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平成28年11月 8日文教委員会-11月08日-01号

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  1. 足立区議会 2016-11-08
    平成28年11月 8日文教委員会-11月08日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    平成28年11月 8日文教委員会-11月08日-01号平成28年11月 8日文教委員会       午前9時58分開会 ○藤沼壮次 委員長  皆さん、おはようございます。ただいまより文教委員会を開会いたします。 ○藤沼壮次 委員長  私から記録署名員の指名をいたします。  ただ委員、鈴木委員、よろしくお願いいたします。 ○藤沼壮次 委員長  審査に入る前に申し上げます。  前回の委員会において、執行機関に対して要求がありました資料、資料要求2件ありましたけれども、1件はまだ、まとまっていませんので、それは出ませんが、学区域内居住児童・生徒が全員学区域校に入学した場合の学級数につきましては、既に委員の皆様へお配りしておりますので、ご承知おきを願います。  資料についての質疑につきましては、その他の中で行っていただくよう、よろしくお願いをいたします。  それでは、陳情の審査に入ります。  27受理番号44 情緒障がい等通級指導学級での指導の存続と情緒障がい児教育の充実・発展を求める陳情、以下、受理番号12、受理番号13、以上3件を一括議題といたします。  前回継続でしたので、執行機関のほう何か特別、変わった事情ありますでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 前回、資料要求いただきましたものにつきましては、各学校で今、調査中でございますので、大変、申しわけございません、次回ぐらいまでにまとまるようにしたいと思います。  その他の動きについては、特に変更はございません。
    藤沼壮次 委員長  それでは、何か質疑ありますか。 ◆鈴木あきら 委員  まず1点目なんですが、10月の学校公開がいろいろあったと思うんですが、その辺を受けて、何か保護者のほうから問い合わせとか、それから、ある意味ではお願いとか要望とかというのはあったでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 特に情緒障がいとか、この通級学級の関係ではございませんでした。 ◆鈴木あきら 委員  また同時に、確か、これ9月に行われた説明会では、保護者の意見を聞くということで、こども支援センターげんき所長のほうから話があったということなんですけれども、そのときにも当然、いろいろな話があったと思うんですが、未就学児の特別支援教室の申込みは10月の末までということの内容でしたけれども、ただ1点、10月以降も受け付けはしますが、学校決定が遅れる可能性がありますよということがあったということなんですが、今、11月に入って、どういう状況というか変化があったでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 一度10月で締め切らせていただいて、判定等、順次かけているところでございます。ただ、やはり10月を過ぎても、なかなか今まで決心がつかなかった方が新たに出してきていただいている方もいらっしゃいますが、それについても調査を進め、判定に進めている現状でございます。 ◆鈴木あきら 委員  そうしますと、ある程度、遅れても可能性というのは十分高いということで考えていいですか。 ◎こども支援センターげんき所長 抽選になる可能性があるところはあるんですけれども、昨年度ですと多分1校ぐらいだったと思いますので、それにかからなければ、年度内に間に合えば、可能性としてはかなり高いと考えております。 ◆鈴木あきら 委員  わかりました。いいです。 ○藤沼壮次 委員長  他に。 ◆針谷みきお 委員  前回の文教委員会の中で質疑があって、資料が出ないと前年度と今年度の差が出てこない。通級の必要性、その他についての議論ができないので、この陳情の本質的な議論がなかなかできないなと思っているんですが、ただ、前回の質疑の中で、ちょっと気になる点が二、三あったので、それだけお伺いしたいと思います。  鈴木あきら委員の質問に対して、通級が定員満杯の質疑の中で、今後、通級の学校の見直しをするという中で、支援が必要でなくなった子どもを退室させるとか、それから、校内の委員会等で様々な検討をするとか、それから、定員に満たない学校がある、その場合の巡回指導員を回すというような答弁があったんですが、この辺で疑問があるのは、一つは、支援が必要でなくなったという子どもが、まず現段階で、通級から退室しなければいけないような子どもがいるのかなという疑問が1点出てきたんですね。その点が1点と。  もう一つは、この場合、保護者が引き続き通級の指導をお願いしたいと言っても退室が発生する可能性がややあるのかなというふうにしたんで、そのこども支援センターげんき所長の前回の答弁の根拠について、2点目にお伺いしたいというふうに思います。 ◎こども支援センターげんき所長 退室の関係でございますが、今まで、特に今、退室していっていることはございません。もちろん、この特別支援教育については、ずっとそこでかかり続けるということが目的ではなく、一般の教室に戻していくということが目的でございますので、退室というのは一つの方法です。他の自治体とかでもそういう方法をとっております。  ということがありますので、学校のその委員会の中で、その子が通級の授業を受ける必要がなくなるということであれば、理論的にはその退室というのがあり得ると思っております。現状ではまだないということですけれども、可能性としてはあるということでございます。 ◆針谷みきお 委員  私が聞いたのは、親御さんが「うちの子どもはまだそこまで達していない」ということで、「通級を引き続きお願いをしたい」といった子どもの退室はあるのかと聞いたんです。 ◎こども支援センターげんき所長 基本的に、特別支援教育を決めるのが校内委員会というところでございますので、専門家の中で判定をします。もちろん親御さんのご意見も受入れることではございますけれども、必要性がない場合には、場合によっては、その校内委員会で、その退室ということが判定される可能性もあるかもしれません。 ◆針谷みきお 委員  障害者権利条約の批准をしている中で、自分たちのことを決めるのに自分たち抜きに決めないでという大原則が障がいの場合、あるんですよね。英語で言うと、ちょっとややこしいから言わないけれども。だから、そういうやはり親御さんや本人の意思を無視した形で、定員がこれだけだから、こうするというのは、これはそういう障がい児教育の原則に反するようなことだと思うので、それについて、私はまずい答弁だというふうに思いますので、それははっきり、私が言っていることについて、そういうことはあり得ませんというのは、私は普通の答弁だと思うんですが、それやりますよという宣言みたいな答弁は、私は変えていただきたい。いかがですか。 ◎こども支援センターげんき所長 強引に変えるというつもりは全くございません。必要性を適切に判断して、必要であれば継続はさせていただきます。  むしろそのときに、今、針谷委員おっしゃったように、親御さんのご意見を聞かないということは全くありませんので、そこは考慮しながら進めていきたいと思っております。 ◆針谷みきお 委員  これ、当然、パイの理論でいけば、定数があって、そしてまた面倒見られる子どもの数があるわけですから、それは当然、学校や親との協議というのがあるんですよ、当然ね。もちろん親御さんが納得して退室というのもあると思いますよ。ただ、私が聞いているのは、お子さんの状態からして、親御さんは、退室は、通級学級、引き続きやらなければ、特別支援教室だけでは不十分だというふうに認識しているのに、周りが、いわゆる本人でもない、ある意味、第三者ではないとは思いますけれども、先生も加わればね。思うけれども、やはりそれは障害者権利条約に私は相反することになるというふうに思うので、それはそういう行政的な発想ではなくて、もっと大事な原則から沿っていって、通級は退室というのは、そういう場合はあり得ないと。  もちろん、本当に成長がやっていれば、親御さんだって、いいですよと。通級よりも、それは普通学級特別支援学級でやれるというふうに判断すると思うので、そこは大事な意思の決定なので、その辺については今の答弁では、いわゆる検討委員会就学検討委員会というところで決定して、あなたはこっち行きなさいよみたいな話になりかねないような答弁なので、そこは私は変えていただきたい。その辺については、教育長、どうですかね。 ◎教育長 保護者の意思が重要であるということは、私もそのように認識しています。ただ、専門家の意見も是非、聞いていただいて、保護者と学校が納得したことで、一番最適な教育を受けさせたい、こういう意味ですので、権利条約に違反する云々ではないと、私はそう思っていますし、これからもそうしていきたいと、このように考えています。 ◆針谷みきお 委員  言っていることについては、私も当然、親と協議をして、合意の上という、前提ですよ。ただ、それだったら、イエスって言えばいいんですよ、私の答弁に。それに別の説明をするから、いや、それはちょっと違うよというふうに私、言っているんであって、そこは今後の問題にも関わるので、お聞きしたわけ。  それから、もう一つは、通級の定員が満たない学校の場合は巡回教員を他のところに回すというような答弁があったんですが、これは今の段階で、通級で定員に満たないような学校あるんですか、3校の中に。 ◎こども支援センターげんき所長 ちょっと意味が違いまして、通級のほうがたくさん、後から入ってくる生徒がいらっしゃいます。支援学級のほうで、例えば2人とか3人とかしかいない学校で、余裕があるところの先生にお手伝いをいただくということでございます。 ◆針谷みきお 委員  ちょっとそれも、前回の答弁では、鈴木委員の質問に対して、通級の満たないみたいな印象を、私は議事録をもう一回テープで聞いたら、そういう印象があったので、それはあり得ない話だなと思っただけです。  それから、最後にしますけれども、陳情が出た平成28年の、我々が委員会引き継いだ平成28年の6月13日の説明の中で、通級学級の廃止についてという項目があって、平成28年、29年は通級設置するけれども、平成30年度以降は廃止するという方針が書かれてあるんですけれども、これは教育委員会として決定している内容なんですか。それとも、そうではなくて、この陳情の中で結論は変わっていく可能性があるんですか、どちらなんですか。 ◎こども支援センターげんき所長 これは教育委員会としての方針でございます。 ◆針谷みきお 委員  そうすると、それを決定した事案決定書ってありますか。 ◎こども支援センターげんき所長 陳情に対するお答えを庁内で回す、それについてというか、こちらのほうに出したものはありますけれども、その個別に通級を廃止するというような決定をしたという事案については、私のほうでは承知しておりません。 ◆針谷みきお 委員  教育委員会の方針だと言っておきながら、事案決定書がないなんていうのはあり得ないでしょう。どなたか、子ども家庭部長かな、担当は。事案決定をしないで、その方針だなんて言えないでしょうよ。 ◎こども支援センターげんき所長 こちらの6月16日に、この陳情に対する説明資料をお出しするものについては決定をしておりますので、これが、要するに意思決定ということ。 ◆針谷みきお 委員  違う、全然、違うじゃない、ちゃんとした答弁してくださいよ。 ◎子ども家庭部長 この件については、調査させて、後ほどご報告いたします。 ◆針谷みきお 委員  これ、もう常識の話ですね。事案決定のしてないのを答申だなんていうのは、どこでも言えないですよ、それは。  だから、当時の担当に、では、聞きます。事案決定していますね、教育相談課長。 ◎教育相談課長 決裁という形はとっていなかったと思います。 ◆針谷みきお 委員  では、いいです。  では、事案決定していないのだったら、方針だなんて言わないでくださいよ。