豊島区議会 2024-07-12
令和 6年総務委員会( 7月12日)
8款衛生費、1項同名に4億6,518万5,000円を追加し、8款衛生費は57億4,303万6,000円となります。
9
款子ども家庭費、1項同名に2億731万2,000円を追加し、9
款子ども家庭費は346億8,488万6,000円となります。
10
款都市整備費、1項同名に14億84万円を追加し、10
款都市整備費は229億6,230万円となります。
11款教育費、1項同名に8,269万2,000円を追加し、11款教育費は127億2,729万6,000円となります。
以上、歳出の合計は、22億4,262万8,000円を追加し、1,588億6,836万9,000円となります。
続きまして、10ページ、第2表、繰越明許費につきましては、記載のとおり、1件計上をいたします。
続きまして、11ページ、第3表、
債務負担行為の補正につきましても、記載のとおり、2件計上をいたします。
次に、歳出の主な項目について御説明いたします。48ページまでお進みください。
8款衛生費、1項同名、3目
保健予防費、1、
予防接種事業経費、(1)
予防接種事業、予防接種(定期)経費追加額4億495万4,000円、
新型コロナウイルスワクチンの
定期接種実施及び区民の
費用負担軽減に要する経費を追加いたします。(2)
小児インフルエンザワクチン接種助成経費5,899万3,000円、
小児インフルエンザワクチン予防接種における区民の
費用負担軽減に要する経費を計上いたします。
続いて、50ページでございます。9
款子ども家庭費、1項同名、5目保育費、6、すく
わくプログラム推進事業経費1億950万円、各保育施設において乳幼児の興味、関心に応じた探求活動を実施するための経費を計上いたします。
続きまして、52ページ、10
款都市整備費、1項同名、1目
都市計画費、1、池袋駅
周辺まちづくり推進基金積立金14億1,000万円、東池袋一丁目地区再開発事業における区道減少に伴う補償金を基金に積み立てる経費として計上いたします。
続いて、54ページでございます。5目指導費、1、
職員関係経費、(1)
会計年度任用職員追加額6,909万7,000円、小学校1年生から3年生の担任業務を補佐するエデュケーション・アシスタントの配置に要する経費を追加いたします。
説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○
磯一昭委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○林二葉委員 まず、小児の
インフルエンザワクチンに関してお伺いいたします。
かなりほかの区でもやっているということなんですけれども、例えば健保組合であったり、働いている勤務先などで補助がある場合があると思うんですけれども、そのような補助が出る場合と、今回の区の補助、どのような形で運用していくのか、教えていただけますでしょうか。
○
飯嶋保健予防課長 こちらは、1接種当たり2,000円の補助をするとなっておりますので、
インフルエンザ自体は、これは自由診療に当たりますので、各医療機関で金額が異なってまいります。大体3,000円から5,000円ぐらいかかるところが多いんですけれども、その医療機関の費用に対しまして、区としては、この対象の方に対しまして、2,000円の補助をするというものでございますので、今、委員がおっしゃった健保組合との兼ね合いにつきましては、その健保組合がどのように考えるかによって変わってくるかと思います。
○林二葉委員 そうしますと、運用方法なんですけれども、接種券が各御家庭に送られてきます。クリニックなどの医療機関の窓口でお支払いをした後に、区に請求するような形になるのでしょうか。
○
飯嶋保健予防課長 まず、接種される方についての立場でお話しいたします。接種される立場の方につきましては、まず、区から接種予診票の2,000円の補助に当たる券を全て個別で配送いたします。そちらをお持ちいただいた上で医療機関に行っていただき、支払う金額としては、その医療機関でかかる金額、3,000円から5,000円と、あと、2,000円の差額をそこの場で払っていただきます。その2,000円につきましては、医療機関から医師会経由で区に請求が上がってまいります。
○林二葉委員 分かりました。理解いたしました。ありがとうございます。
私どもの会派の入江委員が
予算委員会であったり、
決算委員会であったりで要望した内容でございます。予算をつけていただいてありがとうございます。
あと、もう一点、お伺いしたいんですけれども、東池袋地区の再開発の件でお伺いしたいことがございます。
私どもの会派から
財産価格審議会の会議に出られてないので、ちょっと詳細が分からないんですけれども、14.1億円の算出はどのようになされたのか、説明、お願いできますでしょうか。
○
秋山財産運用課長 そもそもこの土地、区道ということなので、通常、道路用地の場合は、宅地よりも低い評価となってしまうところを、まず、再開発組合と協定を結んで、宅地並みの評価をするということで了承を得ています。宅地の評価というのは、
幾つかあるんですけども、通常、
取引事例比較法ということで、近隣の似たような土地の取引事例を基に補正をして出していくというのがあるんですが、再開発の場合は
収益還元法という方法を用いてやるということのほうが、妥当性があるということで、
収益還元法という方法を用いて算出したものがおっしゃった金額でございます。
○林二葉委員 ありがとうございます。
道路だと、少し価格が宅地よりも安く査定されるという考えで合ってますでしょうか。
○
秋山財産運用課長 はい、おっしゃるとおりでございます。
○林二葉委員 数日前の
都市整備委員会で垣内委員がおっしゃっていた渋谷区で区道を廃止するというような、同じような事業があるというので、テレビでやっていたということなんですけども、それに関して、渋谷区は、まだあちらは、価格は出されてないんでしょうか、区道廃止の件に関して。
○
秋山財産運用課長 財産価格審議会のときにそういうお話が事前にございましたので、私のほうで、渋谷区の担当に聞きましたが、議案とか、
財産価格審議会はまだやっていないということでございます。
○林二葉委員 テレビの番組では、
不動産鑑定士の方が試算した価格しか出てなかったんですけれども、同じ区道としても、豊島区と渋谷区とでかなり、10倍ぐらい差があるのではないかという想定がされています。今回の東池袋1丁目ももう少し高い査定になるのではないかということで、私どもの会派、考えているんですけれども、その点に関しては、14.1億よりもう少し高い価格にならなかったのかと思っているんですけども、いかがでしょうか。
○
秋山財産運用課長 お話しのその渋谷区の事例、あれは路線価の10倍だったかと思います。どう計算すると10倍になったかという根拠がなかったもんですから、我々もそれは算定、試算をするということはできませんでした。今回のその
収益還元法ですけれども、再開発組合の事業計画を基に鑑定士が価格時点というのがいつの時点の価格でとやるんですけど、令和5年の10月なんですけど、その時点の例えばオフィスとして貸した場合の賃貸料はこのぐらいという取引実績などを用いて、あと、利回りですね、期待する利回り、
還元利回りとか、
還元利回りについては、一番いい値を使ってなどというふうに算出しておりますので、そうしたものから算出した結果となっておりますので、価格としてはすごく妥当なものだと考えております。
○林二葉委員 一旦ここで終わりにしたいと思います。
○
中山よしと委員 量がありますので、端的に聞いていきます。
説明資料に基づいて伺っていきます。まず、
地域防災組織育成運営関係経費について伺います。
こちらの町会、特定の町会さんに助成が出ていますけれども、まず、どういった町会に助成が出るのか、御説明いただけますでしょうか。
○
小嶋防災危機管理課長 今回は、町会の方で、実際にこの補助金を自分たちで見つけてきた団体になっております。団体のお名前が、東池袋中部町会というところになっております。
○
中山よしと委員 豊島区では、この取組をいいと考えて、今後広げていく、そういった考え方なんでしょうか。
○
小嶋防災危機管理課長 今後、この防災に関するこの補助金なんですけれども、とてもいいことだと思っておりますので、今月の区政連絡会で各町会にお知らせしまして、今後、各町会の中から、それぞれたくさんのところが応募できないので、2団体を抽せんで選んで応募していただくような形を取らせていただこうと思っているところでございます。
○
中山よしと委員 理解できました。
続きまして、
総合防災システム関係経費について伺います。
今回、具体的にはどういったシステムを導入されようとされているのか、御説明いただいてもよろしいでしょうか。
○
小嶋防災危機管理課長 今回、
参集システムのお話でよろしいでしょうか。
参集システムにつきましては、発災が起きたときに、職員の携帯電話にメールで、参集できますかですとか、あとは、状態、御無事でしょうかですとか、そういったことを確認して、返信いただいて、それを集計させていただいて、実際の災害体制に生かしていくと、そういったシステムでございます。
○
中山よしと委員 現在もやっていそうだなとも思ったんですけども、今とどういったところが変わるのか、御説明いただいてもよろしいでしょうか。
○
小嶋防災危機管理課長 現在は、継走電話という形で、各職員の
携帯電話番号を聞いて、課長が係長に流して、係長から各職員に流していくという形になるんですけども、どうしても10人いたらば、どんどん無事かですとか、あとは、参集できるかということを10人分、最後の方は、集計した上で、課長に伝えなければいけないということで、なかなか不確実かつ迅速にはできないといった状況になっております。
○
中山よしと委員 内容を理解できました。
続きまして、23ページ、文化芸術拠点形成事業経費について伺います。
こちら、補正理由のなお書き以降、区主催事業も補助金の対象となったことからとありますが、補正内容の中で、としま文化の日推進事業経費と池袋モンパルナス回遊美術館事業経費について、一部、助成が入っているように思うんですけども、こちら、どういった理由で一部認められたんでしょうか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
○
大曽根文化デザイン課長 こちらの文化の日の事業については、もともと令和4年度まで式典をやっておりました。令和5年度から、事業内容を大幅に変更しまして、子どもへの鑑賞機会の提供への転換で、申請に値すると判断したことで、今回、補正予算、補助の申請に入れているものです。池袋モンパルナス回遊美術館の事業については、こちらは、5年間で実施計画を、補助申請の際に出しておりまして、その際は、舞台芸術というものをテーマにしておりました。令和6年度からの実施計画書につきましては、ちょっと内容を大幅に変更しまして、その関係で、池袋モンパルナス回遊美術館についても、今回の補助対象に値すると判断して、申請対象に入れております。
○
中山よしと委員 どちらも、一部しか助成されないような内容なんでしょうか。
○
大曽根文化デザイン課長 はい、おっしゃるとおりです。
○
中山よしと委員 分かりました。
続きまして、24ページ、介護予防による地域づくり推進事業経費について伺います。
こちら、年間で550万規模のものを今回委託することになっているかと思うんですが、今までこういった事業とはやられてなかったんでしょうか。
○
今井高齢者福祉課長 これまでは、会計年度任用職員を雇用することで実施をしておりました。
○
中山よしと委員 同様のものがされているということで理解いたしました。
今まで、会計年度職員さんも含めて、かかっていた費用というのはどのくらいになるんでしょうか。
○
今井高齢者福祉課長 今年度の予算でいきますと、会計年度任用職員2名分の人件費を計上しておりますけれども、1,146万6,000円でございます。
