足立区議会 2016-06-16
平成28年 6月16日建設委員会-06月16日-01号
平成28年 6月16日
建設委員会-06月16日-01号平成28年 6月16日建設委員会
午後1時28分開会
○前野和男 委員長 それでは、時間前ですけれども、建設委員会を開会いたします。
○前野和男 委員長 記録署名員の指名を私からお願いします。
渕上委員、松丸委員、よろしくお願いいたします。
○前野和男 委員長 続きまして、管理職の紹介を議題といたします。
新しい委員が選任された後の建設委員会でありますので、管理職の紹介があります。
まず、副区長から、部長級職員についてご紹介をお願いします。
◎副区長 それでは、私から、
建設委員会所管の部長級職員を紹介いたします。
工藤信都市建設部長です。
増田治行道路整備室長です。
高橋茂鉄道立体推進室長です。
斑目好一市街地整備室長です。
土田浩己みどりと
公園推進室長です。
服部仁建築室長です。
○前野和男 委員長 次に、
都市建設部長から所管の課長級職員の紹介をお願いします。
◎
都市建設部長 私から、都市建設部内の課長級職員を紹介させていただきます。
犬童尚
企画調整課長です。
森田充建設事業調整担当課長です。
大竹俊樹都市計画課長です。
小木曽正人ユニバーサルデザイン担当課長です。
須藤純二交通対策課長です。
○前野和男 委員長 次に、
道路整備室長から所管の課長級職員の紹介をお願いいたします。
◎
道路整備室長 私からは、道路整備室内の課長級職員を紹介いたします。
吉原治幸道路管理課長です。
長島章工事課長です。
井熊章街路橋りょう課長です。
○前野和男 委員長 次に、
鉄道立体推進室長から所管の課長級職員の紹介をお願いいたします。
◎
鉄道立体推進室長 私からは、
鉄道立体推進室内の課長級職員を紹介いたします。
室橋延昭竹の塚整備推進課長です。
櫻井健鉄道関連事業担当課長です。
○前野和男 委員長 次に、
市街地整備室長から所管の課長級職員の紹介をお願いいたします。
◎
市街地整備室長 私からは、市街地整備室内の課長級職員を紹介いたします。
八鍬一生まちづくり課長です。
金井潤一密集地域整備課長です。
市川二三夫区画整理課長です。
○前野和男 委員長 次に、みどりと
公園推進室長から所管の課長級職員の紹介をお願いいたします。
◎みどりと
公園推進室長 私からは、みどりと公園推進室内の課長級の職員を紹介いたします。
臼倉憲二みどり推進課長です。
會田康之
パークイノベーション担当課長です。
三保尚之公園管理課長です。
○前野和男 委員長 次に、建築室長から所管の課長級職員の紹介をお願いいたします。
◎建築室長 私からは建築室内の課長級職員を紹介いたします。
田中靖夫建築調整課長です。
山中寛建築安全課長です。
成井二三男建築審査課長です。
大塚進開発指導課長です。
石井高雄住宅課長です。
西出豊住宅更新担当課長です。
○前野和男 委員長 次に、所管事項を議題といたします。
都市建設部長から説明をお願いいたします。
◎
都市建設部長 私から、所管事項の説明をさせていただきます。
各委員の皆様には既にご承知の点も多いと思いますので、都市建設部内の所管事項の中で特に課題になっております4点について説明させていただきます。
1点目は、「多様な区民が暮らし、認め合い、助け合うまち」の実現でございます。
変化する人口構成や国際化などに対応していくため、
ユニバーサルデザインのまちづくりを推進してまいります。ハード面での整備に加え、お互いを思いやる気持ちの大切さなどを啓発するソフト対策も充実してまいります。
また、
都市計画マスタープラン、(仮称)
住生活マスタープランなどの改定を進め、生産年齢人口の呼び込みや地域の活性化などを目指してまいります。
2点目は、「防災性が向上し、安心で快適なまち」の実現でございます。
タイムラインの活用や職員の水防対応力の向上などにより、危機管理体制の充実を図ってまいります。
また、中南部一帯地区の
防災都市づくりに向けた啓発活動を強化し、
木造住宅密集地域の不燃領域率の向上を目指すとともに、
都市計画道路の整備と合わせて不燃建築物の建て替え促進に取り組んでまいります。
更に、
パークイノベーションにより、魅力があり、安全で安心して利用できる地域の公園づくりに努めてまいります。
3点目は、「地域資源を生かし、都市機能が充実したまち」の実現でございます。
エリアデザイン地区や拠点などを中心としたまちづくりを推進してまいります。特に、文教大学の進出が予定されている
花畑団地周辺地区、また、東京女子医科大学の移転準備のための江北地区、更には駅前広場や周辺のまちの活性化を目指し、西新井駅周辺などにおいて、積極的にまちづくりを進めてまいります。
最後は、「都市機能が充実し、住みたいまち」の実現でございます。
竹ノ塚駅
付近鉄道高架化につきましては、5月に下り急行線の高架橋が完成いたしました。今後は、仮設地下通路の掘削工事を進めるなど、平成32年度の完成を目指してまいります。
また、地下鉄8号線やメトロセブンについては、積極的なPR活動による区民意識の醸成や、沿線自治体との連携強化などにより、早期実現に向けた取り組みを行ってまいります。
更に、区営住宅の再編や空き家対策を進めるとともに街路灯や公園灯のLED化を推進して、住みたい、住み続けたいまちに取り組んでまいります。
なお、委員の皆様には、平成28年度所管事務概要の冊子、既に配付させていただいていますが、当部所管事項につきましては、93ページから112ページに記載しておりますので、後ほどお目通しをしていただきたいと思います。
以上で都市建設部の所管事項についての説明を終了いたします。
○前野和男 委員長 それでは、これより議案の審査をいたします。
第67号議案 足立区
ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例を単独議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎建築室長 第67号議案についてご説明申し上げます。
件名は、記載のとおりです。
制定理由は、足立区
環境整備基準を遵守しない
ワンルームマンション増加傾向に歯止めを掛けるためであり、
ワンルームマンション等の建築及び管理に関し、基本的事項を定め、地域の住環境の形成及び向上することを目的としております。
条例の主な内容、期待される効果は記載のとおりです。
当区の条例案の特徴は、地域の皆様から求めがあった場合、事業計画書の閲覧請求に応じられる点、竣工後も必要に応じて、事業者に対して区への報告を求めることができる点などでございます。
条例案は、2ページから10ページです。
施行年月日は、今年10月1日を予定しております。
ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
○前野和男 委員長 質疑ありませんか。
◆古性重則 委員 この
マンション条例の制定に至った経緯は、どういう点ですか。
◎
開発指導課長 経緯でございますけど、昨年度から、
ワンルームマンション関係の案件が多くございまして、特に昨年の12月ですか、入谷一丁目での86戸というような戸数の計画に当たりまして、地域の住民の方からいろいろと、ご指摘等がございまして、それが機になりまして、今回、
ワンルーム条例を制定したような状態でございます。
◆古性重則 委員 それがきっかけだったと思うんですが、議会でも度々取上げてこられたと思うんです。特定の会派とか、特定の議員がということじゃなくて、恐らく全会派、全議員がそういう思いを持ってやってきたことだと思いますが、そこら辺の確認は取れますか。
◎
開発指導課長 昨年9月の第3回定例会におきましても、今、古性委員からご指摘ございましたように、各会派の区議の方から
ワンルームマンションの条例化に向けてのご質疑、ご質問等が多々ございました。そういうものを踏まえまして、今回、こういう条例を早期つくった次第でございます。
◆古性重則 委員 そのとおりだと思いますので、特定の人の動きがあったということでないことだけは確認したいと思っております。
それと、大事なのは、この制定した後にどういう対応するかということもあるんですが、この条例が制定される前にということで、今、駆け込みでいっぱい建っているんですよね。この対応どうするかということも含めてやってもらいたいと思うんですが、その対策は。
◎
開発指導課長 今、古性委員からご指摘がございましたように、駆け込みの案件というのが今年になりまして結構出ております。なかには今あります、
開発指導要綱等に遵守していただく案件もございますけど、守らない、遵守をいただけない案件につきましてはですね、事業者を区のほうへ来ていただいて、私どものほうから強く指導したりしております。
ただ、事業者のほうも「はい」というような返事をいただけないのが現実でございます。
◆古性重則 委員 地元の方が建てて賃貸で貸すんだったら、ほとんど問題ないと思うんですが、実際は土地を買って、ワンルームつくって分譲で逃げてしまうような建設がこれから増えてくると思うんですね。そういうものに対しては特別な対応しないと、恐らく地元との問題は解決しないと思うんですが、その対応しますか。
◎
開発指導課長 今、ご指摘ございましたように、ほとんどの
ワンルームマンションが投資目的で、分譲のような案件が多いことは現実でございます。
そういうこともございまして、今後、条例ができますと、建物ができてからも、区のほうから管理の関係を求めることを条文上制定しておりますので、管理体制等につきましても報告を求めてまいりたいと思っております。
◎建築室長 補足させていただきます。
駆け込み案件が出たときは、すぐ建築室内の部署で対応方針を確定します。その上で、強く指導していきたいというふうに考えております。
開発指導課長が言ったとおり、いろいろ、ワンルームはメリットもございます。例えば学生や単身世帯のニーズの受け皿になるとか、あるいは土地活用の有効活用につながる。一方では、近隣の方から騒音やごみ、駐車場のトラブルの問題もありますので、それらの生活環境に対する悪影響等についても事業計画書を提出させる中で、関係所管を含めて指導していきたいというふうに考えております。
◆渕上隆 委員
ワンルームマンション規制につきましては、もう1980年代から都心区を中心にあったと思うんですけど、足立区と言いますか、都内で、23区で、ほとんどの区が、この条例というか規制ができているみたいですけれども、その辺はいかがですか。
◎
開発指導課長 今、23区内で、
ワンルームマンションを含めた関連の条例を制定している区は18区ございます。そのうち、
ワンルームマンションに特化した条例をつくっている区が5区ございまして、港、新宿、文京、渋谷、板橋がございます。
◆渕上隆 委員
ワンルームマンション、日本全体で見ると、建築戸数は今、減少傾向というか減りつつあるみたいなんですけど、ただ、今、都心のほうが地価が高いので郊外に移りつつあるということですので、そういう意味では、足立区は、ここのところ増えているのかなと思うんですけれども、その辺の状況はいかがですか。
◎
開発指導課長 渕上委員がおっしゃいますように、都心区におきましては、地価の高騰と、あと、建築資材の高騰によりまして事業採算が合わないというような傾向がございまして、
ワンルームマンションの建設が周辺区、足立とか、例えば千葉、埼玉等に増えてきているのは現実でございます。
◆渕上隆 委員
ワンルームマンションの条例というか、その前に、この今回の足立区の規制は、この条例は、最初の豊島区なんか、税制度をつくって、税金を出すとか、そういうのがあって、規制をしていこうという傾向だったのですけれども、足立区の場合は、規制をするのが目的なんでしょうか、それとも管理をきちっとする、そちらのほうに重点を置いてるのでしょうか、その辺はいかがですか。
◎
開発指導課長 規制も一つございますけれども、その後の管理体制の、先ほど言いましたけれども、報告等を求めるような条文も制定しておりますので、両方、規制もございますけれども、その後のことも両方含めております。
◆渕上隆 委員 それと、当初、
ワンルームマンションで一番課題だったのは、ごみ出しがちゃんと決められた日に出さないとか、あるいは自転車をちゃんと並べなくて、通行人の邪魔になるとか、そういうのがあったと思うんですけれども、今、足立区なんかは通常のアパートでも必ず専用のごみ出し場というか、ごみ置きを設置するように今なっていますけれども、その点で、現状のアパートとか、今までのこの
ワンルームマンションの条例ができる前のワンルームもあると思うのですけれども、その辺のごみ出しとか自転車の問題というのはどうなんでしょう、結構苦情とか、今あるんでしょうか、いかがですか。
◎
開発指導課長 できてからの苦情等につきましては、私どもに入ってくる件数は、そんなに数はございません。ただ、今おっしゃいましたように、やはりごみ出しのルールとか、あと、生活騒音等の話は区のほうに苦情は入っているかもしれないと思います。
◎
都市建設部長 今回の
ワンルームマンションの条例につきましては、あくまでもワンルームの要綱を守らないワンルームを、それをまず抑制するということを第一に、今回、制定して、それを目指しています。更に、その上で、
ワンルーム自体の、単身世帯をはじめ少数の家族がなってきておりますので、
ワンルーム自体がどうなのかとか、あと、管理、町会の加入とか、そういったことも含めて、2回目で、集合住宅全体の条例を目指していくという方向で進めておりますので、現時点においては、もちろん管理ということも十分対応しておりますけれども、主な目的としては、要綱を守らないワンルームをつくらせないということが第一ということでございます。
◆渕上隆 委員 日本全体で言うと、今、家族の構成人員が随分変わってきて、昔は親子、お父さん、お母さんがいて、子どもが2人とか、3人とか4人が標準世帯だったと思うんですけど、そのファミリーという世帯が一番構成が大きかったんですけど、確か、この間発表した数字を見ると、ファミリーよりも単身世帯のほうが数が上回ったというようなことがあって、それを考えると、これから、今までマンションと言うと、大体3LDKとか4LDKとか、60㎡とか70㎡とか、そういうのが中心だったんですけれども、これからやはり
ワンルームマンションというのが、もう必要とする人がたくさん出てくるのかなと、何となく若い単身の学生とか、若いまだ独身者とか、そういうことだけではなくて、そういう人も出てくるのかなと思う。
そういう意味では、ワンルーム、今までは何となく、あんまりないほうがいいのかな、みたいのがあったんですけど、これからは逆に必要とされていくんですか。優良な住宅ですね、今、
都市建設部長も言いましたけれども、管理がちゃんとされて、優良な住宅はこれから増やしていかなくちゃいけない、増やしていかなくちゃいけないというか、そういうのが必要とするような人がこれから増えていくのかなというふうに思うんですけど、そういう意味では、今後、今までの条例が昔の1980年代、90年代とは、その条例の中身とか目的が変わってくるのかなと思うんですけれども、その辺はもう、まだ詳しく私も見てないですけど、その辺については十分、加味された条例になっているんでしょうか。
◎建築室長 今回の条例につきましては、特定の種類の住宅が偏らないということを考えておりまして、バランスの良い住宅供給を誘導していきたいというふうに考えております。ファミリー層もワンルームも適度にやるというのが考え方でございます。
◆はたの昭彦 委員 2点ばかりお聞きしたいんですが、今回の条例制定に当たり、
パブリックコメントを行って、意見が寄せられたと思うんですけれども、それの意見がこの条例にどのように反映されたのかというのを教えてください。
◎
開発指導課長 パブリックコメント等でご意見をいただいた内容でございますけど、総体的なご意見もございましたけど、建築計画についてのご意見とか、先ほどもご案内しましたけど、できてからの管理体制の話とか、いろいろと諸々の意見がございました。
◎建築室長 補足させていただきます。
事業主の社会的責任を条例に明記して欲しいとか、あるいは建築基準法を上回る制限を規定したらどうかとか、あるいは説明会の開催さえ拒否してきた悪質事業者もいるため、説明会を原則に義務づけて欲しいとかというご意見もいただいております。
