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令和2年3月11日予算審査特別委員会 文教児童分科会−03月11日-01号
令和2年3月11日予算審査特別委員会 都市建設分科会-03月11日-01号

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  1. 板橋区議会 2020-03-11
    令和2年3月11日予算審査特別委員会 文教児童分科会−03月11日-01号


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    令和2年3月11日予算審査特別委員会 文教児童分科会−03月11日-01号令和2年3月11日予算審査特別委員会 文教児童分科会            文 教 児 童 分 科 会 記 録 開会年月日  令和2年3月11日(水) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時45分 開会場所   第3委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  主査      高 沢 一 基       副主査      茂 野 善 之  委員      石 川 すみえ       委員       さかまき常 行  委員      南 雲 由 子       委員       小 林 おとみ  委員      元 山 芳 行       委員       田 中 いさお  委員長     田中しゅんすけ       副委員長     いしだ 圭一郎 説明のため出席した者  子ども家庭部長   久保田 義 幸     教育委員会事務局次長藤 田 浩二郎  地域教育力担当部長 松 田 玲 子     子ども政策課長   雨 谷 周 治  保育サービス課長  佐 藤 隆 行     子育て支援施設課長 杉 山 達 史
     児童相談所設置担当課長           子ども家庭支援センター所長            町 田 江津子               齋 藤   栄  教育総務課長    木 曽   博     学務課長      星 野 邦 彦  指導室長      門 野 吉 保     新しい学校づくり課長渡 辺 五 樹  学校配置調整担当課長大 森 恒 二     教育委員会事務局副参事(施設整備担当)                                  千 葉 亨 二  生涯学習課長    水 野 博 史     地域教育力推進課長 諸 橋 達 昭  教育支援センター所長平 沢 安 正     中央図書館長    大 橋   薫 事務局職員  事務局長      太野垣 孝 範     書記        飯 野 義 隆               文教児童分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の予算について 5 閉会宣告 ○主査   おはようございます。  ただいまから文教児童分科会を開会いたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎教育委員会事務局次長   おはようございます。  令和に入って初めての予算審査特別委員会文教児童分科会でございます。よろしくお願いします。  言うまでもなく、現在新型コロナウイルスの関係で感染が拡大しています。国内で一番初めに確認されたのが1月16日神奈川県でございますので、それから約2か月たってございます。その中で、昨日は感染が確認されてから、1日にして最大の59名の方、感染が確認されたということで、現在、いろいろ数の関係はあると思うんですけども、581名の方が感染をしたということで、今後ちょっと終息の状況もまだまだ見えない状況でございます。そうした中で、私ども理事者も含めまして、議会の皆様、本当に車の両輪として、ぜひ区民の生活を守っていきたいと思ってございます。ちなみに、区内で感染者の方は──ということでございますので、今後これが拡大しないように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  本日は、当初予算の分科会ということで、非常に細かい数字の話になろうかと思いますけども、方向性も含めまして、いろんな形でご質問をしていただければと思います。私どもも誠実かつ明確かつ率直な答弁に努めてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○主査   区内在住者じゃないですよね。 ◎教育委員会事務局次長   ちょっとその辺まではつかんでいないんですけども、すみません。 ○主査   多分区内在住者じゃないと思いますけどね。誤解のないようによろしくお願いします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、署名委員を指名いたします。  さかまき常行委員、小林おとみ委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   議題に入る前に、運営について申し上げます。  本分科会の審査項目は、当初予算、修正動議ともに、既に配付いたしております分科会別審査項目一覧表に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。  また、お手元に配付しております予算審査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと。  主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は、改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。  さらに、会議終了時間までの残り時間は、質問希望者で割り振ること。  修正動議に対する質疑についても、委員の持ち時間内で行うこと。  再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮して、20分以内に収めること。  分科会では表決は行わないことなどが、2月28日の予算審査特別委員会理事会で決定されておりますので、ご確認願います。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の予算についてを議題といたします。  質問のある方は挙手願います。  では、質問の順番を確認させていただきます。  さかまき委員、石川委員、南雲委員、田中いさお委員、小林委員、茂野委員、以上の順番で行います。  なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問をする際、予算書等における該当ページをお伝えいただくなど、ご協力いただきますようお願いいたします。 ◆さかまき常行   予算書305ページ、あいキッズ事業経費に関連して幾つかお聞きいたします。  ご承知のとおり、休校措置以降、1、2年生を対象として8時から19時まであいキッズを開放しておりますが、その利用状況について、混み具合、また施設内の密集状況ですとか、利用人数等々、感染予防対応に行っていることなどお聞かせいただきたいと思います。 ◎地域教育力推進課長   現在、速報ベースで人数の把握をしております。初日と土曜日は数字が違いますけれども、おおむね平日につきましては1,600から1,700名合計で来ている状況でございます。そういう中で、1、2年生に限定をさせていただいて、また特別配慮がある方も少数ございますけれども、そういう児童の方々に限って受入れをさせていただいている関係で、通常よりはゆとりを持って保育に当たれているという状況がございます。  そういう中で、あいキッズによって具体的な策は違いますけれども、例えば学年ごとに室内と室外を利用したり、また遊びの種類ごとになるべく分けて、密集しないようにということの保育は配慮も行っておりますし、また国等で示されている手洗いの徹底であるとか、換気の徹底であるとか、そういったことも当課のほうで現場に指示を出す中で遵守徹底されながら子どもたちの安全を確保しているという状況でございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。  利用人数なんですが、もし可能であれば、1年生、2年生、またそれ以外の方というふうなことでお分かりになりますでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   おおむね1,600から1,700ということですので、平日のある日の状況でお話をしたいと思いますが、まず3月6日の金曜日のお話で申し上げますと、まずきらきら登録区分の1年生が846、同じくさんさんオレンジの1年生も受け入れておりますので、これが50、2年生にいきまして、きらきら登録の2年生が669、同じくさんさんオレンジ登録の2年生が36、その他ということで特別な配慮の児童の方々が28人ということで、この日は1,629という状況でございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。当初、旧ホームページでは、特記事項2として、いわゆる1、2年生対象以外で、独りで家庭で過ごすことができない特段の配慮事情がある方についてというふうに記載がありまして、当初議会からの質問で特段の配慮義務ってどういう人が対象なのかという質問はしたんですが、6日以降のリニューアルの中に、想定する特段の配慮事項として、新たに要支援児認定されている、特別支援学級特別支援教室に通う児童で、自宅で保護者等が見ることができない世帯、そのほかこれに類する特段の事情と、新たに明確に線引きした情報がホームページ上出始めたんですけれども、詳細がすぐ発信、後からというか、当初混乱もあったのかもしれないんですけれども、少し遅れてこういった見解が出たということと、あとその利用対象の拡大の要望とかというのは結構お問合せがあるかと思うんですが、その際、あいキッズ係等ではどういったご案内をしているのかというところをお聞かせください。 ◎地域教育力推進課長   当初、学校休校から発しまして、あいキッズを利用制限をする中で開設をするということの運用を決める過程の中で、基本的には学校が休校するということにおきましては、非常に集まることのリスクというところの中で判断されると思いますので、そういった部分を第一に考える中で、ただし、家庭で独りで過ごせないといったお子さんについては、集まることのリスクが多少高まるとしても、あいキッズで受けなければならないというところがありますので、その線引きを2年生までというところで引かせていただいたことが1つ。その中で、それ以外にも配慮をしなければいけない児童というのは一定いるだろうということがありました。当初から想定としては、通常あいキッズで保育しております要支援児、要配慮児、こういったお子さんというのは、職員の加配の中で保育をされていますから、ご家庭でも、仮に学年が高いとしても独りでいられる状態が難しいだろうというところがありました。  それ以外にも配慮の必要な個別の事情というのが、ごくごく少数ですけれども、種類としては多く存在する可能性もありましたので、その辺りをしっかりと拾わなければという中で、第1の表現ということで記載してお送りさせてきました。ただし、お問合せの中で、我々が想定するよりも広く、例えばうちの子どもは学年は高いけれども独りで過ごしたことがないですとか、そういう非常に広く個別のお子様のこれまでの生活のパターンとか、そういった部分までの要望ということが上がってくることがありましたので、明確に我々が当初の文面を想定した対象を明示したというのが第2報の部分になります。  もう一つは、3年生以上の受入れを制限させていただいているご家庭からはもちろん多くの声は寄せられておりますけれども、そういう中におきましては、我々としましては今申し上げましたように、基本的には家庭でいられるお子様については、安全確保の観点から過ごしていただく中でお願いしたいというところで、2年生までの線引きをさせていただいたことをご説明している状況でございます。 ◆さかまき常行   どうしても線を引かなきゃいけないという事情に関しては理解はしているところではありますけれども、また議会からの質問の回答の中に、いわゆる中学年、高学年に関しては、ファミリーサポートですとか、私立の学童クラブを利用してくださいというふうな回答もあったんですが、こういった丁寧な相談に対しての答えといいますか、こういった具体的なご案内等々とかもきめ細かく行われているのでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   もちろん当課のほうにCRM等でメールで質問いただいている方については、お一人お一人に回答させていただいています。また、窓口にいらっしゃる方もおりますので、そういったところではしっかりとご説明させていただいております。  また、あいキッズの現場のところでお話をされる方もいますので、受託法人の職員を通じてお話をさせていただいております。また、広く教育委員会全体で、いろんな窓口でそういったお問合せ、ご相談がありますので、教育委員会を挙げてしっかりとご説明をしている状況でございます。 ◆さかまき常行   期間を経ていきながら利用実態、状況も把握していく中で、どうご案内するのがよりいいのかという中で、いろいろ対応が定着してきていることなのかなと思っているんですが、そういった全体としての考え方が各施設にまで統一された見解で同じようなサービスというか、ご案内というのはできているかどうか、分かる範囲で聞かせてください。 ◎地域教育力推進課長   学校休校以来、もちろんあいキッズの事業の現場には当課のほうから適宜情報ですとか、指示ですとか、注意喚起事項、メール、電話等で伝えてあります。そういう中では、最前線の現場でもしっかりと統一した見解の中でお話がされているものというふうに認識しております。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。休校を開始してから2週目といいますか、10日が過ぎているところではあるんですけれども、当初と比べて様々なご相談であるとか、あるいは保護者の方のニーズや意識の変化というところも表われているのかなというふうにも推測するんですけれども、初動時と、それからこれまで期間がたって、ここまでで何らかのニーズや意識の変化、全体的な何か把握しているものがあればお聞かせください。 ◎地域教育力推進課長   3月2日の午後から休校されて、その午後から制限する形であいキッズの利用が始まりました。この3月2日、3日ぐらいまではやはり当初の制限を加えた中での1、2年生以上の受入れの制限をしている保護者の方からのご心配事が多数寄せられておりました。それ以外もありましたけれども。4日以降については、一定そういった問合せが落ち着いた状態がございました。現在につきましては、どちらかというと利用料の話で、利用を制限されて使わない場合はお金がどうなるのか、そういったことが少し多くなっているという状況でございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。まだもう一定しばらくこういった状況が続くかと思うんですが、あいキッズ事業における新型コロナウイルス対応に関してのこれからの課題であるとか、今後の対応について今方向性とか、捉えていることがあればお聞かせください。 ◎地域教育力推進課長   まずはこういった緊急事態の中で、コロナウイルスの感染リスクという中であいキッズを実施しておりますから、子どもたちの安全をいかに確保するか、そこがまず第一だと思っております。そこを徹底しながら、また新しい情報や対策が国等から発せられるのであれば、それを瞬時に現場に伝える中で、しっかりと子どもの安全を図るということが第一。また、これが長期化するということになると、子どものストレスですとか、そういったことにも影響を及ぼしますから、そういった部分のメンタル的な部分も含めてどういう形で行っていくか。また、もちろんあいキッズに来ていない、自宅で待機している児童もいますから、そういった全体の区内の児童を教育委員会全体でどうやってしっかりとしたフォロー体制、支援体制を組んでいくか、そういったことが重要であるというふうに考えております。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。本当に今までないような対応を今、全体で心を合わせながらやっているところかとは思いますので、様々な要望や状況、いろんなことが発生するかと思いますけれども、どうしてもある程度の一定の枠を設けながら進めていかなければならないということも一定の理解を得ながら進んでいるのかなということも思っているところではあります。ただ、その中で、ぜひ区民の皆さんに寄り添う思いが伝われば、やはりみんなで1つにしていかなきゃいけないという、そういった思いになるのかなと思いますので、ぜひ今後も区民に寄り添ったご対応をお願いしたいというふうに思います。ありがとうございました。  続きまして、予算概要17ページにあります、教育ICT化推進事業に関連して幾つかお聞きしたいと思います。  まず、文科省のGIGAスクール構想、あるいは東京都のスマートスクールプロジェクト等々で、この間の代表質問でもありましたけれども、通信基盤の整備の支援と、それから1人1台端末導入というふうに例示されている中で、同時に各種その大きな2つの標準仕様というものも例示をされています。端末であれば、3つのOSに限ってどれだけのスペックがこれからのICT教育に関して必要だというふうなことが例示されています。改めて、まずは端末の整備状況に関して、改めてですけれども、何人に1台の割合に今なっているのかということと、現在導入されている端末の仕様について、その標準仕様にかなっているものなのか、そうじゃないものがあるのかというような、その辺の状況をお聞かせください。
    教育支援センター所長   GIGAスクール構想についてのご質問ということで、現状についてまずご報告をさせていただきます。  現在、使用している小学校のタブレット型については、ウインドウズ10が入っています。中学校につきましてはウインドウズ8.1というOSでございます。各学校に子ども用として40台、教員用として5台のタブレット、それから電子黒板を操作するためのノートパソコンが各教室に配置をされております。現状としてGIGAスクール構想に乗るためには、その補助金の対象となるスペックにするためには、補助金の関係もございますけれども、大幅な変更が多分余儀なくされるだろうというふうに思っています。それから、GIGAスクール構想の条件である回線についても現況から大幅に更新をしていく必要があるというふうに捉えています。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。また、今後、順次端末整備していくに当たって、端末導入支援員の配置補助というのが、国が4分の1、都が4分の3ということで、そういった支援もあるんですけれども、今回の予算の中で、こういったものの活用って、多分盛り込まれていると思うんですが、その辺の状況をお聞かせください。 ◎教育支援センター所長   GIGAスクール構想が出てきたのが12月ぐらいに説明会等があって具体的なところが示されたということで、今回の予算については従来のものについての更新ですとか、校務システムの更新というようなところでございます。もし、このGIGAスクール構想について進めるということであれば、補正をお願いするような形で進めざるを得ないかなという状況でございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございました。今後進めていく中で、必要に応じて補正があればということというふうに理解をいたしました。  また、先ほどちょっとお話しありましたけれども、校内のLANのいわゆる通信整備に関してなんですが、大容量の動画視聴ですとか、今後の様々なコンテンツをやっていく中で、先ほど満たされていないというふうにお話がありましたけれども、今現在の各学校における、いわゆるネットワーク網といいますか、その整備状況をちょっとお聞かせください。 ◎教育支援センター所長   ご答弁の前に申し訳ありません、ICTの支援員の件について答弁漏れを致しました。申し訳ありません。現状としては、中学校に月2回、小学校に月4回の派遣をする体制は取っておりますけれども、そのGIGAスクール構想についてということではなくて、今事業支援という形での状況になっています。来年度の予算についても、そのICT支援員の予算を計上させていただいています。  通信につきましてですけれども、今小学校は無線LAN、中学校は有線のLANということでございます。いずれにしましても、100メガビットでございますので、これを文部科学省の指定では10ギガということですけれども、1ギガあれば現状の教育活動に支障はないだろうということで、1ギガでもということの説明もあったということでございますので、1ギガを目指してということでこれから調整を図っていく必要があるとも考えています。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。通信環境に関しては、出たばかりではありますけれども、GIGAスクール構想の中では、今後の5G回線で、校内施設に直接引くローカル5Gとかという、そういった活用モデルも提示しながら、新学習指導要領の中でも情報活用能力というものをしっかりと位置づけてやっていくんですが、そういった様々例示している中に、ICTを活用した、遠隔教育というんですかね、いわゆるクラウドネットワークを通じて外部の講師ですとか、学校外の学習先、あるいは入院している方が入院先から授業に参加したり、在宅での授業とか。例えば今回のようなこういった事態が起きたときにも、そういったものが整備されていけば、しっかりと授業がそういった形でも継続していける将来像もあるのかなというふうに思っているところではあります。まだ具体的なことというのはこれからだとは思うんですが、現状、そうした区とした今後のICTを活用した教育に関して、展望や方針などがあればお聞かせいただければというふうに思います。 ◎教育支援センター所長   本当に日進月歩というよりも、かなり急速にIT技術が進んでおりますので、いわゆる遠隔教育についてということは、様々な情報や具体的な実践例もある自治体で進められているということは承知しておりますけれども、区の状況、また財政等を考えて、どの辺から順番に進めていくかというようなところもこれから検討・研究していきたいと思っています。 ◆石川すみえ   よろしくお願いします。  子どもが外で遊ぶことについての予算についてお伺いしていきたいと思います。  昨年子どもたちから遊び場を求める陳情というのが出されまして、みんなで区議会採択しました。これを受けて私は、新年度予算で、この陳情を前に、子どもたちの要求を前に進めるための予算がつくと思っていたんですけれども、子ども家庭部、教育委員会として、この子どもたちの陳情を受けて予算化している事業があれば教えてください。 ◎地域教育力推進課長   教育委員会においては、当課のほうで引き続き子どもの遊び場に関する有償ボランティアの費用を計上しております。こちらは、これまでと変わらぬ全校実施を想定しまして、その人数と日数分の費用を計上しておりますが、年によって日数等違いますので、金額としては減をしておりますけれども、全く同じ形で実施しております。 ◎子ども政策課長   陳情の趣旨で遊び場を増やしてほしいという陳情、採択になりました。私ども子ども家庭部でその遊び場の元となる場所を持っている部署ではございませんので、特段子ども家庭部としての令和2年度の予算計上はないところでございますけども、同じ陳情の中で、旧板橋第九小学校の遊び場の部分、それから加賀二丁目公園の時間延長ということで、そういう意味では遊ぶ時間が増えたり、曜日が増えたりということで、そこは拡大できているところだと思います。所管の部署ではないですが、旧板橋第九小学校の部分につきましては、政策経営部のほうで、毎週水曜日の午後、開放を改めてするということで、そこの部分の経費を計上しているところでございます。  それから、加賀二丁目公園につきましても、みどりと公園課のほうで、4時半だったものが夕焼けチャイムに合わせて5時半まで延長するということで、そこの部分の管理の人件費というんですか、そこの部分は来年度予算、計上しているというふうに聞いてございます。 ◆石川すみえ   子どもが外で遊ぶということの事業については、子ども家庭部の中で何かございますか。 ◎子ども政策課長   私どもの部署であるとすれば、今は児童館は閉まっていますけども、児童館でプログラムの中で屋外で活動するようなプログラムが若干あるというところでございます。 ◆石川すみえ   ちょっと確認なんですけど、保育園の園庭での活動だとか、お散歩の活動というのは、子どもが外で遊ぶという位置づけで行ってはいないんですか。 ◎保育サービス課長   子どもが遊ぶという位置づけではないかなというふうに思ってございますけれども、あくまでも保育所保育指針に基づいて、子どもたちの健全な体の育ちというような意味合いから様々な活動がありますけれども、その一環で外遊びというものもあるのかなというふうに認識してございます。 ◆石川すみえ   保育所保育指針の中には遊ぶことの重要性というのが記されておりますので、そこのところは指摘だけしておきたいと思います。  あと、校庭開放についてお伺いします。  校庭開放全校を目指して実施ということなんですけれども、今年度7校できていないところがあるんですけれども、そこの改善の工夫というのはどのようにされるのか。 ◎地域教育力推進課長   直近において2校について確保して、未実施7校までに持っていっているんですけれども、そちらの事例を例にお話をしますと、やはりどうしても公募の中で一般区民の方から手を挙げてもらうというのはなかなか難しい状況でここまで来ておりますので、いろいろ方の紹介、地域の方のお声かけ等で、つてをたどりながらお願いできる方に個別にお話をし、合意して確保していくということを地道に行いながら、7校全てについての対応をしていきたいというふうに考えるところでございます。 ◆石川すみえ   これまで説明いただいた中で、校庭開放におけるルール、ボールとかの使い方のルールというのをお伺いしてきたんですけれども、ルールの緩和というのは何か考えていらっしゃいますか。 ◎地域教育力推進課長   せんだっての陳情後、そういったことの緩和の方向性というのを検討・研究しております。現時点でまだ答えが出ておりませんので、この段階で新しくできるようになったものというものはないんですけれども、コロナの関係で一旦ちょっとこの時期止まっていますけれども、早急に検討を重ねて、できることをしたいと思っております。  現在のポイント、課題としましては、可能な限りそういったサッカーなり野球なりということがどこまでできるかということを検討しておるところではございますが、安全の確保をどうするか、現在子どもの遊び場を見ているのが有償ボランティアの方というところもありますので、そういう方との兼ね合いで、どういう責任の下、どこまで見れるのか、それによってどこまで子どもたちの遊びの自由度が広がるか、そこがポイントかなというふうに思っています。 ◆石川すみえ   ぜひ研究を続けていっていただいて、遊びの自由度の枠というのを広げていただきたいと思っています。  次、共産党の要求資料の195番で、園庭面積、そして保育園が利用している公園についてというのをお伺いしています。この資料を見させていただくと、大山公園、大原公園、水久保公園、小茂根公園、二塚公園、成増公園と、このような公園はいろんな保育園さんが使っていて、奪い合いになっている状況があるんじゃないかなと思います。  まず、新しく認可園を新設するときに、園庭がないところが多いかと思うんですけども、園庭がないところでいった場合に、代替で行く公園先とかを申請していただいていると思いますが、その基準を教えてください。 ◎子育て支援施設課長   認可基準におきます遊戯場の設定の関係でございます。  まず、基本的に認可保育所の整備に当たりまして、認可基準では、園庭、屋外遊戯場と申しますけれども、2歳以上の児童数に3.3平米を掛けたのが基準の面積になってございます。ただ、今、ご存じのとおり、新設の保育所で敷地内に園庭を確保できるのはなかなか難しい状況がございます。そういった場合には、代替の屋外遊戯場を設定することができます。基本的には歩いて5分以内、それでそこの基本的に公園になりますけれども、水飲み場、あとトイレがあるところを代替の遊戯場ということで設定ができるという形になってきてございます。  以上でございます。 ◆石川すみえ   やっぱり公園に行ってお散歩をする、公園までお散歩する。そこで外遊び、子どもの体のため、そして遊びをさせるため公園に行くというケースはとても増えている状況はあると思います。この中で、保護者の方から、お散歩に十分に行けないんじゃないかという声ですとか、1日保育士体験をした際に、公園に行くよと言ってお散歩をスタートしても、ここいっぱいだった、ここいっぱいだった、ここいっぱいだったと言って、結局行かないで園に戻ってきているというケースがあるというお話をお伺いしているんですけれども、こういった声はどのぐらい把握されているのか。 ◎保育サービス課長   今委員からご指摘のように、お散歩に出ていって、まず最初に行った園で、ほかの園さんが既にいて競合してしまって、次の公園に移るというようなケースはあるというふうには聞いております。ただ、毎日毎日そんな状態では必ずしもないわけでございまして、週に1回ぐらいそういうケースがあるのかな、週に2回あるのかなというところかなというふうに思っています。具体的な実態、数字としてつかんでいる状況ではございませんけれども、各園さん、お互いに譲り合いながらその辺、公園のほうをご利用いただいているというふうに認識してございます。 ◆石川すみえ   あと、お散歩ルートの安全性、いろいろな交通事故の話とかもあるんですけれども、お散歩ルートの安全性の確認というのは今現在どこまで検討されているのかお願いします。 ◎保育サービス課長   昨年の滋賀県大津市での保育園児の事故を受けまして、国のほうでも保育園、幼稚園等のお散歩ルートの安全確認ということを指導してきておるところでございます。今現在、私ども、区内の保育施設につきましては、道路管理者、それと交通管理者のご協力を頂きながら、全ての園のお散歩ルートの安全確認は今済んでいるところでございます。その中で、危険な箇所の抽出が今できているという状況でございまして、その危険箇所に対してどのような形で対応していくかというところについて、土木部を中心としまして、交通管理者、道路管理者と今協議をしているという状況でございます。 ◆石川すみえ   危険な箇所の周知というのは、園ではもちろん把握している、課でも把握している、区全体でも把握しているということなんですけど、保護者のほうにもこの道がこういう視点で危ないよというところを周知していただきたいと思うんですけども、その辺はいかがですか。 ◎保育サービス課長   基本的には、各園、区立も私立もそうだと思いますけれども、大体保育園、玄関に入りますと、お散歩マップというようなものが掲示してあったりします。そのお散歩マップの中で、こういうところが危ないねというようなことで図示をしたりというふうにしていただいているのかなというふうに思ってございます。  それぞれの園のお散歩ルート、当然危ないところがあればお散歩ルートを変更するというようなこともありますし、それらを各園ごとに全て保護者の方に個別具体的に周知するというのは、なかなかちょっと難しいのかなというふうに認識をしてございます。 ◆石川すみえ   子どもの遊びというところについてもう少しお伺いしたいんですけれども、子どもの遊びって、その遊べる環境を整えてあげて、遊んでいく中で子どもがそこに没頭して、夢中になって、その中で自ら遊びを発展させていくということが大事なんですよね。