、そういったお話をさせていただきました。  また職員の数も少ないということから、鋸南町の役場の中で全てをやるということがなかなか難しくて、我々の足立区のように各いろいろな所管があるわけではないので、一つの課で何でもやるような課がありますので、そういったところで分散していろいろな役割を分担してできるという体制が整っていなかったというところが見受けられました。 ◎危機管理部長 すみません、補足をさせていただくと、端的に言うと二つだと思っております。  一つは事前準備がきちんとなされていなかった、防災計画上の遂行の役割分担が明確でなかったということと、もう一つ、こちらのほうが多分大きいと思いますが、情報収集がなかなかできなかったというところのこの2点が大きな課題だったと思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  風水害の他にも、足立区は地震の揺れで発生する液状化の危険性も高い地域でありますけれども、液状化対策として区が行っていることはありますか。 ◎建築室長 対策というか、区民向けのマニュアル、パンフレットをつくって、基礎をしっかりベタ基礎につくってもらうとか、そういうようなパンフレットで啓発しているところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  足立区で、今回の台風のような同様な被害が、同様の災害が起こってしまった場合、区ではここが弱い、ここをもっと強くしていかなければならない、そういうところはありますでしょうか。 ◎危機管理部長 すみません、ご質問の趣旨と違うかもしれません。今回、台風19号来ていますので、鋸南町、千葉県を参考にと考えますと、今からしっかりと台風の進路、勢力等々、被害想定をして事前準備をしっかりしていく、また実際、発災してしまった際の情報収集体制と区民の皆様にお知らせをする体制をきちんと整えていく、ここが重要だと考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございました。報道でもありましたし、今、皆さんからおっしゃっていただいたことからも、鋸南町のほうとか千葉県のほうでは、災害時の体制がしっかり整っていなくて初動の対応が遅れてしまったりとか、まだまだ停電が長く続いてしまったとかいうことがありました。足立区におきましては、その辺りの災害の整備ということは皆さん一生懸命やっていただいて、凄く他の地域よりも進んでいると私も思っております。  まちの皆さんと話していても、やはり区の職員の方に対して凄く信頼感を抱いています。本当に災害が起こったとき、区民の皆さんを守るのは、区の職員の方だと私思っておりますので、どうか今後とも、区民の皆様の生命と財産、しっかり守っていく、その政策を最優先に進めていっていただければと思います。  では、次の質問に移ります。  老朽家屋対策事業について質問させていただきます。  平成30年度、420万円の予算で決算は90万円でした。本来4件予定していたものが事情により2件になってしまったということなんですけれども、恐らく区内に老朽家屋というのはまだ多数存在していると思いますけれども、直近の区内の危険家屋軒数は何軒あるのでしょうか。 ◎建築安全課長 現在、私どもが指導しているのは18軒です。 ◆銀川ゆい子 委員  18軒で全てということでしょうか。 ◎建築安全課長 危険家屋という、特に危険な家屋で指導しているのが18軒という意味でして、一部損壊の可能性が高いとか、危険度が低いものは、全て合わせると、老朽家屋として判断しているのは1,226軒になっております。 ◆銀川ゆい子 委員  昨年の目標が7軒とのことでしたけれども、それは全て特に危険性が高い老朽家屋なのでしょうか。 ◎建築安全課長 私どもも限られた資源ですので、特に危険なものから重点的に指導させていただいている状況です。 ◆銀川ゆい子 委員  特に危険なものを最優先に行っていただく、そこ第一優先ということなんですけれども、それ以外にも年々、老朽家屋というのは増えていっていると思うんです。ですから、その調査というか、毎年ちゃんとしっかりと何軒増えていったかとか、見過ごしがないようにちゃんと調査はしているのでしょうか。 ◎建築安全課長 毎年ではないんですが、定期的に推移について調査しているところです。 ◆銀川ゆい子 委員  今回のような台風などで危険性のある家屋が崩れたり屋根が飛ばされたりして、他の住民の方に被害が及んでしまう可能性も十分あると思うんですけれども、そのようなことについてどう思われていますでしょうか。 ◎建築安全課長 他人の財産に影響を与えたり人に危害を与えないように、常日頃から危険な家屋を注視して、また適切に指導していくことが重要だと考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  まだまだ区内にある老朽家屋に対してどのように対処していくのでしょうか。 ◎建築安全課長 繰り返しの答弁になりますが、やっぱり所有者、また管理者に対して指導して、また適切に、周りに危険を及ぼさないように管理していただくよう指導していきたいと思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  その所有者などが見当たらない場合、多分ずっと放置されてしまう可能性もあると思うんですけれども、その場合はどのようにされるのでしょうか。 ◎建築安全課長 可能な限り所有者等を探しているのですが、見つからない場合には不在者財産管理人制度という、裁判所に申立てて、区が弁護士を立てて対応するという形を考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。老朽家屋の問題も、台風というか災害の問題と同じで、同じく区民の方の命とかに凄く関わってきてしまう問題だと私も思っております。その老朽家屋があることで火災が発生しやすくなったり、台風が起こったときには屋根が吹き飛ばされてしまったり、あと地震で倒壊してしまったり、不法侵入ですね、不法侵入があったり放火がされてしまう危険性も非常に高い、それが老朽家屋だと思っています。やはりそのような老朽家屋が、自分自身も自分の家のすぐ近くにそういう老朽家屋があったら、やはり凄く不安に思いますし、早く対処してもらいたいと思います。多分皆さんも同じ思いだと思いますので、予算組める金額は決まっていて結構厳しいところかと思いますけれども、区民の方の命を守るという視点を持って、この老朽化対策というものも災害対策と同様に、同じくらい力を入れていって取り組んでいただければと思います。  では、次の質問に参ります。  次は、足立区歩行喫煙防止及びまちをきれいにする条例についてお伺いいたします。  まず、平成18年から令和元年の8月末までのこの過料件数は2万7,175件、納付率は80%とのことなんですけれども、納付率100%を目指すために行っていることはありますでしょうか。 ◎地域調整課長 当日、お金の持ち合わせがないという方に対しては、ご住所とお名前をお聞きいたして、後日、納付書を送ります。その納付書を送りますと大体3割の方が納付していただけるのですが、残り7割の方は住所や名前がうそだったりだとか、そうしますので、督促状が送れないとかなって、最終的に不納欠損となりますが、だんだん不納欠損の額は減っているというような状況でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  以前ちょっとお伺いしたときに、私が聞き間違えたのかもしれないんですけれども、過料の徴収はその場で集めるということはしないというふうな認識だったんですけれども。 ◎地域調整課長 すみません、説明が不足していたのかもしれません、申しわけございません。  その場で取って、お金のない方には納付書という形をとらせていただいてございます。 ◆銀川ゆい子 委員  わかりました。  では、次なんですけれども、灰皿が私有地に置いてあっても公道上でしか吸えない場合、例えばここが喫煙、灰皿が置いてあって、民間の、ここが公道で、ここで吸った場合、煙が公道上に全て流れていってしまうと思うんですけれども、そういう場合は指導の管轄外なのでしょうか。灰皿が私有地に置いてある場合。 ◎地域調整課長 民有地にある灰皿については、特に指導の対象にできないんですが、一応そういう通報だとか区民の声がありますと、うちの職員なりパトロールの者が行ってご協力いただけないでしょうかというお願いをしているというような状況でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  お願いをして、それでも撤去されない場合は、やはり民有地の方が優先になってしまうのでしょうか。どかさないと言ったら、もうそれはどけないのでしょうか。 ◎地域調整課長 そのような状況になっている箇所が区内数カ所ございます。 ◆銀川ゆい子 委員  その特定禁止区域のシールが貼ってある、道路上にたくさん張っていただいているんですけれども、その上でたばこを吸っていたり、あと梅島にもコンテナ型の喫煙所をつくっていただいたんですけれども、そこの喫煙所の前を、たばこを吸いながら通り過ぎていく方々もいらっしゃいます。この事例に限らないんですけれども、区内において歩きたばこやポイ捨てなど、まだまだ強化していかなければならないと思うんですが、今後、条例を厳しくしていくなど考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎地域調整課長 取り締まりを強化するという形ではなくて、今後、区内に駅前、交通のターミナルを中心としてコンテナ型の喫煙所、それからパーテーション型の喫煙所を設けて、なるべくパトロールの方にそちらで吸ってくださいというように誘導をかけるというような作戦をとりたいというふうに考えてございます。 ◆銀川ゆい子 委員  自転車を乗りながらたばこを吸っている方もいらっしゃいますけれども、区として許容できるのでしょうか。 ◎地域調整課長 確かに自転車でくわえたばこの方いらっしゃいます。これまで取り締まりの中で、取り締まるとわざと転倒して取り締まりのために自分が事故に遭ったという訴えが多発したために、今は自転車で吸っている方に対して注意をするなというふうな形をとらせていただいてございます。 ◆銀川ゆい子 委員  かしこまりました。  スマートフォンやたばこの自転車のながら運転をやめさせるようなPRやキャンペーンがもっと必要だと思うんですけれども、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎交通対策課長 足立区自転車の安全利用に関する条例につきまして、今定例会に提出させていただいておりますけれども、もともと道路交通法上でもそうしたスマートフォンを見ながらですとか傘さしですとかということは違反行為に当たりますので、私どもでもキャンペーンを張る際には、そうしたことについては重ね重ね、皆様にご協力をお願いするようにやってきておるところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  かしこまりました。  次の10月15日の建設委員会でも、足立区自転車の安全利用に関する条例が議論されるかもしれませんが、そもそも論として、なぜ罰則がないのでしょうか。 ◎交通対策課長 先ほど答弁させていただきましたけれども、道路交通法ですとか、その他の東京都の規則等で、もともとそうした規定がございます。そうしたものにつきまして、足立区の条例であえて内容をわかるように表示させていただいて、皆様に周知をしていきたいということで取り組んでまいりますので、私どもの条例の中で罰則というのですか、そうしたものは考えておりません。 ◆銀川ゆい子 委員  ポイ捨てたばことか、ながらたばことかなんですけれども、自転車を乗りながらたばこを吸っている方というのは、多分恐らく、そのままポイ捨てをして火を消すことはないと思うんですね。歩きたばこの方は、まだ足で火を消すと思います。しかし、一歩間違えてしまえば、自転車に乗っていてポイ捨てされたたばこの火が燃え移ってしまって火災が起こってしまう可能性もありますし、自転車に乗りながら、スマートフォンを操作されている方が歩行者の方とぶつかったときなどは、たちまち命の危険につながってしまうと思います。ですので、自転車に乗る方のマナー向上もしっかりと推進していただけるようにお願いをいたします。  次の質問に参ります。  梅島駅の雨漏りについてお伺いをさせていただきます。雨が降ると、梅島駅の横断歩道、駅を出て改札を出て、横断歩道の上の部分とかからよく雨漏りを、しょっちゅうしているんですけれども、そのことは把握していらっしゃいますでしょうか。 ◎都市建設部長 すみません、きちんとした把握はしてございません。 ◆銀川ゆい子 委員  住民の方から声は届いていないでしょうか。 ◎工事課長 特に声は聞いてございません。 ◆銀川ゆい子 委員  私がちょっと確認しただけでも3カ所ぐらいあって、梅島駅改札を出て、横断歩道の上の高架下のところと、東武ストア側の居酒屋があるんですけれども、そこの居酒屋の上にかかっている高架下からぽたぽた落ちてきているところと、あともう1カ所東武ストア側から雨漏りをしているところが見受けられました。飲食店のところで、雨漏りしていると、外で食事をする場所もあるんですけれども、そこが一切使えなくなってしまっていて、あと先日、交通安全週間だったんですけれども、横断歩道のところで立たれていたおじいちゃんが、雨漏りがぽたぽたしているのに、その下で立ち続けて誘導をしてしっかりお仕事をされていたんですけれども、だから私も、ここ雨漏りで濡れちゃうのでよけてくださいというふうに言ったんですけれども、やっぱりそれ以外にも被害というか、結構、雨漏りで迷惑をしている方がたくさんいらっしゃいますので、是非、一度見ていただいて、東武鉄道がやることだと思うんですけれども、多分本当に今までずっと放置されていると思うので、区の方が東武鉄道に働き掛けをしていただくなどして、雨漏り対策をしっかり行っていただきますようお願いを申し上げまして、本日の私の質問を終了とさせていただきます。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、共産党から総括質疑があります。ぬかが委員。 ◆ぬかが和子 委員  最後の質問です。よろしくお願いします。  決算特別委員会の2日目に、自民党の委員の方から、「人口減少論から時たま我が党の閣僚が子どもは3人必要と言うとマスコミがセクハラだ、女性の人権無視だと大騒ぎ、議員辞職だとばかなことを言う」というような発言を行いました。結婚したくてもできなかった人、子どもを産みたくてもできなかった人、様々な方がいる中で、結婚していないから、子どもがいないから、子どもが1人しかいないからだめだ、こういう発想は、行政は決して持ってはいけないということは当然、管理職の皆さんはおわかりだと思います。  