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  1. 板橋区議会 2019-03-07
    平成31年3月7日予算審査特別委員会 区民環境分科会−03月07日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    平成31年3月7日予算審査特別委員会 区民環境分科会−03月07日-01号平成31年3月7日予算審査特別委員会 区民環境分科会            区 民 環 境 分 科 会 記 録 開会年月日  平成31年3月7日(木) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時54分 開会場所   第3委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  主   査   かいべ とも子       副 主 査   南 雲 由 子  委   員   田中しゅんすけ       委   員   田 中やすのり  委   員   中 妻じょうた       委   員   吉 田 豊 明  委   員   大 田 ひろし       委   員   大 田 伸 一  委   員   佐々木としたか       委 員 長   田 中 いさお  副委員長    安 井 一 郎 説明のため出席した者  区民文化部長  有 馬   潤       産業経済部長  尾 科 善 彦  資源環境部長  五 十 嵐  登       地域振興課長  坂 井   亮
                           文化・国際  戸籍住民課長  石 橋 千 広               吉 田   有                        交流課長  スポーツ振興                オリンピック・          金 子 和 也       パラリンピック 渡 辺 五 樹  課   長                 推進担当課長                        くらしと観光  産業振興課長  雨 谷 周 治               織 原 真理子                        課   長  産業戦略          長谷川 吉 信       赤塚支所長   宮 津   毅  担当課長                        資源循環推進  環境政策課長  長谷川 聖 司               新 井   悟                        課   長  板 橋 東                 板 橋 西          森 下 真 博               森   康 琢  清掃事務所長                清掃事務所長  農業委員会          (赤塚支所長兼務)  事務局長 事務局職員  事務局長    太野根 孝 範       書   記   田 中 彩 乃                区民環境分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の予算について 5 閉会宣告 ○主査   ただいまから区民環境分科会を開会いたします。 ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎資源環境部長   おはようございます。  昨日の本会議に引き続きまして、本日は平成31年度予算の分科会でございます。簡潔明瞭かつ誠意あふれる答弁に努めてまいりますので、ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、署名委員をご指名いたします。  田中やすのり委員、吉田豊明委員、以上お二人にお願いいたします。 ──────────────────────────────────────── ○主査   議題に入る前に、運営について申し上げます。  本分科会の審査項目は、当初予算修正動議とともに、既に配付いたしております分科会別審査項目一覧に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。  また、お手元に配付しております予算審査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次、質疑を行うこと。  主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。  さらに、会議終了時間までの残り時間は、質問希望者で割り振ること。  修正動議に対する質疑についても、委員の持ち時間内で行うこと。  再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮して20分以内におさめること。  分科会では表決を行わないことなどが、2月27日の予算審査特別委員会理事会で決定されておりますので、ご確認願います。 ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の予算についてを議題といたします。  質問のある方は挙手願います。  質問の順番を確認させていただきます。  田中しゅんすけ委員、大田ひろし委員、吉田委員、中妻委員、田中やすのり委員大田伸一委員、佐々木委員、南雲委員、以上の順番で行います。  なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問をする際、予算書における該当ページ等をお伝えいただくなど、ご協力お願いいたします。 ◆田中しゅんすけ   まず、予算の概要36ページで、空き店舗ルネッサンス、特に2)番、仲宿商店街振興組合、宿場町の旧商家を活用した交流拠点施設ということで、新たに予算計上がされておりますが、この予算額と、それから今後の事業内容を教えてください。 ◎産業振興課長   予算概要の36ページ、空き店舗ルネッサンス、これは商店街の空き店舗の活用の事業でございます。それの2)番のほうの仲宿商店街ということでございます。こちらにつきましては、まず予算が3種類ございます。初年度、空き店舗を商店街のほうで活用いただくということで、初年度、その設備にかかる経費、こちらが約800万円ほど計上してございます。  なお、こちらの事業につきましては、補助金で東京都と板橋区、双方で5分の4の補助金を出してございます。ですので、商店街さんにつきましては、5分の1の負担でやる事業という形でございます。  それから、戻りまして、ほかに補助するものとしましては、家賃補助につきましては、288万円を計上してございます。  それから、人件費の補助、こちらにつきましては、144万円を計上しているところでございます。合わせまして、1,239万円の事業で仲宿商店街の事業を支援していくというような形になってございます。  実際、どういうものをやるかといいますと、中山道の最初の宿場町である板橋宿の魅力を高めていこうということで、板橋区がこれからやっていくという中で、例えばですけれども、板橋駅前の再開発から始まりまして、そこから中山道、宿場町がずっと延びていくわけでございますけれども、それから東板橋の公園の動物園のリニューアルですとか、あとは体育館の改修ですとか、そのあたりも含めて、あと史跡公園もございます。これから、ハード的に整備をしていく中で、その取っかかりとしまして、私ども商店街振興の部門として、仲宿の商店街の中にある古い店舗、板五米店というところの、通称ですけれども、そこが空き店舗となっているということで、商店街のほうと連携をしまして、商店街のほうで、その空き店舗を活用して事業をやっていきたいというところで、今回、補助金のほうを予算計上したというところでございます。  内容につきましては、観光目的で来られる方のおもてなしへの支援ですとか、あとはあの中、建物の中、非常に古風あるというか、赴きのあるところでございますので、そういった中の部分を生かしながら、来訪者の方に楽しんでいただくような中身ということで、細かいところは、これから商店街さんのほうと詰めていくという形なっているものでございます。 ◆田中しゅんすけ   そうしますと、14番、37ページにもある観光振興ともリンクして、この事業を進めていくということでよろしいんですかね。観光振興のところにも、米印で板橋宿の魅力再構築事業となっておりますが、今の仲宿の商店街の振興組合の宿場町の事業と、この14番の観光振興の板橋宿の魅力再構築事業というのは、同じものなんですか。それとも、別々の事業で、先ほど答弁いただいたように、空き店舗ルネッサンスのほうでは、この予算ですよと。観光振興のほうでは、どうなんですかというところで、ここのちょっと関係性をご説明ください。 ◎くらしと観光課長   今、ご質問いただきました板五米店を活用して、観光振興の部分でも魅力再構築ということで、今、横串を刺しまして、魅力発信担当課、また産業振興課、そしてくらしと観光課の3課で、あわせて今事業を進めています。今回、14番、37ページの観光振興の中で予算計上させていただいていますのは、実は今、無電柱化が進んでおりまして、そこにトランスというボックスがあります。そこを、実はラッピングをしてにぎわいの一つにしようということで計上させていただいているものが、くらしと観光課の予算の中に計上されておりまして、ここの部分が150万円ほど、これはちょうど仲宿商店街と不動通りの間にある交差点のところにトランス4基ございます。駅側から行くと右側の角に2ずつありますけれども、そこを一つラッピングして、全体をにぎわいというような形でできる方法がございますので、その計上が今回させていただけるものでして、これは板橋宿の魅力再構築の中の一つの手法ということで、のせさせていただいております。  また、今回、こことは別に一つ板五が完成することによって、ちょっと地域を周遊していただくようなツアーのことも計上してございまして、この中にあります例えば区内観光ツアーを、この地域を活用して行うというようなことで、そういった計上もさせていただいているところです。ただ、具体的にまだ板五ができていませんので、その辺ができた段階でツアーのほうは進めていきたいというふうに考えておりますので、今回の事業としては、一体のものと考えていただいて結構です。 ◆田中しゅんすけ   一体のものはわかったんですけれども、板橋宿と仲宿、板橋宿は板橋宿ですよね。仲宿は仲宿ですよね。ということは、板橋宿と仲宿で、それぞれ事業の項目も違うし、ただ板橋宿でにぎわいを持って、今、ご答弁いただいたように、仲宿の今度新しく始まる事業を含めて、板橋宿もそれにしっかりとコラボしながら進めていくという考えでよろしいんですかね、そうすると。 ◎くらしと観光課長   大変失礼いたしました。今回、板橋宿を柱に板橋地域、あの地域を面として観光振興を進めていきたいというふうに考えてございまして、仲宿については、奧に行きますと、火の見やぐらという、ちょうど本町商店街の手前ぐらいにやぐらあります。  それから、板橋本町をメインとして考え、また帝京大学も石神井川沿いにございますし、そのあたり一体をメインとして振興を考えているところでございます。一つは、仲宿商店街のにぎわい、また面としてのにぎわい、そういったことを前面に出した事業というふうになってございます。  また、一方でこのあたりはシェアサイクルも民間の方々が整備をしている状況でございますので、シェアサイクルも一つ視野に入れた周遊という形で、全体を仲宿、板橋宿もあわせて、宿場というような再構築事業を考えているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   そうしますと、今、JRの板橋駅の西口再開発、それから板橋駅の改良工事、それから板橋駅前広場から板橋駅前本通り商店街を通って、中山道を渡って、不動通りを通って、仲宿通って、本町通り商店街を通って、結局、環七まで行く一体の流れで、今回の事業は、それぞれは観光と、板橋宿と仲宿とは分かれているんですけれども、最終的には本町の縁切り榎の前に火の見やぐらがありますよね。あそこの火の見やぐらも含めて、今回、全部横断的にしっかりと事業ができるような形で、新しく仲宿の拠点をつくっていくという考えでよろしいんですか。 ◎くらしと観光課長   委員おっしゃるとおりでございまして、板橋区、あの地域には非常に観光資源が多くございます。そこは、広く板橋宿場、街道ということを捉えまして、全体をちょっと繰り返しになりますけれども、面で捉えた、委員おっしゃるような形で観光振興を進めていきたいというふうに考えてございます。 ◆田中しゅんすけ   十分に、各所管の皆さんが打ち合わせをしていただかないと、点と点で終わっちゃうんですよね、結局。仲宿もつくりました。板橋は、もう前に板橋三丁目の不動通りが無電柱化して、いろいろにぎわいを創設しようとしているんですけれども、なかなかにぎわい創設し切れていない。仲宿で、今度また仲宿商店街で、また拠点をつくります。そもそも本町通り商店街火の見やぐらはあるものですから、あそこをまた改めて拠点の一つとしてやるとしたとしたならば、点と点なんですよね、まだ。それを、線にして、おっしゃるように面にするというのは、すごく空き店舗ルネッサンスで仲宿が3年間、まずは事業をやっていくというところの中で、すごく重要なことになっていくと思うんですよ。  最初、雨谷課長にも言っていただいたんですけれども、植村冒険館が東板橋体育館に統合化されます。それから、史跡公園も整備されていきます。そういう、ほかの事業もあわせて、さっきおっしゃった板橋地域というか、板橋と仲宿と本町ですか、その地域も本当に駅前改良工事から、板橋の玄関口が変わっていって、板橋駅前本通り商店街の無電柱化も含めてですけれども、一生懸命、皆さん、今、考えてにぎわいを創設しようとしていますけれども、結局、それが点と点だと、その事業自体はやったんですけれども、にぎわいは結果的には創設できなかったという形になるのが、あれ本当にあそこ一体、東板橋公園も新しくなりますし、地域の方だけではなくて、区外の方を呼び込めるだのポテンシャルを持った地域でもあるんですね。ですから、あとは帝京大学もあります、東京家政大学もあります、加賀は大学、加賀は学園都市でもありますので、桜の時期は桜を見る、学園都市の皆さんと加賀のほうまで含めて、一体的に板橋区の板橋地域というアピールの仕方をしていただきたいんですけれども、そのあたりのお考えはありますか。 ◎くらしと観光課長   2020年、東京オリンピックパラリンピックが開催されることを契機といたしまして、板橋区としても、非常にインバウンドを期待しているところでございます。今、委員からもありました、一つはある地域にあるポテンシャルというのは、非常に深いものがございまして、一つは加賀の下屋敷があったというところも歴史的な背景もございますし、学園都市、またいろいろな意味で大きく、あの地域は変わっていく地域だというふうに考えておりまして、そこのポテンシャルを最大限生かして、それを引き出すということの一つの起爆剤になればということで、今回、空き店舗事業ということで、まずは一つ拠点づくりをして、そこから発信していこうという考え方のもとに、今回、1年かけてこの構想を練ってきたものでございます。  これが、点と点だけに終わらないよう、商店街の方々、また町会の方々とも手を携えながら、この事業が決して打ち上げ花火で終わらないように、しっかりとここは進めていきたいというふうに考えておりますし、以前、板橋宿でちょうど幸せを結ぶ板橋縁宿の商店街という事業がありました。あれも、非常に当初はメディアでも取り上げられましたが、ちょっと今少し下火というか、なってしまっているようなところ、これもまた掘り起こしをしながら、それが点から線に、線から面に行くような形で、組織横断的にもきちっと調整、連携をしながら進めていきたいというふうに考えてございます。 ◆田中しゅんすけ   ぜひ、お願いいたします。期待をしております。  それと、今、課長からも言っていただきました町会・自治会の協力も、これもう本当ににぎわいを創設するためには欠かせないものだと思っているんですけれども、町会に対する今回の協力とか、こういう事業がありますという説明をする段階というのは考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎くらしと観光課長   実は、きょう板橋地域の方々には、町会長会議があるということで、本来ですとご説明に上がりたい時期があるので、伺えればよかったんですけれども、きょうは分科会ということもございまして、きょうは資料のほうでご説明させていただいて、ちょっと後日、説明させていただく時期が来ております。  また、明日、仲宿地域の皆様方の町会長会議がございますので、そちらには産業振興課長と私のほうで出向きまして、事業の内容ですとか、今後のスケジュール、できるだけともに連携していただけないかというご提案も含めまして、丁寧に説明をしていきたいと考えてございます。
    ◆田中しゅんすけ   あわせて、板橋地域の町会長さんと、それから仲宿地域の町会長さんと、それから本町、これ富士見地域、センターになるんですけれども、地域センター管内で、本町もちょっと事業内容は違うんですけれども、旧板橋第三小学校が子ども総合家庭支援センターになるじゃないですか。あの地域の商店街の方、それに対して、いろいろと区から説明会があったけれども、町会長に説明をもちろんしていただいたんですが、結局、皆さん概略だけで内容はよくわからなかったというところもあるので、ぜひ本町通り商店街にかかわる町会に対しても、もしできるんであれば、しっかりとその事業、ご説明していただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎くらしと観光課長   ご指摘ありがとうございます。確かに、先ほど申し上げました地域の方々と、ともに進めないと、この事業はなかなか発展していかないと考えてございますので、地域センターのほうと調整を図りまして、丁寧な説明に努めたいと思います。 ◆田中しゅんすけ   よろしくお願いいたします。  それと、もう一つだけ加えていただきたいんですけれども、前からずっと雨谷さんに言っている板橋の地域に、100年続いているおそば屋さんがあったりとか、例えば鳥新さんは小売店なんですけれども、ご商売やっていらっしゃる方がいらっしゃるとか、本町通りには床屋さんで100年続いている方がいらっしゃるんですよ。一世紀プロジェクトという、前にちょっと私、雨谷さんに、こういう100年続いた企業を取り上げて、そこをもう一つの魅力に加えていっていただきながら、アピールしていくのはどうですかというお話をさせていただいていたんですけれども、その部分、少しご検討いただけますか。 ◎産業振興課長   この近辺に、そういった老舗と言われるようなところが幾つかあるということで、委員のほうからお話しございました。今回、この板五米店、何をやっていくかというのは、これからなんですが、やはり常設でやる部分と、それから期間限定で変えていく部分と、そういう二通りをミックスしたようなやり方になるというふうに想定されていますので、例えば常設でない既設的な部分の中で、せっかくですので、この板橋宿の周辺の、そういった委員お話しあったようなコンセプトのもとにやっているお店を紹介するですとか、そういった形で企画のほうを提案するというようなことは検討しているところでございます。  あわせまして、例えば商店街連合会でもにぎわい店舗大賞というのがあるんですが、毎年テーマを変えて、そのテーマに沿った店舗を商店街連合会のほうで表彰するというような仕組みもありますので、そういったところも商連さんのほうにテーマとして、こういうのどうでしょうかというような提案もしていきたいなと思っております。 ◆田中しゅんすけ   続きまして、同じ概要の36ページ、6番、公衆浴場支援について、ちょっとお伺いいたします。  まず、この公衆浴場支援で予算額が1,531万円というふうになっているんですが、それぞれの項目の予算額を教えてください。 ◎産業振興課長   まず、概要36ページの公衆浴場支援の1)番、一般設備改善助成、これは大体、浴場10件を想定してございまして、300万円でございます。  それから、2番の浴場組合事業費助成、これはいわゆる組合への助成ということで、こちらは90万円を予定してございます。  それから、利用促進支援事業、こちらも浴場組合でございますけれども、こちらは38万円を計上してございます。  それから、4)番、利用促進支援事業、これは来年度の新しい事業でございますけれども、今までこれは組合のほうへの支援、あとは単体の浴場さんの設備改修の支援、これは今までやってきたんですけれども、例えば単体の浴場でイベントを開催するですとか、そういった形では支援ができていなかったところでございます。ですので、ここについては、4番については、新たにそういったそれぞれの浴場さんで単体なのか、お隣の浴場なのかというのはありますけれども、連携をして事業を進めるような部分について、補助金を交付するというような新規事業で、こちらが100万円のせてございます。  それから、5)番の耐震化促進支援、これは浴場さんのほうの設備の更新ですけれども、こちらにつきましては390万円、それから6番目のクリーンエネルギー化等支援、これも設備の改修ですけれども582万、トータルで1,531万5,000円という内訳になってございます。 ◆大田ひろし   私のほうも、予算の概要の33ページの19番、18番、美術館について、ちょっとお伺いしたいと思います。  美術館のまず19番なんですが、今年度の予算としては改修工事費として、5億1,902万4,000円が計上されているんですが、これトータルで昨年とことし、合わせて幾ら、これ改修にかかるのか、ちょっと教えてください。 ◎文化・国際交流課長   今、美術館の改修経費についてのご質問でございますけれども、トータルで工事費のほうが9億4,579万7,000円を予定しているところでございます。 ◆大田ひろし   ありがとうございます。これは、もう6月にはリニューアルオープンということで、地元でもかなり私どももいろいろ美術館のことについては、説明をしたり、住民の方にしているんですけれども、大変に期待されております。湿度管理やいろいろなことをやって、国宝級の展示ができるということですね。アピールをさせていただいているんですけれども、この美術館の改修はそれはそれとして、やはりあの一体ですね、みどりと公園課も含めて、何か一体的な整備というのは、美術館だけがよくなっても、やはりため池公園だとか、あるいは公園の池の水がちょっと濁っているとか、汚いとか、あるいは釣りしている人から、朝、鵜が来て、魚を食いつくしてしまうんで、魚を何とかやってくれとかと、いろいろなあるんですけれども、赤塚公園も含めて、やはり私としては地元で緑の美術館という呼び方をして言っているんですが、そういうことも含めて、何か一体的に整備するようなことというのは検討されてないのかどうか、教えてもらいたいんですが。 ◎文化・国際交流課長   一体的に整備ついてのご質問でございますけれども、実際には美術館が先行して実施計画の計画事業として位置づけられて整備をしてきております。したがって、着手をした当時について、一体的な整備についての検討が実際にはなされていなかったんだということでございます。ただ、美術館の設計が進み、改修の内容がだんだんわかってきて、美術館についても非常に魅力ある美術館にできるかなというふうになってきたところで、お隣の郷土資料館のほうが中の展示リニューアルのほうも計画化をしてきた。公園についても、公園の改修について一定検討しているというお話は今聞いているところでございまして、そのあたりみどりと公園課、それから私ども、そして郷土資料館連携しながら、今後も整備していかなければならないというふうに思ってございます。  また、あわせて屋外案内標識のほうもプレス発表してございますけれども、最寄り駅から、あの周辺、赤塚の公園の周辺に至る屋外案内サインについても整備をして、あの一体的に整備をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆大田ひろし   ぜひ、これはあそこは地下水も出るというか、公園自体にもいろいろなるんで、地下水を活用した噴水公園みたいなのができかとか思ったりもしたこともあるんですが、りんりんGOを、まずそこに走らせたこともそうでしたし、それからことし赤塚シェアサイクルでも主要な施設になると思うんですね、あそこは。人が来てもらう場所にしていきたいと思っていますし、そこで中の展示が魅力ある展示ができていれば、さらにいいと。板橋区の美術館というのは、やはり立地的には非常によくないところなんですけれども、そこを生かしていくためには、もっと夢のあるというか、赤塚公園、あるいはため池公園と隣接して、人が呼び込めるような地域にしていくためには、一体的な整備というのは必要で、美術館は美術館の担当者、公園はみどりと公園課だということじゃなくて、あの地域をどういうふうに開発していくかというのが、非常に大事な視点だと思うんで、ぜひ美術館、その中で美術館、郷土資料館を見ている所管として、主導的にしっかりやっていただきたいと思います。  もう一つ、板橋区立美術館とは言っていると思いますが、何か別名みたいなのがありましたっけ、特にはないですか。 ◎文化・国際交流課長   美術館には別名といいますか、通称みたいなものは特にございません。 ◆大田ひろし   なければ、私も提案なんですけれども、ぜひ練馬の美術館みたいな立地条件のいいところと違って、ああいう森の中にあるというか、丘の中にあるというか、緑に囲まれたところなので、ぜひ公募でもいいんですけれども、別名、別称、板橋何とか美術館みたいな感じが親しまれるような、そういうネーミングもいいんではないかなというふうに私は思うんですね。子どもたちでもいいですし、そういう公募をしていって、まちが活性化するような美術館、夢を持てるような美術館に、ぜひしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   貴重なご提案ありがとうございます。  板橋区立美術館、ネーミングにつきましては、いろいろ研究しなきゃいけないかなと思ってございます。一方で、美術館の業界では板橋区美術館は通称板美、板美と呼ばれておりますけれども、名称について、今、練馬区はいうお話もございましたけれども、ほかの美術館の研究もさせていただきながらというふうに思っているところでございます。 ◆大田ひろし   それにしても、すぐにそれ入ってはいかないと思いますが、ぜひ部長も含めて、親しまれる美術館として、森の美術館とも僕は言っているし、緑の美術館とも勝手に言っているんですけれども、ぜひそんなネーミングで人を呼び込めるような美術館になればなと思っています。  18番のほうにちょっと行きますけれども、資料収集というのがありますが、これは予算は、どのくらい毎年とられているんですか。それとも、計画を立てて今年度はこのくらい、来年度はこのくらいと決めているのか、均質なのか、そこら辺の予算の立て方を。 ◎文化・国際交流課長   資料収集につきましては、基本的には修繕、今持っている所蔵品の修繕に関する修復経費を計上しております。今年度でいきますと、459万2,000円ですけれども、そのうちほぼほぼ館蔵品の修復委託ということでございます。恐らく、事業の名称から美術品の購入のお話を今されたのかなと思いますけれども、美術品の購入に関しては、美術品の資料の購入に関する基金を持っておりまして、購入するときには、その基金を活用して購入するということで、実際にはこの予算上で購入する経費というは、全く含まれておりません。購入については、なかなか計画を立てて購入していくというのは、美術品の場合は非常に難しくございまして、いつどこでどういう掘り出し物が出てくるか、わからないということもございます。したがって、条例で基金を設置して持たせていただいて、そこから購入するときには購入して、後で補正で戻すというやり方をさせていただいているところでございます。 ◆大田ひろし   資料の美術品のというので、大体、何か昔聞いたんだけれども、20億円ぐらいの価値のあるものを購入していたと。特に、狩野派の絵を中心に。これは、やはり購入計画というのは、特にないのか。あるいは、今後やはりこういうものを求めていくとか、狩野派が結構あって、それ以外は持つつもりはないのかということもあるし、余りばらばらなものを購入して、一貫性のないものだというのも、これはいけないと思うんですが、そこら辺のところというのは、専門家、あるいは購入計画というんですか、そういうのも必要じゃないかと思うんですが、何か必要なときにだけ買うとか、そういう形なんでしょうか。何か、決め事というのはないんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   説明が不足しておりまして、申しわけございません。  収集に関する方針というのは持ってございます。大きく3つでございまして、板橋区にゆかりのある作家の美術資料、それから大正・昭和期の近現代の池袋モンパルナスと呼ばれる時代を中心とした近現代美術資料、それから今、委員おっしゃられたように古美術、江戸文化の古美術ということで、狩野派を中心とした美術資料ということで、この3つを基本的には収集をしていくという方針を立てておりまして、これについては、美術館の運営協議会という専門家の方々からの答申を受けて、区のほうでも、その方針で収集をしていくという考え方を持ってございます。  