これは別に私が言っているんじゃなくて、保育所保育指針に書いてあるんです。これが屋外遊び、外で遊ぼうとなったときに、公園が奪い合いの状態だから遠くの公園まで行く必要があると。そうすると、当然遊びに費やす時間が短くなるじゃないですか。このことについてどういうふうにお考えですか。遊びの時間を奪っている状況があると思いますけど。 ◎保育サービス課長   毎日遠くの公園に行かなければ外遊びができないという状況にはないというふうに思っています。各園とも、私立も区立もそうですけれども、お散歩に出る、またそのお散歩先の公園というのが1か所だけしか設定していないという園はまずないだろうというふうに思ってございます。先ほどの園庭がないところの代替園庭としての公園というのは、徒歩5分以内というふうな定めがありますけれども、それ以外にも、例えば区立の園でも、園庭がある、また近隣の公園がある、また場合によっては徒歩30分ぐらいかけて行くような公園もあるというところを日々使い分けながら、その遊びを通した保育をしているというふうに認識をしてございます。  また、遠くの公園に行くというのは、公園遊びのみを目的としているものではなくて、その行き帰りの道すがらで地域の方との交流があったりですとか、交通ルールを身につけるという目的を持って遠くの公園まで行くというようなこともありますので、単に遊びを通して公園ということのみに特化したというんですかね、それのみを考えたお散歩、また公園遊びというふうな認識は持ってございません。 ◆石川すみえ   認可保育園の整備に当たって、園庭のない保育園を増やしてきたのであるんだから、しっかりと外遊びということについても区は責任を持っていただきたいと思っています。  それで、先日文教児童委員会のほうで話合いがありました、板橋子ども未来応援宣言2025の第2編第2期を2020年度からスタートさせるという時期にありまして、今審議しているこの予算というのは、この第2編第2期を実行していく予算ということになるんだと思います。この計画を作成するためにニーズ調査というのを行っていまして、このニーズ調査を見ますと、小学生の保護者対象にした調査の中で、子育て施策の中で重点的に取り組むべき事業は何ですかという質問に対して、一番たくさん出されている項目が、安心して子どもが外出できるまちづくり、そして2番目が子どもの身近な遊び場の充実というニーズ調査の結果が出ています。  それと、先日私たちにも配られました令和元年度板橋区区民意識意向調査、この中では、全世代において、子育て安心について、子育て政策、どんなものが欲しいですかというので一番多いのが、子どもが安心して遊べる場があることというのが入っているんです。先日、委員会で話し合われたこの事業計画の中でも、パブリックコメントからも公園に魅力がないみたいな意見が出ているんですね。私は区民の皆さんのニーズ調査ですとか、意向調査、パブリックコメントからも出てくる区民の要素、外遊び、遊び場への要素というのは非常に大きいと思うんだけれども、この計画の中に位置づけられていないし、予算の中にも見えてこないんですけど、これについてはどんなふうにお考えですか。 ◎子ども政策課長   先日の文教児童委員会のほうでご報告いたしました第2期の計画でございます。こちらにつきましては、子ども・子育て支援法、法律に基づく事業計画でございますので、法定で定められた事業を計画化したというところでございます。  そんな中で、先ほど委員のほうからお話しありましたアンケートの結果、まちづくりの部分につきましては、ハード的な部分もございますので、子ども家庭部というより、全庁挙げてという話になっていきますけども、遊び場の充実というところでいきましては、先ほど来外遊びの話もありますけども、私ども子ども政策課は、乳幼児の親子で児童館をやっているところもあります。乳幼児にとっては屋内でのプログラムについてもしっかりとした遊び場というふうに認識してございますし、それに対する令和2年度の予算もついているところでございます。  それから、公園に魅力がないというパブリックコメントのお話がございました。こちらにつきましては、もちろん土木部の公園を担当している部署のほうにこのパブリックコメントも送付され、回答につきましても、みどりと公園課のほうと協議しながらパブリックコメントの回答を作っているところでございますので、主幹部署としてはこの辺りの認識はしっかり持っているというふうに思っているところでございます。 ◆石川すみえ   また、この計画ものですので、次にニーズ調査を行うと思うんですけど、そのニーズ調査の際に、外遊びの項目を入れていただきたいということと、あと未就学児の保護者の方にも調査していただきたい、アンケートの項目を作っていただきたいと思いますが、それについてはいかがでしょうか。 ◎子ども政策課長   こちらの事業計画、5年に1度の計画でございますので、次の計画のときにはまたやはりニーズ調査等が必要になってくると思います。その際の質問の対象者ですとか、質問項目ですとか、その辺りはこれからの検討になるかと思いますが、今委員からご指摘いただいた外遊びの部分、それから未就学児の部分というところも含めて、そういったところは併せて時期になりましたら検討していきたいというふうに思ってございます。 ◆石川すみえ   私、子どもの遊び場を屋外で整備していくということは、居場所づくりにもつながると思っていて、新年度も子どもの居場所づくり活動支援事業というものが入っていまして、私たち共産党のほうで予算の内訳、事業展開と要求させていただいていますが、この子どもの居場所づくりという意味での子どもの遊び場、例えばプレイパークとか、そういったことについてどんなふうに考えているのかお伺いしたいんですけど。 ○主査   それは公園としてのプレイパークという意味ですか。 ◆石川すみえ   いいえ。 ○主査   じゃ、もう一度質問をお願いします。 ◆石川すみえ   子どもの居場所づくりという事業をされていると思うんですが。すみません、これは福祉部管理課でしたので。すみません。  じゃ、次の質問にいきます。  校庭開放のほうでもう少しお伺いしたいんですけれども、板橋区は現在、校庭開放も休校に伴ってしていないという状況でよろしいですか。 ◎地域教育力推進課長   現在は学校休校に併せて、子どもの遊び場、学校施設の開放事業を休止しているところでございます。 ◆石川すみえ   豊島区では休校期間中も空いているんですけれども、自治体で判断が分かれたのはどうしてかとお考えですか。 ◎地域教育力推進課長 
     分かれた違いというよりも、板橋区としましては、まずは学校施設を使って行う事業については、休校の趣旨から鑑みて全て中止ということで判断をまずさせていただいたというところでございます。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。  初めに、子どもの居場所について伺います。  今回の新型コロナ休校で、現場でご尽力されている教育委員会の方、先生方、そしてあいキッズの職員の方にまず心から感謝をしたいと思います。保護者やあいキッズの職員の方からも様々な声を頂いていまして、それとも関連して、子どもの居場所について伺っていきたいと思います。  初めに、あいキッズについていろいろ伺っていきたいんですけど、最初はちょっとコロナ休校について1点だけ伺わせてください。  先ほど、さかまき委員からもご質問があったので、重ならない部分だけお伺いしたいんですが、特別支援学級と関連して、あいキッズ職員の方に今かかっている負担というのがすごく大きいと思っていて、その中でも、要支援児を長時間保育する負担が大きいというようなお話を聞いたんですが、質問したいのは、新型コロナの休校中に、要支援児については学校の要支援児の特別支援学級を開放するという可能性がないかどうか教えてください。 ◎学務課長   現在のところは、国の子どもの健康、それから安全を第一に休校するというところを踏まえて、現時点では休校しているところでございます。ご指摘の点については課題であろうと認識しておりますけども、どのような策が講じられるかというのは今検討は続いているところでございます。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  あいキッズ全体のことについて、予算書305ページに関連して伺っていきたいんですけれども、今回のことであいキッズのすごくよい面も、ネガティブな面も出たのかなというふうに思っているんですが、プラスの面としては、学校とは独立して、子どもの居場所になっているということ。もう一つは、今回は1、2年生の就労家庭のみですけれども、働きながら子育てをする板橋区の家庭にとってはなくてはならない存在だということがすごくあるというふうに思います。  マイナスとして見えてきていることは、1つは、あいキッズが民営で、各企業や法人にかかっている責任が大きいということが1点。もう一つは、あいキッズ職員の方の処遇、手取りが20万程度というような報道もありますけれども、その辺りは大きく見えてきたのかなというふうに思っています。  まず、1点目のあいキッズにかかる責任ということをお伺いしたいんですが、現状お伺いしたいんですけれども、事故などが起きた場合に、あいキッズを運営する企業や法人と区の間で責任というのはどういうふうになっているか、そして保険とかはどういうふうになっているかということを教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   まず、本件のあいキッズ事業は委託事業ということになります。そうしますと、区の実施事業を委託で実施していることになります。そうしますと、法的には何か事故が起きた場合に、被害者というか、その方については、恐らくあいキッズに対しても、区に対しても、どちらに対してでも自由にといいますか、まず損害賠償等の請求ができるというふうに認識しております。そういう中で、どちらかがそれに応えて、先行して支払ったとして、あとは求償権の問題ということで、仮に区が先にお支払いをして、あいキッズに大きな過失等がある場合については、区が求償権を実施して、あいキッズ事業者からお金をもらうということもあるでしょうし、そうでない場合もあるというふうに認識しております。  保険についてなんですけれども、現在、板橋区立小学校あいキッズ傷害保険というのがありまして、保険の概要としましては、区が実施する板橋区立小学校あいキッズの専用室内、学校内、校庭において偶然の事故によりけがをしたり死亡したような場合に補償されるということで、日常的には小さな事故、大きな事故、ありますけれども、けがの度合いで、擦り傷、切り傷で病院にかかるとか、骨折みたいな大きなものもありますけれども、そういったことを行った場合に保険適用で補償されているということになっております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。事業者が委託ということだったんですけれども、責任が重いことによって守りに入るといいますか、事故が起きてしまったら委託が取れなくなっちゃうので、なるべく事故が起きないように、起きないようにと、なるべく先回りして守るということが、結果的には子どもたちから見るとルールが多いということに結びついてしまうんじゃないかということはどう考えていらっしゃるかということが1点と、もう一点、事業者に全ての判断の責任がいかないように、今、区と責任をなるべく保険とかも含めて分けていらっしゃるということは伺えたんですけれども、区の担当者と各あいキッズの連絡体制というのがどうなっているか。各あいキッズごとに区の担当者がいらして、その方と相談することができるようになっているかどうか教えてください。 ◎地域教育力推進課長   まず、けが等、事故を恐れて守りに入る中での保育の実施のことについてなんですけれども、もちろんそういうことが起きないように、仕様書で契約でしっかりとやってもらうべきことを定めておりますから、それを履行していただく中で、しっかりと事故、けが、未然防止、再発防止ということをやってもらうと、このある意味相反する両方のバランスをうまく取って保育を実施していただくのがプロであり、受託事業者だというふうに思っておりますので、バランスの問題なのかなというふうに考えております。  もう一点のほうについては、これは委託事業になりますので、厳密に申し上げると、現場に我々職員が指示を出すとか、そういうことはできません。ですので、基本的には、法人担当者を通じていろいろな指示や確認事、そういったことをし、その各法人本部があいキッズの現場に対して指示をする、これが正規の正しいルートです。あとは、緊急の場合その他で、各法人の本部がそういったことを容認ですとか、認めた上で、我々とコンタクトを取って話をするということはありますけれども、基本的にはそういう形で実施されているものが委託事業ということになります。 ◆南雲由子   すみません、確認させていただきたいんですけど、各あいキッズと各学校の連絡というのはどうなっていますか。 ◎地域教育力推進課長   こちらは、仕様の中で、しっかりと現場の各あいキッズと学校との連携、密な連絡体制というものを求めておりますので、それに基づいて現場のあいキッズ担当者と、校長を筆頭にした学校との連絡連携、例えば朝いつも校長室に行って昨日のあいキッズの状況を伝えるとか、そういったことが行われているものです。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  それで、もう一点、2点目のあいキッズの職員の方の処遇について伺いたいんですけれども、あいキッズの職員の処遇について、区としてどういうふうに認識をしていらっしゃるかということが1点と、今後、例えば国とか都の動きの中で保育士のように処遇改善策というのが出た場合に、区として取り組む方針があるかどうか伺います。 ◎地域教育力推進課長   本件は委託事業ということになります。そうすると、指定管理事業などもそうですけれども、委託料ということでお支払いしている限りにおきましては、お一人お一人の給与についてまで区のほうが口を挟んだり、幾らにしろということができる状況ではありません。ただ、積算の中で、委託料は全て総額の中で考えていきますけれども、そういった積算の中で一定数このポストについて妥当であると思われる金額というものは提示して、例えば主任クラスでいきますと、令和2年度でいうと、人件費としては600万弱とか、そういった部分の中でお示しして、あとはそれについて委託料をお支払いすると。あとは、各法人の就業規定等に基づいて個々の給料等は決まっていくものではないかなというふうに思っております。  あとは、処遇改善につきましては、これはもう既にあいキッズとしては処遇改善を追加で委託料に載せてお支払いしているということを29年度から行っております。 ◆南雲由子   その処遇改善の平成29年度から行っている具体的な金額ですとか、その出元、国から出ているとか、そういう辺りもう少し教えていただけますか。 ◎地域教育力推進課長   あいキッズの規模によって違うんですけれども、例えば一番小さい規模のものでいうと、処遇改善として25万8,000円がプラスされているという状況がございます。大きな規模で申し上げますと38万7,000円が載っているというもので、補助金の出どころとしましては、国からということになります。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  委託ということで自由度がかなりあいキッズにあるということは今回ご質問させていただいて分かったんですけれども、その分やっぱり、繰り返しになりますけれども、責任が大きいことだとか、処遇の面だとかというところはかなり現場に負担がかかっているようにも今回の件でいろいろお話を聞く中で見受けられますので、その辺り区として最低限の処遇のガイドラインを出すとかということはされているということでしたけれども、引き続き、現場に負担がかかって、結局子どもたちに負担がかからないようにという点は、区としてぜひご指導いただきたいというふうに思います。  次に、予算書の213ページに関連して、児童館について伺いたいと思います。  最初に、新型コロナの関連で伺いたいんですけども、今回の新型コロナに関して、休校を受けて、あいキッズでの受入れは1、2年生のきらきら登録とさんさんオレンジの登録のみということで、結果として、小学校3年生以上と1、2年生の登録以外の子の居場所が課題になっているというふうに認識しています。  児童館に関して、最初にコロナのことを伺いたいんですけれども、3月15日以降、もちろんコロナ感染予防ということは第一としつつ、可能な限り子どもの居場所として開放していただきたいんですがいかがでしょうかというところと、その際にぜひ小学生も入れていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎子ども政策課長   まず、児童館につきましては3月15日まで休館という形で、16日からという今広報しているところでございます。ただ、昨日も国のほうからは、感染の拡大傾向にはないけども、やっぱり健康被害を最小限に抑える上で極めて重要な時期だというような発表もあったところでございます。これを受けて、多分今週末には、私ども庁内の健康危機管理の本部会議が開かれると思いますので、そこでのまた判断になろうかと思いますが、今この状況で予定どおり16日から開けるというところはなかなかそこの判断はしづらいかなという今の状況でございます。それが1つ。  それから、もう一点が小学生もというところでございますけれども、今もちろん館が閉まっていますけれども、館が開館した後どうするかというところにつきましては、現状の運用としては、例えばインフルエンザの場合には、やはり感染症の拡大予防のために、学校ですとかクラスが休校になった場合には、条例上ですよ、児童館の中に入れないことができるというような規定になっていますので、通常のインフルエンザのときには入館はお断りしている状況になってございます。それを横引きにすれば、今回についても同じ条件になりますけども、ただ、今こういう状況もありますので、それは一定程度また開館が決まったときに判断が必要かなというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   児童館が担っている役割というのも非常に子どもたちにとって大きいというふうに思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。  今回のことは休校という非常事態のことで、その中で、子どもの居場所がないというのは特別な事態のようにも思えるんですけれども、でも、夏休みに今回と同じような声、小学生の居場所がないんだということは毎回保護者の方から寄せられる声です。夏休みというと、最近はすごく猛暑で、外で遊んできなさいといっても公園には出られないと、図書館とかプールとか、そういった使えるところにはもちろん行っていますけれども、それでもやっぱり居場所がないんだというお声はすごく多くの方から頂きます。  予算の資料要求の中で、児童館の年齢別の利用状況の表を頂いたんですけれども、市民クラブの40番の1になります。これを見ると、現状でも乳幼児の数に対しては少ないですけども4.5%とか、多いところで10%ぐらいの小学生の利用があります。特に小学校4年生が多いという傾向にあるんですが、この話はいろんな議会の中でも議論されてきたことだとは思うんですが、小学生の居場所としての児童館の可能性についてもう一度伺いたいということと、予算の資料要求の中で、児童館の相談対応件数の表も頂きました。全体の数字だけを見ていくと、年2万8,311件の相談件数のうち、乳幼児に関する相談は92.3%で、1%は児童に関する相談ということで278件あります。子育て相談の窓口としてのCAP’Sと考えたときに、それが未就学以外の子どもとその親にも開かれているかどうかという点を教えてください。 ◎子ども政策課長   まず、来館者のところなんですが、小学生、一定程度いるという、私も児童館へ行くときには、場所によってはかなりの小学生がいる児童館なんかもあったりします。それはその地域地域の子どもたちの動線もあるんでしょうけども、そういった意味で、今児童館では、4年ほど前から乳幼児の親子に重点を置いてシフトしてやっているところではございますが、場所としては1部屋小学生以上の方が使える部屋も用意してございます。ただ、その場所には、児童館によってその広さがまちまちですので、やや狭いというところもありますが、そういった部屋を用意して、実際に小学生等が来た場合には、そこで活動して、活動というか、どっちかというと静的な活動ですね、机上のゲームをやってもらったり、本を読んでもらったりという活動になりますけども、やっていただいています。  乳幼児の親子の方たちが利用者数これだけ増えている中で、乳幼児の安全を確保しつつ、小学生の遊び場というところについては、やはり一定程度制約をかけていかないと両立するのが難しいかなというふうに思ってございます。ただ、いずれにしても、今乳幼児のプログラムもかなり数多くやっているところですので、そのプログラムの兼ね合いと、一部的な開放ですとか、そういったところも両方で検討しながら、既に乳幼児親子の事業に特化してからもう三、四年たっていますので、次の段階として、課題があるんであれば、そういったところを児童館の現場の職員と一緒に考えていきたいなというふうに思ってございます。  相談の件数につきましては、児童の部分につきましては、推測ですけども、兄弟がいらっしゃる中で、下のお子さんを見ているときに上のお子さんの相談かなというふうに思ってございます。もちろん児童本人から相談がある場合もありますけれども、基本的には26館、全ての館で相談業務は全職員が行えるように体制も取っておりますし、研修もやっているところでございます。児童館の職員で解決できないところは、しかるべきところにつなげるように、そういう連携の体制も組んでおりますので、そういった意味では漏れのないようにしかるべきところにつなげたり、解決したりという形でやっていきたいというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   子どもなんでも相談について伺いたいんですけれども、子どもの居場所ということに関連して、今回の件でもう一つ大変危惧しているのは、虐待とか、子どもたちのストレス、親のストレスにつながらないかということなんですが、1点目は、コロナの休校があった後、子どもなんでも相談の状況で何か特段の相談が寄せられているかという点が1つと、子どもたちに子どもなんでも相談というのがどういうふうに周知されているかもう一回確認させてください。 ◎子ども家庭支援センター所長   まず、子どもなんでも相談の現況でございますが、基本的に子ども家庭支援センターでは、やはり委員ご指摘のとおり、ご家庭の中でお子さんが過ごす時間が増えますので、そこのところについての親子の関係について心配しているところでございます。基本的に私どもができます話としますと、現状としての問いかけの回数を増やす、それから訪問等の回数を増やすということで今対応しておりまして、特にそれぞれのケースワーカーが注意が必要だと思っているご家庭にはご連絡をしている回数を特に増やしているところでございます。  それから、特段の配慮の対応があったかということでございますが、基本的に私のところに今報告が上がってございますのは、ご家庭の中に居場所がないということで1件ご相談がありまして、こちらにつきましては、あいキッズの担当の係のほうとご相談をさせていただきまして、先ほどありました特段に配慮の必要な児童ということで受入れを頂いたというケースが1件ございます。余談ではございますが、指導室のほうとも連携をさせていただいておりまして、相談があった場合には、速やかに学校、あいキッズの係のほうと連絡がつくという形で連携体制だけはつくってございます。見え方としては1件だけでございます。  それから、相談のほうに来ている休校に伴います影響ということでございますが、基本的に大きな影響は出ていないという形になってございます。ただ、学校が休校するということになりまして、通告ですとか、相談ということですので、家庭ではなく、それ以外の機関からの相談は増えてございます。 ◆田中いさお   おはようございます。よろしくお願いします。  新型コロナウイルスということで、最初にさかまき委員、南雲委員に言われましたけど、重ならないようにしていただきたいと思いますが、発生以来、結構区民の中で動揺があるのかなと、区民相談等もあるのかなというふうに僕は思っていたんですけど、意外と私のところにはなくて、ほかの議員さんにはいっているかもしれませんけれど、ただ、区議会事務局がいつも一生懸命つくっていただいているこの速報についてはすごく助かっていまして、その都度返事等も二度手間、三度手間にならないようにつくってもらっているということで非常に有り難いなと思っております。  本当に職員も全力で当たっていただいているなと思う中で、ちょっと心配な点とか、確認したいこともありますので、ちょっと何点かお伺いしたいんですけれども、まずあいキッズの件なんですけども、先ほど質問等ありますけれども、まず現場の状況、もう一回聞きますけど、狭い教室に何人入っているとか、普通教室を使えているのか、その確認をまずさせてもらっていいですか。 ◎地域教育力推進課長   現在、まず制限しているということでの絶対的な人数が少ない状態があるということが1つと、その上でさらに、こういった状況ですので、学校等とも専用部屋ではありませんけれども、学校が休校しているわけですから、教室を提供してもらうという中で、通常よりも広くということを、学校ごとの状況によりますけれども、行えているという状況。さらには、校庭については利用を認めておりますので、校庭や体育館をうまく使いながら、子どもたちの間隔というものを一定数取って行われているというふうに思っています。 ◆田中いさお   ありがとうございます。  それと、現場のマスクと消毒液の件なんですけども、潤沢にあるかどうか、それも端的に確認させてもらいます。 ◎地域教育力推進課長   まず、消毒液については、通常毎年なんですけれども、インフルエンザが流行する時期、11月とか12月ぐらいに、区のほうで2つほど手指消毒液をお配りしています。通常はこれで大体間に合っているところでございます、1シーズン。現時点でも間に合っている状況ではあるんですけれども、そろそろなくなりかけているというところもある中においては、まだ予備がうちのほうにあるということで、また今後都や国からの支援体制も物資が届いてくるでしょうから、なくなったところについては我々のほうで補充というか、支給をしていく体制で考えております。  マスクにつきましては、仕様上は着用自体を義務づけてはおりませんが、現在は職員がマスクをつけているという状態です。これは法人が法人の判断で用意してつけております。これについても、もしマスクが足りないということであれば、一定数、今、都や国から区のほうにも届いている部分が多くはないですけれどもありますので、足りないところから順次配っていく中で、今さらに追加で必要部数を聞かれたりしていますので、この後もそういった物資の補給が都や国からあると思っておりますので、そういったものを順次出していくということで乗り切りたいと思っています。 ◆田中いさお   僕も、その都から来る分が10万枚で23区でどう配るのか、区議会事務局がまとめているのを見てみると、1,000枚ぐらいしか来ないということでね、今回の件は。1,000枚で、これ、焼け石に水みたいで、それは感想だけ言っておきますけど、すみませんね。  それと、あと、後で保育の関係もちょっと聞きたいと思うんですけれども、万が一あいキッズでコロナウイルスと疑われるお子さんが出た場合、どのような対応をするのか、それをお聞きします。 ◎地域教育力推進課長   従来、先週までは検査が保険適用がなかったというところにおいては、保健所が一元的に情報を管理できていたと思っておりますので、検査に入った状況から多分把握できると思います。そうすると、いきなり陽性ということではなくて、そういった情報の中でステップを踏みますので、準備段階が取れると思っておりました。子どもについてはそういう状況で、職員につきましては、これは情報把握が難しいところがありますので、現在はあいキッズの法人を通じて、いろんな板橋区外に住んでおりますから、職員の方々は、まず検査になったら法人に連絡するように、法人は我々に連絡するように、また、陽性が出たら法人を通じて我々に連絡するように、そういう体制をまず組んでいるということが1つ。  そういう中において、発生をした場合、これについては、まず発症者があいキッズで出た場合については、現在聞いている話では、まず直ちに保健所の管理下というか、保健所の職員が来て、濃厚接触者かどうかの判定ですとか、そういう方々は検査に流れていく、そうでない方についても一定の健康観察というものを求められるという中において、そういう仕切りを保健所がやってくれると思います。そういう中で、あいキッズの職員、例えば極端な話、全員が濃厚接触者ということで検査ということであれば、これは一定閉めることになると思いますし、経過観察というところにおいても、施設消毒等が発生しますので、それにかかる時間を閉鎖するなりするという中で対応して、また再開という形になるというふうに考えています。 ◆田中いさお   細かくて申し訳ないんですけど、基本的に国が言っているのは、37度5分が4日以上のときにというような条件がたしかあったと思うんですけど、例えば来た日当日に37.5度の熱がありました。でも、4日様子見てくださいって、そのままいさせるのか、そのお子さんについては一旦違う手だてを考えて残すのか、その辺どう、マニュアルが必要だと思うんですよ、僕。その現場対応というのもあいキッズそれぞれの対応になっちゃうと思う。そこら辺区の認識をお願いします。 ◎地域教育力推進課長   現在は、まず家庭で検温をしてからあいキッズに来てもらうように徹底しております。その中で、熱がある場合については登園をご遠慮いただくということで徹底しておりますので、熱がある状態であいキッズに来て保育をされているという状態は起きないというふうに認識しております。 ◆田中いさお   例えば、家を出たときには熱がなくて、行ってから熱が上がる可能性だって僕はあると思います。それで、通常の体温計、区議会事務局がまとめたところにもありますけど、接触しないで体温を測れる熱体温計もどうもあるらしいということで、あまり僕は詳しくないんですけども、やはりそういうのを常備して、通常で言えば授業後なんでしょうけれども、そういうことの対応も僕は必要じゃないかなと。家が大丈夫だからいいですよということでは僕はないと思うんですが、その点どうですか。 ◎地域教育力推進課長   現在、あいキッズの現場には体温計は常備するようにしておりますので、あります。ただし、いわゆる非接触型のものではないものです。こういう状況がありましたので、在庫を担当者が確認をしてみたんですけれども、その時点では物が手に入らないという状況は確認をしたところがございます。そういう中で、非接触ではない体温計は少なくとも必ずあるようにという状態を今通知してあるところです。 ◆田中いさお   細かくなるので、でも、接触型でもちゃんと消毒すれば代用はできると思いますから、今後なるべく接触しないというのが前提になるでしょうから、今後の整備にはぜひ整備していただきたいなと思うので、先ほど南雲委員からもありましたけれども、通常のあいキッズの働く職員さんというのは、授業後から、きらきら、さんさん、6時、7時ですよね。今現状は8時からになっていると。倍近くなっている、倍までいかないまでも。その今回の緊急事態のコロナについて、割増しの手当は支払われるのかどうなのか。今回の件ではどうですか。 ◎地域教育力推進課長   今回通常とは異なる8時からのあいキッズの開設を求めました。そこの部分におきましては、区のほうで追加で規約変更を結びまして、委託料のお支払いをしておるところでございます。 ◆田中いさお   それは補正でやるということで、今回の当初予算はもちろん載っていないと思うんですけど、その予算措置は、載っているのかな、そのお金の出どころをちょっと確認させてもらっていいですか。 ◎地域教育力推進課長   補正を組まないでも、執行残の部分のところがありましたので、これで賄ったものでございます。 ◆田中いさお   了解しました。  それと、心配なのが、あいキッズの職員さんの確保なんです。今まで二、三人で回していたのが、今度8時からという、それぞれ人数にもよるんでしょうけれど、その職員さんの体制について、潤沢でちゃんと運営されているのか、そこら辺区は把握していますか。それを確認させてください。 ◎地域教育力推進課長   まず、各受託法人は三季休業日に8時から運営をしておりますので、こういう1日の開設に関するノウハウ、体制というものを一定持っていることは1つ前提としてあります。そういう中で、今回についての依頼までの流れとしては、まず最初の段階では、通常の範囲の中で、午後1時からの開設ということでまず保護者にお知らせしました。それと同時に、各受託法人にお話を聞いて、追加で8時からの体制が組めるかどうかということを確認してまいりました。その結果、思いのほか早く全法人から体制が組めたという連絡がありましたので、追って8時からの開設ということをご案内して、結果としては3月3日の最初から8時からの体制が組めたというところでございますので、各法人に確認をして体制が組めて実施しておるというところでございます。 ◆田中いさお   一応そういう状況で組めたということで確認しましたけれども、今後もまだ長期間にわたるので、その人員確保についてもぜひ区ができるところはちゃんとお手伝いしながら、区民のお子さんを預かっている事業ですから、それはぜひ、委託ですから皆さんやってくださいということではなくて、寄り添いながらやっていただきたいなというふうに思うんですけれども、先ほども南雲委員からありましたけれども、連携ですよね。何か事故が起きたとき、疑わしき、コロナじゃないかと、例えば朝8時では37度5分以下だった、行ってみて、実は夕方に熱を発症したという場合ですよ。きっとそのあいキッズは本部には連絡するんでしょうけれども、この緊急事態なので、せめて夜の7時ぐらいまでは直接所管と連携取れるような体制が必要なんじゃないかなと僕感じる。今その連携の体制、再度聞かせてください。
