板橋区議会 2022-09-28
令和4年9月28日都市建設委員会−09月28日-01号
令和4年9月28日
都市建設委員会−09月28日-01号令和4年9月28日
都市建設委員会
都 市 建 設 委 員 会 記 録
開会年月日 令和4年9月28日(水)
開会時刻 午前10時00分
閉会時刻 午後 3時48分
開会場所 第2委員会室
議題 別紙運営次第のとおり
出席委員
委員長 山 田 ひでき 副委員長 小野田 み か
委員 こんどう秀 人 委員 山 内 え り
委員 寺 田 ひろし 委員 坂 本あずまお
委員 田 中やすのり 委員 かいべ とも子
委員 渡 辺よしてる
説明のため出席した者
都市整備部長 内 池 政 人
まちづくり推進室長 田 島 健
土木部長 糸 久 英 則
都市計画課長 千 葉 亨 二
建築指導課長 廣 木 友 雄
住宅政策課長 宮 村 宏 哉
まちづくり調整課長 長 尾 幸 久
地区整備課長 彼 島 勲
土木計画・
交通安全課長
佐 藤 隆 行 管理課長 義 本 昌 一
みどりと公園課長 河 島 一 郎
南部土木サービスセンター所長
内 田 洋 二
事務局職員
事務局次長 森 康 琢 書記 安 部 詩 織
都市建設委員会運営次第
1 開会宣告
2
理事者あいさつ
3 署名委員の指名
4 陳情審査
<
土木部関係>
陳情第217号
板橋交通公園リニューアルに向けた検討に関する陳情(3頁)
<
都市整備部関係>
陳情第222号 羽田空港新
飛行ルート運用に関する陳情(18頁)
5 議案審査
議案第56号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例(28頁)
議案第58号 東京都板橋区
都市づくり推進条例の一部を改正する条例(28頁)
議案第60号 東京都板橋区営志村坂下住宅の
指定管理者の指定について(31頁)
議案第62号 板橋区道の認定について(36頁)
議案第77号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例(39頁)
議案第59号
大山駅西地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例(44頁)
6 報告事項
(1)上板橋駅南口駅前地区の
まちづくりの状況について(48頁)
(2)舟渡四丁目南地区に係る都市計画について(52頁)
(3)専決処分の報告について(
板橋大山公園内園路上の段差による転倒事故に係る示談処理)(53頁)
(4)「(仮称)板橋区
交通安全計画2025」素案について(55頁)
(5)
都市建設委員会関係補正予算概要について(61頁)
7 継続審査の申し出について
8 調査事件について
都市計画及び
都市基盤整備等の区政に関する調査の件(63頁)
9 閉会宣告
【閉会中継続審査としたもの】
<
土木部関係>
陳情第210号 区営駐輪場の改善を求める陳情(継続審査分4.6.3受理)
○委員長
ただいまから
都市建設委員会を開会いたします。
本日も
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発言は着座にて行っていただくようお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。
◎土木部長
委員の皆様、おはようございます。本日区からは、議案審査といたしまして、板橋区手数料条例の一部を改正する条例ほか5件について審議をお願いしているほか、上板橋駅南口地区の
まちづくりの状況についてほか4件についてご報告をさせていただきます。今日は案件も多くなっております。
区出席者一同、いつも以上に簡潔明瞭なご説明に努めてまいります。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、署名委員をご指名いたします。
小野田みか委員、渡辺よしてる委員、以上お二人にお願いいたします。
なお、本日の委員会は案件が多数ございますので、各委員、理事者におかれましては簡潔な質疑、答弁、そして円滑な議事運営にご協力賜りますようお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、本日の委員会の運営につきまして申し上げます。
報告事項5の
都市建設委員会関係補正予算概要については、9月29日の
企画総務委員会における関連議案の審査前に報告を受ける必要があります。よって、本日中に報告案件が終了する見込みがない場合は、3時休憩後、
当該報告事項を先議することといたしますので、ご承知おき願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
それでは、陳情審査を行います。
初めに、
土木部関係の陳情第217号
板橋交通公園リニューアルに向けた検討に関する陳情を議題といたします。
陳情の朗読を省略し、理事者より現状について説明願います。
◎みどりと公園課長
本
板橋交通公園につきましては、昭和43年に開設しておりまして、既に50年以上が経過しており、大分老朽化しているところもございます。そういうところも踏まえまして、現在、板橋公園の
全面リニューアルに向けた調整を進めているところでございます。昨年度、令和3年度につきましては、基本構想を策定いたしまして、様々な地域の皆様から
事前アンケート、
素案アンケート等を取るとともに、それから
あり方検討委員会というものを設立いたしまして、その中でも専門家、それから区民代表の意見を踏まえまして、基本構想というものをまとめたところでございます。基本構想の中では、空間を分けて利用者の動線が交錯しないよう配慮するようなことを記しておりまして、また水施設につきましても、こどもの池の老朽化というのがございますので、それについては、新たな区の方針に基づきまして、新たな噴水等を活用した
水遊び施設というのをつくる予定でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆
田中やすのり
陳情なんですけれども、陳情の要旨は、今後の
リニューアルに向けて安全・安心な公園にしてほしいっていう陳情になってますけれども、ちょっと陳情者と少しお話しする機会があったので、陳情者の状況を聞くと、もちろん
リニューアルに向けてしっかりやってほしいっていうのはもちろんあるんですけど、現状の公園について、利用についてもし改善できるんであれば、そこの部分もやってほしいっていうようなご意向をお持ちだったんですね。具体的にどういうことかっていうと、ちょうどここの交通公園が、板橋第二中学校を越えて大山駅に行くのと、管理棟のほうの出口のほうから行くと千川のほうに歩いて行けるので、ちょうどそこのところが人の利用の、通行の、なっちゃってるっていうことで、そこの動線が多いところにたばこのごみとかがあったりとか、朝になると空き缶があったりとか、陳情書にもありますけど、恐らく瓶の割れてるのがあったりとかっていう、そこの動線のところの部分についてはそういうものをとても気にしていたので、そのあたりの改善というのは図られるのかどうなのか、現状やっていただいてるのか。実は、以前からも私、ここの公園のたばこの吸い殻が多いんですっていう陳情をほかの方たちからも実は何回か受けてまして、その都度、いつも区のほうで
青色防犯パトロールカーを回してもらったりっていう過去に経緯もあったんですけれども、今までの過去の経緯も踏まえて、現状の改善できるところは改善してもらえるのかどうか、ちょっとまず最初に前提として確認させていただきたいんですけど、お願いいたします。
◎みどりと公園課長
現状につきましては、公園は全て禁煙としておりますものの、現実的にはたばこの吸い殻というのがいろいろな公園で見受けられるという事実はございます。我々としましても、禁煙に向けたマナーの徹底ということを図るために、今年度も2か月に1回回るような、全公園を回りきるような形で、
青色パトロールによる巡回、注意啓発ということを
サービスセンターで行っております。その中で、たばこの吸い殻についても数を各
公園チェックをしておるところなんですが、全体的に南部管内で見たところ、多いところですと1回点検したときに出る本数というのが100本以上というところがある中、板橋公園につきましては非常に数としては落ち着いてるような状況でして、具体的には5月7日で3本、それから7月6日で12本、それから9月6日で7本と、ほかの公園に比べると比較的多くはない、そんな現状がございます。ただ、そうはいいましても、いろいろと皆さん目にするところはございますので、
サービスセンターのほうにも話は確認しましたが、順次パトロール、それから公園清掃の方にも、遊具の周りですとか公園の中でたばこの吸い殻等を見つけた場合は適時きちんと清掃をするようにということは言っているということでございます。
◆
田中やすのり
あそこは
南部土木サービスセンターになるのかな。そのほうにもお声かけ、じゃ、いただいたということで、ありがとうございます、早速の対応をいただいて。
あと、ここに陳情が上がってきてる背景に、この陳情者さんたち、子育て世帯の人と、あとは世代の違う方との利用者間のちょっとトラブル的なものがあるようでして、そのあたりについて現状で何かできることはないのかっていう視点からちょっとお聞きしますけど、たまたまここの交通公園は管理棟があるじゃないですか。あそこには人が基本的にはいらっしゃるので、全部をなかなか見るのは難しいかもしれないですけど、何か気になったときには、そういうせっかく人がいるわけですから、利用者間のトラブルがないようにっていうような配慮というのは、何かもう少し工夫できないのかなって感じてるところなんですけど、そのあたりって何か現状どうなってて、改善策や工夫はあり得るのかどうか、ちょっと確認させてもらいたいんですけど。
◎みどりと公園課長
そこにつきましても、
南部土木サービスセンターのほうにはより丁寧な見回り等を、
シルバー人材センターの職員が常駐しておりますもので、巡回をする際には、なるべく気配りをしながら、もめごとにならないような、未然に防ぐような意識を持って巡回をしてもらうようにっていう話はしておるところです。
◆
田中やすのり
分かりました。それでは、陳情の要旨のところについてちょっとお聞きしますけれども、
板橋公園基本構想というのを地域の方や学識経験者さん等でつくられたということですけれども、このときには現状の、今のたばことか利用者間のトラブル的なところっていうのは、これをつくるときにはそういう声っていうのは出てきたんですかね、あんまり出てこなかったですかね。
◎みどりと公園課長
あまりそういうたばこ等についてのお話、それから
利用者関連のトラブルっていう話は直接的には出てきてませんが、ただ一方で、利用者間の目的が違うことによるバッティングというのは、どうしても気になるということは
アンケート等でも複数いただいておりまして、それを受けて、基本構想の中では
ゾーニングをするというところで、利用者間の動線が交錯しないよう配慮をしながら整備を進めていくということを記しております。
◆
田中やすのり
最後にしますけれども、ここの陳情書に書かれている、動線がバッティングしないというよりは、柵を設けたりって具体的に出てきちゃってるんで、区の基本構想を見ると、利用者の動線がかぶらないようにっていうことで、うまくこう利用者さんを分けることでこういうトラブルがないようにっていう、配慮をしようっていうふうに見えるんですけど、柵っていうのはこの基本構想をつくるときには何か検討の俎上に上がったりして議論があったのか。いやそこまではもう考えてなくて、あくまですみ分けっていうことで基本構想は進んだのか。そこの点だけ確認させてください。
◎みどりと公園課長
具体的に柵というのは、事前の
アンケートの中では1件だけ柵を設置してほしいというご要望というのはいただいておりますが、全般的なことを考えますと、柵の設置ということよりはやはり
ゾーニングで、きちんとエリアを分けて、必要な人が余計な、ほかのところに行かないような形をしていくということが非常に重要だろうというふうに
基本構想策定の中では話が出ていたという状況でございます。そして、今後につきましては、これから基本計画というものを策定してまいります。それから、そこである程度形を決めた上で、その後の事業者提案という方向の中で具体的なものは決めるような状況でございます。
◆
田中やすのり
ごめんなさい、最後にしますって言っておいてもう1個聞いちゃって申し訳ないんですけど、今後、今年度中にPark−PFIの検討をして、基本計画をつくっていくということになってます。公募は令和6年ぐらいになるんじゃないかというふうにお聞きしてるんですけど、これからの
基本計画づくりのところにふだん使ってらっしゃる方の声をどんどん行って吸い上げてくっていう、まだ機会は残されてるっていうふうに思っておいてよろしいんですかね。これで終わりにします。
◎みどりと公園課長
基本計画策定というものを、当初の計画ですと今年度、令和4年度にやる予定にはなってるところなんですが、それは具体的には来年度、令和5年度に策定という形になろうかと今は予定しております。その中で、
ワークショップ等をしながら、地元の声はきちんと聞きながら、合意形成というのを図って策定をしていきたいと考えております。
◆かいべとも子
今ご説明があったように、
アンケート調査を令和3年11月から12月においてされたと思うんですけども、その
アンケート、かなり細かくいろんなご要望があるのを拝見したんですけども、特にこの陳情者の方とやはり同じような要望、ご意見も数あるので、それを見ますと、例えば
ゾーニングの部分では、子どもの遊べるところと大人の楽しめるところを分けて造ってほしいとか、子ども連れ、大人のみのスペースがセパレートされるのがよいとか、
幼児専用スペースがほしいとか、具体的に、かなり小さいお子さんに対するご要望が多いかと思うんですね。その中にあって、区の表現は
ゾーニングということなので、もちろんさっき言った基本構想なので、具体的にはこれから場所だとかが決まっていくと思うんですけども、こういった
アンケートをどのように反映させていくのか、現時点で、その辺をお伺いします。
◎みどりと公園課長
昨年度策定したものは、基本構想になります。それで、この公園のあり方をどういう形にして
リニューアルをしていけばいいのかというところの大枠を決めていくという作業でして、その中で事前の
アンケートをいただきまして、それを可能な限り反映させるような基本構想というものにしてございます。その後、これからについては、今度基本計画の策定の中でまた改めて皆様の意見というのを聞きながら進めてまいりたいと考えております。
◆かいべとも子
あと、この要旨の2点目のところに、幼児も熱中症にならないように水遊びもできるスペースを設置するなどとあるんですけども、やはり
アンケートの中にも、水遊び場がほしいとか、小学生以下でも水遊びができるような水場があるとうれしいとか、かなり具体的なご意見、ご要望があるんですね。これ、この構想とはまた別に、こどもの池に特化したものを当委員会で進めているところなんですけども、今のところ、その公園公園によってカラーがあるので、統一的なものじゃないと思うんですけど、ここで陳情者の言うような、何ていうんですか、安全な、それこそおむつをしているような子でも遊べるような、よく噴水型とかありますよね。ああいうようなものであれば、かなり低年齢のお子さんでも遊べるのかなと思うんですけども、こういった
アンケートの中のご要望について、もちろん民間に委託するので、ここでこういうものができますってことはないと思うんですけども、それについても区としてはどういったお考えをお持ちでしょうか。
◎みどりと公園課長
それにつきましても、基本構想の中で、
事前アンケートの中でも様々な水施設についてはご要望がございますので、我々としても基本構想の中で施設の更新という、見直しという中で、
水遊び施設というのは造ってまいりますということはうたっております。
そして、昨年度、令和3年度に策定しました
水遊び施設の整備方針というものがございます。これは、現在稼働しているこどもの池を改修の際には、新たな
水遊び施設、噴水等を活用した
水遊び施設というものに転換していくという方針を打ち出しておりまして、板橋公園につきましてもそれに基づいて整備はしていこうと考えておりますので、おむつの取れていない方でもおむつを水につけなければ遊べるような、そんなものを造っていきたいと考えております。
◆かいべとも子
それと、陳情の理由の、この背景にある中で、公園でどうしても、遊べるんだけれども通路になってしまう部分があるので、そういった方々がベンチで座ってたばこを吸っていらっしゃって、その結果として吸い殻が散見されたりということなんですけども、
アンケートの中でも、ベンチでたばこを吸っている方がおり不快ですっていうお声があったんですけども、こういったことについても、やはり区としてどういう方向でいくのか。例えば、清掃に力を入れるのかとか監視をするだとか、様々あると思うんですけど、区としての捉え方はいかがでしょうか。
◎みどりと公園課長
まず、通り道になってしまうという動線の話なんですけども、ここにつきましては、今回
全面リニューアルをする予定でおりますので、既存の園路という位置にとらわれずに、より使いやすく楽しい、安全が確保できる、そういうレイアウトというのは当然考えていく予定でございます。
それから、たばこにつきましては、これはもう全面禁煙ということでやっておりますが、やはりなかなか個々のマナーというものが徹底し切れてないという現状もございますので、これにつきましては引き続き巡回点検、マナー等のアップということを目指して周知徹底を図っていく。清掃の際には、当然、あそこには常駐してる職員もおりますので、そういう職員による巡回でも見つけたら拾っていくということを徹底していきたいと考えております。
◆かいべとも子
たばこの吸い殻と併せて、ここにある、ガラスの破片というのがあったんですけども、舟渡にある水辺公園は足つぼがあるので、あそこは毎日かなり念入りに清掃をしていただいてるところなんですけども、ここも常駐されていれば、
お子さんたちがけがをしないように、定期的な点検と清掃っていう部分がどの程度今されてて、今後どの程度していただけるのかお伺いいたします。
◎みどりと公園課長
現状の清掃状況としましては、あの公園はそこそこの大きさがございますので、障がい者福祉団体の清掃エリアと、それから地域の皆様で団体をつくっていただいてる愛護協力会という2団体が、まずエリアを分けて、週に1回清掃をしております。それにつきましては、表面のごみというのは全て取っております。それに加えて、あそこは自転車の貸出し等、常駐している
シルバー人材センターの職員がおりますので、その方にも順次巡回をしながらごみがあれば拾っていただく、ガラス片があれば拾うというようなことをしている状況でございます。
◆かいべとも子
先ほどは事例として水辺公園を挙げたんですけども、私もその水辺公園の足つぼが毎日っていうのですごく驚いたんですけども、やはり安全を担保する、確保するためにはやっぱり人が要るので、今課長のご説明に、ボランティアや障がい者団体にやっていただいてるっていうので、週1回だと、個人的な感覚としてはちょっと間隔が空いてしまうのかなと思うので、今後は、改善点としてぜひその辺は、全部をというのは無理なんですけども、例えば特に幼児が遊ぶ場所だとか、そういうところは特化して点検また清掃をしていただければと思うんですけど、いかがでしょうか。
◎みどりと公園課長
現状としましては、そういう委託、今の週1回の委託という契約をしておりますけども、今後
リニューアルする際には
民間活力導入ということを検討しておりまして、それが実施できれば、基本的に
民間企業者の方が現地に常駐をして、それで管理をしていただくという形になります。その中で収益施設も設けて、そこで当然収益を上げながら、それを公園に還元していただくという状況を想定しておりますので、そういう中で、常駐される管理者がより小まめに点検をしていただいて、清掃に努めていただけるものだと考えております。
◆かいべとも子
ぜひその点は、安全という、それはこの公園に限らず全てなんですけども、力を入れていただきたいと思います。あと、
アンケートの最後のちょっと部分なんですけども、柵があると母親一人でも安心して連れていけるのでとてもありがたいという、
アンケートにあったんですけれども、先ほども質疑がありましたけども、この点についてはかなり、今後具体的につくっていくので、この部分に柵をというのが難しいかと思うんですけども、どのように区としては捉えてらっしゃるのか。
◎みどりと公園課長
具体的に、柵というものについては、それを設置するかしないかという話は今ここでは結論を出せる話ではございません。これから基本計画を策定する中で、地域の皆様と
ワークショップ等をしながら、いろいろな声を聞きながら、まずは方向としていかに安全な公園にできるかということを目指して、具体的なあり方というのを検討していく予定でございます。
ただし、今回は、事業者から提案をしていただく形で今回の事業を進める予定でございます。そうすると当然、骨組みとしては我々からの条件というのは出すところですけども、それはあくまでも安全というところを最優先にということで、柵を設置ということは条件としてはなかなかできないかと思いますので、それは、あとは事業者からの提案次第でどのようなものになってくるかっていうのが決まってくると考えております。
◆かいべとも子
先ほど今後のスケジュールに、ご説明もあったんですけども、基本的には1年遅れるという認識でいいかと思うんですけども、今、民間活力を入れる前に
ワークショップをされると思うんです。それは、1年遅れた中で、どの辺で予定をされてるのか。
◎みどりと公園課長
基本計画策定及び
民間活力導入の検討、それの準備というものを、今年度、これから発注をする予定でございます。そして、当初計画では、先ほど申し上げたとおり、令和4年度に策定予定としていた基本計画は、令和5年度中に策定をするというところで、その中で、この4年度の後半から5年度にかけての中で、住民の皆様と
ワークショップ等で意見の合意形成というのを図っていきたいと考えております。
◆かいべとも子
そうしますと、確認で、民間活力の手法の中にそういった
ワークショップのご意見が反映されるという認識でよろしいですね。
◎みどりと公園課長
そのとおりでございます。
◆山内えり
幾つか私も確認させていただきます。先ほど、おむつが外れていないお子さんはこどもの池での遊びは現状難しいということであったんですが、今年は暑いときの暑さ指数のときも開設ができないときがあったのかどうか、その現状についてはいかがでしょうか。
◎みどりと公園課長
今年、2年空けて、3年ぶりにこどもの池というのを土木
サービスセンターのほうで開設し、運用したところなんですが、こどもの池につきましては、やはり暑さ指数、熱中症アラート等が出ていることで、およそ半分弱ぐらい結果的には運営ができなかったということを聞いております。
◆山内えり
やはり、こどもの池があること、それから、夏ですから避暑、暑さを避けたいと、子どもたち自身が何らかの水遊びをしたいっていうのは、特に夏であればそういう声っていうのは大変大きいと思いますし、こちらはこどもの池があって、聞くところによると、こどもの池の中でも最も利用が多いというふうには聞いているので、たくさんの方が訪れて遊ぶ場所だと思うんですけれど、こういった暑さによって利用できなかった場合に、おむつが外れている外れていないにかかわらず、何らかの形で暑さからどう子どもを守ろうかっていうふうなことで、そういう視点もあるのかなと思って読んでいました。この陳情の理由のところなんですけれど、いろんな方がいると思うので、子連れではない利用者から突然肩をたたかれた、それから、水道の水は飲み水だと、水道代が税金なので無駄にするなと注意を受けたと、私も陳情者とお話をして状況については伺いましたけれど、大変怖かったっていうことと、それから水の利用の仕方がどうだったかっていうのは私もお話でしか聞けていないので、非常にどう考えるかっていうのはあるんですけど、区としては公園の水道の使い方、利用についてはどういう見解というか考えがあるんでしょうか。
