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  1. 板橋区議会 2021-02-16
    令和3年2月16日予算審査特別委員会 企画総務分科会−02月16日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    令和3年2月16日予算審査特別委員会 企画総務分科会−02月16日-01号令和3年2月16日予算審査特別委員会 企画総務分科会            企 画 総 務 分 科 会 記 録 開会年月日  令和3年2月16日(火) 開会時刻   午後 2時45分 閉会時刻   午後 4時38分 開会場所   第2委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  主査      川 口 雅 敏       副主査      いしだ 圭一郎  委員      間 中りんぺい       委員       坂 本あずまお  委員      竹 内   愛       委員       五十嵐 やす子  委員      かいべ とも子       委員       おばた 健太郎  委員      佐々木としたか 欠席委員  委員      荒 川 な お 説明のため出席した者
     政策経営部長    有 馬   潤     総務部長      尾 科 善 彦  人事課長事務取扱総務部参事         危機管理室長    林   栄 喜            田 中 光 輝  政策企画課長    吉 田   有     経営改革推進課長  三 浦 康 之  財政課長      杉 山 達 史     広聴広報課長    荒 井 和 子  IT推進課長    関 根 昭 広     課税課長      木 曽   博  納税課長      小 林   惣     防災危機管理課長  関   俊 介  地域防災支援課長  藤 原 仙 昌 事務局職員  事務局次長     森   康 琢     書記        平 山 直 人                企画総務分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の補正予算について 5 閉会宣告 ○主査   これより企画総務分科会を開会いたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   はじめに、署名委員でありますが、委員会と同様に、五十嵐やす子委員、おばた健太郎委員、以上お二人にお願いをいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、運営について申し上げます。  本分科会審査項目につきましては、既に配付しております補正予算分科会別審査項目一覧表のとおりでございます。質疑につきましては、事前に提出をいただいております理事者の範囲内で質疑をしていただくよう、ご協力をお願いいたします。  また、質疑を行う委員が替わる際に、答弁理事者の入退室の時間を設けますので、ご承知おき願いたいと思います。  加えて、本日配付しております予算審査特別委員会補正予算関連審査の運営についてに記載のとおり、分科会では、議題に対する説明は省略をし、順次質疑を行うこと、表決を行わないことなどを2月5日の議会運営委員会で決定をしておりますので、ご確認ください。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の補正予算についてを議題といたします。  質疑につきましては、事前に申出を受けておりますので、坂本委員、かいべ委員竹内委員、おばた委員五十嵐委員佐々木委員いしだ委員の順番で行います。 ◆坂本あずまお   私は、財政課さんということで、財政課についてお伺いしたいんですけれども、全体的に、今年度このような状況で、補正予算回数自体が物すごく多い1年であったということで、単純に考えて、財政課作業負担というものも現実的に増えていたと感じているんですね。これまで財政課さん、ただでさえ非常に業務の負担が大きい、業務の責任が大きいという業務の中で、今年度これだけ件数も回数も作業量も増えたということで、どのような業務実行形態といいますか、そういったことをお尋ねさせていただきたいんですけれども、まずどう対処されてきたのでしょうか、という聞き方で大丈夫ですかね。すごいざっくりしていますけど。 ◎財政課長   今年度におきまして、今現在で8号の補正まで編成をさせていただいております。通常ですと9月、最終の3月というのは基本的な補正の機会なのかなと思ってございますけれども、今般やはりコロナ禍というところの対応の中では、対策を打つための補正予算を早急に編成していかなければいけないというところで、私どもとしては、既存の業務をしながら、やはり実態といたしましては、予算のほうでも時間外手当が増額に振れているというような状況も当然ございます。通常のルーチンの中で、その補正の対応をしていったという形になりますので、かなり職員のほうには過度な負担になっている部分もあろうかと考えております。 ◆坂本あずまお   先ほどのご報告にもあったように、財政課さんの業務自体の改善も努めなければいけないというご報告があった中で、今年度を通して、財政課業務改善というものがどう行われ、今後もどう行っていくかというちょっと確認をしたいんですけれども、例えば通常で考えれば、他の所管から予算、こういうものをやりたいという話が来て、財政課で積算をしたりとか、これはいい、悪いというようなお話をさせていただいてやり取りしていった中で、今年度は逆に、うちはこれができませんでしたという、いわゆるマイナスの積算というか、そういった要望が多分多かったと思うんですね。事業ができませんでしたという積算が、本来増額を要求してくるような通常のルーチンが減額で出してくるというような作業、要するに向きが逆になったという感じが私しているんですけども、なぜこういうことを聞くかといいますと、これまでずっと私も議論してきた中で、一般のそのほかの所管が例えば事業を行う際に、ざっくり言うと、財政課が認めてくれないからうちの予算が通らなかったという言い方がすごく、板橋だけでなくて、全国の役所の中の各事業を計画された所管の課長さんたちの声で聞いてきた中で、それはそうじゃないでしょうと。財政課を説得できない各所管の内容が悪いんじゃないですかということを私ずっと言ってきたんですが、そういった中で、今回、ほかの所管とのやり取りがどう変化したのか、変化はなかったのかということをまずお伺いしたいんですが。 ◎財政課長   委員ご指摘のとおり、基本的には、所管課さんからいろいろこういった内容の事業をやりたいということで、サマカンの場で基本的には新規事業を審議するというところをやらせていただいております。ただ、今般、コロナ禍というところで、早急な対応が必要な新規事業を我々相当な数をやらせていただいたのかなと考えております。  そういった中では、当然社会情勢の中から必要な事業を私ども財政課サイドのほうからご提案を申し上げて、事業化ができるかどうかの確認をさせていただいたり、まさしく事業所管課と一緒になりながら、事業が構築できるかどうかというのを判断をさせていただき、そして予算化を図ってきたというのが今回の8回にわたる補正の内容かなと考えております。 ◆坂本あずまお   本来ならば人事課の業務かもしれないんですけれども、まさにおっしゃった形で、これまでは、各所管VS財政課というようなイメージが、こういった緊急財政下で、VSじゃなくて、それは相互にやっていかなきゃいけないでしょうという、この予算の作り方、予算のフレームの組立て方というのを、今後板橋区でも、来年以降もしっかりとやっていかなきゃいけない。それが本当に先ほど財政課のエラーであったりとか、各所管でのミスというものも、相互でフォローし合えるということにつながっていくのかなと思うんですが、そういったお考えというのは、これからも、来年以降の予算組みに対しても、今回のような相互で力を合わせてやっていこうというような雰囲気というのはあるんでしょうか。 ◎財政課長   委員ご指摘の点につきましては、今後ともやはり所管からのご要望も当然ありますし、財政課としても、一緒にこの事業構築が適切なのかどうか、こう改善したほうがいいんではなかろうかと、そういった提案型の財政課としてのスタンスというのは今後とも変わりなく続けていきたいと考えております。ただ、どちらにしても、新規事業につきましてはサマカンという場がございますので、そういった場を通じながら、その後の事業の構築については、財政課も参加をしながらやっていきたいなと考えております。 ◆かいべとも子   よろしくお願いいたします。  先ほど緊急財政対策の中でもちょっと触れた件なんですけども、ページ数でいうと34ページの収入の部分で、特別区民税が8億8,219万9,000円と収入増となっているんですけど、その理由は先ほど触れていただいたんですけれども、その次に、93ページには、逆に延滞金が発生しているんですけども、この延滞金については、いつからいつまでみたいな記載がないので、どういう期日での延長なのか、ちょっとご説明お願いいたします。 ◎納税課長   延滞金の期日ということでございますけれども、延滞金につきましては、いわゆる過去の分、納期までに納めていただかなかった分に関しまして、一定の率で延滞金を加算させていただいているというものでございますので、例えば昨年1年間のというものではございませんで、それより遡った分ももちろんございます。そういった分で特に期日の指定はございません。 ◆かいべとも子   もちろん1本なのであれなんですけども、私がお聞きしたいのは、例えば何年から何年までの分が多くて、その割合というんですか、そういうもう少し踏み込んだ部分で数字が分かればということでちょっとお聞きしたんですけど。 ◎納税課長   申し訳ございません、ちょっと各年度でどれぐらいの延滞金がということでは、すみません、ちょっと資料がございませんで、お答えすることができなくて、申し訳ございません。ただ、延滞金につきましては、毎年滞納の処分が進んでおりまして、大分圧縮されてきているというようなところがございますので、それほど古い過去の分というところでは残っていないと捉えてございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、例えば金額が無理であれば、人数というのは出ますか。 ◎納税課長   人数というところでいきますと、延滞金の人数という数ではなくて、いわゆる滞納されている方、滞納者数ということでありますとお答えすることが可能になります。直近ですと、申し訳ないんですけれども、昨年度の末ということになってまいります。すみません、お時間をいただきまして。令和元年度のところで、滞納者数ということでいきますと、2万人程度ということになります。 ◆かいべとも子   そうしますと、この延滞金は、この2万人プラス、そのさらに前の方も含めてのということでしょうか。 ◎納税課長   すみません、延滞金は全ての滞納者の方につくというわけではございません。金額の大きさ等にもよって変わってくるというところでございますので、そういった意味では、延滞金がつかれている方は、2万人よりも少ないというふうに捉えていただければと思います。 ◆かいべとも子   今後、さらに納税が困難な方が生じてくると思うので、どんどん膨らんでくるので、どうしても、税に限らず、例えば国保なんかも、払えなければ払えないほど雪だるま式になってしまって、その額は膨らむけども、結局徴収もできなければ、当事者の方も大変困っていると、双方そういう状態になってしまうので、こういった内訳が分かって、どういう対応をされるのか、ちょっと数字を知りたかったところです。ですので、その辺については、どういった対処をされているんでしょうか。 ◎納税課長   今年度でいきますと、いわゆる新型コロナの影響でということでいきますと、特例猶予徴収制度ということで、いわゆる納期限を1年間先延ばしすると。その間の延滞金はかかりませんというような制度で、この2月1日まで取り組んできたところでございます。その特例制度が終了いたしましたので、今後といたしますと、いわゆる既存の猶予制度を活用する、またはお話を聞いていく中で、やはり生活困窮ということであれば、いわゆる分納でご相談をしたり、それでもなかなか難しいということであれば、いわゆる執行停止ということで、徴収をしないというようなことで、3年間たって、いわゆる納付資力がないというようなことがあれば、そのまま不納欠損ということもございますので、その人、その人に合った、寄り添った対応も今後も心がけていきたいと考えてございます。 ◆かいべとも子   ただ、いわゆる不平等な納税をしない方と、いわゆる本当に困窮されて生活ができずに納められない方と、様々いらっしゃると思うので、今後、むしろ今後のほうが長く納税できない方が、勝手な予測ですけれども、増えていくだろうと思いますので、その点の対応をぜひ寄り添っていただきたいなと思います。  それと、これは人事課に聞いてよろしいのかどうかあれなんですけども、歳出のところの人件費がかなり皆さん減っているんですけれども、ページ数でいうと、すみません、ちょっとページが見つからなくて、各課で人件費が減額になっているんですけども、先ほど財政課の例を取られて、コロナ禍の中にあって業務量が増えていると思うんですけれども、そういった中にあって、人件費の減額というのは、どういった形で各課、総体的、各課の細かくなると人事課ではお答えできないと思うんですけども、できればその減額の理由を教えていただければと思うんですが。 ◎人事課長事務取扱総務部参事   人件費についてでございます。今、委員お話がありましたとおり、予算費目上は、各所属ごとに各費目ごとに立っているということでございますので、ちょっと総じて申し上げさせていただきたいと思います。  まず1つ、大きなところは、特別区の人事委員会勧告によりまして、期末手当支給月数が0.05月減額になりました。そこのところで、金額ベースといたしまして約2億3,000万、期末手当、職員で減額になっております。そういったところと、また当初の職員手当、給料というようなベースでおきますと、かなり職員の新陳代謝が図られておりまして、新規採用職員が多いこと、それから定年退職後の職員が再任用フルタイム職員として勤務をされることになりますので、そこの部分でも約5億円ほど給料という部分では減額になっているところでございます。  また、時間外勤務手当という部分では、一部分コロナウイルス対策のところで増額をしているような部署もございますけれども、その一方で、かなりのところで、例えば通常の業務ができないことによって超過勤務が減少しているようなところもございますので、その辺はちょっと一概には言えないところではございますけれども、今回の補正においても、増額の補正を時間外勤務手当でしているところがあることは事実でございます。 ◆かいべとも子   ちょっと数字だけ見て危惧したところは、本当に業務量は増えているけれども、サービス残業という言い方が適してはいないんですけども、そういったことにならないようにしていただきたいという思いで質問させていただきました。 ○主査   所管の補正予算の審議の途中でありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩をいたします。  なお、再開時刻は3時35分といたします。 休憩時刻 午後 3時02分 再開時刻 午後 3時33分 ○主査   休憩前に引き続き、企画総務分科会を再開いたします。  所管の補正予算について、審査を続けます。 ◆竹内愛   まず初めに、危機管理関係補正を伺いたいと思います。ページ数でいうと、135ページなんですけども、説明の中の避難所整備経費と、それから災害対策諸経費について、この増減の内訳を教えてください。 ◎防災危機管理課長   それでは、金額が大きくなっているところについてご説明いたします。  まず、4番、避難所整備経費のところで、防災危機管理課で1,100万の補正減が出ている部分です。これにつきましては、当初予算で、停電対策として、スマートフォン充電用のバッテリーを買う予定だった契約差金がおおむね338万円程度出ておりまして、それからアルファ化米などの備蓄食料の差金が360万円程度出ておりますので、これを丸々落としております。  それから、6月の補正予算で、避難所コロナ対策で、マスク飛沫感染用テントを買っております。これの契約差金が、マスクのほう21万枚購入しておおむね369万円の契約差金テントについては117万円の契約差金というものが出ておりまして、これを合計すると、おおむね1,100万円程度になるという内容でございます。  続いて、6番、災害対策諸経費105万5,000円出ておりますけれども、これにつきましては、減の要因としては、やはり同じくコロナ対策で、今、職員用マスク9万枚買った部分で150万円減、それから大門の防災備蓄倉庫の工事の差金で約100万円の減、それから地域防災計画風水害編を今回改定しないことになったので、冊子の印刷の未執行で約80万円減が出ております。  それに加えて、今回、増要因として、住家被害認定の調査に関わる物資を購入する形で390万円増させていただいております。ヘルメットですとか、下げ振りとか、そういう被害認定調査を行う物資を買う増ということで、差引きでおおむね100万円の減となっております。 ◎地域防災支援課長   それでは、避難所整備経費の増というところでございますが、こちら59万6,000円ということで、福祉避難所のほうにマスク及び消毒液、こちらを3日分新たに備蓄するということでこちらの経費を計上してございます。
     それと、災害対策諸経費の増でございますが、こちら防災協力井戸、こちらがちょっと不具合が起きてしまいますと、修繕、修理工事を行うということなんですけれども、当初予定していたよりも工事が増えてしまいまして、その分の増というようなことでございます。 ◆竹内愛   今ご説明いただきました防災井戸の工事が増えたという内容については、例えば当初は何か所、何件予定していたものが追加になったのか、それとも工事の内容が増えたのか、その内訳を教えてください。 ◎地域防災支援課長   こちらは、まず工事の件数が5件から6件に増えております。それと、当初想定していた金額よりも若干工事の内容が上回りまして、1件当たり約5万円ほど増えたというのもありまして、その両方で、合わせて36万8,000円というような増でございます。 ◆竹内愛   ありがとうございます。今伺った増減の内容についてなんですが、資料で頂きたいんですけども、お願いできますでしょうか。 ◎防災危機管理課長   両方の経費について、詳細資料のほう、作成いたします。 ◆竹内愛   避難所整備経費なんですけども、先ほど福祉避難所についてはマスクの備蓄を増やしたということなんですけども、このコロナ禍で、避難所の在り方というのを一部見直しを図っていると思うんですけども、今回、13日に、福島県沖で10年前の東日本大震災の余震と思われる地震が発生をいたしまして、このコロナ禍での避難所での対応というのが改めて課題になっていますが、この対応については、昨年来、防災計画見直しですとか、備蓄の見直しをやられていると思うんですけども、改めて今年度、見直しというのはやったんでしょうか。その点についてお伺いします。 ◎防災危機管理課長   避難所コロナの物資については見直しを行って、途中で6月の補正増を行いまして、風水害時の出水期の対応についても方針をまとめたところでございます。今のところ、先週土曜日の福島の地震を受けて、新たに何か具体的に変えなくてはいけないというところは考えておりませんけれども、これから学ぶところがあれば検討していきたいと考えております。 ◆竹内愛   新河岸舟渡地域垂直避難のことがずっと課題になっていると思うんですけども、具体的な検討というのは進んでいるんでしょうか。 ◎防災危機管理課長   垂直避難については、国と東京都が主催する広域避難検討会の中でも、やはり各自治体一つひとつがばらばらな運用ではいけないということで進めておりますが、年度内におおむね結論を出すという目標で動いておりましたけれども、ちょっと年度内に出すのが難しいという状況になってきております。ただ、方向性はおおむね今示されてきているところでございまして、まだ確定はしていないというところです。 ◎地域防災支援課長   舟渡と新河岸の対応でございます。現状、舟渡の地域につきましては、かねてから住民の方々のワークショップというのをやってございました。それとあと、新河岸につきましても、要望書を頂いたというのもございまして、地域の方々は非常に危機感を持っているというところで、区としても支援していきたいというところでございますが、いずれにしても、いずれの地区につきましても、今コロナ禍ということで、ちょっと寄り合ってのワークショップというのが非常に難しいというようなところで、そういう皆さんで積み上げていく議論というのがなかなかしにくい状況ではあるんですが、それぞれ個別にご意見を伺うとか、そういうことで少しでも進めていって、コロナが落ち着いてきた段階でまた再開していければというふうに考えております。 ◆竹内愛   補正の基本的な考え方の全体のところを少し伺いたいんですけども、概要であります今回の補正予算の基本的な考え方とあるんですが、4項目あるうちの緊急かつ必要性の高い施策に要する経費というのは、どういう事業が値するのかということを、ちょっと全体像なんですけどお伺いします。 ◎財政課長   今般、予算編成基本的考え方のところでお示ししている緊急的かつというところについては、例えば今回衛生費のほうで計上させていただきました病院間連携事業等につきましては、それに該当するのかなと思ってございます。ただ、補正の範囲が非常に広うございまして、ここを具体的にこれ、これというのはなかなかお示ししにくいんですけれども、一定増額補正がかかっているのも、必要な経費が足りないというところで計上しているものなので、そういったものが対象という形で、概括的で大変申し訳ありませんけれども、以上でございます。 ◆竹内愛   歳出の概要を見ますと、大きく増額になっているものというと、今ご説明いただきました衛生費も一部あります。それから、資源環境費資源収集経費、これはごみの量が増えたということでのご説明いただいたんですけども、それ以外でいうと、総務費個人番号カード発行経費というのが大きな額の補正になっていますが、これは緊急かつ必要性の高い施策に要する経費ということで増額補正というふうに見ていいんでしょうか。 ◎財政課長   ご指摘のとおりでございまして、個人番号カード発行経費の増額につきましては、発行枚数が増加したことに伴いますJ−LISの負担金、これが増になるというところで、緊急的に対応しているというところでございます。  あと、そのほか衛生費であれば、防疫措置というところでは、コロナウイルス感染入院患者医療費の増にも対応しているというところで増額補正になってございます。  それから、今資源環境費のほうでお話あった部分につきましても、不燃ごみペットボトル回収量の増に対応しているというところで、緊急かつというところの内容に該当するのかなと考えております。 ◆竹内愛   分かりました。  納税課にお伺いしたいんですけども、先ほど滞納のお話もありましたが、この間、納付相談の件数というの増えているのかどうか、数字が分かれば教えてください。 ◎納税課長   すみません、今ちょっと相談件数、手元になくて、お伝えできないです。申し訳ございません。ただ、猶予の件数というところでいきますと、手元にございますので、ちょっとご紹介させていただければと思います。  先ほども少しお話しさせていただきましたとおり、徴収猶予の特例制度、こちらにつきましては、申請件数767件で、区民税分試算いたしますと、大体4,700万程度というようなところになってございます。 ◆竹内愛   それは、今回のその期限1年間先送り、納付期限の先送りとの関係もあって、今年度増えているというふうに見ていいのか、その点はいかがでしょうか。 ◎納税課長   徴収猶予の特例制度につきましては、1年間の制度というところでございまして、比較対象がないというところで、申し訳ございません、ちょっとお答えが難しいかなと思っております。 ◆竹内愛   猶予を受ける人自体は増えているのかどうかというのをお聞きしたいんですけど。 ◎納税課長   既存の猶予制度がございます。既存の猶予制度に比べましたら、圧倒的に特例制度、利用いただいている方は多いということになっております。 ◆竹内愛   分かりました。ありがとうございます。  実際の分納相談や執行停止先ほど分納相談の数はちょっと分からないということ、後で教えていただければと思いますが、執行停止となった件数というのはあるかどうかお伺いします。 ◎納税課長   執行停止の件数でございます。まだ令和2年度途中ということもありますので、1月末時点ということでございますけれども、3,376件、執行の停止をしてございます。前年度が2,719件というところでございますので、まだ数か月残しているというようなところがありますが、昨年度よりも多くなっているというような状況でございます。 ◆竹内愛   ありがとうございます。その執行停止などについては、3年間期間を設けてというお話だったんですけども、その3年間というのは、既定路線というか、絶対3年間待たないといけないものなのかどうか、それについても根拠法令があればお答えください。 ◎納税課長   法令で3年間というところの停止期間が定められてございます。ただし、例えば既にお亡くなりになられたというようなところでいきますと、そういった方の分につきましては、即時でいわゆる不納欠損で落としていくというようなことになってまいります。 ◆竹内愛   財産調査をしても、もう財産がないという場合でも3年待つのかどうか、お願いします。 ◎納税課長   3年のうちに、いわゆる収入が増になってというような可能性がないわけではないということがありますので、基本、法令では3年というように区切りを決められてございます。 ◆竹内愛   分かりました。  人事関係をお伺いします。271ページになりますかね。  給与明細書なんですけども、職員手当の内訳ということで、時間外勤務手当が大幅な増額ということになっているんですけども、時間外勤務を削減していこうという計画に対して、なかなか厳しいのかなと思うんですが、削減する計画との兼ね合いで、見通しとしてはどうなっているのかお伺いします。 ◎人事課長事務取扱総務部参事   令和2年度の当初予算の時間外勤務手当の算出に関しましては、1年間の実績の90%ということで当初予算が計上されている状況でございます。それに対しまして、今回の7号補正におきましても、1,698万円の時間外勤務手当の増、特別会計以外の職員の区分でございますけれども、さらには8号の補正では、約4,000万円の時間外勤務手当の計上がなされているという状況でございます。  そういう意味からも、実績の90%という計上をしているところではございますけれども、実績に応じて、所管課のほうで財政課とのやり取りをした後に、適切に時間外勤務手当というのは補正予算で充当されているというふうに理解しています。 ◆竹内愛   要するに、今年度、例えば月80時間以上の職員の数ですとか、そういった時間外勤務というのを、超過勤務を減らしていこうという大きな目標があるわけで、そういった数字との関係で、達成できるのかどうか、達成できる見通しがあるのかどうかというのをお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。 ◎人事課長事務取扱総務部参事   年間360時間勤務の人数というものの目標値を特定事業主行動計画でも20人ということで定めているようなところでございますが、今回、12月までの実績分のところでも、約40人ほど360時間を既に超えている職員が出現しているというような状況でございます。少し例年と違う、予防対策課、保健所関係もそうなんですけれども、子ども政策課の子どもの手当の関係、児童手当の様々な臨時的な給付がございましたし、あとは国勢調査の関係、少し例年とは違う様相を呈しているところでございますが、既に40人を超えているという部分では、しっかり今後も対応していかなければならないというふうに考えています。 ◆竹内愛   そうすると、今年度というか、時間外勤務の削減というのはなかなか厳しいと、今年度残ってしまう、そういった超過勤務や月80時間を超えるような、年間でいうと360時間超えるような時間外勤務を行っている職員というのは一定数残ってしまうということだと思うんですけども、新年度の予算編成との関係で、前年度の実績の8掛けで当初予算は見込みますということで報告受けているんですけども、今のご説明だと、時間外勤務が物すごく増えているところと、逆に減っているところがあると思うんですね。そうすると、今年度を前提にしてしまうと、実態とそぐわないのかなというふうに思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ◎人事課長事務取扱総務部参事   確かに、令和元年度と令和2年度という部分では、相当職場によっての超過勤務実績が違っているような状況もございます。平常的な大きなイベント等が行われれば、再び超過勤務が一定数出てくるようなところもあると思いますので、そこは平常時とちょっと異質な令和2年度の状況というのを鑑みた予算要求、配当がなされているというふうに各所管からも聞いているところでございます。 ◆竹内愛   分かりました。  予算書の129ページなんです。  総務部関係の会計年度任用職員の経費について、これ、減額になっているんですが、この会計年度任用職員の方々の経費が削減になったことによって、実際に働かれている方々の収入自体も減っているというふうに見ていいのかお伺いします。 ◎人事課長事務取扱総務部参事   会計年度任用職員につきましては、いわゆる職の設定数に対しまして予算を立てているところなんですけれども、人数が十分に任用されていない場面もございますし、あと1つ大きなところは、期末手当が0.05月削減になったというようなところで、補正で減じているようなところでございます。