板橋区議会 2023-06-20
令和5年6月20日災害対策調査特別委員会-06月20日-01号
土木計画・
交通安全課長
佐 藤 隆 行
事務局職員
事務局次長 森 康 琢 書記 安 部 詩 織
災害対策調査特別委員会運営次第
1 開会宣告
2
理事者あいさつ
3
署名委員の指名
4 報告事項
「板橋区
地域防災計画」の改定方針について(3頁)
5 議 題
(1)水防態勢の概要について(22頁)
(2)活動方針について(25頁)
(3)
重点調査項目及び次回以降の調査事項について(25頁)
6 閉会宣告
○委員長
おはようございます。ただいまから
災害対策調査特別委員会を開会いたします。
発言は着座にて行っていただくようお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
初めに、理事者のごあいさつをお願いいたします。
◎
危機管理部長
おはようございます。去る5月の臨時会におきまして設置されました
災害対策調査特別委員会の第1回目の委員会でございます。本委員会の調査の中でのご意見・ご提言を踏まえまして、引き続きしっかりと災害対策を行ってまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。さて、6月2日から3日にかけまして、台風2号の影響に伴います大雨の影響で、全国各地で大きな被害が出ましたけれども、区におきましても、人的被害はありませんでしたが、床上・床下浸水の被害や道路冠水の被害などがありました。これから本格的な出水期を迎えますので、今回の経験も生かしつつ、万全の体制を整えてまいりたいと考えているところでございます。
本日の委員会ですけれども、報告事項が板橋区
地域防災計画の改定方針について、また、議題は水防態勢の概要についてほか2件でございます。よろしくご調査のほどお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
署名委員をご指名いたします。
石川すみえ委員、わた
なべ一美委員、以上お二人にお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
それでは、報告事項に入ります。各委員におかれましては、現状を認識していただき、今後調査すべき具体的な内容については、後の議題でご意見をいただければと存じます。なお、質疑に当たりましては、
特別委員会の設置建議を踏まえて行っていただきますようお願いいたします。
それでは、板橋区
地域防災計画の改定方針についてを議題といたします。
本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。
◎
防災危機管理課長
私から、ポイントについてご説明させていただきます。まず、改定の背景のところなんですけれども、令和4年5月に東京都が10年ぶりなんですけれども、被害想定を見直しております。この見直しを受けて、令和5年5月に東京都のほうで
地域防災計画の震災編というものが改定されております。この流れを取りまして、私どもが
地域防災計画の改定に至ったものでございます。
2番目の改定の基本的な考え方、この表で整理させていただいておりますが、このポイントなんですけれども、資料の一番後ろに横置きの別紙1という
カラー刷りのものを配付させていただいております。ご覧ください。この別紙1の中の中央に青の枠囲みで、新たな被害想定と書かせていただいております。ここの右側の縦列、③番になるんですけれども、
多摩東部直下地震、これが今回一番板橋区において被害が大きいケースになってございます。下の枠外の図でいきますと、右側、多摩地区の東部に震源を持ちますこのケースを想定した場合が一番被害想定が大きいとなっておりますので、ここを捉えて
地域防災計画の改定というふうになっております。ざっと2番の考え方のところを申し上げますと、表の部分、最大震度が6弱から7というところに移ったことと、その右枠、上段の右から2つ目をご覧ください。建物の半壊の棟数が震度が上がっているにもかかわらず少なくなっているんですね。これ、耐震化の促進、耐震性の向上が区内全域で果たされたというふうに認識いただければと思います。それと、左下、隅に夜間人口がございます。こちらが前回の改定、平成24年だったんですけれども、約10年経っておりますが、ここで4万8,659名人口が増加しているんですね。これはありがたいことです。区政全般の意図のとおりに区民さんが増えているというところなんですけれども、比して右下の2番目、負傷者数なんですが、こちらは若干減っています。こういうところを捉えまして、下の枠囲みをご覧ください。2段目です。避難者数の増加に対して、各ご家庭における備蓄率の向上に向けた啓発、これは主に自助・共助を指しております。及び区の備蓄・調達体制の整備と、これは後ほど出てきますけれども、物資の最適化という考え方でございます。こういう総合的な捉え方をしまして、一番下の丸をご覧ください。1ページの一番下です。区が主体的・能動的に講ずる
防災対策を簡便かつ明確に記載と、分かりやすくしますということですね。及び、
タイムラインの視点を取り入れまして、いつ・誰が・何をするか、こういうことを時系列で整理した構成に再編してまいります。
裏面をご覧ください。2ページ目です。改定のポイントです。こちらは縦軸としまして、予防、応急、復旧・復興、こうした3つの視点を捉えております。縦にご覧ください。それと、中央の部分なんですけれども、分野別横断的な視点と置きまして、区の施策と捉えられておりますところを抽出して、①から⑤の横軸を通しましたこういう複合的な要素で検討を進めてまいります。具体的には、このページ中ほどなんですけれども、具体化する取組としまして、まずは予防対策の部分なんですけれども、18地域の
地区別防災対策マニュアルの充実ですとか、中ほど、応急対策としては、
備蓄物資の体制の
最適化計画ということで進めてまいりたいと考えています。一番右端、復旧・復興のところなんですけれども、これは板橋区として一番この辺、大きく変わってきたところだと捉えておりますが、大
規模物流倉庫をはじめとした民間企業さんとの連携・協力体制などを構築しております。これ、舟渡にできる
MFLP・LOGIFRONTのことを指しております。
続きまして、3ページ目をご覧ください。再編のイメージなんですけれども、大きいイメージとしては、上段、ピラミッドのような絵がありますけれども、これまでと大きく違うのが一番上層部、上澄みの部分、透き通って記しておりますが、こうした概要版を基に、分かりやすいものを区民さんにご提供させていただき、ここで理解を求めたいと。中央部、本編、ここは関連機関との連携に必要な部分を要素として構成します。最下層、一番濃い部分としては、私ども職員がきちんと把握をして、これ仮という置き方をしていますが、庁内でも
タイムラインの考え方を用いながらBCPですとか各課の
マニュアル、つまり職員が私どもが指示を出さなくても、自分たちは何の役割を持ってどういったことを行動するかというところを捉えていきたいと考えております。
次、4ページ目をご覧ください。改定の進め方なんですけれども、具体性、実効性のあるというところで、
専門的知識や技術を有する機関、ノウハウ、こうしたものを活用するほか、国や都、関係機関とも連携してまいります。加えまして、区民からの多様な意見を計画に反映するために、
パブリックコメントなど意見を聴取して、今回の改定に役立ててまいりたいというところです。
最後に、
スケジュールをご覧ください。本日、6月の中ほど、庁議後の今回の
特別委員会にかけまして、
特別委員会では、9月、中間のまとめ、11月、素案、年明けまして令和6年1月に原案ということで、皆様方のご審議をいただきたいというふうに考えています。この
地域防災計画なんですけれども、下から3段目、
防災会議という組織がございまして、こちらで決定してまいる形になりますので、
防災会議上は、12月に素案提示をさせていただき、3月に承認ということで
スケジュールを組んでおります。その間、先ほど申し上げた下から2段目、
パブリックコメントを年末年始、令和5年12月から令和6年1月にかけて実施してまいりたいというふうに考えております。
○委員長
なお、本委員会におきましては、建議理由にもございますように、予防、応急、復興のそれぞれの視点を持って調査を進めていきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本件について質疑のある方は挙手願います。
◆ひはらみちこ
3点ほど確認させていただきたいと思います。1点目なんですけれども、
地域防災計画の中で使われている用語、こちらの定義につきましてご質問させていただきたいと思います。現行の
地域防災計画には、用語の定義がございません。ですけれども、こちらを見ますとやはり区民、そして関係機関、職員の皆さんもこれからどんどん使う計画となっていくと思いますので、ほかの自治体でも
地域防災計画には用語の定義がございますので、こちら、用語の定義も加えて作成いただけたらと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
防災危機管理課長
委員おっしゃるとおり、用語の定義、これは分かりやすさの上で非常に重要な要素だと思いますので、今回きちんと盛り込んで、改定を迎えたいと思っています。
◆ひはらみちこ
ぜひとも皆様が使いやすい、分かりやすい、できるだけ親しみがある計画となりますよう、作成のほうお願いいたします。2点目なんですけれども、作成に当たり
新旧対照表の作成の有無についてお聞きしたいと思います。以前、震災編のほうでしたか、風水害編でしたか、改定された際に、
新旧対照表が公開されておりませんでした。このためにこちらに関係する関係機関で、どこが改定されたかというのが分からずにちょっと困ってしまったという意見がございました。ですので、できれば
新旧対照表等もできる限りつけていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
防災危機管理課長
委員おっしゃるとおり、これまでの改定の経過をたどりますと、時点ですとか、何か事象が起きた際に追加をするような考え方で、例えば水害編なども後から同じような項目を構成しながら追記を重ねてきたような経過がございます。おっしゃるとおり、今回、お手元の資料をご覧いただくと、例えば2ページ目の下段、