そこで、副区長と教育長にお伺いします。  本来、行政がやるべき仕事は子どもを産み育てやすい環境、命を産み育むことの大切さが伝わる教育だと私は思いますが、どうでしょうか。 ◎長谷川 副区長  ぬかが委員のおっしゃるとおりだと思います。 ◎教育長 私も、子どもを安心して育てられる環境が必要だというふうに思います。 ◆ぬかが和子 委員  その自民党の委員の方が、大きな声で、出生率低下を指して、今から手を打たないと大変なことにというふうに言いました。だったら、子どもが欲しくても授からない方への不妊治療の上乗せ助成こそ必要ではないでしょうか。国などの補助ではとても賄えないから、都内19の区市で実施をしています。なぜ実施しないのでしょうか。 ◎保健予防課長 不妊治療に関しましては、国の責任におきまして対応することが第一と考えてございますので、区といたしましては保険診療の対象とするように、国のほうに要望しているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  国の責任でやるべきことだから、保険適用すべきものだから、だから区としてやらないんだ、これ他の区と本当に態度が違うと。  過去にも足立区だって国が保険適用すべき案件でもきちんと区が独自に助成した件、あるんですよ。白内障の眼内レンズ助成、保険適用される前はちゃんと区で独自と言いますか、保険適用の前の補助をやっていたんですよ。だから、国がやるべきものだからと言って今、困っている人、出生率が大変だと言っているんだったら、こういうことこそ、欲しくて欲しくてしようがない人に応援すべきじゃありませんか。どうですか。 ◎保健予防課長 すみません、繰り返しの答弁になってしまいますけれども、やはり……。 ◆ぬかが和子 委員  繰り返しだったらいいわよ。だって、答弁になっていないもの。 ◎衛生部長 保険の適用かどうか別として、国がやるべきこと、それを一自治体の財政力とか努力に頼るということではなく、私どもは一律どこに住んでいようと同じサービスが受けられるようにして欲しいというのが趣旨でございまして、今のところ不妊の上乗せを区で独自にやる必要はないという考え方でございます。 ◆ぬかが和子 委員  一律だという建前のもとに、他の区よりも悪いわけですよ、制度が。こんなこと放置していいんですか。是非、見直していただきたいと思います。  次の質問に移ります。  台風19号、7日から8日にかけて海面水温の異常な高さによって急速強化と呼ばれる急激な発達をしました。気候変動のリスクは、既存の災害リスクを長期的に増幅させると言ったのは足立の環境審議会会長、法政大学の教授の方でした。  科学者たちでつくる国連の気候変動に関する政府間パネル、IPCCは、先月25日に温暖化によって海面上昇の速度が上がっていて、高潮や巨大台風による沿岸部の被害が増える危険などを予測した特別報告書を公表し、強い警鐘を鳴らしています。国連の気候変動サミットを挟み、先月22日から27日まで全世界で取り組まれた若者たちの行動、グローバル気候マーチには185カ国、700万人が参加して、各国政府に真剣な対策に実効性のある大きなうねりとなりました。気候変動の危機的事態を打開する本気の行動はまさに将来の世代を考える待ったなしの課題だというふうに思います。  日本のプラスチックごみの量が2017年度で903万t、86%が有効活用されていると言われていますが、5割以上は焼却による熱回収、サーマルリサイクルとなっています。サーマルリサイクルも統計上は有効活用と含まれていますが、焼却による熱回収は、海外ではサーマルリカバリーと呼ばれることが多く、リサイクルの循環の中には含まれておりません。清掃一部事務組合が誕生し、サーマルリサイクルを開始した20年前とは、温暖化も含めて状況が全く違います。  そこでお伺いしますが、このサーマルリサイクルについて、いわゆる熱焼却ですね、プラスチックの。これについてCO2削減の面からもプラスチックごみを燃やしている特別区のごみ回収の在り方、20年たったという中で在り方の見直しが必要だと思いますが、どうでしょうか。 ◎環境部長 これ本会議の中のご答弁でも申し上げましたけれども、区がとっているサーマルリサイクル、都のプラスチックのリサイクルについてもより高度なリサイクルを求める時期に来ているものという問題意識を持っております。 ◆ぬかが和子 委員  もちろん区だけでできる課題ではなくて、清掃一部事務組合の在り方ですし、今の炉の仕組みというのは生ごみと一緒に燃やして温度がちゃんと一定の高温にならないと逆にだめだと、こういう仕組みになってしまっていますから、本当にそういう施設の劣化やそういうことも含めて、きちんと今の時期から見直していく、このことが必要だというふうに思います。  次に、台風19号は猛烈な勢力となりまして、現時点で東京も台風の直撃を受ける可能性があり、6割から7割の確率で23区東部が暴風圏域に入る可能性があるとけさの段階で言われていました。  昨日のきたがわ委員が荒川下流タイムラインの適用をレベル1−1ということで開始したということで、また区はハザードマップで広域避難を自助で行うことを呼び掛けているということで、これに対して区民に対してどう対処を働き掛けていくのかと、こういうふうに質問しました。これに対して、危機管理部長は、この対策全般について、区民への周知についてはもう少しお時間をいただいてと、昨日、台風直撃の3日前なんですけれども、答弁されました。  また、荒川タイムラインについて答弁していないじゃないかというふうに言いますと、災害対策課長は、荒川タイムラインについてはホームページのほうに現在の状況の記載をしていますと、こういう答弁でした。昨日、台風直撃3日前なんですよ。きたがわ委員が質問したのは、こういうタイムラインやハザードマップで呼び掛けている中で、どう区民に対処を働き掛けていくんですかと聞いているのに、それには答えない、しかも3日前にもう少しだと、こういうふうに言っていると。  ちなみに、国土交通省の荒川下流タイムライン。       [資料を提示]  この荒川下流事務所で出しているものですけれども、これ区のホームページからリンクしてここに行くようになっているんですね。ここでは、3日前、つまり昨日の段階で、江東5区と指定して、江東5区は広域避難の検討、自主広域避難の呼び掛けというふうに書いてあるんですけれども、これを昨日やったんでしょうか、どういう状況でしょうか。 ◎災害対策課長 まだ江東5区でも事前の協議についてまだ開催は行っておりません。 ◆ぬかが和子 委員  何のためのタイムラインなんでしょうね。ここに3日前にやると書いてあるですよ。  続いて、本日が2日前なんですよ、台風の。タイムラインでは、2日前は江東5区は広域避難先の調整、それから休校・休園の検討、土曜日でありますけれども、保育園は課題もあると、というふうに2日前は書いてあるんですね、ここには。これはどうなっているでしょうか。 ◎区長 最終的にきょう決算特別委員会終了後に改めて会議を開きまして、早急にこれからの、例えば危険地域の学校の避難所の開設ですとか、一定程度の軸を固めて、改めて区民の皆様方にお知らせしていくということでございます。  今、江東5区に呼び掛けをしていないのは、基本的に今、私どもの持っている状況で広域避難まで至る状況にはないという認識は現在のところ持ってはございます。ただ、河川によってはかなりの危険性が高いという個別の状況も情報入っておりますので、改めて、直前の情報を16時以降の会議でかき集めて、それぞれの所管の対応を決定して速やかに区民の方にはお知らせしていくということでございます。  今回も、今のところ夜中の直撃ということも考えられますので、夜、夕方の避難ではなく、明るいうち、早いうちの避難ということは区の方針として決めてございますので、それに沿って、必要な場合には遅滞なく区民の皆様方に情報を発信してまいります。  きょうの夕方の会議で決定させていただくということでございます。 ◆ぬかが和子 委員  是非、区民の方に、今ホームページを見ると、何回見ても、当たり前だけれども、区のイベントの中止のお知らせはあるけれども、今の台風が近づいて直撃もするかもしれないという中で、区民にこういう行動をとりましょうと、テレビではやっていますけれども、呼び掛けはまだゼロなので、その夕方の会議が終わって、直ちに是非アップもしていただいて、区民の方にも、またA−メールや様々な媒体で知らせていただきたいというふうに思います。  それから、今回の台風というのが前回の台風15号をしのぐ勢いだという状況の中で、区民の方から、クレーンが、自分のうちの隣、工事現場のクレーンが立っているけれども、これ台風で倒れるんじゃないかとか、そういう声も寄せられています。ゴルフ場のネット、ゴルフ場も打ちっぱなしありますから、そういう心配の声も上がっています。当然、責任は各事業者にあるわけですけれども、何かあれば、被害を受けるのは地域の住民ということで、是非、関連業界に注意喚起や対策、これも働き掛けを行っていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎区長 当然ながら、そのような呼び掛けもやっていきますし、もし具体的に不安を感じていらっしゃる場所がおありでしたら、区のほうへ情報をいただけるようにお伝えください。 ◆ぬかが和子 委員  実はもう具体的にどこどこというので連絡はいただいているんですけれども、それがうちの会派で話題になったときに、ここにもある、ここにもあると、クレーンですと確かにそういう状況ですので、個別にも申し上げたいと思いますし、是非、全体としても注意喚起していただきたいというふうに思います。  次に、台風15号の被害に対し、たくさんのボランティアが南房総市に駆けつけました。泥出しや清掃など誰もができるボランティア作業から、あさっての被害の中でまた大変になってくると思うんですけれども、でも現時点では、今、今後はなかなか屋根が直せないなど、専門的な支援やボランティアが求められているというふうに聞きました。  9日のテレビ報道では、富津市などで専門家のボランティア集団が屋根などを直し、活躍しているということが報道されました。まさに各得意分野で役割を発揮する、そういう在り方が求められているというふうに思います。
     こういった意味も含めて、本会議で避難所の環境改善について再質問を行いました。これはイタリアのような国を挙げての対策を講じていただきたいということで、そういうことを求めていただきたいという質問だったんですけれども、これ答弁した危機管理部長は、イタリアの避難所対策についてどう認識しているでしょうか。 ◎危機管理部長 イタリアについては国のほうでボランティア登録制度を行っていて、国の主導で、国がボランティアに行ってくださいという指示をして、ボランティアが勤めている会社に拒否権はないというような形で取り組んでいるという資料は参考に読ませていただいております。 ◆ぬかが和子 委員  何か国が行きなさいと指示するというものでもないんですよね、もっと言うと。ボランティアが自発的に駆けつけるんですけれども、それを後支えする仕組みができていると。       [資料を提示]  本当に凄いなと思ったんですけれども、写真を伸ばしてきたんですけれども、日本と同じ災害の多いイタリアでは、被災後、真っ先に届くものが三つあるそうです。一つはトイレ、これは手洗いもついていて、それから普通に鏡もあると。こういう車ごと来るんですよ、車ごとトイレが。車椅子対応のものはこういうふうに手すりもついていると。  それから、二つ目はキッチンカーだそうです。キッチンカーはアルファ米やおにぎりじゃなくて、このキッチンカーの中で料理をするので1時間で温かい食事が1,000食提供できるそうです。  それから、三つ目はベッド。これは、まだこれは簡易ベッドですけれども、特大テントでプライバシーも保護されると。これが12時間以内に到着するという仕組みになっているそうです。駆けつけるのは、公務員ではなく、国によって職能別に、国がやっているのは登録と、その人が本当にスキルを発揮できるように研修、訓練、これを国の責任でやっていると。そういう中での専門家のボランティアがいると。お勤めがあっても駆けつけることが保障されていると。公務員の方は被災者や支援に入る方の声を聞き調整するのが仕事。やはり災害時には本当に公務員だけではできない、そういう中でそういうボランティアのスキルをどう生かすかということで制度化されているのがイタリアの仕組みだと。  こういった在り方は自治体レベルでできることではない、災害が多い日本だからこそ、こういう災害関連死をなくすために意見を上げたらということで私は質問をさせていただきました。そうしましたら、再答弁でも、危機管理部長が何と言ったか、私は驚きました。国は、今、広域避難についても進めている、国を挙げてやっていただいているから、働き掛ける予定はないというふうに答弁したんですね。これ百歩譲って、例えば特別区長会では災害対策について要望しているけれども避難所の環境改善は働き掛ける予定はないというのならまだわかるんですよ。でも、国を挙げてやっていただいているから、ちゃんと国はやっているから何も意見言うことないんだと、こういう答弁はないんじゃないかと。こういう答弁で行きますと、悪いけれども、特別区長会よりもひどいですよ。今でも変わりませんか、危機管理部長。 ◎危機管理部長 私、答弁で申し上げましたのは、このイタリアのような仕組みを国のほうに働き掛けることはないのかということでご質問いただいたと思っておりますので、それに対してイタリアのような仕組みを働き掛けることはないと思うということでご答弁をさせていただきました。 ◆ぬかが和子 委員  そういう答弁じゃなかったの、再答弁は。今、申し上げたように、例えば特別区長会でも災害対策について申入れはしているけれども、この件についてはその考えはないというのならわかるんですよ。そうじゃなくて、広域避難やっている、繰り返しになりますから、議事録起こしたんですよ。国を挙げてやっていただいているから、働き掛ける必要はない、つまり現状満足しているから働き掛ける必要はない、こういう答弁とイコールなんですよ、再質問に対しての答弁は。  本当にそういう姿勢では、本当に足立区民の命を守る、そういう立場で物を言う立場というのを是非持っていていただきたいというふうに思います。  時間ないので次に移ります。  避難所となる学校の役割もますます重要になっています。足立区では、適正規模の学校統廃合を進めています。そして、統廃合については、他の会派の方からも、かつて誰もができれば残して欲しいと思っていると、こういう発言があり、また統廃合は区民の願いといつもハレーションを起こしています。今、全国でも小規模でも学校を残し、避難所にもなる、地域の拠点とすることが流れになっている、小さな学校だからこそ、きめ細やかな教育をしてもらえると、あえて小規模の学校を選ぶ保護者もいます。