板橋区議会 2021-10-14
令和3年10月14日決算調査特別委員会 都市建設分科会-10月14日-01号
令和3年10月14日
決算調査特別委員会 都市建設分科会-10月14日-01号令和3年10月14日
決算調査特別委員会 都市建設分科会
都 市 建 設 分 科 会 記 録
開会年月日 令和3年10月14日(木)
開会時刻 午前10時00分
閉会時刻 午後 4時50分
開会場所 第2委員会室
議題 別紙運営次第のとおり
出席委員
主査 いしだ 圭一郎 副主査 いわい 桐 子
委員 山 田 ひでき 委員 山 田 貴 之
委員 こんどう秀 人 委員 安 井 一 郎
委員 長 瀬 達 也 委員 かいべ とも子
委員 川 口 雅 敏
説明のため出席した者
都市整備部長 松 本 香 澄
まちづくり推進室長 内 池 政 人
土木部長 糸 久 英 則
都市計画課長 田 島 健
建築指導課長 伊 東 龍一郎
建築安全課長 廣 木 友 雄
住宅政策課長 宮 村 宏 哉
まちづくり調整課長 大久保 貴 子
地区整備課長 遠 藤 宏
鉄道立体化推進課長 菊 地 利 幸
高島平グランドデザイン担当課長 土木計画・
交通安全課長
牧 修 造 義 本 昌 一
管理課長 内 田 洋 二
工事設計課長 笛 木 志 穂
みどりと公園課長 市 川 達 男
南部土木サービスセンター所長
河 島 一 郎
北部土木サービスセンター所長
千 葉 宣 雄
事務局職員
事務局次長 森 康 琢 書記 岩 渕 真理絵
都市建設分科会運営次第
1 開会宣告
2
理事者あいさつ
3 署名委員の指名
4 議 題
所管の決算について(6頁)
5 閉会宣告
○主査
ただいまから
都市建設分科会を開会いたします。
本日も
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発言は着座にてお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○主査
初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。
◎土木部長
委員の皆様、おはようございます。
本日は令和2年度の決算調査、どうぞよろしくお願いいたします。
令和2年度の決算につきましては、この委員会に出席させていただいております我々3部とも大きな組織改正を行っておりまして、決算年度と組織名称の変更とか、
事務移管等が発生しております。このため
組織名称等にかかわらず、令和3年度に所属する部署からご質問にお答えしていただくよう調整をしております。
出席者一同、平素にも増しまして、簡素で明瞭な説明に努めてまいります。今日一日どうぞよろしくお願いいたします。
○主査
よろしくお願いします。
────────────────────────────────────────
○主査
次に、署名委員を指名いたします。
山田貴之委員、
長瀬達也委員、以上お二人にお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○主査
議題に入る前に、運営について申し上げます。
本分科会の審査項目は、既に配付いたしております
分科会別審査項目一覧表に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。
また、お手元に配付しております
決算調査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと。主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて
質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。さらに、会議終了時間までの残り時間は、
質問希望者で割り振ること。再々質問以降の質疑については規制しないが、ほかの委員の質問時間を考慮して20分以内に収めること。分科会では表決を行わないことなどが、9月29日の
議会運営委員会で決定されておりますので、ご確認願います。
────────────────────────────────────────
○主査
それでは、所管の決算についてを議題といたします。
質問のある方は挙手願います。
質問の順番を確認させていただきます。
山田貴之委員、かいべ委員、山田ひでき委員、長瀬委員、こんどう委員、安井委員、川口委員、いわい委員、以上の順番で行います。
なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問をする際、決算資料における該当ページをお伝えいただくなど、ご協力をいただきますようお願いいたします。
◆山田貴之
おはようございます。今日一日よろしくお願いします。
それでは、早速質問させていただきます。
まず、主要施策の成果の238、239ページ、それと
事務実績調書では都-7ページになります。こちらに沿って質問させていただきたいと思います。
まず、主要施策の成果を拝見しますと、都市防災、予算規模からすると決算規模が少ない金額で決算が行われていると。内容を見てみますと、がけ・
よう壁助成、
あと緊急避難路整備、こういったところが小さい金額での決算となっているというふうに、予算よりもですね、なっているということで、まずがけ・
よう壁助成の事業内容の説明と、この決算に至る理由をお示しください。
◎
建築指導課長
がけ・
よう壁助成の事業内容でございますけれども、まず
がけ専門家派遣というものを昨年度から開始させていただいております。あとは
がけ工事助成も行っているところでございます。実際の実績といたしましては、記載のとおりでございますけれども、金額があまり上がっていないというところの一番の原因は、工事助成の実績が上がっていないというところでございます。
あと、
専門家派遣のほうは記載のとおりですが、2件活用されて、その後も少し、その後の進展の動きもあるような状況でございます。
◆山田貴之
ありがとうございます。
今少しお話をいただきましたけれども、令和2年度から行われている、先日の区長の主要施策の成果報告の中でも示していただきましたけれども、令和2年度から実施となったこの
専門家派遣、件数2件ということで示していただいています。239ページですね。こちらの2件のもう少し詳細なご報告をお願いします。
◎
建築指導課長
専門家派遣の内容といたしましては、1件は既存のがけがちょっと心配だというところで、何か補強するような方法がないのかということで、それで専門家を派遣して補強する方法の提案をさせていただいているところでございます。その後に関しましては、今検討中というところでございます。
2件のうちもう1件に関しましては、危険ながけ・よう壁の造り替えを検討したいというところの中で、専門家から提案をさせていただいて、その後前向きに造り替えの検討をしているところでございますけれども、ただいろいろ金額の面ですとか、あとお隣との、隣地境界との課題があるもので、その辺の今解消を行っているという状況でございます。
◆山田貴之
それでは、その派遣される方はどのような専門家であるのかということと、そしてこれは派遣される先というのは、区民の方からの依頼があったときに派遣をするということでよろしいでしょうか。
◎
建築指導課長
基本的に専門家の方は、区内の特に土木関係の事業をされている事業者の組合に、今のところ依頼しているところでございます。
あと、所有者はどういう方かというのは、基本的にはがけをお持ちの個人の所有者ということになっております。
以上です。
◆山田貴之
それでは、
事務実績調書の都-7のほうなんですけれども、こちらでは危険ながけ・よう壁及び
ブロック塀の指導状況ということで件数を示していただいています。
まず、この危険ながけ・よう壁となっていますけれども、危険の定義や基準というのは何かありますでしょうか。教えてください。
◎
建築指導課長
危険ながけというのは、以前、十数年ほど前に調査をさせていただいて、そこで危険度大・中・小と分けさせていただいて、比較的ある一定の基準で危険だということが判定できたものに関しては危険度大という、大というものが危険ながけという形で判定させていただいているという状況でございます。
◆山田貴之
十数年前の調査ということで、相変わらず危険なものは危険だということなんでしょうけれども、それでここに示されている相談件数が57件、現場調査が42件というふうになっていまして、文書による指導というのが733件と。相談と現場調査に比して、733件の文書による指導というのが、非常に多い数字というふうになっています。この調査と指導の数字に大きな乖離があるというふうに思いますけれども、この点についてご説明があればお願いします。
◎
建築指導課長
文書による指導でございますけれども、十数年前にやった調査結果、あとその後の状況を勘案して、危険度大、危険度中の所有者の方に毎年、例えば梅雨時期ですとか、文書をお送りさせていただいておりまして、その数が入っている状況がありますので、数がすごく多いという状況でございます。
57件のほうに関しましては、直接お電話とか窓口でご相談いただいている件数を示させていただいて、場合によっては現地に行くという。数はあくまでも窓口、電話等で対応した件数でございます。
◆山田貴之
対応していただいていて、なかなか大きな工事になると、危険度大とか危険度中とかとなってくると、規模が大きいところも含まれるのであるのかなと思いますので、改善というのもなかなか難しい状況かとは思います。
こういったことが恐らく毎年行われている中で、区としては、この事業を今後どういう方針で進めていくということがあれば、件数を上げていかなきゃいけない、その状況もここ10年のうちに危険度大・中・小、判断してから当然時間が経っていて、環境も随分変わっています。というのは、例えばゲリラ豪雨が激しく降ったり、長雨があったり、予期しないような台風の進路によって、何度も危機的な状況に陥るということが都内でもありました。ですから、そういった状況が少し変化している中で、よりその災害に対しては強化をしていく、予防をできればしていくということが大事になってくるかと思いますけれども、そういったことを踏まえた上で、区の方針というのは、今後どうなっていきますでしょうか。
◎
建築指導課長
今後の方向性というところでございますけれども、まずは予防という観点では、まずそういう状況だと知っていただくという意味合いで、継続的に引き続き危険度大・中の所有者の方には啓発、その仕方に関しては工夫していかなきゃいけないというふうには考えております。かつ、どうしていいか分からないということも結構話としてありますので、職員とか、
専門家派遣等による相談体制の充実を今後とも図っていきたいと考えております。
◆山田貴之
がけ・よう壁は最後にしたいと思いますけれども、改善済が今4件というふうに、令和2年度示していただきました。この中の一つでも改善の事例を教えていただければと思いますけれども、今具体的な事例ってお話しいただけますでしょうか。
◎
建築指導課長
具体的な事例といたしましては、土地を売買されて、事業者が改めて宅地として販売するために、自分でよう壁を造り直したという事例ですとか、1点目はそれだけなんです。あとほかには自分でよう壁をもうちょっと下げて、敷地をうまく加工して、よう壁の要らないような敷地に整形したとか、そんなような事例が、助成金を使わずに改善したという理由でございます。
◆山田貴之
ありがとうございます。
続きまして、その下の
ブロック塀に関しても、質問を併せてさせていただきたいと思います。
こちらを拝見しますと、こちらは相談件数が155件、現場調査が1,080件に対して、文書による指導が925件というふうになっています。こちらも相談からどのような経緯で、この数字が積み上げられて、現場調査が1,080件となっているのかというようなことを中心に教えていただきたいと思います。
◎
建築安全課長
ブロック塀のまず現場の調査なんですけど、こちらにつきましては、区民の方からご相談をいただいた件数と文書指導を行っている分につきまして、現場を調査しているという形になります。
あと文書指導の925件につきましては、平成30年度に通学路の
ブロック塀を調査しております。その中でA・B・C・Dというランクづけをしまして、Cで特に危険なものと、
あとDランクにつきましては文書で指導を行っております。その文書指導が925件という形になっております。
以上です。
◆山田貴之
ありがとうございます。
板橋区では、主要施策の成果のほうにも示されていますけれども、
ブロック塀等の
撤去助成経費というふうに費目が書かれておりまして、その
ブロック塀等のところで等というものに別のものも何か含まれているのかなと思いますけれども、これはどういったものを想定しているのかというのを教えてください。
◎
建築安全課長
ブロック塀等の等なんですけど、こちらを想定しておりますのは、万年塀が主な内容になります。
◆山田貴之
区は区内の
ブロック塀の箇所や危険性のある
ブロック塀の設置箇所、その現状全てについて把握することができているのかというのを教えてください。
◎
建築安全課長
区内全域についての実態調査については、今の段階では行ってはおりません。実際行っておりますのは、先ほどお話ししましたように、平成30年度に通学路に面するところを調査しているという形になっております。
◆山田貴之
それでは、先ほど質疑をさせていただいたのは、ページは主要施策の成果の244ページになりますけれども、こちらの決算の内容、内訳についてご説明を願います。
◎
建築安全課長
ブロック塀の助成に対する内訳になります。
こちらにつきましては、
ブロック塀を撤去する際に助成を行っております。こちらにつきましては、1件当たり1面ですと30万円を限度に、角地ですと45万円を限度に助成を行っております。
実績としましては、昨年度58件を行っております。その58件の中には、うち2件が
新設工事助成も含めて行っている件数となっております。
◆山田貴之
ありがとうございます。
この
新設工事費助成というのは、令和2年度から、平成30年度と令和元年度に数値が入っておりませんので、令和2年度からということで書いていただいていますけれども、具体的にどういった内容になるのかというのを教えてください。
◎
建築安全課長
新設工事助成の内容になります。こちらにつきましては、危険性のある
ブロック塀を撤去していただいたところに再度塀を造る場合に、その塀に対する助成を行っております。それが2件あったという形になっております。
◆山田貴之
ありがとうございました。
それでは続いて、その隣の主要施策の成果の245ページ、
外壁打診等調査について質問させていただきたいと思います。
成果の説明にも書いていただいておりますけれども、この12条点検を板橋区が行っている対象の施設数というのは幾つあるのでしょうか。こちらの所管をちょっと越えちゃうのかもしれないですけれども。今回はこの31施設というふうに選んでいただいていますけれども、これはどういった基準で、この31施設が選ばれたのかということを教えてください。これ、総務費になるのかな。
○主査
所管外となりますので。
◆山田貴之
分かりました、すみません。じゃ、こちらの質問はやめます。
では、243ページ、
老朽建築物等対策にさせていただきます。
板橋区の
老朽建築物等対策協議会、令和2年度も書面開催を併用することも工夫いただいて、例年どおりの3回の開催というふうに拝見をしました。協議会の設置目的というのを教えてください。
◎
建築安全課長
協議会の設置目的は、区で行っております
老朽建築物の対策を行う際に、専門家のアドバイスが主になりますけれど、それと
老朽建築物につきまして認定制度というのがありまして、認定する際にご意見をいただくという形で設置をしている協議会となっております。
◆山田貴之
除却費助成は令和2年度から8件、具体的な取組につながっているというふうに認識していますけれども、現状の状況の説明をお願いします。
◎
建築安全課長
助成制度につきましては、昨年度実績として8件あります。
こちらの助成制度を受けることによって、老朽化した建物を除却して、危険のある建物をなくすことで、区民にとって生活環境の安全を図るという形で進めております。令和2年度からは8件程度という形で推移しているところでございます。
◆山田貴之
ありがとうございます。
あと所管課として区内の
老朽建築物の件数とか、状況というのはどの程度把握をされていらっしゃいますでしょうか。今現状の、令和2年度の状況で構いませんけれども、知っていたらお示しをいただきたいと思います。
◎
建築安全課長
老朽建築物につきましては、当初平成25年、26年と調査を行っております。その際に危険度A・B・C・Dとランクづけをしまして、一番危険なのがAランクになりますけれど、その時点でAランクが207件ほどありました。5年経ったということで、令和元年度に再度調査を行いまして、危険度Aにつきましては207件から74件解消したんですが、危険度Bから危険度Aに進行したものが71件ありまして、令和元年度のときには危険度Aにつきましては204件ほどになっております。ただ、この解消につきましては、年間20件ほどの解消を図っているというところでございます。
◆かいべとも子
よろしくお願いいたします。日頃より、特に区民の方からいろんな公園とか、危険な箇所のご連絡があって、すぐに対応していただいて、特に土木部ですけど、大変ありがとうございます。この場をお借りして、御礼申し上げます。スピーディーな対応で感謝です。
それで、早速なんですけれども、決算書の362ページ、3の
自転車活用推進経費の予算が295万4,000円で、決算額が291万1,003円という、この事業なんですけれども、主要施策の中では262ページに出ているかと思うんですけれども、これは
シェアサイクル事業ですけれども、当初区が取り組んだときには、板橋区でどれぐらい需要があるのかなという正直な感想を持っていたんですけれども、町並みを見るとかなり増えている状況で、この主要施策の中では
シェアポートが令和2年度は39か所と記載があるんですけど、これは区の設置箇所だと思うんですけど、民間の事業も含めると今どういった現状なのか、詳しくお示しください。
◎土木計画・
交通安全課長
シェアサイクルの件でございます。
シェアサイクルにつきましては、ここに記載してありますものにつきましては公有地、公共施設だとか、道路だとか、公園に設置した数をそのまま載せてございます。このほかに民間施設、例えばコンビニだとかというところにも設置されておりまして、先月末で民間と公共施設を合わせて約170か所にポートは設置されてございます。
当初は30か所、2年前から始めておりますので、それから比べるとかなりのポート数の増加が見込まれてございます。
以上でございます。
◆かいべとも子
今箇所についてはそういうご案内なんですけれども、あれは私は利用したことがないんで詳しくはないんですけれども、利用者の方が借りたところから、どこでもポートがあれば置けるルールになっているかと思うんですが、それで区民の方のご利用の行動範囲だとか、そういった状況も分かるかと思うんですけれども、区のほうで掌握がもしできていれば、その利用者の方の行動範囲というか、どういう形でご利用されているのか、その辺についてはいかがでしょう。
◎土木計画・
交通安全課長
委員のおっしゃっていたとおり、利用の時間だとか、場所だとかというのが、借りるときに
スマートフォンを利用してやるということになっておりますので、時間だとか場所が分かるんですけれども、おおむね平日ですと、駅から近いところが30分程度使われていると。休日ですと、郊外というか、駅から離れたところから約4時間ぐらい使われているという結果が出ておりますので、平日は通勤・通学に使われていたり、休日はサイクリングに郊外へ出かけるというところの傾向が見られてございます。
また、このデータにつきましては、今後第4回定例会のほうの
自転車活用推進計画の素案のご報告の中でも一部ご報告させていただこうと思っておりますので、詳しくはそちらのほうでまたご報告させていただこうと思ってございます。
◆かいべとも子
ありがとうございます。
当初はいわゆる区内の観光でご利用になるのか、また交通が不便なところのご利用なのかということで、たしかご提案があったのかな。私の中では赤塚地域の観光とか、そういうのに拡大していくのかなという認識があったんですけど、今、課長のご説明ですと、多種多様に利用されているので、区としても大変すばらしいデータになるのかなと思うんですけれども、この事業は令和元年10月1日から来年令和4年の3月で終了になりますけれども、今後こういった活用状況を見て、区としての展望というか、活用についての、もし今ご説明できる限りでいいんですけれども、どんなお考えがあるのかお示しください。
◎土木計画・
交通安全課長
大変人気があって、利用頻度も高いということでございますので、継続してやりたいということはございますけれども、今は実証実験ということで、公共施設の使用も無償で使わせてはいるんですけれども、今度はそれを引き継いだときにどういう課題があるかというところも含めて今検討しているところでございますので、民間施設のほうは多分
民間事業者ですので、そのまま継続していくかと思うんですけれども、それを踏まえて今後検討を重ねていきたいという形で考えてございます。
◆かいべとも子
よく見かけるのは、民間はコンビニの店先というか、そういうところがかなり数多くあって、非常にコンビニの数だけあれば便利ですので、区がそういった意味でコラボして活用することが大変いいのではないかなと、個人的に思うんですけれども、特に今示せる限りでいいんですけれども、財政部分での課題があるのかないのか、もしくはこういう利点でそういう情報も含めて区として取り組みたいというものがあればお示しください。
◎土木計画・
交通安全課長
課題といいますと、
シェアサイクル自体が今、
電動アシスト自転車になってございます。それの
バッテリーが切れてしまうと、事業者がそれの交換で回らなきゃならないというところで、それが追いつかないというところで、乗るときに
バッテリーがゼロという場合もございますので、その
バッテリーのチャージをどうするかというところが今課題になってございます。
そういったところも含めて対応ができるような課題が今見えてきておりますので、その対応を今事業者と協議しているという、そういった状況でございます。
◆かいべとも子
財政面的には何かありますでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
今のところ実験自体は費用がかかっておりませんので、財政的な課題というところは今見えていない状況でございます。
◆かいべとも子
大変想像以上に広がりをもって区民にとっても喜ばれていますし、ぜひ板橋区の目玉というか、各区にもございますけれども、板橋区の場合は東武東上線、JR、また三田線と線が3つあるので、それをつなぐためにも、ぜひ活用できたらいいかなという感想を持っていますので、ぜひさらなる推進をお願いいたします。
次に、同じく自転車関係なんですけど、決算資料の362ページの自転車駐車場
建設経費についてですけれども、これも予算が6,132万4,000円で、決算が5,383万5,100円という、残額が748万8,900円という残があるんですけれども、これの要因というのは、主なものは何なんでしょうか。
◎
工事設計課長
建設経費でございますけれども、契約差金によるものでございます。
◆かいべとも子
結構全体から見ると大きいかなと思うんですけれども、これは額が大きいので、差金でそれなのかなと思うんですけど、どういった要因でこれだけの額が生じたのか、もう少し詳しくご説明いただければ。
◎
工事設計課長
設計変更で見込んでおりました額もございましたので、契約差金と設計変更で見込んでいた額の合計というところでございます。
◆かいべとも子
ありがとうございます。
主要施策の成果のほうの260ページには、自転車駐車場設置状況というところに、令和2年度は71か所と台数が書いてあるんですけれども、これ私の見方があれだったかと思うんですけれども、米印で当該年度の工事完了分を含むということは、閉鎖したところと新しいところと、要するに現状この71か所で、この面積とこの台数という認識でよろしいんですよね。
◎土木計画・
交通安全課長
今、委員のおっしゃられたとおりでございます。
◆かいべとも子
主要施策261ページのほうに建設箇所と台数が載っているんですけれども、かなり増えて、すごく新しくなって使いやすく、駅のそばに増えていいなと思うんですけれども、比較すると台数は同じなんだなという感想を持つんですけれども、もう少し今後増設というものは予定があるのかないのかお教えください。
◎土木計画・
交通安全課長
今のところ全体で2万1,000台の収容台数があって、それで入っている割合というと約8割ぐらいが入っております。これは100%を超えてくるとなると、また駐輪場の新設ということになるんだと思うんですけれども、現状で収容している台数と入れている台数でちょっと差がありますので、今後その状況も見据えながら駐輪場の建設、もしくはその台数を超えるようならば増設も考えなければいけないんですけれども、今使用率が70%から80%ということもありますので、その様子を見極めた上で考えていきたいと思っております。
◆かいべとも子
ああいう駐輪場は月契約と当日利用という2種類あるかと思うんですけれども、今の割合というのはどちらも同じぐらいなのか、それとも月の契約が少ないのか、当日利用が少ないのか、その辺はいかがでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
定期利用のほうも徐々に少なくなってきておりますけれども、その代わり当日利用のほうもかなり多くなってきておりますので、エリアを分けるというところの作業も含めて駐輪場をやっておりますので、その中の範囲内で台数は決定してございます。
◆かいべとも子
特に駅で、24駅ありますけれども、その中で利用率の最も高いところ。逆に最も低いところというのがあればお示しください。
◎土木計画・
交通安全課長
一番高いのが小竹向原駅、こちらが高くなってございます。収容割合でいくと、おおむね100%を超えておりますので、ここについては何らかの形を考えなければならないと思っています。あと台数で比較的少ないのが、三田線の高島平駅以降の駐輪場のほうが比較的少なくなってございます。
◆かいべとも子
高島平から大手町に向かってという認識でよろしいですか。
◎土木計画・
交通安全課長
高島平から西高島平のほうの3駅でございます。
◆かいべとも子
そうしますと、先ほど言った小竹向原のほうは、地理的にも確かに利用頻度が高いんだなと思うので、駅に近いところというのは土地も見つけにくいというのは重々承知ですけれども、ぜひ検討いただいて拡大をしていただければと思います。
それと主要施策の261ページのところに、放置自転車撤去・保管というのが、表で出ておりますけれども、これを拝見しますと、令和2年度は令和元年度と平成30年度に比べてかなり年間の撤去台数が減っているので、物すごいいいことだなと思うんですけど、当然区の努力が実ってのことだと思うんですけど、特にこの令和2年度は6,347台で、平成30年度に比べると7,228台減っているという計算になるんですけれども、これの要因というのは主にどんなものでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
