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令和3年3月10日予算審査特別委員会 文教児童分科会-03月10日-01号

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  1. 板橋区議会 2021-03-10
    令和3年3月10日予算審査特別委員会 文教児童分科会-03月10日-01号


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    最終取得日: 2023-03-26
    令和3年3月10日予算審査特別委員会 文教児童分科会-03月10日-01号令和3年3月10日予算審査特別委員会 文教児童分科会            文 教 児 童 分 科 会 記 録 開会年月日  令和3年3月10日(水) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時58分 開会場所   第3委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委員長     茂 野 善 之       副委員長     いわい 桐 子  委員      石 川 すみえ       委員       しのだ つよし  委員      寺 田 ひろし       委員       南 雲 由 子  委員      鈴 木こうすけ       委員       渡 辺よしてる  委員長     山 田 貴 之 説明のため出席した者  子ども家庭部長   久保田 義 幸     教育委員会事務局次長藤 田 浩二郎  地域教育力担当部長 湯 本   隆     子ども政策課長   雨 谷 周 治  保育サービス課長  佐 藤 隆 行     児童相談所開設準備課長
     子ども家庭支援センター所長                   太 田 弘 晃            丸 山 博 史     教育総務課長    近 藤 直 樹  学務課長      星 野 邦 彦     指導室長      門 野 吉 保  新しい学校づくり課長渡 辺 五 樹     学校配置調整担当課長浅 子 隆 史  教育委員会事務局副参事(施設整備担当)    生涯学習課長    家 田 彩 子            千 葉 亨 二  地域教育力推進課長 諸 橋 達 昭     教育支援センター所長平 沢 安 正  中央図書館長    大 橋   薫 事務局職員  事務局長      太野垣 孝 範     書記        田 中 彩 乃                文教児童委員会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の予算について 5 閉会宣告 ○主査   おはようございます。  ただいまから文教児童分科会を開会いたします。  本日も、発言は着座にて行っていただくよう、よろしくお願いします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いします。 ◎教育委員会事務局次長   おはようございます。  本日は、予算審査特別委員会文教児童分科会ということでございまして、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の下ではありますけれども、異例の中で、また本日、東京大空襲の日ということで、セレモニーがあるというふうに伺ってございますけれども、私ども、質問に対しては簡潔に答弁してまいりたいと心がけて対応してまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○主査   よろしくお願いします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、署名委員をご指名申し上げます。  石川すみえ委員、しのだつよし委員、以上のお二人にお願いをいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   議題に入る前に、運営について申し上げます。  本分科会の審査項目は、当初予算、修正動議ともに、既に配付いたしております分科会別審査項目一覧に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いをいたします。  また、お手元に配付しております予算審査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと。  主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は、改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。  さらに、会議終了までの残り時間は、質問希望者で割り振ること。  修正動議に対する質疑についても、委員の持ち時間内で行うこと。  再々質問以降の質疑については規制はしないが、他の委員の質問時間を考慮して、20分以内に収めること。  分科会では表決は行わないことなどが、2月26日の予算審査特別委員会理事会で決定されておりますので、ご確認願います。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の予算についてを議題といたします。  質問のある方は挙手をお願いいたします。  では、質問の順番を確認させていただきます。  しのだ委員、寺田委員、石川委員、渡辺委員、南雲委員、鈴木委員、いわい委員、以上の順番で行います。  なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問をする際、予算書等における該当ページをお伝えいただくなど、ご協力をお願いいたします。 ◆しのだつよし   よろしくお願いいたします。おはようございます。  今日は東京大空襲の日、明日は東日本大震災の日と続きます。多くの命と財産を失ったゆえに、風化させてはならないと心に誓っております。今日は区長が編成した予算案が、将来を担う子どもたちのための政策として最善か否か、質疑応答を通じて審査するという場ですので、襟を正してこれから質問をさせていただきます。  それでは初めに、令和3年度予算に当たりまして、教育委員会事務局に関わる各課の一押し事業がございましたら、それぞれお示しいただきたいと思います。 ◎指導室長   来年度につきましては、やはり小中一貫教育の一つのカリキュラムとして、柱として、読み解く力の育成に取り組んでおります。令和3年度は3年間の研究のまとめの年になっておりますので、12月には本発表も含め予定をしております。 ◎中央図書館長   シティプロモーション、ブランド戦略の方向性も踏まえまして、本のまち板橋の充実というところでは、新しい中央図書館が開館されるところを捉えての事業の展開、さらに充実をさせてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎新しい学校づくり課長   来年度と今年度を併せまして、学校に関する空調関係のほうの整備を主に一押しと考えております。体育館空調につきましては、令和2年度、令和3年度で、全区立小・中学校のほうに設置をしていきます。また、来年度予算計上させていただきましたけれども、給食室の冷房化のほうにも取り組んでまいりますので、空調関係について新しい学校づくり課のほうで整備のほう、学務課と連携をして進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◎生涯学習課長   社会教育施設を多く所管する当課といたしましては、コロナのこんな時代ということもございますので、一人ひとりの方の自己肯定感とか自尊感情の向上ということも含めながら、郷土愛の醸成というのを育んでいきたいと思っております。 ◎地域教育力推進課長   地域教育力推進課の一押し事業は、板橋区コミュニティ・スクールでございます。令和2年度が本格実施の年ではありましたが、コロナで活動がほぼほぼできませんでしたので、仕切り直して令和3年度にしっかりと行いたいと思います。   iCSは、様々な課題を解決できる可能性を持っている仕組みでございますので、これをしっかり根づかせるということで、再度仕切り直してスタートしたいというふうに考えております。 ◎教育総務課長   教員の働き方改革でございますが、プランが策定されてございまして、来年度は3年目になります。この取組を一層推進させていくということがございます。  以上です。 ◎教育支援センター所長   新しい教育への新たな展開ということで、GIGAスクール構想の実現、推進というところを教育支援センターの一押し事業というふうに位置づけていきたいと考えています。協働的な学習、主体的で深い学び、個別最適化された教育等々、新しい教育用語が出てきていますけれども、それを具体的に子どもたちの教育活動へ反映していく、その基礎となる設備等の設定について取り組んでいきたいというふうに考えます。  以上です。 ◎学務課長   学務課のほうでは、教職員の長時間労働に対応しまして、教職員の医師の面談を教育総務課のほうと連携しながら対応してまいりたいと思います。  また、予算的には大きいものではございませんが、新型コロナウイルスの流行がいまだ収束を見せておりませんので、学校、保護者等と連携しながら、確実で安全な学校を維持するとともに、学びの継続について努力していきたいと考えております。 ◎学校配置調整担当課長   学校配置調整担当課といたしましては、引き続き魅力ある学校づくりプランの推進ということで、2期、3期のプランの推進と、あと後期計画の策定に向けまして、前期計画の検証を行っていきたいというふうに考えているところでございます。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   教育委員会事務局副参事のほうでは、魅力ある学校づくりの推進ということで、引き続きでございますが、板橋第十小学校、上板橋第二中学校の改築工事、それから学校の改修ということで、これも引き続きでございます舟渡小学校、紅梅小学校の長寿命化改修、こちらのほうを予定どおり進めてまいりたいと思います。 ○主査   では、子ども家庭部も言う。 ◆しのだつよし   それでは今度は、この次は、子ども家庭部に関わる一押し事業がございましたらよろしくお願いいたします。 ◎保育サービス課長   私ども保育サービス課におきましては、医療的ケア児の受入れの拡大がございます。区立保育園2園で、医療的ケアを抱えたお子さんの受入れを拡大していくという取組を進めてまいります。  また、認可外の施設ではございますけれども、認証保育所の保護者負担の軽減を、これまでも行っておりましたけれども、これを一層拡大を行いまして、認証保育所の保護者の利用促進を図っていく。もって、認可保育施設の待機児解消の一助にしていきたいという取組を進めてまいります。  以上でございます。 ◎子ども家庭支援センター所長   子ども家庭支援センターにおきましては、令和4年の子ども家庭総合支援センターの完成に先立ちまして、24時間365日の子どもなんでも相談と児童虐待相談を導入いたしまして、より虐待の未然防止ですとか早期発見、持続化の防止につなげたいと思ってございます。  併せて、来年度から協力家庭(里親)ショートステイを始めます。区民の、区内の里親さんですとか、またはファミリーサポート育児支援ヘルパーなどをやっている方々を対象といたしまして、その方々がゼロ歳から、生後43日から18歳未満のお子様をお預かりするという制度を始めて、こちらも子どもの安全・安心を守っていきたいと考えてございます。  以上です。 ◎児童相談所開設準備課長   児童相談所開設準備課といたしましては、令和4年4月の板橋区子ども家庭総合支援センターの開設に向けまして、準備のほうを加速していきたいというふうに考えているところでございます。
    子ども政策課長   来年度、予算的に目玉というわけではないですが、ひとり親家庭等の実態調査を行います。平成29年度に1回調査をしてございますが、その後5年経過しておりますので、その追調査というような形で、5年前と比べて新しい課題があるかどうかというようなところを把握をしていきたいというふうに思ってございます。  それから、私ども児童館を運営してございます。このコロナ禍で、なかなか外で遊べないような場面がある中で、どういった運営をしていくことで、より安全にお子様、それから保護者の方がある意味息抜きできるというか、そういった場をつくっていくかというのは課題かなというふうに思ってございます。引き続きその点を注視して、運営のほうをしていきたいというふうに思ってございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございました。それでは、質問に移らせていただきたいと思います。  まず、プレス発表の22ページ、スクール・サポート・スタッフを全校に配置するとのことで、これについて確認させてください。  このスタッフ配置によって、どのような成果を期待しているのか。子どもたちにとって、また、何がどのようによくなるのか、具体的にお示しください。 ◎教育総務課長   来年度予算でも、各校に1名ずつスクール・サポート・スタッフを配置する予算を計上しております。スクール・サポート・スタッフの役割は、教員のサポート、具体的には授業の準備、学習プリントの印刷ですとか配付準備、あるいは実習後の片づけですとか採点業務の補助ですとか、コロナ関係では児童・生徒の健康観察の手伝いとか、消毒とか室内換気など、様々なそうした教員をサポートする役割でございます。  これをやることによって教員の負担の軽減を図って、本来注力すべき教育活動に専念いただけるような環境整備ということで、そうした目的で東京都の財源を活用しまして、これを入れているというところでございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。  そうしたら続いて、同じくプレス発表の27ページ、先ほどお話のありました24時間365日、何でも相談を受ける体制を整備されました。いじめで悩んだり、子育てで悩んだり、どこに相談を持ちかければいいのか八方塞がりの悩む人にとってみれば、いつでも相談に乗ってくれるところがあるだけで不安だった気持ちが和らいで、心強く感じると思います。本当にありがとうございます。  以前、不登校に悩む親御さんからご相談を受けたときに、そのときは教育支援センターの相談窓口が最適だということでご紹介いたしました。相談内容にもよると思いますけれども、今後相談を受けたときは、まずどちらを紹介すればよろしいでしょうか。 ◎教育支援センター所長   当面のところにつきましては、これまでと同じように教育支援センターの相談窓口をご紹介いただければと思います。 ◆しのだつよし   4月になってからもでよろしいでしょうか。 ◎教育支援センター所長   4月からもそのようにお願いできればと。 ◆しのだつよし   分かりました。ありがとうございます。  続きまして、夜間など一部業務委託するそうですけれども、委託事業者が相談を受け付けて、必要に応じて区や警察と連携して対応を行うとのことですが、万に一つ事業者が引継ぎをうっかり忘れたり、間違った内容を伝えたりすることは、相談者との信頼関係が損なわれてしまいますので、厳重な注意が必要です。どのような引継ぎをすることになっているのかお聞かせください。 ◎子ども家庭支援センター所長   内容にもよるんですけれども、緊急を要するもの、本当に命の危険ですとか、子どもの安全が守れないという場合には、即事業者さんのほうから警察に電話していただく、110番していただくという形になります。  内容にもよるんですが、そういった場合ですと、うちのほうに担当の当番の係長がおりますので、そちらのほうに一報が来るという形になります。そして、翌営業日に向こうから引継ぎのデータがこちらに来て、それを基に各所で緊急受理会議ということで、改めての対応を検討するという形になります。  来年度、子ども家庭支援センターですので、基本的に夜間に子ども家庭支援センターの職員が出動して対応するということはほぼありませんので、情報をいただいて、何かあれば相談するという形になります。具体的な対応については、翌営業日、朝一番で受理会議を開いて対応していくという形になります。  内容については、本当にセンシティブな内容が含まれていますので、そちらをこれから事業者と詰めて間違いのないように、経験の豊富な事業者ですので、そういったところは問題は少ないかと思うんですが、ただ、ないとは言い切れませんので、そこは定期的に話合いをしながら進めていきたいと考えてございます。 ◆しのだつよし   よろしくお願いします。その伝達の方法は、電話なのか、紙ベースなのか、LINEとかメールだとかそういうものなのか、どういうような形で引継ぎをするんでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター所長   今想定しているのは、ファイルストレージ、データを使ったやり取りを考えてございます。一番待ちが少ない、業者と板橋区の専用のものがありますので、そちらを活用したいと考えていますが、一応より安全なものがないか、今後も追求していきたいというところで考えています。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。できる限り、ご本人の本当に真意というものをよく理解した上でやっていくということを心がけていただければと思います。よろしくお願いいたします。  続いて、プレス発表の29ページ、先ほどもお話がありました医療的ケア児の保育は、積年の課題でしたけれども、保護者の熱意と子ども家庭部はじめ、区の皆さんのご尽力によりまして、4月より受け入れる運びとなりました。これにつきましても本当にありがとうございます。  まだまだ2園ではありますが、第一歩を踏めたことはとても喜ばしいことであります。この流れを止めることなく、区としても、これを足がかりとして今後受入れ拡大を図るとしております。そこで、今後の見通しなどがあればお聞かせください。 ◎保育サービス課長   医療的ケア児の受入れに関しましては、先ほどもご説明申し上げましたように、区立園2園で拡大をスタートさせるというところでございます。区立高島平あやめ保育園、それと上板橋保育園の2園ということでございます。東上線沿線1園、三田線沿線1園というような考え方でスタートを切らせていただければというところでございます。  今般スタートするに当たりましては、医療的ケア児のお子さん、3、4、5歳を対象ということで始めさせていただきたいと思ってございますけれども、文教児童委員会のほうに陳情も継続で今付託になっていたかと思いますけれども、対象年齢を拡大するというようなニーズも一定あるのかなというふうに考えてございます。  その辺につきましては、3、4、5歳のお子さんを受け入れて、実際にその業務を重ねていく中で、知見をしっかりと蓄え、その上で対象年齢を拡大する、また受入れの人数を拡大する。そういったノウハウを私立、また区立の他園にも拡大していくというような方向性を持って取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  続いて、概要の13ページの18番、子ども家庭支援事業③子ども家庭在宅サービスのところのウに、先ほども里親の話がありました、協力家庭(里親)ショートステイという新規事業があります。これはどのような事業なのか、改めてお聞かせください。 ◎子ども家庭支援センター所長   協力家庭(里親)ショートステイでございます。  こちら、令和3年度から始めますけれども、保護者が仕事とか病気、育児疲れ等で養育にお困りのご家庭のお子さんを一時的に自宅でお預かりするという制度でございまして、協力家庭、先ほどちょっと申し上げましたが、里親を現にやっていらっしゃる方ですとか、育児支援ヘルパーさん、ファミリーサポートさん、または医師、看護師といった資格を持っている方々で、やっていただける方になっていただこうと考えてございます。  そして、対象は、生後43日から18歳未満ということで、区でやっているショートステイが12歳までですので、そこも一定カバーできるかなというふうに考えてございます。  そういった形で、年間の利用日数は7泊8日ということで、こちらは今現状の施設の入所としてのショートステイと同じ泊数で、別でカウントしていますので、施設のまつば園ですとかオディリアを使っていただいたのと別で7泊8日使っていただけるという形の制度でございます。  こちらはまだ始まっていないので、やっていただける方とか、その辺いろいろ課題はあるんですけれども、来年1年、課題を整理しながら拡大していきたいというふうに考えてございます。 ◆しのだつよし   やっぱり里親というのがいいと思うんですね。この事業ができた背景、経緯といいますか、里親がよい、必要であるということの理由を改めてお聞かせいただければと思います。 ◎子ども家庭支援センター所長   養育困難なご家庭、お子様がいらっしゃると思うんですけれども、国の指針にもありますように、家庭的養育という部分が一定必要になるかと思います。短期のショートステイではありますけれども、できれば区内、身近なところのご家庭でお預かりいただくことができないかなというところで、これは将来的になんですけれども、こういったところから里親さんになっていただけるという方が1人でも2人でも出てこないかなというところで、そういったことも見込んで、この制度を始めさせていただいてございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。子どもの年齢が小さければ小さいほど、里親に委託するのが望ましいという東京都の方針もあるかと思います。また、小さい頃にスキンシップをするほど愛着形成が養われるということもあり得るなというふうに思いますので、このようによく里親制度を広く知っていただくことは大事だと思います。  区のホームページに里親制度、ほっとファミリーが紹介されていますが、ホームページ以外の周知、PRはされているのかどうか、また、現在里親の登録家庭は何組あるのかお知らせいただきたいと思います。 ◎子ども家庭支援センター所長   周知方法につきましては、ホームページ以外ですとポスターですとか、あと虐待防止月間等ございますので、そこでの里親も含めた啓発活動、あと養育体験発表会なども、ちょっと今年度はコロナでできなかったんですけれども、毎年やらせていただいてございます。  組数につきましては、現在24組でございます。 ◆寺田ひろし   質問のお時間を頂戴しましてありがとうございます。しっかりお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  じゃ、最初に、修正動議について何点かご質問をさせていただきたいと思います。新生児臨時特別給付金です。  まず、1点目なんですけれども、税金を支出するには公平公正であるべきだと思いますので、客観的に新生児給付の実施要綱があると思うんですが、こちらでやはりこういった条件、ここに書かれているのは目的、定義、支給要件とか、きっちり明確に定められているので、この実施要綱に定められている内容に沿って、これに合致すれば支給できるし、これに合致していなければ支給できないということが大切だと思うんですが、この認識でよろしいでしょうか。 ◆石川すみえ   質問ありがとうございます。今年度、私たちのほうで出させていただいた予算の修正のほうは、今年度、2020年度、区のほうでやっております新生児臨時特別給付金のもの、これはとても大変いいものだと私たちも考えまして、ぜひ延長したらいいのではないかというふうに考えて出させていただきました。  基本的なスキームは、今年度区のほうでやっております事業と同じ形で考えております。 ◆寺田ひろし   分かりました。そうすると、やっぱり公金支出ということで、現金給付なので、この要綱に沿ってということでよろしいでしょうか。 ◆石川すみえ   はい、そうです。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。そういった意味で、この実施要綱の第1条に、やっぱりしっかり目的というのが定められていまして、その中に書かれているのは、必要な支援制度の利用について不便を余儀なくされて、行動制約等による不安、孤独に対してそれを見舞う見舞金であるという、その目的らしいんですね。  こういった境遇に対して給付すると定められていますが、まさしく4月の第1波のときはステイホームもあったりして、児童館もやっぱり休館になって、生まれたばかりの子どもの相談をするにも、本当にふだん使えるところが使えていないと、そういう状況で、まさしく実施要綱の第1条に書かれている目的のように、まさに不便で孤独で不安であったということは間違いないと思います。  ただしかし、今児童館というのは全部開いていますし、新年度以降、こういった妊婦や出産のご家庭に対するサービスが何か停止するとか中止する、そういった予定は今のところないと聞いています。そうすると、この実施要綱の第1条に書かれている支給する目的と現実とが合致していないんじゃないかなと。要は、この要綱にしっかり沿うならば、支給できない状況にあるんじゃないかなというふうに感じるわけなんですね。  そこでお伺いしますが、先ほどご答弁いただいたとおり、この要綱に合致すれば支給できるし、合致しなければ支給できないというご答弁のとおりで、今回はこの第1条に照らして、現実と合致していないので支給できないのではないだろうか。もしくは、支給できるとしたら、その理由も、この実施要綱の第1条の目的に沿ってお答えいただければと思います。 ◆石川すみえ   私たちのほうで考えているのは、今年度の4月の状況と今の状況はもちろん違いますけれども、新型コロナの不安というのは、ワクチン接種がスタートはしていますが、いろいろなワクチンについての情報も、もう本当にニュースでいろんな情報が飛び交っている中で、この時期に妊娠されている方のご心労というのは前回と同様、もしくは見えない不安が大きくなっている部分は、前回よりも大きく不安を感じられている方もいらっしゃると思うんですね。  このコロナ禍に妊娠されている方たちのご心労を見舞うというところでは、私どものほうでは、この条項に、要綱にしっかり合致するのではないかというふうに考えております。 ◆寺田ひろし   本当に目的、ここに実施要綱に書かれている行動制約があると。それによって孤独になる、不安になるというふうに明確に書かれています。  資料要求させていただいた今回の修正動議の目的について、コロナの影響が続く中、その心労を見舞うというのが目的と書いてありましたが、コロナの影響が続くというと、新生児に限らずなんですが、様々な業種の方、ご家庭の方、全てがコロナの影響を今受けている状況にそうなるとなってしまって、全てに給付できることになってしまうんですね。やはりこの影響の中身というのを、今行われている実施要綱の目的のように、明確にこれに合致するのかどうかというのが一つポイントになると思います。  そこで、ちょっと改めて確認なんですけれども、この要綱第1条の目的の文言というのは、このままでよろしいんでしょうか。それとも、変更するとしたら変更点を教えていただきたいと思います。 ◆石川すみえ   私ども、執行機関ではございませんので、もしこの予算の修正の動議のほうに皆さんにご賛同いただけましたら、執行機関のほうで、状況により合わせた形で変更する部分もあるのかなというふうには考えてございます。 ◆寺田ひろし   最初にご答弁いただいたように、公金を支出するには、やっぱりしっかりした要綱に沿ってしなければいけないというのは大原則でして、それは必要だというふうにおっしゃっていただきました。ですので、現状ここに目的、行動抑制等によって孤独、不安になっていると。また、必要な支援制度の利用について不便を余儀なくされると。  しっかり、先ほど申し上げたように、サービスが何か停止するわけではないので、この目的の文言に現実が沿っていないとなると、なかなか難しいんじゃないかなというふうに私は思います。  質問を続けますが、東京都は、来年度新しく4月から、生まれた赤ちゃん1人について、1人につき10万円分の育児サービスとか育児用品、これが使えるようになるんですが、これはご認識がございましたでしょうか。 ◆石川すみえ   はい、存じ上げておりますが。 ◆寺田ひろし   となると、東京都はこれから2年間、まず新年度は100億円使ってやるんですけれども、新しく生まれた赤ちゃんには、東京都から10万円分のこういった育児サービス、また育児商品が使えて、さらに板橋区から5万円という形になるんでしょうか。  本当にこうした、例えばなんですが、子どもを持たない世帯の方とか、そうした決断をされた世帯とか、あとは子育てが終わった世帯の方から見ると、東京都から10万円分が来る。でも、さらに5万円なのかという、非常に税の公平性の観点から課題があるのではないのだろうかというふうに私は感じるんですが、この点いかがでしょうか。 ◆石川すみえ   まず、ここ、まずもってこちらは文教児童分科会でございますので、私たちのほうとしては、お子さんに、子どもに対して何か支援できるところがないかというふうに考えたところです。 ◆寺田ひろし   実は、この新生児臨時特別給付金は、私、7月のときに個別に所管の方にご提案差し上げて駄目だったので、昨年の9月、一般質問で初めて議員の中で提案させていただいて、そこでもあまり快い回答がない中でも、11月、12月、そのところでやっと実現していただいたということで、多くの区民に喜んでいただいたんですね。  やっぱり昨年の5月25日、緊急事態宣言が解除されまして、そこから約妊娠期間10か月と考えれば、もう本当にこの3月末というのは、非常にちょうどいい、本当に妥当性のあるタイミングかなと思うんですよ。それから先に延長するならば、先ほど申し上げたようなしっかり公金支出のための実施要綱に沿うかどうか、これが大原則だと思います。  ちなみに、ちょっと最後確認なんですけれども、この東京都の1人10万円分の支給があるということで、例えば私ちょっと探したんですが、見当たらないんですけれども、ほかの東京都内の例えば新宿区、荒川区、福生市とか、新生児臨時特別給付金をやっていましたけれども、延長してやるという自治体はございましたでしょうか。 ◆石川すみえ 
