板橋区議会 2011-01-20
平成23年1月20日都市建設委員会−01月20日-01号
約20ヘクタールに調査票2,212通をお配りしております。内訳といたしましては、現
都市計画における市街地再
開発事業の区域2.2ヘクタールの地権者、これは
土地建物に対する所有者、それから土地に対する借地権をお持ちの方でございますが、105名にポストに投函という形で
戸別配布をいたしました。なお、このうち区域外にお住まいの地権者の皆様につきましては、45通でございますが、郵送をさせていただいております。
借地権者、これは住居や
テナント等をお借りになっている方々でございますが、この方々は143件ございました。次に、
都市計画区域の外周に位置いたします約20ヘクタールに所在の皆様には、
ポスティングという方法によりまして1,964通をお配りしております。
回収数は295通で、配布数の約13%となっております。
次に、
駅利用者アンケートでございますけれども、11月11日木曜日の午前10時から午後8時まで、10時間ございますが、駅南口の特別区道2114号線及び板橋区
管理通路上で、調査員4名による聞き取りを実施しております。
道路使用許可の条件の中の実施ということで、100名程度を予定しておりましたけれども、結果的に167名に回答をいただくことができております。
アンケートの結果でございますけれども、5の結果概要にまとめてございます。
これまで、
まちづくりを考える会で
話し合いを行ってきました項目につきましては、基本的には
話し合いの方向と同じ結果であると認識をしております。
資料2枚目以降に
調査概要をおつけしておりますので、簡単にご説明を申し上げたいと思います。
概要の1ページをごらんいただければと思います。
1ページから12ページまでが
居住者アンケート、12ページ以降が
駅利用者アンケートの結果となってございます。
最初に、
居住者アンケートでございます。
回答方式は、調査票にあらかじめ印刷した選択肢のうち、該当する項目の番号を専用のはがきに記入して返送していただく方式でございます。項目の設定は、先ほどの目的に照らしまして、
まちづくりを考える会で出されたご意見等をベースにしております。ただし、不足する項目などは補足調整して構成してございます。また、選択肢に当てはまらないご意見等のために、その他の項目を設けまして、筆記による回答もいただけるようにしてございます。
結果概要の1ページは、調査に回答いただいた方の属性を示しております。回収率の表に
ブロックA・B・C・Dと記載しておりますのは、回答いただいた方のお住まいですとか、お店の場所を示したもので、次ページ以降、必要に応じて図で表示をさせていただいております。
2ページ目をごらんいただきたいと思います。
下の段でございますけれども、第1の質問は、まちのよさや気に入っている点を
複数回答でお尋ねをいたしました。最も多かったのが、買い物が便利で、回答いただいた方の67%が選択されております。
パーセント表示の後ろの括弧内の数字は人数を示しておりますが、199名の方が選択をされました。回答の分布につきましては、右上の図のように、
調査地区全域にわたっております。次に多かったのは、駅付近の方々を中心に、交通が便利でございます。62%182人に回答いただいております。考える会におきましては、交通が便利ではなくて、買い物が便利な商店街を残してほしいというご意見が多く出されておりました。
次に、4ページをお開きいただければと思います。
駅南口の町並みの問題点について、
複数回答でお尋ねをしております。最も多かったのが、道が狭いで64%189人。下の図のとおり、
区画整理を行っていない上板橋一丁目地区に
出現頻度が高くなってございます。次に多かったのが、歩道が余りなく歩きにくいの42%123人となっております。いずれも、道路網や構造に関係する課題となっております。考える会におきましては、
道路幅員や行きどまりに起因いたしまして、消防車が入れないなど、災害への心配がある、バス・タクシーなど交通網が不便であるといった意見が出されております。一方で、自動車が入らないので歩行者が安心できる、こういった意見も出されております。
次に、右側の5ページでございますけれども、
生活環境上の問題点を
複数回答でお尋ねをいたしました。最も多かったのが、違法駐輪が多いで51%151人、駅付近に高い
出現頻度がございました。続きまして、災害時に不安があるが46%136人となっておりますが、分布につきましては、次のページになりますけれども、
駅前地区にやや多く出現する傾向がございました。考える会におきましては、
道路幅員との関係で、火災や災害時の心配を挙げる方が多くいらっしゃいました。2回目に行いました会で、参加者の方に一番大事だと思う項目を1人1票ずつで投票していただいたところ、約半数が、災害・防災にかかわる対策に投じられたという状況でもございます。
6ページの下の段をごらんいただければと思います。
将来どのようなまちになったらよいと思いますかという設問を、これは
単数回答でお聞きをしております。これは考える会の本体の主題でもございますので、会としての方向というのはまだ出ておりませんけれども、意見として出された項目をもとに構成をしてお聞きしております。61%195人の方が、住宅と
商業施設による交流とふれあいのあるまちと回答されております。
右の7ページに移らせていただきます。
重点を置いて進めるべき項目を、その他を含めまして6項目用意いたしまして、それぞれを重要・普通・重要でないで評価をいただきました。各項目は、考える会で意見として出されている項目を中心に構成をしてございます。
まず、災害に備えた安心・安全性の強化でございます。82%241名の方が重要とお答えをいただき、1%2名の方が重要でないという項目を選択されております。
次の項目は、まちの
イメージづくりでございます。重要と普通が、それぞれ40%119人、44%126人と別れております。重要でないは8%でございました。
次のページをお開きいただければと思います。
商店街の活性化についてお聞きいたしました。重要が63%188人で、普通が28%82名と続きます。重要でないは3%でございました。
次が、
コミュニティ(よい近所づき合い)の継承でございます。普通が62%184人と最も多く、重要が26%76人となっております。考える会におきましては、まちのよさとして近所づき合いということが挙げられたわけですが、本
アンケートでは、冒頭の
まちづくりの魅力でも、本設問でも、
まちづくりという意味ではさほど関心があるという傾向は検出されませんでした。
右側の9ページに移らせていただきます。
駅前の
利便性向上に向けた機能や施設の強化についてお尋ねをいたしました。64%190人が重要とお答えになりました。重要でないは8%で25名となっております。その他といたしまして、これは筆記をいただいたわけですが、32項目の記載をいただきました。
バリアフリーが11件で最も多く、現状のままがよい、活気・にぎわいのある
まちづくりが2件ずつ、他の17件は、
人口増加でありますとか、
中央図書館の移転、子ども・子育てに優しい環境等々がそれぞれ1件ずつございました。
9ページの下の段でございますけれども、その他以外の5つの項目の状況を一目でわかるようにお示しをしたものでございます。ごらんのとおり、災害時に備えた安心・安全性の強化が最も多く、
商店街活性化が重要とお答えになった方が次に多かったという結果になっております。
次に、
駅南口周辺に必要だと思われる機能について、
複数回答でお尋ねをいたしました。
10ページをお開きいただければと思います。
最も多かったのが
自転車置き場で、58%172名でございます。続いて
駅前広場で、47%140名となっております。なお、その他が26%78人ということで、他の設問に比べまして非常に多くなっておりますけれども、内訳といたしましては、
エレベーター・
エスカレーターを含めた
バリアフリー機能が36人、
商業施設の6件というふうに続いております。
10ページ下段と11ページ上段は、多数回答された方の分布となっております。
13ページにお進みをいただければと思います。
ここからが、
駅利用者の方に対する
街頭アンケートの結果を記載してございます。
場所といたしましては、上板橋駅
南口広場前歩道となっておりますけれども、先ほどご説明いたしましたように、正確には特別区道2114号線上及び板橋区
管理通路上で、
南口駅前の線路と
平行方向の
道路通路上でございます。
調査方法は、調査員が
調査項目を読み上げまして、回答を、これも調査員が調査票に記載する方法で行っております。
属性につきましては記載のとおりですけれども、14ページにございますとおり、約8割の方が
板橋区民の方で、当日、
駅利用者とそうでない方はおよそ半々という状況でございました。
設問は、最初に、駅南口に必要だと思う施設を
複数回答でお聞きをしました。15ページの下の段にございますように、その他が67%112人、次いで駐輪場が25%42名となっております。その他でございますけれども、これが171件ございまして、内訳は、
エスカレーターが81件で最も多く、次いで
エレベーターが74件と続いております。この2つを人数にいたしますと、記載のように96名ということになります。また、13名は満足しており必要なものはないと記載をされました。
16ページをごらんいただければと思います。
駅南口に対する
イメージをお聞きいたしました。これは
単数回答でございます。
図で青く示しておりますように、道路の幅や防災に関しまして、不満、不安、心配と感じている方が多いことがうかがわれます。
下の段に移りまして、どのようなことに重点を置いて
まちづくりを進めるべきかを、これは
複数回答でお尋ねをしております。商店街の活性化、災害時に備えた安心・安全性の強化、駅前の
利便性向上に向けた機能や施設の強化が、いずれも4割前後、人数にしまして70人弱の方が選択をされております。
アンケートの結果の概要について、ご説明は以上ですけれども、この調査に際しまして、調査票をお配りした居住者・
テナント等の皆様には、結果報告のお知らせを作成いたしまして、1月5日から同12日までの間にお配りをさせていただきました。また、
区ホームページにも掲載をしてございます。
以上でご報告を終わります。
○委員長
ただいまの説明に質疑のある方は挙手を願います。
◆
熊倉ふみ子
この
アンケート結果なんですけれども、この活かし方については、今後、どうしていくんでしょうか。
◎再
開発課長
まず、先ほどの目的のところでご説明したように、一つは、もう既に活かされているわけですが、考える会にご参加をいただいていない方と考える会での
話し合いの結果が整合しているかどうかという検証を行っております。それから、今後の考える会の検討の中で、この結果を十分に踏まえて検討していただけるように、考える会のほうにご報告をいたしております。また、
個別意見で出たものにつきまして、これは主たる目的ではございませんけれども、関係する各課等に
参考配付をしております。
以上でございます。
◆
熊倉ふみ子
考える会との検証を図るということですけれども、その結果については、考える会と
アンケート結果が大体一致しているというか、ほぼ一致しているという、そういったとらえ方でよろしいですか。
◎再
開発課長
逆の方向があるとかということではなかったと認識しております。おおむね、方向性としては一致をしていると認識しております。
◆
熊倉ふみ子
考える会ですけれども、最初の日程では、考える会についてはいつまでというか、調査の結果を取りまとめて、それを
情報発信という形でニュースを発行して、地域の方に配っていると思うんですけれども、こういった活動というのは、大体いつ、3月で終わりなのか、4月で終わりなんでしょうか。予定としてはどうでしょうか。
◎再
開発課長
一定のまとまりを見せるところができるところが最後かなというふうに思っておりますけれども、今回の
アンケート、これで最後というわけではございません。考える会での