放置台数が多い場所につきましては、毎日撤去を行っているところがございます。また、少ないところにつきましては週1回なんですけれども、そういった形で毎日撤去されるということで、置いていかれる方も何度か撤去されるという意識がございまして、置くのを控えるという行動につながり多分減ったんではないかというところで考えてございます。
◆かいべとも子
そうすると、年間返還台数というのも当然それに比例して低くなって、平成30年度は7,281台、そして令和元年度が6,106台、令和2年度が3,240台で、本当に平成30年度の約半分ぐらいになるのかなと思うんですけれども、そうなると当然手数料もいろんなものも全部下がってくるので、これも大変いい傾向だなと思うんですけど、これも先ほどのことに準じるのかどうかお答えください。
◎土木計画・
交通安全課長
確かに撤去台数が減れば返還台数も減っていくというところもございますけれども、それと同時に減ったという理由が令和2年度からコロナの関係がございまして、自転車に乗ってそれで通学・通勤といったところもかなり減ってございますので、そういった要因もあるのかというところが1つ考えられます。
◆かいべとも子
ありがとうございます。
あと、今、自転車の台数の件に触れたんですけれども、バイクを置ける駐輪場があるというのは、板橋区は進んでいるというお話をバイク協会から伺ったんですけれども、これは排気量とかによって置く場所が違うのか、一律で置けるのか、その点はいかがなんでしょう。
◎土木計画・
交通安全課長
バイクを置ける駐輪場も限られてございまして、その中でもかなり広いエリアで自転車と原付、原付以上のバイクというところでのすみ分けをして、なるべく需要に合わせた形で入るところを決めてございます。
◆かいべとも子
先ほどの小竹向原の自転車利用の高いところもあって、これのバイクについては特に利用度が高いところというか、台数の多いところというのはあるんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
今手元にバイクの利用頻度が高いところというデータはございませんけれども、小竹向原につきましては、ほぼほぼ自転車だけが利用されているという、そういった状況でございます。
◆かいべとも子
これも結局鉄道の路線が違うので、つなぐ部分でご利用される方もいるのかなと思うんですけれども、例えばなんですけれども、三田線の沿線上は北区から来て、例えば本蓮沼なんかは北区のほうから来て自転車を置いて、そして三田線に乗り換えてご利用されるとかいうのがあるので、バイクにおいてもそういう利用があるのかなと思ってちょっと確認したんですけれども。
◎土木計画・
交通安全課長
一つの事例として、板橋区役所前の高架下のところにバイクを置ける駐輪場がございますけれども、あそこも自転車が主になってございまして、バイクが数台止めてございます。その中でも原付が多くて、大型車両になってきますと自転車の2台、3台分を取ってしまう場合もありますので、そういった場合はやはり台数を少なくして、自転車を多くしているという、そういった状況はございます。
◆かいべとも子
私も板橋区はこのバイクの駐車場が23区の中で進んでいるというのを初めて、すみません、お恥ずかしいんですが、知りまして、すごいなと思ったんですけれども、今言ったように、自転車よりもかなりスペースを取るので、今後拡大は難しいのかなと思うんですけれども、ぜひ高架下とかご利用していただいて、多くの方が板橋区に集まっていただけるように、拡充していただきたいなと思うんですけど、その点いかがでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
委員のおっしゃるとおり、ニーズを探して区民の皆様の利便性を高めることをまず第一に考えながら、あとは駅前の放置自転車、駅を歩く方の安全性確保のためにも、違反自転車の撤去に努めていきたいという形で考えてございます。
◆かいべとも子
自転車駐車場照明灯LED化のところの58基って、同じ261ページ、同じ今の表の下にあるんですけど、これはいわゆる高架下とか、いわゆる暗い駐輪場に設置されているという認識でよろしいんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
そのとおりでございます。
◆山田ひでき
よろしくお願いします。
決算書でいうと380ページ、主要施策の成果でいうと241ページ、木密地域不燃化特区事業について伺いたいと思います。
まず、この事業の当初予算が2億1,800万円ほどだったものが、最終的な決算規模でいうと8,300万円程度になっているんですけれども、この大幅に減額となったことの理由や経過について説明をいただきたいと思います。
◎
まちづくり調整課長
本事業でございますけれども、木密地域の不燃化特区のうち大谷口に関する事業費になっているところでございます。
主に決算額が上がっていないところのほうの原因は、大谷口一丁目の主要生活道路、6メートルの道路ということで事業を持ってございますけれども、これの事業進捗が当初予定よりもいかなかったというところになってございます。
◆山田ひでき
この大谷口一丁目周辺地区は、たしか10年間の不燃化特区事業で都から補助金が出ていた事業だったかと思います。さらに10年で終わらなくて、延伸をかけているというふうに伺っているんですが、現在の進捗状況と今後の見通しを伺いたいと思います。
◎
まちづくり調整課長
大谷口ですけれども、委員のおっしゃったとおり5年間の不燃化特区の延伸をしているところでございます。
この地域の整備プログラム上の不燃領域率の目標が70%になってございますけれども、令和2年度末現在で64.1%ということになってございまして、引き続き除却助成等を行いながら、不燃領域率のアップというところで取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
この不燃化特区事業のここの地域のコア事業の主要生活道路でございますけれども、今の用地の買収率は85%になっているところでございます。
◆山田ひでき
ありがとうございます。不燃領域率まで教えていただいてありがとうございます。
今この不燃領域率は70%が目標というふうに伺いました。この大谷口一丁目地域は、今回この不燃化特区ということで集中的な取組を行われていると思うんですけれども、大谷口一丁目地域以外に区内において不燃領域率が70%未満となっている地域というのがどのぐらいあるのか、把握されているようだったら伺いたいんですが、お願いします。
◎
まちづくり調整課長
委員のおっしゃったように、不燃化特区は東京都の防災都市づくり推進計画のほうで重点整備地域に指定されてございますので、そこで事業の進捗ということになっているんですけれども、区内で今、すみません、何か所というのは手元にないんですけれども、不燃領域率が70%に満たないいわゆる木密地域というのは残っているところでございます。
◆山田ひでき
いろいろ検索をしていましたら、平成26年8月に発行された板橋区行政基礎資料というのがありまして、平成26年8月に発表されている板橋区行政基礎資料というのを見つけまして、これによると区内各町の不燃領域率が掲載されているんですけれども、50%未満となっているのが10か所、60%未満が34か所、70%未満が28か所、合わせると72か所あるという記載になっているんですが、これが平成26年8月の資料、調査したのは平成25年度となっているんですが、これはその後、不燃領域率についてどこか調査をしたデータというのが更新されたりしているものはあるんでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
全体の不燃領域率の更新は、詳細は手元にないんですけれども、木造住宅密集地域の改善というところでは、例えば平成9年3月時点では69町丁目あったものが、平成28年時点では34町丁目というところで減っているところでございます。
東京都のほうの防災まちづくり推進計画のほうで、更新の際に調査をしているところですけれども、令和3年の改定計画のところでは21町丁目のほうに減ってございますので、改善はしてきているというところでございますけれど、まだ少し残っているというところでございます。
◆山田ひでき
では、改善の経過も含めて、そのことが分かる資料を要求したいんですけれども、よろしいでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
経過が分かる資料を確認しまして、またご相談させていただきたいと思います。
◆山田ひでき
よろしくお願いします。
同様にNo.1実現プラン2021の実績というのが、これもホームページで検索すると出てくるんですが、木造住宅密集地域の整備促進という事業項目については、これが未達成という評価になっていました。この木造住宅密集地域の整備促進が未達成であるその評価の原因について、どのように分析されているのか伺いたいと思います。
◎
まちづくり調整課長
木密地域は一部残っているところもございますけれども、幾つか施策として持ってございまして、沿道の不燃化ということで、都市防災不燃化促進というところも持ってございますが、なかなかその実績が上がっていないというところの評価になります。
◆山田ひでき
その評価についても、具体的に何ができてて何ができなかったのか、これも後日で構わないので示していただきたいんですが、よろしいでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
確認してお伝えいたします。
◆山田ひでき
同じくプランの中で木密地域不燃化10年プロジェクト、これは恐らく大谷口一丁目の事業のことかと思うんですけど、これも未達成という評価になっています。先ほど継続して事業を続けているということなんですが、今後の見通しとしていつぐらいまでにこれが完了する予定なのか伺いたいと思います。
◎
まちづくり調整課長
大谷口一丁目につきましては、不燃化特区は5年延伸されてございますので、延伸された事業期間の令和7年度までに不燃領域率を70%にいくように、引き続き取り組んでまいりたいと思ってございます。
その大谷口一丁目の中の主要生活道路なんですけれども、こちらの事業期間は令和6年度までになってございますので、令和6年度の完成を目指して取り組んでまいりたいと思ってございます。
◆山田ひでき
分かりました。
この第3回定例会の最初の本会議の際に、私も一般質問させていただいたんですが、上板橋二丁目、一丁目の地域の木造住宅密集地域整備事業というのが平成2年度から行われ、その結果、平成28年度に土地利用現況調査が行われて、不燃領域率が一丁目では61.2%、二丁目においては78.4%というふうに、これは一般質問の答弁をいただきました。
この上板橋一丁目地域の不燃領域率61.2%というのをどのように評価しているのかを伺いたいんですが、70%以上にするというのが目標だというふうに思うんですけれども、この一丁目地域61.2%、これについてどのように考えているのか伺いたいと思います。
◎
地区整備課長
先日の一般質問の答弁で、区長よりそのような答弁をさせていただきました。
上板橋一丁目につきましては、61.2%ということで現状の数字が出ておりますけれども、今、南口のほうでは再開発事業が進められておりまして、再開発事業では上板橋一丁目のエリアに該当してございます。その再開発事業が完了しますと、この61.2%が格段に上がってきまして、不燃領域率も大きく改善されるというふうに考えておりますので、具体的な数字、何パーセントになるというところまではまだ分析はできませんけれども、70%を超えてくるというふうには今想定しているところでございますので、おおむね改善されていくものというふうに考えてございます。
◆山田ひでき
では、具体的に上板橋一丁目地域がどの程度改善されるのか、また後日資料で示していただきたいと思うんですが、よろしいでしょうか。
◎
地区整備課長
そういった計算とか分析が出ているようであれば、お示ししたいというふうに思っております。
◆山田ひでき
よろしくお願いします。
すみません、次にいきたいと思います。
同じ決算書380ページ、主要施策の成果でいうと242ページの木造住宅耐震化推進について伺いたいと思います。
これも当初予算が5,725万円だったものが、減額補正されて3,275万円の予算規模になって、執行額は2,671万円とかなり大幅に減少しているんですが、どういった経過でこういうふうに減少されたのか説明を聞きたいと思います。
◎
建築安全課長
木造住宅耐震化の助成の件数が当初予定ほどいかなかったという件につきましては、やはり令和2年度はコロナ禍にありまして、木造住宅をお持ちの方は年配の高齢者の方がほとんどになります。高齢者の方々は、やはり事業者を自宅に入れて打合せ等を行うのを嫌ったということもありまして、当初予定した件数までに達しなかったという形になったと思われております。
◆山田ひでき
コロナの影響でなかなか事業を進めることができないというのが、いろいろあるのかなというように思います。
今回、木造住宅耐震化推進というのが執行率が低かったんですが、区としては耐震化が必要な木造住宅の総量であるとか、あるいは地域による偏在みたいなことについては把握されているのかどうか伺いたいと思います。
◎
建築安全課長
木造住宅で耐震補強等が必要である軒数につきましては、こちらの所有者の方々に啓発活動を行っております。これが4年に一度ほどポスティングをして、チラシ等を配付して啓発に努めているところでございます。
その軒数につきましては、おおむね区内全域を見ますと、約2万6,000件ほどポスティングを実施しております。ですから、そのぐらいの棟数が該当するのではないかと考えられます。
◆山田ひでき
すみません、地域による偏在があるのかどうか、またそういう耐震化が必要な住宅が多い町丁目がもし分かるようだったら、その辺も答えていただきたいんですが、どうでしょうか。
◎
建築安全課長
失礼しました。地域による偏りがあるのかということですけれど、それほど大きな偏りはないんですが、突出しているところでいいますと、赤塚の地域のほうで約2,000軒を超えているというところがあります。あと2,000軒に近いところで徳丸地域、あとはそれほど大きな違いはないと見ております。
◆山田ひでき
そうした比較的軒数が多い地域に、軒数が多いから少ないからといって特に対応が違うということはないんだとは思うんですけれども、何か積極的に耐震化をやってもらうような努力というか、工夫というのはどんなことをされているのか伺いたいと思います。
◎
建築安全課長
今言いましたチラシの配付以外にも、ホームページに登載とか、町会の掲示板に掲載とかを実施して、木造住宅の耐震化の必要性を区民の方に周知しているところでございます。
◆山田ひでき
相談件数自体が大幅に減ってしまってきていると、なかなかそこから助成につなげること自体が大変なところもあるかと思いますが、先日も都内で大きな地震がありました。いつどんな地震があるか分からない状況の中で、耐震化をぜひやっていただくように、今後も進めていただきたいと思います。
すみません、がけ・
よう壁助成のところも少し伺いたいと思います。
決算書でいうと380ページ、主要施策でいうと238ページですね。
先ほど山田委員も伺っていましたけれども、助成件数、令和元年度は3件に対して令和2年度は0件という報告になっていました。この違いの理由について伺いたいと思います。
◎
建築指導課長
実績が上がらなかった分析でございますけれども、金額が結構大きいというところで、相談件数としては減っていない状況があるんですが、具体的に考えるとちょっと考えてしまうという場合ですとか、あと建て替えのタイミングに合わせようと、そのタイミングを待っているという事例ですとか、あと計画を進めていく中で建物とよう壁との隙間が結構狭いという中で、施工上の制約があるようなことを聞いたりしているところでございます。
◆山田ひでき
実際に相談者が工事に踏み切るまでにはどのくらい時間がかかっているものなのか。最初に相談を受けてから助成が決定するまでどのぐらい時間がかかっているのか伺いたいと思います。
◎
建築指導課長
例えば、令和元年度3件実績がございまして、その分析も行っているところでございますけれども、大体1年から2年ぐらい相談を開始して、我々のほうに相談が来た段階ですけれども、一、二年かかっているというのが現状でございます。
◆山田ひでき
そうしますと、令和2年度は0件という報告ではありますが、例えばこの中で相談が継続している、あるいは令和3年度、もしくは令和4年度に助成になりそうだみたいな件数は幾つかあるんでしょうか。
◎
建築指導課長
実際、数年前から相談も継続してございますし、今年度も含めて数件、10件まで満たないんですけれども、継続して具体的にどういう方法でいこうかというところまで、具体的にある程度の件数が来ているという状況でございます。
◆長瀬達也
すみません。今、山田委員がちょうど聞いていらしたので、先にそれだけちょっと質問させていただきます。
がけ・よう壁についての主要施策の成果の239ページですけれども、このがけ・よう壁に関しては、今課長おっしゃられたとおり、特にがけもそうですけれども、よう壁については、そのよう壁の改修についてはかなりの金額を要するというふうに思います。たしか2メートルを超えるよう壁については建築確認が必要で、建て替えに関しては建物の建築確認を取るのは、こちらはもちろん当然なんですけれども、よう壁について建築確認を取って、その上で申請をするということに恐らくなるのか、同時申請なのかということになるので、結果、よう壁を造らなければ、建物が建たないというような状況にもなるというふうに考えますけれども、一応その認識でよろしいでしょうか。
◎
建築指導課長
2メートル以上のがけであれば建築確認でよう壁の確認も同時にさせていただくというパターンか、あと、宅地造成工事規制区域の場合は宅地造成の許可を取るということで、どちらかで確認するという形が要件となっております。
◆長瀬達也
分かりました。いずれにしましても、そうしますとよう壁は建築確認を取ってみたいな話になろうかと思うんですね。
そのときに、よう壁の支援、よう壁を直そうとしている人がやっぱり少ない理由というのは、やっぱりかなりのお金がかかる、コストがかかるからであって、じゃ、建て替えのときにとかという話もあろうかと思うんですけれども、ただ、それ、建て替えについては個人の支援、個人についての助成はあっても、法人に対しては助成はないというふうな理解なんですが、それはそのとおり理解していいんでしょうか。
◎
建築指導課長
この工事助成に関しましては、個人の方にのみ助成しているという状況でございます。
◆長瀬達也
分かりました。ほかの区がどうやっているかちょっと分からないんですけれども、法人もそこを転売目的ではなくて、その自社が利用する場合ということも想定できるでしょうし、負担が多いので、どうしても例えばよう壁があるところ、その地所に工場が建っていてとか、あとは町工場が建っていて、なかなかきゅうきゅうで仕事をしているんだけれども、横によう壁があるんだけれども老朽化していると、何とかならないかなという方も中にはいらっしゃると思うんですね。個人名義の方はいいかもしれないんですけれども、町工場の法人の方で、法人所有だったから、結果、助成が受けられないという可能性ももしかしたらあるのかも分からないので、普通にその法人が法人のために利用するという場合には、この助成はそもそも使えるのかどうか、それについて確認させてもらっていいでしょうか。
◎
建築指導課長
基本的には個人のみの工事助成となっておりまして、法人の方には活用できないということでこの制度をやらせていただいているというところでございます。
◆長瀬達也
分かりました。
そうなるとすると、逆に法人名義で地所を所有していたから不利益というか、不利益というわけではないんですけれども恩恵にあずかれないという方もいらっしゃって、この地域の事業者のためには、もうちょっと門戸を広げてもよろしいんじゃないかなというふうに思っておりますので、今後、もし改善ができるんであれば、ぜひこの際、そうしたところも改善をしていただいて、その法人が他県業者とかでなくて、他県業者の場合もあるかも分かりませんけれども、ただ転売目的でないというところに着目をして、ぜひ制度の改正等も検討いただきたいというふうに思います。その点についてはいかがでしょうか。
◎
建築指導課長
基本的には個人の方優先ということで今後も進めていきたいと考えておりますけれども、法人等の方を対象にするかどうかについては、他区の状況なんかを勘案しながら、必要性について引き続き検討していきたいと思います。
◆長瀬達也
ありがとうございます。
では、次の項目をさせていただきます。
公園の利用についてです。
公園の利用については、公園も公のものでということで、パークマネジメントのガイドラインを見ますと、公園によりもたらされる効果ということで様々あるんですけれども、子育てだとか教育だとか、健康増進とかそういうことですね。ただ、その中に経済活性化というのがあります。これは、ここのを読みますと、企業活動の促進、雇用の創出などにより、地域経済を活性化させますということなんですが、この意味合いなんですけれども、これは公園をそもそも経済活動、要は営利目的として使うことを前提として書いてあるものではないという理解でよろしいわけですね。
◎みどりと公園課長
あくまで公園の活用を活性化させるという趣旨での表記でございます。
◆長瀬達也
分かりました。
それで、この公園の利用について、例えばフリーマーケットだとか、あとは物品の販売だとか、あとはスポーツの団体とかが営利目的で使うというのはそもそもできないという認識ではあると思うんですけれども、その認識について、そもそも間違いないのかというところを伺いたいと思います。それについては、許可をそもそも取って、営利目的で使うんですけど取りあえず許可してくださいというような申請を上げて許可するということができるのかどうか、これについてもお伺いしたいと思います。
◎管理課長
営利目的についての公園の利用方法なんですけれども、どんな形の使用方法で行うかというお話になりますけれども、それで危険を伴ったりとか、そういったものに関しては利用ができないという形にもなりますので、私どものほうで占用許可を出して、利用していただいているものもあれば、占用許可を出せないというものもございます。
◆長瀬達也
分かりました。
じゃ、今までは占用許可というのを出すわけですね。その占用許可を出したことはあるという理解でよろしいんでしょうか。
◎管理課長
フリーマーケットですとか、そういったものに関しては占用許可を出しております。
◆長瀬達也
分かりました。
公園は他の方も、広く一般の方も利用するところでありますので、この利用に関しては特に区で把握していないところで、何か営利で、例えば物販をするとか、何かいろいろ何かの事業に使用するみたいなことがあってはやはり他の方の迷惑になるので、ぜひそうしたことはないようにしていただきたいなというふうに思っております。今後、いずれにしても通常の公園の利用を妨げる可能性がある営利行為については、区が是正指導をしてかなければならないというふうに思いますけれども、最後に区としては、今後どのような対策を取っていくのか、それについて伺いたいと思います。
◎管理課長
営利目的で公園の利用をされるというところで、その中に危険性があったりとか、違法性があったりとか、そういったものがあるような利用方法については、うちのほうでしっかりと指導していかなければいけないと思っておりますし、ホームページ等でもそういったものを、ホームページや広報いたばしでもそういったものを是正していきたいと思っております。
◎
北部土木サービスセンター所長
うちのほうでサービスセンターの公園の維持管理をさせていただいていますので、いろんな陳情等、あといろいろ日頃から重点地域とか、そういったのを含めて、営利目的も含めて、禁煙もそうですけれども、そういったことでパトロールして、青色防犯パトロールカーとか活用していろいろ是正するところは是正していきたいと考えております。
◆長瀬達也
分かりました。ありがとうございました。
続きましては、
シェアサイクルの件、これは主要施策の成果の262ページです。さっきかいべ委員もお話しされていましたけれども、ちょっとこれは私も非常に注目をしているところでありました。
この
シェアサイクルに関しての事業については、もう本区だけではなくて、もうどこへ行っても自転車を使っていますし、結構フード宅配ビジネスをやっていらっしゃる方が利用していたり、あとは、結構営業で地域を回る方が利用していたりだとかということもありますし、ある意味、もうその地域のインフラの一つになりつつあるというところであると思います。区としては、この令和4年の3月でこの事業自体、この実証実験は終了するということではあったんですけれども、今後、ぜひこれは継続してもらいたいなというふうに思っています。
今、実証実験をやっていると思いますが、民間の会社と協定を結んでいるということなんですけれども、その協定は何社と行っているんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
1社でございます。
◆長瀬達也
ありがとうございます。1社でこの令和2年度では39か所ということになっているかと思います。
私自身は今後これを広げていくに当たって、例えば、板橋区役所と大山駅の間とか、下板橋駅からJR板橋駅の間とか、結構歩くと時間がかかるんですけれども、自転車だったらちょっと近いなというところについても、ちょっと重点的に置いてもらいたいというのもありますし、区内の事業者さんもそうですし、あとは区内を移動する方の利便性に資するために、さらに活用ができるようにしてもらいたいなというふうに思っております。
そういう形で、今後の方向性と、そしてまた、今、板橋区だけではなくて、民間の企業も様々参入をして、コンビニだとか、あとは携帯電話会社系列の
シェアサイクル、こういうのもあったりして、これからさらに徐々に広がっていくことになると思うんですね。区としては、今後の方向性をどう考えるのかということと、あとは今回、今は施設は無料で使わせているということなんですけれども、それは事業者さんの努力なので、むしろ区としてはある程度、そんな大きい金額にはならないにしても、社会のインフラですから、区として負担すべきものは負担してさしあげるのも、区民だとか、あとは区で仕事とかいろんなこと、学校とかいろんなことで来ている区に滞在する方のニーズに応える、利便性を向上させるという意味では、区のある程度の負担も必要なのかなと私は考えています。
そうした中で、区としての方向性、先ほども申し上げましたその方向性と、そして、今後
民間事業者、その1社ではなく、今のところだけではなく、今後様々な民間の企業に対して、ある意味の門戸を開いていくというか、さらに広げていくために、区としてはどういうふうな方向性を考えていくんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
まだ実証実験を継続中でございますので、データを集めているところでございます。まだ今、その分析をしているところですので、今後の方向性はこれを踏まえた上で結果を出そうかと思っております。
