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平成29年 4月20日建設委員会-04月20日-01号
平成29年 4月20日文教委員会 -04月20日-01号

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  1. 足立区議会 2017-04-20
    平成29年 4月20日文教委員会 -04月20日-01号


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    平成29年 4月20日文教委員会 -04月20日-01号平成29年 4月20日文教委員会       午後1時29分開会 ○藤沼壮次 委員長  ただいまより文教委員会を開会いたします。 ○藤沼壮次 委員長  まず初めに、私から記録署名員の指名をいたします。  さの委員、鈴木委員、よろしくお願します。 ○藤沼壮次 委員長  異動管理職の紹介をさせていただきます。  まず初めに、教育長から異動のあった部長級職員の紹介を願います。 ◎教育長 私から、4月1日付で異動がありました文教委員会所管部長級職員を紹介させていただきます。  上遠野葉子こども支援センターげんき所長です。前任職は子ども政策課長です。 ○藤沼壮次 委員長  続いて、学校教育部長から異動のあった課長級の職員を紹介願います。 ◎学校教育部長 私から、学校教育部内の異動があった課長級職員を紹介いたします。  荒井広幸教育政策課長です。前任職は区民部課税課長です。  五十嵐隆学校適正配置担当課長です。前任職は区民部高齢医療・年金課長です。
     小坂裕紀教育指導課長です。前任職は教育指導課統括指導主事で今回昇任です。  渡辺隆史学校施設課長です。前任職は学校改築担当課長です。  臺富士夫学校改築担当課長です。前任職は建築室建築安全課建築防災係長で、今回昇任です。  菊池正美生涯学習振興公社学習事業部長です。前任職は政策経営部区民声相談課長です。 ○藤沼壮次 委員長  続いて、学力定着対策室長から異動のあった課長級職員を紹介願います。 ◎学力定着対策室長 私から、学力定着対策室内の異動があった課長級職員を紹介いたします。  森太一英語教育推進担当課長です。なお、学力定着推進課長を兼務しております。  小室晃就学前教育推進課長です。前任職は子ども家庭部子ども政策課管理係長で今回昇任です。なお、子ども家庭部子ども施設指導支援担当課長を兼務いたします。 ○藤沼壮次 委員長  続いて、子ども家庭部長から異動のあった課長級職員を紹介願います。 ◎子ども家庭部長 私からは、子ども家庭部内の異動のあった課長級職員を紹介いたします。  松野美幸子ども政策課長です。前任職は子ども施設整備課長です。  田巻正義子ども施設整備課長です。前任職は学校教育部教育政策課教育政策担当係長で今回昇任です。待機児ゼロ対策担当課長を兼務しております。 ○藤沼壮次 委員長  続いて、こども支援センターげんき所長から異動のあった課長級職員の紹介を願います。 ◎こども支援センターげんき所長 私から、こども支援センターげんき内の異動があった課長級職員を紹介いたします。  近藤博昭教育相談課長です。前任職は福祉部障がい福祉課長です。  なお、支援管理課長は、私、こども支援センターげんき所長が事務を取扱います。 ○藤沼壮次 委員長  ご苦労様です。 ○藤沼壮次 委員長  続いて、組織改正に伴う新組織の事務分掌について説明を願います。  まず初めに、学校教育部長から。 ◎学校教育部長 私より、学校教育部の組織改正につきまして概要を説明させていただきます。  英語教育及び小学校外国語活動の推進のため、学力定着対策室英語教育推進担当課を新設いたしました。 ○藤沼壮次 委員長  続いて、子ども家庭部長から。 ◎子ども家庭部長 私より、子ども家庭部の組織改正につきまして概要をご説明させていただきます。  まず、民間保育施設への指導検査、実地調査及び幼児教育の推進、支援、指導を効率的に執行するため、子ども施設指導支援担当課を新設し、指導検査体制を強化するとともに、就学前教育推進課との連携を円滑に行う環境を整えました。  次に、家庭教育への効果的な施策を実施するため、子ども政策課で所管しておりました家庭教育推進事務を青少年課に再編をいたしました。  また、ギャラクシティ・西新井文化ホールの支援を一体的に行い、施設運営、管理支援の効率化を図るため、ギャラクシティ事務を青少年課から地域のちから推進部地域文化課に再編いたしました。  更に、障がいを受容できない区民が抵抗なく相談しやすい窓口を設置するため、福祉部障がい福祉センターで所管しておりました発達支援事務こども支援センターげんきに再編し、相談窓口業務を一元化いたしました。 ○藤沼壮次 委員長  ご苦労様です。 ○藤沼壮次 委員長  請願・陳情の審査に入ります。  27受理番号44、28受理番号12、28受理番号13、以上3件を一括議題といたします。  それぞれ継続でございましたので、前回から今回までの間に何か変わったことがありましたでしょうか。執行機関から。 ◎こども支援センターげんき所長 変化ということではございませんが、特別支援教室につきまして、今年度開校予定の26校がこの4月に開設しているという状況でございます。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、何か質疑ありますか。 ◆針谷みきお 委員  これはずっと継続はしているのですが、担当が替わったので、基本的な対応について、まず認識をお伺いしたいなと思います。  発達障がいの児童・生徒の場合は、集団生活とか対人関係において生じる様々な困難が、本人の自尊感情を低下させたり、焦燥感が高まったり、自信の喪失などにつながって、学校生活への不適応とか不登校などの深刻な二次障がいを起こすことがあるということです。  これについては、発達障がいに関する適切な理解と支援の共通理解がないと、周囲の人々もストレスを高めることになり、それがいじめになったり、からかい等に波及することも懸念されるということで、発達障がいの児童・生徒をめぐっては、本人及び周囲の人々が、対人関係上トラブルやストレスを生じさせないような工夫を行うことが大切であると。これは東京都の基本計画第3次計画に書かれていることですが、重度から軽度まで非常に多様であるということが認識としては大事かなと思います。  実態に応じたきめ細かな配慮が必要だろうと思いますが、特に通常学級で長期にストレスをため込んで二次障がいを起こした場合には、不登校になったりする子どももいると聞いております。現状認識としては、新しく担当になって、釈迦に説法的なことかもしれませんが、一応、認識を確認しておきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 針谷委員ご指摘のとおり、様々なお子様の個性によって対応するべき状況というのが変わってくるということは私どもも認識しております。  それに合った教育を適正に行い、不登校などが起こらないように教育していくということが大変重要と考えております。 ◆針谷みきお 委員  この陳情というのは、そういう中で通級学級の機能を引き続きというか、どちらかと言えば充実して欲しいということであります。  この通級学級の機能というのは、主に、東京都がいわゆる特別支援教室を始めたときに、新しい展開というか、位置付けという点で、一つは巡回指導、相談の拠点校としての機能が付加されたという部分と、もう一つは従来のような小集団指導を行う拠点校としての機能というものを、この特別支援教室を設置するに当たって、東京都は明確にしたと思います。  そこで、この特別支援教室の効果、そして、取り組みについて、いろいろな取り組みがされていたと思いますが、通級学級がなぜ必要なのかというところ、存続して欲しいのかというところについては、発達障がいの児童・生徒の場合、人間関係の形成において、他者との関わりとか集団活動に参加する内容が本人によって個別にかなり違うということもあって、個別計画をつくるということになっています。  そういう中で、集団に参加することの手順とか決まりを理解して、話合いの活動とかルールある遊びや集団活動、この小集団による指導が非常に効果的だと。それが発達障がいの児童・生徒に対する通級学級の役割というふうに私は認識していたのですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 特別支援学級における小集団指導というのは、子どもの成長にとって大変役立つ重要なものだという認識は、私どもも同様に持っております。  今回、各学校に特別支援教室を順次設置していくということで今進めさせていただいておりますけれども、その中でもそのような教育がきちんと行われるように支援、指導していきたいと思っております。 ◆針谷みきお 委員  実際に平成28年度23校増やし、平成29年度は26校が増えて、前回の委員会で、どのぐらいの児童の増になっているのかということでは、前回の答弁では800名を超えるであろうという数が出ていました。順次、特別支援教室を全校に配置していく中で、問題となっているのは、非常にきめ細かな指導を必要とする通級指導が、区の約束では4時間を下回らないようにしますということが父母の説明会等でやられていたと思いますが、残念ながら、アンケートをとってみると、前々々回かな、その前に調査をしたところ、どこの通級でも指導時間数は減っていると。3.9ぐらいから2.3とかかなり減っていると。これは前回議論しているので担当の方ご存じだと思います。  そういう状況になってしまっているので、これについては通級の役割、そして現状からして、やはり教員の増が必要なのではないのだろうかということです。その一番の最大の問題となっているのは、都教育委員会がこれまで10人に1人というものを改悪して、足立区の場合は、例えば、400名いればちゃんと配置されていれば過不足はなかったかもしれないけれども、これが削られてしまったために、一番大変なところは、特別支援教室19人いて1名の教員しかいないというようなことがありましたが、そういう認識でよろしいですよね。 ◎こども支援センターげんき所長 そのような経過があったということは存じております。 ◆針谷みきお 委員  それで前回、これについては平成30年度でばっさり通級学級を廃止するということではなくて残して欲しいという陳情ですから、それに心を寄せ、寄り添ってきめ細かな対応が必要だろうということで、区としては検討委員会をつくるということで、何回か検討されてきていると思います。検討委員会だから、僅か二、三回の会議で結論はつかないと思いますが、現状認識としては、そのような認識に立って検討委員会が進められているのでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 検討委員会の役割は、それぞれ小学校、これから設置を予定しております中学校の特別支援学級の運営についての検討というところですので、その中で様々な課題について議論をし、検討していくということになるかと思います。 ◆針谷みきお 委員  これは以前、教育長なんかも自ら体験の中で大事だという問題を発言していただいているのですが、基本的な方向、スタンスについては、今、ちょっと検討しているということしか答弁いただかなかったのですが、その辺については、もう少し踏み込んだ、こういう問題があるよとか、それぞれの検討材料について少し披瀝ができたら教えていただきたいのですが。 ◎こども支援センターげんき所長 現在、検討委員会は、昨年度1月とこの3月の2回開催されたところでございます。現状は、様々な学校から代表で出ていただいている委員から、現状認識とそれぞれの教室の課題という辺りを挙げていただいたというところで、具体の議論につきましては、申しわけございませんが、今年度これからの委員会の中で進めていくというような状況でございます。 ◆針谷みきお 委員  最後にしますが、26校増やしたそれぞれの学校のお子さんの数と、教員の配置状況、特に私が深刻だなと思うのは、18人、19人いて県費職員1人というのは厳しいと思うんですよ。そういうところをどうするのか。  そしてまた、当然通級に通いながらフォローアップして、通級に行ったことによってすごく成果が上がり、子どもたちのいろいろな障がいが少しずつ改善されているという話も聞いていますので、その辺の資料を是非出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 今後の委員会のほうで資料等は出せると思いますので、次回委員会辺りまでに準備したいと思います。 ○藤沼壮次 委員長  今、資料提出の要求がありました。執行機関も可能だという話ですが、これは資料提出をいただくということで委員会の皆さんからお話をお聞きしたいのですが、よろしいですか。       [「はい」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  では、委員会として要求をいたします。  他に質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いします。 ◆渡辺ひであき 委員  自民党は継続で。 ◆岡安たかし 委員  公明党も継続でお願いします。 ◆針谷みきお 委員  資料要求して、継続する以外にはないと思います。 ◆鈴木あきら 委員  継続でお願いします。 ◆市川おさと 委員  継続で。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、本件は継続審査とすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  ご異議ないと認め、継続審査と決しました。  