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令和5年6月13日文教児童委員会-06月13日-01号
令和5年6月13日都市建設委員会−06月13日-01号

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  1. 板橋区議会 2023-06-13
    令和5年6月13日都市建設委員会−06月13日-01号


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    令和5年6月13日都市建設委員会−06月13日-01号令和5年6月13日都市建設委員会  都 市 建 設 委 員 会 記 録 開会年月日  令和5年6月13日(火) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 5時23分 開会場所   第2委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  委員長      大 野 治 彦      副委員長     田 中 いさお  委員       近 藤タカヒロ      委員       大 野 ゆ か  委員       内田けんいちろう     委員       いがらし  学  委員       小 野 ゆりこ      委員       山 内 え り  委員       高 沢 一 基 説明のため出席した者  都市整備部長   内 池 政 人      まちづくり推進室長田 島   健  土木部長     糸 久 英 則      建築指導課長   廣 木 友 雄  住宅政策課長   志 村 晃 一      まちづくり調整課長長 尾 幸 久
     地区整備課長   彼 島   勲      鉄道立体化推進課長菊 地 利 幸  高島平まちづくり推進課長          土木計画・交通安全課長           佐 伯 和 宏               佐 藤 隆 行  南部土木サービスセンター所長        北部土木サービスセンター所長           宮 村 宏 哉               歌 津 知 己 事務局職員  事務局次長    森   康 琢      書記       鈴 木 琢 真               都市建設委員会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 陳情審査   <土木部関係>    陳情第 7号 高島通りの改善を求める陳情(3頁) 5 議案審査    議案第41号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例(20頁)    議案第49号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例(30頁)    諮問第 1号 審査請求に関する諮問について(41頁) 6 報告事項  (1)都市建設委員会関係補正予算概要について(46頁)  (2)専決処分の報告について(52頁)    (中台南坂緑地斜面下の私有地駐車場で発生した、車両損傷事故に係る示談処理)  (3)大山駅周辺等のまちづくりの状況について(56頁)  (4)令和4年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について(56頁)    (大山町クロスポイント周辺地区市街地再開発事業)  (5)大山駅東地区地区計画の変更について(65頁)  (6)板橋駅西口周辺地区のまちづくりの状況について(69頁)  (7)上板橋駅南口駅前地区のまちづくりの状況について(74頁)  (8)令和4年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について(74頁)    (上板橋駅南口駅前地区市街地再開発事業)  (9)高島平地域のまちづくりの状況について(75頁)  (10)所管事務概要について(85頁) 7 調査事件について    都市計画及び都市基盤整備等の区政に関する調査の件(86頁) 8 行政視察について 9 閉会宣告 ○委員長   ただいまから都市建設委員会を開会いたします。  発言は着座にて行っていただくようお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎土木部長   委員の皆様、おはようございます。新しい年度に入りまして、また改選後初めての都市建設委員会になります。都市整備部、それからまちづくり推進室、土木部でございます。改めまして、どうぞよろしくお願いいたします。本日は、議案第41号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例外2件の議案審査をお願いしております。また、都市建設委員会関係補正予算概要外9件についてご報告をさせていただきます。案件が多数ございますけれども、出席者一同、丁寧かつ簡潔な説明に努めてまいりますので、今日もどうぞよろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員を指名いたします。  大野ゆか委員、いがらし学委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   本日の委員会は案件が多数ありますので、各委員、理事者におかれましては、簡潔な質疑、答弁、そして円滑な議事運営にご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、陳情審査を行います。  土木部関係の陳情第7号 高島通りの改善を求める陳情を議題といたします。  陳情の朗読を省略し、理事者より現状について説明願います。 ◎土木計画・交通安全課長   改選後初めての委員会でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。陳情第7号 高島通りの改善を求める陳情につきましてご説明を申し上げます。陳情提出者は、陳情書に記載のとおりでございます。陳情の内容でございます。全部で4項目ございます。まず、1つ目といたしまして、高島通りの路上を自転車が安全に走れるように対策を強化してほしい。2項目めといたしまして、高島通りに矢羽根などの表示ではなく、路上駐車ができないような自転車道を整備してほしい。また、歩道の点字ブロックを滑りにくいものに改善してほしい。この3項目につきまして、区議会として東京都並びに警察に働きかけをしてほしいという内容でございます。また、4点目といたしまして、高島通り沿いの高島平緑地から繁茂している草木が、点字ブロック等に影響が出ないように、樹木の剪定の回数を増やすなど対応してほしいという内容の全てで4つでございます。  まず、状況についてでございます。高島通りにつきましては、ご案内のとおり東京都が管理する都道でございます。したがいまして、高島通りにおきましては板橋区は、言い方はちょっとおかしいかもしれませんけども、権限が何もないという状況になってございます。そういった中で、一般論的なご説明になってしまうかもしれませんけれども、状況をご説明させていただければと思います。まず、高島通りでございますけれども、片側3車線ある道路になってございます。一番外側というんでしょうか、歩道側の第1車線にナビラインといいまして、自転車の通行帯を示す表示がされてございます。このナビラインにつきましては、法定外表示ということになってございます。この辺、若干詳しくご説明をさせていただければと思います。自転車が通行する区分といたしましては、自転車道というものがまず1つございます。自転車道は、自転車を専用に通らせる構造物等で区画されたエリアを自転車道というふうに一般的には申してございます。そのほかに、車道の中に混在するような形にはなりますけれども、自転車専用通行帯というものがございます。一般的には水色で、べったり塗ってあるようなところが、自転車専用通行帯というふうに一般的にはなってございます。この自転車専用通行帯につきましては、交通規制がかかってございます。自転車専用の通行帯ということで交通規制がかかっているということで、自転車はそこを通らなければならない、また自転車以外の車両は、そこに進入してはならないというふうに、道路交通法上も規制がかかっているところでございます。先ほど申しましたナビライン、もしくは私どもも区道等で矢羽根表示というような形で今取組を進めてございますけれども、これらにつきましては法定外表示ということになってございます。したがいまして、車道の中に混在して、自転車も軽車両ということになってございますので、車道の中を自転車はここを走るんだよということを一定示しているようなものでございまして、これについてはこの線が引かれているからといって、一概にそこの部分に自転車以外の車両が進入してはいけないという規制はかかってございません。したがいまして、ナビライン、もしくは矢羽根表示等がある路線におきまして、別途、駐車禁止等の規制がかかっていなければ、そこに車が止まっていたとしても、それは何ら違法にならないという状況になってございます。高島通りにおきましては、ナビラインが表示されています。これは警視庁が実際に書いているものでございまして、45センチ幅で表示がされてございます。私ども板橋区が今取り組んでおります矢羽根表示等につきましては、幅が75センチで表示しているというところで若干違いがあるということは、ご理解いただければなと思っているところでございます。したがいまして、1項目め、2項目めに関しての今ご説明でございますけれども、現在は自転車道、自転車専用道というような形で設置がされておりませんので、今引かれているナビラインの上に車が止まっていたとしても、直ちに違反ではないということは、ご理解いただければと思ってございます。  3つ目の点字ブロックでございます。これにつきましては、JIS規格に基づいて設置がされているものと理解をしております。東京都内におきましては、東京都福祉のまちづくり条例がございまして、その条例に基づいて点字ブロック等を設置しているものでございます。注意を促すようなところにつきましては、ぼつぼつの点で表示をする、また一直線に歩くようなところにつきましては、棒状の点字ブロックで表示をするということになってございます。JIS規格品を必ず使うようになってございます。JIS規格では、サイズの指定ですとか、色の指定等がございます。また、素材につきましても、滑りにくいものを使うですとか、劣化しにくいものを使うというような指定がJIS規格上はございますけれども、特にこの部材を使わなきゃいけないという部材の指定がかかっているというものではございません。したがいまして、都道におきましても、そういったJIS規格にかなった品物が使われているものだと区としては認識をしているところでございます。  4点目でございます。高島平緑地の樹木の繁茂でございます。この樹木を管理しているのは、板橋区でございます。ご指摘をいただいています高島平緑地の場所につきましては、この陳情が提出されたのは5月29日付けで提出をいただいているようでございますけれども、実は私どもこの現場におきまして5月15日から25日にかけまして、樹木の剪定を入れているところでございます。したがって、現在この場所において樹木が繁茂しているという状況にはなってございません。ちなみに、樹木剪定の頻度でございますけれども、明確な基準はございませんけれども、低木につきましてはおおむね隔年、2年に1回、樹木剪定を入れるということにしてございます。それ以外に、南部・北部土木サービスセンターのほうで、受け持ちの管内を定期的に巡回しておりますので、その巡回していく中で、公園であれ、植え込みであれ、樹木の繁茂等が発見されれば、その時々の状況に応じて、樹木剪定のほうは入れさせていただいているというのが現状でございます。 ○委員長   陳情第7号に追加署名が188名ありましたので、報告いたします。  では、本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。 ◆近藤タカヒロ   陳情について幾つか質問させてください。まず、自転車が安全に走れるような対策強化をしてほしいというのが主訴かと思っております。過去の高島通りの年間、自転車が関わるような事故の発生件数ですとか、重大な被害報告等ですとか、区で把握している情報があれば教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   大変申し訳ございません。高島通りに限定したような形で、事故の件数というものについては、区としては把握してございません。 ◆近藤タカヒロ   では続いて、ナビラインについてお伺いいたします。ご説明いただいたとおり、高島通りは3車線あって、かなり広い道路かと認識しているんですけれども、現地を視察してきたところ、ナビラインが矢羽根だけの表示の部分と、矢羽根の横に白線が引いてあって、明確に視覚的には車道と区別されているような箇所が混在しておりまして、場所による設置理由の違いというのがもし分かれば教えていただきたいんですけれども。 ◎土木計画・交通安全課長   申し訳ございません。冒頭の説明でも申し上げましたように、ナビラインにつきましては、警視庁が独自に施工しているものでございまして、先ほど申しましたように、区が施工しているものと実際の幅も違いますし、使っている色彩も違うというところで、その辺のラインがある、ないというところについても、把握をしていない状況でございます。 ◆近藤タカヒロ   もし、可能であればなんですけれども、やはり白線があると、車を運転していると心理的にはそこに踏み込みづらくなって、多少自転車の方の安全性も上がるのかなという印象を抱いておりまして、もし今後可能であれば、警視庁等にちょっとそういったところも、なるべく白線を引くようにと要請していただけたらなとは思います。これはあくまでも可能であればというところです。では、続いての質問なんですけれども、自転車専用道についての言及も陳情の中でありました。ご説明いただいたとおり、カラーレーンと呼ばれる自転車専用通行帯というところなんですけれども、板橋区でも既に導入している箇所があると認識しているんですけれども、そちら道幅ですとか、車の交通量など、導入条件等は定められているものなのでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   私ども板橋区では、板橋区自転車活用推進計画という計画を策定してございます。この計画に基づきまして、板橋区内総延長200キロメートルに自転車道を整備するという計画を持ってございます。ただ、この200キロメートルの中には、自転車専用通行帯が設置できる部分については設置をしていく、またそれが難しい場合には、車道混在型の矢羽根型で整備していくということになってございます。そういった意味では、どっちを何キロメートルという具体的な決めはないんですけれども、基準を設けてございます。一番分かりやすいところですと、高速下の本蓮沼駅辺りから西台駅のほうに抜けていく高速下なんかには、自転車専用通行帯を設けさせていただいてございます。そのほか道路の交通量ですとか、道幅等を勘案しながら、そういった整備を今後も進めてまいりたいと考えてございます。 ◆近藤タカヒロ   では、続いてなんですけれども、点字ブロックについてですね。点字ブロックが滑りやすいため、歩行者の転倒や自転車事故が少なくないと陳情には書かれているんですけれども、これ同様に事故件数等あればと思ったんですが、これもちょっと、そうですよね、失礼いたしました。そうなってきますと、確かに点字ブロックによる滑りやすいといった声は、区民の方から聞くことがございまして、特に雨の日とか、自転車だとちょっとスリップしやすいといった声があるんですけれども、付近の高島平警察が、その辺の点字ブロックに関わる事故等を把握していたりとか、何か見解があったりするか、そういった部分を把握されていますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   当然、交通事故ですとか、そういったものについては、警察のほうが把握をしているものでございますけれども、歩道上で、例えば自転車対歩行者とか、自転車対自転車というような種別ごとの統計というのは取られているかと思うんですけれども、原因が点字ブロックで滑ったというような捉え方の統計は取られていないものだと理解してございます。 ◆近藤タカヒロ   そうすると、やはり単独事故については統計が難しいということを理解いたしました。今後、JIS規格の中で選ばれているので、問題がない製品ということだったんですけれども、その中でももし可能であれば、特に都道に限らず板橋区内の道路についても、滑りにくさという観点も、製品を選ぶときに導入可能であれば今後検討していただけたらなというふうには考えております。もし、お答えがあればお願いいたします。 ◎北部土木サービスセンター所長   今後、誘導ブロックを設置していくに当たりましては、当然滑りにくい素材、そういったものを十分検討して設置を進めていく、安全性をしっかり考慮して設置を進めていくということは、我々に求められていると思いますので、十分そのあたりを考慮した上での設置に努めてまいります。 ◆近藤タカヒロ   では、続いて最後に、植栽の剪定についてご質問させていただきます。今回は、たまたま直近で剪定を行っていらっしゃったということなんですけれども、平時は隔年での剪定というふうに聞いております。この剪定期間は適正なのかというところと、参考までに今回のその前の剪定時期というものの情報があればお答えいただけますでしょうか。 ◎北部土木サービスセンター所長   剪定のまず期間でございますけれども、明確な基準はございません。ただ、我々事務所のほうで対応するに当たりましては、おおむね高木、いわゆるケヤキなんかの高木であれば3年に1回程度、低木については隔年と、いわゆる2年に1回程度ということをおおむね目安として作業を行っているところでございます。前回のこの場所での剪定は、昨年ですから令和4年に、刈り込みのほうは行っている状況でございます。 ◆近藤タカヒロ   そうすると、今回かなり伸びてきて、点字ブロックにもかかっているといった状況で、もうちょっと気づくのが早ければ、こういった陳情を未然に防ぐことができたのかなという認識があります。例えば、付近の高島平警察との連携ですとか、あとは職員の方との連携で、例えばジャストアイデアですが、何かアプリ等で現地の写真を近くを通りかかった職員の方が土木部のほうにお知らせして、これらの連携をしていくといった、そういったDX化も踏まえたようなことができたらいいんではないかなというふうに思ったのですが、今後そういった何かデジタルツール等を導入するご予定等がございましたら教えていただけますでしょうか。 ◎北部土木サービスセンター所長   アプリ等を活用したいわゆるDX化というお話ですけれども、今現在すぐにDX化に進むという話というか、案は特に出ておりませんけれども、今後我々も危険な場所、あるいは障害のある場所を早期に発見していくということは、非常に区民の安心・安全ということを確保していく上では、十分有効な手段であろうとは思います。どのような形でDX化していけるか今分かりませんけれども、今後そういったDX化が可能な部分があれば、いろいろ考えていってみたいとは思います。
    ◆高沢一基   私は1点だけちょっと点字ブロックのことをお聞きしたいんですけれども、滑りにくいようにという、雨とかでぬれて危ないんじゃないか、転倒したらっていう話があると思うんですが、その一方で、多分JIS規格等で研究されているんだと思うんですが、視覚障がい者の方は白杖を使って、その点字ブロックをなぞりながら行くと思うんですけども、逆に引っかかり過ぎちゃうと、それが原因で視覚障がい者の方が転倒してしまったりとか、あるいは白杖の操作がしにくくなったりっていうこともあるかと思いますし、あるいは自分自身がつまずいてしまうというのもあって、完全に滑らなければいいっていうもんじゃないんじゃないのかなという気がするんですけれども、その辺点字ブロックの役割についてはどのようにお考えがあるかお聞かせください。 ◎北部土木サービスセンター所長   点字ブロックの役割ですけれども、基本的に点字ブロックには2種類ございます。方向を示す線状のブロック、それからこの先が危険だとか、この先方向が変わりますとか、そういうことを示す点字ブロック、点状のものといわゆる2種類ございます。そういう意味では、その2種類をきっちり認識、いずれにしても目がご不自由だということで、それを足の裏でしっかり感じ取って、方向を誤りなく移動を円滑にしていただけるような目的で設置をしているものでございます。誘導ブロックというのは、そういった役割を持ったものと我々認識しております。 ◆高沢一基   恐れ入ります。ごめんなさい。私の聞き方がいけなかったのかもしれないすね。点字ブロックの機能というよりも、点字ブロックの滑りやすいとか、滑りにくいとかっていう点でお聞きしたいんですけれども、滑らなければいいのかっていうところ。もちろん、滑り過ぎてもいけないんだと思うんですけども、その兼ね合いがあるんじゃないのかなと。それから、足の裏っていうこともあるかもしれませんけども、やっぱり白杖でなぞりながら歩っている方をよく見かけるんですけれども、そういう使い方をされているのかなと、私は想像していたところなんですが、そうするとあまりざらざらし過ぎて引っかかるようですと、やっぱり問題もあるかなと思いますし、その辺の兼ね合いっていうんですか、滑り具合の。そういうのを多分JIS規格とかでいろいろ研究されて、規定されているんじゃないのかなと想像されるんですけども、そのあたりについては把握をされているかお聞かせください。 ◎土木計画・交通安全課長   JIS規格でも、先ほども申しましたように、具体的に本当にこういう素材じゃなければいけないというふうな具体の指定はされてはございません。ただその一方で、高沢委員から今ご指摘いただきましたように、靴底や白杖で触れることによって認知するということが目的になっていますので、そういう棒状のもので触って確実に確認できるような突起の高さですとか、あと突起が丸くならないで、ハーフドーム型といいまして角が立っているような、そういったつくりにしなければいけないという、そういった指定はございます。ただ、繰り返しで申し訳ございません。滑りにくいものというふうな指定はされているんですけれども、具体的にどの程度滑るとか、滑らないというところまでの指定はございません。また、色につきましても、基本的に黄色の色と、色弱の方でも見分けがつくような輝度っていうんですけれども、この輝度比がある程度高いものを使うというふうな指定はされているところでございます。 ◆山内えり   高島通りの路上駐車についても伺いたいんですが、3車線、3車線で6車線ありまして、地元の方からは、私も6月4日の日に見に行きましたけれども、日曜日だったので、路上駐車の数というのは比較的多くは見えなかったのですが、特に平日、特に朝の時間帯は大変片側、1車線目のナビラインがあるところにかなり停車しているということで、地元の方からは写真も送付していただいたり、毎日こういう状況ですということで動画も送られてきたりということがある中で、この辺よりも高島平は3車線あるということを考えますと、例えば今各自治体によっては、いろんな食品を運ぶそういった輸送の車が定位置で止められるような対策を行っている。それが国道なのか、区道なのか、都道なのかっていうところまでは承知していないんですが、そういった対策を取っている自治体といいますか、そういった道路があることは理解して認識しています。それから、先日、自転車活用推進計画の94ページにあるように、将来イメージとして、この下の青い段ですけれども、将来的にはそういった車線が多いところに関しては、こういった車を止めるような、こういう方策が可能になっていくのかなというふうに考えてもおりますが、区としての認識、あるいは考えについてもお聞かせください。 ◎土木計画・交通安全課長   自転車活用推進計画をお手元にご用意いただいているようで、ありがとうございます。せっかくお手元にご用意いただいていますので、51ページをご覧いただいてもよろしいでしょうか。          (「ないよ。みんな持ってないんじゃないの」と言う人あり) ◎土木計画・交通安全課長   そうですね。山内委員さんだけ今お持ちになっていますけども。この51ページに写真がついていて、高島平三丁目って書いています。これは私ども板橋区道で整備をしてございますけれども、自転車専用通行帯の外側に、歩道側に、荷さばき用の駐車スペースを用意しております。このような形で、自転車専用通行帯と駐車車両が重ならないような整備をするというふうな手法を取ることも可能でございます。いずれにいたしましても、道路管理者と交通管理者の双方の協議が調わないと、このような形で道路を整備していくということはかなわないと理解をしてございます。したがいまして、高島通りにつきましては都道でございますので、道路管理者である東京都と交通管理者である警察の双方でご協議をいただいて、合意ができるようであれば、このような形で整備していくことも可能であろうというふうには考えてございます。 ◆山内えり   それから、交通量であったり、今後そういった整備が可能であるということで道路管理者、それから交通管理者と協議っていうことですけども、交通量とか、現況の車の台数というのは、警視庁が今カウントしているとか、あるいはそういう交通量のチェックというのは定期的に行われているものなのか、あるいはしているとするとどこが行っているのかについても確認させてください。 ◎土木計画・交通安全課長   交通量の調査につきましては、国のほうで定期的に大きな路線について行っているということはございますけれども、一般的に都道ですとか、区道等におきましては、定期的な交通量調査というのは、特段実施はしてございません。その都度、必要の都度、何かやろうと思ったときに、交通量調査というのを行うというのが一般的なのかなというふうに思ってございます。したがいまして、本道路につきましても、先ほども言いましたように、定期的に行っているものとしましては、国のほうで道路交通センサスという調査がありますけれども、これ5年に1度でございます。それ以外の調査というのは、本当に必要の都度行われるんだというふうに思ってございます。したがいまして、この高島通りにおきましても、先ほど来、申し上げていますように、自転車専用通行帯の整備等を今後検討するのであれば、その時点で交通量調査は行われるんだろうと考えてございます。 ◆山内えり   それから、樹木の剪定についてお伺いします。先ほど低木については2年に1回ということと、直近の5月に刈り込みを行ったということですけれども、たまたまタイミングは違かったものの、今回はやはり大変路上にこういうふうに覆いかぶさる、繁茂しているということでこういった陳情が出て、やはり大変危ないということで、そういうお困りの方、それから署名が188筆でしょうか。大変多く寄せられたということであれば、大変地域の皆さんがそういう気持ちでいらっしゃるというふうに私は理解しているんですが、1点目伺いたいのは、こういった繁茂について、区にご相談はあったのかというのが1点と、ご相談があった場合は、区はどういった対応しているのか、この点についてお聞かせください。 ◎北部土木サービスセンター所長   まず、繁茂に関する相談ですけれども、今回のこの場所に限って言えば、繁茂しているからという相談を受けた記録はないというふうに確認しております。それから、繁茂しているから剪定をというような対応ですけれども、我々は相談を、あるいはそういったお電話をいただければ、現地を確認の上、状況に応じて対応しておるところでございます。 ◆山内えり   そういった場所によって、あるいは低木といっても、種類によってかなり繁茂する状況というのは異なってくるのかなと思いますけれども、やはり私が見に行ったときは、刈り込み直後だったこともあると思うんですけども、刈り込み過ぎではないかっていうぐらい刈り込んであるように感じました。ちょっと奥に行っているし、場所によっては葉っぱも全然ないんですよ。恐らく2年に1回だから、次のために相当切ったんだろうというふうに想像しますけれども、私とすると、もちろん区民の方がご相談して対応いただいているということは大事なことなんですけども、やはり頻度っていうんでしょうか、そのあたりが次2年後まで大分切っちゃえっていう感じがちょっと、なかなか見栄え的にも、これはどうかなと思うところがありました。ですから、その頻度について、果たしてこの場所が必ずしも全部が例えば1年に一遍とか、1年半に一遍っていうことじゃないにしても、この場所、それから草木の種類からしても、高島平通りでそういった頻度を隔年でっていうよりも、細かくしていく検討が必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◎北部土木サービスセンター所長   今回の場所につきましては、確かに結構刈り込みを強めにやっているというのは、私も現場へ行きましてありました。ただ、あそこの場所の植栽の種類なんですけれども、オオムラサキツツジやアベリア、あるいはユキヤナギ、ヤマブキといった、特にアベリア、ユキヤナギ、ヤマブキ、こういったものは非常に伸びが早い植生を持っております。そういった植生も鑑みて、少し強めに剪定したというところもございます。もうちょっと小まめにやればいいんじゃないかというようなご意見もあろうかとは思うんですけれども、いろいろ予算等の都合ももちろんありますし、一度剪定して短期間でまた剪定をというのも、なかなかほかの地域も剪定を全部して回らなくちゃいけないというようなこともありますので、もし伸びてきたらまた、それで支障があるということであれば、もちろん手は我々も入れますけれども、基本的にはおおよそ2年に1回、さらにプラス支障があったときに対応するというようなことで、基本的に若干ああいう強めの剪定になってしまうことというのはございます。 ◆大野ゆか   全部で4点お伺いさせてください。まず、土木計画・交通安全課長の説明いただいた中での内容についてちょっとお伺いしたいんですけれども、自転車専用通行帯のお話、べた塗りのものですということでお話いただいたんですが、それは法定表示だっていうことでお話いただいたんですけれども、私のほうで事前に見たところ、駐車は禁止ではなくて、停車が禁止っていうイメージだと思っていたんですけども、それはどういう認識で。なので、例えばこれを自転車道ではなくて、矢羽根ではなくて、自転車専用通行帯にしようみたいな話になった場合でも、トラックが駐車していたら、それを取り締まることはできないっていうイメージを持っているんですけれども。なので今の陳情を出された方の要望をかなえるためには、駐車ができなくしなければいけないので、そう考えると自動車道を造らざるを得ないのかなと思っているんですが、その見解を教えていただいてもいいですか。 ◎土木計画・交通安全課長   私どもの所属には、警視庁の交通部のほうから派遣されてきている職員もおりまして、その職員ともこの件についてはちょっと打合せを持ったところです。見解といたしましては、停車というのは一時的にそこに車を止めるというだけであって、基本的にはドライバー、運転者も乗車している状況を停車というふうに申しておりますけれども、停車の場合には直ちに移動が可能であるという理解です。一方で、駐車につきましては、そこに一定時間車を止め置くということが想定されてございますので、駐車につきましては取締りの対象になると。一時的な停車については、正直グレーゾーンだというような言い方をしておるんですけれども、停車についてはなかなか取締りは厳しいんじゃないかというような見解を持っているところでございます。駐車につきましては、先ほど来、申し上げておりますように、自転車専用通行帯ですので、そこは通行帯として明確に法定されていますので、そこの車両が通行を阻害するような状態が長時間続くのであれば、それは取締りの対象になるというふうに理解をしてございます。 ◆大野ゆか   すみません、私の聞き方が悪かった。そうすると、停車を取り締まることはちょっとグレーゾーンというお話だったので、多分今の高島通りで多いのってトラックの車なので、そうすると運転手さんが乗っている状態だから、何となくイメージすると、警察の方が来て注意しておしまいみたいな、それでまだいるみたいな状態がすごい想像できるんですけども、それはどうですかね。 ◎土木計画・交通安全課長   大変申し訳ございません。その辺につきましては、交通管理者のほうの役割分担の範疇になりますので、区としてそこはちょっとコメントはできないというところです。 ◆大野ゆか   そうですね、分かりました。では、もう一つなんですけれども、東京都で自転車ネットワーク路線というのを定めているかと思うんですが、今回のその通りが該当外な気がしているんですけども、その理由がもし分かれば教えていただきたいんですけれども。 ◎土木計画・交通安全課長   私ども先ほども申しましたように、板橋区でも自転車活用推進計画という計画を持っておりまして、区内200キロメートルの自転車道の整備という計画を持ってございます。一方で、東京都も同様の計画を持ってございまして、東京都におきましては、2040年までに1,800キロメートルを整備すると。そのうち600キロメートルを優先整備路線というふうに定めてございます。600キロメートルの優先整備路線の中の位置づけといたしまして、既存の道路において新たに整備する路線を250キロメートル、また無電柱化等に合わせて整備する路線を150キロメートル、あと都市計画道路の新設等に基づいて整備する路線を200キロメートルというような計画を東京都は持っているところでございます。高島通りにつきましては、明確に私どもも聞いたわけではないんですけれども、恐らくなんですが、無電柱化の対象路線に入っているんじゃないかと思います。          (「何」と言う人あり) ◎土木計画・交通安全課長   無電柱化です。要するに、電柱を建てて空中に電線を架線しているものを道路の中に埋めるということですね。その無電柱化の整備をする中で、この路線については自転車の通行帯について整備をする計画をお持ちなのではないかというふうに考えてございます。ただ、いずれにしましても、申し訳ございません、東京都に明確に確認したわけではないので、今手持ちの資料から、そういったことを想定しているというところでございます。 ◆大野ゆか   もう一つなんですけれども、点字ブロックの件です。劣化診断のやり方とかって何か決まっていたりするんですか。先ほどから、やっぱりJIS規格であっても、それが劣化したらきっと意味がないもので、どのように巡回なのか、誰かから言われて交換しているのか、交換時期があるのか、誰かプロが見るのか、そのあたり分かれば教えてください。 ◎北部土木サービスセンター所長   誘導ブロックの交換時期というご質問かとは思うんですが、特に交換時期というのは我々定めてもないですし、ただ誘導ブロックが例えば剥がれるですとか、あるいはがたつきといったものが生じますので、そういったときには土木部でも行っています道路点検などもありますし、各土木サービスセンターで巡回等も行っておりますので、その際に発見される、あるいは区民の方からお電話をいただくというのもございます。そういった中で、剥がれやがたつきというものがあった場合には、即補修を行うなど、あるいは新たなものを設置するとか、張り替えるというようなことで対応はしておるところでございます。 ◆大野ゆか   そうすると、明確には決まっていなくて、ただ区民の方からの声に対しても動くことができるということでよろしいですか。 ◎北部土木サービスセンター所長   今、委員おっしゃられましたとおり、我々お電話等で苦情なり、要望なり、いろいろお話しいただければ、即対応するように努めております。 ◆大野ゆか   最後になります。先ほど近藤委員のほうからもDX化のお話いただいたんですけれども、7月から公式LINEも始まると聞いているんですけれども、その中で例えば先ほど手だてをあまりまだ考えていないというお話だったんですけれども、せっかく公式LINEができるので、例えばそれを道路ですとか、植栽ですとか、そういったところの写真を撮って、区民の方が送れるようにするみたいなことができるように働きかけていただくことみたいなことは可能なものなんでしょうか。 ○委員長   どこに働きかけるんですか。 ◆大野ゆか   担当の方からこのDX担当の方に、そういうことができるようにしてほしいみたいな働きかけはできるものですか。 ◎土木計画・交通安全課長   今、委員からご指摘ありましたように、7月から区でも公式LINEをやるというふうな話は区役所内部で話としては来ております。ただ、正直申しまして、まだ具体的にどんなつくりで運用してくっていうところまで、詳細について各課のほうに話が落ちてきていない状況です。その辺、見定めながら、有効にそれが活用できるようであれば、積極的にそういったものは活用していきたいというふうに考えておりますが、現時点で具体的にどういうふうにやりますよとか、いつからこういうふうにやりますよっていうところまで、明確にお答えできるレベルまで、まだ来ていないという状況でございます。 ◆大野ゆか   今いろんなお話を聞いた中で、区民の方からの声だったりとかをしっかりとすぐに受け止めて動くっていうことが、区民の方の安全に大切だと思うので、もしLINE活用の中でそういったお話ございましたら、ぜひ前向きにご検討いただければと思います。 ◆内田けんいちろう   4つ項目がある中で一つずつ質問させていただきたいんですけれども、1つ目に関しまして、交通安全、自転車の安全強化に関するものだと思います。現在、東京都によって行われている高島通りの自転車安全対策について、矢羽根以外にありますかということを聞かせてください。 ◎土木計画・交通安全課長   大変申し訳ございません。高島通りにおいて交通安全的な何か取組という部分につきましては、区では把握していない状況でございます。 ◆内田けんいちろう   では、板橋区全体として行われている自転車の安全対策について教えていただけますか。 ◎土木計画・交通安全課長   板橋区全体ということで申し上げますと、まず安全啓発の活動を区、それと区内3警察署と連携を取りながら取組を進めさせていただいております。主なところとしましては、小中学生向けの交通安全教室ですとか、あとトラフィックスクールといいまして、これは未就学児向けになりますけれども、模型を使って交通安全の啓発を行うというような、そういった啓発活動ですね。それと、様々イベントがあるようなところに出向いていって、宣伝活動をさせていただくというところがメインでございます。それ以外に、区内警察3署におきましては、区内の様々な事業者、会社さんですね、事業者さんのほうに出向いていって、警察のほうで交通安全教室をやっていただくというような取組を行っているところでございます。 ◆内田けんいちろう   それはもちろん、高島平地域でも行われているというものとしてお話を伺いました。続いて、2つ目のものですけれども、矢羽根を設置というところですけれども、確かに現場、私も住まいが近所なので、毎日のように通るんですけども、路上駐車が少し目立つなと、ひどいなと感じているところでございますけれども、現在東京都で行われている路上駐車対策の取組状況、検討状況を板橋区として把握していますか。 ◎土木計画・交通安全課長   大変申し訳ございません。東京都のほうでのそういった駐車対策の取組については把握してございません。 ◆内田けんいちろう   この地域は、路上駐車は深刻な問題かなというふうに私も思っているので、少し調べていただいたほうがいいかなと思っております。というのも、板橋区全体を見たときにも、やっぱり路上駐車対策とか、そういったことって生かすことができると思うので、区としてできることも探していただくという、この現場に関してという話ではなくて、情報として取り入れていただくことは、一定必要なものではないかなというふうに考えております。続いて、自転車専用通行帯を設置することになった場合、都道、区道あると思うんですけども、この予算は東京都予算だけで造るものなのか、板橋区の予算で造るものなのか、これまでの実績も踏まえて教えていただけますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   今回いただいている陳情の場所につきましては、高島通り、都道でございます。この場所で整備がされるということであれば、東京都の経費で全てご負担をいただくということになろうかというふうに思ってございます。あと、これまでの取組でございますけれども、基本的には区道においては区のほうで負担、都道においては東京都のほうで負担という形で、そこは明確に役割分担が分かれているという状況でございます。 ◆内田けんいちろう   3つ目、点字ブロックについてなんですけれども、法律で基準が決まっているというお話でしたけれども、これを例えば東京都に伝えることで、どうにかなるものなのかなというところをお聞かせいただきたいんですけれども。 ◎土木計画・交通安全課長   先ほど来、申し上げておりますように、点字ブロックにつきましては、基本的に区であれ、都であれ、国道であれ、基準に基づいた品物を使っているというふうに認識をしてございます。したがいまして、JIS規格の中にも明確に要求事項ということで明示がされております。滑りにくさ、耐久性、識別性を十分に維持できるような素材、製造方法を用いることというふうに、JIS規格に書いてある状況です。そのJIS規格に基づいた製品を使っているということであれば、仮にですけれども、採択されて意見書というような形で東京都のほうに意見が上がったとしても、全く違うものに切り替えていくということは、直ちには難しいのかなと認識をしてございます。 ◆内田けんいちろう   やはり規格は道路、様々な状況がある中で、恐らくそれを整備する方が、その規格の中で一番よいものを選定しているというところだと私も思っております。あえて変なものを選ぶということもないと思いますので、承知いたしました。では最後に、4つ目なんですけれども、樹木の剪定という話で陳情が上がっているわけなんですけれども、根本的なところを考えてみますと、歩道への草木の影響と点字ブロックの話ということですけれども、通行する方のスペースというか、道幅が根本にあるのかなというふうに、この陳情を聞いていて捉えておりました。現状は、歩道を自転車も通行してしまっているという状況があるのかなというふうに思います。こちらについて危険な状況なのか、幅は何メートルが適切なのかっていうところが気になっておりまして、この歩道については板橋区ですかね、東京都ですかね。では、板橋区の場合、道幅として何メートルあれば安全なものとして捉えていらっしゃいますか。 ◎北部土木サービスセンター所長   一応安全、要は人と人の交差、もしくは自転車、あるいは車椅子の方がうまく交差できるための有効幅員として2メーターというのが確保されていれば、より一番安全といいますか、安全な歩道ではなかろうかなというふうに規定といいますか、大体そのぐらいとなっております。 ◆内田けんいちろう   実情この現場へ行きますと、例えば団地側には物すごく広い道幅もあり、逆に線路側に関しては緑道がありまして、歩行者の方が選ぶ道筋というのはたくさんあるかなと私自身も思っているんですけれども、言うならば緑道を含めれば、この通りは決して狭い歩道ではないんじゃないかなと僕は思っていまして、今後あの辺りは整備の計画というのもあったかと思いますけれども、今後の整備方針などの見解があればお聞かせください。 ◎土木計画・交通安全課長   高島通りに接しております歩道につきましては、都道と一体的に東京都の管理になってございます。その一方で、西台駅の横から高島平のほうに向けて高島平緑地がございます。この部分については、板橋区の管理になってございます。整備の今後の方針というお尋ねでございますけれども、今現在明確にこういった方針を持ってやりますというような明確な計画を持ってございませんけれども、今後、高島平のまちづくり等と連携を取りながら、あそこの緑地についても、よりにぎわいが創出できるですとか、地域の方に憩いを与えられるというような視点で整備をしていくものだと思ってございます。ただ、現時点で具体の計画は何か持っているかということであれば、今はないということでございます。 ◆内田けんいちろう   有効活用という意味でも、安全対策というところでも、そのスペースというのは非常に活用のしがいがあるところだと思いますので、今後検討していただければと思います。 ◆田中いさお   すみません、長くなりません。短めにしたいと思います。まず、今回の場所の剪定の時期。先ほど課長が言われたのと、山内委員が言っていた時期と違うようです。先ほど山内委員は5月って言ってたような聞こえ方。令和4年度にやったって聞きました。いつ剪定したのか、もう一回時期を教えてください。 ◎北部土木サービスセンター所長   剪定の時期でございますけれども、すみません、先ほど令和4年度と申し上げましたが、一部、西台の交差点に近い付近を剪定したというのが令和4年度、それから令和5年度、今年度は5月15日から25日の間に刈り込みを行っているということでございます。 ◆田中いさお   了解しました。議事が違うと申し訳ないかなと思って確認しました。あと、先ほど木の種別、伸びやすいもの、伸びづらいもの、これは大体木の種類は誰が決めて植えているのか確認させてください。 ◎北部土木サービスセンター所長   誰がといいますか、もともとそこを一番初めに整備する段階では、そこを設計するものが将来的に、例えばこういう花が咲くときれいだろうとか、こういう通りにはこんなものが合うだろうということで、植栽を選定していっていると思いますし、例えばそれが枯れてしまって、次に補植をするというようなことになれば、それをサービスセンターのほうで補植の作業を行うということであれば、もちろんサービスセンターの職員がやはり周辺の状況とか、そこの場所の人の通りだとか、状況を勘案しながら植栽する種類を決定しております。 ◆田中いさお   その設計をしているのは、都なのか、区なのか、確認させてください。
    北部土木サービスセンター所長   今般、高島平の緑道ですので、そちらは区が管理している区域でございますので、そこは区が選定して植栽をしているということでございます。 ◆田中いさお   今後その設計に当たっては、結局、安全確保が一番だと思いますので、伸びやすい木を植えるのはどうなのかなと僕は思いますよ。だって、お金の話になってくるじゃないですか、剪定するのは限りがあるわけなので。ツツジだっていいと思いますよ、僕は。一律。だから、管理の見栄えがいいということで、区民の方が楽しむという部分はもちろん分かるんですけれども、管理の前には、まず歩行者の確保ですよね。安全の確保が第一なので、設計のときからちゃんとそういうような木を選定すべきだと思いますよ。そしたら、剪定時期は一定的にできるじゃないですか。伸びやすいものと伸びにくいものが混在していたら、伸びやすいものに合わせなきゃならないでしょう。だって、歩行者の道が狭くなるわけですから。それだけは言っておきます。あと、最後にしたいと思うんですけれども、点字ブロックについて何回もあったんで、これ全ての道路についているとは思いません。このつける場所の選定の何か基準、ここは重要な場所だからつけているのか、それほど頻繁に使わないようなところはつけてないのか、そういう基準があれば教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   東京都におきましては、東京都の福祉のまちづくり条例というものがございまして、こちらで施設の整備マニュアルというものが示されております。また、国におきましては、道路の移動等円滑化に関するガイドラインというものが、国土交通省のほうから示されております。このいずれにおきましても、点字ブロックを敷設する場所については、例えば駅の構内であるとか、あとはバスの停車場であるとか、そういう個別具体的に書かれているところがある一方で、一般的な道路におきましては、視覚障がい者の通行が多いところというような書き方しかされてございません。したがって、全ての道路につけろというような指示がされているものではありませんので、あと交差点ですね、信号のあるような交差点の手前には、注意喚起するブロックを貼りなさいというようなことは書いてあるんですが、一般に歩道としてどーんと真っすぐ直線であるようなところ全てにというような書き方にはなっていないというのが実態でございます。したがいまして、その場所その場所で道路の管理者が状況を見ながら設置をしているというところだというふうに思ってございます。 ◆田中いさお   僕の考えですけれども、まず白杖をご利用なさっている区民の方がいらっしゃいますよね。福祉部の担当になると思いますけれども、どこに健在して住んでて、どこをルートで使って駅をご利用しているとか、使わない道路についてても、もちろん無駄なわけですよ。これをあくまでも現場に即したようなものにしていくべきだと僕は思います。やみくもにつけるわけじゃなくて。でも、計画でもそうなっていますもんね。ですので、そこは現在、今、白杖でご利用なっている方々の意見を、どこのルートを、どこを特に使うんだっていうところについては、しっかりやっていただくっていうことだと思いますので、今後のことですよね。それで、今回のこの陳情で言えば、滑りにくいものにしろっていうことは、滑るっていうことなんですよ、これ。僕も思います。雨が降ったときは滑ると思います。今、ICTからDXが進んでいる中で、点字ブロックの役割は、もうそろそろ終わるんじゃないかと僕は思っています、個人的には。地中に何かセンサーでも埋め込んで、白杖で、センサーで受けるように、あくまでも本当のバリアフリー化をしないと僕は駄目だと思っていますので、先進事例も、あと国と都の兼ね合いでお金のかかることかもしれませんけれども、百歩譲って滑りにくいものっていうことですので、それは取り替えについても壊れない限りは替えないでしょうからね、うちの区はね、剥がれたとかなんかない限りは。ですので、JIS規格とかいろいろ先ほどもあった話なので、ここら辺は今後の検討課題としては、そういうのもちょっと視野に入れながら、そういう取組を進めていただきたいなというふうに思います。これは意見として言っていますので、答弁は結構です。 ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。意見のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう   今回の陳情ですけれども、陳情項目は4点というところで、1点目が高島通りの路上を自転車が安全に走れるような対策強化、2つ目が高島通りに現在の矢羽根の表示でなく自転車道を設置すること、3つ目が歩道の点字ブロックを滑りにくいものに改善することということで、1から3については区議会として東京都への働きかけを要望するものです。まず、自転車の安全対策そのものについては、昨今ヘルメット着用が努力義務化されたこと、全国交通安全運動の取組の中でも、自転車の安全向上については重点的に取り組まれておりました。道路に関すること以外でも、板橋区として取り組めることもあると考えますので、引き続き区民の交通安全向上に取り組んでいただきたいと考えております。対象となる高島通りについては都道であり、東京都の所管となっており、いずれも道路管理者である東京都が検討判断すべき事項であると考えます。しかし、いずれも区民の安全確保につながる要望であり、議会として東京都へ働きかけることを否定するものではありません。よって、板橋区議会から東京都への意見書の提出については、採択を主張します。4つ目、高島平緑地の伸びた樹木の剪定を求めることについてですけれども、高島通り沿いの西台駅寄りの高島平緑地は区の管理です。北部土木サービスセンターでは、原則隔年で剪定を実施し、加えて巡回を行い、必要に応じて剪定を行っているとのことが質疑の中で明らかとなりました。当該現場も剪定を行っており、現状は刈り込みが終了しているとのことでした。よって、本陳情4項目めについては、不採択を主張します。 ◆高沢一基   今、項目別に態度表明がありましたので、私もそれに合わせてお話ししたいと思いますけれども、まず自転車専用通行帯、自転車道の整備に関しては、これは高島平通りに限った話ではなくて、区の自転車の計画の中にもありますけれども、やはり様々道路、国道、都道、区道含めた中でやっぱり考えていかなくちゃいけない課題でありますし、区民の注目が高い施策であろうというふうに認識しているところであります。そういった意味においてはより、自転車が安全に通行できる、あるいは歩行者を守ることができる、そういった自転車道の整備というのは進めていく必要があるのかなと思います。路上駐車ができないような自転車道をというお話もありますけれども、これについても駐停車禁止の指定がされているところであれば当然交通違反になるわけですから取締りの対象になっているんだと思うんですけども、それ以外のところをどうするのかっていうのも、これも私が言うまでもありませんが、今、板橋区でやられているような路上駐車しているところの外側、車道側に、自転車道を誘導するペインティングをしたりとか、あるいは白山通りにあるのは、歩道側のところに自転車が通れる部分があって、駐車スペースの四角い枠が車道のほうに飛び出ているような、そういったペインティングをしているとこもありますし、あるいはポールで完全に物理的に車道と自転車の通行帯を分けているところもあるので、これは様々その場所によって研究をして造っていくものなのかなというふうに思っております。そういった意味においては、高島通りに限る話ではないので、全体的に私は議論するべきだとは思うんですが、かといって高島平通りを否定するわけでもありませんから、それについては東京都に研究をしてもらうという声を上げるというのは、一つの方法なのかなと思います。また、点字ブロックについても、先ほどちょっと質疑させていただいたんですが、よりよいものに改善していくっていうのはもちろん大切なところなので、不断の努力は必要だと思うんですが、そこに当たってはやはり視覚障がい者の団体、当事者の方にやっぱり聞いて、その方々の使い勝手のいい点字ブロックってやっぱり必要だろうというふうに思いますから、一方的に東京都に改善改善と言うんではなくて、その改善に当たっては当然のごとく視覚障がい者団体のご意見を聞いて、その中でよりよいもの、もちろん障がい者じゃない方々の健常者の方々の安全も保たないといけないわけでありますけども、その兼ね合いを取れるような、そういった研究をしてもらうということが必要なのかなと思います。よって、1、2、3項目については、採択を主張いたします。4項目めについては、先ほど来の質疑でありますとおり、板橋区は定期的に剪定もしておりますし、あるいは要望があった危険箇所については、すぐに対応してくれるという答弁をいただいておりますので、不採択を主張いたします。 ◆山内えり   私どもは1から4項目、全て採択を主張したいと思います。まず、1項目めですけれども、先ほど路上の自転車が安全に通れるように対策強化ということですけれども、やはり自転車道の整備、板橋区としてもこうした自転車活用推進計画をつくり、そして200キロメートルの整備について検討し進めていくというお話がありました。道路の幅ですとか、場所によって非常に整備の仕方というのは様々な検討が必要というふうに思いますけれども、特にここは都道ということでありますから、そういった板橋区としての区道の整備、そしてこの陳情でいけば、東京都に対して働きかけということですから、そういった安全対策を求めるよう求めて、区議会として働きかけが必要と考えます。そして、2点目ですけれども、ここは路上駐車が大変多い場所ということで、現状もそのラインがあるということでしたけれども、やはりそういった自転車道の設置についても、特にこの高島平は3車線ありますし、他の自治体で取り組んでいるような様々な取組を考えましても、こうした自転車道の設置は、前向きな検討ができるのではないかと考えます。東京都への働きかけを区議会としてしていく必要があると思います。また、3点目の点字ブロックですけれども、私もやはり当事者の声を聞くっていうことが、まず大事だというふうに考えます。その上で、目、視覚に障がいがない方でも、タイル型のブロックと、それから道路の上に敷設している点字ブロックなどでは、かなり滑りの状況が違くて、先ほども皆さんから雨の日にぬれるという、滑りやすいというお声がありますけれども、私もやっぱり転倒の経験がありますし、多くの方が滑りやすいブロックで転倒しているのをよく拝見します。特に、場所によってかなり滑りにくいもの、滑りやすいものが混在しているという状況もありますので、JIS規格によって決められているとはいえ、やはり滑りにくいものを研究し、どういうふうに当事者も使いやすく、そして日常歩く方も滑りにくいっていう、そういったことを研究するためにも、区議会として東京都に働きかけていく必要があると考えます。最後、4点目ですけれども、これは区として先日5月に繁茂を剪定したということですけれども、やはり現場の状況をパトロールしているということですけれども、その回数が果たしてどうなのかということと、相談はなかったということですけれども、やはり現状として2年に一遍っていうことが、多くの歩道の通行の妨げになっているということが現状あると思います。やはり回数を増やすですとか、通行する方への改善を区として行うべきですし、緑地を減らすですとか、葉っぱをなくすことを求めているわけではないと思いますので、そういう緑地を刈り込み過ぎるっていうことではなくて、やはりどうやったら安全に通行人が通行しやすいようになるか、こういうのを区としてさらなる検討をする、それから頻度を増やす、こういうことを求めたいと思います。 ◆田中いさお   我が会派にしましては、1、2、3番ともに採択を主張して、4番目は不採択を主張したいと思います。うちの会派は、ちょっと議論があったのは、2点目の路上駐車ができないような安全な自転車道を設置するようという部分なんですけれども、西台駅から高島平駅に向かって商業施設もあるもので、いろんな店舗があります。そこにやむなく止める車もあると思うんですよ。これが一切止められなくなるということは、やはり一部弊害はあるんじゃないかっていうこともあるので、そこら辺はでも東京都に働きかけてくださいということで、東京都については賢明な判断をしていただきたいなという思いも込めて、これも採択とさせていただきます。4点目については、不採択なんですけれども、危険な場所はすぐ、2年に1回とはいえども、ちゃんと所管のほうに伝えれば剪定はしていただけると思いますので、そこら辺で安全の担保はできているというように私ども考えています。また、先ほども言いましたけれども、伸びにくい木をぜひ植えて、今後の計画については、そういうところも視点に入れていただいて、申し添えます。 ◆小野ゆりこ   我が会派としては、陳情項目1から3については採択を、陳情項目4については不採択を主張します。陳情項目1、2を採択とする理由は、質疑の中でありましたとおり、高島通りは路上駐車が多く、また大通りということもあって、スピードを出している車が多いですので、当事者としても危険を感じ対策が必要と考えております。陳情項目3を採択とする理由は、点字ブロックにはコンクリート素材などでできているものがある一方で、高島通り沿いの点字ブロックは、高島平緑地付近は樹脂やゴムのようなコンクリート素材と比較して滑りやすい素材でできております。また、高島平の地域は高齢者の方々や障がいがある方も多くお住まいになられておりますので、実際に滑ったことがあるというお声もございます。陳情項目4を不採択とする理由は、既に草木の剪定が行われ、願意がかなったと考えるためです。先ほどの質疑の中でも、区民の皆様よりお願いがあった場合についてはご対応いただけるとのことでしたので、気になる際にはお願いをして、剪定をしていただくことで解決可能と考えております。 ◆大野ゆか   我が会派といたしましては、1から3項目を採択、4項目は不採択を主張いたします。1から3項目に関しましては、やはり皆様おっしゃっていただいているとおり、路上駐車の改善をする必要があるというふうに考えますので、また高島平という立地柄、改善が必要だと考えております。また、大東文化大学側の首都高下には、既に自転車道があるという認識もしておりますので、そういったところでなじみがあるのかなというふうにも考えております。そういったところでも、実現に向けて都へお計らいをいただければと存じます。また、4項目め、不採択の理由でございますが、こちらも今現在剪定をしていただいている、また先ほどの答弁の中でも、皆様の声をすぐ聞いていただけるというお話もいただきました。また、先ほど申し上げましたが、LINE等の活用もぜひいただくような形で、皆様の声をすぐに受け止めて、迅速に動いていただけますようにという願いも込めまして、不採択とさせていただきます。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  本陳情については、項目ごとに意見が分かれていますので、項目別に表決を行います。  初めに、陳情第7号 高島通りの改善を求める陳情第1項、第2項、第3項を採択することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   異議がないものと認めます。  よって、陳情第7号第1項、第2項、第3項は採択すべきものと決定いたしました。  なお、意見書の案文につきましては、正副委員長に一任願います。  次に、陳情第7号第4項を採択することに賛成の方は挙手願います。          賛成少数(1−7) ○委員長   賛成少数と認めます。  よって、陳情第7号第4項は不採択すべきものと決定いたしました。 ◆山内えり   少数意見を留保します。 ○委員長   少数意見の留保を認めます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、議案審査を行います。  初めに、議案第41号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本件について、理事者より説明願います。 ◎建築指導課長   議案第41号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例について説明をさせていただきます。  議案書は19ページから21ページ、新旧対照表は35ページから44ページ、議案説明資料は9ページから11ページとなります。今回の手数料条例の改正は、建築基準法改正に伴う改正、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の改正に伴う改正、マンションの建替えの円滑化に関する法律に伴う改正、マンション管理計画の認定等に係る事務の見直しに伴う改正の4件となっており、建築指導課と住宅政策課の2課が担当となりますが、4件まとめて説明のほうをさせていただきます。  まず、建築基準法改正に伴う改正について説明させていただきますので、議案説明資料の3ページと併せて議案説明資料と一緒にお渡しをしております参考1と書かれている手数料条例改正案説明資料(概要)をご覧ください。背景及び項番1、改正理由としては、国は2030年度の新たな温室効果ガスの削減目標を50%とする方針を定め、CO2排出量の約3分の1を占める建築分野の省エネルギー化が喫緊の課題としています。その対応として、脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律が施行され、併せて建築基準法についても改正され、既存建築物ストックの省エネ化と集団規定の合理化が図られました。建築基準法の改正に伴い建築物の容積率に関する特例の認定の審査が生じたため、当該審査等に係る規定を条例に追加します。次に項番2、改正概要です。1つ目は、建物の延べ床面積に算入しないものとして、住宅または老人ホーム等に設ける機械室、その他これらに類する建築物の部分で、特定行政庁、板橋区が特定行政庁になりますが、交通安全上、防火上及び衛生上支障ないと認定するものが加えられたことから、当該認定の審査に係る規定を追加します。2つ目は、第一種低層住居専用地域等内の建築物の高さは都市計画において定められた高さの限度を超えてはならないとされているところ、再生可能エネルギーの利用に資する設備の設置のために必要な屋根に関する工事等を行う建築物で、構造上やむを得ないものにあっては、特定行政庁が低層住宅に係る良好な住環境を害するおそれがないと許可するものについては、許可の範囲内において高さの限度を超えることができるようになったことから、当該許可の審査に係る規定を追加します。3つ目は、高度地区内の建築物の高さは、都市計画において定められた内容に適合しなければならないとされているところ、再生可能エネルギー源の利用に資する設備の設置のため、必要な屋根に関する工事等を行う建築物で、構造上やむを得ないものであって、特定行政庁が市街地の環境を害するおそれがないと許可するものについては、許可の範囲内において高さの最高限度を超えることができるようになったことから、当該許可の審査に係る規定を追加します。そのほかに条項ずれ、文言の整理等の所要の規定整備も行っております。次に、項番3、施行期日です。施行日は、公布の日を予定しております。  次に、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の改正に伴う改正について説明させていただきますので、議案説明資料の9ページと併せて参考2の手数料条例改正案説明資料(概要)をご覧ください。目的及び項番1、改正理由としては、長期優良住宅として認定できる対象を増やすことで、住宅の質の向上を促進する目的に、長期優良住宅の普及の促進に関する法律が改正され、長期優良住宅建築等計画に基づく住宅の容積率に関する特例の許可が創設されました。そのため、建築物の容積率に関する許可の審査等が生じたので、当該審査等に係る規定を条例に追加します。次に、項番2、改正概要です。敷地面積が長期優良住宅の普及の促進に関する法律施行令で定める規模以上である住宅のうち、認定長期優良住宅建築等計画に基づく建築に係る住宅であって、特定行政庁が交通上、安全上、防火上及び衛生上支障がなく、かつ建蔽率、容積率及び高さについて総合的な配慮がなされていることにより、市街地の環境の整備改善に資すると認めて許可した住宅の容積率については、許可の範囲内において限度を超えることができるようになったことから、当該許可の審査に係る規定を追加します。次に、項番3、施行期日です。施行日は、公布の日を予定しております。  次に、マンションの建替え等の円滑化に関する法律の改正に伴う改正に基づいてご説明させていただきます。議案説明資料の10ページをご覧ください。項番1、改正理由としては、マンションの建替え等の円滑化に関する法律が改正されたことに伴い、団地内建築物の所有者の共有に属する当該団地建物の敷地、またはその借地権を分割することが可能となったため、敷地分割の証明の事務に係る規定を加えるものです。項番2、改正概要です。敷地分割に係る税制上の特例措置に関する証明及び敷地分割組合に関する証明の事務に係る規定を加えるものとなります。項番3、施行期日です。施行期日につきましては、公布の日を予定しております。  次に、マンション管理計画の認定等に係る事務の見直しに伴う改正について説明させていただきます。議案説明資料の10ページ及び11ページをご覧ください。項番1、改正理由としては、板橋区では令和4年4月から、マンションの管理の適正化の推進に関する法律の規定に基づきまして、一定の基準を満たすマンション管理計画の認定の更新及び認定の変更に係る審査に対する手数料を定めた上で、当該計画の認定を行っております。手数料については、国から示された目安となる審査時間等を算定の基礎として定めたところ、令和4年4月から当該計画の認定の審査を行う中で、今後生じる可能性のある認定の更新及び変更に要する審査事務が想定より大幅に少なくなることが判明しました。つきましては、マンション管理計画の認定を推進する目的として、認定の更新及び変更に係る審査に対する手数料を廃止するため、当該審査に係る規定を削るものでございます。項番2、改正概要です。条例別表のマンション管理計画の認定の更新及び変更の審査に係る規定を削るものとなります。項番3、施行期日です。施行期日につきましては、公布の日を予定しております。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。 ◆近藤タカヒロ   高さ制限の部分についての質問になります。