◆はたの昭彦 委員 私のところも、いろいろそういったことで相談をされて、説明会の開催求めても拒否をするということでは、本当に憤りを感じたのですが、今回の条例制定によって、この間、いろいろ区内で紛争というか問題が起こったものについては、もう大体なくなるということで、ふうに理解して、考えていっていいんでしょうか。
◎
開発指導課長 条例化になりますと、事業者のほうも、今後、
コンプライアンス等が掛かってきますので、事業者側にも。ですので、今、はたの委員が言われました問題点については少なくなる、なくなると思います。
◎建築室長 今回、条例にも勧告、公表という条例に基づいた措置もできますので、強く指導できるというふうに思っております。
◆米山やすし 委員 この議案について、先ほど渕上委員が確認したときに、23区で19番目であったということが、私も聞きたかったので。
先ほど、古性委員おっしゃるとおり、入谷一丁目の件は、本当に馬場議員、たがた議員、針谷議員、私で、本当に各会派というか、度々現場に行って、当事者である建築主は、私たちに向かって、議会が無能と言ったかな、何かかなりひどい言葉を使って、条例がないことに対して、さらに厳しいことを言われたんですよ。ですから、本当にこれは議会として受け止めなきゃいけないなと思って、そういう問題意識で、きょう聞きたいんですけれども、それにしても、あの時点でも
環境整備基準はあって、勧告があって、氏名公表があった。それにも関わらず、今回、条例にして、先ほど、はたの委員がおっしゃるとおりですけれども、これによって本当に紛争がなくなるんですか。これは、それがまだ氏名ぐらい公表しても構わないよというような、そういった事業主がいた場合、あるいは建築主がいた場合、そういったことに対しては、他の、19番目ということだから、他の
ワンルーム規制条例に関する自治体の例も調べたと思うんですけれども、これで大体、収まっているのかどうか、その辺は是非、聞きたいんです。
◎
開発指導課長 他の18区のほうの区のほうに確認しましたところ、やはりそういう紛争的な問題につきましては、なくなったというような回答をいただいている区が多ございました。
ですので、足立区としても、今回、条例化されたことによって、こういう問題点というかはなくなっていくと思います。
◎建築室長 確かにワンルームに関してのご心配は大分、極めて減ると思っております。ところが、ファミリー系であろうが、ワンルームであろうが、容積率ぎりぎりに建つ建物は、結構高層化になっていますと、それによる日陰、日照、あるいはプライバシーの問題の紛争はなくなるとは言い切れません。
◆米山やすし 委員 もう1点。これ珍しい、他の18区でやっているかわからないんですけれども、建てた後、建築主に必要な報告を求めることができると。建築主というのは、オーナーということですか、その建築事業者じゃなくてオーナーさんが、こういった場合、区分所有権が分譲されて、
投資用マンションも最近、部屋ごとにオーナーが違う。だから、この辺が建築主なのか、所有者なのか、あるいは言ってみれば、その区分所有者の集まりである法的な主体である管理組合、これ、何を指しているんですか。
◎
開発指導課長 今、条例上では、勧告等を求めるに当たりましては、建主等と書いてありますので、建主等及び所有者と書いてありますので、例えば今、米山委員が言われましたように、区分所有等になりましたら、代表して管理組合等に確認をするようなことになると思います。
◆鹿浜昭 委員 今、区内で、この
ワンルームマンションに関して、紛争箇所というのは何カ所ぐらいあるんでしょうか。
◎
建築調整課長 ファミリータイプも含めた数になってしまいますけれども、ここ一、二年ほどですと、12件ほどで、今、調整させていただいているところでございます。
◆鹿浜昭 委員 前の馬場議員の代表質問の中で、平成25年度は6件、平成26年は13件、平成27年8月までには8件という、
環境整備基準を守ってないところがあって、それまでの27件というような感じで数字が出ているかと思うんですけど、それで12件ということなんで、ある程度、基準を守られてなくても紛争がないという理解でよろしいんでしょうか。
◎
建築調整課長 やはり区がルールを定めているのに、それも守らないということで近隣の方々が非常に紛争になってしまうということが多いものですから、今後、このような形で、条例化ということでしっかりと定めて、その内容を守っていただけるということであれば、紛争は相当減っていくということは予想しているところでございます。
◆鹿浜昭 委員 そうすると、今、建築中という形で進んでいて、紛争あるということは、この条例が10月1日施行ということなんですけど、それは対象になるというふうに考えてよろしいんですか。
◎
建築調整課長 10月1日以降に手続を進めていただく物件がこの条例の対象になってまいりますので、現在、紛争等にある物件等については、この条例が適用することはできませんので、引き続き紛争調整等には努めていかないといけないなと考えております。
◎建築室長 補足させていただきます。
9月末までに建築確認申請を取ったものについては、この条例は遡及できません。10月以降の確認申請等について、この条例が遡及されるということになっております。
○前野和男 委員長 他に。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ないと認めます。
それでは、各会派から意見をお願いします。
◆古性重則 委員 可決で。
◆渕上隆 委員 可決でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 賛成です。
◆米山やすし 委員 可決で。
◆松丸まこと 委員 可決でお願いします。
○前野和男 委員長 本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、第68号議案
足立区立公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎みどりと
公園推進室長 第68号議案でございます。
11ページをお願いいたします。
件名につきましては、
足立区立公園条例の一部を改正する条例でございます。
改正理由でございますが、江北公園の一部である
都市農業公園の駐車場料金の上限設定をするために本条例の一部を改正するものでございます。
改正の概要でございますが、普通車が900円、大型車は1,800円の駐車場の上限を設定するものでございます。
新旧対照表につきましては、12ページのとおりでございます。
施行年月日は、平成29年の1月1日でございます。
よろしくご審議のほど、お願いいたします。
○前野和男 委員長 質疑ございませんか。
◆はたの昭彦 委員 1点だけなんですけれども、民業圧迫にならないように、近隣駐車場での駐車料金配慮した金額の設定ということで、上限金額が設定されているんですけれども、この根拠というか、どういう根拠に基づいて積算したんでしょうか。
◎公園管理課長
都市農業公園の、いわゆる約10分圏域、歩いて10分ぐらいで入れる範囲、1㎞圏域の中で、民間の駐車場の経営を、状態を調査いたしまして、その中で、一番最低料金、要は上限設定してるのが800円というのがありましたので、それに合わせて、民間を圧迫しないようにということで100円上乗せして決めたのが一つの根拠でございます。
◆はたの昭彦 委員 最高じゃないんですか。最低。民間最低って、今、お答えでしたけれども。
◎公園管理課長 あくまでも、今回は、その800円というものが上限として民間が設定して、最低の金額で……最高額でございますので、それに合わせたということです。すみません。
◆はたの昭彦 委員 それで、民間コインパーキングというのは、よく料金設定を変更する、利用状況に応じて変更することは度々あるんですけれども、近隣の駐車場がそういう変更してきた場合についての対応というのはどのようにしていくんでしょうか。
◎公園管理課長 当然、そういうことも懸念されますので、まずこの設定でやらさせていただきながら、状況を見ながら、今後、検討していきたいというふうに考えております。
◆米山やすし 委員 その補足ですけれども、状況の見直しというのは、区民委員会じゃないけど、やはり同じように、3年に1回とか、そういう年限があるんですか。
◎区長 昨日、同じ質問が他の委員会で出まして、そのときに、区民部、地域のちから推進部のほうから、たしか5年に1回、そうした料金の見直しを行って、駐車場ばかりでなく、他の公共料金の見直しも行っている中で見ていきたいという答弁をさせていただいております。
◆渕上隆 委員 すみません、私も確認しとけば良かったんですけど、出場1回につき900円を限度とするとあるんですけれども、ということは、これ、2泊とか3泊しても900円と、そういう意味なんですか。民間だと、大体、6時間とか、12時間とか、24時間とか書いてあるんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。
◎公園管理課長 この記載につきましては、その当日に入った段階で上限設定をされます。
都市農業公園につきましては、一応、22時に、会議室が使われている場合は22時に閉門になりますので、それ以降に、もし置かれている場合は、その間ずっと30分ずつ課金されて、例えば翌日に出庫したということであれば、その分が加算された金額で支払いとなるというふうに考えております。
◆渕上隆 委員 すみません、ちょっと確認で。じゃあ、ということは、たまたま例えばちょっとお酒飲んじゃったから置いて帰ろうとかって、次の日、取り行けばと思ったときに、一晩で30分おきに100円取られて、1時間200円ずつ、じゃ、次の日で、例えば、ちょっとはっきりわからないですけれども、2,000円とか3,000円とか、そうなっているって、そういう意味ですか。
◎公園管理課長 今までの都市農の事例では、過去に置きっぱなしということはありませんが、今、渕上委員がおっしゃったとおりに、課金が成立するということでございます。
○前野和男 委員長 他に。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 質疑ないと認めます。
次に、各会派の意見をお願いします。
◆古性重則 委員 可決でお願いします。
◆渕上隆 委員 可決でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 可決です。
◆米山やすし 委員 可決で。
◆松丸まこと 委員 可決でお願いします。
○前野和男 委員長 これより採決いたします。
本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、第69号議案 足立区特別工業地区建築条例の一部を改正する条例を議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎建築室長 14ページ、第69号議案についてご説明申し上げます。
件名は、記載のとおりです。
風営法が改正されたことから、本条例との整合を図るため一部を改正するものです。
ダンスホールが風俗営業から除外されたことにより規制の対象外とする内容です。
風営法の改正前後の対応表は15ページ、新旧対照表は16、17ページです。
施行年月日は公布の日からです。
なお、地区計画における風営法関連の条例改正は、都市計画審議会の議を経た後、手続をしてまいります。
ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
○前野和男 委員長 質疑ありませんか。
◆はたの昭彦 委員 今回の条例改正については、今、ご説明あったように、風営法の改正に伴うというもので、この風営法については、ダンスを提供する飲食店が警察の恣意的な解釈によって摘発をされたと。それに対しては超党派で、国会のほうで、ダンスを外すべきだということで、風営法改正されたということなんですけれども、この風営法の改正のポイントで、その規制が、そこは外しちゃった部分で、緩和された部分があって、私たちもこれは当然のことと思うんですが、それとともに規制が強化された部分があると思うんですね。
15ページの説明のところに、第5営業というところから、違う、すみません、第3営業で、こういろいろ、こう分かれてて、米印の11項営業ということで、特定遊興飲食店営業というのが新しく設けられたと。
これに伴って、もともと風営法の規制が掛かっていた業種がここに移ったというのであれば、別に変わらないんで問題ないと思うんですが、例えばカラオケとか、あと、ライブハウスとかっていう、今まで風営法の規制が掛かっていなかった部分が、この特定遊興飲食店営業っていうものに新たに加えられたというか、風営法の規制に当てはめられたということで、規制強化の部分があると思うんですが、今回の条例について、そういったこれまで風営法の規制に掛かってなくて、新たに、この規制が掛けられた営業をしている業種については、この今回の条例の変更になってはどのような扱いになったのでしょうか。
◎
建築調整課長 ただいま、はたの委員からご質問いただきました、例えばカラオケボックスでございますけれども、昨年の11月に、警察庁のほうが特定遊興飲食店営業というものはどういったようなものなのか、ということで考え方が公表されております。
それによりますと、お店側が積極的な行為によって客に遊び、興じさせることということになってまいりますと、この特定遊興飲食店に当たるということになるんですけれども、カラオケボックスにつきましては、機械が置いてあるだけで、自分で勝手に歌うというものなので、この11項には該当しないということになっておりますので、心配は要らないということでございます。
また、もう一つ、ライブハウス等につきましては、やはり皆さんで一緒に歌ったり踊ったり、あるいはお客さんをもてなすために、いろいろと店側が騒いだりということも考えられますので、そういうものについては、この11項営業に当たるということになっております。
これについては、もともと前の段階でも規制が掛かっていたというものですので、実体的には特に影響はないというふうに考えております。
◆はたの昭彦 委員 ライブハウスはもともと風営法の。
[「はい」と呼ぶ者あり]
◆はたの昭彦 委員 そうですか。
それで、じゃ、確認ですけれども、これまで、その風営法の規制が掛かってなかった業種で、今回、風営法の規制が掛けられた業種については、新たにこの条例の変更によって、その規制が掛けられるということはないという理解でよろしいですか。
◎
建築調整課長 特に区内に立地するようなサービス施設で、これについて不都合が生じるというものについては特にないというふうに考えております。
○前野和男 委員長 他に。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 質疑ないと認めます。
次に、各会派から意見を願います。
◆古性重則 委員 賛成で。
◆渕上隆 委員 可決。
◆はたの昭彦 委員 可決で。
◆米山やすし 委員 可決で。
◆松丸まこと 委員 可決でお願いします。
○前野和男 委員長 これより採決いたします。
本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第70号議案 特別区道路線の廃止についてを議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎
道路整備室長 18ページをご覧ください。
特別区道路線の廃止についてでございます。
西竹の塚二丁目、竹の塚一丁目地内にあるこの路線は、現在、跨線人道橋として供用しておりますが、竹ノ塚駅付近連続立体化交差事業の進捗に伴い、この跨線人道橋の撤去が必要となるため、当該特別区道路線を廃止するものでございます。
幅員延長面積は、記載のとおりです。
ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
○前野和男 委員長 質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ないと認めます。