ただ、民間のほうの携帯会社が幾つかございまして、その辺が都心では使われているというところもございます。それとの共有性というところに関しては、我々も今、興味を持って取り組んでいるところでございますので、使用時は基本的には携帯電話を使ってというところになりますので、その辺の共有につきましては、事業者間での協議がなされているということもありますので、今後の成り行きについて注視していきたいという形でございます。
◆長瀬達也
分かりました。ありがとうございます。
区としては、何か区が提案するというよりも、むしろ企業のいい提案をぜひいろいろと受けていただいて、今後の板橋区の交通の利便性に資するようにさらに努力をしてもらいたいというふうに思います。
また、この間ちょうど地震があって、結構報道もあったとおりで、帰宅困難者の方が自転車を使われていたという、自転車で自宅に帰ることができたということもあったので、むしろそうした意味では、帰宅困難者対策の一つにもなるんではないかなというふうにも思います。ぜひそうした意味で、今後の展開をぜひ考えていっていただきたいというふうに思います。
こちらの項目に関しては以上でございます。
続きましてですけれども、耐震助成についてお伺いをさせていただきます。
耐震化は木造住宅の耐震化、特にこの木造住宅の耐震化については、今までずっとこれは取り組んできたところではあると思うんですけれども、この木造住宅について、区では一律の金額で支給をしています。例えば高齢者住宅の場合は工事費用の3分の2、限度額が100万円とか、あとは通常の場合は2分の1の限度額75万円ということなんですけれども、これ、そもそも論としていろいろ考えてみると、建物の構造ですとか、広さ、また、築年数によって、様々工法も違いますし、工事の費用というのはばらけてくるというふうに思うんですね。ですので、これについてはもっと利用者側の立場にも立っていただいて改善をする必要性もあるんではないかなというふうに思います。もっとこれが、この金額ですとか、あとはそもそもやるとするならば金額とあとは助成の割合を増やしていくということが必要なんではないか、私はそのように考えています。
区としては、今のところこの75万円、100万円ということになっていますけれども、これについて、今後増やしていく、金額を上げていくとかということは今検討していらっしゃらないんでしょうか。それをお伺いしたいと思います。
◎
建築安全課長
木造住宅耐震化助成につきましては、当初設定した金額から2回、3回と変更をかけて、助成を増やしてきている状況ではあります。今現在は、他区に比べても見劣りするほどの金額ではないということを区のほうでは考えておりますので、今現在、金額の変更等は考えていない状況ではあります。
◆長瀬達也
分かりました。
最後、金額のところで言いますけれども、練馬区の場合ですと130万円になっていて、非課税世帯の方については5分の4の助成金が出ているということで、板橋区としても頑張っていないわけではなくて、もちろん非常にありがたく活用されているものではあるとは思うんですけれども、もうちょっと踏み込んでもいいのかなというふうにこの決算を見て思いました。
あとは、午後にさせていただきたいと思います。
◆こんどう秀人
よろしくお願いします。
先ほど自転車の質問で、かいべ委員と長瀬委員で大概質問してもらっちゃったんで大分減りますけれども、先ほど質問の中にあった主要施策の成果のほうで260ページ、自転車駐車場建設の予算規模と決算規模で、工事設計変更による決算の金額の減ということでしたけれども、実際には工事がコロナとかで遅れて、年度をまたがって先送りになったような件があったかなかったか、それをちょっと教えていただきたいと思います。
◎
工事設計課長
コロナの影響はありませんでした。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
それと、その隣の261ページなんですけれども、先ほど放置自転車の撤去などの件について質問されていましたが、自転車のほうはもう格段に年々半分ぐらいになってきているんですが、バイクのほうに関してはあまり減っていない、横並びになっているんですが、ただこれの返還台数が非常に減っている。要は預かったまま残っているものがあると思うんですけれども、これは何か考えられる要因ってあるんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
やはり自転車と同じ考えでやっておりますので、駅前の撤去の回数を多くしておりますので、撤去の台数につきましては減ってきていると思います。それと、返還も実はこうした形で平成30年度にはバイクのほうの撤去台数が50台と、返還台数が50台、まあまあほぼほぼ返還はしてはいるんですけれども、これは警察との関係もございますので、登録されているということもございますので、そういったことでやっておりますけれども、未返還につきましては、今後も警察と連携しながら対応していくという形にはなろうかと思っております。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
一応自転車ですと放置していれば貼り紙をして撤去するっていうことがあるんですけれども、実際、僕、撤去の現場を何度か見かけたことがありまして、やっぱりトラックで積んで帰りますよね。積載量を超えた分に関しては積めないからその場に置いていくんですけれども、こういった場合、オートバイなんですけれども、これは置いてある場所って本来は駐車禁止の場所にあることが多いとは思うんですけれども、そういったのに関しては、何か通報とかそういったことはされたりしているんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
もちろんオートバイにつきましては、管轄も警察になってきますので、そういった場合には警察の協力を得ながら対応しているという、そういった状況でございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
恐らく原付を撤去しているのが多いと思うんですけれども、原付って50cc未満と125cc未満で一種、二種あると思うんですけれども、20年ぐらい前から原付、50ccでもかなり大きいものが出てきたりしているんですが、そういったのでもやはり車体の大きさで判別しているとか、排気量で判別しているとか、そこら辺関係なく原付のナンバー、区役所が発行しているものであれば対象としているのか、もし分かればちょっと教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
ナンバーもさることながら車体登録もございますので、そういったところ、警察との連携の下に対応していると、そういった状況でございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
実際マンションとかですと、預かる預からないが最初は排気量で言っているんですけれども、実際車両を見たら大き過ぎて入らないからこれは駄目というようなことが実際あったりしたんですね、昔、賃貸のマンションなんですけど。そういったのは作業上で差し支えてどうこうというのがあるようでしたら、そういう積めないバイクとか積めるバイクとか、何かマニュアルがあってもいいのかなという、ちょっと思ったので質問もさせてもらいました。
あと、撤去した後、取りに来ないバイクで、長期間にわたって取りに来ないバイク、自転車の場合は単価が安いから本当に捨てるつもりでっていうのもあるかもしれないですけれども、バイクの場合はまた1つ、高いですから、それを取りに来ないということは本来ないとは思うんですが、今回、令和2年度が18台ほど未返却のままになっていますから、これが長期にわたった場合、場所も取りますし、処分するとしたらどういったやり方でしているのかをちょっと教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
これにつきましては登録というところがございますので、登録者を探し、そういったところは警察との連携になりますけれども、持ち主を探し出して通告して、取りに来てもらうというところが原則になると思います。ただそれでも分からない、盗難という場合もございますので、そういった場合も含めて、警察との連携の下に、最終的には処分費を払ってという形にはなると思うんですけれども、なるべくそういう形にならずに持ち主を見つけ出して返還を促していくという形にはしていきたいと思ってございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
実際にオートバイ自体が、今、物すごい高価になってきています。中古車の原付であっても、昔は数万円で買えたものが10万円とか15万円とかで売れているような状況ですので、安易にスクラップにすることがないようにだけしてもらえればいいかなと。またそこら辺のアイデアを出して、財政に放り込むのでもいいし、また1つのものを、資源を無駄にしないような感じで使ってもらえたらいいと思います。
質問、少し変わります。
先ほど
シェアサイクルの件で話がありましたが、帰宅困難者の件が少しありましたけど、実際に都内中心部のほうでは、地震が起きた直後にdocomoの
シェアサイクルだったと思うんですけど赤い自転車ですね、あれのレンタル率がほぼ100%になったんですね。どこのポートにも残っていないと。要は、災害時に対する対策としてもそれはやっぱり進めるといいと思うんですけれども、それと併せてもう一つ、終電に乗って帰る方が乗り過ごすことがあるんですね。以前それで東武東上線とかでも気がついたらかなり遠くに行って帰れないから、自転車を盗んで乗って帰っているときに、警察官に質問されて逮捕されたっていう事件がたしかあったと思います。私自身も時々乗り過ごして西高島平駅で降りることがあるんで、そういったときにこの自転車が借りられる状態になったりとか、あと、都営三田線ではたしか最終の電車が新板橋駅までっていう電車がたしかあったと思うんですね。そうすると、そこから帰ってくるのに
シェアサイクルとかがあると非常に効率が上がると思うんですけれども、盗難防止とか、そういった使い方の利便性の向上ということで、
シェアポートをもうちょっと絞ってラック設置数を増やすこととかが可能か、これからまだ実証実験中ではありますけど、期間残りも短いですが、これが可能かどうかをちょっと教えていただきたいと思います。
◎土木計画・
交通安全課長
委員のおっしゃるとおりまだ実証実験中ですので、いろんなデータを取得しているところでございます。先日の地震の際の使用なんかについても、データとして入手していれば、それについての考え方もできるかと思います。
ただ、今後、時間帯だとか、場所だとかというデータを入力して、終電の乗り過ごしというところの考え方もございますので、そういったデータも実証実験の中で収集できると思いますので、それを参考にしながら、今後いろんなデータを活用していきたいと思ってございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
自転車に関してはこれだけなんですけれども、主要施策の成果の263ページのところになります。
実は、昨日、雨が降っていて歩道が少しぬれていたんですけれども、雨はやんでいたので普通に歩いていたんですけれども、隣を走っていた自転車に乗った高齢の方が何もないのに滑って転んだんですね。よく見ると、自転車がちょっと古いのもありましたが、ちょうど点字ブロックがあって、点字ブロックによって滑って転んでいると。点字ブロック、交差しているところは点々のやつですけれども、普通の歩道、続いているところはもう棒のようになって、線の凸凹が縦に入っていますから、あれで滑ったのかなと思ったんですけど、ここの施策のところを見ますと、点字ブロックに関するものがもう今全然ないようなんですが、この辺ちょっとどうなっているか分かればちょっと教えてほしいと思います。
◎
工事設計課長
点字ブロックにつきましては、補修に合わせて、視覚障がい者の方のために必要な場所に現在も設置しているという状況でございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
雨で滑って、古くなっているからやっぱり滑るのか、それとも形状とか材質で滑るのか、そういったのもやっぱり区民の方の安全と、しかも、点字ブロックですから歩道にあるわけですけれども、それが場所が悪ければ横にある花壇とかのブロックに当たってしまえば大けがになってしまいますので、今回は歩道上に真っすぐ転んだので、ちょっと肩を痛めていましたけれども、大きなけがもなく、その場から病院のほうにちょっと歩いて行きますということだったので大ごとにはなりませんでしたが、特にこれはもうこれで結果なんでいいです。
次の質問にいかせていただきます。
決算書の368ページ、無電柱化促進事業経費っていうのが新規で組まれていたんですけれども、主要施策のほうでは250ページですね。ホームページ等、板橋区が計画している場所を見ましたら、高島平地域と蓮根地域と、2番、4番という番号が振られていましたが、この場所、ちょうど災害水没地域だと思うんですけれども、これ、無電柱化って多分地面の下に電線をはわせるんですけれども、そこら辺、水没と絡めて、何か特殊な対策はあるんでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
無電柱化をするからといって、地中化に資するものに、水没に関する、例えば十分に対策を行えば、水没対策効果は十分得られると思います。なので、東京都の中でも、臨海部で地中化されているところも随分見受けられますし、高潮対策としての無電柱化も見られますので、一概に地中化されるから水没に弱いというわけではございませんので、その対策を十分行えば無電柱化の効果が得られるものと考えております。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
先日もJRの変電所のところで火災がありましたけれども、電柱の変圧器とかあの辺に関しては、やはり非常に僕も怖いものだとよく知っていますので、それが地面の下にもし入っていて、水没とかいったらとんでもないことになるので、そんなことを多分計画にはもう多分対策されているとは思ったんですけれども、それでもやっぱり知らない人からすれば大分不安には思うことがやっぱり多々、周りで事件、事故が起これば気になるとは思いますので、ちゃんとしていていただければ結構です。ただ、それに対して、非常に費用が高額になるようであれば、またその場所の変更とかも検討してもらわないといけないのかなというのをちょっと思った次第です。これに関してはそれで結構です。
あと、主要施策の255ページなんですけれども、区民環境委員会にいたときにも聞いていたんですが、一番下の公共交通の利用環境整備のところで、タクシー乗り場整備数っていうのが今1件、現在あると思うんですけど、以前増やすっていうのは聞いていたんですけれども、その後の計画とか具体的に何か決まりましたでしょうか。
◎
都市計画課長
タクシー乗り場なんですけれども、当初8か所程度計画という考えはあったんですが、昨年度2件程度設置するということで考えておりましたが、1件は前野町五丁目で実現したんですけれども、もう一件につきましては、警察関係とのやり取りの中で、ちょっと幅員等の問題が指摘されまして、そのあたりで検討を重ねた結果、1か所ということで設置させていただいたという次第になります。
今後は、道路幅員等の問題、あと警察との協議等も含めて、様々な可能性を研究しまして、その上で設置の検討を考えていきたいというふうに思っております。
◆こんどう秀人
どうもありがとうございます。
ちなみにこのタクシー乗り場整備数はそういう状況だと思うんですけれども、利用者数というのは分かりますか。結構使われているんでしょうか。
◎
都市計画課長
今まだ実証実験中ということで、これからその結果というのは把握していくということになると思うんですけれども、基本的には1日当たり2件から3件ぐらいではないかというふうに、今のところ把握している次第でございます。
◆こんどう秀人
分かりました。ちょっとまだ低調気味かなという感じは受けましたんで、これが向上できるようになれば、整備している価値もどんどん上がると思いますので、利用してもらえるようにまた考えることも必要かとは思っています。
あと、その上のところなんですけれども、コミュニティバス事業のところ、最初、僕、別の工事のことだと思って考えていたんですけれども、これ、かなり予算規模と決算規模に開きが出ているんですけれども、これはどういったことでしょうか。
◎
都市計画課長
予算規模が1,600万円程度、決算規模が1,200万円程度ということで、400万円程度の差があるということになると思いますけれども、こちらですが主な内訳なんですが、運行経費補助金、あと需用費委託料というのがありまして、運行経費の補助金がほぼこれを占めておりまして、要は収入に対する支出の差額について補助しているということになるんですが、この予算規模に対して決算規模が減少しているという、差があるという部分につきましては、コロナによる利用者の減少というのを結構大きく見ておりました。いざ蓋を開けますと、前年度比の2割程度で減少数が済んでしまったという部分がありまして、その部分が使われなかったということになります。
◆こんどう秀人
どうもありがとうございました。
最後に1つ質問させてもらいますが、先日の地震で舎人ライナーとか、脱線事故があったんですけれども、私も大阪にいたとき大阪府北部地震で交通網が結構麻痺したんですが、一番最後まで回復しなかったのは、これと似たようなモノレールだったんですね。約1週間ぐらい不通になっていました。こちらでも今エイトライナーの計画があるみたいなんですけれども、地震に対する検討とか、そういったことがどれくらいされているのか、ちょっと分かれば教えてください。
◎
都市計画課長
エイトライナーなんですけれども、板橋区、練馬区、杉並区、大田区、世田谷区、北区という6区を開通させるというような計画ということになっておりますけれども、現状、いわゆる交通の種類というか、例えばモノレールにするのか、あるいは地下鉄みたいな車両にするのか、あるいはBRTとかLRTとか、いろいろな手段があると思うんですけれども、その内容を今、様々な交通手段につきまして、ちょっと検討しているというような状況になりまして、今その調査・検討について進めているということですので、確かにモノレール、委員のおっしゃるとおり事故があるとなかなか難しい、撤去が難しいという部分があると思いますが、現状でちょっとまだ手段が確定しているわけではありませんので、そのあたりは今後そのような状況を踏まえて検討していくものであるというふうには考えております。
◆こんどう秀人
ありがとうございました。
これで終了します。
◆安井一郎
それでは、都市建設委員会の
決算調査特別委員会ということで、まず都市整備部、それから土木部、各部長にお聞きします。
この令和2年度の決算に当たって、今でも影響が引き続いていると思うんですけど、コロナの対策で、主要施策が進まなかった、またはこれ、予算を残しているところもたくさん決算書を見るとあるんですが、そういった影響について、どういうふうに各部長はお思いになって対策をしてきたのかをお聞かせください。
◎
都市整備部長
それではお話しさせていただきます。
昨年度、組織改正前ですので、まちづくり推進室の分も含めてお話しさせていただきます。
一番コロナで影響を受けた分については、住民に対して具体的な丁寧な説明が対面でできなかったこと、これに尽きるかと思います。特にまちづくり推進室で抱えている個別の事業で、皆様方に説明会でお話しする、あるいはピンポンして戸別でお話しするというそういう事業についてかなり影響を受けているのが事実です。それに対して、なるべくそれの影響を受けないように、具体的にどう工夫をすべきかということについては、担当部署でかなり苦労しているところではございます。
また、都市整備部管内では、どうしても不用額が大きいというのが耐震の関係の費用になるかと思います。令和3年度の予算から少し考え方を変えたんですが、それまで耐震について、申請が出たものに対して円滑に対応できるように、できるだけ大きめに予算を取って支障のないように対応していたところではございますが、なかなか思うように進まないということも見えてきましたので、過去実績に遡って、それに近いような形での令和3年度予算にさせていただいておりますが、令和2年度の決算については、やはりどうしても大きな不用額が出てしまっているところです。
あと、特に大きな額といたしましては、ご案内があったかとは思いますけれども、幹線道路に面した大きなマンションの建て替えについても助成がございます。これが1件出ると1億円単位のお金が出るということで、どうしても出たときに対応できるようにということで抱えておかなければならないというものがございます。一か八かというところももちろんございますけれども、今年度出てきたということは去年出てきてもおかしくなかったというところもございまして、その辺が不用額として出てきたところというふうに思っております。
参考までにお話しさせていただければ、コロナ禍ということで、当初の4月、5月、6月頃の緊急事態宣言では、本当に区役所においでになる、窓口においでになる区民の方が少なかったんですけれども、それ以降につきましては、ふだん、もしかしたらふだん以上に建設業についてはお客さんが結構来られておりまして、建築関係の申請であるとか、あるいは個別のおうちの建て替えであるとか、件数にはつながっていないまでも相談が非常に多いという状況がございましたことを、併せて昨年度の状況としてお伝えしておきたいと思います。
私からは以上です。
◎土木部長
3部になりましたけれども、土木部としてこちらのほうでお話しさせていただきます。
土木部が所管いたします事業としましては、一番に、簡単に申し上げますけれども、一番大きいのは交通の関係だと思います。交通の関係で、先ほど来
シェアサイクルの話等も出ておりますが、人の動きそのものが変化をしておりますので、通う方がテレワークによって少なくなったりとか、そういったちょっと先の交通需要を見極めながら自転車駐車場の建設ですとか、それから
シェアサイクルの在り方なんかも考えていかなきゃいけない、そういった状況にございます。将来的に事業の骨組みとしてはそういうところを変えていくわけですけれども、まだ今そういう段階にはございませんので、昨年度の決算にいたしましても、どういうところがどういう変化をしてきたのかということをきちんと把握をするための要素として研究していきたいと思っております。
それから、そのほかの面で非常に社会の皆様の一般的な暮らしに結びついた事業を、数多く行っております。それは例えば子どもの意見もございますし、各種申請なんかもございます。そういったものを今度、これからもそうなんですけど、これからまた新たにこういうような事態が発生するということを予測しながら、電子的な処理ができるようにとか、DX関係の改善、研究、導入を進めていくと、そういう要素とこれからの行政、今の問題点も踏まえつつ導入をしていくという研究も進めていきたいというふうに思っております。
◆安井一郎
ぜひポストコロナの時代に向けた取組、働き方の改革や事業計画を見直していただいて、区民により一層サービスができるように努めていただきたいと思います。
それではちょっと個別に質問させていただきます。
まず、主要施策の成果の241ページの木密地域不燃化特区事業についてお聞きします。
建物の不燃化を進めるために建て替え助成を行った、令和2年度は13件。予算規模は9,629万2,000円、決算が8,374万5,416円と、1,254万円何がしがこれは残ったというか、使わなかったという数字なんでしょうけど、13件、1件当たりの木密地域不燃化特区の建て替え助成にかかった費用というのは、個別にはそれぞれ値段が違うんでしょうか。それとも大体一律なんでしょうか。それが分かればお教えください。
◎
まちづくり調整課長
助成金額はそれぞれのおうちの建て替え、除却にかかった費用はそれぞれだと思うんですけれども、助成額の最大限度額は決まっているところでございます。除却費用ですと最大150万円まで、建築設計費ですと100万円までということになってございます。
◆安井一郎
ということは、除却費用が150万円、建て替えが100万円が限度ということでよろしいんでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
建て替えのための建築設計費のほうが100万円ということになります。
◆安井一郎
それではまた違う項目で、同じ主要施策の成果の250ページ、無電柱化推進計画の、これ、選定されたチャレンジ路線というか、そういう部分についての費用だけなのか、それとも区内全部を無電柱化するときにつくるのか。
ちょっとこれは私の家のすぐ前には建売住宅が13棟建つ宅地開発が行われていて、そこに私道が入らないと13棟は建たないので、ここ一両日見ていますとその私道に4本の電柱が新しく立ったんですね。ということは、道路占有企業者に無電柱化事業の理解を求め、速やかな業務の進行を図るため、企業者調整会議を2回開催したと書いてありますけれども、これは建売業者とか、その土地を取得した業者に、無電柱化促進についてどういうふうに区としては指導されているのか、そのことについてお聞きしたいんですが。
◎
工事設計課長
今、250ページにございます金額につきましては、現在進めておりますチャレンジ路線の大谷口のところでのチャレンジ路線の設計にかかっている費用でございまして、それ以外の場所でのというのは今は見込んでいない状況です。
区で進めている無電柱化としましては、このチャレンジ路線のほかに、都市計画道路と併せて無電柱化をしたりですとか、再開発と併せて無電柱化をしたりということで進めている状況でございます。
◆安井一郎
ちょっと細かな話で恐縮です。
電柱がコンクリートから折れない鉄柱になっただけでも少し安心したかなということで、次に行きます。
あと、同じく254ページ、高島平地域まちづくり推進。
この主要施策の成果について、決算額が999万200円。これに費用がこれだけかかっているということは、このお金がほぼアーバンデザインセンターの委託料ですか。それについてお聞きしたい。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
こちらの経費につきましては、現在策定中の高島平地域都市再生実施計画の策定支援業務委託にかかった経費が全てでございます。内容的には実施計画の素案の作成だったりとか、都市計画変更の検討準備だったりとか、関係者との協議資料の作成支援等々でございます。
◆安井一郎
アーバンデザインスクールで、昨年の11月21日に地域防災セミナー、参加者24名を開催したとか、それぞれ今お話しの項目ごとにやった結果がこの決算規模の999万円何がしになっていたと、そう理解してよろしいんですか。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
繰り返しになりますけれども、999万円の支出については、都市再生実施計画の策定支援業務委託に全額でございます。
◆安井一郎
業務委託費という形で、分かりました。
じゃ、また違う、次の項目にいきます。
