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令和3年3月11日予算審査特別委員会 都市建設分科会-03月11日-01号

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  1. 板橋区議会 2021-03-11
    令和3年3月11日予算審査特別委員会 都市建設分科会-03月11日-01号


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    最終取得日: 2023-03-26
    令和3年3月11日予算審査特別委員会 都市建設分科会-03月11日-01号令和3年3月11日予算審査特別委員会 都市建設分科会            都 市 建 設 分 科 会 記 録 開会年月日  令和3年3月11日(木) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時59分 開会場所   第2委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  主査      成 島 ゆかり       副主査      小 林 おとみ  委員      内田けんいちろう      委員       高 山 しんご  委員      山 田 ひでき       委員       田 中やすのり  委員      元 山 芳 行       委員       大 田 ひろし  委員      高 沢 一 基 説明のため出席した者  都市整備部長   松 本 香 澄      土木部長      糸 久 英 則  都市計画課長事務取扱都市整備部参事     市街地整備課長   廣 木 友 雄           内 池 政 人
     建築指導課長   伊 東 龍一郎      拠点整備課長    大久保 貴 子  地区整備事業担当課長            高島平グランドデザイン担当課長           遠 藤   宏                澤 邉   涼  土木部管理課長  義 本 昌 一      交通安全課長    歌 津 知 己  計画課長     内 田 洋 二      工事課長      柴 崎 直 樹  みどりと公園課長 市 川 達 男      公園整備担当課長  宮 村 宏 哉 事務局職員  事務局次長    森   康 琢      書記        高 橋 佳 太                都市建設分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の予算について 5 閉会宣告 ○主査   ただいまから都市建設分科会を開会いたします。  本日も発言は着座にて行っていただくようよろしくお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎土木部長   委員の皆様、おはようございます。  本日は令和3年度の予算関係の審査、よろしくお願い申し上げます。  本日の分科会に当たりまして、直前に日程変更を生じさせてしまいまして、この場をお借りしましておわびを申し上げます。また、ご対応いただきましたことに深く御礼を申し上げます。大変ありがとうございました。  令和3年度の予算につきましては、都市整備部、土木部ともに大きな組織改正を前提としています関係上、組織名称の変更ですとか事務の再編もございまして、前年度との関係が比較しにくくなっている項目も発生しております。出席者一同、この点にも十分配慮しつつ、あわせまして感染防止に一層注意を払いながら、的確なご説明に努めてまいりますので、本日も1日どうぞよろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、署名委員を指名いたします。  田中やすのり委員大田ひろし委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   議題に入る前に、運営について申し上げます。  本分科会の審査項目は、既に配付いたしております分科会別審査項目一覧に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されるようお願いいたします。  また、お手元に配付しております予算審査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと。  主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。  さらに、会議終了時間までの残り時間は質問希望者で割り振ること。  再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮して、20分以内に収めること。  分科会では表決は行わないことなどが2月26日の予算審査特別委員会理事会で決定されておりますので、ご確認願います。  なお、本日は午前11時からいたばしシェイクアウト訓練を行います。訓練の時間が近づきましたら、質問及び答弁の区切りのよいところで時間を止めますので、自身の身を守る安全行動を行っていただきますようお願いいたします。  加えて、本日は東日本大震災10周年に伴い、午後2時46分から1分間の黙祷を行います。黙祷の時間が近づきましたら、シェイクアウト訓練と同様に質問及び答弁の区切りのよいところで時間を止めますので、ご協力いただけますようお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の予算についてを議題といたします。  質疑のある方は挙手願います。  質問の順番を確認させていただきます。  内田委員、大田委員、山田委員、高沢委員、高山委員、田中委員、小林委員、以上の順番で行います。  なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問をする際、予算書等における該当ページをお伝えいただくようご協力いただきますようお願いいたします。 ◆内田けんいちろう   質問に先立ちまして一言述べさせていただきたいと思います。  本日、東日本大震災の発災から10年がたちました。震災により亡くなられた方々へ改めて哀悼の意を捧げます。そして、被災された全ての方に心からお見舞い申し上げます。今も復興の途上にある方にも、一日も早く日常生活を取り戻されることを願っております。  それでは、質問させていただきます。  初めに、予算書53ページから質問させていただきます。  令和3年度予算書53ページ、分担金及び負担金の中の土木費負担金道路河川費負担金についてお尋ねします。  この項目を見ておりますと、道路施設損傷原因者負担金というものがございますけれども、こちら、道路が損傷してしまい復旧させる必要が出た場合に、道路法第58条に基づいて、道路管理者である板橋区が施工し、費用は道路施設を損傷させた原因者から負担金として請求するものとして認識しているんですけれども、こちら、間違いはないでしょうか。 ◎工事課長   間違いございません。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。  こちら、予算額を見ておりますと歳入が20万円と昨年度に比べて倍の金額になっているわけですけれども、その原因といいますか、組織変更があってサービスセンターが二つになったことで予算の計算が倍になったということなのでしょうか。 ◎工事課長   そのとおりでございます。現在、工事課一つですが、今後、環状八号線を境に北と南のサービスセンターで分かれますので、受皿が違うということで倍になっております。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。  先に述べましたとおり、58条に基づいてということであると工事する必要が出た場合に出るもの、その根拠、実際に道路が損傷してしまって復旧するという経緯があった上での発生原因になるのかなと思うんですけれども、サービスセンターが増えたことで道路施設損傷原因者負担金が倍に増えることの根拠といいますか、教えていただければと思います。 ◎工事課長   事故が倍になるということはないとは考えております。ただ、1件当たり、大概、前回納入があったのが平成30年度、約9万4,000円ほど納入がございました。1件あると実績で約10万円ですので、10万円ということを予算のほうで計上したものでございます。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。  単純にサービスセンターが二つに分かれたことでどんどん倍々に増えていってしまうようでは困るなとも思った次第でご質問させていただいたんですけれども、確かに二つ以上増えるということで、より細かなチェックがされるということで認識してよろしいのでしょうか。 ◎工事課長   そのとおりでございます。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。それであれば納得いたしますし、今後も速やかな道路整備等々をしていただければなというふうに思います。ありがとうございます。  続きまして、予算書74ページをお開きください。  74ページ、75ページの国庫支出金、国庫補助金、土木費補助金についてお尋ねします。  昨年度までこの節には緑化対策費補助金が48万9,000円入っていたんですけれども、これまではこの補助金はどのように使われていたのか、成果はあったのか、どうして今年度はなくなってしまったのかというところをお尋ねしたいと思います。 ◎みどりと公園課長   そちらの補助金につきましては、緑化助成の補助金になります。今まで毎年、対象事業について補助金を頂いておりましたけれども、来年度から東京都のほうの基準のほうが少し厳しくなりまして、適用できない事業ということになりましたので、来年度の予算からは落とさせていただいております。 ◆内田けんいちろう   適用が難しいということであれば仕方ないのかなというふうに思いますけれども、板橋区はゼロカーボンシティを目指すということを表明しておりますし、緑化対策はそのためにはキーポイントの一つになり得るのではないかなというふうに思うんですけれども、この部分がなくなってしまったからできないですということでは少し寂しいかなといいますか、目標を達成することができないと思うんですけれども、今お考えの部分はあるんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   東京都のほうとも基準の内容については、これからも確認しながら、可能な限り適用できるような体制を取っていきたいというふうに思います。 ◆内田けんいちろう   確かに厳しい財政というのが一番最初に今、出てきているかと思います。ただ、その厳しい財政の中でありますけれども、ぜひとも推し進めていただきたい部分ではございますので、可能な方法、財源の確保、努めていただければなというふうに思っております。ありがとうございます。  そうしましたら、予算書94ページからしっかり質問をさせていただきたいと思っております。  こちら、都支出金、都補助金、土木費補助金緑化対策費補助金について、昨年度までこの項目には都市計画公園整備事業費交付金が3,900万円あったものが今年度ではなくなっています。どうしてなくなってしまったのかということとこれまでどういうふうにこの補助金が使われていたのか、成果はあったのかというところをお尋ねしたいと思います。 ◎公園整備担当課長   こちらの金額については、都市計画決定した公園の建設費用に使われておりました。 ◆内田けんいちろう   公園の建設に使われたもので、では、公園の建設が終了したからなくなってしまったということでよろしいでしょうか。 ◎公園整備担当課長   そうでございます。
    内田けんいちろう   では、その公園整備がないときには、この補助金というのは出てこないという認識でよろしいでしょうか。 ◎公園整備担当課長   ご指摘のとおりでございます。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。  3,900万円とインパクトが大きかったので確認をさせていただきましたけれども、限られた予算の中でさらなる区民環境の充実に向けて進めていただけたらなというふうに思います。ありがとうございます。  それでは、今度、歳出のほうから同じところを質問させていただきたいと思います。予算書の265ページをお開きいただきまして、土木費、緑化対策費、緑化対策総務費を見ておりましたところ、前年度の人件費が52人分で4億3,857万円だったものから、今年度、24人分、2億3,057万円で2億800万円削減とあります。会計年度任用職員経費も2,934万円から815万円と27.7%に減額されておりました。  板橋区基本計画2025の中で基本目標として、安心・安全で快適な緑のまち、基本政策、緑と環境共生として定めており、環境に対するアクションを強めていくのかなというふうに認識しておったんですけれども、削減となった理由と前年度までの取組と比較しまして今年度の取組の見込み、お考えをお聞かせいただければと思います。 ◎みどりと公園課長   まず、人件費につきましては、今回の組織改正に伴いまして、今年度までみどりと公園課の定数52名分の予算ということでしたけれども、来年度につきましては、24名分の人件費の予算額ということに伴います大幅な減というような内容になってございます。  また、会計年度職員の予算につきましては、こちらのほうは今年度の予算内容としまして、赤塚植物園に配置しております会計年度職員2名、また公園事務所に配置しております会計年度職員5名、計7名分の予算を今年度については確保しておりますけれども、来年度につきましては、組織改正に伴いまして公園事務所の5名分につきましてはサービスセンターのほうの予算対応というような形になりますので、来年度、この項目での会計年度職員の経費につきましては、2人分の予算計上というような内容になってございます。  これからの成果につきましては、今までみどりと公園課につきましては、現場の公園事務所のほうも一緒に活動しておりましたけれども、今回、組織改正に伴いまして、現場の所掌事項につきましてはサービスセンターのほうに移管されるということで、緑化推進等に関わります計画事業、計画の推進の取組、また民間施設の緑化等、緑の保全施策等に特化した事業を今後、集中して展開していくというような形になります。  以上です。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。人件費に関しまして、削減の理由といいますか、そういったところ、確かに把握いたしました。  しかしながら、緑化啓発経費であるとか、例えば700万円余りのところから400万円程度まで削減しているとか、項目自体一つひとつ見ていきますと金額的には縮小してしまっているのかなというふうにも読み取れるんですけれども、実際の実務、これからやっていくという上で、そのあたりの金額からの影響というのはどのようにお考えでしょうか。 ◎みどりと公園課長   今回、緊急財政の取組の中で、特に補助金の削減等、また継続経費の削減等はやはり厳密に精査を行いまして、効率的な執行という形での縮減、金額での圧縮というような形にはなってございます。ただ、事業の取組につきましては創意工夫しながら、効率的な執行を心がけて、今まで以上の成果を上げていきたいというふうに考えております。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。  実務的なところとしましてグリーンフェスタであるとか、そういったイベント関連、実際の現場でやらなければいけないことというのは、なかなかこのご時世考えますと、令和3年度もやっていくというのはなかなか厳しいところもあるのかなというふうに思うんですけれども、そういった中で環境に対する取組、非常に世界的にも注目が集まっておりますので、何かできることというのを考えていかなければいけないのではないかなと思うわけですけれども、そのあたり、令和3年度に向けてどういったことができるかということ、計画等々ございましたら教えていただきたいです。 ◎みどりと公園課長   やはり相対的には、今までの緑の取組については、量を増やすというような取組を重点的に行ってきたのかなと考えております。これからにつきましては、量の問題ではなくて質を上げていくというような視点での取組がこれから大切になってくるのかなというふうに思っておりますので、そういった取組をしていきたいなと。  一つは今、民間の開発に伴います緑化の義務を課しているわけですけれども、そういった緑化の指導、基準等も、内容も来年度は改正して、まちの緑の質の向上というような取組を進めていきたいというふうに考えております。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。身近な公園の在り方というのが昨今、さらに注目が集まっているといいますか、暮らし方の部分に影響が出てくるものだと思いますので、ぜひともよりよい環境をつくっていくように努めていただければなというふうに考えております。ありがとうございました。  では、改めまして予算書133ページをお開きいただきたいと思います。  133ページ、諸収入、(6)自転車等売却収入について、土木計画・交通安全課へお尋ねします。  これまでの都市建設委員会では、自転車や駐輪場に関する様々な報告がなされてきたかというふうに思います。その中で、駐輪場の収入が減っていたことが報告されており、その理由として、令和2年度はコロナ禍において自転車利用者の数そのものが減ったからではないかと考えているというお話があったかと思います。  その中で、令和2年度予算では1,265万5,000円だったものが、令和3年度予算で1,358万8,000円と100万円以上増えるという予算になっております。そこでお尋ねしたいんですけれども、ここで示されている自転車等売却収入はどのような原因で歳入として入ってくるものなのか、また昨年度よりも増える見込みとなる理由を教えてください。 ◎交通安全課長   まず、どのような形の歳入なのかということでございますけれども、町なかに放置されております自転車を撤去いたします。その自転車は持ち主が引取りにまいりますけれども、やはり中には引取りのない自転車というのがございます。ただ、それをずっと保管所で保管しておくことはキャパシティー的にも不可能ですので、ある一定の期間保管したものは、海外に売却を行っております。その海外売却をしたときのいわゆる引取りをしてもらったときの収入、それがここの歳入として上がってくるわけでございます。  この収入が今年多くなるのではないかという理由ですけれども、一応の台数、大体このぐらいの台数を海外に売却するであろうというようなこともありますし、あと引取りの単価がこれは入札で決めますので、その入札の単価が大体このぐらいになるだろうという想定をした上でこの歳入を出しておりますので、そこで少し増えた形になっておるものでございます。 ◆内田けんいちろう   ということは、単価が上がったから、自転車の台数自体は減っていくけれども、歳入が上がる見込みだという認識でよろしいでしょうか。 ◎交通安全課長   実際の撤去台数は減っておりますが、残った自転車を処分するときに、一部シルバー人材センターさんがやっていますリサイクル自転車、そちらのほうにも回しておるんですけれども、リサイクルのほうに回す自転車の台数というのが少し減ってくるであろうということで、その分が海外に売却できるということもありまして、売却台数が増えるだろうというようなことから収入がアップするのではないかということでございます。 ◆内田けんいちろう   分かりました。ありがとうございます。  では、続けて予算書257ページからお尋ねします。  こちらの歳出のほうです。土木費、土木管理費、交通対策費を見ていますと、自転車駐車対策経費として9億6,164万円とあるんですけれども、昨年度が9億8,635万円でしたので、1,500万円ほど減額されていますが、こちらは自転車の利用者が減るという見込みで減額されているんでしょうか。 ○主査   答弁は後で、時間になりましたので、後ほどで、すみません。 ◆大田ひろし   おはようございます。本当にいつも大変にお世話になっております。都市整備部、土木部の皆さんにいつも感謝しているんですけれども、さらに4月から大幅に体制が強化されるので、現場に即した対応ができるというふうに期待しておりまして、区民にとってもインフラ整備、あるいは安全・安心に資する部局ですので、今後もどうぞよろしくお願いしたいと思います。  私のほうからは、まずお聞きしたいのが、本年度に載っています赤塚植物園の周辺道路整備設計というのが入っています、今年。これ、269ページでいいんですかね、この項目。どこに入っているのか分からないんですけれども、そこも含めて内容それからプランというのはどういう形で進んでいくのか、教えてもらいたいと思います。 ◎公園整備担当課長   経費は、269ページの公園等改修整備経費に入っております。公園計画改修で、赤塚植物園の周辺道路、今年、管理棟を完成させますけれども、その管理棟に伴って言わば建築基準法の2項道路、セットバックが発生します。万葉園と植物園との間に道路があるんですけれども、そこの部分のセットバックの工事を今年から設計に入るというふうな経費が入っております。 ◆大田ひろし   赤塚植物園の周辺道路というと万葉園との細い道のことを言っているんですかね。そこを拡幅するということでよろしいですか。 ◎公園整備担当課長   万葉園と赤塚植物園との間の道路を拡幅するということになります。 ◆大田ひろし   位置的にはそこだけですか。周辺道路というのはそれを含めて全体ではなくて。 ◎公園整備担当課長   そうでございます。 ◆大田ひろし   分かりました。  では、次ですけれども、予算書の273ページの再開発事業経費のところをちょっと伺いたいと思いますが、まず上板橋駅南口駅前地区の予算として4億300万円の予算がついていますが、これはどういうことに使う予算になっているんでしょうか。 ◎地区整備事業担当課長   上板橋駅南口の駅前地区の予算の内容でございますけれども、こちらの予算の内訳としましては、報償費、委託費、負担金それから補助金とございまして、一番大きいものが再開発準備組合、今度、組合になる予定なんですけれども、組合に対する補助金が3億2,500万円、それから公共施設負担金といたしまして約5,600万円ほどが主なものとなってございます。  その他、板橋区のほうで委託業務を行うものがございまして、上板橋駅の再開発に伴いまして駅前広場が再開発の中で整備されるんですけれども、再開発で整備される駅前広場のデザイン方針を区のほうの委託発注で行うものが約1,000万円ほど、それから再開発に伴って残置権利者等々の相談業務を区のほうで行っておりますが、そのサポートセンターの運営委託費として1,000万円ほどございます。そういった経費が主なものでございます。 ◆大田ひろし   ありがとうございます。  この南口駅前地区は、これはもう長いこと経緯があるわけなんですけれども、やっと動き出したという感じで、大きなまちづくりに進展していくんだろうというふうに思っているんですけれども、これは4億円というのは額も大きいんですけれども、この事業ではどのくらいの板橋区の負担というものを見込んでいらっしゃるんでしょうか、最終的に。今年度は4億円で。 ◎地区整備事業担当課長   上板橋駅南口の現在、進行が進んでおります東地区の再開発事業のほうの経費になっているんですけれども、現在、準備組合のほうで事業計画書というものを立てまして、組合設立認可申請を行っている段階でございます。その事業計画書が出されているんですけれども、それによりますと全体の事業費が約400億円という計画となってございます。  そのうち、区の負担となりますまず補助金が約80億円ほど、それから公共施設管理者負担金として公共施設、道路それから駅前広場等々、公共施設となるものを整備するわけなので、そういったものを負担をするのが約190億円ほど、合計270億円ほどがこの400億円に対する行政側の負担というふうに今、考えてございます。 ◆大田ひろし   ありがとうございます。大変な整備になるんだろうと思いますけれども、頑張っていただきたいと思います。  続きまして、その下の大山町クロスポイント周辺地区ですが、前年が約10億円予算化されていまして、今年が6億5,000万円ということになっているんですが、ここについてはどんな形になっていくのか。今、クロスポイント周辺地区というのは、クロスポイントを含む周りのことを言っているんですか。沿道まちづくりに係るお金でいいんですか。 ◎拠点整備課長   ここに記載してございます6億5,000万円なんですけれども、再開発の名前が大山町クロスポイント周辺地区再開発事業になっているので、これは再開発の組合に対する全額補助金になってございます。  今年度の予算は解体をやってございまして、解体の経費と、あと補償費が主になってございます。来年度以降は、施設建築物の工事に入っていくことになってございまして、それに対する補助金として工事管理費ですとか共同施設整備費に対する補助金で6億5,000万円を積んでございます。 ◆大田ひろし   一応そこのクロスポイントの工事の完了があと3年ぐらいですか、予定としては。その間にそこに投資するというか、区として補助金だとかを出していく計画では、今後はどんな形になっていくんですか。今年度は6億円、さらに来年度もと、こういくんでしょうか。 ◎拠点整備課長   全体の事業費が現在、約193億円となってございまして、そのうち再開発に関する補助金が79億円ということで見込んでございますけれども、国費と半分ずつでございますので、予算の範囲内といったことになりますのと、あと各年度、確定してからのことになりますけれども、予定としてはそうなってございます。 ◆大田ひろし   既にそうすると今年でどのぐらいもう出ているんですか、その予定に対しては。 ◎拠点整備課長   今年度は10億円を超えてございまして、昨年度が、すみません、数字はまた後で確認してからお答えいたします。 ◆大田ひろし   分かりました。  私はおとといもこの道をずっと歩いてきまして、かなり進んでいるなというのを実感してきました。ただ、まだやはり買収がうまくいっていないようなところも見受けられて、全体としてですけれども、クロスポイントのところはほとんど解体が進んでいまして、順調にいっているのかなという感じはしました。あれができてくればもうちょっと描かれていくんでしょうというふうに思っているし、大山の立体化と補助第26号線と大山のまちづくりというのは、すごくこれは大きな事業ですので、もうぜひ大成功させていただきたいと思っていますし、そういうことを含めてこの関連のことをお伺いしたいと思います。  大事なので、やはり不燃化推進特定整備地区というようにこれはなっているんですけれども、ここの予算というのはどこにどういうふうに入っていらっしゃるのか。木造耐震化とか非木造の耐震とかそういうところにお金がかかっているということでいいのか、そこら辺、何にどういう形で入っているんだということを教えてください。 ◎拠点整備課長   大山のまちづくりに関する予算ですけれども、今の273ページにクロスポイントに関する予算が載ってございます。そのほかに271ページのところに項番2の(3)で大山地域まちづくり推進というところで記載がございます。鉄道立体化に関しては特別会計のところに載っているんですけれども、ここにその他の大山まちづくりの予算が載ってございまして、例えば不燃化の補助金ですとか、地区計画の策定委託の補助金ですとか、あと沿道一体というところで相談窓口のサポートセンターですとか共同化やコーディネート、商店街のコンサルタント派遣といった経費がこの6,800万円余りの中に載ってございます。 ◆大田ひろし   不燃化特区のところはどうなんですか。整備地区とあるんでしょう。そこに対する予算というのはどういう形で載っているのかということを聞いているんです。それは拠点整備課になるのかな。 ◎拠点整備課長   大山の不燃化特区に関する予算については、この6,800万円の中に含まれてございまして、来年度は不燃化に対する除却ですとか、設計の補助金で750万円、コンサル派遣で4万円ちょっと載せてございます。 ◆大田ひろし   不燃化特区の整備地区というのは、地区が地図できちっと決まっていますけれども、大体これは話を聞くと約500棟ぐらいあって、木造がそのうちの約53%というのは、かつての委員会の中で見ているんですけれども、現実的に不燃化特区の地区整備をしていかなきゃいけない中で、今どのくらいの段階に来ているんでしょうかね。というのは、自分で回ってみても進んでいるようにはなかなか思えないところもあるし、現実26号線がやっぱり5年繰り延べされているということも含めると、なかなかそこら辺の調整がうまくいっていないのかなと思うし、どんなあんばいで計画に対してどういう形で動いているのか、そこら辺もし聞ければと。 ◎拠点整備課長   大山地区は不燃化特区といいますか、重点整備地域に指定されてございまして、東京都全体の不燃領域率の目標の70%は既に実は超えてございまして、72.2%というところが現在押さえている最終の数字でございます。  ただし、クロスポイントですとかピッコロですとか26号線で改善する部分があるんですけれども、まず特定整備路線がまだ整備されていないというところと地区の中で一部防災に弱い地域があるというところで5年を延伸させていただいて、地区全体として防災に対する力を高めたいというところで引き続き取り組んでいくつもりでございます。 ◆大田ひろし   特に住宅地のところにおける共同化の提案だとか、やはり板橋区も防災に強いまちづくりとしてやっていくわけですけれども、現実そこら辺のところで地権者の方々の共同化というと隣同士合わせてとか3軒一緒にとかという形で進めていかないといけないし、狭隘道路をやっぱりなくしていくということが目的だと思うし、そういったところの調整というのは実際どんな感じになっているのか。なかなか進まない状況なのか言いづらいでしょうけれども、それは予定どおりいっているんですかね。やっぱり一軒一軒回りながらとかということをやっていらっしゃるんですか。
