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令和4年10月18日決算調査特別委員会 文教児童分科会-10月18日-01号
令和4年10月18日決算調査特別委員会 都市建設分科会−10月18日-01号

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  1. 板橋区議会 2022-10-18
    令和4年10月18日決算調査特別委員会 都市建設分科会−10月18日-01号


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    最終取得日: 2023-03-26
    令和4年10月18日決算調査特別委員会 都市建設分科会−10月18日-01号令和4年10月18日決算調査特別委員会 都市建設分科会            都 市 建 設 分 科 会 記 録 開会年月日  令和4年10月18日(火) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時58分 開会場所   第2委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  主査      山 田 ひでき       副主査     小野田 み か  委員      こんどう秀 人       委員      山 内 え り  委員      寺 田 ひろし       委員      坂本 あずまお  委員      田 中やすのり       委員      かいべ とも子  委員      渡 辺よしてる 説明のため出席した者  都市整備部長  内 池 政 人       まちづくり推進室長                                田 島   健  土木部長    糸 久 英 則       都市計画課長  千 葉 亨 二
     建築指導課長  廣 木 友 雄       建築安全課長  吉 田   亘  住宅政策課長  宮 村 宏 哉       まちづくり調整課長                                長 尾 幸 久  地区整備課長  彼 島   勲       鉄道立体化推進課長                                菊 地 利 幸  高島平グランドデザイン担当課長       土木計画・交通安全課長          牧   修 造               佐 藤 隆 行  管理課長    義 本 昌 一       工事設計課長  笛 木 志 穂  みどりと公園課長河 島 一 郎       南部土木サービスセンター所長                                内 田 洋 二  北部土木サービスセンター所長          千 葉 宣 雄 事務局職員  事務局次長   森   康 琢       書記      安 部 詩 織                都市建設分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の決算について(3頁) 5 閉会宣告 ○主査   ただいまから都市建設分科会を開会いたします。  本日も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発言は着座にてお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎まちづくり推進室長   おはようございます。秋の深まりとともに、少しずつ季節が進んでいることを実感するような時期となりました。本日は、令和3年度の決算につきましてご審議をいただきます。丁寧、明瞭、簡潔な答弁を心がけてまいりますので、よろしくお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、署名委員をご指名いたします。  こんどう秀人委員、田中やすのり委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   議題に入る前に、運営について申し上げます。本分科会の審査項目は、既に配付しております分科会別審査項目一覧表に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。  また、お手元に配付しております決算調査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと。主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。さらに、会議終了時間までの残り時間は質問希望者で割り振ること。再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮し、20分以内で収めること。分科会では表決を行わないことなどが9月30日の議会運営委員会で決定されておりますので、ご確認願います。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の決算についてを議題といたします。質問のある方は挙手願います。  質問の順番を確認させていただきます。田中委員、寺田委員、山内委員、渡辺委員、こんどう委員、かいべ委員、小野田委員、以上の順番に行います。  なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問する際は、決算資料における該当ページをお伝えいただくなど、ご協力いただけますようお願いいたします。 ◆田中やすのり   今日1日、よろしくお願いいたします。トップバッターなので、ちょっと緊張しています。実はトップバッターをやるのは初めてなんですよ、私。本当、ほら、席が違ったから。初めてなので、今日はトップバッターなので、少し通告をさせていただいて今日臨みますのでよろしくお願いいたします。令和3年度の決算ということなので、令和3年度に、土木部と都市整備部と、あとはまちづくり推進室というのができて、大きな組織変更で始まった年度でございますので、この組織変更について、令和3年度、どうだったのかと。大きな組織変更を行いましたので、これが本当に果たしてうまく機能したのかどうかというところを最初に確認をさせていただきたいと思っています。  まず最初に、昔の資料をちょっと持ってきたんですけれども、令和3年4月1日からなったときに、まずまちづくりについてなんですけれども、2つの部と、田島室長のところ、まちづくり推進室というのが3つできて、例えば都市整備部のところには調整・都市基盤DX係というのが置かれ、土木部のところには調整担当係長というのが置かれ、そしてその間を取り持つ形なのかちょっとよく分かりませんけれども、調整役としてまちづくり推進室が置かれて、そこにも調整担当係長というのが置かれています。今まで、都市整備部と土木部だけで連携をしてうまくやってきたと思うんですけれども、あえてここ、調整を3つに分けたというところで、この連携はうまく図れたのか。結局やってみてどのような状況になっているのかというところをお聞きしたいなと。1年半やっていますけれども、この新しい体制になってみて、何か課題等があればそれぞれお聞きをしたいなと思っています。ご答弁は、都市整備部のところからと土木部のところからとまちづくり推進室のところから、それぞれの視点でご答弁いただけるとありがたいなと思っております。 ◎都市計画課長   私も最初の答弁、初めてなので緊張しております。よろしくお願いします。委員がおっしゃっておりました令和3年度からの新体制ということで、3部室体制でスタートしたところでございます。こちらも過去の業務量ですとか、あと新たに始まった各まちづくりについて、こういったところを注力しながらということの延長線で、さらに3部室連携しながら進めなきゃいけないということでスタートしたのだと思っております。  まず、都市整備部でございますけれども、新たに調整・都市基盤DX係という組織をつくらせていただいて、将来のDXについて、まちづくりについて、そういったところを考える、また交通施策についても注力していく、そのような形になっております。また、都市整備部のほかの部署でも、例えば老朽建築物をはじめとする空き家対策、それから分譲マンションなどの集合住宅、マンション対策、それからブロック、よう壁等の安全面、こういったところが大きな課題だと思っております。また、委員おっしゃるとおり、調整の部分、これを3部室それぞれに設置することで、これまでも当然調整しながら進めさせていただいたところなんですが、3部室になったことで、より具体的な調整、こういったところをやっていくのとともに、リアル的な情報共有、こういったところもやりながら、各部室の取組について進めていかなければいけないと考えております。また、課題でございますが、1年半やらせていただいてやっぱり再認識したのが、3部室になったことで、さらに連携、ここの強化というものが必要かと考えております。こういったところを丁寧に進めつつ、区民の要望をいち早くいただきながら、区の考え方も整理して共有できていければと考えてございます。また、我々からちょっとお願いなんですが、議員の皆様には、こうしたことで新たなまちづくり、これまで進めてきたことも当然ございますけれども、例えば将来的には東武東上線の立体化のお話ですとか、あと都市計画道路、まだまだ課題が山積しております。こういったところ、区民の意見の収集については、区としても一生懸命やっていくところでありますけれども、よりまちに近い形でのご意見などございましたら、そういったところの収集については、皆様のご協力もぜひいただきたいと思っております。 ◎まちづくり調整課長   3部室の連携、都市整備部、土木部、そしてまちづくり推進室でございますけれども、昨年度、まちづくり事業の推進3部室連携会議というものを設置しまして、3部室間で定期的に情報の共有等を図れる体制を整えたところです。特に調整業務には、3部室間の調整を図る担当係長を配置いたしまして、今年度は、課長級の会議を6回、それから係長級の会議を既に10回開催いたしまして、緊密な連携を図っているところでございます。例えば事業の内容ですとか、スケジュールですとか課題、これらを共有することで、オール板橋と称しますか、オール板橋として取り組む意識の醸成ですとか、協議、調整の円滑化、さらにはまちづくり業務の質の向上など、その効果と機能を発揮していると考えております。今後も、各まちづくり事業の円滑な推進に向けて、3部室連携会議を継続して実施していきたいと考えておるところでございますので、よろしくお願いいたします。 ◎土木計画・交通安全課長   端的にお答え申し上げます。今、2人の課長のほうからご答弁申し上げたとおりでございまして、情報共有に加えまして、そのほか調整機能というものも担当係長が担っているものでございます。3部室の調整のみならず、土木部内の各課との調整というところも担任事務として持っているところでございまして、そういった部内の各課との調整、また3部室の調整を円滑に行うことによりまして、板橋区のまちづくりをより一層推進していく、そういう役割を今現在もしっかりと担っているというところでございます。 ◆田中やすのり   企画というか計画の段階から、やはり土木部のほうも入っていって情報共有しながら、実際の業務につなげていくというところが大切なんではないかという視点もちょっとお聞きしておりますので、今調整会議が既に何回も図られているということで、まさにそういう計画のところから実行のところに向かって連携をしていっていただきたいというふうに強く思ったところでございますので、引き続きまちづくり、板橋区のビッグプロジェクトを皆さんいっぱい抱えていますので、ぜひお願いをしたいと思っています。  板橋区のビッグプロジェクトのところのまちづくり推進室の組織について伺いますけれども、まちづくり推進室の中に大山のまちづくり、そして地区整備課のところに上板橋の南口の係、そして板橋駅の周辺の係も置かれました。連続立体化の推進係というのもまちづくり推進室のほうに置かれて、まちづくり推進室で一体的に板橋区のビッグプロジェクトの中核を担っていこうという組織に令和3年度からなっているんですけれども、この組織体制になってまちづくりの進展というところには、この組織がどういう恩恵があって、うまくいっているのか。もしくは何か課題があるんであれば、それぞれの地域事情と課題があるんであれば教えていただいて、私たち議会のほうからも後押しできるところは後押ししていきたいと思っているので、そこのところを忌憚のないご意見を聞きたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   まず、まちづくり推進室としまして各地区共通しているところがございますので、私のほうからまとめてお答えさせていただきます。まちづくりは、やはり地域ごとに手法とか規模とか進捗が異なっている特徴がございまして、さらに、それぞれが同時並行的に動いているというところがございます。組織の改正によって、まちづくり調整課、地区整備課、鉄道立体化推進課となったことで、それぞれの地域に特化、専念して業務を行える体制になりまして、具体的には、例えば市街地再開発の組合とか、準備組合等の会議や打合せ、また地域の方々の、また権利者の皆様との意見交換などにも臨機応変に対応することが可能になってまいりました。なお、それぞれの地域の業務の進捗とか課題につきましては、まちづくり推進室内で連絡会を毎月開催することにしておりまして、こちらで情報共有でありますとか、意見交換を行いながら事業を進めているところでございます。  次に、まちづくり調整課で担当する大山の課題につきましてですが、クロスポイント周辺地区の施設建築物の工事が今、令和6年度末の工事完了を目指して進めていますが、安全に進めるとともに工事期間中の商店街のにぎわいの確保、さらに、ピッコロ・スクエア地区につきましては今年度末の組合設立を目指して、準備組合を引き続き指導、支援していくことが課題でございますので、こちらを鋭意取り組んでいきたいと考えているところでございます。各地区の課題につきましては、所管の課長が引き続きお答えさせていただきます。 ◎地区整備課長   地区整備課の課題でございますが、地区整備課は、板橋駅周辺と上板橋南口駅周辺のまちづくり、再開発事業を中心にやっているところでございます。その中で、課題としましては、現状としては権利変換認可、組合設立という段階でございますので、まちの方々と組合との合意形成というのが大きな課題であると認識しております。また、両地区とも道路整備、電線共同溝、無電柱化等の整備を行いますので、そこにつきましては土木部、3部室連携等の枠組みを使いながら連携してやっていこうというところでございます。 ◎鉄道立体化推進課長   当課については、昨年の12月20日に大山駅付近の連続立体交差事業、関連する鉄道付属街路事業、あと大山駅の駅前広場整備事業と、3つの事業が同時に認可を受け、着手したところでございます。区としては、先行する東京都施行の補助第26号線整備の事業の進捗を踏まえて、区内初となる連続立体交差事業との連携調整を図り、地元調整など地元区としての役割を果たし、連続立体交差事業の推進を支援していくこと、また区施工の駅前広場や鉄道付属街路5、6の側道整備について、関係権利者のご理解とご協力を得ながら、事業認可期間である令和12年度の工事完成を目指して事業を推進していく、こういうことが課題となっております。 ◆田中やすのり   まちづくり推進室の中で皆さんがしっかりと役割分担というか、明確にやっていらっしゃるんだなというのが伝わってきたのと、土木部との連携とか、そのあたりもしっかりと図られているんだろうということも何となく伝わってきていますので、引き続きまちづくりを推進していっていただきたいなと思います。  それで、まちづくり推進室の人事的なところなんですけれども、2年前の私、委員会が都市建設委員会だったんですね。ちょうどこの組織になる前の議論をさせていただいた記憶があるので、今日この組織改正がうまくいっているのかをお聞きしているんですけれども、このときに、この板橋の今進んでいるまちづくりのビッグプロジェクトには、ぜひ若手の職員さんをどんどん登用して、大きい経験をどんどんさせていってほしいと。大きい経験を若いうちにしておかないと、私みたいなもう40代後半になってくると、そこからなかなか伸び代もないですよってお話をして、若いうちにどれだけ大きなプロジェクトに関わったかというのがその人のかなりのキャリア形成につながっていくと思うので、ぜひ若手の登用をこのまちづくり事業についてはどんどん入れていってくださいという気持ちを伝えたんですけれども、令和3年度1年間、そして今年度も半年ぐらいたっていますけれども、このまちづくりのそれぞれのプロジェクトには、若手の登用というのは果たして進めてくれたのかどうか、現状について確認したいんですけれども、お願いいたします。 ◎まちづくり調整課長   まちづくり推進室につきましては、今約40名の職員がおります。そのうち約3割程度の職員が、板橋区に入区して10年目以内の若手の職員という構成になっております。お話しいただきました大きなプロジェクト、金額であったり、内容も濃いこのまちづくりの事業が、今まさにいろいろ進んでいくこのタイミングでこの各業務に携われるということ、若手がこの業務に携われる経験が、まさに今後の若手職員の業務に生きていくんであろうと私ども、考えているところでございます。  また一方で、市街地再開発の組合でありますとか、民間会社さんとの連携でまちづくりを進めていくという中で、やはり専門知識であるとか、これまでの業務で培った経験なども必要なところもありまして、現在ベテランの職員と若手職員の混成部隊で事業を鋭意進めているところでございます。日々の業務を着実に進めていく中で、その知識と経験などをしっかり次の世代に技術継承をしていきながら、業務を推進していきたいと考えているところでございます。 ◆田中やすのり   今回のこのまちづくりの事業に携わることができた幸運な若手の職員さんは、これからの板橋区を支えていく職員さんに必ずなると思いますので、ぜひ事業の成功もそうなんですけれども、板橋区の組織がもっと熱量を持って強くなるように、こうしたプロジェクトをぜひうまく最大限活用して進めていただきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。  組織改正のもう1個大きなところで言うと、北部と南部の土木サービスセンターができました、公園事務所と土木事務所が合体して。果たしてこの2つに、公園と土木を一緒にして土木サービスセンターというのができましたけれども、ここもうまく結局回っているんですかというところの確認と、あとは、今までは土木部の工事課みたいなところ、管理課かな。例えば区道の年間2回の道路チェックを行っていたんですけれども、今、土木サービスセンターのほうで行っているって聞いているので、そのあたり、役割のすみ分けもされたと思うので、連携的なところもどうなっているのか。結局うまく回っているのか、この2つの土木サービスセンター体制にして。そのあたり、土木サービスセンターのほうからご答弁いただきたいんですけれども、お願いいたします。 ◎南部土木サービスセンター所長   今お話のありましたとおり、土木サービスセンターは、令和3年度、土木と公園の事務所が1つになりまして、土木サービスセンターということで始まりました。これによってメリットとなりますと、陳情者、区民の方からのいろんな陳情を1つのところでこなしていけるということは非常に大きな話で、道路であれ、公園であれ、河川の話でもあれ、1つのところでそれをこなしていけるというところで、再編後の役割については十分に今こなしているというところでございます。今お話にございました道路点検のお話なんですけれども、これについては、道路点検を実施しているのは土木サービスセンターですけれども、その結果を踏まえてランクづけをしていまして、非常に緊急であれば土木サービスセンターのほうですぐ直す。それから、点検の結果を工事設計課のほうに周知してもらって、それでまた道路工事のほうの計画にも入れてもらっているとか、この点検は道路だけじゃなく公園もやっておりますので、今までどおり土木部内のそこの点検を確認して、それで今後のそういった補修計画に結びつけていくという部分については、今までと同様でやっているということでございます。 ◎北部土木サービスセンター所長   まずは、日頃から土木サービスセンターの業務について、議会の皆様、ご協力いただきありがとうございます。また、いろいろ対応させていただいた後に御礼の言葉をいただき、やりがいを感じてやらせていただいております。今の組織改正後の土木サービスセンターについては、今内田所長も言ったとおり、管理課のパトロールと補修係というところで、あそこが連携して道路と公園を一括というところもありますし、あとは水害対策、あと道路と公園、特に公園なんかは主管課契約が多いものですから、そういったものについては出先の現場の課長級がいることによって、課長決裁ですぐ決裁が下りて対応できるというところは、まちづくり、組織改正の肝となっています。 ○主査   時間となりましたので、交代をお願いします。 ◎北部土木サービスセンター所長   後ほど引き続き答弁させてください。 ◆寺田ひろし   私からは、今回は当初予算、予算現額ではなくて当初予算との比較を中心に伺っていこうと思います。ただ前半のほうは、幾つかちょっと関心のあるテーマのところで、詳しくお話を伺いたいなというふうに思います。まず1点目は、主要施策の267ページで、私道整備助成金私道排水設備助成というところでございます。この私道整備についてちょっと3点ほど、今後の見通しも含めてお伺いしたいと思います。まずは、1点目は、資料要求もさせていただきましたが、私道整備の金額ではなくて件数のほう、これは令和3年度、2年度と、そのあたりで件数がどれぐらいだったのかというのがもし分かれば教えていただきたいなと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   私道整備に関するお尋ねでございます。件数でございますけれども、令和2年度につきましては私道整備の助成件数が15件、また令和3年度につきましては13件という件数になってございます。 ◆寺田ひろし   大体14、15件。10件ちょっとという形で、あとは私道排水設備のほうは3件から6件で、令和3年度はたしかゼロ件と伺いました。やはり区民の方の生活の足場になるところでございますので、厳正な調査の上、また昨日もすぐに現地調査も行っていただいて、本当に感謝いたします。今後、特にこの私道というのが高齢社会になりまして、非常に持分者の方が相続を繰り返す中で、遠方だったり不明者だったり、実際私も何件かそういったご相談もいただいているところで、この私道の共有者全員から承諾書をもらうというのがどんどん難しくなってきている状況が見えてきているなと思います。そこで、法務省が今年6月に、所有者不明私道への対応ガイドラインというのを公表しまして、非常に面白い取組が今後できてくると。あわせて、来年4月から民法が改正される、施行されまして、特にライフラインが過半数で、持分共有型なんですが、過半数の承諾でできるようになるという流れになってくるそうです。ですので、今の現状板橋区のいろんな規則とか、そういった私道の所有者全員から承諾書をもらうというのが原則ではあるんですが、今後いろんな法改正に伴って、それに対応するようなお考えがあるかどうか伺いたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   今、委員からご指摘いただきました法務省のほうの制度の改正でございますけれども、私ども、つぶさに承知しているわけではございませんが、私道の管理ですが、処分に関してのお話かなと思ってございます。私道整備の助成に関しましては、あくまでも私道整備の表面、もしくは地下に埋まっている埋設管の改善というような取組になるわけでございますけれども、日常的にそれをやはり供用を受けている方のやはり承諾というのがどうしても必要になってくるかなというふうに思ってございます。そういった意味では、今現在、全員の方からのご承諾をいただくという制度を直ちに変えるような考えは持ってございませんけれども、ご指摘のように、もう代替わりをしていって、なかなか所有者が分からなくなってしまったりだとか、遠方になってしまったりというようなケースは今後も出てくるだろうというふうに思ってございますので、その辺の法務省の新たな制度の立てつけなんかも今後研究しながら、対応してまいりたいと思ってございます。 ◆寺田ひろし   ちょうどこのガイドラインのほうによると、今後、来年の4月以降、形状とか、または効用の著しい変更を伴わないものについては、各共有者の持分の過半数で決するという、そのようになるという流れだそうです。これは共有持分型で、一方、分筆されている私道の共有、これはやはり明確に区分されているので、基本全員のところ、ただ、その箇所が外れていれば工事ができると。要はかなり柔軟になってくるそうなんですね。この点は、ちょっとまた3月ぐらいに質問の機会をいただけるそうなので、また4月に向けてというところで改めてお伺いしたいと思います。  この3点目、最後に、この私道の整備と、あともう一つの私道排水設備助成、これはかなりライフラインの上下水道にかかるところでありますので、この点も今の現状だと、ちょっと繰り返しになって恐縮なんですが、私道に隣接する所有者のやはり承諾というのが規則にきっちり明文化されていますので、現状のままだとやはり全員からというのが原則で、先ほどご答弁いただいたとおりです。そういった意味で、繰り返しになりますけれども、私道排水設備の助成についても、やはり法改正に、一応検討の俎上に乗せていただけるかどうかというところをお伺いしたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   私道整備の助成と併せまして、排水設備の助成も、基本的には同じような考えに基づいて規則のほうを制定してございますので、私道整備の助成の在り方を見直す際には、排水設備についても同様に見直しをしてまいりたいと考えてございます。 ◆寺田ひろし 
