豊島区議会 > 2018-12-04 >
平成30年総務委員会(12月 4日)

ツイート シェア
  1. 豊島区議会 2018-12-04
    平成30年総務委員会(12月 4日)


    取得元: 豊島区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-30
    平成30年総務委員会(12月 4日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │                 総務委員会会議録                   │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年 12月4日(火曜日)         │場所   │第1委員会室 │ │    │午前10時 1分〜午後 5時16分        │     │       │ ├────┼─────────────────┬───────┴─────┴────┬──┤ │休憩時間│午後 0時14分〜午後1時31分 │午後 3時10分〜午後 3時25分 │  │ ├────┼─────────────────┴───────┬─────┬────┴──┤ │出席委員│芳賀委員長  島村副委員長            │欠席委員 │       │ ├────┤ 有里委員  清水委員  儀武委員  木下委員  ├─────┤       │ │ 9名 │ 河原委員  竹下委員  山口委員        │なし   │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │ 磯議長  根岸副議長                            │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 高野区長  呉副区長                            │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │金子政策経営部長  澤田企画課長(公民連携推進担当課長)(セーフコミュニティ推進室長) │ │          (多文化共生推進担当課長) 木村施設計画担当課長          │ │          宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長            │
    │          三沢財政課長  渡邉行政経営課長  副島区長室長          │ │          馬場国際アートカルチャー都市推進室長  高島広報課長       │ │          矢作区史編さん担当課長  大門区民相談課長  秋山情報管理課長   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │天貝総務部長    田中総務課長  小野寺人事課長  秦人材育成担当課長        │ │          ぬで島契約課長(心得)  田中財産運用課長(庁舎運営課長)     │ │          能登男女平等推進センター所長                    │ │今浦危機管理監   廣瀬防災危機管理課長  長澤危機管理担当課長            │ │          澤田治安対策担当課長                        │ │近藤施設整備担当部長(施設整備課長)                          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          倉本総合窓口課長                          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          小池東アジア文化都市推進担当課長  關劇場運営担当課長       │ │          藤田文化観光課長  小椋マンガ・アニメ活用担当課長         │ │          星野学習・スポーツ課長                       │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          高橋障害福祉課長                          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          樋口保育政策担当課長                        │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          松田道路整備課長  石井公園緑地課長 小堤公園計画特命担当課長   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │佐野会計管理室長  吉末会計課長                            │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          佐々木庶務課長  木山学務課長  宮本学校施設課長         │ ├────────────────────────────────────────────┤ │橋爪選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局次長)                 │ ├────────────────────────────────────────────┤ │上野監査委員事務局長監査委員事務局次長)                       │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │栗原事務局長  野上議会担当係長  松木書記                 │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   有里委員、河原委員を指名する。                          │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.第80号議案 豊島区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等     │ │         に関する条例の一部を改正する条例・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   澤田企画課長及び高橋障害福祉課長より説明を受け、審査を行う。           │ │   賛成多数により、原案を可決すべきものと決定する。                 │ │1.第87号議案 (仮称)マンガの聖地としまミュージアム新築工事請負契約につい     │ │          て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び近藤施設整備課長より説明を受け、審査を行う。      │ │   全員異議なく、原案を可決すべきものと決定する。                  │ │1.第93号議案 平成30年度豊島区一般会計補正予算(第3号)・・・・・・・・ 26  │ │   三沢財政課長より説明を受け、審査を行う。                     │ │   全員異議なく、原案を可決すべきものと決定する。                  │ │1.