今後、学校をなくすような統廃合の在り方については、きめ細やかな教育と地域の財産という観点からも、これを改めて、そして生かすように計画を見直していく必要があると思いますが、どうでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 まず第一に、子どもたちの教育環境の向上を考えて、学校規模の適正化と施設更新、こういったことを含めて考えております。また、避難所等についても合わせて関係所管と連携しながら考えてまいります。 ◆ぬかが和子 委員  これも答弁になっていないんですよ。今後の在り方として見直したらどうですかと言っているの。それは現状を羅列しているの。これじゃ答弁じゃないじゃないですか。そういう姿勢だから問題だと言っているんですよ。  時間ないので次へ行きたいと思います。  次、全く質問変えますけれども、すみません、ただ、どうしてもこの災害対策で言いたいのは、本当に、ただ職員の皆さんが一生懸命やっている、十分頑張っているのもわかっているんですよ、学校統廃合はともかく、災害対策としてはやっていらっしゃると。ただ、実際にこのタイムラインが発動している中でも、区民への行動呼び掛けも昨日もなかったと、避難所の環境改善についての危機管理部長の答弁も本当にひどいと。避難所潰しになる学区統廃合については、今後、見直してと言っているのに現状を述べるだけの答弁。こういう姿勢では本当に区民の命を守るということにはならないというふうに指摘させていただきたいと思います。  それから、今回、決算審査では、私が貯め込んだ基金が全国814の市区で第3位だと紹介しまして、第3回定例会の補正で1,620億円になったと。これに対して、公共施設等総合管理計画に基づく維持更新コストがかかる、もっと貯めるべきだという議論になり、共産党の質問に惑わされないようになどという自民党の委員の方もおりました。  再度確認いたしますが、この公共施設の総合管理計画の維持更新コスト2,700億円、10年間、これは長寿命化を行って来年からの10年間でかかる維持費を含む総経費のことだと。つまり、年間で言うと毎年276億円若しくは263億円、それの10年分ということだと思いますがどうでしょうか。 ◎資産管理課長 ぬかが委員がお話のとおりでございます。 ◆ぬかが和子 委員  それで、計画策定が平成29年なんですけれども、計画策定前の示している維持更新コストも261億円、もう既にかかっている、だからそういう支出なんですよね。特別に基金を取り崩すどころか、積み増しながら維持更新コストをこの計画策定時も出しているんですよ。この計画は今、申し上げた平成29年4月に策定と。じゃあ、平成30年度決算ではどうだったのかお伺いします。 ◎資産管理課長 274億円平均に対して244億円ですけれども、これからピークが来るという予測でございます。 ◆ぬかが和子 委員  244億円と。これ5年でならすから山がある、ピークはこの5年の中で他であるということなわけですよ。つまり、維持更新コストを支出しながら、平成30年度は基金を更に前年よりも90億円も積み増したと。こういう年なわけです。ですから、維持更新コストが10年間で2,700億円だというのはこういう数字であって、殊更足りないとか、更にためるべきだとか、意図的に危機感をあおる数字ではないということを指摘をさせていただきます。  次に、都区財政調整制度は首都東京の特別区という役割分担の中で、大都市部は官庁やオフィス街、そして周辺区に住宅などという成り立ちの中で、都営住宅も数多く受入れて、高齢者、学校数も多い、こういった行政需要に見合って配分されるということだと思いますが、どうでしょうか。 ◎財政課長 ぬかが委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆ぬかが和子 委員  そうなんですよね、当然のことなんですけれども、財務報告書の中では区財政について財政調整交付金に依存せざるを得ないというふうに言っているけれども、悪なのではなくて堂々と受け取るべきもの、それだけのニーズに応じたものをきちんと受け取るのは当たり前と、それだけの負担をしてあげているんだというのをしっかり主張していっていただきたいと思います。  本決算審査では、財調金頼みから脱却、担税力のある区民を呼び込むという議員もごく一部でしたけれどもおりましたけれども、担税力のある区民を呼び込むことを中心におけば、新たな行政需要も生まれますし、今いる区民が置き去りにされかねない、これも指摘をさせていただきます。  また、次に特別区債について財務報告書では家庭のローンと同じだというふうに言っていますけれども、家庭のローンと最大の違いがあると思います。家庭は対象者が同じです。同じ構成員がサービスを享受します。でも、一方起債は違います。起債は世代間のサービス享受の平準化を果たす、そういう役割があります。だから、国と違って地方債は赤字債が認められないで、適債項目も限定されて建設債のみとなっているのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎財政課長 世代間の公平ということも考えながら、起債ですとか基金については考えていきたいというふうに考えております。 ◎区長 ただ、これから子どもが減っていく中で、やはり将来を支える圧倒的なキャパシティが減っていくわけですから、今までのように今と将来を均等にという考えはなかなか厳しいと思います。ぬかが委員も今回のご質問の中で将来負担を考えるべきだということを別の論点でおっしゃっていたかと思うんですけれども、将来負担を考えるという意味では、私もぬかが委員と同じような考え方でございます。ただ単に、今までと同じように現在と未来、均等にというわけにはなかなかいかない。できる限り、何とか余力のあるときに将来負担を軽減していく形の財政運営というのを私は必要だと思って運営をしております。 ◆ぬかが和子 委員  ただ、今本当に極端に起債も少ないじゃないですか。確かに将来負担というのはあるけれども、世代間の平準化というのもそのとおりですし、そういったことはきちんと考えていく必要があると。やっぱり30年間見てきますと、こんな時期も本当に珍しいという時期で、そうしますとその中で適切なサービスをきちんと本当に区民に提供していただきたいというふうに思っております。  それから、最後、もう残り僅かなので、一言申し上げて終わります。  今決算審査で、今申し上げたような基金残高が大きな焦点になりましたけれども、もっと積立てるべきだということだけの、そういう議論であれば、それは今いる区民に対して本当に低水準のサービスを強いることが前提になってしまうと。それだけでなくて、初日申し上げたように、都市部の財源が奪われる口実になり……。 ○高山のぶゆき 委員長  ぬかが委員、時間です。 ◆ぬかが和子 委員  負担増になりかねないと、このことを指摘をしまして、質問を終わりたいと思います。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、公明党から総括質疑があります。たがた委員。 ◆たがた直昭 委員  よろしくお願いしたいと思います。  最後であります本決算特別委員会、財政健全化比率でも、基本的には5年連続いいということでありますけれども、初日、幾つか聞けないことがありましたので、まず確認をさせていただきたいと思います。  今回、私、ずっと歳入のほうを見させていただきまして、収入率ということでまず確認をさせていただきたいんですけれども、決算説明書の98ページ、ここに17番の寄付金についてちょっとお尋ねをさせていただきたいと思います。  決算数字としては約2,800万円余、収入率が89.0%、約350万円の減少となっておりますけれども、これについてはまずいかがですか。 ◎財政課長 寄付金については、これまでも何回かお話をいたしましたけれども、年によって大口のものがあったりということで、単純な比較はできないのですが、大幅に増、又は減をしているということではないかと思っております。 ◆たがた直昭 委員  寄付金に関しましては、決算総額に対する款別の決算比率は0.01%と、歳入21款ある中では低いほうでありますけれども、先ほど財政課長が答弁があったとおりに、ごめんなさい、今度、決算概要の32ページなんですけれども、ここに、ここ10年間の寄付金の推移が出ております。平成21年からずっと出ておりますけれども、1億円のときもあれば3億円、そして一気に6,000万円、6,000万円、また1億円に上がったり下がったりと、かなり流動的に動いております。当然、景気の動向や様々な状況があるということなんですけれども、非常に毎年予想しにくい数字だと思うんですが、改めていかがですか。 ◎財政課長 大口の収入、例えば土地開発公社から、これまで剰余金と言いますか、そういったものを寄附していただくようなときもありますし、遺贈ということもございますので、大変、予想しにくい状況ではございます。 ◆たがた直昭 委員  前回、使用料とか手数料の歳入の確認をさせていただきましたけれども、この辺は毎年40億円から42億円と、ある程度安定しておりますけれども、今後は更なる歳入全体の減収が予想される中で、自主財源に努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続いては、区では将来の財政負担に備えて様々な基金の積立てを行っております。平成30年度は小・中学校はじめとした公共施設の更新など、261億円を積立てて、学校や大学病院等のために171億円を取崩し、その結果、基金全体の現在高は90億円増加しました。その中の一つであります緑の基金について確認をさせていただきたいと思います。  今度、すみません、財務報告書の22ページになります。緑の基金につきましては、あだち虹色寄附制度による寄附や緑の基金また利子など運用を含め運用されており、緑の保全、維持管理活動など基金を活用し、特徴ある樹木や樹林の管理を行うとしています。平成30年度におきましては、こちらに書いてあるとおり、600万円の積立てに対し、取崩しが2,500万円となっておりますが、平成30年度についてはどのような事業をされましたか。 ◎みどり推進課長 具体的には、荒川河川敷での桜堤の維持管理でありますとか、保存樹木、保存樹林の育成などに使わせていただいております。 ◆たがた直昭 委員  今のような活用の中で、ちょっと事務事業評価、確認をさせていただきまして、分析を見ると、基金への寄附について広く周知を行った結果、前年度に比べ380万円増の455万円となったと書いてあります。普段は基金など件数的にも余り集まらないと聞きますが、平成30年度につきましては運用に伴う利子収入や寄附金、緑の募金なども含め大幅な積立てとなっておりますが、この点についてはいかがですか。 ◎みどり推進課長 今回、大幅に増加した要因ですけれども、緑のイベントとか緑に関係する団体への働き掛けを強化したところが大きいところかなと思っております。それに伴いまして件数が増加したこと、また100万円単位の大口の寄附金が得られたというところが大きいかなと考えております。 ◆たがた直昭 委員  他も年度ごとに違うかと思うんですけれども、またその辺は努力していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  引き続きまして、緑の普及啓発事業について確認をさせていただきたいと思います。  これも事務事業評価のほうで確認をさせていただきましたけれども、良好な評価を得ておりますけれども、みどりの協力員やみどりのサポーターによる出張みどりのカフェへのサポーターなど、緑化活動や美化活動など評価されておりますが、改めて確認をさせていただきたいと思います。  足立区では、みどりの協力員制度やみどりのサポーター支援制度がありますが、この違いについてまず確認をさせていただきます。 ◎みどり推進課長 みどりの協力員は、区長が委嘱し、二十歳以上で区内に1年以上在住して、緑化について施策に協力すると、自ら緑化推進運動する方を定義しております。  みどりのサポーターにつきましては、中学生以上で区の花や緑に関わる活動に関心のある方というところの違いがございます。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。  今の説明の中では、みどりの協力員に関しましては、区長より委嘱状を受けて、今年度というのかな、現在、約20名の方が活動されていると伺いました。2年間の期間ということでありましたけれども、例えば制度が終わって、OBじゃないですけれども、そういう方というのはどのぐらいいらっしゃるんですか。 ◎みどり推進課長 みどりの協力員をやられた方は、現在、約400名になります。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。400人ということなんですけれども、当然、委嘱状を受けて2年間は緑化のリーダーとしてそれなりに緑化事業に対して積極的に取り組まれたと思いますが、その後、区との関わり方というのはこの400名の方々、されているんですか。 ◎みどり推進課長 みどりの協力員をやられた後に、例えば今、足立区緑の基本計画の改定を進めておりますけれども、例えば改定審議会の委員をやっていただいたりとか、あとはあだち環境マイスターとして区とのつながりがある方はいらっしゃいますけれども、その他の方の活動状況については現在、把握できていないところでございます。 ◆たがた直昭 委員  以前、みどりの協力員で活動していた方が、委嘱状の期間を終えて、特段活動もなく2年間学んだ経験をどこか発揮する場がありませんかということで、逆に言われた記憶がありましたので、是非こういう方々の活動場所の提供も区が積極的に支援をしていただきたいと思いますが、この辺もいかがですか。 ◎みどり推進課長 今、みどりの基本計画を見直しをしているところでございます。その中で、緑を育む人はどのような形でステップアップする、そういう支援をする中心的コーディネーターとして活躍していただく必要があるのではないかというご意見もいただいております。そういう議論も踏まえて、今後、どのような形がいいのか考えていきたいと考えております。 ◆たがた直昭 委員  2年間学んだことを更に向上させていただきたいと思いますので、是非そういう場所も提供していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、収納率の向上ということで、若干でございますけれども、伺わせていただきます。  最初に納付案内センターについて伺います。  初日でも収納率の向上に触れましたが、もう少し確認をさせていただきます。  区は、自主財源の確保と区民負担の公平性を確保していくと同時に、適正な停止や欠損処理に対し、中でも収納を防止するため、納付案内センターを活用し滞納者に対し早期に納付勧奨を行い、納付額を増加させました。