再編イメージの①のところなんですけれども、左側に現行計画の模式図を置かせていただき、右矢印で再編後の構成を記させていただいているんですけれども、まさにこういったイメージでして、中にいろいろな記述が同じように繰り返し改定され、今の現行の計画では記載されております。これは見方によっては、項目ごとにどこの項目で開けても理解しやすいという一面がありつつも、もともとを見ていただくと分かるんですけれども、非常に冊子も厚くなっておりましたので、一方で分かりにくさにつながっているようなところがございましたので、それを右側のように明確な役割のところですとか、関連機関の項目などを整理してまいりますので、まさに今ご提案いただいたような
新旧対照表も作りながら、どういうふうに変わったんだということが分かりやすいように進めてまいりたいと考えております。
◆ひはらみちこ
やはり本編のページ数を削減するということは、使い勝手に影響してくると思いますので、ぜひともこちらを進めていただけるようよろしくお願いいたします。3点目なんですけれども、
最終ページ、4ページの改定の
スケジュール案につきましてご質問させていただきます。
防災会議なんですけれども、今までの
防災会議ですと、直近ですと書面開催が多かったと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
防災危機管理課長
もうコロナが現行の体制、5月から変わりましたので、これからは対面式を状況にも応じてという言い方になるんですけれども、できる限り対面でご議論いただきながら進めてまいりたいと考えています。
◆ひはらみちこ
こちら、とても災害時には大事な計画となって、平時にも大事な計画となってきますので、できる限り対面での開催をして、皆様からのご承認ですとか、質問等受けられるような
体制づくりをお願いいたします。
◆
石川すみえ
具体的なところを何点か教えていただけたらと思います。2ページ目なんですけれども、3番の改定のポイントのところで、②の
防災DXというのがありまして、これを積極的に推進というのがあるんですけれども、具体的に現状どのようなことが行われているのかということと、これからこうしたことを取り組んでいきたいということがあれば、SNSの活用も含めて教えてください。
◎
防災危機管理課長
防災DXという書き方をすると、文字としては非常に目うつりがいいというふうに見えてしまうんですけれども、具体的に申し上げますと、あらゆるツールをソフトとハードと連携しながらというところになりますので、一方的にツールのみを活用するということではなくて、例えば避難所に実はパッドが用意されておりまして、もし何かあったときに、避難施設が開設しましたというときに、そのパッドに避難所の混雑具合を入力して即時的にどの避難所が例えばいっぱいですよですとか、ここの避難所ですとまだ少し空きがありますよという、そういう情報が得られるようなことまで用意は進んでおりますので、今例えばという一例ですけれども、そういったものを使いながら、あるいは今後、板橋区ではLINEを活用した
発信ツールが活用できるようになってきておりますので、そのあたりも今改善に向けて準備を進めておりますので、皆様が慣れ親しんでいるツールをできる限り活用しながら、分かりやすさに努めてまいりたいと考えています。
◆
石川すみえ
それは板橋区が
公式LINEを始めるというようなことがあるかと思うんですけれども、そういったものと連動させていくという理解でよろしいですか。
◎
防災危機管理課長
委員おっしゃるとおり、
公式LINEを使いながら、ページの展開で
防災情報を得られやすくするという考え方で進めてまいりたいと考えています。
◆
石川すみえ
今説明いただいたのは、予防、応急、復旧の中だと応急の部分になるのかなと思うんですけれども、予防、復旧の分野でも何か
防災DXで進めていることがあれば教えてください。
◎
防災危機管理課長
予防の観点ですと、今行っている私どもの例えば避難計画ですとか、そういったものの提示、もしくはその分かりやすさなど含めて、捉えやすいような表現が考えられます。まだ作成過程ですので、確定的ではないんですけれども、応急、復興のときには、例えば大きな災害が発生したとするならば、建築制限なども考えられますので、そういったところの連携なども視野に入れながら、検討を進めてまいりたいと考えています。
◎
地域防災支援課長
昨年度の
総合防災訓練等でもARやVRの
デジタル機器を区で購入して、例えばこの場所に火が実際にないのに、あるようにゴーグルをつけるとなるような機器だったりとか、そういった最新の
デジタル機器を活用した
避難訓練等も昨年度、機器を購入して実施しまして、今年度からそういった機器を住民の方にも貸し出す準備を今進めておりますので、そういったところも今後、地域の皆様の
避難訓練等で活用していただければと考えてございます。
◆
石川すみえ
次に、下の段にいたばし
防災プラスプロジェクトを区の
防災ブランドとして確立と書いてあるんですけれども、具体的な内容を教えてください。
◎
地域防災支援課長
こちら、コロナ禍でなかなか地域の方が
避難訓練等ができない状況がございました。そういった中でも
防災意識を高めていく必要があるということで、こちらも昨年度、コロナの補助制度を活用して、昨年度は
東板橋公園においていたばし
防災プラスフェアというイベントを実施させていただきました。そこでは、関係するいろいろな企業様にも参加していただいて、これまでのような防災のイベントに比べて非常に規模の大きい、いろいろな防災に楽しいとかおいしいとか新しいというのをプラスして、多くの住民の方、これまでの
防災訓練だと高齢者ばかりだったんですけれども、ご家族連れとか、そういった多世代にわたって多くの方が参加できるフェアを開催して、今年度も11月には実施する予定でございます。
◆
石川すみえ
防災ブランドとして確立していくというところは、これまで以上に力を入れて、若い世代の方にも現役世代の方にも参加意識を持っていくという方向性だと思いますので、進めていっていただきたいと思っています。次、具体化する取組の中に
備蓄物資体制最適化の改定というのがあるんですけれども、こちらの方向性について教えてください。
◎
防災危機管理課長
備蓄物資の最適化なんですけれども、正直に申し上げれば、先ほどご説明のところで申し上げたとおり、区民の数が増えています。増えているところを考えますと、私どものほうで備える
備蓄物資も比例して増やすという考え方が一つ。もう一つは、皆様方にアンケートを取って、数の上でも皆さんの意識が変わってきたというところを認識した上での発言になるんですけれども、もう既にご自身たちで備えていらっしゃる方がかなり増えていますので、その意識啓発をより一層行いつつ、例えば何かあったときに、これまでの各地の避難所の被災した現地の活動履歴などを見ますと、初日から3日間程度はもうかなり混乱する状況というのが分かってきてまいります。比して4日目以降は、行政のほうも何とか稼働し始めて、もしくは地方から支援物資などが受援という形で届き始めますので、当初3日間程度は、何とかして皆様方のご自身の命をつなぐための備蓄を進められないかということを進めていただきたいというメッセージの下に、備えることによって備蓄の総量を減らしつつ、さらに最適化ということなので、あらゆる避難所に適宜、適時お届けできる仕組みを構築できるように、こういったことを視点に、方針として立ててまいりたいと考えています。
◆
石川すみえ
それは、今既にある分の備蓄の総量を減らしていって、方向性として3日間は何とか各家庭でしてください、4日目以降は区の物流といった側面で、
備蓄物資の支援をしていく、というような方向性と捉えてよろしいでしょうか。
◎
防災危機管理課長
委員おっしゃるとおり、大きな方針としてはそういった方針で進めてまいりたいと考えています。
◆
石川すみえ
大きな考え方としては、私も賛成しているんですけれども、総量を減らすというところで、どうしたっていろいろな方が区内に住まわれておりますから、3日間も
備蓄物資が持てない状況がある方だとか、なかなか備蓄はしていても、その3日間のうちに何とか食べられるような状況まですることは難しいという方もいらっしゃると思うんですね。そういった方に対する支援というのはどのようにお考えでしょうか。
◎
防災危機管理課長
確かに何かが起こると非常に混乱を招きますし、用意はしていただいていたにしても、例えば持ち出しができなかったですとか、ちょうど出先で都合が悪かったですとか、今のお話のようにそもそもなかなか用意が困難な方もいらっしゃると思うんです。そういった方に対しては、自助の次に共助という考え方もございますので、お互いさま、助け合ってというような意識を強く皆様にも持っていただきながら、何とか3日間を過ごしていただきたいという思いも一つ考えの中にはございます。一方で、これまでの物資の最適化ということの裏には、きちんと品物がどこに幾つあるかというものを把握しながら、今把握していないということではないですよ、これは。断っておきますけれども。把握しながら、適時・的確に避難所で必要とされている方にお届けできるような仕組みというところでのまさに物流という視点を加えていきたいと考えています。
◆
石川すみえ
ちょっと次にお伺いしていきますけれども、横の右隣、大
規模物流倉庫を含めた民間等とのさらなる連携・協定というのがあるんですけれども、こちらの具体的な内容について教えてください。
◎
防災危機管理課長
この内容につきましては、今まさに協議中でして、詳しいところというところはなかなかお示しできないのが現状です。ただ、全て伏せるわけにもいかないので、舟渡のMFLPで大きな協定を結ばせていただいた中に、物流の企業さんもいらっしゃるということで、実は内々なんですけれども、企業さんとの打合せを繰り返し行っている最中です。これは、
地域防災計画と深い関わりを持ちますので、時間的なところとお出しできるものは、こちらで率先して皆様方にも情報提供を加えながら、この場でもご議論いただけるように準備を整えてまいりたいというふうに考えております。
◆
石川すみえ
最後に、4ページの改定の進め方のところでちょっと教えていただきたいんですけれども、これから議論していきます
地域防災計画のこの改定に当たって、
専門的知識と技術を有する機関のノウハウを活用するというのがあるんですけれども、これはどういうことですかね。
◎
防災危機管理課長
これは、
気象アドバイザーとしての契約を結ばせていただいている気象のプロの会社さんですとか、あるいは防災の知識に見地のある方々、
学職経験者の方々への知識の提供などを含めて、各自治体にもそういった詳しい方がいらっしゃるので、そういった方々のご意見をちょうだいするという考え方です。