それは、方針としてやるには、必ず、少なくとも、少なくとも、教育長がはんこを押しているか。多分、この時点では、定野さんが教育長になっていたかどうかわかりませんけれども、少なくとも教育長ぐらいまで、少なくとも部長ぐらいまで、はんこを押して、事案決定というのはしているわけですよ。だから、もし、私、決定してるなら、それ出してもらいたいなと思って、質問しているのに、それはわからないなんて言ったら、おかしい話なのでね。       [発言する者あり] ◆針谷みきお 委員  ありますよ。 ◆市川おさと 委員  今の針谷委員の意見もはっきり言って僕もわからないので、役所の中の組織的な意思決定の在り方というのは、そういうものなのか、どうなのかということは、教育長、お答えください。 ◆岡安たかし 委員  やはりこれは文書に残りますから、委員会議事録で。しっかり今、市川委員言われたように、何千というか、下手したら万に及ぶぐらいの事案、それを全部が書類で部長クラスまでですか、針谷委員の話ですと、全部はんこを押した書類があるとおっしゃっているんで、そういうものなのかどうか、はっきりさせてもらったほうが、しっかりこれ文書に残りますので、よろしくお願いします。 ◎教育長 きちっと精査をさせて、ご回答いたしたいというふうに思います。 ○藤沼壮次 委員長  では、この件については、改めて報告するということで。 ◆針谷みきお 委員  事案決定書があるならば、是非、公開してください。多分、これ情報公開条例で言えば、その事案決定書を公開請求された場合は出さざるを得ないと思っていますので、よろしくお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  他に。 ◆岡安たかし 委員  この陳情審査の(3)受理番号13に関しましては、中学の特別支援教室検討委員会設立等を求めるということなんで、「等」だから、いろいろあるんでしょうけれども、まずはこの検討委員会というところでは、当区は、現状どういう、この中学の特別支援教室に向けてしているのか、そこを教えてください。 ◎こども支援センターげんき所長 今年中に、その検討委員会を立ち上げて、中学のモデルケースが都でどのように導入されて、足立区にもどのように導入すべきかということについて、決定していきたいということで、今、検討委員会の準備中でございます。 ◆岡安たかし 委員  いつ立ち上がる予定でしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 早ければ、年度内には立ち上げる予定でございます。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。  他に質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  では、質疑なしと認めます。  それぞれ、会派の意見をお願いします。 ◆ただ太郎 委員  理由は前回と変わりません。継続でお願いします。 ◆岡安たかし 委員  同じく継続でございます。 ◆針谷みきお 委員  事案決定書の問題まで、まだわからないみたいな答弁をしているような状況の中では、また資料も出てくると思いますので、これはもう継続せざるを得ません。 ◆鈴木あきら 委員  継続でお願いします。 ◆市川おさと 委員  継続で。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決いたします。  本案は、継続審査とすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  それでは、本案は継続審査とすることに決定しました。 ○藤沼壮次 委員長  続きまして、次に、所管事務の調査を議題といたします。  幼保小中の連携による基礎学力の定着に関する調査を単独議題といたします。  何か質疑等はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  ありませんか。 ○藤沼壮次 委員長   それでは、次に報告事項に移ります。  まずはじめに、【追加報告放課後子ども教室夏休み試行実施結果について、学校教育部長から、それから、足立区子ども子育て支援事業計画(素案)の策定とパブリックコメントの実施について、【追加報告チリ共和国サンペドロ・デ・アタカマ市からの高校生受け入れについて、以上2件を子ども家庭部長から報告をいただきます。  以上3件をいただいた後、質疑に入ります。  まずはじめに、学校教育部長。 ◎学校教育部長 文教委員会報告資料の1ページをご覧願います。  放課後子ども教室夏休み試行実施結果についての報告でございます。  今年度、長期休業中における子どもの過ごし方を検討するため、放課後子ども教室の拡大版を夏休みに試行実施いたしました。  1の表に記載のとおり、4校におきまして、7日から10日間程度、午前中に実施いたしました。  今回は、登下校の安全管理や施設管理等踏まえ、夏期講習やプールなど、学校主催行事と並行して実施いたしましたが、学校と放課後子ども教室との区別がつきにくいという面もございました。  夏休み実施に関しましては、スタッフの確保など、地域の実行委員会形式では一定の限界があること、学童保育室、児童館、地域学習センターなどの事業があり、放課後子ども教室の需要の把握が難しいこと、あるいは昼食をどうやってとるかなどの課題がありますので、現在、次年度に向けまして、関係所管と協議を続けているところでございます。 ◎子ども家庭部長 資料2ページをお開きいただきたいと思います。  件名、所管部課名は記載のとおりでございます。  今回、足立区子ども子育て支援事業計画(素案)を作成いたしましたので、報告をいたします。  まず、計画の全体構成でございますけれども、第1章から第5章で構成をしております。そのうち第5章につきましては、平成27年3月に、これは必須記載事項ということで、先行して作成させていただいております。という関係で、その他、任意事項ということでございましたので、今回、第1章から第4章について計画を立てたものでございます。  各章ごとの主な要点でございますけれども、まず第1章でございますが、計画の位置付けといたしまして、子ども子育て支援法第61条に基づく計画であるということと、同時に次世代育成支援対策推進法第8条に定めます行動計画を兼ねるものという位置付けで作成をしております。  それから、他の計画との関連性でございますけれども、基本計画教育振興計画上位計画といたしまして、これら計画との整合性を図っております。  また、本計画につきましては、原則として、就学前の児童、その保護者を対象としておりますけれども、一部、学童保育室ですとか、青少年に関する事業については対象を広げて規定をしてございます。  計画の期間につきましては、必須事項と同じ平成31年度までを予定をしました。  また、進捗管理につきましては、足立区地域保健福祉推進協議会子ども支援専門部会を含むものの中で計画の進捗について、管理、点検、評価していくという規定をしてございます。  第2章につきましては、現状、課題をまとめたものでございます。  それから、第3章でございますけれども、計画の基本的な考え方として、表がございますけれども、柱立て、それから、施策群1・2、それから、各施策群1-①から2-④という形で計画をつくってございます。  また、成果指標につきましては、成果指標1・2ということで、成果指標1「自分には良いところがあると思う子どもの割合」、それから、成果指標2として、「子育てを楽しいと感じる保護者の割合」ということで、成果指標を設けております。  第4章につきましては、各施策ごと取り組み内容ということで規定をしております。  主な事業につきましては、それぞれ指標と目標数値、平成31年度までを定めておりまして、進捗管理をしていくということになっております。
     指標等につきましては、現在、検討中でございますので、別途報告をさせていただきます。  では、第5章でございますけれども、これは先ほど申し上げました、既に平成27年3月に策定しておりますけれども、基本的に変更はしてございません。ただし、数値のみ修正を加えさせていただきました。見込みについて、最新の人口推計の数値を使用して算出し直しております。それから、各方策につきましても、待機児童解消アクション・プランに合わせた数値に見直しをさせていただいております。  その他(放課後子ども総合プラン)、平成28年3月に策定しておりますけれども、これにつきましては、次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画に盛り込むことということにされておりますので、本事業計画の中に新たに体系付けをしてございます。  詳細につきましては、別添、足立区子ども子育て支援事業計画(素案)をご覧いただきたいと存じます。  今後の流れでございますけれども、11月の9日から12月の8日にかけまして、パブリックコメントを実施をいたします。  意見の提出方法につきましては記載のとおりでございます。  以上、計画素案についてでございます。  続いて5ページをご覧ください。  件名、所管部課名は記載のとおりでございます。  平成26年度に、アタカマ市からの高校生の派遣を受入れました。今回も受入れることになりましたので、ご報告をいたします。  経過については、記載のとおりでございます。  日程でございますが、11月の21日から12月の5日まででございます。  派遣される高校生につきましては、3年生の女子1名、2年生の男子1名でございます。  プログラムの概要については、予定でございますが、こういった記載のことを考えております。現在、区観光交流協会等の協力を得ながら、全体のプログラムを、詳細を詰めている状況でございます。  宿泊でございますけれども、足立区少年団体連合協議会の協力を得まして、区内でのホームステイということを考えております。 ○藤沼壮次 委員長  ご苦労様です。  何か質疑ありますか。 ◆針谷みきお 委員  まず、足立区子ども子育て支援事業計画(素案)のパブリックコメントの件なんですが、これは区長の挨拶文というのはできているんですか。 ◎子ども政策課長 申しわけございません、まだこれからでございます。 ◆針谷みきお 委員  そうすると、パブリックコメントにかける資料はないという中で、パブリックコメントかけていくのかな。だったら、例えば章を限定するとかしないと、完成していないものをパブリックコメントにかけるというのはいかがなものかなというふうに思うんですけれども、いつまでにできる予定なんですか。 ◎子ども政策課長 現在、素案といたしまして、第1章から第4章まで作成しているものでございます。  今後につきまして、今、申し上げた、その挨拶文の部分であったりとか、あと、それぞれ、今、施策の指標につきましては、基本計画のほうがございますので、そちらともすり合わせも必要ということもありまして、まだ入っておりませんが、現在は、この1章から第4章までができている。そして、年度内に、最終的に計画としてまとめていきたいと考えております。 ◆針谷みきお 委員  パブリックコメント、この意見公募手続のあれというのは、私、去年、実は法務セミナーというセミナーに出まして、これ市川委員も出たことあるやつなんですが、そこでパブリックコメントについての基本的なフレームとか、そういうのを見ると、足立区のパブリックコメントには幾つも不備あると思っているんですよ。  一つは、具体的な案についてと関連資料を公示するということが原則になっているので、もし区長の挨拶がないものだったら、1章から4章までというふうに区切らなきゃいけないというふうに思うんですね。  それから、もう一つは期間の問題なんですが、行政手続法によるパブリックコメントの流れで言うと、募集期間は30日以上、公示日から原則として30日以上というふうに書いてありますから、これで言うと、11月9日から12月8日までというので、これ30日ぴったりなのかもしれないんですけれども、ただ、きょう、私、ホームページを見たんですが、いまだにこの素案はないですよね。