話し合いの熟度に応じて、また必要性に応じて、こうした
アンケート等も繰り返していきたいと思いますが、基本的には考える会の中でお決めいただいたことを主体に、私どもも動いていきたいと思います。なお、来年度も引き続き実施をさせていただきたいというふうに考えております。
◆
熊倉ふみ子
ここに助言者というか、いろいろな活動をするに当たっての、
プロポーザルで決まりましたコーディネーターがいらっしゃいますけれども、その方もずっと来年度も引き継いでいくということでよろしいですか。
◎再
開発課長
予算等の関係もありますので、今、確定的に申し上げられませんが、そのようにしたいという考えはございます。
◆
熊倉ふみ子
プロポーザルで決めて、
プロポーザルの契約については23年3月18日までというふうに報告を聞いているんですけれども、それ以降については今後の予算の関係で、ここでははっきり言えないという、そういったことでしょうか。
◎再
開発課長
そのとおりでございまして、予算の関係で明確に申し上げられませんが、
プロポーザルで選定した相手方につきましては、最長3年間
随意契約ができるという規定でございますので、今年度末に、現在契約をしております会社に問題等がなければ、引き続きお願いをしたいと考えておるところでございます。
◆
熊倉ふみ子
あと、この回答の中でやはりなというふうに思ったのが、その他の項目の中で、必要な施設ということで
エレベーター・
エスカレーターを設置するという希望の方が多かったという、こういう調査結果、項目がないのにその他の中でわざわざそういった回答が出てくるということでは、本当にこの地域の皆さんの要望についての強さみたいなものがここであらわれていると思うんですけれども、それについての受けとめ方、区としてはどんなふうに受けとめておりますか。
◎再
開発課長
この結果につきましては、先ほど申し上げましたように、今後の
まちづくりをどうしようかという考えの中で活かされてくるというふうに考えておりますし、関連する部署につきましては、こうした結果をお伝えしてございます。
◆山内金久
以前の委員会で、調査するということなので、内容等を少しやりとりはしておきましたけれども、今回、その結果が出たという報告です。今、熊倉委員も少しお尋ねをしましたけれども、総じて、今の説明を聞いて、調査結果を見まして、地域の皆さんの要望、関心、まちの評価、おおむねこの内容かなと私も思います。この間、
まちづくりを考える会にも毎回傍聴で参加してきたので、様子はそれなりにつかんでいるつもりです。
私、その上で少しお尋ねしたいのは、まず一つは、だれが考えてもこういう
アンケートではこういう結果が出るだろうなと思いました。一般的に他の地域でも、同様な結果はおおよそ出るんではないかと思います。商店街の問題、まちの防災・防犯、それから交通の利便性、住みやすさの
コミュニティの問題とか、一般的な、トータル的なものと、ここの地域の特殊な事情もあると。それは、今、熊倉委員も指摘しましたように、この調査結果でも、項目は具体的に立てていなくても、その他というところで改めて
エレベーター・
エスカレーター、
バリアフリーの要望が大変強い。その他の112という回答の中でも96名というので、これは割合でいくと85.7%。だから、その他の人たちの大半は、
バリアフリーの要求ということで回答されているということであります。
この点で言いますれば、私、改めて、今度の調査結果の報告があるというので、ちょっと過去のデータをめくってみました。25年前、当時は建築部都市整備課が、南口
周辺地区の
まちづくりを目指しての
アンケートをやっていました。25年前です。この調査報告はお手元にお持ちでしょうか。その結果概要をつかんでいれば、おおまか紹介いただきたい。
◎再
開発課長
古い時代のお話でございまして、文書廃棄等が済んでおりまして、厳密な内容については把握をしてございませんが、結果につきまして区民の方にお知らせをした内容によりますと、やはり
駅前広場が狭いですとか、
駅前広場に休憩施設などが足りない等々といった項目が高い項目を示しておりまして、おおむね、現在と変わっていないのではないかなというふうに認識しております。
◆山内金久
25年前の調査と今回の調査、地域の意向も含めて、現況、認識も大体似通っているのではないかというお話で、私もその点、改めて強く思いました。私、大事な点というのは、25年間、しかも予算的には、平成元年から
まちづくりの作業を開始してから5億円余りの予算を費やしているんですが、25年前に調査した中身が課題としてそのまま残っているということで、果たしてこの25年間、何だったのかなとつくづく思いました。
そこで、皆さんにも紹介したいんですが、今回の調査結果を見た上での話なんですが、今回はこういう設問はないんですが、25年前は、
まちづくりの進め方について、こういう設問がありました。住民の代表と行政が
話し合いながら、合意に達したことから順次整備していくことが必要と答えた人が35%、住民の代表というところがちょっと違うんですが、次の項目は、住民全員が
まちづくりについて
話し合いながら、できるところから整備していくことが必要、これが34%、合わせると69%、約7割。ここで何が大事か。25年前の調査で、進め方、
まちづくりの進め方についての多くの方の意見が、住民の代表と住民全員がというのは別にした際に、
話し合いしながら、合意したところから順次進めていくとか、できるところから整備していく。そういうふうな意向が7割を占めている。
もし、25年前の調査の住民の7割の意向に沿って丁寧な
まちづくりをし、一挙にがらがらと変えちゃう再開発ではなくて、合意を進めながら、合意ができたところ、できるところ、順次整備を進めていく手法をとったならば、この間の25年間という長きにわたる、ある意味では空白期間と言ってもいいかもわからない、こういう時間的なロスは解消できたのではないかと、改めて今回の調査結果と25年前の調査を私は見比べて、とてもその辺を強く感じたんですが、この点に対しての評価、認識はいかがでしょうか。
◎再
開発課長
前回の調査につきましては、500票の調査票を配布しているという状況をお聞きいたしましたけれども、その他の諸元がはっきりしませんで、単純に比較するということが難しい状況ではございますけれども、先ほどの住民の代表と
話し合いということと、住民全員が
話し合いという話、細かい点は抜きにすれば、いずれにしても行政と住民の方、あるいは住民の方同士が
話し合いをして
まちづくりを進めていくということは非常に重要なことであると考えております。それは前回の調査同様、現在でも活きている意向であるというふうに認識しております。
◆山内金久
調査結果の報告なので、余り長くはしませんけれども、今の点に関してもう一つだけ聞いておきます。
確かに今、回答者の数とか、回答のエリアの話が出ましたので、この点で行けば、前回は上板橋一・二丁目の一部ということで、配布数が508票、回収数が491票、回収率が96.7%、大変な効率。ほとんどのご家庭で、または世帯で回答してくれた。だから、一・二丁目の一部というのが、私もきのう、課長と少しやりとりしても、どの範囲かというのは、25年前のことで資料が残っていないというので不明なんですけれども、恐らく南口
周辺地区の
まちづくりを目指してと、当初から20ヘクタールもあるんですか、駅前の3ヘクタール前後の
周辺地区を対象にしたんであろうということは想像はつくんですね。
25年前にこの
アンケートをやった際には、まちの人たちは地域の課題、どういうまちにしようかと、本当に真剣に考えていた。だから、これだけの96.7%という回収率があったと私は思うんですね。多分これは、異論を差し挟む人は少ないのではないかと思います。そういう方々が25年前に、
まちづくりは合意できたところから、またはできるところから順次整備を進めていくべきだと。前提は
話し合いをちゃんとやってだよということを、この
アンケートでの調査結果は示しているんですね。
今、課長は、今でもそうやって行政と住民と
話し合いでやっていますよというんだけれども、その手法はどうなのかということが今の課題になって、今のやり方を見直さざるを得ない事態にきているわけですよ。この25年前と今回を比べると、課題とあわせて、
まちづくりというのはどういうぐあいに進めるべきなのかと、そこで行政の役割は何なのかというのが、いみじくも示しているのかなと私は思います。
こういった点で、総評的に今回の
アンケート結果、それから25年前の結果を踏まえて、課長の見解を改めて聞いて、この項目を終わりにしたいと思います。
◎再
開発課長
先ほど申し上げましたとおり、住民の皆様主体の
まちづくりにいろいろ努めてまいりたいと思います。また、委員の皆様等におかれましても、ご指導いただける点がありましたら、ご指導、ご支援をよろしくお願いしたいと思います。
○委員長
本件につきましてはこの程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、議題に入ります。
初めに、陳情第1号
区内コミュニティバスの運行を求める陳情、第1項
大谷口周辺地域運行の件、陳情第2号 板橋区
南部地域を運行する
コミュニティーバスについての陳情、第1項 大山西町
周辺地域運行の件、陳情第184号 住民に喜ばれる
コミュニティバス運行実施を求める陳情、第2項
バス停設置の件、第3項
運賃割引きの件及び陳情第193号
コミュニティバスの改善を求める陳情、第3項
料金割引きの件を一括して議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
都市整備部参事
特段の変化はございませんが、前議会におきまして採択されました三田線への延伸につきまして、事業者と具体的な協議を開始したところでございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
◆大田ひろし
今、課長のほうから報告がありました。前回の11月18日の委員会で採択された三田線とつなぐということでございますが、これは事業者と今、検討に入ったということですが、どのぐらいをめどに結論を出そうと区はしているのか、もうちょっと具体的に。真剣に早目にやってくれというのが地元の声ですから、いつまでに決着しようとしているのか、その辺の経緯を。
◎
都市整備部参事
私ども、この陳情を受けまして、既に水面下で事業者といろいろ情報交換をしてまいりました。このたび、採択をしていただきましたので、正式に文書で申し入れをしまして、事業者側からも協議に応じるという承諾の文書をいただいたところでございます。手続的にはそういうことでございますが、一方、先行してさまざまな情報交換の中で、三田線への接続の手法でどんなものがあるかということで、現行のバス路線の営業に影響ない範囲でどういう方法があるのかということで協議を進めているところでございます。
さまざまなコストの点、それから手続上の点を考えますと、道路管理者である警視庁、また認可権のある国土交通省への手続等の期間をおよそ半年と見てございますので、そうしますと、最短で10月のダイヤ改正、ここに合わせますと、
コミュニティバスの延伸、ダイヤ改正に伴うさまざまな組みかえがあるそうですが、そういった調整を踏まえますとその辺、10月あたりに延伸、開通ができれば一番最短かなということで準備を進めてございます。そういたしますと、約半年ですので、3月ないし4月の頭、これまでには何とか協議を調えまして、手続に入らせていただきたいということで、こちらも要望しておりますし、事業者側も、現在はそれに非常に協力的に協議に応じるという段階に入ってございます。
◆大田ひろし
わかりました。
最短でできるように、しっかり進めていただきたいと思います。区長も賀詞交換会等で、この問題をきちっとやっていくと表明しておりますので、しっかりお願いしたいと思います。これが成功しないことには、次の路線も検討できないわけですから、何とか赤塚の今のやっている
