板橋区議会 2023-10-10
令和5年10月10日決算調査特別委員会 区民環境分科会-10月10日-01号
令和5年10月10日
決算調査特別委員会 区民環境分科会-10月10日-01号令和5年10月10日
決算調査特別委員会 区民環境分科会
区 民 環 境 分 科 会 記 録
開会年月日 令和5年10月10日(火)
開会時刻 午前10時00分
閉会時刻 午後 4時55分
開会場所 第3委員会室
議題 別紙運営次第のとおり
出席委員
主査 いしだ 圭一郎 副主査 荒 川 な お
委員 ひはら みちこ 委員 坂 田 れい子
委員 間 中りんぺい 委員 寺 田 ひろし
委員 岩 永 きりん 委員 田 中やすのり
委員 おばた 健太郎
説明のため出席した者
区民文化部長 林 栄 喜 産業経済部長 平 岩 俊 二
資源環境部長 岩 田 雅 彦 地域振興課長 関 根 昭 広
戸籍住民課長 北 村 知 子 文化・国際交流課長小 林 晴 臣
スポーツ振興課長 田 中 一 誉 産業振興課長 家 田 彩 子
くらしと観光課長 池 田 雄 史
産業戦略担当課長 (
産業振興課長兼務)
赤塚支所長 藤 原 仙 昌 環境政策課長 河 野 雅 彦
資源循環推進課長 小 熊 大 介
板橋東清掃事務所長新 井 悟
板橋西清掃事務所長木 村 徹
農業委員会事務局長(赤塚支所長兼務)
事務局職員
議事係長 龍 野 慎 治 書記 石 川 実 生
区民環境分科会運営次第
1 開会宣告
2 理事者あいさつ
3 署名委員の指名
4 議 題
所管の決算について(3頁)
5 閉会宣告
○主査
ただいまから区民環境分科会を開会いたします。
────────────────────────────────────────
○主査
初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。
◎区民文化部長
おはようございます。本日は決算分科会ということで、令和4年度の決算が議題となってございます。答弁につきましては、誠心誠意、簡潔明瞭に行いたいと思っておりますので、どうぞ、短い時間でありますがよろしくお願いします。
────────────────────────────────────────
○主査
次に、署名委員をご指名いたします。
間中りんぺい委員、寺田ひろし委員、以上お2人にお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○主査
議題に入る前に、運営について申し上げます。
本分科会の審査項目は、既に配付しております
分科会別審査項目一覧表に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。
また、事前に配付しております
決算調査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと、主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと、さらに会議終了時間までの残り時間は質問希望者で割り振ること、再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮して20分以内で収めること、分科会では表決を行わないことなどが、9月28日の議会運営委員会で決定されておりますので、ご確認願います。
────────────────────────────────────────
○主査
それでは、所管の決算についてを議題といたします。
質問のある方は挙手願います。
質問の順番を確認させていただきます。ひはら委員、寺田委員、岩永委員、坂田委員、間中委員、おばた委員、荒川委員、以上の順に行います。
なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問をする際は、
決算資料の該当ページをお伝えいただくなど、ご協力いただきますようお願いいたします。
それでは、ひはら委員。
◆ひはらみちこ
私からは、初めに、窓口業務につきまして質問させていただきたいと思います。1つ目が
コンビニ交付サービスの周知向上につきましてです。事務実績調書、区の21、
住民基本台帳関係諸証明取扱状況につきまして、質問させていただきたいと思います。こちら拝見しますと、板橋区では、窓口での交付業務のほかに、コンビニでの各種証明書の交付サービスをされておりまして、こちらも利用者が多くいらっしゃいます。ですが、やはり証明書の交付につきましては、窓口による交付がほとんどを占めているとの数字が出ております。隣の豊島区の数字を拝見しますと、全体の証明書発行数に占めるコンビニ交付の割合は、令和元年度の約14%から、昨年度、令和4年度の32%へと大幅に増加しているとのことでした。このことを鑑みまして、板橋区での最近のコンビニ交付の割合の増減について、数字のほうをお聞かせいただけたらと思います。
◎戸籍住民課長
コンビニ交付の実績についてお答えしたいと思います。令和2年度から令和4年度までの3か年の実績を申し上げますと、有料として扱った証明書に占めるコンビニ交付の割合になりますが、実施時期が異なる住民票、
印鑑登録証明書等と戸籍証明書関係に分けてお答えしたいと思います。まず、平成28年1月から実施している住民票や印鑑登録証明書、税証明書等につきましては、令和2年度16.4%から令和4年度31.8%に増加していまして、15.4ポイントの増加になっております。令和2年1月から開始した戸籍謄・抄本や戸籍の附票の写しにつきましては、令和2年7.9%から令和4年度19.9%に増加しておりまして、12ポイントの増加となっております。失礼いたしました。訂正させていただきます。令和2年度7.9%から令和4年度19.9%に増加しておりまして、12ポイントの増加となっております。失礼いたしました。
◆ひはらみちこ
ただいまの数字を拝見いたしまして、やはり住民票の交付につきましては、かなり増加していらっしゃるということをお聞きしました。また、戸籍謄本等の証明書の交付なんですけれども、やはり、知らないという方も多いという現状も把握させていただきました。また、住民票等の交付につきましては、窓口よりもコンビニの交付のほうが100円安いということもお聞きしておりまして、ぜひとも時間の短縮ですとか、あと金額も安いということで、コンビニ交付のもっと周知を図っていただきたいと思うんですけれども、これから、利用率向上のための周知の施策方法等の予定はございますでしょうか。
◎戸籍住民課長
ホームページや窓口で申請書を取得した際に、お渡しする封筒にPRをまず印刷しております。また、区民事務所も含めて、窓口でのご案内も丁寧に行っているところです。また、コンビニ交付の便利さを知っていただくことが重要だと思いますので、今後、電子証明書を搭載したスマホでコンビニ交付が可能になるよう、国が準備を進めておりますが、こういった機会を捉えまして、様々な周知方法を検討していきたいと思います。また、何より
マイナンバーカードへの不安感や、
マルチコピー機操作への苦手意識の払拭が重要だと思いますので、こちらについても丁寧に対応策を考えていきたいと思います。
◆ひはらみちこ
こちらの
コンビニ交付サービスなんですけれども、やはり働いている方々にとっては、窓口に来るのがとても負担で、特に時間給の方だと、給料を減らして窓口に来て、交付を受けるという方もいらっしゃると思うので、ぜひとも
コンビニ交付サービスの周知、これからも続けていただきたいと思います。引き続きまして、窓口業務の
キャッシュレス決済の導入につきまして、お聞きしたいと思います。こちら主要施策の成果、309ページになります。こちらの戸籍住民課窓口における
キャッシュレス決済の導入なんですけれども、決算額119万5千円とのことだったんですけれども、こちらの内訳を教えていただきたいと思います。といいますのも、これから運用に関して、年にどれくらいの経費、ランニングコストがかかるかというのを教えていただきたく、よろしくお願いいたします。
◎戸籍住民課長
こちらの
キャッシュレス決済の決算額には、固定費と実績に応じての金額と、2種類のものが含まれております。まず、固定費につきましては、
電子マネー決済対応サービス月額15万3千円、
プラスNTT環境構築費月額2千円、
プラスNTT回線利用料月額7千円、プラスレジのロール紙やインク代等月額9千円といった固定費でございます。こちらが年間で94万500円かかってございます。このほかに決済手数料、こちらが実績に応じてかかってくるもので、こちらが25万4,590円、トータルで119万5千円となってございます。
◆ひはらみちこ
固定費で94万500円かかっているということで、今後もこの固定費、それから実績の金額が毎年かかってくるというお話なんですけれども、こちら
キャッシュレス決済にすることで、利用者にとっては利便性の向上というメリットはあるんですけれども、経費的なメリット、このぐらいの人的経費が浮くですとか、その数値があれば、お教えいただきたいと思います。
◎戸籍住民課長
委員がおっしゃったように、時流に合った現金以外の様々な決済手段の提供を行うことで、来庁者の方の利便性を高め、ひいては区民サービスの向上につなぐことを目的としているんですけれども、一方で、従来の現金決済を最適とされる方もおられる中で、窓口対応としては、従来の現金決済と新たな
キャッシュレス決済の両方の運用管理を行っていく必要があるため、導入後のほうが、実は人的コストはかかっている現状がございます。
◆ひはらみちこ
ただいまお話があったように、
キャッシュレス決済を導入したことで人的コストがかかっているということは、本当に初耳でちょっと驚きました。なんですけれども、もしかしたら、この
キャッシュレス決済等について、もっと皆さんが利用していけば、こちらの人的コストも少しずつ減っていくのかなとそれを期待して、お願いしたいと思っております。では窓口業務につきまして、3点目の質問をさせていただきたいと思います。ただいま平日の窓口受付時間以外にも、火曜日の夜間と毎月第2日曜日の利用ができるということで、拝見しております。こちらの資料にはなかったので、平日の窓口受付時間以外の利用状況についてお聞きしたいと思います。お願いします。
◎戸籍住民課長
戸籍住民課では、火曜日夜間と第2日曜日に臨時で開庁しております。まず、夜間開庁につきましては、祝日と12月29日から1月3日を除く毎週火曜日の午後7時まで窓口を開けてございます。今年度の利用状況は、上半期の計26回の実績としては合計9,573件の利用があり、昨年度と同じ時点8,678件と比較して895件の増となっております。こちらにつきましては、
マイナンバーカードの手続件数の増、1,243件が最も大きな増加要因となってございます。休日開庁につきまして、毎月第2日曜日、3月最終日曜日及び4月第1日曜日の午前9時から午後5時まで窓口を開けてございます。今年度の利用状況は、上半期の合計7回の実績としては合計9,950件の利用がございまして、昨年度の同回数時点8,620件と比較しますと1,330件の増となってございます。こちらにつきましても、
マイナンバーカードの手続件数の増、1,763件が最も大きな増加要因となってございます。
◆ひはらみちこ
マイナンバーカード、今回マイナポイントの締切りに合わせて、駆け込みというのもあったので、数は増えているのかと思うんですけれども、昨年度の数字を見ましても、火曜日では、1日当たり1回当たり約200件ほど、そして日曜日も1回当たりかなり多い数字となっているので、やはり需要はあるのかと思っております。利用者の増減を把握させていただいたので本当にありがとうございます。それから、こちらの火曜日、そして第2日曜日を開けることで、かかるコストについてお聞きさせていただきたいと思います。
◎戸籍住民課長
ごめんなさい。戸籍住民課の一部業務委託の中で、火曜日夜間や日曜日開庁も実施しております。そのため、この経費のみについての算出が難しいので、申し訳ございません。
◆ひはらみちこ
委託の内容の中に入っているということ、確認させていただきました。
コンビニ交付サービス等で、窓口に来なくてもいいという事業もあるんですけれども、やはり手続等は窓口でないとできないと思います。火曜日、日曜日に開庁していただけるとのことで、働いている人、特に公務員とかはやっぱり平日日中は来られないので、助かっているという意見もいただいています。火曜日の夜に行ったんだという話もいただいておりますので、ぜひとも、こちらの事業につきましては、他自治体ではこちらを削減していくという方向性のところもあるんですけれども、板橋区ではぜひとも続けていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。窓口業務についての質問は以上でございます。続きまして、産業経済部関係の質問をさせていただきたいと思います。主要施策の成果、179ページ、こちらの内訳の中にあるいたばし未来の
発明王コンテスト事業につきまして、質問させていただきたいと思います。こちらの事業ですが、夏休みに合わせて子どもたちが製作できるようなスケジューリングとなっているような感じと、私はインターネットを拝見しまして感じました。こちらはそのような方向性で事業を行っているということでよろしかったでしょうか。
◎産業振興課長
委員がおっしゃるように、お子様が夏休みの十分に時間があるときに、いろいろなアイデアを出せるような、そんな事業になっております。
◆ひはらみちこ
夏休みに絡めての事業ということでお聞きしまして、同様に、夏休みに絡めた事業として同じようなものですと、調べる学習コンクールですとか、櫻井徳太郎賞とかがございます。こちらに比べて、
発明王コンテストは予算の規模が大きいかなと感じるんですけれども、どのような内容の事業を行われているのかというのをお聞きできたらと思います。
◎産業振興課長
こちらは、区内企業さんにもいろいろとご協力をいただきながら、お子様のアイデアをより実現に近いというか、実際の企業さんのアドバイスに沿って、それを皆さんで考えていったりというような、並走型というか、お子様にくっついてのいろいろなご指導とかも含めてというところもあるので、そういったところに費用もかかっているのと、あとは審査会等も行いますので、そういった費用ですとか、あとはいわゆる表彰のときに幾らか差し上げたり、図書券とかを差し上げたりとか、そういった費用がそれなりにかかっているという考えです。
◆ひはらみちこ
子どもたちへの伴走型の事業としてやっていらっしゃるとお聞きしまして、やはり、子どもたちは自由なところからの発想もいいんですけれども、やはり、サポートがないとこういうことは難しいと思うので、そのように経費が使われているということで、納得をさせていただきました。こちらなんですけれども、参加の人数、181ページを拝見しますと、応募件数が令和2年度は50件近い件数だったんですけれども、令和3年度、令和4年度で、大幅に落ちているということが挙げられております。こちらについては、理由を把握されていらっしゃいましたら、お聞かせいただけますでしょうか。
◎産業振興課長
はっきりとした理由は申し上げられないんですけれども、いろいろなコロナの影響であったりというところもあるのかなというふうには認識はしております。ただ、これについてはできる限りお子様のアイデアだったりというのを企業さんと結びつけてということはしていきたいので、今後、またさらに周知については検討していきたいと思っています。
◆ひはらみちこ
周知という話もあったんですけれども、やはり子どもたちの自己肯定感を上げる施策にもこちらがつながると思っております。子どもたちの自己肯定感を上げる、こういう施策については、教育の部署だけではなく、全庁的にいろいろなところでやっていただきたいと思っております。みんなに見ていただく場であったりですとか、いい作品があったら表彰をして、もっと自己肯定感を上げる。そのようなことが子どもたちにはできるんではないかなと思いますので、こちらにつきましては、さらに周知・普及、そして先ほどお話がありましたサポート、伴走ですとか、そちらのほうも、今後、力を入れてやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○主査
答弁はいいですか。
◆ひはらみちこ
はい。
◆寺田ひろし
まず最初に、歳入のところから1点伺いたいと思います。決算書の156ページの(7)
アニメ等コンテンツを活用した誘客促進事業費補助金、これは多分新しい、前年度にはなかった補助金だと思うんですが、この内容の説明をぜひ伺いたいなと思います。
◎くらしと観光課長
こちらの補助金でございますが、昨年度については、渋沢栄一のスタンプラリーの事業ということで、補助金を受けているものでございます。何でかと言いますと、渋沢栄一のスタンプラリーをやるに当たって、渋沢栄一とかをデフォルメというか、キャラクター化したものをそのパンフレットというか、スタンプ台に乗せまして、皆さまに知っていただくと、身近に知っていただくというような意味で、そういったものを使いましたので、
アニメ等コンテンツということで活用させていただきました。
◆寺田ひろし
ぜひ、この題名のままだと、よくあるような聖地巡礼的なのも含めて、いろいろなアニメのコンテンツの活用なのかなとふと思って、ちょっと期待感もあったりしたんですが、ぜひまたこういうのがあれば、活用いただきたいなと思います。続きまして、私もちょっと何点か
戸籍情報システム運営経費について、伺いたいなと思います。主要施策の成果、305ページの表を見ますと、先ほどお話もありましたが、
コンビニ発行件数も出ておりまして、見てみますと、令和2年度から全て2年たちますと、2倍か3倍に発行量が増えているなと、毎年4万件ずつ合計で、下の合計の表は増えているなというふうに見てとれます。そこで、ちょっと何点か伺いたいんですけれども、実際に窓口に来る人、先ほどの事務実績調書のほうを見ると、コンビニ件数を除くと29万件あるんですけれども、これを毎年、コンビニ件数が4万件ずつ増えていくと大体7年、8年ぐらいで入れ替わるのかなと、確実に窓口でやりたいという方が一定数いらっしゃるので、そういったペースでコンビニ発行が増えていく中で、実際の感覚ベースで結構なんですけれども、窓口に来る人というのは、本当に4万人ベースで減っているのかどうかというのを、ちょっと現状を伺いたいなと思います。
◎戸籍住民課長
コンビニについては、実際にカードの利用率とともにどんどん増えていって、今も増えてはいっているんですけれども、やはり必ずしもコンビニ交付にそぐわないというか、なかなかコンビニ交付にシフトできない方々も一定数いるので、いずれかの段階で頭打ちになって、そこからずっとそこまで変わらないような形で推移していくと考えております。
◆寺田ひろし
私も結構課税証明とか住民票、戸籍関連も、非常にコンビニ交付で助かったなというふうに思っていますので、そういった意味でも、窓口に来た人の例えば属性とか国籍、いつも1階を通ると、本当に多くの皆さんが待っていらっしゃるので、そういった方に対して直接的に、こういったセグメントの方にご案内できたらなと、ふと思ったりもしたので、例えばなんですけれども、窓口に来て発行を待っていらっしゃる方々のそういった年代とか、属性とか、地域とか、そういったデータ取りというのは、特に意識して、そういうのをやっているのかどうかというのをちょっと確認で伺いたいと思います。
◎戸籍住民課長
年代については、なかなか申請書等でも拾えるものではないので、体感としてになってしまうんですけれども、やはりいろいろDX施策を始めていく中で、若い方については、やはり書かない窓口しかり、そちらにシフトする傾向があるんですけれども、どうしても年齢の高い方、特に高齢者の方については窓口になるので、コンビニ交付をご案内したり、区民事務所も含めてするんですけれども、やはり私は窓口がいいんですよというお声も結構いただいているので、そういった状況でございます。すみません。
◆寺田ひろし
私も結構区民相談で、ご高齢の方で、住民票を取ってきてくださいね、じゃ区役所行かなきゃねって、近くに区民事務所がありますよとか、そのやり取りが常に毎回毎回行われるので、何とか近くのコンビニで皆さん取れるようになったらなと思ったので伺いました。あと数字のほうなんですけれども、主要施策の成果の290ページ、
戸籍情報システム運営費が8,600万円ちょっとで書いてありまして、決算書の262ページの
戸籍情報システム運営経費が約9,631万円でして、この差といいますか、主要施策のほうは同じ名称で約8,600万円、決算書のほうは約9,600万円なので、この1,000万円ぐらいの差の中身について教えていただければと思います。
◎戸籍住民課長
申し訳ございません。主要施策の予算の中には関連する施策も入ってございますので、若干こちらのほうの金額が変わってございます。290ページの
戸籍情報システム運営につきましては、決算書の262ページの
戸籍情報システム運営経費9,654万7千円から、
コンビニシステムの賃借料を引いたものとして整理してございます。
◆寺田ひろし
理解できました。で、この同じく主要施策のほうの約8,600万円の
戸籍情報システム運営費、これが前年度の令和3年度は5,200万円だったので、今回令和4年度で3,400万円上がった要因など、分かれば教えていただければと思います。
◎戸籍住民課長
申し訳ございません。令和4年度はシステムの改修が重なる年度でございまして、作業委託費が例年よりかかったものでございます。大きなところとしましては、
戸籍情報システムのリプレースとして10月に実施しましたが、こちらが2,585万円かかっておりまして、こういった法改正に伴うシステム改修の積み上げで、3,000万円ほどになってございます。
◆寺田ひろし
主要施策の成果、291ページの一番上の(4)の文章が、令和3年度と全く一緒だったので、金額だけが3,000万幾らと上がったということで伺いました。こちらの決算説明資料のホチキス留めのほうの16ページに、上から3つ目がちょうどこの
戸籍住民基本台帳経費がありまして、ちょうど3,600万円、前年度から上がりましたと決算説明資料の16ページに書かれてあります。この備考欄を見ると、今おっしゃったようにシステムの改修委託があって、この
引っ越しOSSシステムというのも、今ご説明があった中身になるんでしょうか。新しい、例の自治体間で引っ越しても結構スムーズにいけるという、そんなシステム改修と捉えてよろしいでしょうか。
◎戸籍住民課長
今年2月に始まった引っ越しOSSについては、これのくくりとは別になってございます。
◆寺田ひろし
理解できました。続きまして、別のほうで伺いますが、主要施策の207ページ、自然との共生です。自然との共生が約112万円ですが、令和3年度は3倍以上の500万円だったようなんですね。この207ページ一番下の⑤は、写真を集めてホームページに掲載するという形でして、唯一ちょっと違っているのは、令和3年度は区民参加型の生き物情報共有事業というので、リアル開催ですかね。そういうのをされていらっしゃったんですけれども、これだけで決算規模が3倍に変わるのかなと思って、そのあたりをちょっとご説明いただければと思います。
◎環境政策課長
自然との共生の決算のご質問でございます。今、減額の部分でございますが、主たる減額の要因といたしましては、今お話がございました区民参加型の生き物情報共有事業、こちらが200万円ということで、まず1点、大きく決算規模減の要因となっているところでございます。このほか、令和3年度まで実施をしておりましたカラスの捕獲のトラップ、カラス捕獲に係る経費、こちらが174万4,380円ということで、こちらは令和3年度までの事業ということになってございまして、こちらが事業終了で減となっているところでございまして、この2点が決算の減に大きく影響しているところとなってございます。
◆寺田ひろし
理解できました。同じく207ページの④のハクビシン等被害対策の箱わな設置ですね。これでいろいろ施策の内容についても伺いたいんですけれども、原則1週間で延長して2週間ということですが、結構私も相談もいただくんですけれども、今後、北区のように、原則1週間じゃなくて基本1か月という、延長することは各自治体で変更可能なんでしょうか。
◎環境政策課長
そちらは各自治体での判断というか、裁量ということで設定しているところでございます。
◆寺田ひろし
ちょっと希望が持てたなと思いまして、実は、実際にご相談を受けたケースとしては、1週間たっても、箱わなを区役所から無料で、委託の業者さんから借りて設置してもらってかからないで、延長して2週間でもかからなかったと、もうちょっと業者さんから延長できますよと言われ、延長しますと言ったら、ご高齢の方だったんですけれども、実は2週間までは区役所で無料なんですが、2週間を超えた後の延長分は全部委託業者さんですね。名前は言いませんけれども、委託業者さんとの個別の民間契約になっていたので、最後捕獲できた箱わな料の日数掛ける有料分と、あとハクビシンの処分費用、これを全部有料で取られて、これ無料じゃなかったのかということで、元議員の方だったんですけれども、でも、本当そういう分かりづらいことがあって、ハクビシンの捕獲の案内資料の中で、例えばこの2週間を超えたら全部有料になりますよとか、やっぱり高齢者の方にも分かりやすい表記が必要だなと思うんですが、こういったところは、要は商売につなげようとする委託業者さん、これは板橋区も応援しているのかというふうに取られかねないなと思って、そういったところは、いろいろ表記とかをご検討いただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
◎環境政策課長
今お話がございましたように、わなの設置延長ということで、それ以降については、場合によりましては事業者さんとの個別契約で有料となるようなケースも、今お話いただいたように、ケースとしてはあるところでございますが、そうしたところも、わなを仕掛ける区民の皆様に、きちんとご理解いただけるように、周知については丁寧に行ってまいりたいと思います。
◆寺田ひろし
ぜひ、行く行くは何とか余裕を持って、しっかりかかるように1か月ぐらい、北区のように延ばしていただきたいなというふうに思いました。あと、続きまして別のところにいきまして、決算書358ページの粗大ごみ受付センター経費、併せて中間処理経費も聞いてまいりますが、ここで2点伺います。粗大ごみ9,839万円と、例年は、たしか過去に遡ってみますと4千万円ぐらいで、主要施策224ページの下の表も見ますと、重量に大きな変化がずっとない中で、今回通常4千万円前後、3千万円から4千万円ぐらいが9,839万円となったので、ほぼ1億円近くなったその要因を教えていただければと思います。
◎
資源循環推進課長
粗大ごみの経費が増えたことでございますけれども、これまで粗大ごみの受付センターが、環境公社のほうが実施しておりましたが、そちらが撤退することに伴いまして、新しくシステムを構築して、新しく事業者を入れております。その経費につきまして3,000万円余の経費が生じたというところでございます。
◆寺田ひろし
結構3,000万円と大きい受付センターですよね。そのホームページを拝見すると、板橋区も多分新しくなったかと思うんです。杉並区と大体同じような体裁でAIチャットボットも入ったということですばらしいなと、杉並区と違うところは、きちんとチャットボットの中に直接の受付応対する方の電話番号とか、その時間が書いてあるのが非常にありがたいなと思っていて、チャットボットだけで終わらせないのがいいかなと思いました。あと、粗大ごみに関連して、今月から料金のほうも改定されたと伺っていまして、これまで23区として、そうすると赤字というか、この粗大ごみや事業ごみの実際に券を買ってもらった収入と、実際の処理費用が合ってなかったから、多分値上げにしたと思うんですが、中間処理経費のほうが分担金があると思うんですが、これも今回、昨年度から2億9千万円上がったということで、やっぱりこういった不一致といいますか、赤字分の補填というか、そういった部分も令和4年度の2億9千万円、板橋区の分担金が上がったというのも入っているのかなと思ったんですが、この点はいかがでしょうか。
◎
資源循環推進課長
こちら中間処理経費につきましては、清掃一組への分担金というところでございますが、大きな要因としては、今清掃工場の建替えといいますか、設備の更新というものが時期を迎えておりまして、こういったところで、その分の負担が増えているというのが一番大きな要因かというふうに考えております。
◆寺田ひろし
理解できました。あとお時間どれぐらい。
○主査
あと3分ぐらい。
◆寺田ひろし
分かりました。じゃ、同じく主要施策の成果、224ページの(2)ごみ処理券ですね。この印刷と取扱所への手数料、事業系ごみ処理券・粗大ごみ処理券の交付枚数がありまして、この販売できた収入額というのは、板橋区のほうに入ってくるのか、歳入というのはちょっといろいろ見てみたんですが、ちょっと見つからなくて、この歳入の記載というのは、決算書のどこか書かれてあるかどうか伺いたいと思います。
◎
資源循環推進課長
ごみ処理券に関しましては、実際に販売したものにつきましては区の歳入という部分になります。実際の場所としましては、決算書で申し上げますと、92ページの一番下のところに、廃棄物処理手数料という項目がございます。こちらの金額というものが、いわゆるごみ処理券が販売されたことによって区に歳入として入っているものということでございます。