     把握しておりません。 ◆寺田ひろし   分かりました。どこの自治体も厳しい財政状況にありますので、やはりこういった重複する財政支出というのは慎重になるべきかなというふうには、私個人は考えております。優先順位の判断は、やっぱりしっかり適切にしなければいけないなというふうに感じているところでございます。ご答弁ありがとうございました。  続きまして、予算のほうに移らせていただきます。  まず、1点目なんですが、先ほどしのだ委員からもちょっと質問がありましたけれども、予算書でいくと207ページ、児童福祉総務費、7、認証保育所保育料等負担軽減経費、先ほど目玉の一つということでご紹介いただきまして、予算的にも今回3億1,800万円で、令和2年度予算は1億9,400万円で、実績分と考えれば1億8,400万円から非常に倍に近い形だと思います。  16園あって定員531名ということで、予算の概要の13ページを拝見すると、延べ人数が4,858人ということで書かれてございます。月割りにすると、ざっくりですけれども月404人ということで、定員531名と考えると78%、七、八割ぐらいの定足率なのかなというふうに思います。  そこで、ちょっとより詳細に、具体的に教えていただきたいんですが、待機児童解消というところもあると思うんですが、本当にこれに予算を倍増する、倍増に近い形で、望ましい効果といいますか、それをちょっと改めて教えていただきたいなと思います。 ◎保育サービス課長   予算書の207ページの項番7番の認証保育所保育料等負担軽減経費、今委員のほうからご指摘をいただきましたように、認証保育所の保護者の負担軽減に加えて、それ以外にも補足給付ですとか、あとベビーシッターの交通費、様々ここの中に予算が実は入ってございます。単に保護者負担の軽減のみではないということを、まずはちょっとご説明させていただければと思います。  その上で、委員ご指摘のように、金額は前年度と比べて大幅な増額ということになってございます。これを行うことによる期待する効果というお話でございますけれども、今ご紹介がありましたように、区内保育所16園ございます。どうしても親御さん、認可保育園のほうをまず先に希望される方が多くございまして、認証保育所は言ってしまえば認可外の保育施設でございます。  その中でも、認可外の中でも、特に東京都さんのほうで一定の基準を設けて、東京都さんの基準に合致した施設が、都が認証という形で一定のお墨つきをしている施設でございますので、いわゆるベビーホテルとかというものと比べると、当然保育士の配置基準であったり、施設の基準であったりというのがしっかりした施設ということでございます。私どもは、待機児が今も発生しているわけですので、その受皿というような形で、既存の施設を有効活用していきたいという思いも持ってございます。  その一方で、認証保育所、やっぱり特に4月、5月、年度の初めはなかなか埋まっていかない。空きが相当出ているという状況がございます。年度の途中でお生まれになる、もしくは保育園の需要が出てくるという中で、徐々に埋まっていくという傾向があるんですけれども、年度の初めから認可保育園と同様に、一つの保育の預け先の選択肢というふうに親御さんには認識をしていただきたいというような思いもございまして、従来よりも補助を拡大することによって、より親御さんの気持ちが向くということを期待しているところでございます。  そうすることによって、認証保育所の経営自体も年度の初めからしっかりと埋まっていけば、経営自体も安定していくということになりますし、私どもサイドから見れば、当然待機児童の解消に資するだろうというような思いもあって、補助の拡大を図っていくというふうに考えたところでございます。 ◆寺田ひろし   大変詳細にありがとうございます。よく理解できました。私も結構ご相談もいただくんですが、やっぱり初めてのお子さんの場合には、認可のほうが、認可イコール安全という、ちょっと神話というか思い込みがあったりして、ぜひこの認証保育での、またそのほか小規模のとか、家庭福祉員も含めて、よい点、メリットをぜひ周知いただきたいなというふうに思います。  あと、これに関してなんですが、ちょっと1点だけ、これは区独自の財源支出なんでしょうか。それとも、都から何か補助金があるんでしょうか。89ページの待機児童解消補助金なのかなと思ったりもするんですが、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎保育サービス課長   先ほども申しましたように、認証保育所は、東京都独自に認定をしている制度でございます。したがいまして、東京都以外にはこういう制度はないというふうに理解をしてございます。  これに関しましては、東京都のほうから補助を出していただいてるところでございます。ただ、10割ではございませんので、都のほうが2分の1、区のほうで2分の1というような負担割合で支出をしているところでございます。 ◆寺田ひろし   承知しました。ありがとうございます。  では、次の質問に移らせていただきます。  予算書の296ページ、幼稚園振興費、1と2です。奨励費と、あと負担軽減経費、これについてちょっとお伺いいたします。  奨励費は、昨年の令和2年度当初予算と、あと最終の補正の正味行きましたのは13億8,000万円程度で、ただ今年度は14億9,700万円ということで、ついこの間やった最終の補正のところでは2億4,000万円減であったわけで、ただ、昨年の実態と比較すれば、今年、新年度の予算は昨年の実績より1億1,000万円多いと。  あと、2の負担軽減経費は、同じように昨年の実績、正味4億8,000万円から比較して、新年度予算5億4,000万円で、実績よりも6,000万円ほど多いかなというふうに思うんですが、昨年度から実績よりそれぞれ増額された理由を教えていただきたいと思います。  所得の制限とかあるので、もしかしたらコロナ禍で、所得が低い方で対象が増える可能性もあるのかなというところもちょっと予想されるところなんですが、増額された理由を教えていただきたいと思います。 ◎学務課長   こちらにつきましては、前年、昨年度算出のときには、幼児教育無償化等の影響が全て把握できていないところでございました。令和3年度予算を計上するに当たりましては、その点を大分精査できましたので、そこによって実績の算出基礎が変更になったものでございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。幼保無償化、幼児教育無償化で、すみません。どういった点がこの増額のほうに振れるんでしょうか、実績と新しい予算を比較して。 ◎学務課長   増の理由ということでございますけれども…… ◆寺田ひろし   ごめんなさい。当初予算だけの金額で比べると減っているんですが、実際、実績額で比較するとちょっと増えているかなという認識なんですが、その幼保無償化がどのような影響で、実質増額されているかというところをお伺いできればと思うんですが。 ◎学務課長   今ご指摘のとおり、当初予算では全て減になっておるところでございます。補正では、補正と比べてというお話だと思いますが、計数のタイミングの問題でございまして、どうしても当初予算につきましては10月と、補正についてはその後により精査をして計上しているものですから、その点で差が生じてきます。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。そうしますと実績のほうがまた出てくるかと思いますので、また精査させていただきたいと思います。  じゃ、次に、ちょっと簡単に295ページ、学校施設建設費、上板橋第二中学校改築経費ということで、これは予算の概要20ページには、令和4年度、新校舎併用開始予定とありますので、この併用についてちょっとご説明いただきたいと思います。 ◎新しい学校づくり課長   予算の概要20ページにございます新校舎の供用開始だと思いますけれども、今工事のほうを進めておりまして、令和3年度中には工事のほうが終わりまして、令和4年度から新校舎のほうで学校運営が始まるという意味でございます。予算のほうを大幅に増額してございますけれども、工事の最終年度ということで、大幅に工事費とかがかかるということで、プラス計上でさせていただいているところでございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。これ私、地元なんですけれども、向原中学校に新しい上板橋第二中学校ができて、この予算だと思うんですが、併用というと、元の旧上二中も使うということなんでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   すみません。予算の概要20ページに新校舎供用という形で、使うという意味で、併用という意味ではなくて、全部令和4年度は新校舎での運営になります。今の校舎は、その後の跡地活用で使っていくという形になります。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。以上です。 ◆石川すみえ   よろしくお願いします。GIGAスクール構想の1人1台タブレットのところでお伺いしたいと思います。  もう実際子どもたちのところにタブレットが届いて、それを持ち帰っているんですけれども、そのタブレット、パソコンを入れるケースというのは、どのようなものを使っているんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   それぞれの学校さんのほうで工夫をされているというふうに把握をしています。ある学校さんは、PTAのほうから統一したものをということでの配付があったというふうに聞いております。それぞれの学校、それから発達段階に応じて、重さの関係もございますので、ご寄附をいただくということで今捉えています。 ◆石川すみえ   PTAさんで用意されたところは、PTAさんで用意したと。それ以外のところは、個人で、ご家庭で用意されたところもあるんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   そのようなことも聞いています。 ◆石川すみえ   令達で用意した学校というところはありますかね。 ◎教育支援センター所長   私は、そのことを把握しておりません。 ◆石川すみえ   もともとケースの部分については、予算には入れていらっしゃらなかったんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   予算の中には含めておりません。 ◆石川すみえ   私が聞いたところですと、本当に様々に皆さん用意されていて、あるご家庭だと100均をいろいろ探したんだけれども、もうどこもみんな一斉に買うので売り切れていて、2,000円ぐらいかけて買ったという方がいらっしゃるんですね。  そうなると心配になってくるのは、用意できないご家庭が出てくるんじゃないかというところが心配になってくるんです。このケースを用意するのに、就学援助費とかからって出たりするんでしょうか。 ◎学務課長   学用品に係る分として、就学援助のほうはお出ししておりますけれども、このために増額ということは特段しておりません。 ◆石川すみえ   もともとケースの部分は考えていらっしゃらなかったということで、これはランドセルにそのまま入れるということを想定していたんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   ランドセルの中に入れてということを想定をしておりました。 ◆石川すみえ   ランドセルの中にタブレットを入れて、筆箱とか教科書も入れてということを想定していらっしゃったんですかね。 ◎教育支援センター所長   学校ではよく置き勉という言い方をしますけれども、毎日持ち帰るものと、持ち帰らなくて学校に置いておくものというような区別をして、学校のロッカーに入れたりするものもあります。そういうものを工夫していただいて、ランドセルに入れていただくということを想定していましたけれども、実際に学校さんからの反応等から、やはりそういうキャリングケース的なものが必要なんじゃないかというお声も、配付を始めてからは入っております。 ◆石川すみえ   置き勉の状況というのは、各学校で全く違いますので、やっぱりせっかく初めて配ったタブレットですから、そのままランドセルに入れたら、もう私は自分のうちを想像しても、まず無事でいる予感がしないというところがすごくありまして、やはりきちんとその部分も細かくケアしていかないと、せっかくのものが無駄になるのではないかなということを懸念しております。  次に、特別支援教室について伺っていきたいと思いますが、うちの要求資料の97番の資料で、各学校の特別支援教室で、待機している児童・生徒数は把握していないという資料を頂いていますけれども、これは待機を把握していないということは、待機がいないというふうに区教委のほうでは考えていらっしゃるんでしょうか、お願いします。 ◎指導室長   待機の定義自体がちょっとなかなか難しいところがあるかと思っています。今現在は、入級までの流れとしましては、保護者なり先生方との相談があって、入級する意向を確認していただければ校内委員会を開くと。校内委員会を開いて、区のほうの判定会議にかけるという必要性が出てくれば、そこに申請していただくと。その上で、区のほうの判定会議にかけていただいて、その結果、STEP UP教室の利用が適であるという判定が出た場合は、入級していくというような流れになっておりますので、その過程全てが待機児童というふうに定義されれば、全てがその定義になるかと思いますし、その流れの中でのお話であれば、順調に事務的な処理が続いているというふうに認識はしています。 ◆石川すみえ   校内委員会のほうで、この子はSTEP UP教室に行ったほうがいいなというふうに判断しても、もうちょっと教室の空きがない、先生は4月1日にしか来ないと思いますので、その数の関係で対応できないという方はいらっしゃらないというふうに考えていらっしゃるんですか。 ◎指導室長   教員の定数は、どうしても年度当初に確定していきます。ちなみに、STEP UP教室の場合は、子ども10人に対して教員が1名という配置になっておりますので、教員1名当たりの児童数はおのずと決まっていくと。  ただ、10名でも教員1名ですし、子ども1名でも教員は1名なんですね。そういったもので、区全体としての教員の数の認定をしておりますので、学校全体の中で、教員の数に見合う生徒の数に当然限界はあるかと思っています。ただ、実際やっている中で、学校の中でもういっぱいだから入級できませんというようなお声は、私どものところには届いてはおりません。 ◆石川すみえ   年度途中で、校内委員会にかけてということというのはあるんでしょうか。 ◎指導室長   入級に関しましては、お困り感を感じたところからご相談いただくところ、WISCによる知能検査も含めてですけれども、随時受付は行っております。 ◆石川すみえ   年度途中の入級で、入級をしたほうがいいと判断されたお子さんで、ただ、もう先生がこれ以上つかないのでSTEP UP教室に通うことができないというお子さんは、今現在区内にはいらっしゃらないんでしょうか。 ◎指導室長   私どものところで認識している事例はございません。 ◆石川すみえ   校内委員会の結果、校内委員会でどんな議論が行われたかというところは、区教委のほうに内容というのは上がってくるんでしょうかね。 ◎指導室長   校内委員会のほうでかかるお子さん、生徒さんも含めてですけれども、かなりの数あるかと思います。その全てが私どもの区のほうでやる判定委員会に上がってくるわけではございませんので、区の判定委員会にかかるようなものにつきましては、当然校内委員会での検討内容というものをいただきますが、学校の中で校内委員会の段階で、STEP UP教室の利用までいかなくてもいいんじゃないかというようなものにつきましては、学校止まりになりますので、私どものところでは把握しておりません。 ◆石川すみえ 
     校内委員会にかけて、区の判定会議にかけてというルートとは別に、STEP UP教室への入級というルートというのはあるんでしょうか。 ◎指導室長   今のところ、校内委員会にかけていただいた上で、私どものところに区の判定委員会に申請いただくというルートで整理しておりますので、今のところございません。 ◆石川すみえ   私、今東京都の発達障害教育という都教委が出しているペーパーを見ているんですけれども、これを見ますと、就学前の段階の就学相談の場合だと、区教委に直接相談をかけて、STEP UP教室もしくは固定級のほうというのがあるんですけれども、それは就学の時期のみやっているということでしょうか。 ◎指導室長   就学前、新1年生に関しましては、当然校内で学籍を持っているお子さんではございませんので、就学相談の後、私どものほうの判定委員会に直接かかるケースもございますけれども。 ◆石川すみえ   今、皆さんいろんなところで相談を受けていらっしゃるかと思いますけれども、校内委員会のほうで、この子にはSTEP UP教室が必要だというふうに判断されても、先生方が感じられても、STEP UP教室の定員がもういっぱいだから入れないというお話を聞いているんですけれども、そういった声というのを区教委では把握されていらっしゃらないんですかね。 ◎指導室長   定員がいっぱいだからという形でお断りしている、お勧めできていないというケースは、私どものほうでは把握しておりません。 ◆石川すみえ   じゃ、次に私どもの要求資料の312番で、セーフティ教室の実施状況というのを頂いているんですけれども、こちらはどういった内容のものをやっていらっしゃるんでしょうか。 ◎指導室長   これは、各学校で年1回実施することが義務づけられているものです。内容は様々でございます。セーフティ教室というお話ですので、安全指導に関わるものです。水難であったり、火災であったり、そういったものも含めて、学校のほうで創意工夫しながら実施していただいているものです。 ◆石川すみえ   内容は、学校のほうで決めるということでよろしいですか。 ◎指導室長   もともと学校の教育活動自体が、学習指導要領に基づいて、校長先生のほうが、学校長のほうが教育課程を編成して実施していくものですので、このセーフティ教室につきましても、学校の実態に合わせて、学校のほうが適切に設定していくというようなものでございます。 ◆石川すみえ   私どもが頂いた資料の中の文書には、全小・中学校で、インターネットや携帯電話に関するトラブル等の未然防止を図ったというふうに、まず最初に出てきているんですけれども、これは、区内の区立学校でこういったトラブルが多かったから、このテーマを選んだ学校さんが多かったという理解でよろしいんですか。 ◎指導室長   一つは、やはりそういう実態があって、事故が起きたから今後の対応を防ぐという意味合いで実施を計画される学校もございますし、これから、まさにGIGAスクール構想ではないですけれども、スマホ等が身近になっていく存在ということを踏まえて、未然防止という意味で実施されている学校もあるかと思っています。 ◆石川すみえ   区教委のほうで、いろいろな区立学校の情報が集まってくるかと思いますけれども、特段コロナ禍で、そういったインターネット、スマートフォンを介したトラブルというのは増えているといったところは感じていらっしゃるんでしょうか。 ◎指導室長   私どものほうで、ネットパトロールという事業もやっております。パソコン上、インターネット上、書き込み等を調べていくというようなものをやっているんですが、実は令和2年度、今年度に関しましては、件数自体は実は少ないんですね。ただ、実際お休みがあったというところも影響しているのかもしれないんですが、件数自体は少ないという認識を持っています。  ただ、一方で、そういった通信機器ですか、そういったものを経由しながらトラブルが発生しているというのも事実でございますので、個々の状況をしっかりと把握しながら対応していくことが大事かなというふうには認識しています。 ◆石川すみえ   ネットパトロールというのは、どんなふうにやっていらっしゃるんですか、今もしお示しできれば教えてほしいんですけれども。 ◎指導室長   こちらは、委託でやっております。中学校のほうは、毎月報告書を頂いております。どのような書き込みがあって、その書き込みの度合いの程度によりけり、緊急性の高いものなのか、中程度のものなのか、要注意程度のものなのか、そういったレベル感に応じたもので私どものほうに報告をいただくというものです。  小学校につきましては、学期に1回程度の割合で報告書を私どものほうに頂くと。頂いた報告書は、当然学校のほうにお返しして、学校のほうでの指導、あるいは未然防止、そういったところに活用できるようなシステムになっております。 ◆石川すみえ   今説明いただいたんですけれども、こちらネットパトロールのやり方ですとか、どういったところを誰がどのぐらいの頻度でチェックしているのかというところを、後ほど資料か何かでお出しいただくことってできますかね。 ◎指導室長   仕様書でよければ、ご準備させていただきます。 ◆石川すみえ   実際、このネットパトロールをやって、どういった指摘がされたのかというところも知りたいんですけれども、そういったことを報告書の個人情報を隠す形で示していただくことってできますか。 ◎指導室長   こちらの学校ネットパトロールの報告は、私どもで実施しております、いじめの専門会議ですか。そちらのほうでも資料として出させていただいておりますので、そちらのほうでよければご提示したいと思います。 ◆石川すみえ   よろしくお願いします。  では、次に、私どもの要求資料の307番で、性教育について伺っていたんですけれども、現在区立学校では、全ての学校で実施しているという資料は頂いていますが、これは保健体育の授業の中でやっていらっしゃるんでしょうか、お願いします。 ◎指導室長   学校の中における性教育は、あくまでも人権教育の中の一つとして取り組んでいるものでございます。特段、この教科でと限られるというよりも、やっぱり学校の教育活動全体を通して取り組むべきものだというふうには認識しています。  ただ、教科の特性上、保健体育の中で取り組む場合が非常に多いというのも事実でございますが、保健体育以外にもほかの教科、理科であるとか、社会であるとか、家庭科であるとか、そういった教科も交えながら、学校の中で全体的に進めているというところが実態でございます。 ◆石川すみえ   今、性教育は全体で取り組むべき課題だというところを答弁いただきまして、大変重要な答弁かなと思っておりますが、そうなると特別活動の時間とかで位置づけてやっていらっしゃる学校というのは、今区内にあるんでしょうか。 ◎指導室長   特別活動とお話をされまして、学級活動とか学校行事とかで様々内容的にはあるかと思っています。その中で、明確に性教育として位置づけるかどうかというところは学校によりけりだとは思うんですが、例えば人間関係をつくっていくこと、男女の関係という意味合いも含めて、そういったものも性教育という視点で考えていけば、当然そのカテゴリーの中に入ってくるかなとは思っておりますので、実施している学校もあれば、実施していない学校もあるというのが正直なお答えかなと思います。 ◆石川すみえ   各学校のお子さんの、子どもたちの実情に合わせて展開されていくものだと思いますが、今実施されているところもあるし、ないところもあるというところだったんですけれども、今現在、区教委で把握していらっしゃるところだと、実施しているところはないのかあるのか、ちょっと知りたいです。 ◎指導室長   例えば、今の特別活動でよろしいですか。特別活動でお話しさせていただけば、人間関係づくりというところは各学校で実施しておりますので、そういうご指摘であれば、実施しているというのがご回答になるかなと思います。 ◆石川すみえ   じゃ、別の質問に移りたいと思います。  99番の要求資料で、児童・生徒の自殺予防教育というところを各学校でされていますけれども、こちらでSOSの出し方教育の実施というのをされているということですが、これは具体的にどんなことをされているんでしょうか。 ◎指導室長   こちらは、小学校、中学校、卒業するまでに1回は各学校で実施してほしいと、子どもたちが必ず受けられるように実施してほしいというものでございます。件名のとおり、困ったときに子どもたちが声を出していく、声を発していく。そういったことを東京都のほうがDVDを作成しておりますので、そういったものも参考にしながら、各学校のほうで実施しているというものでございます。 ◆石川すみえ   都のDVDを基に授業展開されているというところが多いというふうに理解しておりますが、その中に、相談をすることが大切だよというようなメッセージというのは含まれているんですかね。 ◎指導室長   SOSの出し方については、やはりご自身で声を出していくということもすごく大事ですし、実際、誰にどう自分の声を伝えていくかという意味では、やはり相談先をきちっと提示していくということは非常に大事かと思っています。  そういう意味では、このSOS、自殺に限らず、いじめであるとかそういったことも含めて、区では、年間数回にわたりまして、相談先一覧というのを学校を通して各子どもたちに、ご家庭に配布するようなことは続けております。 ◆石川すみえ   その相談先一覧の中に、デートDVについての相談先というのはありますか。 ◎指導室長   ちょっと確認しないとあれですが、デートDVという言葉をそこに明記しているかどうかというところは、ちょっとなかったような気がします。 ◆石川すみえ   区の男女社会参画課のほうで、デートDVの冊子、リーフレットを作っていたかと思うんですけれども、そちらの配布をしているかどうか確認したいんですけれども。 ◎指導室長   申し訳ないんですけれども、私どものほうに来るのが大体指導室宛ての書簡、東京都でいうところの教育庁の指導部の発する文書であれば、私どもを通して学校のほうに配布いたしますが、ちょっと所管が違うと、私どもを経由しないで学校にわたっている場合もございますので、ちょっとお答えに窮するというのが正直なところです。 ◆渡辺よしてる   よろしくお願いします。  初めに、予算の概要の13ページの18番、子ども家庭支援事業についてお聞きします。  こちらの①の子どもなんでも相談、こちらの予算配分と区の持ち出し、東京都の補助など割合を教えていただければ。 ◎子ども家庭支援センター所長   こちらは予算書の207ページになりまして、子どもなんでも相談でございますが、総額では340万6,000円となってございます。こちらは主なもので消耗品費ですとか、PCの修繕料、委託料などが含まれてございまして、消耗品と修繕料で63万8,000円というところと、パソコンの賃借料とシステムの賃借料で276万3,000円が主なものということでございます。  こちらは国と都から補助金がそれぞれ3分の1ずつ、ちょっと細かくは違うんですけれども、大きく3分の1ずつ出ていますので、240万6,000円が補助で、100万円が区の持ち出しという形になってございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。いわゆる児童相談所の開設に当たって、今は北児童相談所、東京都から人的支援とか財政的支援というのは、今現状ではどうなっているか教えていただけますか。 ◎児童相談所開設準備課長   児童相談所の設置に係る確認作業というものを東京都と行いまして、第1回目は1月19日に行いました。その中で東京都のほうから、開設時に人を出したい気持ちはあるけれども、法改正などで必要数が増えておりまして、開設時、区に人を送るということはなかなか難しいというようなお話をいただいているところでございます。  私ども、引き続き、人を送っていただくというところではなく、人材育成の関係で人的支援をいただきたいといったところと、あと財政的支援もいただきたいといったところで、東京都や国のほうに要望のほうを引き続き続けていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆渡辺よしてる   つまり、東京都は、なかなか人材を送るのは厳しいよという回答であったということなんですが、こうなっていくと、今後の体制の在り方というのと人材確保というのが関係してくると思うんですが、仮にやっぱり東京都が人材を送れないとなって、じゃ、その必要数に足りないよというときは、区独自で何か対策を打たないといけないという認識でよろしいですか。 ◎児童相談所開設準備課長   まずは、人材育成といったところで、研修等に力を入れていくというところが1点ございます。また、児童相談所の経験をされている方を経験者採用、または任期付採用といったところで来ていただきまして、私どもの区の職員のほうに知見を入れていただくというようなこともやっていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。  ごめんなさい、もう1点、財政的支援なんですけれども、今後どういう部分で財政的支援を東京都、今していくのか。こういうところで経費がかかるので、こういう部分で東京都に支援してほしいとかというのが今分かっている状況を教えていただければ。 ◎児童相談所開設準備課長   今現在、特別区の財政調整交付金のところで、先行区の決算等が出ましたら、また東京都と特別区のほうでやり取りがあるというふうに聞いておりますので、そこのところを注視していきたいというふうに思っているところでございます。 ◆渡辺よしてる   分かりました。ありがとうございます。  続いて、予算の概要の14ページ、こちらの19番の子育て在宅支援推進、こちらの①のすくすくカード事業、こちらのまず予算配分を教えていただけますか。 ◎子ども家庭支援センター所長   すくすくカード事業でございますけれども、こちらは来年度551万8,000円ということで計上してございまして、こちらは来年度、ちょっと所管が子ども政策課のほうに替わるということですけれども、主にいろんなサービスのサービス推進ということで入ってございます。こちらも都・国のほうから補助金が入っている形になってございます。  以上でございます。