○
中山よしと委員 では、大分、その委託によって経費削減される、そういう理解でよろしいんでしょうか。
○
今井高齢者福祉課長 会計年度任用職員が今年度1名、自己都合で退職ということもございまして、この事業を実施することになりましたが、1名は継続して雇用しておりまして、また、この事業の中でも一部、直接実施するものがございますので、特に財政で変更は、規模としては変わるものではございません。
○
中山よしと委員 内容を理解できました。
続きまして、26ページ、健康危機管理等事業経費について伺います。
こちら、補正理由の中で、医療従事者を対象としているんですけども、具体的にどういった範囲で、どこに導入するシステムなんでしょうか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
○
木山地域保健課長 医療従事者といたしましては、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護師会、あと、柔道整復師会の方から緊急医療救護所などに来ていただく方です。こちらの導入は、区が導入をいたしまして、実際、発災時に医療救護所に来ていただく方の安否の確認と参集、いつ来られるのかとか、参集状況の確認をするものでございます。
○
中山よしと委員 3番の経費内訳の(3)のところに電話料金(実費)とあるんですけれども、これは具体的にどういった内容なのか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
○
木山地域保健課長 安否確認に、現在、この導入を考えているシステムなんですけれども、まず、各救護所に来ていただく方にメールが届きます。メールで返信がなかった場合には、今度は電話をかけるという、そういうことで、返信があるまでそれを続けるということで、電話かけた場合の実費の金額でございます。
○
中山よしと委員 内容を理解できました。
続きまして、27ページ、
予防接種事業経費から始まる案件について伺います。
こちら、補正内容の中に、米印、特定財源、国で新型コロナワクチン生産体制等緊急整備基金ということで、これが経費内訳の接種費用(定期)と一致しているものと考えています。一方で、都の予防接種事故対策費負担金、この380万4,000円は、経費内訳のどれと対応しているのか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
○
飯嶋保健予防課長 経費内訳のうち、健康被害救済等経費507万3,000円の金額の4分の3に当たる額がこちらの金額となっております。うち、4分の1につきましては、区が負担するものとなっております。
○
中山よしと委員 内容を理解できました。
続きまして、30ページ、保育士等キャリアアップ補助金の拡充に係る予算の補正について伺います。
こちら、補正理由の内容を拝見すると、あくまで都の補助金を都が定めた基準でやっているのかなと理解したんですけれども、一般財源が発生していることについて、どのような理由で発生しているのか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
○
渡邉保育課長 こちらは、都の補助事業でございます。その中で、地域型保育事業については、そもそも区に認可の権限があったことから、2分の1は区が負担するという都の考え方でございます。そのため、一般財源が2分の1出ていると。それから、公設民営の保育所、2園ございます。こちらについては、区立ですので、区が、全額持ち出しという考え方でやっております。
○
中山よしと委員 内容を理解できました。
続きまして、32ページ、認可外保育施設運営補助経費について伺います。
こちら、安全対策の事業かと思うんですけれども、今回、補正理由としては、都から発出されたので、やりますとなっているんですが、そもそも都から発出されなくてもやるべきという位置づけではないということなんでしょうか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
○
樋口保育支援担当課長 この補助経費につきましては、昨年度も特定財源から支出しているものでございまして、今回は、それ以降に新設された3園のみ対象となっております。また、こうした補助金の考え方でございますけれども、今回、保育期間中に起きた事故に対しても、助成ということで、東京都から都内全域の保育施設についてそういった安全対策を行うという考え方から補助を行っているものでございます。その辺の役割分担をしながら、経費の支出をして、保育の運営をしているというところでございます。
○
中山よしと委員 このタイミングでないとということで、理解いたしました。
続きまして、36ページ、大塚駅周辺整備事業経費について伺います。
こちら、補正理由の中に、5、6年度を予定していたが、入札不調となったことに伴いとございますけれども、次の発注の際に、これは入札不調ではなく、クリアできているということでよろしいんでしょうか。
○
小堤道路整備課長 東京都で入札していただきましたけれども、不調になったということでございます。その理由を聞いたんですけれども、もともと万博の関係があって、人手が非常に足りないと。それと、ケーブルの材料が確保しづらいというようなところと、あと、能登半島の地震の影響で、やはり職人さんが全員、そっちに行ってしまったという報告でございました。今回、11月に入札する際には、この辺は少し解消されているんではないかということで、再度入札を行っていただくということでございます。
○
中山よしと委員 理解できました。
この補正理由の最後、後ろから2行目のところに、工期の変更に伴う材料価格高騰等の影響と書いてありますが、こちら、材料価格高騰が幾らで、「等」というのは何があって、それが幾ら見込まれているのか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
○
小堤道路整備課長 すみません、2,300万円ほどの増でございまして、まず、人工が、見直ししたところ、足りなかったということで、それを150人ほどアップしてございます。それと、材料、労務単価の上昇ということで、それぞれを足したのが2,300万円ほどのプラスということでございます。
○
中山よしと委員 理解できました。
すみません、あと2案件だけで終わります。38ページ、学校と家庭の連携推進事業経費について伺います。
こちら、補正理由、読ませていただいたんですけれども、具体的に何をしていて、成果というのは上がっているものなんでしょうか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
○
丸山指導課長 この連携事業につきましては、学校におけるいじめ、不登校、暴力行為等、生活指導上の課題に地域の力を借りて解決していくというものでございます。本区でやっている内容として、割合として多いのは不登校に関わる支援でございます。登校渋りのお子さんを民生委員の方が迎えに行ったりということで、遅刻が減った、もしくは、不登校だったお子さんが外に出られるようになった、もしくは、学校に来られるようになったという成果が上がっております。
○
中山よしと委員 実施校、例えば中学校は、今5校になっていますが、もうちょっとあるかと思うんですが、ここは広げていく、そういった理解でよろしいんでしょうか。
○
丸山指導課長 学校の必要に応じて、広げていけるところはやっていきたいと思います。
○
中山よしと委員 理解いたしました。
最後になります。41ページの小学校教科担任制等推進校事業経費について伺います。
こちら、補正理由を読んでいて、加配教員のところで、急に体育の正規教員さんが出てきたように、唐突感があったんですけども、この体育教員さんに限定されている理由というのは何かあるんでしょうか。
○
丸山指導課長 この教科担任制推進校として、東京都の事業で、中学校の体育の教員、もしくは中学校の理科の教員を配置した上で行う事業でございます。本区では、南池袋小学校を推進校といたしまして、南池袋小学校には、もともと理科の先生はいらっしゃいます。専科としての理科教員がおりますので、体育教員の配置となりました。
○
中山よしと委員 理解できました。
私からは、一旦、以上にします。
○竹下ひろみ委員 少し、2点ほどに絞ってお聞きしていきたいと思います。
まず、最初に、
地域防災組織育成運営関係経費の補助金について、補正について伺います。
先ほど東池袋中部町会さんが、いろんな関係で、この補助金を見つけて申請をしたということでございますが、そもそも、補助金の申請の仕方というのは、例えば先ほどの芸術文化だと、区が積極的に、その補助金を見つけて、申請しましたと。今回は、私、町会長さんにお聞きしたら、たまたま携帯をいろいろ見ていたら、青少年、地域国際化、自主防災活動とか、そういうような項目の中で、この補助金にたどり着いたというようなお話でした。補助金の、先ほど区政連絡会でこれからは2町会に絞ってというか、そういうことで広げていきたいというお話がありましたが、そもそも補助金をつける、つけていく、補助金を見つけていくということが、区が積極的にそこの様々な地域に広めていくということもすごく大事なことだと思うんですけども、今回のいきさつは、何でそのようになったのか、偶然ということもあるんでしょうけど、補助金の見つけ方、あるいは、在り方についてのお考えを聞かせていただきたいと思うんです。
○
小嶋防災危機管理課長 今回、このコミュニティ助成事業について、一般社団法人の自治総合センターというところがやっているんですけれども、こういった補助金があったことを区がこれまではちょっと周知をしてこなかったということで、この補助金自体が様々な分野の補助金がある中の一つとして、この地域防災組織の育成というのがあったので、してこなかったんですけれども、今後、こういったものがございましたら、地域の団体様に活用していただくというのは、大変いいことだと思っておりますので、周知を忘れないようにしていくように努めていきたいと思っております。
○竹下ひろみ委員 最初に、たしか区民活動推進課にお電話をして、こういう項目を見つけたけれども、助成金として使えないだろうかということで、そして、防災危機管理課と連携しながら、この補助金の申請に至るわけですけれども、すごくそれって大事なことで、今回、いい事例というか、それができたかなと思っています。ですので、これ、200万円という補助金ですけれども、この中身は、大変、私、濃いと思っていて、最初、自家発電というんですか、非常電源、発電機を買うために欲しいなというようなことがきっかけだったと聞いていますが、この200万円の中で、様々に、いろいろ取りそろえることができたというお話なんですが、具体的には、どんなものがあるのか、ちょっとお聞かせいただければと思います。
○
小嶋防災危機管理課長 今回、申請をいただいた中で、訓練に使う備品を補助できるという形になってまして、実際、申請したものが発電機ですとか、ポータブル電源ですとか、カセットこんろ、ヘルメット、懐中電灯、そういったものを補助金として申請しているといった状況でございます。
○竹下ひろみ委員 大変いい取組だと思っています。この町会、たしか前年度だと思いますけれども、防災倉庫も新しくしていただいたと聞いておりますし、地域のことは地域で守るというような姿勢が大変積極的に表れているかと思っています。補助81号線の沿道の町会でもありますし、また、イケ・サンパークの南地区の地域でもあって、将来的には、ここ、開発になっていくかと思っておりますが、こういう町会の活動を継続して、広く区民に知らせていくことがこれからのまちづくりにもしっかりと浸透していくということを期待しておりますので、ぜひ、区政連絡会のみならず、様々な、例えば防災訓練であるとか、そういうときに、こういう補助金使ってみませんかとか、あるいは、また別なところで使えるということもあると思いますので、所管をまたいで、皆さんがそういう意味ではいろんなところから補助金を引っ張ってくるというような、そういう姿勢がすごく大事だと思います。防災危機管理課だけではなくて、財政課もそうですし、様々な所管にわたることだと思いますので、そこら辺は今回のことを契機として、積極的に取り組んでいただくことを改めてお願いをしておきたいと思います。よろしくお願いします。
