足立区議会 2005-10-21
平成17年 第3回 定例会−10月21日-05号
平成17年 第3回 定例会−10月21日-05号平成17年 第3回 定例会
平成17年第3回定例会(第5日)
足立区議会会議録(第13号)
1.10月21日(金曜日)午後1時開議
2.出席議員(49名)
1番 たがた直昭 議員
2番 小泉ひろし 議員
3番 渕上 隆 議員
4番 市川伯登 議員
5番 松尾かつや 議員
6番 三好すみお 議員
7番 鈴木けんいち 議員
8番 米山やすし 議員
9番 明石幸子 議員
10番 うすい浩一 議員
11番 きじまてるい 議員
12番 たきがみ明 議員
13番 馬場信男 議員
14番 高山延之 議員
15番 渡辺ひであき 議員
16番 吉岡 茂 議員
17番 古性重則 議員
18番 さとう純子 議員
19番 ぬかが和子 議員
20番 伊藤和彦 議員
21番 鈴木秀三郎 議員
22番 鈴木あきら 議員
23番 秋山ひでとし 議員
24番 金沢美矢子 議員
25番 ふちわき啓子 議員
26番 杉崎征司 議員
27番 鴨下 稔 議員
28番 くじらい光治 議員
29番 加藤和明 議員
30番 しのはら守宏 議員
31番 浅古みつひさ 議員
32番 新井ひでお 議員
33番 せぬま剛 議員
34番 橋本ミチ子 議員
35番 針谷みきお 議員
36番 大島芳江 議員
37番 渡辺修次 議員
38番 野中栄治 議員
39番 前野和男 議員
40番 藤崎貞雄 議員
41番 芦川武雄 議員
43番 中島 勇 議員
44番 藤沼壮次 議員
45番 浜崎健一 議員
46番 田中章雄 議員
47番 白石正輝 議員
48番 鹿浜 清 議員
49番 長塩英治 議員
50番 鈴木 進 議員
3.欠席議員(なし)
4.欠員(1名)
42番
5.出席説明員
鈴木恒年 区長
角田 公 助役
渋谷和雄 収入役
石川義夫 政策経営部長
西條直樹 総務部長
斉藤幸枝
資産管理担当部長
小平勝夫 危機管理室長
坂田道夫 区民部長
坂本寛文 産業経済部長
丸山 亮 福祉部長
高木直樹
子育て支援担当部長
神谷達夫 衛生部長
江口由紀夫 環境部長
猪野秀明 土木部長
佃 朝明 都市整備部長
船田榮二 建築担当部長
青木光夫 政策課長
鈴木一夫 財政課長
有賀純三 総務課長
瀬下 明 秘書課長
内藤博道
教育委員会教育長
石川純二 教育委員会
事務局次長
鈴木 章
教育委員会事務局
教育事業担当部長
清水正雄 監査委員
6.出席事務局職員
佐野宏明 事務局長
塩見久幸 事務局次長
上原秀元 議事係長
廣澤美千代 調査係長
小嶋直次 議事係主査
小室 晃 書記
秋谷祐行 書記
黒田利洋 書記
7.議事日程
第 1 第 74 号議案 平成16年度足立区
一般会計歳入歳出決算
第 2 第 75 号議案 平成16年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算
第 3 第 76 号議案 平成16年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算
第 4 第 77 号議案 平成16年度足立区
老人保健医療特別会計歳入歳出決算
第 5 第 80 号議案 債権の放棄について
第 6 第122号議案
文書管理システム用パソコン及びディスプレイの購入について
第 7 第 81 号議案 足立区印鑑条例の一部を改正する条例
第 8 第 82 号議案 足立区住区センター条例の一部を改正する条例
第 9 第 83 号議案
足立区立児童館条例の一部を改正する条例
第10 第 85 号議案
足立区立老人館条例の一部を改正する条例
第11 第 84 号議案
足立区立学童保育室条例の一部を改正する条例
第12 第 86 号議案 足立区
勤労福祉会館条例の一部を改正する条例
第13 第 87 号議案
足立区立職業サービスセンター条例の一部を改正する条例
第14 第 88 号議案 足立区
福祉施設指定管理者等選定審査会条例
第15 第 89 号議案 足立区墓地の設置に関する条例
第16 第 90 号議案 足立区
ボランティア施設条例の一部を改正する条例
第17 第 92 号議案
足立区立母子生活支援施設の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例
第18 第 93 号議案 足立区
軽費老人ホーム条例の一部を改正する条例
第19 第 94 号議案 足立区
高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例
第20 第 95 号議案 足立区
知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例
第21 第 96 号議案 足立区
身体障害者更生援護施設条例の一部を改正する条例
第22 第 97 号議案 足立区
身体障害者大谷田ホーム条例の一部を改正する条例
第23 第 91 号議案
足立区立保育所条例の一部を改正する条例
第24 第 99 号議案 足立区
竹の塚鉄道立体化資金積立基金条例
第25 第100号議案 足立区江北駅(仮称)
周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例
第26 第101号議案 足立区に係る防災街区整備地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例
第27 第103号議案 足立区に係る沿道地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第28 第107号議案 特別区道路線の認定について
第29 第108号議案 特別区道路線の認定について
第30 第109号議案 特別区道路線の認定について
第31 第110号議案 特別区道路線の認定について
第32 第111号議案 特別区道路線の認定について
第33 第112号議案 特別区道路線の認定について
第34 第113号議案 特別区道路線の認定について
第35 第114号議案 特別区道路線の認定について
第36 第115号議案 特別区道路線の廃止について
第37 第116号議案 区管理通路路線の廃止について
第38 第117号議案 区管理通路路線の廃止について
第39 第118号議案 区管理通路路線の廃止について
第40 第102号議案 足立区事務手数料条例の一部を改正する条例
第41 第105号議案 足立区
まちづくり工房館条例の一部を改正する条例
第42 第106号議案 足立区関原の森・
愛恵まちづくり記念館条例の一部を改正する条例
第43 第104号議案 足立区西新井駅
西口周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第44 第119号議案 足立区生涯
学習センター条例の一部を改正する条例
第45 第120号議案 足立区プール条例の一部を改正する条例
第46 第121号議案 足立区
総合スポーツセンター条例の一部を改正する条例
第47 第125号議案 平成17年度足立区
一般会計補正予算(第2号)
第48 第126号議案 足立区長等の給料の特例に関する条例
第49 第127号議案 財産の取得について
第50 第128号議案 財産の取得について
第51 議員提出第5号議案 足立区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第52 議員提出第8号議案 足立区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第53 受理番号12 足立区の公立幼稚園・小・中学校での30人以下の少人数学級実施についての請願
第54 15受理番号 8 生活習慣病の治療に代替医療を第一選択とする医療制度改革に関する陳情
15受理番号10
使い捨てプラスチック容器の使用を減らす努力に関する陳情
15受理番号15 学校教育の場で北朝鮮による日本人拉致事件を取り上げることを求める陳情
15受理番号21 学校事務職員・栄養職員を含む教職員の
給与費半額国庫負担などの「
義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める陳情
15受理番号25 福祉水準の維持・向上を求める陳情
15受理番号27 臨時職員などの公正な賃金等の確保に関する陳情
16受理番号 1
治安維持法犠牲者に謝罪と賠償を求める陳情
16受理番号13 足立区扇一丁目西交差点の早期改善に関する請願
16受理番号15 教育基本法の改正を求める意見書提出についての陳情
16受理番号19
足立区立小中学校の全教室にクーラー設置を求める陳情
16受理番号23
義務教育費国庫負担制度の維持についての陳情
16受理番号24 足立区立第二中学校の体育館存続についての請願
16受理番号25 足立区立第二中学校跡に若者が気軽に利用できる交流・スポーツ施設等を求める陳情
16受理番号26 足立区在住の
私立小中学校就学者への教育費助成実現に関する陳情
16受理番号31
中学校用教科書採択に関する陳情
16受理番号32 足立区立第二中学校の廃校にともなう校舎等の存続と金八記念館及び多目的施設の実現を求める陳情
16受理番号33 足立区立第二
中学校跡地有効利用で金八記念館実現への陳情
受理番号 3 「定住外国人の地方参政権」付与に反対する陳情
受理番号 5
精神障害者通院医療費公費負担制度(精神保健福祉法第32条)の存続についての陳情
受理番号 6 静ひつな教科書採択環境の確保に関する陳情
受理番号 7 永住外国人住民の地方選挙権確立のための意見書採択を求める陳情
受理番号10 障害者保健・医療・福祉制度への定率負担導入について意見書
提出に関する陳情
受理番号11 東京都
難病医療費等助成制度における「慢性肝炎」の難病指定復活を求める陳情
受理番号13
青少年センター改修工事後の料理室存続に関する陳情
受理番号14 手動式踏切の安全確保に係る技術基準を定めるよう国土交通省に求める意見書若しくは決議の採択を求める陳情
第55 受理番号15 都市計画税の軽減措置の継続につき意見書の提出を求める請願
受理番号16 小規模非住宅用地の固定資産税・都市計画税の減免措置の継続につき
意見書の提出を求める請願
受理番号17 負担水準が65%を超える商業地等の税額軽減措置の継続につき意見書の提出を求める請願
第56 常任委員会の特定事件の調査について
第57 議員の派遣について
第58 議員提出第10号議案 東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の鉄道高架化を求める意見書
第59 議員提出第11号議案 日暮里・舎人線の平成19年度完全開業を求める意見書
第60 議員提出第12号議案 アスベスト対策を求める意見書
第61 議員提出第13号議案 がん対策の推進強化を求める意見書
○新井ひでお 議長 これより本日の会議を開きます。
事務局長より諸般の報告をいたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
───────────────────────
17足総総発第1597号
平成17年10月21日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
足立区長
鈴 木 恒 年
議案の追加送付について
平成17年第3回足立区議会定例会に提出するため下記の議案を追加送付します。
記
第125号議案 平成17年度足立区
一般会計補正予算(第2号)
外3件
───────────────
第126号議案 足立区長等の給料の特例に関する条例
第127号議案 財産の取得について
第128号議案 財産の取得について
───────────────────────
○新井ひでお 議長 これより日程に入ります。
日程第1から第4までを一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第74号議案 平成16年度足立区
一般会計歳入歳出決算
第75号議案 平成16年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算
第76号議案 平成16年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算
第77号議案 平成16年度足立区
老人保健医療特別会計歳入歳出決算
───────────────────────
平成17年10月12日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
決算特別委員長
古 性 重 則
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第74号議案│平成16年度足立区一│ 認 定 │
│ │般会計歳入歳出決算 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第75号議案│平成16年度足立区国│ 認 定 │
│ │民健康保険特別会計歳│ │
│ │入歳出決算 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第76号議案│平成16年度足立区介│ 認 定 │
│ │護保険特別会計歳入歳│ │
│ │出決算 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第77号議案│平成16年度足立区老│ 認 定 │
│ │人保健医療特別会計歳│ │