◆寺田ひろし
理解できました、なかなかちょっと個人で見つけられなくて、勉強になりました。そういった意味で、手数料も結構な金額になるなというのも分かりまして、この5億円ぐらいの収入に対して結構な手数料だと思いました。あと時間は。
○主査
1分半。
◆寺田ひろし
1分半。ちょっと時間切れになるかもしれませんが、主要施策の成果、193ページの新産業参入支援ですね。医療機器製造業登録等経費助成が2件と、これも1件2件と毎年積み上がっているのは非常にすばらしいなと思っていまして、以前、一般質問でもこの医療関連のしっかりと産業を支えることが非常に区内の産業発達には有効であるというような、ちょっと提案もさせていただきまして、例えば、広島県は明確に目標設定していまして、地域内で医療機器製造企業数の目標値、平成の時代の50社から令和になって2倍の100社にまでいったということで、これの何がいいかというと、生産額の医療機器なんで、桁がもう段違いに違ってくると、生産額は当初の平成では250億円ぐらいだったんですが、この医療機器関連で、もう今、令和では1,000億円を目指せる状況になっているという、これは自治体が音頭を取ってやっていたことなんですね。ですので、この一般質問でも、ぜひぜひこの医工連携、東京都が中心になってやっていると思うんですが、板橋区には健康長寿医療センターとか帝京大学医学部附属病院、日本大学医学部附属板橋病院も本当に病院ユーザーが多いので、本当に得意の工学分野でも非常に発揮できる、この医療分野であります。
○主査
20分経過しました。
◆寺田ひろし
じゃ、次でいいです。
◆岩永きりん
まず、主要施策の成果の195ページ、それから、決算書の362ページの
キャッシュレス決済推進事業に関連してお伺いをしたいと思います。昨年度導入されたいたばしPayにつきまして、事業の実施主体は商店街振興組合連合会、商店街連合会であり、区が当初3年間は後方支援をし、その間に一定の収益を得られるスキームを実現させるという予定だと認識をしております。この3年間で一定の収益を得られる状態にするという点について、導入から1年を経ての認識をお伺いできればと思います。
◎産業振興課長
おかげさまで、
キャッシュレス決済は多くの方に還元ポイントをご利用いただいたりですとか、アプリの登録も増えていますということで、ご活用いただいていますし、同時に、登録している商店さんも増えてきていてというところで、大分板橋区の中で、多くの方にこの
キャッシュレス決済をご利用いただいているような状況ではあります。ただ、ご指摘いただいたように、3年で振連さんのみでやっていくというところにいくには、まだまだちょっと幾つかの課題はあるかなというふうに捉えておりまして、それについては、丁寧に考えていきたいなというところでございます。
◆岩永きりん
今、登録ユーザー数、それから登録されている商店の方は、それぞれ増えているということだったんですけれども、今の時点の加盟店舗数、それから、インストール数と月間のアクティブユーザー数など、もし分かれば教えていただけますでしょうか。あと、今後の目標についても併せてお伺いできれば幸いです。
◎産業振興課長
アプリのほうは、おかげさまで8月の3割還元がございまして、7万ユーザーぐらいの方に利用いただくという、急に増えているようなところです。また、現在ちょうど10月も、加盟のところに対しては3割還元をやっておりますので、アプリの登録者数も増えているんじゃないかなというふうに期待しているところです。お店自体は1,000店を超えるお店に今登録をしていただいておりますが、これにつきましては、まだまだ区内商店が非常に多くございますので、もっともっと増えていっていただけるように、これは考えているところです。
○主査
あと目標ですね。
◎産業振興課長
数値目標というのは、申し訳ありませんが、特に定めてはいないところです。
◆岩永きりん
併せて、すみません、30%還元を8月、それから今も行っていると思うんですけれども、行っているときとそうではないときで、利用率と申しますか、全体のユーザー中のアクティブユーザーの割合は、どのぐらい差があるものなのでしょうか。
◎産業振興課長
ごめんなさい、そこまでの細かい数値は今時点ではちょっと持ち合わせていないので、これからそれはデータのほうを分析して分かれば、お伝えしたいと思います。
◆岩永きりん
分かりました。次にいたPayアプリの利便性の向上についてお伺いをしたいと思います。私は、個人的にこれまでPayPayと楽天ペイ、それからLINE Pay、それから交通決済とIDとd払いを利用してきたんですけれども、最近はいたPayを意識的に使うようにしております。やっぱり民間の大企業の
キャッシュレス決済サービスといたPayを比較すると、やはりどうしてもいたPayのUI/UXというんですかね、使いやすさに少し劣る部分があるかなと思います。ただ、現実的に予算などの点で、大企業のサービスにはどうしても及ばないと思いますし、その分、いたPayならではの有用性を創出して、差別化を図ることが大切かとは思います。ただ、やはり一定の使いやすさのレベルはクリアしていかなければならないのではとも思っているところです。お伺いしたいのが、現在のアプリの改善すべき点についての認識や今後の改善の予定があれば、教えていただけますでしょうか。
◎産業振興課長
いたPayユーザーとして、本当にいろいろご意見ありがとうございます。聞こえてくる課題というのは、やはり少しずつございまして、もちろんそれにつきましては、委員ご指摘のとおり、いろいろな課題というか、すぐに克服できない部分もこちらとしてもございまして、ただ、一定これから皆さんに多く使っていただくということと、おっしゃるように大企業と勝負しなきゃいけない部分もきっと出てくると思いますので、可能な限り皆様の声をお聞きして、実現できる部分には実現の検討を進めていきたいというふうに考えております。
◆岩永きりん
ちょっと具体的なところをお伺いできればと思うんですけれども、個人的には、特にやっぱりオンラインチャージの部分について問題意識を持っております。区民の方からも、やっぱりセブン銀行でチャージしなきゃいけないのですとか、それだと結局現金を引き出さないといけないよねというような声をよくかけていただくところでございます。銀行口座と連携してのオンラインチャージを実現するには、やはりいろいろなハードルがあるのではないかなと思うんですけれども、1つ、いたPayと同じ委託業者が手がける長崎県南島原市のMINAコインは、十八親和銀行という地方銀行の口座から直接チャージできるようです。板橋区では、銀行と提携して口座からの直接チャージを実現するのは、やはり難しいのでしょうか。また、実現に際してどのような障壁があるのか、教えていただければと思います。
◎産業振興課長
実は私も一ユーザーでして、やはり同じような、今課題といって一番に挙げられるとしたら、きっとそこなのかなというふうには推測していたところです。これに関しましては、やはり費用面であったり、いろいろ振連さんのほうでの手続上のところであったりとか、いろいろ考えられるところはあるのですが、おっしゃるとおり、ほかのところでもやっているということを考えれば、もう少し、もう一度どこが課題か、これがクリアできないかというところは、再度検討していきたいと思います。
◆岩永きりん
ちょっとそれに関連して、追加でお伺いをできればと思うんですけれども、株式会社ことらという会社による、ことら送金というサービスが、メガバンクが中心となって設立されたということをニュースで拝見しました。このことら送金というサービスは、小口資金決済のための決済インフラサービスで、昨年10月にサービスを開始したとのことです。具体的にどういうサービスかと申し上げますと、ふだん使いの銀行アプリなどから相手を指定することで、10万円以下の金額において無料で小口送金が可能になるというサービスだそうです。現在、このサービスに参加しているのは、銀行だけとのことなんですけれども、いたPayの委託事業者さんのような資金移動業者の参加も、今後想定しているとのことでした。資金移動業者さんが、いわゆる全国銀行データ通信システムに参加して、全銀システムを介して資金の移動を行うよりも、このことら送金というサービスを利用すると、手続などの面で様々なハードルが低いと予測するようなニュース記事も拝読したところでございます。この資金移動業者であるいたPayの委託事業者さんが、ことら送金というサービスを利用することは可能なのか、もし把握されていましたら教えていただけますでしょうか。
◎産業振興課長
ごめんなさい、私のほうが不勉強で、あまりシステムについて詳しくないんですけれども、今、いたPayの委託事業者さんとそのような話も、私自身もちょっと具体的にはしていないところです。ただ、利便性であったり、費用面であったり、あと安全性であったり、そういったところの研究をさせていただいた上で、こちらについては考えさせていただきたいと思います。
◆岩永きりん
前向きなご答弁をいただきまして、どうもありがとうございます。あとはすみません、ちょっと細かい部分になるんですけれども、アプリ上の探すというタブで、地図上にいたPayの使える店舗を表示することが可能かと思います。ただ、地図上のお店の位置を表す赤いアイコンをタップすると、店舗名は表示されるんですけれども、そこからその店舗の詳細な情報、例えばAというお店が何のお店なのかですとか、営業時間が何時から何時なのかとか、そういった情報に移動する動線がないという状況かなと思います。この点は、できれば委託業者さんに依頼をして、修正していただけないかなと個人的に思っているところなんですけれども、いかがでしょうか。
◎産業振興課長
ご意見ありがとうございます。そういったいろいろなユーザーのご意見をいただきながら、委託の費用等もございますので、利便性と委託の費用と、そういったところも考えながら、そのあたりは検討していきたいと思います。
◆岩永きりん
今おっしゃっていただいた委託の費用について、ちょっと関連してお伺いをできればと思うんですけれども、そもそもアプリの運用、いわゆる今あるアプリを安定的に稼働させるためのシステムの管理にかかる費用とアプリの保守、不具合時の緊急対応ですとか、改善する作業に関する費用は、昨年度含む3年間は全て区が今持っているという認識でよろしいのでしょうか。
◎産業振興課長
運営に関する費用は、こちらのほうで補助をしているという状況でございます。
◆岩永きりん
分かりました。そのアプリの保守、それから運用に関する費用に関して、まず商連さんを介してということだとは思うんですけれども、昨年度の運用に関する費用と、保守に関する費用と、それぞれの予算額と決算額を教えていただくことは可能でしょうか。
◎産業振興課長
その内訳はこちらのほうで今ございませんので、申し訳ありません。
◆岩永きりん
分かりました。その情報は後でいただくことなどは可能でしょうか。
◎産業振興課長
振連を介して、委託事業者に相談をしてということになりますので、今のところは答えられる、答えられないってことも、ちょっとここではお返事できないということです。
◆岩永きりん
分かりました。保守に関しての契約の形というか、そういったことは分かりますでしょうか。例えば、月固定で保守に幾ら、運用に幾らという形でお支払いをしているのか、あるいはまとめて委託費みたいな感じなのか、もし分かれば教えていただければと思います。
◎産業振興課長
大変申し訳ありません。こちらの振連さんを通しての委託の内容、詳細になりますので、ちょっとそこまでは、今ここでも把握していないですので、後で分かるかどうかも、そこのところもお答えが難しい状況です。
◆岩永きりん
分かりました。委託の業者さんに関して、ちょっと続けてお伺いをできればと思うんですけれども、商連さんと委託先、株式会社フィノバレーという会社だと思うんですけれども、この契約は何年単位で行っているものなんでしょうか。すみません、もし分かれば。
◎産業振興課長
大変申し訳ありません。振連さんが委託業者と交わしている契約の内容詳細というのが、こちらも全て把握しているわけではないので、そういったところも、ちょっと今すぐここではお答えが難しい状況です。
◆岩永きりん
分かりました。関連して、商連さんとそれから委託先のフィノバレー社さんとは、ふだんからどのようにコミュニケーションを取っていらっしゃるのか、お伺いできれば幸いです。例えば、協議は3者で行っているのかとか、あるいはもう完全に商連さんを介して、区としては委託業者さんとコミュニケーションを取ることはないのかとか、その頻度についてお伺いをできればと思います。
◎産業振興課長
当然、フィノバレーさんと振連さんは、しょっちゅうというか、連絡は取っているでしょうし、あと定期的な会合につきましては、必要に応じて区のほうも必ず参加をしておりまして、定期的な頻度と、月に2回はさせていただいているし、それ以外に特別な動きがあれば、打合せをさせていただいている、そのような状況でございます。
◆岩永きりん
今おっしゃっていただいた月2回というのは、3者での話し合いということなんでしょうか。
◎産業振興課長
基本的には、3者で顔を合わせてやっていると思います。
◆岩永きりん
分かりました。ちょっと委託先の会社さんのことに関して、懸念していることなんですけれども、インターネット上の情報によると従業員数十名とのことでした。ちょっといつの情報か、正確には分からなかったんですけれども、やっぱり少数精鋭で運営をされているということなのだろうとは思うのですが、例えば、開発の大部分が下請企業が担っていて、ちょっと無責任な体制になっている可能性があるのではないかですとか、ちょっとパンクしかねない状況で業務を行っているのではないかとか、そういう懸念もあるんではないかなと思います。すみません、ちょっと委託業者さんに失礼かもしれないんですが、一般論としてです。そのあたりについて、区として委託業者さんとコミュニケーションを取る中で、意思疎通というか、信頼できる事業者さんであることを定期的に確認をできているのかどうかについて、お伺いできればと思います。
◎産業振興課長
繰り返し申し訳ありませんけれども、委託業者さんを最終的に決めたのは振連さんというところもありますし、ただ、区としても補助金も出して、区民の方のいたPayという事業をお任せしているわけですから、そういう意味でも頻繁に打合せをしてやらせていただいておりますし、その中では、もちろん区民の方の一部資金であったり、財産というか、守るということは大事な観点ですので、そういったお話の中で、相手事業者さんとやらせていただいているという認識ですので、間違いないというか、問題なくやらせていただいているところです。
◆岩永きりん
分かりました。あくまで主体は商連さんということでありますが、今、おっしゃっていただいたとおり、区にとっても、やっぱりお金を投入している以上責任があると思いますし、3年間である程度仕組みをつくらないと、その後も多額の税を投入し続けることになってしまうのではないかということもあるかと思いますので、これはちょっと要望になるんですけれども、商連さんと委託業者さんの契約の内容も、もし可能であれば、もう少し詳細に把握をしていただけるといいのではないかなと、すみません、個人的には思ったところです。それからちょっと引き続きすみません、いたPayに関してなんですけれども、世田谷区のせたがやPayに関して、商店街と連携して、一般的なポイントではなく、指定の商店街でのみ使えるポイントを付与する事業を行っているのを拝見いたしました。それから、商店街のスタンプ事業をせたがやPay上で行うことも検討しているというような会議録を拝見したところなんですけれども、それらの事業を板橋区として実施の可能性はありますでしょうか。
◎産業振興課長
今の時点では、他区でそういった取組ということについては、アンテナを張るようにしておりますけれども、具体的に区で実施するという話は、特にはしておりません。
◆岩永きりん
分かりました。すみません、あと1分とのことなんですけれども、最後に利用者間の送金機能についてお伺いをしたいと思います。こちらもせたPayでは導入されている機能かと思うんですけれども、こちらも板橋区では特に実装の予定はございませんでしょうか。それから、実装した場合に、個人間の送金ということ以外に利活用の可能性がもしあれば、教えていただければと思います。
◎産業振興課長
私のほうでもそこの要望というのは、今のところお聞きしたことがなかったのですが、今後、皆様からそういった要望であったり、その辺の安全面であったり、委託の費用面であったり、そういったところに影響がなかったりということで、利便性を高めるというところとの費用対効果のバランス、そういったことを考えた上で、いろいろな機能については、区として、これは時代の変化に合わせて考えていく責任もあると思っています。あくまでも、振連さんを通してですけども。
◆坂田れい子
決算書の122ページ、区民文化費委託金というところと、あと事務実績調書の区の23の25というところで少し質問させてください。中長期在留者居住届等の等というのは、ここにある、区の23の25の中に含まれているものの等ということなのか、ちょっと詳しくこのところについて教えてください。
◎戸籍住民課長
すみません、ちょっとお調べして、また回答したいと思います。
◆坂田れい子
よろしくお願いいたします。予算現額が748万7千円に対して、決算額890万2千円って、141万5千円の差額の歳入となっているんですけれども、この中長期在留者居住届出等に関わるこちらの金額、人件費と物件費というので理解しているんですけれども、この増えた歳入について教えていただければと思います。
◎戸籍住民課長
この歳入の増につきましては、上陸者数の人数の増に伴うものでございます。
◆坂田れい子
では、人数に伴って、ということは在留者の申請が増えているということと連動しているんでしょうか。それとも、その手続面ということで何か負担がかかって、人数を増やしたということなのか、教えてください。
◎戸籍住民課長
失礼いたしました。コロナ等の影響で、上陸が少なかった外国人の方たちが、実績申し上げますと、令和3年度が544名、こちらが令和4年度、4,559名に増えております。こういった方たちに対する事務処理というところで、この金額の増になっております。
◆坂田れい子
想定外の前年度に対して、想定外ということで理解しました。そうしましたらこちらの25、事務実績調査のほうなんですけれども、この端のほうにある経過滞在者、仮滞在許可者、一時庇護許可者というところにある欄なんですが、これそれぞれ出生帰化とか、国籍失踪による経過滞在等も含まれているんですけれども、何かその内訳というのを詳しく教えていただけたらと思います。
◎戸籍住民課長
申し訳ございません、滞在者の内訳の数字を今持っていないので、これについてお調べして、回答させていただきたいと思います。
◆坂田れい子
よろしくお願いします。もう一つ、在留資格変更等と書いてあるんですけれども、こちらは、こちらの内訳についても同じでしょうか。今、お持ちではないでしょうか。
◎戸籍住民課長
こちらについても、後ほど一緒にご回答したいと思います。
◆坂田れい子
分かりました。つい最近、技能実習生の不法滞在が9,000人という数が出ていて、こちら不法滞在、失踪者ですね。失踪者の数について、区ではちょっと把握されるのは難しいかなと思うんですけれども、そのあたりはどのように感じているか、認識のほうを教えてください。
◎戸籍住民課長
失踪者の数は、戸籍住民課のほうでは、申し訳ないんですけれども把握してございません。
◆坂田れい子
分かりました。失踪者の数を把握していないということ、これから外国の方が増えてくるに当たり、区としても把握をしていくべきなのではないかなと私は考えている立場ですので、入管管理局との兼ね合いもあるかと思いますが、こういった意見というのをどんどん出していただけたら、うれしいなと私は個人的に思っております。よろしくお願いいたします。続いて、主要施策の163ページの国際交流事業について伺いたいと思います。この外国籍住民向け情報発信のWelcomeパックというのが始まったということなんですけれども、このWelcomeパックをお渡しする段階、受付で住民登録をしに来た段階で渡しているという理解で合っていますでしょうか。
◎文化・国際交流課長
おっしゃるとおりで、転入の際にお渡しをさせていただいておるところでございます。
◆坂田れい子
1万部とあるんですけれども、これは作成部数なのか、または実際に来た方に渡した部数なのか、この点、お願いします。
◎文化・国際交流課長
こちらは作成した枚数でございまして、作成して、それぞれの窓口のほうに配布した合計の枚数でございます。
◆坂田れい子
こちらQRコードにアクセスするためのQRコード、外国人向け生活情報誌というところにおいて、このQRコードにアクセスをしたことによって、少し前年度より、例年よりも、少し数千部ぐらい減らしたような感じなんですけれども、このアクセスするためのQRコード、こちらのアクセス数の状況はどうなんでしょうか、教えてください。
◎文化・国際交流課長
こちらのアクセス数につきましては特にデータは収集してございません。申し訳ございません。
◆坂田れい子
そうすると、このWelcome to Itabashi!のチラシ、日本語教室の案内が入ったWelcomeパック1万部というのは、こちらの中から、日本語教室に実際に足を運ぶという流れになった、どのぐらいの割合でなったと把握されているのかというのが分かれば、お願いします。日本語教室に通われているのが大体こちらにある数字だと思うんですけれども、それ以外にもボランティアで活動されている方もいらっしゃると思いますので、その割合というか、その状況というのを教えていただければと思います。
◎文化・国際交流課長
このQRコードを読み込んでいただいた方が、どのような形で日本語教室にご参加されたという数字のほうは、ちょっと持ち合わせておらないところでございますけれども、まとめて、こういったチラシのほうで、このWelcomeパックという形で周知をさせていただくことで、様々な情報を伝達することができたのかなというふうに考えておるところでございます。これにつきましては引き続きやっていこうと思っていますし、例えば、どういった効果があったかというところにつきましても、必要な情報なのかなというふうに考えておるところでございますので、そこら辺につきましても、調べてまいりたいというふうに考えてございます。
◆坂田れい子
この受付でのご案内について少し詳しく教えていただきたいんですけれども、この受付に来た際にWelcomeパックをお渡しするというのは、ただ渡して読んでくださいねって渡しているのか、きちんと詳しくお話ができているのか、そのあたり教えてください。
◎文化・国際交流課長
基本的にはまとめたものを、1つのチラシにまとめて、それをお渡ししているという形になります。それぞれの具体的な内容につきましては、説明はさせていただいていないのかなというふうに思っておりまして、チラシをお渡しして、詳しい情報は、こちらのほうをご覧くださいとご案内をさせていただいているのが実情かと考えてございます。
◆坂田れい子
文化風習の違う国で、結構日本語を話すこともままならないご家族の方というのが増えているなというのを感じているので、日本語を軸にしたことが生かせるような感じで、ほかの自治体でも1時間ぐらいかけて、きちんと外国の方に文化の、マナーのごみの出し方とか、日本語教室のお誘いとか、そういった日本語の風習とか文化をきちんとレクチャーしてから入っていただくという仕組みを構えている自治体もあって、そういった中でも、どうしても住民トラブルが絶えないという、そういったこともあるようなので、この初動というのは大事だと思っていますので、もう少し受付の工夫をしていただけたらありがたいなと思っています。その下の通訳・翻訳業務のところなんですけれども、この電話通訳、国際交流員、語学ボランティアの通訳・翻訳はそれぞれ何人ぐらいで、人件費はどのぐらいかかっているのか、教えてください。
◎文化・国際交流課長
こちらの業務につきまして、実績につきましてはご覧のとおりとなっておるところでございます。基本的に電話の通訳につきましては、第三者電話通訳というのをさせていただいて、そちらを財団に委託をさせていただいてございますけれども、そのほか財団の国際交流員の方々ですとか、CINGAというNPO法人ございますけれども、そういうような方たちにご依頼をさせていただいて、対応させていただいている形でございます。人件費につきまして、それぞれ個別のこの事業に対して、どれぐらいの人件費がかかっているかというのは出すことはできません。それぞれの人で対応しているという形になりますので、それぞれの人件費がどれぐらいかかっているかというのは、個々の事業につきましては、お示しすることはちょっと難しいかなというふうに考えてございます。
◆坂田れい子
そうしますと、今後、多分もっと増えてくると思うんですけれども、最近、1階に中東系の方とか、ちょっとマイナー言語が必要そうだなという方も増えている気がするんですけれども、そうしたら把握していないということは、今後増えてきたときに、この人件費を把握できないまま進めていくことになると思うんですが、このあたりはどうなんでしょうか。
◎文化・国際交流課長
どちらかといいますと、人件費というよりかは、どれぐらいの相談件数に上ってくるのかというところが大事なのかなというふうに考えてございまして、例えば、特にこの電話通訳というところが、やはり委員おっしゃるとおり、外国人の方が大分コロナ禍というところがあって、大分落ちてきたところでありますけれども、近年ですと、大分外国人の方の人口も元に戻ってきているという現状がございますので、そういったところで、相談なんかも増えているという現状がございます。増えてくるその現状を踏まえて、例えば、対応することが難しいのであれば、当然、委託料なんかも増額するという形になってくるんでしょうし、そういった状況を見据えながら、漏れなくそういったご相談につきましても、対応できるような体制というのは整えていく必要があるのかなというふうに考えてございます。
◆坂田れい子
文化・国際交流財団に委託している分と、NPOって先ほどおっしゃったと思うんですけれども、そうすると、金額をお支払いしている方と、お支払いしていないという方が生じるということになるんでしょうか。
◎文化・国際交流課長
説明がちょっと曖昧で申し訳ございません。こちらの通訳・翻訳業務につきましては、一括して財団のほうに委託をさせていただいてございまして、財団のほうで、どのような体制を取るかというのは決めていただいておるところでございます。その中で、財団が有しております国際交流員のほうで対応することもできるんでしたら、そのような対応になりますし、それがなかなか難しいという話になりますと、外部のほうに委託をして派遣していただくような手配を取るという形にもなってくるのかなというふうに考えておるところでございます。
◆坂田れい子
その他9件って、すみません。この電話通訳のところなんですけれどもその他9件で、通訳者派遣もその他8件、翻訳もその他25件ってあるんですけれども、このその他に関してなんですが、増えてきたなって思われるような言語は、どの言語なんでしょうか。
◎文化・国際交流課長
最近伸びが多いといいますか、伸びてきているなと感じてございますのが、ネパールの方の国籍を持っている方が多くなっているのかなというふうに考えてございまして、東京都ですと、今年1月1日で、大体ネパールの方が4.9%というところでございましたけれども、板橋区におきましては6.3%というところでございまして、そういったところでは、大きな枠組みで見ても、板橋区はネパールの方々が来やすい環境になっていくなんていうふうに考えておるところでございます。
◆坂田れい子
ネパールの方は英語も話せる方が多いと聞くんですけれども、そうすると、外国の方、いろいろな外国籍の方が増えるに当たり、さらにその他が増えていくなというのが予想されるんですけれども、マイナー言語を取り扱うときに、区役所にその方が来たときに、タイムリーにその言語で対応できているのかとか、もしくはちょっと待っていただいて、後ほどご案内する形を取っているのか、そのあたりの対応状況を教えていただきたいと思います。
◎文化・国際交流課長
基本的に、窓口にいらっしゃったときに、もしなかなかコミュニケーションが難しい形になりますと、電話通訳での対応という形になります。もしそのときに電話通訳をもってしても、なかなかコミュニケーションが難しいという話になりますと、また後日、対応させていただくような形になりますけれども、通訳の方を派遣していただいたりですとかという対応になろうかなというふうに考えてございます。
◆坂田れい子
最後に、決算書の260ページ、文化・国際交流財団運営助成のところなんですけれども、今年度、日本語のボランティアの団体の立ち上げに上限20万円の助成というのがあったかと思うんですけれども、この中に、昨年度もこのボランティアの立ち上げの助成金というのは行われていたのか、教えてください。
◎文化・国際交流課長
後ほどすみません、対応させていただきます。申し訳ございません。
◆坂田れい子
はい。
◆間中りんぺい
最初に環境政策課になると思うんですけれども、ハトの餌やりについて、前々から話は出ていますけれども、これについてまずは伺いたいと思います。ずっと区の中で課題にはなっていると思うんですが、令和4年度ハトへの餌やり、迷惑な餌やりについて、区の取組がどのようなものだったかというのを、まずはお伺いしたいと思います。