    ◆渡辺よしてる   一応決算のときにもちょっとお聞きしたんですが、今現状でのすくすくカードの利用者の状況というのはどうなっていますか。 ◎子ども家庭支援センター所長   決算のときも少ないというお話を差し上げましたけれども、やはり現状、また多少年末に向けて持ち直してはきたんですけれども、1月の緊急事態宣言を受けてまた落ち込んでいるという状況で、例年の利用枚数でいうと約3分の2、66%ぐらいに落ち込んでいるという状況でございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。落ち込んでいく中で、来年度の事業の考え方、コロナ禍でどういうふうに運用していくかという部分を教えていただけますか。 ◎子ども家庭支援センター所長   なかなか伸びていかないというところで、来年度改善したいと思っているところは、まず対象年齢の拡大というところで、妊娠中、出生届を出すところから、3歳の誕生日の前日までということで、ちょっと期間を延ばして、コロナ禍、来年度もなかなかすぐにはということになると思いますので、多少期間を延ばしてやっていきたいというところを考えてございます。  また、ちょっとこれはまた増えてはいないんですけれども、オンラインを活用したサービスも去年始めている事業者さんがありますので、こちらは引き続きそういったものもできないかというような可能性を探っていきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 ◆渡辺よしてる   これもまたちょっとごめんなさい、決算のときに聞いたんですけれども、すくすくカードの事業の広報周知とかで、ちょっとインスタグラムとか要望させていただいたんですが、今すくすくカードメニューBookがホームページでPDFのやつが閲覧できると思うんですけれども、例えばここの漫画の部分とかをSNSでアップしたりとかというので、意外と言っちゃあれなんですけれども、やっぱりあるメニューって結構いいメニューが多いと思うんですね。  直接ママさんとかから聞くと、いや、めっちゃインスタとか上げたらいいじゃんみたいな回答とか結構多くて、ぜひこういう部分で広報周知をしていただきたいと思うんですけれども、再度教えていただけますか。 ◎子ども家庭支援センター所長   昨年もご提案いただいて、検討していくというご答弁をさせていただきました。ちょっと遅れてはいるんですけれども、今先ほど答弁したように、来年度少し改善している点もございますので、そういったものを含めて、できれば今月中には一旦インスタグラム等で、区のものがありますので、そちらを利用して発信できないかというところで検討を進めております。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。ぜひどんどん周知していただければと思います。  ごめんなさい。もう1点、先ほどのすくすくカードメニューBookについてなんですが、これのSNSに載せるとかという部分はいかがでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター所長   私ども、来年度はちょっと紙ベースのものは極力減らして、ホームページですとかそういうSNS系で発信できないかというところで今検討して、まずはホームページに上げていこうとは思っています。  インスタグラム等の活用方法、まだちょっと我々も把握し切れないところがあるので、そういったことも視野に入れて、来年度検討したいと思います。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。SNSの活用の検討というお話があったんですが、特段例えばそこで検討の会議を開いたりとかということは、何か今検討していますか。 ◎子ども家庭支援センター所長   来年度、先ほど所管が子ども政策課に替わるという話をさせていただきましたので、私どもの職員と子ども政策課、移管先の職員ですとか、あと広報が絡んできますので広聴広報課の職員で、会議という正式なものではないですけれども、打合せはさせていただこうかなとは思っているところでございます。 ◆渡辺よしてる   分かりました。ありがとうございます。  次、予算の概要の隣の15ページの25番、こちらの平成29年度に実施した子どもの貧困対策実態調査の際は、どのような検証とニーズの分析、抽出を行って、それに基づいてどういった施策につなげたのか教えていただけますか。 ◎子ども政策課長   前回の調査のときは、やはり子どもの貧困というワードが政府のほうでも動き出していて、区としても、やっぱりこういう貧困の背景というのは様々な社会的要因が絡んでいるだろうというようなところで、そこの現状を見て、包括的にどういった支援ができるのかというのを目的に調査をしたところでございます。  具体的に言いますと、出てきた部分につきましては、まずお子様が保護者をはじめとした身近な大人と関わる機会が非常に少ないというようなところが検証で出てきました。それから、保護者の方が必要とする支援制度がちょっと認知度が低いということで、PRの話になってくると思いますけれども、そういうところが課題というふうに出てございました。  それらに対応するような形で、まず、大人に関わる機会という部分につきましては、今福祉部管理課と社会福祉協議会で子どもの居場所、子ども食堂を中心とした事業ですけれども、これの事業展開に発展しているというところでございます。  それから、支援制度の周知という意味では、ひとり親家庭サポートブックというのをこの調査の後、予算をつけて毎年発行して、来年度についてはちょっとローリングの関係で、発行はしないですけれども、配布できる冊数は用意できてございますので、引き続きひとり親の方にそういった冊子をお配りをして、区の支援策を周知していくというようなところでございます。  さらに、当事者だけではなくて、関係団体のほうにもヒアリングを29年度やってございます。その中で、児童養護施設、区内に3施設ございますので、そこの施設の方とヒアリングをしていく中で、施設を出た後の支援がなかなか難しいというようなお話もあり、今やっている住まい応援プロジェクトという形で、卒園した方の大学等に進学する方の住宅の費用を一部助成すると、こういう事業も始めているということで、この調査をきっかけに新しい事業は幾つか展開できているというような状況でございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。来年度以降は、調査はどういうふうな方法でやっていくのか。対象とか関係団体とかもそうですし、あと調査方法等を教えていただければ。 ◎子ども政策課長   まず、前提としては、平成29年度の調査の追調査というような目的がございますので、対象につきましては、ひとり親の世帯がほぼ入っております児童扶養手当の受給者の方、これは2,000世帯の方に郵送でアンケートをお配りしたいと。設問については今検討中ですけれども、50問、60問ぐらいの設問になろうかというふうに思ってございます。それの調査で、前回と設問もある程度合わせるんですが、このコロナ禍で状況も変化しているところもございますので、新たなちょっと設問も今考えているところでございます。  それと併せて、ヒアリングのほうにつきましても、令和4年度に児童相談所が設置されて、社会的養護というようなところも出てきますので、引き続き区内の児童養護施設等にヒアリングをかけて、また課題等が出てきたら施策につなげていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。今いわゆるちょっと電話が苦手というような人たちもたくさんいる中で、郵送方法で調査とあったんですが、またちょっと、また渡辺、LINEのことかと思うかもしれないんですが、LINEとかを使ったヒアリングとか、例えばアンケートというのは非常に利便性が高いと思うんですが、ニーズを調査するという点で、そういうものを活用していくというのを所管としてはどう考えていますか。 ◎子ども政策課長   まず、児童扶養手当を受給されている方につきましては、もちろん住所等がうちのほうで把握できていますので、ちょっと名目としては貧困調査と言っていますけれども、ひとり親家庭の方に直接届くので、効率的なのは住所が分かっていますので、郵送という形を取らせていただきます。  また、それとは別に、やはりそういったSNS等を使ってやるやり方は簡易なものであるとは思いますけれども、あとはターゲットをどういうふうに絞れるかというところは課題として残るかなと思いますが、引き続きその部分も研究は進めていきたいというふうに思ってございます。 ◆渡辺よしてる   分かりました。ありがとうございます。  続いて、隣のページ、予算の概要の16ページの39番の区立保育園運営、こちらの⑨の医療的ケア児受入拡大、これの予算配分を教えていただけますか。 ◎保育サービス課長   医療的ケア児の受入拡大でございます。  まず、歳入といたしましては、国2分の1、都4分の1、区4分の1というふうな負担割合になってございます。  具体的なページといたしましては、予算書の91ページに都の補助金がございます。予算書の91ページの(17)番、医療的ケア児モデル事業、これで都の分の経費を歳入しているところでございます。  また、国費につきましては、ちょっと戻っていただきまして、予算書の73ページの項目2番の(6)保育対策総合支援事業費補助金、こちらで国負担分2分の1を歳入してございます。ここの中には、医療的ケア児のほかにも、宿舎借上げの予算なんかも入ってございますので、医療的ケア児のみではないということを一応ご了解いただければと思います。  歳出でございますけれども、歳出につきましては、基本的にほとんどが人件費でございます。会計年度で看護師、また補助者を雇用する予定でございますので、予算書の205ページでございます。  3項児童福祉費の中の項番3、会計年度任用職員、こちらの中でほとんどお金を使ってしまっているという状況でございます。一部、消耗品等の事務費もございますけれども、そちらにつきましては児童福祉施設費のほうで10万円強を計上させていただいているというところでございまして、残りはほとんど人件費でございます。 ◆渡辺よしてる   では、拡大に伴う経費はほとんど人件費ということで、例えば先ほどもちょっとPRの話をしているんですけれども、区のほうで、せっかく受入れを開始するという点で、プレス発表とかでも出ている事業なので、PRに関しては予算がないというような認識でよろしいですか。 ◎保育サービス課長   取り立てて医ケアのPRという部分では、予算を芽出しをしているというようなことはございませんけれども、認可保育所、公立保育所の利用を様々な形でご案内しておりますので、その中で、医療的ケア児も受入れをしていますよというようなことでPRをさせていただければというふうに思ってございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。今の段階で受入れを拡大して増員した人数と配置、例えば看護師とか保育士等の割り振りみたいなものというのは、今現状で出ていますか。もし出ていれば、資料で頂ければと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎保育サービス課長   ご所望であれば資料でお出しすることは可能でございますけれども、配置といたしましては、先ほどもご答弁申し上げましたように、令和3年度、予定している園が高島平あやめ保育園、上板橋保育園でございまして、既に従前から看護師を配置している園でございます。そこに加えまして、令和3年度から会計年度任用職員で専任の看護師を1名ずつ、それぞれ配置をいたします。  また、実際お預かりするお子さんの状態によりけりかなというふうには思ってございますけれども、一応予算としましては、要支援児が入ってきた場合に、要支援児の補助者をつけるというふうにしてございますので、その分の経費も見込んでおりまして、各園1名ずつ会計年度任用職員の保育補助者を配置するような予算立てにはなってございます。  もし、これを資料でということであれば、ご提供はやぶさかではございません。 ◆渡辺よしてる   分かりました。資料でぜひください。ありがとうございます。すみません。  この医ケアについて、ちょっと最後の質問をするんですが、現状での申込みの状況を教えていただけますか。 ◎保育サービス課長   当初、4月からお預かりをしていきたいという思いは持ってございましたけれども、何人かご相談はお受けをして、やり取りはさせていただいていたところでございますけれども、4月1日からの入所は今のところ予定が各園ともございません。  今ご相談を進めさせていただいているお客様は、6月入所分ということで今ご希望がございまして、それにつきまして、高島平あやめ保育園のほうで6月からの入所に向けて1名、お話を進めさせていただいているという状況でございます。 ◆渡辺よしてる   その相談の中で、例えば年齢とか、3歳以下とかありましたか。 ○主査   ちょっとすみません。じゃ、答弁は2巡目の冒頭でお願いします。 ◎保育サービス課長   承知しました。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。  教育現場でのコロナ対策とアフターコロナについて最初に伺っていきます。  一斉休校から1年たって、この間、子どもたちへの影響も非常に大きくありました。マスクが必要であったり、歌が歌えなかったり、行事がなかったりで、保護者によって意見も様々でした。行事がないので、何とか子どもたちに思い出をつくってほしいという一方で、コロナを理由に自主休校をされている方もいらっしゃる。  ただ、報道では、3月5日の参議院予算委員会で、新型コロナウイルス感染症対策分科会のほうでは、年内収束は見込めないんじゃないかという発言があったりですとか、イギリスの政府によると、変異種が子どもへの影響、感染力が強いというような報道もあります。  今後のことは、もちろん区教育委員会も分からないと思うんですけれども、今日はあえて、いつまで子どもたちへの影響が続くのかというところと、この間子どもたちが失っている機会をどう保障していくのかという点でお伺いをしていきたいというふうに思っております。  初めに、板橋区立幼稚園・小中学校の感染症予防ガイドラインについてお伺いをします。  検証する目的でお伺いをしたいんですが、このガイドラインが最初に策定された日と、その後の改訂状況で、どういう必要性で誰が改訂をしているのかという点を教えてください。 ◎学務課長   まず、最初に策定された日ですが、一斉休校の終了を受けて策定しております。ちょっと今日付について手元に資料がないのですが、一斉休校明けに対応するために、まず第1回目は作成しております。  その後も、直接の事務は、私ども学務課が行っておりますが、指導室等関係各課のご協力も得ながら対応しているところでございます。 ◆南雲由子   すみません。後ほど資料で、改訂状況についてお伺いをしたいというふうに思います。  このガイドラインに沿って、全ての学校で同じ対応が取られているのかどうか。各校の判断に任せられているのが何について、どの範囲で任せられているのかということを教えてください。 ◎学務課長   概括的なお話になりますが、基本的には、まず検温とか、安全対策に関することについてはガイドラインを遵守していただくようにお願いをしています。その上で、実際の作業のやり方であるとか、そういうことについては学校に一定の裁量を持ってやっていただいております。  ですので、パーティションを設置するとか、様々プラスアルファの工夫については各学校で行っていただいておりますが、最低限の安全対策はこちらのガイドラインに沿っていただくというふうな形でございます。  教育活動につきましても、一定ガイドラインのほうでお示しをしております。それは大原則として取っていただくんですが、個別具体的な授業の進め方等については、各学校のほうでいろいろご思案いただいているところでございます。  いずれのケースにつきましても、学校が悩んだ場合、あるいは判断に迷う場合には、必ず所管の教育委員会の各課が対応するということになっております。 ◆南雲由子   このガイドラインの終わりというのを、今のところどう考えていらっしゃるかというのをお聞かせいただきたいと思います。というのは、区長をトップとする板橋区の健康危機管理対策本部会議とかで何らかの判断があるのか、国や都から何らかの発表があった場合というふうに考えていらっしゃるのかお聞かせください。 ◎学務課長   非常に悩ましい問題ではございますが、今例示をいただきましたとおり、やはり一番大きいのは国、特に私どもであれば文部科学省の考え方が示されることが非常に重要と考えています。また、その中での見込みなんですが、現状決して楽観はできないというふうに思っていまして、変異種の点につきましても先ほど言及がございましたけれども、感染力はやはり子どもに対して強まっているという見方も今多くされています。  一方、毒性については弱毒化してきているということで、それがより一層うつりやすくしているというような可能性もありますので、楽観視はせずに、今のようなことについて様々情報収集しながら、ガイドラインの改訂は順次行っていくものでございます。
    ◆南雲由子   ガイドラインの終わりというのもぜひご検討いただきたいというふうに思います。というのは、いつまでも子どもたちがマスクをしているとか、授業や行事に影響があるという状況がいつまでも続くという状況は避けるべきかというふうに思いますので、ガイドラインを敷いた以上、これの終わりということは検討していただきたいというふうに思います。  次に、このガイドに沿って、マスクの着用についてお伺いをしたいんですが、このガイドラインによりますと、マスクは屋内では着用すべきで、熱中症のおそれがある場合は外すというふうになっているんですが、体育の授業や部活のときは着用していないという認識でいいかという点と、休み時間に子どもたちが外で遊ぶという場合に着用しているかどうか、現状を教えてください。 ◎指導室長   マスクを外すというお話かと思うんですが、現状としましては、給食のときとか息苦しいとき、あるいは激しい運動をするとき、こういったときには当然命の危険がございますので、マスクを外すことができると。ただ、外したときも1メートルなり2メートルのソーシャルディスタンスを取るようにというようなものも併せてのお話かと思っています。  また、休み時間等につきましては、これは学校の実態によっているところがかなりあるかなと思っています。子どもたちが密になっている、校庭の割合に比べて子どもが多いというような状態、そういったところであったり、今日はとても暖かいですから子どもたちが活発に動きやすいかと思いますが、寒い時期はどうしても活動になりませんので、そういうときはマスクをしたまま遊んでいる子どもたちもおりますので、学校の実態に応じて、休み時間はマスクの着用のありなしがあるのが現状でございます。 ◆南雲由子   区民の方からは、様々なご意見をいただいていまして、区内の子育て中で医療従事者の方からは、マスクというのが酸素不足の懸念があって、子どもには影響が大きいんじゃないかというご意見もいただきました。区内の高校生からは、マスクをしていると新しい友達をつくるのが難しいですというようなご相談をいただいたこともあります。  どちらがいいとか悪いとか言うつもりではないんですけれども、区教育委員会として、マスクの子どもたちへのデメリットというものも把握をしているのかという点と、あと感覚過敏等でマスクをつけられない児童・生徒もいるというご意見もいただいているんですが、感覚過敏等でマスクをつけられない児童・生徒へはどう対応しているか教えてください。 ◎学務課長   マスクについては、やはり呼吸を妨げることをもって、良くないもの、ウイルスの侵入を許さないという、その特性上からどうしても通常の呼吸よりは少し息苦しい感じがするという、これは否めないと思います。  一方、今も有効な濃厚接触者の定義では、やはりマスク等をしないで2メーター以内の範囲で15分以上ということもありますし、先ほどご指摘のとおり、変異種がもう国内でも発生している、感染が確認されているというニュースもあり、また低年齢には今まで自然の免疫等で防御されていた方たちがやはり感染しやすくなっているという懸念も強まっています。そういう中においては、やはり今すぐマスクを外すということは大変残念なんですが、難しいと考えています。  また、マスクの様々な弊害については、ご指摘のとおりの点もあろうと思いますが、やはり私ども、学校教育を学校の現場で安全に行っていくためには、マスクというものを活用しないでということは現実難しいと考えております。  なお、感覚過敏のお子さん等については、様々なご相談の中で制御していくことになると思いますが、今現在、私ども学務課のほうには、感覚過敏でマスクを除外してほしいという個別の具体的な相談については来ていないところです。 ◎指導室長   マスクがやはりできないお子さんというのは、当然想定はしております。感覚過敏以外に、やはりマスクをすること自体がなかなか難しいというお子さんもいますし、不慣れなものをつけるわけですから、長時間にわたりますし、1日ということでストレスがたまるというような場合もございます。  そういった場合には、マスクを外して学校の中で生活することも当然想定しております。ただ、そのときは、隣の子どもと距離を取るとか、先生方の指導も対面にならないで、お子さんの隣について、同じ方向を向いて指導すると、そんなお話も学校のほうとはさせていただいております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。逆にという感じになるかと思うんですが、感染症の予防で、保護者が出席させなかったという場合、自主休校している場合についてお伺いをします。  ガイドによると、欠席日数とはしないで、出席停止や忌引き等の日数というふうにするとありますが、昨年の9月で66名というふうに伺ったかと思うんですけれども、コロナを理由に休校して、自主的にお休みをしている児童・生徒の数で現状が分かれば教えていただきたいのと、その中で長期化をしている児童・生徒がいるかというところを教えてください。 ◎指導室長   感染症が不安で学校に来られていないというお子さんの数かと思うんですけれども、3月1日現在で、小学校で45名、中学校のほうで18名、計63名、お子さんがお休みしているという調査はこの間学校からいただきました。  感染症で長期化しているお子さんの数、具体的な数はちょっと調べていない、この後最終的な年間を通した調査をかける予定ですので、今現在は把握しておりませんが、早い段階で、6月ぐらいの段階で、もう今年度は行きませんと宣言されて、実際お休みされているご家庭もございますので、決して少ない数ではないというふうには認識しております。 ◆南雲由子   長期化した場合に学習の保障というのができているかどうかで、オンライン授業を切望する声も聞くんですけれども、それについて現状はどうなっているかという点と、オンライン授業をフレンドセンター等を通じて、なるべく早期に実現するということが可能かどうか、見解をお伺いします。 ◎教育支援センター所長   教育支援センターにも、実際にそういうご相談や強いご要望をいただいています。それも含めて、不登校対策プロジェクトチームでは、OriHimeロボットの試行ですとか、様々な手だてを考えているところです。  実際に、今先行導入した中学校さんでは、けがをした生徒さんにそういうオンライン化の授業というのを試行をやっていただいていますので、ネット環境が整う今年の2学期以降ということになってしまうんですけれども、何とかそういう、事態が収まってくれれば一番いいんですけれども、そうならない状況も想定しながら準備を進めていきたいと考えています。 ◆南雲由子   なかなかやっぱり長期化してきているということがあるかと思いますので、オンラインでできることはぜひ、フレンドセンターが核になっていくんじゃないかと思うんですが、ぜひ早急に進めていただきたいというふうに思います。  授業の内容についてお伺いをしたいんですけれども、ガイドラインの6ページ辺りに、15分以上の近距離のグループワークは控えるということですとか、理科の授業で顔を寄せ合う状況にならないようにするというようなことが書かれています。  区内で子育て中の方からは、行事もなくて心配しているのは、子どもたちがみんなでつくり上げるとか、乗り越えるというような経験を何とかさせてあげられないかというようなご相談をいただいているんですけれども、授業の中で、子ども同士がグループで行う学習が現状どのようになっているかということと、子ども同士が共同で何かやるということは非常に重要だと思うんですけれども、教育委員会の見解をお伺いしたいと思います。 ◎指導室長   15分というのは、東京都のほうがつくっているガイドラインの目安になっております。ですので、先ほど学務課長もお話ししましたとおり、ご案内しましたとおり、マスクをしないで15分以上会話しているような状態は濃厚接触者に指定されるリスクは非常に高いというので、そういう活動は控えるようにという意味合いでございますので、当然短時間であるとか、そういったものまでを禁止しているものではございませんので、学校のほうで短時間による活動は行われているのが現状でございます。 ◆南雲由子   もう一つ、私自身がとても心配しているのは、音楽の授業なんです。ガイドによると、音楽も原則マスクを着用して、合唱とか管楽器等の演奏を横一列で行う等、ガイドラインには書かれています。区内の子育て中の方からは、エアピアニカしているんですけれどもって、学校でピアニカの授業をエアピアニカしていますというお話を伺うんですが、現状どのようになっているか教えてください。 ◎指導室長   歌唱等につきましては、やはり飛沫感染のことを考えますと、非常に感染リスクの高い活動かと思っています。通常のグループワーク以上に大きな声を出すわけですので、そういった意味では、先ほどの小グループの活動よりも非常にリスク的には高いというところで、ガイドラインのほうで、東京都のほうの基準もお示しいただいている中でのお示しの避け方をさせていただいております。  また、エアピアニカというような活動も、多分学校のほうで音楽の実技をやっていくという中での工夫かと思います。ただ、これは感染症に限らず、初めて鍵盤ハーモニカ、あるいはリコーダー等を習うときには結構ポピュラーな指導方法でございますので、実際音が鳴らなくても指使いをしていく。運指といっていたかな。何かそういった活動をしっかり子どもたちが身につけていくということも、感染症が明けた後、しっかり学習につなぐことができる一つの工夫ではないかなというふうには認識しています。 ◆南雲由子   それから、行事については、これまでも議会でいろんな角度で質問があったかと思いますので、割愛したいとは思うんですけれども、本来学校行事として教育的な効果とか目的というものがあったんだろうと思います。それは行事自体が失われたとしても、ぜひそこは子どもたちに行き渡るように、子どもにきちんと狙っていた効果というものが届けられるようにしていただきたいというふうに思います。  子どもたちにとっても、先生方や教育委員会にとっても、新型コロナ対策というのは、去年の3月初めの一斉休校からやっぱり始まっているのかなというふうに思っていまして、だからこそ密を避けて、感染予防を最優先にしてきたということは評価をしたいというふうに思いますし、仕方がない部分もあるというふうに思うんですけれども、でも、子どもにとって何が必要かということは、これだけ長期化すると非常に考えていく必要があると思うんです。  これは前の一般質問でも申し上げたことがあるんですが、大学1年生のインターンの学生が来ていて、オンラインのみで、大学に入ってから友達1人もいませんというような子が、すごく雑談が下手だったんです。2人でグループワークをさせたところ、精神的な負担が大きくなっちゃって、過呼吸になっちゃったということがあったんです。  別の例ですけれども、保育園で歌わないということも気になっていて、民間の私立の保育園さんにお話を伺いに行ったときに、保育士さんが、ベテランの方でしたけれども、歌を歌わないんだったらもう保育はやめようというぐらいの覚悟で、もう保育園では歌を歌うことにしましたというお話がありました。  もちろん感染症対策は、国全体としても大事ですし、していただきたいんですけれども、学校での子どもたちの機会をつくれることは、やっぱり先生とか教育委員会しかないんだなというふうに思うので、今後も続く中で、感染症対策の中でも、教育の視点で子どもたちが得るべき体験は推進していただきたいと思うんですが、そのあたり、見解をお伺いします。 ◎指導室長   大変ありがたいお言葉だと思っています。今現在、大変ありがたいことに、区内の小・中学校、通常の教育活動、部活動も含めて、いわゆるクラスター、集団感染は発生していないというのが板橋区の現状でございます。本当にありがたいことだと思っています。  教職員一人ひとりの意識の高さであったり、消毒活動であったり、当然子どもたち自身もマスクという制限をしながら我慢をしているところも多分にあるとは思うんですけれども、彼らなりに行動していることだと思っていますし、保護者のご協力も非常に大きいと思っています。風邪の症状等あれば学校に行かせないという苦渋の決断もしていただきますし、毎日のように子どもたちの検温に対する声かけをしていただいたりとか、そういった総合的な評価として、板橋区では学校においてクラスターが発生していないということは非常に評価してよいことかと思っています。 ○主査   あと30秒です。まだ答弁ありますか、どうぞ。 ◎指導室長   その上で、子どもたちに何が必要かということにつきましては、それぞれやはり学校行事等には意味がございますので、この1年通してきた中で、感染症対策についても新しい見地等も出てきていますので、そういったものは来年度につなげていきながら、できる行事についてはしっかりやっていくと。工夫、改善すべきものはしっかりやっていくと。そういったところの取組を一緒に学校と考えていきたいとは思っています。 ◆鈴木こうすけ   よろしくお願いいたします。  それでは、私のほうからは、まず教育費の全体というところで、少しちょっとお伺いをしていきたいなというふうに思うんですけれども、令和2年度、この新型コロナウイルス、かなり国の財源、区の財源としても本当に厳しい状況というのは承知をしておりますけれども、それを踏まえて、令和3年度の、分かる範囲でお答えいただければと思うんですけれども、予算の概要を見ますと、概要の7ページ、歳出の中の8番、教育費ということでございますけれども、令和2年度は全体のトータルで約323億円余というふうな形で、来年度、令和3年度に関しましては309億円というふうな形で、約13億円余の予算が削られていると。削られているというか、圧縮をしたという言い方のほうが表現が正しいのかどうかというふうには思いますけれども、増減でいいますとマイナス4.1%、構成比でいいますと14%というふうな形になっております。  それを踏まえて、令和3年度の板橋区予算の8ページ、こちらのちょうど教育費、大きな項目で309億6,780万円余というふうな形で、各一番は教育総務費42億円、小学校費111億円、中学校費が75億円、幼稚園費が30億円、社会教育費が50億円ということの振り分けが書いてございますけれども、大まかで構いませんけれども、昨年と比べて13億円という形で教育費がかなり削減をされているということでありますけれども、その13億円削られた、そういった例えば令和2年度、令和元年度からやろうとしていたものが今年はできないというふうな、トータル的な予算の中では13億円ということで、圧縮をした予算編成となっておりますけれども、そういったものがあればお示しいただければというふうに思うんですけれども、分かりますかね、よろしいですか。 ◎教育総務課長   減額の要因といいますか、増額、減額、それぞれ要因ございますけれども、減額の大きな要素としては、やっぱり施設建設関係で、中央図書館の改築が完了しております。これが大体26億円くらい、前年度予算にございました。また、板橋第十小学校改築、こちらも23億8,000万円ほどございました。そうしたことが大きな減額の要因になっております。  また、シーリング、令和2年度予算に対して10%目標ということで、令和3年度の当初予算フレームから減額をかけております。それの影響もあろうかと思います。減額の要因は主にそういったところでございます。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございます。今ございました公共施設等というところが大きな要因となっておるんですけれども、ちょっともう少しお聞きしたいんですけれども、この公共施設はかなり、先ほど26億円というふうなお話もいただきましたけれども、令和2年度、例えば予算を組んで令和3年度に、こういったコロナの影響がなければ、当初予算を組んでいたんだけれどもというふうな新事業みたいなものというのは、答えられれば、あるのかというところをちょっとお聞きしたいなというふうに思います。 ◎教育総務課長   予算、やはり各科目、各所管ごとに積み上げていきますので、その中で、今委員言われたような事情はあるかと思いますけれども、ちょっと個々にそこは確認しないとということになりますので。 ◆鈴木こうすけ   了解です。ありがとうございます。そういった形で、教育費が約13億円削られて、圧縮しているというふうな現状を踏まえて予算の概要、ちょっと私が気になった点を何点かご質問させていただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。  まず、予算の概要の19ページ、21番、教育活動ということで、これは実は前回の補正予算の質問のときに、ちょっと所管が違うところで一つ質問させていただいた内容もあるんですけれども、教育活動費ということで、トータルでいうと20億円余というふうな形でありますけれども、(2)番の校外学習ということで、日光の移動教室、榛名移動教室、修学旅行、富士見高原の移動教室等があると思うんですけれども、これは前回、少し触れさせていただきましたけれども、当然一日も早く収束をしていただきたいと願っておりますけれども、このコロナ禍で、当初予定をしておりました修学旅行がキャンセルなり、延期なりというふうなことで、某中学校の校長先生が父兄の方に対して、どういうふうな状況になるか分からないけれども、令和2年度に関しては、国の補助金を使えたので、父兄の負担はないというふうなプリントを配布しました。実は、その父兄の方から1部、こういったものは父兄が負担をしなきゃいけないのかというふうなお話で、補正予算の際に指導室長のほうにはお話をさせていただきました。  これは当初、まだ当然先が見えないお話ですので、今収束を含めて、現在中学校の修学旅行の、まずちょっとお聞きしたいんですけれども、例えば何月ぐらいに実施されるのか、今想定をされているのか、お聞かせをいただければというふうに思います。 ◎指導室長   来年度の修学旅行等につきましては、たしかちょっと正確ではないんですけれども、一番早いところで5月の下旬ぐらいから修学旅行は開始するというような予定でおります。ただ、冒頭お話、ご指摘いただきましたように、ちょっと某学校につきましては大変失礼いたしました。説明なくお手紙が先に行ってしまってということで、非常に混乱と不安をあおるだけの文書になってしまいました。大変申し訳ございません。  その後、学校のほうから保護者会等が、その翌週かな、開催されるということでしたので、改めてといいますか、仕切り直しの意味で校長のほうからきちんと説明をさせていただいたということで、私のほうからも話をさせていただきました。  また、来年度につきましては、修学旅行のみならず、移動教室等も含めてなんですけれども、先ほど南雲委員からもご指摘いただいたように、ガイドラインのほうでも宿泊行事の在り方につきましては、大幅に実施できるような形の指針は、距離を取るとか、窓を開ける話とか、バスの話だったり、修学旅行の話だったり、そういったものもご指摘いただいておりますので、その上で実施の方向で、今準備は進めさせていただいております。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございます。今指導室長のほうからお話を頂戴しました。私の認識としては、このまま緊急事態宣言が3月の来週の日曜日ですか、そこで2週間延長になりましたけれども、収束の方向という形で予測をすると、現状では5月のゴールデンウイーク明けから下旬ぐらいというふうな形で認識をしておりますけれども、まだそこでやっぱり感染というところでは、少し生徒さん等のそういったものも踏まえて、9月に延期になる可能性もあるよというふうなところは、ある程度私のほうでも分かっているんですけれども、これちょっと文科省のほうのホームページで少し見させていただきました。  