◎みどりと公園課長
まず、熱中症になるということは、それだけ外の気候が厳しい状況ですので、これは、基本的には熱中症のおそれがあるような気候の際にはできるだけ外出を控えていただくというのがまず第一の基本になると思います。それから、公園利用者の皆様同士のトラブルというものにつきましては、板橋区公園条例などで定めているところで、一定の行為というものは制限という話はありますけども、個々の利用についての利用者間の意見の相違についてまで関与するというのは難しいと考えております。そして、水の利用ですけども、そこにつきましても、やはりこれをしちゃいけないっていう明確なものは示しておりませんが、やはり適正な、常識のある範囲でお使いいただくという形が望ましいと考えております。
◆山内えり
その辺の程度の適正な範囲というか、程度、量あるいは水を使っていた時間っていうことが明確に分からない部分もあるので、非常に難しいんですけど、ただやはり公園というのはいろんな方が利用しますし、子育て中のお母さんやお子さん、それから高齢の方もいらっしゃいますし、トラブルも、聞くところによるとなんですけど、珍しいケースではないと、何回かこういう件があって怖い思いをしているっていうお母さんの声は数件聞いています。ですから、本当に今後の
リニューアルに向けて、いろんな世代の人たちにどうこの公園が使いやすく
リニューアルされていくのかっていうのは、非常に重要な視点だと思うんですね。まずは板橋区としては、飲み水はもちろんのこと、水道の使い方については、何ていうか、先ほどのような、適正っていう言葉がありましたけど、使い方を区として制限するとか、そういったことはないということでいいんでしょうか。
◎みどりと公園課長
あくまでも、そこは個々の感覚の違いというのが非常に大きくなってしまいますので、それが原因でトラブルになるということは当然あり得ると思いますけども、水の使い方というものについては、あれをしちゃだめこれをしちゃだめという具体的なものは、先ほど申し上げたとおり書いてはございませんが、やはりそれは常識の範囲でお使いいただくというところで、我々はそれを許容とするという形で考えております。
◆山内えり
あと、
リニューアルに向けた検討で2回ほど、この間の基本構想の策定に向けてあり方検討会が2回あったということで、私も2回分、有識者の皆さんと、それから町会の方が参加されたのを拝見しました。かなり具体的な要望だとか、今の課題っていうふうにそれぞれ語られていたんですが、今後、基本計画にいく際は、もう少し地域の住民の方とか利用者の方に入っていただいて、より、もう少し具体的な計画に向けたやり取りができるといいのかなと思っているんです。
事前アンケートもして、素案の
アンケートをしてっていうことで、回答いただいて、それが計画に反映されるっていうことなんですけれども、やはり近隣の学校ですとか保育園ですとか、高齢者の施設もありますし、そういうまちの人たちが具体的に顔を合わせる、あるいは声を反映する場所というのは
ワークショップのみなのか、あるいは今後どういう具体的な日取りでスケジュールを今考えているのか、そのあたりはいかがでしょうか。
◎みどりと公園課長
そこにつきましては、今年度発注いたします
基本計画策定、それから民間活用導入の検討の委託の中で、これはプロポーザルの方式で、事業者提案というのを考えております。ですので、具体的な
ワークショップになるのか、住民説明会になるのか、何になるのかっていう話もその中での提案というものによって少々変わってくるかと思いますが、いずれにしましても、この令和4年度から5年度にかけて行う
基本計画策定の中で、住民の皆様の声というものはきちんと聞きながらやっていきたいと考えております。やり方というものを提案していただくというふうに今回の委託の中では考えております。
◆山内えり
民間のそういう提案を、何ていうのかな、生かすっていうのはすごく大事ですけど、区としてはどういう公園にしていくかとか、板橋区として住民の皆さんのためにどういう公園をつくっていくかっていう形で進めないんでしょうかっていうか、もう少し積極的に区として関わっていく必要があるんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
◎みどりと公園課長
決して、我々だけでつくり上げていこうというつもりは全くございません。区民の皆様の声というものはどんな形であれきちんと反映させていくという形で、計画はつくっていきたいと思っております。
◆渡辺よしてる
1点だけ、ちょっと警察との関係についてお聞きします。陳情者の話によると、トラブルになって警察に、警察官に間に入ってもらったということだったんですが、この公園の110番通報とか警察トラブルになったよっていうのは、今区としては何かこう把握をしているのかっていう点と、もう1点目は、警察とどういう連携をしていくのか。例えば、南部の
サービスセンターとか区に対して、例えばこういうトラブルがとか、たばこを吸ってるとか、こういう利用者同士のトラブルがあったという相談を受けたときに、警察にパトロールを少し強化してくださいとか、青パトはうちはここを回すんで、夜とか、こういう時間帯とかはちょっとパトカーを回してほしいなとか、何か例えばそういうような連携はしているのか、もしくは今後していくのか。この2点お願いします。
◎みどりと公園課長
今のご質問の所管は
サービスセンターのほうになりますので、私は逆に
サービスセンターから聞いた話ということでご説明をさせていただきたいと思います。警察が介入するトラブルがどのぐらいあったのかというのは、申し訳ございません、ちょっと把握しておりませんのでお答えはできませんが、警察との連携というものは当然、
サービスセンターのほうにいろいろなトラブルの話があった場合、これは警察の介入が適切だろうというものについては速やかに警察のほうに連絡をし、同行していただくということは実際にやってございます。
それから、パトロールのほうにつきましても、やはりいろいろな被害が出てるという状況がある場合には、警察のほうにその話を
サービスセンターのほうからしまして、それでパトロールの強化というのをやっていただくということは実施しております。
◆こんどう秀人
質問内容があらかたほかの委員さんで出てしまったんで、少しだけお聞きしたいと思います。この陳情の要旨を見てますと、最後に子どもにとって安全で安心な公園づくりの徹底を図ってください、要はこれからどういう公園ができていくのかっていうのがはっきりと分からない、それが分かるような形にしてほしいっていうのも多分入っている。出来上がってしまったらこんなんでしたっていうのは嫌だから、意見を取り入れて、ちょっとずついいものを造ってほしいっていう要望が多分入っているんだと思うんですけども、計画策定について決まったこととか出来上がってきた構想とかをどのようにして周知を、どれぐらいのペースでやるのかが分かるようであれば、ちょっと教えてください。
◎みどりと公園課長
具体的なスケジュールは、まだ委託事業者も決まってませんので、ここでは決まった話は申し上げられませんけども、ただ、基本構想を策定するまず前に、当然住民の皆さんからのご意見等は賜りながら、意見調整というのは順次していくつもりでございます。
そして、策定基本計画を策定しましたら、それは当然公表はしていきますので、段階を踏みながら、順次丁寧に説明を住民の皆様にしていく予定でございます。
◆こんどう秀人
きめ細やかにちょっと対応してもらえれば、この陳情の方もそうですけども、周囲に住んでいる方も納得していただきやすいと思いますので、よろしくお願いします。
あと、もう一つちょっといいですか。陳情の理由のところに、公園の水道は飲み水でありと書いてあって、これは当たり前なんですけども、これとは違う、以前トイレの改修みたいな陳情が上がってて、年数がたつと区民が求めるレベルが上がることによって、区はちゃんと基づいた条例とか基づいたルールで設置してるけども、実際使う人は、そこに遊びにきた人が使うのではなく、仕方なしに使っているっていうような状況があって、飲み水に関しても、設置しているその雰囲気で、汚れた手を洗うとか、そういったものにしか使わなくなる可能性は十分あると思うんですね。
高島平の緑道のところとか、いろいろあるところがあるんですが、実際飲み水として子どもが使ってるのかっていうのは、あまり見なくなってます。だから、実際手を洗う、ここにあって、暑いから体を冷やすため、健康、体調管理、維持に使うとか、そんな感じにもなると思うので、ちょっと、もしその水道の施設を取り入れるときに、噴水は噴水でいいと思うんですけど、飲み水を使うところに関しては少しちょっと、本当に飲みやすいイメージを、ちょっとアイデアを入れて何とか設計したいと思うんですけれども、その辺、どうでしょうか。
◎みどりと公園課長
そのようなご意見があったということで、今後の計画の中でも議論の俎上に上げたいと思います。
◆寺田ひろし
まず、今回陳情を審査するに当たって、基本構想がもう出来上がっているということで、それが基になって今議論がありましたあり方検討会とか、あと
アンケート、それに伴って2回の
アンケートをやっていただいて、本当に住民の声が上がっているので、それを基に多分、恐らく同じ陳情者の同じ方向性であると思いますので、その確認で、ちょっと何点か伺いたいと思います。まず、令和3年9月の
アンケートは170件回収できて、意見を記入いただいたのは131件もあったということで、すごいなと思ったんですね。その内訳の中で、たばこの吸い殻や清掃の不備が6件と、幼児スペースの、先ほど出ました柵や分離が3件ですね、柵や分離が。あと、夜の安全というのもやはり結構多くて、7件ございまして、幼児プール存続は5件と。やはりこういった環境、安心できる公園利用、その環境整備に期待する声っていうのが非常に多かったなと思いますので、まずはこの2回の
アンケートを通して、こういった住民からの反響をどう区側としては受け止めていらっしゃるのかをちょっと確認したいと思います。
◎みどりと公園課長
おっしゃるように、様々安心・安全に期待する声というのはございますので、そこはやはり公園利用者の第一にすべき項目かなと考えてございます。ですので、それをきちんと反映させるような公園づくりというのを目指してまいりたいと考えております。
◆寺田ひろし
結構、この
アンケートを拝見しますと、厳しい意見も結構ありまして、ああ、そうかなと。例えば、20年前は道に落ちてた、公園の木から落ちてきた葉っぱを掃除していたけれども、現在全くやらないと。まともに管理ができていない公園なのに、
リニューアルをして果たして管理できるのかという結構厳しいご意見もあって、このほか、現在は毎日ごみの山っていうキーワードもあったり、あとベンチで昼間でもたばこを吸っているとか、あと先ほど出ましたように、ガラス等のごみが落ちたまま放置されていて危ないっていう、そういった記述もございました、
アンケートの中に。
また、11月の
アンケートでも、事務局からの総括として、清掃管理をしっかりやることが必要不可欠というのが16件もありましたというような記載がありました。そこで、もう一度ちょっと確認したいんですけれども、この板橋公園が
リニューアルされて、例えばPark−PFIで民間事業者の管理になった場合、こうした清掃というのは協定を結んだ業務として毎朝しっかり行っていただけるような可能性っていうのはあるんでしょうか。
◎みどりと公園課長
民間活力導入ということで、Park−PFIを導入してやるとともに、
指定管理者制度というものも活用して、それで公園全体の管理っていうのをしていただきたいと今考えてるところでございます。そういう中で、具体的な内容というのはこれからやっていきますので、その中で、できる限り清掃なり公園の品質の向上というのができるような内容にしていきたいと考えております。
◆寺田ひろし
そうした方向性がこうして議論の俎上に上がっているならば、非常に安心できるかなというふうに思います。こうして、板橋公園の基本構想がございますけれども、この5ページに、先ほど何度もお話が出てた
ゾーニングについて記載がございます。これは、特にいこいと遊びのゾーン、3つのゾーンの中のいこいと遊びのゾーンで、ベンチで休んだり、読書したり、季節を感じながらくつろげる空間と、主に幼児を対象とした遊具があるスペースを併せ持つゾーンですというのがいこいと遊びのゾーンと、3つの中の一つで。これは、ここに書かれてあるとおりで、ちょっとしつこくて申し訳ないですが、確認ですが、幼児遊具とベンチは近い配置になるのかどうか、今後の設計にもよると思うんですが。このいこいと遊びのゾーンの中に、一つにまとまった文章になっているので、この点をちょっと確認させていただきたいなと思います。
◎みどりと公園課長
具体的なレイアウト、施設の配置につきましては、まだこの段階でこういたしますということを申し上げられる状況ではございませんが、やはり第一に利用者の方、特に幼児をお連れの親御さん等が安心して遊べる空間というのはつくっていきたいと考えております。
◆寺田ひろし
そうですね、この基本構想の前に
アンケートを取って、11月の
アンケート、第2回目のときですね、実は基本構想の5ページの上の文章に付け加えられたのが、利用者の安全を確保するため、幼児と親が過ごす場所と空間を、静かに憩う場所を分けることで、それぞれの利用者の動線が交錯しないように配慮しますというのが基本構想のほうには書かれて、冒頭に付け加えられたと。11月の皆さんの
アンケートのときにはその文章がなかったんですけども、やっぱりこれ、あり方検討会の2回目を読むと、やはりそういった、この文章から、全部一緒になっては危険ではないかというご意見もあったようでして、しっかりこうして明記したということだと思うんですね。最後というか、まず1点目の最後のほうで、再度ちょっと重要な点なのでやはり確認させていただきたいんですけれども、こういった幼児スペースに利用目的が違う方が交わらない動線、これをしっかり考えていく方向なのかというのをいま一度ちょっとご説明いただきたいというのと、あと
リニューアルのタイミングを契機として、先ほどの質問ではあるんですが、朝の清掃ですね、そういった方向性であるということでしたので、例えばこれは、指定管理にしてもPark−PFIにしても、何か具体的に協定なり仕様書なり、書き込める可能性があるのかどうか。いろんな
ワークショップ等、そうした住民の声が、本当に仕組みとして、
ワークショップを終えた意見が民間事業者にどのように伝わって、民間事業者がどのように設計するか、基本計画に落とし込めるかという、その道筋を簡単に教えていただきたいなと思います。
◎みどりと公園課長
1点目の交わらない動線というところにつきましては、当然事前の
アンケートでも様々な方から、やはりエリア分けを望まれてる声というのが多くございます。その結果、最終的に策定した基本構想の中でもその一文を追加しているところでございます。したがって、それにつきましては、今後の
基本計画策定の中でも当然そういったことに配慮しながら、安心してそれぞれのエリアの方が楽しんでいただける公園という、そういうものにしていきたいと考えてございます。
それから、2点目の清掃のお話につきましては、これはやはり、これから出す委託作業の中でどういう形で仕様書に盛り込めるのか、提案をしていただく場合の条件に盛り込めるのかというところを考えていくところですので、まだ何ともお答えは正確にはできませんが、可能な限りそういったものを反映できるようなものにしていきたいとは考えてございます。
◆寺田ひろし
今のお話で、非常に期待したいなというふうに思います。今後はいろいろ話合いの中で決まるとして、基本構想の4ページに、管理や運営についても、区民が参加できる仕組みづくりなど、みんなで育てていく公園にしますという、基本構想に明言いただいているので、しっかりこれが実現されることを期待しまして、質問を終えたいと思います。
◆小野田みか
皆さんが質問されていたので、ちょっと簡単に質問させていただきます。この公園、私のめいっ子もよく遊びに行っていて、とても大人にとっても子どもにとっても楽しい公園だっていう認識をしております。子どもにとって安全・安心な公園を造るということは大前提なんですけれども、やはり公園っていうのは多世代の方がいろんな目的で、大人にとっては癒やしだったりリラックスだったり、また体を動かしたりっていう目的があるので、柵を設けるっていうことに関しては私もどうかなっていうふうに正直思ってるところがございまして、私の友人がアムステルダムに外国人と結婚して住んでいたことがあるんですけれども、私もそこを訪ねたときに、まちの中に運河がたくさんあって、でもそこには柵がほとんどついてないんですね。もちろん、まちなんで、子どももたくさんいていろんな遊び方をしてるんですけれども、やっぱりよく子どもが運河に落っこちるっていう話を聞いていて、そういうときに、何で、日本だったら絶対ここに柵をたくさんして、あらかじめ大人が危険を回避してしまうんだけれども、アムステルダムではどうしてるかっていったら、学校で子どもの水泳の教育を強化して、子どもがいざ落ちたときに自力で上がってこれるというような方向性で考えてるっていう、そういった教育の仕方をしているって聞いて、あ、なるほどって思ったんですね。そういったところで、やっぱりどちらかというと、日本だと危険なものはあらかじめ回避するっていう方向なんですけれども、別の考え方で、もちろんたばこの吸い殻とかガラスっていうのは危険なものですけれども、子どもにそういった何かあったときに自分で対応するっていう力をつけることも大事だと思ってるんです。公園のあり方について、区としてはどういった考えをお持ちでしょうか、そういったところで。
◎みどりと公園課長
安全に対する考え方というのは、これは非常に国民性が反映されてるものかなと思います。私もドイツの公園を見たときに非常に、日本だったらとてもこんな管理はできないなというぐらい自由に利用者に使っていただいてるという状況を目の当たりにしました。ただ、ドイツの友人が申したところによると、やはり意識として自己責任というものを非常に重視しているというところがあるので、それは当然のことなんだっていうことを申しておりまして、やはり国民性の違いっていうのはすごくあるなということを考えますと、現在の日本においての公園の安全管理というところは、やはり一定のものというのはしなければならないと考えてはございます。
◆小野田みか
ドイツの事例なども課長はご存じだということで、そういうところも含めて今後、もちろん都市計画課とかみどりと公園課だけじゃなくて、教育とかそういったところにも、所管課と連携をして、新しい
まちづくりとか公園づくりっていうところにつなげていただければなと思っております。
あと、ちょっと寺田委員とかぶってしまうんですけれども、ゾーニングっていうところで、世代を意識した
ゾーニングということはお考えだっていうことでよろしかったでしょうか。
◎みどりと公園課長
はい、考えてございます。
◆小野田みか
あともう一つなんですけれども、この陳情者に私もお会いしてお話をさせていただいて、やはり高齢の男性から肩をたたかれて怖かったということを涙を浮かべながらお話しされておりまして、確かにそういう怖い思いをされてしまったんだなっていうふうに受け取りまして、やはり子育て中のお母さんが子育てをしにくい、肩身の狭い思いをしながら公園を使ったりですとかまちで生活しているっていうのが現状はあると思うので、こういった陳情を頂いて、こちらはみどりと公園課さんではないんですけれども、これを男女平等とか、パートナーシップ制度も導入されて、そういった意識啓発のチラシとかも出てくると思うので、子育て中のお母さんとか女性に配慮した内容のことも含んで、こういった陳情の内容を基に、ほかの課と連携してそういった意識啓発も区内でしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎みどりと公園課長
はい、検討してまいります。
○委員長
以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
田中やすのり
本陳情の要旨のところの骨格になるところは、
リニューアルに向けた検討においては、子どもにとって安全で安心な公園づくりの徹底を図ってくださいということでございます。都市公園法や国から出されている遊具の安全指針だったり、そういうのも拝見すると、公園が、安全で安心な公園にしていくっていうのは、当然のようにうたわれております。議論でもありましたけれども、公園のこの基本構想を見ても、利用者の安全を確保するために、それぞれの利用者の動線を交錯しないように配慮しますというように、子どもにとって、利用者にとって安心・安全な公園づくりをしていくっていうのは、もう既に区のほうからも、もう明確に記載というか、提示がされていますし、今後の
基本計画づくり等においても、こうしたことがしっかりと織り込まれて進んでいくんだろうというふうに感じております。現状でいうと、ここの陳情の要旨の骨子の部分については、願意がもう満たされているし、これからも既に、ずっと満たされていくんだろうというふうに理解をしております。基本構想を見ると、こういった施設を検討していきますと、配置や内容を検討していきますというところに、
水遊び施設というのが、明記がしっかりもう構想の時点でありますので、こどもの池のある公園ですから、恐らく水遊びのできるスペースの設置っていうのも、これも恐らく達成されていくんだろうというふうに理解しております。
ただ1点気になるのは、柵を設けたりっていうところがあって、ここが明記されているものですから、柵の設置が、あの板橋公園の規模で、果たして本当にいいのかどうか。面積がとっても広い、例えば都立公園とかに柵のスペースをつけるっていうのはよく分かるんですけれども、板橋の交通公園の
リニューアルのときに、この柵っていうのが少しやはり気になりまして、今日の段階で、絶対これがいいんじゃないかということを断言できないですし、決め切れないので、ここの部分についてはやはり疑問が残るところですし、今後の
ワークショップや
基本計画づくりで、どういうことが一番いいのかってことは、やっぱり決めていくことだろうというふうに考えているところで、ここの部分については賛同できない部分でございます。
以上の理由から、本陳情については不採択といたします。ただ、利用者だったり、そこの近隣の利用者さんが、子育てをしながら公園を使うのに、期待水準に残念ながらいっていないっていうところがあるんだと思うんです。言い方を変えれば、不満や不安というのを感じながら利用せざるを得ない子育て中のママさんたちがいるっていうこともありますので、ぜひそこの部分については、先ほどご答弁でもありましたけど、今できること、工夫して改善ができること、こうしたことはぜひ引き続きやっていただきたいですし、恐らく今度
指定管理者になったときには、清掃の回数とかきっと増えるんだろうなって勝手に想像しているので、そのあたりも、利用者さんの不安や不満というのを解消できるような取組を、区には求めておきたいと思います。
◆かいべとも子
先ほど来の質疑の中で、全て出ているんですけども、今回の基本構想の整備に当たって、この公園を完成するのに、誰もが安心して移動できる
まちづくりの拠点となるように、公園の再整備、管理運営に当たっては、周辺の保育園、小中学校、高齢者施設、集合住宅、商店など地域の方々と連携を図っていきますということがうたわれておりますので、特に集合住宅、板橋区の場合は、マンション等で子育て中の方々が多くいらっしゃって、まさにここがそういうエリアかなと感じるところなんですけども、これをしっかり守っていただくことと、もう一つ、先ほど寺田委員からもありましたように、各テーマの今回の共通項として、区民が参加できる仕組みづくりをしていきますという記載がありましたので、先ほど今後のスケジュールの中で、