◎環境政策課長
ハトの餌やり防止につきましては、まずいただきましたハトの餌やりに関する苦情に対する対応ということで、現場調査を行いましたり、また、給餌者、餌を上げていらっしゃる方との接触を試みまして、接触ができた際には、餌やりの中止をお願いする等の対応をしてまいったところでございます。併せて、ハトの餌やり防止に関する条例制定につきましては、これまでも課題として、私どもも引き継いで検討してまいったところでございます。令和4年度につきましても、こうした条例化の課題に関する検討などを行ってきたというところでございます。
◆間中りんぺい
条例化の検討は、もうずっと引き続きされているということなんですね。その中身についてもう少し、もし聞けるようであれば。
◎環境政策課長
まずは、ハトの餌やり防止条例に関する一般的な課題の検討というところから進めまして、その中で、いわゆる条例制定というものを考えた場合に、抜本的なこうした事態の解決に向けた条例制定の効果といいますか、そういう観点も含めて、より私どもとしては踏み込んで、きめ細かく、今検討をさらに継続しているという状況にございます。
◆間中りんぺい
大体、いろんな議員さんから、話が相談があると思うんですけども、区として何か所ぐらいで課題になっていると把握されているというのありますか。何年ぐらい前からというのも、もしあればちょっと伺いたいと思います。
◎環境政策課長
区の中におきましても、実際に地域の中で餌やりというものが行われているという地域がございます。失礼いたしました。これまでも、ハトの餌やりについては、近年から始まっているということではなく、やはりかなり前から、平成の後半からも、私どもに餌やりの相談が寄せられているというところでございます。相談におきましては、区内の各所でそうした相談がございまして、例えば志村地区、坂下地区、成増地区、仲町地区でありますとか、そういった区内の点在する地域において、そうした餌やりの行為が行われているというところでございます。
◆間中りんぺい
結構いろんな地域で問題になっていて、実際には餌をやる方、給餌者が何らかの形で亡くなったり、いなくなったりするまでは、ずっと解決していないというのが現状だと思うんですね。なかなか、区民からすると改善が見られないという、すごく大きな問題だなと思うんですけれども、例えば、警察との連携とかというのは、これまで区は進めてこられていますか。
◎環境政策課長
現時点では、警察と連携したところの対応というところまでは、広がっていないところではありますが、そうした対応が必要な事態ということになれば、連携をお願いするなりの対応を考えていきたいと考えているところでございます。
◆間中りんぺい
まずは警察との連携をちょっと強めていただきたいなと思っていて、例えば僕が相談を受けている上板橋の北口なんかだと、もう地域の方が傘でハトやりおばさんと言われていますけれども、給餌者の方を殴って、暴行事件くらいまでなっているような状況もあって、本当にそういう暴行事件になっちゃうような状況が区内に生まれているのに、なかなか解決できないというのはやっぱり課題だし、その地域の方が私有地にまかれて、連絡すると警察は一時的には来てくれるけれども、なかなかずっとというわけにはいかないということで、解決していない。これはやっぱり区にもちょっと強く意識していただきたいなと思っています。同じ上板橋の地域の方って、実際にそれで引っ越しちゃった方も、子どもが小学生ぐらいになるタイミングで、目の前の方とか、家も環境が悪いといって引っ越した方もいるので、結構深刻な課題だということを、認識をもっとしてもらいたいなというふうに思っています。聞いた話、今成増駅の北口のペデストリアンデッキなんかも、もともとハトが問題になっていて、今工事をしてもらっていて、きれいになって、見通しもよくなるんですね。植栽の部分ですか、あれをなくして、広くてきれいになって、ハトの餌やりも、それで抑止効果も狙っているという話も聞きましたけれども、実際には、ペデストリアンデッキでも既に今の時点で、再度給餌者が餌やりを始めたみたいなところも聞いていますから、なかなかやっぱり工事完了前であっても、またハトの餌やりが始まったという状況は、地域の方々にとっては本当にふん害であったり、大きな課題になっていると思います。まずはそういう成増ペデストリアンデッキについても、改修をきっかけに、しばらくはパトロールを続けていただきたいなと思っていますけれども、そのあたりは検討いただけますか。
◎環境政策課長
成増駅北口のペデストリアンデッキにつきましては、ハトの餌やりというのがこれまでも行われてきた中で、今回改修ということで、ハトが寄りつきやすい植栽の整備であるとか除去、そういった対応も所管関係課と連携しながら行ってきたところでございます。給餌者の方がいらっしゃるというところは、現状としては変わらないところでございますので、そうした餌やりの状況については、私どもと、またペデストリアンデッキを所管する課と連携しながら、私どもについてはパトロールも含めて、今後も対応していきたいと考えております。
◆間中りんぺい
次に、主要施策の成果の205ページで、区民農園運営について伺いたいと思います。区民農園の数、令和2年度、令和3年度、令和4年度で34、29、30農園ということで推移をしています。ちょっと僕の記憶の中では農園が減ってきているというようなイメージがあったんですけれども、令和3年度から令和4年度に1農園増えて、30農園ということなので、また1農園増えたのかなと思うんですが、この少しずっと長いスパンで、5年、10年で見てみると、この農園というのは、数はどんな推移をしてきているのか、それから今後について、減っちゃいそうなのか、それとも維持できそうなのかというところをちょっと伺いたいと思います。
◎赤塚支所長
区民農園ですけれども、傾向としましては、これはもう減少傾向にあるというような状況で、ちょっとそこは、そう言わざるを得ないかなというところでございます。具体的には、農園数でいきますと、例えば令和元年度からの比較でいきますと、令和元年度37農園というところ、令和2年度35農園、令和3年度30農園、令和4年度31農園というような推移をたどっております。ちょうど、令和4年度開園に先立っては、生産緑地を管理していただいている農家さんが、ちょっとご自身でそこを保っていくのが難しいというような状況になりまして、であれば、ぜひ区民農園としてお借りしたいというようなことをお願いしましたところ、お借りいただけることになりまして、開園にこぎ着けたというようなところでございます。どうしても、やはり特に土地、農地所有者の方が亡くなられた際に、相続に伴ってどうしてもお返ししなきゃいけないというような状況があります。ですので、どうしてもちょっとそういう傾向になってしまうのかなとは思っておりますが、あとは、それを少しでも食い止めていこうというところでは、もう一つは令和4年度に開設した例と同じなんですけれども、なかなか使いづらい、なかなかここまで、少し規模を縮小したいというような方がいれば、ぜひ区民農園としてお借りしたいというなことはやらせていただいて、今回も令和5年度、そういう形で区画を増やしたという例もありますので、ちょっとそれは続けていきたいなというふうに思っております。
◆間中りんぺい
数を増やす取組というのは、続けていただきたいなと思います。これ倍率も結構高い、例年高いというふうに聞きますけれども、区民からの応募の倍率というのはどんな状況なのかというのを聞かせてください。
◎赤塚支所長
倍率は大体1.5倍前後を推移しているような状況で、やはり、令和5年度につきましても、約1.5倍というような状況となっております。
◆間中りんぺい
区民農園運営の1,200万円というのは、どういった用途に使われているのか、その内訳はどうなっていますでしょうか。
◎赤塚支所長
内訳につきましては、様々ございますけれども、1つは農業指導員さんという形で、ベテラン農家さんに管理を依頼して、指導を依頼しておりますので、その辺の謝礼ですとか、あとは別に管理人さんという方もいますので、その辺の管理に当たる報償費の部分ですとか、あとは、こちら管理に伴って施設の修繕とか、あとは、委託で言いますと清掃ですとか、あとは管理に伴って出るごみの処分ですとか、その施設の改修とか、そういったもので積み上げていきますと、大体、決算額で1,200万円というような状況でございます。
◆間中りんぺい
今お話のあったその農業指導員さん、ベテランの農家さんにお願いをしているってことですけれども、ここの部分がちょっと僕は引っかかっているんですね。自分自身で1回借りてみようかなと思ったこともあるんですけれども、ルールというか、規約を読んだときに、雑草を抜かないといけないというようなことがあったと思うんですね。そこはやっぱり農業指導員さんとかベテラン指導員さんの指導の下にやればそうなっちゃうんだと思うんですけれども、例えば、福祉の分野になっちゃいますけども、小島希世子さんという方が区内の区民農園の一角で、ひきこもりとか社会になかなか適応できない若者に農業を教えてくれて、区民農園の一角を貸してやっていると思うんですけれども、その小島希世子さんとかって、もともと世界から飢餓をなくすということをコンセプトに農業をやっていて、雑草昆虫農法というやり方を取っていて、僕はそれがもともとすごく好きで、小島さんについて学んでいたことがあるんですけれども、まず雑草は取らないんですよ。水も上げないんですね。せっかく何か板橋区がSDGsをうたっているし、農業についても力を入れるんだったら、そういうこれからの農業を考えている人たち、大学生なんかはきっと多いんですけれども、が関心を持っているような農業のやり方を、ぜひ区民農園で取り入れてほしいなと思っているんですね。雑草を取らなきゃいけないってなると、僕は区民農園を借りられないんです。ばりばり大量に野菜を作って販売をして、売上げを上げていくってことを目的にする農法と、あとは自分とか家族の分を野菜を取り続けられる農業をやるというのだと、農法そのものが違ってくる。その小島希世子さんがやっているような農法だったら、雑草を抜いてもそこにまいておくことで保水をして、水を上げなくて、そもそも水を大量に使うという農法、区民農園もそうだと思うんですけれども、それ自体もこれからは考えなきゃいけないし、化学肥料をお金を使って買わなくても、一定量の収穫が見込めるような農法を研究している、関心を持っている人たちもいて、何かそういうこれからの農業の農の在り方とか、自然との対峙の仕方というのを考えたときに、借りられる区民農園であってほしいなと思うんですが、どうしても農業指導員さんとか、ベテランの農家さんにお願いをしていると、そういう資本主義下における農業になっちゃうんじゃないかなと思っていて、何かその辺はもうちょっと考えていただきたいなと思うんですが、いかがでしょう。
◎赤塚支所長
まず、雑草の問題でございますけれども、これに関しては、よくあるのが、どうしても区画によっては手入れが行き届かなかったりして、お隣のほうにいっちゃうとか、結構迷惑がかかっちゃうというような例が結構ありまして、基本、そういったトラブルを避けたいというのが目的でやっているというような状況です。区民農園を利用している方に関しては、本当に家庭用ということもありますから、比較的、農薬とかはそんなに使わないでやっている方が多いんじゃないかなというような認識ではおりますけれども、そういう意味では、指導員の方に関しては、基本的な指導というのを中心にやっておりますので、あと、雑草の管理に関しては、ある程度最低限の管理はお願いして、中には何かご事情があって長いこと来なかったりする方というのもたまにいるんですね。そういうのはちょっと避けていただきたいとか、どちらかというとそういう趣旨でやらせていただいていて、あとは共有部分の管理とかに関しては、今後もちょっと指導員の方とか管理人さんも高齢化が進んでいますので、ちょっと委託化というのは今検討させていただいておりますので、そういった改善もしていきたいと思っております。
◆間中りんぺい
農業体験学校のほうでは、そういう取組って例えば可能なんですかね。同じようなやり方になっちゃうんでしょうか。
◎赤塚支所長
農業体験学校のほうでは、一般的な区内農業で行うというやり方というのを基本にはしつつ、いろんなやり方があるよというようなことで、カリキュラムを組んでいただいておりますので、比較的、例えば農薬の関係で言いますと、あまり農薬は使わないやり方を中心にはやっているという状況です。ただ、ある程度一定量を安定的に収穫するためには、最低限必要な部分もあるんだよということがありますので、そういった部分は、ちゃんと皆さんに認識していただくという意味で、農薬を教えるというようなことはやっております。
◆間中りんぺい
じゃ、質問だけして、2順目に回答を。主要施策の成果の206ページのスマートシティ推進のところで472万円、決算規模があります。板橋区がいうスマートシティの中身がころころ変わるなという印象を持っているんですね。少し前は電気の関係だったり、その後は、予算が50万円から70万円ぐらいしかなかった年もあったような気がするんですけれども、区内でそういうことをやっている企業の応援だったり、今回、何かまた違うことが書いてありますけれども、板橋区がいうスマートシティというのは何なのかというのを、改めて確認をしたいと思います。
○主査
後からでいいですかね。あと10秒なんで、終わらせていただきます。
◆間中りんぺい
はい。
◆おばた健太郎
今の間中委員が質問されたハトの件、追加でちょっとお伺いしたいなと思って、私のところにも何件か相談が確かにありまして、遠くのほうから見ると、マンションの上のほうに影が回るかのようにハトがいっぱいいるというような状況になっていて、近隣の方々も困っていらっしゃるということもあるし、あと、今近くの駐車場のところにも餌やり禁止って小さい看板が貼ってあったりするんですけれども、なかなか効果的な対策が取れていないというのが現状かなというふうに思います。その中で、先ほどちょっと見守り、警備をされるというようなことがあったんですが、それはちょっと、これで言うと、主要施策の207ページの自然との共生のところに入っているんでしょうか。ごめんなさい、ちょっと決算のどこに当たるのかをまず教えてください。
◎環境政策課長
ハトの餌やり自体は、個別の予算というものを有しているところではおりませんので、私どもが、いわゆるそうしたハトですとか、鳥などのご相談を受けた中で、現場での調査であるとか、また、指導といったことで対応している状況になっております。
◆おばた健太郎
了解しました。そうすると、やはり今、区内で様々なところで問題が顕在化している状況ですので、しっかりと予算を立てて実態を調査をするだとか、被害状況を調べるだとか、まずはそういったところからやるべきなのかなというふうにも、あとはこの撤去と捕獲という、カラスのようなことができるのか分かりませんけれども、そういった検討についてはいかがでしょうか。
◎環境政策課長
これまでもご相談をいただいている中で、なかなかそうした解決につながらないということで、そうしたところを抜本的に解決していくための手法としては、お話もありましたように経費を使って、例えば、そうした見回り体制を強化するであるとか、様々な経費の活用の仕方があろうかと思っております。そうしたところも含めて、現在もこうしたハトの餌やりに関する課題につきましては、他区の状況なども参考にしながら、課題の整理を進めているというのが現状でございます。
◆おばた健太郎
ぜひ予算化についても検討していただきたいなということと、あと、今ほどもありましたが、他区の状況ということでちょっと調べますと、大田区が条例化して5,000円の過料を取るようにしたと、そうしたらかなり効果がありましたよというようなお話ですとか、あと、荒川区が平成20年にもう条例化していると、世田谷区も平成30年に条例化しているというような状況で、過料を取る、取らないというところはもちろんあるんですが、これは条例化の検討研究、進める状況にもう来たのかなというふうにも思うんですが、いかがでしょうか。
◎環境政策課長
これまでも議会のご議論の中で、条例の制定化というお話は、いろいろやり取りを交わさせていただいてきたところでございます。条例を制定するところで、明確にハトの餌やりを禁止するということの位置づけも含めて、どのように、そうしたことが実働の部分、指導の部分も含めて成り立つのか、構築できるのかというところを、これまでの検討をさらに前進させながら、今、そうした検討を行っているというのが現状でございます。
◆おばた健太郎
ぜひとも進めていただきたいなと、困っていらっしゃる方がやっぱり多くいらっしゃいますので、検討していただければなというふうに思います。続きまして、主要施策の159ページの文化事業のほうにいきたいと思いまして、160ページの③の3のジュニアジャズ交流ライブというものが昨日ございまして、非常にすばらしい演奏だったわけなんですけれども、ぜひとも進めていただきたいなというふうに思っておるわけなんですけれども、なかなか向こうの状況も聞いてまいりましたら、向こうの金沢市のほうは、支援を移動費ぐらいしか出していないというようなことなんですけれども、ぜひとも板橋区でも、こういったことを進めていただきたいなというふうに思っているんですけれども、現在のこの文化の提供事業について、今後の発展について、ちょっとまずご所見をいただきたいと思います。
◎文化・国際交流課長
昨日はありがとうございました。無事、予定どおり開催できたんですけれども、ちょっと一部、帝京高校側が体調不良者が出たということで、急遽プログラムを一部変更してやらせていただきました。そのような中でも、雨の中だったんですが、盛大に来客者も大分いらっしゃっていただいて、盛り上がって、最後まで演奏を見ることができたのかなというふうに考えておるところでございます。今後につきましても、いろいろなご意見があろうかと思いますけれども、引き続きやらせていただいて、特に昨日やらせていただいた事業につきましては、金沢市との友好交流都市協定締結15周年の記念となる年でございまして、交流をさせていただく一つのメインとなる事業なのかなというふうに考えてございまして、引き続きやらせていただく中で、金沢市との友好交流関係も、深めていきたいというふうに思ってございますし、区の文化芸術の提供をさせていただく事業としても、やらせていただきたいなというふうに考えておるところでございます。
◆おばた健太郎
もうちょっと感想を言いますと、本当にレベルが高くて、私もいろんな演奏会を見ていますけれども、高校生であのレベルを提供できるというのはなかなかないと思います。1点、ぜひ来年は、文化会館の大ホールでやっていただきたいなということをまず1点要望と、あともう1点、若干の所管外にはなるんですが、いわゆる地域移行、部活動の地域移行を始めようとしていますよという中で、各地域の様々な文化財団、団体というものにどういったものがあるのかということですとか、そういったものを把握されていらっしゃるのか。国際交流、文化の部分で、様々な団体、例えば吹奏楽団であるとか、この地域にどういったものがあるのかというのを認識なさっていると思いますので、これから、こういった団体との地域での発展というのが、より重要になってくると思うんですよね。今の形では、お呼びしてという形だけなんですけれども、これからは、そういった団体を育てるということも役割として担ってくると思うんですね。そういった点について、これからぜひ、ちょっとまだ形がないかもしれないですけれども、ご検討いただきたいなと思うんですが、以上ちょっと2点いかがでしょうか。
◎文化・国際交流課長
おっしゃるとおり、地域との連携というのがすごく大事になってくるのかなというふうに思ってございまして、これからも、どのような団体が板橋区にあるのか、潜在の可能性ですとか、どれぐらい区ですとか財団のほうにご協力をいただけるのかというのも含めて、掘り起こしを図っていく必要があるのかなというふうに考えておるところでございます。地域と一緒になってやっていかないと、やはりその事業というものは先が見えてくるかなというふうに考えておるところでございまして、引き続きになりますけれども、財団と連携しながら、進めてまいりたいなというふうに考えておるところでございます。部活動の地域移行につきましても、今、教育委員会を中心に検討を進めておるところでございますけれども、どのようなことが地域の担当も含めてご協力ができるのか、何か取り組むことができるのかというのを、今まさに検討しておるところでございますので、それにつきましても、引き続き一緒に検討をさせていただく中で、何ができるのかというのを話していきたいなというふうに考えておるところでございます。
◆おばた健太郎
文化会館大ホールでぜひやっていただきたいんですけども、いかがでしょうか。
◎文化・国際交流課長
大ホールとなりますと、1,000人規模の来客ができるかなというところで、ご要望としてはすごくいいのかなと考えておるところでございますが、やはり、費用対効果というところもございますので、それも含めて、今後検討していきたいなというふうに考えておるところでございます。
◆おばた健太郎
ぜひご検討ください。今ご答弁いただいた中で、何ができるのかということがございましたので、1つちょっと申し上げたいなと思うのは、やはり場所の提供なんですよね。昨日も伺ってきたんですが、個別で練習をする場所がないので、いろいろな工夫をなさっているというようなことを向こうの生徒さんがおっしゃっていたんですね。区として、団体を持つということもなかなか難しい中で、どうやって盛り立てていくのかというと、やっぱり場所を提供してあげるということが、一番大きな効果かなと思いますので、それぜひご検討いただければなと思います。続きまして、先にちょっと163ページの、先ほどご質問のあったごみ出しの件なんですけれども、こちらも、私も地域の方から、外国からいらした方へのごみ出しのルールがちょっとうまくいっていないということでご意見がございまして、先ほどのところで、こちらに転入されたときに1万部か、情報発信のものをお渡しされているということだったんですけれども、そこでその細かいごみ出しですとかというのを伝達する時間はないということなんでしょうか。
◎文化・国際交流課長
転入の際の手続というのがすごく時間がかかると、たくさんの大事な手続ということで、たくさん説明させていただくことがある中で、ごみ出しのルールですとか、詳細に係る部分まで窓口のほうでご案内する時間があるかというと、なかなかそこまでは難しいところがあるのかなというふうに考えてございます。そういった中で、チラシをこちらで作らせていただいて、詳しくはこちらのほうをご覧いただきたいという形のご案内になってしまうかと思うんですけれども、当然そこには町会に関するご説明ですとか、ごみ出しのルールですとか、やっぱり守らなければいけないこと、なかなか外国の方では理解しにくいルールなんかもあるかと思いますので、そういったルールなんかも、網羅したものをデータ化してお渡しをさせていただいているという現状でございます。
◎
資源循環推進課長
文化・国際交流課長の答弁のとおりなんですけれども、実際、その配布物の中ではあまたある生活上の情報の中で、ごみ資源に関する情報につきましても、詳細なものを配布しているところでございます。
◆おばた健太郎
217ページのほうのごみ発生抑制の普及啓発・指導のところで、見当たるのとしては、④のITA-Portということになろうかなというふうに思うんですけれども、やはり、ちょっと繰り返しになっちゃいますけれども、問題としては顕在化している部分かなとは思いますので、対策がもうちょっと必要かなと思いますが、いかがでしょうか。
◎
資源循環推進課長
外国人の方向けの対応としましては、いわゆる転入のときに配布するものだとか、あるいは外国語版のチラシ、いわゆるハンドブックを簡略化して、外国の方に分かりやすくしたものを作成しております。こちらを清掃事務所等に置きまして周知を努めている、また、実際その排出の中で、排出指導とか、ふれあい指導という点の中で、そういったチラシを活用して外国の方にも周知というのは図っているという状況でございます。
◆おばた健太郎
もう一歩、対策をお願いしたいということで、よろしくお願いいたします。先に、306ページの
マイナンバーカードのほうにまいりたいと思うんですが、現時点、国全体としては78.1%の普及というようなことなんですけれども、令和4年度で今63.6%ということですかね。普及しているということなんですが、ちょっと時間合わせで、今時点でどの程度普及されているのかという数字、今ありましたら、お願いいたします。
◎戸籍住民課長
直近の交付と申請の10月2日付け数値です。交付が73.6%、申請が82.5%になります。
◆おばた健太郎
今、目下話題になっている健康保険証との来年度行われるということなんですけども、今後、実際の作業の費用増が見込まれると思うんですけれども、これはもう令和4年度時点の決算の中でも、既に見込まれているんでしょうか。ちょっとその内訳がもしありましたら、お示しいただければありがたいんですけれども。
◎戸籍住民課長
保険証連携につきましては、国保年金課のほうが主体になっておりますので、ただ、一番大きな区民に対する窓口という戸籍住民課には位置づけがあるので。
マイナンバーカードのマイナポイントのひもづけは、もう9月末で終わりましたけれども、保険証連携の作業はこれからもずっと引き続き行っていくことになるので、そこは国保年金課であるとか、IT推進課と調整をしながら、区としてどうやっていくかというところを考えていきたいと思います。
◆おばた健太郎
今、
マイナンバーカードというものを普及させようとしているところなんですけれども、先日、ちょっとデジタル庁のほうにも話を聞いてきた中で、やはり
マイナンバーカードというものを身分証として使うためには、今と同等以上の利便性というのが必要になるのかなというふうに思っております。例えば、車の免許証ですと、紛失した際に試験場に行けば、即日再発行ができるわけなんですけれども、改めてですが、今
マイナンバーカードを紛失した際の再発行にどれぐらい時間がかかるのか、教えてください。
◎戸籍住民課長
マイナンバーカードを紛失した場合には、まず国のマイナンバー総合フリーダイヤルのほうにご連絡をして、カード機能の一時停止を行っていただき、また、自宅以外でなくされた場合には、お近くの警察署または交番に紛失の届けを行っていただきます。その後、カードが見つかった場合は窓口で一時解除の手続を行うんですけれども、カードが見つからず、再交付を希望される場合はまた新たに作り直しになりますので、区に申請をしていただいて、J-LISでカードを作って、またそれが区に届いてという手順がかかりますので、1か月ぐらいかかることになると思います。
◆おばた健太郎
様々な利便性を持つカードが1枚になると便利になるわけですけれども、逆にそれを失ったときに、1か月かかってしまうということに大きな課題があるのかなというふうにも認識をしております。で、ご認識を伺っていいものかとちょっと思うんですが、
マイナンバーカードは任意のカードでありまして、その任意のカードに全国民が必要な健康保険証というものをつけるということの制度設計は、設計としてちょっと間違っているんじゃないのかなというふうに私は認識しているんですけれども、設計として正しいとお考えでしょうか。
○主査
時間となりましたので、所管の決算の調査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。
なお、再開時刻は午後1時5分といたします。
休憩時刻 午後零時03分
再開時刻 午後1時03分
○主査
休憩前に引き続き、区民環境分科会を再開いたします。
それでは、質問を続けます。
◆荒川なお
初めに、監査委員の意見書の48ページのところで、目的別決算状況というのがあって、この表の中では6番に産業経済費があるんですけれども、これ前年度との比較といってマイナス15.7%、構成比でも0.3%マイナスになっているんですが、まずその理由というか、どういうことかということをお願いします。
◎産業振興課長
令和3年度におきましては、営業時間短縮感染拡大防止協力金の給付であったりですとか、中小企業者の事業継続支援金給付事業もあったり、こちらが合わせて17億円ぐらいの規模がございましたので、これらが令和4年度になって全てなくなっているというところも大きな影響は受けているかなと思っております。
◆荒川なお
もうなくなったということで、今私なんかは、これ前回の陳情等でも少し関わってお話ししましたけれども、また新たに国や東京都がその制度を令和3年度で終わらせて、板橋区もということだと思うんですけれども、実際それで本当によかったのかというのは、ちょっと過去も似たような答弁は聞いているんですけれども、再度確認なんですけれども、区としての答弁をお願いします。
◎産業振興課長
ご意見ありがとうございます。前回のときにもご説明はさせていただきましたが、令和4年度に関してはエネルギーの上昇に合わせてということで設備更新助成の制度をやらせていただいておりますし、あとはその経営安定化の融資のほうも継続してやらせていただいております。なので、中長期的に産業振興としてやれることを今後は引き続き検討していくということで、こういったものを再度、給付をしていくというのは国であったり、都であったりの動きがあればですけれども、今のところは考えていないということです。