│ │入歳出決算 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
これより決算特別委員会の審査経過並びに結果について委員長より報告があります。
17番古性重則議員。
[
古性重則議員登壇]
◎古性重則 決算特別委員長 ただいま議題となりました第74号議案、平成16年度足立区
一般会計歳入歳出決算、第75号議案、平成16年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第76号議案、平成16年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算、第77号議案、平成16年度足立区
老人保健医療特別会計歳入歳出決算、以上4議案について、決算特別委員会を代表いたしまして、委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
本特別委員会は、去る9月26日の本会議において設置され、10月3日から12日までの間、延べ6日間にわたって審査を重ねてまいりました。
審査経過について述べますと、まず初日に、決算審査に先立ち、正副委員長の互選が行われ、私が委員長に、たきがみ明委員、伊藤和彦委員が副委員長に選任されました。副委員長をはじめ、委員各位の絶大なるご協力により、この決算審査が終了し、ここにご報告できますことを心から感謝申し上げます。
さて、我が国の経済は、景気の低迷が長期化し、産業の衰退化・雇用不安等、住民の生活に大きな影響を及ぼしてきましたが、緩やかに回復の兆しが見え始めております。本年6月に閣議決定された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」いわゆる「骨太の方針2005」の中で、バブル崩壊後の負の遺産から脱却し、民間需要主導の経済成長が実現しつつある、と分析されています。
一方、足立区政を見ますと、依然として景気回復の実感は感じられず、厳しい状況下での行財政運営を強いられております。また、合わせて国の三位一体の改革における影響や、都区財政調整主要5課題など、区政に大きな影響を与える問題に直面しております。
こうした中、区は昨年策定した新基本構想の基本理念である協働を基軸とした更なる区政改革に踏み出しました。
さて、本決算の対象となる平成16年度は、新基本構想の策定や中期財政計画の改定作業に着手した極めて重要な年でありました。そしてこの年の予算は、今までの構造改革戦略の実績を踏まえ、子ども施策、高齢社会施策、都市型産業・雇用施策を中心にまちづくり施策、環境施策、電子自治体施策を含めた6項目に重点を置き、安全と安心に配慮した安心と明るい未来を育む予算として編成をされました。
こうした予算方針に基づき、平成16年度予算が執行された結果、一般会計は歳入で2,243億1,914万5,173円、予算現額に対する収入率は100.2%、歳出で2,190億6,156万1,419円、予算現額に対する執行率は97.8%となり、前年比では歳入は0.3%の減、歳出は同規模となっています。普通会計決算では、実質収支は52億円の黒字で、前年度に比べ1億円の減となり、また、財政運営の弾力性や健全性を示す経常収支比率は79.6%と、前年度に比べ1.9ポイント改善しました。
しかし、依然として財政調整交付金に対する依存度は高まっており、区の構造的課題を解決し、自主財源である特別区民税の安定的確保策を講じる必要があり、今後の行財政運営の大きな課題であると言えます。
本特別委員会は以上の点を踏まえて、
一般会計歳入歳出決算、並びに3
特別会計歳入歳出決算の審査に入りました。
まず、10月3日の本特別委員会初日には、審査に先立ち4議案を一括議題に供し、第74号議案から順次質疑を行い、最終日には各会派代表による討論を行ったのち、採決を行うことに決定しました。
まず、質疑について申し上げます。今回の委員会では、厳しい財政状況のもと、歳入の確保や歳出の見直しのため、区がどのような努力をしているのかということについて多くの委員から質疑が行われました。
歳入に関しては、収入未済や不納欠損の対策、都区財政調整主要5課題の見通しなど、歳入の確保に対する区の取り組み状況について質疑がありました。
歳出に関しては、とりわけ介護保険制度の改正に向けた区の考え方をはじめとして、高齢者福祉施策の取り組みや、高齢者の健康増進対策など、さまざまな角度から質疑がありました。
教育行政に関しては、学力向上対策、教員の指導力向上対策、学校選択制の実態、家庭教育のあり方など、教育改革の推進について質疑が行われました。
さらに危機管理・災害対策として、非常時の区の対応・体制、防災に対する区民組織の育成や施設の震災状況などの質疑が行われました。また、
つくばエクスプレスが開業したことによる、駅周辺の整備状況や今後のまちづくり計画についても質疑がありました。
そのほかには、適正な契約のあり方について、第3セクターの運営に関する区の関わり方について、包括予算制度や行政評価制度に対する評価にいて、障害者の支援費制度の取り組みについて、子育て支援策について、商店街の振興対策について、若年層の雇用対策について、創業支援策について、住宅施策について、竹ノ塚駅付近の踏切対策及び鉄道高架化について、選挙の投票率向上についてなどの質疑がありました。
本特別委員会は、決算審査を通じて、執行機関の事務の公正を確保すると同時に、予算執行の適正かつ効率的な処理を図り、次年度の予算編成に生かしていくという重要な役割を担っております。そのような認識のもと、各委員からはそれぞれの立場で、区政全般について幅広く、かつ活発に質疑が行われたのであります。
引き続き各会派により討論が行われ、足立区議会自由民主党を代表して、しのはら守宏委員から、第74号議案から第77号議案までの4議案すべてを認定とする立場から討論がありました。
その要旨は、平成16年度は千住ミルディスの完成とシアター1010オープン、旧本庁舎跡地が東京芸術センターに加え、あだち産業センターの着工にこぎつけるなど、足立区の魅力をさらに高め、文化や教育とともに、地域経済の活性化に向けスタートした年であった。また、協働を基軸とした新基本構想を策定し、更なる区政改革に踏み出した年でもあった。鈴木区長はこれまで、前吉田区長時代の負の遺産の解消に努め、区政の立て直しに全力で取り組み、その結果、実質収支比率は適正水準に戻り、経常収支比率の改善が進むなど、決算指標に明確に表れた。これは鈴木区長が、安定した民主的な区政をつくり上げるとともに、財政の立て直しに大きな成果を上げたことを区民が理解し、認めたがゆえの結果だと確信をする。こうした中で平成16年度予算は、昨年度までの子ども施策、高齢社会施策、都市型産業・雇用施策に加え、まちづくり施策、環境施策、電子自治体施策の6つに重点を置いた「安心と明るい未来を育む予算」とした。景気低迷による税収の落ち込みと少子高齢化の進行による社会保障費の増加が、これまでの財政健全化の努力や成果を上回る厳しく、かつ構造的な圧力となり、財政の健全化を阻んでいる。平成16年度の普通会計決算では、実質収支は52億円の黒字と、前年度を若干下回ったが、良好な水準を維持している。また、財政運営の弾力性や健全性を示す経常収支比率は79.6%と、前年度に比べ1.9ポイント改善をした。しかし、区税収入は7年連続の減少となり、その確保は年々困難となっている。これは区財政が国庫支出金、都支出金や財政調整交付金などへ依存が高まっていることを示しており、財政指標は改善しているものの、内容は大変厳しいものと受け止めざるを得ない。今後も扶助費等の義務的経費の伸びが予測される中で、小中学校を初めとする公共施設の更新が目前に迫ってくることから、引き続き財政の健全化に取り組まれるよう要望する。今回の質疑では、外部への発信はされているが、行政内部の改革の必要性を強く感じた。具体的には今行政がさまざまな取り組みをしている中で、方針決定のあり方がどうだったか、上司に対して意見伝達がきちんとなされていたか、責任を持って職務遂行にあたっているのかなど、多くの課題が指摘された。組織運営のあり方は、区民サービスに直結する事柄である。区は今後1,000人を削減していく方針を立て、積極的に外部化を図ろうとしているが、外部化が区の役割や責任を回避するものではない。そのためには一層職員の能力の向上を図り、組織として強靱な体力をつけなければならない。今こそ区は64万区民に責任を持って仕事を進めるためにも、組織力を強化していく必要性を強く感じる。また、今回の平成16年度決算には、湯河原区民保養所の管理運営委託も含まれていた。この委託契約における議員汚職の問題は、足立区議会始まって以来初の出来事となる大変不名誉な事件であった。既に公判も終わり、事件の経過等は明らかになったが、今後二度とこのようなことにならないためにも、我々議員一人ひとりが責任ある対応とモラルの向上に努めなければならない。我が党としても、この事件を真摯に受け止め、議会として一日も早く区民の信頼回復に努めなければならないと決意を新たにした。最後に、次年度の予算編成にあたっては、本決算特別委員会において、我が党委員の指摘した事項及び提案、要望事項を尊重し、その実現に努力されることを望むとともに、足立区がその組織力を高め、64万区民が安心して暮らせる社会の実現に向け努力されるよう強く要望する。
次に、足立区議会公明党を代表して、たきがみ明委員から、第74号議案から第77号議案までの4議案すべてを認定とする立場から討論がありました。
その要旨は、平成16年度の普通会計決算では、実質収支において52億円の黒字を計上し、実質収支比率は3.7%となった。また、財政運営の弾力性や健全性を示す経常収支比率は79.6%、前年度より1.9ポイント改善され、また、歳入決算総額に占める負債比率も0.43から0.39へと改善されたが、これは都区財政調整交付金が922億円と前年度に比べ63億円も増加したことが大きな要因になっている。一方で特別区民税収入は7年連続の減収になり、ますます財政調整交付金や国、都支出金への依存度がさらに高まっていることであり、財政指標は改善しているが、内容的には決して楽観できるものではない。歳出においては、民生費が初めて1,000億円を突破し、歳出総額の約半分となる49.5%を占める割合となった。性質別に見ると、人件費は削減したものの、扶助費の増加により、前年度に比べ42億円、7.9%増の572億円になっている。扶助費は景気の動向に影響を受けやすく、今後も伸び続けることが予測され、区の財政運営に大きな課題として受け止めなければならない。特別会計については、3特別会計の歳出では、前年度に比べ22億円の増加により1,393億円となった。中でも介護保険特別会計の歳出決算は10%以上の伸び率が続いている状況である。これからの少子高齢社会を考えたとき、医療費や介護保険経費の増加は、足立区にとって大変厳しい状況になってくることが予測される。足立区は人件費が23区で一番低い数値となる努力をし、さらに今後10年間で1,000人を削減する予定である。指定管理者制度や民活の手法をとりながら、事業の質と量を落とすことなく、経営が安定することを期待するものである。平成16年度は足立区基本構想が策定され、また包括予算制度の2年目であり、各部の創意工夫のもと更なる定着に努め、財政基盤の強化をはじめ、協働という経営理念に基づき、常に区民の目線から具体的で効果的な施策を遂行されることを期待するものである。主要施策では6つの重点項目を掲げ、数多くの施策を実施し、多くの区民から評価を得たものと思う。さらに安全と安心施策を区政の根幹に置き、安全・安心の基盤づくりを推進してきた。しかし、昨今の想定外の災害を考えたとき、さらに新しい視点からも施策に取り組み、より一層の対策を期待するものである。本決算審議の中で、行政評価の充実、税金の無駄遣いをなくす、民意・改革等多くの意見があった。これらを踏まえて、来年度の予算編成にあたっては、行政・区民・企業との協働の経営理念で、より高次の協働を実現することを期待するものである。本決算特別委員会でシアター1010、足立都市活性化センター等の課題が指摘された。また、湯河原区民保養所の事件については、我が党委員からお詫びしたが、我が党としても、再発防止に積極的に取り組んでいく。最後に本決算特別委員会において、我が党委員から区政全般にわたり、多くの提案、要望、指摘された事項については、区民の声として真摯に受け止め、区政執行に努めるよう強く要望する。
次に、日本共産党足立区議団を代表して、三好すみお委員から、第74号議案、第75号議案は不認定、第76号議案、第77号議案は認定の立場で討論がありました。