ワークショップをされるということですけども、やはりいい施設、いい、今回のような公園を造るためには、数多くの方の意見を様々な方々に寄せていただくことが、結果的には、区としていいものが出来上がると思います。ぜひ
ワークショップの開催については、細かいことですけども、働いている方でも参加できるように、土日、また夜間の開催をぜひ、これについては死守していただきたいと思います。
そして、区民の方々にとってみると、私も子育て中に、公園とか水遊びは大変利用して、思うところはたくさんありますので、こういった区の方向性とか
アンケート調査とかが、なかなかホームページだけでは区民の方々に伝わらない、見られない、よっぽど探っていかないと見られない部分がありますので、今後はぜひこの作成の、その進捗状況とか区の考えを、できればより多くの方々に、ホームページを分かりやすく伝わるように工夫をしていただきたいと思います。
基本的には、もうまさにこのとおりなので、賛意を表したいんですけれども、この趣旨、要旨の中にある、要するに
ゾーニングの中でも、先ほど私、課長にも質問しましたけども、遊具のあるスペースに柵を設けたりっていう部分で、それをきちっとできる担保をいただけなかったので、今後の
ワークショップで、できれば生の声を伝えていただいて、これは整備していただきたいと思うんですけども、現時点では柵をきちっと造るという担保が取れない以上は、採択が難しいので、現時点においては不採択を主張いたします。しかしながら、先ほど言ったように、くれぐれもそういった区民の方に伝わるような取組をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆山内えり
皆さん、柵ということをおっしゃっていたんですが、柵の考え方っていうのは、やはりその子どもたちが遊ぶ場所で、本来全面禁煙の公園で喫煙がされていたり、危険なごみやガラス片があったり、幼児が安心して遊ぶ場に現状なっていないので、例えば柵を設けるなどという、例として書かれているのかなと思っています。やはり今
リニューアルに向けて、基本構想ができて、これから令和4年度と令和5年度にかけて基本計画をつくっていく際に、その地元の皆さんの声、地域の声、これをさらにしっかり入れていく必要があると思っています。先ほど、あり方検討会について伺いましたけど、住民の方1名ということで、私はもっと多くの方が参加して、意見を言える場、そして区民が関われる、そういった
ワークショップ、それから住民の皆さんが納得する形の
リニューアルの検討に進めていく必要があると思っています。なので、このいろんな世代の方が公園を利用しますから、そのゾーニングや、どうやって高齢の方も、そして子育て中の方、そして子どもたちが、安心で安全に遊べる公園づくりをしていくかっていうのは、みんなで考えて徹底を図っていくっていうことなので、この柵について、これは一例というふうに私は感じています。ですから、子どもたちが安心で遊べるための
ゾーニングやすみ分けをどういうふうにしていくのかという、そういった入念に時間をかけて、学校、そして保育園、高齢者施設、都営アパート、多くの皆さんが、この地域から公園を利用しているというふうに聞いていますし、そういった声をしっかり入れながら、そして
アンケートの声も反映しながら、
リニューアル検討に進めていただきたいということを申し添えて、私は採択を主張いたします。
◆渡辺よしてる
陳情要旨の、その
リニューアルに向けた検討の中で、この遊具とか水遊びスペースの話とか、この委員会で、質疑でいろいろと明らかになりましたが、子どもにとって安全で安心な公園づくりの徹底というのは、言ってみると願意が達成されている、もしくは今後達成されるというふうに思っています。ほかの委員さんがおっしゃっていたように、私もこの柵に関してちょっと考え方がありまして、今現時点で、やはりこの柵が一番適しているかどうかというと、判断が難しいのかなと。今後、その柵がいいのか、もしくはその柵じゃなくても、人の流れとか、スペースのつくり方とか、そういった部分で解決する手段もあるんじゃないかなというふうに思いますので、今回の本陳情に関しては、不採択を主張いたします。
ただし、この陳情理由の中にある、やはり子ども連れで、ママさんが肩を突然たたかれてとかっていうのは、非常に怖い思いをしている中で公園を利用しているということですので、今後も引き続き、きめ細かい対応を区にはしていただきたいと求めて、意見として申し添えておきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
これより表決を行います。
陳情第217号
板橋交通公園リニューアルに向けた検討に関する陳情を採択することに賛成の方は挙手願います。
賛成少数(1−7)
○委員長
賛成少数と認めます。
よって、陳情第217号は不採択とするべきものと決定いたしました。
◆山内えり
少数意見を留保します。
○委員長
少数意見、承りました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
都市整備部関係の陳情第222号 羽田空港新
飛行ルート運用に関する陳情を議題といたします。
陳情の朗読を省略し、理事者より現状について説明願います。
◎
都市計画課長
それでは、陳情第222号 羽田空港新
飛行ルート運用に関する陳情につきましてご説明させていただきます。陳情者につきましては、記載のとおりでございます。まず陳情要旨をご説明いたします。国会及び政府に対し、板橋区議会が羽田空港新
飛行ルート運用に対する地域住民の不安を解消する策を講じることを求めるよう要請します。地方自治法第99条の規定により、板橋区議会は、意見書を提出してくださいとのことでございます。
区の現況についてご説明いたします。国土交通省でございますが、国際競争力の強化や外国人旅行者の誘致による日本の経済成長、並びに東京2020大会の円滑な開催等を目的といたしまして、羽田空港の機能強化を2020年3月29日から実施してございます。
現在の新飛行レートでございますが、板橋区におきましては、三園・成増・赤塚新町ルートといたしまして、好天時のA滑走路、悪天時のC滑走路、小豆沢・常盤台・向原といたしまして、好天時のC滑走路の2ルートがございます。新飛行ルートにおける落下物対策につきましては、国土交通省において、世界に類を見ないと言われております落下物対策総合パッケージを取りまとめて、落下物対策の充実・強化を図っており、日本に乗り入れる外国航空会社に、落下物防止対策の事業計画への記載の義務づけや、国の職員による駐機中の航空機の機体の抜き打ちチェックなどが実施され、未然防止策の徹底により、2022年8月時点では、羽田新飛行ルートにおける落下物事案は確認されていないとのことでございます。また、万が一の事案発生時の対応強化といたしまして、被害者救済制度の充実、補償費立替え、見舞金制度の創設など、補償等の充実を図り、未然防止策の徹底だけでなく、事案発生時の対応強化も図られているとのことでございます。
区では、これまでも、羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会への出席、国が主催いたします羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会などの情報収集、区民に向けた丁寧な説明の実施、並びに過去の落下物事故に対しまして、徹底的な原因究明、再発防止、安全対策の有効性の継続的な監視、これら対策実施状況の情報提供、将来にわたって航空機が安全な乗り物、移動手段であり続けますよう、落下物対策を含めまして、徹底的に飛行の安全を確保し続けることを要望し続けてきております。今後も様々な機会を捉えまして、区民の方々の要望を伝えてまいりたいと考えてございます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆寺田ひろし
この陳情を審査するに当たりまして、客観的な事実だけ、ちょっと私の認識が正しいかどうか確認をさせていただきたいなというふうに思います。この陳情の理由の中でも、この新ルート下で暮らす地域住民の不安の解消につながると、つなげたいという思いもおありでしょうから、まず2点、大きく分けて2点のうちの1点目が、不安解消の策について、今までの国、また板橋区、そこで行われている内容について、しっかり区民の皆様の不安が解消できればと思いますので、改めて確認したいと思います。ちょっと細かいお話になってしまうので、5点あるんですけれども、3点と2点、これに分けて、2回に分けて質問したいと思います。
まず、5点のうちの1点目、運用状況のお知らせというのは、もう全戸ポスティングされていらっしゃると思います、国土交通省の。これは、令和3年度から年2回、つい最近も令和4年度の2回目が投函されておりまして、これはインターネットを使わない方の、しっかり情報、不安解消のためのツールだと思うんですね。そういった認識であるというふうに感じております。これが板橋区民全員、全戸にポスティングされたという、過去4回という認識でございます。
2点目が、直接人との説明会、これがどれぐらい行われたかと。第2フェーズから第6フェーズまで、区内14回開かれて、一応私も全部数えましたら、1,908名も参加されていたと。うち、しっかり対応ができるようなオープンハウス型以外に、要望の多かった教室型は、最多の4か所も開催されたというふうに認識しております。これで正しいかどうか。
3点目が、騒音について、赤塚第二中学校に国交省がモニタリングポストを設置して、これも全部ホームページで公開されていると思います。どなたでも見ることができると。短期設置も、常盤台小学校にもいっとき設置されて、これも全部公開されているというふうに思います。
まずこの3点、私の認識が正しいかどうか、この全戸ポスティング、説明会の1,908名の参加、あと騒音も全部公開されているというふうに認識しておりますが、いかがでしょうか。
◎
都市計画課長
委員おっしゃるとおりでございまして、ポスティングについてでございますが、最新でいいますと、秋号について、今月配布をしているというところでございます。
◆寺田ひろし
この不安解消の最後2点ですが、1つは会議体について、国交省のほうでは、羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会が、過去計5回開催されたというふうに思います。この最近でも、今年5回目が開催されて、話題にもなりました。あとは、東京都の羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会と、この分科会・幹事会は、それはもう16回も開催されていて、板橋区も当然この中に、新飛行ルートの中にあるので、ここに参加して、ここに国交省の政府の担当者も入って、東京都や各区市からの意見も直接伝えられて、なおかつそれに回答もいただけると。この概略も、全部東京都のホームページに公開されているというふうに思います。これが過去16回も開催されているというふうに認識しております。
最後5点目に、先ほどご説明にもありましたように、この不安解消の具体策として、日本独自に、外国航空会社にも義務づけたという、非常に厳しい落下物対策総合パッケージも策定されたということで、非常にこれは有効に効果を発揮するんではないかなと認識しております。この会議体と落下物対策の施行、これは行われているというふうに認識しておりますが、いかがでしょうか。
◎
都市計画課長
この2点につきましても、委員おっしゃるとおりでございます。
◆寺田ひろし
しっかり、こうした不安解消の策について今5点伺いましたが、かなり積極的に、国や、板橋区としても、取り組んでいらっしゃるというふうには認識しております。大きく2点目、この意見書ということでございましたので、一応現状、これまでの認識として、板橋区、議会ではないんですが、板橋区として、13回の意見書を出されたというふうに伺っております。そこで一番参考になるのは、直近の令和3年3月2日の意見書で、ボーイング777型機のトラブルについて、区から意見書が出されましたので、意見書を出す必要性とか、その点について確認するために、直近の意見書がどの程度解消されたのか、対策されたのかと、意見書を出すことによってというのも、一つ陳情を審議する上で、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。これも5点ほどあるので簡潔に、3個と2個に、2つの質問に分けて簡単に伺います。
直近の意見書の5点項目あったんですが、1点目に、こういったボーイング777型機のエンジントラブル、これについて原因究明と公表してくださいというものだったんですが、これに対しては、原因はエンジンのファンブレード内部の羽根の損傷というふうに、もう既に公表されているということで、これは確認できたということです。
2項目めの、再発防止と安全対策の強化も意見書で出されていますが、実際にこの777型機は、結果としてもう疑わしいというので、1年4か月も運行が実際停止されたと。令和3年以降、1年4か月の運行停止がされたと。そこで明らかになったのは、対策としてされたのは、安全対策の強化を求めたので、実際にはエンジン内壁を強化したり、あとこのブレード破損の確認頻度を非常に上げていくと、頻繁に確認をしていくというような具体的な対策が取られたとなっております。
3点目に、意見書の3項目めに、安全対策の機能強化と監視が盛り込まれております。これに対しては、落下物等部品欠落の報告を、外国の航空会社にも厳しく義務づけてやるということで、安全対策の機能強化と、あと監視という点では、逃れられないというような対策になっていると思いますので、令和3年3月2日の板橋区から出された意見書に対する国の対策として、このように私は認識しておるんですが、この1点目から3点目について、ご意見をいただきたいと思います。
◎
都市計画課長
委員おっしゃるとおりでございまして、国のほうからも回答をいただいております。こういった要望につきましても、区のほうも継続的に何かあれば出せるような体制と、国には回答ということで求めてまいっている所存でございますので、今後も同様に続けてまいりたいと思います。
◆寺田ひろし
最後に、2項目だけ確認したいと思います。意見書の4番目に、住民に騒音対策を含めた丁寧な情報提供の継続をお願いしたいと、国に対して意見書を上げました。これに対しては、先ほど騒音の項目で、不安解消の策で確認させていただきましたが、各地の、板橋区だけではなくて、各地の騒音を全部測定して、全てホームページで公開しておると。それも、想定の範囲以下であるというふうに認識しております。最後、意見書の5番目に、落下物対策を含め、徹底した安全確保という要望を国に対して出されておって、これも繰り返しになりますけども、落下物対策総合パッケージを外国航空会社にも義務づけて、抜き打ちチェックも、先ほどご説明あったように、ランプインスペクションもされているというような、十分な対策が取られているなというふうに認識しておりますが、この最後、意見書の2項目、私の認識について、ご意見をいただきたいと思います。
◎
都市計画課長
情報につきましては、特に計測の件でございます。板橋区内におきましては、赤塚第二中学校の屋上で毎月計測、それから常盤台小学校の屋上で、8月24日から短期で計測を行っているということで、対応はいただいているのかなということで考えております。また、5番の最後の安全確保につきましては、このときの回答のみならず、会うたびにというか、話す機会があれば、区でも求めておりますので、そういったことで継続的な対応ということで考えてございます。
◆寺田ひろし
以上のちょっと確認で、不安解消の策、私の認識では、それぞれ対策が具体的に取られていると。あと最後、板橋区から出した意見書に対して、5項目に対しては、これも具体的な対策は一定程度捉えているようには感じておりますので、しっかり後ほど意見開陳で、これを踏まえた上で申し述べたいと思います。
◆山内えり
令和4年第2回定例会でも、様々、固定化回避を求める陳情でありましたり、それから、これまでもこうした新ルートの見直しであったり、凍結を求める陳情というのが繰り返し出てきた中で、直近では2定でこういった議論をしてきたところですけれども、6月以降で、板橋区に寄せられた騒音や、あるいは落下物についての情報提供、また相談や問合せ、意見はどういったものがあったのか、それから何件ほどあったのか教えてください。
◎
都市計画課長
区民からというところでございますけれども、区に対しての問合せ、ゼロ件でございます。
◆山内えり
それから、騒音っていうのは環境政策課というふうにも聞いてきたんですけれども、私たちは羽田の新飛行ルートについては、都心の上空を飛びますし、区民にとっては大変大きな心配。それは区民だけではなくて、各自治体からもそういう声が出ていると思っておりまして、相談窓口の設置なども求めてきたんですけど、騒音というのはこちらの課ではないと思いますが、そういう意見のやり取りとか、環境政策課とのやり取りの中でも、ゼロ件ということなんでしょうか。
◎
都市計画課長
当然、環境部門とも連携を取っておりまして、何か問合せ等ございましたら、情報を共有してございます。結果的にゼロ件ということでございます。
◆山内えり
そうすると、区へそういう問合せや意見がいっていないということなのかもしれませんが、私たち議員には、かなり音の問題、それからお昼寝が難しいと、こういう声が、少なくとも私のところ、それから周りに届いているっていうことはありますので、そこは伝えておきたいと思います。
非常に、今回この秋号も届いて、全戸配布されたというふうに聞いていますけれど、まず国から区に対しては、こういった配布について、いつ頃どのような連絡があって、こうした配布に至っているのか、経緯と状況について教えてください。
◎
都市計画課長
事前にということで、大体1か月前ぐらいだったと思いますが、こういうものを配布するということで、中身についても、配布についても、お知らせをいただいております。現在、配布中でございますので、まだ全部にはまだ行き届いていないかなという気はします。
◆山内えり
そうすると、配布する元は国土交通省であって、届ける責任といいますか、見ますとかなり、赤塚第二中学校といって、「板橋区の皆さまへ」ですし、内容も騒音対策として、赤二中ということがあると、かなりその国土交通省が制作しているんでしょうけれど、配布先はかなり自治体によって異なるのかなというふうに読んでいて感じているので、その内容の確認だとか、区民に知らせるという意味では、板橋区の方も目を通して、それからそういう一致の下に配布されていると思っているんですが、その配布の方法とか、それから届けるっていうのは、何ていうか、今全戸まだ届いていないということを聞いているので、どういう順序で、どれぐらいの期間をかけて届けるということになっているんですか。
◎
都市計画課長
ちょっと方法については、詳しくというところではないんですが、期間につきましては、10月の中旬ぐらいまでに配布したいということで伺っているところでございます。
◆山内えり
国土交通省作成のものとはいえ、板橋区民に非常に大きく関わる中身ですから、ぜひ板橋区としても、そういう視点を、不安の解消ということがこの間言われていますし、区として、要望書を提出しているってことも、私もホームページ見て拝見していますけれども、そこはよくつかんでいただきたいというふうに思っています。それから、9月22日に、国土交通省のほうで、何かちょっとこうルートの、「国土交通省が羽田空港に着陸する航空機について、都心を回避して東京湾の上空を通る海上ルートを設定する方針だと報道された」というふうに聞いているんですけど、このあたりは、板橋区に対して、こうした報道の状況とか、なぜこういう海上ルートっていう言葉が出てきたのかとか、その辺の板橋区と国土交通省に対するやり取りっていうのは何かありましたか。
◎
都市計画課長
一部新聞報道ということで、たしかインターネットにも出ていたと思いますけれども、その報道があったということは、こちらでもお伺いしております。ただ、内容につきましては、国のほうでも、報道機関と確認調整をとった内容ではなくて、どちらかというと、報道機関のほうが先行して出した、国の情報をこう、何ですかね、勘案して先に出してしまったということで、内容については、全てが国の考え方と合致しているものではないというふうに伺っております。
◆山内えり
かなり、こういう具体的な落下事故ですとか、特にこの陳情を見ますと、3月に渋谷区のテニスコートの氷塊が落下したのではないかということで、いろいろな自治体からも、意見書の提出や不安の声が上がっているというふうに思っています。今回のこの陳情を見ますと、要望は、区議会として意見書を提出してほしいということが要旨というふうに感じています。実は、皆さんもご存じかもしれませんけど、渋谷区議会が6月15日、新宿区議会で6月20日に、議会としてこうした固定化回避、新ルートが固定化されないことがないように国に求める意見書が新宿区議会、そして渋谷からは、地域住民の不安を解消する策を講じることを求める意見書ということが出ています。区民からこれだけ繰り返し陳情が出ているということは、どこまで対策を講じても、そういった落下物の心配、振動、それから墜落の可能性もあるということ、そして、連日の毎日通る飛行機の騒音によって、日々の生活が大変だっていう方がおられる中で、議会としてこの意見書を提出っていうことを求めていると私は理解しているんですが、そのあたりは皆さんはどのように感じていらっしゃいますでしょうか。これは議会としてってことなので、区や課長さんに聞くことではないのかなと思ったんですが、この件についてはどう感じていらっしゃるでしょうか。
○委員長
今、山内委員からの発言がありましたが、これは委員間討論を求めるという発言ということでよろしいでしょうか。
◆山内えり
ご意見をいただけたら、意見開陳になってしまうと、もう結果が出てしまうので、求めているのは意見書の提出ですし、区として要望書を出すというよりは、議会としてということになるので、皆さんのご意見どうでしょうかと思っています。求められるのであれば求めたいです。
○委員長
議会として意見書を上げることについて、委員間討論を求めたいということなんですが、まずは山内委員から、どのような意見があるのかを発言していただければと思います。
◆山内えり
私は、この間、数年にわたって、住民の皆さんからたくさんの陳情が出てきて、固定化回避であったり、海上ルートに戻すようだとか、一時凍結、それから見直し、中止、様々な陳情が出てきましたけれども、不採択ということで、それから、その中止を求める意見書の提出だとか、様々な内容で要望が出ていたようにも記憶をしています。かなり長い間議論してきて、現実的には、意見書の提出には、議会としては至っていないというふうに思っているところなんですが、今回の要望は、ルート運用に対する地域住民の不安を解消する策を講じることを求めるということで、大変ごくごく当たり前といいますか、対策をしているとはいえ、私たち住民の代表、選挙で選ばれた代表として、区民の声を届ける立場ということからしても、住民の不安を解消するっていうのは、何らかの形で意見をまとめて出すことは可能なのではないかというふうに感じています。
○委員長
ただいま山内委員から意見がございました。
山内委員の意見につきまして、ほかの委員の方でご意見がございましたら、発言をお願いいたします。
◆寺田ひろし