続きまして、28受理番号25 拉致された日本人の人権と帰国を求め東京朝鮮第四初中級学校の補助金を停止することを求める請願を議題といたします。  前回継続でしたが、特に何か変わったことありますか。 ◎子ども政策課長 特に変化はございません。 ○藤沼壮次 委員長  これについて何か質疑ありますか。 ◆針谷みきお 委員  これについては、区として交付要綱というのを持っていると思います。これは外国人学校児童・生徒の保護者に対する負担軽減補助金交付要綱だと思いますが、その中で要綱の対象校というのは、認可を受けた各種学校のうち、外国人を対象として教育を行う学校で、義務教育に相当する教育を行うものというふうに定めていると思いますが、そういう内容の要綱でよろしいですね。 ◎子ども政策課長 ただいま要綱の内容詳しいものを持っておりませんが、確かそのような趣旨であったと記憶しております。 ◆針谷みきお 委員  これについては、外国人の子どもが外国人学校に就学すれば、計算上そのための公的負担がされるわけで、そういう点で言うと、義務教育に相当する教育を行う外国人学校の保護者に足立区が所定の補助金を支給する根拠、これはこの要綱にあると理解し、もしこの請願が採択をされるとすれば、この要綱に反する事態が生まれてしまうということになりますよね。 ○藤沼壮次 委員長  どなたか。質問の趣旨がよくわからなければ、もう一度質問させますか。 ◆針谷みきお 委員  いいですよ。わからなければしようがないですね。  もう一つは、足立区多文化共生推進計画というのがあると思います。これについては、鈴木恒年区長が2006年に足立区多文化共生計画を策定して、国籍とか民族などの異なる人々が互いに文化的な違いを認め合いながら、ともに生きる地域づくりを進めるということを区長は本会議の挨拶で述べています。いわゆる朝鮮学校だけをここから抜くということに、もしなりますと、足立区多文化共生推進計画の趣旨にも反するということになると思いますが、いかがですか。これ答えられるでしょう。 ◎子ども政策課長 朝鮮学校だけを排除するというものではないと考えております。 ◆針谷みきお 委員  それから、もう一つは拉致問題、我々も拉致はけしからんし、北朝鮮のこの間のミサイルとか許しがたいことであり、国連でも、また、区議会でも我々提案させていただいたこともありますが、意見書を国に上げていますので、この北朝鮮の暴挙といいますか、蛮行といいますか、これについては誰も反対するものではないし、適正な一定のペナルティーがあっていいと我々は思っています。  ただ、問題は、2002年の小泉・金平壌宣言で合意をされて、拉致家族の問題についても全力を尽くすということになっている。これがいつの間にか脇に置かれているということはけしからんとは思いますが、ただ、専らこの拉致問題に対して北朝鮮バッシングをやっていくということがどうなのかなということで言うと、拉致被害者の横田めぐみさんのご両親も、拉致問題があるから朝鮮学校の補助金を外すというのは筋違いだということで、これは「週刊金曜日」に書いているんですけれども、実際には人権上の見過ごせない行為に発展してしまうのではないだろうかということで、ここで委員長、これ許されるかどうか知りませんが、紹介議員がいらっしゃるので、紹介議員に質問してもよろしいですか。 ○藤沼壮次 委員長  紹介議員は誰だっけ。 ◆針谷みきお 委員  私が指摘しているそういうことに反することにならないか。 ○藤沼壮次 委員長  ちょっと待って。その対応よく覚えてないので、どういうふうにすべきか。 ◆針谷みきお 委員  それは合意で。私も長年やらせていただいているので。 ○藤沼壮次 委員長  私も長年やらせてもらっているんですけどね。 ◆針谷みきお 委員  次回でもいいです、もしあれだったら。次回はないんだ、私は次回というのはないんだ。 ○藤沼壮次 委員長  次回来ればある。 ◆針谷みきお 委員  私どもは次回という態度をとりませんからあれですけど、万が一、継続になったら、それは次回お願いしますよ。それだけ言っておきます。 ○藤沼壮次 委員長  それについては正副で話すか。 ◆針谷みきお 委員  そうですね。私も副委員長だから。  それで、次、これも所管がわかるかどうか難しい問題ですが、実は、国連が人種差別撤廃条約を可決していますから、これの日本政府に対する勧告最終見解というのが出されているんですよ、3年前に。これは地方自治体に朝鮮学校に対する補助金の提供の再開あるいは維持を要請するということで、どこかの自治体が切ったわけだね。それが国連に訴えられて、国連の人権機関から勧告が出されて、いわゆる北朝鮮の拉致問題と、この義務教育の補助金問題というのは、教育を受ける権利なり差別の問題と見ているということで、国連は一方で北朝鮮に対して制裁などを課しているけれども、日本の朝鮮学校差別と制裁は峻別して混同してはならないというものが出ていると思いますが、それは執行機関としては確認できますか。
    子ども政策課長 人権に関わる問題で、やはりそこは分けて考えるべきというふうな見解が出ていたかと思います。 ○藤沼壮次 委員長  今ちょっと事務局から資料もらったのですが、さっきの傍聴議員が紹介議員の場合、その意見をそこで求められるかどうかですが、足立区議会委員会条例ですと、参考人という立場になるのかな。参考人という立場になると、委員会が参考人に出席を求めるには議長を経なければならないというふうに書いてありますので、これについてはもうちょっと調べなくちゃならないので、正確なことがわかったらそれについて対応したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それ以外について質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑ないと認めます。  各会派からの意見をお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  自民党、継続でお願いします。 ◆岡安たかし 委員  公明党も、従来から主張しているとおり、政治とスポーツ、文化、教育は分けて考えるべきだという趣旨もあります。しっかりこれは、前から申し上げましたとおり調査をして、はっきりと請願の内容に書いてある、あの国を賛美し、しかも日本をおとしめる教育がなされている、そこまでしっかり調査しない限りは、こういう措置をすべきではないと思いますので、これは継続でお願いします。 ◆針谷みきお 委員  これは、私どもかねてより憲法10条違反の行為というふうに思いますし、教育基本法4条1項の教育上の差別禁止の規定にも反するというものでありますし、今ちょっと発言しましたけれども、国際人権自由権・社会権規約、人種差別撤廃条約、子どもの権利条約にも反する請願であるということでありまして、これの継続なり採択などすることはあり得ないと。議会が憲法違反や教育業務に反する請願を採択すべきでないという立場で、これは不採択すべきものと思います。 ◆鈴木あきら 委員  以前からお話をしているように、まず、この請願が事実かどうか曖昧なままこういったものが出てくるということ自体が、私のほうとすれば、この議会でいろいろ議論する性質のものではないということで、本来、門前払という話になると思うんですよね。ただ、その事実がはっきりわかった段階でこれが出されているということであれば、もちろん議論ができてという話ですが、それが確認できない以上、本来は不採択という部分ですが、ただ、調査に行くという話も前回もあったと思うので、私も実際に行きたいなと思っておりますので、そういったものをしっかりと見た上で、今回は継続ということで結構です。 ○藤沼壮次 委員長  調査に行くというのは、この構成で行けたら行こうということだったのですが、この構成は5月で終わりますので、それはまた新しい委員会の判断ということになると思います。 ◆市川おさと 委員  継続で。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決を行います。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、受理番号6、受理番号7、受理番号8、みんな同じ表題だと思いますが、花畑地区学校統合に伴い魅力ある公教育、教育環境を実現し文教地区・花畑を目指すことを求める請願を議題といたします。以上3件を一括議題といたします。  初めに、受理番号6と受理番号7の請願について、請願代表者の変更がありますので、区議会事務局次長より報告願います。 ◎区議会事務局次長 受理番号6、受理番号7、花畑地区学校統合に伴い魅力ある公教育、教育環境を実現し文教地区・花畑を目指すことを求める請願につきましては、4月10日付で、議長宛て請願代表者変更願が提出されておりますので、ご報告いたします。 ○藤沼壮次 委員長  この3件は、新規付託ですので、執行機関からの説明をお願いいたします。 ◎学校教育部長 文教委員会請願陳情説明資料の1ページをご覧いただきたいと思います。  受理番号6から8までの3件の請願の要旨でございますが、花畑地区の学校統合と施設更新に伴い、義務教育学校、官民一体型学校等により、小中一貫を含め、魅力ある公教育、充実した教育環境を整備して欲しい。合わせて、文教大学学園との連携による魅力ある学校づくりにより、花畑地区を文教地区として発展させて欲しいというものでございます。  続きまして、内容と経過について説明いたします。  まず、学校統合の検証でございますが、桜花小学校の学級数につきましては、統合直後は16学級の適正規模となり、現在、12学級の適正規模となっております。  通学路につきましては、統合前の最も遠い通学距離は直線距離で約500mでしたが、統合後は約1,100mとなっております。  統合により縮減した学校運営経費の一部は、教育環境の充実のための財源として活用しております。  また、桜花小学校は統合後のアンケートを実施しておりませんが、平成24年に統合した本木小学校のアンケートでは、一部に「家から遠くなった」という声はあるものの、「友達が増えて楽しい」、「学校が明るくなった」など、多くは統合したことに関して好意的な意見でございました。  次に、小中一貫教育についてでございますが、平成27年度に教育委員会としての点検評価を実施し、二つの小中一貫校とも、中1ギャップの解消や学力向上に効果があることなどが認められています。  義務教育学校への移行は、具体的なメリットが見えていない段階では時期尚早としております。  今後につきましては、小中一貫校は取り組み効果が高い施設一体型が望ましいが、新たな設置は多額の財政負担を伴うことになるため慎重に結論を出すべきであり、小中連携と小中一貫の成果の比較や教育効果などを勘案して総合的に判断すべきとしております。  次に、佐賀県武雄市におきまして、官民一体型学校と称する民間学習塾の手法を取り入れた教育が実施されておりますが、足立区におきましても、同様に民間教育事業者のノウハウを活用した事業を実施しており、今後も引き続き、学力の定着向上に向けた事業実施においては、常に選択肢の一つとしてまいります。  最後に、文教大学との連携でございますが、現在、包括的な基本協定書の締結に向けて準備を進めておりますので、具体的な連携の在り方は包括協定締結後に協議を進める予定となっております。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、これについて何か質疑ありますか。 ◆鈴木あきら 委員  今の説明で、本木小学校はアンケートをとったけれども、これは好意的だとおっしゃっていましたが、桜花小学校はアンケートを行っていないということは、この検証は行われたのかということですが、行われているのでしょうか、どうなのでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 実際にアンケートを行ったかどうか、その結果も探せなかったものですから。  ただ、桜花小学校が誕生して以降、施設や授業内容、あるいは通学区域等、そういったことに関する苦情等はいただいてはいないです。 ◆鈴木あきら 委員  今の説明の資料に基づいても、学校統合の検証とは書いてあっても、別にこれは(1)、(2)、(3)を見ても検証ということじゃないですよね、文面全部見ても。  検証結果であるかというのは、本木小学校のことは若干書いてあるけれども、桜花小学校についての検証の結果などを書いているわけではなく、また、教育予算に振り分けているというのはあるにせよ、だからどうなのという、良かったのか悪かったのかというところまで追求した部分での回答ではないので、その辺、執行機関のほうではこれに対しての回答はあるのでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 もう一つ、(1)の学級数について言いますと、統合前過小規模校であったのが適正規模になって、今年度も適正規模で運営されているというところにつきましては、一定程度の検証と言えるのではないかと考えております。 ◆鈴木あきら 委員  もちろん学級数が適正規模になったというのはわかりますが、それだけではなくて、本来これを統合したことによって、これこれこうでこういうふうに良くなったというところまで本来書けるような形でないと、この請願を出した人たちにとってみれば、なされてきたのかということですから、なされてきたかどうかの検証のところで、そこまで丁寧に答えることができなければ、本来それが大丈夫だったのか、良かったのか疑われても仕方ないのではないかと思われますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 検証については、不十分であったと考えております。 ◆鈴木あきら 委員  そうしましたら、当然、今回これが出たわけですから、これに伴ってこういうふうに良かったんだということまではっきり言えるような回答を是非出していただきたいのですが、それはいかがでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 しっかりと検討させていただきます。 ◆ただ太郎 委員  改めて、適正配置のガイドラインに示された、花畑地域の今後の学校適正配置についての大まかなスケジュール、計画を教えてください。 ◎学校適正配置担当課長 ガイドラインの案のときにお示ししましたが、取り組み年次につきましては、今後、動向を見ながら検討していくということで、今の時点で何年ということは決めてはございません。 ◆ただ太郎 委員  ガイドラインに示されたということは、今後、統合していくというふうに進められていく地域だと認識していますが、今その検証についてのお話がありました。  学校を統合するということは、地域の皆さんや子どもたちのことも考えますと、パッと計画をして、すぐにスムーズに移行できるかといったら、そうでもないと思います。以前統合したことによって、良かったところ、悪かったところをしっかりと検証して、それを踏まえて地域の皆さんにご説明をするということをしないと、スムーズに統合計画を進めていくことはできないと思います。  それで、以前はアンケートも実施をしなかったということで、不十分だという答弁もありましたが、今後この桜花小学校についての検証というのを改めて行って、今後の花畑地域の統合に生かしていく、そういうお考えはあるのでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 統合についてスムーズにというよりは、丁寧に説明をしながら、ご理解を得ながらというのが基本的な姿勢でございます。  桜花小学校の統合についてアンケートできるか、ちょっと可能な限りできるかどうか、それも検討してみたいと思います。 ◆ただ太郎 委員  是非しっかりとした検証をしていただいて、統合するメリットというものを地域の方々にしっかりと明確にお示しをいただいて、ご理解を得るために努力をしていただきたいと思います。  それと、(3)の統合により縮減した学校運営経費の一部を、教育環境を充実させるための教育予算に振り分けているということですが、これについてもう少し詳しく教えていただけますか。 ◎教育政策課長 学校の予算の配分につきましては、統合で浮いた分をどこにはめたというのは、なかなか個別にご説明できる形にはなっておりません。限られた予算の中で、創意工夫を重ねながら、より適切な予算配分を行っていく、そうした中で統合によって浮いた分が他に回っているといったようなことでご理解を賜れればと思います。 ◆ただ太郎 委員  それは当たり前のことだと思います。私がお聞きしたいのは、桜花小学校となって経費が縮減された分を、統合したその学校に使っているというわけではない、全体の学校の運営費に充てているという理解でよろしいんですよね。それが検証結果として載せられているというのは、これは当たり前のことをただ書かれているだけだと思いますが、その辺りはいかがでしょうか。 ◎教育政策課長 統合校をつくりますときには、これまでの学校よりも、環境、施設のレベルの上がった校舎を建築するなど、その統合校への配分といったものも当然やられていると思いますし、ただ委員ご質問のありましたとおり、そこで浮いた予算を、そこの学校だけではなくて、全体の学校の教育予算へといった使い方もしていると、その両面があると考えております。 ◆ただ太郎 委員  桜花小学校については、既存の校舎に移動というか、お引っ越しをして統合したという経緯があるので、今のお話からすると違うところなのかなと思いますが、その統合した学校について、他の学校よりも少し統合した年は、環境整備もそうですし、学習環境の充実について予算を強化しているということであれば、統合したことについて、地域の方々へメリットとして一つお話もできると思いますが、検証内容について、教育予算に振り分けているとか当たり前のことが書かれているので、しっかりとした検証は行われていなかったのかなと私は受け止めておりましたので、質問をさせていただきました。  あとは、小中一貫校の効果として不登校の発生が少ないことが挙げられていますが、これは他の一貫校じゃないところと比較して少ないよということですか。 ◎教育政策課長 おっしゃるとおりで、他の学校に比べて一貫校のほうではそうした数は少ないということで評価をいただいているところでございます。 ◆ただ太郎 委員  あと官民一体型学校について、武雄市の官民一体学校、民間学習塾の手法を取り入れた事業を展開しているということですが、これについてちょっと詳しく教えていただけますか。 ◎教育政策課長 武雄市のほうでは、幾つかの小学校をモデル校に指定いたしまして、具体的に名前を挙げますと、花まる学習会という地元の塾と連携して、1時間目が始まる前の朝の時間帯、朝学習のところで、その塾の今までの教育のノウハウを取り入れた授業というか、勉強の時間を提供しているといったところが代表的な取り組みというふうに認識をしております。 ◆渡辺ひであき 委員  私からは、おのおの請願が出た、ここに出ている言葉の奥にある地域の思いというのはどんなことだと斟酌できるか、どう思っていらっしゃるでしょうか。 ◎学校教育部長 残念ながら、花畑地域につきましては、学校選択によりまして地元の子どもが他の地域に通学することが最近増えていると、地元の子どもは地元の学校に通っていただきたい、そのような思いがあると認識しております。 ◆渡辺ひであき 委員  まさにこの文面だけからは推し測れないことが、この地域にはあるんだと私も感じております。  そういうことを考えた場合に、どういう形でこの後、学校の統廃合が行われていくとか、どういう学校運営されていくかということについて、さっき教育政策課長から丁寧にという言葉がありました。学校適正配置担当課長からも丁寧にという言葉がありましたけれども、それはより丁寧にやっていかないと、この地域にある足立区の学校運営、小学校、中学校の運営に対する不信感がぬぐえないということだと思うんですね。だからこの地域を、ある意味何かのモデル地域等に昇格させる等のことを配慮しながら、そして信頼関係を回復して欲しいという思いも込められていると思うんですよ。それについてはいかがでしょうか。 ◎教育長 地域の方々の思いの詰まった学校を統合していく、子どもの教育環境のためとは言え、やはり断腸の思いだろうと思います。そういったことを私ども十分酌み取って、地域の方々と十分協議し、理解していく必要があると。また、いろいろなご提案をいただいたので、狭い了見ではなくて、少し幅広く考える必要があると思っております。 ○藤沼壮次 委員長  他に。 ◆市川おさと 委員  今の話と関連するのですが、うちの舎人、入谷地区というのも、地元から竹の塚の中学校へ子どもが行ってしまうということがあります。  今まで何回も他の議員も言っていますが、どうしても駅のそばの大規模校が選ばれて、その周辺が非常に寂しいことになってしまう、この花畑地域もそうですし、うちのほうの地域もそういうことがあります。  そうした実態について、舎人のほうも統合ということに入っていきますし、花畑のほうも統廃合入っていくわけですが、そういった統廃合に合わせて、魅力ある学校づくりということを花畑、舎人、入谷についても是非しっかりやってもらいたいなと思いますが、その辺りいかがでしょう。 ◎学校適正配置担当課長 統合地域協議会においていろいろとご意見、ご要望等頂戴いたしますので、そういったものを十分に生かせるように、計画を進めていけるように努力したいと思います。 ◆市川おさと 委員  それから、最初に出た鈴木委員の話の中で、桜花小学校の統合について検証がなされていないという話がありましたが、桜花小学校の統合というのは20年も前の話ですから、今さらその前と後を比較してどうこうというのは、当時やってなかったなら実際できない話だと思うんですよ。それは僕はちょっと残念だなと思いますが、今後の話と言っちゃ悪いけれども、今後については、本木小学校のように丁寧にその前後についてよく検証してもらいたいなと思いますが、いかがでしょう。 ◎学校適正配置担当課長 折を見て、統合した学校については、アンケート等をとって今後の事業展開に役立てて行きたいと思います。 ○藤沼壮次 委員長  他にありませんか。 ◆針谷みきお 委員  ちょっと私、この請願のそもそも論で、これ事務局に聞きたいのですが、確か本会議にかけたのは団体だったと思います。今回は個人に変わっているんだけれども、団体で本会議、文教委員会に付託されたものが個人名に請願者が変わって、もう一度、本会議で再付託なりそういうふうにしなくていいのかどうか、その決まりみたいなのがあったら、ちょっと教えていただきたい。まず、前提としてお願いしたい。 ◎区議会事務局長 私どもが事務局の事務として取り扱うために参考にしている教科書のような本がございます。その中には、代表者の変更につきましては、議長が変更届を受理して、それで了解というところでございますので、本会議にもう一度かけるということは必要ないと伺っております。 ◆針谷みきお 委員  それならいいですが、かなり大きな団体、足立区中全体を網羅する団体から突然個人になるというのは、全体の趣旨が大きく変わっちゃうので私心配したわけです。  この請願そのものの趣旨では、我々もそのとおりだなという部分もかなりあります。  例えば区教委の説明ではない本文そのものをよく読むと、平成9年の花畑東小学校と桑袋小学校を統合して桜花小学校をつくったけれども、当時は賛否両論があったと。そんな中で、子どもたちのために適正な規模で健全な教育環境を提供するということで統合したけれども、しかし、きょうに至ってこのことについてしっかり検証なされているのかと、先ほどからずっと議論されている。  その中で、結論として、このガイドラインは示されているけれども、これはあくまでも案ですから、単に統廃合するのではなく、子どもたちが心から地元の学校に通いたいと思える魅力ある学校づくりが望まれると。まさにそのとおりだと思います、この請願のとおり。  そういう点で言うと、単に統廃合ということではなくて、本当に子どもたちが心から地元の学校に通いたいと。先ほど来議論している学校をつくるとするならば、仮に小規模になった学校だから統廃合なんだという論よりも、小規模になってしまった学校をどう盛り立てていくのか、区教委はどうフォローして、他地域に子どもたちが行ってしまうのではなくて、花畑地域に子どもたちが本当に心から自分たちの学校だと思えるような取り組みをしたのかと、ある町会長さんがそういうふうに言っていたのですが、そういう取り組みをするのが私はまず第一かなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学校教育部長 確かにいろいろな考え方がありまして、どれを一番優先すべきかという議論もあるかと思います。私どもといたしましては、まず前提条件として、一定規模の子どもたちがいて、その中で切磋琢磨できるような教育環境を提供することがまず必要であるという認識がございますので、統合ありきということではなくて、統合を機会に更に魅力ある学校づくりをしていく、そういう形で考えております。 ◆針谷みきお 委員  その論は破綻した議論であって、これは私本会議で言いましたけれども、いわゆる適正規模と言われている12学級から18学級、文科省が学校の標準規模ということで、それを統廃合を進めるために中教審がそのとおりという答申を出そうとして検討したけれども、実際には多くの知の巨人たちと言われている教育の専門家から、それは高度成長時代の話であって今は違うでしょうと。子どもたちが減った段階では、その小規模を生かしてどうするのかというのが先じゃないのと。結局それは頓挫しちゃって、実は決まらなかった話ですよね。  切磋琢磨だって、小さな学校だったら切磋琢磨できないのかといったら、そうでもないですよね。日本中いろいろなところで活躍している人を見ると、それこそ複式学級のようなところで育った人が世界を動かすようなことやったりしていますから、そういう単純なことではないんじゃないかなと思うのね。  やはり大事なことは、ここで出ているように、花畑地区の教育環境の整備と魅力ある学校づくりをどう進めていくのか、どういうフォローをしていたのか、それについて全く答弁ないわけね。そこでどのような、例えばよく部活の話が出ますよね。小さくなっちゃうと野球部できない。  ただ、今は、部活の場合は、野球部が成立しない、サッカー部が成立しない場合は、近隣の学校と提携している同じ中学校の中で部活は一緒にやってもいいという決まりはありますよね。ちょっと確認ですが。 ○藤沼壮次 委員長  針谷委員、質問もいいんだけど、多岐にわたっちゃって、質問はもうちょっとまとめて端的に質問しないと、何に視点が動いているのかわからないから。 ◆針谷みきお 委員  いや、質問は端的で、部活は……。 ○藤沼壮次 委員長  端的じゃないから言っているんだよ。  今の針谷委員の質問について。 ◎学校指導担当課長 今、資料はございませんが、各区内でも合同で大会に出でいる例はございます。 ○藤沼壮次 委員長  針谷委員、そういうことで端的に質問してください。 ◆針谷みきお 委員  わかりました。私もそれは知っているんですよ。  問題は、この請願にもありますように、子どもたちへの投資は持続可能な自治体運営のための先行投資なんだと。だから、足立区の明るい未来に資するためにと確信すると。まさに協創の形として、花畑地区の学校の魅力を引き出す取り組みを強めていただきたいという請願です。この花畑地区の魅力をどうつくっていこうとするのかについて、区の見解を求めたいと思います。 ◎学校教育部長 魅力ある学校づくりをしていくためには、いろいろなことを重層的なことをやっていかなければいけない。