その要旨は、2004年度を区は構造改革戦略の仕上げの年と位置づけていたが、増大する区民の困難にどういう対応をしたのかが大きく問われた。決算審議の中でも、20数年前と比べると、区民の暮らしがどんなに困難になったか明らかにされた。高齢者の医療費はすべて無料だったのが1割負担になり、年金は60歳支給から65歳支給になり、支給額も削減された。介護費用では、住民税非課税者はすべて無料で、高齢者福祉手当が月5万円前後支給されていた。国民年金だけでも何とか生活ができた時代から、年金では生活できないほど暮らしが大変になっている。区民生活の困難さが、負担と痛みを押しつける政治によってもたらされたことは明らかである。これに加えて、区内中小企業の倒産は5年連続100件を超え、平成16年度も101件、負債総額は550億5,600万円にも及んでいる状況である。ところが区は一層区民に痛みと負担を強いる区政を進めた。生きがい奨励金を4,000円に削減し、社会教育団体施設使用料減額措置も廃止された。高齢者住宅改修の改悪や、年間予算170万円の障害者日曜教室も廃止した。さらに区は、国の補装具給付事業の改定に伴って、補聴器乾電池、人工喉頭用電池、歩行補助杖先ゴムの交換費用など、わずか195万円の補助までなくした。介護保険でのホテルコストの導入や食費負担増に対する助成も、利用者の切実な声に耳を貸そうとせず、住区センターの有料化まで行おうとしている。このどこが2004年度予算で区長の言う安心と明るい未来を育むものだったのか。区長は区民に対して、財政状況が厳しいと説明してきた。しかし、減債基金は78億円積み増しし、最終補正から出納閉鎖までに生じた剰余金が52億円あり、現在でも10億円余の使い道が決まっていないお金もあるではないか。こうしたお金も区民本位に使えば、区民施策を廃止・削減する必要性は全くなく、さらに区民の暮らしを応援することができた。平成16年度はシアター1010がオープンした年である。株式会社足立コミュニティ・アーツのずさんな運営には目をつむり、協定になかった事務手数料を1億4,700万円も注ぎ込む不透明なお金の流れがあり、忍足元議員が引き起こした汚職事件では、区の職員の関与が指摘された。竹の塚公共駐車場建設とその管理運営では、特定の共同事業者に利益を誘導してきた。区民の暮らしに必要な施策はわずかなお金でも削り、特定の事業者には億単位のお金を投入し、便宜を図るなど、とうてい許すことはできない。国民健康保険特別会計では、区民の所得が減らされる中で保険料は毎年値上げ、平成16年度も均等割、所得割ともに値上げされ、負担が重くのしかかっている。少しでも区民生活の実態に心を寄せ、区民の負担を減らす姿勢が求められている。我が党はこの決算特別委員会にあたって、独自に実施した区民アンケートの結果も踏まえ、審議の中でさまざまな提案をしてきた。これらの声を真摯に受け止め、真に自治体らしい自治体として区政運営を行うよう強く要望する。
次に、足立区議会民主党を代表して、秋山ひでとし委員から、第74号議案から第77号議案までの4議案すべてを認定とする立場から討論がありました。
その要旨は、平成16年度は足立区構造改革戦略の総仕上げの年、新基本構想の策定、包括予算制度2年目など、足立区にとって今後の基礎を築き、着実に進める重要な年であった。しかし、区財政を取り巻く経済環境は依然厳しく、16年度当初予算はマイナス1%の2,121億円余、うち義務的経費は構成比で60%に近づき、人件費を11億円余削減したものの、11.5%の増、投資的経費はマイナス44.2%、不況を背景とした財政の硬直化は顕著であり、前途多難な船出であった。平成16年度一般会計決算の歳入は、175億円余の区債発行や、特別区交付金・地方贈与税等が増加したが、繰入金・諸収入・国庫支出金・特別区民税等の減で5億円が減少した。このことは、引き続き大変厳しい足立区内の景気や雇用状況・区民生活が如実に表れている。しかし、区としての最大の課題は財源の確保であり、収入未済は不納欠損とならないよう回収はもちろんだが、これまで失敗を繰り返してきた、国や都の事業を取り込み補助金・低利貸付金をあてにする手法を改め、国に対しては超過負担の解消を強く求めること。また、東京都との主要5課題の解決には23区としての立場を貫くなど、一層の工夫努力が必要である。歳出では教育費・土木費・産業経済費・総務費は減少したが、民生費・環境衛生費等の増で、前年と同規模となっている。しかも民生費は1,000億円を超え、歳出総額の49.5%となった。このことは足立区の特色とあきらめず、内容の改善・質的転換を早急に図るべきである。また、基金残高は287億円余であり、うち義務教育施設建設資金積立基金は7億円余。耐震工事・アスベスト対策・新設校工事等の財政的な裏付けが求められている。各種基金の積み上げを積極的に行うべきと指摘をしておく。決算全体を見ると、経常収支比率は3年ぶりに80%を切り、公債費比率も0.4ポイント減少、実質収支比率は0.3ポイント下がったが、基準値内であり、おおむね妥当な決算と認めるが、予算の執行に際しては一層の努力を要望する。さらに本決算特別委員会で多くの質問のあった湯河原あだち荘問題は、庁内設置のコンプライアンス推進委員会の報告を待つこととするが、行政監察制度とプロポーザル契約制度の見直しを求める。また、
株式会社足立都市活性化センターの解散・シアター1010関連の問題は、指定管理者制度そのものの問題であり、管理・運営が民間企業であっても、情報の公開・経過のすべてを議会に説明する責任を区は負っている。以上3つの問題の早急な解決を要望する。最後に本決算特別委員会における指摘・提案を真摯に受け止め、来年度の予算編成や行政サービスに反映させることを強く要望し討論を終わる。
以上が各会派による討論の要旨であります。
討論終了後、4議案を採決に付しました。その結果、第74号議案、平成16年度足立区
一般会計歳入歳出決算、第75号議案、平成16年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の2議案については、挙手多数により原案のとおり認定すべきものと決しました。
第76号議案、平成16年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算、第77号議案、平成16年度足立区
老人保健医療特別会計歳入歳出決算の2議案については、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上で本特別委員会における審査経過並びに結果についての委員長報告を終わりますが、議員各位におかれましては、本特別委員会の決定にご賛同を賜りますようお願い申し上げ、審査報告を終わります。
○新井ひでお 議長 委員長の報告が終了いたしました。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。この採決は2回に分けて行います。
最初に第74号議案並びに第75号議案の2議案について採決いたします。
第74号議案、平成16年度足立区
一般会計歳入歳出決算、第75号議案、平成16年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、委員会の報告は認定であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本案は委員会の報告のとおり認定することに決しました。
○新井ひでお 議長 次に、第76号議案並びに第77号議案の2議案について採決いたします。
第76号議案、平成16年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算、第77号議案、平成16年度足立区
老人保健医療特別会計歳入歳出決算について、委員会の報告は認定であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり認定することに決しました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第5、第6を一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第 80 号議案 債権の放棄について
第122号議案
文書管理システム用パソコン及びディスプレイの購入について
───────────────────────
平成17年9月27日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
総務委員長
せぬま 剛
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第80号議案│債権の放棄について │原案可決 │
├──────┼──────────┼─────┤
│第122号 │文書管理システム用パ│原案可決 │
│議案 │ソコン及びディスプレ│ │
│ │イの購入について │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第7を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第81号議案 足立区印鑑条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年10月14日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
区民環境委員長
戸 川 武 雄
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第81号議案│足立区印鑑条例の一部│原案可決 │
│ │を改正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第8から第10までを一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第82号議案 足立区住区センター条例の一部を改正する条例
第83号議案
足立区立児童館条例の一部を改正する条例
第85号議案
足立区立老人館条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年10月14日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
区民環境委員長
戸 川 武 雄
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第82号議案│足立区住区センター条│原案可決 │
│ │例の一部を改正する条│ │
│ │例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第83号議案│
足立区立児童館条例の│原案可決 │
│ │一部を改正する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第85号議案│
足立区立老人館条例の│原案可決 │
│ │一部を改正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
これより討論を行います。
本案について発言の通告がありますので、これを許します。
35番ぬかが和子議員。
[ぬかが和子議員登壇]
◆ぬかが和子 議員 ただいま議題となりました第82号議案、足立区住区センター条例の一部を改正する条例、第83号議案、
足立区立児童館条例の一部を改正する条例、第85号議案、
足立区立老人館条例の一部を改正する条例について、日本共産党足立区議団を代表して反対討論を行います。
この3議案に共通しているのは、住区センター、直営の児童館・老人館の団体利用を有料化し、それぞれ85平方メートル未満は1時間につき500円、それ以上は1時間につき700円の費用を徴収するということです。町会や区や公益法人の使用、住区センターの主催事業など、公的な性格を帯びたものだけを、区長が地域の団体と認め、無料原則を継続し、それ以外の4割、延べ1万6,000団体利用はすべて有料にするというものです。
条例の本来の目的は、児童の健全育成、高齢者の生きがいづくり、地域住民相互の交流や学習活動の推進を進め、コミュニティを育成することにあります。今回、有料にするというたくさんの団体、サークル活動は、まさにこの条例の目的に沿った地域の団体であり、営利目的の団体などではなく、有料化をする必要は全くありません。
身障者のリハビリ、断酒会など、区の基本方針に合致した活動や、マンションの住民総会である管理組合の集まり、保育園や学童保育室の父母会、ボーイスカウト、赤ちゃん体操など幼児とお母さんの活動、社交ダンス、フラダンス、ストレッチ、太極拳、ヨガ、ダンベル体操など、行政や住区センターが関与していない自主的な活動は、すべて有料になります。住区センターの事業から発展したさまざまなサークルや地域活動も、1年後には地域の団体ではなくなり、有料にするというものです。これらはどれも生きがいを持ち、老化を予防する、介護予防にもなる、子育て支援につながる、住民が生き生きと元気に過ごすための活動です。
私たちのところに、たくさんの声が文章で届けられています。中高年のストレッチと筋トレをやっている月2回梅田住区センターを使っている方からは、「趣味や娯楽ではなく、老後をいつまでも元気で生き生きと暮らせるように体力維持、筋力アップ、老化防止などを目的としたサークル活動です。誰でもできれば介護保険のお世話にならないですむようにありたいと願って、いろいろ努力しています。ほとんどの人が年金暮らしで、そう高い費用は出せません。住区センターまで有料になったのでは、今後、サークルを続けていかれるか、大変心配です。老後も生きがいを持ち、生き生き元気で暮らすためには、健康問題ばかりでなく、趣味や娯楽も大切です。住区センターを使っているさまざまなサークルが今後も続けていかれるよう、絶対に有料にしてほしくありません」こういう声です。
こういった活動を、地域の団体ではないからと有料化することは、行政の息のかかっているものだけを差別化して、区民の自主的活動を阻害することになり、条例の本来の目的に反するだけでなく、子育てや介護予防を重視するという区の基本方向に逆行することではありませんか。区の言う協働とは、区民の自主的な活動は阻害することなのでしょうか。これこそ不平等、不公平ではないでしょうか。
区は「地域学習施設も有料だから、公平性の観点から有料化する。住区センターの利用はうなぎのぼり、有料化しても利用団体が激減することはない」と言いました。しかし、地域学習センターを利用する登録団体数は、有料化前の平成12年度末の872団体から、16年度末の606団体に激減しています。公平性を言うなら、有料の方に合わせるのではなく、住民福祉の向上に寄与する自治体の役割として、地域学習センターの減免制度の復活こそすべきです。