    拠点整備課長   共同化に関してですけれども、沿道まちづくり事業のほうで実は共同化コーディネート委託ということをやってございます。来年度も400万円計上してございます。不燃化特区とある意味セットの事業になりますので、年次年次で一斉の地権者のヒアリングですとか、調査へ入ってございますけれども、来年度以降はなかなか進まない地域について再度意向を聞いたり、相談に乗ったりというところで、どこを重点に入っていくかというところを今、検討しているところでございます。 ◆大田ひろし   いろいろ調査しながら、いろいろ当たりながら今、そういう段階に来ているということは承知します。  不燃化特区の補助事業というのは、補助があるわけなんですけれども、これはさして住民にとってみるとなかなか使い勝手が悪いというか、踏ん切れないような助成内容になっているのか、その辺の問題は特にはないんでしょうかね。そういうお金にかかってくるものですけれども、そこら辺はどんなふうに、理事者のほうからは否定的な意見は言えないと思いますけれども、現実的にはそういうところもあるのかなと思うんですけれども、進まない理由というのはどうなんでしょうか。 ◎拠点整備課長   補助なんですけれども、確かに今年度は利用件数が少なくて、コロナの関係で工事は先延ばしにしたいというお話もいただいたりしているんですけれども、やはり我々も周知のほうを工夫していったりしながら、建て替えとかをなさる場合の側面支援ということはしていきたいと思ってございますので、引き続きいろんな方策を立ててやってまいりたいと思ってございます。 ◆大田ひろし   分かりました。  あと、26号線に係るところの地権者の買収というんですか、東京都の今の状況というのは区がやっているわけじゃないんですが、そんな状況をちょっと教えていただければ、どういうふうに進展しているのか、あるいはなかなか非常に今、進みが悪いのか。歩いてみるとそれほど変わっている様子がないものですから、どんな状況なのかなというのは聞いておきたいと思います。 ◎拠点整備課長   補助26号線なんですけれども、買収の今の実績というのは、昨年度末の3月時点の3割というところですが、数字では頂いていないです。ただ、今年度末の事業期間が5年間延長されているところでございますけれども、個別の状況は実は把握してございませんで、事業期間を延長されて引き続きやっておられるというところでございます。 ◆大田ひろし   今、3割と言ったんですかね。これはクロスポイントのところはもう除却されちゃったりしていますから、実際これの沿道に係ってくる地権者、半分だけ係る人もいれば3分の1係ってくるという人も含めて、そこら辺のところというのは見る限りこれで3割ぐらいなんでしょうか。そういう意味での3割か。 ◎拠点整備課長   昨年3月末時点が3割なので、確かにクロスポイントのところは、再開発事業に参加された方のところはもう壊れていますので、その分の比率は上がってくると考えてございます。その比率は、まだ聞いてございません。 ◆大田ひろし   その分が入っていなかったということですね。分かりました。  あと、この26号線、それからクロスポイント、ピッコロ広場等々あるんですけれども、特に特定整備地区のことを最後にお聞きしますけれども、これの全体像というんですかね、どこまで行ったら終わりというのはあるんですか。整備地区の地区内の例えばうちはそれは協力できないよというようなこともあり得るんですか、これは。全体的に500棟ありますよね。係ってくる500棟がそれにやっぱり協力してもらわなきゃいけないわけでしょう、最終的な絵に対して。それというのは100%ですか。最後まで頑張るという方もいらっしゃるのかどうなんですか。 ◎拠点整備課長   不燃化特区に関しては、大山駅周辺地区というところで整備フローをつくってございまして、現況72.2%で、最終目標82.3%ということで、そこまでくれば一定程度防災力が向上するところで考えてございますので、その数字を目指してやってまいりたいと思ってございます。 ◆山田ひでき   よろしくお願いします。  まず、プレス発表資料だと45ページ、本文だと273ページの上板橋駅南口周辺再開発事業について伺っていきたいと思います。  今年度中に組合設立認可が下りる予定だというふうに伺ったんですが、これが今年度もう間もなく終わるんですけれども、いつ頃下りるのか、その辺がどういう予定なのか伺いたいと思います。 ◎地区整備事業担当課長   上板橋駅南口の東地区の再開発事業のほうなんですけれども、12月に東京都へ組合設立認可申請を行ったところでございます。1月と2月にかけて権利者の皆様の縦覧であったり、意見書の募集などを行って、今現在、3月になっているところでございまして、今、東京都のほうで審査をいただいているところでございます。もう間もなく認可が下りるという情報はあるんですけれども、まだ正式な認可日というところまではいただいていないんですけれども、何とか年度末、遅くとも4月に入って間もなくというような段階で認可がいただけるのではないかというふうに聞いているところでございます。 ◆山田ひでき   これは認可が下りた後のスケジュールというのがどういった形で進むのか、その辺について教えていただきたいと思います。 ◎地区整備事業担当課長   認可取得後のスケジュールということでございますが、まず東京都さんの認可がいただけますと、30日以内に組合の設立を行う段取りとなってございます。設立された後は、今度は次のステップでございます権利変換計画の認可というところに進むために、再開発で整備されます施設の詳細な設計に入っていきまして、具体的な施設関係、それから道路とかそういったものの概要を詰めていくというところがございます。  また、権利者の皆様全員が組合員となりますので、その組合員の皆様の権利をどのように権利変換していくかというような内容を権利者の皆様と協議、交渉して、調整していきながら権利変換計画をつくっていくという予定となってございます。  スケジュールとしましては、今現在は令和4年度に権利変換計画認可を取得したいというふうに準備組合のほうから聞いているところでございます。 ◆山田ひでき   ありがとうございます。  今、認可が下りてから30日以内に組合設立総会が開かれるというふうに答弁いただいたんですが、例えば総会にオブザーバーで出席したりとかということは可能なんでしょうか、その辺を伺いたいと思います。 ◎地区整備事業担当課長   基本的に組合の総会に当たるものでございますので、組合員様の参加の下行われる会議体というふうに認識してございますので、外部の方が参加するということはあまり考えられないんですけれども、傍聴ができるのかとかオブザーバー参加できるのかということについては、組合に確認をしてみたいというふうに思います。 ◆山田ひでき   恐らく権利者でない方で、やはり地域の方で再開発事業について非常に関心の高い方もいらっしゃると思うんですよ。そういった方が例えば傍聴であるとか、オブザーバー参加であるとか、そういったことが可能なようにぜひ検討していただければなというように思います。  この計画の中で、駅前広場等デザイン方針の策定というのが来年度の予算の中に組み込まれているというふうに伺いました。この駅前広場等の等の中には具体的にどんなものが含まれているのかなということと、あとデザイン方針というのがいつ頃示されるのかとか、その辺を伺いたいと思います。 ◎地区整備事業担当課長   駅前広場デザイン方針についてですけれども、まず等というところの意味としましては、駅前にできます約3,900平方メートルの交通広場及び川越街道まで幅員が16メートル、延長は200メートルほどの区画道路ができますので、公共施設の部分を指してございますので、そういった部分を含めたデザイン方針というものを策定したいというふうに現在考えてございます。  スケジュールなんですけれども、このデザイン方針の検討は今年度、令和2年度から進めてございまして、令和3年度、来年度にデザイン方針をまとめていくという今、計画でございますので、具体的には年度末ぐらいにはお示しできるかなというふうに考えてございます。 ◆山田ひでき   このデザイン方針の策定に当たって、例えば住民からの声を反映させるような仕組みみたいなものは検討されているんでしょうか。 ◎地区整備事業担当課長   デザイン方針の検討につきましては、令和2年度から進めてございまして、地元地域の皆様が参加するワークショップを令和2年度におきますと11月と12月に開催をいたしまして、地域の皆様、商店街の皆様、関心のある方に参加していただいて、将来の駅前広場の考え方などのご意見を伺って検討を進めているところでございます。また、令和3年度も引き続き、このワークショップを開いてご意見を伺っていく予定でございます。そういった地域の皆様の声を聴きながらデザイン方針を作成していくという予定でございます。 ◆山田ひでき   そういうことでいうと、このワークショップというと特に準備組合の組合員であるとかに限らず、地域住民の方、商店街の方なども参加できるようになっているという考えでいいですか。また、昨年、11月、12月開催したということなんですが、それぞれそういった地域の方何名ぐらいずつ参加されたのか、分かったら教えていただきたいと思います。 ◎地区整備事業担当課長   まず、このワークショップにつきましては、公募で周知をさせていただいて、募集をさせていただき実施したところでございます。来年度も実施する際には募集をして、昨年、参加していただいた方にはもちろんのこと、また新たに参加したい方がいらっしゃれば加わっていただいて、検討していきたいというふうに考えてございます。  11月と12月に参加された区民の方なんですけれども、23名と20名、延べ43名ということで実施をしたところでございます。 ◆山田ひでき   ぜひこのワークショップ、大変いい試みだとは思うんですが、また広く一般的に説明会であるとか、あるいはパブリックコメントであるとか、そういった意見の募集もしていただきたいなとは思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎地区整備事業担当課長   説明会なんですけれども、説明会という形では別途、昨年10月2日、3日、2日間でこの再開発の概要、それから再開発に伴って整備する公共施設、駅前広場であったり、大きな道路の計画の今の現状の検討状況とか、そういったものを含めて地域の方、これは組合員であるかないかかかわらず、地域の方に説明会を実施したところでございます。  令和3年度も何らかの形で組合が行っている事業のことであったり、区のほうで行っていますこういったワークショップの検討状況であったり、そういったものをお知らせできるような機会はつくってまいりたいというふうに考えてございます。まだ具体的にいつ頃どのような形でというのはできないんですけれども、令和2年度にも行ったようなことを実施できればというふうに今、事業としては考えてございます。 ◆山田ひでき   ありがとうございます。  この駅前広場等整備基本方針について全体的なことなんですが、将来的に東武東上線の連続立体化がこの上板橋駅、ときわ台駅間でも検討されていると思うんですよ。それとの整合性についてというのは、今回の駅前広場等整備基本方針というのは何か考えているものがあるんでしょうか、それともまるきり別個のものとして今回、方針が示されるんでしょうか。 ◎地区整備事業担当課長   上板橋駅付近も連続立体化の検討対象区間になっているというのは認識してございます。とはいっても具体的にどのような計画になっていくのかというところがまだ見えないところでございますので、このデザイン方針を検討する中では、そういった立体化も見据えてというところはありますけれども、再開発事業、駅前広場で整備すべき内容を中心に検討を進めていくというふうに考えてございます。将来的に支障にならないようなものはできるだけ造らないように、そこは配慮していきたいとは考えているところでございます。 ◆山田ひでき   大山の再開発を見ても、やはり高架化にするのか地下化にするのかということで地域の住民からもいろいろな意見が出されていたと思うんですよ。ぜひこの上板橋、ときわ台駅間の連続立体化についても早くから地域の皆さんの声を反映した計画を考えていく必要があるのかなと思うんです。その辺についてはいかがでしょうか。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   失礼しました。大山駅付近とときわ台駅から上板橋駅付近というのは、鉄道の立体化検討対象区間ということで、平成16年に指定されて、それを受けまして取組が進んでいる中で、大山駅付近については今、準備区間という形で進んでいるところでございますが、こちらのときわ台、上板橋付近につきましても従来、答弁等でも繰り返しているように、中板橋付近を含めまして、全体として考えていくことになっております。  ただ、まだ大山のほうが事業認可のところにたどり着いておりませんので、その辺を踏まえまして、今後そのような話の部分についても対応等をしていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆山田ひでき   ぜひこの上板橋周辺の開発でも、地域の皆さんが納得できるような丁寧な説明等が必要かなというように思いますので、そのようにお願いしたいと思います。  また、再開発計画で予定されている高層マンションについて、その詳細を教えていただきたいなと思うんですが、どうでしょうか。 ◎地区整備事業担当課長   現在、上板橋駅南口で先行して進めている東地区の再開発で整備される建物の概要でございますけれども、こちら、東地区の整備の中では、3棟建物が計画されております。まず東街区のほうが地上27階、地下2階、建物の高さが約100メートルというような計画となってございます。中街区に建物ができますが、その中街区の計画としましては、地上19階、地下1階、高さ60メートルという計画となってございます。また、一番川越街道のほうに近いところに南街区というものが計画されていますけれども、こちらのほうが地上6階、高さ25メートルの建物が計画されていると、この3棟でございます。  以上でございます。 ◆山田ひでき   それぞれマンションとして販売予定だということだと思うんですが、大体何戸ぐらい予定されているのかとか、その辺は把握されているでしょうか。 ◎地区整備事業担当課長   住宅につきましては、先ほど申しました東街区と中街区の2棟に住宅が入る予定でございまして、その合計の住宅戸数が今、計画としましては約440戸というふうに聞いてございます。  なお、南街区の建物につきましては、店舗、事務所に限る用途というふうな計画で考えているということでございます。 ◆山田ひでき   高さ100メートルのビルができるということなんですが、これによって例えば日影であるとか風害であるとかについてはどのように考えられているでしょうか。 ◎地区整備事業担当課長   風の影響であったり日影の影響につきましては、それぞれの基準に基づいた対策を取るように準備組合のほうには指導していく考えでございます。 ◆山田ひでき   そういったことも含めて、なかなか計画の全体像というのが地域の方に浸透し切っていないのかなというような気がするんですけれども、この間、説明会であるとか、ワークショップであるとかを行っているとは思うんですが、さらなる周知について何か検討しているところはあるんでしょうか。 ◎地区整備事業担当課長   さらなる周知ということですけれども、先ほどお話しさせていただいた説明会を開催することは検討していきたいと思っておりますし、あとはニュースを区のほうで発行してございます、定期的に。そういったニュースを周辺の皆様にお知らせするような機会をつくって、現在の事業計画の進捗について知っていただく機会をこれからもきちっとつくっていきたいなというふうに考えてございます。 ○主査   山田ひでき委員の質問の途中ではありますが、訓練の時間が近づきましたので時計を止めさせていただきます。訓練までしばらくお待ちください。              (いたばしシェイクアウト訓練)  ご着席ください。  それでは、山田ひでき委員、再開をお願いします。 ◆山田ひでき   すみません、集中力が切れてしまいましたけれども、もうあまり時間も残っていないと思うんですが。 ○主査   あと2分です。 ◆山田ひでき   2分。この上板橋駅南口周辺の再開発事業もスタートとしては、災害対策、不燃化対策からスタートしたのかなというふうに思うんです。この再開発事業が進むことによって不燃化対策が今どのように進んでいるのか。たしか道路が狭くて緊急車両が入れないところを解消する、そういった目的があったかと思うんですが、そちらのほうの進捗具合等を伺えればと思うんです。お願いします。 ◎地区整備事業担当課長   再開発の事業目的といたしましては、今、委員おっしゃるとおり、緊急時の交通アクセスが悪いというところであったり、建物が木造の住宅が密集しているというような課題があってこの再開発事業を進めているところでございます。
     現状の不燃化の状況であったりというところについては、現在、今、私の手元では把握ができていないので、こちらについてはお調べしてお伝えできるようにしたいと思います。すみません。 ◆山田ひでき   事業のスタート地点が災害対策であったところ、やはりそこのところをきちんとやっていく必要があるのかなというように思います。そういったところからスタートして、高層マンションを造るという形に事業そのものの性格が大分変わってきているのかなと。そうではなくて、やはり最初の災害対策のところをしっかりやるべきかなというように思います。  その意見を述べて、質問を終わります。 ○主査   お疲れさまでした。  次に、高沢委員、お願いいたします。 ◆高沢一基   では、よろしくお願いいたします。  まず、予算書の144ページをお開きいただきたいと思いますけれども、総括表が載っております。  土木費につきましては、昨年度予算に比較しまして28億3,900万円減ということで、17.5%の減少ということで、大幅な削減になっているかというように思いますけれども、まず初め、削減の内容、何が削減されたのかについてご説明をお願いしたいと思います。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   まず、都市整備部の分についてご説明いたします。  削減分の主な内容は、大山町のクロスポイントの周辺地区地区計画の経費でございまして、そちらがおおむね4億2,250万円でございます。こちらは、事業の進捗により令和3年度は抑えた状況でございます。  続きまして、区立住宅の管理の関係の経費でございまして、令和3年度、事業の廃止のための部分がございまして、こちらが1億2,477万円減となっております。  そのほか、非木造建築物耐震化促進経費につきまして助成件数を精査した結果といたしまして、件数の見込みが減になったことによりまして1億42万円減となっております。こちらが主な内容でございます。 ◎土木部管理課長   土木部のほうでは、これまで公園整備のほうが重点的に行われておりました。それが終了いたしましたので、減となってきてございます。主なものとしては、小豆沢公園整備改修が4億6,000万円、昨年計上されていたのがゼロになったというところとか、赤塚植物園のほうの約2億円がゼロになったと、それと東板橋公園の改修だとか、こういった公園の大規模改修が終了したというところでかなり減額になっている、そういったところでございます。 ◆高沢一基   ありがとうございます。  事業の終了等とか、実際の実績に合わせる精査というお話もいろいろありましたけれども、またそれだけではなくて、今、厳しい財政状況の中で、やはりこの予算編成に当たっては、なるべく節約するところは節約する、経費を抑えるところは抑える、あるいは事業の先送りだとか先延ばし等も含めて判断する必要があったのかなと思うんですが、そういった財政状況を勘案しての土木費の中で何か考慮された面というのがあるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎土木部長   土木部から先にお話しさせていただきますが、お話のとおり二つの面で、まず一つは人的な面でコロナ対策をはじめ、急遽充当しなければならないところがありましたので、土木部からは定数で3名ほど減をしております。金額についても大きな理由というのは、今申し上げた事業の完了によるものですが、それのほかにシーリングというものを実施しております。同時に、実施計画の中でも急を要するものについては継続いたしますが、それ以外のものについては、少し先送りをして対応していく。例えば路面の補修ですとか、そういったものについては許容できる範囲内で先送りをするということで、そのお金をコロナ対策等、緊急のところに充てていくと、そういう措置を行っております。 ◎建築指導課長   個別の事業でございますけれども、老朽建築物対策につきましては、今年度と来年度につきましては、今年度と同様の予定で予算のほうは確保させていただいております。現実的には、除却助成ですとか、いろんな事業が順調に推移しておりますので、変わらない形で対応するという予算を計上させていただいております。 ◆高沢一基   ありがとうございます。  やるべきことをやらないといけないわけですから、その辺は予算をしっかり取っておられるんだと思うし、あと先送りできると土木部長のご答弁にもありましたけれども、急を要さないものについてはという話もありましたので、限られた今、厳しい状況下でありますので、その辺はお分かりだと思いますけれども、精査をしていただきながら、ただ必要な予算はやっぱり獲得していかないといけないと思いますので、そういったものが今回の新年度予算には反映されているんだなというふうに好意的に理解をしたいというふうに思います。  では、続けまして、個別の確認にいきたいと思います。  まず、予算書263ページ、無電柱化促進に関してなんですけれども、こちら、経費として2,590万円余りの予算が計上されておりますけれども、これは大谷口上町の詳細設計等と聞いているんですけれども、具体的にどういう準備状況で、あるいは大谷口上町のスケジュール的に将来、今後どのように考えているのかについてご説明をお願いします。 ◎計画課長   この無電柱化促進事業経費につきましては、来年度分は今おっしゃられた大谷口上町の無電柱化610メートルに対しての詳細設計というのを進めております。来年度、再来年度と詳細設計を2年行った後に実際の工事に移る予定ですけれども、工事だけで七、八年ぐらいはかかるかなというような予定にしております。 ◆高沢一基   工事が七、八年という形ですけれども、これは実際に詳しいところは終わってみないと分からないでしょうけれども、総事業費としてはどのぐらいを見込んでおられるんでしょうかね、完成までの。それがお分かりになりましたら教えてください。 ◎計画課長   今、詳細設計の段階ですので、全体の総事業費というのがまだどのぐらいかかるかというところですけれども、試算中でございまして、相当な費用がかかるというところなんですけれども、まだ試算中というところでございます。 ◆高沢一基   正確な額が出ないというのは、私も承知はしているんですけれども、ただやっぱりある程度大まかな目安がないと、先ほどの予算の獲得の話ではありませんけれども、財政上のことも考えないといけないわけでありますから、目安としての総事業費というのもまだ何も分かっていない中進んでいるということなんでしょうか、確認をさせてください。 ◎計画課長   610メートルという長い延長の中で、メーター当たりという計算等もあるんですけれども、調べて後に回答させていただきます。 ◆高沢一基   では、後ほどよろしくお願いします。  これも言わずもがなと思いますけれども、やっぱりある程度大まかな額が分からないと、防災、災害に強いまちづくりだとか、あるいは景観上、無電柱化を促進しようといっても財政には限りがあるわけですから、それは全体図を見ていただきながら計画していかないと、この大谷口上町だけじゃなくて、違うところについても進めるのかどうかという判断もあると思いますので、ぜひその辺のコスト面については把握をしておいていただけたらありがたいなというように思います。分からなければ次に進みます。次に進んだほうがいいですかね。では、後ほどお聞かせいただきます。  続いては、予算書の269ページ、お願いします。史跡公園の整備経費についてなんですけれども、872万円余りの予算が計上されていますけれども、この(仮称)史跡公園についてもこれは現状どのような進捗状況で、新年度はどこまで進むような形で予算が取られているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎公園整備担当課長   史跡公園の整備については、生涯学習課のほうと産業振興課のほうで進めておりますけれども、公園整備担当課の説明としましては、令和3年度は石神井川沿いの右岸の緑道を整備しようということで設計に入ります。延長200メートルほどですけれども、設計に係る経費が計上されております。  あと、北側の愛誠病院と理化学研究所の間に私道があるんですけれども、その私道を公道化しようということで、その公道化するための測量費用を計上しております。あとは、都市計画図書ということで、都市計画決定するに当たって資料を作成するということで、その経費を見込んでおります。以上、872万3,000円の経費を計上させていただいております。  全体の工程については、先ほどもちょうどお話が出たんですけれども、緊急財政対策もあって当初予定していた事業の時期がずれてしまったんですけれども、できることからやっていこうということで取り組んでいる重要な事業となっております。  以上です。 ◆高沢一基   ありがとうございます。他の事業との兼ね合いから考えないといけないのであれなんですけれども、少しずつ準備をしているというところで理解をさせていただきたいと思います。  続いて、東上線の特別会計、連続立体化についてお聞きしたいというふうに思います。  連続立体化のほうに関してなんですけれども、まず担当課長が不在のところで申し訳ないんですが、予算書でいくと471ページですけれども、大山駅付近の連続立体化事業経費ということで5,625万円計上されております。それから、大山駅前広場についても同じく2,000万円計上されていますけれども、これの具体的な内容、何に使うのかというところをお聞かせください。 ◎拠点整備課長   まず、大山駅付近連続立体化事業経費のうち、5,625万円でございますけれども、こちらは連続立体交差事業負担金というところで積んでございます。次の2,000万円でございますけれども、全て委託料になってございます。内訳としては、道路計画の調査・検討及び用地測量で1,500万円、駅前広場整備等に係る用地アセスメントで300万円、同じく駅広の整備に係る用地取得等の支援業務ということで200万円を計上させていただいてございます。 ◆高沢一基   ありがとうございます。少しずつ準備が進んで、前に進んでいるのかなというふうに理解をしたいと思います。  あと、続いて同じところですけれども、連続立体化事業推進経費ということで、別に1,000万円余り計上されていますけれども、こちらについても具体的に何に支出する予定なのか、お聞かせください。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   こちらの経費でございますが、東上線の立体化に関係します基礎的な調査を行っておりまして、まちづくりにおけますいろんなデータ等の整備をしているところでございます。それを来年度も1,000万円ほど取り組んでいくことになっております。  さらには、3万6,000円というのはその端数の部分でございますが、もう少し細かく申しますと、全国連続立体交差事業促進協議会の分担金と東京都連続立体交差事業促進協議会の分担金ということで、合計して3万6,000円でございます。 ◆高沢一基   区内の全線立体化、なかなか長い道のりかと思いますけれども、期待をして、注目をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  続いては、予算の概要の47ページです。  この27番、新防火区域指定地域整備促進ということで、これも200万円余り計上されていますけれども、清水町・蓮沼町周辺地区における地区計画策定及び新防火指定ということで説明がされていますけれども、これについて具体的な地区計画と新防火の指定をすると書いてありますけれども、新年度、具体的にどのようにやるのか、もう少し説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市街地整備課長   こちらの事業につきましては、清水町・蓮沼町周辺地区地区計画の策定とその地域に新防火の指定を検討している地域になっております。こちらにつきましては、昨年度からまちづくり協議会というのを地元につくりまして、そちらのほうとその地区計画の策定及び新防火の策定に向けて協議をしてきたところでございます。  今のところ協議会のほうで、その案を決定するためにアンケート調査を今年に入ってから実施をしております。アンケートが終了して、ちょうど今月、そのアンケートの結果を地元に周知しているところでございます。そのアンケートの結果を受けて今後、地区計画の素案をつくって、その後、都市計画の手続に入って、都市計画決定を再来年度ぐらいにできればという形で進めている事業になります。 ◆高沢一基   アンケートも実施されているということで、地域の声を聴きながら、権利制限の面がありますので、その辺は大事だと思います。  ただ、今、コロナ禍でなかなか協議会自体も開けなかったりとか、頻繁に意見交換、地元の方から聞くというのは難しいと思うんですけれども、それもアンケートという取組をされているというのは今お聞きしましたけれども、それ以外に何かコロナ禍でもしっかり住民地域の声を聴いていくんだ、あるいはお互いに意見交換をしていくんだというようなことに関して何か工夫といいましょうか、お考えありますでしょうか。今後どこまでコロナが延びるか分かりませんけれども、その辺についてもお聞かせいただきたいと思います。 ◎市街地整備課長   コロナ禍でありますので、今年度も当初は協議会のほうは地元の地区の中で行っておったんですけれども、やはりコロナ対策でそこの協議会のスペースが狭いということでご不便はかけますけれども、より広い地域センターのほうに場所を変えてコロナ対策を施した中で協議会の実施を行っております。  また、協議会の数が少ないという形になりますので、ニュース等もできるだけ発行するという形で事業のほうを進めておるところでございます。 ◆高沢一基   ぜひその辺、不都合な時代ですけれども、丁寧に地域に対しては情報提供もしていただいているということですけれども、あとなかなか難しいところもあると思いますけれども、今後、コロナが改善して普通に会議ができればいいですけれども、なかなかできない場合においても何か例えばオンラインを活用するものとかも地域の町会長さん、どこまで対応していただけるかはあれですけれども、それもちゃんとご説明をしてやるとか、そういうのも含めて、今後の状況次第なので何とも言えないですけれども、いろいろ積極的に地域の声は聴いていただければなというように思います。  もう時間はないですか。 ◎計画課長   先ほどの無電柱化の事業費なんですが、9億円から10億円ということで概算をしておるところでございます。 ◆高沢一基   大谷口上町は9億円から10億円で610メートルが終わるというところですね。分かりました。ありがとうございます。  では、まだ1分ぐらいあるそうなので、予算の概要49ページの公園灯の更新についてお聞きしたいと思います。  街灯のほうはLED化が進んでいくということで、先般の常任委員会でも確認させていただいたんですけれども、公園灯におけるLEDの導入状況とともに、全てLED化する目標でやっているのかということと、あとはもしそういう目標であるならば、完了年度はいつを目指してやっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎公園整備担当課長   公園灯の更新の状況ですけれども、基本的に計画では令和5年までに公園灯の更新を完了することで取り組んでおります。  公園灯の更新ということで、基本的にはLED化するということで取り組んでおりまして、公園灯は全部で2,000灯余りあるんですけれども、その更新が終わっていなかった1,500灯が対象になって、令和5年度までに完了させるというふうなことで取り組んでおります。令和元年度から取り組んでおるものですから、更新したところが500灯余りですけれども、順次取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆高沢一基   では、目標として令和5年度までに全てがLED化をされるという理解でよろしいんでしょうか。 ◎公園整備担当課長   非常に出力が大きい公園灯というのがありまして、LEDではカバーできないものもあります。水銀灯の処分期限が非常に迫っておりまして、その関係は急いでいるんですけれども、セラミックメタルハライド灯という省電力の街灯もありまして、それはLEDでなくてセラメタということで、引き続き運営していくものもあるんですけれども、LEDにできるものはLEDにしていくというふうな取組の仕方でやっております。 ○主査   次に、高山委員、お願いいたします。 ◆高山しんご   よろしくお願いします。  先ほど、上板橋駅南口駅広のデザインというお話が出ましたので、少し詳しく伺わせていただきたいと思っております。  このデザインについて本年度から行われてきているということですが、来年度の予算のデザインに関する内訳を伺えればと思います。 ◎地区整備事業担当課長   デザイン方針の予算の内訳につきましては、予算書でいきますと273ページの上板橋駅南口駅前地区再開発事業経費の中の上板橋駅南口駅前地区の4億円ほどのところに入ってございまして、委託料としまして現在1,100万円ほど、この駅前広場デザイン方針の作成のための委託費として計上させていただいているところでございます。 ◆高山しんご   1,100万円ほど委託料がかかっているということなんですが、これのデザインに関する先ほどワークショップというお話がありました。ここに関わってくる関係者の方々というのはどういったところがあるんでしょうか。例えば町会の町会長さんとか、先ほど、公募という話がありましたが、東武鉄道も関わってくるのか、そういったところを伺えればと思います。