それと、介護予防による地域づくり推進事業経費についてお聞かせいただきたいと思います。
様々にこれまで、豊島区では介護予防、高齢者のフレイル対策、フレイル予防に積極的に取り組んできていると思っています。今回、こういう委託に至るということは、背景に人手不足というのが私は大きく影響しているのかなと思うんですけれども、これは、民間に委託せざるを得なかったというような認識を持ってもよろしいですか。
○
今井高齢者福祉課長 きっかけとしては、会計年度任用職員の退職というものがございましたけれども、内容については、やはり区内のリハビリテーション職との連携ですとか、健康長寿医療センター、また、東京大学の高齢社会総合研究機構など、やはり専門的な機関との連携というものも必要になってまいります。そうした医療機関が持つリハビリテーションの高い知見というものも必要になってきているといったこともありまして、今回、委託といったことになってございます。
○竹下ひろみ委員 分かりました。
やはり会計年度任用職員で、例えば理学療法士とか、作業療法士さんの資格を持って、ここのこういう立場でお仕事をするというと、かなり限定になってまいりますし、ただでさえ人手不足というか、人材が集まらない中で、高度な資格を持っていなければいけないということになってまいります。会計年度任用職員の中で、この資格を持って働いている方というのはどのくらいいらっしゃるんでしょうか。
○
今井高齢者福祉課長 現在、高齢者福祉課の中では1名、作業療法士の資格を持っている職員がおります。
○竹下ひろみ委員 1名が、多いとは言えないと思います。でも、いるというだけでも大変ありがたいと思っていますが、今回、この委託に至るまでの、これは随契というような形でよろしいですか。
○
今井高齢者福祉課長 今回、委託先として考えておりますのは、東京都が指定しております区西北部の地域リハビリテーション支援センターの協力病院に指定されている医療機関に委託を考えてございます。
○竹下ひろみ委員 せっかく東京都の指定にもなっている協力施設の病院と連携して委託をできるということですので、ぜひ、フレイルの、様々に、多分これは筋力アップとか、そういうことだと思っておりますけれども、統計を取っていって、次の事業につなげていく、あるいは、区民の高齢者の次のフレイル対策に生かしていくということが大変重要だと思っておりますが、その辺の今後の進展などを聞かせていただければと思います。
○
今井高齢者福祉課長 委託内容につきましては、やはり現在行っているフレイルチェックの結果の分析ですとか、各種、区内のリハビリテーション職との連携、そのようなこともございますし、あと、先ほど申し上げましたが、東京大学ですとか、健康長寿医療センターといったところとの連携もしながら、区として必要な事業がどうあるべきかということは、検討を進めてまいりたいと考えております。
○竹下ひろみ委員 ぜひお願いをしたいと思います。
ほかにいろいろ御質問もこれまでの委員さんからもお聞かせいただきました。私も事前に少し勉強もさせていただきまして、この補正4号には、自民党として賛成をさせていただきたいと思います。
以上です。
○
磯一昭委員長 ありがとうございます。
ほかにございますか。
○西山陽介委員 先ほどもちょっと触れられた委員さんいらっしゃいましたけども、衛生費から、
小児インフルエンザワクチン接種助成経費について少し取り上げさせてください。
まず、今回、本定例会で私の一般質問でも、この小児
インフルエンザワクチン接種の助成については、取上げをさせていただきまして、今回、補正予算として計上されてくるまでの間には、背景というものがありまして、その辺についても、質問の中で触れさせていただきました。やや繰り返しになりますけども、令和2年の決算特別委員会で、私から、子どもに向けた
インフルエンザワクチンの助成をということで、特に高校受験を控える中学3年生に対して、これまで勉強を重ねてこられた中学生が、インフルエンザに罹患するかもしれない、または、重篤化しないようにと、そういった心を持って、何とか助成をつけてほしいというような取上げをさせていただきまして、令和2年の10月から中学3年生の就学援助の方に限ってということになりましたけども、スタートを切っていただきまして、このことについては、改めまして高く評価をさせていただいているところでございます。
まず、これまで、就学援助の方に限りましたけども、中学3年生に向けた
インフルエンザワクチンの接種助成について、どのような御総括をされているのか、これは指導課長さんでお分かりになる分がありましたら、ちょっとお聞かせいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
丸山指導課長 すみません、もう一度、申し訳ないです。
○西山陽介委員 中学3年生に向けた就学援助の皆さんに対する
インフルエンザワクチン、その接種の状況ですとか、そういったものは何か感じる部分はありますか。
○
丸山指導課長 やはり受験を控えたということに関して、健康に非常に注意されている方が多くいらっしゃいます。学校でも、罹患しないために欠席をするということ、事前に、うつらないように休んでしまうということもございますので、こういった接種ということが大事になってくるかと思います。
○西山陽介委員 突然にすみません。ありがとうございました。
そういう中で、その財源は、とにかく一般財源しか取れなかったわけで、当時から現在までは特定財源がついてないという状態でした。このほど、東京都から、6か月から12歳というくくりで、1接種につき1,000円の補助がついてくるということを受けて、これが補正に乗ってきたということと見受けられるわけですけども、本区では、それを超えて、中学3年生相当まで、これは一般財源を組んでいただいて、今回の補正に取り上げていただいたということで、本当に豊島区ならではの取組であると評価をさせていただきたいと思いますけども、まず、23区の中で、特定財源がついたから、12歳までの補助なのか、それとも、他区では、中学3年生まで取り組もうとされているのか、その辺の状況がもしお分かりでしたら、ちょっとお聞かせいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
飯嶋保健予防課長 今回、この都の制度自体が6か月から12歳という限定になっておりまして、また、こちら、都が出す上限が1,000円、その計算としては、区が1,000円出した場合に都も1,000円出すというような考え方になっていますので、都の制度を用いたやり方ということでは、やはり6か月から12歳までということになりますけれども、今回の豊島区のように、13歳から中学3年生相当までというところまで一般財源を使って行うというところにおきましては、各区、状況としてはいろいろな状況がございまして、また、この都の制度を使う前からそういった補助をしている区もございますので、23区におきまして、それぞれ異なる状況であると把握しております。
○西山陽介委員 そうですか。ほかの区で、中学生まで一般財源を使って今回インフルエンザのワクチン、やっているところもあるでしょうし、そのほかに、取り組もうとしているところがもし分かればいいかなと思ったんですけども、分かりました。いいです。
それで、今回、このインフルエンザのワクチンを子ども向けにということでスタートを切っていただくわけですけども、公衆衛生上の観点からは、やはり子どもがまずは罹患してしまって、おうちに持って帰ってきてしまって、親や、また、おじいちゃんですとか、おばあちゃんですとか、そういった家族にうつっていくということをまず防ぐということでは、公衆衛生上の観点としては非常に有効だということで、私どもも今年の3月4日だと思いますけども、公明党区議団として、この小児
インフルエンザワクチンを子ども向けと、中学3年生までにという思いで、高際区長に対して緊急要望をさせていただいたところでございます。そういう意味で、もう一つは、経済的な観点からも、このインフルエンザのワクチンを接種することで、重症化、重篤化を予防することにもつながりますし、ひいては、医療費の削減にも一助になっていくと。それから、今回の目的、理由にもありますように、世帯の家庭内の費用の負担の軽減も一つの観点に含まれるだろうと思います。
そういう意味で、この事業が、補正ではありますけども、今後、継続していただくことによって、この豊島区における子育て世帯に向けた支援がより充実していくということにつながっていくものと、そのように解釈をさせていただくところでございます。
この件は終了いたします。
次に、子ども家庭費から、保育士等のキャリアアップ補助金の拡充に係る予算の補正についてということで取上げをさせていただきます。
まず、この保育士等のキャリアアップに対する補助金がどういう制度であって、今回、拡充をする必要性というのは、どういうところにあるのか、その辺をまず御説明ください。
○
渡邉保育課長 今回でございますが、現行の保育士のキャリアアップ補助金というのがあるんですが、国の処遇改善加算というのがかなり限定をされておりましたので、改めて職務分野別リーダーを配置した場合に、東京都が処遇改善に関する経費を支援するというもので、国のものにプラスアルファでやれるというような補助金になってございます。
○西山陽介委員 そうすると、どういう部分が増えていくのか、保育士さん、キャリアアップをされていくというか、目指すというか、そういった人が増えていくのか、それとも、中身が充実していくのか、その辺の部分については、どういうところになるんでしょう。
○
渡邉保育課長 例えばなんですけれども、15名の保育士が1つの園にいたとします。そのうち、園長と主任の保育士を除いた13名のうち、国の処遇改善加算に関わる上限というのが大体3人が国の処遇改善になります。それ以外の方で、今回、都の研修とかを受けた方について、さらに7人分上乗せして処遇を改善して、プラスアルファの賃金アップのものになるというような考え方でございます。
○西山陽介委員 そういった事業が進んでいって、保育士さんの保育の質というものがやっぱり上がっていってほしいと思うわけです。ですので、こういった補正を実行することによって、その一つ一つの保育園の保育の質が上がっていってもらいたいと、そういう期待を持ちたいと思いますけれども、そういう部分についての評価というものは図ることができるんでしょうか。
○
渡邉保育課長 今回の補助金についても、東京都がキャリアアップ研修として、6個のテーマの研修を受けるというような条件にもなっておりますので、こういったものを受けることによって、保育の質が向上すると考えてございます。
○西山陽介委員 分かりました。
それでは、総務費、教育費から、
職員関係経費、会計年度任用職員、職員出張旅費の補正についてという表題の37ページのものでございます。
まず、エデュケーション・アシスタント配置支援ということで、このエデュケーション・アシスタントという方々というのは、どういう背景を持った方々が担うことになるのか、その辺については、御説明ください。
○
丸山指導課長 このエデュケーション・アシスタントは、ほかの言い方をすると、担任の補助をする副担任のような役割になります。直接子どもたちに教科を教えるのではなく、担任の事務補助という形が主な仕事となります。ですので、特に教員免許等は求めず、子どもの教育に興味のある方ですとか、そういった経歴をお持ちの方を募集したいと思っております。