◆荒川なお
国や都の動きがあればというのも、それも前回、陳情のときにも答弁されているんですけれども、それで実態調査というのをやっていますよね。実際、実態調査のときには、これ去年のやつですけれども、どういう事業、国とあと区で3つに分けて制度を利用してきたかというのは取っているんですけれども、利用してきたというのを取ること自体はいいと思うんですけれども、それがどうだったのかというところとかの総括というか、そういうところまでこの実態調査というのは、なぜやられなかったのかなというのは考えていたんですけれども、そこについても答弁をお願いします。
◎産業振興課長
調査につきましては、前回のときもお話ししましたけれども、昨年度はコロナの影響を受けてどのぐらい企業さんに影響があったかというところで調査はさせていただきましたが、令和6年度には計画に合わせて調査を行いますので、そこで一定その企業さんの動向であったり、ニーズというのはしっかり把握しようというふうに考えています。
◆荒川なお
私自身は、ちょっとやはり遅いんじゃないかなということを思うんです。例えば、確かに対策というか、ここまで制限がなくなったので、令和4年度以降は制限がなくなっているので、ある意味、特に飲食なんかに影響があるかなという話も聞いているんですけれども、制限がなくなったんだから後は、極端に言えば、自主的に何か対策をやってくださいという話になるんですけれども、それはお店の規模であったり、狭かったりするとそういうのが特にコロナ対策としては難しかったんじゃないかというのを思っているんです。だから、そういうところを一つひとつというところでどういう実態があるのか、国や東京都が終わったからそれでいいということじゃなくて、板橋区として何か対策が取れたんじゃないかというのは、これ繰り返しになりますけれども思っているんです。だから、そういう細かいところの調査というのがあるべきだったんじゃないかと思うんですけれども、答弁を求めます。
◎産業振興課長
あらゆる企業さんがあって、一つひとつそれこそ事業者さんの考えであったり、状況というのも違うと思っています。それを把握する方法が調査だけではないと、こちらとしても思っていて、そういう意味では経営相談の窓口というのをいろいろなところで設けておりますし、そこで企業さんに合わせた対応であったり、アドバイスということを行っていくことに努めておりますので、取りあえずは一旦そちらでスピーディーに対応していきたいと思っています。
◆荒川なお
スピーディーにというか、またさらにこの今年度に至ってもどんどん情勢も変わってきてしまって、さらに緩和されてしまっていますので。何でかというと、やっぱり先ほど例に挙げた飲食店なんかは規模にもよりますし、例えば、常連客さんでそういうもうちょっと対策を取ってくれと言う人がいれば、やっぱりそれは取らざるを得ないというところもあると思うんですよね。だから、やっぱりそれが結局やれなくなったら経営とかも大変になってくると思うんで、その実態というか、相談を受けてどれぐらいその対応ができたというところなんですか、去年度になると思うんですけれども。そこまでは把握されていますか。
◎産業振興課長
それを統計的に把握することはしておりませんけれども、コーディネーターであったりというところが事業者さんに伺って、それが価格転嫁が必要なのか、仕入価格が上昇しているから大変なのか、そういった一つひとつその課題というところをしっかり相談を受けて、それに応じた知識、経験を生かしたアドバイスを行っているというふうに認識はしています。
◆荒川なお
結局、そのアドバイスを受けられる、受けてやれるところはいいんですけれども、結局対応し切れないというときに、お金であったり、資金面が一番大きいかなと思うんですけれども、あと今まで東京都や国がやっていた制度を、板橋区としてそのまま同じじゃなくてもいいと思うんですけれども、何か生かせる形でということは考える必要が、今でもそうだと思うんですけれども、あるんじゃないかなというのは改めて思うんですけれども、繰り返しになるかもしれませんけれども。
◎産業振興課長
資金面というか、そういう資金面の融通というところでいえば、こちらも申し訳ない、繰り返しになってしまいますけれども、経営安定化融資なりそういった制度を使っていただいて、それと同時に経営相談を行っていただき、企業としてどういうふうに健全な活動を続けていくかというところを相談をしていただいて、企業の事業継続を応援していきたいというふうに考えています。
◆荒川なお
それは、例えばその融資というところで、この間ちょっと本会議でも述べさせていただきましたけれども、やはり融資だけでどうしても届かないというのはこの後いろいろ出てくる、さらに出てくるんじゃないかなということは考えているんですけれども、やっぱりそれでも東京都や国が明確に何か言わないとやらないということなんですか。融資以外の考えというのは、今、融資しかないじゃないですか。それ以外の考えというのは、東京都や国が言わない限りはそれは絶対にということは分からないですけども、やらない。ちょっとその理由もあまり分からないんですけれども、そこについても再度答弁をいただきたいんですが。
◎産業経済部長
国や東京都がやればやると言ったのは間違いないんですけれども、国や東京都がやらなければ絶対にやらないかというとそういうわけではなくて、今も政府のほうで、今月中なんですか、経済対策をまとめるというふうになっていまして、それで新たなその補助金が必要というような判断があって、それが区が直接行ったほうがいいという判断をすれば、それでもやらないというわけではなくて、それはもちろんやろうという意識はあります。ただ、今は再三言うように、コロナ禍で起こったような災害時ではなくて、経済もある程度回復している中で、これは例えば個人に対する支援ではなくて、企業に対する支援を私たちの部はやっていますので、そこの一番中核になるのは融資だというふうに思っております。なので、経営安定化特別融資を12月まで取りあえず延長したんですけれども、そういう融資制度を使ってぜひ企業の方が自身で経済活動を行っていただきたいと、そういうところを区のほうとしては願っていますので、これがまた災害が起こるようなことがあれば、当然また以前のような支出が出てくる可能性はありますけれども、今のところそれは考えていないということでございます。
◆荒川なお
繰り返しの先月と同じやり取りになっていますけれども、やはりそれゼロゼロ融資のこととかもこの後出てきていますので、やっぱりそういうところが対策として必要になってくるんじゃないかなというのは。なので、今お話がありましたけれども今月中に何かしら、でもちょっとまだよく分からないですよね、まだね。なので、それをお待ちになってしまっているのもどうなのかなというふうには思いますので、しっかりとした対策が早急に区独自でも考えていかなければいけないんじゃないかなというふうには思います。次なんですけれども、ちょっと皆さんと資料共有できているものではないんですけれども、先日、加賀庭球場のことを本会議でも質問させていただきました。No.1実現プラン2025の中にも書かれておりまして、前回の質問からちょっと掘り下げるような形になるんですけれども、この資料を頂いたところでは、令和4年度にこの加賀庭球場管理棟の解体等も向けた検討整備というふうにも書かれているんですけれども、すみません、書いてあるのは資料なんですけれども、実際に今年度から設計と工事が入って、来年度も入っていくということなんですけれども、それに向けてどういう検討がされてきたのかというのがちょっとこれまで見えてなかったんですけれども、そこについて答弁を求めます。
◎
スポーツ振興課長
加賀庭球場に関しては、今年度設計で、来年度工事というようなことで進んではいるんですが、あそこは区長の答弁でもあったんですけれども、1階部分と2階部分と管理棟の部分が分かれているというところもありますので、その辺をきれいにして1階からエレベーターを使って2階の部分の庭球場に行けるようにしようというのが、まず基本としてあります。ただ、あそこは東京都水道局の土地というところもありまして、エレベーターを設置するとなると重量もかさむというところで、今設計の前段階で、この重量に地面のところが耐え切れるのかどうかというところで、ボーリング調査を今行っているところです。そのボーリング調査を東京都のほうにしていいですかとお伺いを立てて、こことこことここはいいよと返ってきてボーリング調査をすると、重量的、強度的に問題ないとなると実際の設計に入っていくというようなところで、まだそのボーリング調査が終わっていないので具体的な設計、本当にここにエレベーターを建てられるのかどうかというのを、今検討しているところです。
◆荒川なお
そうすると、仮にエレベーターでないというふうになると、エレベーターじゃない可能性も今まだあると思うんですけれども、スロープもないということでしたよね、ちょっとこの辺、答弁では私はそういうふうに認識しているんですけれども、その場合にどういうことがあとできるんですか。
◎
スポーツ振興課長
基本的には、スロープはないと考えています。エレベーターを設置したいと思っています。仮にスロープを設置すると、相当な面積を取られてしまって駐輪場のところがほとんどなくなってしまうというようなこともありますのでエレベーターでいきたいとは思っています。なので、ボーリングの調査結果を見て判断をしていくことにはなるんですけれども、今のところはエレベーターを設置していくというところでしか考えていないというところになります。
◆荒川なお
例えば、ちょっと答弁を聞き間違えていたらすみません、東京都のほうにこれから、もう申入れているということなんでしたか。それで、もう申入れているというところで、東京都は基本的に前向きにもうやっていいということでいいんですか、そういう方向で返ってきているということでいいんですか。すみません、確認させてください。
◎
スポーツ振興課長
基本的には、オーケーをもらっていて、ボーリング調査を2か所ぐらいやったんですけれども、もう1か所やってみたいというような施工業者のほうからの申出があって、もう1か所やっていいかというところを、今東京都のほうにお伺いを立てて返事待ちになっているところです。
◆荒川なお
その入り口の中に、でもあまりあそこは広くないですけれども、2か所最大でできる、エレベーターができる可能性があるということですね。
◎
スポーツ振興課長
そのとおりです。
◆荒川なお
あと、すみません、管理棟のほうと2階部分になると思うんですけれども、ここには管理棟のほうも書かれているんですけれども、ちょっとこの間の答弁だとあと階段と更衣室でしたか、そっちのほうも質疑をしたんですけれども、どういうふうに変わるのかというのが、ちょっと答弁では分からなかったんですけれども、具体的に分かればお願いします。
◎
スポーツ振興課長
今、1階部分に更衣室があって、2階部分に談話室があって、2階部分に庭球場が広がっているというような構造になって、そこまでのアプローチは階段でしか行けないというふうになっています。なので、今まずは1階部分を解体をして、更衣室の機能とかは2階部分に持っていって、営業をしながら1階部分にエレベーター付きの2階建ての建物を建てて、最終的に2階部分を壊すというような段取りで考えています。
◆荒川なお
すみません、ちょっと理解ができていなかったんで。それで、あとこれからそういうことがどんどん決まってくると思うんですけれども、例えばそれは利用者とか住民とか、利用者が多くなるんだと思うんですけれども、そういうことについての説明会とか、何らかのどういうふうなスケジュールで考えているのかとかも等、お聞きしたかったんですが、決まっていればお願いします。
◎
スポーツ振興課長
ホームページ等で周知をしていくことになるんですが、ただ営業しながらというところになりますので、とめるわけではないので、関係団体とかまでにしっかりとした周知はないんですけれども、基本的にはホームページ等でご不便をおかけしますみたいな周知をしていくところです。
◆荒川なお
関係団体だけじゃなく、個人で利用している方とかもいらっしゃいますので、それは何か例えば貼り紙とか、この間東板橋体育館のときもあまり見ていなかった結果もあるので、ちょっとホームページだけでいいのかなというのもありますので、幅広く周知というのはやっていただいて、それで意見が反映されるようにはしていただきたいなというふうには思います。ちょっと次なんですけれども、これも本会議で質問したことなんですけれども、アスベスト対策というか、解体工事、今いろいろ広がっているということで、私のほうの調査でもたしか令和3年度が区に届出があっただけで3,300件、実際にその3,300件の中で520件でしたかというところでしか、結局区のほうでは調査がし切れていないということだったんですけれども、なぜそこまでしかできなかったのかというところと、あとちょっと今後の課題、課題というかどのように考えているのかというところをお願いします。
◎環境政策課長
令和4年度のアスベストに係る事前調査の結果報告をいただきましたのが3,296件、立入りを行ったのが529件ということでございました。こちらにつきましては、私どもの担当の係のほうの体制を踏まえながら、全体のこのほかにも例えば騒音の調査でありますとか、他の調査業務がございますので、その辺も考えながらアスベストの立入調査というのを行ってまいりました。基本的には、これまで経年の水準を維持あるいは落とさぬよう体制を整えて実施をしてきているところでございます。課題といたしましては、大気汚染防止法の改正によりまして、報告件数が増加ということが今後見込まれる中で、そうした中で現行体制を踏まえながら安定した立入検査を行っていくということが課題、テーマとなっているところでございます。
◆荒川なお
その人を増やさなきゃいけないというところですけれども、そこについては何かどういうふうに、例えば区のほうに、全体に都に人を増やす要望をしているのかとか、ちょっと時間がないので、最後ちょっとそこを、今どういうふうにして増やそうとしているのかというところです。そこも最後お聞きしたいです。
◎環境政策課長
令和5年度には、職員配置の部分では定数増1名、過員1名の2名増ということでまず体制を増強して、現在業務に当たっているところでございます。令和6年度の体制につきましては、本年度の報告件数などを鑑みながら、在り方については検討を行っているという段階でございます。
○主査
ただいまの荒川委員の質問で、質問者が一巡いたしました。
再質問のある方は挙手願います。
(挙手あり)
○主査
ひはら委員、寺田委員、岩永委員、坂田委員、間中委員、おばた委員、荒川委員、以上の順に行います。再質問につきましても、1委員の質問時間を20分とさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
◆ひはらみちこ
1巡目に引き続きまして、産業経済部関係の質問をさせていただきたいと思います。主要施策の成果、183ページの中ほどにございます。こちら(8)魅力ある個店の連携支援事業につきまして質問させていただきたいと思います。こちらは、昨年度発表があったときに、やっとコロナが明けてきたんだなと、明るい気持ちに発表を見てなりました。私も知り合いのお店の人とかにも話題の提供とかもさせていただいたんですけれども、今回1事業のみの対象ということで、この事業の対象の事業の内容と、それから利用された店舗の職種ですとかをお教えいただけませんでしょうか。
◎産業振興課長
こちらは1事業が対象になっておりまして、こちら総事業費が7万1,665円で、対象経費がそのうち6万8,084円、3万8千円程度の補助ということでこちらやらせていただいておりまして、区内にある1個店となっております。内容的には、こちらにあるとおり、その魅力を地域の特性と合わせて消費者の方に出していくということをやらせていただいているというものになります。
◆ひはらみちこ
細かい内容なんですけれども、新商品開発ですとか、バルですとか、スタンプラリー等も説明の中にあるんですけれども、こういった具体的なところだとどのような事業になりますでしょうか。
◎産業振興課長
こちらのitabashi villageとして、マルシェのほうを開催させていただいたということになっています。
◆ひはらみちこ
実際に使われたのが、マルシェへの利用ということで、いろんな具体例が挙げられていたので、もっといろんなお店、事業者さんが連携できるんじゃないかなと私も思っております。今回なんですけれども、1事業のマルシェだけということだったんですけれども、ほかにもこういう事業をしたいですとか、うちで使ってみたいんだけれどもという相談は、ほかにもあったんでしょうか。
◎産業振興課長
ごめんなさい、今相談件数は把握できておりませんけれども、相談があって実現ができるようなものでしたら、なるべくそちらはやっていただけるように支援をしていきたいとは思っていますけれども、今のところはそんなに、今年度というか、令和4年度に関してはなかったようです。
◆ひはらみちこ
承知いたしました。今回、1事業のみということだったんですけれども、この連携事業で個人商店のつながりができたりすることは、今後の経営運営にはとてもいいことだと思うので、ぜひとも広げられたらいいなと思うんですけれども、事業について今後の展開の予定と、もしこれからも続けていくのであれば今後のどういうところを修正していけばもっと事業者さんが増えるとかそういうところのお考えありましたら、お聞かせいただきたいと思います。
◎産業振興課長
もちろん、こちらの事業は今回、1事業しか実績がなかったというところでは、よりもっと多くの事業者さんがこちらに参加していただくということはこちらとしても進めていきたいですし、またこの事業だけでなくてとにかく商店街さん全体が、あと個店、それぞれがより活性化できるように支援というのは考えていきたいと思います。
◆ひはらみちこ
ぜひとも周知等をお願いいたします。こちらに関しては、もう一点なんですけれども、区内農家の方との新商品開発等もできますよというふうに具体例を挙げられているんですけれども、農協さんですとか、該当の皆様方への周知とかもされていましたでしょうか。
◎産業振興課長
1例として、そちらには挙げさせていただいておりますけれども、こちらから農家さんであったりというところに直接そういったビラを配ってということはさせていただいてはいないので、これから支所等も連携をして何かしらできることがあれば広げていきたいと思います。
◆ひはらみちこ
ほかの部署との連携をして、もっと広げていただきたいと思います。続きまして、主要施策の成果、205ページの中ほど、(2)板橋ふれあい農園の中の事業名、会員による農産物の年間販売の内容のマルシェにつきましてお聞かせいただきたいと思います。こちらのマルシェというのは、板橋区役所でも何度か行われていたかと思うんですけれども、こちらも該当するものでしょうか。
◎赤塚支所長
お見込みのとおり、おっしゃるとおり区役所でやっているものが入っております。
◆ひはらみちこ
昨年度、区役所での開催に私も参加させていただきまして、結構行列もできるほどの人気で、大変好評だったと聞いております。やはり、こちら板橋地域ですとか、熊野地域のほうですと、板橋区の産地直送の野菜を食べる機会というのが本当に少なく、ありがたい機会だと思っているんですけれども、今後、好評だということで区役所での販売の回数の増加ですとか、または、区と協定を結んでいる、以前も今年度もやられたと思うんですけれども無印良品での販売ですとか、そのようなこちらの板橋地域側、熊野地域側、大山地域側での実施の増加の予定等はありますでしょうか。
◎赤塚支所長
先日も、無印良品のほうにもお越しいただきましてありがとうございます。こちらは、農業者さんが、出荷できる時期というのに合わせてやらせていただくというようなところが一つあります。例えば、昨年なんかですと5月、ちょうどさつきフェスティバルという事業があって合わせてやったりとか、そういう中でやらせていただきますので、この辺は赤塚支所としては、都市農業を担当する部門としては、今後その板橋区の農産物をどんどん知っていただきたいという思いがありますので、どんどん増やしていきたいというような思いはあります。あとは、農業者さんがなかなか出しづらい時期にちょっと無理強いしても、農業者さんの負担になってしまうので、その辺はうまく連絡を密に取りながら、区民の方も農業者さんも喜んでいただけるようなやり方を考えていきたいなというふうに思います。
◆ひはらみちこ
板橋区役所での開催のときには、それに合わせて区役所での手続に来たんだよという声も上がりましたので、ぜひとも回数を増やす方向性も考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。続きまして、資源循環系の質問をさせていただきたいと思います。主要施策の成果210ページになります。こちらのいたばし環境アクションポイント事業について質問させていただきたいと思います。こちら、昨年度が598者、家庭部門ですとこちらの参加数ということでございました。特別委員会の資料を拝見させていただきましたら、令和5年度には8月31日時点で747者ということだったんですけれども、もしあれば、現時点での家庭部門での申込者数を教えていただけませんでしょうか。
◎環境政策課長
アクションポイント事業につきましては、直近の9月29日現在のお申込者数については804者ということで、速報値ということで出ているところでございます。
◆ひはらみちこ
現在の数字は、多分、今年度の実施に近い数字かと思うんですけれども、そうしますとほかの年度と比較してかなりの倍増となっているのは分かります。この倍増というか、この増加、こちらはポイントのアップもあったと思うんですけれども、そのほかにも参加者数の増加に対しての何かアプローチはあったんでしょうか。といいますのも、今回の増加を受けて、何かあればほかの事業においても参考となる、ヒントとなると思うので、ぜひともお聞かせいただきたいと思います。
◎環境政策課長
まず、こちらの取組については本年度で3年目ということで、私どもとしても区民や事業者の皆様に省エネ行動というのを定着していただくということで、周知も含めて大変注力しているところでございまして、そうしたところの一つの効果として利用者数の増加につながっているというところがございます。また、今ご指摘がございましたように、本年度につきましては物価高騰対策ということでポイントを倍増しているというようなところもあり、そういうところも含めて昨年以上のお申込みをいただきつつあるという状況にあると捉えております。
◆ひはらみちこ
周知の効果でもあるということだったんですけれども、具体的な周知というのは公式LINEであるとか、何かそういうところで何か変化、何かほかに去年とプラスして何かやったということありますでしょうか。
◎環境政策課長
LINEでのお知らせのほか、あと私どもはSNS、今はXでしたでしょうか、を作成して、そうしたところの中で特に若い世代の方々も含めて周知を行っております。そうした呼びかけの中で、こうした事業を認知していただいてご利用につなげていただいているところもあるのかと捉えております。
◆ひはらみちこ
以前にお聞きしたときには、今回のこちらの環境アクションポイント事業につきましては、広報いたばしを見ての参加が多いとお聞きしました。なので、ほかのアプローチ、LINEですとか旧ツイッターからのアプローチというのは本当に有効だったんだなと、今回、改めて考えることができました。では、続きまして、4館送迎バスにつきまして質問させていただきたいと思います。こちらは、エコポリスセンターという名前が書いて4館を巡回しているところなんですけれども、今、管理をしている会社の関係で、いつも駐車しているのが無印良品の裏の駐車場になっているんですよね。というところで、今はその管理をしているところがそこの会社だというのはあると思うんですけれども、もし可能であれば無印良品からバス発着というのが難しいか、できるかどうかというのをお聞かせいただきたいと思います。無印良品は、区の施設ではないんですけれども区とは提携もしていますし、何よりあちらの熊野地域、板橋地域というのはあまり熱帯環境植物館であるとか、エコポリスセンター、リサイクルプラザを訪れる機会が少なく、小学生も初めて小学校の校外学習で行くという子もかなり多くおります。なので、無印良品からバスを発着していただけますとそちらの子どもたちの機会の創出にもなりますし、それからガソリン代の有効活用にもなるのかなと思っておりまして、その点をお聞かせいただければと思います。
◎環境政策課長
現在、エコポリスセンターの指定管理事業の一環として4館送迎バスということで、エコポリスセンター、リサイクルプラザ、熱帯環境植物館、教育科学館、この4館とときわ台駅、西台駅というところをルートとして、皆様の利用促進ということの中で4館送迎バスを運行しているところでございます。まず、運行のシフトについても非常に限られた中での運行シフトの中でしているということでありますとか、また、今ご案内がありました以外、ほかにも立ち寄り先とのご要望もある中で、現状としては運行体制の中ではこれ以上の増加はちょっと難しい状況ではございますが、そうしたお声については今後寄せられたニーズの一つとして承って、今後の運行の状況等の参考にさせていただきたいと思っております。
◆ひはらみちこ
利用者の偏りが、地域による差ができるだけなくなるような施策のほうを期待しております。続きまして、主要施策の成果210ページ、③ウォーターサーバーの設置につきまして質問させていただきたいと思います。こちらなんですけれども、現在の設置場所についてまず初めにお聞かせいただきたいと思います。
◎環境政策課長
ウォーターサーバーの設置についてのご質問でございます。こちらにつきましては、日常的なマイボトルの活用を推奨しようということで、まず、導入の切り口として本庁舎以外に赤塚支所、エコポリスセンター、グリーンホールということで、まず4か所設置、ここから一応スタートしているというのがまず現状でございます。
◆ひはらみちこ
リサイクルプラザにも、同様のウォーターサーバーが見られたんですけれども、こちらは別の設置でしょうか。
◎環境政策課長
失礼いたしました。今、お話し申し上げたのが令和4年度の実績4か所ということでございまして、令和5年度についても、これに加えて新たな設置場所ということで設置を今進めているところでございまして、ご指摘のリサイクルプラザについては令和5年度の設置ということで、既に設置済みとはなっているところでございます。
◆ひはらみちこ
そのほかには、令和5年度は設置済みそれから設置予定のところはございますでしょうか。
◎環境政策課長
令和5年度の予定といたしましては、今申し上げたリサイクルプラザを含めて12か所です。12か所に設置予定ということで現在進めているところでございます。
◆ひはらみちこ
こちらは、多くのところにこれから設置をして、今も設置してこれからも設置していくということだったんですけれども、こちらは利用頻度ですとか、数字的なところは、1か所ずつの使用頻度ですとかは形になって見える状況なんでしょうか。
◎環境政策課長
機器自体は、そうした実績をカウントできるようなちょっとしつらいにはなっておらない状況でございますが、いろいろと所管へのご意見ですとかを伺っている限りでは、区民の皆様にはこうしたサーバーがあるということを認知していただいて、ご利用していただいている状況にはあるのかなと感じているところでございます。
◆ひはらみちこ
では、次にリサイクルプラザ運営なんですけれども、出前講座があいキッズで舟渡小学校のみなんですけれども、これはどうしてでしょうか。
◎
資源循環推進課長
リサイクルプラザの出前講座につきまして、様々広げているところではございますけれども、コロナ禍の関係等ございまして、現在では限られたところで実施をしていたということであります。
◆寺田ひろし
前半で、質問の途中で切れてしまったので、主要施策の成果193ページ、板橋区産業振興公社の運営というところで、193ページの右上に医工連携の様々な取組がありましたので、ぜひ板橋区は非常にポテンシャルが高い、非常に適した状況も整っていると思いますので、ぜひ大きく取り組んでいただきたいなと思いました。ぜひ、今後の位置づけとか方向性、広島県のように件数まで目標設定するまではいかないにしても、もう少し医工連携の取組、これを進めていただければなと思いますが、その位置づけとか方向性について何かありましたら教えていただければと思います。
◎産業振興課長
医工連携についてですけれども、令和4年度につきましては、先ほどもご指摘いただいたとおり、区内の病院さんですとか、あと区内企業によってのお互いの情報交換であったりとかPRをさせていただいたりですとか、あとは医工連携アドバイザー派遣というのもやらせていただいておりまして、ほかにも医療機器を製造業の登録をするために必要な手数料の補助であったりとかという形で、区内企業の医工連携というのを進めさせていただいているような状況です。こちらについては、東京都からもバックアップをいただいてやっている事業なので、引き続き東京都とともにこういったことは進めていきたいというふうに考えております。
◆寺田ひろし