     実はいろいろ調べてみたら、熊本市は、既にかなり柔軟な形で私道整備の助成は一定の条件下であれば過半数でいいとか、承諾書の提出は不要とか、所有者が不明な場合で市長が認めた場合という特別な場合なんですけれども、いろんな自治体の事例も出てきているかなと思いましたので、私もしっかり研究しまして、いずれ次の機会のときにまたご質問させていただきたいと思います。  次の質問に移ります。決算書の388ページ、都市整備費、4の住環境整備事業経費、(3)の木造住宅耐震化推進、こちらは当初予算が4,700万で決算額2,200万と、差額が当初予算から比べると2,500万でございました。もう一つの資料の主要施策の成果で246ページの真ん中の表、件数が減少しているのは、(1)の表ですと、建替え工事費助成がマイナス8件と、除却の助成がマイナス5件と書いてあると思います。今回この当初予算から決算額に比べてマイナス2,500万というのは、やはり除却と建て替えの件数が減ったことによるものなのかをちょっと伺いたいと思います。 ◎建築安全課長   今回の木造住宅につきましては、改修、建替え助成がゼロ件ということで、コロナの影響もあって減っているのが大きな原因かと思います。 ◆寺田ひろし   そうはいっても耐震改修のほうが若干増えているのでお伺いしたいと思いますが、これはちょっと先の話になるんですけれども、今回の令和3年度の決算を踏まえて、住宅耐震化緊急促進アクションプログラムというのも、昨年ですか、制定されまして、そこによると未耐震の木造住宅のほうが、つくられた年は1万4,900件残っているというふうに書かれてございました。これを令和7年度末までにおおよそを解消すると、ほぼ全てを解消するのを目指されると思うんですが、戸別訪問など、今後取り組んでいかれると思いますけれども、この達成に向けた見通し、令和3年度の取組も含めて、令和7年度解消における見通しを具体的に見通していらっしゃるかどうかというのを確認で伺いたいと思います。 ◎建築安全課長   目標、アクションプログラムにおきましては、対策としては東京都と連携をして、未耐震の建物については通知を出すなど、取組を今継続しているところでございます。ただ、昨年度におきましては、コロナがまだ蔓延しているという状況でございましたので、戸別訪問という対策は取れずに通知書で対応してきたと。ただ、今年度も年度末に向けて、東京都と連携して、もし可能であれば場合によっては戸別訪問をさせていただくなど、東京都と一緒に歩調を合わせて、非木造につきましては対策を講じていきたいというふうには考えてございます。一方で、件数的には、正直まだ10%弱、未耐震の建物が非木造についてはございます。令和7年度目標が約100%というところなんですが、なかなかそこは残り年数でいきますと、大体年間3件から4件程度の改修率というところでいきますと、ちょっと遠い数字だとは思いますけれども、引き続き啓発、促す取組を継続させながら、目標達成に向けて日々頑張っていきたいと考えてございます。 ◆寺田ひろし   なかなかコロナもあって大変だったと思いますし、また残り本当1万4,000件どうするかと、除却のほうを一応中心にされるというふうに伺っておりまして、全部がそうはいっても全て除却とか建て替えとかになるのは難しくて、やはり中には木造耐震改修も含まれると思います。ぜひ、ちょっとなかなか難しいところですけれども、周知とか啓蒙をちょっと励んでいただきたいなというところであります。そこで、一層進めていただくために、このアクションプログラム、戸別訪問という条件がそろったので、例えばなんですけれども、今のは板橋区で助成制度がありますけれども、それに加えて国土交通省がもう一つパッケージもので助成金を出しておりますので、例えば高齢者で150万と、あとその他一般的だと100万丸めて設計から工事費をパッケージで出しますよと、そういうのもありますので、以前確認したところは戸別訪問が条件そろえれば、あとほかの条件もそろえれば、このパッケージ支援というのが使える条件にはなりますということだったんですね。今後、より進める意味で、今の制度にプラスして、メリットのある方も出てくると思いますので、新しい追加でパッケージ支援という選択肢を区民の方に提示していただけるかどうかというところのご検討をいただけるかどうか、ちょっと伺いたいなと思います。 ◎建築安全課長   今委員からご指摘のパッケージというシステムは、区のほうでは行っておりませんが、例えば木造耐震の助成制度でまいりますと、まずは耐震診断を受けていただくと。これについても上限7万5,000円、あるいは10万円の補助を出しながら診断をまず受けていただくと。そこで、耐震が必要という物件につきましては、設計費として、計画費として、こちらのほうも助成がございます。上限4万円でございますけれども、相場でいきますと申請の来るのが設計費、計画費として大体7万円前後ぐらいの費用のうち上限4万円ほどを設けて制度としてございます。そこから、今度は補強工事、あるいは場合によっては除却、あるいは建替えという、つなぐ形ですけれども、それもおのおの一定の条件はございますが、助成制度をしているというところでございますので、一連の流れとしては、パッケージにはなっておりませんけれども、順序立てて、まず診断を受けてから最後の工事、あるいは除却というふうにつなげることもできます。当然、進めるに当たっては、資金的なもの、あるいは構造的なもの、そうしたものについても区の職員からもアドバイスもできますし、当然、一級建築士さんが入った診断でございますので、ある程度の申請者というか相談者に寄り添って、専門家からの意見もいただけるという内容になってございます。 ◆寺田ひろし   今ご回答いただいたとおりで、私もちょっといろいろ助成制度、順繰りに最大限度額、高齢者をまず置いて、高齢者の場合だと114万円、全部助成金額もらえて、診断、計画、工事。通常の65歳未満の場合は合計でいくと86万5,000円ですが、最大もらえる金額で、大体工事費の耐震工事の資料要求でも出させていただいたら300万前後かかるのが一般的ではあるんですが、非常に86万5,000円、64歳以下だと非常にメリットがあるんですが、このパッケージ支援のほうだと100万円、計画、工事の段階でもらえるんですね。ですので、プラス13万5,000円で区民の方はもらえるメリットがあるというところでございます。ですので、いろいろ、今十分取りそろえていらっしゃると思うんですが、少しでも区民にとってメリットがある制度が用意されていると、どちらか選ぶ選択肢がないというのはどうかなとちょっと個人的には思っております。そうした意味で、昨年、東京都のほうにも、このパッケージ支援を教えてもらったのは国交省の担当課長からなんですけれども、あとはもう自治体のほうで採用するかどうかをお決めいただきますというところで、一応念のため東京都のほうの担当の部長さんからもお電話いただいて、一応東京都としては、取れる制度があるんだったらもうどんどん取っていく思いでありますと。ただ、その当時は、板橋区はアクションプログラムが策定されていないので、戸別訪問という条件がそろっていないので、このパッケージ支援は採用できませんよねと。板橋区さんでも、ほかの区はもうつくっているところもあるので、ぜひ急いでつくってもらうようにしてくださいと言われて、ようやくアクションプログラムができたというので、この1つ前のご質問を確認させていただいたところです。ようやくこのパッケージ支援が採用できる一応条件がそろっていると認識しておりますので、区民にとってプラス13万5,000円と、されど13万5,000円でございまして、東京都の部長さんが言うには、取れるものは全部取ってきますよという明言はいただいておるところなので、ぜひご検討いただきたいところでございます。そうした意味で、本当に排除されるのかどうか、それとも、今の制度だけでほかは一切検討しませんというのか。それとも今後、残り1万4,900件ですか。達成するために、少しでも今ある制度、取り組んでいく、検討をされる余地があるかというだけ、最後お伺いしたいと思います。 ◎建築安全課長   パッケージのお話については、我々ももう少し研究していきたいとは思っております。助成額についても研究はしてまいりますけれども、なかなか特定財源をいただきながら進めている事業でございますので、そうしたところの国・都の動向も見極めて、額についても引き続き検討はしていきたいとは考えております。一方で、やはりメニュー、これから昭和56年の建物というのが築40年以上たってございます。ですので、なかなか今度は補強工事のほうに移行する物件も今だんだん少なくなってきて、除却、あるいは建て替えの方向に行くというのも現実かなと今捉えているところでございます。今、実際除却工事については、昔の木密地域と言われる特定地域というエリアを限定したところのみが除却工事については助成の対象となってございます。そういった意味では、今申し上げた築40年を超える建物が増えていくということになりますと、除却の方向も件数としては増えてくるんではないかという視点もございますので、我々としては、この除却工事のほうを全地域、区内全地域を対象にできないかということで今検討を始めているところでございます。 ◆寺田ひろし   ぜひ、お取組みいただきたいなというふうに思います。ちなみになんですけれども、しつこいようで申し訳ないですが、パッケージ支援で密集市街地であったりだと150万までいけるということでございましたので、除却プラスこうした耐震のパッケージ支援というのもちょっとご検討いただきたいなというふうに思います。先日、高知県が、高知市かな。かなりこういった耐震工事、木造耐震が進んでいまして、取り組んでいまして、その担当課長の方がおっしゃっていたんですけれども、やっぱり人命を守るというのは第一にあるけれども、実際災害が起こったときにやっぱり耐震化されていると、その後の復興の費用、コストがもう格段に減るだろうという、その前段階と、あと予防の段階と、あと実際に起こった後の費用対コストも考えて、やっぱりいろんな助成の手厚いところを目指していきます、いっているんですというような、なるほどなと、そういう考え方もあるなと思いましたので、ぜひ除却、建て替えプラス、こういった耐震改修も俎上に乗せていただきたいなというふうに考えているところでございます。  3点目で伺いたいと思います。主要施策の221ページの、総合パトロール、禁煙化でございます。この取組は、巡回パトロール、私も本当にお願いさせていただいて、区民の方からも非常に評判が高いところでございます。区内には300を超える公園がございますけれども、車両は何台で、1日何か所、どれぐらい巡回されているのか。時間帯は、ご要望もさせていただきました。夜とかもあったかと思うんですが、何か決まりとか制限があるのか、深夜帯とかも含めて早朝も、そういうところをまず状況を伺いたいと思います。 ○主査   すみません。時間となりましたので、2回目の最初に答弁でお願いします。 ◆山内えり   私も昨年から組織改正となった南部、北部土木サービスセンターについて最初に伺いたいと思います。まず、決算書の368ページ、土木サービスセンターの維持管理経費についてです。南部、北部それぞれですけれども、2021年度予算に対し、決算が南部では増額され、そして北部では減額されているという状況で、新たな施設となり、職員の配置も変更されていると思いますが、まずこうした予算に対する決算の増減に対する理由について教えてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   南部土木サービスセンターでは、南部土木サービスセンター維持管理経費、予算額が2,567万7,000円に対して決算額が2,508万4,000円なんですけれども、このうち南部土木サービスセンターでは、この事務所を今学校のいろんな教室を使ってやっておりますけれども、もともと南部公園事務所があったところに板橋土木事務所の分を、それから管理課からの監察係とか、そういった人たちの部分を増やすという意味で、大々的に事務所を改造する工事を行いました。その工事経費が2,500万のうちの2,190万、主にはこの事務所を改造した工事費で使ったものでございます。残りは、そこに必要な電話機とかプリンター、複合機ですとか、そういったものの経費でございます。 ◎北部土木サービスセンター所長   南部さんのほうで昔の小学校を使っているというところの中で、係が分裂というところの中で工事請負費が結構かかったというところの中で、北部土木サービスセンターのほうは、旧赤塚土木事務所で当時約15名いたんですけれども、今私を入れて35名なんですけれども、何とか執務室内に入りました。ただし、女子更衣室の女子職員の関係のレイアウトの変更とか、あとは男子トイレの和式を洋式化するとか、そういった小さいところで工事とかをやらせていただいたんですが、基本的に補正のほうでは、光熱費含め、あと委託の工事請負費の差金等も含め、そういった形で補正の減額にさせていただくところでございます。 ◆山内えり   今、そういった施設の改修とか、そういったトイレの変更等を伺いましたけれども、そもそも建物の状況が増えた職員にきちんと対応されているのか、一人ひとりの机やそういったものが配置されているのかとか、そういう組織改正に伴って様々職員の皆さんの仕事の環境についても少し心配や課題があるのではないかと思っているところなんです。職員の配置についても、事務概要を見ましたら、土木、南部のほうで37人でしたか。それで北部で35人でしょうか。公園事務所とそれから土木事務所、令和2年度から令和3年度までの職員の配置状況、どのように変わっているかについても教えてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   職員の配置ですけれども、令和2年度につきましては、板橋の土木事務所から15名、それから南部公園事務所から12名という職員が入っております。それと、みどりと公園課にあった施設運営グループとか、もともと工事課にあった工務係、そういったところからも職員が来ておりまして、そこのところはいろんな、そこで何名何名という割り振りというよりは、そういった業務が来たということで土木事務所、公園事務所、合わせて27名とプラス10名で、そういったみどりと公園課や元工事課等のところからも職員が来ているというところが職員の配置でございます。 ◎北部土木サービスセンター所長   うちのほうは、赤塚土木事務所は15名、先ほどの答弁です。北部公園事務所は11名というところの中で、今内田所長もあったんですけれども、管理課のパトロール、黄色い車のパトロール関係と、あとは、みどりと公園課のこどもの池の運営とか、刈り込みボランティアとか、そういった今地域連携係というところなんですけれども、そういった係も増えたというところの中で、うちとしては土木事務所と公園事務所で26名から35名というところでありますけれども、今言ったとおり管理課のパトロールカーと、みどりと公園課のこどもの池の運営についての一部の業務についても土木サービスセンターに来たというところで、人数が増えているところでございます。 ◆山内えり   人数が増えたということですけれども、これまで例えばなかった、管理課にあった例えば監察係ですとか、それからいろいろなみどりと公園課がこちらに入って、これまで以上の業務が増えたというふうにも聞いています。連日、区民からの陳情ですとか、様々な対応を求められているというふうに聞いておりまして、特に現業の方といいますか、現場でのチェックや、それから補修、そういった職員さんが果たして本当に足りているのかということを心配しておりまして、部署として、先ほど課題ということであったんですけれども、ちょっとなかなか課題として聞き取れていない部分もあったんですが、それぞれ土木サービスセンターとして、そういった職員配置とかの課題というのはあるのかないのかということもお聞きしたいと思っています。 ◎南部土木サービスセンター所長   今、現業というお話があったんですけれども、一応、南部土木サービスセンターでは、補修に携わる作業の人たちは会計年度職員が6名おりまして、そのほかに補修をされる作業の方が4名、その10名を3班に分けて、センター内でできる補修についてはそれでこなしております。あとは委託、工事の関係だったりとか、交通安全の関係とか、そういった様々な委託を利用しての補修だったりとか、あと公園関係に関しても公園の維持補修だったりとか、そういったものを委託でこなしているというようなところが現状でございます。 ◎北部土木サービスセンター所長   課題というところでは、先ほど山内委員がおっしゃったとおり、道路と公園とパトロールカーもくっついたということで、身近な土木サービスセンターというところの中で、議員の要望とか区民の意見の要望というのは、多種多様にわたって複雑化しているところでございます。そんな中で、やはり業務量もありますし、人数もそうなんですけれども、やはり職員の資質として、的確に区民ニーズを把握して、その後、現場にすぐ行動していただいて、その後、対応策として短期的な対応、また長期的な対応、そういったトータル的に含めてできる、できないとかそういったものをすぐさま対応していくというところが非常に大事な部分だと思っていますので、そういったところは、田中やすのり委員のほうからもさっき質問があったと思うんですけれども、そこはうちの中でもOJTを含めてすぐ対応できるよう、的確にニーズを把握していきたいと考えております。 ◆山内えり   そういった職員の配置ということで、特段困っているということの課題ということがどこまであるのかというようなところは心配なんですけれども、やはり特に現業の方が平均年齢50代になっているというふうにこれまで聞いていますし、聞きますと、平均年齢50歳ほどというふうにも聞いています。やはり若手の職員の育成や技術の継承が本当に欠かせないと思っているんです。やはり一時期、区として若い職員の方の配置ですとか募集、あるいは配置ができていない時期があったとも聞いていまして、災害時や台風の対応、倒木や道路補修など、すぐ駆けつけられる体制になっているかというのは、やはり若手の職員の技術、そういった継承についても、ぜひ課としてそういった声を上げる必要があるんじゃないかなと考えているんですが、その点はいかがでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   委員おっしゃるとおり、今作業の職員の皆さんは高齢化が進んでおりまして、そこでそういった作業ができる若手をつくっていかなきゃいけないというのが今、課題にはなっているというところなんですけれども、今のところ区として、そういった採用はまだ予定されていないというところもございまして、今後土木サービスセンターでも、そういったところを内部で要望しながら、検討していかなければいけないなというところはございます。 ◎北部土木サービスセンター所長   今、内田所長もお話あったんですけれども、特に直営班については、以前新規採用というのもあったんですけれども、なかなか厳しいという中で、一部、板橋土木のほうに委託したというところもありながら、今、業務職の方と会計年度職員でやらせていただいているので、そこは課題、メリット、デメリットありますので、委託も含め会計年度職員、また緊急の道路工事とか増やすとか、そういった様々なものを検証して、経営改革推進課とかそういった関係部署と今後いろいろ協議していきたいと考えております。 ◆山内えり   ぜひお願いしたいと思います。この間、災害の関係でも、板橋区に住んでいる職員の方は4割程度というふうに聞いています。特に土木関係というのは、真っ先に駆けつける必要がある部署ではないかというふうに考えていまして、本当に今のこうした体制、係がいろんな仕事がある中で、足りているのかというのは非常に心配していますので、ぜひ、そういう職員の配置について、若手の育成についても取り組んでいただきたいと思います。  それから、トイレの和式から洋式化については、土木サービスセンターだと聞いておりまして、まず、計画についてあるのかと伺いたいんです。令和3年についての洋式化と、令和4年度のトイレの和式の洋式化、それから計画、これは先日、板橋区としては和式から洋式化は100%を目指すとご答弁がありましたので、いつまでに幾つ計画があるのか、やるのか、そういったことについてもお聞かせください。 ◎南部土木サービスセンター所長   トイレの洋式化なんですけれども、南部土木サービスセンターのほうでやっている洋式化については、年間2か所ずつというところでやっております。ただ、主要施策の成果のほうにもありましたとおり、昨年は土木サービスセンター内の洋式化も含めて10か所、南北で合わせてやったというのが実情でございます。一般的には、計画的なところで、予算的なところでいきますと2か所ずつというのが今のところの計画でございます。 ◎北部土木サービスセンター所長   だれでもトイレについては、みどりと公園課のほうの事業で毎年2か所というところがついていまして、今山内委員おっしゃったとおり、だれでもトイレじゃなく、和式を洋式化するというのは、今のところ南北ともに2か所、2か所なんですけれども、やはり今まで私も土木サービスセンターの所長に着任して、トイレの洋式化というのを議会さんもそうですし、区民さんも意見のご要望が多数あるというところを認識していますし、そこは早めに進めたいと思っていますので、来年度以降、関係部署にすぐ洋式化ができるように、お金がつくかどうか分からないですけれども、そこは強く要望させていただいて、洋式化とかバリアフリーのだれでもトイレとか、そういったものを早期実現するように努力を鋭意したいと思います。 ◆山内えり   年2か所ずつというふうに聞きました、南部と北部で。やっぱり100%の洋式化を目指すということまでは聞いていますけれども、やはり計画を持って、もう少し積極的に洋式化にしていく必要があると思いますし、区として、やはり計画を持つ必要があると思います。ぜひそういった計画を持つということで検討もしていただきたいと思います。  それから、こどもの池についても伺いたいんですが、令和3年度はコロナで中止ということで、予算に対して減額補正がされ、ゼロだったというふうなことなんですけれども、令和4年度、各21の公園での実施状況についても知りたいんですが、いかがでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   令和4年度、こどもの池につきましては、南北合わせて15か所の公園で実施を行いました。 ◆山内えり   今年7月21日から8月31日まで実施するということで、かなり猛暑日もあって、できなかった日があったというふうにも聞いています。各公園の実施状況、暑さ指数とかの関係で実施ができなかった日があると聞いているんですが、そのあたり、資料で頂くことって可能でしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   暑さ指数で実施ができなかったのは10日間ということで、実際お休みの日とかそういったものを抜くと33日間開催するところだったんですけれども、暑さ指数でできなかった日が10日間ありまして、実際23日間というところでございます。 ◆山内えり   そうすると各公園、実施の決定については同じ日でということなんですが、できればいつ実施できなかったかというのを知りたいと思っているので、資料で頂きたいんですが、いかがでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   それでは、後で資料でお渡しすることにいたします。 ◆山内えり   それから、すみません、公園の公衆トイレについても伺いたいと思います。陳情でも区民からの陳情がありまして、改築、改修、洋式化を求める声や清掃を求める声がありますけれども、今区のほうで作成されている適正配置・改修計画を見ていますと、長期的に閉鎖されているトイレがあるというような表記もあるんですが、現状、区内には閉鎖されているトイレが何か所あるのか。それから、災害時にトイレとして活用できる、災害対策を講じるとあるんですが、今そういう進捗状況はどのようになっているか教えてください。 ◎みどりと公園課長   現在、閉鎖しているトイレというのはございません。計画上は2か所ということを記載がございますが、既にそこは撤去しておりまして、現在はございません。 ◆山内えり   そうしますと、その改修計画に書いてある、6ページですけれども、災害時にトイレとして活用するマンホールを設置すると、こういう計画についてはどうなっているのかというのと、危機管理部とどういう連携がされて災害トイレの設置に向けているのか教えてください。 ◎みどりと公園課長   防災、災害対応のトイレという、マンホール…… ○主査   すみません。時間となりましたので、次の回の冒頭で答弁をお願いいたします。 ◆渡辺よしてる   主要施策の成果の221ページ、適切な管理による魅力ある公園づくりの中の(6)公園遊具の更新等の部分についてちょっとお聞きしたいと思います。まず、この遊具の点検、補修というのはどういうものなのか。例えば壊れているからとか、経年劣化とか、危険なものとかいろいろあると思うんですが、具体的にどういう点検を行って、どういう補修を行ったかを教えてください。 ◎北部土木サービスセンター所長   点検については、うちのほうの土木サービスセンターでやらせていただいて、遊具を見て専門的知見の中で、いろんな指標に基づいて、もうさびとか、事故が起きたところもありますので、そういった具体的な部分について見させていただいているんですけれども、補修については、うちも主管課契約という工事という中で、小さいところはやらせていただきながら、あとはみどりと公園課のほうでは契約管財課契約といった中で、公園遊具の大きい工事としても出すという中で、点検結果を含めて緊急性の優先順位をつけながら、みどりと公園課とうちの土木サービスセンターとで工事とかそういったもので補修をしたり、また、遊具というより、直営班でも直せるものについては直しながら進めていっている状況でございます。 ◎南部土木サービスセンター所長   公園遊具の点検につきましては、南部が一応予定として150か所、北部で133か所という形で進めております。それから、遊具の補修工事なんですけれども、令和3年度につきましては、南部が4件、北部が6件ございました。 ◆渡辺よしてる   これは例えばなんですけれども、城北交通公園の展示車両とか、そういうものも点検とかに含まれるのか教えてください。 ◎北部土木サービスセンター所長   基本的には、そういったものについては入っていないんですけれども、ただうちのほうでも日々業務管理していますので、シルバー人材センターさんとかそういった委託もしていますので、そういったところを見ながら、何か問題点があれば対応していくよう、日々の中で点検して、対応があれば、対応するべきものは対応していっているというところでございます。 ◆渡辺よしてる   例えば、城北交通公園の展示車両なんですけれども、私も遊んでいた車両で、子どもも今遊んでいて、親子2代でお世話になっているんですが、かなり劣化が激しいというか、さびとか、テールランプとかも割れちゃっていたり、車内のボードとかも結構割れていて、これを見てみると養生テープとかでちょっとけがしないように貼っているくらいの臨時的なものになっているんじゃないかなというので、どうにか補修とか何かできないものかというのは私も思っているところと、あとご相談もいただいていて。なかなか多分予算的にあれを新しく直すとかってなると、当時の車両なので、多分相当高くなってしまうからなかなか進まないのかなという推測をしているんですが、あの車両を例えば新しい車両をもらうとか、展示車両を、何かそういう今後の予定みたいなのとかというのはあるのかないのか、もしくはちょっと検討してもらえるのかというのを教えてもらえますか。 ◎北部土木サービスセンター所長   バスについては、うちでいうと城北公園、南部土木サービスセンターのほうでは板橋公園がありますので、そういったところの中で、今後の計画というところは正直言うと具体的にはないんですけれども、ただ、今こういった委員会の中でもそういったお話があったというところですので、そういったところは、また現地を再度確認させていただきながら、どういったことができるかというのを内部で検討させていただいて、それをフィードバックさせていただければと思っております。 ◆渡辺よしてる   例えばちょっと予算が厳しかったら逆にクラウドファンディングとかで集めちゃったりとか、あとはイベントとして、例えばバスの修繕キャンペーンみたいなので、美大生とかと、あと地域の小学生とかがもうペイントしちゃうとか、何かイベント化して予算を確保してもいいと思うんですが、何かそういった部分でも臨機応変に対応してもらいたいなと思うんですが、ご見解をお願いします。 ◎北部土木サービスセンター所長   今、渡辺委員からそういったご意見がありましたので、それは真摯に受け止めながら、できる、できないというのはまた再度検討させていただいて、前向きに区民サービス向上のために検討していきたいと考えております。 ◆渡辺よしてる   次の質問に移ります。同じページの(7)番、総合パトロールの実施・禁煙化の取組についてちょっと伺います。このパトロールをして、具体的に危険行為とか迷惑行為を多分注意とかしていると思うんですが、令和3年度でどういったものを注意をしたというか、パトロールをして具体的にどういったことをやったかというのを教えてもらえますか。 ◎南部土木サービスセンター所長   この総合パトロールは、いわゆる青パトというところを契約を結びましてパトロールをやっていただいているところなんですけれども、公園でいきますと、その中で喫煙をしている、それから公園の中で騒いでいたりとか、周りの住民に迷惑がかかるほど大声を出しているとか、そういった陳情があったりとか、道路でいくとハトに餌をやっているとか、そんな陳情がございます。 ◆渡辺よしてる   これをやっていく中で、特に令和3年は、4月から区立公園で全面禁煙になったというところで、これに伴い、禁煙になっても、まだやっぱりたばこの吸い殻が落ちているという相談はかなりいただいていまして、ベンチの周りとかに落ちていたりとか、例えば砂場に落ちていたりとか、そういう相談をいまだにいただいております。その中で、強化をして巡回パトロールを実施していただいたと思うんですが、例えば公園の中でログというか、この公園は何本落ちていたよねとか、ここの公園はたばこ多いよねとかという、そういう記録を取っているのか。何でかというと、地域性というか、立地条件で、どうしてもちょっとポイ捨てしやすかったりとか、やっぱりしにくかったりという場所って出てくると思うんですよ。なので、それに伴った対策を打ち出すためにも、そういうログをまず取っているかというところと、もう1点続けて聞いちゃいますけれども、喫煙対策というと看板とか、はっきりとちょっとモラルの部分だと思うので、公園のつくりでたばこが吸えないようになるというのはあまり考えづらいというか、モラルの部分なのであれなんですが、ただ、いかんせんどうしても事実上やっぱり吸い殻が落ちているということがありますので、実際そういうログとか記録とかそういうのを取っていて、地域的にはここは多いなとか、ここの公園は少ないなとか、そういうものと実際の対策をどうやっているか教えてください。 ◎南部土木サービスセンター所長 