また、受益者負担の考え方から、光熱水費相当分を負担していただく、としています。利用する人は益を受けるから、実費分を負担してもらうのは当然、という考えを突き詰めれば、一般の道路や公園も使う人と使わない人がおり、それを有料にするのと同じであり、行政は何のためにあるのかまで問われる問題になります。何にでも受益者負担論を金科玉条のごとく持ち込むべきではありません。
しかも実際には、団体が使用する会議室相当の光熱水費だけでなく、施設のすべての共有部分の1時間の光熱水費も換算していることが明らかになりました。各施設の1平方メートル当たりの光熱水費、維持補修費は1.3円程度であり、80平方メートルの集会室なら100円程度の実費です。500円というのは、381平方メートル分の1時間当たりの光熱水費・維持補修費であり、トイレや廊下などの共有部分も含まれていると答弁しました。つまり、団体利用だけが廊下も有料、トイレも有料で、昼間などは一般の利用者のトイレや共有部分の光熱水費分も団体が負担してあげることになるのです。4割の利用団体は、有料になるだけでなく、区の言う受益者負担分以上に負担する、二重に不公平ではありませんか。
区は「アンケートで7割が賛成した」と言いますが、これは区民の世論ではありません。他会派の複数の議員も指摘したように、このアンケートは、46ある住区センターの管理運営委員会、管理する側へのアンケートであり、利用者へのアンケートではありません。区民からは、区議会各会派にも「ほとんどのセンターが賛成だからとの理由ですが、私たち利用者はその賛否など聞かれたことがありません」と手紙が寄せられているとおりです。しかも区のアンケートでも、「区の案どおりでいい」は半分以下の19件で、「有料化に反対、料金を安くしてほしい」を合わせると賛成を上回るのです。その中にも「住区センター開設以来24年間、地域の方々を1人でも多く、また、楽しく施設を利用してもらうため、運営委員一同真剣に活動してきました。この有料化は我々のこの活動に逆行するもので、また、団体利用の減少につながるものと考え、役員会で検討の結果、反対いたします」「有料化なら運営委員を辞めさせてください」との声が記されています。私たちが住区センター利用者に行った緊急アンケートでは、「今のままでやってほしい」との回答が90%を超えています。有料化は圧倒的多数の区民の願いにも反し、もし強行するなら住民との矛盾が広がり、今後に禍根を残すことになります。
以上述べてきましたように、本3議案は特定の団体だけを地域の団体として差別化する、使用料金の根拠もあいまいで、二重に不公平な徴収となる、子育てから高齢者までの地域住民の生き生きとした活動を応援するという、住区センターや児童館・老人館の本来の目的や基本構想の方向にも逆行する暴挙と言わざるを得ず、とうてい認められるものではありません。
最後に、委員会審議で質問に答えて、担当部長は有料化について「我々はできるならしたくない」「決してお金がないからということではない」と答弁しました。それならば、全く有料化する必要はないではありませんか。延べ1万6,000の団体利用、延べ32万人の利用を有料にして、歳入見込みは1,600万円です。シアター1010の事務手数料1億4,700万円など、他にもっとメスを入れるべきところはたくさんあります。お金の使い方を改め、地域住民の生きがいを応援する本来の立場に立たれることを強く求めまして、討論を終わります。
○新井ひでお 議長 討論が終結いたしましたので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本案は委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第11を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第84号議案
足立区立学童保育室条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年10月14日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
区民環境委員長
芦 川 武 雄
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第84号議案│足立区立学童保育室条│原案可決 │
│ │例の一部を改正する条│ │
│ │例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本案は委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第12、第13を一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第86号議案 足立区
勤労福祉会館条例の一部を改正する条例
第87号議案
足立区立職業サービスセンター条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年10月13日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
産業経済委員長
しのはら 守宏
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第86号議案│足立区勤労福祉会館条│原案可決 │
│ │例の一部を改正する条│ │
│ │例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第87号議案│足立区立職業サービス│原案可決 │
│ │センター条例の一部を│ │
│ │改正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第14から第22までを一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第88号議案 足立区
福祉施設指定管理者等選定審査会条例
第89号議案 足立区墓地の設置に関する条例
第90号議案 足立区
ボランティア施設条例の一部を改正する条例
第92号議案
足立区立母子生活支援施設の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例
第93号議案 足立区
軽費老人ホーム条例の一部を改正する条例
第94号議案 足立区
高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例
第95号議案 足立区
知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例
第96号議案 足立区
身体障害者更生援護施設条例の一部を改正する条例
第97号議案 足立区
身体障害者大谷田ホーム条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年9月28日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
厚生委員長
白 石 正 輝
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第88号議案│足立区福祉施設指定管│原案可決 │
│ │理者等選定審査会条例│ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第89号議案│足立区墓地の設置に関│原案可決 │
│ │する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第90号議案│足立区ボランティア施│原案可決 │
│ │設条例の一部を改正す│ │
│ │る条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第92号議案│足立区立母子生活支援│原案可決 │
│ │施設の設置および管理│ │
│ │に関する条例の一部を│ │
│ │改正する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第93号議案│足立区軽費老人ホーム│原案可決 │
│ │条例の一部を改正する│ │
│ │条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第94号議案│足立区高齢者在宅サー│原案可決 │
│ │ビスセンター条例の一│ │
│ │部を改正する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第95号議案│足立区知的障害者援護│原案可決 │
│ │施設条例の一部を改正│ │
│ │する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第96号議案│足立区身体障害者更生│原案可決 │
│ │援護施設条例の一部を│ │
│ │改正する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第97号議案│足立区身体障害者大谷│原案可決 │
│ │田ホーム条例の一部を│ │
│ │改正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第23を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第91号議案
足立区立保育所条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年9月28日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
厚生委員長
白 石 正 輝
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第91号議案│
足立区立保育所条例の│原案可決 │
│ │一部を改正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
これより討論を行います。
本案について発言の通告がありますので、これを許します。
5番松尾かつや議員。
[松尾かつや議員登壇]
◆松尾かつや 議員 私は日本共産党足立区議団を代表し、ただいま議題となりました第91号議案、
足立区立保育所条例の一部を改正する条例に、反対の立場から討論を行います。
この条例案は、区のすべての公立保育所について、保育所の管理を指定管理者を指定して行わせることを可能にすることが大きな柱となっています。
保育所は未来を担う子どもたちが初めて社会生活、集団生活を行う場です。その中での経験や体験は、子どもたちの成長において、将来にわたり影響を与えるものであり、継続性と安定した保育と管理運営が求められるものです。
だからこそ区がこれまで委託を行う場合でも、社会福祉法人にとどめておこうとし、公募条件の中で「現に保育所運営を行っている社会福祉法人」と限定してきたのではないでしょうか。そもそも指定管理者制度は、住民の福祉の増進という公の施設の設置目的を効果的に達成するために必要と認めるときに初めて適用できるものであり、初めに民営化、民間委託があるのではありません。
ところが今回の条例案は、すべての保育所を対象に区が指定管理者に指定すると判断すれば、議会の議決もなしに株式会社など営利企業を含む民営化の流れに放り込むことになります。議会は指定する管理者がいいか悪いかの判断しかすることができず、事実上歯止めがかからないものとなり、極めて重大です。
株式会社など営利企業は、いい悪いは別にして、自社に対する利益を上げることが中心となります。そうなれば、保育所の人件費、給食の質の低下など、保育の質そのものがどうなるのか。また、保育士に対しても、正規の常勤者から安い賃金の短期契約となる可能性が極めて高くなり、年中、保育士の顔ぶれが変わるといった状況も起こり得ます。これで本当に子どもたちにとってよりよい保育ができるのかどうか問われており、多くの問題も指摘されています。
こうした流れに道を開く条例はつくるべきではありません。現在、社会福祉法人に委託しているやよい保育園、さつき保育園、せきや保育園の3園について区の直営に戻すのか、それとも指定管理者に指定するか、選択が迫られていることについては、それぞれの保育所に対する個別条例などでも対応できるものです。
よりよい保育の実施を願い討論といたします。
○新井ひでお 議長 討論が終結いたしましたので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本案は委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第24から第39までを一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第 99 号議案 足立区
竹の塚鉄道立体化資金積立基金条例
第100号議案 足立区江北駅(仮称)
周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例
第101号議案 足立区に係る防災街区整備地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例