    地区整備事業担当課長   まず、ワークショップにご参加いただいている方は、公募で参加していただいている方を対象に行ってございます。その公募の中には、属性というか、参加の方の中では商店街の方もいらしたり、あと町会に加入されている方もいらしたり、また川越街道を渡った桜川のほうの方もいらしたりとか、あとは上板橋駅の北口のほうの方もいらしたりとか、周辺の方もかなり多く参加していただいているというふうに認識しております。  また、事業者であります再開発準備組合であったり、その関係者であります東武鉄道とはまた別途、その計画について検討、協議をしていくというような考え方でおります。 ◆高山しんご   ありがとうございます。  今、北口の方も入っているということで、上板橋、北と南、別に分けてまちづくりをしていく、段階はありますけれども、一体としてやるべきだと思いますので、少し安心したというか、そういう意見が取り入れられることはいいと思います。  それで、北口と南口をつないでいる駅舎でございますが、こういったところ、東武鉄道がどうしていくか、まちづくりとセットで考えられるべきものだと思いますが、その駅広のデザインを考えるときに、駅舎のデザインみたいなところまで話が及んでいるんでしょうか。具体的にそのワークショップの中身について伺えればと思います。 ◎地区整備事業担当課長   ワークショップの検討の内容としましては、先ほどお話ししたところも多少ありますけれども、再開発事業で整備を予定しています約3,900平方メートルの駅前広場の例えば線形であったり、それぞれ交通結節機能としてのバス停とかタクシー乗り場、そういった形であったり、利活用の方法であったり、そういったものをまた環境空間としていろんなイベントに使っていきたいとかというようなお声が出ていたり、そういった整備の方針等々についてのご意見等をいただいているところでございます。  再開発のビルであったり、上板橋の駅の駅舎のデザインであったりというところは今回の検討の内容には含めていないというところでございます。 ◆高山しんご   ありがとうございます。  先ほどからの話を聞いていて、検討されている部分というのはよく理解したところなんですが、やはり接続する部分というのは、建物もそうですし、駅舎もそうですし、そういったところも含めて考えられる部分だと思いますので、一応そういったところの配慮を十分されるように希望します。  上板南口のデザインについては、以上で終わります。  続きまして、予算の概要でいきますと48ページの道路維持管理経費の中のごみの不法投棄処理について伺わせていただきます。  昨今のコロナ禍の状況で、ごみの不法投棄というのが世間的には増えているということで報道されているところだと思いますが、私の実感としても、例えば私有地の空き地にごみが投げ捨てられていたり、ここ最近で増えたなという印象を受けております。  そういったところで、今年度の不法投棄の状況、例えば増えたのか減ったのか、例年どおりなのか、そういったところと、あと来年度予算との関係について伺わせていただきます。 ◎工事課長   道路維持管理経費の清掃についてでございますが、こちら、ごみ不法投棄処理、③のものと④の道路等清掃費で来年度、約1億500万円ほど予定してございます。  道路に不法投棄される粗大ごみというのは、大体決まったところに捨てられるというのが常でして、私ども職員がパトロールを常々しておりますので、今回、具体的な数字は今持っていませんがめちゃくちゃ増えたとかいうふうには考えてございません。ただ、道ですとか、そういうところに管理が行き届いていないところに捨てられているというケースは見受けられるという形だと考えています。 ◆高山しんご   近所を歩いていて、例えばちょっと暗い道路のところにずっとバイクが放置してあるとか、そういったところがありまして、具体的に区民相談をいただいたりはするんですが、そういった場合というのは、基本的に道路である限り、要はバイクが置いてあって、どんどん周りにごみがあるからごみが増えていく状況というのがつくられてくるんですね。そういうのはどなたがどこに相談すればいいか、一応ここで聞いておきたいと思います。 ◎工事課長   現在でいくと土木事務所なり土木部管理課の監察係なりにお電話いただければ、職員のほうが見に行きまして、やはり対策が必要ならば看板を設置する、また土木事務所でパトロールをするというような対策を取っていきたいと思っております。 ◆高山しんご   例えば具体的にバイクが止めてありました。ずっと一年、二年放置されているという状況があったときに、もちろん所有者がいるわけで、権利の問題が出てくると思います。そういったところで区役所としてはどういった対応をされるのか、どういった進捗で動いていくのか、ちょっと教えていただければと思います。 ◎交通安全課長   バイクの大きさにもよるとは思います。大型バイク等になりますと、もちろんこちらは警察のほうに一旦照会をしてもらってと思いますけれども、ナンバー等から、そちらのほうからのお問合せ、小さい原付等になりますと一定期間、区のほうで標示をします。基本的には三日札と呼ばれていますけれども、標示をして中三日空けて動いた形跡がないということになれば、区のほうで撤去すると。バイクの状態にもよります。もう全然乗れそうにないバイクなのか、まだ動くようなバイクなのかというようなことでありますけれども、一応基本的には区のほうで撤去をするような形になろうかとは思います。 ◆高山しんご   ありがとうございます。  もう一つ加えて伺っておきたいのが不法投棄は立派な廃棄物処理法上の犯罪で、5年以下の懲役ですとか1,000万円以下の罰金、こういったものが課されるものなんですけれども、そういった不法投棄が起きた場合に、例えば回収を区でした場合に、その後、不法投棄に対する対処というか、今後同様のことが起こらないように区のほうで何らか例えば不法投棄をされた方を特定するようなことというのは行われているのでしょうか。 ◎工事課長   不法投棄されたもので、今年度、昨年度もそのような所有者が分かるようなものはありませんでした。分かるようなものがあれば、警察と相談して対応していきたいと考えております。 ◆高山しんご   分かりました。  不法投棄、本当に空き地があると結構どんどん増えていくのが目に見えて分かるものなので、区の場合は道路とかの公共施設の話ですけれども、ぜひともきれいな道路が保たれるようにやっていただければと思います。  続きまして、先ほどもお話があったんですけれども、47ページの清水町・蓮沼町周辺地区計画に関するアンケートのお話をさせていただきます。  ここももう少し詳しく伺わせていただきたいんですが、まず地区計画に関するアンケートというのを年始に行って、恐らく全戸配布だと思うんですが、やられていると思います。こういったところでまずそのアンケートというのが清水町・蓮沼町の地域、新しいマンションも次々できてきていまして、なかなか投函が難しいマンションですとかもあると思います。そういったところにもちゃんとアンケート、要は全件アンケートが入っているのかというところをまず伺わせていただきます。 ◎市街地整備課長   清水・蓮沼町のアンケートについてのご質問にお答えします。  こちらにつきましては、配布総数でいきますと8,400件送付を行っております。地区内の方に関しましてはポスティングという形で約7,500通、またそこにお住まいではなくても権利をお持ちの方、地区外にお住まいの方にも約900通ほど郵送してアンケート調査を実施しているところでございます。 ◆高山しんご   ありがとうございます。行き届いているということで理解させていただきます。  具体的にアンケートの中身なんですが、ちょっと拝見させていただいたところ、地区計画に対するアンケート、これは区民の方から相談といいますかお話ししていた中であったんですが、例えば新しいバーをその地域に出す。風営法上、規制を新しい地区計画の中でつくっていこうという流れがある中で、新しくバーを出せないことになるんですかというお話があったんですが、この地区計画がまとまった段階で、例えば飲食店の状況、あの地域にはスナックですとかバーですとか結構点在していると思うんですが、既存の業者は大丈夫だと思うんですが、新規でそういった業種に取り組まれようとしている方については、具体的にどういう方向になっていくのか、お答えいただければと思います。 ◎市街地整備課長   まだ地区計画を決定する案をつくる前のアンケートの段階ですので、今後もそういう方がいらっしゃれば、案を受けて皆さんとまた協議会のほうで検討していくという形になります。今現在、特に調査をしたところ、既存の建物で風俗営業法上のバー等のものがございませんでした。そういう関係もありまして、今のところ協議会の提案としては、そういう施設をなくしていきたいという方がアンケートの調査からいきますと約90%近く出ているという状況でございます。 ◆高山しんご   ありがとうございます。  恐らく風営法上の規制は厳しい規制ですので、そういう地域の方にとっては、もちろんできては困る。そういったお気持ちは大変分かるんですが、そこに引っかからないところまでもしっかり説明していかないと出せないんじゃないかという懸念が地域の方からありましたので、そういうふうなところはしっかりと線引きがどういうところにあるのか周知をしていただければと思います。  次に、47ページのブロック塀等撤去助成のお話をさせていただきます。  例年、ブロック塀の撤去は進んでいるところだと思います。昨今、地域の方も協力されて、危険なブロック塀がどういったところにあるのか、そういった調査をされて、また毎年、一定数ブロック塀の撤去をされてきたと思います。  今年の数67件というところなんですが、例年、もう少し多い年もあったと思うんですが、今年の67件という件数について、この評価を伺えればと思います。 ◎建築指導課長   今年度のブロック塀助成の実績の状況でございますけれども、今日現在でありますけれども、約58件ほど助成をさせていただいているという状況でございまして、ちなみに昨年度はまだ開始し立てというところもありましたので101件ございました。来年度、一応67件を見ておりますが、先日も福島県沖で大きい地震がある状況はあったんですが、なかなか関心が下がっていくというところがある中、引き続きブロック塀、危険な方にもお手紙をお送りとか来年度もしながら、この67件をしっかり使えるようにいろいろ周知をしたり、指導していきたいというふうに考えております。 ◆高山しんご   ありがとうございます。  昨年度は101件で、今年度は今のところ58件ということで、159件危険なブロック塀が撤去されたということで、これはペースとしてはすごくいいペースかなとは思うんです。  今年、例えば67件実績として来年度出てきたとしたら、200件を超えてくる。200件を超えてくるというところは、板橋区全体で200件というところなんですが、この200件という評価というのは危険なブロック塀全体からしてどういった割合になるんでしょうか。 ◎建築指導課長   実際、今回のような助成金を活用しながら除却される方もいらっしゃいますし、あとは建て替えの際に最近はもうブロック塀を低くして上にフェンスをつけるような形の外構をされるというパターンがほとんどかなというのは認識しております。そういう更新によって解決する場合、あと助成金を使わないで解決している事例もございまして、数字的には古いんですけれども、令和2年度の6月末の段階で除却助成以外にも現実的には更新等を自主的にやられて減っている状況があって、平成30年に調査させていただいたんですけれども、危険度が高い危険度Dランクというものがありまして、それもその2年前の状況と比べると約25%減っているという状況ではございますけれども、ただ引き続き、まだ75%残っている状況があるというふうには認識しております。 ○主査   次に、田中委員、お願いいたします。 ◆田中やすのり   いたばしNo.1実現プラン2025をつくり直して来年度、初年度の予算が始まるということですので、都市整備部と土木部に関しても2025をつくり直して何か大きく変わることがあったのかどうかについてまず確認をさせていただきたいんですけれども、重点戦略として三つ掲げられていました。一つがブランド戦略、もう一つがDXの推進戦略、もう一つは皆さんの課が関わると思うんですけれども、細かく見ていけばSDGsということでありましたので、来年度の予算についてこの三つの重点戦略についてどこかアピールしておきたいというところがあればお聞きしたいんですけれども、ブランド戦略について書かれていたのは、やっぱりまちづくりのところが書かれていたので、どんな感じなのかお聞きしたいんですけれども、まちづくりの視点で先ほどから詳しい話はあったんですけれども、そこに人にこれから住んできてもらうということを考えると、例えば東上線沿線の事業であれば大山と上板ありますけれども、引っ越してそこに住もうという人は、交通の利便性を考えて大山であったり上板に移り住むことを検討していくときの選択肢として、やはり西武線沿線に住むか東武線沿線に住むかというような視点がどうしても生活者目線ではあると思いますので、板橋区にしっかりと住んでもらうというまちづくりをブランドとして進めていくために何かお考えがあるのかということについて、プランを練り直していますので、お聞かせいただきたいなというふうに思います、ブランド戦略については。  もし余力があれば、板橋駅前についても最近、お隣の池袋がいろいろな意味で脚光を浴びていますよね。そういう意味でお近くの池袋、豊島区の玄関口としての池袋、板橋区の玄関口はJR板橋駅になるというふうにお聞きしておりますので、板橋の玄関口としてどういうブランド戦略を持って板橋駅前の再開発、これから進んでいくのかというところ。  公共施設、どう入れていくかというのはなかなか答弁しにくいところもあると思うんですけれども、コロナ禍で人口動態や人の暮らし方が変わっていますので、今までどおりの公共施設の入れ方について都市整備部のほうとしてはどういうご見解を今お持ちなのかということをお聞きしておきたいなというふうに思います、ブランドについては。もし高島平も何かご意見あれば、お聞きします。  あとは、DX戦略のところなんですけれども、個別にこういうICTの活用ができるとかAIの活用ができるとかということについては、後で時間があればいろいろ皆さんにお聞きしていきたいと思うんですけれども、今回、2025を練り直した中で、IT推進課や、もしくは政策企画課の中でこういったDXが活用できるんじゃないかというようなもし議論等があったのであればどのようなことがあったのか。予算書上やプレス発表には今回、土木部と都市整備部のほうではDXを使ってこうしましょうという大きな話は出てきておりませんけれども、水面下の交渉や協議の中では、何かもしあったのであればお聞きをしたいなと思っています。お願いいたします。 ◎都市整備部長   ご質問ありがとうございます。大きなお話ですので、答えられる範囲でお話ししていきたいと思います。  ブランド戦略、それからDX、SDGsということで、今回、大きな三つの目標ということを区で掲げているところでございます。特にブランド戦略の中には、具体的なまちづくりということで、今お話の出ました板橋それから大山、上板橋、高島平という四つの地区を特に具体的な地区として位置づけて出しているところでございます。  これは拠点として取り扱うのはもちろんなんですけれども、今お話がありましたとおり、都市整備部というか、土木部ももちろんですけれども、板橋全体のまちづくりをいかによいほうに進めていくかという意味では、板橋区全体を見渡す中で、一つは道路の線形がありますし、それからもう一つは、大きく都営三田線と東武東上線というようなことも配置として見ていかなければいけない。鉄道だけに頼る状況ではなく、十分なバス路線とか、あるいはそれを補完するいろんな形での対応ということをトータル的に考えていく必要があるということは認識しているところでございます。  正直申し上げまして私ども、土木部もそうかもしれませんけれども、今までやってきた基本的なことをさらにこのような冠をつけてブラッシュアップをしていくというような認識でおります。特に今までご質問が出ましたように、それぞれの拠点での事業が具体的に進んでまいりました。また、高島平につきましてもここで踏み出すタイミングになってまいりました。今頑張らないでいつ頑張るというところもございますので、区民の皆様方に目に見える形でよいまちづくりが進められるようにしっかり取り組んでまいりたいと思っております。  人口動態につきましては、住宅のほうでも大事な基礎資料として考えているところでございますけれども、どうしてもやっぱりピークはもうすぐ近づいてくると。加えて、この1年でまだ具体的な人口動態を把握できてはいませんけれども、やはり伸び率、あるいは伸び率が少なくなり減る率が多くなり、また高齢化率の動向についても住まい方、暮らし方、健康状態の維持ということも含めて変わってくるというようなことを踏まえて、まちづくりの方向転換を当然考慮していかなければいけないということを考えております。  まずは、今までやってきたことをきちんと進めていくことが第一ですけれども、現在の状況、置かれた状況をきちんと把握した上で、それに応じた対応を適宜適切に対応していくということを胸に今後ともしっかり区政に取り組んでまいりたいと考えているところです。  以上です。 ◎土木部長   先ほどお話がありました三つの大きな柱というのは、多かれ少なかれ全ての事業に応用していくものだと思っておりますが、そういうことですのでかいつまんでお話し申し上げますと、ブランド戦略としては史跡公園ですとか板橋公園、こういったもの、板橋区のブランドになるような公園整備に力を入れていく方向でございます。  それと、DXでございますが、土木事業は道路河川事業と公園緑化事業と交通安全事業、大きく三つの柱がございますが、道路河川事業については、災害情報の共有等についてDXを活用していきたい。これは、DXの専門の部署と話合いをしているわけではございませんが、今後深く詰めていきたいと思っております。  それから、公園緑化事業については、測量とか設計にBIMですとかCIMですとかという範疇の機材の投入をしていきたいと思っております。研修等でできる技術ではありませんので、少しずつ小さなところから活用して覚えていきたいという方向でございます。  交通安全事業については、駐輪場ですが、これも空いているところの状況ですとか、そういったことがスマートフォンで分かるとか、そういった非常に身近な利便性を高めるための技術を導入したいと考えておりまして、来年度、具体的な研究に入りたいと思っております。そうしたところがDXの中心的なかいつまんでのお話になります。 ◆田中やすのり   ありがとうございます。  コロナで世の中の状況も変わって、大きなプランをつくり直したという区政にとっても、結構大きな転換点になっている状況なんだろうなと思いますので、先を見据えて、私たちの議会のほうも先を見据えていろいろと、これから私たちもものを考えて皆さんと協議していかなくちゃいけないんだなということをつくづく感じているところです。  都市整備部長より、今あることをしっかりときっちりやっていくこと、その先にプランがあるというお話をいただいたので、ちょっとお願いなんですけれども、私の拙い自分の社会人経験から考えると、入社して新卒から入って最初の10年ぐらいに経験した仕事は、自分にとっても糧になるなというふうに感じています。  自分はもともと広告屋なので、広告屋しか仕事をしたことがないんですけれども、最初の10年間でやった規模より大きな仕事を今やれと言われてもできないですね、お恥ずかしい話なんですけれども。広告会社なんで大体どのくらいの規模のキャンペーンですよみたいな話になるんですけれども、50億円のキャンペーン、田中君やってと言われても、僕、すみません、やる自信がないんですね、広告キャンペーンとして。  自分がやってきた規模のキャンペーンはその何分の一ぐらいまでしかやったことがないので、その規模までの仕事であれば自信を持ってできるんですけれども、自分が経験したことのない以上の仕事は、なかなか40代、50代になったときにいきなりやれと言われても人間はなかなか尻込みしちゃうし、難しいんだろうなと。私もそろそろそろりそろりと下り坂を行く年齢になってきたのでこういう話をしているんですけれども、今からもっとビッグになれと言われても自分自身としてはなかなかそこまで自信がないのがお恥ずかしい話なんです。  謙遜して言いましたけれども、何をお伝えしたいかというと、これだけ板橋区で都市整備部のほう特に中心に大きなまちづくりが一気に動くというタイミングに来ていますので、若手の職員さん、土木部の方ももしかしたらお手伝いできるところがあれば、都市整備部のほうにお手伝いできるのかどうか分からないですけれども、これだけ大きな事業が進んでいるところにいる都市整備部の職員さんはラッキーだと思うんですよ、逆に。ですので、職員さんたちをできるだけ大きな規模の仕事に携わらせてあげて、これから20年後、30年後、板橋区の土木部と都市整備部を担っていく職員さんをぜひ幹部の皆さんには長い視点で育成をしてほしいなと。  もしかしたら土木職じゃない人たち、都市整備とか関係ない人たちにとっても今、最初に申し上げました今回のまちづくりの事業というのはブランド戦略の視点も持っていますので、もちろん地区整備計画をどうつくるかなんていうことは専門家しか分からないのかもしれませんけれども、それ以外の視点でも本当に大きなプロジェクトですので、板橋区を担っていく若手の育成にはこんな適した仕事はないなというふうに感じているところなんですけれども、そのあたり、人事の面も含めて、若手の育成という観点から捉え直してどのようにお考えでしょうか、お願いします。 ◎都市整備部長   ご意見というか、アドバイスをいただきましてありがとうございます。  委員おっしゃるとおりのところでございまして、都市整備部長個人の立ち位置としての所感を述べさせていただきますと、先ほどお話が出たとおり、この事業がいろいろ進んでいくタイミングでこの仕事に関われることはとても幸せなことだよということは常日頃から年配の職員も含め、全体にお話はしているところです。この経験を次に生かしていくことが区にとっての財産だということで、しっかり記録を残すことももちろんですけれども、あなたが将来ほかの部署に行ってもこの経験が生きるはずだから、きちんとこの目の前のものにしっかり向き合うようにということは、担当部署についてはお話をしているところです。  それ以外にもいろんな仕事をしている人間がいるんですけれども、少なくともここにいる都市整備部や土木部の人間としては、やっぱり何だかんだでいろんな形でこういう拠点で行われている事業とかに関わったり、聞いたり、あるいは住民の方からもお話を聞いたりということがございますので、自分の担当じゃないかもしれないけれども、区の中で行われている事業に対しては高くアンテナを張って、どんなことが今、板橋のまちづくりとして進んでいるかというのをきちんと把握すること。  それから、自分の職位だけの視点ではそこまでしか見えないので、あなたが課長になったら、あなたが部長になったら、もし区長になったらというような視点を持って、そのときに何ができるか、どうすべきか、どういう能力をつけておくべきかと、そういう将来的なキャリアビジョンを描くような自己申告のさせ方も人事のほうで考えていただいておりますので、都市整備部は特に職種関係なくといいますか、事務の人間も土木の人間も建築の人間も、また電気や機械の人間もいろんな職種の方、混成部隊で事業を進めさせていただいています。まちづくりを進めていくためには、みんなの力を、みんなの能力とか専門分野、得意分野を合わせて補い合って進めていくべきと考えておりますので、そのようなことが今の経験をきちんと残して次に進められるように整えていきたいというふうに考えております。 ◆田中やすのり   ありがとうございます。  今回のこの仕事に関われる皆さんは本当に幸せ者だなというふうに感じていますので、よく電通の鬼十則に大きな仕事をするにはどんどんいろんな人を巻き込んでいけとか、精神論になっちゃうんですけれども、まさに今回の仕事はそういう仕事になり得る大きな仕事だなと思いますので、ぜひ応援をしておりますので、引き続き意見を重ねたいと思っています。  以上です。  ちょっと話が変わります。歌津課長にお聞きするんですけれども、今、コロナでいろいろなところにひずみが出てきていて、命に関わるような変化が起きているということがいろいろなところで、交通について聞きますけれども、出ています。よく自殺が増えたとか、非正規の影響を受けやすい女性の自殺が増えたとか、子どもさんの自殺が増えたという大きな話もありますけれども、交通事故での死者も増えているというふうにお聞きをしていて、ただ、不要不急で出ない人もいるので、事故の件数自体は減ってきているということも聞いています、全国平均だと。  そのあたり、板橋区ではどういう現状になっていて、来年度、コロナでまた交通安全の対策の事業とかもできない中、子どもへの教育もなかなか難しくなる中、何かしらアイデアを持って取り組んでいかなくちゃいけないと思うんですが、現状の課題と来年度、令和3年度の取組についてはどのような方向性をお持ちでしょうか、お聞きいたします。 ◎交通安全課長 