今回の改正前に、この高さ制限が原因で許可が下りなかった事例というのは相当数あったものなのでしょうか。 ◎建築指導課長   そのような事例は、いまだにありませんでした。 ◆高沢一基   私はマンション管理計画の認定のところでお聞きしたいと思います。昨年4月から板橋区は実施をしているということで、私も今回の質疑を受けていろいろ勉強させていただいて、マンション管理計画のその水準をやっぱりしっかり上げていくため、それから組合の皆さんや住民の皆さんの意識を向上するためにも、この制度というのは非常に大切な意味があるのかなって。それを板橋区はいち早く取り入れているということで、すばらしいなと思っているんですが、まず最初、昨年4月からこの認定制度をされているということなんすけども、現状、今認定申請をされた件数が何件、板橋区内にあるのかお聞かせください。 ◎住宅政策課長   認定件数なんですが、昨日現在で5件発行しておりますので、認定件数といたしましては、5件ということでございます。 ◆高沢一基   5件ということでありますよね。ぜひ普及をさせていきたいなというところで、もちろん所管課としても取り組んでおられると思うんですが、その方向性の中で、今回、更新料と変更の費用を無料にするということは、今後拡大していくために必要な改正なんだなというふうに理解をしているところであります。一方、特別区の他区の状況もお聞きしたいんですけども、この認定制度を区で導入しているのは、私が聞いた範囲では、台東区が最初だったのかな、それから豊島区、大田区とかっていうふうに言われているんですけども、現状今導入している23区、何区あるのかっていうところと、あと今回板橋区がこのように更新と変更の手数料を無料にするっていう、廃止するっていう提案をされているんですけども、他区の状況、他区も同様にこのように廃止をしていくっていう状況なのか、いや、まだ取り組んでいないという状況なのか、今分かる範囲でお知らせいただきたいと思います。 ◎住宅政策課長   管理計画認定制度の他区の状況でございますが、現在12区でございます。また、手数料の設定につきましては、現在設定済みのところが8区というふうに把握をしております。また、手数料を設定しているところにつきまして、板橋区のほうは区直接で受け付けてはいるんですが、他区の状況といたしましては、直接で受け付けているところは、当区含めて3区のみという形になっております。それ以外につきましては、マンション管理センターというところに経由事務で手数料を取っているところでございますので、その他の区についてはそういった状況というところになります。 ◆高沢一基   そのマンション管理センターも含めてなんですけども、更新や変更について手数料を廃止しようという動きは今3区直接受け付けているところ、それからそれ以外で手数料を取っているところは8区というお話がありましたけども、更新、変更について廃止をしようとしている動きがあるかどうか、状況を把握していたらお知らせください。 ◎住宅政策課長   現在、手数料の更新またはその変更につきまして、廃止をしようとしている動きがあるところはないところでございます。 ◆山内えり   私はちょっと確認で、説明資料の9ページの建築基準法の改正のところで確認をさせていただきたいと思います。先ほど改正概要のところで、(2)の第一種低層住居、それから(3)の高度地区内の建築物の高さ、つまり低層の住宅と、高層の住宅も資料を見ますと、手数料が16万円と同じ金額でした。まず1つは、16万円とした理由をお聞かせいただきたいのと、低層と高層で金額が同じということについては、なぜなのかっていうことも伺いたいと思います。 ◎建築指導課長   まず、金額につきましては、許可する他の条文との整合性を図るということも含めて、東京都とか、他区の状況と同額の金額として定めております。その金額につきましては、職員の事務時間等を勘案しまして決定しておりますので、特に建物が小さい大きいで手数料を決めているものではございませんので、同額という形で決めております。 ◆山内えり   ということは、低層であっても、高層であっても、何となく建物が高いほうが様々な計算方法ですとか、事務のあれが多いのかなと。逆に言えば、低層階であれば、そういった高層マンションっていうことではないでしょうから、もう少し手数料は下げることも可能なのかなと、そんなふうにも考えましたが、そういった事務に係る手数料というのはほぼ変わらないということでいいのか確認させてください。 ◎建築指導課長   委員のおっしゃるとおりで、大きな違いがないという形で同額にしております。 ◆山内えり   それから、私も4番のマンションの管理計画のところを少し伺いたいと思います。10ページです。板橋区がこういった認定制度を設けて、こういった様々な基準ですね、マンション管理計画の認定で、今5つ目の認定するマンションが決定したということで、私は4か所と聞いておりましたので、最新情報なのかなと思っております。まずは、板橋区内のマンションの戸数がどれぐらいあって、板橋としてはこういった認定に向けてどれぐらい増やせるような目標とか、それから見通しを考えているのか、そのあたりもお聞かせいただければと思います。 ◎住宅政策課長   マンションの区内の棟数でございますが、約1,800棟でございます。正式に現在届出として把握しているところは1,817棟でございます。また、今後の見込みについてなんですが、こちらちょっと難しいところはありますけれども、現在のところ目標値は定めてはおらないんですが、ただマンションの管理状況の届出につきましては、年間平均17件出てきておりますので、そういったところの認定は取っていきたいと区のほうでは考えております。 ◆山内えり   大変棟数は多い自治体かと思っておりまして、その分母、数からすると、現状の5件っていうのと、それからご相談、あるいは見込みとして年間17件というのは、なかなか到達には非常に時間がかかるかなとは思いますけれども、大事な認定の制度かなと考えております。先ほど11ページですけれども、審査の事務が相当想定よりも大幅に少なくなるということで、今後の更新ですとか、見直しの事務の手数料については取りませんよという、そういう内容かなと認識していますけれども、大幅に少なくなるということは、職員さんにとっては、そういう形で手数料が次はかからないというのは、私自身も大変いいことだなと思いますけれども、どうして大幅に少なくなるのか、そのあたり少し聞かせてください。 ◎住宅政策課長   事務の軽減につきましては、区の方ではマンション条例を定めております。こちら正式名称は東京都板橋区良質なマンションの管理等の推進に関する条例ですが、平成30年7月から施行しております。こちらのマンションの条例の届出に関しまして、変更した場合は届出制度というのがございます。こういったことから新規の認定と、そういった記録を照らし合わせることで、事務の効率化を図っていく、いわゆる創意工夫というふうに区のほうでは考えておりますが、そういったことに事務の軽減を図っているところでございます。また、職員の体制につきましては、現在担当3名で行っておりますが、十分に足りていると認識しております。 ◆山内えり   そういった板橋区として効率化を図り、そして3名の方で取り組んでおられるということで、こういったことがスムーズに行えるということでしたら、非常に重要なことかと思っております。そうなれば、認定に向けて、区としてはご相談ですとか、こういった認定を求めるマンションの方々が増えるというふうに考えておられますか。 ◎住宅政策課長   現在、新規の認定を含めまして、20件ほど相談をいただいているところでございます。昨日の段階で、ちょうど認定が行われたということで、件数としては5件という報告をさせていただいたんですが、それ以外の相談につきましても、今後新規の認定に向けまして、区の職員が管理組合様と協力しながら、認定の取得に向けて取り組んでいるところでございます。 ◆田中いさお   確認だけです。9ページですね、議案説明資料の。2の(2)の部分で、再生可能エネルギー源の利用に資する設備の設置のためここ云々、先ほど山内委員も言いました。これきっと、参考1の裏面を見ると、太陽光をイメージしていると思うんですけども、これ風力発電じゃ駄目ってことなんですか。 ◎建築指導課長   風力発電でも可能という形になります。 ◆小野ゆりこ   長期優良住宅の普及の促進に関する法律の改正に伴う改正についてなんですけれども、今回の改正は既存の総合設計制度に長期優良住宅型を創設するということですが、そもそも総合設計制度とはどういったものでしょうか。また、これまでの板橋区での利用実績について教えてください。 ◎建築指導課長   まず、総合設計制度の内容になります。総合設計制度とは、一定の要件を満たした建築物に容積率または高さの緩和を許可する制度となっております。要件とは何かといいますと、敷地内に空地等を有し、かつある一定規模以上の敷地面積、なおかつ特定行政庁が交通上、安全上、防火上及び衛生上支障がなく、建蔽率、容積及び高さについて総合的に配慮がなされ、市街地環境の整備改善に資するためと認めたものについて、要件となっております。区内の総合設計制度の実績になります。総合設計制度も含めて、建物の延べ床面積が1万平米を超えるものについては、東京都の扱いの案件になります。東京都の扱いとして10件ありますが、板橋区が扱った案件は今のところございません。 ◆小野ゆりこ   これまでの総合設計制度は区内ではなかなか利用がなかったという中で、長期優良住宅型が創設されるとのことですので、専門知識がないながらも、これまでよりも利用していただける機会が増えるのかなと感じておりますが、地域によっては利用することができない場合があるとのことのようですが、その点について教えていただけますでしょうか。
    ◎建築指導課長   長期優良住宅でも、ある一定の地域については対象外としております。何を対象外としていますかというと、住宅を長期に使用することが趣旨となっておりますので、都市計画道路等の都市計画施設や、土砂災害特別警戒区域の災害危険区域内は対象外としております。 ◆小野ゆりこ   先ほど土砂災害特別警戒区域のようなところでは利用ができないというふうにお伺いしましたが、板橋区内ではそういった地域がありますでしょうか。また、区民の皆様はそれらの地域をどのように確認することができますでしょうか。 ◎建築指導課長   区内の土砂災害特別警戒区域につきましては、区内の北側にある崖線地区にも多く存在しております。地域でいいますと、大門、徳丸、西台、中台、志村、小豆沢地区に多く存在しております。位置に関しましては、東京都のほうで決定しておりますので、東京都のホームページ上に掲載されておりますので、板橋区のホームページの長期優良住宅のページからリンクを張っておりますので、そこから閲覧が可能となっております。 ◆内田けんいちろう   まず、建築基準法改正内容法52条、法55条、法58条関係でお尋ねしますけれども、参考資料によると、52条の改正によって手続が円滑化されるとのことですけれども、板橋区では年間何件ほど52条第14項第1号の特例許可申請が行われているんでしょうか。 ◎建築指導課長   今まで区内で、平成22年に1件あっただけで、それ以降はございません。 ◆内田けんいちろう   この改正が行われることで、建築審査会の同意が不必要ということで、これによって板橋区に一定の責任が伴うことになると思うんですけれども、どちらの所管で認定していくのかということと、また正しく認定されているのか、チェックする機関は存在するのでしょうか。 ◎建築指導課長   今回許可から認定になって、区のほうで認定するわけですけども、担当するのが建築指導課になります。区の建築指導課で認定する際には、法の施行令で認定するための基準等が設けられております。例えば、8メートル以上の幅員の道路に接道しないとか、そういう基準を含めて幾つかありまして、その辺の基準を満足していれば、おおむね認定は可能だと考えております。 ◆内田けんいちろう   その施行令に従っていれば余白がないといいますか、建築指導課で物件によってケースが分かれることはなく、明確に示されているがゆえにダブルチェックする機関は必要ないという認識でよろしいでしょうか。 ◎建築指導課長   あとは、例えば地区計画とかでいろいろ細かくその地域の特性がありますので、その辺は加味して、周りの市街地に影響がないように判断していきたいと思っております。 ◆内田けんいちろう   新設された規定では、申請手数料が加えられていますけども、これまでと比較して費用に関して区民負担は変化しているのでしょうか。 ◎建築指導課長   区民の負担ということは、直接区民が申請するということはまれでして、ほとんどが事業者さんのほうで申請するという形になります。許可から認定になって、手数料が下がっておりますので、最終的に事業者がつくって、区民が負担する分は減っていくのかなと考えております。 ◆内田けんいちろう   続いて、55条、58条の改正に関してですけれども、高さの緩和がどの程度になってくるのかということを知りたいんですけれども、対象の物件ごとに板橋区が判断していくということでしょうか。 ◎建築指導課長   こちらにつきましては許可ですので、今度審査会の先生方の意見を聞いて、区のほうで当然最低限の高さで許可していくという形になると考えております。 ◆内田けんいちろう   続いて、長期優良住宅に関するところですけれども、こちらちょっと勘違いしていたら申し訳ないんですけれども、これまで認定された長期優良住宅も申請することで、容積率の緩和が受けられるんでしょうか。 ◎建築指導課長   新たに今のところ長期優良住宅で認定しておりますのが、戸建住宅がほとんど全てですので、戸建住宅で総合設計制度というのは使えないので、そういうことはあり得ないと考えております。 ◆内田けんいちろう   制度についての質問なんですけれども、増改築を建築後にされたいと考える方がいた場合に、これが適用になるのかなと考えていたんですけれども、こういった事例には起こり得ないということですか。 ◎建築指導課長   戸建住宅では起こり得ない形になります。 ◆内田けんいちろう   戸建て住宅以外であればどういう状況になるんですかね。 ◎建築指導課長   それは可能性があります。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。確認できました。建築後に容積率が守られているかチェックするのは、どの機関でどのように行うのでしょうか。 ◎建築指導課長   容積率等が守られていないというお話があれば、うちの建築指導課の監察・調査係のほうで調査をさせていただくことになると思います。 ◆内田けんいちろう   ぜひルールを守った建物が存在するように、しっかりとチェックしていただきたいなと思っておるところでございます。最後に、マンションの建替え等の円滑化に関するところなんですけれども、団地に関するところで、そもそもの所有関係について質問なんですけども、団地の所有関係は敷地が団地1棟ごとにその団地が建つ範囲のみ、その団地の居住者が所有しているものだと考えていたんですが、現在日本にある団地というのは、居住者が当該団地全体の敷地を割合で所有しているものなのでしょうか。 ◎住宅政策課長   団地型マンションと言われるところになりますけれども、基本的には敷地の共有部分というところで、敷地一体団地を全体で皆さんの共有で持たれていることが多いと認識しております。 ◆内田けんいちろう   敷地分割をするケースはどのようなケースが考えられるのか。これまで団地一部だけの建て替えを行うことはできなかったということなんでしょうか。 ◎住宅政策課長   簡単に申し上げますと、例えばA街区、B街区、2つの街区があった場合に、A街区だけ建て替えをしたいといった場合は、これまでは民法上全員の同意が必要でした。ただ、今回の改正に伴いまして、5分の4以上の同意をもって敷地分割ができるというふうになったものでございます。そういったことで建て替えを推進していくという制度でございます。 ◆内田けんいちろう   では最後に、マンション管理計画の件なんですが、更新及び変更に係る手数料が廃止されることになったわけですけれども、今後更新及び変更はどのくらいの頻度で行われていくと想定されるのかということ、件数が増えていったとしても、職員さんの負担はかからないのかということを確認させてください。 ◎住宅政策課長   件数につきましては現在5件でございますが、今年度20件の相談をいただいているところでございます。繰り返しなりますが、そういった15件、もしくは20件、そういったところは新規で認定をしていきたいというところでございます。それに伴いまして、更新につきましては5年ごとの更新というのが法律で定められておりますので、それに向けての更新作業、そういったことはやっていきたいと考えております。また、区の職員体制でございますけれども、そちらに関しましても現在の先ほど申し上げました3名で対応していけると考えております。 ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。意見のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう   本議案、建築基準法改正に関するものは、国が温室効果ガス削減、脱炭素社会の実現に向けて法改正を行い、それに伴った手数料条例の改正だと認識しています。建築基準法第52条は、手続の円滑化を行うことで申請を後押しするもので、基準に適合していれば建築審査会の同意なく板橋区が認定できる制度に変わること、これは手続期間の短縮につながり申請者にとっても有益ですし、区がそれに伴う事務を行うことと、その手数料は適正であると考えます。第55条、第58条の改正は、建築物の高さ制限の緩和に関するものでして、改正により断熱改修や省エネ設備の導入を進め、省エネ対策の円滑化につなげるものであり、区がそれに伴う事務を行うことと、その手数料は適正であると考えます。長期優良住宅の普及の促進に関する法律の改正に伴う改正は、長期優良住宅の認定をすることで容積率が緩和されることは、施工主にとっても有益ですし、また長期優良住宅が増えることは住宅の質向上、市街地全体の住環境整備にもつながり、区がそれに伴う事務を行うことと、その手数料は適正だと考えます。マンションの建替え等の円滑化に関する法律の改正に伴う改正については、老朽化する建築物の増加は社会問題になっていますし、所有者が多数存在する区分所有建物では合意形成をすることは難しいことから、対応ができていない事例も多い状況ですが、本改正において団地において棟や区画ごとのニーズに応じて、一部の建て替えや敷地売却に向けて、全員合意ではなく、多数決によって敷地分割ができるようになるものということで、合意形成のためにも必要な改正であり、区がそれに伴う事務を行うこと、手数料は適正であると考えます。最後に、マンション管理計画の認定等に係る事務の見直しに伴う改正についてですが、審査手数料が廃止されることは、マンション管理計画の認定推進が期待できますし、区内の住環境向上につながりますし、担当所管の審査事務が大幅に少なくなり、それに無理もないということから、本改正は適切であると考えます。以上の理由により、我が会派は、議案第41号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例に賛意を表します。 ◆高沢一基   まず、省エネ設備、それから再生可能エネルギーの設備に関する容積率の特例に関するもの、それから長期優良住宅の容積率の特例に関するもの、それから敷地分割に係る特例に関するもの、これらについては法改正に伴う新しい事務が生じるということで設定をされる改正ですので、当然必要なものであると思いますし、その手数料の額についても適切なものであると理解をしますので、賛成をしたいと思います。マンション管理計画についてなんですけれども、これも先ほど質疑でもちょっとやらせていただいたんですが、この更新及び変更の手数料は取らないというのは、他区、特別区に先駆けて板橋が最初にやるというのは、非常にすばらしいことだなと思います。この制度はやっぱりまだ5件ということで少ないわけでありますけども、さらに広めることによって、将来的な修繕とかを含めて、例えばマンションに関する課題がこれから噴出するというふうに思われる中において、このマンション管理の大切さというものを世の中に広めていくことが必要だろうというように思いますので、先駆けて板橋区のこの決断、条例改正に敬意を表させていただくとともに、今後さらにこの制度を広めていただいて、板橋区独自のいたばし適正管理推進マンション認定制度というのもやっておられて、プレートを作っているという話でありますから、このプレートが1枚でも多く板橋区内のマンションに貼られることを祈願しまして、賛成をしたいと思います。 ◆山内えり   ほぼ皆さんと同じですが、1番から3番については、必要な法改正に基づく条例改正かと考えています。1番の省エネ対策のものも円滑化につながりまして、例えば屋根への断熱改修ですとか、屋上への太陽光パネルの設置など、これまで高さ制限等で困難だった場所においても、そういった省エネ対策円滑化につながる等の改正と考えています。最後の4点目のマンション管理計画の認定についてですけれども、認定が最初に行われれば更新と変更については更新料、それから見直しの手数料は取りませんということで、大変心配していましたけれども、その審査の事務が大幅に少なくなるということと、そういったことによって認定をする、そういったマンションが増えるということは、大事なことかなと考えております。 ◆小野ゆりこ   議案第41号全体に対し、質疑の中で不明な点も解消され、また団地の敷地分割に伴う改正は、団地を多く有する板橋区においては特に区民の皆様に有益と考えますし、その他3項目につきましても、皆様からありましたとおり、全体として区民の皆様にとって有益な法改正に伴う規定の整備であることが理解できました。我が会派としては、賛意を表明いたします。 ◆大野ゆか   皆様と一緒にはなりますが、東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例、こちら全般に賛意を表したいと思います。法改正に伴う整備でございますし、非常に有意義な改正であるとも考えます。また、最後のマンション管理計画の認定等に係る事務の見直しに伴う改正につきましては、区がマンションの管理計画に伴走するというところはすごく有意義だと思いますので、ぜひ力を込めて進めていただけたらと思います。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  議案第41号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認めます。  よって、議案第41号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  間もなく12時を迎えますが、議案第49号の説明までいただきたいと思うんですけれども、いかがですか。          (「異議なし」と言う人あり)  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは次に、議案第49号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本件について、理事者より説明願います。 ◎土木計画・交通安全課長   それでは、議案第49号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例につきましてご説明を申し上げます。議案書につきましては37ページ、新旧対照表は63ページ、また議案説明資料は15ページになってございます。ご説明のほうは、新旧対照表でさせていただければと思います。まず、今回改正をお願いしますこの条例につきましては、自転車等の放置の防止などにつきまして、区における様々な取組の根拠となる条例になってございます。その放置自転車の対策の一つとして、私ども区営自転車駐車場を運営しておるわけでございますけれども、その運営に関しましての規定で今回一部改正をお願いするということになってございます。現在、板橋区営の自転車駐車場につきましては、区内全部で70か所運営をさせていただいているところでございます。従来は委託方式で運営をしてございましたけれども、令和4年、また今年度、令和5年と2か年にわたりまして、全ての自転車駐車場を指定管理者の運営に切り替えてきたというところでございます。その指定管理者の運営に切り替える過程の中で、自転車駐車場は様々なDX化を進めてまいりました。そういったDX化を進めてきた流れの中で、今回条例改正をお願いするというところでございます。新旧対照表をご覧いただければと思います。新旧対照表の63ページでございます。右側が現行条例でございます。左側が改正後の条例ということで表記をしているものでございます。今回の条例改正につきましては、条例名の下に1条による改正と表記してございます。また、おめくりをいただきまして、66ページのところには2条による改正と書いてございます。今回の条例改正につきましては、2段階で条例改正をお願いするという内容になってございます。  恐れ入ります、63ページにお戻りください。まず、1点目の改正でございます。別表第2の(1)区営駐輪場の当日利用の欄をご覧ください。自転車駐車場の利用単位を従前の営業日単位、1日単位から、24時間単位、時間制のほうに統合させていただくと。併せて、回数券を含めて当日利用に関する規定を削除していくという内容になってございます。施行日の関係で、1日1回につき及びこれに附帯する金額については、先ほどもご説明しました改正条例の第2条に規定をさせていただいております。この第1条のほうでは、回数券の廃止の部分についてのみ記載をさせていただいております。また、回数券の廃止に伴いまして、駐輪場の決済につきましては、いわゆる交通系カードですね、PASMOですとかSuica、またそれ以外の電子カードでの決済の方に移行していくというものでございます。  2点目の改正でございます。次の表の(2)区営駐車場の時間利用についての欄でございますけれども、現在2種類の表示をさせていただいております。自転車、また原動機付自転車等におきまして、12時間につきというものと24時間につきというふうに表記をしてございます。これらの表記を統一させていただきまして、24時間以内というふうにさせていただければと思ってございます。また、24時間以内200円というふうに書いてございますけれども、これについては値上げを意図しているものではございません。料金体系については、従前どおりの料金でご利用いただくということを考えてございますけれども、12時間につき100円というところにつきましては、これは24時間に換算をしますと200円になってしまいますので、その辺を踏まえて24時間以内200円という表記にさせていただいておりますけれども、あくまでも料金の変更はございませんし、これが上限の金額であるということでご理解をいただければと思ってございます。  次に、3点目でございます。次ページおめくりいただきまして、64ページでございます。区営駐車場の定期利用、また65ページのほうに同じように定期利用とございまして、64ページが区内の利用者、65ページが区外の利用者ということで規定をしてございますけれども、このいずれにおきましても、従来2台目以降の定期利用について減額の規定を設けてございましたけれども、これを削るという内容のご提案でございます。2台目割引につきましては、平成29年からこの制度を導入してございました。全ての駐輪場に適用していたというわけではなく、駅から離れているですとか、比較的利便性の悪い駐輪場におきまして、利用促進を目的として、この制度を設けていたものでございます。令和4年度現在で8か所の駐輪場に、この制度を適用してございましたけれども、実際のこの制度をご利用いただいている方は50名に満たない程度の利用者であったというところから、制度の創設の役割はもう十分果たしただろうというところから、この制度を削らせていただくという内容でございます。最後でございますけれども、その欄の下の備考欄をご覧ください。旧の条例のほうに、各利用単位に満たない場合においても、1か月、3か月または6か月の使用料を徴収すると書いてございます。こちらが改正後の条例におきましては、利用開始に係る月の末日後の期間について、引き続き定期利用をする場合には、次のページにまたがりますけれども、日割額にて計算するというふうに書いてございます。これは定期利用の開始月が月の途中からであったとしても、その月の分を1か月分丸々頂戴しますよという規定が従前の規定でございましたけれども、この部分を月の開始日が月の途中からという場合には、その開始月については日割計算をさせていただくという内容でございます。利用者の方に、より使いやすくお使いいただくということを目的に、改正する内容になってございます。65ページの区外の利用者においても、同様の内容になってございます。次に、66ページの第2条による改正でございますけれども、冒頭申し上げましたように、1日1回につきという利用区分を、時間制の区分のほうに移行させていただくということで、削除ということになってございます。ただ、この部分だけ施行日を分けて今回条例改正をお願いするような内容になってございます。その部分はなぜかというところなんですけれども、実はまだ機械の準備が整っていない駐輪場が複数箇所ございまして、その部分だけ条件が整い次第やらせていただきたいということで、施行日をずらして条例改正を行いたいという意図から、第2条による改正ということで規定を設けさせていただいているものでございます。 ○委員長   委員会の途中ではありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時5分といたします。 休憩時刻 午後零時08分 再開時刻 午後1時03分 ○委員長   休憩前に引き続き都市建設委員会を再開いたします。  本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。 ◆近藤タカヒロ   自転車等の駐輪場の整備状況について幾つか質問させていただきます。今回駐輪場の施設形態の変更があったということで、駐輪可能台数がかなり増えていると聞いているんですけれども、反面止めづらくなったという声が地域の方から結構来ているのが現状でございます。例えば横幅のある自転車だったりとか、ご高齢者の方が使う後ろに籠のついた三輪車のような形態の自転車になりますと、要は低い駐車スペースと高い駐車スペースとなっていると思うんですけれども、高いほうにはちょっと構造上入れづらいというか、三輪車とかだと入れられないといった声を頂いていまして、まず質問したいのが、区内の施設の形態の規格というのは、基本的には同一になるのかというところをお聞かせいただけますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   冒頭でもご説明申し上げましたように、令和4年と令和5年の2期に分けて指定管理者に移行をしてございます。令和4年に導入した指定管理者のエリアと令和5年に導入したエリアの指定管理者がそれぞれ別々になってございます。したがいまして、区内2種類の指定管理者が存在しているという状況です。それぞれの指定管理者のエリアにおいて、機械については若干の差異がございます。昨年度導入したエリアにつきましては、ほとんどの駐輪場で1段ラックを使っております。今年度から導入した指定管理者のエリアにつきましては、2段ラックが多用されているという状況でございます。いずれにいたしましても、そういった自転車の駐輪施設を作るメーカーさんの既製品ではありますので、規格はそれぞれのエリアによって統一はされているという状況でございます。 ◆近藤タカヒロ   そうすると恐らくそういった声が出ているのが令和5年に始まった2段ラックのほうかとは思うんですけれども、例えばそういった止めづらいといった声の対策として、例えば高齢者用のスペースを確保したりですとか、管理者がいるところであれば補助の声かけといった工夫もあると思います。また例えば低いところであれば、そういった自転車も止められるし、女性の方の腕力でも止めやすいと思うので、なるべく高いほうから利用していただけるような工夫、例えば高いところは最初の無料の時間が少し長くなるとか、そういった利用者を誘導するような工夫というのも今後考えていくことができると、さらに利用しやすくなるのかなという感想というか、意見になります。 ◎土木計画・交通安全課長 