コミュニティバスが成功できますように、まず第一の段階としては駅を結ぶということでしっかり頑張っていただきたいと思います。
もう一つ陳情で残っていますけれども、料金云々という件も残っているんですが、ちょっとお聞きしたいんですけれども、定期券というのはりんりんGOの場合は使用できるんですか。あるいは、最近、僕もバスの定期を持ったことがないのでわからないんですけれども、210円で大体区内を走れるはずなんですけれども、どこでも定期を買えば乗れるというふうな形になっているのかどうか、ここら辺をお聞きしたいんです。
◎
都市整備部参事
りんりんGO、定期を使用できます。また、共通の定期券というのもあるというふうに聞いてございます。どこの路線も乗れる定期券があるというふうに聞いてございます。
◆大田ひろし
じゃ、国際興業が走っているわけですから、りんりんGOもその定期を活用できるということですね。それがまず一つ割引だというふうに思うんですけれども、もう一つは回数券ですね。この回数券についても、国際興業の、例えば10回乗ったら11回分だとかということになっているんだと思うんですが、こういった回数券もりんりんGOにも使えるようになっていますか。それを確認しておきます。
◎
都市整備部参事
現在、パスモですとかスイカ、こういったものの自動改札のカードがございまして、こちらを使用するにしたがって割引率が高まるという、使用頻度に応じて割引されると聞いてございますので、現在はそういう形態で、りんりんGOにも自動改札のスイカ・パスモが使える機器が備えられてございます。
◆大田ひろし
今、僕もバスのこと、大変申しわけないんですけれども、回数券というのはないんですか。
◎
都市整備部参事
現在は自動改札の普及に伴いまして、回数券ではなくて、パスモ・スイカという形になっているというふうに聞いてございます。カード形式になっていると聞いてございます。
◆大田ひろし
ですから、提案ですけれども、もしそういうことがないのであれば、りんりんGOなんかで、駅と自宅を結んで利用されている方々が210円というのは高いというのは、ここの陳情にも出ているように、言われているんですよね。りんりんGOでこういうふうにしょっちゅう活用してくださる方には、例えば回数券を発行して、5回乗れば6回分使えるとかいうような形で回数券を出すということは検討できないでしょうか。そこら辺はどうなのかということ、急遽で申しわけないんですけれども。
◎
都市整備部参事
事業者側の意見もあるかと思いますので、検討できるかどうか、事業者側と協議していきたいと思います。
◆元山芳行
先ほどあった三田線への延伸について質問させていただきたいんですけれども、そのものじゃなくて申しわけないですが。
当然、今の路線、走っている距離が延びていくわけですから、その分の経費というのはかかってくるというふうに考える。これは前から出ている話でありますが、その分の延伸によって増額をしますよという提案は、国際興業のほうにはもう既にしているんですか。
◎
都市整備部参事
基本的に区側からの要望で延伸をするという建前でございますので、当然ながら延伸に伴う経費増、これは板橋区側の負担ということになるということで、一応協議の場ではそういう形で進めております。
◆元山芳行
であれば、話がまとまるであろうという時期が4月の頭ぐらいと先ほどお話がありましたけれども、とすると、次年度予算にその辺をきちっと試算して計上しておく準備というものが必要だと思うんですが、その辺はどうですか。ちゃんともうやっているんですか。
◎
都市整備部参事
直接それに充てるということではございませんが、全体の総枠の中で対応し切れない部分、それについては、はみ出た部分については補正対応というふうに考えてございます。
◆元山芳行
私は、これはぜひ23年度予算にのせてほしいと思うんですね。それが、皆さんの熱意というか、決意のあらわしどころだというふうに私は考えますので、ぜひこれは23年度予算に、早急に試算をしてのせていただくということを要望して、意見があれば伺って終わります。
◎
都市整備部参事
この間の協議、精力的にやってございます。そういった中で、見える部分、枠の部分、明確になりますれば、ぎりぎりでも間に合えば、財政当局と協議してそういった予算を組んでいきたい。
◆
熊倉ふみ子
今、文書で申し入れをして、協議に応じますよという、そういう回答だということですけれども、それでは、国際興業の事業者と会って、今度、具体的に
話し合いをしていく日程についてはどうなっていますでしょうか。
◎
都市整備部参事
先方から、協議に応じる旨のご回答をいただいたのが今月の14日付でございまして、これまでも3回ほど、直接事業者側の責任ある立場の方と情報交換をしてまいりました。今後は正式に協議ということでございますので、頻度というのは特に決めてございませんけれども、早速これを受けて、例えば今月中には最低一度は協議をしてまいりますし、先ほど言ったおおむねのスケジュールに照準を合わせまして、精力的に、必要あれば何回でも互いに、私どもが本社に行く、あるいは事業者側に区に来ていただくという形をとりながら、早急に進めませんと、先ほどの10月の日程に間に合いませんので、しっかりとやってまいりたいと考えております。
◆
熊倉ふみ子
1月14日というので、つい最近なんだなというので、意外だったんですけれども、10月1日の実施については、決まってから、準備期間については半年かかるということなので、ぜひぜひそれはよろしくお願いしたいと思います。
それと、路線変更ということなので、陳情の184号になると思うんですけれども、水車公園付近ということで、四葉のほうも通れるようにしてほしいという、そういった陳情の内容だと思うんですけれども、ここの陳情を議論しているときに、四葉の地域については道が狭くて通ることが難しいということだったと思うんです。でも一方通行だったらば、その可能性については考えられるというような、そういった議論もあったと思うんですけれども、一方通行にするには近隣の住民の方々の理解が必要だという、そういった議論もあったと思うんです。
一方通行が可能ならば、水車公園ということで、区のほうも水車公園の付近を通ることについては、観光を考えたときに矛盾はないと思うので、一方通行での水車公園にできるだけ近い路線を通るという、こういったことについても聞いてみてほしいと思うんですけれどもいかがでしょうか。
◎
都市整備部参事
水車公園の近辺のルートを通るということは大変いいアイデアだとは思うんですが、先ほど申し上げました最短で10月という日程を考えますと、交通管理者、警視庁との協議のそういったスケジュールを考えますと、今回は間に合わないのかなということで、引き続き事業者等と協議をする検討課題としていただきたいと思います。確かに一方通行であれば通ることは、一応車両制限令に引っかからないので、可能ではあるかと思います。
以上でございます。
◆
熊倉ふみ子
きょうが最後だということなのでお聞きしたいんですけれども、各地域で
コミュニティバスを通してほしいという陳情が出ております。今後、2ルート、3ルートという、そうしたことの検討についての見通しについて、すみません、最後に聞かせてください。
◎
都市整備部参事
今回は実験運行、3年間を予定してございますので、その経過の中でしっかりと
コミュニティバスの利便性の評価、そういったものを勘案しながら、また、費用対効果も含めまして、しっかりとした評価を加えながら、その3年間の中で他路線の拡大について検討していくということでございますので、今後、そういった方向で進めてまいりたいと考えております。
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手を願います。全部一緒に意見を言ってください。
◆元山芳行
前回同様、継続を主張させていただきますが、その理由としては、今、実験運行中でありますから、その状況を踏まえて、新しい路線については検討する必要があろうというふうに思うのと同時に、バス停ですとか、運賃の問題についても、同様のデータ収集をして分析をした上での変更というのが望ましいと思います。あわせて、個人的には1番・2番の路線については、過日、私はLRTの提案をさせていただきましたので、ここも含めて注視をしていきたいというふうに思います。継続でお願いいたします。
◆大田ひろし
今、地域を歩いていますと、本当にここの改善はどの方々も、赤塚・四葉地域の方々、こういう陳情に沿ったような要望をたくさん耳にしてきました。きょう、最後ということですけれども、とりあえず三田線につないでいくことを最優先に、料金はその後の利用率等を見ながら検討していくということを私も訴えてきたんですけれども、まずは三田線につなぐことが最優先、そして、その状況を見た上で料金についても、ワンコインでやっているところもあるわけですから、この辺についてはまた次の段階で考えていただければいいかなというふうに思っております。
先ほども言いましたように、まずこの路線を成功させていくことで、2番手、3番手の
コミュニティバスということが考えられるというふうに思いますので、残った陳情については改めて継続を主張しておきたいと思います。
以上です。
◆
熊倉ふみ子
採択を主張いたします。
コミュニティバスについての、不便地域というのを解消してほしいというのは、地域の皆さんの本当に切実な願いだと思います。1ルート、2ルート、3ルートということを今後積極的に、前向きに検討していただきたいという、そういった思いで採択を主張したいと思います。それと、料金についてはやはりワンコインで乗れるようにしてほしいという、そうした要望は根強いです。ですから、料金にしてもしっかりと下げるというほうで検討していただきたいということで、採択を主張したいと思います。
◆高橋正憲
基本的には継続という話になるんでしょうけれども、皆さんのいろいろ話を聞いていて思うのは、区民要求とか、要望とか、そういうものを聞いて、それを実施するというときには、常に財政が伴うんだということを念頭に入れてここは考えてもらいたいというふうに思います。
コミュニティバスの関係につきましては、私もいろいろな都市を見てきました。特に必要だなと思ったのは、堺市なんかに行ったときに、農村までずっと引いていたバスの会社が撤退してしまったと、足がなくなったと、もうどうしようもないんだと、そういうところに自治体がバスを
コミュニティバスというふうな形で引いて運営しているという、そういう実態も見てきました。
今、東京23区を見たときに、大体二、三百メーター歩けば、どこかの路線にぶつかったり、停留所にぶつかったり、そういうことをするわけです。特に足が悪い人とか、お年を召した方とか、そういう方もたくさんいます。そういう人方については、福祉タクシーとか、いろいろなそういうのもあります。足の悪い人、腰が痛い人、年をとって歩けない人、じゃ何が便利なのか、そういうことを考えたら、福祉バスとか、福祉タクシーとか、そういうものの充実というのが私は大事だというふうに思います。
ですから、今、政治路線としていろいろな
コミュニティバスの議論がありますけれども、そういうことも我々はしっかりと考えながら、今、ワンコインという話もありますけれども、ワンコインにすればそれだけ財政的なものもかかります。その面につきましては、我々は何が便利なのか、今のシルバーパス、こういうものも利用できるし、すべて同じように利用できるほうがいいのではないかという話もあります。ワンコインという話になれば、既存の路線を走っているバスもワンコインにしなさいと。実際に公平公正という話になれば、何でこちらが100円で乗れて、我々が乗っているのは210円払わなければいけないんだと、そういう話になりますから、何も
コミュニティバスという部分に限らないんですね、こういうのは区民の公平平等というふうに考えたら。
ですから、そういう部分も考えて、我々が最初に議論をしたときには、そういう中でも交通の不便さがある場所があるんだと、だからそういうところに出すんだという話ですから、その部分とワンコインという部分では、議論の仕方が私はちょっと違うのではないか、発想の仕方が。そういうこともありますので、そういう部分も含めてしっかりと議論をした上で、これからの
