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  1. 板橋区議会 2021-02-16
    令和3年2月16日健康福祉委員会-02月16日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    令和3年2月16日健康福祉委員会-02月16日-01号令和3年2月16日健康福祉委員会  健 康 福 祉 委 員 会 記 録 開会年月日  令和3年2月16日(火) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 5時06分 開会場所   第4委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委員長     杉 田 ひろし       副委員長     かなざき 文子  委員      中 村とらあき       委員       田中しゅんすけ  委員      さかまき常 行       委員       井 上 温 子  委員      長 瀬 達 也       委員       なんば 英 一  委員      中 妻じょうた 説明のため出席した者  健康生きがい部長  五十嵐   登     保健所長      鈴 木 眞 美  ワクチン接種調整担当部長          福祉部長      椹 木 恭 子            有 馬   潤
     (政策経営部長兼務)  長寿社会推進課長  織 原 真理子     介護保険課長    長谷川 吉 信  健康推進課長    長谷川 聖 司     生活衛生課長    國 枝   豊  予防対策課長    高 橋 愛 貴     予防接種担当課長  三 浦 康 之                        (経営改革推進課長兼務)  予防接種担当課長  (生活衛生課長兼務)   おとしより保健福祉センター所長                                  飯 嶋 登志伸  障がいサービス課長 河 野 雅 彦     板橋福祉事務所長  浅 賀 俊 之 事務局職員  事務局長      太野垣 孝 範     書記        飯 野 義 隆                健康福祉委員会運営次第  1 開会宣告  2 理事者あいさつ  3 署名委員の指名  4 報告事項    (1)新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の実施について(6頁)    (2)「いたばしNo.1実現プラン2025」について(38頁)  5 閉会宣告 ○委員長   ただいまから健康福祉委員会を開会いたします。  本日も発言は着座にて行っていただくようお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎健康生きがい部長   おはようございます。  本日の健康福祉委員会、案件が大変多くなってございます。簡潔な答弁に努めてまいります。長丁場になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長   ありがとうございます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員を指名いたします。  中村とらあき委員、なんば英一委員、以上お2人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、本日の委員会の運営につきまして申し上げます。  議事運営の都合上、本日は、初めに補正予算に関連する報告を受け、委員会を休憩し、補正予算の分科会を開会いたします。分科会終了後、委員会を再開し、報告事項、陳情審査、議案審査、再度、報告事項の順番で議題といたします。  なお、議案第19号に関連する報告事項、「板橋区高齢者保健福祉介護保険事業計画2023」については、当該議案審査の前に議題といたします。  以上のとおり運営いたしますので、あらかじめご承知おき願います。  また、本日の委員会は、緊急事態宣言下での開催であり、案件も多数ございますので、各委員、理事者におかれましては、簡潔な質疑、簡潔な答弁、そして円滑な議事運営にご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、報告事項に入ります。  初めに、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の実施について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   それでは、報告事項の(1)新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業について説明させていただきます。  お手元の資料1をご覧ください。  項番1、本事業の目的は、コロナウイルス感染症の拡大に対処し、区民の安心や安全を確保するためでございます。  項番2、国、都、区の役割ですが、特に区の役割について、住民への個別通知の発送や接種会場の確保、接種に関する一般的な相談対応といった対区民の窓口となることとされております。  項番3、ワクチンについてですが、現時点で国内での流通が想定されるワクチンは、別紙で示した3種類になりますが、このうちファイザー社製のものについて、報道等でご承知のとおり2月15日付で薬事承認がなされております。ただ、ほかの2種類について現時点で承認に関する詳細な日程は示されておりません。当面はこのファイザー社製ワクチンのみが国内で流通していくことになるかと思います。  項番4、接種場所についてです。原則として住民票登録地医療機関などで接種することになりますが、やむを得ない事情がある場合は例外的な取扱いが認められております。  項番5、接種の順位及び開始時期の見込みですが、2月17日を目途として国の仕切りで医療従事者向けの先行接種が開始される見込みです。この後、3月に一般の医療従事者向けの優先接種、それから4月1日以降に3番の65歳以上の高齢者の方に対する接種が始まる見込みであります。区では、現在、この区内高齢者については、約13万3,000人ほどの接種を開始するべく準備を進めているところでございます。  2ページ目にいきまして、接種希望者の見込みですが、昨年10月から12月にかけて行われました高齢者インフルエンザ予防接種の実績を基に、高齢者全体の約7割程度が希望すると想定して、予算や規模の面で準備を進めております。  項番6、区における接種体制についてですが、今申し上げました9万3,100人がワクチンの特性上2回接種が必要となるため、計18万6,200回の接種を2か月程度で実施するべく準備を進めております。  続きまして、項番6の(2)の集団接種ですが、区施設では、板橋、常盤台、赤塚、志村、高島平の各地域で、旧板橋第九小であったり旧中央図書館といった区施設を利用した集団接種会場を用意します。4月から8週間程度の運営を予定しており、実際の接種は板橋区医師会や区内の医療機関に委託します。  (3)個別接種になりますが、区内の各医療機関にも予防接種の協力を募り、ふだんからのかかりつけ医の下で接種を実施できるような区全体の接種体制を構築するべく、ただいま準備を進めております。  (4)高齢者施設ですが、外出が困難な下記に示した施設の入所者などについては、原則として施設ごとの接種希望者を把握し、ワクチンをその施設または提携医療機関などに配送して、施設ごとで接種を実施してもらう予定です。  3ページ目に移りまして、在宅患者等ですが、こちらも医師会を通じて、訪問診療の実施医療機関接種希望者を把握していただいているところでございます。こちらも個別に医療機関宛てワクチンを配送して、できる限り在宅で接種を実施していただく予定でございます。  項番7番、相談・予約体制についてですが、今回の予防接種は、原則として事前予約制となります。  (1)コールセンターの設置についてですが、板橋区では3月1日よりコールセンターを設置し、接種に関する相談対応を開始いたします。このコールセンターでは3月中旬以降、高齢者向けの個別通知の発送と併せて、区施設会場の予約受付も開始いたします。  (2)接種の予約方法についてですが、①区施設会場については、コールセンターの電話予約もしくはインターネット上に用意する予約システムにパソコンやスマートフォンを利用して予約していただくことになります。②病院会場につきましては、各医療機関ごとにお問い合わせいただき、予約することになります。  (3)周知方法ですが、区では2月1日にワクチンに関するホームページを開設し、順次情報の発信を開始しております。また、3月中旬以降には、これまで述べました高齢者への個別通知、広報いたばしの特集号の全戸配布などにより周知を行っていく予定でございます。  最後に、項番8、ワクチンの供給体制についてですが、ファイザー社製ワクチンは、マイナス75度と超低温での管理が必要なほか、1回の配送単位が大きくなってしまうため、区内の各医療機関へどのようにして効率的に配送するかが課題となっております。  ここで図の説明になりますが、図の中央、基本型接種施設は、国から配られた超低温冷凍庫が配備された医療機関です。3月末までに板橋区では8台、冷凍庫が割り当てられる予定になっております。ここからワクチンの配送を受けるのが、右に示したサテライト型施設となります。  メーカーの国内倉庫から冷凍庫が配備された基本型接種施設までは、国や東京都の提携する卸売事業者が配送してくれますが、そこから先の基本型からサテライト型施設への配送は、医療機関もしくは自治体の裁量に任されております。区では、現時点で200件ほどの協力が見込まれているサテライト型施設への流通網を整備し、区全体で接種可能となる体制を構築するべく準備を進めているところでございます。  概要に関する説明は以上になります。  なお、本日、異例ではありますが、机上配付させていただいているワクチン接種の実施計画というものは、3月中旬を目途として各自治体が完成させ、国への提出が求められているものでございます。本来であれば、本日に完成したものをお配りするべきところではございますが、本日の委員会を過ぎると説明する機会もなかなか難しくなるため、現時点で完成しているものではございませんが、今回お配りすることとさせていただきました。参考資料の一つとしてご一読いただければと思います。  駆け足になってしまいましたが、私からの報告は以上になります。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆中村とらあき   2点あります。  1点が、不測の事態に対する対応についてです。サンフランシスコとか、海外では、既に配布とか始まっておりますが、その中で冷凍庫が故障してしまった場合、この場合、ワクチンが無駄になってしまう可能性もあります。こうした不測の事態に対するシミュレーションなどは行われているのでしょうか。答弁をお願いいたします。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   冷凍庫が壊れた場合というところでございますが、なかなか、いろんな事態を想定してやっておりますが、冷凍庫が壊れた場合は、小分け用のドライアイス等も、国から割り当てられるものも含めて、上乗せして区でも購入して小分け等に活用する予定ですので、起きてほしくありませんが、万一冷凍庫が壊れた場合は、ドライアイスで一時的にしのぎながら、修理するなり別の保管場所に移すなりの対応を取ることになるかと思います。 ◆中村とらあき   既に海外のほうでいろいろ不測の事態が起こっているということなので、そういったことが中央省庁のほうに連絡が行っていると思います。こうした情報の収集についてどういった体制ができているでしょうか。ご答弁を願います。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ワクチンの接種につきまして、ご指摘いただいたようなものも含めて、国からは様々な情報が下りてきますが、なかなか必要な情報がすぐ届いているかというと、難しいところではあるので、どちらかというと、こちらからこういったケースはどうですかというのを問合せを繰り返す中で、必要な情報を適宜収集して、様々な事態に備えるようにしていかなければならない面もあるのかと考えております。 ◆中村とらあき   あと、この内容のことに関しましてもう一点が、ワクチンが無駄にならないように、すぐに、例えばその日にちょっとワクチンの予約が入ったけれども、突然来れなくなってしまったという場合には、1人分などのワクチンが無駄になってしまうと、こうしたことに関してはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ご指摘のようなケースは十分考えられるんですが、例えば医療機関でそういう事態が発生して、その日に使わないと、もう有効期限が切れてしまうようなワクチンが1人、2人分残っている場合は、国の説明としては、例えば高齢者、基本的には優先なんですが、高齢者の付添いで来ている、お子さんかお孫さんか、比較的に若い方に医療機関の判断でご自身に納得してもらった上で接種することも可能という取扱いにはなっております。区として推奨するものではないんですが、そういった一つのやり方というふうに聞いております。 ◆中村とらあき   分かりました。うまく行き渡るようによろしくお願いいたします。  もう一点が、この中で板橋、常盤台、赤塚、志村、高島平といったふうに地域ごとに分かれている施設がございます。接種会場になるところでございますが、こうしたところにおいては医療機関とは違うので、各地域の周辺の方々には周知が必要かと思いますが、どのような周知体制を取っておられるのでしょうか。答弁願います。 ◎予防接種担当課長経営改革推進課長兼務]   それぞれ、例えば中央図書館跡地ですとか旧板橋第九小学校ですとか高島平区民館と、それぞれ該当の町会、支部がありますので、そちらのほうには直接お伺いをして、ご説明をさせていただいているという状況でございます。そういうことで、地域の方々の理解もしっかりと得ながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆中村とらあき   そうすると、町会長とかにはお話ししているということでございますが、ほかに掲示板を利用して周知をするとか、そういったことも必要かと思います。一般の方々に周知が徹底されるようにすべきかと考えますが、そのことに関する考え方を答弁願います。 ◎予防接種担当課長経営改革推進課長兼務]   今回のこの件につきましては、丁寧な周知が必要だというふうに考えてございます。そういう中で、広報いたばしですとか、掲示板とかチラシですね、そういう形で周知をするとともに、広報いたばしにつきましては全戸配布を今回予定してございますので、そういう中でも周知を徹底させていきたいというふうに考えているところでございます。