同じく263ページ、道路整備で、個別踏切対策検討調査、この(3)の第38号、第40号、第49号、第58号踏切について、速効対策の検討を行ったとあります。この間も私は説明を受けたと記憶していますが、まずこの数字の38、40とかというのは何線のどこなんだとか、板橋区民なら踏切があるのは東上線しかないだろうというのは分かるんですけど、そこから説明してください。
◎土木計画・
交通安全課長
この番号は東上線の踏切番号でございます。
◆安井一郎
速効対策の検討を行った、個別にその踏切ごとにどこをどういうふうにやられるのか教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
8月の閉会中の委員会でもご報告させていただきましたけれども、38号につきましては、上板橋駅と東武練馬駅の間の中間の踏切でございます。ここは狭くなっておりますので、踏切自体が2メートルほどしかないので、踏切の幅を広げたらどういう効果が出るかという、こういう速効対策でございます。
40号踏切につきましては、これは東武練馬駅のすぐ脇のところの踏切でございます。これにつきましては、交通規制の導入だとか、それとか地下道、それとか歩道橋の導入だとかというところの費用対効果についての検証を行いました。
49号は、これは下赤塚駅のすぐ隣のところの踏切でございます。これにつきましては、ちょうど都心側のほうに100メートルずれたところに仮の道路を、トンネルみたいなものを造ったときにどういう効果が得られて、それがどういう対応になるかというところを費用対効果の面で話させていただきました。
58号は、これは成増駅と和光市駅の間の中間の踏切のところでございますけれども、現在踏切はあるんですけれども、その踏切の中のカラー舗装の位置づけを多少変えることによって、安全性が向上するのではないかというところでの検討の費用対効果について話させていただきました。
以上でございます。
◆安井一郎
ぜひ令和3年度の計画というか、今後、区民にもっと分かりやすいような形で公表して、東上線の不便解消に努めていただきたいと思います。
それでは、またその次の264ページ、これはもう地元の補助第249号線について。5,299万4,217円の決算額がかかっています。この金額、用地取得は公社取得と区買戻しが書いてありますけど、これについてちょっと分かりづらい。用地取得っていうのは土地を区道として買ったのか、もう同じところを区で買い戻したのか、この辺の解釈がちょっと分かりづらいんで、説明していただけますか。
◎
工事設計課長
都市計画道路の用地の取得でございますが、まず用地を買うという、民間の方から、地権者の方から買うというのを公社のほうでしていただいていまして、その後、改めて区のほうで買い戻すという流れになっております。
令和2年度につきましては、1件区のほうで買戻しを行っているという状況でございます。
◆安井一郎
国道に取り付ける事業ですから、国が動かないことには区道を接続するといっても始まらないのはよく理解できるんですけど、これ、本当に長い間つながらずにどうしたもんだかなというのがもう地元の人の、ましてややっとその土地は買ってもらったけど、その詳しい値段についちゃ存じ上げませんが、持っている間は幾らか、その計画ができた時点から地権者は固定資産税も負担していたんですよ。そういうことがあるんで、持っている区民、その地権者がやっと区に買ってもらった、そういうことが何で起きるのかな。行政は国と都と区が同じように区民によりよいサービスというか、地域を開発するために造っていかなきゃいけないんで、ちょっとあそこ、大体80メートルぐらいですかね、大宮バイパスから今道路が止まっているところまでの間、その間に地権者が4名か5名いると思うんですけど、そういうふうにして進まないというのがただ単にいつできるのと言われると答えようがないので、ひとつこの辺までだったらというところが分かれば教えていただきたい。
◎
工事設計課長
補助第249号線の現在のスケジュールでございますけれども、現時点におきましては、令和6年度の完成を目指して進めているというところでございます。
用地取得に関して、現在、土地評価審議会等でもご説明をさせていただいていますけれども、少々当初の予定より遅れたりということはございますが、現在も交渉を行っておりまして、目標を達成できるように進めているというところでございます。
先ほど延長のお話もありましたけれども、100メートルの事業予定でございまして、地権者は16名というところでございます。
◆安井一郎
以上で終わります。
○主査
所管の決算の調査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。
なお、再開時刻は午後1時といたします。
休憩時刻 午後零時02分
再開時刻 午後零時57分
○主査
休憩前に引き続き、
都市建設分科会を再開いたします。
◆川口雅敏
それでは、午後、よろしくお願いいたします。
まず、高島平地域グランドデザインについて、私は先日の一般質問で区長から答弁がありましたが、少々理解が難しい内容があったので、改めて確認させてください。
まず、UDCTakの活用について、高島平地域都市再生実施計画の検討段階で学識経験者からの意見も踏まえたとのことでありますけれども、具体的にどのような意見のやり取りがあったのか、またそれがどのように反映されたのか、その辺をお尋ねいたします。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
UDCTakは、民・学・公の連携を生かした地域課題の解決に向けた研究実践やまちづくりの機運の醸成、専門的見地からの区への提言など、これまで成果を上げてきました。
都市再生実施計画の素案の策定においては、UDCTakの学識経験者の先生からは、ウェルフェアに農のある暮らしを入れるとよいのではないか、地域の方々の生きがい、健康づくり、新鮮・安全な食料、コミュニティ、防災、涼しい環境づくりなどに寄与できると考えるとのご意見があり、実施計画の第2章に、都市再生の取組のイメージの中に農園、園芸、コミュニティガーデン等による緑とふれあいや食育の推進、農のある暮らしの実践という文言を追記しました。ほかにも、ソフトな取組を考えていく上で、学びについては広い世代が関わりやすいキーワードであるとの意見をいただき、実施計画第4章の魅力あるまちへ向けた取組において、高島平に関わる人が集まる講座の開催等、学び合う場の創出と明記し、学びを通して地域の区民がつながっていくことをイメージしております。
グランドデザインの実現に向けた今後のまちづくりの展開においては、UDCTakの既存の取組を生かし発展させていくことで、地域全体の魅力向上につなげてまいりたいと考えております。
◆川口雅敏
それでは、高島平二丁目、三丁目の重点地区における波及効果では、様々な主体との連携により、ソフト的な取組をできるところからスタートさせると答弁がありました。具体的な話が進んでいるのか、何もない中であのような答弁が出たのか、その辺は確認をさせてください。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
高島平地域では、町会・自治会や地域の団体を中心に様々な主体が活発に活動されております。そのような活動を生かしながら、若者世代も取り込み、より幅広い区民が参画し、活動がさらに活性化していくような取組を検討していきたいと考えております。
例えば、防災などは幅広い世代が参画しやすいテーマであります。特に大規模水害については、令和元年度の台風19号で荒川が氾濫危険水位に到達したこともあり、地域住民の水害対策への関心も高まっております。そのような視点も含めて検討を深めてまいります。
また、
民間事業者との連携や高島平緑地を中心としたプロムナード等の空間活用についても、段階的に進めてまいります。
これらの取組により、地域全体の魅力向上につなげ、20代から40代の若い世代の流入を促すことで、子どもから高齢者まで元気に暮らせるまちを目指してまいります。
◆川口雅敏
三丁目の分譲団地の施設の更新では、住民発意による合意形成の熟度に合わせて支援していくと、このような答弁がありましたが、区の主体性を感じるとは言えないと私は思っております。三丁目の所有者の方々の間では、区が仲立をしなくてもよいほど施設更新の意欲が高まっているのかどうか、その辺はいかがでしょうか。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
高島平三丁目分譲団地は、竣工から約50年が経過し、老朽化に伴う施設の更新が今後の課題であると認識しております。
分譲住宅の施設更新に向けた合意形成は、住民発意が基本となりますが、今回取りまとめた都市再生実施計画素案では、高島平二丁目、三丁目を重点地区として位置づけております。今後、連鎖的都市再生を進めていく中で、住民発意の熟度に応じて、UR賃貸住宅団地と連携した仮住居確保等により支援し、連鎖のステップに取り込むことを想定しております。今後とも住民発意のまちづくりへとつながるように分譲団地との意見交換を行っていくとともに、一団地認定などの法的な手続についても、建て替え検討の進捗に合わせて、国や東京都等の関係者と連携しながら支援を検討してまいります。
また、今後の重点地区でのまちづくりの展開においては、まちの将来像を示しながら、都市再生の取組に対する理解を得て住民の参画意欲を深めてまいります。さらに、分譲団地に隣接する旧高七小跡地を含めた再整備地区を起点に、都市再生が実際に進んでいく姿を目にすることで住民も具体的なイメージを持つことができ、合意形成がより進んでいくものと考えております。
◆川口雅敏
じゃあ、次に、四丁目、五丁目における、ここにお住まいの皆様の生活利便性に関する答弁では、新高島平駅周辺の建物の更新に合わせて商業店舗の立地を誘導すると答弁がありました。三丁目の建物の更新を念頭に置いているのですか。だとすると、現在の四丁目、五丁目にお住まいの方々が利便性の向上を実感できるのは十数年後などかなり先のことと思うんですけれども、区の見解はいかがでしょうか。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
高島平四・五丁目の生活利便性の向上の取組については、新高島平駅周辺の建物の更新に合わせて商業店舗の立地を誘導することを基本としておりますが、これについては住民発意のまちづくりが進む必要がありますので、ある程度の時間はかかると考えております。
併せて、早期に実現可能な取組として、現在運行している民間移動スーパーの事業とのさらなる連携手法の検討を進めてまいります。
◆川口雅敏
では、グランドデザインの最後の質問です。
近年、低層住宅専用地域において、今言ったコンビニなどの立地に対する用途地域の規制に基づく許可の運用について、国から技術的助言が示されたと聞いております。この助言を基に、区では立地の妥当性や周辺環境や地域の利便性への影響などを踏まえた許可基準を策定して運用を始めたとそのように思っておりますけれども、区として策定した基準の周知活動を積極的に実施すべきと私は思いますけれども、その辺の区の見解はいかがでしょうか。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
高島平四・五丁目の生活利便性の向上の早期実現については、区でコンビニなどの立地の妥当性、周辺環境や地域の利便性への影響などを踏まえた許可基準を策定し、運用を始めたところです。当該運用基準の周知を、今年度策定がありましたので、複数の事業者に対して実施したところであります。今後も継続して周知活動を実施することで早期に商業店舗の立地を誘導し、生活利便性の向上につなげてまいりたいと考えてございます。
◆川口雅敏
じゃあ、分かりました。
次に、もう皆さんがいっぱい聞いていたがけとよう壁についてちょっと。もしダブったら言ってください。
決算書の380ページ、ここにあります建築行政費のうち、がけ・
よう壁助成経費は予算額が1,635万円余に対して、決算額が103万円余と、執行率6%となっておりますけれども、この理由は何でしょうか。
◎
建築指導課長
基本的には、工事助成の実績がなかったというところが一番大きいところでございます。その理由はいろいろ考えているんですけれども、やはりなかなか工事費が多額になるということですとか、タイミングを待っている場合があったり、あと近隣さんとなかなか境界が決まらないですとかいろいろな諸問題を抱えながら、ただ、まだ相談は続いている状態があって、なかなか実績としては昨年度は上がらなかったという状況でございます。
◆川口雅敏
主要成果の238ページ、(2)がけ・
よう壁助成の説明文がここにありますけれども、平成31年4月から助成金制度を拡充していると、このように記載がありますけれども、拡充してもなおこの決算額であります。この点について、区の見解はいかがでしょうか。
◎
建築指導課長
金額を平成31年度から300万円から700万円、助成率も30%から50%と上げたところで、その年度に関しては3件実績があったという状況でございまして、ただ、なかなかいろいろご相談いただく中で、漠然とどうしていいか分からないよというようなご相談もいただいたりする中で
専門家派遣制度というのを開始させていただいて、午前中もお話しさせていただいたとおり、具体的に考えていただくような流れはできつつある状況でありますが、なかなか実績が上がっていない現状もありますので、いろいろ今後も工夫していかなきゃいけないというふうには認識しております。
◆川口雅敏
もう一点、私は助成金の額がまだまだ足りないと、このように感じているわけですけれども、板橋区は東西に武蔵野崖線があるわけですね。23区でもがけの数は一番多いと私は思っております。そのため、よう壁を造るとしても非常に距離が長く、億単位の費用がかかってしまう。一方で、平成28年には西台地区でがけ地から土砂の流出が発生するなど、危険性はゼロではないわけです。がけの数が数多くあります。このような状況下で助成金のさらなる拡大が私は必要と思いますけれども、区のその辺の認識はいかがでしょうか。
◎
建築指導課長
がけ・よう壁を造るにはかなりお金がかかると、何千万円も、場合によっては何億円ということは認識しております。ただ、実際の令和元年度、3件実績があった状況を分析いたしますと、一般的な住宅のよう壁であれば、大体1,000万円台くらいで造り替えが行われている状況がありまして、そうすると、700万円の助成ですと、その半額を助成させていただいているような状況には一応なっております。ただ、何千万円、何億円に対しての助成をどこまでやっていけばいいのかというのは、なかなか難しいところがありまして、そのような状況はほかの自治体等の状況を研究したいと考えております。
◆川口雅敏
あと6分ということですから、あと3問ね。
決算書の362ページ、土木費は道路維持補修工事の請負や委託事業など労務単価が適用されているわけですけれども、事業が多いと思いますけれども、決算書の362ページの自転車駐車場維持管理などは、労務単価の上昇は何%の影響があったのか、その辺はいかがでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
あくまでも労務費に関しましては、受託者との委託契約の中に入っておりますので、当然ながら労務単価上昇に対しての委託費の計算はしておりませんので、全体の把握の中での計算をしておりますので、単に労務費だけというところでは勘案はしてございません。
◆川口雅敏
次の質問もそういうふうに返されちゃうのかな。道路工事の設計や維持補修工事に関する労務単価は何%上昇したのか、これも聞きたいなと思ったんですけれども。
◎
工事設計課長
すみません。今、その何%というところまでは数値を持ち合わせていないんですけれども、労務費に関しましては、毎年、国交省が見直しをしておりますので、それに基づいて、板橋区もそれを基準でそれを踏まえて変わってきますので、その基準を用いて設計を行っているという状況でございます。
◆川口雅敏
分かりました。
じゃあ、東上線の特別会計について聞いていきたいと思います。時間が来たら後でやりますけれども。
決算書の610ページ、その中の1項目、総務費の連続立体化事業推進経費は645万8,000円余の決算となっておりますけれども、この事業について詳細を示してください。
◎
鉄道立体化推進課長
すみません。こちらの部分で、当課の関係するところで拠点整備課の部分、予算現額で41万6,000円のところが当課の関係するところでございますので、そちらについて説明させていただきます。
こちらについては、主に需用費と負担金補助及び交付金ということで、需用費というのは、一般的に消耗品等のお金でございまして、もう一つ、負担金補助及び交付金ということで、こちらについては、毎年、公益社団法人の日本交通計画協会のほうに、職員の派遣研修ということで1名送ったんですけれども、そちらが新型コロナウイルスの感染症防止のために中止になったということで、不用額として残っているようなものでございます。
私のほうは以上でございます。
◎
都市計画課長
連続立体化事業推進経費の中で都市計画課の部分が600万円何がしあると思うんですけれども、こちらの部分なんですが、東上線沿線基礎調査委託という委託をかけまして、大山駅を除きました下板橋から成増の駅、あるいは小竹向原の駅沿線のまちづくりについての現状の課題、あと求められるまちの機能とか事業化に向けた調査・検討を進めるための基礎調査を行ったということで、その委託料602万8,000円になりますけれども、そちらの金額がかかっているということになります。
◆川口雅敏
時間がなくなったので、後半やらせてください。
ありがとうございました。
◆いわい桐子
まず、それぞれの項目で緊急財政対策によって財源が確保できたと思われるものについて、主にどういうものがあるのか教えていただきたい。土木管理費、道路河川費、緑化対策費、都市整備費という項目でいうと、主にどういうものが財源確保につながったのか教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
土木管理費の中では、駐車場の使用料というところが該当するのかなと考えてございます。ただ、これにつきましては、利用者の利便性を高めるための施設でございますので、使用料につきましては適正に徴収してございます。もちろん、それに伴う撤去の手数料につきましても、撤去した分の手数料については徴収している、そういった状況で、自転車関係につきましてはそういった関係でございます。
一般的な徴収という形であったので、緊急財政対策とは違うかもしれませんけれども。
◎
まちづくり調整課長
今委員おっしゃっていたものは、緊急財政対策で特段の財源が来たものはないかというご質問ということでよろしければ……
(「違います」と言う人あり)
◎
まちづくり調整課長
違いますか。
◆いわい桐子
要するに、緊急財政対策で使わない、なるべく絞るという方針が出て、その分、緊急財政対策全体で22億円の財源確保ができましたという報告になっているんですけれども、この都市建設部門ではどういうものがその影響を受けているのかということを主に知りたい。決算上それが表れているものを知りたいと思っているんです。一個一個言うと多いから、主なものを教えてください。
◎
まちづくり調整課長
見直しのほうで事業費のほうでは特段大きなものはなかったんですけれども、やはり圧縮できるところということで、我々の旧拠点整備課が主になるんですけど、再開発の協会の負担金というところで、負担金の経費を払う、会員の負担金みたいなものなんですけれども、再開発に関する情報ですとか得ていたところがあるんですけれども、緊急性というところでちょっと検討しまして、そこは見直しをして支出をやめたというところはございます。
◎
都市整備部長
都市整備費についてお答えさせていただきます。
今のまちづくり推進室と同じように、事業を進めていく上で、例えば説明会を3回やるべきところを2回にしたみたいな、ちょっと具体的には出てきませんけれども、コロナの影響を受けてやめざるを得なかったこと、それからいろいろな需用費、それから人件費もですけれども、全体的にとにかく区役所全体で縮減をかけろということでありましたので、この事業ということではなく、全般的に支出については抑えるということで一つひとつの中で対応させていただいていますので、具体的にこの事業でこれだけ落としたというのは決算書上表れる状態ではないということでお答えさせていただきます。
以上です。
◎みどりと公園課長
公園事業に関しましては、実施計画事業等で公園の改修等を計画的に進めておりましたけれども、緊急財政対策の一環ということで事業の延伸というのがございました。
具体的には、公園改修ということで1か所の公園の改修の事業先送り、また、板橋公園の事業ということで、これは事業延伸という形で事業スケジュールの見直しを行いまして、今年度からの基本構想の着手というようなスケジュールに見直したというような状況がございます。
○主査
他にございますでしょうか。
(発言する人なし)
◆いわい桐子
そうですか、もっと影響があるのかなと思っていたんですけど。
不用額が全体的に多くなっているのは、その影響もあるというふうに聞いているんですけれども、だからこそ、どういう影響がどういうふうに表れているのかということを知りたかったんですけれども、残念です。
そうしたら、別のところへいきます。
No.1プランの結果、令和2年度までの結果を見ると、公園灯とか街路灯とか公衆トイレの改修とか目標に達していないところがあるんですけれども、それはどうしてそうなったのかということを教えてください。
◎みどりと公園課長
まず、公園の改修につきましては、先ほど申し上げましたように、当初2か年で2か所の改修設計というような事業計画でございましたけれども、バリアフリー化工事等につきましては、公園の入口のスロープ化等を図るということでしたけれども、これにつきましては、工事の発注に当たりまして近隣との調整が時間を要したため、事業の先送りを行っていたということで、当初予定していた箇所数が実施できなかったというところがございます。
また、公園の公衆トイレの改築等につきましても、同じ理由で1か所の減。また、成増駅南口の駅前の公衆トイレの改修を予定してございましたけれども、こちらにつきましては、駅前広場の機能の見直し等も必要になってきた状況もございまして、こちらのほうもそういった理由で先送りをさせていただいております。
また、それ以外にも公園の長寿命化計画、また公園灯の更新等につきましては、全体の予算額フレームの中で可能な工事発注を行ったということで、工事費、公園灯につきましては、当初予定していた工事単価、1基当たりの改修の単価が上昇したということで、最終的に目標量に達しなかったというような状況がございます。
以上です。
◆いわい桐子
その目標に達しなかった分とか先送りにした分というのは、その翌年の令和3年度にどういうふうにやることになっているんですか。
◎みどりと公園課長
昨年度できなかったものを、今年度の予算に上積みしているということではございません。当初のフレームの範囲内で、やはり今年度につきましても可能な事業量を進めていくというような予定になってございます。
○主査
工事設計課長、何かございますか。
◎
工事設計課長
街灯というお話もございましたのでお話しさせていただきますと、街灯のほうは、目標を達成して進めておりますので、すみません、申し添えさせていただきます。
◆いわい桐子
そうすると、その令和2年度までの目標を達しなかった部分でいうと、令和3年度には反映していないということだとすると、全体総量の目標が、その都度どんどん目標に達しないままずれていっちゃうんじゃないかなというふうに思うんだけれども、そのことについて今後どういうふうに考えていこうと思っていますか。
◎みどりと公園課長
現在、来年度の予算フレーム等の検討も進めているところでございます。その中で全体の事業の見直しを今行っております。特に公園灯につきましては、予定数量についても再調査をかけているところでございます。当初予定していた1,600基ほどのものが、見直しの結果、少し増えてくる可能性も今出てきておりますので、それらも含めて今後のスケジュールを再検討して、今後予算に対応していきたいというふうに思っております。
◎
北部土木サービスセンター所長
実施計画、皆さんご存じのとおり、1年前、ローリングさせていただいたと思うんですけど、その中でローリングの結果が出ているんですけれども、サービスセンターでも簡易工事を出してはいるんですけど、全体的な大規模改修というのを含めて、毎年、実施計画と通常の維持管理については、関係部署と協議することとなっていますので、必要であれば、関係部署としっかり協議をして前向きに進めていきたいと考えています。
◆いわい桐子
ぜひ最初に確認して予算を確保した以上、できる限り、それと目標を定めてやった以上、それをずっと重ねて先送りにしていくということではなくて、翌年度どうするのかという見送った分について、いつまでにどうするのかということの精査が必要なんじゃないかなというふうに思っています。ぜひよろしくお願いいたします。
それから、頂いた決算資料で大山のまちづくりについて伺いたいんですけれども、大山のまちづくりの委託料で補助第26号線生活再建サポート委託というのが2,800万円で、これ100%都費になっているんですけど、これは具体的にどういう中身の委託なのかということと、それから同じ資料で、大山の東上線立体化計画の測量と調査等の検討の委託料というのがあるんですけれども、実際の測量がどこまで進んでいるのかということを教えてください。
◎
まちづくり調整課長
大山地域まちづくり推進の中の生活再建サポートセンターの運営でございますけれども、補助第26号線の沿道まちづくり事業で東京都からの委託で行っている事業でございます。
業務内容としましては、いわゆる相談窓口を開設してスタッフを置いているところでございます。事業に関する説明、情報提供のほか、生活再建に対する支援ですとか税務・経理関係の整理に関するご相談ですとかを承っているところでございます。
◎
鉄道立体化推進課長
委託の進捗状況ということでございますけれども、昨年度は現況測量、そして用地測量をやるということで計画をしておりました。その中で、今の進捗でございますけれども、現在、地権者ベースで全体で9割程度の方に一応立会い通知を送付いたしまして、順次立会いを行っているような状況でございます。現在、大体6割程度の方と現地体制ができておりまして、引き続き積み上げていきたいということで考えております。
◆いわい桐子
生活再建サポート委託なんですけど、実際にどういう相談があってとか、困っているケースを区のほうがつかめる状況になっているんでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
相談内容といたしましては、相談の種類いろいろあるんですけれども、移転先の情報をご提供したりですとか、ご希望があれば建て替えですとか残地プランのお話をさせていただいたりですとか、移転資金のご相談に応じたりというところでございます。
これ、東京都の委託事業でございますので、都と連携しながら進めているというところでございます。
◆いわい桐子
その移転先というのは、どういうものが用意されているかとか、そういうところまで区は把握できているんでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