コミュニティバスの議論はしていったほうがいいのではないか。先ほども言ったように、23区いろいろなところでやっていますけれども、ほとんどが政治路線なんです。こういうものをやりたいという区長の強い意志があってやっているという部分が多いわけですから、そういうところに財政的な議論を踏まえてやっても、僕は無意味だと思っています。そこで採算性なんか合うわけがないんだから。
そういう部分も含めてしっかりと議論をしてもらいたいし、今、元山委員が言ったように、やるんだったら便利さを追求して、みんなが利用できるような、そういうような部分で、高島平とか、三田線に接続したほうが絶対いいわけですから、それに対してだって、当然財源というものがかかるし、そういうことであります。議会のほうとしてはやれというんですから、執行側としては、ちゃんと財源を用意して、しっかりと早目にやればいいんですよ。それに対して、議会からこんなに金をかけてどうのこうのという話はないでしょうから、議会で決めたんですから。ですから、正々堂々と早く予算化をして、早く三田線につなげると、そういう努力を私は執行側には要望して、私の意見開陳と、そのようにしたいと思います。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第1号
区内コミュニティバスの運行を求める陳情、第1項
大谷口周辺地域運行の件、陳情第2号 板橋区
南部地域を運行する
コミュニティーバスについての陳情、第1項 大山西町
周辺地域運行の件、陳情第184号 住民に喜ばれる
コミュニティバス運行実施を求める陳情、第2項
バス停設置の件、第3項
運賃割引きの件及び陳情第193号
コミュニティバスの改善を求める陳情、第3項
料金割引きの件につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に
継続審査についてお諮りいたします。
陳情第1号第1項、陳情第2号第1項、陳情第184号第2項、第3項及び陳情第193号第3項を
継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第1号第1項、陳情第2号第1項、陳情第184号第2項、第3項及び陳情第193号第3項は
継続審査とすることに決定をいたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第18号
建築物等の
解体工事前に
境界対策、
アスベスト対策及び景観権、日照権、環境権、地役権、
生活権等の陳情(
住環境保護の件)を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
住宅政策課長
前回、11月18日以降の経過についてご説明申し上げます。
建物の状況でございますけれども、入居済みで、建物自体に変化はございません。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
(発言する人なし)
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手を願います。
◆元山芳行
1・2・3項については、21年に既に対応しています。それから、4項については民民の問題でありますので、自動的に継続ということになります。5・6については既存の条例でカバーできていることでありますので、今後の状況を見る。継続を主張させていただきます。
◆
熊倉ふみ子
前回同様に、アスベストに関する法令などについては行政の指導を強めてもらいたいということで、採択を主張したいと思います。
アスベストなんですけれども、時限爆弾というふうに言われているそうで、私の知り合いにも、もう80歳近いんですけれども、つい最近、アスベストが発症したということで、今、病気療養中ということなんです。若いとき、仕事をしていて、70、80になってアスベストを発症するという、そういった病気でもありますので、そういったことに対してのもっともっと厳しい目を持ってほしいと思いますので、採択を主張したいと思います。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第18号
建築物等の
解体工事前に
境界対策、
アスベスト対策及び景観権、日照権、環境権、地役権、
生活権等の陳情(
住環境保護の件)につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に
継続審査についてお諮りいたします。
陳情第18号を
継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第18号は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に陳情第19号 南常盤台の住環境を守るための陳情を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
住宅政策課長
前回、11月18日以降の経過でございますけれども、工事は完了してございまして、現在、入居済みでございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
(発言する人なし)
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手を願います。
◆元山芳行
1項については民民の問題でありますので、継続になります。2項については都市マスタープランの中で対応いただくものと期待をしているところでありまして、トータルで継続を主張いたします。
◆
熊倉ふみ子
19号については前回同様です。
高さ制限については、住民の方、何らかの規制が必要だということを思っている方がたくさんいらっしゃいます。高さ制限については採択を主張します。1については継続を主張したいと思います。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第19号については、項目ごとに意見が分かれておりますので、項目別に表決を行います。
お諮りいたします。
陳情第19号 南常盤台の住環境を守るための陳情、第1項を
継続審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
異議ないものと認めます。よって、陳情第19号第1項は
継続審査とすることに決定いたしました。
次に、陳情第19号第2項につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に
継続審査についてお諮りいたします。
陳情第19号第2項を
継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第19号第2項は
継続審査とすることに決定をいたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第22号
環境悪化が懸念される
教会建設反対についての陳情を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
住宅政策課長
前回、11月18日以降の経過につきましては、未着工のままでございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
◆高橋正憲
確認ね。前回、建築する予定がないというような、そういうような話があったと思うんだけれども、22号でいいんだよね、それは今も全然変わらないんですか。
◎
住宅政策課長
建築確認につきましては、平成15年にとってございますので、それに基づいてということになりますけれども、今のところ、建築主のほうでございますけれども、着工する見込みはないということでございます。
◆高橋正憲
そういうものがなければ、それを説明して、出してもらった人に、例えば陳情なり、そういうものをおろしてもらうというか、そういうことが本来であれば適切な運営の仕方なんだよね。だって、ここに建てると大変だから、問題だからどうにかしてくれという、そういう陳情が実際に出ているけれども、業者としてはやりませんと、建てませんと、そういうことを言っているのであれば、そういうことを住民の皆さん方に説明して、あなた方が要望している、そういう建物は建ちませんよと、だから陳情は取り下げてくださいと、本来はそういう姿が一番いいと思うんですけれども、ただ、もうきょうで終わり。
○委員長
これでおしまいですから。
◆高橋正憲
おしまいなんですね。わかりました。そういうことで、私の話はこの程度にしておきます。
◎
住宅政策課長
工事開始時期については決まっていないということでございますので、工事時期については、そのときにちゃんと説明をしますと。また、建物を建てる、建てないも含めまして、その時期にちゃんと住民の方たちにはご説明を申し上げますということで聞いてございますので、その趣旨なのかと思います。
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手を願います。
◆元山芳行
現在、予定がないということでありますので、変化があったときにまた審査すればいいというふうに思います。継続を主張させていただきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
お諮りいたします。
陳情第22号
環境悪化が懸念される
教会建設反対についての陳情を
継続審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
異議がないものと認めます。
よって、陳情第22号は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第23号 常盤台の景観と環境に関する陳情、第1項
景観破壊防止の件、第2項 絶対高さ
制限条例の件を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
都市整備部参事
その後、特段大きな変化はございません。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手願います。
◆山内金久
この間、ずっと議論はしてきた案件ですけれども、一つは、今、作業中の
都市計画マスタープランの第2次で、絶対高さや敷地の最低限度の指定の検討についてということで、新たに記載をする旨の話は聞いているんですが、この文言を紹介してください。
◎
都市整備部参事
文言といいますか、図解入りで、そういった施策の方向性を打ち出しているものでございまして、板橋区全域にわたって、それぞれの地域の特性に合わせた絶対高さを設けるということ、それから乱開発の防止、そういった建て詰まりの防止のための最低敷地面積につきましても、各地域ごとに設定をするという取り組みをするということをうたってございます。前置きの文言としましては、良好な住環境や町並みの形成、防災性に配慮した
まちづくりを進めるため、板橋区の基本ルールとして、建物の高さの最高限度、絶対高さ制限や敷地規模の最低限度を今後定めていきますと、こういうようにうたってございます。現在、これは案の段階でございます。よろしくお願いいたします。
◆山内金久
これはマスタープランですから、大まかな、大きな視点からの記述なんですけれども、ここで聞いておきたいのは、そういったマスタープランは、予定としては3月、マスタープランとして確定する、策定するという段取りだと思いますけれども、その後の、このテーマで言うならば、どういったスケジュール的なことを、またはどういった手順・手続を想定されるか、この機会ですから聞いておきたいと思います。
◎
都市整備部参事
今回、予算の議会において議論をしていただく対象になるかと思いますが、私どもといたしましては、来年度からおおよそ4年間のスケジュールで、区民の皆様のご意見をいただきながら、きめ細かい設定をしていきたいと考えてございます。