◆
石川すみえ
そうした意見は、何か決まった会議や報告会などでいただくのか、それとも適宜機会を通じてご意見をいただくのか、どういった形になるんでしょうか。
◎
防災危機管理課長
こちらの考え方というところに関しては、主に
自治体連携ということも今繰り返しうたわれておりますし、実際そういう会議体も、例えば
荒川下流河川事務所さんを主体に行われている最中なんですね。ようやく始まったというところもございますので、そういった機会を活用しながら、また別途残念なことに、例えば水害ですとか地震なども含めて、被災された現地の自治体の方々のご意見などもちょうだいしながらというところを含めて、
自治体連携なども含めながら、今後進めてまいりたいと考えております。
◆木田おりべ
ご説明どうもありがとうございました。私から何点かご質問させていただきます。まず第1点目でありますが、本年5月8日に5類感染症として位置づけられました
新型コロナウイルス感染症につきまして、主に避難所でのレイアウトにおける留意事項として、本計画改定にこれまた引き続き反映されるといったところでよろしいでしょうか。
◎
防災危機管理課長
避難所の組立てといいますか、過ごし方なども今回きちんと盛り込んでいく必要があるというふうには認識しています。というのは、コロナは5類に移ったといえども、コロナウイルス自体がなくなっているわけではございませんので、その辺も盛り込めることであれば、どこまで書けるかというところもあるんですけれども、他の事例なども参考にしながら記述はさせていただきたいと考えています。
◆木田おりべ
続きまして、板橋区と自衛隊の関わり方について、これは現行の計画から何か変更等はございますでしょうか。
◎
防災危機管理課長
現行では、例えば本部運営訓練など、主体となる私どもの中の訓練などに自衛隊の方々、参加いただいているような機会がございます。そういったものも踏まえながら、自衛隊のほうでも大きな災害が発生したときに、自分たちがどのように各自治体が要請したことに即時応じられるかというところも考えがあるようなので、近接する自衛隊の方にもお越しいただく機会を持ちながら、連携を強めてまいりたいというふうに考えております。具体的なところに関しましては、まだまだこれから作成過程においての協議事項になりますので、具体な部分では申し上げられないというのが現状でございます。
◆木田おりべ
その件につきまして、ちょっと私も
地域防災計画について拝読させていただきまして、結構板橋区の自衛隊との関わり方について、自衛隊の役割が陸海空それぞれに分かれているところがあります。具体的には、情報通信の連絡体制であるとか、医療施設の確保、あるいは遺体の捜索については、例えば陸上自衛隊が行うとか、陸上自衛隊あるいは海上自衛隊で行うとか、そういったところで分かれて書かれておるところがあります。これについて2006年の自衛隊法改正におきまして、大規模な災害が発生した場合は、自衛隊は統合任務部隊が編成されるというところでありまして、陸海空自衛隊が統合されるといったところであります。一方、現行の計画では、そもそもが統合任務部隊を意識されていないというような書き方で、陸上自衛隊、海上自衛隊とか個別に書かれている状況でありまして、これについてはちょっと考え方を新たにする必要があるのかなと。具体的には、統合任務部隊が編成される前の在り方であるとか、あとは統合任務部隊が編成された後のやり方であるとか、といったところが重要なのかなというところであります。ちょっとこれについてお考えをお伺いしてもよろしいでしょうか。
◎
防災危機管理課長
自衛隊法の改定などは認識しておるところなんですけれども、具体の今お話しいただいたようなところに関しては、まだまだ私どもは不勉強な部分がございますので、今回の改定を捉えまして、自衛隊などへの協力も踏まえながら、今後きちんと研究を重ねた上で、盛り込めるところはきちんと盛り込んで、記載を進めていきたいと考えています。
◆木田おりべ
それに付随しまして、現行の計画の中で、都知事に対して災害派遣要請の要求は区長ができると思うんですけれども、都知事に対して要請と書かれている部分は、フローチャートといいますか、図でありまして、そこについてはよく整理していく必要があるのかなというところであります。
あと、改定の進め方についてちょっとご質問なんですけれども、4ページの第4項の改定の進め方でありますが、3行目に必要に応じ関係課に意見照会するというふうにあるんですけれども、まだこれは計画の段階なので何とも言えませんが、そもそもは全ての課に意見照会をすべきじゃないかなと考えております。というのも、災害対策については、全職員が一丸となってやるものでありまして、必要に応じ関係課というのがちょっといまいちぴんとこないかなというところでありますが、これについてお考えをお伺いしてもよろしいでしょうか。
◎
防災危機管理課長
現行の
地域防災計画上は、各部もしくは課の役割ということでは置いているんですけれども、さあ、さて何かが起きたときに、命令系統の在り方ですとか、その辺が必ずしも全て明確に記載されているわけではございません。委員おっしゃるように、私ども公務員として職務に就く以上は、全てにおいて災害時には全ての職員がというところがございますので、まさに関係課と書きましたけれども、全ての職員ということは認識を強く持っております。その上で、先ほど申し上げたとおり、何も指示がなくとも、いつ・誰が・何をすべきかということを明確化したいと考えておりますので、そのあたりも踏まえて今後の過程においては全てに周知を徹底してまいりたいと考えています。
◆木田おりべ
最後に、指揮所についてお伺いしたいところがありまして、災害が起きた際の板橋区の区長が指揮を執る場所、それについて教えていただきたいというところがあって、これはまずもってはどこで指揮してもいいと思うんですけれども、具体的にここを念頭に置いて書かれているというところと、あとその代わりの指揮所、大規模な災害が発生した場合は、この庁舎も壊れてしまう可能性もあって、その場合の代わりとなる指揮所、これはどこを想定しているかというところ、これをお伺いをしたいと思います。
◎
防災危機管理課長
本庁舎におきましては、私どもの部がある南館の4階に災害対策本部室が開かれる場所がございます。この周囲に関連機器、無線ですとか映像などを統括できる機器が装備されております。基本は本庁舎南館なんですけれども、免震構造でもありますし、先日のご答弁もさせていただいたとおりなんですけれども、かなりバックアップ体制などもきちんと取っておりますので、めったには場所を変えずにいいかなというところは想定しておるんですけれども、もしも本庁舎に万が一のことがあった場合は、赤塚支所に同様の機材を備えておりまして、赤塚支所の中でそういう本部機能がバックアップとして取れるようには
体制づくりをしておるところです。
◆木田おりべ
なかなか赤塚というのは遠いので、震災が起きたときは道路が寸断されてしまう可能性があるので、そこについては十分留意しながら考えていただければなと思います。
◆くまだ智子
2つ教えてください。防災というと板橋区だけでできることもあるとは思うんですが、ほかの他部門とも連携していく部分もあると思っています。例えば東京都と連携していく部分というのはどういったことがあるのかなと考えています。例えば、今自治会のほうで必要な備品等を購入するときに、自治会のほうに補助が30万円ぐらいまで上限が出るというのとかがあると思うんですよ。ほかにもいろいろ都のほうからの施策で補助が出る部分があると思うんですけれども、どういった形で東京都のほうと連携しているのか。これについて連携していますとか、そういうものの一覧があったり、またはそれがこれだけ利用されていますよということのデータのようなものがあれば見せていただきたいなと思っているんですが、いかがでしょうか。
◎
地域防災支援課長
今年度、関東大震災100年町会・自治会防災力強化助成制度というのを東京都で実施しておりまして、助成率が10分の10ということで、今委員おっしゃられたとおり、町会・自治会による防災備品等の購入に対して、30万円を上限に助成しますということで実施されていまして、これ第1回から第6回まで申込みの募集期間がありまして、こちら、第1回が7月11日から18日までということで、案内が東京都から区のほうに来ておりまして、先日も各支部に対してこういった案内が来ているということは紹介をさせていただいているところです。こちらの申請については、地域センターで受付をして、それから助成をするというふうになってございます。
◎
防災危機管理課長
加えまして、私ども2人課長おりますが、特別区23区で防災担当課長会という組織がございまして、定例月に一度ずつ集まる会議がございます。そういう会議体の中で東京都の担当者がお越しになって、例えば今日もお持ちしましたけれども、東京防災学習セミナー、これ無料で例えば各マンションの自治会さんですとか町会さんなどに、都が主催しているその防災の専門家がいろんな講義をする機会がありますよですとか、これをもうちょっとこなれたというんですか、小さな単位でパパママ東京ぼうさい出前教室なんていうこういうチラシなどを配布しますというご案内が来るんですね。そういうところで東京都さんとは連携しておりますし、私ども危機管理部の窓口には、こういう東京都がつくっているマイ・
タイムラインという避難時に非常に活用できる個人個人の
タイムライン、活動計画のつくり方ですとか、こちら東京くらし防災なんていって、これ女性向けの視点での避難所もしくは防災に対する知識など、こういったものを日々東京都とは連携しながら、情報提供の機会を持っております。できる限り周知をしていくというスタンスで取り組んでおります。
◆くまだ智子
いろいろな形で東京都のほうとも連携されているということをお伺いできてよかったと思います。先ほど申し上げた自治会への補助という意味では、まだ第1回目が始まっていないところで、利用率というのはもちろん出せないとは思うんですけれども、これすごく私はいいなと思っているので、利用されていないところには、積極的にアプローチしていくということもできると思うので、ぜひどれぐらい今のところ利用されていますよということが分かれば、その都度教えていただけるとありがたいなと思っています。この中で、例えばペットの
防災対策なんていうのも多分あると思います。このあたりもどういった形で周知をしていくか。関心が高い人たちにとっては、すごくぐっとくるような内容だとは思っています。ペットと一緒に逃げられないから逃げ遅れてしまったという事例等もあると思いますので、このあたりもぜひ周知していってくださるといいなと思っています。