第103号議案 足立区に係る沿道地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第107号議案から(特別区道路線の認定について)
(第108号議案 特別区道路線の認定について)
(第109号議案 特別区道路線の認定について)
(第110号議案 特別区道路線の認定について)
(第111号路線 特別区道路線の認定について)
(第112号議案 特別区道路線の認定について)
(第113号議案 特別区道路線の認定について)
第114号議案まで以上8議案、いずれも特別区道路線の認定について
第115号議案 特別区道路線の廃止について
第116号議案から(区管理通路路線の廃止について)
(第117号議案 区管理通路路線の廃止について)
第118号議案まで以上3議案、いずれも区管理通路路線の廃止について
───────────────────────
平成17年9月29日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
建設委員長
杉 崎 征 司
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第99号議案│足立区竹の塚鉄道立体│原案可決 │
│ │化資金積立基金条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第100号 │足立区江北駅(仮称)│原案可決 │
│議案 │
周辺地区地区計画の区│ │
│ │域内における建築物の│ │
│ │制限に関する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第101号 │足立区に係る防災街区│原案可決 │
│議案 │整備地区計画の区域内│ │
│ │における建築物の制限│ │
│ │に関する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第103号 │足立区に係る沿道地区│原案可決 │
│議案 │計画の区域内における│ │
│ │建築物の制限に関する│ │
│ │条例の一部を改正する│ │
│ │条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第107号 │特別区道路線の認定に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第108号 │特別区道路線の認定に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第109号 │特別区道路線の認定に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第110号 │特別区道路線の認定に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第111号 │特別区道路線の認定に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第112号 │特別区道路線の認定に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第113号 │特別区道路線の認定に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第114号 │特別区道路線の認定に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第115号 │特別区道路線の廃止に│原案可決 │
│議案 │ついて │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第116号 │区管理通路路線の廃止│原案可決 │
│議案 │について │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第117号 │区管理通路路線の廃止│原案可決 │
│議案 │について │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第118号 │区管理通路路線の廃止│原案可決 │
│議案 │について │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第40から第42までを一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第102号議案 足立区事務手数料条例の一部を改正する条例
第105号議案 足立区
まちづくり工房館条例の一部を改正する条例
第106号議案 足立区関原の森・
愛恵まちづくり記念館条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年9月29日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
建設委員長
杉 崎 征 司
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第102号 │足立区事務手数料条例│原案可決 │
│議案 │の一部を改正する条例│ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第105号 │足立区まちづくり工房│原案可決 │
│議案 │館条例の一部を改正す│ │
│ │る条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第106号 │足立区関原の森・愛恵│原案可決 │
│議案 │まちづくり記念館条例│ │
│ │の一部を改正する条例│ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本案は委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第43を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第104号議案 足立区西新井駅
西口周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年9月29日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
建設委員長
杉 崎 征 司
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第104号 │足立区西新井駅西口周│原案可決 │
│議案 │辺地区地区計画の区域│ │
│ │内における建築物の制│ │
│ │限に関する条例の一部│ │
│ │を改正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
これより討論を行います。
本案について発言の通告がありますので、これを許します。
37番渡辺修次議員。
[渡辺修次議員登壇]
◆渡辺修次 議員 ただいま議題となりました第104号議案、足立区西新井駅
西口周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、日本共産党足立区議団を代表し、反対の立場から討論を行います。
本案は地区計画の実効性をより高めるために改正し、地区特性に合った土地利用を図り、安全で良好な市街地環境を確保するためと提出されたものです。「地区整備計画その1の区域での複合商業地区」で、建築物敷地の最低限度面積を1万5,000平方メートルとしており、この計画になれば、区がまちの宝、コミュニティの核と位置づけている既存の商店をつぶす原因となっている大型ショッピングセンターや大型小売店舗しか進出できなくなります。
昨年5月27日に、イトーヨーカドーと地権者の株式会社日清紡が区にあいさつに来て庁議室で面談しています。その後地元商店街へのイトーヨーカドーの説明内容と全く同じになっており、まさにイトーヨーカドーのショッピングセンターを誘致する、特定事業者のための地区計画ではありませんか。
今、区内の商店街は、人通りが減り、売り上げの減少など、深刻な状況が続いており、衰退が進んでいます。委員会質疑の中で区長は「大型店を誘致するものではない。共存共栄を図ることだ」と答弁しました。共存共栄とは共に栄えることであります。しかし、区の商店の実態を正しく見れば、衰退の一途ではありませんか。とても共存できる状況ではないのが現実です。今、全国の自治体では、大型店規制のない、いわゆるまちづくり3法(大店立地法、中心市街地活性化法、改正都市計画法)の見直しを求める声を高めており、持てる権限をフルに活用して規制し、中小商店を守る努力をしています。福島県では、6,000平方メートル以上の店舗について、県への事前の届け出と出店予定の市町村への説明を義務づけ、出店地周辺の自治体や有識者でつくる審議会の意見を聞き、問題がある場合、県が計画の見直しを勧告できる条例を制定しました。また、全国商店街振興組合連合会など、中小企業4団体もまちづくり3法の抜本的見直しを国に要望しています。こうした動きにも逆行し、まちの宝、コミュニティの核である商店や商店街の衰退に拍車をかけるものとならざるを得ません。
また、改正理由で言う「安全で良好な市街地環境を確保する」ことに逆行していることも重大です。この地区計画の隣接地には住宅地区が計画されており、大型店ができれば1,450台の駐車場計画があり、騒音・排気ガスなどの住環境の悪化や慢性的な交通渋滞が予想され、良好な住環境になる要件が全くないではありませんか。委員会質疑の中で、この計画は区の「都市計画マスタープランに沿ったもの」と答弁しましたが、今、新基本構想・基本計画に基づいた新都市計画マスタープランが検討されています。平成7年9月に策定したマスタープランをこれからのまちづくりの基本に置くという時代の変化に応じたまちづくりの視点がさらさらない時代遅れの計画だということも指摘し、撤回を求めて討論を終わります。
○新井ひでお 議長 討論が終結いたしましたので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本案は委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第44から第46までを一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第119号議案 足立区生涯
学習センター条例の一部を改正する条例
第120号議案 足立区プール条例の一部を改正する条例
第121号議案 足立区
総合スポーツセンター条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年10月17日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
文教委員長
渡辺 ひであき
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第119号 │足立区生涯学習センタ│原案可決 │
│議案 │ー条例の一部を改正す│ │
│ │る条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第120号 │足立区プール条例の一│原案可決 │
│議案 │部を改正する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第121号 │足立区総合スポーツセ│原案可決 │
│議案 │ンター条例の一部を改│ │
│ │正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第47から第50までを一括議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
第125号議案 平成17年度足立区
一般会計補正予算(第2号)
第126号議案 足立区長等の給料の特例に関する条例
第127号議案 財産の取得について
第128号議案 財産の取得について
───────────────────────
平成17年10月21日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
総務委員長
せぬま 剛
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 10月21日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│第125号 │平成17年度足立区一│原案可決 │
│議案 │般会計補正予算(第2│ │
│ │号) │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第126号 │足立区長等の給料の特│原案可決 │
│議案 │例に関する条例 │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第127号 │財産の取得について │原案可決 │
│議案 │ │ │
├──────┼──────────┼─────┤
│第128号 │財産の取得について │原案可決 │
│議案 │ │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案について執行機関の説明を求めます。
◎角田公 助役 ただいま議題となりました4議案につきまして、一括してご説明申し上げます。
第125号議案は、「平成17年度足立区
一般会計補正予算(第2号)」であります。