そういう意味では、期末手当の削減というのは、当初予定されていたよりも収入が減じられているというような状況になっております。 ◆おばた健太郎   よろしくお願いします。  125ページのまず広報活動経費についてなんですけれども、広報いたばしと総合行政情報誌発行、シティプロモーション、それぞれ減額ということで、これ、当初の予算が、広報いたばしですと1億600万円から2,800万円減額と。同じように、総合行政情報誌も、当初予算がこれが2,600万から2,100万減額ということで、ほとんど使っていないというようなことになるのかなというふうに思います。また、シティプロモーションも1,500万からの減額ということで、この内訳を教えていただければと思います。 ◎広聴広報課長   まず、広報いたばしの減額の理由でございます。最も大きな要因につきましては、広報いたばしの印刷経費の減でございます。これは、広報いたばし、毎年競争入札で印刷経費を契約額を決めておりまして、その経費が当初予算では3,500万円だったものが2,550万円程度ということで、ここで950万ほど減となっております。また、広報いたばしのページ数ですとか、部数の減によりまして500万、合わせてこの印刷経費が2,000万ほど減となってございます。  そのほか、新聞折り込みに伴う役務費が900万円の減、それから広報いたばしの編集委託も5,000万円減。こちらにつきましては、ページ数、部数減に伴う編集委託費の減ということになります。あわせて、広報いたばしの発行経費につきましては、2,850万ほどの減というふうになってございます。  次に、総合行政情報誌の減額でございます。  こちらは、2,100万ほどの減となってございます。これは、いたばしくらしガイド、これを隔年で現在発行してございますけれども、こちらの発行時期の変更によります減でございます。この理由といたしましては、いたばしくらしガイドは、防災ガイドと、また便利帳の機能を併せ持った両面刷りで発行して、全戸配布をさせていただいております。この防災ガイドの部分のハザードマップの更新データ、これは都のほうで行うんですけれども、これが当初予定より遅くなったということで、発行を令和3年4月に延期ということで、発行時期を見直したものでございます。この減の分は3年度予算に回しまして、編集の第3稿までは今年度行い、最後の編集と、それから印刷費、それから全戸配布の経費が来年度計上ということになってございます。  また、シティプロモーション経費の減でございます。こちらは、2020はオリンピック・パラリンピックの予定ですとか、またそのほか1階のイベントスペース、プロモーションスペース、または赤塚庁舎、または民間施設などにおきまして、プロモーション事業を予定していたんですけれども、そちらがこのコロナ禍ということで実施できなくなっているですとか、そういったことの理由によりまして、減とさせていただいたもの。  それから、あと、板橋ナンバープレート、この事業経費のナンバープレートをちょっと区のほうで付け替えて、区民の皆様に広告塔としてPRを行う経費がございましたけれども、これの取替えの経費がリースの車両につきましては今年度実施しなくてもいいということになったため、そこを減額したものでございます。 ◆おばた健太郎   ありがとうございます。よく分かりました。  あと2点ほど、広報についてなんですが、広報いたばしの減額というのは理由が分かってよかったんですが、特にこの時期に区がどういったことをやっているのかということを知りたい方が多いと思いますので、例えば予算額の分で臨時発行するということもできたのかなというふうにも思わないでもないんですが、例えばコロナ特集号ですとかね。そういった形もあり得るのかなと思ったんですが、その辺について、計画どおりというところもあるのかと思いますけれども、教えてくださいということと、あと、ごめんなさい、ホームページ運営ですとかについては、補正がかかっていないというのは、これはもう使い切ったというか、予定どおり執行したという認識でよろしいでしょうか。 ◎広聴広報課長   先ほど、広報いたばしの発行経費の減の理由をご説明させていただきましたが、発行回数につきまして、当初予定46回から45回、1回減じたというのみでございます。これは、コロナ禍で魅力特集版というカラーページのもの、こちらが発行時期にそぐわなかったということで、オリンピックですとか、そういったものを予定していたので、そこの部分は発行しなかったということのみで、コロナの臨時号の発行ですとか、特集号の発行、あるいは区民に向けた緊急事態宣言の啓発、そういった注意喚起の記事は、毎号にわたって掲載させていただいておりまして、支援策も含めて、広報いたばし編集、2か月前からかかるんですけれども、校了ぎりぎりまで、区民の皆様にお届けするタイムリーな必要な情報を精査をして組み立てて、発行させていただいたところというふうに思ってございます。  2番目の質問、ホームページの経費でございます。こちらは、年間で委託をして、CMSとCRMの管理委託をしておりまして、そちらは全て予定どおり執行して、こちらのほうも、コロナなどの情報提供をタイムリーに分かりやすく伝えるということで、日々更新をさせていただいているところでございます。 ◆おばた健太郎   ありがとうございます。タイムリーに出していただいているということで、安心いたしました。  続きまして、125ページのITのところなんですけれども、一度議案説明会のほうでも軽くご説明いただいたんですが、住民情報福祉総合システムの運営経費が1億800万円の減ということですので、ここの内容をもし分かりましたらご説明いただければと思います。 ◎IT推進課長   住民情報福祉総合システムの運営経費の補正額の内容でございますが、委託料のほうでまず1億577万円ということで減額補正させていただいております。ほとんどが委託料ということになりますが、その中身でございますが、法改正等に伴うシステム改修の案件の仕様確定による経費の減となってございます。  具体的には、税法改正ですとか、介護保険法の改正、国民健康保険制度の改正がございまして、それに伴いまして予算を計上しておったところでございますが、詳細が明らかになっていく過程において仕様が確定してまいりますので、そこで減額が生じたものでございます。 ◆おばた健太郎 