これをどうしていくかというところは、これから花畑地域の方々と十分議論を重ねながら、どういう形が一番花畑地域にとっていいのか、特性に合うのか、それを議論しながら考えていきたい、検討させていただきたいと認識しております。 ○藤沼壮次 委員長  他にありませんか。 ◆岡安たかし 委員  統廃合は、廃合と言っちゃいけないですね。統合に関しては、別に花畑に限ったことではなくて、今、西地域で、更に北に移り、やがては東という大きな方針もある中で、20年前に統合したこの学校の件、文教大学の進出というのもありまして、今こういう形で請願が出てきて、先ほど来ずっとやりとりされているように、本当にいいきっかけですので、統合ということに関して、今やろうとしているところ、これからやろうとしているところに、メリットだけじゃない、デメリットも当然あると思います。  しっかりとメリット、デメリットを、しなかったらどうなのか、することによってどうなのかというのも示していただきながら、地域でつくる統合委員会というのでしょうか、それに関してはなかなか100%合意というのは至らないでしょうけれども、まさにこの請願にあるとおり、統合するからには、区が求めているこういう教育の魅力というのを引き出していくように頑張るんだというのを、客観的に説明できるようにしてもらいたいと思います。  先ほど反省も込めて答弁ありましたが、本木小学校でやられたアンケートのような形ができていなかったと。先ほど来あるとおり20年前ですから、1年生から入っても3周しちゃっているわけですから、6年間の18で。本当にこれは今さらの話じゃなくて、統合して1年目、2年目でしっかりやって欲しかったなと思いますし、そのアンケートも、その本木小学校でやったやり方だけが本当にいいのか。更に検証という部分で効果的なものをつくり上げていただいて、今やろうとしているところ、これからやるところでも、しっかりやって欲しいなと思います。  この請願の意味は、私は、先ほど来言っているとおり二つ意味があると思います。花畑地域に今後、文教大学が進出するに当たっての教育的な環境の向上と、これから統合しようとしているところへしっかりとした統合に関しての足立区の方針を更に魅力あるものに固めていく、この二つの意味があると思います。  その意味で、この請願の後半で提案されている官民一体学校ですとか、義務教育学校ですとか、こういった提案というのもしっかりと、これだけじゃないでしょうね。更にいろいろな全国的な様々な取り組みをしっかり勉強していただいて、場合には現地に出向いていただいて、その目で職員の皆さんが見ていただいて、どういうメリット、デメリットがあるのか。また、いいと思うものは足立区にも取り入れてもらいたいと思います。
     取りとめもないですが、そういう意味で、今後、しっかりと反省の意味も踏まえて、この地域の魅力、そして今後の統合に関してしっかりとした方針をつくり上げていく、これについて決意をお願いします。 ◎教育長 この花畑地区の統合があった桜花小学校は、そのとき同時に西保木間小学校ができて、20年、地域の方に支えられてここまでやってきたということについては、本当に感謝を申し上げたいと思っています。  そして、またここに再び統合ということですから、私どもはこれから将来を担っていく子どもたちのためにどんな教育を施せばいいのか、子どもたちのためにどんな教育環境が必要なのかということを十分考えながら、そして地域の方々と、特に花畑地区の文教大学の進出という期待、これを細かく拾いながら、子どもたちのためにどんなことができるかということを考えていきたいと思っています。  そして、この花畑地区でのいろいろなチャレンジが、既定の概念にとらわれないチャレンジが足立区に波及していくように努力したいと考えています。 ○藤沼壮次 委員長  他にありませんか。  質疑なしと認めます。  各会派からの意見を願います。 ◆渡辺ひであき 委員  件名にあるように、花畑地区学校統合に伴い魅力ある公教育、教育環境を実現し文教地区・花畑を目指すことを求める請願ということで、今ここで質疑があったように、花畑地区の方々の思いが詰まった言葉だなと思いました。  文教大学の開学も控えて、これから花畑地区のまちもどんどん変わっていくだろうということも含めて、改めて花畑地区の皆さんの信頼関係を築くためにも、魅力ある教育環境をつくっていただきたいということを感じる請願でありましたので、私どもは採択を主張します。 ◆岡安たかし 委員  我が党も、この地域の皆様の思い、そして、ここでのこの思いを足立区がしっかり受け止めて検証していくことによって、今後にもつながるという意味では、大変重みのある請願だと受け止めておりますので、これは採択を主張します。 ◆針谷みきお 委員  私も、いい面があるという質問はさせていただきましたが、前段にある学校統合に伴うということで、統廃合を前提としている請願であります。我々としては、このガイドラインの案がまだ決まってもいない、案がとれていない段階で、この統廃合を前提とするというのはちょっといかがなものかなと思っています。  もう一つは、この区の説明について、私、時間があれば議論しようかなと思っていたのですが、区教委の答弁では、要するに小中一貫校についても義務教育学校についても慎重に検討すべきであるという見解があって、必ずしもこの請願とのすり合わせがされていないと思います。  そういう点で言うと、特に私ども義務教育学校や官民一体型学校については、これを推進するという立場は現段階では持っておりません。そういう点で言うと、この請願については賛成するところもありますが、さりとて採択なのかということになると、採択も私はいかがなものかと、それも時期尚早ということでありますので、これについては採択に加わりませんので、退場いたします。 ◆鈴木あきら 委員  まず冒頭に、誤解のないように、先ほど私がお話した桜花小学校のアンケート、20年たって今これからやってくださいというふうに言っているわけではないので、あくまでも検証が行われてないからということで言っているだけで、きっちりと検証してくださいということですので、間違いのないようにお願いいたします。  それで、いろいろ議論がありましたけれども、本来これ二つに大きく分けて、一つは、統合したところというのは、その地域その地域、ここに限らず、もの凄いいろいろな複雑な思いで認めざるを得ないということで進めてきているわけです。  そういった意味では、当然のように統合する前の説明だけじゃなくて統合した後の説明、こういうふうにプラスになりましたよということをもっと地域にアピールしないと、次また違う地域で統合することにも影響しますし、当然ながら断腸の思いで認めてきたその地域が、何だか知らないけどだまされちゃったと、そういうふうにもとれますので、是非そこはきっちりと統合した後もフォローするということを必ず実行していただきたいということが一つ。  そしてもう一つは、花畑地区が特にそうなのですが、文教地区として発展させることを求めるということは、この請願のあるなしにかかわらず、本来、区のほうで主導的にこういったことを進めていくべきだと、区のほうで指導してもいいぐらいの話であって、あえてこの請願が出たからこうしてくださいという話ではないと思います。  特に花畑地区からいけば、学力定着についても課題があるところですし、そういった意味では、今度の文教大学が来ることによってこういう展開ができるじゃないかと、こういったものを是非進めていこうよということを、請願出る前の段階で区のほうもそういった気概がないとおかしいなと思うくらいでありますので、この二つについて、今回、私たちのほうでは採択でいいですが、ただ、そういった前段のことについては、今後もやっていかなくちゃいけないということを強く申しつけておきます。 ◆市川おさと 委員  先ほど言いましたけれども、駅のそばの大きい学校に、何か学校としての魅力が集中しているように見えてしまうという部分は確かにあるわけです。  例えば最近、私が相談受けた事例で言いますと、水泳部というのが、私が聞いた話では十四中学校と千寿桜堤中学校にしかないんだと。あと西新井中学校にはちょっとあると聞いていますが、基本的には千寿桜堤学校と十四中学校にしかない。水泳は結構、足立区は盛んという形で行われています。そうすると、どうしてもやりたい人はそういう学校に行かざるを得ないという形にもなるわけであります。  この花畑地区もそうですが、その他の周辺の地域にも、統廃合をしたことによってそうした魅力をしっかりと付けていってもらいたいということも合わせて要望した上で、採択を主張します。 ○藤沼壮次 委員長  採択ですね。それでは、ただいまより……。 ◆針谷みきお 委員  私、退場と言いましたけれども、継続審査であるならば賛成いたします。 ○藤沼壮次 委員長  あるならばって、自分が継続審査と言わなきゃ継続審査諮れないよ。 ◆針谷みきお 委員  じゃ、継続を主張します。 ○藤沼壮次 委員長  継続、わかりました。  それでは、本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手少数です。直ちに採決をいたします。       [針谷みきお委員退場] ○藤沼壮次 委員長  それでは、本件は採択すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  ここにいる方全員賛成です。よって、採択すべきものと決定いたしました。       [針谷みきお委員入場] ○藤沼壮次 委員長  続きまして、受理番号9 医療的ケア児への支援強化についての陳情を議題といたします。  今回は新規付託のため、執行機関の説明を願います。 ◎こども支援センターげんき所長 教育委員会の請願・陳情資料の3ページをご覧ください。  まず、請願の要旨でございますが、1番、文科省のインクルーシブ教育システム推進事業による経費助成を申請して看護師等の学校現場への配置を進めてくださいということ。2番目といたしまして、記載の構築事業を受託し、医療的ケアのための校内の支援体制や検証体制の充実を図ってくださいということです。  内容でございますが、まず、1番の文科省のインクルーシブ教育システム推進事業の内容でございます。こちらは平成28年度から実施された制度でございます。  補助対象といたしましては、都道府県、区市町村、補助率3分の1ということになっております。  事業の内容ですが、記載のローマ数字のⅠ、Ⅱ、Ⅲの大きく三つに分かれております。陳情にございます看護師等の配置ということでは、2番の特別支援教育専門家等配置という項目がございまして、そちらに1番から6番までの専門家を配置した場合に助成する内容となっております。また、3番に、教育体制の整備ということで協議会の設置や研修という項目が入っているものでございます。  足立区の現在の医療的ケアの対応状況でございますが、2番です。現在は、心身障がい児童・生徒に対する介助員配置制度の中で、看護師資格をお持ちの方を配置するという実績がございます。これまで区単独事業でございましたが、今年度、このインクルーシブ推進事業を活用いたしまして、補助金の申請をしているところでございます。  3番で、足立区内の特別支援学校における看護師等の配置状況ですが、記載のとおり、①の城北特別支援学校に看護師等が合計で9名配置されていると聞いております。  問題点・今後の方針でございますが、東京都では、現状、特別支援学校への配置にとどまっているという状況がございます。今後、東京都の動向を注視しながら、このモデル事業を実際に行っている自治体の情報なども収集いたしまして、足立区としての体制づくりの参考としていきたいと考えております。 ○藤沼壮次 委員長  これに対して質疑。 ◆市川おさと 委員  今お話の中で東京都の動向を注視するという話だったのですが、これは国が3分の1を出して残りは足立区が出すという形になるのですが、東京都がお金を出さないという経緯はどのような経緯があったのかについて、まずお聞かせください。 ◎こども支援センターげんき所長 実は、この補助金の制度は平成28年度からということで申しましたが、平成28年度の段階では間接補助ということで、東京都が実施した場合に、国3分の1、都が3分の1で区が3分の1という形の事業の構築でございましたが、東京都が実施をしなかったということもございまして、今年度から直接補助に変わっているという状況でございます。 ◆市川おさと 委員  以前から、これ、前こども支援センターげんき所長とも話したのですが、東京都から出してもらいたいなということはおっしゃったので、僕もそのとおりだなと思いますが、さはさりながら、他自治体の状況ということもおっしゃいました。今、この医療的ケア児、ちょっと調べたところによりますと、全国で1万7,000人と出ているのですが、そういう数値でよろしいでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 文科省のほうで確か調査をいたしまして、そのような数字が出ていたかと思います。 ◆市川おさと 委員  足立区についてはいかがですか。 ◎こども支援センターげんき所長 申しわけございません。足立区では、現在、特別支援学校のほうで取り扱っていると聞いておりますが、人数までは、すみません、ちょっと把握しておりません。 ◆市川おさと 委員  これ事前に陳情者からも聞いているのですが、新たに新入生で4人か5人、そういう該当する子どもがいるという話は聞いておるところであります。  この子たちは、こうしたケアがないことによって地域の普通の小学校に進めない状況があるのかなと思いますが、いかがですか。 ◎こども支援センターげんき所長 今回、記載のとおり看護師が確保されまして、区内の学校に通っていらっしゃるお子様もいらっしゃいますし、また、介助員と親御さんの協力によって実際に学校に通われているケースもあると確認しています。 ◆市川おさと 委員  看護師は1人ですよね。親御さんの協力ということもありました。  ただ、親御さんの協力と今さらっとおっしゃいましたけれども、これはちょっと考えどころですよ。つまり、そういったケア児が1人いると、兄弟がいる場合もあって、お母さんがかかりっきりになっちゃうと、兄弟にちゃんと手が掛けられなくなっちゃう、あるいは家庭もおかしくなっちゃうという話もあるわけです。ちょっと嫌な言い方になるけれども、そういう子がいるのは自己責任だから自分で面倒見てくださいって、そこまでの言い方はしないけれども、実際にはそういったような取扱いになっているわけですよね。  医療的ケア児というのは、何で今こういった話になっているのかというと、これは確か野田聖子さんなんかが随分頑張ってこういう制度をつくったと聞いていますが、あの人も自分の子どもがそういった医療的ケア児なので。  そういった形の中でこれができて、何でかというと医療の進歩ですよね。NICUその他の新生児医療の非常な進歩というものがあって、今までだったら死んでいた子たち、その子たちが医療の力によって何とか生きることができる。また、適切なサポートがあれば健全に成長することができると。  小学校、中学校、義務教育というのは、まさに世の中に出ていくための絶対的に必要な重要な部分であります。そうした中で、今、足立区の話を聞くと、やや後ろ向きなのかなというふうにも思います。  他の自治体の様子を見ると、例えば大阪府については、これはかなり進んでいまして、看護師も、私が調べたのでは108人既に手当てをしていて、そういった子どもたちが元気に通っているという実態があるわけです。この辺り把握していらっしゃいますか。 ◎こども支援センターげんき所長 今、市川委員がおっしゃられました大阪のほうの事例は、私どもも聞いております。そういう意味では、先進的に取り組まれているというのは市川委員ご指摘のとおりだと思います。 ◆市川おさと 委員  でありますので、看護師の手当てについても、大阪の事例を聞きますと、すみません、ネットで調べただけですが、看護師というのは結構激務で、シフト、シフトでなかなか生活も難しくなっちゃうんですけれども、ただ、学校ということになると基本的に8時5時ですか、そういった形の中で規則的にもできるということで、必ずしも選ばれない状況ではないということもあります。  でありますので、こうした他の自治体、まさに大阪の事例を見て、東京都が、今、はっきり言って、銭出し渋っているという状況もあるけれども、足立区も親御さんが来ているからいいんだとかそういうことじゃなくて、東京都がどうなっているかわからないけれども、先行的にそうした大阪等に倣って、個別のそういう人がいるわけだから、話しながら、意向も聞きながら、看護師の採用ということも一歩踏み出すべきではないかと思いますが、いかがですか。 ◎こども支援センターげんき所長 看護師の採用につきましては、今回の学校の事例ではございませんが、今回、保育園のほうでの看護師の非常勤の募集などもいたしましたが、なかなか人材確保に苦労しているという状況を見ております。  ですので、学校にお子さんを受入れるということは、単なる看護師の配置にとどまらず、学校の環境整備、教員などのいろいろな理解であるかと、そういうことを一歩一歩積み上げて着実にやっていかないと、子どもの安全が守られないということもありますので、前向きに慎重に検討してまいりたいと思います。 ◆市川おさと 委員  それは僕もそのとおりだと思います。要するに、看護師を採用したからそれで終わりだという話ではないんですよ。はっきり言って事故も起こりやすい話ですので、それを全部例えば学校の校長に、校長が最高責任者ですから、校長に責任とれという話で、ただ、看護師をボコッと放り込むのでは、それはみんな手出せないですよ、怖くて。そこは大阪の事例をよく参考にして、教育委員会というものがしっかりとリーダーシップをとって、校長だって医療なんか素人なんだから、その校長にぶん投げるんじゃなくて、教育委員会がしっかり前面に出て、そしてもっと大事なのは、その親御さんですよ。地元の学校に通いたいという親御さんの意向をよく聞きながら、その看護師を含めて全体のシステムの構築を、大阪という事例があるんだからよく研究して、早期に導入する方向で、東京都のお金が出る、出ない待たないで、しっかりやってもらいたいなと思いますが、いかがですか。 ◎こども支援センターげんき所長 私どもも市川委員とは全く同じ思いで、地域の子どもたちが地域の学校に進学できるということが一番望ましいと思っております。ですので、ご指摘ございましたとおり、大阪のほうの事例もしっかり研究させていただいて、取り組んでまいりたいと思います。 ◆市川おさと 委員  最後に、これは非常に構えの大きい話でもありますが、さっき、こども支援センターげんき所長がおっしゃった、親御さんが付いてくるというのは、これは僕は本当に良くない。本当に良くない。これははっきり言っておく。兄弟の健全な成長、あるいは家庭というものもちゃんとありますので、それを前提とするのは良くないという思いを持ってやってもらいたいなと思いますが、教育長いかがですか。 ◎教育長 私のところにも障がい児が2人おりますので、同じ思いもよくわかります。親御さん、保護者の意向もそうですが、子どもにとってどの場所で、どういう教育を施せばいいのかということを真剣に教育委員会としても考えて、結論を出していきたいと考えています。 ◆さの智恵子 委員  陳情のほうにございましたが、今春、既に第一中学校、亀田小学校、古千谷小学校に3名の方の入学希望があったと書いてございますが、現在、区内で受入れをなされたのか、そしてまた、どのようなケアが行われているかを教えていただけますでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 いずれも学校に通われていらっしゃいます。中学のケースが、この看護師が付いているケースとなります。もう一つの亀田小学校のケースにつきましては、介助員が付いておりまして、今、具体的に学校現場で保護者の方ともいろいろ現場で相談をしながら、どういうケアがという辺りを慎重に詰めながら、日々対応しているというような状況でございます。  最後のケースにつきましては、余り細かいことを申すのも何ですが、インシュリンの注射だったかと思いますが、そちらにつきましては、そのタイミングで保護者の方に来ていただいてというふうな対応と聞いております。 ◆さの智恵子 委員  ということは、やはり看護師等は付いていないということですか。 ◎こども支援センターげんき所長 第十一中学校のケースだけで、あとは付いておりません。看護師ではございません。 ◆針谷みきお 委員  その関連ですが、国の補助対象というのはどういう勤務体系の、常勤の看護師なのか、それとも養護専門の看護師なのか、その辺の国が出す基準はどういうふうになっているのか、ちょっと教えていただけますか。 ◎こども支援センターげんき所長 特に常勤、非常勤の区別はございません。あくまでも看護師として採用して配置していればという形です。 ◆針谷みきお 委員  区別がないといっても、お子さんの一人ひとりの対応によっては、いわゆる非常勤の採用でしたら、常勤を求めるとかなり厳しいかなと思うけれども、いわゆる潜在看護師というのはかなりいらっしゃるということもあるので、そういうことも含めて、やはり医療の専門家が付くということは大事なので、もちろん先ほど議論がありましたけれども、慎重に対応やらなければ、事故があったときに責任問われるということがあるので、そこは慎重にやらなきゃならないけれども、東京都が後ろ向きだからできないということではなくて、区としても私はできるものは応えてあげるべきだろうと思うんですね。  現に、こういうふうに3名の対象はしていると思いますが、この第十一中学校の生徒さんの看護師というのは、経費は誰が見ているのですか。 ◎こども支援センターげんき所長 これは区としては臨時職員の扱いとして採用した形になっております。この介助員配置制度の中でやっておりますので、負担は区のほうでしておりまして、今回、その区の負担している部分に関して、この補助金を活用して国からも補助金をもらうという形になります。 ◆針谷みきお 委員  結論出ているような感じで、もうやっているということですね。そうしたら、国に申請すれば、国の負担分は出るということですね。そういう理解でいいですね。 ◎こども支援センターげんき所長 おっしゃるとおり、そういう形でやっていれば、補助金を申請して3分の1はもらえるという形でございます。 ◆さの智恵子 委員  途中で終わってしまったのですが、実は陳情者の方から、お一人のお子様が、お母様が妊娠されてなかなか学校に付いて行けず、今、学校に行けてないということもお伺いしたのですが、その辺はどのようになっておりますでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 事前に保護者の方と打合せを、来ていただいているときに来ていただきまして、学校と介助員の方、それから私どもの担当の係の職員も一緒に出向きまして、どのような支援が必要かという辺りの確認をしたところでございます。  今後、状況に合わせて、どのような形で連絡をとっていくかとか、その辺りをしっかり考えていかなきゃいけないかなという段階です。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。  では、それぞれ各会派からの意見を願います。 ◆渡辺ひであき 委員  新規付託ということもあって、まだまだ勉強不足のところがございますので、継続をお願いします。 ◆岡安たかし 委員  これに関しては、区立小・中学校へこれから、今回は3人ですか、先ほどの全国の1万人を超える医療的ケアが必要なお子さんの数で考えると、普通でいくと相当な数が足立区にはいらっしゃるのかなと。そのほとんどが特別支援学校で本当にいいのかどうか。また、こういうケースが今後増えていく、特に中学はまだ見えるでしょうけれども、小学校なんかは幼稚園、保育園との情報提供、連携だけではなかなか見えないかもしれない。今後増えていくのかどうかというところもしっかりと調査をしていきながら、どこまで体制がとれるのか、とれないのか。それによっては、先ほど来言っている看護師なんか不足しているのですから、2年後、3年後をにらんで手を打っていかなきゃいけないこともあるでしょう。  これは、インクルーシブ教育という大きな流れの中で、どこまで区立小・中学校に受入れられるのかというところもきちんと体制をつくっていっていただきたいと思いますし、その緒になる陳情ということで、しっかりこれを契機に、体制づくり、研究をしていっていただきたい、そういう意味でも継続でお願いします。 ◆針谷みきお 委員  私も、当初継続でいいかなと実は思っていたのですが、実際にこの十一中の事例で配置をしていて、区もお金を出しているというものを、継続するという議論はちょっと成り立たないと思いますので、これは採択を主張します。 ◆鈴木あきら 委員  継続でお願いします。 ◆市川おさと 委員  今後、医療的ケア児は間違いなく増えていきます。そうした中で、事前に看護師さんの手当て、ただ、看護師を手当てするだけじゃなくて、システム全体を構築していくということは、これは絶対に必要なことであると考えます。  私もこれが文教委員会最後かもしれませんので、そういうところを含めて採択を主張します。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席]
    ○藤沼壮次 委員長  次に、所管事務の調査に移ります。  幼保小中の連携による基礎学力の定着に関する調査を議題といたします。  何か質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑ないと認めます。 ○藤沼壮次 委員長  続いて、報告事項に入ります。  報告事項は、(1)から(5)まであります。それぞれ学校教育部長学力定着対策室長子ども家庭部長から報告をいただいて、その後質疑に入りたいと思います。  まず初めに、学校教育部長。 ◎学校教育部長 文教委員会報告資料の1ページをご覧願います。  平成28年度第3回足立区いじめ問題対策委員会の開催結果についての報告でございます。  外部委員が参加するいじめ問題対策委員会を3月22日に開催し、平成28年度いじめに関するアンケートの第3回の結果について報告いたしました。アンケートは2月に実施したもので、集計結果は資料の2ページにまとめてございます。  アンケート調査結果の概要でございますが、昨年11月に実施した第2回目と比較いたしますと、「相談できる人がいる」と回答した児童・生徒が0.8ポイント減少している一方で、「冷やかし、からかい、悪口を言われた」と回答した児童・生徒は減少、また、「現在、いじめられている」と回答した児童・生徒も減少しております。  東日本大震災により被災地から当区に避難している児童・生徒22名のいじめの報告はございませんでした。  委員からの主な意見は、3ページにまとめてございます。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの有効活用、家庭訪問の実施、相談相手がいない児童・生徒の状況把握、SNSやメールの活用方法、発達障がいのある児童・生徒の事例検討などについてご意見をいただきました。  戻っていただきまして、平成29年度の第1回委員会は7月に開催し、その後、委員による学校訪問を実施し、各校の取り組みや成果などを共有して、今後の対策の参考にしていく予定でございます。  続きまして、4ページをご覧願います。  小・中学校におけるトイレ改修工事及び空調機更新工事の実施についての報告でございます。  