また、納付期限内の納付を進めるため、口座振替やコンビニ納付など、利便性の高い納付方法の周知勧奨を着手させていただきましたけれども、まず、納付案内センターの平成30年度の実績、納付が約3億7,000万円と、対前年比で8,200万円と大きな成果を上げておりますが、推移も毎年上がっておりますけれども、この辺についてはいかがですか。 ◎納税課長 納付案内センターのご質問にお答えいたします。  ここ数年、電話の案内、それから納付額等全ての項目において上昇してございます。これは、平成30年度、委託している業者がちょうど3年目ということで、スキルも上がりまして、それから訪問等におきましても土地勘も出てきたということで、実績としては上向いてきているということかと思います。 ◆たがた直昭 委員  それが現実的、数字としてあらわれているかと思うんですけれども、また今年度に関しましては、8債権から10の債権に拡大となりました。新たには応急小口資金の貸付け、また信用保証料の返還金が加わりましたが、これらの現状についてはいかがですか。 ◎納税課長 すみません、今現在のところ、こういった追加で入りました債権についての状況はまだ把握してございませんけれども、時期時期によって案内する時期がまたずれてまいりますので、半年ぐらいたつとかなりの効果は図られるのではないかなと思います。 ◎企業経営支援課長 信用保証料のほうですが、額もちょっと少ないんですが、今のところ実績のほうはゼロです。 ◆たがた直昭 委員  まだ当然、先ほど言ったように、1年たっておりませんので、是非、成果を上げていただきたいんですが、以前からずっと課題となっております複数ある方の債権同時催告についてはいかがですか。 ◎納税課長 昨年度から複数の債権についての案内をしてございます。1カ月に2、3日ということでございますけれども、そういったことで債権の案内をしてございます。 ◆たがた直昭 委員  いろいろ諸事情の中で債権回収ということで、是非ご尽力いただきたいんですが、最後にもう1点、区外に転出する未納者に対する調査委託、これについてですけれども、100件実施し、一括納付や分割納付により約500万円の収納効果があったと書かれておりますけれども、100件全体の未納額というのは大体幾らぐらいなんですか。 ◎納税課長 すみません、この100件の全体の未納額については把握してございませんけれども、こちらにつきましても、約10倍程度の効果が出ているというふうに感じております。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。区外に転出する未納者ですから、足立区から出ているということですので、なかなかそういう方々に回収をするのは難しいと思うんですけれども、頑張っていただきたいと。  当初、確か私が5、6年前、最初30万円ぐらいから予算がスタートされたかと思うんですけれども、確実に実績も出ているということでよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、学童保育室の保護者負担金についてちょっとお尋ねをさせていただきたいと思います。  学童保育室の保護者負担金に対しての収納率、まずこれを確認させていただきたいと思います。 ◎地域調整課長 学童保育室の保護者負担金の収納率でございますが、口座振替を徹底しておりますので、諸般の事情で金融機関に口座を設けられない方を除いて、現在収納率、口座振替率98%という形でやってございます。また、収納率につきましては、口座振替を徹底して、収納率も約98%という形でございます。 ◆たがた直昭 委員  毎年、収納率というのはずっと上がっている傾向にありますけれども、逆に収入未済について確認をさせていただきたいと思います。  学童の収入未済は、10年ぐらい前は2,000万円以上ありましたけれども、現在は700万円ぐらいまで、かなりになりまして、職員の方々のご努力による部分だと思うんですけれども、学童保育室は、ご承知のとおり、月に約6,000円のお金であって、学童を利用している方々はほとんどが、大半の方々が就労のために勤めているということでありますけれども、学童以外にも放課後子ども教室ということはあるんですけれども、どちらかを選択するのは最終的には保護者の事情によって決めると思いますが、学童を選んだ以上、負担金が発生するのはわかっているので、100%の収納は当たり前のように思いますが、現在、収納率約98%まで来ましたが、あと残りの2%の未収分の要因についてはいかがですか。 ◎地域調整課長 滞納者一人ひとりのデータを検証したことがございます。全ての方が万遍なくとかではなくて、ある一定の特定の方が上の子、下の子、連続してだとか、保育園のときからずっと滞納を続けていたりとか、ある一部特定の方が滞納しているという状況でございます。 ◆たがた直昭 委員  あと2%、頑張っていただきたいんですけれども、区としても早目早目に電話催告や様々な手を打っていると聞いておるんですけれども、先ほど地域調整課長が言っていた口座振替、これについてはいかがですか。 ◎地域調整課長 引き落とし日の数日前に学童メールでそろそろ引き落とし日なので残高を確認してくださいという連絡や、連絡帳に引き落とし日が近いので残高の確認をお願いしたいというような連絡をとってございます。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。  最後、不納欠損のことなんですけれども、平成30年度におきましては平成25年度分と聞いておりますけれども、ここ数年200万円前後になっておりまして、今後、この不納欠損、平成25年度、26年度、27年度とどういう傾向、流れになってきますか。 ◎地域調整課長 過去にある程度整理をしたというところもございますが、最近、収納率がいいということと、あと督促、それから裁判所への支払い督促申立てや児童手当からの徴収もやっていますので、今後、不納欠損は減っていくというふうに見込んでございます。 ◆たがた直昭 委員  それがスライドしていけば、当然、不納欠損も少なくなるということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。  あと、学童保育室の施設整備についてなんですけれども、これだけ確認をさせていただきたいと思います。  新たに改築した西新井小学校や千寿小学校、これには学童保育が設置されましたが、新設と言っても4、5年たちましたけれども、鹿浜五色桜小学校には学童保育が設置されておりませんが、ちょっと確認の意味でなぜなのか理由をお尋ねしたいと思います。 ◎地域調整課長 当時、鹿浜五色桜小学校建設のときに、学童保育の需要を見誤っていまして、教育委員会に対して学校内へ学童保育室の設置をこちらのほうから要求しなかったということがございます。 ◆たがた直昭 委員  この間、たまたまある方と何で鹿浜五色桜小学校には入っていないんですかということで、近くには鹿浜住区センターとか鹿浜いきいき館とかいろいろあって、それにこしたことはないんですけれども、やはりこれからできる学校に関しましては学童を設置して欲しいということで、例えば江北地域とか、また鹿浜地域は既に統廃合が決まっている学校がありますので、是非この辺の設計を含めて設置していただきたいと思いますが、最後いかがですか。 ◎地域調整課長 今後につきましては、必ず学校新設、改築のときにつきましては、教育委員会と連携して、学校の中に必ず学童保育室を設置していくという方向でございます。 ◆たがた直昭 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  あと住区センター、これだけ地域の方が本当に感謝するということで、言ってくださいという言い方おかしいんですけれども、ちょっと言わせていただきます。  昨年、住区de団らん事業につきましては、平成29年度の利用者は約1万1,000人と、平成28年度に比べれば353人減ったと聞きました。理由としては、冬場の実施回数を日没後の利用者数の安全確保を考慮していくためとのことですが、平成30年度についてはいかがですか。 ◎地域調整課長 たがた委員のおっしゃるとおり、特に冬場ちょっと暗くなってからの利用が減るということは事実でございます。こちらのほうとしても、管理運営委員会と協力して、なるべく人数の多い頑張っている住区のやり方を、そうでない住区のほうに伝えて、だいぶ100人来るところもあれば一桁しか来ない住区de団らんもありますので、そういうところのアイデアをシフトさせて利用者を増やしていきたいなというふうに考えてございます。 ◆たがた直昭 委員  私も毎年2回ぐらいしか顔出せないんですけれども、何度か行くと本当に女性の方々が大変喜んでおりまして、これが楽しみなのよという方も結構いらっしゃいました。ただ一方、課題としては、男性の方が少ないということもありまして、何とか誘ってきてくださいとかいろいろ言っておりましたけれども、その辺についてはいかがですか。
    ◎地域調整課長 おっしゃるとおり、男性が少ないということで、住区de団らんに来ていた方々からアンケートをとりました。ご主人、配偶者の方いらっしゃいますか、なぜ配偶者の方と来ないんですかというところを確認したところ、思ったことと結果が違いまして、配偶者は皆さんいらっしゃったんですけれども、配偶者と分かれてくるから楽しいんだというご意見がたくさんあって、どうしたらいいのかなというところが思案しているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  実は、私その話聞いたんですよ。ここではそういうふうに、余り言えませんけれども、いろいろな努力によって少しでも多くの方々に来ていただくようにお願いしたいと同時に、あと先ほど地域調整課長が言われた管理運営委員会の方が中心となっているんですけれども、管理運営委員会の方々もだいぶ高齢化をしておりまして、結構事業が大変だといろいろ耳にしますが、できれば区の方々にも後押しをしていただきたいということで言われたんですが、その辺についてはいかがですか。 ◎地域調整課長 それが、たがた委員のおっしゃるとおり一番の課題でございます。母体となっている町会・自治会の老人会、敬老会の動き自体も衰弱化してございますので、町会・自治会のほうも合わせて、何らかの力を入れて支援していきたいなというふうに考えてございます。 ◆たがた直昭 委員  最近、住区が地域の核となるということで、結構小さなお子様からご高齢者の方はいっぱい来ているんですけれども、またしっかり力を入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  ちょっと話変わりますけれども、10月10日の「あだち広報」、先だって来まして、その後ろのページに、「もっと明るく、安全に私道の防犯灯工事費を助成します!」ということで、防犯灯をLEDに変えますよということがこちらのほうに載っておりますので、ちょっとこれについて若干お尋ねをさせていただきたいと思います。  今回、防犯灯の助成事業につきましては、執行残が約600万円となっておりましたけれども、この辺についてはいかがですか。 ◎工事課長 昨年度500灯やろうと思ったんですけれども、480灯ぐらいでとまっているというような状況でございます。 ◆たがた直昭 委員  減った原因は何ですか。 ◎工事課長 やはり町会等にPRしているところでございますけれども、なかなか思った以上に進まなかったというような状況でございます。 ◆たがた直昭 委員  私道防犯灯助成事業につきましては、基本的には区が9割の助成を出して、残りの1割は町会等々が負担するというのが言われております。要因としては、今、言われたとおり、設置灯数の減少によるものであると思いますが、地域性によりますけれども、例えば日暮里・舎人ライナー沿線では、戸建て住宅が結構たくさんできているんですが、この辺についての傾向はいかがですか。 ◎工事課長 やはり新しい私道のところにつきましては、なかなか制度が行き渡っていないという形でございます。  今後につきましては、積極的に地元に入っていきたいと思います。 ◆たがた直昭 委員  なかなかこの制度を知らないで設置をされないのか、また知っていても設置をしないのか、またこの辺の部分は、自分の家はつけたいけれども、当然何件かの署名がないとつけられないのかという部分でいろいろある中で、私も昨年もちょっとお話をさせていただいたんですけれども、ある新築の戸建てを回らせていただきました。そこが全部真っ暗だったものですから、たまたま一番奥の家の方とお会いする機会がありまして、今回、足立区の私道防犯灯の設置助成が9割は出ますよというお話をさせていただいて、なおかつ皆さんに協力していただければここに設置できますよというお話をさせていただいたら、その方が何と言ったかといいますと、私は暗くてもいいんだと、別に。朝は午前6時、7時に出ていって、帰りは午後5時、6時に帰ってくる。それ以外はほとんど出ない。たまにコンビニに行っても、別にここに電気があろうとなかろうと私には関係ないという言い方をされました。なおかつ、ここに設置をするのであれば、僕はちょうど2階に寝ているので、ここにあることによって、邪魔にはなるとは言わなかったんですけれども、別にそんな明るくなるから要りませんよということで、別に僕は一番奥でも防犯灯は要りません。でも、今後のことで、治安上のこともあったら大変じゃないですかと言ったら、その方は、私は命だけあればいいだけであって、家の中には何もないから別にとるものがあればとっていってくれみたいな、ちょっとこの人が違った方かもしれませんけれども、そういう方もいるんだなということでありますけれども、やはりその方は一つの例として、またそういう方も、先ほど工事課長が言ったように、知らない方も結構いるかと思いますので、その辺はPRをしていただきたいと思います。  また、新規の設置と同時に、LED化も進んでいるということでありますので、この辺は町会の加入率が少ない中でも、町会を通してしっかりとアピールをしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎工事課長 今後、LED化、私道の防犯の関係を積極的に進めていきたいと思います。 ◆たがた直昭 委員  是非、積極的によろしくお願いしたいと思います。  今回、何度も人生100年時代というお話が出ておりますけれども、先月の9月は敬老の日として迎えておるかと思いますが、区としても敬老祝い事業として約3,500万円の決算額となっておりました。平成30年度は、まず米寿、88歳、2,785人。白寿、99歳の人が170人と、区より記念品、商品券が交付されていると思いますが、受賞された方々に関しましては、区長や副区長が直接訪問され、家族なども含めて大変に喜んだと声をよく聞きますが、この辺についてはいかがですか、訪問されて。 ◎区長 99歳の方が玄関まで出迎えてくださったりするようなことも多々ございまして、最近の99歳の方の若さというもので、逆にこちらのほうが元気をもらって帰ってくるようなありさまでございます。 ◆たがた直昭 委員  私が議員になったのは今から16年ぐらい前に、やはり敬老会というのに出させていただいたときに、当時、こういうお祝いをやっていたときに、まずは率直に77歳の喜寿の方がいて、次、米寿の方がいて、こういう方々がお祝いを渡して、77歳凄いなと、88歳よくここまで頑張ってくださいましたねみたいな感じで思って、この十五、六年間勤めて、この間、ある施設に行って、やはりお祝いをやっていたときに、喜寿はいて当たり前なんですね。米寿、卒寿90歳、白寿と、いっぱいいるわけじゃないんですけれども、ここまでいて当たり前のような時代に入ってきたということでありまして、今後、長寿、健康で長生きということで進んでいただきたいと思いますが、最後に、その一方、ここ十数年で東西における新線の開通、また大学の誘致などによって様々な住人が入ってくるのも事実であります。先ほどもいろいろな方がいますよと説明したんですけれども、いかんせん新住人、自分の価値観やライフスタイルを持ち、プライバシーを大切にしている方が多いがゆえに、地域における人とのつながりや関わり方も変化し、これまでのコミュニティの姿をそのまま維持していくのに難しい状況であります。  そのような中で、町会や自治会の加入率も思うように上がらず、地域によっては将来的な人材不足の課題もあります。高齢化が進む一方、新たなる人材確保の発掘や地域活動に向けて、区としても何か支援ができないかなと思いますが、この辺についてはいかがですか。 ○高山のぶゆき 委員長  時間僅かです。 ◎地域調整課長 確かにいろいろな方々がお住まいになり、特に外国人の方々も増えてくるところでございますので、何か地域の方々のコミュニケーションの育成に新しいアイデアが出ないかというところ、これから考えていきたいなというふうに思ってございます。 ◆たがた直昭 委員  以上で終わります。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、自民党から総括質疑があります。渡辺委員。 ◆渡辺ひであき 委員  自民党として、今回の決算特別委員会、最後の質疑をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  基金について、私どもの大先輩に白石委員の質疑があったり、古性委員から指摘があったりしておりますけれども、改めて基金については、足立区の財政運営上、どのような性格でこれまで積んでこられたのか、お伺いしたいと思います。 ◎財政課長 基金は、財政調整基金を除いて、全て目的がある基金でございます。何のためにどれぐらい必要なのかというものをきちんと計算した上で積み上げているものでございますし、積み上げるだけでなくて、その目的のために毎年、計画立てて取崩しを行っているものでございます。 ◎区長 前区長のときを見ておりますと、結局、財政が悪くなってきますと、公共工事も含めて日常やっていたことを結局ストップせざるを得ない、そうしますと、そこで道路が修繕できないとか、学校がなかなか修繕できないというようなことで、計画的に行政サービスが提供できなくなるということを考えますと、今、積み上げている目的基金というのは、今のためではなくて、いざというときにも継続的に、少なくともなるべく同じようなサービスを将来的にも私たち担保していく責任がある。今も含めて、将来責任もあるというところを見ていただきたいことが一つと、私が区長になっても1回、1年で100億円歳入が減ったことがございます。非常に心配いたしましたけれども、お陰様でそのときは1年だけで済んだわけです。ですが、100億円規模の歳入減というのが数年続くというようなことになりますと、かなり区財政、疲弊せざるを得ない、そういう経験を積んでの今の計画的な財政運営というふうにご理解いただきたいと思います。 ◆渡辺ひであき 委員  丁寧な答弁ありがとうございます。  基金について、本当、様々な考え方あると思いますし、それから23区にとどまらず、自治体それぞれが地政学的にも、それから行政需要、様々検討していかなければいけませんから、この基金の多寡についてもいろいろな評価がある。  それから、もう一つ大事なのが、区民サービスが低下しているなどというふうに言う政党もありますけれども、区民1人当たりの予算、今43万円ぐらいだというふうに思いますが、これは決して低い数字ではありませんし、そうした意味も含めて、足立区の財政運営をしていっていただきたいと思います。  そして、更に財政の健全度という意味で言うと、今区長が話があったように、財政の健全度、どのような形ではかっていくんだろうかということになれば、当然収支であるとか弾力性であるとか、財政力だとか財政基盤だとか、それから先ほど区長が強調された将来負担、こういうふうに分けて考える必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ◎財政課長 渡辺委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  これ財政の健全度ランキングという指標がございますけれども、これはかっていくと、足立区は200位にも入っていないんですよね。その認識ありますか。 ◎財政課長 何度かお話がございましたが、自主財源が乏しいものですから、そういった面では景気に左右される、そういったふうに思っております。 ◆渡辺ひであき 委員  つまり、足立区、経常収支比率は良いほうだよとか、収支についてもこの決算では単年度で80億円黒字だよという言い方をしますけれども、今、財政課長からも話があったように、財政力だとか財政基盤だとか、ここが極端に弱いんだろうというふうに思います。したがって、どういうまちづくりをしていくのか、将来負担の平準化を図っていくのか、そうしたことを鑑みて、エリアデザインだったりまちづくりをして、そういう形でもって担税力を持った方々をこれまでなるべく足立区に来ていただきたい、こういう政策を続けてきたというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎政策経営部長 渡辺委員のおっしゃるとおりです。 ◆渡辺ひであき 委員  是非そうしたことも、私ども与党としてはこの場ではしっかりとお伝えをしていかなければいけないというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。  さて、そうした意味で言うと、この間、国がスマートシティをパッケージ化して輸出をしていくという記事がありました。これ、申し上げたいことは、そうしたスマートシティみたいな考え方を足立区の中でも持つべきでありますし、そのスマートシティを、様々いろいろな自治体がモデルケースとしてやっています。例えば近くだと柏市、それから藤沢市などということは、予防医療だとかエネルギーだとか、そうしたものをどういうふうにして供給をしていくか、こういうことについてのモデル事業としてやられている。  これ、びっくりしたのは、2025年にはスマートシティ市場というのが世界で2,700兆円になるそうでして、それに合わせて、空港つくったりインフラの整備を含めると、その倍以上の市場があるということでありますから、なぜそういうことを世界的にやっているのか、その部分について足立区でも学習をしていくということが必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎政策経営部長 柏市のまちづくり等、いろいろとエリアデザインの参考にしているところがあります。なかなかまだ導入できない部分ありますが、そういった先進事例については日々勉強していきたいというふうに考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  そういう意味で言うと、市川委員からも指摘があったように、他の自治体の先進事例を含めて、アンテナを高く持って欲しいよということについては私も大変共感を覚えたところでありまして、そのことについてはお伝えをしたいなというふうに思いました。  特に柏市は、非常時における必要エネルギーを自給自足し、エネルギー自立した生活を継続を可能に、また、備蓄や通信、エネルギー、防災拠点の複層的な備えを自助・共助を町全体で醸成する、すばらしいことでありまして、まさに台風19号が今迫っていますけれども、そうしたときの様々災害対策、危機管理課、災害対策課、いろいろやってくださっていますけれども、切りがないんですね。やり続ける以外ないし、何をすべきなのかということについて私たちが日々、執行機関側もそうですけれども、私たち議員、議会もそうしたことについて常にアンテナを張りめぐらせて、それを皆さんと議論していく以外に方法がないので、このことについては、別の意味でも私なりにそれぞれの課の課長、部長に提言をしたり、紹介をしていたり、させてもいただいておりますけれども、このことを自らの中だけで消化をしないでいただきたいと思います。これは政策経営部全体で考えなきゃいけないかもしれないし、全庁的に考えなければいけないし、それについては風通しの良い議会でなくてもいけないし、それから執行機関でなければいけないというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎政策経営部長 今、様々な行政ニーズがある中で、なかなか一つの部だけで全ての課題を解決はできないというふうに認識しておりますので、その部分については、政策経営部が中心になりまして、横連携を図りながら取り組みを進めていきたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  まさにそのとおりだというふうに思います。ややもすればという断りが入ってどなたか答弁したように、横断的な仕事が凄く多くなっているんだというふうに思います。それくらい複雑化してきていると思いますし、そういう意味で複線的な人事という言葉もつい最近使われるようになりましたけれども、そういう意味では複線的な人事についても、どのような進捗があるのか、お伺いしたいと思います。 ◎人事課長 現在、専門性の高い分野ということで、福祉、監査等、9分野の専門分野を設けております。専門職員と希望職員を入れて約20名の職員が希望職員、専門職員になっております。 ◆渡辺ひであき 委員  是非そうしたことは続けてやっていただきたいというふうに思います。  先ほど申し上げたスマートシティの考え方などについてもそうですし、それから様々な自治体の先進事例について勉強もしていかなければなりませんけれども、鎌倉市でこんなのを見つけました。鎌倉市行政経営最適化支援業務委託に係る企画提案について公募型プロポーザルを行ったと、EY新日本有限責任監査法人というところがとったそうであります。ここはプロフェショナルとしての職業的倫理観を基礎に、会計及びマネジメントに関する知識、経験を生かし、監査を中心とする保証業務や経営に対するアドバイザリー業務に対する支援システムを持つ会社だと。売上げなども調べてみたら3兆4,000億円ぐらいあるんですね。  例えば、こういう会社についてのご認識はありますでしょうか。 ◎政策経営部長 先日、情報だけはいただいたところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  更に、鎌倉市は、本庁舎の業務管理等に係るコスト削減支援業務について公募型プロポーザルをかけた。これ大変、どういう契約をするのが最適なのか見ていて凄く難しいものなのだろうなというふうに思いましたけれども、議会も承認をして実行されている、始まったというところでございまして、今後、これについては私も注目をしていきたいなというふうに思っております。  さて、きょうは最後ですので飛びますけれども、是非お許しをいただきたいと思います。  まずは、幼児教育・保育の無償化が始まりました。心配をしているのは、厚生労働省も注意喚起を行っていますけれども、書類作成の事務量が増えた。そんないろいろな理屈をつけて便乗値上げをしている施設が出てきていて、保護者が実際得られる恩恵が4,000円ぐらいしかないなどという施設も出てきてしまうという話がありましたけれども、このことについてはどのように認識されていますでしょうか。 ◎子ども政策課長 新聞報道等でも一部報道されているニュースでございますが、幼稚園に関しましては、遠足の変更ですとか、きちんと内容についてチェックをさせていただいております。10月からの値上げということは今ございません。来年4月からの値上げということでは、6園ほど今、内容としては書類は上がっております。 ◆渡辺ひであき 委員  せっかくの政策でして、是非そのことについては担当の方は注意されてください。  次に待機児童についてですけれども、待機児童は、今の現状でどのようなことになっていますか。 ◎子ども施設整備課長 今年度の4月の待機児童は123人という形でございます。その中で、今年度整備につきましては、認可保育所20園、小規模保育を1園、認証保育所2園、整備する予定でございます。その中で、令和2年4月の待機児童解消に向けて、開園に向けて進めているところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  是非、働く方々を守るために、そして子どもたちを守るために是非、努力をしていただきたいですし、それから乳幼児の虐待等がないように注意を払っていただきたい。この部分いつはいかがでしょうか。 ◎子ども家庭部長 小さなお子様、特に0、1、2歳のところでの家庭での虐待、それから施設での虐待などもニュースなどでございますので、そういったところ、保育の質に関わる部分でございます。丁寧に、それぞれの人権を大切にして関わっていくことが必要だと考えておりますので、それが進むように努力してまいります。 ◆渡辺ひであき 委員  よろしくお願いいたします。  次に、教育について少し触れたいというふうに思います。  足立区の子どもたち、少しずつですけれども確実に学力が向上している、このような認識でよろしいでしょうか。 ◎学力定着推進課長 全国の学力調査、この10年の結果を見ましても、小学校につきましては全国平均並み、中学校につきましてもその差は着実に狭まっている、成果は上がっていると捉えております。 ◆渡辺ひであき 委員  ありがとうございます。これからも着実な学力の向上と定着に努めていただきたいというふうに思います。特に足立区、最近ICT教育について力を入れて、予算も随分計上しておりますが、このことについて進捗及び効果についてお伺いしたいと思います。 ◎教育改革担当部長 10月から全て全校にICTが入りまして、今、本格的な授業始まっているというところでございます。先生方も、私たちが思っていたよりというか、積極的に活用していただいておるというふうに伺っております。 ◆渡辺ひであき 委員  平成18年なんですけれども、独立行政法人メディア教育開発センターが文部科学省から委託を受けてした調査によると、これ規模2,000人ぐらいなんですけれども、小学校のテスト結果、ICT活用、まず算数から行きますと、ICTを活用した正答率が82.1%、使わなかったところは76.2%。社会、使っていたところが73.3%、使っていないところが66.6%。理科、使っていたところが86.8%、使っていないところが82.1%。  中学校の数学、使っていたところが78.8%、使っていないところが73.0%。社会、使っていたところが71.9%、使っていないところは61.4%。理科、使っているところが57.5%、使っていないところが50.1%、もう明確ですよね。だから、ここに力を尽くしていくべきだろうというふうに思います。  ただ、こうした質疑もさせていただきたいということで、昨日少しICT戦略推進担当課長とお話をさせていただきましたけれども、これは機械ですから使われているだけではいけない、これは2045年のシンギュラリティについても議論があるように、僕もどちらかと言えば当然デジタル・ディバイドのほうですが、使われているばかりではいけない。この際に気をつけなきゃいけないことは何か、お伺いしたいと思います。 ◎教育改革担当部長 もちろん積極的にICTを使っていかなければならないということは大前提でございます。ただし、その際に気をつけなければいけないことは、先ほど学力定着推進課長からも答弁ありましたとおり、足立区しっかり学力を向上させるための施策に取り組んでおります。  その中で、紙の教科書を読んで理解するですとか、先生が黒板に書いた板書をノートに書き込んで理解するとか、こうした授業の基本的なところ、根幹部分については引き続き維持しつつ、動画を使って先生の言うことだけではなかなか理解できなかったことを理解するですとか、自分の動きを撮影して自分で確認できなかったことを確認しながら振り返るとか、そういったふうに効果的に活用しながら授業を進めていくことが大事だというふうに考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  是非そうした考えを学校、それぞれの校長先生はじめ、そこからそれぞれの教員の方々に伝わるように、そしてそれが当然、もちろん子どもたちに伝わるように、配慮をしながらやっていただきたいなというふうに思います。  自分たちもペーパーレスだといって、タブレットが導入されましたけれども、やっぱり自分が質疑することについては私も書いております。書くことによって、何と言うのかな、そしゃくしているんでしょうかね、それは怠ってはいけないなというふうに思っていますけれども、そうしたことも含めて、ご提示をさせていただきたい。  それで、決算説明書313ページに様々な学力向上のために行ってきたメニューがあって、この中で気になったのがブリティッシュヒルズ国内プチ留学体験というのに318万円余が決算額としてなっていますけれども、これはどんな事業をされているのでしょうか。 ◎学力定着推進課長 英語大好きな中学生を対象に英語マスター講座というのを開催しておりまして、これは90名定員でやっております。その中で、年度末に希望者が、福島県にあるブリティッシュヒルズにプチ留学体験ができるということで事業を行っております。 ◆渡辺ひであき 委員  その子どもたちは相当英語の力がついているという評価でよろしいでしょうか。 ◎学力定着推進課長 2泊3日、3日間、英語漬けでやっておりますので、かなり英語、聞く力、発信する力、身に付いております。また、満足度だけではなくて、やはりそこで言葉がうまく伝わらなかった、そういった悔しさも味わいながら、次なる学習機会へと更につながっているなという実感を得ております。 ◆渡辺ひであき 委員  他の自治体でそういうことをやっているのかどうかよくわかりませんけれども、その様子が、例えば足立区のホームページから見ることが、子どもの特定がされないようにしてですけれども、当然、できたら素敵なことだなというふうに思いますが、そんなことは考えられたことはあるんですか。 ◎学力定着推進課長 教育だよりですとか、そういったホームページも含めて、情報発信については工夫して行っていきたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  大変興味があるので、別の形で見ることができてもありがたい、区民の皆さんも見ることができたら喜んでいただけると思いますので、よろしくお願いをいたします。  それから、部活についても少し触れたいというふうに思います。  過日、千寿青葉中学校が今改築中ということで、それで部活についていろいろな意味で、子どもたちの、少しでも、いろいろ不自由かけますけれども、担保できることは担保してあげたいという話をしました。それは当然、授業という、部活という中で子どもたちが成長してくれることを願っているわけでありますけれども、いいことばかりじゃないなということがあります。  それは、例えば去年ですけれども、千住のある中学校の吹奏楽部が随分荒れてしまったんですね。その経緯について、私も間に入らせていただきましたけれども、その経緯を教育指導課長、是非、簡単にお伝えください。 ◎教育指導課長 保護者から先生のほうにも依頼がありました。学校の運営方針、又は部活動での運営方針が、子どもたち、先生方と思いが、様々な思いがある中、一つにどうまとまっていくかというところがとても苦難した内容だと記憶しております。 ◆渡辺ひであき 委員  教育指導課長、本当に、これについてはいろいろな思いがあって、やっぱり思春期の子どもたちというのは大変デリケートで、心を本当に砕いてあげないと、ちょっとしたことで部活一つが崩壊しかねないということを経験させていただきました。  ただ、その吹奏楽部、残った子たちという言葉が適切かどうかわかりませんけれども、金賞を取って、皆で泣いて、頑張ってきて良かったねという思い出をつくることができたし、卒業式の後だったかな、春休みに演奏会をやるのでということを保護者から伺いまして、私も行ってまいりましたけれども、本当にすばらしい、音楽だけではなくてパフォーマンスも見せていただくことができて感動しました。  このときに、何を思ったかと言うと、まさにさっき言ったように、子どもたちのデリケートな心ですけれども、やっぱり学校側が少しのほころびも、自分たちだけで解決するというのも大切だけれども、ここは教育委員会にしっかり伝えるべきだなということを決断できるかできないかということを非常に大きいんだろうというふうに感じたわけですけれども、そのことについてはどのような感想があるかお伺いしたいと思います。 ◎教育指導課長 相談窓口として、委員に入っていただいた、その後、学校と教育委員会、又は保護者、そういった形で、様々な立場でいろいろな話ができたことがとても今回、解決に至ったなと思っております。その思いが今、多種多様なので、教育、学校の考え方も保護者に伝え、保護者、生徒の考えも学校に伝え、また教育委員会の見解も伝える、そういったことが今回いい方向に結びついたなと思う事例として私も勉強させていただきました。 ◆渡辺ひであき 委員  ありがとうございます。  次に、学校施設について少しお伺いしたいと思います。  学校のトイレの洋式化を今、足立区進めておりますけれども、その進捗についてお伺いしたいと思います。 ◎学校施設課長 当初予定を早めてということで今進めさせていただいております。今年の夏も各学校にご迷惑をかけながらになってしまいましたが、今進んでいる状況でございます。  昨年末の時点で、大体洋式が50%ぐらいです。今年度また10%以上の進捗があるかというふうに今思っております。 ◆渡辺ひであき 委員  便器を提供する会社の、どことは言いませんけれども、金額が高くなってしまっているといううわさを聞きましたが、それについてはいかがでしょうか。 ◎学校施設課長 設計時の見積り等、いろいろとって精査しているところでございますが、オリンピック需要ということもあるかもしれませんが、業者の方にはいろいろ話をしまして、見積り等の正確というか、ちゃんとした見積りで出していただいて、来年度もまたきちんとやっていただきたいというふうに話はしております。 ◆渡辺ひであき 委員  全国的に洋式化を図っているということもあったりして、オリンピックがあったり、様々な理由があるやに伺っていますけれども、足立区の施策として打ってしまった以上、子どもたちは早く、学校側も早く、ご両親も早くというふうに望んでいるでしょうから、そこの値ごろ感についてはしっかりと考えていただいて、頑張っていただきたい。  これは、来年度から、今度は体育館の空調の話があります。たがた委員からも質疑ありましたけれども、このスキームについてはどんなやり方を考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎学校施設課長 現在の中学校をモデル的の3校やらせていただきました。暖房・冷房ということで検証させていただいて、十分効果が出るという能力関係確認しましたので、今、東京都の補助金、令和3年度までということもございますが、できれば早めて進めていきたいなというふうな気持ちでおります。 ◆渡辺ひであき 委員  葛飾区、足立区より早めて今やっています。実はもう品薄だよということも聞きましたが、それについて把握されていますか。 ◎学校施設課長 私どもそれが心配でして、各区の状況の確認したりしているんですが、メーカー等、増産をしているという情報はつかんでいるんですけれども、その辺、早く情報をつかんで動きたいと思っております。 ◆渡辺ひであき 委員  当然のことながら、様々な情報を集めながらやっていると思いますけれども、その範囲をもう少し広げたほうがいいですよ。広げたほうが、と思います。それについては、学校施設課長以外に、一緒に部長クラスで議論したことはありますか。
    ◎学校施設課長 私だけではなく、学校運営部長あるいは教育長、教育委員会ということで話はしております。 ◎教育長 私もそういった情報を受け取って、早く動かなければいけない、特に来年度、再来年度になってしまいますと、多くの自治体が我先にとやるわけですから、特に東京都の場合は補助金を出すと言っていますので、もっと早く手をつけるということで今動いているところでございます。もっと情報を広くしたいというふうに思っております。 ◆渡辺ひであき 委員  当然、設置をするに当たっては、今のとおりやっていただきたいですけれども、体育館の形状によってはやり方が一様ではないというふうに思います。そうしたことも含めて、業者の数が足りるのか足りないのか、これも含めて、相当緻密にやっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、災害対策についてお伺いをしたいというふうに思います。  土屋信行という、東京都から江戸川区の土木部長をやった方が記された本に、東京荒川巨大洪水の被害の総額64兆8,000億円。首都直下地震、総額850兆円という試算が載っています。本当に恐ろしいことだなというふうに思うわけでありますけれども、そうした中で、今、台風19号が接近をしていて、様々な注意喚起もしなきゃいけないでしょうし、それについて、生活をされている中で、テレビの情報、もちろんインターネットの情報、様々なそれぞれ自分の命、家族を守るためにしているでしょうけれども、例えば、見落としがちなこと、さっきも自民党内で話をしたんですけれども、ベランダにある飛んでしまいそうなもの大体片付けたなと思っているんですね。例えば、物干し竿はそのままかけたままにしていて、これでガラスが割れて大変なことになったというようなことがあったりします。  前回のとき、実は私もスチール製の物干し竿ベランダにありますけれども、それはそのままにしてあったことを思い出して、明日、風が強くなったらすぐにやらなくちゃいけないなと思いましたけれども、そうした、本当に、さっきも言いましたけれども、細かいところに意を尽くしていかなきゃいろいろなことが守れないということを改めて感じたわけであります。  災害対策については、12月、代表質問でやりますので、その中で細かく触れたいというふうに思いますが、東日本大震災以降、これは何度もこの場でお話をさせていただいているように、様々な被災地にナース鞄工がランドセルを寄附をしているところの自治体との間にたまたま入らせていただいている関係で、それぞれの被災地に行ってそれぞれ勉強させていただいて感じることが多くあります。  今回の中でも、当然、避難所の在り方であったり、それから受援計画であったり備蓄であったり、支援物資であったり、様々な指摘があって、これもさっきから申し上げているように、切りがないですけれども、指摘し続ける以外方法がないわけであります。そして、もしも発災をしてしまったというときに、一番まず初動も大事だし、その後どういうふうに、さっきも情報収集になかなか限界があって難しかったということがありました。あとオペレーションです。これをどうやってオペレーションしていくことができるかということで、相当被害を少なくことができるというふうに思いますが、このことについてはいかがでしょうか。 ◎危機管理部長 今回、台風19号近づいてきていますけれども、やはり実際に避難所を開設するとなれば、災害対策本部を立ち上げてきちんと各部ごとの役割が指定されておりますので、そこの中で区長を筆頭に、管理職一同一丸となって取り組んでいくことが重要だと思っております。 ◆渡辺ひであき 委員  それで、良い答弁はいただけないのを承知でお話をさせていただきますが、地域防災計画を電子化するソフトがあるそうです。これもう何度もお話させていただいていますけれども、受入れ側の足立区側の様々なデータを含めての事情で、もう少し時間が必要であるということを危機管理部長とも議論させていただいておりますが、将来的な考え方としてはいかがかなと、これは危機管理部長じゃなくて、副区長クラスの方に答弁いただきたいと思います。 ◎長谷川 副区長  今お話あったオペレーション、それから地域防災計画の電子化でございますけれども、毎回その会議があるときに地域防災計画、この厚いものが本当に実際のときに役立つのかというところがありますので、電子化について技術的な課題、様々あるでしょうけれども、方向としてはその方向で向かっていく必要があるだろうというふうに考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いをいたします。  どなたかが電話回線はパンクしちゃうでしょうという話がありましたけれども、そのことによって本来得られる情報が、優先順位が変わってしまう可能性があるわけですね。そのことによってオペレーションだったりジャッジが変わってしまうということが一番恐ろしいわけでありまして、そうした意味では、メールであれば、もちろんLINEでもいいですけれども、そうした時間軸のずれによるジャッジのそごというのは生じないんだろうというふうに思いますので、こうしたことを含めて、指摘をさせていただきたいと思います。  