     分かりました。ありがとうございます。当初の予定からすると、大きく取っておいて、仕様が確定した段階で、普通は増額するということも結構あるのかなというふうに思うんですけれども、これに限っては減額でできたということで理解をいたしました。ありがとうございます。  続いて、127ページの2の上の段の区有財産管理の政策企画なんですが、これも当初の予算からすると、ちょっと私の見方が正しいかあれなんですが、当初が2億1,900万から1億6,300万が減額というところなんですが、これの内容についてお教えいただければと思います。 ◎政策企画課長   こちらですけれども、そのほとんどが旧保健所の解体工事経費でございまして、今年度中に解体に着手する予定でございましたけれども、No.1プランのローリングに合わせまして、来年度へ送ったものでございます。 ◆おばた健太郎   ありがとうございます。分かりました。  あと、経営改革推進課の行政評価運営経費につきまして、こちらも当初の予算が147万4,000円に対して135万2,000円と、これは実施しないということでこうなったのかなと思いますけれども、改めて状況をお教えいただければと思います。 ◎経営改革推進課長   ご指摘のとおり、行政評価につきましては、今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、年5回の行政評価委員会がありますけれども、その部分と外部評価ヒアリングを中止をさせていただきました。そういう関係で、ほとんど報償費になりますけれども、この行政評価につきましては、2月分に開催する1回分の行政評価委員会の報償費12万2,000円を除いて全て減額補正をさせていただいたという状況でございます。 ◆おばた健太郎   中止ということでそうなったというのは理解はできるんですけれども、現状、こういう委員会も開かれているという中で、行政評価委員会も途中でまた実施をするという見直し判断をしてもよかったのかなというふうにも思っております。そういった点で、途中で見直す機会はなかったでしょうか。 ◎経営改革推進課長   今年度につきましては、行政評価委員さんとも相談をして、1年間、今年の2月の行政評価委員会以外は中止をさせていただきましたけれども、令和3年度につきましては、予算をきちんと計上いたしまして、予定どおりの行政評価委員会、それから外部評価ヒアリングをしっかりと実施をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆おばた健太郎   今年度については実施をしないということなんですけれども、来年度は、今年度分も含めてということでは、要するに行政評価をする期間が少し空いてしまう部分ができてしまうのかなというふうに思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ◎経営改革推進課長   行政評価につきましては、68施策を6年間で外部評価ヒアリングを全部行うということでございますので、5年に縮小しましても十分68施策が評価できるという判断もありまして、今年度は中止をさせていただきましたけれども、来年度からはまたしっかりと施策の評価をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 ◆おばた健太郎   確認ですけれども、そうすると、今年度できなかった分、来年が少し詰まるというわけではなくて、今後の計画の中で併せて評価をしていくというような認識でよろしいでしょうか。 ◎経営改革推進課長   ご指摘のとおりでございます。68施策、しっかりと評価をしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆おばた健太郎   ありがとうございました。  それから、あと最後なんですが、この8号なんですが、ちょっと所管に係るかどうか分からないところなんですが、国庫支出金で全額コロナワクチン接種についてはするということが発表されている中で、この歳入で区が支出する分という部分と、都や国が支出する分の差額、その分を今後補正を求めていくかどうか、そういった機会があるのかどうなのか、そういったことについてお答えいただければと思います。 ◎財政課長   ただいまご指摘の件、コロナワクチンの接種の関係でございます。私ども、一般財源12億ほどを持ち出しながらやっていくような形になっております。ここの部分につきましては、国のスキームから考えますと、補助金のほうでは11億円という上限を切られているところから、この持ち出しが出てきていると考えております。そういった中では、今後、区長会を通じながら国のほうに要望を機会あるごとに上げて、全額措置するように求めていきたいと考えております。 ◆五十嵐やす子   お願いします。  90と91ページのところなんですけれども、今、どうしてもふるさと納税で本来なら入ってくるものが出ていってしまうというような状況の中にありながら、寄附をしてくださるというありがたいことで、ここに一般寄附金と指定寄附金があるんですけれども、どのような形でのものなのかちょっと教えていただけたらというふうに思います。 ◎財政課長   寄附金につきましては、地域振興課さんの事務にはなるんですけれども、まず一般寄附金というのは、寄附に当たって、使途を限定しない、区政のためにお使いくださいというような形になりますと一般寄附で受けさせていただいております。  指定寄附金につきましては、私どもやっておりますクラウドファンディング等を児童養護施設ですとか、植村直己の記念の関係ですとか、使途を限定する場合には、この指定寄附金という形で収入をさせていただいているものでございます。 ◆五十嵐やす子   ありがとうございます。やっぱりいろんな形で区のほうに収入が増えるというのはありがたいというふうに思いましたので、ちょっと聞かせていただきました。  それから、その前のページ、87と89のところは、ここは基金の利子の収入ということなんですけれども、この利子の部分をどういうふうに扱うのかなというふうにちょっと思いましたので、例えばその基金にそのまま利子を入れて積み立てていくのか、それとも利子の部分は収入として何か別に扱うのか、ちょっと細かいんですけれども、そこを教えていただけたらと思います。 ◎財政課長   ただいまの基金利子収入の関係でございます。基本的に、例えば87ページの財調基金から住宅基金につきましては、基本的に利息分については基金に一旦積み立てさせていただきます。そういった形で、今度89ページに至りますと、(4)から、例えば平和基金でありますと、一旦基金に積まさせていただいて、それでこの利息分を事業のほうに充当させていただいております。平和記念事業等に充当させていただくというようなことをしてございます。そういった形で、一旦基金に積んで、それで当該の事業に充当させていただくというような処理をさせていただいております。  あと、13番、14番の定額運用基金につきましては、財産収入で受けさせていただいた収入を直接事業のほうに充当させていただくというような形を取らせていただいております。 ◆五十嵐やす子   それでは、一つひとつで処理の仕方が違うということで受け止めていてよろしいということでよろしいんでしょうか。 ◎財政課長   基本的に、運用基金と定額運用基金というのがございます。運用基金につきましては、一旦基金に利息分を積まさせていただいて、その後繰り入れて、事業に充当させていただくという取扱いをいたします。あと、定額運用基金、美術資料の収集基金ですとかは、一旦財産収入で得た利息分を基金には積まず、直接事業に充当させていただくという取扱いになってございます。 ◆五十嵐やす子   ありがとうございます。  それから、すみません、91ページのところは、基金の繰入金のところで、義務教育施設整備基金の繰入金と住宅基金繰入金が、これはどちらも減額というふうになっているんですけれども、ここの説明をお願いできますか。 ◎財政課長   初めに、義務教育施設整備基金の繰入れでございます。2億9,500万円の減額となってございます。こちらは、改築・長寿命化改修の工事費が確定したことによりまして減となるものでございます。当初予算で見込んでいた額よりも減となるものでございます。  同じく、住宅基金の繰入金につきましても、歳出のほうの改築事業費が減になったことによりまして、こちらの繰入れも減になるということで、歳出事業見合いで減になっているという状況でございます。 ◆佐々木としたか   では、質問を少しさせていただきますけども、その前に、補正の7号の議案ですね。