以上でございます。
◆田
中やすのり
きょうが最後の審議になりますので、ちょっと確認というか、今後についてお尋ねしたいんですけれども、今まで、常盤台の景観の問題で、区としても景観の行政団体になって、これから景観条例策定に向けて進んでいくということで、今、景観の基本計画のほうもしっかりとしたものをおつくりになっていて、そこの計画の中では、常盤台の景観のところも重点地区になって、しっかりと記載があったかと思うんですけれども、これから区として、景観行政を区が主導できるようになるわけですよね、今後、行政団体になって景観条例をつくっていったとき。
常盤台の景観について、今まではどちらかというと地区の住民の方が一生懸命活動として盛り上げてきた経緯があって、それを区としてはサポートしていきたいという力強い言葉もいただいていたと思うんですけれども、今後、景観条例策定を控えて、主導は区主導でしっかりとやっていくのか、今まで同様、サポート役として盛り上げていくのか、大きく言えばどちらかだと思うんですけれども、私は区主導でぜひ引っ張っていっていただきたいなという願いを持っているわけですが、どのようにお考えになっていますでしょうか。
◎
都市整備部参事
副委員長が今おっしゃったとおりでございまして、まさしく景観行政団体としてスタートを切るべく、今、準備をしてございます。景観計画は今は案の段階ですが、この中では、常盤台の地域につきましては、景観重点地区候補という位置づけをさせていただいております。当然ながら、この地域で、今、さまざま活動していただいております。そういった方々にも、地域全体に啓発をし、ご理解をいただきながら、景観重点地区として指定をしてまいりたいと考えてございます。
そうした場合には、当然ながら景観計画の重点地区ということでございますので、さまざまな届け出義務等が課せられます。そういった部分で私ども区としては、そういった景観に配慮した開発なり建築をしていただくように、しっかりと説得をし、また協議をしていくということになります。そういった部分では、区に主導権が移ると考えてございますけれども、地域の景観をよくしていくという、そういった運動というものは大変とうといものでございまして、そういった盛り上がりがないと、重点地区への移行もできませんので、双方、互いにパートナーシップで進めていくということになるかと思います。
以上でございます。
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手を願います。
◆山内金久
今回が審議の最後の委員会なので、改めて高さ制限の問題、この案件もずっと議論してきました。これまで、他区の状況、他市の状況とか、議論した経過もあります。そういった議論の中で、ようやく板橋も、先ほど質問して答えてもらいましたように、
都市計画マスタープランに絶対高さの制限を盛り込んでいくと、そういう
まちづくりを、そういった意味では本格的に進めていくんだという話が出ていたと思います。
私は、もう一つ紹介したいと思いますのは、板橋の新河岸二丁目工業地域の
まちづくり提案というのがされて、今、いろいろな手続中ではあります。ここでも、建物の高さに関するルール、20メーター、一部30メーター以下というぐあいになっています。ここでルールづけの際にわざわざ記述しているのは、現在の町並みから突出する高い建物、これは防止する、規制する、こういう観点が出ています。これは、多くの住民が望むところでもあります。こういった観点が幾つかマスタープランにも、それから新河岸二丁目工業地域の
まちづくり検討会でも、こういった方向性が出ている。
ようやく板橋も、こういったところに到達しつつあるという点で、それなりに議会の議論、それから区民のさまざまな取り組みや啓蒙運動があったと私は思うんです。ですから、この委員会で、本陳情にはきちっと、こういった行政をさらに後押しする住民の意向を採択して、区民の付託に議会もこたえていこうということはとても大事だと思います。よって、今残されているこの陳情の第1項、それから第2項、ともに議会としてもきちっと採択をして議会の意志を示すべきだと思う観点から、採択を主張します。
◆大田ひろし
今、参事のほうから、
都市計画マスタープランの中で、各地域ごとに絶対高さ制限を設けていく意向の
都市計画マスタープランが、今進んでいるということの報告がありました。それはそれで、私は、区が主導していくのもいいとは思うんですが、一方で、この常盤台地区は5つの用途地域になっているということが、初めからこういう議論になっています。住居専用地域の方々のご意向もあると思いますが、そこで商業地域の制限をかけていくときに、私権の制限とかという部分も非常にあろうかと、大きな問題をはらんでいると思うんですね。
ですから、そういった部分の中から、丁寧に、そして時間をかけながら、住民の皆さんの協議の中で、区が絶対高さ制限をかけたからといって、相当の低層階にするということもなかなか難しい話でしょうから、丁寧な議論が必要なのではないかと思うわけです。ですから、この主張については重々わかるわけですけれども、区のほうも
都市計画マスタープランのほうでそういう流れの中に入っていますが、今言ったような地域の住む権利、あるいは活用する権利というものも当然あるわけですので、そこら辺を慎重に見ていくという観点から、今回の委員会での最後でございますけれども、私は継続を主張して推移を見ていかなきゃいけないと、こう思っているところでございます。
◆高橋正憲
最後ですから、ここは私たち
民主党・市民クラブも、第1項めにつきましては採択という話で主張しておりますので、お話をちょっとさせていただきたいと思うんですけれども。
常盤台というまちは非常に特殊というか、ヨーロッパ風でしたか、何か特殊なすばらしい景観のあるまちです。ですから、これは板橋にとっても大いに誇れる、そういう町並みだというふうに私は思っています。要するに板橋区を語るときに、ただ仲宿宿とか、そういう部分じゃなくて、もっとすばらしいこういう町並みもあるんだよということをしっかりと守っていく。こういう立場でも、何らかの手段で守ろうじゃないかという、これは当然の話です。そういうものも含めてしっかりとみんなでやっていきましょうよと、こういうことですから、我々は採択を主張させていただく。
2項めについては継続ということなんですけれども、絶対制限という問題については、先ほどの大田委員じゃないけれども、ちょっと難しい部分がある、用途地域の問題も含めまして。実際、すぐ駅前には商業地域とかあります。個人的には、常盤台の町並みを含めまして、きちっと高さ制限を含めて検討していくということは当然であるというふうに私たちは認識しています。ただ、今、都市マスタープランの中で、その辺も含めてしっかりと議論して結論を出そうということですから、それまでは私たちも参加してしっかりやっていこうということでありますので、これは継続と、こういうことにさせていただきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第23号につきましては項目ごとに意見が分かれておりますので、項目別に表決を行います。
陳情第23号 常盤台の景観と環境に関する陳情、第1項
景観破壊防止の件につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に
継続審査についてお諮りいたします。
陳情第23号第1項を
継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
可否同数(4−4)
○委員長
可否同数と認めます。
したがいまして、委員会条例第14条第1項の規定により、委員長採決を行います。
陳情第23号第1項は
継続審査と決定いたします。
次に、陳情第23号第2項 絶対高さ
制限条例の件につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に
継続審査についてお諮りいたします。
陳情第23号第2項を
継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第23号第2項は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第25号 上板橋駅南口の再開発は中止し、
エレベーター、
エスカレーターの設置を求める陳情を議題といたします。
先ほどの
報告事項以外に特段補足して説明することがあれば、理事者より説明願います。
◎再
開発課長
それでは、2点ほどご説明を申し上げます。
先般行われました第4回定例区議会におきまして、上板橋駅南口の
エレベーター・
エスカレーター設置につきましては、1ルート以上の分の整備につきましては、板橋区
バリアフリー推進協議会で方針を議論いただき、その状況や再開発の状況を踏まえて検討する旨、区としての方針が示されたところでございます。
また、駅
南口地区の
まちづくりの見直しにつきましては、来る2月9日水曜日18時30分から、第4回目の
まちづくりを考える会の開催を予定しております。テーマにつきましては、他地区における
まちづくりの事例を予定し、現在、コーディネーターと調整中でございます。
以上です。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
なお、先ほど報告されました上板橋駅南口
駅前地区「
まちづくりを考える会」
関連アンケート調査結果についての質疑と重複しないように、協力をお願いいたします。
◆山内金久
おとといから、南口の旧公団用地にあった再開発準備組合の事務所プレハブが解体になっています。この計画と今後の敷地の展開、それから自転車駐輪場の問題、これはあしたの
報告事項にもなっていますけれども、最低限のお話だけは聞いておかなきゃと思っています。自転車、底地はもちろん某S産業だと思うんですが、その辺と料金の問題、この辺を聞いておきたいと思います。
◎再
開発課長
前段の部分についてお答えいたします。
当該土地につきましては、かねがねご報告いたしましたとおり、買い取りました企業が遊技場として、具体的にパチンコ店として活用していきたいということで、整備工事が開始されております。その中で、建物建築の支障となっております旧準備組合の建物については、所有者等々と協議の上、撤去がなされたと、昨日のことでございます。今後の予定でございますけれども、まだ確定ではないというふうにお聞きをしておりますけれども、5月下旬に建物の工事を竣工させたい、これは、すみません、23年度でございますけれども、同7月中旬に営業を開始したいということで、今、逐次工事等を進めているというふうに聞いております。
◎
交通安全課長
駐輪場についてのご質問でございますが、明日に報告をさせていただきますが、概略をお話しさせていただきますと、これまでありました駐輪場の南側の位置に駐輪場を整備させていただきまして、既に12月25日から供用を開始しているところでございます。昨年の3月から暫定的に、無料の置き場ということでご利用いただいていたところでございますが、整備も終わりましたので、今度の4月から、従来の登録制の自転車駐車場としてご利用いただく予定としております。登録制になりますと、区内在住の方は6か月2,000円、12か月4,000円という料金設定となっております。
以上です。
◆山内金久
パチンコ店建設になるんですが、この建築確認がおりた月日とか、それから準備組合のプレハブの事務所が撤去になって、これから準備組合の活動というのはどういう展開をされるんでしょうか。これも聞いておきたいと思います。
◎再
開発課長
建築確認の確認日については、私ども、承知をしておりません。
それから、準備組合の活動については、今後、準備組合のほうにお聞きしていきたいというふうに考えております。
◎
建築指導課長
パチンコ屋さんの建築確認の年月日でございます。昨年、平成22年12月27日に確認がなされております。
以上でございます。
◆山内金久