第94号議案 池袋西口公園改修整備工事請負契約について・・・・・・・・・・ 45  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び小堤公園計画特命担当課長より説明を受け、審査を行う。  │ │   賛成多数により、原案を可決すべきものと決定する。                 │ │1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66  │ │   12月5日(水)午前10時、委員会を開会することとなる。             │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時1分開会 ○芳賀竜朗委員長  ただいまから、総務委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。有里委員、河原委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  委員会の運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日の委員会は、議案4件、陳情1件の審査を行います。さらに報告事項4件を予定しております。最後に、継続審査分についてお諮りいたします。  以上でございます。運営について何かございますか。   「なし」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、そのようにいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、議案の審査を行います。  第80号議案、豊島区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例。  審査のため、倉本総合窓口課長、高橋障害福祉課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○澤田企画課長  それでは、議案集1、1ページをお開きください。第80号議案、豊島区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例でございます。提出年月日、提出者、区長名でございます。  2ページ目の説明欄をごらんください。難病患者福祉手当の支給に関する事務において個人番号の利用を可能とすることについて所要の改正を行うほか、規定の整備を図るため、本案を提出するものでございます。  詳しくは、資料で御説明させていただきたいと思います。右肩に第80号議案資料と記載された資料をお取り出しいただければと思います。  項番1の改正の理由でございますが、難病患者福祉手当の支給事務において、マイナンバーを利用することによって区民サービスの向上、事務の効率化を図るものでございます。  また、マイナンバー法に定めのない自治体独自の事務でマイナンバーを利用する場合、条例に規定する必要がございますので、今回、改正についてお諮りするものでございます。  項番2、改正の内容についてでございます。まず、(1)のほうでございますが、別表第1に以下の内容を加えるというものでございます。事務の欄、難病患者福祉手当の支給に関する事務という旨が加わるというものでございます。  また、(2)別表2についてでございますが、こちらにつきましても、この手当で特定個人情報、右側の欄でございますが、地方税関係情報ほか、記載のとおりの内容が加わるというものでございます。こちらについての詳細は、また後ほど御説明をさせていただきたいと思います。  項番の3でございますが、条例施行期日といたしましては、公布の日から施行することを想定してございます。  なお、この難病患者福祉手当の支給に関する事務の概要につきましては、障害福祉課長より御説明させていただければと思います。 ○高橋障害福祉課長  それでは、私のほうから、難病患者福祉手当の支給に関する事務について御説明をさせていただきたいと思います。  資料のほうの2ページ目にお進みいただければと存じます。まず、1番、事業の概要になりますけれども、難病患者である区民に対し、手当を支給するというものになってございます。根拠といたしましては、豊島区難病患者福祉手当条例というものになります。対象者、支給要件につきましては、難病の医療費の助成を受けている方、そちらの方の中で、新規の申請時、65歳未満、豊島区に住所を有している、施設に入所していない、所得が基準未満であること。同じく区の手当であります心身障害者福祉手当、児童育成手当を受給していないというのが支給の要件になっております。  支給平均額ですけれども、月額1万2,000円を支給ということになってございます。  支給対象の難病につきましては、国指定の難病が331疾病、都が指定している疾病が8疾病となっております。  項番の2番のほうですけれども、情報連携開始に伴う対応というところで、まず、システム改修経費ですけれども、この難病福祉手当を扱っているシステムで直接情報連携を行うというものではありませんので、今回、このシステムについての改修費用は発生しないということになってございます。  他団体との情報連携ですけれども、実施をいたしまして、区外から転入された方についての税情報を、こちらマイナンバーを使用して取得するということの情報連携をしたいと考えております。今回、こちらの条例改正が認められますと、来年の7月から国のほうでこちらの運用ができるというふうになってございます。  これまでマイナンバー条例が施行されるまでの対応ですけれども、区外から転入されてくる申請者につきましては、税証明、そちらのほうを提出していただいて、そちらのほうで確認していただいていたということになりますので、今回、この条例によりまして、そちらのほうの提出が不要になるというところがございます。  マイナンバーの記載を拒否された場合ですけれども、そういった方につきましては、情報連携は行うことができませんので、今までどおりの添付書類の提出をしていただくということになってございます。  大変雑駁ですけれども、難病患者福祉手当の内容については以上のとおりとなります。条例の改正について、御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○清水みちこ委員  マイナンバーに関しましては、我が党としては、もう当初から一貫して、マイナンバーというのは課税強化と社会保障の削減を目的としていることとプライバシーの侵害のおそれがあるということで、国民に不安と混乱をもたらすとして、一貫して反対を主張しております。導入するときも、2015年でしたか、こういった条例に位置づけないといけないということで、私も当時、総務委員会で審査をさせていただいて、そのときに、それまで庁内連携でできていた事務も改めて条例に位置づけるということで、かなりの数を条例に位置づけたんですけれども、なぜそのときじゃなくて、この難病患者の手当に関しては、今回、この時期というか、タイミングで条例に位置づけることになったか。まず、その理由についてお聞かせください。 ○澤田企画課長  国のほうの個人情報保護委員会のほうから独自利用事務の情報連携に関する手引というのが出ておりまして、この中で、このような自治体間でマイナンバーを利活用できる事務がだんだんと追加されていくような流れとなってございます。今回のこの難病患者の支給手当についても、これが追加されたので、このたび上程させていただいたというものでございます。 ○清水みちこ委員  国の個人情報事務手引ですか、そのリストに追加されたので、今回、こちらも追加ということなんですけれども、ということは、また、これに限らず、ほかの事務でも国のリストのほうに追加されれば、その都度こういった形で上がってくるということでよろしいですか。 ○澤田企画課長  可能性としては、お見込みのとおりだと思います。 ○清水みちこ委員  その可能性については、了解をいたしました。  改めて、この難病患者福祉手当についてなんですけれども、先ほど、メリットといいますか、さまざま御説明の中でおっしゃっていたんですけれども、改めて、この添付書類を取得する必要がなくなるという御説明があったんですけれども、これは今、実際に受給されている方ということではなくて、対象の方は新規の方に限られるという理解でよろしいんでしょうか。 ○高橋障害福祉課長  課税証明書の提出の必要な方というのは、都外、都内から転入された方は提出が必要になってございます。区内に住んでいらっしゃる方につきましては、従前の庁内連携ということで対応してございます。 ○清水みちこ委員  転入してきた方ということですけれども、では、実際にメリットとおっしゃるそのメリットを受けられる方というのは、今のというか、実績としてどれぐらいの受給者の方がいらっしゃるのかと、新規で手続をされる方というのはどれぐらいいらっしゃるのか、教えていただいていいですか。 ○高橋障害福祉課長  難病患者福祉手当につきましては、現在、700名ほどの方が受給対象となっておりまして、こちらの課税証明が必要な方の人数ということですけれども、そちらのほうは、今、数字持ち合わせておりませんので、ちょっと確認して、後ほど御報告させていただければと思います。 ○清水みちこ委員  受給者数はわかるけれども、新規の方がわからないというので、どれだけ実際にメリット、恩恵とおっしゃる、それが受けられる方がわからないというのは、ちょっとこれは審査する上で何か評価しづらいところがあると思うんですけれども、じゃあ、先ほど、転入してきた方のみということで、拒否された方の対応もここの資料に書かれているんですけれども、以前もお聞きしたんですけども、この拒否された場合、申請者に対して不利益というのはないというのは、それでよろしいでしょうか。 ○高橋障害福祉課長  課税証明書のほうを提出していただければ、何ら不利益というのはございません。
    ○清水みちこ委員  不利益がないということで、そちらは確認させていただきました。  課税証明書を添付するかしないか、その程度のというか、それほど大きなメリットがあるというふうには、私は思わないんですけれども、今、利益を受ける方がどれぐらいいるかわからないということなんですけれども、豊島区全体として、マイナンバーは発行数がどれぐらいあるのか、おわかりでしょうか。 ○倉本総合窓口課長  マイナンバーについては、皆さんに交付されている番号なんですけれども、マイナンバーカードの交付数で申し上げますと、10月末現在の総務省の発表ですと、交付数が5万2,433件、交付率が18.3%でございます。 ○清水みちこ委員  10月末で5万2,433件で、18.3%の交付率ということで、マイナンバー自体、まだ、それほど交付率というか、区民の皆さん全体に行き渡っているものでないということと、あと新規での申告者、そのメリットを受けられる方というのがはっきりしないというので、なかなかこの条例に位置づけてということで、その恩恵を受けられる方というのが少ないんじゃないかなというふうに私は思うんですけれども、こういうふうにいろいろと最初の導入のときの審査でもあったんですけれども、メリットに関して、やはりそういったプライバシーの侵害とか、そういったおそれのほうが多いので、私としては、このマイナンバーの使用を広げるということにはちょっとなかなか賛成できないなという思いはするんですけれども、今、かなりの数の条例に位置づけられている、ちょっと最初に戻るんですけれども、大体どれぐらいの事務手続が、この豊島区として条例に位置づけられているんでしょうか。 ○澤田企画課長  現時点で、区の条例に位置づけられている事務は21事務でございます。ちなみに法定の事務というのがございまして、それがそのほか97事務あったりしますので、120事務ぐらいがこのマイナンバーを使った展開をしているというものでございます。 ○清水みちこ委員  かなりの数の事務が位置づけられているということなんですけれども、繰り返しになりますけれども、マイナンバー自体、やはり使用範囲というか、いろいろなところに利用を広げようということで政府のほうもやっているんですけれども、こういったふうに事務手続もそうですが、そういったことに広げて、個人のプライバシー侵害のおそれがあるようなことを、政府もそうですけれども、区として広げるのは私としてはいかがなものかなというふうに思います。  とりあえず、一旦質疑はこれで終わらせていただきます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○木下広委員  マイナンバーを利用して、そういう難病手当の手続を本区でもやるということでございますので、何ら問題なく、私どもは賛成をさせていただきます。 ○山口菊子委員  マイナンバー制度について課題があることはいろいろ、情報漏えいもやっぱり、インターネットを使っていくということで、とても課題もありますし、いろいろ国民を、人々を管理していくということで課題があることは事実だというふうに思っています。私どもの会派はそれぞれ政党も違うので、私の所属している政党については、マイナンバー制度については反対をしておりますけれども、法定受託事務ですので、区の条例として位置づけるのは当然というか、拒否できない話ですから、とにかく情報が漏えいするようなことがないような、やっぱり安全管理をしっかりやっていただきたいというのが一つ前提にあります。  今回のことについても、基本的には拒否された方というか、そういう方が現にいらっしゃるとしたならば、それに対する対応もきちんとできていますので、基本的には問題ないだろうというふうには認識をしております。  実際に、まだこれから事務が始まるわけだけど、今までで拒否されるという方、どれぐらい想定していらっしゃるのかな。あんまりないかなというふうに思うんだけど、その辺のところはどうですか。 ○澤田企画課長  これまで既に入っている事務の中では、済みません、正式な数まではちょっと手元にないんですけれども、中にはやはり拒否されるお客様もいらっしゃるということは認識してございます。ただ、全体の中では大きな数ではないという認識でございます。 ○山口菊子委員  あの事務がそごなく行われて、そして、また利用者にとって問題が、公平な状況になることが保障されているという部分もありますので、この第80号議案については可決に賛成をさせていただきます。 ○河原弘明委員  今、説明を聞かせていただきまして、ちょっとあるんですけども、これによって申請者の方のメリット、デメリットはどのようなものが想定されていますでしょうか。 ○高橋障害福祉課長  一番大きいメリットが、先ほどから申し上げているとおり、課税証明書というものになるんですけれども、この課税証明書の提出につきまして、支給決定がいつされるかというところが、影響が出てくるところでして、一度窓口に来られて、課税証明がないということで再度お越しになった。そのとき、月またぎとおっしゃいますと、翌月からの支給ということになってしまいますので、そういったところの心配が今回の情報連携によってなくなるというところは大きなメリットとしてはございます。 ○河原弘明委員  ということは、これを行うことによって、スムーズに申請が認可されるというようなことでよろしいわけですね。 ○高橋障害福祉課長  はい、そのとおりでございます。 ○河原弘明委員  あと、支給金額なんですけれども、ここに所得制限があるということで、所得制限はどの金額になるのか、教えていただけますか。 ○高橋障害福祉課長  ほかの区の手当と同様でして、扶養親族がいない方ですと、360万4,000円、1名の方ですと、398万4,000円、2名の方ですと、436万4,000円、3名の方ですと、474万4,000円というものが所得の制限金額になってございます。 ○河原弘明委員  その月額1万2,000円というのは、これは一律ということでよろしいわけですね。 ○高橋障害福祉課長  はい、一律でございます。 ○河原弘明委員  わかりました。いろいろなマイナンバーに対する考え方はそれぞれお持ちだとは思うんですけれども、それによってメリット、デメリットを考えたときに、メリットのほうが大きいようなところだというふうに理解をさせていただきました。  我が会派といたしまして、第80号議案、賛成をさせていただきます。 ○竹下ひろみ委員  今、るる御説明をお聞きして、理解させていただきました。行政手続における特定の個人を識別するためにマイナンバーを利用するということも理解させていただきましたが、普及率が大変低いことにちょっと驚きもしているんですが、今回、区民厚生委員会のほうでも豊島区印鑑条例の一部を改正する条例がありまして、それは、こういう証明書の自動交付機が廃止になるということで、マイナンバーにシフトしていく流れをつくろうという一つの方針なのかなというところもあるんですが、その点も、ちょっと所管が違いますが、そういう理解でよろしいんでしょうか。 ○倉本総合窓口課長  はい、おっしゃるとおりでございます。 ○竹下ひろみ委員  普及率を少しずつ上げていかないと、いろいろなところで手続上、カードがないことで不便になるということも理解させていただきましたので、この辺もしっかりとこれからも議会としても注視していきたいなというふうに思っています。  第80号議案については賛成させていただきます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかによろしいですか。  共産党さん、取り扱いを。 ○儀武さとる委員  先ほど、カード交付率18.3%ということでしたけど、今、東京全体ではどのぐらい発行されているんでしょうか。 ○倉本総合窓口課長  申しわけありません。東京都全体でちょっと今、数字を持ち合わせていないんですが、23区でいいますと、交付率が16.3%でございます。また、今、全国の数字を持ち合わせておりますので、それも申し上げますと、全国は12.1%でございます。 ○儀武さとる委員  それから、先ほど、ほかの会派から自動交付機のお話が出ました。今、区民カードでいろいろ書類を発行している状況なんですけど、これはどのぐらいの方が登録されているんでしょうか。ざっくりで結構です。 ○倉本総合窓口課長  ちょっと今、すぐ出ないもので申しわけありません。印鑑登録証兼区民カードのほうが11万枚くらい、現在交付されているところでございます。 ○儀武さとる委員  そうするとマイナンバーカードは5万2,433件ということで、今後は区民カードが使えなくなって、マイナンバーカードにシフトすると、こういうお話でしたけども、そうすると従来、区民カードを使っていた方々は、結局、交付機がなくなっちゃうと、使えなくなるわけで、窓口で交付してもらうことになるんですけど、料金というのはどうなるんでしょうか。 ○倉本総合窓口課長  証明につきましては、課税証明、非課税証明については300円ですので、窓口でも、現在の自動交付機でも、コンビニ交付でも300円となっております。 ○儀武さとる委員  ほかの書類なんかはどうでしょうか。 ○倉本総合窓口課長  失礼いたしました。住民票と印鑑証明がそれ以外にとれるんですけれども、それにつきましては、コンビニ交付と、それから自動交付機のほうが300円、窓口でとりますと、400円でございます。 ○儀武さとる委員  区民カードを発行している方が11万人ということですので、大多数の方がこのマイナンバーカードにシフトすることによって、窓口でそういう書類を発行すると、100円負担増になるということで、はっきり言って、先ほど清水委員もお話ししました。この条例をつくるときも本当に混乱して、ばたばたして、職員も大変だったということをちょっと私も記憶しているんですけど、今回もマイナンバーカードにシフトすることによって、区民に不利益も実際生ずると、カードを発行されていない人は100円負担増になるということで。本当にもともとこの制度は財界がやっぱり税をどれだけ納めているのか、その税金に見合った社会保障を給付すると、こういうことで財界から持ち出された制度なんですよね。それで、大企業の社会保険の負担を減らすと、こういうことで導入された税と社会保障の両方をにらみながら、日本の社会保障制度を大きく変えていこうと、自己責任にしていこうと、こういう制度で、しかも現に3年たっても、今、普及率が18.3%ということで、やっぱり個人情報の漏えいだとか、プライバシー権の侵害だとか、区民は恐れて、こういう結果になっていると思うんですよね。  そういうことで、この議案については反対をします。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、採決を行います。  第80号議案について、原案を可決すべきものと決定することに賛成の方は挙手を願います。   〔賛成者挙手〕 ○芳賀竜朗委員長  挙手多数と認めます。  よって、第80号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、第87号議案、(仮称)マンガの聖地としまミュージアム新築工事請負契約について。  審査のため、小椋マンガ・アニメ活用担当課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、議案集1、21ページをお開きください。  第87号議案、(仮称)マンガの聖地としまミュージアム新築工事請負契約について。上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  内容につきましては、後ほど議案資料におきまして説明をさせていただきます。  同じページの下に説明欄がございます。豊島区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分等に関する条例第2条の規定に基づき、本案を提出いたします。  議案資料をお開きください。第87号議案資料でございます。2番の(2)契約方法から説明させていただきます。契約方法、条件つき一般競争入札、(3)契約締結日、本契約議案可決後、(4)契約金額、3億2,724万円、税込みです。(5)履行期限、平成31年12月20日まで。(6)契約の相手方、豊島区南長崎一丁目、渡邊建設株式会社、代表者は記載の方でございます。(7)入札経過でございます。本件は、総合評価入札方式により入札してございます。入札予定価格は税込みで3億2,763万9,600円、税抜きで3億337万円でございます。また、低入札調査価格制度を適用してございますが、価格については非公表でございます。入札の結果につきましては、5社から応札があり、4社が辞退、記載の結果になったということでございます。落札率は99.8%となってございます。  次ページ以降が工事概要となってございますが、こちらにつきましては、施設整備課長から説明させていただきます。 ○近藤施設整備課長  それでは、2ページから御説明をさせていただきます。  まず、計画の概要でございます。左側のほうの表の部分でございますが、(仮称)マンガの聖地としまミュージアム新築工事、工事場所につきましては、記載のとおりでございます。敷地面積2,000平米余というものであります。再現施設とあわせて付属屋施設も建てる予定でございまして、まとめて1棟で地上2階建て、工事の種別としましては、新築工事、鉄骨造と鉄筋コンクリート造。延べ床面積でございます。全体で560平米余でございまして、再現施設の部分が370平米余、付属施設のほうが190平米余でございます。建物の高さは約8.7メートル、RC部分というのは付属屋のほうでございますが、7.5メートルの設計高さになってございます。工期のほうといたしましては、先ほど記載がありましたように、12月20日まで、工事概要としましては、建築工事、給排水、空調、換気、電気設備、昇降設備の一括で発注をしてございます。  