各会派は意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 可決でお願いします。
◆渕上隆 委員 可決でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 可決で。
◆米山やすし 委員 可決でお願いします。
◆松丸まこと 委員 可決でお願いします。
○前野和男 委員長 これより採決いたします。
本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第71号議案 区域外道路の認定の承諾についてを議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎
道路整備室長 次に、19ページをご覧ください。
区域外道路の認定の承諾についてでございます。
足立区綾瀬二丁目、葛飾区小菅四丁目地内にあるこの路線は、全体幅員10mの古隅田川整備区域内の北側2.5mの通路で、当区と葛飾区との行政境界に存しております。
今回、葛飾区は、当区の区域、0.5mを含めた、この路線を管理するため、特別区道路線として認定したいとの申出がございました。
葛飾区が区域を超えて路線の認定をすることについて問題ありませんので、葛飾区が行う区域外道路の認定について、当区として承諾するものでございます。
幅員延長面積は、記載のとおりです。
ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
○前野和男 委員長 質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ないと認めます。
次に、会派から意見をお願いします。
◆古性重則 委員 可決で。
◆渕上隆 委員 可決でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 可決でお願いします。
◆米山やすし 委員 可決でお願いします。
◆松丸まこと 委員 可決でお願いします。
○前野和男 委員長 これより採決いたします。
本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。
[執行機関一部退席]
○前野和男 委員長 次に、陳情の審査に移ります。
本日は、新しい委員が選任された後の委員会審査でありますので、継続審査中の内容につきましては執行機関から、また、過去の審査状況につきましては区議会事務局長から、それぞれ説明を求め、その後、審査に入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
はじめに、(1)27受理番号18 住宅マスタープラン改定作業において、シェアハウスなどの空き家利活用施策策定を求める陳情を単独議題といたします。
前回は継続審査であります。
では、執行機関から説明をお願いいたします。
◎建築室長 27受理番号18の陳情要旨は、空き家実態調査結果に基づき、利活用方策を検討して欲しい、内容となっております。
低所得者層への住居あっせん、シェアハウスへの転用などです。
区といたしましては、昨年夏から今年3月上旬まで、一戸建ての空き家について実態調査を行い、1ページの下段に記載してあるとおり2,353棟の空き家と思われる建物を抽出しました。
更に、登記情報、2ページでございますけれども、調査し調べたところ、昭和56年以前の旧耐震建物が7割弱占めていたこと。それから、今回の調査で、空き家になるに当たって、様々な事情があり、現在の建物所有者を特定することの難しさを改めて感じたところでございます。
また、特定できた空き家所有者、あるいは所有者と思われる関係者に、郵送で意向調査を行いました。2ページの下段になります。
所有者は空き家状態になっていることに余り関心がないようで、特に困っていない方が約6割を占めていました。それから、空き家利活用の意向については、ある方と、条件次第で利活用を考える方、合わせ約6割でした。
一方で、将来使用する予定がある、他人に貸したくない、建て替え、売却が決まっている、資産として保有したいなどの利活用に対して、個人個人様々な意向をお持ちのようで、建物所有者の意向を十分把握する必要があると再認識しました。
次に、今後の予定ですが、3ページの下段をご覧ください。
住生活マスタープランに関して、住生活の在り方や、空き家対策などの住宅政策審議会でご議論いただく予定になっております。
一方で、区といたしまして、モデル地域を抽出し、より深く掘り下げた調査を進め、足立区にふさわしい空き家利活用モデル案の検討を進めてまいります。
○前野和男 委員長 次に、過去の審査状況につきまして、区議会事務局長から説明をお願いいたします。
◎区議会事務局長 本陳情につきましては、現在、
住生活マスタープランが審議中であること、また、空き家の実態調査結果の詳細を分析中であることを考慮し、継続審査となっております。
○前野和男 委員長 それでは、質疑ございませんか。
◆渕上隆 委員 まず、この1ページのところに空き家数及び空き家率の推移というのが出ていますけれども、これを見ると、総住宅数は増えていますが、空き家数は減っているということで、人口も増えているし、家族構成も変わっていて、世帯数は足立区は増えているというのもあると思うんですけれども、日本全体では、確か空き家数というのはかなり、だんだん増えているのですけれども、これは、足立区はどういう状況なんでしょうか。
◎住宅課長 足立区につきましては、空き家数については、ほぼ横ばいなんですが、多少、減っている状況にあります。それについては、現在、新線ができた関係でですね、区の魅力も増えている中で、空き家数が減っているかと考えているところでございます。
◆渕上隆 委員 ということは、結構、借り手の人がいて、一軒家にしろ、アパートにしろ、比較的、空き家も出るんだけれども、借り手も増えていると、そんなような状況なんでしょうか。
◎住宅課長 渕上委員のおっしゃるとおりでございます。
◆渕上隆 委員 それで、この空き家の対策なんですけど、日本全体では、今、空き家というのは大きい課題になっていて、日本全体でも空き家を有効活用とか解消、解消というか有効活用していこうということで進んでいると思うんですけれども、これ、例えば相談に来たときに、空き家については、今、NPOとかいろいろ、そういうの民間でやっているところがあると思うんですけど、区では直接、当然、今、空き家こういうふうにあっせんしますよというのは、当然やってないと思うんですけれども、そういうのを例えば民間とかNPO等で活動しているところを紹介してあげるとか、例えば相談、例えば今、家が、親が死んで空いちゃったんですとかって、何とか使い道はないですかって、多分、相談受ける窓口というか、どっかで受けると思うんですけど、そういうときには、今、どういうような対応されているんでしょうか。
◎住宅課長 現在、NPOの関係、関係団体と意見交換を進めているところでございます。
空き家の利活用については、相談は一元化で、住宅課のほうで窓口を設けまして、区民からの相談を受付けているところでございます。
その中で、そういうご要望があれば、区のほうからそういう民間団体のほうへ働き掛けているところでございます。
◆渕上隆 委員 まだ空き家の対策については、歴史が新しいので、まだ検討段階というか、これからどうしようということだと思うんですけど、将来的には、例えばこの空き家についてはどういうような方向で、もっと募集をして、どんどん人に入ってもらうというふうにするのか、あるいは、例えば高齢者の施設にしようとか、あるいは子育て支援の施設にしようとか、あるいはここの陳情にも出ていますけど、NPOとか、いろいろな活動しているところがあるので、そういう非営利団体などの活用の部屋、あるいはシェアハウスとか、まだこれは検討段階というところなんでしょうか。
◎住宅課長 今後の検討につきましては、現在、千住エリアと花畑エリアをモデル地区として、今、検討に入っております。
その中で、建物の属性で、旧耐震、新耐震の建物を、今、調査を始めているところでございます。
その中で、どのぐらい割合が、旧耐震の建物があるのかとか、新耐震で利活用ができるものがあるのかを抽出させていただきまして、あと、地域に入って意向を把握しながら、今後の対策については検討していきたいと考えております。
◆渕上隆 委員 すみません、ちょっと最後にしますけど、じゃあ、花畑と千住地域で、旧耐震だと、耐震とかいろいろやらなくちゃいけないので、そのまま使うというわけにはいかないと思うんですけど、新耐震の場合は、これからの利活用ということで言うと、それは例えば区が直接ある程度相談に乗って、こういうのやったらどうですかというのでしょうか。それとも、先ほどもちょっとNPOとかいろいろ相談されているというので、民活をしていくような、相談窓口はつくっていこうかな、みたいな。まだ方向性というか、まだ具体的なところはまだこれからなんでしょうか。その辺はいかがですか。
◎住宅課長 今後につきましては、一応、大学連携とか、あと、NPOの今もう実際に事例で、千住とかで空き家の活用されているところもありますので、そういう事例を踏まえて、行政として、利活用にどこを手を出していくのか、そういうのも含めて検討していきたいと考えております。
◆米山やすし 委員 これは、例えば空き部屋は入っているんですか。これは空き家というのが3万5,150というのは、例えば2階建て、3階建ての鉄筋コンクリートのビルがあって、2階だけ空いているというような場合は、これは空き家ではなくて、あるいはアパートの半分ぐらいが空いているというのは空き家ではないんですか。誰かが1人でも住んでいれば空き家じゃ、ここからは入っていないという理解でいいんでしょうか。
◎住宅課長 米山委員のおっしゃるとおり、1戸でも入っていると空き家には扱っておりません。今回、戸建てとアパート、木賃アパートについて、実態調査で、2,353棟ということで挙げさせていただいております。それには3階建て以上のマンションとかの空き室についてはカウントしておりません。
◆はたの昭彦 委員 今後、もう、住宅生活マスタープランをつくっていて、空き家対策を進めていくということで、当然だと思うんですけど、この陳情の中で、シェアハウスのことがちょっと出ているんですけれども、私も先日、地元のほうで、
ワンルームマンションみたいな、アパートみたいのが建てて、これ何かなと。非常に窓も小さくて、何かなと思って調べたら、シェアハウスっていうものだったんですね。
調べたところ、足立区内にも、このシェアハウスっていうのは、かなり随分、今、増えていて、この陳情あるように、シェアハウスで住民同士が支えるっていうことでシェアハウスって、よくニュースなんかでは、何か漫画家になるとか、漁師を目指すとかっていう、そういう人たちが集まって、シェアハウスを。で、お互いに切磋琢磨しながらっていうんであれば、そういった魅力で良いと思うんですけれども、ただ単に、何て言うかな、住環境の悪いタコ部屋みたいな部屋をいっぱいつくって、そういうことで増えていくっていうと非常に困ると思うんですけれども、その辺のシェアハウスの実態なんていうのは、区のほうでどのように把握してるんでしょうか。
◎住宅課長 シェアハウスについて区内どのぐらいあるかっていうのは、ちょっとまだ把握できていないところなんですけれども、空き家の活用の中で、一つの案としてシェアハウスもあるという中で、居住性を考えた中で、はたの委員のおっしゃるとおり、そういうタコ部屋的な話ではなくて、学生たちが集えるようなシェアハウスがよろしいのかなと思うんですけれども、その辺もちょっと今回、分析しながら検討していきたいと考えております。
◎建築室長 優良なシェアハウスは誘導できればと思うんですけれども、今お話のあった脱法ハウス、貧困ビジネスにつながるような、すし詰め状態のものも過去ありました。これについては、消防、それから、区と連帯して、その都度、行政で取締まりをやっております。
◆はたの昭彦 委員 是非ね、やっぱその、何て言うかな、貧困ビジネスにつながるようなことにならないように、区のほうとしても調査しながら、把握して、指導していってほしいなと思います。要望です。
◆鹿浜昭 委員 ちょっとわからないんで教えていただきたいんですけれども、基本的には空き家の定義について教えていただければありがたいんですけど、この1ページの空き家数が平成25年度3万5,150で、区内の空き家2,353棟ということで、何かそれぞれ数字が違っているんですけれども、この辺についてちょっと教えていただけますか。
◎住宅課長 今、鹿浜委員の示した3万5,150につきましては、土地統計調査に基づく空き家棟数になります。今回、その土地統計調査じゃなくて、実際に、足立区全域を歩いて調査を開始して、わかったのが2,353棟というのが空き家棟数でございます。
若干、土地統計調査とは、土地統計調査の推計値ですので、実際2,353が正しい数字かと考えております。
◎建築室長 3万5,150は、空き家の総数で、その内訳が、一戸建てが4,590、共同住宅が3万560であります。この内訳見ますと、二次的住宅、これセカンドハウス的なもの、貸したいんだけど、まだ埋まっていないもの。特に問題なのが、この「その他」と書いてあるものでございます。その他が3,780、一戸建てあるわけなんですが、これが本当かどうかを、今回、実態調査したところ、2,353棟ということが判明した状況でございます。
○前野和男 委員長 他に。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 質疑ないと認めます。
次に、各会派からのご意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 空き家に対しては、全国で今、820万件ですか、あるということで、今後も増加の見込みということでございますので、当然、減らしていくのが国と区のいろいろな政策だと思います。いろいろな意味で、これからもシェアハウス等も含めながら、この減らす方向での政策に対して、まだいろいろと、これからも協議したいと思いますので、継続でお願いします。
◆渕上隆 委員 足立区としても、いろいろと対策を検討されているようですけど、これからどのような状況かというのは検討中ということなんですけど、まだまだ国としても、全国的にもまだこれという解決策もできていないので、本当に一つひとつ、今度、モデル地区で対応するということですけど、そのように手探り状態だと思うんですけど、まだちょっと状況を見たいと思いますので、継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 空き家の利活用についても、また、我が党はもう推進する立場なんですけれども、区としても、先ほども言いましたけれども、
住生活マスタープランの中で今後も検討していくということでもありますので、我が党としても継続ということで。
◆米山やすし 委員 継続で、審議をお願いします。
◆松丸まこと 委員 継続でお願いします。
○前野和男 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、継続審査と決定いたしました。
次に、(2)番、27受理番号48 住民の安全・安心、住生活改善と地域経済活性化のための住宅のリフォームに対する助成制度の創設を求める陳情を単独議題といたします。
前回は継続審査であります。
まず、執行機関から説明をお願いいたします。
◎建築室長 27受理番号48の陳情要旨でございますけれども、地域住民の生命・財産を守り、かつ地域経済の活性化を促して欲しいということで、助成制度の創設。区民が区内の建設業者にリフォーム工事を発注した場合に助成の対象とすること。簡単でわかりやすい手続、4点目が助成制度の積極的な普及啓発となっております。
4ページの中には、今、足立区の住宅改良助成条例の目的等を記載して、手続も記載しております。
6ページをお開きください。
今、区としましては、現在、各部で行っている各種助成事業、総額約10億円に関するリーフレットを初めて作成しているところです。
7ページに、その平成26年度の決算書から引っ張りだした住宅関連補助概要でございます。更に、リーフレット、概要版になります、8、9ページがそのようなイメージですが、更に理解を深めていただくため、今、現在、スマイルインフォメーションという冊子の改定作業を同時並行的に進めているところです。