     ご提言も含めましてありがとうございます。委員おっしゃるように、特に今年度から指定管理者に移行した施設におきましては、若干区民の方からそういった声を昨年度よりも多く寄せていただいているところでございます。特にやはり上の段がいわゆる子乗せ自転車ですね、大型の自転車はちょっと止めにくいですとか、また隣の自転車とぶつかり合う、干渉しあってしまって止めにくいというご意見をいただいているところです。いずれにしましても、指定管理者に移行してございますので、区がそこを主導的に何かするということが制度的にできないものですから、指定管理者のほうにはこういった声が寄せられているということについては逐一お伝えをして、そういった声に対してきちんと改善を図ってほしいということは要請はしているところでございます。ただ、いずれにしましても、指定管理者の制度に鑑みますと、区がそこを具体的に手を入れていくということができないものですから、あくまでもお願いベースという形にはなっているところです。定期的に指定管理者の事業者さんとは月に1回もしくは月に2回程度打ち合わせを持ってございます。そういった中で今委員のほうからもお話ありましたように、料金を安く設定するとか、今無料の時間が2時間あるんですけれども、その無料の時間を長く設定することができないかとか、そういった上のラックを使っていただいた方に、よりお得感が増すようなことも検討できないかというようなことで話をさせていただいているところでございます。 ◆山内えり   まず、改正の理由のところで伺いたいと思います。議案説明資料15ページの改正理由で、施設形態等の変更により料金形態の整理が必要と、そのために条例を改正するということですが、施設形態等の変更というのはどういうことになるのか、意味合いを教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   これも冒頭申しましたように、指定管理者に移行したことに伴いまして、駐輪施設の様々DX化を進めてきているところでございます。例えば定期利用の部分ではない、いわゆる従前当日利用というふうに言っていたところの駐輪施設については、時間管理ができるような電磁式のラックを導入するとか、そのラックの利用状況に応じて駐輪場の満空表示を駐輪場に表示する。また、それをネットで配信するというような様々な利用形態の変更がございました。それに伴っての条例改正と捉えていただければと思ってございます。 ◆山内えり   つまり指定管理者制度の導入によって様々な変更が生じているということでいいのかという確認を、改めてさせてください。 ◎土木計画・交通安全課長   おっしゃるとおりです。 ◆山内えり   それから、改正概要のところですけれども、1つ目から伺いますが、回数券を廃止するということで、この間、令和4年、令和5年の指定管理者制度導入によって、ほぼ回数券は廃止されていたかなと思いますが、これをあえて条例に載せるとした理由というのはどこにあるんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   委員ご指摘のように、指定管理者に運営を切り換えた駐輪場から順次回数券は販売を中止させていただいてございます。今現在は回数券は一切販売してございません。従いまして、この段階で条例から落とさせていただくというところでございます。 ◆山内えり   それから、2点目になりますけれども、先ほど当日利用をなくして時間利用として上限を定めると。その一方で、これまで24時間あるいは12時間につき幾らと、駐輪場によって金額が違う場所があるかなと思っております。先日も東武練馬駅のほうでは80円の場所があったり、あるいは12時間単位で100円の場所があったりということで、必ずしも料金の変更はないと、上限を定めるものだと先ほどご説明がありましたけれども、運用については変わらないということなのかと思いますが、それを担保できるものというのはどこにありますか。 ◎土木計画・交通安全課長   新旧の条例でいいますと、例えば自転車で申し上げますけれども、現行条例は12時間100円、24時間で100円という表記をしているところでございます。これを24時間以内200円とさせていただくというところでは、先ほど来申し上げておりますように、従前どおりの運用で、今後それを変える予定はないですよとご説明していますけれども、従来もこの表示をしている金額が上限の設定というふうに条例上書いてございますので、そういった意味では従来と変わらないというご説明をさせていただいているところでございます。具体的な担保というお話になりますと、従来の条例本文のほうの書きぶりがそういう書きぶりになっていますので、そこで読んでいただくしかないのかなと思っているところでございます。 ◆山内えり   今指定管理者制度になっておりますから、先ほど来幾つかいろいろな困難事例ですとか、いろいろな要望があるにしても、区として現状、金額をそれこそ上げざるを得ないという判断になったときに、区としてお願いベースということにならざるを得ないことが生じるのではないかという不安があるんですけれども、そのあたり金額、運用について変わらないということなんですが、変わらないと言い切っていただけるか、その辺の確認をさせてください。 ◎土木計画・交通安全課長   現状において今般の条例改正をお願いした後においても、運用については変わらないということは断言させていただきたいと思います。ただ、全庁的に数年に一度、使用料・手数料の一斉の見直しというのがございます。そういった見直しをする際には、駐輪場の利用料につきましても、他の使用料・手数料と同様に見直しの対象になってまいりますので、その場合においては将来的には変更の可能性はあるというところだけ申し上げておきたいと思います。 ◆山内えり   それから、(4)の上限額についてですけれども、これまでは2台目以降を割引されていて、先ほど50人弱の方が利用されているというふうに聞いています。家族が多い方ですとか、それなりにお子さんが多い方などは、そういった複数台置ける場合は2台目割ということで、そういった割引があったと思うんですが、これを廃止するというのは、先ほど板橋区としては利便性の悪いところとかということで、そういったものがもう制度の役割を果たしたということですけれども、まだ50人とはいえ50人の方が使っていることを考えれば、制度役割を果たしたというふうに現段階で言えるのかというのは私の中では疑問ですけれど、それはどういう部分から制度役割を果たしたと言えるんでしょうか。つまり平成29年ということは2017年なので、相当長い間これをやってきて、うん千人いたのが今50人しかいないんだというような、そういう減り方なのかどうかということも確認したいんです。50人とはいえ区内で家族が多い方など、こういったことが利便性がよくて使っている方もおられると思うので、そのあたりの区としての判断というのはどういうものでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   2台目割についてでございます。冒頭の説明でも申し上げましたように平成29年からこの制度をスタートしております。この制度をスタートした段階の区の考えとしましては、申し上げましたように駅から遠いですとか、利便性が悪くて利用率が悪い駐輪場について、少しでも多くの方にご利用いただきたいという思いから制度をスタートさせたものでございます。制度をスタートした当初につきましては、23か所の駐輪場にこの制度を適用しておりましたが、利用率の改善というんですか、利用率が上がっていくことに伴いまして、年々対象の駐輪場については数を減らしてきているという状況でございます。23か所からスタートしたものが最終的には昨年8か所まで減って、ご利用いただいている方は四十数名、50名弱まで減ったというところでは、区としてはこの制度の役割は十分果たしたんだろうというふうに思ってございます。その一方で逆に定期利用のキャンセル待ちが発生してきているというような状況から鑑みますと、あえて割引をしてまでご利用いただくというのは、キャンセル待ちしているお客様がいらっしゃるという状況から考えても、制度としてあまり合理性がないだろうと考えてございますので、区として廃止を決断したところでございます。 ◆山内えり   それから、先ほど1条と2条に分けているというお話がありまして、機械化がまだのところが2か所あるということで、議案説明会のほうではそういうお話がありました。ですので、どこの場所がまだ機械化が進んでいないのかというところと、指定管理者制度を導入された場所が2つあるので、NCD・JATRA共同事業体と芝園開発株式会社とあるかと思いますが、その2か所についてまず教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   議案説明会の際に土木部長からもご説明を一度させていただいていることでございますけれども、小竹向原駅南自転車駐車場、それと中板橋駅南口自転車駐車場、この2か所につきましては、当日利用の駐輪場としてご利用いただいておるんですけれども、電磁ラックが導入できてございません。導入できていない理由としましては、利用台数が非常に多く、電磁ラックを利用することで利用台数が減ってしまうということがございます。したがいまして、従来どおり電磁ラックを導入しないで、とにかく詰めて詰めてご利用いただくということで運用していきたいというふうに今後も考えてございます。その場合にどういうふうに時間で管理するのかというところですけれども、従来券売機で券を買っていただいて、それを自転車に巻つきていただいておりますけれども、その券のほうに従来は日にちしか印字できていなかったんですが、その券のほうにご利用いただいたスタートの時間も印字することによって、利用時間を管理したいと考えてございます。券売機のシステム改修までの時間がまだ若干かかるというところで、時期を分けて今回条例の改正をお願いするという内容になってございます。なお、中板橋駅南口につきましては芝園開発、小竹向原駅南につきましてはNCDがそれぞれ担当してございます。 ◆山内えり   そういった2か所についてラック式機械化がまだだということでしたけれども、その時期というのは、いつぐらいになったら時間で印字というふうになるのか、そのめどというのは立っているでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   今ちょっと訂正をさせてください。2駐輪場ともにNCDが担当してございます。失礼いたしました。機械の改修、リプレースについてでございますけれども、基本的にはソフトの改修がメインというふうに聞いております。正直申しまして半導体不足等の影響もあり、またシステムの修正の手間の部分もあるということで、10月ぐらいまでには何とか対応したいというふうなことを指定管理者のほうから聞いているところでございます。 ◆小野ゆりこ   今回24時間での課金の方法ということですが、日をまたいだ場合どのような運用になるのかということと、これまではそういった場合どのように運用されていたのかということを確認させてください。 ◎土木計画・交通安全課長   従来は1日単位、日単位でのご利用でございましたので、ちょっと極端な言い方をしますと、今日の午前零時から今日の23時59分までが1日の利用単位という形になってございます。したがいまして、今日自転車を入れて、明日の朝取りに来るという状況ですと2日分の料金を頂戴するという形になってございました。今度は24時間以内での料金設定ということですけれども、ご利用の最初の2時間については無料という形を取らせていただいています。したがって、自転車を置いてから3時間目からのカウントという形になりますので、実態としては26時間ご利用いただくことが可能です。なので、例えば今日の朝8時に自転車を置いて、翌日の朝8時もしくは9時に取りに来ても100円でご利用いただけるというところでは、日をまたいでご利用されるようなお客様にとってはお得感が上がっているという状況かなと思ってございます。 ◆大野ゆか   初歩的なところかもしれないんですが教えてください。今指定管理者制度を入れられているということですけれども、この業者さんには決まった委託料を払っているのか、それとも駐輪場ごとに売上からの手数料をお支払いしているのか、どちらになりますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   それぞれの指定管理者を募集する際にプロポーザルで事業者の選定をしてございます。そのときに私ども区のほうからこの金額の範囲内で委託料をお支払いしますよということを提示してご応募いただいております。したがって、それぞれの指定管理者には、一定の指定管理料というような形で委託料をお支払いしております。それ以外の収入につきましては、駐輪場の売上で指定管理者さんは実際のご自分の会社を運営されているという状況でございます。 ◆大野ゆか   そうすると一定は売上が担保されているけれども、その駐輪場の売上額によっては若干収入が減ってしまうということが考えられるということでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   そのとおりでございます。 ◆大野ゆか   そうすると先ほど上限額24時間で200円ということで変更ということをいただいたんですけれども、例えばその収入状況によってはやはり運営が成り立たないから上げざるを得ないということを指定管理者のほうから言われる可能性もあるということですか、24時間200円以内だったら。 ◎土木計画・交通安全課長   事業者のほうからそういった提案をするということは可能です。ただ、ご提案いただいた内容を区としては合理性があるのかどうかというようなことも含めて審査をし、区が承認をしないと料金を変えるということはできない決まりになってございますので、現実的には現行料金から上げるということは想定できないと考えてございます。 ◆大野ゆか   2点目お伺いさせてください。今回から日割の計算でできるようになったということで伺っております。その手続方法については、インターネット等を利用して手続をするということで教えていただいたんですけれども、それができない方、例えば高齢者の方ですとか、そういった方にはどのようなサポートがありますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   DX化を進めた流れの中で、定期の利用につきましてはネット申請が導入できたというところでございます。ただ、委員ご指摘のように、いわゆるネット環境を十分にお持ちでないとか、ネットを使いこなせないというお客様もいらっしゃるのは事実でございます。そういった方々には郵送でのお手続をご案内するという状況になってございます。 ◆大野ゆか   その郵送先というのは、駐輪場に書かれているんですか。ここに応募して書いてくださいとかあるんですか。 ◎土木計画・交通安全課長   駐輪場のほうにも表示をしてございますし、また区のホームページですとか、指定管理者のそれぞれホームページ等でもご案内をしているところでございます。 ◆大野ゆか   最後にもう1点お聞かせください。家族割が今回なくなるということですけれども、今は利用者が増えているということでなくなるということですが、今後高齢化が進んで自転車に乗る方が少なくなって、駐輪場に空きが出て、多く見えるということも10年、20年先は出てくる可能性もあるかと思うんですが、そういうときにはどのような対処方法になりますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   これも冒頭の説明で申し上げましたように、そもそも板橋区が自転車駐車場を運営しているというのは、駅前放置自転車対策として実施をしているものでございます。区内総体として自転車の利用者の方が減ってきて、例えば放置自転車というものがそもそも存在しないということになるのであれば、私ども駐輪場を運営する意義もそもそも失われていくのかなと考えてございます。そうなれば実際区の土地で駐輪場を運営しているところもあれば、区以外の方がお持ちの土地をお借りして駐輪場として運営しているようなところもございますので、その辺は整理統合を多分していくことになるんだろうと考えてございます。 ◆内田けんいちろう   2点ほどお尋ねします。指定管理なので、区から伝えられることに制限がまずあるとは思うんですけれども、その前提で質問もさせていただきますけれども、区として駐輪場が交通整理だったり、放置自転車を防ぐというお答えが今あったかと思います。機械式になったことで時間ごとの利用者増減というのも把握できるのではないかなと考えているんですけれども、それに応じた割引とか、ダイナミックプライシングを導入することで車両数自体のコントロールにもつながるかと思うんですけれども、区の見解はいかがでしょうかということと、これまでそういった意見を指定管理者にお伝えしたことはあるでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   今内田委員のほうからご指摘ありましたように、時間ごとに利用状況を把握するということは、機械を入れている関係で当然できるという状況でございます。まだ特に今年指定管理に移行した駐輪場につきましては、4月、5月まだ2か月しかたっていませんので、精緻なデータの収集まではまだ至っていないと指定管理者のほうから聞いてございますけれども、ただ、委員がご指摘いただいたような方向性は当然持ってございます。したがいまして、その利用の時間帯に応じて料金を柔軟に変えていくとか、そういったことは対応は可能だと思ってございますし、そういったことを検討してほしいというようなことは、打ち合わせの中で区からも申し上げているところでございます。 ◆内田けんいちろう   では、同様にといいますか、逆にやむを得ない事由で自転車に乗っている方というのもいらっしゃると思うんです。ご高齢の方で足が早く動かすことができないけれども、自転車だったら乗りやすいという方もいらっしゃるかと思います。高齢者の方や障がい者の方など自転車の利用者の状況によっての割引というのは可能なのでしょうか。こちらもこれまでそういった意見を指定管理者にお伝えしたことはあるでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   障がいをお持ちの方の場合には、障害者手帳を保有されている方に対して減免措置というのがございます。また生活保護を受けていらっしゃる方ですとか、様々社会的なハンデをお持ちの方に対しては減免措置というのが従来もございましたし、今も、今後もその制度は運用していくという状況でございます。あとご高齢の方につきましては、特にご高齢だということをもって減免というのは、今は制度として考えてございません。 ◆田中いさお   1点だけ、先ほど近藤委員からもあった指定管理の件で、そもそも自転車のラックは誰の持ち物なんですか。 ◎土木計画・交通安全課長   指定管理者さんが持ってきて設置をしているものでございますので、そのラックの持ち主は指定管理者ということでございます。 ◆田中いさお   了解しました。それでプロポーザルで決まって流れるわけですよね。今各議員にもそうなんでしょうけれども、やはりお母さん方乗っているのが入らないというのが一律来るんですよ。私にも来ます、もちろんのこと。ただ、区としては違法駐輪をなくすために、すし詰めにしようと思って、狭くして入れるのも分かります。ただ、お母さん方が前と後ろにお子さんを、保育園に預けて仕事へ行く方は必ずいると思いますよ。だからプロポーザルのときに最低限10台か20台ぐらいは確保したほうがいいんじゃないですかということを言いたいんです。全部じゃないですよ、全部はぎりぎりでもいいでしょうから、一部分はフリースペースも欲しいと思います。車椅子で電車に乗る方、以前区民相談を受けて、蓮根駅で一部それをやりますという話、一度答弁をもらったことあるんですけれども、一部何台とも僕が判断する話じゃないんで、ニーズがあると思いますから、ちゃんとプロポーザルのときに一部そういう高齢者なのか、ママさん用なのか、車椅子用なのかというフリースペースはちゃんと担保する。1割でなくても0.5%でもいいのかもしれないですよ。そういうのをぜひプロポーザルの時に区が言って、区が後から言えないんでしょう、増やせということは向こうの持ち物だから。ちゃんとプロポーザルのときにはそういう条件を付して、今後利便性向上に向けてやっていただきたい。意見だけ聞いておきます。 ◎土木計画・交通安全課長   ご指摘ありがとうございます。我々も当然、放置自転車をなくすためには、より多くの自転車を収容するということが一番の眼目だとは思ってございますけれども、実際ラックがあっても止められないという状況が今生じているというのも一方では事実でございます。本末転倒というような指摘もあろうかと思いますので、田中委員ご指摘のように、一定そういった子乗せ自転車であるとか、三輪自転車であるとか、そういったものがきちんと止められるように、指定管理者と今後も協議してまいりたいと思ってございます。 ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう   時間貸しや定期利用の日割に関しましては、やはり区民の方々にとって有益な内容だと考えております。また2台目から減額という制度がなくなるということ、導入当時利用促進を目的として導入された制度ですけれども現在はキャンセル待ちが発生しているということからも、利用状況が高いことが質疑の中から明らかとなりました。現状に合わせた条例改正であると考えます。機械式を導入したことによって得られるメリットを最大限生かし、交通整理、まちの美化、道路環境の整備につなげていただきたいと考えます。以上の理由により、我が会派は議案第49号に賛意を表します。 ◆山内えり   私どもは、今回の議案に関しては反対を申し上げます。その理由ですけれども、私ども回数券の廃止について、この間も指定管理者制度の導入によって、こうした廃止が進められてきたことなど、やはりSuicaですとか交通ICカード、またPASMOなど使えない方がいる現状や回数券をなくさないでという陳情が出てきたことからもまだまだ回数券を求める理由はある中で、指定管理者制度の導入とともに廃止されているという問題点があると考えています。また当日利用をなくして時間利用に変更することですけれども、先ほどは運用を変えないというお話で、金額が変わらないというお話がありました。ただ、その担保がどこにあるのかということで基本的には区と協議をして、そういうふうに上げないという話ができるということでしたけれども、やはり指定管理者という制度の中で委託をして、その金額、大変厳しいというふうに聞いておりますし、そういった導入の状況の中で担保があるとは私どもは思えないと考えています。それから3点目の2台目割の廃止ですけれども、そもそも2台目割があるということを区民の方は知らない方が多いという状況があって、そういうのあったのねということで聞いているんですけれども家族が多い方など現状50人弱とはいえ利用していた方にとっては値上げの内容となることは問題と考えます。なお、日割額になってくことについては否定するものではありませんが、やはりそもそもの指定管理者制度の導入によって、区民のこうした一つひとつの懸念や課題についてが区に届きにくくなっている現状ですとか、先ほど来ありましたように、区が主導してできなくなり、具体的にはお願いベースでしかできなくなるということは、私たちとしては大変問題と考えておりますので、反対を主張いたします。 ◆田中いさお   我が会派としては、この議案については賛成の立場です。先ほど共産党さんから回数券の廃止の話が出ていますけれども、三田線自身も令和5年3月に回数券が廃止になっているようです。回数券を使う利便性が三田線にもないわけですから、それに伴う自転車駐車場だと私は思っていますので、その部分については一定程度理解もしますし、内田委員からあったように、利便性は向上しているんだと思います。24時間制度、私もたまに止めに行って、夜止めて、明けて朝取りにいくと200円平気で取られるんですよ。でも時間制だと100円で済むということだと非常にありがたいなと思っていますし、そういうふうに恩恵を受ける方が非常に多いと思いますよ。2時間まず無料なわけですから。ですので、全般的にこうやって激変するときに不具合がハレーションが起きる場合もありますけれども、この内容を見ても、それほどハレーションが起きるようなものじゃないですし、利便性の向上には資するものだと思いますので、賛成いたします。 ◆小野ゆりこ   今回の条例改正では、定期利用について日割計算することができるようになることなど、利用者の方のサービス向上にもつながるものと考えております。よって、議案第49号につきましては、我が会派とはして賛成したいと思います。 ◆大野ゆか   我が会派は、この議案につきまして賛成を主張いたします。サービスの向上もございますが、指定管理者制度ということで、やはり区と指定管理者との関係性が非常に大事になってまいると思いますので、ぜひしっかりと手綱を握っていただいて、調整いただけますように願っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  議案第49号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。          賛成多数(7−1) ○委員長   賛成多数と認めます。  よって、議案第49号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ◆山内えり   少数意見を留保します。
    ○委員長   少数意見の留保を認めます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、諮問第1号 審査請求に関する諮問についてを議題といたします。  本件について理事者より説明願います。 ◎土木計画・交通安全課長   続きまして、諮問第1号でございます。審査請求に関する諮問についてでございます。議案書は59ページ、議案説明資料は65ページでございます。まず、議案書の59ページをご覧ください。本件につきましては、地方自治法の第229条の第2項に基づきまして、議会のほうに諮問がされているものでございます。議会は地方自治法に基づきまして、当該審査請求に対して裁決をしなければならないということが地方自治法に規定をされているものでございます。本件につきましては、記書きの項番の3をご覧ください。自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の規定によりまして、処分庁、処分庁というのは私ども板橋区でございます。処分庁である区が放置禁止区域内にチェーンが外れた状態で放置されていた自転車を撤去し、その利用者、所有者に対して撤去の手数料の徴収処分を行ったことに対しまして、その利用者、持ち主が審査請求を区のほうに提出してきたというものでございます。先ほど申しましたように、手数料の徴収処分に関する不服ということで議会のほうに諮問が回っているものでございます。通常、こういった使用料、手数料ということでなければ、議会のほうに諮問が回るということはまずない、審査請求が出た場合も審査会というのが別にございます。審査会のほうで諮問を受けてということになるんですが、今回は議会のほうということでございます。内容について若干ご説明をさせていただければと思います。議会には議案書のほかに、諮問書というものが別にお手元に届いているかと思います。諮問書の中に諮問説明書ということで、これまで審査請求人と処分庁である区とがやり取りを重ねてきた書類が全て付いてございます。これをつぶさにご説明していると時間がなくなってしまいますので、かい摘んでご説明をさせていただければと思います。まず、審査請求人の方から不服であるということで申立てをいただいている争点となるものが全部で4つございます。まず、1つ目が、区が行った撤去の行為が、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律の第12条1項により違法性が阻却されるというのが相手方の主張でございます。また争点の2つ目といたしまして、そもそも自分が自転車を置いていた場所は、私道であったという主張でございます。3点目といたしまして、本件自転車の放置が、そもそも区の条例、規則に基づく所有者の責めに帰すべき事由に当たらないということに該当するんであるということです。それと4点目として、そもそも区がチェーンの外れた自転車を押し歩くことを求めるということが、憲法第13条の生命、自由に対する国民の権利を阻害する憲法違反であるという主張の4点でございます。  それぞれ4点に対しまして、処分庁、私どもの見解でございますけれども、まず1点目といたしましては、本件自転車が放置されていた場所から7.4メートルほど離れたところに、民営のコイン式の自転車駐車場がございました。したがいまして、そちらのほうに置いていただければ何の問題もなかったんだろうと区は考えてございます。この方がそこに自転車を置いていかれたことは緊急避難には当たらないというふうに区は考えてございます。これに関しまして、区の考えと同様の審理員の意見をいただいているところでございます。2つ目の私道に置いたという主張でございますけれども、当該自転車放置場所につきましては、昭和55年3月24日に公示をされております区道でございまして、また平成24年10月1日付で放置禁止区域に指定をしているところでございます。この件に関しましても、審理員の意見は明らかに区道であるというふうなご意見を頂いているところでございます。3つ目といたしまして、請求人の方は緊急避難であり、所有者の責めによらない放置というか、そこに置いていたということだというお話でございますけれども、私ども区といたしましては民営の駐輪場が近接しているというところから、やはり争点の1つ目と同様でございます、緊急避難には当たらないと考えてございまして、審理員の意見としましてもそこに置いていったことは不可抗力には当たらないという意見を頂いてございます。最後でございます。憲法13条に違反するかというところでございますけれども、そもそも区の考えといたしましては本件処分が憲法違反かどうかという判断については、この審査請求での判断にはなじまないと考えてございます。審理員の意見も同様でございます。これらを合計いたしまして審理員の総体としての意見は、棄却が相当であるという意見を頂いているところでございます。これらを踏まえまして、議会として適切なご判断を賜れればと思ってございます。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう   初めに、処分庁は板橋区ということですけれども、審査庁はどこになるんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   行政不服審査法上は、処分庁の上位の官庁が審査庁になるというふうに決められております。したがって、例えば国ですと国の出先の例えば東京事務所というところで処分が下された場合には、その上位の本庁が審査庁になるというふうになっておるんですが、区市町村の場合には上位の官庁がないとういことで、処分庁と審査庁が同じものであるというふうになってございます。したがいまして、今回のこの案件につきましては、審査庁も処分庁も板橋区でございます。 ◆内田けんいちろう   処分庁と審査庁が同一になった場合の判断の平等性というところがどうなるのかなというところがあるんですけれども、そのあたり、こういった方法で担保されているとか、そういったお話があれば教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   審査請求が出ますと審査庁は審理員を指名をいたします。審理員がいわゆる裁判官役のようなものを果たすということになってございます。法律の規定上は、審理員というのは審査庁の中の当該処分に関わらないような第三者的な立場の職員を充てて審理員を指名するというのが一般的になってございますけれども、今回私どもの審理員につきましては、弁護士資格をお持ちの方に、板橋区の会計年度任用職員として任用させていただきまして審理員をお願いしております。したがって、そういった意味では法曹経験のある方が第三者的な立場で処分庁、また審査請求人の言い分をそれぞれ聞き取っていただいて、ご判断をいただいているというところでは一定の公平性が担保されているんだろうと考えてございます。 ◆内田けんいちろう   板橋区の会計年度任用職員ということで、いうならば板橋区が採用した人が弁護士であるけれどもというところで、またここもある一定同一な方が判断されているのかなというふうにも取れるんですけれども、やはり弁護士先生ですから、そのあたりは当然バッジにのっとってお仕事されているものだと私も認識しております。そして議会に対して諮問されて委員会で議論しているというところにつきましては、やはり我々も平等性について責任を持って諮問にお答えするという認識で答えを求められているという制度になっているという認識でよろしいでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   まさに内田委員のご指摘のとおりだと考えてございます。この案件に限らず、年に数件区のほうには審査請求というのは出されているようでございますけれども、多くの場合には審理員が一定の審理員意見を審査庁のほうに戻して、その後、審査庁はさらに行政不服審査会というこれもまた第三者機関のほうに諮問をし、そちらのほうの答申を踏まえて、審査庁として最終的な裁決を下すということになってございます。冒頭申し上げましたように、本件につきましては、地方自治法の規定に基づきまして、議会のほうがいわゆる行政不服審査会と同じ役目を担っていただいていると考えてございますので、内田委員ご指摘のように、第三者的な立場から議会がご判断をいただければと思ってございます。 ◆内田けんいちろう   それでは、2点、審理員の方が見解を示されていないものとか、また少し重複するところはありますけれども、2点だけお尋ねさせてください。緊急避難という言葉が出てきているんですけれども、緊急避難の定義を教えていただけますか。ちなみに、こちら区の考え方です。 ◎土木計画・交通安全課長   私どもが考えている緊急避難につきましては、自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の施行規則の第13条の4のところに書いているところでございますけれども、例えば盗難等によって、その自転車が持ち主の管理下を離れてしまって、いずれかの場所に乗り捨てられていた、放置されていた、こういったものが一つ当たるのかなというところでございます。それと例えばでございますけれども、自転車乗車中に交通事故に遭遇してしまって救急搬送された。そういった場合に事故現場に自転車だけ残るというようなケースが可能性としてはあるのかなと思ってございますけれども、そういった管理を離れた状態で、そこに自転車だけ残るというようなものがそういったものに当たるのかなと考えてございます。 ◆内田けんいちろう   2点目ですけれども、当該自転車はどの程度停車されていたのでしょうか。この場所は即時撤去することができる場所なのでしょうか。撤去基準とともに教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   この場所につきましては、先ほども申しましたように、放置禁止区域に指定をされているところでございます。条例上、放置禁止区域と放置禁止区域外の撤去の仕方を規定させていただいております。放置禁止区域外であれば、発見をして注意喚起をしてから3日間を経た後に撤去するということになってございますけれども、放置禁止区域に指定されているところでは、直ちに撤去することが可能だということになってございます。本件自転車につきましては、私どもの係員が当該自転車を発見し、その後、警告札等を自転車に貼付してから1時間半経過した後に実際に撤去させていただいているという状況でございます。 ◆高沢一基   1点だけ確認させていただきたいんですけれども、放置自転車の撤去の手数料に関してですけれども、今もちょっと出ていましたけれども、この資料を拝見すると、免除をする規定が規則第13条の4第2号に規定されていて、今もお話あったような自転車の利用者等が事故で救急搬送されるような不可抗力により発生した場合には免除しますよという例が書いてありますけれども、過去の例で実際放置自転車の撤去手数料を免除した事例というのは今までありましたでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   今委員のほうからご指摘ありましたように、条例の施行規則のほうに免除の規定を規定してございます。自転車が盗難により自分の手元からなくなった自転車が放置自転車で撤去されたというものに関しては、これまでも減免、免除させていただいたというケースはございますけれども、それ以外のケースで減免、免除をしたというケースはございません。 ◆山内えり   放置禁止区域のすぐ近くに放置されていたということが言われていまして、さらにそこから7.4メートル、近いところに民営の駐車場があったというふうに聞いています。もしかして駐輪が満車で、私は禁止区域に置くことはよしと思いませんけれども、満車だったのか、そのあたり区として確認していますか。 ◎土木計画・交通安全課長   当日撤去に向かった職員からは、満車であったかどうかの確認は取れてございません。 ◆山内えり   駐輪できない、探して探して、チェーンが外れたということで大変な状況だったことは一定分かる中で、ここじゃなきゃだめだったのかというところは思っているんです。放置禁止区域ですし、駐輪場が空いていればそこに置けたのではないかと考えているとこですけれども、そこ自体の確認はできないわけです。それから、私も一つ確認したいのは、先ほど放置禁止区域であれば直ちに撤去が可能だということで、本来であればすぐ撤去できる場所だということですが、当日は先ほどお話があったように、午後1時3分に確認して、約1時間半の2時33分に撤去したと。その間に自転車に警告札を1回つけ、いらっしゃらないから、さらに2時5分に今度は撤去通告札をつけたという記載があります。こういった一連の流れというのは、禁止区域における通常の区の対応なのかということを確認させてください。 ◎土木計画・交通安全課長   先ほども内田委員のご質問にもありましたように、基本的に条例上は即時撤去が可能だというふうに考えてございます。したがって、発見して、そのまますぐに撤去することは可能だと考えてございますけれども、一般的にこのエリアに限らず、区内全域おしなべて一定時間を経過した後に撤去するということをやらせていただいています。例えばですけれども、そこに撤去用のトランクを配車して、トラックに積み込むまでの間に、それ私のですということでお申し出をいただければ、完全に積み込んでそこを立ち去るまでの間であれば、お返しをするというような運用もこれまでも取っておりますので、そういった意味では条例上即時撤去が可能だといっても、ある程度幅を持たせた対応というのを、これまでも取らさせていただいているところでございます。 ◆小野ゆりこ   今回の自転車の放置がされた場所から容易に確認できる場所に撤去の周知の看板があると思うんですけれども、こちらの看板は板橋区が立てた看板ということで合っていますでしょうか。また、この看板には駐輪を禁止しますという内容や自転車の撤去についての内容が書かれておりますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   特に放置自転車の禁止区域を設定しているエリアには、そういった注意喚起の看板、また置いてあれば、発見すれば撤去しますよ、撤去した場合にはこの保管所に持っていきますよということを明示して看板のほうは出させていただいているところです。 ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう   初めに、本旨の案件についての審査請求の要件を満たしているということですので、まず却下とはならないものと考えています。諮問内容ですが、審査請求人が令和4年5月25日に自分の自転車が区によって撤去されたことに対して、区長による自転車の撤去費用を徴収処分に対して取消しを求め審査請求されたものです。審査請求人の主張は4つだと把握しております。1つ目の走行中にチェーンが外れたために緊急避難させたもので、放置ではないとの主張について、駐車位置から7.4メートル先に民営の駐車場があることから、そちらの駐車が可能であり、緊急避難には該当しないと考えております。2つ目、撤去された場所が私道であり、区道ではないという主張について、本件場所は区道となっていることが説明の中から明らかとなりました。3つ目、緊急避難であり、違法性が阻却されるため、規則第13条の4第2号に規定される所有者の責めに帰すべき事由によらない場合に該当するとの主張についてですが、提供資料により自転車の状況を見ると、適切に点検整備された状態であるとは言い難く、また民営駐車場が近くにあるということからも緊急避難にはやはり該当しないと考えております。4つ目、故障した自転車を駐輪場まで移動させることは危険行為であり、個人の生命尊重の原則に違反し違憲であるとの主張について、こちらは合憲性の判断は審査庁の決裁権限に属さないと考えます。以上の理由から、諮問第1号につきまして、我が会派は棄却すべきものと考えます。 ◆高沢一基   今回のこの諮問につきましては、審理員の意見書の内容も拝見したところ、適当であるというふうに考えますし、板橋区が行った処分についても適正な処分をしていると考えます。しかも過去の事例についても、撤去料の免除は盗難のみしかないというご答弁をいただきましたが、過去の事例との整合性も取れていると判断をいたしますので、諮問第1号については棄却すべきものと主張いたします。 ◆小野ゆりこ   今回自転車の放置場所から容易に確認できる場所に駐輪禁止の表示、撤去周知の看板、また民営の自転車駐車場があることが理解でき、また区の処分の流れについても不当な点は見当たらないと理解しました。よって、諮問第1号につきましては、我が会派としては棄却すべきとの意見を述べさせていただきます。 ◆山内えり   棄却が相当と考えます。私も審理員の意見書を拝見し、そのとおりと思っています。チェーンが外れてしまって走行を続けることが難しい状況であったということは大変な状況というふうに思いますが、やはり一時的な自転車置場が7.4メートルの場所にあったということ、利用が可能ではなかったのかと考えます。また放置禁止区域内で放置されていたことによる撤去であり、規定に基づいた処分と考えます。また区道でないとご主張されているということですけれども、私道であればいいというふうには思いません。以上の理由から、私どもは棄却相当と考えます。 ◆大野ゆか   我が会派も棄却が相当であると考えております。意見書ですとか争点等理解させていただきまして、棄却が相当であると考えます。 ◆田中いさお   我が会派も棄却相当だというふうに思います。こちらの情報の書類全て見させてもらいました。特に1点だけ申し添えたいのが、審理員の意見書の3ページの上、財産の維持の(1)自転車のチェーンが外れた状態の走行や移動では、歩行者に危害を与える可能性がある危険な行為であることからというところが非常に引っかかりまして、横にすぐ駐輪場があるわけですよ。空車か満車だったかは分かりません。分からなくてもこと細かに書かれているのであれば、満車だったら満車だったと書いているはずだと思いますよ、ここに。そもそもここまで調べてやっているもので、満車にもかかわらず、違憲だとご本人は言っている。この写真も見る限り、押して歩いて何が危険か伝わらないですよ、申し訳ないけど。よって、棄却が相当だと思います。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  諮問第1号 審査請求に関する諮問については、棄却すべき旨、答申することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認めます。  よって、諮問第1号は棄却する旨、答申することに決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、報告事項に入ります。  初めに、都市建設委員会関係補正予算概要についてを議題といたします。  本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   特段追加の説明はございません。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆高沢一基   今回自転車用ヘルメット購入助成事業補助金ということで計上されているわけでありますけれども、まだこれからのことではあるとは思うんですが、補正予算の可決の結果を見ないといけないわけですけれども、当然そうはいっても年度内に事業をするわけですから準備はされていると思います。具体的に1個2,000円の助成という話ではあるんですが、どういった形で助成金を支出していくのか、その方法等について現状で分かる範囲でお聞かせいただきたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   高沢委員おっしゃるように、議会でご議決をいただかないと当然事業のほうは進められないものでございますけれども、そうはいいながらも準備のほうを進めさせていただきませんと議決いただいて直ちにというふうにはなりませんので準備のほうはできる範囲で進めさせていただいているというのが実態でございます。助成の仕方は様々あろうかと思いますけれども23区ほかの区の状況なども確認をしながら、うちの区といたしましてもできる限り簡易に、また区民の方に負担にならないようにという形でと考えてございます。具体的には指定した販売店でご購入をいただく際に、その販売店で購入する際に2,000円を値引いてお買い上げいただきたいと考えてございます。個別に区民の方から区のほうに申請ということになりますと非常に煩雑にもなってしまいますので、例えば販売店で販売価格が5,000円で売っているものを2,000円値引いて3,000円でお買い上げいただくというのが一番合理的なのかなと考えてございます。区内の自転車販売店の組合がございます。その組合ですとか、あと板橋区と子育て支援の協定を結んでいただいております前野町と東武練馬にございますイオン、こちらのほうと今交渉を進めさせていただいているところですけれども、まだ具体的に交渉が成立しているというところまでいってございませんので、あくまでも予定ということでご理解いただければと思います。実施の時期につきましても、できるだけ早くスタートしたいというふうには考えてはございますけれども、相手との手続の関係もございますので、できれば夏休み中にはこの制度をスタートしたいと考えているところでございます。 ◆高沢一基   販売店への割引販売ということで、助成金は販売店に支払うというご説明をいただきました。私自身もちょっとネットでも調べさせていただくと、ほかの特別区の場合は大体そういった方式が多くやっておられて、港区は13歳未満の子どもには商品券を出すというようなちょっと別のやり方でしたけれども、ただ、ほかの地方の自治体、市ですと直接住民に補助を出すと、窓口まで来ていただいて、手続をして補助金を出すというやり方もされていました。販売店指定のところ、区が指定をしてという話しですけれども、区民の利便性等考えると、やはり多数の自転車販売店で購入できないと、一部のところだけですとやはりいろいろ課題があると思うんですけれども、今交渉中、自転車商組合と大手のイオンという話でありましたけれども、それ以外も含めて大体何店舗ぐらいのところで指定をしていこうと考えているのか。あるいは限定的な店舗のみ指定という考えなのか、その指定の方針についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   イオンは先ほど申しましたように区内2店舗でございますけれども非常に多くのお客様がお見えになる、集客力のある店舗かと考えてございます。また自転車商組合につきましては、板橋区内25店舗の自転車小売店舗が加盟されていると聞いてございます。区内万遍なく25か所でご購入いただけるものだと考えているところでございます。 ◆高沢一基   イオンはいいんですけれども、自転車商組合の25店舗は、個人経営のまちの自転車屋さんというイメージでいいんでしょうか。あと結構大中規模の自転車販売店というのが区内も含めてあると思うんですけれども、そういったある程度の規模を持ったチェーン店的な自転車の販売店というのは、今回対象にならないという理解でよろしいでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   今委員のほうからご指摘ありましたように、比較的大きい規模の全国展開しているような自転車販売店というのも区内には存在しているというところについては、我々も理解しているところでございますけれども、やはり区として少しでも区内の商業の活性化というんですか、そういったところに寄与できるほうがいいだろうという考え方も一定持ってございます。また自転車商組合はそれ以外も様々私ども自転車の交通安全啓発等でもご協力をいただいている団体でもございますので、そういったところから自転車商組合を選定させていただいているところでございます。逆にいうと、そういった大手の自転車販売店は特に私ども区としての関わりがないというところもありまして、今回は対象から除外させていただいているところでございます。 ◆高沢一基   ご説明で分かる部分と分からない部分とあるのかな。それは、やはり事業の目的によるのかなと。商店街振興とか個店支援というものなのか、ヘルメットの普及ということなのか、あるいは区内経済の活性化ということなのか。それによって大分対象の店舗、協力いただきたいとお願いする店舗、相手のあることですから全部やってくれるかどうかは別としてはあるのかなと思うので、その辺の整理については今後販売店の指定をしていく中で、ぜひご検討、整理をしていただいて適切に進めていただいて後から批判を浴びないような形にやっていただく必要があるのかなと感じているところであります。もう1点ですけれども、販売2,000円割引するという話で、最初言ったように、他の自治体では直接住民の方が窓口まで行って申請して2,000円もらうというような手続をする。それだと区民が大変だということと職員も大変だと、体制もつくらないとという話ですけれども店舗での割引となった場合、例えばですけれども自転車のメーカー希望小売価格があって、ふだんは2割引で売っていますと、だけど今回こういう制度ができたのでメーカー希望小売価格で売りますと。だから消費者にとっては2,000円補助が出ても今までと同じで、店舗側には2,000円売上が上がるというような事態になってしまうと、消費者のほうの目線ではなくなってしまうのかなという気がするんですけれどもその辺の価格の転嫁については、今後この話を進めていく上においてどのように配慮をしていこうと現時点でお考えがあるかお聞かせいただきたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   基本的には2,000円の補助がつくことによって実質値上げになるようなことはしないでいただきたいということは、要請はしているところでございます。また、この補助制度を適用するのが板橋区内に在住をしている方に限定をさせていただくつもりでおります。またお1人1回限りというところも、そこは限定していきたいなと考えてございます。そうしますと例えばそこの店舗に買いに来られる方が全て割引の対象になるお客様ばかりではないというふうに考えてございますので、割引の対象でないお客様にもやはり高い値段で売るということが、今高沢委員のほうからご指摘いただいたような内容がもしあるとすれば、そういった変な現象も発生してしまうんじゃないのかなというふうに思ってございます。そういった意味からも転嫁をしないでいただきたいということはもちろん区のほうから申し上げますけれども、販売店のほうも変な売り方をしてしまいますと、割引の対象になるお客様と対象にならないお客様の中でさらに矛盾が生まれてしまうというところもあるかと思いますので、そういった観点からも、そういったことはしないだろうというふうに思っているところでございます。 ◆高沢一基   ありがとうございます。心配のし過ぎだよと今言われてしまったわけでありますが、それで転嫁されなければ、それはいいのかなと思うんですけれども、要は自転車用ヘルメットを普及させたいという目的のための助成金であると私は理解をしているところがありますので、そのためには幅広いところで購入していただいて、皆さんが気軽に今回はこういう制度があったから、じゃヘルメット買おうかなと思っていただけるような施策をしていただきたいと思います。それに当たって、私もいろいろ自転車関連の方とお話しさせていただいているときに、今年4月から努力義務規定が始まったというところで、結構自転車用のヘルメットの在庫が大分品薄だというお話を店舗の方からも伺っているところであります。競技用ヘルメットとかお子さん用のはまだあっても、それ以外の一般向けというんですか、そういったものについてはかなり少なくて選べないというところがあるということなんですけれども、その辺の品薄の状況とか、そういったものというのは区として今把握されているのか。今回こういった事業を始めるに当たっては、それだけ今までよりも売れるように加速しようということだと思うので、その辺の生産についてどのようなお考えをされているかお聞かせいただきたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   確かに委員ご指摘のとおり、非常にヘルメットについては品薄というようなお話も聞いておるところでございます。その一方で今私どもがお話を進めさせていただいておりますイオンにつきましては、イオンバイクというオリジナルのブランドをお持ちになっていまして、そちらのほうで自転車ですとか自転車の様々な付属品を製造販売されているというふうに聞いてございます。また自転車商組合につきましても、1店舗1店舗で問屋さん、メーカーのほうから仕入れをしますと非常に弱いというふうに聞いておりますけれども、自転車商組合としてメーカーのほうとまとまった数を購入するということで今交渉されていると聞いてございますので、そういった意味では今後メーカーのほうも増産体制に入るというお話も聞いておりますので、私どもの補助制度がスタートする頃には現状よりもヘルメットの購入のしやすさというのは上がってくるのだろうと考えてございます。 ◆高沢一基 
     最後に、要望だけお話しさせていただきたいんですけれども、せっかく板橋区これを決断して補正予算に組んでくださるという話ですので、ぜひ大々的にこれを区民にお知らせをして、利用していただけるような体制をつくっていただきたいし、そのときにはやはり先ほど申し上げたいろいろなところへ、区民側の利便性、もちろん業者の利便性や区の利便性も必要でしょうけれども、区民目線に立って自転車用ヘルメットをどのようにやったら普及を加速することができるのかという視点を持って、ぜひ今後の事業を展開していただくことを期待申し上げて、私の質疑を終わりにしたいと思います。 ◆内田けんいちろう   区民へのヘルメット着用率を向上するために、ヘルメット購入費を助成するものということですけれども、区民の自転車利用人数はどのくらいで、現状のヘルメット着用率はこのぐらいであって、目標とする着用率はこのぐらいだというところをお示しいただけますか。 ◎土木計画・交通安全課長   大変申し訳ございません。今内田委員のほうからお尋ねをいただきました区内における自転車の利用率ですとか、ヘルメットの着用率というのは、私ども数字を持ち合わせてございません。これは東京都のほうの調べになりますけれども、東京都内ではおおむね850万台の自転車が使われていると言われております。その中でこれは警察庁の調査になりますけれども、今年の2月、3月、まだ法改正の施行がされる以前の数値でございますけれども、東京都内でのヘルメットの着用率は5.6%と言われております。この辺の数字を受けまして、東京都のほうにおいても、着用率の向上が必要だろうというところで、区市町村に対する補助をしっかりやっていくというようなことを小池知事が記者会見で表明されたものというふうに私どもは理解をしてございます。したがいまして、区内においても着用率の向上はやはりどうしても進めなければいけないというところから、都の助成の制度を踏まえながら、私どもも助成を進めていきたいと考えているところでございます。 ◆内田けんいちろう   数値を持ち合わせていないということですけれども、どういった根拠で予算を算出されたんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   1万個を当面の助成の目標数値ということで、金額のほうは算出をさせていただいているところでございます。具体的に板橋区内においてどれぐらいの着用率だからこの金額ということでは必ずしもございません。他区の助成の状況等も踏まえながら、この数字を計上させていただいてございます。したがいまして、今後の補助の動向を見ながら、場合によってはさらに補助を継続していくとか、補助の数を増やしていくというところは検討していく必要があるのかなと考えてございます。 ◆内田けんいちろう   区内の区民の方のヘルメット着用率を向上するためという目的があった上で、今事業を進めているかと思いますので、状況把握というのはやはり一つ大切なことかなと思います。やはりやみくもに1万個と定めておいても、それが効果が出ているかというところをはっきりと判断することができなければ、区民の方にもご説明が難しくなってきてしまうと思うんです。4月からヘルメット着用が努力義務化されたことに応じてご対応していただいたことには、非常にスピード感を持って対応していただけるということは感謝しているんですけれども、やはりこの予算、出てくるところは区民の税金ですので、そのあたりはしっかり説明できるように目標数値であるとか、そこをしっかりと定めていくべきではないかなと私は考えております。続けて質問させていただきますが、ヘルメット着用が4月から努力義務化されたんですけれども、これについて遡れないものになっていると認識しております。他区でも同様の制度を導入している自治体もありますが、期日について他区の現状を把握していますか。 ◎土木計画・交通安全課長   全ての区においてつぶさに状況を確認しているものではございませんけれども、幾つかの区では私どもと同様に制度スタート時点からの補助と遡及をしないという区が複数区あるということについては確認をしてございます。 ◆内田けんいちろう   制度スタート時点で補助しますと、遡って補助しますよというところがあるというところで、あっちのほうがよかったなと言われてしまうのは板橋区に住む者として悔しいなと思うところもあるんですけれども、やはりここも割引の対象になる人、ならない人ということが出てくること、これに注意して取り組んでいただきたいと思いますし、他の委員からもございましたけれども、区として説明していく必要が重要ではないかなと、しっかりとご理解をいただくということが重要なのではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   当然区民の皆さんから納めていただいた税金が原資になっている区の予算でございますので、私どもとしてもしっかりと説明責任を果たせるように、今後の申請の動向ですとか着用率ですとか、できる限りそういったものを拾って、客観的にご説明ができるような努力を重ねてまいりたいと思ってございます。 ◆山内えり   私も遡及の話とかいろいろ皆さんされているので1点に絞りますけれども、東京都の補助金は今回1人1個当たり1,000円ということですけれども、これは何年続く見込みなのかということと、先ほどあったように私も1万個という数が、果たして普及を求めるのであれば、これから販売が今私も買えない状況でいたもんですから、増えた頃には求める区民も増えるのではないかと思っていて、もう少し声が上がるのではないかと思っているので、そういった補助金を東京都がいつまでしているのかというのと、区として単独でもそういった制度を続けていただきたいと思っていますが、いかがでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   内田委員のご質問にもお答えしましたので、繰り返しになってしまう部分もあるかもしれませんけれども、1万個を予算として組ませていただきましたが、今後の利用の状況等を見ながら、その先については考えていく必要があるんだろうというふうに思ってございます。東京都の区市町村に対する助成でございますけれども、令和5年、令和6年、この2か年にわたって東京都は助成をするというふうに発表してございますので、今後の動向次第かなというところはもちろんございますけれども、場合によっては来年度も同様の助成をしていく可能性はあるのかなというふうに思ってございます。 ◆大野ゆか   2点ほどお伺いさせてください。先ほど小売店に板橋区民が行って購入するというお話だったんですけれども、初めてその人が購入するという確認と板橋区民であることの確認みたいなのは何で行うんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   販売店のほうで住所の確認をお願いしたいと思っています。例えば免許証ですとか住民票でも結構ですし、保険証でも結構ですけれども、販売店のほうで区内に在住しているというのをご確認いただきたいと思ってございます。1人限定1個ということにつきましては、ご本人の申出を確認させていただくというところでございます。 ◆大野ゆか   ちょっとグレーな感じがします。それ以外ないということですね。善意に任せるというか、承知しました。もう1点教えてください。今回の予算とは関係ない話ではあるんですけれども、ヘルメットの普及ということで伺いたいんですけれども、ほかの区では自転車のチャイルドシートに乗せられるのが1歳からなので、それに合わせて誕生日とかにヘルメットをプレゼントしているみたいな区もあるようですけれども、板橋区での実現性ですとか、普及率を高めるという意味では絶対渡せるのでいいかと思うんですけれども、いかがでしょうか教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   実は今回のヘルメットの助成を考えるに当たりまして、様々なヘルメットの普及策というのは、内部でも検討したところです。今大野委員のほうからご指摘がありましたように、1歳児にヘルメットを区が配るということも実は検討のメニューの中には挙がったところです。ただ、どうやって配るのかといったときに、なかなか配る方策が思いつかないとか、1歳児健診とかに来た際に現物を配るのかとか、クーポンで配るのかとか様々検討したんですけれども、やはり1歳のお子さんだけにそれをやっても普及率全体を底上げしていくというところには必ずしもつながっていかないんじゃないかというようなところで、最終的にはその考えは没になったというところで、今ご説明しましたような制度が一番最適ではないかというところで検討したところでございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、専決処分の報告について(中台南坂緑地斜面下の私有地駐車場で発生した、車両損傷事故に係る示談処理)についてを議題といたします。  本件について理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   追加等の説明はございません。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう   今回、当該場所が斜面であり、駐車場側に倒れ込むことが想定される現場状況であったのだと思います。事前に想定できることもあったかと思うのですが、根本的に何が原因だったんでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   当日は青天で天気には恵まれていたところではあったんですけれども、いかんせん季節の分かれ目ということで結構強風が吹いておりました。そういう関係であって、予想外に強風が吹いたときに竹が折れてしまって、強い力がかかって倒れてしまったという状況だったと認識しております。 ◆内田けんいちろう   それで強風であったということだったんですけれども、今回の事故で作業をされたいた方におけがはなかったんでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   幸い職員のほうには、けがはございませんでした。 ◆山内えり   今回、先ほども風が吹いていたというふうに聞きましたけれど、区としてこうした事故が起きた原因の分析というのは何かあるでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   この事故を受けて土木サービスセンターのほうで事故原因については検証させていただきました。それについては基本的にロープを駐車場のほうに倒れないようにということで一方方向で止めていたことが原因ではないかということもあって、次回もしあった場合は、2方向から引っ張って駐車場のほうに、道のほうにいかないようにしようという形を確認したところでございます。それに合わせて、今回の伐採に当たっては、のこぎりで竹を切ったわけですけれども、チェーンソーで切る場合は安全講習を民間企業がやっておりますので、そういった講習を受けることとか、そういった対策に当たってはいろいろな方法を検討中でございます。 ◆山内えり   今様々、のこぎりで切って安全講習も行っていくということで、そのとおりだと思いますし当日は区の職員の方が4名でこの作業に当たったと聞いています。その上で、正規の職員が何名で、そうでない方もおられたのか、そのあたりの人数の状況についてもお聞かせください。 ◎南部土木サービスセンター所長   職員の内訳ですけれども、正規の職員が1名と会計年度任用職員の方が3名ということで、合計4名の方が作業に当たっておりました。 ◆山内えり   正規の方1名だったということで、会計年度任用職員の方が3名おられたということで、私の認識ですと退職された方が1年間単位で会計年度任用職員の方、いわゆる60代の方なのかなと、もしくはそうでない方がおられたのか、年齢の構成についても教えていただけますか。 ◎南部土木サービスセンター所長   年齢構成については、今手元には資料がないことからお答えをすることはできませんけれども、先ほど委員がおっしゃったとおりの年齢構成的にいうと60歳を超えている方が全てだったというふうに考えております。 ◆山内えり   この間、土木部の平均年齢についても私伺ってきましたが、区の正規の職員が高齢化されていて、そういう作業ができる方、それから50代を超えているというふうには聞いております。今回は正規の職員が1名、会計年度任用職員の方が3名というふうに聞いていますけれども、やはり木、特に竹というのは大変堅いものですし今回1方向というのを2方向にしていくとか様々な講習が必要だと思いますし何よりそういった経験を引き継いでいく、スキルをアップすることももちろんですし、経験を積んでいくことが大事だと思うんです。やはり会計年度の方ですと1年単位で雇用が変わる可能性もありますし、こういったスキルを若い職員の方につないでいくという意味では、私は正規雇用の方をしっかり配置することやこういった技術を継承していくことが必要と考えますが、いかがでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   そういったご意見を踏まえて、今現在土木部とサービスセンターのほうと、その件については検討させていただいているところです。先ほど委員のほうから質問がありました構成する職員の年代層ですけれども、今のところ60代が1名、70代が3名ということで、4名ということになってございます。 ◆山内えり   区で恐らく正規で頑張ってこられた方が会計年度任用職員ということであったのかもしれないし、その辺のどういった方の70代ということもありますけれども、やはりこういったそれなりの作業をするには年齢の高い方が作業に従事されているんだなということには正直驚いています。ですから、そもそも4名という人数がどうだったのか、それから周りを全体に、みんなロープを持って作業に当たるなり何らかのもっと見るという作業に当たらない、切る人がいて、引っ張る人がいてということで図面はいただいていますけれども、従事する4名という方が妥当だったのか、それから正規の職員、会計年度任用職員という人数や特に70代の3名の方、私今本当にびっくりしておりますけれども、こういったことって今後災害ですとか、今豪雨災害、台風が増えている中でこれから倒木の問題ですとか、こういった定期的なこと以外にもいろいろな形で従事することがさらに増えると思っています。ですから職員の配置については土木部からもぜひ人事課へ要望していただいて、区民の命を守る、それから災害対策ということも含めて土木部の方がきちんと正規で配置されることを要望して終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ◆高沢一基   ちょっと確認ですけれども、今回の4名の正規の方1名、会計年度任用職員3名というお話だったんですけれども、この4名の中には伐採についての専門的な知識だとか、あるいは過去にそういった作業をずっとやってきた経験があるとか、そういった方々が入ってやっていたのか、あるいはあまりそういう知識のない通常のセンターの職員の方が行って対応していたのか、そこをまずお聞かせください。 ◎南部土木サービスセンター所長   今回の作業に当たった職員は、15年ほどの経験を積んだ職員でして、経験的には十分な経験を積んだ職員だと認識しております。あと3人の会計年度任用職員も令和2年度から採用して働いてもらっている方々なので、ある程度の経験を積んだところだったんですけれども、不幸にもこのような事故が起きたことは、非常に上司として反省しておるところでございます。 ◆高沢一基   経験がある、これは伐採の経験もあるという認識でよろしいでしょうか。先ほど作業された作業員の方に幸いにけがはなかったというお話があってよかったと思うんですけれども、もちろん車両とか他に迷惑をかけることもいけないんですが、労務災害を防ぐということが大きな課題なのかな。今回たまたま運がよくけが人がなかったかと思うんですけれども、やはり車を傷つけないようにするためも必要ですが、作業している方々の安全を守っていくということが、やはり区としては重要なのかなと思うんですけれども、特にこういった急な斜面、ここの場所であったりとか、あるいは伐採がなかなか困難なところというのは、これは全て土木サービスセンターの職員で対応されるのか、委託業者に委託してという例もあるだろうと思うんですけれども、その辺、場所によってどういうふうに対応を変えるのかということについては、今回の件を受けて何かお考えがあるかお聞かせいただきたいと思います。 ◎南部土木サービスセンター所長   委託と直営と作業の仕方に当たっては、いわゆる高所作業車を使うような作業の場合は委託のほうでやっておりまして、こういった竹を切るというふうなときは、直営の班でやっているというような状況でございます。 ◆高沢一基   危険度の判定というか、なかなか難しいところはあると思うんですけれども、やはり整地された場所で竹を切るのと、斜面で竹を切るのとでは大分技術的な差があるのかなと素人ながら思うんですけれども、私もいろいろ区民相談を受けてお願いをして、伐採にセンターの職員さんに行っていただいて、いろいろやっていただいたり、そういうので日々感謝しているところではあるんですが、やはり少し特殊なところとか危険性が予見されるような作業については、プロの造園業者に委託をするというのも一つの方法かなと思うんですけれども、そのような場所や危険度を考えながらの委託の在り方については何かお考えはありますでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   基本的にはこの職員が現場の伐採に当たるのは今年初めてではなくて、ここ二、三年現場へ入って竹を伐採したというような状況でした。その経験を踏まえて、十分に職員でもできるかなということから伐採作業に入ったわけなんですけれども、いかんせん竹の重心を間違ってしまったというところから、こういった事故が起きてしまったということがございます。委員のおっしゃるとおり、そういった建物とか不安定とか先ほど申し上げた高所作業車が必要なケースについては、しっかりと専門業者に委託するということも検討していかなければいけないというふうに考えてございます。 ◆小野ゆりこ   車についてよく分かりませんので確認をさせていただきたいのですが、損害賠償額が47万2,069円ということで大きな金額だなと感じました。この金額については一般的というか、どのような修理が必要で、どのような損傷の状況だったのかとか、高級車だったとか何か特殊な事情がありましたら教えてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   今回の示談金額は、積算のとおり47万2,069円ということになってございます。基本的にこの金額はディーラーさんに見積りを取っていただいて出してもらった金額がこのような形になったということですけれども、内訳は車の塗装代、先ほどからの説明で竹がバサッという形で車に乗っかってしまったというような状況でした。そういったことから車のボンネットとか、フロント、ルーフとかそういったところに非常に細かい傷がついたしまったということがございます。そういったところに車の修復ということになってしまうと塗装ということになるわけですけれども、塗装面積が広範囲に及んでしまったことから、このお示しさせていただいた示談金額になってしまったということになります。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、大山駅周辺等のまちづくりの状況について及び令和4年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について(大山町クロスポイント周辺地区市街地再開発事業)についてを一括して議題といたします。  本件について理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   本件につきましては、追加のご説明等はございません。よろしくお願いいたします。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆高沢一基   随時ご報告をいただいておりますので、それについて進捗を見守っているということなので、細かいところまでは聞かないんですけれども、今回の大山町クロスポイント、大山町ピッコロ・スクエア、大山駅前広場、不燃化もそうですけれども、ものというのは、それぞれの単独の事業というわけではなくて、やはり補助第26号線であったり、大山駅の鉄道立体化であったり、東京都の事業との関連の中で板橋区として進めている事業という認識をしているところであるんですけれども、その中で特に補助第26号については、進捗状況をお聞かせいただきたいのと、補助第26号の事業が進まない限り、これはそれぞれのクロスポイントやピッコロ・スクエア、駅前広場の事業の効果を発揮することはなかなか難しいんだろうなと思うんですけれども、進捗状況とともに、東京都との補助第26号に関する連携や調整をどのような感じで心がけてやっておられるのかお聞かせをいただきたいと思います。 ◎まちづくり調整課長   ただいま高沢委員からご質問いただきました補助第26号線の東京都による整備でございますが、現在用地の取得率でございますが、令和4年度末時点で約51%というふうに報告を受けております。補助第26号線の事業がやはり私ども板橋区の市街地再開発事業等にいろいろ連携していく必要がございまして、月に一度定期的に東京都、板橋区、そして地元の商店街、ハッピーロード大山商店街の皆様、それとクロスポイント、またピッコロ・スクエアの市街地再開発の組合等、また東京都の都市整備局第二市街地整備事務所と会議を行ってございまして、その中で事業の進捗状況でございますとか、課題とか問題点を共有しながら進めているところでございます。 ◆高沢一基   月に一度確認をしているというお話なんですけれども、もちろんそういった進捗状況や情報の共有というのは大事だと思うんですが、もう1点進めていくと、東京都に簡単にいうとしっかりやってくださいよと、補助26号の事業が進まなかったらそれぞれの個別の事業の効果が発揮できないので、そこは都の推進力としてやるべきだという意見を区として言うべき必要もあるのかなと思うんですけれども、この月1回の会議というのは、そういったようなことも含めて行われている会議体という理解でよろしいでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   月1の会議は、定例の会議でございまして、皆様が日常取り組んでいる内容でございますとか、日々の進捗状況といったものの共有の会議でございます。また26号線については、やはり東京都の都市整備局第二市街地整備事務所とも連絡を密に取る必要がございますので、打ち合わせの場を月に2度、3度設ける形で特に補助26号線のクロスポイントのちょうど真ん中に当たる部分の整備の状況とか、用地取得の状況などを把握しながら進めさせていただいていまして、商店街も含めてよりよい整備、また整備がさらに進むように意見交換しながら、また区としてもこういうふうにやってほしいといったものを意見を述べながら進めているところでございます。 ◆高沢一基 
     どうもありがとうございます。月2、3回都とそういうふうにお話をしているということでありますけれども、私がお話ししたいのは、先ほど言ったようにクロスポイントも2棟が今年度完成予定ということで現実的にもう進んでいくわけであります。そのときにやはり補助第26号が通っていないという形になると、それは何のために組合をつくって再開発をしたんだという話になりかねないというふうに思いますので東京都の事業に後追いで板橋区がまちづくりをやっているんじゃなくて、板橋、大山のまちづくりのために東京都もしっかり進んでくださいよという強い要望、メッセージを東京都に伝える必要というのはあるのかなと思っておりますので、主導権は東京都に取られがちではあるんですけれども、ぜひ主導権を板橋区が持ってやれるようなまちづくりを進めていただきたいと思いますが、そういった考えについて、最後ご感想がありましたらお聞かせいただければありがたいです。 ◎まちづくり調整課長   ただいま高沢委員からいただきましたご指摘、もっともだと思っておりまして私どもとしても、東京都と連携しながら、また東京都の事業に遅れることなく再開発の事業を進めていきたいと考えておりますので、今後も引き続き区の考えなどをしっかりとまとめながら、意見交換の場、会議の場でこちらの考えをしっかりと伝えて一緒に進んでいきたいという考えでございます。 ◆山内えり   まず(1)の大山町クロスポイント周辺地区市街地再開発事業の令和4年度のところで伺いますけれども、事業計画変更認可というふうにありますが、何か事業計画の変更があったのか、この点について説明をお願いします。 ◎まちづくり調整課長   ただいま令和4年度の事業計画変更でございますが、事業に係る総事業費と事業期間の変更につきまして、延長または増額といった形の変更を行ったところでございます。特に着工当時、既存の建物の地中障害物でございますとか、土壌汚染などが着手して間もなく分かりましたので、その対策でありますとか工法といった検討の期間、また工事費用の増加などを考慮しまして、事業計画の変更を行ったというふうに申請がございました。 ◆山内えり   事業の計画が変更というのは、地中障害物があったこと、土壌汚染、そういったもので時期と金額も上がりますよと、そういった変更ということでいいんですか、もう一回確認をお願いします。 ◎まちづくり調整課長   まず金額につきましては、これまで約193億円でございましたが、工事費等の増加、また工事のやり方の設計などを行う関係で事業費が約202億円に増額しております。また建物の完成の時期などはこれまで変更はないんですけれども、精算など建物完成後の再開発事業としての事業を終了する時期を延ばしている状況でございます。 ◆山内えり   それから、地中障害物というのはどういったものがあったのか、それから取り除くのにどれぐらいの時間がかかったのかを教えてください。 ◎まちづくり調整課長   地中障害物でございますが、既存の建物の地下の構造物の躯体でありますとか、これコンクリートなんですが、コンクリートの躯体でありますとか、既存の建物の基礎杭などが出てまいりました。これらを取り除く工法につきましては、掘削して支障物をあらわにしまして、ニブラなどでコンクリートを圧砕して、搬出するといった工法を追加で取ってございます。これによって約3か月ほど事業が延伸することになりましたので、ここら辺を考慮しております。 ◆山内えり   それから、令和5年度ですけれども、先ほど2棟が完成予定ということですが、A街区からD街区まであったかと思いますが、どこの街区になるでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   クロスポイントにつきましては、A街区からD街区までの4つの建物がございますが、令和5年度に2棟が完成を予定しておりますのは、B街区とC街区の2つの建物でございます。 ◆山内えり   それから、実はこのクロスポイントの地域では、家賃ですとか公益費、管理費等が当初聞いていた額より高騰して困っているという相談なんかも私のほうでは受けていますが、区としてはそういった声というのは聞いているでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   私どももクロスポイントの市街地再開発事業の組合と定期的に打ち合わせを行ってございまして、委員からお話のございました管理費でございますとか、修繕積立金といったところで現在調整中でございますという報告は受けております。 ◆山内えり   そうすると調整中ということだけれど、先ほどのお話があったように工事の金額も上がっているので、そういったことが生じている可能性があるということなのかなというふうに受け止めています。ちょっと幾つか確認があるので次にいきたいと思います。今度ピッコロ・スクエアのところで伺いますけれども、先日3月15日に組合の設立認可の申請があったということで聞いておりますけれど、現状で同意率というのを毎回聞いていますけれども、面積ですとか土地の所有者、借地権者等で同意率いろいろお示しいただいていますがそれぞれで同意率というのは出せますでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   これまでの委員会で同意率等をご報告させていただいておりますので、都市計画決定をしたときの同意率などでございまして、今回組合のほうが組合設立の認可申請をするに当たって、地権者等の権利者の同意を求めましたところ、土地等の所有者の約73%、また借地権者の約88%、また面積の割合で約78%ほどの賛成が得られているという報告を受けております。いずれにしましても、法で定めている3分の2以上の同意が得られているという状況は確認しておるところでございます。 ○委員長   間もなく3時を迎えますけれども、本報告事項が終わるまで質疑を続けてもよろしいですか。          (「異議なし」と言う人あり) ◆山内えり   基本的に確認をいろいろさせていただきます。それから、再開発区域におよそ2,000平米の区有地と2,300平米の都有地があるかと思います。この間、地域の方からはこの区民の財産である公有地の活用について様々ご意見が上がってきたと思っておりますし、私たちも要望してまいりました。図書館ですとか集会施設、こういった公共施設を求める声もありましたが、区としては昨年の秋に区有地のほうは転出すると、こういう方向で報告があったかと認識しております。私は区民の声とか意見を反映する計画にすべきと考えているところですけれども、現状もその転出に変わりがないかということと、都有地についての活用については、東京都からどういった状況を聞いているか教えてください。 ◎まちづくり調整課長   区有地につきましては、これまでの委員会で報告させていただきましたとおり、板橋区としては権利変換を希望しないで転出する方針に変更はございません。2点目ですが、都有地につきましては、現在東京都のほうで検討中という形で報告を受けておりまして、その結果がどのようになるかにつきましては、まだ区としては報告を受けてない状況でございます。 ◆山内えり   この間もずっと伝えていますけれども、保育園児がピッコロ広場に毎日のように訪れていますし、やはりこの都有地、区有地の活用というのは住民の要望がずっと続いている場所です。そういった声を反映する立場に立って進めていただきたいと思っています。それから、先日事業計画書の縦覧があったかと思います。私も伺いました。何人の方が縦覧したかについて分かるでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   先日、私ども区の窓口のほうで事業計画書の縦覧を行わせていただきました。縦覧にお越しいただいた方は13名という形で私どものほうで把握しておるところでございます。 ◆山内えり   それから、6月12日までは意見書が提出できるということでご案内があったかと思います。主に地権者の方あるいは土地をお持ちの方が意見を出せるかと思いますが、そういった数ですとか内容については、区としてはつかんでいるでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   こちらの意見書につきましては、東京都知事のほうに直接お出しいただく事業の仕組みとなっておりますので、区のほうを経由することがございません。したがって、今ご質問にありました何名といった形の件数でありますとか内容につきましては、区としては、把握はしておりません。 ◆山内えり   それから、コモディイイダのほうで買物をするとチラシが配られるなど今地域の方から様々ピッコロ広場、ピッコロ・スクエアの計画についていろいろな声が寄せられているということで聞いていますけれども、買物をすると例えば先日はこういった青いチラシが配布された、あるいは籠の中に入っているとかいろいろなケースがあるようなんですけれども、こういった状況は区として事実は知っているでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   私ども定期的に商店街振興組合との打ち合わせなどにハロープラザのある建物に出かけるときがございまして、そのときに今ご提示いただきましたチラシなどがお店のラックのところに入っているというのは職員で確認をしているところでございます。 ◆山内えり   先日一般質問でおなだか議員もいろいろ心配の声で質問されていたかと思いますけれども、イイダさんが再開発反対という横断幕を掲げているということも私も地元の方からお聞きしていて、先日の区長答弁ですと店側と折衝中だと、こういう答弁等ありました。今現状どうしてこういう状況になっているのかというのは、区はどのように考えているでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   現在ハロープラザの建物は商店街振興組合が建設をされて所有している建物でございまして、ハロープラザの中に商店街振興組合が誘致したスーパーマーケットのコモディイイダさんが入居して営業しているところでございます。こちらについては商店街振興組合とコモディイイダさんとの間で建物の賃貸借契約を結んであるということをお聞きしております。現在、商店街振興組合のほうでこの建物の賃貸借契約に基づいて、コモディイイダさんに対して閉店等のお話を昨年の12月にされたというふうに報告を受けているところでございます。現在も商店街振興組合とコモディイイダさんのほうで話し合いを続けているという状況の報告を受けております。 ◆山内えり   そうすると現状とすると区としては今見守るような状況なんでしょうか、どういう立場で今こういった現状を考えておられるでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   商店街振興組合とコモディイイダさんの間で結ばれている建物の賃貸借の契約につきましては、民間同士の契約でございますので、板橋区としてはこれにいろいろ意見をする立場ではないというふうに認識しているところでございます。 ◆山内えり   民民のことということになるんだ思いますが、やはりこういう計画に区もいろいろ関わっている立場として、どういうふうに考えているのかなというのは大変大きな再開発の計画になりますので、そのあたりの進め方がどうだったのか、どうしてこういう状況になっているのかというのはすごく思っているところで、皆さんから様々な声が寄せられている状況です。それから、ピッコロの事業地についてですけれども、平成26年の大山まちづくり総合計画によりますと、当初26号線の代替地だったというふうなことで聞いています。それから過去にも様々な委員が、ピッコロ・スクエアの事業の用地の使い方等、こういった質問があって、私も議事録拝見していますけれども、今回のこうした再開発の事業計画を見ていると、そういう状況が入っておりませんけれども、代替地という当初の予定というか計画というのは変更されているということになるんでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   再開発につきましては、権利者の7割を超える方が賛成をしておりまして、区としても賛成の立場でございます。ご質問のございました補助第26号線の優先分譲につきましては、平成26年3月に策定しました大山まちづくり総合計画において、移転される方の代替地としての機能も検討してまいりますというふうに記載してございます。先日縦覧なされた事業計画の案には優先分譲に関する記載はないのでございますが、優先分譲につきましては保留床の処分方法の一つでもございますことから、今後設立される再開発組合でありますとか参加組合員によって検討される項目の一つとして区も考えておりまして、引き続き指導、助言等行っていきたいと考えているところでございます。 ◆山内えり   それから、駅前広場について伺いたいと思います。今年度は測量の業務の継続と用地折衝だというふうにスケジュールで書かれています。地権者への測量通知や立会いについて私もこれまでも確認させていただきましたが、現状としての進捗についても伺いたいと思います。改めて地権者の数とそれから通知、立会いの割合についても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   権利者の数でございますけれども、こちらについては全体で79名でございます。駅前広場については71名ということになってございます。それと今の進捗状況でございますけれども、こちらはこれまで委員会で報告してきましたとおり、駅前に関係する権利者に用地の立会い通知を行いまして、現在7割の方に立会いをしていただいているという状況でございまして、引き続きその方と用地測量の打合せ等、または今現在早期で用地取得を希望されている権利者については、一応用地折衝をさらに進めているような状況でございます。 ◆山内えり   ちょっと確認ですけれど、地権者の方が79名で駅前広場の方が71名ということは、8名の方はどこの方になるか教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   鉄道附属街路5号線と鉄道附属街路6号線にも権利者はいらっしゃいまして、鉄道附属街路5号線については土地所有者が2名、鉄道附属街路6号については権利者が6名ということになっております。 ◆山内えり   それから、駅前広場に関して、先日個別補償説明会が6月9日、10日グリーンホールであったというふうに聞いています。何人の方が参加されたのかについても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   6月9日金曜日及び6月10日土曜日に開催いたしました。区が主催する個別説明会の参加人数でございますけれども、両日合わせて3名の方、合わせて実は2日間に出席できない方が1名ございまして、計4名の方にご説明する機会を設けたというところでございます。 ◆山内えり   それは区の職員の方のほかにどういった方が同席されていたのか、説明する側の人たちはどういった方なのか教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   この個別説明会においては、区の職員と区が委託する公共用地補償機構という補償の説明をする会社、こちらの方々を同席していただきまして、区のほうのお答えできない細かい補償内容を説明するというものでございます。 ◆山内えり   それから、不燃化特区事業についても伺います。(1)の大山駅周辺西地区ですけれども、現在の不燃領域率は何%になるか、また区として何%目指しているか教えてください。 ◎まちづくり調整課長   大山の周辺西地区の木造住宅密集地域における不燃の領域率でございますが、現在計算中でございますが、我々の計算によりますと約74%ぐらいというふうに把握しているところでございます。区としましては、不燃化の事業で掲げられている目標が70%というところでございますが、70%の指標は、火災が発生したときの延焼が広がっていくことが自然に防がれる指標の一つでございますので、さらに高くなれば安心安全なまちに広がるということもございますので、令和7年度までの事業の予定ではございますが、引き続き進めていきたいと考えております。 ◆大野ゆか   大谷口一丁目周辺地区のことについて幾つかお伺いさせてください。まず、不燃領域率のことですけれども、70%達成と書かれておりますが、戸建てと集合住宅の割合等はございますでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   不燃領域率70%を目指して今進めておりまして、現在65.5%が令和4年度末の状況ですが、大変申し訳ございません、戸建て住宅と共同住宅との数値を今手元に用意してございませんので、改めて個別にご説明させていただければと考えております。 ◆大野ゆか   このあたりが木造の集合住宅が結構多い印象がありまして、これこそこの事業で建替えを促進していただきたいなと思っているんですけれども何か大家さん等にアプローチはしているでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   私どもとしましては、この事業で建替えなどをなるべく行っていただきたいという思いがございまして、定期的に不燃化特区瓦版というのを配布させていただいたり、またこちらの助成の内容をご案内して、中に書いておりますパンフレットといったものをお配りさせていただいて、啓発に努めているところでございます。最近ですと大谷口一丁目地区の不燃化特区事業助成金制度のご案内というパンフレットをご用意しておりまして、こちらを令和5年度の改定版としまして4月に地元の方々に投函させていただいたところでございます。 ◆大野ゆか   ポスティングということですけれども、賃貸のオーナーさんってなかなかそこに住んでいない方もいらっしゃると思うんですけれども、そういう方たちへのアプローチは何かされていますか。 ◎まちづくり調整課長   オーナーさんにつきましては、地区外にお住みの方もいらっしゃいますので、例えば用地取得を行っている折衝の中では遠方にお住まいの方などの連絡先等を把握しておりますので、折衝のときはそちらまで出向きましてご説明差し上げているところもございますが、こちらの戸建ての集合住宅のオーナーさん等につきましては、なかなか件数も多いところもございますので、全てご説明に伺うことがちょっと難しい状況ではございます。 ◆大野ゆか   あと2点だけお伺いさせてください。主要生活道路拡幅事業についてですけれども、6メートルの確保ということでできない場所が現在も存在していて、多分見込みがないところもあるかと思うんですけれども、今後そういったところはどうなっていくのか、そのままなのか、強行するのかちょっと教えてください。 ◎まちづくり調整課長   私ども用地取得をこれまでの地元の方々のご協力もいただきながら進めてまいりまして、現在用地の取得率は約91%でございます。ただ、委員からご質問のございましたとおり、まだ約10筆、面積で約60平米ぐらいが残っているところでございます。こちらにつきましては、来年度予算の要求の時期が夏ぐらいになるんですが、夏ぐらいまで頑張って私どものほうで今折衝を訪問したりしながら進めているところでございまして、何とかお譲りいただけるように折衝を行っていきたいと考えているところでございます。また残念ながら皆様の建築とか住宅の計画もございますので、この機会にご協力いただくことが難しい方々につきましてですが、こちらは大谷口一丁目地区の地区計画の中で主要生活道路というところに位置づけてございます。これは建替えをするときに道路の中心線から、6メートル幅員を確保できるようにセットバックしていただくことが地区計画で載せてございますので、建替えのときに下がっていただくような形になりますので、そのときに幅員を確保していきたいなと考えているところでございます。特に強制して事業を進めていく内容のものではございません。 ◆大野ゆか   最後に水道タンクの裏、イチョウ並木の横の子どもたちがよく遊んでいる広場についてお伺いするんですけれども、あちらがこの主要道路が広がることによって、子どもたちが遊び続けることができるのか、また今ネットが1方向付いておりますが、それが何か整備が加わるのか、最後に今通路のところにチェーンがあると思うんですけれども、あそこも道路になった場合は、非常にあそこで子どもたちが遊ぶようになると道路にすぐ飛び出してしまうと危ないと思うんですけれども、その辺の安全対策、最後に教えてください。 ◎まちづくり調整課長   3点ご質問いただきまして、まず1点目、水道タンクのところの子どもの遊び場の件でございますが、こちらについては水道タンクの前のところは幅員を6メートルに拡幅することになりますが、特に大きく面積が減るといったことではございませんので、これまでどおり子どもの皆様の遊び場につきましては、十分確保できるというふうに考えてございまして、また土地の所有が水道局になりますので、そこら辺の内容も水道局と適宜調整しながら進めているところでございます。2点目のネットについてのご質問でございますが、地元の説明会でございますとか、地元の方々への説明に回っている中で、ボール遊びをされている方のお子さんのボールが住宅のほうに飛んでくるというお話もございまして、また駐車場のほうに飛んでくるというお話もございますので、ただいま私どものほうで子どもさんのボールが道路のほうに飛び出さないようなネットフェンスにつきまして、追加で設置していくようなことを所管の部署と調整しているところでございます。また、最後のチェーンの件でございますが、先日6月10日に行いました地元説明会でも同様のご意見を頂戴しておりますので、具体的にどのような形で整備したほうがよろしいのかについて、また引き続き私どものほうで検討させていただければなと考えているところでございます。 ◆山内えり   最後、繰越明許費のところもここで大丈夫かと思いましたので、少し確認します。当初、令和4年度で8億775万4,000円を予算で立てて、地中障害物があったということで、先ほど言ったように3か月ほど遅れて、今年度繰り越しますよと、その金額が1億4,082万2,000円だということで、割合にすると17%分を今年度に繰り越したということになるかと思いますが、これは国の補助金等が関係しているからこういう形になったのかなと思っているところと、例年であれば余るであろうと思えば例えば補正で減額して、翌年度立て直すということもいろいろな方法があるのかなと思いましたけれども、今回繰越明許という形でこういう取扱いにして、ご報告ということになった状況について説明をお願いいたします。
    ◎まちづくり調整課長   今回の繰越明許費の計上でございますが、まず私どもとして所管部署、予算部署とも調整させていただきまして、歳出の予算のほかに国等からの補助金の歳入の予算もございます。そこら辺の相談を東京都とともにさせていただきまして予算の性質上、年度内にその支出を終わらない見込みのあるもので繰越しして使用できるという制度がやはりこの繰越明許でございますので、今回現場に既存の建物の地下構造物、また杭といったものが出てきてしまうことがございまして、こちらについて調整、折衝させていただいた結果、補正で減額、次年度予算に増額といった形のプロセスではなく繰越明許という制度を用いていくということで固まりましたので、区としてもこの形で予算を計上させていただいているところでございます。 ◆山内えり   それで進捗を見ますと6月末にはこの繰越し部分の工事が完了する予定とあって、その後、速やかに検査を行うとあるんですが工事を完了して検査というのはどういう関係性にあるんでしょうか。検査ということについても説明をお願いします。 ◎まちづくり調整課長   6月末に繰越し部分の工事が完了する予定でございまして、私どもとしまして、検査を行っていくんでございますが、1つは区の検査がございまして、板橋区が再開発組合に対して行う検査でございます。区から支出しています補助金につきまして適正に執行されているか、その出来高に不足はなかったといったことを検査させていただくものでございます。また国からの補助金もいただいておりますので、国費の検査につきましてもございます。こちらにつきましては、東京都が板橋区のほうに、国費の執行が適正であったかといった内容を検査する内容でございます。これは今後行っていく予定でございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  委員会の途中ではありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。  なお、再開は午後3時55分といたします。 休憩時刻 午後3時23分 再開時刻 午後3時51分 ○委員長   休憩前に引き続き、都市建設委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、大山駅東地区地区計画の変更についてを議題といたします。  本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   本件につきまして、追加のご説明等はございません。よろしくお願いいたします。 ○委員長   本件について、質疑のある方は挙手願います。 ◆山内えり   まず伺いたいのは、今回、大山駅東地区地区計画の変更ということですけれども、なぜ変更ということなのか、理由についてお聞かせください。 ◎まちづくり調整課長   当地区の、大山駅東地区地区計画につきましては、平成27年12月に、地区計画として都市計画決定を行っておるところでございますが、この時点では、大山駅の駅前広場の位置が決まっていなかった等々がございます。このため、駅前の周辺地区につきましては、建築物のルール等、細かい内容を最低限の内容としておりまして、ルールなどにつきまして具体的に定めていなかったところがございますので、今回、それを定めていきたいということを考えているところでございます。 ◆山内えり   それで、ルールについてこれから定めていくということですけれども、この間の検討会が4回にわたって、地域の方、町会の方、それから公募委員の方も入られて、1年にわたって検討会がされたということで聞いておりまして、私自身も1回目のほうは、私たちは知らなかったもので行けなかったんですが2回目から4回目については、私もオブザーバーとして傍聴させていただいております。特に、この地区計画の経緯、2番ですけれども、様々ご意見がある中でアンケートを実施されてきたかと思います。第3回目のまちづくりニュースにも経過報告があるんですが、今回のこのアンケートは、皆さんの声を聞くということで大事だと考えているんですが、回収率が9%だったということで、地元の皆さんもこのアンケート結果をもって地域の意見として果たしてどうなのかとか、それからアンケートのいろんな方法があるし、いろんな告知や周知がそもそも足りていたのかとか、いろんなご意見があるかなと思っておりますけれども、まず、このアンケートのそういった9%というのは大変回収率としては低いと考えておりますし改めてアンケートをし直すというようなやり取りもあったかと思いますが、その後の経過、あるいはアンケートの実施状況についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎まちづくり調整課長   ただいまのご質問でございますが、アンケートを私ども実施しております。当初は、回答の期限としまして、郵送による投函の期限を令和4年10月5日ということで、締切りを設けさせていただきました。その結果としましては、まちづくりニュース第3号に記載させていただきましたとおり回収率は9%でございます。また、その中で、少し回収率が低いのではないかという話もございましたので、再び締切りを延長させていただきました。投函の期限としまして、令和4年12月28日まで延長させていただきまして、私ども職員でアンケートのコピー等を取ったものを各皆様の郵便受け等に投函させていただいたり、遠方にお住まいの方につきましては、郵送などをさせていただきまして、12月28日まで延長させていただいた旨をお知らせさせていただきまして、少しでも回収率が上がるような形で努力させていただきました。その結果、当初539通の回答を得たところを575通まで上げることができまして、回収率につきましては約10%まで上げさせていただいたところでございます。このような状況でございまして、私どもとしてはやるべきことは尽くしたかなという感覚でおるところでございます。 ◆山内えり   そのあたりはちょっと意見が異なるかなと思っておりまして、2回目で、2回目というか、期限を延長してさらに広く声を聞くということまでは大事だと思っていますが、10%まで引き上がったとはいえ、まだまだこうした今地区計画を検討していること、変更を考えていること、また、この東地区のまちづくりをどうしていくかということに対して住民への周知が果たして十分なのかというふうに私は思っています。板橋区としては、十分周知できていると考えているんでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   こちらの検討会の開催状況につきましては、まちづくりニュース1号から4号まで、また、最終的に提言書を頂いたときの5号まで含めて5通発行させていただいているところもございます。また、検討会を行う前の準備会の時点で1通ほど作って投函させていただいたこともございます。また、検討会を行いますといったのをホームページでございますとかに掲載、ご案内させていただいておりますので、私どもとしては、いろいろご意見はあるかとはございますが住民の周知については、できる限りの策を尽くしたかなという感じで今考えているところでございます。 ◆山内えり   そうするとニュースについては、どの範囲の方までそういった通知、ポスティングだとか、あるいは全戸配付という形でお知らせをしているものなんでしょうか、教えてください。 ◎まちづくり調整課長   こちらは、アンケート調査も行ったときと同様でございまして大山駅東地区にお住まいの方でございますとか物件等をお持ちの方で遠方にお住まいの方、また営業されている方でありますとか土地建物を所有している方につきまして、戸別の配付でありますとか郵送等を行うといったことで、周知させていただいているところでございます。 ◆山内えり   そうすると、このアンケートを配付した6,015通とありますけれども、こういった方々に、同じくこのニュースもお配りしていると理解してよろしいでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   そのとおりでございます。 ◆山内えり   それから、東地区のほうでは、この間、まちづくり協議会というのが過去にありまして、ずっとその地域の皆さんが地域を歩いていろんな場所を視察して、勉強会なども取り組んでいらしたと聞いております。この大山駅周辺のまちづくりをどうしていくかということで、皆さんいろいろ考えてこられて、駅前広場の計画の場所ですとか、どういうふうに東上線の立体化を考えていくか、様々な検討を重ねてきたというふうには聞いています。ただ、そういったことで、地域の方からは、例えば東上線であれば、地下化の要望であったり、あるいは駅前広場の位置の検討もあったり、いろいろ声があって、陳情も繰り返し出てきたかと思っていますが、そうした中、いわゆる協議会自体が突然なくなって、休会状態だとも聞いている中で、ああいう検討会が去年4回開かれたと理解しています。ですから、まちの皆さんとすると、駅前広場の位置を決定する経緯ですとか、住民説明の機会を設けることですとか、専門家の意見を聞く場としての公聴会ですとか、様々求めてきた中で、こういう駅前広場を含めた検討の範囲というところが、どういうふうに皆さんが理解しているのかなというところは、私自身も大変思うところがあります。ですから、今回大変広い地域に配付されて、ご意見をアンケートで聴取したと。それから、こういう検討会がなされてきたというんですけれども、なかなか駅前広場についても用地の測量が立会いは7割と先ほどご説明がありましたけれども、実際にその測量が進んでいない理由として、やはりこれまでも声があったような、位置の決め方ですとか経緯とか、私は、いろいろそういった駅前広場の考え方だとか位置だとか、そういったことに様々まだご意見があると思っております。そういう中で、今回このルールを決めていくということですけれども、こうした検討会については5号までニュースが作られていますけども、今後はそうすると、スケジュールにあるような素案という形で、区としては、もう十分議論が尽くされて、こうした検討会は今後はもう行わないということなのかということが1つと、もう地区計画の変更に進んでいくということなのか、そのスケジュールについても確認させてください。 ◎まちづくり調整課長   まず、今後のスケジュールでございますが、今回、地区計画の大山駅東地区駅前周辺地区地区整備計画変更検討会のほうで意見などを検討させていただきまして、提言書を頂いております。この提言書を基に、今夏の説明会などを今後予定しております。9月に、まずは提言書を基に、私ども板橋区の方で地区計画の素案を作成いたしまして、ここで説明会を行う予定としております。まだ開催日や開催場所などは決まっておりません。決まり次第、広報いたばしなどで周知させていただければと思ってございます。この素案の説明会の中で、皆様から頂いた意見等が出てくるところでございますので、それを私どものほうで検討などさせていただきまして、原案という形で取り込めるものについては含みまして原案を作成していきたいと考えております。ここで原案を一度、11月の予定をしておりますが、公告でありますとかを縦覧させていただいて、意見書の提出などを求めていきたいという考えでございます。1月頃になるとは思いますが、都市計画審議会のほうへ一度報告をさせていただき、地区計画の案としまして、令和6年4月以降、地区計画案の公告縦覧、また、意見書の提出といったことを重ねていく中で、地区計画をしっかり、変更案を固めていきたいと考えております。今回、駅前周辺地区の地区整備計画変更検討会につきましては、提言書をご提出いただきましたので、会の中で一度終わりという形で仕切らせていただいたところがございます。また、前回、平成27年に地区計画を策定させていただくに当たり、検討をやっていただきました会につきましては、平成29年度に活動が休止して、現在に至っているところでございます。今回、新たな検討会を立ち上げる際におきましては、そのとき従前のご検討をいただいた委員の皆様にも改めて地区計画の準備号、計画の検討準備号などを郵送させていただきまして、新たに検討会を立ち上げて検討していくという旨のお手紙などを併せて郵送させていただいたところでございます。今回、只今休止になっている会をどうするかにつきましては、具体的にまだ区のほうで方針は立ててございませんが、どのような方法が適切かどうかについては、今後検討もまた進めさせていただければと考えているところでございます。 ◆山内えり   協議会で、様々皆さんが地域を回られて、やはりそういうまちづくり協議会ということが立ち上がって区の方も入られて、そういった勉強会や視察をして回ってきたという意味では自分たちのまちをどうしていくかということで考えてきた協議体だったというふうには聞いておりますので、そういった形が休止になって、なかなか思い描いていたような場所に、駅前広場の位置も含めてですけども、そういったことが途中で止まっているという感じが、私とすると問題ではないかなと思っているところです。それから、確認ですけれど、3ページの区画道路5号、6号は、既設、延伸、変更箇所。同じく6号も新規で変更箇所とあるんですが、これは何というか、道路としては今存在しているのかなと思っているんですけども、あえてこの延伸、5号と、新規、6号というのはどう考えればいいのか教えてください。 ◎まちづくり調整課長   3ページに凡例、地区施設の区画道路5号、延伸、区画道路6号、新規というのを載せてございます。また、同じ凡例のところに壁面の位置の制限で、区画道路5号沿い、延伸、区画道路6号沿い、新規というふうに載せてございます。1ページ戻っていただきますと、2ページ目でございますが、(2)番、区域の整備・開発及び保全に関する方針のところに図面を載せてございますが、こちらと比較していただきますと、現在、遊座大山商店街地区の地区計画の範囲でございますが、今回検討いたしました範囲のところの途中で切れているところがございます。こちらについて、検討会のほうの提言書の中で遊座大山商店街地区を延長する形で、商店街としての連続性を確保していきたい、担保していきたいというご意見が出てまいりましたので、壁面の位置の制限といった内容を、こちら3ページでいいますと、駅前広場の下の辺りまで大山駅の東武鉄道の線路際まで延ばすというところと、区画道路6号についても、新たにこの制限をかけていこうというところでございまして、区画道路5号につきましては、駅前広場のほうが既にございますので、延伸という形を取らせていただきまして、6号については、新しくこの制限をかけますので、新規という形で図面に載せさせていただいているところでございます。 ◆山内えり   こういった図面も含めて検討会で話されてきて、こういったニュースとなっていると思うんですが、なかなか、この地区計画もそうですけれど、ルールということで一定の制限をかけつつ、商店街が1階は店舗になるようにとか、そういったルールということで理解はあるかと思うんですが、私も検討会を見ていても、皆さんどこまでご理解して参加されているかなと思うところが何回かあった気がするんです。1時間程度で、ご質問もありましたけれども、これだけ膨大な資料が配付されて、皆さんどういうふうにお分かりでいるのかなと思うようなところは正直ありました。まちの町会の方とかいらっしゃいますけれど、なので、これだけの大きな変更ということになれば、住民への説明や周知をきちんとしていく必要があるかと思いますし、今後、その素案に向けて住民説明会をやるということですから、ぜひ、どういう内容のルールになるかとか地区計画についてはきちんと分かるような説明、住民への周知をしっかりしていただきたいと思っています。9月に、まだ日にちは決まっていないということですけれども、ぜひ複数回開催していただきたいのと、まちの特に若い方など働いている方においては、平日の夜ということや土日ということも、参加しやすいような時間設定や日程の設定をお願いしたいと思っておりますがいかがでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   9月に予定をしております地区計画、素案の説明会でございますが大谷口地区の説明会でも行っておりますが、やはり働いている方等いらっしゃいますので、平日の夕方から、あと土日の、ちょっとどちらかにするかはこれから会場の設定とかもございますので、日にちは土日のどちらかは決めていきたいと思いますが、平日の夜と、土日のどちらかの昼間の2回の説明会を行っていく形で調整していきたいと考えているところでございます。 ○委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、板橋駅西口周辺地区のまちづくりの状況についてを議題といたします。  本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎地区整備課長   追加の説明等はございません。よろしくお願いいたします。 ○委員長   本件について、質疑のある方は挙手願います。 ◆高沢一基   ちょっと基礎的なことをここの場所で時間のないときに聞いて申し訳ないんですが、駅前広場再整備についてなんですけれども、それのまず範囲というのは、これはロータリーの島の部分というんですかね、交通島というんですか、真ん中の部分なのか、あるいは西口地区や板橋口地区の歩道の部分も含めてなのか、その範囲がどの辺りかという確認と、ちょっと私の認識が間違っていたらご訂正いただきたいんですけども、島の部分とかの土地はJRの土地って昔聞いたような私は気がしておりまして、これの西口地区、板橋口地区は、市街地再整備事業ということでやるんですけども、この駅前広場の整備事業というのは、要はJRの事業なのか、板橋区の事業なのか。どういう位置づけでこの再整備をしていくのかというのは、ちょっと大山の駅前は板橋区事業としてやるわけでありますけれども、その辺の手法がどういうふうになっているのかと、範囲をまずお聞かせいただきたいと思います。 ◎地区整備課長   まず、1つ目のご質問ですが、駅前広場の整備の範囲というところでございますが、両再開発事業、2つございます。西口の再開発事業、板橋口の再開発事業に面しているところまで行うことを想定しています。真ん中の交通島だけではなくて、両再開発事業と面するところまでしっかりやると。駅前広場整備につきましても、両再開発事業と調和等を図りながら進めていくということを考えているところでございます。もう1点のJRの土地というところでございますが、お話のように駅前広場につきましては、約半分ぐらいが底地はJRが持っているところでございます。しかしながら、表層を管理しているのは板橋区でございまして、JRと駅前広場整備について協議をしながら区のほうで想定して行う事業でございます。 ◆高沢一基   確認ですけども、ごめんなさい。西口地区、板橋口地区の境界というのは、その道路と歩道の境界までなのか、あるいは歩道部分、建物が建つわけですよね。その建物と歩道部分があると思うんですけども、歩道までも駅前広場再整備という範囲に入っているのか。あるいは、そうじゃなくて道路までなんですよという、JRの交通島の部分と道路までなのかによって大分変わってくるのかなと思うのと、板橋区が表層は管理というお話なんですけども、じゃJRさんの意向もやっぱり聞きながら進めないとできない、板橋区の独自、一存でできないんじゃないかなと思うんですが、その辺のJRとの協議をしながらどのように駅前広場の再整備を進めていくのか、そこも確認させてください。 ◎地区整備課長   1点目の境界の部分でございますが、基本的には両再開発事業の敷地の境界までは駅前広場という扱いで、歩道部分も含めて駅前広場整備を行う予定でございます。2点目のJRさんの意向というところでございますが、約2年前に整備計画というものをまちの方々とお話ししながらつくったところもございまして、その辺の進捗状況とかをJRさんに伝えながら、駅前広場整備をいつ頃やっていくという協議を重ねてしているところでございます。意向を聞きながらやっていくというところでございます。 ◆高沢一基   駅前広場の再整備の施設については今年度基本設計というところで、これは道路等って書いてあるんで全体の位置づけだとか、そういう形なのかなと思うんですけども、詳細は、来年6年度、7年度というふうに書いてあるんですけれども、今後やっぱりどういう駅前広場を造るのか。施設ってやっぱり大事なのかなと思っていまして、喫煙所のことはここに明記されているんですが、喫煙所だけではなくて、やっぱり駅前広場というのは大山のときにもいろいろ提案も含めて言わせていただいてはいるんですけれども、例えば公衆便所の整備をどうするかとか、それは旅行者や来た方だけじゃなくてタクシーやバスの運転手さんを含めて、やっぱり駅前広場には必要な整備だと思います。あるいはデジタルサイネージとか、そういったものを駅前の窓口などで、そこに表示物、民間で整備してくれればいいんですが、なかなか民間でできないんだったら、公共でデジタルサイネージを整備して、日頃は広報等に活用するけども、いざ発災時には外国人等への防災情報の発出とか様々な活用もできるので必要じゃないかと大山でも言わせていただいているんですが、そういった施設をこれから詳細につくっていくわけですね、新しく再整備するわけですから。なので、そこをやっぱりしっかり議論をしていただいて喫煙所以外のものも見ていく必要があるのかなと。そのときに私が思うのは、さっきの境界線の話もそうなんですけども、西口地区と板橋口地区の建物が建つわけではないですか。その建物がどういう設備になるのかによって、例えばデジタルサイネージといったって、ほかの建物にデジタルサイネージがつくんだったら必要ないですよね。公衆便所だって、もしそれぞれの口のほうに外から入れるところを造るというんだって、必要ないですよね。それはやっぱりそれぞれの再整備、都市、市街地再整備事業との内容をすり合わせていかないと駅前広場の機能を何にしようかという議論ができないと思うんですけども、その辺の今現状、それぞれの組合を設立したりとか、あるいは権利変換でやるというふうに進んで、具体的な内容はこれからなのかもしれないですけどもそれぞれの西口、板橋口との事業との話し合いって、今情報共有しながら駅前広場再整備が進んでいるのかどうか、そこの確認をお願いいたします。 ◎地区整備課長   駅前広場の整備についてですけども、両再開発事業と定期的に事務連絡会議を今のところ持っておるところでございます。その辺を今後進捗していく中で密度を増やしながら、回数を増やしながらやっていくことが必要かなというところでございます。併せて、今年度、基本設計というところで、両再開発事業との調和であったりコーディネート等を検討しながら、やっていこうというふうに考えているところでございます。あと、前半にございました施設についてでございますが、過年度にご報告をさせていただいたところでございますが、喫煙所については、こちらに書かせていただいているとおり、パーティションのほうで検討していこうというところでございます。あと、現状ある公共施設でございますが、トイレと駐輪場というところもございます。トイレにつきましては、整備をする上ではいろいろバリアフリー等々が必要になってくるのと今の駅前広場は、限られたスペースというところもございまして約150メーターほど離れたところに板橋駅前公園トイレというところもございます。そのトイレを今後、誰でもトイレ等も改修する中で、より広く使いやすくする。あと、約100メーターほど離れたところにハイライフプラザというところもございまして、駅前広場のほうには新しいトイレは造らない方向でお話をしてきたところでございます。駐輪場についてでございますが、現状、平置きで90台ほどの駐輪場がございます。その駐輪場については、西口の再開発事業の中で商業施設が入るんですけども、そこに約200台の駐輪場が設けられるんですが、それ以外に100台造っていただきたいというお願いをして、その中で駐輪場として使えるようにしていこうと考えているところと、板橋口の再開発事業の中にも、商業施設もしくは駅の利用者の駐輪場として、約400台ですか、整備されるところもございますので、駅前広場には駐輪場は造らない方向でお話をしているところでございます。 ◆高沢一基   では、それなりにそれぞれの再整備事業と関連しながら検討されていると、今お話をいただいたところではあるんですけれども、トイレについても公園トイレやハイライフプラザというお話もありましたけども、さっき言った交通事業者の皆さん、運転手の皆さんとか、そういったものも配慮が必要なのかなと思っています。そうすると、タクシープールの位置だとか形状だとか台数とか、それによって150メーター離れているところまで行けるのかという話にもなってくると思いますし、そういうのも含めて検討していただきたい。先ほど申し上げたデジタルサイネージなども、これはやはり渋谷のように民間の施設が造ってくれるんだったらいいんですが、なかなか板橋では難しいのかなと思うので、そこであれば、やっぱり公共の場を使って整備していくというのが一つの発想かと思いますし、大分それでまちの印象というか、玄関の印象も変わってくるのかなと思うので、それぞれの板橋口地区、西口地区との関係を見ながら進めていただきたいです。あと、荷さばき場とかの問題も、それぞれの再開発のほうで、都市整備のほうでやるんだったらいいんですけれども、そこも考えないといけないのかなと思っています。あと、資料の中で、エリアマネジメントのことが書かれていて、今後、市街地再開発事業や駅前広場再整備が完成後も、まちのにぎわいや魅力が持続的に維持向上することを目的にエリアマネジメントをやっていきますということで、この表でも今年度導入の検討をして来年度以降構築してやっていくというお話なんですけれども、これこそ今やっぱりやって、エリアとして地域の声、事業者の声を合わせて総合的に駅前だったり西口であったり板橋口に反映する必要があると思うんですけれども、エリアマネジメントは現状でもやっているという認識でいいんでしょうか。それを発展させていくのが今は必要なのかなと、私は。これから設計をして始まっていく段階でエリアマネジメントの発想が必要なんじゃないのかなと思っているんですけれども、そのあたりについてご見解があったらお聞かせください。 ◎地区整備課長   エリアマネジメントにつきましては、今それぞれのまちづくりをしていきたいという方々がやっているのはもちろんでありますけども、その辺を含めて両再開発事業等のハード整備が終わった後に、まちをどう使うかというか、にぎわいをどう維持していくか等の視点でソフトの事業をまちづくりが終わった後を目途に今から考えてやっていこうというところでございます。今年度、エリアマネジメントのワークショップを7月、9月、10月と3回開催する予定で考えているところでございます。 ◆高沢一基   終わった後のソフト面ももちろん大切かと思うんですけれども、鶏が先か卵が先かじゃないんですが、やっぱりハードが固まってしまうと、それに合った事業しかできないのは事実だと思うので、ハードがまだ今固まっていない段階なので、そこは柔軟にお考えいただいて、どういう玄関口にするのかということをこの3つの事業を組み合わせることによって、そのエリアマネジメントみたいな地域の声を聞いて、その上でハード整備をやっていくというのが順番じゃないのかなと思います。だから、完成後じゃなくて、完成前の計画段階におけるエリアマネジメントの発想についてはどうお考えですか。 ◎地区整備課長   基本的にはおっしゃるとおりで、同様の考えでございまして、エリアマネジメントのワークショップ等々でまちの方から出たような意見を駅前広場整備に可能なものは反映していきたいと、再開発事業にも、民間の事業ではございますが協力していただくところは協力していただく。もしくは、一緒にエリアマネジメントに参加していただくというような形になっていくのが望ましいと考えております。 ◆山内えり   すみません、板橋口地区の1ページのところですけども、今年度が山留工事と土工事ということで記載があるんですが、これはどういう工事になるんでしょうか。 ◎地区整備課長   ちょっと専門的な言葉で分かりづらくて申し訳ないところがございますが、山留工事といいますのは、その敷地の中に約地下3階の建物を造るため、20メーターほど土を掘るんですが、掘る前に、周りの敷地から土が崩れてこないように山留ぐいといいまして、建物を建てる外側に、約20メートル以上のくいを打って、外壁、近隣の土が落ちてこないようにというのが山留め工事でございます。そのあとの土工事等については、くい打ちをして土を掘っていくというのを指しているものでございまして、あくまで地下の躯体工事の前の準備工事というか、その辺をやっていくのが今年度の主な工事内容でございます。 ◆山内えり   それから、この間4階の公益施設について、地域の方からいろいろ要望があったかと思いますが、この内容について答えられれば教えていただきたいんですけれども。 ◎地区整備課長   板橋口地区の4階の公益施設の検討については、所管が政策企画課のほうで、まちの方等々に説明を今後していく形でございまして、企画総務委員会のほうでもご報告させていただいているところなので、うちのほうでは、直接検討には参加していないというところでございます。 ◆山内えり   そうすると、まちの方への説明というのは、いつ予定されているんでしょうか。 ◎地区整備課長   詳細を今把握しているわけではないですけども、計画をつくっていく中で、適宜年間に1回から2回程度、まちの方々の意向を聞きながら進めていくというのは聞いているところではございます。 ◆大野ゆか   すみません、1点だけ教えてください。今、板橋区内で再開発がいろんなところで進んでいると思うんですけれども、板橋駅としての差別化ポイントみたいなところは、どのように考えられて進められていますか。何か全部同じようになりそうな気もしていて、板橋駅だからこそこういうふうにできるみたいなのがもしあれば、お聞かせください。 ◎地区整備課長   ほかの地区の詳細の部分を全部把握しているわけではないところもありますが、やはりちょっと違うのは、板橋口地区につきましては、駅に直結した再開発事業でございますので、特に地下1階の部分で駅にもう直接行けるというか、つながっているというところでもありますので、その辺がほかの地区とはちょっと違っているところかなと認識しています。板橋区の玄関として、両再開発と駅前広場整備で、よりよいまちにしていきたいと考えているところでございます。
    ◆大野ゆか   そうですね、駅直結型というのは、確かにおっしゃるとおりかなと思いました。先ほど高沢委員からもありましたけれども、エリアマネジメントですとか、そういったところも組み込んでいるというところも一つ特徴かなとも思いますので、ぜひ区民の方々の声を生かしたまちづくりを進めていただければと思います。 ◆田中いさお   すみません、1点だけ。質問するつもりはなかったんですけれど、ちょっと答弁にいらっとしたので言いますけれども、高沢委員から一定ありましたトイレの問題です。これ僕、言うつもりなかったですが、あえて言います。課長の答弁では、最寄りの公園とハイライフプラザですよ。それぞれ200メートル、100メートルですよ。だったら構内へ行ってトイレを使った方が早いです。それをまず題材にするのはおかしい、そもそも。だって公園なんて新板橋駅から行って分かっている人は経由しながら来れるかもしれないけども200メートルですよ、離れてんの。そこにありますからという答弁はおかしいでしょう、そもそも。だとしたら駅の構内に、どの場所にトイレがあるのかをちゃんと把握した上で、ちゃんと理論武装するなら、その上でよほどもう改札に入って中にしかないんだったら造るしかないと思いますよ、ここのモータープールに。みんな使っているんだもん。僕も使っているんですから、だから怒っているんですよ、僕は。なくそうとしているから。だから、タクシーの運転手さんもそうだと思いますよ。だってそこで時間を待っているんですよ、そうやって、すぐぱっと乗っていけばいいだろうけども。それで、構内のすぐにあるんだったらば、私は納得しますよ。すぐ板橋口のほうに抜ける今トンネルがあると思うので、その周辺にあるならいいですけれど、それがよほど入り込むということであったら利便性を本来よくするのがこの再整備だと思っているわけだけども、利便性が悪くなっちゃうんですよ、申し訳ないけども。この点だけは、ちょっともう要望ベースになるのかね。使いづらい駅前にはしたくないという思いがあるので、それはお願いしますよ。例題に出した公園とハイライフプラザは駄目ですよ。構内のトイレはどこなのか、それがよほど遠いなら造るしか僕はないと思いますけども現状の認識を教えてください。 ◎地区整備課長   お話のように、駅にあるトイレにつきましては、改札の中にありますので、基本的にすごく近くにあるという話ではないというところでございます。今、駅前広場にトイレがありますので、そこのトイレにつきまして、将来的になくなるというのはかなり利便性が下がるところはあると思いますが、ご説明させていただいたように公園、ハイライフプラザ、あとは誘導できるわけではもちろんないんですけれども、再開発事業の中に商業施設等も入りますのでトイレも想定しているところでございますので、その辺も含めてトータルで考えているところでございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、上板橋駅南口駅前地区のまちづくりの状況について及び令和4年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について(上板橋駅南口駅前地区市街地再開発事業)についてを一括して議題といたします。  本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎地区整備課長   追加の説明はございません。よろしくお願いいたします。 ○委員長   本件について、質疑のある方は挙手願います。 ◆山内えり   解体工事が進められていると聞いておりまして、5月の連休からこの東地区ですかね、解体工事が令和5年度ということで2ページに記載があります。対象が70件ほどと聞いていますが合っているでしょうか、確認させてください。 ◎地区整備課長   おっしゃるとおり、約70件の戸建て等の建物を解体していく予定でございます。 ◆山内えり   それから、改めて権利者の数についても伺いたいんですが、この東街区、南街区、中街区、都市計画道路と、この1枚目を見ると様々ありますが、どういう地権者がどういうふうにそれぞれの街区でいるのかというのを数字で分かれば教えていただきたいと思います。 ◎地区整備課長   東地区の再開発事業についての地権者でございますが、街区であったり道路で地権者の数を分けているわけではございません。東地区全体の再開発事業として、地権者が土地建物の所有者という意味合いで、地権者が約110名。あと、アパートもしくはお店をやっている借家人という整理で約110名ですか、合わせて220名の権利者がいるという状況でございます。 ◆山内えり   同じく、西地区というのは、今準備組合ということで聞いておりますけれども、そこの西地区のほうでの権利者の数字というのはお分かりでしょうか。 ◎地区整備課長   西地区につきましては、今準備組合の段階でございまして、権利者が約45名と聞いているところでございます。 ◆山内えり   あと、いろいろなスケジュールというのは読んだところですけれども、この上板橋駅前、それから都市計画道路があって、先行する東地区という形で様々スケジュールの記入がありますけれども、この絵でいくと道路から計画されるとか、何というか、全体の計画でこの東地区が先行ということですけれども、スケジュール的にいくとどういうふうな流れで進めていくのか教えていただきたいと思います。 ◎地区整備課長   解体業務につきましては、今年度、主に旧川越街道のほうから入りまして、解体工事を進めていく形でございます。最終的には、駅前広場のほうに向けて進んでいくという形で、おおむね1年かけて解体工事を進めていく予定でございます。 ◆山内えり   そうすると、令和7年から建築工事着手ということですけれども、全体の解体を終えて建築工事がもう進められると。その70棟の解体を全部終えて工事に進むということになりますか。ちょっとすみません、聞き方が変で。 ◎地区整備課長   解体が来年度ですか、東武の建物も含めて一部残るのと解体した部分の道路整備を来年度主にやっていく形で考えております。無電柱化という中で、地中に電線等を入れる作業もございますので、その辺を来年主に進めまして、令和7年度から仮設の道路の中で建物等の工事に入るという予定でございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、高島平地域のまちづくりの状況についてを議題といたします。  本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   本件について、追加の説明はございません。よろしくお願いします。 ○委員長   本件について、質疑のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう   1点だけです。高島平に限った話ではないのですけれども、まちづくりの内容が分からないというご要望を最近、板橋区内の幾つかの団体から受けました。現在、板橋区が行っているまちづくりに関する事業周知の方法について教えてください。 ◎高島平まちづくり推進課長   高島平だけに限った話ではございませんが、まちづくり全般を今まちづくり推進室のほうでは進めております。高島平のほうのまちづくりを中心に念頭に置いてちょっと答弁させていただきます。高島平に限らず説明会ですとか、高島平ですとまちづくり連絡会というのは、今開催しております。その中での周知方法ですけれども、基本的にはその対象範囲となるところにチラシを配付なり、我々高島平としては回覧を使っております。もう一方、区の公式ホームページのほうに載せております。あと、広報いたばしを活用した周知を図る、ここが基本的なやり方になっております。あと高島平ですと少し変わったところでいくと、最近PIAZZAという地域SNSを活用して、そちらも併せて周知を図ることで、特に高島平ですと、若者、いわゆる20代から40代の若者に対するPRというんでしょうか、まちづくりの方針がございますので、そういった地域SNSを使った周知も同時に行っております。あとは、周知だけでなくて開催の結果報告なんかもいろいろ工夫しておりまして、基本的には区の公式ホームページ等でおおむね資料を添付したり、あと高島平ですと、例えば説明会に来られなかった方向けに説明動画をアップして、来られなかった方にもご理解いただけるような工夫はしているところです。 ◆内田けんいちろう   幾つかの周知の方法をされていることは私自身も認識しておりまして、そのご相談いただいたときには、こういうものがあるんですよということはお伝えさせていただいたんですけども、それでもそういったご意見がその団体さんには寄せられていたというものでした。ちょっと団体さんの名前を挙げることは差し控えますが、区内の中小企業さんとかが加盟しているような、そういった団体のイメージを持っていただければよろしいんですけれども、この話を受けまして今回、板橋区内の団体さんからこういった声を頂いたんですけれども、それこそ区内の団体さんに協力してもらって、区の情報を例えば団体さんのウェブサイトに載せてもらうとか、そういったことをお声がけすることで少なからずその団体さんからそこに加盟している中小企業の皆さんには、かなり伝わりやすくなると思ったんですけれども、こういったご協力の依頼をしてはいかがでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   そうですね、今そういった方法は取っていないところなんですけれども、我々も、高島平は特にそうですけれども、かなり300ヘクタールを超えるような広くて対象の方も多いまちづくりなので、そういった工夫はいろいろしていきたいと常々考えておりますので、そういったちょっとアドバイスに関しても、前向きに検討してまいりたいと思っています。なかなかやり方として、我々もどうしていいか悩んでいるところなので、いろいろ検討させていただければと思います。 ◆内田けんいちろう   区内の事業者さん、社長さんとか、その企業に勤めている方々、やはり板橋区を愛してこのまちづくりを前に進めたいと思っている方も当然いらっしゃるわけで、ぜひそういった方には情報を伝えるべきだと思いますし、ご協力をかなり前向きにしていただけると、実際そのときにこの提案をその企業様方にしたところ、いいですねと言っていただいた経緯もございますので、ぜひご協力いただいて広く周知をしていただきたいと思いますけれども、最後にお答えいただければと思います。 ◎高島平まちづくり推進課長   そうですね、団体さんを通じたそういった周知の方法、非常に恐らく一人ひとり行うよりは効率的というんでしょうか、効果があるのかなと思いますので、我々もそういったちょっと視点を一つ持って、どうしたら周知がより効率的というか、効果があるかということは検討してまいりたいと思います。ありがとうございます。 ◆高沢一基   頂いた資料を拝見しますと、交流核形成まちづくりプランが今年2月を予定していたけれども、ゾーニングを含めたさらなる検討と調整に時間がかかって、令和5年度に変更したというふうに書かれているんですけども、これ具体的にその変更をしたこと、遅れたことによって、何か変わったことがあるのか、今までと。その要因と遅れたことによって何か変化があったかどうか、そこを確認させてください。 ◎高島平まちづくり推進課長   ご質問いただきました中間まとめの時期ですが、当初2月を予定しておりましたところが、この資料によると9月に変更となりました。その理由とか、検討している今の内容について、ご説明しますと、昨年12月の委員会報告時点では、中間まとめにおいて、ちょうど交流核、高島平駅の南側の旧高島第七小学校のある街区、再整備地区と呼んでいますけれども、そちらでの都市再生の展開に注力した事業展開を想定しておりました。その後、12月に委員会の後、地域説明会、あとはまちづくり連絡会を開催しました。その中でも並行してアンケートなんかも取っていたんですけれども、様々なご意見に耳を傾けながら、区とURで、これは共同で実は説明会も連絡会もやっています。そういった中で、区とURが目指す交流核の形成については、交流核の中のもう一つ東側の街区で、URの賃貸の団地がございます。駅周辺エリアと呼んでいるエリア、こちらと再整備地区の両方、駅周辺エリアを含む交流核エリア全体で考えるべきじゃないかというふうな、今見解に至っております。あと、特に住民の方によって使われ方とか、多様な主体が活動できるとか、活動を強く意識できるとかというふうな、例えば公共空間においても、ハード整備だけじゃなくて、そういった使われ方なんかも十分意識したつくりが必要じゃないか。あとは、公共空間と都市機能と言っていますけども、施設が相乗的に効果を生み出せるような、その後のさらに1期、2期、3期、4期と、我々は連鎖型の都市再生を進めていますので、そういった連鎖の効果がなるべく最大化するような、かつ、早期に、第1期と呼んでいますけれども、一番最初の段階で、まちづくりの効果が最大に発揮されるような事業展開をやっぱり目指すべきじゃないかというふうな、実は今見解に至っております。そういった中で、資料にもございますが、さらなる検討の深度化と呼んでいますが、深く検討すべきであると今考えに至っておりまして、まず中間まとめの時期は、当初2月にできればと思っていたんですが、少し検討の深度化を図るために、9月にずらしたところです。ただ、実を言うと、スケジュール上は、今年度中に今現在進めております、項番3ですけれども、交流核形成まちづくりプランは、この令和4、5年度、今年度中には策定したいというのは変わりありません。併せて交流核形成まちづくりプランを作成した暁には、区とURで基本協定というのを締結したいというスケジュールに関しても、基本的に当初の予定からの変わりはございません。 ◆高沢一基   ちゃんと進んでいますよという、今ご説明をいただきまして、この後も大丈夫ですよという話なんですけれども、私のちょっと率直な感想というか、感覚的な部分も含めてで申し訳ないんですが、高島平のまちづくり、ずっといろいろ高島平地域グランドデザインだ何だとか言いながらやってきているわけでありますけども、ちょっとその見えづらい部分、どういうまちになるのかなというのが伝わっていないというか、コンセプトが見えていないのがその要因かなと個人的には思っているところであります。まちづくり推進室のほうでつくられている高島平地域まちづくりのお知らせ(かわら版)第3号の資料を頂きましたけども、その中で交流核のゾーニング、コンセプト、暮らしのシーン等についてご説明しましたというところで、そこに書いてあるのが、地域にお住まいの方々の生活の継続性や居住の安定に配慮しながら、高経年化した施設の更新や新機能の導入を段階的に進める連鎖的都市再生を展開しますと書いてありまして、先般URさんと合意をした、その連鎖的都市再生という発想、これはもちろん大切で一遍にすぐにつくれるわけじゃないですから、順番に長い時間かけて集約をしたり、あるいは機能を付け加えたりしてやっていくと。そこの中身が見えないというのは、まだ先の話でもあるから、今全部示して固定しちゃうわけにいかないというのは理解するところであるんですが、これはあくまでも手法であってコンセプトじゃないと思うんですよね。コンセプトは、やっぱりどういうまちにするかというところが示されていないから、高島平ってなかなか見えないというのはそういうところなのかなと、私自身としては思っています。この連絡会の中では、地域の方の声をいろいろ見ると、世代循環が進むようなにぎわいもお願いしたいというようなご意見があると、ここにも書いてありますけども、世代交代を進めるんだったら、子育てしやすいまちづくりで、子育て世代にも住んでもらえるような、誘導できるようなまちにしようかという、そういうのがこの計画、まだこれから細かくなるんでしょうけども、見えてこない。あるいは、緑地の活用で学生に生演奏など音楽のイベントができるとよいというご意見が書いてありますけども、じゃ緑地を中心としたようなまちづくりをやっていこうかというと、それも何かちょっと見えてこないみたい。そういった音楽でもいいですし、あるいはスポーツのまちにしようとか、あるいはここでやるのもどうかなんですが、商業のまちなのか、何なのか分からない。あるいは学校も多いですから、例えば文教のまちにしようとかね。いろんなコンセプトがあると思うんですが、そのコンセプトが見えていないというのが一番大きな課題かなと私は思うんですけれども、その辺を地域の方の声を聞いて、それを基に、じゃこういうコンセプトはどうですかという提案をするのが板橋区の役目かなという気はするんですけども、そういったまちづくり、今後に向けてのコンセプトの位置づけについてはどのようなお考えがあるかお聞かせください。 ◎高島平まちづくり推進課長   まさに委員おっしゃるとおりだと思うんですけれども、我々、実は平成27年度からグランドデザインを策定して、もうそのときから数々コンセプトを提示してきて、ある種広く受け止められるようなコンセプトを掲げてきたつもりなんですけども、今おっしゃるように、まさにまちづくり、この交流核をどうしたいんだという、どういう使われ方というんですか、どういう人のシーンのようなものが描けるのかという部分をおっしゃっているのかなと私は思ったんですけれども、まさに、実は我々が今進めています、この交流核形成まちづくりプランと言っているものなんですけれども、これまでの少しぼやっとしたような表現ではなくて、逆にこのまちでどういう施設機能がふさわしいかというのを検討した上で、じゃそこにどういう方たちが、どういうターゲット層が、どういう使い方というんでしょうか、生活の具体的なシーンとか営みが描けるのかなというところを逆に中心に分かるようにというんですか、このプランを打ち出したいとは考えております。その上で、どういった施設、ハードの話も含めて、もちろん整理しなきゃいけないんですけれども、今回恐らくプランの中で打ち出すべきは、そういったまさにどういうまちを目指しているんだというところが、言葉だけじゃなくて具体的に、例えば、絵なり写真なりも含めてですけれども、どういった方をターゲットにしているのかとかもはっきりと分かるような見せ方を打ち出すべきだとは我々今考えて、実はプランを練っているところでございます。 ◆高沢一基   いろいろ取り組んでおられるんだとは思うんですけども、やっぱり網羅的にならざるを得ないというところが、正直あるとは思います。ただ、網羅的だと、やっぱりまちづくりはちょっと進まないんじゃないのかなと。そこは二兎を追う者は一兎をも得ずじゃないですけれども、だからといって全てを切り捨てろと言っている意味じゃないんですけどもね。それを、地域のこういった声がせっかく連絡会で上がっているので、そのお声の中で、じゃその声を実現するためにはこういうコンセプトでいったらどうですかねと。それを意見交換をして、その地域の声を実現、具体化していくまちづくりというんですか、そういったのが必要なのか。だから、これは区が提案していただきたいし、リーダーシップも発揮してもらいたいんですけども、逆に地域にもしっかり声を上げていただきたい。自分のまちなんですから、どういうまちにしたいというのをお互いに言い合えるような、それで集約化していける、コンセプトをつくれる、そういったものは今後の先について期待をしていきたいというふうに思っておりますので、今後のますますのご発展を見守りながら、私も一緒に注目をして進んでいきたいと思います。感想を述べましたけども、以上です。 ○委員長   間もなく午後5時となりますが、すべての議題が終了するまで、委員会を継続いたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。 ◆山内えり   私も、なかなか地域の方から見えづらいという声があるので、少し細かく聞かせていただきます。スケジュールと情報公開なんですが、1つ目が旧高七小の跡についてです。令和7年の着工というふうに伺っていますけれども、それはどういう段階かということを知りたいんです。恐らく解体をしていくということは、それなりに次の何かが決まっているから解体をするのかなというふうに考えていますけれども、何か高七小跡を中心とする再整備地区の内容、これについていつ明らかになるのか、お示しいただきたいと思います。 ◎高島平まちづくり推進課長   ご質問いただきましたスケジュールの件ですね、令和7年度着工というふうに、これは高島平地域都市再生実施計画、令和4年2月に策定した中にも、スケジュールとしてうたっているところでございます。この令和7年度の着工という意味ですけれども、正直、この計画自体では、着工という言葉のみで位置づけておりますけれども、今我々がこの着工に関して考えているところは、やはり工事に関しては、今、高七小の現校舎がございますので、この校舎自体はまず最初に解体が必ず行われないと次の工事が進められないので、まず真っ先に来るのは解体工事だと認識しているところであります。解体に際しては、その準備ももちろん必要なので、事前にいろいろな準備は必要なんですけども、まずこの着工と呼んでいるのを我々は今解体から始まるんだろうというふうに認識しています。その後のお話と、いつ決まるのかというふうなお話でしたけれども、まず我々が今進めている交流核形成まちづくりプラン、これが年度内に策定するつもりで今準備を進めているところですけども、この中で一定程度をまず、事業スケジュールをどこまで細かくお出しできるか分からないんですけども、ある程度のスケジュール感がないと次の展開に進みようがございませんので、その辺の交流核形成まちづくりプランの中でまず打ち出しを行い、その上でURとの基本協定なるものが、基本合意まで行きましたけれども、次の基本協定につながりませんので、この辺の目星をつけることをまず優先しております。そのスケジュール感に関しては、現在、いつ何というのを実は今持ち合わせておりませんので、今年度の交流核形成まちづくりプランのほうの検討をまずは進めることを最優先と考えております。 ◆山内えり   今年12月中には示すということで、住民の皆さんには説明してきたと聞いていまして、その段階で何がどこまで示されるのかというのは、一つひとつ説明があっても、何がいつというのがやっぱりなかなか見えないということで、そういうもう少し具体的に知りたいという声は、大変たくさん私も聞いています。それで、例えば、URの高さや戸数はどれぐらいを今検討しているのか、そんなところはまだ示されないでしょうか。今の検討状況を教えてください。 ◎高島平まちづくり推進課長   ご質問頂きました今の見えないという中の、特にURのこれはあれですか、旧高七小の第1期に今計画しているURの賃貸棟というんですか、あの建物のことをおっしゃっていると思いますけれども、この辺に関しては、実を言うと、まだ何も具体的な数字はございません。まさに今、URのほうで検討をしている段階と認識しております。 ◆山内えり   あと、公共施設の配置についても、今までと変わらないのか、あるいは新たな公共施設が入るのか、そういった配置についての検討はいかがでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   昨年12月に、委員会報告を一定程度しておりまして、ゾーニングのようなものは提示してきたところでございます。この辺もひっくるめて、今まさに交流核形成まちづくりプラン、まず中間まとめに向けて今検討を重ねておりまして、このゾーニングに関しても、本当に先ほどお話ししたとおりなんですけれども、何が一番望ましいのか、交流核形成、交流核全体として、公共施設も公共空間も民間の施設も含めて、この再整備地区駅周辺エリアで、どういった配置なりゾーニングが望ましいのかというのをやはり1期だけじゃなくて、1期、2期、3期、4期と連鎖的に続いていくものが可能性が広がるように波及していくように考えていかなきゃいけないので、この辺も実はまだまだ検討中の段階でございます。これも交流核形成まちづくりプランの中では、もちろんある程度打ち出していかなきゃいけない部分があるので、今ある機能なのか、新しい機能なのかということもひっくるめて、検討していかなきゃいけないと思っております。なので、その辺も年度内のまずまちづくりプラン、あとは中間まとめのところで、どこまで一定程度ご報告できるかというところは、これからも検討を続けてまいりたいと思います。 ◆山内えり   それから、公共施設とUR以外に何か設置されるものの検討は、今あるでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   公共施設、URの賃貸住宅の建物ももちろんですし、あとは民間の施設、何が来るかというのはまだ、まさに機能として何が望ましいのかというのももちろん考えているところでありまして、まだそこに関してもこれというのは決まっていませんし、やはり4期まで考えると、それなりの期間というんですか、もう数十年単位のこちらは事業になるので、どこまでどういう打ち出しができるかは分かりませんけれどもゾーニングという形で、恐らく先々のものは表現させていただくと思いますが、その辺もやはり先ほどの高沢委員からもございましたが、どういったまちを目指すのか、どういった機能がふさわしいのかというのも考えながら、その辺の新たな施設というんですか、民間の施設に関しても、どういった施設が望ましいのかも含めて考えていければなと思っております。 ◆山内えり   あと、今年度の検討会の検討や説明のスケジュールについても伺いたいんですが、連絡会については、今年度はいつ何回開かれるのか、分かれば教えてください。 ◎高島平まちづくり推進課長   今年度のその辺の連絡会なり説明会の開催時期、回数というんですか、まだちょっとそこまで確定したものはございませんが、今年度予定しておりますのが、まず9月の中間まとめ、これを確実に遂行してかなきゃいけないので、こちらのまず中間まとめというのを一つの目標にしております。中間まとめがなされれば、これまでも行ってきたところですけれども、説明会、まちづくり連絡会というのも開いていきたいと思っていますし、また、最終的にプランとしてまとまるタイミングにも、説明会、連絡会というのが発生してくると思いますので、その辺の節目節目で、まずは説明会、連絡会、あとはそういう意見をお聞きするような場面はこれまでもイベントなどを活用して行ってきたところなので、機会を捉えていろんな声に耳を傾けていきたいなと思っております。 ◆山内えり   それから、連絡会ですけれども、議事録をぜひ公開してほしいという声は、これまでも私はお伝えしてきたかと思うんですけれども、公開をしていないのかという確認と先ほどの東地区の検討会も、例えば傍聴がオブザーバーで可能だったかと思うんですが、そういった連絡会の傍聴は可能なのか、そのあたりいかがでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   ご質問を2点いただきまして、1点目のまちづくり連絡会の議事録の公開に関して、これもこれまでの方針とは変わりないんですけれども、まちづくり連絡会の開催の当初の進め方の中では、基本的に連絡会自体のまず趣旨になるんですけれども、町会・自治会の代表の方と推薦委員の方と公募委員の方にお集まりいただいて、どちらかというとグループ形式で少し意見を出し合えるような関係の会をこれまで我々は連絡会と称して開いてまいりました。併せて、地域説明会という形で、そういった説明がきちんと伝わるようにということで、2層構造で行っております。その連絡会に関しては、どちらかというと意見が自由に闊達に意見交換、発言ができるように一つの意見に偏るんではなく、多様な意見が出てくるようにという意味合いも込めまして開催してきたところでございます。ですので、情報公開に関しても、議事録を公開しますよとかという宣言は、これまでも連絡会ではしていなくて、どちらかというと出た意見をなるべくかわら版で、お知らせという形で、なるべく皆さんに見えるようにという工夫はしてきたつもりでございます。なので、方針としては、そういった進め方に関しては、皆さんの、参加者のご理解もいただけているのかなと思っているので、引き続きそういう形で、情報公開をあまり意識し過ぎて自由闊達な意見が出なくならないほうが、我々として望ましいのかなと感じているところです。もう一つ、傍聴に関しては、多分これはほかのまちづくりでも、よく協議会とかいろいろ検討会というんですか、開かれてきて、傍聴できるできないなんて話もあるかもしれないんですけども、高島平においての連絡会に関していうと、先ほどお話しのようにグループワーク形式でやっていまして、どちらかというと、それをみんなの前で何か言うとかでもなく、グループごとの話を吸い上げて瓦版で最後みんなで共有するという方法を取っているので、特に傍聴という意識であまりこれまでもやってはこなかったので、今のところそういう考えは特にないんですが、恐らく皆さんが班に分かれて活発に話されているのが見えるというふうな状態が連絡会だと認識しているところです。 ◆山内えり   住民の説明会についても伺いますが、教室型の説明というのは現状考えておられるでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長 
     教室型という形でいきますと、いわゆる説明会はやっていきますので、説明会と連絡会というのは、我々の中ではどちらも大事なもので必ずすべきものというふうに考えています。その2つは必ずセットといいますか、どちらも大切にしたいなと思っています。それを教室型というふうに呼べばよろしいですかね。 ◆山内えり   ぜひ、いつどのようにというのも、皆さんが参加して、皆さんの意見がどうなっているのかということも知りたいというふうに聞いておりますので、そういう意味で教室型ということなんですよね。オープンハウスという形だと自分の聞きたいことは相手に聞けますけれども、皆さんがどう思っているのか、そういうことも共有できるようなタイプの説明会を実施してほしいというふうに聞いていますので、説明会の際はそういった形式というのをぜひ検討していただきたいというふうに思っています。あと、令和5年度の検討で、2ページの(4)、都市機能について伺いますけれど、住宅機能ですとか商業機能ですとか、いろいろありますけれど、この住宅機能とか生活の継続性、居住の安定というのは、どういうことになるのか。区の考えについて、もう少しお示しいただきたいと思います。 ◎高島平まちづくり推進課長   居住の安定等の住宅に関することですけれども、基本的には、今この交流核の中にはURさんの賃貸住宅がございますので、そちらにお住まいの方々もいらっしゃいます。居住の希望、継続希望などについては、URのほうで把握しようとしているところだと思うんですけれども、基本的にはそういった希望があれば、住まい続けられるような、そういった意味でも、居住の安定というのは必要かなというふうに考えて、こういった表現を使わせていただいているところでございます。 ◆山内えり   それから、新しい住宅の家賃についても、やっぱり上がるのか。その心配の声はずっと続いていますけれど、いつ頃お分かりになるでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   URの賃貸住宅の家賃の件に関しましては、実はそれはURの専権事項なので、我々は把握していないんですけれども、いつ頃分かるかに関してもURのほうの話になりますので、我々は分かっておりません。 ◆山内えり   それから、商業機能についても伺いますが、特に高島平四丁目、五丁目は、大変買物難民の方が生まれているということで、そういう商業施設がどういうものが入るかというのは大変関心が高いと言われているんですが、この商業機能の内容についても、区としてはどういったものを目指しているのか伺いたいです。 ◎高島平まちづくり推進課長   商業機能に関しましては、今現在の課題としても我々認識しておりまして、商業機能が足元の人口に関してはかなり脆弱というんですか、あとは、バリエーションが足りていないというのは、我々アンケート等でも把握しているところなので、その辺もしっかりとこれから先も見据えて、どういった機能が本当に必要なのかというのを商業機能も含めて考えていきたいなと思っています。 ◆山内えり   それと、一つひとつ申し訳ないです。公共公益機能についても、今ある施設は全部残るのかということと、集会施設は、この瓦版も読んでいましたら、やはり集まる場所が欲しいということですから、集会施設が増えるのか。高島平区民館がずっとなかなか改修されずに、そのままになっていますけども区民館の改修、これについてももう少し伺いたいと思います。 ◎高島平まちづくり推進課長   公共公益機能に関しましても、現状今どういう機能があってというのはもちろん把握しているところで、その辺も先ほどの話になりますけれども、交流核形成まちづくりプランの中で、本当にどういった今ある機能が例えば存続すべきか、新しい形なのか集約するのか、そういったものを含めて、このプランの中での検討と認識しておりますので、その辺もひっくるめて検討して、報告できるようにしたいと思っています。 ◆山内えり   区民館の検討も、ぜひお願いいたします。もう非常に、改修がこのまま、何か決まらないままでずっとこのまま置き去りになるのかということで、心配の声もありますので、検討いただきたいと思います。それから、令和6年3月に、URと区が基本協定を結ぶということになっていますけども、どういったものを結ぶことになるんでしょうか。何を結ぶのか、内容について教えてください。 ◎高島平まちづくり推進課長   この辺も、基本協定に関してどういった内容かというのはまだこれからです。まず言えることは、今現在検討している交流核形成まちづくりプラン、この策定をもって協定を結ぼうと思っています。まず、この交流核形成まちづくりプランを区、UR共同でしっかりつくり上げたものを、お互いがこれでいこうというふうに思えるかどうかだと思うので、そこにどういう内容がまず盛り込まれるかによっての話だと思います。あとは、今後の区とURの間では、先ほどの第1期旧高七小のところと、駅周辺エリアの土地の交換なんていう話も出てまいりますので、その辺の第一歩となる内容も含んでくるのかなと思って、その辺のどういった内容になるかはまだこれからなります。 ◆山内えり   すみません、最後です。地区計画をつくるというふうにも聞いていまして、再整備地区の範囲なのか、それから高さの範囲がまた変わるのか、その辺の地区計画についていつ頃とか、何か検討の状況はあるんでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   地区計画の検討に関しましては、まず検討対象地区としては、今重点地区と呼んでいるエリアをまず中心に考えておりまして、今現在の検討状況ですと高島平三丁目の分譲団地のエリアは地区計画の区域からは除くようなイメージです。なので、再整備地区から東側の二丁目のURさんの団地のエリアというんですか、重点地区のその中を地区計画の区域としては想定しています。細かなルール、いわゆる地区整備計画と呼んでいますけれども、建物等のルールを定めるエリアとしては、まずは一番最初の第1期のエリアを地区整備計画の対象エリアとして、今のところ検討を進めている状況でございます。時期に関しては、まずは交流核形成まちづくりプランを検討、策定した上で、来年度以降、地区計画の手続に入っていければなと思って今進めているところなので、まだそれは準備の状況です。 ◆小野ゆりこ   山内委員のほうから詳しくご質問いただきましたので、私のほうからは2点質問と、あとお願いになります。まず質問のほうですが、地域全域を対象に、区、UR共同での地域説明会を開催されたとのことですが、地域全域とはどこからどこまでを指しているかについて確認をさせてください。あともう1点が、今後のまちづくりの方向性等の検討に向けてのアンケート調査を実施されたとのことですが、アンケート調査の対象を高島平三丁目住宅団地居住者に限定された理由について教えてください。 ◎高島平まちづくり推進課長   1点目の説明会に関しまして、地域全域という範囲ですけれども、これは高島平地域と呼んでいるエリアは、高島平一丁目から九丁目の範囲になりますので、そちら全域を呼んでおります。2点目のご質問のアンケート調査が、資料のほうで、三丁目住宅にアンケートを行いまして、これは昨年12月に三丁目住宅の団地居住者を対象に調査を行いました。二丁目に関しましては、このアンケートというのは特に行っていないんですけれども、理由といいましょうか、まず三丁目にアンケートを行っているところですけれども、三丁目のほうは分譲の団地になっております。地区計画の先ほどの範囲、話とちょっとリンクしてくるんですけれども、この三丁目の団地自体が、今建て替えのほうも検討されていると管理組合のほうで伺っております。そういった動きもある中で、我々の地区計画の今の検討のほうに、その検討状況もございますので、いろんなアンケートを取るべき状況もございました。まず三丁目の方には、いろいろまちづくりの考え方とか、課題として考えられていることなんかをお聞きするという趣旨でお聞きしました。二丁目に関しましては、これまでも重点地区の戸別のヒアリングなんかもちょっと行ってきて、一定程度意向は聞いてきているところです。あとUR自身がそういった居住者にアンケートを行ったりもしておりますので、そちらのアンケートに関しては、URのほうで行っているものと考えております。 ◆小野ゆりこ   そうですね、二丁目が賃貸で、三丁目が分譲なのでということだと思うんですけれども、高島平グランドデザインについては、二丁目の皆様にも間違いなく大きな影響を与える事業ですので、高島平団地は、情報をなかなか取りにいくことが難しい方ですとか、説明会に出向いたりということが難しい方がかなり多くいらっしゃいますので、引き続きヒアリングというか、お話を伺う機会を設けていただきまして、高島平全域の皆様にとっても不意打ちになるようなことは避けていただきたいということと、何か不利益になるようなことがあれば、URさんと連携を取っていただきまして、皆様にぜひ防御の機会をいただきたいなというふうに、住民の皆様の声としてお願いしたいと思います。 ◆大野ゆか   すみません、1点だけ教えてください。連絡会に参加されている方の年齢層とターゲット層が20代から40代というふうに伺っているんですけれども、そういった方たちの声をどのように今後拾っていくのか。例えば、近くに大学等もありますので、そういった方と連携していくのか、そのあたりをちょっと教えていただければと思います。 ◎高島平まちづくり推進課長   まず1点目です。連絡会の年齢層ですかね。年齢まではちょっと把握できていないんですが、先ほどお話しのように、連絡会自体は各関係する町会・自治会の代表の方、割とどちらかというとご年齢のほうは少し高めの方々、あとは公募の委員の方が4名というふうな構成でやられています。なので、比較的そういった構成です。もう1点の若者の件に関しましては、これは確かにおっしゃるとおりで、今のような連絡会ではなかなか出てきていただく機会はないので、これまでも行ってきましたが、イベントをまずは行う、イベントの中でしっかりと意向が把握できるように、アンケートを取ったりとかということをやっています。あとはウェブアンケートなんかも行いまして、この辺は若者の比較的意見が吸い上げやすいというふうに考えております。 ○委員長   これは可能であればなんですが、今日各委員から出た意見が、今回9月にまた中間のまとめで報告がありますので、どのように反映されたかというのを、もし一緒に報告していただけると、また同じ質疑が繰り返されると非常に非生産的ですので、ぜひ可能であれば、今日の意見がどのように反映されたかを次回のこの委員会のときに併せて報告いただければと思います。よろしくお願いいたします。  本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、所管事務概要についてを議題といたします。  本件については、今後の調査等に向けて、事業の現状や所管の範囲を確認するための議題となりますので、特段の質疑がなければご了承願いたいと思いますが、質疑はございますでしょうか。 ◆山内えり   すみません、1点お願いします。区営住宅とけやき苑、高齢者住宅の今集約・統合が行われているということで伺っていまして、区営の坂下住宅が建てられているというふうに伺っています。建設竣工の時期、それから引っ越しが行われたと聞いていますので、その引っ越しの状況、それから現在何世帯の方が転居されているのかなど進捗について伺いたいので教えてください。 ◎住宅政策課長   区営志村坂下住宅の入居状況についてのご質問にお答えさせていただきます。志村坂下住宅に関しましては、令和4年11月に完成しております。現在の入居状況でございますが、67戸でございます。また、総戸数につきましては、86戸というふうな流れになっております。また、入居につきましては、令和4年12月から順次入居を始めておりまして、高齢者住宅にもともとお住まいの方ですとか、そういった方も転居している状況でございます。 ◆山内えり   けやき苑の方がこちらに引っ越しされたと聞いていますが、どこのけやき苑の方がこちらに集約されたか、そういった動きについても併せてお願いします。 ◎住宅政策課長   けやき苑につきましては、高島平、前野、徳丸、この3つのけやき苑でございます。 ◆山内えり   あと、最後なんですが、ちょっとその引っ越しに関して、移られた方が、梱包の際になかなかご自身のところに自分の物が届かなかった、あるいは、別の方に自分の荷物が届いてしまったご相談が何件か寄せられているんですが、区にはそういった相談というのは届いているでしょうか。 ◎住宅政策課長   そういった声があったということは、区のほうでも把握しているところでございますが、区から運送業者に問合せをしておりまして、そういった事実確認をしているところでございます。また、貴重品とかそういったものについては、運送業者というのは基本的に手をつけないというところでございますので、梱包とかそういったお声に対して真摯に対応していきたいと思っております。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、本委員会の調査事件につきましては、お手元に配付しております案のとおり決定し、別途議長宛て継続調査の申出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、行政視察につきましては、お手元に配付しております案のとおりとし、地方都市における施策を参考とするため、8月1日から2日にかけて、石川県金沢市では官民連携による公共空間の利活用について、福井県福井市では市街地再開発事業による新たな交流拠点の創出について視察する旨、別途議長宛て行政視察の申出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、都市建設委員会を閉会いたします。...