実際には、毎年、例えば幾らか購入する金額をもって計画的にと思っていたとしても、なかなか作品が、いつどうかというのがわからないので、なかなか計画を立てられないところでありますけれども、そういった考え方で収集については考えているところでございます。 ◆大田ひろし   板橋区で活躍した縁のある方々の作品というのと、それからあとモンパルナスの明治から昭和にかけての作品と古美術、江戸時代のそういうのを3本柱するというんですけれども、その比率というか、そういう点数なんかというのは、どうなんでしょうか。それぞれで、ちゃんと展示会ができるだけのものというのは、板橋にあるんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   内訳ですけれども、例えば古美術、江戸、狩野派中心とした古美術については、今、175点の所蔵品を持ってございます。それ以外に、いわゆる近現代と言われるものが863点の所蔵品を持ってございます。近現代の中でも、板橋区ゆかりの作家の作品、例えば佐藤太清氏であるとか、平山郁夫氏であるとか、寺田政明さんとかというような方々の作品を、大体そのうちの745点ほどかなということでございまして、それぞれの柱で生かした館蔵品展というのを、毎年開催しておりまして、十分に活用していっているし、今後もやっていきたいと思ってございます。 ◆大田ひろし   思った以上にたくさんあるんだなということなんですが、それだけのものを維持管理していくというは、大変だと思うんですけれども、それを所蔵しているのは、どこにどういうふうに置いていて、どういう管理をされて、管理費というのは相当かかるんじゃないかと思うんですけれども、その辺のところもちょっと教えてください。 ◎文化・国際交流課長   美術館の1階に収蔵庫がございます。こちらは、余り入れないところでございますけれども、湿度管理等々、厳しくやっている収蔵庫がございます。ただ、そちらでは全部入りきらないものですから、460点ほどは外部の倉庫をお借りして、そこに保管しております。外部倉庫を借りる経費として、大体、毎年1,200万円ほどの倉庫を借り上げ代ということで計上して管理しているところでございます。 ◆大田ひろし   今回、改築に当たって、それを中に入れるということはできないのか。あるいは、外部委託のままでやっていくのか、これから購入していくと、どんどん外へ出て行っちゃいますね、そういうこともあるんですか、どんな感じですか。 ◎文化・国際交流課長   今回、大規模改修でございまして、床面積はふえてございませんので、倉庫の面積をふやすということは、ちょっと難しかったところでございます。したがって、現在の外部の倉庫を借りるというのは継続させていただきたいと思っているところです。 ◆大田ひろし   あと、国宝級の展示をできるということにするということなんですが、まずはリニューアルオープンのときには、ボローニャ、絵本展でスタートするんですが、国宝級というイベントのスケジュールみたいなのは、どんな感じで考えているのか、ちょっと教えてください。 ◎文化・国際交流課長   国宝重要文化財級の古美術の展覧会については、美術館がリニューアルオープンした後、その国宝級のものについては、文化庁の許可をとらなきゃいけません。文化庁の許可を得るためには、出土管理、展示環境が基準を満たしているかという検査等々を受けなければいけません。それについては、館がオープンしてから、やはり1年から2年ぐらいは、ちゃんとそういう館の運営ができているかというのを、いわゆるカラシム期間と言いますけれども、もっと後で大丈夫ですねということで、許可できるかという話になってくるので、実際の国宝級の物の展示会ができるとしても、早くてもオリンピックの翌年ぐらいかなということで、計画を立てていきたいと思っているところでございます。 ◆大田ひろし   ちょっとせっかくだから、結局、国宝級の展示ができるといって、板橋にないものを持ってくるとなると、それはいっぱいあるんですか、そういう材料というのは。借りてくるものというか、お金は当然かかると思いますけれども、そういうのはあちこちあるわけですね。 ◎文化・国際交流課長   あちこちといいますか、基本的には今、方針で掲げております古美術の江戸古美術の関係で、所蔵しているほかの美術館であるとか、そういった所有者の方々に学芸員のネットワークで当たりをつけていくということになりますけれども、まずはどういった展覧会であるかという、古美術は古美術、狩野派といってもいろいろなテーマが考えられますので、例えば花鳥画をテーマにするとか、そういったテーマがございますので、それに合わせた国宝、文化財の借りる、借りられないというのを考えていくと流れになるかと思います。 ◆大田ひろし   次ですけれども、佐藤太清青年美術奨励賞で、佐藤太清先生が板橋にいたということでやっているんですが、これ福知山にも佐藤さんの記念館があって、そこでも福知山市役所の隣にあるんですよね。ああいうところとの交流というは、作品は、どんなふうにできないんでしょうか、やってもらいたいですね、できれば。かなり、向こうにあると思うんですけれども。 ◎文化・国際交流課長   福知山のほうとは、佐藤太清展のほうを、福知山市のほうでやっていて、そこで板橋区の区長賞のほうを選んでいただいています。そこで、入選された作品等々が、この板橋区のほうで今度、中学生絵画展をその後にやっておりますので、そこに福知山のほうから作品が来て、こちらの中学生絵画展でも、福知山のほうで入選された作品を見ることができるというような連携を、毎年やらせていただいているところでございます。福知山のほうで、板橋区長を受賞した方々については、板橋区のほうで賞状は差し上げたいと思っているところです。 ◆大田ひろし   佐藤太清先生のそのもののリースですよね。それを、こっちに持ってくるということは、向こうにあるものをやるというものもやっていらっしゃるんですか。 ◎文化・国際交流課長   実際に、手元にないんであれですけれども、実際には例えば佐藤太清の100年記念展とか、以前やりましたけれども、そういったところで、佐藤太清に関する展覧会をもし企画するときには、そういった連携も図れるのかなというふうに考えているところでございます。 ◆大田ひろし   美術館のことしか言えないんであれなんですけれども、シェアサイクルも一緒なんですね。この美術館のところでは、りんりんGOも近くを走っていられる、不動の滝あたりにもバス停もあるし、人を呼び込むことはできるんですが、美術館にポートは置く計画でしょうか。あるいは、ため池公園のほうになるのか、どうなのかわかりませんけれども、つくっていただけるのかどうか。 ◎くらしと観光課長   シェアサイクルのご質問でございますが、実はシェアサイクルの予算計上自体は、土木事業になります。ただ、ポート等につきましては、区長の記者会見資料の中にも、くらしと観光課と交通安全課併記で載せさせていただきますので、いただいておりますので、私のほうからポートについては、ご説明をさせていただきます。  現在、赤塚地域40ポート程度、考えておりまして、基本的には駅前の三田線と東上線の駅を拠点としてポートの設置、またあの美術館の近くにつきましては、当然、そこで来るお客様を見込んでおりますので、そこのポートの場所については、当然、置くべきというふうに考えておりまして、場所等、これから調整をさせていただきますけれども、まずは今、事業者の選定になっておりまして、そこの事業者との調整の中でポートの位置、そして効果的な場所についてを選定していきたいというふうに考えております。 ◆大田ひろし   観光課長のほうで、ちょっと今答弁いただいたんですが、これコンビニのセブンイレブンが既にやっているんですけれども、セブンイレブンの場所も含めて、例えばうまく連動できることになったとした場合に、それも40か所の中に含めて検討されているのか、今、そこら辺のことがわかれば、そこは別途で板橋区として200台、5台、40か所を考えているんですということなのか、そこら辺確認です。 ◎くらしと観光課長   既に、セブンイレブンで導入しているところが、実は何か所か、もう既にありまして,登録されている方々もいらっしゃいます。それ以外に、40ポート等を考えているところでございます。 ◆吉田豊明   概要の39ページの地球温暖化対策実行計画の策定が、ことしから基礎調査を含めて、策定が始まるということで、何点か質問させていただきたいと思います。  まず、今回の実行計画は世界的に見てもCOP24が開かれて、散々議論をしたけれども、実行ルールが決められて、この計画に向かって全人類一丸となって向かっていこうという大きな決断が図られる場がつくられたということとともに、COP24に板橋の区長も参加されて、意見表明をされたというような中で、平成33年度から実行される次期計画の策定が始まるということで、前計画、現計画、今の計画からしても、構えとしても大きなものにならざるを得ないだろうし、一つひとつの取り組みの真剣さが問われてくる内容にしていかなければならないと思うんですけれども、その辺の大きな話になりますが、今度、実行計画をつくるに当たっての構えといいますか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ◎環境政策課長   地球温暖化対策実行計画のご質問でございます。  現行計画を引き継いだ新しい計画については、31年度から基礎調査を含めて行っていくんですけれども、前回の計画をつくるときは、コンサルを入れて1年間で計画を立てたわけなんですが、今回は職員を中心に、職員で調査できない専門的な部分については、調査委託をかけますけれども、本体の全体の構成であるとか、中身については、区の職員が中心となって今計画を立てる予定でございます。それについての人員の増もございませんので、早く1年間でつくれないかというご意見もあったんですけれども、職員だけでつくるというところもございます。  それから、新しい計画に気候変動の適応策も取り込むべきでしょう。恐らく、熱中症に関しては、区でも屋外、その期間に例えば夏の熱中症が予想される一定の指数を超えたら、屋外に出ないとか、いろいろな対策を今行っていますけれども、それだけじゃなくて、例えば農業に対する影響であるとか、あるいは都市型水害で大型の台風が最近よく来るようになったとか、あるいは都市ゲリラ豪雨、都市部の非常に激しい雨による一部地域における水害の発生というのもあります。そういったことも含めて、気候変動に対する適応策も含めた形の新しい計画をつくっていきたいと考えているところでございます。 ◆吉田豊明   基礎調査とかは、専門家に任せなきゃいけないところもあるんですけれども、区の職員が章立てから、さまざまなところまでつくっていくというのは、非常にすばらしい取り組みだと思います。それで、そういう立場からしても、お伺いするんですけれども、コンサルでつくったとはいえ、現計画や前計画の内容といいますか、計画の中には目標も立てられたし、それに対して、どういう成果であったか、結果もわかるわけですね。そういう総括というのは、特に今、職員の皆さんで今度の実行計画をつくろうということなんで、よりリアルにわかっているんじゃないかと思いますが、総括という点では、どうなんでしょうか。前計画と現計画、次の計画に向けての総括という点。 ◎環境政策課長   現計画については、まだ計画が終了期間までは、まだ来ていませんけれども、一定の計画と実際がどうだったかという検証については、当然、行っていくことになります。現計画の総括をした上で、新しい計画のほうにPDCAサイクルを回すという意味合いでも、きちんと引き継いだ形で次期計画を立てていきたいと考えております。 ◆吉田豊明   この実行計画の場合、やはり大きな取り組みの一つがCO2といいますか、温室効果ガスを削減するのに当たって、目標を立てて具体的に取り組みの段取りをつけて、それを実行して結果がどうだったかということが問われると思うんです。そういう点で、これ数字でお伺いしますけれども、前計画のときに掲げた削減目標が何%で、実際はどうだったのか。それから、現計画は何%の削減目標で、どうなる見込みなのか、この2つをお聞きしたい。
    環境政策課長   現行の計画でいきますと、率では計画自体は削減量、CO2の量で示されているんですけれども、率に合わせますと、基準年と比較して1.8%という形でしたが、実際は平成27、2015年時点で見ますと、5.98%の削減率になってございます。2013年度比ということであれば、9.1%の減が実績でございます。  次の計画目標の話でございますけれども、これについては、今後、一定の削減目標を策定していくわけですけれども、いわゆる国際的なパリ協定で言われているところの今世紀後半、人為的な温室効果ガスの排出実質ゼロを目指すということになると、かなりの高い数値を目指さなければいけないのかなというのが、世界的な状況なのかなというふうに思っておりますし、国のほうでは現行26%、東京都の基本計画では30%を掲げております。そのほかの自治体等も、かなり高目の数値を今出てきているのが状況なのかなという中て、板橋区では実質、大事にするとして、低い目標でいいかと、やはりそれは違うんだろうと。一定程度の目標を掲げて、それに向かって努力するという姿勢を見せるような計画になるのかなと。具体的な数字については、これからの策定の過程の中で、いろいろな多方面からのご意見も承りながら決めていきたいと思ってございます。 ◆吉田豊明   削減目標が1.8%という、みずからも低いとは言わないけれども、実現可能なといいますかというところの目標に対して、それがクリアできたというお話だったんですけれども、それは地球温暖化防止という立場から、どうなのかということも改めて問われなければいけない目標設定だったし、現時点での削減の到達であろうというふうに思うんです。それで、そういう点で、きのうの区長の答弁の中でも、地球温暖化対策防止の条例化の話を質問が出て、否定されないという答弁だったと思いました。そういう点で、これから今実行計画が策定する作業が入るんですけれども、内容の大きさからいって、またエコポリス宣言を行っている板橋区としても、この実行計画の位置づけを現位置づけでいうと、基本計画があって環境の基本計画があって、その下あたりに位置づけられるんですかね。それよりも、条例化も一つの視野に入れて、エコポリス宣言の下に位置づけるという、特別な位置づけで取り組んでいくということも検討し得る状況なんじゃないかなと、検討していく方向で、この問題の取り組み方というのは、大きな問題じゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺どうなんでしょうか。 ◎環境政策課長   区長の答弁でもありましたとおり、例えば資源環境審議会の中で、あるいは広く意見を承る中で、条例化の必要性の有無も含めて、検討してまいりたいというふうにお答えしてかと思います。位置づけについては、区の基本計画のもとに板橋区の環境基本計画があって、特に温暖化対策については、基本計画と温暖化の実行計画が同じレベルというか、細かいことは実行計画の中に掲げますけれども、最終的な目標であるとか、大きなところについては、環境基本計画の中に取り組んでいくべきだと思ってございます。そういう意味で、現行の環境計画については、温暖化対策の実行計画ができた段階で、見直しということになるのかなと思ってございます。 ◆吉田豊明   気持ちとしては、非常に高い位置づけで取り組む必要があるというふうに思います。  それで、来年度から予算をつける取り組む実行計画なんですけれども、目標についてなんですが、どのようなものを設定しようと考えておられるんですか。2月に配付されました地球温暖化対策についてという報告書の中では、今世紀後半の人為的な温室効果ガス排出、実質ゼロという目標を世界が共有しという認識が書かれていますので、それに見合うような形になるかと思うんですけれども、どうなんでしょうか。 ◎環境政策課長   次の温暖化の実行計画については、33年から5年間という期間を設定しております。その期間内で、目標設定という形になろうかと思いますので、長期的目標ということであれば、委員おっしゃった温室効果ガス排出実質ゼロというのが、長期目標になるかもしれませんけれども、実質、この実行計画については、期間を区切った上での目標設定という形になると思っています。どのくらいのレベルになるかについては、今後の議論を待ちたいというふうに思ってございます。 ◆吉田豊明   長期的な目標というのは、掲げないとないということですか。 ◎環境政策課長   長期的目標を掲げないというわけではなくて、どういう形で例えば長期目標、あるいは中期的な目標、あるいは今回の温暖化の計画の5年間の目標とするかというのは、当然、議論の中で決まっていくのかなと。パリ協定の世界共通に目標を掲げている理念を、きちんと打ち出す必要があると思いますけれども、それをどういう位置づけにするかというのは、議論の中で決めていきたいなというふうに思っています。 ◆吉田豊明   これは、いつ報告されたのか。多分、2月のときにいただいた報告書だと思うんですけれども、将来的にも脱炭素社会の実現に向けてということで、先ほど言いました今世紀後半、排出するものと、CO2を吸収するものを均衡させる、そういうところまで到達しようという、長い目で見ると、そういう目標だと思うんです。それで、この実現に向けては、イノベーションですね、技術革新が一定の条件とされているんですけれども、それとともに、化石燃料の火力発電を減らしていくこと。それから、再生可能エネルギーを限りなくふやしていくことが求められると思うんです。そういう点で、今の国のエネルギー政策というのが、大きなネックになるんじゃないかというふうに思うんですけれども、まず課長の認識で構いませんが、その辺の認識はどうなんでしょうか。 ◎環境政策課長   委員おっしゃっているとおり、脱炭素社会を目指すという中では、どういったエネルギーを導入していくかというのは、大きな課題というふうに認識しています。委員のお話の中の再生可能エネルギーを、区としてもできるだけ導入していきたいという考えは持ってございます。ただ、現行の再生可能エネルギーのコストについては、まだ割高という面もございますので、みんなが使うことでコストダウンをするという意味では、私ども区としても、そういったものを導入していきたいというのはありますけれども、さまざまな行政課題がある中で、環境だけでどんどんつぎ込んでいいのかというのも、やはり議論があると思っております。  そういった意味では、どれだけの割合で入れていくかというのは、コストとか、あるいは施設における耐用年数とか、初期費用、イニシャルコストとランニングコストの比較とか、そういうさまざまな検討を経た上で、適切な電力を導入していくべきなのかなというふうに思ってございます。区としては、再生可能エネルギーもそうですけれども、温室効果ガス排出ゼロの電力をまず導入して、次は再生可能エネルギーを導入するという大きい流れで、私としては考えているところでございます。 ◆吉田豊明   区の再生可能エネルギーを多く使った電力を取り入れていくという考えを聞いたんじゃなくて、今、板橋区は人口もふえています。ということは、それだけ消費する電力というのは、必ずふえるんですね。そのもとで、温室効果ガスを減らす、エネルギーを減らすことはできませんので、電気のつくられるもとの構成比、エネルギーのミックスの話で国の政策が足かせになっちゃうんじゃないんですかという話をしているんですね。それで、その辺についての認識を端的でいいんですが、お知らせいただきたい。 ◎環境政策課長   どういう電力を導入するかというのは、今、電力の購入については自由化ということで、かなり例えば今、区役所じゃなくて一般区民の方も含めて板橋区ということを言われたんだと思いますけれども、それぞれの家庭でそういった例えば再生可能エネルギーを専ら使っていくんだというんであれば、そういうのを扱っている電力会社と契約すること、そういうのを導入することは今でもできると思っております。ただ、先ほど申し上げましたとおり、コストとか、いろいろなことを考えて、それぞれの家庭なり、あるいは事業者なり、いろいろなところで考えて構成比は問題かどうかというのは別にして、選ぶことは既にできますので、そういったことで区としては、そういう電力を導入していきたいというふうに申し上げたものでございます。 ◆吉田豊明   ちょっと質問とかみ合わなかったので、僕が言いたかったのは、国のエネルギー政策が板橋区の削減目標を達成していく上でも、足かせになると思っているんです。だから、区としても、また連携する区としても、また自治体としても、そういう今の国の行っているエネルギー政策の基本的な転換を求める必要があるんじゃないかなということで言いました。私は、それがないと、削減というのはなかなか進まないんだろうなというふうに思うんです。これは、私の意見なんですけれども、それで今度の実行計画をさまざま実施していく上で、エコポリスセンターの役割を機能強化していく必要があるんじゃないかと思うんですが、その辺は計画としては盛り込まれることになるんでしょうか。 ◎環境政策課長   エコポリスセンターのお尋ねの中で、いろいろな役割がございます。基本的には、環境教育の拠点というような位置づけで、今まで行ってきましたし、あるいは環境活動団体との板橋区との協働事業の中心的な役割で行っています。今、言われている地球温暖化についても、環境課題の一つでございますので、今後、そういった面についても含めて、エコポリスセンターの事業の中で考えてまいりたいというふうに思ってございます。 ◆吉田豊明   それを進める上で、私は指定管理者制度がワンクッションを置いちゃうということで、区の政策が直接区民に届かなくなる可能性があるんじゃないかというふうに思うんです。先ほど、課長が述べられたように、今回の実行計画は区職員がつくるということを、私も初めて知りまして、応援していきたいというふうに思ったんですね。それで、そういう意味でも、より実行性あるものにしたい。そして、エコポリスセンターも地球温暖化防止の板橋の拠点にしていく必要があるだろうと、そういうふうに考えたときに、指定管理者が行うんじゃなくて、区が直接運営をして、区民の皆さんと協力して進めていく必要があるんじゃないかというふうに思っています。 ◆中妻じょうた   よろしくお願いいたします。  区政全般の話として、平成31年度予算全般についてですけれども、大変厳しいということは各所から言われておりまして、一般質問等でも老朽化した施設がたくさんある中で、できるだけ早く改修していってほしい。特に、学校の老朽化ですとか、あるいはエアコンの問題なんかは、本当に各会派から言われておりまして、いろいろなところにお金がかかる状態があります。そういう中で、財源をどう確保していくかということが、非常に重要な問題になってくると思っておりまして、そこについては本当にいろいろな意見があり、あるいはこういうことを言うと批判されるんじゃないかという意見があるかもしれない中で、区議会議員としても、きちっと責任ある提言をしていかなければいけないと、そういう責任を感じておりますので、一般質問の中でも、例えばエコポリスセンターと教育科学館の統合案といったものも出させていただいております。  こういう場所によらない、しかも規模が大きい施設の統合、できるだけサービスを落とさない、規模を落とさない、そういう中で中の工夫をすることで有効な、さらなる税金の効率的な利用ということを実現していくということは、非常に大事だと思いますね。集会所についての話も大分いろいろやらせていただきました。ただ、集会所はなくなると代替物はないんですよ。その地域になければないと、その地域にないと、ほかにかわりがきかない、500メートルメッシュというのは大事かもしれませんけれども、そこは地域事情をちゃんと勘案して、そこは安易にむしろ手をつけちゃいけないところ。逆に、その地域によらないものであれば、しかも規模が大きいものであれば、財政効果は大きいわけです。こういうところに、むしろ積極的に提言をしていかなければいけないんじゃないかという中で、エコポリスセンターと教育科学館を言いました。  もう一つ、きょうはちょっと地元の議員もいらっしゃる中で、大変言いづらいんですが、やはり言っていかなければいけないこと。美術館について、改修がもう6月にリニューアルオープンするということで、それ以上、そこはもうしょうがないのかもしれませんが、美術館と郷土資料館を統合して、現中央図書館の位置につくるということは検討しなかったんでしょうか、いかがですか。 ◎文化・国際交流課長   美術館の改修につきましては、平成25年から6年にかけて、美術館のあり方検討会ということで検討し、現在地で改修をするということで、報告をまとめたところでございまして、今、委員おっしゃられたような検討というのはなされていないというふうに認識しております。 ◆中妻じょうた   時系列的に、そういう検討は可能かどうかということはいかがですか。中央図書館の話が全く出てない状態で、今の話をするのは、さすがに難しいと思うんですけれども、現中央図書館も改修が必要で、その場所では無理だという議論はあったはずだと思うんですよね。そういう中で、所管を横断的な議論をして、そういうことが必要なんじゃないかという議論があったかなかったかというのは、どうですか。 ◎文化・国際交流課長   先ほど、答弁しましたとおり、美術館のあり方検討をしていたころというのは、平成25年から26年でございますけれども、私の記憶では当時、中央図書館が今の場所に移転改築するというようなこと、まだ確定していなかったんじゃないかなというふうに思います。郷土資料館についても、今、大規模改修の話が、計画があるわけでもございませんので、美術館の改修のタイミングで、そういった複合化という検討というのは、なかなかタイミングとしては難しかったのかなと思います。  ただ、一方で今、委員おっしゃられたとおり、区としては公共施設の再編に当たっては、集約・複合化というのが基本的な考え方として、No.1プランに位置づけられておりまして、そのエリア単位で、エリアマネジメントの考え方で検討していくということが、政策経営部のほうからも出されていると認識しているところでございます。 ◆中妻じょうた   先ほど申し上げましたとおり、美術館については6月リニューアルオープンということで、ここはしょうがない、ここはよりよいものにしていくしかないだろうという認識を持っておりますけれども、こういう検討はやはりされてしかるべきだと。基本的には、これはエコポリスセンターもそうなんですが、人を集めることが大事な施設というのは、交通の便が悪いとどうにもならないんですよね。そもそも板橋区の、これまでの施設整備のやり方の中で、ばらけていろいろな施設を置こうという考え方、地域事情を考えたのかもしれませんけれども、美術館やエコポリスセンターは地域によらない施設なので、それは交通の便のいいところに置くのが基本です。そこが、あるかないかだけ、多分、入場者数が全然違うと思います。そういう検討は、本当はあってしかるべきだったし、大規模改修ということで、20年か、そこらぐらいは今の状態で使うんでしょうけれども、次の機会のときには、ぜひちゃんと考えていくべきではないかなと、こういうふうに思います。  そして、美術館の話について、狩野派はやめるべきだという、かなり大なたを申し上げたというところもありますが、ちゃんとこの際、考えようということで、資料要求として、区立美術館の全所蔵品リストを出していただきました。大変ありがとうございます。美術館の協力と、あと調査係、大変お手数おかけして1,033点のタイトル、著者名、購入金額、そして寄贈か、購入かといった分類まで出していただいて、これ大変興味深い資料です。見ていると、なかなかわくわくしてきますね。大変、おもしろい資料だと思いますので、皆様もごらんいただければと思うんですが、その中で先ほどご答弁ありましたとおり、狩野派の資料は175点でした。全1,033点中17%ほどが狩野派だったということですね。やはり、今後の財政効果ですとか、今後の購入方針、そして特徴ある美術館をつくっていくという観点から、狩野派をやめるというのは一つの手だったんじゃないかなと思ったんですが、思ったよりも狩野派の点数が少ないと。しかも、寄贈されているものが結構あるんですよね。寄贈されたものを売っちゃうというのは、さすがにどうかなということは、私も思いますので、丸ごと切り捨てるというところまではやらなくてもいいのかもしれない。  ただ、ここで昨年の2月に美術資料を購入したときのことを、もう一回蒸し返したいと思うんですけれども、このときに久しぶりに美術品、今回の改修を見据えて美術品の購入をしましょうという話が出てきましたが、この中で近代が4点、狩野派が6点だったんですよ。バランスを考えた場合に、狩野派が17%しかなかったところに6点買った。現代美術4点だったということで、狩野派をむしろ強化していく必要があるのかということを、やはり疑問に改めて思ったんですね。この点について、どうお考えになるか。今後の購入方針とあわせて、平成30年2月の美術品購入の、どういう検討がされて、この4点、6点という結論に至ったのか。今後の購入方針とあわせて、お答えいただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   昨年の美術品の購入に関する経緯等々でございます。  先ほども申し上げましたとおり、板橋区立美術館が昭和62年に収集方針を運営協議会のほうからいただいて、それ以降、板橋区ゆかりの作家、それから大正、昭和期の近現代美術資料、それに江戸文化を中心とする古美術を収集しているという方針のもとに、今まで1,030点近い美術資料を収集させていただいてきたということが、一般的な美術館の業界、あるいは画廊、それからその作品を持っている方々の中で広く知れ渡り、板橋区立美術館にそれに関連する美術品の掘り出し物があるときには、情報がありがたいことに入ってくるような今状況にございます。それは、板橋区立美術館がそういう活動を長年にわたって継続してきた、ぶれずに継続してきたたまものであるのかなというふうに自負しているところであります。したがって、昨年購入させていただいた10点についても、そういった画廊さんであるとか、所有者の方々から、ぜひ板橋区立美術館で活用していただきたいであるとか、持っていただきたいといったお声をもとに、美術館のほうで美術館が持つにふさわしいかどうかということで検討の上、かつ審査会を立ち上げて、それぞれの分野の専門の方に見ていただいて、作品の真偽であるとか、価格の妥当性であるとかを判断した上で購入させていただいているものでありまして、狩野派を何点とか、近現代を何点とかというものありきで、作品を購入しているというものではないということでございます。 ◆中妻じょうた   バランスとかを考えてやるものでもないということはわかります。いいものを買おうという気持ちは、当然、わかるんですけれども、区の財源も限られている中で、やはりある程度、方針を絞ってやっていかないと、それこそコンセプトがわからない。どういう美術館なんだ、ここはということになる。私が知り合いの中で、美術品の専門家と呼べる人が2人いるんですけれども、2人とも板橋美術館を訪れて、何だかよくわからないという、これに類することを言っているんですね。やはり、板橋区の美術館なので、板橋区ゆかりということを一番大事にすべきだなと思っているんですけれども、もう一回、平成30年2月の購入品の中で、一番高額だったのは長谷川利行画伯の水泳場、非常に大物ですね、3,240万円、非常に良質というか、迫力もあるだろうという中で、重要なものであろうというのは思うんですが、ただこれまでの所蔵品リストと比べてみると、長谷川利行画伯の作品というのは、ほとんど見られない。全部、確認してないんですけれども、1点、2点ぐらいしか見当たらないんですね。そういう中で、一番の大物として長谷川利行画伯を買ったという、長谷川利行特集を組めるわけでもない状態だと思うんです。  そこで、幾らいいと言っても、一番大枚はたいて買ったのがこれだというと、ますますコンセプトがわからなくなる。そういう検討って、なされてないのか。いいものが出た、買おうというだけで進めていってはいけないのではないのか。これまでの所蔵品のリスト、そこから生まれるストーリー性、板橋区との関連性ということを、ちゃんと考えた上で買っていかないと、出たものを、いいものが出たら買うというんでは、やっていけないですよ。そこら辺の考え方はどうでしょう。 ◎文化・国際交流課長   先ほど申しましたとおり、美術館としての柱としては、しっかりとしたコンセプトを持って収集に努めているというふうに思っているところでございます。文化芸術の世界は幅広くございますので、見方によっては、そういうご意見も持つ方もいらっしゃるのかなと思いますけれども、美術館の意図が伝わらないのは非常に私どもも残念でございますし、反省するところでもあります。  ただ、今、おっしゃられた長谷川利行の絵でございますけれども、3,240万円で購入させていただきました。長谷川利行氏につきましては、寺田政明さんは、皆さんご存じかと思いますけれども、前野町のゆかりのある作家でございますけれども、寺田政明さんが板橋区のモンパルナスの画家に大きな影響を与えた画家でございまして、お亡くなりになったのは、板橋区の養育院でございました。そういったモンパルナス関連の長谷川利行さんの絵の水泳場という3,240万円ですけれども、これはメインとなり得るような貴重な絵でございます。それを、ありがたいことに板橋区でモンパルナス関連の展覧会で、名のある板橋区にということで、ぜひ購入しませんかというお話をいただいた上で、審査会を開いて板橋区が持つにふさわしいかどうかということで、ふさわしいと判断をいただいたという経緯でございます。 ◆中妻じょうた   ある程度、そういうところはあるとは思うんですけれども、やはりどういうコンセプトの美術館にしていくかということを、もう少し絞り込んでやっていく必要がある。いいものが手に入ったんであれば、今後、ここのところにほかから例えば長谷川利行画伯の美術品を借りた展覧会を行うようにするとか、考えていく必要があると思います。3本柱として、板橋ゆかり古美術モンパルナスとありますけれども、古美術とモンパルナスは広過ぎますよ、やはり。それで、方針と言ってしまうと、見る人にとっては、どうも絞り込めてないなという感覚が抜けきらないと思うんですね。板橋ゆかりということをてこにしていくのが大事だと思っておりまして、その中でキーワードになりそうな、今、お話がありました寺田政明画伯、前野町に住んでいました。  今後の芸術的な提案もしていきたいと思いますけれども、同様に前野町に住んでいらっしゃった古沢岩美画伯、こちらの方の所蔵も多いです、かなりたくさん持っていらっしゃいます。タイムリーなのが、古沢岩美画伯が表紙をかいた千夜一夜物語、岩波文庫の千夜一夜物語が復刻されたというのがあります。これを見ると、改めて、こういう非常にエキゾチックな魅力ある絵をかく人がいるんだと、知る人が改めてふえると思うんですね。板橋区ゆかり、前野町に住んでいたということ、ああそうなんだと、ここでやはり今6月にリニューアルオープンされたときに、特集組むべきは私は古沢岩美画伯ではないかと思うんですが、そういった方向で検討されています。 ◎文化・国際交流課長   貴重なご提言、ありがとうございます。  リニューアルオープンのときには、もう既にご案内のとおり、申しわけございません。ボローニャ国際絵本原画展を、ボローニャから来る時期的にも、そういった循環の時期でございますし、板橋区立美術館の目玉でもございますので、それでやらせていただくことで計画をしているところでございます。  美術館の展覧会については、全てが板橋区の場合は学芸員の手づくり美術館でございまして、調査研究から始めて、大体1年半から2年ぐらいかけて展覧会を仕立てていくものでございます。今の貴重なご意見も踏まえながら、今後の先々の板橋区立美術館で開催する近現代関連の展覧会は検討していきたいと考えてございます。 ◆中妻じょうた   ぜひ、情報収集して積極的にいいものをあるんですから、それを使って、いい企画を、板橋を絡めたストーリーを板橋区立美術館で語れるようにしていくということが大事だと思うんです。そして、やはり忘れてはならないのは、近年で一番入館者数が多かったのは、長谷川町子展だったということ、ここはぜひ忘れてほしくない。やはり、区民が喜んで来たいと思うような企画をやって何ぼだと思うんです。そういうことが、これまでの枠組みにとらわれず、特に板橋ゆかりということを大事にして、ぜひ考えていっていただきたい。  以前、提案しましたゴジラを生んだ美術監督の井上泰幸さん、前申し上げましたとおり、井上泰幸さんの姪御さんが板橋区内に住んでいて、作品を所蔵しています、板橋区内に。これやろうと思えば、すぐできます。  もう一つは、これも以前申し上げました。タイムズ誌の世界に影響を与えた100人に選ばれた現代美術収集家が板橋区内に在住でいらっしゃいます。美術品、貸してもいいと言っているのに、実現してないと。こういうふうに、板橋ゆかりで、しかもすぐできるような企画、多くの方が興味持ってくれる企画を、板橋区のこれまでの美術館の方針は違うからといってやらないという手はないと思うんですよ。こういうことを、ぜひ積極的に考えていってほしいと思うんですが、今の2つの企画の実現性や意欲も含めて、ぜひお答えいただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   ご提案ありがとうございます。今、ご提案いただいた2つを、これはできる、できない、私のほうから申し上げるべきではないと思いますけれども、委員おっしゃるとおり、板橋区ゆかりの作家、あるいは今まで板橋区立美術館が所蔵してきた、収集してきた所蔵品を活用し、かつ絵本の原画を美術として扱った美術展を開いている、都内でも一番の美術館として、多くの方に来ていただけるような展覧会を企画していきたいと考えてございます。 ◆田中やすのり   おはようございます。  最初に、きょう一番聞きたいなと思っていたのが、今、新しい技術、AIとか、IoTとか、ICDとか、いろいろな技術が出てきていますので、区民環境委員会の所管のところで、業務の洗い出しをすると、新しい技術を使える可能性があるのかどうかというのを、ちょっと聞きたいと思っておりまして、いきなり振られるとなかなか難しいかもしれませんので、ちょっとほかの質疑をしますので、その間にちょっとお考えいただいて、後でまた聞こうかなと思っていますので、よろしいでしょうか。すみません。  最初に、来年、私毎年楽しみにしております板橋花火大会、まずちょっと聞きたいと思いますので、60周年ということで、記念的な華々しいやり方をすると思うんですけれども、どういうことをお考えになっていますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   板橋花火大会も、いよいよ60回目を迎える年となりまして、今回、60回という記念すべき会を盛り上げるために、尺玉という花火があります。これは、通常、数を60発にさせていただいて、場を盛り上げると。また、6色のレーザー光線を使って、ちょっと会場を盛り上げるなど、今、内容については、非常に効果を狙って考えているところでございます。予算としては、280万円ほど組んでございますけれども、これは花火の24発になるわけですが、こちらのほうが150万円ほど、またプロジェクター等作成にかかる経費130万円ほどということで、組ませていただいているものでございます。 ◆田中やすのり   花火、区民の方楽しみにしていると思いますし、あと交流している都市から皆さんいらっしゃいますよね。交流都市の、要はお祭りのときだけ行き来するというのが続いているように思いまして、あと何周年、そういう記念のときだけ行くというのがあるんですけれども、交流都市との今後のあり方なんですけれども、もちろん議長が来たり、市長が来たり、副市長が来たりというのはいいんですけれども、やはり市民レベルでの交流が、もっと進んでいくようにできないかなと思っていまして、日光市と金沢と大船渡もそうなんでしたっけ、3つか、幾つかあると思うんですけれども、トップ外交というのもちろんいいと思うんですけれども、市民が金沢とゆかりがあるんだと、この板橋地域の人は知っているかもしれませんけれども、東上線沿いの人は実は金沢市と提携しているよなんていうことは、余り知らないですし、日光市に関しても、余り知らないと思いますので、市民レベルの交流が今後どんどん進んでいくような取り組みをしていったほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども、お願いします。 ◎くらしと観光課長   今、ご質問いただきました金沢市、また日光市、大船渡市とは協定を結んでおりまして、またそのほかに都市交流といたしましては、例えば防災協定を結んでいるとか、あとフレンドシップ協定といいまして、以前、保養施設がありまして、そういうふうな時代とともに廃止になりました。その後、区民の方々に楽しんでいただくような仕組みづくりとして、いろいろな都市とのパートナーシップ協定を結んでいるところです。市民レベルの交流という意味では、実は着実に進めさせていただいておりまして、金沢ですと、ことしは10周年記念事業ということで、子どもたちの野球の交流とか、あとこちらから行くツアーですとか、あと日光市は板橋の森がございまして、そういったつながりですとか、そういうPRをしているところです。  また、霞ヶ浦市とも交流がございまして、そこにはバスツアーを組んだり、以前はいろいろと婚活ツアーなんかも含めて、交流を盛んにしていたところでございます。なかなか、どこと交流しているということで、皆さん、ご存じないという区民の方がいらっしゃるというご指摘ですので、PR方法を含めまして、効果的な交流を進めていきたいと考えております。 ◆田中やすのり   例えば、花火大会とか、マラソン大会とか、そういうイベントがあると交流している方に来てくださいとお呼びしやすいと思いますので、そういう機会をぜひ捉えながら、市民レベルの交流が進むようにお願いしたいところと、あともう一つ、関連してちょっとしますけれども、それぞれの地域によって、区レベルじゃないんですけれども、交流している都市があったりしますよね。そのあたりも、一度全体把握してもらって、例えばこの前、梅祭り、皆さんいらっしゃったと思うんですけれども、新潟の高見町から来て販売していたりしますよね。地域、地域で区全体ではなく、交流を持っているところが、多分、赤塚、成増地域で例えば只見町がありますので、ほかの地域でも恐らくあるんだろうと思うんですよね。そこを、一度精査して、区としてもバックアップできるんだったら、バックアップしてほしいですし、そのあたりも今後の取り組みというか、考えていったほうがいいんじゃないかなと思うんですが、どう考えますか。 ◎くらしと観光課長   たしか、只見町との交流は青少年健全育成の事業から発したというふうに聞いておりますし、また高島平地域では、言葉のから木島平との交流があるというふうに聞いております。さまざまな交流が、実は区民レベルであるというふうに承知はしているところでございまして、一つは区民祭りで出展いただくような取り組みからスタートをして、全体としては結構幅広く、微妙な縁のところもあったりしますが、そこはこちらのほうとしては、一応、把握はしております。ただ、地域間の交流について、今後、区として、どういうバックアップができるか、ここについては仕組みづくりを考えていきたいと思います。 ◆田中やすのり   ありがとうございます。話を戻させてもらってよろしいでしょうか。  この区民環境委員会の所管の中で、例えば新しい技術を使って業務改善が図られそうだというような業務も今思う中で、ちょっと洗い出しをしていただきたいんですが、何かありそうだなと。例えば、大阪のほうでは戸籍住民課では、特別なケース、国際結婚とか、養子縁組みたいなケースで、過去の事例をさかのぼって探したりとか、法令と照らし合わせて、法令に合わせてチェックが必要な業務とかにAI入れたりとかというふうに、ニュース報道されているものですから、そういったような事例があれば、お知らせいただきたいと思います。 ◎戸籍住民課長   戸籍住民課が実施しているわけではございませんが、戸籍のシステムのベンダーのほうでAIを使った人工知能を使った質問に対する回答というのを研究しておりまして、戸籍の届け出に関する質問に対して、人工知能を使って回答しようということで、それに対しても戸籍係のほうが登録をしまして、戸籍係の職員のほうから質問をして、それに対してAIが答えてくれるものに対して、正しいかどうかはまた区の職員がチェックするというようなことで、そういったことでご協力したことがございます。 ◎環境政策課長   AIとか、新しいところの技術ではございませんけれども、一応、新規事業で今、31年度事業で区民参加型生き物情報共有事業というのを、今、考えています。これについては、一般の区民の方から、いろいろ情報を寄せていただいて、環境省が運営しているウェブサイトの生き物ログのほうに登録していこうかと。そういうことで、既存のそういった仕組みを使って、板橋区の自然の状況、生き物の状況がどうだというのをやっていきたいということで、寄せていただくについては、スマートフォンであるとか、ご自宅のパソコン等の情報通信機器を使って、区役所のほうに情報を寄せていただいて、そういった大きいくくりの中のデータということで、今やっていきたいと。これは、新規事業なので今後検討していかなければいけない部分もあるんですけれども、いわゆるIT機器を使った一つの事業のケースになるのかなと今思っているところです。 ◆田中やすのり   私のほうで、ちょっと想定できるのは幾つか考えてみたら、例えば騒音の測定、よく土木のほうだと道路の点検補修なんか、今、実験的に始まっていますけれども、それと一緒に騒音もつければ、一緒に、今、区は定点的に5か所ぐらいの騒音をはかったりしていますけれども、そうするともっといろいろなエリアの例えば騒音測定なんかというのができてくると思うんですけれども、その点はどうですか。 ◎環境政策課長   それも一つの方法かなとは思います。ただ、現行の今やっている調査というのは、道路から何メートルで、建物からどのくらいとか、一定の基準があって、全国それが同じ基準でやっているというのがあるので、それで比較ができるという状況もあるので、今やっているのは、調査を継続しながら、今言った新しい手法については、ちょっと検討させていただければと思います。 ◆田中やすのり   今、課長がご答弁いただいたので、以前からお願いしていますね、これも、AIでうまくできるんじゃないかなと思うんですけれども、ごみ出しアプリの多言語化、ごみ出しで新井課長でしたっけ、ごみ出しで問題になっているのが、やはり日本人の方のごみ出しのルールはいいんですけれども、東南アジアから来た留学生とか、ごみ出しのルールを知らないだけで、地域トラブルになっていますので、ごみ出しルールのAI化みたいな、何か最近ね、問い合わせに対しての先ほどAIというのがありましたけれども、ほかの自治体にも結構出ていますので、日本語ツールじゃないAI化というのは、なかなか難しいんですか、出し方について。 ◎資源循環推進課長   ありがとうございます。今、お話ありましたアプリ、現状もダウンロードしていただきますと、外国語版、英語、中国語、韓国語、全部使えるような形になっております。その中で、お知らせしていくというのと同時に、やはりいろいろな質問ですとか、そういったものも出てくる可能性もあると思います。そういったものも蓄積しながら、うまく活用できたらいいなというふうには思っているところです。ただ、外国語版につきましては、今現状も今も3か国語はあるということでございます。 ◆田中やすのり 
     ありがとうございました。すみません、私が見ていたのは日本語でした。アプリ、ちょっと見られてなかったので、確認をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。  それと、話を変えるんですけれども、エコポリスセンターとリサイクルプラザと熱帯環境植物館、あれ一応全部キーワードとしては環境ということで、全部つながっていますよね、もちろんリサイクルですから、環境だし、エコはエコでつながっていますし、熱帯環境植物館は温水を使ってということで、熱の利用ということで、この3つが今ちょっと中妻委員、先ほどエコボリスセンターと教育科学館で一緒にという話があったんですけれども、趣旨はよくわかるんですよね。それが、実現性があるかどうかは別にしても、ただ3つの施設というのは、環境というキーワードでつながっているのに、それぞれ個別でやっているんですね、指定管理者も別だし。何か、そこのうまく3つをいきなり1個にしろとは言いませんけれども、3つの連携を図って、例えば企画の展示を合わすとか、そういう効率的な指定管理者同士の連携をつくって、うまく回すとか、そういう視点が今までちょっとなかったと思うんですけれども、今後どうですかね。 ◎環境政策課長   リサイクルプラザについては、資源循環推進課が所管しておりますけれども、まとめてということで、それぞれの館は確かに指定管理者が行っていますけれども、年度協定等いつも区と厳密な連絡をとっていることがございます。そういった中で、例えば今、委員おっしゃっていたような、例えば展示を3館でやってみる。今、循環バスでは連携してやっているところなんですけれども、中身の例えばイベントであるとか、そういった催し物について、そういった連携というのは、所管から、こちらの資源環境部にございますので、一定の方向性のもとに検討していくことは可能かなと。館でいいますと、例えばエコポリスセンターの指定管理者のイベントの中で、ちょっと所管違いますけれども、グリーンカレッジを一緒になってやっている例もございます。ですから、同じ区ですので、連携については、それ以上にやる意味もありますので、ちょっと検討させていただきたいと思います。 ◆田中やすのり   ありがとうございます、よろしくお願いします。  話をちょっと変えたいと思うんですけれども、こちらの委員会の直接的な所管じゃないと思うんですけれども、文化・国際交流課長にお聞きしたいんですけれども、今、学校の教育現場に行くと、多分どの学校もそうだと思うんですけれども、外国人のお子さんが通ってきて、日本語がわからないというお子さんがたくさんいらっしゃいます。最初のころは、頑張って学校に通ってくるんだけれども、やはり言語が通じないということで、どうしても不登校がちになって、家にひきこもってしまうというケースが私たちのもとに、結構、相談が寄せられるんですね。もちろん、教育委員会のほうでも、その対応を、一生懸命やっているのはわかるんですけれども、ぜひ文化・国際交流課のほうで、何かそういったひきこもっちゃっている、外国人の子どもたちに対する支援というのを、うまくできないんですか。例えば、アイシェフボードをつくって、編集している方というのは、そこの国の方に対しては、いろいろとネットワークを持っているキーパーソンだと思うんですね。そうした方を、うまく活用して、ひきこもりがちになっちゃっている外国人の子どもたちへの支援というのを、今後、文化・国際交流課としても、何か手を差し伸べていっていあげたいと、せっかく人材を束ねているわけですから、そのあたりって今まで検討があったりとか、そういう話ってございましたか。 ◎文化・国際交流課長   学校に、特に小学校だと思いますけれども、通われている児童の中で、日本語ができない子どもたちからの相談というのが、文化国際交流財団のほうにも多数来ているのは、そのとおりでございます。実際に、学校の中の例えば言葉支援員であるとか、そういった教育委員会のほうで、まずは対応していただいておりますけれども、実態として学校で対応し切れなくて、財団のほうから国際交流員、あるいは語学ボランティアという通訳ができるボランティアの方が支援に行っているという例は、実態としてはございます。  ただ、財団のほうも数に限りがございますので、そういったときに一番多いのが、いたばし総合ボランティアセンターのほうに、お問い合わせが行って、そういったことができるボランティア、結局、ボランティアセンターのほうで日本語教室のボランティア団体という方々がいらっしゃいます。そういった方々に、ご相談をして、そういった方々が支援をしているというような事例も出ているところでございます。いずれにしましても、教育委員会、それから文化国際交流財団、連携をして、どういった支援ができていくのかということは、やっていかなきゃいけないというふうに理解しているところでございます。 ◆田中やすのり   今度、常盤台に新しい中央図書館ができます。そこに、文化・国際交流課として何か絡みを持っていけることは、可能性はございますか。例えば、世界の絵本があるわけですから、多文化の子どもたちとしても、新しい自分のもともとの言語のところの絵本があると言えば、行きやすいと思うんですよね。例えば、新中央図書館、そこに今、国際交流のほうで、そうした言語の支援ができるような方が、例えばいると、そこはもちろん図書館で絵本の図書館なんですけれども、そこからうまくフォローにつなげていくというような、図書館を活用しながらできると思うんですけれども、新中央図書館と文化・国際交流課のかかわり、連携というのは、今後出ていくのか、出ていかないのか、聞かせてください。 ◎文化・国際交流課長   今、中央図書館のほうからは、中央図書館の中にはボローニャギャラリー、仮称だったと思いますけれども、ボローニャギャラリーができるということで、ボローニャ市との交流は私ども文化・国際交流課が中心となっているということで、どういった連携ができるかということについては、これから検討させていただこうというふうに思ってございます。できれば、そういったギャラリー、あるいは絵本コーナーの近くに国際交流にかかわるものの例えば展示だとか、先ほど委員おっしゃられたように、語学のことであるとかいうことは、中央図書館ともよくよく相談を受けて、勉強していきたいと思います。 ◆田中やすのり   今回の予算書には、最初に編成の方針のところに、組織を横断という表現が予算編成の方針のところでいっぱい出てきますので、ぜひ所管を越えて、今、区民、生活している人たちが困っているんだという視点で、今、区のある仕組みを例えば組み直す、今言った外国人の子どもというと、どうしても所管は教育委員会で学校に来てもらうようにという発想になりますけれども、それ以外に生活面でいろいろと今言ったようにサポートの窓口というのは、実は図書館だったりするかもしれないし、いろいろと切り口はあると思うので、そういう視点でぜひ今後、区の取り組みを、今ある取り組みを組み直すだけで、かなり違ってくると思うんですよね。ぜひ、進めていただきたいなというふうに考えます。 ◆大田伸一   最初に、資源環境のほうで数字を、最新の数字を知りたいので教えていただきたんですが、一つ目は、使用と発生ですが、区役所の発生量を見ているんですが、2015年まではわかるんですけれども、2.53万トンなんですね。最新は、幾つかというのが知りたいです。  それから、2番目に資源拠点数ですけれども、これも瓶、缶、ペット、それから紙パックと電池と、拠点数が最新では幾つかというのが知りたいということと、まずそれを聞きましょうかね。 ◎資源循環推進課長   拠点数でございますが、今、箇所数としましては、現在249か所になっております。紙パックが249か所、乾電池が277か所、トレイが88か所、ボトル容器が89か所、そのほかに拠点としまして、廃食用関係が11か所になります。あと、小型家電の拠点回収が13か所というようになっているところでございます。 ◎環境政策課長   区役所から出ているしCO2のお尋ねでございます。  私どもで把握している29年度、2017年になりますけれども、効果ガス排出量としては、3万1,198トンしCO2という形になってございます。 ◆大田伸一   まず、資源回収の拠点もそうですけれども、区が出していただいた資料を見ると、平成19年は紙パックは309だったんですよ。ところが、今おっしゃったように、現在249と。それで、電池も329が275と減っているわけですね。つまり、資源拠点をふやして、回収をふやしてという、そのものの拠点が年々減っていくと。これは、問題意識を持ってやらないと、どんどん減ってきたと思いますよ、これ。これは、地球環境というか、板橋区民から足元から、どうするかという大テーマの中で、これをどうやってふやすのかという検討をしないと、減っているだけなんですよ。つまり、ここも板橋区が、これから取り込もうとしている生活の価値観の一部として、どうやって区民の皆さんに啓発していくかという意味では、拠点数なんだよ。その点については、どう考えているかという点が一つと、もう一つの役所のほう、役所の使用と発生量も、これは区の使用といいますか、とっても上げ下げが激しいですね、ずっとこの10年間。それで、区役所では大体2014年は2.71、2015年は2万五千何トンということで、今お話しして3万でしょう。一体、板橋区の区役所、みずからの足元のところで、どういうふうに削減するのかと。削減目標はあるのかと、実際削減するのかと、誰に任せているのかと、この辺の自分たちで取り組める問題の目標というのが、よくわからない。一体、どういうふうにすれば、みずからの使用と削減ができるのかと。このグラフを見ても、全く傾向性がない、上がったり下がったりしているという状況なんですが、それについての見解も教えてください。 ◎環境政策課長   年度ごと、前年度と比較すると、上げ下げが激しいというのは、委員のおっしゃっていとおりなのかなというふうに思ってございます。先ほど申し上げた2017年、29年度で前年と比べふえてしまったんですが、理由といたしましては、まず季候が例えばその年の冬が例年より低かった場合、暖房にかかわるエネルギーが多かったと。そのほかに、例えばゆう活をここ2年くらい前から区役所として行っていますが、開庁している時間が長くなってしまったために、エネルギーがその分だけ余計に使われてしまったと。そのほかに、教育関係で申し上げますと、ICT課が計画通り順調に進んだということで、ICT機器を使って、子どもたちにとってはすばらしい授業になった反面、ICT機器の電源というか、電力は今まで使ってない部分が純増してしまったと、そういったさまざまな要因で、29年度については、ふえたというふうに分析をしております。  一方で、例えば照明のLED化であるとか、あるいは高効率の空調設備を導入するとかということで、削減する方策もございます。ただ、機器の更新については、すぐに全部できるかというと、なかなか難しい面もございますので、改修の大きいサイクルの中でね、より省エネ、新エネというものを導入していくことで、区の目標というものを達成するように努力してまいりたいと思っています。  そのほかに、購入する電力については、なるべくCO2の排出量の少ない、排出係数の低い電力を購入するように、今、例えば電力は昔は東京電力さんしか使わなかったんですが、今は入札という形で東京電力より低い排出係数の電力を導入するようなしCO2仕様書にもなってございますので、そういった面でも下げていく努力を今後続けていきたいと思ってございます。 ◎資源循環推進課長   今、お話しいただきました紙パック、廃乾電池等の箇所数、区の施設等が減ってきているというところがありまして、置いてあるところが減っているというのも一部ございます。かなり、容器的には大きいものもございます。そういうものがありますので、いろいろな場所に置けるといいんですが、なかなかそういうふうな形にいかないんですが、民間の方々にもお願いしながら、設置箇所数をふやしてまいりたいと思っているところでございます。  なお、紙パックにつきましては、今現在も集積所のほうで回収を雑紙と同時に進めているところでございます。そういったものでは、回収量につきましては、ふやしていきたいと思っているところでございます。 ◆大田伸一   拠点数については、いつもそういうふうに思っていらっしゃると思うんだけれども、現実には下がっているということが事実なので、これは建前ではなくて、いろいろな何か状況が当然あるかということなんだけれども、でもそれをどうやっていますかということを、これ違うの、目標を上昇に引き上げていくというふうに目標を組み立てて、自然発生的にやっていかないという形でやらないと、区民にだんだんアピールできなくなるんですね。だから、そういう意味では、目標を持ってやるべきだと思います。  役所の使用と削減について、これは環境変化いろいろおっしゃっておられると思いますけれども、問題は環境変化を見据えながら、みずからの目標値をどこに設定していくのかということを、これはやはりきちっと庁内で目標を共有しながらやっていくということをしないと、担当課だけでは、こうだと言っているだけで、職員の皆さんは全然知らないということになって、各部、各課がばらばらに進んでいくという話だけなので、これでは区役所みずから、この問題に取り組むという姿勢が曖昧なのは明らかだから、それは目標を庁内で検討して、庁内で共有ということが必要だと私は思うんですが、いかがですか。 ◎環境政策課長   現在、地球温暖化対策の実行計画の事務事業編、板橋区役所としての計画を策定しているところでございますけれども、これについては、課長級の幹事会、あるいはいわゆる庁議と言われている理事者クラス、部長クラスの会議で、きちんとお諮りした上で、区として決定していくという段取りで今進めているところでございます。  ちなみに、前回の目標値というのは、一応、4年間で3.8%、毎年1%ずつ減少というような目標でございましたけれども、今後については、より高い水準、できるだけ脱炭素社会に向けて、板橋区役所が頑張っている状況が見えるような計画にしていく必要があるのかなと思ってございますので、計画ができた段階で、またこちらの委員会のほうにも、また報告させていただければと思ってございます。 ◆大田伸一   具体的なといえば、役所じゃなくて、エネルギー促進太陽光発電ですとか、こういったものを含めて、計画はあるけれども、いつもほとんどだめなんですよね。太陽光も申請がなかったで、もう何年も続いちゃうとかという状況が続いているんだけれども、それには触れない、触れても頑張るとか言えないので、そういう意味では、新たな導入していく仕組みを工夫しないと進まないということは、ご承知だと思います。  時間の関係で、次に行きたいと思うんですが、予算に直接関係していることで、今後3年間の事業目標の報告がされていますので、一つずつ確認を少ししていくと思いますが、一つはものづくり研究開発連携センターということで、印刷分科会と光学系のこと、これを中心にやるというお話なんですが、その中身は具体的に板橋区のものづくりの発信と、ものづくり事業に、どれだけ貢献していくのかというところが、よくわからない。この3年間の事業料では。だから、始まるところだと思いますけれども、それについてはどうなのかと。  2つ目は、産業ミュージアム、2025年のオープン予定ですけれども、先ほどの連携センターの3年間の経費と、それからミュージアムの経費、どれぐらいを想定しているかということを、2つ知りたいと、その内容も含めて補足があれば教えてもらいたいと。  それから、新たに新規でものづくり企業地域共生推進事業ということで、地域との共生目的での工場改修、工場内の公園整備、3年間で24件、単年度は8件となっているんですけれども、これは費用の一部を助成するという話なんですけれども、対象条件ですとか、それから当然、住戸混在地域、住戸地域みたいになると思うけれども、その内容について、具体的なところは、どこまで進んでいるのかということが、もう少し詳しく知りたい。  4番目に、災害時の事業継続のための経過ネットワーク構築とありますけれども、産業大使というものをつくって、それで来年度は大使を認定して、翌年度、交流1回、翌々年度交流1回と、この目的、大使というか、交流の大使なんだろうけれども、これは看板みたいなものになるのか、それとももっと深い深謀遠慮でやるのか、その辺のところの構想がよくわからないということがありますので、その辺について教えてもらいたいと思います。 ◎産業戦略担当課長   まず、ブランドの部分でブランド化会議というのがありますけれども、そこで印刷分科会と並行してプロジェクトというのが2つあります。  まず、印刷分科会につきましては、従前来、委員会で私もお話ししましているとおり、板橋区の地場産業の一つが印刷の関連業というところがあります。実は、今月の27日に分科会の中でメンバーで入っている方が、協力いただいて、前野町にある企業さんなんですけれども、絵本をつくる体験をやっていただきたいと思っております。これは、目的としては、従前来言っていますとおり、ブランド、板橋区の区民の方にも産業が盛んなんですよということを知ってもらうこと。ここを、最大の目的にしております。  また、この企業さんも、材旅費など協力していただいて、今回、参加していただく方からは材料費は取っておりません。ですので、地域貢献の一つにもなるのかなというところで、我々としては、企業が地域貢献している姿を区内外に広く発信することで、板橋の産業の力ですと訴えていく、こういったことを目的としているものでございます。  あと、話が変わりますけれども、ミュージアムの部分につきましては、実際に生涯学習課で予算計上している部分が多うございまして、こちらでやっているのは、機械警備の部分だけでございます。ちょっと、数字は後ほど追ってお知らせしたいと思いますが、おおむね生涯学習課による部分が大きいのかなというところでございます。  BCPにつきましては、なかなか2年前の産業見本市でも実際フォーラムでやりましたが、成功事例として発表できたものはありますが、実際、その後の企業さん同士の話を聞くと、なかなか被災によって取引先が代替先に提案されたところが、復旧後に取引先がなくなっているパターンが多いというところで、なかなか進めにくいのかなというところが、企業さんから聞かれた話でございます。したがって、こういったことを取り組みを進めていく上では、行政が協定を結ぶだけでは不十分であり、やはりそれに企業さん同士の顔の見える関係、信頼強化、そういったところが大切であろうという認識に立っております。実際、この産業、防災大使につきましては、多方面でネットワークをお持ちの方がおられますので、そういった方のネットワークをおかりしながら、BCPの策定支援、産業防災の部分について、区内の産業が、もし仮に被災があったときに、困った事項にならないような方策でございます。  ものづくりの地域共生の部分につきましては、従前来、やっておりました立地継続支援といいまして、防音とか、防臭とか、防振とか、地域住民の環境配慮という意味で、設備に対して助成してきたもの、これにこのたび住民受け入れ環境整備ということで、例えば工場内緑地を整備したりとか、壁面をきれいにするで、工場に来る住民の方を受け入れしやすい環境をするときの整備事業ということが、一つございます。  もう一つは、例えば防災の話のかかわりますけれども、耐震補強の部分が加わってございます。受け入れ環境整備事業につきましては、対象備品の4分の3以内で上限は375万円を見込んでおります。耐震補強につきましては、対象経費の3分の2以内で上限が1,400万円だというところで、受け入れ環境につきましては、都が2分の1、区が4分の1で、企業さんは4分の1を負担する想定でおります。耐震補強につきましては、3分の1、3分の1、3分の1ということでございます。そういったところで、今回、今までやってきた立地継続の部分に新たに住民の受け入れ環境整備と耐震補強の事業、この2つ新たに加わったものでございます。 ◆大田伸一   何ていうか、頑張ってとしか言いようがないんだけれども、これまで皆さんに議会につくっていただいた資料を見ると、非常にリアルで深刻なのはよくわかるわけですよ。区内製造業10年間の推移は、平成17年度は1,267が、もう半減以下になっておりますし、それから企業促進アンケートの概要を見ましても、これは人材確保が困難だというのは、40.5%もあって、それで工場も手狭、一部手狭が約4割というようなところが4割ということで。 ○主査   予算の審査の途中でありますが、議事運営上の都合上、この際、暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後1時5分といたします。 休憩時刻 午後零時03分 再開時刻 午後零時59分 ○主査   休憩前に引き続き区民環境分科会を再開いたします。  所管の予算について審査を続けます。 ◆佐々木としたか   初めに、先ほどから出ております美術館の件でちょっと質問しますけども、板橋区立美術館の持つ役割というのは、いわゆるいろんな名画を発信するとか、あそこで何かを展示するというだけではないような気がします。  板橋区内のそういう意味では芸術・文化、そういう振興のための役割もあるんではないかと思いますが、そういう役割についてはどういう考え方を持っているでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   委員おっしゃるとおり美術館については、先ほど来から収集の関連で、3本の柱で収集し、その3つの展覧会のお話をしていますけれども、もともと板橋区立美術館があそこにできたときの経緯としては、例えば美術家連盟であるとか、要は地域の方々が美術館で自分たちの作品を展示したいというような思いもあってできた美術館でございます。したがって、4つ目の柱として、美術館としては区民美術展を年間4本やっていたり、小・中学校の作品展を1か月、2か月にわたってやっていたりということをやっているところでございます。 ◆佐々木としたか   私も美術館ができた当初から好きでよく行くんですけども、前は地下にアトリエがあったり、区内のそういう芸術家があそこでいろんな作品をつくったり、講義を受けたり、それから講師を呼んでいろいろ勉強会なんかをやっていたんですけど、最近は展示することに力を入れていて、それは悪いことじゃありませんけども、やっぱり板橋区内は56万区民がいて、いろんな子どもたちから大人までのそういう芸術家が活躍して、これから板橋から飛び立とうとか、板橋の中で成長しようという人がいっぱいいるのに、今4本目の柱としてそういうことですと聞いただけに4回云々と、それでいいのかどうか。少なくても倍か3倍ぐらい、でなければ区内の美術家の育成のための場所を1か所ぐらい私はつくってもいいんじゃないかと思うんですが、そういう考え方はないんですか。 ◎文化・国際交流課長   大変ありがとうございます。  今、展覧会、区民の方の作品の展覧会が4つというふうに申し上げましたけども、委員おっしゃるように美術館にアトリエがございまして、そこで貸し出しをして活動している方々もいらっしゃいますし、それ以外にも美術館としては教育普及事業としていろんな講座、一般技法講座であったり、子どものためのアトリエ講座だったりというのを年間を通じてやっているところでございまして、委員おっしゃるとおり、そういったことにも力を入れてやっていくところでございます。  また、改修にあわせてアトリエの貸し出し日数も大幅にふえる予定でございますので、そういった視点も大事にしていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆佐々木としたか   1つせっかくリニューアルをして新たな出発ですので、区内のそういう芸術家を志す方々の活動拠点とか、支援拠点として、私はこの美術館を活用するというのは大事だと思いますので、今、課長が答えられたことを大事にして、私はこれから見ていきたいなと思っております。  次に、資源環境部のほうにちょっとお聞きしたいんですが、今回、国の改正健康増進法並びに東京都が受動喫煙防止条例をつくりまして、これは健康福祉委員会にもまたがりますけども、概要を見ますと資源環境部にもまたがっておりますので、区民環境委員会に関係することを質問させていただきたいと思います。  まず、これは1月22、23日に、これ、健康福祉委員会に出された健康生きがい部の板橋区受動喫煙防止対策検討会中間報告というのをいただきました。これを我々のところにも内容だけ説明していただきたいんですが、いかがでしょう。 ◎資源循環推進課長   こちら1月22日、23日に、健康福祉委員会のほうに出た中間報告でございます。こちら受動喫煙防止対策検討会ということで、健康推進課のほうの所管としまして開催しているところでございます。その中である一定の形が出てきましたので、中間報告ということでございます。  簡単に申し上げますと、区のほうの施設、第一種、第二種分かれるところでございます。そちらのほうにつきましては施設内禁煙ということで、敷地内も禁煙にしていくということでございます。こちらのほうにつきましては、あわせまして室内から屋外のほうに喫煙が出てくるというところもございます。  一方で、板橋区の場合は、路上禁煙地区等も指定しているところもございます。そして、私どものほうでは、路上禁煙地区に4地区5か所、喫煙場所を設置しているところでございます。そういったものについて、今後どういうふうにしていくのかということでの対応方針等も、こちらのほうの中間の報告に出てきているというようなものでございます。 ◆佐々木としたか   わかったような、わからないような。  この概要の40ページを見ますと、これ、環境美化普及啓発の中にいわゆる禁煙マナーとか、禁煙抑制対策とか、路上喫煙防止対策とか予算がたくさん載っていますけども、いわゆる板橋区の受動喫煙防止対策検討委員会で第一種、第二種のあれをしましたというだけの報告内容のように聞こえたんですが、もうちょっと板橋区のいわゆる受動喫煙防止条例で区民に対するいろんな制限とか、お願いすることとかいっぱいあると思うんですよね。そういうことが全然見えてきていませんので、その喫煙防止の対策、環境美化として一種、二種に分けましただけじゃなくて、もうちょっと具体的にこういうことを検討しましたという役所の内部で検討した内容ですから教えてください。 ◎資源循環推進課長   申しわけございませんでした。  こちらのほう検討した内容としまして、まず区のほうの施設につきまして第一種施設、こちらのほうにつきましては敷地内禁煙ということで、室内あわせて全部禁煙ということになります。  そのほかにも第二種施設ということで、区民の皆様が直接おいでにならないような施設につきましても、敷地内禁煙にしていくというような形で考えているところでございます。  開始時期につきましては、2020年4月1日ということでございますが、第一種施設につきましては、ことしの7月1日から先行的に禁煙を行っていくというようなものでございます。  そのほか公衆喫煙所の関係ということで、まず路上喫煙の関係、私どものほうでも禁煙地区を指定しているところでございます。そこの中の4地区5か所には、私どもの喫煙場所ということで設置をしているところでございますが、それにつきましては今オープン型というか、そのまま煙がどんどん流れていくというような状況もございます。これにつきましては、今後につきましてはコンテナ型ということで、ボックスタイプの公衆喫煙所ということで、東京都の補助関係も使いながら整備していくというようなことを今考えているところでございます。  そのほかこちらのほうにつきましては、民間の皆様方にも協力を仰ぐような形で、助成制度も視野に入れながら考えていきたいというようなものでございます。 ◆佐々木としたか   区民環境委員会の所管の区の施設もたくさんありますよね。集会所もありますし、区の施設がいっぱいあります。  これ、区民、事業者への周知ということで書いてありますけど、この中に区民への周知については、広報いたばしや区のホームページに掲載して周知していきますとこう書いてあるんですよ。でも、例えば私は仲町地域センターをよく使いますけど、広報とホームページだけで、いわゆる区民文化部所管の施設に、少なくても来年の4月1日からは、ここはこういう状態になりますよとかと、そういう掲示とか、もうちょっと利用者に対して丁寧な周知、説明があってもいいのかなという気がするんですが、そういうことは考えていないんですか。 ◎資源循環推進課長   今、委員さんおっしゃっていただいたような形で、一番わかりやすいのは、そこのご利用している皆様方がおいでになるその機会を捉えてお伝えするというのは、これは必要なことだと思います。ですから、もちろん本庁舎もそうでございますが、やはりそういったところには、掲示というのは必要かなというふうに思うところです。 ◆佐々木としたか   それじゃ、私も聞かれるんですけども、一種、二種に分けたと課長が先ほど言いましたけど、どういうのが一種で、どういうのが二種、その仕分けの基準というのは条例には書いてなかったと思うんですけども、板橋のこの基準によりますと、一種は戸籍住民課でいくと仲町区民事務所とか、坂下、常盤台、蓮根、こういうのは一種になって、二種を見ると、同じ区の施設ですけど、この一種と二種を分けたというのは、一種については敷地内禁煙というわけですね。二種は屋内禁煙と。だけど、同じような施設で、これは敷地内禁煙、これは敷地内はいいけども屋内はだめですよ、板橋区は分けてありますけども、この分けた理由と、ここはどうしてこうなったのか、ちょっと教えてください。 ◎資源循環推進課長 
     第一種、第二種の区分ということで、この一種施設、二種施設というのは、これは東京都のほうの条例等でも、このような分類になっております。  第一種施設というのは、今、委員おっしゃったように、敷地内禁煙で屋外での喫煙場所、特定につくったものに関しては設置可ということではございますが、板橋区としましては、全面禁煙というようなことで考えているところでございます。  第一種施設の例示としましては、学校、病院、そのほか児童福祉施設等、行政機関の庁舎、旅客運送事業自動車・航空機等がこれに該当するということになっております。  第二種につきましては、喫煙の専用室のみ喫煙は可ということでございますが、板橋区の場合は、こちらのほうも禁煙ということで考えているところでございます。  あわせまして、第一種と第二種、複合施設等がある場合には、これはより厳しい第一種施設と同じような形でやっていくというようなものでございます。  なお、詳細等につきましては、こちら健康推進課のほうと一緒にやっているわけでございますが、内容的にはそのようなことでございます。 ◆佐々木としたか   ありがとうございます。  そこで、今現在、板橋のそういう施設の中で、第一種なり二種に分けて、いわゆるもう既に一種のそういう敷地内禁煙ができている場所もありますし、まだできていない場所もあります。第二種もそういう屋内禁煙の場所もありますし、まだ屋内で吸っている場所もありますけど、その実態はどうなっていますか。区民環境部だけで結構ですから。 ◎資源循環推進課長   現状は、まだ喫煙は行っているというところでございます。  なお、ことしの7月1日をめどに、禁煙に移っていく予定ではあると思います。 ◆佐々木としたか   これでいきますと、例えば区民文化部の所管で達成率が丸とバツがあるんですね。達成していないということです。その横に今後の対応、喫煙所の廃止とこういうふうに書いているわけなんですよ。それは当然施行するわけだから、達成していないところは喫煙所廃止とこう書くんだけど、これは区民文化部所管でそういうふうに書いてあるけど、どういう対応をとるのか、中身をちょっと教えてもらえますか。区民文化部所管の施設で。 ◎資源循環推進課長   こちらにつきましては、この検討会等に調査を行った結果というところで、今の一覧ができているものでございます。その後の対応等につきましては、申しわけございません。まだ決定ということではいっていないというような状況でございます。 ◆佐々木としたか   これを見ますと、2020年4月1日開始期間ですから、ちょうど丸1年ありますので、丁寧な対応とそれから喫煙所、どういう形で、灰皿を置いてあるだけか、もしくはそういう少し囲って煙が外に出ないように喫煙所をつくっているかどうかわかりませんけども、そういうのもこれから図っていくと思いますので、ぜひ区民によく説明をして、丁寧な対応してほしいなと思っております。  先ほど区役所周辺に、いわゆる移動式の喫煙所をつくると。もうちょっとその中身を説明していただけますか。 ◎資源循環推進課長   まず、今移動式というお話だったんですが、これは移動式ではなくて固定というか、そこに設置するというものでございます。  板橋区役所の北側の道路に面するところ、ちょうど板橋区役所前の駅のエレベーターの出口、こちらの隣にちょうどスペースがございます。こちらのほうにコンテナ型の公衆喫煙所を設置する予定でいるところでございます。  このスペースというのは、今は使っていないんですが、天然ガスのスタンドが従前あったものでございます。そのスタンドを撤去した上で、そこの部分にコンテナ型の喫煙所を持ってくると。そこで据えつけるというところでございます。  具体的な大きさにつきましては、奥行きが約4.5メートル、幅が2.2メートルの約10平方メートル、1回の喫煙の人数としましては、8人程度を予定しているというところでございます。 ◆佐々木としたか   ありがとうございます。  いわゆるこれを設置した板橋の区役所の北側、これはいわゆるある意味ではシンボル的な形で多分、板橋区役所が率先してやろうということだと思いますけども、もう少し私は大山だとか、中板橋とか、常盤台いろいろ私は地域ですけども、結構たばこのポイ捨てとか、吸いながら歩いたり、いろんな目立つんですよね。  せっかくですから、区役所の北側だけじゃなくて、もうちょっとこういう人通りの多いとか、集まる場所はありますので、少なくてもたばこを買って税金を納めて、それでそれを一つの趣向として人生を豊かにしている人もいるわけですので、今後は本庁舎の北側だけじゃなくて、もう少し広めていってほしいなと思うんですが、そういう計画についてはどうなんですか。 ◎資源循環推進課長   今現状では、4地区5か所の喫煙場所がございます。  具体的には、成増駅の北口、南口、そのほか板橋駅、高島平駅、志村坂上駅、こちらのほうの喫煙場所につきましては、土地等も含めていろいろ探しながら公衆喫煙所ということでボックスタイプを考えているところでございます。  これよりほかに場所ということにつきましては、今現状ではこの4地区5か所ということで考えている、そこにとどまっているところでございます。 ◆佐々木としたか   ぜひ北側につくるコンテナ型、多分きれいで清潔で、ちょっと入って吸ってみたいなという施設になるんだろうと思いますが、今5か所と言いましたけど、そちらのほうもそういうコンテナ型になるのか、ハウス型になるのかわかりませんけど、そういうふうに理解していいと思いますので、ひとつぜひいいものを、せっかくつくるんですから、そこに入って吸いたいと。路上だとか、ちょっと屋外のところで吸うよりも、区役所がつくってくれた喫煙場所はすごくきれいだし、ぜひあそこへ行って吸いたいというような、そういうものにしてほしいんですが、そういう魅力あるものとして対策は何か考えたんですか。 ◎資源循環推進課長   今回この板橋区役所前の駅に設置するわけでございますが、実際どのような形になるのか、どういうふうな形で展開できるのか、今現状は、すみません、まだわからない手探りの状態でございます。この結果を検証しながら、よりよい形のコンテナ型の公衆喫煙所設置、それらを考えていきたいなというふうに思っているところでございます。 ◆佐々木としたか   大いに期待しておりますので、ぜひいいものをつくってやっていただきたいなと思っております。 ◆南雲由子   よろしくお願いいたします。  初めに美術館について伺いたいと思います。  中妻委員から先ほど狩野派のコレクションはやめるべきじゃないかというようなお話があったので、それに関しては議事録に残ることなので、重ねて意見と質問させていただきたいなと思います。  私は東京藝大を卒業して、その後、大学院で文化政策の専攻をしていたんですけども、藝大に一番最初に入学した一番最初のときに、教授から、アーティストたるもの政治とは距離をとれということを一番最初に言われました。  というのは、例えばナチス・ドイツとかが世界大戦のときにアートを政治に利用して、戦争の高揚感というのを高めるために利用したみたいな、そういう歴史的な背景とかがあって、それは距離をとるべきだというのは、そういうところに意味があると思うんですけど、なのでもちろん大きな方針については議会でも議論するべきだと思うんですけれども、狩野派のコレクションするとかしないとか、内容についての踏み込んだ部分については、政治家が発言するということは慎重にしたほうがいいんじゃないかなと私は思います。  あと、長谷川町子展の話が出て、区民が喜ぶものをやって何ぼだというお話もあったかと思うんですけど、区立美術館の一つの役割というところに、民間じゃできないことというのもあるのかなというふうに思って、今ははやらないけど、価値があるものを担保するということもあると思うし、平和とか多様性のくさびになるような部分というのもあるかなというふうに思うので、くさびになるのが芸術なのかなというふうに思うので、喜ぶものが全てかなというのは、私はちょっと疑問が残りました。  質問します。  美術館リニューアルをされた後の公立の区立の美術館としてどういうふうにされていくか、意気込みを伺います。 ◎文化・国際交流課長   ありがとうございます。  板橋区立美術館は23区で唯一の直営の区立美術館でございます。区が直接運営しているということもございますけれども、一定区以外の皆様からいただいたご意見というものは、美術館の運営協議会で学識経験者の方々にもきちんとお伝えをしておりますし、そういったことも踏まえながら、どういった方法でやっていくかというのは答申を受けて、美術館として運営をしていきたいと思ってございます。  リニューアルに当たりまして、設計の段階から区の美術館の学芸員が非常にかかわりまして、どういった展覧会をやっていきたいからこういう会場にしてほしいということで重ねてきたものでございます。  先ほど来申し上げていますとおり、板橋区立美術館はことし40周年ですけれども、絵本、それから江戸狩野派を中心とした江戸美術、それから大正、昭和期、池袋モンパルナスの近現代美術を柱として、より区民の方にいいものを見ていただきたいということでやっていきたいと考えてございます。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  それで、大きな方針というところで、概要の32ページのところの4番、文化芸術振興基本計画と多文化共生まちづくり推進計画策定について伺いたいんですけれども、この計画策定に向けた調査というところで、文化芸術振興基本計画に向けた調査の内容と多文化共生まちづくり推進計画の策定に向けた調査の内容をそれぞれ教えてください。 ◎文化・国際交流課長   今、私どものほうでは、文化芸術振興基本計画と多文化共生のまちづくり計画2本計画を持っております。いずれも計画年度は同じでございまして、ちょうどオリンピックの2020年度で計画期間を終了いたします。それぞれについてアンケート調査を実施をする予定で経費を計上させていただいております。  文化芸術に関するものにつきましては、板橋区の文化芸術についてのご意見を率直に伺うものでございまして、前回5年前にやってございますので、それの経年の状況の変化も見られるもの等々含めて、調査事項については今後詰めて、まだ全然確定しておりませんので、検討していきたいというふうに思ってございます。  多文化共生に関するアンケートのほうも同じでございますけれども、外国人がふえてきている中で、多文化共生のまちづくりを進めていくための意識調査でございまして、区民の方、無作為抽出で2,000人抽出いたしますけれども、それ以外にも外国人住民の方3,000人を無作為抽出して、ご意見を伺っていきたいというふうに考えてございます。 ◆南雲由子   今後の大きなスケジュールと方針、今のところ決まっていることがあれば、それぞれについて教えてください。 ◎文化・国際交流課長   この両計画については、スケジュールはできれば同時に進めていきたいというふうに考えてございます。  今のところですけれども、アンケートの調査についてはどういう方針でやって、どういう計画でつくっていくかということを、夏ぐらいをめどには基本方針として定めて、区議会のこちらの委員会のほうにもご報告をしたいと思ってございますけれども、調査自体は秋から年末にかけて調査をし、その後、学識経験者や公募区民等で構成をする検討会を立ち上げたいなというふうに思ってございます。  その後、2020年の夏ごろには中間のまとめをし、秋ごろ素案、冬のちょうどこの時期に策定と。2021年の2月策定を目指してやっていきたいというふうに考えてございます。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  それぞれについて1点ずつ伺いたいんですけれども、文化芸術振興基本計画について先ほど佐々木委員からも話があったんですが、美術館として見せる場所ではなくて、もうちょっと文化活動として長く使えるようなアトリエ的なものだとか、スタジオみたいなものだとかというのが、私のところにはアーティストの方とか、音楽をやっている方とか、コンテンポラリーダンスの方、あるいはヒップホップとかのダンスの方からいろいろ寄せられるんですけれども、例えば廃校を利用した北区のココキタみたいな施設だとか、そういった文化の活動拠点みたいなものをその計画の中で位置づけられるかどうかということをまず教えてください。 ◎文化・国際交流課長   今、委員おっしゃられたとおり、美術館も先ほど申し上げましたとおりアトリエ活動がもっと活動しやすいようなことを考えてございますし、文化活動の拠点も文化会館を中心として区内地域センター、集会所を含めいろんなところにあるかと思います。  先ほど言いました学識経験者を含めた外部の会議体もつくりますし、庁内の検討会も組織横断的にやっていこうと思ってございますので、そういったことも含めて、これからの検討でやっていきたいというふうに思います。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  23区内でも他区で、特に廃校を利用したそういう文化施設、見せるというものではなくてつくるための施設みたいなことも他区では多く見られているので、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。  それと、多文化共生まちづくりについて、昨年、中野区に視察に行かせていただいて、日本語教室も見せていただいたんですけれども、文化の所管でもちろんやられると思うんですが、かなり福祉に近い部分といいますか、先ほどお話があった小学校の中での子どもたちがなかなか学校に行けないという問題だとか、孤立してしまうというような福祉的な側面があると思うんですが、福祉部との連携とか、横串を刺した取組みというのはどういうふうになるか方針を教えてください。 ◎文化・国際交流課長   多文化共生のまちづくりの計画というのは、今策定したときもそうですけれども、福祉部も含め子ども家庭部、教育委員会いろんなところが連携をした検討会をつくって1年、2年かけて計画をつくっているものでございます。  今回も同じような手法でやっていきたいというふうに思いますので、関係の部署とよくよく検討したいというふうに思います。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  これから今回の調査を行った上で検討会などが行われるということですので、広く意見を求めていただきたいなというふうに思います。  次に、概要の40ページで、熱帯環境植物館の改修について伺います。  改修の概要と時期について教えてください。 ◎環境政策課長   熱帯環境植物館でございます。31年、32年度にわたって改修を予定しているところでございます。  31年度についてご説明申し上げますと、まず一番大きいのが外壁工事になります。そのほかに、昨年の夏ごろに水生の魚類等が飼われている池があるんですけれども、そこが濁って一見水位が下がったような事件がございました。どうも配管が一部壊れたんではなかろうかというふうに予想されているんですけど、原因がまだ特定されていない状況でございます。これについては、調査をする予定でございます。  それから、館の中央に、内部に橋、ブリッジがあるんですが、これも開館から全然手を入れていなかったということで、かなり老朽化をしておりまして、これに関する改修の設計を予定してございます。  そのほか自動ドアの部品交換、それから空調関係の部品交換等々を一応予定しているところでございます。  総額として1億987万円ほど31年度で予定しているということでございます。  32年度につきましては、今言った池の関係の改修工事を一応予定してございます。そのほかブリッジのほうの改修設計を31年にやって、32年度については改修をしたいというふうに思ってございます。  そのほか熱電源関係やファンコイル等耐用年数がきている部品類の更新工事を行います。  総額が32年度で2億7,300万円ほどということで、この2年間で、当初からあった施設で老朽化が進んでいる部分については改修を行って、長寿命化を図ってまいりたいというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   その工事している間は、区民の方は入れるかどうか教えてください。 ◎環境政策課長   期間については、まだ詳細な日程は決めてございませんけども、次の指定管理の募集のときに休館の期間を明示した上で、事業者さんの募集をした上で選定という形になって、その辺は区民の方にはちょっとご迷惑をかけるところもございますけれども、十分周知して安全なそれも長寿命化というのを目指した上で、その改修が終わったら、また楽しんでいただけるような館にしてまいりたいというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   熱帯環境植物園は私の子どもがいつも保育園のお散歩コースに入ってて、すごく大好きでよく行くんですけれども、こども動物園の改修、所管は違うかと思うんですが、同時期になりますか。というのは、熱帯環境植物館もこども動物園も改修している時期というのがあると、その間に子どもが大きくなっちゃうといいますか、子どもが行く場所が減っちゃうのがすごく気になるんですが、その改修のタイミングというのについて見解があれば教えてください。 ◎環境政策課長   ただいま申し上げたとおり、まず調査をしてみないとわからない部分がちょっとございまして、調査した結果こういう工事という中身が決まった段階でいつぐらいが適切か。もちろん、植物、生き物を扱いますので、例えば魚類なんかはどこか別な水族館に一時的に預けるとか、相手先のこともありますので、総合的に考えていきたい。
     今、委員言われたこども動物園との関係については、念頭に今までなかったので、それは所管とちょっとお話をさせていただければと思います。 ◆南雲由子   子どもたちが行く場所が一時的に本当に減っちゃうということは、すごく残念だなというふうに思いますので、もちろん老朽化とか、急がなければいけないところは急いでいただきたいと思うんですが、検討いただければなというふうに思います。  同じく34ページで、東板橋体育館等の改修の内容について、改修の時期と概要を教えてください。 ◎スポーツ振興課長   東板橋体育館の改修につきましては、現在設計の作業中というところでございます。  実際の工事につきましては、来年度の後半からそれ以降にかけまして、工事をする予定でございまして、終了の時期としましては、平成33年度中には工事のほうも完了しまして、その後に植村冒険館の移転作業を終えまして、植村冒険館とのグランドオープンを秋ごろには予定しているというようなところでございます。 ◆南雲由子   小豆沢の体育館の改修時期とは重ならないかどうか教えてください。 ◎スポーツ振興課長   小豆沢の体育館につきましては、特に整備する予定は今のところございません。  今整備しているところは、小豆沢体育館と野球場の間の挟まれたエリアを現在改修中でございますので、そちらの部分につきましては、今ちょうど旧武道場ですとか、あとはじゃぶじゃぶ池があったところですとか、その辺の解体の工事を今行っているところでございますので、実際時期としては、そこの部分とは重なるところはございます。 ◆南雲由子   その改修している期間に、区民の方が使えるスポーツ施設が減るということがないようにしていただきたいなと思うんですが、見解を伺います。 ◎スポーツ振興課長   確かに東板橋体育館が改修ということになりますので、多少区民利用の制約ということでは発生するかとは思いますので、ほかの体育施設も有効に活用していただきながら、なるべく区民負担が影響ないように調整していきたいというふうに感じているところでございます。 ◆南雲由子   すみません、次にいきたいと思います。  概要の38ページで、農業ボランティア制度について内容を教えてください。 ◎赤塚支所長   農業ボランティアにつきましては、区内の農家さんが高齢化してきているということで、なかなか収穫等一時期に集中したときに作業が厳しいということで、今年度開校しました農業体験学校の卒業生を一番のターゲットにしながら、区内の農業者さんの農作業を手伝ってくれる方を募集して実施するというもので、来年度より実施する予定のところでございます。 ◆南雲由子   その農業者さんとボランティアさんのマッチングというのは、どなたがどういう仕組みで行われるか教えてください。 ◎赤塚支所長   マッチングは区で行う予定でございます。ボランティアの受け入れを希望する農家さんを募るのと同時に、農家の方を手伝ってくれるボランティアの方を募るのを同じ時期にやりたいというふうに考えてございます。  ボランティアの方が得意な分野というのは変わってくる部分もあると思いますので、どういった作業ができるのかをきちんと把握しながら、農家さんが望む作業ができる方を送り込んでみると。そこで人と人ですので、相性があると思いますので、相性がよければ引き続き続けていただくということと、また相性が合わなければ、また別の方と組んでマッチングし直して、できるだけ多くの方がボランティアの助けを受けられるようにしたいというふうに考えてございます。 ◆南雲由子   農業ボランティアの全体としては何人ぐらいの規模を想定していらっしゃるか教えてください。 ◎赤塚支所長   初年度の来年度につきましては、20名を想定しているところでございます。 ◆南雲由子   今年度はその構築をされて、引き続き仕組みとしてやっていかれるということでしょうか。今年度にかかっているその確立というところで、今予算計上されている金額を教えてください。 ◎赤塚支所長   今年度につきましては、ボランティアのこの仕組みと要綱を30年度中につくり上げたところで、実際の運用開始は31年度からということになります。募集もですね。  ここで、38ページのところの25番の2)で、農業ボランティア制度の確立とございます。大きな項目で書いていただいてございますが、実際にかかる経費は保険料でございまして、ボランティア保険の1人300円の20人分ということで、6,000円が予算計上されているというところでございます。 ○主査   ただいまの南雲委員で質問者が一巡いたしました。  再質問のある方は挙手願います。  質問の順番を確認させていただきます。  田中しゅんすけ委員、大田ひろし委員、吉田委員、中妻委員、田中やすのり委員大田伸一委員、佐々木委員、南雲委員、以上の順番で行います。  なお、再質問につきましても、一委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◆田中しゅんすけ   すみません、午前中に引き続きお願いいたします。  先ほど公衆浴場支援で内容をお聞きさせていただいたんですけれども、利用促進支援事業浴場組合に出る分と、それから利用促進支援事業各浴場ということで、先ほどのご説明でちょっとわかりづらかったので、これって今までが利用促進支援事業として一括で出ていたのを分けたのか、それとも組合ではなくて各浴場に出るということになっているので、また新しい取組みでこの促進支援事業を後押ししているのか、そのあたりを教えてください。 ◎産業振興課長   まず、組合のほうに出されています利用促進支援事業、こちらにつきましては組合員さんがまとめて、例えば今年度はいっこく堂さんのDVDをつくって浴育をやるとかと、そういう組合としてやるイベントに対する補助金で、これは今までどおりの予算計上でございます。  それから、4)の利用促進支援事業、これは今年度新規事業ということでして、想定しているのは、各浴場個々の単体なり複数の浴場でイベント、要するに組合としてではなくて、浴場のイベントとして何々湯さんのイベントというようなイベントを企画したときに、それに対して上限2分の1の補助金を支払って、それの取組みを支援していこうと、そういう31年度に新たに追加した補助金のものでございます。 ◆田中しゅんすけ   平成31年度の前までは、この利用促進支援事業というのは組合全体でやるやつで、総額で予算が幾らだったのか。結局これ分かれちゃっているのかなというふうに思っているんですよ。要は利用促進支援事業は組合全体で出ていたのが、今度各予算が新たに計上されているわけではなくて、分けて、今までとは表現が違うから新規事業と言っているのか、それとも全く新しい予算がついたのかどちらですか。 ◎産業振興課長   この4番の利用促進支援事業、これは今のところ5件で100万円を想定していますけども、これは全く新しい予算の増額になってございます。 ◆田中しゅんすけ   ということは、今までの浴場組合に出ている利用促進支援事業、3番目は前回というか、平成30年度の予算と同じだけの予算計上ということですかね。 ◎産業振興課長   そのとおりでございます。 ◆田中しゅんすけ   あわせてちょっとお聞きしておきたいのが、にぎわいのあるまちづくり事業で、3番ですね。その上にまたこれ魅力ある個店の連携支援事業というふうになっているんですけども、この事業内容はどういう事業内容なんですか。 ◎産業振興課長   3)の魅力ある個店の連携支援事業、これも31年度新規の事業でございます。  こちらも先ほどの公衆浴場と大体考え方は似ておりますけども、今までは商店街ですとか、商店街連合会への支援というのが中心だったわけですけども、こちらにつきましてはやはり個々のお店2つ以上と今のところルールで想定していますけども、お店同士が連携をして例えば何かイベントですとか、ワークショップですとか、そういったものをやるときに、計画をつくっていただいて申請をいただくと。それが私どものほうの審査が通れば、またそれにかかる経費の一部を補助していくというような取組みで、それぞれのお店が商店街とかの固まりではなくて、個々のお店が何かいろいろやる動きに対しての支援をすると、そういう新しい補助金のスキームになっています。 ◆田中しゅんすけ   そうしますと、今までやっていたこれ個店同士だから、例えばハロウィンの商店街でイベントをやっていただいているイベントがあって、これ各商店街の中で何店舗かでお菓子をあげていただいたりとか、子どもたちが商店を利用してハロウィンのイベントを楽しんでいただくと。その親御さんたちには、ぜひ商店街で買い物していただくような、起爆剤になるようなイベントをしているんですけど、今までのそういう各商店街で趣向を凝らしてやってきたことに対しても、これ適用されるということなんですかね。 ◎産業振興課長   商店街のほうでイベントをやる際の補助金は、年に2回までというふうに決まってございますので、それぞれの商店街さんによっては使わないところ、1回しか使わないところ、2回使うところそれぞれあるんですけども、それとは別に、例えば商店街の中で何店舗か集まってやると。それが商店街の事業としてやらないということになった場合は、個々の店舗の連携の事業ですので、今回の新しい取組みで該当できるかなというふうに思ってございます。 ◆田中しゅんすけ   これは個々ということになると2つ以上であれば、例えばA商店街とB商店街で連携して新しいイベントを考える。例えば、板橋駅前本通りと西口通り商店街が、もちろん近いんですけども、あるイベントを考えて、個店同士で協力し合ってやる場合にも、この事業の適用になるんですか。 ◎産業振興課長   今、田中委員さんのお話でいくと、商店街と商店街の連携ということであれば、またそれはそれで別にそれ用の補助金のスキームがございますので、商店街と商店街が連携をしてやる事業については、先ほど言ったイベントは商店街は2つまでと言っていますけど、それとは別枠でさらに補助金を使えるような仕組みが、これは従前からある取組みでございます。 ◆田中しゅんすけ   ごめんなさい、商店街と商店街じゃなくて、商店街の個店とB商店街の個店でできるんですかということです。 ◎産業振興課長   申しわけありませんでした。  そういう場合も新しい取組みは適用されます。 ◆田中しゅんすけ   わかりました。  続きまして、オリンピック・パラリンピックを午前中、誰も出なかったので、ぜひお聞かせいただきたいなと思うんですけど、まずオリンピック・パラリンピックで、競技で機運醸成で、これは区長の今回の予算案プレス一押しでも実施をするというふうに発信されているんですけど、まずオリンピックデーラン、これってもちろん開催予定ということで、場所は城北中央公園。オリンピックデーランって、要は全国にあるオリンピックデーランの日、6月23日でしたっけ、それに合わせてこの開催を今予定しているのかどうか、企画を教えてください。 ◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長   オリンピックデーランの開催の時期の質問でございます。  確かに委員おっしゃるとおり、6月23日が世界オリンピックデーという形なんですが、ただ、これいろんな全国でやっておりまして、6月23日に決して合わせているものではございません。  板橋区の場合は、9月中旬ぐらいの日曜日を開催時期というふうに考えて、今調整をしているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   9月の中旬ということですね。  このオリンピック・パラリンピックの機運醸成事業を実施していただくということで幾つか項目があって、予算がついているんですけれども、なかなかオリンピックの会場があるとか、そういうところではないので、にぎわいを醸し出すというのが、すごく難しいところでもあるのかなというふうに思っているんですけど、1点、パラリンピックのほうのこの機運、オリンピックばかり、いずれにせよオリンピックが皆さんの中で主たる大きなイベントというふうに考えられるのは確かなんですけれども、オリンピックってどこの区でも機運醸成で使うじゃないですか。だからこそ板橋区ではパラのほうでしっかりと力を入れて、機運醸成するよというような考え方はありますか。 ◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長   パラリンピックの機運醸成でございますけど、そちらのほうも大変重要だと思ってございます。  それに先駆けまして、大きなイベントではありませんけども、昨年度から近隣区と連携しまして、ボッチャの大会を板橋の東板体育館のほうで開いてございます。  そちらパラリンピックの種目でありますリオで銀メダルをとりましたボッチャをやっておりまして、そのボッチャの大会をやりながら、パラリンピックの機運醸成も図っていきたいというふうに思ってございます。  また、東京都と連携した取組みでありますと板橋のCityマラソンの会場におきまして、パラリンピックの競技体験会を行いまして、Cityマラソンの会場にお越しになった方に競技を体験をしていただきまして、パラリンピックの競技とかを伝えていくような事業もやっているところでございます。  来年度につきましても、そういったパラリンピックの競技体験とかそういったものを通じまして、機運醸成を図っていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   課長にお願いしたいんですよ。去年もたしか板橋Cityマラソンのときに、中州のほうでパラリンピックの体験、あれ体験じゃないんでしたっけね。あれも機運醸成のために発信をしていただけなんですかね。あそこ、要は中州を使って、コースの真ん中を使って機運醸成をするということですかね。パラリンピックのほうは。 ◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長   Cityマラソンの会場につきましては、野球場のほうを使いまして、競技体験会をやってございます。パラリンピアンの方にもゲストでお越しいただきまして、実際に東京都のほうと連携をしまして、競技は種目は絞られてしまいますけども、実際に体験していただくような形でやっているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   それは継続してやっていただいているというところですかね。          (「はい」と言う人あり) ◆田中しゅんすけ   わかりました。  それで、結局、体験競技ができるというところで、私もう少し何かほかのイベントのときに、例えば区民まつりもそうですけれども、もう少しアピールができるような仕方ってないのか。  ボッチャの大会も、多分おととしから始まって、去年、議員にご案内をいただいたんですよね。とてもいい大会で、逆に言うと、なかなか周知がされていないのかなというところもあって、一般の皆さんが見に来て余りいただいていない状況だったんですよね。2020年がオリンピック・パラリンピックじゃないですか。だから、ことしが本当に一番アピールのしどきだというふうに思っているんですよね。
     とても静かな中でやる競技の迫力というのは、本当に見ていただかないとわからないのかなというふうに思っておりますので、足を運んでいただく、その機運醸成に向けて足を運んでいただくような企画をぜひ考えていただきたいんですけど、いかがですか。 ◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長   まず1つ、Cityマラソンの会場におきましては、実は今回の大会で、東京都との連携のほうは一応最後かなというふうに思っているところでございますけども、31年度も引き続き区のほうの予算をつけまして、同じように体験会のほうを開催したいと思ってございます。  また、マラソン会場での東京都と連携したパラリンピック競技大会のほうにつきましては、一応終わりになるんですけども、区民まつりにおきましても、できれば連携したいと思ってございまして、一部開催できないかということで今、東京都のほうと協議を行っているところでございます。  また、今、委員からもおっしゃっていただきましたチャレンジボッチヤというボッチャ大会のほうにつきましても、なかなか確かに関係の方、去年も関係者とかを含めても100名ぐらいしか一般の方はいらっしゃらなかったんですけども、各区からの反省点でも、実際に来て体験できるようなところ、試合だけを見るんじゃなくて、自分もやってみるということができたほうがやっぱりいいんじゃないかということがあまして、来年度の大会につきましては、まだできるかどうかわからないんですけども、見ている方についても体験をしていただくようなちょっとしたコーナーをつくっていきながらリニューアルを図って、来年度もぜひやっていって、パラリンピックの盛り上げつなげていきたいなというふうに思っているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   ぜひ実現してほしいですね。体験できればまたさらに身近に感じて、競技というものに興味を持っていただいて、広めていただけるのかなというふうに思っておりますので、ぜひ会場で体験ができるというような大会にしていただきたいというふうに思います。  続きまして、植村記念財団についてご質問させていただきます。  今回クラウドファンディング型ふるさと納税ということで導入されて、このそもそもクラウドファンディングということになると主管課が政策経営部ということになるんですが、これそれぞれ下段を参照してくれということで、プレス発表の中で、問い合わせは区民文化部スポーツ振興課ということなので、もしわかればなんですけども、クラウドファンディングで、もちろん板橋にある植村直己冒険館もあるんですが、豊岡にある植村直己冒険館もあって、こことクラウドファンディングを利用していただく方が間違ったりしないかとか、植村冒険館って2つあるから、本当の、ちょっと余り板橋区としては難しいところなんですけども、植村直己冒険賞というのを出しているのは豊岡市じゃないですか。だから、板橋区でクラウドファンディングをやったときに、受け取っていただく方が、これ、豊岡のお話なのかなとかというふうに勘違いしないかなというふうに思うんですけども、そこら辺何かお考えとか対策とかを考えていらっしゃる部分はありますか。 ◎スポーツ振興課長   確かに豊岡市にも冒険館はあります。板橋区も存在するということでございますので、確かに今後クラウドファンディング型のふるさと納税をPRするに当たっては、しっかりと豊岡市と板橋区、少し何か連携がその中でできればさらにいいとは思うんですけれども、その辺もしっかりと板橋と豊岡で、はっきりとわかるような形ではしっかりPRのほうはしていきたいと考えているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   今まさしく課長が言っていただいて、今って例えば豊岡もあって板橋もあるので、分けて発信をしているじゃないですか、もちろん。今は板橋区が気をつけながら、植村さんが生まれた土地ではないので、生まれた土地は豊岡市じゃないですか。植村さんがここから冒険に旅立っていただいた土地が板橋区なので、その発信の仕方というのはやっぱり変えていると思うんですけれども、これからはそこの部分をどういうふうに扱いながら80周年に向けて発信していくかという、そういう何か企画というか、そういう考え方ってありますか。 ◎スポーツ振興課長   植村直己さんは仲宿に非常にゆかりのある方でございます。仲宿を拠点として世界に旅立ったというような経緯がございますので、今後のPRに向けては、そういった世界に向けた場所としての仲宿の地も、その辺もしっかりとあわせて、その生まれふるさととは違うPRは検討していきたいというふうに思っているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   ぜひ検討していただいて、板橋区の植村冒険館だということをしっかりとアピールしていただきたいと思うんですが、それにはやはり今までいろんな企画展をやっていただいていたんですけれども、80周年に向けてというよりは、新たな植村直己さんの魅力というのを発信していく必要があると思うんですよ。新たな魅力というのは、チャレンジスピリッツだったりとか、今これからの次世代を担う子どもたちに対して冒険する思いとか、そういうことをもう一回原点に戻って、企画として発信していく時期にまた来たのかなというふうに思うんですが、いかがですか。 ◎スポーツ振興課長   今回そういった意味では東板橋体育館のほうに複合化されますので、そういった体育施設の活用を通じたスポーツと冒険の融合ですとか、そういったところを含めながら、新たな植村冒険館ということで、しっかりとPRのほうはしていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   最後に、あそこが東板橋体育館、植村冒険館が複合化されるのは、今のところ東板橋体育館。今工事に入っているのが東板橋公園。あそこちょっと課長にも事前に東板橋という土地、土地って地名がないものですから、どうして東板橋なんだろうというふうにずっと思っていたので、今後、東板橋体育館ね、部長もいらっしゃるので、東板橋体育館が植村冒険館と複合化されるときに新たらしい、これは本当に地域でなれ親しんだ土地の名前なんで、なかなか皆さんとちゃんとご相談しなければいけないとは思うんですけれども、もしそういうふうな形で新しい名称、史跡公園も含めてですけれども、あの地域一帯を新しい発信の仕方で、ネーミングで考えていくとか、そういう考えというのはありますか。 ◎スポーツ振興課長   あの辺一帯は確かに東板橋体育館もありますし、東板橋公園もございます。さらには今後史跡公園等の整備も進んでいきますので、あの辺一帯の魅力の向上につながるようなエリア全体の中で、東板橋体育館につきましても、複合化後の名称につきましては、しっかりと検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆大田ひろし   先ほどの途中だったのであれなんですが、くらしと観光課長のほうにシェアサイクルのこの料金設定というのは、大体どんなことを考えているのか教えてもらえますか。 ◎くらしと観光課長   料金設定は利用者の方の料金設定ということでよろしいでしょうか。  今、先行導入区などを見ますと、大体30分刻みぐらいで、例えば60円とか、100円とか、そういうような取組みをしているようでございます。30分100円とか、15分60円とか、そういう設定をしておりますので、これから事業所を選定するに当たりまして、そのあたりも協議しながら一番利用しやすいような金額、また設定、そして今スマホでしかなかなかできないという仕組みですけれども、実はいろいろな提案の中に、例えばパスモだとか、そういうもので課金をしてあればできるような仕組みも出てきているようでございますので、そういうソフト面、ハード面含めて、これから検討していきたいというふうに考えております。 ◆大田ひろし   わかりました。ありがとうございます。  次に、お聞きしたいのは、7月から受動喫煙がかなり厳しくなってくるということなんですけども、実際は来年の4月から罰則等も厳しくなるということですが、お聞きしたいのは、屋外の喫煙場所というのは、これはその法には触れないんですよね。 ◎資源循環推進課長   私どものほうでは、路上禁煙地区というのを指定しております。そういったところ以外であれば、喫煙は大丈夫ということになっております。 ◆大田ひろし   そうすると、要するにコンビニだとか、要する外に出した灰皿を置いているところでは、これはそこで吸うということは可能なわけだと思います。  その中で、板橋区の中で先ほど言いました駅周辺に5か所ありますが、成増は北口、南口にあって、そもそも何で成増に2か所あるのかということもあるんですよ。  私は地元の区議会議員なんで、特に南口のあのロータリーでは、本当に迷惑しているわけですね。多くの方々が。まさかあそこに囲ったような空間って置きようがないです。北口にもあり得ないです。ということは、そのまま存続される可能性があると思うんですよ。屋外でいいんですから、恐らく。そこら辺のところというのはどういうふうに考えているのかということと、いつも区は何かやると、全体的なことから考えるとなかなか難しいとかとすぐ出るんですが、そういったことから考えても、ほかの駅ではないのに、成増で何で2か所必要なんですかと、こういうふうに言われた場合に、どういう説明をするのかということがありますが、この経緯についてちょっとお話を。 ◎資源循環推進課長   申しわけございません。成増の2か所というのは要望等があって、あそこを指定するに当たりまして、地元の町会・自治会の皆様方、商店街の皆様方等と協議をした結果、設置するというような経緯で2か所になったと思います。  屋外にコンテナを持ってきて、あそこにどんと置くというのは、まずこれは不可能であると思います。ですから、その場所につきましても、今後適地あるか、いろいろなところを探りながら、また先ほどもちょっと申し上げましたが、東京都のほうの補助金等を利用しながら助成制度等を設ける、それを視野に入れながら民間の土地ですとか、室内ですとか、建物の中に公衆喫煙所等を設置していきたいというふうに思っているところでございます。 ◆大田ひろし   これ、でも例えば常盤台とかも昔はあったんじゃないかと思うんですけど、撤去されてなくなっているということも含めて、なぜそれ成増でそれができないのか。あるいはほかの駅はないのに、当然そこの駅だって吸っている方だっていますよね。当然その近くの中のコンビニとかで、それは吸ってこられるかもわかりませんけども、路上禁煙地区に指定されている成増でも区が認めて2か所置いていること自体が、これやっぱりおかしいと僕は思うんですよね。  別に僕も昔から吸っていましたから、別にそれは否定するというか、ぎゅうぎゅうにしろということではないんですが、だけど全体的なバランスからいくと、やっぱりおかしな形だと僕は思うんですけど、そこいら辺は課長さんとしてはどういうふうに思いますか。 ◎資源循環推進課長   私どももかなり日々苦情等は来ております。  先ほどお話ございましたたばこ屋さんですとか、ご自分の敷地内に灰皿を置いてある、それで周りで吸っていて、そこを通る方は受動喫煙の問題で煙とかいろいろな苦情等はいただいております。敷地内に置いてあるものに関しては、私どもでそれを撤去するとか、そういうことはできませんので、こういうお話をいただいていますということで、オーナーの皆様方にはお伝えしているところでございます。  私どもも南口のほうの喫煙場所につきましては、かなりバス停の皆様方待っているところと本当に隣同士というような状況もございます。ですから、私どももそこを1つ廃止してもいいのかなというようなこともいろいろ検討した中にはございます。ただ、実際の廃止というところまでいく前に、このようなお話も出てきているところでございます。  その中では、やはり今後は開放型ではなく密閉型、コンテナ型ということで変えていく。それに伴いまして、この中間報告にも出てはいるんですが、状況を勘案しながら、今の喫煙場所については廃止をしていくというようなことを考えているというような状況でございます。 ◆大田ひろし   できるだけその議論を町会とか、自治会の地域の方たちからそういう声が上がって、そこにつけるという経緯があったとしたにせよ、時代がやっぱりそういう流れになっているわけですし、他駅とのバランスから考えてみても、両方にある必要もないし、あるいはもっと減らしていくという方向で駅なんかは僕はいいと思います。多くの人たちが歩くところで。しかも、苦情が相当入っているはずですよ。僕らが聞くぐらいですから。地元の区議会議員として、あそこは何で必要なんだと、通るたびに嫌なにおいをかがなきゃいけないというふうに言われるわけですよね。しかも、あのビルで囲まれたようなロータリーの中でやるわけですから。物販というか飲食をやっている方々も、パン屋さんとかもあるし、そういうのだって流れてきますよ、あけたりすると。そういうところは少し早目の検討をしていただいて、何らかの対策を打ってもらいたいと思います。  ぜひよろしくお願いしたいと思いますが、今言ったそういうことを含めて、恐らく7月以降も対処できないから、恐らくそのまま存続するんじゃないかと僕らは懸念しているんですけども、7月以降そういう法律ががちっと動き出したタイミングで、その辺もちょっと考えていただきたいが、いかがでしょうかね。 ◎資源循環推進課長   今お話いただきましたような形で、この7月1日には本庁を初め禁煙が始まります。そこで、それにできる限り間に合うような形で、今1か所設置を考えているところでございます。  これも東京都のほうの補助金を活用しながら、実際やっていくというわけでございますが、ここの部分につきましても、その検証を踏まえてどのような形のものがいいのか、それとかなり大きいものでございますので、その設置できる場所等も含めて考えていく。あわせて、これを未来永劫ずっと続けるということではないかと私は思っております。喫煙率の問題ですとか、そういったものも全部勘案しながら、最終的に撤去ということも1つかなというふうには思っているところでございます。 ◆大田ひろし   これはぜひ撤去の方向で検討されたほうが、全体的なバランスからいっても、区全体のバランスからいってもいいんじゃないかなと僕は思います。  あわせて、西清掃事務所の所長がいるのでお聞きしたいんですが、あそこに朝、袋で生活ごみが喫煙所のそばに何個もたまっている風景を見るんですが、あそこはごみ集積所じゃないと思うんですが、そういう対応でどういうふうにあそこへたまってくるかというのはご存じですか。 ◎板橋西清掃事務所長   集積所であれば当然ごみの通常の収集ルートに入っておりますが、恐らくそこの場所ですと、確認しないと何とも言えませんが、もしかすると不法投棄の可能性もあるのかなと思います。  詳しい場所までは把握できておりません。 ◆大田ひろし   南口の灰皿がある横に置いていくんですね。朝7時ごろに行くと何回か見ました。ただ、それが次の朝に行くとなくなっているということは、片づけてくださっていると思うんですよ。西清掃事務所のほうで恐らく。あそこは集積所なのかどうか、私ちょっとわかりませんけどね、わかりました。わからなければ結構です。  それから、地域センターの管理についてなんですけども、今回見直しをされるということであります。そもそもこの地域センターというのは何のためにあるのかという、変な質問なんですけど、課長どうでしょう。18あるね、地域センター。 ◎地域振興課長   地域センターにつきましては、地域のコミュニティ醸成と、そういった団体の支援を行うために区内18か所ございます。 ◆大田ひろし   きのうの答弁の中であったかもしれませんが、地域センターを活用する人がかなり限られていると。一定の一部の人たちが使う施設になっているような気がするようなことをちょっと伺った。きのうの答弁じゃなかったかもしれませんけども、課長とのやりとりの中であったのかもしれませんけども、たしかそういうふうに記憶しております。  地域センターというのは区民が自由に出入りして、区の施設ですから、地域のコミュニティだとか、そこに出会いがあったりとか、あるいは交流する広場だったり、あるいは皆さんが地域のことを考えるためのそういう施設でありたいと思うんですね。思うんですよ。  ちょっとお聞きしたいのは、でも施設を借りると、そういうところになると受益者負担の考え方がどうしてもあって、一定のお金を借りないと入れませんよみたいなふうになるんですね。それを、きのう私も代表質問でやりましたが、例のアオーレ長岡の発想というのは違って、極力無料で、多くの人に集ってもらって、できるだけ自由に使ってもらいたい、そういう発想なんですよ。まちづくりやコミュニティをつくっていくために。  どうしても、板橋区だけじゃないんですけども、そういう建物をつくると管理とか規則がどんどん厳しくなっていって、使い勝手が区民にとっては全然よくないんですね。規制すると役所側は楽です。これをやっちゃだめ、あれをやっちゃだめとやると、規制をするのは楽なんだけど、自由度が全くなくなっちゃうんですよ。だから、町会の人とか、あるいは青健だとか、限られた人たちしか使わない施設になっちゃうんですね。そういうふうに言われています。  一方で、年間のこの集会施設の使用料というのは、どのぐらい取っていらっしゃるんですか。使用料というのはどのぐらいあるんですか、年間で。 ◎地域振興課長   地域センターの利用料でございますけれども、31年度予算で申し上げますと約1億562万を計上しております。 ◆大田ひろし   使用料というのは、要するに集会施設を区民が借りて集まるお金と考えていいんですか。 ◎地域振興課長   センターをご利用になるときに、利用料をお支払いいただいていますので、その料金でございます。 ◆大田ひろし   それが1億ですよね、約。約1億。今回プレミアム商品券で板橋が負担するのも1億なんですね。それとの比較なんですけども、仮に地域センターのその集会施設を無料化した場合に、どんなふうな運用ができるかということを逆な発想ですけども、ちょっと怖いかもしれないですけども、そういうことも考えて、この長岡なんかは逆に少子高齢化で人が少なくっていく、その施設をどう活用していくか。そして、区民が自分たちで活用していくような方向性というものを進めているんでするよ。この新潟は。発想が全く違うんですね。  だから、そういうふうな発想に立つと、一定規則みたいなことをがちがちに決めていくと使い勝手は悪くなる。だけど、自由度を増して、しかも安く、できれば無料でということでやっていくと自由度が使えてくるし、いろんな活用の仕方ができてくるし、コミュニティがいろいろ生まれてくるという発想なんですね。  それをやっているのも役所の人間ではなくて、できればNPOだとか、そういう地域の人たちの自主性で運営していただくと。こういうようなこともあるんですが、ぜひ今回の地域センターの見直しの事業の中で、こういうことも少しは検討したらどうかなと。そろそろ板橋もと。23区の中でも極めて発想が大きく変わるような発想じゃないかなと思うんですけど、所管にこれすぐ意見を求めても難しいかわからないけど、どんなふうに思いますか、これ。 ◎地域振興課長   委員おっしゃるように今の地域センターですが、主に町会・自治会の方、あるいはセンターを利用される方が主な利用者となっておりまして、いわゆる一般の区民の方で利用したことはないという方も少なからずいらっしゃいます。その意味では、さまざまな方が集まるようなセンターにできないかということで、今後、来年度検討していきたいと思います。  その中では、例えば利用料については無料ってなかなか難しいと思いますけれども、いろいろなさまざまなイベントにおいて無料で参加できるようなものを開いて、さまざまな方が集まるようなこともできればいいかなと思っておりますので、そういった今いただいた意見も参考にしながら、今後検討してまいりたいと思います。 ◆大田ひろし   ぜひアオーレ長岡の文献はいっぱいありますので、そういうところも見ていただければ、発想的にはおもしろいなと思っております。  それからあと、私は本庁舎1階の案内係の評判がすごくいいということで、すごくいいですねと何度も言われました。地域の方からも。非常に丁寧だし、コンシェルジュね、1階の。  ところが、地域センターでは職員と、あとはシルバーに委託しているんですかね、ほとんどが。シルバーでは、雇用の部分はあるんですけども、やっぱり区民から見て非常に行きづらい。高齢者というか、とられている人で、でんと座って、はい、何ですかとやられるのとはサービスが全然違うんですよね。そういう意味では、シルバーでいいのかどうかちょっとわかりませんけれども、委託化でもして、さっき言った自由度に使えて気持ちよく使えるような施設にするためには、そういう窓口なんかもちょっと検討する必要があるのかなと。合う合わないがあると思います、恐らく。決して否定するわけではないですが、でもなかなか入りづらいところはあります。職員の人とは違って。それは実感しておりますので、一、二の地域センターを見るとですね。だから、そこら辺もこの見直しの中ではよく考えられたらいいのかなと。  区民が直接触れ合うところの窓口ですから、窓口のサービスがよく、案内がよく、気持ちよく受け入れてくれるところにならないと、入り口のところでつまずいちゃうと、安かろう悪かろうじゃだめですよね、やっぱりね。だから、そこは本当にそれで向いているかどうかということについても、僕は苦言じゃないですけど、ぜひ考えていただければと思います。  あらゆる窓口があります。板橋の中でも。でも、やっぱり目指すは1階庁舎のようなコンシェルジュのような人たちがいて、困っている方々にサービスが届く、それが一番ベターなのかなとこういうふうに思います。そういうことだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域振興課長   委員おっしゃるように、基本的にはシルバー人材センターに委託をしてございます。  その意味では確かに本庁舎の1階の案内と比べますと、やはりそういったスキルといいますか、落ちるかなというところはございます。ただ、一方で高齢者の雇用の確保というところも、区としては非常に重大な大事な責務だと考えておりますので、そういったところを含めながら検討はしてまいりたいと思います。 ◆大田ひろし   ぜひそこら辺の費用対効果みたいなところもあるのかもしれないけど、やっぱり区民サービスを充実させていく、サービスを丁寧にしていくという意味では、やっていただくんだったら、そういうサービスの精神を持って対応していただけかなければいけないのかなと思うんですね。  それは決して否定するわけではないですけど、それは訓練の仕方が悪いのか、あるいはもっとサービスを区民に向いたほうにきちっとやっていただけるような訓練をした上でついてもらったほうがいいと思うんですね。これはシルバーが悪いんじゃなくて、職員もそうかもわかりませんよ、それは。直接やっている窓口になる人が、民間委託でやっているほうがいいと捉えられるのかなというふうに思いますので、そこら辺も検討してください。時間がちょっと余っていますけど、今回はこれで終わります。 ◎板橋西清掃事務所長   先ほどお話のありました成増南口のところですが、確認いたしましたが、やはり集積所ではないというところです。  ただ、ごみが捨てられているという現状は、うちのほうも把握をしておりまして、その都度回収しているような状況もございますが、基本的には集積所ではないので、あそこには不法投棄という形、ごみはあそこには捨ててはいけない場所となっております。 ◆吉田豊明 
     お聞きしたいのは、概要でいいますと、39ページの先端設備等設備投資支援事業なんですけれども、まずそこに入る前に数字を教えていただきたいんですが、まず工業統計調査の4人以上の事業所数、26年までは手元にあるんですけれども、それ以降の事業所数がわかるようでしたらお願いいたします。  それともう一つなんですけれども、これは経済センサスのほうの統計による平成26年7月から平成28年6月まで、この2年間で廃業した板橋区内の事業所数として3,171という数字をいただいています。この次のつまり28年7月から30年6月までの資料がもしでき上がっていましたら、数字を教えていただきたいんですが。 ◎産業戦略担当課長   4人以上の事業所数につきましては、先日ご報告した産業振興事業計画2021の原案の中でもお示ししておりまして、608所でございます。 ◆吉田豊明   それは最新の数字でということですね。平成17年度が1,267ですから、608というと半分以下になってしまっているというのが現状です。  それから、経済センサスのほうの数字は出ないですかね。 ◎産業戦略担当課長   区内事業所の廃業件数ですけども、これ推測というか、差し引きでやっていますけども、私ども手元にあるものは、26年7月から28年6月の3,171件、これが一番新しいものでございます。 ◆吉田豊明   近年、最新で28年までの数字しかありませんけれども、3,171事業者が廃業したという事実と、それからこの10年余で区内の事業所が半数以下になってしまっているという状況が明らかになったと思うんです。しかも、板橋区の事業所の構成からいうと、1人から4人という事業所が全体の44%、それから1人から9人というところになりますと74%、こういう事業所なんですね。そして、当然廃業された事業者も当然ここのところが多くなっています。  したがって、板橋区の産業施策が、ここの大変厳しくなっている1人から9人の事業所にどう光を当てて支援をしていくかということが、すごく求められていると思うんです。  まず、その上で、そこのところは確認した上で、今年度から始まりました先端設備等設備投資支援事業、補正予算を組んで区単独で事業を立ち上げたというか、国のスキームに乗った形なんですけれども、この中でどのくらいの、この前報告されたことがあると思います。そして、問題なのは、この事業が先ほど言った1人から9人の大変厳しい状況に置かれている事業所の支援に充てられるのかどうか。もし充てられないんだったら、充てられるように変えていく必要があるんじゃないかというふうにまず思うんですが、その辺のご認識だけお聞きしたいと思います。 ◎産業戦略担当課長   まず、先端設備等設備投資支援事業につきましては、いわゆる中小企業であれば個人事業所も含めて対象になります。大企業はそういった支援をしなくても、ご自身の力で活動されておりますので、行政が側面支援をする必要はないという認識に立っているものですから、そういう回答になります。  実際、今年度補正を組んでやった事業所数におきましても、4人以下の会社については1社、5人から9人については2社実績がございます。ということからもわかりますように、特に人数規模で区別をするものではございません。 ◆吉田豊明   そうなんです。人数で区別するもんじゃないので、そこに光を当てることも可能だというふうに思うんです。  それで、これは経済産業大臣もこの計画の指針の中で、地方の取組みの特色を生かしていいんだというふうに書いています。例えば、中小企業者による幅広い取組みを促すため、市町村が導入を促進する先端設備等については、市町村等における全ての地域、業種、事業等を対象とすることを可能とすると。また、市町村が地域の状況、特性等に鑑み、地域、業種、事業等を限定し、重点的に支援する分野を定めることも可能だと。その上で、地域の特性の活用として、市町村はみずからの地域の状況、特質等を踏まえ独自に配慮すべき事項を記載できるとなっています。  だから、今1人から9人の事業所が大変厳しい中で、ここに限定するとは言わないまでも、そこにきちっと目を当てて支援をして周知をして実行に移してもらうということが、非常に求められているんじゃないかというふうに思いますが、可能性としては十分あり得ると思いますので、ご答弁いただきたいと思います。 ◎産業戦略担当課長   今まで板橋区の産業振興において、例えばいわゆる小規模事業者を除くとか、そういった視点での施策の組み立てはしていないというふうに認識してございます。  したがって、今、委員さんがおっしゃった小規模事業者についても、当然板橋区の支援対象になるという認識でございます。 ◆吉田豊明   それで、その上でここのこのスキームの大きな問題としては、認定を受けるための導入計画が非常に難しいということがあるんですね。そのためにアドバイザーを派遣するとなっています。それで、国のスキームですから、これが絶対条件になるとは思うんです。  それで、区としてもこの間ずっと取り組んでいるわけだから、こうしたアドバイザー派遣もありますというような周知を小さい企業にもわかるように周知をして、小さい企業を救えるそうした制度にしていく必要があると思いますので、ぜひ来年、とりあえず3年間やるということ、ことしを含めて3年間ですから2年間やるということですので、この実績を踏まえて、またその次の年度やるかどうかわからないけれども、検討するということが必要だと思いますが、どうでしょうか。 ◎産業戦略担当課長   今お話しいただいた、事業者さんに対しても日々、産業振興公社のコーディネーターが区内の企業さんを巡回しておりますので、そのときにあわせて専門家派遣などのメニューもご紹介しながら、企業さんに寄り添った支援をしていきたいというように思います。 ◆吉田豊明   ぜひよろしくお願いします。  それで、次は先ほどちょっと出ましたプレミアム商品券の事業を来年度行うということで予算化をされています。これは消費税対策とは別の目的の商品券事業ということでいいんですよね。まず確認になります。 ◎産業振興課長   国のプレミアムの商品券もあります。区のほうでも単独でプレミアム商品券をやりますが、区のほうは国とダブる部分もございます。10月に消費税が増税になることによって、消費が落ちるそういうおそれがあるので、そこの下支え策というような形で消費喚起という目的で今回やるものでございます。 ◆吉田豊明   消費喚起ということで、平成27年にも大規模に行ったんですけれども、本当に消費者の消費喚起と、それと商店街の支援に役立つのかというのは、この間も議会を通じてさまざま議論してきたところです。それを商店街にプラスになるような制度として、よりこの間の経験を生かして制度をスキルアップしていく必要があると思いますが、その辺の工夫はどうされたんですが、ことしは。 ◎産業振興課長   今回行う商品券ですけども、この効果というのはやはり一時的なものだというふうに私どもも認識してございます。ですので、これをきっかけに商品券を使われるであろう各お店、それから各商店街のほうには長期的な働きというんですか、そういうのも見据えて商品券での効果が持続できるような、それぞれで稼ぐ力を強化できるような工夫を凝らしていただきたいということで、そういうような周知はしていきたいと思っております。 ◆吉田豊明   この間の商品券の大きな問題点として、使えるお店が非常に少ないと、商店が少ないということがあるんですけれども、今回これは解消されたんでしょうか。 ◎産業振興課長   来年度、区のほうでやりますプレミアム商品券につきましては、実施主体は商店街連合会が実施主体になってございます。  現在、商店街連合会のほうとしましては、通常の区内共通商品券、これの取り扱い店舗を中心に店舗を募集するわけですけども、現在、区内共通商品券の取り扱い店舗につきましては、区内で2,000店ほどの登録になってございます。  今回の来年度のプレミアムにつきましても、ここを中心に参加店舗を募っていくという予定になってございます。 ◆吉田豊明   従来の課題がなかなか解決できないんじゃないかなというふうに思うんですが、その一方で、商店街の状況はどんどん深刻になっています。商店街数も減っています。それで、商店も劇的に少なくっているという現状です。  そうした中で商店街が今まで設置をしていた商店街の街路灯がありますよね。これもし商店街が解散をしたというような場合は、どのような取り扱いになるというのは、事前に決まっているんですか。 ◎産業振興課長   実際に商店街をやめるので、街路灯を外すというようなご相談は、たまにこちらのほうにも来ます。  流れとしましては、商店街の街灯は、区道であれば区の街路灯も兼ねていますので、そういった場合には土木部の街路灯の担当のほうにも伝えて、要するに途切れないような形、商店街の街灯がなくなった時点で真っ暗にならないような形で、スムーズに取りかえができるようなやりとりを土木のほうとはしているところでございます。 ◆吉田豊明   取りかえというのはどういうことでなんですか。  今までは商店街が所有していたのか、管理していたのかわからないけれども、それが商店街が解散することによって所有関係がよくわからないけれども、現実にそこが切れちゃうと地域が暗くなっちゃうわけですよね。そうならないために、区としてはずっと消えないようにしていくということで理解していいんですか。 ◎産業振興課長   現在、商店街についている街路灯につきましては、商店街の経費で立てて、区道であれば区のほうに道路占用の許可を取ってつけているものだと思います。これが今度、商店街がなくなって街路灯がなくなるというのは、商店街の経費で撤去していただいて、そこに新たに板橋区として、土木のほうで区の街路灯をつけるというような中身になってございます。 ◆吉田豊明   解散した大きな理由がお金がないという、破産とは言わないまでも、そういう商店街が撤去費用が出せないという場合はどうなるんですか。 ◎産業振興課長   区のほうでは、街路灯の撤去に対して補助金を出してございますので、その補助金の範囲内でやっていただくしかないかなと思ってございます。  基本的には、商店街さんで持っている財産ですので、それの処分につきましては、商店街のほうで責任を持ってやっていただくという形になります。 ◆吉田豊明   現実にはこの前も相談を受けて、東京都とも相談するとか商店会長が言っていたんで、その状況はわからないんですけれども、実際には今までついていた商店街の街路灯が、商店街がなくなるということで外さなきゃならない可能性が出てきたと。そうすると、今まで街路灯としての役割をしていた光が閉ざされてしまうと、そのようなことが決して起こらないように、今後商店街の解散ということが起こってくると思うんです。そういう点で気をつけて、その辺は見ていただきたいというふうに思います。  そして、最後に農業についてお伺いしたいと思います。  来年度は2回目の農業体験学校の2年目を迎えるということになります。1年目のまず当初考えた目的と実際この1年間の事業の中でどのような成果があったのか、まず去年のことをお聞かせください。 ◎赤塚支所長   今年度につきましては、定員20名で募集していたところ、生徒さんは12名だったということで、若干集まりが悪かったというところが実態でございます。  ただ、生徒さん非常に一生懸命でして、年度の終わりの最後のときに、来年度ボランティア制度を導入するんだけども、参加していただけますかというようなお話をしたところで、ぜひやりたいという方、手を挙げてくださった方もいらっしゃいます。また、1年間の約30回程度の講習だったんですけども、やはりその30回では学び切れないということで、来年度も引き続きもう一度学校で学びたいという方も何名もいらっしゃいましたので、人数は少なかったんですけども、一定の成果は得られたのかなというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   ページでいいますと、38ページの農業の継承支援と農にあふれる環境の充実ということで、農業ボランティア制度の確立ということが、今年度の新たな制度として立ち上げられます。  それで、この農業ボランティアの方々、つまり今年度農業学校で腕を磨いた方々が農業ボランティアとして高齢化している農家に対して、また働き手がない農家に対してボランティアとして参加をしていくと。それを制度化していくわけですから、板橋区が間に入ってマッチングをしていくということになると思うんですが、農家の人の需要とそれから供給する側のボランティアの関係というのもあります。その辺は、板橋区としては正確につかんでいらっしゃるんですか。 ◎赤塚支所長   正確にとまではいきませんけれども、我々一番今考えているところは、学校給食へのふれあい農園会からの出荷時に全校に食材を供給しているものですから、大量の例えばジャガイモ、大量の大根を一遍に学校に1週間ぐらい納入していかなくちゃいけないんですね。そのときにどうしても人手が足りない。皆さん家族経営ですので、足りないというようなところで、人が足りなくなっているという現状がございます。そういったところでカバーできるだけの人数が、来年予定している20人ということで何とか対応できるんじゃないかなというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   要求はわかります。ただ、それを供給する側のボランティアの方々が、それでオーケーなのかどうかというところのマッチングだと思うんですが、今期農業学校を卒業されたOBの方々が配達という、主に配達になっちゃうかもしれないけれども、配達というか、学校給食のための収穫であったり、それでいいとする数が、そういうマッチングはどうなのかという見込みの話なんですけれども、その辺の見込みも立てているということですか。 ◎赤塚支所長   恐らく学校で学んだ方はその収穫だけではなくて、最初の植えつけから年間の大変な作業の部分も体験されていると思いますので、最初はその収穫の部分を契機として、年間の作業を通じて手伝ってもらえるように、マッチングしていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   そうしますと、今後のこのボランティア制度というのは、板橋区が間に入って両者を登録していく、そしてマッチングしていくというスキームになるのかどうか。それから、それが何年ぐらいの周期で、スパンで進められようとしているのかを教えてください。 ◎赤塚支所長   当初につきましては、区が間に入ってマッチングを行いますけれども、そのうち相性のいい方同士が見つかってくれば、区が入らなくても可能になっていくのかなというふうには考えてございます。 ◆中妻じょうた   質問の前に、動議を提出いたしますので、時計をとめてください。  先ほどの南雲委員の質問の中に、看過できない発言がありました。  私がこの1年間区民環境委員会を通じて、区立美術館についてどういうことを申し上げてきたか聞いていらっしゃったでしょうか。私が申し上げてきたのは……          (「動議を認めるかどうかでしょう」と言う人あり) ○主査   ちょっと発言を控えていただけますか。  今、動議をかけられたので、それについて進めるかどうかお待ちください。  協議会を持ちますので、しばらくお待ちください。 休憩時刻 午後2時40分 再開時刻 午後2時54分 ○主査   休憩前に引き続き、分科会を再開いたします。  協議会の結果としましては、南雲委員の発言を確認でき次第、再度協議会を開くことといたしました。  なお、3時休憩に近づいてしまいましたので、議事運営の都合上、この際、暫時休憩といたします。  なお、再開時刻は午後3時25分といたします。 休憩時刻 午後2時55分 再開時刻 午後3時41分 ○主査   引き続き分科会を再開いたします。  休憩中に協議会を開きましたので、協議会の結果につきましてご報告いたします。
     本件につきましては、中妻委員より南雲委員の発言に対する取り消しの申し出がありましたが、南雲委員より取り消さないという意向が確認できましたので、発言の取り消しは行わないという結論に達しましたのでご報告申し上げます。  引き続き中妻委員の質問を再開いたします。 ◆中妻じょうた   発言の撤回がなされなかったということで、大変残念に思っております。私の立場を申し上げますけれども、私がこの1年間、区立美術館について申し上げてきたことは、あくまでも板橋区の美術館であって、それは国立美術館ではない。何でもかんでもコレクションすることは不可能であって、しかも区民から、これはコンセプトがちょっと明確ではない、わかりにくい。そういった声も伺っている。こういう観点から、区立美術館のコレクション収集に当たっては、限られた財源を有効に使い、かつよりコンセプトを絞り込んだ魅力のある美術館にしていくべきと、こういう立場で発言を続けておりまして、この点について建設的な提言もしてきたつもりであります。  ただ、今、南雲委員からおっしゃられたことは、アーティストたるものは政治とは距離を取れというところから始まって、あたかも私の発言がナチスドイツの政治利用に類するものであるかのごとき発言が行われました。そういう発言をしておきながら、これは自分としては軽い発言ではないから撤回しないと、こういう発言が協議会で行われました。真摯さに欠ける極めて残念な発言であると、このように私は大変遺憾に思っているところでございます。私は、あくまでもより魅力的な区立の美術館を目指して取り組んでいくべきだと、このように考えておりますし、むしろ政治とアートを結びつけているのは、南雲委員ではないのかと、こういうことを申し上げて質問を続けさせていただきます。  それでは、高島平少年サッカー場についてお伺いしたいと思います。こちらについては、人工芝化が行われるということで大変ありがとうございます。ずっと地元の要望が強かったところでございます。こちらの人工芝化されるということについては、大変喜んでいる方も多いんですが、ただ今現在、実際に利用しているサッカークラブからすると、工事期間中どうなるんだということは、やはり心配されるところでして、工事スケジュールがいつ、どのように使用団体に通達されるかということ。それから、工事中の代替地の確保はどうなっているか。週末に大会が行われているそうですが、それは開催場所はどうなるか。それから、工事終了後の利用日はどうなるか。現在、平日は月曜、水曜、だけとなっているそうですけれども、こちらについては工事終了後どのようになるか。この3点についてお伺いします。 ◎スポーツ振興課長   現在、高島平少年サッカー場につきましては、サッカー連盟の少年部が中心となって利用しているところでございます。今回の整備に当たりましては、事前に利用状況ですとか、今後の利用の場所ですとか、その辺につきましては、平行しながら少しご相談をさせていただいたとこでございます。大体の場所としましては、荒川の河川敷のサッカー場がございますので、その辺を有効に活用しながら1年間の試合のスケジュールですとか、そういったところは既に少年部のほうで検討していただいているというような状況でございます。  あと、整備後でございますけれども、整備後は多目的運動場ということで、整備をいたしますので、サッカー以外でも当然使えるような施設になってまいりますので、基本的には施設のいろいろお休みする日以外は、基本的には平日も含めて利用はできるというような状況でございます。 ◆中妻じょうた   通常のスポーツ施設と同様の予約ができると考えてよろしいんですかね。一応確認だけ。それでよろしいかどうか。 ◎スポーツ振興課長   整備後は、通常の少年専用ではなくて、通常の多目的グラウンドというような位置づけになってまいります。 ◆中妻じょうた   ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。いいものができることを期待しております。  それから、予算書の167ページ、こちらには交財、板橋区文化国際交流財団運営助成費が書かれております。5,684万4,000円、今年度文国財団に助成が出ておりますけれども、こちらの助成額というのはどのようにして決められているんですか。 ◎文化・国際交流課長   財団への補助金のご質問でございます。経費の補助金の中身につきましては、いわゆる文化事業、国際交流経費に係る事業費として4,200万円ほどの補助金額を毎年交付しているところでございます。それ以外に事務局の義務的な経費、例えば事務局長の人件費であるとか、そういったもの、これは少し動いたりしますけれども、そういったもので1,400万円ほどの経費を補助金として交付しているところでございます。 ◆中妻じょうた   疑問に思うのは、この額がどのようにして決められているかということです。というのは、文国財団が行っている事業というのは、毎年違うはずですよねと。例えば、アーティストもそれぞれ単価が違う方がいらっしゃって、その係る経費というのは毎年違うはずではないかいうように思うんですが、私の所見ですけれども、毎年同じ額が出されているように見えるんです。もしこれ間違ってたら言ってほしいし、毎年同じ額が出ているんだとするんであれば、それはちょっとおかしいんじゃないのかと。実際に年間計画に従って、こういう経費が係るからこれぐらいの助成金という形になっていくのがあるべき姿じゃないのかというふうに思うんですが、この点はいかがですか。 ◎文化・国際交流課長   ご指摘ありがとうございます。今ご指摘いただいたとおり、この財団の補助金について、先ほどの義務的な経費は多少上下しますけれども、実際の事業費のほうの4,200万円ほどというのは、おっしゃるとおり変わっておりません。財団の事業は、これもおっしゃるとおり、毎年違うわけでございまして、それにあわせて動くべきじゃないかと。補助金のこの額についても動くべきじゃないかという考え方もあろうかと思います。財団の補助金に関しては、結構前になりますけれども、いわゆる経営刷新計画のころから、いわゆる一律で削減をしてきた経過があって、実際にかかっている財団の事業費に対して、額は少ない額でやっていただいております。これは、財団のほうが、例えば31年度の財団の見込みですけれども、大体1億800万円ほどの財団の予算規模でございます。それに対して4,200万ほどの補助金でございますので、割合にしてみるとそんなに多くはない。財団は、自分たちで事業して収入を得てやっていくというような経営改善の意味も込めて、こういった割合で区としては4,200万円までを補助するので、あと財団のほうで経営計画、事業計画を立てて実際にはやっていただいているというような考え方でございます。 ◆中妻じょうた   わかりました。財団のほうで経営努力をしていらっしゃるということで、了解をいたしました。引き続き魅力的な事業をやっていただけるようにお願いしたいと思います。  ちょっとスポーツのほうに戻ります。一昨日でしたか、東京エクセレンスのリーグ、レギュラーシーズン1位が決まりました。29勝3敗でまだレギュラーシーズンは残っていますけれども1位確定ということで、大変すばらしい成績を出しております。まだファイナルステージはありますけれども、非常に期待できるんじゃないかと思います。ただ、何度も申し上げてることですけれども、もともとB2リーグ所属であって、アリーナのキャパシティーの問題でB3に降格になりましたけれども、B3では完全に手が余っているといいますか、楽勝なんじゃないんですか、これと。これは、本当に早く上に上がる方法を何か考えてあげないことには、あまりにもブースターも選手もかわいそうなんじゃないのかと思います。もちろんアリーナ建設が困難だということは、重々承知しておりますけれども、このまま何か生煮えのような状態を続けていていいのかということは、非常に疑問に思っております。今年度から加藤製作所がスポンサーについたということもありまして、何かここからその新しい展開はないのかということについて、何か現在、検討されていることはありますか。 ◎スポーツ振興課長   確かに、アリーナのあの問題は、大きな部分だと感じております。ただ、なかなか区内におきましては、大規模なアリーナを建設するということにつきましては、今のところ計画化もされていないというところでございます。ただ、東京エクセレンスのもともとの理念としましては、地域に根ざしたチームというところが1つ大きな部分でございます。その辺につきましては、引き続き地域と一体となって、地域の方も応援しながらエクセレンスと深くかかわっていきたいというふうに感じているところでございます。 ◆中妻じょうた   私が今質問したのは、その何か新しい展開はないのかという話です。このままB3リーグで、幾ら勝ってもB3というのでは、あまりにもかわいそうじゃないかということで、板橋区でホームを維持していくことが難しいんであれば、それ以外の選択肢もやっぱり考えなきゃいけないし、当然そういう検討もしていらっしゃると思うんです。加藤製作所さんは、大田区に本社があります。そこら辺も含めて何かないのかと。このまま板橋区が、今から例えばアリーナ建設をやりましょうみたいな話を始めて、実際できるまで一番うまくいったとして何年かかるんだという話にもなりますし、このままではあまりにもかわいそう、何かないのか。それは、板橋区の中にアリーナをつくるということ以外の選択肢も含めて、何かないのかというお話をしているんですが、この点いかがですか。 ◎スポーツ振興課長   確かに、東京エクセレンスにつきましては、板橋区以外でも実際に活動をしているような状況はございます。そういった中で、例えば城北地区で連携をして、さらに東京エクセレンスを応援できるような、そんなような体制につきましては、近隣区と力を合わせながら協力していく部分というところは感じているところでございます。 ◆中妻じょうた   申し上げたように、何かないのかというのは、別に新たに応援する、そういうのを城北地区全体で求めたところでB2に上がれないわけです。板橋区の中でアリーナをつくるという方法以外でも、B2に上がるための何らかの手だてはないのかという意味で質問しているので、何かそういった検討はしてないのか。東京エクセレンスという名前なんで、東京都内で探さざるを得ないとおおむね思うんですけれども、何かそういった新たなそのB2に上がれるような条件整備をやっているというような話は何かないのかという質問ですので、ちょっとその点でもう1回お答えいただきたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   なかなかB2のいろいろ基準等がございますので、そこが変わるということは、まずなかなかないことだとは思っております。そういった中で、以前はいろいろ他自治体への働きかけですとか、そういったところは少し話を進めた部分はございますけれども、なかなか他自治体におきましても、実際ホームゲームとして受け入れられるような自治体も見つからなかったというような現状がございます。今後も機会を捉えまして、引き続きその辺の情報収集をいろいろ含めながら東京エクセレンスを応援していきたいというふうに感じているところでございます。 ◆中妻じょうた   非常にかわいそうだと思うんですけど、非常にもったいないと思うんです。これは、できれば国がアリーナ整備ということについて、さまざまな補助を準備しているうちに、もちろん板橋区の中でも選択肢の1つとして考えてほしいし、ここはちょっと所管外だと思うんで言いませんけど、舟渡の新日鉄住金の大きくあく敷地は今後どうなるんだということも、非常に引っかかっておりまして、そういうところを活用できたらいいんじゃないのかというようなことをいろいろ考えるわけです。ちょっとこれはぜひ真剣に考えていただきたい。板橋区内にとどめ置くことができなかったとしても、このまま生煮えというのはあまりにもかわいそう。ぜひここはしっかり検討していただきたい、このように思います。  それでは、経済産業政策について、区内の災害の産業経済部門での問題は事業承継だということをしばしば申し上げてきておりますけれども、今回の予算の中で、これが事業承継対策だという形で、何か見出しをばんとわかるような形でちょっと見当たらなかったもので、新年度予算で事業承継対策は、ちょっと予算への概要などを参照させていただきながら、これとこれが事業承継対策なんだと、力を入れてやるんだというご説明をぜひいただければと思います。 ◎産業振興課長   それでは、まず予算の概要でいきますと、37ページの一番上の10番に産業融資の利子補給というところがございます。まず、1点目がこちらになろうかというふうに思います。この産業融資の利子補給の1)番のウ、特別融資の一番下にちょっと米印で事業承継支援融資とございますけども、今回、事業承継に特化したような融資の制度をまず1つつくってございます。こちらはやっぱり東京都のほうの制度とあわせることで、信用保証料の半分を補助できるような今仕組みで考えているという形で、まず1点が、この融資を1つ創設したというのがございます。  それから、38ページの22番に企業活性化センターの運営というところがございます。こちらの4)番で、事業承継チームによる事業承継支援ということで、今回、活性化センターのほうの中に、通常ある経営改善チームというのが、今センター長を中心に経営改善のチームを組んでございますけども、それとは別に経営改善チームとは別に事業承継の専属のチームを組んで、相談業務を対応していくという中身になってございます。こちらにつきましては、通常やっている経営改善のチーム、二百何名登録してますけども、専門の方が。この専門のチームは、そのまま活用させていただきながら、新たにその事業承継の支援のためのスタッフを1人、活性化センターのほうで専門員を配置すると、それが1つです。それから、もう1つが専門員の方がその相談に乗ったときに謝金が発生しますので、その事業承継のための専門家の謝金を増加させたというところ。大きなところとしましては、その2点になろうかと思います。あとは小さいところでいきますと、同じく活性化センターの中では、セミナーとか相談会を新たに事業承継という切り口で、新たにそういうセミナー、相談会を開催する。または、事業承継支援のための簡単なパンフレットみたいなものをつくるというような経費も、載せさせていただいているところでございます。 ◆中妻じょうた   残り時間ないので、あと意見だけ申し上げますが、私も事業承継の相談を受けるようなことがありまして、やはりこれは机上の議論でできないと。膝詰めで徹底的に何度も話し合って、それで信頼関係をつくっていかないと、なかなかその事業承継の本当の問題のところって話していただけないですよね。そういったやっぱり顔が見える膝詰めの信頼関係をつくるようにお願いをして終わります。 ◆田中やすのり   幾つかまとめてお聞きしたいと思います。最初なんですけれども、板橋のいっぴんについて、来年度って改定の予定はあるんでしょうか。商店街とかやっていらっしゃる方と、改定に向けての議論って、区のほうからは投げかけは来年予定しているのか、予定してないのかというのをお聞かせください。  2点目は、ちょっとスポーツの関係なんですけれども、スポーツをどんどんやれるような、東京オリンピックに向けて人をふやしていこうという機運の中で、板橋区のスポーツ施設の利用なんですけれども、登録するときにたしか2人以上で登録していたかと思うんです。これが障壁になっちゃってんじゃないかというふうに感じます。例えば、東京都のスポーツ施設を借りるとき、1人で登録できますし、ほかの自治体、私はよくテニスで埼玉のテニスコートをいろんなところを借りるんですけれども、ほとんど全部1人で登録できますので、そのあたりどういうふうにお考えになっているのかというのが2点目です。  3点目は、農業まつりなんですけど、農業まつりの後、あの赤塚小学校の校庭の整備について予算を来年はつけてくれているのかどうか。もし予算がついてないんであれば、どういう整備を、雨が降ったと想定してどういうことをやっていただけるのかというのが3点目です。  4点目、先ほどたばこの話がありましたけれども、ぜひこれをきっかけに、あそこの成増の南口の喫煙所は、もうやめちゃったほうがいいんじゃないかというふうに個人的には感じてます。健康推進のほうといろいろ相談させてもらったときに、今あるところにボックス型のを置くとすると、そんなにあそこに大きいものが置けないので、6人ぐらいしか入れるものしか置けないんじゃないかというお話だったんです。そうすると、6人しか入れなかったら、その周りで皆さんは絶対に吸いますから、逆に受動喫煙の防止どころか、受動喫煙の促進になりますので、いっそのことトイレのあたりに移せないんであれば、今の場所は本当に限界があると思います。区にも毎日のように相談が来ると思いますけれども、私たちのもとにも、必ず1週間に1回は、あそこをどうにかならないのというふうに言われるぐらい、皆さんもちょっと諦めかけているんですけど、どうにかあそこの喫煙所は変えたほうがいいと思います。  あと、清掃事務所のほうにちょっとお願いしたいんですけれども、不法投棄があるということで、特定の方がいつも出し続けているんです、あのごみ。いつも土木の方が来て、撤去していってくれているんですけれども、土木の方は忙しそうなんです、とっても。なので、清掃事務所も集積所の改修だけじゃなくて、区道上の改修というのを少し事業を拡大したほうがよろしいんじゃないかというふうに感じてますので、そのあたりどういう見解をお持ちかということをお聞かせください。  そして、最後、赤塚のまちづくりなんですけれども、今回、自転車をシェアサイクルを導入して、周遊、回遊できる仕組みを取り入れていこうということなので、どういう工夫をして回れるようにしていこうというふうに考えていらっしゃるのかというのを聞きたいと思います。  参考なんですけど、大手の旅行会社は、こういう地域資源を掘り起こして、いわゆる周遊させて地域の魅力を高めて観光スポットとして育てていこうじゃないかというようなことを応援しておりまして、例えば大手の旅行会社にそういう地域魅力発掘事業みたいなのを頼むと、あわせて大手の旅行会社の旅行のパンフレットに載ると。日帰りのバスツアーの行き先に入ると。ムック本なんかも出しているところだと、ムック本にも載ってくるので、一緒にプロモーションもやってくれるというメリットがあるんで、初年度はなかなかまずはやってみるというところかもしれませんけれども、将来的にはそういう夢のある企画にしていってほしいというふうに期待を込めまして、以上5点質問いたします。 ◎産業振興課長   板橋のいっぴんについてご質問いただきました。板橋のいっぴんにつきましては、最後、平成20年の認定から見直しはされてない状況でございます。現在は、自主的な活動でいっぴん会というところが自主的に活動しており、区内のイベントですとか、そういったPR活動に私どもとしては支援をしているという状況でございます。今後のいっぴんの話でございますけども、実は今年度、前年度の末です、ちょうど1年ぐらい前から、区内の個店の経営者の方が5人ぐらい、それから政策金融公庫の方、それから活性化センターのセンター長、それから公社の事務局長と、このあたりが集まってサポート会議、創造会議というのをやってございます。実は、その会議の中で、個店の皆様の意見の中で一品どうするんだというお話が出ておりまして、まさに今、いっぴんのその後継事業というんですか、跡を継ぐような事業の検討にこれから入っていくという今段階になってございます。ですので、早速、実はあしたもその会議があるんですけども、そういったその議論の中で固まって積み上がってきたものがあれば、私どもとしましては、新規事業の予算ということで要望していきたいと思ってございます。いずれにしましても、今の一品事業はなかなか課題が幾つかありましたので、そういったところを解決できるような新たな取り組みというのを、区民のその個店の皆様から意見を頂戴して、構築していきたいと思ってございます。 ◎スポーツ振興課長   スポーツ利用の拡大というところでございます。現在、団体登録の要件としましては、競技によって登録する人数が変わっております。例えば、テニス、庭球場であれば2人以上、野球であれば9人以上というように名簿をしっかりと提出していただいて、管理をしているところでございます。今回、施設利用システムの改修に伴いまして、今後、登録に必要な人数が、基本的にどの競技につきましても、代表者、副代表者ということで、2名の登録があれば、登録ができるというような状況に変わってまいります。そういった意味で、手続的にも簡素化されるというメリットがございます。そういったメリットをうまく活用しながら、スポーツ利用者の拡大につなげていきたいというふうに感じているところでございます。 ◎赤塚支所長   農業まつりの会場の1つであります赤塚小学校の校庭の補修の経費についてご質問いただきました。2年続けて晴天に恵まれたものですから、この2年はその経費は使ってございませんけれども、来年も必要な経費を確保しておりますので、ご安心いただければと思います。 ◎資源循環推進課長   今お話しいただきました成増の南口の喫煙場所でございます。こちらのほうにつきまして、今回初めて公衆喫煙所ということで、コンテナを建てる予定でございます。こちらのほうの検証も含めて、また一番大きなところでは、地元の皆様方のご意見、こういったものもいただきながら、総合的に判断しまして、それで設置、もしくは廃止、いろいろなケースが出てくると思いますが、いずれにしましてもよく皆様方とお話ししながら進めていきたいというふうに思います。 ◎板橋西清掃事務所長   先ほどの不法投棄の話になります。まず、基本的に不法投棄に関しましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律というものがございまして、それぞれの占有者、または管理者がそこの責務が定められているところでございます。ですから、例えば道路でいきますと、当然区になりますが、所管する土木部となりますし、例えば公園の場合ですと、みどりと公園が所管となります。集積所であれば清掃事務所のほうで処理をするような形になりますが、一応基本的な考えとしては、今お話ししたとおりです。ただし、清掃事務所としても、これまでの不法投棄に対するノウハウですとか、そういったものが蓄積されておりますので、日々の収集に当たってのパトロールですとか、ひどい場合はそういった集積所の不法投棄の禁止の看板を設置するなどして対応してまいりたいと思っています。 ◎くらしと観光課長   シェアサイクルにつきましては、非常に導入効果を期待を私ども持っているところです。1つは観光振興という切り口、また交通政策、また環境という部分もあります。また、健康という部分もあります。その4つのKという持ち味を生かしながら、まずはこれから導入するどこのシステムを使うかということをこれからですので、そこの中で連動させて、1つはせっかく導入するんですから、回遊性を高める以外にも、例えば板橋区の中のニッチな魅力がいっぱいあると思います。地形から発生するもの、そういうものをまず見つけていただくようなITA‐マニアとのアプリとの連携を深めていければいいのかというふうに、今のところは考えています。アプリは、先ほど委員のご質問ありましたAI機能も搭載して、自分の思ったようなコースを勝手につくってくれる機能もありますので、まずはそこからスタートをさせていただいて、また次の段階で、例えばご提案いただいた旅行会社とか、いいプロモーションが使えるような策があれば、そこについても検討していきたいというふうに考えております。 ◆大田伸一   私ども全国の自治体に行くんですけど、地方は特に産業経済が基盤なので、ものすごい頑張るんです。たくさん困難あっても。それは、板橋区のような大都会でも基本的には変わらなくて、区内の経済を活性化するということが、この持続可能ないろんなものにつながっていくというのも事実なんですが、それで予算を見ますと、補正のときで言うと、産経費は執行率が93%でした。補正の段階では。土木は90なんだけど、ここは契約差金があるから、でも産経ってそういうのはあまりないから、どうしてこんなに少ないのかと、当然出てくるんです。一般会計の歳出は、過去最大に多いんです。それなのになぜこういうことになるのかと。今回の来年度の当初予算は、構成率が0.9になりましたけど、この概要で見て、光輝く板橋ブランド・産業活力って、これはほとんどは産経なんですけど、ほかにも産経はあるけど、ここの数字を見ると、昨年度の当初は13億4,400万ぐらいだったんだけど、今度は13億2,800万ぐらいというふうに、当初からこの部分では少ない。もっとこの産経費予算を、当初予算を引き上げられるんじゃないかって、したほうがいいんじゃないかって率直に思うんです。これだけ歳出予算がふえているのに、そういうことをどうなのかということをまず聞くと、答弁が長くなるんで聞かない。それで、具体的にさっき事業承継のお話がありましたが、それで実はご承知のように、国の来年度予算には事業承継について、2018年度と2019年度に新たにやってきているのは存じております。2018年度法人版事業承継税制拡充ということで、10年間の時限措置として、承継の場合に相続税と譲与税が100%猶予されると。'19年度予算は、今度は個人版事業承継税制ということで、今度は個人のほう。こちらのほうは土地、建物、機械、器具、備品等の資産については、10年間時限で相続税・贈与税が100%猶予するというふうにやっているわけ。そういうことを多くの人が知らない。多分、予算も出たばっかりで、来年度予算。これをどうやって知らせていってというまず情報がないと、えって自分が当てはまるかと思う人はいないです。だから、そういう意味では、行政がどうやって早くその情報をわかりやすく伝えるかっていう役割は、非常に大きいんじゃないかと思いますので、その点については見解を伺いたい。  もう1つ、政府がやっているもので、持続化補助金とものづくり補助金をやっているんです。ものづくり補助金というのは、先ほど言った先端経営、こういったものに関係して、補助を組み合わせて3分の2まで補助率が上がるっていう仕組みなんです。それで、ものづくり補助金のほうも活用しているところがあって、私が調べたら大阪のケーキ屋さんが、お客さんから総菜を売ってほしいと言われて、50万上限で3分の2出るので、それを使ってやったというのが例で出てきましたけど、つまりこの小規模でもこういった補助金を有効にお知らせしてどうですかということがあれば、たくさん可能性があるんです。そういうことをどんどん危ないですけど伝えていって、国の制度を活用してもらうということをやっていく積み重ねがたくさんやれば、元気が出てくるはずなんです。それをやっぱりきちっとやるということが、大事だと思うんです。ですから、先ほど相談員の話が出てきましたけど、ナンバーワンを見てても、例えば専門相談員による支援、2名理事なんだけど、3年間目標は1,000件でずっと変わらない。3年これからなのに。本来は、もっと引き上げようという目標を言ってたじゃない。だから、2人理事になると目標は上がっていかないです。3人になればもっと引き上げられるという感じになるんです。つまり、こういったその技術支援センターもそうですね。全く3年間目標は変わらないみたいな話をしていると、一体どうなんだという話になるし、予算もふやすこともできないということになりかねないという意味では、やっぱり動いてふえていくということをどうやればできるんだということを前提にして事業計画を進めていくというふうにしないと、これは尻つぼみになります。先ほど吉田委員も言ったけど、どんどん減っていくわけだから、そういうときに国あるいは東京都や、それから区独自も含めて出す。お金をきちっと見ながら、やっぱり使いやすいものを使うと。国でさえそこまでやってるわけだから、危機感感じて。それを板橋区がどんどん積極的に利用しない手はないということで、大いに区内の事業者に宣伝をして、それで広げるべきだというふうに思いますが、どうかというのが2つ目。  3つ目は、経営者保証人に関するガイドラインというのが平成25年に出ています。これは中小企業庁と金融庁が協働で、有識者の意見交換でつくったものですが、非常に権威があるので、ほぼ国内のこの問題についての最高水準の人たちが集まってつくったガイドラインです。このガイドラインを読みますと、経営者保証に依存しない融資の促進ですとか、それからさまざまあってQ&Aもあっていろいろあるんだけど、いかんせん難しい。読んでいても。でも、これは非常に有効なものなんです。こういったものをやはり区内の事業者にわかりやすく理解してもらって、そして行政のほうもそれに応えられる知識と経験を持っている人を育てておくということによって、非常に実践的な対応ができるようになる。危機管理ができるようになる。それを目指して、この経営者保証人ガイドラインがこうやってできているわけだから、ぜひ板橋区としてもこれを大いに活用すべきだというふうに私は思うんですけれども、これ以上言うと忘れちゃうので、3つぐらいで。 ◎産業戦略担当課長   まず、事業承継の部分ですけれども、これは確かに新聞報道などで我々も情報としてはキャッチをしております。あとあわせて板橋区の産業関連団体、例えば商工会議所板橋支部だとか産業連合会とか、そういった方たちも、あとは法人会とか、当然情報としてはキャッチしておりますので、そういった団体と連携をしながら周知に努めるとともに、先ほど来申し上げている産業振興課の専門員、また産業振興公社のコーディネーター、こういった方たちが企業を回るときに、やみくもにお知らせするんではなくて、ターゲットになり得るであろうというところには、強力に情報を発信することで気づきを促していくと、区としていきたいというふうに思っております。既に実際にやっている部分も、一部あるやに聞いております。  2つ目のもの補助の部分については、板橋区でも結構な数、採択されているやに聞いております。前から話しているセンター設備の導入計画について、あれが補助金の採択率が上がるというところで、板橋区の企業も一定程度メリットが出てきているのかというふうには思っております。引き続きそういう先進事例、成功事例を我々も発信することで、企業さんがやる気を出して補助金を取りに行くような、そんな機運は高めていきたいというふうに思います。  最後に、経営者保証に関するガイドラインにつきましては、確かに事業承継の部分にも一定程度効果があるのかというような認識には立っておりますので、産業振興課で行っている産業融資の中で、個人の事業主、経営者が融資を考えるときに、1つの方策としてあり得るのかというところで、中小企業整備機構とか、あと商工会なども、こういった部分に関連しているというふうに聞いておりますので、情報収集しながら効果的なお知らせについて詰めていきたいというふうに思ってございます。 ◆大田伸一   ものづくり補助金の採択率は平均40%ぐらいなんです。かなり高いということだと思います。そういう意味では、非常に期待の持てる補助制度なので、そういう意味では、先ほどの事業承継の10年間の移動式だけれども、税の免除というものをやっぱり周知して、この問題の問題意識を持ってもらうと。10年間の間に何とかしようと思ってもらわないと、先がないわけだから、その辺のところは板橋区のアプローチ次第、積極性次第かという感じもいたします。  商業については、先ほど空き店舗の話も出ましたが、板橋区の行った空き店舗調査が2029年9月に出されて、私ども資料を受けていますけれども、非常に商店加盟数の減少すると思っているのが62%だとか、お客さんが来るのが減少したのが61%だとか、非常に結果としては暗い状況なんです。これをどうやって元気にしていくかという意味では、非常に全国でたくさん取り組みがされている。板橋区は、現実的には平成14年には5,256店舗があったんだけど、今はもう3,000をはるかに切ってしまったというような状況なんだから、そういう意味では寂れていく。昔は、シャッター通りと言ったらしいんですけど、最近は違うんです。鉄板通りと言うそうです。それぐらいこの危機的な状況が広がっているということは認識があると思うんです。そういう意味で、商業の行政的な支援も本当に何が有効かって、これから3年間の計画を見ても、やっぱり予算に限りがあるというところから、なかなか先に進んでいかないというところがあって、やっぱりそれで本当にいいのかと。危機感はなぜ起こるかというと、消費税がもし10月から施行されるとすると、皆さんご承知のように、1,000万円の免税から、インボイスからこのただ判断するだけじゃなくて、結局、負担を全部背負う。値引きできないから今度は。負担を全部背負っていくということになると、特に商店街だとか、工業でも中小零細とか、こういうところは続々と廃業を迫られると。必然的に。選択肢がなくなるんだ。それぐらいこれは4年間の猶予はありますけれども、しかしそれぐらいのものになっているという意味では、これは本当に避けて通れない大問題ということで、どうやってこれに取り組むのかということが庁内でやってないと、ただもう潰れに任せるということになりかねないから、その辺については皆さん方もお考えがあるだろうから、ぜひそういった問題を取り組んでもらいたいというふうに思います。  それから、最後にコンビニのこともあわせて聞きます。コンビニの資料も前にいただいたんですけど、平成14年は特別区は3,853で、それが平成26年には600件ぐらい減ったんですが、大体、板橋区も似たような傾向で減っているという数字が出てきてますが、今、板橋区もいろんなコンビニ決済みたいな形でやってますけど、これは関係する省庁はないんです。だから、総務省が指定公共機関として指定しているのがコンビニです。そこで、実はもうけは本部が6割なんです。本部の経常利益は30%台です。オーナーのほうは大体数%しかありません。それで、例えば区に関係する手続をすると、時給900円だと全く赤字です。こういう状況に現実にはなっているんです。そういう中で、コンビニ店がどんどん減っていくと。皆さんご承知のように、コンビニ店は廃棄物は玄関に入れちゃいけないことになっているから、だからおにぎり売っても残ったものは原価に含まれないから結局みんな赤字になる。だから、コンビニで安売りしているのはないでしょう。あれは、この本部が廃棄させたほうがもうかるからです。だからやっているわけ。そうすると、零細業者であるコンビニのオーナーは、どんどん行き詰まる。どんどん行き詰まって廃業していくんです。実は、商店街の中にたくさんコンビニができてまちを支えているはずなのに、非常に苦境に立っている。商店街にも入れないという状況を現実をリアルに見たら、コンビニの位置づけを、結果、公共的なことをやってもらっていながら、そこに対する話も聞いたこともないし、どうするかという話もない。ただ、便利に使えるという話になっちゃうと、コンビニは立ち行かなくなる可能性があるんです、今。3つに寡占化されて一層それは厳しくなっているというのが報道されて、このフランチャイズのシンポジウムをやられているぐらいなんだから、そういう意味では、板橋区がこの商業振興、あるいは区が代行させてもらっているということから見ても、これは人ごとではないという問題をやっぱり認識を新たにしてもらいたいと。最後のは簡単でしょう、認識を持ってくれという話だから。そういうことで、質問はもうないので、以下の内容でお願いいたします。 ◎産業振興課長   まず、商業関係で、いわゆるその商店が立ち行かなくなってる、お店がなくなっているという話ですけども、どちらかというと、やっぱりハードの整備、例えば商店のリニューアルですとか、そういった個々のお店のハード整備というのは、なかなか現状だと区としては難しいという認識は変わってございません。ただ、ソフトの部分でできることは可能な限りやっているという状況でございます。ちょっと話に出してどうかあれですけども、きのう皆さんが行かれた夜のお店、あそこも実は私どもの活性化センターの相談員が相談に入って、かなり前から経営相談をやっているお店であったというところもございます。そういった形で、活性化センターの相談員につきましては、ものづくりの工業のほうだけではなくて、商業のほうの相談も乗ってございますし、もちろん公社にも商業のほうにたけている専門員もおります。そういった形でソフト事業としてこれからも継続をして、経営の相談業務をやっていきたいというふうに思ってございます。  それから、コンビニの部分でございますが、区内のコンビニでも商店街に加盟しているコンビニさんもいらっしゃるというふうに聞いてございます。そういった意味におきましても、減少するということはあまりいいことではないと思いますので、ここもコンビニと個店と分け隔てなく、私ども区としてもそういった支援、できる限りの支援を続けて伴走、寄り添って支援をしていきたいと思いますし、またコンビニというのは大きな組織だということであれば、そういったその上部のところともそういう相談ができるような体制も、ぜひコンビニの大手のところでとっていただきたいというのもございます。いずれにしましても区内にあるお店でございますので、支援は引き続きやっていきたいというふうに思ってございます。 ◆大田伸一   地域センターからコピー機が全部なくなるという話を聞いたんだけど、本当ですか。 ◎地域振興課長   コピー機については、10円コピー機が置いてありますが、一応本年度をもちまして撤去ということで考えております。 ◆大田伸一   多分使う人があまりいないから、経費削減みたいな感じぐらいしか思い浮かばないんだけど、問題はなぜそこにコピー機があるかということのほうが重要だと私は思うんです。最初からそんなにたくさん使うものかと、ああいうところに置いて。でも、人がたくさん集うところにコピー機もそこにあって、人のつながりのところにあるっていう、あること自体に意味があったはずなんです。導入したときは、そんなたくさんわんさかわんさか使っているわけではない。それを利用者が少ないからといって、撤去するって、効率って言えるのかって、この場所で。コミュニティセンターで。それはあること自体に意味があるというふうになぜ考えられないか。人が集うところ、いろんなまちの人が来るところ、そこにいつも自分は使わないけど、基本的にすぐ使える10円でって、なぜそういうふうに考えないのかということなんですよ。つまり皆さんが、区民の皆さんのコミュニティを大切にしたいと、もっと利用してほしいと言っていながら、そういったところ、利用者が少ないからと言っちゃったら、効率化で何にも要らなくなっちゃう。空間だけあればいいみたくなっちゃうじゃないですか。そうじゃなくて、やっぱりそこに住んでいて、行政がきちっと心の届いている、その目配りのある。ここまで利用率なんて言わないで、ちゃんとそこにあるものがあるということにしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○主査   もうすぐ5時になりますが、南雲委員の質問が終わるまで委員会を継続したいと存じますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○主査   ご異議がないものと定め、さよう決定いたします。  それでは、佐々木委員。 ◆佐々木としたか   そんなに長くやりませんけど、このオリンピックの競技大会の機運醸成事業についてちょっとお聞きしますけども、区は一生懸命にこのオリンピックに対しては、非常に取り組んでいると私は評価しているんですが、このいただいた資料を見ますと、イタリアバレーボールチームの誘致とか、それからボランティアの設置とか、イタリアPRグッズ、オリンピックデーランとかいろいろありますけども、この中の一番最後に、このフラッグの設置と街路灯のパイプの装飾とあるんです。これを読ませていただいて、このオリンピックの競技大会機運醸成という事業のこの対象者は、誰を対象者にして考えているのか。ちょっと教えてもらいたい。 ◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長   予算書の概要のほうで、東京2020大会に向けた本庁舎、商店街等の装飾という部分でございます。委員おっしゃるとおり、機運醸成のために今回3商店街のほうにある街路灯のほうに、東京2020機運醸成のフラッグを設置したいと考えてございます。また、ナショナルトレーニングセンターに通じる板橋本町、本蓮沼の駅から通じる道につきまして、ガードパイプのほうに装飾をしていきたいというふうに考えているところでございます。まず、当然、機運醸成に関しましては、区民全員の方にやっていきたいというふうには思っているところでございますが、今回この場所に設置した理由というところでございますが、3商店街につきましては、小豆沢体育館、イタリアバレーボールチームが来ますので、オリンピックに向けたスポーツの重要な年だと思ってございます。その近くの小豆沢商友会さん、志村銀座商店街さん、そちらのほうに2カ所、商店街のほうに設置をさせていただきます。また、先ほど出ましたオリンピックデーランを城北公園で行いますので、その玄関口になります上板橋の駅の南口銀座商店街、そちらのほうをつけさせていただくわけですが、そちらにつきましては、来年度のオリンピックの機運醸成に向けた取り組みって重要な年ということで、その3商店街を選ばせていただきました。後づけになってしまいますが、商店街のフラッグにつきましては、東京都のほうでも作成をしまして、希望する商店街のほうには配布をしていくということもございますので、そちらのほうを活用して、さらに区民全体の機運醸成のほうに取り組んでいきたいというふうに考えてる次第でございます。 ◆佐々木としたか   その気持ちは非常によくわかるんですけども、これがいただいた資料で、結局、中山道からナショナルトレーニングセンターのほうに向かう道路3本、街路パイプを塗ると。それでその商店街を中心にフラッグを置くと。たまたま城北公園でオリンピックデーランをやるので、上板の旧道の商店街にちょっとフラッグを置くと。私が見たときに、それはそれでいいんですけど、やっぱり板橋区民の全員に機運醸成というならば、例えばハッピーロードだとか中板とかにあります。いろいろ商店街はあるじゃないですか。そういう商店街とか人通りの多いところ、そういうところへもフラッグを置いたほうが、私は機運醸成には一番いいんじゃないかと思うんですが、何かナショナルトレーニングセンターへ向かう人とか、デーランを入る人にだけ目立つようにしようということ自体が、ちょっと考え方が違うのかと私は一瞬思ったんです。だから、せめてお願いですけども、せめてそういういろんな板橋区内の商店街を活性化する意味でも、その商店街の入り口とか中間とか出口とか、そういうところに多少、板橋のそういう機運醸成のための私はやっぱりやってあげたほうがいいと思うんです。ここだけ選んだというのは、予算がないからここだけにしたのかどうかわかりませんけども、やっぱりもっと板橋区民に機運醸成するんであれば、この配置はちょっと私は、これはこれでいいんですけど、これにやっぱりもう少しブラスをして、区民と行政が一体となってオリンピックの機運を醸成しようということに私はなるんじゃないかと思うんですが、少しそういう意味では、私が今申し上げたように、ほかの商店街の入り口とか出口とか、そういうところに少しこういうフラッグをやるとか、そういう考え方は全くないんですか。 ◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長   区全体の機運醸成につきましては、そういう装飾もございますが、先ほど言いましたオリンピックデーランとか、そういったスポーツイベントとかは、いろんなところで行いまして、そういったものに参加してもらって、機運のほうを高めていきたいというふうに考えているところでございます。ただ、委員おっしゃるとり、そういった目に入る装飾とかが機運醸成にもなるとは思ってございますが、とりあえずはこの3商店街でやらせていただきまして、先ほどもちょっと東京都の事業になってしまいますが、そういった装飾については東京都のほうでもやるということでございますので、そちらのほうを利用しながら、うまくシティドレッシングのほうをやっていきたいと思ってございますので、それでご理解いただければと思ってございます。 ◆佐々木としたか   最後に要望とお願いだけ。これで31年度の予算は、多分22日に私は通ると思うんです。皆さん、予算執行するわけですけども、ぜひ予算を執行するという考え方にブラス、やっぱり公僕としての思いやりとかやさしさとか、予算を執行するときのそういう気持ちを、私はもう少し区民に寄り添った気持ちで予算を執行すると、そういう考え方に立って、ぜひ31年度の予算執行をしてほしいということだけ申し上げて質問を終わります。
    ◆南雲由子   初めに概要の58ページで、子供たちに向けた取り組みの中で、いたばし子ども夢つむぐプロジェクトの推進が書かれているんですが、その中で産業経済部という項目があるんですが、産業経済部で行われている子ども夢つむぐプロジェクトの事業の内容と金額を教えてください。 ◎産業振興課長   58ページの下のプロジェクト1、誰もが主役で活躍できるまち、ここの夢つむぐプロジェクトの推進の中の産業経済部につきましては、これは私どもで就労としてやっている板橋若者サポートステーション、こちらはかなり若い段階から使える施設ですので、そういった意味で今回のここのプロジェクトの中に組み入れられているところでございます。金額にいたしましては、もともと国のほうでやっている事業に上乗せをしている取り組みですけども、委託費としまして285万6,000円を計上しているところでございます。 ◆南雲由子   そうしましたら、若者サポートステーションについて伺いたいと思います。37ページになるかと思うんですが、若者サポートステーションと関連して、この37ページの12番、就職活動サポート事業のそれぞれ1)から5)番までの費用を教えてください。 ◎産業振興課長   まず、先ほど言いました4)番がサポートステーションで285万6,000円でございます。それから1)番の就職・面接会、それから3)番の就職支援セミナー、こちらにつきましては、ほかの例えば東京仕事センターですとか、ハローワーク池袋ですとか、そういったところの共催事業でございまして、役割分担としましては、経費の部分はそちらのほうで見ていただいて、区のほうとしては、開催場所ですとか周知ですとか、そういった役割ですので、この1)番3)番はほとんど費用が発生してございません。  それから、2)番のキャリアカウンセリング、こちらにつきましては、毎週木曜日にカウンセリングの方が来ていただきまして、区民の方の相談に応じていると。こちらにつきましては71万5,000円でございます。それから、5)番の若者助成就労支援事業、こちらにつきましては東京都の補助金を活用している事業でございます。こちらにつきましては3,943万2,000円ということで、こちらは年間を通じて正規で就職をしたい若者の人と区内企業、要するに雇いたいという区内企業を結びつけるような事業という形で、年間を通じてやっているものでございます。 ◆南雲由子   先ほどの子ども夢つむぐプロジェクトの中に、若者の就労支援としてサポートステーションだけが入っているということですか。今お話を伺うと、若者助成就労支援事業もそれに近いのかというふうに思ったんですが、その差を教えてください。 ◎産業振興課長   若者サポートステーションにつきましては、通常ずっとやっているものでございますので、プログラムとしては入ってございます。最後に言った5)番目の若者助成就労支援事業につきましては、毎年度、基本的には単年度で東京都のほうに申請をして、承諾を受けるような取り組みになっていますので、ここをプロジェクトの1つに常設というか位置づけるのが、なかなかできない状態だということです。 ◆南雲由子   そうしましたら、若者助成就労支援事業の31年度の回数とか開催場所、何か具体的にあれば教えてください。 ◎産業振興課長   30年度と契約を結んでいる業者さんとの引き続きの31年度契約というのが前提になってございますが、まだそこの部分が固まってはおりませんので、細かい話はあれですけども、基本的に大体6月の下旬ぐらいから、その実際に就職をしたい方の若者をいわゆる募集をして、その後、説明会を行ったりですとか、あとはその方のキャリアというか技術というか能力を上げるための研修ですとか勉強会みたいなのを何回かやらせていただきます。その後に、実際に今度は逆に企業側のほうの受け入れの募集をしたりですとかやっていきまして、最終的には事業としては、本当に年度末まで続くような事業になってございますが、年度末を待たずに就職をしてしまう方もいらっしゃいますので、トータルでは長いですけども、人によっては少し短い期間で就職をしてしまうというような事例もあります。 ◆南雲由子   若者サポートステーションについて、私も身近な友人が通っていて見ていて感じるのは、やっぱりもう一歩踏み込んで、就労先というか企業さんとつなげてもらえないのかと、なんとなく感じてたんですけれども、今のその若者サポートサポートステーションに通っている方が、5)番目のその若者助成就労支援事業につながるとか、それが1つかと思ったんですが、ほかにもそのサポートステーションを通して、ハローワークとか具体的な就労先というところにつなげていただけるという、そのつながりはどうなっているか教えてください。 ◎産業振興課長   基本的に板橋若者サポートステーションにつきましては、いわゆる職業をあっせんするあっせん業ではないので、なかなか直接就労には結びつかないですけども、いずれにしましても、このサポートステーションの職員の皆様は、区の就労の支援を熟知していただいてますので、場合によってはハローワークにつなげる、場合によっては私どものキャリアカウンセリングにつなげる、場合によっては福祉事務所のそういった就労につなげるという形で、それぞれが連携し合ってやっていますので、そのあたりは適切なところに案内いただいているというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   ぜひその連携の核になっていただきたいというふうに思います。  すみません。同じページで36ページの先ほどもお話しあったにぎわいのあるまちづくり事業について、1)から3)番までのそれぞれの金額を教えてください。 ◎産業振興課長   にぎわいのあるまちづくり事業でございます。1)番が、これいわゆる商店街に対する補助の事業で、アが活性化事業。これは、例えば商店街で持っているホームページを更新したりですとか、ちょっと設備を改修したりとかというのに使う事業。こちらにつきましては、来年度、これは事前に商店街のほうに調査をかけて回答している部分ですけれども、来年度につきましては、9つの事業が希望されております。その9つの事業で、合計が2,493万円の予算を計上してございます。  それから、イのイベント事業。これは、商店街が行う夏の事業ですとか、歳末大売出しとかって、そういうイベントの事業に対する補助でございます。このイのほうは、73の事業が今予定されてございまして、トータルで7,253万円余の予算が計上されてございます。  それから、2)番魅力ある個店の創出、発掘支援事業。こちらにつきましては、平成28年度から実施している個店の経営者の方を対象とした、これも半年ぐらいかけたセミナーの事業ですけども、これの委託料として460万円計上してございます。  最後の3)番につきましては、来年度の新規の事業でございます。先ほどお話ししたとおり、個店の方が連携をしてイベント等をやるときに、補助するような仕組みの事業でございまして、こちらにつきましては300万円の計上をしているところでございます。内訳は以上でございます。 ◆南雲由子   3)番目の魅力ある個店の連携支援事業は大変興味があるんですけれども、この300万円の予算の中で想定しているプロジェクト数とその補助率。それから申し込みができるのは年1回なのか、それとも随時そのプロジェクトを立ち上げたいといった場合に、申し込みができるのかということを教えてください。 ◎産業振興課長   こちらにつきましては、今、最終的に要綱の制定作業でございますので確定段階ではないですが、想定しておりますのは、補助限度額が50万円、補助率は2分の1で想定してございます。こちらにつきましては、もちろん申し込みをしていただいて、補助金ですので審査を内部でいたしまして、それの結果で該当するかしないかというやり方になろうかと思います。具体的にいくと、例えば先ほど言ったイベントもありますし、例えばスタンプラリーみたいのもありますし、あとは場合によっては商品の開発、違った業種で商品を開発したりとか、そういった場面もありますので、そこはちょっと審査をさせていただいてやりたいと思ってございます。ですので、想定につきましては、50万円掛ける6事業として300万円の想定でございます。 ◆南雲由子   今その要綱を詰めていらっしゃるというところだと思うので、なるべく1年に1回応募して、じゃ次にということじゃなくて、その都度プロジェクトに対して柔軟に使い勝手がいいものにしていただきたいと思いますが、見解を伺います。 ◎産業振興課長   つくり方としましては、やっぱり私ども事業計画の中で、個店の売り上げ1,000万円という目標がありますので、稼ぐ力をつけていただきたいということが主眼でございます。ですので、定例的に例年やっているやつが毎回当てるというとこは考えておりませんので、毎回、先ほどおっしゃった工夫を凝らすようなプロジェクトを組んで計画を立てていただいたものに対して支援していきたいというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   概要の39ページに移って、先ほどもICTのお話のとこで少しお話が出たかと思うんですが、区民参加型いきもの物情報共有事業について、内容と金額を教えてください。 ◎環境政策課長   区民参加型いきもの情報共有事業でございます。予算額は、31年度230万を予定しているところでございます。内容については、先ほどもちょっと触れましたけれども、区民の方の参加のもとに、板橋区内の自然や生き物を調べたいというふうに思ってございます。区内に生息する植物や鳥、鳥類、それから動物、昆虫類などのデータを区民の方からスマートフォンであるとかパソコン等の情報機器等によりまして、あるいはお持ちでない方については郵送でも構いませんけど、区に報告していただいて、区のほうで取りまとめる。そういう単独のシステムをつくると、またお金がかかる話なので、環境省が運営のウエブサイトのいきものログのほうにまとめて登録を区のほうですることで、その情報が誰でも検索、交流、学習などで使えるというふうに考えております。先ほどの230万の内訳でございますけれども、自然生き物探しで112万円、それから自然観察会や報告会等で100万円、ニュースレター等で17万円というような内訳でございます。これを3カ年かけて、それぞれの季節ごとに、まちと違う季節ごとに行う予定です。1年目、31年度については一応夏秋、2年目については秋冬、3年目は春夏というような形で四季の調査を行っていく予定でございます。まだこれから詰めていかなきゃならない未定のところもございますけれども、区民の方のご協力を得て、板橋区の自然の状況を調べてまいりたいというふうに思ってございます。 ◆南雲由子   区民の方で、特に子供たちにはどういうふうに周知をされるか教えてください。 ◎環境政策課長   自然環境保全係が中心でこの事業をやるんですけれども、環境教育を所管している環境教育係、同じ課内にありますけど、そことの連携、あるいはそこが所管しているエコポリスセンター、あるいは自然保全の係が運営している板橋区の熱帯環境植物館、そういった環境にかかわる指定管理者とも連携しつつ、教育委員会のほうで環境教育にかかわる所管と一様にいろいろな事業を今行っていますので、例えば環境教育推進協議会の中の委員さんからの意見も、この間開いたときに参考意見もいただいているところなので、幅広い知見を持っている方のご意見も踏まえて、よりよい周知に生かすとともに、内容についても深掘りができればというふうに思っているところでございます。 ◆南雲由子   ぜひ子供たちと、その親御さんであるとか、家族で親子で楽しめる、自然に興味を持っていただける機会にもなるのかというふうに思うので、学校での周知だとか、例えばプリントを配布して、それが家族にも届くようなということも、学校との連携ということはぜひ深めていただきたいんですが、見解を伺います。 ◎環境政策課長   先ほどちょっと言葉足らずになってしまいましたけれども、環境教育推進協議会には、学校の先生たちが委員の中にプログラム部会とかカリキュラム部会の中で参加して主体的に動いていただいて、実証事業もやっているところでございます。そういったことで今回の調査に関しては、あらかじめ教育委員会と事前に協議が必要でございますけれども、子供たちにもそういう情報が届くような形で、今後考えてまいりたいというふうに思ってございます。 ○主査   以上で本日の審査を終了いたします。 ──────────────────────────────────────── ○主査   これをもちまして、区民環境分科会を閉会いたします。...