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平成29年11月13日産業環境委員会-11月13日-01号
平成29年11月13日区民委員会−11月13日-01号

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  1. 足立区議会 2017-11-13
    平成29年11月13日区民委員会−11月13日-01号


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    最終取得日: 2023-04-16
    平成29年11月13日区民委員会−11月13日-01号平成29年11月13日区民委員会  午前9時58分開会 ○小泉ひろし 委員長  おはようございます。開会前に、先日、委員の皆様におかれましては、行政視察お疲れさまでした。本当にありがとうございます。  ただいまから区民委員会を開会いたします。 ○小泉ひろし 委員長  最初に記録署名員2名を私からご指名申し上げます。  長澤委員大竹委員、よろしくお願いします。 ○小泉ひろし 委員長  次に、陳情の審査に移ります。  初めに、(1)27受理番号42 外国人扶養控除制度の見直しを求める意見書の採択を求める陳情単独議題といたします。  前回は、凍結継続であります。本件については、各会派で特に意見がなければ、引き続き凍結継続といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○小泉ひろし 委員長  ご異議ないと認め、本件は、凍結継続とすることに決定いたしました。  次に、(2)受理番号15 国民健康保険制度の改革に伴い保険料が上がらないようにするとともに、都や国に意見書提出を求める陳情。(3)受理番号16 国民健康保険料値下げと低所得者負担を軽減することを求める意見書提出を求める陳情。  以上2件を一括議題といたします。
     前回は、継続審査であります。  最初に、受理番号16について、追加署名提出がありましたので、区議会事務局次長から報告いたします。 ◎区議会事務局次長 受理番号16 国民健康保険料値下げと低所得者負担を軽減することを求める意見書提出を求める陳情につきましては、11月6日付で169名、11月10日付で236名の追加署名提出があり、合計で497名になりましたのでご報告をいたします。 ○小泉ひろし 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆鈴木けんいち 委員  国保料をめぐっての陳情ということで、この陳情を読みますと、国民健康保険制度の改革に伴い保険料が上がらないようにすること、これが一つですね。もう一つは、国民健康保険料値下げと低所得者負担を軽減すること、このような内容になっているわけです。私、前回に続き、今回は3つの角度から質疑を行いたいというふうに思います。  第1は、現在の国保料がいかに高いかということ。そして、その国保料が今度の都道府県化によって、更に上がろうとしているということについて、お聞きしたいと思います。  前回委員会では、私、年収250万円の4人家族の方について確かめましたところ、32万円の保険料ということで、年収の1割をはるかに超えていることが明らかになりました。今度は、年収500万円台の方なのですが、年収500万円の40歳の夫婦で子ども2人の場合、この方の場合は、どれぐらいの保険料に、現在、平成29年度ですね、どのくらいの保険料になっているか、まずお聞かせください。 ◎国民健康保険課長 40歳の夫婦でございますので、介護保険料がつきまして、57万1,935円となります。 ◆鈴木けんいち 委員  57万円ということで、やはり500万円の年収ですから、はるかに1割を超えております。こういう方々は税金も払っておりますし、それから賃貸の住宅であれば、家賃を払う。結局、可処分所得は300万円ちょっと、317万円ぐらいまで下がってしまいます。これは、計算しますと、実は、生活保護基準と同じくらいのお金しか残らないという状況なんですね。それくらい厳しい、高い保険料を納めなければならないと。  実は、この国保料が、来年度からの都道府県化幾らになるのかということなんですが、9月20日の東京都の国保運営協議会試算が出されました。今度は都道府県化になるということで、初めて東京都に国保運営協議会が設けられて、そこで試算が出されたわけですけれども、こういう一覧表もありまして、これによると、決算が出ているのが、この9月の段階で出揃っていたのは、平成27年度だということで、平成27年度の保険料と、それから来年の平成30年度の保険料比較をしております。この資料で示された平成27年度の足立区の国保料は、1人当たりで106,228円です。これが平成30年度には、どれぐらいになるか比較をして、伸び率金額幾らというふうにこの試算ではなっているでしょうか。 ◎国民健康保険課長 すみません、今の資料ですと、平成29年度の保険料試算になります。 ◆鈴木けんいち 委員  そうですね、それでいいです。 ◎国民健康保険課長 それで、その金額で13万8,915円。率でいくと130.77%の上昇ということになります。 ◆鈴木けんいち 委員  失礼しました。資料平成29年度ベースとなっておりますので、今、国民健康保険課長が申し上げたとおりなんですが、実に30%以上の伸び率ということであります。実は、ずっと一覧表になっておりまして、比較をしますと、23区で最大伸び率です。最大伸び率。本当に驚きます、皆さん。  それで、これは、現在、各区で行っている一般会計からの法定外繰入れは行わない場合で、試算がされているわけなんですけれども、同時に東京都は、この国保運営協議会提出した資料の中で、3つケース試算しています。全国統一のこの新しい保険料算定基準による東京全体が統一保険料になった場合とか、各区の基準で算出した場合というふうに、3つケースを出しているのですけれども先ほど500万円で4人家族の方、57万円超えるのですが、更にこの方々、新しい基準でやると、低いケースでどれぐらい、一番高いケースだとどれぐらいの保険料になるでしょうか。 ◎国民健康保険課長 低いケースが61万6,760円、高いケースで69万2,444円になります。 ◆鈴木けんいち 委員  驚きですよね。一番低い場合でも、現在から4万4,000円以上の値上げ。一番高いケースになると、12万円超えます。12万509円の値上げになると。こんな高い保険料は絶対に払えません。今でも足立区の収納率65%、あるいは66%で、3人に1人がもう納められないというぐらいの状況になっておりますけれども、これがこんなに値上げされると、とても払えません。  国も今度の制度の改正で、急激な保険料上昇が生じないようにというふうに対応を求めるようになりまして、わざわざ各自治体担当者を集めて、そのような説明も行うようになっております。その中では、法定外の繰入れの維持ということも言っております。もともと今度の国民健康保険制度都道府県化の中では、法定外繰入れを制限をするという意図があったと言われておりますけれども、そんなことをやったら大幅な保険料値上げになるということで、私ども指摘をしてきましたけれども、全くそのとおりになっている。そして、この繰入れを維持することによって、やはり保険料上昇を抑えられるというふうに思うんですね。  この繰入れについては、足立区では、約100億円ありますけれども、半分は、法定繰入れと言って、もう決められた繰入れです。法定外の繰入れは、約50億円ということなんですけれども国保制度をめぐっては、東京23区では、都区財調制度の中で、基準財政需要額に算定をされて、足立区にも交付をされております。この都区財調国保分として交付されているのは、足立区では幾らぐらいになっていますか。 ◎国民健康保険課長 都区財調、すみません平成27年度の数字しか記憶していないんですけれども、60億円程度入っているというふうに記憶しております。 ◆鈴木けんいち 委員  そうですね。約1人当たり3万3,000円ちょっと超えるのですが、18万人から19万人の加入者数。直近では、18万人ちょっとの加入者数ですから、ちょうど60億円ちょっとの計算になります。ですから、繰入れといっても、都区財調制度の中で、足立区に60億円を上回るお金国保分として入ってきています。ですから、足立区として法定外繰入れをやっているといっても、別に赤字になっているわけではないんですよね。ですから、これをちゃんと、先ほど試算は、繰入れを行わない場合での試算なんですけれども法定外繰入れをやっていくということになれば、保険料上昇は抑えられると思うんです。  更に、今後、東京都が新しい保険者となっていくわけです。そうすると、やはり東京都として、この都区財調維持も含めて、責任を果たしていくと。区民、都民の保険料上昇を抑えていくということが必要だと思うのですけれども、この辺では、区としては、どのように考えて行動しているでしょうか。 ◎国民健康保険課長 東京都の公費の拡充につきましては、制度改正当たりまして、全国で1,700億円の拡充をする中で、今回、試算で106億円ほど拡充がされております。そういうものを使って計算をした結果ですけれども、それでも上昇しているということは事実でございますので、これに対して、私ども東京都の国民健康保険連携会議あるいは、課長会等で区の実情を説明しまして、東京都に対して、必要な財政負担を繰り返し求めているところでございます。 ◆鈴木けんいち 委員  国からの106億円を使っても上がってしまうわけですから、更に財政支援を行って保険料上昇を抑え、そして、私いろいろ計算すると、これは値下げも可能だというふうにも思います。是非、その辺は、東京都に強力に物を言って、財政負担をしてもらっていくということがどうしても必要だというふうに思います。  今後の日程としては、今月の21日に東京都の第2回目の国保運営協議会が開かれると。更には、第4回定例都議会国保条例が上程をされるという動きにもなっていると思いますが、この辺はどうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 鈴木委員ご発言のとおりでございます。 ◆鈴木けんいち 委員  最後に、今、ずっと私、質疑の中で、今、23区が統一保険料方式で現在、行われていて、これが維持されるということが前提というか、それを願って質疑をしているんですけれども、この23区統一保険料方式維持されないと、実際には、都区財調による国保分交付金が入らないとか算定されないとか、そういうふうにもなっていきますし、そういう中では、足立区は非常に上昇率先ほど23区一番高い上昇率だというふうにありましたが、そういう方向にもなっていってしまいます。この統一保険料方式維持についても、強く求めて、区としても求めていると思うのですけれども、この辺は状況はどうなのでしょうか。 ◎国民健康保険課長 課長会の中で論議をされているところでございますけれども、これまで統一保険料が果たしてきた役割、これは、保険料を抑えるという役割がありますので、こういったところを私ども指摘しまして、統一保険料が堅持されるように意見を述べているところでございます。 ○小泉ひろし 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○小泉ひろし 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各陳情に対する各会派意見をお願いいたします。  自民党。 ◆藤沼壮次 委員  今、共産党いろいろ言っていましたけれども国保制度というのは、世界に誇るべきものですから、この制度というのは守っていかなければならないということが、まず大事だと思うのですね。それと、今、言っているのをいちいち反論しようと思ったら、紙に書いてあるんだけれども。  一方で、医療費というのは、これからも高齢化ですから医療費というのは、当然、伸びていくというのが現実です。それで、値上げをしないとか保険料を下げるというのは、今、お話あったように、じゃあ誰が負担するのかと言ったら、国や地方自治体負担せざるを得ない。だけど一方で、国は1兆円を超えている借金があると。それから、待機児童ゼロ対策、それから少子化対策子ども貧困対策、それから高齢者対策。様々な課題があって、いろいろな部分でお金はかかっているわけですので、国も自治体も非常に課題が多くて、満遍なくやっていくためには、国民健康保険料だけやるわけにはいかないというのが、現実だと思うんですね。  そうすると、我々が今、何をやるべきかと言うと、国民健康保険制度は残しておく。これは守るということが一つで、そのためには、値下げをするとか、そのまま料金を上げないとか、そういうことではなくて、いかに医療費をかからないようにするかということが、今、できることの最大の課題だと思うんですよ。だから、今、一生懸命我々も言っていますし、皆さんたちもやっているように、いろいろな予防注射とか、そういうものを含めて、予防対策とか、それから薬も安価な薬があるわけですから、そういうものをどんどん使っていくという形で、今、できることは、そういうことを一生懸命やるということが大事だというふうに思っていますので、むしろ私は、個人的には、これは、陳情された方には、ちゃんとはっきり早く返事をするということは、我々、議会の責任ですから、これはちょっと難しいよということを言わざるを得ないのかなというのは、個人的に考えていますけれども、これから会派としてまた相談しますけれども、そういう意味で、今、申し上げたような理由で、とりあえずは継続というふうにしておきます。 ○小泉ひろし 委員長  公明党。 ◆大竹さよこ 委員  今、藤沼委員からもございましたが、やはりこの保険料を今以上にまず上がらないようにする取り組み。例えば総体的に医療費の抑制をする取り組みを今、現在も区のほうは一生懸命していただいておりますが、例えばジェネリックの普及ですとか未病対策、そういったことに更なる新たな知恵を出していただいて、今以上に保険料が上がらないような、そういった施策をもっとしっかりやっていただきたいことを要望させていただいて、今回の陳情につきましては、継続でお願いいたします。 ○小泉ひろし 委員長  共産党。 ◆鈴木けんいち 委員  まさに国保制度維持するためにも、やはりこれ以上保険料は上げてはならないと、値下げも必要だというふうに思うんですね。大体収納率が66%で納められなくなっているわけですよ。それで、そもそも社会保障としてつくられた、まさに世界に誇るべき国保制度。ただ、その加入者は、やはり失業者も含めて収入の少ない方、事業主負担もないわけですから、やはり公費負担を行って、支えていくということがどうしても必要なわけです。そこを踏まえますと、やはりこの陳情で述べている保険料値上げを抑え、引下げもということについては、本当に当然、妥当な願意ですので、これについては、強く採択をすることを求めたいと思います。 ○小泉ひろし 委員長  それでは、採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○小泉ひろし 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。 ○小泉ひろし 委員長  次に、所管事務の調査に移ります。  (1)NPO等区民活動支援に関する調査を単独議題といたします。  それでは、質疑に入ります。