また、もう一度、6ページに戻っていただきたいんですが、5の(2)でございます。区内建設団体等に対して説明会や、相談会の機会を捉えて、二次、三次請けについても区内業者さんを活用していただくことをお伝えしている状況でございます。
○前野和男 委員長 次に、過去の審査状況について、区議会事務局長から説明をお願いします。
◎区議会事務局長 本陳情につきましては、他の住宅関係助成制度とのバランスを考慮し、区内事業者への更なる経済効果の波及に向けて審議を重ねていく必要があることから継続審査となっております。
○前野和男 委員長 それじゃ、質疑ありませんか。
◆はたの昭彦 委員 今もご説明がありましたけれども、この間の委員会質疑、答弁をまとめると、住宅リフォーム助成、区としてもやる、今のところ、この陳情あるように、やるような意思はないということなんですけれども、区としては、それに代わる住宅改良助成があると。また、他も、住宅関連の助成があって、総額10億円も予算を使っているということで、陳情にあるようなリフォーム助成はやる意思は今のところないということですけれども、今の報告の中に、住宅改良助成の件数がずっと出ているんですけれども、平成23年以降はずっと1桁で推移をしているということは、制度として、こんなに少ない件数ということでは成り立ってないんではないかと思うんですが、この辺の原因については、どのようにお考えでしょうか。
◎住宅課長 今回の件数につきましては、65歳以下という助成対象者になっております。65歳以上につきましては、高齢サービスのほうで、助成、改修事業については、ちょっと手厚い事業っていう形になっておりますので、65歳の予防策というところで、65歳以下につきまして、今回、住宅改良助成を住宅課のほうで助成しているところでございます。その中で、件数のほうは、現在の推移をたどっているような状況でございます。
◆はたの昭彦 委員 いや、私は、この住宅リフォームっていうものに対する、やはりニーズと合ってないんじゃないかと思うんですね。最近っていうか、よく新聞の広告なんかもリフォーム会社のリフォームの広告が出ていて、きょう、たまたま家の新聞に入っていたんですね。
これ見ると、大体、このリフォームやりませんかっていう工事品目を見ると、浴室をユニットバスに替えるですとか、クロスを張り替えるとかね、あと、間取りを変更はあるんだけれども、畳の表替えとか、ふすまの張り替えとか、屋根の張り替えとか、外装の塗装とかっていう、やはり住民のニーズというか、リフォームっていうことのイメージっていうかニーズはね、やはりこういうところにあって、その区が言う住宅改良の段差解消とか、手すりの設置とか、間取りの変更についても、世帯が増えたということはあるんだけれども、今、最近は、逆に、家族が減って、ことによって間取りを変更、要は2部屋を1部屋にするとかっていう、逆の間取り変更っていう、やはりニーズなんかも多いと思うんですけれども、その辺のギャップがあるんじゃないかと思うんですけれども、それについては、どのようにお考えでしょうか。
◎住宅課長 助成の、趣旨につきましては、住宅の居住の安全の確保という視点の中で、手すりの設置やバリアフリー化に対して、区としては助成していくという方針でございます。
また、多世代からという形なんですけれども、多世代につきましては、親御さんが高齢になって、どうしても呼び寄せたいというところで、そういったものについては助成して、多世代の対するリフォームについては助成をしていくという形で、内容なっております。
◆はたの昭彦 委員 住宅の安全っていうのは当然なんですけれども、それでも65歳以上って比較的若い世帯に段差の解消とか手すり、予防的措置って、いつ、体に障がい持ってる方っていう方々、別な話だと思うんですけれども、そういうところに段差解消しませんか、手すりつけませんかって言っても、なかなかそういうふうなふうにならないんじゃないかって思うんですね。
それで、この7ページの足立区の住宅関連補助制度の概要っていうことで、こう見てですね、例えば私、分譲マンションに住んでるんですね。今、50歳ちょっと超えてるということで、じゃ、どこ使えるんだろうっていうふうに見たときに、ほとんど何にもない、ですよね。高齢者じゃありませんし、太陽光発電と言っても、マンションね、個人でつけるわけにいかないですし。そうするとね、今、区内で、共同住宅に住んでる家庭っていうか世帯が多く増えてる中で、やはりそういうところが対象にならないっていうことが非常に大きな原因にもなっているんじゃないというふうに思うんですけど、それについてはどうでしょうか。
◎住宅課長 今回の住宅改良助成の唯一使えるのが、マンションの手すりや段差解消がこの助成で使える利点になっております。
実際、戸建てのバリアフリー化は確かに件数ないんですけれども、マンションの中で手すりが設置してないところについては、この助成を活用して手すりの設置、管理組合からの申請っていう形で受付けているところでございます。
○前野和男 委員長 はたの委員、じゃ、そろそろまとめてくださいね。
◆はたの昭彦 委員 それで、いや、確かにマンションでっていうのあるかもしれないけれども、マンションなんかは、やはり合意形成が、何十世帯ということで、なかなか難しい問題もあると思うんですね。そういうことも原因の一つと思います。
それと、この陳情の中で、地域経済に活性化っていう項目が入っているんですけれども、建築課の、住宅課のほうで、こうやって区内の住宅管理の補助制度概要って、こういうふうに出して、いろいろあるんだけれども、この、それぞれのその工事について、区内の業者がどれぐらいやっているかっていう状況は把握しているんでしょうか。
◎住宅課長 住宅課のほうに申請されている件数につきまして、一応、原則、区内業者という形で実施しておりますので、申請受付けた件数につきましての区内か区外かの件数の把握はしております。
◎建築室長 ここに記載はありませんけれども、細街路整備事業は区内業者さんにお願いしております。
それと、介護保険制度の住宅改修、高齢者住宅改修関係について、福祉部に問合わせたところ、概ね5割ぐらいという情報を得ているという状況でございます。
◆はたの昭彦 委員 私も、問合わせをして、調べて、建築室長がおっしゃったってこと、あるんだけれども、特に環境関連の助成については、太陽光発電システム設置費の補助については、平成26年度ですよね、一昨年度、合計で572件、太陽光発電システム設置補助っていうのがあったんだけれども、このうち区内の業者が74件で、区外は498件。金額にすると約7,721万7,000円のうち、6,500万は区外業者のこれ助成に使われているということなんですね。
特殊な太陽光発電の設置とか、あと、太陽熱の利用って特殊な技能が必要な業者っていうのもあるんだと思うんですね。そういう意味では、区内のやはり業者が潤うというか、仕事が行くっていうことであれば、やはりこういった、先ほど説明しましたクロスの張り替えとか、また畳の張り替えとか、外壁塗装とか、こういうところに区が助成をして、区内の経済循環図っていくという方向が必要だと思いますけれども、その辺についてはどうでしょうか。
◎建築室長 基本的に、傷んでいるところ直すリフォームについては、個人の責任でやっていただきたいのは基本的な考えでございます。
なお、足立区内でリフォーム工事がどれくらい行われているかっていうのをちょっと調べてみましたところ、これは住宅土地統計調査です。平成21年度から平成25年度のリフォーム工事、足立区内だけなんですけれども、5年間で約3万件、年間にしますと約6,000件という工事が足立区内で行われていますので、この辺の工事も、区内業者の皆さんにお仕事がつながることが大事だなというふうに考えております。
◆鹿浜昭 委員 基本的に、足立区もいろいろな助成制度ということで、今度10億円ですか、組まれている、予算も組まれているということでございますが、23区で、このリフォーム助成を行っている区というのは、何区ぐらいあるんですか。
◎住宅課長 ちょっと私の資料の中では、豊島区がリフォーム助成と、あと、北区のほうでリフォーム助成をやっているというのを把握しているところでございます。
あと、その他、バリアフリー化の助成については、他の区さんでもやっていると思うんですけれども、すみません、きょう、ちょっと手持ち資料ないので。
◆鹿浜昭 委員 ちょっと私も昨日、調べてみたんですけれども、目黒、板橋、江戸川でもやっているかと思うんですけれども、それぞれ、何ですかね、支援制度の名前は変わってはいるんですけれども、基本的にあまり一般のこのリフォームに対しては、目黒、大田では上限10万円、板橋では金利優遇、江戸川では利子補給というような、本当に一般のリフォームに対しては大変低いというか、何ですかね、そんなに大きな金額ではないというふうに思うんですけど、先ほど建築室長から、6,000件ですか、年間、工事やられるっていうことで、足立区にとってはちょっと大変なあれかとは思うんですけど、恐らくこういうような形で捉えて、金額ベースでは何とも言えないんですけど、そういうようなことはご検討されたことはあるんですか。
◎建築室長 先ほどのリフォームの各区の状況ですが、リフォーム全般については、目黒、渋谷、北区、豊島区が全般的なことをやっております。限定的なのは、足立区を含めて3区となっておりまして、23区でも7区しか、この辺の住宅改良関係は取り組んでおりません。
以前も検討したんですが、やはり傷んでいるところを直すっていうと、消耗品を直すような感覚ですので、これはやはり幾ら、財源が、限りある財源ですので、目的を限ったバリアフリーに特化して進めているという状況でございます。
◆松丸まこと 委員 何点かご質問させていただきます。
このパンフレットだとかチラシっていうのはわかります。これの配布方法は、どのように配布しているんでしょうか。
◎住宅課長 今回の配布につきましては、一応、7月を目標に今、作成しているところでございます。各区民事務所と、あと、庁舎と、あらゆるイベントを通して、資料のほうは配布していきたいと考えています。
◎建築室長 できましたら、委員の皆様にお配りしたいと思います。
◆松丸まこと 委員 ありがとうございます。
そうすると、リフォームをしようかなと思っている方がいらっしゃって、足立区のこういう助成に当てはまるよとか、あるんだよということが知らない方もいらっしゃるかと思うんですけれども、そういう方に対しての広報はどうお考えでしょうか。
◎住宅課長 松丸委員のおっしゃるとおり、広報とホームページ、そういうのも含めて、区民の方がこの情報をわかるようにという形で、普及啓発に進めてまいりたいと思っております。
◎建築室長 区内の事業者、施工者に結構接するときがありますので、このパンフレットを持ってお仕事の営業をしていただければなというふうに思います。
◆松丸まこと 委員 あと2点ばかしお聞きします。是非、パンフレット持って営業回っていただけると思うんですけれども、区のほうの助成の項目がありますけれども、この中に、足立区の業者、職人ですね、末端のやる職人さんがやったらばっていうのはあるんでしょうか。
◎
都市建設部長 直接ですね、一人親方と言いますか、そういう方が受注できるものはかなり少ないのかなというふうには思います。やはり二次下請け、三次下請けのその一人親方のような方に区内へ取っていただく仕組み、これをつくっていく必要があるというふうに思っています。
◆松丸まこと 委員 今いただいたお言葉、重要、大切だと思っております。
最後に、前回も私、申し上げましたけれども、私のほうもちょっとリフォームしまして、壁の直しとクロスとやりましたけれども、壁のほうの直しの車を見ましたら春日部ナンバーで、クロスを見ましたら春日部ナンバーで、でも、足立区内の業者に頼んだっていうと、非常に、このことが進行中だったために、非常に、僕、ショック受けまして。だからって、職人に帰れとも言えなくてということありました。
そこで、発注する私たちが、区の業者を指定する方法とか、方策とかお考えになっていますでしょうか。もしあれば、なければ是非つくっていただきたいと要望するんですけれども、いかがでしょうか。
◎
都市建設部長 原則としては、区内業者を活用するというのが大体、ほとんどだと思います。ただ、一次、いわゆる元請けが区内だとしても、その次が、今おっしゃったような区外の業者の下請けに行っているという状況がございますので、区内の下請けを、もし使う場合のインセンティブ等については、前も私、発言したと思うんですが、それは検討の余地があるのかなというふうに思います。
◆鹿浜昭 委員 今のパンフレットの件なんですけれども、なかなか活字だと読みづらいっていうところもあるんで、目で見てわかるような、例えばこの、ね、手すり、何ですか、バリアフリーはこういう形に、たくさんあるんで大変難しいかとは思うんですけれども、なるべく見てわかるような、そんなようなパンフレットにしていただければありがたいなということで、要望させていただきます。
◎住宅課長 そのように、つくっていきたいと思います。
○前野和男 委員長 ありがとうございます。
それじゃ、他に質疑ないと認め、これより各会派から意見を求めます。
◆鹿浜昭 委員 確かに、足立区では、しっかりした助成制度、目的というものを今回、掲げられて、安全で快適な住宅環境の確保することを目的とするということを明確にはなっておりますが、私、調べたら、全国では600自治体がこのようなリフォーム助成っていうのはやられているということでもありますし、まだまだ、何とか、協議する中で解決策が出てくるのかなというふうに思いますので、継続でお願いいたします。
◆渕上隆 委員 かつては、最初は、例えば中古に入って、それから、大きい、新しいうちに、どんどん大きいとこに変わっていくというのが人生設計の中であったと思うんですけれども、今は同じところに長く住むっていうのが、そのような住み方が増えているのかなということで、リフォームは増えていると思うんですけれども、この助成制度の狙いは区内産業を育成するということだと思うので、その方法について、また、その予算も絡んでくるので、制度としてはあったほうが当然いいんですけれども、どのようにやっていくかというのは、またいろいろ有効な施策を考えなくてはいけないと思いますので、継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 今、鹿浜委員のほうからありましたけれども、やはり全国的に見ると多くの自治体が住宅リフォーム助成制度を実施していると。やはりそれは経済的波及効果が25倍、30倍というふうに一部言われているように、経済波及効果は非常に大きい、この助成事業だということなんですね。
先ほど建築室長のほうから、限りある予算とか、住宅を直すのに税金を使うのはいかがかというようなお話ありましたけれども、それによって税収が上がるとか、区内の産業の活性化につながるという、そういうところを見てやはり考えていくべきだと思うんですね。
そういう意味では、この陳情については、採択を求めたいと思います。
◆米山やすし 委員 引き続き継続でお願いします。
◆松丸まこと 委員 継続でお願いいたします。
○前野和男 委員長 それでは、採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○前野和男 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。
次に、(3)番、27受理番号54 千住一丁目地区市街地再開発計画に集会施設と保育所の設置を求める陳情を単独議題といたします。
前回は継続審査であります。
まず、執行機関から説明をお願いいたします。
◎
都市建設部長 陳情資料10ページをご覧ください。
千住一丁目地区再開発計画に集会施設と保育所の設置を求める陳情でございます。
要旨は、今、言いましたとおり、町会、商店街、地域住民が使用できる集会所をつくること、二つ目が子育て支援施設の保育所設置すること、この2点でございます。