移転先は、それぞれの権利者の方の意向によると思いますので、例えば相談窓口でどこを紹介したみたいなところまでは把握はしていないんですけれども、できる限り疑問にお答えして対応できるようなところで体制を取っていきたいと思っているところでございます。
◆いわい桐子
先ほどの駅前広場の測量のほうなんですけど、地権者9割に配付して、6割が測量に応じていただいているということなんですけど、この期間というか目標というか、いつまでにこの測量を終わらせなきゃいけないのかということの目標と、それから残っている人たちの反応というか、どういう状況なのか教えてください。
◎
鉄道立体化推進課長
期間と目標についてですけれども、用地測量が終わってなければ事業認可が取れないということはございませんので、このまま感染症対策を講じながら立会いに応じていただくよう働きかけていきますけれども、事業認可を取った後も、用地測量とセットで、今度は建物調査も併せてやっていくような形のスケジュールを組んでまいりますので、最終的には事業認可をこれから取りますけれども、その事業期間の中で用地の取得を進めていきたいということで考えております。
それと、立ち会った方の反応ということでございますけれども、こちらについては、当然、個人の財産の、我々でいう民民の境を決めるようなことですので、こちらで測らせていただきまして、しっかりとそれを確認していただける方もいれば、逆に、それぞれ考え方がありまして、立会いを拒否というわけではないんですけれども、双方で話し合っていただかなきゃいけないようなケースも出ているという状況でございます。
◆いわい桐子
それから、主要施策の253ページにピッコロ・スクエアのことが書かれているんですけど、ピッコロ・スクエアの地権者数と、それから現在の準備組合の参加件数というのが分かれば教えてください。
◎
まちづくり調整課長
すみません。正確な地権者数は今手元になくて申し訳ないです。準備組合の加盟者数も、数字として正確には今持っていないので、確認させていただければと思います。
◆いわい桐子
そうしたら、まちづくりの高島平のほうに行きます。
高島平グランドデザインの、先ほどいろいろ議論がありましたけれども、あそこの分譲団地の、今主に建て替えを希望している、協議が出てきているところの住宅の方々から、定期的にURや区と意見交換、情報提供の機会を設けてもらいたいという要望が出ているかと思いますが、それについて区は、継続した話し合いの場は不要ですというふうに答えたと聞いていますが、区の考えや認識を改めてお聞かせください。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
三丁目の分譲団地の管理組合様から、昨年度末に要望書が提出されて、今委員がおっしゃったように、継続的な話し合いの場を持っていただきたいという話がございました。今年度に入りまして、私のほか担当職員と管理組合の理事長をはじめ数名の方と情報交換の場を早速持たせてもらって、ただ、継続的にという話だったんですけれども、我々の回答としては、必要ではないという回答ではなくて、必要に応じて情報交換させていただくという回答をさせていただいているところでございます。
◆いわい桐子
区のほうで必要と感じる、必要に応じての部分が多分共有できていないんじゃないかと思っているんですけど、区はどういうタイミングで分譲団地の管理組合やURと一緒に協議する場が必要だというふうに考えていますか。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
実施計画にも記載してございますけれども、三丁目分譲団地は、分譲の所有者の皆様の合意形成が大事だと考えてございます。そうした建物の更新に対する住民の方の合意形成が済んだ段階で、必要に応じてというふうには考えてございます。
○主査
ただいまのいわい委員の質問で質問者が一巡いたしました。
再質問のある方は挙手願います。
山田貴之委員、かいべ委員、山田ひでき委員、長瀬委員、こんどう委員、安井委員、川口委員、いわい委員、以上の順番で行います。
再質問につきましても、1委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
◆山田貴之
じゃあ、午後もよろしくお願いいたします。
質問をさせていただきますが、まず、監査資料のほうの55ページがちょっと分かりやすいかなと思うんですけど、55ページ、質問そんなにないんですけれども、予算流用状況の表の中に土木費という項目がございまして、件数が2件というふうになってございます。分かりますでしょうか。この予算流用の2件の内容について教えていただければと思います。
金額はそんなに大きくないんですけれども、予算流用ということですので、どういった必要性があってというのは確認させていただきたいと思うんですけれども。
◎
住宅政策課長
こちらは住宅政策課ですけれども、基本的に区営住宅の工事の中で実施をしようと思っていた一部の住宅の工事が、工事本体の工期が遅れてしまいまして、理由は後でお話ししますけれども、工期が遅れてしまった関係もあって、引っ越しを予定されている住民さんたちの日程調整が難しくなったということで、工事の中ではなくて指定管理者、委託料の中に含めて一部工事を実施するというふうに方針転換をしたものでございます。その工事請負費から委託料に流用したというような状況でして、工事が遅れた理由というのは、用地に防火水槽がありまして、その防火水槽は消防庁が撤去するというふうなことになっていたんですけど、その撤去自体が遅れてしまったというふうな状況です。
私からは以上です。
◆山田貴之
じゃあ、ちょっと調べておいていただいて次に進みたいと思います。
決算説明資料のほうの23ページ、会計管理室から出ているやつの23ページのほうに、土木費、交通対策費、
自転車活用推進経費ということで、備考のところに、令和元年度基礎調査と令和2年度計画策定は、委託料の内容が違うから減というふうに備考欄に書いてあるんですけれども、これの委託料の支払い先というのは同一事業者になりますでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
違う業者になります。
◆山田貴之
分かりました。ありがとうございます。
それと、同じく決算説明資料の、今度は24ページになりますけれども、土木費の緑化対策費、公園新設改良費、赤塚植物園改修のところの項目について伺いたいと思います。主要施策の成果のほうでは217ページになっていますが、これは赤塚植物園の管理舎の工事というふうになっていますけれども、管理舎の工事としては、この通年足しても、工事費というのが若干高いように私は感じるんです。管理舎ですから、何か道具とかがしまわれている場所なのかなというふうに想像するわけですけれども、この管理舎工事についての概要、どういう工事だったのかということと、その妥当性について説明をいただければと思います。
◎みどりと公園課長
管理舎の建て替えの工事及び公園自体の園路等の改修工事を行ったというような内容になってございます。公園管理舎の建て替えに合わせて公園内のバリアフリー化、こういったものを図ったというような事業になってございます。
◆山田貴之
ありがとうございます。
ただ、今課長にご説明いただきましたけれども、すみません、私の理解が間違っていたら教えてほしいんですが、217ページの主要施策の成果のほうでは、管理舎の改築工事と園路等の改修工事というのは分かれていまして、バリアフリーのほうは園路のほうで行われたというような旨の補記がされているんですけれども、管理舎自体の工事の中でも、当然区の設置する建物ですからバリアフリー化は進められているとは思いますが、その妥当性、どういうところにかかってこの金額になったのかというところを教えていただきたいと思います。回答が同じであれば仕方がないですけれども。
◎みどりと公園課長
建物内のトイレ等につきましても、バリアフリー化等を図って利用者さんの利便性の向上を図ったというようなことになってございます。
◆山田貴之
何か工法とか建物の特殊性みたいなものがあるのかなというふうに思いましたけれども、説明は特にないということで、バリアフリーということで理解をいたしました。
主要施策の217ページのほうには、移転経費等というふうに書いてございまして、令和元年度と令和2年度というふうに分かれて記載されてございますけれども、これ、簡単に言えば、引っ越し作業になるのかなと思いますけど、どこからどこへ何の移転をしたのかということをもう少し詳細を教えてください。
◎みどりと公園課長
赤塚植物園の中で移転をした、仮の管理舎を設置して、そちらのほうに、工事中につきましては仮移転をしたということになってございます。建て替えの建物自体、同じ場所に建て替えたということで、その工事期間中、事務室のほうの移転を、ちょうど建て替えの建物の目の前の広場の一画にプレハブの事務所を建てて事務室を移転したというようなことで、それに伴う経費でございます。
◆山田貴之
この項目最後にしたいと思いますけれども、都市建設委員会は、令和2年度の委員会でしたらきっと説明があったのかと思いましたけれども、私が今回初めてだったので伺いました。
工事完了後の同施設の現状、どういう状況になっているかということをご説明ください。
◎みどりと公園課長
建物の建て替えに当たりまして新しく講習室等を造ってございます。今までコロナ禍ということで、緊急事態宣言中につきましては、そこのスペースについてはなかなか有効活用できない状況が続いておりましたけれども、今回、緊急事態宣言が明けたということで、積極的にそこのスペースの活用を図っていくということで、講習会等の実施を今早急に準備を進めているところでございます。
◆山田貴之
じゃあ、先ほど質問した監査資料のほうの質問がもし調っていればお答え願いたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎管理課長
先ほどの流用、土木費2件ということだったんですけれども、1件目が住宅政策課のほうだったんですけど、もう一件は、昨年度のみどりと公園課で茶室の使用料の還付を流用したということで、還付金の流用があったということです。額は9万6,000円でございます。
以上です。
◆山田貴之
ありがとうございます。
それでは、決算説明資料のほうに戻りまして、25ページのこどもの池について教えていただきたいんですけれども、今回3,004万円の皆減というふうになっております。令和元年度、令和2年度共に、残念ながらコロナ禍の影響で運営ができなかったということの説明も委員会の中でもいただきました。なんですけれども、通常こういった施設というのは、管理とか運営費はオープンしなくてもかかるものかなというふうに理解をしているんですけれども、この皆減というのは、そういった運営や管理費というのはどういうふうに捻出しているのか、全く本当にかかっていないのか、その辺のことを教えていただきたいと思いますけれども。
◎
南部土木サービスセンター所長
こどもの池の管理運営費というものにつきましては、今回補正で皆減にしたものというのは、地域の団体の方に運営をしていただくための委託料というもの、それから、その事業をやる上で必要な車両等の雇上げ等の費用、それから電話代ですとか、あとは消毒薬とか、そういった類いのものを必要としていますので、それについて皆減をしたということでございます。
◆山田貴之
ありがとうございます。
それでは、主要施策の成果の214ページから216ページの内容のことを伺いたいと思います。公園に関することが中心になりますけれども。
まず、砂場についてですけれども、12か所の更新を行っていただいて柵がついたということでございます。今後も公園の砂場というのは、こういう柵をつけていく方針になるんでしょうか。お願いします。
◎みどりと公園課長
今回、12か所の砂場の柵の設置を行っております。今後につきましては、今回の工事の利用状況、または安全な利用ができているかどうか、そういったものを踏まえまして、必要に応じて予算確保しながら事業を進めていくというふうに考えております。
◆山田貴之
ありがとうございます。
公園灯の更新が行われています。区内各地、街路灯なんかの更新も順次進めていただいているというふうに理解をしておりますけれども、これは令和元年度も令和2年度もかなりの規模でしていただいています。240基ほどの規模で、今後も更新を続けていく計画であるのかということと、この更新の目的です。様々LED化、省エネルギー化とか、照度を上げて防犯とかいろいろあるかと思いますけれども、その目的というのはどういったところにありますでしょうか。
◎みどりと公園課長
公園の照明灯につきましては、基本的には今まで設置されておりました多くのものが水銀灯になってございます。水銀灯の生産中止という状況にもなりました関係で、今後、LED化のほうに更新をしていくという計画になっております。
また、LED化に伴いまして消費電力の削減等にも貢献できるのかなというふうに思っております。また、更新に当たりましては、公園内の安全確保ということで、必要な照度の確保等も併せて行っていくということで、今後も事業を進めていきたいというふうに思っております。
◆山田貴之
ありがとうございます。
215ページの上に公園遊具の更新ということで、27か所において遊具32基の更新工事を行ったというふうになっていまして、裏面にも公園遊具の更新という数値を載せていただいております。
地域の方からよくいただくんですけれども、遊具を更新してくださるのはありがたいんだけれども、現在の安全基準に準じて遊具を設置すると、どうしても遊具の数が減ったりとか、対象年齢が下がって距離をそんなに取らなくてもいい遊具に変わってしまったりということがあるもので伺うんですけれども、この27か所32基の遊具というのは、32基の遊具を更新して32基になったのか、あるいはもう少し多くの遊具を更新して32基になったのかということが分かれば教えてください。
◎みどりと公園課長
あくまで公園の遊具全体としては190基ございますけれども、順次、耐用年数等を踏まえながら新しいものに更新するということで、新しいものに取り替えたものが32基ということになってございます。
◆山田貴之
これは地域の方からもよくいただく声なんです。やっぱりそこで遊んでいた子どもたち、もちろん成長していくので、公園で遊ばなくなる期間は来ると思うんですけれども、できるだけ、どういう遊びが行われていたのかというのを把握していただいて、公園で有意義な時間を過ごせるように遊具の更新をしていただきたい。ただ老朽化したから新しいものに替えますということよりも、さらに、どういったサービス提供を維持することができるのかという基準でぜひ検討いただきたい。安全基準というのが厳格化されて、メーカー推奨の遊具設置にも必要なスペースというのが今後もしっかり確保されなければいけない。そうであるならば、今まで設置した場所から少しずらして遊具が広く取れるように、エリアを広く取れるようにしたらどうなのかということも柔軟に検討していただきながら遊具設置を進めていただきたいというふうに思います。
それと、公園の名称の決め方や公園の名前のタイトルの設置の仕方、従来は石に何とか公園というふうに刻んで設置するケースが多かったと思いますけれども、やっぱりブランド戦略をしている以上は、公園も市民の皆さんに訴求できる、訴えることができる考えを取り入れて造っていかなければいけないと思いますけれども、その辺の所管課の考えをお示しください。
◎みどりと公園課長
公園の名称につきましては、以前は町名をつけて、その下に第一公園、第二公園と、そういうようなつけ方が一般的だったかと思いますけれども、近年の公園の名称のつけ方は、もう少し柔軟に名前をつけているというような状況がございます。ただ、最近、新設公園というのがなかなかないこともありまして、これから新設公園ができる場合には、名前のつけ方等については、しっかりとそういうブランド戦略というような視点も踏まえて決定していきたいなというふうに思います。また、現地での表示の仕方も、公園のそれぞれの特徴に合わせたものにしていきたいというふうに思っております。
◆山田貴之
これ最後にしたいと思うんですけれども、板橋区平和公園には、新しい中央図書館がオープンしました。我が会派としても、私としても、公園と一体的な整備を強く要望しておりまして、出来上がった図書館に伺いますと、中からもきれいな公園の風景を見られますし、テラスからも臨める、非常にいい整備をしていただいたなと思います。ですから、公園のほうも、ぜひ一体的な整備が維持され、さらによいサービスが提供されるような植栽計画ですとか樹木の維持をぜひ行っていただきたいと思いますけれども、方針を伺います。
◎
南部土木サービスセンター所長
平和公園は非常に、図書館ができてまた雰囲気がよくなったということも区民の皆さんからお声をいただいているところでございます。我々としましても、より一層、公園の維持管理というものをきめ細かくしていきながら、より修景も考えながらきちんとした維持管理整備というのをしていきたいと考えております。
◆山田貴之
ありがとうございます。
事務実績調書の土木の2ページです。道路占用のところで伺いたいと思います。時間がないので間に合うか分かりませんけれども。
10月7日、午後10時41分に発生した千葉県の北西部を震源とする地震ですけれども、報道では各区、特に水がちょっと水道管からあふれたというようなことも伺いました。板橋区内では、こういった道路占用されているものですとか、あるいは水道管を含め、何かそういった震災に起因した事故みたいなことがありましたでしょうか。
◎管理課長
次の日すぐに、そういった企業に問合せをしました。特に被害はなかったということです。
◆山田貴之
ありがとうございます。安心しました。
でも、震度5強ぐらいの地震であれぐらいいろいろ混乱が起こりますので、備えは十分にしておかなきゃいけないなというふうに思いました。
この表の中の公共溝渠の使用ということで26件というふうに書かれてございますけれども、この状況、これ水が流れているというふうに考えてよろしいんでしょうか。
◎管理課長
公共溝渠というのは、もともとは緑道だったところ、もともとは旧河川だったところなんですけれども、そこに全部水が流れているというところではなくて、下水が入っているところもあれば、緑道になっているところもありまして、その中で26件というのは、公共溝渠の中でどういったものが使用されているかという、そういう件数でございます。
◆山田貴之
ありがとうございました。
◆かいべとも子
よろしくお願いいたします。
主要施策の214ページの、適切な管理による魅力ある公園づくりのところなんですけれども、今山田委員からもありましたので、重複しないようにお聞きしたいんですけれども、基本的には、この内訳、公園の改修、公園灯の更新、東板橋公園の改修及び運営、公園・公衆便所の改修というこの4つが、予算規模に対して残額がそれぞれ400万円から600万円近くあるんですけれども、先ほど課長のご説明では、例えばその改修に当たって理解が得られなかった、できなかった部分の残というものの説明がほとんどだったんですけれども、それについて、もう一度詳しくご説明をちょっといただきたいんですけれども。
◎みどりと公園課長
こちらのほうは、不用額につきましては、それぞれ工事の関係の契約差金等の残ということが主な内容になってございます。先ほどお話が出ました事業の先送りというのは、補正のほうで対応しておりますので、ここでの不用額には反映はされておりません。
また、工事費以外のところでは、東板橋公園の改修及び運営ということで、運営経費についても、この項目に含まれてございます。こちら、東板橋公園の改修及び運営の不用額500万円ほど出てございますけれども、そこの主な理由としましては、指定管理者による運営、今東板橋公園と徳丸ヶ原公園、こちらの2か所の公園を指定管理者で運営しておりますけれども、そちらの運営経費につきまして、年度末に精算を行った関係で、380万円ほど残が出たということが主な理由になってございます。
◆かいべとも子
今の300万円何がしについては、2か所合わせてということですか。
◎みどりと公園課長
2か所合わせての残になってございます。
◆かいべとも子
その内容は、例えば人件費とか様々あるかと思うんですけど、どういったものなんでしょうか。
◎みどりと公園課長
今回、東板橋公園内のこども動物園の運営につきまして、こちらのほう、草屋根の事故に伴いまして、当初開園が延期されてしまったという形で、それに伴いまして、その期間中の指定管理者の事業者の人件費、こちらのほうが一部不用になったということで、それを年度末に精算したものでございます。
◆かいべとも子
ありがとうございます。
それで、内訳の中の公園と公衆トイレの改修についてなんですけれども、これ毎年区のほうで計画があるかと思うんですけれども、もし間違っていなければ、私は年間4か所ずつという認識でいるんですけれども、215ページのほうを見ますと、令和元年度が3か所、令和2年度が3か所ということで、平成30年度は4か所ということなんですけれども、この1か所減というのは、どういった理由での減だったんでしょうか。
◎みどりと公園課長
こちらのが、先ほどお話出ました地域との調整によって、調整を要した結果、事業のほうを先送りしたということで、それに伴います1か所の実績減という形になってございます。
◆かいべとも子
それは、いつ頃工事が不能というか、進められないのが分かったんでしょうか。
◎みどりと公園課長
具体的な最終の判断というのはちょっとあれですけれども、工事の発注につきまして、やはり半年程度工事期間がかかりますので、それに必要な工期が確保される時期、例えば7月とか8月とか、そういった時期での最終的な判断がされたというところになってございます。
◆かいべとも子
トイレについては、近隣の豊島区が大変きれいなトイレをやって有名になったことがありましたけれども、公衆トイレっていうのは当然きれいなほうが使いやすいですし、特に女性の方にとってはありがたい環境ですので、今時期を聞いて、次の予定を繰り上げるのが無理だったのかもしれないんですけれども、できれば、せっかく枠組みがあれば、次に備えている箇所を繰り上げてでもやっていただきたかったなと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
◎みどりと公園課長
調整の結果は繰上げということも、ほかのほうの設計場所の発注の準備というのも、それなりに期間が必要になってきますので、その時点で繰上げということは、ちょっとできなかったというような状況でございます。
◆かいべとも子
ちょっとトイレにこだわるんですけれども、今後のこともあるんですけれども、本当を言うと、年4か所っていうのは、多いか少ないかっていうのは誰が決めるかあれですけれども、できればもう少しスピード感を持って進めてもらいたいなっていう思いがあります。
ちなみに、板橋区内の公衆トイレは、公園トイレも含めて何か所あるんでしょうか。
◎みどりと公園課長
公園、公衆トイレ、合わせて230か所になります。
◆かいべとも子
その中で、もう改修が終わっているところは何か所あるんでしょうか。
◎みどりと公園課長
今行っております改修につきましては、だれでもトイレという形でのユニバーサルデザイン化されたトイレを設置してございます。現在の設置につきましては、すみません、現在だれでもトイレとして整備されていますが、49か所になってございます。
◆かいべとも子
そうすると、あと残りが純粋に181か所っていうことでよろしいですか。そうしますと、これが最後のところができるのは何年後でしょうか。
◎みどりと公園課長
現在、今まで事業計画では年4か所ということになっておりましたけれども、現在実施計画のほう、やはりこのような財政状況の中ということで、事業のほうもローリングされているということになってございます。単純に、今までの計画、年4か所ということであれば、50年程度かかってしまうというようなことですけれども、今後の事業量については、財政状況等に鑑みながら、スピードアップできるように努力していきたいと思っております。
◎
南部土木サービスセンター所長
改修というものは非常に費用がかかりますので、なかなか小さな箇所数しか更新できておりませんけれども、我々現場の維持管理をしている部門としても、洋式化ということは、ほとんどが和式ですので、洋式化ということを小規模な工事で、年に、板橋区内で4か所前後ぐらいを進めております。そのような形で、少しでもトイレがいい環境になるようにということには努めております。
◆かいべとも子
区民の方がもし聞いたら、板橋中のトイレを改修するのに50年かかると言ったら、大変驚かれてしまうと思うんですけれども、先ほど、別に隣の豊島区と比べるつもりはないんですけれども、豊島区は一時期、人口消滅地域としてマスコミに騒がれたことがありましたけれども、そのときに、区として一番取り組んだのがトイレの改修ということを聞いて、私も見に行きましたよ。本当に、驚くほどきれいなトイレを幾つか見てきました。ですので、そこまでやってほしいということはないんですけれども、最低限、いわゆる洋式のトイレは、できればもう少しスピード感を持ってやっていただかないと、区民の方々には、やはりサービスという部分ではいかがなものかなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それと、この主要施策の今のページの214ページにあります公園改修の中の今のトイレですけれども、最後の行のところにえび山広場とさくらづつみ児童遊園においてのトイレ焼失に伴う緊急工事というのがありますけれども、これはそれぞれ費用は幾らぐらいかかったんでしょうか。
◎みどりと公園課長
えび山広場のトイレにつきましては878万9,000円ほど、またさくらづつみ児童遊園につきましては231万円と、このような内訳になってございます。
◆かいべとも子
委員会で、このえび山広場のトイレ焼失についての犯人というか、それは判明しているということを伺ったんですけれども、そうすると、損害賠償というか、そういうものは請求されるのかどうか。
◎管理課長
現在、そのえび山広場のトイレ焼失に当たった方との、区とそちらの方の弁護士をお互い立てて、その示談交渉に当たっているところでございます。今それをやっている途中でございます。
◆かいべとも子
ありがとうございます。そうすると、もしさくらづつみ児童遊園のほうも、そういった、もしそういった向きの放火に近いような形であれば、もし今後そういうものが、犯人が分かれば、ここもそういう同じ手続を踏むという認識でよろしいんでしょうか。
◎管理課長
犯人分かれば、そういった形になるということになります。
◆かいべとも子
ありがとうございます。それが、215ページのほうの、今主要施策の隣のページのほうに、(6)に総合パトロールの実施・禁煙化の取組とありますけれども、特にこの総合パトロールの実施っていうところで、板橋区安心・安全パトロール、これ防災危機管理課のほうですけれども、あと資源持ち去り防止パトロール、これも資源循環推進課のほうですけれども、こちらの委員会で扱う公園総合防犯警備業務、これみどりと公園課が担当されて、この3つが組んでパトロール業務をされて、ここにあるのは、24時間切れ目のないパトロールの実施や危機管理情報の一元化等を行っているっていうことなんですけど、この24時間切れ目のないっていう部分で、ちょっと細かい部分でこだわるんですけれども、具体的にこの3つのパトロールが、どういった形で切れ目のないパトロールをされているのか、ご説明願います。
◎
南部土木サービスセンター所長