東京都が進めているのは、中心になっているのは健康長寿医療センターだと思いますので、そこでの医工連携のセミナーとかをやっていらっしゃったと思いますので、ぜひ地元でやるので取り組んでいただいて、この医療機器製造業登録を行った会社がどんどん増えて、本当にその売上高ががんと上がって、ぜひ板橋区にも還元いただけるようないい循環システムをつくっていただきたいなと思いました。あと、次の質問でございますが、主要施策の成果の173ページ、美術館の運営費に関する資料収集また所蔵作品の修復です。令和4年度は、収集はゼロ件ですが、修復は5つで370万円と、前年度は両方ともゼロ件で70万円とほぼ事務費だと思うんですが、前年度との差額が300万円あります。主要施策の成果の287ページに区立美術館所蔵作品の修復プロジェクトというのが載っていまして、やはり差額分のちょうど目標300万円とありますが、寄付額は100万円あったというふうに記載がございます。というところから考えると、令和3年度の比較で増えた300万円分で修復クラウドファンディングが目標300万円、100万円寄付額いただいたというところで、本来だったら200万ぐらいの差額が上がればいいのかなと思ったんですが、このあたりのクラウドファンディングも含めた数字のちょっとご説明をいただければと思います。
◎文化・国際交流課長
まず、作品の修復のところでございますけれども、これにつきまして毎年計画的に修復活動をさせていただいてございまして、令和4年度につきましてはこの修復委託のほうをさせていただいてございますが、そちらのほうが340万円程度、実績としてかかっておりまして、大分、金額としてはかさばってきたというところでございます。ですので、このクラウドファンディングとの金額とは、あまり連続してお考えにならなくてよろしいかと思いまして、計画的に修復のほうはやらせていただいておるというところでございます。それと、あとクラウドファンディングにつきまして、ご指摘のとおり、主要施策の成果の資料のとおり、101万5千円ということで26件のご寄付をいただいておるところでございますが、計画には未達という形で考えておるところでございます。実績としましても、伸びなかったというところでございますけれども、やはりクラウドファンディングというところで、基本的には区外の寄付者から寄付を募るような形になろうかと思いまして、区立美術館でやっているその修復活動について、なかなか周知が徹底できていない部分があるのかなというふうに考えておるところでございまして、今年度も引き続きクラウドファンディングをやらせていただいておるところでございますけれども、やはりその対外的にPRを図る必要が当然出てくるかなというふうに考えてございまして、板橋区のほかにもたくさん美術館がございますので、そちらのほうにクラウドファンディングのパンフレットを周知、配布をさせていただいたりですとか、外から来られるお客様に対してもPRできるように、区民まつりですとか、区を代表するイベントにもそちらのパンフレットを置かせていただいたりですとかを、今、取組をさせていただいておるところでございます。
◆寺田ひろし
分かりました。あまり連動していないということですね、クラウドファンディングと。あと、あまり重箱の隅をつつくようなのは申し訳ないので、1点伺いますが、2021年にベストリフォーム部門のBELCA賞を受賞されたということで、本当すばらしいなと思いました。ぜひ、このBELCA賞を受賞された以降、この美術館について例えば視察が増えたとか、何かの反響があったとか、メディアに取り上げられることが多くなったとか、何かそういった情報があれば、ちょっと代表的なものだけで結構なんですが、教えていただければと思います。
◎文化・国際交流課長
おっしゃるとおり、賞を頂きまして、区立美術館の新しい施設というのを皆さんにご覧いただく機会というのが多くなってきたのかなというふうに思っています。やはり視察なんかも、ご依頼いただいておりますし、やはりPR効果が功を奏して来館者にも影響はしてきているのかなというふうに考えておるところでございます。ただ一方で、コロナ禍というところで、やはりその全盛期といいますか、コロナ以前の観覧者までにはまだちょっと伸びていないというところもございますので、引き続き展覧会でやらせていただいていますのが古美術と近現代と絵本を中心に展示会をやらせていただいてございますけれども、それを引き続きやらせていただくことで、それとプラスアルファで教育普及というものをさせていただきたい、重視をさせていただきたいというふうに考えておるところでございまして、やはり小学校の頃から美術館のほうに来ていただいて美術品に触れていただくという機会を設けていくことをちょっと重視していきたいというふうに考えてございまして、そういった活動を通じて皆様の美術館ということで、引き続き皆様に来ていただくような取組を続けていきたいというふうに考えておるところでございます。
◆寺田ひろし
私ども、会派で地方の文化関連で行ったときには結構お名前が出てくるんです。板橋区立美術館があるんですよね、すばらしいですよねという。ぜひ、今後も期待したいと思います。次の質問に移りまして、主要施策の成果184ページ、街路灯の撤去についてです。これもちょっとお伺いしたいなと思うんですけれども、やはり私の地元の近辺でも商店街がなくなりまして、この街路灯をどうするかというのは結構やっぱり大きな課題になっております。通常であれば、これを撤去する、その費用もいろいろお金も出てくると思うんですが、やっぱり実際にお店がなくなった商店街の方々によると、また住民の方々によると、まだまだ使えるじゃないかと、これをわざわざ撤去しなければいけないのかと、そこにもし暗ければ新しい区の街灯が付くのかと、もうこれは非常に無駄なんじゃないかというのが結構大きくご意見をいただいています。例えば、令和元年度に2つの商店街で撤去がありまして、これ700万円、令和元年度はかかっていると。今回は1か所ではありますけれども、撤去するだけでも結構なコストが今後かかり続けるのかなと思います。ちょっと1点お伺いしたいのが、もうそのまま既存の街路灯、特に故障もないものであれば、例えばこれもそのまま引き取って管理を商連に民間委託するとか、そういったいろんな工夫もできるんじゃないかな、していただきたいなとも思うんですが、ちょっとこれについてご意見があれば伺いたいと思います。課題とかがあれば教えていただければと思いますが。
◎産業振興課長
おっしゃるとおり、その後の安全面であったりとかというところをどういうふうに管理していくかというところが、仕組みとしてしっかりできればというところはもちろん検討の余地があるのかもしれませんが、現状としてはやはり商店街を畳まれたりであるとかってなったときに、その後の街路灯がより老朽化して、その後何かに倒れてしまったりとか、そういったことが予想される以上、今の段階では撤去であったりというふうにするしかないというような現状でございます。
◆寺田ひろし
分かりました。そうですね、その後の管理がちょっと行き届く方策があればというちょっといろいろお知恵も、私もいろいろ研究しながら、また取り組んでいきたいなと思います。あと、主要施策の成果の212ページの一番下、工場等の公害関連でありますけれども、苦情の受付数、この数字から見るとほぼ平日1日1件はかかってきているんじゃないかなというふうに思いまして、私の地元のリサイクル工場の経営者から、やはりちょっと肩身の狭い思いをしているというふうなお声をいただきました。ここは歴史のある工場なんですけれども、やはり区から住民のお声ということで結構やっぱり、区としてはそういったお声があったという報告をしなきゃいけないと思うんですけれども、結構厳しいみたいで、もうこれが続くと板橋区にいられないなとそこまでおっしゃっておられまして、埼玉県のほうに行くしかないのかという。要は、新しくマンションができると、その新しい住民はまた新たなお声をいただくそうでして、そこでちょっと確認なんですけれども、毎年200件以上のお電話、ご連絡が住民からあると思うんですが、これ結構同じ事業者さんに対するものが多いのか、ばらけているのか、ちょっと傾向だけ教えていただければなと思うんですが。
◎環境政策課長
今、ご指摘がございましたように、特定の工場に対して複数回といいますか、そうした苦情というものは現にあるところでございますが、非常に突出して特定の工場に対して苦情が集中しているという状況は、今、区内にはないのかなというふうには捉えているところでございました。
◆寺田ひろし
分かりました。結構、要は普通の住民が住むよりも税収としては、こういった事業主さんが数多くしっかりいたほうが確実にその何倍か多いので、私の近くの小茂根地域というのは、いろんな城北中央公園の広がりとかも含めて、結構撤退が多いところです。その中で唯一、長年の歴史で残っている工場さんがあって、その社長から伺ったご相談でもありましたので、ぜひ区としても事業者さんに対する区民のお声を届けるのと同時に、何かそういった支援策、支援をしていただければなというふうに思っております。次の質問でございますが、主要施策の成果の200ページの消費センターのほうです。相談受付件数が4,228件と、月352件の平均になるかなと思って、ほぼ毎日10件以上来ているすごい数字かなと思っています。直近の私が区民からのご相談であったのが、やはり屋根工事の訪問リフォームです。お宅の屋根、ちょっと壊れていますよと突然回ってきてと。これは、実はうちの家にも来たんです。妻がそんな話があったと、大丈夫かしらという、これご高齢者の方から相談があって、私も実はリフォーム会社さんと立ち会ったこともあって、これは国民生活センターのほうも調べてみると結構、昨年は1万件で、今年は昨年以上のペースで増えていると、訪問等、非常に多いなと。東新町、東山町、桜川とか、結構何件かご相談いただいております。ホームページでも注意喚起されておられますので、非常によかったなと思うんですけれども、例えばこういった情報提供にあるパンフレットも、これも主要施策の成果にも書いてありますけども、こういった情報をパンフレットとかを、例えばホームページでPDFで見られるとか、継続してアクセスした方がより一層注意喚起情報を手に取れるように、また地域のご近所のご高齢の方にも印刷して配れるといいなというふうに思ったんですが、こういったタイムリーに、あとは公式LINEにそういったご相談が多いときに、傾向が強まったときに公式LINEで注意喚起を促すとか、そういったちょっと小まめな、本当に被害を少なくする施策というのは必要になってくるかなと思いますけれども、この点のお考えをちょっと伺いたいと思います。
◎くらしと観光課長
消費者センター、確かにいろいろとご相談内容というのは、先ほどのリフォームもそうですし、情報商材もそうですし、いろいろ来ているところです。それについては、そのときのどういう方が、トレンドというか、多いものについてはホームページでそういった事例について、多いものをなるべく上で見やすいようにということで定期的に更新のほうをさせていただいております。また、くらしのEyeといった年に4回ほど消費者センターが発行しています情報紙なんですが、そういったのもホームページのほうで電子データとしても公開させていただきまして、また今のXです、旧ツイッターですけれども、消費者センターも持っておりますので、そこでも定期的に配信をさせていただきながら、そういった被害が最小限になるように周知に努めているところでございます。
◆寺田ひろし
分かりました。私もできる限り区民の方には、そういった情報がありますよというのを宣伝していきたいなと思います。あと、ちょっと時間も、2巡目もほとんどなくなってきたので、前半のほうでちょっと1問お伺いしたハクビシンのところでちょっと再度確認でございまして、この位置づけと今後の対応についてちょっと確認です。これは、もともと実は単に困っている区民に箱わなを貸し出すサービスではなくて、東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画、これに基づいた東京都の事業であると、それに実害のある区民が協力しますよという位置づけだというふうに私は理解しているんですが、それでよろしいでしょうか。
◎環境政策課長
基本的には東京都の防除計画に基づきまして、各自治体のほうでそうした被害の軽減でありますとか、そうしたものを図るという趣旨でそれぞれ対策となる事業を行っている流れでございます。
◆寺田ひろし
ですので、毎年、この報告はされていらっしゃると思うんです、捕獲数とか。アライグマとハクビシン、私も主要施策の成果を遡っていくと大体約40件ぐらいの箱わな設置で、半数ぐらい、多いときで33頭、少なければ18頭ということで、大体半分ぐらいの捕獲ができていると。ただ、私が心配なのは残りを捕獲できなかった方が、区民が先ほどのようなケースに陥っていないだろうかと。1つ確認なんですが、2週間で最長終わった後、区民の方は委託業者さんが箱わなを撤去した後、区民の方は区の窓口に何か連絡とかするんでしょうか。その手順をちょっと確認させてください。
◎環境政策課長
箱わなの設置につきましては、専門の業者さんのほうにお願い、委託をしておりますので、その事業が終了ということできちっと報告がまいりますので、それをもって最終的な捕獲ができた、できないかも含めて、私どもは最終的に状況を把握するという流れにあります。
◆寺田ひろし
そうすると、最後捕れなかったと報告を区民がするというのは電話でするんでしょうか。
◎環境政策課長
区民の皆様というよりは、そのわなを仕掛けた委託の事業者さんが報告書と、あと基本的に写真で、捕獲になった場合については写真などでそうした証拠写真も含めてご提出をいただくということで、私どもとしてはその結末を把握させていただいているというところでございます。
◆寺田ひろし
分かりました。もう、最後ですけれども、そうすると最後業者さんが捕まえられなかったときに、区民の方にちょっと延長できますよといった場合、それを知る由がないというか、業者さんが箱わな撤去の報告をしたところで終わるのであれば、実態としてはちょっと分からないところになるのかなと思いますので、ぜひ、そこで何か最後区民を守る情報提供とか、工夫をしていただきたいなと思いますがいかがでしょうか。
◎環境政策課長
いわゆる、私どもの箱わな設置の委託事業の最後のしまい方というんでしょうか、そこにつきましては今日複数ご意見をいただきましたので、十分その部分をそしゃくして検討してまいりたいと思っております。
◆寺田ひろし
分かりました。あと1分あるということで。ぜひ、何か手だてを、ご高齢者の方がご安心して、この東京都の事業に協力いただけるような体制をつくっていただきたいなというふうに思います。最後、決算書の260ページに、コミュニティ活動推進費の二十歳のつどい、これはやはり私も区民の相談から受けて、不登校であった方とか、あといじめに遭った方は、地域のところに、二十歳のつどいに参加しづらいと。以上です。
◆岩永きりん
委託について、ちょっとしつこいようで恐縮なのですが、先ほどに引き続き少しお伺いをしたいと思います。すみません、まず、データについてです。いたPayで得られてデータは、所有者は商連さんになるのではないかと思うんですけれども、区として、こちら閲覧や活用はできる状態なのでしょうか。
◎産業振興課長
直接、閲覧をできるような状態にはなっていません。
◆岩永きりん
分かりました。このデータ、個人的には本当に価値のあるデータなんじゃないかなと思いますので、ぜひ商連さんとの話し合いの中で、区としても活用ができるようなお話し合いをしていただけないかなというふうに思っております。それから、最後にすみません、先ほどのご答弁で委託費用の詳細を区としては詳細まで把握しておられないと、今後把握するかどうか、できるかどうかについても商連さんとの話し合いによるものなので、今の時点では何とも言えないというふうにご答弁をいただいたと思うんですけれども、その点についてお伺いをいたします。主要施策の成果195ページによりますと、令和4年度の
キャッシュレス決済推進事業の決算額が約6.1億円とのことかと思います。この委託費の内訳などを把握していない状態で、予算額それから決算額についての妥当性は、所管としてはどのように図られているのか、見解をお伺いできればと思います。
◎産業振興課長
先ほどの答弁のところでも重ねて申し上げますけれども、まず目標のところからお話をさせていただくと、一応、区民の1割の方がいたPayアプリなどを利用できるようにというのを当初の目標として設定していたようで、そういう意味では先ほど言ったように7万人のアプリ登録があるというところで、一旦は達成したのかなと思っています。あと、それから店舗についても商品券を利用できる店舗が1,500店舗、区内にございますので、それと同等ぐらいにはいたPayも使えるようにというところが当初の目標でありましたので、これについてはまだ達成していないので、引き続き多くの店舗で使えるように活動を続けていきたいというふうに考えています。あと、この委託の内訳ですけれども、一応大きな枠では把握はしております。大体システムにどのぐらいの費用がかかっているとか、プレミアム分がこの全体の中でどのぐらいを占めるであるとか、事務諸経費がどのぐらいであるとかというところは把握をしております。ただ、あくまでも一旦プロポーザルで事業者を決めるであったりとかというのは商連さんにお任せしているところなので、詳細についてここであまり数字をこちらのほうで勝手に挙げていくというのもどうかと思いますので、後でまた丁寧にお話ができればと思います。
◆岩永きりん
分かりました。本日、決算の審査という場かと思いますので、現状ですと個人的に契約の内容というか、その点に関して妥当性を確認するのが少し難しいなと思ったところでございました。今、ご答弁いただいたとおりに、後ほどまたお話ができたらなというふうに思います。それから、すみません、次に主要施策の成果197ページの11、観光振興等の事業に関してお伺いをできればと思います。(3)の観光アプリ、ITA-マニアについてお伺いをさせていただきたいと思います。このITA-マニアについて、累計ダウンロード数は事務実績調書の産の6によると8,695件とのことでした。このITA-マニアにつきましてダウンロード数ではなく令和4年度の平均月間アクティブユーザー数について、もしデータがあれば教えていただければと思います。
◎くらしと観光課長
すみません、アクティブユーザー数、その辺は取れておりませんので、申し訳ございません。
◆岩永きりん
分かりました。このITA-マニアについて、累計ダウンロード数は8,000件超ということなんですけれども、月間どれぐらいの方が使っているのかなというのは、ちょっと個人的にあまり多くないんじゃないかなというふうに予想しているところでして、それでお伺いをさせていただきました。今後、もしデータを取られることがあればまた教えていただければ幸いです。このITA-マニアにつきまして、所管としての現在の評価をお聞かせいただけますでしょうか。
◎くらしと観光課長
ITA-マニアのアプリでございますが、ダウンロード数を、また利用者を増やすということで、デジタルスタンプラリーという事業をやらせていただいております。そのときは一定数ダウンロード数も増えてというところでございます。いかんせん、内容的なところと、スタンプラリー以外での活用というところでは、定期的な更新は行っているところではあるんですが、なかなか伸び悩んでいるかなというところがございますので、今後そこについてはアプリの活用またその内容も含めて、いろいろ検討していきたいと考えています。
◆岩永きりん
分かりました。このITA-マニアについて、ランニングコストとしては、昨年度1年間でどれぐらいかかっているものなのでしょうか。
◎くらしと観光課長
昨年、アプリの保守管理については36万3千円ということでございます。また、昨年機能追加で、フォト川柳コンテストというのを昨年渋沢栄一関連事業の一環として行いまして、そのカスタマイズ費用として22万円ほど計上させていただいている、執行させていただいたところでございます。あと、すみません、追加でということでございますが、アプリのほうはダウンロード数がなかなか伸び悩んでいるところでありますが、今現在、板橋区の公式LINEのほうが結構利用者数がもう1万人突破という形で増えておりますので、現在、そちらのLINE、非常に使いやすいアプリでもあるかなというところもあるので、LINEの活用も含めていろいろと全体のLINEとかそのアプリとか、全体を含めて検討を進めているところでございます。
◆岩永きりん
分かりました。今、ちょっとお答えいただいた中で言及なさっていたんですけれども、渋沢栄一ゆかりの地を巡るスタンプラリーイベントの事業、それから主要施策の成果197ページにも記載のありますぐるっと板橋スタンプラリーの事業、これはそれぞれの参加者数というのは分かるものでしょうか。
◎くらしと観光課長
それぞれ数は取っておりまして、観光アプリのほうのぐるっと板橋スタンプラリーでございますが、ただ参加者数というのが、要はどのぐらい参加されたかというのは数が取れなくて、景品の応募者数という形での数の把握になっておりますが、景品の応募者数については809件というふうになっております。また、その中でコンプリート賞ということで、全部スタンプを集めた方についてというのが132件でございました。商品は全部で180件ほど用意していたというところでございます。続いて、渋沢栄一のスタンプラリーでございますが、こちらはデジタルではなくて紙でのスタンプラリーでございましたので、そのチラシの配布数というところを参加者数というところで捉えさせていただいています。そこは大体、配布数としては2,208枚配布をしているところでございます。それで、今回のスタンプラリーですが、コンプリート賞だけ、全部スタンプを集めた方だけにエコバックの商品を差し上げていまして、それが542人ということでございました。
◆岩永きりん
分かりました。詳細に教えていただきまして、どうもありがとうございます。思ったよりランニングコストが低くて驚きました。それから、すみません、別のところにいかせていただければと思うんですけれども、主要施策の成果210ページの地球温暖化防止事業について、お伺いをさせていただきたいと思います。まず、(1)の地球温暖化防止対策の①いたばし環境アクションポイント事業について、先ほどのひはら委員の質疑とかぶらない部分でお伺いをいたします。まず、家庭部門について昨年の参加登録者数が598者、そのうちの参加者数というか、結果報告書提出者数が401者とのことです。約3分の1の方が、登録したけれども残念ながら結果報告書の提出には至らなかったということかと思うんですけれども、この数字についてどのように分析されていますでしょうか。目標も併せてお伺いできればと思います。
◎環境政策課長
こちらについては、今お話がございましたように598者の方がお申込みいただきまして、実際にご参加いただいた方が401者ということでございます。このあたりは、まずそれぞれのご家庭の電力やガスの利用状況というのは、やはりご家庭によってかなり違いもあるところで、いわゆるそのときの状態がかなり例月の下限に近いところであれば、なかなかそれ以上減らすというところが難しいという状況もあると聞いております。そうしたご家庭のエネルギーの状況によっても、当初、想定したところと違うところも出てくるという中で、最終的に見極めていただいて、皆様方、最終的にご参加のご判断をいただいているのかなというふうには思っております。ただ、逆にエネルギー量が上がっているようなところであれば、削減の非常にチャンスというか、チャレンジしていただけるような環境だと思いますので、そうしたところも含めてより多くの方に継続的にといいますか、ご参加をいただけるように今後もそうした周知などにも努めていきたいと考えているところでございます。目標については、お申込みいただいた多くの方がご参加いただくということを基本としながら、皆様にお願いをしているところでございます。
◆岩永きりん
分かりました。その結果を、節電をしてみてそれで結果を見て、昨年と比べてこれは対象外だから申込みをしても意味がないなと判断をされた方もいらっしゃれば、申込みはしたけれども、実際提出する段階になるとちょっと何か面倒くさいなというので結果報告書の提出を見送られた方もいらっしゃるのではないかなというふうに予想しております。先ほどのひはら委員の質疑の中のご答弁で、今年度の取組に関して、現時点での申込数は804件とのことだったかと思うんですけれども、今年度、ご家庭によりいろいろな事情はあるものの申込みしていただいた方に対して、できるだけ結果報告書の提出をより多くいただくための取組について、何かの実施のご予定があればお聞かせください。
◎環境政策課長
基本的には、板橋区は区を挙げてそうしたゼロカーボンということで、二酸化炭素の排出を削減していこうということで、そちらについてはまず原点として皆様にお示しをしていただきまして、その中では、特に板橋区では家庭部門の排出の状況が非常に大きいということで、そこについては区民や特にご家庭のご協力というものが欠かせないということで、そうしたメッセージもお送りしながら、皆様方のご理解を深める中で、こうした日常生活の実践を定着できるということで、いろいろそういった大きな方針をお伝えする中でご参加いただいているところでございます。
◆岩永きりん
分かりました。今、ご答弁の中でもありましたけれども、ゼロカーボンを目指していく中で、やっぱりこのCO2排出量の削減に関しては本当に世界的に急務だと思いますし、その中で行政としてやっぱり技術革新に対して投資をすることと、それとともにそのCO2排出量を削減する行為に対して、個人の方であるとか事業者の方に対して金銭的インセンティブを付与していくことと、そういった取組を地道に少しずつ進めていくことが不可欠なんではないかなというふうに思っています。この環境アクションポイントの取組について、昨年度、参加者数は残念ながら目標には至らなかったかと思いますが、一昨年の実績と比較すると参加者数も、それから提出者の割合も、CO2削減量も全て数字は上がっていると思いますし、これはすごい評価されるべきことなのではないかなというふうに思っております。一方で、やはり区民の方への周知は、先ほどXだったり、公式LINEを使用して周知されているとお伺いしましたけれども、個人的な実感としてはまだまだ周知が足りていない部分があるのではないかなというふうに思います。そこで、1点ご提案なのですが、利用者数がかなり増加しつつある先ほどユーザー7万人というお話もあって驚いたんですけれども、いたPayのアプリのプッシュ通知ですとかで今年度のいたばし環境アクションポイント事業についてお知らせをできないかと思うんですけれども、そのあたりいかがでしょうか。
◎環境政策課長
まず、先ほど申し訳ございません、結果、実績は出なくても報告書を出した方については全員500ポイントをつけさせていただくというふうにしておりまして、そうした取組も、ぜひ私どもも受け止めたいということで取り組んでいるところでございます。また、今ご提案がございましたように、アクションポイントは大変裾野が広い事業でございますので、やはりより多くの区民の方に、事業者の方にご参加いただくという意味では、今後も皆様方へのこういう情報の届け方ということについては工夫が必要と思っております。今、ご提案いただきましたいたばしPayも含めて、また他の媒体の活用ということについては、今後、鋭意検討してまいりたいと考えております。
◆岩永きりん
分かりました。次に、210ページの②のゼロカーボンシティ表明の普及・啓発に関して、少しお伺いをしたいと思います。国のほうで、昨年から脱炭素先行地域というエリアを募集して選定をするという取組が行われているかと思います。令和4年4月に第1回として26地域が選定をされ、第3回までに全国83市町村が選定されたというふうに認識しています。この脱炭素先行地域に応募をして選定をされると複数年度にわたって交付金が得られるということかと思うんですけれども、この国による脱炭素先行地域の応募について、どのようにお考えでしょうか。
◎環境政策課長
現時点で、区としてノミネートするという予定はございませんが、こうした情報については事業者さんの間でも広く知れ渡っているところでございまして、区としてこうしたゼロカーボンに向けたどんな取組ができるのかということについては、事業者様の皆様からもいろいろアプローチをいただいている中で、何かそういうところに結びつくような取組というお話は、かねがねいろいろなところでさせていただいているところでございます。そうした、今後の区の取組の中で、こうしたノミネートにつながるような兆しがあれば、私どもとしても検討していきたいと考えております。
◆岩永きりん
分かりました。脱炭素先行地域、まだこれは東京都内ではどこも選定をされた自治体はないかと思うんですけれども、今のところではノミネートを検討されてはいないということでしたけれども、今後ぜひ検討をいただけないかなというふうに思っております。次に、主要施策の成果225ページ。
○主査
あと40秒ぐらい。
◆岩永きりん
はい、分かりました。それから、事務実績調書の資の15ページ、9、資源循環型清掃事業の推進について手短にお伺いします。この主要施策の成果225ページのほうに、本区において令和元年度から不燃ごみの100%を資源化されてきたとの記載がありますが、こちらは今年度も全部資源化されているという認識でよろしいでしょうか。
◎
資源循環推進課長
不燃ごみにつきましては、100%資源化というのは継続して行っているところでございます。