1番の現状でございますけれども、もともと店舗、事務所、都税事務所がございますけれども、老朽化によって、周辺の道路が狭く、オープンスペースがないなどの、消火活動、防災上の問題抱えていたということで、そこの区域に、市街地再開発準備組合が設立され、土地再開発法に基づく都市計画決定を経て本組合が設立され、現在、権利変換計画の作成手続を進めているということでございます。
2番以降に経緯が書かれておりまして、11ページをご覧ください。
直近の状況でございますけれども、(16)で、4月13日に、本組合設立の認可がございました。それを受けまして、(17)4月27日に、一丁目、二丁目の町会のほうに、組合の状況のお知らせするニュースを回覧させていただいたところでございます。
3番と、それから12ページ以降に、それぞれの建物の概要がございますけれども、地下1階から地上30階建てで、高さは112m、用途としましては、今回の陳情の要旨にございます、子育て支援施設については2階に、多目的室と書いておりますが、これは今回の陳情の要旨の集会室でございますけれども、これは3階に設置をする計画になっているということでございます。4階から30階は住宅180戸ほど設置をされる予定です。
なお、6月28日、火曜日に、千住一丁目、二丁目地区にお住まいの方を対象とした地元説明会を千住ミルディスで行う予定になってございます。
○前野和男 委員長 次に、過去の審査状況について、区議会事務局長から説明をお願いいたします。
◎区議会事務局長 本陳情につきましては、組合設立の認可が4月に下りている状況下で、組合へ、事業説明会の開催を要請していることなどを考慮し、継続審査となっております。
○前野和男 委員長 続いて、追加署名の提出があったので、区議会事務局次長から報告いたします。
◎区議会事務局次長 27受理番号54 千住一丁目地区市街地再開発計画に集会施設と保育所の設置を求める陳情につきましては、6月9日付で、16名の追加署名の提出があり、合計で1,205名になりましたので、ご報告いたします。
○前野和男 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑ありませんか。
◆古性重則 委員 この陳情者の組織に変更があったと聞いているんですが、区のほうに届出ありませんでしたか。
◎都市計画課長 陳情者の組織の中には、役員の関係で変更があったということは聞いてございます。
◆古性重則 委員 この報告にあるとおり、近隣説明は何度も何度も、組合組織前からやっており、説明も、また、協議もして合意も得ているという話も聞いているんですが、陳情者とは、この組織とは全く別のところで話合いをしているということですね。
◎
都市建設部長 もともとの、この陳情者の共同代表がおりまして、その中の1人が総会を経て、抜けたというような情報は私どもに届いているところでございます。その時点においては、私ども事実関係は、まだ確認できておりませんけれども、その時点では、千住一丁目地区に居住される方はいなくなったようなことは、その情報では得ているところでございます。
◆古性重則 委員 そうなると、区は、地元、近隣説明等で動いてこられたと思うんですが、こちらの方との対応というのは、実際は、直接はやってはいなかったんですか。
◎
都市建設部長 私どもは、陳情としては、こちらの陳情者の方からお受けして、ほとんど直接は、陳情に出されている案件ですので、直接のやりとりはほとんどしてないんですけれども、私どもは、やりとりをしているのは地元一丁目、二丁目の町会の代表の方、そして商店街の代表の方にいろいろ説明をして、ご要望をお聞きして、これまで来ているということでございます。
◆古性重則 委員 今おっしゃったとおり、私の聞く範囲でも、千住一丁目、二丁目と商店街の代表の方々、地域の方々とは協議をして合意を得ているということを聞いているわけですから。それと、この陳情の内容を拝見しましても、集会所と保育施設ということは、願意満たされていると思うんですよ。
特に集会所につきましては、設置義務がないのに関わらず70㎡の集会所を事業者がつくってくれるということと、確かに保育関係につきましては、最初は認可外で40人程度ということだったのですが、
環境整備基準が改定されたことによって小規模保育、A型になると定員数は確かに変わるんですが、それでも面積は変えるっていうことじゃないですから、本当に希望は満たされていると思うんです。
ですから、これをここで、いつまでも審議するっていうこと自体が私はちょっと不思議かなと思っているんです。
これまでも、前の委員さんで4回やったということなんですが、この集会所と保育施設だけでいったらば、ほとんど願意が満たされているということであれば、私は区議会事務局のほうで、1回降りていただいて、協議していただいて、取下げをしてもらえるようにしてもらえればありがたいなと思っております。
というのは、もう一つ言えば、もうこれだけ切離すとね、建設委員会で協議する内容じゃないんじゃないかなっていうふうになってくるんですよ。保育所の件と集会所と。区民部と、区民委員会と厚生委員会でやる話になってくるんじゃないかなと思いますので、そこら辺も含めて、区議会事務局から、陳情者の方々にお話をして、どう対応するかは、していただければ、ありがたいと思うんだけれども。
◎区議会事務局長 ちょっと検討させていただきたいと存じます。
◆渕上隆 委員 今回の再開発事業につきましては、国の第一種再開発事業ということで、もう採択をされて、助成金、助成額はある程度決まっていると思うんですけど、採択に際しては、厳格な基準があると思います。その基準については、どのような内容になっているんでしょうか。
◎都市計画課長 事業の採択要件というところでよろしいでしょうか。
[「そうです、はい」と呼ぶ者あり]
◎都市計画課長 そうしますと、まず、地区の面積の大きさですとか、有効空地がどれくらい取られているか、施設の規模がどれくらいか、駐車場、施設用途等が満たされているかというところが市街地再開発事業の要件になってまいります。
◆渕上隆 委員 要件は、そういう要件だと思うんですけど、目的としては、地域貢献、公共の福祉に寄与していくということが大きい目的だと思うんですけど、今回のその再開発事業については、具体的には、公共の福祉とかっていうのは内容としてはどういうことになっているんでしょうか。
◎都市計画課長 今回は、直接的に公益施設として、集会施設ですとか、あと、子育て支援施設が入るという直接の利益がありますけれども、それとは別に、間接的な利益となると思いますが、道路ですとか、広場、歩行者空間の確保などもございます。これによりまして、地域の利便性の向上ですとか、災害リスクの軽減ですとか、あと、街全体でですね、老朽建物がなくなるですとか、そういう放置すれば都市が不効率になるようなものの回避もすることができるというようなことで、公共の福祉に寄与する面は高いのかなというふうに考えているところでございます。
◆渕上隆 委員 その公共の福祉っていうことが大きく問われると思うんですけど、今回と言いますか、今、日本共産党足立区議団のほうで区民アンケートを実施していますが、この千住一丁目の再開発事業、取上げております。見られたかと思うんですけど、内容としてはですね、北千住にある都税事務所跡と、トポスの土地に区民の民間事業者が建てる30階建てのマンションは公共施設は0.7%に過ぎないのに、公共の福祉に寄与する市街地再開発として総額40億円の税金をつぎ込もうとしていること、というふうに書かれてあります。
これ、やりとり、ちょっとどういうことかなっていうふうに思ったんですけど、今年の3月15日の建設委員会の中で、共産党の委員の方から、実際、今、保育所とか、あと、多目的室とか要望に応えてということで、今、施設がつくられるような報告があるんですが、全体として、その二つが一応、公共施設と思うんですが、という質問に対して、都市計画課長のほうで、公共公益施設というような位置付けとすれば、旧日光街道沿いに広場を400㎡設けること、あるいは南側に避難通路を設けることとか、道路を拡幅すること、そういう部分も公共公益施設に当たるっていうふうに考えてございますという答弁になっております。
ということは、この0.7%で175㎡っていうことではなくて400㎡の広場とか、南側の避難通路、それから道路の拡幅、これも全部、公共公益施設に入るというふうに答弁されているんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎都市計画課長 そのように考えております。ただ、更にそのものの面積だけではなくて、その行為によって、かなり利益もあるというふうにも考えてございます。
◆渕上隆 委員 その他にいろいろ質問があって、共産党の委員からは、防災設備の5㎡、あと100㎡と70㎡というのは、これ多分、集会施設と保育所、保育施設ですね、子育て支援施設ですね、これが175㎡で、それで0.7%ぐらいの面積しかないと。ところが、都市計画課長のほうからは、先ほど言われたように、ハードだけではなくて、ソフトの面で言うと、定住人口が増加して担税力が増えるとか、当然、あそこに住宅施設もありますけど。それから、高層階の建物ができるので、防災行動協定で避難所の提供、いわゆる洪水時、洪水の際に垂直避難ができるような避難所の提供ができると、そのようなソフトの面の公共施設としても考えられるのではないかということで、今、言われたように、数字だけではなくて、かなりの部分がこれができることによって、区民に対して、これだけの公益施設として区民が恩恵を受けるっていうことがあると思うんですけれども、その辺はいかがですか。
◎都市計画課長 今、渕上委員がお話いただいた中の垂直避難につきましては、まだ協議中ということでございますが、それ以外のところにつきましても、かなり地域に寄与するものになるというふうに考えてございます。
◆渕上隆 委員 そうしますと、地元である程度、状況知っている方ですと、ある程度わかっていると思いますけど、これ、足立区内全部で、このようなアンケートが配られると、40億円で、たったの0.7%しかないのかと。そうすると、やはり本当に無駄遣いをしているんじゃないかというふうに思われてしまうというふうに思うんですけど、この辺について、もう少し十分な説明をこれからもしていかなくちゃいけないとか、その辺について、足立区のほうとしてはどのように考えておられますか。
◎
都市建設部長 私もアンケートを拝見させていただきましたけれども、建物内だけの話に特化して、その建物内の面積だけの構成になっておりますけれども、再開発事業そのものは、例えば、今のまま民間の建物が建ったとすると、3棟と同じように、道路も広がらず、同じような建物が建ってしまうんですね。そうしますと、防災上も全く寄与できませんし、これからの周りの木造密集住宅についても、やはり改善が進まないということですので、今回、ここを一つの契機として、そこを核とするというか、そういったところから、できるところから始めて、不燃化率の向上ですとか、そういったものをつなげていくっていう、そういった周りの空間整備、道路整備、こういったものが非常に重要だということを、私どもも、十分説明をしていく必要があると思います。
それと、防災面でも、今回は、機械室も3階につくっていただけるということで、万が一、水害になったときにでも機能できるようなことという、これは協議をして、そういう形にも設置していただいておりますので、そういったソフト対策もしていただけますし、あと、周りの方の避難の場所も確保していただけるようなことがございますので、そういったことも十分PRをしていく必要があると感じております。
◆渕上隆 委員 ということは、このアンケートでは、親切に当たってないということで、また、その辺はちょっと確認をしておいていただきたいと思います。
それと、ちょっとまた別の角度からの質問なんですが、今回の再開発事業ということは、足立区で4番目かなというふうに思うんですが、プルミエと、千住ミルディスと、エミエルタワー。かつての、例えば、プルミエは、ちょっと私もよくわかんないんですけれども、千住ミルディスとか、エミエルタワーだと、足立区は直接土地を買って、組合に参加をして、参画をして、その中でいろいろ計画について要望出して、いろいろ、当然、千住ミルディスは区民事務所も入りましたし、エミエルタワーだと保健センターも入りましたし。そういうやり方もありますし、今回は、全然、足立区は全然、土地も提供はしてないし、参画もしてないわけですけれども、その分、予算っていうか、助成金としては少ない負担で済むと。その辺のメリットとデメリット、また、今回はそれを選んだ理由と言いますか、その辺についてはいかがですか。
◎都市計画課長 今、渕上委員のお話ありました、例えば北千住ですと、総事業費が再開発で504億円かかっている中でですね、公共施設整備に対する負担として152億円、それと別に補助金として82億円支出しているようなことになっております。その他のところでも公共施設の整備について、かなり多額なお金を出し、また、プラス補助金を出しているというような構成になっております。
今回、区で床を取得せずに補助金を支出するのみということですけれども、これから、なかなか箱物をつくっていくというような時代でもないということで、十分かどうかというところはあろうかと思いますが、補助金を支出することで民間をコントロールしながら進めていくということができるんじゃないかというふうに考えてございます。
◎
都市建設部長 これまでの三つの再開発は、ある意味、民間だけではなかなか成り立たなかったという状況にございました。そういった意味で、区が床を取得をして、公共施設をつくると、そういうやり方、地方は特にそういうやり方多いんですけれども、そういうやり方でやってこなければ、ある意味、事業の採算性が取れないということだと思いますが、今回は、区が床を取得しなくても、民間だけの再開発事業でできるということは、ある意味、千住のポテンシャルが上がっているということにもつながると思いますので、そういった状況にあるということは、この千住一丁目地区においては、まちづくりがそれなりに効果が上がってきているのかなというふうに感じております。
◆はたの昭彦 委員 今、渕上委員のほうから、今回の市街地再開発事業については、区内で4番目ということなんですけれども、これまで3カ所やった市街地再開発の中での建物内の公共施設の割合に比べると、今回の千住一丁目の建物内の公共施設の割合っていうのは、他の三つと比べても少ないように思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。
◎
都市建設部長 これまでは、区がお金を出して床を取って公共施設つくっていますから、もちろん公共施設の面積は大きいです。その分、負担も大きいわけで、例えば綾瀬の一番1号については、補助金は11億円払っていますけれども、それ以外に保留床で13億円払っているんですね。いわゆる補助金の額よりもその保留床を取るのにお金かかっていますし、先ほど、千住ミルディスについてもそのとおりですし、竹の塚についても保留床のために16億円ほど別に、補助金の別に払っていると、そういう状況ですので、当然、区が施設をつくるという目的のもとにお金払っているということでございます。
◆はたの昭彦 委員 それで、この陳情については、多目的室とともに福祉施設、福祉じゃない、保育施設をつくって欲しいということで出されているんですね。
今回の定例会の区長挨拶の中で、待機児対策を進めてきたけれども、思ったより減らなかったと。特に多いのは千住・綾瀬地域だと。その問題で、一番ネックとなったのが、土地の確保が一番ネックになったということなんですね。
そもそもここの開発する前に、都税事務所の跡地について、東京都のほうから打診があったときに、区は必要ないということで事業計画は立てなかったということなんだけれども、やはり公共の福祉っていうか、区長挨拶でも、そういった公共の施設で、こういうことが不足しているということで、土地がネックだったということを言っていたにも関わらず、やはり区が、何て言うかな、加わらなかったことでこういう実態になったんじゃないかなと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
◎都市計画課長 都有地の使い方につきましては、東京都としてもお考えがあったというようなことになろうかと思います。