     今、ログという話があったんですけれども、公園を維持管理していく中で、シルバーさんにお願いして維持管理をしている部分もあります。だから、公園によってなんですけれども、そういったたばこの本数もカウントしている公園もあります。ただ、全公園にそれをやっているかというと、そういうわけでもないんですけれども、そういったところの公園に関しては、今後、そういった資料を基に喫煙対策を進めていくということは考えております。あと、禁煙のパトロールの中で、その要綱の中で、たばこの吸い殻の本数を確認することということで一応そういうのも出ていますので、そういったことも行って本数確認とかはやっておりますので、その中で、多いところについては、今後また対策を考えていかなければいけないというところでございます。 ◎北部土木サービスセンター所長   ご存じかもしれないんですけれども、令和3年4月1日から条例改正させていただいて、その中で、ふだんのパトロール以外というので条例が改正されて施行されたということで、禁煙化に特化したパトロールということで、巡回時間としては午前8時から午前10時、午後3時から午後5時ということで、警備員が自転車で公園を回って周知、注意活動を行っているところであります。あと、ログについては、具体的な件数とかそういったものはないんですけれども、うちのほうでは、できる限りそういうのもデータとして大事だと思っていますし、ただ、今実際上、現場を管理している中で、成増の駅近とかそういったところでたばこを吸っている人も見かけるところが多いというのもありますし、見かけた際には注意をしっかり指導しているところはありますし、あと私の中で、これは土木部、土木サービスセンターもそうですけれども、週休日も含めてふだんの中でもやはりたばこを吸っている方に対しては、言い方としては、吸いたいお気持ちは分かるんですけれども、条例上禁止されている部分であるので、公園の中では喫煙はやめてくださいという、日頃からのやはり職員の目が行き届いているというところが大事だと思っていますので、そういったものを含めてトータル的に何ができるかというのは、日々検討していきたいと考えております。 ◆渡辺よしてる   例えば公園で吸っていて、もしもしあなた、ここ駄目よって言って、はい分かりましたって言ってくれる人は多分そのままなんでしょうけれども、多分、じゃ、どこで吸えるか教えてくれという返しが来たりするんじゃないかなとちょっと推測するんですが、何かキャンペーンとかをやるときに、喫煙所はここにありますよみたいなチラシとか、何か喫煙所はここですよみたいなのをやってもいいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺ちょっとご見解をお願いします。 ◎北部土木サービスセンター所長   今、渡辺委員おっしゃったとおり、放置自転車対策もそうですけれども、駐輪場の誘導とかそういったものも含めて、確かに喫煙所がどこにあるかというのを、そういったものを周知していかなきゃいけないというところも認識していますので、今後、そういったものをチラシとか、どういうことができるか検討したいとともに、あと、私、注意はするんですけれども、やはり吸ってそのまま吸い殻を足で踏んじゃって、そのまま置かれちゃっている人もいるので、そういったものについては持ち帰ってくださいって言いますし、そのまま吸ってという人もいますけれども、そこは条例改正して、やっぱりある程度成果を出さなきゃいけないので、そこは粘り強く、青パトも含め、日頃のパトロールも含め、あと日頃の職員の業務以外の場についても、しっかり公園の禁煙化に向けて積極的に努力していきたいと考えております。 ◆渡辺よしてる   なかなかたばこを吸われている方には、ちょっと肩身の狭い世の中になったのかなと思うんですが、ただ、やっぱり吸う人も吸わない人も気持ちよく使えるような公共施設、公園が必要だと思いますので、ぜひよろしくお願いします。  次の質問に移ります。主要施策の222ページのこども動物園の催しについてちょっとお聞きしたいんですが、ポニーやモルモットですとか、ヤギ、ヒツジの餌やりとか、これは例えば毎年というか、感想とか体験談とか、利用者の声というのは取っているのかというのをちょっとお聞きしたくて。要は何かのイベントとか、何かのキャンペーンをやっているときというのは、当然そういう記事が上がっていたり、そういう発信をしているのはやっているんですが、例えば毎年、ふと気づいたときに広報が出るのがいいんじゃないかなと思っていて、例えばSNSで発信して、実際こども動物園というのはかなり周知はされているものだと思うんですけれども、たまたまふと見たときに、ちょっと子どもと行ってみようかなというような発信というのも必要だと思うので、まず体験談とか、感想とか、利用者の声という点、毎年取っているのかどうかをお聞かせください。 ◎みどりと公園課長   こども動物園につきましては、現在指定管理者制度で、事業者のほうで主体的に運営しております。その中で、毎年アンケート、それからいろいろな声というものは集計をしておりますので、その点については、毎年のものというのは区のほうも報告を受けてございます。 ◆渡辺よしてる   例えばその声を多分どんどん発信して、魅力としてやっていくことによって、多分3年前とか2年前の声と今の声ってどれだけ違うかというと、多分そんなに変わらないと思うんですよ。餌をあげてよかったですとか、ポニーに乗れてよかったですって声は一緒なんですけれども、ただ、やっぱり毎年出ることによって、ふと例えばTwitterとか、今もやってもらっていますけれども、Instagramのストーリーズとかにぽんと上がってきたときに、ちょっとモルモットを見に行ってみようかなという発想で出かける喚起になるというか、情報に触れやすいというか、きっかけになりやすいという部分で、実際にいいものって経験した人がよかったよという話を出すのって物すごいいいと思うんですね。その中で、当然かなり有名な、区内ではもう動物公園って有名ですから、周知は十分なんですけれども、細かい発信をすることによって、今まで行っていなかった人のきっかけづくりになればいいなと思っているんですが、そういったネットの発信とか体験談の発信というのを今後検討していただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎みどりと公園課長   渡辺委員のおっしゃること、非常にすばらしいことだと思いますので、指定管理者とも打合せをしながら、前向きに発信できるような形は検討してまいります。 ◆渡辺よしてる   それでは、次の質問に移ります。主要施策の242ページの都市防災の中のがけ・よう壁助成についてちょっとお聞きいたします。相談件数というのが令和3年度58件とあるんですが、実際助成がゼロなので、何か実際どういう相談があったのかなという、結局助成につながらなかったから、例えば専門家派遣してこうだよというふうに終わったのか、ちょっとこの58件の内容をどういうものだったか教えていただけますか。 ◎建築指導課長   こちらに関しましては、がけ・よう壁のほうを危険ながけ・よう壁については調査をしておりまして、大、中、小という形で、その中で、危険度が高い大、中につきましては、毎年注意喚起の文書を送らせていただいております。それを受けて、多くの方々が改修とか補修の必要性を認識してご相談には見えるんですが、がけ・よう壁の改修となりますと、やはり費用がかかるというものと、あと、かなりがけを背負っていても建物が近接しているという場合ですと、建物改修と併せてではないとなかなかできないという問題がありますので、その辺で、がけ・よう壁の相談は見えるんですけれども、昨年度につきましては工事まで進まなかったという形になっております。ただ、その辺で、持ち主さんが悩まれて時間がかかる面がかなりありますので、昨年相談に来た物件でも、今年になって実施した物件が既に1件ございます。 ◆こんどう秀人   まず最初に、主要施策270ページ、昨年も聞いていますけれども、街灯の更新に関してですが、まず、令和2年度、元年度に関しては計画達成率がほぼ200%前後いっているんですけれども、3年度は100%で止まっています。これはもう更新の必要なやつが完了したととってもよろしいんでしょうか、教えてください。 ◎工事設計課長   街灯でございますけれども、更新が順調に進んでいまして、令和3年度末で8割弱のLED化が進んでいるという状況まで来ております。過年度、達成の率が大きかったというのは共架のところで、頭部だけ変えればよいというもので、比較的どんどん基数を積み重ねられたんですけれども、だんだん残ってきているのがポールから変えなければならないというようなところで、残り数がそもそも少なくなってきてもいますし、そういう取り替えるものが少し難易度が上がっているものも増えてきているというような状況にございます。 ◆こんどう秀人   じゃ、まだ来年、4年度、5年度、続けて多分工事が、交換改修が進むとは思うんですけれども、それと同様に主要施策の220ページ、公園灯の更新というのも同じように街灯とか更新があると思うんですけれども、こちらのほうの進行、あとやらないといけない数というのはどれぐらい残っているか分かりますか。 ◎みどりと公園課長   この事業につきましては、令和元年度から粛々と進めておりまして、現在およそ46%程度のLED化というものが進んでおります。今後につきましては、令和7年度を目途に、順次LED化というのを進めていくという予定でございます。 ◆こんどう秀人   街灯のほうは、ゆっくりではありますけれども、確実に進んでいるということで理解しました。  それと、また質問の内容が変わるんですけれども、事務実績調書のほうの都市整備部の8ページ、31番の道路関係取扱状況なんですが、相談件数が1万1,044件と非常に多いなと思って見ていました。取消し、変更とかその他の対応などを見ると、非常に少ないものですけれども、これはどういったものが相談として来ているのか。どういった区分が、多分道路に関してはあると思うんですけれども、そこら辺がごちゃ混ぜになってきているのかなど、教えてほしいと思います。 ◎北部土木サービスセンター所長   公園よりかは道路のほうがというのはあるんですけれども、やはり一番多いのが、緊急的なというと陥没なんですけれども、舗装の剥がれとか、ひび割れとかそういったところもありますし、あとは街路樹が結構樹木があって、そこの中で伸びてしまって歩行が困難というところもありますし、あとは、区道に接している民有地の樹木が道路にはみ出て、それを何とか解消してほしいというところはありまして、そういったところがメインになってきているというところでございます。 ◆こんどう秀人   こういった相談など通報に関しては、主に電話等で直接区民から相談とか通報が来ているような状況でしょうか。 ○主査   答弁はどなたがされますか。じゃ、こんどう委員、ちょっと質問を変えて新たに。 ◆こんどう秀人   じゃ、後ほどまた聞きたいと思います。それでしたら、ちょっと待ってください、すみません。 ◎建築指導課長   すみません、もう一度質問のほうをよろしいですか。 ◆こんどう秀人   先ほどの道路関係、取扱い状況の相談件数で、そういったどういった窓口によって受付をしているのかというのはまず知りたかったということです。要は電話で来ているのか、ほか、担当専用のところがあるのかですね。 ◎建築指導課長   こちらにつきましては、実際に建築基準法上の42条の第1項第5号、道路位置指定が8件指定されたという形になります。 ○主査   答弁がかみ合っていないようです。 ◆こんどう秀人   ちょっとすみません。質問の仕方が悪くて申し訳ありません。要は問題が起きている現場、先ほどの陥没、剥がれ、街路樹の苦情みたいなところなんですけれども、こういったようなのは、普通は直接電話が来ているのではないかなと思うんですけれども、それを例えば修理、補修、改善するときに、必ず現地調査に行くと思うんですけれども、その際に、具体的に行くか行かないか、調査に行くか行かないかのレベルも多分聞き取りをしていると思うんですね。それに関してちょっと知りたいなと思いました。理由は、また次の質問にもかかってくるんですけれども、ちょっと具体的に教えてもらえればと思います。 ◎北部土木サービスセンター所長   要望については、電話、あとはCRMといってそうしたメール、広聴広報課に行く。あとは区長の手紙、多岐多様によりますけれども、一番は電話とかCRMとかが多いんですけれども、やはりそういった道路に支障があるといった場合には、まず現場に行かないと現状把握できませんので、すぐうちの場合はその日か次の日ぐらいには現場確認させていただいて、その内容によって、どういう対応ができるかというのは持ち帰ってきてという対応をしているところでございます。 ◆こんどう秀人   ということは、じゃ通報を受けた、ないしは相談を受けてから、職員が見に行かないことには現場の把握がまずできていないという状況だとは思います。これを今年の4年の1定で、たしか一般質問の中に、都道の何かアプリとか、通報とか、改修の話が多分あったと思うんですけれども、こういったのをもっと迅速にするための手段がほかの自治体ではかなり取られてきているんですね。古いところでは2018年ぐらいからとか、2014年ぐらいから運用しているところもあったと思うんですけれども、今年はまだ全然動いていないと思いますけれども、そこら辺に関しては、何か対応を早くするとか、確認のスピード感を上げるために何かやろうというのは、動いているかどうか、ちょっと教えてもらえますでしょうか。 ◎北部土木サービスセンター所長   私も東京都がそういったものをやっているとともに、当時から管理課にいた時代から、練馬区のほうでは広聴広報課が担当しているんですけれども、そういった区民の方から情報をいただいてというところがあって、そういった他区の事例は聞いているところでございます。そういったものを含めて、今うちのほうで具体的なというところでは、正直検討しているところではございませんけれども、やはりそこは日頃のパトロールと区民さんの意見をいただきながら、また、うちは積極的にそういった支障があるものについて見つけていくとともに、議員もそうですし、区民からの意見を聞かせていただいて、それに答えるというところの中で、そういったところは業務遂行する中で、他区の事例も含め、そういった23区も東京都もいろんな動向が変わってきていると思いますので、動向を見据えつつ、板橋区としても、そういったものがいいかどうかというのは、動向を見ながら検討していきたいと考えております。 ◆こんどう秀人   できれば東京都がやろうとしている内容は、基本、道路に関してが中心になるんですけれども、今言った苦情とか通報とかに関しては、街路樹、公園、あと河川とかいろいろあると思うんですよ。そこら辺の対応もできれば考えたものをうちで、板橋区で始められればいいんじゃないのかなと思うので、これはちょっと提案にはなってしまいますけれども、こういった予算、決算の中に検討会みたいな話が項目として上がっていなかったので、ぜひそれも次の予算のほうでは考えられるようにしてもらえばうれしいなと思って、ちょっと質問させてもらいました。  次の質問に移らせてもらいたいと思います。河川の老朽化、河川等維持管理、主要施策の成果の271ページです。維持管理費、予算規模2,500万ほどに対して決算規模は2,300万で、その下の内訳のほうを見てみますと、ほとんどが排水場維持管理のところの金額が決算規模に減った、減額になったのとほぼ同じなんですけれども、これは何か維持管理の部分だけで大幅に減るような要素があったのかどうかをちょっと教えてほしいと思います。 ◎南部土木サービスセンター所長   こちらの河川維持の管理の中で、排水場維持管理というところでは、区内には9か所の排水場がございます。そこでポンプを回したりとかそういったものをしているんですけれども、令和3年度に、そういったところのポンプの中の電気代が要するに予想よりもかからなかったというところで、金額が落ちております。 ◆こんどう秀人   電気代がかからなかったというのは、電気料金が下がっていたとかいうのはあまり聞いていないような気がするんですけれども、それとはまた別に揚水を上げたりする作業量が減ったということでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   ポンプを稼働する機会が予想していたよりも少なかったという意味合いでございます。 ◆こんどう秀人   意外にこうやって金額が下がることがあるのだなと思って、それは非常にうれしいことであるんですけれども、意外だなというのは実質思うところであります。偶然とは言っては、あれなんでしょうけれども、予算に対して必要経費が下がっているのは非常にうれしいことと思います。  あと簡単なところで、質問を変えて、主要施策の成果のほうの247ページで、老朽建築物等対策、これは令和元年度、令和2年度、令和3年度、予算が徐々に減りつつ、令和3年度の決算額、こちらも非常に大きく下がっているんですけれども、それに対して令和元年度では、この主要施策の表の中で老朽建築物等の再調査という表があったんですけれども、令和2年度からなくなっていて、去年気づかなかったんですけれども、今年気がついて。これはどうして、必要ないから載せないんだとは思いますけれども、調査とかデータがもうあまり取られていない理由があればちょっと教えてほしいと思います。 ◎建築安全課長   まず1点目、今の回数の調査の掲載の件でございますけれども、こちらのほうは特に意味はないんですけれども、こちらの協議会、あるいは助成件数のほうを載せさせていただいて、調査のほうは継続して統計は取ってございます。区長の附属機関として協議会を年3回ほど、専門家の先生方、あるいは議員の先生方にも入っていただいて協議会を3回やっておりますけれども、そちらの中では実績、調査対象件数については、情報として出しているところでございます。 ◆こんどう秀人   もしできれば、老朽建築物等再調査の表、あると何かいい感じがするんですね。今年、視察のほうでも空き家対策とか、老朽化した家屋の話とかいろいろ出て、古くなった建物に関してどうやってまた使っていくか、ないしは使う人を増やしてもらうか、そういった話が出ていると思うので、こういうのが実質として数字がある、ないしは割合とかがよくなっている、悪くなっている、もちろん建て直しをしているとか、そういった数字があるほうが非常にいいと思いますので、もしできることであれば、また復活させてもらいたいなと思います。 ◆かいべとも子   まず初めに、日頃より土木部、また都市整備部、またまちづくり推進室におかれましては、私たち議員にもよくまちの方から、道路がへこんでいるとか様々、いわゆる生活環境にまつわるご相談が多いんですけれども、当然、皆様のところにも直接要望や苦情も含めて行かれると思うんですけれども、大変スピーディーに対応していただいて本当に感謝しておりますので、今後ともスピーディーな対応をどうぞよろしくお願いいたします。今回決算ということで、当然1年間ご尽力された成果なんですけれども、残念ながら不用額というのが生じてしまって、当然これは100のものを100予算立てするというのは無理、不可能なので、当然だと思うんですけれども、その中で、せっかく予算のときには予算委員会で必死で皆さん研究して、いかに予算を取るかということでご尽力されての結果なんですけれども、例えば契約差金とか、どうしても防げないものはしようがないんですけれども、やるべき事業がうまくいかなかったとか様々な要因で、特にコロナ禍なのでそれにまつわるものも多いのかなと思うんですけれども、不用額の多いものについて、ちょっと内容の確認をしていきたいかなと思います。  土木費については、支出済額が139億4,000万、端数切捨てでいきますと、これは予算現額に対して執行率が98.2%、前年度比は5億7,800万で4%の減で、土木費の歳出総額に占める割合というのは5.6%で、前年度比は0.5%増となって、全体としての不用額は2億4,900万ということで、前年度に比べますと1億1,100万円の減となっていますので、皆さん限りなく数値が近くなって、大変努力していただいている成果だと思うんですけれども、例えば、まず具体的に聞いていきますと、主要施策267ページの道路関連整備のところの細街路拡幅・指導事業についてにおいては、予算規模から決算規模を除くと不用額が2,663万8,031円という残があるんですけれども、これについては、主な理由をお伺いしたいんですが。 ◎建築安全課長   細街路整備でございますけれども、主な不用額としては2,600万余り、令和3年度に出ておりますが、内訳としては、まず委託料として、こちらのほうは42条2項道路という線を、中心線というものを必ず出さなければいけない。これの測量費用を我々のほうは計上してございまして、こちらが12月時点において補正だとかをさせていただいて減額、あるいは増額という形、今回は減額なんですけれども、させていただいたんですが、残りの3か月間で見込みよりかそういった対象となる申請がなかったということで、260万円余り減額、不用額は出ております。それと、一番大きなところでございますが、実際助成工事ということで、区がこちらのほうは直営で、直轄で工事をするわけですけれども、こちらの工事請負費のほうが2,000万余り不用額として出てしまったと。これも先ほどご説明した測量費の計上時期が測量と同様に12月時点において残り3か月間を見込んだところが、申請件数が伸びなかったということで、不用額が出てしまったところでございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、どれぐらいの件数というか規模を想定された残りがこれになるのか、もう少し詳しく教えてください。 ◎建築安全課長   まず、委託料のほうでございますが、当初見込みとしては、当初予算では300件予定をしてございました。実際は、件数としては270件となっております。それと工事請負費でございます。件数のほうが180件を見込んでいたんですけれども、実績としては151件という形になってございます。 ◆かいべとも子   この通称2項道路においては、当然セットバックをしなきゃいけないので、具体的に、そうなるとかなりハイレベルな資料になるので、自分の資産を提供するというのはかなりハードルが高いのかなと思うんですけれども、今の件数の差というのは、具体的に言うとどういった理由で整わなかったのかお伺いいたします。 ◎建築安全課長   やはりこちらのほうの整備時期につきましては、建物の建て替えだとかに合わせて工事をする関係がございます。建物のほうが当然予定どおり着工して、予定した完成を見ればいいんですが、我々のほうもそちらの完成時期と併せて行くんですけれども、なかなかそれが3月までに我々の工事が終わらないということになれば、4月に持ち越す案件も多く出てまいります。そうしたところで、現場のほうと計画のほうとで合わないというところで、これだけの差がちょっと出てしまったのかなというふうに分析してございます。 ◆かいべとも子   そうすると一覧表の中に、実際にセットバックしていただく方と区とのやり取りが、ずっと流れがあるかと思うんですけれども、それがせっかく区の方、区民の方とやりましょうとなって、タイムリミットというのはちょっともったいない気がするんですけれども、そこの部分でもう少しうまく、年度の予算は年度で使い切らなきゃいけないという大前提があるのはもちろん承知ですけれども、やはりそうなるとまた年度を越えて始めるというのはエネルギーも要るし、例えば最初はやろうと思った方が時間がたってしまうと、じゃいいやじゃないですけれども、そういうこともあり得るんじゃないかなと思うんですが、その辺はいかがですかね。 ◎建築安全課長   こちらのほうは、工事のほうは年間単価契約といいまして、3月31日まで工期ございます。翌年の4月1日から工期は発進しますので、万が一、3月31日までに完成が区の工事でできないと見込めば、4月1日に即にそちらのほうに現地に入って工事に着手することが可能でございますので、そうした意味では、いわゆる申請人の方、助成対象の方の工事を遅らせて云々ではなく、ある意味では、相手の考え方、やり方に沿って、我々のほうも工事着手を絶え間なく入れますので、そこについてはタイム的な時間的な無駄、ロス、そうしたものはないというふうに考えてございます。 ◆かいべとも子   それを聞いて安心しました。細街路拡幅整備事業の対象というのは、区の中で当然掌握されていると思うんですけれども、どれぐらいのものが量的にあるのかお伺いしたいんですけれども。 ◎建築安全課長   全体総数としては、ちょっと手元に資料はないんですが、我々のほうは、年間整備計画の延長というのが毎年2,300メーター、約2.3キロほど予定してございまして、これが大体おおむね毎年2,000メーター前後整備しているというような状況でございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、区としては、かなり細い道、6メーター以下ですので、かなり詳細になっちゃうんですけれども、全体像は把握されていないということでよろしいでしょうか。 ◎建築安全課長   全体総数については、我々のほう、今手元に資料がないということでご理解いただければと思います。我々の今所掌しております細街路整備拡幅におきましては、4メーター未満の幅員の道路に対して、建築基準法上で指定されたものについて申請が出てくればそちらのほうを鋭意進めていると、整備をしているという状況でございます。ですので、区内全体の6メーター未満の道路を全て我々のほうのこの事業の中でやっているところではないことだけ、ご説明させていただきます。 ◆かいべとも子   すみません。生活道路とちょっと混同してしまって、4メーターです。それで、じゃその全体、数値はあれなんですけれども、そのときにもし、後ほどでもいいんですけれども、何割ぐらい進んでいるのかは分かりますでしょうか。 ◎建築安全課長   今手元に2項道路の必要な延長は、ちょっと私、手元にございませんので、こちらのほうがデータがあるかどうかも確認の上、後ほどお出しできるか考えていきたいと思っております。
    ◆かいべとも子   なぜしつこく聞いたかというと、当然これは災害のときに、この事業そのものが災害や減災のための事業ですから、当然釈迦に説法でご存じなところなんですけれども、やはり積極的に進めていかないと、今災害が多いのでなかなかハードルは高いんですけれども、区のほうが積極的に進めないと、実際に災害時に車が入っていけないとか、大変厳しい状況が想定されるので、ぜひこの点はパワーアップして取り組んでいただきたいと思います。その中で、進まない理由というか課題というのは山ほどあると思うんですが、特に挙げるとしたらどんな点が挙げられますでしょうか。 ◎建築安全課長   こちらのほうが、やはり申請人の方が建て替えだとかに合わせて道路の位置を確認し、そういったものを、ある意味では申請があって初めて動く整備事業になってまいりますので、なかなかそこが建て替え事業に合わせてということになりますと、建物のいわゆる申請人の考え方も1つ要因としてございますので、なかなか一足飛びに区が営業をかけて拡幅と、都市計画道路に拡幅していきますという話ではないのが一番なかなか全部が進まない要因なのかなとは考えてございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、区のほうでそういった狭い道路に対してのPRとか、通知というかお知らせ、ここは災害時に入ってこられないので危険ですよというアナウンスはされているんでしょうか。 ◎建築安全課長   そういった災害時に通り抜けしにくいというような警告的な案内というのは、我々のほうではやってございませんが、当然こちらのほうの2項道路と言われる整備をした暁には、道路上にステッカーを貼らせていただいて、こういった助成に伴って工事が終わりましたということで、ちょっと明るめなステッカーを貼らせていただいておりますので、まだ未整備の方についても、こういった事業が進んでいるんだというのは、目で見える形では進めているところでございます。 ◆かいべとも子   これは要望なんですけれども、そういったアナウンスをぜひ、なかなかこれは分かれば確かにそうだなって納得するんですけれども、知らない方のほうがむしろ多いんではないかなと思うんですね。ですので、ぜひそういったアナウンスをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎建築安全課長   そちらについても、もう少し周知のほうも含めて、助成の在り方については考えていきたいと思います。 ◆かいべとも子   最後に、この助成金が、今助成金が出ると思うんですけれども、例えば実際にセットバックするときに、そこに塀があったりとか、様々撤去しなきゃいけないものに対して助成金が出ると思うんですけれども、それの割合というのはどれぐらい出るんでしょうか。 ◎建築安全課長   塀だとかの補償補填という形で我々のほうは予算計上しておりますけれども、例えば塀、水道メーターだとかそうしたものが支障になる場合は、そちらについては助成金という形で、1件当たり2万5,000円、1か所当たり2万5,000円という形で出すような制度は持ってございます。 ◆かいべとも子   今ガスメーターとかそういうのが、壁、塀も対象になりますよね。そうすると2万5,000円って意外にちょっと低いですね。すみません、いかがですか。 ◎建築安全課長   大変説明が不足して申し訳ございませんでした。塀については、メーター当たり8,000円程度、助成額としてございます。 ◆かいべとも子   じゃ、ぜひこの災害を見据えて進めていただきたいことを要望して、この項を終わります。  次に、決算書の376ページの道路舗装整備経費についてなんですけれども、これも予算、そして決算を差し引くと不用額が1,858万7,804円が発生しているんですけれども、これはどういった理由で不用額が生じたのかお伺いいたします。 ◎工事設計課長   不用額につきましては、設計変更のために取っておくところが、実際使い切らずという部分があるというところでございます。 ◆かいべとも子   ちょっと意味が、すみません。今課長が言っていただいて、意味がちょっと分からないので、もう少し詳しく教えてください。 ◎工事設計課長   どうしても工事が年度末まで続いたりということがございますので、設計変更が工期末になって判明するものもあるという中で、補正では落とせないものが落とせないというところで一定の額を取っていて、ただ、実際終わってみたら設計変更せずに済んだというところで、不用額になってしまっているというところがございます。 ◆かいべとも子   予定していた道路の整備は進んでいる、完了しているという認識でよろしいんですね。 ◎工事設計課長   予定した工事については、全て実施しており、令和3年度については完了しています。 ◆かいべとも子   それを聞いて安心しました。道路の整備に、ちょっとこの費用とは別になるんですけれども、よくニュースで陥没の道路のニュースが入ってきますけれども、空洞化を調べる事業があると思うんですけれども、板橋区も過去2回たしかやっていらっしゃるはずなんですけれども、当然空洞化というのはそのままじっとしていないので、広がっていくわけですので、今後、そういった空洞化の調査を区として予定されているのかどうかお伺いいたします。 ◎土木計画・交通安全課長   委員ご指摘のように、私どものほうで、過去に空洞化調査は行った実績がございます。空洞化調査を行いまして、当然空洞が発生、発見されれば、それについて次年度以降、対応を取っていくということで、これまでもやってきているところでございます。空洞化調査の今後ということでございますけれども、来年度以降、空洞化調査についてちょっと検討していきたいというふうに考えているところでございます。ただ、空洞化といいましても、様々な原因があって空洞が生じるというところでございます。例えば企業者、ガスですとか、水道ですとか、様々な企業者の敷設している管が空洞化の要因になっているというような場合もありますので、空洞化調査を行った結果、そういった企業者の管が起因している場合には企業者のほうで対応していただくというようなケースも当然出てまいります。その辺の実際に空洞を発見された際の補修の責任の所在の在り方、その辺の考え方の整理などもしながら、空洞化調査については取組を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆かいべとも子   過去2回やった中で、特に大きな空洞化というのが見つけられたのかどうか。 ◎管理課長   過去に、若木と中台のほうで空洞化調査をやって、地盤沈下によるものなどの空洞や、過去の埋め戻しの不良というところでの空洞化というところを発見したので、そういったものにつきましてはすぐさま対応させていただきました。そのほかに、細かい施工不良による管の、水道管だとかガス管の施工不良による細かい空洞につきましては、占用業者によって対応していただいているのが現状でございます。 ◆かいべとも子   今の空洞化調査の道路は、例えば生活道路と幹線道路というんですか。2種類あるかと思うんですが、あれは生活道路ではなくてですよね。 ◎管理課長   主に8メーター以上の交通量の多い、バス等が通る路線を中心に選択してございます。 ○主査   所管の決算の調査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後1時といたします。 休憩時刻 午後零時00分 再開時刻 午後1時00分 ○主査   休憩前に引き続き都市建設分科会を再開します。  それでは質問を続けます。 ◆小野田みか   いろいろ質問を考えたんですけど、一番気になるところから質問させていただきます。主要施策の成果の255ページ、大山駅周辺地区まちづくり事業の推進のところから質問させていただきます。私、議員になる前は、豊島区の池袋四丁目っていって、谷端川のすぐ内側の、隣接しているところに住んでいて、実家もそこにあるんですけれども、板橋区で祖父が会社をやってたりして、よく大山とかには行ったり来たりしてたんで、私はよく知ってたんですけど、やっぱりほかの地域に住んでる友達とかから聞くと、板橋区のブランド力っていうか魅力って何っていうと、これっていうのがいまいち出てこない。でも、ハッピーロードっていうのはテレビとかに出てて結構有名な商店街で、その商店街が、今このまちづくりで大きく変わっていくっていうところに、今後板橋区のブランド力が上がるか下がるか、もしくはどうなっていくかっていう大きな転換期だと思っているので、この都市建設委員会の皆さんが、今後の板橋区のブランド力ですとか、あと人口が、若い方々の人口を増やすとかそういった意味で、とっても大きな、大事なお仕事をされているんだなと思っております。もちろん、例えば産業振興課ですとか区民文化部ですとか、ほかの課の方とも連携はしていかなきゃいけないんですけれども、大きなインフラづくり、ハード面をここでしっかりつくってほかの課と連携していくことで、これからの板橋区のブランド力が上がっていくと私は思っておりますので、ここら辺について質問させていただきます。  まずは、板橋区っていうと、やっぱり池袋から埼玉のほうに行ったり、板橋に住んでる方が、通り道っていうことになっていて、どこかを目指して来るっていう場所になってないんですけれども、今後の課題として、高齢者の割合が多い地区でございますので、約23%ぐらいって言われてるんで、今後どんどん人口が減ってしまう可能性がある。そうしたときに、若い人をどんどん入れて魅力あるまちづくりにしてかなきゃいけないっていうことは皆さんよくご存じだと思うんですけれども、交流人口をまず増やすことが大事だと考えております。交流人口を増やすためには、まず庁内の皆さんですとか、あと民間の関係者の方々が連携、協働して、地域の魅力とか地域の資源を共有したり発掘したりしながら、ほかの地域に発信をしていくことが大事で、それによって人が増えて、地域の方々の所得とか雇用が増えてきて、地域活性化につながると思っておりますので、地域資源の魅力発掘っていうところからPRまでをしっかりやることで、これから若い人たちが増えていくんじゃないかなと思っております。私も議員になって板橋区のことをより知っていくことで、例えばおいしいお店ですとかコスパのいいお店とか本当に、熱帯環境植物館のこととか、いろいろ歴史もあるし魅力もあって、農業も東京なのにできたりとか、いっぱいあるんだけれども、それが現在は点と点で全部存在、たくさん宝物が存在してるんだけどもそれがつながってないから、それをうまくPRできていないっていうふうに思っているんですね。まず、ここで質問させていただきたいのは、庁内で他課との連携、まちづくりについての他課との連携がどういうふうにできているのかっていうところについてお聞かせいただけますか。 ◎まちづくり調整課長   にぎわい等の創出に向けて、庁内の他課との連携でございますが、三部室連携会議等で、具体的にまちづくりの整備の状況でありますとか公園でありますとか道路といった整備内容の共有化を図っておりますのと、またあと、地元の方々と共に今にぎわいの施策の社会実験的なものをやっておりますので、その開催の時期がどんなところかとか、そういったものを情報共有しながら、サポートなどをしていただきながらやってるところでございます。 ◆小野田みか   にぎわいの創出についてどのような会議を行ってるんでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   例えばにぎわいの会議でございますと、昨年度の時点で、地元の方々、商店街の振興組合の方々でありますとか地元の町会の方々でありますとか、また学校関係のPTAの方々、それから地元のプレーヤーの方とかにお声かけさせていただきまして、空間活用の検討会なるものを今年立ち上げることができました。この中で、今具体的にどういったイベントをやってったらいいのかなというのを、みんなで知恵を出し合いながら、いろいろ仕掛けの作戦の会議を月1、もしくは3週間に1回程度の割合で開催しながら、意見交換してるところでございます。 ◆小野田みか   今、大山のハッピーロードも工事中のところでいろんなイベントを開催されて、寂しくならないようにイルミネーションとかもつけていただいてると思うんですけれども、そういった中で、先ほど申し上げた地域の資源とか、こういう資源がみんなで何なのかっていうことを共有して、それを発信するっていうことも少し考えていっていただけたらと思っております。以前に、KOH−T−ビジョンでしたっけ、っていうのがあって、三角形のトライアングルでここら辺の、金井町とか大山とか中丸町とか、板橋エリアを活性化させていくっていう計画があったと思うんですけれども、あの計画はあんまり進んでないという認識をしているんですね。それについては、現状どうなってますか。 ◎まちづくり調整課長   ご質問いただきましたKOH−T−ビジョン、三角形のトライアングルでございますけど、今まちの皆様へお声かけいただいてる中で、やはり、例えば商店街ですと、ハッピーロード商店街であったり、駅の反対側に遊座大山商店街がございます。それぞれ、商店街のテーマといいますか戦略などもありまして、共通するところと、それとお互いかぶらないところなど、いろいろ工夫しながらやってるところもございます。またあと、地元の町会の皆様の意見もございまして、今この計画を推進していくに向けて、地元の、先ほどの空間活用の検討会の中でいろいろ実証実験を行って、第1四半期には写真展などを行いまして、40点ほど募集していただいて、大変好評だったところがございます。また、この夏はハッピーロードの夏のお祭りに合わせて出展などを行いまして、こちらも多くの方にお越しいただいて大変好評でしたので、ここら辺の気分を、まちづくりのにぎわいの気分を高めていく形で、計画の推進に向けていきたいと考えてるところでございます。 ◆小野田みか   まずは、じゃ、ハッピーロードの商店街で実験をして、そこから成功事例を遊座商店街ですとかほかのところにつなげていこうというお考えということで、よく分かりました。それはそれなんですけれども、トライアングルで考えたときに、やっぱりハッピーロードはハッピーロードというか、まちの流動性というか、ハッピーロードに来た人が今度、遊座商店街を通って区役所のほうに行って、仲宿とか加賀史跡公園とかに行って、そういった観光ルートみたいな、面でまちを考えられるようになっていく、面でまちをPRしていくっていうことも大事だと思っています。その中で、シェアサイクリングとか、最近だんだん増えてきて認識もされてきている、そういったものを利用していただければいいなと思っておりますが、そこら辺についてはいかがでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   委員からお話をいただきましたトライアングルでハッピーロードから遊座大山商店街、そして仲宿への人の流れ、観光ルートは、私どもも大変必要だと思っております。なかなか急に、それが一緒くたにできるところも非常に難しいところを感じておりまして、まずはしっかりとハッピーロードの、今クロスポイントのところで頂いてる暫定値を活用しながら、実験を重ねていきながら、少しずつ拡大して取り組んでいければなと思ってるところでございます。 ◆小野田みか   私は中丸中町っていうところに住んでいて、それこそ豊島区との区境で、谷端川沿いの、山手通り沿いに住んでるんですけれども、今度南町に無印良品、都内で一番大きい無印良品ができてきまして、無印の方とお話ししたら、地域に貢献する取組もしたいっていうふうに考えてるんですけれども、そのトライアングル、KOH−Tで考えたときに、何か無印の方と行っている取組、進行しているものなどがございましたら、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   KOH−T−ビジョンの中で、今委員からお話のございました無印良品の出店などのお話、ハッピーロードの商店街の幹部の皆様、またユーザーの幹部の皆様とお話しいただくと、出店するという話をお聞きしております。ぜひ商店街のほうとしても、こちらと一緒に何か地域貢献として取り組んでいく仕組みをやりたいなというご意見もありますので、また我々は定期的な打合せを行っておりますので、その中で具体的にどうしてこうかというのを、ある程度、中でもしていただいて、例えば無印さんとかにお声かけをできるような状況であれば、お声かけをするようなことも検討していきたいなというふうに考えてるところでございます。 ◆小野田みか   立地的には、南町の窓口というか、池袋駅の西口から劇場通りを通って、みたけ通りを真っすぐ、太い通りを真っすぐ来ると、正面に無印良品店があるという状態ですので、ちょうど板橋区に豊島区から人を呼び込むいいきっかけになると思いますので、例えばシェアサイクルのポートをつくって、大山のほうまで移動してもらったり、そこに板橋区の観光の地図を作って置かせてもらって、無印を窓口にして板橋区を観光してもらうとか、そういった取組もいいのかなと思っております。中丸児童遊園が無印の駐車場の裏にあるんですけれども、小さい公園で、今度都の水道工事が始まっちゃうんで令和7年まで使えないんですけれども、区民の方からの陳情で、そこの公園に例えば緑を増やして、もうちょっと明るくして、トイレをきれいにして、みんなが使いやすい公園にしてほしいっていう要望とかもあるんですけれども、小さい公園なんでできるか分かんないんですけれど、そういったところにPark−PFIとかの民間の力を入れてカフェをつくったりとか、そういうことをすることで、板橋区に少し注目をしてもらえるんじゃないかなと思っております。  あと、以前にもお伺いしたんですけれども、大山のハッピーロードに補助第26号線が通ってしまうんですけれども、そういったところに、例えば国の制度で大分、規制緩和が最近行われてきていて、休日には道端に、道路占用許可の申請をしてカフェとか音楽とかストリートピアノとか、そういった取組を、例えば丸の内とかですと、ブリックスクエアっていうところなんですけれども、散歩をするためにイルミネーションとかテラスを造ったりですとか、場所によっては100メーターの芝生を敷いてそこにハンモックを敷いたりとか、キャンプまで、1泊できるようにまでなってたりするんですね。そういったちょっと新しい取組みたいなのも、補助第26号線、区民の、町会の方からのお話で、そういった規制緩和を利用した、補助第26号線が20メーターぐらいの広い道路になるんで、そういったところを利用してまちの活性化につなげたいっていうことを言われてるんですけれども、そこら辺について区民の方に情報とかを流していただいてるんでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   補助第26号線の整備について、今東京都の第二市街地整備事務所で進めてるところでございまして、例えば委員からお話のありました、ほこみちになるような、イベント等を行えるような、例えば歩道の幅員でありますとか車道の構成でありますとか、そういった地元から意見を聞く場というのを第二市街地整備事務所が設けてるところがございまして、その中で、私どもとしてもオブザーバーとして参加しながら、ハッピーロード商店街の皆様のご意見とかを伝えているところでございまして、こういった制度がうまく道路が完成した後も使えてくような形で実現できればいいなというのを働きかけたところでございます。 ◆小野田みか   ぜひそういった国と都の調整を積極的に行っていただいて、板橋区の地元の方にいろいろな利用方法があるんだということを伝えて、まちの活性化につなげていただければと思っております。  次に、主要施策の成果250ページの都市景観の向上について質問させていただきます。こちらの景観向上についてなんですけれども、景観アドバイザーの助言を受けているということなんですが、この景観アドバイザーっていうのは、一級建築士とか研究者とかそういった方々のことでしょうか。どんな方がいるのかお聞かせください。 ◎都市計画課長   こちらの景観アドバイザーでございますが、景観に関して知識のある方ということで、一級建築士に限ってるわけではございません。ただ、景観は幅広い取組でございますので、様々な方を用意しまして、相談の内容に適した方をアドバイザーとして使ってるというような内容でございます。 ◆小野田みか   具体的に、どんな方にご意見をいただいているんですか。規制や誘導を行ってるっていうことなんですけど、まちの景観デザインってとっても大事なところで、区内の方も区外からいらした方も、やっぱり第一印象って、色とか形とか光とか、そういったものが一番最初に目につくと思うんですけども、具体的にどんな方のご意見を伺ってるんでしょうか。 ◎都市計画課長   具体的な内容というか、委員の方々なんでございますけれども、例えば先ほど言ってた一級建築士の方ですとか、例えば、そうですね、造園関係の方、大学で実際に教えていただいてる方とか、そういった方を中心に構成をさせていただいております。 ◆小野田みか   専門家の方ということなんですけれども、具体的にどのようなアドバイス、内容をいただいてるのか、簡単にお聞かせいただけますか。 ◎都市計画課長   景観アドバイザーでございますけれども、建築物の景観上配慮すべき事項について専門的知見、先ほど言った内容なんですけれども、こういったことに基づいて助言を聞くということが主になってございます。そのほか、都市景観に関する専門知識、経験、こういったものを有する方ということで選定をさせていただいてるということになっております。 ◆小野田みか   それは分かったんですけれども、例えば板橋宿不動通り地区を重点的にアドバイスいただいてるっていうことなんですけども、具体的にどのようなアドバイスをもらってどういう成果が出てるかお聞かせください。 ◎都市計画課長   重点地区のお話になってしまうんですが、重点地区ごとにやるべき項目を定めてございます。例えば、色彩の関係は様々ございますけれども、色彩の関係で落ち着きのあるですとか、例えば不動通りでいいますと、もともとが旧中山道という土地柄もございますので、宿場町ということを印象づけられるような景観ということで定めておりますので、地区ごとに差はございますが、そういった方向性を持ってアドバイスをしているという内容でございます。 ◆小野田みか   それに対して、まちの方との連携やまちの方の声はどのように反映されていますでしょうか。 ◎都市計画課長   まちの方の声でございますけれども、この景観協議に当たりまして、そもそも重点地区、こういったものを定める際に、まちの主要な方というか中心になる方などを入れまして、どういったまちにしていくか、こういうことを定めながらやっておりますので、そもそも景観の重点地区の際にいろんな声を聞いて、それを反映させてるというような内容でございます。
    ◆小野田みか   先ほども申し上げたみたいに、若い方にいらしてもらって、お金を使って板橋区で観光してもらいたい、そういったまちにしていくことがこれから大事だなと思いますので、例えば若い女性の方がどんなまちに行きたいかとか、そういった視点でお手洗いとか色とかデザインを少し考えていっていただいたらいいのかなと思います。また、キャッチコピーとかの面でもそういった視点を取り入れていただければいいかなと思います。 ○主査   ただいまの小野田委員の質問で、質問者が一巡いたしました。  再質問のある方は挙手願います。田中委員、寺田委員、山内委員、渡辺委員、こんどう委員、かいべ委員、小野田委員の順に行います。再質問につきましても、一委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは田中委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほどの田中委員の土木サービスセンター再編後の効果と課題に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎北部土木サービスセンター所長   先ほどの答弁に引き続き、先ほど言ったとおり組織改正前ということで、ワンストップとともに水害対策、また主管課契約の迅速な対応っていうところはあるんですけど、課題としましては、やはり身近なサービスセンターというところの中で、的確なニーズを把握して、それに対してすぐ対応して、どういうことができるかっていう、人材育成というところがあるので、うちも7年目の職員が一番若いんですけど、そこら辺も含めて、若手職員からベテランの職員がサービスセンター内部でしっかり連携してやっていかなきゃいけないっていうところもありますし、あとは、やはり組織改正の肝となるまちづくりの連携っていうところでは、うちの場合ですと高島平のまちづくりに関係してくるんですけど、ここら辺については、平成27年のグランドデザインの計画からなかなか具体的なっていうところはあるんですけど、高島平グランドデザイン担当課長とは日頃から密に連携して、いろんな高島平グランドデザインの動きとかそういったものを、ですし、うちのほうの、具体的にちっちゃいトイレの改修とか、そういったものについてもいろいろ情報提供しながら、今後連携を強めていって、高島平のまちづくりにぜひとも寄与したいと思っております。  またあとは、やっぱり組織改正で、道路部分については、前工事課と計画課と管理課とっていう3課があって、今も工事設計課とうちと財産管理の管理課ってあるんですけども、公園課のほうがみどりと公園課で一元化したんですけど、あそこの部分については、財産管理者は今管理課で、契約課契約のそういったものはみどりと公園課ですので、ちょっとうちも現場事務所なので、なかなか、本庁の情報とかもアンテナを張りつつ、やっぱり取りに行きながらっていうところがありますので、そこは本庁とサービスセンターと連絡を、情報共有するとともに、連携しっかり高めていかなければいけないなっていうところは、サービスセンターとしての課題ではあるのかなっていうところでございます。あと、道路一斉点検については、内田所長も言ったとおりA、B、Cランクとありまして、Aランクが緊急性なので、それについてはすぐさま直すとともに、短期的、長期的というところで、あとB、Cについても、ランクは低いんですけども、そういったところについてもAランクが終わった後に引き続き、B、Cについても対応していってるところでございます。 ◆田中やすのり   今日、サービスセンターへの質問がやっぱり多いですよね。やっぱり、これは公園と道路、土木っていうところが一緒になって、私たちがいろいろな方から陳情を受けたりするっていうところが、一番多いのがやっぱりサービスセンターのところだと思うので、今日質疑が多いのも多分そういうところの現れだと思いますので、統合したのはある程度集約されて、こっちもお願いしやすいですし、いい効果が出てるのかなと思っております。千葉センター所長にも、最近でも、公園の蜂からハトのやつから、あとは道路の伐採とか、いろいろとサービスセンターにお願いするだけでも多岐多様なところをお願いしてるので、今後ともぜひ区民目線でよろしくお願いします。  道路の点検について、先ほどちょっと私も質問させてもらったんですけど、サービスセンターのほうで年に2回の点検をすると。そして、それを今でいう工事設計課のほうに上げて、計画を立てて施工していくっていうことですけれども、そこはうまく連携が取れてるってことだったと思うんですが、先ほどこんどう委員からも関連でありましたけど、新しい技術を使った道路点検っていうところで、実は、議事録を調べてたら、ちょうど2年前のこの決算の分科会で、私もAIとかICTを活用した道路の点検を補完的にやったらどうですかっていうご質問を、当時は管理課か計画課に投げかけてます。そのときに、計画課さんの答弁では、路面性状調査っていうのをもう既にセンサーを走らせてやったことが当時ありますと。ただなかなか、ひび割れ率とかは出てくるんだけれども、実際に肉眼で見たものと比べるとまだまだちょっと十分な結果が出ないので、人海戦術的な、自転車で回りながらの年2回の点検のほうがやはり精度が高いということで、そのときは何ていう答弁だったのかな、今後の状況を踏まえて検討を進めていきたいって答弁があったんですね。お聞きしますけど、あれから2年がたちました。このあたりの新しい技術を使った道路点検というのは、改めて伺いますけど、進捗は先ほどの答弁と変わらないですか。 ◎土木計画・交通安全課長   先ほどの空洞調査とも若干似通う部分はございますけれども、委員のほうから今ご指摘がございました路面性状調査、要するに路面の表面の状況ですね、それを調査するということについても、ご指摘のように、以前センサーカメラを使った調査というのを実施した経緯がございます。そのときも、今委員のほうからもご案内いただきましたように、まだ十分精度が高まってないんでというようなことで、年に2回、目視で職員が実地で道を歩いて点検をするという調査を今も行ってるところでございます。性状調査につきましても、確かに2年前と比べますと技術も大分進んできてるところがございます。また、カメラ等の精度も上がってきてるんだろうというふうに思ってございまして、実は、業務という形ではなくて、土木部の中の職員のいわゆる勉強会というかPTがございまして、そちらのほうで実は実施をしたという実績はございます。ただ、業務にそれが直接まだフィードバックできていないという状況でございまして、さらにもう少し活用の仕方であるとか実際に目視で見たときとの違いっていうところを、もう少し埋め合わせをしていく作業が必要なのかなというふうに思ってございます。その辺、十分に実務の中でも活用できるというような判断がつけられる状況まで持っていければ、そういったDXというんでしょうか、先端技術を活用した調査のほうに入ってまいりたいというふうに思ってございます。現段階ではまだ、研究もしくは検討というレベル感なのかなというところでございます。 ◆田中やすのり   以前お話しさせていただいたときの技術だと、1時間当たり7キロの区道についてひび割れ率とか破損、損傷の状態を見れるっていうことだったので、区道って680キロぐらいあるって聞いてるので、単純に割れば16日とか17日で終わるので、それだけでやればね。ただ、それだけじゃ精度がって話もあるので、あくまで補完的にうまく活用できるんであれば、今のやり方を少しでも軽減できるような工夫というのはこれからやはりしていかないといけないんではないかなと、トライしてほしいなというふうに思ってますので、お伝えをしておきます。  ほかのDXのところなんですけど、都市整備の計画課の中に調整・都市基盤DX係っていうのが置かれております。ここで、具体的にDXがどのように令和3年から進んできたのかっていうところを聞きたいんですけれども、何か先進的な技術や使ったものがちらほらと聞こえてきておりますし、これも以前のご答弁で、土木部のほうからもいただいてますけれども、災害情報にどんどんこうしたDXを活用して進めていきたいというものもありましたし、自転車の駐車場の空き状況の見える化などにもDXは今後活用できるという話もテーマとしてありましたので、指定管理などでちゃんと順調に進んでいるのかっていうところも改めて確認させていただきたいですし、建築に関しては、BIM、CIMとかっていう新しい取組もあるので、研修レベルでは簡単にできないけれども、やるなら本格的な取組が必要だっていうような話も以前いただいてますので、このあたりについてどういうふうに進んできてるのか、令和3年以降。ご答弁いただきたいと思います。 ◎都市計画課長   DXの取組でございますが、専門の係ができまして、昨年度は主に、今後まちづくりに対してどのような技術が使っていけるのかというところを中心に、民間の事業者さんからも意見を頂戴いたしまして、研究をしていたところでございます。今年度に入りまして、まず既にお知らせをしている内容ではございますけれども、スマート東京という東京都で行っております事業でございますが、こちらにエントリーをいたしまして、採択をさせていただいたところでございます。こちらの中では、昨年から意見をいただいたところを加味しまして、例えば人流を計測するためにWi−FiセンサーであったりAIカメラを使ってみる、それから、来年度以降になりますけれども、ARなどの技術を使ってイベントをまずはやってみるんですけれども、こういった技術を将来的にはまちづくりの見え方、区民への見せ方、こういったものにどのように反映させていけるか、またにぎわいの創出にも役立てるのかとか、そんなことを考えております。また、再来年度に予定しておりますのが、次世代モビリティと言われる部分でございまして、こういったものをまちの中で、車以外、自転車などが今は主でございますけれども、こういったもの以外にも、移動を便利にさせるもの、こういったものがまちの中の移動の助けになるかどうか、こういったことを検証させていただこうと思っております。また併せまして、災害関係でいきますと、3D都市モデル、こういったものを活用いたしまして、例えば水が実際に入ってきたときに町の中がどうなるか、これを区民の方に、例えば防災訓練、こういった場を活用させていただいて、見せることで実際の危機感を感じていただくですとか、そういう視覚的な効果を狙ったりもしております。  また、ご質問のBIM、CIM、3Dで図面を描くということで、ビルディング・インフォメーション・モデリングというものなんですけども、こちらが今年度導入ということになってございました。ところが、昨今の半導体需要の遅れから導入が今月にずれ込んでしまったんですが、こういったものを活用いたしまして、設計から工事、こういったものから、将来的には維持管理につながるかどうか、また町の方には、先ほどもご説明の中でもありましたけれども、3D化したものを実際に見ていただくですとか、そういったものが近々では活用が可能なのかなと考えてございます。また将来的には、デジタルツインという技術になるかと思うんですけども、こういったもので実際にまちの中でつくっていく、それから仮想空間でつくっていくことで、現実世界だけでない何かできるかどうか、そういったことも区としては考えていこうと思っております。 ◎土木計画・交通安全課長   幾つか個別のお話も今いただきましたので、こちらでお答えをさせていただきます。まず、駐輪場、自転車駐車場の空き状況の見える化でございます。これにつきましては、委員会のほうで陳情も出ておりまして、各委員さんにはご心配をおかけしてるところでございますけれども、今年度から指定管理に移行した駐輪場につきましては、例えば空き状況の見える化ですとか、キャッシュレス決済の導入ですとか、あと定期予約の、ネットでの予約ですね、この辺は順次進めてきているところでございます。今月現在でございますけれども、かなり進んできておりまして、一番直近で10月の末から11月の頭にかけて、ほとんどの駐輪場で工事を実施するという運びに今なってきてございます。したがいまして、それが全て完了いたしますと、空き状況、マーク表示についてはもうほぼ100%というところでございます。また、キャッシュレス決済、それとオンラインでの定期の予約につきましても、ほぼ90%以上、11月には完了するというところまで今進んできてるところでございます。残りの駐輪場につきましては、また今後議会のほうにお願いをする予定でございますけれども、残りの駐輪場も来年度から指定管理に切り替えていく予定でございますので、それが全て出来上がれば、区内の駐輪施設についてはDXが全て進むという状況になる見込みでございます。  また、災害情報についてのお尋ねもございました。災害情報につきましては、区内の雨量ですとか河川の水位については既にネット等でも配信するような状況になってございますけれども、それと併せまして荒川のほうでも、荒川河川事務所でタイムラインを運用しております。そういったところと連携が取れるような、これは閉ざされた庁内でのシステムではございますけれども、台風情報の共有のシステムを組んでございます。そういったものを活用しながら、例えば危機管理であるとか土木部内の関連各課、そういったところと連携を取りながら進めている状況でございます。 ◆田中やすのり   今ご説明いただきましたけど、高島平を舞台としてやるやつ、スマート東京というところは、2年間でかなり進んだなというふうに思いますので、こうした取組を、それぞれの地域ごとにできるやつをどんどんやってかなくちゃいけないんだなっていう時代になってきてると思いますので、ぜひこれは成功を収めて、ほかに展開ができるように、横展開できるように、ぜひ模索をしていただきたいというふうに思ってます。駐輪場の今のDX化のところなんですけど、昨日ちょっと、ちょうど指定管理者さんのページまで行けるように今なってて、区のホームページから進めるようになってて、もう利用の申請はオンラインでできるようになってるんですね。今までから見ればかなり進んでるなと思いますけれども、まだ残念ながら見える化のところまではいってませんでしたので、今のご答弁を聞くとあと一歩っていうところだと思いますので、ぜひ取組を進めてください。陳情にも出てますので、また議論になると思いますけど、確認させていただきました。  今DX化って話をしてきましたけど、ちょっと新しい技術の活用っていうところで、ドローンについてちょっとお聞きさせていただきたいんですけれども、橋りょうの点検について、今区はどのような点検をしているのか、ドローンの活用っていうのはもうなされてるものなのか、今後考えられるものなのか、その点をご答弁いただきたいんですけど、お願いいたします。 ◎土木計画・交通安全課長   橋りょうの点検につきましては、今現在はドローンの活用はしてございません。ただ、ドローンも含めまして新技術の活用については、国のほうからも補助金を頂いて点検の業務を行っておるわけですけれども、点検を行うに当たっての補助制度の要綱の中で、新技術の導入をきちんと検討しないと補助要綱の対象にならないと今制度的にもなってございますので、区としても、ドローンを含めた新技術の導入についてはかなり前向きに検討はさせていただいてるところでございます。今現在も、例えばドローンの導入であるとか、あと点検用のロボットの導入と、そういったものも検討の俎上には上げてるところでございます。ただその一方で、目視点検だけではなくて、詳細に精緻に点検をするという部分においては、やはり従来どおり足場をかけてですとか、直接目視、もしくはたたいてというような点検がどうしても必要になってまいりますので、その辺のバランスを取りながら、より実効性の上がる点検の仕方を今後さらに詰めてまいりたいと考えてございます。 ◆田中やすのり   新しい技術とかを使うというのは、さっきの道路の点検じゃないですけど、今までやってきたアナログ的なやり方の補完でどうできるかっていうところが、橋の点検も一緒だと思いますので、組合せをやはりどんどんトライしていただきたいと思います。ちょっと情報提供なんですけど、旧工場ビルがありますよね、今ちょっと呼び名が新しくなっちゃったんで申し訳ない、あそこにドローンの先進企業が実は入ってるんですよ。そこは、ドローンにセンサーをつけて、自動運行で点検だったりっていうこともできるし、パソコン上でドローンを全部制御して動かすっていうような技術があるので、ぜひ、そこは東京電力の送電線のたわみのあるところをドローンが自動でできるっていう、何かそれが難しい技術なんですって。真っすぐじゃないように、たわみによって。それもセンサーをつけることでできるような先進企業が実際、板橋区内にありますので、ぜひそういうところと、ちょっと情報を取りながらやると、点検業務っていうのもドローン化が図れるんでは、スピードが上がるんじゃないかなと思いましたので、ぜひ今後検討していただきたいなと思いまして、情報提供だけまずさせていただきます。 ○主査   寺田委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほどの寺田委員の総合パトロールの実施状況に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎南部土木サービスセンター所長   総合パトロールの実施状況ですけれども、この総合パトロールは防災危機管理課、資源循環推進課と南部・北部のサービスセンターで運用しているパトロールでございまして、青色パトロールカーを平日の昼間は2台、それから夜間に、ちょっと時間帯がいろいろあるんですけども、1台使ってパトロールをしてるという状況でございます。 ◆寺田ひろし   そうですね、先ほど渡辺委員からもいろいろご質問がありまして、かぶる部分がありましたので、大変参考になりました。また、いつもご相談させていただいて、すぐにご対応いただいて、本当にもう区民の方も非常に安心されておりますので、本当にありがとうございます。やはり私の下にも、公園の水位がというのも、あとハトの件も、なかなか数多く寄せられてるところでございます。そこで、参考にお伺いしたいんですが、今板橋区のエコポリス、環境条例があるかと思います。そこでやはり、ポイ捨てとか、罰則ではないけれども、再度の勧告をした際にそれでも直してくれない場合は、氏名を公表しますというところもたしかあったかと思うんですね、条文に。これ、実際にパトロールする中で、個人が特定されました、何度注意してもやめてくれません、住所も氏名も分かりましたといった場合は、条例の対応はどの部署がされるのでしょうかという、まず、今後そういった手続を進めるのはどこの部署になるのかをちょっと確認で伺いたいと思います。 ◎北部土木サービスセンター所長   すみません、ちょっと勉強不足なんですけども、エコポリス条例なので今のお話の中では、多分資源環境部のほうでやられることかなっていうふうにはちょっと思っております。 ○主査   寺田委員、じゃ、所管外ということでご了承願います。 ◆寺田ひろし   承知しました。このポイ捨て、所管外ではありますけれども、実際にパトロールされるのはサービスセンターの皆様だったりもすると思いますので、そのあたりを詳細に区民の方にもご理解いただいて、体制として板橋がこういうのをしてますよというのは私もちょっと説明していきたいなと思いましたので、質問させていただきました。  続きまして、次の質問でございますが、決算書の196ページ、諸収入のところで、受託事業収入、道路掘さく復旧費収入、これが当初の予算ですと6,000万で、約9割減っていたのかなというふうに見受けられますので、この減った状況というのを教えていただければと思います。 ◎管理課長   これにつきましては、収入の部分になるんですけども、例年で統計を取って予算立てをしております。たまたま、令和3年度につきましては、受託収入のうち委託費といって、企業が掘った掘り山を区が復旧する、その委託費を頂くという金額なんですけども、このマッチングがあまりできませんでしたので、減額させていただいて収入を得たという、そういった状況になってございます。 ◆寺田ひろし   そうすると、令和3年度だけは何か、やっぱりコロナか何か事情がおありだったんでしょうかね。 ◎管理課長   いろいろな条件が合わなかったというところもあると思います。コロナの関係もありますし、施工場所を選ぶのにたまたま企業者と区の施工箇所が合わなかったというところもありまして、なかなかこういった場合の収入を確保することが難しいっていう状況ではございます。 ◆寺田ひろし   足りない予算を立てるよりも、しっかりというところであったと思います。よく理解できました。  じゃ、次の質問でございます。事務実績調書のほうの土木部の7ページに、放置自転車の表がございます。土木の7ページですね。ここについてちょっと二、三点ほど伺いたいと思います。まず1点目が、この土木部の7ページに、放置自転車等の撤去等実績が表になってございます。この一番左側のほうに駅名があって、その次の行が撤去回数となっております。大山駅が多いのは非常によく理解できますが、やっぱり私、ちょうど地元なんですけども、ときわ台、上板橋が355回ということで、非常に多いなというところでございます。これは、1年のうち365日、ほぼ毎日、上板橋、ときわ台でやってますよという意味合いなのか、1日のうちに何回も、朝、昼、夜とか午前、午後とか、そういうのの累積なのか、ちょっと中身のご説明をいただきたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   駅によって、撤去の回数が、当然濃淡がございます。委員ご指摘のように、ときわ台ですとか、あとは成増駅ですとか、昔から放置自転車が多いエリアにおいては、毎日撤去を行ってございます。また、毎日撤去を行うに当たりましても、例えば南口と北口でそれぞれ行けば1日に2回というようなカウントの仕方をさせていただいていますので、これは延べの回数ということでご理解いただければと思ってございます。 ◆寺田ひろし   付随して、ちょっと詳しくということで、撤去回数が今ご答弁いただいたようにそれぞれ違ってくると思いますので、じゃ、この駅は何回にしようとかというのは何か基準みたいなものがあるのか、これまでの経緯を見ておおよそで決めてらっしゃるのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   ご指摘のとおりでございまして、これまでの放置自転車の状況を踏まえまして、毎日撤去に入ってるようなところもあれば、月に本当に数回で十分に撤去自転車の対応ができてるというような駅もございますので、その辺はこれまでの実績を見ながらという形での対応になってございます。 ◆寺田ひろし   結構、やっぱり私も、ときわ台のほうで持ってかれましたというご相談いただくのは結構やっぱり多かった、小竹向原より全然多かったので、承知しました。よく事情は分かりました。  じゃ、次の質問でございます。決算書の384ページ、土木費の東武東上線連続立体化事業基金積立金について伺います。これは、例の特別会計の中ではなくて、一般会計を通して出し入れしていこうということで、令和3年度、修正いただいた分だというふうに理解しております。既にもう議論されて決着がついた事柄ですので、1点だけちょっと確認で質問したいと思います。東京都板橋区東武東上線連続立体化事業基金条例に反するということで、そういった手続をしてしまったということで、確か2条の部分でございますが、確かに条例の2条とは違った対応をしてしまったということなんですが、これは例えば財政法とか、あと地方自治法なりで、ほかの上位の法律で同じような規定があるから板橋区の条例に規定されたのか、それとも板橋区独自の条例で、そのお約束、板橋区内ルールでやり取りをしていったのかというところをちょっと確認で伺いたいと思います。 ○主査   財政課の扱いになるということで、所管外ということです。 ◆寺田ひろし   じゃ、次の質問でございます。主要施策の242ページに、都市復興マニュアルの項目が載ってございます。これは所管外ではないですよね。大丈夫ですね。ありがとうございます。じゃ、この242ページの都市復興マニュアルについてちょっと伺いたいと思います。これは、災害対策調査特別委員会のほうでも議題にも上がったものだと思うんですが、まず初めに、これは平成26年から始まった取組のことでよろしいかどうかという確認です。 ◎都市計画課長   区民向けの周知啓発活動の件だと思います。こちらについては、平成26年度から開始させていただいております。 ◆寺田ひろし   この特別委員会の委員会資料を見ますと、毎年、平成26年度から令和3年度まで、大体2つか3つのまちで1年ごとにやってらっしゃるかと思うんですが、これが例えば非常に、この都市復興では非常に区民の方にも関心の高い部分かと思うんですけれども、これが例えば、板橋区全土、全て終わる見込みというか、やはりちょっと気になるところなんですね。災害がいつ起こるかというところもあるんですが、これは何かご計画とかはあるんでしょうか、いつ頃をめどにとか。 ◎都市計画課長   こちらは全区を行えるのが一番いいお話だと思うんですが、これまで一応、災害に対してある程度順番づけをしてというか、そのときそのときで、例えば地震が起こった後とか水害が起こった後とか様々あるんですが、そういったことで課題を持ちながら、そのときに合ったというか、そのとき一番適すべきというところを選定させていただいております。これは順繰りにやっていくつもりではあるんですが、少し時間をかけながらというか、その中でも少しでも広く周知をさせていただきたいと思っておるところですが、順番ということでやらせていただいております。すみません、地域危険度に応じてということで、基本的には考えてございます。 ◆寺田ひろし   やはりそのところが気になりまして、私も防災士だったりもするもんですから、今ちょうどいろいろ区内でも、民間の中でそういった議論の深まりというのを感じてまして、この委員会の資料ですと、区民向け周知啓発活動という題名で、これまで8年間、大体1年ごとに各地域センターの管内から2つか3つの町、一丁目、二丁目とか、そういうのを選んで、対象として実施されてきたということが書かれてございます。例えばなんですけども、これ、一気にというか、スピード感を合わせた形で、災害は多分、町ごとには起こらないので、例えば外部委託も含めて、ちょうど例えば防災士会が立ち上がる予定であるので、いろんなそういった外部民間団体と協力しながら例えば進めていくとか、そういった可能性があるかどうかというのをちょっとお伺いしたいと思います。 ◎都市計画課長   これまでは単独で、都市復興マニュアルについての説明ということでやらせていただいてきたところが強いんでございますが、例えば今年度におきましては、新河岸・舟渡地域を考えておるところなんですけども、水害に対して、先ほどご説明した3D都市モデルなども活用してやっていこうと思っております。その中で、今回は地域の防災のほうでやっております説明を訓練の中で併せてやっていただくことも考えておりまして、今後どうやってやるかですとか、そのペースについてもスピード感を持ちたいという気持ちもありますので、そういったことも併せながらやっていければと考えております。 ◆寺田ひろし   ぜひ民間協働も含めて、意識啓発というか、そういうのを掘り起こしていただきたいなというふうに思います。あと、次の質問に移りますと、当初予算との差額をずっと追っておるんですが、決算書の388ページ、都市整備費の3再開発事業経費、(2)大山町クロスポイント周辺地区ですね。これがやはり、当初予算が6億5,000万、決算額が3億4,000万と少なくなって、3億円ちょっとというふうになっているという形です。主要施策の255ページにその内容が書かれておりますが、主要施策の成果の255ページですね。この下の表、2番の施策の現況の表に、例えば令和2年度から令和3年度、この大山地域まちづくり推進の事業の内容なんですが、多分恐らく黒ポチ2つ目の部分が違っている部分かと思いますので、東地区、西地区と。それ以外はほぼ一緒なので、当初予算からおおよそ3億4,000万ほど少なくなったというところの結果に至る状況を教えていただければと思います。 ◎まちづくり調整課長   当初予算からの減額で、約3億円の金額の減ということでお話しいただきました。こちらが、大山町のクロスポイントについての工事費といいますか、組合に対する補助でございますが、当初は工事に着工しましたところ、既存の建物の地中のくいでありますとか地下室等の地中障害物というのが想定以上にあるということが分かってきましたのと、また土壌汚染が見つかったことで、その対策と、あと工法の具体的な検討に要する時間が半年ほどかかりましたので、この分、施設建築物の工事着工が少しずれ込んだことがございました。この関係で、当初予定しておりました補助金について満額のちょっと執行ができなくなるといったことがございまして、補正で約3億円ほど減額させていただいたところでございます。 ◆寺田ひろし   ちょっと表の指摘の次の質問のほうを説明しちゃって申し訳なかったんですが、クロスポイントのほうでしたね。いろんな事情がおありになったというふうに理解いたしました。その上の、255ページの上の表が、ちょっと先ほど間違って説明しちゃったほうの先なんですけども、東地区、西地区と、大山地域まちづくり推進のほうですね。これはちょっとしか変わらないんですけれども、たしか当初予算より、これもやはりマイナス1,000万ほどは少なくなってるということなので、結構この黒ポチ2つ目の地区計画とか、このあたりで結構1,000万ぐらい違ってくるものなのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ◎まちづくり調整課長   地区計画を策定する委託を発注して、地域の皆様と協議会等も行いながら検討を進めてるところなんですけども、実際のところ、こちらの減額、不用額の理由でございますが、契約差金ということで約1,000万円ほど出てまいりました。こちらが理由でございます。 ◆寺田ひろし   ちょっと私の最初の説明というか質問が入れ替わっちゃって、申し訳なかったです。失礼いたしました。では、次の質問でございます。次は、決算書の388ページの3、再開発事業経費の板橋駅西口地区ですね。これも、当初予算1億9,000万が決算額は54万円になっておりまして、当初予算から1億9,000万ほど使われなかったということでございましたんで、状況の変化とか、教えていただければと思います。 ◎地区整備課長   こちらにつきましては、板橋駅西口地区の再開発についてのご質問であると思いますが、昨年度、組合設立認可というところを目指してやってたところではございますが、組合設立認可が下りてから補助金と公共施設管理者負担金を想定してたものでございまして、その組合設立認可が今年度にずれ込んだというところでございまして、その状況の中で、昨年度はこの再開発事業の補助金と公共施設管理者負担金は使わなかったというところでございます。 ◆寺田ひろし   じゃ、そうすると、今年度のほうでそれはもうしっかりもらえるという形でしょうか。 ◎地区整備課長   今年度、同様に補助金は申請して使っていく予定です。 ◆寺田ひろし   しっかりそれが担保されてるということを伺いましたんで、安心しました。 ○主査   山内委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほどの山内委員の災害トイレの設置に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎みどりと公園課長   災害対応のマンホールというものは、これは直接マンホールに蓋を開けて、それでそこに簡易便器を設置して下水に直接流すというそういったものになります。こういった災害対応型の公園トイレというものにつきましては、危機管理部のほうで取りまとめております地域防災計画で位置づけられている、区内避難所、避難施設内の災害用トイレを補完する目的で、トイレの改築に合わせてトイレの床下部に地下ピットを有した災害対応型トイレの設置というのを行っております。具体的には、地域防災計画で避難所に指定されている地域内の公園のトイレを、災害対応型公園トイレとして整備をしております。 ◆山内えり   そうすると、その地域防災計画の中にどういうふうに、災害用トイレをということになると思うんですけれども、75人に1人にそういった災害用トイレの設置ということで記載がありまして、おっしゃったように避難所になる公園、あるいは児童遊園というのは、これ結構あると思うんです。ですので、みどりと公園課としてどういうふうに危機管理部と連携していくか、あるいは今連携しているのかということについても伺っていきたいのと、あと今時点で防災トイレが幾つ設置されているか、そういった数の把握というのはいかがでしょうか。 ◎みどりと公園課長 
     危機管理部とは、土木部としても、このトイレに限らず、連携というのは図って、情報共有しながら進めております。具体的に公園の中のトイレというのは、今回の災害対応型公園トイレとしましては、地下ピット型が43か所、それから下水直結型が2か所というのを整備しております。 ◆山内えり   全体の公園数からすると、まだ整備さらに進めていく必要があるかなというふうに思っています。ぜひ連携して進めていただきたいというふうに思います。  それから、公園・公衆トイレの過去5年間、和式から洋式へ改修した場所と数、まただれでもトイレに改修した場所、数というのは先日資料で頂きました。それ見ますと、平成29年度から令和3年度までの整備と改修した公園がそれぞれ書いてありまして、例えば2017年、平成29年度であれば6か所、平成30年度が5か所というふうになっていて、令和3年度は2か所にまでいわゆる改修した公園のトイレが減っていて、私はやはりスピード感を持ってこうした改修すべきだというふうに考えていますけれども、まずこの5年間で減っている理由について教えてください。 ◎みどりと公園課長   すみません、もう一度質問よろしいでしょうか。 ◆山内えり   先日頂いた資料186で質問させていただいています。2017年度は6か所というふうに、6か所、5か所、3か所、5か所、2か所というように、この5年間で整備している改修のトイレが減っているんです。実現プラン等でももともと4か所だったものが今2か所に減っていて、私はもっとピッチを上げて進めるべきだと思っていますけれども、まず現状として減ってきた理由について教えていただきたいと思います。 ◎みどりと公園課長   これ減っている、数で見れば減っているという形になりますが、基本的に改修といいますのは、改築と言われる全く新しく建て替えるもの、それから新設と言われるもの、それとあとリフォームというものの3種類がございます。それを年度年度の中で状況に合わせて、整備をした結果がこういう数になっているという状況でございます。あえて予算がなくてどんどん減っているっていうわけではございません。 ◆山内えり   お聞きしたところによると、これまでは補助金が出ていて、それが打ち切られたというようなふうにも伺っていたように思うんですが、そういったことは関係ないんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   補助金の話につきましては、補助金を打ち切られたというのは、トイレの洋式化のほうのバリアフリー系の補助金でございます。それが令和3年度に打ち切られたという形になりますので、それはご提出した表の中では、トイレの洋式化というほうの、令和3年度でいくと8基というふうに書かれているそちらのほうになります。 ◆山内えり   そうすると、特段理由はないけれども、今まで6か所ぐらいこういうペースでいたけれども、昨年は2か所で今後どうなるのかっていう、理由はじゃ特段ないのかっていうことと、それから今年の改修計画は何か所になるのかについても教えてください。 ◎北部土木サービスセンター所長   すみません、ちょっと今主要施策の成果で、資料要求もあれなんですけれども、令和元年度と2年度と3年度っていう中なんですけれども、この中で40とか12とか10ってあるんですけれども、一応私が把握した中では、令和元年度は6か所、この中に40って書いてあるんですけれども、ほかの部署の洋式化がちょっと入っていまして、普通の公園としてのトイレは令和元年度が洋式化が6か所、2年度が6か所、3年度は北部と南部で組織改正で和式を洋式化して、南部と北部で1か所で2か所なので、プラス通常のトイレは8か所ということで、サービスセンター入れると10か所ということで、時系列的には元年から3年で6、6、10という形で増えているというところです。これ、あくまでもだれでもトイレではなくということです。 ◆山内えり   今の説明も、令和3年度10か所とおっしゃいますけれども、令和3年度は、いろんな土木サービスセンターだとか公園・公衆便所入れて10か所なので、公園トイレでいった場合はその数字が違うのかなと思っているんですけれどもということが一つと、それからやっぱりその洋式化っていうこれまで補助金が出ていたという部分と、区として私はバリアフリーっていうのもユニバーサルデザインの一つとして表現されているのかと思っていましたので、区としてユニバーサルデザイン、いつでも誰でも利用できる、そういう改修計画をさらに進めていく必要があるというふうに思っているので、ちょっと分けながらと思って聞いていたところなんですけれども、いずれにしろいわゆる区が100%を目指すとしている和式から洋式にする数も、それからユニバーサルデザイン、いつでも誰でも車椅子の人も使えるとする4掛ける2の8平米型の改築っていうんですか、そういったトイレも私は増やしていく必要があると思っております。先ほど、改修計画がなぜ2か所に減ったかっていう理由について、私はまだ不透明というか、理由がないってことなのか、それとも実現プランが4から2に変わったからもうできないんだってことなのか、その辺はいかがなんでしょうか。 ○主査   どなたが答弁されますか。 ◎みどりと公園課長   ちょっと先ほどに戻りまして、令和4年度の整備予定は何か所ですかというお話。令和4年度は5か所改築という形で、工事を、造り替え、建て替え、それをする予定でございます。 ◆山内えり   理由についてはいかがでしょうか。減ってきた理由なんですけれども。 ◎みどりと公園課長   理由につきまして、確認して後でご回答いたしますので、別の質問よろしくお願いします。 ◆山内えり   理由なく減ってきたんだとすると、なお問題だと思っています。ぜひ、確認をお願いします。  それから、先ほどトイレの洋式化については補助金がついていたけれども、今年度はつかないということだったので、私自身は補助金についても求めて、今年度南部と北部で4か所というふうに聞いていますけれども、さらに引き上げられるように補助金を求めたのかということと求める必要があるというふうに、求めていないとすれば求める必要があると考えますがいかがでしょうか。 ◎みどりと公園課長   トイレの洋式化の補助金につきましては、東京都の施策でやっておりますので、我々は令和3年度まではその条件に合致していたんですけれども、令和4年度からは合致しなくなってしまいましたので、これはいかんともしがたい状況だと思います。 ◆山内えり   合致しない理由っていうのはどこにあるんでしょうか。理由だけ教えてください。 ◎みどりと公園課長   この補助を受けるための条件というのが合致しなくなったということでございます。厳しくなった、要件が厳しくなったということでございます。 ◆山内えり   オリンピック関係の補助金だったのかなと記憶しておりますけれども、合致しないということだとしても補助金を求める、あるいは板橋区として補助金がなくてもさらに改修が進むような、この間も私も皆さんも言っていらっしゃると思いますけれども、隣の豊島区では3年間で100か所整備されていると聞いています。どういうふうにしてその公衆衛生を広げていくかっていうことと、それから現実的に和式のトイレがまだ40%近く残されていると思います、先日の答弁からすると。そうすると、今子どもについても、それから足の不自由な方、それから高齢者の方は、あの段差を上がって和式のトイレをするというのは相当難しいと思いますし、だとすると現実的に使われていないトイレが40%残されているということになると思います。そういう意味では、積極的に進めていただきたいと思っています。ちなみにですけれども、この公園・公衆トイレは10%シーリングっていうのは行われていたのか、令和3年度。そちらについてはいかがでしょうか。 ◎みどりと公園課長   行われておりません。 ◆山内えり   それからもう一点、当初、公園・公衆トイレの予算が2億円強組まれていて、現実的に1,933万円余りの減額決算になっているかと思います。補正で減額されているんですが、その理由についても教えてください。 ◎みどりと公園課長   契約差金でございます。 ◆山内えり   それから、時間がないので。次は、東武東上線の高架化と駅前広場について伺いたいと思います。まず、決算書の620ページ、5,020万9,400円と、それから622ページの駅前広場等整備事業経費1,918万円となった内訳についても教えてください。それぞれ教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   まず、620ページの支出額5,020万9,400円になったという件も、こちらについては、地方財政法の取決めにより、東京都から区のほうに連続立体交差事業の本体工事に対して求められる負担金の額でございまして、こちらについては、東京都が事業認可に係る経費及び測量ですか、こちらの費用について支出をしたということで連絡がありまして、こちらについては、年度末に実際のかかった経費について通知がございまして、区で行う補正の時期に間に合わなかったということでございまして、結果として604万円が不用額ということになったということでございます。  そして、622ページの駅前広場整備事業経費についてでございますけれども、こちらについては、3本の委託がございまして、調査検討及び測量ということで1,500万の予算のうち、こちらについて見積りの差額ってことで70万補正をさせていただきまして、結果的に1,030万円ということで執行しています。それと用地取得の支援ということで、こちらについては単価契約ということで、費用については180万9,291円という形で実施をさせてもらっています。  また、もう一つの委託でございますけれども、こちらについては用地アセスメントということで、委託料取っておりまして、こちらは電話相談窓口等を2年前から開設しておりまして、その費用のほか、用地測量に係る権利者情報を集めるというようなものを委託をかけたものの経費でございまして、こちらについては180万9,299万8,600円ということで支出したものでございます。 ◆山内えり   かなり用地取得に関わる事業費の部分なのかなと思います。9月は、こうした各事業に関する用地補償説明会が行われる予定でしたけれども、コロナの感染防止という観点から書面開催になったと聞いています。現状では、何件の回答があってどんな意見が寄せられているか、教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   用地補償説明会については、ただいまアンケートの集計状況については集計中でございまして、次の委員会等ございましたときに、また報告させていただきたいと思っております。内容についても様々ございますので、そちらについてはまた改めて報告させていただきたいと思っております。 ◆山内えり   それから、立会い通知を送付していると聞きますけれども、今実際の測量はどこまで進んでいるのかについても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   こちらについては、区内の権利者の10割の方に通知を送らせていただきまして、7割の方に立会いを行わせていただいている状況でございます。 ◆渡辺よしてる   主要施策の成果の252ページの無電柱化についてちょっとお聞きします。令和3年度は、詳細設計のほか調整、説明会を開催したとあるんですが、ちょっとそもそもこのチャレンジ路線として大谷口上町をやっているってことなんですが、そもそも論、この無電柱化の目的を教えてください。 ◎工事設計課長   無電柱化は、災害時に電柱等倒れてきてしまうと、緊急輸送道路になっているところ、円滑に通行できないというところがございますので、災害時の対応、そしてあと景観の向上ということを目的にやっているところでございます。 ◆渡辺よしてる   それでは、例えば狭い道とかだと、この電柱さえなければもっと円滑に車が通れるなとか、自転車と行き来できるなっていう道路が区内には結構あると思うんですが、ここ以外、今後のスケジュールとか予定とか何か決まっているのであれば教えてください。 ◎工事設計課長   無電柱化につきましては、推進計画が立てられているところでございますけれども、そこで何路線かやっていく、優先的にやっていこうという路線が選ばれていますが、今のところ大谷口以降どこをやるというところまでは定まっていない状況でございます。 ◆渡辺よしてる   次の質問に移ります。主要施策の成果の253ページの上板橋南口駅前地区再開発についてちょっとお聞きいたします。この施策の成果の中に、意見交換会で意見を集約しましたというふうに書いてあるんですが、この意見交換会でどういった意見が出たか教えてください。 ◎地区整備課長   上板橋地区の意見交換会についての質問ですが、これにつきましては、令和2年・3年とまちの方々と、かみいた南未来会議という形でやったワークショップのことでございまして、その中では駅前広場の活用等について空間が欲しいとか、どういうふうに活用していくかといった意見交換をしてきたところでございます。 ◆渡辺よしてる   今後もそういったワークショップとか、その意見交換っていうのは今後ともやっていくというようなイメージを持っていって大丈夫ですか。 ◎地区整備課長   意見交換につきましては、駅前広場の意見交換につきましては、令和3年度で一度取りまとめたところでございますので、今後は駅前広場だけではなくて、まちづくりの例えば説明会等の中でまちの方の意見をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。 ◆渡辺よしてる   もう一点、この生活再建サポートセンター、これもちょっと相談の内容とか、どういった対応をしたのか教えていただけますか。 ◎地区整備課長   上板橋地区の生活再建サポートセンターについてのご質問ですが、こちらにつきましては再開発事業の内外にまたがる土地の人に対してのサポートというところでございまして、その方々に対して、例えば残地をどうしましょうとか、そういう相談を受けるところでございます。令和2年・3年を通して、約10件ほどの相談がございまして、その中には残地の売却であったり、再開発事業によって残る土地がかなり小さくなるんだけれども、何かそこで使ってできるのかとか、そういう相談を受けたところでございます。 ◆渡辺よしてる   続いて、254ページの板橋駅西口地区の再開発もちょっとお聞きします。先ほど、ちょっと寺田委員のほうから少し触れていましたが、今年度補助金のやつがという話があったんですが、今後のそのスケジュール感をちょっと教えていただきたくて、例えばその準備組合の設立とかそういうのがどうなっていくのか教えてください。 ◎地区整備課長   板橋駅西口地区の再開発事業についてのスケジュールについてのご質問ですが、令和4年、今年度の7月に東京都のほうから組合設立の認可が下りたところでございまして、その次の月、8月末に組合設立の総会を実施したところでございます。今後のスケジュールにつきましては、今後権利変換に向けていくことになりますので、令和5年度末の権利変換計画を経て除却、あと本体工事に着手した上で令和10年度の完成を目指しているところでございます。 ◆渡辺よしてる   今後とも、ぜひしっかりとした再開発が行われるようによろしくお願いします。次の質問に移ります。同じく主要施策の成果の257ページのコミュニティバス事業についてちょっとお聞きいたします。これ、まさに私の地元で走っているバスなんですが、利用者が増加したために車体を更新したと、小型から中型にしたっていうことが載っていますが、これいわゆる鉄道事業者とかがやっている相互の乗り入れとかを何か、高崎線とかだったら上野で止まって、乗り換えて東京駅に行く人が多かったから、直接東京駅につなげちゃおうっていうような発想。それって要はICのログでこの人たちがどういうところを通っていたかっていうのを見て、いわゆる乗り入れをやっていると思うんですが、バスとか鉄道もやれなくないんじゃないかなと思っていて、利用者が単純に増えたから車体が大きくなったと思うんですけれども、例えばそのこのバスに乗る前に、下赤塚駅降りて乗っているとか、例えばバスを降りた後に高島平駅で乗ったとか、人の移動の流れを調査とかっていうのはしているのかどうかまず教えてください。 ◎都市計画課長   このコミュニティバス内で人の移動というのは分かるんですけれども、それがどこから来てどこから乗ったという調査までは行っていないというところです。 ◆渡辺よしてる   ここ例えば、鉄道事業者とちょっと一緒に共同で調査してみましょうとか、いわゆる人の流れっていうのは鉄道と多分バスとかがあるので、当然このコミュニティバス以外もほかにこの区内走っている路線もそうですし、当然私鉄と都営地下鉄とありますけれども、何か区内で人がどういうふうに移動しているかっていうのも今後のコミュニティバス事業とか、その交通の事業につながると思うんですが、その辺のご見解をお願いします。 ◎都市計画課長   先ほどのカウントの話なんですけれども、今デジタルの情報というのが駅ごとに、例えば受けた側のほうのデータで数自体は我々もいただける範囲のところなんですけれども、恐らくICカード側でどう使われているかについては、それぞれの多分カード事業のお話なので、そこには一定ハードルがあるのかなというふうに考えています。ただ、委員おっしゃるとおりでございまして、交通の相互乗り入れですとか、交通結節の話、こういったところはやっぱり交通の需要が伸びるかどうかの大事な要素だと思っていますので、ちょっと情報収集と可能かどうかについて少し研究も重ねていきながら、より利便性が上がるというか、乗ってみたいとかそういうものになっていく方向で考えていきたいなと思っております。 ◆渡辺よしてる   ぜひ、今後の利便性向上に向けてよろしくお願いします。続いて、この(3)の公共交通の利用環境整備、社会実験のタクシー乗り場、まずこの結果はどうだったのかを教えていただけますか。 ◎都市計画課長   こちらのタクシーの件でございますけれども、昨年と今年度である程度行わせていただいて、検証については来年度を予定しております。ただ、実績を我々も一生懸命周知しているところではあるんですけれども、なかなか伸びていない現状があるというふうには伺っているところであります。 ◆渡辺よしてる   これ、ちょっと私も同じ会派のおばた議員と一緒に見に行って、地域の人がたまたまいたので話聞いてみたんですが、なかなかいないっていうことで、あそこ見てみるとあそこって多分いなくて、呼んでも。送迎料金がかかる場所だと思うんです。そうすると、このタクシー乗り場で呼んでも結局送迎料金がかかるんだったら、じゃ家で呼ぶよねという話があって、全く至極ごもっともな話だなと思っていて、ただやっぱり道的にやっぱりあんまタクシー行きづらいよねっていう場所でもやっぱりあったんですよね。確実に誰かがいるんだったら、やっぱりタクシーも待つでしょうけれども、なかなかちょっといつ来るか分からないという状況だと難しいのかなと思っていて。一定この実験を行っていく中で必要なのって、やっぱり何時とか何曜日とかに、例えばこの病院に行くからタクシー利用していますよというその地域の人たちの声が多分重要になってくるのかなと思っていて、例えば月の初めの、例えばですけれども月曜日によく病院に行きますって方が多いんだったら、月初めの月曜日にはなるべくタクシーにいてもらうとかっていうような交渉もできると思いますし、もう一つは高齢の方で足が不自由ですっていう方とかが多分タクシーとかを使って病院に行ったりするんですけれども、このタクシーがまず待機しているかどうかっていうのを、例えば子ども世代がちょっとスマホで見たときに分かるようにするとか、何かそういうのも必要だと思うんですけれども、まず地域の声としてタクシーがいるべきタイミングとかの調整っていう点と、いるかどうかネットで分かるようにするかっていうその辺の課題についてちょっと教えてください。 ◎都市計画課長   こちら、大分課題等ある内容だとは思っております。まず、設置場所自体が、なかなか提供いただけるような場所がないというのがまず一つございます。こちらの区の狙いといたしましては、あそこの通り自体は実際はタクシーが通る通りではございまして、そこに止まるかどうかという問題なんだと思います。住民の方、それからタクシー運転主側の多分双方の意見がございまして、タクシー側の意見からすると、お客さんがいないのでなかなか止まらないという、多分我々のマッチングのお話もあるかと思います。こうしたその利用についても、どのぐらいニーズがあるかというところも大変大きな課題でございまして、これも実際設置する前の意見としては、こういうものがあったら便利という声の下にやらせていただいてはいるんですけれども、実際やってみるとなかなか使われないという現状がだんだんこう見えてきているところでございます。それから、ネット環境ですとか新たなスマートフォンでも広げたりとか、いろんな機能が大分出てきているところなんでございますけれども、やはりそのネットのシステム、こういったものを使うにはやはり一定の金額というものもかかってきますので、それらの需要と費用の見合いもあるかと思います。こういったところもちょっと今後交通会議などもこちらで所管しておりますし、あとその先ほどの連携の話、こういったところもあるかと思いますので、まだすぐに解決する問題ではないんですが、課題を持ってしっかり取り組んでまいりたいと思います。 ◆渡辺よしてる 
     ここにあったほうがいいよねって聞くと、みんないいって答えるんですけれども、どういうものがあったほうがいいって聞くとなかなか進みづらいというか。興味深いのがマクドナルドとかの調査で、どういうハンバーガーがいいですかっていうとサラダバーガーみたいのがいいって答えて、実際商品化したら全く売れなかったっていう本音と建前といいますか、なかなか実際に稼働する上で難しいという課題があると思いますので、ぜひ今後とも研究調査をよろしくお願いします。  次の質問に移ります。主要施策の成果の261ページの交通安全啓発についてお聞きいたします。毎年やっていると思うんですが、この安全運動や安全教室でこの啓発事業を行っていますが、この令和3年度で特に何かもう新しいものとか、特にこの力が入ったものとかがあれば教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   交通安全啓発につきましては、実際に小中学校に出向いていって行うですとか、あとは様々イベントに出向いて行うというのが中心的な取組でございますけれども、特に令和3年度につきましては、2年度と続けてでありますけれども、令和3年度交通安全区民大会が実施をできませんでした。実際、区民の方をお招きして啓発を行うということができなかったものですから、その代替的な取組として、NHKのおかあさんといっしょに出ていらっしゃったよしお兄さんという方の動画を作成しまして、それを区のほうのYouTubeでアップをする、また保育園等においてそれを見せるだとか、よしお兄さんと一緒に板橋区独自の交通安全の体操なんかもつくりましたので、そういったものを保育園、幼稚園、未就学児に体操をやっていただいて、体操しながら交通安全を身につけていただくという取組が令和3年度としては特徴的な取組だったのかなと考えてございます。 ◆渡辺よしてる   そのYouTubeは私も見させていただきまして、ありがとうございます。最近では、自転車のマナーとか報道とか、ネットとか、地域でもよく多く相談を受けるんです。例えば一時停止不停止とか、右側通行とか、信号無視とか、危険な運転に対して。この危険な運転に対して警視庁が今まで警告していたもの、警告で済ませていたものを交通切符を切っていくっていう発表がありましたので、これに伴い、このまさにこの危険な運転とかに関してどのように啓発していくのか、または強化するのか教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   交通の取締りにつきましては、交通管理者のほうの専権になりますので、私ども区では、あくまでも啓発というところに特化してやっていかざるを得ないというのが正直なところでございます。例えば、未就学児であれば、模型を使ったトラフィックスクールというものを行ってございます。また、小学生に対しては、交通安全教室を行って、その後テストをしまして、一定の点数取れた子には自転車運転免許証というのを写真つきで発行して、これが大変小学生のお子さんたちには好評をいただいているところです。また、中学生ぐらいになってまいりますと、実際まち中でもスマホを操作しながら自転車に乗ったりというような子どもも増えてまいりますので、スケアード・ストレイトといいまして、いわゆるスタントマンの実際に事故の再現するようなものを中学校のほうに出向いていって見せることによって、実際にスマホを使ったもしくは傘差し自転車だとか、2人乗りが危ないというのを実体験として見せるというような形で教育を行っているところでございます。また、高齢者等につきましても、高齢者施設のほうに警察のほうが出向いていただいて、交通安全教室ですとか、あと様々イベントに行って啓発活動を行う、そういった取組をする中で意識づけと言うんでしょうか、啓発活動に一生懸命取り組んでいるというのが実態でございます。 ◆渡辺よしてる   なかなかこの、そもそもこの道路に出てこの道交法を守るっていうのって、多分意識として、免許持っている人が車両運転するときに守るという感覚を持っている人がすごい多いんじゃないかなっていう。だからこそ、自転車だと大丈夫って軽い気持ちになってしまうというのも多いと思うので、そういった取組は本当に幼少期も含めて学校でやっていくのは非常に大切だと思います。そういった部分で、やはりどちらかというと大人のほうが守っていないっていう現状が実際起こってしまっているので、もう少し大人に対しての啓発の部分をちょっと教えていただけますか。 ◎土木計画・交通安全課長   なかなか大人に対しての啓発というのは、機会をつくるのが非常に難しいのかなというふうに思ってございます。これは、区の取組ではなくて警察署のほうの取組になりますけれども、区内の企業者さん、会社さん、そういった事業者さんの事業所に赴いて、警察のほうが交通安全教室もしくは啓発活動というのを行っております。 ○主査   では、続いてこんどう委員の質疑を始める前に、建築指導課長よりこんどう委員の道路に関する相談に関する答弁について追加の説明を行いたいと申出がありましたので、これを許可いたします。 ◎建築指導課長   午前中のかみ合わない答弁、失礼しました。質問の事務実績調書の都市整備部の8ページ目、道路関係等取扱い状況の一番下のところの相談件数になります。こちらの相談件数につきましては、建築指導課の窓口に来られた方に対する建築基準法の道路の取扱いについての件数を書かせていただいております。 ◆こんどう秀人   今、先ほど渡辺委員がちょうど質問していたので、追加でお聞きしたいと思います。主要施策の261ページの交通安全啓発のところで、決算書のほうの370ページを見ますと、金額は400万ほど差が予算にしても決算にしても出ていると思うんですけれども、これは人件費か何かが載っていない分なんでしょうか。ちょっと具体的な金額に対する差のところ、教えていただければと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   予算現額と決算の差額でございますが、不用額といたしましては交通安全啓発に関しては48万3,000円の不用額という形を生じているところでございます。これにつきましては、スケアード・ストレイト、先ほどもご説明しましたけれども、スケアード・ストレイトといういわゆるスタントマンによる実演が、当初予定していたよりも実施回数が減ってしまったということによる執行残が一番大きなところでございます。 ◆こんどう秀人   予算現額と予算規模の差に関しても、それで同じ答弁になるんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   失礼しました。予算規模と決算規模の差額ということでよろしゅうございますか。 ◆こんどう秀人   予算規模と予算現額、ですから決算書の数字と施策の数字、金額が400万ほど差が出ているんですけれども、これは何か違う金額が予算計上されたものを、予算規模に入っているんでしょうかというところです。 ○主査   こんどう委員、ちょっと改めて資料のページなどをご説明願います。 ◆こんどう秀人   決算書370ページ、土木管理費の1、交通安全啓発経費、予算現額1,821万1,000円、主要施策の成果261ページ、13番の交通安全啓発、予算規模2,231万5,000円。ほかの施策などを見ますと、この予算現額と予算規模が同じものを結構見かけるんですけれども、金額に相違があり、その相違の分に関して何の経費が載っているのかどうか、分かりましたら教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   申し訳ございません。予算書の370ページの予算現額1,821万1,000円と、主要施策の成果の261ページの予算規模2,231万5,000円の差額でございますけれども、これには決算書のほうでは、さらに会計年度任用職員の経費が別のところに計上されてございます。実際には、交通安全啓発業務に会計年度任用職員が携わっておりますので、主要施策の成果のほうではその人件費も含んだ形で予算規模という形で表記をさせていただいておりますので、そこの差額でございます。失礼しました。 ◆こんどう秀人   人件費ということで了解いたしました。ありがとうございます。それとこの啓発なんですが、先ほど渡辺委員のほうでも言われていましたけれども、先日高島平の団地の敷地内、公園に当たる部分とかでもキックボードですね、ナンバーつきのもの、これが走っていて、今後の法律改正などでそういうのも可能になってくるとは思うんですけれども、ただ扱いがそのまま公園を通り抜けて歩道を渡って、横断歩道の歩行者用道路を見て、そのまま通って歩道を走っていくと。去年のこの令和3年度では電動キックボードの問題っていうのは、ナンバーなしが多かったと思うんですが、今年に入ってからはナンバーつきのものでも、やっぱり取扱いがしっかりルールが守られていない。先ほど答弁のあった中でも、質問の中での大人の方が交通ルール守っていないと、やっぱりそういったところを啓発をしていくのをちょっと力を入れていただきたいと思いますので、またその予算とかもまた今後組むときには、またちょっと考えていただきたいと思います。  次の質問に移らせてもらいます。主要施策の263ページ、放置自転車撤去・保管、事務実績調書でこれが土木の7ページです。先ほど、寺田委員のほうでも少し質問があったと思いますが、年間の撤去台数、オートバイなど、自転車も含め年々台数が減ってきてはいるので、非常にいいことだとは思っております。ただ、その反面、年間の返却する返還台数、それの割合が徐々に下がっているっていうことですけれども、これに関して何か対策ができないものかとは思うんですけれども、ちょっとご答弁いただけたらお願いしたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   委員ご指摘のように、特にこのコロナ禍以降、非常に撤去する台数というのは減ってきてございます。バイクはそれほど大きくびっくりするほどの台数が減っているわけではないんですけれども、自転車につきましては軒並み、年々2割、3割というようなペースで減ってきているというのが実態でございます。その一方で、返却率というのは逆に下がってきているというところがございます。撤去される自転車の数が多いと、それだけ本当に日常的に使っていた自転車が撤去されたのですぐ取りに来られるという方が多いのかなというふうに思ってございますけれども、日常使いで乗られる方が減ってきている分、例えば要らないような自転車をそのまま放置してしまって、そのまま持っていかれるみたいなのほうが残ってしまって、日常使いのほうがいわゆる乗らなくなってきているというところで、若干返却率にその辺は影響が出てきているのかなというふうな見立てはしているところでございますけれども、本当のところの原因というのは突き詰めて原因究明しているわけではないので、何ともお答えのしようがないというのが正直なところでございます。 ◆こんどう秀人   個人の所有物なので、要らないものを捨てている感覚で放置しているっていうのは、確かにあるとは思います。ただ、この実績のほうを見てみますと、特定の駅だけがやはり非常にその返還率が低いというのが幾つか見受けられるっていうのと、あとオートバイに関してはおおむね返還率が高いんですけれども、割合がどうしても低い地域が同じようにあると。そういうのを見ていった中で、撤去台数、特に自転車、オートバイ共に高いのが成増駅になるんですけれども、昨年度たしか駐輪場の工事をしていたと思います。改築というか新設されてるんですけれども、今後上板橋の駅前などでも工事が行われると。そうなってくると、上板橋が今でも結構多い台数があるのを、さらに輪をかけて増えてしまうんじゃないかという懸念もあるんですけれども、その辺はどう予測されていますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   ご指摘のように、令和3年におきましては、成増駅は北口の第1自転車駐車場、工事を行ったところでございます。今年度、もう工事のほう完了しまして、運用になっているというところでございます。その一方で、ご指摘のように上板橋につきましては、再開発の関係等もございまして、駐輪場については、民営の駐輪場も含めて再開発事業が進んでいくに従って、減っていくだろうということは想定しているところでございます。来年度以降、私どもの計画では、上板橋周辺の駐輪場につきましても指定管理に移行したいという考えを持ってございます。指定管理に移行する中で、今、現に運用している駐輪場の駐輪台数を、ラックを変更することによって駐輪台数を変えていくですとか、利用勝手を上げていくというような形で対応できないかなというふうには今考えているところでございます。再開発事業が全て完了すれば、今の再開発の計画では、駅前広場の地下に1,500台収容できる駐輪場を設けるというような計画も持ってございますので、再開発事業は全て完了すれば、相当余裕を持った駐輪台数を確保できるというふうに考えてございますけれども、事業完了までの間につきましては、どうしてもその辺足りないというようなことが出てくることは想定してございます。その分、何がしか補完できるような方法を引き続き考えていく必要があるんだろうというふうに思っているところでございます。 ◆こんどう秀人   取りあえず心配しなくていいのではないかという気はしてきました。ありがとうございました。最後に、同じこの自転車の中で、寺田委員が自宅の近くということで、ときわ台駅前、ときわ台駅前は実は北口の、北口だと思うんですけれども、改札の前の歩道、あれは東武鉄道の所有地なんですね。歩道の道路際のブロックから区道か何かになって、東武の敷地外になっているんですけれども、以前あそこの駅に行ったときに撤去している方がいたんです。多分区の委託業者だと思うんですが、ただそれを東武の駅の敷地と思われる歩道に放置されている自転車を撤去していたので、これに関しては何か東武からの依頼があったりとか契約があったりとかしているのか、それとも通報があったりしているのか、何か分かることがあったら教えていただきたいんですけれども。そうでないと、これ区道に放置しているとか、区の土地に放置しているのであれば、撤去は多分問題ないと思うんですけれども、そこの管轄が微妙になってくるんですけれども、何か分かりますか。 ◎土木計画・交通安全課長   大変申し訳ございません。その辺のちょっと精緻な境界区分については、今ちょっと手元に資料持ち合わせなくて、ちょっとお答え申し上げることができません。 ◆こんどう秀人   分かりましたら、後ほどで構いませんので、また資料とか何かありましたら教えていただきたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   確認をいたしまして、後ほど資料という形でお出しをしたいと思います。 ◆こんどう秀人   質問を変わります。質問というよりも、今年あった陳情を含めて去年の、先ほど山内委員のほうであった、公園のトイレ、主要施策のほうで249ページなんですけれども、トイレの改修工事10施設ってなっていますが、今年、令和4年度も多分やっていると思います。これからも工事をしていくと思うんですけれども、今年あった陳情の中で、トイレが使いにくい、使いたくない、そういった陳情があったと思います。これに関して、今後区のほうではどういったふうに改善していこうか、要は使いたい人が嫌がらないようなトイレにする方針があるのかどうかを、ちょっと分かりましたら教えてほしいと思います。 ◎みどりと公園課長   トイレにつきましては、様々なご要望があるということは理解しております。トイレそのものにつきましては、かなり改築というものにつきましてはコストも高いものになっております。ですので、我々としても少しでもコストの安い、そういうトイレを今研究しているところでございます。 ◆こんどう秀人   コストのかからない、使ってもらいたい、使ってもらえるトイレになるのは一番の希望とは言えているんですけれども、やっぱりトイレって緊急を要するとき以外使わないっていうのでは非常に困ると思います。公園とか駅とかあってそのままで、僕も板橋区じゃないですけれども、ほかの駅のところに行って、トイレで用を足したいのに、入った、でもその周辺の利用している方のマナーが悪いから、もうめちゃくちゃ汚いから別のトイレを探そうとか、それじゃ本当、区が建てたものであっても、本末転倒だと思いますので、そういうことがないように。清掃のほうも含めてちゃんとお願いしていただければ、うれしいと思います。 ◎北部土木サービスセンター所長   先ほど、お昼にもみどりと公園課長と一緒にご飯食べながら、トイレについては施策を強化していかなきゃいけないというところも、さっきのコスト縮減もそうですし、清掃もそうですし、配置の場所もそうですし、コンビニの活用とか、そういったトータル的に総合的に考えて、やっぱり考えていかないといけないという思いはありますので、しっかりそこは努力していると思っています。 ◆こんどう秀人   223ページ、緑化推進、民間施設緑化のところなんですけれども、先日、都知事からの発表で、新築の家のほうにはソーラーパネルを設置するような話が出てきていましたけれども、そういったのところの民間施設の緑化、区でつくるものに関してはあまり競合しないとは思うんですけれども、民間の家の屋上につくるソーラーパネルとか設置することによって、緑化の方針とか割合が影響するのかどうか、予測が出ていれば教えてください。 ◎みどりと公園課長   今のところ、東京都のほうでこの太陽光パネルの義務化というお話を、もうやっていくというところまでは出ておりますが、詳細についてはまだはっきりと見えていませんので、我々としてもどのような影響が出るのかというのは現時点では分からない状況でございます。 ◆こんどう秀人   じゃ、今後の流れを見て、また考えて、聞いていきたいと思います。 ○主査   所管の調査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後3時30分といたします。お疲れさまです。 休憩時刻 午後3時01分 再開時刻 午後3時27分 ○主査   休憩前に引き続き、都市建設分科会を再開いたします。  それでは、質問を続けます。 ◆かいべとも子   先ほど、空洞化の答弁の途中だったかと思うんです。あれで全部でよろしいでしょうか。すみません。そうしましたら、来年度、予定があるということで大変うれしい話なんですけれども、やっぱり空洞化というのは、ライフラインの健康診断みたいなものだと思っているんですけれども、できればなるべく検査は多くやっていただきたいので、先ほど、使用道路ということだったんですけれども、生活道路まではまだいかないんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   まだ当然予算の話もございますので、来年度やるということで確定しているわけではございませんけれども、したがいまして当然道路もどの程度の延長距離までやっていけるかということも含めて、今検討させていただいているというところでご理解いただければと思います。 ◆かいべとも子   そうしましたら、要望として耳に留めておいていただければ、すぐ私たち近隣を見てしまうんですけれども、北区、豊島区、杉並区も生活道路に関しても空洞化の調査をされているということを伺ったところなので、災害時とか、何かあったときに突然陥没することのないように、できればそういった生活道路にも調査をしていただくよう要望して、この項を終わります。  次に、決算書の374ページの道路維持費についてなんですけれども、これも不用額が1,151万余あるんですけれども、これについてはどういった理由で不用額となったのか、お答え願います。 ◎土木計画・交通安全課長   委員から今ご指摘いただきました道路維持に関しましては、私ども、土木計画・交通安全課とほか全部で4所属で経費を担当している部分でございます。私ども、土木計画・交通安全課の部分につきましては、この経費につきましては、申し訳ございません。止水板の助成を私ども行っておるところでございます。マンションですとか戸建てのいわゆる道路から各民地敷地までの間に止水板を設置するというのを行ってございます。それ以外に、また巡回用の車の運行委託、それと車の雇い上げ、そういったものを私ども土木計画・交通安全課のほうでは担当させていただいているところでございまして、土木計画・交通安全課としての不用額としては、9万円弱の金額が不用額として出ているところでございます。 ◎工事設計課長   ここに関しましては、工事設計課において橋りょうの工事がここで入ってまいりますので、工事設計課の不用額分が一番大きくなっているところでございます。橋りょう工事で1,200万ほどございまして、これは先ほどの道路と同様で、設計変更に対応するために取っておいたもので、橋りょう工事としては、予定どおり完了はしております。あと、ここちょっと例年よりも多くなっていまして、昨年度、令和2年度に繰越し1件行っているものがございまして、その分での不用額が少々大きかったというところがございます。 ◎南部土木サービスセンター所長   南部土木サービスセンターの中で交通安全に関する単価契約の補修工事がございまして、それの実績があまり伸びなかったということで700万ほど不用が出ております。 ◎北部土木サービスセンター所長   北部土木サービスセンターでは、予算規模として1億8,400万ということで、大きいところなんですけれども、一番大きい不用額としては、大成橋のところで何年か前に道路冠水したというところの中で、水害対策の一部として、緊急的にポンプを設置して道路冠水した場合の排水をするというので200万つけていまして、それが一番大きい不用額で残った次第でございます。 ◆かいべとも子   先ほどの工事設計課のは間違いないんですか。 ◎工事設計課長   すみません。道路維持の部分でございました。下の橋りょうも含めて、すみません。申し訳ございませんでした。 ◆かいべとも子   よろしいですか。先ほどの部分で維持のほうはまだお答えいただいていないと思うんです。橋りょうはまた後で聞くんですけれども、取りあえず。 ◎工事設計課長   工事設計課で9万ほどございまして、車両のリースにかかっているものの差金でございました。失礼いたしました。 ◆かいべとも子   それぞれの所管できちっと遂行されているということが確認できましたので、この項はこれで終わります。今ちょうど課長が段違いで間違えていただいた橋りょうについて、橋りょうの寿命化の推進についても主要施策の268ページに出ていますけれども、ここも1,400万まさに不用額があるんですけれども、これについてその理由をお伺いしたいんですけれども。 ◎工事設計課長   失礼いたしました。こちらのほうが先ほど申しました橋りょう工事の設計変更のためにとっておいている費用が年度末、結局不要となったというものでございます。 ◎土木計画・交通安全課長   橋りょう維持のところにも私ども、土木計画・交通安全課の経費が入ってございます。これにつきましては、橋りょうの長寿命化に向けて点検を行っている経費でございまして、そこの契約変更が見込まれた場合の対応ということで、60万ほど不用額が生じたというものでございます。
    ◆かいべとも子   今あった長寿命化の修繕計画というのがライフサイクルコストでいい形で進んでいるかと思うんですけれども、その中で73の橋りょうをリストアップして優先的に修繕というか、されているんですけれども、これはいわゆる普通の横断歩道も含まれるという認識でよろしいんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   板橋区内、国道、都道にも当然橋なり、歩道橋かかってございますけれども、板橋区が管理しております今委員からご指摘いただきました73橋は、板橋区が板橋区内で管理している橋りょうということでございます。この中には今ご指摘いただきましたように歩道橋も入ってございますし、もしくは跨線橋というような形のものも入ってございます。あと、珍しいところでは、成増駅のペデストリアンデッキ、あれなんかも73橋の中の1橋という形になってございます。 ◆かいべとも子   それで、令和2年から令和11年までの10年計画ということでリストアップされているんですが、その中に今、蓮根の二丁目から三丁目に渡る歩道橋が地元なんですけれども、あるんですけれども、そこが今塗装をされているんですけれども、この73にどう探しても入っていないので、取扱いが別なのかなと思ったんですけれども。 ◎土木計画・交通安全課長   今委員からご指摘いただきました歩道橋につきましては、国道17号線にかかっている歩道橋かと思います。したがいまして、あれは東京国道事務所のほうが管轄している歩道橋でございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、あくまでも区道のところにかかっている歩道橋という認識でよろしいでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   おっしゃるとおりでございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、この73の橋りょうについては、それぞれ今年ですと13工事というんですか、予定されているんですけれども、これは順調に進んだと解釈してよろしいんでしょうか。 ◎工事設計課長   令和3年度につきましては、全て予定どおり完了しております。 ◆かいべとも子   あと、工事以外に点検というのがそれぞれ記入されているんですけれども、これは先ほど、田中委員が言った点検方法も提案がありましたけれども、これはいわゆる手動でされているのか、もう一度確認をしたいんですけれども。 ◎土木計画・交通安全課長   先ほど、ドローンの活用というようなお話もございましたけれども、基本的には外観目視点検であったり、あと構造体の中にファイバースコープを入れて中の状況を点検したり、場合によっては足場をかけて、実際に作業員が外側からたたいて打音を確認しながら検査をするというようなことを行っているところでございます。また、外観上見たときにさびですとか出ていれば、今後の修繕では塗装していくだとか、もしくは表面を張り替えるだとか、場合によっては補強をしていくというような修繕計画につなげていくというような内容のものでございます。 ◆かいべとも子   この長寿命化修繕計画だと100億円近い予算が削減されるという表示になっていますので、安全で削減できるとすばらしい事業だなと思いますので、ぜひ今後も区民の安心して渡れる橋をよろしくお願いいたします。次に移ります。次に、主要施策の271ページにあります河川等維持管理について、排水場維持管理、先ほどもほかの委員からも出ましたけれども、差額は190万ほどなんですけれども、9か所排水機所があるということなんですけれども、河川の認識だと荒川と白子川と新河岸川と石神井川、この4つかなと思うんですけれども、この9か所というのはどういうところでやっていらっしゃるのか。 ◎南部土木サービスセンター所長   南北に分かれまして、北部には3か所、それで南部には6か所あるんですけれども、北部のほうの白子川、それから南部については石神井川に設置しております。 ◎北部土木サービスセンター所長   内訳から言いますと、うちのほうは三園二丁目の白子川と東坂下の新河岸川、あと七曲トンネルといってトンネルをうちで管理していますので、そこの排水機所3か所を維持管理しているところでございます。 ◆かいべとも子   生活排水と雨の水をきれいにするという事業だと思うんですけれども、その認識は違いますか。すみません。勝手に認識していた。事業の内容をちょっと確認させてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   この排水機所というのは、大雨が降ったときに冠水とかいろいろあるんですけれども、それを起こす前にポンプで河川に強制的に水を送って、住宅街の冠水を少しでも和らげるというか、それが起きないようなためのポンプということになります。 ◆かいべとも子   それを9か所で年に何回とかあるんですか。 ◎南部土木サービスセンター所長   その場所の水の出方によって変わってくるんですけれども、一般的なポンプは普通のときは稼働していなくて、大雨のときに稼働するというのが一般的なポンプですので、年何回というのは、やはり雨の降り方によって変わってくるということになります。 ◆かいべとも子   勉強になりました。雨が降るたびに、自分の担当エリアが河川沿いなので、舟渡から新河岸までなのですごくどきどきして、夜も眠れぬ日々を過ごしているんですけれども、本当にそういう作業をやっていただけるということでありがたいなと思います。それで、この同じページに河川の清掃とあるんですけれども、これもいわゆるそういう類いでよろしいんでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   この河川の清掃は年に7回行っておりまして、今お話ししました石神井川と白子川について、河川の川床だったりとかそういったところを清掃する業務になっております。 ◎北部土木サービスセンター所長   うちのほうは、小豆沢の発着場で自沈装置というものがあって、水が上がると沈んでしまうので、それを上げるというそういったものがあるんですけれども、河川が通りやすくというところで、そういったところでちょっと役割分担が違うところなんです。 ◆かいべとも子   ちょっと難しいんですけれども、よく分からない部分があったので。いずれにしても定期的にやっていただけるということで。それで、このページの同じく下の3のところの河川管理施設点検というところに河川法に基づき板橋区内の石神井川、白子川の河川管理施設について点検を行っているとあるんですけれども、新河岸川等は入らないんですか。 ◎土木計画・交通安全課長   すみません。河川の管理・点検については、私どもが担当しております。区内には、ご指摘のように石神井川、白子川、新河岸川というふうに3河川走ってございますけれども、新河岸川については、東京都がその担当をしてございます。新河岸川よりも若干規模の小さい白子川、石神井川につきましては、都・区間の事務処理特例に基づいて、区のほうがその業務を担当しているということになってございます。平成25年に河川法の一部改正というのがございまして、それ以降、こちらは毎年点検が必要になるということで、この白子川と石神井川は、私どものほうで毎年点検をさせていただいてございます。 ◆かいべとも子   よく分かりました。この項はこれで終わりにしまして、決算書の376ページの公共下水道整備経費について、やはりここも不用額が1,470万余あるので、これについてお伺いいたします。 ◎工事設計課長   この公共下水道整備経費というのは、道路工事に合わせて人孔の高さを調整したり、汚水ます、下水道局が本来管理している部分を道路工事に合わせて行うというものを行うというものです。なので、道路工事に合わせて取っている部分がございまして、道路工事に連動してこちらがちょっと減っている。あと、予算を取るときはまだ細かい調査をしていないので、割合で取っている部分があるんですけれども、実際やってみるとその人孔の対象の施設の数が少なかったりというところで不要となっている部分がございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、基本的には、この年度内であったやるべき下水の対処はされているという認識でよろしいんですね。 ◎工事設計課長   おっしゃるとおりでございまして、やるべき道路工事が終わっていて、その中で対象となっていた下水もその道路工事の中で合わせて終わっているという状況でございます。 ◆かいべとも子   予算を立てるときに、ある程度のスケジュールとかやるべき……すみません。 ◆小野田みか   まず、主要施策の成果の262ページの自転車駐車対策についてお伺いさせていただきます。予算と決算額が大体4億2,000万円ぐらいなんですけれども、まずこの自転車利用ルール推進が1億3,000万、放置自転車撤去・保管が1億6,000万なんですが、このそれぞれの内訳についてお聞かせいただけますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   自転車利用ルールの推進でございます。こちらにつきましては、駅前放置自転車の防止に向けたいわゆる指導業務を行っております。また、放置自転車等を発見した場合に、ここは放置禁止区域ですよと紙がぺろんと貼ってあるのをお見かけになられたことがあるかと思います。そういった札つけ業務を行っております。ここの予算のほとんど全てが委託料でございまして、委託の事業者さんにお願いしている部分と、あと一部町会・自治会さんにも放置自転車を発見した場合の札つけというのをお願いしてございます。ここの委託料が1億3,552万1,000円余となってございまして、この経費のほとんど全てでございます。それ以外、19万程度の消耗品の購入経費がございます。  もう一方の放置自転車撤去・保管のほうでございますけれども、こちらにつきましては、もうそのままのとおりでございます。その札がつけられた自転車等の撤去を行う。また、区内4か所に保管場がございますけれども、その4か所の保管場に移設をしまして、そこで取りに来られるまで保管をする。取りに来られた方に引渡しをするというような一連の作業をこちらも委託というような形で行ってございます。経費としましては、ほとんどがその委託経費でございますけれども、その4か所の保管場の維持管理経費もこの中で予算を積んでいるというような状況になってございます。 ◆小野田みか   こちらの自転車利用ルール推進の1億3,000万のほとんどが委託料ということなんですけれども、町会・自治会の方とその委託会社はどのぐらいの割合でお仕事をしていただいているんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   町会・自治会さんにお願いしている分につきましては、町会の会員さんが発見をされた自転車に対して札をつけていただくというような業務が主になってございます。こちらが先ほど申し上げました委託の経費のうち、おおむね600万円弱が板橋区内の町会・自治会さんにお願いしている経費でございます。残りの金額は、全て委託の事業者さんという形でございます。 ◆小野田みか   もう一回お伺いするんですけれども、大体割合的には、町会・自治会は全体の何割ぐらいを見ているんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   割合というのは、撤去される自転車の台数とかという捉え方でよろしいですか。 ◆小野田みか   その札をつけたりとか、ルールの推進という面で。 ◎土木計画・交通安全課長   町会・自治会さんのほう、地域によってもかなり濃淡がございます。やっぱり駅に近い、もしくは商店街とか繁華街に近いエリアの町会さんはつける率も高くなりますし、住宅地が中心の町会さんですと、それこそ1月に二、三枚ぐらいしか実際にはつけるようなケースが出てこないというような部分もございます。いずれにしましても町会・自治会さんのほうではつけていただく枚数、年間でみても1,000件いかないだろうというふうな数字で見てございます。 ◆小野田みか   この委託料というのが適切なのかどうかというところが気になったのでお伺いしたんですけれども、自転車駐車対策にかかっている経費をできるだけ今後下げられれば理想的だと思っているので、委託料が適切なのかということと、あとここの人件費がほとんどだと思うんですけれども、委託会社は何人ぐらい雇われているんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   大変申し訳ございません。人数での委託という書き方はしてございませんで、あくまでもそのエリアでこのぐらいのボリュームのエリアを何回回るというような委託の書き方になってございますので、私どもの仕様書に基づいて、必要な人数というのは事業者さんのほうでご用意いただくものだというふうに理解をしてございますので、人数について把握してございません。 ◆小野田みか   それで、こちらの説明文に書いてあるところを見ると、自転車利用ルール推進と放置自転車撤去・保管が同じ委託会社だということなんですけれども、そのような認識でよろしいでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   以前は別々の事業者さんに委託をしてございましたけれども、業務の効率化を図るという観点から、ここについては一括委託というような形を現在取ってございます。 ◆小野田みか   ちなみに、差し支えなければ委託している先の会社の名前を教えていただけますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   これを区内4つのエリアに分けて委託をさせていただいてございます。環七南エリアと高島平エリアにつきましては株式会社NCD、いわゆる指定管理業務を行っている事業者さんになります。東上線エリアと志村エリアにつきましては、芝園という会社にお願いをしてございます。 ◆小野田みか   この2つの会社というのは、ほかの自治体とかでも同じようなサービスを行っているという認識でよろしいでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   おっしゃるとおりでございます。両者とも板橋区以外の自治体でも撤去の業務であったり、駐輪場の管理業務を請け負っている、もしくは指定管理を受けているという事業者でございます。 ◆小野田みか   令和元年度から3年度にかけて、先ほどほかの委員からもあったんですけれども、撤去台数ですとか、自転車に乗る数がそもそも減ってきたということなんですけれども、予算と決算の額が元年度から今まで大分委託会社に払う費用というのは減ったんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   おっしゃるとおりでございます。撤去・保管につきましては、撤去の実績等に応じて当然単価が変わってくる部分もございますので、令和2年度と令和3年度の決算額を比較しても180万余の金額の差が出てございます。180万1,200円余でございます。 ◆小野田みか   元年度から3年度になって180万円しか差が出ていないということでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   今の差額は、2年度と3年度の差額でございます。 ◆小野田みか   2年度と3年度で約1,500台減っているんですけれども、それで180万円しか差がないというのはちょっとおかしくないですか。放置自転車の撤去の保管料が1億6,000万円なのに対して、それで例えばこの台数を割ったとしても、180万円の差というのはちょっと少ないんじゃないか。もっと減らせたんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   単純に撤去の台数で単価という形での割り返しにはなってございません。撤去に毎日回っている駅のエリアもございますし、先ほどもご答弁申し上げましたように、放置自転車の少ないエリアでは、週に1回ぐらいしか回らないというようなエリアもございます。実際、撤去に回っても撤去しない、撤去する自転車がない日というのも当然ございます。撤去するためのトラックがそこにいる、これから撤去を行いますよというふうにスピーカーでお呼びかけをするというふうな形で見せる、そういった撤去作業というような形で、撤去自転車が発生しないというような見せる啓発というのですか、そういった効果も持たせながらこの作業を行ってございますので、単純に1台幾らというような形での算出は難しいのかなというふうに考えてございます。 ◆小野田みか 
     それにしても180万円しか差が出ていないというのは、6,000台から4,700台になって1,500台減っているのに、これしか差が出ていないということは、例えばこれが3,000台になってもまた180万ぐらいしか変わらないんだと、永遠にこの撤去・保管費用というのは、そんなに大きく1億6,000万円も払っていて変わらなくなっちゃうので、委託会社とちょっと相談をして、このぐらい減ったらこのぐらいの費用にしてほしいとか、回る回数を減らすとか、人員を減らすとか、そういった話合いをしていただいたほうがいいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   撤去の台数が減ってきている、もしくは放置の台数が減ってきているという中で、今までどおりの巡回の回数でいいのかというところは、確かにご指摘のとおりかなというふうに思ってございます。その辺の仕様の在り方については、今後の状況を見ながら見直しをしてまいりたいと思います。 ◆小野田みか   あと、自転車利用ルール推進についても、例えば元年度、2年度から3年度の予算・決算額の違いというのはどのぐらいですか。 ◎土木計画・交通安全課長   2年度、3年度の決算額の見合いしか今手元に持ってございません。それのみでお答えをさせていただきますけれども、2年度、3年度の決算額としましては、21万円の減でございます。 ◆小野田みか   こちらもかなり少ない印象なんですけれども、撤去回数は約900回減っているのに20万円しか差額がないというところは、ここも見直したほうがいいんじゃないかと思いますので、これからどんどん減っていった場合には、ちゃんと委託会社とお話をして、経費、かかる費用を減らしてもらうということも考えられたほうがいいかと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、この自転車にかかっている費用が結構あるなと思ったんですけれども、例えば撤去した自転車を販売したりとか、あと保管料とかで4,300円たしか取っていたりとか、あと駐輪料金とかもあるんですけれども、幾らぐらい収入がありますか、合計で。 ◎土木計画・交通安全課長   まず、撤去の手数料でございます。こちらにつきましても先ほど来申し上げておりますように、撤去の台数が減ってきている中で、やはり有料でお返しする件数というのも減ってきている実態がございます。したがいまして、歳入額もそれに伴って少なくなってきているというのが実態でございます。令和3年度につきましては、撤去の手数料の歳入としましては、1,116万9,600円ということで歳入をしてございますけれども、令和2年度は1,500万を超える金額がここでは歳入がございましたので、そういった意味では減ってきているというところでございます。また、自転車の売却の収入につきましても、売却につきましては、実は毎年、売却金額というのは入札で決めてございます。したがって、1台幾らという定額ではないというところもあるので、お含みおきいただければなというふうに思ってございますけれども、売却の自転車もやっぱり台数が減ってきているところがございまして、令和3年度は、売上げとしては432万3,000円余という金額でございました。令和2年度につきましては、943万3,000円余という金額でございましたので、約半分ぐらいまで減ってきてしまっているというのが実態でございます。 ◆小野田みか   自転車の駐輪場は、私、大山もよく使うんですけれども、何かほかの豊島区の区営のは150円で、目白とかは100円なのに大山は200円で、結構高いなという印象を受けていて、その割には領収書もなかなか出てこない、サービスがあまりよくないという、機械も使っていないんですね。ただ置くだけなのに一番高いから、そこら辺の見直しも200円っていうのはちょっと高いのかなと思ったので、見直しもしていただければもうちょっと使いやすくなるかなと思いました。最後なんですけれども、自転車の撤去の数ですとか、放置自転車が減っているので、委託事業者の方とくれぐれもよくお話しいただいて、費用を削減していただけたらと思います。  次の質問に参ります。次の質問は、主要施策の成果の220ページ、公園の適切な管理による魅力ある公園づくりについて質問させていただきます。こちらなんですけれども、私は3年前も都市建設委員会だったんですけれども、そのときに指定管理制度を導入する話があったんですけれども、こちらの東板橋公園の指定管理会社に払っている費用は幾らになりますでしょうか。 ◎みどりと公園課長   主要施策の成果の220ページにあるとおり、1億1,297万8,916円になります。 ◆小野田みか   東板橋公園の運営についてなんですけれども、こちら、徳丸ヶ原公園も入っての費用かと思ったんですけれども。 ◎みどりと公園課長   これ、東板橋公園と徳丸ヶ原公園一体で指定管理を行っている関係で、そこを分割してというのは、計算上出ておりません。 ◆小野田みか   3年前の都市建設委員会で東板橋公園の動物園の横に芝生とかがあって、キャンプやフードコートやワゴンとかをつくってにぎわいをつくり出すという話があったんですけれども、そういうことはコロナの関係もあって行っていないということなんですけれども、今後またコロナ、アフターコロナの公園の需要というのは変わってきていると思うんですけれども、例えばグランピング施設を都会で造ったりとか、そういったことについて3年前に指定管理を入れるときに話していたような内容について指定管理者と話合いはできていますでしょうか。 ◎みどりと公園課長   当然コロナの影響で様々なものを制限しなければならないので、イベント等は、今のところ大きなものをやっておりませんけれども、今後やっていきたいということで指定管理者とは話し合いはしております。 ◆小野田みか   次の質問に行きます。こちらの今後の板橋区の公園についてなんですけれども、ユニバーサルデザインというか、私もインクルージョン推進調査特別委員会に入っているんですが、障がいをお持ちの方も遊べるインクルーシブな遊び場というのを今後見ていかなきゃいけないなと思うんですけれども、ユニバーサルデザインのある公園の推進状況についてお聞かせください。 ◎みどりと公園課長   ユニバーサルデザインというところで、インクルーシブ遊具につきましては、今のところ区内の公園でまだ導入というのはございませんけれども、今後大規模な改修をする、公園の中ではそういったことも視野に入れて導入というのは検討はしていくつもりでございます。 ◆小野田みか   それは、改修する公園全てに対してそういった例えばピクトグラムを作ったりとか、点字ブロック、車椅子の子どもが高いところにスロープで上れるような遊具をつくるとか、そういった認識でよろしいでしょうか。 ◎みどりと公園課長   区立公園というのは、意外と面積が狭いところが多いものですから、そういう施設を整備する際には、それなりの面積を要するケースが多くございます。ですので、公園の規模ですとか、立地条件等を踏まえながら、利用状況も踏まえながら検討していく予定でございます。 ◆小野田みか   時間がないので次の質問にまいります。ぜひ検討いただければと思います。やっぱり公園というのは、コロナ禍で散歩が日課になった人も結構多くて、公園で過ごす時間が増えたという話もよく聞いておりまして、公園の重要さが以前に増して際立ってきているのかなと思っています。 ○主査   再質問者が一巡いたしました。  再々質問につきましては、残り時間を質問希望者で割った時間が1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おき願います。それでは、再々質問のある方は挙手願います。質問希望者が6名いらっしゃいます。残り時間が51分ですから、1人当たりの質問時間は8分となります。よろしくお願いいたします。 ◆田中やすのり   3つお聞きします。令和3年度から都市づくり推進条例が始まりましたので、条例が始まってみて1年半たっていますけれども、当初条例を入れることで見込んでいた成果や効果というのは、区にとって出ていますでしょうか。ある程度の敷地以上の土地の取引があるときには情報が入るとか、それを区政に反映していこうとかというところの趣旨もあったかと思いますので、区にとってメリットはどうかと。あと、まちづくり協議会で支援していこうという話もあると思いますけれども、区への効果は思った以上にちゃんと出ているのかというところを確認させてください。  それと、住宅政策課なんですけれども、令和3年度に着々と準備していたマンションの管理制度、これの認定が全国で初ということで、今年の6月にニュースで見ております。全国で初ということで、築年数が浅いのがなるんじゃないかと皆さん思っていたところ、結構築年数の古いものが板橋で認定されたということで業界では話題になっているそうで、令和3年度からいろいろと仕込んでいたのかなと思いますので、ここに至った経緯と、これが全国初を取ったことで板橋に何かメリットがありそうかと、ほかも増やす起爆剤になりそうかというところをお聞かせください。  あともう一つ、3点目、高島平グランドデザイン担当課長にお聞きしたいんですけれども、令和3年の最後の最後に基本合意をURと結ぶところにこぎ着けましたので、それ以降、URとこの令和4年と令和5年で計画をつくっていこうというところにかなり進みましたので、令和3年度の基本合意にこぎ着けたところの経緯について改めてお聞きをしておきたいというふうに思います。 ◎都市計画課長   それでは、都市づくり推進条例のお話からさせていただきたいと思います。都市づくり推進条例をつくりまして、まちの将来というか、見ていくところをつくってきたところでございますけれども、先ほど一つお話のあった大規模な敷地に関しましては、一定取引の前の早い段階で区に情報が入るということで、区の中でも都市整備だけではなくて、他の例えば学校関係ですとか、ほかの需要に対しても区として一定早く情報を得られる。それから、その状況にすることで比較的対策を早めに考えられるという成果はあったかと思います。また、条例で広くまちづくりについても取組を進めているところでございますので、当然条例をつくったことの成果というのは、徐々に見えてきているのかなと思います。 ◎住宅政策課長   今年の6月に全国で初めて管理計画認定制度を利用した認定を行ったというところでございました。それは、くしくも日本で初めてということになって、非常に喜ばしいなと担当としては非常に喜んでおります。先ほどのご質問の中に、前年から準備して、そのマンション管理組合に仕込んでいたのかというお話もありましたけれども、全くそのようなところはなかったです。話を聞いて、たちまち年度変わってこの制度が運用を始めたということが4月からですけれども、それが始まってから管理組合のほうに連絡がございまして、認定制度の認定を取りたいんだということでお話がございました。ですので、前年度から準備していたというよりは、ふだんからそのような管理をしていたと、いわゆる認定の制度の認定が取れるレベルの管理をしていたと感じております。やはり認定の申請に当たっては、管理組合の熱意がなければいけないということもあることから、当然時間的なものもありましたけれども、ただ、ふだんからの管理の状態が非常によかったということが今となっては、担当として思っています。  あと1つ、この認定制度で始めての認定が区内で行われたということの区にとってのメリットでございますけれども、このメリットというのは、じわじわというふうなものではないかと思っております。ただ、やはりインパクトというか、全国的なインパクトというのがございまして、非常にマスコミ関係の取材も多くございましたし、それの取材をご覧になった方から問合せがあるというようなこともございました。板橋区のマンションの管理業務については、積極的な取組がある程度認知されたのではないかと感じてはおります。それから、余談ですけれども、ちょっと足させていただくと、全国での4番目も板橋区で誕生しました。ですので、併せて報告をさせていただきます。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   高島平のまちづくりについては、314ヘクタールという広大な高島平一丁目から九丁目の地域をまちづくりとして取り組むということで、平成27年10月に高島平地域グランドデザインを区で策定しました。そのときは、旧高七小を中心とした再整備地区約2万平米の区有地を中心に事業を進めてまいりました。そのときには、UR都市機構さんと一緒にやりませんかという声もかけていたんですけれども、なかなか難しいということで、区単独でまちづくりを進めていたところなんですけれども、なかなか事業性等進んでいなかったところでございます。その後、平成30年12月にUR都市機構のほうでUR賃貸住宅ストック活用再生ビジョンが策定されて、UR団地についても再生していこうという方針が出されましたので、それを受けて区とURで高島平地域都市再生実施計画というのを令和元年、2年、昨年度と一緒に検討してまいりまして、まずは高島平二丁目、三丁目の団地部分を重点地区と設定して、効果的に高島平全体のまちづくりを進めていこうということで、委員おっしゃったとおり、今年の3月30日に板橋区とUR都市機構の間で高島平地域の連鎖的都市再生の推進に関わる基本合意を締結したところでございます。これによって駅前の約6万平米のUR団地部分の移転先として旧高七小の跡地が約2万平米あるんですけれども、その一部を種地に使って段階的に連鎖をするという手法が取れるというところで、居住者にとっても引っ越し等の負担が2回引っ越さなきゃいけないところを1回でするなど、負担も小さいメリット等もございます。 ◆寺田ひろし   お答えいただければと思うんですけれども、令和3年度決算款別超過負担額調、ここで配られた資料の3ページ目にこの補助金のところで、土木費計の2つ上ですね。一番金額の大きいところだけ内容だけご説明いただければと思います。地域住宅交付金の超過負担額がこれは1,000円単位なので9,433万円ですか、これが超過負担額として計上されておりますので、この内容とか、これだけ9,000万ぐらい超過になった経緯をご説明いただければと思います。 ◎住宅政策課長   地域住宅交付金の超過負担額の内訳についてのご説明ということでご質問いただきました。この地域住宅交付金がいわゆる社会資本整備総合交付金という仕組みの中で動いていまして、補助金の対象額の45%が国から補助金として交付されるものです。これに当たっての超過負担ということで、当然国の補助金ですので国の基準額というのがございます。それに対しての45%という点が非常に大きな差が生まれる原因かなというふうに考えております。基本的にこの社会資本地域住宅交付金のほとんどが住宅の建設費です。その住宅建設に当たっての非常に国が示している標準的な単価がございます。そういった部分と、あと標準工事費というのがございまして、その標準工事費と実際にかかった金額の差がこの差額になってくるというふうなことになってございます。そういった点で9,433万円の超過負担ということになってございます。 ◆寺田ひろし   要は補助額が期待するほど入らない、そういう基準になっているということです。ちなみにこれは建設費ということなんですけれども、どちらの建設物なんでしょうか。 ◎住宅政策課長   説明が漏れてしまって申し訳ございません。まず1つ目が今年竣工します志村坂下住宅の区営住宅、あと今現在工事中でございますけれども、(仮称)仲宿住宅改築工事、それと設計中でございますけれども、南常盤台の住宅改築が補助金の対象となってございます。 ◆寺田ひろし   それと関連しまして、仲宿住宅が出てきたので、決算書の394ページに2番の(仮称)仲宿住宅改築経費で、当初予算が1億6,000万でしたが、解体工事が完了したというふうに主要施策の250ページには記載がございますけれども、当初1億6,000万ぐらいだったのが決算額が1億1,580万で、昨年はやはり建築人件費も高騰する中で、結構4,600万少なくなったということになりますので、この主要な原因とかもしあれば、教えていただきたいというふうに思います。 ◎住宅政策課長   まず1つは、入札をして契約期間が決まりますので、契約差金が生まれたということで、あとこの費用については、今回の解体の工事費と委託料という形の基本設計業務の2年目ということで金額を計上させていただいております。2年目ということもあって、先ほどの差額というのは、この工事請負費の解体費用の差金ということになってございます。 ◆寺田ひろし   では、関連して時間がないのであれですけれども、決算書の86ページ、使用料及び手数料の土木使用料で、10の旧区立住宅使用料、これもやはり住宅関連ではございますので一度にお伺いしたいと思いますが、当初予算額が1,000円で決算額が435万円となっておりますので、大きな開きが取りあえずありましたので、この内容のほうを教えていただければと思います。 ◎住宅政策課長   予算が1,000円ということは、住宅の共益費ということでよろしいでしょうか。 ◆寺田ひろし   86ページの10、旧区立住宅使用料のところですね。当初予算が1,000円でと。 ◎住宅政策課長   これは、令和2年の12月に事業が終了しました区立住宅事業の滞納金のお支払いとなってございまして、その後、滞納されていた方の家賃がここに入るということになっています。その金額が当初は当然見込みが1,000円であって、実績がなかったということで、ここに減額を計上させていただいたものです。ちなみに、滞納されている方は17名ということになってございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。本当にこの1,000円だったのが435万円になったなということでよく分かりました。  では、最後になるかもしれませんが、決算書の114ページにあります2、都市整備費補助金のところで合わせて2問、当初予算から3億3,000万マイナスございました。その3億円あまり減ってしまった理由と、あと当初予算書にあった2つの事業、都市防災不燃化促進事業費補助金とスマートウェルネス住宅等推進補助金、それぞれ2つがなかったので、決算のほうには出てこなかったのでその理由と、この2点お伺いしたいと思います。 ◎地区整備課長   後段のスマートウェルネスに関して私のほうで答えさせていただきたいんですが、先ほどお話しさせていただきましたように、板橋西口地区再開発事業の補助金という形でございまして、それが組合ができなかったことによってその分が歳入としてはなかったというところでございます。 ◎まちづくり調整課長   都市防災不燃化促進のご質問でよろしかったかなと思うんですが、都市防災不燃化促進については、補助第82号線の沿道30メートルの区域に関する建て替えの助成を行っている事業なんですが、今回、除却の申請がなかったものですから、減額として落とさせていただいたものでございます。 ○主査   山内委員の質疑を始める前に、みどりと公園課長より山内委員の公園トイレ改修に関する答弁について訂正及び追加の説明を行いたい旨申出がありましたので、これを許可いたします。 ◎みどりと公園課長   先ほどのお話で一部分かりにくかったところ、修正等させていただきたいと思います。まず、トイレの洋式化に関する補助金制度の件ですけれども、実際にトイレの洋式化で適用されていた補助制度というのは、ユニバーサルデザインのまちづくり緊急推進事業という補助制度で、これはオリンピックに合わせてバリアフリー化、いわゆる洋式化についての補助を助成するもので、平成29年度から令和3年度までで終了しているというものでございます。それに代わりまして、制度が変わって基準のレベルが上がって洋式が対象外になったというものも先ほど申し上げましたけれども、それについては地域福祉推進区市町村包括補助事業ということで、このユニバーサルデザインの先ほどの補助事業に代わって新たにできたものなんですが、こちらにつきましては、トイレの単純な洋式化というものだけは対象外となっておりますので、トイレの全体的なバリアフリーというものができないと対象にならないというものでございます。洋式化につきましては、サービスセンターとも協力しながら、補助制度はないんですけれども、順次進めていきたいと考えております。  それから、もう一点、令和3年度の予算、シーリングかかっていないということを申し上げましたけれども、正確にはかかっていました。それはどういうことかといいますと、トイレは実施計画事業としてトイレの改築を行っているんですけれども、それが実施計画上は毎年4か所の改築というものを計画していたところなんですが、コロナの影響で平成元年、2年につきましては3か所、それから令和3年度以降につきましては2か所ということでシーリングがかかっておりました。  最後は追加の答弁になりますけれども、その実計事業のシーリングということで、会派要求資料の186番の公園・公衆トイレの表のところの改修というところが29年度から令和3年度までどんどん減っているんじゃないかというお話でしたけれども、これにつきましては、先ほどのシーリングということで、29年度、30年度は4か所で、それに加えて29年度は公園の全体改修というのが2か所ございましたので、それと4か所と2か所合わせて6か所、それから30年度は実計の4か所プラス1か所公園の全体改修ございましたので、それで5か所。令和3年度につきましては、シーリングで実計上が3か所で、改修はなかったのでそのまま3か所で、令和2年度につきましても今度は3か所プラス公園改修が2か所ありましたので全部で5か所。そして、令和3年度についてはシーリングで2か所になりまして、全体改修がありませんでしたので2か所という内訳で、減っているようには見えるんですが、元はシーリングの影響でちょっと抑え込まれているということでございます。ちなみに令和4年度につきましては、2か所プラス緊急経済対策で3か所ありますので、合計5か所改築をする予定でございます。 ◆山内えり   そういった資料のときもそういう分かるような説明をぜひ早めにお願いしたいと思います。  それから、先ほどの東上線の高架化のところに行きますけれども、今測量のほうが10割の方への通知で、7割の方の立会いということでしたけれども、そうすると全該当者に通知が行っているかと思いますが、7割の方が立会いということは、会えていない方にはどのような対応をしているのか。残っている方たちの反応やどういう状況なのかについて教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   先ほど説明させていただきましたけれども、事業地内の全権利者の従来の方に立会い通知を行いまして、約7割の方に立会いを行っていただいております。残りの3割の方についてでございますけれども、こちらについては、私どもとしては年に1回、先ほど話をしましたけれども、電話相談窓口であれば、例えば個別補償説明会の通知、あるいはこの9月にも改めてまた立会い通知を行ったところでして、こういう形の中でこれまで立ち会っていただけていない方については、機会を捉えて、通常は通知を出す前に玄関先へ行ってドアをノックするなりして同じお話をさせていただきまして、通知を確認していただきまして立ち会っていただけるかどうかというのを進めているというようなところでございます。 ◆山内えり   それから、測量がどこまで進んでいるかということは非常に地域の人も心配しているところで、具体的に土地を売却しているですとか、そういう動きとか売却している方はいるのか、それから件数などは分かるでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   権利者の状況については、私ども、ある意味で個人のいろんな話も聞きますので、個人情報という取扱いの中で、こちらの委員さんのほうで件数が知りたいというお気持ちも分かるんですけれども、一方でやっぱり権利者のお気持ちなんかも大切にしなければいけないということで思っておりまして、そういう意味では、今の段階ではそういう用地を取得するための過程の作業を行っているということですので、そういう意味では、用地が買えたときに何件買えましたという形の実績をご報告する形で進めていきたいということで考えております。 ◆山内えり   それから、確認ですけれども、具体的には、土地を買い取るのは土地開発公社ということで聞いていますが、合っているか、それだけ教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   委員のおっしゃるとおり、本事業については、公社で買収することになっております。 ◆山内えり   それから、区が買い戻すのはどういうタイミングになるんでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   公社から買い戻すタイミングとしては、公社と区の契約において5年以内ということになっております。そういう意味では、区として国費等を充てていきますので、その予算が確保できるようなタイミングを推しはかって公社から買戻しをするということになってくると思います。 ◆渡辺よしてる 
     主要施策の成果の264ページの自転車活用推進についてちょっとお聞きいたします。計画の策定とシェアサイクルの推進ということで、シェアポートやこのラックを設置したということなんですが、私のところにも相談で、いわゆる自転車を利用する方も自動車を運転する方も、両方から自転車レーンをしっかりともっと整備してもらえないだろうかという相談が幾つか来ていて、その理由がレーンがあるないかという話ではなくて、いわゆる自転車が走っていても車がそのまま真っすぐ進んで追い越せる状況、いわゆる追越しで反対車線にはみ出さないと追い越せないよねという状況ではなくて、自転車が普通に走っていて、車も普通に走行できる状態というような整備をしてほしいという相談を受けていて、どういうものか整備についてお聞きしたいんですが。 ◎土木計画・交通安全課長   今、委員からもご紹介いただきましたように、自転車活用推進計画を策定させていただきました。その自転車活用推進計画の中で矢羽根表示を中心として、自転車のレーンを区内200キロ整備すると。その中でも特に50キロについては、先行的に重点地域ということで取り組んでいくということを計画の中でもうたわさせていただいているところでございます。その一方で、今委員のほうからもご紹介いただきましたように、矢羽根の表示をするにしても一定の幅員がある道路でないとなかなか今ご紹介いただきましたように、自転車の矢羽根のレーンと車のレーンが膨らまないで通行するということを実現するのはなかなかやっぱり厳しい状況かなと思ってございます。そうは言いながらも、自転車をなるべく歩道から車道に出していくというのも交通安全政策上も非常に重要だと考えてございますので、しっかりとその辺は路線の選定も含めて、またその矢羽根表示をした路線が細切れにならないように、ちゃんとつながってネットワークになっていくような形で整備をしていくということが意味があることなんだろうというふうに思ってございます。その辺もしっかり見極めながら路線の選定をし、取組のほうを進めてまいりたいと思ってございます。 ◆渡辺よしてる   次の質問に移ります。隣の265ページの道路の整備、特にこの段差の解消についてちょっとお聞きします。これ、行ったというふうに書いてあって、勾配とかの改善を図りましたって出ているんですが、先ほど来、ほかの委員からもいわゆる道路修繕とかに対していろいろともっと方法論があるんじゃないかとか、例えばICTを活用するべきじゃないかという意見がありましたが、私はちょっと別の角度で、段差を実際にこういう段差があったんだけれども、このように解消しましたというビフォー・アフターみたいものをSNSとかで発信することによって、そっか、区に言えばこういうことをやってくれるんだなというふうな意識を区民に持ってもらうってことも大切だと思うんですね。どうしても僕も支援者とか友人とかに都市建設委員会の委員になったと言っても、何をやっているかがやっぱり皆さんよく分からないというのが事実で、鉄道とか道路のイメージはあっても、あまり生活とというんですけれども、実はもう生活にめちゃくちゃ密着している委員会だと思っているんですね。その中で、やっぱり言ったらやってくれるかが分からなくて、例えば議員に言ったらつないでもらってという人もいれば、分からないまま宙ぶらりんな人もいて、果たしてこれって段差の解消って議員に相談するべきなのかくらい思っている人もいて、これを例えばSNSとかで実際に区民から相談があったので、ここの段差がこうあったんだけれども、こう解消しましたという写真とか載せてやっていくという広報とかやっていったらもっと具体的に気軽に区民が意見を言いやすくなるんじゃないかなと思うんですが、その辺のご見解をお願いします。 ◎工事設計課長   バリアフリー化のお話ですけれども、今実際取り組んでいる内容といたしましては、巻き込みの部分を2センチあった段差をBFブロックというものを入れて段差なしということでやっているものなんですが、その事業の周知の仕方というのは、今BFブロックのことはホームページには載ってはいるものの、なかなか今おっしゃっていただいた区民の方の認知というところで今のお話だとまだまだというところがあるのかなと思いますので、これに限らず事業をどうアピールしていくかというところは、また改めて検討させていただきたいと思います。 ◆渡辺よしてる   最後の質問で、270ページの街灯の更新のLEDの話で、先ほど数の話とかが出たんですが、いわゆるLEDだとちょっと白過ぎるという意見もあって、いわゆる照らす方向、ルクスとかのほうではなくて色合い、白とか多分オレンジとか黄色とかあるんですが、その具合というのはどうやって決めていて、今後、例えば景観を守るために、ここは光の量は必要なんだけれども、オレンジっぽくしようとかというのはどうやって決めているのか、教えてください。 ◎工事設計課長   今おっしゃっていただいたまさに景観という視点で留意をしておりまして、景観重点地区につきましては、オレンジ色の色で入れるようにしています。それ以外は白という状況でございます。 ◆渡辺よしてる   あと、例えばこの辺って神社が近くにあるから色をこうしてほしいとかという相談があったら、事実上何かそういうのって受けてもらえるものなのかというのをちょっとお聞きしたいんですが。 ◎工事設計課長   お話を伺うことは、ご意見は承りますけれども、そこだけというのもまたほかとのバランスもあるというところで、そこは判断があるかなというふうに思っております。ただ、明るさに関してもまた、あと明るすぎるとかということについては、家に光が入ったりとかそういうこと、現場状況を見てそういう部分は対応している状況はございます。 ◆かいべとも子   先ほどの質問が途切れちゃった内容は、公共下水道の整備の不用額が1,400万と大きかったので、内容は分かったんですけれども、予算立てするときに東京都からとか、その積算根拠となるような何か数字がいただけないのかどうか、それをちょっと確認したかったんです。 ◎工事設計課長   今、実際としては、現場に入る前の調査になってからしっかり数字を押さえるというところがございます。ただ、過年度どれくらいの実績あるかというのは大体認識ができるので、改めて予算取りする時から、その過年度の実績踏まえて計上してまいりたいというふうに思っております。 ◆かいべとも子   この項については以上です。最後なので板橋区の森についてお聞きしたいと思うんですけれども、主要施策では219ページに掲載されているんですけれども、この板橋区の森、今の日光市と協定を結んで、10周年を記念して森林の権利を板橋区が譲渡していただいたという森で、私も議員になって間もない頃、先輩が見に行くぞということで視察に行ってみまして、ちょうどここにホームページにも書いてありますけれども、ボランティアの方々が森林を育ててくださっているんですけれども、熊がたしか出没して今中止になっている。私たちが行ったときも、山の奥のほうに山道を歩いていたら大きな熊の足跡があって、これ以上はやめようということで下に下りてきたんですけれども、こんな質問をしていいかどうか分からないですが、皆さんの中で板橋の森に行かれた方ってどれぐらいいらっしゃいますか。見てきたという。 ○主査   理事者の方で見られた方は、挙手をお願いします。 ◆かいべとも子   すみません。ありがとうございます。どの程度ご存じなのかなと思って、ちょっと失礼かと思ったんですけれども、確認させていただいて。本当に板橋区が森を持っているというのは、すごく不思議な思いがあって、私も行ってきてすごいことだなと思って、それで、何が言いたいかというと、現状コロナ禍でなかなかボランティア等も行かれていないと思うんですけれども、当初は親子で2泊3日でのそういう参加をしたりとか、様々区民参加型があったんですけれども、今恐らくそういったものも全く熊の出没もあったりしてないと思うんですけれども、現状どういう形で運営されて、どのようになっているのかをご報告いただければと思います。 ◎みどりと公園課長   私も現地はまだ見ておりません。ただ、当然所管課の課長として早く見るべきだということで、担当のほうとは調整を取っていまして、この11月に何とか見に行く段取りを今調整しているところでございます。それで、実際にコロナ禍でそういう親子でというものは実施、いまだにできてございません。ただし市民ボランティアの方には、今年度も何回かという予定で実施はしておりますので、また11月にも森林ボランティアの方に実際に入っていただいて、先ほどもかいべ委員もおっしゃっていましたけれども、熊が出るという話、実際そういう獣害で材として表面を削られたり、皮剥がれたりすると価値がなくなりますので、それを防御するための今防獣ネットというものを巻く作業というのをしてございます。それについては、森林環境譲与税なんかも活用しながらやっているところでございます。 ◆かいべとも子   結構活動しているときは、板橋区の方も板橋に森があるんだということをご存じですけれども、なかなか恐らく区民の方でそういう緑を持っているということを知らない方が多いので、今後どのように展開していくのか、難しい分野だと思うんですけれども、区としてどのように考えていらっしゃるのか、その点をお聞きしたいんですけれども。 ◎みどりと公園課長   所管課長である私がまずこの目で見て、それで区民の皆様にどのようにPRしていけばいいのかということを考えてまいりたいと考えています。 ◆かいべとも子   この主要施策のページにも最後の保存樹木等の保護というところで、令和2年と令和3年では保存の樹木の本数が約60本差があるので、これは伐採して材木として使ったのか、それとも傷んでしまって伐採したのか、それはいかがでしょうか。 ◎みどりと公園課長   ここの主要施策の219ページの一番下に書かれているのは板橋区の森ではなくて、区内の保存樹木の話でございます。数が減っているというのは、結果的に枯れてしまったり、あとは所有者移転で建物建てる等、いろいろな事情がございまして指定解除があったりということで実際に減っているということでございます。 ◆かいべとも子   交ざってしまって申し訳ありません。実はホームページのところにあるこの板橋の森の中に、木を伐採して得た利益は、板橋区は7割、持ち主の国が3割ということで、収入があるということなので、もうあと42年間の契約ですけれども、その辺は変化がないのか、それとも全くそういう動きはないのか、その辺はいかがでしょうか。 ◎みどりと公園課長   まだ大分先の話になりますので、今現在として具体的なものというのは出ておりません。 ◆かいべとも子   そうしますと、先ほどもちょっと重なった質問なんですけれども、もちろん課長がご覧になってというのもあるんですけれども、区としてのそういう計画がなければ、ただ42年間待つというのではちょっと残念な森になっちゃうので、やはりもう少し展望を持って考えていただきたいと思いますけれども、その辺いかがですか。 ◎みどりと公園課長   前向きにきちんと考えていきたいと思います。 ◆かいべとも子   最後に、ボランティアがホームページの年度では47名という記載だったんですけれども、現在もその47名の方が活動されているのか。 ◎みどりと公園課長   手元にすみません、数字を持ち合わせていないので、後ほどご報告させていただきます。 ◆かいべとも子   そういうボランティアの方々もせっかく参加してくださっているんですから、ぜひ活躍の場を与えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎北部土木サービスセンター所長   ぜひ議会の皆さんと板橋区の森を見学させていただければ僕もうれしい限りでございます。 ◆小野田みか   先ほどの続きなんですけれども、これからのまちのデザインの中の公園づくりということをぜひ公園をつくるときに考えていただきたくて、公園で区全体の魅力を高めてくれるという魅力アップにつながるような公園づくりをしていただきたいと思っております。そんな中で、ほかの自治体の公園とかも見てみると、特徴のある公園というのが結構あって、例えば北海道とかですと彫刻家のイサム・ノグチさんがつくった公園ですとか、そういうものもあるんですね。先ほどお話ししていたあまり進んでいないんですけれども、KOHのトライアングルとかの私も住んでいるエリアなんですけれども、そこで統一感を出すというところで、水戸岡鋭治さんというクリエーターの方がいらっしゃるんですけれども、彼は最近、池袋のイケバスなどもデザインされて、とてもすてきなデザインをされているので、せっかく地元のクリエーターがいらっしゃるので、そういう方にKOHの公園に統一感を出すような色とかデザインとか、例えばオブジェとか、そういったものを配置していただく、アドバイスいただきながら公園とまちの一体感と板橋区のブランドにつなげるという考え方もありかと思っています。あとは、東上線も立体化するので、その下の高架下を雨のしのげる公園として活用したりですとか、板橋区は絵本のまち板橋ということで、絵本をブランディングに使っておりますので、絵本の世界感を反映した公園とか、いろんなアイデアがあると思うんですけれども、そういった特徴のある公園について板橋区としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎みどりと公園課長   板橋区には、特徴のある公園というのがもともと複数ございます。例えば、今改修計画をまさに立てている板橋公園、通称板橋交通公園、それから城北のほうにある城北交通公園、それから薬師の泉というちょうど中山道の脇にあるそういう昔の庭園なんかを再現している公園等々、水車公園もそうですけれども、いろんな公園がございます。特色のあるところにつきましては、リニューアルをする際には、その特色というもののよさをなるべく反映させられるように、いろいろと考えて改修計画というのを立てていくつもりでございます。 ◆小野田みか   特色のある公園、確かに板橋区たくさんあるので、そういったところは1点1点存在するというよりは、そこに線で結んでいく。そして、まち全体のイメージをつくる、ブランディングをするというところにもちょっと気を配っていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。  次の質問に行きます。223ページの緑化推進についてなんですけれども、私この間、一般質問で太陽光パネルの義務化を東京都が推進していることについて質問させていただいて、先ほど、別の委員からもあった屋上の緑化はどうなっていますかって話をしたんですけれども、この決算を見ていると、公共施設の緑化については、主に学校ということなんですけれども、1億3,000万円で民間施設の緑化がそもそも168万円しかないところを、決算が69万円になっているんですけれども、それについての理由、約100万円少なくなってしまったことの理由についてお聞かせください。 ◎みどりと公園課長   この緑化事業というものは、民間のほうからの申請を受けて区のほうで助成をするという制度でございます。年度の中でもいろいろ申請が事前に相談があったりとか、既にもう申請の手続をしたりとか、そんな状況がございますので、常に変化している、規模もまちまちですので、それに合わせて金額というのも変わってくることでございます。それで、一応令和3年度の予算につきましては、最終補正の段階でも現在申請が来ているもの、それから相談が来ているもの、それから過去に第4四半期で大体どのぐらいの件数が来るかという平均的なものも勘案しまして、予算を組んで全部使い切れる予定で考えておりましたが、結果として申請の内容がいろいろ変わったり、申請が伸びなかったりということもございまして、結果この形で収まっているという状況でございます。 ◆小野田みか   板橋区の緑化を推進するためには、やはり公共の施設よりも民間の方に頑張っていただくというのが一番いいと思いますので、ここら辺にしっかり力を入れて、緑と文化のかがやくまち板橋を実現していただきたいと思っているんですけれども、隣の豊島区とかでは、一部の地域に限定して植栽の専門家、デザイナーみたいな方に立候補した家の方の家を見に行っていただいて、そこに合うデザインで樹木を区の助成金が出て植えるというプロジェクトをやっていて、そのエリアは結構緑が増えて、何かおしゃれですてきになったので、そういった新しい取組も民間の方に提案することで、もうちょっと民間の方も緑化というところに意識が向くのかなと思いました。  あと、地球温暖化の防止というふうに書いてあるんですけれども、緑によってこの間、CO2の削減はほとんどないということだったので、もういっそのこと緑は区民の心の癒やしとコミュニケーションにということに特化して、CO2のことはもう書かないで、そういう緑というのは板橋区にとってCO2というよりは、安らぎというところでやっていくよというふうにしたらどうなのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎みどりと公園課長   参考にさせていただきます。 ◆小野田みか   それでは、ぜひ民間の緑への意識をもっと増やして、区としても民間の方にいろんな新しい提案をして、緑が区内に増えるようによろしくお願いします。  あと、もう一つまだ時間があるんだったらお願いします。決算書の154ページの空き家の利活用等支援事業費補助金なんですけれども、この間、空き家の利活用についての質問もさせていただいたんですけれども、やはり板橋区は、どちらかというと東京都のワンストップサービスに頼ってしまっていて、空き家の利活用がいまいち区として進んでいないのかなという印象を受けたんですね。予算が229万円に対して179万で、そもそも少ないのにまたこれも40万か50万減っちゃっているんですけれども、その理由と、あとこれは空き家予防に関するチラシか何かを配ったのかどうか、そして今後予算を増やす予定があるのかどうかについてお聞かせください。 ◎建築安全課長   今委員のほうの資料なんですが、確認ですが154ページ、都支出金の歳入の部分でよろしいでしょうか。こちらのほうは、まず専門家派遣の費用として都費を頂いている部分になります。それと、除却工事の助成金、あと相続だとか、登記簿が複雑な案件については、司法書士さんのほうに委託をして調査する委託料、こういったものの都の補助金として頂いているものでございます。 ◎住宅政策課長   昨年度、大学の先生をお招きして、セミナーを開催したということで頂いている補助金になってございます。  ──────────────────────────────────────── ○主査   以上で本日の調査を終了いたします。  これをもちまして、都市建設分科会を閉会いたします。...