何か質疑ございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○小泉ひろし 委員長  質疑なしと認めます。 ○小泉ひろし 委員長  次に、報告事項に移ります。  (1)江南区民事務所江南住センター宮城コミュニティ図書館の移転について。(2)足立文化・読書・スポーツ総合推進会議条例施行規則の制定について。(3)足立NPO活動支援センター運営業務委託プロポーザルの実施について。(4)足立地域学習センター条例施行規則の一部を改正する規則について。(5)足立区生涯学習関連施設指定管理者業務評価結果について。以上5件、地域のちから推進部長から報告をお願いいたします。 ◎地域のちから推進部長 それでは、地域のちから推進部報告資料をお開けいただきたいと思います。1ページ目でございます。江南区民事務所江南住センター宮城コミュニティ図書館の移転についてのご報告でございます。  こちらにつきましては、現在、建設中の江南センターのほうにその3つ施設が移転いたしますので、それのご報告でございます。  3番の今後の予定のところに記載させていただきましたが、江南区民事務所平成30年3月23日、金曜日ですけれども、ここまで今のところで営業して、3月26日月曜日からは、新しいところで営業するという形になります。  江南住センターにつきましては、3月31日、土曜日まで今のところで営業して、4月1日、日曜日からは、新しいところで営業すると。それから宮城コミュニティ図書館ですが、こちらは、3月13日火曜日まで今のところで営業して、4月13日金曜日から新しいところで営業ということで、図書館のみちょっと時間がかかりますけれども、引っ越しに多少時間がかかりますので、こういう日程でやりたいというふうに考えてございます。関係団体等に説明を行うとともに、ホームページ等で周知を図っていきたいというふうに考えてございます。  それから、2ページでございます。  足立文化・読書・スポーツ総合推進会議条例施行規則の制定についてのご報告でございます。こちらにつきましては、足立文化・読書・スポーツ総合推進会議条例施行に関しまして、必要な事項を定めるために制定したものでございます。内容につきましては、3ページ、4ページにつけさせていただいておりますので、後ほどお目通しいただきたいと思います。  それから、5ページになります。  足立NPO活動支援センター運営業務委託プロポーザルの実施についてでございます。こちらにつきましては、NPO活動支援センター業務委託の中身を若干、変更いたしまして、プロポーザルを実施するものでございます。プロポーザルを実施する目的(1)に書かさせていただきましたが、NPO活動団体に対しましては、相談業務ですとか情報収集・発信ですとか、そういうこと。それから人材育成に関する講座、そういうものに高度な専門性が必要ということで要求されるためが一つ。  それからもう一つが、価格競争だけではなくて、業務の理解、姿勢・能力、財務状況も含めまして、総合的に評価する必要があるため、行うものでございます。  業務委託内容ですが、2番の(1)から(5)に記載させていただいておりますが、情報の収集・発信ですとか、それから団体間の連携・交流、それから3番目に書いてありますけれども、相談・伴走支援、そういうものを拡充させていきたいというふうに考えております。4番に書いてある物品支援については、新規ということと、施設管理を伴いますので、これは、継続して行っていきたいと思っております。  契約期間ですが、平成30年4月1日から平成31年3月31日ということで、平成30年度1年間。業務が良好な場合には、2回まで更新することができるという内容でございます。実施スケジュールですが、年内1回、12月には選定委員会をやって、来年2月について、プレゼンテーションの選定委員会をやりたいというふうに考えております。選定委員会の構成につきましては、学識経験者足立区民、それから部課長級を入れて6名で、公正な選定を行いたいというふうに考えてございます。  それから、6ページでございます。  足立地域学習センター条例施行規則の一部を改正する規則についてでございます。  こちらにつきましては、興本センターのほうの大規模改修工事がありまして、第3学習室を新設いたしましたので、料金の設定を行うものでございます。内容につきましては、7ページに記載させていただいております。第3学習室が増えて、その分面積が減った教養室(和室)が、若干、金額が変わっているという内容でございます。  それから、8ページが、足立区生涯学習関連施設指定管理者業務評価結果についてのご報告でございます。こちらにつきましては、生涯学習関連施設管理運営についての評価を毎年行っておりますので、今年も行いまして、その結果でございます。  2番のほうに生涯学習施設等の一覧を記載させていただいております。(1)が生涯学習施設です。大変申しわけございません。そこの13番、東和地域学習センター指定管理者の名前がヤオキン商事(株)となっております。大変申しわけございません、ここは、ヤオキン商事ASCC共同事業体です。大変申しわけございません、訂正のほうお願いしたいと思います。  (2)のスポーツ施設が5施設、それから9ページに行きますと、文化施設を記載させていただいております  3番に、評価対象期間平成28年度いっぱいということと、それから4番の評価委員会を8月23日、25日に開催いたしております。  それから、5番評価委員会委員構成ですが、別添の資料のほうにも記載させていただいておりますけれども、放送大学の岩永教授他3名、合計4名で評価をしていただきました。評価方法につきましては、4項目ありまして、指定管理者セルフチェック、それから区職員実態調査、それから利用者アンケートの集計と分析を行っておりまして、最後に施設統括責任者とのヒアリングを行っております。  評価結果ですが、7番ですけれども資料のほうにも記載させていただいておりますけれども、主な内容といたしましては、各施設評価点が最低が73.6点から最高81.2点ということで、平均的には77.9点ということで、全ての施設B評価以上ということで、適正であるという内容でございます。委員から主な意見といたしましては、評価資料の複雑さとか、それから4点、5点の取り扱い基準明確化が必要ということでいただいておりますので、これは、改善していきたいというふうに考えてございます。  いずれにいたしましても、各施設PDCAサイクルを回せるように、評価を毎年行っていきたいというふうに考えてございます。 ○小泉ひろし 委員長  質疑ございますか。 ◆鈴木けんいち 委員  幾つかお聞きしたいと思います。  今、最後の生涯学習関連施設指定管理評価であります。前回平均点は89.4点、これに対して、今回は77.9点ということで、10点以上、下がっております。評価方法を変えたということなんだと思うのですけれども、その理由とどのように変えたのか、まずお聞かせください。 ◎地域文化課長 鈴木委員指摘のとおり、評価内容を変えております。前回の当委員会でもご指摘がありましたように、評価につきましては、オールAという結果が前回までございました。これで本当に、きちんとした評価になるのかという厳しいご指摘を受けまして、今回、大幅に見直しております。見直した一つは、仕様書どおりに作業をやっているかどうか。それをCというランクにしております。すなわち仕様書に書いてあることはできるということで業務を請け負っている以上、仕様書どおりにやるのが当たり前だという判断に切替えております。したがいまして、かなり評価が下がったのは事実でございます。 ◆鈴木けんいち 委員  Cですと、ここで言うと、これは報告のほうではなくて、別添資料のほうに評価基準が書いてありまして、60点以下がCと。これはどういう意味かというと、改善を要するというふうになるのですが、そういうことですか。 ◎地域文化課長 評価につきましては、運営施設・事業・利用者の声という4項目トータルの結果を持ちまして、評価としております。したがいまして、確かに委員指摘のとおり、各項目それぞれに60点以下のものが散見はされております。ただ、この60点以下のものにつきましては、来年度に向けて、私ども指定管理者に指導に入り、改善を図るべく努力をしていく観点で、今、ございます。 ◆鈴木けんいち 委員  そうなんですよね。鹿浜地域学習センター59点とか58点とかありますから、これ改善要すると。総合評価では、全部60点以上なので、適正であるというふうには報告はされたのですが、運営のところでは、大変、改善を要するところが多いというか、一つや二つではないということですので、今後、改善を図っていくということなのですけれども、これしっかりやっていただきたいというふうに思うんですね。  もう一つ、逆にこの項目別に見ると、2番の施設という評価項目では、ほとんどが100%、100点満点なんです。しかし、中にはマイナス1点のところがあるんです。大体どこがマイナスかというと、危機管理、安全管理が15点の配点中14点というところが多いんですね。この危機管理とか安全管理というのは、完全に、これこそ100%でないとよくない、まずいですので、と思うんですね。  例えば生涯学習センターは、危機管理、安全管理で15点中14点。この別添資料の23ページなんですけれども、例えばここは、何をどの辺がマイナス点になっているんでしょう。危機管理という点で不十分だということなんだと思うんですけれども、お聞かせください。 ◎地域文化課長 鈴木委員指摘のように、やはり危機管理、安全管理というのは、最大限、我々としても努めなければいけないところだと思っております。  今回、ご指摘の生涯学習センターにおきましては、事件が起きております。図書館において、置き引きという事件が1件発生しております。こういったものについては、実際に事象が生じた以上、満点とはいかないというふうに判断しております。これについての対応を、これから私どものほうも警備カメラの増強等をやってはいくのですけれども、今後とも指定管理者と一緒になって、こういった防止を進めていくべきかというふうに考えております。 ◆鈴木けんいち 委員  わかりました。  