もう一つ聞かせてください。防災の関係、主に自助、共助とか、地域の皆さんと一緒にという形で考えていくことが多いと思うんですが、これは主に町会とか自治会が中心になると思います。そこから外れてしまう人というのもある一定程度いると思っていて、例えば大きなマンションに住んでいたりすると、マンションごとの
防災訓練でやっているところもあると思うんですが、じゃ、中小規模のところのマンションに住んでいる方は、
防災訓練自体も参加されていないとか、あとは一人暮らしの人、あとはお子さんがいらっしゃらないとか、そういった方たちというのは、
防災訓練とか防災に対しての知識を受け取るチャンスが結構ないのかなと思っています。先ほど、DXの件で、こういった形でも周知していますよ、興味が持てるような形のことをしていますとおっしゃっていましたけれども、DX以外の観点からも含めて、幅広くふだん関わりが持てなさそうななかなか機会のない人たちに対してのアプローチ、もしこんなことをしていますよということがあれば教えていただきたいなと思います。
◎
防災危機管理課長
まず、私からは、マンション防災に関してなんですけれども、まさに委員おっしゃるとおり、いわゆる個が重要視されている暮らしぶりというものが昨今、板橋区においても非常にマンションの棟数が建っているというような背景がございます。この辺、区長も非常に心配しているところでして、これは都市整備部の住宅政策課長とも私、連携を取りつつ、どういうふうに進めていったらいいのかというような意見交換はしているところです。内々の話をこちらで差し上げつつも、区のスタンスとしては、マンションの自治会さんが、なかなか地域の自治会に加入されないとか、加入率の低下などもうたわれていますので、その辺の加入へのいざないというんですか、そういったご協力の働きが一つと、別途マンションはマンションで管理組合が設けられるので、その管理組合としての活動というものをより一層確立できないかというような今模索の段階ですので、ただ放置しておけばいいということでは決してないので、ご提案いただいたとおり、今後も継続的に私どもと共同住宅のこれからの在り方ということも区の中では協議しながら進めてまいりたいと考えています。
◎
地域防災支援課長
住民に対するそういったいろんな多くの方に
防災訓練等ということで、区としては、毎年、町会・自治会の方を集めて住民防災組織の活動方針というのを策定して、広く住民防災組織の方の活動目標とかも策定していただいて、そういった
防災訓練の重要性等も周知しつつ、区としてもそういった住民防災組織の活動に対するいろいろな支援、防災リーダーの育成ですとか、そういったことで地域にそういった
防災訓練等の普及をしていきたいというふうに考えてございます。
◆山内えり
2ページの先ほど具体化する取組のところ、応急対策のところでReady-Goリスト、それから業務継続計画の改定というのがありまして、このリストのちょっと内容について教えていただきたいのと、この業務継続計画の改定という内容についても教えていただきたいと思います。
◎
防災危機管理課長
Ready-Goのリストというのは、これは板橋区が登録をしている考え方になっています。これは
タイムラインの考え方とも非常に密接なんですけれども、例えば荒川の氾濫というところを捉えて何となく想像いただければと思うんですけれども、台風が迫っています。気象情報などを捉まえると、非常に荒川の上流部分で降雨が続いています。降雨量がずっと継続的ですと、荒川の水位が上がってきます。いよいよ区でも危なくなりましたというときに、さあ、何をするでしょうといったものを具体的にしたものが
タイムラインなんですね。その
タイムラインのある一定の経過において、さあ、この段階でこういったものをしましょう、つまり準備したものを発動するという考え方がReady-Goという考え方になりますので、
タイムラインと組み合わせながら、いつ、何を行うんだというところのトリガーポイントとなるものを示したのがReady-Goとなります。一方、BCP、業務継続計画に関しましては、今私が申し上げたような荒川の水位が上がってきますという過程において、これは
荒川下流河川事務所さんが
タイムラインを発動しますと宣言がされた後の話になるんですけれども、いよいよ迫ってくるのに、時間的な経過がある中で、危機が迫ってくるまでの間というのは、板橋区役所として全機能を通常どおり業務継続しなきゃいけない部分もありつつ、本当に氾濫するのであれば、浸水域の避難を進めながらも、職員も避難しなきゃいけないという二面性を持っている部分があるので、そのあたりをどういうふうに各部・各課が考えていくかというものが業務継続になります。これは、今事前のことを申し上げましたけれども、発災後に、じゃ、自分たちは何を基幹業務として、これだけは停止してはいけない業務、もしくは少し停止したとしても、しばらく後に体制を整えた上で再開する業務、そういったものを整理するのが業務継続計画の内容になります。
◆山内えり
分かりました。当然迫った災害に対する区民の命を守るということと、一方で、日々の区としての業務ってあると思うので、この改定でどこまで明確化というのはあると思うんですけれども、当然その優先順位であったり、衛生面であったり、様々な順位がある。土木部なんかもそれこそ第一義的に出る必要が出てくると思いますし、そういう各課で業務の優先順位といいますか、必要性というか、そういうことを盛り込む、検討する、そういうことだと理解していいんでしょうか。
◎
防災危機管理課長
委員おっしゃるとおりです。業務継続計画、BCPという考え方は、今ご説明いただいたとおりの考え方ですので、止めてはならない業務、もしくは一瞬自分たちの
体制づくりをするまでの間は別の業務として、例えば例示しますと、私、建築職なので応急危険度判定と申しまして、避難所を開設しますと言いながらも、大きな揺れを受けた建物が果たして避難所としてふさわしい機能が残っているだろうかというところをまずいの一番で見なきゃいけないので、そういったところに区の建築職の職員は駆けつける算段に今なっているんですね。そういったことを含めまして、各部の職員がいつ、どういう状況になったら何を最初にすべきか、次なるものは何かというものを明確にするのが業務継続計画という考え方になります。
◆山内えり
それから復旧・復興対策のところで、先ほども大
規模物流倉庫、民間協定連携ということで聞きましたが、やはりこの間も災害ごみですとか、それからいわゆる新たな日常生活の回復に向けてもまず目の前のごみであったり、様々な瓦礫を撤去といいますか、一時保管をどうするのかとか、それがないと次のステップに踏み出せないという意味では一番災害ごみの置場であったり、どういうところが確保できるのかというのはずっと課題で、板橋区としても今検討しているということを聞いているんですが、この民間、そういった空き地であったりスペースの確保、そういう場所を公園であったり公共の場所を想定しても現実どこまであるのかなという部分と、民間と協定している場所というのはこの舟渡以外に今どういうところがあるのか知りたいので、もしいっぱいあるのであれば資料で頂きたいですし、実はここだけというのでしたら、この舟渡だけなのか、そのあたり教えていただけますか。
◎
防災危機管理課長
まず、ごみという概念なんですけれども、収集もできなくなるのが現実です。前置きしておきます。ただ一方で、道路に関しましては、道路啓開という言葉があるんですけれども、まずもって6強の地震の震度を首都圏で受信しますと、環状7号線の中には、一般車両全通行止めという形になります。これは警視庁が止めます。一切入れません。環状8号線の中も中に入れないようになってきますので、そこを踏まえながら行わなければいけない。いの一番で道路啓開が行われる手順になるのは、災害時の拠点病院へのルートです。次に、物流としての捉え方をする経路、緊急輸送道路と東京都で定めている耐震促進が行われた、阪神淡路大震災を受けて耐震改修促進を図った道路の路線になるんですけれども、そういったものが二次的な考えになっています。その役割分担は、国と都できちんと分かれています。副次的に私どものほうでは、土木部主体なんですけれども、道路の散乱したごみですとか、生活道路にも及ぶ部分があるので、手順よくやっていくという計画を建てていきます。これを具体化するのが今回の計画でもあります。2つ目の民間との役割なんですけれども、場所というところで、大きなところですと今回ご紹介しました物流倉庫だけになるんですけれども、各企業さんなども踏まえた災害協定というものを結んでいる団体さんは多数ございますので、その方々と協定を結んで、はい、終わりではよくないので、今回の
地域防災計画の改定を受けながら、皆様方にどれだけのことを具体的に何をしていただけるかというところも整理して進めたいと考えています。
◆山内えり
そうすると、相当数民間のそういう防災協定を結んでいるところは、もう資料では埋め尽くされないほどあるというふうに理解していいということで、かなり区内にもいろんな民間の企業があると思って、名前で知りたいとかというよりも、どういう協定であったり、何か1,000ぐらいあるのか、10ぐらいなのかとか、そういう何か本当に申し訳ないです。どういう形で板橋区と民間の協定が数字としてあるのかというのを知っておきたいなと思っているんですが、いかがでしょうか。
◎
防災危機管理課長
民間さんとの協定は240あまりになっています。それとは別に災害協定ということで、自治体さんとも協定を結んでいるのがあるので、一覧にしてお出しできますので、後ほどお届けします。
◆山内えり
では頂ければありがたいです。うれしいです。それから最後に4ページで、改定の進め方で、
パブリックコメントを行っていくということですけれども、期間はできるだけ多く区民の意見を聴取していただきたいですし、専門家といろいろお話があるということですけれども、やはりその多様な意見を反映する意味では期間をしっかり取っていただきたいと思っています。もう一つは、
パブリックコメント等とあるので、いわゆるいつもやっているような取り方ではないほかの周知の仕方を考えて意見聴取を考えているのか、そこについてもお聞かせください。
◎
防災危機管理課長
パブコメ自体は、この進み具合、進度との関係性があるので、この場で何日と申し上げにくい部分ではあるんですけれども、最低限2週間以上はきちんと確保したいという考えの下に進めたいと思います。その他のツール、例えばネットを通じながらご意見をちょうだいする窓口の開設ですとか、説明会ができるかどうかは別として、そういうできるだけ多くの方々に今、板橋区では