これは当然令和3年度の予算なので、こういったキャンセル料を父兄に負担させるというふうなところというのは、これは文科省のホームページをちょっと読みますけれども、修学旅行の中止や延期に伴うキャンセル料等への支援ということで、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用ということで、これは令和2年度に関しては、こういった地方臨時交付金を使ったというふうなことなんですけれども、令和3年度については、新年度についても、このような国の地方創生臨時交付金を使えれば、父兄の負担はないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そこだけちょっとお答えいただけますか。 ◎指導室長   今鈴木委員のおっしゃるとおりでございます。令和2年度につきましては、地方創生臨時交付金がございました。それを使用させていただきました。令和3年度も、実施できるというのが一番よいかと思っていますが、延期等をしても、それでもかつ中止というような形で私費負担が発生すると、そういったときに国のほうで今年度並みに交付金等の制度をつくっていただければ、ぜひ活用させていただいて、保護者の負担のないようにというふうには考えております。  ちなみに来年度、一番早い学校が5月21日から修学旅行を予定しております。既にこの2月、3月から、学校のほうは既に現地へ行って実地踏査をしておりまして、着実に準備のほうも進めております。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございます。私も区内の小学校、中学校を出ていますので、本当に一生に一度の修学旅行、思い出となりますので、こういった本当に緊急事態が発出されている状況ですから、なかなか厳しいなというふうには思うんですけれども、先生も気を使いながらというふうな形で、しっかりとこういった関わるお知らせとお願いというのは、中学校全体で統一を図って、教育委員会から各校長先生にこういうふうな資料を配布するよというふうなところのオーソライズ等ができていれば、一括的に周知ができていれば、こういった父兄からの、僕、クレームというのはないと思うんですよね。  ただ、そういった父兄が実は、え、うちの子、やっぱりこういった修学旅行に行かせるのか、行かせないのか。そういった、じゃ例えばコロナに感染してしまうおそれがあるから、うちの大事な息子、娘は修学旅行に行かせないよというふうな親御さんも、当然中にはいらっしゃると思うんですよ。  ですからそういった、本当に各学校で校長先生、教頭先生、担任の先生、大変な思いをされているというのは重々分かりますので、しっかりとそういったPTA、父兄との連携も密にしていただきながら、こういった修学旅行、当然小学校も移動教室等もあると思うんですけれども、実施していただきたいなということで、最後ちょっと指導室長からお言葉をいただければと思います。 ◎指導室長   やはり学校行事は、子どもたちにとって節目節目になるようなものでございますし、中には、やはり子どもにとっては一生の記念になるような大事な活動だと思っております。今年度はどうしても先行きの見えない、対策の見えないという中で、なかなか実施が難しいというような判断をさせていただいておりましたが、この1年間、様々な見地、経験を基に、対策等も勉強させていただいておりますので、やはり前提としては子どもたちの健康、命を守っていくという下でですが、子どもたちにとってよりよい学校教育の一つとして学校行事が実施できるように、学校と一緒に考えていきたいと思っています。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございました。  それでは、予算の概要の19ページの24番、小・中学校施設改修ということで、これも48億1,600万円余ということで、これは当然毎年このような改修工事の費用がかかるので計上しているというのは、当然納得はするんですけれども、この④番に、プール、ろ過機取替工事というのが、当然これは今夏の時期でもないので、プールはというところがあるんですけれども、私の知っているある中学校では、例えば近隣で火事があったりですとか、そういったためにプールの例えば3分の1なりという水をためているというふうなところは認識しているんですけれども、何が言いたいかといいますと、これはうちの会派で、かいべ幹事長のほうからも代表質問でもあったと思うんですが、プールの在り方、今後の、これはやはり例えば夏場だけというふうな形でプールを使っているよと。  これは、ろ過機の取替工事ですとか、メンテナンス費用が莫大にかかるよというふうなところがあるとは思うんですけれども、今後例えば近くに民間のスイミングのプールですとか、千葉県の佐倉市ですか、そういったところで導入事例ということであるんですけれども、プールに関しては当然皆さん楽しみにしていますから、夏場はそういった授業はやるなというわけではないんですけれども、施設の在り方、ランニングコスト、施設費の削減という視点から、こういったランニングコストがかかってしまうので、こういったものに関して、今後、まずちょっと聞きたいんですけれども、この④番のプールのろ過機の取替工事等のメンテナンスで、これ48億円って全体あるんですけれども、まずこの予算だけちょっとお聞かせいただきたいなというふうに思うんですけれども。 ◎新しい学校づくり課長   これは、多くの工事費のほうを計上させていただいてございます。ここに例示で、①から⑩、載ってございまして、そちらのほうが載ってございます。ただ、内訳に関しまして、1個当たりの工事費とか出てしまいますと、今後入札を控えておりますので、申し訳ないですけれども、ちょっと工事費のほうについては内訳のほうは申し上げられないというところでございます。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございます。すみません。あまり細かい金額というところまでは、そんなに回答というか答弁を求めていなかったんですけれども、こういったメンテナンスで、例えば5年、10年なりということで、使わない期間のほうが長いので、プールというのは、こういったろ過機の交換ですとか、例えば水漏れをしてしまって、そういった防水の工事とか、そういうお金に費用がかなりかかってしまっているんじゃないかなというふうな視点から、今後のプールの在り方というところを、分かれば、区の方向性、すぐに公共施設のほうの小学校、中学校のプールをなくして、民間のスポーツジムのプールに、じゃ、生徒さん行ってくださいというふうなことはなかなか厳しいとは思うんですけれども、まず、ちょっと長期スパン、例えば3年、5年の予算計上、それと板橋区の教育委員会のほうでの考え方というのを、分かればちょっとお聞かせいただきたいなというふうに思います。 ◎新しい学校づくり課長   失礼しました。内訳のほうにつきましては、ざっくりでいいますと、プールの工事等につきましては、この中でいいますと8,600万円ほど工事費のほうで計上してございまして、それとは別に維持管理経費として、例えばプールの保守点検とか、そういったものも維持管理経費のほうで計上させていただいているところでございます。  委員おっしゃられたとおり、そういう通常のメンテナンスのほかにも、やっぱり水漏れ、プール槽ですので、経年劣化とともに水漏れとか発生した場合については、補修のほうを行っているところでございます。  ただ、このプールのほうにつきましては、やっぱりプール授業がある限りはちゃんと整備をしていかなければならない。造ったからには、ちゃんとメンテナンスをしていかなければならないというところがございますので、そういった意味では、やはり今後こういった改修、ろ過機であるとかプール槽自体のことはやっていかなくちゃいけないと思います。  先ほど、委員のほうからも話がありましたとおり、民間の活用とかそういったところについても、経営革新計画のほうで位置づけてございますので、それも併せて検討はやっていくというのが基本的なスタンスだというふうに思ってございます。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   ご質問いただきましてありがとうございます。学校のプール、コストといっても一概には言えないんですけれども、やっぱり持っていて使っていくだけで、かなりかかっていくことはたしかでございます。とはいえ、学校でございます。授業としては当然必要な部分だと思っておりますので、費用がかかるからといってどうこうという問題ではないと思っています。  ちなみにでございますが、プールを造るお金、それから年数がたっていくと大規模改修といってプール槽ごと替えてしまう。それから先ほどのろ過機ですとか、そういった消耗品がかかる部分、それから光熱水費、水が大きなところなんですが、そういったところ、それから薬剤、清掃、そういったことがかかっていきますので、ランニングコストとしては相当数かかっていると思います。  それから、プールの今後の在り方については、当然授業としては大切なところでございますので、区としては続けていくことは当然でございます。また、その運営の方法で、民間のプールですとか区立のプール、そういったところが適切に使えないかどうか、そういったことを来年度検討するということを革新計画の中に位置づけまして、再来年度、令和4年度に何とかそういったモデル授業でも行えないかということで考えておりますので、総合的な判断を今後もしていきたいと考えてございます。
    ○主査   ありがとうございます。  所管の予算の審査の途中でありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。  再開時刻は1時5分といたします。 休憩時刻 午後零時06分 再開時刻 午後1時00分 ○主査   それでは、休憩前に引き続き、文教児童分科会を再開いたします。  なお、東京都平和の日記念式典に合わせて、午後2時から1分間程度の黙祷を行います。  なお、黙祷の時間が近づきましたら、質問及び答弁の区切りのよいところで時計を止めさせていただきますので、ご協力のほど、よろしくお願いをいたします。  それでは、所管の予算について審査を続けます。 ◆いわい桐子   それでは、午後もよろしくお願いいたします。  初めに、教育のほうから伺いたいと思います。  今回、緊急財政対策が行われているんですけれども、その影響状況がどういうふうになっているか確認させていただきたいと思っています。  一つは、今回、中学校のデジタル教科書を購入することになっていますけれども、デジタル教科書を買うに当たって、令達予算から差し引くということを説明のときに伺っているんですけれども、その影響は1人当たり令達予算、子どもたちの1人当たりでいうと、中学生1人当たり幾らぐらいになっているのかということ、それから、今回、購入費なので、来年度以降は、その差し引いた分は元に戻るのかということを教えてください。 ◎教育総務課長   中学校のデジタル教科書の購入予算ですが、今言われたとおり、令達予算のほうから充当するという形を取っております。令達予算の算出基礎は児童・生徒数を基にしていますので、デジタル教科書の購入経費の1人当たりを出して、その単価から差し引くという方法を取っております。  その影響額なんですが、1人当たりに換算しますと、デジタル教科書の購入経費は2,078円ほどになっています。単価が3万1,688円ですので、6.5%相当ということで少し幅が大きいので、これを4分割しまして、後年度においても、そこは少しずつ平準化するといいますか、そのような考えを取っております。そうしますと、2,078円割る4ということで520円という1人当たりの額が出ます。これを令達の上限である1人当たりの単価から差し引いてということで、それで、その分を令達予算からの減額分ということで捉えているということでございます。 ◆いわい桐子   そうすると、デジタル教科書分、1人当たり520円が中学校の令達予算から差し引かれるということになると思うんですけれども、さらに、それに加えて、今年度の緊急財政対策で10%シーリングは、令達予算についてはどういうふうに影響しているんでしょうか。 ◎教育総務課長   やはり同じく単価算定方式ですので、デジタル教科書の単価を差し引いた分に、さらにシーリングをかけているということで、ですから0.9を掛けているわけです。結論的には、中学校の場合、生徒1人当たりの単価が2万8,052円ということになっております。 ◆いわい桐子   そうすると、もともとの先ほどの令達予算単価でいうと、中学校でいうと3万1,688円だったのが、デジタル教科書分の520円、加えて10%シーリングで2万8,052円になっているということは、1人当たりの学校で使う費用は、合計で3,636円のマイナスになると思うんです。それは、もう10%シーリング以上の、もともとの3万1,688円から差し引いた金額は、単価で単純に考えると、10%を超えてのマイナスになっていくと私は思うんです。それは、やっぱり教育現場の小・中学校で使う裁量が許されている予算の中で非常に厳しくなるんじゃないかということを心配しているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育総務課長   このお話は財政事情を踏まえた予算のやりくりの話になってしまうんですけれども、デジタル教科書の分を別枠で要求はしているんですけれども、それがかなわなかったので、どこかから捻出しなくてはいけないということになりました。  もともと教師用の教科書、指導書については、令達予算で各校ごとに調達しているというやり方を取っております。ですので、デジタル教科書についても、別枠でなければ、本来は令達の中で執行していただくというようなことなんですけれども、これを学校ごとにやると、価格の面ですとか、あるいは事務効率の面で非常にデメリットが大きいので、教育委員会事務局のほうで一括して調達するということで、そのような形になっております。ですから、その分を令達予算から差し引いて、デジタル教科書の予算のほうにのせているという形を取っております。  ですので、もともと学校で所要の経費ではあるんですけれども、執行の方法として、令達ではなくして、こちらへ持ってくると。これは、別枠でのデジタル教科書の予算というのが獲得できなかったので、そのような形とせざるを得なかったというような、そういった事情になっております。 ◆いわい桐子   小学校のデジタル教科書を購入したときは、どういうふうに買われたんでしょうか。 ◎教育総務課長   小学校は令和2年度、今年度から教科書の採択を経て新たな教科書になりますので、1年早く購入していますけれども、中学校の場合と全く同じ方法を取っております。 ◆いわい桐子   結果として、本来だったら、令達予算で購入する場合に、もともとの単価の計算にその分を上乗せする必要があるんじゃないかと私は思うんですけれども、そこについては、金額とかの上乗せはなかったんでしょうか。 ◎教育総務課長   その部分の上乗せはございません。 ◆いわい桐子   ということは、学校で使う費用がその分減っていくということになるんだと思うんです。  私は、この間、多くの学校で親御さんたちから、今までは買わなくてよかったものを買うように求められたというケースをたくさん聞いてきました。ついこの間聞いた話は、今年の小学校2年生のある学校では、イベントで使う薄い花紙を、お花を各自で2個、3個学校で作ってもらうので、各家庭で花紙を買ってきてくださいと。あれは大体100枚単位でしか売っていないんです。なので、僅か1個作るのに五、六枚かな、花紙を使うのは。それぞれ一人ひとりが十数枚しか使わないのに、100枚の花紙を買ってきてくれと学校に言われて、それぞれが買いに行ったという話も聞いています。いつだか、どこかの学校で国語辞典が買えないので寄附を募った、こんな話も出てきているような状況で、現場で使う裁量予算をこれ以上減らすべきじゃないというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎教育総務課長   今の話が直接その令達予算の縮小とどう関係するか確認しておりませんけれども、考え方としては、学校裁量の部分というのは、やはり維持しなくてはいけないというような認識は持っております。学校の経営方針に沿って学校長が運営していく権限の中で、予算についても一定の予算というのが必要になってくるというようなことだと思いますので、そういった認識を持っておりますけれども、やはりシーリングの件もありますけれども、区の全体の財政事情ということを踏まえての話ですので、今の状況で、ですから、これが財政豊かな状況下であれば、こういう議論はないと思うんですが、今、非常に厳しい中で予算のやりくりをしているという中で生じていることだということで、なかなかそこのあたりは教育委員会事務局としても非常に心苦しいところはあるんですが、何とかやりくりをして予算を組んでいるというところでございます。 ◆いわい桐子   そうしたら、今回の緊急財政対策が終わったら、10%シーリングで削った分の令達予算は、その分、戻ることになるんでしょうか。 ◎教育総務課長   これは単年度ごとに計上していますので、後年度どのようになるのか。先ほどの4分割の平準化の話というのは、恐らくそのまま後年度にその措置は取っていくということになると思うんですけれども、これが戻るかどうか。その年度ごとの予算編成の中で、また令達をどのぐらいの金額にしていくかという判断になってくると思いますので、それはその時々で変わってくるということだと思います。 ◆いわい桐子   基本的には、私は緊急財政対策というふうに、そのものについての考え方はいろいろあると思うんですけれども、今の経済状況の中で教育費をそういう対象にするんじゃないというふうに私自身は思っています。今回の10%シーリング、ほかのところでも影響が出ていますけれども、しかも令達予算でいったら、一律10%差し引いて、使い道は学校で考えなさいという状況で、ただ一律差し引くという仕組みが本当に適切だったのかということは、私は見直す必要があると思っています。  それから、そのほかで緊急財政対策について対応している中身について、影響額と、その内容について教えていただきたいんですけれども、一つは、予算書の289ページの給食運営経費で、10%シーリングで消耗品、備品購入を削ったということなんですけれども、その影響額と、どういうものをどんなふうに削られたのかということ、それから、299ページの私立幼稚園助成経費が10%シーリングの対象になっているということなんですけれども、その中身について教えてください。 ◎学務課長   まず、給食の備品購入等でございます。  こちらは、給食を安定して円滑に運営するために、計画的に消耗品等の購入をしておるものでございます。今般、一時的かつ大幅な財源の縮小ということがございましたので、内容を見直しながら、後年度に回せるものは後年度に回して対応していくというものでございます。影響額ですが、56万1,000円でございます。  続きまして、幼稚園でございます。  幼稚園につきましては、環境整備費等補助金につきましては、緊急財政対策といたしまして、こちらも補助の削減を行わせていただいておりまして、こちらは金額にしますと440万4,000円でございます。  また、私立幼稚園協会への補助金につきましても10%カットさせていただいておりまして、こちらは5万円でございます。 ◆いわい桐子   幼稚園の環境整備費等補助金の440万円というのは非常に大きいなと思っているんですけれども、これは実際にはどういうふうに使われる中身になっているんでしょうか。 ◎学務課長   こちらは、幼稚園の運営を安定化させる目的で、私立幼稚園の教育環境の充実並びに内容の維持向上に必要な経費を補助することが目的でございまして、それによって幼稚園教育の振興と父母負担の軽減を図るということでございます。補助の形態といたしましては、それぞれ園に対してということ、また学級数、園児数ということで、それぞれ算出根拠を定めて交付をしております。 ◆いわい桐子   そうすると、今のお話だと、父母負担の軽減とかということですと、要するに、その部分の金額は各園に行くお金の金額が下がるということなのか。そうすると、1人当たりの影響額というのはどれくらいなんでしょうか。 ◎学務課長   園児1人当たりについては、すみません。積算をした資料がないんですが、先ほどの説明と重複しますが、園1園に対して幾ら、それから学級数に対して幾ら、そして園児1人当たりについて幾らということになっておりまして、園児1人当たりは500円です。また、学級割としましては3万3,000円。すみません。順番が逆になりましたが、園割として109万1,000円という算出基礎になってございます。 ◆いわい桐子   影響を受ける園の数はどれくらいなんですか。 ◎学務課長   園数につきましては、32園で積算しております。 ◆いわい桐子   今、本当にこれから経済状況がどうなるかという中において、こういう対応で、結局、父母負担、自己負担への影響が出るのではないかということを私は心配しています。幼稚園に行っている家庭にとっても、それは非常に、むしろ厳しくさせる。今のそれぞれの各家庭の経済を考えれば、むしろ厳しくするということを区のほうがやっていっていいんだろうかということを、私は非常に疑問に感じています。  それから、ほかのところを伺います。  301ページの生涯学習の各種講座が影響を受けているようなんですけれども、どういうものが中止になっているのか。それに参加しているような影響や実績、そういうあたりを教えてください。 ◎生涯学習課長   今回、生涯学習の各種講座については、昨年よりも500万円近く縮小になっております。  その主な内容ですけれども、サマカンで上げさせていただいていた英語村ですとか、あと大学との公開講座が、今回、緊急財政対策というところもございますけれども、その中身の内容について、やはりコロナ感染ということを考えると、参加の方が高齢な方が多かったりであるとか、あと英語によるコミュニケーションが非常に密になるもので、感染対策を踏まえると、なかなか実行が難しいというところで、今回はその分がなくなっています。英語村に関しては、ちょうどサマカンが終了したというところも大きく影響しています。  それによってなんですけれども、大学公開講座においては、多くのご高齢者が中心となって大学の様々なアカデミックな内容の学びが得られていたとは思います。あと、英語村においては、英語に非常に興味を持った子どもたちがコミュニケーションを通じながら英語教育に触れることができていたわけで、それについてはとても残念なことではありますけれども、コロナの影響を受けない形で、どんな形で学びの機会を今後つくっていけるかというのは、引き続き検討していこうというふうには考えています。 ◆いわい桐子   特に、英語村は子どもの貧困対策にも位置づけられてきたかと思うんですけれども、これは実際には、今年度はコロナということもあったかと思うんですけれども、その前の年度でいうと、どれぐらいのお子さんが利用していて、今回、3年で事業を終了ということなんですけれども、今後の期待感というか、そこは、利用している方々からはどういう声が上がっているんでしょうか。 ◎生涯学習課長   利用されていた方の人数なんですけれども、元年度でいうと、小学生が290名ほど、中学生が53名、中学生の特にレベルアップという3日間のコースのほうに参加していた方が27名いらっしゃいます。  その方々には非常に満足をいただいていた講座でありまして、今回中止になったことによってのお声というのを集めることはできてはいないんですけれども、今回、GIGAスクール構想もありまして、タブレットを使って何かできないかとか、そういったことは、今後、時代に合わせた形でどのように英語を、コミュニケーションを通して、学ぶ方法があるかというのは模索していきたいというふうに考えています。 ◆いわい桐子   3年で事業終了だったんだけれども、実際には、今回の緊急財政対策の影響が考え方の中に反映されているのかどうかということと、必要な事業は、3年たっても、もう一度新たに継続していく必要があるんじゃないかと私は思っているんですけれども、そこについては、どう考えていますか。 ◎生涯学習課長   もちろん、子どもたちがとても興味を持って楽しく参加していただいていた講座というふうに認識もしておりますし、未来を担う子どもたちのためには、英語教育というのは非常に大事なところであります。お金的な影響というよりも、どちらかというと、これは密なコミュニケーションを図ることから、今回はコロナのこと、感染の危険という点での中止でした。  来年度以降、コロナのところが見通せないという中で、どのように実施をしていくかというのは、私どもが考えるに当たっての非常に大きな課題でありまして、そこについて克服できるような形で考えていきます。 ○主査   ありがとうございます。  ただいまのいわい委員の質問で質問者が一巡いたしました。  再質問のある方は挙手願います。  それでは、1回目と同じように、しのだ委員、寺田委員、石川委員、渡辺委員、南雲委員、鈴木委員、いわい委員、以上の順番で行います。  再質問につきましても、1委員の質問時間は20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◆しのだつよし   よろしくお願いいたします。  先ほど、まだ聞けていなかったところを一つ追加でお願いします。里親の件です。  里親の登録家庭は何組あるか教えていただければと思います。 ◎子ども家庭支援センター所長   最新の状況として、今年の2月時点で24組という形で、若干減っているという状況でございます。 ◆しのだつよし   やはりなかなか登録が増えないというところで、里親については何かしらの支援が必要ではないかなというふうに思っております。  もう一つは、里親になるに当たっては、どういうようなやり方があるのか、どういうような手当てがあるのかなどというようなことについても、まだまだ分かっていないところもあると思いますので、ぜひともこちらから発信して里親づくりにご尽力いただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
     続いて、予算が大きく増減した事業について、数字の確認をさせていただきたいと思います。  予算書の67ページの児童福祉費負担金についてですが、目である福祉費負担金が前年度対比13億円の増額となっています。これは恐らく社会福祉費負担金など他の負担金のほうが増えているのかもしれませんが、この増額の主な要因をお聞かせください。 ◎保育サービス課長   国庫負担金の中の児童福祉費負担金でございます。様々、歳入の項目が積み重なった結果の数字でございますけれども、この中で私ども保育サービス課のほうが所管している部分につきましては、69ページをご覧ください。  一番上、(1)私立保育所運営費負担金というのがございます。ここの部分で、新規開設の園ができたことに伴いまして、運営費が新たに生じるという部分がございます。ここが前年と比較いたしまして、8億1,200万円余の金額が前年よりも増額というふうになっているところでございます。  また、(8)地域型保育施設というのがございます。こちらにつきましては、施設数の増減は特段ございませんけれども、国庫の負担率が前年度と比べて改定になってございます。その関係で1億4,400万円余、前年よりも増額という状況になっているところでございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。  同じく予算書、今度は71ページの教育費負担金の中学校費、幼稚園費負担金が前年度対比で60%増となっています。この増額の主な要因を、また同じように教えていただければと思います。 ◎新しい学校づくり課長   中学校費負担金のほうにつきまして、令和2年度より大分増えてございます。これは、先ほど言いましたとおり、上板橋第二中学校の新校舎の工事が令和3年度をもって終了いたしますので、その工事の進捗に合わせて国庫の負担金のほうが増額になったという理由でございます。 ◎学務課長   幼稚園費の負担金でございますが、こちらは施設型給付費負担金といいまして、幼児教育無償化に係る負担金でございます。こちらは国庫の負担対象について、係数がかかっておるんですが、国のほうの係数が引き上げられましたので、こちらの国庫負担の対象が増えたということになります。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。  また、同じく引き続き予算書、今度は209ページの児童福祉事業費として、私立保育所保育運営経費等に要する経費が前年度対比11億円の増額となっております。この増額の主な要因をお聞かせください。 ◎保育サービス課長   2目の児童福祉事業費の中の私立保育所運営経費でございます。こちらにつきましては、前年比で12億5,000万円余の歳出の増という形になってございます。こちらは、先ほどご説明申し上げました国庫負担金の入りと対になっているものでございまして、増の理由といたしましては、新規開設園の増加に伴う歳出の増というところでございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。  また同じく、今度は213ページです。児童福祉施設建設費として、(仮称)子ども家庭総合支援センターの建設に要する経費を前年度対比11億円の増、これは新築工事に係る費用でしょうが、一応念のため、お聞きしたいと思います。 ◎児童相談所開設準備課長   委員ご指摘のとおり、建設工事に係る費用が主に増えている要因でございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。  同じく、今度は291ページ、学校施設建設費として、小学校の改築に要する経費が前年度対比で24億円の減額、そして予算書295ページ、同じく学校施設建設費として、中学校の改築に要する経費で前年度対比で23億円の増、この増減の要因をお聞かせいただきたいと思います。 ◎新しい学校づくり課長   まず、291ページの学校施設建設費、小学校費のほうでございます。これは板橋第十小学校の改築経費のものでございまして、23億円余りの減額でございますが、板橋第十小学校につきましては、昨年の9月に新校舎のほうが出来上がりまして、令和2年度に多くの建設費がかかったということで、令和2年度が大きかったです。令和3年度については、校庭の改修であったり、残りの環境整備の経費が残っていますので、その分の支出、工事出来高が大きく下がったということで、小学校費の支出のほうについても大きく下がったというところでございます。  295ページの上板橋第二中学校のほうにつきましては、先ほどの国庫負担金のほうと同じでございますが、上板橋第二中学校については、令和3年度に新校舎のほうが完成いたしますので、多くの工事費の支払いが令和3年度に予定されていることで大きく増額という形になっているところでございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。  最後に、同じく予算書305ページの社会教育施設建設費として、史跡公園の整備に要する経費が前年度対比20億円の減額、この減額の要因をお聞かせ願います。 ◎生涯学習課長   こちらは、今回、緊急財政対策の影響もございまして、工事の着工を遅らせるような計画になっております。それもあって、基本設計等の部分、大きな金額が今回なくなったことによって、以前よりは非常に小さめの額になっております。 ◎中央図書館長   前年度比とのことでご質問ですので、お答えします。  こちらの社会教育施設建設費において、中央図書館の改築経費20億2,980万円が皆減となっております。  以上です。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。大きく増減したことについては、以上です。  続きまして、概要の15ページの26番の児童福祉施設職員研修等につきましてのキャリアアップ研修、この対象者とその内容についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎保育サービス課長   キャリアアップ研修の充実ということでお願いしているところでございます。  これにつきましては、主に私立保育園の職員を対象といたしまして、私どもが実施している研修でございます。