     警視庁が出している資料で、まだ今年度が全部終わっていませんので途中の数字になろうかと思うんですが、板橋区内におきましては、事故発生件数がこちらの資料では877件、死傷者のうちの死者が7名出ているということになってございます。前年に比べて事故件数は確かに71件マイナスということで出ているんですけれども、死者数として1名多くなっているという結果が出ております。  こういったコロナの状況で、実は我々は小学校で自転車免許といったものをやっておりますけれども、なかなかやっぱり一堂に人を集めることができないというようなことで、学校の希望とかにもよりますけれども、でき得る限り実施はします。ただ、分散をなるべくする形で、例えばビデオを見せる、講義を受ける、ちょっと問題を解かせると、あと免許写真を撮るとかいろいろ段階があるんですけれども、そういったものを今まではある一定の流れの中でまとめて行っていましたけれども、なかなかそういったことができないということになりまして、じゃ、そのあたりを少し分散してやるかというようなことでの取組も行っております。  いずれにしましても人を集めることは確かに難しい状態ではあるんですが、板橋の3警察、板橋の3交通安全協会、それから我々というようなところでいろいろ知恵を出しながら、でき得る限り交通事故のない社会、板橋区を目指して取組を進めていくということでございます。 ◆田中やすのり   昨日、都議会で食品の宅配、店名を言っちゃいけないと思うので、について、後ろのカバンにナンバー制みたいなものをやったらどうでしょうかということで、何か少し話題になったみたいなんですけれども、ああいう食品宅配の方々、デリバリーの方々について何か区のほうで把握している課題とか、あと後ろにナンバーをつけるというのは、例えば区の施策としてはやれる可能性というのはあるものなんですか。見解をお聞きしたいんですけれども。 ○主査   答弁は午後に行います。  所管の予算の審査の途中でありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩といたします。  なお、再開時刻は午後1時5分といたします。 休憩時刻 午後零時07分 再開時刻 午後1時03分 ○主査   休憩前に引き続き、分科会を再開いたします。  所管の予算についての審査を続けます。  それでは、小林委員お願いいたします。 ◆小林おとみ   よろしくお願いします。  それでは、初めは土木の総務費からです。  255ページ、土木総務費ですが、大きな組織改正が行われたということで、二つの土木のサービスセンターが発足するということになって、人件費などについて大きな動きがありました。それで、幾つかそのことでお聞きしたいと思っています。  一つは、このサービスセンターにこの間、前回の委員会で組織についてご報告ありましたけれども、工事調整係、補修係、それから地域連携係と三つの係をつくるというふうになっていて、補修係には正規15名の会計年度任用職員6名という体制になりますというふうなご報告でしたが、そこの作業するところの体制、どんな体制で班をつくったりとか、編成していくのかということについて、お聞きしたいと思います。 ◎工事課長   今のご質問、予算書255ページ、項番3番になります会計年度任用職員経費ということで、南部土木サービスセンター、北部土木サービスセンター、予算を計上しております。各サービスセンター6名ずつの会計年度任用職員を採用して運用していく予定でございます。その中で、サービスセンターの補修係に会計年度任用職員が配属される予定になります。補修係のほうは、南北両方のサービスセンター、総勢21名の職員で構成されます。係長1人、主査等が2人、そして作業員、会計年度任用職員ということで、現在の土木事務所、公園事務所が合併したような緊急性のある作業等をやっていく予定でございます。  以上です。 ◆小林おとみ   正規の方と会計年度任用職員の方が班をつくるときに、ペアを組んでというんですか、正規職員の方が会計年度任用職員との関係で、どういうふうなペアをつくって作業班をつくるのかなということを聞きたいんですね。会計年度任用職員だけで班をつくることになるんでしょうか。 ◎工事課長   作業内容にもよると思いますが、基本的には正規職員を補佐するような立場でございますので、通常ですと正規職員と会計年度任用職員が班になって現場に回っていく。ただ、例えば午前と午後、同じ仕事に行くというときに、例えば残りが少ないと、やることが完全に決まっているというようなことならば、会計年度任用職員だけで行く場合も考えられます。 ◆小林おとみ   分かりました。気になるのは、要するに業務の蓄積とか、経験とか、そういったことがちゃんと引き継がれていくことになるのかどうかというところが一番気になるところで、正規職員のところできちんと、地域の様々な問題がいつも手の平に乗っていて、会計年度の方と一緒になって、それが解決されていくというふうになっていくのが一番いいんだと思うんですね。会計年度任用職員は今回12名ですね、両方で。これは確保できたのかどうか。それから、12名の方の年齢構成はどんなふうになっているのか、お聞きしたいと思います。 ◎工事課長   まず、会計年度任用職員の採用状況でございますが、12名採用が決定しております。また、来年度予定されている全員の職員12名の平均年齢は62歳となっております。 ◆小林おとみ   今までも関わっていた方、初めて採用の方と区の仕事に既に関わっている方というのは、どうなんでしょうか。 ◎工事課長   会計年度任用職員の制度というのは、今年度から始まっているものでございます。来年度、新規に採用する方は4名ということで、ほかの8名の方は今年度からの引き続きということになります。 ◆小林おとみ   そうしますと、平均年齢62歳ということで、経験がある方なのかなという印象は持ちますけれども、先々考えたときに、やはり継続的にきちんとつながっていかなきゃいけないなと思いますが、正規のほうは若い職員も採用されて、そういう仕事ができるようになっているんでしょうか。 ◎工事課長   正規のほうの作業員の採用というのは、現在、採用されておりませんので、会計年度任用職員と現在いる正規職員とで班を組んで仕事に当たっていくということになります。 ◆小林おとみ   正規の職員のところも年齢が上がっていくというと、やはり先々のことがいろいろ心配になります。やはり、きちんと区の仕事が引き継がれていくように、職員採用の見通しというんですか、そういうのもきちんと方針を持ってやるべきだと思いますけれども、その辺についてはどうなんでしょうか。 ◎工事課長   いたばしNo.1実現プラン2025では、経営革新計画というところで、道路・公園の整備・管理の最適化というものを位置づけております。令和3年度に今回、会計年度任用職員12名を採用して運営していくわけなんですが、次年度に検証するということで、今後、令和3年度の作業をしていった中で、今後検証して、その制度がいいものなのかどうか検証しつつ、また変えていくものは変えていくということをやっていきたいと思います。 ◆小林おとみ   検証はもちろん大事だと思いますけれども、しかし直営でやっていくという方向で、今年が始まるわけですから、1年で検証というのは、どうなのかなと私も思うんですね。やはり直営だからこそ安定的に、あるいは緊急時にも迅速に対応できるというようなメリットがあって、そうしたんだということが議会答弁でも行われておりますので、それが確実になるような方向での検討をぜひともお願いしたいというふうに思います。検討ということですから、要望だけしておきたいというふうに思います。  それから、土木の新しいサービスセンターができることで、どんなものが変わっていくのかなということで、ちょっと想像する部分ですけれども、例えば気象観測をするとか、あるいは雨量計を点検するとか、そういうようなことで、少しレベルアップするものもあるんでしょうか、機器の部分でもどうなんでしょうか。そういうものはないですか、ただ一緒になるだけですか。 ◎工事課長   新たな機械、そういう気象観測装置的なものは設置予定はございません。 ◆小林おとみ   それから、もう一つ、資材置場なんですけれども、資材置場も全然変わりはないんでしょうか。少し再編成するとかということは考えてないでしょうか。 ◎工事課長   今現在、使っている倉庫等がございますので、今後、効率的な倉庫の在り方等は検討していきたいと考えております。 ◆小林おとみ   一つだけ要望しておきたいんですが、加賀の石神井川の加賀保育園の手前の緑道、こちらに行くと右側になりますけれども、資材置場があるんですが、地域の方々から、粗大ごみももちろんたまには預かるのかもしれませんけれども、ごみみたいなものがかなり多くて、整理整頓がされていないということで、せっかくみんなが緑道を歩くんだから、そこはやめて、少しベンチでも置いて公園にしてもらえないかという声があるんですが、加賀の資材置場については、今後の見通しはどうでしょうか。 ◎工事課長   現地のところは、プレハブの2階建て、大分古いものが建っていて、現在、実のところはあまり使っていない場所でございます。ただ、あちらの場所は旧河川敷になります。河川区域になりますので、今後、倉庫等の在り方の中で検討していきたいと考えております。 ◆小林おとみ   建物もありますが、表のところがかなり大きなごみの山みたいになっていることがあるので、ぜひちょっと点検をお願いしたいと思っています。  それから、もう一つが南部サービスセンターはフレンドセンターと一緒の施設の中に入るということで、車の動線とか、それから子どもたちの関係での作業の動線、職員の動線というんですか、そういうようなもので土木部の側として考えたこと、気をつけたことなどがあったら教えてほしいんです。 ◎工事課長   現在もフレンドセンター内には南部公園事務所がございます。南部公園事務所とフレンドセンターの入り口というのは全然別のところでございまして、今後もその考え方で行っていきます。また、現在、南部公園事務所とフレンドセンターの入り口というのは隣接しているんですが、現在、改修を進めまして、大分離れる格好になりますので、同じ建物の中にありますが入り口も大分離れておりますので、お子さんたちには安心してということではないんですが、問題はないかと考えております。 ◆小林おとみ   車の出入りも大丈夫でしょうか。 ◎工事課長   車の出入りも別になります。 ◆小林おとみ   それと、サービスセンターについては、住民にとって、やはりどれだけサービスアップにつながるのかという点では検証していくんだろうと思いますけれども、ぜひそういう点で直営でしっかりと作業班を強化していくという方向で検討をお願いしたいと思います。  それと関連しているかどうか分からないんですが、261ページの道路等清掃経費が減額になっているんですが、道路等清掃経費3億2,900万円が2億9,200万円へと減額なんですが、これについての理由をお聞かせください。 ◎工事課長   こちらのほう、南部土木サービスセンター部分だけで言いますと、予算書ですと1億900万円、令和2年度ですと1億1,300万円です。北部土木サービスセンターですと、令和2年度は1億8,800万円から令和3年度は1億8,200万円に落ちるわけなんですが、こちらのほうは財政危機ということで、予算編成方針によって削減したものでございます。 ◆小林おとみ   それは、道路等の清掃について、負担した根拠があって予算が組まれていたと思うんですけれども、何をどう削減したということなんですか。 ◎工事課長   こちら、大きなものは例えば道路を清掃する業者さんに清掃していただく経費ですとか、道路にあります雨水ます、雨が入ると水が流れるますがあるんですが、そちらをバキューム等で清掃する経費を削減したものでございます。 ◆小林おとみ   そのことによって、水害とかそういったときにいろいろ弊害は出ないんでしょうか。 ◎工事課長   弊害は出ないとは考えておりますが、清掃の頻度が例えば1年間に1回なのが1年半に1回とか、そういう形にはなるかと考えております。 ◆小林おとみ   必要なところはきちんと道路点検をして、予算削減で道路の頻度を少し延ばしましょうということが、優先順位としてあるかもしれないんですけれども、やはり点検はよくやって、危険なところは早く発見して作業をするということについては、怠りなくやっていただきたいということは言っておきたいと思います。  それから、同じく261ページの私道整備助成、263ページの私道排水設備助成、こちらの整備も予算が削減されておりますが、これについてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎工事課長   私道整備、私道排水設備の助成も、基本的には申請に基づいて助成するものでございます。過去にも、十分足りて補正で落とした年もございます。逆に、補正で増額をかけた年もございます。今、額が減っているから足りるとか、足りないとかではなく、申請に基づいてでございますので、今のところは私どもはこの金額で行けると考えてございます。 ◆小林おとみ   今回は私道整備助成が3,830万円になっていますが、昨年は4,620万円使っていて、98%になっています。ですから、昨年の実績よりもお金を落とした額で予算が組まれているので、今のところはその見通しということで、初年度予算はあるかもしれませんが、必要になったらきちんと補正もして、要するに今年は予算がなくなりましたので、来年度に回しますということがないようにしていただきたいんですが、そこは大丈夫ですか。 ◎工事課長   今年度も補正させていただきました。舗装整備経費のほうを増額して、申請が少なかった排水設備助成のほうを減らして、片方を増やして、片方を減らしてということで、申請していただいたものは、全て助成しておりますので、いろいろな方法を取って助成していきたいと考えております。 ◆小林おとみ   それから、もう一つ、前に戻りますけれども、257ページでここも予算削減になっているものは緊急財政で削ったことなんでしょうか。交通安全啓発経費、自転車活用推進経費、どちらの予算に入っているか分かりませんが、自転車保険のお金が削られております。交通安全の啓発事業というのが、2,100万円が1,900万円に削られていますが、この辺でなぜ保険の事業をやめることにしたのかというのを教えてほしいと思います。 ◎交通安全課長   自転車保険の助成を今回なくしたということなんですけれども、こちら平成31年1月から始めまして、2年実施いたしました。その間に、令和2年4月1日に東京都の通称自転車条例と言っておりますけれども、自転車の条例が改正になりまして、自転車保険の加入というのが義務化をされたということがございます。そこで、令和元年は改正の前、いわゆる義務化の前、今年度は改正されて義務化になったということで、なる前と、なった後ということで2年続けてきまして、今般、義務化になったということを理由に、助成の必要性はないのではないかというところから、補助を中止したというものでございます。 ◆小林おとみ   しかし、2,000円の保険料の1,000円を区が負担する中身で、東京都の補助金もついているというふうに聞いていますけれども、東京都はこの令和2年の4月からの義務化に当たって、補助金はやめることにしたんですか。 ◎交通安全課長   東京都の補助金は、そのまま継続されております。 ◆小林おとみ   東京都のほうは補助金を削らないということは、義務化をしても、なおかつやはり促進するための事業は必要だなというので、多分、補助金は継続しているんじゃないかと思うんですよね。なぜ板橋区は様々な事業は3年間でローリングと言っているのに、2年でやめるのかと思いますし、それから東京都のほうは、やめるという方針も取ってないのに、2年でやめるということの合理的な理由というのは何がありますでしょうか。 ◎交通安全課長   これは、助成件数1,500件の予定です。予算としては150万円。令和元年が約950件ほどの助成、令和2年度で1,400件ほどの助成を行っております。この保険は1年掛け捨てのものでございますので、令和2年でいわゆるリピーターといいますか、去年入った人の期限が切れたので、また入るというような方が相当数いらっしゃって、そうしますとそれをその割合で3年間続けていきますと、ほぼほぼ3年目はリピーターだけで助成をして、新規の方に助成をするというのが、ほぼほぼなくなるだろうと。そうすると、果たしてこの制度をそのまま続けていく形というのが、いいのかどうかというところが議論にありまして、確かに3年間、一般的には3年間ではないかというお話もあるんですが、今回は義務化がされたということをきっかけにいたしまして、補助を中止するという決断に至ったわけでございます。 ○主査 
     ただいまの小林委員で質問者が一巡いたしました。  再質問のある方は挙手願います。  内田委員、大田委員、山田委員、高沢委員、高山委員、田中委員、小林委員、以上の順番で行います。  再質問につきましても、1委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、内田委員の質疑を始める前に、先ほどの質疑に対する答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎交通安全課長   先ほど、自転車駐車対策経費の予算額がトータルで落ちているというご質問だったかと思います。  こちらの理由ですけれども、まずその下(1)番にございますが、自転車駐車場維持管理というのがございますけれども、こちらの中で小さな工事をやっていくような工事があるんですけれども、こちらのほうの工事費を1,800万円ぐらい削ってございます。  それと、やはりこの維持管理費の中で駐輪場は、駐輪ラックを使っているところが多いんですけれども、そちらがリースとしてのものが多うございまして、このリース期間というのは通常5年なんですけれども、5年たちますと、次のリースをするときにリース費ががくんと下がっていきますので、そういったところが5年以上経過して、いわゆる再リースというものを続けているところが4か所ほどございまして、その経費が落ちたというものがございまして、大体そちらを足すと今回のような減額になるものでございます。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございました。大変よく分かりました。  一方、同ページ、257ページの今ご指摘いただきました部分の下の部分、自転車駐車場建設経費というものが1億4,052万円、昨年度は6,300万円とかですかね。ですから、7,700万円ほど増額されていますけれども、これは新たに駐輪場を建設されるものだと捉えているんですけれども、既に候補となる場所とか、方向性なんかは決まっているでしょうか。 ◎交通安全課長   こちらの工事費が大きく伸びている理由でございますけれども、どこかに新たな駐輪場を建設するとかそういったものではなくて、実は昨年、成増駅北口第一自転車駐車場を改修予定でございましたが、詳細設計に入った際の当初の見積りとの違い、当該地域が防火地域になっておりまして、その防火対策ということで一旦工事を中止しまして、本年度、再度調査をし、いわゆる積算を行った結果、1億4,000万円ほどの工事費がかかるということになりまして、工事費用を増額したというものでございます。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。ということは、現段階ではそこはまだ稼働していないのでしょうか。もう一度お願いします。 ◎交通安全課長   現在も稼働をしております。皆様にご利用いただいている駐輪場でございます。 ◆内田けんいちろう   こちらの駐輪場に関しまして、今後、維持管理費等が増えてきたりするというか影響は出るんでしょうか。 ◎交通安全課長   維持管理費はあくまでそこに関わる駐輪場、例えば整理をする方の人件費ですとか、万が一の例えばラックの故障が何か生じたですとか、そういったことが主だと思いますので、特段、改修工事を行ったことによる新たな維持管理費の増額というのはないのかなというふうに考えております。 ◆内田けんいちろう   分かりました。ありがとうございます。  再三、駐輪場に関する質疑をさせていただきまして、費用のところを特にお尋ねしましたけれども、もちろん費用だけの問題ではなくて、まちの美化にも貢献していくところとして認識しておりますけれども、駐輪場を建設することによる放置自転車の撤去への影響分析について、お尋ねしたいなと思うんですけれども、令和2年度においても駐輪場の開設、蓮根のほうでされていたかと思うんですけれども、開設後の撤去数への影響及び、それに伴う撤去、保管に関する歳出への影響をお尋ねします、教えていただければと思います。 ◎交通安全課長   新たに開設するために工事をした箇所ということでは、恐らく蓮根の新たな駐輪場のことをおっしゃられているのかなと思うんですが、蓮根の駐輪場につきましては、令和3年4月1日に開設をいたします。工事のほうは終わりましたけれども、現在、開設のための準備を進めておりまして、4月1日開設ということになります。そういう意味では、開設することで周辺道路に及ぼす影響というのは、これからということになってきますので、ご質問いただいた内容については、まだちょっと何とも言い切れないというところでございます。 ◆内田けんいちろう   分かりました。ありがとうございます。  まだ、始まっていないというところでしたけれども、やはりこれだけの影響があるから、駐輪場を作るんですよという数字の根拠というものを、区民の皆さんにしっかりと説明していただくということが必要なんではないかなと思っておりまして、そもそも根本的な課題として、放置自転車対策の経費としてかかってくる放置の監視、あとは撤去であったり、返還の費用といったところがとても大きくて、売却手数料であったり撤去手数料なんかではとても賄えない部分なんだと思います。厳しい財政ですけれども、その中で細かな積み重ねというのが必要になってくるかと思いますので、今後も新しい生活様式というものがありますけれども、敏感に捉えていただき、環境整備をしていただきたいなというふうに思っております。ありがとうございます。  では、次の項目に行きたいと思います。  予算書259ページ、土木費、道路河川費、道路河川総務費について、お尋ねします。  昨年度と比較しますと、人件費が62名分から29人分へ5億1,038万円から2億6,947万円、2億5,000万円ほど減額となっておりますけれども、道路河川事業に従事する職員の人件費及び地籍調査等に要する経費を計上とありますけれども、それぞれの項目を前年度と比較して見ていきますと、境界確定経費が1,757万円から755万円、1,000万円削減された一方で、地籍調査経費は2,182万円から2,850万円と700万円増、その他おおむね横ばいというところで、項目ごとに差があり、前年度から減額となった大部分というのは人件費となっておりますけれども、これは業務の内容は変わらず、人件費だけが減っているのかなというふうにも見えてしまって、これまでの業務が滞りなく執行できるのかなと心配に思ったんですけれども、人件費削減理由と、今年度の業務量や内容の変化があるのか、お尋ねします。 ◎土木部管理課長   人件費のほうはちょっと別としまして、境界確定経費のほうなんですけれども、令和2年度につきましては、測量費がついておりましたけれども、この測量費は隔年でつけておりますので、令和3年度は皆減ということで、また次につくのは令和4年度、そういう隔年でついておりますので、令和3年度につきましては、約1,000万円程度の減額になっているというところでございます。  それと、地籍調査のほうがプラスになっているというのは、これは毎年町丁目ごとに測量をかけております。その中で、令和2年度よりも令和3年度のほうが面積が多少プラスになっておりますので、その分の測量費がプラスになったと、そういったことでございます。 ◎土木部長   人件費全体のお話ですけれども、先ほど申しましたように、200名弱職員がおりますけれども、定数上は3名の減となっております。ここで人件費の増えたり、減ったりというのが出てまいりますが、これの理由というのは、これまで先ほど出ていました土木事務所、公園事務所、これが課長級を置かない職場になっておりまして、予算の配当が直接的にできない、こちらみんな課の名前が書いてありますが、係単位になっておりましたので、工事課ですとか、みどりと公園課の人件費の中に入っていたんですね。それが今度、来年度からはサービスセンターになりますので、課長級の職員がいる職場ということで、そこに職員の配置を行いました。その関係でございます。ここで減って、別のところで増えていると、そういった関係でございます。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。ちょっとこれだけ見たときに、現場に何か無理が生じてしまったりしていては大変だなというふうに思った次第でしたけれども、これまでどおりの仕事がしっかりできるということであれば安心しましたけれども、現場の人たちに無理が出たりすることのないように、変更後しばらくは様子を見ていただければというふうに思っております。ありがとうございました。  では、続いて予算書261ページ、土木費、道路河川費、道路維持費の道路等維持経費及び道路等清掃経費についてお尋ねします。  前年度まで、こちらは工事課と計画課が担われていた業務であったと認識しておるんですけれども、今年度の予算書には、組織変更によって南部・北部土木サービスセンターも追加されていますけれども、この業務の分担はどのようになってくるんでしょうか。 ◎工事課長   道路等清掃経費の中で、工事設計課が今度担う分32万9,000円になっておりますが、こちらは駅前にございます時計棟の機械管理等を行うことになります。そして、南部土木サービスセンター、北部土木サービスセンターは、それぞれ工事課が担っていたものを環状八号線を境に北と南で分けるというものでございます。 ◆内田けんいちろう   それで、先ほども一つ質疑と答弁がございましたけれども、道路等維持経費については歳出が増加になっているという部分を見まして、これは部署が分かれるということから、諸経費増になるのかなと読み取っていたんですけれども、一方、道路等清掃経費については前年度より減額ということで、こちらは予算削減によるというところがあったんですけれども、サービスセンターを南部・北部に分けることによる数値上の影響というのはここでは出てくるんでしょうか。 ◎工事課長   工事課を二つに分けて、そして支出を分けたことによって増えてしまうのかというご質問だと思うんですが、それはないと考えております。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。この道路等維持経費の増額している部分、7億2,800万円に増額しているところの根拠、理由をお尋ねいたします。 ◎計画課長   道路等維持経費のうちの橋りょう維持、そこに土木計画・交通安全課というところで2,900万円、これは今年度から毎年5年に一度行っております橋りょう点検というのが入ってきます。その経費、昨年はなかったので2,900万円丸々、こちらの土木計画・交通安全課へということで、2,900万円の増ということになっております。 ◆内田けんいちろう   2,900万円増ということで。 ◎計画課長   失礼しました。さらに、橋りょう維持のほうで設計の部分、工事設計課というところの部分が3億2,000万円というところで、昨年度よりも費用が増えております。 ◆内田けんいちろう   今おっしゃっていただいた工事設計課の部分は丸々全部増えているということなんでしょうか。 ◎計画課長   橋りょう維持は毎年、私どものほうで橋りょう長寿命化に基づいて進めている事業でございまして、昨年は2億3,500万円でございました。それに対して、今年度は3億4,900万円ということで1億1,000万円ほど経費が増えております。 ◆内田けんいちろう   承知いたしました。確認させていただきました。ありがとうございました。  では、次の項目に行きたいと思います。  予算書271ページです。土木費になります。4項都市整備費、2目都市計画費の中の市街地整備事業経費、高島平地域まちづくり推進に関してお尋ねします。  昨年度、当初予算では1,103万円だったところが200万2,000円になっております。いたばしNo.1実現プラン2025の中でブランド戦略として、高島平地域のまちづくりはおかれていて、令和3年度には都市再生実施計画を策定すると、これまでも委員会の中で示していただいておりましたけれども、そのようになかなか進みづらかった部分がある高島平のまちづくりですけれども、それを受けまして令和3年度には少し一歩、大きく進んでいくのではないかなというふうに読み取っておりました。けれども、予算では81.8%減少となっておりまして、コロナ禍において、厳しい財政ですから見直しをしていただいたということは、非常に重要なことだと考えておりますし、細かいところまで見た上で、それをしていただいたことには感謝しているんですけれども、しかし81.8%減少させて、この高島平地域まちづくり推進は進むのでしょうかというところを一つお尋ねしたいのと、併せて見直しをして結果削減できたとしまして、81.8%は何が削れる予算だったのかというところをお尋ねしたいと思います。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   ただいま委員よりご指摘のありました計画策定でございます。高島平地域都市再生実施計画、こちらにかかります委託料が少なかったということで、予算としては少なくなっております。少なくなった理由といたしましては、まず令和元年度から、こちらの計画策定に着手しているんですが、ゼロの段階から骨子案をつくるまでが令和元年度、2年度でございました。この作業量と比較いたしますと、ほぼ検討の材料、そういったものを1から集めるといった段階は既に終了しました。令和3年度に当たっては、素案及び原案の策定に向けた最終的な検討作業、そして計画を区民の皆様により分かりやすく伝えていくためのイメージ化などの作業が中心となりまして、作業数、工数が大幅に削減したということで、今回の委託料のほうの減額ということが主な原因となって、予算が減っているところでございます。つきましては、当初の計画どおり、令和3年度内での策定を目指しまして、引き続き最終的な検討作業を進めてこの計画のほうをやっていく考えでございます。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。  過去の資料を読んでおりますと、都市再生実施計画を進めるに当たり、組織といいますか、メンバー、今後は庁舎内の内部だけの業務で進んでいくのかなというふうに読み取っていたんですけれども、そのあたり詳しく教えていただけますでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   ご指摘いただきましたとおりに、庁内での検討を進めつつ、地域での説明会なども開催しまして、そういったご意見も踏まえつつ、最終的な策定に至らせる考えでございます。 ◆内田けんいちろう   細かいところ、ちょっと突くようになってしまうんですけれども、地域の方々、アーバンデザインセンターであるとか、大学との連携というところが重要になってくるのかなと思うんですけれども、やはり8割削減してしまって、実際に具体的にしていくという段階であると思いますので、ちゃんと進むのかなというところは、やはり不安になってしまうんですけれども、このあたりどのように捉えていらっしゃいますか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   今、委員からもご心配いただいたところではございますが、例えば地域の説明会でしたり、そういったものですと、職員で実際にやっていくという作業がかなり多くなってまいります。今回、骨子案ということで、先日の委員会でもご報告したとおりに、区民の皆様にもご説明ができる内容が整ってまいりました。こういったものも今後周知することで意見を承っていくということで、金額としてはかなり少なくはなっておりますが、これから表に出していくことで担っていこうというところでございます。 ◆内田けんいちろう   では、少し短めの質問なんですけれども、UDCTakに対してですけれども、板橋区が多くの費用を賄っているというところがあるかと思うんですけれども、今回の減額によってUDCTakに対する影響は出ないんでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   UDCTakといたしましては、民・学・公持ち寄りによる運営ということをかねてより標榜してまいりました。かなり金額としては従来より減ったところでございますが、今後、UDCTak自身の活動によって資金を収集していくことなども考えつつ、UDCTakの運営と同時に在り方の見直しというのを、同時進行で行っていければと考えているところでございます。 ○主査   次に、大田委員の質疑を始める前に、先ほどの質疑に対する答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎公園整備担当課長   申し訳ございません。午前中の私の答弁を訂正させていただきます。  赤塚植物園の周辺の道路整備の工事範囲ですけども、まず赤塚植物園と西側にある万葉・薬用園の間の道路です。これは両側で区画整理をしまして、全幅で4メートル整備します。この万葉・薬用園の南側にも道路がありまして、こちらのほうは万葉・薬用園側にセットバックで整備します。その道路と、万葉・薬用園と赤塚植物園の間に南側に下りていく階段があります。その階段については、赤塚植物園で止まるということで、そういった整備を来年度は設計していこうということでございます。訂正させていただきます。すみませんでした。 ◎拠点整備課長   先ほど、クロスに対するこれまでの補助金の実績ということで、ご質問いただきました。  平成29年から令和元年度までの決算でいきますと、累計で2億5,494万円出してございます。それに加えまして、今年度ですけれども、繰越し分と先日補正で精査させていただいた金額を合わせますと、現在15億6,000万円ちょっとというところで組合に出してございます。あわせて、先ほど補助金の総額の予定額ということで、私79億円と申し上げたと思うんですけれども、資金計画上の目標額は69億円ちょっとで、70億円弱となってございますので、併せて訂正させていただきます。 ◆大田ひろし   ありがとうございます。  赤塚のさっきの植物園のところなんですが、南側の階段のところがちょっと聞きづらかったんで、そこを整備されるんですか。 ◎公園整備担当課長   南側の階段のところが植物園側に一方後退で、全幅でいうと約3メートルになるんですけれども、そのような整備を来年度設計していこうというものでございます。 ◆大田ひろし   続きまして、資料を請求していますが、コミュニティバス事業、271ページです。昨年が1,670万円の予算でしたが、今年2,100万円になっております。資料請求した中に、ここの内訳として負担金、補助金、そして交付金というのが大きく分けて二つあると。それが1,660万円ぐらいなんですけれども、この負担金、補助金と交付金というのはどう違うんですか。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   まず、こちらの事業はバス事業者のほうに補助している額がございまして、そちらの額の話になりますと、運営する経費、また補助金という形でお出ししているものでございまして、負担金という項目については、予算の科目が負担金、補助金及び交付金という科目を使っていますので、ちょっとそういう言葉遣いをしているところでございますが、実際には運営している経費についての補助をしているものでございます。 ◆大田ひろし   ということは、これは全部の補助で2,100万円と今回はなっているわけですけれども、この補助というのは、これは走らせてからもう十数年ちょっとたっていると思うんですね、3年間の試験運行を含めて。延べ3億円近く出ているはずなんですよ。延べですよ、大体ざっくりなんですけれども。そういう大変なお金が出ているんですが、当初、当然赤字になる部分を埋めていくというふうに聞いております。車、バスについては板橋区が全部提供するということで聞いているわけなんですけれども、そこの議論が前にもあったんだけれども、企業会計的な収支報告というのは出させろと、かつてはそういうふうに言っていたときがあったと思います。バスの例えば減価償却も含めて、それは毎年つくるべきだというふうに言っているんです。そういう収支報告みたいなものは、きちっとあるんでしょうか。何人を乗っけて、例えばデータ的に板橋に来て、これだけの赤字が出ていますと。ですから、これは補填しますという仕組みになっているのか、計画的なそういう負担なんですか。これは検討して1,600万円は定額的になっているのか、そういうようなところは、どんなふうにされているんですか。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事 