このパトロールは、もともとそれぞれが別々の部署でやっていたものなんですけれども、平成30年度より、防災危機管理課が頭となって、資源循環推進課、それからみどりと公園課という3課でやっているものです。
それで、基本的には、青色防犯パトロールカーというものを、人間2名乗員して、それで区内のいろんなところを巡回してパトロールをしているという形になりますので、これは夜間、それから日中ともに、パトロールの警備員は交代をしながら24時間やっているというものになります。
◆かいべとも子
今の課長のご説明だと、青色防犯パトロールを24時間やっているっていうのか、私、この主要施策の文章の中から読み取ったのは、3つのパトロールが協力し合ってやっているっていうふうに読み取ったんですけど、それはちょっと違うんでしょうか。
◎
南部土木サービスセンター所長
青色防犯パトロールのパトロールカーだけでなく、パトロールの中には、自転車を使ったりしながら回るというのもございますので、交通用具は複数のものを使いますけれども、いずれにしても、日中から夜間、切れ目なくパトロールをしているという状況でございます。
◆かいべとも子
それを、例えば青色防犯パトロールは、曜日とかエリアが違うかと思うんですけれども、ほかの分野は何曜日にこういう形でとか、そういうのをちょっと具体的に知りたかったんですけれども。
◎
南部土木サービスセンター所長
すみません、細かい内訳につきましては、ちょっと私今お答えしかねる状況ですので、後ほど確認したいと思いますが、それぞれエリアというのが重複しているケースもございます。道路上を走っていて、学校の周りですとか、それから公園ですとか、様々なところというのがございますので、それを総合的に巡回しながら、必要なところを見ているという状況になっております。
◆かいべとも子
ありがとうございます。そうしましたら、後でいいんですけれども、具体的にその3パトロールがどういう形で、曜日、時間、エリア、それぞれ担当されているのか、資料を頂きたいと思います。
それと、続けて聞きます。
先ほどもあったので、ちょっと重ならないように聞くんですけれども、この主要施策の215ページの下の公園改修のところの砂場の件が先ほど触れられましたけれども、やはり区民の方から、砂場の犬・猫のふんの件で、消毒をしてもらいたいとか、そういうお声をいただいて、この柵を令和2年度は12か所設置されて、それの状況を見て、今後は決めていくっていうことなんですけれども、全域的に、今言ったような動物のふんの苦情というのは多いかと思うんですけれども、それを踏まえて、もう進めてもいいのかなっていう私の認識なんですけれども、区はどのように考えていらっしゃるのか。
◎みどりと公園課長
昨年度につきましては、12か所設置をしております。それ以前に、公園改修やまた陳情対策等によって、既に設置してあったものが9基ございます。公園の砂場の全体の箇所数としましては214か所、公園の砂場がございます。そういった中で、今まで公園の砂場については、衛生面の苦情とかいろいろございました。そういったものを踏まえて、この砂場の柵の設置の事業を行ってきたわけですけれども、やはり柵の設置に伴いまして、逆に入り口部分の扉の開閉の問題、指を挟む危険性があるとか、そういったような心配のご意見もいただいたりしております。実際、いたずら等で扉が破損するというのが多くございます。そういったようなものもございますので、改めて1回ここで整備の効果等を確認しながら、今後事業をどう取り組んでいくかというのを検討していきたいというふうに思っております。
◎
南部土木サービスセンター所長
砂場の柵の設置のほかに、現場の管理のほうでも、必要に応じてネットをかけて、少しでもお子さんが安心して砂場を使えるような、そんな工夫をしたりですとか、それから、委託業務で、先ほどおっしゃいました砂の浄化というものを、年間500回程度行っておりますので、そんな形で、柵がないけれども、それなりの安全確保ということには努めております。
◆かいべとも子
ありがとうございました。
◆山田ひでき
午後もよろしくお願いします。
それでは、主要施策の成果238ページ、都市防災の項目、午前中もやらせてもらったんですが、午後もちょっとこの項目、引き続き質問させていただきます。
この中で、都市防災不燃化促進という項目があって、項目名はすごく大きなことを言っている感じの項目なんですが、予算規模、決算規模ともに非常にかわいらしい感じになっているんですけれども、この都市防災不燃化促進の事業の内容について、どんなものを予定していて、なぜそれができなくなったのか。当初予算を調べてみたら、483万円の当初予算が減額補正されて7万8,000円に削られているんですが、どんな事業を予定していて、なぜできなくなったのか、その辺について伺いたいと思います。
◎
まちづくり調整課長
都市防災不燃化促進事業でございますけれども、事業の内容といたしましては、区域が補助第82号線の板橋地区内の沿道に関して、補助第82号線予定区域の沿道の建築物の耐火建築物、または準耐火建築物を建築する方に対して、建築費用の一部を助成する事業になっているところでございます。
今回、令和2年度の事業実績が上がっていないのは、その補助の件数が上がっているところではございません。実際、まだ道路が出来上がっていないところではございますが、ご相談はいただいているところなんですけれども、実際、例えば建築物に手をつけるというようなところまでお話が行っていないというところで、助成にまでは至らなかったというところでございます。
◆山田ひでき
この都市防災不燃化促進、今事業内容についてはご説明いただいたんですが、この事業名称だけ見ると、物すごく広い範囲のことを言っているかのように受け取ってしまうんですけれども、範囲としては、補助第82号線の沿道しか対象ではないという受け止めでよろしいんでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
今現在、都市防災不燃化促進事業としてやっているのが、今予算を計上していた補助第82号線というところでございまして、過去には、環状七号線ですとか、川越街道補助第26号線沿道でも事業を実施しているところでございます。今事業をやっている、そのやっているものがその補助第82号線のところです。
◆山田ひでき
ありがとうございます。
その同じ並びのところで、都市復興マニュアルの運用というのがあるんですが、これ同じ名称で決算書に載っているのかと思うと、決算書のほうには、防災都市づくり推進費用っていうふうになっているんです。これ、名称が違うというのは、どんな理由があるんでしょうか。確認したいと思います。
◎
都市計画課長
都市復興マニュアルのほうなんですけれども、こちらは238ページに書かれてあるとおり、平成26年に、都市復興業務に精通した職員を育成するためのマニュアルの研修と、あと区民の意識の向上のための区民参加型の都市復興の模擬訓練をするというふうな内容になっております。決算書のほうと、ちょっと名称が違うのが、その中のこれは一部ということで、238ページはちょっと書かれているということになると思います。
もともと都市復興自体は、大地震が発生した場合に、都市復興に関係する諸計画の策定とか、あるいは迅速に、円滑に復興が進むような業務を行っていくということになりますので、マニュアル自体をそろえて、職員をある意味育成していくという意味がちょっと含まれていまして、238ページのほうは、そのマニュアルを運用するという部分が掲載されているというふうになっております。
◆山田ひでき
都市復興マニュアルの運用って呼ばれると、大分具体的にイメージができるんですけれども、防災都市づくり推進費用っていうと、やはり何か物すごく大きな事業に取り組んでいるかのように感じてしまい、それと比べると、予算規模はこんなので大丈夫なのかしらなんて不安になってしまう。同様に、都市防災不燃化促進という名前も、物すごく大きな事業をやっているように感じてしまうんですが、この辺の名前のつけ方というのは、もうちょっと現実的にといいますか、実態が想像できるような名前のつけ方にはならないものなんですかね。
◎
まちづくり調整課長
こちらは補助金を頂いている事業でございまして、もともとの事業名からきてございますので、ちょっとそこら辺は、今回特に補助第82号線で、板橋区分ということで短いんですけれども、事業名としてはそのようになっているところでございます。
◆山田ひでき
分かりました。補助金の関係があるということで。
この都市復興マニュアルの運用っていうところが、前年度と比較すると、随分金額が落ち込んでいると。これは、名前が都市復興マニュアルの運用っていうふうに変わったところと何か関係があるんでしょうか。
◎
都市計画課長
減っている理由ですが、去年、コロナ禍の関係で、ちょっと訓練が十分にできなかった点があって、その点で少し落ち込んでいる部分があるというふうにちょっと考えております。
◆山田ひでき
すみません、ちょっとよく聞き取れなかったので、もう少し詳しく説明していただきたいんですが。
○主査
お答えできますでしょうか。
◎
都市計画課長
令和2年度、令和元年度は、多分実績はほぼ変わっていないと思いますが、若干の費用の部分のちょっと差異があったという程度だと思いますが。
◆山田ひでき
すみません、そしたら私のほうの入力ミスがあったのかもしれません。大変失礼をいたしました。
ただ、ちょっと名称が違う点については、ぜひちょっと見直しをしていただきたいなというように思います。よろしくお願いします。
すみません、同じ主要施策の成果238ページのところで、緊急避難路整備という項目があるんですけれども、区内全域の行き止まり道路において、権利者と区が協定を締結し、災害時に2方向への避難が可能となるように協定を結ぶという項目があるんですが、私の活動地域においても、かなり行き止まりの道路っていうのが随分たくさんあるというように感じています。区内においては、かなり行き止まりの道路っていうのが、随分たくさんあるのではないか。そこに長く住んでいる人からすれば、そこが行き止まりだということはよく分かっているかと思うんですが、新しい住宅、新しいマンションに入居して、その地域にまだ慣れていない方が増えたりした場合に、やはりこうした緊急避難路の整備というのは非常に重要になってくるのではないかというように考えるんですけれども、区内全域の行き止まり道路っていうのが大体どのくらいあるのかっていうのは、区として把握されているのかどうか伺いたいと思います。
◎
まちづくり調整課長
行き止まり道路でございますけれども、区内全域を全域調査したことはございませんので、具体的にどれぐらいの規模があるかっていうのは、ちょっと把握しているところではございません。
◆山田ひでき
まだ把握されていないということなんですが、これは今後調査をしたりする予定もないということでいいでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
例えば、調査経費を計上して、隅々まで調査をするというところは、ちょっと今のところ予定しているところではございません。今、この事業の進め方でございますけれども、職員が実際にその現場を見たり、地図上見たりして、どこが行き止まり道路か、ここで協定結んだほうがいいのではないかっていうところで、実際に自分たちの足でやりながら、ちょっと実は地道にやっている事業でございまして、そこで見つけたからといって、宅地内でございますので、すぐに皆様の合意形成が図られるとも限らないところでございますが、一応皆様の理解を得て、大丈夫ということであれば協定を締結させていただいて、整備費を出すというところでやってございますので、ちょっと規模は小さいんですけれども、今後も取り組んでいきたいと考えているところでございます。
◆山田ひでき
今後も継続していただくということなんですが、ぜひ、非常に重要な事業だと思いますので、事業規模を拡充するべきではないかと思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。
◎
まちづくり調整課長
非常に重要な事業でございますけれども、予算規模、財政との兼ね合いもありますし、一斉にするともなれば、それなりの経費も計上ということになりますので、その点については、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
◆山田ひでき
じゃ、すみません、次の項目に移りたいと思います。
主要施策の成果でいうと255ページ、公共交通の利用環境整備という項目について、幾つか確認したいと思います。
先ほど違う委員からも、タクシー乗り場の社会実験について質問もありましたが、ちょっと重ならないように注意していきたいと思います。
当初予算が520万円ほど計上されていたものが、決算では88万7,000円になったと。先ほど、2件目を予定していたのができなくなった旨の報告がありました。2件目が駄目になったという割には、減額の補正額も物すごく大きいのかなというように思うんですが、当初の520万円という当初予算でいうと、何か所くらいタクシー乗り場を整備する予定だったんでしょうか。
◎
都市計画課長
一応8か所を予定しておりまして、2か所やろうと思いましたら、結果的には1か所になりました。
◆山田ひでき
今、結果として1か所になってしまったということなんですが、これ社会実験としてタクシー乗り場をやっているということなんですが、社会実験の母数として、1件しかないというのは、この1件だけをもって社会実験の検証を進めていくというのは、あまり適切ではないというふうに思うんですけれども、その辺についてはどう考えているでしょうか。
◎
都市計画課長
委員のおっしゃるとおり、確かに1か所というのは少ない印象でありまして、当然あれば、複数のやっぱりデータをもって、検証していくというのが好ましいというふうには考えているんですけれども、実際として、やはり1か所になってしまいましたので、1か所の状況でも、期間としては1年間というふうに実験期間を考えておりますけれども、今後その付近に住まわれている住民の方々や、あるいはタクシーの乗務員等を対象としてアンケートを実施して、その結果に基づいて、どう今後やっていくべきかというところを検討していきたいというふうに考えております。
◆山田ひでき
今、住民の方やタクシーの事業者などにアンケートを取られるというふうに報告があったんですけれども、そうした結果については、いつ頃報告される予定なのか伺いたいと思います。
◎
都市計画課長
今後、アンケート等調査を行っていくということで、その結果が、内容的にはちょっと精査をさせていただきまして、適宜、しかるべき時期に、今ちょっと明確にお話はできない部分ですけれども、ご報告させていただければなというふうに考えております。
◆山田ひでき
じゃ、ちょっといつ頃報告できるかが分かりましたら、お知らせいただきたいと思います。
また、以前の質疑の中で、この乗り場のところに、近隣のタクシー事業者の電話番号などを記載してはどうかという旨を質問させていただいたことがあるんですけれども、これについては、その後どのような検討が行われたのか、その結果どうなったのか、ちょっとお知らせいただきたいと思います。
◎
都市計画課長
これもちょっと繰り返しになってしまいますが、これからアンケート等を、調査の結果を精査いたしまして、どういう不便さがあるかとか、その辺の検証をいたしまして、その上で対策を考えていきたいというふうに思っております。
◆山田ひでき
先ほども、1日当たり2件ないし3件の利用、しかも全体として、1か所だけで社会実験の検証をしなければならなくなってしまっているということでいうと、この社会実験そのものが、ちょっともう成り立っていないんじゃないかみたいな気もするんですが、その辺についてはどのように受け止めているでしょうか。
◎
都市計画課長
今現在、タクシー乗り場、一つの場所としてやっておりますが、道路上に今その場所を設けるということでやっておりますけれども、そのほかの方法で、何かそういうふうな、例えばタクシーに乗る方法、待つ、いわゆる待合ができるような場所があるのかどうか、そういうものも含めて、ちょっと検証を、研究をしていきたいなというふうには考えております。それによって、またやり方というものも変わってくるのではないかなというふうには考えているところでございます。
◆山田ひでき
ぜひ、これはそもそも公共交通サービス水準が総体的に低い地域を何とかしようということで始められた事業だと思うんですよ。やはり、地域の人たちがこれをどのように感じているのか、またタクシー事業者からしても、乗り場があってもお客さんが待っていないんじゃ、タクシーをつけるというふうには、なかなかそういうふうに気持ちが向かないと思うんです。利用者からしても、また事業者からしても、乗り場が増えてよかったなと思えるような結果に導くために何ができるのか、今後さらに検討を進めていっていただきたいと思います。
すみません、最後に、橋りょう維持費についてお伺いしたいと思います。
主要施策の成果でいうと266ページ。たしか、前年度もコロナの影響で工事ができず大幅減額、2020年度についても、今回また大幅減額ということで、それについては、コロナの影響で工事が遅れた旨が書かれていて、遅れた工事についても、今年度5月までに工事が完了した旨が書かれています。ただ、全体の橋りょうの長寿命化計画に対して、影響が出るのか出ないのか、その辺を確認したいと思うんですが、どうでしょうか。
◎
工事設計課長
長寿命化計画への影響ということでございますけれども、今おっしゃっていただいたように……
○主査
工事設計課長、すみません、時間となりましたので。
◎
工事設計課長
はい、影響なしです。
◆長瀬達也
それでは、お願いしたいと思います。
まず、お伺いしたいのは、公園関係につきましてお伺いしたいと思っています。これが、主要施策の成果の215ページです。ここに、新たな公園管理・運営手法の創出ということでありますけれども、この高島平八丁目、九丁目のエリアで、民間活力導入による新規施設の管理・運営について調査して、今後事業者の参入の意向とか、参入しやすい条件について意見を聴取したと。また、それについて、公募の資料とかも作成をしたということでありますけれども、具体的にまず中身と、これにかかっている予算・決算が827万円かかっているんですけれども、その中身について教えていただきたいと思います。
◎みどりと公園課長
こちらのほうの内容につきましては、高島平八丁目、九丁目とありますけれども、実際は高島平緑地への新たな
民間事業者の導入によります今施設の整備というのを検討した内容になってございます。
民間事業者の導入につきまして、マーケットサウンディングのほうのプレ調査を実施したという内容になってございます。今回、コロナ禍ということもございまして、アンケート形式になっておりますけれども、調査対象数につきましては48社、そのうち39社から回答を得たという内容になってございます。
この高島平八・九丁目の高島平緑地内において、どのような事業が可能かというところでのヒアリングを行ったというところになってございます。
実際に約4割の事業者について、この高島平八・九丁目での事業実施について興味があるというような回答をいただいております。そういったものを踏まえて、来年度以降、予定しております公募に向けた準備を進めたという内容になってございます。こちら、委託経費のほうにつきましては、その作業についての支援業務委託ということでの経費になってございます。
◆長瀬達也
分かりました。この高島平緑地については、非常に環境もいいところもありますし、また人も集える場所なので、有効活用というのは非常に興味深いところだなというふうに思っているんですけれども、区として、今後この地域を、いろんな事業者さんから意見をもらっているとは思うんですが、どんなふうにしていきたいのかというところも、恐らく今後の方向性をつける上では重要になるかと思うんですね。今、区が考えている方向性と、また今まで事業者のほうで、どんな中身が出されているのか、そんなところも含めてちょっと教えていただきたいと思います。
◎みどりと公園課長
今回のマーケットサウンディングの中で、聞き取りの中で判明したものにつきましては、この高島平八・九丁目のエリアについては、事業者としては、なかなか飲食業については厳しい状況があるということが分かってございます。また、それ以外で、スポーツ事業者等について、やはり地区の特性を踏まえた事業展開ということで、興味が非常にあるということでの調査結果を得られております。また、区として、今後の方向性ですけれども、今作業が進められております高島平グランドデザインのほうのまちづくりの計画との整合性を図りながら、事業の展開を図っていきたいというふうに思っております。
◆長瀬達也
分かりました。ということは、高島平グランドデザインの方向性と、こちらの今マーケットサウンディング調査をやったこの調査の中身がリンクしてくるっていう話なんでしょうけれども、グランドデザイン自体が、まだちょっとなかなか見えてこない部分も恐らくあるのかなと。今後、じゃ3年後に、実際にグランドデザインの確たるものが本当に出せるのかなっていう部分がちょっと心配もあったりするんですが、その点はいかがなんでしょうか。
◎みどりと公園課長
高島平八・九丁目につきましては、都市再生実施計画と、また高島通りを隔てたエリアということで、先行して今回取り組む場所としてふさわしいというふうに判断をして進めているところでございます。
また、まちづくりの計画の中でも、このエリアについては、遊びの空間等についての計画もうたわれておりますので、可能であれば、そういった方向性に沿った形の事業が進められるということを期待しております。
◆長瀬達也
分かりました。ということは、今のお話ですと、飲食は厳しいと。スポーツ関連ということだとすると、例えば何かフットサル場をつくるとか、それは民間がつくるんでしょうけれども、そんなようなイメージになるんでしょうか。何か公園と、特に若い人たちを呼び込むような、そのスポーツ施設だったりだとか、どういうふうになるんですかね。何かちょっとあまり想像がつかなくて。その点はもう少し具体的に教えていただければありがたいです。
◎みどりと公園課長
具体的には、公募に当たりましての実際のもう少し詳しいマーケットサウンディングを行いながら決定されていくものというふうに認識をしております。ただ、イメージとして、やはり今回のオリンピック・パラリンピック等も踏まえて高まっておりますスポーツへの興味等も、重要な視点になってくるのかなというふうに思っております。例えば、ボルダリングとかスケートボードとか、そういったような近年の人気の高まり等々含めて検討がされていくのかなと。また、一方でパークマネジメントガイドラインにもうたわれていますけれども、プレーパークの整備等も、区としての課題になっております。そういったものも含めての検討になってくるかというふうに思っております。
◆長瀬達也
分かりました。ぜひ、ちょっと私も推移を見守りたいというふうに思っています。
それでは、次にいかせていただきます。
次は、主要施策の成果の267ページです。土のうステーションについてお伺いしたいと思います。
決算規模で390万円っていう、そんなに大きくない金額ではあるんですけれども、この土のうステーションは、特に本当に水害がもし起こったらというところで、利用される方も非常に多いというふうに聞いています。この土のうステーションの点検、補充、そしてまた3か所の設置ということを、この決算上ではちょっと見てとれるんですけれども、この内容と、毎年これは恐らく委託なのかなと思っているんですけど、これ委託費という考え方でよろしいんでしょうか。
◎
南部土木サービスセンター所長
委託費でございます。
◎
北部土木サービスセンター所長
こちら土のうステーションについては、まずは災害補給委託ということで、土のうの補充や補完というところの委託とともに、あとは購入についても費用が入っているところでございます。
◆長瀬達也
分かりました。ちなみに、この新設とか、今既存のものっていうのは、区が有している敷地で賄っているのか、あるいは借りているのかっていう、その点もちょっと教えていただけますでしょうか。
◎
北部土木サービスセンター所長
こちら3か所については、中台高架下と熊野町公園、にたば児童遊園というところで、こちらの3か所について、諸事情はいろいろありまして、予算計上させていただいて、3か所新たに設置した次第でございます。
◆長瀬達也
そちらは、区が有するところなのかどうか。
◎
北部土木サービスセンター所長
そうですね、公園とか中台高架下、にたば児童遊園については、区の施設で管理しているところに設置場所としているところでございます。
◆長瀬達也
分かりました。まだ、今後もいろいろ全体を見れば必要な部分もたくさんまだあろうかと思いますので、ぜひ今後も設置に向けてさらに努力をしていただきたいというふうに思います。
続きましては、ちょっとさっきの続きをやらせていただきたいんですけれども、危険ながけ・よう壁についてです。これについては、すみません、がけ・よう壁だとちょっと広くなってしまうので、
ブロック塀についてです。この
ブロック塀の危険かどうかの判断については、これはその
ブロック塀の高さですとか面積、そうしたことも影響しているのかなというふうに思うんですけれども、またこの
ブロック塀について、建築確認が要るかどうかちょっとよく分かりませんけれども、その点、何を基準として、この危険の判断のチェックをすべき
ブロック塀としているのか、その要件というのがあれば教えてください。
◎
建築安全課長
ブロック塀の危険度のチェックの仕方なんですけど、こちらは、ブロック協会のほうで、安全性のチェックのリストがありまして、そちらを参考に区のほうでチェックをして、安全である、一応安全である、注意を要する、危険であるっていう4段階に判定して、対応しているところでございます。
◆長瀬達也
その段階はあるとは思うんですけれども、その
ブロック塀自体の要件とかっていうのはないわけでしょうか。例えば人の高さ以上とか、例えば1メートル50センチ以上とか、何かベランダの高さだと、120センチだか140センチだか、ベランダの高さはそのぐらいないと建築基準法に違反しますよみたいなものがありますよね。何かよう壁にも恐らくそういうのがあるのかどうなのかっていうの、ちょっと私分からないんですけれども、そういう基準で判断しているんでしょうか。もう一律に、あるよう壁については全てこのブロック協会のチェックで判断するんでしょうか。
◎
建築安全課長
建築確認申請との絡みでいいますと、建物に附属する塀は建築物ということになりますので、高さに関係なく建築物扱いになってしまいます。危険があるかないかにつきましては、先ほど言いましたブロック協会のを参考にしてつくったもので判断しますけど、高さに関して定めがありますのは、今現在区のほうで、
ブロック塀を撤去したとき、危険な
ブロック塀ですね、撤去したときに助成を行っています。そちらに関しましては、1.2メートル以上を原則に、助成のほうを実施しているところでございます。
◆長瀬達也
分かりました。ということは、建物に附属するっていうことは、建物と一体になっている、建物の構造っていうことなわけですか。例えば、敷地があって、建物が真ん中にあって、その周りを囲んでいるものは特に入らないという認識でいいわけですかね。
◎
建築安全課長
建物に附属するというのは、構造的に一体になっていなくても建築物扱いということで、建築物に該当しないのは、例えば駐車場で建物がないところにある