ですから、実際にパブリックコメントしろと言われても、具体的に、きょう文教委員会に終わったら、ここに載せるというつもりなのかもしれませんが、60ページ以上ある資料を、その日のうちに、その日に読み込んで、すぐ意見を書けというのは、どだい無理な話でありまして、少なくともこのパブリックコメントという、国が出している意見公募手続の方法で言っている論で言えば、少なくとも周知期間を、ある程度の時間を取って、ちゃんと申し込む30日というものをきちんと守るという点で言うと、例えば40日なら話はわかりますよね、30日以上いいわけですから。そういう点で言うと、この在り方についてもどうなのか。  全体的に他の、例えば適正規模・適正配置のガイドラインについても、実はその当日まで出ていなくて、その日から案が出ているんですね、これ107ページにも及ぶものを、その日から1カ月と言われても、実際に読むのに、一般の庶民の人は何日もかかかるわけで、30日以上を、意見、公募期間を定めなきゃいけないという点で言うとおかしいんじゃないかと思うんですが、この辺については、パブリックコメントの在り方について、ちょっとこれ副区長にお伺いしたいのは、こういう……いや、教育委員会だけの問題じゃないので、見直したほうがいいと思っているんですよ。その辺、今、初めて言われたから気がつかないかもしれないけれども、要するに根拠法、根拠条例とかそういうのも、実は、私よく調べたら、自治基本条例に書いてある以外で、例えばパブリックコメントに関する行政手続条例に書いてあるかと言うと書いてない。だから、根拠法自体が非常に不明確なためにこういうことが生まれているのかなというふうに思っているんです。なので、そこは検討していただきたい。それだけ、ちょっと答弁をお願いします。 ◎副区長 一応、一定の基準として30日という線があるわけでございますけれども、できるだけそれ以上に規定したほうがいいというのは、もう当然のことだと思っております。そういうこともございますので、その30日の規定のその根幹、どうなっているかと、あるいはどこで規定していくのか等についても検討させていただきます。 ◆針谷みきお 委員  では、是非、それは検討していただいて、これは中央大学の先生が、日本のパブリックコメントはちょっとアリバイ的だという指摘があって、それで、もっときちんとやるべきだというふうに言っていますので、あえて。私もどこに根拠があるのかなと調べたら、自治基本条例に2行、一言、書いてあるだけ。条例にも他にもないというのはよくないなと思います。  それから、次に、3ページの計画の基本的な考え方の中で、「夢や希望を信じて生き抜く人づくり」という教育大綱の基本理念が書かれてあるのは非常にいいんですけれども、この成果指標の考え方で、自分に良いところがあると思う子どもの割合とか、子育てを楽しいと感じる保護者の割合って、この指標というのは数字だと思うんですよね。数字だと思うんです。指標だから数字しかないのかもしれないんだけれども、教育においては、数字以外にあらわれる指標というのは考える必要があるのかなというふうに私は思っているんですけれども、この設定のそういう検討というのは、されたことないんですかね。指標というのはあくまでも数字ですかね。 ◎子ども政策課長 指標の考え方、様々あるかとも思いますけれども、やはり経年を経て比較していくということになりますと、どうしても数字的なものというのを求めていかざるを得ないのかなと思っております。  ただ、何が適正かというのは、本当に私どもも、この指標を考えるに当たっても悩んだところでございますので、こういうものがもっとふさわしいというようなご意見等がございましたら、是非、お出しいただいて。これはあくまでも今、教育委員会事務局としての素案でございます。ですので、その辺り、ご議論、ご意見があれば広く考えていきたいと思っているところです。 ◆針谷みきお 委員  これは教育の内容というのは数字だけであらわせないものというのは多いと思うんですよね。例えば学力調査にしても、正答率、何割は何%目指すとかと、その数値のものを。これ、執行機関の皆さんというのは、打った政策がどう生きたのかというので、もうどうしても数字であらわせる、数字で評価をするとかというのが、しみついている点もあるし、そういう原理の上でそうやっているから、そうなるのかもしれないんだけれども、問題は人間を育てる教育ですから、その辺については、指標を設ける必要がない場合は設けなくてもいいんじゃないかなと私は思っているんですよ、数字だけじゃなくて。  だから、そういう内容について、今後の課題として意見出せということなので、パブコメを出すのか、提言をするのかわかりませんけれども、何らかのご意見は、提案をさせていただくつもりでおります。 ◆市川おさと 委員  子ども子育て支援事業計画の61ページなんですけれども、施策2-4、安心して子育てのできる生活環境の整備で、今さらのようにバリアフリーの推進とあります。これは凄くいいことだなと思います。  ただ、これ学校に限定した話なんですけれども、例えば学校の施設がこういったバリアフリーの施設があっても、運用で不適切な事例があって、例えばスロープのところに、ものを置いて使えないとか、そういったことも、私は実際、知っているのですよ。あまりそういうこと、具体的なことをここで言ってしまうと、地元のことなんで、ちょっと後で部屋へ来て言うんですけれども。  あと、例えば学校で演奏会、体育館でやるわけですよね。そうすると、地域の人に来てくださいということで、ポスターなんか貼って来てもらう。そうすると、僕、これ実際に見たことなんですけれども、うちの近所だって大きい都営住宅があって、障がい者の方もかなり住んでらっしゃるわけですよ。そういうところの方が見に来て、中に入れないんだよね。入れなくて、どうしたかと言うと、体育館の外で音楽を聞いていたという場面を僕は見たことがあって、それは学校の人に注意して、中に入れるようにということも、僕は言ったこともあるんですよ。そういうこともあります。  それからあと、卒業式のときなんですけれども、卒業式、僕も呼ばれて行くんですけれども、最後、来賓が退場するというときに、僕も退場したんですけれども、そうしたら、車椅子のお母さんがいて、その方が一番後ろの隅っこのほうに席をあてがわれていたというところも見たこともあるんですね。こういう非常に個別な話なんですけれども、そういう人は優先的に前のほうに案内するとか、そういうことがもうあっていいだろうと。  要するに、この2-4のこの環境整備というのは、一般の人が利用するということで、やや学校というのが一般の人がいつでもウェルカムという施設じゃありませんので、ちょっと外れているのかなという気はしますけれども、今、文教委員会という場でもありますので、学校の特に、学校というのは地域施設という捉え方は僕はあまり実は好きじゃなくて、子どもの学びのための施設というのが、もうそれが一番大事だというふうに僕は強く思っているんですけれども、それはそれとして、例えばそういった児童・生徒以外の方の利便をしっかり見ていく、そういったことも必要だろうと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎学校教育部長 学校につきましては、物理的、構造的に、幾ら整備しても、市川委員おっしゃるように、運用面でしっかりしていないと何もならないということだと思います。確かにこれはそのとおりでございまして、個別のことにつきましては、後ほど、また教えていただきたいと思いますが、全体のこととして、運用をきちっとやるように、これから改めて点検させていただき、そのように指導してまいりたいというふうに考えております。 ◆ただ太郎 委員  まず、放課後子ども教室の夏休みの実施についてなんですけれども、夏休み中に実施されたのは、今回、初めてということなんですが、他の区の状況というのはいかがな状況なんでしょうか。 ◎教育政策課長 他の区におきましては、民間が受託をしているところは夏休みに実施をしているところもございます。また、足立区のように地域の方々がやっているようなところは、夏休みは実施していないということで、様々でございます。 ◆ただ太郎 委員  これも時代なのか、家庭環境というか、子どもたちが置かれている祖父母の皆さんとの関わりとか、そういったところに関わってくるのかなと思うんですけれども、引き続き実施して欲しいとの要望があるということですけれども、これはどなたからの要望でしょうか。 ◎教育政策課長 主に、実施をして欲しいというのは学校側でございまして、今回初めて学校のほうで夏期講習、それからプール教室、プール指導のところに合わせて放課後子ども教室のスタッフが入りましたので、非常に、学校側としては効果的で、実施して欲しいというご要望があります。  あと、千寿桜小学校におきましては、これまでにも、この期間、放課後子ども教室として実績ございますので、今年度と同程度であれば来年度も引き続き行っていきたいというご要望も賜っております。 ◆ただ太郎 委員  学校側から要望があるということですか。それは学校のほうに保護者の方から要望があるから、学校側が区に対して、またやって欲しいということでおっしゃっているということでよろしいですか。 ◎教育政策課長 説明不十分で申しわけございません。今回、学校側にアンケート、ご要望を聞いたときに、学校側、あくまでも学校主催の行事でスタッフが入っていただいたので、あくまでも学校のご要望でございます。 ◆ただ太郎 委員  居場所というのは、学校がつくって欲しいというのはそうなんです。学校がまたやって欲しいというのはそうなんですけれども、保護者の方からの要望があって、学校側が区にそういうご意見を出されていると思うんですよね。それは違うんですか。学校がただ単に「またやって」という、ただ単に言っているわけではないですよね。保護者の方からのご意見の中から学校が代表して区のほうに「またやって欲しい」ということをおっしゃっているんだと思うんですけれども、違うんでしょうか。 ◎教育政策課長 今回、放課後子ども教室、夏休みに初めて実施をさせていただいた過程では、あくまでも放課後子ども教室は、学校にもご協力いただいて教室のほうお借りしているのが実情でございます。なので、今回、夏休みの試行実施に関しては、学校に協力を得たところなんですけれども、本来の放課後子ども教室であれば、学校の授業が終わって放課後にやるところなんですけれども、今回は午後の放課後ではなくて、あくまでも学校の夏期講習の時間に、ちょっと変則的に試行実施をしたものですから、あくまでも保護者のご要望というよりは、学校側として、この夏休みを試行実施した結果、夏期講習とか、プール教室とか、そういうところでスタッフの補助が入ったので、非常に学校としては、この夏期講習、プール教室が非常に有効だったということで、学校側、あくまでも学校だけのご要望でございます。 ◆ただ太郎 委員  学校側の要望ということは、今回のこの夏休みに関しては、通常の居場所づくりというよりも、勉強する時間だとか、読書だったり、そういうのをさせたいから、夏休み、もう一回やってと学校側がおっしゃっているということでよろしいんでしょうか。  そもそも、放課後子ども教室も、最初に私、発言したように、家庭環境だったりが変化してきて、子どもが鍵、1人で帰っていくというよりも、そのまま学校に残って、夕方までは友だちなり、地域の方が見守られながら過ごしたほうが安全安心だよねということでやっているというのが大きな理由の一つだと思うんですけれども、それの延長として夏休みもやって欲しいということではないんですね。 ◎教育政策課長 全くただ委員おっしゃるとおり、本来であれば、この夏休みの試行実施というのは、学校が夏休みで、学校がないときに、本来はモデル実施すべきところだったんですけれども、放課後子ども教室はあくまでも学校の管理下で安心・安全なところで放課後子ども教室があるというところなので、今回、試行実施をさせていただきました。  なので、今後、本来、夏休み、学校が全くないときに、本来、子どもの安心・安全な居場所というところで、次年度に向けて、今、検討を進めているところでございます。 ◆ただ太郎 委員  私は何が言いたいのかと言いますと、要望があったということなので、そもそも子どもたちが夏休みも学校に行きたい、またこういうのに参加したいと思っているのかどうかというところをお聞きしたかったんですね。