先に私の意見として、本来ちょっと意見開陳のほうで述べようと思ったんですが、今山内委員からもお話あったように、渋谷区議会では、議会の意見書が提出されております。実は、その文言が、今ご紹介あったように、「住民の不安を解消する策を講じるよう要請する。以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する」。今回陳情書をいただいた内容も確認しますけど、「地域住民の不安を解消する策を講じることを求めるよう要請します。地方自治法第99条の規定により、板橋区議会は意見書を提出してください」。おおよそ、ほぼ同じ内容ではあるんですね。6月に渋谷区議会は出したと。ただ、私、後で述べようと思ったんですが、先ほど質疑の中でも触れましたが、特に6月の渋谷区議会の出した意見書の冒頭には、3月のテニスコートの氷塊落下、これについて触れているんですね。ですので、不安解消してほしいと。ただしかし、先ほど触れました都会議体、東京都の関係区市連絡会の分科会で、今回のこの落下物案件については、区市からも、厳しく国に対して、その会合の中で追及されたんですね。そこで、国交省の回答はどうだったか。氷塊の落下物防止策については、詳細な説明がそこでされまして、地域の方々に引き続き丁寧な情報提供に取り組んでまいりたいと、こう明言されて、これ全部公開されています、ホームページで。ですので、したがって現状、新たに何か課題があるとか、国に大きな不備が見つかった、もしくは不作為があってこれが是正されていないとか、先ほど私詳しく直近の区が出した意見書も1項目ずつ確認させていただきましたが、私の意見としては、議会として意見書を上げるならば、やはり新たな課題、もしくは国の不作為など、これをしっかり指摘するためにも意見書を上げるべきだと思いますので、今現状、先ほどの質疑の中で、私個人の思いとしては、意見としては、そのような新たな課題というのは見受けられていないんじゃないかというふうには考えております。
◆小野田みか
今、寺田委員がおっしゃっていたことと同じような感じなんですけれども、現状かなり策が講じられていると思うんですが、さらに講じる必要があるとしたら、山内委員としては、具体的にどんなことを意見書として上げる必要があるとお考えでしょうか。
◆山内えり
具体的にというと、どこまでっていうところはありますけれども、やはり私とすると、今の住宅の上を飛ぶということ自体に、そもそも見直しが必要というふうに考えていますので、そこがもう一致できていないかなというふうに思っています。ですから、海上ルートに戻すという意見っていうことと、それから特に、その当初のインバウンドだとか、あるいはその外国人を多く受け入れるという形で始まったということからしても、コロナ禍ということもあって、現実の予定の外国人の方の訪問も減っているということもありますし、果たして本当にこの新ルートを使わなければならないのかっていうところまでは、私が持ち合わせたり聞いている情報としては、本当に新ルートを使わなければ駄目なのかっていうふうに感じているところでして、そういった新たな方策を講じているかどうかを確認のしようがないっていうふうに感じているところです。この間も、機体に氷塊があって、それを溶けるように対応しているですとか、着陸した後に、飛行機の落下物がないか確認しているだとか、そういうその強化策を講じているってことは、これまでも私も聞いていますけれども、それがやっぱりどこまでやっても、100%の落下物を発生させないっていうことは、やはり難しいというふうに考えていますし、それがやっぱり住宅地の上空を飛ぶということ自体、私はもう意見が異なっておりますので、せめて、せめて今の運用で、さらなるその不安を解消してほしいっていうことなのかなというふうに理解しています。
◆小野田みか
ごめんなさい、今のお話をお伺いすると、そもそも新ルートを飛行していることに対して反対されているというご意見だったと思うんですけれども、そうしてしまうと、今回の陳情の中で、議論をする範囲を超えてしまっていると思うんですが、いかがでしょうか。
◆山内えり
現状として、何ていうんですかね、私が求めている状況ではないのがもう既に始まってしまっていて、ずっと飛行ルートの見直し、中止を求めている立場ですけれども、既にもう始まってしまっていて、既に上空を飛んでいるという現実がある中で、地域住民の不安を解消するという立場として、私たち一人ひとりの議員が議会として、そういった、いまだに不安が解消されていないし、こちらにも書いてある、毎回すぐ不採択にされてしまうという、そういうところに対する区民の声が、なかなか議会で反映されていないって思いからこういうのが出ていると思っていますので、今の中止や凍結にならない今の段階として、せめてもの対策を講じるよう、議会として意見書を出してほしいということというふうに理解しているという状況です。
◆小野田みか
今のお話をお伺いすると、せめての対策っていうのは、具体的に何を伝えてほしいと山内委員はお考えなんですか。
◆山内えり
具体的にって、どこまでっていうところがあると思います。今の段階では、具体的にっていうところが難しいと思っていますけれど、皆さんとそういう議論ができないのかなと思っておりました。
◆小野田みか
もう既にいろんな策は講じていただいていると私は認識しておりまして、そこからさらにどのような策、新しい別の策があるんだったら議論するべきだと思うんですけれども、それが具体的にないということですので、その議論は必要ではないのかなと思いました。
◆渡辺よしてる
すみません、山内委員にちょっとお尋ねしたいんですが、委員間討論で、ちょっとごめんなさい。さっき、先ほどあった、このいわゆる一般論としてこの要旨を読むと、運用に対する地域住民の不安を解消する策を求めるという意見書なんですが、いわゆる、言ってみると、今できていないということだと思うんですね。それで、先ほどからいろいろ質疑があった中で、国交省が今やっているということに対して、足りていないっていう多分意見から、もっとやってくれっていう話だと思うんですね。その中で、渋谷とかが可決したという話で、旧ルートというんですかね、千葉を通ってくるルートだと、渋谷のフィートだと多分、もともと多分海くらいだったと思うんですよ。板橋の高度って、多分市川市くらいと同じだったと、ちょっと記憶が曖昧なんですけど、千葉県の中と同じだったと思うんですね。そうなってくると、議論する上で、もともと海を通っていた高度の都市と、もともと、例えば千葉県を通っていた都市っていうのは、結構議論変わってくると思うんですね。渋谷もやっているし、板橋でもこういう不安があるから、この陳情に書いてある内容を出すことに対してどうかっていう話だったんですが、言ってみると、同じように土俵をつくったっていうのはどういうところなのかなと思う。いわゆる、もともと海のところと、海じゃないところってなると、議論の土俵に上げるのって、多分広域行政とかになって、区をまたいでいるってなれば、例えば東京都とかで議論していくことなのかなと思うんですが、そこら辺はどういうふうに、この板橋も声を上げるべきなんじゃないかなと先ほどおっしゃっていたんですが、どういったところで同じなのかなって1点だけお聞きしてもよろしいですか。
○委員長
ただいま渡辺委員より、山内委員の発言に対し委員間討論の申出がございました。
山内委員、意見はございますでしょうか。
◆山内えり
予定で、そういった上空を通るとか、市川市ぐらいだとかっていうのは聞いて、そうだなと、私はその常盤台だとか小茂根辺りを南風時で1,200メートルぐらいというふうに聞いていますけれど、現状、どういう天候のときに、実際どういう、どれぐらいの高度で、大体1時間に30便ぐらい通るって聞いていますから、1日に、3時からの間に、1時間に30機が通るとかっていう、その状況っていうのはこういったもので聞いていますけれども、現実的には、その時々の風や天候、様々そのパイロットや操縦士の判断で変えて飛んでいるっていうふうに聞いているので、何といいますか、必ずそのとおりになっていないっていう現状や、国土交通省の現状として、安全対策を講じているっていうのは、これまで以上に講じているっていうことはあるんでしょうけれども、既に落下事故があちこちで起きていることや、今回は氷塊と思われるものが溶けてしまっていて、現状が分からなくて、調査できなかったってことですけれども、そのあたりの住民の不安というのは、渋谷や新宿だけじゃなくて、板橋の区民も同じような気持ちでいるというふうに私自身は理解していて、そういった高度が違うだとか、角度が違うとか、当然その自治体の上空、板橋区の状況って、渋谷、新宿と異なっているとは思いますけれども、区民のそういった不安の声を議会として届ける必要があるのではないかというふうに考えているというところです。
◆渡辺よしてる
先ほどの委員間討論とかでも、お話伺っていると、多分そのルート反対というところで、この陳情は、小野田委員もおっしゃっていたんですが、その運用に対する地域住民の不安を解消する策、それは反対であるけども、もし行うのであれば、これ策を講じたほうがいいよねという意味で、ほかの委員に対しても、皆さん今これに対してどういうふうに感じていますかっていうことで、委員間討論を、意見を伺ったっていう認識で、ちょっと確認なんですけど、認識でいいんですか。
◆山内えり
はい、そうです。
○委員長
以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆渡辺よしてる
本陳情は、羽田新
飛行ルート運用に対する地域住民の不安を解消する策を求めるように意見書を提出してくださいという陳情です。先ほど来から、国交省、国で行っている対策というのは、十分にこういった不安解消に対する策を講じている。そしてまた、区や都、国の連絡手段というのも、しっかりと構築されているというふうに考えますので、本陳情の願意には賛同できませんので、不採択を主張いたします。
◆寺田ひろし
我が会派としましても、不採択を主張いたします。先ほどの意見で重複になりますので、大枠はもう省略いたしますが、やはり議会全会一致で意見書を出されますので、基本的には。そういった意味で、新たな課題とか、国の看過できない不備・不作為、これをしっかりと吸い上げた上で、必要があれば議題にのせて、また幹事長会等でも、もみながらやるべきであると思いますので、現時点では、板橋区議会として意見書を出すタイミングではないなというふうに考えます。
◆小野田みか
地域住民の不安を解消する策を講じることを求めるという陳情なんですけれども、地域住民の方々の安全を確保するということは最優先に考えなければいけないものだと、大事なことだと認識しております。ただ、そのために、令和3年3月に東京都が国土交通省、国土交通大臣宛てに、羽田空港機能強化に伴う安全対策についての要請書を提出したり、東京都でも、機能強化全般に対する連絡調整会議を、大体月に1回開催したりですとか、また、さらに新たな新ルートについては、固定化回避の検討会の中で検討を進めていること、またホームページの情報の公開や騒音についての計測なども行っていただいていること、また以前から、駐機中の機体のチェックや万が一の補償など、それにプラスして、現在国からは、チラシを全戸配布していただいている状況など、十分にご対応いただいていると思いますので、こうした対応を引き続き行っていただくというご要望を申し上げて、我が会派としましては、不採択を主張いたします。
◆山内えり
私どもは、採択を主張いたします。議論もさせていただきましたが、そもそものこういう都心上空を通過する羽田の新飛行ルートについては、ずっと見直しを求めてきた次第です。やはり、もう既に開始されているという状況で、振動や落下物の危険性、そして墜落の危険性なども、やはりずっとある中で、住民の心配やこういう声が繰り返し上がるっていうのは、当然だというふうに考えています。皆さんご意見で、国土交通省がさらなるそういう対策を講じている、それから機体のチェックをしていること、東京都としても声を上げているということ、あるいは板橋区としても、国土交通省にそういう13回の要望書を出していると。各自治体が国への要望を要請しているということは、私も承知しているところですけれども、新たな、さらなる、どういうっていうところが、私も素人ですから、これ以上のっていうことはあっても、やはり議会として、そういう住民の代表の立場として、板橋区議会から意見書を提出する際は、全会一致ってことは今そういうのがありますから、そこは実際に皆さんで議論して、どういう内容で意見書を出すかっていうことは議論になりますけれども、どういう内容で出すかというところは、特にこの不安の解消の策っていうことで、私自身は合意できるのではないかと考えまして、採択を主張いたします。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
これより表決を行います。
陳情第222号 羽田空港新
飛行ルート運用に関する陳情を採択することに賛成の方は挙手願います。
賛成少数(1−7)
○委員長
賛成少数と認めます。
よって、陳情第222号は、不採択とすべきものと決定いたしました。
◆山内えり
少数意見を留保します。
○委員長
少数意見、承りました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、議案審査を行います。
初めに、議案第56号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例及び議案第58号 東京都板橋区
都市づくり推進条例の一部を改正する条例を一括して議題といたします。
本件について、理事者より説明願います。
◎
建築指導課長
それでは、議案第56号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例について説明させていただきます。資料としましては、議案書の3ページ、新旧対照表の3ページとなっております。本条例改正につきましては、建築基準法の一部が令和4年5月31日に改正され、東京都板橋区手数料条例が引用している条文の条項ずれが生じたことに伴い、改正するものでございます。そのため、東京都板橋区手数料条例の内容を改正するものではございません。
具体的な内容としましては、国・地方公共団体等が災害救助のために建設する応急仮設建築物の存在可能期間が2年間であったものに加え、さらに1年間の期間延長が可能となる項目が、建築基準法第85条第5項に追加されました。そのため、旧5項以下の項目に条項ずれが発生し、旧5項、旧6項を引用している東京都板橋区手数料条例の一部を改正する必要が発生し、今回、新旧対照表の3ページのとおり、旧5項を6項に、旧6項を7項に変更するものでございます。旧5項の内容としましては、仮設店舗、仮設興行場等の許可、旧6項の内容につきましては、国際的な会議、または競技場等の仮設建築物の許可であり、許可に対する手数料を当条例で定めているものでございます。また、同様に、非常災害に遭った場合に、国・地方公共団体等が建築物の用途を変更し、住宅・病院等の災害救済用建築物として利用する許可期間が2年であったものに加え、さらに1年間の期間延長が可能となる項目が、建築基準法第87条の3第5項に追加されました。そのため、旧5項以下の項目に条項ずれが発生し、旧5項、旧6項を引用している東京都板橋区手数料条例の一部を改正する必要が発生し、今回、新旧対照表の3ページのとおり、旧5項を6項に、旧6項を7項に変更対応するものでございます。こちらの旧5項につきましては、仮設建築物、仮設興行場等の許可、旧6項は、国際的な会議、または競技場の仮設建築物の許可であり、許可の手数料を当条例で定めているものでございます。
◎
都市計画課長
議案第58号 東京都板橋区
都市づくり推進条例の一部を改正する条例についてご説明でございます。議案第56号と同様の内容になりますが、本条例改正につきましては、建築基準法が令和4年5月31日に改正され、条例が引用していた条文に条項ずれが生じたことに伴い、改正するものとなります。資料については、議案書7ページと新旧対照表7ページでございます。具体的には、仮設建築物の許可の条文となります建築基準法第85条に、新たに第5項を新設したことにより、旧第5項が第6項に改正されました。これに伴い、東京都板橋区
都市づくり推進条例第38条において、建築基準法の改正に合わせて、第5項から第6項に改正するものでございます。そのため、条例の内容を改正するものではございません。どうぞご審議のほどよろしくお願いしたいと思います。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手を願います。
◆
田中やすのり
すみません、ちょっと内容についてじゃないですけど、先ほど、
建築指導課長のほうから、ちょっと私の聞き間違いだったら申し訳ないんですけど、建築基準法の改正が令和4年の3月って聞こえたんですけど、さっき、
都市計画課長のほうからは、5月31日ってことだったんで、何か、同じ内容なのに何か改正の時期が違うの、そこにちょっと確認と、ごめんなさい、3月に改正しているんであれば、2定のときでも間に合ったんじゃないのって感じるんですけど、手続的には適正にタイミング等はやってきてくださっているのかどうか、ちょっとそこだけ、本旨と関係なくて申し訳ないですけど、確認します。
◎
建築指導課長
今のご指摘なんですけれど、すみません、私の説明で3月と聞こえたようなんですけど、5月の間違いですので、失礼しました。
◆山内えり
ちょっと確認です。建築基準法の第85条の改正によって、それぞれの区の条例の項ずれが生じているのかなというふうに聞いて感じているんですが、そもそものこの建築基準法の法改正に至った理由っていうのは、区としてどのように受け止めているんでしょうか。
◎
建築指導課長
この改正は、応急仮設建築物の期間が、今まで2年間だったものを再延長1年、また追加するという条文になっています。こちらに関しましては、国のほうでも、コロナ対策の関係もありまして、コロナ対策で建てたワクチンの接種会場とか、コロナ対策の病院とか、そういうものに対応するために今回法改正をしておりますので、区のほうもそれにのっとって、今回このように条例の改正が発生したということでございます。
◆山内えり
あともう一点、今、コロナ対策ということでワクチン接種会場ということがありましたけど、PCR検査会場とか、そういったことも該当するのかということと、応急仮設建築物に対する制限の緩和っていうことですが、区内にはどういったところが該当するのか、もしくはあるのかどうか、確認させていただけますか。
◎
建築指導課長
PCRの検査会場も含まれております。ちなみに、PCRとか抗原検査の会場でありました高島平医師会の会館の、医師会病院のところも該当する案件となっております。
◆山内えり
その場所っていうのは1か所なのか、ほかにそういう該当する箇所っていうのはあるのかどうかも教えていただけますか。
◎
建築指導課長
場所としましては、2か所で仮設の許可を取っております。
○委員長
以上で質疑並びに委員間討論を終了し、一括して意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
田中やすのり
建築基準法の改正で、1つ項が増えたことによって、条項がずれたということに伴う条項ずれの整備を行うものでございますので、原案可決を主張したいと思います。
◆寺田ひろし
我が会派も、両議案とも建築基準法の法改正に伴いまして、法整備をするものでございますので、改正の条例案に賛成いたします。
◆山内えり
私どもも、賛意を表します。法改正による条例の項ずれというふうに聞いているところと、そういったコロナ対策等必要な改正というふうに考えます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
これより一括して表決を行います。
議案第56号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例及び議案第58号 東京都板橋区
都市づくり推進条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
ご異議がないものと認めます。
よって、議案第56号及び第58号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
委員会の途中ではありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。
なお、再開は午後1時といたします。
休憩時刻 午前11時59分
再開時刻 午後 1時00分
○委員長
休憩前に引き続き、
都市建設委員会を再開いたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、議案第60号 東京都板橋区営志村坂下住宅の
指定管理者の指定についてを議題といたします。
本件について、理事者より説明願います。
◎
住宅政策課長
それでは、議案第60号 東京都板橋区営志村坂下住宅の
指定管理者の指定についてご説明いたします。議案書では11ページ、議案説明資料は9ページになります。
説明は、議案説明資料でさせていただきます。議案説明書9ページをご覧ください。東京都板橋区営志村坂下住宅の
指定管理者候補団体の選定についてです。
項番1、指定する指定管理団体でございます。指定する指定管理団体は、株式会社東急コミュニティーです。この指定管理候補団体は、現在、区営住宅及び改良住宅の
指定管理者として、平成31年4月1日から令和6年3月31日の指定期間において、区営住宅11団地、14棟、509戸、改良住宅4団地、4棟、60戸、合計15団地、18棟、569戸の
指定管理者として管理運営を行っております。続きまして、項番2です。指定管理団体の選定理由でございます。令和4年11月30日に新たに設置されることになる志村坂下住宅について、区内全ての区営住宅及び改良住宅と一体的に
指定管理者に管理させる必要があることから、現在、当該区営住宅等の
指定管理者である株式会社東急コミュニティーを書類審査及び財務評価により、指定管理候補団体として選定したものでございます。なお、東京税理士会板橋支部の会員に財務状況点検を委託し、財務評価をしようとしております。続きまして、項番3です。指定の期間でございます。令和4年11月30日から令和6年3月31日まででございます。これは、指定管理の残りの期間ということで、1年4か月ということになってございます。最後に、項番4でございます。選定経過です。選定経過については、記載のとおりでございます。議案60号の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆
田中やすのり
1点だけ確認させていただきたいんですけれども、区営住宅を効率的に管理をして、相談とかも効率的に乗って、要は運営を効率的にするために、今、東急コミュニティーさん1者にお願いをしているところですけれども、1者に本当にやってることで、いろいろ、1者にするときはメリットとか聞きましたけれども、入れてみてどうですか。しっかりと一体的管理運営っていうところのメリットは生きてるのかどうか、ちょうどいい機会なので、それだけ確認させてください。
◎
住宅政策課長
メリットということでお尋ねと賜りました。基本的に一体的管理について、そのメリットについては、やはりスケールメリットが大きい要素だと思います。一体的管理ということについては、様々な住宅を管理していく中ではまとめてお願いしなければいけないものも結構たくさんありまして、それについては、まとめてお願いした場合は単価が下がるということもございます。そういった面でのスケールメリットということで、一つ、メリットとして挙げております。
◆
田中やすのり
確認したかったのは、メリットのスケールメリットはちゃんとうまく生きてますよねってとこと、相談窓口とかも一本化してると思うので、具体的にスケールメリットはどういうところでうまく生きてますっていうのの、もうちょっと具体的に確認したかったんですけども。
◎
住宅政策課長
そうですね、具体的なスケールメリットといいますと、やはり様々な居住者の方と様々な案件を処理していただいておりまして、そういった経験が、対応に生きてるのではないかという点は非常にスケールメリットがあるなというふうに感じておるところでございます。併せて、志村坂下住宅だけ個別で委託するとなると、例えば24時間365日の対応とか、そういった窓口対応とか居住者管理、さらなる追加経費が発生する可能性もございます。それに伴っての人件費や資材なども必要となってくることから、スケールメリットが出るというふうなことを考えてございます。
◆寺田ひろし