    ◆さかまき常行   幾つか質問させていただきたいと思います。  まず、高齢者施設の従事者について、接種の順番でいきますと、16歳から64歳までの中の優先順位として、基礎疾患のある方と、それから高齢者施設の従事者、その次というふうになっていると思うんですが、ちょっと私のほうで聞いている話ですと、接種順位の特例として、区が調整主体として高齢者施設の入居者と同時接種が差し支えないというふうには聞いているんですが、その辺の取組としては区はどういう準備をされているか、お願いします。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ご指摘の点について、高齢者施設の従事者への接種ですが、確かに優先順位だけ見ますと高齢者の次というところになるんですが、一方で委員のお話にあったとおり、国の手引では、感染症の拡大対策、クラスター対策という面から見て区が効率的と効果的であると判断すれば、入居者と同時に従事者の接種も行って構わないというふうに示されているところなので、先ほどの説明で施設ごとの接種希望者を調査していると申し上げましたが、その中に従業員の分も含めて数は確認しているところでして、基本的なスタンスとしては、板橋区、介護施設等クラスターが発生している、多発していることを踏まえて、従業員と入居者の方、まとめて予防接種を進める方向で調整しているところでございます。 ◆さかまき常行   その上で、あと、基礎疾患を有する方というのが優先順位にあるんですが、現状、その対象、基礎疾患があるなしという把握というのは非常に難しいと思うんですが、そこはどういうふうに順位づけといいますか、把握といいますか、何かそういった取組というのはあるんでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ご指摘のとおり、基礎疾患のある方の確認等は少し課題の一つかなと思うんですが、基本的には、接種券が届いた後にかかりつけの先生に特に証明を求めるとか、診断書とか、そういうのを求めるような、そういう運用にはなっていませんので、基本的には、基礎疾患、ふだんからかかって診てもらっているかかりつけの先生のところに行っていただいて、リスクとかを相談した上で接種していただければ、それで接種可能という、そういう考え方で動いております。 ◆さかまき常行   すみません。順番がばらばらですが、集団接種会場での流れで質問したいんですけれども、案の段階の実施計画の中で当日の流れというふうに書いてあるんですけれども、1人10分で想定というふうにありますが、川崎市の訓練ですかね、何かそういったところでいろいろ行われた話をお聞きすると、服の着脱ですとか、あるいは予診にすごい時間がかかって、時間のばらつきがあるとか、そういったようなお話をちょっと聞いているんですね。そういったものも想定して、この10分というのがどういう基準で出ているのかということと、また、すごく一人ひとりの時間が早くなるように事前にそういった方に周知するということも重要かと思うんですが、例えばこういう服装で来てくださいとか、その辺の準備といいますか、どういうこと、どういう取組を今想定しているか、教えてください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   集団接種会場での運営の流れについては、医師会さんとも相談しながら進めているところで、まだ手探りというのが正直なところではあるんですが、一方で川崎市のシミュレーションの結果から聞こえてきたのは、やっぱり問診にとても時間がかかるということで、その前の予診票とかを基本的には事前に書いてお持ちくださいというところと、当日とはいっても書かないでお越しいただいた方には別のスペースを用意して、書いてきた人はスムーズに受付から問診や接種に続く、書いていない人は別のスペースでしっかりと書いた上でまた列に戻っていただくという、そういう流れを途切れさせないような点も踏まえて、医師会と協議しながら各会場のレイアウトを今準備しているところでございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。  あと、先ほども若干出たと思うんですが、輸送体制で、当初まず8台、大型、いわゆるディープフリーザーが来て、そこから200か所のサテライト型というふうに、区の大きな5か所の会場と医療機関の提携先が200か所とあるんですが、この冷蔵施設があるものと接種会場、あるいは接種をしてくださる医療機関というものとは同じものなのか、全然違う施設なのかというか、それとも重なっているのかという、その辺のところを聞きたいんですが。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   基本的には、区施設5会場は、医師会もしくはいわゆる区内の大きい医療機関さんに人の派遣をお願いしているというところで、そのほかの200のサテライト施設というのは、それ以外のいわゆる全ての医療機関というイメージでやっているので、なかなかあれですが、流通に関しては、区施設に全て冷凍庫を置くとか、そういう話ではなくて、基本的には、今、医療従事者の優先接種を行うことになるような大規模病院に置きつつ、あとは区の施設に置いて、配送の拠点となる場所を確保した上で、効率的にワクチンを小分けして配送するという体制を今進めているところでございます。 ◆さかまき常行   つまり接種場所冷蔵保存場所は同じではないというところでよろしいですかね。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   お見込みのとおり、基本、病院に置いた場合でも、接種会場になる場合とならない場合とがございます。 ◆さかまき常行   あと、先ほど、今課題ですというふうにお話があったんですが、輸送体制の中での小分けですね、最小流通単位というのが頂いた資料ですと195バイアルという単位で、ちょっとそれがどのぐらいの大きさか分からないんですが、いわゆる小さな単位で、運べる単位がそういう単位だということで、実際に届いたものをどういうふうに小分けしていくかということで、保存できるのがドライアイスで10日間とか、様々制約があると思うんですが、基本型接種でどういうふうに小分け手順というんですかね、フローというか、そういったものというのは準備されたり、検討中とはありましたが、その辺のところでどのぐらい準備が進んで固まっているのかということをお聞かせください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   今、まさに小分けの手順は進めているところですが、大まかに説明させていただくと、今申し上げた195バイアルというのがワクチンの原液が入ったものですので、それを必要に応じて、1本、2本ということはあれですけれども、10本、20本単位で、このぐらいかどうかはあれですけれども、バイアルを分けて、割ったバイアルをそのままもちろん運ぶわけではなくて、バイアルホルダーという、イメージとしては印箱が近いんですが、そこにちゃんと立っている状態で挿して、バイアルボックス、ケースに入れて運ぶことを想定しています。  200のサテライト施設を申し上げましたけれども、基本的には1つの医療施設に1つボックスを用意して、病院名もラベルで貼り付けて取り違えのないようにした上で、それぞれの医療機関に送る本数をきっちりとディープフリーザーから出して、ボックスに移して、そのバイアルボックス保冷ボックスに、ドライアイスで保冷状態にした保冷ボックスに移して、それを各医療機関に運んでいくという形になります。だから、1つの保冷ボックスに複数の医療機関バイアルボックスというのが入ることになりますので、フリーザーのある会場から近しい医療機関のを順番に入れていって順次配送していく、そこまでを見込むと3時間で行うという、その繰り返しになっていきます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。  非常に大変な作業かと思うんですが、先ほどワクチンを無駄にしないというお話も、ちょっとご質問がありましたけれども、今、1バイアルで6回だったのが5回使えるという話と、そういう変更があって、運ぶ単位が195バイアルという、この単位で運んでいくので、1瓶、2瓶を運ぶということはないわけなので、行った先で10日間保存できるという範囲の中で、どのぐらい使えるものが1届ける単位で接種機関のところ、接種場所のところにあるのかというのと、そこで何人の人が受けるかというようなところをきちっと細かくやることで無駄がなくなるんじゃないのかなと思うんですが、口で言うのは簡単なんですけれども、今言った作業というのは非常に把握もしにくいし、きちっと使い切るというのは難しいとは思うんですが、その上で使い切るための工夫というのは、無駄にしない工夫というのは必要かと思うんですが、その辺の何か手順なり指針なり、何かこういう、あるいは各機関の予約数を把握してリンクさせるとか、何かそういった取組、工夫というのは何か今されていますでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   現在は医療機関予防接種の協力を募って、順次調査を行っているところですが、その中の調査の項目として、1週間にどの程度新しいワクチン予防接種を打てるかという、医療機関ごとの数字は、見込みなんですが、出してもらっているところです。例えば1週間に100人接種できますよと言ってくれたところには、理論上は100回接種分のバイアル、20バイアルですね、月曜日に送って、その後ちょっと接種状況を見ながら、もうちょっと打てそうだから足りなくなってきたというのであれば、木曜もしくは金曜頃に、週2回の配送体制をしくべく準備を進めているところです。  だから、大ざっぱに言いますと、週に必要な本数というのを挙げていただいて、それに基づいて配送、割当て量を決定して、医療機関からすると、割当て量が決定、今週は20人分ですねと例えばなったときは、今週の予約枠は20人ですという形で予約の受付を開始していただいてという、その繰り返しを想定しています。想定を超えて予約が来るようであれば、木曜か金曜あたりにもう一回配送をして、足りない分を送るなりというところを考えております。そういうことの繰り返しで、各医療機関に小分けしたとしても無駄なく接種し切れるような体制をつくりたいと思っています。そもそも区にどれぐらいの割当てが来るかどうか見えていないところでの手探りなので、正直ちょっと四苦八苦しながらやっているところではございます。 ◆さかまき常行   すみません。今お話の中であった、例えば1回運ぶのが195ずつしか運べないのかなと思ったんですけれども、今言ったように、20バイアルどうぞという配送ができるということですか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   そうですね。195の単位は、あくまで東京都が基本型施設に送る単位でありまして、それ以上の細かい小分けは区の裁量で、ワクチンの質を保つという前提で行っていいという、そういう説明になっております。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。  あと、長くなりましたが、あと1点ですが、あとは副反応の把握なんですけれども、接種会場で様子を見るとか、その後何かあれば相談窓口に連絡でというふうな説明は中に書いてあったんですが、何か寄せてこないと把握できないという体制なのか、何か起きたときにすぐキャッチできるような、そういった仕組みといいますか、何か想定しているものというのはあるんでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   まず、区施設の会場では、接種後の状態を15分程度経過観察するための椅子やその他部屋を用意して、万一そこで激しい副反応が起こった場合は、救急搬送も含めてその場にいる医師が対応できるような、キャッチできる体制を用意するべく準備は進めております。ただ、そうはいっても、家にとか戻った後に発生する可能性もあるので、そういう点に関しては、なかなか全て即座にキャッチするのは難しいので、報告を受けて、区が最初の窓口になって丁寧に情報を聞き取って、深刻なものに関しては都や国にすぐ情報を上げて、連携して救済に動くということになっていくかと思います。 ◆さかまき常行   予算に絡むのは、また別の中でいいんですかね。例えば、このワクチン接種の予算に関する質問というのは、ここではせずに。 ○委員長   じゃ、補正予算分科会のほうで。 ◆さかまき常行   補正のほうで。分かりました。  じゃ、以上です。 ◆中妻じょうた   よろしくお願いいたします。  まず、大変な事業がスタートいたしますので、多くの区民の期待もあると思いますので、ぜひよろしくお願いします。  すみません。ちょっと基本的なところから確認させていただければと思うんですが、このワクチンを打ってからの効果がある有効期間について、ちょっといろんな情報が錯綜しているので、ちょっと現在の区の認識、打ってからどれぐらいの期間、有効なワクチンかということをちょっと確認させてください。 ◎保健所長   大変申し訳ございませんが、まだ使い始めて間もないので、そういうデータはいただいておりません。 ◆中妻じょうた   なるほどですね。そこら辺も含めて非常に困難な事業だと思います。ある意味、史上最も高度なロジスティクスを必要とする事業なのではないかと。それこそAIを使ってやるような類いの代物をもう各自治体、各医療機関がどういう管理体制でやるのかもちょっとよく分からないまま、もうものが届いて、もうやるしかないという、非常に難しい中をどうやっていくかというのは、すごく心配もしていますけれども、何とかうまくやってほしいという思いがあります。  一番気になっているのは、ワクチン接種の管理システムですね。幾ら急いでいるとはいえ、やっぱりちゃんと接種管理をしないといけません。例えば、これは2回接種するものですけれども、人によっては打てば打つほど効果があるだろうと思って3回、4回、やっちゃったりとか、あるいは認知症の方が打ったのを忘れてまた申し込んだりとか、そういうことが非常に懸念されます。そういうことがないように、誰がちゃんと打ったのか打っていないのか、1回打っただけなのか2回打ったのかということは、きっちり管理しないと命に関わるおそれがあるので、本当はこれ、ちゃんと管理しなきゃいけないんですけれども、どうも報道によると、国のワクチン予約管理システムがどういう仕様なのかで、厚生労働省とワクチン接種担当大臣の間で何か意見が分かれていて、まだまとまっていないみたいなこともちょっと報道で伝え聞くもので、ちょっと国のやり方と、あと板橋区のやり方も併せて、今私が申し上げた懸念、ちゃんと誰に何回ワクチンを打ったのかということが管理できるシステムをどう構築していくかをちょっとお答えください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ご指摘いただいたとおり、大変重要で難しいところであるとは思いますが、基本的に3月中旬以降、個別通知を発送するんですが、そこにもちろん接種券を送るんですが、接種券の中には本人控えという欄もありまして、接種券を持って予約した上で、病院に行って1回目の接種を打ちますと、1回目、何月何日にどのワクチンを打ったかというワクチンのバイアルに一緒についてくるロットナンバーが入ったシールを貼るわけですね、本人控えのところに、1回目。それが接種済票という形になります。2回目のときは必ずその本人控えを持ってきてくださいねというアナウンスをしますので、2回目、当然予約をした上で行くわけなんですけれども、そのときに接種券を確認すると、何月何日にファイザー社製ワクチンのどのロットナンバーのが打ったかというのが確認できますので、それを確認した上で、ちゃんと3週間空いていますね、同じメーカーのワクチンですねということを確認して2回目の接種につなげるという、そういう考え方になっております。  そうはいっても、なくしてしまう方とか勘違いしていらっしゃる方も多いんですが、基本的に、細かいところまで詰め切れてはいないんですが、接種券なしで来た場合は、もう予約が入っていたとしても、ちょっとその場ですぐ接種に行くのではなくて、接種記録の確認を端末等でこちらの本部と照合しながら、間違いがないかを確認した上での接種になるのではないかと考えています。 ◆中妻じょうた   その接種記録をどこで持っているのかという問題になってくるんですね。国のほうでは、何か自治体への発送をしたところまでしか記録していない、把握していないという、誰が何回打ったかは自治体に任せるというような報道も見たもので、ちょっと、それなら、そう決めてやるならやるで、もう板橋区がもう真剣に全力でやらなきゃいけないんですけれども、そこをちょっと今どう管理するかをお聞かせください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   これまでの予防接種と同様、接種記録や予診票の自治体控えの管理は保健所で行っておりますので、基本的に医療機関であったり区施設であったりで予防接種した場合は、予診票の自治体控えというのがこちらの手元に残りますので、それを定期的に回収して保健衛生システムに反映させることで、接種記録の確認、記録の保存というものにつながってきます。ただ、それが毎日リアルタイムでできるかというと、どうしても、特に個別の医療機関に送ったものに関しては毎日というわけにはいきませんので、どうしてもタイムラグが生じてしまいますので、この場合は特に本人控えをご持参いただくのがとても重要になってくると、そういう仕切りになっております。いずれにしても、区の責任で間違いのないようにしっかりと管理していくところではございます。 ◆中妻じょうた   やっぱりお伺いしていると、紙ベースの管理なのかな。本人控えをそれぞれの接種された方に紙でお渡ししているというのは、しようがない部分はあります。それはしようがない。ただ、例えば、今、さきの委員の質問の中でちょっと気になっていたのは、例えばサテライト接種施設と基本型接種施設の連絡体制、あるいは基本型接種施設と国内倉庫との連絡体制というのが何かファクスで行われていたりとか、そんなことないでしょうねというところがちょっと気になっているんですよ。なくなりましたという連絡、足りないですという連絡、何日に送りますという回答というのが何によってやり取りされているのかというのは、現在どう理解されますか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ワクチンの配送や必要な数についての調整、報告は、基本的には厚生労働省が用意するV-SYSというシステムで行われる。ファクスとかということは想定しておりません。ただ、誰も、V-SYSがまだ本格稼働に至っていないので、なかなかイメージがつかみづらいところではあるんですが、そろそろ2月中には稼働する予定ということですので、それを円滑に進めるべく準備していきます。 ◆中妻じょうた   2月中にはV-SYSが可能、だけれども、医療従事者向け先行接種は、何かそれより早く始まっちゃうんでしょうかね。ちょっとそこ、すみません、そこ、確認。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ご指摘のとおり、2月17日から接種開始というふうには報道等で、皆さん、ご覧になられていると思いますが、あれはいわゆる説明資料の5番の(1)接種順位の一番上ですね。医療従事者向けの先行接種、国立病院等の職員が想定されておりまして、いわゆる板橋区医師会さんとかが入ってくるのが2番の医療従事者向け優先接種、それが3月上旬頃から開始となっているところで、非常に区内の医療機関さんも、自分たちの接種はどうなるんだと気にされているところではあるんですが、東京都が少しずつではありますが、必要数の取りまとめとか、そういうのに動いているというところもありますので、今、一応は東京都の仕切りで少しずつ進んでいるというところでございます。 ◆中妻じょうた   分かりました。不確定要素も多いので大変だとは思いますけれども、急いでいるは急いでいるんですが、間違いのないように、基本動作を忘れず、多分手順とかを決めていくと思うんですけれども、手順が間違いないように、ダブルチェックが必要なところはちゃんとダブルチェックをすると、もう命が関わっていることですから確実にやっていっていただきたいというところはぜひお願いしたいというように思います。  