だから、その要望というのが学校側からということなんですけれども、でも、それは保護者がまたやって欲しいと言っていることがあるからこそ、学校側が区に対して、またやって欲しいと言っているのだと、私はそのように思うんですけれども、それと同時に、子どもたちが夏休みでも学校で同じことをまたやりたいなと思っているんであれば、またやる方向で動けばいいと思いますし、当の本人たちが、何で、夏休み行きたくないよという中で、無理やりやらせる、無理やり学校に、無理やりという言い方はあれかもしれないですけれども、学校にわざと行かせて勉強させるというのも一つの手ですが、当の本人たちの要望というのも一つ聞いてみるというのも大事なことなんじゃないのかなというふうに感じましたので、一つ検討いただきたいというふうに思います。  あと、子ども子育て支援事業計画(素案)の中で、先ほどもありましたけれども、自分には良いところがあると思う子どもの割合、また、子育てが楽しいと感じる保護者の割合、数字でありますが、成果指標、設定しますが、目標値を設定することは困難であると考えますということで、目標は具体的な数値は示さないということだと思うんですけれども、改めて、その理由をお聞かせいただけますか。 ◎子ども政策課長 目標値の設置につきましては、こちら、これは確実に上がっていくことを目指しておりますので、例えば目標値が70と設定して、では、70になったらオッケーなのかと言うと、必ずしもそういうことではなく、毎年、着実に上昇していって、できれば100に届けばというところかと思いますけれども、とにかく、そういう上を目指していくということでの設定をさせていただいております。 ◆ただ太郎 委員  私もそう思うんですね。自己肯定感を持って、未来を切り拓くたくましい子どもを育むということで、教育大綱の基本理念と同じような考えのことを進めていくと思うんですけれども、率直に申し上げて、自分には良いところがあると思う子どもの割合、これ、私は100%にしないといけないと思います。  自己肯定感というのは、やはり自分の良いところがあるというふうに思っていると言いますか、自分のこれが得意なんだ、自信を持って日々の生活を送っているということが自己肯定感の考え方の一つだというふうに思うんですね。  例えば、これA層、B層、C層とありますけれども、どんどん、ちょっと割合的には下がってきてしまっている現状が、多分、数字見ると、パッとすぐにわかるんですけれども、思います。  何が言いたいかと言いますと、例えば、言い方はわかりませんけれども、C層、テストの結果、あまりよくなかった。だけど、僕は走るのが速いんだよとか、将棋が周りよりうまいよとか、テストの結果はよくなかったけれども、そういうことはできるんだよ、周りよりも優れているんだよと自分が思うことが自己肯定感につながっていくと思うんですね。ですから、これ、決して自分の良いところがあるという子どもの割合を100%に設定するということは決して難しいことでもないし、これはまさに周りの保護者や学校の先生だったり、地域の方々が、その個人の、子どものことをしっかり褒めてあげるというか、よく見てあげて、その子に、僕は、私は、こういうこと周りよりも優れているんだとか、こんないいことがあるんだということを自覚をさせるというか、気づかせてあげるという施策、何か仕掛けを、学校の授業でもいいですし、何かのイベントのときでもいい、そういったことをやっていくことが重要で、これに関しては目標値を100%設定していくべきだと思うんですけれども、その辺りいかがでしょうか。 ◎子ども政策課長 ただ委員ご指摘のとおり、本当に最終目標100%というのはそのとおりかと思います。  今回、あえて年次ごとにそういうパーセンテージみたいなものを設定しないということで、数字を目標値という形で表現はしていないんですけれども、その辺りにつきましては、今後の検討の中で、ご意見は考えさせていただきたいと思います。 ◆ただ太郎 委員  100%と言うと何か、他の言い方でも、全員がいいところはあると思えるような状況を目指しますだとか、そういう書き方だったり、表現の仕方というのはできると思うんですけれども、是非、これに関しては目標を決めることによって、自己肯定感、この醸成につなげていっていただきたいというふうに思います。  あと1点なんですけれども、子育てを楽しいと感じる保護者の割合、これは1歳6カ月児から3歳時、5歳児あります。5歳児だと62.4%ということで、少しずつ下がってきてしまっている。これ、一概に「楽しい」という表現とはどうなのかなと私もここ何日か考えていたのですけれども、「楽しい」に当てはまる、楽しいということ、楽しくないというわけではない、「楽しい」に当てはまるという方々がどんどん減少してしまっているという、これは何か、子どもたちの年齢によって、何か保護者の方々の心情的なものというのが、どういったものがあらわれているんだというふうに思いますでしょうか。 ◎子ども政策課長 こちらにつきましては、実は1歳6カ月児と3歳児につきましては、いわゆる保健センターの健診のときに取っているものでございます。この5歳児というのは、これは別途、また別なところで取っているものなので、設問の内容についても微妙に異なるというところもありまして、取り方の違いであったり、方法の違いであったりで差異が出てしまっているというところですので、こちらにつきましては、このアンケートの取り方の内容等について、今後、検討させていただいて、より皆様の心情を反映したものを取れるような形に変えていければと思っているところでございます。 ◆ただ太郎 委員  わかりました。  この保護者の皆様方の思いをもとに、では、楽しいと思ってもらえるような方を増やしていきたいとか、そういう思いが多分あると思うんですね。ですから、対象がこども園、保育園、幼稚園、いろいろなところに子どもが通われている保護者の方々だったり、それぞれの家庭環境だったり、いろいろ違うと思うんですね。何で楽しいと思えなくなっちゃったのかなとか、何で楽しいと思えるのかという、そういった具体的なことを吸い上げないと、楽しいと思えないという理由を一つずつ潰していくというか、一つずつクリアにしていくことによって、子育ての充実にしっかりとつなげていくべきだというふうに思うんですけれども、最後、その辺りをお聞きします。 ◎子ども政策課長 ただ委員ご指摘のとおり、本当に皆様のそういうそれぞれの考え方とか、あるいはそういう思いという辺りを丁寧に拾い上げて、それを施策化していく、事業化していくということが大変、重要なんだろうと、私どもも思っております。今後、その辺りも踏まえまして、様々な施策をしっかり打っていければと思っております。 ◆岡安たかし 委員  キッズぱれっとの夏休み実施ですけれども、学校数、また実施期間に関しては、様々ご意見はあろうかと思いますが、まずはモデルとして始まったのはいいことだと思っています。  うちの会派も夏休み長期休暇のキッズぱれっと実施というのは本会議でも取上げた経緯もあります。ただ、先ほど、ただ委員も言われたとおり、平日のキッズぱれっと実施においても、曜日ですとか、学年限定とか、時間とかもかなりばらばらだと思うんですが、現状、一概には言えないんですけれども、簡単に、どうでしょうか。 ◎生涯学習振興公社事務局長 今、岡安委員のご発言のとおり、各施設の状況、あるいはスタッフの状況に合わせて、できるだけ全学年、週5日の実施に向けた、それぞれの学校でのやり方でやっているというところが現状でございまして、全く同じところというのは比較的少ないなというふうに思ってございます。 ◆岡安たかし 委員  全学年が平日全て、また時間もある程度、長時間でやるのがいいのかどうかというのは、先ほどあったとおり、ニーズ調査をしっかりする必要があるんじゃないかと思っているんですね。あまり、その地域、あるいはその学校、もちろん7年たったら、ガラガラポンで、全部、保護者子どもも入れ替わっちゃいますけれども、その時点でのその学校、その地域で、どれだけ望んでいるか、それに合わせて、100%でないにしても、比較的満足できるように努力していくというのが大事だと思うし、そこを要望していないのに、あまりやる必要もないとも思っていますし。そのようなニーズ調査というのはされているんですか。 ◎教育政策課長 放課後子ども教室のほうのアンケート調査のほうは毎年やってございますけれども、岡安委員ご発言のこの夏休みの居場所というところでは、まだ実施をしているところではございます。 ◆岡安たかし 委員  平日のやつのアンケートやっていない学校はありますよ。そんな、別にどういう実施方法が適切ですかというのは、例えば2年に一遍、3年に一遍やっていますかと言ったら、やっていない学校あります。これは、はっきりと申し上げておきます。  なので、そういう調査というのは、さっき言ったとおり、1回やれば1年ずついなくなるにはなるけれども、逆に新しい学年が1年ずつ入ってくるわけですから、数年に一遍はしっかりニーズ調査したほうがいいのかなと。それに合わせて、平日、毎日実施して欲しいということであれば、それに応じて努力していくと。できる、できないは別として、大事だと思いますし、長期休暇に関しても、夏休みがいいのか、ゴールデンウィークがいいのか、いろいろあると思います。その辺もニーズをしっかり捉えながらやって欲しいと思うんですが、一方で、今、子どもの居場所という点では、民間、NPO、指定管理団体等で、確か区内で50カ所以上やっていると思います。こういったところと、どう連携しながらやるのか。どちらかと言うと、今はそういう子どもの居場所というのが全国的に脚光を浴びてどんどん広がりを見せているという中で、放課後子ども教室以外のそういう子どもの居場所というのも広く周知して、そういう利用方法と連携しながらやっていくというのは大事だと思うんですが、私、非常に思ったのが、子どもの貧困の視点で広がっている、そういう子どもの居場所の部分もあって、所管が、どこがそういう子どもの居場所を統括的に管理しているのかがわかりづらく、今なっているような気がするんです。ある程度、どこかの所管で、多少、子どもの貧困対策担当部のほうに行っていようが、青少年課のほうに行っていようが、どこかでバチッと全部管理する必要があると思うんですけれども、この点いかがでしょうか。 ◎教育政策課長 岡安委員おっしゃるとおり、昨年度は、この子どもの居場所検討、昨年、立ち上げましたけれども、児童館を所管している住区推進課、それから、当課、それから、生涯学習振興公社、この3つでやってございましたけれども、今年度から、子どもの貧困対策担当課も入って、まさに子どもの居場所を全庁的に俯瞰的に見る検討会を立ち上げているところでございます。 ◎生涯学習振興公社事務局長 岡安委員の前半のアンケートの件でお答えを申し上げます。  公社といたしましては、各ブロックごとに数校選んで、それを経年変化見るということで、同じ学校で、ずっとアンケートを取っているということをやっておりまして、先ほどやっていないところがあるというご指摘がありましたけれども、まさにそういう状況でございます。  今のご発言を踏まえまして、このアンケートのやり方についても工夫を凝らしてまいりたいというふうに考えております。 ◆岡安たかし 委員  わかりました。アンケートはよろしくお願いします。  それと、子どもの居場所に関しても、それはちょっと子どもの貧困対策担当部の部分が入っているので、子どもの貧困対策担当部のほうでとかないように、どこか一つの窓口で全部、うちに聞けば、その辺、全部把握できますよ、していますよという状況にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、やはり民間、NPOに関しては、区があまり、補助金でも出していれば別ですけれども、関わっていない部分、お任せしていて、中身というか、内容というのが本当に放っておいていいのかというか、行っている子どもたちは足立区の小・中学生が行っていたりするわけですから、その辺も少し民間が自主的にやっている部分に関しても、質の担保というか、勉強一つ、もう学校と違うような教え方されても困っちゃうでしょうし。そういった連携も必要だと思うんですが、連絡協議会みたいなものを立ち上げるとか、こういった方向性はどうでしょうか。 ◎教育政策課長 今、ご提案のお話、非常に重要な点だというふうに考えています。子どもの居場所検討で、中学生の居場所も含めて全庁的に考えていく必要がございますので、十分に検討させていただきたいと思っています。 ◆岡安たかし 委員  よろしくお願いします。  