キャリアアップ研修は何種類か項目がございますけれども、国のほうで定めております、それらの項目に基づいた研修を履修することによりまして、各施設に対して職員の処遇改善ということで、いわゆるお給料に充てていただく分の経費を加算してお支払いができるようになります。その研修を履修していただきませんと、そういった、いわゆる割増しのお給料が払えるような状態になりませんので、その辺の研修を私どものほう、区が主催して行っているというものでございます。 ◆しのだつよし   そうすると、これは例えば、いろいろと障がい者の施設とかということではないんでしょうか。 ◎保育サービス課長   障がい者の施設ということではなくて、これは保育士の職員を対象としたものでございます。ただ、メニューといたしましては、様々なメニューがございますので、障がい児保育というような内容のメニューも含まれてございますけれども、対象は保育園ということでございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。  続いて、概要の56ページの緑のカーテン体験学習事業の節電対策です。  今後こういうような、カーボンニュートラル、脱炭素とか、そういうようなところでも、これから緑のカーテンとか、いろいろと需要があるのかなというふうに思うんですけれども、これについて、どういうような体験学習事業か、内容をお聞かせいただきたいと思います。 ○主査   教育委員会ですか。56ページですか。 ◆しのだつよし   56ページ、防災関連事業の3番、節電対策。 ◎指導室長   各学校の緑のカーテンは、簡単に言いますと、板橋区は緑のカーテンを大々的に打ち出しているところもございますので、各小・中学校で同じような実践に取り組めるように予算を配当しているものでございます。  ただ、学校によっては、校庭が土でないところもございますので、そういったところはプランターでとか、全面的に大きく展開できるものもあれば、小さな形でしかできないというような学校の事情もございますので、そんな形での取組をすることによって節電効果を高めていくというような取組でございます。 ◆しのだつよし   主に、これは小学校ですか。 ◎指導室長   小・中学校でございます。 ◆しのだつよし   全学校の大体何校ぐらいがこういうような事業を行っているんでしょうか。 ◎指導室長   全校でございますので、74校です。 ◆しのだつよし   プランターで作りながら。分かりました。ありがとうございます。  続いて、今度は予算書の293ページ、特別支援教育就学奨励費、学務課のやつです。  これについて、奨励費として出した、これは人数なんでしょうかね。あと、利用状況を教えていただければと思います。 ◎学務課長   こちらは、盲学校、聾学校及び特別支援学校への就学奨励に関する法律に基づいて、小・中学校の特別支援学級への保護者に対するものでございまして、小学校では、令和元年度で234名出しております。また、中学校も同様に対象としております。中学校については、すみません。数字は後ほど読ませていただきます。 ○主査   それでは、後ほどということで。 ◆しのだつよし   よろしくお願いします。これは特別支援学級というところで、そういうような中で保護者に対して支援しているというところだと思います。では、後ほど、またよろしくお願いします。  続いて、予算書の中には入っていないんですけれども、今回の一般質問でお尋ねした部活動指導員制度についてお聞きします。  教育長よりいただいた答弁は、部活動指導員制度を令和3年度から区立中学校3校で試行実施するということでした。これについての一つ目、予算額、二つ目、具体的な運用方法、そして三つ目、期待する成果は何か。教員にとって、生徒にとって、何がどうよくなるのかというのを具体的にお示しいただければと思います。 ◎指導室長   まず、部活動指導員の予算額ですけれども、これは東京都の補助金を頂く事業で、東京都のほうが3分の2支出をしていただけます。その上で区の持出しが3分の1あるという中で、528万4,000円の予算を計上しております。  それから、運用につきましては、現在の部活動指導補助員制度は、単独での指導ができない。当日の引率も含めて、教員の指導の下、指導を行う。そういったものを、部活動指導員になると単独で指導ができるというようなところで、大会当日の引率も含めて、そういったところで実施ができるというところがよさかというふうに思っています。  また、効果としましては、何よりも子どもたちが専門性のある指導を受けることができる。競技力、技能の向上というのが非常に大きいかなと思っています。かつ、教員の働き方改革という観点では、負担軽減というところにも結び付けるのではないかなと思っています。  ただ、課題もございまして、長期的な雇用ができるかというところもございますので、まずは試行実施をさせていただいて、成果と課題を見極めながら、次年度以降のまた展開を考えていきたいというふうに思っています。 ◎学務課長   先ほどは失礼いたしました。特別支援学校の就学奨励費についてでございます。  まず、小学校につきましては、先ほど違う数字を読んでしまいましたが、認定者数は令和元年度で58名でございます。令和3年度につきましては、実績に見合いまして56名で積算をしております。内容としましては、学校給食費、また修学旅行費、通学費等の補助を行っておるものでございます。  なお、中学校につきましては、令和元年度26名の実績がありまして、来年度につきましては、31名を基礎として積算をしております。 ◆しのだつよし   中途なので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。午後もよろしくお願いいたします。  最初に、予算書の283ページ、3、教育指導費、7、特別支援教育推進事業経費というところで109万円ということで、例えば障がいをお持ちの方に対するタブレットPCの政策について何点かお伺いしたいと思います。  まず、特別支援学級とかに通う児童・生徒さんにタブレットPCは、やはり1人1台配付されるご予定でしょうか。 ◎教育支援センター所長   GIGAスクール構想に基づきまして1人1台環境ですので、特別支援学級の子どもたちにも配布いたします。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。様々特性に応じて、いろいろな配慮も必要かと思われまして、ご予定として、以前、委員会のほうでお伺いしたんですが、周知もされたように、通常教室で使う本格的なスタートは9月というふうに認識しておりまして、それもやはり障がいをお持ちの生徒さんも同じく9月をめどに目指していくということでしょうか。 ◎教育支援センター所長   ネット環境については、9月からです。ただ、少人数ですので、個別の扱い方ですとか、それぞれの障がい特性に合わせた、また応じた、まさに個別最適化された使い方については、4月から順次進めていただければというふうには思っています。
    ◆寺田ひろし   ありがとうございます。私も、まだまだ現地の聞き取りとか、まだこれからではあるので、本当に自分で調べた範囲で恐縮なんですけれども、今ご答弁いただいたように、かなり個別具体的な対応でタブレット教育というのもしていかなければいけないのかなというふうに想像しております。  そこで、授業への活用方法なんですけれども、例えば私もちょっと見てみた形では、国立特別支援教育総合研究所というホームページがあって、そこに支援教材ポータルというページがあるんですが、そこでいろいろな、以前の、例えば障がいをお持ちの方へのiPadを使った教育授業、そういった事例集がずっと載っているんですが、年代とかを見ると、やはり平成30年を中心にして、GIGAスクールが入る前のものです。最新のソフトなり機器を使った、障がいをお持ちの方への特性のある事例となるような利用を学べる場がどこにあるのかというところをお聞きしたいところです。  今回、Google for Educationのサイトのほうも確認したんですが、一般的な教育に対する、教員の方が自分で練習するサイトというページ等あるんですけれども、障がいをお持ちの児童・生徒に対して具体例とか、こういうふうに使えますよというのはなかなか見つからなくて、これから4月から始まる、来月からスタートすると思うんですが、障がいをお持ちの方の担当をされている教員の方々がタブレットPCを具体的にどのように児童・生徒さんに授業として活用いただけるか、例えば事例を学べる場というのはどこかにあるものなんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   やはり全体からすると、まだまだこれからだというふうに思っています。  また、特別支援教育に携わる者としては、やはり一人ひとりに合った教材ですとか、教具とか、ソフトですとかということを提供していく。特別支援学校の教員などは、よく、どれだけこの年に個別指導の教材を作ったかというようなことを競うぐらい、それぐらい個に対してアプローチしていくということが常になっていますので、そういう点でいきますと、これから新しい時代を迎えて、各先生方が工夫されて、いろいろなものを開発されると思いますので、それを様々、ネット環境を整えて集約していく中で、その子に合ったものにさらに工夫をしていただくというようなことがこれからの特別支援教育の一つの在り方ではないかというふうに考えます。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。私も勉強させていただこうかなと思うんですが、実際、教員の先生方のご認識として、今回、GIGAスクールということで、どんとタブレットパソコンが障がいをお持ちの児童・生徒さんの下にも届くんですが、実際の教員の先生方のご認識として、これは今までの認識として、やはり必要で待ち遠しいものだったのかどうか、それとも、実際問題、今まで滞りなくやって、これからもやっていこうと思ったけれども、新たな取組としてのタブレットPCの授業への活用という、そういったご認識なのか。ご認識されている範囲で結構なんですが、どちらのほうが強いものなんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   昔、MS-DOSからWindowsに変わった時代の、あの抵抗感に比べると、今回のいわゆるChromebook、Googleは非常に扱いやすいというふうに思います。そういう意味で、今日も実はGoogleのキックスタート研修をやっているんですけれども、先生方は非常に熱心に取り組まれていますので、従前、様々ICTが進化していくという過程の中で、今回のGIGAスクールについては、私は、最初の一、二年は大変かもしれませんけれども、浸透する速さとか深まりというのは、これまで以上じゃないかなというふうに期待しているところです。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。今回のGIGAスクールの政策が、障がいをお持ちの方、また担当される先生方にとって、より効果が出るような進め方をぜひご研究いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。  では、次の質問に移らせていただきます。  予算書の211ページ、児童福祉事業費の6の地域型保育事業経費の(2)小規模保育についてですけれども、先日の補正のときもお伺いした点で、正味、令和2年度、実費としては22億7,400万円ぐらいにはなると思うんですけれども、令和3年度は補正をかけた後の実費から大体6,000万円増なんですけれども、当初予算だけ見れば、やはりこれも減なんですけれども、実績比で増えていった理由を教えていただきたいと思います。 ◎保育サービス課長   今、小規模保育所についてのお尋ねをいただきました。令和2年度当初と令和3年度当初、当初、当初で見比べをいたしますと、6,400万円弱の予算減という状態になってございます。  具体的な理由としましては、園数の減でございます。小規模保育所、令和2年度につきましては45園ございましたけれども、今年度末で2園閉園を予定してございまして、令和3年度につきましては43園になりますので、そこの園数の減を受けまして、6,400万円弱の予算減ということでお願いしているところでございます。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。すみません。私の説明不足で、認識間違いかもしれないんですが、再度お尋ねします。  確かに、当初予算は令和2年度は23億3,000万円で、今回、令和3年度はそれよりちょっと減っているということなんですが、たしか令和2年度の最初の補正予算で1億2,000万円減だったかなと思って、その実費を考えると、令和2年度から1億2,000万円引いた結果の実費から考えると、令和3年度予算は6,000万円ぐらい上がるかなと思って、何か要因があるのかなと思った質問でございます。 ◎保育サービス課長   失礼しました。当初予算を組む段では、前年実績ですとか、過去数年の経年の実績を見まして入所児童数を算定しまして、予算のほうを積まさせていただいているところでございます。ここの経費は、当然、在籍している児童の人数に見合って運営費をお支払いしている経費でございますので、児童数が減れば、その分、お支払いする金額も落ちていくということになります。当初予算で見積もった金額よりも、実績として入っていたお子さんの数が少なくなったことを踏まえまして、補正予算では減額のほうをかけさせていただいているという形でございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。ありがとうございます。事前の基礎となる数値、想定とか、実績とか、そういうのが絡んでくるということで、理解できました。ありがとうございます。  そうしましたら、次の質問に移ります。  次は281ページの9、校務支援システム運営経費が1億4,300万円ということで、これとともに、予算の概要19ページのGIGAスクール構想の推進で書かれてありまして、いろいろ私も探してみたんですが、教えていただきたいんですけれども、予算書のほうに幾つか出ている中で、今、281ページをお示ししたんですが、予算の概要で19ページの22、GIGAスクールで16億7,000万円余り書いてあります。この16億というのは、予算書でいうと、どのあたりに出てくるものなんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   小学校費、それから特別支援学校、それから中学校にそれぞれGIGA関係の予算として上げさせていただいております。  例えば、285ページの小学校費、3の(1)教育活動の教育支援センターの部分につきまして、GIGAの部分ですとか、電子黒板なんですが、含まれてはいるんですけれども、この内訳の中にそれが入ってございます。また、291ページの中学校費、3の(1)教育支援センター、ここにも小学校と同様な形で計上されております。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。よく分かりました。来年以降、よく理解して読もうと思います。  GIGAスクール関連で、もう一つ質問なんですけれども、283ページの3、教育指導、8、教育ICT化推進事業費、283ページです。ここと、予算書の18ページの19、同じ名称で教育ICT化推進事業ということで、これはそれぞれ教育委員会と教育支援センターというところで違いがあるのかなと思うんですが、それぞれ金額も違うけれども、名称がほぼ一緒で、金額以外の違いというか、中身をどう把握すればよろしいのか、教えていただきたいと思います。 ◎教育支援センター所長   まず、予算書283ページの8番、教育ICT化推進事業経費の内訳でございますけれども、まずセンターに準備するデジタル教科書、それから今回、ネット環境というようなところでの支援をするためのモバイルの関係、それから大きいところはICTの支援派遣業務がここに含まれています。  それから、逆に減ったところは、センターにある電子黒板ですとか、プロジェクターなどは、リース料ではなくて、今回備品購入ということをさせていただくので、ここでは500万円ぐらいの減になっているというような項目がこちらには入ってございます。  一方、予算概要の19番の中身でございますけれども、今申し上げた部分のICT推進経費の中から、GIGAに関する部分とICT派遣の部分を引いた内容になってございます。ネットワークの機器の賃貸と、それからデジタル教科書の部分がこちらに入っている形になっています。すみません。 ○主査   すみません。寺田委員の質問の途中でありますが、黙祷の時間が近づきましたので、時計を止めます。  それでは、2時ですので、すみません。ご起立をお願いいたします。  黙祷。 (黙祷) ○主査   ありがとうございました。ご着席ください。  それでは、寺田委員の質問を再開いたします。 ◆寺田ひろし   結構ありますね。了解です。分かりました。  では、引き続いて質問させていただきます。  次は、大まかなくくりで恐縮なんですが、ぜひご見解を伺いたいなと思うんですけれども、296ページです。幼稚園振興費というところで、私立幼稚園の経費も入っているかと思うんですが、296ページの幼稚園振興費で約21億8,000万円ほどということで、学務課の皆様には結構、私立幼稚園関連でも保護者の方からのご相談をおつなぎしたときにも、いろいろご尽力いただいたりして、実は、保護者の方はどこに相談していいやらということで、お話を聞いていただいてよかった、安心したという、そういった感謝の言葉もいただいているところでございます。  区立と違って、私立幼稚園のほうは、それぞれ独自の教育方針とかがあって、そこに賛同する保護者、また園児の方が入園されるので、区のほうに何か報告をよこせとか、もしくは指導管理というわけには、なかなか難しいところだと思うんですが、現実、お子さんは区立でも私立でも同じように活発に動かれて、成長されて、その成長過程でのいろいろな悩みや課題というのは、区立でも私立でも両方出てくる可能性があって、そういった意味で、保護者の方の相談窓口というのが一つ、今まで課題だったのかなと思ったりもして、現状、今お感じになっていらっしゃる、私立の壁を越えた保護者に寄り添った形の何か相談支援とか、もしくは今後、そういった課題点とか、何かそれについてご見解をぜひお伺いしたいところなんですが、よろしいでしょうか。 ◎学務課長   私立幼稚園につきましても、教育委員会で、ご紹介いただいたような予算の管理、また園への指導については行わせていただいております。やはり幼稚園での園児の処遇とか、そういったことについてもお悩み、苦情も含めますけれども、寄せられたり、あと、今、コロナの問題もありますので、そういうことでの相談も多数、私どもの幼稚園係のほうに参っております。  一方、園とは少し離れて、子育てのお悩みということもあろうかと思います。こちらについては、従来の子ども家庭部門等と連携をしながら、しっかり対応できるように連携を深めていくということで対応しているところでございます。 ◆寺田ひろし   大変ありがとうございます。より安心できました。幼稚園係の皆さんには大変お世話になっているところでありましたので、また区民の皆さんにもしっかり、板橋区は大丈夫だよ、しっかりお声を聞いてくれるよということを伝えていこうと思います。ありがとうございます。  今回もこの額を改めて勉強させていただいて、そうか、20億円前後なんだというところを思って、やっぱり差し上げるからには言わせていただく部分もあるのかなと思いましたので、伺わせていただきました。ありがとうございます。  では、次の質問ですが、209ページ、先ほどしのだ委員からもご指摘があった私立保育所保育運営経費のところで、たしか今回、内訳のほうが、前回まで扶助費とか処遇改善費が出ていたかと思うんですが、今後もやはりこういった一まとめになって表記されるという流れでよろしいでしょうか。 ◎保育サービス課長   申し訳ございません。予算書としてのつくりは、特段例年と変化はございませんので、このような形でのお示しだったかというふうには思ってございます。  ただ、内容といたしましては、委員のほうから今、ご指摘いただきましたように、いわゆる扶助費として各園にお支払いする運営費でございますけれども、内容として様々、保育士の、例えばキャリアアップの補助金でありますとか、あと宿舎借上げの経費、それから、もし保育園のほうで中規模改修、いわゆる小破修理みたいな形で修繕をするような場合にも補助を出しておりますので、そういった補助の経費等々もこの経費の中に全て入っているという状況になってございます。 ◆石川すみえ   お願いします。213ページの児童福祉施設維持補修等経費のところで伺いたいと思います。  昨年度の当初予算と比べたら大分落ちているかと思うんですけれども、まず施設の工事にかかるお金だと思いますが、対象の施設数というのは、令和3年度予算では何施設となっているんでしょうか。 ◎子ども政策課長   私ども子ども政策課でここの経費に載せておりますのは、児童館でございますので、そういった意味では、子ども政策課は26施設になります。 ◎保育サービス課長   ここの経費の中で、児童館のほかにも区立の保育園の経費が入ってございます。また、それ以外の経費といたしまして、旧弥生荘の解体整備経費等もここで措置をしていたというところでございます。  金額的に大きく減っている経費といたしましては、3課ここに名前が挙がってございますけれども、一番下の子育て支援施設課の経費が前年と比較いたしまして1億1,300万円程度減額になっているというところでございます。 ◆石川すみえ   私どもの会派のほうの要求資料172番で、こちらの中で対象施設ごとの工事内容というのをいただいているんですけれども、これを見ますと、9個の工事を行うということが載っているんです。昨年度は、何回というんですか、何件というんですか、の工事数、対象の施設だったのかというところを知りたいんですけれども、昨年度何件だったんでしょうか。 ◎保育サービス課長   主な工事の件数といたしましては、23件、令和2年度ございましたけれども、令和3年度につきましては、7件というふうに見積もっているところでございます。 ◆石川すみえ   23件から7件に減った理由というのを教えてください。 ◎保育サービス課長   基本的には、施設の改修につきましては、計画的に実施をしているところでございます。児童館ですとか、保育園の各施設の改修をここの経費の中でやらせていただいているところでございますけれども、極端に何か予算的な締めつけを行った結果として数が減ったということではなくて、工事の対象年数を迎えた年度が、たまたま令和2年度については数が多かったというところなのかなというふうに思ってございます。  あと、金額的に大きかったのが、令和2年度につきましては、弥生荘の解体の経費が大きく載ってございましたけれども、令和3年度につきましては、その部分が皆減ということになってございますので、その部分も金額的な反映としてはあったのかなというふうに思っているところでございます。 ◆石川すみえ   では、これは10%シーリングの影響ではなくて、たまたま令和3年度はやらなくてはいけない工事が少なかったというふうに理解してよろしいですか。 ◎保育サービス課長   おっしゃるとおりです。 ◆石川すみえ   では、次に、171番の資料で伺っています巡回支援指導の実施についてお伺いしたいと思いますが、私どもは、保育の質を考える上で巡回支援指導は大変大切だと考えていて、取り上げさせていただいているんですけれども、まず今年度行われた巡回支援指導の件数というのを教えてください。 ◎保育サービス課長   巡回指導についてのお尋ねでございます。  巡回指導につきましては、今年度、令和2年度につきましては、コロナ禍ということもありまして、若干実施を見送ったところがございます。8月の頭から一応通常どおりの巡回指導のほうを再開したところでございますけれども、小規模ですとか、事業所内保育所から巡回指導のほうを再開したところでございます。  しかし、また8月の半ばぐらいからコロナの感染の拡大が見えてきたというところで、また、それ以降、一旦中止をしているというところでございます。今現在につきましては、書類を拝見するだとか、Zoomで巡回支援を行うというようなことを行っているところでございますけれども、例年よりも巡回指導の件数は減ってございます。件数といたしましては、私立保育園、令和2年度51件、小規模保育所46件、事業所内保育所6件という状況でございます。 ◆石川すみえ   今年度、本来であれば行くべきであった、行くことを予定していた、だけれども、行けなかった件数というのは出ますか。残った件数。  出なければ、違うことを聞こうかな。 ○主査   では、後で。 ◆石川すみえ   そうしますと、令和3年度は何園に行く予定でいらっしゃるんでしょうか。 ◎保育サービス課長   失礼しました。令和3年度の予定の件数でございますが、令和3年度につきましては、子ども・子育て支援法に基づいて行っておる件数が、認可保育施設のほかに47件を検査の対象にしているところでございます。認可施設は…… ◆石川すみえ   後ほどご相談させていただければと思います。違うことを聞きます。  では、保育サービス課のところでお伺いしていきたいと思うんですけれども、よろしいですか。  予算書の53ページで区立保育所保育料自己負担金、延長の部分が増えているんです。53ページの2番、児童福祉費負担金、(3)の区立保育所延長保育料利用者負担金が増えているんですけれども、こちらは何ででしょうか。
    保育サービス課長   歳入でございます。負担金の児童福祉費負担金の中の延長保育料の負担金というお尋ねでございます。  こちらにつきましては、区立の保育園で実施をしております延長保育の保護者負担金をここで歳入しているものでございます。令和3年度におきましては、延長保育実施園が1園増えます。具体的には、若木保育園で従前実施していなかった延長保育を実施するということで、増額で予算計上しているものでございます。 ◆石川すみえ   コロナ禍で延長を申し込まれる方がすごく減っていた状況があったかと思うんですけれども、そういったことを受けても、新しく延長保育している園を増やそうと思った経緯というのは何でしょうか。 ◎保育サービス課長   基本的に、区内の私立保育園は、ほぼ100%に近い園で実施をしていただいております。その一方で、区立保育園におきましては、7割程度しかまだ実施園がないという中で、私ども区といたしましては、区立園におきましても、できる限り延長保育の実施園は増やしていきたいという考えは一つ持っているところでございます。  その中で、確かに、今、委員からご指摘ございましたように、定期利用の延長保育の利用というのは、コロナ禍ということもありまして、漸減傾向にあるのかなというふうに思ってございます。一方で、スポット利用で延長保育を利用したいという方につきましては、まだまだ一定需要があるんだろうというふうに見てございまして、これまで実施していなかった若木保育園におきましても、スポット利用での延長保育の利用が見込めるということで実施に踏み切ったところでございます。 ◆石川すみえ   若木保育園では、スポットの延長だけをやるんでしょうか。 ◎保育サービス課長   定期利用とスポットと両方お受けをする考えでございます。 ◆石川すみえ   今年度の延長保育の部分の実績というのを後ほどいただくことはできますか。 ◎保育サービス課長   資料で提出させていただきます。 ◆石川すみえ   次、211ページ、地域型保育事業経費でお伺いさせてください。  (1)の家庭福祉員さんが減額になっているんですけれども、今年度、そして来年度、家福さんが何名ぐらい退職されるのかというところと、それによって何名減るのかというところを教えてください。 ◎保育サービス課長   地域型保育事業経費のうちの家庭福祉員についてのお尋ねでございます。  家庭福祉員さんは在宅で保育をしていただいている方、令和2年度におきましては38名でございましたけれども、令和3年度は31名でございます。7名の方が定年もしくは自己都合で退職ということになってございます。したがいまして、昨年度と比較しまして、当初予算経費が減額になっているものでございます。 ◆石川すみえ   これから家庭福祉員さんの再募集も行っていくと伺っているところですけれども、何名まで減ったら再募集するだとか、何名が適切だと考えていらっしゃるのか、見解をお願いします。 ◎保育サービス課長   家庭福祉員の在り方、また家庭福祉員さんに運営をしていただいていますベビールームの在り方につきましては、今般の経営革新計画の中で、その在り方の検討を位置づけさせていただいているところでございます。したがいまして、令和3年度から、その在り方について検討を行ってまいります。その辺の検討の進捗状況を見ながら、家庭福祉員さんの適切な人数であるとか、地域的な配置の考え方を示していきたい。それを踏まえて、家庭福祉員さんの再募集についても考えていきたいというふうに思っております。 ◆石川すみえ   次に、同じページの(4)の居宅訪問型保育なんですけれども、こちらは大分増額していますが、そこの要因をお願いします。 ◎保育サービス課長   居宅訪問型保育についてのお尋ねでございます。  これにつきましては、平成28年以降、予算をずっと計上させていただいていたところですけれども、令和元年度までは利用の実績がございませんでした。一方で、令和2年度に入りまして、実際に事業者と利用者の方のマッチングが成立しまして、令和2年9月からご利用していただいている方が、まず1人出てまいりました。今現在は2名の方に居宅訪問型をご利用いただいております。したがいまして、例年よりもちょっと予算のほうは増額という形で組ませていただいていまして、令和3年度は一応5名まで利用を見込めるような予算立てにさせていただいているところでございます。 ◆石川すみえ   ぜひ進めていただきたいというふうに、たくさんの方、必要な方に利用していただきたいと思っているんですけれども、保育サービス課のほうで待ちの姿勢ではなくて、ぜひほかの部署とも連携していただいて、どんどんアウトリーチして、適切にきちんと情報を届けていっていただきたいと思います。要望です。  次に、区立保育園の保育士さんと看護師さんの産休・育休の代替の状況についてお伺いしたいんですけれども、私どもの要求資料170番でいただいているところもありますが、令和2年度区立保育園で産休・育休に入られた方が何名いたのか、そのうち正規で補充できた方が何名なのか、会計年度になった方が何名なのか、そして欠員がいたのかどうかというところをお伺いしたいんですが、保育士さんと看護師さんともに、よろしいでしょうか。お願いします。 ◎保育サービス課長   産休代替についてのお尋ねでよろしいですか。  産休代替につきましては、基本的には正規の職員で埋めるというのを原則にしているところでございます。年度当初の段階で見込めている、出産予定というのが明らかになっている職員の分につきましては、年度4月から、いわゆる課づけの職員を先づけというような形で既に配置をするという体制を取っているところでございます。  それ以外、年度途中で明らかになった部分につきましても、可能な範囲で正規職員を代替でつけるような措置を取っているところでございますけれども、当然、職員の数に限りがございますので、途中で私どもが見込んでいた以上に産休に入る方が増えてくるような場合には、会計年度さんを充てるというようなケースも出てきてございます。数につきましては、申し訳ございません。今、手元にございませんので、後ほどお答えさせていただければと思います。 ◆石川すみえ   今年度、産休・育休の代替さんが見つからなくて欠員になったという状況があったのかどうか教えてください。 ◎保育サービス課長   基本的に、欠員というのはないかなというふうに思ってございます。正規ではまらないというようなケースはあったかもしれませんけれども、その部分については、会計年度さんを充てるというような形で職員の手当てはできていたというふうに思ってございます。 ◆石川すみえ   例えば、産休・育休の看護師さん、区立保育園に勤めていらっしゃる看護師さんで、正規の方が代替で見つからなくて、会計年度も見つからなくて、一月、二月空いてしまいましたみたいな月もなかったんですか。 ◎保育サービス課長   申し訳ございません。