予算総則の第1条といたしましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ5億6,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,181億6,871万7,000円とするものであります。
款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、第1表歳入歳出予算補正に記載のとおりであります。
今回の補正の内容といたしましては、歳入につきましては、繰越金を増額いたしたものであります。
歳出につきましては、土地開発公社所有用地土壌処理助成経費を計上いたしたものであります。
第126号議案は、「足立区長等の給料の特例に関する条例」であります。本案は、区長及び助役の給料月額を減額する必要がありますので、提出いたしたものであります。
第127号議案から第128号議案は、「財産の取得について」であります。以上2議案はいずれも、足立区議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第3条の規定に基づき、提出いたしたものであります。
○新井ひでお 議長 本案について発言の通告がありませんので、所管の総務委員会に付託いたします。
この際、審議の都合により暫時休憩いたします。
午後1時55分休憩
午後3時04分再開
○新井ひでお 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────────────────────
○新井ひでお 議長 休憩中総務委員会が開会され、先ほど付託いたしました第125号議案、第126号議案、第127号議案並びに第128号議案が審査され、お手元に配付のとおり、委員会の審査報告書の提出がありました。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。この採決は2回に分けて行います。
最初に第125号議案、第126号議案並びに第127号議案の3議案について採決いたします。
第125号議案、平成17年度足立区
一般会計補正予算(第2号)、第126号議案、足立区長等の給料の特例に関する条例、第127号議案 財産の取得について、委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、第128号議案について採決いたします。
第128号議案、財産の取得について、委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本案は委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第51を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
議員提出第5号議案 足立区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年9月28日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
厚生委員長
白 石 正 輝
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 6月7日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│議員提出 │足立区乳幼児の医療費│原案否決 │
│第5号議案 │の助成に関する条例の│ │
│ │一部を改正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について、委員会の報告は否決であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本案は委員会の報告のとおり否決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第52を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
議員提出第8号議案 足立区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成17年9月28日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
厚生委員長
白 石 正 輝
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託月日 9月26日
┌──────┬──────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼──────────┼─────┤
│議員提出 │足立区乳幼児の医療費│原案可決 │
│第8号議案 │の助成に関する条例の│ │
│ │一部を改正する条例 │ │
└──────┴──────────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第53を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
受理番号12 足立区の公立幼稚園・小・中学校での30人以下の少人数学級実施についての請願
───────────────────────
平成17年10月17日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
文教委員長
渡辺 ひであき
請願審査報告書
本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第92条第1項の規定により報告します。
記
1.不採択とすべきもの
付託月日 平成17年9月26日
┌──┬──────┬───────┬─────┐
│受理│ 件 名 │ 請願者の住所 │ 委員会の │
│番号
│ │ 氏名 │ 意見 │
├──┼──────┼───────┼─────┤
│12│足立区の公立│ │請願の趣旨│
│ │幼稚園・小・│ │に沿いかね│
│ │中学校での3│ │る │
│ │0人以下の少│ │ │
│ │人数学級実施│ │ │
│ │についての請│ │ │
│ │願 │ │ │
└──┴──────┴───────┴─────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本件につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本件は所管委員会の審査報告書のとおり、不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○新井ひでお 議長 起立多数であります。よって本件は委員会の報告のとおり決しました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第54を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
15受理番号 8 生活習慣病の治療に代替医療を第一選択とする医療制度改革に関する陳情
外24件
────────────
15受理番号10
使い捨てプラスチック容器の使用を減らす努力に関する陳情
15受理番号15 学校教育の場で北朝鮮による日本人拉致事件を取り上げることを求める陳情
15受理番号21 学校事務職員・栄養職員を含む教職員の
給与費半額国庫負担などの「
義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める陳情15受理番号25 福祉水準の維持・向上を求める陳情
15受理番号27 臨時職員などの公正な賃金等の確保に関する陳情
16受理番号 1
治安維持法犠牲者に謝罪と賠償を求める陳情
16受理番号13 足立区扇一丁目西交差点の早期改善に関する請願
16受理番号15 教育基本法の改正を求める意見書提出についての陳情
16受理番号19
足立区立小中学校の全教室にクーラー設置を求める陳情
16受理番号23
義務教育費国庫負担制度の維持についての陳情
16受理番号24 足立区立第二中学校の体育館存続についての請願
16受理番号25 足立区立第二中学校跡に若者が気軽に利用できる交流・スポーツ施設等を求める陳情
16受理番号26 足立区在住の
私立小中学校就学者への教育費助成実現に関する陳情
16受理番号31
中学校用教科書採択に関する陳情
16受理番号32 足立区立第二中学校の廃校にともなう校舎等の存続と金八記念館及び多目的施設の実現を求める陳情
16受理番号33 足立区立第二
中学校跡地有効利用で金八記念館実現への陳情
受理番号 3 「定住外国人の地方参政権」付与に反対する陳情
受理番号 5
精神障害者通院医療費公費負担制度(精神保健福祉法第32条)の存続についての陳情
受理番号 6 静ひつな教科書採択環境の確保に関する陳情
受理番号 7 永住外国人住民の地方選挙権確立のための意見書採択を求める陳情
受理番号10 障害者保健・医療・福祉制度への定率負担導入について意見書提出に関する陳情
受理番号11 東京都
難病医療費等助成制度における「慢性肝炎」の難病指定復活を求める陳情
受理番号13
青少年センター改修工事後の料理室存続に関する陳情
受理番号14 手動式踏切の安全確保に係る技術基準を定めるよう国土交通省に求める意見書若しくは決議の採択を求める陳情
───────────────────────
平成17年9月27日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
総務委員長
せぬま 剛
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬──────────┬──────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理 由 │
├─────┼──────────┼──────┤
│15・27│臨時職員などの公正な│今後も引き続│
│ │賃金等の確保に関する│き審査する必│
│ │陳情 │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・ 1│
治安維持法犠牲者に謝│今後も引き続│
│ │罪と賠償を求める陳情│き審査する必│
│ │ │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│ 3│「定住外国人の地方参│今後も引き続│
│ │政権」付与に反対する│き審査する必│
│ │陳情 │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│ 7│永住外国人住民の地方│今後も引き続│
│ │選挙権確立のための意│き審査する必│
│ │県書採択を求める陳情│要があるた │
│ │ │め。 │
└─────┴──────────┴──────┘
───────────────────────
平成17年10月14日
足立区議会義長
新 井 ひでお 様
区民環境委員長
芦 川 武 雄
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬──────────┬──────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理 由 │
├─────┼──────────┼──────┤
│15・ 8│生活習慣病の治療に代│今後も引き続│
│ │替医療を第一選択とす│き審査する必│
│ │る医療制度改革に関す│要があるた │
│ │る陳情 │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│15・10│使い捨てプラスチック│今後も引き続│
│ │容器の使用を減らす努│き審査する必│
│ │力に関する陳情 │要があるた │
│ │ │め。 │
└─────┴──────────┴──────┘
───────────────────────
平成17年9月28日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
厚生委員長
白 石 正 輝
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬──────────┬──────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理 由 │
├─────┼──────────┼──────┤
│15・25│福祉水準の維持・向上│今後も引き続│
│ │を求める陳情 │き審査する必│
│ │ │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│ 5│精神障害者通院医療費│今後も引き続│
│ │公費負担制度(精神保│き審査する必│
│ │健福祉法第32条)の│要があるた │
│ │存続についての陳情 │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│ 10│障害者保健・医療・福│今後も引き続│
│ │祉制度への定率負担導│き審査する必│
│ │入について意見書提出│要があるた │
│ │に関する陳情 │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│ 11│東京都難病医療費等助│今後も引き続│