ブロック塀につきましては、建物に附属するものではないので、建築確認の申請は要らないという形になります。
◆長瀬達也
分かりました。ちょっとあんまり深くなりそうなので、後で聞こうと思います。
じゃ続きましては、この文書指導件数、平成30年度には73件、令和元年度164件、令和2年度925件という、これどこかというと、何か資料を頂きまして、その資料に書いてあったんですけれども、恐らくこの中にも書いてあると思いますけれども、該当箇所って分かりますか。
これ、令和2年度が増えているんですが、毎年そんなに状況が変わるわけではないと思うんですけれども、指導が増えているっていう、なぜにこの令和2年度だけ、がつんといきなり増えているのかなというふうなところが、ちょっと疑問がありました。といいますのは、平成30年度、令和元年度と、何かそのチェックの方式が変わったから、令和2年度は大幅に大きくなったのかなというふうに思ったんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
◎
建築安全課長
文書指導につきましては、元年度に、通学路の沿道につきまして、
ブロック塀調査を実施しております。平成30年度いっぱいかかりました関係で、それ以降に精査をしまして、令和2年度からは、通学路で特に注意するとか、危険な
ブロック塀につきましては、全て通知を出しております。それ以前の通知につきましては、通学路以外でも、問合せ等があった物件で、うちのほうで現地調査をして、危険な
ブロック塀につきましては指導を行っていますので、その辺で大きな差が出たと思われます。
◆長瀬達也
分かりました。
この指導についてなんですけれども、特にこうやって指導を増やしていくと、やはり改善もされていくので、それはそれで本当によろしいかと思います。文書の指導、そしてあと改善喚起の通知っていう、この2種類があるというように見受けられるんですけれども、これ頂いた資料で、
ブロック塀に関する文書指導件数、改善喚起の通知を含むとあるので、恐らくその指導と、指導まではいかないまでも、ちょっとそれよりも緩い、もうちょっとでこれまずいんじゃないでしょうかみたいな、注意してくださいねというような文書を出しているんだとは思うんですが、その違いについて教えていただきたいと思います。
◎
建築安全課長
今年度のことでいいますと、今年度からはそういう区別をなくしまして、先ほど言いました、危険な
ブロック塀につきましては改修、改修が利かないものであれば、撤去をお願いするということで、文書を出させていただいております。その際には、促進する意味でも、区のほうで助成制度を行っておりますので、助成制度の通知と一緒に、併せて通知を送らせていただいております。
◆長瀬達也
じゃ、最後に、この通知を出して、区としてはかなり効果もあったような書き方をされていました。今後、この行政指導をさらに確たるものにしていくっていうことにおいては、文書の通知だけではなくて、そのご本人、所有者に対して、しっかりとアプローチをしていくべきだと思うんですけれども、今後の区としての姿勢をお聞かせください。
◎
建築安全課長
今後は、危険なものに関しましては、通知を出しても、当初調査してから結構年数も経ってきておりますので、その辺は個別に対応することを、今後考えていきたいと思います。
○主査
所管の決算の調査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。
なお、再開時刻は午後3時30分といたします。
休憩時刻 午後2時57分
再開時刻 午後3時28分
○主査
休憩前に引き続き、
都市建設分科会を再開いたします。
こんどう委員の質問を始める前に、みどりと公園課長より
山田貴之委員の公園遊具に関する答弁について、また、
都市計画課長より山田ひでき委員の防災都市づくり推進に関する答弁について、それぞれ訂正したい旨の申出がありましたので、これを許可いたします。
◎みどりと公園課長
質疑の中で、公園遊具の全体の数のご質問がございました。190基と申し上げましたが、1,091基の間違えでございました。訂正のほうよろしくお願いします。
◎
都市計画課長
先ほど山田ひでき委員のところで、防災都市づくり推進についてご質問がございました。その中で、令和元年度と令和2年度の決算額に随分大きな差があるということでご指摘を受けました。実際、令和元年度は480万円、令和2年度は37万円ですので、450万円近い差異があったということになります。令和元年度がこんなに大きくなった理由なんですが、令和元年度に台風15号、19号の被害によって、住宅補修緊急支援事業というのを行っていまして、それに対する支援を行った金額がそこに加算されるということになりましたので、450万円近い差が令和2年度と令和元年度の決算額で出たということになります。申し訳ございませんでした。
以上になります。
◆こんどう秀人
午後もよろしくお願いします。
大分質問のネタがなくなってきたので、ちょっと時間がもつか分からないんですが、まず最初に、決算書368ページと、主要施策の成果が268ページ、街灯の更新というところでLEDの施策の現況というところがあるんですけれども、更新数、予算に対して決算が4,600万円ほど残ったと思うんですけれども、計画事業量が1,500基で、平成30年度も令和元年度も計画達成率がほぼ200%になっているんですが、これはもともと何か単価が下がってこのような達成率になっているのか、ちょっと具体的に教えてほしいんですけれども。
◎
工事設計課長
達成率に対して決算が下がるというところでございますが、まずは契約の差金というのが1点と、もう一点が単価契約で行っているものもございまして、その単価契約の単価が予定よりも契約したものが低く契約されているという部分がございます。
◆こんどう秀人
普通に考えたら1基、2基、これで1,500基あるものが3,300基ですから、ほぼ1基当たりにすれば半額以下になっているということですが、これは予算を決めるときに前年度も前々年度も180%を超えているわけですから、値段を改定して予算を出さなかったのかなというのが気になったので質問させてもらいましたが、来年度、もしこういった数字にまたなるのかどうか、それとも、これから縮小するのであれば、このままの金額で計算していかないといけないのか。要は契約、工事をするときに数が多くなると単価が安くなるというのはよく分かっていますので、そこら辺、まだまだこれから工事が残っているのかどうかが分かればお願いしたいと思います。
◎
工事設計課長
工事自体の今後の残りの予定ですけれども、現在、70%ほど終わっている状況ですので、このLED化は令和7年度まででございますので、あと今年度入れて5年間で残り30%程度進めていくというところでございます。
そのような中で、予算を組むときにもう少し金額を落とすべきじゃないかというところでございますが、あくまで単価の金額というのは契約の結果という部分がございますので、予算は適正な金額で組ませていただいておりますので、そこは大きく変える予定がないというのが現在のところでございます。
◆こんどう秀人
分かりました、どうもありがとうございます。
次にお聞きしたいのですけれども、先ほど橋りょう長寿命化のところで成果のほうで266ページにあったんですけど、今年、第2回定例会のときに専決処分が1件あったと思います。歩道橋の滑り止めですね。あれが少し破損していて、滑って落ちてけがをしたと。それの補償が出てきたと思うんですけれども、この補修工事、点検をして診断をして、どの順番で補修をかけていくか決めていると思うんですけれども、その点検をする順番と補修を優先する順番というのが分かりましたら、ちょっと教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
まず、点検につきましては土木計画・交通安全課のほうでやっているんですけれども、これは土木施設について5年に一度、近接目視で全ての橋りょうについては調査してございます。これに基づいて例えば橋りょう部分にひび割れがある、コンクリート部分に亀裂が生じている、それに応じて、その調査に基づいて今度は詳細調査を行って補修工事という形になっていると、そういう流れになってございます。
◆こんどう秀人
ということは、橋りょうとか重要な部分を主に点検をかけて、人が通るところに関しての点検というのは基本的には重要項目として入っていないと思ってもよろしいですか。
◎土木計画・
交通安全課長
人が通るようなところも含めて点検を行うということになっております。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。工事、補修が特に遅れてけがをする人が増えるというのは非常にまた区としてもマイナスが大きいですから、そうならないように点検とかそこらをきちっとしていただければいいと思います。
質問のほう、変わります。
主要施策の成果の214ページです。先ほども公園の改修でトイレの話が出たんですけれども、多分相当昔にトイレとか建設されて、設置されていると思うんですけれども、よく洋式化という話は出るんですけれども、男性が使われるところでは大便器、小便器あるんですけども、ここの区役所の中であれば個別のものが全部設置されていますが、公園で使われているのは横並びのような、全く仕切りのないようなコンクリートの打ちっ放しのようなやつがまだあります。あれは見た目が汚いというのと臭いが出るというイメージがあって、非常にイメージがよくない。使っている人もあまり多くはないというのもあるんですけど、それ以前にトイレの中全体で清掃がいっていないというのもあって、やっぱり使いにくいというのがあると思います。だからそちらもやっぱり補修とかできるのであれば、早めにやっていただきたいと思うんですけれども、そこら辺、どんな感じでしょうか。
◎
南部土木サービスセンター所長
トイレにつきましては、一般的になかなか屋外で24時間誰でも使える状況のトイレになっておりますので、非常に汚れやすいという要素はございます。我々のほうとしては、トイレの清掃を委託で行っていまして、多いところは1日に2回トイレの清掃に入ったり、少ないところでも週に2回、3回という形の頻度でやっております。そこにつきましては、より一層やはり人がやる話ですので、なかなか委託業者のほうも軽くやってしまって終わってしまうなんていうケースも中にはございますので、そこら辺はきちんとした清掃をするように我々としては管理・監督していくということに努めております。
また、修繕のほう、そこら辺も見栄えが悪いというところは確かにあるトイレもございますけれども、老朽化してきて補修が必要な場合には、なるべくきれいな形のコンクリートの打ちっ放しじゃなくて、ちょっと色をつけた汚れのつきにくい塗装等を施す等の工夫はして維持管理に努めております。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
先日の委員会でも、公園のカメラ設置の話が出ていたんですけれども、結局暗い感じのするトイレというのは、ほかでもそうなんですけれども光が入りにくいところってやっぱりあまりよくないことが起きやすいというのもあります。だから公園のほうのトイレ、女性用であれ男性用であれ、犯罪抑止ということも含めてできるだけ急いでもらって、あとできるだけ明るいお手洗いになってもらうことを希望しますので、よろしくお願いします。
質問のほう、次に移ります。
ちょっと気になった数字があったので質問します。
主要施策の成果の218ページです。
緑化推進という項目なんですけれども、民間施設緑化というのと公共施設緑化という2項目あるんですが、公共施設緑化というのは、これは学校緑化工事、学校植栽管理となっているんですが、学校だけになりますか。ほかの公共施設とかは対象になっていないんですか。
◎みどりと公園課長
(2)の公共施設緑化の項目につきましては、教育費の事業になってございます。公共施設の公立学校の緑化事業というふうに認識をしております。
◆こんどう秀人
分かりました、ありがとうございます。それで教育費、土木費と上に並列して書いてあるんですね。よく分かりました、どうもありがとうございます。
その次のほうになりますが、主要施策の成果の259ページ、決算書は362ページになるんですけれども、交通安全啓発、予算規模と決算規模の金額、これは決算書のほうと照らし合わせて見ていても、ちょっとどこの数字と合わせて見たらいいのか分からなくてちょっと困ったんですけれども、分かれば教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
交通安全啓発というのは、主に小・中学校だとかで児童を対象にした交通安全指導を行っているというところでございます。ここの実施事業としましては、(2)に示してあります春・秋の交通安全運動から一番下の交通安全自転車点検まで、こういったものを点検項目としてございます。
それとこの交通安全啓発の中には、決算規模と予算規模の間にちょっと開きがございますけれども、例えば交通安全区民大会、これにつきましては下の項目のところにありますけれども、昨年、文化会館等で区民を対象にして交通安全大会を開いていたんですけども、コロナの関係で中止にしたりだとか、そういったところの需用費を減額してございます。あとそれと小・中学校で行う安全教室なんかもコロナの関係で幾つか中止にしておりますので、そういったところでの不用額というところは発生してございますので、決算規模でこういった金額になってございます。
以上でございます。
◆こんどう秀人
それですと決算書362ページに当たる部分なんですけれども、この施策の259ページに出ている数字、予算と決算ですが、どことどこを見たら大体いいのかなと、ちょっと教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
交通安全啓発経費、259ページに書いてありますけれども、主に先ほど私が言いました実施事業としますと、259ページの(2)のこの項目がそれに該当するという形になってございます。
◆こんどう秀人
分かりました。後でもう一度計算し直してみます。ありがとうございました。
次の質問のところに入ります。
◎土木計画・
交通安全課長
失礼します。あとこれのほかにTSマークのお金とか、そういったものがこちらのほうの一番下の項目のところで安全点検というところの中でのTSマークの補助というところがありますけれども、そういったものもこの中に含まれておりますので、ここの2,600万円とこちらの2,100万円との差が多少できているというところでございます。
◆こんどう秀人
すみません、ありがとうございます。
あと少しなんですけれども、主要施策の成果の269ページ、河川等維持管理というところがあります。そこで電撃殺虫器取替工事というのが乗っているんですが、こちらのほう、電撃殺虫器というのは耐用年数はどれくらいで、設置箇所は今どれくらいあるんでしょうか。
◎
北部土木サービスセンター所長
殺虫器については、令和2年度で85基です。ちなみに内訳として石神井川に42基で新河岸川に35基、白子川に8基でございます。
◆こんどう秀人
あと耐用年数はどれぐらいなんでしょうか。どれぐらいの間隔で設置、交換とか更新が必要になるんでしょうか。
◎
北部土木サービスセンター所長
耐用年数については、ちょっとうちのほうでなかなか把握していないところではあるんですけれども、ただ石神井川のほうが結構、今、ユスリカがまだいますので、そういったところで移設したり撤去したり、いろいろ策を練っているところなんですけど、すみません、耐用年数についてはちょっと、もしまた分かれば、後日報告させていただきたいと思います。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
じゃあここに書いてある取替工事というのは、基本的には新規で増えているような感じかと今思ったんですけれども、それ以外にあとこちらの電気代というふうなのは、どういうふうに管理しているんでしょうか。
◎
北部土木サービスセンター所長
電気料については、電撃殺虫器にかかる電気料ということで毎月電気料がお金がかかっているので、それについて需用費ということで支出しているところでございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
これはじゃあ区のほうに請求が来て区が払っている、そういった形でよろしいですか。
◎
北部土木サービスセンター所長
そのとおりでございます。
◆こんどう秀人
どうもありがとうございます。
最後に、今の電気代ではないんですけど、この間の委員会のときからちょっと気になっていたんですが、こどもの池のことなんですが、補修工事費とかそういったところが一応計上されていると思うんですけど、これは水道代は別と必ず書いてあるんですよ。この水道代はどれぐらいかかっているのかというのと、それは所管としてどこが扱っているのか分かれば教えてください。
◎
南部土木サービスセンター所長
水道代につきましては、公園の中に設置しているものですので、こどもの池専用のメーターというのをつけてございません。したがって、公園全体で使っている水道料金の中に含まれてしまうので、申し訳ございませんがこどもの池で幾らというのが見えていない状況でございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
では、こどもの池としては計上しない、公園として管理していると。公園で普通に水を使うといったらトイレかあと飲み水とかの水道、手を洗う水道とか、非常に少量になると思うんですけれども、それを含めて幾らぐらいとかいうのはどこか資料があって、後からもらうことも可能ですか。
◎みどりと公園課長
昨年度の公園全体の水道料につきましては3,712万2,637円、以上です。
◆こんどう秀人
どうもありがとうございました。私のほうも質問できる内容がこの辺になりますので、これで終了したいと思います。
ありがとうございました。
◆安井一郎
皆さんは歳出のほうでやっていましたけれども、歳入のほうの78ページ、道路河川費負担金、道路施設損傷原因者負担金、これで読んで字のごとくで、道路を壊した人がお金を払うということで計上されていると理解してよろしいんでしょうか。だから決算額がゼロなんですか。
◎
北部土木サービスセンター所長
今、安井委員がおっしゃったとおりでございます。事故を起こした方が、普通であれば保険を適用するんですけれども、保険が適用できなくて自費で払う人に対しての歳入の枠として10万円つくっていますけれども、前年度は決算ゼロということでございます。
◆安井一郎
続けて、今度は94ページの土木管理事務手数料の屋外広告物許可申請手数料が、決算額が予算額をかなりオーバーしておりますが、屋外広告物許可申請手数料という部分の何をするとこの値段になって、1件当たりは幾らなのかを教えてください。
◎管理課長
屋外広告物の手数料なんですけれども、お店の看板だったりとかタクシーにいろいろなものを書いたりとかバスに書いたりとか、そのようなものが取り上げられます。
昨年度は全部で442件の広告板の申請があったんですけれども、看板とか広告物の手数料を広さの平米換算をしまして5平米で3,220円という金額を徴収しております。それで予算よりもそういった申請が多かったということで、決算額が上回っているということでございます。
◆安井一郎
もうちょっと詳しく聞きたいんですけど、先ほどタクシーとかの外の広告、タクシーが呼べるアプリとか、今、いっぱいタクシーにつけて走っていますよね。ああいうのも屋外広告物としてこの5平米の3,220円の対象になっているんですか。
◎管理課長
タクシーも例えばですけど、ちょっと前はオリンピックマークがついたりとか、バスで言うといろいろな広告がついたバスとか、そういったものも屋外広告物に入りますので、そういったものの申請も受けて手数料を取っているというところでございます。
◆安井一郎
商店の看板等はどういう扱い、5平米でやっぱり同じ金額、公道に面していればこれは屋外広告物許可申請をしないと駄目だよと指導されるんですか。
◎管理課長
そのとおりでございまして、商店の看板もありますし商店についている細長い屋外についているものも全て平米計算されて手数料が取られるということになります。
◆安井一郎
ユニバーサルデザインの推進についてのことで、主要施策の成果の246ページ、同じユニバーサルデザインの定義というのは、年齢、性別、国籍、個人の能力に関わらず一人ひとりの多様性が尊重されるあらゆる場面で社会参加ができる環境を整えることですとどこかに書いてあったんですけれども、ユニバーサルデザインのことと広告申請手数料ってちょっと違う部分があるんじゃないかなと思いまして、どこまでがユニバーサルデザインで許されて、こっちは個人の商品だから、じゃああれですか、お金を払えばということなんですかというところがちょっと矛盾すると思うんですけど、その辺の解釈はどうなるんでしょうか。
◎管理課長
タクシーとかバスにつきましても、会社という形で会社単位で申請を出してもらっているということになります。
◆安井一郎
分かりました。ユニバーサルデザインの推進についてというよりも、さっきの話はまた違う、先ほど来からのかいべ委員とか他の委員さんがトイレのことでいろいろお聞きになっていましたので、トイレの洋式化工事の実施施設、12施設のうち館が6、園が5、便所と書いてあるのが1で12施設ですよね。これって東京都がユニバーサルデザインのまちづくりのために緊急推進事業補助事業として板橋区に下ろしてきたお金を使ってやられたわけですか。
◎みどりと公園課長
ここの項目につきまして、土木費については決算規模のうち589万円ほどが土木費となってございます。その費用の内容としましては、下記の表にございます6か所の公園・公衆トイレについて便器を和便器から洋便器に交換した工事ということになってございます。この事業につきまして、まちづくり緊急推進事業補助事業という制度を活用して補助金のほうをいただいているというふうになってございます。こちらのほうは、所管のほうは福祉部のほうでの歳入の項目になっているということでございます。
◆安井一郎
今、課長が説明してくれたのは、公園のほうの費用負担、このユニバーサルデザインの決算規模のところに福祉費、土木費、教育費とそれぞれ項目があって、そこに下りてきたお金の合計だから図書館6館、福祉費はどうなんですかね、ちょっと後で聞きますけど、後というか今聞いちゃいますけど、公園と児童遊園、どう定義するのか。それともう一回聞きますが、下りてきたお金をこの施設にあてがって12施設、昨年はやった、おととしはもっと全然多くて40施設やったと、トイレの洋式化と書いてありますけど、その予算規模に応じて下りてくるお金が多ければ、もっとできるということで解釈してよろしいんでしょうか。
◎みどりと公園課長
あくまで私どものほうは土木費の予算の所管という形になります。土木費で昨年度整備したものにつきましては、記載のあります公園、児童遊園。児童遊園というのはあくまで名称の違いでありまして、位置づけとしては区立公園というような位置づけになりますけれども、公園について5か所、公衆トイレについて1か所、計6か所の整備を行ったということで、この内容につきましては、令和元年度につきましても同じ規模で6施設のトイレの洋式化を行ったということで、あくまで土木費につきましては公園・公衆トイレに対する洋式化の事業ということになってございます。
◆安井一郎
トイレのそのものを企業に売るネーミングライツというのを本区で導入して、豊島区は現にさっきかいべ委員からもお話がありましたけれども、そうして企業イメージとトイレのイメージというふうにしてあげて、よりよい整備をしたトイレをつくるという考えは、板橋区にはないんでしょうか、その辺はいかがでしょうか。
◎みどりと公園課長
ネーミングライツにつきましては、現在、所管のほうは区政情報課になってございます。トイレという特定の施設のみならず、区の施設全体についてネーミングライツについて区政情報課のほうで所管しているということで、今のところ公園のトイレについてネーミングライツを導入していこうというような検討はなされていないというふうに聞いております。
◆安井一郎
ぜひこの都市建設委員会からの願いがあって、動いてもらわなきゃいけない、ネーミングライツを募集してくれと。それで金がないんだから、それを集めるのがお前らの仕事、ちょっと言葉が悪いけど、そういうふうにやってもらえば縦割りがうまくいくんじゃないですかと思いますけど、トイレって本当に重要な区の顔ですから、だからぜひともそういった形で話を進めていただきたいということを申し上げます。
もう一つあった、公園の最近の水道の蛇口が区民から非常に不評なんです。普通、蛇口って昔は回す、止める、この動作をしなきゃいけない。お風呂屋さんのみたいにたたくと出てくるとか、最近は握っていないと出てこない、離すと戻っちゃう、これは止まるからいいんですけど、あの辺を、水道の蛇口は公園に新しくつくったときにどうするというか、区民の意見というか、そういう付けちゃった後から苦情というか、これすごい使いづらいよと、多分みどりと公園課のほうにも来ているんじゃないかなと思うんですけど、その辺の見解はいかがでしょうか。
◎
南部土木サービスセンター所長
おっしゃるように、公園の水道、蛇口につきましては、様々なご意見、ご要望がございます。通常のものですと蛇口をひねるタイプなんですが、よくあるのが子どもがその水を出しっ放しにして遊んでしまって、遊んだ後も水を締めないということが多々ございまして、それを逆に言うとねじっているときだけ出るようにしてほしいとか、押しているときだけとかということがございまして、そういったものに変えているケースもございます。
ただ、それはそれで今度はねじって出るタイプですと今度は耐久性がちょっと構造的に弱かったりということで壊れやすいなんていうこともございまして、維持管理をしている中では、その場その場に合わせながら適切な形のものというものに修理、交換等をしながら維持をしております。
◆安井一郎
また267ページの水害対策費の土のうのこととかは先ほど来から質問があったので、私は止水板設置助成について、決算額、予算額とも一緒でありますが、令和2年度は3件、この金額の内訳、これを単純に3で割ればいいのか、そういう見方をしてよろしいものかお聞きしたいのですが。
◎土木計画・
交通安全課長
これにつきましては、助成額50万円を限度にかかった経費の2分の1を払ってございます。かかった経費が100万円ならば、2分の1ですから50万円ですので、おおむねその3件ということになれば150万円程度なんですけれども、それに至らなかったというところもございますので、おおむねこういった金額になってございます。
◆安井一郎
止水板設置助成ですから、止水板をどこにどういうふうに、例えば企業だったり個人の家だったりにしているのか、どこについているのかをお教えください。
◎土木計画・
交通安全課長
事務所の出入口だったりマンションの出入口だったり、そういったところの入り口のところに設けてございます。
◆安井一郎
申請があったからつける。現在、じゃあ何件ぐらいついているんですか。
◎土木計画・
交通安全課長
トータルでは数えておりませんけれども、年間2件から3件程度の助成をしていると、そういった現状でございます。
◆安井一郎