○西山陽介委員 その募集というのは、どういうようなキャリアを持っている方とか、そういうような対象の範囲というものはどのように定めるんでしょうか。
○
丸山指導課長 募集の要項として、まず、要件に関しまして、子どもの権利に関する条例を遵守する方、子どもたちに寄り添い、親切、丁寧な対応ができる方、児童生徒、保護者、教員等と円滑なコミュニケーションが取れる方、パソコンの作業ができる方ということになっております。
○西山陽介委員 特に教員免許は必要とされないということですけども、そういう方々がサポートを担っていただくことによっての期待される効果として、まずは、生徒のサポートという面での強化というか、フォローになる。それから、教師の皆さんの負担軽減につながるのかなと、そういったことが、まずは、2つ考えられると思いますけども、その辺のところについては、どのような御所見をお持ちでしょうか。
○
丸山指導課長 委員おっしゃるとおりで、複数の目で子どもたちを見られるということ、そして、担任の先生たちの業務の軽減ということにもつながりますので、教員としては、教えるということの準備等に力を入れることができるようになります。
○西山陽介委員 そういうことが相まって、相乗的な効果として、ひいては、教育の質の向上というものにつながっていくことが大いに期待されるかと思います。
ぜひ豊島の教育、今様々お考えをされている最中だと思いますけども、ちょっと新聞では、教員の皆さんの働き方に対するいろいろなマスコミ上でのことが取り沙汰されていますけども、豊島のこの小・中学校に通えば、もう本当に高校生から、そして、大人になる将来に向かって、その基礎が豊島区の教育を受けてよかったと、そういうふうに言っていただけるような、思っていただけるような、そういった豊島の教育の在り方というふうに願うところでございます。
終わります。
補正予算(第4号)に、可決に賛成いたします。
○
磯一昭委員長 ありがとうございます。
○中澤まさゆき委員 私から、体育健康教育推進校事業経費の内容についてお聞きします。
この推進校指定に当たって池袋幼稚園が選定された理由について、何かあれば教えていただけますか。
○
丸山指導課長 池袋幼稚園に関しましては、まず、東京都から幼稚園の体力、それから、健康について、豊島区で推進をしていることを、池袋幼稚園が昨年度から研究推進校になっていたので、東京都から打診がございました。せっかくですので、区の研究と都の研究を併せて、都の指導主事等からも指導が受けられるということで、池袋幼稚園、推薦をさせていただきました。
○中澤まさゆき委員 昨年からということで、今お伺いしたんですが、昨年からやっている理由というか、その効果に何かあれば教えていただければと思います。
○
丸山指導課長 池袋幼稚園につきましては、隣のみらい館大明のグラウンドという環境が充実しておりますので、子どもたちの多様な遊びということを研究するにふさわしい幼稚園だと思っておりました。そのほかに、近隣幼稚園、保育園とのつながりということで、委員会を進めておりましたので、そういったところの効果の波及も期待できるということを考えております。
○中澤まさゆき委員 近隣との協力しながら、波及効果が期待できるということで、理解させていただきました。
また、この専門家講師を招きとありますが、これ、どのような専門家を対象にしてやっていただくのか、教えていただきたい。
○
丸山指導課長 今現在、昨年度からお世話になっているのは、大学の先生でして、子どものスポーツ、健康というところに特化されている先生、そして、小学校とのつながりといったところも、区の課題に応じたことを御示唆いただける大学の教授をお願いしております。
○中澤まさゆき委員 了解いたしました。
この講師をお招きして、今後、最終的にどのように進めていくのか、最後にお聞かせいただければと思います。
○
丸山指導課長 まず、池袋幼稚園だけではもったいないですので、秋には、区内の幼稚園のみならず、近隣幼稚園等にもお声がけをして、中間発表という形でやります。来年度は、東京都の発表がございますので、全都的に宣伝をした上で、研究の発表をさせていただきたいと思います。
○中澤まさゆき委員 また、先ほど西山委員からあった
職員関係経費の中で、エデュケーション・アシスタントの配置支援事業、これ、配置校が、1名が16校、2名が6校となっておりますが、これ、何か、どこに配置するとか、何か理由があるのか、お聞かせいただければと思います。
○
丸山指導課長 まず、全校に配置するということが一番です。そして、その上、18学級以上の学校につきましては、2名配置といたしますので、合計28名の配置と思っております。
○中澤まさゆき委員 この配置の人数、今、御答弁いただきましたが、この人数については、教職員の免許が必要ないとか、多分あるかと思うんですけど、これの人数の確保については、どのようにお考えでしょうか。
○
丸山指導課長 まず、このエデュケーション・アシスタント、昨年度の末に東京都からお知らせがありましたので、校長会にもお知らせをしております。そうしますと、学校で適任と思われる方を確保すること、それから、区のホームページで募集をすること、この二本立てで、今のところ、募集をしようと思っております。
○中澤まさゆき委員 そうなると、地域の方がこのアシスタントになれるかなと思うんですけど、その辺の周知の仕方についても、お聞かせいただけますか。
○
丸山指導課長 委員言われるように、教員免許の必要がございませんので、ふさわしい方であれば、ぜひやっていただきたいと思います。ですので、学校から地域の方ということで、学校からも地域、学運協等も通しながら、周知をしたり、区としては、全般的に募集をかけていきたいと思います。
○中澤まさゆき委員 ぜひいろんな面から募集をかけていただいて、よりよい、質のいい教育向上に向けてやっていただきたいと思います。
私ども、内容については、ほかの委員さんの質疑を含めて、理解させていただきました。補正4号の可決に賛成させていただきます。
○
磯一昭委員長 ありがとうございます。
○小林弘明委員 様々な委員の方々からこの補正についての質疑がありまして、もう本当にこの必要性に関しては理解しましたので、私は、この補正4号に関して、賛成いたします。
以上です。
○
磯一昭委員長 ありがとうございます。
○儀武さとる委員 私も、ちょっとかぶらないように、何点か、お聞きします。
生活保護法執行事務経費ということで、補正理由のところを見ますと、就労自立給付金の算定方法の変更及び進学準備給付金の対象拡大のシステム変更となっているんですけども、この966万3,000円というのは、全額、システム変更のためのお金なんでしょうか、その辺をまず。
○
直江生活福祉課長 全額、システムの経費でございます。
○儀武さとる委員 そうしますと、法律が変わって、就労自立給付金の算定方法ですとか、進学準備給付金の対象拡大となっているんですけども、この法に該当するというか、本区では、今後、何人ぐらい対象になるか、そういう見通しというのはあるんでしょうか。
○
直江生活福祉課長 一定程度、毎年就職される方がいらっしゃいますけれども、例えば、もともと進学準備給付金というのは、高3の方が大学に行く場合に使うものですけども、本区の場合、現在、かなり多くの方が大学へ行かれていますので、高校を卒業して大学へ行かずに就職する方は少ないですので、例年、1人、2人といった数になってございます。
○儀武さとる委員 ほとんど大学に進学だというお話ですけど、就労自立給付金というのは、そうすると、対象者が増えない、こういう見込み、このように受け止めていいんでしょうか。
○
直江生活福祉課長 失礼しました。今回の補正は、就労自立給付金と進学準備給付金、2件ございます。ただいま私から説明したのは進学準備給付金でして、就労自立給付金ですと、対象そのものは増えませんで、これまでも、就職される方、就職して自立される方に対しては給付金が出ていましたが、その算定方法が変わりまして、早めに自立される方ほど手厚く給付金がもらえるという、そのように仕組みが変わるというものですので、給付する人数は変わりません。
○儀武さとる委員 分かりました。
○
磯一昭委員長 マイク、お願いします。
○儀武さとる委員 それと、池袋駅
周辺まちづくり推進基金積立金について、ちょっとお聞きをします。
まず、この基金の目的、そして、いつできたのか、まず、その辺を説明してくださいますか。
○嶌田再
開発担当課長 まず、基金の目的でございます。基金の目的につきましては、スケジュールの異なる複数の開発事業者のタイムラグを埋めるために、開発事業からの資金を一時的にプールし、クルドサックや池袋駅東西連絡通路等の整備に合わせて拠出するものでございまして、2018年、平成30年10月に設置されているものでございます。
○儀武さとる委員 平成30年にできたんですが、これまでずっと、これ見ますと、ゼロなんですけど、その辺の理由をちょっと説明していただけませんか。
○嶌田再
開発担当課長 平成27年に池袋駅周辺地域の143ヘクタールが緊急整備地域に指定されてございます。それ以降、都市開発等はある程度進んできたところでございますけれども、ようやっと大きい開発といいますか、こういう池袋駅周辺の、まさに池袋駅近くの開発ができるような、生まれてきたというのがこちらでございます。こちらの東池袋1丁目地区も、都市計画決定といたしましては、令和2年でございまして、ようやっと今事業が進んできたという段階になりまして、今回14.1億が入るという形になっているというところでございます。
○儀武さとる委員 それと、この区道を廃止、付け替えすることによって、東池袋1丁目地区の市街地再開発事業が成り立つわけなんですけども、現在は、区道、十字路の区道で、4つの街区があるんですけども、この4つの街区、それぞれ違うんでしょうけども、容積率といいますか、幾らなんでしょうか、その辺をまずお聞かせください。
○嶌田再
開発担当課長 少々お待ちください。今こちらの従前の容積率、指定容積率でございます。800%のところと、700%のところがかかっているところでございます。地域としては、商業地域でございます。
○儀武さとる委員 そうすると、この4つの街区を、区道を廃止することによって、一つの街区としてこの事業が成り立つわけなんですけども、一つの街区にして、この容積率というのは、どうなるんでしょうか。
○嶌田再
開発担当課長 まず、都市計画として、街区がまとまったから容積率が上がっているというわけではございません。こちらにつきましては、都市再生への貢献というものが行われてございまして、例えば国際アート・カルチャー都市池袋の魅力向上に資する文化交流拠点の形成でございますとか、池袋のまちの広がりを生む歩行者優先の都市空間の形成に向けた基盤整備等々を行うことによって、容積としては494%が割り増しされてございまして、トータルとして1,200%の容積になっているというところでございます。1点補足させていただきますと、指定容積率としては800%と700%がかかっているところでございますけれども、この地区の加重平均といたしましては、706%でございます。その706%に対しまして、都市再生への貢献としまして、先ほど言った貢献をすることを総合的に評価し、494%の割増しが行われ、1,200%になっているというところでございます。
○儀武さとる委員 494%割増しで、1,200%の容積率だということですけども、それで、事業費といいますか、この事業費と、それから、補助金の額をちょっと教えていただけますか、資金計画。
○嶌田再
開発担当課長 こちら、区のホームページに、今、事業計画が出てございます。そちらの事業計画によりますと、事業費の合計、資金計画も出てございますけども、1,370億9,300万円が事業費の合計でございます。そのうち、補助金につきましては、現在の想定でございますけれども、347億8,200万円でございます。
○儀武さとる委員 区道を廃止、付け替えすることによって、494%の割増しと、それから、補助金が347億円以上投入されると。この補助金は、事業費全体の約25%に相当するということで、本当に大変な税金が投入されるわけです。