次のページにお進みください。配置図でございまして、南長崎花咲公園のちょうどこれ図面の右側が、画面の右側が北になりまして、南側のほうの部分のところに、隣地境界線から約5メートル離したところに再現施設と、その隣の白いほうが付属屋になってございます。  お進みいただきまして、次の4ページの部分が1階平面図でございます。図面の左側の部分が再現施設で、右側の部分が付属施設になってございます。1階の部分につきましては、玄関を入っていただきまして、ミュージアムショップとか回遊コーナーの部分がございまして、奥のほうが企画展示室、その下のほうですね、企画展示室になってございます。エレベーターを設置しておりまして、その渡り廊下から入った奥が付属施設になってございまして、この部分は南長崎花咲公園の公園の敷地外の部分のお隣さんの敷地でございまして、ここを購入することができたことによりまして、奥の部分の、大体ここは118平米ほど敷地がございまして、そこの部分にトイレを設置することができましたので、1階の部分でトイレとか再現施設のほうをつくらなくて済んだということでございます。  2階建ての2階の部分のところでございます。ここの部分が再現の部分でございまして、再現施設のほうの部分につきましては、鉄骨造でございますので、よく見ていただきますと、四角い箱みたいなのが幾つかありまして、これは鉄骨の柱になってございます。実際には鉄骨造の建物本体を支えているんですが、それを隠すように内側に壁を立てて、鉄骨の柱が見えないようなところに、例えば倉庫の中ですとか、機械室にあるようなパイプスペースの奥とか、そういったところに柱を、鉄骨の柱を入れて、柱全体を隠しているというような工法をとってございます。反対側のほうは、付属施設のほうの収蔵庫の関係のものが2階の部分は入ります。  6ページの部分でございますが、これが北立面と南立面でございまして、北側の立面の部分の上側の右側の部分のところがトキワ荘の再現施設という形になりまして、正面から見たところでございます。南側のほうは、裏側から見たところになってございます。  次のページの7ページのところが、これが立面図、東・西立面となってございます。  その次のページの8ページが、これが付属屋のほうの立面図でございます。  最後の9ページが、これは公園のほうから入ったところのイメージパースでございまして、このような形に現在は見えるような工事のほうを進めてまいりたいということで考えてございます。  実際の工事のほうは来年の、工事説明会を12月21日、金曜日、予定をしてございまして、実際には工事に入るのは来年、1月10日から仮囲い設置工事等を始めまして、基礎から順次入りまして、大体11月の中旬ぐらいで本体工事は終了という形になってございます。その後に展示関係の設置工事がありますので、実際のオープンは3月になりますけども、中の展示物を設置したりとか、そういったのがございまして、本体のほうは、契約上は12月20日になってございますけれども、基本的には検査等がいろいろございますので、その前の大体1カ月ぐらい前には本体工事を終わらせて、検査を受けて、その後、展示のほうに移っていくという形でございます。  説明は簡単でございますけど、以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○清水みちこ委員  では、質疑をさせていただきます。  まず、契約についてなんですけれども、今回もというか、入札が5社あって、4社が辞退というふうに出ております。辞退の理由ですね。どうしてこの辞退をされてしまったんでしょうか。 ○ぬで島契約課長(心得)  理由を伺っている範囲で言いますと、まず、区のほかの工事案件も直近で落札してしまったために、このいわゆる管理技術者を配置できなくなってしまったという理由。または、見積もった結果、予定価格を超えてしまったという理由。また技術者、職人さんを含め、ちょっと手配できないという理由。さまざまな意見、理由をいただいております。 ○清水みちこ委員  今、さまざま理由を伺いまして、やはり人手不足、管理技術者不足ということで、今は建築需要が高まっている中での特徴的な理由なのかなというふうに思うんですけれども、もう一点、ちょっと確認させていただきたいんですけれども、通常、こういった工事契約、建築工事とか、あと給排水とか電気とかエレベーターとか、それぞれ別個に契約を結ばれることが多いと思うんですけれども、先ほど御説明いただいたとき、一括発注ということだったんですけれども、これは、なぜ今回、一括発注という形をとられたんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  今回は契約のほうに我々のほうからお願いをさせていただいたことでございまして、まず、トキワ荘の復元、再現施設がかなりオブジェ的なものでございまして、今回、立面図を御確認いただきますと、例えば、通常、窓に換気扇は設備屋さんが入れるんですけど、穴をあけたところにカバーをつけたりとか、そういったのは一切ございません。これは建築のほうで細かく、今、換気も昔のガラリの形の、あれを壊しちゃいけないので、それを建築でつくっておきながら、設備屋さんが配管をするというと、結構、細かな部分がございます。また、エアコン等も実際には、これは入るようになっていますが、全く見えないところに全て隠してございまして、その配管類も全て隠すような形で、建築と設備関係は複雑になってございます。そうすると、通常であれば、その後のリスクの形がありまして、例えばふぐあいが起きたときに、どちらの責任だというのがはっきり工事でわかっていればいいんですけども、今回の場合、取り合い部分がすごい難しいところがございましたので、その部分につきましても、今回は建築のゼネコンさんのほうに一括で発注させていただきまして、将来的に何かふぐあい等があったときにも責任もきちんととってもらいたいということもあって、そういうふうにさせていただいたのが一つと、その後に、先ほどお話しさせていただいた展示が入ってまいりますので、これはエージングをかけたり、さまざまなことを、建物を古く見せる行為もございまして、そうすると、例えば雨漏りが起きたとか、そういうところの可能性も万が一あった場合、どちらがどうなんだということもなれば、なるべくいろいろ工事の担当者が複雑に出るよりは、工事は工事で1社、展示は展示で1社という形ではっきりさせていただきたいなということもございましたので、今回は一括で発注させていただいたということでございます。 ○清水みちこ委員  工事とかが複雑であるとか、後々の責任とかいうことで、一括発注ということで、今、御説明があったんですけれども、それに関連してかもしれないんですけれども、今回の工事種別、構造というところが鉄骨造と鉄筋コンクリート造ということで、2棟の建物が、それぞれ構造が違うというのもそこら辺に起因するということでよろしいんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  鉄骨造と鉄筋コンクリート造の違いは、付属屋のほうが鉄筋コンクリート造でございまして、再現施設のほうが鉄骨造になってございます。これは、鉄筋コンクリート造でやりますと、柱が太くなって、とてもじゃないですけど、再現施設のトキワ荘に見えなくなってしまいますので、なるべく細い柱にして、要は壁との間に隠すということも必要になりますので、今回、鉄骨造を選んだのが、再現施設のほうで鉄骨造を選んでございます。 ○清水みちこ委員  先ほどあった古く見せるとか、今のいろんな機器を表出しできないとか、そういったことの関係かなというふうに理解をいたしました。  