看護師につきましては、現在、はまり切っていない園が1園ございます。 ◆石川すみえ   それは、今現在もはまっていないところがあるという理解でよろしいですか。 ◎保育サービス課長   はい、おっしゃるとおりです。 ◆石川すみえ   では、次に、児相のところでお伺いしたいんですけれども、令和4年度開設に向けて準備を進めていらっしゃるところだと思いますが、今現在、児相設置に向けての研修の対象の職員というのは、どういったことになっていますか。 ◎児童相談所開設準備課長   研修というのは、派遣研修という意味合いでお答えしてよろしいでしょうか。          (「いいえ、庁内の」と言う人あり) ◎児童相談所開設準備課長   失礼いたしました。庁内の研修につきましては、今、検討中でございまして、令和3年度に本格的な研修を行っていきたいと思ってございます。また、特別区等でやっております研修のほうには、子ども家庭支援センターの職員等も参加しているというような状況がございます。 ○主査   それでは、次は渡辺委員なんですけれども、先ほど、最後、渡辺委員の保育サービス課長に対する質問に対する答弁をお願いします。 ◎保育サービス課長   先ほどの渡辺委員のご質問の最後のところのお答えでございます。  医ケアのご相談の件でございますけれども、委員おっしゃるように、歳児が3歳に届いていなくて、ご相談があったケースが1件ございます。  これは1歳の方で経管栄養の方だったんですけれども、その方には、今回につきましては3歳からということでお願いしているものですから、居宅訪問型のほうのご利用をご案内したところでございますけれども、結果的には、その方は居宅訪問のご利用も、令和3年度についてはされないということで、聞いたところによりますと、埼玉県のほうの医療的な療育施設のほうを令和3年度はご利用になるというお話を聞いてございます。また、令和4年度以降につきましては、ご相談があれば、私ども、その辺、親身にご相談のほうに応じていきたいというふうに考えているところでございます。件数としては、その1件でございます。 ◆渡辺よしてる   ご答弁ありがとうございます。  次の質問は、予算の概要の17ページの魅力ある学び支援、全体的なところの中で、志村小学校と志村第四中学校の一貫校についてお聞きします。  本年の2月13日から各説明会を開催していると思うんですが、その各説明会の参加人数を教えていただけますか。 ◎学校配置調整担当課長   2月13日から開催しております説明会の参加人数でございますけれども、2月13日、志村小で開催しました人数が19名、20日の緑小学校が11名、27日の北前野小学校が15名、5日金曜日、グリーンカレッジホールで開催したのが18名、6日の志村坂下小学校が12名ということで、現在のところ、延べ75名の参加をいただいているというところでございます。 ◆渡辺よしてる   これは、同じ人が来ているとかというのは、特に統計とか、そういうのは取っていないということでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   同じ方とかというところはカウントしておりませんので、延べ人数ということでございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。今回、こういう説明会とかで多分住民の方の意見とかを聞けるというのは、結構、地域の声を計画に反映させる、逆に私はチャンスであると思っているんです。その中で、説明会とかを繰り返してきた中で、課題とかというのは何か見えてきたんですか。 ◎学校配置調整担当課長   第1回の説明会では、未就学児の保護者の方からいただいた意見なんですけれども、お子さんが通っていらっしゃる保育園にお知らせが配られていなかったというご指摘がございました。現時点で未就学児の施設につきましては、志村小への入学児童が多い保育園であったり、幼稚園というところで協議会ニュースであったり、説明会のお知らせというのを配ってございました。子育てをしていく上で、幼稚園、保育園、小学校、中学校ということで板橋区で子育てをしていっていただきますので、やはり学校整備に関する動きについて、幼稚園、保育園という未就学児の施設について、より広く周知を行う必要性があるなというところは課題として感じているところでございます。なので、そういったご意見もいただいておりますので、現在、志村第四中学校の通学区域にあります幼稚園、保育園のほうに範囲を拡大いたしまして、さらに10施設程度配付依頼の調整を進めていきたいなというところで考えています。  また、今回の説明会につきましては、意見書に、丁寧な説明会の開催と情報共有や意見交換の場を設定し、不安要素への対応を行うことということの記述がございまして、これに基づいて実施をしているものでございます。方向性がまとまった段階で、心配だったり、不安、期待する点についてお声をいただくということで進めていきたいという、そういう目的でこの説明会のほうを実施しておりますけれども、参加者の方からは、何も決まっていなくて不安ということで、やはり説明会に参加する方が区に求める説明のレベルというところの差があるなというのを課題として感じているところでございます。 ◆渡辺よしてる   やはり決まったものを説明するというよりかは、今、こういうものを考えていて、地域の人とか住民の人の声を取り入れる、本当にチャンスの会だと思っているんです。例えば、言ってみると、一貫校になることによって障がい児の受入れとかという枠はどうなるんですかとか具体的な声が、例えばネット世論とかでもあったりとか、例えば直接問合せが来たりというのがあったりするんですが、そういったものはどうなるかというのは、説明会とかでは話されているんですか。 ◎学校配置調整担当課長   説明会におきましても、今お話しいただきました特別支援学級はどうなっていくのということでのご質問はいただいておるところでございます。  その際のお答えといたしましても、志村小も志村四中もいずれも特別支援学級がございますので、施設一体型の小中一貫型の学校となった際にも引き続き整備はしていきたいと思っております。両校の学校の現場からも、障がいをお持ちの児童については、環境の変化に比較的弱い部分があるということで、建物面であったり、指導の面ということで、9年間の指導をしていけるという特別支援については、かなり期待の声をいただいているところでございます。なので、特に昨年の7月に協議会で視察を行っているんですけれども、その際に杉並区高円寺学園に行ったときには、志村四中の特別支援学級の先生にも随行していただいて視察に行ったというところでございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。以前の委員会で、例えば校庭の大きさとかの話をされていたと思うんですが、文部科学省の基準で志村小学校だとちょっと足りなくて、志村四中だとちょっと大きいというご答弁があったと思うんですけれども、その中で、一貫校に関しては基準がないというお話でした。今、現状として、校庭のサイズとか基準とかというのはどうお考えですか。 ◎新しい学校づくり課長   施設一体型の小中一貫校での校庭の広さの基準については、前にご答弁申し上げたとおり、今、明確な基準があるわけではございません。なので、今現在、どの平米がいいのかというものを持っているわけではございませんが、校庭の広さにつきましても、平成29年度の小中一貫校に関する検討会の報告書の中で、小学生と中学生の交流事業ができる、行事ができる広さと、運動会等に来校する保護者や関係者が観覧できる空間確保について留意することと記載されておりますので、この点を基本に考えていくべきだというふうに考えてございます。  その上で、校庭の広さは、まだ来年度基本構想で校舎配置とかをしてみないと、なかなか確実なことは言えませんけれども、現状より若干は狭くなるかと思いますけれども、なるべく広く取れるような形は考えていきたいと思ってございます。実際には、先行事例、先ほどの視察へ行った学校とかの事例を参考にしつつ、敷地の面積は一定ですので、校舎を大きく取れば校庭が小さくなりますし、校庭を大きく取れば校舎の面積が小さくなって高層化するという形になりますので、基本構想の中で校舎配置と学校名のほうとセットで考えていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。ほかにも、例えば校舎が6階建てになって、例えば災害時の避難とか、既存校と比べると大丈夫なんですかという声が上がったというのも聞いたんですが、その点はいかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   避難時の話、災害時も含めて、質問があったかと思います。  現状、中学校の場合につきましては、多くの学校で4階建てで建てているのが現状でございます。施設一体型になれば、さらに高層化は考えられますけれども、避難方法や避難階段の設置など、設備等も変わってくると思ってございます。例えば、高層になれば、縦移動は当然動線が長くなりますので、その場合については、階段の位置までの水平の移動を短くして、トータルで移動距離がそんなに変わらないような配慮なども考えていけるというふうに思ってございます。  何階建ての校舎になるかは、基本構想の中で検討しなければ分からないことです。その階数に必要な災害時の設備、避難経路の確保等については、関係法令、関係機関とかと連携をしまして、備えていきたいと思ってございます。また、ハードだけでなく、避難訓練の方法もそれに合わせて変えなければいけないと思ってございますので、その辺、ソフトも併せて、避難時、災害時のほうは考えていきたいというふうに思ってございます。 ◆渡辺よしてる   いろいろと4階建てとの差があるということで、今回、小学校1年生から中学校3年生、9年生までに対応する施設となるわけですが、先ほどの避難の横の動きとかというのもあったんですが、そういった対応をするというところで、例えば施設費が増大するとか、そういう部分というのは、まだ構想でやっていくということで、今は全く出ていないということでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   施設費につきましては、小・中学校それぞれ別々に一校ずつ建てた場合との比較だと思いますけれども、他区の事例とか、そういったことを聞きますと、それよりは縮小するというのを聞いているところでございます。それは、工事規模が増えることによるスケールメリットが入札等で生かせるだろうというところと、兼用使いできるスペースも出てくると思いますので、そういったところについて有効に活用できるものだと思ってございます。  委員おっしゃるとおり、実際に板橋区で施設一体型をまだ造ったことがございませんので、実際にどのくらい安くなるかというのは、今の現状では把握しているところではございません。 ◆渡辺よしてる 
     一般論として、やはり小学校と中学校が一緒になったら、例えば、先ほどもちょっと質問しましたが、校庭とか体育館とかプールとか、これは本当に学校生活に支障がないのかという不安が保護者の皆さんの中で出るというのは常だと思うんですが、そういった不安に対して、例えば説明会とかで、ある意味、そういう心配はありませんよとか、こうこうこういう理由でこうですよとか、何かそういうことは説明されたんでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   小・中学生が一緒に通うということで、1年生から9年生までの体格差に関する設備の高さであったりとか、そういったものの心配のお声を聞きました。実際、今、小・中学校の建て方、ほかの公共施設も含めてですけれども、ユニバーサルデザインの考え方にのっとりますので、障がいのある方、ない方も含めて、使いやすい施設づくりを目指してやっているところでございます。  説明会の中でよく聞かれたのは、階段の高さ、一つの段差の高さが、やはり小学生と中学生と違って、他区の事例で中学校の校舎で小学生が転んでけがをしたとかという話を聞いているところでございます。では、今現在どうかといいますと、板橋第十小学校と上板橋第二中学校の工事をしておりますけれども、その両校の差は階段の1段の高さでいうとほんの数ミリでございます。ですので、そういった体格差のことも踏まえつつ、ユニバーサルデザインの考え方にのっとってやっていくべきだと思っているところでございますので、その辺については、そういったところを踏まえて、お答えをさせていただいているところでございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。情報発信について、すごく言われている方が多いと思うんですが、説明会の資料をホームページでアップするというふうに伺ったんですが、例えばホームページにアップした後に、ここにアップしましたよとSNSで告知をするとか、発信の仕方というのが非常に重要になってくると思うんですが、その中で、例えば発信の効率化とか、時間帯とか、タイミングとか、今後どうされていくか教えていただけますか。 ◎学校配置調整担当課長   こちらのほうでTwitterを運用させていただいておるんですけれども、先日、この件で委員からご指摘をいただくまで、大変恥ずかしながら、予約投稿の機能があることについて知らなかったというところがございます。早速、今月中に、どういうタイミングでツイートをしていくかということについて計画を立てさせております。今までよりも頻繁にツイートをしていきたいなというふうには考えているところでございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。Twitterは、アンケート機能もありますし、私は再三LINEの話とかもするんですけれども、LINEもアンケート、地域を限定して、非常に利便性の高い情報収集というのができるツールの一つであると思うんです。これは要望なんですが、Twitterを利用したアンケートとか、例えばLINEを使ったアンケートとか、そういうのは検討していくかどうか教えていただけますか。 ◎学校配置調整担当課長   LINEについて、庁内でアカウントを持っている所属がないというところでは、まだ周りの状況等も確認しながら、導入については考えていきたいなと思いますし、現時点では、まだTwitterのほうが使いこなせていないというところもございますので、Twitterを使いこなした上で、さらにほかのSNSのほうで私たちが使いたい内容とツールとの相性というところを考えていきながら、発信については研究していきたいなというふうに思ってございます。 ◆渡辺よしてる   分かりました。ありがとうございます。以前の委員会のご答弁で、説明会のお子さんの参加や発言等の案内やポスターなどを考えたいとご答弁されていたと思いますが、現状を教えていただけますか。 ◎学校配置調整担当課長   今ご指摘いただきましたとおり、説明会の開催周知のチラシとかポスターにおきまして、お子さんの参加だったり、質問について回答しますよということについては、真ん中に大きく載せさせていただいたところでございます。  これまでに2名ほど小学生以上のお子さんには参加をしていただいておりまして、3月5日に開催いたしましたグリーンカレッジホールで行った際に、小学1年生のお子さんから、ちょっと親に促される形ではありましたけれども、私の生活ってどうなるんですかというご質問をいただいたところでございます。回答といたしましては、小中一貫型の学校の運営を想定しています令和9年時点では小学1年生のお子さんですと8年生でいらっしゃいますので、7年生のときに工事の影響があったりするよということをお答えさせていただいたところでございます。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。もう一つ、決算分科会の中で、これもまたSNSの研究をしたいということだったんですが、先ほど予約投稿の話もされていたんですが、今まで決算委員会からこれまでで、それ以外で何か具体的に課題として検討してきたことはあるか教えていただけますか。 ◎学校配置調整担当課長   現状におきまして、申し訳ございませんが、他のSNSの活用にまで検討が及んでいないところではございますが、ただ、区の現有資源の中でいいますと、子育てナビアプリであったりとかというところについては発信を行っているところでございます。 ◆渡辺よしてる   意見の中で、例えばSNSもそうなんですが、PTAの緊急メールとかを使って告知するのはどうかとかという案が説明会で出たと聞いたんですが、その点はどうお考えですか。 ◎学校配置調整担当課長   緊急情報メールについて、説明会の中でお問合せはいただいていなかったと思うんですが、先日、お電話でそういったお問合せがあったというふうには聞いてございます。  ただ、学校等緊急連絡メールにつきましては、発信に必要性というところでルールが決まっておりまして、事故等の発生であったりとか、遠足だったり修学旅行の帰着時間が大幅に遅れるとか、そういった場合に使うというふうな形になっていますので、今のところ、緊急連絡メールについては使う予定はしてございません。  ただ、学校を通じた連絡につきましては、チラシを今のところ2回ほどお配りさせていただいておりまして、1回目は説明会の周知、2回目は3月1日から行っております意見募集の周知と併せまして、説明会もやっていますので、もしよろしければ参加してくださいということで追加周知させていただいたというところでございます。 ◆南雲由子   子育て世代と子どもの望まない孤独対策についてお伺いをします。  国では、今年2月に孤独対策担当大臣が設置をされていて、それから、私は先日、望まない孤独対策で政府に提言をしている現役大学生でNPO代表の方のお話を勉強会で伺ったんですけれども、コロナ禍で加速的に社会問題になっている孤独について、特に、一つはワンオペ育児と子育て中の方の孤独について、もう一つは自殺が2020年、過去最高になっている小中高生の孤独についてお伺いをしたいというふうに思います。  初めに、子育ての孤独対策なんですけれども、概要の13ページの18、子ども家庭支援事業に関連するかと思うんですが、所管は違うんですけれども、事前に頂いた資料で、板橋区での乳幼児に関する事業、令和元年度と令和2年度を比較してみますと、例えば母親学級だと、令和元年度は695人だったのが、令和2年度の参加者は133名、離乳食講習会については、1,066名だったのが114名、両親学級については、令和2年度は開催していません。新生児訪問についても、96.5%だったものが92.2%に落ちていて、頼れる人が少ない中での子育てというのはもともと課題だったと思うんですが、コロナでさらに孤独になりやすい状況にあるというふうに感じております。  令和3年度の中で、限られた予算の中で24時間の相談に対応していただくことだとか、子どもと教育に関しては、総じてすごく工夫がされていて、非常に高く評価したいというふうに思っているんですけれども、まずできることとして、既存の相談事業を磨くということが一つあるかなというふうに思います。  ファミリーサポートと子ども在宅サービスについて、初めにお伺いしたいんですが、ファミリーサポート、今までも、より使いやすくという視点で、1人のファミリーサポートさんに対して兄弟2人以上預けられないでしょうかということを要望してきたんですけれども、進捗をお伺いします。 ◎子ども家庭支援センター所長   そのご要望をいただいてきて長くなりますけれども、来年度、4月から、マッチングが合えばということになりますけれども、ご兄弟2人を、合えば見るということで進めていきたいと考えております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。大変感謝をしたいと思います。  育児支援ヘルパー、乳児ショート、ショートステイ、トワイライトステイについても、事前に資料を頂いているんですが、令和元年度と令和2年度とを比べますと、育児支援ヘルパーは1,141件が569件、乳児ショートについては366件が144件、ショートステイについては1,445件が657件、トワイライトステイについては、もともとが237件だったのが98件というふうに利用状況はおおむね半減しているかというふうに認識しています。申込みがしやすいようにオンラインで申し込めるように検討しますということが何回か答弁あったと思うんですが、この検討状況についてお伺いをします。 ◎子ども家庭支援センター所長   オンラインのお尋ねでございますが、まずファミリーサポート育児支援ヘルパーの利用登録について、来年4月から、情報公開及び個人情報保護審議会がまだなんですけれども、保護審で通りましたら、4月から実施したいと考えてございます。その他の利用につきましては、まだオンラインというところに踏み込めていませんので、今後の検討課題とさせていただきたいと思ってございます。 ◆南雲由子   まずは、ファミリーサポート育児支援ヘルパーの登録の煩雑さということは今までもかなり課題として上がっていましたので、ぜひ実現をしていただきたいという点と、外に出られないからこそ頼むということがあると思いますので、オンラインの申込みについても、ぜひご検討いただきたいというふうに思います。  もう一つは、周知について、外になかなか出られない中で、こういう支援もありますよということが届いているかということを確認したいんですが、育児支援ヘルパー子ども家庭支援事業についての周知、現状と今年度の取組等あれば、教えてください。 ◎子ども家庭支援センター所長   周知につきましては、確かに課題であると認識しております。今、現状では広報ですとか、あと子育て情報ブック、あとホームページ等でやっていますので、先ほど渡辺委員からありましたが、SNSの活用というのも今後視野に入れなければならないと思っていますので、まずその辺を検討していきたいなと思って、まず、すくすくカードでやってみたいと思っていますので、その先、そういったものも活用できればと思います。 ◆南雲由子   今年度から協力家庭(里親)ショートステイ事業が始まります。これも特に子ども家庭支援調査特別委員会の中で繰り返し要望をさせていただいて、今回からやられるということで、高く評価したいというのと、心から感謝したいというふうに思うんですけれども、この仕組みが機能すれば、おじいちゃん、おばあちゃんの家に預けるとか、親戚の家に預ける感覚で近所にお泊りに預けて、その家から学校や保育園、幼稚園にも通えるということじゃないかというふうに思っております。  1点だけお伺いしたいんですが、使いたい場合、申込み方法はどのようになるか、それもオンラインが可能かどうか、検討状況をお伺いします。 ◎子ども家庭支援センター所長   協力家庭(里親)ショートステイでございますが、現状では、まず区の子ども家庭支援センターが窓口となって、マッチングをしていきたいと思ってございます。まだマッチングの実績もございませんし、まだ協力家庭さん、どなたになっていただけるか定まってございませんので、まずは区のほうでやっていきたいと思っています。それで軌道に乗ってきた後に、先ほどのショートステイとかございますので、その辺と併せてオンラインができるかどうか検討したいと考えてございます。 ◆南雲由子   こういった子ども家庭支援に関する事業を徹底的にハードルを下げていただきたいというふうに思います。まず、やはり一回使ってみれば、また使えるなというふうに思うと思うんですけれども、一回も使ったことがない、あるいはどういう事業か分からないというところが一番大きなところかと思いますので、周知にもぜひ力を入れていただきたいというふうに思います。  次に、小中高生の望まない孤独についてお伺いをしたいというふうに思います。  報道によると、厚生労働省のデータを基に文科省が集計したデータですと、2020年に自殺した小中高生が479人で、前年と今年を、これも比較をすると、小学校で令和元年度6名だったのが令和2年度は14名、中学生は96名だったのが136名、高校生は237名だったのが329名というふうに増えているというデータが出ています。中高生は特に、親に言えないこともあると思うので、幾つも接点を増やしていくということが必要だと思います。  初めに、GIGAスクールのタブレットについてお伺いをしたいんですけれども、以前、委員会の中で不登校の相談にタブレットを活用することを検討されているとあったんですが、それについても少し詳しくご説明をお伺いしたいと思います。 ◎教育支援センター所長   いろいろな活用の仕方ができるというふうに思っています。連絡ツールとしての使い方ですとか、学習の補助的なツールとしての使い方、それから、いろいろなものを記録していく、記憶していくようなツールとしての使い方、様々なことができるかなというふうに思っています。こういうことに使えるんだよということを、この導入の時期に、リテラシーも含めて、しっかり子どもたちに周知して分かっていただくということが大事かなというふうに思っています。  また、あわせて、フレンドセンターと子どもたちがオンラインでつながって、家から出るためのエネルギーをフレンドセンターから遠隔で送れればというようなことも、今、具体的に始めていますし、長くなってあれですけれども、オンラインの相談事業についても、今年度中に研修をうちのスタッフでやることになっています。準備を多角的に進めていきたいなというふうに考えています。 ◆南雲由子   今のご説明をお伺いすると、タブレットでの相談に絞って言うと、フレンドセンターの職員の方が受けるという認識でよいのでしょうか。 ◎教育支援センター所長   今、研修をすると言ったのは、うちの支援センターにある教育相談のスタッフ、心理職も含めて研修に入っていこうというふうに考えています。 ◆南雲由子   今から、ゼロから立ち上げられるところだと思うんですけれども、ぜひ不登校だけじゃなくて、学校に行っていても相談ができるようにしていただきたいというふうに思います。  というのは、先ほどご紹介したNPOによると、望まない孤独の定義というのが、その人にとって1人でいることが不快な状態であって、周りに家族や学校はあって孤立はしていないんだけれども、誰にも相談できない状態というのも含むというふうに聞いています。その状態、学校には行っているんだけれども、家族も友達も周りにはいるけれども、相談できないという状況もあるというふうに思うので、不登校に限らず、学校に行っている方でも相談に使えるようにしていただきたいんですが、見解をお伺いします。 ◎教育支援センター所長   適応指導の基本は、それぞれの子どもや保護者のお困り感に対して、どういうふうにその子に見合った適応を図っていくかということだと思っています。ですので、今、委員ご指摘のように、はたからは見えなくても、とても中でお困り感を持っているお子さんに対して、タブレットの、例えばトップのところにそういう相談の窓口がいつも見えるようなこととかというようなことを進めていく。このGIGAを使って、そういう子どもたちに様々な手が差し伸べられるような環境を教育支援センターとして何ができるかというところでは、さらに深めていきたいと思います。 ◆南雲由子   これだけ区役所全体のICT化とか、デジタル変革ということが遅れているといいますか、すごく難しいという中で、教育にばかり言うのは非常に酷だというふうにも思うんですけれども、中高生あるいは小学生にとって相談の窓口が近くにないという状態は、本当に命に関わることだと思いますので、ぜひ前向きに進めていただきたいというふうに思います。  子どもなんでも相談についてお伺いをしたいんですが、現状、中高生にどのように周知をされているかお伺いします。 ◎教育支援センター所長   周知の課題でございます。こちらは、保育園、小学校、中学校、区立につきましては、保護者の方にはリーフレットを全員配布してございます。また、お子様につきましては、小学校4年生から中学校3年生の方にカード、手帳とかに入れられるサイズのカードでお配りしてございます。来年度以降、なんでも相談24時間が始まりますので、何かまた新しいツールまたはグッズみたいなもので配れないかというのは検討していきたいなと思っております。 ◆南雲由子   先ほどのNPOによると、10代の電話の平均利用時間というのが、携帯で1日3.3分、固定電話だと1日0.4分、SNSについては1日64.1分というデータになるそうなんです。チャット相談が、そのNPOで令和2年3月からやっていますけれども、3万8,302人の方が利用されていて、最も多いのは10代、20代というふうに伺っています。その中でデータをグラフで見ていくと、特にびゅんと伸びが、相談の数が多い日がある。その日は芸能人の方が自殺をした日なんだそうです。それと、相談時間に関しては、夜が多い。やはり精神的に落ち込んだり、極端に言ったら死にたいというような気持ちになるのは夜が多いというふうになっているので、24時間の相談はぜひ期待をしたいなというふうに思いますし、中高生にもどんどん周知をしていただきたいというふうに思います。  中高生に対する、特にやはり高校生には、今、あまりリーチできていないのかなというふうに思うんですが、その周知について見解をお伺いしたいのと、本当に繰り返しになるんですけれども、チャットの相談とか、LINEの相談とかを、中高生という観点でも子どもなんでも相談、24時間の相談に取り入れていただきたいんですが、見解をお伺いします。 ◎子ども家庭支援センター所長   委員おっしゃるとおり、現状、これまでやはり区立ということで、中学校までの周知が主でしたので、高校生、高校が区内にもありますので、どういったことができるのか。そうするとSNSというのは、確かに有効なツールかなと思うので、そこは検討していきたいと思ってございます。  また、24時間、確かに夜の時間帯というのは不安になるということが多いかと思いますので、24時間の電話というのは、そういう意味でも、入れて効果があるのかなと思っています。機能として、今度入る事業者については、入力フォームにメールというか、チャットみたいなものがあるということでございますので、その辺、活用できないか、個人情報の課題とかがありますので、すぐには入れられないんですけれども、個人情報の課題をクリアしつつ、そういったものも見据えて拡充していければなと思ってございます。 ◆南雲由子   親しい人でも電話をするのにハードルがあるのに、すごく気持ちが落ちているときに、電話というのはかなりエネルギーが要ると思うんです。なので、ぜひ検討いただきたいと思いますし、先ほどの繰り返しになりますけれども、命がかかっているので、早く検討していただきたいというふうに思います。  まなぽーとについてお伺いをします。  家でも学校でも、知っている人に話したくないことというのはあるのかなと。でも、もやもやしているということがあるかと思うんですが、まなぽーとにもし行った場合、誰に、どう話しかけることができるでしょうか。 ◎生涯学習課長   まなぽーとのほうでは、いきなり相談を受けますよみたいな形で受けているわけではないんですけれども、お越しいただいた中高生に対して、自然な形でアプローチをして、心を開いてもらえるような空気づくりをしていますし、あと、まなぽーとだけではなくて、中高生勉強会、学びiプレイスのほうでもいろいろなお子さんが夜間にいらして、少しずつ相談をされるというケースもございます。 ◆南雲由子   まなぽーとのよさは、やはり今までの教育とか福祉の文脈じゃない、ちょっとした緩さみたいなものがあるのかなというふうにも思うんですけれども、一方で、中高生というのはメンタルのバランスを崩しやすい時期でもあると思うんです。そのときに、例えば体調に出るとか、心療内科であるとか、精神科につなげることがいいという場合もあるかと思うんですが、そのあたりの連携はどういうふうになっているでしょうか。 ◎生涯学習課長   おっしゃるとおり、専門的な見方ができると、よりいいサポートができるのかと思うのですが、現状では専門家がその場にいるというわけではないので、区内の関連する部署に相談したりであるとか、必要に応じてつなげるようにいたしております。 ◆南雲由子   まなぽーとが全てではないし、子ども何でも相談が全てではないし、東京都でも同じような事業をやっています。そういうことのたくさん接点をつくっていくということが非常に重要だと思いますので、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。  それでは、概要の21ページで、47番、板橋区コミュニティ・スクールについてお伺いをしたいと思います。  これまで議会の中でコミュニティ・スクールについて、各学校とか地域によって話合いの中で決めていくというようなお話をいただいていて、かなり自由度があるということはお伺いをしてきました。一方で、参加している保護者の方にどうかというふうにお伺いすると、いま一つ何のためか分からないということだとか、話合いの結果がどう反映されたかが分からないというような声を聞いたりもします。  初めにお伺いしたいんですけれども、今年度、板橋区コミュニティ・スクールのゴールというのがどこにあるか、どこまで、何を話し合うのかというところがあれば、教えてください。 ◎地域教育力推進課長   今年度5回程度行うというところの中で取組を始めて、何か共通の課題を話し合って、一定の結論に持っていってくださいというような、そういう全区的な共通の目標とか計画とかというのはありません。その回数の中で、その地域に応じた課題もしくは学校での困り事もしくは法定されている権能、計画の承認であるとか、そういったことを自由に設定してもらって前に進んでもらうというふうになっています。単年度で何かが一つひとつ確実に一歩ずつ進んで10年で10歩進んでというところの計算を立てての前への進み方は難しいと思っていますので、そういう形にはなっています。 ◆南雲由子   決まっていないとか、自由度があるということ自体は、私自身はすごく評価をしたいと思うんですけれども、とはいえ、これは何のために話しているかとか、どういうふうに反映されたのかというところがやはりないと、その話合いが何のためであるかということが非常に見えにくくなってしまうと思うんですが、現状、板橋区コミュニティ・スクールで話し合われた内容が、例えばどんなことに、どういうふうに反映されるんでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   課題自体は学校の数だけあるんですけれども、また、この問題で一つ難しいのは、全く白紙の、先生と児童・生徒だけでやっていた学校に、ぽんとコミュニティ・スクールの仕組みが入ったというよりは、板橋区には、実は、コミュニティ・スクールと呼ばないけれども、同じような、地域とともに学校を回していくという土壌が実はあったんです。  それが、地域によって、すごくあるところは学校支援地域本部が盛んで、そこが事実上議論をして、実際に支援をするというような形でコミュニティ・スクールに回っていたところもあれば、また単純に学校が困って助けてと言うと、地域の会の方が手を差し伸べるというようなところ、いろいろな地域ごとの、地域と学校が協力するという形がある中に、コミュニティ・スクールを共通的にはめたことによって、これまでのものと新しい仕組みをどう各地域がそしゃくして自分のものにしていくかというところがすごく難しいプロセスになりますので、そこには少し時間をもらいたいなという中で、結果として5年、10年たったときに、それぞれの地域の特性は持ちつつも、学校に困ったことがあれば、地域の手を借り、また地域とともに学校が回っていく、そんな形になれればいいなと思っておりますので、そういう形で、今は課題をあまり特定せずに、また議題も特定せずに、少し様子を見るというか、少し引いて支援をしながら、現場に頑張ってもらいたいなという思いはあります。