待機児対策につきましては、ここで全てが解決するかと言うと、そういうことでもないのかなと。かなりの数の待機児童いらっしゃいますので、千住につきましては、徐々にですね、保育園も開設しておりまして、今年も2園開設し、また、この夏頃にも新しく開設する予定があって、来年度にもまた2カ所程度開園するというような予定もありますので、待機児対策につきましては、エリア全体で解決していく必要があるかなというふうに考えてございます。
◆はたの昭彦 委員 確かにやはり今、北千住ということではやっているんだけれども、今、大変な実態があってね、やはり先を見据えた開発というか土地の活用とか、区の計画が必要だと思うんですね。
そういった中でですね、先ほど道路を広くするとか、オープンスペースをつくるとかっていうようなことで、いうふうな話がありましたけれども、当然、綾瀬とか、竹の塚とか、北千住なんかについても同じようなことがやはり言えたと思うんですけれども、その辺についても確認ですけれども、どうですか。
◎
都市建設部長 過去の再開発においてということだと思いますけれども、やはり当然、道路も広がっておりますし、駅前広場も確保するなど、こういった公共空間は確保したというところでございます。
◆はたの昭彦 委員 だから、とりわけね、他の都市計画に基づく開発計画でも道路は広くなっているし、空間も確保できている。そういった中で、今回の千住のこの再開発事業についての公共施設の少なさというのは、やはり民間主導で、根拠本位がそこにあるんだと思います。事業者が確かにできる範囲でっていうかね、可能な限り、その公共施設を増やしてくれたんだということは言っているのかもしれないけれども、そこは区が入ってやるのと、やらないで、民間任せにやったところの差じゃないかなというふうに思います。
先ほど古性委員のほうから、今回、代表の方が抜けて千住の地域の方がいなくなったという話があったんだけれども、今回の再開発事業の説明会ということで、6月28日に、事業者の説明会があるということで、こういったチラシが、お知らせが配られたんですけれども、ここにも「千住一丁目、二丁目に居住される方のみとさせていただきます」っていうふうにあるんだけれども、確かに建築をされているのはあの地域なんだけれども、やはり税金を多額に投入をして、あんだけ大きな建物を建てるわけですよ。そういう意味では、千住全体、大きく言うと足立区全体にも関わってくるのかもしれないけれども、そういったところもまちづくりが関わってくるというふうに、私は思うんだけれども、そういった中で、説明会の対象を千住一丁目、二丁目の方に限定するというのはどうなのかなと思うんですけれども、その辺の区の見解はどうでしょうか。
◎都市計画課長 範囲につきましては、高層の建物になりますので、電波障害とか日陰ですとか、そういう関係で、おおむね2Hという範囲をとっていますけれども、それを超える範囲で一丁目、二丁目、包含していますので、エリアとしては、ある意味、十分に押さえられているのかなというふうには考えております。
ただですね、「一丁目、二丁目の方限定」というふうに書かれておりますけれども、いらっしゃった方を排他的にするということはないので、知っていらっしゃった方については、説明会に参加していただければというふうに考えてございます。
◆はたの昭彦 委員 この間の説明の中で、賑わいをつくり出す広場ということで、400㎡のスペースをということなんですけれども、その400㎡というのは、具体的にこの図面でどこの部分になるか教えていただけますか。
◎都市計画課長 13ページをご覧ください。
13ページの下のほうに、店舗メイン入り口と書いてありますけれども、この入口に至る、ここの個所がおおむね400㎡の広場というふうに考えているところでございます。
◆はたの昭彦 委員 その場所だとね、その店舗のメインの入り口の前に当たると思うんですけれども、そういった、何て言うのか、出入り口というのは、いざというときの非常口にも当たると思うんですけれども、そういったところでイベントって、何かやってというのは、消防法上とかっていうの別に問題ないんでしょうか。
◎都市計画課長 イベント開催時は、避難経路等も考慮しながらやるように、それは組合のほうにも伝えていきたいと思います。
◆はたの昭彦 委員 その400㎡で、賑わいを創出するっていうことなんだけれども、具体的には、それぐらいの広さでどういったことをやれるかなというふうに区は考えているんでしょうか。
◎都市計画課長 商店街の方と一緒に、物販のイベントですとか、そういうものがあったりですね、文化の基点として、森鴎外の碑が北東のほうにありましたので、そこら辺も関連したイベントもできればというふうに考えておりますけれども、ここら辺の活用によって、かなり活力も変わってくると思いますので、そこら辺は、組合のほうには十分に、活力に寄与するようなイベントが組めないかどうかっていうことは伝えているところでございます。
◆松丸まこと 委員 今、陳情者の役員さんが抜けられた方がいらっしゃって、役員さんの中に一丁目、二丁目の方がいらっしゃらなくなったということで、ちょっと驚いておるんですけれども、これ陳情者の中に署名者って言ってもいいでしょうか、の中にも一丁目、二丁目の方はいらっしゃらないのか、そこ確認できますでしょうか。
◎区議会事務局長 大変申しわけありません。住所等の記載等がございませんので、確認はできてございません。
◆松丸まこと 委員 私、実は今朝も現場を見てきたんですけれども、あの周りの人たちで署名したという人がいますので、その陳情者の役員の中はいなくなったとしても、その署名の中に同じ気持ちの方はいらっしゃるんだろうと僕は考えております。
そして、前回ずっと続いております子育て施設の大きさでございますけれども、これ当初は40名。これは組合、当時、準備組合でしたでしょうか、のほうからの言葉として、40名ぐらいの子育て施設を用意しますよという話があったということで、行政の皆様方もそういう説明いただいていたんですけれども、実際的には20名、19名ぐらいということで、私のほうから、これは有言実行で、もともと、そういうふうに言ってきたならば、是非、そういうふうにしてもらえるようにお願いしてもらえないかとお願いをしたんですけれども、その進捗状況、教えていただけますでしょうか。
○前野和男 委員長 その前にちょっと区議会事務局長から訂正があります。
◎区議会事務局長 申しわけございません、訂正させていただきます。署名の中に、その町名の方いらっしゃいますが、お一人ひとりの人数を確認してはございません。申しわけございません。訂正させていただきます。
◎都市計画課長 当初、40名というお話につきましては、実は、今、いろいろなニュース等でも100㎡というお話を、出ておりますけれども、0歳児、1歳児で、単純に面積割をしたときに40という数字が出てきたということで、もともと、その大きさとして、100㎡程度は出せるというようなお話だったというふうに聞いております。
従前から、広くできないかというお話はさせていただいているところでございますけれども、なかなか広げるのは厳しいという話もいただいております。
現在は、子育て担当のほうと、どういうふうな施設の配置ですとか、避難経路が必要かというようなことは検討しておりまして、その中で、部分的に変更があるということであれば、それは広くなるような形で考えて欲しいという話はしてございます。
◆松丸まこと 委員 というようなことで、まだまだ当委員会でも、ここの中身の設計等において、まだ工事もまだ始まっていない状況でございますので、定点観測していく必要はあるのかなと私は思います。
そこで、今度チラシなんですけれども、ニュースです。先ほどニュース撒まかれたというお話ですけれども、このニュースですね、私、今までニュース撒まきますというお話聞いておりまして、これはポスティングとかかなと僕は思ってましたけれども、実際的には、その代表者のほうに渡して終わりというふうに聞いております。
ある一軒、ここ佐川急便でございますけれども、佐川急便で送りつけられてきて、あと任すよと。これは反対されている方々のご自宅ですけれども、送られてきたと。これが事実だとしたら、あまりにも乱暴というか、誠意がないというか。今、回覧でそれが回り出したというお話も今朝、聞いてまいりましたけれども、これって、本当に組合が千住一丁目、二丁目の方々に対しての最低限の礼儀を逸しているように思いますけれども、これ確認できていますでしょうか。
◎都市計画課長 当初、私どもと組合の中で、ニュースの発行につきましては、協議をさせていただいております。その中で、全戸配布が望ましいというお話は私どものほうからさせていただいておりましたが、組合のほうから町会のほうへ相談をさせていただいたところ、町会のほうで、回覧をするというようなお話がありましたので、そのようにさせていただいたと。
これにつきましては、組合の総会で決めた後、また我々も全戸配布をしろという話もさせていただいたんですけれども、なかなか、総会を経由したものだということで、難しいということで対応できなかったんですが、ただ、町会だけでは情報が行き渡らないということは前々からお伺いしておりましたので、町会に加入していない自治会等もありますので、そこについては対応して欲しいという話はさせていただきました。
ちょっと私、聞くところによりますと、その自治会長とのやりとりの中で、何部あればいいというお話を伺って、それ確認して、本来であれば手渡しでお渡しするのが一番丁寧なやり方かなと思うんですけれども、ちょっとそれを宅急便で送ってしまったというふうなことは聞いてございます。
今後、そのようなことがないようにですね、これから、28日にやる説明会につきましては、全戸配布をするようにということで伝えておりまして、それは全戸配布を今、行っているところかなというところでございます。
◆松丸まこと 委員 是非、その全戸配布をさせてもらいたいと思います。お願いというより、これはさせてもらいたいと思います。代表者に送りつけて、あと任せますよというのは、ちょっと組合側として、やることが怠慢かと思いますので、よろしくお願いいたします。
それとですね、今度、建設資金のほうの計画ですけれども、参加組合員負担金として、101億円書かれておりますけれども、この参加組合員というのは、組合員って、たしか5者だと思いますけれども、この101億円の5者の内訳、わかりますか。教えてください。
◎都市計画課長 101億円につきましては、参加組合員の負担金ということになるかと思うんですが、これにつきましては、もともといらっしゃった組合員ではなくて、新しく参入した三菱地所が負担金を支払って入ってきているということで、その三菱地所が支払っているお金になります。
◆松丸まこと 委員 そうなんですね。組合、準備組合のときからいた、それで、5者になりまして、三菱地所1者が101億円と。これ、ここ見ますと、参加組合員負担金となるとですね、この5人の地権者が出しているように思われますけれども、実際1者しか出していない、ということはここにあるわけですね。
それで、それ見ますと、今度、自己資金っていう、これゼロなんですよ。確かに、地権者は、土地主ですけれども、家を、ものを上に建てるのに対して、自分のお金はゼロ円ですよと。で、販売、多分これ三菱地所さんというのはマンション等を販売して利益を上げていくために、権利なのかなと想像しています。もし違ったら教えてください。
それと、あとは補助金と、40億円からの補助金と。その101億円と40億円で、この上を建てますよ。地権者の私たちは自己資金ゼロですよというように、僕は聞こえるんですけれども、これは実際、計算上合っているから、合っているのならよろしいのかと思うんですけれども、この101億円ですけれども、もう現金化なっているんでしょうか。組合のほうに入っているんでしょうか。また、なってなければ、いつ現金化されるか、わかりますでしょうか。
◎都市計画課長 ちょっと組合の財布ですので、確認はしてございませんが、確認をしてわかればご連絡をさせていただきたいと思っております。
すみません、私、三菱地所と申しましたが、三菱地所レジデンスでございます。
自己資金がゼロというところでございますけれども、従前の組合員につきましては、土地、建物権利を持っているというところでございます。参加組合員はお金を出して、従前の組合員につきましては、その土地の権利を持っておりまして、その出されたお金と従前の資産を組み合わせて権利変換をして行うのが市街地再開発事業というところですので、従前の組合員の方には資産があるので、自己資金につきましては、現在のところ、見込む必要がないということで、このような記載になっているというふうに考えてございます。
◎
都市建設部長 再開発の仕組み上、お金の流れがないような形で進んでいく事業の形ですので、お金を出しているというのは、たまたま外から来た参加組合員が買うためのお金ということですので、もし今いる地権者の中で、例えば住宅なりの事業ができるとすれば、わざわざ参加組合員を募る必要はなく、その会社が自分で、自己資金でやっていくと、そういう仕組ですので、お金の流れ、ちょっと誤解があるかと思います。
それと、参加組合員の組合への101億円の支出ですけれども、これについては、今のところ、平成31年度末オープンだとすると、おおむね3回に分けて、大体半分ぐらいできたときに半分、最後、完成したときに残りというような、多分それぐらいの計画ですねということだと思います。
◆松丸まこと 委員 私、心配しているのは、これを今、説明いただいて理解するってはできませんけれども、理解しようとしていますけれども、これ自己資金ゼロですよ、この書類見たら。組合員が101億円で、補助金が40億円。これ、一つ間違えたら、まさに補助金マンションっていう罵りを受けかねないかなと思ったりもして、区の名誉としてはどうなのかなというちょっと心配をいたして質問させていただきました。
それと、これから工事、解体が始まるわけですけれども、そのときに、資金を今、現金があるのか、ないのかということを確認しておかないとですね、この工事が始まって、支払い、まだ1回目に払えませんとか起きても大変なことになるかと思うので、その辺もちょっと監督していただければと思います。
◆古性重則 委員 松丸委員、申しわけないんですが、この陳情は、集会所等を求める陳情なんですよ。工事、ね、計画に対しての陳情じゃないんですね。この話は、もう何回も何回もしている話だと思うんです。ですから、これに特化してやってもらいたいなと思うんですが。集会所と保育所、じゃないと、どんどんどんどん拡大していってしまったら、ね、工事の話までなってしまう。振出しに戻ってしまいかねないと思
いますので。
○前野和男 委員長 松丸委員、陳情の趣旨はですね、集会施設と保育所についての部分ですので、その部分だけに特化して質疑をお願いしたいというふうに思っております。
◆松丸まこと 委員 わかりました。アドバイスありがとうございます。管理者負担金の件とか、ちょっと入っていたんですけれども、松丸、終
わります。
◆米山やすし 委員 私からは、この陳情の願意が満たされたということですので、取下げを区議会事務局のほうでお願いするということで、私からもお願いしたいと思いますが、さわさりながら、足立区始まって以来の4番目の法定の市街地再開発事業でありますので、本委員会においても、引き続き、こういった、この案件について議論する場をつくるためってのは変だけれども、議論するために適時、報告を求めていきたいんですが、その点はいかがですか。
◎都市計画課長 今後とも、いろいろな状況がわかり次第、また、変わり次第、ご報告を随時させていただきたいというふうに考えてございます。
◆米山やすし 委員 その上で、集会施設と子育て施設に絞って言いますとね、子育て支援施設が、保育園、小規模が2階にあると。後ほど報告案件では、これがあるけれども、僕、ちょっと色弱なんで、実はあんまり色がわからないんだけれども、恐らく、これ20mの区域に入ってるんじゃないかなと思うんですね。あるいは10mから20m。2階に子育て支援施設があるっていうのは、これ大丈夫なのかな、保育園。その辺どうなんですか。
◎
都市建設部長 もし千年に一度の雨が降ると、5mから10mぐらいの水深が2週間以上続くようなことになることは想定されます。ただ、雨が、大雨の場合は、地震と違いまして、瞬間的に起こるわけではなくて、もう何日か前から準備ができます。そういった意味で、特にそういった子ども、小学校もそうですし、そういったところについて事前の対策、避難対策を講じていく、これが一番大切なのかなというふうに思います。