そういった面からも、複雑で、今、課長のほうからも説明あったんですけれども、複雑な工事というのはわかるんですけれども、あと、先ほど付属屋のほうの敷地の面積118平米というふうに御説明があったんですけれども、全体合わせて敷地面積、この資料のほうに2,021平米と出ているんですけれども、これ全体のこの公園面積に占める割合、今度、今回このトキワ荘で公園面積のどの程度、このトキワ荘のところで占めているのか、それについて教えていただくことできますか。 ○近藤施設整備課長  でき上がった後でよろしいですか。途中だと、仮囲いして、結構今ある公園を3分の1ぐらいは占めてしまいますので、最終的には、その後に既存の公園のトイレの部分も今度は公園緑地課さんのほうで工事をするということになってございますので、その際には、多分、一旦公園を閉鎖するようなことも出てくるのかなと思ってございます。最終的にでき上がれば、既存の公園の敷地面積に対して、約380平米余りがトキワ荘の建っているエリアになりますんで、建物関連ですね。380平米ぐらいがトキワ荘の建っているエリアで、付属のほうは、もともと118平米のほうは公園外の部分でございますので、足すと、恐らくさっき言った500幾平米とかという話になりますけども、その部分を除くと、370平米にプラスアルファちょっとあって、380から400平米ぐらいがトキワ荘のエリアになるというふうに思ってございます。 ○清水みちこ委員  済みません、ちょっと私、資料を見間違えて、先ほど、敷地面積2,021平米のうちの380から400平米がトキワ荘になるということで、公園面積の5分の1程度、トキワ荘のために使われるということで、地元の皆さん、公園の一部をトキワ荘にするということで、私も地元から公園の中に建てるのはどうかという、トキワ荘自体に反対するものではなくて、公園の一部を使ってというところにさまざまな御意見が出ているというふうに聞いているんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  やはり、こちらの南長崎花咲公園の中に今回の施設を整備するというようなことで、当初はやはり公園のオープンスペース、今、公園として利用するスペースが少なくなるというようなことで、大変お声のほうも頂戴をしております。また、あわせて、この減ずる部分、公園として、オープンスペースとして少なくなる部分について、代替となるような部分も確保に向けて動いているということ。また今回、ちょうど現在、コインパーキングがある部分、トキワ荘通りに面した部分になりますけれども、そちらの部分をオープン後には駐車場として整備をするというようなことで、貸していただけるというようなことが決定をいたしました。そちらの部分も整備期間中には地域の皆様の要望に応じて使っていただく、そういったことも進めながら、ぜひ地域の皆様の御理解もいただきながら、本事業のほう進めていきたいと考えているところでございます。 ○清水みちこ委員  今、御説明があったんですけれども、ということは、もともとこういった事業をされる場合は、本来であれば、代替地を地元の方に示して、確保してからやるべきではないのかなというふうに私も思うんですけれども、さまざま御意見いただいているということですけれども、住民合意のほうは、では、区としてはとれているという、どうなっているんでしょうか、住民の方の合意については。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  地域説明会のほうをこれまでも何度か開催のほうさせていただいております。そうした中で、今、私のほうが申し上げたようなことを御説明をさせていただいて、御理解のほうをいただいているというふうに理解をしているところでございます。 ○清水みちこ委員  住民の御理解いただいているということなんですけれども、では、代替地については、もう大体この辺でとか、住民の方にいつごろお示しできるとか、そういったのはどうなんでしょうか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  今も確保に向けて努めておりまして、ちょっと、まだ具体的な時期については申し上げられないんですけれども、場所等もある程度絞った形で進めているというようなことで御説明のほうをさせていただいております。 ○清水みちこ委員  先ほど、コインパーキングの駐車場を工事中はというお話がありましたけれども、これから地域の方、その公園、長くお使いになるんですから、早く地域の方に代替地についてはお示しして、御安心いただくように御努力をしていただきたいと思います。  もう一つ、ちょっと質疑させていただきたいんですけれども、今、やはり敷地が狭くなる。いろいろ制限が出てくると思うんです。現在、公園を利用されている方も、地域の公園ですので、あると思うんですけれども、利用状況についてはどのように把握をされているんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  利用状況のところにつきましては、近隣のところでの公園を園庭がわりに使っている保育園、そういうような形での数とか、そういったものは、保育園課さんのほうから頂戴をしているところでございます。それと休日とか平日のところでの使い方とか、そういったところについては、きちんとしたカウントはとっておりませんけれども、職員のほうで半日とか、そういうような単位で数回、利用状況を視察しておりますので、そういうような使われ方とか、そういったところは把握しているところでございます。 ○清水みちこ委員  把握しているということなんですけれども、工事中もそうなんですが、今、利用している方が、今後利用について引き続き、敷地が狭くなるので、同じようにということも難しいところはあるかもしれないんですけれども、私が聞いているのは、高齢者の方がゲートボールにお使いになっていらっしゃるというふうに聞いていて、それが同じように、今後も使用ができるかどうかということはいかがですか。 ○石井公園緑地課長  高齢者の団体のところ、町会の方々のところも事前にこの計画の説明の中では、まずは工事の途中でもゲートボールとか、今やっている箇所を工事で閉鎖しないで利用が継続できるようにというような形の御要望をいただいております。それと公園が完成した後も、その広場空間については、再整備のところについてもゲートボールが十分できるような形での確保をしておりますので、やはり工事のときに1日2日ぐらいちょっと使えないというようなところは出るかもしれないですけれども、現状利用と将来利用とにつきましては、ゲートボールのところについては確保できるように配慮しております。 ○清水みちこ委員  1日2日程度使えないことがあっても、工事中も完成後もお使いいただけるということで、そちらのほうは確認できました。  利用者、この公園、私も地域の方から広い年代で使っているということを聞いているので、やはり公園を利用している方、引き続き利用できることと、工事中の安全、もう十分やっていただけるとは思うんですけれども、そちらに留意して工事をやっていっていただきたいと思います。  とりあえずは、いいです。 ○有里真穂委員  今、ほかの委員さんからも、工事期間中の安全について、るる御質疑がございましたが、私からも、工事期間中の公園利用や、また工事車両の出入りについてお伺いしていきたいと思います。  まず初めに、トキワ荘周辺道路が非常に通常から混雑しているということで、先日もトキワ荘のお休み処の5周年のほうにお伺いさせていただいたんですが、その間もセレモニーの間にも多くのバスですとか車両が通っていて、セレモニー中に私たちが観覧しているところでも、もう車両がどんどん通っていくというような状況でございました。その中で、さらに工事車両がこれからふえていくとなりますと、通常の交通量が多いだけでなく、さらに大型の工事車両が出入りするというようなところでの安全管理ですとか、あとは、動線ですね。どのような形で工事車両を流していくのかとか、そのような点については、今、どのような計画になってますでしょうか。 ○近藤施設整備課長  もちろんメーンのところは、配置図でいいますと、図面の上側にあります道路のほうから入っていく形になりまして、ここは、実はスクールゾーンになってございまして、7時半から9時までは通れませんので、基本的には工事車両は7時半から9時まで通らないという形になってございます。車が最大で通るのが、コンクリートのときの打設のときで大体8トンの車が1日25台ということで、これは多目に見ています。最大でも80立米と言っていますので、大体20台ぐらいで終わるかなと思っていますけども、大体25台ぐらいが最大ということで考えてございまして、そのときには交通誘導員がついて、もちろん公園の中に入れるんじゃなくて、敷地の工事範囲の仮囲いで囲った中に両方、ポンプ車とミキサー車を入れて、道路にとめるということはなく、その敷地の中で全部処理しながら進めてまいりたいと。あと誘導員もつけて、ゲートも2カ所設けまして、安全管理を徹底しながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○有里真穂委員  花咲公園の周辺は、区民ひろばもありますし、それから、たしか幼稚園もありますよね。また、先ほど来からありますように、保育園のお子さんたちも大分利用しているというような中で、車両はいわゆるメーンの新目白通りのところを車両が通っていくというような、一方向からしか、たしかあそこのところは通れないんではないかと思うんですが、その点に関しては、この1日最大25台、8トンも通るというのは、新目白通りを通るということで、裏に抜けるというようなことはないという理解でよろしいんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  現在は、そのところを詳細に詰めていまして、戻れるのか、それとも、そのまま一方通行、商店街を抜けて向こうに行くのか。そこの部分につきましては、じゃあ車は何台、15台にするのか。それとも、こっちへ来たら、戻せるのかとか、その辺は実際問題として、まだまだコンクリートを打設するのは、結構先の話でございますので、実際にはコンクリート打設をするとかというのも、山どめくい工事、基礎工事、3月ぐらいからコンクリートの打設が始まるような形になってございますので、その前にはもうコンクリートの業者も決めて、どういった形のルートでということで施工業者さんと調整しながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○有里真穂委員  この周辺のニコニコ商店街などは、まさに新目白通りをお客さんが歩きながらとか、自転車に乗りながらお買い物をするエリアだと思うんですね。また、トキワ荘のお休み処もそうですけど、皆さん、歩いてあの辺を周遊するというような形で訪れることが多いと思います。今回、観光バスが入るというような話もありますが、近隣商店街の方たちにちょっとお伺いしたところ、いわゆるトキワ荘協働プロジェクトに入ってらっしゃる方たちは、とにかくこうやって新しくトキワ荘ができることは非常に喜んでいると。ただ、生鮮食品であるとか、あとは、ちょっとした食べ物を売っていたりとかという、昔からあるいわゆる生活に密着したお店に関していうと、お客さんが通るのに、歩いて買い物に来るのに、これから工事車両がたくさん入ってきたりして、こっちに人通りが、歩いて今まで来ているお客さんとかがさらに危なくなってくると、その点もちょっと心配だとか、そういった声も聞こえてきているんですが、その点について、観光バスもそうなんですが、観光のお客さんって、自分たちのところではお買い物に来てくれなかったりするんだよねって。これから大きな車がさらに通ってくると、ふだん来てくれたお年寄りですとか、安心して買い物ができる環境がもっとなくなってくるんじゃないかという心配の声も聞かれたんですが、その点については地域に対してどのような形で説明して、また、今、豊島区は本当に歩いてとか、周遊できるということ、非常にキーワードとして進めていると思うんですが、ニコニコ商店街を中心としたトキワ荘周辺の歩行者に優しいまちづくりというような観点では、今後、観光バスも含めて、あの通り周辺の安全対策、それから、皆さんが歩いて回れるようなまちづくりについてはどのようにお考えでしょうか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  本当に委員御指摘のとおり、訪れていただいた方にも歩いて観光していただきたいというようなことを考えておりますので、今までお住まいであった方についても、やはり、これまでの生活から御不便を感じたりというようなことがないように、商店の皆様にとってもそういった形でというふうには考えてまいりたいと思います。  今後なんですけれども、このミュージアムのオープンに合わせまして、地域の皆様にも御参加いただくような形で、回遊のルートをどういうふうに、このミュージアムオープンに合わせた回遊ルートをどういうふうに設定をするかですとか、その御意見を伺いながら、どういうふうにこのミュージアムを中心とした散策等していただけるか。そういったことも検討を進めていきたいと思っておりますので、そうした中で、御参加いただいた地域の皆様の御意見を踏まえながら進めていきたいというふうに考えております。 ○有里真穂委員  工事車両と観光バスを合わせてなんですが、今後のことも含めて、工事車両が多く通るときの時間帯であるとか、あと、買い物や子どもたちが新目白通りを歩く時間帯の安全対策としては、どのような形で今後は考えられるんでしょうか。25台通るときには、特にあの通りは本当にガードレールもなくて、小さいお子さんが歩いていらっしゃるときやお年寄りが歩いているときに、これだけのちょっと大きな車両が頻繁に通るということは非常に危ないのかなと思うんですが、その点についてはどのように行う予定でしょうか。
    ○近藤施設整備課長  私もその点やっぱり25台は8トン車なんで、それほど極端にでかいコンクリートミキサー車じゃないんですけども、通常の町なかによく走っているものでございますので、それほど極端に大きなトラックというようなイメージを持たなくてもいいかなというぐらいの規模のもので、建てる建物も鉄骨造と鉄筋コンクリート造で2階建ての、学校とかを建てるようなものじゃないので、基本的には、もう本当に1月から工事が始まって、11月の頭には終わってしまうような規模のものでございますので、基本的にはコンクリートがそれほど必要なというものではございませんので、それで、25台という設定で、今、業者のほうが考えていると。  あともう一点、今回、たまたまというか、運よくって我々は言っているんですけども、地元の業者さんの渡邊建設さんがとっているので、もう十分御承知で、その辺も十分加味しながら、商店街のほうもよくわかっているということなんで、それも加味しながら、渡邊建設さんのほうの業者のほうにきちんとした対応をとってもらいたいというふうなことを考えてございます。 ○有里真穂委員  ぜひ、その点に関しては渡邊建設さんということで、非常に安心しておりますので、しっかりと対応を協議していただきたいと思います。  それから、工事期間中の公園利用についてお伺いしたいと思うんですが、先ほど、公園が工事期間中は3分の1ぐらいが工事エリアになるというようなお話でございましたが、保育園、近隣保育園にとっては、あの花咲公園というのは、非常に多くの園が利用しているところでございまして、保育園の今後の利用状況と、あと代替施設を今、考えているというようなお話がございましたが、工事期間中、子どもたちの遊び場はどのような形で確保されるのか。また、引き続き花咲公園を利用することができるのかについてお伺いしたいと思います。 ○石井公園緑地課長  工事の期間でございますけれども、工事区域を囲った残りの部分、今のトイレのところから井戸ポンプのあたりぐらいのところをおおよそ残して、奥の部分が工事区域というような形になります。