簡潔に、2点だけ確認させてください。今回、管理団体というところの選定についてなんですが、大本は、やはり区営住宅の再整備基本方針にのっとってという形になるかと思うんですね、今回の住宅がですね。確認だけなんですけども、こういった管理をしっかり一体的にやっていただく手前として、まず今回、都営住宅、東京都から譲与を受けたと思うんですけれども、区側から、どのような経緯というか、思いで東京都に要請したのか、それとも東京都のほうから結構積極的にご案内が来たのか、そこを事前に確認をしたいなと思います。
◎
住宅政策課長
東京都から譲与を受けた住宅ですけども、東京都のほうで、都営住宅の建て替え時の移管制度というものがございます。そういった中で、東京都から打診があって、区のほうが手を挙げたというふうな状況から、この住宅も過去には、都営住宅の時代には長後町アパートというふうな呼び名でしたけども、これを今回区営住宅ということで、志村坂下住宅というふうに名称変更させていただいて、運営をしていこうというものでございまして、東京都から打診があって、区が手を挙げたものだというふうになっております。
◆寺田ひろし
ありがとうございます、東京都のほうからというようなお話。以前策定された基本方針だと、けやき苑をどんどん終わっていった後に、結構、数百戸、二、三百ぐらい戸数が足りなくなるということで、それで板橋区のほうからお願いベースもあったのかなと。今後、こういった区営住宅はそうした意味で増えていくと、今回のように
指定管理者をどうするかと、1者だけでいいのか、2者にすべきなのか、同じような議論が回ってくるのかなと思ったので、1点、経緯を確認させていただいた次第でございます。あと、2点目に、今後管理をしていくという上で、やはり住民の意思というのも非常に重要になってくるので、この点、1点だけ確認させていただきたいのが、過去3回の住民説明会でもいろいろご意見も出たと思います。今回、4階から8階になって、従来9階からだったのが8階にとどめましたというていで認識をしているところでございます。住民の方からは、それ以外に何か大きな課題というか、ご意見というのは、特にそういうのはなかったですかね、新しい
指定管理者になるということで、懸念点があればと思うんですが。
◎
住宅政策課長
住民さんから、特に指定管理については、特に大きな意見というのはございませんでした。やはり、引っ越しが伴うことから、どうしても、やっぱり引っ越しに対して不安を訴える方もいらっしゃいましたけども、近々、来月、また説明会を実施しますけども、今まで3回ほど、各けやき苑からの移転者の方に対しては説明会を実施してきまして、そういった不安を払拭させることができたのかなというふうに考えております。不安というのは、やっぱり引っ越しに対しての不安、自分の荷物をどうやって片づけるかというふうな不安が結構あったかなというふうに感じております。
◆山内えり
今、けやき苑の話が出ましたけど、どこのけやき苑が今回の元長後町住宅と集約されて、今回の坂下住宅というふうな状況になったのかっていうのと、もともとの戸数と、今回の新たにできた志村坂下住宅の建物の戸数っていうのは変化あるのかどうか、数字についても教えていただきたいと思います。
◎
住宅政策課長
まず、どこのけやき苑が集約されるかというご質問ですけども、徳丸けやき苑と前野けやき苑、高島平けやき苑の3つのけやき苑を集約するというふうなことになってございます。従前の都営住宅だった時代の戸数と今回私どもが建て替えた志村坂下住宅の戸数ですけども、都営住宅だった時代は60戸、今回の志村坂下住宅について、板橋区で管理することになるのは、戸数は86戸でございます。
◆山内えり
徳丸、前野、高島平はもともと何戸だったかっていうのも分かりますか。
◎
住宅政策課長
すみません、3つのけやき苑で合計で88戸ということになってございます。
◆山内えり
そうすると、もともとの3つのけやき苑の数が88戸で、志村坂下に統合されて、最終的に86戸になったということになるかと思います。そのあたりの、けやき苑、高齢者住宅ですから、そこに住んでいる方が住み慣れた場所を引っ越し、迫られるっていうか、住み慣れた場所を変えるっていうことや引っ越しの作業ということがなかなか大変になってくるかなと思いますけれども、現状としては、そんなに住んでいる方からの声がないということでしたけれど、板橋区として、そういう今までの住んでいた方々の引っ越しや、それからそういう相談というか、いろんな不安の声っていうのは、板橋区っていうか、
指定管理者のほうが全てを担ってるということになるのか、住宅政策課としては、そういった引っ越しに伴う声とかっていうのは聞いていたり、届いたりするのか、そのあたりの相談の場所っていうのはどういうふうな状況になってるんでしょうか。
◎
住宅政策課長
けやき苑の移転については、全て区の職員のほうでやっておりまして、先ほどご説明させていただいた説明会も全て区のほうでやってございます。そういった中で、もちろん、先ほどお話しさせていただいたとおり、いろんな意見もございますけども、そういった中で不安のほうをなるべく入居者の方に寄り添わせてただいて、不安を払拭していきたいという思いで、現在も、来月も説明会を開催するというふうな予定になってございます。
◆山内えり
そうすると、今までけやき苑の人たちの声は区で聞いて、新たに区営志村坂下住宅になった新しい住宅は、今度の新しい
指定管理者が声を聞くという形になっていくんですか。状況を教えてほしいです。
◎
住宅政策課長
まず、けやき苑自体の維持管理について、入居者管理については、今まで区の直営という形でやっておりました。今回は、志村坂下住宅のほうに移転いただくことになります。それに伴って、そういった声を聞くのは、基本、先ほどご説明したとおり、
指定管理者のほうにやっていただくということになります。ただ、移転、指定管理に当たっても、情報共有とか連携をちゃんと取っておりますので、そういった意味では、何かあった場合は区のほうに情報が、常に情報がリアルタイムに提供されるというふうに考えてございます。
◆山内えり
それから、指定の期間が1年4か月ということですけれども、今回は公募をしていないと聞いています。随意契約だったというふうにも聞いていますけど、いつもの手続を取っていないっていうのはどういう理由なんでしょうか。
◎
住宅政策課長
まず、やはり期間が短い、通常5年間の指定管理期間が、今回1年4か月ということもございます、それが大きい理由かなと考えてございますけども。あと、やはり、一括管理による各住宅の情報が共有されて、各居住者の対応についても、先ほどの繰り返しになってしまって申し訳ないですけど、スケールメリットを生かしていきたいということもございます。あと、窓口の一本化について、そういった情報共有された中で、居住者の安心・安全の暮らしを確保していきたいというふうに考えてございます。併せて、施設管理の促進が行われるというふうに考えてございまして、そういったことから今回非公募という形でさせていただいたというような状況でございます。
◆山内えり
先ほども、1者の指定管理に対するメリットだとか、そういう質疑がありましたけれど、私自身も1者で任せてることのメリット、プラス、デメリットの部分もあるのかなと、そういう課題や問題っていうのはないのかなっていうのは心配してるところです。昨年の
都市建設委員会に出た資料で、評価委員会による
指定管理者評価結果っていうのを見ますと、評価委員の人がそれぞれ5点ずつつけて、総合点数とか出てるんですけど、特に改善点とか努力する点で、民間のノウハウを生かした、区の住宅運営に対する支援も積極的に実施されたいですとか、消防訓練の実施など、コロナ禍における開催方法を工夫するなど、危機管理に向けた具体的な動きの改善を期待する等、評価できる点と同じくらい改善や努力を要する点なんかも見られていて、また総合評価自体は適正であるっていうことで、5段階評価でいくと3番目になるのかなというところで、なかなかすごく評価が高いっていうふうには私は受け取れなかったんですけど、区として、そのあたり、専門家の方、そして部長、課長も評価されてるのかなと思うんですが、やはり職員の研修とか人の配置とか、様々課題があるのかなというふうに捉えてますけど、そのあたりのこの評価、全体とする評価は区としてどう考えていますか。
◎
住宅政策課長
中間モニタリングの評価については、区としては厳粛に行ってまいらなければいけない内容だなと思ってます。ただ、あまりにも厳しくやってしまうと、昨年度は新型コロナの感染拡大の影響もあって、消防訓練もできなかったことから、
指定管理者のほうもそういった反省点として挙げてることから、評価が下がってしまったという点もございました。そういった点については、今年は改善して、消防訓練を実施してきたというふうなことを発言してございますので、そういった改善をしっかりと見ていかなければいけないというふうに考えてございます。
指定管理者の改善に向けた努力をしっかりと監督させていただきたいというふうに考えてございます。
◆山内えり
コロナ禍でできない点があったということは、一定やむを得ない部分もあると思いますけれども、特に最後の改善点、努力する点のところで、2名の専任体制が何らかの形で3名以上関わってもらえる状況が望ましいですとか、そういった今後、人の配置だとか、いろんなさらなる改善を求めるこうした評価もありますし、ぜひ、競争性の担保っていうような形で言われたり、一括管理の問題点もあると思うんですけど、やはり指定管理が数者あるような分野の場所もありますよね、例えば自転車駐車場とか、様々ないろいろある中で、区営住宅については一括管理というところもあって、必ずそれが1者であることのメリットなのかっていうところも含めて評価されてると思うんですけれど、そういった改善策については、ぜひきちんと評価して、改善に向けた対策をお願いしたいと思っているんですが、再度お願いできますか。
◎
住宅政策課長
そうですね、こういった住宅の指定管理を議会のほうに報告させていただくときには、常に指摘されてるんだと考えてまして、我々のほうも調査研究をして、次のプロポーザルについては来年度実施する予定ですので、そういった点においては、そういった調査研究した結果、反映できるようにやっていきたいなというふうに考えてございます。今回、委員から頂いた意見も参考にさせていただきながら、固めていきたいというふうに考えてございます。
○委員長
以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
田中やすのり
区営住宅の管理について、従前から一括的に1者で運営をしてもらうということで、先ほどご答弁もありましたけれども、スケールメリット等のいいところを引き出しながら、効率的にやってきていただいているところでございます。今回、新たに設置された区営の志村坂下住宅についても従前の
指定管理者に今回はお任せをするという案件でございますので、引き続きメリットを生かしながらの運営を期待するところでございます。よって、議案第60号につきましては、可決といたします。
◆寺田ひろし
そうですね、今いろいろ確認をさせていただきまして、1つの住宅だけ別のところにというのも逆に非効率であろうということなので、今回のこの議案については賛意を表したいと思います。先々、先ほどもご説明もあったように、1者より複数者というご意見もあるし、またさらにプロポーザルの段階で今から環境整備をしていただいて、複数者がしっかり競争原理を働かせて、よりよい、区にとってメリットの高い業者さんが、ただ1者になったとしても、そういった担保できるような、そういった環境整備をしっかり期待して、求めてまいりたいなと思います。
◆山内えり
私どもは、この議案に関しては賛意を表しますが、もともと高齢者住宅というけやき苑と区営住宅の集約統合方針というもの自体、設置目的が違うという状況を統合していくという方針自体は見直すべきだと感じています。そもそも、区営住宅、そしてそういった公営住宅が全く足りていないという問題点があると思っていますけれども、今回、
指定管理者を指定するということになりますので、残りの期間が1年4か月と短いということもあるということと、今この時期でほかの業者に依頼するという難しさということも一理あるのかなということもありまして、賛意を表します。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
これより表決を行います。
議案第60号 東京都板橋区営志村坂下住宅の
指定管理者の指定についてを可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
ご異議がないものと認めます。
よって、議案第60号は可決すべきものと決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、議案第62号 板橋区道の認定についてを議題といたします。
本件について、理事者より説明願います。
◎管理課長
それでは、議案第62号 板橋区道の認定についてご説明申し上げます。資料につきましては議案書のみで、17ページから20ページとなります。それでは、議案書の17ページをご覧いただけますでしょうか。本議案は、道路法第8条第1項に基づく板橋区道の認定を行うため、同条第2項の規定により区議会の議決を求めるものでございます。19ページの地図をご覧いただきながら、説明を申し上げます。今回、本案による新規認定の対象としている路線は、東武東上本線大山駅付近連続立体交差化事業により東京都から帰属を受ける鉄道付属街路は4路線、同事業に関連して区が整備する鉄道付属街路が2路線、区画街路が1路線で、末尾のナンバーが001から007まででございます。
続いて、20ページの地図をご覧いただけますでしょうか。地図で示している路線は上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業の範囲内にあり、事業により新設され、同事業組合から区に帰属される予定の4路線のナンバー008から011までの計11路線でございます。一連の路線についても、この道路認定を前提として、区が道路管理者として区域の決定を行うことで、区が整備する道路については用地取得、築造経費の国庫補助要件として、また整備後に帰属を受ける道路につきましては、区が将来の管理者となることを前提として、国庫補助要件として認められることになります。板橋区道の番号は、西暦2022年の下2桁を示す第22号節、以下3桁は事業ごとに順番を打ち、連番とさせていただきました。説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆寺田ひろし
すみません、1点だけ確認で、今ご説明があったかと思うんですが、より簡略に教えていただきたいのが、確認ですが、区道を今回認定するということで、その目的ですね。実態的な目的も含めて、もう一度ご説明をいただきたいと思います。
◎管理課長
この認定の目的なんですけれども、認定をすることによって、この事業で造られる区道の将来管理者が板橋区で、それを将来にわたって管理していくのが板橋区であるということを宣言するものでございます。
◆寺田ひろし
そうすると、今回これで議会が議決をして、認定されたら、今度これが告示されるということです。その先については、いかがでしょうかね。
◎管理課長
今回は道路認定ということで議会の議決を求めますけども、これと同時に告示として、区域の決定ということで、延長と幅についても告示させていただきます。これで、道路築造が、工事が完了して道路が出来上がった場合は、供用開始という、道路法18条の第2項になってくるんですけども、そういったものを告示させていただいて、道路が出来上がっていくっていう、そういう段取りになってございます。
◆寺田ひろし
そして、その先なんですけれども、この告示をもって、その文書をもって、非常にいろんな開発の申請とかですかね、こういったのも非常に有効になってくるという認識でよろしいでしょうか。
◎管理課長
今回のこの道路認定によって、
まちづくりの進展が多分あるのではと思ってございます。その一つに、
まちづくりの事業自体は、昨年度に事業認可を取得してございます。事業認可取得したということは、事業の展開を行っていくということになります。それは、用地取得だとか移転の補償だとかというところになっていくんですけども、そういったものにはかなりの費用がかかりますので、その費用は国費をもってやっていくのがおおむねなんですけども、その国費、申請する際には道路の認定の手続が終了してないと受け付けていただけないというところもございますので、まずはそこで認定をすれば、そういったところの費用の面からも国から支援が受けられるということなので、事業の進展があるっていうところは確認してございます。
◆山内えり
大山駅付近で7本、それから上板橋一、二丁目で4本、合わせて11本という、非常に区道の認定としては、これまでの歴史を見ても非常に多い認定かなというふうに、まず見ているんですけれど、違う地域でそれぞれ、今このタイミングで認定する理由っていうのはどこにあるんですか。
◎管理課長
それぞれ、上板橋地区とか大山地区、先ほども申し上げましたけども、事業認可を得て、事業を進めております。その際の費用の面で、国費の申請を間もなくそれぞれの事業が行うということも伺っておりますので、そうした中でこの時期を選んで、議会にかけて、それで事業の進展をしていただくということで、担当のほうからも依頼を受けているという、そういったところでございます。
◆山内えり
もし、このタイミングを逃してしまうと、例えば今回3定ではなくて4定とか、逃すと国費の要望ができなくなるということになるんですか、遅れるということになるんですか。
◎管理課長
できなくなるということはないと思いますが、事業の進捗が遅れるという可能性はございます。
◆山内えり
それから、事業のそれぞれ総額、認定した後、国費を申請するということですけれども、総額については、それぞれ幾らぐらいの見通しで補助金が出ると区として見ているんでしょうか。
◎管理課長
細かい国費の額につきましては、我々、事業担当課ではないので把握はしておりませんけども、公表されている事業費というのがございますので、それをベースにして幾らかというところはありますけども、まず上板橋の再開発事業につきましては約400億円、東京都の鉄道立体化事業については420億円、駅前広場整備事業については約140億円という総事業費で出ておりますので、このうちの何割かは国費が出てくるという感じで考えてございます。
◆山内えり
それから、これ見ますと、かなり事業認可に伴って、今マンションがある地域ですとか今住んでいる方たちの場所が道路になるのかなっていうふうに思っていますけれども、課がそれぞれ違って、今回、管理課長として説明がありますけれど、発端となる
まちづくりの起因する部分っていうのが、それぞれ
まちづくり調整課、地区整備課、鉄道立体化推進課ということで異なっているかなと思いましたが、それぞれの課とはどのような調整や話合いが行われてきているのか教えてください。
◎管理課長
もちろん、
まちづくりの進展に合わせて、道路認定等につきましては調整させていただいて、連携しながら調整してございます。もしくは、事業の進展に伴いまして、細かい道路の調整だとか、そういったところの打合せなども行いながらやっておりますので、緊密な形での連携を取りながら進めてるっていう、そういった状況でございます。
◆山内えり
何となく、同じタイミングでこの時期じゃなきゃまずいのかなっていうようなところはあります。事業認可とか、それぞれタイミングが異なってるのかなというふうに思っているんですけど、そういう申請っていう意味では、この時期に申請しておかないと国費の申請が間に合わないという、そういうことになるんですか。お互い、今のタイミングじゃなきゃ駄目なのかという確認です。
◎管理課長
幾つかの事業は、間もなく国費申請をするという話も伺ってございます。ただ、
まちづくりの道路認定につきましては、部分部分ではなくて、一度にかけて、それで将来管理者が区であるということを宣言するという、これが第一目的でございますので、それを考えて、一度に全て、11路線認定かけるということになってございます。
○委員長
以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
田中やすのり
議案第62号につきましては、大山駅付近の連続立体交差事業、そして上板橋の再開発事業、これらを進めるために今回の区道の認定は必要な手続ということでございますので、可決することを主張いたします。
◆寺田ひろし
我が会派としても、条例の改正案について、賛意を表します。やはり、先々の事業開発について必要な手続であると認識しておりますので、なるべく速やかにスムーズに進むよう努めてまいりたいと思います。
◆山内えり
私どもは反対をいたします。東武東上線の高架化、その鉄道の付属
街路事業であったり、駅前広場、それから上板橋駅の南口の再開発事業が前提となる道路の認定というふうに理解しています。特に、駅前広場、今回、地図に落としてみますと、本当に今まさに住んでいる方がいたり、私有地の場所が道路として引かれるっていう状況で、駅前広場においては大山の決定の過程についても、住民への説明についても全く納得が得られていないと、今もたくさん怒りの声を私はたくさん聞いているところです。東上線の立体化についても、地元は、地下でとずっと要望してきている中で、こうした区、そして東京都の説明、また決め方、経緯についても合意形成が図られているとは考えていません。また、上板橋の南口についても、東地区が先行していると聞きますけれども、やはり合意形成がまだということや、立ち退きが迫られる点、さらには新たな道路によって、商店街を通る人の動きが変化してしまうことへの不安など、心配の声もたくさん聞いています。開発前提による認定ということで、反対をいたします。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
これより表決を行います。
議案第62号 板橋区道の認定についてを可決することに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(7−1)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、議案第62号は可決すべきものと決定いたしました。
◆山内えり
委員長、少数意見。
○委員長
少数意見、かしこまりました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、議案第77号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本件について、理事者より説明願います。
◎土木計画・
交通安全課長
それでは、議案第77号でございます。自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例でございます。議案書につきましては(2)の71ページ、新旧対照表につきましては同じく(2)の81ページ、説明資料につきましては(2)の17ページでございます。説明のほうは、説明資料のほうで申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。
この改正につきましては、成増駅南口第3自転車駐車場の廃止に伴いまして、用地の返還を行うことになります自転車駐車場の所在地を定めました条例の別表から、当該自転車駐車場の名称を削除するという内容になってございます。この自転車駐車場につきましては、土地所有者の方との、民間の方でございますけれども、賃貸借契約によりまして、平成18年からお借りをしているところでございます。最大151台自転車がとめられる当日利用専用の自転車駐車場として、これまで運用してきているところでございます。今般、今年度いっぱいで駐輪場としての運用を終了する見込みとなったことから、土地所有者の方との契約解除を行うに先立ちまして、本条例の改正案を提出させていただいたというところでございます。今年度中に駐輪場としての運用を終了いたしまして、原状回復を行った後に所有者の方に土地をお返しするという形になるものでございますけれども、本条例の施行期日につきましては、実は土地所有者の方と、まだ原状回復の仕方について、十分に協議が調っていないというようなところもございまして、条例の施行日につきましては規則に委任するというような形を取らせていただいているところでございます。