最後に269ページの河川等維持管理費について、排水場維持管理、これと排水場老朽化調査、維持管理をしているんだから、わざわざ老朽化調査を近接目視点検で老朽化の状態の調査を行ったって、これはちょっと排水場維持管理で点検を行ったときにやったら済む話なのに、近接目視、目で見ているだけですよね。それにもお金がかかっているんですけど、どうもその辺の使い方が違うんじゃないかなと思いますけど、いかがですか。
◎土木計画・
交通安全課長
老朽化調査につきましては、9か所の排水場があるんですけれども、設置されてからもう三十数年以上も経っているものもございます。それとそれを囲っている上屋というものもございます。そういったものを維持管理は表面上の管理もあるんですけれども、内部の機械だとか電気だとか、通信だとか、そういったものにエラーが発生している場合もございますので、詳細な調査を行って今後の補修計画に結びつけるための調査を行ったと、そういった状況でございます。
◆安井一郎
維持管理費、これは機械の補修費とかを含めた値段と理解してよろしいですか。
◎土木計画・
交通安全課長
(1)にある9か所の維持点検につきましては、日常点検的な維持補修というところでございます。ただ、老朽化調査につきましては、近接目視というところもありますけれども、それも含めて異常があるかないかも含めての全ての点検項目を行ったということでございます。
◆安井一郎
じゃあ新たにそれに異常があって器具を交換しなきゃいけない場合は、これは別途また予算を組むということの理解でよろしいですね。
◎土木計画・
交通安全課長
そのとおりでございます。
◆安井一郎
(3)の河川管理の河川法に基づき、板橋区内の石神井川、白子川の河川管理施設について点検を行った。この河川法、根拠のない河川法に基づいて点検を行った。河川法は何て書いてあるの、点検の項目とかそういうものは。
◎土木計画・
交通安全課長
河川法に基づきと書いてあるんですけれども、石神井川と白子川につきましては、かみそり護岸で掘り割りの護岸になってございますので、特にコンクリートの状況についての確認を行ってございます。これも構造物の目視確認というところから来ておりまして、異常があるかないかの確認をしていると、そういったところでございます。
◆川口雅敏
よろしくお願いします。
それでは、先ほどの続きをさせていただきます。
決算書の610ページ、よろしいでしょうか。
2項にあります事業費について、不用額が2,400万円というふうになっておりますけれども、大体補正予算で968万円減額をしているもののそれより多くの不用額が発生している、この理由はなんでしょうか。
◎
鉄道立体化推進課長
この項目の不用額が多く発生しているという理由でございますけれども、こちらについては、まず補正したときは当初、今回、連続立体化事業については東京都がやる部分の測量面積の当初役割分担が決まっておらず、それを計上したものがございまして、それをまず補正予算化をさせていただきました。不用額のほうでございますけれども、こちらについては昨年、現況調査の後に用地測量、これは対面による立会いを行って、官と民、民と民の役割を決めていくという作業なんですけれども、年明けから緊急事態宣言に入ってしまいまして、これが1月上旬から3月の中旬以降ということで、対面による立会いができなくなったということで執行できなかったということで不用額になったというものでございます。
◆川口雅敏
東上線の連続立体化事業は、板橋区の区民にとっても長年にわたる悲願であるわけでございますけれども、この事業が主要施策の成果に記載がないんですけれども、これはなぜですか。
◎
鉄道立体化推進課長
委員からただいまお話があったとおり、確かに主要施策の成果には連続立体化事業の件は載ってございませんけれども、今のところ都市計画決定した段階でして、今後、事業認可するということで予定しておりますので、これからそういうところでこちらに掲載できるような形になるよう検討してまいりたいと考えております。
◆川口雅敏
鉄道立体化推進課長は、中野区では西武線の連続立体化事業に携わってきたわけですけれども、板橋区が中野区に追いつくにはどのような課題があるのか、その辺の見解はいかがでしょうか。
◎
鉄道立体化推進課長
前任においては、私は中野区のほうにいましたけれども、中野区においても一番大変なところというのは、都市計画決定を受けてから事業認可を受ける、その後の用地取得はなかなか進まないというところがございまして、そういう意味では、区が追いつくための部分としては、まず今、ちょうど用地測量で立ち会っておりますけれども、これから丁寧な説明をしながら、地権者の皆様にご理解を得ながら1人でも多くの皆さんに立会いに合意していただいて、その先の認可した後の補償説明会等の後、物件調査をやった中で金額の折り合いがつくよう、しっかりと権利者の皆様に寄り添って取得できるよう進めていくということが、追いつくための一番の手段かなということで思っております。
◆川口雅敏
監査委員意見書の65ページ、よろしいでしょうか。
土木管理費の不用額の749万円は、自転車駐車場改修工事及び新築工事の契約差金による残などでありますけれども、工事を起工するのは年度の当初であり、差金が出れば最終補正で減額できると思います。特に新築工事は突発的なものではないと思いますけれども、なぜ不用額となったのか、その辺はいかがでしょうか。
◎
工事設計課長
設計変更によって残った額というところでございます。
◎土木部長
補足させていただきますが、駐輪場の新設とそれから改修を行ったわけですが、近隣が非常に近接している等の事情がありまして、補正予算を決定する時期以降に変更を要する必要が出る可能性が多かったということで、必要な金額を全部ではないんですが残させていただいて、結果的に不用額になったという状況でございます。
◆川口雅敏
同じく66ページの道路河川費の不用額では、街灯整備維持経費の年間単価契約差金という理由であれば納得できますけれども、67ページの都市整備費の不用額で住宅管理経費、区営住宅維持管理委託の契約差金等で3,522万円とありますけれども、これも突発的なものなのではないと思いますけれども、この理由はなんでしょうか。
◎
住宅政策課長
これは基本的には改築工事の管理委託及び監査委託料の契約差金で減になったものでございます。それを不用額とさせていただいたものでございます。
◆川口雅敏
同じく監査委員意見書の36ページ、(ア)収入未済額の状況には、3行目に、収入未済額の主なものは、旧区立住宅使用料2,317万円との記載があります。この2,317万円は何件分なのか。また、1件当たり一番大きい額は幾らになるか、その辺はいかがでしょうか。
◎
住宅政策課長
旧区立住宅の収入未済の金額でございますけれども、件数としては18名の方の合計が2,317万円ほどになってございます。一番高額の滞納をされている方は、具体的な金額というのは現在、資料がないんですけど、基本的には300万円から400万円の間の方が2名ほどいらっしゃいます。それが一番高額な滞納をしている方ということになってございます。
◆川口雅敏
収入未済の一番大きい額は、今、300から400万円とのことでありますけれども、現在、その債務者に対してどのような督促を行っているのか、その辺はいかがでしょう。
◎
住宅政策課長
まず、基本的には文書の連絡とか、連絡先、電話番号等が判明している方には電話の催促もしているわけなんですけど、基本的に時が経って保証人の方を立てている場合は保証人の方に連絡を取るということで、保証人の連絡先を特定する作業を行っているところでございます。いろいろなパターンがあるんですけど、その中で本来の使用料を払っていただくところをしっかりと押さえていきたいと思っていますけど、ただ現在、分納中の方もいらっしゃいます。分納中の方が今現在、先ほど申し上げた18名中10名の方が今分納中でございまして、分割して滞納している額を払っていただいているというふうな状況です。
◆川口雅敏
分かりました。
先ほどちょっと質問に出たかどうか、ダブるかも分かりませんけれども、決算書の86ページの3番にあります自転車駐車場使用料は、決算額が4億386万円余となっておりますけれども、前年度と比較すると約9,000万円の減となってくるわけですけれども、この理由は何でしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
前年度、減になっている理由というのが、コロナの関係で自転車利用の減が多く発生したというところが大きな理由でございます。
◆川口雅敏
じゃあ新型コロナウイルスの影響、今年度も引き続き使用料の減額が見込まれると思いますけれども、使用料の減額が自転車駐車場の運営に影響を及ぼすこともあると思いますけれども、区の見解はいかがでしょうか。
◎土木計画・
交通安全課長
もちろんこれからコロナが収束すれば、通勤、通学に出かけられる方も多くなってきますので、駅前にある駐輪場の使用料につきましても回復するかと思いますけれども、その辺は今後の状況次第によって変わってくる可能性もありますので、その辺は見極めていきたいと思ってございます。
◆川口雅敏
それでは主要施策の242ページ、この242ページに記載をされていますが、この2の施策の現況、(2)非木造建築物耐震化促進の表を見ると、令和2年度の実績が大幅に減少しています。前年度、前々年度の相談件数は400件台、こういうふうにあったんですけれども、令和2年度は162件となるほか、実績はゼロのものも複数あります。このようになった理由は何でしょうか。
◎
建築安全課長
非木造建築物耐震化促進に関する件数の減につきましては、こちらは昨年度のコロナの影響がありまして、やはり多くのマンションの方々が管理組合のほうで対面の総会が開けないなどがありまして、権利者の合意形成を図るのがなかなか難しかったというところもあります。また、マンションではなく事業者さんもお持ちの場合、コロナ禍で事業が厳しくて耐震化どころではないというケースも見られましたので、昨年度はコロナの影響による減少という形で区のほうでは見ております。
◆川口雅敏
分かりました。いろいろあちらこちら飛んで申し訳ないんですけれども、資料3、監査委員意見書の54ページ、ちょっと見ていただけますか。
ここにあります予備費充用状況の一覧がありますよね。土木費は3件で14万円の執行額とありますけれども、この3件の概要を確認させてください。
◎みどりと公園課長
まずは、前谷津川緑道というところで木の根につまずいた転倒事故がございました。そのけがをされた方への補償金として1万4,580円という額を充用させていただいております。
2つ目としまして、小豆沢公園の樹木の根が隣地の住宅の排水管を詰まらせたということで、その復旧に伴います費用として10万9,850円を補償させていただいた、その補償費について予備費を充用させていただいたということでございます。
◎管理課長
昨年、歩道橋で先ほどもちょっとお話があったと思うんですけど、歩道橋でけがをされたという方に対しての補償金という形で1万6,000円が1件あります。
以上で3件でございます。
◆川口雅敏
それではもう時間もないので、先ほど聞かれたかも分からないんですけど、決算書の368ページ、街灯整備維持経費について、こんどう委員が聞いたかな、決算額は9億9,100万円余となっておりますけれども、前年度の決算と比較すると1億5,700万円余少なくなっているんですよ。この理由はなんでしょう。
◎
工事設計課長
昨年度の決算からの減でございますけれども、まず、LED化によって電気料が削減されているという点がございます。あとは工事費の差金等も金額の差もあるというところでございます。
以上です。
◆川口雅敏
主要施策の成果の268ページ、街灯の更新状況が示されておりますけれども、区には10年計画で水銀灯からLEDに換えていく方針があったと思いますけれども、現在の進捗状況はどうでしょう。
◎
工事設計課長
現在の進捗でございますけれども、おっしゃられるとおり、令和7年度までの予定でございますが、令和2年度現在、70%程度完了しているという状況でございます。
◆川口雅敏
同じく主要施策の成果の1、施策の成果について示されておりますけれども、この①道路照明更新工事965基は、その次の②LED更新とは別に記載をされておりますけれども、①は水銀灯の更新なのか、その辺はいかがでしょうか。
◎
工事設計課長
①に関しましてもLED化でございます。
◆川口雅敏
ありがとうございました。
○主査
いわい委員の質疑を始めますが、質疑を始める前に、先ほどのいわい委員の大山町ピッコロ・スクエアに関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。
◎
まちづくり調整課長
先ほどご質問いただきましたピッコロ・スクエアの地権者数と準備組合への加盟者数でございますが、お答えいたします。
現在の地権者数は52名になってございまして、準備組合の加盟者数は38名になってございます。
以上でございます。
◆いわい桐子
よろしくお願いします。
先ほど高島平グランドデザインの分譲団地の建て替えの問題の途中で終わっているんですけれども、先ほどの話だとUR等々の協議は合意形成ができた後ということだったんですが、課題は合意形成だと思うんですね。そこが住民にとっては管理組合さんも含めて非常に悩んでいるところで、そこに対してどういう支援をしていくかということなんですけれど、ただ、結果としてこれまでのグランドデザインが連鎖的都市再生、それから種地の活用、そして団地の更新、誘導という言葉が、それと再整備地区への矢印の誘導のラインが、どうしても建て替えを前提としたものというふうに受け止めるんです。その結果として、慎重に考えている皆さんにとっては警戒心を抱くものになっているんですね。それは合意形成を阻む結果を生んでいるというふうになると思うんです。そのことについて区の認識はいかがですか。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
現在、策定中の都市再生実施計画において、今、おっしゃられた高島平三丁目の分譲住宅部分については、重点地区として位置づけをさせていただいています。
繰り返しにはなりますけれども、分譲住宅ですので、所有者様方の合意形成が一番大事かと思っております。そういった合意形成、建て替え等含めた更新の進度に合わせて可能な支援をしていきたいというふうに思ってございます。
また、UR都市機構の建てる賃貸住宅についても、旧高七小に建てるものについてもそれ以外のものについても、もし三丁目分譲住宅の建て替えが進んだ際には、仮住居等の需要もあるというふうにアンケート等でも分かっておりますので、そういった支援もURに働きかけていきたいというふうに考えてございます。
◆いわい桐子
そういうことを聞いているんじゃないんですよ。むしろ合意形成を阻む結果を生んでいますよということを言っているんです。そのことに対する認識はありませんかということを聞いているんです。
◎
高島平グランドデザイン担当課長
我々として三丁目分譲住宅のアンケート調査と、どういった意向があるかというのは調査させていただきました。今回の素案の発表と同時に、アンケートの結果も公表させていただいております。そういったところでは、我々の計画では全て建て替えというような話の記載もありませんし、あくまでも地元の合意形成に、進度に合わせて支援していくということですので、そういった地元の合意形成を阻んでいるというふうな認識は持っておりません。
◆いわい桐子
そこは考えを改めていただきたいんですよ。私のところには建て替えの協議が進んでいくアンケート結果が出たという段階で、3人の方から、もうここに住めないんでしょうかという電話が入っています。そういう不安が生まれているというのが事実なんですよ。そこを本来なら建て替えするかしないか、先に延ばすか、それはおっしゃるように持ち主が話し合って決めることなんですよ。それを建て替えを前提としているような計画になってしまっていることが、私は問題だと思うんです。少なくとも行政に対しては、行政自身の姿勢としては、公正にどちらの意見も中立の立場で私は取り組む必要があると思っています。今のやり方が合意形成をむしろつくれない状況を生みかねないというふうに思っていますので、ぜひそこは考えていただきたいと思っています。
続いて、駐輪場のほうを伺います。
事前に頂いた資料を見ると、区立の自転車駐車場で働いている皆さんの労働時間が一括委託以降は軒並み1人当たりの労働時間が減っているんですけど、どうしてこういう結果になっているのかということを教えてください。
◎土木計画・
交通安全課長
様々な要因がございます。一括委託になってから、駐輪場の案内受付だとか駐輪場の清掃だとか、駐輪場の美化だとかというところがいろいろなそういった業務がございますけれども、それを時間単数で事業者のほうが割っているというところもございまして、様々な業務に振り分け等をやっていた、そういった結果がそういったものに結びついているという結果になってございます。
◆いわい桐子
一括委託以降、明らかに減っているんです。それは仕組み上の課題があるんじゃないかと思うんですけど、いかがですか。
◎土木計画・
交通安全課長
確かに課題はあるかと思います。そういったものも含めて、今、精査をしながら今後の対策に結びつけようという形で考えてございます。
◆いわい桐子
今後、指定管理等も含めて新たな仕組みがどんどん進んでいく過程で一番大事なことは、今、働いている皆さんが困らないということだと思うんですね。私のところには、駐輪場で働いている方から収入が減っちゃって困るんだよと、働く時間が短くなっちゃったからという声が複数の方から届いているんです。結果としてもう駐輪場で働くのを諦めましたという人もいます。そんな状況に追い込んでしまうということを、私は区の施設でそういう状況を生むということはよくないと、あってはならないというふうに思っているんです。実際に単純計算しても、一括委託が始まる前の平成26年度と令和2年度を比較すると、1人当たり118時間減っているんですよ。年間で言うと12万円ですよ、減収。そういう状況を生んでいるということを私は区として認識する必要があると思っていますが、いかがですか。
◎土木計画・
交通安全課長
様々な業種、一括委託から出ております。ただ、業務改善等事業者のほうも行っておりますので、そういった中で課題も生まれてきておりますので、そういったところを、今、精査して次の事業に結びつけるというところでは、今、検討しているところでございます。
◆いわい桐子
基本的には二重、三重の構造になってきちゃったということを、私は考える必要があると思うんですよ。直接雇用から委託に変わり、委託から今度一括委託で、当初は直接区からシルバーだったのが、今度は間に民間業者が入って、区から民間業者、さらにシルバーというふうに二重、三重構造で働く人たちの状況に変わってきちゃったわけですよ。その結果が、私は収入が年間12万円も下がるということはとんでもないと思います。それはぜひ検討していただいて、今後の仕組みにきちんと反映していただきたいと思います。
それでは続いて、住宅のほうの質問を伺います。
いただいた資料でりんりん住まいるネットの中で、仕組みが大分その前の年から、令和元年から変わっているようなんですけれども、この相談窓口をこれまでの仕組みと変わって区職員が兼務で対応しているということなんですけど、これまでの仕組みと兼務という仕組みが、これまでのは委託だったのか、その仕組みの違いを教えてください。
◎
住宅政策課長
まずは板橋りんりん住まいるネットの仕組みですけれども、これは板橋区居住支援協議会というのが、平成25年度に事務局が住宅政策課として設置したんですけれども、その中の支援サービスという形で情報提供を行っているものです。
平成30年度までは不動産屋さんの協議会のメンバーが毎週1回、区のほうに来ていただいて、窓口に区の職員と一緒に座っていただいて相談を受けていたというふうなことで、週1回ということもあって、予約制ということにさせていただいていました。予約制ということになるとお客さんの都合もなかなか合わないというところもありますので、基本的に毎日開催できる方法ということで区の職員が相談を受けて、即日にお返事することはできない場合もあるかもしれませんけど、そういった場合は後日、お手紙とか連絡をさせていただいて、お返事をさせていただくという体制に変えたところであります。それに伴って、前年だったら40日程度だった開催日が40日ちょっとに増えた状況になっています。そういったところで体制を変えてサービスを提供させていただいているところであります。
◆いわい桐子
その成果は資料を頂いているので分かっているんですけど、仕組みの違いが知りたいんです。今は区の職員が兼務で対応しているということなんだけど、もともとの仕組みは不動産屋さんが来ていて、委託事業だったんですか。
◎
住宅政策課長
委託ではなくて、先ほどもご紹介させていただいた板橋区居住支援協議会であるそのうちのメンバーの不動産業の方がいらっしゃいますので、協議会のメンバーの方が独自に来ていただいてという形を取っておりました。制度が変わって、平成31年度からは区の職員が対応させていただいて、不動産関係の協議会のメンバーのほうにファクスとか、そういった情報を送って、おうちの場合はおうちを探させていただくというような体制に変えたところであります。
◆いわい桐子
要するに委託ではないけど、居住支援協議会としてということなんだけど、要するに予算上の仕組みがどう違うのかが知りたいだけなんです。報酬とかで不動産屋さんは来ていたんですか、その違いを教えてください。
◎
住宅政策課長
こちらの協議会は負担金で運営をしておりまして、費用的には国からの補助金を頂いて運営する団体なんですけれども、そちらの費用負担で運営しているものでございます。
◆いわい桐子
やっぱりよく分からないですけど、もういいです。問題は、住宅の支援が十分機能しているかというところで伺いたいんですけど、もう一つ住宅情報ネットワークの相談のほうで、成約が1,007件というふうになっているんですけれども、実際の新規の件数は98件にとどまっているんですね。この辺についてはどういう課題があるのか教えてください。
◎
住宅政策課長
住宅情報ネットワークは、高齢者の方に住宅情報を提供するサービスでございまして、昨今、高齢者の方が非常におうちを見つけにくいということもあります。窓口の様子を見てみますと、やはり結構高齢な方が大家さんのほうから取り壊してアパートを建て直すから出てくれないかというふうな話もあったというふうなことを聞きます。そのような関係もあって、高齢者の方が非常におうちを探すのに様々な苦労があるのかなというふうに考えています。基本的に高齢者の方をアパートに入れるということに関しては、オーナーさんの理解が非常に大事なことだなと私どもは感じているところであります。ですので、なるべくオーナーさんのご理解を得るためにいろいろな啓発活動を行っていきたいというふうに考えてございます。
◆いわい桐子
実際の情報ネットワークに登録している不動産屋さんとか物件数とか、そういうのはどういう状況ですか。
◎
住宅政策課長
物件数というのが押さえていないんですけど、板橋区の宅建協会の板橋支部さんと全日本不動産協会の東京都本部の城北支部さんの加盟の不動産屋さんに照会をかけてご紹介いただいているというような状況なものですから、アパートごとの登録をしているということではございません。
◆いわい桐子
ここは結局新規でなかなか決まっていかないという課題については、例えばオーナーさんへの支援とか、高齢者が亡くなった場合にこういうことができますよということをもっともっと仕組みが必要なんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひそこは検討してもらいたいと思っています。
続いて、区の区営住宅再編整備基本方針の中身についてちょっと伺いたいんですけれども、この計画を検討する過程で借上げ方式と直接建設方式の財政負担の比較検証を行ったというふうに書かれているんですけど、これはどういう結果になったのか教えてください。今、出なければ資料で頂きたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎
住宅政策課長
後ほど資料で提出させていただきます。
◆いわい桐子
それからけやき苑と区営住宅に、現在、東京都や国から補助が出ているかと思うんですけど、その補助の補助額や仕組みについて、現状の仕組みを教えてください。
◎
住宅政策課長
既存の住宅に対しての補助金というのは、家賃補助という形で国と東京都から出ております。また、高齢者住宅のほうなんですけれども、平成18年度以降に借り上げた住宅が対象となっておりまして、これは近傍同種家賃と、実際のお住まいの方の高齢者の方の使用料の差額の2分の1が補償として補助されるものです。これは国の補助金となっております。
あと東京都の補助金もございまして、これは先ほどの住宅とはまた違う補助金になるんですけど、これも東京都の補助は平成18年3月に運営していた住宅が対象となっておりまして、これは板橋区の場合、大谷口上町の高齢者住宅1件だけになってございますけれども、これは都費として近傍同種家賃と使用料の差額の2分の1の2分の1ですから、4分の1ということになります。それが家賃補助という形で国費と都費から出ているものでございます。
この2つは両方とも対象になるということはございませんので、それぞれの対象となっている住宅ごとに補助金を受けているものでございます。
あと1つ、区営住宅の補助金の件でございますけれども、これは東京都から移管をされた住宅の建て替えを行った住宅が対象になってございまして、これも近傍同種家賃と居住者の方の使用料の差額の2分の1の2分の1、ですから4分の1が東京都の補助金の対象となってございます。これはこれから建設される小茂根の住宅が適用されてございますけれども、来年完成予定の志村坂下の住宅のほうもこれは適用されるというふうなことになってございます。
以上です。
◆いわい桐子
すみません、ちょっとメモが追いつかなかったので、それは資料で頂けますか。
それからもう1個、けやき苑を返還するときの条件というか、その費用はどれくらいになるのかということを教えてください。
◎
住宅政策課長
住宅ごとに費用というのはオーナー負担分と区負担分と、あとお住まいになっていた方が負担する分というのがあります。その中で、そのときによって建物の状況が違うものですから、一概には言えないということもありますので、その金額については今は差し控えさせていただきたいと思います。
◆いわい桐子
残るけやき苑のそれぞれの満期がいつなのか、資料で頂きたいんですけれどもいかがでしょうか。
◎
住宅政策課長
詳細を確認させていただいて、提出できれば出させていただきたいと思います。
○主査
再質問者が一巡いたしました。再々質問につきましては、残り時間を
質問希望者で割った時間が質問者1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おき願います。
それでは、再々質問のある方は挙手願います。
質問の希望者が8名いらっしゃいますので、残り時間が1人1分以下となってしまいますので、1人当たりの質問時間が確保できないというふうに判断をさせていただきます。再々質問は行わないことといたします。
以上で、本日の調査を終了いたします。
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○主査
これをもちまして、
都市建設分科会を閉会いたします。
ありがとうございました。...