    地域教育力推進課長   まず、現段階では、所管のほうに一人ひとりお子さんの状態がリアルタイムで連絡に来るという仕組みにはしておりません。ただ、各あいキッズのところでそういった対応のマニュアルですとか、保育の仕組みが整っておりますので、一定、従来もインフルエンザとか風邪で熱が出て寝込むということに対する対応はできておりましたので、そういう形でやるということが1つと、あとは学校との協力なども得て、例えば今学校は休校中ですけれども、一定数先生は登校しているという中において、保健室とかがございますので、こういったところとの支援連携体制も踏まえながら、お子さんを療養させた上で、例えば保護者との連絡を密に早急に取ってお迎えに来てもらうと、そういう体制を組んでいくということが基本になってくるかなと思っています。 ◆田中いさお   再度確認なんですけれども、5時以降ですよ、区と連絡しようと思っても取れないという現状でいいですか。端的にお願いします。 ◎地域教育力推進課長   連絡体制としましては、区の電話がつながらなくなった以降も24時間体制で我々の担当者、係長級を中心に4人と緊急連絡体制ができておりますので、各法人、現場は365日24時間我々と連絡が取れる体制になっております。 ◆田中いさお   ありがとうございます。それを確認したかったので、よろしくお願いします。  それと、卒業式、入学式につきましても、区のほうから発表がありまして、基本的には生徒さんと保護者、あと来賓関係は出席なしということで通知が出ていたんですけれども、僕は所管の担当の方にも言いましたけど、これ、強制ですか、出る、出ないというのは。それをまず確認させてください。 ◎指導室長   今現在の状況を踏まえてですと、令和元年度卒業式、修了式につきましては、人数制限、あるいは時間制限をさせていただく中で何とか実施の方向で検討させていただいております。なお、当然この新型コロナウイルスに関するものにつきましては、様々なお子さんも保護者の方も不安を抱えていらっしゃる方が当然いるというふうには認識しております。ですので、学校行事としては実施いたしますが、個々の状況にはきちんと対応して、希望があれば別途午後に実施するということも対応していきたいというふうに考えています。 ◆田中いさお   あの文面を見ますと、そういう縮小体制、1時間以内で終わらすということで、苦肉の策なんだろうなと思いながら感じてはいるんですけれども、事務局のほうでは、子どもはあまりうつらないから早く学校を開放してくださいと、そういう保護者もいるらしいんですけど、僕は考え方は逆なんですよ。危ないというこの時期にやるか。でも、時期がもうちょっと卒業式、入学式遅れていますけども、今のこの現状だとまだ見通しがつかないというところで、僕の思いとしては、あの中にはやりますということでしたけども、ある意味、特段に心配の方は欠席してもいいみたいな、それを盛り込むべきだと僕は思う。あれを見たら、ある意味、僕から言わせたら強制ですよ。やりますという話ですから。でも、ほかの小・中学校、大学からみんな、卒業式を中止しているところいっぱいありますよ。もうやめますって。教育委員会はやると決めたということは英断かもしれないけど、心配なんですよ、私的には。この非常事態宣言という未知のコロナウイルスがどこまでこれからどんどん増加するか分からないという中で、そこは非常に残念だったなという思いがどうしてもあったので、万が一、卒業式でコロナが出ましたといったら区が責任を問われるんじゃないかなという思いがあったので、そこがちょっと心配だったんですよね。だから、もう出ちゃった後なんで、今さら自由参加ってなかなかできないんでしょうけれども、初めてのことだから、これ、正解はない中なんでしょうけれども、そういう感想を持ったことだけは伝えておきます。  保護者の関係は、その件、卒業式に関して直接何か入っているような、ぜひやっていただきたい、いや、これはやめたほうがいいんじゃないかという、そういう声はPTA、もしくは保護者からはそのような話はなかったですかね。 ◎指導室長   卒業式、修了式関係につきましては、3月4日現在での判断として通知を出させていただいております。当然この後の状況を踏まえて、大きく状況が変われば、また状況判断はせざるを得ないこともあり得るかなというふうには認識しております。  なお、この3月4日に通知を出すに当たりましては、臨時休業の決定が首相のほうの話があったのは27だと思うんですけども、そこのタイミングから、校長会はもとよりPTAの連合会、小学校、中学校どちらも、校長会もそうなんですけど、PTAの連合会の会長さんもそうなんですけど、ほぼほぼ毎日ずっとお話をさせていただいて決めさせていただいております。どちらの連合会のほうも、ぜひ卒業式については何とか実施していただきたいというようなお話を頂いております。特に、中学3年生のお子さんにつきましては、今回の議会でもご質問ありましたとおり、小学校入学するに当たりましては、東日本大震災という中での義務教育の入り口に入ってきたお子さんですので、義務教育が終わるこの中学3年生の卒業式については何とかという思いが多分、どの保護者も一緒だと思うんですが、人一倍強いんではないかなというところは認識しております。ただ、あくまでも子どもたちの健康と安全が第一ですので、そういったところは適切に判断していきたいというふうに考えています。 ◆田中いさお   ぜひ、状況は刻々と変わっていますし、他区では小さな小学生が罹患したという話もありますし、そういう情報を見ながら、ぜひ臨機応変に入学式、卒業式についてはしていただきたいなというふうに思います。  また、心配なのが学習ですよね。この間休みをどうやって、宿題だけでもつものなのか。もしくは夏休みを削って、夏休みに登校させるとか、今後の課題だとは思うんですけれども、今現状の学習の方向性、この休み期間も含めて、何か今検討されていることでいいですよ、急なことですから、何か検討されて今やっていることがあればお示しください。 ◎指導室長   2月末、ほぼ3月に入りまして、学習が丸々できていない状況というところにつきましては大きな課題だというふうに認識をしております。休みに入る前に、学校のほうでは、今後、本来であれば3月に実施する予定の学習内容を家庭学習という形で提出するように子どもたちに与えるような指示は出しております。それを受けて、学校のほうから子どもたちのほうには指示を出しておりますし、新しい課題等につきましても、直接持っていってお渡しすることもできますし、ホームページ等を使ってダウンロードするような形のものも学校のほうでは検討しているというふうに聞いています。  また、国のほうも、学習支援コンテンツポータルサイトというのを実は新たに開設いたしまして、子供の学び応援サイトということをこの3月2日から実は開いております。そういったものも学校を通して子どもたちのほうに、ご家庭のほうに周知して、学習が全て完璧にとは難しいんですけれども、補えるような支援は続けていきたいというふうに認識しています。 ◆田中いさお   あと30秒なんで意見だけなんですけれども、卒業する方々も新たな生活が始まる。心配なのはやっぱり1年生、2年生ですよね。その学習の遅れで心配するところは。ぜひそこら辺は、夏休みも冬休みもまたルーチンとしてはあるわけですから、そこら辺をぜひ活用しながら、学習の遅れがないようにぜひ進めていただきたいなというふうに思います。 ◆小林おとみ   よろしくお願いします。  私も新型コロナ対策の問題にいきたいんですが、今お話伺っていて、ちょっとニュアンスが違う話になるかもしれませんが、一斉休校についての問題なんですけれども、突然の一斉休校でみんなが驚いて、いろんな対応でみんなが苦慮しているというような状況で、かなり世論も二分しているというような中で、ある意味では総理の判断だと。大規模な社会的なこういう対策というのは、いろんな社会的なバランスを考えてやる必要があるということなども識者の方々からも意見が出ている中で、とにかく休校だけは今日々進んでいるというような状況があると思うんですね。  そんな中で、本当に担当者の皆さんも苦労されているし、親御さんたちも大変な苦労をしながら日々が過ぎているという中で、1つ聞きたいのは、学校の安全性、私は学校というのが一番安全な場所であっていいんだろうなという思いがあるんですけどね。学校というところがもちろん子どもの安全を確保し、学びを確保し、成長させる場所であるんだから、最も一番安全な場所であっていいわけで、その辺の板橋区としての認識というんですかね、そこはちょっと聞いておきたいかなと思うんですけど。 ◎学務課長   ご指摘はそのとおりであろうと私どもも思っております。今回、国内感染が確認されて以来、学校の安全をいかに守るかということで、教育委員会としても、とにかく体調の悪い方には学校に入らないようにしていただく、お子さんも教員も、またそこで働いている全ての人、来校者も含めてですが、とにかく安全な状態をつくるということに尽力してまいったところでございます。  一方、北海道等でかなり大きい地域感染が見えてきたという中で、政府として、学校が感染の場所にならないようにということで休校の判断を決めたものと認識しておるところでございます。 ◆小林おとみ   政府の今北海道の全域で広がったことがきっかけになったということですけれど、その経過を今見守っているんでしょうけれども、学校というのは、例えば保健室の先生もいる、まず給食があって、子どもたちはしっかり給食も食べられて、体育の授業があり、日々の学習があり、その中で、子どもの成長の中で子どもも免疫力を高めて日々成長していくわけですよね。そこが崩れることのリスクというんですかね。学校に来るなとなったときのリスクというのがどれほどなのかと。行動範囲が全然変わってしまって、人間の動きが全く変わってしまったときの社会に対するリスクというのはすごく私は大きなものがあるんじゃないかなと思っていて、そのときに、今政府の、政府というか総理の判断だけど、そのときに自治体として、対策本部もつくって議論してきたんだと思いますけれども、自治体として今まで持っている蓄積、感染症に対する対応の蓄積、そうしたものがちゃんとあって、自治体としての現場を踏まえた判断というのがあってもいいんじゃないかと思うんですよ。  聞きたいのは、そこの緊急な指示があった後の、あとは現場はとにかくその指示を正しく早くやるしかないということだったとは思うんですけども、でも、そのときに本当にそうなのかという議論があったのかどうかというところを聞きたいと思うんです。 ◎学務課長   2月27日に政府のほうから緊急の発表があり、その時点でニュース速報という形で私どもも知ったところでございます。その時点から、直ちに教育委員会事務局としては幹部職員による会議を行いまして、いかに安全性を担保するか、また子どもたちに対するリスクはどうかというような様々な観点で、非常に時間がない中でしたが、議論をさせていただきました。  その結果として、区独自の知見を持って、安全である、学校を開くことは妥当だというところまでは残念ながら至っておりませんでした。現時点においてもその状況は大きく変わっておりません。ここを踏まえますと、私ども、委員ご指摘のとおり、学校が非常に大事な場所であるということは、ある意味人一倍強く思っておりますが、現時点でなおいきなり開校するということは難しいところでございます。 ◆小林おとみ   考え方として、密集しないとか、なるべく離れてとか、いろんな対策、感染症対策としては板橋区としての蓄積はあると思うんですよ。学校保健安全法とか、そういうものに基づいて、板橋区としての感染症対策というのは蓄積があるんじゃないかなと思うんですよね。それに基づいて、最小限、最低限の対応をしていくという辺りで、例えば学校の先生方が3月末までにやりたかったものがたくさんあるはずだ。その中で、何をどういうふうに工夫すれば少しでもできたのかとかいうようなことというのは、全く違う話になるかもしれませんけど、そういう現場の思いというんですかね、そういうのを最小限でも。例えばクラスの人数40人いれば、午前2時間、2時間で分けて20人でやるとか、10人で分けるとかという方法だって、いろんな方法はあるわけで、そういうようなことで少なくとも子どもの学習権を保障していくとかというようなことについて検討していく余地というのはないのかどうかですね。 ◎学務課長   もちろん過去の感染症の蓄積等は最大限考慮して考えておるところなんですが、何分今回のウイルスに関しましては、まだ潜伏期間等についても、また感染の能力等についても明確なものが出ていないところです。閉校以来、様々な情報が出ておりますから、もちろんそこは私どもも情報収集に当たっているところですし、今後学校を開くという判断がまた国等からも出るかもしれません。また、私どもとしてもいろんな見解を出すべきときが来るかもしれませんが、現時点においては、委員ご指摘の区独自の判断というところまでは至っていないところです。一方、学習保障等については決して何もしていないわけではなくて、指導室等を中心に様々議論を重ねておるところでございます。 ◎指導室長   学習保障、先ほど田中委員からもお話しありましたとおり、今現在やっている事業もありますし、これでは当然十分な学習内容を補い切れないような状態につきましては、新年度明けた後ですけれども、通常の、例えば2年生が3年生になったときに、3年生の学習を最初からやるのではなく、年度当初の授業につきましては、2年生のときに3月にやるはずだった内容が十分できていないような状況があれば、当然2年生のときの学習をまず初めに実施していただいて、その上で3年生の学習を新たに始める、そういったような対応もしていきたいというふうに考えています。 ◆小林おとみ   長期化のことを考えると、これが19日あたりにまた次の判断となっていくみたいですけど、今のは指導室長はそういうこともあり得るというお話ですけど、長期化したことを前提として、今からどういうことができるかというような体制を考えていくということですか。私がお話ししたような分散型も含めて。何かそういう先生方のところでの、今当面のことで追われているんだと思いますけど、少し長期化したときにはこういう体制ならできるんではないかというような計画づくりというんですか、そういうのはされる予定があるのかどうか、されているのかどうか。 ◎指導室長   今後、例えば来年いっぱいのことも踏まえながら実は検討はさせていただいております。幸いにも実は来年度、令和2年度のほうは、この平成31年度よりも授業日数がもともと多いんですね。多いということと、オリンピック・パラリンピック競技大会があることで、実は夏の大会等も中止になっているものがございます。そういった関係で予選大会なんかも実は今年度は少なくなっているような状況もあります。そういうことも踏まえながら、授業日数の確保、授業時数の確保については計画を立てさせていただいています。それが前提にあると。ただ、新年度明けたときに、どういう状況になるかは分かりませんけれども、また別途学校で臨時休業を取らなければいけないような状況になったことも踏まえながら、年間の授業時数の確保については実は検討は進めているところでございます。 ◆小林おとみ   昨日の参議院の予算委員会では公聴会が開かれて、テレビに出てくる専門家の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の副座長の尾身茂さん、委員の質問に答えながら、一斉休校についてどうなのかというのを聞かれて、コロナの場合は学校閉鎖が効果があるというエビデンス、科学的な根拠はないと、感染拡大抑制の意味では多少効果があるかもしれないというようなことをおっしゃっていたり、それから北海道の緊急事態宣言についても、一度下がる可能性はあるけど、また考えられるのは、また小さなこぶができるんではないかというようなことで、長期的な蔓延のおそれもあるみたいなこともおっしゃっている。  それからあと、日本記者クラブでも同じように、感染症、この専門家会議のメンバーの方が、地域の実情に応じて、状況に応じた対策が必要という行動計画が示されるべきだと。北海道で感染者が相次ぐ中で、沖縄でも休校する必要があるのかという声も出ているなど、柔軟に対応できる力を自治体に持たせなければならないとか言っている。だから、国のほうがもっと自治体の判断を、だけど、総理が言った後にすぐに文部科学大臣が柔軟にと言っているんだから、柔軟に自治体が判断するということが、政府のほうでもそういうことをよく胸に落としてやる必要があるんじゃないかと思うんですよ。  この専門家の方、岡部信彦さんという専門家会議の方は、何よりも大切なのは、風邪症状の人は学校や職場が休めるという安心した社会が大事だとか書いてあるんです。だから、感覚としては、もう少し緊急、これだということよりも、感染症対策の今までの蓄積の上で、これに対する対策をきちんと持ち、そして日常生活を早く取り戻せるように、その準備をちゃんとやっていただきたいということを強く求めておきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学務課長   地方自治体として独自の判断というのはしかるべきときには行われるべきものというご指摘かと思います。そういう意味では、板橋区といたしましては、週明け月曜日から直ちに休校というのが国のほうのお話でしたが、私どもはやはり保護者が準備をする時間がないとか、生徒に十分な連絡ができないということから、3月3日午前は開校し、対応をしたところでございます。  なお、今後の対策につきましても、広く知見を収集しながら、安全であるということが確認できればもちろん私どもも学校を開けたいという思いはございますが、この大都市の一角である板橋において、やっぱり人や物の移動が盛んですから、そういう中で、例えば小笠原のように休校を取りやめるというような状況には現時点ではないと言わざるを得ません。ご指摘の点については十分踏まえて、今後も研究をしてまいりたいと思います。 ◆小林おとみ   それと、もう一つ、学校が休校になっているのに、さっきの学校施設は全部閉鎖したのに、あいキッズは開けなきゃいけない、それから保育園も開けなきゃいけない、幼稚園は閉まっているということについても、かなり国民的には疑問がありますよね。それは、最小限社会に対する影響を和らげるということがあるんだと思いますけども、それにしても、濃厚接触は駄目だといったって、保育園で濃厚接触しないでくれといったって、それは無理な話。その辺について、保育園のほうはどのような考え方で、何も変わっていないと、別に閉めろと言われているわけじゃないから、通常何も変わっていないということなのか、今までの感染症のガイドラインなどありますから、そういうものをきちんともう一度検証して、みんながそれに対応するとかというようなことをちゃんとやっているのかとか、そこは聞いておきたいと思います。 ◎保育サービス課長   委員今ご指摘いただきましたように、特にコロナで特化してというような取組みではなく、基本的に園内での感染症予防という部分につきましては、従来からある感染症対策に従って、予防対策を行っているというのが園の中では実態でございます。  ただ、国のほうからも感染拡大予防のために、登園自粛できる方については自粛をお願いすべきというような通知も出ておりますので、ご家庭で保育ができるご家庭では自宅保育をやっていただきたい、ご協力いただきたいというような通知は流しているところでございます。  また、保育士も小さいお子さんがいる保育士さんも中にはいらっしゃいますので、そういった方が園で勤務できないというような苦情というんですかね、そういったときどうしたらいいでしょうかというようなお問合せを私立園さんからは幾つかは当初頂いたところですけれども、当初この学校が休校になるというお話が出たときにそういうお問合せを頂いたところではあるんですけれども、その後、実態として今困っていますというようなお話は上がってきておりませんので、私立園さんの中でもそれほど大きな影響が出ているということではないのかなというふうに認識をしています。 ◆小林おとみ   心配するのは、まずは保育士さんが休まなきゃならないときどうするのかというんで、今の話だとあまりないと言うけど、声が上がっていないだけなのか。気になるのは、保育園のほうは、学校のほうの対応と比べればですよ、保育園のほうは特に何もこれといった、今までどおりと、あと、お兄ちゃんたちが休んでいるから下の子も休ませるとかということで、今自粛の要請もしているということなんですけど、そういうことで保育園の登園が少し減っているとかそんな傾向はあるんですか。 ◎保育サービス課長   全ての園を毎日つぶさに確認しているというわけではございませんけれども、何回か各園のほうに調査をかけさせていただいてございます。おっしゃるように、やっぱり上の小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいて休まざるを得ないようなご家庭で、お休みをしていただいているようなご家庭もございますし、また育休を取っていらっしゃる親御さんも中にはいらっしゃいます。下のお子さんとかの関係でですね。育休を取っているようなご家庭で、ご自分でやっぱり自主的にお休みをしますというようなことをおっしゃっていただいているご家庭もあるようでございます。実態としては、園によってかなりばらつきは正直ございますけれども、1割、1割5分ぐらいがお休みになっているような園もあるのかなというふうに思ってございます。 ◆小林おとみ   保育園のほうは、感染症対策のもう一回きちんと皆さんに徹底することしかないかなと、政府のこの状況なのでしようがないかなと思いますけども、どう考えても私は何か大変だなと思いますが。  あと、あいキッズのほうで、感染症対策で、さっきちょっとお答えがあったかな、具合が悪くなった子を、今のあいキッズの状況だとかなり密集している中で、ちょっと事務室の裏にスペースを置いて休憩みたいな休む場所はありますけど、きちんと学校の保健室なども借りながら対応するようなことになっているかどうかだけは聞いておきたいんですけど。 ◎地域教育力推進課長   今回の件で、通常以上により多くの教室なり学校のスペースをお借りできる状態にはなっております。そういう中において、保健室につきましても、先ほど答弁申し上げましたように、学校との協力体制が整いつつありますので、順次対応ということはできると認識しております。 ◆小林おとみ   あとは、給食ですね。学校給食のほうですけども、食材などについて、初め、代表質問のときには、キャンセルできない食材は買い取って、現時点で補償の必要はあまりないというふうなことだったんだけど、その後、議員のファクスを見ますと、保存できるものは購入して、キャンセルできない生鮮食品などは支払いをしたというふうなことになっていますけども、この辺の食材の関係と、それで影響を受ける業者に対する支援策がどうなっているのかという辺りを聞いておきたい。あと調理師さん、調理の委託業者の皆さんのどうしているか。 ◎学務課長   現在、食材のキャンセル等の状況については、詳細な調査については今実施中でございますが、まず今回3月2日には給食をお出しして、そこまでで学校をお休みさせていただいたということから、キャンセルの量については一定量抑制されたものでございます。また、生鮮食品等が実際例えば3月3日分でお魚を発注していたというようなことがありまして、そこについては事業者さんの責任ではございませんので、お金はお支払いするという方針です。  また、昨日なんですが、国からそういったときの自治体への補償について通知が出たということも聞いておりますので、そういうものも活用しながら、保護者の負担も減らしていきたいと思っています。  また、事業者については、この間、ふだんできないような丁寧な清掃であるとか、作業の確認であるとかということを行っていただきながら、支払いについては進めていきたいと考えています。 ◆茂野善之   それでは質問させていただきます。お昼までぐらいにしようかなと思っていますが、質問に入る前に、くしくも今日は3月11日、東日本大震災が起きた日で、多くの国民の生命と財産が失われた日でありますので、私もその日はこの1つ下の10階にいて、非常に怖い思いをしたというのが記憶にあります。  また、昨日は東京大空襲ということで、これもまた多くの区民、国民の生命、財産を失ったということであります。東京大空襲は3月10日なんですが、板橋区は少し後に空襲を受けたんですね。前野町を含めて軍事工場が多くありましたから、そこに空襲を受けたんですが、偶然その日は風が強くて、狙ったところに落ちなかったんですよね。前野町に落とそうと思ったのが風で天祖神社よりもっと向こうの南常盤台のほうに落ちまして、あそこに慰霊の碑が建っておりますけれども、そこも通るたびに、こういうことがあったんだなというふうに感じております。時間がありますので、余分な話をしましたけれども。  先ほど田中委員からも、多くの区民、議員からの質問に真摯に答えているということで、私もこれだけ忙しいときによくこれだけのものに対応していただいているなと思って感謝をする次第でありますが、1つだけ質問のほう、非常に残念な質問が1個ありまして、これは多分この委員会じゃないと思いますけれども、感染が疑われたときに、議員を優先してどうのこうの。私はこれを見たときに、何を考えているんだと思いました。やはり区民があって我々なんですから。これはちょっと残念でしたね。  質問に移っていきたいと思いますが、最後になりますといろいろ皆さんが質問しているので重なる部分があるかと思いますけれども、教育委員会の予算は今年は少し増えておりますね。様々な理由で増えたんだと思いますけれども、先ほどさかまき委員もおっしゃっていましたけれども、ICT化、それから教育活動に伴って様々なデジタル機器をということで予算がかなり組まれております。先ほどの答弁では教員に5台、生徒に40台とありましたが、この新しい予算でこの機器は少し増えるんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   現状のリース契約の更新ということでございます。台数そのものは増えません。 ◆茂野善之   今回、こういった事態、新型コロナウイルスで休校とかいう事態にはなりましたけれども、たしか渋谷区だったと思いますが、全校児童にiPadを支給していて、こういうときに家庭と先生が結ばれて、休みでも授業に代わるような勉強ができるというようなことがニュース等で報道されておりますけれども、板橋区においては、現在それは無理だと思うんですけれどもね、将来的にこのようなことがまた起こらざるとも限らないので、こういったことをしていこうという考えはありますか。 ◎教育支援センター所長   渋谷区さんのように各家庭でのWi−Fi環境も含めて、大きなインフラ整備が必要になってくると思います。ただ、今後のICT化、情報化社会の急激な進展ということを考えたり、また先ほどもありましたけれども、遠隔教育というようなところ、また不登校対策というような視点も含めて、今後、1人1台が学校でも家でも使えるということを視野に、長い期間かかるかもしれませんけれども、確実にその方向へ進めるような研究だけは進めていきたいというふうに考えてございます。 ◆茂野善之   渋谷区はこういうことがあるからと思って用意したわけじゃないんですよね。事前にこういう準備をしてやっていたということは少し見習ったほうがいいのかなと、今回このようなことがあって思いましたので、区としても予算をかける、見合った予算をしっかりと立てていただきたいと、このように思いまして、よろしくお願いしたいと思います。  次は、学校管理業務というか、施設改修にもかなりお金がかかっていますが、体育館とか給食室の冷房化というものはかなりこれから予算がかかっていくと思うんですけれども、新年度、要するに令和2年度ですか、と3年度までにこれを全て行うというようなご答弁があったと思いますが、2年度についてはどれぐらいの学校でこれが実施されて、3年度で全体ができると、よろしくお願いします。 ◎新しい学校づくり課長   今委員からお話ございました、屋内運動場、体育館の冷暖房機の設置に関しましては、令和2年度から3年度の2か年で行います。令和2年度に関しましては、34校につけていきたいというふうに考えてございますが、ただ、これは東京都の補助制度を受けての設置でございますので、東京都の補助の対象校数のほうが4月、新年度にならないと分からないところがございますので、今のところは34校で予定しておりますが、校数がそのとおりになったり、少なくなったりすることがあるかと思ってございますが、現状では令和2年度34校、令和3年度で30校つけて、全部の小・中学校の体育館のほうに冷暖房機がつくというふうに考えているところでございます。  また、給食調理室のほうの冷房のほうにつきましては、未設置校が38校ございます。その38校を、こちらのほうは令和2年度からの3か年で設置をしたいというふうに考えてございまして、令和2年度につきましては10校、そちらのほうの給食調理室に空調のほうを整備していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆茂野善之   分かりました。予定より多いかなと思いまして助かりますが、そんな中で、プロパンガスを使って体育館を云々かんぬんというような予算もあると思うんですけれども、これはどういう、ちょっとイメージが分からないんですね。プロパンガスを利用して電源を入れるものなのか、どうなのか。これはここですか。ここじゃないのかな。 ◎新しい学校づくり課長   体育館空調のほうにつきましては、今のところ電気のほうで動かす空調のほうを今回、令和元年度に先行5校でつけさせていただきまして、その効果を見て、効果ありというふうに判断しましたので、それを基本につけさせていただきますので、ガス、要はガスを使ったGHPのものにつきましては、工事でつける学校の場合についてはそういったものをつけますけども、今回プレスで発表したような体育館のものにつきましては、電気のほうで動く冷暖房機のほうをつけていきたいというふうに考えてございます。 ◆茂野善之   分かりました。大災害のときに停電でもなったときに、それを補完する意味でやるのかななんてイメージだと思いますが、よく分かりました。  もう一つは、やっぱり新型コロナウイルスのことを少し言わなきゃいけないのかなと思いますけれども、先ほどから地域教育力推進課長の答弁の中で、ちょっと腑に落ちない点が一、二点あったんですが、学校が休校になったので、施設も併せて利用できないようにしたというふうにご答弁がございましたが、ちょっと不思議なことは、学校が休みなときはいつでもあるんです。土曜日も休み、日曜日も休み、春休みも夏休みも休み。こういうときは施設は利用できたんですよね。今回の休校で施設も併せて使えなくしたというのはどういった理由からでしょうか。