    ○主査   所管の予算の審査の途中でありますが、議事運営の都合上、この際、暫時休憩といたします。  再開時刻は3時40分といたします。 休憩時刻 午後3時04分 再開時刻 午後3時40分 ○主査   休憩前に引き続き、文教児童分科会を再開いたします。  所管の予算について審査を続けます。  次は、鈴木委員、お願いします。 ◆鈴木こうすけ   後半もよろしくお願いいたします。  午前中、ちょっと聞かせていただきましたプール、もう少し聞いていきたいなというふうに思うんですけれども、予算の概要の19ページでございますけれども、ちょうど24番の小・中学校の施設改修ということで48億円。それで、先ほどの課長の答弁からは、プール・ロッカー取替え工事等ということで、メンテナンスということで年間約8,600万円というふうなお話がありましたけれども、今後、小・中学校のプールの在り方というところも少し聞いていきたいと思うんですけれども、先ほど、ちらっと令和4年度にはモデルケースとして民間のスポーツ施設等も使うというふうな解釈でいいのかどうかというところも含めて、今後のモデルケースについてのまず詳細をお聞かせいただければというふうに思います。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   今のところ研究段階ということで、まずは他の自治体、先ほどお名前を挙げさせていただきましたところの佐倉市、それから代表質問の答弁でも答えさせていただきました千葉市、北本市、こういったところ、実際のプールの授業の内容、見に行ったり、それからヒアリングをしたりということで研究をしてまいりました。  その中で、一定効果があると他の自治体さんが言っていた部分では、児童・生徒の泳力向上、これは一般の民間の力を借りてインストラクターさん、段階別指導であったりということをやられたことの結果そういったことがあった。それから、維持管理費、先ほど、プールを持っているだけでかかる経費、こういったものの抑制につながったという部分は一定効果があることを我々も確認はしてございます。  ただ、それを板橋に単純に丸々移した場合にどうなるか、それから板橋なりに考えていくと、例えば対象施設、区立のプール、それから民間のスイミングプール、こういったものが対象として考えられると思います。また、移動手段につきましては、他の自治体さん、バスなどを使っておりますが、板橋区の場合、区の面積もございます。それから、幹線道路の渋滞などもございますので、まずは徒歩圏、こういったところを対象にしながらどの施設、それからどの学校、こういったところを来年度、早い段階で対象施設、対象校を絞っていきたい、そのように考えております。  また、トータルの維持管理費についても例えば区立のプールでやる場合については、指定管理者の委託経費であったり、それから民間のスイミングクラブであればそこに授業の委託、そういった経費、こういったものも念頭に入れながら板橋区の維持管理経費、こういったものとの比較の中で絞っていきたい、こういったところを来年度については検討してまいりたいと思っております。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございます。今、副参事のほうからの答弁ありがとうございました。  今お話をいただきました内容の中で、概算ベースで構わないんですけれども、年間プールのそのような形のメンテナンスですとか、ロッカーの取替えですとか、こういった経費等、例えば1校のプールで生徒さん、当然これは生徒さんの多い少ない等もあるとは思うんですけれども、これは民間施設、先ほど、副参事のほうからご答弁いただきましたけれども、実は少し先生の中でも例えば水泳が得意じゃない先生ですとか、そういうふうな段階別指導みたいなところであったりはすると思うんですけれども、これもざっくりで答えられる範囲で構わないんですけれども、例えば1校を1年間プール、維持経費も含めた形と、それとあと先ほど言っていただきましたそのような民間で専門の水泳のインストラクターの先生方に例えばまだ泳ぎが得意でない方、それなりに泳げる方、すごく得意な方みたいな段階別に分けてそういうふうな指導をした場合に、ざっくりで構いませんけれども、ランニングコストというか経費。先ほど、例えば某小学校、某中学校からその施設に通うまでにバスで通わなければいけなかったりとか、そういうふうな経費等もあると思うんですけれども、これはどっちが維持経費としては、今後、例えば令和4年でそういうふうなモデルケース、区側でもそういうふうな検討を始めるよというふうな姿勢もある中でどうなんですか。  例えば今までの夏場しか使わないプールを区側がこの維持経費で払っていくお金、それと先ほど言った民間でそういうふうな指導を受けながら、いろんな形で生徒さんのためにも私はなるなというふうに思うんですけれども、経費的にはこれはどうかなというところで、費用対効果の部分でざっくりで構わないんですけれども、お答えできる範囲でお願いします。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   経費につきましては、詳細これから見積り等取らなければいけないので、具体的には民間の経費という部分がまだ我々の把握しているところではないという前提がございます。  また、学校のプールも造った年代、それからこれまで改修、要はプール槽を換えたりということでやった工事の単価という部分もございますので、一概には言えないところなんですが、仮に今後新しいプールを造って、公共施設ベースプランでも80年学校を使うと言っておりますので、80年使った場合、単純計算で割り返してみると恐らく年間1,000万円ぐらいかかるのかなというところでございます。  他の自治体さんに委託の内容ですとか、これも週に何回使うとか、あと民間の施設まで使う経費、そういったものを聞いたところ、他の自治体さんでは、経費的に多少なりとも経費が上がっているということを聞いております。  仮に板橋区で区立プールでやる場合については、既存のプールを活用する、そういったメリットがございますので、この辺は経費的には、他の自治体さんよりは少し我々のほうがメリットがあるのかなと考えております。まだまだ金額的にははっきり言えないところというか、出せないところではあるんですけれども、既存のプール全て区で持っているよりは、こういったものも活用すると経費的な面では少しメリットがあるのかなと考えております。  また、先生のプールの授業、得意不得意の点についても小学校ではそういったケースもございますが、中学校には専門の体育の先生がおりますので、小中の差も今後はございますので、そういったところも検討の内容の一つかなと思っております。金額的なところを言えなくて申し訳ないんですが、プラスにはなるかなと思っております。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございました。  これだけ別にしつこくというわけじゃないですけれども、やっぱりプールの在り方というところは、例えばかなり大型マンションが区内でもできて、小さい校舎で校庭も小さい。プールは1階の端っこに、これはどこの小学校、中学校というわけじゃないんですけれども、そこに大型マンションができて、生徒さんがかなりそこに入ってくると。  そうすると、プールを廃止して例えば校舎を造ったりとか違うような施設にした場合、そこはたまたまなんですけれども、近くにそういった民間のスポーツジムみたいなものがあったりする小学校だったりするんですけれども、例えばそういうふうな検討の仕方は、今後、私、すごく大事なんじゃないかなというふうに思うんです。ですから、全国を見ると、例えば冬場、夏場でも生徒さんの夏祭りが終わった後にプールを使わないところであれば釣堀として使ったりとか、そういったことも工夫されている自治体も結構あったりするんですよ。  ですから、そういったことを多分板橋では、その空いた時間に釣堀として使うとか、そういう発想は私、ないと思うので、できればそういった何かちょっと視点を変えて、ランニングコスト的にも、僕の一方的な意見で恐縮なんですけれども、そういったところから何か取っかかりをつくって、少し考え方を変えて、そういうふうにすることも大事なんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そこについていかがですか。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   委員おっしゃるとおりで、すごくいい意見をたくさんいただいたと思っております。特に配置に関しましては、区の場合、地上と屋上型、これがございます。特に地上型の場合は今おっしゃったとおりで、地上の部分を校舎の増築に使うですとか、あと今後は校庭が狭い学校もございますので、そういった検討はプラス方向に働くのかなと思っております。  あと、先生の中でも、例えば全国の中では水の止め忘れ、それから栓の締め忘れ、こういった事故があるときに負担をしなければいけない、そういったリスクがあります。それから、季節的なもので言いますと、今、6月の下旬から9月ぐらいまでを屋外で使っておりますが、屋内プールを使うことができればもう少し幅を広げてできる。  それから、別の活用で釣堀のお話がありましたが、これは海老名市さんだと思いますが、そういった事例ですとか、あとプールをやめた場合に、学校によって求められておりますビオトープの件、そういったことも対応が可能かなということで、いろんな視点で検討できると思います。  あと、スポーツジムにつきまして調べているところでは、地方の場合、利用者の数が少ないということで、集客の問題があるということを伺っております。ただ、区内のプールにつきましては、昼間の時間帯、結構高齢者の方も活用されているということなので、その辺の区全体の考え方、こういったところも検討の視点かなと思っております。そういったところを今後、総合的に判断、それから今日のようにアドバイスなどもいただきながら検討してまいりたいと思います。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございました。  そういった形ですごく今後、小中一貫も進んでいくというふうなところもありますので、僕は全部が全部区内の小学校、中学校のプールをなくすという話ではなく、取っかかりでそのようなことがもしできるのであれば、例えば先ほど言った校庭が狭い。特に小学校の高学年の方はリレーとかしても、違う話になっちゃって恐縮なんですけれども、一番外回りがすごく狭くて、町会・自治会の運動会とか行かせてもらうとかわいそうだなとか思うわけですよ。伸び伸び運動会もできないしみたいな話もあったりするので、ぜひそういったお話も視野に入れていただきながら、今後、検討していただきたいなというふうに思うので、最後そこだけ答弁いただければと思います。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   ありがとうございます。  何しろ子どもたちの授業がよりよくなること、それから今回のコロナの影響を受けて工事費を削らなければいけない全体的なお話もございます。そういった経費の問題、それから今後の学校の使われ方、そういったところも視点に入れながら検討してまいりたいと思います。ありがとうございます。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございます。  それでは、各委員からGIGAスクールのお話も出ていますので、少しかぶらないように、予算の概要の19ページ、GIGAスクール構想の推進ということで、今年は16億7,400万円余というふうな予算を組んでいただいていますけれども、まずお伺いをいたしますが、昨年、文教児童委員会の6月9日に行われました報告で、GIGAスクール構想における今年度の取組ということで、新たにこのような形で取組の方式、方法というか、いろいろご説明を受けた内容なんですけれども、まず対応の内容というところで、もう令和2年度が終わりますから、今までの進捗というところで何点かお伺いをさせていただければというふうに思います。  この対応の内容ということで、まず一つとしては、小・中学校内のネットワーク整備というところなんですけれども、小学校の特別教室及び職員室へネットワークケーブルを敷設し無線アクセスポイントを設置するというふうなことがあるんですけれども、もうこれについては整備は終わっていらっしゃいますでしょうか。 ◎教育支援センター所長   工事関係については、年度内でということで計画どおり進めております。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございます。  すみません、まとめて聞けばよかったんですけれども、あともう一つが中学校の普通教室、特別教室及び職員室へのネットワークケーブル、要はそういったものも設置して、無線アクセスポイントも設置するというふうな話があります。これについてはもう整備は終わっていらっしゃいますでしょうか。 ◎教育支援センター所長   小学校と同様に、中学校のほうも計画どおり進めていっているところでございます。 ◆鈴木こうすけ   もうある程度経緯は分かっているので、すみません、お答えいただくのも本当に申し訳ないなと思うんですけれども、それと(2)として無線アクセスポイント管理用サーバーの設置ということで、これは無線アクセスポイントの増加に伴い、管理、適用する機器をデータセンターへ追加設置する、これももう終わっていらっしゃいますか、すみません。 ◎教育支援センター所長   ネットの構築関係につきましては、年度内の補助金の対象ということでもございますので、順調に進めているところでございます。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございます。  ネット環境につきましては、前の文教児童委員会でも私、少しお話をさせていただきましたけれども、家庭内でのWi-Fiの使い方、例えば資料で言いますと板橋区の学習におけるスマートスクールプロジェクトというところでもいろいろと紹介していただき、アンケートもしていただいている中なんですけれども、今現状としてやっぱり不公平さをなくすという観点から見ても、ご自宅でのWi-Fiの整備ですとか、かなりお父様、お母様が若い方に関しては当然このコロナ禍ですから、そういった形で例えばテレワーク、そういった機会を通じてこのような整備を行ったというふうな方も多く我々も聞いていますけれども、今後なんですけれども、こういったWi-Fiの環境ですとか整備、これはできない家庭とかなかなか金銭的にもというふうな家庭があると思うんですけれども、今現状として区がどういうふうに考えているのかお示しをいただければというふうに思います。 ◎教育支援センター所長   今、各学校でタブレットを配付するという状況になってございます。ご質問からそれるかもしれませんけれども、いわゆる同意書をお願いしている中で、同意をしてくださらないご家庭があったり、それからネット環境、Wi-Fiができないというお声も直接支援センターのほうにもいただいております。  教育委員会といたしまして、ネット環境のないご家庭への支援ということで、一つは就学援助の中に通信費を、これは他区の例でも見られるんですけれども、月額1,000円の支援をということで予算を計上させていただいています。  また、あいキッズにもネット環境がないところがありますので、そういうところにモバイルルーター、これは業務用で1台で50台アクセスできるというタイプのものですけれども、これを設置していくという方向で今、その通信費等についても計上させていただいています。  さらに、清水図書館は視聴覚室がないということで場所的に厳しいんですけれども、それ以外の各図書館にもルーターを置くということ、さらにはまなぽーと2か所ございますけれども、そこにも置く予定で今、準備を進めています。  さらに、放課後の学校の活用という点でも今、小中の校長会と少し詰めながら話を進めているところでございます。  さらに、各ご家庭にはこういうGIGAスクールに向けてということで、ネット環境をお願いしますというような通知を学校を通じて教育委員会から発信したところでございます。 ◆いわい桐子   先ほど、前半のときに緊急財政対策について伺ったんですけれども、幾つか伺ったんですが、全体の総額を確認したいんですけれども、教育費全体で緊急財政対策の影響額がどれぐらいなのかということと、それから子ども家庭部門でその緊急財政対策の影響額がどれぐらいかということを教えてください。 ◎教育総務課長   教育費全体で最終的には7億4,600万円ほどの削減額、これはシーリングの部分でございますけれども、出ております。目標には届きませんでしたけれども、目標に対する割合として66%くらいの削減ということになっております。 ◆いわい桐子   7億何がしの内訳を資料で頂きたいんですけれども、いかがかということと、子ども家庭部の総額と影響額の内訳を資料で頂きたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育総務課長   これは所管別、課別の内訳ということでよろしいですか。 ◆いわい桐子   出せる範囲でお願いしたいんですけれども、事業が分かれば一番助かります。 ◎教育総務課長   検討しまして、資料でお持ちします。 ◎子ども政策課長   子ども家庭部につきましても、シーリングの部分で事業等、そのシーリングがかかった予算でよろしいですか。個別事業の額でいくと、先ほども答弁がありました契約案件とかもあると思いますので、出せる範囲で調整をしながら、資料のほうは作らせていただきたいと思います。 ◆いわい桐子   次に、学校行事におけるマスクの着用について伺います。  これから卒業式、入学式等がございますけれども、これからあるとりわけ卒業式のお手紙が届いて、多くの保護者の皆さんから写真撮影それから証書授与でマスクを着用するというお手紙に非常に驚いて、どうしてかという問合せが来ているんですけれども、教育委員会のほうではこれについてどういう対応を行っているのか、それとその理由についてお答えください。 ◎指導室長   まず、卒業式、入学式関係につきましては、マスクの着用の部分につきましては、2月15日付で学校のほうに周知しております。全ての参加者の検温を確実に行うこと、また写真撮影、証書授与も含めてマスクの常時着用ということを徹底する旨お伝えしております。  これは、緊急事態宣言が1月から2月にかけて宣言され、その後2月に緊急事態宣言がさらに1月再延長され、またこの3月の頭に再延長されたということを踏まえての感染症対策です。  当然卒業式、一生に一度のものですし、入学式もそうなんですけれども、やはり子どもたちの一生の記念に残るような行事としてまずは実施をしてあげたいというのが私どもの一番考えていることです。  ちなみに都立高校のほうは保護者なしという形で卒業式、入学式を計画しております。近隣のところでも保護者1名というような形で計画を立てているような自治体もある中で、令和2年度につきましては、小学校の入学式は実施できたんですけれども、残念ながら中学校の入学式は実施できなかったということもあります。そういうことを踏まえる中で、何とか実施をさせてあげたいということを最大の目標にしております。  当然その中の検討の中では、感染症対策を徹底していくという中で、分散というのも実は検討したんです。クラスごとにやって、要は式場内でソーシャルディスタンスを果たして取れるのかと、保護者を入れたときに。やはり児童数が30人程度の学年の学校規模もあれば、200人を超えるような生徒数の学校規模の学校もございますので、私どものほうで想定していくのは、当然天候も踏まえて体育館という式場の中で安全に実施できる方法を検討していくというようなところがまず大前提にありました。  先ほどお話しさせていただいたように、板橋区は今現在、学校、部活動も含めてなんですけれども、クラスターが発生していないという現状があります。これも繰り返しになりますけれども、教職員、児童・生徒、保護者の皆さんの努力です。その結果として今があるわけですから、この卒業式を迎えるに当たってこの場でクラスターを出してはいけないと、やはり一番守るべきものは実施していくと。実施するんですけれども、感染症対策を徹底して子どもたちの健康、安全をしっかり守っていくと。それを第一に考えた結果としてマスクを着用していただこうと、そういうふうに考えて本通知を発出させていただいたところです。 ◆いわい桐子   卒業式、入学式にマスクを着用するというのは、私もそのとおりだと思うんです。ただ、とりわけ写真撮影、集合写真、卒業アルバム等にも載る一生ものの写真だと思うんです。それがマスクをしたまま写真を撮ったところで何の記念になるのかというほどの写真になるんじゃないかと、非常にそこは想像すると本当に悲しい、卒業生にとってはつらいことだなと思っているんです。その記念すべき写真なので、例えばですけれども、一瞬撮影する瞬間だけ外すということも可能なんじゃないかというふうに考えるんです。そういうことを考えれば対応は可能なんじゃないかというふうに考えるんですけれども、いかがですか。 ◎指導室長   卒業アルバムの意義としましては、当然何十年かたったときに、振り返ったときに思い出をかみしめると言ったら変ですけれども、そういうような要素もありますので、できるだけ子どもたちの表情が写っているものの写真のほうがやはり望ましいとは思っています。  ただ、一方でマスクを外すことに対してやはり抵抗感をお持ちのお子さんがいるのもこれもまた事実なんです。これは子どももそうですし、保護者の方でもそういうふうにお思いになっていて、そういうところの集団、マスクを外している方々のいる集団の中に入れていくことは、入っていくこと自体に抵抗をお持ちの方もいるというのも一定あるかなと思っています。  当然集合写真ですので、皆さんがやはりそろうという条件をつくってあげることが大事だと思っています。マスクを外すということで参加できないお子さんがいるような条件ではなく、たとえマスクをしていたとしても皆がそろって集合写真に納められる、そういった環境を整えてあげることが大事だというふうに思っています。 ◆いわい桐子   実際にマスクを外すことが不安な子がいることは私も承知しています。今年の卒業生で言うと、小学校6年生、中学校3年生の中にそういうお子さんはどれぐらいいらっしゃるんでしょうか。
    ◎指導室長   具体的な数字は把握しておりませんが、一定数の子どもたちがいるのは確かだと思っています。学校の中でマスクを外すという状況と卒業式の中で集合写真で外すというのは、大きく条件が違うと思っているんですね。学校の中は子どもだけしかいない、いても教員、その中で閉じた空間だと思うんですね。  ただ、卒業式で集合写真というのは、当然保護者の方がいらっしゃる。子どもから見ると知っている保護者もいれば、見知らぬ保護者もいる。そういった方々がマスクを外すという集団の中に自分が所属することに対しては、やはり通常のものよりも強い抵抗感を示すということは予想できるかと思っています。そういったところも踏まえた上で、総合的に判断しなければいけないことかなというふうには考えています。 ◆いわい桐子   写真撮影そのものは、実際にマスクを例えば外すとした場合に、どれぐらいの時間外している時間が必要になるんでしょうか。 ◎指導室長   多分それは集合写真を撮るのにどれぐらいの時間がかかるかというご質問かと思うんですけれども、私は元教員ですからその経験がありますので、集合写真の場合は一生の記念になるということで、どの子もやはりこちら側をきちんと向いた、カメラに納まった状態で写真屋さんはシャッターを切ることが多いんですね。横を向いているとか、下を向いているとか、顔を手でかいているとか、髪の毛を何とかしているとか、そういう子どもが一人でもいると写真屋さんのほうはシャッターをなかなか切れないんですね。  そういうことも踏まえると、私の経験上、一回の写真を撮るのには少なくとも10分から15分ぐらい費やす場合があります。ましては、先ほどお話ししましたように、これまでマスクをしていた子どもたちがマスクを取って写真に納まるわけですから、その状況の中での緊張感は非常に高いと思っています。そういう意味では、通常の写真撮影より時間は要するのではないかなということは予想しています。 ◆いわい桐子   実際に私も保護者ですから、写真撮影、一緒に参加して写ったこともあります。マスクを外す瞬間は、実際、並んで整えてこの場所でとはっきり分かった段階で、さあ、撮るぞという前に外せば、私は時間はもっと短くなるんじゃないかというふうに思うんです。  やっぱりそういう中で感染防止というふうに言うんだけれども、今、濃厚接触者の定義でさえ15分未満は濃厚接触者にならないわけですよ。そういうことからすると、これまで十分努力してきたし、卒業式においてもそれ以外の時間はきちんとマスクを着用してやっていけば、私は写真撮影は十分取れるんじゃないかというふうに思うんです。ぜひまだ日にちがあるので検討していただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎指導室長   マスクの着用については、かなり長い時間をかけながらご議論させていただいているところかと思います。今現在もお話は続けさせていただいておりまして、昨日も小学校、中学校の校長会長並びに小学校、中学校のPTA連合会の会長様等からもお話しいただきながらの検討を続けているところでございます。  ただ、マスクの着用につきましては、やはり本当に考えなきゃいけないことは、第一に子どもたちの命、健康、安全だというふうに思っておりますので、その中で子どもたちの思い出をどういう形で写真に納めるかということは考えていかなきゃいけないかなとは思いますが、しっかりと検討はしていきたいとは考えています。 ◆いわい桐子   非常に多くの皆さんが心配している案件ですので、参考までに紹介しますけれども、練馬区のこれは小学校の卒業式についてというプリントを頂きましたけれども、この中ではマスクについて原則マスク着用ですが、晴れの舞台であるということと記念撮影としての考えからすると、卒業証書授与のときマスクを外すことにすると。それから、記念撮影について私語禁止というルールでマスクを外して写真を撮ってもいいということにしますというふうにプリントが出されているんですね。私は、非常に大事な観点だと思うんです。  同じ東京都内で緊急事態宣言の状況も同じな中で、やっぱり思い出をどう考えるか。特に今年の卒業生は、1年間ずっとコロナ対策の中で学校を過ごしてきたお子さんたちだと思うんですね。だからこそ卒業式できちんと思い出を最後につくってあげるということは、私は本当に大事な作業になると思うんです。そこをぜひ検討していただきたいんですけれども、前向きに検討してもらいたいんですけれども、もう一度お願いします。 ◎指導室長   練馬区の事例は、大変勉強にさせていただきます。参考にさせていただきます。  ただ、例えば部活動についても板橋区は緊急事態宣言の中でも実施しておりますが、近隣の地区は実施していないんですね。その辺のところは、やはり地区の実情、先ほどお話ししましたように板橋区では感染症対策を徹底しているので部活動もできるという判断をさせていただいております。ですから、この卒業式、入学式のマスクの着用につきましても板橋区の実情を踏まえた上で、板橋区の子どもたちの健康・安全を守るということを教育委員会の第一の銘として前向きに検討はしていきたいとは考えています。 ◆いわい桐子   ぜひ子どもたちの立場に立って、それから卒業するお子さんたちを抱えるお父さん、お母さんたちの気持ちに立ってこの問題を考えていただきたいというふうに思います。  この問題については、以上で終わります。  それから、学校の工事で今年度中止した工事について、令和3年度への反映について伺います。  先日出していただいた資料で、令和2年度に中止した工事の中で、上板橋小学校の換気装置改修工事と上板橋小学校の荷物昇降機改修工事、それから高島第三中学校の昇降機改修工事が令和3年度の計画に入っていないんですけれども、これはいつどのようになるのか、教えてください。 ◎学務課長   ご指摘の点については、今、予算上、そのような措置になっております。  なお、今回見送っている部分につきましては、当課としても大事なものですから、なるべく早い時期に入れていきたいというふうに対応しておりますが、何分予算に関わることでございますので、現段階では令和3年までが確定しているところでございます。 ◆いわい桐子   これは今回なぜ入らなかったのか、なるたけ早めにというのは、最低でも何年後までにというのはあるのでしょうか。 ◎学務課長   なるべく早くということですから、当然令和4年度予算で要求もしてまいりますが、やはり今、財政等も厳しい中で、最終的にどの部分について予算が決定されるかというところは、現時点においては不明でございます。そういう意味で、所管としてはなるべく早く予算が獲得できるように尽力していくということでございます。  なお、なぜできなかったかということにつきましては、やはり全体のキャパシティーがございますので、その中で見送らせていただいたところでございます。なお、安全性については、もちろん問題ないことは確認しております。 ◆いわい桐子   中止になったところを、本来なら翌年度、優先してやる必要があるんじゃないのかなと思うんだけれども、その辺の優先順位というのはどういうふうに考えられているのかということと、換気装置改修工事、それから荷物昇降機改修工事というのは何のためにやられるのか、教えてください。 ◎学務課長   まず、優先の考え方なんですけれども、もともと私たちは必要があるということで予算を要求させていただいていますから、当然優先的に要求はしてまいりたいと思います。一方、安全性には問題がないので若干後に遅らせたという事情はございます。 ◆いわい桐子   若干といっても一度今年度やると決めて、学校にもそういう話になっているのに、それが、じゃ、次、中止になったのがいつやられるのか分からないというのは非常に学校としても困ると思うんですね。やっぱり必要があって計上したわけだから、大至急いつやるのかということを決めていただきたいというふうに思っています。本来なら新年度の予算に入れる必要があったというふうに考えています。  この後に伺いたいのは、教職員の働き方について伺います。  先ほど、一押しとおっしゃっていたんですけれども、働き方改革推進プランの新年度が最終年というふうになると思うんですけれども、全体の週当たりの在校時間が60時間を超える教員をゼロにするというのがこの3年間の目標になっているんですけれども、それについてはこの最終年でどういうふうに改善される見通しなのかということを教えてください。 ◎教育総務課長   初年度終わった時点では15%前後の教員が60時間超えだったんですが、今年度、まだ集計できておりませんけれども、その状況を見ながら取決めも進めていきまして、あくまで目標はこれをゼロにするということですので、そこに向けて必要な取組を進めていきたいというふうに考えております。 ◆いわい桐子   どうやって達成するのかということを教えてください。 ◎教育総務課長   プランに基づく取組というのは様々ございまして、職場の環境整備の点ですと、例えば電話の自動応答装置、夜間は応答しないというようなものですとか、あるいは在校時間の管理システムがございますので、そうしたことを事務局のほうで集計して、それを学校サイドにフィードバックをしています。そうしたそれを活用した意識改革ですとか、あるいは人的な支援としては、やはりスクール・サポート・スタッフの継続配置、あるいは部活動の指導員、新たに配置します。また、校務支援システムを今年度リプレイスしていまして、そうしたシステムの活用なども含めて、様々な手だてを講じて取り組んでいくという予定でございます。 ○主査   それでは、再質問者が一巡をいたしました。  再々質問につきましては、残りの審査時間を質問希望者で割った時間が質問者1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おきを願います。  それでは、再々質問のある方は挙手を願います。  それでは、今、計算しましたところ1人当たりの質問時間は5分となりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、しのだ委員からお願いいたします。 ◆しのだつよし   よろしくお願いいたします。  お話しするものではなかったんですけれども、今、お話を聞いていて、卒業写真のことについてなんですけれども、前々から思っていたんですけれども、今、写真を撮るのが大分少なくなっているみたいだね。それで、集合写真で撮るとマスクの問題もあるんですけれども、個々で一人ひとり撮ってそれをはめつけるということもあってもいいのかなと思っていますので、それも一つ検討していただければと思います。  すみません、話、元に戻ります。課長、申し訳ありません。先ほどお聞きしたので改めてお尋ねいたしますけれども、教職員住宅についてお尋ねします。  予算書の107ページに教職員住宅収入とありますけれども、これはどういうようなものなんでしょうか。 ◎教育総務課長   これは天津わかしお学校教職員寄宿舎の使用料を歳入として計上しているものでございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。そうすると、天津わかしおの教職員のみということであるということですよね。 ◎教育総務課長   そのとおりでございます。 ◆しのだつよし   分かりました。  続いて、予算書89ページ、保育従事職員宿舎借上げ支援事業、これはどのような事業か、お聞かせください。 ◎保育サービス課長   今、委員お尋ねいただきました件につきましては、私立保育園の職員の定着促進を狙った事業でございます。私立保育園に勤務する地方出身の保育士、アパートを借りて住むというケースが多くございます。そういった方々の家賃を行政で一部助成することによって長く勤めていただく、定着していただくというために制度としてあるものでございまして、国の補助金、都の補助金と合わせまして、区の持分も合わせて各保育園のほうに支出しているというものでございます。 ◆しのだつよし   ありがとうございます。  教職員のニーズとして住まいの家賃補助があることも選択肢の一つにあるかどうかというのが分からないんですけれども、聞きたいところなんですけれども、最近の新聞に、2020年度採用の教員試験で公立小学校の倍率は2.7倍と過去最低を更新したと掲載されていました。その過去最低を更新した大まかな理由は、多くの児童・生徒に対応するための大量採用世代の退職で採用数が増えているのに対し、仕事がきついというイメージで受験者数が減っているためであると記されていました。  ある県では、教員志望者を増やすために採用試験の年齢制限を撤廃したり、先ほども鈴木委員が発言されたような教員の負担になっている体育や音楽などを廃止したりしてあの手この手を使って教員志望者の増加を図っているそうですが、なかなか思うようにいっていないようです。  他方、倍率が全国最低だった高知県では、試験日を繰り上げて早く行ったり、高知県だけでなく大阪府にも試験会場を設けて行ったりしたそうです。その効果が表れて2020年度の採用では、小・中学校ともに全国でトップの倍率となったそうです。つまり全国最低からトップに大逆転したわけです。  東京都が持たれているか分かりませんが、高知県の教職員住宅が17あることからも住宅が整備されていることがうかがえます。大阪会場での採用は関西出身者が多く、高知県のように住まいを確保することで他県から積極的に人材を求めることができるということが証明されました。  先ほどの保育従事職員宿舎借上げ支援事業は、保育士さんが働きやすい環境をつくることで保育従事者を十分に確保し、待機児童問題を解消することを目的としています。このことは小・中学校の教員にも当てはまるんじゃないのかなというふうに思ってもおります。教員の働き方改革という面において、住まいが勤務先に近いということも大事な要素と考えます。質問できませんでした。申し訳ありませんでした。 ○主査   時間が来ちゃったので、申し訳ないですけれども、答弁も時間内にできませんので残念ですが。  次は、寺田委員、お願いします。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  手短になんですけれども、先ほどの一連の質問の中から関係する形で、再度、確認の意味も含めてお伺いいたしたします。  まず、例の特別支援学級のタブレットPC貸出しについて伺います。  具体的には、今後、ご経験を積み上げたりしていかれるということでありまして、例えば知的障がい児の方、いらっしゃる方はこういった授業の活用方法がありますとか、あとは聴覚、言語の児童・生徒にはこういった授業の活用方法があります、そういったやっぱり分類で今後、事例を積み上げていくということでよろしいでしょうか。 ◎教育支援センター所長   基本的に特別な配慮を要する子どもたちには、それぞれ個別の指導計画というのを作成いたします。それに基づいてそれぞれ必要な教材、教具というものを準備して、計画に基づいて指導していくというふうになりますので、例えばディスレクシアで縦を読むのが苦手なお子さんにはそれを横に変えるアプリを使うとか、その子に応じた教材という視点でタブレットというのは非常に有効なツールになるというふうに考えています。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。  それは何かご研究される場というのは具体的にはどういった場になるんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   東京都の教職員研修センターにもそういう教育データを集めるところがございますし、板橋区においてもC4th上でそういうものを共通に供覧できるような形にできるというふうに思っています。ですので、様々な形で板橋区の中での教育財産は共有していけるというふうに考えています。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。  このタブレットに関して、あとはもう普通にお使いになられる方々も含めてなんですけれども、以前からご対応もいただいている例の欠席届とかに関してなんですけれども、オンラインでできるということで、ある保護者の方からは、上のお姉さんのほうでは中学校でもうやっているのでホームページで欠席届が出せるのですがと。ただ、学校からの返信方法を電話だけだと働いている場合とか受けづらいと。メールで連絡とかいろいろ選択できるようにしてほしいなというご要望があったりするんですが、そういった実際の運用が始まってからもご検討いただける部分があるかどうかをお伺いしたいと思います。 ◎教育支援センター所長   実際に中学校さんの中では、もうフォームを使ってアンケート形式の形での出欠というようなことを進めていらっしゃる学校はあります。様々な課題もありますし、個々の家庭の状況もあるというようなことも聞いていますけれども、いずれにしても板橋区として、教員の働き方改革も含めて活用していくべきGIGAスクール構想でございますので、検討しながら進めていければと思います。 ◆寺田ひろし   ありがとうございます。また、実際始まってからの状況とかもお伺いできればと思います。ありがとうございました。  次の質問でございますが、前半お伺いした認証保育所の負担軽減の、ぜひお勧めいただきたいというところで、もっともっと知っていただきたいと。これだけの負担、たしか増額もされるというふうにお伺いしているので、具体的な今までと違う何か周知の方法とかご検討されているかをお伺いしたいと思います。 ◎保育サービス課長 
     ありがとうございます。認証保育所の補助につきましては、従来も補助は行っておったんですけれども、それをさらに拡充すると。また、所得制限のほうも撤廃するというような考えでやってございますので、より多くの方にご利用いただいて、認証保育所もより多くの方に知っていただきたいという思いを持ってございます。  周知の仕方という部分につきましては、当然認証保育所に通われている方々にも補助が拡大されたということを知っていただく必要がありますので、各認証保育所のほうからもご案内をしていただくような手続をしてございます。また、それ以外にも私どもの窓口をはじめ、福祉事務所なんかでも保育所の入園の受付もしてございますので、そういったところでも積極的にPRをしていきたいというふうに考えてございます。 ◆寺田ひろし   大変にありがとうございます。一つ要望というか、そういうものなんですが、例の毎年お渡しいただいている手引、ここにも認証保育所のご案内があるんですけれども、どうしてもやっぱり後ろのページだったり、認証保育所たしか16園、認証保育所だけが認可外ということではあると思うので、マップとかもない状況ではあるのかなと思って、ぜひこちらでも分かりやすく掲載いただければと思います。意見です。すみません、ありがとうございました。 ◆石川すみえ   お願いします。  令和4年度の開設に向けての児相の庁内の研修のところで、今、検討されている対象となっている職員さんというのはどういった職種の方、考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎児童相談所開設準備課長   研修の関係でございますけれども、先ほど、すみません、答弁させていただいたのは、外に出て受けてくるというものでございまして、庁内と申しますか、区の職員向けの研修につきましては、今年度につきましても新規採用者の職員全ての方に児童相談所のことを知っていただくというような形で研修をやっております。  また、児童館の児童指導、保育園の保育士、それから福祉事務所の福祉職、こちら向けでも児童相談所のことを知ってもらうということで研修のほうを何度かやっているような状況でございます。 ◆石川すみえ   児童相談所ともう全庁挙げて取り組んでいくことですので、ぜひ幼稚園だとか学校関係の皆さん、あとはいろいろな相談窓口、窓口業務の皆さんにも研修を受けていただきたいと思っています。国保とか男女の相談に関わる方にも受けていただきたいなと思っていますので、間口広げていただきたいと思うんですが、見解をお願いします。 ◎児童相談所開設準備課長   前向きに検討させていただきたいと思います。 ◆石川すみえ   次に、来年度、若木保育園で延長がされるということなんですけれども、そうすると7時15分までということになると思うんですけれども、保育園はそもそも何で6時15分までなんですか。 ◎保育サービス課長   保育園は、標準保育時間というのが11時間というふうに決められてございます。朝7時15分からお預かりがスタートしますので、朝7時15分から11時間追っかけていくと午後6時15分というような設定になってございます。  ちなみに区立は朝7時15分からということになってございますけれども、特にそれは法的に決まっているわけではございませんので、私立さんの中には7時半から18時30分という園もございますし、少数派ではございますけれども、朝7時から18時までという園も少なからず存在しているという状況にございます。 ◆石川すみえ   保育というとあいキッズでもお伺いしたいんですけれども、あいキッズの有料区分はどうして6時までとなっているんでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   制度の中で5時までやっている部分があって、その後どこまで延長するかという議論がきっとあったと思うんですけれども、その中で最大7時までのニーズがある中で、18時までの区分と19時までの区分を設けていると。  保育園、18時15分とか、そういった部分で18時を超えて必要となる子どもたちには細かく5分、10分単位での区分は設定できませんので、19時までの区分の中で活用いただくということになるのかなと思っての設定だと思っています。 ◆石川すみえ   多くの就労家庭の場合だと保育園は6時15分までで、あいキッズになると6時までと15分短くなるんですよね。そのところがどうして整合性がないのかなというところが一保護者としての疑問なんですね。学童クラブがあいキッズになるときにそこを合わせようみたいな、そういった議論というのはなかったんでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   例えば両方お迎えが必要になったときに、どちらも18時15分では間に合わない部分もあるでしょうし、おうちとの距離とかもあるでしょうから、そういう中で細かく5分、10分15分設定はできないので、あとは18時までの区分、19時までの区分の中で使えるほう、使いやすいほうを選んでもらうということで、1時間単位の設定にはしてあるところではあります。 ◆石川すみえ   そうすると、今、想定されるのは、多くの方がしているのが、先にあいキッズにお迎えに行って、6時だから、その後、保育園に6時15分にお迎えに行くというふうになっているんですけれども、率直な感想だと、子どもの年齢が大きい子のほうが長く遅い時間に設定したほうがスムーズじゃないのかなと思うんですけれども、見解があればお伺いしたいんですけれども。 ◎地域教育力推進課長   個々のご家庭の配分、それが設定があってそういう選択をされているのか、そういう選択が都合がよくて先にされているのかというのは分かりませんけれども、利用者の声というのは常に聴いておりますので、例えば19時を超えて延長が必要かという声も一定聞いたこともあります。その中で、必要性が少なくてその設定はしていませんけれども、そういうことは日々しながら、声には耳を傾けて判断していきたいと思っています。 ◆渡辺よしてる   予算の概要の16ページの41番の(仮称)子ども家庭総合支援センターの整備についてお聞きします。  ②のシステム設計開発等の詳細と予算の配分を教えていただけますか。 ◎児童相談所開設準備課長   予算の概要の16ページの41番でございますけれども、予算書でいきますと213ページのところになります。213ページの6番の(仮称)子ども家庭総合支援センターの開設準備経費という形になってございます。  こちらのほうでございますけれども、システムの設計、開発の関係で3,200万円余、それからシステムの連携作業等で1,670万円余といったような形でシステムの関係では予算を組まさせていただいております。また、システムのネットワークの構築といったところでも450万円弱というような形で予算を組ませていただいております。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。  続いて、3番のほうの周知イベントのほうなんですが、これの予定と時期とあと内容を、どういうイベントを予定しているか、教えていただけますか。 ◎児童相談所開設準備課長   区民周知につきましては、開設前の2月ですとか3月といったところで区民の方向けに周知のイベントを行っていきたいというふうに考えているところでございますが、まだ詳細につきましては決めていないような状況でございまして、来年度、決めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆渡辺よしてる   大体この基本計画から実施計画になると思うんですけれども、実施計画は大体どのくらいに出てくるかという目安は分かりますか。子ども家庭総合支援センターの基本計画が今あって、実施計画というのは大体いつ頃出てくるのかというのは。 ◎児童相談所開設準備課長   すみません、今現在、児童相談所の設置に向けまして計画書というものを作ってございます。それを東京都に確認をいただいているというような形になってございまして、1月に第1回の、先ほど、午前中に少し答弁させていただきましたけれども、確認作業を行ってございます。この後の予定でいきますと4月と6月といった形で予定をしておりますが、まだ詳しい日にちのほうは決まっていないような状況でございます。  あと、申し訳ございません。先ほど、答弁のほうなんですけれども、2月、3月に実施するのが区民説明会でございまして、11月にイベント的なものはやっていきたいというふうに考えているところでございます。大変失礼いたしました。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。  最後に、概要の22ページの図書館の55番の⑦イベントに関してお聞きしたいんですが、イベントで作った絵本の紹介や風景をSNSで、これは要望なんですが、アップとかするというのはいかがですか、ご見解をお願いします。 ◎中央図書館長   貴重なご意見ありがとうございます。  実は、今もいたばし子ども絵本展、1階で開催しておりまして、その様子をインスタグラムでアップさせていただいております。そういった反応とかも見ながら、令和3年度においても魅力的な発信をしたいと思っております。 ◆渡辺よしてる   作った絵本自体を例えばアップするとかというのはいかがでしょうか。 ◎中央図書館長   子どもさんが作った作品ですので、表紙を中心に写すことはできるかと思います。 ◆渡辺よしてる   ありがとうございます。ぜひこういうのは積極的にアピールしていって、こういうものが作れるというものをどんどんやっていただきたいと思いますので、要望で終わります。ありがとうございました。 ◆南雲由子   保育のコロナ対策についてお伺いをしたいと思います。復職期限の延長についてお伺いをします。  板橋区ですと通常4月から入園する場合は、4月末までに保護者が仕事復帰しないといけないとなっていると思うんですが、昨年は緊急事態等の影響で復職期限が9月頃まで延長されたかというふうに記憶をしております。  今年度の復職期限延長の方針をお伺いしたいというのが1点目で、続けて、区民の方からは、区として保護者や各家庭の状況に合わせて今年も柔軟に対応してほしいというようなご意見をいただいているんですが、それについて見解をお伺いします。 ◎保育サービス課長   復職期限の延長についてのお尋ねでございます。  確かに委員ご指摘のように、昨年は緊急事態宣言、また登園自粛等をお願いしていたというようなこともございまして、結果的には9月まで復職期限を延長したという実態がございます。  翻って来年度どのような対応を取るかという部分でございますけれども、来年度につきましては、特段現状におきましては、復職期限の延長は考えてございません。したがいまして、通年どおり4月中に復職していただくということを考えているところでございます。  今後、また社会情勢等が大きく変化するようなことがあれば、その辺を見極めながら柔軟な対応ということは考えてまいりたいというふうに思ってございますが、現状においては通年どおりの対応ということを考えているところでございます。 ◆南雲由子   飲食にお勤めの方は、今もお休みにあることもあると思いますし、区民の方からいただいているのは、非正規で例えば勤務先の状況が変わって4月までに復帰できないとか、あとはこれは勤務していることになると思いますけれども、在宅勤務で、でも子どもをずっと見ながらは無理ですというようなご意見もいただいていて、やっぱり子育てと働き方は本当にパズルみたいなものなので、それの中で保育園の在り方に働き方を合わせていかなきゃというプレッシャーもあると思うんです。なので、ぜひ柔軟に対応していただきたいというふうに思うのと、寄り添った周知、もし復職できなかった場合はこういう手があるということは寄り添った周知をしていただきたいと思いますが、見解をお伺いします。 ◎保育サービス課長   例えば求職の方につきましても原則は3か月でお仕事を探していただくということでお願いをしていますけれども、個別にご相談いただければ、それぞれのケースに応じてそれを延長するというような手続はこれまでも取ってきてございます。同様に、復職期限の延長も原則、建前は1か月ということでやらせていただきたいというふうに思ってございます。また、緊急事態宣言も2週間延長はされましたけれども、3月中には明けるだろうというふうに思われますので、そうすれば恐らく飲食の関係の方なんかも4月にはお仕事のほう再開できるだろうというふうな見立ては一定持ってございますけれども、個別にその辺ご相談いただければ、丁寧な対応をしてまいりたいというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   ぜひよろしくお願いします。  それと、保育園が休園になった場合の対応についてお伺いをしたいと思います。  事前に資料で頂いていて、認証保育園と定期利用保育と認可外の保育園については、各制度とも施設内で陽性が発生した場合に、1週間程度休園したときに保育料がその施設側に入るような予算が3園ずつ組まれているというふうに資料を頂いております。  地域型保育の場合は、もし休園になった場合どういうふうにされるのか。家庭福祉員さん、小規模保育園、事業所内については、休園になった場合どういうふうに区として補填をするというような考えか、お伺いをしたいと思います。 ◎保育サービス課長   今、委員のほうからご指摘いただきましたように、認証等につきましては、認可外施設ということになりますので、基本的には保護者の方と施設との直接契約、また保育料なんかも直接契約で決められているというところがありますので、今ご紹介いただいたような形の対応でございます。  一方、地域型につきましては、確かに保護者の方から直接保育料を施設のほうにお支払いいただいておりますけれども、認可施設でございますので、そこの部分、例えば陽性者が出た、園が休園になったというような場合については、保育料を保護者の方から徴収いたしません。その分、保育料を保護者の方から頂かなかった分についても区のほうから補填をするというような対応を取っているところでございます。 ◆南雲由子   すみません、続けて、休みになった場合、休園になった場合に保護者の支払いというのはないというふうに考えてよろしいのかということと、あと自主的にお休みされるという場合、去年は日割りで返還してくださったと思うんですけれども。 ○主査   すみませんね、時間なので。  では、次、鈴木委員、お願いします。 ◆鈴木こうすけ   よろしくお願いします。  それでは、予算の概要の18ページ、12番の651万9,000円ということで、額的にはそんなにないんですが、④の板橋i(あい)カリキュラム作成というところで、スタートカリキュラムのリーフレット作成というところから何点かお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  これは私、1定の一般質問でもお話をさせていただきました。昨年、板橋の文化会館で板橋i(あい)カリキュラム、読み解く力の中間報告会が12月3日に新井紀子先生がパネルディスカッションのファシリテーターを務めていただいて、私も参加をさせていただきました。そこについて何点かお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  令和元年度からリーディングテストを導入して、教科書や教材を正しく読み取り考える読み解く力の育成について研究をしているというふうな形でお聞きしております。  一方、やはりこういった学校現場では、今、英語やプログラミングの教育など新しい試みが増えておりまして、児童・生徒の現状が多様化しているということで、先生の言葉ですとか教科書、理解ができない。生活の技術を十分体験できていないといったなかなか乗り切れない生徒さんが中にいらっしゃるというふうにお聞きしていますけれども、現状を踏まえた上で、そういった生徒さんに対する今後の方針ですとか捉え方、対応についてまず一つお伺いをしたいなというふうに思います。 ◎指導室長   授業になかなか前向きになれない、意欲的になれない子どもたちへの取組ということだと思うんですけれども、学校生活はやはり何だかんだ言いましても授業が一番長い時間子どもたちを拘束しているといいますか、取り組むべきものなんですね。45分の授業にしても50分の授業にしても1日6時間ありますので、そうしますとやはり授業が楽しい、授業を通して自分ができるようになった、自分は役に立った、そういった思いを実感させられるような、やはり分かる、できる、楽しい授業、そういったものを実現していくことが何より大事なことだというふうに認識しています。 ◆鈴木こうすけ   ありがとうございました。  当然そういったなかなかついていけない生徒さんもいらっしゃる中で、昨年の12月3日、中間報告会が終わったと思うんですけれども、その中で今後の取組として5点お話があったと思うんですけれども、読み解く力について理解度を深めていくことと教科書で学べることを目指す。それと、六つのリーディングスキルの観点を最低一つは日々の授業に取り入れる。それと、児童・生徒に自分の考えを書かせアウトプットする場面を入れる。五つ目が日常的な取組として継続していくというふうにありますけれども、これはかなり通常考えるとなかなか高めのハードルというか、課題なのかなというふうに思いますけれども、これについて今後の取組ということなので、中間報告会ではされていたので、今後、最終的な報告までにこういった五つの今後の取組というところについて現状の進捗状況、分かれば教えていただきたいと思います。 ◎指導室長   五つ、ハードルが高いと言われるとなかなか厳しいところがございますが、これからはやはり実践を数多く重ねていくことかと思っています。そのために今、研究重点校、一つ中学校、三つは小学校で重点的に取り組んでいたんですが、来年度以降は板橋区の教科等指導専門官という優れた授業実演を展開できる先生方がいますので、そういったところで数多くの読み解く力の育成を踏まえた授業実演を数広く実践していって、見ていただいて、それぞれの先生方が試してみる、やってみる、そういったことを進めていくことが大変大事だというふうには考えています。 ◆いわい桐子 
     先ほどの続きで伺います。教職員の働き方改革プランのこの間の2年間で60時間を超える教員の数が減った人数だけお答えください。 ◎教育総務課長   月当たりの時間外勤務時間45時間以下の方は増えています。ですから、短時間の方が増えているという傾向がありまして、令和元年度は9,406名だったんですが、令和2年度、これは12月までですけれども、1万40人ということで、逆に45時間を超えて80時間までの教員は減っております。令和元年度2,097名が令和2年度は12月までですが2,039名ということで、そのようないいほうに少し改善している傾向は見てとれます。 ◆いわい桐子   問題は、ゼロにするというところに向かう計画の3年間計画なんですけれども、本当にどうするのかということが問われていると思っています。資料要求で頂いた資料を見ると、80時間を超える時間外の在校時間の方は月でいうと、例えば今年度、最も多い月は10月では小中で199人もいるんですよ。100時間を超えている方が10月で96人もいるんです。こういう実態を本当に改善していかないと教職員の方々の健康を保てないと思うんです。  ここで伺いたいんですけれども、新規事業で教職員の医師面談というのがあるかと思うんですけれども、これについて対象はどういう人で何人なのかということと、実際にどこでどういうふうに面談されるのか、教えてください。 ◎学務課長   新規事業で120万円ほどではございますけれども、予算を要求させていただいております。こちらは、在校時間管理システムから対象者を抽出いたしまして、アンケート調査を実施し、産業医につなげていくものでございます。場所については、教員が対面しやすい場所をなるべく考慮していきたいと考えております。現在検討中でございます。 ◆いわい桐子   120万円というのは、人数とかその辺はどういう感じで考えているのか、教えてください。 ◎学務課長   人数につきましては、具体的にはこれから調整になっていきますけれども、特に長時間の方からしっかりとヒアリングを行うことで、原因の確定と、それから医師面談につなげていきたいと思っております。 ◆いわい桐子   そうすると、今回このプランが3年間なんですけれども、新年度が最終年度で、それ以降の計画はどういうふうになっていくのか、教えてください。 ◎教育総務課長   令和4年度から新計画ということで、4か年の計画を考えております。来年度、その策定作業に入りますけれども、学校における環境が大きく変わっていますので、GIGAスクールもそうですが、感染症対応ですとか、そうした事情を捉えながら新たなプランを作成していくということで考えております。 ◆いわい桐子   そうすると、今回のこの目標が在校時間が60時間というふうになっているんだけれども、本来なら過労死ラインの残業時間の教職員の方をゼロにするという目標を持つ必要があると思っているんですけれども、そこについてはいかがでしょうか。 ◎教育総務課長   過労死ラインは、月当たりの残業時間80時間だったと思いますが、週当たりの60時間の在校時間を月当たりの残業で換算すると同じなんですね。ですので、実質的には目標は変わらないんですけれども、そこをゼロにするかどうか、どういう目標値を設定するかについてはまた別の指標ということも考えられますので、そこは検討したいと思っております。 ◆いわい桐子   加えて、さらに言うならば、文科省のガイドラインで言うと、本来、月当たり45時間を超えないようにというガイドラインが設定されています。目標はそこにすべきだと思うんですが、いかがですか。 ○主査   時間となりましたので、以上で、本日の審査は終了いたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   これをもちまして、文教児童分科会を閉会します。...