それから、実は10月の2日から4日、私ども決算特別委員会の真っただ中に危機管理産業展というのがありました。どなたか行かれましたか、庁内からどなたか1人でも行っているんでしょうかね。 ◎危機管理部長 申しわけありません、うちの部で職員を視察に行かせようと思っていたところでございますが、鋸南町の関係ですとかるるありまして、取りやめをしたところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  それについての情報がしっかりと入っているのであればいいわけですけれども、まだそこでどんなものが展示されたかとか、足立区にどんなものが必要なのかとかチェックをすることはできるでしょうから、そのことについては必ずやっていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎危機管理部長 様々アンテナを高く、情報収集に努めてまいりたいと思います。 ◆渡辺ひであき 委員  あと、次に、災害時に大変心配していることは、足立区内の老朽した医療機関が多いということであります。どことなかなか言いづらいですけれども、この病院、震度6とか震度7があったとき、その後、医療機関として大丈夫なのかなというふうに思えるところが歩いていると幾つかあるんですね。これは、行政側がどこまでどういうふうに関与できるかは別にしても、そうした視点で医療機関を眺めたことがあるかどうかについてお伺いしたいと思います。 ◎危機管理部長 3.11の際に、私、衛生部で健康づくり課長しておりまして、当時、計画停電の際にどういう体制になるのかということを医師会の皆様と意見交換をさせていただきました。自分がかかりつけの医院の先生は、もう診療室がめちゃくちゃで、とてもとても診療どころじゃないよということをおっしゃっていましたので、普段、まちを歩くときはそういう視点を常に持つように気をつけているところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  そうですね、難しいんですけれども、是非、働き掛けができることがあれば、働き掛けていただきたいというふうに思います。  最後に、やっぱりAIとかIoTとか、これから避けて通れないわけでありまして、つらつらある本を読んでいましたら、インディアナ大学のヨハン・ボーレン准教授が行ったツイッターの分析の中に、2008年2月から12月まで、270万人のユーザーによる980万件のツイートの中から感情を吐露している部分を抽出して分析をしたそうです。平穏、穏やかな感情を示す尺度が3、4日後のダウ平均株価の平均の動きに近い点に着目して、将来の株価予想を行ったら86.7%当たった。これは凄いなと、そうしたことが先に進んでいって、選挙での投票行動、国民の健康状況に至るまで、様々な分野でツイート分析を行うのが一般的になったそうであります。  そうしたことも含めて、やっぱり私たちそういうところにも目を向けていかざるを得なくて、そのときのキーワードは多分、最適化なんだというふうに思います。足立区がどうやって最適化を目指していくのかということで言うと、先ほどの鎌倉市の事例は勉強になることがあるのかなと思ったりもいたしております。  ただ、やはり政策については例の中小企業の前田長官の人情8割、データ2割、こうしたことを私も心に忘れることなく、これからもこうした場で発言をさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○高山のぶゆき 委員長  以上で全ての質疑が終了いたしました。  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後3時23分休憩       午後3時40分再開 ○高山のぶゆき 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより4議案に対する討論に入ります。  なお、討論の時間につきましては、各会派5分程度とし、無会派の意見表明は2分程度にとどめて行っていただきますようお願い申し上げます。  最初に、自民党を代表して、伊藤委員から討論があります。 ◆伊藤のぶゆき 委員  私は、足立区議会自由民主党を代表し、第69号議案、第70号議案、第71号議案、第72号議案、以上4議案全てを認定の立場から討論を行います。  平成30年度予算は、協働の先を行く協創力を発揮して、成長の実感を確実につかみつつ、更に前進するということで、「協創力×エリアデザイン つかむ成長の実感。」と銘打ち、4つのボトルネック的課題である治安、学力、健康、貧困の連鎖の解決に向け、引き続き力を注ぎ、区の弱みを逆に強みへと変える努力を継続する一方で、エリアデザインなど、まちづくりを中心に区の魅力づくりに一層注力し、更なる区のイメージアップを確かなものにするための予算でありました。  平成30年度決算は、一般会計で歳入総額2,914億円余、対前年度比117億円余で、4.21%の増額。歳出総額は2,822億円余、対前年度比102億円余で、3.76%の増額となり、4会計全体の決算としては、実質収支額は79億円余の黒字となりました。  普通会計決算の経常収支比率は、対前年度比1.2ポイント減の76.4%となり、5年連続で適正水準とされる80%を下回り、財政の弾力性は引き続き良好であります。  また、区税や各種保険料などの収納率の向上や滞納対策への更なる取り組みにより、特別区民税の収納率は95.8%、対前年度比1.1ポイント増加しました。  これら各種財務指標が良好であるのは、持続する景気回復の後押しがあったこと以上に、これまで区が継続的な行政改革と的確な財政運営に取り組んできたことを反映するものであり、高く評価するものであります。しかしながら、今後、更なる超高齢社会の進展に伴う社会保障費の増や公共施設の更新に伴う負担増、地方消費税の精算基準見直しによる地方消費税交付金への影響、法人住民税の一部国税化が特別区財政調整交付金に与える影響の拡大に加え、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会後の景気の不透明感など、区財政を取り巻く環境は予断を許さない状況であります。  このような状況の中、将来に備え着実に基金の積み増しができていることも評価するものであります。言うまでもなく、基金は不況等による急激な歳入減があっても、継続して行政サービスを提供できるよう備え、施設更新等、長期間にわたる事業を計画的に進め、世代間の負担を公平にするものであり、決して貯め込みに当たるものではありません。  区民生活向上のためになすべき課題は山積しており、これまで取り組んできた行財政改革を更に進歩させ、区民の付託に応える行財政運営に引き続き努力してもらうことを要望いたします。  最後に、今後とも更に魅力あふれる足立区を築き上げていただけることを期待するとともに、本決算特別委員会において、我が党委員が指摘したコスト意識を持った財政運営、入札制度改革、民間所有地を含めた綾瀬駅前の整備、消防団等への支援、各種検診事業の改善、職員の人材育成、町会・自治会の法人化の促進、中川堤防嵩上げ工事に伴う道路渋滞の解消、災害対策、子どもを取り巻く環境の整備、高齢者福祉の充実、コミュニティスクールの拡大、花畑川環境整備、人権教育など、様々な提案及び要望事項を尊重し、その実現に向けて努力されるよう強く要望し、討論といたします。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、公明党を代表し、佐々木委員から討論があります。 ◆佐々木まさひこ 委員  私は、足立区議会公明党を代表して、第69号議案 平成30年度足立区一般会計歳入歳出決算、第70号議案 平成30年度足立区国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第71号議案 平成30年度足立区介護保険特別会計歳入歳出決算、第72号議案 平成30年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、以上4議案の原案に認定の立場から討論を行います。  平成30年度予算は、「協創力×エリアデザイン つかむ、成長の実感。」のタイトルのもと、協創力を磨き、七つのエリアデザインを更に進め、区民に区の成長を実感していただくことを重点として編成されました。  日本経済は、戦後最長に並ぶ緩やかな回復基調にあるものの、日中貿易摩擦や2020東京大会後の反動による建設投資の減少など、景気の不透明感が増しており、今後とも慎重な区財政の運営が求められます。  平成30年度決算の歳入では、大学病院施設等整備基金繰入金53億円の基金取崩しや、特別区交付金が前年度比103億円増などの要因により、2,914億円余で前年度比117億円余の増となりました。歳出においては、大学病院整備事業、防災減災対策整備基金積立金への40億円の新規積立てなど、2,822億円余で前年度比102億円余の増でした。  本決算は、財政健全化法に基づく全ての指標で良好な数値となっており、財政の硬直化を判断する経常収支比率は前年度比1.2%減の76.4%と引き続き良好な数字となっています。  しかしながら、歳入に占める特別区税の割合は16.89%で、38.01%を占める特別区交付金に依存する歳入構造は依然として変わらず、景気の動向や法人住民税の一部国税化の拡大の影響などが予測されます。更に、少子高齢化に伴う福祉需要の増大、小・中学校公共施設の更新、防災減災に備えたインフラの整備需要など、今後予想される歳出上の要因は数多くあります。  足立区の将来を見据え、我が党が要望してきた防災減災対策整備基金の新規積立など予想される課題に機動的に対応すべく、来年度以降の予算編成を行い、更には協創力を発揮していくために、従来の枠のとらわれず、大胆かつ柔軟な発想で区民へアプローチしていくことが必要と考えます。  タイトルにある7つのエリアデザインのうち江北エリアデザインでは、(仮称)東京女子医科大学東医療センターの起工式が本年3月に行われ、工事が開始されました。今後は病院を核としたまちづくり、都市計画道路などの周辺道路の整備が望まれます。  竹の塚エリアデザインは課題であった鋼矢板の撤去も進み、2022年3月の完成を目指して事業が進捗しています。今後は、竹ノ塚駅前の賑わいを創出することを目指し、まちづくりを進めていただきたいと思います。  しかしながら、綾瀬エリアデザイン、西新井・梅島エリアデザインに関しては、様々な課題が浮き彫りとなり、区の積極的なリーダーシップが求められます。  本決算では、未来ある足立区の子どもたちへの支援のために、子ども食堂など、地域で子どもたちを育む仕組みづくりとして子ども未来プラットフォームの構築、7カ所となった居場所を兼ねた学習の場、不登校特例教室、不登校特例校の開設準備、待機児童解消を目指した保育施設整備、学童保育室整備、養育困難世帯への支援等々、我が党がかねてから要望してきた事業が数多く実施されています。  今後は、急速に進展する少子高齢化に対応するべく、梅田地域で実施している地域包括ケアシステムの検証を進め、安心して住み続けられる足立区を目指して、更なる施策を推し進められるよう要望いたします。  最後に、本決算特別委員会において我が党の委員が真剣に考え、現場を調査し、指摘、要望した防災・減災対策、強靭化地域計画の策定、液体ミルクなどの災害備蓄品の充実整備、地域包括ケアシステムの構築、補聴器の購入助成、いじめ・不登校対策、がん検診の受診率向上施策、小・中学校の体育館におけるエアコンの全校への早期設置、舎人プレイグラウンドの人口芝生化、3Rを含めた循環型社会の構築等々、我が党の提案、要望を重く受け止め、今後の予算執行や令和2年度予算に反映していただき、69万人を超えた足立区民の命と暮らしを守る区政運営に邁進されることを要望して討論とさせていただきます。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、共産党を代表し、きたがわ委員から討論があります。 ◆きたがわ秀和 委員  私は、日本共産党足立区議団を代表いたしまして、第69号議案、第70号議案、第71号議案、第72号議案、以上4議案について、いずれも不認定とすることを表明し討論を行います。  まず、第69号議案 平成30年度一般会計歳入歳出決算についてです。  区民の要望や予算編成時に我が党が予算修正案で提案した被爆者見舞金、知的障がい4度への手当の支給、感震ブレーカーの無料配布による面的整備、小規模シェアハウスの条例規制、学童保育室の計画的増設などがこの間、実現されてきました。  また、決算審議での我が党の質問に対し、手話通訳の待遇改善、補聴器購入助成、住宅改良助成の改善、国民健康保険の政策減免の改善など、区長はじめ執行機関側から幾つもの前向きな答弁が示されたことについても歓迎するものです。  しかし、その一方で、看過できない点もあり、認められません。  第一には、全体的なお金の使い方の問題です。  区は、お金がないことを繰り返し強調しながらも、平成30年度は歳入決算2,914億円、歳出決算2,822億円で、結果として約80億円の決算剰余金が生じました。積立基金は平成29年度末の1,523億円から90億円近く積み増しされ、全国814の区市で第3位になり、第3回定例会の補正予算では1,620億円にまで積み増しされました。しかも、区は、過去最高の基金残高にもかかわらず、将来の財政不安をあおりながら基金を積み増すような姿勢を改めようとしていません。このような姿勢は今いる区民に対し、低い行政サービスや我慢を強いるだけでなく、都市部の財源を奪われる口実にもなり、更なる負担増につながりかねません。  第二は、外部委託の推進です。  保健所窓口は外部委託が推し進められた結果、医療費の交付申請の手続をするだけで45分もの時間を費やされる実態になり、外部委託が区民サービスの低下を招いていることは明らかです。区民にとって他人に知られたくない個人情報を民間事業者に取り扱わせ、区役所の本体業務窓口での外部委託は個人情報の漏えいやプライバシー侵害などの事態を招く危険性も高く、直ちにやめるべきです。  第三は、災害対策の姿勢です。  今年最大勢力の台風の直撃が予想され、荒川のタイムラインが既に発動しているにもかかわらず、区民への行動呼び掛けも広域避難の働き掛けもない、避難所の改善についての仕組みづくりに向け、真剣に考えて意見を上げる姿勢もない。このような態度と姿勢は、区民の命を守るものとは到底言えません。  これ以外にも、学校統廃合の問題では、区は適正規模の学校ですら統廃合の対象にし、これを推し進めています。きめ細かな教育を求める保護者や地域の財産として学校を残して欲しいと願う地域の方々に背を向け、地域の避難所潰しにもつながる学校統廃合を改めようとしていない区の姿勢は問題です。  