○主査
坂田委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほどの坂田委員の①経過滞在者等届出の内訳及び②ボランティア団体立ち上げに係る助成金に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。
◎文化・国際交流課長
午前中に答弁できなかった財団から助成しているものでございまして、坂田議員がご指摘のボランティア団体の設立に対する助成はさせていただいておりませんが、財団のほうでやらせていただいてございますのが、文化活動の普及向上を目的とする講演会ですとか研修会ですとか、あとは自主的に行う日本語教室ですとか、国際交流事業、あと多文化共生事業に対して事業費の一部を助成をさせていただいておるというところでございます。それと、もう1点、通訳・翻訳業務の人件費につきましてお調べしましたので、ここでちょっとお伝えをさせていただけたらと思います。人件費といたしましては、電話通訳の業務が57万7,500円、ここの部分が財団から再委託という形で別の事業者のほうに委託をしてございます。3者間の電話通訳の業務でございます。そちらの委託経費が57万7,500円でございます。それと、あと財団登録の語学ボランティアに対する謝礼、諸謝金ということで15万2,448円を計上してございます。それと、最後でございますけれども、財団のほうで雇っております国際交流員の人件費といたしまして115万8,322円を計上してございます。合計で188万8,270円でございます。
◎戸籍住民課長
午前中は、答弁が不足して申し訳ございませんでした。補足させていただきます。まず、中長期在留者等に、この等に含まれるものなんですけれども、こちらは特別永住者また経過滞在者、仮滞在許可者合わせて一部庇護許可者を含みます。2点目としまして、経過滞在者等の内訳、この等なんですけれども3つの合算になります。経過滞在者、仮滞在許可者、もう1点が一時庇護許可者。なお、実績につきましては、令和4年度につきましては170件全てが経過滞在者でございました。また、令和3年度は1件のみが仮滞在者、残りの189件が経過滞在者でございました。最後に、在留資格変更等に伴う居住地届出、この等についての内訳です。こちらは、在留資格変更許可、在留期間更新許可、在留資格取得許可、在留特別許可になります。
○主査
それでは、坂田委員、お願いします。
◆坂田れい子
調べていただき、ありがとうございました。最初に、日本語ボランティアの助成金についてなんですけれども、今後どんどん恐らく入ってくるであろう外国人に対して、ボランティアの数もどんどん増えていくと思われるんですけれども、どういった基準で助成しているのかというのをお聞かせいただけたら。例えば、日本語教師の資格などの制限があったら助成金が増えるとか、どういった基準なのか教えてください。
◎文化・国際交流課長
申請の際にヒアリングを実施いたしまして、助成対象の採否ですとか、助成限度額を決定させていただくという形になります。その関係でイベントごとにヒアリングをさせていただいて、この経費だったら助成が可能ですとか、この経費については認められないですとか、詳細についてをヒアリングにて行わせていただくという形でございます。
◆坂田れい子
いたばし総合ボランティアセンターにも、日本語教室としてボランティアの枠組みがあるんですけれども、こういった国際交流財団とのすみ分けというか、国際交流団体が一括して担っていく運営となるのか、この辺はどのように運営してきていたのかというのと、あとは今後の方針というか、教えていただきたいです。
◎地域振興課長
ボランティアセンターには、確かに日本語教室を開く団体様が登録をされているということで、ボラセンのサロンルームですとか会議室を使って日本語教室を開いているという事実はございます。ただ、財団がやっているこの取組みとはリンクしているものではございませんので、現状としては、一ボランティア団体がボランティア活動としてボラセンを使って日本語教室を開いていると、このように理解してございます。
◆坂田れい子
文化・国際交流財団のホームページに、ボランティア団体のも載っていたので、今後こうやって一括して財団のほうが担っていくのかなと思ったので、ちょっとお聞きしてみました。経験値の高いボランティアさんの話も聞いたりしていて、地域の問題とかあって、そういうのもお伺いしたんです。今後、こういった日本語教師、その方は結構経験値が高かったんですけれども、今後こうやって増えていく団体に対して日本語教師の資格がなかったりとかして、手探りで教えていく中で、やっぱりその自由度が高くなるというので家族帯同して入ってくる方が、日本語がしゃべれない方がどんどん増えてきたときに、区としてどのように対応していくのかというところも含めて、総合的な運営が必要なんじゃないかなと思っているので、この辺も考慮いただいて方針のほうに生かしていただけたらいいのかなと思った次第なので、その辺だけ申し上げさせていただけていただきます。この質問はこれで終わりにします。次に、決算書の362ページと主要施策の185ページの中小企業活性化支援のところなんですけれども、この産業団体への補助事業1件というのは、一般社団法人を調べてみたら板橋産業連合会というところになっているかと思うんですけれども、この認識で合っているでしょうか。
◎産業振興課長
おっしゃるとおり、その認識で大丈夫です。
◆坂田れい子
この予算規模に対し、この不用額が333万2千円、これの理由なんですけれども、確認で教えていただきたいです。
◎産業振興課長
こちら産業連合会さんのほうでは、様々な事業を行っていて、それに対して補助しているところなんですけれども、令和4年度は今ちょうど建物を建て替えていたりということもありますし、あとコロナがまだ令和4年度明けていなかったということで、予定していた事業、一番大きなものがパソコン教室になるかと思いますけれども、こちらのほうが実施がなかなかできなかったというところで、今回不用額が大きく発生しているところです。
◆坂田れい子
この補助金交付要綱をちょっと調べてみたんですけれども、ものづくり基盤技術強化支援事業補助金交付要綱というところで、上限額180万円とあって、さらにこの団体への補助金要綱でものづくり技術承継事業費補助金交付要綱というのがあるんですけれども、この補助金に対するその事業内容というのをもしご存じでしたら教えていただきたいです。
◎産業振興課長
我々としては、ものづくりという枠の中で、産業連合会さんがものづくりに関する企業さんが非常に多く集まっているところもありまして、ものづくりに特化してというだけではなくて、その企業さん全体への支援ということで広げて、パソコン教室やら語学やら、経営セミナーやらということをやらせていただいているので、部分だけの具体的な内容というのが今申し上げるにはちょっと難しい状況です。
◆坂田れい子
そうしましたら、この団体に補助金を出している内容というのがなかなか見えてこないと思うんですけれども、さらにこの補助金の金額の経費の85%が限度となっているんですけれども、この具体的な詳細というのを把握していらっしゃらないということなんでしょうか。
◎産業振興課長
具体的な内容としては把握をしておりました。補助の内容としては把握をしておりまして、経営者の大きな分けでいくと、経営者、従業員を対象とする技能技術向上、ものづくりに関することだと思いますけれども、そういった向けの事業または経営基盤の強化であったり、経営革新の促進を図るための事業、あと情報交流及び情報化の促進を図るための事業と、あとは次世代に向けた育成事業等、そういったものを含めて支援をしているというふうに把握はしております。
◆坂田れい子
令和2年度から、常にこの1団体ということが書いてあって、この事業名からして活性化支援って書いてあるんですけれども、今後何か活性化支援という名目で、ここ1団体だけじゃなくて事業を広げていく予定というのはどうでしょうか。
◎産業振興課長
今のところ、特にそういった予定はございませんけれども、今のところはこの中小企業、製造業の活性化というところをメインとしていろいろ検討はしていきたいと思います。
◆坂田れい子
社団法人ってほかにもたくさんあるかと思うんですけれども、ほかにこういった企業支援をする社団法人は、ほかに区内に幾つぐらいあるのか把握されていらっしゃいますでしょうか。
◎産業振興課長
社団法人の数ということでの把握は、私はしておりません。
◆坂田れい子
ここだけに支援をするようになったきっかけというか、その経緯を知りたいんですけれども教えていただきたいです。
◎産業振興課長
ちょっと、この場ではすぐにはお答えできませんので、また後ほどご説明に伺えればと思います。
◆坂田れい子
では、後ほど教えていただければと思います。引き続き、決算書の366ページの2、ものづくり研究開発連携センターなんですけれども、区のホームページには企業活性化専門員などの機能を付与と書いてあるんですけれども、この活性化専門員は何人いるのかというのと、あとバックグラウンド、どのような方なのかというのを教えていただきたいです。
◎産業振興課長
企業活性化センターのことではなくて、ものづくり研究開発連携センターのことでいけば、そこに常駐している者は、工場ビルに入っている企業さんを管理している者としては、確か管理をしているのは4名になります。ごめんなさい、ものづくり連携センターの中にある産業技術支援センターの中の技術相談員ということで、お答えをします。それは4名になります。東京都立産業技術研究センターにいた方であるとか、機器の操作に詳しい方をこちらに常駐していただいています。
◆坂田れい子
では、そうすると、このものづくり研究開発連携センターに入居している企業へのサポートを主たる業務としているという理解でよろしいでしょうか。
◎産業振興課長
ごめんなさい、ちょっと答弁で分かりにくくなってしまって。工場ビルが、ものづくり研究開発連携センターになりまして、そこに多数の区内企業さんが入居されています。その中の2室ぐらいを使って、そこに板橋産業技術支援センターを置いていて、そこの中により高度な機器を置いていて、その中に常駐しているのが技術支援員になりますので、そのセンター自体は、工場ビルに入居している区内企業だけではなくて、そこの区内企業、全域ももちろんですし、板橋区以外の企業さんもご利用いただいているような場所になります。
◆坂田れい子
理解しました。ものづくり研究開発連携センターという、連携という機能はちゃんとビルの中でその連携をされて生かされているということになるんでしょうか、それともどこか違う分野だったりするんでしょうか。
◎産業振興課長
これは、企業が様々な形で連携もできるようにということで、ものづくり研究開発連携センターというふうに名称はしておりますし、実際にあの中の企業同士の連携ももちろんですし、それをそこに常駐している事務職員なりが間に入ってということもあるでしょうし、ここのビルの中だけじゃなくて、区内企業全般との連携というのもお手伝いできるような形にはなるかと思います。
◆坂田れい子
理解しました。続いて、決算書の366ページの4、主要施策の201ページの企業活性化センターについてなんですけれども、予算規模約7千万円、決算規模約6,700万円とあるんですけれども、このどの部分に費用がかかっているのかというのを分かれば教えてください。
◎産業振興課長
こちらは、企業活性化センターは委託で運営をさせていただいているので、多くが委託の費用になっております。
◆坂田れい子
そうすると、委託の中に人件費というのも含まれていると思うんですけれども、すごく非常に多くのセミナーでオンラインの内容というのが、セミナー内容がすごく豊富で、たくさんあるなと思って見ていたんですけれども、こういった講師料金というのはどのぐらいの利用料金の設定というか、その料金システム体系というのはどのような契約になっているのかというのを教えてください。
◎産業振興課長
これは、管理運営委託全般をお任せしているので、その中で呼ばれる講師の方によっては講師の費用も違うでしょうし、そういう意味ではこちらのほうでそこまで細かくは指定はしていないです。
◆坂田れい子
ちょっと時間がないので、最後に1個だけ。子ども起業塾なんですけれども、これ毎年人気で息子の同級生とかもたくさんいつもやっているんですけれども、抽せんでなかなか当たらないというお声も聞いていて……。失礼しました。
○主査
20分を経過しました。次に、間中委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に先ほどの間中委員のスマートシティ推進に対する見解に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。
◎環境政策課長
スマートシティのビジョンにつきまして、ご質問いただきました。ご指摘のように、スマートシティにつきましては、資源やエネルギーを大切にしたエコで持続可能なまちでありますとか、また健康で住み続けられるまちといった将来像を掲げているところでございます。また、こうしたスマートシティは射程範囲が大変広く、幅広く各事業に関係しているところでもございます。その中で、社会の動きとして、その後にゼロカーボンが前面に出てきてまいりまして、ゼロカーボンとスマートシティにつきましても共通項が多数ある中で、ご指摘のように焦点が絞りにくい、ダブルスタンダードのようなところとなっているところでもございます。区といたしましては、今後の例えば計画の改定などのタイミングで、こうした両者のビジョンをより区民や事業者の皆様に分かりやすいような示し方、あるいは統合の仕方など、そうしたところも考えていきたいと思っております。
◆間中りんぺい
分かりました。今の主要施策の成果の206ページのスマートシティ推進について、午前中に伺ってそれの答えをいただいたわけですけれども、このスマートシティ推進の中で、206ページの(3)の②のところ、EVバイク利活用というものがこの中に載っていて、これを少し聞きたくて前段階で伺ったところもあるんですが、東京都の事業でこのEVバイクの利活用を板橋区で行ったと、これは所管外ですか、大丈夫ですか。東京都が、このEVバイクの利活用、板橋区を選んだのは、面積当たりのバイクの量が23区で板橋区が一番多いからだということを聞いています。23区で一番ということは、東京都で一番でしょうし、日本で一番面積当たりのバイクが多いのが板橋区だということになるんじゃないのかなと思っていますけれども、そういう板橋区においてこのEVバイクの利活用を東京都と行った結果、高島平温水プールにバッテリーステーション設置を支援したという流れが、どうも何かストーリーとして僕にはつながらなくて、この板橋区は面積当たりのバイクが日本で一番多いんじゃないかと、それぐらいバイクが多く走っているまちだと、そこにEVバイクのバッテリーステーションが高島平温水プールについたということで、今後のその流れがこのストーリーになるのかもしれませんが、これどういう流れでスマートシティとして、区は実施をされたのかどうかというのをお聞かせいただきたいと思います。
◎環境政策課長
今、お話がありましたように、東京都がEVバイクのバッテリーシェア推進事業ということで、いわゆるモデル事業を行った際に、板橋区のほうで高島平温泉プールをお貸しして、充電スタンドというような形でご提供をしたというところでございます。このモデル事業の背景は、今お話しいただいたような板橋区でのそういうバイクの利用状況であるとか、また区全体を見渡した中で、他にもバッテリー、要は民間施設でのバッテリー交換スポットの設置というようなことも全体を見据えた中で、板橋区でモデル事業を実施ということで、都の判断の下、東京都がこのEVバイクのモデル事業を進めたというところでございます。区といたしましても、今後こうしたいわゆるEVバイクでありますとかの普及ということについては、今後、検討の一つとして考えていかなければいけないと思っておりますので、こうした東京都のモデル事業の実施結果でありますとか、課題を私どもも十分参考にさせていただきながら、今後のゼロカーボンの施策に生かしていきたいと考えております。
◆間中りんぺい
分かりました。バイクの駐車場の話とかになると、都市建設委員会になっちゃうんだと思うんですけれども、EVバイクの利活用を通して、バイクが多いというのは事実としてありますから、よりバイクが安全に運用できるようなまちになればいいなというふうに思って質問をしました。次の質問に行きます。主要施策の成果の163ページ、国際交流のところで、これまでにも話が少し出ていましたけれども、北京市石景山区友好都市提携25周年記念事業が9万円ということで予算が組まれていて、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となったためオンラインで行ったということで、このZoomを使ったオンライン交流ということで、動画だけだったので9万円なのかなというふうに思いますけれども、今までのコロナ前ですけれども、例えばイタリアなんかのに比べると9万円というのがすごいなと、差がすごいなと思って、これ何で9万円なんだろうという根拠とか、歳出の背景があれば教えていただきたいと思います。
◎文化・国際交流課長
9万円の内訳といたしましては、消耗品費が2万円と委託料が7万円でございまして、まず消耗品費の2万円でございますけれども、そのオンラインイベントのときにそれぞれの石景山区と、あと墨田区と板橋区、3者でオンラインイベントをやらせていただいたんですけれども、それぞれがお土産を出しましょうという話になりまして、2万円相当のお土産品を購入したというところが消耗品費の内容でございます。委託料の7万円につきましては、実は以前、石景山区のほうからビデオレターが届きまして、その応答に対する費用ということで、ハープ演奏を、美術館の美術品を背景にハープ演奏をして、そちらを動画撮影いたしまして石景山区のほうにプレゼントしたというところで、その撮影の費用で7万円で、合計9万円という形でございます。
◆間中りんぺい
事務実績調書を見ると、今、板橋区の外国人住民2万8,981名、約2万9,000人のうち、中国・台湾の方が1万5,509人、半分ぐらいを占めているわけですよね。板橋区にいる3万人弱の外国人のうち半分ぐらいが中国・台湾の方だというふうな状況があって、その分やっぱりさっきから出ているごみの問題なんかでもトラブルが起こっているわけですけれども、こういう北京市との25周年記念事業の中で9万円ではなくて、しっかりともっと予算を取って、区内の中国・台湾の方々といろんな密なつながりとか連携をすることで、よりごみの問題だったり、地域トラブルだったりが解決できる道があったんじゃないのかなと思うんですが、そういったせっかく25周年記念で北京市との連携事業を行うのであれば、もっとこの地域住民同士が、それが国際交流だと思うので、もっとできたんじゃないのかなと思うんですが、そういった話はなかったのかどうか。
◎文化・国際交流課長
やはり、昨年度も引き続きコロナ禍にあったというところで、やはり直接の交流がなかなか難しいという中で、何かできることはないかというところで模索させていただいた結果が、そのオンライン交流という形になったというところでございまして、ちょっとこちらとしても、いわゆる市民交流ですとか、いろいろなイベントを開催して幅広くやったほうがよろしいかという意見はあったんですけれども、やはり制限があったというところで苦肉の策としてオンライン交流にとどまったというところでございまして、そういった実情でございました。
◆間中りんぺい
苦肉の策ということでということであれば、そういったお考えもあったと見受けられるので、また次回、そういった機会があればぜひ生かしてほしいなというふうに思っています。それから、今約3万人の外国人と話をしましたけれども、その板橋区内に住んでいらっしゃる外国人の方が、今後減っていくのか、増えていくのか、国の施策にもよりますけれども、区のコントロールの効かないところで、この3万人が5万人になったり10万人になったりという可能性があると思うんです。やっぱり、それだけの方が中国・台湾に限らず入ってくれば、違う文化を持った方々がぽんと増えていく、区のコントロールが効かないところで増えていくことがあれば、いろんな摩擦が地域の中で起きていくことは当然だと思うので、こういう区の管理のできないところで外国人住民が増えていくようなことに対する対応とか、今のうちの手だてとか、そういったことは区として考えていらっしゃるのかどうかを確認をします。
◎文化・国際交流課長
当課といたしましても、外国人の人口につきましては、コロナ禍で少し減った時期もあったんですけれども、コロナ禍からの大分見通しが立ってきたというところで、人口につきましてもほぼコロナ禍前に戻ってきているというところでございます。今後の見通しでございますけれども、やはりこれからは、板橋区だけではないかと思うんですけれども、全体的に人口が増えてくるのかなというふうに考えておるところでございます。委員おっしゃるとおり、それに伴った一部の弊害といいますか、いろいろな問題が出てくるかなというところではございますけれども、先ほどごみ出しのルールのお話も出ましたけれども、そういった周知も必要となってくるでしょうし、やはり区民同士のあつれきですとか、認識の違いから出てくるいざこざですとかが出てくるかなというところでは、予見されされるところでございますので、日頃から多文化共生というところは引き続き啓発していかなければいけないのかなというふうに考えてございまして、引き続き、財団と連携しながら外国人に対する、外国人の方に日本を知っていただくための講座ですとかをやらせていただいたりですとか、一方で、区民の方に外国人の方を理解していただくために、そういった啓発事業なんかは展開してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
◆間中りんぺい
お願いします。次の質問に行きます。次に、主要施策の成果の170ページで、植村記念財団、植村冒険館について質問をしたいと思います。入館者数延べ1万287人と書いてありますけれども、開館日数307日、これは今移って、最初の年度の人数になりますか。ちょっと確認だけ、まずは。
◎
スポーツ振興課長
こちらは、令和4年度になりますので1年を通して新しいところの人数になります。
◆間中りんぺい
1万287人という数字が、兵庫県豊岡市の植村直己冒険館に会派で視察へ行ったときにいろいろ伺ってきたことを考えると、豊岡市のほうは初年度9万5,000人がいらっしゃっているということで、それだけやっぱりすごい方だと思うんです。できて、新しくなって1万287人、この中には体育館利用者の方も多く含まれているでしょうから、ちょっとやっぱり少ないかなという印象があったんですが、この1万人という人数に対してはどんなふうに捉えていらっしゃるか。
◎
スポーツ振興課長
今のところに移る前は、大体1万5,000人ぐらいのペースだったので、それに比べれば少し落ちているというふうになります。ただ、171ページを見ていただくと、(4)の利用者数として、1階に実物大の犬ぞりが置いてあるんですけれども、そちらのほうを訪れた方は3万3,166人となっているので、1階か3階かの違いはありますけれども、延べ人数としては4万3,000人ぐらいの方に興味を持っていただいているというような解釈はしています。
◆間中りんぺい
大分上がったなと思いますけれども。1階のチャレンジベースって、これは本も読めるようになっているんでしたか、本がたくさんあるのは、読めるようなっているんですね。3階のどんぐり文庫が、コロナ禍ということもあるんでしょうけれども、見学に行ったときに椅子が1個しかなかったのかな、あそこ。ちょっと奥まった小さな部屋の中にずらっと本が並んでいて、そこに椅子が1個置いてあるような状況で、ここで本を読むというのは何かすごく寂しいなというか、本を読めるような状況じゃないなと思ったので、3階のどんぐり文庫についても、もっときちんと本を読めるような環境にしてもらいたいなというふうに思っておりますが、まずその点について。
◎
スポーツ振興課長
先ほどの入館者のこともあるんですけれども、1階には訪れているけれどもなかなかそのまま3階に足を運んでいただけていないという状況は、財団のほうも承知をしておりますので、その辺は、財団の役員会等ありますのでそちらのほうで考えていきたいと思います。併せて、3階の文庫についても、もっと訪れたときに使いやすいようなところを考えていきたいと思います。
◆間中りんぺい
これ1992年に蓮根でオープンしたと思うんです。蓮根は、すぐ近くに私が住んでいたので、もう小学校のときは雨が降ると必ず友達と植村冒険館で本を読むというのが、ずっと習慣みたいになっていたので、個人的にはすごくなじみのある施設で、蓮根からなくなっちゃったのも残念ではあったんですけれども、30年間蓮根にあってどんな成果を上げられたのかというのは、どうなのかなと思うんです。施策の成果って書いてあっても、今日に限った話じゃないというか、全部のつくりがそうなんですけれども、主要施策の成果が全部については成果にはなっていないじゃないですか、何々を行いましたとか、何々を実施しましたとかで、結局この事務実績調書とほとんど内容が同じになっちゃっているから、この実績調書の補足版みたいなところになっちゃっているから、もう実施したとか取り組んだとか、その結果どんな成果があったのかをやっぱり主要施策の成果には書いてほしいので、何か来年から成果が分かるようなものにしてほしいなというふうに思うんですけれども、植村記念館における施策の成果というのは、実施した結果、どのようなものだったのかというのは、口頭で教えていただけるとしたらどんなふうに考えているか伺います。
◎
スポーツ振興課長
冒険家の植村直己さんの業績を後世に伝えていくということで、様々な事業を行っているところになりますので、令和4年度に関しては結構コロナということも影響して中止ということが多かったんですけれども、令和4年度以降、今年度も含めて実施ができているというところで、その辺で参加している方々も増えているというところで、伝えていけるところはしっかりと伝えていきたいと思っています。
◆間中りんぺい
あまり聞きたかった成果ということではちょっとないんですけれども、いいです、次にいきます。もうちょっと聞きますけれども、やっぱり豊岡市の植村冒険館に行って、大きく違うな、向こうも業務委託費は2,400万円ぐらいだったので、それにいろいろプラスされて2,400万円だけじゃなかったんですけれども、一番大きく違ったのは、やっぱり関係人口とか交流人口が全然違う、全国から本当にチャレンジャーが集まってくる、チャレンジャーってやってみたいを心にかけるという、いろんなチャレンジをする人、日本一周したり、鎧をまとって城を歩くとか、百名山を登るとか、いろんなチャレンジをする人が植村冒険館をその途中に聖地みたいにしていて、そういう人たちとの交流がすごくあるなというふうに思っていて、いろんなメディアを見ても板橋区の植村冒険館は展示と上映がある施設ですってなっていて、兵庫県のほうは体験できる施設です。ウエムラ・スピリットを見る施設なのか、ウエムラ・スピリットを体験する施設なのかという違いが、文字づらでも違いがあるなと思っていて、僕はやっぱりその体験する施設に切り替えていくことも必要じゃないかと思うんです。兵庫県のほうは、どんぐりbaseというものを造って、いろんなキャンプだったり、たき火だったりができる施設に切り替えていますし、向こうではスポーツ用品メーカーのミズノとか三井物産なんかの研修なんかも行っていて、そういう大企業が、大企業の幹部が成果を求められる社会の中で必要とされることを植村の考えから学ぶというような研修も行っていて、板橋区の施設ではこういう企業研修とかというのを受け入れたりしているんでしょうか。
◎
スポーツ振興課長
今時点では、特にやっておりません。
◆間中りんぺい
あれだけアクセスが悪い、本当に豊岡市の施設はアクセスがよくないのにもかかわらず、全国からいろんな人が来て、企業研修を受けに来て、植村から学ぶものがあるというふうな、そういうポテンシャルをやっぱり持っている施設だと思うので、もっともっと活用の方法があるだろうと、これだけの予算をつけるんであればもっと学ぶことがあるだろうと思うので、公民連携じゃないけれども、公公連携みたいな分野で、ぜひ向こうの職員さんたちと一定期間入れ替わってお互いの施設で働いてみたりとか、そういう取組も進めていただきたいなと思いますが、今後の植村記念財団の運営に関して改めて聞きたいと思います。終わります。
○主査
所管の決算の調査の途中でありますが、議事運営の都合上、この際、暫時休憩いたします。
なお、再開時刻は午後3時35分といたします。
休憩時刻 午後3時02分
再開時刻 午後3時30分
○主査
休憩前に引き続き、区民環境分科会を再開いたします。
おばた委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に先ほどのおばた委員の個人番号カード制度に対する見解に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。
◎戸籍住民課長
制度上の問題等につきましては、報道などによって問題点の認識はしております。しかしながら、区としては区民の利便性の向上や区民に不利益が生じないよう最善を尽くしていくしかないと考えております。引き続き、