    地域教育力推進課長   集まることによる感染リスクですとか、クラスターリスク、そういったものがあると思います。学務課長からも答弁ありますように、我々だけで安全かどうかを単独で判断できるまでの知見を有していない中において、まず学校という施設が子どもたちの利用がメインの中で休校を決めているというところにおいて、それ以外の貸出しということで例えば体育館ですとかを貸し出す、そこで一定の密集があったりする中で、感染が出るですとか、そういった部分について大丈夫ということが判断できないところもありましたので、まずは止めたというのがそういう認識でございます。  また、校庭については、ほぼほぼが少年・少女団体ということで、学校を休校して今の時点ではなるべく家で過ごすようにと、そういうような指示も出ている中において、校庭等で子どもたちが外出して活動するという状況にもないということもありましたので、併せて校庭のほうも休止というところでの考え方でございます。 ◆茂野善之   話を聞くと分からないでもないですけれども、1か所に多くの子どもたちが集まる、大人も含めてですけれども、そうすると感染リスクが増えるんだけれども、公園とか、校庭とか、広い施設ならばそういったリスクが少ないというようなのは一般的な考えですよね。先ほどの答弁の中でも、学校の施設を利用して、分散するようにと、体育館、教室、あいキッズで来た人たちはそういうところが遊び場になる。だけども一般の人は遊べない。何かやっぱり非常に子どもたちも不満がたまっているところがあるんですけれども、この一般の子どもたちも何とかしてあげたいという思いなんですけれども、体育館が利用できる、今体育館、利用していいよというふうに教育委員会では通達をしているんですか。 ◎地域教育力推進課長   あいキッズ事業においては、学校施設の利用の中において、体育館についても利用可としております。 ◆茂野善之   私は、使えるところはどんどん使ったほうがいいと思います。  休校になって、施設を利用するなと言ってから、土曜日、日曜日が来ました、何回かですね。最初の土曜日、日曜日は、日曜日はあまりいい天気じゃなかったかな、とってもいい天気でした。公園に行きました、私は。いつもの何倍もの子どもが来ていましたよ。自転車がずらっと並んで。バスケットボールをして遊んでいる子、サッカーをして遊んでいる子、その他、体を一生懸命動かして遊んでいる子がたくさんいました。隣の学校の校庭は誰もいないんですね。本当にあれを見たときに、なぜ校庭を開放してあげないんだろうと私は思いました。お国の偉い人が学校を休みにしろという通達があったのかないのか、それで独自の判断をしろというようなことですから大変苦労したと思いますけれども、その校庭を開放しなかったというのは私はかなり問題があると思っています。自分は少年野球を指導していますが、その親からも言われました。月曜日から休みで、うちにずっと閉じ込めて、もうストレスがたまって爆発しちゃうんだと。土曜日、日曜日ぐらい校庭でそれを吐き出したいんだというようなご要望が多く寄せられています。何とかこれをしてほしいという要望ですが、これについてお考えがありましたらよろしくお願いします。 ◎地域教育力推進課長   当初においては、例えば国なども、この2週間が分岐点ということで、一定の活動自粛や家で過ごすというようなことを求めていた部分においては、当初ご説明した判断に至りました。今後につきましては、これが長期化する中においては、委員おっしゃるようなこともありますし、感染リスクが屋内に比べれば低いという部分もあります。子どもたちが一気に開放する中で、子どもたちが密集して密度が上がってしまってリスクが高まるということは本意ではないですけれども、今後につきましては、土日の校庭開放とかにつきましても、子どもたちのストレスの部分もありますので、検討したいというふうに思います。 ◆茂野善之   ぜひ前向きに検討してほしいと思うんですよ。これは聞いた話ですけど、うちのほうは板橋区でも田舎のほうですから、あまり繁華街はないんですけれども、大山駅を中心にして駅周辺の遊技場には多くの子どもがたむろしている。何か言い方がよくなかったな。そういう話も聞いています。やっぱりこの子たちをいい方向に向かわすためにもぜひこれを検討してほしいと思いますので、よろしくお願いします。午前中はこれでいいです。 ○主査   では、所管の予算の審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後1時といたします。 休憩時刻 午後零時02分 再開時刻 午後零時59分 ○主査   では、休憩前に引き続き、文教児童分科会を再開いたします。  まず初めに、教育委員会事務局次長より、分科会冒頭の理事者挨拶における区内感染者数に関する発言を取り消したい旨の申出がありました。この発言の取消しを許可することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○主査   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  次に、本日は東日本大震災9周年に伴い、午後2時46分から1分間の黙祷を行います。黙祷の時間が近づきましたら、質問及び答弁の区切りのいいところで時計を止めますので、ご協力いただきますようお願いいたします。  それでは、所管の予算について審査を続けます。  午前中の茂野委員で質問者が一巡いたしました。  再質問のある方は挙手願います。  では、ただいま挙手いただきました委員で、順番を決めさせていただきます。さかまき委員、石川委員、南雲委員、田中いさお委員、小林委員、茂野委員、以上の順番で行います。  再質問につきましても、1委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◆さかまき常行   予算書281ページ、会計年度任用職員経費に関連してお聞きしたいと思います。  後ほど、ちょっと個別のことをお聞きしますので、ちょっとご指定するような形で恐縮なんですが、教育総務課にお聞きしたいというふうに思っております。従来の臨時的任用職員を各職場で正規職員化、あるいは委託、人材派遣など、様々な観点で職の在り方を検討した上で、今回パートタイム会計年度任用職員として任用されているというふうに思います。  そういった検討を経た上で、該当するパートタイム会計年度任用職員の給料を設定する際のロジックといいますか、その結果、設定された移行後の給料との比較、例えばおおむね同額なのか、上がるのか、下がったのかというような部分をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎教育総務課長   会計年度任用職員への移行については、区全体での取組みと考えております。その中で、実を言うと教育委員会は、その大宗、今回区全体で90の職員について検討した中で、35について教育の職でした。その中で、単純に会計年度職員に移行するわけではなくて、その際にさらに検討を重ねて、例えば正規職員化であったり、委託化だったり、または廃止というものも含めまして、会計年度職員へ移行した結果でございます。  そのような中で、今回まず処遇面ということでいうと、一番大きいのがいわゆるボーナスが出るようになるということが大きなところですけれども、一般的な賃金については、基本的には今まで例えば特別職の非常勤であったり、臨時職員であったり、そういったところを基本にしまして、一応横引きのところで検討するわけですけれども、今回そこにさらに検討を加えまして、適正な職責に似合った賃金ベースということで計算させていただきました。  これは、各課でも同じだと思っておりますけれども、そのような形で行われたのが今回の会計年度職員の予算計上になっております。基本的にはそういった形ですので、現給を横引きですので、それ以下ということは基本的にありません。ただし、職責が増したというような判断があれば、さらにそこに加えるという形で、処遇面で互譲させているところでございます。そのような検討結果でございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。基本そういった形で設定をしていく過程の中で、職の在り方ですとかというものとともに、従来の給与水準に関しての見直し、検討というところをお聞きしたいんですが、例えば天津わかしお学校業務の調理の場合、もともと臨時職員であった方が最低賃金に設定されているので、実態、そもそももともとの職域が実態が低いというような声をお聞きもしたりもしているところではあります。  従来の正規職員と臨時職員との役割の違いですとか、同一労働同一賃金の観点ですとか、その職責、職務権限、そういった範囲などを考慮された上で設定というのはされているのか、ちょっともう一歩踏み込んで経緯等をお聞かせいただければと思います。 ◎教育総務課長   まず、天津わかしお学校の今まで臨時職員として雇用していました用務、あるいは調理の職種ということになります。特に今回、調理の職種について検討を重ねた結果でございます。原則、先ほど申しましたように、現給を横引きをしながらも、さらに今回の検討に当たっては、現在の状況、職務内容を検討した結果ということで整理をしたところでございます。  結果としましては、いわゆる時給の単価ベースでいうと、基本的には横引きなわけですけれども、ただし、今までここは天津わかしお学校の特有なところなんですけれども、丸一日の給食を担うということで、非常に時間も幅がありまして、土日も勤務するということで、そういったような状況も踏まえて、例えば土日勤務の場合であれば、今までの臨時職員についても週休日の加算もありましたので、そういったところも踏まえまして、全体を年収ベースで整理をして、会計年度職員化に当たっての報酬等についても決定したところでございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。会計年度任用職員という制度が始まるに当たって、一般質問等々の中でも質問させてはいただいてきたんですけれども、この切替えというのが導入に当たって、総務省にマニュアルに書いてあるところなんですけれども、給与水準ということに関して、ちょっとフルタイムがあるのでそこの例を引きますけれども、「フルタイムの会計年度任用職員の職務と類似する職務に従事する常勤職員の属する職務の級の初号給の給料月額を基礎として、職務の内容や責任、職務遂行上必要となる知識、技術及び職務経験等の要素を考慮して定めるべきもの」というふうにした上で、パートタイムに関しては、「パートタイムの会計年度任用職員と同種の職務に従事するフルタイムの会計年度任用職員に係る給与決定の考え方との権衡等に留意の上、職務の内容や責任、在勤する地域、職務遂行上必要となる知識、技術及び職務経験等の要素を考慮しつつ、職務に対する反対給付という報酬の性格を踏まえて定めるべきもの」であるというふうにあります。  同一労働同一賃金といいますか、同じような業務をしている方と鑑みてフルタイムを決めて、それと同種に関わるパートタイムというものとの釣合いを考えながらという、何かベースにあるのかなというふうに捉えてはおります。  必要な部署の業務を担っていただく方の人材の確保とか人材の流出という観点からも、職責と職務権限を見直しながら、適正な評価による定期的な給与テーブルの見直しであるとか、処遇改善といったものを、こういったもの、業務の変化も見ながら、定期的に適宜やっていっていただきたいなというふうに思っているところではあります。そういった意味で、今後の見通しや見解等をお聞かせください。 ◎教育総務課長   まず、天津わかしお学校というと、ここは、やはりここの場所的なところの特有なところであって、非常にやはり職員の確保が厳しいような状況に今現在あります。そういったところも踏まえまして、それと今現在の職務、職責、また将来にわたった職務、職責、これについては常に見直しを行う必要がありますので、随時それは検討していきたいと考えています。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  続きまして、予算書でいうと289、297にございます給食運営経費に関連して、幾つかお聞きをしたいというふうに思います。  今回の新型コロナウイルス対応に関する議会からの質問、要望、議会からとありますけれども、議会内に設けられた板橋区議会新型コロナウイルス対策室というところで取りまとめていただいております取りまとめと、それから回答ということですので、議会の対策室で対応しているところではあるんですけれども、その中に、休校期間中、いわゆる調理に従事している方はというところの回答に対して、給食調理業務従事者は、アレルギー対応、衛生管理体制の再確認や従事者への研修等を行いますというふうにございました。  給食の食物アレルギーの対応について、アレルギーの把握ですとか対応がばらつきないようにということで、標準化等々取り組んでいらっしゃると思うんですが、その辺で、今今回の研修に盛り込もうとしている、取り組んでいることがあれば、お聞かせいただければと思います。 ◎学務課長   今回、この急な新型コロナウイルス対策の中で、1つ大きく問題になりましたのが、働いている方たち、またその事業者をどうしていくのかという点でございます。そういう中で、会社としてはもう既に雇用がなされていて、またあるいはパートの方たちも働く前提で期待が進んでいるという中で、一律契約を変更して支払いを減額するというのは、経済的にも、また一人ひとりのご負担にも大きい影響があるという中で、区としても、また国としてもこういう方針を打ち出しているところでございます。  具体的な研修の内容につきましては、各受託事業者が中心となって行うところですが、委員ご指摘のように、今板橋区ではアレルギー対応の標準化、これは給食調理事業者のみならず、栄養士や学校の先生方、全ての方に関わりますが、こちらを進めておりますので、事業者に対してはそういう内容もしっかり盛り込んだ研修を実施していただきたいということをまとめているところでございます。  あと、清掃等、日頃からもちろん丁寧に清掃はしていただいているんですが、細部、いろいろとこういう機会でないとできないところも多々あろうと思いますので、そういうところも踏み込んで、しっかりと清掃していただいて、再開につなげていただきたいというふうに対応しておるところでございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。  ちょっと食物アレルギー対応に関連して、ちょっと幾つかお聞きしたいというふうに思います。  現在、アレルギー対応として除去食対応した場合に、一部給食費の減額というものを行っていますが、こういった給食費の中に減額措置を入れるという狙いというか、理由、思いというところと、その対象が現在牛乳のみというふうになってしまっているところの要因といいますか、そちらを聞かせていただけますでしょうか。 ◎学務課長   今、ご質問でお話を頂きましたとおり、牛乳については、これは非常に単価が明確で、しかも毎日出てくるということで、かねてより給食費から牛乳アレルギーの方についてはその額を除くということで対応しておりますが、一方、ご指摘のように小麦のアレルギーであったり、そばのアレルギーであったりと、様々なアレルギーのお子様がおいでだというのは承知しております。  一方、給食の食材の中で、何を何%、原価が幾らでという子細の計算が現状では難しいところがありまして、対応がし切れていないというところは、引き続きの課題となっております。 ◆さかまき常行   線引きが難しい中で、ただ、可能なものに関しては減額をしているという、減額していきましょうという、その思いとしてはどういった理由から、一部ですけれども、減額というのは実施をされていると思いますので、どういう思いからしているか。 ◎学務課長   減額の思いといたしましては、もともとこちらは事前に喫食が難しいというのをあらかじめ分かっていますので、当然発注も行わないということから、そこについてひとしく負担を求めるということではなくて、除けるものは除いているというところでございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。主食、先ほどもちょっとお話しいただきましたけれども、主食除去ということについてお聞きしたいと思うんですけれども、現状アレルギー対応を行っていらっしゃる児童・生徒の皆さんがどのぐらいいらっしゃって、そのうち主食除去ということになっている方というのは、どのぐらいいらっしゃいますでしょうか。 ◎学務課長   すみません。主食除去については、ちょっと今すぐ資料が出てまいりませんので、後ほどお答えしたいと思いますが、アレルギー対応のもう1点、すみません。対応の仕方として、例えば主食を除去した場合には、おかずの量を、これは一人ひとりトレーに盛りつけますので、少し多めにして調整をしたり、そういうふうな対応をしておるところでございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。人によっては、主食分をおうちから持ってくるような形の方もいらっしゃるというふうにお聞きはしております。そこで、思いとしては、おかずを多くしたからと言われても、家から持ってきているしというところが実際の率直な思いなのかというふうに捉えてはおります。  現状、なかなか難しいとは思うんですけれども、将来的に主食を除去という対応をされた場合に、給食費からその分を減額しようとしたときに、先ほどもちょっと割合がというお話がありましたけれども、そういうことをやるに当たっての課題ですとか、あるいはちょっと先進事例がどこまであるかどうか、主食除去、実態はちょっと私もまだ細かく調べ切れてはいないですけれども、主食に関してもという表記をしているような自治体もちらほらあるようには見えます。何かそういった課題とともに、解決策となるような施策というのは、現状何かございますでしょうか。 ◎学務課長   一番大きいのは、やはり1食当たりに除去される成分が生徒さん一人ひとりで違いますので、それをいかに把握して、それを給食費に計算を改めてし直して、そして差額を明確にした上で、お返しするのか、徴収をしないようにするのか。そういった事務の煩雑さ、ここがやはり非常に大きいと思います。  今、私たちとしては、金額を調整するというところまでは、残念ながらそういう課題の中で難しいところでございまして、今はまだアレルギーの標準化、とにかく間違えて誤食が出ないようにというところに重点を置いているのが現状でございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。例えば調理の工程が、1か所全体でセンターみたいなところで作って配送していくというふうなやり方と、学校の中で個別で今調理をしているやり方があるんですが、全体でまとめるとやりやすいとかって、そういった傾向はありますでしょうか。 ◎学務課長   先ほど答弁が漏れていました。先進事例というご質問、今のところに続くかと思います。給食センター方式等を行っているような地域の自治体もあるとは聞いています。  規模が集約されて一括されれば、そういうことも可能かと思いますが、板橋区では非常に多くの生徒さん、例えば5月1日現在では生徒数が3万2,089人、先ほど、ちょっと主食除去については残念ながら統計がないんですが、アレルギー対応を必要とする生徒は1,211人ということで、全体でいうと3.8%のお子さんであるということ、そういった中で、今何を、例えばゴマを除いてゴマの単価が幾らだというような、個別にかなり細かくやっていますので、そこはなかなか厳しいというふうに認識しております。 ◆さかまき常行   ありがとうございました。決してセンター方式がいいと言っているわけではありませんので、今後もぜひ研究、検討等を進めていきたいなと思っているところでもございます。ありがとうございました。  続きまして、予算書の207ページにあります認証保育所保育料等負担軽減経費に関連して、待機児童対策に関して幾つかお聞きをしていきたいというふうに思っております。  2年度の保育所入所状況と、それから待機児童解消について、現在分かっている範囲で見込みといいますか、前年度、実質待機児童108人でしたので、そこと比べてどうかというちょっと傾向が分かればお聞かせください。 ◎保育サービス課長   4月入所の受付は、日々まだ進めておりますので、今の段階で確たる数字でご報告できるような状況にはなってございませんが、一時の申込みの状況なんかを見ておりますと、昨年度よりも申込みの方、総数として人数が減ってきているというような状況がございます。  また、私ども、地域保育施設を卒園される方を3歳から先行して入園の選考をかけておりますので、そういったところも好感を得られまして、昨年度よりも地域型の保育施設、小規模保育所とか、入園の希望をされる方が多くなってございます。1次、2次でも、そういったところにご案内する人数が昨年よりもかなり多くなってきているというような状況もございまして、今の段階で何人というはっきりした数字を申し上げられる状況ではございませんけれども、昨年度よりも待機児童については間違いなく減らせられるだろうというふうに考えているところでございます。 ○主査   お時間が経過しましたので、次に移ります。 ◆石川すみえ   待機児童について、待機児対策についてお伺いします。  予算書の207ページ、同じページです。  民間保育所整備費助成経費というのが計上されておりますが、この中で、新年度小規模園を新たにつくる計画があるかどうか教えてください。 ◎子育て支援施設課長 
     私ども、民間保育所の整備助成経費の中で、新規保育所の補助金を計上してございます。来年度につきましては、私ども小規模保育所につきましては、整備予定はございません。 ◆石川すみえ   そうしますと、3歳児の待機児、そして小規模の欠員のところというところが私も心配しているところでありまして、お伺いしたいんですけれども、今度の4月の保育利用の手引の中には、今年度3歳児クラスがある126施設の認可保育園のうち、37施設において新たな受入れがありませんでしたというふうにあります。これ、令和2年度の4月、1次の状況ではこの状況が改善されたのかどうか、数字分かると思うんですけれども、お願いします。 ◎保育サービス課長   新年度の3歳児の受入れの状況でございますけれども、今現在、すみません。手元に新年度の受入れの施設ごとの数字というのをちょっと持ってきてございません。ちょっとそこについては数字をつかんでおりませんけれども、ただ、令和2年度4月に新規開設園が7園、新規で開設がございます。これは大山西町保育園の民営化園も含めて7園ということになってございますけれども、当然その7園につきましては、ゼロから5までのフルの認可園ということになってございますので、3歳児の受入れ定員についても、その部分では拡大がされているというふうに認識をしているところでございます。 ◆石川すみえ   私、今3歳児の定員が増えたのかどうかというところをお伺いしたんですけれども、そうすると、今7園新規園ができてとおっしゃって、7のうちに大山西町保育園が入っているとしたら、6園分の3歳児の枠が増えたという認識でよろしいですか。 ◎保育サービス課長   申し訳ございません。今年の4月入所の2次の選考結果で申し上げますけれども、3歳児の受入れ可能数が474名でございます。ちなみに昨年の同時期、2次の選考の段階での受入れ可能数が466でございましたので、そういった意味からも、人数については拡大をしているというところでございます。 ◆石川すみえ   なかなか3歳児の待機児が増えている中で、この定員だけでは、足りるのかどうかなというところが率直な感想です。小規模園が新年度新たにはつくらないということだったんですけれども、まず、その理由についてもう一度お願いします。 ◎子育て支援施設課長   昨年の4月の待機児童の結果を見ますと、小規模保育所につきましては、待機児童が108名だったんですけれども、小規模保育所のゼロから2歳までの定員のところで、欠員が170名以上出たという最終的な状況がございました。そういった中で、私ども昨年度から小規模保育所につきましては、新設をしますと、まずそこの小規模保育所の空き定員が増えてしまう可能性、あとそういった状況もありましたので、一旦昨年度見合せをさせていただきました。  その段階から私ども、やはり3歳の壁という部分で、小規模保育園を卒園する方と保護者さんに不安感があるんだろうなというところで、そこの連携といいましょうか、どういった形で3歳のところの保育園転園を進めていくかというところを保育サービス課さんと検討していく中で、今回、先行利用調整という形でそこを明確にしていく、小規模保育園の卒園者を確実に認可保育園のほうにつなげていくという形を明確にさせていただきました。  そういった状況を今回やらせていただいておりますので、今回の待機児童の結果を見た上で、改めてそういった状況を見定めた上で、今後小規模保育所の整備の在り方を検討していきたいと考えております。 ◆石川すみえ   そもそも小規模園の整備というのは、何を目的で始められたんですか。 ◎子育て支援施設課長   小規模保育所の制度につきましては、平成27年度の子ども・子育て新制度に初めて地域型保育事業として位置づけられた制度でございます。ただ、板橋区におきましては、それ以前にゼロ、1、2の待機児童が多い状況がございましたので、認可外の保育施設として板橋保育ルームという制度を立ち上げました。  その後、東京都が同様の制度で、東京都のスマート保育事業というのを立ち上げましたので、その制度を活用した認可外の保育施設として、平成27年度までに20園以上の整備を進めてきております。それから小規模保育所に切り替えていったという形になります。  そういう考え方からいたしますと、私どもゼロ、1、2の待機児童、最も多い歳児でございますので、そこの解消する施策として進めてきたと考えております。 ◆石川すみえ   ゼロ、1、2で、特に1歳児の待機児童の解消というのは、小規模園をつくることで解消されたというふうに考えていらっしゃいますか。 ◎子育て支援施設課長   私ども、1歳児の待機児童というのは、この間ずっと生じてきてございます。そういった中では、解消はし切れてきていないと考えておりますけれども、小規模保育所の整備を進めることによって、確実に待機児童は減らしてきていると考えてございます。 ◆石川すみえ   確実に減っているなという感覚は、実感としてはないんですね。ただ数字で追えていない部分もありますので、歳児別の待機児童の推移、実質で構わないんですけれども、これを資料要求したいんですけれども、いかがですか。 ◎子育て支援施設課長   すみません。待機児童数の推移につきましては、保育サービス課さんと協力しながら資料の作成をしていきたいと考えてございます。 ◆石川すみえ   よろしくお願いします。それで、小規模園を待機児対策といってつくって、欠員が生まれてしまうからつくらないというのは、すごく急場しのぎ的な対策のように私には思えます。定員割れしているからといって、もう次つくらないというのは、保育の質をどう考えているのかな、行政としての責任をどういうふうに考えているのかなというふうに考えます。  保育園にいるのは子どもであって、人間が育っているんだろうという感覚が、責任感がないのではないのかなというふうに感じていますが、本当に待機児対策として必要だったのは、小規模園の整備ではなくて、用地が足りないというのであれば40名とか50名の小規模の認可園だったと考えるんですけれども、その点についてはいかがですか。 ◎子育て支援施設課長   一定私どもも、今般認可保育所の整備を中心に考えてきてございます。ただ、過去におきましては、やはり19名の小規模保育所というのも非常に短期間に整備が可能という形もございますので、非常に有効な施策であろうと考えてございました。この間、欠員の状況が見受けられますので、一旦休止はしてございます。ただ、今後連携の状況、そういった状況を見極めながら、改めて整備の考え方は検討してまいります。  ただ、私ども、小規模の認可保育所となりますと、一定運営面の課題というのも出てくるかなと考えております。事業者さんのほうで50名程度の認可保育所の整備になかなか、やはり70名以上の規模が一番事業者さんとしては手を挙げやすいという形もありますので、一定そういった規模感もあるのかなとは考えております。 ◆石川すみえ   続いて、保育の質に関する部分で、巡回支援についてお伺いしたいと思います。  予算書の91ページに、都補助金です。巡回支援指導事業費補助金というのがついています。これは新設だと思うんですけれども、ちょっとこの項目について教えてください。 ◎子育て支援施設課長   今年度の最終補正でも計上させていただいております巡回支援指導事業費補助金につきましては、私ども今年度から開始をしました巡回支援指導事業、こちらは再任用職員、今年度2名でございますけれども、来年度は4名体制でやらせていただきたいと考えております。  これに対する再任用職員の人件費に対する補助ということで、4分の3の補助が計上されてございます。 ◆石川すみえ   2名から4名に巡回するチームが増えるということなんですけれども、そのメンバー構成について、どういった経歴の方がなっているのか教えてください。 ◎子育て支援施設課長   メンバーにつきましては、私ども公立保育所の退職されました再任用職員を基本的に活用してございます。園長先生だとか、主任クラスの先生にお願いしている形になってございます。 ◆石川すみえ   ほかの自治体を見ますと、支援のチームの中に、外部の公立じゃない方、行政側ではない方を入れている自治体がありまして、保育事故の専門家の方を入れていたりするんですけれども、なぜそれをしないで行政の側の人間だけでメンバーを組んでいるのか。それで十分だと考えているのかどうか。 ◎子育て支援施設課長   私ども、他区の自治体も見ますと、基本的には公立保育所の退職された再任用職員の方を活用しているのが実態かなと考えております。私どもも公立保育所の中で十分研さんを積まれた保育士の先生方がおりますので、それで園長資格もお持ちの方も来年度配置できる見込みもございますので、そういった中では、やはり公立保育所で非常に保育に現場で培った能力を十分に発揮していただいて、それを民間保育所の巡回の指導に当たっていただくというのは、非常に適切かなと私ども考えてございます。 ◆石川すみえ   この巡回支援について、私たちのほうで資料要求させていただきまして、共産の資料要求の89番です。こちらを見ますと、今年度は巡回支援について、1施設10件は抜き打ちで訪問しているというのがあるんですけれども、ちょっとこちらについて教えてください。 ◎子育て支援施設課長   今回、巡回支援の1施設に10件抜き打ち訪問をしたということを資料のほうに書かせていただいております。これにつきましては、運営に課題のある小規模保育所の情報が私どもに入りまして、それにつきまして、一定その後事業者さんを呼んで状況の確認をさせていただきました。その上で、また特別指導検査にも入りました。  ただ、事実としてなかなか把握できない状況もございましたので、そういった中で訪問指導、これは法に基づく指導検査の一環でございますけれども、そこでも複数回訪問指導させていただいております。その後も年間通して現場を確認する必要があると考えまして、私ども10回ほど巡回支援指導を行っているという現状でございます。 ◆石川すみえ   このケースに限らず、一般的な巡回支援の保育の質を見回るシステムについて確認したいんですけれども、課題があるという園が見つかったと。そうすると特別指導検査に入って、訪問に行って、そして巡回支援に行くという流れでよろしいですか。 ◎子育て支援施設課長   私ども、その運営に課題があるといいましょうか、不適切な運営がされているというのは、いろいろな場面があろうかと考えております。非常に重篤な場合につきましては、私ども即特別指導検査に入りまして、すぐそれに対しての指導を行うというケースもあろうかと思います。  ただ、事実が把握できないけれども、現状を把握していかなければいけないというところでは、一定そういった巡回支援だとか指導検査を重ねながら、現場を確認していく形になろうかと考えております。 ◆石川すみえ   重篤な場合は、すぐ指導に入るとおっしゃったんですけれども、指導というのは具体的にどういったものになりますか。 ◎子育て支援施設課長   私ども、指導検査というのは、東京都が認可権限に基づく指導検査も行っております。私どもは子ども・子育て支援法に基づく指導検査というのを行っております。そういった重篤な場面に当たっては、東京都と連携を取りながら特別指導検査に入ります。それによって事実が確認された場合については、改善を求める文書指摘等を行って、事業者に指導していく形になろうかと考えております。 ◆石川すみえ   そこの園に通わせている保護者というのは、一体この指導や巡回支援が入るいつの段階で知ることが可能なんですか。 ◎子育て支援施設課長   通園されている保護者様への周知という部分につきましては、なかなか非常にナーバスなものもございますので、一定事実が確実に把握された場合につきましては、一定そういった周知が必要であろうと考えますけれども、一定事実が確認できない場合につきましては、なかなか公表という段階には至らないのかなと考えております。 ◆石川すみえ   今の公表というのは、全体の公表じゃなくて、保護者への公表という意味ですか。 ◎子育て支援施設課長   公表といいます部分につきましても、一定どのようなやり方がいいのか、私どもそういった事象に、そういった場合を経験してございませんので、そういった部分については十分慎重に検討していく必要があろうかと考えております。 ◆石川すみえ   いろいろなケースを想定して用意しておくことが大切だと思うんですね。というのも、今年出されました重大事故の報告書の中で、行政への提言という形で、保護者への適切な情報提供というのが入っているんです。この点について、区としてどんなふうに検討されているのか。この提言で出ている保護者への適切な情報提供をするには、私は想定されていないケースもいろいろと、実際起こっていないケースもいろいろ想定して用意しておく必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎子育て支援施設課長   私ども、事故検証委員会の報告書を受けまして、10件にわたる提言を受けてございます。これについては順次検討を進めておりますけれども、そういった保護者への説明ということについては、いろいろな状況もございますので、そのたびごとに慎重な形で検討していって、どのような形が適切かについては対応していく形になろうかと考えております。 ◆石川すみえ   事故の報告書の中では、報告書を受けて、その指摘を受けて、委員会で審議された中で、区の答弁で、この報告書を受けて、区としての保育の方針をしっかりと示さないといけないという答弁があったかと思うんですけれども、そういった区側の姿勢、方針、方向性というのは、まだ報告されていないんです。それは一体いつ出されますか。 ◎子育て支援施設課長   事故検証委員会において出されました提言に対する区としての対応につきましては、今当然私どもも各保育園への周知だとか、あと研修の充実だとか、あと国・都への要望活動、これについても様々行っております。そういった中で、一定の時期に取りまとめがご報告できる状況、一定の検討が済み次第、一定の時期にご報告できる状況を踏まえまして、議会のほうにもお示ししてまいりたいと考えております。 ◆石川すみえ   私、それすぐやるべきだと思うんですけれども、なかなか遅いなというふうに感じています。それは、保育ガイドラインとは別に作成されるものということでよろしいですか。それとも、保育ガイドラインに盛り込まれるものになるんですか。 ◎保育サービス課長   板橋区の教育・保育のガイドラインにつきましては、一昨年検討委員会をつくりまして、検討委員会のほうからご報告を今頂いているところでございます。ただ、その後、ご報告を頂いた後にも、様々状況が変わってきてございます。無償化がスタートしたりとか、様々取り巻く環境が変わってきておりますので、検討委員会のほうから頂いた報告をそのまま区としてガイドラインという形でお示しができていない状況に今なっているというところでございます。  ガイドラインにつきましては、今子育て支援施設課長のほうとやり取りをしていただいたものとはまた別な形で、なるべく令和2年度の早い時期にお示しをできればなというふうに考えているところでございます。 ◆石川すみえ   あいキッズに移りたいと思います。  あいキッズで私たちの資料要求で94番で、男女共用トイレのプレートが使用状況プレート設置済みとなっているのがあるんですけれども…… ○主査   時間ですので、次の順番でお願いします。  続きまして、南雲委員ですが、答弁が先ほどの、あるのかな。 ◎子ども家庭支援センター所長   大変失礼いたしました。午前中、南雲委員の質問に答弁漏れがございましたので、今お時間を頂きたいと思います。  まず、なんでも相談の子どもへの周知ということでございますが、直接お子様に対して周知しておりますのは、私どもの作ってございます、虐待防止カードというのを作成してございます。こちらは小学校4年生から中学校3年生全員に配布するものでして、今年度は小学生が1万1,987枚、中学生が9,410枚、合計2万1,397枚配布したものがございます。  そのほか、直接ではございませんが、それぞれ虐待防止のリーフレットというのを作成してございまして、こちらは保護者の方を通じまして、総計5万2,788枚を配布してございます。  そのほかに、指導室や学校のご協力を頂きまして、各種周知物のほうに、なんでも相談ですとか虐待相談ということで周知をしていただいてございます。  大変申し訳ございませんでした。 ◆南雲由子   ありがとうございます。引き続き、子どものなんでも相談については、子どもへの周知ということは続けていただきたいというふうに思います。  このまま、保育園の質問をしたいと思います。  先日、文教児童委員会の資料としていただいたんですが、子ども・子育て支援事業計画にある1号、2号、3号認定の5つのエリア別の表を頂いています。エリアごとの子どもの数と、各1号、1号というのは幼稚園の希望で、2号というのは3歳から5歳の保育園の希望、3号がゼロ歳から2歳の保育園の希望というものを比べていただいて、地域ごと、ある程度のニーズとか傾向がこの表から見えるのかなというふうに思うんですが、初めに質問させていただきたいのは、区としてエリアごと、5つのエリアに分けたエリアごとの1号、2号、3号のニーズや特徴ということをどういうふうに見ていらっしゃるか、区の見解を伺います。
    子育て支援施設課長   前回の文教児童委員会の中で、子ども政策課さんからお出しした資料の件というところでございます。  私ども、1号、2号、3号の地域別の需要率、対象人口、その地域の人口、それからそこにあるそれぞれの需要の率をお示ししてございます。そういった中では、地域的に非常に、赤塚地域であれば保育需要がそれほど高くない地域ですとか、非常に板橋地域ですとか需要率が高い、保育需要が高い。そういった中で、一方では1号のほうは少ないだとかという現象も見られます。  そういった中で、地域ごとの保育需要を我々は勘案しながら、この事業計画を策定していった過程でございます。 ◆南雲由子   新年度新しく整備される予定の保育園、認可6園というふうに伺っていますけれども、どこに整備するかというところの区の方針、考え方を伺いたいのと、その重点整備地区、地域というのは、どういう根拠、どういうデータを基に決められているかということを教えてください。 ◎子育て支援施設課長   私ども、新規の保育所整備に当たりましては、この事業計画以外に、国の計画に基づく子育て安心プラン実施計画というのもございます。その中では、やはり5地域で考え方を整理させていただいておりまして、就学前人口の状況、あとそこの地域の申込者数、そういったところからどれぐらい保育需要が発生するかを見極めるとともに、待機児童の現状、それを予測していくという形を取りながら整備をしていく考え方を取っております。  そういった中で、私ども5地域というところを基本と考えますけれども、やはり今回の1次の不承諾の状況を見ましても、例えば成増地区とか小竹向原駅周辺というのは、非常に不承諾の数が多くなっている状況もございます。そういった中で、そういったミクロに私ども重点整備地域を定める場合には、そういったミクロの不承諾の状況、あとその不承諾者に当たりましても、指数の高い方々が不承諾になっている状況、様々な状況を見極めながら、重点整備地域を定めている状況でございます。 ◆南雲由子   区がどういうふうに検討しているか、どういうふうなデータを見ているかというのは、どこか見れば区民の人でも分かりますか。 ◎子育て支援施設課長   そこの整備地域の具体的な考え方については、今回ホームページ上ではお示ししてございませんけれども、今回私ども、令和2年度の認可保育所の整備の事業者向けの公募要項をホームページで公開しております。その中で、私ども初めて重点整備地域を公表してございます。今回、2期の整備に当たりましては、板橋駅及び下板橋駅周辺、あと成増駅周辺、志村三丁目駅周辺、大谷口一、二丁目、大山駅、大山西町、5地域を重点整備地域として掲げさせていただいております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。というのは、今待機児童はかなりゼロに近づきつつあるという話だったんですけれども、ここからゼロにしていくということはすごく難しいと思っていて、今待機児童になっている方の課題がどこにあるのかということが1つと、あとそのエリアごとの傾向ということは、かなり今回の先ほどご指摘した表の中からも、例えば常盤台は幼稚園のニーズが高いなとか、板橋、志村だとやっぱり共働きの方が多いのかなというような、エリアごと、先ほどミクロの話ということもあったと思うんですけれども、その場所場所に合わせていかないと、ゼロになるということは限りなくすごく難しい作業がここから始まるのかなというふうに思っていて、ちょっと次のフェーズに入るんじゃないかと思うんですが、そういった今の待機児童の課題とか、エリアごとの分析ということは、今後どういうふうにされていくかということを教えてください。 ◎子育て支援施設課長   待機児童解消の取組みという部分では、私ども第一義的には保育施設の整備をやっていくのが基本かなと思ってございます。そういった中では、やはり待機児童が集中している地区、地域、そこに保育所を整備していくことで待機児童を減らすと考えております。  ただ、どうしても地域には点在している待機者が非常に多くいます。そういった方々については、その事情事情を聴きながら、やはり入園の手続の中でマッチングという作業も非常に重要になってくるのかなと考えております。  それから、私ども1歳児の待機は、やはり相当数になるのかなとは考えております。そういった中で、やはり施設整備だけで1歳児対策をやるというのは、なかなか難しいかなと考えております。そういった中で、やはり空き保育室を活用した1歳児限定の定期利用などの拡大を含め、そういった具体的な1歳児対策を今後とも検討していく必要があろうかと考えております。 ◆南雲由子   今後の待機児童対策というのが、設備を建てるということだけじゃなくなってくるのかなというふうに思うので、そこはぜひ分析をしていただいて、次につなげていただきたいなと思います。  小規模とか家庭福祉員から先行入園のことを伺いたいんですけれども、うちも2歳で、小規模から今度区立の保育園に行かせていただくことになったんですけれども、そこの進捗状況を伺いたいですし、小規模家庭福祉員から100%希望のとおり入れているかどうか、教えてください。 ◎保育サービス課長   家庭福祉員、それと小規模保育所を2歳で卒園されて、今度3歳に上がられる方でございますけれども、必ずしも第1希望の園に全てご案内できているかというと、第1希望の園にご案内という部分では100%ではございませんが、中には幼稚園に行かれたいとか、別の施設にという方もいらっしゃいますけれども、認可保育所に行かれたいというご希望をされている方につきましては、繰り返しで申し訳ございません。第1希望が100%ではないですけれども、第2、第3、ご希望いただいた中のいずれかで、ご案内については100%できてございます。 ◆南雲由子   先ほど、小規模保育園の話があったんですけれども、今自分の個人的な感想としては、小規模でよかったなというふうに思っていて、毎日一人ひとりにどういうことがあったということを先生からもお手紙頂くし、こちらからも書くしという中で、10人ぐらいの中で丁寧に見ていただけたということはすごくよかったと思っていて、そこからちゃんと3歳以降もつながっているんだというところが、やっぱりつながってくると、実際待機児童が何人かということよりも、もっと大きく不安があると思うんです、不安感が保護者の方に。  保育園といえば入れないんじゃないかというイメージがまだ払拭できていない中で、今後、小規模のよさとか、小規模保育園からつながっていますよという周知はどのようにされていくか、案内とかも含めた最初の手引のところとかも含めて、どういうふうに周知されていくか教えてください。 ◎保育サービス課長   ご評価いただいてありがとうございます。私どもも結構頂くのが、小規模保育所をよく知らなかったんだけれども、小規模保育所に実際お子さんを預けてみたら、こんなにいい施設なんだというふうなご意見を頂くことが多々ございます。今、南雲委員からもおっしゃっていただいたようなご意見、かなり頂いていますので、やっぱりご指摘のようにPRの仕方が一番問題なのかなというふうに思ってございます。  昨年度、小規模保育所の事業者の方々が横の連携を取るということで、連絡会、組織みたいなものをおつくりになっていただいています。そちらのほうともいろいろやり取りをさせていただきながら、PR、これまで以上に努めていきたいというふうに思ってございます。そちらの団体さんのほうでも、独自にパンフレットをお作りになられたりというふうなこともしていますので、そういったパンフレットを区内の関連するような施設に積極的に置いていくとか、またホームページ等でもそういったところ、区のホームページでもPRできるような部分については積極的にPRを図っていきたいというふうに考えてございます。  申し訳ございません。PRのところと、あとそういった不安を取り除くという部分のお話でございます。今年度につきましては、先行した選考というのをやらせていただいて、かなり評価を頂いているかなというふうに思ってございますけれども、究極的には、やはり子ども・子育て支援法で定める連携施設の確保というところが最終的にはゴールだろうというふうに思ってございます。  連携施設の確保につきましては、5年間猶予を頂戴していますので、ここにつきましても、区として積極的にこれまで以上に連携施設の確保が図れるように働きかけをしてまいりたいと思ってございます。必ずしも保育施設だけではなくて、幼稚園等も含めて、そういったところで連携が図れるようにということで、今後さらに努めてまいりたいと思ってございます。 ◆南雲由子   ありがとうございます。本当に連携施設の確保というところとかも含めて、待機児童対策をゼロに近づけるまでの最後の段階というか、次のフェーズに入っていると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  幼稚園のことを伺いたいんですけれども、幼稚園に関してやっぱり一番心配なのは、幼保無償化がどういうふうに影響するかということが、今後どういうふうに響いてくるのかというところを知りたいんですが、それを幼稚園側との連携とか、幼稚園からの情報収集ということは、区として今後どういうふうにされるか教えてください。 ◎学務課長   幼保無償化の影響でございます。今年度、私立幼稚園協会のほうから聞いておりますところでは、今までずっと毎年応募が減少だったんですが、今年は昨年並みということで、ほぼ平衡状態、ただ今までずっと減少でしたから、やはりそれでよしということではないという認識でございます。これは区も同じ認識です。  今後、やはり預かり保育の充実、また保護者の方たちに幼稚園の今取り組んでいる預かり保育も含めた内容をご理解いただくというようなことについては、区と連携を取りながら一緒にやっていきたいと考えています。あと、区立幼稚園につきましては、今年度も大きく希望者を減らしているところでございます。これはやはり私立の側でももちろんかなり努力をされているということを含めて、区の幼稚園の在り方についても、今後一層の検討は必要と考えています。 ◆南雲由子   連携施設の確保という話合いの中では、どういうふうに連携が、庁内もそうですし、民間の園長会とかその辺りと区との連携もどういうふうに取られているんでしょうか。幼稚園が連携施設の候補になり得るかどうかというところは、実際には現場で聞かなければ分からないと思うんです。区としてここにあったらいいなと思っているけれども、実際には園のほうでは受入れが難しいとかという現場のヒアリングと、庁内での連携というあたりを教えていただけたら。 ◎学務課長   今現在、私どものほうでは、具体的に個別の園について庁内での連携というのは、残念ながらできておらないところです。一方、これは大きい課題ですので、子ども家庭部のほうからも連携について申出を頂いていますから、今ちょっと新型コロナの対応で少し動きが止まっておりますけれども、再開していきたいと考えております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。ぜひ総合的に見て、現場との連携も取りながら進めていただきたいというふうに思います。  次に、すくすくカードについて伺いたいと思います。  予算の資料要求で、すくすくカードの事業実績(3年分)頂いたんですが、平成28年で46.4%の利用率、平成29年で32.9%、平成30年で15.8%というふうに下がっています。伺いたいのは、なぜ利用率が下がったのか、区としてどう分析されているかということが1点目、2つ目に、今年度の方針と何か変わるところ等あれば教えてください。 ◎子ども家庭支援センター所長   まず、利用率の減少につきましては、私どもこれは不徳の致すところなんですが、サービスの更新が進まなかったことが主な原因と思ってございます。主に影響しましたのは、フォトスタジオが非常に人気がありまして、窓口に来たお母様から聞いた話によれば、お子様が1歳になってから、しっかりしてから撮ろうと思っていたんだけれども、なくなっちゃったのというご意見を頂いております。こちらが非常に大きかったのかなと思ってございます。分析としてはその形でございます。  やはり私どもとしましても、減少が続いていることについては、何とかしなければと思っておりまして、分析をしましたところ、ここのところ取り組んでおりました産後の育児支援ですとか、保育園の一時保育、そういったような一時保護系、預かり系の事業は伸びてございます。こちらについて、引き続き力を入れていきたいと思ってございます。  そのほかに、私どもの所属に子育て中の職員がおりますので、意見を聞いたところ、区役所などで結構長い時間手続に待機するということがあるということでしたので、今交渉中でございますが、1階の食堂等で親子プレートみたいな形ですくすくカードが利用できないかなというふうに考えてございます。  2点目といたしましては、これは平成27年だとは思いますが、からずっと協力を頂いておりますイオンでございますが、2店舗ございますが、そちらのほうで出張保育相談等をしておりますが、そちらのほうで子育てWAONカードというのを発行していただいております。  こちら、そのカードで買物をしていただきますと買物代金の0.1%が寄附されるものでございますが、こちらのカードにすくすくカード専用のプレチャージができないかということで、今交渉しております。これでイオンのほうに来店していただきまして、出張保育相談、出張相談を受けていただくという流れ、それからやはりすくすくカードの本来の意味であります、おうちから外に出ていただくという効果を上げていきたいなと思ってございます。現状、今交渉中でございますので、実現可能とは思ってございますが、今そのような2点の取組みをしてございます。 ◆南雲由子   ありがとうございます。やっぱりこのすくすくカードは、民間サービスとの連携が肝なんじゃないかなと思うんです。今職員の方でアイデアを出して、区内でできることということも出されているのは大変魅力的だと思うんですけれども、やっぱり利用率を上げることが目的ではなくて、産後の母子の孤立を防ぐということの手段であると思うので、それにはやはりきらきらしていることがすごい大事だと思うんです。  先日、虐待をしている親の会の方と、親の会をやっている講師の方の勉強会に行って、この話は前にしたかもしれないんですけれども、虐待をしている親は行政には相談しない。それは、マークされちゃうかもしれないし、ハードルが高いからというようなお話があったんですけれども、だからこそやっぱり民間のサービスが大事で、しかも一見子育て相談とは関係なさそうなやつが必要で、きらきらしていてテンションが上がるやつが必要だと思うんですが、その辺りのやっぱりフォトスタジオのお話しありましたけれども、その辺りの開拓ということがぜひしていただきたいなと思うんですが、新規の民間サービスの開拓ということについて、今イオンの話もありましたけれども、見解を伺いたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター所長   委員ご指摘のとおり、スポーツクラブの利用度も伸びてございます。先ほどイオンのお話をさせていただきましたが、協定を取り結んでございますので、その中でまずはイオンさんのほうとご相談をさせていただいて、民間のサービスについて検討していきたいと思います。 ○主査   続いて、田中いさお委員の質疑ですが、地域教育力推進課長より発言の訂正の申出がありますので、これを認めます。 ◎地域教育力推進課長   午前中の田中いさお委員からのご質問で、学校休業に伴うあいキッズの1日開所に係る追加費用を残分で支出した旨の答弁を行いましたが、正しくは、予備費からのあいキッズ事業経費委託料へ受領したものでございました。おわびして訂正をさせていただきます。申し訳ございません。 ◆田中いさお   ありがとうございます。じゃ、その金額だけ、予備費を幾ら使ったか、ちょっとお聞かせください。 ◎地域教育力推進課長   すみません。2,698万円、すみません。その下、正確な数字、申し訳ございません。 ◆田中いさお   ありがとうございます。  それと、まだコロナもうちょっとなんですけれども、あとわかしお学校についてなんですけれども、あそこ集団生活ということで、対応はどのようになってるか、ちょっとお聞かせいただければ、お願いします。 ◎学務課長   天津わかしお学校につきましては、ほかの学校よりちょっと1日早いのですが、3月1日の日に親元にお子さんたちをお返ししたところでございます。 ◆田中いさお   分かりました。了解しました。  それと、学校の教員の先生方々の動きなんですけれども、学校が休校になって、校長先生、副校長先生、教員の方々いらっしゃいますが、その教員の方は何をしているか伺います。 ◎指導室長   臨時休業中の教職員の動きだと思うんですけれども、一番大きいのは、計画の見直しというのが一番大きな業務になっております。卒業式しかり、終業式しかり、年度明けました入学式しかり、通常であれば子どもたちとともに、会場づくりから会全体の進行等もつくっていくんですが、こういう状況ですので全て先生方がやらざるを得ない状況の中で、どのように迎え、どのような内容ができるのかということは、一からつくり直さなければならないということが一番大きな業務になっております。  加えて、もう一つ大きなところは、やはり子どもたちへの支援です。臨時休業になりまして、学校からは基本的には子どもたちのほうに、電話連絡だったり家庭訪問等をしまして、子どもたちの健康状態、心身の状況ですけれども、把握をさせています。状況によっては、子どもたちに対する支援というのが当然必要なお子さんもいます。  例えば、今一番支援が必要なのは、今週の月曜日が実は都立高校の発表だったんですね。2つ大きくありまして、この明日、あさってが、実は都立の高校の入学の手続なんです。当然家庭のほうが率先してしっかりしていただければ問題なく入学手続できるんですが、なかなかそうでないご家庭がある場合には、やはり学校のほうが支援しなければならないというようなことの対応もございます。  また、都立高校、うまく受験が終わったお子さんもいれば、実はそうでないお子さんも当然おりますので、そういった子どもたちへの進路指導、そういったものも学校のほうでさせていただいております。それぞれご家庭の状況、子どもたちの状況違いますので、一応臨時休業という形で、学校での集団生活はなしにしていますが、個別な相談等には乗る形で支援を続けているところでございます。 ◆田中いさお   何となく分かりましたけれども、通常どおり出勤しているということですかね。それとも個別の対応、各クラスの問題児、問題というか何か手を差し伸べなきゃいけない生徒さんの対応なのか。そこら辺も通常どおり定時に行って定時に帰っているのか、そこら辺はどうですか。 ◎指導室長   すみません。もう一つ、学校の先生方でやっている業務としましては、地域回りというのがあります。先ほども少しちょっとお話出ましたが、区内で、あるいは商業施設等で子どもたちがというようなお話も頂くと、当然学校の先生方が行って指導するというようなことを、ちょっといたちごっこみたいなところもあるんですが、実施しております。  なお、先生方の勤務につきましては、満員電車の解消ということもございますので、時差通勤というのをできるような形で話をしています。これはあくまでもできる規定なので、早く来る者もおれば、遅い時間帯で出勤するという方もおります。また、自宅出張という形で、自宅勤務もできるような形になっています。これもできる規定ですので、状況に応じて校長のほうが命じることができるような勤務状況になっております。 ◆田中いさお   じゃ、個別で対応してということなんでしょう。僕の意図は、別に無理に定時に来いということでは全くなくて、可視的に、今まで激務がずっと、特に校長先生、副校長先生なんか休みなくずっと働いていらっしゃる実態も分かっているような気がするので、休むなら休むで自己研さんするべきだろうし、特に出勤時の満員電車というのはなるべく回避すべきだというように僕は思う。政府もそう推奨していますよね、テレワークできる方はそうしてもらうということで。  あとは、先ほど指導室長も言っていましたけれども、特に家庭訪問なんかだったら、まだ必要なければ、特に心配なお子さんとかそういうところにやっているという話を聞いたので、個別対応ではやっていただいていると思うんですけれども、そこら辺、ぜひ可視的に、やっているんでしょうけれども、また改めてしていただきたいなという思いがあります。  それで、保育園関係なんですけれども、すみません。先ほどあいキッズでしたけれども、保育園も様々、特に小さなお子さんたちがいらっしゃいますので、それで、もう濃厚接触だらけのところでしょうから心配な部分があるので、まず現況、何か問題点があるかどうかと、あと先ほども聞きましたけれども、マスクと消毒液等、その辺の状況が分かれば教えてください。 ◎保育サービス課長   保育園の状況でございます。若干区立と私立で差異がある部分はあるのかなと思ってございますけれども、先ほどの小林委員のご質問のときにもご説明しましたように、基本的には、従来から行っております感染症対策の取組みをそのまま継続していくというような形で、コロナについても対応しているところでございます。  最近、特に親御さんにお願いしているのが、朝、ご自宅を出る前に必ず検温してきていただく。園のほうでお預かりした段階でも、お子さんの様子によっては、日の中で何度も検温するというようなことをやっているところでございます。  また、保育士等につきましても、出勤前に必ず検温してくるですとか、保育士の家族にそういった疑わしい方がいらっしゃる場合には、ちょっと出勤を控えるというようなことも各園のほうに通知はしているところでございます。  そういったことをやりながら、保護者の方には、先ほど申しましたように、自宅で保育がもし可能なご家庭があるようであれば、自宅での保育をお願いしたいということで、ご案内は差し上げているところでございます。  あと、マスク等の状況でございますけれども、基本的に通常期から、保育園、マスクは大量に持ってございます。私立も区立もそうですけれども、調理室がございまして、調理員さん、常日頃からマスクを必ず着用して調理に当たってございますので、大体どこの園も相当数のマスクをストックしているという状況にございます。  したがって区立園も、先般区立全ての園、調査をかけさせていただきましたけれども、大体多い園ですと200日分ぐらいストックがあるというような園もございますので、若干区立の園の中でもストックが少ない園なんかもありますので、その辺については園同士で融通をし合うような形で対応していきたいなというふうに思ってございます。  消毒液についても同様でございます。今年の年初に、実はコロナがこんな大騒ぎになる前に、今年度分を各園に配っておりまして、消毒液についても十分に区立園のほうでは確保できてございます。  私立園の状況でございますけれども、私立園、やっぱり各園対応ということになってございまして、やっぱり対応状況はまちまちな部分がございます。実はうちのほうに、そろそろちょっと厳しい状況になってきているんですけれども、区のほうで何とか助けてもらえないでしょうかというようなことを言ってきている園は実際にございます。  ただ、私どものほうでも、区立の分までちょっと吐き出してしまいますと、区立等が数が足りなくなっちゃって回らなくなるということは、ちょっと私どもとしても本末転倒なものですから、何とか、私立園さんも例えば単独の園もあれば、株式さんなんかで何園も持っているようなところもありますので、会社の中でうまく融通をつけて頑張っていただきたいということでお願いしているところでございます。 ◆田中いさお   潤沢なところと、潤沢でもないところがあるって、そこが心配なんですよね。そこなんですよ。たしか、区は10万枚ストックしているということで、万が一パンデミックになったら、職員さんの分になっちゃうので、なかなかそこは分かるんですけれども、最近僕もマスクどこかで買えないか調べているんですけれども、最近もう手に入るようになっています。  ネットの世界は、なっていますよ。1枚100円で1,000枚で10万円ということで、二、三日で来ると思う、単価1枚100円ですけれども。ただ、手には入るような、二、三日で発送とか、徐々ではあるんですけれども手に入るようになっているので、しかも特に小さなお子さんのところはかわいそうなので、ネットでピッとやれば買えますよ、課長、1,000枚単位で10万ですけれども、1枚100円ですから、たしか単価。
     でも、本当に困っていることであれば、僕は必要だと思うので、そこは世の中の状況がどんどん変わって買えるようになっていますから、ちょっと高いですけれども、緊急性があって必要だなというときは、ぜひ買って、足りないところにはやっていただけないかなと思います。  それと、あと先ほどあいキッズと一緒なんですけれども、来る前には体温を測ってきてください。実際園にいたときに発熱があった場合、自宅に戻すでしょう。最終的に、もう熱が下がらない次の日、翌日は来ないでくれということになるんでしょうけれども、そこの体制はちゃんとマニュアル化されて、何かもうちゃんとBCPのほうは大丈夫なのか。  例えば、そのお子さんが自宅待機になったときに、じゃ、両親働いていて休めるかって、病児・病後児保育にちゃんと預けられるのかとか、コロナの件で本当に預かってくれるのかな。心配ですよ、逆に、そこにほかのお子さんがいるわけですから。だから、そこら辺もちゃんとシステム立って対応できるような状況になっているかどうか、お聞かせください。 ◎保育サービス課長   マスクにつきましては、ありがとうございます。ネットでも買えるということであれば、ぜひ私立園さんには、ネットで探してみてくださいというご案内をしたいと思います。また、昨日、国のほうの新型コロナウイルスの感染症対策本部のほうでも報道発表等ございましたけれども、国が一括してマスクを購入して、地方自治体を通して障がい者福祉施設ですとか、介護施設、保育所等にマスクを配っていただけるというような報道もありましたので、そういったものも有効に活用していきたいなというふうに考えているところでございます。  病児・病後児のお尋ねがございました。病児・病後児の関係も、実は病児・病後児施設をやっている医療機関さん等の団体さんが、やっぱり全国組織でございまして、そちらのほうでも今回のこのコロナの関係を受けまして、方針をお示しされております。  基本的に、コロナが確定をしない限りは、病児・病後児施設は行っていただくということで、区のほうでも、うちと、区と契約していただいている医療機関に、その団体さんの指針を踏まえましてお願いをしているところでございます。コロナが確定した段階では、当然感染予防ということもありますので、病児・病後児施設でもお預かりはできませんけれども、それ以外の場合については、通常どおりお子さんをお預かりをしていただけるということで、お願いをしているところでございます。  コロナでないときも、通常熱のあるお子さん、インフルエンザ等も含めてですけれども、具合が悪くなればご自宅で保育していただくということでお願いをしてございますので、そこは特にコロナである、ないということにかかわらず、通常どおり、熱があるときにはご自宅保育をお願いしたいというふうに考えているところでございます。 ◆田中いさお   了解しました。ぜひ、不測の事態が起きた、想定した、机上でも構わないので、システム立って次の手がスムーズに打てるような形で、ぜひやっていただきたいなというふうに思います。コロナ終わります、すみません。  プレス発表の13ページの板橋区コミュニティ・スクールの件なんですが、ちょっと分かりづらい部分が、僕は分かりづらいと思うんですよ。  まず最初、地域と共にある学校へということで、(1)のコミュニティ・スクール委員会が発足するということになっていますけれども、まずこの委員会のメンバーについて、何人で、どのような人の構成でつくって、なおかつ、主体的な関わりが生まれる委員会で、より解決を目指しますと、いろんな課題を解決するということなんでしょうけれども、そこら辺、どういうことを解決するのか。そこら辺をまず、基本的なところを伺います。 ◎地域教育力推進課長   今年度4月から本格実施ということで、本格実施するということは、法定に基づいて教育委員会の規則を制定して前に進むということになりますので、現在その規則の制定作業中でございます。  そういう中におきまして、まずメンバーについてなんですけれども、まず校長、副校長ございます。それから地域の方ですとか、保護者、そういったものの地域の方のいわゆる委員が基本的には10名以内、それ以外に近隣の保育園とか学校関係のそういった関係者を若干名踏まえて、全部で総勢で15名を超えないという範囲の中で、委員が形成されるというものでございます。  そういったコミュニティ・スクール委員会の中で解決ということなんですけれども、基本的には、学校での様々な課題についてコミュニティ・スクール委員会で議論をし、熟議をし、そこで具体的な解決策等があれば、両輪の関係と言っております学校支援地域本部、こちらが実働部隊ということで、従前から板橋にありますいろんなボランティアの方々が学校活動、またさらには学校外もあり得るかもしれませんけれども、そういった中で様々な活動、例えば授業の中で何か特別なことを専門の方にしてもらいたいということが、そういう専門のボランティアの方が学校に入って、子どもたちにそういった授業を展開してくれるとか、そういった形で実践をしてもらうという中で、解決を図っていくということが想定されるものでございます。 ◆田中いさお   何かざっくりして、やっぱりよく分からないですけれども、例えば委員長は誰がやるのか。地域の人って誰なんだろうって、誰が選ぶのかとか、権限は誰が持っているのかなとか、何か非常に10人以内で固めて、なおかつ15人ぐらいまでになるわけですかね、地域の人たちを入れて。そこがきっと分かりづらい。校長先生、副校長先生はよく分かるんですが、それ以外のメンバーがあまり分からないんですよね。  どういう形態で選ばれて、その委員会が行う、どういう頻度で行って、どういう課題解決って、今までにモデルケースもあったでしょうから、そういうのを経てきっと全校実施になったんでしょうけれども、まず委員長は誰がやるのかと、地域の方を選定するのは誰、委員長なのか校長先生なのか、そこら辺を分かる範囲で構わないのでお願いします。 ◎地域教育力推進課長   まず、委員の方につきましては、校長、副校長は事実上確定ということで、校長先生が推薦をして、教育委員会が委嘱、任命するということが形になっております。  そういう中で、基本的には校長先生がメンバーを、これはという方にお声かけをして就任していただくんですけれども、例えば町会関係の方、PTAの方、また学校支援地域本部の地域コーディネーターの方、そういった方々、もしくは学校ゆかりの方もいらっしゃると思います。そういう方々に推薦ということで推薦名簿を作って、教育委員会に出していただく。そうすると、それを教育委員会が委嘱するという形で、発足、スタートするという形になるのが基本的な形でございます。  委員長についてなんですけれども、これは、現在は推進委員会ということで準備会がありまして、そこの部分においては校長がやっておりますけれども、本格実施される4月からは、校長を除く中で民間の方の中から委員長が決められまして、その委員長が副委員長を指名するという形で進むものでございます。 ◆田中いさお   じゃ、時間なので、僕はいいです。 ○主査   時間でいいですか。 ◆小林おとみ   お願いします。  じゃ、私コミュニティ・スクールも思ったけれども、やっぱり英語教育のことを伺います。  今年から英語教育が始まるということで、教科化が始まるということで、三、四年生に外国語活動と、五、六年生が英語の教科化をするということなんですけれども、この新年度からどのような形で始まっていくのか、概括を教えていただければと思います。 ○主査   答弁よろしいですか。 ◎指導室長   失礼いたしました。令和2年度から小学校のいわゆる外国語活動並びに英語科の授業ですけれども、新しい学習指導要領では、三、四年生の外国語活動は年35時間、五、六年生の英語科のほうは年間70時間の授業時数が割り当てられております。 ◆小林おとみ   三、四年生の35時間、それから五、六年生70時間、年間ということで、その中で、どのぐらいのレベルまで、レベルのことを子どもたちに求めていくのかということについて教えていただけますでしょうか。教科書だけではちょっと分からない。三、四年生はどの辺まで、五、六年生はどの辺までを求める小学校での外国語教育なんでしょう、英語教育なんでしょうか。 ◎指導室長   まず、外国語活動のほうにつきましては、あくまでも外国語活動でありまして、もともと小学校の英語科もそうなんですけれども、コミュニケーション能力の基礎、素地を養うというのが大きな目標になっております。中学校でやっていたようないわゆる外国語をきちっと教えるというよりかは、やはり中学校につなげていくという意味合いが非常に強い。特に三、四年生の外国語活動は、その辺の要素が強いというふうに認識していただけると有り難いです。  ただ、五、六年生の外国語のところにつきましては、当然今までの話すことと聞くこと、これに加えて、読むこととか書くことなんかについても加わってきます。ただ、これもきちっと英単語のスペルを教えるというのではなく、学習の中で自然と身につけていけるような、そんな工夫をしていくことで、中学校の英語活動に円滑に結びつけられるような、そんな活動を意図しているところでございます。 ◆小林おとみ   私、ちょっとどんなもの、どういうことをやるのかというのが分からなくて、ちょっと幾らか調べてみたんですけれども、教科書を見ていないので、私は。すみません。見ていないので、ただちょっと見つけたのがこんなのがあって、例えば3年生の授業では、挨拶や名前の言い方、表情やジェスチャーをつけて挨拶をする。数の数え方や尋ね方、好きな色や物、スポーツや果物の説明、アルファベットの大文字、身の回りのものの説明とかで、4年生は、天気や遊び、好きな曜日、時刻の言い方、尋ね方、持ち物や文房具の名前や尋ね方、アルファベットの小文字、食材の言い方や欲しいものを要求、学校生活の共通点や相違点、絵本などの短い話を聞いて内容を理解するとかという、書いているようなことがあって、ウーンと思いながら、5年生になりますと、今度読む、書くが入るという話で、アルファベットの文字の自己紹介、祭りや行事に関するまとまりのある話を聞いて理解し、尋ねたり書き写したりする。世界の同世代の子どもたちの学校生活に関する話を聞いて、相違点や共通点を聞き取る。1日の生活についてまとまりのある話を聞いて、順序立てて書いたり伝え合う。旅行プランの説明を聞いて、具体的な情報を聞き取る。あるものの場所や位置関係についての説明を聞いて、概要を把握、説明したり書き写したりする。丁寧な表現を使って注文したり、値段を尋ねたりする。自分の憧れたり尊敬する人について紹介するとかってあって、最後6年生は、自己紹介に関する表現や発案、音声で語句を書き写す。日本文化、行事や食べ物、味覚などを表す表現や日本文化について伝え合い、書き写したりする。好きなもの、スポーツなどの語順を考える。単語と単語のスペースに気づく。それから地域の良さを表す表現について伝えようとしたり、読んだり書いたりする。過去の表現について、夏休みの思い出などを話したり書き写したりする。小学校6年間の思い出について、語句や基本的な表現を用いて書いたり伝えたりする。オリンピック・パラリンピックについて話される内容を聞いて、概要を捉える。将来の夢を離す。中学校の部活動や学校行事などについての表現や、他者に配慮しながら中学校生活について読んだり書いたりするとかというのがあったんです。  これが分かりやすかったんですよ。すごい分かりやすかったんだけれども、私としては、私は大学まで出たけれども、とてもじゃないけれども無理ということですけれども、どこまで五、六年生でこういう、これが正しいのかどうか。文部科学省が示している目標がどこまで、これはちょっと違うんじゃないですかというなら、ちょっと違うと言ってもらいたいし、それぐらいですよといえばそう教えていただきたいし、そのレベルを、そういう意味で知りたいんですけれども、いいでしょうか。 ◎指導室長   すみません。ちょっと今手元に学習指導要領がないので、ちょっと今のお話がどうなのかというところは、ちょっと正式にはあれなんですが、基本的にはどのレベルといいますと、先ほどもお話ししたとおり、あくまでも外国語を話せるではなくて、コミュニケーションの能力を育てていくというのが外国語活動の大きな狙いなんですね。小学校の段階は、その素地を育てていくということを大事にしていきます。なので、英語になれ親しんでいくこと。この辺がやはり小学校では非常に大事な学習の内容になっています。  先ほど、委員がご紹介されたのは、そういったことを、例えば物の色であるとか名前なんかも、ゲーム的な要素を取り入れながら、子どもがやはり主体的に関わっていけるような、そんな取組みをしていきます。ですので、例えばチャンツカードみたいな、こういうカードを、フラッシュカードみたいにどんどんお示ししていきながら、それが何なのかって子どもたちが声に出していくとか、ゲーム的な要素なんかも加えながらやらせていくことで、子どもたちの興味、関心を引き出していくということが大事になっています。これは三、四年生の学習です。  五、六年生は、教科書があります。教科書の中も、どちらかというと社会とか理科みたいな、ああいう学習の内容にはなっておりません。子どもたちが本当に自分たちでお互いに会話し合うようなキーワードといいますか、ヒントが載ってあるような活動で、とにかく活動を中心とした教科書のつくりになっております。子どもたちがとにかく英語を嫌いにならないと。小学校の段階はやはり英語になれ親しんでいって、中学校の学習がスムーズに入っていけるようなところで、関心、意欲、態度のところを大事に育てていくというような取組みになっています。 ◆小林おとみ   そこが一番心配しているところで、先生は好き、嫌いにならないようにということでやるんだということなんですけれども、私が心配するのは、早くに始めて、実際それが今みたいなレベルでもしかしてやられたとしたら、好き嫌いが早くからはっきりしちゃって、私は、僕は、もう早くから英語が苦手って、初めからなっちゃう子たちが生まれないかなというのがすごく心配なところで、しかも、今まではただそういうゲーム的でよかったかもしれないけれども、五、六年生は今度評価をするんですよね。通信簿つけるんですよね。  そうなると、何を評価するのかということが出てくるんだと思うんですよ。読む、書く、コミュニケーション力、表現する力、話す力、聞く力というところが問われていくとすると、かなり先生だって評価も難しいだろうし、その辺についてどんなふうに考えていらっしゃるのかな。例えば積極的にしゃべれる子たち、どんどん人と関わるのが上手な子たちは、結構早くいくかもしれない。評価は高いかもしれない。でも、私のように引っ込み思案で、人の前でしゃべるのが苦手な人は、とっても評価が低いかもしれないというような、そういう心配をすごくするわけですよ。  それは数学でやることとは違う、国語とは違う評価があるので、その辺のことを先生方はどういうふうに考えながら、五、六年生の英語の子どもたちの評価をしていくのかというのをとても心配しているんですけれども。 ◎指導室長   評価についてのお尋ねだと思うんですけれども、読むこと、書くこと、聞くこと、話すことって領域ありますが、評価の観点は、国語も算数も理科、社会も同じなんですね。3つに大きく分かれています。主体的に学習に学ぶ態度とか、思考力、判断力、表現力とか、3つ大きく分かれています。これはどの教科でも一緒です。ですので、例えば英語でいうと、先ほど私のほうでお話しさせていただいた話すことというのは、一つの内容項目なんですね。それについて評価の観点を当てはめていくというような総合的な評価をしていきます。話すことで3観点、読むことで3観点、聞くことで3観点というような形で、総合的な評価をしていきます。  この評価の仕方につきましても、3つの観点がどうなっているのかという基礎的な勉強もありますし、各教科の中で、どのようにその評価を見取っていくのか、評価基準をつくってくるかということについても、別途で研修なんかをしています。そのために、この3年間、移行期間がありました。3年間の中で、学校のほうで年間指導計画を立てる。そして評価計画を立てていくと。その中で、各学校がそれぞれの教科の目標に合わせて指導計画と評価計画を立てて、適正に評価ができるような仕組みをつくっているところでございます。 ◆小林おとみ   評価の仕方は、ちょっとかなりプロの話でよく分かりにくいんですけれども、心配しているのは、まず準備の状況で先生方のほうの、本会議でもご答弁がありましたけれども、準備として先生方の研修とか、それからICTもこれから入ってくるから、そういうものもあるからというお話も聞きましたけれども、専科教員の配置については、今の先生方と別に配置される。どのように配置されるのか、それを聞いておきたいと思います。 ◎指導室長   ちょっとすみません。なかなか分かりにくくて申し訳ございません。小学校の英語の専科等の配置につきましては、図工や音楽のように専科教員として丸々配置できるシステムがあります。それは区内の小学校で2つの学校が英語教諭として配置されています。  大きく3つあるんですけれども、2つ目は、校内の先生がほかのクラスの英語の授業を見る。例えば5年1組の先生が5年2組、あるいは6年1組、6年2組に行って英語の授業をするというシステムがあります。  これは平成31年度、今年度までのシステムだったんですが、加えて来年度からは、外の時間講師の先生が5年1組の英語も見る、5年2組の英語も見る、6年1組の英語も見る、6年2組の英語も見る。この大きく3つのパターンで、外部の人材を入れる形で、英語の授業をできるようなシステムになっています。 ◆小林おとみ   じゃ、その時間講師という方は何人ぐらいで、全校にどれぐらい、何時間ぐらいずつ加配をされるんでしょうか。 ◎指導室長   3つ目の時間講師のものにつきましては、実はこれは今まだ、東京都から募集要項が来まして、今学校から、時間講師を必要としますか、必要としませんかという意見というか報告書、申請書を今集めさせていただいている状況ですので、どの程度の学校の応募があるのか、そして、それを東京都に申請したときに、東京都がどの程度許可を出してくるかというところは、この後の様子を見ていきたいというふうには考えています。 ◆小林おとみ   じゃ、それをちょっと確認です。今のお話は、東京都、2校は専門の先生が入る。あともう一つは、校内に英語を専担する先生がいて、その先生が他の幾つかのクラスを見るというふうで、専門の先生が2人入る2校というのは、どういう学校なんですか。 ◎指導室長   ちょっと間違っていたら大変失礼なんですけれども、学級数に応じてですので、たしか22学級以上の学校、北野小学校と金沢小学校が英語の専科が入っております。 ◆小林おとみ   それは、じゃ規模ですね。一旦学校に応募とかではなく、規模で単純にということでいいです。  それと、準備としては、学校の側は、大きな学校、北野小学校と金沢小学校のほうが大きいのかな。紅梅小学校のほうが大きいんじゃないかと思うんだけれども、分からない。余計なことは言わないでいいです。規模で2つと、それから校内の先生と、時間講師で先生方が対応し、この間研修もしてきました。あとICTも入ります。その中でやっていきますということなんだけれども、心配をすることだけいっぱい言っていいでしょうか。  例えば、文科省の調査でも、大学、英語教育について、本当に間違いなくというか、始まるに当たっていろんな心配の声が上がっています。正しい日本語を身につけることのほうがおろそかになるんじゃないかとか、あるいは日常生活で使わないことは身につかないんじゃないかとか、あるいは子どもの負担が増えるんじゃないのかとか、あるいは低年齢にふさわしいカリキュラムになっているのか、本当に疑問だとかというのは、もう既に文科省の調査の中でも出ていますけれども、そうしたことについての対策、それから考え方、それと、それから普通親が心配するのは、やっぱりお金かければかけただけうまくなるんじゃないの。  英語塾に行かせる、英会話塾、教室に行かせる、早くから学校でも英語が始まるんだから、早くから英語始めなきゃならないわ。幼稚園、保育園から早く英語できるところにってなっていく流れができていく。いきかねないし、実際その流れができているとなると、お金をかけた子はできた子、できる子になる、そういうことにあまりお金をかけない子どもはできないままになるという、大きな教育格差につながるんじゃないかというのが一番心配するところなんですけれども、その辺についての教育委員会としての考え方や対策を教えていただきたい。 ◎指導室長   あくまでも、小学校、中学校は義務教育でありますし、基礎的な学習の基盤をつくっていくというところの位置づけかと思っております。先ほどもちょっと英語の話でさせていただいたとおり、やはり特に小学校の段階は、教科等の好きになっていくということがすごく大事なことだと思っています。  そういう面で、より高度な知識を身につけるとか、技能を身につけるということが、その子の意欲という面で、そぐような形であるのであれば、それはちょっと初等教育、特に義務教育の入り口の学校教育として、やはりちょっと疑問があるのかなというふうには思っています。  大事なことは、ちょっと繰り返しになりますけれども、子どもたちが英語に触れてしゃべってみたいなとか、覚えてみたいなとか、そんな気持ちにさせてあげられるような学校教育の位置づけにしていくことがすごく大事だと思っています。4月から本格実施になりますが、そのための移行期間、やはり3年間ございましたので、その中での先生方の研修、学習教材の準備であったり、先ほどお話ししました年間計画であったり、評価計画の話だったり、そういったところを総合的に学校のほうで蓄積していきながら、英語のリーダーというものも、核となる教員もおりますので、学校全体で共有していって、その学校としての英語教育の充実に努めていただけるよう、私どもも全力で支援していきたいというふうには思っています。 ◆小林おとみ   そこで終わりたいところなんですけれども、ただ社会的な環境として、かなり格差につながるものが周りにいっぱいあると思うんですよ。学校の先生が幾ら子どもたちに楽しさをって、クラスのみんなにって思っていても、やっぱりできる子がいたり、全然できない子がいたりするときに、できる子がやっぱり偉い子になってみたり、そういうような人間格差につながるようなことにならないかというのは、そこのところが先生方の教育なら、先生方も心配しているだろうけれども、そういうことをよく考えて進めていただきたいということを言うだけで、終わりたいと思います、大変心配していると。  もう一つありました。取り残された子どもたち、どうするのかということと、英語村をやっているんだけれども、英語村は教育委員会との関係はどうなっているのかというのは聞いておきたいので、英語村は、板橋では貧困対策の中にはちょっと入ったりしていますけれども、でも実際にはかなりもう人気があって、いっぱい子どもたちが集まっていて、そういうものになっているのかどうか。低所得とか、ちょっと取り残されそうな子どもたちが行きやすい場所になっているとは到底言えない感じがするんだけれども、英語村そのものをどういうふうにしていくつもりなのかというのを教えていただきたいです。 ◎生涯学習課長   生涯学習課で英語村を平成29年度からスタートしているところでございます。英語村の参加費は、1回1,000円になっております。ですので、2日制の中学生コースですと2,000円という形になっています。お台場の同じような英語村ですと、半日で約四千数百円かかるような状況で、近くて安くて参加できるという趣旨でやっているところもあります。  また、就学援助を受けているお子さんにつきましては、無料対応という形にさせていただいていますので、その辺で経済的な格差が生まれないような配慮をしているところでございます。 ◆小林おとみ   じゃ、英語村と教育委員会の学校との関係がどうなっているかなんですけれども、学校のほう、聞いたのは、どこどこ中学校で英語村やる、会場はどこになっていますか、英語村の会場。 ◎生涯学習課長   会場につきましては、大原と成増の生涯学習センター、あとは高島平区民館、中台中学校、板橋第一小学校になっています。 ◆小林おとみ   ですので、学校開催の場合に、そこに学校の先生方が参加しているのかどうかというのは、どうなんですか。 ◎生涯学習課長   実際には、学校の先生は参加していないところでございます。受託事業者か外国人講師を呼んで、カリキュラムを遂行しているという形でございますが、開催校の校長先生との話の中では、やはり現場の先生が見に来るのも一つの効果があるのではないか、参考になるんじゃないかというお話も伺っておりますので、その辺は先生方が見学に行きたいということであれば、喜んで参加していただければと思っております。 ◆小林おとみ   だから、区でやっている事業なんだけれども、委託会社というか、どこか会社にやってもらっている。評判だといっても、そのことと学校の教育とがつながっていないというのはどうなのか。教育委員会としては、どんな環境でもいろいろやっていただくのは有り難いという話になっちゃうのか。指導室のほうはどう考えていますか、英語村を。 ◎指導室長   子どもたちのよさ、可能性を伸ばすという意味で、私どもとしては捉えております。要は、やはり国語が好きで、本が好きで、そういった力を伸ばしたいという子どもがいれば、図書館があったり、中央図書館でやっている絵本づくりというようなところにきっと足を運ばれると思うし、算数、数学で力を伸ばしたいという子どもがいれば、数学検定であったり、プログラミングというほうで自分のよさを伸ばしていける。運動が好きなお子さんであれば、学校以外の体育の時間で地域のスポーツクラブに入っていくと、全く同じだと思っています。  英語で興味、関心を持たれたお子さんがいて、その自分の力をもっともっと伸ばしたいという考えをするのであれば、英語村というものを活用する。そういう一つの選択肢だというふうに認識はしています。 ○主査   次に、茂野委員の質疑ですが、黙祷のため、45分をめどに中断したいと思いますので、ご協力のほどお願いします。 ◆茂野善之   1問だけ、先ほど田中委員が板橋区コミュニティ・スクールについてお尋ねしていました。コミュニティ・スクールのメンバーが地域の方が10名ぐらいとPTAも含めて云々かんぬんとありましたが、コミュニティ・スクールをスタートさせるに当たり、学校支援地域本部との両輪で進めていくという考えですが、予算書を見ると、コミュニティ・スクール委員会は550万、学校支援地域本部のほうは2,400万とかなりの開きがあるんですが、これはどうしてこれだけの予算の開きがあるんでしょうか。
    地域教育力推進課長   コミュニティ・スクール委員会については、委員が1回1,000円の報酬の中で会議を年間5回、これが小・中学校の数だけございます。それの金額がほぼほぼになるんですけれども、それに対して学校支援地域本部については、地域コーディネーターの方が活躍して、1年間活動する中で、様々な実務、実働を行いますので、その活動の時間と単価の差で費用がこれぐらい大きく差が出ているというものでございます。 ○主査   茂野委員の質問の途中ではありますが、黙祷の時間が近づきましたので、時計を止めます。  黙祷までしばらくお待ちください。  間もなく黙祷の時間ですので、ご起立ください。  黙祷。 (黙祷) ○主査   お直りください。  ご着席ください。  それでは、茂野委員の質疑を再開いたします。 ◆茂野善之   それでは、次は、(仮称)子ども家庭総合支援センターの整備についてお伺いいたしますが、来年度あたりかな、設計とか開発とか等々されて、いよいよ児童相談所ができていくわけですけれども、まず最初は、今ある子ども家庭支援センターが、児相とともにそこの場所に入って、子ども家庭総合支援センターという形になるという考えでよろしいですか。 ◎児童相談所設置担当課長   子ども家庭支援の総合支援拠点を目指してございますので、子ども家庭支援センターと児童相談所を共に併合した、そういった施設として整備してまいります。 ◆茂野善之   私の考えでは、子ども家庭支援センターというのは、様々な問題で自由に相談に来るところだと思いますし、児童相談所はちょっと別格だと思うんですね。必ずある程度守ってあげなくちゃいけない子が来るので、全体的に児童相談所として子ども家庭総合支援センターをつくる際に、そこのところをしっかりと区分けしていくような設計にしなければならないと思うんですけれども、もう設計とかそういうのは、腹案は出来上がっていると思うんですけれども、そういうところはしっかりと区分けができているのかどうか、お伺いします。 ◎児童相談所設置担当課長   設計において一番工夫したところでして、誰でも気軽に相談できる場所であってほしいと思っています。それと同時に、子どもの安心と安全を守らなくちゃいけない施設であることも、相反することを2つ同時に可能としなくてはいけない施設だったんですね。ですから、出入口なども工夫しまして、普通にご相談いただく方と、また児童相談所として継続的にご相談いただく方と、そういった方を動線を分けるようなことを考えており、設計に反映させたところでございます。 ◆茂野善之   私は、施設も非常に大切だと思うんですけれども、中の職員も非常に秘密を守らなきゃいけない職員と、そうでない一般の相談の職員とあると思うんですけれども、この両方の職員というのは、めどと言っちゃ変だけれども、何人ぐらいずつ必要で、区として大体めどが立っているのかどうかもお伺いします。 ◎児童相談所設置担当課長   区の相談窓口でございますので、軽い相談、重たい相談、いずれにしてもきちんと守秘義務を持った人間を配置する予定でございます。その上ででございますけれども、今専門職としましては、子ども家庭総合支援センターの基盤となる人員について、まず児童福祉司という、そういった職種が基盤にあります。その人数につきましては、40人を用意しまして、その児童福祉司の人数に応じて児童心理司というのも数が決まっておりますので、40人児童福祉司を置くのであれば、20人児童心理司を置くというような、自動的にそういった計算になっております。  その人数の確保につきましては、もう今年も令和2年度になるんですけれども、そこに配置するための人材育成ということで、31人ほど令和2年度は職員を派遣して、そこで知見を学ぶような動きもしております。また、任期付採用ということで、今年選考を済ませたところなんですけれども、来年度は児童相談所で長期にわたり、かなり知見を持った係長級の職務を担ってきた人間を2名採用する予定になっております。 ◆茂野善之   大変失礼な質問だったと思います。確かに子ども家庭支援センターのほうも、しっかりとした、相談についてぺらぺら言っちゃいけないわけですから、もちろんそのとおりだと思いますが、今例えば係争中、もしくは裁判中というか、10歳のお子さん、その子とか、少し前で璃愛來ちゃんとかいう4歳の子とかも、これは大変申し訳ないけれども、児童相談所がしっかりして、きちっと保護していれば助かった命かもしれないんですね。  そのぐらい児童相談所というのは、支援センターが大切じゃないと言っているんじゃなくて、そういう責任というのを非常に重たくかかってくると思うんですよ。そういう中において、職員の教育というのは非常に大切だと思うんですね。こういったところについての区側の決意を。 ◎児童相談所設置担当課長   児童相談所を設置するということは、重たい責任がかかってくるということを重々承知しておりますので、私がこの子ども家庭総合支援センターを開設、準備に当たりましては、物すごくそこのところを重く考えております。  私とともにということも変な言い方なんですけれども、この児童相談所設置につきましては、私と今現場を持っている子ども家庭支援センターとともに連携しながら準備を進めております。子ども家庭支援センターの職員は、まさに現場を担っている職員でして、そこの危機管理というのが非常に物すごくたけているというか、認識をしております。そういった志の高い職員とともに今開設の準備を整えているところですので、それは皆さんにご理解、本当に頂きたいなと思っているところでございます。 ◆茂野善之   何でもそうなんですけれども、私は議員のほかに保護司という仕事もしておりますので、いろんな人の相談を受けます。我々に相談をするときは、非常に、こんなの心配ないなと思うような話し方をするんですが、しっかりと調べてみると、例えば振り込め詐欺の仲間にいて、もう二度といたしませんと言って、刑期が終わる直前にまたやってしまったりとかいう、そういう子も結構いるんですね。  そういった中において、やはりこれから板橋区が、そういう非常に重い責任を持った相談施設をつくるわけですから、何としても子どもの命を守れるような、そういう、もう一度しっかりとした決意をお願いします。 ◎児童相談所設置担当課長   人を救うのは、人でしかあり得ないと思っているんです。ですので、相談1つ受けるに当たりましても、その人と真摯に向き合い、またその人の言葉だけではない、その周りの背景もきちんと確認しながら、今子ども家庭支援センターの職員なども全力で相談に当たっているんですね。  今いる職員のそういった気概や、また見識を生かしつつ、私自身も子ども家庭総合支援センターをつくるということは、子どもの命を守る本当にセーフティネットだよということを常々いろんなところで話しておりますので、そういったところの決意を持ってやっているところでございます。 ◆茂野善之   立派な児童相談所が出来上がるといいと思います。  次は、未婚の独り親に対して特別給付金が支給とあります。未婚の独り親、ちょっと感覚的に、独り親は結婚していても独り親になることもあるんだけれども、なぜ未婚の独り親にだけ特別の給付金を支払われるのか。ここじゃない、そうだよね。 ◎子ども政策課長   こちらの事業につきましては、今年度、いわゆる平成31年度の事業ということで、国のほうで定められている給付金の事業になってございます。状況といたしましては、600人で予算を組んだところですけれども、既にもう締切り終わっていまして、実質320人ほどに給付をしているというところでございます。  この制度につきましては、国の税制の制度とリンクしていますけれども、いわゆる見なし寡婦というような控除が、今まで未婚の独り親の方には寡婦控除ができていなかったというところで、これを正式に国のほうで法改正するつなぎというんですか、その段階で今年度臨時的にやられた事業というふうに認識してございます。  来年度以降につきましては、この事業なしでも、未婚だろうが、1回既婚した方であろうが、多分寡婦控除の適用になるということで、同じ扱いになっていくというふうに認識しているところでございます。 ◆茂野善之   そうですか。じゃ、新年度、国から来るわけね。 ◎子ども政策課長   区のほうでそういう調整をしなくても、もともと国の制度が今度変わっていきますので、そういった意味で未婚と既婚の方の不平等というんですか、それがなくなるということで、これは平成31年度限りの事業ということで、区でやったものでございます。 ◆茂野善之   分かりました。  それでは、次の質問ですが、先ほど板橋区コミュニティ・スクールの話をしましたけれども、板橋区では、コミュニティ・スクールという大きな柱とともに、小中一貫ということも1つ、もう1個の大きな柱として言っておりますが、コミュニティ・スクールと地域、先ほど地域の役員が10人ぐらいとか何とか言っていたけれども、小中一貫のエリアに今のコミュニティ・スクールとか学校支援地域本部の役員が、うまくそのエリアの中から選ばれるようになってはいなかったでしょう、今までは当然、エリアに分けたのはつい最近なんだから。  学校支援地域本部というのは、随分前からありますよね。コーディネーターが来たり何かして、どんどんお金を払っているというのは、我々あまりよく知らなかったけれども、そうじゃない本部役員もいますよね。そういう人たちは、今までの学校、学区域のようなもの、学区域だね、から選ばれているんですよね。今度エリアにしたときには、それが少し変わってくると思うんですけれども、そういった委員さんとか中にいる役員さんは、これから選び方を変えていくのかどうか。 ◎地域教育力推進課長   コミュニティ・スクール委員会の委員ということで、お答えをさせていただきたいと思います。コミュニティ・スクール委員会の委員の選任ということでお答えをさせていただきます。 ○主査   今、今までのやつよりも地域が広がるんだ、エリアがということですよね。 ◆茂野善之   そうです。じゃ、もう一回。学校支援地域本部ですか、があって、今度コミュニティ・スクールをつくりましたよね。それと学区域、あとエリア、これが全て合致していれば全く問題ないんです。だけれども、後からつくっていますよね、コミュニティ・スクールにしても。学校支援地域本部は大分前からできているんですけれども、それは今までの学区域とかそういうものを中心にして選んでいるんです、委員さんとか。  そうすると、今度はエリア化されますから、ちょっとこのエリアでこの学校の担当の人もいなきゃおかしいですよねということです。言っている意味、分かるよね。 ◎地域教育力推進課長   まず、コミュニティ・スクール委員会で申し上げますと、基本的には、各小・中学校単独に対して1つの委員会が設置されます。そうすると、この単独の学校に設置される1の委員会については、その学校の学区域と一致することになります。  もう一つ、例外といいますか、特別な場合として、学びのエリアの中の全学校の中で1つのコミュニティ・スクール委員会が設置できるという場合も想定して、規定してございます。この場合については、全ての学校の学区域、要は学びのエリア全体を指しますけれども、この中から1の委員会、1つの委員会しか設置されませんから、その委員が選任されるという形になります。  同時に、地域バランス等のこともあると思われますので、この委員の推薦につきましては、全校長の合意の中で推薦されて委員が決まるというルールで想定する方向で、今整備をしているところでございます。 ◆茂野善之   私は、学校運営連絡協議会とか、支援地域本部というのも、入ったことがあるんですよ。でも、当時はほとんど報告委員会、学校長の。今はどうなっているか分かりません、もう入っていないから。予算がこれだけあって、コーディネーターを呼んでやっているというんだから、多少は変わっているんでしょうけれども、今までのそういった組織は報告委員会でしたが、コミュニティ・スクールはそういうわけにいきませんよ、学校の経営まで携わるんですから。  ですから、中の委員さんというのは、今までの、あまり大きい声じゃ言えないんだけれども、それなりの町会長さんがお役目で来ているような、そういうものじゃまずいと思うんですよね。やはりもうしっかりとした経営感覚を持って、この学校、この地域はこうしたいんだというような人を選んでやっていかなきゃならないと思っているわけです。  そういった中で、やはり私については特に複雑なんですよ。今度の小学校のあれを見ても、3分の1ぐらいは志村第一中学校に行きなさい、3分の1ぐらいは志村第四中学校に行きなさい、残りは上板橋第三中学校に行きなさいというあれですから、小学校はエリア化になっているかもしれないけれども、中学になるとばらばらになっちゃう。そういうところは、うちの地域とともにもう一か所、舟渡もそうなのかなといえばそうなんですけれども、ほかは比較的うまくいくところが多いんですけれども、やはりこれからコミュニティ・スクールをしっかりつくっていくとなると、小学校、そして中学校、これは一貫教育でやるんでしょう、小中一貫というんだから。  それがどうもしっくりこない。3分の2は上三中のほうの通学区域だから、そっちのあれに行くのかなとか、住んでいる残りの人はどこに行けばいいんだろうなとか、そうなってくるので、それは校長先生が選んでくるのかもしれませんけれども、やはりそういうところもあるんだということで、教育委員会のほうとしてしっかりとやってもらいたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎学務課長   ご意見を頂きました。確かに学区と、それから学びのエリアがずれているということにつきましては、私どもも課題と認識しております。  先ほどお話がありました学びのエリアなんですが、平成22年度より小・中学校の関連性を強めるために、小中連携教育というのをスタートしておりまして、また10年を経たこの小中連携教育の中で、小・中学校の関係性が築けて、学びのエリアを活用してエリア内での教育目標や教育内容、方法の接続に焦点を当てた小中一貫教育にかじを切ったところでございます。  一方、保護者の方たちからは、先ほどご案内のように、学区が分かれていて、学びのエリアに行けないというようなお話もあり、今回指定校変更の制度の中で希望を頂けるようにしましたが、なお課題が残っていると考えております。 ○主査   時間となりました。  所管の予算審査の途中ではありますが、議事運営上の都合上、この際、暫時休憩します。  なお、再開時刻は午後3時40分とします。 休憩時刻 午後3時05分 再開時刻 午後3時39分 ○主査   それでは、休憩前に引き続き、文教児童分科会を再開いたします。  所管の予算審査について審査を続けます。  再質問者が一巡いたしました。再々質問につきましては、残りの審査時間を質問希望者で割った時間が質問者1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おき願います。  それでは、再々質問のある方は挙手願います。  質問希望者が6名いらっしゃいます。残り時間が80分ですから、1人当たりの質問時間は13分となりますので、よろしくお願いいたします。 ◆さかまき常行   先ほどちょっと途中で切れましたので、207ページの認証保育所運営費等助成ということに関連してお聞きしたいと思います。  先ほど、別の委員の質問にも、歳児別の待機児童ですとか、様々お話がございました。まず、板橋区において3歳児の問題もあるかと思いますが、1歳児の話が出たと思いますけれども、1歳児の待機児童ということもやっぱり1つ大きな課題と捉えてよろしいでしょうか。 ◎子育て支援施設課長   過去の待機児童数の推移を見ましても、やっぱり一番多いのは1歳児のところというところで、この1歳児を解消していくのが大きな課題と捉えてございます。 ◆さかまき常行   東京都で、来年度、認証保育所1歳児受入促進事業というのが新規でございます。認証保育所で、例えばゼロ歳児の枠を減らして1歳児の枠に割り当てて、多く1歳児を受け入れた場合に、歳児別の差額の運営補助費を別で補助すると。トータル、ゼロ歳児、1歳児同じというような制度があるというふうにお聞きしておりました。  この事業の効果のほどと、来年度板橋区としては、この制度を取り入れながら、1歳児解消に対して何か取組みされるのかどうかお聞かせください。 ◎保育サービス課長   今、委員からご紹介いただきました東京都のほうで新たな歳児の組換えというんですか、を考えているというお話については、承っているところでございますけれども、それに伴って私ども、今の時点で何か取組みをするかという部分については、現状においては特に今はまだ予定をしていないところでございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。これまでも取り組んできた様々な歳児別の待機児童の解消の取組みがあるかと思います。また、毎年様々な工夫をしながら、新たな事業、制度というのができているところでございますので、ぜひ使えるものはしっかり使っていただいて、またそれに該当する事業者の皆様にも周知ということをしっかりしていただいて、効果のある待機児童解消施策を進めていっていただければというふうに思います。  続きまして、概要書でいうところの17ページに、特別支援教室ということで取組みがございます。これに関連して幾つかお聞きしたいと思います。  東京都では、令和3年度までに、全中学校に特別支援教室を設置をするというふうなお話、という目標があるかと思います。また、区では、中学校、巡回指導を全校にしていくというふうな、以前ホームページにも記載があったかと思います。巡回を全校実施ということで、この辺の取組み状況をお聞かせください。 ◎指導室長   東京都のほうは、この特別支援教室の制度につきましては、令和3年度に全ての都内の区立中学校、完全に実施するという方向ですが、板橋区のほうは1年早い形で、この令和2年度、全ての学校に拠点校、または巡回校を設置する方向で、中学校のほうも試行実施できるようになります。これで令和2年4月からは、小学校も中学校も全ての学校で特別支援教室のほうが実践されてまいります。
    ◆さかまき常行   ありがとうございます。また、東京都のほうでは、特別支援教室専門員の配置を支援していくというふうに聞いております。板橋区でのこういった支援教室専門員の配置状況といいますか、充足しているのかどうなのかというところもお聞かせいただけますでしょうか。 ◎指導室長   特別支援教室専門員は、特別支援教室が設置されている学校全てにおいて配置されるような仕組みになっております。今年度、小学校並びに中学校のほうは全て配置されております。来年度、新たに配置される学校につきましても、今申請を出しているところでございます。この後の決定通知が来て、その結果を待ちたいというふうには思っております。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。  次の質問、最後になりますけれども、来年度から小学校でプログラミング教育というのが、実際取組みが始まっていくかと思います。私自身もプログラミングの手引というのをちょっと若干見てみたんですが、プログラミングそのものというよりかは、基本的な操作であったり、そういった今後どんどん発展していくものに囲まれた社会で育つに当たってどうしていくかというところですとか、あるいはプログラミングそのものは、いわゆる何かプログラマーのように書くのではなくて、いわゆるアルゴリズムといいますか、種類を分解して、そういったことに重点を置きながらやっていくのかなというふうに拝見して、そんなふうに捉えております。  実際に、この辺のカリキュラムですとか、教材ですとか、その辺の準備の状況、あるいはプログラミングそのものに関して、例えばスクラッチといいますか、何かその辺が注目されていると思うんですが、その教材の準備状況ですとか、その辺の状況を聞かせていただけますでしょうか。 ◎教育支援センター所長   プログラミング教育、この4月から小学校で実施ということでございます。幾つか小学校でやらなければいけない分類があるんですけれども、いわゆる文科省がいうA分類という、教科書に出ていてそれをやらなければいけないというのは、小学校5年生の算数の多角形と円のところと、それから小学校6年生の理科の電気のところ、これは教科書にもうプログラミング教育そのものとして出ています。ですので、それを中心に、まず準備をしていかなければいけない。  それ以外の教育課程上、学習指導要領では示されているけれども、具体的に教科書はどこにもない。学校がどこで、ここで使えるかなというようなところ、B分類と言われるところ、それから授業とはまた別に教育活動としてやるC分類というようなところが、各学校、準備をこれからしていくところになります。  板橋区として、来年度からの実施を踏まえて、2年間、都からの研究指定校を中心に、実践の取組みを進めてまいりました。また、その2校プラス先ほどご紹介した算数と、それから理科の研究部会のメンバーを構成員としたプログラミング教育推進委員会というのも設置しまして、そこで指導計画を2年間にわたって作成を致しました。  次回の閉会中の文教児童委員会で、その指導計画についてご報告させていただく予定でございます。具体的にこういう取組みをしてきて、4月からこういうスタートができますということでのご報告ができるというふうに考えております。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。また次回の委員会もちょっと楽しみにしながら報告をお聞きしたいと思っております。  最後になりますけれども、前半でICTに関連、GIGAスクール構想を聞きましたけれども、来年度から始まるに当たって、そういったハード面、機器面としては充足しているというふうなことでよろしいでしょうか。 ◎教育支援センター所長   実際にプログラミングをパソコン上で、タブレット上でやるとすれば、やはり1人1台ということが理想的なんだとは思います。ただ、それにはかなり高いハードルとか準備期間が必要になってまいりますので、実はプログラミング教育にはアンプラグドと称しますけれども、パソコンを使わない、先ほどちょっとご紹介、アルゴリズムを学んだりとか、フローチャートで、例えば実際に今度の指導計画にあるんですが、おいしいご飯とおいしいみそ汁の作り方というのをフローチャートで勉強していく。  これもプログラミング教育の一環として進めるということもございますので、各学校、45台のタブレットをいかに活用していくかというところも含めて、プログラミング教育、その指導計画の中ではご紹介していきたいと考えています。 ◆石川すみえ   (仮称)子ども家庭総合支援センターについてお伺いします。  次年度から児童相談所の準備化ができて、取り組まれるということなんですけれども、私どもの資料要求させていただいた中で、採用状況のところで、先ほども答弁ありましたけれども、令和2年度は児相経験者の方で係長級の方を採用すると。これは先ほど2名というふうにお伺いしていたんですが、こちらの2名の職員の方は、正規職員の方でいてくれるのか。長くいてくれる方なんですかね。 ◎児童相談所設置担当課長   任期付採用というような形で採用しておりますので、最大の任期は5年間になります。正規の職員です。 ◆石川すみえ   5年間というと、係長級の方がかなり知見がある方が来てくださって、5年間見ていただく。たしか、児童相談所の所長、(仮称)子ども家庭総合支援センターの長というのは、令和3年度に5年間でいらっしゃるという予定でしたっけ、確認です。 ◎児童相談所設置担当課長   庁内で、まだ合意が取れていないんですけれども、今の予定としては、児童相談所設置担当課長としては、令和3年度から採用をしてお越しいただきたいなと考えているところです。 ◆石川すみえ   そうすると、やっぱり細切れに5年ごとの方が来て、限られた任期の中で、5年間の間にいろいろとノウハウなどを伝授していくという認識でよろしいですか。 ◎児童相談所設置担当課長   児童相談所、子ども家庭総合支援センターですけれども、やはり人材の確保、育成が最大の課題となっております。今児童相談所自体が区にございませんので、そのための人材をどのようにそろえていくかということで、年次計画を立てながら、公表できるもの、できないものがございますけれども、課内というか、児童相談所設置担当課の準備としては、計画的に人数をそろえ、そして円滑な子ども家庭総合支援センターの開設に向けての準備を進めていきたいと思っています。  先ほど来からお話をしている、いわゆる係長級と言いましたけれども、SV、スーパーバイザーとなる者が、今自前ではいないんですね。ですので、そういったスーパーバイザーであるとか、また児童相談所長を担える者も区の組織の中にはおりませんので、そういった方々はまずは任期付採用、または経験者採用で準備をしていくしかできない状況にあります。  それで、その方々に5年間助けていただきながら、その間、自分たちの自前で、SVであったり、また児童相談所長になる、そういった資格を持つ人材を育成していきたいなというふうに思っているところです。 ◆石川すみえ   続いて、乳児院についてお伺いしたいと思います。  児童相談所設置市になると、乳児院の実施主体となることが可能なんですけれども、私たち以外の会派の方からも、乳児院について質問、かねてよりありまして、補正総括の答弁の中で、乳児院については見込みがないという答弁があったかと思うんですけれども、ということは、誘致の可能性を検討したんだけれども、見込みがないということなのか、はなから乳児院をつくるということを検討していないのかどうか、お願いします。 ◎子ども家庭部長   そのときの答弁者ですので、お答えいたします。現時点での見込みがないということで、要はなかなか保育士を確保するのが難しい中で、24時間対応の乳児院を維持するのは難しいというところを、もう実際にやっているところから聞いております。  そういった中で、現時点で見込みが立たないということ、それについては、区長の代表質問のほうで当然やっていく前提で検討してまいりますというご答弁を申し上げたと思います。 ◆石川すみえ   そうすると、乳児院の必要性があると。できればやっていきたいという前提で動いているけれども、現時点では誘致の見込みがないという認識でよろしいですか。 ◎子ども家庭部長   現時点では、具体にいつとか、どのような規模でというところは具体的になっていないというところで、今見込みが立っていないという意味で申し上げました。 ◆石川すみえ   板橋区乳児院、誘致しますというふうに手を挙げていない段階で、今その検討をしているという理解でよろしいんですよね。 ◎児童相談所設置担当課長   そもそも論をまずお話ししたいと思っているんですけれども、新しい社会的養育ビジョンでも出ておりますし、また、今東京都がパブリックコメントをしているんですけれども、東京都が発信する社会的養育推進計画というものにも、まずは子どもの年齢が小さければ小さいほど、特に乳児の場合は里親に委託するのが望ましいという方針が出ております。  ですから、乳児院の議論をする前に、まず私たちは、里親を増やしていかなくてはいけないと思っているんですね。子どもが小さければ小さいほど、愛着形成を養うために、まずは里親を増やして、そこに委託をする。それで里親がかなわない場合やら、また特別なケアが必要な場合は、施設であったり、また乳児院であったり、そういった段階的に考えていかなくちゃいけないと思っております。ですので、まずは里親、その次の段階として乳児院が必要になるというのが公式な見解になるかと思います。 ◆石川すみえ   そうすると、里親の登録人数を増やしていくということは、もう既に板橋区、取組みを始めていらっしゃるんですか、それは東京都北児童相談所な気がするんですけれども。 ◎子ども家庭支援センター所長   まず、委員がご心配になっているのは、乳児院がないと一時保護をした乳児の方の行き場所がないんじゃないかとご心配になっているのではないかと思うんですが、こちらのほうにつきましては、共同で運用するということになってございますので、板橋区に児相が設置されたときに、乳児さんを一時保護した場合、今現在設置されている乳児院の中で調整をされまして、行き先を探すということは可能でございます。ですので、その意味において、そこの行き先についての心配については、定員の問題がございますが、大丈夫というふうにお答えさせていただきます。  里親につきましては、従前、一昨年は18組だと思うんですが、この間の質問でもお答えしてございますが、現在北児相と一緒に里親の募集のPRをやってございまして、そこで活動をもう始めております。実績としては、20組だった里親の登録家庭が24組に増えてございます。先ほど児童相談所設置担当課長のほうから答弁がありました養育ビジョンですと75%ということですので、もっともっと増やさなければいけないということでございますが、委員のご質問にお答えしますと、もう取り組んでいるかということでは、取り組んでいるという形になってございます。 ◆石川すみえ   じゃ、次に幼稚園の会計年度任用職員のほうで質問したいと思います。  資料要求させていただいて、共産党の81番です。幼稚園の会計年度任用職員の人数、職種というところで求めさせていただいて、職種、要支援児介助員という方で9名いらっしゃる予定ということなんですけれども、こちらの9名の方というのは、ずっと長く区立幼稚園に介助してくださっている方なのかどうか、お願いします。 ◎学務課長   勤務年数につきましては、すみません。今手元に資料がございませんので、ただ毎年募集もさせていただいておるところでございます。 ◆石川すみえ   毎年募集もさせていただいているということなんですけれども、これは新しい方もいるし、もともとずっといらっしゃるという方もいらっしゃるということで、その割合は今ちょっと分からないということですか。 ◎学務課長   そのとおりでございます。 ◆石川すみえ   後ほど教えていただけたらと思います。  次に、同じ幼稚園のことで、幼児教育振興経費の内訳を頂いているんですけれども、共産党の83番です。  巡回相談されているということなんですが、巡回相談の内容というのは、どういった内容になりますか。発達、障がいに関することが多いのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎学務課長   巡回相談につきましては、今ご指摘のとおり、発達に係ることが多いところでございます。 ◆石川すみえ   同じ資料要求の中で、要支援児教育研修講師謝礼というのがありまして、これは3回分ということになっているんですが、これは前年度より増えたのかどうか、どういった研修の内容なのか教えてください。 ◎学務課長   こちらにつきましては、今年度から要支援児の教育に関する研修を行っておりまして、金額としては増えているということになります。 ◆石川すみえ   金額としては増えていて、回数はどうなんですかね。 ◎学務課長   失礼いたしました。今年度からということで、皆増でございます。 ◆石川すみえ   次に、公立保育所民営化の経費の内訳のほうを出させていただいて、74番なんですけれども、これは次年度、保護者の説明会とか三者協議会での一時保育の謝礼というのを出させてもらっているんですけれども、たしか大山西町は民営化の際に、4月のときには区の職員の方がいて、いろんな不安とか保護者の方から伺うという話があったんですけれども、そういったことってどうなっていますかね。 ◎子育て支援施設課長   大山西町保育園は、来月4月1日に民営化に移行いたします。その際、私ども区の担当職員のほうも、まだ頻度までは決めてございませんけれども、一定ご相談の体制を取るということで、朝夕、保護者の方がお見えになる時間帯に、西町保育園の新園舎のほうに伺いまして、ご相談体制を取っていきたいと考えております。 ◆石川すみえ   それは、まだ頻度というのは、これから保護者の方たちと話し合うということですか。 ◎子育て支援施設課長   私ども、保育園さん側との関係もございますので、どの程度伺うべきかだとか、その辺の状況を移行の新しい法人のほうと協議しながら決定していきたいと考えております。 ◆石川すみえ   新しい法人さんとの協議を始める前に、保護者の皆さんの意向って取れるかと思うんですけれども、それはやっていらっしゃるんですか。 ◎子育て支援施設課長   そういった相談体制を取るということにつきましては、私ども三者協議会等でもお伝えはしてございます。ただ、頻度につきましては、そこの点については、私どもと法人のほうと協議をさせていただきたいと考えております。 ◆石川すみえ   次に、居宅訪問型保育事業についてお伺いしたいんですけれども、共産党の資料の35番でお伺いしていて、35番です。  保育サービス課さんで、今現在板橋区の居宅訪問型事業ってお願いするのに、1社さんしか契約している事業者さんいないと思うんですけれども、私たちが要求した資料の中に、対応できる医療的ケア児は事業者と要相談ってありまして、どうして1社しかないのに、対応できる医ケアの方の幅があるのかなって思ったんですけれども、それはどういうことですかね。 ◎保育サービス課長   委員ご指摘のように、今、居宅訪問型保育事業につきましては、1事業者さんのみ私ども委託契約を結んでいる状況でございます。ご提供している資料の中に、対応できる医療的ケア児は事業者と要相談というふうに表記をさせていただいてございます。  全ての医ケアをお受けできるかというと、必ずしもそういうわけではないというところもございますし、あとそのお子さんの状況に合わせた保育者がそのときに事業者さんのほうで空いているか。要するに用意できるかどうかというようなところもありますので、そういったことを含めて、事業者とご相談をしていただく必要があるというふうに私ども考えてございます。 ○主査   時間となりましたので、次の質疑に移ります。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。ちょっと1つ大きい質問をしてみたいと思っているんですが、各部とか各所管ごとにお伺いしていきたいんですけれども、国や都の施策として、国とか都から補助金が出て、市区町村が一部負担とか、10分の10予算がつくというような事業があると思うんですが、そうした事業の中には、市区町村が手を挙げないと動かないものってあると思うんですけれども、その情報収集というのをどのようにされているか。  今現状で、どういうふうに日頃情報収集されているかというのを伺いたくて、特に児童相談所の設置とか、一時保護とか子どもの権利に関しては、かなり動きがあると思うんですけれども、それについてどうなっているかということと、可能であれば、子ども政策とか、そういったあたり、保育とかに関してあるかどうか。それと、教育委員会で何かそういった情報収集ということをされているかどうかということを伺いたいというふうに思います。
     というのは、最近私も様々な区民の方からご意見を頂く中で、例えばひきこもりの当事者の方だとか、例えば多胎の育児で双子、三つ子を育てていらっしゃる方からお話を聞いたりしたときに、当事者の方にお話を伺うと、例えば厚生労働省の全国児童福祉主管課長会議の資料で、ここに載っていますみたいなことを言われたりするんですけれども、その印象としては、国が我が事・丸ごと地域共生社会というようなことを打ち出して、すごく細かいところに10分の10とかの予算をつけていたりするんだなということと、ただすごく情報量も問題で、手を挙げないと下りてこないし、日頃からこういう施策がしたいというふうに思って、区側が、現場側が使いこなしていかないと、なかなかこれは使えないんじゃないかというふうに思っていて、そこら辺の情報収集ということを、現状どういうふうにされているか教えてください。 ◎子ども政策課長   まず、子ども家庭部の関係でいきますと、やはり国ですとか東京都から補助金の話が来ます。ただ、私ども子ども家庭部だけではなくて、例えば子育てに関するものであれば、福祉部ですとか健康生きがい部にも同じような形で落ちてきていますので、そういった意味で、今お話しした3つの部は、ある程度やっぱり連携をして情報共有はしているところでございます、それが1点。  それから、あとは手を挙げられるかというところですけれども、今委員お話あったように、特別区の課長会等で情報が落ちてくるパターンはいいんですけれども、東京都も予算が決まらないとプレス発表しないという中で、プレス発表したときには、もう私どもの予算が決まっているとなると、当該年度でなかなか得るのは難しいということで、どうしてもやっぱりずれが出てきてしまうと思うんですね。そういったこともありますので、同じ年度で手を挙げられるかというと、なかなか難しいところが1つあります。  それと、あとやっぱりこの時期ちょうど年度末ぐらいに、東京都がプレス発表した後に、東京都ですとかそういった説明会が行われますので、そこで実務者レベルで話を聞いた上で、次年度の予算に板橋区として反映できるかというようなところは、次の段階で検討していくというような形で、ちょっと年度がやはり要項とかの確認もありますので、ずれてしまうのはちょっと否めないかなというふうに思ってございます。 ◎教育総務課長   私ども教育委員会も、今子ども政策課長からお話があったようなルートでの周知がなされるということで考えています。  また、特に施設建設等については、非常に専門的な部分がありますので、それはまた個別に東京都なりから説明会があるということでございます。 ◎生涯学習課長   生涯学習課としまして、文化財の保存管理についてでございますが、こちらは計画の策定等は直接国の担当官、東京都の担当者と一緒につくっているところもありますので、その辺の情報共有ができているということ、また屋外標識案内板のように、観光の要素があるところは、くらしと観光課の連携の中でやっているというところもございます。  また、地域学校協働活動推進事業費、生涯学習課でいいますと中高生勉強会、学びiプレイスがあるんですけれども、これは隣の地域教育の担当課と連携して、情報共有しながら進めているところでございます。 ◎児童相談所設置担当課長   児童相談所の建設整備に係りましては、かなりいろいろお金が動くところでございます。先ほどうちの子ども政策課長が申し上げましたように、私ども児童主管課長会というのもありまして、またその下のほうに子ども家庭支援センター及び児童相談所設置担当の合同部会というのも用意されています。その中で、必ず、例えば令和2年度の家庭福祉対策関係の予算案の概要ということで、こういったペーパーなどを頂きながら、情報収集をしているところでございます。  ちなみに今年、今年度というか令和2年度につきましては、国庫補助金ということで、75ページに書いてありますけれども、次世代育成支援対策施設整備交付金ということで、一時保護所の整備やら、そういったところでお金が歳入というような形で動いております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。安心しました。やっぱり国と区というのが別の会社だなというふうにすごく感じますし、現場である区がうまく使っていかないとというところで、すごく実務者レベルでどのぐらい情報が取れているのかなというところが気になっていたので、それは大変取っていただいているということが分かってよかったなと思います。  逆に言うと、本当にうまい仕組みとか、うまいところが見つけられれば、政策立案を役所の方がしていくということにもつながると思いますので、ぜひ若手職員の方とか、中堅の職員の方からもどんどん情報を取りながらやっていただきたいというふうに思います。  もう一点いけますか。 ○主査   あと6分ですね。 ◆南雲由子   ごめんなさい。もう一個、フレンドセンターについて伺いたいと思います。  フレンドセンターの運営について、まず、じゃ今年度新しい取組みがあれば教えていただきたいのと、今不登校対策ということで、中学校、小学校の問題があると思いますけれども、今ずっと議論の中で、改善しながら、何か検討しながらというお話だったんですが、今年度の動きを教えていただければと思います。 ◎教育支援センター所長   これまでも何回か答弁させていただいておりますけれども、これまでいわゆる不登校問題というような言葉から、不登校が一つの生き方としての選択肢というような社会的な定義が変わっていく中、学校復帰を第一に考えたこれまでの適応指導から、社会的自立支援というような視点を中心にした、いわゆる適応指導へシフトしていく、その過渡期にあるということを感じています。  もちろん、親御さんや本人の気持ちで、学校へ復帰したいという気持ちが強いお子さんがいることも確かですし、できれば戻りたいという希望的な希望を持っていらっしゃる方もいるし、絶対戻りたくないという方もいらっしゃいます。  そういう中で、段階的なとか階層的なという言い方をしますけれども、その不登校の状態にある子どもや親御さんのニーズに応じた適応指導をやっていこうということで、平成30年度から、変革を進めているところです。  今年度につきましては、9月に生涯学習課と連携させていただいて、まなぽーと成増の会場を一部お借りして、午前中だけですけれども、いわゆる居場所的な、もちろん勉強したい子については元学校管理職がいますので、基本手当てもしますけれども、とにかく居場所づくり、それから板橋本町から距離的なハードルを下げるというようなこともあって、取組みを試行させていただいています。  当初の予定では、10名程度、事前に近くの小学校を回らせていただいて、どれぐらいニーズがあるかなというふうに考えて、10名程度と考えていたんですが、今現在の登録は19名ということですので、中学生もかなりいます。確かにそういう意味では、新しいステップに踏み出したかなというふうに思っています。  来年度は、さらにそれを学校との協力も得ながら、前回指導室長から議会で答弁させていただいたような、別室登校というような視点で、フレンドセンターもお手伝いできる方法を今検討しているところですし、来年度はそれを試行していきたいというふうに考えています。 ◆南雲由子   フレンドセンターの中でのICT教育について確認させていただきたいんですが、パソコンの状況とか、ICT教育に関する考え方は、区の一般の教育と同じなのかということと、オンラインの教育ということが今回もかなり話題になっていますけれども、そういったところの導入とか研究ということあたりを教えていただきたいんですけれども、いかがでしょう。 ◎教育支援センター所長   ICTにつきましては、いわゆる学校と同じレベルのICT化ということを目標に進めているところです。この2月に、それまではスタンドアローンの古いパソコンだったんですが、それをタブレットのほうに換えさせていただいて、また実際に研修では、これもまなぽーとにご協力いただいて、まなぽーとで進められているパソコン教室の講師の方に来ていただいて、研修を進めています。  ただ、学校と同じことが提供できるかというと、やはりネットにつなぐ環境の課題ですとか、様々ございますので、次のステップとして、もう自宅でそういうことをして出席に代えるというふうに国の考え方も変わっていますので、そこについても来年度、積極的に進めていきたいと考えています。 ◆南雲由子   ぜひ、やっぱりオンラインで可能性が広がるというところに関しては、研究を一般以上にというか、進めていただきたいというふうに思いますし、その環境の整備というところで、必要であれば整備も進めていただきたいというふうに思います。 ◆田中いさお   最後、よろしくお願いします。  先ほどの続き、プレスの13ページの次の委員が手伝っていただいて、もう端的にあと聞きたいんですけれども、最終的に14ページのところに、「子どもたちの未来をはぐくむ新たな学校運営のかたち」ってあります。  そこでちょっと心配な点なんですけれども、まず、地域コーディネーターのその人の力量の差、そういうのがあるし、現場のPTAのまた力がいっぱい入れてくれるとか、働いていてなかなかPTA活動できないというとか、いろんな差があると思うんですよね。頑張れる地域、頑張りたいんだけれども、あまり頑張れない地域、それでそもそも総括質問でもやりましたけれども、PTAの保護者の皆さんがちょっと疲弊しているという部分、たまたまそういう方から相談を受けたからそういうことなので、元気にやっている方はいらっしゃると思いますけれども、それで、「さらなるご協力のもと」と書かれているんですよね。  またPTAの力を、さらなる協力の下やっていきたいって、それは思いは分かるんですけれども、最終的に最後のところ、「教育課題を解決する新たな仕組みを整えます」って書かれています。これも妙だなと思う。教育課題を解決しますじゃないんですよ。解決する新たな仕組みを整えますというのが非常に妙だなと僕は思います。  妙というのは、こういう言い方なんだろうなと。なかなか解決しますじゃない、その前段階のシステムをつくるんだというのが伝わるということなんですけれども、やはりこういう新たな、別にけちをつけることでも全くなくて、それぞれ学校に体力差があると思うんですね。地域力もそうだと思います。  そこら辺の足りないところが、どこまで教育委員会が関与しながら平準化にする。それで、本当に教育課題を解決していくというのが大事なことだと思いますので、その点については、ぜひ各地域の状況を見ながら、手をしっかりと入れていただきたい。これから始まることですから、しっかりとしていただきたいな。そこがちょっと心配なところがあるので、その点について何かあれば答弁いただきます。 ◎地域教育力推進課長   このICS、板橋区コミュニティ・スクールという仕組みなんですけれども、区が一律に4月から全校に対して導入して、各学校、ICSが活動してもらうというところではあるんですけれども、同時に、簡単に条件とか仕組みを整えると自動的に機能して、どんどん前に進んでいくというものでもございません。我々としては、もう10年単位、そういう中でしっかりと根づかせなきゃいけないと思っております。  そういう中で、おっしゃるように、今年まで準備会等を行っておりましたが、地域によって格差、考え方、違いもございます。また、同時に板橋区には学校支援地域本部の歴史があったり、地域と学校が一緒になっていろんなことをやっていくという土壌もありますので、そういった部分をうまく活用しながら、スピード差はあってもしようがない。地域ごとの違いもあってもしようがない。  最終的にはしっかりと根づかせたいというところがありますので、例えば今年度で申し上げますと、研修会といいますか、セミナーを開催しました。2日間にわたって同じ内容を行ったんですけれども、両日とも100人ずつ、200人からのこの4月から活躍していただける方々が来ていただきまして、非常に熱い議論を行っていただきました。  その中で、研修では地域を超えて熟議をしてもらいましたから、それぞれの地域差ということを実感してもらえることができました。感想の中では、そういう違いを感じられたというところで、地域に帰ってそれを生かしたいという声もございましたので、こういったことを地道に続けていくことで、平準化といいますか、情報共有、隣のやり方というものをまねたり、また教えたりという中で、根づくということができるのかなと思って、一歩一歩の積み重ねかなというふうに思っております。 ◆田中いさお   ぜひ期待していますので、ぜひ議員にもできることがあるかもしれませんので、そのときは言っていただければなと思います。  次に、せっかく共産党さんから議案第35号が出ていますので、その関連で、誰もしていないので私のほうから、まず、ちょっと話が変わるようなんですけれども、今回の新型コロナウイルス対応で、子ども家庭部と教育委員会で追加して予算が使われて、先ほどもちょっと聞きましたけれども、それぞれお金が出ていると思うんですよ。それを分かる範囲で構わないので教えていただけますか、それぞれ。 ◎子ども政策課長   子ども家庭部関係では、特段今ない状況です。 ◎教育総務課長   教育委員会関係では、今のところですけれども、先ほど地域教育力推進課長の答えたとおりです。 ◎指導室長   3月、実は学校行事が幾つかありまして、その学校行事の中止に伴うキャンセル料というものを私費負担というわけにはまいりませんので、区のほうで補填していただいております。ちなみに、ちょっと細かい数字は分からないんですが、小学校3校分、中学校1校分のものとして、約20万円ほど補填していただいております。 ◆田中いさお   大体二、三千万出たという認識にしております。先ほどあいキッズのほうで2,000万円超えがあったので、それで今回共産党さんのほうの一般会計から修正動議ということで、さっきちょっと電卓たたいてみましたけれども、全体では9,000万円ですかね、プラス。  それで今回うちの持分の文教児童分科会のほうでは、80万と320万というところで、出ている内容に関しては別に特段変な話ではなくて、就学援助費を上げて、クラブ活動費支給に必要なシステム改修とか、準要保護生徒に対する中学校クラブ活動費支給に必要な経費計上ってありますけれども、きっと区がやらない理由としては、様々な助成、また援助があって、だからやっていないという僕の認識なんですけれども、まずお聞きしたいのが、準要保護者制度に対する助成、こういうことをやっていますよという、区がやっている事業があれば教えてください。 ◎学務課長   準要保護者ということで、就学援助制度になろうと思います。区のほうでは、一定所得以下の方について、生活保護の基準でいいますと1.26倍を超える方について就学の援助をしておりまして、例えば今年度、令和2年度予算に関して言いますと、中学生の修学旅行費について今経費が上がってきていますので、6万1,000円から6万3,000円に引き上げたというようなところでございます。そのほか、学用品とか細かくいろいろございますが、いろんな補助を就学援助として行っています。 ◆田中いさお   区でも、お困りの制度については、今説明あったとおり様々あると思います。それで、今回のこの修正案ですけれども、80万と320万ということで、今回のコロナ対応で二、三千万出ているわけですよね、この委員会だけで。それで、これだけ出て、これを出したときは、まだコロナの影響ってきっと分かっていなかったと思うんですよ。  この状況を見て、何か取り下げようかなとか、区、こんなにお金出ているんだとか、そのときの状況ですから、それでまず局長に聞きたいんですけれども、この期に及んで、この修正動議を引き下げるということはできるのかと、修正動議を引き下げられるのかと、この分科会ですから、文教児童のこの部分は、ぜひやっぱりこれだけ教育費にお金がかかっているんだから、じゃ引き下げようって、部分的にこれを削除、技術的な面でいうとできるか、可能かどうなのか、確認できたらお願いします。すみませんね、局長。 ◎事務局長   まず、議案の撤回については、本会議での議決が必要かと思いますし、修正じゃなくて新たな動議という形になりますので、ちょっと手続的には日程とかあって、何日前とかあるので、ちょっと詳細についてはお答えできないんですけれども、そのような手続が必要であります。 ◆田中いさお   もう最後にしますので、今もうほとんど私、こんな緊急的なあれが、新しいコロナ対応でこれだけお金が出ている。きっと他の部署でもいっぱい出ていると思います。それについて、これはあくまでもコロナが出る前の予算だから、今後の状況に、昨今の状況に鑑み、じゃここはちょっと引き下げようかなとか、その感想だけ聞かせてください。 ◆小林おとみ   ありがとうございます。お気持ちは分かりますが、それほど大きな負担のかかる話ではございませんし、あと就学援助の財調算定の中にクラブ活動費はもともと入っているものなので、新しいものを何か付け加えるという話ではなくて、23区の中でも14区で当然入っています。  だから板橋区も、これは少なくとも就学援助の中で最低入れておいて構わない話なので、本当に最小限の修正ですから、それは修正をしていただきたいという思いです。だから、コロナ問題があったからというよりは、であればなおさら、保護者に対する支援は強めたほうがいいのではないかというふうに思います。 ◆田中いさお   以上で終わります。 ◆小林おとみ   ありがとうございます。  私も板橋区コミュニティ・スクールをお聞きしたいと思っています。  資料を頂きまして、作っていただいてありがとうございました。小学校、中学校両方で4月からスタートするのに、全部で推進員865名ということで登録がされて、そして構成メンバーを見ますと、行政、学校関係者が223名で25.7%、その次に大きいのが町会・自治会で131名で15.1%、それから地域コーディネーターの方が124名で14.3%、あと保護者が85名で9.8%などで、このぐらいのところで大体、行政関係者で25.7%、それ以外のところで40%、8割ぐらいがこんな皆さんみたいですね。  あと、青少年委員とか、それから元PTA役員とか、民生児童委員、ボランティア代表、青健関係などで、ちらほらと保護司の方とか消防団の方とかが入っている。同窓会の方が入ったりとかという構成になっていますけれども、この辺の構成について、教育委員会として、地域推進委員会のメンバーとして、もうちょっと例えば社会教育とか、何かもうちょっと学識ということはないかな。もうちょっと何か幼稚園、保育園とか、もうちょっと地域の方々に広げるようなほうがいいんじゃないかとか、そんな考えはないかどうか。  何かもう一つ、地域コーディネーターという方も124名入っているんですが、板橋区の地域コーディネーターというのは202名いらっしゃって、それはまたほとんど6割、7割が元PTA会長、PTAの役員なんですよ。そういうふうに考えると、もうちょっとやっぱりそういう方々のところに負担が大きいというか、もちろん積極的に参加していただいているからそういうことになるんだと思うんですけれども、もうちょっと関係者を広げていくというようなことについて、区はどのように考えていらっしゃるか聞きたいんですけれども。 ◎地域教育力推進課長   まず、基本的には、先ほど答弁申し上げましたように学校長の推薦ということの仕組みがありますから、まずそこを尊重したいとは思いますが、その上で我々として申し上げていることは、決してポスト指定のような形で選ぶのではなくて、しっかりと活動することを意識していただいたときに最適な方ということで選んでほしいということは、各校長に申し上げております。  そういう中で、各校長が、これは任期1年ごとになりますから、1年ごとに今年、新年度最適な方ということで選ぶことができますので、そういう中で選んでいただくと。もちろんバランス等も重要かとは思いますけれども、偏らないほうがいいと思いますけれども、そういう中でバランスを取りながらも、活動に一番資すると思われるメンバーを推薦いただきたいというふうに考えておるところです。  ちなみに、資料は146だと思うんですけれども、こちらは新年度についてはこれから推薦と委嘱が行われますので、現行の準備推進委員会の構成で示しておる資料でございます。 ◆小林おとみ   なるほど、これは、じゃ今現状で、でもこの先、じゃどんなメンバーになるかは来年また変わっていくかもしれないということで、ただこれだけの方々が学校に協力していく、してもらうところが、学校に協力してもらうというのが、今までの地域支援本部ぐらいはそこまでだったんだと思うんですけれども、今度コミュニティ・スクールとなれば、少し学校運営に一緒になって考えてもらうということまで一歩踏み込むんだという話になっているわけですが、そうなるとどれほど情報共有をするのか。学校の情報をどうやってその方々と共有するのか。あるいは学校情報をいろいろと出されても、こちらも困るという関係になってしまうのか。  一体どこまで情報共有をしながら、どこまで学校の課題解決の話合いを、熟議とおっしゃるんだけれども、それをやっていくことになるのか。少なくとも、学校情報がどこまで出るのかということと、それからあと会議録は公開するのか。会議は傍聴できるのか。こういうあたりの会議の公共性についてはお聞きしておきたいんですけれども。 ◎地域教育力推進課長   まず、1つ目のほうが…… ◆小林おとみ   学校情報の関係。 ◎地域教育力推進課長   情報の話ですね、すみません。おっしゃるように、先ほど茂野委員も心配されておりました。前身の会が情報提供の会議になってしまっているという中において、これからは一歩進んで経営参画というぐらいまでのことを申し上げているわけですから、情報共有、とても大事だと思っています。  そういう中では、まず最初の3年ぐらいは、校長先生の認識というのは非常に大事だなと思っておりますので、いかに学校のことをこの委員の方々にしっかりと伝えられれば、例えば単純な話でいうと、地域の方々がどれだけ学校のことを知っているかということで考えると、果たして教員の例えば勤務時間を知っているのかとか、今学校で真に困っていることを理解しているかと、そういうこともありますので、学校側はしっかりとそういった課題、情報を提供してもらいたいと思いますし、地域の方々もこういった会議の中で、学校のことを理解していただきたい。  例えば先生の今の働き方の問題ですとか、そういった部分を理解してもらいたいと思いますし、そういう中で、情報がまずはこれまで以上にしっかりと出されて認識されるということが大事だと思います。その上に立って様々な熟議が行われなければいけないというふうに思っております。  2つ目のほうなんですけれども、傍聴関係なんですけれども、傍聴自体は可能です。会議録自体を議事録として字起こしして作るかというところについては、今そこまでは考えておりませんけれども、原則は公開ということで、会議の中身が見えるようにはなっております。 ◆小林おとみ   文科省の調査などでも、なかなかその成果について、もちろんご存じだろうけれども、前もってアンケートで、結果として、先行したところでは、学校、地域では協力ができたとか理解が深まったとかというところまではいくけれども、期待している、例えば教員が子どもに向き合う時間が増えたとか、家庭の教育力が上がったとか、いじめや不登校や暴力などの解決につながったとか、そういうところの評価は低いというのが文科省の中で出ていますよね。  だから、期待するところは、もっと後半のほうは期待するところなんだろうけれども、なかなかそこまでいかないという、もう既に今までのスタートの時点でそのことが見えている中で、ここにどれほどの効果をというか、本当にそこまで期待するのかどうかというのを、進めている側としてはどうなんでしょうかということはちょっと簡単に聞いておいて、あと1つだけ、名称なんですけれども、板橋区コミュニティ・スクール推進委員という名前なのか、それとも何々小学校、何々中学校コミュニティ・スクール推進委員という名称なのか、名称はどちらなのかというのを2つ。
    地域教育力推進課長   このコミュニティ・スクールという考え方というのか、文化というのか、大本をたどるとやはり日本古来というものではなくて、海外にルーツがあったりしますから、そういう意味でいうと、そういったことがまた日本風、もしくは板橋風にアレンジされる中で根づかせなければいけない文化になると思いますので、それを仕組みを導入すると直ちに成果が毎年毎年ぼんぼん出るというものではないと思っておりますので、理想の形の中で、いろいろこれまでパンフレットですとかいろんなところに書いてお示しして、そういう中には、課題が解決できるとか、学校の課題が解決して先生の時間が取れると子どもたちに向けるとか、そういうことをうたってはおりますけれども、それを実践するのはこれからになりますので、一つひとつ、そういう理想に向けて実践していきたいなというのが考えでございます。  もう一つのほうの名称のほうなんですけれども、コミュニティ・スクール委員会と称すると規則のほうで規定をしますので、板橋区ではコミュニティ・スクール委員会というところで、これが正式な名称になります。それぞれの学校に1のCS、コミュニティ・スクール委員会を置くということになりますので、通称というと変ですけれども、分ける形においては、何々小学校コミュニティ・スクール委員会というふうに称するということになります。 ◆小林おとみ   ちょっと時間押して、学校要覧なんかに載せている学校がちょっとあったときに、見たときに、今の話ですけれども、板橋コミュニティ・スクール推進委員ということで名簿が出た学校があるんですよ。何か板橋ってなっちゃうと、何となくまた板橋から委嘱されたよその人みたいな感じがして、私やっぱり基本的には学校の名前のほうがいいんじゃないかなという気はしますけれども、今の話だと学校の名前が本当なのか。  でも、何か今通称とかおっしゃったからちょっと分からないので、どこかできちんとそういう統一する必要があるのではないかなという気はいたします。もう一回答弁してください。 ◎地域教育力推進課長   名称の規定としては、規則上は、板橋区ではこの委員会をコミュニティ・スクール委員会と呼ぶということで、名称としてはそういう決め方をしますが、実際置く場合には、告示でもって行おうと思っています。そうすると何々小学校にコミュニティ・スクール委員会を置くというような告示が出されます。そうするとその告示を根拠に、何々小学校コミュニティ・スクール委員会というふうに実際は呼ばれていくという形になります。 ◆小林おとみ   ありがとうございます。  じゃ、それから最後に、一時保護所の関係というか、母子生活支援施設で乳児の死体遺棄事件がありました。今日はそのことを詳しく聞くつもりはありませんけれども、その事件から考えるに、10代の子どもたちというか、10代の子たちをどういうふうに保護するかということについて考える必要があるのではないかなということを思いまして、親の問題ですよね。  都政新報に、特に女の子でいろいろ暴力を受けたり、虐待を受けたりいろいろして、家もなくという子たちを支援しているグループが出ていて、そこでやっぱりうそをつくことで身を守ってきた子どもたちとの関係性をつくるというのは、大変なことなんだと。だから、一時保護所でといっても、一時保護所は小さな子の虐待とかで追われていると、大きな子たちが置いていかれるということが書かれていて、基本、もっと10代後半の子どもたちに特化した施設も必要なんじゃないかというようなことが書かれていたんですよ。  DVとか虐待とか、そういう家庭の中でのいろんなファミリーバイオレンスと言われているようなものが問題になる中で、そういう10代の子どもたちを保護することについて、一時保護所といっても、かなりきちんときめ細かくやらなきゃいけないんじゃないかなと思っていて、その辺のことをどういうふうに考えているかというのを聞いておきます。 ◎児童相談所設置担当課長   まだ検討途上でありまして、私がお話しできることは限られていると思うんですけれども、一時保護所というのは、あくまでも一時保護なんですね。緊急対応的にゼロから18歳までのお子さんをまず保護する。保護をして、そのお子さんの背景やら、またそこのお子様自体の抱えている問題、そういった様々なものをアセスメントしていて、次のステップにつなげるわけです。  そうしますと、今東京都ですと、自立支援施設であり、いわゆる課題やら非行関係になるんでしょうか。そういったところのお子様をケアするというか、する施設がございますので、そういったところにつなげたりとか、場合によっては養護施設につないで、共にケアをしながら進めていくとか、そこの一時保護というのは本当に次のステップに行くために、どういうふうに処遇を考えていくかというところでありますので、そこで考えて、次のその子に一番適したところにつなげていくというものでございます。 ○主査   時間となりましたので、次に進みます。 ◆茂野善之   それじゃ、最後なので簡単に、学校が休校になって給食がなくなりました。中学は大変理解があって、3月2日までやっていただいたのかな。納入業者から、このことについて区側に何か要望というか、そういうことはありましたでしょうか。 ◎学務課長   納入業者から、直接納入されないことに対してのご意見は今のところはないところです。ただ、ご提案としては、食材を有効活用する手段であるとか、それから区が直接ではないのですが、八百屋を通して野菜を購入したりというようなことがありますので、そういったことについて、何か早めに学校を開けたり、学校給食をうまく活用することはできないかというようなご提案は頂戴しているところでございます。 ◆茂野善之   板橋区の小・中学校の給食というのは、非常にうまくできていて、結構小さい小売業者に発注している例が多いですね。ですから、あまり注文をつけられないものなんですよ、いつもお世話になっているからという感じで。納入業者は、やはり結構な損害を被ったんじゃないかと思いますので、そういう点、何かあったら区側もやっぱり考えてほしいなと思うのが1点と、入学式があります。その次の日から給食が始まるんです。これは、いつ給食はやるとか、まだ休校は続けるとか、できるだけ早めに言ってあげないと、生鮮産品の事業者は本当に大変なんです。その点はどうなんでしょう。 ◎学務課長   区内の事業者さんへの影響につきましては、私どもとしても非常に心配をしているところでございます。給食の物資の調達の説明等をする機会がありますので、区の産業融資とか、そういった情報についても、また国のほうが何かそういう経費対策のようなことをするというような情報も、まだ具体的なところは私どもにもたらされておりませんが、出ていますので、そういうことについてはしっかりと情報提供していきたいと思っています。  2点目の質問でございますが、現在のところは、4月の春休みまでが休校ということですので、私どもとしては、円滑な学校再開に向けて準備を進めるとともに、万が一さらに延びるというようなことがありました際には、迅速に情報提供して、食材の調達等に影響の出ないようにしてまいりたいと考えています。 ◆茂野善之   よろしくお願いします。納入業者が中小零細企業事業者ですので、本当にぎりぎりになって、やっぱり給食がなくなったよというのでは、またその事業主が大変困ると思いますので、ひとつよろしくお願いします。  最後に1つですが、板橋区の小・中学校で、そろそろ改修が必要だとか、改築が必要だとか、いろいろなことが書いてありまして、改修、改築併せて長寿命化改修工事とありますが、これは今までに長寿命化というのはあまり聞かなかったのかなと思うんですけれども、こういった学校、様々な小・中学校で、こういうふうにしようといって議論すると思うんですけれども、どういった議論をしてそういう決定になるんでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   まず、長寿命化改修につきましてご説明をさせていただきたいと思います。  まず、長寿命化改修は、以前は大規模改修と言っていたものでございまして、ただ違う点につきましては、大規模改修のときは、壁とかそういったものも取り外しまして、スケルトン化をして改修を加えるという形だったんですけれども、長寿命化に関しましては、その辺、壁とかも残しつつ、当然外見はきれいにするんですけれども、壁とかそういったものは残しつつ、内部の教室をリニューアルしたりとか、そのときの学校の要望、物理的な問題点等を解消しながらやる改修方法ということで、以前は大規模改修と言っていた、それを少し変えまして長寿命化改修という形で、来年、舟渡小学校と紅梅小学校のほうで工事のほうを進めていく形でございます。  また、学校を改修する際のどういった工法でやるのか、そういったものにつきましてですけれども、まず長寿命化改修につきましては、改修工事でございますので、基本的に言えば今いろいろ議論出ましたICSとかそういったところに説明をしまして、地域の要望とかそういったものを聞きながら、区の計画のほうを説明をしながら、改修の計画を決めていくような形でございます。  また、一方、改築をやっております上板橋第二中学校、板橋第十小学校につきましては、地域で協議会のほうをつくっていただきまして、そちらのほうで説明をしながら、やっぱり地域の意見を聞きながら改築の計画を進めていくような形で、学校の改修とかはやっているところでございます。 ◆茂野善之   これで最後にしますけれども、うちの学区域、上板橋第三中学校と上板橋第一中学校があるんですけれども、上一中は校庭も広いし、十分改築ができますが、上三中は何もできないんですよね。もうかなり古いんですけれども、これはどこかをちょこちょこと直して寿命を、これは大規模改修していないよね。ほんのちょっと、どこかをちょこっと直すようなもので寿命を延ばしているように感じるんですけれども、この上三中はどうするつもりですか。 ◎学校配置調整担当課長   委員ご指摘の上板橋第三中学校なんですけれども、こちらは魅力ある学校づくりプランの2期、上板橋第一中学校と同じグループというところで検討を行っておりまして、委員おっしゃるとおり、上三中狭いものですから、長寿命化改修なり改築をすると、今よりもさらに校地が狭くなってしまいまして、校庭もかなり狭くて学校運営ができない。支障のあるような形になってしまうというところで、維持改修という形を取りたいと思っております。  内容としては、屋上、外壁改修がまずやってまいります。そのほかに、先日も、先ほど話していたICSのほうにもご説明に行く中で、いろいろと内部の設備であるとか、機能であるとか、そういったご要望というのは頂いておりますので、その辺、できる限り対応はさせていただきたいと考えております。 ◆茂野善之   あそこは3.11のときは、もう耐震工事ができていたんだけれども、屋根、体育館の天井が落っこちたとか、そのぐらい古いんですよ。地元のことばかり言っていると言わないで、ぜひ考えて、あそこを改修、改築するのはどうしたらいいかって、頭のいい人がいっぱい集まっているので、平和公園の片隅に仮校舎を造ってやりますとか、そんな答えが将来聞けるといいなと希望を述べまして、質問を終わらせていただきます。  以上です。 ○主査   では、以上で、本日の審査を終了いたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   これをもちまして、文教児童分科会を閉会いたします。...