│ │成制度における「慢性│き審査する必│
│ │肝炎」の難病指定復活│要があるた │
│ │を求める陳情 │め。 │
└─────┴──────────┴──────┘
───────────────────────
平成17年9月29日
足立区議会義長
新 井 ひでお 様
建設委員長
杉 崎 征 司
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
┌─────┬──────────┬──────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理 由 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・13│足立区扇一丁目西交差│今後の経過を│
│ │点の早期改善に関する│見守る必要が│
│ │請願 │あるため。 │
└─────┴──────────┴──────┘
───────────────────────
平成17年10月17日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
文教委員長
渡辺 ひであき
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬──────────┬──────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理 由 │
├─────┼──────────┼──────┤
│15・15│学校教育の場で北朝鮮│今後も引き続│
│ │による日本人拉致事件│き審査する必│
│ │を取り上げることを求│要があるた │
│ │める陳情 │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│15・21│学校事務職員・栄養職│今後も引き続│
│ │員を含む教職員の給与│き審査する必│
│ │費半額国庫負担などの│要があるた │
│ │「義務教育費国庫負担│め。 │
│ │制度の堅持」を求める
│ │
│ │陳情
│ │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・15│教育基本法の改正を求│今後も引き続│
│ │める意見書提出につい│き審査する必│
│ │ての陳情 │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・19│
足立区立小中学校の全│今後も引き続│
│ │教室にクーラー設置を│き審査する必│
│ │求める陳情 │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・23│義務教育費国庫負担制│今後も引き続│
│ │度の維持についての陳│き審査する必│
│ │情 │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・26│足立区在住の私立小中│今後も引き続│
│ │学校就学者への教育費│き審査する必│
│ │助成実現に関する陳情│要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・31│
中学校用教科書採択に│今後も引き続│
│ │関する陳情 │き審査する必│
│ │ │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│ 6│静ひつな教科書採択環│今後も引き続│
│ │境の確保に関する陳情│き審査する必│
│ │ │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│ 13│青少年センター改修工│今後も引き続│
│ │事後の料理室存続に関│き審査する必│
│ │する陳情 │要があるた │
│ │ │め。 │
└─────┴──────────┴──────┘
───────────────────────
平成17年10月18日
足立区議会義長
新 井 ひでお 様
公共財産等活用調査特別委員長
藤 崎 貞 雄
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬──────────┬──────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理 由 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・24│足立区立第二中学校の│今後も引き続│
│ │体育館存続についての│き審査する必│
│ │請願 │要があるた │
│ │ │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・25│足立区立第二中学校跡│今後も引き続│
│ │に若者が気軽に利用で│き審査する必│
│ │きる交流・スポーツ施│要があるた │
│ │設等を求める陳情 │め。 │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・32│足立区立第二中学校の│今後も引き続│
│ │廃校にともなう校舎等│き審査する必│
│ │の存続と金八記念館及│要があるた │
│ │び多目的施設の実現を│め。 │
│ │求める陳情
│ │
├─────┼──────────┼──────┤
│16・33│足立区立第二中学校跡│今後も引き続│
│ │地有功利用で金八記念│き審査する必│
│ │館実現への陳情 │要があるた │
│ │ │め。 │
└─────┴──────────┴──────┘
───────────────────────
平成17年10月19日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
交通網・都市基盤整備調査特別委員長
長 塩 英 治
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬──────────┬──────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理 由 │
├─────┼──────────┼──────┤
│ 14 │手動式踏切の安全確保│今後も引き続│
│ │に係る技術基準を定め│き審査する必│
│ │るよう国土交通省に求│要があるた │
│ │める意見書若しくは決│め。 │
│ │議の採択を求める陳情
│ │
└─────┴──────────┴──────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本件につきましては、常任並びに特別委員会の各委員長から、目下委員会において審査中の請願・陳情25件を、会議規則第74条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。
本件はいずれも閉会中の継続審査に付したいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、さよう決しました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第55を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
受理番号15 都市計画税の軽減措置の継続につき意見書の提出を求める請願
外2件
───────────────
受理番号16 小規模非住宅用地の固定資産税・都市計画税の減免措置の継続につき意見書の提出を求める請願
受理番号17 負担水準が65%を超える商業地等の税額軽減措置の継続につき意見書の提出を求める請願
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本件につきましては、ただいままでに受理いたしました請願3件を、お手元に配付の請願文書表のとおり、所管の総務委員会に付託し、閉会中の継続審査に付したいと思います。
お諮りいたします。
本件につきましては、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、さよう決しました。
次に、現在、文教委員会に付託されております受理番号13
青少年センター改修工事後の料理室存続に関する陳情につきましては、審査の都合上、区民環境委員会に付託替えいたしましたから、ご了承願います。
○新井ひでお 議長 次に、日程第56を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
常任委員会の特定事件の調査について
───────────────────────
平成17年10月13日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
産業経済委員長
しのはら 守宏
継続調査申出書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
1.特定事件の調査について
(1)あだち産業センターの運営に関する調査
2.理由 今後も引き続き調査する必要があるため。
───────────────────────
平成17年9月29日
足立区議会議長
新 井 ひでお 様
建設委員長
杉 崎 征 司
継続調査申出書
本委員会は、調査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
1.特定事件の調査について
(1)第16回東京都道路整備事業推進大会の調査
2.理由 今後も引き続き調査する必要があるため。
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本件につきましては、産業経済委員会並びに建設委員会委員長から、所管事務のうち、特定事件の調査についてを、会議規則第74条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
本件につきましては、産業経済委員会並びに建設委員会において、特定事件の調査が終了するまで、閉会中も引き続き継続審査に付したいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、さよう決しました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第57を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
議員の派遣について
───────────────────────
平成17年10月21日
議員の派遣について
会議規則第119条の規定により、下記のとおり議員を派遣する。
記
┌──────┬───────────────┐
│ │足立・山ノ内友好自治体議員連絡│
│ │協議会 │
├──────┼───────────────┤
│1.目 的│足立区議会と山ノ内町議会が相互│
│ │に交流を深め、足立区と山ノ内町│
│ │の両自治体間の友好関係の促進に│
│ │寄与することを目的とする。 │
├──────┼───────────────┤
│2.派遣場所│ 長野県山ノ内町役場 │
├──────┼───────────────┤
│3.期 間│平成17年10月31日 │
│ │ 〜11月1日│
├──────┼───────────────┤
│4.派遣議員│ 中 島 勇 副議長 │
│ │ 鹿 浜 清 議 員 │
│ │ 藤 沼 壮 次 議 員 │
│ │ 藤 崎 貞 雄 議 員 │
│ │ ぬかが 和 子 議 員 │
│ │ 秋山 ひでとし 議 員 │
├──────┼───────────────┤
│5.そ の 他│変更の必要が生じた場合は、議長│
│ │に一任する。 │
└──────┴───────────────┘
───────────────────────
○新井ひでお 議長 本件につきましては、会議規則第119条の規定により、議員を派遣したいと思います。
お諮りいたします。
お手元に配付いたしましたとおり、議員を派遣することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、さよう決しました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第58を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
議員提出第10号議案 東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の鉄道高架化を求める意見書
○新井ひでお 議長 本案について提出者を代表し、49番長塩英治議員の提案理由の説明を求めます。
[長塩英治議員登壇]
◎長塩英治 議員 ただいま議題となりました議員提出第10号議案、東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の鉄道高架化を求める意見書について、提出者を代表いたしまして、提案理由をご説明申し上げます。
本案については、交通網・都市基盤整備調査特別委員会に所属する全議員が提出者となり、提案することに決定した次第であります。
なお、議員各位のお手元に配付いたしました意見書を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。