ですので、今、トイレのところからゲートボールとかをやっているような広場のところについては、工事のエリアになりませんので、これまでと同じような形で御利用はできます。ただ、工事のエリアと公園のエリアの部分のところにつきましては、きちんとバリケードとか、そういったもので区切って安全の確保を図っていきたいというふうに考えております。  この部分が狭くなるというような状況になりますけれども、その部分、どこに代替を求めるのかというようなところについては、私どものほうもチームを組んで、いろいろと貸してくれるところとか、売ってくれるところとか、そういったところの交渉をまだ続けている段階でございますので、工事のころまでには、何とかめどはつけたいなという希望ではございますけれども、そういうようなところで、今、努力中というようなところで御理解をいただければと思います。 ○有里真穂委員  先ほどの御答弁の中にトイレを再整備というようなお話もございましたが、今、この花咲公園にある遊具の中で、例えばななまるの遊具であるとか、非常に子どもたちに人気がございまして、今後の再整備の中で、今まである遊具はそのまま残すというような方針になるのか。それとも、また遊具等も新たに見直して、公園自体のあり方を考えるのかと。そこら辺に関しましてはいかがでしょうか。 ○石井公園緑地課長  今までの遊具を全て中で移設するというような形になると、広場がまた逆に狭くなってしまうというところがございます。ななまるの遊具は、まだ設置して日が浅い状況でございますので、再利用が十分可能ですので、そういったものは、ある程度、再利用できるものはするというような形になります。ただ、中身のしつらえをどうするのかというようなところは、十分やはり地元の方々と御相談しながらやっていきたいというふうに考えておりますので、まだ今の段階で完成形というような形では持っておりませんので、これから地元の方々と御相談しながら詰めていきたいというふうに考えております。 ○有里真穂委員  確かにトキワ荘ができるということは、非常に地元にとっても大きな魅力であるとともに、地元の方々の悲願であったとも言えると思います。その反面、公園というような公共の敷地の中につくるわけでございますので、今まで公園を愛して利用していた方たちもいらっしゃいます。今、豊島区は園庭がない保育園を多く持っておりまして、特に南長崎地域におきましては、園庭のある園のほうが少ない状況にある中で、確かに南長崎スポーツ公園もございます。はらっぱ公園もございます。しかし、それ2園だけでは、とてもではないけど足りないような現状もあるわけでございます。公園は必ずしも子育てだけの目的ではなく、高齢者にとっても運動できる貴重な場となっておりますので、トキワ荘があるからといって、公園の本来の目的である部分というものも必ず残していただきたいと思います。その点に関しまして、今後、安心・安全管理だけではなく、代替施設といっても、今度は規模がとても小さくなってしまっては、今までの花咲公園の魅力というものの代替できるというようなものにもならないと思いますので、そういったこともトータルで考えて、あの地域の皆様の御意見をさまざまな世代、さまざまな方たちに参加していただけるような協議会形式をつくって、しっかりと御検討していただきたいということをお願いしたいと思いますが、いかがでございますか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  本当に地域の皆様のさまざまな世代の方の御意見も伺いながら、本施設の整備については進めていきたいというふうに考えております。 ○山口菊子委員  今日に至るまで、地域の皆さんとのお話し合いというか、御要望とかを含めて、結構時間をかけて協議をされて、そして、この建設なり、設計図なんかでき上がってきたと思うんですけれども、その辺について再確認をさせていただきます。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  こちらの施設の整備のほうが平成28年7月に記者発表等をしまして、そちらからスタートをしたというような状況となっております。その後の8月には地域説明会等も開催をいたしまして、この事業について、トキワ荘を復元するというようなことで、これまでも地域説明会、また、公園の整備に係る意見交換会等を設けた形で地域の皆様にも説明をしながら、また、この地域のほうには、としま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会というような協議会のほうでも漫画によるまちづくりをこれまでも進めておりますので、そういった協議会も通じながら、本当に地域の皆様にも丁寧に説明しながら、こちらの事業のほう進めているところでございます。 ○山口菊子委員  そして、工事に当たっての説明というか、公園の利用のある程度制限をされることになるわけですよね、工事中。それから、工事後も含めて公園の使用も少し変わってくるとか、そういったことについての説明というのはどうなんですか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  工事のスケジュールについてというようなことで、10月20日に地域説明会のほう開催をさせていただいております。その際には、こちらのミュージアムを整備するに当たりまして、11月下旬から12月上旬にかけては事前の工事を行うこと、公園内の樹木の移植のほうも行わせていただくようなことも説明をさせていただきまして、また、公園の中のトイレの工事につきましては、当初からということではなく、来年の夏以降というようなことで計画も立てておりますので、そういったことも含めまして、地域の皆様に10月20日に御説明のほうをさせていただいたところとなっております。  また、先ほど12月21日というようなことで予定を申し上げましたけれども、工事の具体的な説明ということでは、12月21日に地域の皆様に御説明をさせていただくというような予定となっております。 ○山口菊子委員  私はこの地域の地元じゃないから、それまでの経過とか、どれぐらい地域の皆さんの御理解をいただいているのかというのを肌では感じていないんですけれども、先ほど来、御質疑のあったように、公園の利用が限られることに対してのフォローアップ含めて、地元の保育園も含めての御理解というのはどうなんですか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  こういった地域説明会を開催する際には、その地域のところに御案内のほうを配送させていただくとともに、多分利用されているであろうというような保育園のところにも個別に郵送等で、こういった工事が始まります、また、こういった地域説明会も開催しますというようなことで御案内のほうをさせていただいております。 ○山口菊子委員  それで、それについて、それぞれ利用されている保育園等を含めて、何らかのアクションというか、その場合、どうしてほしいとか、先ほど来、いろいろ皆さん御心配の質疑があったんだけど、そういうことについてはきちんと対応されているんですか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  個別具体の保育園様のほうからは、そういった声というのは、私どものところには届いていないところではございますけれども、今後さらにより具体化してまいりますので、私のほうからも丁寧に御説明等をする機会を設けていきたいと思っております。 ○山口菊子委員  それぞれ保育園なんか、園長先生も含めて、みんなすごく忙しかったりするから、なかなかペーパーが来たからといって、熟読して、わかったつもりではいるんだけども、いざとなってみたら、あら、遊びに行ったら、ちょっと工事があって危ないかなとかと、そういう状況がもう現場では出やすいというふうに思うのね。そういう意味では、やっぱり丁寧な御説明を御理解いただけるようにしておいたほうがいいかなと私は老婆心ながら思うので、そこはちