板橋区議会 > 2022-10-18 >
令和4年10月18日決算調査特別委員会 文教児童分科会-10月18日-01号
令和4年10月18日決算調査特別委員会 都市建設分科会−10月18日-01号

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  1. 板橋区議会 2022-10-18
    令和4年10月18日決算調査特別委員会 文教児童分科会-10月18日-01号


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    令和4年10月18日決算調査特別委員会 文教児童分科会-10月18日-01号令和4年10月18日決算調査特別委員会 文教児童分科会            文 教 児 童 分 科 会 記 録 開会年月日  令和4年10月18日(火) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時47分 開会場所   第3委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  主査      安 井 一 郎       副主査     成 島 ゆかり  委員      高 山 しんご       委員      石 川 すみえ  委員      中 村とらあき       委員      しのだ つよし  委員      南 雲 由 子       委員      田 中 いさお  委員長     竹 内   愛 説明のため出席した者  子ども家庭部長 田 中 光 輝       子ども家庭総合支援センター所長                                佐々木 三 良  教育委員会事務局次長            地域教育力担当部長
             水 野 博 史               湯 本   隆  子ども政策課長 雨 谷 周 治       保育運営課長  保 泉 正 憲  保育サービス課長飯 嶋 登志伸       子育て支援課長 村 山 隆 志  支援課長    丸 山 博 史       援助課長    鈴 木 香奈子  保護課長    須 藤 佳代子       教育総務課長  諸 橋 達 昭  学務課長    大 橋   薫       指導室長    氣 田 眞由美  新しい学校づくり課長            学校配置調整担当課長          渡 辺 五 樹               早 川 和 宏  生涯学習課長  太 田 弘 晃       地域教育力推進課長                                河 野 雅 彦  教育支援センター所長            中央図書館長  松 崎 英 司          阿 部 雄 司 事務局職員  事務局長    五十嵐   登       書記      高 瀬   渉                文教児童分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の決算について(3頁) 5 閉会宣告 ○主査   ただいまから文教児童分科会を開会いたします。  本日も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発言は着座にてお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎子ども家庭部長   本日は、令和3年度の決算をご調査いただきます決算調査特別委員会文教児童分科会でございます。令和3年度につきましては、令和2年度に引き続き、緊急財政対策を実施しながら行政サービスの質の維持・向上を目指し、様々な課題に取り組んだ1年でございました。質疑に対しましては簡潔明瞭な答弁に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、署名委員をご指名いたします。  石川すみえ委員、南雲由子委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、議題に入る前に、運営について申し上げます。  本分科会の審査項目は、既に配付しております分科会別審査項目一覧表に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問をされますようお願いいたします。  また、お手元に配付しております決算調査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと。主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。さらに、会議終了時間までの残り時間は、質問希望者で割り振ること。再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮して、20分以内で収めること。分科会では表決を行わないことなどが9月30日の議会運営委員会で決定されておりますので、ご確認をお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の決算についてを議題といたします。  質問のある方は挙手願います。  質問の順番を確認させていただきます。  しのだ委員、田中委員、石川委員、南雲委員、高山委員、中村委員、成島委員、以上の順に行います。なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問をする際は、決算資料における当該ページをお伝えいただくなど、ご協力をいただきますようお願いいたします。 ◆しのだつよし   おはようございます。まずは、子育てに関して質問します。よろしくお願いいたします。初めに、主要施策の成果、17ページ、子育て在宅支援の推進の(1)すくすくカード事業について質問します。この事業の実績が②に記されています。7,490人に44,940枚のすくすくカードを配付しました。そのうち、利用したのが5,234枚、利用率を計算すると11.6%となります。令和2年度を同様に計算すると、利用率は18.5%、令和3年度は11.6%ですので、大分利用率が下がっています。子育て世帯への支援を充実させることは、少子化対策につながるせっかくのよい事業ですので、もっと利用してもらうための対策が必要です。まずは、今回の利用率低下の原因について、ご所見があればお願いいたします。 ◎子育て支援課長   すくすくカードでございますけれども、令和3年度におきましては、コロナ禍でございまして、利用実績が少なかったところでございます。 ◆しのだつよし   昨年度もコロナ禍のために利用が少なくなったというようなところでございます。また、今年も同様なところで利用率が下がってしまったというところでございます。コロナ禍においてもこのすくすくカードを使っていただけるようにということで、外出が困難な保護者に対して、自宅でもサービスが受けられるよう、オンラインでの実施を一部開始いたしました。これは、コロナ禍であってもなくても利用率低迷の打開策として有効な手段ではないかと思います。前回は産後プログラムの利用についてオンラインを実施しましたが、その他の事業について進展があればお示しください。 ◎子育て支援課長   今しのだ委員のほうからもお話がございましたオンラインに関しまして、この夏、7月から、新しくいたばし子育て応援アプリというのを導入したところでございます。そういったものも活用しながら、今後すくすくカード、そういったものも周知等を努めてまいりたいと思います。 ◆しのだつよし   すくすくカードサービスのメニューの中にある赤ちゃんカフェの利用が906枚となっていて、ほかのものと比べてかなり多く利用されています。このサービスは、おむつ替えをするスペースやミルクのお湯の提供が受けられるというものです。やはり、受け入れられている要因は、赤ちゃん連れが気軽に立ち寄ることができるという子育て家庭のニーズに合っているからではないかと思います。こういうサービスを提供してくれる事業者を見つけて選択肢を増やしていくことで、利用率も伸びるのではないかと思います。例えばの一例ですが、板橋区と協定締結した無印良品にもどんどん加わってもらうとか、魅力的でニーズに合ったサービスメニューをそろえることが子育て家庭を応援することにつながると思います。これについてご所見があればお願いいたします。 ◎子育て支援課長   しのだ委員のおっしゃるとおり、カフェ等につきましては、親御さん、特にお母様の癒やしというか、休憩というか、そういった形で利用していただいているところでございます。今後も利用を続けていただければと思っているところでございます。また、ご提案の無印良品等ですけれども、そういったところと今後いろいろと、どのあたりで協力というか、連携ができるか、そういったものを模索しながら、今後も検討を続けてまいりたいと思っているところでございます。 ◆しのだつよし   やはりこのような利用を促進するためには、ニーズに即したメニューをそろえるということが必要となってまいりますので、引き続きいろいろとご検討をいただければと思います。  赤ちゃんカフェと似たような事業に赤ちゃんひろばの利用というサービスメニューがあります。この令和2年度の利用枚数は17枚でしたが、令和3年度は149枚と一気に増えています。これは、赤ちゃんが遊んでいるのをそばで見守りながらママ友と気兼ねなくおしゃべりができる場所を提供するというものです。このコンセプトはとてもニーズがありそうですが、現在は事業者が1か所のみですので、複数に事業者を増やすことがサービス向上、子育て家庭の応援につながるのではないかと思います。ご所見があればお願いいたします。 ◎子育て支援課長   しのだ委員のおっしゃるように、赤ちゃんひろばの利用に際しましては、先ほどおっしゃったように、お母様方でいろいろと情報交換、あるいは悩みの共有、そういったものができる有効な場所と考えているところでございます。先ほどと同じように、今後どういったところで連携、協力ができるのか、またいろいろと検討を進めてまいりたいと思っているところでございます。 ◆しのだつよし   よろしくお願いします。続いて、同じ子育て在宅支援の推進の(2)赤ちゃんの駅についてお尋ねいたします。赤ちゃんの駅を示すフラッグを町なかでよく見かけるようになりました。乳幼児を抱える保護者にとっていざというときにありがたい存在となっています。赤ちゃんの駅の認定基準には、次の3つの側面からサービスを提供することが求められていると思います。1つは、おむつ替えなどの場所の提供、2つ目は、手洗い場などの機能面の提供、そして3つ目は、育児相談というソフト面の提供であります。この3つ目の育児相談は重要でして、悩みを相談できずに1人で抱え込んでいる家庭に気軽に立ち寄ってもらって、不安や悩みを聞いて寄り添い支えるという重要な取組であります。そこでお尋ねしますが、現在、赤ちゃんの駅実施施設は187か所あります。そのうち、育児相談への対応をしていない施設は幾つあるか、把握していたらお示しください。 ◎子育て支援課長   しのだ委員のおっしゃるとおり、現在187か所ございますけれども、相談をしていないところについては、ごめんなさい、今資料のほうを持ち合わせておりませんので、把握できておりません。 ◆しのだつよし   ぜひとも把握していただくと、後々それがいい資料になると思います。もし把握できましたら、資料として頂ければと思います。育児相談への対応をしていない施設の存在がやはり分かるといいことですので、よろしくお願いいたします。このような相談機能を設置していない赤ちゃんの駅で、育児相談を持ちかけられるときもあります。その場合は、子ども家庭総合支援センターなどの子育て相談施設を紹介するか、もしくは24時間365日の子どもなんでも相談を案内することになっています。とはいえ、できれば、区民感情からすれば、たらい回しのようなことはせず、そこに行けば相談に乗ってもらえるという安心感が必要だと思います。そこで、イオンでは、平成27年以降、子育て出張相談を始めました。相談実績は、令和2年度24件、令和3年度30件で相談実績も増えています。このことは、育児相談というソフト面の提供不足を補うという意味でよいサービスにつながっていると思います。そこでお尋ねしますが、現在相談機能を設置していない施設について、イオンのような出張相談についてのお考えや必要性について、ご所見があればお願いいたします。 ◎子育て支援課長   すみません、先ほどの子育ての相談ですけれども、しのだ委員のおっしゃったように、イオンスタイルとか、イオンの板橋ショッピングセンター、そういったところで出張相談をしているところでございます。今後、その数等につきましては、増やせるのかどうか検討してまいりたいと思っているところでございますが、子育て出張相談につきましては、こちら、別の課でやっているところではございますけれども、イオンスタイル板橋前野町では、こちらに記載のあるとおり19件で、イオン板橋ショッピングセンターにつきましては11件ということで、令和3年度についてはこのような実績でございます。 ◆しのだつよし   要は、そこにスペースがあるというだけでは、なかなかこの趣旨の目的は半分ぐらいしか達成していないのではないかなというふうに思っております。できればこのような相談体制をしっかりとさせていくということが、いずれ子育て世帯が増える基になっていくのではないかというふうに考えています。このような相談機能について、もう一度この必要性についてご所見があればお願いしたいと思います。 ◎子育て支援課長   今しのだ委員のおっしゃるとおり、親御さんとの情報共有ですとか、悩みの相談、そういったものを聞くということだけでも少しは親御さんにとっては緩和されるところもあろうかと思いますので、ぜひとも相談者に寄り添って今後も進めてまいりたいと思っているところでございます。 ◆しのだつよし   そのためには、やはり把握というものが必要になってくるんじゃないかなというふうに思います。この施設には出張相談ができる、できないとか、ということについては、やはり把握することによって今後の展開を進めることができると思いますので、ぜひとも把握していただいて、次のステップとして出張相談をやっていただけるような流れにしていただければというふうに思っています。  続きまして、いじめ問題につきましてお伺いさせていただきます。主要施策の成果の53ページ、8番、いじめ問題対策についてお尋ねいたします。(4)のいじめ相談・防止啓発について、このことについては、令和3年度事務実績調書に数字があるので、ご覧いただければと思います。教育委員会のところの教の33ページ、36の教育支援センター学校相談取扱状況という表でございます。これによりますと、いじめ110番による電話相談は26件で、内訳は、保護者22件、地域住民2件、児童・生徒2件となっています。同様に、いじめメール相談は11件で、内訳は、児童・生徒9件、その他2件となっていると思いますが、その認識でよろしいでしょうか。 ◎教育支援センター所長   資料にお示しをしているとおり、ご相談をいただいているという状況でございます。 ◆しのだつよし   そうしたら、その表の一番右にあるその他とは何かを教えていただければと思います。 ◎教育支援センター所長   お問合せいただくパターンもそれぞれいろいろあります。身元を名のっていただける方、名のっていただけない方といらっしゃいます。この枠に当てはまらない方であったり、匿名でお問合せをされた場合というのはここに入ってくるというふうな認識でございます。 ◆しのだつよし   いじめ110番の受付件数については、令和2年度が確か12件で、令和3年度はここに書いてあるとおり26件ですので、約2倍に増加しています。一方、メール相談の受付件数については、確か令和2年度はゼロ件でしたが、令和3年度は11件と大幅に増えていて、このうち生徒から9件の相談がありました。この結果についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎教育支援センター所長   いじめそのものの件数等につきましては、令和3年度はまだ数字等をお示ししていないところなので何とも言えないところではあり、いじめが増えたから増えたのかというようなことは今のところは申し上げられないのかなというふうに思います。ただ、いろいろな相談窓口があるということの周知啓発にはかなり、例えばですけれどもGIGAスクールで配付をいたしました一人一台パソコンなんかを活用しまして、こういうときはこういう窓口に相談しましょうねというようなことも分かりやすく案内をするように努めてまいりましたので、そういった効果も上がってきているのかなというふうに認識をしているところでございます。 ◆しのだつよし   周知啓発につきましては、そのようなところで進めていただくことで、気軽に相談できるようにしていただければと思っております。先ほどお話ししたように、児童・生徒のメールによる相談は9件ですが、電話による相談は2件にとどまっています。やはり顔が見えないから相談がしやすいわけでありまして、音声通話は勇気が要りますし、メールより相談しにくいということだと思います。言い換えれば、相談しやすいコミュニケーション手段であれば、児童・生徒も相談してくれるということが分かります。LINEであればなお相談しやすくなります。できるだけ早くLINEを活用した相談体制を構築することが望まれますが、今後についてお聞かせください。 ◎教育支援センター所長   分かりやすい相談窓口のご案内というのは絶えず取り組んでいかなければならない課題だというふうには認識をしてございます。LINEでつながるというようなところ、東京都のほうでは既に似たような取組をされているところもあります。区でやる場合のニーズですとか、課題とかというのを見極めた上で、今後継続的に検討はしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆しのだつよし   先ほどもお話ししたとおり、顔が見えると相談しにくい、顔が見えないと相談しやすい、また手元にそのものがあれば相談しやすい、わざわざ電話したり、出向いたりというようなことがないようなやり方があれば、大分子どもたちも相談しやすいのではないかというふうに思っております。ぜひともこのLINE、子どもたちのツールで一番分かりやすい簡単なものですので、進めていただければと思っております。  続いて、同じくいじめ問題対策について、今度は54ページの4番のいじめの状況についてお尋ねいたします。表の認知件数については、令和元年度の5,511件に比べて、令和2年度は3,045件ですので、半数近くに減少しました。それに比例して、解消件数も、令和元年度3,823件から、令和2年度1,804件へ減少しました。これは、一見いじめが減って改善されたかのように思われますが、解消率を見ると10ポイント以上低下しています。これらの数値をどのように捉えればよいのでしょうか、ご所見をお願いします。
    ◆田中いさお   おはようございます。分科会の朝はちょっと憂鬱なもので、なかなか質問するのもいろいろ考えてきましたけれども、一生懸命質問はさせていただきますので、先ほど部長からありましたけれども、懇切丁寧な答弁を求めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず最初に、小中一貫教育について伺いたいと思います。私もこの立場になって、もう15年近くなるんですけれども、当初この教育、中高一貫については、全国でちょうど始まり始めたときで、僕が記憶しているんですけれども、団で京都のほうに視察に行ったということを記憶しています。そのときは併設校だったというふうに記憶しているんですね。ですので、もうすごい経過、14、5年はたっているのかなというような形で、それからも、この経緯の中で、文科省も様々な手引やら何やら指針を出しながら進めてきたと思うんですけれども、まず板橋区のこの小中一貫教育の取組について、どのような経緯で現状に至っているか伺います。 ◎指導室長   これまでのところでは、小学校、中学校の接続というのはとても重要視されてはきました。ただ、どうしても、それぞれの小学校、中学校の教員の指導間にも温度差があって、なかなか連携止まり、交流止まりというところが多うございましたが、この小中一貫教育というところの中身については、指導の内容、子どもの学ぶ中身をちゃんとつないでいこうというところで一貫教育を重点に置いて進めているところでございますので、そこのつなぎのところ、ただ教員が交流する、子どもたちが交流するレベルにとどまらない、カリキュラムのつなぎというところで小中一貫教育を進めてまいりたいというふうに現在も取り進めているところでございます。 ◆田中いさお   国のほうでは、平成27年に義務教育学校を設置していいよというような指針も出しているようで、ネット上の情報で見ましたけれども、文科省はそもそもこれを推奨しているのか伺います。 ◎指導室長   推奨というところというか、その義務教育学校を広げていきましょうということではないかと思いますが、考え方のコンセプトとしまして、やはり9年間をしっかり、6年間と3年間、9年間をつないでしっかり子どもたちを育てるというところでは、いろいろお示しはされているところかというふうに認識しております。 ◆田中いさお   また、この義務教育学校については、様々な方法がある。まず、学校が一体化している場合と併設校と、あと連携校という形で3つ大きくあると思うんですけれども、今区内の現状はそれぞれどのような状況になっているのか伺います。 ◎学校配置調整担当課長   現在、区内の状況につきましては、施設一体型の小中一貫型学校という形で、志村小学校及び志村第四中学校の小中一貫型学校の開設を目指してございます。それ以外につきましては、学びのエリアによる小中一貫教育という形で、特に今委員のおっしゃったような類型立てているというところではございません。あくまで学びのエリアの中での9年間での小中一貫教育を目指しているというところでございます。 ◆田中いさお   それと、この小中一貫校のメリットとデメリットを伺います。 ◎学校配置調整担当課長   小中一貫校のメリットというところでございますが、文部科学省が平成29年度に調査をしたところでございますけれども、まず小学生と中学生が同じ施設に入るというところで、非常に上級生が下級生に対する思いやりの気持ちが出るようになる、また小学生が中学生をふだんから見かけることによって、そこの中学生活へのギャップが少なくなる。また、学習面でのメリットといたしましては、例えば小学校低学年に対して、学級担任制ではなく、教科担任での学習を取り入れやすくなるといったようなメリットがございます。また、デメリットの部分といたしましては、言われているところでは、人間関係が固着してしまうといったところでご心配の声、そういったような声はあるところでございます。 ◆田中いさお   この義務教育学校について、板橋区のほうでは志村小と四中とを今進めているという話は聞いているんですけれども、23区内の状況、それと比べて板橋区はどうなのかという、率直に伺います。 ◎学校配置調整担当課長   現在、志村小学校、志村第四中学校につきましては、義務教育学校ではなく、施設一体型の小中一貫型学校という形でございます。23区の状況という形でお示しをさせていただきますと、現在23区で12区に施設一体型の小中一貫型学校が設置されてございまして、12区に対しまして、義務教育学校小中一貫型学校、また学校運営規則等の規則に位置づけしていない小中一貫型学校、また連携しているもののみを加えますと、全部で22校、施設一体型の校舎の学校が設置されているといったような状況でございます。 ◆田中いさお   分かりました。それと、今後板橋区が目指すところ、今回志村小と四中が取り上げられ、進めていると思うんですけれども、今後こういうような施設一体型、区が目指すんであれば、何校ぐらい目指すとか、目標値があるんだったら伺います。 ◎学校配置調整担当課長   現在、施設一体型の小中一貫型学校の設置計画につきましては、現在志村小学校と志村第四中学校の計画のみでございますが、こちらにつきましては、今後学校改築のタイミングを捉えまして、施設一体型の学校にしていくのか、そうでないのか、そういったことを検討してまいるとともに、現在、魅力ある学校づくりプランに基づいて学校の整備を行ってございますが、そちらは令和7年度以降、魅力ある学校づくりプランの後期の期間に入っていくものですから、そちらのほうでも施設一体型の小中一貫型学校の整備の方向性につきましてお示しをさせていただきたいというふうに考えてございます。現時点のところ、全体で何校かというところにつきましては、その計画で何校というのはお示しできるかどうかというところもございますけれども、その計画で一定程度の考え方を示していきたいというふうに思ってございます。 ◆田中いさお   どうも何か文科省のほうでは、平成35年までに倍増したいという、これは2017年度付の情報なんですけれども、それを受けて区のほうでも検討したのかなというふうにはイメージあるんですけれども、取りあえず目標値は設定していないという理解でよろしいですか。 ◎学校配置調整担当課長   委員のおっしゃるとおり、現在目標値は設定してございません。 ◆田中いさお   了解いたしました。でも、メリットのほうが上回るということで、導入がどんどん進んでいるということは、やはり生徒の皆さんの環境がよくなるということでしょうから、アンケート調査をしても、70%以上の評価がいいというのも見ていますし、これはやはり進めていくべきなのかな、そもそも中1ギャップからの取組をということで始まったと思うんですけれども、様々な先ほどメリットもご紹介いただきましたけれども、ぜひ目標のほうをしっかりと決めながら進めていっていただきたいなというふうに思います。目標を決めないとなかなか物事って進まないと思いますのでね。こうやりたいなと思っていても、やっぱり数値目標は必要かなと思いますので、ぜひ検討していただきたいなというふうに思っています。  また、志村小、志村四中の一貫学校について今検討も進んで、協議会のほうも進んでいるんだと思います。最初は学校設置検討会が設置されて、それが解消されて、魅力ある学校づくり協議会に移行して今話合いが進められているんだと思いますが、まずこの魅力ある学校づくり協議会の構成メンバーについて伺います。 ◎学校配置調整担当課長   今委員のおっしゃっていただきました志村小学校と志村第四中学校の設置につきましては、令和元年度に協議会を設置いたしまして、その協議会で意見書を令和2年11月に頂戴しまして、その後検討会という形で現在設置に向けて検討が進んでいるものでございます。こちらの協議会の頃からのメンバー構成でございますが、まず学校関係者の方という形で、PTA代表の方、また学校長、また地域関係の方という形で地元の町会・自治会の町会長の方、また加えて学校関係の方ということで、コミュニティ・スクール委員の方といった方にメンバーに入っていただいてございます。また、検討会につきましては、教育委員会事務局次長が会長という形で検討を進めているところでございます。 ◆田中いさお   その協議会の実施状況と参加状況について伺います。 ◎学校配置調整担当課長   協議会検討会でございますけれども、まず令和元年度からの魅力ある学校づくり協議会でございますけれども、こちらは令和元年度から令和2年11月まで、全8回実施をいたしました。その後、小中一貫型設置の検討会が令和3年2月4日から令和4年9月30日まで、現在ところ10回実施をされているところでございます。協議会での委員の定数が12名、検討会の委員が、様々な検討状況の中で関係する学校も増えてまいりまして、現在の定数28名というところでございます。 ◆田中いさお   それで、この小中一貫について、反対しているというような一部区民なのか、そういう話も、私もちょっと地元ですので、話を伺うところもあるんですけれども、その反対している方々は、何に対して反対しているのか伺います。 ◎学校配置調整担当課長   こちらの計画につきましては、様々お声を頂くところでございます。まず、お声として頂くところとしては、まず志村小学校が今回小中一貫型学校設置ということで志村四中学校のほうに移転になります。そのために、志村小学校のまず移転について反対をしている、また小中一貫型学校について反対しているというような声を頂くところでございます。 ◆田中いさお   その反対している方々なんですけれども、これは、OBの方々はもちろん入ると思うんですけれども、主にそのメンバーはどういう方々が反対している、近隣の方なのか、違う地方の、地方というか、区内の遠いところからやってくるのか、教員の方なのか、その反対メンバーの方の構成について伺います。 ◎学校配置調整担当課長   主にその反対の声ということでいただくシチュエーションというか、状況でございますけれども、今年度一貫型学校の基本計画・基本構想の住民説明会を6月に実施をしてございます。6月に6回ほど実施してございますが、その際にお声をいただいた。また、令和2年度に小中一貫型学校設置について、そのものについての説明会も7回行った。全部で今13回地域説明会という形で実施をしているところでございます。その際に、意見をいただく際には、近隣住民の者ですがという形、またOBの者ですが、また区内に住んでいる者ですがという形で、実際どういう立場ですという形でいただくはいただくんですが、こちらのほうとして、どういった方が反対しているかというところでつぶさに確認しているところではございません。 ◆田中いさお   それと、一生懸命に区のほうが取り組んで、協議会等、丁寧な説明に尽くしていただいているんだという、そういう認識を私は持っていますけれども、この反対勢力が大きくなった場合に、この一貫型学校を中止にするということはあり得るのか、あり得ないのか伺います。 ◎学校配置調整担当課長   こちらの計画につきましては、令和元年度から今申し上げたような協議会、また検討会の中で、様々なお立場の方が責任を持って検討を進めていただいてございますので、こちらを白紙撤回、また中止にするといったような考え方は現在持ってございません。一方で、様々反対の声というか、ご心配の声をいただくようであれば、そこの部分については丁寧にご説明、お答えをしていきたいというふうに考えてございます。 ◆田中いさお   この程度でこの部分はあれなんですけれども、母校がなくなることについては、やはり賛成する人はいないと思うんですよ。私、志村坂下小学校出身ですけれども、もしもなくなると聞けば、反対する立場を取るんだと思います。ただ、これを一貫校にするということはメリットが存在する。あと崖地だからという立地的な条件がもともと大きいと、きっとこれは伝わらないと思います。住民の人たちには。あの崖地。だから、6年間使えないとかそういうことじゃないと思うんですよ。心情的には母校がなくなるということで反対するという気持ちは僕はよく理解しますし、なぜ一貫校なのかということを丁寧に説明することが必要だと思いますよ。国のほうではこれは推奨しているわけですから、なるべくね。連携型、併設型、いろんな形態はあるにしても、その流れで今回こういうことになっているということを言わないと、崖地だから校庭、学校が使えませんということで生徒さんはその間困りますじゃ、僕はなかなか伝わらないのかな、個人の感情ですけどね、私のね。だからそこら辺は、立地条件は置いておいて、なぜ一貫校がいいのかということを丁寧にぜひそういう住民の方々には、今までもしているとは思いますけれども、より丁寧な説明が必要かなというふうに思います。今後もまだこの話は続くんだというふうに思いますので、ぜひそこら辺は丁寧に説明していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、学校のコロナ対策について、ちょっと伺いたいと思います。様々な区民相談等もありまして、また保護者の方々の考え方も様々で、マスクの着用とか要るんじゃないか、要らないんじゃないかということで、そういう話も伺っております。今現状、コロナ禍の第7波は終わりかけていますけれども、また12月、1月には第8波が来るんじゃないか。しかも、第7波を超えるような状況になるんではないかという教授の方の意見もあります。やはりコロナ対策は今後も進めていかなきゃならないなというふうに思うんですけれども、まず区内の学校内のコロナの状況なんですけれども、教育委員会のほうでは、学校等欠席者・感染症情報システムを活用するなどして、他地域の感染状況を収集するとありますけれども、この感染状況を収集するにあって教育委員会が行っていることを教えてください。 ◎学務課長   日々の欠席状況だとか、発熱の状況だとか、そういったところを学校から収集して、それを取りまとめて、共有をしながら把握に努めています。その状況を踏まえて、必要があるときは、学級閉鎖だとか、そういったことについての措置について検討しておるところでございます。 ◆田中いさお   情報収集しているんだと思いますけれども、あと区内の休校とか、学校の閉鎖とか、その状況を最近のところで分かるところがあれば教えてください。 ◎学務課長   今年度の話で申し訳ないんですが、夏休みの直前に感染者数が増えまして、多くの学校で学級閉鎖の措置などを取りました。夏休みに入りまして、学校はお休みになりますけれども、9月以降も、夏休み前まではいきませんが、数校が学級閉鎖の措置を取るという状況が何週間か続いております。今日現在1校が学級閉鎖でございます。 ◆田中いさお   学級閉鎖になったときに心配されるのが、学習の遅れ等が心配されるんですけれども、その対応はどのようにしているか伺います。 ◎指導室長   閉鎖の対応のみではないんですけれども、基本的には欠席のお子さんがいる学級につきましては、不登校も含めまして、またコロナの不安でのお子さん、それから学級が閉鎖になった場合、そういったところにおいては、オンラインでできる限り授業を流すような形にしています。また、もちろん教員自身がコロナにかかった場合というのはそういったこともできなくなるので、そういった場合は自宅からオンラインで配信した事例もございました。 ◆田中いさお   コロナ対策というよりも、区内には小中学校それぞれありますけれども、教育委員会が強力に発信して、マスクはちゃんとつけてください、この部分はつけなくていいですということは、各学校に任せているのか、教育委員会が指針をつくって、それにのっとってやっていただいているのか伺います。 ◎学務課長   感染症に関するガイドラインを策定しまして、それを基に示しておるところでございます。 ◆石川すみえ   よろしくお願いします。保育を伺っていきたいと思います。決算書の140ページで都補助、現任保育従事職員等資格取得支援事業費補助金というのが決算額ゼロ円になっています。実績ゼロだったからゼロなんだと思うんですけれども、実績がゼロになった理由というところを教えてください。 ◎保育サービス課長   こちらは、保育所に勤務しながら保育士資格を取得していない方が取得した際の補助ということになっております。私どもは、各園には補助制度の周知をさせていただいているんですけれども、該当者がいなかったということでゼロになったということでございます。 ◆石川すみえ   こちらの保育士の資格を取るための補助金、仕組みというのは、ほかの補助金のシステムというのは他部署ではあるんでしょうか。 ◎保育サービス課長   東京都の補助で、保育士資格の取得に関して補助金を出すという制度は聞いております。 ◆石川すみえ   せっかくの補助金ですので、ぜひゼロとならないように、間尺に合った、現状に合った方法を東京都に求めていただきたい、そして区のほうでも考えていただきたいというふうに思っています。  次に、主要施策の成果の26ページと、併せて私たちの資料要求の258番で伺っていきたいと思います。私立保育所保育運営充実助成の中で、看護師雇い上げ経費というのがあるんですけれども、私どもで要求した資料のほうを見ますと、看護師雇い上げ経費のほうがゼロ円となっている園があります。でも、こちらの看護師雇い上げ経費がゼロになっている園は、全て看護師さんがいらっしゃらないということなんでしょうか、お願いします。 ◎保育サービス課長   ご請求いただきました資料に関しましては、こちら、法外援護の金額でございまして、そもそも看護師の方たちは、ゼロ歳が6人以上いると常勤職員1人、8人から9人までは非常勤が1人で加算がつくということになっておりまして、こちらの借り上げの経費のほうは、非常勤を常勤に変えた場合、常勤との差をこちらでお支払いしているというような区独自の経費でございます。ということで、いないところがゼロであったということではなく、直近ですと、103園今私立認可園がございますけれども、対象外になっているところ、まずゼロ歳児が設定されていない園というのがあるんですけれども、そこが13園ございます。未配置、6名のゼロ歳児がいるんですけれども、ちょっと人が見つからなくてまだ配置されていないというところが3園ございます。そのほかは全て配置をされているということで、ここにブランクになっているところでも看護師はいるということになってございます。 ◆石川すみえ   ゼロ歳児がいる場合というのは、看護師というのは必ず配置しなくてはいけないというふうになっていますよね。お願いします。 ◎保育サービス課長   ゼロ歳児配置、そうですね、6名といっても必ずという義務ではございませんけれども、配置基準にはなっております。ただ、園の都合で例えば急に辞められてしまったりということで、ちょっと直近では、申し訳ないんですけれども、今探している最中だと思いますけれども、配置されないところが今確認されたというところでございます。 ◆石川すみえ   義務ではないということですけれども、法律上は、ただ、ゼロ歳児がいる園で看護師さんが今いないんですという状況は、保育の質を考えてみてもちょっとあり得ない状況だと思いますので、ただ保育事業者さんたちのご苦労というのは本当によく分かりますので、必ずできるような支援策を考えていただきたいということと、こちらのゼロ歳が6名以上いた場合での補助が使えるというと、ちょっと補助要件は厳しいのではないかと思うんですが、緩和する考えというのはあるんでしょうか。 ◎保育サービス課長   今、区立園は3人でつけているというところがございますので、私どもといたしましても、区立園と合わせるような形でできるのが望ましいというふうに考えているところでございます。 ◆石川すみえ   ぜひともそのようにやっていただきたいと思っております。  次、決算書の310ページです。保育園管理運営経費のうち、(2)の運営委託が予算現額と決算額で差が生じた理由について教えてください。 ◎保育運営課長   まず、決算額の違いですけれども、こちらについては、公設民営園、委託で行っている公設民営園の精算が完了していないことによる金額の増ということでございます。 ◆石川すみえ   その内容を詳しくお伺いさせていただきたいと思うんですけれども、要は令和3年度でどんな契約を委託業者さんと行って、その契約はしっかりと区のほうが遂行できたのかというところをお伺いしていきたいと思っています。まず、法人のほうは当該の令和3年度の予算書というのを区のほうに提出したんでしょうか。 ◎保育運営課長   こちらにつきましては、公定価格を基に金額のほうは算出しておりまして、区のほうでこのあたりの金額でいかがですかということで提示をして、法人さんのほうからそれで了承いただいているという状況でございます。 ◆石川すみえ   契約書のほうの中を見ますと、決算書及び事業報告書というのを区に提出しなければならないというふうにありますが、これは提出はして、区のほうは確認したんでしょうか。 ◎保育運営課長 
     こちらの内容については区でも確認をしております。 ◆石川すみえ   さらに、第2項のほう、必要な財務諸表等を区長に提出しなければならないとありますが、これも区長のほうに提出され、保育の所管のほうで確認をしている、問題なかったと確認していると理解してよろしいですか。 ◎保育運営課長   内容についてはこちらで確認をいたしました。その内容については、少し好ましい状況ではないのかなというふうには考えたところでございます。 ◆石川すみえ   今好ましい状況ではないというふうに区のほうで見解を持ったということなんですけれども、それについて法人にそのことは伝えたのか、また指導等は行ったのかどうか教えてください。 ◎保育運営課長   その法人さんの運営のやり取りについては、区のほうから当然そういうお話はしますけれども、最終的にどういうふうに運営をしていくかということについては、まずは法人さんのお考えによるものだというふうに認識しております。 ◆石川すみえ   契約書のほうに指導検査等という項目もありまして、業務委託の実施状況について、区は説明、もしくは報告を求めて、指導検査することができるというのがありますが、指導検査は行ったんでしょうか。 ◎保育運営課長   契約書上の指導検査という文言はありますけれども、何か当然強制力があるというものではありませんで、同じ立場の契約の中での指導検査ということになります。こちらについては、特段指導検査ですとか、この条項に基づくという形でやったわけではありません。 ◆石川すみえ   そうすると、決算の報告を法人さんからいただいて、区としては好ましい状況ではないと考えたけれども、指導検査をするまでではないと判断したということでよろしいですか。 ◎保育運営課長   財務上、例えば保育園の運営に支障が出る、例えば保育士さんの給料が払われていないですとか、そういったことがあれば当然指導しなければならない状況であるとは考えますけれども、その時点ではそういったことがありませんでしたので、特段指導検査ということは行わなかったという状況でございます。 ◆石川すみえ   契約書の中では、帳簿やその他関係書類を閲覧することができるというのもありますけど、これは行わなかったんでしょうか。 ◎保育運営課長   帳簿類の確認等につきましては、福祉部のほうでも行っております。福祉部のほうから情報提供を得て、こちらについては確認をしている状況でございます。 ◆石川すみえ   福祉部のほうから情報提供を受けて、保育のほうでも確認して、その上で、決算上、財務上、指導検査をするまでではないというふうに判断されたという理解でよろしいですか。 ◎保育運営課長   契約に基づく指導検査ということになりますと、かなり大ごとなような気がしますが、ふだんのお話の中でいかがですかという話はしているという状況であります。 ◆石川すみえ   ちょっとよく分からないんですけれども、では別の切り口で聞きたいと思います。そもそも区がこういった契約をする場合というのは、単年度契約しかできないんでしょうか。 ◎保育運営課長   基本的に区の契約というのは単年度契約になります。複数年にわたる契約というのは法律上要件が定められておりますので、原則的には単年度の契約というふうにご理解いただければと思います。 ◆石川すみえ   これは保育の契約なんですよ。なので、ほかの場所との契約とはちょっと違った事情が生まれると思うんですよね。あくまでも福祉をお願いする契約ですので、例えば3か年度の契約にして、この運営を区がしっかり支援指導する関係を築くといったことはシステム上可能ではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎保育運営課長   複数年の契約を結ぶということであれば、考えられるのが指定管理者制度ということになります。ただ、こちらにつきましては、令和元年度に発表いたしました民営化計画の中で、いずれ民営化園になるという状況がありましたので、そこから公募をして指定管理にするということではなくて、相手方を特定して契約をするということを続けてきたというものでございます。 ◆石川すみえ   公設民営の園は、指定管理の園とこの委託の園というふうにありますけれども、指定管理の園の場合には、指導検査や監査などが入った際に、保育の状況がこうだったといった報告が議会にされていますが、この委託の園については議会に対して報告というのはあったんでしょうか。 ◎保育運営課長   近年で報告をしたという記録はちょっと確認はできておりません。 ◆石川すみえ   たとえ契約の内容が指定管理と契約ということで違ったとしても、同じ区立園でお願いしているということを考えたら、この法人の報告、どういった状況なんですという保育の内容についてだけでも報告は議会に対してすべきではなかったかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎保育運営課長   その契約一つひとつについて、議会のほうにご報告をする必要があったのかどうかというのはちょっと、すみません、この場ではなかなか何とも申し上げられないところではあります。 ◆石川すみえ   では、別の質問にいきたいと思います。主要施策の成果の公立保育所民営化のところで、24ページですね、施策の現況のところで、(2)民営化土地賃借料補助というところに、ここに大山西町保育園が入っていないんですけれども、その理由について教えてください。 ◎保育運営課長   補助を始めたときは、国等の補助などもなかなか整っていなかったという現状がありますけれども、この大山西町保育園の補助をやるあたりにつきましては、大体国・都等の補助が整ってきたということから、区としては特段の補助を行う必要がないというふうに判断したものでございます。 ◆石川すみえ   そうすると、国・都の補助が整ってきたので、法人にとってはこの区補助がなくなっても特段運営に支障はないというふうに認識していらっしゃるんですか。 ◎保育運営課長   もちろんないよりはあったほうがいいと思いますけれども、当然この大山西町につきましては、都有地を活用しておりまして、土地の賃料についても3割の減額ということをやっております。必要な減額等について行っているので、区としてやる必要はないというふうに判断しているものでございます。 ◆石川すみえ   これからも民営化が発表されている園があって、どの場所で民営化するということが、現地で続けられるのか、場所を移るのかというのも含めて、見えていない園が幾つかありますけれども、そういったときに、この区の補助がなくなったことというのは影響してこないんでしょうか。 ◎保育運営課長   例えば、板橋保育園の例でありますけれども、あちらも都有地を活用した民営化事例になります。ただ、そうは言いましても、社会福祉法人さん8者の方からご応募いただきましたので、この補助がないからといって応募の手が挙がらないとか、そういうふうになるとは考えてはおりません。 ◆石川すみえ   都有地を活用すれば、別の都の補助金があるから、法人さんとしても助かるというふうになるかと思うんですね。ということは、民営化していく園で、現状の場所でできない、もしくは現状の場所だと補助が受けられないといった場合には、どういったことになるんでしょうか。 ◎保育運営課長   まず、区有地の場合ですと、社会福祉法人に関しては、議会での議決をいただいて減額をするということがございます。また、国有地を活用して保育園を運営しているところもございますけれども、こちらについては、また別の補助がございますので、特段支障があるとは考えてはおりません。 ◆石川すみえ   ちょっとおさらいなんですけれども、現状、民営化の発表がされている対象園で、場所が決まっていない、もしくは個別計画が発表されていない園というのはどこの園でしょうか。 ◎子ども政策課長   公立保育所の民営化第1期の発表が令和元年に行ってございます。その中で、まだ具体的に個別計画が出ていないところにつきましては、区立常盤台保育園、それから西台保育園、以上2つでございます。公設民営の2園につきましては、今年度個別の計画は発表したところでございますので、第1期のところで園の名前が出て、今個別計画が出ていないのが今の2つの園という形になります。 ◆石川すみえ   常盤台保育園、西台保育園について、この民営化の計画について今お示しできるところがあれば教えてください。 ◎子ども政策課長   令和元年度に発表したときには、3年度から5年度にかけて計画を発表する予定ですというような形で出しているところでございます。この2つの園につきましては、施設の代替地の調整ですとか、そのあたりが当初の思惑というんですか、予定より進んでいないところもございますので、まだ個別具体な計画をお示しする段階にはなっていないという状況でございます。 ◆石川すみえ   恐らくNo.1実現プランとの関係だとか、あとは公共施設全体の総数の考え方等、動いてくるかと思うんですけれども、そうすると、常盤台保育園なんかは、現状の場所ではない別で民営化することになるのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎子ども政策課長   現状の場所でやるか、移転するかも含めて、これから庁内の調整も含めて検討していくというところでございます。 ◆石川すみえ   次に、定員未充足支援についてお伺いしていきたいと思うんです。共産党要求資料の278番です。昨年度から、コロナもあって少子化が想定より早く進んだことで、実質待機児童が一気になくなってという状況が生まれていて、議会のほうでももうさんざん保育園の運営を支えるということはしてきたかと思うんですけれども、まず今年度スタートしました定員未充足支援、利用定員の変更とゼロ歳児の欠員の部分について、いつまでやる計画なのかお願いします。 ◎保育サービス課長   未充足のゼロ歳児支援に関しては、特段期限のほうは定めていないところでございます。 ◆石川すみえ   利用定員の変更の部分もお願いします。 ◎保育運営課長   こちらについても、特段期限は定めてはおりません。 ◆石川すみえ   他自治体を見ますと、保育の実施の要綱の中に、補填の考え方だとか未充足支援の考え方を書いている自治体がありまして、板橋区でもそうしていくべきだと思うんですが、見解をお願いします。 ◎保育サービス課長   要綱のほうは策定しておりますので、考え方はそこにお示ししてございます。 ◆石川すみえ   決算書306ページの児童福祉費の事務諸経費のうち、子ども政策課の分の内訳をお願いします。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。最初に、主要施策の成果の299ページに関連して、先ほど田中委員からもコロナ対策についてご質問があったんですが、小中学校でのマスク着用と黙食についてご質問させていただきたいというふうに思います。令和3年度もコロナ禍で、まだ完全な収束はしていないですし、真逆のマスクや消毒を徹底してほしいというご意見もあるということは私も把握をしているんですが、私の下にはほぼ毎日お電話だとか公式LINEで寄せられるご意見が、子どものマスクはいつ外れるんですかというご意見が寄せられています。初めに、区教育委員会に子どものマスクについてご意見が寄せられているかどうか状況をお伺いします。 ◎学務課長   委員がご指摘いただいたようなマスクの着用を不要としてほしいというような意見や要望については、区長への手紙やその他の手段によって、あるいは直接お電話などによって、健康管理を所管しております学務課に直接来ております。 ◆南雲由子   私もご意見頂く保護者の方々と話ししていると、厚生労働省の通知だとか、論文もよく読まれていて、そのご意見を頂くたびに、私も区教育委員会と保護者の方とご意見をお伺いしてきたりしたんですけれども、厚労省も板橋区の教育委員会も、マスクを必ず着用してくださいとも黙食してくださいとも明記はしていない、強制はしていないと思うんです。ただ、学校現場や子どもが置かれている状況というのはちょっと違っていて、鼻が出ていたらマスクでしまいなさいと言われるとか、子ども自身が外さないとか、そういった状況があるというふうに思っています。ガイドラインではなくて、実際の学校の様子をお伺いしたいんですけれども、まとめて3つお伺いします。1つ目が小中学校でマスク着用についての指導がどうなっているか。もう一つが、マスクを着用したくないという場合に、それが可能か、どういう手順で可能か。3つ目に、給食が黙食で行われているかどうか、学校の様子を教えてください。 ◎指導室長   まず、1点目のマスクの着用のことについてでございますが、指導についてですけれども、必ずマスクをしなさいというようなことは、このことのマスクの着用の話が始まったところからは、完全に制約するようなことの言い方はしていないです。ただ、いろんな感染対策という意味では、マスクをやっぱり着用していきましょうというような形で促していますが、やっぱり中には、どうしても過敏のお子さんでできないお子さんもいますし、ご家庭のいろんなご判断でどうしてもマスクはというご家庭もいますので、そこは個別の対応をずっと取ってきたところでございます。ちょっと2番目の質問にも重なったかもしれませんが、したくないお子さん、そういったお子さんに対しては、そういった個別に保護者の方とご相談しながらで進めております。そうした場合に、どうしてもやっぱりそれをまた逆に、マスクがないことを周りの子どもたちがちょっと怖く感じるお子さんもまた反対側にはいますので、できるだけそのときには距離を取って、そこであまり大声を出さないとか、そういったことが気をつけていこうねというような、そこも保護者とのお話の中で促しながらやっているところでございます。3点目、最後の黙食についてでございますが、いろんなお声は頂戴しているところではございますけれども、今現在のところはやはり飛沫というところが一番の感染源だというところ、エアロゾルのこともありますけれども、やっぱりそこを抑えるというところでは、まだやっぱり集団生活というところがどうしても学校にはありますし、今現在も学級閉鎖という状況もやはりちらほら出ている中では、こういったところについてはやはり今現在の段階では黙食というところで引き続き行っているところでございます。 ◆南雲由子   この話は意見が両方ある問題ですので、大変繊細なことだと理解しているんですけれども、大人の食事の風景というのは大分また変わってきたと思うんです。そういった状況も踏まえて、黙食についても時期を捉えて検討していただきたいなというふうに思います。3年前にこの板橋区立小中学校感染症予防ガイドラインができたときも同じ質問をしたんですけれども、このガイドラインはどういうふうに終わるか、終わり方をどういうふうに教育委員会では考えていらっしゃるか教えてください。 ◎学務課長   新型コロナウイルス感染症は、法律の位置づけがあって指定されて、全国的に注意を促すような位置づけもございます。そういったところのエビデンスを基に対応を続けてきているところもございます。そういったところが変更になる、あるいは終結される、そういった場面において検討が必要になるんだと思います。 ◆南雲由子   子どもの発達というところでご心配されているという声もたくさんいただくので、まず私はご相談いただいた方には、ご自身のお子さんは、学校とか保育園とお話をして、外してくださいとまずお話しします。その上で、全体を変えていくのは、皆さんで感染状況だとか、学校の先生方、あるいは感染予防との関連で決めていく必要があるとは思うんですけれども、今後も引き続き状況を見ながら、子どもの発達だとか、学校の表情とか、コミュニケーションとか、そういうところも含めて、教育委員会としてはご検討いただきたいということを申し添えたいと思います。また、幼稚園と保育園についても、状況は小中学校に準じているというふうに思いますので、ここでは質問しませんけれども、ガイドラインに書いてあるかどうかということと、ガイドラインに何と書いてあっても、実際に子どもが置かれている状況はもうちょっと厳しいという状況が実際はあるので、そこは現状も把握しながら進めていただきたいというふうに、意見として申し添えます。  次に、資料だと、決算書の142ページの歳入で、とうきょうママパパ応援事業に関連して、それから資料で都支出金の子ども家庭部の関係リストも頂いたんですけれども、ここに載っていない事業についてお伺いしたいと思います。令和3年度は、ファミリーサポートが1人のファミサポさんに対して子ども2人になったりだとか、あとは協力家庭ショートステイなんかも始まって、非常に子育て支援が充実した年だというふうに思っているんですが、今からお伺いするのは令和4年度の事業で恐縮なんですけれども、予算の前には聞いておきたいので、2つの都が10分の10出してくれるけれども、板橋区でやっていない事業についてお伺いしていきたいと思います。  1つ目がベビーシッター利用支援事業で、これは待機児童対策ではなくて、一時預かり利用の支援について、もう一点が子育て世帯家電購入支援事業についてお伺いします。初めに、ベビーシッター利用支援事業について、23区での実施状況と板橋区でどのように検討されたかをお伺いします。 ◎支援課長 
     先にベビーシッター事業の23区の状況でございますが、ホームページで調べた限りなんですけれども、13区が実施しているということで把握してございます。 ◎保育サービス課長   保育サービス課では待機児童対策でベビーシッターを導入しているところでございますけれども、保育サービス課の所管といたしましては、保育の必要性のある方を対象にした事業ということで展開しているところですので、そういった必要性のない方に対するベビーシッターというのは、保育サービス課のほうでは今検討はしていないところでございます。 ◆南雲由子   一時預かり利用支援というのも東京都では10分の10ということで出していて、それについての検討というのがされなかったという認識でよろしいのか。どこが担当かということも決まっていらっしゃらないということは分かって質問しているんですが、その検討状況について教えていただきたいと思います。 ◎保育サービス課長   保育サービス課からのお答えになりますけれども、ただいまと同様になりますけれども、保育サービス課の所管といたしましては、一時預かりのベビーシッターの検討はしていないところでございます。 ◆南雲由子   主要施策の成果の25ページで、一時保育の延べ利用人数が出ています。令和元年度に比べて、令和2年度、3年度のコロナ禍というのは約2分の1まで利用が減っている。それに関して区の見解をお伺いします。 ◎保育運営課長   やはりコロナ禍で外出自体ができなかった、自宅で保育をしていただける方が増えたということから、人数が減少しているものというふうに考えております。 ◆南雲由子   所管が違うので事前に資料を頂いたんですけれども、多胎児の親子グループに関しても、多胎児の支援、双子、三つ子の支援に関しても、令和2年、3年の実績というのは大幅に下がっています。ベビーシッターは、今ご答弁の中で自宅で保育ができるから利用が下がったというふうにお話があったんですが、逆に言うと、子どもの育児というのが全部家庭に集中している、負担がかかっているといいますか、負荷がかかっているというのは実際そうだと思うし、特に多胎児の支援についてはベビーシッターは非常に有効だというふうに、他区でもそれを理由に実践されているところもあります。ここからは、やっていない事業に対してのことなので、意見だけにとどめるんですが、ベビーシッターについては、特にコロナ禍で様々な子育て支援がある中でも、居場所というのがすごくストップしていた時期があります。私のところにも鬱のママの相談は、令和2年、3年は爆発的に多かった。恐らく、子ども家庭支援センターさん、子ども家庭総合支援センターさんでも同じ状況だろうと思います。育休中であるとか、就労してなくても、用事やレスパイトで預けたいというニーズも多く聞こえてきますし、でも一時保育とかショートステイというのが今ご答弁もあったようにコロナで使いにくかった。だからこそ、このベビーシッター助成というのが新しい選択肢として東京都からも出されていると思いますし、お金の面というよりも、ベビーシッターという選択肢を見せることになるので、ぜひ検討していただいて、一時保育というのの担当を決めてご検討いただきたいというふうに、意見として述べさせていただきます。  次に、子育て世帯家電購入支援事業についてお伺いします。これも都の10分の10の事業なんですけれども、23区での実施状況と板橋区でどう検討されたか教えてください。 ◎支援課長   家電支援の問題でございます。まず、実施区です。こちらも、すみません、ホームページ調べなんですけれども、8区が今実施したということで把握してございます。板橋区での検討状況でございますが、板橋区、先ほど南雲委員からご紹介ありましたとおり、昨年度育児支援を広げまして、育ヘルを3歳まで拡大したというところでございます。ちょうどこのターゲットが3歳と同じこともございまして、板橋区としましては、家電の補助というよりかは育児支援、直接の見守り支援のほうを強化していきたいというところで、これを導入しますと、こちらを使いますと育ヘルのほうは使えなくなってしまいますので、そういったこともありまして、私どもは育児支援ヘルパーを推進していきたいということでございます。 ◆南雲由子   主要施策の成果の13ページで、育児支援ヘルパーの延べ利用時間数が出ているんですが、1歳から3歳まで拡大していただいたということで、令和3年度は大幅に増加をしているというふうに思っています。これは大変感謝をしています。その上で、家電購入支援については、板橋区でも実施されると思ったらなくて残念だったという声をたくさんいただいているので、一部ご紹介させていただきたいんですが、コロナ禍で家で過ごすことが増えたこと、また今後働きに出るようになったときに、家電が少しでも助けになればというふうに思っていたんですがなかったと、北区や他区でも始まっている中で区に問い合わせたら、ありませんということで大変残念でしたというご意見を頂いています。何かこの家電支援というのが育児支援ヘルパーとは少し目的が違うのかなというふうに感じているので、最後意見で述べさせていただきたいんですけれども、最近私はちょっと確信していることがあって、日本の少子化対策というので、無償化がどんどんされていて、それは大変ありがたいことなんですけれども、子育てで、イコール家にお金を入れとけば子どもが育つでしょうというのは、とっても昭和のお父さん的だなというふうに感じています。ないのは時間なんですよね。家電はDXなんです。毎日の時間を生み出すということだと思うんですね。実の親でも義理の親でも、親に頼むのはやっぱりそれなりに気を使いますし、パートナーに家事を頼むと、思うタイミングでやってくれなくて余計いらいらするということもあります。頼みたいのは、毎日の食器を洗うとか、洗濯を干すとか、掃除をするとか、毎日毎日あることなので、育児支援ヘルパーは大変ありがたいですし、相談につながるかもというところでは非常にありがたいんだけれども、家電の目的はちょっと違うように思います。毎日の時間を生み出してくれることによって、DXが進んで、子育てに少しずつ余裕が出るということの施策だと思いますし、これだけ強く言っているのは、東京都が10分の10出してくださる事業なので、手を挙げない理由がないんじゃないかという思いもあるので、板橋区でもぜひ導入していただきたいというふうに思います。また、区民の方からのご意見では、年齢の幅も拡充して検討していただきたいということも、3歳以上まで検討していただけないかというご意見もいただいているので、申し添えておきたいと思います。本当はご意見を求めたいんですけれども、まだやっていない事業ですので、検討していただきたいということを強く申し添えて、次の質問に移りたいと思います。  次に、主要施策の成果の62ページで、学校生活支援員についてお伺いしたいと思います。62ページの1の(2)特別支援学級等の設置運営というところで、学校生活支援員という方を配置して運営をしたというふうにあるんですが、令和3年度の人数について教えていただきたいのと、当事者のママの方から学校生活支援員が足りないというご相談を受けているんですが、現状と今後について、区の教育委員会の見解をお伺いします。 ◎指導室長   生活支援員につきましては、96名という形で配置を考えておりましたが、実績としてなかなか配置がというところで、90名のところでの実績となっています。これにつきましては、基本的には、学校からご要望いただいたところで、こういったところにこういう支援をつけたいというところで、こちらから配置をさせていただいています。うちのほうも、アドバイザー等が学校に行きまして、本当に必要なお子さんとかというところも、こちらから必要じゃないですかと促すこともあるんですが、基本的に学校からの申請に基づいて配置をしておりますので、そこで多少ちょっと保護者の方の必要なところにいないというところでの違いが生まれているのではないかというふうに認識しております。今利用しているお子さんについては、90名ということになっています。課題としまして、もちろん本来は1人の子に1人ずつそういった支援員がつけばベストなところでありますが、やはり人の数の限界もありますので、どちらかというと、もちろん重篤なお子さんには1人に1人がというところもあるんですけれども、学級に対して1名つけるというような形にもなっていますので、十分その1対1の対応というところはまだ潤沢にはできていませんので、そういったところが課題になるかなというふうに考えます。 ◆南雲由子   板橋区の学校生活支援員の募集案内と、世田谷区の同内容の学校生活サポーターというのの募集案内を見比べてみますと、応募資格が大分違います。板橋区ですと、何らかの資格が必要、介護福祉士だとか、そういった経験がある方というのが4つ資格が示されていると思うんですが、これに比べて世田谷区だと、特別な支援が必要な児童・生徒の支援などに深い理解と熱意のある方で18歳以上というふうになっているんです。応募資格を持つ方というのがそもそも母数が少なくなっている中で、学校生活支援員を集めていくというところが大変じゃないかなと思うんですが、その募集の状況、集まりにくいとか、そこに人材が不足しているとかという状況について教えてください。 ◎指導室長   ホームページ等々で呼びかけたり、学校のほうでもいろんなつてを頼っていろいろ探していただいたりとかとしている状況ではありますけれども、いろいろ面談をする中で、どういった形で配置していくかと考えているところではあるんですが、やはり必ずそういった専門的な資格というところになると狭まっているところの状況というのは確かなところですので、そういった要件を少し見直しながら、本当に子どもにちゃんと携われて、子どもにとって何か力になっていきたいというようなところを重視するような形には考えていきたいというふうに考えております。 ◆高山しんご   先ほど来、学校のマスク着用のお話が出ておりますので、それに直接的な関連ではないんですが、関連して伺わせていただきます。そういった学校における教室内のお話ですとかは直接担任の先生と児童・生徒さんがやり取りするほかに、やはり保護者の方というところが様々な主体、例えば担任の先生ですとか、校長先生ですとか、教育委員会、また議会のほうにもお声をいただくことがあります。殊コロナになってからは、なかなかコミュニケーションという部分で、保護者の横のつながりですとか、意見を当事者というか、担任の先生ですとか、校長先生に届けるシステムというのがなかなか機能していないんじゃないかというところをちょっと肌で感じているところがあるんですね。保護者会なんかはなかなかコロナで集まりの制限があって開催ができない、また形式的な開催にとどまるみたいなことが、だんだん改善はされてきたと思うんですが、現状保護者の声を吸い上げるシステムということで、学校または教育委員会等で保護者会に代わるようなものが出来上がってきているのかというか、保護者の声を吸い上げるシステムがあるのかどうか伺います。 ◎指導室長   保護者会につきましては、対面でというところが難しいところで、オンラインで実施しているところも多うございますし、今現在もそういったことも併用しているところもございます。そこでいろんなお声を直接お聞かせいただくというところが一番なんですけれども、日常的にフォームを活用しまして、そこに様々なお声を寄せてもらうというようなことを取り入れている学校もございます。 ◆高山しんご   保護者会自体は確かにオンラインで開催できるというところで代替の利くものだと思うんですが、保護者会をリアルで行うメリットというのは、やはりお母さん同士ですとか、お父さん同士ですとか、PTAですとか、おやじの会はありますけれども、なかなか保護者会というものがリアルに開催できない中で、そういった現地に集まって、あの子のお母さん、お父さんはあの人なんだということで仲よくなって、横のつながりでまたそれを基に意見交換をして、学校にご意見を言うなりしていくというところで、そういったところがコロナ前とは変わったところだと思うんですね。そういうところの弊害というところで、具体的なところはなかなか申し上げることができないんですけれども、ちょっと変わってきているところで、そういったところを打開する策、コミュニケーションをもっと円滑にできるような策というのは考えられているのかどうか伺います。 ◎指導室長   PTAの活動自体もなかなかうまくできにくいところもあって、いろんなお声としてもやはりそういった横のつながりという意味では希薄になってきているというお声は入っているところなんですが、そこのところに学校が主体になって何か保護者同士をつなぐというようなところでの何かというのは、なかなかちょっと不十分なところがあるかと思いますが、学校行事等も最近はもう人数制限、ちょっとしているところも一部残っているところはありますが、学校に来る機会もできてきましたので、そういったところで担任が入って、そのときを利用してちょっと保護者同士で集まる機会を持つとか、そういったことで穴を埋めるような形で各学校は工夫しているというように聞いております。 ◆高山しんご   ぜひともそういった機会を逐次捉えていただいて、先生と校長先生と、あと児童・生徒さん、教育委員会ですとか、すごくコミュニケーションを闊達にすれば、もうちょっと円滑に回っていく部分というのはあると思いますので、ぜひとも善処していただければと思います。  そうしましたら、主要施策の成果に移らせていただきます。まず、15ページの児童館事業について伺わせていただきます。内訳のところで、まず出前児童館のところ、一番上の上から3つ目の予算規模98万円に対して34万円の決算額なんですが、この差額の64万円の内訳について伺います。 ◎子育て支援課長   出前児童館でございますが、地域と一緒にいろいろなイベントを行ったりするところでございます。コロナ禍におきまして、委託内容の変更により減が生じたところでございます。わくわくフェスタ、そういったものも所管をしてございまして、そのところで大きく減になってしまったところがございます。実際、わくわくフェスタ、動画配信をしたところでございますので、イベントとしては一堂に会して集まったところはないところでございますので、大きくこのように乖離が生じたところでございます。 ◆高山しんご   子どもわくわくフェスタを実際に行わなかったことで、代替としての動画配信を行った分の差額ということでよろしいということですよね。分かりました。  16ページに移らせていただきます。児童館事業の相談件数について伺わせていただきます。令和元年度から右肩上がりになっているところ、項番2の(1)でなっていると思うんですが、相談件数は年々増えているところでございますが、人員配置ですとか、そういったところは恐らく変わりないところだと思うんですが、この質の確保みたいなところというのはできているのでしょうか。できているとは思うんですが、何か課題ですとか、そういったところはありますでしょうか。 ◎子育て支援課長   児童館でそういった相談をやっているところでございますけれども、児童館の職員、基本的に保育士でございますので、保育士が親御さんの相談に親身になって応えているところでございますし、児童館に何度も足を運んでいただける、そういった利用者の方と信頼関係を築いているところでございますので、そういったことからも、ご相談をいただいて職員のほうもお応えができているのかなと思っているところでございます。児童館の職員につきましては、適正な人数というか、そんなに多くない人数でやっているところでございますけれども、うまく職員同士連携しながら、またこういった相談があったよということで、朝礼、ミーティング、そういったところで共有をしているものでございますので、うまくいっているのかと自負してございます。 ◆高山しんご   実質的な状況といいますか、令和2年度については恐らくコロナで減少をしたということで、令和元年度に近い数字が令和3年度、10万件以上というところでついていると思うんですが、ここの部分について、令和2年度から人数が増えたということで、相談件数当たりの相談対応の時間というのが短くなっているんじゃないかなとは思っているんですが、そのあたりについて認識があればお聞かせいただければと思います。 ◎子育て支援課長   実際の時間につきましては、それぞれのケース・バイ・ケースによりますので、一概に短くなった、多くなったというのはなかなか分からないところではありますけれども、こちらにあるように、子育て相談エールとか、ほっとプログラムというのがありまして、専任の相談員を配置して子育て相談をやっているところもございます。また、ほっとプログラムということで、子育てのちょっと気になるといった内容につきまして、いろいろなプログラムをやっているところで、そのプログラムの前後にまたそういった親御さんのほうからも相談をいただいて、このような数になったのかなと思っているところでございます。 ◆高山しんご   続きまして、17ページ、先ほどもご質問ありましたが、すくすくカードについて、もう少しだけ私のほうから深掘りといいますか、ちょっと聞いておきたいと思います。事業実績、先ほどのお話で11.6%という数字がありましたが、すくすくカード、リニューアルをされているところで昨年度実績から減っているというところだと思うんですが、これについてリニューアルの効果というのをどのように考えているのかお聞かせください。 ◎子育て支援課長   こちらにつきましては、先ほども申し上げましたコロナ禍でなかなか利用が伸び悩んだというところはございます。ただ、先ほどにもありましたように、利用しやすいメニューについてはいろいろと検討を重ねていく必要がございます。そういったことも含めまして、今後もいろいろなお声を聞きながら検討を進めてまいりたいと思っているところでございます。すくすくカードの一番利用が多いのは、イオンのところのものになってしまうんですけれども、そういったものでないところでも親御さんの癒やしになるとか、休憩になるとか、そういった目的を考慮いたしまして、検討を進めてまいりたいと思っております。 ◆高山しんご   イオンの子育てサービスというのは恐らくワンポイントになるというものだったかと思いますが、やはり若干その利用率からすると、使いづらさというのが前に出てきてしまっているところだと思うんですね。なかなか見ても使いづらいからポイントに交換してしまおうという流れだと思うんですが、そこのところで利用者の声みたいなところを収集されているところだとは思うんですが、どのように生かしていくかというのは今後の課題だと思います。そういったところについて、今年度、また今後の方針みたいなところがあれば伺います。 ◎子育て支援課長   今高山委員のおっしゃっているとおり、利用しづらいというお声があるというのも現実にあるかもしれません。そういったところを少しでも改善できるように、例えば新しいメニューについても検討をしたりとか、そういったこともございますので、皆様のお声を真摯に受け止めて改善に努めてまいりたいと思います。 ◆高山しんご   続きまして、主要施策の成果の21ページに移らせていただきたいと思います。児童養護施設卒園者住まい応援プロジェクト、これは令和元年度からクラウドファンディングで行われているものでございます。令和3年度で3年目ということで、3年間やってみての総括みたいなところがありましたらお聞かせください。 ◎子ども政策課長   令和元年度からこの事業を始めて3年間、今年度も引き続きやっているところでございます。助成人数につきましては、やはり区内の児童養護施設で高校3年生の方がどれぐらい進学するかで左右されるところがあります。総括というお話だったんですけれども、現状はこれ、もともと進学する機会を平等にしましょうということで始めたところではありますが、ご案内のとおり、今年の7月から児童相談所の設置市事務が来た段階で、養護施設との関係も、これから出ていくところの中で、やはり進学がなかなか難しい、就労というんですか、就職するような方も数多くいらっしゃって、そういう方たちもやはりなかなか普通の方と同じようなスタートラインに立てていないという状況も見えてきたところでもありますので、先に向けては、この進学者への支援、プラス進学ではなくて就職、就労を選ぶ方への支援みたいなものも区として考えていかなくちゃいけないのかなというところで今検討をやっているところになります。 ◆高山しんご   やはりこの住まい応援プロジェクト、クラウドファンディングでお金を出していただいている方というのはすごくたくさんいて、額もしっかりと目標額まで集まっているという状況だと思います。その中で、やはり3年間やってみてのそういった次のステップみたいなところというのは検討することというのは大変重要だと思いますし、検討されているというのはすごく前向きなことだと思っております。今申し上げました支援をしていただいている方々というところに関して、クラウドファンディングだと、1回支援をして、そのページを見て支援をして、その後なかなか、報告がメールで来たりはしますけれども、サイトによってちょっと違ったりもしますね。そういうところで、板橋区として、支援をしてくださった方に対する3年間ないし4年間のご報告みたいなところというのはどのようになされているのでしょうか。 ◎子ども政策課長   こちらについては、クラウドファンディングとして、令和元年度、それから令和2年度で2か年で募集をかけたところでございます。トータルでいきますと約1,300万円のご寄附をいただいて、件数でいきますと450件ほどのご寄附をいただいているというところでございます。当初スタートしたときに、3回ぐらいですかね、ちょっとしたチラシというかパンフレットで状況報告みたいな形でご寄附いただいた方にそのチラシを郵送してございます。その中には、実際に寄附を受けている方の感謝の言葉ですとか、今どんな状況なのかという現状の部分も含めて、各寄附いただいた方に報告をしているという状況でございます。先に向けては先ほど言いましたもう少し違う形でやっていこうという中で、それのご案内と総括、現状も含めて、改めてまたご寄附いただいた方にはそういった周知を今後やっていきたいというふうに思ってございます。 ◆高山しんご   そうしましたら、そういった方々、善意で出してくださっている方々が継続的にまた支援したいなと思った場合には、そうやって区のほうから展開がお知らせをされて、そういう可能性も出てくるということだと思いますので、これをもうちょっと大きくしていければいいなと思っております。ただ、この事業の今後の区の方向性というのを伺いたいんですけれども、このプロジェクトというのは今年で4年目なんですが、これはずっと板橋区でやっていくつもりなのかというところを伺えればと思います。 ◎子ども政策課長   まさに今、来年度の事業内容について財政部局ともやり取りをしているところでございますので、なかなか細かい話はしづらいところではありますが、イメージとしましては、この応援プロジェクトを包含するような、もう少し大きくなったような事業をやれないかというところで今検討が進んでいますので、このプロジェクト自体はその一部になりますので、先ほど言いました1,300万円ほど頂いている部分、これがなくなるまではこの名の下に継続をしていきたいというふうに思ってございますし、その包含する大きいところについては、また財政部門との協議の中で、どれぐらいできるのかというところも含めて検討していきたいというふうに思ってございます。 ◆高山しんご   その広がりを見せて、区の事業として、これも区の事業ですけれども、独自の事業としてやっていく部分も恐らく出てくるのかなというところを確認させていただきましたので、引き続き期待しているところでございます。 ◆中村とらあき   まずは、歳入歳出決算書412ページ、主要施策の成果64ページ、65ページ、教育ICT化推進についてお尋ね申し上げます。まず最初に、教育ICT化とGIGAスクールについて、施策として別々に分けている理由についてお伺いいたします。 ◎教育支援センター所長   まず、教育ICT化推進につきましては、遡りますと、GIGAスクールが来る以前、大体平成26年とか平成27年ぐらいが主になるかと思いますけれども、教育ICT化推進計画、こちらの計画の下に、GIGAスクールの前身になります、いわゆるWindowsのタブレットですとか、パソコン室に整備をしたパソコンですね、そういったものですとか、電子黒板ですとか、実物投影機、またはデジタル教科書等、GIGAスクール以外の様々な教育ICTの推進をするための経費をここで教育ICT化推進という名の下に整理をしてきたところでございます。そこにGIGAスクールが令和2年度ですか、GIGAスクール構想の推進が国の旗振りの下で始まって、こちらがかなり大きな経費を占めるところになりますので、少し教育ICT化と分けて、きちんとGIGAスクールGIGAスクールの経費ということで見せたほうがよかろうというところで、このように分けてお示しをしているという状況でございます。 ◆中村とらあき   この経緯はいろんな資料を読ませていただいて理解できるところなんですけれども、一般の区民の方から見ますと、やはり分かりにくいのではないかと。GIGAスクールとICT化というのは一緒のものじゃないかというふうに一般の区民の人は、また保護者の人たちも捉えているというところで、何で別々に推進するのかというようなご意見もございます。そういったところで、今後こうした内容についてより精査し、また調整していくというお考えはありますでしょうか。 ◎教育支援センター所長   中村委員のまさにおっしゃるとおりだとそこは考えております。GIGAスクール構想自体が、先ほども申し上げましたように令和2年度から走り始めた事業でございます。ここにどのぐらいの経費とか人材を投下して、どのぐらいの成果を上げたのかというのを分かりやすくお示しをしていくために、このようにお示しをしているという状況もございます。ただ、数値としては、いずれは1本になっていくのが妥当なのかなというような感触も持っておりますので、すぐすぐということはないかもしれませんが、いずれかの段階で少し一体化をしてというか、予算であるとか、成果についても1本にして見せていくような方向性は、検討の余地はあるというふうに考えてございます。 ◆中村とらあき   その上で、板橋区スマートスクールプロジェクトが改定されておりまして、その中で初版と改定の違いについてご説明をお願いいたします。 ◎教育支援センター所長   まず、令和2年度のところで策定いたしました。令和3年度では改定ということで、既に策定と1回の改定をしているところでございます。策定に当たりましては、やはりこのGIGAスクール構想、先ほど来申し上げているように、令和2年度に突如事業を前倒しすることになった、これをどういう考え方の下で進めていくのかというのを主にお示ししたものが初版、最初に令和2年度に策定をしたものになってございます。令和3年度は、GIGAスクール以外にもこれまで様々な教育ICT化の施策を推進をしてまいりましたので、そこら辺の施策の振り返りをしつつ、そこまで整備したものをこれからどういったふうに有効に活用していこうかという道筋を少しお示しするようなものに改定をしていったという認識でございます。 ◆中村とらあき   このICT化によりまして、コロナ禍という厳しい状況の中でも、何とか学校教育の一助になって進められたのかなという感じがしております。また保護者の人たちも何とかついてきて、かなり教育の成果があったのではないかというふうな、データに基づくよりは実感としていろんな方から聞くと、そのようなお声がございました。そうした中で、ICT化はこれまでの学校教育の方法とは異なるところが非常に多いというところ、またコロナ禍によって、ICT化を単独で進めた場合の効果とは異なる部分も出てきているかと思います。その上で、言い換えますと、コロナ前の状況と現在の状況を比較して、ICT活用を検証する必要があるかと考えますが、その点についてお伺いしたいと思います。 ◎教育支援センター所長   やはり今まで、先ほどのスマートスクールプロジェクトのところでもお話をしましたように、整備をしました、整備をしたのはいい、じゃ、これからどういうふうに活用されるのか、されたのか、活用していくのか、またそれによってどういう成果が出たのかというところは、きちんと整理をして検証して、今後もさらなるICT機器の整備ですとか公開といったものはいろいろ想定されますので、そういったものに生かしていく必要はあるというふうに考えてございます。 ◆中村とらあき   子どもたちの学習環境が大きく変化したことにつきまして、コロナ前と比べて子どもたちの学力、また学校生活、部活動等、どのような変化があって、ICTにより対応できた部分、またできなかった部分について、具体的に把握している部分がございましたら、分かっている範囲で結構ですので答弁をお願いいたします。 ◎教育支援センター所長   ICT化の推進に伴う変化ということでございますけれども、やはり一番大きいのは授業が変わったというのが一番大きいのかと思います。それで学力がどのぐらい変化をしたかというのを数値的にお示しするのは非常に難しいところでございますけれども、例えば授業の配信ができるようになったというところで、不登校、コロナ不安、様々な事情で学校に来れない子に対する授業の配信が可能になったというのが1つ大きなところだと思います。普通に教室に入っている子でも、いわゆる共同学習がやりやすくなったというところで、意見の表明だとか、意見の集約だとか、意見の交換だとかというのが授業の中でICT機器を使いながら非常に有効にできるようになったというのが1つ大きなところかと思います。生活面で申しますと、一部ではございますけれども、例えばスクールカウンセラーが一人一台パソコンを活用して相談の対応をしたり、また連絡手段のデジタル化ということで、出欠席の連絡が保護者と学校の間でデジタル化されたりとかというようなところで大きな変化が見られているのかなというふうに考えてございます。 ◆中村とらあき   今回、こうした事例の中で、活用事例などを集めているというふうに聞いておりますけれども、今後そういった活用事例をより広く教職員の皆さんとか、あるいは保護者の方々に公開していくというお考えはございますでしょうか。 ◎教育支援センター所長   いわゆる好事例の集約、それから展開ということでございますけれども、いろいろやってございます。まず1つは、GIGAスクール通信というものを我々のほうで作成をいたしておりまして、毎月1回発行して、学校等にも展開をしているところでございます。いわゆるGIGAスクール端末をはじめとする教育ICT機器のこんなによい使い方があるよと、こんな取組を学校でやっているよというようなものをご紹介差し上げるようなものであったり、あとは事例共有基盤と申しまして、優れた教材ですとか指導の方法とかを区立学校全体で共有できるような仕組み等もGIGAスクールと同時に整備をいたしましたので、そういったものが今後も有効に活用されるように、事務局としては支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆中村とらあき   そうしますと、先ほど申し上げましたスマートスクールプロジェクトの中に記載もございますような、そのほかでの活用として、家庭学習での活用、ドリルパーク、ワークシート、またミライシードラボなどの活用を通じて、より一層家庭教育との連携も深めていけるというふうに考えておりますけれども、具体的にはどのように進めていかれるのでしょうか。 ◎教育支援センター所長   家庭学習での活用というところでございますけれども、具体的にいわゆる家で勉強するということになりますと、ドリル学習が中心になろうかと思いますので、そういったドリルソフトを積極的に使っていただく。そのためには、まず学校からちゃんと端末を持ち帰っていただくということが重要になると考えてございますので、我々といたしましては、きちんと学校が児童・生徒に端末を家に持ち帰っていただく指導を徹底していただくようにお願いをしていくということになろうかと思います。 ◆中村とらあき   ICT化におきましては、パソコンや使用環境などの整備が定期的に行われていくことが重要かと考えております。専門学校や大学では、特に4年間から5年間、もう既に古くなったパソコンを使用した後は常に新しいパソコンにルーチン化して変えていくという方法を取って、最新技術についていけるようにしているという環境を整えているところが多く見受けられます。こうした中で、ICT化というのは日進月歩の技術に追いついていかなければいけないというところもあります。これのことに関して、今後教育委員会としては、ICT機器に関してどのようにアップデートしていくのか、あるいは機材を変えていくのか、また技術に追いついていくために教職員のバックアップ体制はどのように取っていくのかについてお尋ね申し上げます。 ◎教育支援センター所長 
     委員からご指摘いただきましたとおり、様々なICT機器、日進月歩で陳腐化も非常に速くなっております。ですので、適切な更新をしていくということになろうかと思います。ただ、GIGAスクール端末しかり、電子黒板しかり、これから入ってくるデジタル教科書等といろいろございますけれども、やはり非常に多額の経費を要するというところがございます。適切な更新をするために、きちんと財源の確保、協議等を進めていくということと同時に、やはり今ほど申し上げましたデジタル教科書もそうですけれども、ただ入れましただけでは学校現場は使えませんので、学校現場が使いこなせるように人的な支援等はいろいろ考えていきたいというふうに考えてございます。 ◆中村とらあき   簡単に長寿命化とかはできないものでございますし、絶えず変えていく必要があると思っております。そうしたところに配慮しながら、今後の施策展開を考えていければと思います。以上をもちまして、次の質問に移らせていただきます。  歳入歳出決算書406ページ、412ページ、420ページ、主要施策の成果の69ページ、70ページ、学校施設改修経費について質問いたします。上板橋第一中学校の改築に関わる部分について質問させていただきます。当時の基本構想・基本計画はコロナ禍の中で行われましたが、基本構想・基本計画において、どのような影響がありましたでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   基本構想・基本計画は今年の7月に策定いたしました。コロナ禍ということで、どういった影響があったかというご質問だと思います。計画自体は順調に進んだんですけれども、例えば学校とのヒアリング、児童・生徒さんとのヒアリングで、例えばコロナが感染拡大した時期にちょうどその時期が当たっていた場合については、そういったヒアリングを中止せざるを得ない、もしくはオンラインとかでやらざるを得ないとか、そういったところで、意見聴取に関しまして多少影響があったというふうに考えてございます。ただ、計画自体は順調に、途中変更はございましたけれども、順調に策定できたものだというふうに考えているところでございます。 ◆中村とらあき   この作成に当たっては、先ほどご説明があったように、PTAの皆様やiCSの皆様、また教職員の方々等々の多くの皆様の意見が集約されたと思っております。その中で特別支援学級の位置づけ、つまり今上板橋第一中学校がこれから旧上板橋第二中学校に移ることによって環境の変化というものが出てくるかと思います。それに対する対応というのはどのようにされていくのでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   委員のおっしゃるとおり、上板橋第一中学校につきましては、特支の拠点校ということで学級がございます。一方、上板橋第二中学校の旧校舎におきましては、特支の拠点校ではありませんでしたので、専用の部屋というものがございませんでした。まず、そういったもの、一番の学習環境であるそういったところについては、来年度改修を進めまして、整備を進めていきたいというふうに思ってございます。また、通学経路が変わることにつきまして、大変ご心配の声をいただいているところでございます。そういったところにつきましては、バス通学の補助等、一定程度緩和をして認めていきながら、そういった生活の学習環境の変化、全くないわけではないというふうに考えてございますけれども、なるべく支援をしていきたいというふうに今考えているところでございます。 ◆中村とらあき   特別支援学級の皆様方は、どのようなご意見、またどのようにしてほしいといった具体的な提案がございましたでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   保護者の方からご意見等いただいているところでは、大きく2つございます。1つは、通学の支援、そういったものが、例えば3年間通うこと、やっぱり年度の途中で校舎が変わることに対して不安の声をいただいてございます。そういったことに関しまして、現在バスの補助につきまして、1.5キロという制限を設けているところなんですけれども、そういったものを緩和しながら支援のほうをしていきたいと。また、1.5キロの範囲内であっても、なかなかバス通学が難しいということに対しましては、個別に相談に乗っていきたいというふうに考えてございます。まだまだいろんなご意見をいただきまして、工事実施までに支援策を考えていきたいのが1つと、もう一つは、やはり上板橋第二中学校の旧校舎での生活がどうなるのかというところでご心配の声をいただいてございます。現在、まだ改修前でございますけれども、先月、今の上板橋第二中学校の旧校舎の見学会を開きまして、今の現状を見ていただきました。見ていただいてご心配な点などに改めてご意見等いただきまして、それを今後の設計に生かしまして、来年度に施工しまして、令和6年度からの校舎に際しましては、特支の方にも配慮できた、そういった有効的に改修していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆中村とらあき   あと、もう一つ、これは学校の一般生徒に関することですけれども、現在この計画が決まって、これから上板橋第二中学校の旧校舎に移るというところで、現在の募集人員、通うクラスが1クラスか2クラスになってしまうんではないかということで大変心配しているところでございます。こうしたことに対してどのように対応されていくのかということについてお聞きしたいと思います。 ◎新しい学校づくり課長   委員のおっしゃるとおり、実際、今年度の入学者の方がちょうど中学校3年、9年生のときに工事の1年目を迎えることで、工事の影響を受けてくる形になります。やはり上板橋第一中学校を選んでいただく方、減っているという状況はございます。ただ、これは上板橋第一中学校に限ったことではありません。工事校ではそういった傾向があるというふうに認識をしておりますが、その後、完成後には入学率等、復旧してきてございます。ただ、やっぱり工事の期間に通う子どもたちに対しましては支援とか必要だというふうに考えてございますので、そちらにつきましては、地域の方々とどんな工事期間中の配慮ができるのか、そういったこともご相談をしながら、なるべく上板橋第一中学校に来ていただけるように、これからもいろんな取組、いろんなご意見を参考にしながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆中村とらあき   次に、事務実績調書、教の22、八ケ岳荘利用状況及び榛名林間学園利用状況についてお尋ねします。まず、八ケ岳荘は新しくなりましてきれいになって、利用者の評判というものはどんな評判がありますでしょうか。 ◎生涯学習課長   榛名のほう、リニューアルいたしまして、お客様のほうからは、アンケート結果につきましては、大変好評を得ているところでございます。失礼しました、八ケ岳荘につきましては、大変好評をいただいているところでございます。 ◆中村とらあき   その中で、青健活動がゼロであったというところがございます。そのために青健活動といったものも停滞しているのではないかと考えておりますが、その点についてどのようにお考えになられていますでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   青健活動につきましては、コロナの影響で、いわゆる活動のガイドライン的なものをお示ししてございます。いわゆる不特定多数での宿泊ですとか、そういったところにつきましては、現場の方との意見交換も踏まえて、今般収束に向かっているところを踏まえて、そのガイドラインといいますか、取扱いを緩和して、より宿泊行事などが実施しやすくなるように今対応を進めているところでございます。 ○主査   所管の決算の調査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際、暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後1時といたします。 休憩時刻 午後零時03分 再開時刻 午後零時57分 ○主査   休憩前に引き続き文教児童分科会を再開いたします。  それでは、質問を続けます。 ◆成島ゆかり   午後もよろしくお願いいたします。まず初めに歳入の部分で何点かお聞きしたいと思います。決算書の88ページの社会教育施設使用料についてなんですけれども、使用料というところで、金額的にはそんなに大きなものではないとは思うんですが、歳入の部分では非常に重要なところかなと思うので、お聞きします。この施設を見ますと、1番の生涯学習センター及び7番の中央図書館については、ほかの施設と比べて、かなり大きな使用料の歳入となっております。まず、1番の生涯学習センターからお聞きします。この決算の内訳、ほぼ貸施設等の利用料だとは思うんですけれども、この決算の内訳をお願いいたします。 ◎生涯学習課長   社会教育施設使用料の生涯学習センターの部分でございます。こちらにつきましては、委員のご指摘のとおりでございまして、学習室等の使用料が562万6,101円でございます。そのほかに、行政財産使用料といたしまして、まなぽーと大原のほうにケーブルテレビの電源供給器の設置がございまして、こちらで2万1,804円、成増のほうで郵便差出箱の設置がございまして5,628円といった形で、行政財産使用料が2万7,432円、合計で565万3,533円の歳入でございます。 ◆成島ゆかり   利用料がほぼだということですね。次、7番の中央図書館について伺います。こちらも、図書館のほうは基本的に施設利用料は無料だというふうに認識もしておりまして、多目的室や視聴覚室等もありますけれども、そちらも無料というふうに認識をしてるんですが、この決算額の内訳をお願いいたします。 ◎中央図書館長   おっしゃるとおり、図書館は、基本利用料は無料でございます。ここで表れてくる使用料なんですけれども、複写機であったりとか公衆電話機を置いてあるものの使用料ですね。そのほか、中央図書館であると、駐車場、自転車駐輪場、こちらの利用料、使用料というものが含まれております。大きいものが、やはり中央図書館の地下駐車場、こちらが205万6,400円、もう一個が中央図書館の自転車の駐輪場、こちらも148万6,700円となっております。こちらが大きなものになっておりまして、その他が各図書館における複写機の使用料などという形になっております。 ◆成島ゆかり   駐車場がありましたね。ありがとうございます。次に、決算書の110ページ、国庫補助金のところになりますけれども、13番、保育士等処遇改善臨時特例交付金がありまして、これ、かなり予算現額から決算額、かなり大きな乖離があるんですけれども、この要因ですかね、大きな乖離となってる要因を教えてください。 ◎保育サービス課長   こちらの補助金ですけれども、内容が、交付のほうが令和4年2月から令和4年9月までの特例交付金でございました。決定が3月になされまして、令和3年度の分と令和4年度の分を一括して決定を受けてございます。それで、予算のほうには2年度にわたっての予算を計上しておりますけれども、交付のほうが令和3年度は令和3年度の分のみの交付になりましたので、また執行いたしましたので、こちらの額が令和4年の2月、3月分ということで交付を受けてございます。まだ交付をされていない令和4年の4月から9月分に関しましては、4月、令和4年度に位置づけて収入することになっております。 ◆成島ゆかり   処遇改善というところで、月9,000円ですかね、保育士さん、本当に頑張ってらっしゃる方たちに処遇改善というふうでされると思うんですけれども、これはかなり大きな規模の施設、保育所はもちろんですが、幼稚園、認定こども園、あと地域型の保育等々にも、あとあいキッズの方たちにもいかれるのかなっていう認識でいるんですけれども、そのとおりでよろしかったでしょうか。 ◎保育サービス課長   保育サービス課の所管するものは、おっしゃったように、認可の私立園、また地域型ですね。あと、国ですから、そういったところになってございます。また、別途、国からの通知でございますけれども、そちらに関しましては、幼稚園、児童館、うちでいうところのあいキッズ、そういったところにもなるというふうに広報のほうはされているところでございます。 ◎学務課長   幼稚園施設につきましても、私立幼稚園の処遇改善という形で同じように支出が、措置がされております。 ◎地域教育力推進課長   あいキッズにつきましても、処遇改善交付金のほう受けさせていただいておりまして、予算のほうで、3,700万円余の予算に対して、令和4年2月、3月分として900万円余の歳入を頂いております。差額につきましては、令和4年4月から9月までの令和4年度分ということで、令和4年度に繰越しをさせていただいてるところでございます。 ◎保育サービス課長   先ほど、誤って児童館というふうに申し上げましたけれど、児童館は対象外でございまして、保育のほうは、保育所、あと地域型保育施設、そちらのほうになってございます。 ◎保育運営課長   こちらのほうでも、家庭福祉員さん、それから公設民営についても対象となっております。 ◆成島ゆかり   非常に大きな対象施設となって、大事な処遇改善の交付金だと思いますので、しっかり執行ができるようにお手伝いしていただければ、かなりいろいろ手続が大変そうだなというふうに思いますので、ぜひお手伝いをしていただければなというふうに思います。  次に、決算書の108ページの7番、保育所等整備交付金についてお伺いいたします。これ、予算現額、決算額ともにプラスマイナスゼロになってるんですけれども、実は当初予算でいうと9,876万1,000円ということで、当初予算では上げられています。かなり大きな乖離となっているんですけれども、この理由をお聞かせください。 ◎保育運営課長   こちらにつきましては、当初4施設を整備するという予定でございましたけれども、こちらが3施設になったというものでございます。 ◆成島ゆかり   施設整備、分かりました。次に、決算書の138ページの3番、児童福祉費補助金の部分で、3番の待機児童解消支援事業費補助金というふうにあります。こちらについても、予算現額、決算額ともにプラスマイナスゼロになっているんですけれども、当初予算からだと、かなり大きな幅の増額になっております。この補助金について詳細と大きな増額の要因をお聞かせください。 ◎保育運営課長   こちら、先ほどの国の補助金と同じようなものでして、東京都から交付されるものとなっております。主な増減の理由といたしましては、まず増改築を行った保育所があるんですけれども、こちらが令和3年度については1施設であったということ、それから先ほど申し上げました賃貸型の施設、こちらを3施設にしたということになります。それから、内訳でございますけれども、事業者の負担軽減のための開設準備経費補助といたしまして2億8,970万円余、それから保育所等整備に係る区の負担軽減といたしまして413万円余という金額となっております。 ◆成島ゆかり   ということは、改築だったり、賃貸のもの、予定よりも多く改築等々があったっていうことでよろしいですか。 ◎保育運営課長   すみません、後ほど確認して回答させていただきます。申し訳ございません。 ◆成島ゆかり   じゃ後ほどお願いいたします。決算書140ページ、先ほど石川委員のほうからあった8番の現任保育従事職員等資格取得支援事業費補助金ということで、今回も実績がゼロ、課長のほうからも周知等を行ったんだけれどもゼロだったということでお話があったと思うんですけれども、実はこれは昨年も文教児童委員会だったので、同じところを気になってお聞きしておりまして、昨年も実は実績ゼロなんですね。2年続けてゼロっていうところで、もともと保育施設にお勤めになっていながら、保育士の資格を持っていない方っていうのはいらっしゃるのかどうか、まずお聞きします。対象者は把握されているのかお聞きします。 ◎保育サービス課長   運営費を払うときに毎月の保育士名簿を頂いておりまして、その中でスポット的な、例えば朝晩従事する方、時間単位で、そういった方は、例えば子育て支援員の資格というか、そういったものを受けて配置されている方などもおりますので、全て、何人という数は把握してないところでございますけれども、資格を持ってない方も支援員の資格ということで配置されてる場合がございます。 ◆成島ゆかり   すごく気になったのが2年連続ゼロということで、ご本人が、やっぱりスキルアップしたいとか意思がなければ、これには応募はしないんでしょうけれども、心配しているのが、今、保育施設とか保育園等々の、やっぱり多忙のあまり、本人は実はスキルアップのために資格を取りたいんだけれども、やっぱ園の状況によって取りに行きづらい状況になっているとかっていうのをすごく懸念してまして、そういうことがないほうがいいなというふうには思っているんですけれども、そういった声というのは園側からとか上がってきていますでしょうか。 ◎保育サービス課長   園側から、現状では、今これが使いづらいとか、そういった声はまだお聞きしてないところですので、こちらのほうもせっかくある補助ですので、積極的に使っていただきたいということでお話はさせていただいてるんですけれども、なかなか手が挙がらないというところでございます。 ◆成島ゆかり   毎年、予算はついているものですので、執行できるように頑張っていただきたいと思います。  次に、決算書142ページの17番、医療的ケア児保育支援モデル事業費補助金についてです。こちらもほかに比べたらですけれども、半分ぐらいの減額で決算額が示されております。この補助金の内容と減額の理由を教えていただければと思います。 ◎保育運営課長   すみません、医療的ケア児についてご答弁申し上げます前に、先ほどの保留にしていただきましたことについてご説明させていただきます。まず、予算が大幅に増えた理由ですけれども、こちらについては、当初1施設50人定員ということで見込んでおりましたけれども、こちらの定員が増えたことに伴いまして、補助金の額が増えたということ、もう一つは工事費の高騰に伴いまして、補助対象経費が増えたというものでございます。大変失礼いたしました。  それから、今のお尋ねの医療的ケア児保育支援モデルにつきましては、こちらにつきましては、令和3年度より区立保育園の2園において医療的ケア児の受入れを開始しておりますけれども、こちらの児童保育所において受け入れるために、看護師ですとか保育士の加算等に要した費用に対して補助金を受け取るというものでございます。それから、額が減った理由でありますけれども、当初2園で受けるということを考えておりましたけれども、実績として1園だけであったということで、額が約半分になっているという状況でございます。 ◆成島ゆかり   今の補助金で医療的ケア児というところだったので、医療的ケア児のことについて、何点か伺いたいと思います。今、1園に実績があったということですけれども、1園に何名の方の実績があったのか教えていただけますでしょうか。 ◎保育運営課長   こちら、高島平あやめ保育園におきまして、1名の方のご利用があったという状況でございます。 ◆成島ゆかり   受入れをずっと要望してきて、本当にようやくできたなと思いながら、ずっとゼロだったということで心配してたんですが、1園に1人というところですけれども、こういう医療的ケア児の方のニーズ、保育園に入園したいというニーズっていうのは、区としてどういうふうに把握されてるのかというか、把握はされているのかということを教えてください。 ◎保育サービス課長   医療的ケア児等、お問合せ等を先方からお受けする形で把握してるところでございます。現在でも年に四、五件のお問合せはあるんですけれども、今、医療的ケア児、3歳からの受入れになっているんですけれども、やはり将来を見越してということで、割とまだ対象年齢にならないうちからお問合せいただいていて、今現在、その方たちが入園につながるという年齢ではないんですけれども、大体1年に、そうですね、四、五件くらいはお問合せをしていただいてるというような現状がございます。 ◆成島ゆかり   今、3歳児からというお話があったんですけれども、医療的ケア的な部分の対象というんですかね、こういう子は受け入れられますよみたいな対象があれば教えてください。 ◎保育運営課長   区のほうでは、喀たん吸引、それから経管栄養、それから導尿、主にこの3点を見越しておるところでありますけれども、これに限らず、可能な処置ができるものであれば受け入れていくという考えでございます。 ◆成島ゆかり   以前はもうちょっと狭かったような気がするので、ありがとうございます。看護師さんもいるというところでケアの幅も広がって、受け入れられる児童も多くなるのかなというふうに思っております。医療的ケアの対象の部分というのは、区独自で決められるものなんですかね。 ◎保育運営課長 
     受入れの人数ですとか要件といったところについては、区のほうで定めている状況でございます。 ◆成島ゆかり   ご相談いただいてる方、まだ3歳未満ということで、これからこういう方たちが本当に入園につながればいいなと思いますので、ケアによって、いろいろ大変なことがあると思うんですけれども、十分考慮して、検討して、入園につなげていただきたいと思います。ありがとうございます。  次に、主要施策の成果の81ページ、学習機会の拡充と内容の充実というところでお聞きしたいと思います。(2)番の各種講座開催というところで、④中高生勉強会というのは、これは学びiプレイスのことでよろしかったでしょうか。 ◎生涯学習課長   委員のご指摘のとおりでございます。 ◆成島ゆかり   各種事業の内訳のところで、各種講座開催というところに中高生勉強会が入ってくると思うんですけれども、各種講座開催の決算額の内訳を教えていただいてよろしいですか。 ◎生涯学習課長   内訳でございますけれども、中高生勉強会の委託料のところが1,108万8,000円、中高生勉強会の消耗品が7万791円、一時保育集中管理のところの傷害保険料が3万2,200円、賠償責任保険料が1万3,750円、消耗品が1万518円でございます。 ◆成島ゆかり   下の施策の状況、現況を見ますと、中高生勉強会、延べ参加数が1,101人ということに令和3年度はなっています。これ、延べ参加人数ということですけれども、中高生勉強会の定員は各会場20名というふうに認識をしているんですけれども、定員を超えた場合というのはどのような対応になっているのか、現状を教えてください。 ◎生涯学習課長   中高生勉強会の定員でございますけれども、委員のご指摘のとおり、20名でございます。  現状で申し上げますと、大体、各場所で7名から8名ずつお越しをいただいてるというような形で、今現在、定員いっぱいになってはいない状況でございます。 ◆成島ゆかり   私たち公明党区議団としても、中高生勉強会ってすごく進めてきたものなので、やっぱり参加人数が少ないのかなというようなとこを危惧しているところなんですけれども、申込みの仕方を見ると、当日会場にっていうふうになっていると思うんですね。もしかしたら、そういったところの利便性が悪くて、利用に結びついていないのかなというふうにも思うんですけれども、やっぱり。 ○主査   ただいまの成島委員の質問で、質問者が一巡いたしました。再質問のある方は挙手願います。  それでは、しのだ委員、田中委員、石川委員、南雲委員、高山委員、中村委員、成島委員、以上の順に行います。再質問につきましても、1委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、しのだ委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほどしのだ委員の子育て相談ができる赤ちゃんの駅に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎子育て支援課長   申し訳ありません、貴重なお時間を。先ほど、しのだ委員から、赤ちゃんの駅に関して常時相談できる施設数はということでお問合せを頂戴したところでございます。その数が把握できましたので、お答えをさせていただければと思ってございます。常時相談できる施設数としましては、143施設ございます。内訳といたしまして、保育園、保育施設、幼稚園合わせまして112施設、児童館が26施設、健康福祉センターが5施設ということで、143施設が常時相談できる施設でございます。 ○主査   次に、いじめの解消率に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎指導室長   先ほどいただきました2点のうちの、まず1点目のいじめの認知件数がとても減ってきているのではないかというご指摘がございましたが、こちらにつきましては、コロナの感染症におきまして休校等があった関係で、なかなか学校自体に子どもたちがいる時間帯が減ってきたものもありますし、あとやはり関わりがとても少なくなりまして、そういった意味でいじめの認知件数に影響が表れてるというふうに認識しております。また、2点目の解消率が大変悪いのではないかというご指摘だったかと思うんですが、こちらにつきましては、2017年度より解消率の定義が変わりました。文科省のほうから出されまして、2点要件がございまして、いじめがやんでから3か月を経たもの、そして2つ目の定義としましては、被害を受けていた者が精神的、肉体的、そういった苦痛を受けていないこと、この2点を満たしたときに初めて解消ということになっていますので、3学期に起きました認知したいじめについては年度をまたいで解消するというようなことに当たりますので、3月に認知したいじめは、6月にならないと解消ということにならないというようなことが影響しております。より丁寧に子どもたち、被害、加害も含めて、子どもたちを見取っていくというところに起因してるかなというふうに捉えております。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。午後、またよろしくお願いいたします。そうすると、先ほどの、いじめが解消されたっていうよりかは、捉え方によって、また、もしかしたらそうではないのかもしれないということで、例えば今の、前回の認知件数が増えた要因というのが、例えばどんなささいなことでも見直さない、数に上げるというようなことで、どんと数が上がったのではないかというようなこともありました。これ、喜ぶべきことなのかどうかというのはまた後にして、例えば先ほどもお話があったとおり、コロナ禍で、もしかしたら陰に隠れて見つからなくなってしまったのではないかというようなこともありますので、ここら辺のところは丁寧にっていいますかね、子どもたちをしっかりと見ていただけることが必要なんじゃないかなというふうに思います。特に、大人と関わらない時間が増えれば増えるほど、もしかしたらいじめというのが増幅してしまうこともありますので、そこら辺のところをよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、主要施策の成果の49ページのスクール・サポート・スタッフの配置につきまして、お話を伺いたいと思います。これは、教員の負担軽減を図ることで、教員の児童・生徒への指導等に注力できるようにするっていうのが目的でありますが、スクール・サポート・スタッフを配置した結果、初期の目的といいますか、児童・生徒への指導等に注力できたかどうか。成果というのは、数字で表すことがなかなか難しい、できないので、判断がちょっと難しいのですが、例えば端的に教員の声が成果として評価できるのではないかというふうに思っています。そのような声をまとめたものっていうものあるかどうかをお尋ねしたいと思います。 ◎教育総務課長   スクール・サポート・スタッフ、おっしゃるように、そういう視点で配置をしております。基本的な主な職務内容としては、学習プリントを印刷するですとか、授業準備とか、採点業務ですとか、展示物の掲示ですとか、学校行事等の準備の補助とか、そういったことを支援していきます。声自体をデータ化したり、またこれによって得られた勤務時間の短縮と、そういったデータとしては持ってはいないんですけれども、例えば学校現場には赴きます。職員室などに入って、先生の方々とお話をする機会もありますので、そういう中では行った先々で、先生方から非常に助かるという話、またスクール・サポート・スタッフさんの机などを見ると、机の上に付箋で、今言ったような主な業務をお願いしますというものが貼ってあって、先生が頼ってるなという現場の状況も見て取れますので、そういった点でも非常に有効に機能してるというふうに考えております。 ◆しのだつよし   今のところデータとして持っていないというところで、アンケートもそういう意味では取っていないっていうところでしょうかね。 ◎教育総務課長   スクール・サポート・スタッフのみのということで、アンケートは取っておりません。 ◆しのだつよし   どちらかというと、全て、本音っていいますかね、本心といいますか、そういうものをなかなか伝えづらいところもあるとかいうのもあるだろうし、またそういうような正確なデータというものが、データといいますかね、そういうものがあれば、もしかしたらスクール・サポート・スタッフの配置がいいのか、改善すべきなのか、ある学校では非常に満足してるとか、ある学校では負担軽減に至ってないとかいうこともあるかもしれないので、そういうような声は、生の声っていうものはすごく必要ではないかなと思っております。また、そういう結果を基に今後の課題解決につなげていき、教員の負担軽減を図ってもらいたいと思いますので、引き続き現場に赴く、学校に赴いて、先生のお話を聞くというものはやっていただければというふうに思っております。  続きまして、主要施策の成果の58ページの学校適応推進についてお尋ねします。次のページの59ページの1番の板橋フレンドセンターへの通級者数につきまして、中学生の通級者数が毎年度増加しています。この増加をどう捉えればいいのか、ご所見をお願いしたいと思います。 ◎教育支援センター所長   フレンドセンターへの通級者数の中学生の増の要因というところでございます。はっきりしたところを申し上げるのはちょっと厳しいんですが、やはり中学生の不登校の要因というのは、学業の不振であったり学校の中での友人との人間関係または先生との人間関係、そのあたりに悩んで不登校に陥り、フレンドセンターの通級につながっている事例が多いというふうに認識してございます。 ◆しのだつよし   (2)も同じなんですけれども、板橋フレンドセンターへの相談件数につきまして、相談活動というのは、前のページの専任の心理相談員によるカウンセリングのことを指してるんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   こちらは、心理の相談とは別でございます。確かに、フレンドセンターのほうに臨床心理士の資格をお持ちの方に週1回来ていただいて、児童・生徒の心理的なサポート、ケアに当たっていただいてるという状況がございます。こちらは、それ以外のところで保護者であったり、学校から寄せられる相談というところでございまして、対応しているのは主に適応支援アドバイザーといって、実際にフレンドセンターで通級者の指導に当たっている教員OBの者たちがおります。その者たちが基本的に対応しているという状況でございます。 ◆しのだつよし   毎年度増加していますので、この増加をどう捉えればいいのか、私もなかなか分からないんですけど、例えばそもそもいじめとか不登校児童・生徒が増加したのか、より相談しやすい雰囲気になったからかとか、そこら辺ところ、何かもう一度、改めてご所見をお願いしたいと思います。 ◎教育支援センター所長   重ねてのご回答になりますが、はっきりしたところは難しいというところありますが、恐らく全国的な、こういう傾向があるというところでございます。なので、板橋区も同様の状況にあるという認識でございます。 ◆しのだつよし   続きまして、主要施策の成果の21ページの児童養護施設卒園者住まい応援プロジェクトにつきましてお尋ねします。まず、就労についてのお話が先ほどありましたが、もう一度、どのようなお考えなのかをお聞かせいただければと思います。 ◎子ども政策課長   これから先の事業でございますので、あまり細かいところまでご説明がなかなか難しいところではあるんですが、繰り返しになりますけれども、令和元年から始めた部分につきましては、大学ですとか専門学校、いわゆる進学をする方がなかなか同じスタートラインに立てていないっていうところで、進学する方の家賃を助成しようというふうに始めたところでございます。それから数年たちまして、やはり進学だけではなくて、進学以外の道を進む方ですとか、あとは児童養護施設だけではなくて、実は里親からも、18歳になると、いわゆる独り立ちというんですか、する方もいらっしゃいますので、少し対象者を広げて新たな取組ができないかということで、今検討を進めてるという状況でございます。 ◆しのだつよし   そうですね、進学もままならない子はどうしても選択肢が狭まってしまうということで、就職活動も苦労されるのではないかなというふうに想像しています。私の身近に就労の受皿になりたいと手を挙げた方もいらっしゃいまして、なかなか、そういう方たちは個人的に動いているというのもあるんですけれども、何かそういうようなところで、マッチングじゃないですけれども、児童養護の子どもたちがいろんな選択肢の狭まった中で、いろんなこういうような道もあるんだよということを伝えていくということは、将来にわたって子どもたちが幸せになっていくという意味では、大事なところかなと思っているんですね。ぜひともそういうような、まず、進学の次の段階の就職につきましてもいろいろと力を添えていただければなというふうに思っております。  続きまして、主要施策の成果の60ページの11番、日本語学習初期支援についてお尋ねします。これは、令和3年度は夏季、2学期期間中、春季の合計18人、令和3年度は18人がこの講座を受けているというふうにこの表に載っていますが、これは延べ人数なんでしょうかね。実際に受講した児童・生徒数は何人いるんでしょうか。 ◎学務課長   この18人は実際に受講した数でございます。 ◆しのだつよし   これは、夏と2学期と春とありますが、それぞれ別な子どもなのか、それとも同じ子なのかということで、人数を、延べではなく、何人か。 ◎学務課長   延べではなく、合わせて18人が受講したということになります。 ◆しのだつよし   延べではなく、18人。そうすると、夏を受けた子と春を受けた子は違うって、そんな感じでよろしいんですね。 ◎学務課長   違う子でございます。 ◆しのだつよし   そうすると、各シーズンごとに子どもたちが受けるというようなところだと思います。これは、例えば講座につきましては、児童・生徒の希望を募ってやってるのかどうかということも教えていただければと思います。 ◎学務課長   入国して間もないお子さんが、多くの受講者でございます。実際、保護者の方との就学の時点でのつなぎであるとか、学校の先生からの推薦だとか、そういったところも踏まえて、受講者は決まっております。 ◆しのだつよし   そうすると、入学前から、何となくこの子は受けたほうがいいかなというのは分かるという、そんなようなところでしょうかね。 ◎学務課長   そのとおりでございます。 ◆しのだつよし   そうすると、今お話聞いていると、夏に受けて、2学期に受けて、そして春に受けてと、結構期間が長いっていいますかね、先ほど延べではなく、それぞれ別個だというところになってくると、大事なことは、入って間もなく、入国して間もなくといいますかね、入学前にとか入学の初めからとか、なるべく早い時期にこういうような勉強をしてもらうということが大事かなというふうに思ってますね。やっぱり初めのつまずきが後の進学に影響するとか、あといじめとかひきこもりの要因になり得るということもあるので、初期の支援は重要だと思うんですね。そういった意味では、少し後から、2学期からということは少し時期が後なのかなというようなところもあるんですけれども、そこら辺につきまして、何かご所見があれば。 ◎学務課長   委員のご指摘のとおりだと思います。入国も4月の時期に集中するわけではなくて、1年にわたって、随時入ってくるというのが、外国籍の方の入学の特徴的なところでもございます。そういった意味では、切れ目なく、ある程度講義を実践するというのが沿っているのかなといったところあります。いずれにせよ、入国して間もない時期で、しっかりそういった基本的な言葉の学習というのが提供できるというのが、この事業の大切な要素であると考えております。 ◆しのだつよし   理解できました。そういうことですね。適時しっかりとやられているというところですね。ありがとうございます。  続きまして、主要施策の成果の90ページの27の学校施設開放につきましてお尋ねをいたします。まず、学校施設を開放する目的とシステムを改めてお聞かせいただければと思います。 ◎地域教育力推進課長   学校施設開放につきましては、こちら、学校施設を活用いただきまして、身近な地域の場で運動、スポーツ、また文化活動を行っていただいて、そうした地域コミュニティの活性化という視点も含めて、こうした学校施設の開放に取り組んでいるところでございます。利用に際しましては、登録団体ということでご登録をいただきまして、その上で月ごとに利用をご申請いただいて、お使いいただくということになってございます。基本的には、土日を中心に校庭、体育館などの学校施設をお使いいただくというところとなってございます。 ◆田中いさお   午後もよろしくお願いします。先ほどのコロナ対応の途中だったので、引き続き質問したいと思います。南雲委員のほうからも質問があったと思いますが、確認を含めて、再度質問させていただきたいと思いますけれども、学校における新型コロナウイルス感染症に対する衛生管理マニュアルという、83ページにわたって分厚いのがあります。きっと、これを基にして運営なさってるんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、再度確認するのは、食事をするときの黙食ですね。ここには、黙食をしろとは、書いてないんですよね。向かい合って食べてはいけないとか、軽いニュアンスで書かれています。それ以上に、今現状、板橋区内は黙食って伺ってますけれども、その理由を再度確認させてください。 ◎指導室長   やはり、感染症が最初に起こったところで、いろんなご意見とかいろんな考え方があるかと思うんですが、やはり一番は飛沫感染防止というところだったかと思いますので、そこを、集団生活をしている上では、やはり一番避けてはいかなければいけないかというところで、向き合いましての食事、どうしても子どもたちは、やはり向き合ってしまうと、楽しさがいっぱいでしゃべってしまいますので、まずは正面を向いて、黙って、まずは食べるということで、ここまできているところでございます。 ◆田中いさお   コロナの状況も日々変わりますので、マニュアルにとらわれず、区の独自の考え方もあるでしょうし、安全・安心につなげることが大事だと思いますので、また様子を見守りながら、変更ができるときは変更していただきたいなというふうに思います。それと、あと夏場の学校の中なんですけれども、区民相談で学校に行ってきたんですが、やはり最上階、4階とか5階とか、一番上の階がとにかく暑いと、それで換気もしなければならないと、温度設定は28度と、やっぱ窓側、日の当たる側は特に暑いということで、そういうことで現場も行ってきたんですけれども、これも所管のほうにお伝えしましたけれども、また最上階について、何か手だてないかなというふうに、そこにお過ごしの先生ももちろん、生徒もそうですし、勉強できる環境なのかなってそもそも思うところもあるので、その対策について、何か講じてることがあればお教えください。 ◎新しい学校づくり課長   夏場の空調のお話だと思ってございます。確かに、熱い空気は上のほうに上がってくってことで、最上階で暑いというようなお話を聞いてございます。現状、今、委員からもお話ありましたとおり、コロナ対策をしながらの空調ということで、要は教室を閉め切れない状況の中で空調を回しているっていうところもございます。委員のお話あったとおり、当初は28度に設定、そういったものでやっておりましたけれども、現在、温度設定としましては28度ではなく、学校のほうで下げられるようにはしておりますが、ただ、やっぱり省エネの観点もありますので、1時間で元の設定温度に戻してしまうっていう設定が、先生のほうからすると一々手間がかかるというようなお話は聞いてございます。また、併せて、どうしても空調は各教室に1つになりますので、直接風が届く子と、やっぱり端のほうの子とか、委員からもお話ありましたとおり、窓際の子とかは暑いということで、これは学校とも相談ですけれども、じゃ冷たい空気を中で回すようなものについては、天井扇とかつけてるような学校も既にありますけれども、また天井扇もいろいろ経費とかもかかる部分もありますので、その辺の対策については引き続き研究課題という形で、学校のほうと連絡を取りながら進めていきたいというふうに考えてるとこでございます。 ◆田中いさお   サーキュレーター等で回して、空気の循環ってあるんでしょうけれども、学校によっては予算が枯渇してるようなとこもあると思うんですよ。それを学校の予算でやってくださいっていってもできないところもあると思うので、そこはぜひしっかりと寄り添っていただきたいなというのは、それは要望としてお伝えしておきますね。それと、あと今度、冬場なんですけど、今度、冬場、寒くなるんですよね。それで、窓を開けるということで、冬場の対策で何か考えてることがあればお教えください。 ◎新しい学校づくり課長   夏と今度は逆で、冬場のほうは暖かい空気はなかなかたまらないということで、ただ、この辺に関しても、基本的な温度設定に関しましては先ほどと同じような考え方になりますけれども、もう一つは、夏場よりも、これは文科省のほうからもガイドラインとかで言っているんですけれども、健康状況、生徒の健康を第一に考えて、窓開けとかについても、例えば休み時間は窓を開けて換気をして、授業中はまた閉めて、暖かい空気を逃がさないようにするとか、そういった運用面の工夫について、学校にも周知等をさせていただきまして、そういった形でやっていくっていう形になるのかなというふうに思ってございます。 ◆田中いさお   冬場の場合は、厚着をしたりとか対応も、夏場は脱ぎようもないんでしょうけれども、冬場は何かしら対応できるかと思いますので、ぜひ柔軟な対応でお願いしたいなというふうに思います。  あと、今年の冬は、特にインフルエンザの流行が懸念されるってニュース報道で見てるところで、ワクチンのほうも相当数用意しているって、足りないんじゃないかっていう話もございますし、インフルエンザの流行に対する何か対応、何かそういうの、現時点で考えていることがあればお教えください。 ◎学務課長   児童・生徒、また教員の健康管理の視点からの部分でございますけれども、新型コロナウイルスとは別に、インフルエンザの感染状況などは把握しておく必要があろうかと思います。いずれにしましても、保健所あるいは東京都等々からの情報を十分捉えて、対応してまいりたいと考えております。
    ◆田中いさお   これから、また長いコロナとの闘いだと思いますので、ぜひ区のほうは取組を続けていただきたいというふうに思います。あと、コロナワクチンの件なんですけれども、お子様については努力義務ということで、別に強制ではないわけなんですよね。それで、5歳から11歳までは1回、2回目までできるということで、12歳以上の児童・生徒は3回目まで接種を受けることができるという表現になっていると思うんですが、今現状、接種状況が分かれば。所管が違うかな、了解しました。そこら辺も、教員の皆さんもそうですし、お子様もそうですし、強制ではないことなんですけれども、複合的にコロナ対策はワクチンを打ったりとか換気とか、様々な複合な対策はしなきゃいけないと思いますので、そのようなことも留意しながら取組を、また進めていただきたいと思います。  あと、職員室について指針が出ているんですけれども、可能な限り隣と離せって書かれています。これも、実際おおむね1メートルから2メートルって書かれているんですね、ここの指針では。実際、職員室を見たことありますけれども、そんなスペースはどうも考えられないなと。それで、足りない場合にはほかの空き教室を使えって書いているんですよ。空き教室もないなっていうような状況なんですが、教員の皆様の居住空間である職員室について、環境の状況、現状どうなってるかを伺います。 ◎指導室長   理想的には、もちろん距離を、ディスタンスということで言われてきているので、それはとても重要なとこだと思うんですが、実際のところは、委員のおっしゃったとおりで、物理的にもなかなかそういったところは難しいところがあります。ですので、物理的には難しいんですけれども、会議をするような場面がある場合は人が動いて、別室に行って、広いところで会議体を持つとかといった工夫はしてるとこでございますが、職員室そのものについてはなかなかそこまでの、実際のところは、現状としては難しい状況かというふうに認識しております。 ◆田中いさお   これは、マニュアルにはそう書かれていますけれども、現状はなかなか難しいんだろうなって思うところで、あと教員の皆様のコロナ感染が進まなければいいなと思いつつもできることをやっぱりやるしかないと思いますので、それは教育委員会のほうでまたいい方策があれば、オンラインの活用も含めて進めていただきたいなというふうに思いますので、コロナ対策のほうはよろしくお願いします。  以上でコロナ対策は終わりますけれども、あと次、自殺対策なんですけれども、昨日、今日、ニュース報道で聞きますけれども、SNSで知り合った方に自殺幇助っていうことで、自殺のニュースがここ数件見受けられます。それで、区の対応、国もやってますし、都もやってるっていうことで、相談窓口はあちこちあるんですね。こころの健康相談とか、様々あるんだと思いますけれども、これは短めな質問にしたいと思うんですけれど、受け身の対策ばかりなんですよね、これ。電話をしてくださいってことです。電話しない人、どうするんですかということで、自殺幇助の方々がどうやって出会っているかって、SNS上で出会ってるわけですよね、ここの最近のニュースでいうと。板橋区でこれに似たような自殺の案件があるかないかは僕は知らないですし、ないんだと思っていますけれども、今後、やっぱりSNSの時代ですので、DXも進むし、ICTも進めば、絶対こういうところで進んでいくんじゃないかなって懸念があるので、ぜひ区、区だと責任も重いんでしょうけれども、区と都と連携して、アウトリーチでSNSに探しに行かなきゃなんないと思うんですよ。今回は、自殺をしたい人いませんかっていう募集をかけてたらしいっていう、正確な情報か知らないが、僕はそういうふうに認識しています。それに女子中学生が連絡を取ってしまったっていうことで、自殺幇助という案件に、どうもなってるようです。区独自で、なかなか重たい案件かなとも思うんですけれども、ただ、今後増えるということは予想されるので、これはどっかの協議体なのか、国や都と連携しながら、受け身の対策から今度出て、ちゃんとそこを見守るような、探しに行けるようなこともしなきゃいけないのかなというふうに感じているところなんですが、その件について、意見があればお伺いします。 ◎教育総務課長   自殺というところからの入り口ではないかもしれませんけれども、SNSという入り口においては、やはりそういうところに、特にそういう心の疲れたお子さん等が迷い込んでしまうと、そういう事件も起きというところもありますので、SNSの使い方等についてはガイドをつくって、学校にまいているという状況がある中で、昨年度、この春に発行した部分においてはもう少し踏み込んで、インターネット、メタバースの世界の過ごし方というところで、単に禁止事項を並べるのではなくて、ご家庭で親御さんと話し合って、そこでの過ごし方、利用のルールなどを定めるという、非常にアプローチの仕方として踏み込んだ、新しい切り口での、そういった案内といいますか、パンフレットも作り直して、お配りしていますので、そういった部分でSNSに迷い込んだ、例えば昨今あるような非常に痛ましいことを何とか回避していくということを対策として行っているという状況になります。 ◎指導室長   区の対策としまして、自殺の企図とか自殺に関するパトロールということに特化しているわけではないんですけれども、いじめのパトロールとか、いじめのいろいろな抽出というところで、ネットパトロールというのを区としてはやっております。それは、いじめだけではなく、何かそういったことに関係するような心配な書き込み等も見られたときにはキャッチすることができますので、そういったところも利用しながら、まずは未然防止のところには努めているところではございます。 ◆田中いさお   今後も研究、新しい何か方法が見つかれば、ぜひ取り組んでいただきたいなというふうに思います。話は変わりまして、リーディングスキルテストの件でお伺いしたいんですけれども、今現状、どのようにこれは、そろそろ数年たちまして、成果として見るべきものがあるかないかも分からないんですけれども、今、進捗状況っていえばいいのか、成果というのか、分かる範囲で構いませんのでお聞かせいただければと思います。 ◎指導室長   読み解く、そういったリーディングスキルの成果に直結かどうかは、まだはっきりとは、明確にそこだけということではないとは思いますが、全国学力調査の結果も出ているところではありますが、そういったところで、やはりずっとリーディングスキルテスト、このテストの力を向上させるためにやってきたわけではないですが、そこに起因します読み解く力ということで、ずっと全校で実施してまいったところですが、随分そこのところの部分で、学力テストの向上にも少しよい結果が見られてるというところがございますし、子どもたちのいろんな、そういった読み解く力が少しずつ力がついてきているというところも、学校のいろんな情報からうかがい知るところがありますので、全校体制で読み解く力の向上ということで、そこを通じての学力向上というところによい影響が出てるというふうに認識しております。 ◆田中いさお   また今後も続けていく予定なのか、あと僕、現場で伺ったのが、先生方の理解がなかなか、負担が大きいっていうのがあって、そこら辺、1回、教育長にも言ったことがあるんですけれども、今、教員の方々に理解は進んでいるのかっていうことと、今後の予定、これはずっと、あと何年先まではやることが決まっているとか、方向性、計画があれば教えてください。 ◎指導室長   先生方の負担というところでは、なかなかいろんなこと、学校は抱えていますので、いろいろとこういうのを進めるの、大変なところはあるかとは思いますけれども、随分と指導主事が回って、いろんなところで読み解く力、学校のRSTのことも随分丁寧に説明をしたり、指導していくことが積み重なってきたたまものと言いたいところなんですが、それで、大分教員の理解も進んできているんではないかと思います。推進校だけでなく、一般的な学校全校で進めている、ほかの学校もそういったところが浸透してきているかなという手応えは感じておるところでございます。今後についてでございますが、今現在のところでは、もちろん読み解く力というのは区の施策の大きな柱でございますので、こういったことは引き続きというとこでは考えておりますが、いろんな基礎的な部分の力というところも併せ持って、いろいろ総体的に進めていかなくてはいけないことや、探究的な学習のところもとても重要視されてるところで、区としても力を入れておりますので、そういった全体のバランスを考えながら、また今後考えてまいりたいというふうに捉えております。 ◆田中いさお   あと、学校の給食の無償化ということでニュースが出たのが、葛飾区がいよいよ始めるということで、先月ですか、ニュース報道が出てます。どうも、板橋区もインタビューを受けてるみたいで、板橋区の回答が、板橋区は老朽化した学校の改修や改築など、給食費の完全無償化より、もっと優先度が高い事業があると考えているという形でインタビューに答えてるようです。これ、間違いないですかね。 ◎学務課長   直接テレビ会社の記者の取材を受けまして、いろんな話をしているやり取りの中で、そういった発言はさせていただいております。給食の無償化については、経費の問題だとか、また経済的な困窮者に対しての部分に関してはほかの措置で対処している部分がある中では、現在考えておりませんということでご回答はさせていただいてるところです。その一部の部分のお話でございます。 ◆田中いさお   葛飾区のほうで自主財源で17億円ということを予算計上するという話が出て、万が一、板橋区で予算計上した場合に、費用は幾らぐらいになりますか。 ◎学務課長   今回、資料の要望の中でも出されておりましたが、給食に対する支出に関しては、およそ17億円が、令和3年度は支出がございました。 ◆田中いさお   じゃ、葛飾区と同等な感じで予算措置が必要だということで認識しました。葛飾区が始まったということは必ず他区に影響があって、板橋区にもそういう声が上がってくるのは間違いないですし、私のところにも現に来ています。ただ、今の財政状況を見ても、GIGAスクールも始めたばかりで、お金がかかるようなことがいっぱいある中で、やはり優先順位はあるだろうなという感想もあるんですけれども、でもいかんせん1区で始まったということは、次々と始まるんじゃないかって、私の予想ですけれどもそういう感じがします。そうしますと、自主財源は非常に厳しいですから、やはり都と国のほうに、これは強力に財政負担してくれってことでお願いしていかないと、葛飾区だけが無料で、何でほかの区、無料じゃないんだって話になりますからね、必ず。いずれの時点では、きっとやらざるを得なくなるときが来るんだなとは思うんですけれども、今現時点ではなかなか厳しい、財源問題が。そこの財源問題を解決するために、区もぜひ動き出してほしいってことですね、こちらからの要望としては。都や国に強力に、区長会等でもどんどん言っていただくってことで、まずアクションを始めていただきたいっていう要望をいたしますがいかがでしょうか。 ◎学務課長   区長会傘下に学務課長会というのもございます。そういった中では、都への要望事項などを発する機会がございます。そういった中での総合的な位置づけの中で政策検討も、政策検討といいますか、そういった対応もできるのではないか、いろんな場面で考えてまいりたいとは思います。もちろん、他区の状況も十分注視してまいりたいと考えています。 ◆田中いさお   こちらのほうも急にできるものでもないでしょうから、よろしくお願いいたします。 ○主査   次に、石川委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に先ほどの石川委員の事務諸経費の内訳に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎子ども政策課長   午前中の話の中で、児童福祉費の19目事務諸経費、これの子ども政策課の内訳というご質問でございましたので、お答えさせていただきます。子ども政策課につきましては、事務諸経費トータルで369万7,000円余の決算となってございます。そちらの内訳につきましては、1つは需用費、これは消耗品の関係で図書ですとか文具、これを購入するために22万円余となってございます。それから、大きいのが委託料ということで、1つが子育てアプリの運用の保守委託、これが158万4,000円、それからもう一つがひとり親家庭の実態調査、こちらが183万7,000円で、トータルで決算額というような形になってございます。 ◆石川すみえ   今、ひとり親家庭の実態調査を行ったということなんですけれども、こちらの調査をした目的と、その調査がどの計画に反映されたのか教えてください。 ◎子ども政策課長   こちらは、令和3年度にひとり親家庭の生活実態調査を行いました。目的としましては、今年の3月に策定されましたいたばし子ども未来応援宣言の実施計画2025、こちらの施策をつくる上で参考にするために、ひとり親家庭等の生活実態調査を行ったというものでございます。 ◆石川すみえ   この実態調査は、子ども家庭総合支援センターの計画準備には反映されなかったんでしょうか。 ◎子ども政策課長   直接的に、私どもが子ども政策課としてやった目的が、今の実施計画2025の策定にという目的でございますけれども、この統計データにつきましては、もう公開もしてございますし、庁内でも周知してございますので、それを活用して、それぞれの部署が施策に展開していただければと思ってございます。ご案内のとおり、ひとり親というか、いわゆる貧困対策というのは、私どもの部門だけではなくて様々な部分でそういう対策が進められていますので、それに参考に資するものをとして活用いただくというところも想定はしてございます。 ◎支援課長   子ども家庭総合支援センター開設というところで、直接的にはそのデータを活用したところはまだ今のところはございませんが、子ども政策課とはいろいろ連携をしておりますので、お話の中でいろいろな施策を打っていくという形になるかと思います。 ◆石川すみえ   大変貴重な調査だったんではないかなと思っていまして、一つひとつのこの調査の中で具体的に必要な支援形態というのが見えてくるかと思いますので、活用していただきたいと思っております。  続けて、主要施策の成果の33ページに、子ども家庭総合支援センター整備というのがあるんですけれども、この決算の上程に当たっても、区長は何か万全の準備をして板橋区に児童相談所をというような説明をされているわけです。ですが、この33ページの説明の中には、説明会や検討会の実施というのもありますけれども、主にハード面の整備について書かれているんですけれども、ソフト面の準備というものはどういったことが行われたのか、教えてください。 ◎支援課長   ソフト面というところでございますが、7月に児童相談所を開設する前の3か月間におきまして、人材育成というところで研修を行ってございます。かなり集中的に行ってございます。内容といたしましては、学識経験者の方をお呼びして、いろんなケースワークの在り方ですとか子どもへの接し方ですとか、そういったものを研修しました。また、所長ですとか、経験のある係長からOJTで子ども家庭総合支援センターの理念ですとか、進め方について、一緒に研修を行ったというものがございます。また、7月以降ですと、支援課、援助課は同じフロアにおりますので、各種日常的な会議の中で支援課、援助課が一緒に協議をして、支援課の視点、援助課の視点、子ども家庭支援センターの視点とか、児童相談所の視点を交えながら、一緒に子どもの支援をしていくというようなことをやってございます。そういったところで、協力体制を図って、または人材育成をしながら進めているというところで、まだまだおっしゃられるように完璧なところではないかもしれませんが、着実に準備を進めているというところでございます。 ◆石川すみえ   職員配置というものが、どういったふうになったのか教えていただきたいんです。要は、1人の方が何件のケースを持つのかというところ。 ◎支援課長   人員配置につきましては、法定の計算された数、40名は配置されてございます。ケース数なんですが、多少前後があるんですけれども、基本的に40件前後で推移しているというところで、援助課、支援課、共にそれぐらいの件数で今は推移しているというところではございます。 ◆石川すみえ   今、人材配置だとか、研修について答弁がありましたけれども、地域との協働だとかアウトリーチというのはどういったことを検討されているのか、教えてください。 ◎支援課長   地域との協働というところでは、これも4月から6月のところで、例えば地域の民生児童委員さんを全地区の方をお呼びして見学会等、また所長からの説明会をしました。また、地域連携推進係という専門の係をつくりまして、要保護児童対策地域協議会の実務者会議をまず年2回、中学校ごとに行うのをやります。また、その間で今まさにやっているんですが、アウトリーチということで、300から330ぐらいある機関に対して、職員が回ってケースの共有ですとか、またはその学校の状況をお聞きするとか、または子ども家庭総合支援センターの支援の在り方みたいなものを説明するというのは、今まさに始めたところで、先週から始めたばかりなので、まだこれからその300か所を全部回れるのかとか、検証しながら進めていくところですが、そういった形で今まさに行っているところでございます。 ◆石川すみえ   板橋区が、児童相談所を持つことの最大のメリットというのは、やっぱり動きがスムーズになるというところがあるのかなと思っているんです。それを考えたときに、今、説明会、民生さんとの説明会が4月からということがあったんですけれども、もっと前倒しで、令和3年度中にやれることがあったんではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎支援課長   令和3年度、いろいろなシンポジウムの中止ですとかいろいろありましたが、少しコロナの関係があって大々的に集めてやるというところがなかなかできていなかったのはご承知のとおりだと思います。準備も一段落したところで、4月から若干遅れましたけれども、4月から6月の期間の間にまず始めさせていただきますし、これからも随時続けていくというところで、民生児童委員さん界隈にかかわらず地域の皆様、関係機関と連携を強化していきたいというふうに思っております。 ◆石川すみえ   この項目の最後にお伺いしたいんですけれども、本当、再三、基礎的自治体が区児相を持つ最大のメリットというのは、所管としては何だというふうに考えてらっしゃるのかお聞きしたいです。 ◎支援課長   先ほど申し上げましたが、やはり入り口から、ケースの把握から、一時保護まで一貫して区で担えるというところは、スムーズな連携ができるというところと、その場面場面で支援が必要なのか、援助が必要なのか、また保護が必要なのかというのを区の中で判断できますし、関係機関、地域の機関ともこれまで以上に、都児相とはまた違った距離感でできますので、気軽に相談いただけるところでは連携も図れるんじゃないかなというふうに思っております。 ◆石川すみえ   そのスムーズな連携のためには、やっぱり職員の数とそして力量というのが一番大切になってくると思いますので、これまで以上に力を入れてやっていただきたいと思っております。  次、教育のほうで、部活のことについて伺っていきたいと思います。決算書の156ページ、部活動指導員配置事業費補助金というのがあるんですけれども、こちらの予算現額と決算額の差について、まず説明をお願いします。 ◎指導室長   部活動のことに関しましてですが、やはりこれもコロナの影響が少しございまして、宣言下であったり、まん防下のところにおいては、本区では部活動のかなり制限をかけていたときがございました。そのために部活動の時間というか、回数も含めまして、それ自体が少し減じていたところがありますので、それに伴っての指導員の配置についても、少し減少、当初の予定よりは少なくなったというような結果になっております。 ◆石川すみえ   コロナでの回数減ということなんですけれども、部活動指導員という方は、何人、どのような部活に配置されているのか教えてください。 ◎指導室長   部活動指導員につきましては、これモデル事業なんですけれども、3校に3名、各1人ずつ配置をされておりまして、部活動についてはバスケット部、ダンス部、ソフトテニス部といった形で、3名の方がそれぞれ3校に配置をされております。 ◆石川すみえ   そうすると、合計では9名いらっしゃるということでよろしいですか、3名なんですか。 ◎指導室長   すみません、説明が。3名でございます。 ◆石川すみえ   この部活動指導員を配置している目的というものを教えてください。 ◎指導室長   一番は、やはり子どもたちが専門的な指導に触れられるということが1点ございます。またもう1点としましては、今、いろんな意味で部活動改革、地域移行の話も出ているところでございますが、教員の働き方改革というようなところにも併せ持ちまして、特に土曜日、日曜日のそういった指導につきまして、少し教員の負担を軽減するというようなところからもこの事業ということでこの意味合いを持ちまして、こういった指導体制ということでモデル実施という形でやっております。 ◆石川すみえ   今、目的とか意味合いのほうをお伺いしたんですけれども、かなりいろいろな目的を持って設置されている事業になるのかなと思うんです。そうすると、それにしてはこの3名というのは大分少ないモデル実施になるんではないのかなと思っているんですけれども、この人数、規模感について、見解を教えてください。 ◎指導室長   これについては、あくまでも最初のモデル的な形での実施ということで進めているところですので、これを拡充するか、どうするかというのは、やっぱりこのまずモデル校実施の検証を見てからということで、ここまでのところで計画的に進めているところでございます。 ◆石川すみえ   このモデル事業は何年目で、何か年で終了するのか教えてください。 ◎指導室長   こちらの事業につきましては、来年度までをもって、一旦はまず検証をするような形になっておりまして、今ちょっと先ほども申し上げました地域移行の話も出ていますので、そういったこともいろいろ全体的なところを鑑みながら、いろいろこれから部活動の在り方については考えていかなくちゃいけないかなというふうに捉えております。 ◆石川すみえ   そうしますと、令和5年度で一旦モデル事業が終わって、令和5年度中に何がしかの見解、方向性を示されるという理解でよろしいですか。 ◎指導室長   そういうことでございます。 ◆石川すみえ   次、決算書の414ページの中学校費のほうに、学校運営経費の中に部活動活性化支援というのがあるんですけれども、こちらの内容について教えてください。
    ◎指導室長   こちらにつきましては、先ほどは部活動指導員ということでしたが、この有償ボランティアのような、報償費がつくボランティアというような形で、部活動の指導補助員という形で、部活動全体を顧問という形にはできないんですけれども、主の教員がおりまして、それに対して補助的な役割をするというような形で補助員を配置しておる事業でございます。 ◆石川すみえ   部活動指導補助員さんは、有償ボランティアということで、すみません、ちょっと戻って部活動指導員さんのお給料というんですか、謝礼というんですか、どちらか分かんないんですけれども、そちらの処遇について教えてください。 ◎指導室長   すみません、ちょっと正確なところをお伝えしますので、少し保留にさせてください。 ◆石川すみえ   後ほど、教えていただけたらと思います。そうしましたら、部活動指導補助員さんの人数と、あと目的について教えてください。 ◎指導室長   目的につきましては、先ほどの指導員と少し似ているところがございますが、外部の指導員の力を借りまして、専門的にいろんな技術面のところでのフォローをお願いするというような形になっております。そこの部分にも、一定程度、働き方改革のところに、教員の少し負担を軽減するというようなところの意味合いも含まれているかなというふうに捉えております。指導補助員につきましてですけれども、1回単価が3,000円でございまして、そういった形で年間一校当たり大体500回程度のような形で配置をしておるところでございます。人数的なところとしましては全体で、ちょっと全体の人数につきましては、すみません、後ほどお伝えさせていただきます。 ◆石川すみえ   この文教児童委員会で、夏に視察にも行かせていただきましたけれども、またあと国のほうのいろいろな大きな動きもあるということは把握をしておりますが、板橋区教育委員会として、部活動の地域移行のメリット・デメリットというのはどのようにお考えでしょうか。 ◎教育総務課長   まず、現行部活動に対して様々な課題がありました。例えば、その働き方改革の視点でいうと先生方が大変ということ、さらには専門的な指導ができにくいとか、子どもたちにとっては、少子化で学校単位での成立が危ぶまれつつあるですとか、いろんな課題がずっとある中でその現行部活動の改革、改善をしていこうというところで行っていたのが、先ほどからお話をしているような部活動指導員を入れて先生を少し楽にして、同時に技術的指導もであったり、そういった流れがある中で、国のほうが昨年度審議会をずっと開き続けて、どういう部活動の改善を図るのかなというふうに見守っていたところ、この6月、7月に大きな方向性の転換といいますか、現行の部活動の延長線上の改善ではなくて、全く違う、新しい活動としての、学校から、学校教育課程から外して、地域社会で、もしくは社会教育の分野でやっていくという、そういう大きなことがありましたので、それは2つの手段ではありますけれども、冒頭から、現行部活動で課題と認識しておりました先ほど申し上げたようなこと、これをこの手段、地域移行、社会教育の分野へ持っていくことで、全て一気に解決を図れるということが課題とメリットかなというふうに考えています。 ◆石川すみえ   板橋区は、どの段階でこの部活動の地域移行について方向性を出すと考えていらっしゃいますか。 ◎教育総務課長   スポーツ庁、文化庁の提言の中では、来年度からの3年間を改革集中期間というふうに捉えております。板橋区のほうもそれに沿いまして、来年度、一定のそういったプロセスを踏んで、区としての方針を示していきたいというふうに考えております。 ◆石川すみえ   子どもが、よりこの少子化の中でも専門的な技能を身につけられるようにであるとか、あとは教員の負担軽減、働き方改革というところも重々状況は理解しているんですけれども、そもそも部活を学校教育でやっている意味は何だったのかということですとか、学校の先生になりたいと思ったときに、授業がとてもやりたいと思って先生になる方は少ないのかなと思っていまして、子どもの育ち、発達に触れる部分というのは一体どこなのかというところをきちんと検討した上で、区としての部活動、地域移行についての方向性を出していただきたいということと、あと大変重要なことになるかと思いますので、教育委員会の報告だけではなくてきちんと議会にも報告していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育総務課長   今回の国の提言を受けての部活動の改革につきましては、非常に多様な視点がございます。先生視点で申し上げれば、今おっしゃっていただいたような先生のやりがいという部分もありますが、同時に子どもたち視点で考えると、また別の様々な体育会の活動、指導の行き過ぎであったり長時間の活動、いろんな視点ございますので、そういったことを加味して総合的に勘案したときに1つのバランスの取れた形になれると思いますので、そういった視点でしっかりとやっていきたいということと、適宜の状況報告、また最終的な形についても議会のほうにしっかりとお話をしていきたいと思っております。 ◆石川すみえ   次、令和3年度というのは、10%シーリングが学校現場にもかけられたかと思うんですけれども、そのシーリングをどのようにやったのかというところをお伺いしたいんです。まず、学校ごとにうちはシーリングできます、削れますといった報告を上げてきたのか、それとも教育委員会のほうで行って、このようにシーリングしてくださいといったのかどうか、知りたかったんですけれども。 ◆南雲由子   先ほど、学校生活支援員の話でもう1点だけ確認させていただきたいので続けさせていただきます。STEP UP教室、主要施策の成果の63ページで、令和3年度は小学校で727人、中学校で220人、以前過去10年間でその児童数、STEP UP教室の児童数を比較をしてみたら、小学校は6.4倍で、中学校は4.8倍までSTEP UP教室に通う子どもの数は非常に増えているというふうに認識をしています。そのニーズと今後の在り方というのを考えると、教員を雇うというのはとても大変なことだというふうに思いますので、この学校生活支援員というものの充実が非常に重要かなというふうに思います。応募資格、募集案内のほうを見ると、板橋区だと先ほど言った4つの資格、介護福祉士か保育士もしくは教員免許、あるいは特別支援学級介添員または通常学級の介添員の職務経験、もしくは学校教育、特別支援教育等に関する知識職務のある方というふうになっていて、でも日額、勤務は6時間45分勤務で8,775円というふうになっていて、非常にやっぱり募集のハードルも高いのかなというふうに感じています。世田谷区のように、先ほど申しましたように特別な支援が必要な児童・生徒の支援などに深い理解と熱意がある方というふうにすると、例えば当事者のご家族の方からもご提案いただいているんですけれども、そういった経験があるご家族の方がその支援員になれるんじゃないかとか、あるいは研修とかを通じてその母数を増やしていくこともできるんじゃないかということで、要件の緩和であるとか、少し間口を広げた上で充実を図っていくべきだと考えるんですが、見解をお伺いします。 ◎指導室長   おっしゃるとおりでございまして、ちょっと厳しく制限、資格に要件をつけておりましたので、なかなか潤沢に人が集まっていたかというとそうではない現状があることは否めないところがございますので、そういったところも含めまして、今後については見直しを図ってまいりたいというふうに考えております。本当に子どもたちが好きで、子どもたちに愛情があって、支援をするということにおいては、特別何かの特に専門的な資格というところはどうなのかなというところは見直しを図ってまいりたいというふうに考えておりますし、支援員さんが毎日勤務するのがとても難しいというような声も聞かれています。それに合ったいろんな働き方をされている方がいろいろいらっしゃいますので、労働条件等もいろいろと多様化している部分もありますので、そういったこともまた、いろんなパターンを提示しながら確保に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いします。次の質問に移ります。主要施策の成果の48ページで、通学路の安心・安全というところでお伺いしたいと思います。区内の方からご意見をいただいていて、特別支援学級のお子さんを2人お持ちの保護者の方からだったんですけれども、通学路にスクールガードの方がいらっしゃって安心して登校できています。しかし、ご高齢の方が多く体調不良でお休みされる日もあります。ボランティアに頼らず配置してもらえないかというようなご意見だったんですけれども、この主要施策の成果の48ページを見てみますと、スクールガードの登録人数というのが令和元年だと580人、令和2年で392人、令和3年度304人というふうに令和2年、3年で下がっているというふうに思います。それから、うちの近所の小学校だとコロナ禍前は登校班があったんですけれども、コロナでという理由でなくなっちゃったんです。お伺いしたいのが、スクールガードの人数であるとか登校班の状態であるとかも含めて、通学路の安全というのが、特にコロナ禍でどういうふうに変化したというふうに認識していらっしゃるか、状況を教えていただきたいと思います。 ◎地域教育力推進課長   今、ご指摘がございましたように、地域での子どもたちの見守り活動ということに関しましては、令和2年度を中心に新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響がやはり大きいところとなっておりまして、スクールカード、見守り隊の参加を控えるといいますか、そういった状況が見られるところでございます。令和3年度以降、若干、回復傾向にはございますが、コロナ禍前までにはまだ至っていないところではございます。また、今、お話のありましたスクールガード、あと場合によりましては学童擁護員ということで、直接、子どもの登下校を見守るということで行っているところでございます。ご指摘のように高齢化といいますか、地域の皆様にお願いをさせていただいているところでございます。学童擁護員につきましては、町会だけでなくシルバー人材センターなども活用しながらより幅広い観点から人材の確保ということで取り組んでいるところでございまして、ご指摘のようにそうした裾野を広げるということに関しましては、今後も関係先と協力しながら進めてまいりたいと考えております。 ◆南雲由子   現在は、取り組んでくださっているということが、今、分かったんですけれども、学童擁護員という形でも取り組んでくださっているということが分かって少し安心できたんですが、現在は心配な子とか、あとは低学年の子はもう保護者が送り迎えについてくというのが当たり前になっているんです。親がついて行ける子ばかりじゃないと思うんです。その場合、そういう子のほうがむしろ被虐待であるとかヤングケアラーであるとか、そういう何か見守ってあげるべき子どもがそこにいるかもしれない。しかも、やっぱり保護者の負担も大きいと思うんですが、分かる範囲でお答えいただきたいんですけれども、登校班とかがコロナ収束後に元に戻っていくのかどうか見通しがあれば教えていただきたいのと、通学路の安全について、やっぱり登校班がなくなったこととかで大分変わっていると思うんです。その状況を把握した上で、今までの踏襲ということだけではなくて新たに必要な対策があれば講じるべきというふうに思うんですが、見解をお伺いします。 ◎地域教育力推進課長   登校班の状況につきましては、やはりコロナの影響がある中で、それぞれのご家庭のご事情でしたり、お考えというものの中で、今までどおりの班編成ということにはならないですとか、そうした状況にあるということは、私どもも認識をしているところでございます。その中で、地域での子どもを取り巻く通学の状況というのは、やはりいろいろと違いがございますので、そうした私どもも学童擁護員等などをはじめ、そうした支援のスタッフを配置する中で、登校班の在り方ということについてはコロナの収束状況も見ながら、いろいろPTAの方なども含めて、今後もそうしたところについては必要といいますか、やはり一定の役割というか機能があると考えておりますので、そういうところについてはいろいろ意見交換ですとかも含めながら、私どもとしても具体的な対策を、今、持っているところではないんですけれども、ご指摘もありましたように、注意深く、私どもとしてもその状況を見ていきたいと思っているところでございます。 ◆南雲由子   やっぱり自分たちが子どもだった頃と比べて、全然、今状況が変わったということは、まず地域の方とも一緒に把握をした上で、例えばiCSで議題に上げていただくだとか、それぞれの学校ごとの対応でもちろんいいと思うんですけれども、地域の方と一緒にご検討いただきたいということを検討していただきたいと思います。  続けて、主要施策の成果の11ページを中心に、子育て支援についてお伺いしていきたいと思います。特に、鬱だとか心理的に支援が必要な保護者の方の支援ということでお伺いしたいと思います。令和3年度を振り返ってみると、令和2年に引き続きコロナ禍での孤立ということによって、とにかく鬱のお母さんからの相談が多かったなというふうに印象が残っています。初めにお伺いしたいのが、子どもなんでも相談の件数と、子ども家庭相談の件数、それぞれ1,142件と5万8,511件というふうにお示しいただいているんですが、どういう内容が多かったとか、どの時期が多かったとか、そういった傾向があれば総括的に教えていただきたいというのが1点と、子どもなんでも相談の1,142件のうち、子ども自身からの相談が何件あって、それが例年と比較してどうかということを教えてください。 ◎支援課長   子どもなんでも相談のお尋ねでございます。子どもなんでも相談で多かったのが、やはり病気ですとか、お子さんのけがとか、そういったことの相談ですとか、育児、しつけ、この辺の相談が多かったです。あと、一番多かったのはやはりメンタルヘルスに関わることが多かったというところで、これが1,140件のうちの359件でございました。子どもからの相談ですが、こちらにつきましては33件というところで、昨年がたしか十二、三名だったかと思いますので、かなり増えているかなというところで、一定のこのなんでも相談の効果があったのかなというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   今、お示しがあったメンタルヘルスの359件という方たちはどういった形で対応されるか、心理的な専門のクリニックとかそういうところにおつなぎをしているのかどうか、教えてください。 ◎支援課長   本当に、程度というかその重さにもよるんですけれども、基本的にここでお話を聞いて、こちらのなんでも相談の委託業者のほうのアドバイスでそういった医療機関ですとか、カウンセリングにつなげる場合もございますし、必要があれば、去年で言えば子ども家庭支援センターのほうにつないでいただいて、うちの相談員のほうから改めて連絡をさせていただいて、うちの相談員が相談に入る、またその相談員から適切な機関につなぐといったようなことがあります。 ◆南雲由子   私は、昨日の夜、もう1泊ぐらい家出しようかなと思っていて、何か取りあえず荷物を1泊分詰めたら気が済んだのでそれでやめたんですけれども、何かとにかく1泊休みたいということがあると思うんです。ショートステイについてお伺いしたいんですけれども、子どもショートステイで、協力家庭のショートステイは去年から始まったかと思うんですが、その利用状況について教えていただきたいのと、今後に向けた検討課題とか、そういったことがあれば教えてください。 ◎支援課長   昨年度から子ども家庭支援センターで子どもショートステイを始めましたが、昨年度は60件、60泊の利用がございました。ちなみに今年度なんですが、9月現在で53泊、泊まっているところで、かなりもう今年度は昨年度を上回る勢いで利用いただいていますし、ご利用いただいた方に関してはかなり満足度が高い、家庭の温かさというんでしょうかねという部分がありながら、よいご評価をいただいたところです。課題としましては、協力家庭をやっていただける方がまだ泊数は増えているんですけれども、協力家庭さん自体が増えていないと、なかなか増やせていないというところで、昨年度が1件しか増えていませんので、そこが課題になっています。ただ、今年中には新しく委託業者のほうで協力家庭さん向けに、協力家庭さんを増やすための講座ですとか説明会等を開いていきますので、できる限り、増やしていくように努力をしてまいりたいと思います。 ◆南雲由子   私も、何件か見学というか、ご相談の方と一緒にお伺いさせていただいて、もっとシニアの方が見てくださるのかなと思ったら、非常に子育て世代の方、高校生とかぐらいのお子さんがいらっしゃるご家庭の方が本当に見てくださって、非常にいいなというふうに思っています。ぜひ、広げていただきたいというふうに思います。  もう1点、ショートステイ、トワイライトステイ、乳児ショートステイの令和2年度、3年度と実績が下がっていると思うんですが、コロナで下がっているのかどうかということと、令和4年度は状況が戻ってきているかどうか、それからショートステイとトワイライトステイについては、場所が変わるんじゃないかと思うんですが、今後について教えてください。 ◎支援課長   まず、ショートステイのこれまでの実績ですけれども、やはり令和元年度に比べて令和2年度、令和3年度が少ないのは、やはりコロナの影響がかなり大きかったと思います。今年度は、押しなべて、多少は伸びているんですけれどもやはりそこまで大きくは伸びていませんので、まだまだちょっと影響はあるかなと、若干、回復傾向ではございます。松葉の園のショートステイのほうは、今年11月、12月だったかな、移転されますので、そちらにつきましても今、鋭意、一定の作業を進めているところですので、これからこれまで使っていただいた方、またはこれから使う方も含めて周知をしていきたいというふうに思います。 ◆南雲由子   ショートステイ、トワイライトステイ、乳児ショートステイに関しては、非常に協力家庭はもちろんそうですけれども、使ってみるとすごくいいということが分かる事業かなというふうに思うので、できるだけその画像とか、そういったものも含めた発信とか、窓口も含めてですけれども、保育園だとか健康福祉センターとか、そういったところで広げていただく、周知もぜひ力を入れていただきたいなというふうに思います。それから、これまでの様々な経験を通して、母子一緒のショートステイがあったらいいなというふうに思うんです。というのは、様々なご相談を受けていて、モラハラのケースで、一旦、ご家族の中で距離を取って、話してクールダウンすることが必要だという場合があると思うんですけれども、そのときに今の現状だと、極端に言ったら一時保護とかで母子が離れる場合だとか、あとは母子生活支援施設というのもあるとは思うんですけれども、全然数が足りていないというか、DVで手を上げられていれば、暴力があれば入れるかなと思うんですけれども、モラハラぐらいでは入れないというふうに私は認識をしています。母子一緒のショートステイの必要性を私は感じるんですが、見解をお伺いします。 ◎支援課長   ご指摘のとおり、母子一緒に、少し距離を取るということは必要な場合があるかなというふうには認識しています。ただ、確かに施設的なものですとか、お母様、大人と一緒に赤ちゃんなりお子さんが入るので、それの見守り体制ということで課題もありますが、こういったものをやっていくというのは一定意義があるかと思います。また、国のほうも令和6年ですけれども、いろんなメニューを出してきています。その中に母子のショートステイもありますので、どれができるかというのはまだまだ検討が必要ですけれども、今後の検討としては進めていきたいと思います。 ◆南雲由子   鬱であるとか、心理的なメンタルヘルスの問題を抱えた状態だと、やっぱり判断ができないということがあって、その場合、その家の家事をやるやる気が湧かないみたいなところの中で、相談の窓口というのは非常にハードルが高いなというふうに感じるんです。その中で、鍵になるのが、児童館とか保育園とかそういった身近な取組だと思うんですけれども、改めて確認させていただきたいんですが、児童館から何か心理的なケアが必要な場合にちゃんとつなげられているかどうか、それから保育園から心理的なケアが必要な場合にちゃんとつなげられているかどうか、教えてください。 ◎子育て支援課長   今、南雲委員のおっしゃっているように、児童館のほうでそういったようなご相談、あるいはそういう雰囲気を醸し出している方につきましては、きちんと子ども家庭総合支援センターにつなぐようにしているところでございます。 ◎保育運営課長   公立保育園でありますけれども、園児の保護者の方ですとか、地域の方から育児相談を受けるということがございます。必要な場合には、子ども家庭総合支援センター等におつなぎしているという状況でございます。 ◎保育サービス課長   我々、直近の窓口が入園相談、入園相談の中でそういったお悩みがあればご紹介するというところがございます。また、イオンの出張相談、そちらのほうでも必要があれば専門相談ということでご案内いたします。また、子ども家庭総合支援センターができましたので、私立の園長会のほうにも、今年に入ってから支援課のほうから事業内容を一応レクチャーに伺っていただきました。その中で、私立園各園の中でも、保護者の方でそういったお悩みがある場合はこういった施設がありますということは周知させていただいているところです。 ◎学務課長   幼稚園施設も教育施設ではございますが、子育て支援全般の中での位置づけの中で、保護者の方、お子さんに寄り添った支援などをしております。 ◆南雲由子   子ども家庭総合支援センターができたことによって、しっかりと入り口は整備されたんだと思いますので、まずそこにしっかりつないでいただいて、鬱とかメンタルヘルスに至らないような施策というのももちろん必要なんですけれども、そこに入り込んでしまったときに誰にも助けが求められないという状態の方を本当にこの2年、3年たくさん見てきているので、ぜひ身近な窓口からつなげていただきたいというふうに思います。 ◆高山しんご   まずは、主要施策の成果の53ページ、いじめ問題対策から私からも伺いたいと思います。まず、項番1の(1)いじめの重大事態再調査委員会なんですが、今回の令和3年度の決算規模が106万円ということなんですが、これは54ページに表が書いてあるところなんですが、改めて令和3年度の再調査の概要と106万円の使途について伺いたいと思います。 ◎教育総務課長   いじめ対応の構造なんですけれども、まず板橋区のいじめ問題専門委員会というのがございます。こちらは、教育委員会の附属機関として、区における未然防止等の対策を実効的に行うために持たれている委員会でございます。これに対していじめ防止対策推進法の第28条1項に規定されています重大事態に係る事実関係を明確にするために、速やかに教育委員会及び学校に組織を設けて調査を実施しなければいけないというところで、この組織をいじめ問題専門委員会の下部組織の調査部会として持ちます。ここで、処理をされて一定の調査が終わってお示しをするんですけれども、そこでまだ不十分、もしくはご納得いただけない、こういったときには区長がいじめ重大事態の再調査をできるということがありますので、こちらを板橋区の総務課のほうが事務局となって、板橋区いじめの重大事態再調査委員会というのを立ち上げて再調査をするということになります。この結果を、我々もフィードバックを受けるということで、そういう形のものが重大事態再調査委員会ということになっております。 ◆高山しんご   続きまして、先ほどもありました主要施策の成果の54ページのいじめの状況のところについて、少し伺わせていただきます。先ほど、指導室長のほうからネットパトロール、自殺の件でネットパトロールのお話があったんですが、まず平成30年度、令和元年度、令和2年度ということで、令和2年度についてはおよそ半減しているということで、いじめの認知件数を捕捉するために、また現場で覚知し得ないネット上のパトロールというのは重要だと思うんですけれども、ネットパトロール以外に、現場で確認する以外に確認するものというのはありますでしょうか。 ◎指導室長   何といっても現場で、やはりアンケート等を取ってそこから出てくる、年間3回アンケートを取るんですが、そういったところからの情報というのがまず一番なところでして、あとはうちの教育委員会のほうで何か把握というところでは、先ほどのネットパトロールというところだったり、いろいろご相談いただく中でそういったところに感度をよくしまして、ちょっと危ないかなというときには教育委員会も入って、いろいろ学校に聞き取りをしたりとかというところはしておりますけれども、外部的なところで何かキャッチするというシステム的なところでは先ほどのパトロールのところが、今現在のところでは現状でございます。 ◆高山しんご   そうしましたらちょっと見えづらい部分も、もしかしたらコロナで出てきているのかなと思うんですが、確定値の公表がこの表だと思うんですけれども今年度、令和3年度ということになると思うんですけれども、現段階で速報値みたいなのというのは、今、出せるものはありますでしょうか。 ◎指導室長   大変申し訳ございませんが、令和3年度分に関してはちょっと公表時期の、いろいろ公表の可否の関係から今現在はまだ令和2年度分までの公表という形になっております。 ◆高山しんご   分かりました。確定値が出てからじゃないと公表できないということだと思いますので、そこの部分は待ちたいと思います。  続きまして、図書館のところについて伺わせていただきます。主要施策の成果の94ページでございます。まず、上からブックスタート事業について伺わせていただくんですが、こちら、生後1年未満の子どもを持つ家庭と、対象者を広げて産前から利用可能になったということなんですが、一番下に令和3年度の利用人数2,203人となっております。そこで、ここについては私としてはもう少し増えてもいいんじゃないかなと思っているんですが、例えばブックスタート事業があるんですけれども、取りに来られない方というのが一定程度いらっしゃると思うんですが、そういったところのケアみたいなところというのは何かされているところはあるんでしょうか。 ◎中央図書館長   おっしゃるとおりで、ブックスタート事業なんですけれども、基本的にはそのまま対面でお渡しをするという事業になっておりまして、今のところ例えば郵送でとかという、そういったところは取組としては行っていないという形になってしまっています。 ◆高山しんご   欲しくても、多分図書館まで行けないとかの事情はあると思いますので、そこら辺をちょっと前向きにぜひ検討していただきたいのと、これを用意しているところが絵本2冊を2,203人に配ると4,406冊配ったということだと思うんですけれども、そもそも何人分用意していて、取りに来ていないというか、その用意した分で余った分というのは、例年何部ぐらい出るんでしょうか。 ◎中央図書館長   予算の額はあるんですけれども、すみません、何人分とかというのがちょっと今手元にないので、お調べしてご回答する形でよろしいでしょうか。 ◆高山しんご   ぜひ、後ほど伺えればと思います。取りに行きたくても取りに来られない方というのが、例えばそういう事情で、要件を設けて申請できるような形で受け取れるというのでしたり、例えば健康福祉センターで受け取れるようにできれば、もうちょっと利便性は拡充していくのかなと思いますので、そのあたりをちょっと要望として期待させていただきます。続きまして、(4)番のオープニングイベントの、すみません細かいところなんですが、エコバッグの記念品の配布というところ、これを中央図書館のオープニングイベントで配布したところなんですが、これの何か評判みたいなものというのは、何かありますでしょうか。 ◎中央図書館長   エコバッグ、お配りはしているところなんですけれども、その後の確かにフィードバックというのは、あまりこちらのほうには届いていないというのが現状ではございます。 ◆高山しんご   そのエコバックということで、せっかくロゴマークもしっかりしたものを作っていただいて、ゼロカーボンシティ宣言もありますし、全体的な区のブランディングのお話もあると思います。こういったエコバック、中央図書館をモチーフにしたエコバックをあの辺の方々が皆さん持っていらっしゃるというのが、結構アイコンになるのかなと思っていますので、ぜひそのあたりのフィードバックというのを一度把握していただけるといいのかなとは思っております。  次に、95ページの絵本館事業運営について、少し細かいところですが伺ってまいります。一番下の(6)、「絵本のまち板橋」魅力発信事業というところで、中黒で、5つイベントを行った旨の結果が出ているところなんですが、それぞれの決算額、細かいところが分かりましたらお伝えいただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎中央図書館長   それぞれの講演会などを行っている費用なんですけれども、基本的には講師の謝礼という扱いになっておりますので、それぞれの講演においての単価でお支払いをしているものになります。それぞれ恐らく単価が違うんで、それもちょっと一旦調べさせていただきます。すみません。
    ◆高山しんご   一番下の魅力発信展示も分からないですか。 ○主査   次も図書館の質問ですか。 ◆高山しんご   ちょっと変えます。すみません、後ほどでよろしくお願いします。そうしましたら、ちょっと戻りまして、主要施策の成果の19ページのひとり親家庭に対する総合支援の中の臨時相談窓口の部分について、伺わせていただきます。これが、実際のところ20ページの表のところになると思うんですが、臨時相談窓口、令和元年から2年、3年にかけて…… (「福祉じゃないか」と言う人あり) ◆高山しんご   あれ、失礼しました。所管違いで申し訳ないです。そうしましたら、主要施策の成果の14ページのほうの子育て支援員養成講座について、ちょっとコロナの現状がありまして、2年間中止になっているところでございます。この講座自体、中止となっているんですが、子育て支援員の養成講座のこの事業自体に対するその影響というところと、あと令和元年度については修了者が一定程度出ているところなんですが、こういった支援員を養成した後の活躍の場というのが、なかなかコロナで難しいのかなと思っているところなので、そういったところ、活躍の場があるのか、提供できているのか、そういったところがありましたら伺います。 ◎保育運営課長   今、2点のご質問をいただきました。まず、1点目の影響でありますけれども、確かに区のほうではこちらは中止しておりますけれども、同じような内容で東京都のほうで実施をしているということがございまして、特段大きな影響があったというふうには認識してはおりません。それから、2点目の養成講座修了をされた方の活躍の場ということでありますけれども、こうした方は保育園等におきまして、朝ですとか夕方ですとか、そういったところで資格者ありという形で保育のほうに入っていただくということがございます。昨今の保育士不足という中で、こうした方々のお力を借りるということが非常に有益であるというふうに認識をしておるところでございます。 ◆高山しんご   続きまして、細かいところを伺わせていただくんですが、主要施策の成果の57ページです。もともと、基礎学力の向上と個性を育てる教育の推進というところで、57ページにあります副読本・手引印刷のところで、環境教育の冊子というものを2つ作っているところでございます。こちらについては、55ページで配付したとなっていたと、環境教育の「未来へ」のほうなんですけれども、配付したとなっているんですが、これの活用状況、また各学校での実践について、所見を伺います。 ◎指導室長   全校で、今年度に関しまして、特にSDGsを中心にしまして総合的な学習の時間の中で、そういったことを中心に、学習をどの学校も進めているところでございます。そういったところでこの環境教育の「未来へ」のテキストを、適宜活用したり、また理科の時間、社会科の時間、そういったところの各教科の時間の中でも取り入れて、各学校が適宜活用している状況でございます。 ◆高山しんご   今の活用の部分についてなんですけれども、実践という側面というのは、具体的な行動として例えばクラスで何かをやったりとか、環境的なアクションを学校単位でやったりとかというのは、具体的な事例というのは、今どういったものが各学校でやられているのかというところを、分かれば教えてください。 ◎指導室長   学校によって差異はありますけれども、学校長の経営方針の中で環境教育を主眼というか、主軸に置いている学校においては、いろんなこれまであった緑のカーテンの実施のところもあったり、様々なところでそういった環境に配慮したというところに重きを置きながら、実践を図っているところでございます。全校、全部が同じような足並みかというとなかなかそうじゃないところもあるんですが、そういったところにちゃんと目を向けて、教育課程の中に位置づけてやっていくというような状況になっております。 ◆高山しんご   図書館のは、図書館のところというのは。 ○主査   中央図書館長、答弁ありますか。 ◆高山しんご   まだ、次になりますね。分かりました。最後に伺いたいところがあります。教育科学館について、伺わせていただきます。91ページですね。この点については、先日のお話で大変恐縮なんですけれども、9月30日まで臨時で工事をされていたというところを伺っております。約半月間でしたか、それぐらいの期間、教育科学館、運営が止まっていたというところなんですが、そこについての支障みたいな影響というところと、あと今後の教育科学館の運営について特に支障はないのか、その点を伺わせていただきます。 ◎生涯学習課長   先日の浄水ポンプの故障でございますけれども、令和4年9月21日から9月30日まで臨時休館をさせていただいたものでございます。館内の水のほうの供給が停止しまして、水道、空調設備が使用できなくなったための臨時休館でございまして、この間移動教室を小学生が予定してございましたけれども、移動教室のほうを急遽日程のほうを指導室と調整をさせていただいて、ずらして実施のほうをさせていただいているといったようなところでございます。あと今後の運営についてでございますけれども、9月28日にポンプのオーバーホールをいたしまして、9月29日に配管に残った水も排出いたしまして、9月30日に設備点検も終わってございますので、運営については支障がないような状況でございます。 ◆高山しんご   そうしますと、これは今回もう直ったという形だと思うんですけれども、特に例えば施設の老朽化ですとか、今後想定されるような心配事みたいなのはないというところで大丈夫なんでしょうか。 ◎生涯学習課長   科学館につきましては、昨年度におきましてもプラネタリウムの施設の故障で一時休止をさせていただいたという実態もございますし、また先ほど答弁させていただきました浄水ポンプの故障といったところもございます。館を開館してからかなりの年数がたっているといったところと、あとプラネタリウムに関しましてもかなり古くなっているといったところがございまして、今現在はプラネタリウムのほうも稼働できている状況でございますけれども、今後については何とも言えないような状況というところも、科学館の指定管理者からは報告を受けているところでございます。 ○主査   所管の決算の調査の途中でありますが、議事運営の都合上、この際、暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後3時30分といたします。 休憩時刻 午後2時59分 再開時刻 午後3時27分 ○主査   休憩前に引き続き、文教児童分科会を再開いたします。  それでは、質問を続けます。 ◆中村とらあき   先ほどの続きで、八ケ岳荘と榛名林間学園について質問をさせていただきます。八ケ岳荘、今回、コロナ禍が大分晴れてきたということで、これから利用者の増加が見込まれるとこでありますが、この間のコロナ禍における対応から変えなければいけないといったところで、どういった点に注意しなければいけないでしょうか。 ◎生涯学習課長   八ケ岳荘でございますけれども、コロナ禍の関係で利用者が減少しておりまして、少しずつ回復をしてきているというような状況でございます。令和3年度から指定管理者のほうが八ケ岳フィールドパートナーズというところになりまして、こちらの事業者のほうがアウトドアが得意な事業者でございます。クラフト体験ですとか火おこし体験、森の散歩ですとか、たき火の体験といったものも令和3年度から予定していたところでございますけれども、令和3年度につきましてはコロナ禍で実施できなかった部分がございます。ただ、令和4年度につきましてはコロナ禍も大分明けて、よくなってまいりましたので、こういったアウトドア事業を行っていきながら、また区民の皆様に対しましてPRも続けていきながら利用者を増やしていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆中村とらあき   次に、榛名林間学園の利用についてお尋ねいたします。令和7年度に廃止するということで、これからどのようなスケジュールを経て廃止に至るのか、またそれまでに注意すべき点について答弁を願います。 ◎生涯学習課長   榛名林間学園でございます。委員のご指摘のとおり、令和6年度までといったような事業の実施でございます。今現在の検討状況でございますけれども、まずは移動教室等で使っていただいておりますので、代替施設の検討を着手し始めたところでございます。また、今現在の建物につきましても、譲渡するのか売却するのか、また解体工事等をして原状復帰しなければいけないのかといったところにつきましても、コスト面等を考えながら検討をしているところでございます。令和4年度、令和5年度で2年間かけまして検討をしまして、文教児童委員会のほうにご報告させていただきたいというふうに思っているところでございます。 ◆中村とらあき   代替施設というとどんなところを今想定されているのか、もしなかったら答弁はいいです。 ◎生涯学習課長   代替施設でございますけれども、八ケ岳荘の改築をしていたときに移動教室の関係で民間のほうの施設を使ったというような実績もございますので、群馬県内にある民間の施設等を候補として今考えているところでございます。 ◆中村とらあき   それでは、次に児童虐待防止対策関連について質問させていただきます。事務実績調書の子の8、歳入歳出決算書の312ページであります。令和3年度の虐待通告件数が1,058件となっております。令和2年度は1,187件となっております。全体を通して見たときに児童虐待通告にどのような変化があったのか、もしくはなかったのかについてお尋ねいたします。 ◎支援課長   令和2年度、3年度の比較でございますが、虐待件数、若干区のほうは減ってございますが、逆に北児相のほうが若干微増しているというところで、板橋区においてはほぼほぼプラスマイナスゼロかなというところで考えてございます。内容としまして、やはり心理的虐待というところで、面前での夫婦げんかですとか泣き声通告といったものがやはりこの2か年続けて多かったかなというふうに思ってございます。 ◆中村とらあき   今年度の7月1日より児童相談所が開所したということで、当初想定していない状況があったのかないのかといったことについてお尋ねしたいと思いますが、その前に北児相からの受入れ、それと7月1日から北児相以外からの受入れがあるかと思いますが、その内容についてお伺いしたいと思います。 ◎支援課長   まず、4月開所当時から6月までの間の状況なんですけれども、想定していたもの、虐待に関してはそれほど、数は想定に近かったんですけれども、逆に養育相談、困難家庭の相談というのはかなり多くなりまして、倍以上の数が来たということで、そこら辺でかなり想像と違ったかなというところで、要因としましては、改めてセンターができたという周知があったというところが1つあるのかなというところと、昨年度からですが、一応これまでよりもより丁寧に相談を拾っていこうというところでやった成果と、あと24時間のなんでも相談からつながってきたというものも増えてきていますので、そういったものがいろいろ相まって、4月から6月がかなり増えたという状況で、7月以降も多いは多いんですけれども、4月、5月、6月がかなり一段と多かったかなというところでございます。 ◎援助課長   北児童相談所からの引継ぎですが、先日もご報告しました終結ケースを含めた総引継ぎ件数が8,780件で、その中の今現在生きているケースというのをその後やってきたところです。一応、そちらについては4月から板橋区の職員が北児相のほうに引継ぎにも行っておりますので、ある意味でそのまま持ち帰ってやっているところです。また、7月から9月につきましては、援助課のほうで受付の総相談件数が7月から9月で大体750件ぐらい受けておりまして、そちらにつきましても北児童相談所で受けていた板橋区の件数よりも多くはなっております。やはりPR効果というのはあるかなと思いますので、相談件数としては支援課と援助課と合わせて全体的に以前、昨年度よりも多くなっている状況かと思っております。 ◆中村とらあき   今まで潜在的に隠れていたケースが出てきたのかもしれませんし、あるいはそれまで周知という方法を取って、このぐらいで虐待になるのかなとかいろいろ疑問を持ってなってるケースもあると思うんですが、その中でかなり深刻な事例というのはございましたでしょうか。 ◎援助課長   深刻な事例というのは、すみません、病院につなげるようなといったところはまずそれほどな件数ではございません。むしろ保育園とか学校から、ある意味で近くなった分いろんなご相談が気軽に入ってきているかなといったところでございます。ある意味で、先ほどお話もありました家族がちょっと鬱の状況とかヤングケアラーに近いものとか、そういったある意味でいろんな相談が入ってきているといったところになっているかと思っております。 ◆中村とらあき   児童生活における一時保護所の現状について、どのような状況なのかお伺いしたいと思います。 ◎保護課長   現状というところでは、本日の状況で23名の児童、お子さんをお預かりしている現状になります。 ◆中村とらあき   これから増加する傾向とかは見られるんでしょうか。それとも、現状、その状況で満杯になっているような状況なんでしょうか。 ◎保護課長   現状は、定員としては学齢の女の子12名、女子ですね、学齢の男子12名、それから幼児に当たる部分の児童が6名ということで、30名定員となっておりますので、全体の数でいうと少し余裕は今ある状況です。今後につきましては、状況にもよるとは思うんですけれども、これまで3か月ちょっと開所しましてから動いてる中では、いっとき定員もうぎりぎりだったり、ちょっとオーバーしていたりという状況がありましたので、現状で多くなるかっていうことは正直見込めない状況ではありますが、子どもたちのためにそういったことになっても頑張れるようにしていきたいというふうに思っております。 ◆中村とらあき   ぎりぎりだったっていうのを以前少し耳に挟んだときがありまして、それをオーバーしたときにどういう対応をしていくのかというのは今後の課題になってくるのかなと感じている次第です。不幸なケースができないように、できるだけ配慮した形での対応をお願いしたいと思います。  その次に、里親の募集状況についてお伺いしたいと思います。現状、どのような状況になっておりますでしょうか。 ◎援助課長   募集については、板橋区が児童相談所業務をするようになってから、説明会等を毎月のように行ったりチラシを配ったりということをしておりまして、先日の区民まつりでもチラシコーナーを作ってやらせていただきました。今現状PRに励んでいるといったところで、説明会の来所者も増えておりますので、お申込みはこれからのところかなと思っております。 ◆中村とらあき   そうすると、まだまだ周知徹底して、また募集に力を入れていく必要があるというふうに所管では考えているということでしょうか。 ◎援助課長   そのとおりでございます。まずは里親制度ということを板橋区の中で広く知っていただいて、少しでも登録のご家庭を増やしていくことに努めていきたいと思っております。 ◆中村とらあき   あと、ファミリーホームとの関連性について、今後もそちらのほうも考えていく必要があると思うんですけれども、その点についてはどのようにお考えになっているでしょうか。 ◎援助課長   ファミリーホームといったところが今現在板橋区の中ではないところでございますが、ある意味で当然そういった制度もあるといったところで、ぜひそういったところの開拓も関係部署と連携をしながらトライ、トライをというかやっていただけるところがあるといいなというふうには考えております。ただ、板橋区だけではなくて東京都全体の中でそういったところは連携をしてやっていきたいと思っております。 ◆中村とらあき   次に、いきいき寺子屋プランについて質問したいと思います。歳入歳出決算書の428ページ、主要政策の成果の84ページから85ページになります。いきいき寺子屋プランでは、地域ボランティア等で編成された学校開放協力会が事業を実施しているということでありますが、その中で、クラブ形式でドッジボールやバスケットボールなども行われているということ、また青少年教育経費として寺子屋プランが1,200万円余りを計上しているということであります。その中で、活動を支えているボランティアの人たちはほとんど無償だと聞いているんですけれども、ボランティアの人数というのは把握されておりますでしょうか。また、謝礼などの規定は使うことができるんでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   学校開放協力会など、ボランティアの方々に支えられていきいき寺子屋事業を実施をしているところでございます。令和3年度の実績ということでは、ボランティアの方にご参加いただいた延べ人数につきましては約3,300人という実績がございます。今お話しいただきましたように、ボランティアの方々に対する謝礼ということについてはお支払いをしてないところでございますが、いわゆる事業に使う消耗品的なことについては、まず予算の中で措置している部分がございます。また、それぞれの学校に対して、事業委託ということで、いわゆる委託料をお支払いをしているところでございます。令和3年度では計54校に、決算額といたしましては700万円余の委託料を支払いをしておりまして、その運営経費としてお使いいただいているということでございます。 ◆中村とらあき   先ほど、ほかの委員からも部活動の地域移行についての質問があったかと思います。その中で、部活動指導員配置事業費補助金としてモデル実施をしているということでございました。その中で、歳入歳出決算書の156ページを見ますと、部活動補助員、専門性を持つ指導、教員の働き方改革ということで、先ほど答弁がございました。こうした中、学校教育の課程から外して社会教育として捉えていくという考え方も先ほどの答弁でいただいたかと思います。その中で、現在中央政府のほうで推進している主体がスポーツ庁であるということでありますが、教育委員会としてはそのスポーツ庁との関わりをどのように考えているのかについてお尋ねいたします。 ◎教育総務課長   関わりと申しますか、スポーツ庁のほうは部活動改革専属の根っこということではなく、スポーツの振興という視点が大きくあり、その中で、低年齢、児童・生徒のところからどうやったらスポーツが楽しめるかというところに現在の部活動の課題というものを見出しているというところがあります。そういう意味でいうと、スポーツ庁の提言の中には、行政の中で関わる主体として教育委員会ももちろんありますけれども、スポーツ振興セクションの記載も見られます。そういう中で、各自治体がこの部活動の地域移行という少しもわっとしたくくりでしかないですけれども、これを具現化するに当たってどういう形をつくるのか、提言書の中には大きくは2つのパターンが書かれていたと思います。1つは、完全にその地域にあるクラブですとか、大学とかプロスポーツチームとか、そういうところに丸々直接渡すような部分、もう一つは、そうではなくて間に行政のような自治体が入って、学校ではない主体が部活動に代わるクラブの運営を行う。大きく2つもしくは過渡期なのかもしれませんけれども、そういう中で行われていくと。さらには、文化庁もほぼ同じ内容の提言書を出していますから、そういう意味でいうとスポーツ庁に限らず、スポーツ種目、文化種目を含む全体の部活動をどういうふうにやっていくか。その中で、スポーツ部門についてはスポーツ庁とも課題を共有しながら行っていきますし、文化部門については文化庁とも課題を共有しながら行っていくということになるかなというふうに思っております。 ◆中村とらあき   そこで、2つの疑問が出てくるんですけれども、1つは、先ほどの寺子屋事業というのは課外活動として、また先ほどおっしゃっていたようなクラブ形式といったことで、クラブの活動をある程度踏襲してやっているものと考えていいかなと思っております。ここに書いてございますし、それとの兼ね合い、立てつけがもともと制度的に違うものがあるかと思いますけれども、やはりそこでほかの区より、モデルケースというか、もう過去にそういうクラブ形式、地域の力を借りてるというとこがございます。そういったところをどのようにして生かしていくのかという点がまず1つ。2つ目に、所管が中央政府でまたがっているところで、区としての主たる所管は教育委員会ということでよろしいのかというのが2点ございます。というのも、1つは運動系でスポーツ庁がやっている、先ほど言ったように文化庁からは文科系ということで出ているかなと思うんですけれども、こうした所管がまたがっているというところで、取りまとめるとこというのは教育委員会ということで区は考えているでしょうか。 ◎教育総務課長   まず、1点目のご質問でございます。今回のこの部活動改革、新しい活動という、これは中学生の放課後の在り方、過ごし方、居場所っていう考え方になると思います。そうしますと、全ての中学生をこの新しい部活動に代わるものに取り込むということでもなく、非常に多様な居場所の中で、現行、例えば野球などは硬式野球のクラブチームが盛んですし、水泳のようなところは民間のスポーツクラブみたいなところが受皿になってます。そういう様々な受皿は受皿で生かしながら、また寺子屋を含む、学校開放協力会に委託していますけれども、そういった地域、あとは青少年委員さんの活動とか、ジュニアリーダー活動とか、そういった多様な活動は多分生きながら、子どもたちがそれぞれ自分が適した場にというところでいきますと、何か1つに集約するとか何か1つに収れんしていくということでもなく、居場所の1つとして、部活動の受皿としてこの改革を行う。最終的に、10年後、30年後、50年後にこれがきれいに民間のクラブ活動等に吸収されるのか、渋谷区などは一般社団法人を立ち上げてそのままそれを育てていくと言っていますから、そういう行政というか半行政のようなところが事務局として残り続けるのか。この辺は制度設計と将来の変化の中で変わっていくと思いますけれども、少なくとも何か1つのものに収れんするということではなくて、多様な居場所の1つとして提供し、それ以外の選択肢も十分あり得るという中での部活動改革になると思います。  2つ目のご質問は所管ということですけれども、提言も多分所管省庁ということで分断しているということではないと思っています。あくまでスポーツ振興の観点からの提言ということですので、これを実行しないに当たって、例えば罰則規定があるとか法制度化されているということでありませんので、文化庁のほうも文化庁のほうで、その視点からの、文化振興の視点からの提言だと思いますので、そういう中で今後これがこども家庭庁のような形で何か実際に事業を行うとすると所管が1つになるのか、それは見極めながらと思っていますし、板橋区としましては、今現行としては部活動があって、それを新しい活動に置き換わるという非常にかなりこれまでとは違う、現行の部活動の延長線上にない新しい考え方が出ましたからこちらのほうでしっかりやっていきますけれども、将来はスポーツ振興課と一緒にやることもあり得るでしょうし、それ以外のセクションに整理されるということもあるかもしれない。現時点では、まだちょっと未知の中で、まずは教育委員会がしっかりと対処していくということでございます。 ○主査 
     次に、成島委員の質疑を始める前に、保育運営課長より、成島委員の国庫補助金の減額に関する答弁について訂正したい旨の申出がありましたので、これを許可します。 ◎保育運営課長   先ほど、成島委員からのご質問、歳入歳出決算書の208ページの中で、保育所等整備交付金についてのお尋ねがございました。具体的には、9,876万1,000円という当初予算から2,512万5,000円に減額した理由についてお尋ねをいただいたものでございます。私、先ほどの答弁の中で、その上の保育対策総合支援事業費補助金についてのご答弁を申し上げておりまして、この点が誤りとなります。正しくは、こちらにつきましては私立保育園の増改築に伴う補助金でありますけれども、当初こちらにつきましては2か年度で補助を行うというものでございました。初年度60%、工事の進捗に対して60%の補助を行うという予定でございましたけれども、予定が変わりまして、3か年での計画となりました。令和3年度については15%の進捗状況に対して補助金を支払いするということでございまして、この結果、7,363万6,000円の減額になったというものでございます。大変失礼いたしました。 ◆成島ゆかり   課長、ありがとうございます。先ほどの続きからお願いしたいと思います。主要施策の成果の81ページの学びiプレイスのところ、中高生勉強会のところです。ごめんなさい、質問が途中になってしまったんですけれども、改めて。先ほど、定員20名に対して7から8名の方がご利用されているっていうところだったんですけれども、まず先ほどの質問の前に、この学年別の利用者数というんですかね、把握されていたら教えていただけますか。 ◎生涯学習課長   実施場所ごとの人数でしたらすぐに出るんですけれども、年齢的には、申し訳ございません、ちょっと今手元にない状況でございます。 ◆成島ゆかり   承知いたしました。私的に、ごめんなさい。勝手に、20名、もう定員を超えるぐらい人気であふれているのかなっていうイメージがあったもんですから、ちょっと7、8人でびっくりしてはいるんですけれども、やっぱり申込みが当日直接会場にお越しいただくっていう形になってることが原因でこうなっているのか、今、最初2か所だったと思うんですね。それをもう5か所まで拡大していただいて、本当にそこは大変に評価するところなんですけれども、場所の利便性であったりとか、何か要因があるのかなというふうに思うんですけれども、担当課として、何でしょう、あまり伸びていないっていうところについての要因、あと課題、あればお聞かせください。 ◎生涯学習課長   学びiプレイスの関係でございますけれども、事前の申込みをしない形になってございまして、中高生誰もが気軽に参加していただきたいといったような趣旨でやっているところでございます。また、会場や曜日も自由に選べるというような設定にしてございまして、複数か所の参加も可能にしているというような状況でございます。今現在、7、8名と先ほど答弁させていただきましたけれども、先日私が教育支援センターの会場を見に行ったときには11名の参加といった形になってございます。私どもとしましても参加者を増やしていきたいということがございまして、6月には学校のほうにポスターとチラシのほうを配布させていただいて、9月には教育チャンネルで各家庭にもご案内を差し上げているところでございます。ですので、定員20名に向けまして、今後もPRを続けていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆成島ゆかり   ぜひPRを続けて、やっぱりこの情報が入っていないという子もいるのかなというふうに、すばらしい事業だと思いますので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございます。  この同じ81ページのところで、板橋区版英語村についてお聞きします。これ、残念ながら、本当に大変参加しているお子さんには大変に好評だったというふうに聞いておりますし、年々内容等も充実されていてすごく高く評価をされているというところでもあると思いますし、先日の委員会でいただいた教育委員会が行う点検・評価の中でも英語村については、教育委員会の評価としても、本当にこのコロナ禍で継続できないことが非常に残念であるという評価もお伺いしました。今後、この英語村、非常にすばらしい事業だと思いますし、ぜひまた再開していただきたいという思いはあるんですけれども、ここでも方向性としては事業手法の見直しというふうになっております。今後、この英語村についてどのようにお考えか、方向性を教えていただければと思います。 ◎生涯学習課長   英語村の関係でございます。英語村の今後につきましては、外国人とのコミュニケーション体験を重視した事業としまして、コロナの状況にもよりますけれども、コロナの状況が落ち着きましたら、その段階で区内の大学等と連携しながら新たな事業の手法を取っていきたいというふうに考えているところでございます。  あと、申し訳ございません。先ほど、学プレのところで学年別といったところのご質問いただきまして、一緒に合わせて答弁させていただいてよろしいでしょうか。中学生につきましては7年生が231人、8年生が274人、9年生が292人で、中学生自体が797名でございます。高校生につきましては1年生が74人、2年生が209人、3年生が21人で、304人で、797人の中学生と304人の高校生、合わせまして1,101名というのが令和3年度の実績でございます。大変失礼いたしました。 ◆成島ゆかり   この英語村については様々ないろんな手法も、このコロナ禍でできないこともあるんですけれども、できることも逆に出てきたと思いますので、ぜひ取り組んでいただければというふうに思っております。ありがとうございます。  次に、主要施策の成果の73ページ、小中学校等各種検診について伺いたいと思います。この小中学校の各種健診については、やっぱり児童・生徒さんの健康、また教職員の方の健康管理であったりとか疾病の早期発見っていうところにおいて本当に大変重要な事業だと思っておりますし、またこの健診を通して様々な家庭の生活面だったり、日常生活の問題点等も見えてくるような、本当に非常に大事な健診事業でありますし、大きな予算もついているところですので、ちょっと質問をさせていただきます。まず、この健診事業について、小中学生全員、毎年、毎学年行う健診の内容というんですかね、項目を教えていただければと思います。 ◎学務課長   主要施策の成果、今お開きいただいてる73ページの部分に一覧として示されているものが対象となる各種健診の事業内容となっております。 ◆成島ゆかり   なるほど。じゃ、ちょっと私の概念というかが間違っていたのかもしれないんですけれども、健診については、何でしたっけ、教育保健安全法でしたっけ、いろいろやらなければいけない健診の項目が決まっていると思うんですね。あとマニュアルも出ているので、健診の項目ってあると思うんで、これは多分それプラスアルファのものなのかなと私は認識していたんですけれども、ほかに項目はないですかね。 ◎学務課長   すみません。ちょっと言葉が足りませんでした。法令の根拠としましては、学校保健安全法の第13条に基づく健診科目がまずございます。また、規則に関連するとこでの感染症法に関するもの、それ以外のところですと、生活習慣病予防検診であるとか、呼吸器疾患検査につきましてはこの法の根拠はなく、学校で検査をしていると、健診を実施していると、そういう内容となっております。 ◆成島ゆかり   じゃ、例えば本当に基本的な項目で多分身長体重とか、いろんな項目があると思うんですが、基本的な項目もこの生活習慣病予防健診の中に入っているってことですか。それとも別で、これはプラスアルファで区独自としてお子さんの健康のためにやっているという認識でよろしいですか。 ◎学務課長   生活習慣病予防健診としましては、内科医の検診、それから精密検査に進んでいくものが内訳となっております。 ◆成島ゆかり   分かりました。ちょっと質問の方向を変えますね。この中には、眼科検診、耳鼻科検診、歯科検診がここの施策の成果には入っていないんですけれども、これも多分項目の中にあるのかなというふうに認識しているんですが、歯科検診、眼科検診、耳鼻科検診、視力とか聴力検査ではなく、お医者さんによる例えば目の疾患であったり耳の疾患を調べる検診というのはやられていないんですかね。 ◎学務課長   そのような検診ですね、少々お待ちください。すみません。こちら、学校医さんの出張によって今お話しいただいた内科検診、眼科の検診、耳鼻咽喉の検診、それから歯科検診を実施しておるものでございます。 ◆成島ゆかり   学校医さんということは、きちんと目の疾患であったり、視力、聴力だけではなく、目の疾患、耳の疾患の検査もやられているっていうことでよろしかったですか。 ◎学務課長   そのとおりでございます。そちらで健診を実施しております。 ◆成島ゆかり   コロナ禍において、この健診事業についてもコロナ感染対策をしながら大変な思いを学校の現場の方はされたんではないかなと察するところではあるんですけれども、このコロナ禍の健診、一応文科省から何回か事務連絡が出ていると思われます。各学年6月30日までに実施することというふうにこの学校保健安全法施行規則で定められているんですけれども、このコロナ禍、この予定どおり、またこの健診については各学校が計画を立ててやってらっしゃると思うんですけれども、このコロナ禍は計画どおりに実施されたのかお聞かせください。 ◎学務課長   ご指摘のとおり、例えば並ぶだけでも間隔を取りながらだとか、そういった部分があって、時間を要する場面もあるというところも予定されておりましたので、事前に打合せ、協議等、要望の共有などを行った上で実施をされまして、期限内に執行ができました。 ◆成島ゆかり   計画どおりに執行がされたということで、子どもたちの安全、健康にとってはよかったことだなと思うんですけれども、その文科省からの事務連絡の中で、非常に大事な指定の事務連絡が令和3年3月26日に出ております。それというのが、児童・生徒等の健康診断時の脱衣を伴う検査における留意点についてということで事務連絡が出されたと思うんですね。これ、昨年の決算でもお聞きしたんですけれども、その前に、うちの会派の後ろにいらっしゃる田中委員が決算で総括質問で質問されました。そのときは、学校の養護教諭の先生からの本当にもう切実なる訴えで、本当に女の子が上半身裸で健診をしているのが本当につらくて見てられないというところだったんですね。前回のときにも、そういうことをやっぱりその他区の状況も勘案してちゃんと指導していきますというお話だったんですけれども、それから今1年たちました。そして、またこのような事務連絡が文科省のほうから出ているっていう状況で、やはりそういう学校現場の先生からの声を受けて出されてきたものなんだなというふうに私も思ってはいるんですけれども、今現状、板橋区の小中学校全校でこの事務連絡についてのいろいろな項目がありますけれども、これはきちんと事務連絡が各学校の現場に届いていて、きちんとこれに沿った健診をされているのかお伺いします。 ◎学務課長   ただいまの通知につきましては、速やかに学校長並びに養護教諭にも共有をしまして、適正な運営ができるように進めていっておるものでございます。特に、脱衣に関してのところは、実際にお子様、児童・生徒さんの状況を十分踏まえながら、養護教諭や学校医との事前の打合せ等も含めて実施しているものでございます。 ◆成島ゆかり   ありがとうございます。実施をしているということで、私も本当に信じたいところなんですけれども、実際にぜひ調査を行っていただきたいなと思って、全校に。結構この事務連絡を見ると細かく書いてありまして、検査の際は個人の診察スペースの確保、個別のスペースの確保であったり、いろいろな学校の状況で難しいところもあるとは思うんですけれども、どうかやはりこの個別診察のスペースの確保であったり、今LGBTQの問題もあります。様々な多様なお子様がいらっしゃる中で、ぜひこういうところをしっかり、こういうことで例えば本当に学校に行きたくなくなったということなどが本当にあってはならないと思うんですね。この子どもたちの健康を守るための大事な健診事業ですので、是非ね、こういうところをきちんと調査をしていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ◎学務課長   養護教諭との会議体だとか、学校保健全体の会議体、医師会なども含めて機会がございます。そういったところでしっかり検討をしてまいりたいと思いますし、十分周知を図ってまいりたいと考えております。ありがとうございます。 ◆成島ゆかり   次に主要施策の成果の46ページ、学校給食の充実について伺いたいと思います。先ほど田中委員のほうからありました、学校給食の無償化というお話もあったんですけれども、いっとき、この学校給食の、区としても食育推進事業等も活発にやられていて、本当に区内の野菜を使ったりというふうにいろいろ工夫をされていることは承知をしているんですけれども、いっとき多分給食の残菜率だったり残菜量というのが問題になったことが注目されたことがあったと思うんです。最近私自身もこれ触れてなかったので今回ちょっと触れさせていただきたいなと思うんですけれども板橋区の、令和3年度でも構わないんですけど、給食の残菜について現状をお聞かせください。 ◎学務課長   大変申し訳ございません。今、手持ち等に数字は持ち合わせてございません。後ほどお示しいたします。 ◆成島ゆかり   把握をされているってことで、じゃ、後にします。次が、先ほどほかの委員からもあった、主要施策の成果の53ページのいじめ問題対策のところで、最初の(1)のいじめ重大事態再調査委員会というのがありまして、これ、昨年も質問させていただいたので、1年たった現状をお伺いしたいんですけれども、昨年は、この調査については、平成28年に生じた事案について調査されたものを令和2年度も同様に調査をしていましたということであったんですけれども、令和3年度についてはこの平成28年度に生じた事案についての調査が継続して行われているのか、または新しいこういう重大な事態は起こっているのか教えてください。 ◎教育総務課長   重大事態再調査委員会は総務課が所管で、区長部局、区長が開催しているものですけれども、平成28年度の案件の最終的に報告が昨年度末に調査結果が出ました。それを受けて、ご本人にはその内容が通知され、我々にもこの3月の最終のいじめ問題対策連絡協議会のほうでその中身を認識、把握し、そしてその報告状況が先日企画総務委員会でも報告されたという状況になっております。 ◎指導室長   現在の重大事態の別途での対応についてでございますが、いじめ問題専門委員会というところで、いろいろといじめの対策について話し合っている会議体でございますが、そちらのほうに区内のいろんないじめの状況等を報告しております。重大事態というととても言葉が重いのですが、本区としましては、重大事態の疑いがある段階も含めまして、初期の段階でいろいろ対応を速やかにやっていくという方針の下で動いておりますので、今現在もそういった疑いの段階のところでのものを今専門委員会にも報告申し上げて、今進めているところの案件が1件ございます。 ◆成島ゆかり   いじめの問題はいろんなアンテナを張っていただいて、先ほどメールとかいろいろなツールがありましたけれども、なかなかそれも利用がちょっとどうなのかなというところもあります。ただ、やっぱりアンテナを張っていただきたいなというところで、1つ、その中でもアンケート調査をやられてると思います。 ○主査   再質問者が一巡いたしました。  再々質問につきましては、残り時間を質問希望者で割った時間が1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おき願います。  それでは、再々質問のある方は挙手願います。  質問希望者が7名いらっしゃいます。残り時間が49分ですから、1人当たり質問時間は7分となりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、しのだ委員、お願いします。 ◆しのだつよし   まず、地域移行を含めて、いろいろとその件に関して伺いたいと思います。令和5年から令和7年までが地域移行に向けた改革期間となると、そうすると学校施設を借りなければいけない、活用しなければいけないのではないかなと思います。また、柔道場とかクラブハウスとか、そういうところも使わなければいけないのかなと。また、もしかしたら夜間照明も使うことも考えられるんじゃないかなというふうに思っております。そこで、お尋ねします。まず、学校施設を活用するための様々な施設、今お話しした柔道場とかクラブハウス、地域開放教室などなど、こういうのは学校が行うと負担が増大してしまいます。どうにかしなければならないということは考えていかなきゃいけませんが、その施設が活用できるかどうかについて、今の段階でお聞かせいただければと思います。 ◎地域教育力推進課長   今の利用状況についてご説明をさせていただきたいと思います。学校施設開放につきましては大変多くの皆様にご利用いただいております。コロナの関係で令和2年度利用実績が落ち込みましたが、令和3年度はまた持ち直しということで、校庭については約7,700件、体育館については約1万8,000件、大変多くのご利用をいただいております。トータルで、令和3年度実績では2万7,000件余の利用実績がございます。まず、この学校施設開放については、学校活動の空いている時間等を活用させていただいて、そうした限りある資源というようなことでお使いいただいているということで、大変多くの方にご利用いただいているという状況がございます。そういう観点から、今後部活動の地域開放ということで、お話がありましたように活動場所の確保ということは共通の課題となっているところと認識しております。こうした学校施設開放との関わりということについても、その課題を検討していく中で含めて検討していくものと考えているところでございます。 ◆しのだつよし   先ほど、私、夜間照明についてお話ししましたが、今この段階ではなかなかご回答は難しいと思いますので、また後日改めてお話ししたいと思います。これにつきましては以上です。  続きまして、主要施策の成果の61ページの12番、オリンピック・パラリンピック教育についてお尋ねしたいと思います。先日行われた板橋区民まつりにおきまして、パラのノルディックスキーの北京に出場した板橋区スポーツ大使の森宏明選手のトークショーが開催されました。まさにオリンピック・パラリンピック教育の推進にふさわしいものでしたので、少し当日のお話をさせていただきます。会場は都税事務所の前で、30人ほどのご家族連れの前で森選手が座ってトークショーが始まりました。森選手は野球少年でしたけれども、17歳のときに交通事故で膝から下の両脚を切断されてしまいました。それから義足の生活が始まりました。司会者からの勧めで、実際どういうふうに義足を取り付けるのかを実演していただきました。子どもたちは、目の前で日常用の義足を外し、走るためのブレードという板ばねの義足につけ替えるの目の当たりにしました。森選手は、義足になって人生が一変して落ち込んだけれども、友人に支えてもらって乗り越えられたと。周りがいるからこそ自分がいるという感謝の気持ちの大切さを子どもたちに伝えていました。こんな間近でパラアスリートのお話を聞けるチャンスはめったにありません。板橋区には多くのすばらしいスポーツ大使がいますので、活用していただき、子どもたちにとって印象に残る深い心に残る教育をしていただきたいと思っております。そこで、オリンピック・パラリンピック教育の推進で、オリンピック・パラリンピック教育重点校事業において、重点校3校でボランティアマインドの醸成や障がい者理解を深める等の事業を実施したとあります。その事業の具体的な取組を教えてください。 ◎指導室長   重点校につきましては、今ご指摘あった3校ですけれども、こちらについてはスポーツ的なところだけではなくて、いろいろとオリンピックの精神というのがありまして、オリパラの中には精神、スポーツ、文化、環境といった、そうした5つの取組の中で、今回のこの3校につきましてはより文化というところに焦点を当てまして、そういったことに取り組む日本の伝統を学ぶような、そういったところも取り入れた授業ということで、今までのスポーツに重点を置いたことよりも少し文化的なところに重点を置いたオリパラ教育ということで進めているところでございます。 ◆しのだつよし   2023年には車椅子ラグビーもあります。東京で開催されます、2025年はデフリンピックも開催されます。そんなようなところで、今後、また知的障がいのある人たちの国際大会、スペシャルオリンピックスがあります。様々な障がい者のスポーツを日本の皆さんに知っていただき、社会的存在を高めて共生社会を実現していくことが何よりも重要だと思っています。教科書にも載っていない、そういうようなすばらしい、教室でも体験できない、このときしかできない、子どもとの将来にすばらしい影響のある教材を十分に活用していただいて、子どものよりよい教育を目指していただければなと思っております。質問がもう一つあったんですけれども、多分時間がないと思いますので、この辺で終わりたいと思います。ぜひとも、このアスリートを活用して子どもたちのいい教育を進めていただければと思います。 ◆田中いさお   やっと主要の施策の成果の方に行こうと思いましたらもうロスタイムに入っていますので、1点に絞って簡潔に質問をしたいと思います。主要施策の成果の48ページのところの通学路の安全・安心ということで、確か南雲委員も質問していたかなということで、懸念するのがお子さんたちを見守る目が少なくなってるんじゃないかということですね。スクールガード・リーダーの派遣回数も2回から1回になっているようですし、スクールガードの登録人数、見守り隊登録人数もきっと激減しているという表現でいいんじゃないかなって思いますので、ここら辺につきましてはそれぞれの地域によって諸問題もあるでしょうから、そこら辺はぜひ各校、各地域で取り組んでいただきたいなと思うんですね。それで、あと防犯カメラのほうなんですけれども、258台設置したということで、各校に何台つけているのか率直に伺います。 ◎地域教育力推進課長   防犯カメラが258台ということでございまして、こちらはまず校地内に1台ずつ各校つけさせていただいております。その上で、各通学路に4台おつけしているということでございます。 ◆田中いさお   単純で学校数で割ると割り切れない数なので、小学校に何台、中学校に、これ小学校だけでしたっけ、通学路。 ◎地域教育力推進課長   こちらは小中学校でございます。少々お待ちください。こちらは小学校でございます。失礼いたしました。 ◆田中いさお   割り切れない理由を教えてください。 ◎地域教育力推進課長   今、資料をお出しさせていただきます。失礼いたしました。志村二小のみ、こちらは通学区域が狭小ということで、4台のところ2台のみということで少ない配置となっているために、割り切れない状況となっております。 ◆田中いさお   それで、またその場所、地域の特性で危ない通学路が多い地域と少ない地域があると思いますよ。碁盤目のように通学路があるところはそこで俯瞰した形でがって見れるわけですから、一律4台ってどういうことなのかということなんですよ。もっと危ないと思われるようなところは追加でつけるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   防犯カメラの設置については、今ご指摘いただきましたようにより増設というようなお声もいただいてるところでございます。全体の予算のメンテナンス経費等も含めた中で運用しているところでございます。今後も、通学路の安全の点検等の中で、通学路の安全確保の中で、防犯カメラの必要性ということについては引き続き私どもも検討、注視してまいりたいと思っておりますが、現在のところは各校均一の配置となっている状況でございます。 ◆田中いさお   もう質問はここで終わりますけれども、地域性があって、安全の確保の施策なので、一律4台ということはないと思いますよ、僕は。必ず必要なところ、逆に少ないところもあるんじゃないかと思います。4台も必要じゃないというところもね。そこら辺はぜひ精査しながら安全の確保に努めていただきたいとお願いして、質問を終わります。 ○主査   石川委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほど石川委員の各小中学校における予算に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎教育総務課長 
     令達のうちの裁量部分につきましては、まず総額で数字のやり取りといいますか、固めをしております。この中で、令和3年度については10%シーリングということが行われましたので、これにつきましても、この10%でシーリングをかけた上で総額を取りまして、各校に予算として配分しているという形になっております。 ◆石川すみえ   学校ごとに令達をシーリングした額、学校ごとはちょっと厳しければ、全体で一体幾らシーリングになったのかという合計額と具体的な品目を教えていただきたいんですけれども、後ほどでもいいんですけれども。 ◎教育総務課長   考え方なんですけれども、1校ごとに積算をかけてその積み上げが予算としての合計ということではなくて、これまで積み上げてきた1人当たりの、生徒1人当たりの単価の中で、総額でまず数字を固めてしまいまして、固めたものにシーリングをかけ、それをかけて予算化されたものを学校に配分していくっていう考え方の中で数字をまとめていくっていう、ちょっと事務作業としてはそういう流れになるもんですから、順番が逆になっているところがありますので、そういう中で総額を固めて各校に配分し、各校当たりの数字が出るという点でいうと、各校の単価の積算で合計額を語るというのがちょっと難しい状況になっています。 ◆石川すみえ   そうすると、やっぱり令達は10%シーリング対象になったということと、あと令和4年度、令和5年度はどのようになるのか教えてください。 ◎教育総務課長   令和3年度につきましては、おっしゃるとおり10%のシーリングがかかったということでございます。令和4年度の予算も2%のシーリングかかりましたけれども、令和5年度の、来年度の予算についてはこの後の作業になると思ってます。 ◆石川すみえ   令和5年度の予算については、令和2年度のコロナのシーリングかかる前の考え方と予算額にするようにすべきだと思いますが、見解を伺います。 ◎教育総務課長   学校令達の裁量だけを取り上げて区の予算編成の全体方針の中とたがうということはなかなか難しいと思っていますので、例えば令和2年度は当然シーリングかかりませんでしたので、今年度もどうなるか、その中でそのシーリングを受け入れられるかどうか。そういう中で、結果としてどうなるかということになると思っております。 ◆石川すみえ   次に、医療的ケア児について伺っていきたいと思います。先ほど、ほかの委員からもありましたように2か所でスタートして、令和3年度は1施設での受入れだったということなんですけれども、現状この2園での受入れの後、どのような見通しを持っていらっしゃるのか教えてください。 ◎保育運営課長   まずは現状の要望といいますか、需要を見極めた上で、必要なところには増やしていくということも検討しなければならないという認識でございます。 ◆石川すみえ   医療的ケア児を全ての公立保育園で施設的に受け入れられるかどうかっていうのはまた違った課題が生じるかと思うんですね。そうなったときに、この施設ではちょっとどうしても受け入れることができないといったような精査っていうんですか、を行ったのかどうかを教えてください。 ◎保育運営課長   まず検討の考え方ですけれども、まず始めるというところから考えておりまして、東武東上線と三田線沿いに1つずつは必要であるということから始めました。その上で、施設の考え方としては、処置室が造れる広さがあるということ、それからスロープが設置できるということ、車椅子で入っていけるということ、そういった施設の点を考慮したということと、あとは、ゼロ歳児園でありますと看護師がいるということになります。ケア児の方を受け入れますと、当然また会計年度の看護師をつけることになりますけれども、より手厚く見るということで、ゼロ歳児の園を対象にして検討したということがございました。 ◆石川すみえ   ですから、処置室やスロープが設置できないという公立園っていうのはあるのかないのか教えてください。 ◎保育運営課長   今この場でどこができるできないというのはなかなか申し上げることはできないんですが、当然物理的にできないということはあり得るんだろうというふうには考えております。 ◆石川すみえ   物理的にできないという場所はもちろん受入れ園から除外されていくわけですから、その他の園で何が可能なのかというところまできちんと見通しをこれから保育園に申込みをされる方に対しては開示すべき、公表すべきだと思いますので、素早く精査をして公表していただきたいと思っていますが、いかがでしょうか。 ◎保育運営課長   今の時点で全てできるということがあれば当然理想的ではありますけれども、まずは需要を見極めながら、できるところから少しずつ始めていくということで考えていきたいと思っております。 ◆石川すみえ   次に、先ほど共産党の要求資料の258番で看護師雇い上げ経費についてお伺いしたんですけれども、その隣に要支援児保育充実費っていうのがありまして、こちらの補助要件のほうを教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎保育サービス課長   ちょっと今資料がありませんので、後ほどお渡しします。 ◆石川すみえ   お願いします。次に、令和3年度は区立幼稚園が1園になった年なんですけれども、高島幼稚園の今後について、どのような区民サービスの利便性という点で変化があるのか教えてください。 ◎学務課長   令和3年度から高島幼稚園1園が区立幼稚園として運営されております。さきの教育委員会においてもご報告したところではあるんですけれども、区立幼稚園としてさらに魅力を高めていく趣旨で、預かり保育の、今年度からもう始めている事業ですが、そういった展開であるとか、それから来年度に向けては昼食の提供ができないかということで、今年度中に食事提供の機会などを設けたりして進めてまいりました。 ◆南雲由子   主要施策の成果の88ページで、どなたも聞いていらっしゃらないのであいキッズを聞きたいと思います。コロナ禍の運用で、さんさんタイムが中止されたりとか、学年を絞ってっていう運用が続いてきたかと思うんですが、令和3年度の運用について確認させていただきたいんですが、夏休みからさんさんの一般登録の児童も再開したという理解でよかったかっていうところと、令和4年度はコロナ前と同様にさんさんもきらきらも100%稼働しているという理解でよろしいでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   あいキッズのコロナ禍の対応ということで、今お話がありましたように、令和2年度に入ってから、感染拡大ということでさんさんタイムの利用制限を行っておりました。様々なお声をいただいた中で、令和3年の夏からあいキッズの全ての児童を対象とした受入れを進めております。そうした中で、令和4年度につきましても基本的にきらきらタイム、さんさんタイムとも全て同じ状態で受入れを行っているというところでございます。 ◆南雲由子   子どもの放課後を取り巻く状況ですとか、児童虐待とか家庭のどういう状況かっていうことはこの間すごく動いてきた中で、今ちょっとあいキッズの状況が、利用状況がどうであるかとか、子どもの放課後がどういうふうになっているかっていうのが運用が変わったこともあって非常に見にくい、数的には見にくい状態になっているかなというふうに思うので、今後、令和2年度、令和3年度、令和4年度ぐらいの、またコロナ前のも比較して利用状況を分析していただいて、それも議会にまた報告していただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   まだあいキッズについてはコロナの影響が残っている状態でございまして、さんさんタイムの利用がコロナ禍前までに戻っていないという状況があったり、そういった意味では今後の子どもたちの居場所としての参加状況なども注視しながら運営に当たってまいりたいと思います。 ◆南雲由子   事務実績調書の教の19ページのあたりを示して、まなぽーとについてお伺いしたいんですが、まなぽーとのi-youthの利用についてお伺いしたいと思います。先日視察にお伺いして、非常に特色ある取組をされていて面白いなというふうに思ったんですが、1つは利用の人数の状況について、ここ2、3年の変化の推移について教えていただきたいのと、一方で、子ども家庭総合支援センターができた後なんかは特に一時保護にいらっしゃるお子さんの学齢が高いことであるとか、15歳から25歳までの若者支援っていうのがすぽっと行政的には抜けてしまうという課題が全体、切れ目ない支援という中でも1つの課題としてあるのかと思うんですが、その中で、i-youth、まなぽーとが鍵になるってとこがあるのかなというふうに思っています。そういった今相談機能というのがどういうふうにされているかっていうところを教えてください。 ◎生涯学習課長   まなぽーとについてのお尋ねでございます。まず最初に利用人数の2、3年というお話いただきましたのでご報告させていただきたいと思います。令和元年度につきましては、大原のほうが1万7,839人、成増のほうが1万3,939人、合計で3万1,778人でございました。令和2年度になりましてコロナ禍で落ち込んでございまして、大原のほうが8,381人、成増のほうが5,955人、合計で1万4,336人でございます。令和3年度になりまして少し持ち返してきまして、大原のほうが1万2,037人、成増のほうが8,254人で、合計2万291人というような利用実績でございます。また、15歳から25歳の居場所といったところでございますけれども、まなぽーとにつきましては中学生から39歳までの方にご利用いただけるというような形になってございますけれども、大体多数が中高生といったようなところでございます。以前、心理学の講座というのをまなぽーとでやったんですけれども、そのときには逆に中高生が来ないで20代の方に来ていただいたといったような事業もあったところなんですけれども、現状につきましては中高生中心の事業といったところで、委員のご指摘の25歳までの事業といったところがなかなかできていないのかなといったような状況でございます。また、大原生涯学習センターにおきまして、令和3年の10月よりLearning for AllというNPOの団体のほうに入っていただきまして、居場所の提供ですとか学びの機会の提供、個別の相談といったようなところがございまして、話したり遊んだり学んだりといったところを、あとご家庭での状況ですとかお友達についての相談とか、そういったものも中高生に年齢の近いNPOの職員やボランティアによってやっているというような状況でございまして、大原、水曜日と金曜日やってございますけれども、大原のほうのLeaning for Allの人気が高いというような状況でございます。 ◆南雲由子   親に頼れない子というのが多分学校でも受け止め切れてないし、子ども家庭総合支援センターで全部受け止めるというのは少し難しいのかなと思うと、そういった社会教育施設も活用した事業が必要かなというふうに思いますので、今後もまた提案させていただきたいと思います。 ○主査   高山委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほど高山委員のブックスタート事業及び絵本のまち板橋魅力発信事業に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎中央図書館長   先ほどお答えできず、失礼いたしました。お時間いただき申し訳ございません。2つお答えさせていただきます。まず、ブックスタート事業でございます。対象の人数というところなんですけれども、2,000人という数を設定しております。というのも、令和2年の時点で2,895セットほど購入をしております。その分の在庫数がありますので、各年度、その在庫数に応じた形で人数を設定しております。なので、ちょっと元年度の数字だったり令和2年度の数字だったりというのは多少の増減があるというような設定になっております。  続きまして、絵本のまち板橋魅力発信事業でございます。こちらも失礼いたしました。ぽつごとにご説明をさせていただきます。ぽつ、5つございます。1つ目の黒ぽつでいうと、こちら、個人に対しての謝礼を支払っていますので1万7,000円。2つ目のぽつと3つ目のぽつは、この絵本のまちの発信事業を出版社の方にお願いをするという形になっておりまして、こちらは委託費で15万円がかかっております。4つ目のぽつ、こちらに対してもまた個人に対しての謝礼というところで、こちらは2万2,000円がかかっております。5つ目のぽつは設営の展示になります。こちらが43万7,800円。このほかに全体で消耗品が四万三千幾ばくかの金額がかかっておりましてトータルで67万円ほど絵本のまち板橋魅力発信事業は使われております。 ◆高山しんご   るるありがとうございました。ブックスタート事業に関しては、先ほど申し上げたとおり取りに来れない方っていうのをちょっと把握できるのかがなかなか難しいかもしれないですが、所管課をまたぐところだと思いますが、そこと連携してぜひ把握していただければと思っております。  絵本のまち板橋のところに関しては、個別にお支払いしているところは別として、魅力発信展示というのが67万円っていうところだと思うんですけれども、その67万円が果たして、ブランディングの話になって、魅力を発信するっていうところで高いのか安いのかっていうところで、なかなか議論のあるところだと思っております。結局、この絵本のまちっていうのは行政だけじゃなかなか難しいところで、印刷のまちである板橋ということで、民間の印刷会社さんですとか、協力をほぼ手弁当に近い形でやっていただいているっていう話も聞いております。絵本のまちっていうのと同時に印刷のまちっていうところで、官民連携してやっていっていただければいいと思っておりまして、民間が手弁当でやるっていう形もなかなかちょっと心苦しいところなので、予算が取れるところはしっかりやって、もうしっかりとブランディングを成功させるために予算をある程度取れるところは取っていただいて、民間と手を携えてやっていただきたいと思っております。これは要望になるので、何か所感があればお願いいたします。 ◎中央図書館長   おっしゃっていただいたとおり、例えば絵本作りのワークショップとかっていう形で、印刷、製本の会社と連携している部分かと存じます。予算取りの部分はなかなか財政状況というところも鑑みてっていう話になってしまうんですけれども、展示であったりとか、そのとき必要なもの、必要な形で適正な額で事業実施できるように取り組んでまいります。 ◆中村とらあき   先ほどの続きで質問させていただきます。その中で、先ほど多様な機会をつくっていくというご答弁があったかと思うんですけれども、その中で、先ほどほかの委員からもありましたけれども、オリンピック・パラリンピックといったところも注目していくと、これまでなかった部活動では見れなかったスポーツも可能になってくるのかなと、また障がい者スポーツといったものも部活動に取り入れてもいいのかなと。また、渋谷区の事例を見てますと、もう一つの特徴は、1つの学校じゃできないところを何校か集まってやって、大きなところ借りてやっていたりするんですね。そうすると、1校だけじゃ部員は集まんないけれども2、3校だったら集まってくるようなことも可能になってくるのかなと思っております。そうした中で、BMXでありますとかスケートボードでありますとか、ボッチャでありますとか、また文化系だとeスポーツでありますとか、こういったものが出てくると思うんですけれども、こうした内容を踏まえた上で今後考えていく必要があるかなと思っております。その辺に関する見解だけ伺っておしまいにしたいと思います。 ◎教育総務課長   今おっしゃっていただいたこと、まさにそのとおりと思っております。提言の中でもそのようなことがしっかりと書かれておりますので、先ほど学校教育から離れる、社会教育の分野に移行するというようなお話をさせていただきましたけれども、その意味するところは非常に広いと思っております。いろんな制約が外れるというふうに提言にもあります。例えば、今おっしゃっていただいたこともすそうですし、さらに中学生だけによる活動というものも当然に外れるかもしれない、種目に関しても一切制約がなくなるかもしれない。そういう中で新しいものをつくり上げてほしいということだと提言を受け止めておりますので、そういう中でどこまでできるか、どこだけのニーズがあるか、そういうことをしっかりと把握しながら新しいものをつくり上げるということになるかと思っております。 ○主査   成島委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほどの成島委員の学校給食の残菜量に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎学務課長   先ほどは失礼いたしました。学校給食の残菜についてお答えいたします。令和3年度につきましては、第3学期が学級閉鎖だとか学校閉鎖が大変多くありまして、調査は1学期、2学期で済ませております。その平均値、小学校で6.6%、中学校で7.5%となっております。ちなみに平成30年度に関しましては小学校が5.7%、中学校が7.1%でしたので、これから研究はしてまいりますが、令和3年度、コロナ前よりは増えているという状況は見られると思います。 ◆成島ゆかり   ありがとうございます。今、平成30年と令和3年ということでご報告いただきましたけど、この残菜率については毎年は把握していないということでよろしかったですか。 ◎学務課長   この間の元年度、2年度につきましても学期ごとに数値は把握はしておりますが、先ほどお話ししたように学級閉鎖とかがイレギュラーで入ってきている状況の中ですので、平成30年度を出させていただきました。 ◆成島ゆかり   お気遣いありがとうございます。毎年把握されているということで、安心はしました。この残菜についても、率なのでこれが多いのか少ないのかちょっと評価が難しいと思うんですけれども、これについていかがでしょうか。どう思われているか、見解を伺えればと思います。 ◎学務課長   私、学校給食の調理の現場に何度かお邪魔させていただいたときに感じたんですけれども、その後調理の方だとか栄養士さんがクラスを回って、要は食べている状況を見て、残っている状況も、こういった調査をしながら、数字だけではなくどういったところでどういった消費が多くあるか、そういったところを感じながらやっているところを感じております。そういったところを日々積み重ねていく中で、改善に向かっていくのかなと考えておるところでございます。もちろん数値をしっかり捉えながら、また食材とかの提供も十分配慮しながら進めてまいりたいと考えております。 ◆成島ゆかり   食品ロスの観点、SDGsの観点からもやっぱりこの残菜っていうのは、ちょっと大きいか小さいかは別として、調査研究をして進めていっていただきたいなというふうに思っています。足立区なんかはおいしい給食事業ということで、この残菜をなくそうということでいろんな事業に取り組んでいる自治体もありますので、またお知らせしたいと思います。  次に、ごめんなさい、あと2点。先ほどのいじめのところの途中になってしまった質問なんですけれども、アンケート、年に3回アンケートを実施されているということでお伺いしております。その中で、前回の委員会でもあった教育委員会の報告書の中の学識経験者の方からのご意見もあったと思うんですけれども、このアンケートの実施方法について、記名、無記名の両方で併用して行ってはどうかというふうに助言があったと思います。その点について、今後どういうふうにやるのかということと、あとやっぱり紙媒体じゃなくペーパーレス、あと今一人一台端末がありますので、パソコンを活用したアンケート調査の実施というのもやっていただければなというふうに思うんですけれども、その点についていかがでしょうか。 ◎指導室長   1点目についてでございますが、この年3回のアンケートにつきましては、毎年6月、11月、2月に東京都のいじめ防止ふれあい月間ということに合わせまして年3回のアンケートを実施しております。こちらについては紙ベースでやっておりますが、こちらも名前を書きたくないっていうお子さんもいるかと思うので、そこは配慮しつつ、でもやっぱり何か書いてサインを出したときにそれが誰が書いたのかが分からないと即時に対応につながらないので、書かなくてもいいけど、書いて出すときに担任のほうであの子かなっていうのをちゃんと把握できるような形で学校は工夫をしてやっておるところでございます。やはり、無記名、書く側にとっては名前を書くことがハードルになっているお子さんもいると思うんで、そこは配慮しながら進めてまいりたいというふうに考えております。  2点目の紙媒体からそういった端末を使ってというところでございますが、この年3回のアンケートにつきましては紙ベースでやっておるところなんですが、今年度夏休み中に端末を使って9月1日の始業式に向けて、夏休み中に自分の心が心配なことがないかどうかとか、不安なことがないかっていうようなアンケートをフォームを使ってやってやりました。そういったことも少しずつ広げていきたいと思いますし、この端末でのフォームの活用によって直接いじめのアンケートを取ったわけではなくて、夏休みの明けて始業に向けて不安なことはないかどうかのアンケートだったんですが、そこでやっぱりちょっと心配なことがある、ちょっと友達との関わりの部分で心配だなんていうところから、いじめのそういった発端もつかんでいけるかなというふうには考えております。 ◆成島ゆかり   せっかく一人一台あるパソコンですので、ぜひ有効的に活用していただければなというふうに思います。  最後にします。子育て応援アプリが令和4年7月にリニューアルをされました。本当リニューアルに向けて心待ちしていまして、いろいろ我が会派からもオンライン面談であるとかいろんなことで要望させていただいて、今回の母子モというアプリが導入されて、私自身この母子モが導入されたらいいなと思ってたので、本当にうれしく思っているところなんですけれども、このリニューアルした内容ですね、教えていただければと思います。 ◎子育て支援課長   この7月にいたばし子育て応援アプリということで導入をしているところでございます。親御さんからすると、毎日の成長の記録ですとか、記念日、あとは予防接種の管理、そういったものが記録できるということがございますし、あと成島委員のおっしゃったようにオンラインで相談ができるということもございます。そういったものを健康福祉センターの職員ですとか、あと児童館の職員も子育てに関する相談ということで受け付けているところでございます。今現在、母子モの利用者につきましては4,700人ほどの方にご利用いただいているということがございます。 ◆成島ゆかり   私は残念ながら使うことはないんですけれども、ぜひ子育て世代の方には広く私も広報していきたいと思っております。 ○主査   以上で、本日の調査を終了いたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   これをもちまして、文教児童分科会を閉会いたします。...