東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の鉄道高架化を求める意見書
本年3月の東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の踏切事故により、尊い人命が奪われた。
また、去る10月12日にも、JR京浜東北線大森北の踏切において、死傷事故が発生し、地域住民をはじめ多くの人々に大きな衝撃を与えた。
こうした事故を二度と繰り返さないためにも、歩行者の安全確保に向けた対策が早急に求められている。
竹ノ塚駅構内踏切事故の後、緊急対策として、国、東京都、足立区、東武鉄道株式会社は、「竹ノ塚踏切対策会議」を設置し、第37号踏切北側に歩道橋(平成18年3月完成予定)を設置すること、踏切内の歩行者、自転車通行帯の拡幅、竹ノ塚駅西口エレベーターの設置などの対策を講じている。
また、東武鉄道株式会社は、踏切を手動式から自動式に切り替え、さらに踏切内に自動車などが取残されても、これを感知し電車を自動停車させる装置を設置するなど、安全対策を講じている。
しかし、依然として「開かずの踏切」状態であることに変わりはなく、地域住民の地域分断、交通渋滞の原因となっている。
足立区議会では、全議員で構成する「足立区議会鉄道高架化促進議員連盟」を、地域では「竹ノ塚駅鉄道高架化早期実現の会」を設立し、安全対策はもとより、鉄道高架化の早期実現をめざし積極的に要請活動を行っている。さらに、足立区は、国、東京都、東武鉄道株式会社及び東京地下鉄株式会社との五者による検討会を設置し、鉄道高架化に向けた具体的な方策を検討している。
こうした中で、今後の活動をより強力なものにするため、地域住民、足立区、足立区議会の三者による「竹ノ塚駅付近鉄道高架化促進連絡協議会」を結成し、互いに連携して鉄道高架化に取り組んでいくことを宣言した。
よって、足立区議会は政府及び東京都に対し、区民生活の安全と交通の安全確保及び渋滞解消のために、当該地区の鉄道高架化を早期に実現するよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
議 長 名
国土交通大臣
東京都知事 あ て
以上のとおりであります。
議員各位におかれましても、本意見書の趣旨にご賛同くださいまして、速やかにご決定くださいますようお願いいたします。
○新井ひでお 議長 これより質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
何か討論はありませんか。──討論がありませんので、これより本案について採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第59を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
議員提出第11号議案 日暮里・舎人線の平成19年度完全開業を求める意見書
○新井ひでお 議長 本案について提出者を代表し、34番針谷みきお議員の提案理由の説明を求めます。
[針谷みきお議員登壇]
◎針谷みきお 議員 ただいま議題となりました議員提出第11号議案、日暮里・舎人線の平成19年度完全開業を求める意見書について、提出者を代表しまして、提案理由をご説明申し上げます。
本案につきましては、交通網・都市基盤整備調査特別委員会に所属する全議員が提案者となり、提案することに決定した次第であります。
なお、議員各位のお手元に配付いたしました意見書案を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。
日暮里・舎人線の平成19年度完全開業を求める意見書
現在「日暮里・舎人線」整備事業については、平成19年度開業に向け、駅舎工事に続き、上部仕上げ工事に着手するなど順調に進められているところである。
これまで、東京都は財政難の中で足立区民の悲願である日暮里・舎人線の早期実現に向けて様々な取り組みを行い、本事業の確実な推進に努力されていることは、沿線住民をはじめとする区民はもちろん足立区議会としても大変評価しているところである。
日暮里・舎人線の開業は、地域住民にとって、交通の利便性が飛躍的に向上するだけでなく、各駅を中心とした地域の活性化、定住人口、昼間人口の増加が見込まれる等、地域住民の、開業に寄せる期待は大きく、その熱い思いは日一日と高まっている。
よって、足立区議会は引き続き東京都に対し、日暮里・舎人線の平成19年度完全開業を、計画どおり実現されるよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
議 長 名
東京都知事 あ て
以上のとおりであります。
議員各位におかれましても、本意見書の趣旨にご賛同くださいまして、速やかにご決定くださいますようお願いいたします。
○新井ひでお 議長 これより質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
何か討論はありませんか。──討論がありませんので、これより本案について採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第60を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
議員提出第12号議案 アスベスト対策を求める意見書
○新井ひでお 議長 本案について提出者を代表し、39番前野和男議員の提案理由の説明を求めます。
[前野和男議員登壇]
◎前野和男 議員 ただいま議題となりました議員提出第12号議案、アスベスト対策を求める意見書について、提出者を代表いたしまして、提案理由をご説明申し上げます。
本案につきましては、議会運営委員会に所属する全議員が提出者となり、提案することに決定した次第であります。
なお、議員各位のお手元に配付いたしました意見書を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。
アスベスト対策を求める意見書
アスベスト製品を製造していた企業の従業員や家族、工場周辺住民のアスベストが原因と思われるがんの一種である中皮腫や肺がんで死亡する事例が相次いで報告されている。それに伴いアスベスト被害に対する不安が国民の間に広がり、正確な情報を求める声が強くなっている。
また、アスベストが原因とされる健康被害を受けながら労働災害補償されていない従業員や家族、周辺住民の被害者から救済を求める声も高まっている。
このような事態を受け、政府は「アスベスト問題に関する関係省庁会議」を設置し、実態把握、相談窓口の設置等の取り組みを進めているが、これまでのアスベスト問題への対応は十分ではなかった。
今後は、政府として国民の安全を確保し、被害者の救済を進めるための、より積極的な取り組みが求められている。
よって、足立区議会は国会及び政府に対し、下記事項の早期実現を強く求めるのである。
記
1「アスベスト問題に関する関係省庁会議」を格上げして、内閣総理大臣を本部長とする対策本部を設置し、政府をあげてアスベスト対策を実施すること。
2 公共施設、民間建築物におけるアスベスト利用状況の調査を行い、利用者に対して適切な情報開示、暴露防止の対策を進めるとともに、建築物解体時に際して、その情報が適切に利用できるよう体制整備を進めること。
3 過去から現在に至るアスベスト取扱い事業所において、取扱い作業に従事した者のアスベストによる健康被害の可能性などについて情報提供を行うよう事業者へ徹底すること。
4 産業保健推進センター、保健所や労災病院等への健康被害の相談窓口の整備とともに、治療薬の早期承認など診断・治療体制の確立及び研究を進めること。あわせて、そのための中皮腫登録制度を創設すること。
5 アスベスト取扱い事業者に対しては、作業に従事した従業員及びその家族の健康診断を進めるよう徹底するとともに、暴露が想定される周辺住民等の健康診断に対応できるよう地方自治体の健康診断事業等のあり方を適切に見直すこと。
6 アスベストによると想定される中皮腫、肺がんは、その潜伏期間が極めて長期であることを踏まえ、現行制度下で救済の対象とならない事例の労働災害認定のあり方について抜本的に見直すとともに、現行制度では救済されない人達の救済を主眼とした新法を早期に制定すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
議 長 名
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
文部科学大臣 あ て
厚生労働大臣
経済産業大臣
国土交通大臣
環境大臣
以上のとおりであります。
議員各位におかれましても、本意見書の趣旨にご賛同くださいまして、速やかにご決定くださいますようお願いいたします。
○新井ひでお 議長 これより質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
何か討論はありませんか。──討論がありませんので、これより本案について採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決されました。
○新井ひでお 議長 次に、日程第61を議題といたします。
[
佐野宏明事務局長朗読]
議員提出第13号議案 がん対策の推進強化を求める意見書
○新井ひでお 議長 本案について提出者を代表し、46番田中章雄議員の提案理由の説明を求めます。
[田中章雄議員登壇]
◎田中章雄 議員 ただいま議題となりました議員提出第13号議案、がん対策の推進強化を求める意見書について、提出者を代表いたしまして、提案理由をご説明申し上げます。
本案につきましては、議会運営委員会に所属する全議員が提出者となり、提案することに決定した次第であります。
なお、議員各位のお手元に配付いたしました意見書を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。
がん対策の推進強化を求める意見書
がんは昭和56年以降、我が国の死亡原因の第1位を占め、現在では死亡原因の3割超にまで達している。そのため、政府においては、「対がん10カ年総合戦略」を展開し、その第3次総合戦略が昨年度から実施されたところである。
多くのがん患者・家族が、日本のがん医療に不満をもっており、自分の命を救ってくれる医師を探してさまよう患者の姿を例えて「がん難民」とさえ呼ばれているように、病院や地域によって治療成績に大きな格差があるなどの課題が指摘されている。そのため同戦略の中で、がん医療水準の「均てん化」(全国どこでもがんの標準的な専門医療を受けられるよう、医療技術等の格差是正を図ること。)が打ち出され、がんの罹患率と死亡率の激減をめざしている。
政府は本年5月、厚生労働大臣を本部長とする、がん対策推進本部を設置したころであるが、がん医療水準の均てん化のみならず、がん専門医の育成、国民への適切な情報提供など、総合的ながん対策を強力に推進することが求められている。
よって、足立区議会は政府に対し、がん死亡率の激減をめざして、下記事項の早期実現を強く求めるものである。
記
1 がん医療水準の均てん化を推進し、地域がん診療拠点病院を整備すること。
2 がん治療専門医(特に化学療法、放射線療法の領域。)を養成・確保すること。
3 国民が利用しやすい「がん情報センター」、がん拠点病院等への「がん患者情報室」を設置すること。
4 有効性が証明されたがん検診の強力な推進及び受診率の向上を図ること。
5 地域がん登録の普及と精度の向上を図ること。
6 国内未承認薬の使用促進のための着実な体制を整備すること。
7 センター方式による高度がん治療技術の開発と臨床応用を推進すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
厚生労働大臣 あ て
以上のとおりであります。
議員各位におかれましても、本意見書の趣旨にご賛同くださいまして、速やかにご決定くださいますようお願いいたします。
○新井ひでお 議長 これより質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
何か討論はありませんか。──討論がありませんので、これより本案について採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○新井ひでお 議長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
区長より発言を求められておりますので、これを許します。鈴木恒年区長。
[鈴木恒年区長登壇]
◎鈴木恒年 区長 一言お礼を兼ねましてごあいさつ申し上げます。
去る9月21日から開会されました本年第3回足立区議会定例会におきまして、議員の皆様には大変お忙しいところ、長期間にわたり、平成16年度足立区
一般会計歳入歳出決算ほか多数の重要案件につきまして、慎重なご審議の上ご決定をいただきまして、誠にありがとうございました。
本会議並びに各委員会におきまして承りました貴重なご意見、ご要望につきましては、十分その意を体し、区政進展のため努力してまいりたいと存じます。
ここに厚くお礼を申し上げまして、簡単ではありますが、閉会のあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
○新井ひでお 議長 以上で平成17年第3回足立区議会定例会を閉会いたします。
午後3時29分閉会
議 長 新 井 ひでお
副議長 中 島 勇
議 員 馬 場 信 男
議 員 野 中 栄 治...