地域防災計画を改定しているんだぞというところもお伝えしながら、ご意見をちょうだいするような考え方は、進めたいという考え方は今のところは持っています。ただ、何分進め方がどうなるかというところなので、そのあたりも踏まえながら、今後調整してまいりたいと考えています。
◆山内えり
私も最低は2週間だと思っていますし、特に本当に防災というのは先ほどもいろいろな委員からあったように、いわゆる自治会ですとか、町会に入っていない単身世帯であったり、本当にマンションの方もそうですけれども、広報いたばしをご覧になっていない、新聞に入っていないから見ない、掲示板もなかなか見ないといういろんな世代の方がいる中で、そもそもこういうことを区がやっているということがなかなか届かないですから、先ほど
公式LINEというような話もありましたし、いろいろなSNSの発信もそうですけれども様々な形で周知をして、そして私は1か月ぐらいあったほうがいいと思っています。やっぱり知らなかったといったことで聞けないということもあるし、しっかり周知期間と意見を聴取するというのをやっていただきたいと思っています。
◆大野治彦
資料の1の震災編の改定は説明いただいて分かったんですが、その隣の風水害編について時点修正を行うと出ているんですが、こちらの進め方についてお聞かせいただきたいと思います。
◎
防災危機管理課長
委員おっしゃるとおり、今回、震災編のみならず、風水害編に関しましても、今既存の冊子の書き方はやはりちょっと丁寧過ぎる部分もあるので、そこも踏まえて震災編と同様に改定を進めたいと考えております。
◆大野治彦
東京都のほうは、風水害編の時点修正は行っているんですか。
◎
防災危機管理課長
都のほうは、今回5月の下旬に震災編を出しているんですけれども、風水害編は追ってという言い方なので、いつというのがまだアナウンスがないんですけれども、この後追っかけで改定が進むと聞いております。
◆大野治彦
別紙2を見ますと、修正の全体像、右側の赤字で記載されているんですが、こちらが東京都の
地域防災計画の改定をしたポイントということで捉えてよろしいのでしょうか。
◎
防災危機管理課長
都の改定ポイントで強調させていただいたのが今回、改定のポイントとしてご留意いただきたいのを赤文字としてお示ししております。
◆大野治彦
これは危機管理部だけではなくて、ほかの土木部とかにもまたがっている内容なので、それは所管のほうで検討していくということでよろしいかと思うんですが、その考えでよろしいですか。
◎
防災危機管理課長
関係する各課、この書きぶりの中で必要に応じてと書いたのは実はそこを指しておりまして、この改定におけるポイントとなる深い関連各課を指しておりますので、そういった課と連携して進めてまいりたいと考えています。
◆大野治彦
それと、別紙1の板橋区の被害想定について再度もう一度確認させていただきたいんですが、こちらの数字を見ますと、平成24年の東京湾北部地震、そして右側の参考1の令和2年東京湾北部地震の数字を合算して、あと2と3と比べますと、数字が下水道被害率そして半壊率以外は全部増えているんですけれども、この増えている要因をもう一度確認させていただきたいと思うんですけれども、お願いいたします。
◎
防災危機管理課長
要因としては、様々考え得るところがあります。ちょっと私も意図としては、何か不思議だなと感じたところが直感としてありまして、なぜならば、例えば上水も下水もフレキシブル管の更新工事が行われているはずなんですね。なのに数値が増えているというところを考えますと、これ、よく見ると地域特性として、これは恐らくとしか言えないんですけれども、もともとあった地盤ですとか、板橋においても古地図と現行の地図など比べますと、地域を限定するとあれなんですけれども、例えば皆様方に周知が広く知れ渡っているのは高島平の部分、液状化が非常に危惧されておりますけれども、そういった昔ながらの低湿地帯ですとか、徳丸の一部に関しましては、埋立てを行ったということも私も認識しておりますので、そういった各地域ごとの特徴といいますか、そういった影響を受けてこういった動きになっているのかなというところは推し量るところなんですけれども、具体にこの内容が何がどうなってというところまでは、実は深読みが正直できていないところではありますので、この辺も踏まえて今後研究しながら進めてまいりたいと考えています。
◆わたなべ一美
教えていただきたいんですけれども、2ページの具体化する取組の中に、18地域の
地区別防災対策マニュアルの充実というふうにあります。これは、この地区別ということになっておりますので、その地域性に合わせた地形とそこに住んでいる住民と皆様に合わせたような
マニュアルが作成をされるということでしょうか。
◎
地域防災支援課長
委員おっしゃるとおりで、18支部ございますので、板橋区内、10年前にも3年間かけて地区別の
マニュアルを作成しましたので、今回は、当時はなかった水害に対する対応も入れていきたいというようには考えております。また、そういったところの充実に加えて、より住民にとって発災時に対応がスムーズにいくような
マニュアル等も充実していきたいというふうに考えてございます。
◆わたなべ一美
今、非常に高齢化が進んでいる地域もございまして、自助、共助も含めて、地域の防災力の向上に関しましても、思いはあっても、地域としてなかなかそれが進まないという地域もございますので、その辺も配慮していただきながらこの
マニュアルを充実させていただきたいと思っております。
あと、もう一つなんですが、同じく大規模な物流の件でお伺いをいたします。この当初発表があったときに、1,000人の収容ができる避難の場所ができるというふうな数も明記をされておりましたけれども、しかも6階建てでというところでありましたが、ここに関してはこれからまたさらに連携を取っていくということですが、この数に関してはいかがでしょうか。
◎
防災危機管理課長
舟渡の物流施設に関しては、これ伝え方が非常に重要だと認識しております。数の上では、1,000人という数はお出ししているんですけれども、避難できるというふうにこれは伝えてはならないという認識です。つまりどういうことかと申しますと、低湿地帯、浸水域に関しましては、よほどのことがない限り雨がこの時間で迫ってくるという想定は今立ちやすくなっているんですね。特に荒川の氾濫ということを考えますと、先ほどちょっと申し上げたとおり、3日前、72時間前から
タイムラインというものが
荒川下流河川事務所から発令されます。別の言い方をしますと、3日間はもし万が一、最悪荒川の堤防が破堤してしまって洪水が発生するまでの間、3日間時間があるんですね。その間何をしていただきたいかというと、高台への避難、つまり板橋でいいますと首都高速5号池袋線に沿った崖線の上に、浸水深さが最大5メーター以上というふうに言われていますので、それ以上高いところに逃げてくださいと。水平避難と私たちは名づけていますが、こちらを必ず完了してくださいというのがまず第一義的なところです。ですが、どうしても、例えば何か所用があってとか、要支援者の助けに向かっていたところなんですけれども、いよいよぎりぎりのところで水が迫ってきたというどうしようもないときに、1,000人までだったら物流倉庫の中に逃げ込めますよというお伝えの仕方になりますので、可能だというふうに捉えてしまうと、あそこがあるからいいやというような考え方に誘導されてしまいがちなので、決してそういうことではないということを念頭に置きながら、今のところは1,000人ということで数値を出している形になります。
◆わたなべ一美
分かりました。かなり1,000人の収容ができるということで、またこの地域は非常に要支援者が多い地域でもございますので、ちょっとそういう意味では、少し希望がというふうに地域の中では思っている部分もありますので、その辺もまたしっかりと今後協議を進めていっていただきたいというふうに思っております。また、この同じ地域にヘリポートができるということも伺っております。このヘリポートに関しましては、災害の時期の救助も含めた活用もされるという認識でよろしいでしょうか。
◎
防災危機管理課長
ヘリポートに関しては、先ほど申し上げたとおり、いざとなったどうしようもないときのみ使うということで置かせていただいています。なぜならばなんですけれども、あのエリアを思い浮かべていただければと思います。大きな都道の橋がございまして、舟渡水辺公園があって、すぐ脇に広い元日本製鉄株式会社さんの土地に大きな倉庫が建つんですけれども、高圧鉄塔が建っていて、高圧線があるんですね。もともとあのシチュエーションは、ヘリコプターが容易に近づきたくないというふうにはっきり言われているところです。そこを何とかというところで設けたというような経緯もあるので、もう何かあったらあそこにヘリポートがあるから大丈夫というふうなお考えは持ってほしくないというのが率直なところでして、万万が一取り残された方がいたときに、気象が安定したときには発着ができるという場所という捉え方をしていただければと思います。
◆田中いさお
すみません。少しだけ質問させてもらいます。先ほど、大野委員も触れていたところなんですが、別紙1、被害想定が変わったということで、僕もこれもちょっと聞きたいところが、都内の電気停電率が平均で9.3%等々書かれている。これ、各区の積み上げじゃなくて、23区平均で23で割った数字ということの認識でいいですか。
◎
防災危機管理課長
東京都の考えなので、特別区のみならず、エリア全体の中での停電率という認識を持っていただければと思います。
◆田中いさお
これだと伝わらないんですよね。板橋区、どうなっているんだと。これを基に防災計画を見直そうとしているわけですよ。そもそも東京電力さんとか上下水道を管轄しているところもあります。板橋区なりの土壌とか地質は把握していて、うちの区内というか、板橋区内の耐震化率って出るような気がするんですよ、私は。その事業者にどれほど耐震化に対応した電柱だの下水だのというところで、算出できないですかね。ここ一件お聞きします。
◎
防災危機管理課長
委員おっしゃるとおりだと思います。いの一番、実は私、今回この職務に就かせていただいて、東京電力さんに行ってまいりました。千葉沖に少し大きめの地震があった当時、まさにその日だったんですけれども、東京電力さんでも