マイナンバーカードのメリットの周知であるとか、セキュリティーの担保をしっかりしながら実施をしていきたいと思います。
◆おばた健太郎
区として安全性ですとか、そういったセキュリティーに担保してしっかり進めていただくということはよく理解できました。そもそものつくりというか、立てつけに問題があるのかなというふうに思っていますので、それはそれでまた指摘だけさせていただきたいと思っております。あと1点だけ、ちょっとそこの点で確認なんですが、先ほどマイナンバーにひもづけで国保年金課がというようなご答弁が1つあったと思うんですが、ちょっとこれ確認だけなんですが、保険は被用者保険ですとか、後期高齢者医療とかあると思うんですが、そういったいわゆる企業からの保険についても、このマイナンバーのひもづけについては国保年金課が担当するというつくりになるというそういったことなんでしょうか。
◎戸籍住民課長
ひもづけ支援につきましては、令和5年の9月末にマイナポイントのひもづけの申請が終了しましたけれども、それまでもマイナポイントと公金口座連携と国保連携については、区としてポイント支援という形で行ってきました。それについては、国保の方、社保の方、関係なく保険証連携はしてきているので、そこの部分についてはというところですね。
◆おばた健太郎
分かりました。それでは、聞きたいやつからお伺いしようかなと思いますが、主要施策の成果の309ページの柱Ⅱのデジタルトランスフォーメーション戦略のデータ活用・情報発信の3つ目の産業データベースのリニューアルというところなんですけれども、これ660万円ということで、こちら一応完成したというような認識で大丈夫なんでしょうか。あと、この板橋区産業データベースは、今ホームページでもう公開されているんですが、そちらでよろしいということでしょうか。
◎産業振興課長
こちら、公社のほうで見直しを図ったデータベースですけれども、一旦は予定どおり出来上がったというふうに認識しています。
◆おばた健太郎
これが、令和3年のときの決算調査のときの答弁の中では、リニューアルを頑張りますというような答弁があるんですけれども、端的に申しますとちょっと使い勝手に問題があるかなというふうに思っておりまして、具体的には検索機能とかそういった部分に、若干もう私の目から見ると不具合があるんじゃないかなというふうにも思えるんですけれども。まず、ちょっと幾つか指摘だけさせていただきますと、まず検索が小売サービス業というやつで検索をしますと、都道府県で本社を選べるんですけれども、常識的には東京都かなと思って東京都を選ぶと、検索していないときは110件の会社さんが出るんですが、東京都を選ぶとゼロになっちゃうんですね。だから、検索の恐らくその都道府県のところのキーが多分間違っているのかなという感じがしております。あと事前の改修前のご答弁、昔のものですけれども、写真が載っけられたり、動画が載せられますよということなんですが、確かに動画が載っている会社さんもあるんですが、ほとんどのものは写真も載っていない状況でして、このデータの正確性というか、頻度といいますか、データそのものの鮮度というところをもうちょっとアップデートしていただく必要があるかなと思うんですけれども、ちょっとそういったご指摘をしつつ、板橋区産業データベースのこのご評価というか、今どういう状況かなというのをちょっとまずお聞かせいただいてもいいでしょうか。
◎産業振興課長
ご指摘ありがとうございます。システムがうまく動かない部分であったりとかというのは、この板橋区で使っているシステムに限らず、様々なところであると思いますので、そういったところは気づいた時点で見直しがかけられる部分、修正ができる部分はしていく必要があるのかなと思っています。もちろん費用面と相談した上で、そういった修正というのは必要なのかなと認識をしています。あとはデータベースの使い勝手というところで言えば、今様々な使用の想定というものがされていると思いますけれども、新しい情報、画像であったり動画であったりというのは、もちろん最新のものがもちろん利用される方にとっては好ましいとは思いますけれども、それにはやはり一つひとつの企業様からの情報であったり、上げていくのにそれなりの労力であったり周知というのが必要だと思いますので、そちらのほうも日々行っていきたいと思います。
◆おばた健太郎
ぜひこれちょっと更新をしていただかないとなという感じではあるんですが、せっかくですのでもうちょっと申し上げますと、この業種というところがあるんですが、これ日本標準産業分類というやつを多分入れているんだと思うんですが、大本のサービス業種というのが小売サービスでラベリングされているくくりなのにもかかわらず、この業種が全部載っけているので、農業とか林業とかまでリストに入っているんですね。それだと、ちょっとほぼ意味がないのかなという部分もありますので、ぜひともそういった部分、ぜひ修正していただきたいなと思います。それで状況だけお伺いしますが、以前の分科会等でこの産業データベースの登録社数が419社というのがどこかにあったんですが、現時点で何社ぐらい登録されているのかということと、もう1点今後どのようにこれを活用されていく予定なのかというところもお聞かせください。
◎産業振興課長
現在、最新で把握しているものとしては、登録件数が公開できているもので426件で、非公開のものとしては3,402件ございます。利活用の方法については、外部事業者さんが板橋区にある企業さんを調べて、受発注につなげることであったり、あとは内部としては区内企業さんに伺った際に、その企業さんが今どういったところに課題があるかとか、どういうことをされているかみたいなことを記録として使っていたりというような形で、より企業さんに対する支援が事細かにできるように活用はしていきたいと思っています。
◆おばた健太郎
ちょっと今いただいたご答弁の中で、非公開3,400件というのを、せっかくですのでその理由といいますか、どういった理由でこの3,400件という、公開が非常に逆に言うと少ない状況なのかなと思うんですが、事情をちょっと教えていただければありがたい。
◎産業振興課長
申し訳ございません。こちら、公社のほうで1件1件管理しているものですから、ちょっと非公開の理由というのが数字等も分かりませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。
◆おばた健太郎
令和4年度の決算の中で、データベースが今後リニューアルして使えるぞということだったので、いろいろとご指摘をさせていただきましたけれども、今後せっかくデータベースとして活用していただく上では、やはり検索性、それから利便性、さらに言えば会社を見つけたときに、今ちょっと見るとホームページにも飛べないような状況になっていますので、ホームページですとかもしくはSNSですとか、そういったものにもしっかりアクセスできるような使えるデータベースにどんどんしていっていただきたいなというふうに要望をさせていただきたいと思います。続きまして、主要施策の179ページの産業活性化戦略の部分の中で、特にこのベンチャー企業・起業家支援賃料補助金の部分と、あと、201ページのところに企業活性化センターの運営の中でスタートアップ・オフィス入居企業数というような部分がございますけれども、こちら新しく会社を板橋区の中で産業を立ち上げるというときに、そのスタートアップでオフィスが欲しいとか、あとはその賃料を補助してほしいという、そういった支援というのは非常に有効かなというふうには思っているんですけれども、こちらの今まずはこのベンチャー企業・起業家支援賃料補助金の実績増、令和4年度で66件ということですけれども、こちらの状況についてちょっとお教えいただけますでしょうか。
◎産業振興課長
66件はこちらの延べというか、その前から受けているものも含めてになりますので、令和4年度には新たに受けていただいたところが、令和4年度に賃料補助をしたところが21社ほどでございます。という形で、毎年度新たなそういったベンチャーであったり、創業したところには支援をしているという形になります。
◆おばた健太郎
そしたら、企業活性化センターのほうの現状についてもお教えいただけますでしょうか。
◎産業振興課長
企業活性化センターですが、今空調の工事をしておりまして、ここのところちょっと新たな入居はいただけないで、逆に一旦外に出ていただくような形で、現在まさに空調の工事中ですので、今は入居企業はいないような状況でございます。
◆おばた健太郎
そしたら、起業家支援賃料補助金のほうなんですけれども、こちらの条件ちょっと拝見していますと、実際に借りる、事前にお話をいただいてということというふうに書いてあるんですが、その借りた契約書を持ってそちらの申請に行くというような段取りだったかなというふうに認識しているんですけれども。スタートアップの方、私が拝見していますと、今ほど申し上げたこの企業活性化センターで運営された方で移られる方には少しサポートといいますか、便宜を図るというような記載もあったかなというふうに思うんですけれども、そういった手続上、実際に賃料が発生して借りると決めてから、この補助が始まるというこの煩雑さというところがあるかなと思うんですが、その点についていかがでしょうか。
◎産業振興課長
煩雑かもしれませんけれども、一旦その賃料をお支払いいただいて、その分を補助をするという形ですので、そのような形で。審査会も経て認められた企業さんに対して、そのような形で補助をしているということです。
◆おばた健太郎
これ、今、令和4年度についてはですが、今現時点でというところがもし分かれば追加で教えていただければ、令和5年度についてはありますでしょうか。
◎産業振興課長
令和5年度も相談も申請もいただいていますし、審査会で新たに認められた企業もございます。
◆おばた健太郎
マックスでたしか20万円の半分と、2分の1ということで、スタートアップの企業にとって本当にその固定費が補助されるというのは非常に効果的かなというふうにも思っております。このままぜひ進めていただければなというふうに思っております。ありがとうございます。一つ下りまして、いたばし未来の
発明王コンテスト事業ですが、先ほども少し質問がありましたが、これホームページを拝見すると、あなたの施策が実現するかもというような記載がたしかあるんですけれども。実際にこれまで何年間かやってこられて、3年間やってこられて、実際に実現したというものはどういったものがあるんでしょうか。
◎産業振興課長
実現というと、製品をつくったりというところまでは正直至ってはいないのですが、ただ関わっていただいている方からは、せっかく子どもたちのいろいろなアイデアであったり、それは企業さんとしっかりつないで、実現にまでこじつけられるものがあればどんどん応援したほうがいいんじゃないかというご意見はいただいているところです。
◆おばた健太郎
これ、君のアイデアを形にできるかもしれないとホームページにあるわけで、ぜひともこれを形にしていただきたいなというふうに思うわけでありまして。過去の議事録を見ても、そういったご要望もやはり審査の委員のほうから出ているわけでして、今回、最初の年度が49件で、次が13件、16件ということで。せっかくやはりいい事業が、ごみ取りのやつでしたっけ、そういったものもあって、実現化というところにここはやっぱり一つ、区がある程度バックアップするような体制もつくる必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、ちょっと意気込みを含めてちょっとお願いしたいんですがいかがでしょうか。
◎産業振興課長
区内企業さんのお力とあとは区に住まれているというか、こういったものに応募されるお子様方のいろいろな発案というのは、非常に未来を担う部分として、こちらとしてもどんどん応援はしていきたいと思っておりますので、ご意見をいただきまして、今後の検討に進めていかせていただければと思います。
◆おばた健太郎
もうぜひお願いいたします。このまま尻すぼみにぜひならないようにお願いしたいなというふうに思います。続きまして、184ページの空き店舗ルネッサンス事業についてなんですが、これ随分昔からやっている事業だと思うんですけれども、令和5年度予算はついていないのかなというふうに思っているんですけれども、まずはこの空き店舗ルネッサンス事業についての総括といいますか、これまでの状況についてお知らせいただければと思います。
◎産業振興課長
こちらは、商店街が主体となって取り組む空き店舗活用モデル事業に対していろいろな形で補助をする事業でございました。ここに関しては、今回、令和4年度で一旦補助の内容というか補助の期間が終わりまして、実際にそこを補助していた店舗につきましては、この補助をなくしても運営を継続していけるだけのお力を持って、引き続き商店街の中で店舗経営をしていただけるというところで落ち着いたところでございます。
◆おばた健太郎
令和元年度に行政監査結果報告書というので、この空き店舗ルネッサンス事業についての報告書があって、平成28年からですか、ずっとやっていって、様々支援した中で閉店したお店も多いというところもあって、あと東京都の支援も令和4年で終わってしまったというところもあるんですが、これやっぱり空き店舗というのはこれからも必要な施策というか、これからもずっと対策していかなければならないものですので、東京都のある種支援が終わったから終わりというものじゃなくて、これは引き続き継続してやっていくべきだと思いますが、最後いただければと思います。
◎産業振興課長
主体となる商店街さんがあれば、引き続きこういった事業も続けられればと思います。
◆荒川なお
先ほど、1巡目のところで環境政策課への質問をしていて、それで解体件数、幾つか解体工事件数の届出件数については、これも一般質問でも言いますけれども、3,300件あるということで。ちょっと確認なんですけれども、この約3,300件のそのほとんどがアスベストがあるという認識でいいのか。もし件数で、建物によってはちょっと明らかに入っていないものもあるかと思うんですけれども、分かればお聞きしたいんですけれどもお願いします。
◎環境政策課長
3,296件には、解体工事をはじめリフォーム工事など幅広く、まず対象となる報告を受けております。事前調査結果報告では、ご指摘のように含有がありなしということはその中で分かるんですけれども、それをちょっと現在のところ、手持ちで統計として持っておりませんので、大変申し訳ありません。
◆荒川なお
大体としても、ほとんどがそうだということも分からないと、ほとんどにアスベストがあるということも分からないということですか、今の答弁。
◎環境政策課長
いわゆる傾向として、全体として含有が何%、何割程度あるかというところも、大変申し訳ございませんが、現在のところはそのあたりの動向を持ち合わせていないところでございます。
◆荒川なお
何でそんなこと聞いたかというと、届けていないところもありますよね。だから、本当はちょっとその件数というかアバウトでも聞きたかったので、多分今の答弁だと分からないかと思うんですけれども。届けていないというふうになると、しかもこちらは板橋区として把握していないから、どういう状況かというのもより分からないわけですよね。だから、その状況を今事実上放置しているわけじゃないですけれども、対応し切れないでいるわけですけれども、そこが今そのままでいいのかなというのをすごく感じているわけですけれども、そこについても答弁を求めます。
◎環境政策課長
まず、届出対象については、法令で届出対象ということがございまして、例えば大気汚染防止法に基づきますと、建築物の解体工事の場合は解体作業対象の床面積の合計が80平方メートル以上ということで、これについてはお届けをいただいてということで、私どももその結果の把握をしているというところでございます。それ以下のところにつきましては個別に、例えば苦情等のご相談があった場合については現地調査等で対応しているというのが現状となっております。
◆荒川なお
それで、以前もその苦情とかがあって、それで板橋区がその現場に行ったなんていう話は、2年ぐらい前だったかな、たしか何か答弁があったかと思うんですけれども。今現在も大体ペースとしては、例えば届出はないけれども苦情が来る、届出ないところでとか、今基準を満たしていないところでは届出がないというところもあると思うんですけれども、そういうケースもあるのかというのもお聞きしたかったのですが、お願いします。
◎環境政策課長
こうした建築物に関しましては、様々なご相談が寄せられるというところでございます。私ども、ちょっと今は令和4年度の実績を持っておりませんが、令和3年度で申し訳ございませんが、参考でいきますと建設作業で約130件程度、その他一般で80件程度、年間で苦情というものが寄せられております。そういったところの中に解体も一部含まれているところかと捉えておりますので、そうした中では対象外のものにつきましても、そうした相談等が寄せられた場合については現地調査などで対応しているというのが現状でございます。
◆荒川なお
そうすると、今言った130件も全部が解体工事、いろいろ含まれているということですよね。だから、ちょっとその数字は正確に分からないわけですけれども。特にやっぱり気になっているのは、これからたしか令和10年度ですか、あと5年ぐらいかけてその解体工事件数というのは増えていくということは、以前も板橋区のほうで報告があったんですけれども。そういう中で、先ほど調査件数は減らさないようにすると言っていたんですけれども、たしか聞いたところでは今年度は3,600件ぐらいというふうに聞いているんですけれども、それで調査件数が500件前後というふうになると、調査されていない件数というのが、今後あと5年間でただ単に増えていくということになってしまうのが、やはり本当に心配なんですけれども。そこについて早急な、そのときになってからの対応じゃやっぱりできないので、必要になってくるんじゃないかなと思うんですけれども、答弁を求めます。
◎環境政策課長
アスベストの大気汚染防止法の改正に伴って、事前調査結果の報告が増加するだろうということは、社会一般的に言われているところでありまして、私どももその指導検査体制を整えて現在対応しているところでございます。そうしたところが、令和5年度でも反映というか、しているところでございまして、9月現在でアスベストに限った立入調査件数では269件という今実績となっておりますので、上半期というところでは例年以上の立入りはできているのかなということで。まだ下半期がございますが、そうした現在の体制の中でのまず執行状況と、今後はまた報告の上がってくる数字というものを捉えながら、立入検査の検査数の維持といいますか、検査に対応していきたいと考えております。
◆荒川なお
これ、あとほかの自治体とかではそういう先進的、何かたしか聞いたら検査数とか率なのか分からないんですけれども、板橋区は大体真ん中、23区でなんですかこれ、真ん中ぐらいだというふうに聞いたことがあるんですけれども、じゃちょっと先進的にほかの自治体で進んでいる、どういうことが理由でなっているのかとか、ちょっとその辺区として把握していたら最後にお聞きしたいんですが。
◎環境政策課長
今、お話がありましたように、23区でも立入検査の実施状況というのは、やはり様々でございまして、板橋区は23区中ちょうど中位の実施割合になっております。基本的に伺うところでは、やはり実施体制が自治体によってやはり異なりますので、そこの状況の手厚さ、逆に手薄さということの中で実際に行える立入検査というものがある程度の水準となって、各自治体の違いとなっていると把握しているところでございます。
◆荒川なお
アスベストって、もうご承知のとおり被害が出るのって20年とか30年とか先で、そのときにはもう被害を与えたって分からないんですけれども、実態が分からないわけですよ。だから、保障もない、ただもしかしたら病気になるしかないという、やはりそういうものですから。やはり、より慎重にというか、今対応できるものはしっかりと対応して、早くそういうことがより起こらないように。一応今、国としても何かいろいろやってはいますけれども、まだちょっと不十分な点も多いので、そういう対策はしっかりと行っていただきたいというふうに思います。それで、ちょっと環境全般のところなんですけれども、先ほどウォーターサーバーのこととか、令和4年度はウォーターサーバーが設置された。ただ、令和4年度の予算のところではすごい大きな目玉的な形でやるぞと。ただ、区役所の1階にウォーターサーバー、当時はしかも1か所しかありませんでしたから。やっぱり、ちょっと今現在もそうですけれども、ちょっとこの環境政策全般としてどういうふうな対策をというのが、もうちょっと具体的に、ゼロカーボンシティ推進調査特別委員会でも少し示されていますけれども、もうちょっと示されていかなければいけないと思うんですけれども、そこについても答弁を求めます。
◎環境政策課長
ゼロカーボンシティ推進調査特別委員会でも同様のご議論があったところでございますが、ゼロカーボンを見据えていく上での施策のプライオリティーといいますか、やはり優先順位というものを明確にして、そうしたものを実際に対応いただく区民の皆様や工事業者の皆様に届けていくということは、大変ゼロカーボンを進めていく上で大切なことと思っております。いろいろと、このゼロカーボンに係る外部の環境というのも変わる中で、例えばアクションポイント事業などは区として注力している事業の一つでございますが、そうした新たな事業の検討も含めて、区がやはりゼロカーボンを向けていく上でのビジョンという、個別事業の取組も含めてビジョンということについては、より明確にというかしていって、区民や事業者の皆様と共有していきたいと考えております。
◆荒川なお
その環境政策の全体の中で、先ほど農地のところはほかの委員からも質疑があったんですけれども、やはりあの農地のところは、この間、私もずっと聞いていて、ただ単に土地を持っている方が亡くなるであるとか、そういう事情がいっぱいあって。確かにそこだけ聞いていると、そこは仕方ないというふうになるんですけれども、それで終わってしまうと、農地がたくさんあるかないかというのは環境とも大きく関わるので、そういう立場からもちゃんと広げていく、板橋区として亡くなって、今の段階だと減っていくのをただちょっと見ているだけのようにも見えるので、対策というか広げていくという対策もしっかりと示されていかなければいけないんじゃないかと思うんですけれども、そこについての考えをお願いします。
◎赤塚支所長
今後の農地の考え方ですけれども、今のあくまで方向性としては、できるだけ残していこうというようなところと、先ほども申し上げたんですけれども、もう農業者の方が使えなくなったところを、そこをもうやめて、もう農地じゃなくすのではなくて、そのまま農園などにして活用していこうというところまでは積極的にやっていこうというところでございますので。あとは、それ以上の話になってくると、今農地じゃないところを農地にして広げていこうとか、そういうお話になってくるのかなというところなんですけれども、実際今違う目的で使われているようなところを農地にするということが非常にコストがかかるところなんですね。土壌の改良から始めてというところもありますし、そもそもなかなかそれに適した場所がないこともあって、非常になかなか難しいかなというところと、あとはその辺の総合的な緑化政策と併せて考えていかなきゃいけないのかなというのが、今のところの状況かなと思います。
◆荒川なお
今、コストがかかるというところ、恐らくかかると思うんです。だけど、その環境ってすごい大きなところで、世界的なものなので、何かそこをちゅうちょしちゃうとなかなか進まないというか、と言ってなかなか板橋区全体もちょっと遅れていたりというところもあるわけですから、そこはちょっと思い切って。以前、ゼロカーボンシティ推進調査特別委員会のときにはほかの会派の方からも予算をもっとつける、農業というだけじゃないですけれども、つけるべきだという発言もありましたので、やっぱりそこはしっかりともう思い切ってやる必要もあるかなというふうには思います。答弁、あまりいいのが返ってこないと思うので、ここまでにします。
◎資源環境部長
環境部門として、あらゆる場面で今地球環境の問題ということで捉えているわけです。今話題に、お話しになった全てのものがやはり関係してくるということですから、どこをどういうふうに区民の方々が関わっても、これは環境に関わることであるという認識でおります。したがいまして、まず私どもとしては環境部門としてその意識啓発、当然の考え方をまず持ってもらうということで、その醸成に向けているということですね。それから、あと経済的な話も含めて、区の様々な場面でしていかなければいけない内容についても、地球環境を含めてそういったところを捉えながら考えていただくということになるのかなと思っておりますので、今まではそういった一つのことを一つだけで、縦串だけといいますか、縦割りで考えるということではなくて、環境ということで横串でしっかりと考えていく必要があるのかなというふうなことでございますので、全てのところにやはり関わってくるというふうな認識でおります。
◆荒川なお
じゃテーマを変えて、時間がないので。スポーツのところについても再度質問したかったんですけれども、これは以前にスケートボードのことで総括質問か何かで質問をしたことがあるんですけれども、都立公園にスケートボード場を設置という方向が、たしか来年度東京都のほうであるというふうに聞いて、私そのときには板橋区としても板橋区に近い都立公園とかでそういうスケボー場の設置というのを求めたんですけれども、その後板橋区として何か東京都に求めたのか、あと今現状何か東京都のほうで進んでいるということを把握しているのかどうかというのをお聞きしたいんですが、お願いします。
◎
スポーツ振興課長
現状、スケートボード場をどこかの都立公園に造るというような話はちょっと聞いてはいません。ただ、都立城北中央公園などは板橋区にもまたがっているところですので、スポーツ施設なんかを、あそこは陸上競技場なんかもあるんですけれども、そのほかにスポーツ施設なんかを造ることはできないかというような、スケートボード場とか限定せずにそんな話はしているところです。
◆荒川なお
なぜそんな質問したかというと、ちょっと私のところにやっぱり路上でスケートボードをやっているということで、やはり騒音とあと交通事故とか、路上なので危ないということで最近相談が多くなっていて。ただ、その相談している方からすると、そこからスケボーをやっている人たちがいなくなればということなのかなという相談なんですけれども、やはりそれだけではちょっと解決にならないなというふうに思っていて、やはり早期に何かしら区としても、スケボーに限らないと思うんですけれども、先ほど言われたような対策が必要なんじゃないかと思っているんです。今、ちょっと答弁がなかったんですけれども、東京都には板橋区として何かそのことに関しては特に申し入れてはいないということでいいんですかね。
◎
スポーツ振興課長
一応申入れはしています。都立城北中央公園について何かしらのスポーツ施設をという話はしています。ただ、具体的にいつどんな施設ができるとか、そういうふうな具体化にはまだしていないという状況です。
◆荒川なお
その都立城北中央公園、別にほかにも都立公園って、浮間公園はちょっと池が大きいからあまりできないかもしれないんですけれども、あと赤塚公園とかありますよね。そういうところは含まれていない、特に要望していないという認識でいいですか。
◎
スポーツ振興課長
今のところ、赤塚公園にという話では、こちらのほうからは打診はしていない状況です。
◆荒川なお
それは、何かその公園の条件とかそういうことなんですか。先ほどあったような、赤塚公園とか浮間公園ではできないという条件というのを、板橋区としてそれは判断しているということなんですか。ちょっとその理由も最後に聞きたい。
◎
スポーツ振興課長
城北中央公園に話をしたきっかけが、城北地区に三種公認の陸上競技場がないというところから、そこに400メートルトラックを備えた陸上競技場があるというところで、話を持っていったのがきっかけにはなっています。今、ちょうど都立城北中央公園自体が再整備をしている最中ですので、その再整備の中に持っていけないかというところで話をしているという状況です。
○主査
以上で終わりにします。
再質問者が一巡いたしました。
再々質問につきましては、残り時間を質問希望者で割った時間が1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おき願います。
それでは、再々質問のある方は挙手願います。
(挙手あり)
○主査
下ろしていただいて結構です。
質問希望者が7名いらっしゃいます。
残り時間が48分ですから、1人当たりの質問時間は6分となりますので、よろしくお願いいたします。
ひはら委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に先ほどのひはら委員のウォーターサーバーの設置状況に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。
◎環境政策課長
申し訳ございませんでした。先ほど、令和5年度の12か所の設置につきましては、予定と答弁させていただきましたが全て設置済みでございます。本庁舎だけ水量計というものを設けて、実績を把握しておりまして、令和4年度は1万3,443リットル、これを500ミリリットルのペットボトルの削減本数に置き換えると2万6,886本ということで、こうした実績のほうは把握をしておりまして、今後も把握してまいりたいと思っております。
◆ひはらみちこ
やはり、区役所の1階を見てみますと、利用している職員の方、区民の方が多いので、こちらを引き続き使わせていただきたいと思います。お願いいたします。では、戸籍住民窓口での
キャッシュレス決済につきまして質問させていただきたいと思います。今、手数料の支払いの際に
キャッシュレス決済ができるんですけれども、いたばしPayが使えないという現状ということでございます。やっぱり、いたばしPayの目的を考えると、区内の経済の循環というところがあるので、やはり区役所での手数料の支払いに使うのはやはり目的外なのかなという気持ちはあるんですけれども、やはり窓口で使えれば大きなアピールになって、アプリ導入者も増える。利用者も増えて、いたPayに入れるお金も増えて、区内の景気の循環にもなるのかなと考えております。なんですけれども、そういうところも含めまして、戸籍住民課窓口でのいたPayの使用をしていない理由をお聞かせいただけたらと思います。
◎戸籍住民課長
委員がおっしゃったとおり、いたPayの普及は重要と考えます。また、これも委員がおっしゃったとおり、いたPayの目的が区内の消費活動、経済循環の促進というところにあるので、いたばしPayの本旨とちょっと窓口での手数料というのがそぐわないというところも一つの原因でございます。また、併せましていたPayの場合、窓口スタッフに提示された金額を来庁者自身がスマホに打ち込んで、スタッフが確認をして、その後利用者がボタンをスライドして決済が可能となる方式であるので、決済終了までに複数の工程を踏まなくてはならず、待ち時間短縮を最優先とする証明書の交付窓口にはちょっとそぐわないかなというところで考えました。また、併せまして来庁者自身が金額を入力するところがございまして、金額の打ち間違い、もちろんスタッフは確認するんですけれども、確認間違いのおそれを常に抱えることということもあり、今回本庁舎の1階で
キャッシュレス決済を導入する際には、利用者自身が金額を打ち込む方式での導入は避けた経緯がございます。
◆ひはらみちこ
窓口での正確性のため、それから時間短縮のためということで答弁をいただきまして、ありがとうございます。こちらとしてはPayPayと同じ感じで考えていたんですけれども、やはりバーコード決済ではないというところが大きな違いかと思います。いたPayがもしバーコード決済等も可能であるように改良されましたら、またご一考いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
◆寺田ひろし
最初に、ちょっと途中で質問が切れてしまったので、二十歳のつどいのほう、主要施策のほうは302ページに書いてありますけれども。途中まで申し上げましたが、やはり住民のお声から今まで議論もされてきましたので、各18か所では成人の皆さん、地域の皆さんが主催者となって、本当に手厚く成人をお迎えしていただいているところで、感謝の思いでいっぱいなんですけれども、それとともにやはり不登校であった方、またいじめに遭った方というのは一定数いらっしゃって。例えばなんですけれども、令和3年度でいうと中学生は451人不登校になっていまして、1学年で考えると150人ぐらいですかね。これが、多分4年後、5年後の二十歳のつどいの対象になると。いじめの未解決が中学生は70件なので、1学年やっぱり23名ぐらい。別室登校の子まで含めると、多分1学年で200人前後いらっしゃるのかなと思うんですね。今、集っていらっしゃるのが、主要施策に書いてあるように50%ちょっとを超えたところと。だから、この200人というのはおよそ4%ぐらいなんですね。実際に集えないというお声も現実にあるので、これ例えば区役所の9階とか、もしくはどこかで屋上のフォトスポットとか、記念品のポストカードでも手渡しできるような、きちんと晴れ着を着て来れるところというのは、ささやかですけれどもご用意いただけると、ご検討いただきたいなというのがあるんですが、この点いかがでしょうか。
◎地域振興課長
委員から今ご質問があったように、板橋区の特徴といたしましては18地区でやっているということになります。ほかの自治体を見ますと1か所で、対象人数が多い場合は1部・2部、午前・午後に分かれてやるというようなことが一般的でございます。もし不登校、いじめに遭っていたと、指定された地域の会場に行くと昔いじめていた人と会うかもしれない、なので行きづらいという感情も出てくるだろうと思います。その場合、現状ではこの18地区でやっているというメリットを生かしまして、板橋地区に住んでいる方がもし高島平にお友達がいるということであれば、会場変更ができますので会場変更してはいかがかというようなご提案をまずはしていきたいと思います。そのほかに、別に会場を設けてというご提案でございますけれども、私どものほうも個人情報の取扱いの関係で、どこまで不登校になっていた方の情報を把握して、その方に直接通知文を差し上げるのか、このような課題がありますので、別会場ですとかそういったご提案・要望が増えてきましたら積極的に検討はしていきたいと思いますが、現状では会場変更ということでご理解いただければと思います。
◆寺田ひろし
分かりました。その方たち限定というわけではなくて、全てを対象にしながらフォトスポットをつくるとか、ちょっとそういった場所をご提供いただければなというのは一つございます。また、ちょっと改めて私もいろいろ研究していきたいと思います。確かに千代田区とか、あと中央区とかは1か所で、八王子市とか世田谷区は3か所ずつかな。いろいろ各自治体で違いがありますので、私もちょっと勉強してまたご提案したいなと思います。時間もないので、次にいたばしPayについて伺います。いたばしPayのほうで、まず歳入にもなるんじゃないかなというこのあたりをちょっと説明いただければと思うんですが、いたばしコインはチャージ日の翌年の12月末にこれが消滅しますけれども、チャージした金額、セブンイレブンで入金したもの、これ、一体どこの歳入になるのかと。区のほうなのか、商連なのか、いたPayの管理会社なのか、そこをちょっと教えていただければと思います。
◎産業振興課長
商連のほうの歳入になります。
◆寺田ひろし
分かりました。まず、有効期限であるこの翌年の12月末、ほぼ1年ちょっとなんですが、実はこれ結構短くて、例えばなんですけれども、PayPayはチャージ分は5年間有効です、LINE Payも5年間、Suicaは10年、もっとすごいのはプリペイド式ではあるんですけれども、Edy、nanaco、WAONはこれ有効期限ないんですね。一般の方からすると、このPayPayでさえ5年、LINE Payで5年と。そこまでもつのに、いたばしPayだけ1年ちょっとなのは非常に厳しい状況だなと思うので。これ、実は国民生活センターのほうでも議題に上がっていまして、電子マネーを使おうとしたら有効期限で使えなくなったと。いろんな法律によって兼ね合ってくるところではあるんですけれども、ぜひこのあたりも初年度過ぎる頃なので、お声があればちょっとご検討いただきたいと思いますがいかがでしょうか。
◎産業振興課長
管理面でもなかなかちょっと難しいことと、実際の令和4年度に関して利用率99.94%とかなりの方に使い切っていただいているような状況ではございますので、いただいた意見も踏まえて今後検討はさせていただきます。
○主査
時間です。
◆岩永きりん
主要施策の成果227ページ、15のし尿・動物死体収集について、手短にお伺いをしたいと思います。このし尿の収集、これは水洗化されていないお手洗いのくみ取り処理かと理解をしております。まず、令和4年度の決算規模約900万円、これは豊島区と北区の分の処理をした金額も入っているということでよろしいでしょうか。
◎板橋東清掃事務所長
今、委員がおっしゃったような形で、豊島区のほうと北区のほう、戸数が板橋区が27戸、北区が7戸、豊島区が1戸、全部で35戸のくみ取りの経費になっております。
◆岩永きりん
この、今おっしゃっていただいた豊島区の1戸、それから北区の7戸に関しても、板橋区の予算で対応しているという認識でお間違いございませんでしょうか。
◎板橋東清掃事務所長
そのとおりでございます。こちらは、それぞれの区と協定を結びまして実施しているところでございます。
◆岩永きりん
分かりました。それから、この令和4年度にし尿収集を行った板橋区内の27戸に関しまして、こちらの方々というのは、水洗化できないあるいはしない特段の理由があるという感じでしょうか。
◎板橋東清掃事務所長
地理的な部分もございますし、しないわけではないのでございますが、やっぱり年々戸数としては減ってきているところでございます。
◆岩永きりん
分かりました。本当に素人調べで大変恐縮なんですけれども、一般的にはおよそ60万円から100万円で下水道に直結する工事を実施できるという情報を耳にしたところです。昨年度のし尿収集の決算額900万円、これを戸数の35戸で割ると1戸当たり年間約26万円になるかと思います。であれば、水洗化に対して全額補助をしても大体2年から4年ぐらいたてば、そのほうがかかる費用としては安くなるのかなと思ったりしました。実際はそんな単純な計算ではないかとは思うんですけれども、そのあたり水洗化の補助に関してなどご意見をお伺いできればと思います。
◎板橋東清掃事務所長
こちらのほうなんですが、やはり今申し上げた地理的な部分というか、やはり勾配が取れなかったりとか、本管のほうに流さないというような状況等もあるというふうに聞いております。
◆岩永きりん
分かりました。最後に、主要施策の成果219ページから221ページの11、資源循環協働推進の事業についてお伺いをさせていただきたいと思います。220ページになりますが、2の施策の現況、(3)環境美化啓発に関して。公衆喫煙所の設置数が令和2年度からゼロ件が3年間続いているかと思います。この点について、ゼロ件が続いているというその理由についてお聞かせいただけますでしょうか。
◎
資源循環推進課長
公衆喫煙所の設置につきましては、区のほうで区有地を活用したりですとか、あるいは民間助成を使ってですが、そういった形で設置のほうは調整といいますか検討を進めているところです。ただ、適切な区有地がなかったり、あるいは手を挙げる民間事業者さんがなかったりというところで、なかなか実現に結びついていない状況でございます。
◆岩永きりん
この令和4年度の公衆喫煙所の設置事業について、予算額と決算額、それからその内訳の概要を教えていただくことは可能でしょうか。
◎
資源循環推進課長
予算額といたしましては、大きなところでいきますと、区立といいますか公有地に公衆喫煙所を設けるための地盤の調査ということで500万円、実際コンテナとその他設置するために1,000万円というところの1,500万円というところが、大きく設置をするための経費でございます。それがかなわず、そのまま執行できなかったというふうな状況でございます。
◆岩永きりん
分かりました。この公衆喫煙所の設置について重々ご承知かとは思いますが、吸う方からも吸わない方からも切実にご要望されている方が多いと思います。今年度につきまして、公衆喫煙所の設置見込みはございますでしょうか。
◎
資源循環推進課長
先日、少し町会の方にはご案内したところでございますけれども、成増駅の南口につきましては、先ほどの例でいいますと民間事業者への補助を通じた設置というところは、現在事業者さんと調整をして、来年春に実施できるというふうな見込みになっているところでございます。
◆坂田れい子
先ほど途中になってしまったんですけれども、1点だけ、子ども起業塾、この板橋区内外の割合について教えてください。区民の方を優先して採ることができているのかということ、お答え願います。
◎産業振興課長
割合ということで、何%というところは今お答えはできないんですが、当然区民の方に多く申し込んでいただき、参加をしていただいているところです。
◆坂田れい子
中学生の起業塾の開催というのは、今一旦ストップしているんでしょうか。
◎産業振興課長
中学生を対象とした起業塾というのは、特に今までもやっていないかと思います。
◆坂田れい子
すみません、ホームページに載っかっていたのでちょっとお伺いしました。区民の子どもたちへの対象の輪をもう少し拡大して、本当にこれ抽せんで毎年人気のものになっているので、多くの方に利用していただけたらいいのかなと思いますので、そういった運営方法について、指定管理者さんに区民の声を届けていただきたいなと思いまして、この質問を終わります。次に、SDGs/ESG経営推進プロジェクトなんですけれども、主要施策の179ページです。こちら、専門員というのはCSRとかいったそういった専門員なんでしょうか。大体何人で行っているのか教えてください。
◎産業振興課長
専門家の資格であったりとかということでしょうか。とすれば、中小企業診断士会にお願いをしておりまして、約20名ぐらいの方に担当をしていただいているということになります。
◆坂田れい子
今回、このプロジェクトで修了企業数が10件ということなんですけれども、そうするとその20名の方はどのように割り振っているんでしょうか。1企業につき1人とかそういった割り振りなんでしょうか。
◎産業振興課長
まず、申込みをいただいて、その内容に合ったご相談内容であったり、この企業さんの専門性であったり、そういったことに合った中小企業診断士さんを診断士会にお任せするような形で当たっていただいているようです。
◆坂田れい子
約429万円という事業ですけれども、これは人件費ということで理解してよろしいでしょうか。
◎産業振興課長
多くが人件費、中小企業診断士会にお願いしているところで、あとこういったリーフレットとかもつくっておりますので、そういった費用も含めてになると思います。
◆坂田れい子
このプロジェクトの具体的な成果、例えばその企業がこのプロジェクトをやった結果、何か収益を上げたとか、そういった何か目に見える成果ということに関して状況を教えていただきたいです。
◎産業振興課長
目に見えてはっきり売上げが何%アップとかそういったところまで、実態はなかなかつかめていない現状でございますけれども、これに応募いただくことをきっかけとして、各社さんのあらゆる経営計画をしっかり見直していただいたりだとか、その経営計画を見直すに当たって事業継続ができるようにSDGsの視点等をよりふんだんに取り入れたより実現ができる経営計画の策定というのを改めて行っていただくところに、企業さんにとってのメリットがあると認識しています。
◆坂田れい子
ESGに関しては、どのような経営指導がなされているかというのをちょっと伺えたらと思うんですけども。
◎産業振興課長
こちら、特にそれを分けてここについて別々にということじゃなくて、併せてそういうのを支援をしているところなので、そこだけということで切り取っては今ちょっとお話が難しいです。
◆坂田れい子
ESGという評価が結構曖昧で、公平な評価というのはできるのか私は結構疑問に思っていて、ESGにフィットした取組というか推進というのがちょっと見えにくいなと思っているんです。世界では、最大資産運用会社を持っているブラックロックとか、そういったESGファンドを占めているという閉鎖状況がどんどん増えているという状況はあるんですけれども、そういった世界状況を加味して、こういった推進というのはしているのかどうか。その専門家の方の認識というのは、どういった認識なんでしょうか。
◎産業振興課長
そこまでESGの内容にこだわってこの事業をやっているわけではなくて、あくまでもこちらのリーフレット、募集のパンフレットも実は大きな字では、SDGs未来都市にも選ばれた板橋区が2030年を見据えた経営計画の策定を強力に支援しますというようなタイトルで募集をしているので、そこまでESGの内容にこだわってはおりません。
◆間中りんぺい
間中委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に先ほどの間中委員の植村冒険館の今後の展望に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。
◎
スポーツ振興課長
植村冒険館の今後ですけれども、3階のほうに大きなプロジェクターつくっていまして、植村直己さんの冒険を追体験できるような仕掛けになっています。1階のほうも、先ほど説明しましたけれども、実物大の犬ぞりが置いてあったりというところで、あと1階から3階のアプローチのほうにもパネル等を展示をしておりますので、先ほど豊岡市のほうは体験できる施設というような話がありましたけれども、見る施設として今後魅力を高めていきたいと思っています。
◆間中りんぺい
分かりました。1万人と3万人で4万人という計算じゃなくて、やっぱり普通に4万人来てもらえるようなそういう施設にしてもらいたいなというふうに思います。戸籍住民課のほうの支援措置について、それだけ最後聞きたいなと思うんですけれども。コロナでリモートワークとか在宅が増えて、家庭内の虐待件数が、子どもの虐待が増えてきたという背景を考えると、支援措置についても潜在的に必要性が高まっているんじゃないかなということを感じます。前、確認させていただいたときには、令和2年度ですけれども、板橋区内の支援措置が1,056件、主に30代、40代の女性で、比率にすると87%が女性からの申請だということで話をいただきましたけれども、この支援措置は現状をまずは確認したいと思います。
◎戸籍住民課長
支援措置に関わる板橋区の現在の傾向についてお答えします。年々、約100件ペースで増加の傾向にございます。制度がスタートした平成16年度は80件だったものが、令和4年度は年度末で1,245件になって、当初から比較すると15.6倍の増加になります。例えば平成24年度からの10年間で見ると3.3倍、また平成29年度から令和4年度までの5年間で1.7倍になってございます。
◆間中りんぺい
やっぱり、かなり増えているなというふうに思うんですね。前にも言いましたけれども、板橋区はホームページ等で一切案内をしていないということで、僕はやっぱり載せたほうがいいと思っています。近隣区でも必要性があるから載せているし、熊谷市なんかではほかの自治体の書類でも使えますよというふうな案内までしていて、必要性があるものだと思っています。今年、共同親権についても法務省から導入が出されるなど、結構今年に入って共同親権が盛り上がってきたなと思うんですが、共同親権の話の中でも必ず支援措置で障壁として挙げられてくるので、今後板橋区は今までどおりにやるんじゃなくて、より学校、幼稚園、保育園とか、警察とか、そういった関係部署と連携をしながら支援措置をかけていくという、対応していくという必要性があると思うんですね。その辺については、今区としてどんな認識があるかということを確認をしておきます。
◎戸籍住民課長
DV被害者につきましては、夫婦間のみならず、親子間、知人と支援対象が現在多岐にわたっている状況でございます。そのような中で、委員がおっしゃる支援措置の申請書の様式をホームページにアップすることにつきまして、今区のほうで考えておりますのが、例えば板橋区の戸籍住民課で扱っている板橋区住民基本台帳事務におけるDV等支援措置については、まず戸籍住民課の相談窓口でお客様の状況を聞き取りまして、住民票等の閲覧制限の支援措置をする条件に当てはまっていらっしゃるかを確認させていただいた上で、支援措置の申出書をお渡してご記入をいただきまして、またそれについて他の相談機関の意見をもらって、支援措置を決定する仕組みとなってございます。今現在、他の相談機関等にも処理の流れを統一してございますので、誰でもダウンロードできるホームページ上には掲載しないようにしているのが現状でございます。ただ、加害者の目に支援内容が触れてしまう等々のこともありまして、こういった取組もやっていますが、いただいたご意見を踏まえてどのようにしていくのが支援者の方にとっても有益かというところも踏まえて、引き続ききちんと検討してまいりたいと思います。
◆おばた健太郎
主要施策の173ページの美術館の運営についてですが、令和3年度決算のときに保管庫の借上げについてがちょっと話題になりまして、このときのご答弁で、年間1,203万7,740円で中央区に倉庫を借りていますよというような答弁があったんですけれども、これが今回の5,200万円の決算額の中で今どのような決算額になっていますかということ、場所も変わっているのかいないのかとか、今どういう状況なのかというのを教えていただければと思います。
◎文化・国際交流課長
収蔵作品の保管庫の借上げでございますけれども、令和4年度決算で1,203万7,740円計上しておるところでございます。保管している場所につきましては、変わらず対応させていただいておるところでございます。
◆おばた健太郎
念のためですけれども、駐車場に保管しているということはないということでよろしいですね。
◎文化・国際交流課長
おっしゃるとおり、そういったところには保管してございませんで、やはり展示品というものは湿度に弱かったりですとか、いろいろ保管する際に細心の注意を払って保管する必要がございますので、細心の注意を払って、しかるべき場所に保管をさせていただいておるところでございます。
◆おばた健太郎
安心いたしました。続きまして、213ページの環境保全・公害対策の推進というところで、ちょっと1点だけなんですが、騒音監視の(3)アイドリング・ストップの啓発というところがありまして、こちらで何か決算の執行がもしあれば、その内容を教えていただきたいということと、今、昨今このアイドリング・ストップというのが逆に燃費がそれほどよくないよと。15秒以上止めていないと効果がないというようなことですとか、最近の車ではそれほど装備がついていない状況も伝え聞いているところなんですけれども、そちらについての所見も含めてお聞かせいただければと思います。
◎環境政策課長
こちら、騒音監視ということで予算を計上させていただいておりますが、基本的にこちらの予算については地域の騒音の調査に係る経費ということでございますが、その中で消耗品としてアイドリング・ストップ啓発用の看板を購入ということでございます。こちらについては、前年度より7万円増の9万8,560円ということで啓発用看板を購入いたしまして、区の中で啓発に使わせていただいているということでございます。また、アイドリング・ストップにつきましては、今お話がありましたような車のいろいろな性能の変化というものもございますので、そうしたところについてはちょっとそうした技術的な部分を注視しながら、私どもとしても啓発の在り方ということについては今後もよくマッチしていくように取り組んでいきたいと考えています。
◆おばた健太郎
昨今の状況も変わってくると思いますので、対策についても、今後ご検討いただければと思っております。最後なんですけれども、ちょっと2つ、186ページの板橋ブランド戦略事業の板橋オプトフォーラムと、そして193ページのいたばし産業見本市、こちら毎年やっていただいているんですけれども、その数ですとか、どれぐらいの方がいらしたというのは分かるんですが、これが一体どれぐらい実際の取引につながったのかっていうところがやっぱり一番重要で、そちらの数字をもしつかまえているのであればお示しいただきたいなと思いますし、もしそれが分からないということであれば、やはりせっかく産業見本市をやるんであれば、それがどうやって企業が活性化するということをつかまえていかなきゃいけないと思うので、その確認方法についても現状の認識等をお伺いしたいと思います。
◎産業振興課長
オプトフォーラムと産業見本市では、やっている内容、展示であったりとか、企業さんが出店していてというところは似ているところではありますけれども、現状ちょっと違う部分があるのかなというふうに捉えています。オプトフォーラムは、やはり工学に絞ってやらせていていただいて、先日も開催したんですが、大学さんの出展も多くあったりですとか、工学に特化した企業さん同士の情報交流であったり、工学に特化した講座もあったりというところで、成果については詳細には把握はできていないところですが、それについては今後産業施策全体の施策として考えていきたいとは思います。
◆荒川なお
すみません、先ほどスポーツ振興課の途中だったので。それで、仮に都立城北中央公園のほうでスケボー場ができるとなったとしても、その最大で1か所なわけですよね。しかも、いつになるか分からないわけですよ。私、少し前に予算総括質問で求めたのは、やっぱりオリンピック・パラリンピックの影響でスケボーの人口が増えていると。また、次パリでもあるから、さらに増えてくる可能性があるという中で、今それだけでいいのかなというのをすごく感じるんです。そのときもちょっと当時の部長が言っていたんですけれども、板橋区の民間のスケボー場というのはたしか2か所か3か所ぐらいあるんですけれども、例えばそういうところに利用できるよう、今高いから路上でやっちゃうわけですけれども、助成をするとか、利用料金は全部はただにはできないかもしれませんけれども、安くするようなそういう板橋区として何かしら考えが必要なんじゃないかと思ったんですけれども、そこについての答弁を求めます。
◎
スポーツ振興課長
まず、スケートボードに限らずいろんなスポーツの場所を造ってほしいというような要望は頂戴しているところです。なので、スケートボード場だけにとらわれずに、全体を見てどういうふうなものが必要なのかというところを考えていきたいとは思っています。今、どこでもいいから造ってほしいみたいな形で東京都に要望するのではなく、城北中央公園のほうが再整備しているというタイミングですので、その中でどんなものが造れるのかというのを要望しているところでもありますし、区の中でもそういった民間の団体とも連携できるようであれば、そういったところも踏まえながら全体として考えていきたいと思っています。
◆荒川なお
やっぱり、これオリンピック・パラリンピックをやって、何かいろいろ見ていると、昨年度から空白になっているものとかすごくある。当時の選手たちと交流したとかいうのは2021年まであるんですけれども、そこから先は結局ないわけですよ。だから、何かやって終わっちゃっているというような感じがすごく強いんです。だから、そうじゃなくて、やっぱりそれをしっかりと継続していくということが必要だというふうに感じたので、そこは今なかなか具体的なことは答弁がありませんけれども、しっかりと継続して今後できるようにというところはしっかりと視野に入れていただきたいというふうに思います。あと、今月に開催される区民まつりのことをちょっとお聞きしたかったんですけれども。昨年はたしかコロナ対策で、どういうふうにやっていたか全部は覚えていないですけれども、たしか飲食スペースを設けるとか実際ありましたけれども、今年はちょっとどういうふうな対策が取られるのかというところで、そこをお聞きします。
◎くらしと観光課長
昨年の区民まつりでは、出入口に検温のブースを設けたり、検温、消毒、あと飲食スペースを広く設けたりというような形を取らせていただいたところです。あと、定期的に施設の消毒とかで回ったりしていました。今年については、特段コロナ対策ということで行う予定ではございません。ただ、飲食スペースについては、コロナ対策というわけではなくて、非常にスペースとして人が混み合わずに有効だったというところがありましたので、今年も継続して行う形で準備を進めております。
◆荒川なお
人が混み合わずに有効だったというところなんですけれども、私も現地に行きましたけれども、すごい込んでいて、結局ちょっとあまりよろしくない、私も結局そこに座って食べちゃったりしましたけれども、何かそういうふうな選択肢にならざるを得なかったというのはちょっと印象として強かったので。今の答弁で納得は全然できないんですけれども、もうちょっとちゃんとした対策というのが、それで去年のでよかったというふうにならないと思うんですけれども。ちょっと最後、そこについても答弁を求めます。
◎くらしと観光課長
昨年、ありがたいことに多くのお客様がおいでになっていただいて、非常にそういった意味では混み合ったというような状況がございました。今年、確かにそういったところで飲食スペースはなかなか厳しいんじゃないかというお声もあるんですが、そういった部分で出店者の数とか、出店の希望も非常に多いと。区民の方も多く出店したいというところも、昨年度よりもある程度抑えて準備を進めているところもございますので、そういった中で最大限できるところでの飲食スペースという形で用意させていただきましたので、今年もそういった、昨年とほぼ同じ大きさではございますが、確かに混み合っているところではございますが、そういった部分で多くの方が出展したいというところをご理解いただければと思います。
◆荒川なお
この間のお祭りとか、いろいろ花火大会とかもそうですけれども、全体的に人が多くなっているというふうに考えれば、またさらに多くなるということは想定できますので。そこは、今から例えば警備体制とかそういうことぐらいしか、もうあと日にちが数週間しかないのでできないかもしれませんけれども、そういう体制を今からでも何らか取っていただいて、しっかりと来場者が利用しやすい環境をつくっていただきたいというふうに思います。
○主査
以上で本日の調査を終了いたします。
────────────────────────────────────────
○主査
これをもちまして、区民環境分科会を閉会いたします。...