まず、トイレ改修工事は、従来の計画より1年早めて、平成34年度までに完了する予定です。対象校は、近年改築や改修を実施した、あるいは近い将来予定がある学校を除く小学校44校、中学校23校、合計67校になります。  主な工事内容は、1の(3)に記載のとおりでございます。  工事は、学校運営に支障がないよう夏休みを中心に実施しますが、ほとんどの学校では各フロアに2カ所トイレが設置されているため、1カ所ずつ2年かけて工事を実施いたします。  工事は区内業者を活用して実施することから、1年間に発注できる学校数に限りがあることを前提に、各学校の洋式化の状況、トイレの劣化状態、建物の築年数、今後の校舎の大規模改修の予定などを総合的に勘案して決定いたしました。  年度別の計画は6ページの表1に、工事内容は7ページから8ページまでに、各学校の現況などにつきましては9ページから12ページまでに記載しておりますので、ご確認願います。  次に、空調機更新工事は、平成29年7月から平成30年6月頃までに実施する予定です。  対象は、近年改築や改修を実施した、あるいは近い将来予定がある学校を除く小学校58校、中学校27校、合計85校になります。  主な工事内容は、2の(3)に記載のとおりでございます。  工事は、6ページの表2に記載があるように、2期に分けて実施いたします。まずは、年内に老朽化等により更新を急ぐ小・中学校の普通教室と特別教室にエアコンを設置し、残りの小・中学校は、来年夏までに更新設置が完了するよう計画的に実施してまいります。  実施内容の詳細は、13ページから15ページまでに記載しておりますので、ご確認ください。  トイレ改修と空調機更新に関しましては、今月下旬頃に区ホームページに計画内容を掲載する予定でございます。 ○藤沼壮次 委員長  続いて、学力定着対策室長から。 ◎学力定着対策室長 資料16ページをご覧ください。   「足立はばたき塾・土曜塾」に関する平成28年度塾生の進学状況及び平成29年度実施内容についてのご報告です。  平成28年度足立はばたき塾生・土曜塾生の進学につきましては、ご覧の資料のとおりでございます。  平成28年度はばたき塾生は、進学指導特別推進校2名、進学指導推進校24名、中高一貫校2名、国立1名、その他都立・私立44名、合わせて73名が志望校に合格している状況です。  土曜塾につきましては、進学指導推進校1名、その他都立・私立23名、合わせて24名が合格しております。  平成29年度足立はばたき塾・土曜塾の実施につきましては、平成29年度のはばたき塾の塾生は、130名の申込みがありまして、所得審査と学力診断テストを実施し、はばたき塾生52名を決定いたしました。はばたき塾生とならなかった方には、足立土曜塾をご案内し、土曜塾で実力を養成し、足立はばたき塾二次募集での合格を目指すということで進めてまいりたいと思います。  講座内容につきましては記載のとおりで、はばたき塾、土曜塾既に開始している状況でございます。  今後の方針といたしましては、生徒の在籍校と事業者との連携を密にし、塾生の学習サポートに努めてまいります。  平成29年6月に第二次募集、9月に第三次募集を行う予定です。  続きまして、17ページをご覧ください。  平成28年度足立区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についてのご報告です。  この点検評価の目的につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づきまして、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を実施し、その結果を公表することで、区民への説明責任を果たすとともに、効果的な教育行政を推進することを目的としています。  平成28年度の点検及び評価報告書につきましては、まず、検証内容としましては、足立区立園における就学前教育の取り組みについてということで取りまとめております。  概要としまして、この点検評価の目的、方法、スケジュール、これまでの取り組みと経緯をまとめ、その後、教育委員の皆様にもご意見をいただきまして、点検・評価報告書をまとめているところです。  点検・評価報告書の概要につきましては、18ページにありますので、こちらで説明させていただきます。  まず、園訪問を通した指導、支援につきましては、保育士が課題に気づき、保育の質が高まる機会となった、今後は園内研修の体制構築が必要であるとしています。  次に、具現化した活動内容につきまして、意欲創造プロジェクトでは、特に愛着形成について、担当制保育の導入で安心して成長できる基礎を確立している、また、プロジェクト型保育の実践では、子どもに学びの基礎が育まれている姿を捉えることができている、今後はこれらの実践園を増やしていくことが課題であるということが書かれております。更に、質の高い統合保育の研究の場が必要であるとしています。  次、(3)のところでございますが、教員の資質能力向上のための研修につきまして、今後は、園長昇任を見据えた職員を園内研修のリーダーとして位置付け、育成を行っていく必要があるとしています。  幼保小連携活動につきましては、担当者の人事異動により連携活動が停滞したり、参加しない私立保育施設が固定化する地域があるなど課題が残っているので、区内全ての保育施設で小学校との連携をすべきであるとしています。  今後の方向性といたしまして、教育・保育の質を高める研修ということで、足立区教育・保育研修センターを立ち上げ、私立の保育施設等で働いている職員が研修できる機会をつくるのはどうかという提言をまとめていただいております。  また、ソーシャルワーカーとの連携による家庭支援ということで、保育士と保護者の強い信頼関係が必要であり、地域の子育て家庭への支援についても同時に考える必要がある。また、ソーシャルワーカーの活用として、支援が必要な家庭にはソーシャルワーカーとともに保育士の支援が大切であるとしています。   (3)実践のさらなる継続といたしまして、これまでの歩みを生かして今後も実践をしていくことが重要であり、現在の実践内容を区内全ての保育施設に展開していくことが喫緊の課題であるとしております。  17ページにお戻りください。  今後の方針です。今後、この点検・評価報告書は保育園園長会等で報告し、また、区のホームページで公表する予定でございます。  これらに書かれております検討課題に引き続き取り組むとともに、進捗状況の管理を行っていく予定でございます。 ◎子ども家庭部長 20ページをお開きいただきたいと存じます。  東京都認証保育所運営費等補助金の返還請求訴訟の取下げについてでございます。  これにつきましては、訴訟を提起したところでございますが、法人より全額の返還がございましたので、訴訟を取下げたということをご報告するものでございます。  返還金額につきましては、補助金、違約金を合わせまして520万円余でございます。  取下げまでの経過でございますが、2月28日に訴訟を提起し、3月9日に補助金分の返還があり、3月30日に違約金分の返還がございました。それを受けまして、4月7日に訴訟を取下げたという経緯でございます。  支払われました補助金のうち、2分の1は東京都からの補助が入っておりましたので、2分の1の額122万7,000円につきましては東京都に返還するという形になってございます。  今後の方針といたしましては、こういったことが二度と再発しないようにということで、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 ○藤沼壮次 委員長  何か質疑ありますか。 ◆針谷みきお 委員  まず、いじめ問題なんですが、これについては1月23日のいじめに関するアンケート調査結果、11月にやったものと今回ちょっと発展してマイナスの話がありますが、これは実質的に言うと、例えば「相談できる人」というのが今回4万1,925人ということですが、11月は4万607人で、確かにこれ減っていますが、比率は11月のほうが高いんですよね。これは具体的に言うと、「家の人」が3万4,000人から3万6,000人と増えている。それから、「先生」は2万2,000人余から2万3,000人とこれも増えている。「友人」というのが、これも2万6,000人から2万7,000人と増えている。減ったのは「その他」ですが、これは比率の問題の関係があるのかどうか、マイナス、ポイントだけ出ているけれども、実態はそういう私の指摘した数でいいんですよね。これの評価もちょっとお願いします。 ◎教育指導課長 そのとおりの認識でございます。パーセントのほうで下がっております。中学校のほうがかなり下がって、このような形になっているということでございます。 ◆針谷みきお 委員  実態としては、実数は増えているわけだから、マイナスと評価するのはパーセンテージだけの問題なのかなと。  それから、これは答えた人の数との関係でそうなるのか、その辺のところの評価をもうちょっと明確に聞きたいのですが。 ◎教育指導課長 数的ではなくて、回答率から全て割っていますので、パーセンテージ上で比較していただいて構わないかと思います。 ◆針谷みきお 委員  なぜ私そういう言い方をしたかというと、例えば3ページの中学校では解決しないいじめの件数が多い、それからスクールカウンセラーの派遣、有機的に機能させる必要があるとか、学校によって取り方がかなり違うというのが私の認識なんですよ。  例えば10件いじめがあったと、対応してゼロにしたという報告のところとか、最初から12件あった。しかし変わらない。じゃ、どういう努力だったのかというと、実際には対策のチームがしょっちゅう行って問題解決してゼロになったところもあるだろうけれども、よく聞いたらそれはけんかじゃなかったのかというようなことになってゼロにしたとか、対応の仕方がかなりまばらなんじゃないかなと。  私、この報告を聞いた後に、何人かの校長先生とか現場の先生に聞いたら、ちょっとまばらで一言では言えないのではないのかというのを、ちょっと聞いてもらえないかと言われたのですが、認識はどうでしょう。 ◎教育指導課長 針谷委員おっしゃるとおりで、学校の格差というのはあります。 ◆針谷みきお 委員  この委員の意見の中で、やや誤解を招く表現が幾つかあって、これについて教えていただきたいのは、例えば2番目の黒ポチで、不登校生徒については、無理に登校させると問題が発生する懸念と不登校でコミュニケーション能力が不十分なまま社会に出ざるを得ない懸念とがあると。  この不登校の場合に、コミュニケーション能力が不十分だからなっているのか、逆に子どもたちと関わり過ぎて不登校になるということもあるだろうし、結論めいたことをスパッと言われちゃっているので、それからその次の黒ポチも、不登校の背景にはいじめが多いと言われている。これも本当にそうなのかなと。先生何言っているかわからないけれども、その辺の見方は、特に事例で意見を固めて、根拠性がちょっと乏しい記述をされると、我々議員は思い込んじゃいますから、その辺の中身が大事かなと思ったのですが、こういうことは普遍的に言える話なのですか、例と言っていますか。 ◎教育指導課長 ご指摘のとおり、こちらは例というふうにお考えいただければと思います。現状でもいじめがトップには挙がってきておりませんので、そういうふうにお考えいただければと思います。 ◆針谷みきお 委員  そういうふうに言っていただくとうれしいですね。やはり誤解をしないということが大事なので、そこは非常に大事なのかなと思っています。  それから、ちょっと私、深刻に受け止めたのが、はばたき塾ですが、これについては、進路指導重点校、これは確か都教委が決めた7校、進学指導特別推進校、それから進学指導推進校それぞれ受けて、平成28年度は73人ということで、特に難関校に挑戦をするということになると、通常、例えば中学校の進路指導の先生なんかが、経済的に塾に行くことが困難、そういう条件があるでしょう。収入も見ているわけでしょう。そういう点で言うと、例えば進学指導推進校29名受けて24名だったと。そうすると、5人は受からなかったわけですよね。その場合、問題は行き先なんですよ。  例えば都立の二次募集で行った、そこで受かってそこに行けたという場合と、私立の学校に行った、それから進路は未定のままだと。この辺のところを追っかけないと、基本的には経済的な状況から言って私立には受けられないから都立を受けるという感じだと思うので、それがもし挑戦をして、挑戦することは悪いことはもちろん私も言わないし、本人の意思でやっていることだからいいと思いますが、後のフォローをよく考える必要があるなと思います。  実際に、超難関校が2人は残念ながら受からなかったという数が出ていますが、この受からなかった方のフォローの先というのは、全部つかんでいますか。 ◎学力定着推進課長 残念ながら都立高校に受からなかったお子さんたちは、私立に行ってございます。私立の難関校に入学しているところでございます。 ◆針谷みきお 委員  そうすると、経済的には何とか私立に行けるという状況ではあったということなのかな、その辺はいいですよ。  私は、その後のフォローがちゃんとされているならばそれでいいんだけれども、ただ、はばたき塾という在り方が超難関校を目指すという在り方として、我々は前から提案していますけれども、受験生チャレンジ支援事業は、今回は、この間の文教委員会でも1,800人の応募があって、それで430数名受かっていますよね。しかも、そのほとんど420何名が償還しないで済んだ、つまり受かって返済しないで済んだという点で言うと、このはばたき塾同様以上の4倍ぐらいの成果があるということだと思うので、例えば、この20万円までの限界のチャレンジ支援事業を、はばたき塾と同じぐらいの30万円ぐらいにして、一つの枠を決めて、超難関校に受けなきゃだめよということではなくて、もっと幅広く進路を自分で選択できるようにするという点では、この1,800人申し込んだけど400何人が受けられたという関係をもう少し幅広く大きく受けさせる点では、このチャレンジ支援事業の給付額、金額を引上げるということも視野に入れる必要があるのかなと思ったのですが、いかがでしょうか。