これは、板橋でいえば最終補正予算ということでありますが、私、令和2年度の当初予算を可決した立場からいきますと、やはり区の職員の皆さんは、当初予算に沿って、区民福祉の向上、安全・安心のために区をさらに成長させていこうという予算を組んで、議決して、執行始まったわけですけども、それが緊急事態宣言等々ありまして、その議決した予算をこの1年間でいかに縮小するか、削るか、やめるかと、こういう努力をこの1年間やってきたわけですね。そういう意味においては、私は、本当に区の職員の皆さんが区民のために働こうとしてやった予算を減額しなきゃならない、そして減らさなきゃならないという取組をずっとしてきたことに対しては、皆さんの心を考えると、本当にじくじたる思いもあるのではないかなと、こう思ってこの予算を見ておりました。  今、3年度、そろそろ始まろうとしていますので、ぜひ今年そうやって予算をつけたけども減らさざるを得なかった努力も水の泡にしないで、令和3年度にはその分を盛り返して、区民のためにぜひその予算執行に向けて頑張ってもらいたいなという思いをしながら、幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、先ほどお話のありました緊急財政対策の取組についてということの説明ありましたけども、この中で、一番最初の文言が出てくるのが、この緊急財政対策の取組として、区民生活への影響を最小限にとどめる観点を基本として取り組むと、こうあります。結果的に、最終補正7号が出たわけですけども、この文言をそれぞれ所管のほうにどういう形で指示通達、また、こういうことには気をつけろ、そういう、ただこの文書だけもらっただけでは、なかなか私は区民の生活の影響を最小限に抑えるということを基本としたときに、何か基本的な指示とか令達とか、そういう考え方を示して当然この緊急財政対策に取り組んだと思いますので、その辺をまず最初に説明をしていただきたい。 ◎財政課長   今回の7号補正予算、3月補正予算の編成に当たりましては、まず予算の編成方針というのをお示しをしております。その中では、コロナ対策につきましては、緊急にやる必要があるものについては対応をしていく。あと、年度内の事務事業の確実な執行見通しで、収入、支出の増減を見込むというような編成方針を立てさせていただいております。  その中で、緊急財政の取組との関連というところでは、私ども、今般の最終補正につきましては、緊急財政という財政対策で事業の中止をしたとかというのは基本的にはないのかなと考えております。ほぼこういったコロナの影響で、どうしようもなくて、事業を停止した、縮小したというのが、この減の内容の中には相当含まれていると考えておりますので、直接区民生活の影響に財政対策としてあったのかという部分であれば、そこはほとんどなかったのかなと考えております。 ◆佐々木としたか   深くはやりませんけども、この時期に、補助金・負担金の削減を同時にやる必要があったのかどうかというのは、区民生活のいわゆる最小限の影響を考えていけば、ちょっと考えられてもよかったのかなという気はしますけども、それは質疑はしません。一応意見として申し上げておきたいと思います。  時間もあまりありませんので、次へいきたいと思いますが、その中で、この補正の34、35ページ特別区民税のいわゆる補正がのっていますけれども、この特別区民税に対する現年分と過年度分、ここに結果が出ていますけれども、これに対する努力は、どういう努力をされたのかお伺いいたします。 ◎納税課長   収入対策というようなところの観点からお話のほうをさせていただければと思います。  コロナ禍というようなところで、なかなか厳しい年度のスタートというようなところがございました。緊急事態宣言が発令されている際は、一定程度処分系のものについては取りやめをしてというようなところで進めていたところでございます。1回目の緊急事態宣言、解除されて以降は、通常どおり、納付の資力を見極めながら滞納整理等、着実に進めさせていただいたというようなところでございます。 ◆佐々木としたか   こういう事態ですので、やっぱり努力は努力としても、だけどやっぱり配慮するところは配慮するということも必要かなと思っておりまして、そこで、その特別区民税の徴収について、今年度はこういう状況なので、前年度とどういう比較、努力の成果が数字に表れているのかということで、昨年度と一昨年、さらにはその前年度の区民税に対する資料を頂きました。なかなかやっぱりこういう事態ですので、収入率がちょっと落ちているというのも現実としてありますけども、昨年の数値は出ておりますが、一昨年の、30年度ですね、これについての区民税の最終補正はゼロ円になっているんですね、ゼロ円。ですから、当初予算から最終補正になったときに、補正額ゼロ円と。つまり、特別区民税に関しては、最終補正でゼロ円となっていますので、当初に対する最終補正の数値は見ることができなかった。  そこで、決算書を見ますと、ほぼ例年どおりのいわゆる最終補正金額同等になっているんですね。なぜ最終に補正をしなかったのか。ほとんど決算では例年同様の数値が出ているということ自体が果たしてそれでいいのかどうかですね。その辺については、このゼロ円で最終補正する場合と、今年度、昨年度、その前もずっと補正しています内容と何か違いがあったのかどうか、これについてはどういう見解をお持ちでしょうか。 ◎課税課長   特別区民税の推移を少し私も見させていただきました。まず、増額補正の基本的な考え方としまして、特別区民税は区の基幹的な財源であって、その影響が大きいために、収入額が予算額を少なくとも下回ることが、予算に穴を空けてはならないというふうに思っております。  その上で、この平成30年度の決算における予算超過額、結果的には決算では3億6,500万円余を超過したわけですけれど、これについてちょっと確認しますと、当初予算額に対して、これは約0.8%でございます。補正予算の算定時から決算時までの間で、調定額は大きな変動はないものの、収入率はその後の景気の動向によっては減少も生じ得ることもあり得るということで、平成30年度は、補正算定の時点では、収入額が増加傾向にあったとしましても増額補正なしと判断したものと考えております。  ちなみに、今回の補正は、当初予算額に対して2.03%の増、また近年で増額補正をした令和元年度、平成29年度、平成26年度については、やはりいずれも2.2%以上の増額補正を行っているものでございます。そういったような状況でございます。 ◆佐々木としたか   今の金額は、それはそれで説明はいいんですけども、要は、いわゆる最終補正特別区民税をゼロ円で報告する。つまり、これ、決算ではこれだけの金額の増減があるわけですよね。収入率も載っているわけですよ。そういうのをゼロ円で載せる。今年もゼロ円で載せる可能性も逆にあった可能性もあるんですね。つまり、ゼロ円で載せるのと、こういう決算として数値を出す、いわゆる基準というのかね。今年はゼロ円でいいですよ。それはどういう基準でゼロ円でいいのか。今回みたいに補正として金額を出すのは、こういう条件と、こういう場合には出さなきゃならないと、そういう基準があってゼロ円で出す、こういう数値で出すと、そういう基準があったら教えてほしいと。 ◎課税課長   基本的には、予算の決定をする過程で、財政課等とも協議していくわけですけれど、その中で、やはり補正時点から決算までの間に一定程度変動の要素もあり得る。今回でいえば、コロナ禍ということで、それは一層やっぱり気を遣ったわけですけれど、そういったところでいうと、先ほど言った2%程度が、ちょうど今400億ですので、5億円程度になるんですかね、そのぐらいの基準のところで補正にのっけるか、のっけないかというところを調整しているということが近年の状況でございます。 ◆佐々木としたか   この件についてはこれ以上やりませんけども、要は、当初の2%前後であれば、ゼロ円で補正、いわゆる最終予算上は提出することがあり得るという考え方でよろしいですね。これは、計画になくて、2%という、分かりました。長い間やっていましたけど、ちょっと知らなかったのでね。  それでは、次の質問に入りますけども、先ほどちょっと五十嵐委員からも質問ありましたけども、ふるさと納税についての考え方。区は返礼品を出さないという考え方が基本にあると私は認識していますけども、今でもその考え方に変わりはないかと。 ◎経営改革推進課長   板橋区につきましては、ふるさと納税を活用したクラウドファンディング事業を令和元年度から始めておりますけれども、基本的には、過度な返礼品競争にはくみさないという考え方は持ってございます。  そういう中でも、例えば植村直己さんの80周年記念事業で、一定程度返礼品相当の記念品を出すとかというものも取り入れていますので、そういうものも取り入れながら、具体的に今後、返礼品についてどうしていくかについては、これからも検討を続けていく必要があるというふうに考えているところでございます。 ◆佐々木としたか   これでやめますけども、私は返礼品を、全国で過度な返礼品があるから、いろいろトラブルだとか問題になっていますけども、私はそういう考え方はやっぱり間違っていると思うんですよ。ふるさと納税をしてくれた方に対して感謝の気持ちを返すということは、私は過度な返礼品でも何でもないと思う。したがって、板橋は板橋のやっぱりブランド戦略もあるし、板橋は板橋の魅力もいっぱいあるわけですよ。そういう思いというか、その板橋で出せる返礼品を、私は板橋のそういう意味ではシティプロモーションでも結構だし、いろんな板橋にあるものでね、やっぱり感謝の気持ちで返礼の気持ちを出すということは、私は何の問題もないと思う。  したがって、あまりそういう過度な返礼品とか言わないで、やっぱりこれからはきちっとふるさと納税をしてくれた方に対しては感謝の気持ち、板橋でできる範囲のことはやりますと、そういうふうに方針転換をするべきだと思うんですが、それについての検討というのはされているんでしょうか。 ◎経営改革推進課長   ご指摘いただいたとおり、返礼品につきましても、基本的に気持ちの返礼品といいますか、文書で感謝の気持ちを示すとかということも含めて、いろいろ板橋区としてお礼の気持ちを伝えるという取組はさせていただいているところでございます。  そういう中で、初年度は実績約930万円でしたけども、今年度は既に2,030万を超えているということもありますので、今後、クラウドファンディングを拡大していくに当たりまして、返礼品の在り方そのものについては、引き続き検討させていただきたいというふうに考えているところでございます。 ◆いしだ圭一郎   よろしくお願いします。  まず、34ページ特別区民税についてお伺いいたします。  先ほど来、今回の補正で増額になったという理由のほうで、納税義務者の増というようなお話がございましたけれども、令和2年度になって、板橋区内の人口が人口減になっているというふうに認識しているんですね。そうしますと、この納税義務者の増というのは、どうして増になるのかなと思うんですが、そこの予算編成の在り方というんですかね。ちょっとそこら辺を教えていただいてよろしいでしょうか。 ◎財政課長   本来であれば課税課長からのご答弁になるのかなと考えますけれども、令和2年度の区民税の課税につきましては、令和2年1月1日を基準として課税をいたしますので、人口減少の状況がございましたにしても、コロナの多分影響前でありましたので、その部分では、最終的に納税義務者数につきましては、3,900人ほどプラスに振れていると今回の補正の段階ではなってございます。すみません、令和元年の1月から12月までの所得に対して課税をいたしますので、その時点では、コロナの影響の人口減少というのはなかったものと考えております。 ◆いしだ圭一郎   ありがとうございます。これ、課税課だった、申し訳ありません。  次のも課税課になるかもしれないんですけども、先ほど佐々木委員の説明の中で、平成30年の決算では、補正ではゼロ円だったのが決算でまた変化があったと。それにはその間の中に変動の要素もあるんだというふうにおっしゃっていたかと思うんですね、課税課長が。そうなると、この今回の補正予算も次の決算のときに変化が出てくるのかなと。そういう可能性があるというふうな認識でよろしいんでしょうか。 ◎財政課長   補正の編成の流れからちょっとご説明をいたしたいと思います。私ども、最終の3月補正につきましては、11月に各課に編成の依頼をお願いをいたします。それで、締切りが大体12月の半ばぐらいになります。その段階で区税の見込みをお願いする形になります。そうしますと、どうしても1月から3月の段階の状況をつぶさに把握できるかといいますと、そこにはいろいろ状況の変化等は出てくるのかなと考えております。そういったところから、最終補正後にも当然決算の段階と数字が変更するという可能性はあり得るのかなと考えてございます。 ◆いしだ圭一郎   よく分かりました。ありがとうございます。  あと、最後になりますけれども、予算書の55ページの14款国庫支出金の2項の国庫補助金の総務管理費補助金、そこの部分の金額ですね。これが3億9,875万9,000円というふうになっております。これが減額ですよね。一方で、今度69ページ、都のほうの都の支出金、都の補助金の同じ総務管理費補助金の(2)の部分ですね。ここは、今度逆に増額になっているんですね。これの、どうしてこういうことになっているのかというのを教えていただきたいんですが。 ◎財政課長   こちらにつきましては、私ども、2号の補正予算で、こちらの地方創生臨時交付金を予算計上する際に、本来であれば都の補助金で組まなければいけなかったのを、ちょっと情報がそこまで取れなかったという状況がございます。それで、最終的に、国のほうでは、東京都を通して板橋区のほうに交付するという形になりましたので、今般、2号の補正の段階の3億9,800万円を都の補助金に組み替えるというような形をさせていただいております。2次の交付金につきましては、都の補助金で計上させていただいたものでございます。
    いしだ圭一郎   分かりました。国と都の入ってくるところがちょっと間違ったというか、そういう部分だと思うんですね。仕方がないといえば、それで終わってしまうんですが、やはりそういう細かな部分のミスが先ほどの板橋第十小の起債の錯誤につながってくる部分にもなると思うので、細かいようで申し訳ないんですけども、気をつけていただきたいなというふうに思います。  最後、要望で終わりますけれども、先ほどおばた委員のほうからも、この今回の補正の中で、コロナワクチンの接種に関する国の負担ではない部分、区の負担の部分をしっかりと求めていくというふうにおっしゃっていましたけれども、国のほうでも、この部分はしっかりとこのワクチン接種に係る部分は国で全額見ていくというようなことも言っていたかと思いますので、そこはしっかりと取っていただきたいと思いますので、要望していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。  ──────────────────────────────────────── ○主査   以上で質疑を終了いたします。  これをもちまして、企画総務分科会を閉会いたします。...