◆米山やすし 委員 私、何が言いたいかって言うと、区は、もっとこの事業に関わったほうがいいんじゃないかなと思っているんです。助成金も、正直、減らされましたよね。国、あるいは東京都がどういう判断したかわからないけれども、今、ご答弁いただいたけれども、子育て支援施設の在り方もそう、あるいは都税事務所、あのもっと前は橘井堂医院っといって森鴎外の実家があったと。そういった我々市民から、区民からしたら、明らかに公共の施設であった都税事務所が減ったという意識はやはりあって、そういう意味で、あれは民なのか、あのマンション、建築物が民なのか公なのかっていうのは非常に議論が分かれるところだけれども、関われる部分でもっともっと関わっていただいて、いいものつくってもらいたいと。つくった後、いや、2階まで水来ちゃったよ。機械室、備蓄もやられちゃったよじゃなくてですね、できれば、僕も総論賛成なんだから、どんどんどんどん関わって、いいものをつくれる権限が区長及び役所にはあると思うんですけれども、その辺の指導、勧告、監督体制っていうのはどうなっているんですか。誰か専任の人が1人いるの。
◎都市計画課長 都市計画係で、複数業務を持ちながら、担当しているところでございます。
◆米山やすし 委員 では、最後に。これが法定市街地再開発事業とすれば公共の福祉に服しなければならない。一つ言いたいのは、公契約条例もあるけれども、公契約条例適用しろとは言わないけれども、せめて区内事業者に、これから始まる100億円プロジェクトの、何らかの、建設事業者の優先参加であったり、何かがないと、これ区民の納得がいかないんじゃないかと思うんです。その辺は、さっきの議論じゃないけれども、建築主の事業組合に指導とか、なるべく現場の人に至るまで、できれば区内関連事業主で使ってほしいみたいな提案というのは、そういうようなことはできないんですか。
◎
都市建設部長 発注に当たっては、区内業者の活用について組合のほうに申入れたいと思います。
また、合わせて、区は、ちょっと今回、プラスして床を取るとか、そういうことは今のところ、考えておりませんけれども、より良い施設づくりについては、十分これからも協議していきたいと思っております。
○前野和男 委員長 他に。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 質疑ないと認めます。
各会派から意見をお願いします。
◆古性重則 委員 今、いろいろ意見が出ました。米山委員も同じ意見だったと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、願意は満たされているという位置付けをして区議会事務局で対応していただきたいと思います。その結果を見た上で、また判断していきたいと思いますので、それまでは継続でお願いいたします。
◆渕上隆 委員 継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 継続です。
◆米山やすし 委員 継続で。
◆松丸まこと 委員 継続でお願いします。
○前野和男 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、継続審査と決定いたしました。
○前野和男 委員長 次に、所管事務の調査に移ります。
(1)自転車利用及び自転車駐車場の整備に関する調査を単独議題といたします。
また、報告事項(4)西新井大師道自転車ナビマーク設置に伴う交通量調査結果についてが本調査と関連しておりますので、合わせて執行機関より説明を求めます。
◎
都市建設部長 それでは、委員会資料の1ページをご覧ください。
自転車利用及び自転車駐車場の整備に関する調査についてということでございます。
ちょっと時間も大分、経過しておりますので、簡単に説明させていただきます。
1番は、自転車駐車場の利用状況ということで、3ページをご覧いただきたいと思います。
六町のほうが、ちょっとキャンセル待ちが多い状況になっています。
2点目、撤去の推移ということで、記載のとおり、非常に23区でも最小であるということでございます。
3があだちゃりレンタサイクルの利用状況、それから、6番が自転車通行帯の整備、7番が自転車ナビマークということで、こういうふうに整備されているということでございますけれども、報告資料の、関連の報告資料の5ページ、6ページをご覧いただきますと、この自転車ナビマークの設置の有効性について、交通量調査をした結果を記載させていただいております。
ナビマーク、写真にあるとおり、左側を通行するようにということで設置をさせていただきましたが、これについては、整備前に比べて、大師に行くほうについては1.9ポイント、西新井駅に行くほうについては2.5ポイント上昇しているということで、ナビマークについては一定の効果があったというところでございます。
特に自転車の利用、マナー、これについて、区民の方からの非常に要望が多ございますので、こういったところを、今後、更に対策を講じていきたいと思っております。
○前野和男 委員長 質疑をいたします。
何か質疑ございませんか。
◆渕上隆 委員 時間もないので、ちょっと簡潔に質問したいと思いますけれども。
あだちゃりなんですけれども、竹の塚西だけ、かなり利用者が増えていて、これ、うちの近くで、よく見に行くんですけれども、駅から歩いて、西口を降りて、四、五分ぐらいのところで、この間も行ったら、2台しかなくて、10台あって2台ということは8台使っているということで、今まで、何とかこういうレンタサイクルっていうか事業やっていて、やり方によっては需要がかなりあるのかなというふうに思っております。
この間もちょっとお話したんですけれども、今年、議会運営委員会の視察で岡山に行ったときも、やはりホテルのすぐ前に、歩道ですね、歩道に駐輪パークがあって、それもレンタサイクルになっていて、Suicaか何かですぐ登録できるようになっているんですね。それで、1回50円か100円か忘れたけれども、すぐ乗れるようになっていて。この間、連休のときに大阪行ったら、大阪市は、地下鉄上がった出入り口のすぐ横がやはり歩道のところに10台ずつぐらい、ぽんぽんぽんとやはりレンタサイクルが置いてあって、結構、何か、今、どこも結構もうやっているんだなということで、多分、あれ、歩道が使えるようになって、わざわざ土地を準備するとなると、なかなか大変だと思うんですけれども、歩道の空きスペースみたいなのを活用するようになってやっているのが一つと、それと、やはりみんな今、システム化で、非接触ITカードって言うんですか、ICカードか、あれを使って、すぐ登録して使えるようになっているので、その辺、ちょっともっといろいろと検討して、これから進めていくというのが、需要全体としてはかなり、どんどんどんどん進んで、あちこちで随分進んでいますので、あとは足立も遅れないように、その辺は進めていただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎交通対策課長 竹の塚西が多い理由の1点としましては、3カ所でのレンタサイクルを始める前から、レンタサイクルを竹の塚西の自転車駐車場で始めていたということがありましたので、その辺で周知されていたものというふうに考えております。
それから、他市の事例を、今、渕上委員のほうからお話されましたけれども、都心4区のほうで、ドコモサイクル、シェアサイクルシステムが今、運用されていて、そちらのほうの担当にも何回か話を聞いています。そういった事例を研究して、区のほうでどういったことができるか、検討はしていきたいと思います。
○前野和男 委員長 他に質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ないと認めます。
次に、(2)公社等の決算に関する調査についてを議題といたします。
先の議会運営委員会で、公社等の決算に関する調査につきましては、それぞれの所管の常任委員会で行うことに決定いたしました。つきましては、足立市街地開発株式会社の平成27年度決算について本委員会の調査事項とすることとし、本調査を閉会中に実施したいと思いますが、ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、さよう決定いたしました。
次に、(3)平成28年度地方都市行政調査についてを議題といたします。
本委員会の所管事項につきましては、本区政に生かすため、他の都市の先進事例調査をする必要が生じたときは、地方都市行政調査を行いたいと思います。
なお、本調査を行う場合につきましては、先の各種委員長会において、本委員会の日程は、11月16日水曜日から18日金曜日の間で行うことが、示されておりますが、調査事項、調査都市等踏まえた上で、今後、日程等を決定したいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 ご異議ないと認め、さよう決定いたしました。
調査事項、調査都市につきましては、何かご希望等がございましたら、7月29日、金曜日までに文書をもって委員長まで提出くださいますようお願いいたします。
○前野和男 委員長 続いて、報告事項に移ります。
報告事項、1番、足立区無電柱化推進計画の策定について、2番、荒川の新たな洪水浸水想定区域図(ハザードマップの基となる図)の公表について、3番、舎人公園C地区の整備について、以下、
都市建設部長から報告があります。
◎
都市建設部長 それでは、報告資料1ページご覧ください。
足立区無電柱化推進計画の策定についてでございます。
これにつきましては、2番のところに経過、最近の動向を記載しておりますけれども、2番の(1)で、平成27年10月に、全国の市区町村長の会の創設、これに足立区が加わって、参加をいたしました。
それ以降、国、陳情活動等を行って、2の(4)のところで、平成28年3月に、足立区議会のほうから国への意見書が提出をされたということで、無電柱化の推進に、早期成立を要望していただいたところでございます。
別添のほうに対象道路を書いておりますけれども、主に、幅員が2.5m以上ありますような
都市計画道路など緊急輸送道路を中心に、優先的に対象を絞り込んでいっております。
目指すべき内容については、10年間で、25%ということで、84.59㎞の25%を目指していきたいなというふうに考えております。
続きまして、2ページでございます。
荒川の新たな浸水洪水想定区域図の公表についてでございます。
これについても別に資料をつけさせていただいておりますけれども、今までは、1番の(3)ですね、計画規模降雨ということで、3日間の雨量が516mm、大体200年に一度という雨を想定しておりましたけれども、これが今度、1番の(1)のところで、3日間で632mmという千年に一度程度の大雨になった場合、最大の雨が降った場合ということを想定した区域図を今回、荒川で出されました。その内容が、この図面のとおりでございます。
今後、中川、綾瀬川、利根川など、他の河川においても公表される予定でございますので、これの公表をもって、私どもはハザードマップを今後、作成していきたいと思っております。
続いて、3ページでございます。
舎人公園C地区の整備についてでございます。
舎人公園C地区については、これまでもオープンが大分、遅れて、非常に地域の皆様にご迷惑をお掛けしているところでございます。
また、更に1年ほど遅れるということで、C地区の北側が平成29年度開園、真ん中辺が平成30年度、最終的には平成31年度開園ということで、現在、土壌汚染対策を行って、この平成31年の開園を目指しているというところでございます。
○前野和男 委員長 ありがとうございました。
質疑は全て説明終わってからにしますので、よろしくお願いします。
5番、密集市街地整備事業の取り組み状況について、
市街地整備室長から報告があります。
◎
市街地整備室長 7ページをお願いいたします。
密集市街地整備事業の取り組み状況についてでございます。
表、それから、地図に描かれています3カ所において、防災生活道路の拡幅、公園やプチテラスの整備、老朽建築物の除却などに取り組んでいるところでございます。
なお、8ページから11ページにつきましては、それぞれ3カ所の詳細の地図、それから、9ページにつきましては、足立四丁目地区の五反野駅交通広場の施設平面図を添付させていただいています。
○前野和男 委員長 続いて、6番、
パークイノベーションの進捗状況について、7番、桑袋浄化施設の運転停止について、みどりと
公園推進室長からあります。
◎みどりと
公園推進室長 12ページのほうをご覧ください。
件名につきましては、
パークイノベーションの進捗状況等についてでございます。
1番目に、わくわくボール遊びの実施状況でございますが、記載のとおりでございます。今後、区内に、順次拡大をしていく予定でございます。
2番目でございますが、ミスト発生装置の設置ということで、夏の暑さ対策として、西新井さかえ公園のほうに設置を予定しております。
開設期間、開設場所については、記載のとおりでございます。
3番目でございます。防犯カメラの設置でございますが、昨年度、14カ所、公園のほうに防犯カメラを設置しております。今年度におきましても、警察署と協議を交わしまして、10カ所ほど設置をする予定でございます。
設置場所につきましては、14ページのほうを見ていただきたいと思います。防犯カメラ設置要望箇所一覧図というところで記載をさせていただいております。
13ページのほうにお戻りになっていただきまして、三つのモデル地域での取り組み概要について記載をしております。平成27年度の改修工事の実績と、それから、平成28年度予定の工事内容について記載をさせていただいております。
こちらの説明は以上でございます。
次に、15ページのほうをお願いいたします。
桑袋浄化施設の運転停止についてでございます。
この施設につきましては、国交省が伝右川の水をきれいにして綾瀬川に放流するために、花畑八丁目のほうに設置をした浄化施設でございます。綾瀬川清流ルネッサンス計画という一環の計画でございます。
近年、伝右川の水質でございますが、PODのほうも合理化となりまして、非常に水質のほうも改善されております。そういった関係で、環境基準を下回っているため、今回、浄化施設を国のほうが停止するということでございます。
なお、浄化施設の撤去につきましても、国のほうが責任を持って平成34年の3月末までに施設を撤去するということでございます。
また、併設しております、あやせ川清流館というは国の施設なんですが、ここのところに桑袋ビオトープということで、区のほうで業務委託をやりまして、施設の案内等をしているんですが、この施設の在り方につきましては、今後、国、それから地元のほうと協議を進めていくということで考えております。
○前野和男 委員長 ありがとうございました。
8番、建築物の耐震及び老朽建築物の対策の取り組みについて、9番、細街路整備事業の取り組み状況について、10番、区営住宅建て替えの進捗状況について、以上3件、建築室長からあります。
◎建築室長 建物耐震化と老朽危険家屋の取り組み状況です。
まずは耐震化ですが、平成27年度耐震化工事は611件となりまして、平成26年度の1.27倍でありました。復興税が有効に使われた実績だと思います。引き続き、年間50回の説明会、相談会で、普及啓発、頑張ってまいりたいと思います。
感震ブレーカーにつきましては、記載のとおりでございます。今年の目標は、400件を目標としております。
次に、17ページでございます。427件の老朽危険家屋のうち、206件、解体に至りました。特に危険度の高い88件のうち14件が困難事例に残っているんですが、引き続き粘り強く対応してまいります。
続きまして、18ページ、細街路整備事業の取り組み状況です。
進捗率は31.6%です。平成28年度も区内登録事業者への的確な整備工事発注をするとともに、特に平成28年度は強化整備路線を抽出して重点的な普及啓発を行ってまいります。
最後に、19ページ、区営住宅建て替えの進捗状況についてです。