防災会議が開かれたときに伺って、仕組みをいろいろ教わってまいっています。教わるだけではなくて、今お話のとおり、仕組みはイメージとしてはつかめたんですけれども、彼らも彼らで1週間程度で通電できるように努力していくという言い方になっていましたけれども、各ポイントがあって、あえて停電の場所を率先して遮断することで災害が広がらないようにですとか、復旧できるようにという工夫はしていますので、そういったことも盛り込めることであれば、お伝えすべきことはきちんとしながら今回の計画に反映したいと考えています。
◆田中いさお
これ、根掘り葉掘りでも進まないと思うので、これは要望として、あくまで被害想定としてこの改定が行われるので、本当に現場に即した想定でないと、改定した防災計画、おかしなものになると思いますので、そこは最後まで追い求めて、できる範囲で追い求め、東京都が出しているものですからね。だから、区でもできることは追い求めていただきたいなというのと、あともう一点なんですけれども、避難所の避難者が増えます、これはきっとこの想定では。先ほど、備蓄の数字を何か減らすような話があったので、ちょっと聞きたいところなんですけれども、発災時に道路が使用できるかどうかなんてこれ、未知数だと僕は思います。幾ら計画をしたとしても。それで23区、用意ドンで被災しています。どこにどれぐらいの物資が届くなんて想定できるものでは僕はないと思うので、備蓄を減らすのは私はおかしいと思います。いかに潤沢に渡すかというのが、これ万が一減らして、被災が起きたとき備蓄が足りないといったら区が責められると思いますよ、僕。万が一のことを言ったら。減らすんじゃなくて、輸送計画を最適化するということですから、あくまでもそれを最適化ということですよ。減らすということじゃないですよ。本当に担保されて、道は絶対大丈夫だと。トラックもちゃんと来ますというのが担保されるなら、僕は納得もするところですけれども、何せ被災時ですから、しかも23区同時だと思いますよ。そこで、そこまで物流センターができたからといって、潤沢に来るということは私は基本的には思いません。でも、計画ですから、そういうのを視野に入れるのはもちろんのことで、それをやることは正しいと思いますので、減らすんじゃなくて、だって避難者数が増えるわけですよ。そもそも避難所に何人受け入れるんですか。細かいことをいっぱい聞きたいところはありますけれども、あえて聞きませんけれどもね。潤沢に物流が来る流れをしっかりと計画していただきたいというのと、あと最後にします。板橋区には、川の水路が、小豆沢に船が着く船着場があります。僕は以前にも提案したことがあるんですけれども、道路が駄目なら川で上がってきてくれというんですよ。それ、いろんな手段として、陸路もあります。空路もあるんでしょうけれども、電線が危ないとさっき話もありましたけれども、これ海のルートもしっかりと東京都と計画を練っていただいて、もう海のほうからちゃんと物流が、もしくは下のほうも被災している可能性がありますけれども、上のほうからでいいじゃないですか。埼玉のほうから来るようなこととか、それもぜひ検討の一つには入れたいなと思いますので、これは私の意見にしておきますので、回答は結構ですので、ぜひそういう部分も視野に入れていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
◆おばた健太郎
何点かだけお願いします。1ページの下のご説明のあった区が主体的・能動的に講ずる
防災対策をということを念頭に再編されるということなんですけれども、この再編されたこの計画というのは、これは区民がこれを参照してくださいねということを念頭にされるということでよろしいんでしょうか。
◎
防災危機管理課長
どちらかというと区民向けなのか、職員向けなのかというところをお聞きになっていると思うんですけれども、構成としては、まずは区民さんに知っていただかなきゃいけない部分は、先ほど3ページの右上の概念図でご説明したんですけれども、一番肝要なところ、シンプルなところは、一番上のとがったところの概要版という形で整理させていただいて、これは区民さんに知っていただきたいというところを、これをまとめます。その冊子、別冊になるのか、パンフレットになるのかちょっとまだ検討の段階なんですけれども、そこの部分を含めて、主体的・能動的という表現をさせていただいたのは、最下層の部分、職員がいつ何どき、どういうふうに自分たちが動くのか。先ほどのご質問にあった業務継続計画のBCPの考え方と同時並行なんですけれども、ここの整理をきちんとすることによって、職員が動くべきところは本編の部分で明示をしながら、区民さんにもお伝えするべきところは分かりやすくという、そこを狙っております。
◆おばた健太郎
今のこの震災編、これはすごい分厚いんですけれども、これを見ると、今ほどおっしゃったとおり、これ区の職員の
マニュアルというか、区はこういうことをしますよと、東京消防庁にはこれを依頼する、都の役割はこれですという、もう完全に職員の
マニュアルに見えて、これを区民が理解して、例えば罹災証明書を取りたいよといったときに、これを見てもなかなか難しいのではないかなという印象を持っていますので、ちょっと全体的な再編の中でどういったイメージになっていくのかがいまいち、結局これが本編が職員向けということになると、基本的な構成というか、構造は変わらないのかなというふうにも思うんですけれども、再編のこれからということで、なかなかイメージを伝えづらいのかも分からないですけれども、ちょっと教えていただければと思います。
◎
防災危機管理課長
まさに委員のお言葉のとおりなんですけれども、まだまだ構想の段階ではあるんですけれども、お手元の資料の3ページの下側をご覧いただけますでしょうか。あくまで今回は、全体像として、総則が第1部として置かれて、ここに用語の定義なども盛り込む考えなんですけれども、区の基本的な責務、役割、ここで明確化してまいります。先ほどのお言葉にもあったとおり、区の果たすべき役割をきちっと置いて、第3部、第4部、第5部というここを時系列的に並べたいなというふうに整理したいと考えていまして、第3部は予防対策なので、何かが起きる前の部分はこうしたことを取り組みましょう、あるいは皆様方にもこういうことをお願いしたいというところを盛り込みます。第4部のところ、これがまさに応急対策の部分なので、何かが起きたときに、どういう動きを区がします、あるいは区民の方々はここに窓口を頼ってください、もしくは災害時の物流ですとか備蓄品はこういうふうに配っていきますというようなところが第4部になります。第5部の部分は、復旧・復興、どういったところで区はこういう捉え方で進めていきたいと考えていますという、こういう整理を考えていますので、ここを抽出しながら、概要編で区民の方々に分かりやすいということを目指したいと考えています。
◆おばた健太郎
分かりました。改定をぜひ進めていただければと思っております。それで、東京都の
地域防災計画を見ますと、震災編と南海トラフ編、風水害編、火山編、大規模事故編と原子力災害編と6個あるわけですよね。それで、板橋にはこの震災編と風水害編がありますよと。原子力というか、この中に放射能についてという項目とあと南海トラフについての記載があるので、そちらは入っているのかなというふうに思うんですが、この火山編とこの大規模事故編というところに関しては、都はこういうふうに計画を持っていますよということに対して、区はどこでそれを組み込むような形になっているんでしょうか。
◎
防災危機管理課長
全体像の構成になるので、まだまだこれから先の考えを進めていかなきゃいけないところだとは思うんですけれども、決して項目落としをするようなことはしたくないと考えています。つまり例えば富士山の大規模な噴火というところですと、首都圏、まともに火山灰の影響を受けるというふうになっていますから、そのときの備えですとか、対応の仕方は盛り込みたい。もしくは、原子力というところでおきますと、東日本大震災のときの皆様のご存じのなかなか厳しい状況も考えますと、こういうふうに対応しましょうということを盛り込むべきだと考えておりますので、そういったところも踏まえながら、全体の中でどういうふうに構成するかを含めて、今後検討してまいりたいと考えています。
◆おばた健太郎
都のほうの計画で他の委員がおっしゃった火山灰の対応などが書かれているので、ぜひ組み込んでいただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。最後1点なんですが、民間との協定で240ぐらいあるということで、資料編を見ると、様々な協定書というものがあるわけですけれども、これ協定書を見ていると大体が甲という、いわゆる区が依頼をすると、乙、相手方が資料を持っていきますよとか物品を持っていきますよというような協定になっているのかなと思うんですけれども、それを私、ちょっと心配だと思うのは、実際震災が発災しましたよと、大混乱ですというときに、240の各民間企業に防災危機管理課の方が、すみません、これ何個どこどこに持ってきてくださいと、ちょっと運用としてできないんじゃないのかなというふうに、つまりこの協定はつくったけれども実際のときにこれ、うまく動くのかしらということを思っているんですけれども、そちらについてはどのようにお考えでしょうか。
◎
防災危機管理課長
委員おっしゃるとおり、まさに今の計画自体は、私、決して否定したくないんですね、大前提として。なぜならば、これまで日本全体で過去を振り返ってみると、いろいろな社会情勢の変化ですとか激甚災害も受けながら、いろいろな面で今積み上げてきたことがようやくできたのかなという捉え方をしております。協定いただいている協力会社さんなども増えてきた過程がございました。これを今後、今のお話のとおり何かが起きたときに、例えば私が職員に指示をしてその240もの団体と連絡を取れるかといったら、それは厳しいと思うんですね。ですから、その段階に、何々に関してはどこそこに持ってきてくださいということが自動的に企業さんが動ける状態であれば、かなえられるような仕組みに変えていきたいというのが本心なので、そこを何とか盛り込んで明確化しながら、ご協力をいただきたいと考えておりますので、そこは留意して進めてまいります。
◆おばた健太郎
ぜひお願いしたいというふうに思います。それで最後、協定、今、進めるということですけれども、できれば民間の協定を結んだ会社さんとのいざというときの訓練というのを年間、何社かでも構わないと思うんですけれども、こういった震災が発生したという想定で、もう机上でもいいと思うんですよ。じゃ、どこどこのところに幾つ持っていきますねとか、それを自動的に連絡をするというようなことであれば、そういう訓練を行うことで前に進んでいくのかなというふうに思うんですけれども、そちらについていかがでしょうか。
◎
防災危機管理課長
訓練というのは、なかなか先様のご事情もあるので、一概に申し上げにくい部分ではあるんですけれども、私どもの今の取組としてご紹介させていただく部分は、例えば消防署さんが図上訓練というんですけれども、本当にリアルな局面を想定しつつ、この場合はどういうふうに対応するんだというような生の出来事が進んでいる過程における訓練などをしているところに私どもも参加させていただきますので、そういった自分自身の見地も踏まえながら、いろいろなご提案をしながら、有意義なものになるよう進めていければなというところで今、発想の部分ではあるんですけれども、今後求めていきたいと考えています。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、議題に入ります。
初めに、水防態勢の概要についてを議題といたします。
本件について理事者より追加の説明はありますでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
今回、板橋区における水防態勢の概要についてということでございますけれども、初めてこれをご覧になる方もいらっしゃるかなと思いますので、若干補足的な説明をさせていただければと存じます。資料のほうをご覧ください。資料の1枚目ですけれども、項番1番、水防関係組織というふうに表記してございます。こちら、先ほど来いろいろお話が出てございますけれども、
地域防災計画の風水害編のほうに記載をされているものを改めてこちらに図示をしているものでございます。まず、4つの囲みがございます。基本的な設置の順番といたしましては、左側の中段、水防対策室が最初に設置をされる形になります。順を追って、右側の災害対策本部というふうな形に変わっていくというところでございます。初めに、水防対策室についてでございます。設置の基準でございますけれども、その下、項番の2番、設置基準の(1)をご覧いただければと思います。気象庁による気象の警報、大雨警報ですとか洪水警報、そういった警報、もしくは気象庁と国土交通省の関東地方整備局というのがございますけれども、こちらが共同で行います荒川洪水警報、これらが発せられた際、またそれに相当するような気象に関する事象が予測された場合に、土木部長が水防対策室を設置し、警戒の任に当たるということになってございます。水防対策室につきましては、土木部長を長といたしまして、その指揮下に統制管理また調査執行を行う土木部の4つの課、これは本庁の中にある土木部の4つの課でございます。土木計画・交通安全課、管理課、工事設計課、みどりと公園課でございますけれども、この4つの課、それと現場対策を担います南部・北部の土木サービスセンター、またがけ地対策を担います都市整備部の建築指導課、これらによって水防対策室は構成をされてございます。
次に、水防本部でございます。設置基準につきましては、次ページ、2ページ目をご覧いただきまして(2)でございます。水防対策室が設置されている状態におきまして、土砂災害や内水氾濫、また部分的な浸水被害、部分的なこの浸水被害といいますのは、被害情報がおおむね10件程度入っておりまして、さらに被害が拡大することが予想されるときというふうに一応定義づけられております。こういった場合などに、さらに被害拡大等が予想される場合に、水防本部のほうを設置するということになってございます。水防本部は、区長を長といたしまして、その指揮下に、水防対策室の各課が土木班と、またがけ地対策につきましてはがけ地対策班、それと危機管理部の各課におきましては情報統括班というような形で、班体制で組織が構成されるようなつくりになってございます。また、水防本部には、想定される被害等の規模、状況によりまして、水防本部第一と水防本部第二の2段階の態勢がございます。その下の項番3番、本部等の設置及び動員体制をご覧ください。中段の水防本部の欄でございますけれども、水防本部第一では、限定的な職員態勢というふうになってございますが、水防本部第二の場合には、全庁を挙げて対応班を編成するというような立てつけになってございます。さらに大規模な災害が見込まれる場合におきまして、事前
防災対策本部を経まして、災害対策本部に移行するというような体制になってございます。なお、除雪対策本部というのがございます。こちらは冬季におきまして、気象状況等によりまして積雪、着雪、また凍結のおそれがある際に、除雪対策室を設置いたします。さらに、積雪量がおおむね都内におきまして10センチメートル以上、また気象情報等によりまして凍結、凍雪害等が見込まれる場合に、除雪対策本部のほうに移行し、警戒に当たるというふうに定められてございます。
最後に、項番の4番でございます。区内における近年の主な風水害の状況をこちらのほうにまとめさせていただいております。こちらをご覧いただくとお分かりいただけるかなと思いますけれども、ここ最近では、一番上、令和元年の10月、台風19号の際に水防本部のほうを設置した事例がございますけれども、それ以外では、水防対策室でこれまでも対応してきているという状況になってございます。雑駁でございますが、資料の説明は以上でございます。
○委員長
本議題の質疑につきましては、あくまで現状を確認していただくためのものでございます。ご意見、ご提案等につきましては、今後調査すべき内容と併せまして、後の議題で述べていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本件について質疑のある方は挙手願います。
◆木田おりべ
まず、除雪体制についてでありますが、令和3年度の1月、除雪対策本部が設置されているというところでございますけれども、これは除雪の実績などについてあったのかというところと、板橋区の除雪機材の保有状況についてお伺いしたいと思います。
◎土木部長
雪害対策の細かい今のデータはないんですけれども、雪をかくというよりも凍結防止ということを実施をいたしました。機材については、凍結防止剤、
融雪剤というのを相当量確保しておりまして、それをまくことになるんですが、それについては私ども手がないということで、ほとんどが単価契約で委託をしておりまして、まく場所も大体決めておりますので、そちらに朝、凍らないように
融雪剤をまいて溶かすというような作業をしております。大体そういったような対応をするということで、実際に雪を取ってどこかに持っていくというのは、そうそうは実施しておりません。
◆木田おりべ
あと、すみません、これはちょっと最後なんですけれども、この水防関係組織の中での水防本部につきまして、理解度が追いついていないところがあって、これはどこに属するのかというところなんですけれども、これを教えていただけないでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
水防本部につきましては、資料の2ページ目の(2)の③のところにお示しをしてございますように、これは区長が設置を判断いたします。水防本部を設置した場合の本部長は区長になりますので、区長の下に設置をされるということでございます。実際に指揮所といいますか、詰める場所といたしましては、4階、南館にございます防災の対策室、そちらのほうがその部屋になるというところでございます。
◆ひはらみちこ
すみません、1点ほど確認させていただきたいと思います。こちら、水防関係組織が書かれているんですけれども、こちらは非常参集訓練等は行われているんでしょうか。水防に関するところです、震災ではなく。
◎土木計画・
交通安全課長
年に1度、消防署と連携しまして水防訓練というものを実施はさせていただいているところでございます。先日も6月2日に実施をさせていただきまして、多くの議員さんに見学のほうにおいでいただいたかと思いますけれども、それ以外に区の職員を中心にした水防の訓練というのは、特段実施はしていないところでございます。
◆ひはらみちこ
こちらなんですけれども、今の板橋区のBCPの中で、地震のほうのこちら、参集の予測のほうをされているんですけれども、水害時の参集予測のほうはまだされていないと。別途検討を行うと記載がございます。こちらはまだ検討はされていないということでよろしかったでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
資料の2ページ目の下段をご覧いただくとお分かりいただけるかと思いますけれども、実は毎年毎年、実際に警報等が発せられた際には、このような形で実践で職員が集まっていると、また、警戒に当たっているというような状況もございますので、特段取りたてて訓練という形を取る必要もないのかなと。日常の中で実践的に対応しているのかなと考えているところでございます。
◆ひはらみちこ
では、実践されているということなんですけれども、BCPのほうでは、地震のほうでは、職員の過不足がかなりあるとの記載があるんですけれども、水害に関しては、リードタイムもあることですし、過不足なく運用されているということでよろしかったでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
日頃から各課の職員には、日々毎日、当番の割当てがされてございます。これ、平日も土曜、日曜等の休日も含めてですけれども、当番の職員は、警報が発せられた際には、必ずその警報をトリガーとして区役所に参集するというお約束事ができてございますので、初動の段階から必要な職員の数については、きちんと確保ができるという状況になってございます。
◆ひはらみちこ
では、こちらの板橋区のBCPに記載のある別途検討というのは行わなくてもいいと、この一文は削除されるということでよろしかったでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
今般ご報告をさせていただいております水防においては、特段その辺は必要ないのかなというふうに考えてございます。
◆ひはらみちこ
リードタイムもありますし、日頃から実践されているということですので、ぜひとも今後ともこれを維持していただきたいと思います。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
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○委員長
次に、活動方針についてを議題といたします。
本日の理事会にて了承されました活動方針について、お手元に配付してありますのでご覧ください。先ほどの調査事項を踏まえ、これを本委員会の活動方針とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