なお、本件議案に関連いたしまして、また後ほど報告事項のほうでもご説明申し上げますけれども、今回、第3回定例会に補正予算のほうも計上させていただいてるところでございます。補正予算、工事請負費300万円、予算計上させていただいてございますけれども、こちらにつきましては、先ほど申しました原状回復のための工事に要する経費という内容になってるところでございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆寺田ひろし
2点だけ、簡単に伺います。今回、駐輪場がなくなるということで、一応、念のため確認ですけど、規模とか利用状況とか、あとは周辺との比較ですね、そのあたりの現状を教えていただければと思います。
◎土木計画・
交通安全課長
成増駅の南口に限って申しますと、区営の駐輪場が全部で8か所ございます。その8か所の中には、定期利用であったり、当日利用であったりというような区分をそれぞれ設けておるところでございますけれども、今般、条例で名称を落とさせていただくという内容でご提案している成増南口第3につきましては、先ほど申しましたように、当日利用のみの151台の駐輪場でございます。
平成18年に設置をしてるところでございますけれども、それ以降、民間の駐輪場が、かなり数が増えてきてございます。そういったことから、当日利用のみの駐輪場は151台、今回この場所を廃止しても、十分、周辺の駐輪環境に応えていける余力があるだろうというところからの判断で、今回、廃止を提案させていただいてるものでございます。
◆寺田ひろし
あと、確認ですけども、利用が終わるとしたら、賃料を支払う必要もなくなると思うので、平成18年からスタートしたということなんですが、契約期間とか、どのような更新でこられたのかと、金額と更新状況、この2点お伺いしたいと思います。
◎土木計画・
交通安全課長
平成18年当時から比べますと、金額については時価、土地の値段であったりですとか税金の関係があって、値上げというのはさせていただいてきてるところでございます。民間の方から駐輪場の土地をお借りするに当たりまして、契約の年数も、相手の方とのやり取りの中で様々ございます。1年契約の方もいらっしゃれば、3年契約、5年契約というような方もいらっしゃるんですけれども、こちらの地主様につきましては1年契約をご希望だったものですから、毎年、契約を更新させていただいてございます。額については月額75万円というような形で、今現在、契約をさせていただいてるところでございます。
◆山内えり
今回、契約満了で返還に至ったということで先ほどご説明あったんですが、返還に至った理由と経緯、そしてそれはオーナーから申出があったのか、区から申入れをしたのか、そのあたりの経緯についても教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
先ほど申しましたように、こちらの敷地につきましては、1年ごとの契約を地主様と取り交わしをさせていただいてるところでございます。1年契約に限らないんですけれども、他の年数、3年とか5年で契約してる案件も全てそうですが、区と地主様をそれぞれ甲乙というような形で定めておりまして、甲乙いずれかから契約満了の3か月前までに申入れがあれば、この契約を解除することができるというようなことを契約書の条項の中でうたってございます。本件駐輪場につきましては、区のほうから、来年度の契約については更新はしないと、今年度いっぱいで契約を切らせていただきたいということで、本年7月にお話を申し上げたところでございます。
先ほど申しましたように、周辺の民間の駐輪場がかなり充実してきているというところ、それと当日利用のみの駐輪場というところから、区営の駐輪場をここで廃止したとしても、放置自転車が増えるというようなことはないというような一定の判断の下、ここについては契約を解除させていただきたいというふうに判断したものでございます。
◆山内えり
この条例のところにも、民営の自転車駐車場が新設されたっていう表記と、それから収容台数に十分な空きができたということがあるもんですから、どれだけもともとあって、どれだけ増えたのかっていうところを知りたいと思って、資料を頂いています。民間の駐輪場が増えたということでご説明ありますけれども、これまでの区営駐輪場1,955台に対して、民営の駐輪場というのは868台ということで、やはり区営の駐輪場が多くの台数を占めているのかなと思っているんですね。まず1点目は、新設されたっていうのは、民間の駐輪場のどこで何か所ぐらい増えたっていうふうに見ているのか、それは急にこの間、たくさん増えているっていうふうに考えていいんですか。
◎土木計画・
交通安全課長
あらかじめ、山内委員のほうから資料をとお話がございましたので、成増駅の南口、また地下鉄成増のエリアまで広げた形での駐輪場の配置状況を資料でお示しをしているところでございます。今、その資料に基づいてご質問いただいているというふうに理解してございますけれども、例えばTOBU PARK成増駅南口第2駐輪場、令和2年に開設というふうに聞いておりますけれども、ここで109台、また成増会館という建物がございますけれども、成増会館の中に新たに駐輪場が172台、また若干離れたとこになりますけれども、成増2丁目第2パーキング110台、この辺が令和2年、令和3年と立て続けに開設されている駐輪場でございます。この3か所を合わせても、約400台の新たなサービスが提供されてるというところを捉えましても、私ども151台が仮になくなったとしても、十分に周辺の駐輪環境は守られてるというふうに考えてるところでございます。
◆山内えり
あと、区営駐輪場、成増南口第3の廃止による代替地は、今、検討しているんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
先ほど来申し上げておりますように、駐輪環境としては十分に充足しているというふうに考えてございますので、代替を設ける考えはございません。
◆山内えり
十分な空きができたというふうにおっしゃっているんですが、それぞれの、区営、民営の利用率についても教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
大変申し訳ございません、全ての駐輪場の精緻な利用状況というのは把握しておりません。実は、年に1回、11月に民間の駐輪場も含めて、成増に限った話じゃなくて区内全域なんですけれども調査をかけているところでございます。大体聞き取りをした限りにおきましては、民間の駐輪場も利用率、大体6割から、入って7割ぐらいなのかなというふうに考えてございます。成増駅南口第3につきましても、151台駐輪可能というふうになってございますけれども、平均的に見ますと、大体50台から60台程度の利用率です。日によっては100台超えるような利用がある日も、中にはございますけれども、大体、平均値としては50から60というところなのかなと考えてございます。
◆山内えり
この間、コロナの影響もあって、在宅でお仕事される方も多くなっていると聞いていて、駐輪場の利用の仕方とか、それから当日利用、定期利用についてもいろんな変化があるのかなというふうに思っていまして、利用率において、どこまで充足感だとか必要量が満たされているかというところがなかなか分かりにくいかなというふうに思っているんですが、今後、コロナの収束や、またそういう、人が利用するっていう、今後の将来的に必要になったときに、板橋区として区営の駐輪場を増やしていくっていう考えはありますか。
◎土木計画・
交通安全課長
委員のほうから今ご指摘ありましたように、コロナ禍後、世の中の働き方も大きく変わってきているというふうに理解をしています。都心から地方に出ていく方もいらっしゃいますし、また都心に残られてる方もリモートワークが進んだりですとか在宅ワークが進んできているという中で、正直申しまして、自転車駐車場も、従前よりも定期の利用のお客様は減ってきています。どちらかというと、当日利用のほうにシフトしてるのかなというふうな感触は持ってるところです。ただ、そうは言いながらも、当日利用が、じゃ伸びてるかというと、当日利用もそれほど伸びてるということではなくて、全体として見て、当日利用はそれほど変わらずに定期利用が落ちているというのが正直なところなのかなというふうに考えてございます。そういった意味からも、現状では十分充足しているんだろうというふうに理解をしているところです。また、民間の駐輪場も9割、10割というふうな利用率になっていないというところからも、我々が手を引くことによって、民間のほうにお客様が流れていくということもあるのかなというふうに考えております。
その一方で、今後、またコロナが十分に収まってきたときに、どういうふうな流れ、動きになっていくのかというところについては、まだまだ正直、全然計り知れないというのが本当に正直なところでございます。今後、またコロナ禍以前のような自転車の使われ方がもし出てくるのであれば、その時点でそういった駅前駐輪場の対策については、また新たな考え方を持って取り組んでいく必要があるんだろうというふうに考えてございますけれども、現状においては、まだそこまで十分に推測しきれるものではないのかなと考えてるところでございます。
◆山内えり
定期利用については減ってきているのではというお話でしたけれど、やはり今後、働き方ですとかコロナ収束後の状況が見えない中で、やはり区営の、区が管理していた場所が減ってって、民間にいろんなものが全体的に置き換わっていくことに対しての不安の声っていうのはかなりあるんですね。やはり、区としてそういう土地を確保するだとか、そういう定期利用が必要となる状況が迫られたときに、今後の必要性っていうのは、やっぱり状況によって必要が迫られるんではないかと思っていますが、定期利用の必要性っていうのは、区としてどのように考えていますか。
◎土木計画・
交通安全課長
定期利用、それと当日利用、その辺についてはバランスよく配置をしていく必要があるんだろうと考えてございます。どちらかに利用の区分を偏らせてしまうと、結果として、もう片方が足らなくなったりだとか、場合によっては、寄せてしまったほうが空きが出てしまったりというようなこともあろうかというふうに思いますので、その時々の利用客のニーズを的確に捉えながら、バランスよく定期利用、当日利用を配置していく必要があるんだろうというふうに思ってございます。
また、その一方で民営の駐輪場につきましては、今回、委員のほうから資料要求がありましてご提供した資料については、当日利用の民営の駐輪場しか載せてございません。実は、例えばマンションが駅近の土地を用意して、マンションの居住者のために駅前に定期利用の駐輪場を設けているというようなマンション事業者さんも中にはいらっしゃいます。したがいまして、そういったところの動きなんかもしっかり見ながら、また民業が区営によって圧迫されることのないようにというところも、やはり配慮していく必要があるんだろうというふうに考えてるところでございます。
○委員長
以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
田中やすのり
議案第77号は、成増南口の第3自転車駐車場を廃止するというものでございます。今ご説明ありましたように、当日利用が成増駅南口に関しては減ってきているということで、余力があるということで、今回こういう判断になったんだと思いまして、その判断は尊重したいと思っているところでございます。ただ、少し気にかけておかなくちゃいけないなと思っているのは、コロナの影響で、恐らく自転車通勤をするっていう方も減ってるでしょうし、成増に関していえば、南口も北口もですけど、原則、毎日撤去っていう強いプレッシャーがあるので、自転車美化へっていう大きな背景もありますので、もしかしたら潜在的には自転車を置きたいニーズがあるのではないかなということもございます。当日利用まではいかなくても、特に短時間の利用っていう駐輪場のニーズは私たちのところによく、いまだにございますので、原則撤去が始まってから絶えず、ずっと継続してありますので、ちゃんとニーズを見誤らないようにはしていただきたいなというふうに思ってるところでございます。話戻しますけど、今回の当日利用についてはニーズが減ってきてるってことで、余力があるっていうことで、廃止に賛成をしたいと思いますので、議案第77号は原案のとおり可決することを主張いたします。
◆寺田ひろし
我が会派といたしましても、この条例改正に賛意を表します。現状の詳しいご説明もいただきまして、先々の検討もできるということでございますので、まず年間の900万円という削減も期待できるというところで、非常にタイミングを逃さず進めていただきたい部分ではございます。ただ、将来的にいろいろニーズの喚起が出来上がったり、それを十分酌み取っていただくことを期待いたしまして、賛意を表します。
◆山内えり
私どもは反対を表します、反対します。非常に悩みますけれども、ただ、やはり今のコロナの状況で、利用率6割から7割というふうに先ほどはおっしゃってましたけど、民間の去年の11月の聞き取りということですし、全ての区営の、そして民営の駐輪場の現状がなかなか分からない中で、今後のコロナの収束後や、あるいは本当に、今お話もありましたけど、撤去されちゃうっていうことで、どれだけの利用者が本当に今の151台の第3を求めているかっていうところもあると思います。また、計算すると、区営駐輪場が92%に減るということですから、利用者や住民への影響は多いと思いますし、今後、土地を確保するだとか、今後の影響をすごく心配をしております。現状として賛同し難いということで、反対をいたします。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
これより表決を行います。
議案第77号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(7−1)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、議案第77号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◆山内えり
委員長、少数意見。
○委員長
少数意見、伺いました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、議案第59号
大山駅西地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本件について、理事者より説明を願います。
◎
まちづくり調整課長
議案第59号
大山駅西地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。議案書につきましては、9ページから10ページまででございます。議案説明資料につきましては、5ページから7ページまででございます。新旧対照表につきましては、9ページから10ページまででございます。
それでは、議案説明資料の5ページをご覧ください。項番1でございます。条例の改正理由でございます。令和4年3月31日に都市計画決定いたしました大山町ピッコロ・スクエア周辺地区市街地再開発事業に関連しまして、同日付で
大山駅西地区地区計画の都市計画変更を行いました。これに伴いまして、地区計画の目的の実現を担保するため、建築基準法第68条の2に基づく条例の一部を改正するものでございます。項番の2、条例の改正概要でございます。新旧対照表の9ページをご覧ください。表内の別表第1は、地区計画の区分ごとに用途の制限及び高さの最高限度を定めております。この表に、括弧のアに掲げる建築物を建築してはならない地区として、地区計画で新たに追加いたしました拠点地区C、拠点地区のDを加えます。議案説明資料の5ページにお戻りください。項番3、条例の施行時期は令和4年12月1日としております。議案第59号の説明は以上でございます。ご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆寺田ひろし
2点だけお伺いしたいと思います。確認であります。まず、今回、ピッコロ・スクエアと周辺の公園について、地区計画は決定しているのに、改めてこの条例で付け加えてしっかりやっていこうという、その意義を教えていただきたいと思います。
◎
まちづくり調整課長
今回の地区計画で定めた制限内容を、実効性をしっかり担保していくために条例化していきたいと考えておるところでございます。例えば、具体的には、違反した建築物を建てたいと思って書類をお持ちいただいた場合、条例の中身につきまして審査対象といたしますので、具体的には建築確認が下りずに建物が建たないといった、建てることができないといった制限が働きます。また、あと違反した場合は、罰則が適用されるといった内容でございます。
◆寺田ひろし
そういった意味で、地区計画だけだとお願いベース的なところもあったりもして、やっぱりこういったまちを守っていく、しっかり基準を守っていくためには、ちょっと大変だけれども、条例にしっかり記載して、罰則もあるので、そういった意味でご協力をいただけるように環境整備をするというふうに認識をいたしました。ありがとうございます。あと2点目なんですけども、建物制限がかかるということなので、住民の皆様にとっても非常に重要な部分であるので、最後1点だけ確認なんですけども、周辺住民の方々も一応同意をされているという認識でよろしいでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
住民の皆様の合意、また同意は取れているものと認識しております。といいますのは、今回の条例の改正につきましては、令和4年3月31日付でピッコロ・スクエア周辺地区の都市計画決定に伴い変更された地区計画の内容を担保するものでございますが、この内容につきましては、例えば風営法のお店でありますとか、馬券、車券売場、またあとパチンコ屋でありますとか、商店街の通りに面する建築物1階のお店を誘導したいといった意向なんですが、こちらは地区計画の策定に当たって、当時、大山駅西地区の地区計画検討会の皆様の中でご議論いただきまして、区に提言をいただいた内容になっております。この内容を条例に定めていく内容になりますので、住民の皆様の合意は取れてるものと認識しております。
◆山内えり
今回、もともとあった、昨年ですかね、西地区の地区計画が定められて、今回CとDが加わるということですけれども、それはピッコロ・スクエアの再開発事業の進展、先ほどおっしゃった3月31日の都市計画決定担保っていうのは、ピッコロの再開発事業の進展が目的ということになるんでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
地区計画で定めた、やはり制限の内容というのを条例で定めることで、実効性を担保していきたいというのが目的でございます。
◆山内えり
地区計画で建物の制限、今回でいえば、そういう風俗関係の営業ですとかパチンコ屋等々、記載がありますけれども、今回、今までの地区計画から、昨年の地区計画からCとDの部分が加わったということは、都市計画決定のピッコロ・スクエアの再開発が影響しているのかなと考えてるんですが、それは関係ないということなんですか。
◎
まちづくり調整課長
都市計画決定を3月31日で行いましたので、
まちづくりの機運が高まってまいりまして、その実効性を担保するために都市計画の内容を変更してきておりますので、事業が進捗してきたという経緯もございます。また、この内容につきましては、当時、検討会でこの地区の
まちづくりの内容といったものを皆様にご理解いただきながら、まちの皆様の同意と意見などを募って地区計画をまとめてきておりますので、事業の進展もございますが、地元の皆様の意向というところが大きいと考えております。
◆小野田みか
1点だけお伺いさせていただきます。これは、ピッコロ・スクエアの再開発をするに当たって、
まちづくりの第一歩っていうことだと思ってるんですけれども、ピッコロ・スクエアの
まちづくりについて、補助第26号線の、大きい20メーターぐらいの道路が通ってしまうっていうことで、駅からピッコロ・スクエアに行く人を増やすために、いかにここを魅力的にするか、にぎわいのあるまちにするかということが課題だったと思っております。それに向けての第一歩と考えたときに、例えばもっと規制をかけて、大型のチェーン店を入れないとか、例えば逆に国家戦略特区でやっている規制緩和のようなことをやって、休日に道路を使って、カフェやフリーマーケットをつくるとか、そういった考え方もあるんですけれども、にぎわいづくりとか動線を駅のほうから持ってくるっていう視点で、区がこの先に考えている、何か思い描いてる
まちづくりのイメージとかがあったらお聞かせください。
◎
まちづくり調整課長
まちのにぎわいの視点では、まず条例の中に、商店街通りに面する建築物等の地上1階部分の用途の制限により、委員おっしゃいますように、商店街通りに店舗を誘導していきたいというふうに強く考えておるところでございます。ただ、今回の条例の改正に当たっては、用途を制限するところまでは条例で制定できるんですが、店舗の業種でありますとか業態までを指定するところが、残念ながらできないところでございます。一方で、準備組合の再開発事業におきましては、まちのにぎわい確保、創出のために、店舗等が入ります低層階にどのようなお店が望ましいのかといったところを議論していただいてまして、権利者の皆様の意向を聞きながら、今どのような店舗を誘導していきたいか検討を進めているところになっています。私ども板橋区からも、準備組合との打合せの機会を捉えて、にぎわいの意向をしっかりと伝えることで、交流、にぎわいに資する拠点の形成を図っていきたいと考えてるところでございます。
◆小野田みか
ぜひ、にぎわいの創出のために準備組合とかまちの方とご協力をして、
まちづくりをしていただきたいと思います。あと、地元の方から、規制緩和をすることを手伝ってもらいたいということを聞いていて、どんな規制緩和が可能なのかとか、そういう情報についても教えてもらいたいということなので、そこら辺もご協力いただければと思います。よろしくお願いします。
○委員長
以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
田中やすのり
議案第59号につきましては、大山町のピッコロ・スクエアの部分について、令和4年3月に都市計画決定が、変更の決定がされてます。それに伴って、地区計画に拠点のC、D地区が加えられていたかと思うんですけれども、この地区計画の実効性を担保するという意味で、今回条例に位置づけて担保を高めていこうということでございますので、賛意を表したいと思います。可決です。
◆寺田ひろし
会派としまして、賛意を表します。2点ございまして、1点目は先ほどの議論のとおり、周辺住民からも協議会を通じましてしっかり申出があったと、認識をいただいたと認識をしております。あと2点目は、条例に追加することでしっかり
まちづくりが進められると、その背景には罰則もあるということで、非常に強制力も働くのではないかというふうに考えております。以上の点から、今回の条例改正について賛意を表します。
◆山内えり