もう一点、現時点で気になっているのが、ワクチンに関する様々な情報が飛び交うということを懸念しておりまして、現時点でも安全性についてどうなのかというような議論も起こります。そういう中で、おとといの地震でもそうだったんですが、もう何か事が起こると、すぐにもうデマとか不作為の誤情報とかが飛び交うことになります。情報発信についてはここに説明も書いてあるんですが、もっとアクティブにデマとか間違った説明、情報を抑え込んでいく情報発信も必要だと思うんですけれども、この点はどう考えていますか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   情報発信に関しては、確かにこちらで変な情報を流してもしようがありませんので、基本的には、薬事承認後、厚生労働省から、東京都から示された正しい情報、公式な情報を前提としてホームページで発信していくことになるかと思います。ただ、その先のデマとかを抑え込むというところがなかなかどこまでできるかというのは、まだちょっと検討に至っていないところなので、今後の課題の一つなのかなと思います。 ◆中妻じょうた   一つの方法ですけれども、板橋区ワクチン接種専用のツイッターアカウントをつくるという手があると思います。もうデマの発信源って、今もうほぼツイッターなんですよね。とうとうさきのアメリカ大統領選で議場占拠にまで至ってしまったという大変な事態まで至ったんですが、その発信源ってツイッターなんですよ。ですから、ここはもう板橋区の一大事ということで、板橋区ワクチン接種専用ツイッターアカウントという方法もあると思いますが、ご検討いかがでしょう。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ホームページやツイッターをはじめとするいわゆるSNSの活用も一つの選択肢だと思いますので、今後の検討課題とさせていただきます。 ◆中妻じょうた   ぜひしっかり検討していただいて、迅速に確実にぜひやっていただければと思います。  また、情報のアップデートがありましたら随時展開していただくようにお願い申し上げまして、質問を終わります。 ◆長瀬達也   まず、こちらの接種についての接種場所についてなんですけれども、基本的に住民票がある方に関しては区内でということなんですけれども、区内に住民票を有していなくて区内で接種したいという方と、あとは区民の方が遠方におられて遠方で接種する場合ということも想定され得ると思うんですが、これについては各自治体でのやり取りでそれぞれ相互にデータを把握して、その方が接種したかしないのかということを把握するんだと思うんですけれども、それは従前のほかのワクチン接種でも同様かと思うんですが、そのスキームについて教えていただけませんでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   基本的にワクチンが人口割で割り当てられるので、住民票のある場所でとお願いしているところですが、そうはいってもご指摘あったとおり、区外の医療機関で接種を希望される方もいらっしゃるので、そこは今の、接種していただいて、費用の請求等に関しては、区外で行った場合は相互乗り入れというか、国保連を活用しての請求、支払いになりますので、その方向で調整をしているところです。 ◆長瀬達也   分かりました。  あと、ちなみにそれに関連して、そんなにすごく大きい話ではないのかも分からないですが、全体の中からしたら小さいのかも分かりませんけれども、海外に居住している方というのはどういうふうに対応されるんでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   基本的には国内の人口に基づきやっていますので、今の、打たないと言い切るほどのあれはないんですけれども、今のところちょっと想定はしていないところでございます。ただ、基準日に基づいて高齢者なりそれ以外の方のデータを抽出して、個別通知を発送するんですが、順次、転入等してきた場合も申請に基づいて接種券を発行しますので、接種開始した後、海外から戻られた、帰国されて住民票を持ったということであれば、それは申請していただければ接種券をお渡しすることは可能な取扱いにはなっています。海外に赴任したままとかは、ちょっとまだ検討はしていないんですが。 ◆長瀬達也   分かりました。全ての方にちょっと行き渡るようにしていただきたいなというふうに思っていましたので。  また、そのほかなんですけれども、通知をするときに、コロナワクチンとはいえ、やっぱり副反応を恐れて接種をされない方も多数おられるということも想定をしているかと思うんですが、通知をしたときに、これは義務だと、必ず接種しないといけないんだというふうに思って、もしかしたらそれが原因で重篤な副反応を引き起こす可能性のある方もおられるかもしれないと。その通知自体、通知書がどういうふうに書かれるのかというのが私も気になっておりまして、これについては義務ではないと、ただ打っていただきたいというところもあろうかと思うので、区としてはどういうふうな書きぶりになるのかなというのも気になってはいるんですね。それですので、その点についてお伺いしたいのと、あとは、こんなふうな形で通知を出しますというものをあらかじめ委員に頂きたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   通知もそろそろ確定しなければならないところで、準備を進めているところではございますが、まず今回の新型コロナワクチン予防接種は、予防接種法に基づく臨時接種ということで、一応努力義務という言い方はされていますが、基本的には区民一人ひとりの任意に基づき行われるものという点はしっかりと示して、そうはいってもリスク等の情報もありますので、なかなか全ての情報を載っけてしまうと、逆に取っ散らかって見づらくなりますのであれなんですが、任意であるということと、それなりに厚労省等のリンクを貼るなりQRコードをつけるなりして、リスクについても可能な限り情報を提示した上で、ご自身で納得された上で接種をしてくださいという、そういう通知にする方向で調整しているところです。 ◆長瀬達也 
     分かりました。ぜひできましたら最初に議会には見せていただきたいというふうに思います。お示しをいただきたいと思います。  次に、副反応に関してなんですけれども、副反応の疑いがあるという方が出てきたときに、こうした方々についても、コールセンターで全部、全てが同じコールセンターで対応するんでしょうか。最終的な出口というのは、やっぱり専門家が恐らくコールセンターでも対応することになろうかとは思うんですけれども、コールセンターで全部受けるとなるとすると、様々な方がコールセンターに連絡をするわけで、やっぱり限りもある中で副反応を生じている方が速やかに医療機関につなげられるのかというところの心配がちょっとありまして、その体制については区としてどのような見解なのかというところをお伺いしたいと思います。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   これまでの様々なワクチンに関する副反応等の相談も、基本的には保健所予防対策課の予防接種グループで一義的に受け付けていますので、今回コールセンターの番号を大々的に周知しますので、最初の相談はどうしてもそこに来るとは思うんですけれども、そこでは副反応に関する相談となったら、速やかに一旦打切りというか、速やかに保健所予防接種グループに引き継いで、そこで丁寧な聞き取りを行って、必要に応じて救済策を考えていきたいという、そういう仕切りに考えております。 ◆長瀬達也   分かりました。実際どのくらいの件数の電話が来るのかというのは、まだ今後の話だと思いますので、今後の初期とか、ある段階を経て検証はしていただいて、例えば別に専門の副反応ダイヤルを別に設けたほうがいいのかというところは、ぜひ今後検討はしていっていただきたいというふうに思います。  あともう一つあるのは、結構社会的に、社会的な往来をあまりしないというか、接点のないご高齢の方々とか、そういう障がいをお持ちの方とか、様々な方がいらっしゃると思うんですけれども、そうした方々に対して周知をするというのは、手紙はもちろん来るんですが、ただ、今までは例えば地域の見守りの中でサポートをしていたわけですけれども、ただ、今回コロナでサポート自体が、接点自体がなかなか欠けていらっしゃる方も中にはいらっしゃるわけで、そうしたときにそのご自身が本来はワクチンを打ちたかったものが、行けない、情報に接せられないという方も中におられると思うんですよね。そうした方々の対応というのは区としてどういうふうにしていくのかというところをお伺いしたいんですが。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   なかなか、そうですね。ふだんから周囲との交流が途絶えている方に対してどう発信していくという問いだとは思うんですが、これまで繰り返したとおり、ホームページ、広報、広報も全戸配布ですし、個別通知も基本的には対象者全てに送る形になっているので、その時点で通常の予防接種と比べても格段に強い情報発信であるとは考えておりますので、まずはそこの2つ。  ただ、そうはいいましても1回送っただけ、1回広報を送っただけで途絶えてしまうと、気づかないまま過ぎていくというところが考えられますので、一応予防接種の期間としては来年度しばらく、特にいつまでという期限を区切るものではないので、来年度以降も必要に応じて広報であったり、個別通知をもう一回送付というのは考えづらいところではあるんですが、広報の配布用の体制も組んでいるところではございますので、適宜必要な情報発信というのは来年度に入ってもまた考えていきたいとは思っております。 ◆長瀬達也   分かりました。民生委員さんの訪問も今は制限されているということを聞いていますので、その点の対応はぜひ丁寧にしていただければというふうに思います。  あともう一つなんですが、すみません、最後にさせていただきますが、接種を先行して優先接種となる医療従事者の範囲というところなんですけれども、例えば病院の中でいえば、例えばクリニックでいえば、全ての方が対象になるというのは分かるんですが、中規模とか大規模な病院にあっては、そこに出入りしている業者さんとか、あとは例えば給食配膳をする方々とかというのもいらっしゃって、実は外部委託に出しているところって結構あったりするわけなんですね。そのときにその外部委託の方々というのは病棟からは隔離されているので、特にそうした方々に対しては先に打ちませんよということになるのか、あるいはそうした方々も病院に関連する事業者さんに関しては、優先順位を上げて接種をされるのかというところをちょっとお伺いしたいと思うんです。  といいますのは、とある区内の大規模な病院で給食配膳をされている方々のお話を聞くと、やはり自分たちは医療関係、ある意味医療従事者でありながら、医師や看護師とは比べてそこまで丁寧な扱いをちょっと今まで受けてこなかったんだというような方々もおられて、そうしたところにちょっと心配をしていまして、区としてはどういうふうな認識なのかということと、その職員に含められるのかどうか、それをお伺いしたいと思います。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   医療従事者への優先接種、東京都の所管で動いているところではございますが、国の資料を読むと、まず医療部門に関しては診療科目等は問わない、医師、看護師の別もせず、歯科医師や薬剤師会も入ってきますし、ご指摘のあったある程度大きい医療機関になってくると、正規職員か委託であるか、働いている場所も問わずに予防接種を希望する者の人数に含めて構わないという仕切りになっていますので、今現在まさに人数の調査を東京都が行っているところだと思いますが、それに基づいてご指摘があった食堂の委託事業者等も含めて、希望するのであれば、含めてワクチンの接種を希望するという流れになっていると思われます。 ◆井上温子   よろしくお願いします。  実施体制のところで、区施設と医療機関高齢者施設、あと訪問診療それぞれで接種をされていくということだったんですけれども、1か月に9万3,100人を接種して、また2か月でその倍をやっていかなければいけないって、すごく大変なプロジェクトだなと思うんですけれども、それぞれの施設で大体何人ぐらいを想定されているのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   なかなか接種可能件数の想定というのは難しいところでして、個別の医療機関に関しては、週にどれぐらい打てますか、1日どれぐらい打てますかという調査票をお願いしているところなんですが、それすら今何とも分からないなというところで、1時間6件なのか10件なのかというところをつかみで出してもらっているところです。それは区施設等でも一緒でして、医師会さんがどれぐらい打てるかって、なかなか考え方が難しいですし、通常の診療も並行しますので、そもそも会場に医師を何人送り込めるかというところ、派遣できるかというところもなかなか確定はしていないところでやっていますので、一応現時点でこれぐらいはできるかなという数字の積み上げで実施計画等には示させていただいているところでございます。 ◆井上温子   区施設に関しても想定されていないんでしょうか。5か所で集団接種やられると思うんですけれども、その5か所の想定人数だとか、高齢者施設は7,000人ぐらいお住まいなんでしたっけ。7,000人の7割ぐらいを想定されているということになるんだと思うですけれども、区施設に関しても想定の接種件数を出されていないということでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   はっきりとした数字でお示しして区民にご安心いただきたいところではございますが、基本的には接種をする医師会の判断が非常に重要になってきて、やはり折に触れて相談は定期的に行っているところなんですが、まずはご自身たちの優先接種の段取りがなかなか進んでいないという状況で、4月からどれだけ接種できるかって、なかなかすぐには見られないなというところがありますので、それも踏まえてちょっと数字を想定しているところではございます。ただ、ある程度区内全体で意向調査をかけてきた今時点の数でありますけれども、実施計画にお示ししたような数字にはなっているので、ここら辺を適宜増減を繰り返しながら2か月で18万件、高齢者全員の接種を完了できるべく準備を進めているところでございます。 ◆井上温子   調整も大変だと思うのであれなんですけれども、ほかの、他区の情報とかを見ていると、練馬区だと診療所、医療機関で400か所を協力していただけるということで、横須賀市だと200か所ですかね。何か見込みで書かれているので、まだまだ具体的にはというところだと思うんですが、集団接種で、資料で見ると1日当たり150件ぐらいかなというふうな想定で書かれていらっしゃって、それが1か所当たりなのか5か所全体でなのかがちょっと把握できなかったので不明なんですが、1か月で4,500件から1万件程度になるのかなと思うと、やはり診療所がすごく重要な接種数を占めるというか、ことになってきて、練馬区さんだと1日20件ぐらいを想定して出されているので、そこの診療所さんが何件協力してくれるかというのが大きなポイントだと思うんですが、200か所が一応書かれていますけれども、200か所は大体確実に協力していただけそうな感じなのか、まだ打診をしている段階なのか、その辺の状況をお知らせください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   基本的に診療所、クリニック、大規模医療機関を含めて使命感に基づいてやっていただいていますので、協力する、しないであれば、どこも協力してくださるのは確実かと思います。ただ、やはり接種件数というのが通常のインフルエンザとコロナはまた違う特殊なワクチンというのもありますので、やはりどれぐらい1日に打てるかというのが非常に予測が立てづらいというところで、今時点では1日10件、20件で、週で50件とか100件とか書いてくださっている医療機関も多くあるところではあり、その結果の数字ではあるんですが、もうちょっとまた薬事承認もされて情報が明らかになるにつれて数字が増えたり、または、こんなには打てないなと減る可能性もあると思うので、そこは一次調査と申し上げたんですが、二次調査等も徐々にかけて、情報が明らかになるにつれて接種可能件数の精度も上がってくるのかなと思うので、そこは繰り返し進めていきたいとは考えております。 ◆井上温子   ありがとうございます。何か1日20件で200か所で1か月22日あると、多分8万8,000件ぐらいになって、多分規模的には1か月9万とかやるに当たっては十分になってくるのかなというふうなことだとは思うので、ぜひ協力体制を築いていくのを頑張っていただけたらなと思います。  とはいってもなんですけれども、板橋区が2か月で全件接種をできる体制を整えたとしても、板橋区民の方たちがどれぐらい通知をしたときに予約してくださるかというのも、結構ハードルが高いのかなというふうに思っていて、区民の協力なくしては達成は多分できないものになってくるんだと思います。ちょっとアンケート調査とかを見ていると、いろんな調査があるので一概には言えませんけれども、接種したいと思っている方が3割程度、しないと思っている方が3割程度、両方とも多分結構拮抗していて、イギリスとかだと七、八割が接種したい。