ご異議がないものと認め、本案を活動方針とすることに決定いたしました。
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○委員長
次に、
重点調査項目及び次回以降の調査事項についてを議題といたします。
本委員会の最終的な提言をまとめるため、提言の大きな柱となる
重点調査項目を定め、今後の調査につきましては、
重点調査項目に基づいた調査を進めてまいりたいと存じます。本日の理事会にて了承されました
重点調査項目について、お手元に配付してありますのでご覧ください。これを本委員会の
重点調査項目とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
ご異議がないものと認め、本案を
重点調査項目とすることに決定いたしました。
次に、ただいま決定した
重点調査項目に基づき、次回以降の委員会において調査する具体的な内容や理事者より資料として提出していただきたい内容及び視察内容、視察先について各委員よりご意見を頂きたいと存じます。なお、先ほど
重点調査項目が決まりましたので、それぞれの項目に基づいたご意見を頂きたいと存じます。ご意見につきましては、本委員会の建議理由を踏まえ、ご発言くださいますようお願いいたします。それでは、ご意見のある方は挙手願います。
◆大野治彦
先ほど報告事項でもありました板橋区の
地域防災計画が今年度進められていきますので、こちらの先ほどの予防対策、応急対策、復旧・復興対策ということで、3つにポイントが分かれておりますので、それぞれについて、また別紙2では、先ほども質問したんですけれども、赤い字で特筆して取り組んでいくという内容も出ています。ところがこれ全部やっていますと、限られた
特別委員会の回数でしかありませんので、ポイントを絞って、それぞれ3つの柱、予防と応急と復旧・復興ということで、それぞれ理事者のほうから今取り組んでいる内容を報告いただいて、それを
特別委員会のほうでまた意見なり提言をして、特に今年度、重点的に取り組んでいく板橋区の取組ですので
特別委員会としても連動して、
特別委員会を進めていったらいいのではないかなと思います。
それと、視察についてなんですが、これは案なんですけれども、今、都立城北中央公園の石神井川に調節池を建設、東京都がしています。第一期工事がもう間もなく終わるんですが、先日そこの見学もさせていただいたんですけれども、ぜひ
特別委員会として、水害時の重要な役割を果たす施設ですので、第3回定例会となるとひょっとするともう稼働しているので、地下まで行けないという可能性もあると思うんですが、これは事務局のほうでちょっと確認をしていただいて、もし第3回定例会のときに見学ができる状態であれば、
特別委員会として見るのも一つの案かなと思いまして提案をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆田中いさお
大野委員とほぼ一緒なんですが、私も各項目について5、6個は一応提案しようと思ったんですけれども、これ全員やっていたらもう切りがないなと。これ終わらないですよ、これきっと2年間で。ですので、今ちょうどリンクしているのは
地域防災計画の改定なので、そこから抽出したもので議論、特に全て重要なものが多いとは思いますけれども、行政側の今取り組んでいるもので抽出、特に特筆すべきものを出していただいて、ここでもんだほうが、もう理事者ももちろんそこを研究しているわけですから、そのほうが現実的なのかなと。これで、全員できっとみんな持ち寄っていると思いますよ。でも、それを全部できるとは思えないというのが感想として持っています。
あと、視察については発想がないので、大野委員の場所で私はいいのかなというように個人的には思いますので、以上です。
◆
石川すみえ
私も今回のこの
特別委員会が
地域防災計画の改定についてと連動させていくことが
特別委員会として、本当に重要な実効性のあるまとめになるかなと思っているんですね。ただ、議会のほうとしてこの
特別委員会としても、やっぱりここが重要なんだという視点はきっと執行部側とは違う意見がある可能性もあると思っているんですね。例えば、先ほど田中委員のほうからも
備蓄物資の総量を減らすということについてということでご意見があったかと思うんですけれども、その点について私たち議員という立場で、より身近に区民の皆さんからのご意見も聞けるという立場もありますから、例えばですけれども、ちょっと仕組みが私もまだ分かっていなくて、可能かどうか分からないんですけれども、理事者のほうから、今回は計画の改定について特にこのポイントを議会で諮ってほしいということを理事会などで検討していただいて、この
特別委員会の中でさらにこの点も話し合う必要があるんじゃないかといったような双方向のやり取りがある必要があるかと思うんですけれども、いかがですかね。
○委員長
ご意見として承ったので、ありがとうございます。ほかの委員でご意見ございませんでしょうか。
◆山内えり
今ここで
重点調査項目案として、各1、2、3で意見出しができるのかなと思ったので、いろいろ皆さんご意見全部出すと大変多過ぎるのではないかなということもなくはないんですけれども、その上で具体的にしなければならないというよりは、必要があるのかなというところでの意見出しということでよろしいでしょうか。
○委員長
はい。
◆山内えり
それで、ちょっと私も書き出すと大変多くなるので、どういうふうにと思っていますが、例えば一つ、大規模災害の事前の備えで、当然備蓄ですとかそれから避難所のこと、例えば家具転倒防止、じゃ、耐震化はどうなっているのか。これは当然備えとして必要なんですけれども、それをどういうふうに
特別委員会として議題にしていくかというところでは、非常にどこにしようかとあったんですが、私自身は今例えば橋桁が老朽化していてなくなっている地域が地方ですけれどもあったことを考えて、例えばそういう危険箇所の点検、これ、区が例えば橋桁ですとか橋りょうの点検をしているというふうには聞いているんですけれども、例えばそういう場所がどこにあってという、その大きな橋であったり歩道橋であったり道路、こういったインフラがどれだけ備えができているのかというのは大変気になっているところで、私の意見としては、そういう点検の視点が必要かなと思ったのと、それから実際に既存の事業で板橋区はがけ・よう壁等の助成事業等があるかと思うんですが、現状とすると、私有地といいますか皆さんが持っておられて、実際にそこを注意するには大変高額なお金がかかるということで、なかなか進んでいないという現状もあるかと思うんですね。なのでそういった既存の事業の有効性であったり、区だけで解決できない民間の部分もあって、うまく伝えられないんですけれども、そういう何か大規模に土砂崩れがあったり、橋桁の影響というのが区民に重大な影響を及ぼすのかなと思っておりまして、そういった事前の備えということなので、そういう危険箇所のチェックなのか、そういうのが必要かなというふうにちょっと意見として持っているというところです。それから同じくインフラで、区の職員、チェックしますけれども、橋だとか道路、いつ誰が頻度はどのようにするかと、こういうのも基本的には区の職員とは聞いていますけれども、多くが委託でチェックしているようなことも聞いておりますので、そういった備えといいますか、必要かなというふうに考えています。
それから2つ目の対応力強化、発災時です。やっぱり職員の配置について課題はずっとあるかと思っていまして、具体的に職員が発災時どういうふうに動くのか。それから、果たしてそういった発災時に土木の職員も今平均年齢が上がっていると聞いておりまして、技術の状況など対応力強化ということなので、職員の体制のこともしっかりできる必要があるかなと思っています。
それから、3点目の早期再建の取組のところで、罹災証明のことですとか、あと生活再建の支援というのは実際にどういうものがあるのか、こういったことも取り組めたらと思っています。
◆大野治彦
4つの
特別委員会の中で、この
災害対策調査特別委員会だけがずっと残っていて、私もずっとこの
特別委員会に所属しているんですが、結局私たちは、
特別委員会として意見を出して提言に結びつけていかなきゃいけないということがあるので、その辺を踏まえて、過去に
特別委員会のほうから提言を区のほうにしていきましたけれども、具体的に区がどのように受け止めて、その提言が結びついてきたのかというのがなかなか見えてこない部分があって、というのは、いろいろと先ほども言ったんですけれども、的が絞れないとぼやけてしまってきて、何を質疑をして、意見を出して、提言をしていくのかと分からなくなってしまうので、今の貴重な皆様のご意見を踏まえて、やっぱりポイントを絞って行っていったほうがいいのではないかなというふうに思って、願わくば今回の
特別委員会で私たちが出した提言がどのように反映できたのかというのも一度でいいから聞いてみたいなということは思うので、その辺を含めて行っていったらどうかなという、何度もすみません、言っちゃって申し訳ないんですけれども、その辺を委員長のほうでお含みおきをいただいて、調整いただければなと思います。
○委員長
ありがとうございます。ほかにご意見ございませんか。大丈夫ですかね。
◆おばた健太郎
すみません。ポイントを絞ってというところには、非常にそのとおりだなと思っております。資料の要求についてもということなので、もうせっかくですから、これまでの
特別委員会、
災害対策調査特別委員会の提言を踏まえて、どのような取組を行ったのかと、過去の履歴というか、それを要求というか、ぜひ伺いたいなということをちょっと提案させていただきたいと思います。あともう一点だけ、私、質疑させていただいた部分で、この2番の発災の対応力強化のところで、この協定のところを少し質問させていただいたんですが、そちらの現状ですとか、協定というものの実効性ですとか、どのように見直していくのか、そういったことについてはちょっと調査していきたいなというふうに提案させていただきます。
○委員長
それでは、本日頂きました意見を集約し、正副委員長及び
理事委員で調整の上、調査、
スケジュール等につきましては、第3回定例会の委員会でお示しいたします。なお、第3回定例会における調査内容については、理事会に一任くださいますようお願いいたします。
本件につきましては、この程度でご了承願います。
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○委員長
以上をもちまして、
災害対策調査特別委員会を閉会いたします。...