例えば、総合スポーツセンターでは、避難訓練を行っていなかったので、今後、行うようにして欲しいというようなコメントもあったりするのですけれども、是非、そういう点では、実際の運営とか、それから利用者のアンケートも行っておりますけれども、本当に利用しやすい施設、そして安全な施設になるようにしていただきたいと思うんですね。  評価の中では、地域皆さんと協働事業を行って、地域に溶け込む工夫をしているというところもありますが、そういうところは、大変すばらしいなというふうに思いますので、是非、しっかりやっていただきたいというふうに思います。  もう一つは、興本センターのことなんですが、今回、改修を行って、それで学習室を二つから三つに増やしたということで、これは、地域の要望もありますので、これは、よかったなというふうに思うんですけれども、この興本センター、実は、障がい者の方が2階へ上がろうとすると、エレベーターもなくて上がれない。上がる手段がないというんですかね。今度の改修を契機に何とか対策をと、前年度の委員会でそのような意見も我が党から出しましたら、検討をしますという回答、答弁だったんですね。その辺は、この改修の中でどのようになったのでしょうか。 ◎地域文化課長 検討を重ねた結果なのですが、すみません、私の記憶で申しわけございません。確か建築上、厳しい状況になっているかというふうに記憶しています。階段昇降機を設置する方向で考えております。 ◎地域のちから推進部長 学習センターのほうはエレベーターあるんですけれどもスポーツ施設のほうが、やはりエレベーターをつけようと思ったんですが、施設的にそれは無理だということがわかりましたので、階段を上るために階段昇降機を設置したいというふうに考えてございます。 ◆鈴木けんいち 委員  階段をずっとこう伝って上がっていく。そうですか。つける予定というのは、これからですかね。1月1日からのオープンですから、それに間に合うんでしょうか。 ◎地域文化課長 間に合う予定で進めております。 ◆鈴木けんいち 委員  わかりました。最後、江南区民事務所関係なんですけれども、2点お聞きしたいのですが、この地域は、実は地域包括支援センターをつくってほしいという根強い要望がありまして、今回、この江南センターの中に何とかならないだろうかという要望もしていたりしたのですが、それは入っていない中でのオープンになるんですが、地域コミュニティ図書館が、宮城コミュニティ図書館ですね、名称を変更予定ということなので、どのような名前になるのかということと、広さ広くなるのかどうか、あるいは使い勝手とか、大変、図書館の利用度というか、期待度は高いものですから、その辺お聞かせください。 ◎中央図書館長 名称につきましては、所在地が小台地区ということになりますので、他の施設と同じ江南コミュニティ図書館という方向で、今、調整をしているところでございます。
     あと、使い勝手でございますが、面積については、今度、この建物の中心に6m幅の通路ができるというところで、そこも図書館の一部としてソファーなど置いて使えるように。そしてまた、館全体でどこでも図書館の本が読めるような、そんな方向性で今、調整をかけているところでございます。 ◆鈴木けんいち 委員  そうしますと、図書館の面積としては、広くなるということですか。 ◎中央図書館長 すみません。図書館の床面積と廊下を合わせると、ほぼほぼ同じような面積になります。 ◆鈴木けんいち 委員  同じね、そうですか。 ◎地域調整課長 すみません、ちょっと補足させていただきます。図書館という面積は、ほぼ同じなんですけれども、廊下の部分を含めれば、広がるというような認識になります。 ◆鈴木けんいち 委員  なるほどね。 ○小泉ひろし 委員長  他に質疑ございますか。 ◆大竹さよこ 委員  私も今、新しくできるであろう、この宮城コミュニティ図書館について、少しお伺いしたいと思いますが、先日、区民委員会として、視察に行かせていただきましたナセBAという米沢市の市立図書館でございまして、大変、勉強になる、大変すばらしい施設を視察させていただきました。これは、私も含め、当委員会の皆様同じ意見なのかなとも思いますが、そこは、市立図書館ということで、米沢市で一つということですので、かなりの時間と労力とお金をかけて、すばらしいものをつくったわけでございますが、今回、せっかく新しくこの宮城コミュニティ図書館ができるということに当たり、今、少し館長のほうからもお話ありました、どこでも図書館ということで、もう少し、このどこでも図書館にする意義、また内容等、詳しくお聞かせいただければと思います。 ◎中央図書館長 新しいこちらの名称、宮城コミュニティ図書館が引っ越した先の運用でございますが、先ほどお話ししましたとおり、こちら住区センター区民事務所も併設になっております。そちらの住区センターのほうのお部屋でも、図書館の本を貸出しの手続を経ることなく、そちらのほうで閲覧していただける、そのような形を考えております。  また、真ん中に大きな通路がございますので、そちらで、自販機などでお茶やコーヒーなどを買って飲物を飲みながら、新聞や雑誌、またお好きな小説なども読めるような、そんな滞在型の図書館としてご活用いただけるように今、考えております。 ◆大竹さよこ 委員  ここは、住区センター区民事務所も併設ということですので、中には学童とか、あと子育てサロンなんかも一緒に併設になる予定ですか。 ◎住区推進課長 今度、住区センターも移ってまいります。住区センターの中に児童館もありまして、児童館の中に子育てサロンコーナーという形で、子育てサロン専用のコーナーをつくっていきたいと考えているところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  そうしますと、なお、このどこでも図書館という館内であれば、本を持ち出しが非常に気軽にできる。また、6m幅の廊下のところに、カフェとまではいかないのかもしれませんが、気持ちはカフェで。確かここロケーションは川沿いにあったのかなと思いますので、是非、太陽光のたくさん入るような建物の中で、ゆっくりと子どもたち、また住民、区民の方が本と親しめる場所になればと期待をしております。  あと、もう1点なんですが、この足立区のNPO活動支援センタープロポーザルの実施についてでございますが、今回、業務委託内容が変更になるということで、大きな2番のところに変更になる、又は拡充になるものがございます。特にこの(4)番の物品支援に関する業務という、この物品の支援に関しては、どのようなものを想定しているのか。また、このように拡充、新規なものが増えるわけでございますので、業務委託の委託料というのでしょうか、そちらのほうはどのように推移していくのか、その辺、教えていただければと思います。 ◎NPO活動担当課長 まず、物品支援については、現在、区民参画推進課のほうで企業や区民等から寄贈される物品、現在は食料品が多いのですけれども、そちらについては、コーディネートさせていただいて、必要な団体に活用いただいています。  来年度以降は、よりスムーズな運営と、あと中間支援の機能として、中間支援施設であるNPO活動支援センターにこの機能を担ってもらうことを想定しております。  今後の方向性なんですけれども、食料品に限らず、例えば企業様のほうからテントとか椅子とか机とか、譲渡であったり貸出しであったり、あとは、会議室のスペースというのも、使っていない時間帯の貸出しというお話もありますので、それらのご意向があれば、これは、団体のほうのイベントの事業での活用も考えられますので、そういった情報についても、コーディネートしていきたいというふうに考えております。  委託のほうの新規拡充についての方向性なんですけれども地域活動の活性化、協働の強化、協創の担い手の創出ということで、NPO支援のほうの強化を図るために、今回、委託内容を変更して、プロポーザルのほうを行っていきたいと考えています。その点からも予算のほうは、少し大きく増額の上、プロポーザルを実施していきたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  是非、協働ということでスタートをしました。本当に区民の方と、また区と、そしてこのNPOの方とのつなぎ役にもなる非常に重要な役割を担うのかなと思いますので、ここら辺は、是非、プロポーザルのほうもしっかりと選択のほうをよろしくお願いしたいと思います。  あと、最後に1点なんですが、この指定管理者業務評価資料。この中のちょっと細かいので申しわけないのですが、29ページにございます舎人地域学習センターと39ページの千寿本町小学校の温水プールの項目5番、施設・設備基礎、ここの点数がゼロということになっております。他の施設を見ますと、最高が5点というところで、このゼロ点の理由を教えていただければと思います。 ◎地域文化課長 今回、新たに設けた評価でございます。ここでの意図は、施設が全て同じではないので、例えば全面改修を行ったところ、ここはもう全てきれいにリニューアルを行っております。そういった施設と30年近くたった施設、これが同じ状況ではないだろうというところで、評価の点数を変えさせていただいております。 ◆大竹さよこ 委員  すみません、ちょっとわかりにくかったのですが、では、ゼロ点というのは、古い施設であるということになるのでしょうか。 ◎地域文化課長 すみません、説明がよろしくなくて。ゼロ点というのは、つい最近リニューアルされたというところがゼロ点でございます。したがいまして、はっきり言って汚れも少ないですし、きれいな場所ですから、きれいなところですから、そこは、やっていくのが当たり前という形で考えております。年数のたったところ、5点がついているところは、かなりの年数がたって、もう廊下や壁や何かに汚れや何かがついていたり、トイレのにおいがあったりとか、それを一生懸命、努力して取り除いていただいているところは、5点をつけるというふうに評価を変えました。 ○小泉ひろし 委員長  他に質疑ございますか。 ◆ただ太郎 委員  まず、足立文化・読書・スポーツ総合推進会議の件なんですけれども、こちらの会議というのは、今、話にも出ていました、それぞれの指定管理されている地域センターというのですかね。その地域のいわゆるこういったセンターとも連携は重要だと思うのですけれども、その認識はよろしいでしょうか。 ◎地域調整課長 足立区の施設は、複合施設が基本でございますので、図書館文化、体育館、全部一緒になってございますので、そういう地域センターの特性も含めて、この計画の中で、十分議論していきたいなというふうに考えてございます。 ◆ただ太郎 委員  そんな中、余り大きい声では言いたくなかったんですけれども指定管理者の所見の中で、センターそのものが、子どもの日常に含まれれば良いと考え、年間を通して遊びに勉強に時間つぶしに来られるよう、環境を整えましたという所見のところがあったんですけれども、時間つぶしという言葉は、子どもたちの居場所という意味でそういう表現をされたのかなというふうに思うのですが、こういった総合推進会議を今後、開いていくというところで、そういった各センター指定管理者皆さんが共通した考え、思いがないと、この会議もただ会議で決めたというだけでは、私は意味がないと思うんですね。各センターの方が、子どもたち、時間つぶしというその表現がいいかわからないですけれども、そういった時間を使って文化や読書やスポーツにしっかりと触れ合って、自分のものにしていくというか、そういう考えを共通した考えを、各センター指定管理者の皆様に共有をしてもらわないといけないのかなと思うんですけれども、その辺りを区としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎地域のちから推進部長 ただ委員おっしゃるとおりで、それの基礎となる計画ですので、当然、地域学習センター又は指定管理者皆さんも同じ認識に立ってもらうための計画ということになります。時間つぶしという表現は、余り適切ではないとは思うのですが、基本的には、居場所ということの言い換えだと思いますので、その辺の表現もきちんと理解してもらうというのも必要だと思います。 ◆ただ太郎 委員  なので、そういった会議をこれからやっていきますので、是非、地域の各センターとも連携をしながら、思いを一つに進めていっていただきたいなというふうに思います。  あと、ちなみにスポーツセンターの未成年者の喫煙なんですけれども、これ結構、前から言われているんですけれども、どういった対策しているんですかというか、たばこは吸っちゃいけないんですけれども、夜中ということもありますが、その辺り、もう何年も、これ話出ているので、一つ今後、どのように取り組んでいかれるのかお聞きしたいと思います。 ◎スポーツ振興課長 警察等とも連携しながらやってまいりたいと考えております。 ○小泉ひろし 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○小泉ひろし 委員長  なしと認めます。  次に、その他に移ります。  質疑ございますか。 ◆鈴木けんいち 委員  情報連絡のほうにNPOフェスティバル2017の開催結果が掲載されております。昨年度、参加者が2,000人に対して、今年は、3,000人来場者ということで、かなり増えた感じなんですけれども、何か違いというか、あるいは努力した点だとかちょっとお聞かせいただきたいのですが。 ◎NPO活動担当課長 今年度は、こちらのほうは、区民の方へのNPOの周知ということで、まずは、そもそもの前提として、集客もなければ意味がないということで、皆で考えまして、例えば区立保育園のほうには、配布の強化をしたりとか、あとは近隣の小学校だけではなくて、重点的に小学校、中学校を含めて、周知のほうを強化してまいりました。そういった結果がつながったかと思っております。 ◆鈴木けんいち 委員  私も参加しましたけれども、大変にぎわっていて、活気があってよかったなと。NPOの活動そのものも盛り上がって、広がっているのかなという感じもいたしました。  それで、もう一つその前のページに、げんき応援コースなどの助成金事業がありまして、げんき応援コースは10万円と、ステップアップコースは上限50万円ということなんですが、助成金をもらえるということで大変いいんですけれども、やはり足りないんですという声もあって、助成金で全部やる事業ではないとは思うんですけれども、例えばこのステップアップコースの場合は、助成交付金額が50万円が上限ですけれども、50万円のところもあれば26万円のところもあればなんですが、これは、どういう基準でこの額を決めるのですか。費用、事業費総額に応じて、その何割とかという形で決めていくんですか。 ◎NPO活動担当課長 50万円のステップアップコースのほうなんですけれども、最高額が50万円で、上限率3分の2ということになっております。なので、75万円以上の事業を立ち上げで申請していただけると、50万円満額と言うとあれなんですけれども、上限額いっぱいお渡しできるということで、その事業費のほうは、それぞれ申請する団体さんのほうが、この事業にはこれだけ使いますよという申請をいただいた中での金額になっておりますので、これは、各団体の事業費の計算となっております。 ○小泉ひろし 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○小泉ひろし 委員長  なしと認めます。  以上で本日の案件は全部終了いたしました。  これをもちまして、区民委員会を閉会いたします。  お疲れさまです。       午前10時50分閉会...