本当に感染拡大、日本と違いますし、死者数も多かったというのもあるとは思うんですが、そういったデータもありまして、板橋区として今どのように区民感覚をつかんでいらっしゃるか。皆さんが通知をしたら、すぐに高齢者の方たちとか、予約してくださるような状況にいるのかどうか、その辺、どのように認識されているのか、お伺いさせてください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ご指摘いただいた、どれぐらいの方が接種を希望するのかという予想が一番最も難しいところの一つでして、1つ参考にさせていただいたのが、10月から12月に行われた高齢者インフルの無料になった予防接種について、こちらが約54%の接種率、これでもふだんよりは大分上昇していたというところで、ここを基準にしてこれよりは上がるだろう、5割5分、6割なのか7割なのかというところで、これは別に予想というか、目標値とかでは全然ないんですが、7割ぐらいの方が希望されても大丈夫なような体制を医療機関の数的にも予算的にも用意しておこうというところでありますので、なかなかどのぐらい、各種アンケートでも、高齢者のほうが希望していて、下に下がるほど下がるというのはあるんですが、予想は非常にしづらいところですが、一応7割来ても大丈夫なぐらいの接種体制を整備する方向で進めております。 ◆井上温子   分かりました。ありがとうございます。  施設とか病院に入院とか入所されていらっしゃる方たちの接種についても、これは努力義務というふうに言われていますけれども、その方々の意思に基づいてやらなきゃいけないことだと思うんですけれども、施設とか病院とかだと一律、強制的な感じの雰囲気になってしまうことも避けていかなければいけないなと思っていまして、その辺はどういうふうに病院さんとか施設と協力していくのか、どのように通知していくのかですね、教えてください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   高齢施設、老健、特養には、何軒か足を運んで現場の方と実際ヒアリングさせていただいて、どういうふうに進めればいいかという相談をさせてもらっているところなんですが、基本的には今述べた高齢者のインフルエンザ予防接種のときもそうなんですけれども、基本的にはご本人の同意なしに打つことはないし、万一認知症であったり判断が難しい方については、もう基本的には家族の方に同意していただいた上でやりますのでというところですね。  今、調査も行っているところであるんですが、今の調査はあくまで予備的な調査で、基本的には、本人たちが真剣に考えるのは接種券等が届いた後じゃないと、本気で考えるというのは難しいので、ちょっと3月中旬以降届いた後で考えた上で本当のワクチンの必要数を出させてくださいというところで、基本的にスタッフの方からは強制するとか、そういうところは全然感じず、利用者のこと、利用者の希望を尊重したいという、その意向が見えてきたので、その点は施設のほうと連携して進めていって大丈夫かなというふうに感じているところです。 ◆井上温子   ありがとうございます。  あと、コロナでお亡くなりの方の人数とか後遺症の人数というのがどれぐらいなのかなというのを今板橋区で把握していれば教えてほしいんですけれども、それとワクチンのリスクというのをある意味で比較対照できないと、ワクチンの副反応とかリスクというのも、ワクチンの副反応でアナフィラキシーショックとか、そういうのが起きるのが100万人で5人程度だみたいな話が書かれたりとかして、インフルエンザだと1.15人とかなんですかね。何かデータ、いろいろあると思うんですが、本当に僅かだという話ではあるものの、コロナで亡くなられる方とか、若い世代にとっては特にですけれども、そこまで亡くなられる方とか重症化する方が少ないところに対してワクチンというのが、やっぱり世代とか価値観によってもワクチンへの受け止め方って違うなというふうに思うんですが、板橋区としては、コロナでお亡くなりの方とか後遺症とかがどれぐらいの確率で現れる、ワクチンのリスクはこれぐらいなんだという、やっぱり比べたときにワクチンを打ったほうがいいよねということで多分進めなければいけないんだと思うんですけれども、その辺、どのように認識されているのかというのをお聞かせください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ワクチンのリスクをどういうふうに発信していくかというのは非常に難しいところではあるんですが、基本的にこれまで申し上げたとおり、薬事承認後に厚生労働省から示されるデータを基にホームページ等で発信して、個別通知でも可能な範囲で載せて、リスクとベネフィットを判断した上で最終的にはご自身の判断で、強制されるものではないので、ご自身で考えて接種を決定してくださいという通知の周知の仕方になってくるのかと思います。  本当に薬事承認直後なので、これから医療従事者の先行接種に関しても、単なる接種ではなくて、副反応等の詳細な報告を国に上げる仕切りになっていますので、そういったものを繰り返す中で、もうちょっと3月とか4月の高齢者の接種開始までには国からの詳細な情報が示されてくることにもなると思いますので、そういったものも遅れなく発信していくことで、区民の判断の基になるようなものを提供してまいれればと思います。 ◎予防対策課長   補足でございます。今、現在、区内の新型コロナの感染があって死亡された方の数としては65名でございます。ただ、やはりワクチンのメリット、デメリットについては、今予防接種担当課長が申し上げたように、母数のデータが大きければ大きいほど正確さが増しますので、区内の状況というよりは、やはり国の正確なデータが今後出されていく、その情報に基づいた情報発信が重要かと思います。 ◆田中しゅんすけ   すみません。何点か確認させてください。  まず、ここ、2ページ目ですね、接種希望者の見込みで、高齢者や、先ほど質問にありました54%、高齢者のインフルエンザ予防接種の実績が10月から12月で54%ということで、基準値になる数値を示していただいたんですけれども、多分、何となくなんですけれども、マスコミの現在の論調だと7割とか8割、接種希望者、全体なので高齢者がどれぐらいなのかというのはなかなか数字を捉えづらいとは思うんですけれども、全体で7割から8割というような報道がなされていますし、若い方は特に早く接種をしたいのかなというところの部分があるのと、それから板橋区のこの高齢者のインフルエンザ、去年の10月から12月に54%といって、こういう予防接種の中では板橋区でほかの予防接種と比べて高い比率だったのかどうかというのをまず確認させてください。 ◎保健所長   インフルエンザ、半額自己負担していただいていたときは、大体46%ぐらいの接種率でして、今回は無料となりまして、接種率は上がって50%を超えているという状況です。お子様の予防接種については95%目標で、大体それに合致した数字となっておりますが、高齢者の場合は、インフルエンザが半分ぐらい、肺炎球菌がもうちょっと低いというような状況です。 ◆田中しゅんすけ   ありがとうございます。そうすると、ワクチンの接種率としては若干高かったというぐらいの認識でいいのかなと思うんですけれども、今回、この昨年高くなった理由というのも、これもマスコミ報道とかなんですけれどもね、新型インフルエンザのワクチンを接種するとコロナにも効果があるような報道をされていた時期があったので、それで高齢者の方も、これが一つの最初の、しっかりとしたワクチンではないんですけれども、予防の一つだという観点から見ていただいたのかなというところも少し考えられるのかなというところは感じています。  ただ、今後、これからの本当に接種をしていただく順番の中で、接種順位ということが記されていまして、項番5ですね、開始時期の見込みから、それからご高齢者の方が3月中旬以降ということで接種見込みということでこちらに予定として記されているんですが、地域を回っていると、私のたまたまお話を聞かせていただいた65歳以上の方というのは、なるべくだったら後のほうがいいというお話がやっぱり多かったんですね。そうなると、これ、接種順位ということは、国が定めて、しっかりと通知と通達が来て、これに基づいてやってくれというところになっていくと思うんですけれども、これはこれで遂行していくということは理解できます。  ただ、本当にこの順番で打った場合に、ワクチンが全国的にしっかりと、國枝さんがさっきから説明してくれていただいたように、不確定なんだけれども供給されたとした場合に、接種順番によってはワクチンが非常に、たまたま余ったじゃなくて、希望者が少なかったということになった場合、どういうふうに区として対応していくのかという、その対策は考えておかなければいけないと思うんですよ。その部分についてはどうお考えでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   そういった可能性も考えて準備を進めなければならないというのはご指摘のとおりだと思うんですが、なかなか接種希望者の見込みというのは予測が難しいですし、ワクチンの供給量の見合いで足りる、足りないのも変わってきますので、ですが、今のところは、例えばワクチン、思った以上に高齢者の接種希望者が少なくて、このままだとワクチンを捨てなきゃなとなったときに、じゃ、それでも必要だから接種してくださいよと再度周知するのかとか、そこまでは今のところは考えてはいないというところですね。個別通知と全戸配布という点で通常の予防接種と比べても随分と強力な接種勧奨にはなっていますので、この上、それをどこまで進めるかというのはなかなか難しいというふうに考えています。 ◆田中しゅんすけ   難しいお話をしているとは思うんです。ただ、さっきの井上委員の話じゃないですけれども、勧奨し続けると、今度それが義務的なお話になってしまっても、これは本末転倒だし、そうじゃなくて、頭の片隅にでもいいので、そういう事態が生じた場合ですね、前もちょっとご説明をいただいたときに、私たちどもの団としては二の手、三の手をやっぱり考えておいていただきたいということは、区長にもお会いしたときに申し上げましたが、なかなかその順番を変えるというのは難しいお話なので現実的ではないかもしれないんですけれども、こういう全国で一斉にコロナのワクチンを打つということに対するその状況ですよね、状況に鑑みた中でやっぱりそれぞれの自治体が最終的に判断をしなければいけないという決断に迫られるときが来るかもしれませんので、ぜひそれは頭の片隅にでもいいので考えておいていただきたいなというふうに思っております。  それと、発送通知文というのは、これって、それぞれの自治体で独自で文章って考えられるんですか。それともこれって全国一斉にやるので、全国統一の文章で通知をするというふうに考えていたんですが、違うのであれば教えてください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   通知の内容に関しては、国のひな形に基づいてそれぞれの区で分かりやすい周知文を考えていて、一定のフォーマットはありますが、基本的には各自治体ごとになっています。 ◆田中しゅんすけ   そうすると、表現は各自治体で表現をしているというところなんですね。分かりました。  それで、最後に、こういうもう本当に国を挙げてのワクチン接種という非常に大きな大きな多分経験したことのない日本での事業になっていきますので、いろいろとまた自治体間競争とか、いろんな情報でマスコミがここはどうだったとか、今でも練馬区方式だとかと言われていますけれども、私は板橋区方式が一番だというふうに考えておりますし、一生懸命皆さんが手を尽くして知力を尽くして考えて準備を進めていただいているので、そういう中の情報を操作されたときに焦らないでいただきたいということと、別に競争しているわけではないので、あくまでも推奨して、集団感染を防ぐための予防なんだというところの坂本区長が常々言っていらっしゃる安心・安全な観点をやはり全面的に打ち出したコロナの板橋区の接種という状況をつくっていただきたいなというふうに思っていますし、情報ですね、いろんなことが、不測の事態とか考えられなかったこととか、いろんなことが起こると思います。副反応も、もしかしたら出るかもしれません。そのときにぜひ情報を隠さずに、ちゃんと議会に報告を、逐一報告をしていただきたいというふうに、最後、思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   まず、最初の報道等の競争云々のところなんですが、既に今の時点でもマスコミの問合せがどんどん来ておりまして、確かにいろいろと言質を取られようとするところもあるところなんですが、それらに一喜一憂することなく、着実に板橋区としての接種体制を推進していきたいと考えておりますし、万一、起こってはいけないところですが、副反応等の被害が起こったときも隠蔽するのではなく、いい情報も悪い情報も全て区議会の皆様には適切なタイミングでお諮りしながら、連携して進めていければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆なんば英一   よろしくお願いいたします。  まだ第1便が来たばかりということで、板橋区は中旬に接種券を段階的に発送というふうにこれ、なっている。これがこの中旬どおりにできるために、第2便のワクチン、いつ頃どれだけ届くのかという目算というか、その辺はどう考えているのかということと、それから2つ目が、ちょっとすみません、我々のほうもハードルの高い要望をさせていただきまして、通所事業者でのワクチン接種及び通所事業者の従業員の方も同時接種できないかということを要望しておりますので、これについてはどうお考えなのかと、これが2点目ですね。  それから、3点目は、診療所での接種をしたときに、もう診療所はあれですよね、通常診療をやらないんですよね。一日中これ、打ちっ放しの体制で迎えるということなのかどうかと。それで、ワクチン接種だけで診療が要するに足りるのであれば、診療費が、1日のね、経営が成り立つのであれば、それでいいんですけれども、委託費みたいなものは考えているのかどうかということが3点目。  4点目が、いわゆる高齢者施設でも、ワクチン接種のときはいろいろな高齢者のあれがありますよね、1日のスケジュールだとか。どういう、普通の通常の高齢者施設の中でのその時間を要するに集約してやるというような体制になっているのかどうか、その辺、ちょっとお聞かせいただければと思います。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   では、順番に説明いたします。  まず、ワクチン第2便がいつ頃届くかというほうは、第2便で板橋区に割当てが来るかどうかも含めて、一切情報は下りてきておりませんので全くの白紙状態で、こちらにも情報は入っていない状況です。  それが1つで、次、通所事業者の従業員等々へと、優先接種の対象にならないかというお問合せかとは思いますが、基本的には資料の項番2でも示したとおり、国の役割の一つで、接種順位の決定というところで、幾つかの自治体から国のほうで独自に優先順位を設定してもいいかという問合せは結構あったみたいなんですが、そこはやり始めると収拾がつかなくなるという点からだと思うんですが、接種順位は決めるのは国の仕切りなので、自治体はこの判断に従う枠の中でやってくださいとなっているので、区として独自の接種順位を設定するのは不可能という状況でございます。  それから、3番目、診療所の接種体制、一日中通常の診療を中断してやるのかというところは、それはもう一言で言うと、診療所、クリニックさんのやりやすい体制でやって、1日何件なのか、1週間何人分ぐらい接種できるのかという調査をまいていますので、そこは必ず、例えば通常の診療を中断して一日やってくださいではなくて、例えば特定の曜日の午後で週二、三回であったりでも、それは医療機関が両立可能な範囲で接種可能件数を出していただいているという、そういう調査をしていますので、無理のない範囲で予防接種に取り組んでいただければと考えております。  それは最後の高齢者施設の接種の流れについても同様で、今は大ざっぱな施設ごとの人数を調査しているところではあるんですが、例えば100人分を必要となったところで、施設によっては一度に100人分を送られても困るので二、三週で分けてくれという要望があれば、分割して郵送した上で施設ごとにやりやすい時間帯、午前なのか午後なのか、あると思いますので、やりやすい形で接種を進めていただければと思いますので、こちらとして特にモデルとかを示してお願いするものではございません。 ◆なんば英一   ですから、あれですよね。ワクチンの到着日程によってこのスケジュールも五月雨的にどんどん後ろに、それが遅れればこれも遅れていくというあれですよね。ちゃんと情報を共有化して、皆さんがそういうものだというふうに思っていたほうがいいですよね。  そこが1つと、それからその関連で聞こうと思っていたら、あまりこれ、意味のないことなのかなと思って、結局、区施設、医療機関高齢者施設の設置数と、それから接種件数と出ているじゃないですか。これ、スケジュールも出ているので、ある程度は日替わりの1日当たり何件のスケジュールみたいなものも持っているのかなと思ったんだけれども、いわゆるワクチンの到着によって変動するスケジュールということであれば、それはちょっとあまり意味がないのかなと、今お聞きしていて思ったんです。