それと、子ども子育て支援事業計画なんですが、例えばですけれども、発達に配慮を必要とする子どもの対応ということでは、22ページですとか40ページに、その他、どんどん増えているとかというのは、ちょこちょこ書いてありますけれども、22ページや40ページに文章も長く書いてあるんですが、この計画を達成するために、より具体的な内容というのは何かアクション・プランか何かで盛り込んでいくんでしょうか。と言うのは、ここには「支援をしていきます」とか、「早期発見に努めます」とか、だから、どうするのというところまでは、もちろん書いてないんですけれども、そのためには、こうする、ああするというのは、また別な計画をつくってあるのか、つくるのか、その点どうでしょうか。 ◎子ども政策課長 こちらの子ども子育て支援事業計画の中は、広く全般的に区の取り組んでおります、この分野の計画を、それぞれの事業をとりまとめて掲載しているというような形でございます。  別に計画等をつくるのかというところにつきましては、現段階ではそのように考えておりませんが、今後、発達支援の分野に関しては、区としても力を入れていきたいと思っているところですので、別途検討が必要になってくるかなというふうには思っております。 ◆岡安たかし 委員  発達だけに限らず虐待についてもそうなんですが、虐待は少し詳しく書いてありましたかね、60ページ辺りに。ただ、やはりより具体的に、では、それのためにどうするのという、ここの文章の中では読み取れない、その先を知りたい区民の方もいっぱいいると思います。その辺はここに書いてありますよという、何か実施計画みたいなものがあるといいのかなと思うんですけれども、十分、その点、検討してやって欲しいと思いますし、アクション・プランとかでは盛り込めないんですかね。 ◎子ども政策課長 現段階ではそこまで検討できておりませんけれども、ご意見として承りまして、今後、検討させていただきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  よろしくお願いしたいと思います。そして、それもできればホームページ、別項目に飛ばしちゃってもいいから、ホームページで、ここに書いてありますというように載せていただければ、その先まで、こういうことを区が考えてやってくれるんだなということで、区民の方も安心できると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆鈴木あきら 委員  まず、放課後子ども教室の夏休み試行、これはとても今回、良かったなというふうに思っております。また、いろいろな課題も見えてきたということも、ご報告の中でよくわかりました。  ただ、どうしても、そもそも論なんですが、放課後子ども教室の夏休み試行という言い方が、放課後じゃないのになというところがあって非常にわかりづらいという意見もあったので、この辺をうまく説明できるようにというか、何か工夫してもらいたいなというのが1点ございますが、いかがでしょうか。 ◎教育政策課長 全く鈴木委員のおっしゃるとおりだと思います。次年度に向けては、放課後子ども教室ではなくて子どもの居場所という形で、そういうネーミングも工夫をさせていただきたいと思っています。 ◆鈴木あきら 委員  お願いします。  それから、平成29年から、夏休みが元に戻って8月31日までとなりますよね。そういった意味では、今回、試行実施した中で、皿沼だけが、今、一応、8月22日から24日というのは、これは読書活動かな、行ったと思うんですが、今後はどういう形というか、もちろんいろいろ工夫していくんでしょうけれども、スケジュール的に前半とか、後半とかといろいろあると思いますが、その辺はどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ◎教育政策課長 各学校におきましては、来年度、やはり夏期講習、それから、プール教室のほう、また、それぞれ日程等、組んでいただいていると思います。鈴木委員ご発言のとおり、延びますので、その辺、学校のほうで、またカリキュラム等を、作成をしているところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  夏休みの宿題等もあるので、できれば後半にも実施してもらいたいという声をもらったことがあるんですけれども、前半だと、あまりそういう、逆に言えば、家族旅行とか田舎に帰るとかというのが、大体7月の辺りから夏休みのお盆休み期間にかけてと。逆に、今年までは25日までだったので、25日から31日ということでは、今度、延びますから、そういった意味では、まだ夏休みの宿題の追い込みというところもあって、自宅よりも、そういうところで見てもらったほうがいいとかという、もちろんその辺もいろいろあるでしょうけれども、そういった工夫も一つ、各学校で、どちらがいいのか、いろいろ考えてもらえればいいなというふうに思っていますけれども、一つの意見としてありましたということだけ、ご報告したいと思います。  それから、あと、この学童の待機児解消という意味合いもあるのかなと思うんですが、その辺は、今後、区のほうはどういうふうに考えていくでしょうね。 ◎教育政策課長 鈴木委員ご発言のとおり、練馬区では、やはり学童の待機児解消という形で、夏休みをNPOのほうに委託して全日やっているという事例もございますので、今現在、住区施設も入っての夏休みの居場所検討でも、その辺を検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆鈴木あきら 委員  子どもの居場所づくりということから考えれば、もちろん学童の待機児解消に、ということでの期待度というかな、そういった部分もあるでしょうし、それから、先ほどお話したような、例えば学校ではないけれども、家庭でもないけれども、ちょっと勉強見てもらいたいなとか、見守って欲しいなとか、そういった親御さんも多いということもあるでしょうし、子ども自身も普段、両親がいないときに、ちょっと勉強を、わからない問題を解きたいんだというときに、そういったものがあったほうがいいかなとかという、そういったものもあるでしょうし、また、遊びたいと、子どもたちと一緒に、仲間と、友だちと遊びたいという子どももいるでしょうから、その辺、居場所ということから考えれば、そういった意味で、今後、先ほどスタッフの確保が課題であるという話もありましたから、当然、NPOとか、そういったものも含めて、何かいろいろな効果があるものを探っていくのも必要なのかなと思うんですが、もう一度、その辺いかがでしょうね。 ◎教育政策課長 鈴木委員ご発言のとおり、児童の夏休みの居場所等は、様々な居場所があっていいかというふうに考えております。現に今年から地域学習センターのほうでも、フリースペースで、中学生よりも小学生のほうが学習をしているスペースが、来館者が多いという情報も得ておりますので、全庁的に子どもの居場所、真に必要な居場所、様々な居場所というのを検討していきたいというふうに考えております。
    ◎生涯学習振興公社事務局長 私どもも放課後の時間どう過ごすかというのが非常に児童にとって大きな意味合いがあるというふうに考えております。今まで自由遊び、自主学習ということで、見守りを中心にやってきたところでございます。引き続き、その点は堅持したいと思っておりますが、同時に、やはり体験の場としても非常に大きな意味があるということで、放課後+One(プラスワン)事業という名前を付けましたけれども、平成28年度から折り紙ですとか、将棋ですとか、あとはスポーツ関係ですとか、これを体験する機会をこの放課後子ども教室の中で実施しているところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  今のお話、とても大事だなと思って、共感します。  また、次に、子ども子育て支援事業計画のほうなんですが、もちろん、この基本理念等について反対するものでも何でもないんですけれども、ただ、ある方から、これあったんですが、「自己肯定感を持ち」といったときに、先ほどもお話、どなたかの委員さんからもありましたけれども、勉強もスポーツも苦手で、肯定感、両方とも持てないという子どもであっても、例えば今のお話じゃないけれども、将棋だとか、折り紙ができるとか、そういったところでも肯定感持てるということで、それはまたいいんでしょうけれども、ただ、そういった意味で、ただ肯定感を持つということだけじゃなくて、何か楽しいことがあると。自分が楽しめる、楽しいんだというのが必要だ、というのが一つあるんじゃないかというのがあったりしました。  それから、もう一つ「生き抜く力」というのが、とてもわかるんだけれども、少しネガティブな気がするという意見もあったんです。なぜかと言ったら、これは多少、生きていることが今後、将来に向かって生きていくことが楽しいんだということが大事であって、「生き抜く力」と言うと、何か生き抜かねばならないとか、そういうような意味合いについてもあるのかなという、苦しい状況でも頑張るんだよという、そういった意味合いにもとれないでもないという言葉があったんですが、ここら辺、これを反対するから直しなさいとかという話じゃなくて、そういった視点も各いろいろな、これから先、詰めていくところで、何か文言的に含めて欲しいと思うんですが、これいかがでしょうか。 ◎子ども政策課長 基本理念につきましては、こちらは教育大綱のほうの基本理念でもございますので、ここは直すということはないかと思いますが、今のご意見につきましては承らせていただきたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  私のほうからも、まず放課後子ども教室の件でございますが、夏休みの居場所ということでは、働いている保護者の方から、やはりお昼、お弁当を持たせたいとか、そういうことがたくさん要望とかがございまして、確かに児童館がお弁当を持って、多分そこで食べれるような体制になっているかと思いますが、その他でお弁当が食べられる場所というのはございますでしょうか。 ◎教育政策課長 さの委員おっしゃった児童館の他に学童のほうは、そもそも夏休み、お弁当持参でというところでございます。 ◆さの智恵子 委員  今後、できれば、夏暑いときに、お弁当を置いていくと腐ってしまうとか、また冷蔵庫に入れておくと、子どもが気が付かずに食べないとか、様々ご要望がございますので、是非今後、居場所づくりを考える上では、昼食のお話も先ほどございましたが、是非、そういうものが食べられるようなスペースの検討もお願いしたいというふうに思います。  そしてもう1点、子ども子育て支援事業計画でございますが、先ほどもただ委員のほうからございましたが、やはりこの指標にございます、子育てを楽しいと感じる保護者の割合ということでございまして、3歳児から5歳児に上がると、30%子育てが楽しいと思えるという保護者の割合がダウンしているということがちょっと、こんなに多いのかなということで思えまして、対象とされているのが区内の保育園や、また幼稚園等でございますが、何人ぐらいの保護者からのアンケートの回答であったんでしょうか。 ◎子ども政策課長 こちらは各保育園にお願いしておりますので、協力いただいた人数ということで、各園からの回答をまとめたものでございます。ですので、全園で実施しているということで。 ◆さの智恵子 委員  今、針谷委員から9,000人ぐらいでしょうかということでしたが、そのぐらいの数ということでよろしいでしょうか。  本当にこちらで、楽しいと感じることが多いというふうなことがございますが、子育ては大変なこともあるけれども、楽しいこともあるということが前提かなというふうには思っているんですけれども、こちらのほうの21ページのほうで、現在の子ども・子育て家庭を取り巻く課題ということでも、課題が幾つか挙がっておりますが、その中の2番の、仕事と子育ての両立支援ということで、本当に今、働くお母様が増えているということで、この辺もとても大事なことなのかなというふうにも思っております。  そして、最後の主な事業のほうでも、こちらのほうでは52ページから53ページに当たってもたくさんの事業が今後、展開されるということで期待はあるんですけども、なかなかそれが保護者に届いていないという状況もございますので、是非、こういうすばらしい事業があるということを、本当に具体的に、是非、周知するような取り組みもお願いしたいというふうに思うんですけれども、今、こちらはどのような形で周知を今後考えていらっしゃるでしょうか。 ◎子ども政策課長 区で様々取り組んでいる事業が、なかなか実際の保護者の方のところに届いていないというご意見はよく頂戴いたしますけれども、現在は、保育園のお申込みの際のコンシェルジュであったりとか、あとは広報などを通じてのPRということになっております。今後、この周知の方法については更に工夫が必要だと思っているところでございます。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。  他にありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  それでは、報告事項を終了いたします。 ○藤沼壮次 委員長  その他。 ◆市川おさと 委員  この要求資料の学区域内の居住児童・生徒が全員学区域内に入学した場合の学級数という針谷委員が要求したもの。これ見て、僕も申し上げたいと思う。  中学校、例えば第一中学校、これ居住者数が552人で、生徒数が252人というふうに半分以下の子どもしか、これ行ってないというのは、これは地域性もあって、要するに区外の私立中学校のほうに進んでいると、おおむね。そういう理解でよろしいんでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 市川委員おっしゃるとおり、第一中学校の場合は180人近くが私立学校のほうに入学しているという状況でございます。 ◆市川おさと 委員  そうしますと、例えば第一中学校のキャパシティ上の問題で、学区域内の居住者が第一中学校にあんまり入ってしまうと、キャパシティあふれちゃうというふうにも思うんですけれども、その辺はもうあらかじめ私立中学校に行くだろうという見込みのもと行われているという理解でよろしいんでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 基本は、学区域内のお子さんが全員入れるような学校をつくっていくというのが基本にはなるかと思いますが。 ◆市川おさと 委員  ちょっと、では、現在、第一中学校、これは552人居住者数とあるんですけれども、それは現実的な話じゃないかもしれないけれども、実際に受入れるキャパシティはあるという理解でよろしいんでしょうか。 ◎学校施設課長 全員ですと、やはりなかなかおさまり切れないという現状でございます。申しわけございませんが。 ◆市川おさと 委員  ちょっと何か答弁がぶれているなという印象もあるんですけども、僕の理解で言うと、地域性もあって、私立に行くということを見込んだ施設整備が行われているという、そういう理解でよろしいんでしょうか。 ◎学校施設課長 そのとおりで、私立のほう、それから、選択制ということもございますので、過去の、今年度も大体、100人ぐらいがやはり募集で、今の段階でもその程度ということもございます。申し上げづらいんですが、やはり選択制というところで、学校の評判というところで親御さんは選ぶという傾向がございます。 ◆市川おさと 委員  わかりました。第一中学校の事例はそれでいい。  それから、12番の江南中学校ですね、ご案内のとおり、島というか、狭い地域の中の唯一の中学校なんですけれども、にも関わらず、居住者が240名なのに生徒数が113名と。これ聞いたことがあるんですけれども、要するに橋渡って、荒川区のほうに行っているという、そういうふうな、聞いているんですけれども、その辺りの実態はどうなっているんでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 江南中学校につきましても、私立、あと他区市ということで、大勢の方がそちらのほうに流出しているという状況でございます。 ◆市川おさと 委員  あんまり個別の話を言ってもしようがないんですけれども、そういった、要するに、例えば江南中学校の場合、私立に行っている子もいるわけですけれども、僕が聞いた話では、橋渡って荒川区のほうに行っている子が随分いるというふうにも聞いているんですけれども、その辺り、ちょっと行かさないように、もっと魅力とかというような、そういう話というのは、なかなかならないのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。ちょっと話関係なくなってきているか。誰か答えて、うまく。 ◎教育指導課長 現在、小中連携等を進めて、特に今、お話の学校については、小学校1校、中学校1校の学校ということで、充実した連携をして、9年間を見通したという観点で、流出を防ぐというようなことを進めているところでございます。 ○藤沼壮次 委員長  市川委員、よろしいですか。  他に。 ◆ただ太郎 委員  すみません、今、学区域のほうで一つお聞きしたいんですけれども、確か、私は小学校、中学校のときは、あなたはこの小学校、あなたはこの中学校ですと、しっかりと、がっちり決まっていたわけですけれども、来年度、再来年度からですか、小学校は隣接する学区域内にも自由に選択できるというふうなことになると思うんですけれども、そもそも、自分の住んでいる地域の学校に通うというルールから、これ門戸を広げて、どこでも、抽選だったり、いろいろなことを……いろいろな要望があったと思うんですけれども、この学区域に関して足立区はどのようにお考えですか。  例えば、私が一つ思うのは、地域の子どもは地域の皆さんと一緒に子育てをしようなんて、先ほどもいろいろな中で、目標にしている中で、当の地元の子どもたちが、その地元になかなか、昼間いなかったり、町会の方々とも、顔を見ても、なかなかちょっと誰々さんの子どもさんだというのがわからなかったりというような現状があると思うんですが、その学区域に関して、そういった、いろいろな地域の関わり合い、そして、子育て支援だったり、そういったことを絡めて、区はどのようにお考えでしょうか。 ◎学務課長 学校選択に、基本的には各学校ごとに学区域が今もございますので、その学区域に入るのが原則でございます。しかしながら、中学校であれば、今、全学校が選択できる。平成30年度から、小学校については隣接というふうに変えますけれども、ある程度、部活であるとか、それからあと、それぞれの学校のやり方など、多少の自由な選択もあってもいいのかなということを、バランスをとりながら、今、こういったような学校選択制の制度ができ上がっているかなというふうに考えております。 ◆ただ太郎 委員  なので、それぞれがその子どもたち、また保護者の方々が部活、本人がやりたいから、こっち行きたいとか、こっちのほうが何か、誰々さんのお友だちが行ってるしとか、校風がいいと聞くからだとか、いろいろありますけれども、いろいろな子育て環境、いろいろな子育て目標、区が策定している中で、その目標達成するためにも、しっかりそのバランスというか、そういったものをしっかり保っていかないと、これも30年後、町会も危ないんじゃないかなと思っているんですよ、はっきり言って。だから、もっと若い人だったり、小さいころから、そういう地元のことを、関わり合いを持つということも何とかしてもらいたいなと。難しいことかもしれないですけれども、そこをしっかり研究して実行していただきたいと思いますので、お願いします。 ◎教育長 ただ委員おっしゃることはもっともだと私、思っています。  この間、ある周年行事に行ったときに、「中学生消火隊が避難訓練のときに一生懸命やってくれるんだ。でも、あれ、うちの地域の子じゃないんだよね」、非常にびっくりしました。  今、学務課長お話しましたけれども、既に10年、この制度やってきたわけですけれども、平成30年には、小学校も全区域よかったわけですけれども、少し隣までに縮めた。こういった地域性をきちっと考えながら、今後を見据えた教育をやっていかなければいけないなということは、私もそう感じておりますので、研究を続けたいというふうに思っております。 ◆市川おさと 委員  今のに関連して。ただ委員のお話、本当に僕も心強く聞きました。  というのも、うちの地元の入谷のほうの中学校、これはもう小学校から進学するときに、とりあえずみんな、はっきり言っちゃうと、第十四中学校のほうに申し込んで、ほとんど枠ないんだけれども、そこを落ちたら、じゃあ、こっち来るかという、そういうのがもうなっちゃっているわけですよ、はっきり言って。はっきり言ってですよ。はっきり言って。ですから、先ほども江南中学校の話もちょっとしましたけれども、やはり駅近くの大型の中学校に、はっきり言って、部活も先生も、有名な先生、僕は必ずしも、そういう学校がいい学校だと思わないんだけれども、入谷とか入谷南、立派な学校ですよ。そういう学校もしっかりと人員、学校の先生ですよ、そういう先生を、いい先生という言い方しちゃいますけれども、そういう先生を是非、政策的に引っ張ってくる、誘導する、特に入谷のほうはね。そういうことを強く、私、本当にこれお願いしないと、みんな第十一中学校とか第十四中学校とか、そっちのほうに、はっきり言って、行ってしまうんだから、その辺のところは、教育委員会として、教育長としても、しっかりと取り組んでもらいたいなと思うんですが、いかがでしょうか。       [「要望じゃなくて」と呼ぶ者あり] ◆市川おさと 委員  要望じゃない。取り組んでください。 ◎教育長 先ほどお話したように、地域の子どもたちをどう育てていくのかという視点で考えさせていただきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  ごめんなさい、この表の話になったので、何点か確認したいんですけれども、この今、黒字になっている児童数、居住数の人数差。黒字になっているのは、いわゆる可能受入人数からの差じゃないですよね、現在の児童数ですから。例えば、小学校で言えば、2番の西新井小学校、学区域の子が全部、ここを希望した場合、113人が抽選になっちゃう、こういう意味になるのか、それとも、可能受入人数から言えば、それも入るのか、この辺教えてもらいたいんですけれども。 ◎学務課長 この居住数413名ですけれども、要は居住数については、今、これは入れる形になっていますけれども、他の学区域から。 ◆岡安たかし 委員  逆だ、逆の話だ。逆の話です。ごめんなさい。逆ですね。ごめんなさい。だから、赤のところが、では、千寿第八小学校が69名で、入れないんですか、これという話です。505名というのは、今の児童数、もう目いっぱいになっているんですか、全部、これ全部、105校もそうですか。 ◎学校施設課長 千寿第八小学校につきましては、今年度、増築をさせていただいて、やはり足りなくなるだろうという予測です。  574の18人の学級については、受入れが可能でございます。 ◆岡安たかし 委員  違う。だから、全ての小・中学校、この今、生徒数、学級数というのは、もうキャパいっぱいのが書いてあるんですかということを聞いているんです。 ◎学校施設課長 中には、先ほどもちょっとご答弁させていただきましたけれども、受入れが厳しいところもマイナスの赤字で書いてあるところを加算した場合に、やはり受入れがちょっとなかなか厳しいところは中にはございます。 ◆岡安たかし 委員  ちょっと聞き方変えます。受入可能人数を書いてあるのかどうかということです、この児童数・生徒数は。受入可能人数なんですか、今の現状の人数なんですか。 ◎学校施設課長 これ、現状の人数でございますから、受入れは可能です。 ◆岡安たかし 委員  すみません。だから、受入可能人数ですから、このマイナスがそもそもですよ、居住者数の生徒・児童が全部ここを希望した場合、この数字にはならないということですよね。マイナス300が仮に150になる場合もあるかもしれない、ちょっと極端な例で、ということでいいですよね、理解として。       [「それだけですかね」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  言っている意味がよくわからない。 ◆岡安たかし 委員  受入可能人数が書いてあるわけじゃなければですよ。 ○藤沼壮次 委員長  現状の人数。 ◆岡安たかし 委員  現状の人数であれば、今、居住者数から、これ引いているマイナスですから。