答えようがないですか。 ○藤沼壮次 委員長  チャレンジ支援というのは東京都の事業だろう。 ◆針谷みきお 委員  おっしゃるとおり制度は都なんだよね。だから、これは区でなかなか答えられないと思いますが、そういう意見もちょっと上げていく必要があるのかなと思いました。その辺の改善を是非していただきたいなと思います。  それから、幼保小の連携問題ですが、こちらの青い雑誌は具体例のブロック活動報告で出ているわけですが、私、前も5歳児プログラムの問題を指摘したことが、決算か予算の特別委員会でやりましたけれども、このブロックの研修のまとめというのは、学校側でやったのか、いわゆる小学校でやったのか、保育園でやったのか、幼稚園でやったのか。各ブロックごとのまとめたのは、一体どこの担当でやったのでしょうか。 ◎就学前教育推進課長 こちらの活動報告につきましては、各ブロックの校長先生、担当者、若しくは園長先生の協議の上作成されております。 ◆針谷みきお 委員  やや、先生がまとめたのかなと思われる。学校でやるべきことを保育園でできていないとか、こういうことが問題だとかという記述があるんですよ。具体的に指摘しますね。  例えば22ページの鉛筆とクレヨンの話ですが、鉛筆をどのように正しく持つかというのは、保育園の課題なのかな、小学校の課題なのかな、どっちですか。 ◎就学前教育推進課長 就学前教育から小学校へスムーズに持ち上がるというところでは、保育園の問題でもありますし、小学校の問題でもあるかなというところは考えております。  ただ、自然に、強制というよりは、鉛筆を持ったり、ペンを持ったり保育園の中ではするかと思いますので、その中で自然と持ち方を変えていくような形で指導しているようなところでございます。 ◆針谷みきお 委員  それならいいんですよ。 ○藤沼壮次 委員長  緑の本、質問しているの。 ◆針谷みきお 委員  ブルーの。 ○藤沼壮次 委員長  これは情報連絡なんだけだけど。 ◆針谷みきお 委員  いや、同じなんだよ、中身は。いわゆる幼保小の連携の中身の具体的な報告なの、一緒なのよ。これその他でやっちゃうとおかしくなる。二重の議論になっちゃう。だから、答えてくれてるんだよ。 ○藤沼壮次 委員長  いや、質問するから答えているんで。
    ◆針谷みきお 委員  今みたいな理解だと、私、いいなと思っているの。  ただし、この記載の中には、鉛筆を正しく持つと。例えばクレヨンだとこう持つわけじゃないでしょう。こう持ったり、こうなるでしょう。それと、鉛筆でこう持たなければいけないというのは、これは学校の先生の意見だけれども、小学校の1年生の担任の先生は、鉛筆はちゃんと小学校で教えますと。それを幼稚園でやる必要があるのかという問題を投げかけられたので、私聞いているんですね。  それに関するようなことがかなりあるんですよ。例えば名前を書ける、これはどっちですか。 ○藤沼壮次 委員長  できれば……。 ◆針谷みきお 委員  いや、幼保連携の中身の報告なんですよ、これ。じゃ、その他でやってもいいよ。その他でやれと言うならその他でやりますよ。 ○藤沼壮次 委員長  一応、情報連絡がこういうふうになっているから、その他でやってくれる。 ◆針谷みきお 委員  そうですか。まだあるんだけれども、それはそれで、そういうことを言うなら……あんまり委員長杓子になっちゃうじゃなくて、これは同じ連携なんだから、議論したっていいじゃないのよ。 ○藤沼壮次 委員長  一応、その他でやってください。 ◆針谷みきお 委員  委員長の議事整理権に従いましょう。  それから、順番が狂うとこっちも困るんだよな。  それから、こちらの権限に関するやつですね。21ページ、幼保小連携活動についてということで、(4)の1の成果の問題でありますが、これも事例として書いてありますが、5歳児プログラムを体験した幼児が小学校から1年生が落ち着いてきていると言われているが、その証拠であろうと。これ何か具体的な根拠なり報告、別に研究紀要とかそういうのがあるのですか。 ◎就学前教育推進課長 特にアンケート等、今、1年生に対する状況についてのアンケートとっている状況ですが、例えばブロック会議等で先生たちの声が上がってきますので、そういったところの声から、1年生が落ち着いてきているというような状況を聞いております。 ◆針谷みきお 委員  私は、余りそういう認識はないんだね、校長先生に聞いても。それは小学校の中では、いわゆる副担任講師がいたときと比べると大変だという認識のほうが多いんですよ。校長先生何人かの意見は。そういう点で言うと、こういう評価の仕方はちょっと気をつけたほうがいいかなと思っています。  それから、18ページにちょっと戻って、点検・評価報告書、課題の気づきでありますが、区立園には戸惑いがあったと思われるということで、幼稚園のような学校教育に含まれる場合にはこのような研修は当然であるが、福祉に属している保育園には研修自体義務ではなかったからであるという、これは学識の先生たちの意見なんでしょうかね。それをちょっと披露してください。 ◎就学前教育推進課長 この点検・評価報告書につきましては、教育委員会の中での報告でございますので、学識も入った中での報告でございます。 ◆針谷みきお 委員  この辺の指摘は結構重要なことなので、もう少し叙述してもらうと、ああ、こういうことなのかというのがわかると思われるので、できたらこれまとめて、全体の会議の中でまとめた文章だと思うので、この幼保小の問題については私もいろいろな課題を認識しているし、課題はあると思っているので、その点については今後の問題とします。  それから、22ページ、研修機会の充実ということでありますが、①の6行目辺り、研修機会の充実の、「足立区立園の教育・保育を見直していくと、園長のリーダーシップと保育士やその他の職員の資質向上が重要であることがわかる」、それはそのとおりですが、いわゆる保育内容、教育内容について、園長がリーダーシップをとるべきことなのか。これは教育という点で言うと、連携の中では教育的には小学校のアドバイスになるのかちょっとわからないのですが、この辺については本当に園長でいいのかなと、これは素朴な疑問ですが、いわゆる教育の専門家よりも、福祉の、いわゆる土台づくりの専門家、保育の専門家だろうと思うので、この辺について、教育・保育の質を高める研修というのが、厚労省と文科省が連携してやることだからなかなか難しい、決まりみたいなのはないのかもしれないけれども、その辺どうなのでしょうか、園長で本当にいいのか。 ◎就学前教育推進課長 平成20年に保育指針が改定されたのですが、その際に保育のほうにも幼児教育という考え方が入ってきております。  という意味では、そこを理解して園長がしっかりとリーダーシップをとっていく必要があるというところでは、園長が幼児教育の考え方をしっかりと他の職員に落とし込んでいくということは必要なことかと考えております。 ◆針谷みきお 委員  学力定着対策室長が答えたい感じなのでお聞きします。実は、私は平成20年の保育指針を全部読んだんですよ。それで、例の午睡の問題にしてもああいう質問したのですが、実は、基本的な考え方はちょっと入っているけれども、今度の新しい保育指針、パブリックコメントを今やっているのでその辺はどこかで議論したいなと思っているけれども、ちょっとそうじゃないんじゃないのかな思うのですが、学力定着対策室長お願いします。 ◎学力定着対策室長 今、就学前教育推進課長のほうで答えさせていただいたとおり、保育士であっても教育を行うということで考え方は整理されておりますので、園長も教育的な観点に立って、園の子どもへの働き掛けをやっていくべきだと思っております。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか、他にありませんか。 ◆鈴木あきら 委員  私は1点だけ。トイレの問題ですが、今後これを進めていくのはいいのですが、パーセントでいくと、80%を目指すのか100%を目指すのか、それはどちらか。  もう一つは、和式に関しては残すのか、残さないのか、その辺はっきりと言っていただきたいのですが。 ◎学校施設課長 東京都の目標で80%というのがございまして、足立区もそれに追随していくという形では80%というオーダーを考えております。  和式につきましては、学校それぞれの考えもありますが、家庭では洋式が増えているという中で、外の公衆とかそういったのは和式もあって、そういったところでできないとまずいということもありますので、先ほど言った80%で、20%、大体5個のうち1個というイメージでは残していきたいなと思っています。 ◆鈴木あきら 委員  そうしますと、80%はそれでいいですが、和式のほうも残すという感じで、20%ぐらい残すという考え方でいいのですか。  というのは、男性用もそうですが、特に女性用もそうでしょうけれども、和式の部分だけが回転が悪いというふうに言われている。例えば庁舎などもそうですが、和式はみんな空いているんだけれども、洋式は埋まっているとか、そうすると違うフロアへ行くというのが結構あると思うんですね。  確かに、衛生上、座りたくないという人もいるのかもしれませんが、その辺は比率、もう少し違ってもいいのではないかということは、現場からは出てないですか。 ◎学校施設課長 新校につきましては、80%というよりも大体90%弱ぐらいの形で洋式化になっておりますので、全てが全てというわけではないですが、和式も一つなり二つなりは残していかないと、先ほど言った衛生面という話も出ますので、その辺も注意しながらやっていきたいと思っています。 ◆鈴木あきら 委員  成人であればそういう考え方出るでしょうけれども、今の子、小学校で家庭がまだ和式というところがどれだけの比率あるのかなというところがあるので、ただ、そうは言っても、他人が座ったところに座りたくないという衛生面で過敏な人もいるかもしれないということからいけば、少なくとも9割以上は目指すべきじゃないかなと。80%という東京都の指針はあるにせよ、90%ということで考えていくべきじゃないかなと思いますが、その辺はいかがでしょうかね。 ◎学校施設課長 先ほど言いましたように、新校ができていくと90%近い数字も出ますので、その辺はトータルで改修と新校、ちょっと違うかもしれませんが、一応80%を目標にやっていきながら、形は90%になるということも考えられますので、その辺だけちょっと考えさせていただきます。 ◆さの智恵子 委員  いじめに関するアンケートの件でお伺いしたいと思います。  1月に報告をしてくださいました人数がかなり今回増えているというのがございまして、中学生で言うと、今回、配布数が約1,800枚増えておりまして、回答率も1,600枚増えているのですが、この辺はどのような理由からでしょうか。 ◎教育指導課長 詳細はわかりませんが、確かに回答率は上がっています。なので回収率、学校のほうが様々な形で子どもたちに投げかけた結果で増えていると。回収率ですかね、回答数と考えます。 ◆さの智恵子 委員  回答数が1,600人増えているということですが、それは学校の努力で、こちらは11月1日から30日、3回目の調査は2月に実施したということでございまして、かなり増えているのがちょっと不思議なのですが、各学校の努力でこのように増えたということでしょうか。 ◎教育指導課長 そうですね、そのような形でしか今のところは。時期ということもあるかなと思いますが、すみません、詳細については何学年が増えたまではわかりませんが、中学校のほうの回収率がかなり増えておりますので、その辺りがと思います。 ◎学校教育部長 これにつきましては改めて分析をさせていただきますが、あくまで推測でございます。結局、回収できないのは不登校の子ども、それと施設入所者でございます。特に中学校につきましては、受験を控えるということで、年度末に行くほど不登校が徐々に減ってくるということが言えるのかなと思います。 ◆さの智恵子 委員  うれしいことではあるのですが、数に開きがございましたので質問させていただきました。  ただ、「ひどく叩かれる、蹴られる」という方が9名減少したものの50人ということと、あとは中学生で「今、いじめられている」という方も419人から316人と減ってはおりますが、まだ現状いるということでございます。個票をつくって掌握をしているということでございますが、しっかりゼロを目指して頑張って欲しいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○藤沼壮次 委員長  他にありませんか。 ◆岡安たかし 委員  いじめに関してですが、11月はこれ、配布数だったんですね。今度、2月は在籍数に変わっているのですが、これ何か理由があるのでしょうか。 ◎教育指導課長 確かに表記上変わってございます。すみません。こちらのほう詳細調べて、またご回答させていただきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  その差が1,894人ということで増えていると、2月の今回の報告のほうが。この在籍数、今回の報告だけでも調査回答数からの差が963人いますが、これは先ほど学校教育部長が答弁なされた不登校、又は当日22日の午前中休まれていたとか、そういうことでよろしいのですか。 ◎教育指導課長 当日ではなくて、調査の日が3月22日ですので、調査期間は2月1日から20日という形で実施させていただいております。 ◆岡安たかし 委員  そうすると、この963人は、あえて出されてない、あるいは不登校とか、そういう理由ということですかね。 ◎教育指導課長 岡安委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆岡安たかし 委員  この963人のお子さんたちの状況も何らかの形で、全員じゃなくても把握できるような、そういう努力をしていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 この結果は、また詳細を後ほど調べますが、その1,000人近く増えたというのは、学校の努力と私の私見では理解をしておりますが、引き続き不登校児童・生徒に関しましてもアンケートがとれる一助になるように、今後も働き掛けてまいりたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  最後に、2ページの11、12、「いじめられているのを見た」「いじめられている」、それぞれ165人と34人ということで、これは記名式ですのでしっかりと把握できていると思いますが、特にいじめられているのを見たというのは、誰がいじめられていたのか、また、今いじめられているというところを、今後きちんと対処がなされていく、これは追跡調査していくんですね。 ◎教育指導課長 こちらについても必ず個票に上げるように指導しておりますので、何かのきっかけの場合は一覧表という形で全校共有で終わっておりますが、このような表記があったときには、必ず個票に上げ、こちらの教育指導課にも上げさせ、共有して対応しております。 ◆岡安たかし 委員  対応というのは、必ず追跡調査して、しっかりつぶしていくと言うと変ですが、結果を見守っていくと、一人残らず。これはちゃんとやるということですね。 ◎教育指導課長 はい、そのとおりでございます。 ◆ただ太郎 委員  まず、いじめのことですが、この対策委員会というのは、アンケートの結果をもとにそれに関する意見を出し合う委員会なのかなという印象がありますが、それもいじめをしない、させない、いじめをなくそうという意味では非常に大切なことですが、あともう一つ、「今、いじめられている」という子どもが具体的な数字で上がってきているので、このいじめられていると言っている、このいじめをどう解消していくかということに関しては、この委員会では話し合われていないのでしょうか。 ◎教育指導課長 具体例を、個人名までは出せませんが、こういったケースが今起きていますということで、委員それぞれ学識の方がいらっしゃいますので、専門家のご意見もいただきながら、その結果のもとに生活指導や管理職のほうに投げ返して、各ケースに応じて対応するように指導して生かしております。 ◆ただ太郎 委員  是非、「今、いじめられている」という子どもたちのSOSというか、そういったものに対して素早く対応していただきたいと思います。  あと空調機ですが、これで全ての教室に空調機が設置されるのかなと思いますが、基本的に空調機というのは、外付けといいますか、後から壁に付けるような一般的なものではなくて、天井に設置されるような、いいやつと言ったらいいんですかね。ああいうものを想定しているのですか、物としては。 ◎学校施設課長 天つりというか、いいやつと思っていますが、教室に大体2台ぐらい、ちょっと外から見えるかと思いますが、そういったものを更新ということで考えています。 ◆ただ太郎 委員  私個人的には、いろいろな要望がある中で、区も動いてエアコンを設置して、これは学習環境が整いましたので、今後の子どもたちの成績のアップには非常に大きな期待をしているところですが、夏は暑いですし、冬は寒いものなんですね。そういうところでエアコンいいなと思いますが、要望があるから全部やっていくというようなことでは私はないと思うんですね、一つには。  というのは、例えばトイレ洋式化しますよと、それも子どもたちや保護者の方々からの要望が大きかったと思います。ただ、その後に、便座の除菌の何とかを付けてくれだとか、あと、よく外に行くと便座にのせる紙とか別に置いてあるじゃないですか、そういうものを設置して欲しいだとか、徐々になってくると私は思うんですよ。わからないですけど、私はそういうのがどんどん出てくると思うんですね。  ただ、洋式化にするというのは、世の中の状況を見た中で洋式化していく、それも教育の一つだと思うので、それはいいことだと思いますが、どこまでその要望に対して受け止めて、それに対して実際にお金や時間をかけてやっていくのか、その線引きというか、その判断というのは教育委員会の中だけでやっているのか、それとも庁内でそういう検討していく組織があるのか、その辺りどでしょうか。 ○藤沼壮次 委員長  なかなか難しいですね、常識の範囲というか。 ◎学校施設課長 要望と言われますと、全てかというと、こんなことはあれですが、お金という関係もありますし、ちょっといろいろつらい部分もございます。この場でという話になると、ちょっと私も答えづらいですが、まずは洋式化ということで、家庭は洋式が増えているという中で、学校でなかなか個室に入れないということもあったり、いろいろケースもございましたので、そこからまず一つずつというか、そういったものを進めていくという形での今の状況でございます。  先ほど、ただ委員おっしゃったように、衛生クリーナーとかなんとかになると、備品というか、それぞれ学校で買っていくという形になるのか、それとも教育委員会が付けろとか話になるのか、これはわからないですけれども、まずは洋式化ということで進めさせていただきたいと思っている状況で、今現在そんな状況です。すみません。 ◆ただ太郎 委員  トイレにしては、便座あったかくするやつにしてとかいろいろ今あるじゃないですか、そんなのが出るのかなと私は思いますが、その辺りしっかり判断していただきたいと思います。  最後に、幼保小連携についてですが、小学校に入学したときにスムーズに学校に慣れるというか、スムーズに進学できるということが、この幼保小連携事業の一つの目的だと思います。  以前もこれ言ったのですが、小学校の入学式で区歌を新しい子は歌えないんですね。新しく小学校に来た中で、その区歌を歌う時間は、新入生たちはわからないので立っているしかない、聞いている状況ですが、是非、幼保小連携ということで、最初の入学式で在校生と一緒に歌を歌うということが、まず、一つのみんなとの関わりといいますか、仲間意識の醸成というか、一つみんなですることができたよということにつながると思うので、保育園や幼稚園、私立幼稚園については希望するところでいいと思いますが、そういったところから区歌のテープを配布するなどして、入学式で新入生も歌えるようなことも、幼保小連携の一つの事業だと思います。その辺り進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎就学前教育推進課長 区立園につきましては、以前、ただ委員からのお話もございましたので、各園に区歌のテープのほうは配置しております。なるべく親しむような形でテープを聞くというようなことはしております。  こども園につきましては、実際に歌を歌ったりしているところもあるみたいですが、ただ、なかなか難しい部分もあるかと思いますが、学校に上がる前にはしっかりと聞かせていくような形にしたいと思います。  また、私立園等についても、こちらのほうから働き掛けをしていきたいと思います。 ○藤沼壮次 委員長  他にありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  なしと認めます。 ○藤沼壮次 委員長  最後に、その他です。  その他、委員長の議事整理権で簡明にお願いします。 ◆針谷みきお 委員  私は、幼保小の連携についてこの具体的な事例で質問したのは、結構これ自身が非常に参考にはなったのですが、実は、幼児教育の部分と学校教育の部分の混同がちょっと見られたので言っているんですね。  具体的に、25ページの保育園の小学校プールに入る問題です。これは、大きさや水の深さの実感的、入学後の園児の不安の解消と期待感につながったと書いてありますが、逆に私は、水の深さを実感するというよりも、子どもの背丈の関係から言うと、完全に壁の中に入れられるということで不安にならないのかなと。それから、よく大人になっても泳げないというのは、最大の問題は水に顔をつけられないんですよね。  私は水泳得意ですから、水泳クラブやっていたのでそれは一番よくわかるんです。子どもたちを合宿に連れていって海で泳がすと、一番それがネックになる。顔が水につけられない。  そういう点で言うと、区立保育園はプールありますよね。あの高さだといいと思いますが、小学校のあの高い、場合によってはこの辺まで来ちゃう。もしそのままでやっているんだとすれば、それは逆に危険性もあるし、ちょっと考えなきゃいけないのかなという感じを1点持ったので、この部分については、このページから言うと第5ブロックだけの報告で他はないですが、これは別に区としてプールに入れと言っているわけじゃないですよね。ちょっとそこだけ確認。 ◎就学前教育推進課長 特にこちらから、やって欲しいという要望は出してないかと思います。 ◆針谷みきお 委員  次、35ページの「グー・ペタ・ピン」、他のところでは「グー・ペタ・ピン・キラリ」というのがあるんだけど、これ多分、グーを握って、付けて、それでピリッと背を伸ばして、目をキラキラッとさせるという、それですね。そういうことじゃないですか。 ◎就学前教育推進課長 そのとおりでございます。 ◆針谷みきお 委員  これの効果というのは、どういう狙いがあるのですか。 ◎就学前教育推進課長 まず、姿勢を正しくして体幹を鍛えていくというようなところもございますし、小学校に上がりましたら集団行動になるわけですから、そこにつきましては、姿勢を正しくして、落ち着いた状況で学校生活を送れるような形にしたいという思いでございます。 ○藤沼壮次 委員長  針谷委員、単純に聞く話は個別に聞いて。 ◆針谷みきお 委員  だって、報告があるんだから個別になんて、委員長そういうこと言わないでくれる。言論の府でそういうこと言わないでよ。  あと二つだから。39ページの後ろのほうに、成果の中で、話し方や聞く姿勢という中に、主語、述語を意識させることで正しく話せるように少しずつなった、これがちょっとわからないんですよ。  例えば幼稚園のお子さんは、「先生、おしっこ」とか「トイレ」とか単語だと思うんだね。それをこれで教えるということは、「先生、トイレに行きたいと思うんですが、いかがでしょうか」、それ何と言うのかな、ちょっと子どもに要求することじゃない、小学生ならば主語、述語だんだん入ってくるけれども、ちょっとこの辺はなぜこんなことやっているのか。実はこれ他のところも出てくるのね。  だから、ちょっとその幼児教育の部分と学校教育の部分が、私さっき聞いた、先生がつくったのか、それとも保育園でつくったのかという中で、何かごちゃまぜのものがあるなと。  もっと言っちゃうと、今の「グー・ペタ・ピン・キラリ」、ここに出ているでしょう。これはいいと思うんですよ。私、体幹をやるというのは幼稚園でもいいのかなと思っている、これ否定していないのね。  ただ、その後、筋力って出てくる。筋力を高めるというのはちょっとそれは、実は40ページに出てくるのですが、幼稚園とか保育園の子どもに筋力というのは、そういうのを目標にしちゃったり、報告に書かれちゃうと、ちょっと私は焦ってしまったんですね。これについては、よく精査しながらやってもらいたいなと。  それから、最後、49ページ、これはちょっと意味わからない。菜の花中学校との連携も幼保に入り、授業参観なども行っていくと。これはちょっとあり得ないなと思うんですね。今それでなくても教員の多忙化があるのに、幼保小の連携に中学校を入れてやると。  しかも、今、菜の花中学校、統廃合をした学校で、今、悪いけどはっきり言って、荒れちゃって大変な状況を幼稚園児や保育園児に見させたらびっくりこいちゃいますよ。こんなの何で入っているのかなと。  わからなきゃしようがないですが、ちょっとわかりませんか。わかる、わからない。多分わからないね。 ◎就学前教育推進課長 細かくは確かにわからないところがございますので、担当者のブロック会議がございますので、そういったところで確認していきたいと思います。またご報告いたします。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。  それでは、その他ないようですので、この委員構成で文教委員会開催するのは、特段の事情がない限り今回が最後になると思いますので、一言ご挨拶申し上げます。
     1年間、どうもご協力ありがとうございました。特に針谷委員のご協力は、これからずっと協力していただきたいと思います。皆さんにお世話になりました。ありがとうございました。  それでは、副委員長からお願いします。  まず、さの副委員長。 ○さの智恵子 副委員長  藤沼委員長のもと、活発な議論が行われました。時に長くなることもございましたが、本当にありがとうございました。  委員の皆様、行政の皆様、大変にありがとうございました。しっかり子どもたちが夢や希望を持ってこれから足立区で成長していけるように頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○藤沼壮次 委員長  次は、針谷副委員長お願いします。 ○針谷みきお 副委員長  藤沼委員長を支えて頑張ってきたつもりですが、無駄な質疑は必要ないと思いますが、私はなるべく疑問点を、我々自身も認識するという意味で質問させていただいたので、委員長のご配慮にありがとうございました。よろしくお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  以上で、文教委員会を閉会といたします。       午後3時50分閉会...