その辺、どうなんですか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   まず、最初のほうからなんですが、ご指摘のとおり、ワクチンの配送日程等は全くの未定なので、それが遅れれば、そもそも高齢者の接種開始が遅れるということは十分に考えられる話であります。  もう一つ、接種件数のところではあるんですが、そうですね、これも一応今の時点でこれぐらいはできるかなという数字の積み上げではあるんですが、1か月で10万件となっておりますけれども、極端な話、ワクチンが8万人分しか届かなければ8万人以上は打てないので、ワクチンの供給量次第でまず実績は大きく変化してくるものになると考えています。 ◆なんば英一   それで、やっぱり広報体制、アナウンス、それがやっぱりすごく重要だと思うんですよ。要は供給の数に合わせてどれだけ要するに接種できますよと。それに対してやっぱり最初のほうは、ちょっと様子を見ておこうという方もたくさん出てくると。せっかく体制を組んで機会はあるのに、様子見で、それも打てないという状況になってもまずいし、前のめりになって、予約しようと思ったら足りないじゃないかという、そういうふうになっても、両面やっぱりあまりよくないので、いわゆるその辺の周知をどういうふうにするのかということですよね。もう一度、ちょっと今考えている周知方法についてご説明いただければと思います。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   周知方法についてですが、基本的には個別通知の発送時に接種券等と一緒に、区内で接種可能な医療機関のリストというのは載せるつもりです。もちろんその後に、うちも協力したいとか言ってくることも考えられますので、そこら辺に関してはホームページで随時更新という形で、あと、予約の方法については、区施設会場などについてはシステムで予約を受け付けることになっていますので、そのシステムを確認すると、何月何日の、15分刻みでの予約の受付を想定しておりますので、何月何日の午後、どこどこの会場であればマル・バツ・三角で表示する予定ですので、まだ申し込めるなというのが一覧で分かるようにはしますので、だからどこがマルかというのはワクチンの供給量の見合いになってくるので、あまり先の日程までは示さないところではあるんですが、そういったものを確認していただいて、一番早く接種できる会場、一番近い会場を選んで予約をしていただければなというふうに考えております。 ◆なんば英一   結局、でも、高齢者に直接アプローチするのって難しいじゃないですか。だから、そういう周知徹底というのは、やっぱり医療機関かかりつけ医さんだとか、やっぱり介護の事業者さん、そこからのやっぱり連絡が随時行くような体制に今はなっていないんだったら、そういうようなのをちょっと考えたほうが、いわゆる一番効率的に体制はしけるんじゃないのかなとは思うんですけれども、その辺はどうですかね。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ご指摘のとおり、医師会や高齢者施設医療機関等の協力がなければこの事業は成功しないと思っていますので、接種の情報、ワクチンの供給量等の重要な情報は、随時医師会さんなどを通じて区内医療機関介護施設等と共有しながら、そちらからの情報発信も協力いただければなとは考えております。 ◆かなざき文子   お願いします。  まず最初に、旧板九小を会場としてお使いになるみたいなんですけれども、旧板九小のどこを使われるのか決まっているんでしょうか。 ◎予防接種担当課長経営改革推進課長兼務]   現在、旧板九小につきましては、国勢調査の関係で会場を使用していますけれども、そこのスペースを、3月いっぱいで終わるということですので、丸々使用してということになりますので、教室等々を活用して実施をするという想定で考えているところでございます。 ◆かなざき文子 
     かなり施設自体は、旧板九小も、また中央図書館跡地も老朽化が非常に著しいなと思っていまして、健康福祉センターとかは何も不安に思っていないんですけれども、衛生面、安全面という点でどういった配慮が行われていくのか、そのための準備とかというのはきちっと想定されていらっしゃるのか、そこだけちょっとお聞きしておきたいんですけれども。 ◎予防接種担当課長経営改革推進課長兼務]   まさにご指摘のとおり、旧板九小、それから中央図書館跡地につきましては少し、予防接種をするという会場になりますので、会場の工事請負費をちょっと積んでおりますので、その辺で少しきれいにするような形を少し補正予算にも計上させていただいていますので、その辺もきちんとやりながら接種会場として整えてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆かなざき文子   かなり、特にちょっと1階部分って、割とあそこ、じめじめしているものですから、石神井川が近いということもあって湿気が、もうちょっと放っておくとすぐにかびてくるという状況なので、そこはちょっと衛生上かなり気を配っていただかないと、会場としてはなかなか手厳しいなというふうにちょっと感じたものですから、そのことはちょっとよくお願いをしておきたいというふうに思います。  それから、次なんですけれども、障がい者、障がいをお持ちの方々の入所施設はどういう扱いになるんですか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   障がい入所施設に関しては、基本的に優先順位の中に要するに障がい云々で入っているわけではありませんので、基本的には高齢者が終わって、基礎疾患が終わって、その後、接種券が順次届きますので、その後、接種していただくことになると想定しております。 ◆かなざき文子   それぞれの障がい種別にもよるとは思うんですけれども、かなり配慮を必要とする障がい者もいらっしゃるので、そこの点については一律的な判断じゃなくて、ちょっと専門家ともよく相談して高齢者と同じタイミングを考えるなりしたほうがいい場合は、あるのではないかというふうに、それぞれによって個別だとは思うんですけれどもね。一律的に、はい、高齢者、スタートよだとか、そういうんじゃなくて、基礎疾患もそうだと思うんですね。  基礎疾患をお持ちの方も、かなりアレルギーを持っている方が多いですから、そういった点では個々の対応というのが必要になってくるので、そのあたりの判断というのは、高齢者が全部終わってということは、夏ぐらいからになるのかなと思うんですけれども、それで本当に大丈夫なのかどうなのか。夏頃って私、勝手に言っていますけれどもね、要は一どきに全部が分からないですよね、想定的にもね。高齢者も絶対このスケジュールどおりに終わるかどうかも分からないですし、間3週間以上空けるという点からしても、場合によっては持病が悪化して3週間たって、受けるということができない方も出てきたりだとか、本当に個別個別でいろんなケースが出るとは思うんですけれども、障がい者については、基礎疾患をお持ちの方々と同じような扱いになるだろうということで、厚労省のほうからは、そのあたりはきちっとした通知というのは来ていないんでしょうかね。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   障がいに基づいて優先接種の対象となるという国の扱いには、現時点ではなっておりません。これまで申し上げたとおり、優先順位の設定に関しては国の所管となっておりますので、区として独自にというのはなかなか難しいところです。  ただ、ちょっと説明を補足させていただくと、まずは4月から高齢者、それ以降、4月中旬に64歳以下の方に発送してということになっているんですが、高齢者が全て2か月で終わるまではそれ以外の方ができないというわけではなくて、一旦、接種の発送の時期が具体的に今後示されるわけなんですが、接種券が届いた後は、高齢者とそれ以外の方が同時に予約をしてということも想定されておりますので、何も夏までということはございませんし、なかなか、4月下旬の発送とはなっているところなんです。それが後ろ倒しになる点はあるとは思うんですが、通知が届き次第、夏よりも早い段階で64歳以下の方、基礎疾患とか、それこそ障がいがある方も含めて接種は可能になるというふうに考えております。 ◆かなざき文子   次に、外国人の方についてなんですけれども、外国人の方については、なかなか日本語が分かりにくいということで、情報不足、それから相談するところがやはり少ないという点でも、どうしても不安が大きいんじゃないかというふうに思うんですね。そういった点で特別の配慮というのが必要になってくると思うんですが、その点についてはどうなっているんでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   まず、事業者に委託して運営するコールセンターについてですが、全員ではありませんが、多言語対応、具体的には9か国語まで対応できるような体制を整えていると聞いております。英、中、韓、そのほかアジア各国の言語に対応できるということですので、一旦は日本人のコールセンター、取ることになると思いますが、外国の方だと判明した時点でしかるべきスキルを持った職員につないで相談には対応していくという形で、外国人の方にもある程度対応していく予定です。  そのほか、予診票等についても、基本は日本語にもちろんなるんですが、薬事承認後、国が多言語版を作成するという動きもありますので、そこら辺を注視しながらホームページ上で積極的に情報発信して安心につなげていきたいと考えております。 ◆かなざき文子   ホームページ上も多言語の対応というのがされるのかということと、それから様々な相談もするとき、予診票が来てからのコールセンター等での相談になっていくという理解でよろしいんでしょうか。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   ホームページ、もともと多言語、9か国まではいきませんが、対応しておりますので、それは操作していただければ外国語での表記も閲覧可能です。  すみません。相談体制のほうについては、コールセンター自体は3月1日から開設いたします。当初はもちろん予約は受け付けられる状況ではありませんので、ワクチンに対する一般的な相談、問合せとなりまして、3月中旬以降、高齢者向けの個別通知が発送された時点で、予約の受付も並行して開始していくという、そういう仕切りになっております。 ◆かなざき文子   ホームページ、コールセンターと対応はしていただけるということなんですけれども、ただ、災害時、とかく外国人の方々は情報が非常に不足して、私たち以上に困り事というのが非常に膨らんでいる、不安が大きいというふうに毎回報道もされていて、先日このワクチン接種のことで外国人の問題がちょうど取り上げられて報道もされていたので、ホームページを見ることができる人、予診票が来て何とかコールセンターに相談できるという体制は取れれば、それは一番いいんですけれども、どうしてもそこから漏れてしまう方も出ないとは限らないというふうに思いますので、様々なことを想定した対応というのはぜひ十分に取っていただきたいというのはお願いしておきたいというふうに思います。  あと、体制がちょっとやはり気になっているんですけれども、医師会との協議というのはもう全て終了して、さて、あとは待つばかりだという状況ではまだまだないというふうに思うんですが、そのあたりの今後の見込みみたいなものがもし分かれば教えていただきたいのと、まだまだ今後体制を、それぞれの会場ごとの体制を強めていかなきゃいけないというふうに思うんですけれども、そのあたりの準備状況というのはどうなっているのか、教えてください。 ◎予防接種担当課長生活衛生課長兼務]   医師会さんとの打合せの流れですが、もちろん現時点で全て準備万端というわけでは全然なくて、住民接種に関して言えば、集団接種、どこの会場に1日どれぐらいの人数を派遣するか、医師、看護師、その他事務職員というところを、そろそろ折り合いがつきそうなところではあるんですが、まだ確定ではないというところで、いずれにしても通常の診療を持たれている開業医の先生方ですので、通常の診療に差し障りのない範囲で、そうはいっても予防接種にある程度まとまった人数を派遣していただくというところで少しずつ協議を進めているところです。  ただ、どうしてもそろそろ始まるであろう医療従事者向けの優先接種のほうが、東京都の仕切りなんですが、そちらが私どもの準備に輪をかけてかなり取っ散らかっている印象ですので、そこのほうが気が気でないという状況で、まずはそこら辺をどこまで東京都の調整がこちらができるかというところであるんですが、ある程度道筋をつけないとなかなか次のステップには進められないのかなという、それも、ところで、あまりせかすことなく、本当はもうちょっと急ぎたいところではありますが、可能な範囲で準備を進めているところでございます。 ◆かなざき文子   準備、いろいろあれもこれもたくさんあって、課題はまだまだいっぱいあるんだと思います。日々毎日大変だというふうに思うんですけれども、数追いになるのではなくて、先ほど皆さんも言われていたと思うんですけれども、安心して安全にきちっと接種が打てることができるようによろしくお願いいたします。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  それでは、議事運営の都合により、委員会を暫時休憩いたします。 休憩時刻 午前11時33分 再開時刻 午後 3時50分 ○委員長   休憩前に引き続き、健康福祉委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、「いたばしNo.1実現プラン2025」については、個別の事業に対する質疑となりますので、説明は省略し、直ちに質疑を行います。  質疑につきましては、お配りしております資料の別紙2、質疑応答担当所管一覧の範囲内で質疑を行っていただくとともに、先ほどの補正予算分科会同様、事前に提出いただいている理事者の範囲内で質疑していただくようご協力をお願いいたします。  それでは、質疑については事前に申出をいただいておりますので、中村委員、さかまき委員、中妻委員、長瀬委員、井上委員、田中委員、なんば委員、かなざき委員の順番で行います。  初めに、中村委員、お願いいたします。 ◆中村とらあき   1点のみ、質問させていただきます。  本編91ページ、障がい者福祉施設のあり方検討について質問させていただきます。  この中で、障がい者福祉サービスの充実と効果的・効率的な運営をめざして、区立福祉園の民営化、障がい者センターのあり方、施設の改築・改修等を検討いたしますとございますが、現在、コロナ禍でございまして計画に遅れが出ているとのことですけれども、そのあたりのことについて答弁を願います。 ◎障がいサービス課長   障がい福祉施設の在り方については、コロナの関係で記載の取組についてはスケジュールの見直し等を行ってきたところでございます。  区立福祉園の民営化のあり方検討につきましては、令和2年度中の結論ということで進めてきたところでございますけれども、新型コロナの影響がございましてスケジュールにつきましては見直しをさせていただいた上で、令和3年度の結論、現在、民営化の考え方ということで取り組んでおりますが、結論に向けて取り組んでいきたいと考えております。  また、障がい者福祉センターのあり方につきましては、本庁舎、旧保健所跡地を活用した障がい者福祉センターの充実ということで、今、陳情を含めましてご議論いただいているところでございます。  こちらにつきましても、当初の計画から本庁舎周辺の集約、複合化のスケジュールの見直しということで、今般、示されたところでございまして、こうしたところにおきましては当初の予定よりも延伸となっている状況でございます。 ◆中村とらあき   今日、東京都351名が感染者でございました。今後、減っていくことは予測されますけれども、この予定、このスケジュール感でいきますと令和3年度には民営化についての結論、令和4年度障がい者福祉センターのあり方については結論、そして福祉作業所の移転等については結論・対応となっておりますが、今後、これ以上遅れるとどのような障害が計画上生じてくるのかということについて、懸念があるかと思います。この点についての答弁を願います。 ◎障がいサービス課長   民営化につきましては、考え方の方針を定めた上で、今後の個別の園の状況を見ながら民営化の可能性ということを検討していくということでございますので、福祉園につきましては施設の老朽化というところがございますので、そうした施設整備の計画というところの影響がないように、こちらのスケジュールに沿って取り組んでいきたいと思っております。  また、障がい者福祉センターのあり方につきましては、本庁舎周辺の整備の方針というものが令和5年度に結論ということで示されておりますので、ここを見据えて、令和4年度中に障がい者福祉センターのあり方、今、ご議論いただいているところを最終的に集約をした上で、本庁舎周辺の整備につなげていくというところでございますので、こちらは特にそのスケジュールと合わせた今後の取組、進行管理が必要となっているところでございますので、十分に留意をして取り組んでまいりたいと考えております。 ◆中村とらあき   施設等のことについてのスケジュールが遅れることによる懸念は分かりましたが、実際にはこれは使用者さんが大変困っていると、また老朽化によって、大変サービス面の質の低下が起きているということがございます。  