     まず、精査するという形では、私たち補助金に当たって、実際の支出項目等についてしっかり確認しているところでございます。通常と申しますか、バスを中型に変えた際に、そのバスの購入費用等が令和元年の後半から発生していますので、少し金額が上がったところでございますが、平成30年度に向かっては、徐々に金額的には600万円、700万円というところを、毎年の収支において上下していましたので、そこまでは一定下がってきているところでございましたが、バスが10年ほどたちまして、故障も増えたりとか、乗る人が増えた関係で、前のポンチョ型のバスよりは乗り残しというか、乗せられない方が発生することがありますので、そういうことを踏まえますと、バスの更新ということを検討しまして、検討した結果として、購入したバスの費用をまた年度を分けて補助していますので、それで結果的に一旦は上がった形になりますが、また徐々に下がってくるというふうに思っております。ただ、今回、コロナの関係で乗車人数がその前の年までは11万人ということですごく伸びてきたところでしたが、今年まだ8万人に達するかどうかと心配していますので、そういう面では乗車人数による収益も減りますので、そういう部分もまた踏まえながら補助の金額等についても検討していくことになると思います。 ◆大田ひろし   そこまでの資料請求はしていませんけれども、例えばそういう収支報告を細かく出してくださいと言った場合には、議会には提出できるものですか。例えば、その補助額の中にバス代も年間割り込んだやつも入っているわけですね、今の話だと。バスは別個で買って、買ったときにはリースか分かりませんけれども、別個のお金として載ってくるのかなと思っていたんですけれども、補助金の中に全部入っているんですね、そういうことでよろしいんですか。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   車両の償却費を一応含むという形でやっておりまして、ちなみに令和元年になったときには、補助は1,100万円ほどになっていまして、その前の年は600万円ほどでございますので、後半に買いますので、それを割り振っていますので、その金額があと四、五年は続くと思いますが、それでまた減額されることになります。おおむね人件費とか、燃料費とか、車両の修繕費とか、償却費、保険とか、一般的な管理費的な部分と、そういう部分を詳細に出していただいて精査して、チェックしながら補助をしている状況でございます。 ◆大田ひろし   私どもとしては、地域として大変に喜ばれているバスですので、本当にありがたいと思っていますし、できるだけ補助金が少なくなって、乗る人が増えて、赤字補填分がないようにしていくということを理想としていたので、600万円減ってきたなというふうに見ていました。ただ、バスの買換え時期にきているというのもあるんでしょうし、コロナでということもあるかもしれませんが、今回の1,600万円が2,100万円になっている理由の一つは、働き方改革に伴う運転手費用の増額というのが入っているんですね。これは400万円、それから新型コロナウイルスの影響を受けた運賃収入の減少というか、プラスアルファで170万円、約570万円が加算されているんですよ。そこら辺のところもどういう形でチェックしながら上がってきて、誰が最終的にチェックされているんですか、これは。そういう仕組みというのは、1人が担当してやっているんじゃないとは思いますよ、複数で。そういうところの、よくありますけれども、1人でチェックしていて漏れていて、どうもすみませんでしたということが結構あるんですけれども、そこら辺は適正なのかどうか。そういったところの最終的なチェックは、参事含めて部長がやるのかもしれませんけれども、どういうふうになっていますか。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   チェック体制といたしましては、担当している係、また私も含めて確認している状況でございますし、予算上の話もございますので、財政部局等にしっかり説明することも併せてやっている中で、金額等の精査をしておりますが、バス会社につきましては、60歳の定年制を65歳に引き上げて、今まで経費として使っていた部分を、非正規職員という形にしっかりするということで、働き方改革を受けての部分もございますので、そういう面で実際に給料が上がってしまうということは、働き方改革をしっかり実施していく、日本の社会としてそういったところに取り組んでいる一端でもございますので、その辺も含めてチェックした上で、私たち金額の助成を判断しているところでございます。 ◆大田ひろし   この人件費の増というのは、これからずっとそれは続きますから、恐らく。せっかく運賃が人が乗ってきて、減ってきて赤字が600万円とかになってくるのに、それ以上、今度は下がりにくくなっちゃうわけですけれども、そこら辺のチェックも適正にしているだろうということで、参事、一生懸命やっているので全然あれなんですけれども、頑張っていただきたいと思います。  次ですけれども、ついでにホームドア、前回取り上げさせてもらいました、東武東上線の。私たちも1月28日の事故というのは大変重く受け止めていまして、区長も、それから当然副区長もですけれども、一生懸命、今これに取り組んでくださるということであって、大変喜んでいるんですが、現実、我々が調べたところでは、東武東上線は池袋、和光市、朝霞、川越、そして今年は志木がつく。板橋区間は全く決まってないというのが現状です。一方、東武伊勢崎線のほうは新越谷でしたか、今ついているのは。今年は北千住がつくと。それで、何が違うかというと、伊勢崎線のほうは浅草から出て春日部の辺りまでの各駅で調査が入っているんですね。板橋区は、まだ調査すら入ってないというのがちょっと分かりました。なので、できればせっかくそういうこともやっているので、調査なんですが、調査するのはただではできませんよね、恐らく。東武にやれやれだけでは、なかなか難しいのかなというのは私は実感しておりまして、やはりその辺の仕組みというのは、工事にかかるものというのは仕組みができているみたいなんですけれども、もし分かればですけれども、調査費用というのは板橋区が負担するべきものというのはあるんでしょうか。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   まず、ホームドアの設置をするための事業と捉えたときには、調査、設計、実際に施工という形で設置していくことになりますが、そちらについては、おおむね三、四年でやるような話も聞いているところでございますが、実際に東武伊勢崎線のほうは駅数が多いので、その後どういうふうな形でやっていくかというのは、まだ私たちも把握しているところではございませんが、区のほうでもし東上線に取り組むにしても、全部の駅を一遍に調査することはできないと思います。東武とも調整する中で、そういうものも含めてやっていただけるような形で動いていきたいというふうに思っているところでございますが、東武鉄道のほうも、私たちも積極的に取り組んではいるところでございますが、伊勢崎線のほうを今は手をつけているところでございますので、同時に一遍にできるかというところもございますので、ちょっとその辺も踏まえつつ、調整を図っていただきたいと思っているところでございます。 ◆大田ひろし   せっかくいたばしNo.1実現プラン2025の中に書き込んでやってくださるので、少なくとも工事をやれというよりは、まず調査をかけないことには何も分からないわけですね。1駅だけの調査じゃなくて、例えば板橋区間の七駅、八駅ある中の、しかも高架化に関わらないところ、2駅でもいいんですけれども、四、五駅あるかと思うんですけれども、そういったところでも調査をかける。その中で、調査をかけた段階でどこから先にできそうですねと。この現状のままここだとできそうですねとか、そういうのが出てくるんだと思うんですね。その調査をかけないことには始まりませんので、ぜひ交渉事かもしれませんけれども、そういったところの調査にかかる費用についても、東武東上線も今コロナ禍で3割減と言っていました。今の運送会社が大変なように、そういう中でやってくれと言ってもこれはなかなかできないのが現状なので、それはやはり板橋区間の想定を出してもらうためには、板橋もやはり一定の負担をしないとできないんじゃないかと僕自身は思っています。なので、そういった部分も含めて今後の頭に入れていただいて、伊勢崎線と東上線の両方やりながら、少なくとも調査を早く終わらせてもらえないことには、これは順番でできませんので、そこのところをちょっとお願いしておきたいなと思います。それについては結構です。  次267ページなんですが、これは大した質問ではないんですけれども、みどりと公園課と南部土木サービスセンター、北部土木センターというのが、例えば1の公園等管理運営経費の中に、維持管理の中で3つありますね。それぞれ億を超える予算がついているんですけれども、本庁の中にあるみどりと公園課が予算を持つというのは、どんなところに予算が要るんですか。これはほとんど現場で対応できるんじゃないかと、僕自身は素人ながら思ったんですけれども、どういう予算が必要になってくるんですか。 ◎みどりと公園課長   こちらの本庁のみどりと公園課の分の予算でございますけれども、まず大きいものとしましては委託料、この中で東板橋公園、徳丸ケ原公園を指定管理という形で運営しておりますけれども、その指定管理料、こちらのほうが1億1,332万円ほどとなってございます。  また、委託料の関係では、来年度新規に取り組みます中台二丁目公園の斜面地の設計委託、こちらのほうが2,292万円ほどとなってございます。そういったものが主なものですけれども、来年度特別的な経費としましては、負担金、こちらのほうが区立志村坂公園の都有地を返還することになっておりまして、この解体の経費ということで、解体費用の約605万円ほど、こちらの経費がみどりと公園課の経費という形で計上させていただいております。 ◆大田ひろし   今と同じなんですけれども、(5)の公園・公衆便所でも現場でないみどりと公園課のところに予算がついていますが、そういうのというのはその3者が予算を持つような内容ですか、公園便所というのは。出先機関とみどりと公園課が持つ予算ですね、その違い。 ◎公園整備担当課長   みどりと公園課が持っている予算というのは、いわゆる公園のトイレの改修、改築、改修に伴う事務的な設計を伴うものについては、こちらのほうで予算化しておりまして、出先であるサービスセンターでは、そのような設計はないものですから、ここで経費としてつけたものでございます。 ◆大田ひろし   最後になるかと思いますが、269ページなんですが、公園等改修整備経費、これが大幅に今年予算がないんです。というのは、公園の改修工事が終わったからだと思うんですけれども、ただ、これは要するに3年というか、緊急財政対策で本来は今年も改修するところがあったけれども、3年間先送りしたと、そういう形でここ激減しているんですか。8億9,000万円あった予算が3,200万円ですか。急に落ちているということは、改修計画があるんだけれども、それを先送りしたということになるんですか。この辺はどうでしょう。 ◎公園整備担当課長   こちらの経費ではそのような該当のものはございませんで、基本的には先ほどご説明しましたけれども、大きい公園が事業完了ということで、たまたまという言い方も変なんですけれども、令和3年度は大きな工事に着手しないということがありまして、設計は来年度、板橋公園とか、石神井川の緑道の整備とか、そういった設計はあるんですけれども、たまたま工事がなかったということで、経費としてはこのような形になっております。 ◆大田ひろし   これは、計画としてはあるけれども、たまたま今年はなかったけれども、来年はあるというか、財政対策のためではないということですか。 ◎公園整備担当課長   おっしゃるとおりでございます。 ◆山田ひでき   では、二巡目もよろしくお願いいたします。  本文の275ページ、非木造建築物の耐震化について伺いたいと思います。  先ほどの説明で、4億円から3億円程度に減らされたのは、事業を精査して減額したというふうに伺いました。ただ、耐震化の目的としては、恐らく非木造建築物、何%耐震化を達成するとか、そういった目標があったかと思うんですが、それに対する現在の進捗状況を伺いたいと思います。 ◎市街地整備課長   非木造住宅の耐震化の助成の件になります。  こちらにつきましては、先ほどから出ております緊急財政対策の関係で、今までの件数に比べて、来年度は少し減らした形で計上しております。ただ、こちらで計上した件数でも、ここ数年の実績を見ると、この金額で収まるだろうという形まで抑え込んでいるという形になっております。 ◆山田ひでき   非木造建築物の耐震化率の目標に対して、進捗状況がどうなのかということを伺いました。 ◎建築指導課長   耐震化の目標の数値が様々ございまして、例えば特定緊急輸送道路沿いの沿道建築物に関しましては、令和元年度までには90%という目標がございまして、その目標に対しては、90.6%ということで、目標を達成しておるという状況はございます。ただ、別の数値でいきますと、住宅に限った耐震化率というところでいきますと、令和2年度末までに95%という目標があるんですけれども、令和元年度末の数字でいきますと、まだ85%をちょっと超えたところというところがありまして、目標にまだ程遠い状況はございます。 ◆山田ひでき   ありがとうございます。  また、この非木造建築物耐震化助成事業について、相談件数がどのぐらいあるのかと、それに対してどういった対応、例えばアドバイザー派遣であるとか、耐震診断であるとか、そういった実際に行われた事業の数を知りたいんですけれども、よろしいでしょうか。 ◎市街地整備課長   非木造住宅の耐震助成の実績についてのお問合せです。  そちらにつきましては、今年度、令和2年度の実績におきましては、改修工事費助成として1件、耐震アドバイザー派遣として2件となっております。こちらにつきましては、例年に比べて数が少なくなっております。それは、やはりコロナ禍でありまして、実際に設計等の打合せ等をマンションの管理組合等と実施するのが、なかなか進まなかったということもありますし、工事も入居者の中での工事ということもありますので、工事の実績等が例年に比べて少なかったという実態になっております。 ◆山田ひでき   相談件数が何件あったかもお願いしたいんですが、よろしいでしょうか。 ◎市街地整備課長   相談につきましては、今現在、手元に資料がないので、後ほど説明させていただきます。 ◆山田ひでき   僕も今ちょっと手元にないんですが、たしか数百件という規模の相談が寄せられているというふうに聞いたことがあるんですが、ちょっとそういった寄せられる相談に対して、実際に行われている事業の数がかなり少ないんじゃないのかなというように思うんですけれども、これが少ない要因についてはどういったことが考えられるのか。分析としては、どういうふうに考えられているでしょうか。 ◎市街地整備課長   非木造住宅の耐震化が進まない理由につきましては、区で考えておりますのは、やはり鉄筋コンクリート造等の建物に関しては、費用がかなり莫大になるということと、またマンション等であれば入居者全員の合意が必要だということもありますので、その辺で合意形成がなかなか進んでいないという形になります。その対策として、アドバイザー等を派遣して、住民の方の合意形成に努めているところでございます。 ◆山田ひでき   アドバイザーの派遣実績も令和2年度で2件というのは、あまりにも少ないかなというように感じます。制度自体がなかなか利用するのが実態に見合っていないところがあるんじゃないのかなという気がします。もちろん、マンションの耐震工事というと、かなり大規模になって金額がかさむ。また、住民の合意を得るのが難しいといった問題もある。そういったことを考えると、より使いやすく、またそういった耐震工事の規模に見合った金額に見直すなど、制度そのものを考える必要があるのかなという気がするんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎市街地整備課長   今、申しましたアドバイザー派遣の実績になりますけれども、区のほうでもアドバイザー派遣を行っておるんですが、あわせて東京都とも一緒にアドバイザー派遣を実施しております。区のほうで派遣しておりますのが、建築士等の派遣を行っておりますが、東京都の場合は建築士プラス弁護士さんとか、あとファイナンシャルプランナーとか、そういう形でも実施しておりますので、そちらと協力しながら、役割分担を図りながら実施しているところでございます。 ◆山田ひでき   ぜひ、もちろん開発も重要かもしれませんが、これからやはり築年数がかさんだマンションが増えてくることを考えると、こういったところをしっかりとやっていく必要があるのかなというように思います。  すみません、次の項目に移ります。  同じく275ページの住宅費関連のことで伺いたいと思います。  この中で、住宅対策審議会の予算がゼロという形で計上されているんですが、これは審議会については、来年度はやる予定がないよ、今後について、特に審議しないよということなのか、それとも来年度だけやらずに、今後また新たに審議会が翌年度以降行われるか、その辺を伺いたいと思います。 ◎都市整備部長   住宅費のお問合せでございます。  住宅費につきましては、第10期として昨年11月に空き家対策をテーマに答申をいただいたところでございます。必要に応じて、審議会を募集して実施していくと。答申をいただいて、次の計画に生かすというのが基本的な流れと考えております。昨年いただいた答申を踏まえ、またその他マンション施策や公営住宅の在り方など、住宅に関する幅広い内容を踏まえて、住まいの未来ビジョン2025を令和4年度の上半期に改定していきたいというふうに考えているところでございます。  また、プラスなんですけれども、東京都において、東京都の住宅マスタープランの見直しということが、ちょっと時期が明確ではなかったんですが、実は予算要望の作業の後、12月頃になるんですけれども、令和3年度末に向けて、都の住宅マスタープランの作業を進めていくということが明らかになりまして、区といたしましても、その住マスに基本的な内容を載せていかなければならないという作業が発生したところでございます。当初予算要望のときには、ここのスケジュールがかみ合ってこなかったところから、住対審についても令和4年度以降に設置するということで考えていたんですけれども、今後、内容を精査した上で当初の予定を少し前倒しにして、3年度に住対審を開くことも必要であればやっていかなければいけないというふうに考えておりますので、財源確保や体制整備も含めて、調整を進めてまいりたいと考えております。 ◆山田ひでき   区営住宅の申込倍率なども見ますと、なかなか住宅困窮者というのはまだまだ解決されていないのかなというように考えます。住対審、ぜひ開催していただいて、今後の住宅の在り方について、しっかりとした協議をしていただければなと思うんです。  居住支援協議会の相談件数についての資料を頂きました。この資料で、平成30年度までは相談件数に対して情報提供の数がそんなに多くなかったんですけれども、平成31年度から相談件数のほぼ全てに他機関の案内や情報提供が行われるようになっているんです。これは、一体どういう違いがあるのか、その辺を伺いたいと思います。 ◎都市整備部長   詳細については、もうちょっと丁寧な説明をする機会を設けたいと思いますが、平成30年度から居住支援法人との関係を少し、言い方とすれば密にして、情報提供をしっかりやっていくということも、今回、件数に入れるというような扱いをしていますので、年度ごとの連番の件数で見ると、急に増えたように見えてしまうこともあるかと思いますけれども、ご紹介の仕方を変えたということが相談件数に含まれているということで、ご理解いただければと思います。逆に、それ以降の件数については、継続的に同じ内容で詰めていきたいと思いますのでご理解いただければと思います。 ◆山田ひでき   この相談件数も、平成30年度40件、31年度97件、令和2年度149件と非常に倍々とは言いませんが、年間50件ずつぐらい増えてきていると。そういったことを考えると、やはり住宅困窮の状況がかなり厳しいのかなと思うんですが、その辺についてはどのように把握されているのでしょうか、見解を伺いたいと思います。 ◎都市整備部長   住宅に困窮しているというよりも、必要な住宅を探していらっしゃる方がたくさんいらっしゃるというふうに私たちは認識しておりまして、ご相談があった方に対して、その方の条件に合うような住宅が、手持ちがいっぱいあって、これもあります、これもありますよということができるように、大家さんというか、区内の不動産業者の方々のご協力をいただきながら、手持ちの空き室の把握を進め、その仲介をしっかりしていきたいと、それが住宅を探して困っていらっしゃる方への仕事になるのかなというふうに捉えて取り組んでいるところでございます。 ◆山田ひでき   そういうことでいいますと、区はもう一つやっている住宅情報ネットワークという情報提供があると思うんですが、その辺とこういう居住支援協議会であるとか、そういったものをトータルで、どう考えていく方針なのでしょうか、その辺も伺いたいと思います。 ◎都市整備部長   住宅情報ネットワークにつきましても、例えば宅建の方々と、または不動産協会の方々とご縁をいただきまして、情報流通をしながら、先ほど申し上げましたとおり、手持ちの空き室の情報を共有するように努力しているところでございます。繰り返しになるかもしれませんが、困っている方にその人に見合った、その人の条件に合った住宅を適切に紹介していくこと、それが区民の皆様の幸せにつながっていくと考えております。以前にも答弁で申し上げましたとおり、貸主のほうのご理解というのがかなりネックになっているというふうに担当部署では把握しております。貸主のほうにいろいろ説明をする機会、あるいは大家さんのセミナーというようなことを力を入れて今年度やってまいりましたので、それが少し効いているように感じているところでございますので、令和3年度以降さらにそれを推し進めていきたいということで、予算計上のほうもその考え方を持ってさせていただいています。 ◆山田ひでき   そういった意味では、なかなかマッチングをどう図っていくのかというのが課題というふうに捉えられているのかなというように思います。区内人口で言えば、これからさらに高齢化率が上がっていく。そういった単身の高齢者に対して、なかなか住宅を貸すことができないという大家さんが増えている。また、人によってはより安い住宅であるとか、そういったものを求めているのに対して、大家さんはできるだけ高く貸したいと考えている。そういったマッチングの中間をどう区が取り持っていくのか、そこが課題なのかなというように思います。場合によっては、区がそういう民間の賃貸住宅を借り上げて、そういった困窮者に貸し出す、あるいは単身の高齢者に貸し出すというようなことも考える必要が出てきているのかなというように思うんです。区営住宅がさらに増えることが一番いいかとは思うんですけれども、なかなかそういう方向に進まない以上は、そういった民間の賃貸住宅を借り上げるというようなことも検討してはどうかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎都市整備部長   ご提案いただきました内容でございますけれども、たまたまとはいえ、住宅政策課では公営住宅も把握しているところでございます。また、住宅政策から住宅市場の把握から、人口の増減から、この先必要となる住宅の方向性まで検討する部署として活動しているところでございます。今、私たちがしっかりやっていくべきことは、先ほど来、マッチングとお話しされましたけれども、成約に至るかどうかはともかくとして、ご紹介をきちんとできると。皆様方に選んでいただける、その上で条件が合わなければまた次をというようなことが、きちんとできる場を今は確立していきたいと思っていますし、また公営住宅のほうは公営住宅のほうで、必要な方々に必要な住宅が提供できるように、しっかりやっていきたいということも考えているところでございます。 ◆山田ひでき   ぜひ、本来であれば都営住宅も含めて公営住宅、区営住宅の拡充が必要かなというように思います。ぜひ、しっかりとそうしたことをご検討いただければと思います。 ◎市街地整備課長   すみません、先ほどの相談件数の回答をさせていただきます。  相談件数は昨年度の段階で、非木造住宅で10件、木造住宅のほうで204件となっております。 ◆山田ひでき   271ページ、公共交通の利用環境整備について、タクシー乗り場が社会実験としてスタートしたということなんですけれども、実験というからには一定の仮説に基づいて行われるかと思うんですが、どういった仮説、根拠に基づいて実験を行っているのか。また、実験の評価をどう考えるか、それについて示していただいていなかったんですが、その後どうなったかなということで確認したいと思うんですけれども、お願いします。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   箇所については、1か所ようやくうまく動き出したところでございます。今後、令和3年度中に利用実態を上半期に調査して、また下半期には近隣住民の方たちに利用状況のアンケート調査等を実施しまして、設置の準備をしています公共交通会議のほうで、その辺について一定の判断というか、検討結果についての報告等、あわせまして、分析をしていただきたいというふうに思っているところでございます。 ◆高沢一基   よろしくお願いいたします。  まず、相続に伴います区道等公共用地の仲介委託の手続について、質疑をしたいというふうに思っております。  ちょっと、紹介だけさせていただきますと、法務省では平成29年5月から、法定相続情報証明制度の運用を始めました。これは、どういったものかと簡単に説明しますと、法務局のホームページに載っているので、そこから紹介させていただきますけれども、相続手続をする場合には、戸籍謄本等の束を相続手続を取り扱う各種窓口に何度も出す必要がある。役所に出したりとか、銀行に出したりとか、いろいろなところでやらなくちゃいけないという必要があります。ところが、平成29年5月から運用された法定相続情報証明制度では、戸籍謄本等の束を登記所、法務局に提出して、あわせて相続関係を一覧に表した図、法定相続情報一覧図というんですけれども、これを出していただければ、登記官がその一覧図に認証文を付して、写しを無料で交付しますと。つまり、法務局が相続関係、この人相続を受ける方ですよということを証明してくれるという制度が始まりました。その後の相続手続については、法定相続情報一覧図を利用いただくことで、戸籍謄本等の束を何度も出し直す必要がなくなりますということで、利便性が高まりますよということで、法務局が運用を始めているのが、法定相続情報一覧図というものになります。