それで、ちょっとこの質問、この市街地再開発事業でCO2排出量が大幅に増えるということを以前、私も一般質問して、記憶にあるんですけども、ちょっと従前と従後といいますか、比較して、どうなるんでしょうか。
○嶌田再
開発担当課長 今の御質問の前に、ちょっと1点、誤解があるようなので、補足させていただきますと、こちらの地区については、区道が廃止で大きい街区になるから、容積が増える、再開発になるということではなく、こちらは、先ほど来申していますように、様々な都市再生への貢献を行うことによって494%の割増しというものを受けているものでございます。決して道路がなくなったからということではなく、しっかり都市再生への貢献というものを行った上で、こちらになっているというところでございます。
今御質問いただきましたCO2でございます。CO2でございますけども、まず、従後のCO2でございますけれども、オフィスの単位面積当たりの原単位というものを、1年間のCO2を1平米当たり51キログラム以下にするというものがCO2の原単位の考え方でございまして、それになるように、高性能な高断熱な外装にするだとか、そういったことを行っていくというものでございます。
○儀武さとる委員 ちょっと私が一般質問したときは、頂いた資料では、この東池袋一丁目再開発事業だけでも、建物の延べ面積は現在の2万9,060平米から14万5,000平米、これ、もう約3倍以上、4倍以上だ。それから、CO2排出量は2,349トンから8,008トンになり、CO2排出量は3.4倍になる、こういう資料を頂いているんですよ。そういうことで、先ほど確かに都市基盤の整備ですとか、都市再生に貢献するというお話でしたけども、やっぱり今、小池都知事は、ちょっと未来の東京戦略を発表しまして、やっぱり2030年までに100メートル以上の高層ビルマンションを230棟以上、計画しています。豊島区も
幾つか市街地再開発事業ありますけども、私は、2030年までにカーボンハーフを実現する、2050年にはゼロにするという、こういう計画も東京都も23区も、本区もつくっておりまして、こういうふうにばんばん、東京都、豊島区も市街地再開発事業で高層ビルを建てると、この東池袋1丁目だけでもCO2の排出量が現在よりも3.4倍になる。こういうことで、気候危機ゼロ、CO2排出量ゼロ、この気候危機対策にも逆行するものだと、こう言わざるを得ない。今世界的にもう自然災害、いろんな甚大な被害といいますか、出ていまして、まさにこれ、待ったなしの課題だと思うんですね。ですから、もう本区もこういう目標を掲げているわけですから、やはりこれはこういう大型開発だけを進める、そういうんではなくて、私は、この347億円以上の補助金ね、投入するんであれば、もう学校改築で、本区もやっと今度、新たな校地できますけども、財源が心配だという、これ、各会派から出ていまして、やっぱりこういうところに税金は使うような方向に努力をしていくというか、転換をしていくというか、こういうことが求められているんではないかなと思います。
そういうわけで、区道の廃止、付け替え、課長の説明は、都市基盤を整備するんだとか、都市再生に貢献するんだというお話ですけど、やっぱりこれだけの区道廃止、付け替えして、さらに補助金も347億8,200万以上出すと。CO2排出量も3.4倍になると。これ、補正予算全体、構成比を見ると、62.5%で、そういうことから、私どもは、この補正予算4号については、可決に反対をします。
○林二葉委員 すみません、私どもの会派、まだ結論を申し上げていませんでしたので、私どもの会派は、一部の池袋駅周辺まちづくり推進基金に関しては、少し疑問を生じているんですけれども、ほかの予算に関して、了承したいと思っておりますので、可決に賛成いたします。
○
中山よしと委員 様々聞かせていただきまして、内容を理解できましたので、補正4号、賛成いたします。
○
飯嶋保健予防課長 先ほどの西山委員の御質問に対しまして、不十分な回答で申し訳ございませんでした。それで、22区の数なんでございますが、豊島区と全く同じ助成をする区は4区ございます。ほかに、助成の内容は異なりますけども、中3まで対象としている区が10区、高3まで対象としている区が6区、また、その他独自の対象を組んでいる区が2区、また、未定の区も4区ございます。先ほどすぐに御答弁できず、申し訳ございませんでした。
○儀武さとる委員 ちょっとさっき言い忘れてしまったんですけども、この補正4号、先ほど申し上げた以外は、賛成できるものであります。しかし、この池袋駅
周辺まちづくり推進基金積立金の補正については、全体から見ても、大きいと。そういうことで、反対いたします。ちょっと補足させていただきます。
以上です。
○
磯一昭委員長 それでは、採決を行います。
第64号議案について、原案を可決すべきものと決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
磯一昭委員長 ありがとうございます。
挙手多数と認めます。よって、第64号議案は、原案を可決すべきものと決定をいたしました。ありがとうございます。
席替えはなくて平気ですか、そのまま。いいですか。報告。席替えがあるのかな。退室だけですか。それでは、時間に限りもございますので、さっさと進めさせていただきたいと思います。
───────────────────◇────────────────────
○
磯一昭委員長 報告事項に入ります。
外国人相談窓口の開設について。
理事者から説明がございます。
○澤田多
文化共生推進担当課長 私からは、7月より開設いたしました
外国人相談窓口につきまして御説明いたします。資料、
外国人相談窓口の開設について、こちらを御覧ください。
この窓口は、昨年度の区民による事業提案制度において選定されました外国人支援体制の強化を事業化したものでございます。外国人の方から生活ルールや行政サービス等、様々な相談を受け付けたり、また、一方で、区や様々な機関が発行する情報提供を行う拠点として、7月1日より開設したものでございます。
資料の1番から4番は、運営の概要でございます。相談日時は、月曜日から金曜日までの午前8時半から午後5時まで、場所は、本庁舎4階の区民相談コーナーでございます。相談方法は、対面による相談となっておりまして、予約なしで御利用いただけます。なお、3番の言語対応のところで、枠でございますが、これまでは中国語と英語の通訳者が平日午後に対応しておりましたが、これに加えまして、新たな対応として、タブレット端末を活用した通訳サービス等により、こちらの22言語に対応しております。相談内容に応じまして、区の関連部署と一緒に相談対応を行ったり、例えば在留資格など、区以外の対応となる場合は、国や東京都などの関係機関、さらに、今後は区内で活動されている外国人支援団体等と連携していくなど、対応の幅を広げてまいりたいと考えております。また、相談と併せて情報発信の強化も新たに行っております。4番でございますが、区の各部署や国、東京都などの発行する多言語版リーフレット等を集約して、来庁した外国人区民の皆様等に提供してまいりたいと考えております。
なお、5番の周知方法でございますが、この窓口の開設に当たりまして、各種広報媒体による周知と併せまして、区内の大学や日本語学校、外国人支援団体等、外国人とつながりのある団体への周知、さらに、区政連絡会や民生委員・児童委員の連絡会等においても御説明をさせていただきまして、窓口をさらに御利用いただけるよう、区民の皆様に知っていただけるよう、周知に努めてまいります。
最後に、6番の相談実績でございますが、最初の1週間、月曜日から金曜日まで、7月1日から5日までの相談件数は38件となっておりまして、今週、昨日までの相談実績でございますが、71件となっております。今後、周知等に努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私からの報告は以上となります。
○
磯一昭委員長 説明が終わりました。質疑を行います。よろしいですか。
○西山陽介委員 この外国人の支援、また、窓口を設けたらどうかということについては、我が会派の辻薫議員からも御提案をさせていただいたところかと思っているところでございます。
そういう中で、この窓口での相談をお受けしたときに、様々な分野のことの中身が、相談の内容であると思うんですけども、その対応した職員の方が全てお答えできるわけではないかと思うんですけども、その辺の体制、ワンストップサービスになっているのかどうか、その辺の状況についてはいかがでしょうか。
○澤田多
文化共生推進担当課長 もちろん相談の中には、様々な部署に係る相談、もしくは、区以外の機関に関する相談がございます。庁内の様々な部署に関する相談に当たりましては、その関係部署の職員に来ていただいて、一緒に通訳タブレット等を使ったりしながら対応して、なるべく相談者が動かないような形で対応したいと考えております。また、外部、先ほど例示として御説明いたしました出入国在留管理庁ですとか、そういったところにおきましては、その窓口では完結しない場合もございますので、そういった出入国在留管理庁のFRESCという支援センター等もございますので、そういった相談予約をそこで支援したり、なるべく手数を減らすような対応をしてまいりたいと思っております。今後も、相談内容、情報等、対応等を蓄積して、スムーズに対応できるように努めてまいりたいと考えております。
○西山陽介委員 よろしくお願いしたいと思います。
これまで外国人の方が自分の抱えている悩みだったりとか、それから、不安な要素など、一体どこに相談したらいいのかというのが分からないという現状が、この豊島区では、区役所の4階に行けば受けてくれるんだと、そういう道立てができたことは非常に大きな前進だと思います。
一方、外国人と思われる方が御相談を、コールセンターにかかってきた場合、これまでもずっとそういうケースはあったかと思うんですけども、今回の相談窓口の開設と何かリンクするのかどうか、その辺の体制についてはどういうところなんでしょうか。
○
能登区民相談課長 コールセンターなんですけれども、多くはやさしい日本語、簡単な日本語でお話しできる方からのお問合せが多くかかってきていると確認してございます。また、全く日本語が難しい方につきましては、日本語が得意なお友達と一緒に電話をかけてきているケースが多いと聞いておりまして、今のところ、コールセンターで外国籍の方が苦労されているという報告は受けてございません。
○西山陽介委員 分かりました。いいです。
○
磯一昭委員長 よろしいですか。
────────────────────────────────────────
○
磯一昭委員長 それでは、次に、
千登世橋教育文化センター冷暖房設備改修工事請負契約について。
質疑のため、
大曽根文化デザイン課長、小野学習・
スポーツ課長、
小椋子ども若者課長、
木田教育センター所長が出席しております。
理事者から説明がございます。
○小池契約課長 それでは、
千登世橋教育文化センター冷暖房設備改修工事請負契約について御報告いたします。
項番の2、契約締結日、令和6年3月19日、3、契約方法、条件付一般競争入札、4、契約金額、税込みで1億7,094万円、5、履行期間、令和6年3月20日から令和6年10月31日まで、6、契約の相手方、ローヤル・信和特定建設工事共同企業体でございます。7、入札経過でございます。こちら、入札予定価格は事前公表で、最低制限価格、こちらは事後公表となっております。3者参加のうち、2者辞退となっております。辞退の理由としましては、見積価格が予定価格を上回ってしまったということで、2者辞退でございます。記載のとおり、1者が落札してございます。表の外に落札率、参考でお載せしております。99.9%となっております。
2ページ以降が工事概要となっております。こちらは、施設整備課長から御報告申し上げます。
○
東屋施設整備課長 工事内容につきましては、次ページ以降に資料を用意してございますので、お開きいただきますでしょうか。
まず、項番1、工事概要でございます。工事件名、工事場所については、記載のとおり、工期につきましては、令和6年10月31日まで、工事内容といたしましては、計49室に電気式ヒートポンプエアコンを設置し、それに伴う電気工事を行ってまいります。
項番2、これまでの経緯と現状でございます。これまでの経緯でございますけれども、当センターにつきましては、昭和62年の開設から築30年、37年経過してございます。設備の老朽化が著しゅうございます。また、機械の故障も多く、全館空調の能力が低下をしてございます。機械の故障、これは特に冷温水発生機が主なものでございます。冷温水発生機とは、後ほど御説明いたしますが、現在2台設置してございます。その2台とも、冷房能力が低下してございます。昨年のメーカーの定期点検でも、機械設置後36年が経過し、部品の供給困難性を含め、機械の改善が現実的に、不可能であり、機械更新を強く推奨するとのコメントが付されているような状態でございます。
それでは、項番3を説明する前に、現在の空調システムと、そして、今回の改修で更新する空調システムの違いを、下の簡単な絵を参考に説明をしてまいります。左側の既存システム、中央式と書かれた図を御覧いただけますでしょうか。熱源機器、これが先ほどお話しした冷温水発生機のことでございますけれども、地下に2台設置してございます。この熱源機器で冷温水を発生させ、ポンプで各階の空調機へ送ってまいります。この空調機で空気と冷温水の熱交換を行い、冷水の場合は冷たい空気を、そして、温水の場合は暖かい空気を各お部屋へダクトを通じて運んでございます。現在の冷房能力の低下の主な原因は、この冷温水発生機の能力の低下が原因と考えられてございます。今回採用した電気式ヒートポンプエアコンについて御説明いたします。右側のヒートポンプエアコン(個別式)と書かれた図を御覧ください。室外機と室内機を冷媒管でつなぎ、ヒートポンプという効率のよい技術を使い、冷暖房を行ってまいります。また、
幾つかの系統に分けて施工ができるため、建物を使いながら工事ができるという利点がございます。では、項番3にお戻りください。工事費の比較でございます。工事費については、記載のとおりでございますけれども、やはり既存システムを更新するとなると、冷温水発生機そのものを交換しなくてはなりません。交換期間中は、空調設備が使用できないとともに、全館休館が必要となってまいります。そして、この期間も相当な期間が想定されてございます。当該施設につきましては、休館することが困難でございます。その他、様々な条件を考慮した結果、今回、ヒートポンプエアコンを設置してまいります。
項番4、設置箇所でございます。ここに記載されたお部屋を含め、計49部屋に室内機を設置してまいります。このことにつきまして、倉庫や暗室といったお部屋を除き、全ての居室が空調機の更新をするということになってまいります。
説明は以上でございます。雑駁でございますが、よろしくお願いいたします。
○
磯一昭委員長 ありがとうございます。御質問ございますでしょうか。
「なし」
○
磯一昭委員長 なし。
────────────────────────────────────────
○
磯一昭委員長 次に、仰高
小学校給食室改修工事請負契約について。
質疑のため、
大木学校施設課長が出席しております。
理事者からの説明がございます。
○小池契約課長 それでは、仰高
小学校給食室改修工事請負契約について御報告申し上げます。
項番2、契約締結日、令和6年5月30日、3、契約方法、条件付一般競争入札、4、契約金額、税込みで9,805万6,596円、5、履行期間、令和6年5月31日から令和7年1月10日まで、6、契約の相手方、株式会社歌工務店、7、入札経過でございます。入札予定価格は事前公表、低入札調査価格の適用です。こちらは事後公表となってございます。4社参加しておりまして、項番の1、項番の2、こちら、入札金額が全く同じですけども、総合評価点数、こちらを御覧いただきたいと思います。1点差がついておりますが、こちらは、施工能力の評価点で1ポイント上回った歌工務店が落札してございます。表の外側に落札率を記載しております。93%でございます。
2ページ以降が工事概要となっております。こちらは、施設整備課長から御報告申し上げます。
○
東屋施設整備課長 それでは、2ページ以降、資料を用いまして、工事概要を説明してまいります。2ページを御覧ください。
まず、工事概要でございます。工事件名、そして、工事場所につきましては、記載のとおり、工事内容、工事期間につきましては、先ほどございました令和7年1月10日まででございます。施設概要については、記載のとおり、そして、工事概要につきましては、給食室、配膳室、調理休憩室、スケルトン改修を行ってまいります。
参考までに、予定工程表を記載してございます。契約後、夏休み前までは、準備工事を行っております。学校が夏休みに入り次第、内部解体に着手してまいります。12月中旬頃には工事を終了し、各検査を受けていく予定でございます。
それでは、3ページにお進みください。1階の平面図でございます。今回の工事範囲について凡例のとおり記載してございます。図面の右上、斜め斜線で示してございます給食室、配膳室、調理給食室等々、スケルトン改修をしてまいります。また、内部解体及び残材につきましては、夏休み中に終了いたします。しかしながら、仕上げ材等の搬入は2学期になっても続いてまいります。工事用動線と児童用動線がどうしても重なってくる部分もございます。資材の搬入、作業の内容については、学校側と綿密に打ち合わせ、事故がないように進めてまいりたいと考えてございます。
それでは、4ページにお進みください。2階平面図でございます。階段横の配膳室は、小荷物昇降機、いわゆるダムベーターと申しますけれども、取り替えることとともに、スケルトン改修をしてまいります。また、給食屋根につきましても、かなり防水層が傷んでございますので、この機会に、機械の更新もある都合上、工事に併せて全面改修をしていきたいと考えてございます。
5ページにお進みください。3階平面図でございます。4ページと同様、配膳室に関し、全面的に改修をしてまいります。
6ページへお進みください。R階の平面図でございます。図面右上、ハッチ部分を御覧いただけますでしょうか。この場所に厨房機器、換気設備等々、屋外器を設置してまいります。厨房の改修では、近隣とよく問題になるのが調理室の排気の臭いでございます。隣地からの離れや排気ダクトの排気方向等々、最適な排気の吹き出し方を検討する必要がございます。今回の計画では、図面右側、三菱重工の社宅でございます。5.5メートル程度の距離がございます。また、図面上側は、お墓となってございます。図面左側に基礎図面と書かれた一部拡大をした図面を御覧いただけますでしょうか。厨房換気機器の配置を示してございます。丸点線で示した部分が厨房から排気を、臭いを排気する排気ダクト、そして、矢印が排気方向となってございます。隣地側には直接向けない、向かわないように配置し、臭気について配慮をしてございます。
それでは、7ページにお進みいただけますでしょうか。給食室の改築後のレイアウト図を参考までに配置してございます。厨房機器につきましては、別途工事となり、当該工事では、上下水道やガス配管の結び込みのみ、本工事で行ってまいります。現在の厨房も多くの備品でかなり手狭でございますが、さらに食数が増加することで備品が増えてまいります。図面ではきれいに収まっているように見えますが、ここまで来るに当たっては、学校の栄養士さんをはじめ、多くの関係者の皆様と知恵を出し合って実施設計を進めてまいりました。
それでは、8ページにお進みいただけますでしょうか。仮設計画図でございます。図面右下、工事用出入口と記載されている部分より、工事関係者は出入りしてまいります。大型車両も右側より出入りしてまいります。こうすることで、児童用動線と工事用動線を分離してございます。また、交通誘導員を常時1名、そして、必要に応じ、複数名配置し、安全に配慮していきたいと考えてございます。また、給食室の内部解体時には、防音シートを設置し、騒音について注意をしてまいりたいと考えてございます。給食室が敷地の一番奥の配置となっており、資材の搬出入が狭い通路を行うこととなります。学校関係者とは連絡を密にし、事故のないよう施工してまいります。
私からの報告は以上となります。よろしくお願いいたします。
○
磯一昭委員長 御苦労さまでした。説明が終わりました。質疑を行います。よろしいですか。
「なし」
────────────────────────────────────────
○
磯一昭委員長 それでは、次に、
電線類地中化事業の施行に伴う特別区道豊816-1他
電力引込管路工事等の施工委託契約について。
質疑のため、
小堤道路整備課長が出席しております。
理事者から説明がございます。
○小池契約課長 それでは、
電線類地中化事業の施行に伴う特別区道豊816-1他電力引込管、引込管路工事等の施工委託契約について御報告申し上げます。
項番の2、契約締結日、令和6年4月1日、3、契約方法、随意契約、4、契約金額、税込みで1億2,086万8,994円、5、履行期間、令和6年4月1日から令和9年3月31日まで、6、契約の相手方、東電タウンプランニング株式会社でございます。7、工事概要、2ページ以降になっております。こちらは、道路整備課長から御報告申し上げます。
○
小堤道路整備課長 資料でございます。1番の工事の目的です。区では、としまみどりの防災公園周辺の無電柱化を図るために、令和4年度より電線共同溝の工事を進めてございます。本委託は、今年度に完了いたします電線共同溝の本体工事と通信の引込み管路の工事に引き続きまして、電力管を沿道の宅地につなげる引込み管路の設計と工事でございます。無電柱化によって、としまみどりの防災公園周辺の防災機能の強化を目的としてございます。
工事箇所、2番のところに示してございます。としまみどりの防災公園の南側の路線、こちらが補助176号線でございます。こちらと東側にあります特別区道41-340という路線名でございます。こちらの2路線についての工事といった内容でございます。
工期、記載のとおりでございまして、令和6年から7年の前半にかけまして、設計業務を行って、令和7年の恐らく8月頃から工事に入っていくといった予定でございます。
4番、5番については、先ほどの説明のとおりでございます。
6番、主な協定の内容、引込み管路の設計を一式、引込み管路の工事、総延長で約300メーターほどでございます。こちらの協定内容でございます。
3ページ目でございます。2路線の平面図でございます。赤で示したところが今回の引込み管路を工事するといった箇所でございまして、約300メーターといったものでございます。左側は176号線でございます。
もう1枚めくっていただきまして、電線共同溝のイメージの図面を描いてございます。こちらの赤で引き出ししたところ、こちらが今回の引込み管路の工事の部分になります。低圧ですとか、高圧ですとか、こちらを引き込むための管路を敷設するというところでございまして、下の工事の写真、こちらは、御嶽通りの以前工事をやった写真でございますけれども、このオレンジの色の管が引込み管路でございまして、今回も同様の工事を行うといった内容でございます。
以上でございます。
○
磯一昭委員長 説明が終わりました。質疑を行います。よろしいですか。
○林二葉委員 契約に関して、1点お伺いしたいんですけれども、こちら、随意契約となっておりますが、理由を説明していただけますでしょうか。
○
小堤道路整備課長 今説明したんですけども、今回の工事は、電力を宅地に引き込む工事と設計になります。ですので、現在の電力事業をまず把握しているといったようなこと、また、これが個人情報に当たるということで、なかなか東京電力さん以外ではそういった情報を入手するのが非常に困難だといったのが1点と、また、実際にケーブルが入っているようなところも触りまして管路を、ケーブルも併せて施工することになります。このケーブル自身は東京電力さんの持ち物になりますので、東京電力さん以外ではここについては工事ができないといった内容でございまして、他区であったり、東京都もそうなんですけども、引込み管路、電力事業については、東京電力さんに随意契約をする。また、通信管路については、NTTさんと随意契約をするというのが一般でございます。
○
磯一昭委員長 よろしいですか。
「はい」
────────────────────────────────────────
○
磯一昭委員長 それでは、次に、
坂下通りバリアフリー整備工事(第1工区)請負契約について。
質疑のため、
小堤道路整備課長が出席しております。
理事者から説明がございます。
○小池契約課長 それでは、
坂下通りバリアフリー整備工事(第1工区)請負契約について御報告申し上げます。
項番2、契約締結日、令和6年5月30日、3、契約方法、条件付一般競争入札、4、契約金額、税込み9,845万円、5、履行期間、令和6年5月31日から令和7年1月23日まで、6、契約の相手方、上妻建設株式会社です。7、入札経過でございます。入札予定価格は事前公表、低入札調査価格適用でございます。こちらは事後公表となっております。3社参加のうち、総合評価点数の高い上妻建設が落札してございます。表の外側に落札金額を、落札率を参考でお載せしております。98.3%となっております。
2ページ目以降が工事概要となります。こちらは、道路整備課長より御報告申し上げます。
○
小堤道路整備課長 2ページ以降でございます。まず、工事の目的でございます。本工事、坂下通りの歩道の拡幅、勾配の緩和、点字の設置など、安全・安心な歩行空間の整備を目的としてございます。全体を3つの工区に分けまして、今年度については、文京区側の第1工区を整備いたします。本路線につながります文京区は、今年度に整備が完了するといった予定でございます。
2番の工事の箇所でございます。記載のとおりでございまして、今回は、この水色の部分を第1工区として、171メーター施工するものでございます。第2工区は、81号線をまたぐ区間、こちらは、工事の進捗に合わせて施工するといった予定でございます。3工区については、イケ・サンパークの北側になりまして、こちらは、来年度、令和7年度に工事をする予定でございます。
3番、4番、5番については、先ほどの説明のとおりでございます。
主な工事の内容、舗装工として、車道舗装、歩道舗装、安全施設工として、視覚障害者用誘導用プレート、これ、点字ブロックでございます。横断抑止柵の設置、自転車ナビマーク、ナビラインの設置、あと、路面排水工として街渠の設置等々を行うといった予定でございます。
次のページでございます。平面図、ちょっと横になって申し訳ございません。抜粋をこちらに記載してございます。視覚障害者用誘導用、点字ブロックの設置でありますとか、横断抑止柵、自転車ナビマーク、ナビライン、こちら、今ない、新規で設置をしていくといった内容でございます。下のところの標準横断図、全体の幅員は11メーターで変わりはございません。歩道ですけれども、若干でございますけど、2メートルを2.25に広げるといった内容でございます。街渠と呼んでいるものを、マウントアップ型からセミフラット型にするということで、次のページで少し説明をさせていただきます。
次のページでございます。工事の内容、補足として、1枚つけてございます。横断抑止柵、こちらの写真のイメージ、こういったものを新たに設けるといったものでございます。新たに設けるに当たっては、沿道の方に御了承いただいたところに関して、設置をしていくといった予定でございます。下のところ、街渠でございます。この写真の赤で囲ったところを、私どもは、街渠と呼んでございます。雨水を車道の端に沿ってますまで流す設備として設置をいたします。今回この工事で、歩道の段差が少ないセミフラット型といったものに変更をいたします。駐車場でありますとか、横断歩道、こういったところの勾配が緩和されまして、歩きやすい歩道にしていくといった予定でございます。下のところにマウントアップ型、セミフラット型と、ちょっと分かりにくいんですけれども、ちょっと断面を載せてございます。今までのほとんどの歩道はマウントアップ型というのが標準でございまして、車道と15センチぐらいの段差がありましたけれども、今はこちらのセミフラット型という形状に改修をして直してございます。こちらは、段差が少ない分、先ほど言いましたように、歩きやすい歩道になるといったような内容でございます。
説明は以上でございます。
○
磯一昭委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○竹下ひろみ委員 すみません、1点だけお聞かせいただきたいのが、工事箇所の第1工区と第2工区、第3工区と分かれていますけど、第2工区が整備の時期が未定というのは、補助81号線の進捗状況によって決まってくるという認識でよろしいですか。
○
小堤道路整備課長 そのとおりでございまして、今、令和11年、補助81号線の完成と聞いてございますので、それ以降ということで、今、令和12年に工事をやる予定でございます。
○
磯一昭委員長 よろしいですか。
○竹下ひろみ委員 はい。
○林二葉委員 すみません、文京区の工事が終わっているということで、文京区と同じような感じの道路というか、設置物など、どのような形になるんでしょうか。
○
小堤道路整備課長 文京区では、5区に分けて、今工事やっていまして、最後のところ、不忍通りですか、向こうに出るところを、今年度、今工事をやっているといった内容でございます。先ほど言いましたセミフラット型でありますとか、横断抑止だったり、そういったものも文京区さんにちょっと相談をして、内容についてはほぼそういった内容でございます。一部ちょっと違うところもございますけども、基本的には、文京区と同じような仕様で今回の工事をやらせていただこうと思っています。
○林二葉委員 金額に関しては、文京区とかなり差とかはあるんですか、すみません、ちょっと把握していたら教えてください。
○
小堤道路整備課長 文京区もうちもそうなんですけども、やはり東京都の積算基準を用いて設計をしますので、基本的な単価だったり、そういったものに関しては共通というふうに認識してございます。
○
磯一昭委員長 よろしいですか。
────────────────────────────────────────
○
磯一昭委員長 それでは、朋有
小学校仮設校舎賃貸借契約について。
質疑のため、
大木学校施設課長が出席をしております。
理事者からの説明がございます。
○小池契約課長 それでは、朋有
小学校仮設校舎賃貸借契約について御報告申し上げます。
項番2の契約締結日、令和6年4月18日、3、契約方法、指名競争入札、4、契約金額、税込みで7億1,676万円、5、履行期間、令和6年4月18日から令和10年12月28日まで、6、契約の相手方、株式会社内藤ハウス東京支店、7、入札経過でございます。入札予定価格は非公表でございます。記載のとおり、15社を指名いたしました。うち、8社が不参加、6社が辞退、記載の1社が落札してございます。こちら、3月14日にも入札準備契約ということで、入札しておりましたが、こちらは不調に終わりまして、今回が再入札というような形でございます。
2ページ以降が整備概要となっております。こちらは、学校施設課長より御報告申し上げます。
○
大木学校施設課長 それでは、続きまして、朋有
小学校仮設校舎の整備概要について御報告申し上げます。
まず、項番1、概要でございます。(1)件名、朋有
小学校仮設校舎賃貸借、(2)所在地は、豊島区東池袋4-40-1、朋有小学校敷地内でございます。(3)施設整備(案)でございますけれども、地上2階建て、重量鉄骨造、用途といたしましては、学校ということでございます。現在、設計中でございますけれども、少人数学習室などの教室型のスペースを各階3室分、計6室整備する予定でございまして、建築面積は320平米程度、延べ床面積は640平米程度を予定してございます。続きまして、(4)工期でございます。施設整備には、令和7年8月31日までを予定してございまして、賃借料の支払いにおきましては、令和7年9月から令和10年8月までの3年リースを計画してございます。その後、解体という契約になってございますけれども、本契約の仕様につきましては、昨年の2定で報告させていただいた総合体育場の新管理棟に朋有小の別棟を設ける計画に沿って作成したものでございます。当初の計画ですと、3年リースの期間中に新管理棟の建設を終え、教室の整備が終わっているスケジュールを見込んでございましたので、3年リース後に解体という流れになってございました。先日の議員協議会にて報告した新たな学校改築方針に基づきまして、今後、具体的な改築計画を策定してまいりますが、この仮設校舎につきましては、新しい校舎が建つまで使用いたしますので、備考欄にも記載させていただいてございますけれども、具体的な改築計画が策定され次第、契約の変更を行いたいと考えております。(5)契約金額、(6)契約の相手方につきましては、先ほど御説明がございましたので、省略させていただきます。(7)契約内容は、朋有
小学校仮設校舎の賃貸借でございます。設計、施工、賃借期間中の維持管理等が含まれるものでございます。(8)配置案でございます。別添のとおりといたしまして、配置図を別におつけしてございます。1枚おめくりください。
朋有小学校のプールの横、別棟として子どもスキップと図書館が今ございますけれども、その一角に配置するものでございます。
1枚お戻りいただきまして、項番2、スケジュールでございます。令和6年の4月に契約を締結いたしまして、現在、設計に着手しているところでございます。工事開始前、12月頃には保護者の皆様に対して工事説明会を行いまして、令和7年1月頃から工事着手、竣工は、来年、令和7年の7月から8月を見込んでございます。令和7年9月、来年度の2学期から利用が開始できる見込みでございます。
なお、保護者の皆様への説明につきましては、記載している工事説明会とは別に、現在、新たな学校改築方針に関係する学校に対して説明会を行ってございます。その中で、朋有小につきましては、先日、この仮設校舎の整備の概要につきましても併せて説明を行ったところでございます。
簡単ではございますけれども、私からの御説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
磯一昭委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○竹下ひろみ委員
賃貸借契約については、これまでも、これ以上、積極的に進めないでほしいというようなお話もさせていただいて、当時、天貝副区長からは、特別な事情がある場合に限りというように対応していくという御答弁もいただいているところです。この
賃貸借契約については、先ほど課長さんからお話があったように、当時、総合体育場に管理棟と一緒に朋有小学校の別棟を改築というんですかね、それを進めていく。それは一般競争入札でやっていくけれども、学校の仮校舎というか、そこに建てるプレハブについては、
賃貸借契約にしていくというような内容だったと思います。今回、改めて学校改築の新たな方針が打ち出された中で、多分このリース、先ほどのお話ではないですけど、3年間で解体するというようなこと、ちょっと時間的に考えても、もう少し延びるのではないかなと想像する中で、やはりここをリースにしていくという、前の考え方を変更していくというような議論は庁舎の中で、庁舎というか、担当の中でそれがなかったのかどうか、改めてお聞かせいただければと思います。
○小池契約課長 こちらは、せんだっても、工事請負かリースかということで、基本は請負で、工事請負でしっかり整備していくということで基本は変わってございません。あくまでも特定の理由があった場合に、このようなリース方式を採用しようということでございます。一つとしては、短期間のうちに目的を果たして、解体されるものについては、リースでいいだろうと。あるいは、時間的に余裕がない場合には、やはり請負ではなくて、リースという対応をしようというようなものの考え方で、一応考えております。当初は、これ、委員御指摘のとおり、総合体育場の管理棟と一緒に別棟を整備して、そこへできればこれを解体するという形なので、比較的短期間でこれが解消されるということで、スケジュール組んで進めておりました。一方で、やはり学校の教室不足といったところは、計画が学校の改築に変わったところで、変わらないというようなところがありまして、やはりそれは来年4月以降に向けて、早期に解消しなければならないというようなところがございましたので、こちらについては、当初の予定どおり、プレハブリースでいこうと考えたところでございます。
○竹下ひろみ委員 理由としては、今おっしゃったように、教室不足を早期に解決するためには、期間を短く設定した中で、建てていかなければいけないと。その理由だということが今分かりました。今後も
賃貸借契約については、より一層に慎重にしていただきたいと思っておりますし、時間的なことは致し方ないと思いますけれども、多分、ここの改築については、結構、駒込と同時進行という中では、時間もかかると思っておりますので、一層の慎重さをお願いしたいと思っています。
以上です。
○
磯一昭委員長 よろしいですか。
ここで、お昼過ぎまして、報告事項、あと1件残っているんですけども、続けてよろしいですか。
「はい」
○
磯一昭委員長 それでは、理事者の皆さんにも御協力いただいて、あと1件、報告事項が残っておりますので、続けさせていただきます。
────────────────────────────────────────
○
磯一昭委員長 それでは、
ファミリーシップ制度の導入(「豊島区
男女共同参画推進条例の一部を改正する条例」)に係る
パブリックコメントの実施について。
理事者から説明がございます。
○
清水男女平等推進センター所長 ファミリーシップ制度の導入(「豊島区
男女共同参画推進条例の一部を改正する条例」)に係る
パブリックコメントの実施について、御報告いたします。
1、案の公表について、(1)実施期間、明日、7月13日から8月13日まで、(2)周知方法、広報としま、ホームページに掲載、(3)閲覧場所、(4)意見募集方法は、記載のとおりでございます。(5)公表案については、後ほど御説明いたします。
項番2、結果の公表について、(1)公表日は10月上旬を予定、(2)周知方法は、広報としま、ホームページに掲載、(3)閲覧場所については、記載のとおりでございます。
項番3、今後のスケジュールについて、第3回定例会に改正条例案を上程予定。
2ページにお進みください。公表案について御説明いたします。
ファミリーシップ制度の導入について。
項番1、概要ですが、平成31年4月に
男女共同参画推進条例を改正し、パートナーシップ制度をスタートいたしました。制度を利用して、法律上結婚ができない多様な性自認、性的指向の方々がパートナーシップの関係にあることを周囲に認知され、また、様々なサービスを受けられたり、安心感を得られたりしております。パートナーシップは、パートナー同士である2人の関係ですが、その近親者との関係まで含めたものが
ファミリーシップ制度でございまして、令和3年に兵庫県明石市が初めて制度を導入してから、全国に広がっております。豊島区では、今秋の導入を予定しております。パートナーシップ関係にある2人が近親者を届け出た場合、その届出を受理したことを区長が近親者の氏名や生年月日を記載した受理証明書を交付して証明いたします。
なお、制度の名称や届け出る近親者の範囲、届出方法などは、自治体ごとにそれぞれ定めておりますが、本区では、制度名称を豊島区パートナーシップ・
ファミリーシップ制度といたします。
項番2、導入の意義ですが、制度を導入して、区が公的な証明をすることで、多様な性自認、性的指向の方々の生活上の困り事の解消、多様な在り方が認められているという心理面での安全・安心を生み出すことができます。また、パートナーシップ制度同様、行政や民間サービスの対象となるといったことで、日常生活上の利便性向上につながるメリットもございます。加えて、制度を導入することで、性の多様性や当事者の方に対する社会的な認知や理解を進めることができます。
項番3、近親者の範囲ですが、パートナーシップにある方とパートナーシップにある方の子、実子、養子、親、実親、養親を
ファミリーシップ制度の対象となる近親者といたします。
なお、未成年者は、生計が同じ場合に限ります。
3ページにお進みください。項番4、主な手続、(1)届出ですが、受理証明書等への氏名等の記載に関する意思確認のため、近親者にも来庁をお願いいたします。ただ、事情がある場合ですとか、15歳以上の子や親については、自署した同意書を提出いただくことで、来庁なしでも手続できるようにいたします。(2)氏名等の削除ですが、15歳以上の子や親が受理証明書等に記載している氏名等の削除を希望する場合は、申立てにより、氏名等を削除することが可能です。
項番5、条例の主な改正点ですが、条例を一部改正しまして、ファミリーシップについて定める予定です。ファミリーシップの定義を加えます。内容ですが、パートナーシップにある者及びその一方、または双方の規則で定める近親者との関係をいうという形で追加いたします。
項番6、今後のスケジュールですが、先ほど御説明いたしましたが、第3回定例会で条例改正の議案上程をいたしまして、11月1日、
ファミリーシップ制度をスタートする予定でございます。
4ページ以降につきましては、条例改正案となってございます。改正箇所については、赤字、下線になってございますので、後ほどお目通しいただければと存じます。
私からの報告は以上です。よろしくお願いいたします。
○
磯一昭委員長 御苦労さまでした。説明が終わりました。質疑を行います。
○竹下ひろみ委員 この
ファミリーシップ制度の導入については、これまでも自民党の会派で、総務部長はじめ、課長にも御同席いただいて、何度か意見交換会もさせていただきました。せんだっての一般質問で、我が会派の松下創一郎議員からもこの件について、ファミリーシップの宣誓制度の導入についての質問もさせていただいて、御答弁も頂戴したところでありますけれども、私たち会派としては、パートナーシップの宣誓制度導入の際にも大変様々な懸念の意見を聴取しておりまして、当時、たしか陳情の中でも、陳情者がお出かけいただいて、委員会の中でいろいろな意見交換というか、審議をしたことを思い出すわけでありますけれども、やはりマイノリティーな考え方を持っていて、そっとしておいていただきたいという方たちの意見も、そのときは尊重してほしいというようなお話もさせていただきました。今回、ファミリーシップに拡大、拡充というか、していくわけですけれども、御答弁にもありましたけれども、この制度を悪用することはないように、あるいは、これまでの婚姻制度に対して権利や義務を生じさせるものではないというような御答弁もいただいておりますので、その点は、今回は、
パブリックコメントに対しての実施についての御説明でしたけれども、私たちは、より一層の慎重さをここでも、担当課としてもそこら辺をしっかりと把握しながら、前に進めていっていただきたいと思っております。改めて、そのことについて、御答弁いただければと思います。
○
清水男女平等推進センター所長 一般質問の答弁にもございましたが、こちらの制度は、パートナーシップ制度も
ファミリーシップ制度も、権利、義務関係が生じるものではございません。したがいまして、制度の悪用というようなことは起こる心配はないと考えておるんですが、適切な制度運用を図ってまいりたいと考えております。また、当事者の方々も、使いたくないという方々に対しては、こちらが強制するというものではございませんので、当事者の方々をはじめ、区民の皆様にも性の多様性や制度について御理解いただけるよう、周知啓発を努めてまいりたいと考えております。
○竹下ひろみ委員 ぜひそのようにお願いしたいと思います。多様な性自認については、我が会派におきましても、それはしっかりと認めていくところでありますけれども、今回、私が感じたことは、当事者の皆さんの精神的な安心感をどのように進めていっていいのかというときに、やはりこの
ファミリーシップ制度を導入することが、安心感につながるのかなというような気持ちにもなってきたというか、様々に何回か勉強会を進めていく中で、そのように私たちも理解をしてきたところであります。本当に何度も言うようでありますけれども、当事者の希望制ということでありますので、一層の様々な区民の皆さんの理解と、そして、その当事者の皆さんの理解も、使う、使わないというようなところの理解もしっかりと把握しながら進めていっていただきたいということを改めて強く要望して、質問というか、意見を終了させていただきます。よろしくお願いします。
○小池総務部長 ありがとうございます。こちらの今日の資料にもありますように、パートナーシップは横同士の関係を表明しておりまして、今回、入れますファミリーシップは斜めの関係を区が、それを認証しようというようなものでございます。あくまでもそういった多様な性自認、あるいは、性的指向の方々のさらなる生活上の困り事、そういったものを解決するというようなことが、この制度導入の目的でございますので、課長が先ほど申し上げましたように、本人に強要するものでもございませんし、あるいは、権利、義務を生むものでもないので、制度のそういったそごがないように、適切に運用していきたいと。これから様々御意見を
パブリックコメントで伺いますので、そうしたものを踏まえて、次の定例会でぜひ条例を出したいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
○
磯一昭委員長 よろしいですか。
それでは、ありがとうございます。
───────────────────◇────────────────────
○
磯一昭委員長 最後に、
継続審査分についてお諮りをいたします。
継続審査分4件については、引き続き閉会中の継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○儀武さとる委員 従来どおり、1件だけ、継続ではなくて、不採択とすべきです。ごめんなさい、資料が手元になかったので。5陳情第11号、公共施設である庁舎内において政党機関紙の勧誘・配達・集金を自粛するよう、この陳情を、これは不採択を主張します、継続ではなくて。
○
磯一昭委員長 5陳情第11号について、不採択を要望するんですね。
○儀武さとる委員 そうです。
○
磯一昭委員長 そういう御意見が出ました。
○竹下ひろみ委員 5陳情第11号も含めまして、今、
継続審査分になっているものを改めて継続審査でお願いしたいと思います。
○
磯一昭委員長 5陳情第11号について、閉会中の継続審査とすべきものと決定するという、継続という御意見がございましたので、まず、先に継続をお諮りさせていただきたいと思います。
5陳情第11号について、閉会中の継続審査とすべきものと決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
磯一昭委員長 ありがとうございます。挙手多数と認めます。よって、5陳情第11号は、閉会中の継続審査とすべきものと決定をいたします。
最後に、ただいまの5陳情第11号を除く
継続審査分3件についても、引き続き閉会中の継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。
「異議なし」
○
磯一昭委員長 異議なしと認めます。そのように決定をいたします。
皆さん、御協力ありがとうございました。
以上で
総務委員会を閉会といたします。
午後0時16分閉会...