本陳情にかかわることでもう一つは、
エレベーター・
エスカレーター設置を求めているんですけれども、この点では、先ほど来報告がありました
アンケート調査結果もあります。この結果を受けて、各課に結果内容をお話ししている旨が、最初の報告に対する質問に答えた形でありました。移動等円滑化の促進に関する基本方針、この一部が改正されることが予想されています。22年度、今年度末でこれまでの基本方針が終了するといって、その後の
バリアフリー法の次の段階を迎えるということなので、その辺をご紹介いただきたいと思います。といいますのは、この陳情で求めている大きな項目でもありますし、先ほど来の
アンケート結果にもその旨が強く出されているので、ここはしかと聞いておきたいと思います。
◎再
開発課長
バリアフリーのお話でございますけれども、昨日、主管課のほうに確認をしましたところ、ただいま、国において、見直しの手続を行っているという状況だそうでございます。それらの変更を受けまして、あと、先ほどお話しいたしましたように、区の
バリアフリー推進協議会の討論を踏まえまして、2ルート目については区の方針をこれから決めていくという状況でございます。
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手を願います。
◆元山芳行
この
アンケートを見ても、この陳情にあります再開発は中止しというところについては、防災上等の観点から、皆さん必要だという
アンケート結果が出ているように思いますので、中止という判断にはならないというふうに思います。そして、
エレベーター・
エスカレーターについてですが、必要と思われる機能の中でもうちょっと上位に出てくるのかなというふうに私は
イメージしておりましたが、意外に
アンケートでは、必要だという機能の中の順位としては低いなというのに驚いておりますが、私個人としては、必要性や
バリアフリーの観点から認めるところでありますが、いずれにしても、これは開発を中止して
エレベーターの設置を求めるという陳情でありますので、これは開発等の状況、それから今、福祉部のほうで
エスカレーター・
エレベーターについては検討しているというところでありますので、推移を見るしかないという判断で、継続を主張させていただきます。
◆山内金久
今、意見の開陳がありましたけれども、再開発と
バリアフリーの問題というのは、かねてからどうリンクしているのかという議論をされました。東武鉄道の側での考え方もあったし、これは長い経過があるんですけれども、要は2つ、別な事業、別な目的であるので、その辺は議論してきた経緯もあります。
意見開陳ですから、質問するわけではないので、意見開陳として述べますけれども、一つは、この前も述べましたけれども、再開発、323億の総経費での40階建て135メートル、もう1本は38階建て、そういう再
開発事業が、権利者同意が不足して進まないというので、一からの見直しを進めているのが今年度であります。ですから、私は、この経緯を見れば、しかも
まちづくりを考える会を区が主催して行っている事態、その中で今、どういうまちにしようか、どういうまちを将来目指すべきかというのが、再開発はわきに置いて、一から議論されているということが事実であります、実態であります。
こういう中で
アンケート調査をやって、
エスカレーター・
エレベーターの
バリアフリーを進めてほしいという、住民または
駅利用者の
アンケート結果が出たと。ここで私たちが考えるべきなのは、再開発、
まちづくりというのは一から見直しされているわけで、そのもとで
エレベーター・
エスカレーターの設置を求める住民・
駅利用者にどうこたえるのか、これが問われていると思います。
さっき、私の質問で、国のほうも
バリアフリーに関しては整備目標を新たにつくりかえようと。これまでは5,000人以上の乗降客の駅1ルートということなんですが、この5,000人以上を3,000人以上に引き下げて、より多くの駅に
バリアフリーを進めていこうと。ですから、当然、1ルートあるところは状況によっては2ルート、地域の要請や支援のもとに、そういった可能な限りの
バリアフリー化を進めていくんだという方向で、国の方針もさらに進められようとしています。
こういった状況を見れば、当然ながらこの陳情のいわんとしているところ、再開発がこれはもう無理なんだ、見直しなんだということはだれもわかっている話で、とすれば、
バリアフリーは世の当たり前の話。これを早く、
エレベーター・
エスカレーターを設置してほしいという点は、全くその点では多くの方が賛意を示し得る中身だと私は思っています。この陳情も長きにわたって議論しています。それから、5,402名の賛同署名が添えられています。今、こういう住民の願いにこたえるべく、議会としてしっかりとそういう状況、大状況も地域の状況も踏まえて、議会の意思をしっかりと示すことが今は必要だと、こう考えます。よって、今回も採択を主張します。
◆高橋正憲
この問題につきましては、ちょうど今回、再
開発課長が一生懸命やっていただいて、この
アンケートの話も出されました。この
アンケート結果というのは、かなり僕は正確なそういうものだろうというふうに思います。再開発がなかなかうまく進まない要件の一つとして、大体賛同者の8割という、そういうことがありますけれども、ここでは、災害に強い
まちづくりを何とかという話に対しては、大体65%ぐらいの人々がそういうことを出しているということですから、これを80%ぐらいまで高めれば、うまくスムーズに進むんでしょうけれども、そこが今まで進んでこなかった一つの理由かなと。この
アンケート調査というのは、すばらしくそういう意味では正確に、適切に出されたなと、ご苦労さんでしたと、こういうこともひとつ言いたいなと思うんですが。
私たちとしては、この間、この
アンケート調査を見てもわかるように、あそこはやはりいろいろな問題があるなとは我々も思いますよ、実際に。あそこ、南口をおりて、すぐ前に商店、いろいろな果物屋さんとかあるんですけれども、その前なんか、本当に車が通れませんね。我々、例えば変な話、選挙なんかやるときには、あそこは車が走れないということで、そういう意味で車が通れないということで、安全が確保されるという人も中にはいるんでしょうけれども、一たん火事とか何かの災害が発生したとき、どうなってしまうのかなという、そこに住んでいる住民のいろいろな苦悩というか、そういうことも私はよくわかります。
これが最後ですから言うんですけれども、我々としては、反対している皆さん方ともぜひじっくり腰を据えて話したかったなというのが事実なんですよ。それを拒否されましたから、前回、私は非常に残念だなというふうに思っています。なぜ我々が再開発や何かを進めるかというと、何も個人個人の利益とか何かじゃないんですよね。つい17日に16年目の阪神・淡路大震災の記念式典とか何かがありましたけれども、ああいうような地震が起きたときに、少なからず最小限の災害で抑えたい。要するに区民の皆さんの財産と生命をしっかり守りたい、そのためにはどうすればいいんだと。いろいろな手法がありますよ。再開発の手法もあれば、整備計画の手法もある。でも、全体的なフレームで考えてみた場合にどうしたらいいんだということを悩んで、そして計画を立ててきているんですから、そういうことをするためには、はっきり言って、多少の利益の関係では出てくるかもしれないけれども、僕はその辺を理解していただいて、しっかり、災害に強いいいまちをつくりたいという、そういう思いからこの辺が出てきているだろうと。
そういう意味も含めて、何が基本的な、例えば反対する人方の理由として何があるんだろうかということを率直に聞きたかったんです、本当に。そして、できればその問題点を一つひとつ解決していく中で、今、いろいろと出ています、何十年ぶりに東海地震が発生するんじゃないか。そういうのを受けて、高層ビルについては長波的な、そういう地震にも耐えられるような基準を変えてはどうかとか、いろいろなことを今やっていますからね。だから、自治体としても災害に強い
まちづくりをどのように進めるかというのは当たり前の話なんですよ。ですから、その辺については、反対者の皆さん方に対して、説明の仕方とか、そういうような部分について、安心にそういうのが受け入れられないという部分があったと思うんだね。それをフォローするためにもやりたかったんですが、残念ながらできなかったことが、私にとっては非常に寂しいというか、残念なことだったなと、このように思っています。あのままの状態でいいという話はないわけですから、その辺も含めて、ぜひ色々な話をしたかったなというふうに思っています。
今回の
エレベーター・
エスカレーターの話にしても、それはやったほうがいいですよね。ただ、
まちづくりの一つの方針としてそういうものがあって、あの駅舎だってどのようになるかもまだわからないという中では、ちゅうちょしている部分とか、いろいろあるんだろうというふうに思うんですよ。実際問題、そういうものがはっきりすれば、駅舎だってもちろん改良するでしょうし、まちの広さだってあるだろうし、そういうときにはどこに
エレベーターをつけて、どこに
エスカレーターをつくるとかと、いろいろな発想がまた出てくるだろうから。ですから、その辺の問題がまだまだはっきりしない。
今、山内委員は、再開発の問題はなくなって最初からだという話をしますけれども、我々は十何年間ずっと積み上げてきたものがありますから、決してゼロとは思っていません。ですから、一つの土台として、南口の問題についても災害に強い
まちづくりということと同時に、活性化、活力ある、にぎわいのある商店街づくりとか、そういうものも視野に入れてこれから検討していかなきゃいけないなというふうに我々は思っています。
今言ったようなことも含めまして、この問題については、北口のほうに
エレベーター・
エスカレーター、そういうのがあって、法的にはクリアできているんですけれども、住民の強いそういう要求、要望もありますから、そういうことも含めまして、これからじっくり進めていくということを発言して継続、そういうことにさせていただきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第25号 上板橋駅南口の再開発は中止し、
エレベーター、
エスカレーターの設置を求める陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に
継続審査についてお諮りいたします。
陳情第25号を
継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。
(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第25号は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第26号 赤塚4丁目の建築に対する陳情を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
建築指導課長
それでは、陳情第26号のその後の経過についてご説明いたします。
特段の変化はございませんで、事業者に改めてお話を伺いましたけれども、建物を建てたいという意向はあるけれども、具体的な計画時期は決まっていないということでございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
(発言する人なし)
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆元山芳行
特段の変化がございませんので、継続を主張いたします。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
お諮りいたします。
陳情第26号 赤塚4丁目の建築に対する陳情を
継続審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
異議ないものと認めます。
よって、陳情第26号は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第55号 良好な
住環境確保のため、「
地区協定締結」に向け、板橋区の積極的な対応を要請する陳情を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
建築指導課長
陳情第55号のその後の経過についてご説明いたします。
その後、特段の変化はございませんで、陳情者に改めてお話を伺いましたけれども、まだお隣に話ができる状況にはなっていないということでございます。現場のほうも状況は変わっていないという状況でございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
(発言する人なし)
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆元山芳行
これも特段の変化がないのと同時に、陳情者ご本人が働きかけを控えてほしいという意向もあるようでありますので、継続を主張いたします。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
お諮りいたします。
陳情第55号 良好な
住環境確保のため、「
地区協定締結」に向け、板橋区の積極的な対応を要請する陳情を
継続審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
異議がないものと認めます。
よって、陳情第55号は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第67号 東武練馬の
駅前整備についての陳情、第1項
空中歩道整備の件、第3項
駐輪場設置の件、第4項 再
開発協議の件を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
都市整備部参事
本件につきましては、特段の変化はございません。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
(発言する人なし)
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆石井勉
おかげさまで大分東武練馬もきれいになったんですけれども、空中空間、そういうものは、これからの人口、乗降、そういうものをしっかりと見きわめながら、これから解決していただければありがたいと思う。継続とさせていただきます。
もう1点なんですけれども、この中で、一方通行とか、採択されたものがあるんですよね。決して採択されればいいというものじゃなくて、しっかりと交通安全課のほうで認識していただいて、練馬区側の方たち、また、徳丸側の人たちとよく協議させていただいて、しっかりとその辺は採択されたものを認識して進めていただくことをお願いして、継続とさせていただきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
お諮りいたします。
陳情第67号 東武練馬の
駅前整備についての陳情、第1項
空中歩道整備の件、第3項
駐輪場設置の件、第4項 再
開発協議の件を
継続審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
異議がないものと認めます。
よって、陳情第67号は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第86号 上板橋一丁目
共同住宅新築工事に関する陳情を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
住宅政策課長
前回、11月18日以降の経過についてご説明申し上げます。
建物は完成してございまして、入居済みでございます。また、工事協定書第18条による観望状況の確認については、現在、行われてございません。それから、町会費でございますけれども、12月分までは納入済みで、1月から3月分については今月中に納入をするというふうに聞いてございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手願います。
◆山内金久
町会費の納入については私も聞いております。問題は観望という言葉、ちゃんと約束をしておったにもかかわらず、もちろんこれは区も確認しているんですが、これが履行されないと。オーナーがかわったやに聞いていますけれども、その点は確認されたのか、どこまで前オーナーとの引き継ぎの中で、住民との観望、協定の履行というものを具体的に詰めた形で新しいオーナーと確認しているか、その交渉経過、指導経過を聞いておきたいと思います。
◎
住宅政策課長
新たな所有者ということでございますけれども、南海辰村建設ということでございます。南海辰村建設につきましては、当時の工事施工者でもあるということでございますので、その辺の内容につきましてはご承知の上で、今回の所有者ということで対応しているというふうに思ってございます。その後、11月18日以降でございますけれども、前回にもございましたので、私のほうからも観望については善処できないかということでお話を差し上げてございますけれども、今のところ行われていないという状況でございますので、今後とも進めていきたいというふうに思ってございます。
以上でございます。
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆元山芳行
こちらも民民の問題でありますので、継続を主張いたします。
◆山内金久
確かに民民の問題なので、態度は継続であります。
それにしても、ずっと議論しているように、区が仲立ちをして、住民とそれからオーナーと施工者と詰めてきた話、その約束が守られないというのは、私は本当に行政上こういったことがあっていいのかと。前回もお話し申し上げましたけれども、引き続き強い姿勢で臨まないと、こういった近隣との関係、または建築紛争予防条例等で定めている中身が絵にかいたもちとなったら、これは示しもつかないし、実際、行政の指導の効果があらわれないわけですから、この辺の認識の仕方というんですか、その辺は改めて私はきつく申し上げておきたいと思います。今後ともしっかりと指導してもらうように、この意見をつけまして
継続審査としたいと思います。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
お諮りいたします。
陳情第86号 上板橋一丁目
共同住宅新築工事に関する陳情を
継続審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
異議ないものと認めます。
よって、陳情第86号は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第192号
東京地下鉄有楽町線・副
都心線共用区間における途中駅
通過運転の廃止を求める陳情を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
都市整備部参事
この間、特段変化ございません。引き続きメトロ側と協議を継続してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
◆元山芳行
お隣、豊島の状況でありますけれども、有楽町線の要町・千川駅の準急が当時あったのが、これが廃止になったという経緯で、相当地元の町会だとか商店街から署名活動だとか、いろいろな運動があったように聞き及んでおりまして、その盛り上がった地元の要望を議会が受けるような形、そういう流れになったように聞き及んでおります。今現在、この陳情に出ている地元の状況というのは、何かそういうような、町会を挙げてだとか、商店街を挙げてというような運動の状況というのはあるんですか。
◎
都市整備部参事
私どものほうでそれら運動、署名とか、そういった動き等については把握してございません。メトロ側に確認をさせていただきましたところ、お客様相談室の部分について、そういった要望は寄せられていると、ただし、署名とかそういうものは寄せられていない、こういう状況でございます。
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手を願います。
◆元山芳行
本件は継続を主張させていただきますが、主張としては、前回から言っていますように、トンネルの工事に伴ったダイヤ改正というのが必ず出てまいります。今の渋谷から先の交通利便性等も考慮した形で、急行の運行というのが組み合わせの中で改善されていくものだというふうに考えておりますので、その辺の状況をひとつ見ながら判断をしなければならないというふうに思うのと同時に、今回は陳情者、単発の陳情であろうというふうに思いまして、もう少しこれに、よく署名なんかがついてくる陳情がありますので、そういうものも今後出てくるのかなという、地元の声というものもよく聞いた上で判断をさせていただきたいと思います。継続を主張させていただきます。
◆大田ひろし
私は、この陳情については最初から採択ということで言わせていただいております。
単発だという、今、お話もありましたが、この陳情については、以前にも同様の趣旨の陳情が出ている。その内容を少し変更しながら、皆さんが納得していただけるような内容にした上で別な方が出したと。私は成増に住んでおりますけれども、成増を歩く中では、相当な数、これを聞いてきております。ただ、町会を挙げてとかというふうにまではなっていないとは思いますが、やろうと思えば、そういう運動は出せるんじゃないかとは思っております。しかし、もともと副都心線が導入されたことによって、こういった弊害が赤塚を含め、小竹向原以降、成増間で起こっているということは、この陳情をじっくり読んでいただければよくわかるはずであります。
先ほど言いました、メトロがトンネル工事を行って輸送力を増そうとしているわけですし、将来的には、近い将来ですけれども、東急東横線とのつなぎもしていこうということも十分わかるわけです。ですから、そういったダイヤ改正をしようとしているのであれば、こういった意向が区民の大きな意見として上がっているわけですから、議会としても後押しをし、参事が言われたように、協議を含めてまだしていこうという区側の姿勢もあるわけですから、議会としてこれを後押ししない手はないというふうに私は思うわけですね。そういった意味では、仮にこれが廃止できなかったとしても、こういった後押しをすることによって大きな改善をダイヤ改正にはもたらせていくというふうに僕は思うんです。ですから、2人の方が出している陳情かもしれませんが、潜在的な要望というのはたくさんあるというふうに僕は地元議員として思っております。
ですから、これについては議会側としても、豊島区議会がやったような形の、結果的にはそれができないことなのかもしれませんけれども、最低限後押しをして、東京メトロ、東京地下鉄と名乗っているわけですから、板橋は東京ですから、陳情の中にもありました、さいたま以降の方々が3分間、各駅停車にご協力いただければ今までどおりの運行ができるし、本数をふやすことができるというところまで調査しているわけですから、この方は。そういったところをお含みいただければ、私は採択すべきじゃないかというふうに思っています。
以上です。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第192号
東京地下鉄有楽町線・副
都心線共用区間における途中駅
通過運転の廃止を求める陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に
継続審査についてお諮りいたします。
陳情第192号を
継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。
賛成多数(7−1)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第192号は
継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第211号 東京都
住宅供給公社家賃の見直しに関する陳情を議題といたします。
その後状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
住宅政策課長
前回、11月18日以降の経過についてご説明申し上げます。
その後の経過でございますけれども、東京都議会のほうに、東京都住宅供給公社住宅の家賃見直しに関する請願ということで、前年12月23日に受理をされまして、12月25日付で付託をされているということでございます。審議につきましては、2月以降審議をされるというふうに聞いてございます。
それから、前回の委員会の中で、公社賃貸住宅の耐震化についてということで、委員の方からご質問がございましたので、確認をさせていただきました。公社住宅につきましては、平成20年3月に公社賃貸住宅耐震化整備プログラムというものを作成しまして、建てかえ予定のある住宅や新耐震、56年以後でございますけれども、住宅棟を除きまして、平成21年度までに耐震診断を行って、27年度までに90%以上の耐震化をするというものを考えているということでございます。
ちなみにでございますけれども、板橋区の中でありますと、ここにのっています十条住宅につきましては、23年から24年度に事業着手ということ、建てかえということになってございますので診断はしてございません。それから中台住宅につきましては、診断の結果、B1という診断がなされまして、B1というのはIs値が0.3以上0.6未満ということでございまして、これにつきましては耐震化を実施するということで、27年度までに耐震化に着手するというものでございます。それから前野町第二住宅につきましては、A3というランク付されてございまして、A3というのは耐震補強を実施したものということでございまして、具体的には中台住宅が耐震化の実施をして27年度までに耐震化に着手するという状況にあるというものでございます。
以上でございます。
○委員長
なお、本陳情に追加署名が1,042名ありましたのでご報告いたします。
本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手を願います。
◆山内金久
前回審議をして、今回2回目というので、今、課長のほうからは、この前の委員会で宿題になっていた点で、耐震診断、耐震補強工事等の計画について報告されました。今の話でいくと、確認的に聞くんですが、十条住宅は建てかえ予定だからやらないんだね。中台はB1ということで27年度までにやる。前野は補強工事をやったのと同じくらいの強度があるということでやらないと、いいんですか、もう一回そこを聞いておきたいと思います。
○委員長
簡潔に。
◎
住宅政策課長
前野町の件でございますけれども、これにつきましてはA3ということで、耐震補強を実施したということでやらないということでございます。
◆山内金久
耐震補強をしたので、前野住宅のほうはそういう結果だと。
27年度までという話も、今、中台住宅についてはあったんですが、計画全体をつかんだ上で、これは年次計画を立てる。板橋も、小・中学校を含めて耐震補強工事、大規模改修もあわせて計画をしているんですが、財政上の問題もあるので、先送りとか、ローリング、一部されていますよね。今回、公社住宅に関しては、余剰金、剰余金というんですか、それから単年度決算でも大幅な黒字というので、この黒字、剰余金を活用して前倒しなんていう話はないんでしょうか。これを一つ聞いておきたいのと、それからもう一つ、あわせて聞きますけれども、前回の委員会で、家賃等を決める際に、公社と居住者代表と第三者を入れた協議会等と
話し合いのことは、課長のほうも確認をしたということなんですが、今回の場合、家賃値上げの計算式も含めて、その点はちゃんと確認したのかどうか、改めて確認しておきたいと思います。その2点をお願いします。
◎
住宅政策課長
時期の問題でございますけれども、公社の財政状況等々ということで、具体的にどういうものであるというのは聞いてございませんけれども、27年度までに中台についてはやるということで年次計画の中で定められているというふうに聞いてございます。
それから、家賃の実施の経過でございますけれども、これにつきましては、公社一般賃貸住宅の募集家賃の設定及び継続家賃の改定に係る実施方針という、長い方針の名前なんですけれども、その中で決められてございまして、その中で協議等々を進めていきながら現下の家賃設定をとっているということを聞いてございます。
○委員長
この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手を願います。
◆元山芳行
これは都議会が本来の所管だと思いますが、都議会の都市整備委員会で不採択という判断がなされました。私、前回も主張しましたけれども、本来、自治会協議会、こういう場でぜひ当事者同士で
話し合いをしていただきたいなというふうに思いまして、ぜひここに議題を上程して、その結果を聞かせていただいた上で判断をさせていただきたいというふうに考えます。よって、継続を主張させていただきます。
◆山内金久
今、そういったお話もあるんですが、家賃を決めるその仕組みなり、決める場所なり、決定権者というのは、手続を含めて、ここでないことは間違いないです。ただ、我々が今考えるべきなのは、今の社会状況、経済状況、しかも公社に住んでいる区民方々からの陳情にどう議会としてこたえるかと。前回、生活状況や、または公社住宅に住まわれている方の生活、それから年収等々のことではやりとりしたので、しませんけれども、全般的に、今、本当に区民の暮らしが大変、住宅が大変ということは改めて言うまでもないかと思います。こういった中で、公営住宅、公社住宅の果たす役割というのが問われていると、こういった点を強く思います。
きょう配られた
居住者アンケートの生の声があります。この中でも、例えば近傍同種家賃で民間と比較して値上げを強行しているけれども、民間の場合は築30年以上のマンションは借り手が少なく20年ぐらいでリニューアルしている。片や公社は40年以上の住宅に内装もせず、ふろがまも居住者が業者に頼み費用を個人負担、こういった状況で値上げなどもってのほかですという声ももちろんあります。公共住宅という点もここでるる述べられています。それから、年金生活で、年々年金収入が下がる中で、税や保険料負担がふえて生活が大変だという実態を訴えているところもあります。
ですから、こういった中で、区民の今の生活実態の中で値上げをしないでほしい、せめて
話し合いやいろいろな民主的な、これまでの仕組みの中で十分納得できる家賃設定にしてほしいというのは、私は当然の要求だと思います。こういった、前回委員会で議論を展開しましたけれども、繰り返しはしませんけれども、我々としては区民の暮らしをしっかりと受けとめた上で、この要望書を提出していただくようという陳情にはしっかりとこたえるべきだと強く思います。採択を主張します。
◆高橋正憲
家賃の問題ですから、うちの自治会というか、私が入っているUR住宅も、今度の3月、ことし、値上げをするというような、そんな話が出ていまして、うちの自治会挙げて、昨年の12月に家賃値上げ反対全国集会というのを九段会館でやりまして、その場に参加をしてまいりました。そのときに、自民党の平沢勝栄さんが来ていまして、3年前の自民党政権のとき、国交相が金子さんのときに家賃の凍結をしたと。住民の皆さん方の生活が大変厳しい、そういう状況のもとで、自民党でさえも国民の生活を考えて、要するに家賃の凍結をしたと。3年前から現時点を比較してどこが違っているのか。景気は全然よくない、生活はまして厳しい。今の政権がそのことを考えないというのはおかしいのではないかと、こういうような、これは自民党の平沢勝栄さん、彼が言っていました。何名かの民主党の議員さんとか、共産党の議員さんはいなかったかな、来ていまして、民主党の議員も、我々も上のほうには言っているんだと、一生懸命頑張りますからという話もしていました。
ですから、今、国民の生活とかを考えれば、家賃の値上げとか何かをやるという、そういうような時期ではないですよね、実際問題として。せめて財政的な問題云々ということを言っていましたけれども、経済、生活、そういうものを考えなきゃいけないというのはそういうことですから、我々団地に住んでいる者だって、URの家賃値上げ反対だということを言っているんですから、いろいろな公共施設の中に入っている皆さん方も、そういうふうに言っているんでしょうね。じゃ、何で都議会が一会派を除いて全員がこういう問題について挙手をしたのかというのは、私もよくわかりませんね。実際問題、都議会とか、国会議員とか、そういうふうになると、市民生活から離れて十分なそういう生活ができるので、気がつかないのかなというような、そんな思いを私は率直に持っております。
ですから、そういう都議会の先生とか国会議員の先生方が、UR団地とか、都営住宅とかに入っていればわかるといっても入れない、所得が多いんですから。ですから、今、家賃の値上げとか、そういうことをする時期じゃないですよ。これを私は言いたい。都議会のその人方も、何でそういうことがわからないのかなと。これは何も選挙が近づいているからリップサービスでやれとかということを言っているんじゃないんですよ。実質問題として厳しい。大体、昨年の11月だって、職員の給料を下げるということまでやっているんですよ。これは何でやっているかというと、民間はもっと苦しいからやれということでしょう。そういうことまでやっているのに、何でこういうことをやっているのかというのは、私はよくわかりません。
実際問題として、我々はURの家賃値上げ反対だということで、全国集会にも参加をしているんですから、家賃の値上げについては反対です、はっきり言って。この陳情ということになるんですが、私の気持ちは反対ということはもう言っているんです。ただ、これによりますと、要望書を提出しろというんですよね。要望書というのは、基本的には全会一致、こういうことにならないと要望書というのは、今のシステムからいえば出ないんですよね。ですから、これは賛成だ、反対だということを言う前に、みんなが一つの机の上でどうするかということを議論しなきゃいけない。そうなったら、ここで採択をとるというよりも、じっくりと考えてやっていくためには、そういうものを残しておかなきゃいけないと思うわけですよ。ですから、私はこの間も継続、こういうことを主張してきましたけれども、そういう意味ですからね。
ですから、そういう意味で、私は今の政治の流れの中で、家賃の値上げとか、そういうことを考える、そういう先生方、よくわかりません。本当にわからない。この間も、職員の給与を下げるときにもそう言いましたけれども、なんでそういうことをするのかなと。もうちょっと役所のここに座っている皆さん方も、職員の生活を考えたほうがいいですよ。よい仕事をやってもらうためには、よりよいサービス、よりよい給料をきちっと払わなきゃだめですよ。そのことによっていい仕事もできるし、そういうことができるんだから。私はそういうことも含めまして、生活が非常に苦しいと、そういうことで家賃の値上げはやるべきではない。ただ、要望書なので
継続審査、こういうことで主張させていただきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第211号 東京都
住宅供給公社家賃の見直しに関する陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に
継続審査についてお諮りいたします。
陳情第211号を
継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第211号は
継続審査とすることに決定をいたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
以上で本日の
都市建設委員会を閉会いたします。...