     実は、私、区民相談を受けまして、今年の1月に板橋区に区道との境界確定で相続を受けたので、親が亡くなって相続を受けたので、境界確定の手続に行ってこの一覧図を区に提出をしようとしたら、区のほうからこれは板橋区では受け付けられませんということで言われてしまったということで相談を受けまして、個別に要望はさせていただいているところなんですけれども、それを経まして、私もちょっとこの問題に興味を持ちましたので、区議会事務局の調査係にお願いをしまして調べてもらいました。特別区23区の状況で、この法定相続一覧図を土地境界確定の添付文書として認めている区はどこですかということを調べたんですけれども、そうしましたら杉並区はちょっと回答してくれなくて、緊急事態宣言とかで。それ以外は回答してくれまして、何と認めていないというところは千代田区と練馬区のみ、それ以外は全て認めているという結果が出ました。  板橋区も調査係が調べてくれまして、板橋区に聞いてみましたら、板橋区も認めているという返事をいただいたということなんですけれども、私、1月の時点では認めてないと言われているんですが、その間に対応が変わったという理解でよろしいんでしょうか。よろしくお願いします。 ◎土木部管理課長   対応を変えたというわけではないんですけれども、法務局と相談して対応できるものについては対応していこうと考えております。もともと、この様式につきましては、限定列挙で4項目だけ法務局が使っていいですよというところはあったんですけれども、そういう通知が来ていたんですけれども、我々も法務局に何度もお伺いして、これだけですかという話もさせていただいたんですけれども、法務局も柔軟な対応ができて、それ以外でも対応が可というところもありましたので、区の中でのできる条件がありますので、そういった条件を踏まえた上で対応していこうというところの考え方の変更でございます。 ◆高沢一基   認めるようになったという理解でいいんですか。 ◎土木部管理課長   一部は認めていこうという考えではいます。 ◆高沢一基   条件付ということで、どうかなと思ったんですけれども、当初の段階で区のホームページ、必要な添付書類は何かというのを聞きましたら、相続関係図、それに日付、それから氏名を記載して押印と書いてあるんですね。それ以外に、戸籍謄本及び本籍記載の住民票の写し、それから遺産分割協議書等の写しを添付しなさいというふうに今言っておられるんですけれども、実はこれは先ほど一覧図の事業を認めていない千代田区と練馬区、今言った本籍地の住民票の写しとか、戸籍謄本等の束とか、遺産分割協議書等を出してくださいと言っているので、つまりこれ認めてないんですよね、板橋区は今でも法定相続一覧表については。そういう解釈でよろしいですか。 ◎土木部管理課長   認めてないわけではなくて、それを出していただいた上で足りないものについては提出していただくという、そういう考え方でございます。 ◆高沢一基   先ほどの相談受けた方は、区長への手紙も出しておられます。区長への手紙については、1月22日付に区長名で土木部管理課が所管として返事をいただいて、文書で頂いています。その文書を見ますと、法定相続一覧図の使用については、利用目的を不動産登記、預貯金の払戻し、相続税の申告、年金手続に限定されており、土地境界確定等に関わる申出書の添付書類としては受理することはできませんという、明確にやっているんですけれども、これ認めていないということなんじゃないですか。 ◎土木部管理課長   そのお手紙を頂いた当時は、そういった形で法務局と区の中での約束事ではないんですけれども、話合いの中で、それ以外のものについては受け付けないという項目もございましたので、そういった形での受理はしていなかったという状況でございます。ただ、その後に法務局といろいろ相談して、いろいろ変えられるところは変えて、受け付けられるものについては受け付けましょうというところでの回答が、法務局との約束ができてきましたので、区としても受け付けられるものは受け付けるというところで動いてございます。 ◆高沢一基   法務局が扱わないでと言ったような雰囲気で今答弁されているんですけれども、私はその話を聞いたときに、法務省の本省のほうに問合せをしました。本省のほうの返答というのは、この土地境界確定の添付書類はそれぞれ自治体が判断するもの、何が必要かというものなので、法務省としてこの相続一覧図を使いなさいとか、あるいは使わないでくれとか、そういったことを言う立場にはありませんと。そういうことは言いませんという話なので、これはあくまでも法務省側の話ではなくて、区がどう判断するかというところだというふうに思いますので、そこで区の判断についてはやはり求められていることがあるのかなと。  他区、先ほど申し上げましたように、千代田区と練馬区以外は認めているんですね。認めている理由を調査しましたら、例えば中央区は相続を証明できる書面であると区の弁護士に確認済みであるため受理していますよと。あるいは、港区ですとこの一覧図は法定相続人が誰であるのかを登記官が証明するものであり、極めて信頼度が高い文書だから認めていますよとか。あるいは、新宿区はもう登記官による確認を経ているからとか、文京区は法務局で認証を受けた公的な署名であるから受けていますよということで、ほとんどの区はこれはやはりしっかりそこで審査をされて、公的な文書なので手続としてこれは受け付ますよということを言っているんですが、今後も板橋区は、先ほど条件付と言っているんですけれども、条件付というのは認めてないと同じものだと言っているんですけれども、その対応を今後も続けていくということなんでしょうか。その辺は、やはり区が言っているようにこの法定相続一覧図の公的性を評価して、それでできるようにしていこうとしているのか、変えようとしているのか、その辺の今後の方向性を聞かせてください。 ◎土木部管理課長   その項目についても、法務局とまだ打合せしなければいけない項目が幾つかございますので、その対応方針を定めた上で、区としてもできること、できないことをまとめて今後やっていきたいと思っております。ただ、一元的に受け付けないというところではなくて、受け付けた上で必要な書類を提出していただこうというところでの話は続けていくという、そういう考えでございます。 ◆高沢一基   これ1月の時点で、要望する前の件は受理しませんと明確に文書で返事を区長名で出しておられるわけでありますから、そういう面において、やはりこれを認める方向にしっかり調整をしていただいて、千代田区や練馬区よりも後に板橋区が最後になるような状況にはならないようにしていただきたいなと思います。  変な言い方ですが、私は団塊ジュニアの世代です。つまり、団塊ジュニアの世代の団塊世代がいまして、団塊世代はもう後期高齢者に入るということで、いろいろ社会的にも自治体としても対策を打たなくちゃいけないという話があるんですけれども、悲しいかなうちの親も年取っていきますから、これから10年後、20年後となって、相続の事例というのが非常に増えてくると。うちは財産がないので全然相続は心配ないんですが、そうなるとやはり相続において、利便性を向上してやっていこう、事務を簡素化していこうというのは、世の中の流れでしょうし、だから法務省はこういう制度を平成29年から始めてきているところがあろうというふうに思いますので、板橋区についてはぜひそこを遅れることなく、率先して他区はみんなやっていますので、認める方向に運用を改善していただきたいと思いますけれども、いかがお考えでしょうか。 ◎土木部管理課長   繰り返しになりますけれども、書類については受け付けられるという考えではおります。ただ、それについて足りないものについては、必要に応じて求めていくという考えでいくということでございます。 ◆高沢一基   法定相続一覧図を受け取っても、それ以外に戸籍謄本等の束を要求したら、それは認めてないことと同じなんですよ。法務局は、一覧図にすることによって戸籍謄本等の束をわざわざ毎回窓口に出さなくても済むようにという趣旨でつくっているわけでありますから、その趣旨を否定する内容で受け取ったとしても、それは受理したというふうには言えない。それは詭弁だというふうに私は思いますので、その辺はやはり実際に区民の目線に立って、しっかり対応できるような検討を重ねていただきたいと思います。この問題については、板橋区が認めるまで私しっかりと議会の中で議論をして、提案、要望していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいというふうに思います。  続きまして、次はちょっと冷静にキャッチボールできる公園についてやらせていただきたいと思います。  私も総括質問等でキャッチボールできる公園を増やしたいなというところで、学校の校庭の子どもの遊び場に関しては、校庭開放についてもキャッチボールができてないので、教育委員会にもしっかり、そういったものもできるようにしてほしいとボランティアの監視員の方もいるので、同じことを言っているんですが、それはそれでやるとしても、一方はやはり公園の中でもキャッチボールできる場所を広げていきたいなというふうには思っているところであります。以前、総括質問でやらせていただいたときにも、平成30年6月現在で15か所がキャッチボールできる公園、児童遊園等は13か所、遊び場と緑道を含めると15か所ということなんですけれども、これは確認なんですけれども、現状はその後何か増えたりとかしていますでしょうか。それとも変わっていない、この15か所のままなのか。あと、新年度新たに増設しようかとか考えておられるのか、現状と今後についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎みどりと公園課長   箇所数については15か所ということで変更はございません。また、来年度新たに設置するという予定はございません。 ◆高沢一基   そうですか。なかなか簡単にできないところですし、午前中、私の質疑で言わせていただいた財政が厳しい折ということもありますので、なかなか難しいのかなというのもあるんですけれども、ただ子どもたちは今のコロナで不自由をしていますから、これがやはり回復後、やはり伸び伸びと遊べる場所を少しでも増やしてあげるということにおいては、ぜひこのキャッチボールが可能な場所を増やすというのを、公園ばかりで求めたらかわいそうだと思うので、私は教育委員会にも言ってはいるんですが、並行してやっていただきたいなと思っています。  これも総括で取り上げさせていただいたんですが、15か所のキャッチボールができるところというのは、やはりちょっと偏在といいましょうか、あるんですけれども、それがない地域がやはりありまして、高島平方面とか、東新町とか、小茂根方面もないんですけれども、これは赤塚公園であったり、河川敷であったり、城北中央公園であったり、成増も残念ながらないんですけれども、光が丘とかありますので、代替できる場所があるのかなという想像はしているんですが、蓮根・坂下方面、これは公園でキャッチボールできる場所が今なくて、周辺にもそういう広い代替できるものがないので、この地域は特にキャッチボールができるような公園を増やしてもらいたいなというふうに思っているところです。  実は、これも個別要望で以前からちょっと出させていただいているんですけれども、区立の坂下三丁目公園、この区立坂下三丁目公園については、地域要望で私のところに来まして、ここは入り口の両脇は住宅なんですが、公園の中に入りますと、周りは工場と駐車場しかないようなところで、騒音的にも入り口の2軒のお宅のご理解をいただければ、そうすれば可能性があるんじゃないかというところで提案をさせていただいて、課長にもお話をお伝えさせていただいたと思うんですけれども、この区立坂下三丁目公園でキャッチボールできるようにするということについて、何か今検討されている状況があるかどうか、お聞かせいただきたいというふうに思います。 ◎みどりと公園課長   15か所、キャッチボールができるというようなお話ですけれども、基本的には公園内でキャッチボール、ボール遊び自体を禁止しているということではございません。あくまで、危険なボール遊びはやめてくださいという形で、公園の利用のルールを決めさせていただいております。フェンスで囲まれている15か所の公園というのは、特別にそこでルールを緩和しているということではなくて、そのフェンスで囲まれた中でも、当然ながら危険なボール遊び、他の利用者へ危害を加えるような遊び方、また近隣の方にご迷惑をかけるような遊び方というのは、当然ながら禁止というような形で対応させていただいております。  ほかの一般的な周りに何もない広場に比べて、安全にボール遊びがしやすいというような環境整備という形で、15か所の整備を行っているということです。特に、計画的に適正配置というような考え方で整備してきているわけではございませんので、偏在しているというような捉え方は今もしていないというようなところでございますけれども、今回、今お話のありました坂下三丁目公園につきましては、まだ具体的な区の中での検討は進んでおりませんけれども、また地域のご意見等も踏まえながら、新たな公園の環境整備というのは検討していきたいなというふうには思っております。 ◆高沢一基   どうもありがとうございます。  条例上は危険なボール遊びというのは、総括のときも土木部長のご答弁でもいただいておりますし、私も理解はしているところなんですが、ただ一般的なボール遊びが禁止というふうに書いてあると、通常はやはりちょっとそこでキャッチボールするのははばかられて、真面目な子どもといいましょうか、なかなかできないですよね、現状は。なので、そこはぜひ子どもがそういう気兼ねなく、しかも安全にキャッチボールできるようにするためには、ある程度その設備というのも必要なんだろうなというふうに思っておりますので、ぜひそこについては、先ほどの偏在、配置を考えているわけじゃないということでありますけれども、一方、蓮根・坂下方面の場所がないという、子どもの目線に立てば事実ではありますので、それを解消してあげられるように、区立坂下三丁目公園は候補の一つとして、ぜひ検討を進めていただきたいなと思っております。これはご要望いただいたのは地域の方ですので、いろいろ協力もしますというふうにおっしゃっていただいているので、公園の管理だとかそういったものも含めて、何か民間の地域の方でもご協力いただけるようなものがあれば、ぜひ連携してやっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○主査   すみません、高沢委員の質問の途中ではありますが、黙祷の時間が近づきましたので時計を1回止めさせていただきます。黙祷までしばらくお待ちください。  それでは、ご起立ください。  黙祷。 (黙祷) ○主査   ご着席ください。  それでは、高沢委員の質問を再開いたします。 ◎みどりと公園課長   ボール遊びのできる広場につきましては、やはり子ども目線での運営の仕方というのもございます。また、近年、やはり子どもの遊び場確保というようなご要望も多くいただいております。そういった面で、環境整備というのは考えていかなくてはいけないなというふうには思っております。一方で、こういった施設の近隣の方にとってみれば、ボールを蹴る音、フェンス等にぶつける音とか、そういったようなことでの大変な苦情をいただいているというような面も一方ではございます。そういったような利用ルールの問題等もありますので、両面から検討して、環境整備を改めて考えていくというような形になると思います。 ◆高沢一基   ありがとうございます。  先ほど申し上げたように、この要望については地域の方から要望があって、手伝いますという言い方もしているので、ぜひ苦情等があることも承知はするんですけれども、これについても地域の協力をいただいて、そういう苦情がないようなルールづくりもありますけれども、ご理解をいただけるような運動というのも地域ではできる、板橋区だけではできないものが地域の方と連携することで可能になることもあるというふうに思いますので、ぜひ柔軟に、今、提案させていただいている公園については、検討を進めていただいて、地域の力を引き出していただければありがたいし、蓮根・坂下の子どもが遠くまでわざわざ行くのではなくて、地元でできるようにしていただけたらありがたいなと思います。  以上です。 ◆高山しんご   午後は、震災対策、防災・減災について、それを中心に伺っていきたいと思っております。  板橋区の組織としましては、危機管理室、それから土木部、都市整備部、そういったところが防災・減災対策を担っているところだと思っております。来年度からは、危機管理は危機管理部になりまして、土木部と都市整備部の間にといいますか、まちづくり推進室という部署が新たにできる。これは、防災・減災対策にとって、なお一層、強力に進めていく証左でもあると思っております。  そこで、近年必ず来ると言われている首都直下型地震、これについて、主に都市整備部、土木部にハード面についてのお話をさせていただきたいと思います。  東日本大震災は地震に加えて津波が起こったせいで、人命が多く失われた災害であったと思っております。それより前、もう一つ前の大きな震災といたしましては、阪神・淡路大震災があると思うんですが、これはまさに首都直下型地震が起こったときに参考にされる、防災・減災の観点で大いに参考にされるものだと思っております。阪神・淡路大震災のときには、阪神・淡路に直下型地震が来まして、同じ町並みの中でも、崩れた家と崩れていない家というのは如実に耐震化が進んでいる、進んでいないで分かれて崩れた家があった。一方で、木造密集地域、そういったものがなかなか問題化していない状況の中で火災が起きて燃え広がった、そういった二つの側面があると思っております。ハード面の整備におきまして、耐震化ですとか、木造密集地域の解消、また老朽建築物の除却、橋りょうとかのお話もあると思いますが、専ら首都直下型地震が起きることを想定して、家が崩れないことと火災が燃え広がらないこと、この二つについて、都市整備部、また土木部のところで、主に都市整備部だと思いますけれども、今の板橋区の現状、それから課題は何なのか、こういったところをちょっと大きな観点なんですが伺わせていただければと思います。 ◎都市整備部長   大きな観点でのご質問をいただきました。  この点は、非常に大事なお話だというふうに認識しております。老朽建築物は、地震があろうがなかろうが大事な話なので、それはちょっと置いておくとしても、建物単体での耐震化を進めていくことと、それから燃えないまちづくりを進めていくこと、二つ大きくあるかと思います。先ほど話題に出ました耐震建物につきましては、耐震診断を進めて除却が必要なものは除却の助成をする。あるいは、建て替えについても助成をするということで、どんどんそれをなくしていく方向に進めていくというような施策を、東京都も積極的に進めているのと歩調を合わせて板橋区でも取り組んでいるところです。  また、燃え広がらないまちづくり、不燃化密集地域の対象ということにはなりますけれども、一つは建物そのものを不燃化していくこと。建て替えの段階で自然に耐火建築物になるところもあるんですけれども、積極的に耐火構造物になるよう、それについても支援をしているところでございます。  また、面的に燃え広がらないようにということで、例えば補助26号線もそうですけれども、特定整備路線として広域幹線道路を整備することで、延焼遮断帯としての空間を確保するということをしっかり進めていく。東京都の防災都市づくり計画、あるいは基本的な方針にのっとってやっていく形にはなっておりますけれども、板橋区はもう目の前が木造密集というところが何か所もありますので、それを支援策を使いながら、皆様にご理解をいただきながら、しっかり取り組んでいくということで捉えているところでございます。 ◎市街地整備課長   区のほうでは、木造住宅の地域の解消は重要な課題かなというところを考えております。板橋区のほうでも、今までに木造住宅の解消には以前から努めておりまして、木造密集地域に該当しておりますのは、平成9年の時点で69町丁目ありました。それを事業の進捗に合わせて、平成28年には34町丁目、約半分ほどまで解消はされております。今までに密集事業として仲宿地区とか、上板橋南地区、若木地区、大谷口地区、前野町地区、西台一丁目地区等の地域、密集事業を進めて木造住宅の解消に努めてまいりました。密集事業と併せて、再度、密集地域が生産されないようにということで、地区計画も併せて、その地域にかけたりも行っております。それが、約6地区、西台一丁目地区をはじめ6地区、地区計画をかけております。  また、建物の防火性能を向上させるということで、新たな防火規制区域の指定というものも行っております。こちらにつきましても、大谷口地区、仲宿地区、若木地区、大谷口北地区等、4地区ほど新たな防火規制をかけております。今現在、防災密集地域の解消として行っておりますところは、先ほどから答弁させていただいております清水・蓮沼町地区、こちらについてもまだ木造密集地域ですのでこちらの解消に努めて、先ほどもお話ししましたけれども、地区計画の決定と新たな防火規制のほうについて、木造住宅の解消に努めていきたいと考えております。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   あわせてお伝えしたいことがございますが、ちょうど10年前、3月11日の日に都市計画審議会を運営していまして、一つ前の都市計画マスタープランを策定していたところでございます。その審議会で審議いただいた内容といたしまして、都市計画マスタープラン、当時のマスタープランを策定しますと、敷地面積の最低限度というのを板橋区に導入したいということも取り組んでいまして、大田副委員長は都計審に出ていただいていまして、第一委員会室の机がさらさらと何か本当に全然重さがないようなぐらい揺れたのを、ちょっと今思い出したところでございますが、その敷地面積の最低限度というのは、一定の広さの敷地にしていくことによって、建て詰まり、また延焼の防止ということに役立ちますので、そういうことが区内の今約9割の敷地にかかっておりまして、残りは商業地域と工業地域ですので、板橋区内全域で、そういう取組が都市計画としても進んでいることはちょっと申し添えたいと思います。 ◎建築指導課長   建築指導課のほうでは、耐震促進計画の観点からご紹介させていただきます。  来年度、板橋区の耐震改修促進計画の見直しを予定させていただいております。その中で、今年度、東京都のほうで耐震改修促進計画の見直しが行われておりまして、素案のほうが出ている状況でございますけれども、その中で戸建て住宅に関しては一定の方針が出ていまして、一つの選択肢はやはり除却による耐震化を促進するというようなことですとか、あとマンション関係、管理組合を積極的に啓発ですとか支援をしていこうということですとか、やはりマンションの中でも倒壊率の危険度が高い、いわゆるIs値が低いマンションの耐震化を集中的にしていくというような方針が出ております。このような方針、あと板橋区の状況を踏まえまして、板橋区の耐震改修促進計画につきましてもしっかり見直しを図っていきたいというところでございます。  あと、ブロック塀対策もやっておりまして、古くは先ほどお話がありましたとおり、阪神・淡路大震災のときも、ブロック塀でかなりの方が亡くなったという状況もありますし、平成30年の大阪北部地震でも小学生の女の子が亡くなったという状況を踏まえておりますので、今後ともブロック塀の指導、助成を含めて、引き続き指導と支援を行っていきたいというふうに考えております。 ◆高山しんご   すみません、ご丁寧な答弁ありがとうございました。  今、伺ったのと、あと今までのほかの委員の方のご答弁の中で、様々な耐震化、木密、それから老朽、ブロック塀の話もそうですし、まちづくりの話も伺ってまいりました。一定、やはり板橋区は防災対策をしっかりされているということが伺えましたので、今日が東日本大震災から10年だからというわけではないですが、今後ともしっかり計画にのっとってやっていっていただきたいのと、あと個別でちょっと伺わせていただきたいところがありまして、先ほど山田委員のほうから、耐震化のお話がありました。  それで、ご答弁の中にも木造建築物の耐震化の相談件数が200件以上というお話を、先ほどご答弁の中でおっしゃっていたところだと思うんですが、やはりそれだけのご相談があるということで、地域の方からも震災が起きたとき、大地震が起きたときにどうすればいいんだということ、近くの避難所ですとか、あとは例えば出張所、そういったところには逃げないといけないけれども、私はどうしたらいいか分からないという方もいらっしゃったりして、なかなか耐震化、自分の木造の自宅を耐震化するというのは、お金がかかる話なので、もう相談自体になかなかいかないという方も結構いらっしゃったりするんですね。お金がかかるというところで尻込みしているんですけれども、例えば木造住宅を耐震化するに当たって、区民に分かりやすく説明するために1軒当たり大体幾らぐらいかかるのか、持ち出しは幾らで木造住宅の耐震化ができますよということを案内できるのか、そういったところを伺えればと思います。 ◎市街地整備課長   木造住宅の耐震化についてのご質問です。  こちらにつきましては、費用の問題は全くないということはないんですけれども、区のほうとして、大きな進まない理由として捉えておりますのが、耐震診断をするのは昭和56年以前になります。そうしますと、既に40年以上、建物が経過しております。そうなりますと、このまま使うのか、あるいは建て替えるべきなのか、その辺で悩まれている方が多いということと、あと当然といいますか、高齢者の所有者が多いと。高齢者になりますと、もう建て替えする意欲がないという問題もあります。あと、ご家族で話がまとまらない等々がありまして、その辺でかなりためらっているというところがあります。  あと、ご質問の費用についてでございます。  すみません、ちょっと後ほど答えさせていただきます。 ◆高山しんご   そこに関しては、また後ほどお話しさせていただきます。  また、可燃ではないですが、防災・減災対策として、先ほど少しお話がありました中台二丁目公園斜面地調査・設計、概要でいいますと42ページ、これについて伺わせていただきます。  今回、新規事業ということで行うものでありますが、この内容について、現地は私の近所ですのでよく知っていますが、どういった形で進めていくのか伺えればと思います。 ◎公園整備担当課長   斜面地安定工事調査・設計委託の件ですけれども、公園内に土砂災害警戒区域があるものについて、平成30年度と平成31年度に詳細な調査委託を行いました。その中で、補修が必要というような結果が出たものがありまして、中台二丁目公園もそれに該当しておりました。この斜面を安定させるために、調査をかけて設計をして工事に入っていくというふうな工程になっておりまして、来年度は調査・設計、再来年度は工事というふうな予定でして、中台二丁目の公園の斜面地のほうを手当てしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆高山しんご   ありがとうございます。  あそこの中台二丁目公園は、ちょっとした高台の上にありまして、そこから下に下りていくための歩道といいますか、橋みたいなものがかかっていると思います。そういったところというのは、調査の段階、あるいは斜面地を実際に工事をしていく段階というところで、つくられている歩道というのは、例えば通行禁止になるとか、歩道についてはどういう状況になるのか伺えればと思います。 ◎公園整備担当課長   詳細な設計は、来年度以降になりますので、通行止めになるかどうかということも、来年の計画の中で決まっていくと思いますけれども、基本的に工事に入って、斜面地全体に安定化工事をするということになりますと、通行止めになる可能性は否定できないかなというふうに考えております。 ◆高山しんご   その調査の段階で、通行止めになる可能性はあるかというのが一つと、例えば全面的に通行禁止になった場合に、迂回のご案内がされるのかというところ、二つ伺えればと思います。 ◎公園整備担当課長   今の段階では、基本的に通行止めとは考えておりませんけれども、いっとき作業の関係で通行止めとか、交通規制を通じてやることはあるかもしれませんけれども、調査で長期間にわたって通行止めが継続するというようなことは考えてございません。工事のときに通行止めになった場合の迂回路ですけれども、北側と西南側にはそれぞれ階段がございまして、その両方を挟むような形で階段がありますので、その階段を利用していただければ、迂回ができるかなというふうに考えてございます。