都内19の区市で実施されている不妊治療の上乗せ助成の要望に対しても、区は国がやるべきものだからとして独自の上乗せを実施しようとしていません。出生率低下を真剣に憂うのであれば、このような冷たい姿勢こそまず改め、区独自でも助成を行うべきです。  介護保険特別会計について、平成30年度は介護保険料を基準額で6,580円という、23区で一番高い保険料にまで引上げ、高齢者に負担増を押しつけた一方で、決算で生じた8億9,000万円余りの剰余金のうち4億1,800万円余りを一般会計に戻してしまいました。本来は介護のために使われるべきお金を他の施策に活用する在り方は見直すべきです。  国民健康保険特別会計については、統一保険料方式のもとで国民健康保険料が平成30年度も加入者1人当たり約3,000円も値上げされ、17年連続値上げで暮らしを圧迫し続けています。  後期高齢者医療特別会計は、年金を頼りに暮らしている高齢者に対し、保険料値上げによって決して軽くはない負担を押しつけてきました。国民健康保険など区が値上げを抑える努力をしてきたことは承知していますが、3つの特別会計で値上げとなった結果の決算であり、認定できません。  区に対しては、お金の使い方を改め、そして住民の福祉の向上という地方自治の本旨の立場から、区民の暮らしに真に寄り添った施策をとり行うことを求めまして、討論を終わります。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、立憲民主党を代表して、銀川委員から討論があります。 ◆銀川ゆい子 委員  私たち足立区議会立憲民主党は、第69号議案 平成30年度足立区一般会計歳入歳出決算から、第72号議案 足立区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、以上4議案を一括して認定の立場で討論を行います。  平成30年度予算は、「協創力×エリアデザイン つかむ、成長の実感。」と銘打ち、協創へのファーストステップとして、目に見える形でのプラットフォームの構築、4つのボトルネック的課題である治安、学力、健康、貧困の連鎖の核心部分への更なる切り込み、地域で高齢者を支えていくための足立区版地域包括ケアシステムの具体化、江北エリアや北綾瀬ゾーンをはじめとする7つのエリアデザインによるまちづくりなど、重要施策に対応し、足立の新たな魅力の創出に取り組まれました。  平成30年度の決算の特徴として、財政規模は歳入2,910億円、歳出2,818億円で、平成29年度決算と比べて増加。実質収支額は80億円の黒字で、財政構造の弾力性をあらわす経常収支比率は76.4%で適正水準を維持しており、良好な財政状況でありますが、今後、更なる少子超高齢社会の進展に伴う社会保障費の増や、公共施設の更新費、法人住民税の一部国税化の影響の拡大や、いつ発生するかわからない災害への対応、東京2020オリンピック・パラリンピック大会後の景気の不透明感など、区財政を取り巻く環境は予断を許さない状況です。  特にふるさと納税の影響による8億円の減少への対策や、特別区民税をはじめとする税や国民健康保険料などの収入未済、不納欠損対策、歳入の確保について、強い危機感とスピード感を持って取り組まれることを望みます。  平成30年度は62年ぶりに刑法犯認知件数の5,000件台への減少や、区民の健康寿命の延伸、子どもの貧困対策や貧困の連鎖を断つための対策強化や個人、団体、企業など、多様な活動主体の皆さんによるプラットフォームづくりの協創モデル事業などの取り組みについて評価するものでありますが、今回の決算特別委員会で我が会派から指摘したシェアハウス対策の強化や、区民から要望が寄せられている九中裏のバス通りの交通安全対策、防犯カメラの設置、老朽家屋対策、台風対策、教職員の多忙化対策、SNSを活用したいじめ相談、各種がん検診の受診率の向上、更なる自主財源の確保、税や保険料の収入未済や不納欠損対策など、今後の区政運営や来年度予算編成に対して反映するよう求めるものであります。  今後の更なる区政の発展、区民生活の向上に向けては、庁内の縦割りを超えて、区内、区外の協創により、これまでの常識や行政手法のみでは乗り越えられない多くの課題に取り組まれることを願いまして、4議案認定の立場での討論といたします。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、議会改革を代表して、土屋委員から討論があります。 ◆土屋のりこ 委員  足立区議会議会改革を全力で推し進める会の一員として、第69号議案、第70号議案、第71号議案、第72号議案は認定しづらいかなという立場から討論を行います。  決算特別委員会の質疑を通し、区民の声や様々政策提言や改善要求等行ってきました。都下で初となる看取り期まで対応する小規模な地域の住まい支援事業の開設補助を足立区が初めて実施されたことは画期的であり、安心して最期を迎えられる地域の在り方に光を灯すものと受け止めます。  障がいある方からの声として、区役所ロータリーの段差改善、スロープのある仮橋へ向けた検討、環境部における様々な事業の改善など、子どもの未来を応援するフードパンドリーの支援の在り方、受け止めていただけたかと評価をするところです。  他、ようこそ滞納していただきました条例に学んだ困窮者支援の在り方について述べました。実態を見ずに取立てろというばかりでは、滞納という問題の解決にはなりません。払いたいのに払えない区民の方が払える体制をつくってこそです。取立てばかりを言って生活保護受給者を自殺に追い込むことのないよう強く求めるものです。  高等教育の無償化、青年支援策の一環として、高等教育無償化や借入返済助成について、制度の欠陥を昨年より指摘してきました。銀行当局に聞いた言葉をうのみにする区の姿勢は大きな誤りです。生活保護や非課税世帯等には貸してくれないという実態があるのですから、その区民の置かれた実態についてしっかり調査をしてこそ、区の役割を果たすというものです。調査に人手がいるというのなら、予算をかけ、必要な人員の職員を雇用し、課の人員を増員し、区民の役に立てる仕事ができるよう改善を図っていただきたいと求めます。  国民健康保険、介護保険についても、保険料が高過ぎて苦しいと、地域を回る中で多くの声を受け止めてきました。健康保険の減免制度について、他区の状況を調査していくとのことですが、足立区らしい制度として改善されるよう強く求めます。  介護保険会計への一般会計からの繰入れ等をかたくなに拒否をされる区の姿勢には賛同いたしかねます。法文の字面だけを語っては欲しくないです。区民の実態にしっかり踏み込み、どうしたらできるんだろうかと保険料を軽減する方策を一緒に考える立場に立っていただきたいと望みます。  また、多くの委員からも1,613億円の積立金について指摘がありましたが、全国1,724ある自治体の中で、足立区の財政基金はどういう状況なのか、客観的に見ても足立区は多いほうだと感じます。1,613億円というポテンシャルをせっかく持っているんだから、困っている区民を追い詰めることなく、手を差し伸べるために生かして欲しいと求めます。  区民への区の対応の在り方、過誤の答弁を改めようとしない姿勢、また私に寄せられている区民の方々の民意を代弁するならば、今年度は認定の立場には立ちづらいというのが結論です。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、市川委員からの意見表明があります。 ◆市川おさと 委員  4議案に対し賛成する。以下、意見を述べる。  江北駅の駅名変更について反対の主張をした。区が主張するわかりやすさの論拠は乏しく、また足立区のイメージアップのためと称して歴史ある地名に基づく駅名を変えるというのは本末転倒である。地域住民の意向を直接聞く機会は必ずつくるべきであると強く主張した。単費で2億円の負担というのも、区民に対する説明がとてもつかないと考える。都電荒川線と同様に副駅名で処理すべきだ。  区立新田三丁目なかよし保育園について、職員への給与遅配が発生していた。これについての区の対応が余りにも腰が引けていると指摘をし、法人の在り方に区がしっかりと介入するべきだと主張した。また、この件に関して、区議会に一切報告がなかった。給与遅配という重大事故に対して区の認識は余りにも甘い。猛省を促すものだ。  他自治体の施策に高くアンテナを立てるべしと主張した。埼玉県知事は日暮里・舎人ライナーを草加駅まで延伸すると選挙公約で主張した。荒川区では西日暮里再開発が2025年度完成を目指して進められている。1,500席の大ホールと300席ないし400席の小ホールを備える予定だ。近隣自治体とあえて争うことは慎むべきだ。  一方、足立区に大きな影響の可能性がある施策に関しては、適切に対応するべきだと主張した。  今後、外国人が増えることが見込まれる中、外国人の子どもの就学についてとやさしい日本語の一層の拡充について主張した。国際理解教育として、児童・生徒に対し、自国のみならず、他国への敬意のあらわし方、プロトコールをしっかり教えるべきであると主張した。これは足立区の子どもたちにとって心のレガシーともなる。子どもたちのオリンピック観戦の際、普通学級で人的支援を現に受けている情緒障がい児などにも介助者随行を都に認めさせるべきだと主張した。  ふるさと納税に関しては、東京一極集中への地方の恨みが背景にあることを指摘し、返礼品競争に参加するのではなく、制度の縮小、廃止を国に働き掛け続けるべきであり、合わせて足立区の金が外に出ないように努めるべきだと主張した。  ユニバーサルデザインの在り方について、新田橋や舎人町公園、アメリカなどの事例を挙げ、利用周知の課題とともに論じた。  私が子どもの頃、足立区の図書館にとてもお世話になったという話をした。5人の子どもを持った私の母がなかなか本の返却ができず困って電話で相談したとき、応対した職員が、返すのが遅れてもいいからどんどん借りてくださいと言ってくれた。この言葉に私の母はとても助けられた。もちろん、区民の財産である図書館の本を期限内に返却してもらうことは大切だ。しかし、ルールをしゃくし定規に当てはめることがかえって区民福祉に反することもある。  「しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、生きている資格がない」これは私の家族がこの夏に旅をしたロサンゼルスの私立探偵、フィリップ・マーロウのセリフだ。しっかり仕事をしてください、そして優しさを忘れず職務に当たってください。以上です。
    高山のぶゆき 委員長  次に、へんみ委員から意見表明があります。 ◆へんみ圭二 委員  令和初の決算特別委員会では、これからの時代にふさわしい区政運営や議会の在り方についてを例年以上に意識をしました。少子高齢社会が進んでいく中で、あれをやれ、これをやれと要望ばかりをするのではなく、施策の取捨選択をしつつ、区民ニーズに応えていくことが議会にもますます求められると思います。  ICT関連については少々厳しい指摘をしましたが、インターネットやICTについての感覚が世代によって大きく違うのだということを質疑を通じて痛感いたしました。  インターネット、ICTは有効活用が当たり前の時代になっているからこそ、区民ニーズに合致していない公式アプリなどについては取捨選択の捨として指摘をしました。また、ICT施策は、少ない財政負担で区民サービスを高められる可能性も秘めています。例えば、子育てパスポートの協賛店や赤ちゃん休憩室などのデータをオープンデータとして二次利用しやすい形で公開をすれば、子育て世代用の便利なマップが民間で作成されるかもしれません。昭和と平成の最大の違いはインターネットの出現だとも言われています。時代は令和になりましたが、エビデンスに基づいた政策経営を目指すとしつつも、様々なデータについての認識が甘く、税金の無駄のような公式アプリを運用し続けている足立区は、平成という時代に取り残されているようにも見えます。  平成30年度の予算は、「協創力×エリアデザイン つかむ、成長の実感。」と銘打たれていましたが、ICTについては成長の実感が全くつかめませんでした。  全体的には堅実な決算であったと見て4議案に賛成をいたしますが、令和という新しい時代にふさわしい区政運営を求めて、意見表明といたします。 ○高山のぶゆき 委員長  以上で討論が終結いたしました。  これより、4議案に対する採決を行います。  採決は1議案ごとに行います。  最初に、第69号議案 平成30年度足立区一般会計歳入歳出決算についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○高山のぶゆき 委員長  挙手多数であります。よって本案は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  次に、第70号議案 平成30年度足立区国民健康保険特別会計歳入歳出決算について採決いたします。  本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○高山のぶゆき 委員長  挙手多数であります。よって本案は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  次に、第71号議案 平成30年度足立区介護保険特別会計歳入歳出決算について採決いたします。  本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○高山のぶゆき 委員長  挙手多数であります。よって本案は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  次に、第72号議案 平成30年度足立区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について採決いたします。  本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○高山のぶゆき 委員長  挙手多数であります。よって、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  以上で、本特別委員会に付託されました議案は全部審査を終了いたしました。  お諮りいたします。  決算特別委員会の委員会審査報告につきましては、正副委員長にご一任願いたいと思います。  ご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○高山のぶゆき 委員長  ご異議ないと認め、さよう決定いたしました。  なお、委員会審査報告の中には、先ほど行われました各会派の討論要旨並びに無会派からの意見も含めて報告いたします。  以上で、決算特別委員会を閉会いたします。  長時間にわたる審査にご協力をいただき、まことにありがとうございました。       午後4時12分閉会...