結論から申し上げると、反対をいたします。もともと、この地区計画の設定のときに、一つは大きく賛否が分かれている補助第26号線が前提となって、大山駅西地区の地区計画が決定されています。立ち退きを迫られる上に、まちを分断する道路ができることの不安も私たちは大変大きく聞いておりますし、裁判も高裁へと移っているということと、それから今回の条例改正が、ピッコロ・スクエアの再開発が前提となっているというところが非常に懸念をしておりまして、都市計画決定、3月31日にされていますけれども、区有地や都有地を30%含むという計画自体、この区有地や都有地がどうなるのかという検討がまだ示されていない点や、情報開示についても問題点があると感じています。また、非常に高層のタワーマンションが計画されていますけれども、今こうしたSDGsと言われる中で、二酸化炭素の排出ですとかタワーマンションの弊害、環境的な配慮が、板橋区としてのどこまでそういった環境への配慮がされているのかっていう環境対策、また日照や風害、あるいは水害時における高層マンションの脆弱さ、それから経年劣化時の建て替えの問題など、まだまだ山積みなことがあって、ピッコロの再開発については非常に懸念の声も寄せられている、こういう計画の前提での条例改正ということですので、反対を表します。
◆渡辺よしてる
地区計画の変更に伴う条例改正でありますので、原案可決に賛意を表します。新しい
まちづくりをどんどん進めていただきたいと思います。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
これより表決を行います。
議案第59号
大山駅西地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(7−1)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、議案第59号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◆山内えり
委員長、少数意見を留保します。
○委員長
少数意見、伺いました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、報告事項に入ります。
初めに、上板橋駅南口駅前地区の
まちづくりの状況についてを議題といたします。
本件について、理事者より追加の説明ありますでしょうか。
◎
地区整備課長
特にございません。
○委員長
本件について質疑のある方は挙手願います。
◆寺田ひろし
地元なもので、すみません、何点かだけ、確認で細かく聞きたいと思います。まず1つ目はスケジュールについて、資料の項番1の東地区というところで先行区域、この中に権利変換計画認可を目指しという、令和4年度というふうに書いてございます。これはまさに今年度なんですけども、令和4年度のいつ頃を目指してらっしゃるのかを伺いたいと思います。
◎
地区整備課長
権利変換認可についてのご質問ですが、今年、年末を目指してるところでございます。
◆寺田ひろし
そうすると、大体、住民の方からは、ある程度の見通しというか、合意というか、得られているのかなと思うんですけど、大体、割合的にいうとどれぐらいになりますでしょうか。
◎
地区整備課長
権利変換についてのまちの方の割合についてですが、おおむね9割以上の方にはご理解をいただいて、あとはそれ以外の方にもご理解をいただくべくお話合いを継続して、組合のほうでしてるところでございます。
◆寺田ひろし
ぜひ丁寧なご説明も、残りの方にもしていただきたいと思います。あと、私も個人的にいろいろご相談もいただくこともあって、何件か、所有者だけでなくて賃借人ですね、アパート、マンション借りてらっしゃる方もいろいろご相談もいただくので、こういった方に対して、立ち退き料とか転居費用とか、こういった手当というのはされているということでよろしいでしょうか。
◎
地区整備課長
借家人についてのご質問だと思いますが、土地、建物の所有者と同様に借家人の方にも権利変換計画についてご説明するとともに、マンションに入るのか、転出するのか、その辺の意向も含めてお聞きしてるところであります。補償については、今後、詳細を詰めてお話をしていくというところでございます。
◆寺田ひろし
ぜひご安心いただけるような、そういったお話合いを努めていただきたいというふうに期待いたします。2点目は、裏面の2ページの上のほうですね。スケジュールのほうで、令和7年度工事着手というふうにございますので、解体工事のスタート時期を伺いたいと思います。
◎
地区整備課長
解体につきましては、今年度、権利変換というところを目指してるところでございまして、年明けですかね、今年度末、2月、3月頃には、順調にいけば地区の方に立ち退いていただいて、令和5年度以降に建物の解体と道路等の工事に入っていく予定でございます。
◆寺田ひろし
非常に、結構、住民の方からもご質問が多くて、いつなのということで、やはり最初に川越街道から一直線に工事車両が入れる道路をまず造ってというようなご説明、以前受けましたので、それがいつ頃になるのかなというのが、結構皆さん、1回、2回、多分説明は受けたんでしょうけれども、ご質問多かったので確認をさせていただきました。
◆渡辺よしてる
先行区域、東地区の駅前広場について、関連して聞きたいんですが、川越街道に多分バス停があって、バスが通ってると思うんですが、計画が進んで出来上がると、駅前広場にバスが入ってくるのかどうかっていうのが、今後の、多分
まちづくりとか雰囲気をつくっていく上で、結構関係すると思うんですが、現在の状況でどうなっているかっていうのと、もし来る予定とか来る交渉をしてるんだったら、どこの路線のバスなのか教えていただけますか。
◎
地区整備課長
駅前広場のバスについてのご質問ですが、この再開発事業の完成が令和10年というところもございまして、現状ではどの路線が来るという整理はまだついてないところでありますが、バスについては入ってこれるように駅前広場の整備をするというところでございまして、板橋区においても新規のバスを入れることも想定して、今後、国際興業バス等と継続してお話をしていくというところでございます。
◆渡辺よしてる
分かりました。バスが、やっぱりいるいないとだと大分違うと思いますので、ぜひ今後も継続して、続けていただきたいと思います。
◆山内えり
幾つか伺います。昨年の4月に発行されている、これは再開発組合のほうで発行している資料によりますと、東街区の階数が当初27階ということでしたけれど、今回の区のほうの資料1によれば階数が26階ということで、変わっているのかなと思っているんですが、このあたりの状況と、変更されている理由とか経緯っていうのを教えていただけますか。
◎
地区整備課長
東街区の建物についてのご質問ですが、こちらのパンフレットにつきましては、当時の基本設計等の段階の1年ぐらい前のものでございまして、その後、実施設計等を詰めていく中で、今回資料にありますように、27階が26階になったというところでございます。
◆山内えり
そうすると、そういうことはよくあるということになるんですかね。今後も、そういった階数の変更とかっていうのもあるっていうことなんですかね。そのあたりのそういう変更とか、あるいは再開発組合のほうでの資料と、進捗っていうんでしょうか、動きっていうのは今後もあると考えていいんでしょうか。
◎
地区整備課長
階数等の変更については、今回の実施設計である程度固まってきますので、施設規模、概要等の大きな変更は、今後はほとんどなくなるというふうに認識しております。
◆山内えり
あと、先行しているこちらの東地区のほうの、よく一般的には土地所有者というようなことで、地権者ということがあると思うんですけれど、そういったこの地区での地権者、権利者の人数と合意状況っていうのはどういうふうになっているのか教えてください。
◎
地区整備課長
東地区についての権利者についてのご質問ですが、地権者と呼ばれる土地、建物の所有者については、共有持分の方も含めまして、今、約110名でございます。同様に、アパートなり、店舗を借りてる借家人につきましては同じ数字でございまして、約110名、合わせて約220名の権利者がいるという状況でございます。
◆山内えり
併せて、合意率っていうのはどういう状況でしょうか。
◎
地区整備課長
申し訳ありません。同意率につきましては、約9割以上の方からご理解をいただいてて、それ以外の方に関しましてもお話ができる方がほとんどでございますので、継続して組合のほうでお話をしてるという状況でございます。
◆山内えり
それから、西地区の後続区域というところの権利者と同意率、同意率は7割って書いてあるんですね、権利者の数を教えていただきたいのと、組合が、設立認可の要件というのはどういうふうになってくるのか教えてください。
◎
地区整備課長
西地区についてですが、地権者の数、土地建物の所有者を合わせて45名となっております。同意率につきましては、まだ準備組合の段階でございますので、ここに約7割入っていただいてると書いてますが、少し進捗してまして、今8割弱の方が準備組合に入っているという状況でございまして、この後、今年度、合意形成等をしていく中で組合設立認可申請というところでございますが、都市再開発法の中にもありますように、土地所有者、建物所有者、あと合わせた面積の3分の2以上の同意が必要という要件でございます。
◆山内えり
あとは、西地区は、今、これは先日6月25日に地権者向けの説明会があったというふうに聞いているんですけれども、このときの参加者の意見だとか、あるいは心配する声とか、そういうものがあったのかどうかと、もし主な意見とかがあったら教えてください。
◎
地区整備課長
西地区の総会ですかね、説明会等の意見についてでございますが、権利者の内部でやっているところもございますので、施設、これからどういうものができるのかとか再開発等についての説明をした上で、それについての意見等があったというふうには聞いております。
◆山内えり
何か具体的な要望だとか心配の声だとか、そういうことは特段なく進んでいるということでいいんでしょうか。
◎
地区整備課長
具体的な心配とか不安の声はないというふうに聞いております。
◆山内えり
それから、こちらの東地区については、今年度ですか、権利変換計画認可っていうことと解体工事というスケジュールが一定ある中で、西地区のほうのスケジュールとか、令和4年度に組合設立認可を申請していく、その後、権利認可、工事着手、建物竣工という状況ですけど、このあたりの地区への第2回目の検討会、あるいは西地区のスケジュールというのはもう少し見えるところがあれば教えてください。
◎
地区整備課長
西地区についてのスケジュールでございますが、先日も9月末ですかね、地区の方々、権利者を対象に説明会等もやっている中で、ここに書いているところでもございますが、今後、今年度中の合意形成を目指して、組合設立認可申請をしていくというところを地権者の方々とお話をしてるところでございます。その後、来年度以降、ここに書いてる権利変換計画認可というところを目指して、合意形成を進めていくという予定でございます。
◆山内えり
最後に、高度利用で非常に高い高層の140メートルとあったんですけれど、こうした高層になる理由っていうのはなぜなんでしょうか。そのあたりを教えていただきたいと思います。
◎
地区整備課長
西地区の高層になる理由についてのご質問ですが、平成16年にこの地区の2.2ヘクタールの都市計画決定をしたところでございまして、その当時、今回は先行、後行区域というふうに分けているところでございますが、その当時の段階で敷地面積や建蔽率、日影等のことを踏まえて、平成16年に140メーターまでの建物と決めたものでございます。
◆山内えり
すみません。そうすると、最高限度としての140メートルということで、今後は実際どういう階数になるというのは、設計後とか今後決まってくるという、そういう理解でいいんでしょうか。
◎
地区整備課長
そうですね、今、西地区の説明会の中で、どういう建物にしていくかというのを皆さんの意見を聞きながら詰めてるところでございますので、公表という形になるのは、今後、西地区の方々とお話しした後、どういう建物、どういう高さのものになっていくかというのを公表していく形になるというふうに考えております。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、舟渡四丁目南地区に係る都市計画についてを議題といたします。
本件について、理事者より追加の説明ありますでしょうか。
◎
都市計画課長
こちらに関しましては、令和4年2月17日の
都市建設委員会で報告させていただきました原案について都市計画決定したので、報告をさせていただいております。これまで検討いただきまして、ありがとうございます。おかげさまをもちまして、報告できることになりました。よろしくお願いいたします。
○委員長
本件について質疑のある方は挙手願います。
◆かいべとも子
本案、舟渡四丁目の南地区に係る都市計画について、今、課長のご案内がありましたように今年の2月に報告がありまして、住民説明会を経て、そして板橋区の都市計画審議会にも付議されて、今回の決定に至っているところでありますけども、この本計画の中には、物流センターが今後建設されて、このセンターは地域の避難施設にも指定されておりますので、地域住民の方々にとっては大変関心の高いものでありますので、こういった決定については、どのような方法で、どのようなタイミングで地域の皆さんにご報告、周知があるのかお伺いいたします。
◎
都市計画課長
こちらで一定、都市計画決定については報告がなされてるところでございますけれども、今後、具体的に建物の確認申請ですとか、直近でいいますと、様々、あと住民のほうに10月ぐらいから具体的な建物の説明に入っていくということを伺っておりますので、流れとしてはそのような感じになっております。
◆かいべとも子
そうしますと、周知の方法はホームページとか、そういう形でよろしいでしょうか。
◎
都市計画課長
こちらの決定につきましては、今、ホームページ、それからTwitter、SNS等々と、あと広報でも周知をさせていただいてるところでございます。
◆かいべとも子
原案の段階でも住民説明会が地元で開催されましたけども、報告についての説明会っていうのはあるんでしょうか。
◎
都市計画課長
失礼いたしました。Twitterは扱ってませんで、周知につきましては、特段、これ以上のことは行わない予定でございます。
○委員長
では、本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、専決処分の報告について(
板橋大山公園内園路上の段差による転倒事故に係る示談処理)を議題といたします。
本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。
◎管理課長
特段の説明はございません。
○委員長
本件について質疑のある方は挙手願います。
◆こんどう秀人
これ見て思ったんですけども、けがをした方、植物、樹木の根が生えてくることによって、けがの原因になったということですけども、今後また起こり得るかとも思うんですけども、それに対する注意喚起ないしは予防策みたいなの、何かございますか。
◎管理課長
予防対策ではっていうわけではないんですけども、土木
サービスセンターの職員が日々パトロールをして、道路や公園を点検してございます。それとともに、年2回、土木部全職員によってパトロールをして、根上がりだとか、ほかの道路の凹凸だというところの点検をしておりますので、そういったものを繰り返しやることによって、事前に状況を把握して、なるべくこういった根上がりがないような状況で、平らな状況で確認しようということでの取組を進めております。
◆こんどう秀人
どちらにしても起こり得ることは起こり得るけど、なるべく起こらないようにしていこうというような方向性だと思うんですけど、あと、もしできることであれば、そういう運動をする際には気をつけていただきたいというのは、立て看板でも、もし作れるようであればあってもいいのかなとは思ってますので、そこら辺、もし何かあればお答えいただければと思います。
◎管理課長
現場を担当してます
サービスセンターとも連携しながら、どういった注意喚起ができるかっていうところも検討してまいりたいと思っております。
◆山内えり
樹木の隆起によって転倒されたということですけど、こういった樹木の状況というのはいろんなところにも起きているのかなというふうに思っていて、例えば加賀のスポーツセンターの前辺りも、結構ブロックが根上がりで上がっていて、自転車とかベビーカーとか非常に大変だなって思う方を見ているわけですけれども、そういった道路の点検、今回はこういう、こちらの板橋大山公園でしたけれども、そういう日々成長したり、生きているものの管理っていうことになるので、土木部の皆さんも大変ご苦労されてると思っているんですが、そういったあちこちにある根上がりとか隆起っていうのは、道路点検がどれぐらいのペースで、土木部の方のみでやっていらっしゃるのか、どのようなチェックの仕方をしているのかっていうのを教えていただきたいと思います。
◎管理課長
先ほども申し上げたとおり、
サービスセンターにおいては日々パトロールをして、道路状況を確認しているというのが状況でございます。それと、年2回の土木部全職員によるパトロールですけども、土木部、おおむね140人程度おるんですけども、そのうちの何人かが公園や道路を一斉点検して、異常がないかというところを年2回やってございますので、そういったところの点検もやっております。それと、我々も現場に出た際には、そういった道路の状況だとか、そういったものを確認して、異常がないかというところも日々確認しておりますので、気がつけばいつでもやってるといった、そういった状況でございます。
◆山内えり
年に2回チェックしていただいて、気がつけばってことなんでしょうけど、やっぱりそういう足元が暗かったり、いろいろな理由での転倒ってことは今後も可能性あるのかなというのはすごい心配しているんですけど、例えば場所によっては、何か足元を照らすような照明の設置だとか、点検とは違う形での事故防止っていうことの検討とか、今、考えてることは何かあるでしょうか。
◎管理課長
夜間の場合ですと、例えば公園内、街路樹等で葉が茂ってる場合ですと街路灯の光が届きにくいというところもございますので、適宜
サービスセンター等、連携しながら、枝落としをして、光が届くような明るい状況で歩道が歩けるようなというところの確認をしながら、そういった状況も踏まえて対応してるといった状況でございます。
◆山内えり
最後、今回こういう転倒事故ってことになりましたけど、再発防止っていうのは年2回のそういう点検と日々の点検ということですけど、やっぱりそれでも隆起してるところって、私はすごく何か所か見かけていて、そういうのっていうのは、再発防止っていう部分で、今回の事故の現場と板橋区としての最も有効な防止策っていうのは何が必要だと考えているでしょうか。
◎管理課長
やっぱり、有効な手は予防対策が一番大切だと思いますので、気づいたところから速やかに対応して、つまずかないよう対応していくと。それには日常のパトロール、点検等が、やっぱり必要不可欠だと思っておりますので、それを十分やっていくというところでなってございます。
◆小野田みか
すみません、1つだけ質問させていただきます。大変申し上げにくいことではあるんですけれども、先ほども公園の話で自己責任というところの話が出てきたと思うんですけれども、例えばアメリカで、マクドナルドを食べ過ぎて太ったので、マックに訴訟を起こしたっていう例があって、それ聞いてびっくりしたんですけれど、これが同じとは言わないんですけれども、区は、自然の木の根が出てきちゃって、少しブロックが動いてしまって、ここで転倒された、けがをされたということはあるんですけれども、こういうことに対して、区は払う責任っていうのは法律的にあるものなんでしょうか。
◎管理課長
責任につきましては、これにつきましても保険会社が、自治体賠償保険という形で入っておりますので、保険会社が調査をいたしまして、瑕疵があるかどうかというところの部分も含めまして対応を進めておりますので、そういったものが、対応の中で我々も報告を伺ってるという状況になりますので、全てのものについて対応ができるかというと、そういった報告を受けながら対応していくという形になってございます。
◆小野田みか
区民の方の意識だと思うんですけど、私だったら、ブロックにつまずいて転んだら、区に賠償求めないと思うので、そういったところについて、ちょっと疑問を感じているところではございます。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、「(仮称)板橋区
交通安全計画2025」素案についてを議題といたします。
本件について、理事者より追加の説明ありますでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
特段の追加の説明はございません。
○委員長
本件について質疑のある方は挙手願います。
◆寺田ひろし
一応確認で、素案のほうも読ませていただいて、まず本文70、素案のほうでよろしいですよね。
○委員長
はい。
◆寺田ひろし
本文のほうの75ページに、新しく電動キックボード、これも道路交通法が改正されまして、様々、非常にびっくりするような内容が、今後2年間の実際の施行期間でどこかで実行化されるだろうと。ですので、ここの記載を拝見しますと、結構、利用者に対するものがメインだったりもして、重要なのは相互理解なので、それを利用している方を見ている、危険だなと思われる方、住民の方とかにも、やっぱり相互理解が必要なのかなと思って、そういったところも、今後、文書を変える、変えないではないんですが、そういった視点もお持ちいただけるとありがたいなというふうに思った次第です。ちなみに、道路交通法の改正について、何かあれば教えていただきたいと思います。
◎土木計画・
交通安全課長
委員おっしゃるように、交通事故っていうの、自損事故っていうのは確かにあるかもしれませんけれども、多くの場合には当事者が甲乙いて、双方で、例えば注意義務が怠ったですとか、もしくはどちらかに違反があってというようなケースが多くございます。したがって、どちらか一方にだけ啓発活動をすればいいというものでは必ずしもないんだというふうに理解をしてございます。
今、委員からご指摘いただいた点も、今後、原案をつくっていく中で表現としてうまく取り入れられれば、その辺、反映させていただきたいというふうに思ってございます。また、道路交通法の改正についてのお話ございました。こちら75ページのほうにも記載をしてございますように、今年、道路交通法の改正がございまして、電動キックボード等が新たに道路を通行できるように今後なるというところでございます。道路交通法の改正から2年以内に条件を整えて施行するというふうに言われてございますけれども、今現在、具体的に、じゃいつ頃から施行になりますよというようなお話までは、私どもも今現在、まだ聞き及んでいないというところでございます。
◆寺田ひろし
そうですね、僕も結構こういう内容なのかと思ったのが、ヘルメットは任意になって、電動キックボードですね。何と16歳以上で免許証も要らないっていうふうになる。さらに、今車道だけ、公道だけなのが、低速の場合、確か時速9キロメートル以下ですかね、歩道も走っていいという、結構いろんな見方によってはいろんなご意見も出てくるかなと思いますが、ちょっとそういった懸念点もありましたもので、ぜひ何か実際の事業、いろんな計画の中で工夫をしていただければありがたいなというふうに思っております。ありがとうございます。
すみません、あと残り3点なんですが、簡単に伺います。その続きの裏の76ページの4です。フードデリバリーサービス事業者への交通安全啓発、これ、私どもも視察に行かせていただいた京都市のほうでもこういったフードデリバリーサービスも含めた自転車乗ってらっしゃる方への啓蒙活動もすごい計画的にやってらっしゃったので、すばらしいなと思って、例えばなんですけども、やはり私も、このコロナ禍でやっぱりこのフードデリバリーを皆さんご利用なさって、非常にスピードを上げて配達する自転車に結構恐怖を感じる方が、ご意見として何人か実際いらっしゃったんです。そういった意味で、例えば、都内では警察署が中心となっていろんな安全講習会とか開催するということでありましたので、区として、例えばなんですけども、そういった講習会を受けた方、また区独自の講習会を受けた方は何かバッジがもらえたりとか、何かそういうのが付けられたらこのデリバリーの人は結構きっちりしているんだなというような認識もあればいいなというのも思ったり、区がやるべきことではないかもしれないんですけど、何かしら、あと京都市の視察のときも思ったんですが、やはり東京都と警察以外に区としても何かできることも、厚みを加えていただきたいなというのがちょっと思った次第でございます。文章を変えてくれということでは全然ないんですが、こういった何か区の取組は何かお考えになっているかどうかだけ伺いたいと思います。