    ◆高山しんご   分かりました。ありがとうございます。公園の斜面地の調査ですので、公園自体の利用は、ある程度、一定期間できると思うので、通行の障害にならないように配慮していただければありがたいと思っております。  続きまして、49ページの水防訓練について伺わせていただきます。  水防訓練ですが今年度中止になりまして、私は消防団に所属しているんですが、水防訓練がなかったということで、ただ板橋区は結構大規模な水防訓練を行っていまして、今年はやるのか、やらないのかというところ、まず伺えればと思います。 ◎工事課長   今年度は、コロナ禍の中で中止をさせていただいたところでございますが、来年度は現在のところ、5月27日木曜日に行う予定で打合せを進めているところでございます。 ◆高山しんご   時間がないと思いますが、内容について教えてください。 ◎工事課長   水防訓練は大・中・小、規模があるんですが、来年度は順番として小規模の水防訓練を行う予定でございます。 ○主査   所管の予算の審査の途中ではありますが、議事運営上の都合上、この際暫時休憩といたします。  なお、再開時刻は午後3時40分といたします。 休憩時刻 午後3時08分 再開時刻 午後3時38分 ○主査   休憩前に引き続き都市建設分科会を再開いたします。  所管の予算について審査を続けます。  田中委員の質疑を始める前に、先ほどの質疑に対する答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎交通安全課長   先ほど、宅配サービスの事業者に対しての警視庁の取組と、また背番号というんでしょうか、番号をつけることをどう考えますかというような内容のご質問かと思いますが、まず令和2年11月6日、警視庁が宅配サービスを行う民間企業者7社と意見交換会を実施していると、警視庁本部において実施したということで、ウーバージャパンが今後、警視庁と合同で交通安全キャンペーンを行う方針だということを聞いております。  また、同じく12月16日ですけれども、警視庁において、これは宅配サービス事業者6社の配達員40人ほどを集めて、交通安全講習会を開いておりますので、こちらについてはニュースにもなっておりまして、警視庁は指導や取締り、交通安全教育も徹底していきますということでございます。  区としましては、街頭等において各種啓発、あるいはキャンペーンの際に配達員に直接声をかけるなどして、実際にときわ台の駅前で放置自転車がちょっと多いというようなことがございまして、既に対応してキャンペーンといいますか、いろいろ関係の係員、それから警察の方も合同で放置の啓発活動を起こった際も、こういった配達員の方に声かけをして、十分気をつけてくださいというようなことを実際行っております。今後も、機会を捉えて声かけなどを行っていきたいというふうに考えておりますし、区内においても、取締りの強化、それから交通安全講習会の実施など、警察署への要望も上げていこうというふうに考えておる次第です。  番号をつけたらどうだというお話がありました。私も先ほど記事のほうを読みましたけれども、まだなかなか具体策、例えば法整備などをどうするのかという具体的な対策がその中では読み取れませんでしたので、あくまで本当に個人的な感想になってしまいますけれども、このやり方が正しいのかどうかというのは、実際に私もちょっと分かりませんし、特定の人、あるいは特定の職業というところで、番号をつけるというのはどうなんだろうなというのが、ちょっと正直なところで、感想と申しましても、ちょっと私も正直どれが正しいのか、間違いなのかというのは、正直ちょっと今は分からないのが実際のところでございます。 ◆田中やすのり   ありがとうございます。  自転車の活用に関するルールというのがまだいろいろとつくられていないところが、ほかにもいっぱいあると思うんですよね。自転車の活用の方針が変わってから、例えば区のほうでもブルーの自転車用の専用レーンをつくってもらいましたけれども、いっぱい不法の車が止まっていたり、例えば高島第三中学校の前とか、ブルーできれいにつくってもらいましたけれども、実はそこに路駐があったりとかしています。私も比較的近くに、板橋区ではないですけれども、光が丘の公園の周りにも自転車レーン、専用のものをつくられているんですけれども、走っていると、結構、路駐が止まっていて、それを自転車がよけたりとか、ルールがまだ自転車に関しては徹底されていないというところがあったりします。最近、国道を走っていると、自転車レーンが一番歩道側にあって、その次に車を止めるスペースがあったりして、いろいろまだ国のほうでも模索中だし、区の行政のほうでもいろいろと試行錯誤しながらやっているところだと思いますので、自転車の活用というのは、今後もいろいろテーマだと思います。  せっかくの流れなので1点だけお聞きしますけれども、自転車の活用ということで、シェアサイクルの報告が先日常任委員会でもありました。どういうふうに使われているかという、ちゃんとデータ化で見える化してやっていただいたんですけれども、成増から高島平で意外と使われているねというのがありましたよね、通勤で。成増から高島平って、多分三、四キロあると思うんですけれども、その距離を結構使っている人がいるんだなというので驚きもありながら、可能性をとても感じたところなんですけれども、私、企業勤めしているとき、成増から光が丘まで自転車を使って、そこから大江戸線で座って行っていたんですね。ですので、成増から光が丘は自転車を使っている人がいるんですよ。例えば区が変わってしまって、事業者が違うので、そこの相互乗り入れというのがなかなか難しいことは理解しているんですけれども、もしそういうのがもっとハードルを越えていけば、もっと自転車の活用というのは、さらに広がる可能性を秘めているなと思うので、例えば今回のシェアサイクルに関しても、事業者の壁とかあると思うんですけれども、今後まだまだ爆発的に伸びる可能性があると思うので、そのあたりの見解をちょっと一応確認しておきたいなと思います。お願いします。 ◎交通安全課長   シェアサイクルに関して、他自治体との乗り入れということに関しましては、なかなか事業者間の壁を乗り越えられるか否かというところは、かなり難しいのではないかなと。それは、事業自体の考え方も違いますし、シェアサイクルの例えばポートと呼ばれる自転車置場の作り方だとか、そういった考え方もちょっと違いますので、なかなかそこを一緒にしていくというのは、今後のことははっきり分かりませんけれども、今時点での感覚としては難しいかなとは思います。板橋区が、例えば練馬区がやっている事業者とやっていくかというと、なかなかはっきりと、そうなっていくかどうかちょっと分かりませんが、逆に今、板橋区がやっている事業者が事業者自身の力で練馬区とやっていってくれるというと、一番いいのかなと思うんですが、そこでもなかなか区が少しそこの事業にかんでいるか、かんでいないかというのが、大きな部分でもあろうと思いますので、我々としては広げていってもらいたいという気持ちはありますが、実際に本当に広げてどこまで可能になっていくのかというのは、私もすぐにいい答弁ができるような感じはないかなというふうに思っております。 ◆田中やすのり   自転車の活用はルールづくりも含めて、これからいろいろとまだ未知数だと思いますので、頑張っていただきたいと思っていますのと、あとちなみになんですけれども、シェアサイクルを結構宅配のデリバリーでバイトをやっている方も結構いますよね。それだけ最後にちょっと申し伝えて終わりにしたいと思うんですけれども。とにかく、自転車の活用はこれからの課題だなと思いますので、よろしくお願いいたします。  質問を移ります。  4月1日から、ついに新しい公園の中での禁煙の施策が始まりますので、その体制についてお聞きしたいと思うんですけれども、まずお金、予算はそれに向けて組んでいただいているのかというところで、予算書だと267ページに公園等管理運営経費というのがあるので、このあたりのところが公園の禁煙化をしていくに当たって、いろいろ資料だったり、広報面とか、あとはほかの部署かもしれませんけれども、青色防犯パトロールカーの活用をしながら、お声がけしながらトラブルがないようにやっていくとお聞きしているんですけれども、そのあたりの予算措置と、あと体制、土木部のほうの体制については、どういうふうにお考えになっているのか教えてください。 ◎みどりと公園課長   4月から公園条例に基づきまして、公園内禁煙という形になります。こちらの体制につきましては、予算上はお話がありましたように、維持管理の各サービスセンターの予算の中に計上させていただいております。内容的には、啓発活動という形でのパトロール経費、こちらを各サービスセンターのほうに同額割り当てております。約800万円ほどの予算のほうを計上させていただいております。内容的には、パトロールのほうを強化するということで、2班体制で各公園を巡回パトロールしていくという内容になってございます。期間としては、集中期間ということで半年間を予定して予算のほうを確保しております。 ◆田中やすのり   ありがとうございます。このパトロールなんですけれども、区内の公園を全部回るのもなかなか大変だと思うんですけれども、苦情の多い公園については、前にもいろいろとお話ししたことありますし、区のほうでもふだん苦情の電話を受けていらっしゃるので、ある程度把握していると思うんですけれども、そこはめりはりをつけた体制でやっていただけるのかどうか確認したいんですけれども。 ◎みどりと公園課長   各公園、それぞれ利用上の課題を抱えております。そういった中で、当然ながらめりはりをつけて行っていきたいなというふうに思っております。禁煙については、特別な予算という形で半年間の先ほど申しました内容について、予算のほうを確保しておりますけれども、それ以外に今までも実施しております総合安全・安心パトロール、いわゆる青色パトロールカーでの巡回パトロール、これは昨年と同額の予算のほうを確保しておりますので、そちらのほうも引き続き活用しながら、パトロールのほうを強化していきたいというふうに考えております。 ◆田中やすのり   よろしくお願いします。パトロールだったり、いろいろ周知活動をしていただいて、円滑にうまくソフトランディングしていただきたいと願っているところなんですけれども、例えば駅の近くの公園とか、たまたま公園の目の前にコンビニがある公園とか、スーパーがある公園というのは、そこで人がたまりやすいんですよね。どうしても人の流れが多かったり、そこで何かお食事をしながら一服なさるという方もいらっしゃるし、そういうところの、喫煙者が今まで多く集まりがちだった公園で4月1日から駄目ですよとなったときに、喫煙者から見れば締め出されるわけですよね、公園から。その締め出されちゃった人に対しての行き場については、土木部のほうではどう考えているのか。もう、そこは資源環境部のほうでやってくださいというふうにもうバトンを渡しちゃうのか、そのあたりはどういうふうに話は進んでいますか。 ◎みどりと公園課長   今回は、あくまで公園内での禁煙という制度設計となっております。他区の事例でいいますと、やはり地域での禁煙という形で路上の禁煙等も含めて、対策を取っているところもございますけれども、今回、板橋区につきましては、公園の中でというような公園条例の改正という形で、受動喫煙防止というような観点での制度改正というような形になっております。お話を既にいただいておりますけれども、公園の中では駄目で、目の前の道路上ではいいのかと、取り締まらないのかというようなお話もあります。今後のやはり大きな課題になっているのかなと思いますので、それについては引き続き所管のほうとは調整等を行って連携をしていきたいというふうに思っております。 ◆田中やすのり   条例制定するときにもお話ししたので、内容としては今のところはまだそんなに進展はないように地域を見ているとあるんですけれども、特に私、成増駅をよく使っていますので、成増の西友という商業施設があるんですけれども、その商業施設の駅とは逆側の出口の目の前に成増公園というところがあります。この成増公園は、今言ったようにスーパーの目の前にあるので、そこでお食事を買ったり、時にはアルコールを買って、そこで一杯やるという方が結構いらっしゃいまして、いい言い方をすれば憩いの場になっているんですけれども、そうじゃない人から見れば、迷惑な人たちがいる公園にも一方ではなっていまして、こういう公園については禁煙だけではなくて、このタイミングをうまく活用して、できるだけ満足度の高い公園にしていっていただきたいなというふうに感じているんですね。例えば、そこを締め出されちゃった喫煙者は、恐らく北口の公衆喫煙場所が成増駅にはありますし、もしかしたら南口まで行くかもしれないので、そうじゃなくても成増駅はたばこを吸う場所で、苦情が結構多い地域なので、こちらの所管じゃないのは分かって質問しますけれども、なので今回の公園の禁煙化、私もいい取組だと思っていますけれども、これによる波及的なところは、ぜひ所管外かもしれないですけれども、一緒に考えていただきたいなと思っているんですね。重ねてお願いをします。  成増公園だけで考えて言えば、今、たばこの話をしましたけれども、ごみの問題が出ております。公園内で出るごみはこちらの所管のほうで質問して大丈夫なんですよね。先ほど写真を渡したんですけれども、市川課長に。成増駅の目の前のある成増公園というのが、ここなんですね。見た感じとても和やかな公園です。ちなみに午前中は保育園の園児さんたちが遊びに来ていて、砂場も使っています。和やかな公園なんですけれども、実は公園の中で利用者が、大田委員よくご存じと思うんですけれども、利用者が勝手にこうやってごみ箱を、これはごみ袋に入っているんですけれども、公園の中にごみ箱を利用者が勝手につくっているんですよ。そこで、燃えるごみ、缶、たばことか、わざわざ分別までして、これは今ただ単にこうやって袋に入っているごみが置いてあったやつなんですけれども、わざわざそうやってごみの仕分までするぐらい、公園の中にごみ箱を設置して、そこで飲食をしたりたばこを吸うというのが常態化している公園があるんですね。  これは、ちなみに今日の朝来る前に撮ってきたやつなんですけれども、今日はこうやって結ばれて袋になっています。このごみが置かれているその横には、こうやってちゃんと区のほうでごみは駄目ですよという看板を、こういう苦情があるのでいっぱい立ててくれているんですよ。これ3か所ぐらいありますよね、この立て看板。こういうものがあるにも関わらず、この看板の隣がごみ箱なんですね。利用者が勝手にたばこもここに堂々と捨てていると。お酒のアルコールの缶もきれいに分別して捨ててくれている。ある意味、理解力のある人なのかもしれませんけれども、ほかの人から見たらおかしな話なので、例えばこういう苦情の多い公園については、まずは徹底的にパトロールを始めて、どうにか地域課題を今回のこの4月1日以降の禁煙化で解決してほしいなと思うんですけれども、改めてもう一回決意を聞きたいんですけれども、よろしくお願いします。 ◎みどりと公園課長   この成増公園につきましては、多くの課題を抱えているということは、私も認識しております。先ほども少しお話に出ていましたけれども、ごみの問題以外に、特定の方の常時飲酒行為というようなことも起きているということで、やはり公園というのは、安全・安心に小さい子からお年寄りの方まで利用できる施設ということで管理していきたいと考えておりますので、引き続きまたこの禁煙化の取組に併せて、重点的に適正な利用を行っていただけるような啓発活動、改めてこれを考えながら取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◆田中やすのり   ちょっと話が変わりますけれども、公衆トイレ、公園の中のトイレじゃなくて、駅前とか、団地にあるような公衆トイレの計画というのは、平成28年に計画つくっておりますけれども、今のところ変わりないですか、公衆トイレの改修の件。 ◎公園整備担当課長   基本的には、変更等ございません。 ◆田中やすのり   ちょっと地域カラーになっちゃって申し訳ないんですけれども、成増駅の南口には公衆トイレがあります、駅前に。バスの方も使われているんですけれども、一方で少し近くに行くと、所管外ですけれども、南口の公衆喫煙場所があります。駅前にトイレと喫煙場所が50メートル以内に二つあるんですね。公園は異臭の話を聞きますけれども、たばこの喫煙場所についてはとっても苦情が来るんですね。うちの事務所に一番来る苦情の中で一番多いぐらい、たばこの喫煙所なんですね。お願いをしたいんですけれども、バリアフリーの計画が5年ぶりに国のほうでも変わって、機能分化したりとか、今までどおりではいけないねということがあったりするので、公衆トイレの改修の計画だったり、役割配置というのをぜひ考えていただきたいんですね。そのときに、駅前にあって路上禁煙地区になっている場所については、特に公衆トイレの今後の在り方をぜひ見直すべきタイミングにも来ているんじゃないのかなと思うんです。公園から追い出される喫煙者たちの受皿としても、要は公衆トイレをうまく改修できれば、そこに喫煙所機能も持っていければ、区民から迷惑施設になっちゃっているものを、うまく満足度高く、区の計画として持っていけるんじゃないかなと感じているんですが、ちょっと公衆トイレの見直しについて、今後のもう一回、ご見解をお聞きしておきたいんですけれども。 ◎公園整備担当課長   成増駅の南口にある公衆トイレですけれども、平成3年頃にたしか出来上がった公衆トイレじゃなかったかなと考えています。構造については、鉄筋コンクリート造りの公衆トイレでして、基本的には耐用年数は何年かというと60年を見込んでいます。30年たったところでちょうど半分ということなんですけれども、使用頻度については結構頻繁に使われているトイレだという認識もありますし、今、委員がおっしゃった非常に苦情の多い喫煙所が近くにあるということは認識しております。トイレの改修とか見直しについては、そういった視野も入れていきたいというところはあるんですけれども、改修年度がそのような状況になっておりますので、その時期に来たら、またその件については改めて検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆田中やすのり   タイミングの問題は分かるんですけれども、今、たまたま成増の話をしましたけれども、路上禁煙地区になっていて、離れているんですけれども、同じ駅前にトイレがあるところは志村坂上もちょっと離れていますけれども、二つある地域です。例えば、そういうところも同じ検討の課題に上ってくると思いますし、あとはときわ台駅についても、かなり古いトイレと、あと駅前でたばこを吸って、いろいろなところにたばこが捨てられているという状況がございますので、ときわ台駅のロータリーのあるほうも、公衆トイレを改修するときにそうした機能ももし一緒につけられるのであれば、たばこのポイ捨ても減ると思いますので、そのあたりはもちろん耐用年数の問題はよく分かるんですけれども、区民目線でまちの人はどこがまちの不衛生と思っているかということを、ぜひ考えながら進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ◆小林おとみ   ピッコロスクエアのことについて、初めに聞きたいと思います。  予算の資料を見ましたら、ピッコロについては今年の予算はないということで、予算はなしというふうに資料に出ておりましたが、間違いないのかどうか、まずお聞きします。 ◎拠点整備課長   そのとおりでございます。 ◆小林おとみ   先日の委員会に準備組合をつくりましたという概略の絵が報告されましたけれども、その後の進捗、進み具合なんですけれども、準備組合が説明会をやるということを地域の方から聞きました。私としては、議会の側にもきちんと進捗状況として、準備組合の説明会などもご案内いただきたいなと思うんですけれども、そこはどういう関係になっているんでしょうか、区と準備組合の関係なんですが。 ◎拠点整備課長   地域の説明会については、3月15日予定ということで聞いてございます。 ◆小林おとみ   聞いておりますはいいんですけれども、担当課として、都市建設委員にはまずは連絡を回していただくとか、情報提供するとかというようなことはぜひやっていただきたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎拠点整備課長   3月15日ということをこの前の委員会のときにご報告ができなかったということは、おわび申し上げます。一応、予定としては3月15日ということで聞いてございます。 ◆小林おとみ   このピッコロスクエアは、東京都の土地と板橋区の土地もあってという中で進む開発ですよね、そこはどうでしょうか。 ◎拠点整備課長   区域の中には、区有地と都有地が含まれてございます。 ◆小林おとみ   そうしますと、東京都も板橋区もこの開発の問題でいけば、どういう権利関係にあるのか。つまり、権利者の1人であるところですよね、そこはどうでしょうか。 ◎拠点整備課長   所有権がございますので、地権者になると思います。 ◆小林おとみ   であるならば、やはり主体的に自らが関わらなければならない事業ですから、そこで起きていることについては、委員会の場を逃したら連絡しないではなくて、時期をきちんと捉えて、こういう説明会をやりますということも、きちんと議員全体にご案内いただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎拠点整備課長   この前委員会でご報告しました内容と併せて、今後地域に説明する機会があるというときにはご報告してまいりたいと思います。 ◆小林おとみ   それから、準備組合のほうでやる説明会ということで、私も直接はご案内がなかったんですが、チラシを頂いたので、時間を見ますと平日、月曜日の10時と1時半の2回ということになっておりまして、様々コロナがあって条件もあるので、地域の皆さんを優先しながら、地域外の方でも参加はできますよと。事前に申し込みいただいて、人数も把握しますということがいろいろ書いてありますけれども、しかし平日の昼間2回の説明会ということで、この説明会の位置づけはまず初めての説明会なんだろうと思うんですね。だとすると、準備組合だけでいいのか。あるいは、準備組合の中に区や東京都もかんでいるならば、もちろん都や板橋区も住民に説明する責任があるというふうに思うんですけれども、区のほうの考え方、住民に対する説明をどうするかという考え方を聞きたいんですけれども。 ◎拠点整備課長   区有地がありますけれども、事業としては組合の第1種市街地再開発事業になりますので、準備組合主催の説明会になります。説明範囲につきましては、およそ西地区の地区計画の範囲プラス日影の関係で北側を広めに取るようにということで、区とも調整しながら設定したというところでございます。 ◆小林おとみ   周辺の皆さんには、高さの2倍の範囲でご案内をまいているという説明しているらしいんです。でも、高さもまだ決まってないのに、どうして2倍が分かるのかなとも思うんですけれども、説明の範囲は区のお話では西地区全体にご案内をしたはずだということでよろしいんですか。 ◎拠点整備課長   西地区の全体プラス、恐らく組合が想定している高さの日影で影響があると想定される範囲をプラスでお知らせしているというふうに聞いてございます。 ◆小林おとみ   説明の範囲は分かりましたけれども、説明会に対する区の責任、準備組合がやるんですというだけではなく、区としてこのピッコロスクエアをどういうふうにするのかということについて、説明する責任があるんではないかと思うんですけれども、区の立場はどうなんでしょうか。 ◎拠点整備課長   ちょっと繰り返しになりますけれども、第1種市街地再開発事業の組合施行の事業になりますので、あくまで事業主体は組合になります。ただ、先ほど委員がおっしゃられたとおり、区有地がございますので、区有地の関係はどうしていくかということと、やはり大山のまちづくりの中での拠点の位置づけもございますので、その中でまちづくりの一環として、例えばにぎわいの創出をどうするというようなことも含めて、組合とまちづくりを一緒に進めていきたいと思ってございます。 ◆小林おとみ   準備組合で関係するところということで説明もある程度優先順位を決めてやっていくと、近いところの人たちを優先にコロナの影響もありますのでということで、狭めていくんではなくて、必要な方々がみんなきちんと説明会に参加できるような、そういう条件をちゃんとつくって、この1回だけではなく、繰り返し土日や夜の時間も含めて説明ができるようにしていただきたいと思うんですけれども、そこはどうでしょうか。 ◎拠点整備課長 
     今回、2回に分けて昼間の設定となってございますけれども、やはりコロナの感染状況を踏まえて、夜間ではなくてということで分けて設定したと聞いてございます。必要に応じて、説明するところはするように準備組合とも調整してまいりたいと思います。 ◆小林おとみ   ぜひ、月曜の10時と1時で、どちらも同じ内容ですからというだけではあまりにもちょっと簡単過ぎるというふうに思いますので、きちんと必要な人にきちんと説明ができるような体制をつくっていただきたいということを強く求めておきたいと思います。  それで、次に仲宿の区営住宅の改築計画についてですが、令和2年、3年で地盤調査と基本設計をやるということで進んでいるようですが、これについては16階建てということで、近隣の皆さんに対する説明とか、それから近隣の皆さんの意見を聞くというような計画はどのようになっているでしょうか。 ◎都市整備部長   仲宿住宅につきましては、1月下旬か2月だったか、ちょっと詳細は明らかではないんですが、周辺の方々に対して説明を行う機会があったというふうに聞いております。その際に、一応現段階では16階建てということで想定しているというお話をさせていただいたというふうに聞いております。 ◆小林おとみ   基本設計を既にこの令和3年度でつくってしまうということになっているので、区がつくる公的な施設なので、通常のマンション、ただの大規模建築物と同じような扱いにはならないんじゃないかと。やはり、住民の皆さんの理解をよく得て進めることが必要だろうと思うんですね。国道17号線の脇なので、商業地域ですから幾らでも建てられますと言っても、意見交換会というのが、1回11月にやられたとかということで、そこではやはり裏のマンションの方々から、日陰になるということでかなり声が出たみたいなんですね。高い区営住宅が建って、裏のマンションが日陰になるというのでは地域としてもちょっと納得しがたいというものがあると思うんですね。このままこの計画でいけば、通常の大規模な建築物を造るのと同じように、区が着々と進んでいくことになってしまうのかということを大変心配しております。地域にしてみれば、今5階しかない都営住宅だと思うんですね。1階が保育園だったわけで、その高さを超えるようなものができることに対しては、大きな圧迫感と反対の声も上がるんではないかということを思いますので、区営住宅ができることは決して悪い話ではないんですが、建物として、延焼遮断帯だから高いものを建てていいんだというだけで造っていくことでは済まないんではないかと思うので、私はぜひ地域の皆さんとじっくりと計画をつくるところから、膝を突き合わせて話合いしてほしいなと。計画変更も含めて、ただ説明するんじゃなくて、計画を一緒につくるという立場で話合いしてほしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎都市整備部長   委員のお話のように、民間が集合住宅、マンションを単純に造るという話とは違うというふうには認識しております。大事な区営住宅を、またいろいろな施設等の統廃合の中で、貴重な機会としてきちんとしたものを造っていきたいという考えで、担当部署、設計部署、一緒に力を合わせて臨んでいるところでございます。今回につきましては既にご案内のように、中山道に面した非常に条件のいい敷地になっております。用途も商業地域、また建蔽率80%の中で容積率が400%というようなことで、5階建てでは容積が全く使いこなせてないような、そんな状況にございます。高さについても60メートル、40メートルの高度地区はかかっていますが、地区計画によって高さ制限はないというような状況にあります。このような状況の中で、いかに有効にこの土地を活用して、また公共住宅としての区営住宅をいかにしっかり造っていくかということを目指して、地域の方にご説明をしながら進めていく予定でおります。基本設計を既に進めている途中でございますので、そう簡単に変更できるかというのは、なかなか難しい状況かとは思いますけれども、周辺の方にお話を聞いて進めることはどのマンションでも当然やっていくことでございますので、その辺は通常の進め方と同様にやっていきたいというふうに考えております。 ◆小林おとみ   それと、もう一つ議会に対する報告もお願いしたいと思うんですね。この間、この問題では報告がないというか、土地の譲渡の話だけが議案ではありましたけれども、計画の進捗について、きちんと議会のほうに説明をお願いしたいというふうに思います。よろしいでしょうか。 ◎都市整備部長   タイミングがなかなか難しく、議会への報告のチャンスを逃していたという話は担当のほうから聞いております。今後、設計の中身が固まってくるであるとか、着工に至るとか、そういうような予定が固まってきた段階で、改めてきちんと報告の場をつくるようにはしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆小林おとみ   それはよろしくお願いします。  それから、一言要望だけすると、この間、代表質問にもありましたが、保育園がもともとあったので、保育園も含めて、地域の公共施設などについての要望も、公共的な需要などの要望がないかどうかというようなことも含めて、ぜひ計画の中に考慮していただきたいということは、ちょっと言っておきたいと思います。  もう一つ、資料でけやき苑の集会室の利用率というのを無所属の会の方が要求していて、初めてこの資料を見て驚いたんですが、けやき苑の集会室があるということで、徳丸などは100%ずっと利用されているけれども、全然ゼロ%のところもあるというような資料で、実際にどういうふうに使用されているのか。あと、地域の方が利用するようなことができているのかどうかというのは分かりますでしょうか。 ◎都市整備部長   けやき苑の集会室の利用率のお話でございます。  今、お話がありましたとおり、10か所のけやき苑のうち、100%利用という位置づけをしているところが1か所、それからゼロ%、全然利用しないというようなことをデータとして残しているところが4か所、その他、適宜利用されている状況でございます。利用率100%の住宅につきましては、聞いたところによりますと、在宅サービスセンターとお約束というか、契約に準じたお約束を取り交わして、いつでも利用できるような、そんな形をつくっているというふうに聞いております。集会室の利用率、今のお話からすると、押しなべて約30%程度の利用率ということで、新しいものを造るときに集会室を公表するわけですけれども、こうやってけやき苑の中にできている集会室は、私どもといたしましても、高齢者住宅にお住まいの方々が、例えばフレイル予防での講座で使うであるとか、あるいは自主的なサークル活動で使うであるとか、いろいろな形で心豊かに健康的に過ごしていただけるようなところに使いこなしていただけるような、そんなことを期待しているところでございますので、今回、こういうデータがありましたことから、少しずつそんなお話をしていきたいなというふうには考えております。ただ、ちょっとコロナ禍なので、そこは考慮しなきゃいけないということでご了承いただければと思います。  以上です。 ◆小林おとみ   居住者の方も地域の方々も気軽に集まれるような場所にできたらいいなというふうに思うところです。板橋区が基本的には管理をしていることになっているんでしょうから、管理人さんとの話合いとかで、うまく地域ともつながりながら利用できる場所にしていただきたいなというふうに思います。要望だけ言っておきます。  それから市街地整備課にお聞きしますが、大規模建築物等指導要綱でマンションの関係の協定書を結びますが、その協定書がちゃんと実行されているかどうかという点についての指導、その辺がどうなっているかということをお聞きしたいんですね。実は、マンションの自主管理歩道が途切れていて、壁ができていて、隣のマンションができて実際に歩道ができたときには、それを取っ払うという約束になっているということになっているけれども、実際にはそれができてしまった後にも、いつまでも自主管理歩道に塀が立ったままになっているというようなところがあって、具体的に相談しても、結局マンションのほうの合意が得られないからなかなかできませんというようなことが、ずるずるしちゃうようなケースがあるんですね。そういう場合の区の指導の在り方というんですか、もっと強く指導していただけないかというように思うんですけれどもどうでしょうか。 ◎市街地整備課長   ご質問の件につきましては、建物の計画をする際に、建物の道路に面している部分に自主管理歩道というものを規模によって整備させていただいておるんですが、道路の隣地がまだ整備前ですと、そこに塀があるという形になります。次に、今度整備されてないほうが指導要綱にかかって歩道ができますと、その歩道と歩道の間に塀が残ってしまう、そういうケースがあります。