こうしたことが、今後、起こらない、できるだけカバーできるような対策をこのスケジュールの遅れによって生じていることに対する対応と、ユーザーに対する対応といったものは何か考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎障がいサービス課長   まず、施設につきましては抜本的な整備ということのほかにも、恒常的に使用していく中で必要な修繕ということについては、福祉園、障がい者福祉センター含めて施設経営課とも協議をしながら対応を続けているところでございます。  そうした中では、大規模な整備をというところまでに行かない中でも、一定の環境の中でご利用いただけるように今後も取り組んでまいりたいと考えております。 ◆中村とらあき   大規模な、民営化が進むこと、また障がい者福祉センターのあり方等が決まる前まで、ユーザーの方がいらっしゃいますので、その方のことを考えながら、決して大規模修繕があるからここの老朽化を見過ごす、あるいはわざと考えないでいるというようなことがないように、丁寧な対応をお願いして質問を終わります。 ◆さかまき常行   大きく2か所ご質問したいと思います。  まず、最初に90ページです。  最初に、NO.5の区立高齢者在宅サービスセンターの廃止ということで、ここに見込まれる経常的なプラス効果、マイナス効果というところで歳出減と減価償却費というのがそれぞれ令和3年、4年、5年というふうに載っているんですが、3年度に廃止というところが決まっている中で、歳出減というのが3か年続いていくというんですが、いわゆる指定管理者に多分払っているものが削減されるというのかなと想像したんですが、ここの見込み値としてこういう効果というのがなぜこのような表記になっているかということと、どのように見込んでこうなっているかというところを聞かせていただければと思います。 ◎介護保険課長   ありがとうございます。  今、区として指定管理者に払っているお金は、基本的には備品の購入になります。要するに在センを廃止してしまった後は、区としてその備品の購入の費用が必要なくなるということでそのような記載になっているところでございます。 ◆さかまき常行   6か所ですか、いわゆるデイサービス的なサービスを提供している施設ということで区立で運営していて、そこの備品の購入費がなくなるというお話だったんですが、その削減効果が令和4年も令和5年も同じような額で見込まれているように書かれているんですが、5年まで順次かけてなくなっていくということなんですか。 ◎介護保険課長   このいわゆる在センという略称で呼んでおりますけれども、こちらの施設については今年の3月31日をもって区立としての役割は終わるという理解をいただければと思います。事業所を閉じるという意味ではなくて、民間事業者として事業継続をしていただけるところが4か所ございます。  ちょっとごめんなさい、記憶があれなんですけれども、4か所のうち2か所については、近隣の同一法人が運営する事業所に利用者さんも移行していただいて、既に事業者さんの都合で廃止を、8月で事業自体をやめているところもございます。  いずれにしても、区立在セン廃止イコール事業が終わるということではないということだけ、ご理解いただきたいというふうに思います。  ですので、令和5年ではなくて、区立としての役割は今年の3月末で終わるということでございます。 ◆さかまき常行   すみません。私の理解があれなんですが、区立としては終わりますので、区の歳出として、例えば当初の計画として令和5年までの3か年の計画の中で当初予算もくろんでいたものとしてこれだけの備品が出ますよと3か年見ていた中で、それが向こう3か年なくなるので、3か年分だとなくなったというそういう見方で理解になるということですか。今、ちょっとご説明を聞いてそう理解したんですが。 ◎介護保険課長   あくまでもこの数字については、これまでの平均から出してきたものでございます。それが、この計画で今年の3月で区立としての役目を終わるというところで、当初、その先を継続していたらこの金額であっただろうということを記載していると、その金額が今年の3月で区立としての看板を外すことになるので、その分が記載上浮くというような見え方になると思います。 ◆さかまき常行   分かりました。  一方で、同じページの上の4番に、これは同じように区立でなくなるという言葉の表現とはまた内容、意味合いが違うとは思うんですが、特養の民営化という部分に関して、令和5年を目指して対応していくというスケジュールが書かれているんですが、ここには特に経常収入的なこの間の収支といいますか、そういったものというのは記載はないんですが、そこはもう区立ではなくなるわけではなくて、様々、施設とかそういったものも絡むので数字が出しにくいのかなというふうに思うんですが、今のところ具体的には出せていないというふうな理解でよろしいんでしょうか。 ◎介護保険課長   区立特養につきましては、現在、区としてお支払いしているお金としては、例えば備品が故障したりだとか、消防設備の入替え、更新とかそういったことについては、事業者さんからご相談をいただいたら予算の範囲内で対応しているのが実情でございます。  令和4年、5年につきましては、未来のことなので何が起こるかというのは分からないというところでございますので、一定程度、予算措置はしてあるのは事実でございますが、今のタイミングでここに金額を具体的に入れるのはちょっと差し控えたというところでございます。  また、基本的にこの特養というのは介護保険制度の中で回っているものですので、例えば報酬に関わる部分ですとか、そういったことについては介護保険制度の保険料とか国とか東京都とか板橋区、そういった方たちの保険収入、分担金などを通じて賄っておりますので、特段、区立であったものが民間になったとしてもその制度の枠からは外れるものではないので、特段そこで新たな費用が出てくるというものはないというふうに認識してございます。 ◆さかまき常行   これに関しては、あと1点だけですけれども、例えばこのNO.4番のほうであれば、この3、4、5年の間で先ほどおっしゃっていたような備品購入等々の経費というのは、そういう意味では6年、7年以降に削減効果が、もし似たような表記をするとすれば出てくるというようなそんな理解でしょうか。 ◎介護保険課長   お見込みのとおりでございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。あとは、もう一点だけで終わりたいと思います。  48ページのNO.9番のところで、地域密着型の介護サービスの基盤整備というその辺の年度別計画が書かれております。  毎年度、ここにある地域密着型のそれぞれの認知症高齢者グループホームから始まって、その訪問介護看護施設というところまで、それぞれ1か所、毎年度増やしていくというふうな、それぞれの施設を3か年で3か所増やしていくというふうに読み取っておりますが、この計画の中で地域の分布といいますか、そこまでもうちょっと詳細な計画というのはもしあれば教えていただければと思います。
    介護保険課長   ありがとうございます。  この件については、後日、ご報告を申し上げていた部分に係るので簡単な説明にとどめますが、介護保険事業計画2023の中の基盤整備のところでも触れてございます。基本的には、区としては未整備、整備が行き届いていないところについて整備を進めていきたいという考えに立ってございます。詳細につきましては、追ってご説明させていただきたいと思いますので、今日はこの程度でよろしくお願いいたします。 ◆さかまき常行   以上で、終わりたいと思います。ありがとうございます。 ◆中妻じょうた   よろしくお願いいたします。  まず、22ページで、もちろん今回のいたばしNo.1プラン、これからの5年間の最初に来るのが新型コロナ対策であることは言うまでもなく、これまでも、今日も大分議論をされてきたので、1つ、これで伺いたいのが、その病院間の連携体制構築というのがあるんですが、これは具体的にどういうことを進めていこうとしているんでしょうか。 ◎健康推進課長   これは、この金額については来年度以降の病院間連携の予算を計上させていただいております。  病院間連携については、今年度予算は今年度予算でやりますけれども、同様の事業については新年度も引き続き実施していく予定でございます。 ◆中妻じょうた   どういうことをやろうとしているのかということを、ちょっとお伺いしたかったんですけれども。 ◎健康推進課長   では、すみません、改めてということで。  1億3,020万円、病院間連携については、今までも、報告事項の中で説明しようかなというところがございますけれども、従来、コロナの専門病床で入院が長期化している方でコロナが治ってほかの一般の病院、病床に移ることが可能にもかかわらず、国の退院基準を満たしているのにもかかわらず入院が延びてしまった方を、うまく病院間の連携によって転院を促すというそういうシステムでございます。  板橋区医師会の療養相談室を通じて、病院間のコーディネートをしていただく、それに当たっては受入れの病院の負担を軽減ということで1人1日5万円掛ける日数、日数については14日を限度として支援をするということで、例えば差額ベッド代であるとか、その他の移動に係る経費であるとかというのを患者負担にしないで、病院に支援することで患者には請求しないでくださいねという、そういう立てつけで支援をしていくということでやっています。  先ほども、実績はということで、今30件相談があって、今現在13件の転院がもう既に行われて、これから確定しているのが3件、合わせて16件の転院が今、実績として出てくるというのが先ほど申し上げたとおりでございます。 ○委員長   この病院間連携については、報告事項でまたお願いします。 ◆中妻じょうた   その件だということがちょっと分からなかったので、失礼いたしました。  それから、あと医療関係で30ページですか。最後に書いてあるスポーツ先進医療によるアスリートへの支援というのも、これもほかで出てきたりしますか。  これについて、ちょっと教えてください。 ◎健康推進課長   これについては、当初3年間の計画事業でございましたけれども、今年度オリンピックが延期ということで、1年先延ばしになってございます。  帝京大学のほうの医学的な見地から、当時中学生の方にトレーニング方法であるとか、そういったアスリート支援をしてきて、最終年度はオリンピックがあるということで直接観戦しよう、さらにオリンピック選手との交流をすることでスポーツに関するアスリートとしての考え方を学んでもらうという、そういうような趣旨で計画していたものなんですけれども、順送りになってしまったというのが結論でございます。 ◆中妻じょうた   分かりました。順当に実施されることを期待したいと思います。  それから、保健所の体制についてこの5年間でどうやっていくかというところがちょっと気になっておりましたのでお伺いしたいと思うのですが、このコロナ禍で大変、板橋区保健所の存在感が増したのかなと、役割が非常に増えて大変だと思うんですけれども、例えば訪問医療の実施などで非常に先進的な取組が注目されました。  私も「news zero」を拝見いたしまして、保健所長、全国デビューおめでとうございます。  大変、頑張っていらっしゃるなと思うんですが、人員体制とそれから私が以前から申し上げている現保健所の手狭さ、ファシリティーは大丈夫なのかというところを、この5年間で改善していくような動きになっているかどうかをちょっと確認させてください。 ○委員長   これは、何ページですか、ページ数は。 ◆中妻じょうた   すみません、何ページというのはないんですけれども。保健所の役割ということで、もしなければないということで。 ◎保健所長   体制につきましては、コロナの業務量に合わせて人を入れていただいております。今もまだスペースの拡大は続いておりまして、予防対策課が3階の全フロアを使う形で、今また移動をしているところです。生活衛生課が今回5階に上がってということで、もうこれ以上恐らく保健所のあのスペースとしたらぎりぎりかなとは思いますが、少し感染者数も落ち着いてきているところですので、あの中で収まればというところを希望しています。 ○委員長   先ほど申し上げましたけれども、質疑応答担当所管一覧の範囲内で質疑を行っていただくということでお願いいたします。その範囲で、中妻委員お願いします。 ◆中妻じょうた   それは了解いたしました。  あとお伺いしたかったのが、93ページにあります公共施設のあり方検討の中での本委員会の担当のもの、ふれあい館と健康福祉センター、おとしより保健福祉センター、福祉事務所について、それぞれ検討となっておりますけれども、特にこうなると改修ですとか統廃合というところをどう考えているのかなというところが気になってくるわけなんですが、ちょっと、おとしより保健福祉センターが次年度なのでちょっとここだけでも、少し現在の検討状況を教えていただければと思うんですけれども。 ◎おとしより保健福祉センター所長   おとしより保健福祉センターに関しましては、後ほど、後ろの方にもあり方検討というものも、おとしより保健福祉センター出ているんでございますけれども、おとしより保健福祉センターが設置されてから、その後、介護保険法ができたりとか、地域包括支援センターが19の地域にできたりして、当初、おとしより保健福祉センターが担っていた業務、そういったものをやはり少し整理する必要があるというふうに考えているところでございます。  その整理をしながら、これはうちの部だけではなくって政策経営部とかそちらのほうにも関係するところですけれども、配置をどこに配置したらよろしいかということとか、あと事業内容です、どの分がもう既に役割を終えて、どの分がこれから充実していかなくてはならないか、そういったことを現在検討し、令和3年度も続けて検討して結論を出していくというような予定でいるところでございます。 ◆中妻じょうた   ありがとうございます。  すみません、ほかのふれあい館と健康福祉センターと福祉事務所についても、ちょっと現在の検討状況を教えていただければと思います。 ◎健康推進課長   私ども、部内で今検討を進めております。検討の仕方としては、保健所をはじめ健福センターは職種がかなり多職種の職場でございます。そういった意味で職種別検討会、保健師、栄養士、事務や歯科衛生士等々ございますが、そこでの検討と、あと職種間の検討、それぞれの職種だけではなくてそれがどう関わっているかというところの検討を進めています。  さらに、職掌別ということで係長会と、毎月1回、それぞれ所管の係長会を行っているんですが、そのほかに所長会、センター長会と言っているみたいですが、それぞれ職掌別でもどうやって進めていくかというところを、今、鋭意進めているところでございます。  これについては、一応、コロナの影響も多少ちょっとありまして、現場ではなかなかすり合わせをするのが難しい状況が一方ではございますけれども、部としては3月の時点でどこまで進捗しているか確認した上で、部としての取りまとめを一応6月末ぐらいを目途に、今、取りまとめをしようと、その後、政策経営部と今後の進め方について調整しながら検討していくという形になります。  この93ページの表にあるとおり、令和3年度中検討で、令和4年の結論を得るために、今、鋭意検討しているというところでございます。 ◎長寿社会推進課長   ふれあい館につきましては、基本的にいたばしNo.1実現プラン2021の公共施設等ベースプラン、こちらのほうに基づきまして、基本的には施設の更新時期ということで第1期が徳丸ふれあい館が来ております。第2期では、中台、高島平、仲町ということと、第4期、これはもう2040年を越えますけれども志村ということで、一応、計画上載っております。  ただ、今、高齢者保健福祉計画、これからご報告もさせていただきますけれども、その中ではふれあい館については5館維持ということで計画上載せておりますので、基本的には施設の更新という考え方で検討を進めていこうかというふうに考えているところでございます。 ◎板橋福祉事務所長   福祉事務所のあり方検討ということでございます。  こちらにつきましては、板橋、そして赤塚、そして志村と3つの福祉事務所がございます。より効率的な事務を進めていき、公共施設としてのあり方を検討していくということで、4年度に結論を出したいというふうに考えておりまして、これが88ページの001番、公共施設の集約・複合化の推進、こちらの事業に関係してまいります。  こちらの事業内容にあります本庁舎周辺施設の整備計画にも影響が及ぶということで、こちらで令和5年度に結論を出す本庁舎周辺施設の見直しの中に織り込むために、その1年前の令和4年度に結論を出して、福祉事務所のよりよい環境を検討していくというスケジュールを組立てさせていただいたものでございます。 ◆中妻じょうた   ありがとうございます。  どうしても、やっぱりこういうところに載っているとサービス縮小になるんじゃないかみたいな心配が出ちゃうんですけれども、今、お話を聞く限りではそういう内容ではないようだということで、ぜひしっかりサービス水準の維持をお願いできればと思います。  それから、最後にしたいと思いますが、91ページ、先ほども質問がありました障がい者福祉施設のあり方で、福祉作業所の移転等の検討のところだけちょっと再確認させていただきたいと思いますが、福祉作業所の移転、等という字があるのでまたやっぱりちょっと気になるんですけれども、これはまえの福祉作業所の移転を言っているのか、ちょっとどういう範囲のことを示しているのかをちょっと再確認させていただければと思うんですが。 ◎障がいサービス課長   表記のほうが、大変申し訳ございませんでした。  福祉作業所の移転の検討ということでございまして、こちらは今ご案内がありましたまえの福祉作業所のことを指してございます。  