◎土木計画・
交通安全課長
ご指摘のように、昨今このコロナ禍というところも影響しているんだろうと思いますけれども、いわゆるフードデリバリーの事業者さんが非常に数が多くなってきてございます。また、板橋区内では、フードデリバリーをやっていた自転車に接触されて、ご高齢の方が亡くなったというような事案も現に板橋区内では発生してございます。そういった観点からも、こういった事業者の方への啓発、注意喚起というのは非常に重要なんだろうというふうに認識をしてございます。ただ、その一方で、区が直接的に事業者の方と連携を取りながらというところはなかなか難しいところがございまして、やはり警察ですとか交通管理者の協力なしにはその辺取組ができないというのが実態でございます。今頂きましたご意見も踏まえながら、警察ともしっかりと連携を取りながら、区としても対応を図ってまいりたいというふうに考えてございます。よろしくお願いいたします。
◆寺田ひろし
あともう2点なんですが、121ページの鉄道及び踏切道の安全確保で、この冒頭の文章の後半部分、2段落目の真ん中辺りにホームドアについて言及されております。今後鉄道会社に要望していきますというふうに記載がありまして、今まで何度も議会の中でも要望があって、区からも要望もしていただいているところだと思います。ちょっと我が党の話になりますが、やはり4年前に9万人以上の署名も集めて、鉄道本社にホームドア設置をちょっと要望したところでございます。ちょうどコロナ禍でなかなかうまく進まなかったんですが、ようやく設置調査のほうが3駅でスタートするというような今年発表があったと思いますので、次の、読み進めると、ちょっと比較だけなんですけど、次のページを見ると結構バリアフリーのことは結構表まで使って現状の数量的なものが記載されているんです。もし可能であれば、また次回のときでもいいんですが、このホームドアというのもやはり板橋区内の駅で死亡事故も転落事故も起きましたので、バリアフリーと同様、進捗の、区内の各駅で幾つホームであって、どれだけ設置されているかというのも一つ書いてもいいんじゃないかなというのはちょっと感じたところでございます。そういった意味で、ホームドアの設置を今後も強力に区からも鉄道会社に要望いただくというところは、今後も間違いないという形でよろしいでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
おっしゃるとおり、バリアフリーの設備については各鉄道事業者さんの取組状況を記載させていただいておりますけれども、ホームドアについては確かに載っていないという部分についてはご指摘のとおりです。バリアフリーも当然重要な設備ではございますけれども、事故を未然に防ぐという意味ではホームドアが何よりも一番重要な設備なんだろうというふうに私ども考えてございます。そういった意味からも、区からも鉄道事業者さんに対してホームドアの早期の設置ということはかねがね機会を捉えて要望させていただいているところでございます。今後も、区としてはそういった鉄道事業者さんへの要請、要望というのは引き続きしてまいりたいと思ってございます。
また、今ご指摘いただきましたホームドアの設置状況につきましては、この後、今回素案でございますけれども、原案作成において反映できるようであれば、その辺もきちんと表というような形で載せられるようにちょっと調整してまいりたいというふうに考えてございます。
◆寺田ひろし
ご検討いただければ本当幸いでございます。ありがとうございます。最後に、ちょっと簡単になんですけども、99ページの一番下、(8)指導、取締りの強化というとこで、ちょっと自転車のところなんですけれども、これ、最後にいたします。ここに書かれてある例の自転車警告カードとか、なかなか目にしないところではあるんです。れっきとした制度としてあるので、警察の方もこれで頑張って取り締まっていらっしゃると思うんですが、ちょうど昨年議会質問のほうで、各警察署が設定している自転車対策重点地区・路線図、路線、これが実はそれぞれ板橋警察、志村警察あって、これをもうちょっと拡充してほしいなというところではあるんです。やっぱりここを、書いてあるのを読みますけど、警視庁は、この地域、地区・路線を指導警告を行うとともに、悪質・危険な交通違反に対しては検挙措置を講ずるなど、厳正に対処していきますと、非常に重点的に対処する、それがもう公表されているんです。ただ、板橋警察のほうだと、大山東町地区、その一帯だけで、結構最近多くご意見寄せられている川越街道とかは入ってない形です。志村警察のほうも実はちょっと短い1路線だけで、蓮沼町の交差点から志村、清水町の交差点までで、中山道の多くはその対象に入っていないということです。ですので、区としてもいろんな情報、区民の方から寄せられたり、情報をキャッチされてらっしゃると思うので、こういったのを、両警察署と既に連携取っていらっしゃると思うんですが、できればより一層ちょっと情報を共有いただいて、先々この自転車対策重点地区・路線を区からの提案で拡大していただける可能性っていうのはあるものなんでしょうか。その点をちょっと確認したいと思います。
◎土木計画・
交通安全課長
日頃から、区民の方々から警察に直接そういったここの道が危ないとか、ここの路線が自転車がスピード出すのが多いですよっていうようなお話を警察のほうに直接入れていただくケースもございますし、私どものほうに区民の方からご連絡をいただくというようなケースも多々ございます。私どものほうにご連絡いただいた場合には、私どもの職員がご指摘いただいた路線であるとか交差点であるとかというところを必ず全て現認するようにしております。現認をさせていただいて、私どものほうにも警察から派遣されている職員もおりますので、そういった職員中心に、危険性があれば、例えばターポリンを設置してくるとか、もしくは所轄の警察の交通課のほうにそのまま話をつないで、警察のほうの取締りを強化していただくというような対策は現在も行っているところでございます。今ご指摘いただきまして、重点地区を区から提案するというところについては、制度的にできるのかどうか、ちょっと今手元に資料がなくて十分なお答えできませんけれども、警察のほうとその辺は調整をさせていただいて、区からもし提案できるようであれば、その辺、調整を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
◆こんどう秀人
先ほどもちょっとお話出ましたが、電動キックボードなどなんですけども、区内でも死亡事故があったという話ですが、基本的に今現在電動キックボードの場合、事故が起きて、賠償責任とかの話になると、任意保険とか、そういったのはまだ整備されていないかと思うんですけども、そこら辺に関する話合いとかはこの辺ではまだ全然出ないんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
電動キックボードにつきましては、先ほどもお話し申し上げましたように道路交通法のほうは改正はされてございますけれども、まだ改正道路交通法の施行には至っていないという状況でございます。その一方で、経済産業省のほうが主導をして電動キックボードの社会実験というのが都内各所で行われておりまして、板橋区内でも、経済産業省のほうのそのモデル事業に応募した事業者さんが既に実証実験という形で展開を始めているところでございます。その社会実験を行っている事業者さんにおいて保険のほうは恐らく加入されているんだろうというふうに思ってございますけれども、実は社会実験を行っている事業者さんと、私ども区で交通安全をつかさどっている私どもの部署とは直接のやり取りがないというのが現状でございます。その辺、事業者さんともしやり取りができる機会が、チャンネルがあればその辺の状況を確認したりですとか、区のほうからも提案をさせていただくということもできるのかなと思っておるんですけれども、実際、社会実験のキックボードが走っているのを見かけることはあるんですが、どの事業者さんがどの程度入ってきているかというのも正直つかめていないものですから、その辺については、申し訳ございません。今後、機会があれば対応してまいりたいというふうに考えてございます。
◆こんどう秀人
必ず事故は起きますので、そこら辺整備してちゃんと安心して使える道具になるようにやっぱり検討していってほしいと思います。あともう一つ、どうでもいい内容にもなるんですけど、113ページ。もう携帯電話が普及し始めて30年ほどになります。電話番号ってふだんもう10桁が標準っぽくなってますので、できればフルでかけるようなものを書いておかないと、これ古いデータじゃないかなっていうふうに見られますので、そこだけちょっとお願いしたいと思います。
◆山内えり
今回の概要というところにもありますが、素案でいくと33ページで、これまでのながらスマホ対策が重点課題として格上げされたということで、この重点課題に上がってきていると聞いています。もうこのながらスマホの課題っていうのは本当にどうやって対策を講じていくかということと、警察、都や関係機関と連携しているということですけれども、それでもほとんど正直その啓発活動がどこまで生かされて、事故の防止、それから事故が減るというところになっているのかなっていうのは皆さんも感じているように、私自身、なかなかこの啓発活動すごく大事だと思っているんですけど、どう生かされているのかなっていうのが非常に難しいと思っていて、現状5つの対策があって、学校での取組ですとか、交通安全運動で啓発等云々ありますけれども、よりこの重点課題に上げたことで、より強化したよと、あるいは警察とこんなふうな連携をより強化しているよっていうような、変更点っていうのはどういうことになるのか教えていただければと思います。
◎土木計画・
交通安全課長
今回、素案でお示しをさせていただいていまして、実際にこの計画原案ができて計画がスタートするのは来年度からという形になりますので、今現在どうなのっていうところのお尋ねということで理解をさせていただきますけれども、委員ご存じのように、板橋区内でやはりながらスマホをしながら遮断機が下りてる踏切に入ってしまって、事故に遭っているというような方も区内で発生しておりますし、また自転車等に乗りながらスマホを操作していて事故に遭ってしまうというようなケースも多々ございます。そういった意味からも、ながらスマホはしっかりと対策をしていく必要があるだろうということで、今回重点課題に上げさせていただいております。
ながらスマホをしていて何が一番危ないかというと、まずながらスマホ行っている本人が危ないというところをきちんと啓発していくのがまず大事なんだろうと思います。ながらスマホをしていて誰かにぶつかって、もしくは車、乗り物の運転中に注意が散漫になってということでは、被害者はもちろんいるんですけれども、自分自身も当然被害者になり得るんだよというところの周知をする必要があるだろうというふうに思ってございます。そういった意味からも、つい先日も交通安全協議会を開催させていただきましたけれども、交通安全協議会には、区内の例えばバス事業者さんであるとかトラック等の運送事業者さんも参加をしていただいています。そういったバスですとかトラック、交通事業者さんにしっかりと自分たちの従業員に対しての周知をしていただくことによって、ながらスマホを少しでも減らしていく。減らすことによって、事故を減らしていくというふうな対策を取っていきたいというふうに考えてございます。それ以外にも、先ほどご指摘いただきましたような、例えば街頭での啓発活動、そういったものもさらに一層力を入れていく必要があるだろうというふうに考えているところでございます。
◆山内えり
もう大人のながらスマホは大変、非常に徒歩の人も自転車の人も本当に多くて、怖い思いっていうのは皆さんそれぞれですし、私も何度もしていて、どうやって減らせるのかなっていうのは本当に思うんですけれども、やっぱり子どもの頃からのそういう、学校で啓発活動をしているということですけど、そういう取組については、区としては何かもう既に取り組んでいること、それから計画していることっていうのはあるんですか。そのあたりも教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
未就学児ですとか、就学児に対する交通安全教室というのを行っております。例えば、小学生であれば、小学校3年生の学年に対して交通安全教室を行って、一定の理解度が深まったお子さんには自転車免許証を発行するだとか、あと未就学のお子さんに対しても、いわゆるトラフィックスクールというような形で、いわゆる模型を使った交通安全教室を未就学のお子さんには行っています。そういった中で、歩きスマホ、ながらスマホをするとこんな事故につながるようというようなことを学習していただいたり、あとは昨年志村警察署のほうが作成をしたものでございますけれども、いわゆる交通安全の絵本ですね、題名が「みくちゃん おつかい、だいじょうぶ?」という名称の絵本が、志村警察署のほうで作っていただいたものがありますけれども、この中でお母さんが子乗せ自転車で危ない走行をするだとか、もしくはトラックの運転手さんがながらスマホをしていて事故になりそうになるというような題材の絵本なんですけれども、そういった絵本を使いながらお子さん方に啓発活動を行うと。そういった啓発活動、学習をしたお子さんがご自宅に帰って、保護者の方に今日こんな勉強してきたよ、こんなことを教わってきたよというようなことをご自宅の中でお話をしていただくことによって、保護者の方にもそういった注意喚起を図っていく。そんなような取組をこれまでも行ってきているところでございます。
◆山内えり
それは、すみません、全校、全ての小中学校とか、そういう未就学児にやっているのか、そのあたりの確認だけさせてください。
◎土木計画・
交通安全課長
小学校3年生の自転車運転免許証の発行については、区内の小学校全てでございます。また、トラフィックスクールについては区立の保育園は全てやらせていただいています。また、私立の保育園、また私立の幼稚園については、ご希望のあったところに私ども区の職員であるとか、区内3警察の交通課の職員が出向いて、そういった指導をさせていただいているというところです。
また、中学生向けには、先ほどちょっと申し上げませんでしたけれども、いわゆるスタントマンによる実演の交通安全教室を行っております。これについては、3年間で区内の中学校を全部回るというような計画を立てさせていただいています。中学校、学年3年間ありますので、中学校に在学している間に必ず1回回ってくるというような形での対応をさせていただいているところです。
◆山内えり
それから、先ほど交通安全協議会が行われたということですけれど、そのメンバーと、あと人数と、それは、何といいますか、区民の、いわゆる一般区民の方とか、そういう形での協議会になっているのか、ここの協議体っていうのはどういう人たちのメンバーなのか教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
交通安全協議会につきましては、いわゆる区長の附属機関という形になってございます。メンバーとしましては、先ほど申しましたように鉄道事業者であるとか、いわゆるバス等の交通事業者、それと運送事業者、あとは関係行政機関、国や都、区も含めたそれぞれの道路管理者であったり、あとは交通管理者、それと交通安全協議会ですとか、あと区内の保育園・幼稚園、そういった団体の代表の方等々、お入りをいただいていまして、すみません、今ちょっと精緻な人数手元に持ってなくて申し訳ございませんけども、50名以上の方にご参加をいただいて、会議としましては年に2回、春の交通安全、秋の交通安全週間の前にそれぞれお集まりをいただいて、春、秋の交通安全の運動のテーマですとか、重点取組等についてご協議いただいてご決定をいただいていると、そういう会議体でございます。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
委員会の途中ではありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。
なお、再開は午後3時40分といたします。
休憩時刻 午後3時07分
再開時刻 午後3時40分
○委員長
休憩前に引き続き、
都市建設委員会を再開いたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
都市建設委員会関係補正予算概要についてを議題といたします。
本件について、理事者より追加の説明ありますでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
特段の追加のご説明はございません。
○委員長
本件について、質疑のある方は挙手願います。
◆山内えり
先ほども説明があったかと思うんですけれども、自転車駐車場の契約終了、返還に伴う原状回復工事、こちらについてはいつ、それから原状回復っていうのはどのような工事になるのか、内容が分かれば教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
今回、補正予算で工事請負費300万円の増額補正という形でお願いをしてございます。先ほどもご説明申し上げましたように、成増駅南口第3自転車駐車場を地主さんにお返しするに当たりまして、原状回復というところでございます。具体的には、当該自転車駐車場、路面を全てアスファルト舗装をかけてございます。そのアスファルト舗装を全てはいで処分する経費、また管理人の小屋を設置してございますので、管理人小屋の撤去経費、また敷地の外周をぐるっとネットフェンスを張ってございます。そのネットフェンスを全て撤去して処分する経費、そこまでを含んで300万円の経費という形になってございます。
◆山内えり
いつ頃っていうのはいかがでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
失礼しました。今年度、補正予算積ませていただいていますので、できれば今年度中に執行させていただければありがたいなと考えているところでございます。ただ、先ほど申しましたように、原状回復の仕方について、まだ地主様と十分な協議が整ってございません。というのは、地主様、私どもがお返しした後どのように使うかによって原状回復の仕方も違ってくるんだろうと思ってございます。長期にわたって利用の予定が立たないということであると、例えばアスファルト全部剥がしてしまいまして土の状態にしてしまいますと、長期そのまま放っておくと雑草が生えたりだとか、またほこりが飛んでというようなことにもなりかねないので、その場合にはアスファルトを残してくれというようなお話になるかもしれませんし、早期に次の目的が決まっていて、すぐに着手するんだよということであれば、全部きれいにしてくれというようなお話になるんだと思うんですが、その辺、まだ十分に協議が整っておりませんので、着手の時期については正直まだ未定というところでございます。ただ、できましたら年度内にというふうに考えているところではございますけれども、万が一にも年度をまたぐような場合になれば、その段階でまた出っ張ってしまう部分については、賃料ですとか、また今回お願いしている経費についても場合によっては繰越明許ということも視野には入れる必要があるのかなと今考えているところでございます。
◆山内えり
それから、同じく自転車撤去・保管所の電気料不足に要する経費ということで13万8,000円となっていますけれど、この自転車撤去の保管所の箇所数と、それからもう一点、河川維持費としてユスリカの駆除対策経費ということで40万3,000円が入っておりますけれど、河川の維持という、この河川というのは何か所を指しているのかということと、このユスリカの駆除のための何とか殺虫何とかっていうのは、何個分になるのかとか、そういう数について、すみません、教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
自転車放置撤去に関わります補正でございます。こちらにつきましては、いわゆる駅前等から撤去してきた自転車を保管をし、持ち主さんが取りにこられるまでそこでお預かりする施設でございまして、区内に4か所自転車保管所を設置してございます。その4か所分の電気代の当初予算で算定した金額に足らない金額ということで13万8,000円の補正をお願いしているところでございます。
また、ユスリカにつきましては、区内3川でございます。新河岸川、白子川、石神井川この3川になるところでございます。
◎
南部土木サービスセンター所長
河川について、ユスリカ対策ということで電撃殺虫器というものをつけております。この箇所数につきましては、石神井川で42機、白子川で8機、新河岸川で35機の合計85機、この電撃殺虫器の分の電気料を不足しているので、今回補正とするということでございます。
電撃殺虫器というのは、ユスリカを集めて、青色のランプがついてまして、それに集まってくるユスリカを退治するという、殺虫、電気でばちばちっと退治する、そういう機械でございます。
◆山内えり
確認ですけど、区内全域で85機の対策ってことなんですか。いわゆる河川ということの今回の対策なんですけど、荒川とか、いわゆる一般的な場所の河川は対策を講じているのかっていうこともちょっと気になりましたので、教えていただければと思ってます。
◎土木計画・
交通安全課長
今委員からご指摘ありました荒川は非常に河川敷も広うございますし、また宅地からかなり離れている河川になります。その一方で、石神井川、白子川、新河岸川はどちらかというと住宅地内を流れている中小の河川でございまして、河川敷も十分にあるような河川ではございません。河川の護岸からもうすぐ道路もしくは宅地に接しているようなところでございまして、そういったところでは、やはり住宅地への影響をという意味では電撃殺虫器を設置をさせていただきまして、住民の方へのそういう害虫被害というんですか、そういったものを避けていく必要があるというふうに考えて、設置しているところでございます。
◎
南部土木サービスセンター所長
区内には、先ほどお話ししましたとおり、石神井、白子川、新河岸川の川沿いにつけておりまして、それ以外にはつけているところはございません。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
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○委員長
次に、8月25日の閉会中委員会で継続審査と決定した陳情第210号につきましては、別途議長宛て継続審査の申出を行うことにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。
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○委員長
次に、調査事件でありますが、引き続き都市計画及び
都市基盤整備等の区政に関する調査の件につきまして、別途議長宛て継続調査の申出を行うことにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
異議がないものと認め、さよう決定いたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
以上をもちまして、
都市建設委員会を閉会いたします。
お疲れさまでした。...