言っている意味わかるでしょう。       [「わかる、わかる」と呼ぶ者あり] ◆岡安たかし 委員  何でわからないのかなと。わかっている人とわかっていない人がいるのが不思議なんだけど。だから、執行部はわからないみたいなんですけれども。  要は、この表だと、受入可能人数が書いてないから、実際のこのマイナスというのは、ただ単にマイナス100と言ったら、その居住者数のところの児童・生徒が全部希望したら、マイナス100、100人入れなくなっちゃうんだと捉えられるような見方もできちゃうわけですけれども、現状、だから、実際には空いている学校があるんじゃないんですか。キャパからいけば。だから、そこを今、確認したかったんですが。だから、この数字というのは、現状の生徒から引いているんで、何か参考になるようで、ならないような感じになっちゃっているというのを言いたかった。今からつくるのは大変でしょうから、可能受入人数は、表は配られるから、それに照らし合わせてくださいと言われればそれまでなんだけれども、もし、できれば、これ、可能受入人数をもう1行入っているとわかりやすいのかなと。大変ですかね。しようがないんですね。では、それはいいです。  もう1個忘れてしまった、しゃべっている間に。もう結構です、もういいです。 ◆鈴木あきら 委員  先ほど市川委員とただ委員もおっしゃっていましたけれども、原則、そういった考え方というのも、もちろんあっていいし、なんですけれども、ただ、そもそも論で、なぜ学校選択制度が始まったかというときのことを知っている身から言ってもそうなんですが、もちろん地域が大事ですと、また地域で教育をするということも重要でありますと。ただ、では、全員そこからいなくなっちゃうのかという話じゃなくて、希望者がいなくなると。希望者が、極端にここの地域から、もう本当に半分以上もいなくなっちゃうよというのだったら、それは大問題かもしれないという部分が一つあって、もう一つは例えば地域は大事だけれども、子どもたち、例えば小学校の場合は、今度、小さくしたから、それは理にかなっているなと思うんですが、中学校の場合は、どうしても部活を重んじている人も、子どもたちもいっぱいいるわけですよね。そうすると、実際、自分が行きたい学校があるのに、自分が学区域で決められた学校があるんだけれども、そこには自分の好きな、やりたい部活がないという場合は、どうしても違うところへ行きたいわけですよ。だから、子どもの教育といったときは、その子どもを我慢させるのかということにもなってしまうわけで、やはり子どもの自由性を重んじるためには、本当は、そういった全部の学校に同じような、公平な部活があったりとか、同じようなレベルの学校の先生がいっぱいいるという前提だと思うんですけれども、それがなかなか現実そうはいかないということからいけば、どうしても子どもの勉強したい意欲、それから、スポーツをしたい意欲を奪うことが問題だということもあって、それで、こういった制度が始まっているというのもあるわけですから、ある意味では、今、教育長の話だと、原則そういった方向性は、お二人の意見わかりますよと言って、あたかもそういうふうに全部しますよというようなイメージで捉えてしまうと、では、もう一方のこういった人たちはどうするんですかという部分も考えてもらいたいなと思うんですが、1回それだけ。 ◎教育長 私の本意とすると、地域のというお話をしましたけれども、10年前に、そういった議論もあって、出るほうの制限、しなかったわけですよね。そこにやはり制度的に問題もあったので、そういったことについては、きちっと検証、検討したいというふうに思っております。今の部活の問題についても、私もそのとおりだというふうに思っております。 ◆鈴木あきら 委員  その辺の検証を、10年間たったから、では、見直しをいきましょうというのならわかるんですけれどもという話なんですね。  それから、具体的に内容なんですが、例えば、そういった意味では、2ページの64番、足立入谷ですね。例えば、212人もマイナスになってしまうわけですよね。それによって、例えば392人の居住者がそこにいるのにも関わらず180人になってしまっているという問題があるということが、これでわかるわけですね。  そうしたときに、では、この場合、対策を打つのか、打たないのか、具体的にどういう検証をして、今後、どういうふうにしていくつもりなのか、それとも全くそのまま、何もしなくていいよというふうに考えるのか、それはどういう形を考えるんでしょうか、教育委員会としては。 ○藤沼壮次 委員長  どなたか。 ◎教育長 先ほど申し上げましたように、学校選択制は出るほうの制限をしなかったために、今こういうことが起きたんだと、私、思っているんです。なので、今回は隣接の学校までに、小学校については改めるということを検討の上、実施をするということにしたわけです。  今後もそういったところを通じてやるということが一つと、そのルールを変えるということが一つと、もう一つは、学校のやはり特色ある学校をどうするんだということについても、きちっと検証、検討して力を入れていく必要があると、私自身はそう思っております。 ◆鈴木あきら 委員  だから、そういった意味では、足立入谷の今、状況がどうなのかということが、また、出るほうもということはあるんでしょうけれども、内部だけで何か改善点が、探せばあるのかどうかとか、そういったことも必要だと思うんですね。そういった意味では、この表は、私たちが、針谷委員資料要求したからというわけではなくて、もともと、そちらのほうにはあるわけですから、ある中で、放置するというわけじゃなくて、それをどういうふうに検証して、対策を打つべきなのか、打たないべきなのか、打たなくてもいいのかということを考えてやっていくべきだなというふうに思います。  そういった意味では、あとは、もう一つ、花畑第一小学校と花畑西小学校ですね、例えば41番と42番。この二つということを考えれば、片方は210名のプラスで、片方はマイナス174名と、こういったバランス的にはどうなのかなとか、地域的にもあるでしょうけれども、その辺というのは、具体的には何か検証はされたんでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 この花畑第一小学校、花畑西小学校につきましては、今後、取り組む地域エリアということで、今回、指定させていただきましたので、今後、その中で、実施計画案をつくる際に、検討させていただこうという考えでございます。 ◆鈴木あきら 委員  あともう一つは、もちろん、この表から見れるところの一つの内容として、これは保護者とか子どもたちの、ある意味では、本来の教育というものはそうあるべきかどうかというのはまた別にして、例えば学校がきれいだからとか、冷暖房がしっかりしてるからとか、そういったことで選ぶ場合もありますよね。だから、その辺での人気のバランスというのも違ってくるんだろうなということは、よくわかりますので、その部分は、一生懸命、先生方なり、教育委員会が努力しても、なかなか数値に、数字にならないという部分もあるでしょうから、そういったことも今後、施設計画をやっていく上で、では、あまりにもバランスがおかしいんであれば、優先順位を早めるとか、そういったことも必要になってくるケース、リニューアルとか、例えばトイレのほうを先にきれいにするとか、そういったこともあると思うんですが、その辺は、施設課のほうはいかがでしょうね。 ◎学校施設課長 施設の、こういったデータで、皆様方に本当にご心配をおかけしていまして、そういう施設が選択のというのを、私も多少お母さん方から聞いているところはございます。しかしながら、我々も、そういったことには十分注意をしながら、例えばおトイレですとか、今回、全部やらせていただきました。また、エアコンについては、今、検討しているところでございますので、極力、全部やりたいんですが、なかなか105校というところもございますので、これはやはり計画立てて、じっくりやらせていただいて、なるたけ、私としては、私どもとしては平準化していただければという願いはあります。そういったことから、計画的に改善のほうは今後も努力させていただきたいというふうに考えてございます。 ◆岡安たかし 委員  先ほど失念した2点、一番、本当はそちらが聞きたかったんですけれども。  小学校、中学校、それぞれ合計人数で、特別支援学級に行っている生徒数ってわかりますでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 通常の平成28年5月1日の数字でよろしいでしょうか。特別支援学級に行っている人数。小学校のほうが275名、中学校のほうが、189名が固定級のほうに行ってございます。 ◆岡安たかし 委員  そうしますと、例えば小学校では1,000名以上、中学校だと2,600名以上ですか、2,700名ぐらいになるのかな、の方が他区の私立ですとか、中にはフリースクールとか、そもそも学校に行っていない子もいるかもしれませんということでいいんですね。 ◎学校適正配置担当課長 岡安委員おっしゃるとおりでございます。 ◆針谷みきお 委員  そもそも私がお願いした資料なので、その趣旨も含めて質問したいと思うんですが、一つは、今、私立中学校の話が出ました。先ほど市川委員の質問に答えて、学校適正配置担当課長が第一中学校の場合180人だと言ったんですが、そうすると、各校で、大体、中学校、小学校、数は捉えて、私立中学校に行っている児童・生徒数は捉えているという認識でよろしいですか。 ◎学務課長 各学校ごとですか。学校ごとでは資料としてあります。 ◆針谷みきお 委員  その辺もちょっと勘案したいなと思いますけれども、実は私も先ほど教育長市川委員やただ委員、岡安委員の質問、皆さんの質問の中で教育長が答弁した、公教育の重要性であり、また、全ての子どもに発達を保障するために、区教委として全力を挙げるという姿勢は、私も高く評価をしたいし、その努力はずっと頑張っていただきたいというふうに思っております。  それで、今回、適正規模・適正配置の議論の中で、学校選択との関係がやはりあるんじゃないかというふうに思うんですね。例えば、先ほど鈴木委員が言った足立入谷小学校の関係ですけれども、これは私が住んでいる学区域なんです、実は。なぜこうなるのかというのも大体わかっているんですけれども、区教委として、この学校という話じゃなくて、選択の選び方、先ほどどなたかが部活の話が出ていたけれども、私は部活だけじゃないと思っているんですけれども、これは開かれた学校づくり協議会の、確か調査をやったので、学務課が捉えているのかもしれないんですけれども、要するに選択する項目、5項目ぐらい、多い項目、もし答弁できるなら言っていただけますか。 ◎学務課長 ちょっとお時間。すみません。 ◆針谷みきお 委員  私のこれ、開かれた学校づくり協議会のデータを、確か読んだことがあるので、大体はうっすらとは覚えているんですけれども、やはり部活は大きいと思います、中学校の場合。  ただ、小学校の場合は、いろいろな風聞と言いますか、どちらかと言えば、聞きつけたお話のほうが多いかなと。足立入谷の場合なんかは舎人第一小学校に行っているお子さんが多いと思うんですけれども、いろいろな理由があるんですよね。  例えばオウムがあるんですね、うちのほうはオウムの拠点があるんですよ。だから、あそこには行きたくないんだというのもありますし、いろいろな要素があるだろうと思います。それから、中学校などは荒れているから嫌だとか、そういうことなんですけれども、実際にはあまり関係がないんですよね、実は。教育内容や、水準の問題で言うと。  そういう点で言うと、もう少し、区教委としても、先ほど鈴木委員が、そういう学校ごとに差が出てしまうようなところの取り組みをどうするのかという点で質問がありましたけれども、私は、西伊興小学校を、校長先生とも話したことがあるんですが、実は凄い過小規模校になったことがあるんですね、ご存じだと思うんですが。この辺は教育指導課長のほうが知っているかもしれませんが、今、これ適正規模にほぼなっていると思うんですが、どんな取り組みがされたのか、ご存じでしょうか。 ◎教育指導課長 西伊興小学校に関しては、非常に過小規模になって以降、地域、開かれた学校づくり協議会と特に連携を充実して、かなり教育活動、地域を巻き込んでの教育活動を整えてきました。その点で、地域の信頼を更に厚く得て、子どもの数が増えてきたという現状です。 ◆針谷みきお 委員  私、先ほどは、本当はそういう答弁いただきたかったんですね。やはり区教委が頑張って、どの学校でも同じような教育水準も教育条件も整備しますよと、頑張りますよというのを発信するのは、もちろん学校の努力もあると思いますけれども、場合によっては、給食がうまいから日本一なんて、うちの学区域の入谷中学校なんていうのは、ある校長のときに、それは頑張って増やしたとか、いろいろあるので、何とも言えないのですね、実は。  ただ、やはり一番大事なのは、区教委が責任を持って、きちんと、その学校は、どこの学校でも公教育として役割を果たしていますし、頑張っている。私は日本の教員というのは、本当に40人学級や、そういうもとで、一斉授業の中では、本当に基礎的な力をつける能力を持っているし、教師は本当に頑張っているというふうに私は高く評価しているんですね。  他の外国の例などは、一斉授業は、なかなかやっていないわけだし、そういう点で言うと、日本の教育も変わりつつはあるとは思いますけれども、そういう点では、信頼をして、学校現場の校長先生や現場の先生たちの意見なんかも聞きながら、区教委としても、是非、子どもたちの教育水準の向上、成長の発展に力を尽くすという点は、そういう努力もしていただきたいなという思いもあって聞いたのと、それから、選択の自由化との関係で、このように格差が出るというのは是正をしていただきたいというのもあって聞いたわけでありますけれども、そろそろ具体的に、学務課長のほうで、今、私が先ほど聞いた「お時間を」というので準備できましたか。