まえの福祉作業所につきましては、前野三丁目集会所と合築ということになっておりまして、公共施設のエリアマネジメントにおける整備の中でこちらの集会所合築の建物については令和4年度に除去ということで、このNo.1プランの中にも位置づけられているところでございまして、その大本の計画の令和4年度というところを見据えまして、令和3年度までにこの移転に必要な調整などを行っていこうということで、こちらに掲載をさせていただいているものでございます。 ◆中妻じょうた   ありがとうございます。  そこの話だということが分かったんで、よかったんですけれども、ここも長らく議論しておりますので、これはまた改めて適切な機会でよりよい形を議論したいと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  私の質問は以上です。 ◆長瀬達也   90ページなんですけれども、この90ページの5番の高齢者在宅サービスセンターの廃止というところで、やっぱり私もちょっとこの減価償却費等もろもろがちょっと気になっているところがありまして、その減価償却費の左にある経常収入なんですけれども、これはそもそも経常収入なのかなというふうに思ったりもしているんですが、これはなぜにこの支出を入れずに経常収入なのかなという、そもそもちょっとつくりから聞いてもいいでしょうか。 ◎介護保険課長   このNo.1実現プランのこの書式自体がこういうので統一されているものなのかなというふうには思います。  先ほども、高齢者在宅サービスセンターで収益が出る可能性があるのは、この事業をやっている中で指定管理者さんが利益が出た場合20%お金を納付していただきたいということでお願いをしているもの、そこが載ってくる金額ということでございますので、実際先ほども仲町と成増については、一定程度、補正で増額補正しておりますので、そういったことがあるということで、この在センの中では入れてきたというところでございます。 ◆長瀬達也   ただ、これはあれですよね、全体としては収支なので、その区のほうからの収入もあるわけですよね。その金額も恐らくこの中に載っているんではないかなと。とすると、ほかのところを見てもこれ同じなんですけれども、経常収入と書いてあるので、ただこれは経常収支なんじゃないかなというふうにはちょっと思っていました。  あともう一つ、減価償却費についてなんですけれども、この減価償却費の考え方で、これは3年間同じ数字というのはやっぱりちょっとどうなのかな、おかしいのじゃないかなと。というのが、減価償却が始まるということは何かを購入したりしてそこから減価償却が発生するので、とすると同じ数字がずっと続くということはおかしいんじゃないかと私は思うんです。  あともう一つは、そもそも減価償却がこれは令和5年で終わっているんでしょうけれども、これは3年間の計画なのでみたいな話でしょうけれども、ただ本来は、減価償却があるということは、そのもともとこれは令和3年で廃止するわけですから、この時点でその所有権が移転するので区にとってのマイナスもあるはずだと思うんです。そうしたところをそもそも考えられていないのかなと。これについては載せずにただ効果額だけ載せましたという話であれば、それでも悪くはないんでしょうけれども、ただ本来の数字を見誤る可能性はちょっとあるんじゃないかなというふうに思っておりました。  ちょっと今、申し述べましたけれども、ちょっとその点についてお聞かせいただきたいと思うんですけれども。 ◎介護保険課長   先ほども、少しこの部分については触れさせていただきましたけれども、区として支出が見込まれているものとしては主に備品、例えば電動のケアベッドだったりとか、冷蔵庫だったりとかそういうこの通所サービスを提供する上で施設として備え付ける必要があるというものについては、事業者さんからお話をいただいた内容については予算に応じてこれまでの内情を確認しながら支出をしてきたところでございます。  ということで、減価償却については一部そういったこともあるのかもしれませんけれども、基本的にはこちらで想定しているものとしては建物というよりもむしろそういう事業継続を続ける上で必要な備品の支出ということを念頭に記載をしてきたものでございます。 ◆長瀬達也   備品だとすると、やはり備品それぞれの固有のその償却期間というのがあるわけなので、一くくりにそれを判断するというのもなかなかできないところがあるのかなというふうに思います。  なので、その減価償却のそれぞれの指標はどういうふうに判断しているんですか。その償却期間の長さというのは、それぞれ違うんですか、同じなんでしょうか。 ◎介護保険課長   備品によって様々違うと思います。例えば冷蔵庫だったら何年とか、テレビだったら何年とか、それぞれ違うということは我々としても認識をしてございます。ただ、それをこの中で入れるのはちょっとなかなかその分析も厳しいということで、この丸めた数字という理解をしていただければと思います。 ◆長瀬達也   分かりました。  丸めた数字ということなので、ただ根拠をしっかりと示せるように本当に数字だけ同じ数字が並んでいると、やはりちょっとおかしいというところがあるのでその点はちょっと配慮をしてもらいたいなというふうに思いました。 ◆井上温子   お願いします。  まずなんですけれども、49ページのシニア世代活動支援プロジェクトの推進とあるんですが、フレイル予防事業の拡充とかシニア世代活動支援プロジェクトの推進とやって各年度同じことが書かれているので、何が行われるのかなというのがちょっと不明なので、事業の詳細を教えてください。 ◎長寿社会推進課長   こちら、フレイル予防事業ということで、今、IOGという東京大学研究機構のほうと連携をしながら行っている事業、こちらを引き続き会場を増やしながらやっていくという事業の中身になっています。  現在、令和3年のところの会場数は予定としては8会場で行くところを最終的には18会場、そこを令和7年度まで求めていくというところで、令和5年まで、今回、計画上載せさせていただいたというところです。
     そこに合わせまして、サポーターをそれぞれ20名ずつ生み出しをしながら蓄積をし、こちらをサポーターとしての機能を充実していくというような中身でございまして、今、実施計画上載っている事業についてはそれぞれどんどん始まったばかりの事業も結構多いことですので、そちらをまず地に足をつけて広げていって、裾野を広げることによって拡大をしていきたいということで、ちょっと中身についてかなり読み聞かせも含めてWORK’S、またここに記載はないですけれどもそれぞれ情報発信の機関紙、または講座等も組み合わせての中身になっているものでございます。 ◆井上温子   おとしより保健福祉センターの介護予防関係とのすみ分けみたいな、その位置づけの違いというか、長寿社会推進課がやる意義だとか、あと読み聞かせ関係だとボランティアセンターでもそういった活動はあると思うんですが、その課がやる意味を教えていただきたいと思います。 ◎長寿社会推進課長   まず、このプロジェクトを進めるに当たっての背景です。  区では、介護予防をはじめとしたおとセンによる事業を展開してまいりましたけれども、どうしてもやはり入り口となる50代、ここからのアプローチが非常に大切だということを区として大きく捉えまして、この目標となっている豊かな健康長寿社会を目指すためにはまず入り口のところ、ここをしっかりとまず長寿社会推進課のほうでまず足固め、アプローチをかけていくという、当初、考え方の下にこの事業をつくったという背景もございます。  そこから65歳、介護予防に入っていったときに元気なお年寄りが次のステップに進めるような仕組みということでおとセンとの連携というところで、当初、すみ分けをしております。  こちらは、今後、展開する中では、おとセンの事業とうまくバトンが渡せるような仕組みづくりも必要だというふうに思っておりますので、課単体でやれるものではない、引き続きバトンは渡していきたいというふうに思っております。 ◆井上温子   50代ということでお話しいただきましたけれども、まだまだ現役世代の方というふうになってくると、これというのは健康生きがい部でやるべきものなのか、地域活性化とかボランティアセンターみたいな、もうちょっと地域経済の活性化とかそういったところとの兼ね合いでやっていくほうがむしろ前向きなんじゃないかなとか、そういった検討というのは、これは全体の区の計画などで聞いているんですけれども、話し合われているのかというのをお聞かせいただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎長寿社会推進課長   ボラセンとの連携については、今、おっしゃっていただいたように、絵本の読み聞かせ講座については、何かこう連携ができるんじゃないかというふうに考えております。  特に、読み聞かせについては、健康長寿医療センターとの連携事業の一環としてやっているものですので、一定のエビデンスの基にやっているという効果、こちらを検証する上で、今後、ボラセンとの連携も含めて広げていきたいなというふうに考えているところです。 ◆井上温子   これは、委託事業でやっているのか、区が直接の事業でやっているのか、補助事業なのかもお知らせください。 ◎長寿社会推進課長   こちら、委託事業でございます。 ◆井上温子   今後の介護予防の関係で、ちょっとお伺いしたいんですけれども、これはおとしより保健福祉センターにもお伺いしたいんですが、委託事業で今まで介護予防事業をかなりやられてきている、はすのみ教室もそうですし、いこいの家はあれですけれども、シルバー人材センターの方に窓口をお願いしていると、何かそういう委託でやっている事業が多いんですけれども、その住民主体という流れもあったりして、補助と委託、どっちでやるのを詰めていくんだみたいなところも、私はあると思っていて、お2人にお聞きしたいんですけれども、そのさらに補助で行くと先ほど言っていたボランティアセンターとか地域づくりとか、地域活性化とかもかなり近づいてくるんです。  だから、今度福祉と経済の融合みたいなのも進んでくるなというふうな思いがあるんですが、できるだけ前向きな予算で使って行ったほうが、本来、介護予防のための介護予防よりも地域のために役に立っていて、結果的に介護予防になっているという仕組みのほうが、これからの高齢者の方たちは若いし、元気だし、やる気もいっぱいある方が多いので好循環なのかなと思うんですけれども、その辺の介護予防の考え方について、お2人に見解をお伺いします。 ◎長寿社会推進課長   おっしゃる内容は、非常によく分かります。  区で、行政でやるものに委託をかけてやるもの、また自主的に活動をいただいている方々への補助というところでは、非常に意味は違いますけれども、広がりというのは非常に大きいものだというふうに思っています。  今、コロナの状況になって、先ほど何度かご質問がありましたけれども、やはり高齢者の行き場、どういうふうにやったら今後、活動していただけるかというふうになると、行政主導でやるのはやはりなかなかリスクがあるということで、先が、ちょっと出口が今見えないような状況で模索をしているところでございまして、だからこそ今、自主グループさん、もしくは民間を含めた活動をされているところに、一部、場として開いていただくとか、例としてそういうことも考えていかないと、これからちょっとこのウィズコロナという時代を乗り越えていくには難しいのかなと、長寿社会推進課、特に元気な高齢者、フレイル予防という立場ではそういう考え方を持っています。 ◎おとしより保健福祉センター所長   当初の委託と補助の考え方でございますけれども、私ども介護予防を委託をしているのは短期集中コースということで、ここはスポーツクラブとか、ある程度専門性を持ったところに委託をしております。  この短期集中というのが、介護まで行かないけれども元気力チェックテストを受けて事業対象になった方、ちょっと少し弱り目だなと思うけれども、今、頑張ればある程度戻るんじゃないかというようなところで、皆さんにこちらのコースを進めさせていただいて、ご本人同意の下でこちらに通われるわけですけれども、例えば何か月か通った後に、こちらのほうはやはり専門的な視点できめ細かく1回1回のその方の回復の状況を見て終了ということになります。終了後は、私どもといたしましては、先ほどおっしゃったような補助にて行っていらっしゃる住民主体のサービスとか、自主グループさんとか、地域の身近なところで健康をそのまま維持していただく、そういったところで委託と補助というところですみ分けをさせていただいているところでございます。 ◆井上温子   ありがとうございます。  徐々に、変化していくものなのかなとは思いますけれども、これからの介護予防の在り方というのをもう少し深めていっていただけたらなというふうに思います。  次に、住まいについて伺いたいんですが、48ページにAIPの深化・推進ということで書かれていて、深化・推進と書かれている割にはあまりそれが伝わらないというような感じだったので、福祉事務所にお伺いしたいんですけれども、生活保護とか住まいがない方に関しては、以前から言っている無料低額宿泊所ですとか、自立支援センターですとか、そういったところにご案内されることが、特に無低が多いんですけれども、かなり環境が悪くてセーフティネット住宅は別の部署なので聞きませんけれども、そういったものはあまり、家賃補助に関しては区はやらないということで進まないと、そうすると住まいとして書かれているけれども、本当に困っている方たちの住まいの支援は何をこれからやっていかれるのかなというところをお伺いさせてください。AIPの深化はここにあるので。  おとしより保健福祉センターが答えてくれるならそれでいいですけれども。 ◎おとしより保健福祉センター所長   このAIPの中での住まいというのが、またこれの計画のときにもそちらにも掲載させていただいているところですけれども、民間賃貸住宅における住宅支援ということで住宅政策課が行っている住宅情報ネットワークとか、あとりんりん住まいるネット等で住宅のほうの情報提供を行って安定した生活を送るという、そういった支援がありますよというところで住まいというのは位置づけさせていただいているところです。 ◆井上温子   AIPは、全区的に進めていって、その取りまとめがおとしより保健福祉センターだという理解なんですけれども、そうすると福祉事務所もここの事業、AIPを進めるということに関しては協力しているという理解だったんですけれども、そうじゃないんですか。だから答えられないということなんでしょうか。  私は、その無料低額宿泊所とか自立支援センターとか、福祉事務所に来られた方が板橋区がちゃんとやっている事業じゃなくて、民間の方が、あまりよくない環境が多いので、そういったところに紹介される例を何度も何度も見てきてよくないなと思っているんですけれども、そこの改善というのは区としての計画にはないんでしょうか。 ◎板橋福祉事務所長   ただいまのご質問で、この施策の高齢者の地域包括ケアというものからは外れてしまうんですが、今のお尋ねの内容としては、住居に困っている高齢者の方をどうやって支えていくのかという趣旨で受け止めさせていただいて、お答えさせていただきますと、まず板橋区の福祉事務所のほうでは住居をなくしてしまった高齢者の方、こちらに関しましては様々な自立支援のプログラムの中で、適正なというか、的確なお住まいをご紹介できるようなそういったプログラムをつくっている、そういったご支援をしているという事業はございます。  ただ、今、委員がおっしゃられたようなAIPと連動してという形での事業は、今のところ組立てとしてはございません。ただ、趣旨としては連動してやっておりますので、そこら辺については今後も協力しながら、お住まいをなくしてしまうような高齢者の方々を支えていきたいというふうに考えてございます。 ◆井上温子   SDGsの中に、こういったことが書かれているけれども、結局そうやって何か言うと取り残されているんだな、結局その区外の無料低額宿泊所とかに住まなきゃいけない例が結構あったりとか、空いているところに回ってしまったりとか、結構、誰一人取り残さないという割にはAIPに入っているのか入っていないのかよく分からないような答弁になっちゃったので、少し悲しいなと思います。  ちょっと介護保険課にも質問があったんですけれども、また高齢者の計画があるのでそのときに質問させていただきます。 ◆田中しゅんすけ   確認なんですけれども、さっき、さかまき委員が地域密着型サービスの整備促進に関して質問したときに、これは報告事項でまた介護保険事業計画2023でお話しするというご答弁だったんですけれども、私もちょっとこれを聞きたかったんですけれども、ちょっとそういうご答弁だったので次に回します。  今、まさしくおとしより保健福祉センターで、板橋区版AIPの深化・推進という質問もあって、これの例えば第2層生活支援コーディネーター配置新規2か所とかと記載をしてあるんですけれども、これもその先の介護保険事業計画2023で併せてまたこれもご説明をいただくという解釈でよろしいんですか。 ◎おとしより保健福祉センター所長   板橋区版AIPの深化・推進に関しましては、高齢者の計画のほうのやはり重要な部分でございますので、そちらのほうでお答えすることもございます。 ◆田中しゅんすけ   詳細は、今、確認できるのか聞いているんですけれども、確認できますか。それともまた違うということの確認なんですけれども、このために質問してくれと言ってこの時間を取られているんじゃないのかなと思ったんですけれども、何かさっきから聞いていて答弁が全然かみ合っていないんですよね。なので、非常にフラストレーションがたまる今のこの状況なんですけれども、それはどうお答えしていただければいいんですか。 ◎おとしより保健福祉センター所長   こちらに関しましては、この福祉計画の中にも位置づけられている事業でありますし、高齢者保健福祉介護保険事業計画2023にも、両方とも位置づけられている事業ですので、ご質問とこちらの今回はNo.1プラン、そちらのほうの視点からご質問いただければ、今お答えすることも可能でございます。 ◆田中しゅんすけ   だから、No.1プランのこのもらっているやつに書いてあるから聞いているんです。それが答えられなくて、またそれは別の機会でどうぞと言うんだったら最初からそう言っていただかないと、これは何のためにわざわざ報告事項に載せていただいて、皆さんこうやって最初に質問がありますよと書いて出しているわけですよね。意味ないじゃないですか。  あれ、これはこっちかな。 ○委員長   このページ数は、特に。 ◆田中しゅんすけ   48ページでと書いてあって、そこにNo.1プランに関することだったらご質問していただいても結構ですよと言うから、第2層生活支援コーディネーター配置新規2か所はどこですかという質問はしていいんですかということを確認しているんです。いいんですか。 ◎おとしより保健福祉センター所長   2か所についてということで、お答えいたします。  現在、コーディネーターがいないところが富士見、熊野、あと大谷口、下赤塚の4つになります。2年かけて、これはやはり令和3年はどことどこという指定はちょっとできないんですけれども、なるべく早いうちにコーディネーターを置くというのはこちらの目標でもございますので、2か年のうちにこの4つを、コーディネーターをしっかり置いていきたいというふうに考えているところです。 ◆田中しゅんすけ   そうしますと、ちょっともう内容についてはまたその詳細が聞けるところでお話を聞きますけれども、この第2層生活支援コーディネーターとか、そのまたすごく難しい、また役割の人が出てきて、また生活支援コーディネーターで先ほどの井上委員の板橋区版AIPのその住まいのことも、住まいは別ですよと、板橋区版AIPの中に住まいとかそういうのは入っているんだけれども、でもさっき質問したようなそういうSDGs的な誰もが取り残さないということになると切り分けちゃっているじゃないですか、いつも。  板橋区版AIPは、全部、全てに関わっているから、結局は全部、政策を切り分けてやっていて、所管、所管で切り分けてやっておられちゃって、そのためにこういう何かコーディネーターみたいのを設置していただいているんですけれども、機能していないんじゃないかなというすごく根本の疑問が残っているわけです。その根本の疑問が残っているにも関わらず、相変わらずさっきの90ページのお話もそうですけれども、書いて、これはこういう書き方で、そういう書式だからそのまま書きましたというようなずっと答弁を続けられていても誰も理解できないんです。だったら直せばいいし、これは計画でしょう。だったら直してちゃんとして、区民の皆さんがこれを見たときにおかしいと思わないような書き方にすればいいじゃないですか。  そのために、これは会議体として健康福祉委員会で議論しているんじゃないんでしょうかというところで、非常に今日聞いていて、いろいろと思うところがありますけれども、もう時間が迫っているというところなので、最後に、10の筋トレ新規20か所、これ年度年度で、令和3年度、4年度、5年度、全部で40か所ですよね、これは地域包括というか今までのこのAIPの圏域19なんですけれども、この生活支援コーディネーターを考えるときは18で数えるわけですよね、またここで1個違う差が出てきちゃっていて、今度この筋トレ40か所つくるというんですけれども、これはどういう計画でつくっていくんですか。 ◎おとしより保健福祉センター所長   10の筋トレグループです、今現在80ほどグループがございます。  それで、10の筋トレもできれば身近なところでやっていただくということがよりよい形だと考えておりますので、計画としては80ありましてもまだ近くにないような地域、板橋地域とかそういったところがございますので、設置がまだされていないような地区を中心に置いていきたいと、そういった形で、そういったところにお住まいの方たちにぜひ筋トレグループをつくっていただきたいということで、計画は進めているところでございます。 ◆なんば英一   質問のお願いでおとセンが入っていないんですが、ちょっとおとセンのも質問させていただきます。すみません。  この別紙の2の所管一覧というのがあるんです。この上にこの一覧表でも出ているんです。1つは計画事業以外の事業なんです、私が関心があるのは。○で、1つはこの予防対策課の小児慢性特定疾患の医療給付に向けたシステムの構築というのがあるんで、これちょっと具体的な内容、どんな内容なのかご説明いただければ。  それから、2つ目は、おとセンの生活支援体制整備事業、具体的にどんな内容なのか。  その次に、療養相談室と書いてあるんです。これがちょっと既にこれはあるんですけれども、どんな内容で充実を考えていらっしゃるのかというのをお聞きします。  それから、その下の多職種による会議・研修、これがどんな議論をしてどういう会議で研修なのかというのが分からないんで、これもちょっとご説明いただければありがたいです。  ここの欄の最後に、見守り体制の拡充というのがあります。これちょっと決算のときでも関心があって、いわゆる徘徊されたり、本当に身寄りのないお年寄りをどうバックアップしていくのかということの拡充する内容かなというふうに、これは見出しだけ見るとそう思っているんですけれども、この内容についてご説明いただければありがたいです。  取りあえず、以上。 ◎予防対策課長   小児慢性医療費助成システムについてでございます。  もともと、小児慢性特定疾患医療費助成制度というものが、今、東京都が主管しております制度がございます。板橋区は、窓口として東京都に申請をしている業務です。  令和4年7月に東京都から区へ移管される児童相談所の設置の事務の1つでございます。ですので、令和4年7月の本稼働に向けまして、令和3年7月1日にこの小児慢性特定疾患の医療費の給付に関する事務のシステム構築の委託契約を行います。  もともと、保健衛生システムとして現在もWEL-MOTHERを使って予防接種等の対象者がどのぐらい接種をしたかなどの電子接種システムなんですけれども、これも小児慢性特定疾患の対象者が医療費を、いつ、どの時点で受けたかなどの記録をするためのシステムがこの保健衛生システムを改修するような形でシステムを構築いたします。その費用が2,036万1,000円でございます。  これはマイナンバー事務でございますので、IT推進課管轄の基盤システムの改修も必要になりますので、特定個人情報連携のための基盤システム改修費用で915万2,000円、また税情報と連携をする必要がこの医療費の給付においては必要になりますので、そのための基盤システム改修として500万5,000円ということで予算を計上しているというところです。 ◎おとしより保健福祉センター所長   おとしより保健福祉センターの所管、まず生活支援体制整備事業でございますけれども、こちらは介護保険法に定められたものでございまして、国が進める地域包括ケアシステム、その中の介護予防・生活支援に関する事業の1つでございます。  生活支援コーディネーター、そういったものを置きまして、地域の中での取組を進めていく。今は、生活圏域に1つということで、区のほうは生活圏域18分、協議体ができているところでございますけれども、まず地域の課題をいろいろ挙げていくということをこれまでやってまいりました。  今後は、その挙げた課題に対してどう対応していくか、何が不足してどういったものが地域にあればいいかということを、今、協議体によっては進めているところでございます。今後も、皆様が地域で、住み慣れた場所で暮らしていけるような形、そういった生活支援を地域の方が考えてつくっていく、そういった事業になっているところでございます。  次に、多職種による会議・研修でございますけれども、こちらはおとセンで紹介しているのは、ネットワーク懇話会というもので、医師会とか、あと福祉の法人の方とか、あと地域包括支援センター、そういったところ、いろんな多職種の方が一堂に会して、今後、医療介護連携をどうしていくかというようなことを検討しているところでございまして、現在は医療介護の連携をタイムリーにしたいということで、東京都のほうでポータルサイトみたいなのをつくって情報交換ができる、そういったものを始めましたので、そこのところを区のほうも研修等を行いながら支援していく、そういったことを考えているところでございます。  見守り体制の拡充に関しましては、現在もキーホルダー等で行方不明の方を探したりとかそういったことも警察とも連携、消防とも連携してやっているところですけれども、やはり認知症になって歩かれる方、そういった方の支援としては、やはり地域の見守りの体制というのはやはりあればあるほどいいということで、今後は事業者です、例えば今、考えているのがコンビニエンスストアとか、あと地域の中で活動している会社さんとか、そういった方と協定を結ばせていただいて、気になった方がいらっしゃったらこちらのほうに連絡をしてくださいというようなことで情報のやり取りをすると、そういったことを考えているところでございます。 ◎健康推進課長   療養相談室のご質問でございます。  こちらは、在宅療養を行っている患者さんやその家族、または在宅療養へ移行を考えている患者さんや家族様を、一応、対象にしまして、この療養相談室というのはコロナの病床確保で病院間連携で出てきた同じところですけれども、板橋区医師会に委託しておりまして、この療養相談室で今言った在宅療養に関わる患者様や家族様の相談を受け付けして、最寄りの医療、介護資源の紹介、あるいは連携確保の手続等のお手伝いしているというサービスを行っています。患者様のご家族等の、なるべく希望に沿う形で医療、介護サービス等をご支援していくという形になっております。  令和2年度の予算額としては、1,846万円余でございます。 ○委員長   間もなく5時となりますが、本件が終了するまで委員会を延長したいと存じますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。 ◆なんば英一   すみません、ありがとうございます。
     今、過渡期なんで縦割りで事業が羅列してあるとか、それはもうしようがないとは思っているんです。  ただ、そのやっぱり今、医療介護連携の事業を進めていただいていたり、一生懸命ネットワークをつくろうとしてやっていらっしゃいますよね。それが本当に反映されるような事業と事業の形態になればいいなと思っているんです。  それで、その包括ケアということを提案しているんですけれども、自立支援の包括ケアもあるし、いろんな包括ケアもあるんです。障がい者の包括ケアもあるし、そういうのが結びついていくということが結果的にできれば、いわゆるSDGsにかなってくると思うんです。  そこで分かりにくいのが、SDGsの戦略はこれは本当は皆さんの所管の話じゃないんですけれども、例えば健康福祉委員会でSDGsの戦略の事業だとか、SDGsの政策でやっていますというふうに言われると、SDGsは指標がいっぱいあるでしょう、例えば言葉にしても誰一人取り残さないという言葉があるし、17のゴールと169のターゲットというのがあるし、それから持続可能という言葉もあるし、だからその事業が一体SDGsの何に関連しているのかというのが分からないんです。だから、できたらこの事業はSDGsの持続可能ですと、これは誰一人取り残さないですという政策ですと、そういうその事業の中にコメントみたいなものがぽっとあれば、これはそういうSDGsのそういうものに関連づいているんだなというのがすとんと落ちる。  だから、この事業を見たときにSDGsの一体何と関連づいているのかというのが、言われても恐らく区民分からないと思います、何と関連づいているのか。議員も恐らく分かっていてちゃんとこれはSDGsの何と関連づいている事業だなというふうに理解している人も少数なんじゃないのかなというふうに思います。私自身、分かりません。その辺ちょっと、SDGsという言葉を健康福祉委員会は特にそこが深く関わってくるところだと思うんで、ほかのところよりも。その辺ちょっともう工夫できないのかなと思って、その辺どうでしょうか。 ◎健康推進課長   17のゴールについては、1つの政策で2つとか3つとか重なることがよく多いんですけれども、ただ健康福祉委員会でやるのは、大抵、必ず該当するのがゴールの3番目のゴール、すべての人に健康と福祉をというのがございます。  まず、それはどの事業も該当するのかなと、そのほかそれぞれの事業というのはそれに近い、幾つか出てくる、環境に関わる部分も出てくれば何に関わる部分も出てくると思います。特に健康推進課の事業というと、ゴールの3については必ず該当するのかなというふうに思ってございます。  委員おっしゃったとおり、その事業が一目で分かるような工夫というのは、今後とも検討していく必要があるのかなというふうに思ってございます。 ◆なんば英一   お答えすみません、ありがとうございます。  そうすると、その169のターゲット、17のゴールで引っ張ってくると、要するに探さなくちゃいけないんです、これは一体何と関連づいているのかなというのが。だから、その辺もうちょっと分かりやすいもの、引っ張って来られるものがあれば助かりますということで。  すみません、これを要するに政策経営部の恐らく所管だと思います、伝えていただきたい。  特に、でも健康福祉委員会は密接、SDGsのこの考え方は密接に関係してくるんで大事なところだと。 ◎介護保険課長   SDGsにつきましては、後日ご報告申し上げる介護保険事業計画の中で、一部、取り上げてございます。今、健康推進課長が答弁申し上げたとおり、3番目のすべての人に健康と福祉をというのもございますし、当然、11番目の目標として住み続けられるまちづくりを。また、17番目のパートナーシップで目標を達成しようとか、あと最後に働きがいも経済成長も、8番目。これは要するに、介護現場を課題解決するためのICT、テクノロジーの活用とかで産業構造の変化が生み出せる、そういったことも視野に入れたことを意識した書きぶりをしてございます。  ですので、我々も、今おっしゃったことも含めてSDGsを意識したことについては、引き続き政策の中にも取り入れて検討していきたいなというふうに思っているところでございます。 ◆かなざき文子   今回のこのNo.1なんですけれども、18ページのところにポストコロナ時代の「新たな日常」を見据えてと書かれてあるんです。そして、重点戦略の基本的な考え方ということでなっていて、恐らく72ページからの施策、事業一覧というところに、今、四角で囲まれているところが今日のこの重点戦略のこの中に位置づけられているんだなというのは分かるんですけれども、ポストコロナ時代を見据えてと、SDGsと言いながら、どうして障がい者施策については、計画、新計画のところだけなのかなとか、その生活困窮者の自立支援事業については、非常に今、このポストコロナ時代、非常に大事だと思うんだけれども、どうしてこの重点戦略じゃないのかなと。  私、すごく基本的なところで首をかしげてしまっていて、この今日の報告を聞いていて、挙げられたもの一つひとつもとても大事なことはとてもよく分かるんですけれども、なぜこれらが選ばれているのかというところが、基本的なところで分からないんです。  だけど、これはここで言うことではなくて、それこそ企画総務委員会なんだろうなと思ったんですけれども、それぞれのことについてはもう皆さんが質疑されたので、今日以降の報告の中でも十分に質問ができるので、あえて質問をしようともう思わないんですけれども、時間的なことも考えますと、ただ健康福祉関係のところで、これが本当にそのポストコロナ禍の下での新しい生活の在り方ということで、重点ですよと選ばれてきたその考え方というところで、ちょっと根本的なところなんですけれども、なぜなんだろうなというところが私にはちょっと理解に今、苦しんでいるところです。  例えば、障がい者のところで行くと、福祉園の民営化だとか、民営化というところでは、先ほどの在センは廃止で特養ホームは民営化と書いてあって、ああいうふうに経費を残すんだったらば、在センについては廃止と民営化というふうにしておかないと、民営化によってその施設は残るからあの経費が計上されているんだというのがなかなか分かりにくい。やはり図そのもののつくり方自体が、きちっともうちょっと考えていただきたいなというふうに改めて見た中で感じたことです。  感想を言うだけで申し訳ないんですけれども、ちょっと根本的に私はポストコロナ禍を見据えてというところで期待をして、一生懸命読み続けてきたんだけれども、私は納得できるものではないなというのを、申し訳ないんですけれども、私の率直な意見です。  これで終わります。ありがとうございました。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   委員会の途中でありますが、議事運営についてお諮りいたします。  議題がまだ残ってございますが、本日の委員会はこの程度にとどめ、残る案件につきましては2月18日委員会予備日の本会議終了後に行いたいと存じますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  なお、当日は第4委員会室で開催いたします。  開会時間については、追ってご連絡いたしますのでよろしくお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、本日の健康福祉委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。...