中央本町四丁目アパートの完成が間近です。8月8日から49戸の入居が順次行われる予定です。未入居住戸については、3のところにありますけれども、事業用住宅として想定しております。今後の活用については、バリアフリー世帯、まちづくり事業により移転を伴う世帯、次期集約建て替え候補団地居住者の移転希望者への対応用住居として考えております。
今後の方針ですが、平成21年度に策定された区営住宅等長寿命化計画を精査して、次期集約
対象団地を確定してまいりたいと思います。
○前野和男 委員長 ありがとうございました。
何か質疑ございませんか。
◆渕上隆 委員 細街路整備事業なんですけど、総延長が222㎞で、整備距離は68㎞、31.6%ということなんですけれども、昨年の実施距離数が1.8㎞ですから、これで言うと、残り150㎞で計算すると、あとやはり70年ぐらいかなというふうに考えるんですけれども。それと、予算も去年が2億円ぐらいということですので、これで言ったら150億円か200億円ぐらい、地価はいろいろ変わるでしょうけれども。見通しで言うと、そんな感じなんでしょうか。
◎
開発指導課長 今、渕上委員がおっしゃいましたように、進捗率的には31%、年平均しますと約2㎞ぐらい。総延長が220㎞ございますので、まだあと60年、70年というような時間が必要になってきます。
また、費用的な面につきましては、件数は減っておりますけれども、やはり建築資材っていうか労務費単価とか上がっておりますので、今後の予測しながら年間の工事費等は注視していきたいと思っております。
◆米山やすし 委員 無電柱化計画対象路線図でなんですけれども、当委員会でもいつか発言しているんですけれども、先ほどの千住一丁目の空いた、せっかく空いたもの建てるんだから、せめて、その目の前ぐらいは無電柱化して、これ国の補助金をもらって、他の法定市街地のところは大抵、無電柱化してきたわけですから。何かそうじゃないと、せっかく防災性を高めても、そこに、逃げられないというか、何かこの千住の旧道辺りは、今後、指定とか、検討の余地っていうのは全くないんですか。
◎
企画調整課長 別事業に関しては、ちょっとどこが出るかわからないので、ここには実際、載せてないところでございます。
それと、旧道に関しては、実は、もう10年以上前です、一度検討してございます。ところが、やはり、どうしても地上機器を置く場所がないというところもあって、なかなか難しいなというのは現実でございます。
今回、それもあって、現実的なところとして、幅員2m50以上というようなところを中心に、
都市計画道路と、あとは、避難経路に特化してというか、それを中心にやっていきたいなというところでございます。
◆はたの昭彦 委員 ちょっと何点か、すみません、時間も押している中。
荒川の洪水想定のところで、今後の方針というところで、ハザードマップの改定を行うとともに町中ハザードマップの設置の検討というふうにあるんですが、この千年に一度の水害の想定が発表された時に、区長が、区長のブログで「2週間以上水が引かない事態が想定され、垂直避難では到底持ちこたえられない状況がある」というふうにあるんですけれども、そうすると、ただ単に、こうやってハザードマップの改定を行って、設置をするというだけではなくて、そうすると、それだけだと、何かもう大変な事態で、恐怖心ばっかりをあおるようになるので、それとともに対策も合わせて区民のほうにやはり周知していくということが大事じゃないかと思うんですけれども、どうでしょうか。
◎
都市建設部長 実は、今、江東5区で、実は大規模な水害が想定されるときの避難の在り方について、実は勉強会を開催しております。
やはり命を守るためには、逃げ遅れた人は垂直避難はしようがないね。ただ、2週間もそこで滞在できるかと言うと、それも厳しいねということで、なかなか全国的にも難しい課題ではございますけれども、一応、目安として、夏頃までに一定のとりまとめを行って公表していこうという動きがございますので、もう少しお待ちいただければと思います。
◆はたの昭彦 委員 それと、あと、五反野駅前の交通広場の基本設計ということが報告されているんですが、この交通広場と五反野駅前通りの交差点というか、ちょっとわかりませんけれども、出口のところは、信号の設置とかというのは必要ないんですかね。バスなんかがこう出たときに、ちゃんと出られるのかなという懸念があるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎密集地域整備課長 駅前広場の出入り口のところの信号ですけれども、これ、以前、基本設計段階で、警視庁と協議をしております。ここの利用者数を想定した上で、警視庁の見解としては、今の段階では必要ないのではないかと、これ警視庁見解ですけれども、いったんそういう見解を受けていますけれども、ただ、駅前広場が実際、稼働してどうかということもありますので、これ引き続き協議なりしていきたいと思います。
◆はたの昭彦 委員 それと、あと、
パークイノベーションのところで、西新井さかえ公園に試験的に、ミスト装置の設置されるということで、別にこれを否定するわけではないんですけれども、もともとこの西新井さかえ公園というのはじゃぶじゃぶ池を、子どもたちが水遊びができるようなものをつくって欲しいということで要望が出ていたと思うんですね。
私がこう思うミスト装置っていうと、三郷にあるららぽーとに、下からこう噴水が出て、ミストがこう出てくるような、子どもたちが遊べるようなイメージがあるんですけれども、是非、そういうものの設置も是非、検討していただきたいんですが、いかがでしょうか。
◎
パークイノベーション担当課長 西新井さかえ公園につきましては、ちょっとじゃぶじゃぶ池につけるスペース等の関係もございまして、今回はミスト装置をつけることで、小さいお子様からおとなの方まで、皆さんが利用できる、涼めるスペース、そういうものをつくるということで、今回、試行的にまずはちょっとやってみるということで、今後はその様子を見て、他の場所に広げていくということを検討しております。
◆はたの昭彦 委員 そうなんですけれども、ただ、そのミストで、子どもたち、見ていると、ミストに触ったり、あの中で、何だろな、煙幕みたくなって、それで遊ぶっていうのを見ると、楽しそうだなというイメージがあるので、是非そういうことも検討してもらいたいなと思いますので、よろしくお願いします。
それと、あと、西新井さかえ公園には、もともとつくられるときに、せせらぎをということを地元から要望があって、井戸とポンプが設置をされたと思うんですが、今は活用されていないんですけれども、今後はどのようにしようって区のほうは考えているのでしょうか。
◎
パークイノベーション担当課長 現在は、水の流れるスペースは残っておるんですけれども、実際には今、水は流れていないという状況でございます。今後、利用の状況を見て、例えば汚されるとか、汚いような状況が続くようであれば、何かしら改修が必要だろうと考えております。
◆はたの昭彦 委員 それと、あと、同じ
パークイノベーションのところで、13ページの(2)の青井駅周辺地域についてということで、弘道一丁目ふれあい児童遊園のトイレは建て替えで、弘道一丁目公園については廃止というふうに報告されているんですが、私も実際にこの二つのトイレ見てきたんですけれども、非常に、簡易型で、何て言うんですか、ユニットバスみたいのがぽっと置いてあって、ちょっとこれは女性が入るには、難しいかなっていうふうに思いがあったんですが、この弘道一丁目ふれあい児童遊園については建て替えなんですけれども、これはちゃんとした、例えばだれでもトイレがついているようなものを建てる予定なんでしょうか。
◎
パークイノベーション担当課長 弘道一丁目ふれあい児童遊園に、新しく建て替えでつけるトイレにつきましては、だれでもトイレということで、一つの部屋の中に、男性用立ちと、あとは洋便器、その中に車椅子が入れる、そういった誰でも使えるトイレを設置いたします。
◆はたの昭彦 委員 弘道一丁目公園のトイレについては廃止なんですけれども、これについては、地域の皆さんのご意見はどうなんでしょうか。
◎
パークイノベーション担当課長 実際に、この弘道一丁目地域、入ったときに、いろいろと、我々の思いと違う要望、声を聞かせていただきました。実際には、弘道一丁目のふれあい児童遊園のほうが、地元としてはトイレを残して欲しいということで、今回、当初は公園のほうを建て替えて、児童遊園廃止という予定で当初は地元に入ったんですけれども、地域の声を聞いて、我々がわからなかった内容を把握させていただきまして、児童遊園のほうが使うということなので、そちらを建て替えて、公園のほうにつきましては、地元としては、児童遊園を建て替えるということであれば廃止については協力いたしますということを聞いております。
◆はたの昭彦 委員 最後に。桑袋の浄化装置についてなんですが、環境基準を綾瀬川と伝右川の水質が環境基準を下回っているということで、綾瀬川なんかは鮎が遡上しているぐらいきれいになったという話は聞いているんですが、ただ、その浄化をして、ご存じじゃないですか。知っていますよね。浄化をして、桑袋のビオトープのほうに水を流しているということなんですけれども、そういうことですよね。
それで、確かに今後の水質が悪くなったら、もう一回稼働するということも考えていると言うんだけれども、ビオトープに浄化をした水を流していることによって、このビオトープ公園のパンフレットもらいましたけれども、カワセミがいて、何か小さい魚を撮っているのかもわからないんだけれども、そういった植物と、動物に対する生態系の影響っていうのは、確かにPODが5以下っていうことではあるんだけれども、そういった影響については、ちょっと私は心配なんですけれども、それは大丈夫なんでしょうかね。
◎公園管理課長 確かに、はたの委員おっしゃるとおりに、ビオトープ公園には、今、伝右川の水を浄化したものを流している。ただ、その浄化した水が、今きれいになっているので、もう原水を流していきたいということですね、今回の計画については。ですから、そういう意味では、その水の水質は、隔月に調査をして、あと、生物についても生物調査をやりながら、この1年間、要は原水を取水した段階で、いろいろと調査をしながら1年間を見ていきたいというふうに考えております。
◆はたの昭彦 委員 ビオトープ管理をしている専門家の方たちなんかは、別に、その生物への影響は大丈夫だというようなことは言っているんでしょうかね。
◎公園管理課長 今の水を水質調査して、水質はもう検査されていますので、今の水を引っ張った段階で、原水引っ張っても、基本的には大丈夫じゃないかというような話は聞いているところでございます。
○前野和男 委員長 他に。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○前野和男 委員長 質疑ないと認めます。
以上で報告を終わります。
○前野和男 委員長 その他、執行機関より発言を求められておりますので、発言を認めます。
◎副区長 先ほどの議案の審査の際に、第68号議案で、公園の駐車料金の上限設定の議案審議がございました。その際に、区長の発言に誤りがありましたので訂正をさせていただきたいと思います。
区長から、「公共施設の利用料金の見直しは5年に一度」と発言いたしました。正しくは、公共施設の利用料金の見直しは4年に一度ということでございます。おわびをして訂正をいたします。
申しわけございませんでした。
○前野和男 委員長 以上、その他ございますか。
◆渕上隆 委員 すみません、じゃあ、じゃぶじゃぶ池について、1件だけお願いします。
先ほど、日本共産党のアンケートの件、お話しましたが、じゃぶじゃぶ池についてもアンケートがあります。
偏在解消の名のもとに、6カ所のじゃぶじゃぶ池を廃止の対象として8月以降に具体化するというふうに出ています。しかし、これ3月の委員会の資料見ますと、適正配置の検討を行うということであって、廃止という言葉は出ていないんですが、この辺はいかがですか。
◎
パークイノベーション担当課長 渕上委員おっしゃるとおり、3月の委員会資料におきまして、じゃぶじゃぶ池の利用調査の結果、6カ所のじゃぶじゃぶ池を適正配置の検討を行う必要性が高い施設ということで挙げさせていただきまして、廃止の対象ではございません。
◆渕上隆 委員 それと、その3月の委員会の資料見ますと、適正配置ということで、私も足立区の全体の適正の、今のじゃぶじゃぶ池の配置を見たんですが、全然、全くない地域が4割ぐらいあって、あるところは、もうじゃぶじゃぶ池がある地域については、もう重なって、近くに幾つもあるみたいなので、あ、これは確かにちょっと適正に配置をして、ないところを解消しないといけないなということで、この適正配置というのは、結局、ないところの区民にとっては、新しく、これからじゃぶじゃぶ池をつくりますよということですので、このアンケートの内容を見ると、何か廃止だけをして、つくるというのは全く書いてないし、逆に言うと、ないところの区民にとっては、この適正配置をしてもらったほうが非常に良かったということになると思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
◎
パークイノベーション担当課長 渕上委員のおっしゃるとおり、じゃぶじゃぶ池につきましては、既設施設の統合だけではなく、空白地域への新設、こちらも含めて適正に配置していくという考えでございます。
◆はたの昭彦 委員 今、渕上委員のほうからありましたが、3月15日の建設委員会の浅子けい子委員の質問に対して、みどり推進課長が、このじゃぶじゃぶ池の方向性について、空白区域が何カ所かありますと。総量を増やさない上で空白区域に設置していきたいというようなことでございますと説明していますが、間違いありませんか。
◎みどり推進課長 そのとおりでございます。
◆はたの昭彦 委員 総量を増やさないで適正配置をやって、空白地域に設置をしていくということになると、総量は減らないわけですから、実質的には、抽出された6カ所についてはもう廃止をして検討、廃止も含めた検討ということになるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎
パークイノベーション担当課長 先ほどの繰返しになりますが、施設の統合も含めて新たに空白地域には新設も考えるということで、両方兼ね備えて適正に配置していくという考えでございます。
◎みどり推進課長 3月15日の建設委員会の際には、廃止という言葉は私は申しておりません。
◆はたの昭彦 委員 確かに増やさない、総量を増やさない方向でということなわけだから、そういう意味では、空白地域に設置することで、今あるところはなくなっていく方向だと思います。その中で、6カ所ということで数が出されたんだと思います。
それで、ちょっと別の質問、ちょっといいですか、次。
○前野和男 委員長 短くね、もうそろそろ。
◆はたの昭彦 委員 それで、今回の情報連絡の中で、第67回の利根川治水同盟治水大会の開催についてという案内がありまして、私たちの共産党区議団にもご案内をいただいたんですけれども、我が党は、この利根川治水大会については、ある時期から参加を見合わせてるということなんですね。
それは、なぜかと言うと、決議案の中に八ッ場ダムの建設の推進という項目があるんですね。これについては、いろいろ意見があって、賛成のところもあるし、反対のところもあるということでは意見の一致を見てないというふうに思うんですね。
この情報連絡を見ると、当区は、その目的に賛同して区長が参加をしてるというふうなことがあるんですけれども、やはりそういう意味では、合意形成ができてない部分についてはどうなのかなというふうに思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。
◎
都市建設部長 利根川流域においては、23区では3区、足立、葛飾、江戸川の3区が流域ということで、3区とも、この治水、あるいは利水については、引き続き実施していくという方針のもとに参加をしてございます。
◆はたの昭彦 委員 利水とか治水、今回、ゲリラ豪雨なんかもある中で、それは必要なことだと思うんですけれども、やはり合意形成できてない部分については、意見を言っていくということを要望したいと思います。
○前野和男 委員長 以上で建設委員会を終了します。ご苦労様でした。
午後3時58分閉会...