    ◎学務課長 すみません、手元の資料はもっと……すみません。 ◆針谷みきお 委員  今ないのね、では、後でいいです。  では、これについては、今後の課題にしたいと思いますけれども、もう一つ、適正規模・適正配置の関係で言うと、今回、区教委が初めてパブコメをやるというふうに決断をしたわけですが、その理由をお聞かせ願いたい。 ◎学校適正配置担当課長 今回、パブコメを初めて実施したのは、前回までは基準等の細かい変更していませんでしたが、今回のこのガイドラインにつきましては、適正規模・適正配置、施設更新の基準を全て変更してございますので、全区的な事項ということで、パブコメを実施した次第でございます。 ◆針谷みきお 委員  そうすると、この基準というのは、対象の当面出ている17校、3地域の17校の対象ではなくて、足立区内の全ての小・中学校の配置の基準を変えるのでパブコメをやったという理解でよろしいんですね。 ◎学校適正配置担当課長 足立区内全校に該当する基準になっていくということでございます。 ◆針谷みきお 委員  それはいいんですが、実はパブコメの趣旨から言うと違うんだよね。行政手続法の問題は、その自治体の全部に関わるからパブコメやるとかいうことでは実はないんですね。区政にとって重要な課題であれば、別にその地域の特定の問題でもパブコメやってもいいんですよ。それはそういうふうに、私は学んできた法務セミナーの先生はそう言っていますので。パブコメやること自体、私、否定しているわけじゃないからね、誤解しないようにしていただきたい。ただ、パブコメのそのものの、私としては位置付けが、先ほども言いましたけれども、もう少し正確に理解していただきたいなということもあって言っているわけでございます。  それからもう一つ、2点目。最後にしますが、教育長だったか、学校教育部長の前回の答弁で、仮に学校の適正規模・適正配置のガイドラインが決定されたとしても、小学校はそれを知らなかった児童が、途中で、どこかの学校に行かなきゃならないということがないように、6年間は留保し、中学校も3年間留保するということなんですが、この場合、新しく入学者を絞ると、この学校は適正規模・適正配置の条例が可決したので新しい入学は受入れませんよという、その6年間ですね、いう措置をとるという意味ではないというふう風に理解してよろしいですか。 ◎学校適正配置担当課長 周知期間をとるというのは、単に統合の計画の周知期間ですから、特に入学を制限するとか、そういったことではございません。 ◆針谷みきお 委員  そうすると、これ、実は学校を選ぶいろいろな子どもたちとか親御さんのあれは、例えば統廃合の対象になっている、今回、高野小を見ると、238名のところが320名、実際にいるわけですね。つまり、小規模校が評価をしているということも考えられるし、統合がもう見えているけれども、頑張って、こういうように変えようというようなこともあるし、それから、加平小ですけれども、これも小規模校だったけれども、今回、これは校舎が新しくなったから、そういうふうに増えているのかなというふうに思うんですけれども、この2点はどうでしょうかね。2校について。 ◎学校適正配置担当課長 まず、加平小につきましては、施設が新しくなったということで、そこから人気が出てきたのは確かだというふうに考えております。  すみません、高野の関係は、高野につきましては、便がいいということで遠方から、場合によっては日暮里・舎人ライナーを使っての入学者等々も増えているというような状況はあるとみております。 ◆針谷みきお 委員  では、これでやめますが、パブコメがこれからやられるので、是非、区の基本姿勢としては、これは教育長にお伺いしたいと思うんですけれども、パブコメの意見を十分尊重して、この計画についての区民の意見を集約をして、ある意味、今は案だけれども、決定を変えるという可能性も残されたパブコメであると、そうじゃないパブコメなのか、どちらでしょうか。 ◎教育長 パブコメの趣旨というのは、私どもも区民の皆さんの意見を十分踏まえて意思を決定していくということですので、そういう手続をこれからとっていくということです。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。  他にありませんか。 ◆鈴木あきら 委員  全く別の話なんですが、足立区の基礎学力定着に関する総合調査というのがあって、8月に報告がありましたよね。その件なんですが、4月14日に、もちろんこれ実施しておりますけれども、これは確か、再確認なんですが、問題は毎年同じでしたよね、出されるのは。 ◎学力定着推進課長 毎年違うものでございます。内容的には、分野は似たような、同様のものでございますけれども、全く同じではございません。 ◆鈴木あきら 委員  もちろん去年と今年もまた、ずっと、結構比較をするのが好きでやっているんですが、今年、例えば常連の上位校の中に、例えば下位のほうからポンと上がる学校も増えてきたというのは、それはそれでありがたくて、とても喜ばしいことなんですけれども、例えばその調査の内容を、例えば前回のテストを参考に、そればかり集中的に対策をするという学校があるような話をちらっと聞いたんですが、実際はどういう状況だったかわかりますでしょうか。 ◎学力定着推進課長 過去の問題を参考にして、できたか、できないか。できないところを穴埋めをしようという学校がほとんどですけれども、一部に繰り返しやっているという学校もあるということも確かでございます。 ◆鈴木あきら 委員  そうすると、それがいけないというわけでもなくて、それは黙認というわけなのか、どういうかわかりませんけれども、何か教育委員会とすれば、ああ、そういったことがあってもやむを得ずということで考えてはいるということでいいんですか。 ◎学力定着推進課長 過度な繰り返しは、その学力テストをやっても何もならないということですね。それは学校の先生方も承知をしていると思います。繰り返しやっているというよりも、その問題に初めて接するというよりは、何回か練習をして、子どもたちを慣れさせるという意味で、現場の学校では過去の問題をやるというようなことに使っているのが一つ。  もう一つは、1年間の取り組みをして、その年度に、きちんとした学習内容、身に付いているのか、身に付いていないかという部分を判断をするということで、過去の問題をやらせて、その穴を見つけて埋めるという行為をさせているというのも一つの活用の方法だというふうに聞いております。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。 ◆針谷みきお 委員  今の学力テストの関連なんですけれども、過去の問題を繰り返してやることについては、学校現場によるということですね。区教委は、例えばSP表だって、後でいいんだと言っていたりするところもあるんですけれども、かなり学校によって差があって、そういう過去問を繰り返して頑張るということによって点数を上げたいというふうに思う校長先生もいらっしゃって、私がある学校、これは名前を言うと、ちょっとあれなんですけれども、職員室の角に、転勤してきたある先生がいたら、過去の問題をこんなにもう積んであったというところがあって、「これどうしたんですか」と言ったら、「いや、何もやっていません「ただ、やっていただいただけ」というようなことで、いかがなものかという意見もあったんですね。  ただ、私も今の区教委の態度は、そういうものをあおっているというふうには私も思っていません。だから、少し是正されているなというふうに思っているんですね。  そういう点では、やはりこの問題が各校長先生がどう認識しているのかが、現場の中ではどう反映するのかということに非常に大きく左右すると思われるので、そういうことも含めて、区教委の態度というか、今までのやり方が凄く、ある意味、現場の意見を聞くように変わってきているんだけれども、校長先生の意識の中では、やはり平均点より上に行きたいとか、前回もその議論あったけれども、そういうふうにまだちょっと認識しているのが強い先生もいらっしゃるのかなというふうに思うので、その辺については、校長会等で、この問題については、どういうふうにやるべきなのかと、私は一度、ちゃんと言ってもらったほうがいいのかなというふうに思ってはいるんですけれども、その辺はいかがなんでしょうかね。 ◎教育長 学力テストの問題については、今年の初めに、馳文部科学大臣が学力テストにふさわしくない行為が幾つかの学校であったということで、全国的に注目されたわけですけれども、私は、教育長に就任してから、「学力テストは何ぞや」と。「自分の、先月、あるいは昨年の力がどうなったのかということを比較するためにやるのであって、学校を比較するものではない」ということは校長たちに言っていますし。ただ、そうは言っても、校長が自分の学校頑張っているんだということを表現したいということも、気持ちもわかります。それはどの部分がいいのかというのですけれども、基本的には、子どもたちの学力がどれだけ伸びているのかということを確認するためにやるのであって、それを逸脱するような行為はするなと、これははっきり申し上げているところです。 ◆針谷みきお 委員  最近、凄く教育問題では『崩壊するアメリカの公教育』という本が、鈴木大裕という方が書いていて、足立区の図書館を見ると、1冊だけ公開されていて、埋まっているんですけれども、私も読みたいなと思っているんですけれども、このアメリカの公教育の最大の問題は、市場型の公教育、そういう改革がもたらした非常に大きなデメリットということで凄く描かれていて、この辺は、学力定着対策室長なんかはプロでしょうから、その辺もうよくわかっていると思っているんですけれども、この辺も踏まえながら、今後の足立の教育行政は対応する必要があるんだなというふうに思うんですが、この本について、室長、何か情報とかありませんでしょうか。 ◎学力定着対策室長 申しわけないんですけれども、今おっしゃられた本について、私はこれまで拝見したことはないんですけれども、ただ、一般的にアメリカ、イギリスとかもそうですけれども、欧米のほうの教育は比較的、市場原理が入っていてということで理解しています。  ただ、日本の教育は、それとは少し一線を画しておりまして、ただ、欧米のいいところ、例えば研究とか、評価する、そういうようなところはいい部分もあります。そういうのを生かしつつ、日本の中でも教育行政は行われているものと承知しております。 ◆針谷みきお 委員  わかりました。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。 ○藤沼壮次 委員長  では、以上で文教委員会を閉会といたします。       午前11時53分閉会...