そういう際には、もともと覚書を交わす際に、両者の協議によって取り壊すという形で覚書の中に記入していただいております。その辺につきましては、建物の完了検査、後に建った建物の完了検査のときに確認しております。その際、塀が残っている場合につきましては、隣地の管理組合等にお話しして、取り壊していただけるように指導しているところでございます。 ◆小林おとみ   実際に指導されていても、管理組合の中の合意が得られない、マンションの組合の合意が得られないままになるところが結構あるというところで、もうちょっと強力な指導ができないかというふうに思うんですが、どうでしょうか。 ◎市街地整備課長   委員がおっしゃられるとおり、今年度もそういうお話をいただきました。その際にも、両者とご相談させていただいて、当然、元の建物の組合のほうであると、別の業者を頼むと工事費等がかかりますので、今やっている工事業者のほうの工事に合わせて、一緒にやるとかという話を進めておりますので、できればそういう形で話をつけて進めたいと。ただ、ご存じのとおり指導要綱ですので、ちょっと強制的にやるということはできないので、お願いしているという形になります。 ◆小林おとみ   ぜひ、強い指導をよろしくお願いします。 ○主査   再質問者が一巡いたしました。  再々質問につきましては、残りの審査時間を質問希望者で割った時間が質問者1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おき願います。  それでは、再々質問のある方は挙手願います。  質問希望者が7名いらっしゃいます。残り時間が38分ですから、1人当たりの質問は5分となりますので、よろしくお願いします。 ◆内田けんいちろう   では、よろしくお願いいたします。  予算概要を見ていきますと、49ページに高島平地域まちづくり推進とありますけれども、こちら①アーバンデザインセンター高島平デザインスクールの開催が一つ目に出ています。このUDCTakについて、高島平のまちづくりに当たり、様々な人々を巻き込んでいくということが鍵になるんではないかなと思っております。課長もご存じかと思いますけれども、UDCK、柏の葉アーバンデザインセンター、私も視察に行ってきまして、近未来なまちづくりで、あとは緑豊かな場所、立地としてはつくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅という1駅1路線ということで、立地的にそんなにいいというところではないんですけれども、しっかりとしたまちづくりがなされておりました。魅力的だなと僕は感じたわけですけれども、UDCが上手に生かされることによって、こういうことが生きてくるのかなというふうに感じたんですけれども、このデザインスクールというのは、具体的に何をするんでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   例えば、大学の著名な先生などをお招きして、その地域課題についてのお話をいただくというのもございます。直近では、昨年の年末に都市防災という観点で、高島平は非常に標高が低いところでございますので、荒川が破堤すると水没の危険がある、そういった観点から垂直避難であったり、あとは今後の新しい防災をどういったことで考えていくかというのを、住民の皆様等へお話をさせていただく機会がございました。こういった形で、まちづくりにおける課題に対して、どう対処していこうかというのが、従来のこれまでにも役所から片側からの方向でお話をするというよりは、住民の方々と対話の機会なども設けてやっていこうというのが、この事業でございます。 ◆内田けんいちろう   ありがとうございます。やはり、このアーバンデザインセンターの価値というのは、活動して人を巻き込んでいくというところに、非常に重きを置いているのではないかなと思っておりまして、活動に関して、今、お話もありましたけれども、例えばUDCTakのホームページ、私、拝見させていただきましたけれども、トピックスの更新が昨年の2020年10月19日から5か月されていないという状況でして、SNSに関しても同じように5か月されていないと。少なくともウェブサイト上を見た方からは、これもう活動してないなと思われちゃってもしょうがない部分だと僕は思ったわけですね。UDCTakの運営メンバーの中には、副センター長として高島平グランドデザイン担当課長の名前もありますし、民・学・公の複数の団体が関わり、共同運営体制を基本とするという方針として書かれていたわけですけれども、遠慮し合って進まないというのでは本末転倒だと私は思っております。  また、当面、先ほど質問もさせていただきましたけれども、運営費に関して、活動費の多くを板橋区が担っていくということで、それこそ区民の税金を使っているということですので、力強く推し進めてほしいというふうに考えておりまして、今後、自主的な財源の確保に努めるということもありますけれども、今のままだと正直、僕にとっては先が見えないというのが正直なところでして、お聞きしたいのは2点なんですけれども、令和3年度UDCTak自体がどうなるのかというところと同時に、先ほども質問させていただきました都市再生実施計画策定に向けてというところで、こちらの検討メンバーは課長級、係長級職員で構成する会議体というところがあったかと思いますけれども、こちらの都市再生実施計画にもUDCTakにも両方に名前が入っているのが、高島平グランドデザイン課というところでありますから、推し進めていく上でのキーマンになるんだと私は考えております。ぜひとも力強く推し進めていただきたいんですけれども、お考えをお聞かせください。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   ご意見ありがとうございます。令和3年度におきましても、UDCTakの活動を盛んにしていくための見直しなどを引き続きやっていきたいというところはございます。  もう一つ、現在、策定しております高島平地域都市再生実施計画につきましては、例えばまちづくりのビジョンや重点地区での都市再生に向けた考え方など、骨子案では内容や素案、また記載予定であるまちづくりの方向性に対して、UDCTakの方々にもご意見を伺っていく考えでございます。また、UDCTakの現在や今後の活動状況につきましても、まちづくりに対する意見交換などをUDCTakなどとも行って、計画での記載を考えているところでございます。 ◆大田ひろし   大山まちづくりについて、若干何点かお伺いします。  大山駅西地区の地区計画が都市計画決定ということで、3月15日ということなんですが、これで東地区と西地区が終わりますが、南地区、この地区まで入れて20年かかる都市計画をやっていくということになっているわけで、整備していくということになるんですけれども、この南地区についてはどういうスケジュールになっているのか。今、分かる段階で結構ですけれどもよろしくお願いします。教えてください。 ◎拠点整備課長   今、委員のおっしゃられました南地区については、都市計画決定が未定というところで、ちょっとまだスケジュールは立ってございません。今、西地区が3月に都市計画決定予定なんですけれども、実は東地区、平成27年12月に都市計画決定をしてございます。ただ、東地区の地区計画を決定した後に、駅前広場の都市計画決定が昨年度あってございますので、来年度以降は駅前広場を前提に、一旦その地区計画は立てているところでございますけれども、新たに例えば建築物のルールとか、変えなくてよいかどうかという検討に着手したいと思ってございますので、まず東地区から必要な修正がないかどうかを検討して、その後、南地区に入りたいと思ってございます。 ◆大田ひろし   分かりました。  あとは、アーケードの除去の件なんですが、東京都と商店街で協議中ということで聞いていますが、これの動きはあったのかどうか、分かるところで、答えられる範囲で結構ですから教えてください。 ◎拠点整備課長   東京都の補助26号線の関係で、商店街と交渉に入っていらっしゃるというところは聞いてございますけれども、いつ、どのような時期に、例えば補償の額が決まるとか、そこのところについては、実際のところこちらのほうには情報は入ってきてございません。 ◆大田ひろし   そうですか、情報が入ってきてないけれども、進んでいる可能性はあるんですかね。それは聞けば情報として取れるかどうか、ちょっと最後に。 ◎拠点整備課長   実際に具体的な情報はないんですけれども、ただ現地、令和5年度の夏にはクロスのまち開きを予定してございますので、そこの地区をにらみながら多分やっていらっしゃるのではないかと思ってございますので、また分かり次第ご報告できればと思ってございます。 ◆大田ひろし   分かりました。  最後なんですけれども、駅広と鉄道立体化とそれから側道、これ東京都と板橋区がそれぞれ事業の主体になっているわけですけれども、一体的にやるということで、来年度、令和3年度に事業認可を取るという予定ですけれども、これはそのままそういうスケジュールどおり今進んでいるのか。例えば、駅広にしても側道にしても調査・測量とか、相談ということをやっていると思うんですけれども、それが予定どおりなのかということと、何が整えば事業認可の申請ができるのか、そこについて最後お願いします。 ◎拠点整備課長   スケジュールでございますけれども、今、委員のおっしゃられたとおり、来年度の事業認可を予定してございます。そこからおよそ10年を事業期間として見込んでございまして、東京都のほうも同じと聞いてございます。  続けて答弁させていただきます。  事業認可の条件は特段ないというところでございます。今、準備を進めているというところです。 ◆大田ひろし   そうすると、スケジュールどおり事業認可は進めていけるというところでよろしいですか。 ◎拠点整備課長   はい、現在その予定で動いてございます。 ◆大田ひろし   分かりました。  大変に板橋のこの大山の壮大なまちづくりになりますので、地区計画も含め、大きな事業として動いているので、我々もこれは推し進めて、板橋の価値を上げていきたいと思ってますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上であります。 ◆山田ひでき   よろしくお願いします。  先ほどちょっと時間が切れてしまった271ページ、公共交通の利用環境整備のことで少し追加で質問したいと思います。  まず、今年度520万円あった予算が、来年度140万円、この後補正で359万円を減額補正していて、ほぼ減額補正した今年度と同じ規模の予算になるということなんですけれども、2020年度、本来は当初にどんな事業を予定していて、それがなぜできなかったのかということと、また2021年度で2020年度補正縮小したのとほぼ同額になることの理由をお聞きしたいと思います。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   まず、今年度につきましては、当初、大分取組の意欲の中でタクシー乗り場の整備箇所数を8か所を目標に、いろいろな調整を始めていました。結果的に動き出したところが2か所でございまして、2か所について予算を調整をする中で、1か所のほうについてはうまくいったところでございますが、もう1か所につきましては、最終的に所轄の警察署のほうはオーケーをいただいたんですが、本庁にそれが上がった際に少し難しいという話になりまして、そこで一旦止まっている状況でございます。その辺を踏まえまして、補正で落とした金額のような形になっているところでございます。来年度につきましては、今年の経験も生かしまして、さらには公共交通会議も実施していく中で、全体の状況を踏まえた中で、自主的な部分として、乗り場について、最大2か所を目標としつつ全体として進めていくという考えでおります。 ◆山田ひでき   それから、タクシー乗り場が造られたということで、ぜひこれは活用が広がるといいなと思っているんですが、例えば乗り場に待っていたらこれはタクシーが来るものなんでしょうか、その辺を伺いたいと思います。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   今、タクシー協会のほうと連絡調整をしながらやっておりますので、そういうことを前提に今取り組んでいるところではございます。ただ、もともとこういう言い方をするとあれですが、試行錯誤しながら本当に手作業の状況の中でうまく何とか進めていこうということで取り組んでおりまして、それはいろいろな地元の町会、またタクシー協会の協力を得ながら、新たな取組として社会実験的にスタートしたところでございます。そこを何とか充実させていくように、今年度も取組を進めていきたいというふうに思ってございます。 ◆山田ひでき   今、スマホのアプリなどを使えば、すぐタクシーが呼べる状況にはなっていると思うんですが、やはり地域の高齢者の方は、なかなかスマホ自体持っていない、あるいはスマホであってもアプリを使いこなせないという方が多いと思うんです。ぜひ、そういった方からは、せめて近隣のタクシー会社の電話番号ぐらい載せてくれないかという声をいただいたんですが、その辺はいかがでしょう。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   前回も、そのような提案をいただいておりますので、今ちょっとそれについて検討しているところでございまして、少しでも利用が進むような形に持っていくためには、いろいろご提案いただいた部分を検討しながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆山田ひでき   それからこういったことについて、公共交通会議というところでいろいろ検討していくというふうに伺ったんですが、そもそもこの公共交通会議というものがどういうもので、誰が参加していて、どういった頻度で行われるのか、議事録は作られるのか、また会議の報告が議会に行われるのか、その辺を伺いたいと思います。 ◎都市計画課長事務取扱都市整備部参事   まず、公共交通会議の位置づけにつきましては、昨年度、交通政策基本計画という形で、板橋区で初めて交通政策に関する計画をつくりました。その中の取組ということで、会議体をつくって、区内の交通の利用環境の向上を図ろうということで、今取り組み始めたところでございます。構成メンバー等については、おおむね20人程度を考えておりまして、学識経験者、また住民の代表、鉄道事業者、道路管理者等を含めて考えているところでございます。  あとは、テーマ等を一定決めて取り組もうと思っているところもございますし、年に2回程度の開催を含めて考えているところでございます。そのような状況の中で、一定の取組等については、こちらの都市建設委員会のほうに報告させていただきながら、議員の皆様とともに進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆高沢一基   では、よろしくお願いします。  予算の概要の42ページをご覧ください。
     板橋区の森の管理について、お聞きしたいと思います。  分収造林育成ということで、174万4,000円というふうに計上されておりますけれども、恐らくこれ委託料になるんでしょうか。その具体的な内容についてご説明お願いします。 ◎みどりと公園課長   こちらのほう、板橋区の森の管理運営経費として、年3回ほどボランティアの皆さんに現地のほうの管理作業を行っていただく予定になっております。それに伴う経費ということになります。 ◆高沢一基   ありがとうございます。恐らく財源というのは、森林環境譲与税が充てられているかというふうに私認識しているところなんですけれども、一応、予算書を見ますと、これ新年度の予算としては森林環境譲与税は4,507万円というところであります。それとともに、昨年からでしたか、基金が設立されておりまして、森林環境譲与税基金には4,339万6,000円積み立てるということで、新年度予算になっていますので、差引き167万4,000円が板橋区の森管理に使われているのかなというふうに思っているところなんですけれども、その確認とともに、あと土木部や都市整備部としてこの森林環境譲与税の財源を活用すること、他のところで活用することについて、何か考えはありますでしょうか。また、木材の利用であるとか、森林の振興のためにも使えるというようなことも聞いてはいるんですけれども、何かそういう検討をこの板橋区の森以外で検討されているところがありましたらお聞かせください。 ◎みどりと公園課長   まず、板橋区の森の財源ですけれども、ご指摘のとおり、森林環境譲与税として特定財源ということで、この事業費に対して174万4,000円充当させていただいているという内容になってございます。また、みどりと公園課におきまして、それ以外の活用ということは今のところ検討はされておりません。 ◆高沢一基   ほかの土木部、都市整備部においても検討はされてないという理解でよろしいですか。 ◎土木部長   これを充当するための事業を進めるということよりも、様々必要な事業を進めていく中で充当できるものがあれば、適用していくというスタンスでおります。今のところ具体的に充当できるものはないという状況でございます。 ◆高沢一基   建築の木材料としても使えるというような話もちらっと聞きましたので、それが正しいかどうかも含めて検討いただきたいとともに、今年4,339万6,000円の積立てになりますけれども、昨年度で1,928万円も基金に積み立てていますので、どんどん増えていくんだと思います。今日午前中にも申し上げましたように、厳しい財政状況の中で、これは貴重な特定財源だと思いますので、積極的に活用を検討していただきたいなと、もうひもづけられていますから、それに使えるかどうかというのはちゃんと調整した上で、例えば前に委員会でも質疑しました高島平緑地の伐根とか、あるいはそこに新たに植林していくとか、そういったものに対してこの財源が充てられるのかどうかというのもぜひ研究していただいて、ちょっと調べて活用していただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。 ◎土木部長   全庁的な取組の中で、土木部とか、都市整備部だけではなくて、全庁的な取組の中で必要なものがあれば充当する。今のところ、ちょっと全庁的な状況を承知しておりませんけれども、積み立てている以上は、何かに使う計画が当然あろうかと思いますので、調整の上、また何かの機会にお話をさせていただければと思います。 ◆高沢一基   ぜひ研究していただいて、新規事業で使うという発想もありますけれども、既存事業で使えるものがもし見つかれば、その分財源確保できるわけですので、ぜひそういった発想も持ちながら、このことについてのご研究、調査をしていただけたらありがたいなと思います。  以上です。 ○主査   高山委員の質疑を始める前に、先ほどの質疑に対する答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎市街地整備課長   先ほど、木造住宅の耐震助成をする際に、どのくらいの費用がかかるかというご質問がありました。それについて答弁させていただきます。  一般的な実績から言いますと、木造住宅2階建てで約100平米程度のものですと、耐震診断と耐震計画の費用が約20万円から30万円程度、耐震補強工事で150万円から300万円程度かかります。その費用に対して、区のほうの助成が一般の方と高齢者、障がい者で割合が違ってきますので、費用としては75万円から12万円程度を耐震診断で助成、工事費に関しましては、75万円から100万円程度の助成という形で実施しております。  すみません、耐震診断の金額につきましては、7万5,000円から12万円です。 ◆高山しんご   なかなか幅があるお話で、誰が幾らというのはなかなかこの場では難しいお話だと思うんですが、少なくとも数十万円かかってくるお話だと思うんですね。やはり、先ほどご答弁にもありましたが、あまりご高齢の方で先が長くないから、耐震化はいいよという方もいらっしゃる中で、仮に大きな地震が起きた場合に、家が崩れてしまって被害に遭われて、命を失ってしまうなんていうことがあったら報われない話なので、これは結局、先ほど申しましたとおり、家が崩れないことと燃え広がらないことがまちづくりといいますか、防災・減災の対策の要になるというところで、端的に言えば、負担を減らせばもっとやってくれるんじゃないかというお話だと思います。よく、防災・減災のお話の中で言われているのが、仮設住宅、被害が起きた後に1軒建てるのは、一般的に2,000万円かかると、そういうお話で、だったら耐震化のところでもっとお金を行政が出して、耐震化した上で震災に備えるということをやればいいじゃないかということが言われています。確かにそうなんですけれども、補助金の構造ですとかを考えますと、国庫の補助金もありますし、都補助金もありますし、そういったところではなかなかすぐに助成の金額を上げるのは、なかなか難しい話だとは思っております。  そういった中で、その負担を少しでも減らしていく、耐震化してもらう、そういったところというのは、今後見通しといいますか、少しでも負担が減るような政策というのは行われないでしょうか、伺います。 ◎市街地整備課長   先ほどから、耐震診断が進まない理由をお話しさせていただいておりますけれども、今までの話に加えて、なかなか耐震の補強工事をするために仮住居に移るとか、あるいは自分が住んでいる中で工事をやるのは困るとか、そういう方もいらっしゃいます。なかなか進まないということで、費用を増やしたから、補助金を増やしたから進むということではないと我々は理解しております。あと、この辺につきましては、耐震の必要性を理解していただくことが一番重要だと考えておりますので、なるべくこの制度の必要性を周知することがとても重要かと考えております。そのために、今度の区報になると思いますがそちらにも、こういう制度があるということをPRを行っていますし、この間の地震も受けて、今現在、区のほうのホームページのトップページのところでも周知活動を行って、この助成金に対する理解を深めているところでございます。 ◆高山しんご   ありがとうございます。まず、本当に今おっしゃったように知ってもらうこと、これが一番重要だと思います。その上で、少しでも負担が減るようになっていっていただければいいのかなと思っておりますので、引き続きご検討よろしくお願いいたします。  最後はちょっと保存樹木等管理・助成、42ページについて伺わせていただきます。  この予算の使われ方というのと、ちょっと続けて伺うんですが、例えば空き家でなかなか管理がなされてないところにある保存樹木、こういったものがあるとした場合に、その保存樹木については例えば認定ですとか、そういった看板を外すとか、そういったことは行われるのでしょうか、お聞かせください。 ◎みどりと公園課長   こちらの経費、保存樹木につきましては、今、指定本数1,762本という状況になってございます。所有者の方に対して、助成金という形でお支払いをしているということで、地域の緑という観点で適正な管理を行っていただきたいという形での支援を行っている事業でございます。あくまで、適正な管理をしていただくということですので、指定に当たっては、所有者がしっかり特定できていること、指定の段階で一定程度の適正な管理が行われている状態、または健全な樹木であることというような観点で指定をさせていただいております。ついては、所有者が不明な樹木等については指定はしておりませんし、途中でそういった状況になった場合には、指定の解除というような取組を行っております。 ◆田中やすのり   三つだけ、3点聞いて終わりにしたいと思います。  一つは、275ページの老朽建築物等対策事業経費ですけれども、880万円組まれています。今あるものを悪化させなかったり、Aランクのものをやっていくというのはもちろん必要だと思うんですけれども、今後、法改正が予定されているそうで、土地の登記が必ず必要になってくる方向で進んでいるということを聞いていますので、もしこの法改正を受ければ、土地の不明者だったり、それに伴う家の不明者というのがなくなっていくので、今後の空き家というものを未然にゼロに近づけていくことができるんじゃないかと思いますので、今年度ちょうど成年後見と空き家ということで、相続に焦点を合わせた政策を進めていくと聞いているところなんですが、こうした相続に焦点を合わせた先手、先手の施策が老朽化対策でも必要になってくるんだろうなと思っておりますので、来年度の事業の内容について、お聞きしたいのが1点。  次、話し変わりますけれども、先ほど水防にDXというお話がありましたので、今度北部と南部で新たな体制をつくるということで、荒川の決壊等の水害についていえば、水没してしまう北部、水没しない南部というふうに今回大きく分かれますので、こうした特性を踏まえて、土木としての専門的な知見を危機管理にフィードバックしていくということを以前から聞いておりますので、今後の水防体制はどういうふうにうまく機能していくのかという点、2点をお聞きしたいと思うんです。 ◎建築指導課長   まず、前段の老朽建築物対策の内容についてお答えさせていただきます。  委員からお話あったとおり、対策計画のほうの見直しを進めておりまして、その中でも65歳以上の高齢者の方が基本所有しているというケースが多いと、やはり70%程度、大体あるんじゃないかというふうに認識しております。その中で、今後やはり団塊の世代が多いという状況の中で、遺言のお話ですとか、成年後見人制度等、成年後見人がついていると解決が早いという実際の状況もございますので、そういう制度をしっかり周知していく方法をぜひ来年度からやっていきたいと思っております。ホームページなんかで報告していくことも重要だと考えているんですけれども、なかなか高齢者は見ないという状況も認識しておりますので、紙媒体のものも充実させていきたいというふうに考えております。  また、それをつくっても周知のほうもしっかりしていく必要がございまして、いろいろな機会を捉えて、今もチラシですけれども、いろいろ配布をさせていただいております。いろいろ地域包括支援センターの会合ですとか民生委員さんなんかにお配りさせていただいたり、周知ですとか情報共有しながら、来年の対策の一つとして推進したいというふうに考えております。 ◎土木部管理課長   荒川の氾濫についてということで、ご質問いただいております。  サービスセンターは、北部と南部になります。南部はフレンドセンターのところで、北部は新河岸のところということになります。ただ、ご案内のとおり、最大規模の荒川の浸水が来れば、それ相当の浸水があるんですけれども、やはりそれは1,000年に一度とか、2,000年に一度というところもございます。荒川でも上流の氾濫だとか、中域の氾濫、いろいろありますので、そういったところで活動ができる範囲内では、北部のサービスセンターは重要な拠点になりますので、そこは本庁機能と南部との両方を携えながらやっていくというところになります。万が一あったとしても、本庁機能と南部機能、いろいろ混ぜ合わせて、いろいろ活用することによって対策は十分対応できるかと考えてございます。  それと、DXなんですけれども、やはりここは危機管理室が持っています様々な水防、地震、様々な情報がございますので、そういったものを連携しながら、都市整備部、土木部、危機管理室と連携して、何かできるものを今後いろいろ検討しながら進めていきたいという形で考えてございます。 ◆小林おとみ   最後に、よろしくお願いします。  最後は、東板橋公園と徳丸ヶ原公園のことなんですけれども、資料を要求しましたところ、元年度と、それから2年度で大きく公園の公園清掃とか、樹木の手入れなどについての金額に差があります。これは、指定管理者制度が2年度から入ったせいだと思いますけれども、東板橋公園では両方合わせても1,300万円、1,400万円近かったのが、280万円ぐらいになりました。  それから、徳丸ヶ原公園は700万円近くだったのが450万円ぐらいになりました。指定管理になって、この公園清掃とか樹木等の手入れで何か仕分というんですか、指定管理がやる部分と区が直接やる部分という基準の違いが何かあるのかどうか、この変化について教えていただきたいんですけれども。 ◎みどりと公園課長   基本的には、指定管理者が清掃まで全て行うというような内容になってございます。 ◆小林おとみ   金額でこれだけ大きな差が出るのはなぜなんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   すみませんでした。元年度につきましては、指定管理がまだ導入される前でございました。2年度につきましては、4月、5月、2か月については前年度と同様の委託の管理ということで、6月から指定管理者が導入されましたので、それ以降の経費はこの中には含まれていないという形で、2か月分の実績というような形になります。 ◆小林おとみ   大変納得いたしました。ありがとうございました。  そうしますと聞きたいのは、指定管理になって去年1年間で新しい事業、今までと違ったもの、変わったことが何かあったのか。令和3年度は何か新しいものがあるのかということを聞いておきます。 ◎みどりと公園課長   6月から指定管理に移行という形になってございます。指定管理の協定の中で、様々な活動等の協定が結ばれておりますけれども、多くのものにつきまして、コロナ禍ということで事業の中止と。現在も、ふれあい事業については全面中止というような形になっております。そういった中で、当初予定していたものがなかなか今年度はできてないということでございますけれども、来年度につきましてはやはりコロナの収束を見据えながら、状況に応じて定期的なふれあい事業も含めた事業展開を行っていただくという予定になってございます。 ◆小林おとみ   最後、それでも去年はキッチンカーとか、東板橋公園で見かけましたということになりましたので、そういう個々の事業については、区のほうにはきちんとどういう計画でというのが、既に出来上がっているんですか、令和3年度。 ◎みどりと公園課長   5年間の協定を結んでおりますので、引き続き来年度もまた内容を確認しながら協定のほうの継続を行っていくというような形になります。キッチンカーについても、緊急事態宣言発出前は土、日を中心に公園の中に出店していただいて、大分にぎわいが出ていたというような状況になってございましたけれども、コロナ禍ということで特に飲食ということもありまして、現在、そちらのほうも中止というような形になっておりますけれども、今後の状況が改善されていく中で、適切な時期に再開したいというふうに考えております。  ──────────────────────────────────────── ○主査   以上で、本日の審査を終了いたします。  これをもちまして、都市建設分科会を閉会いたします。...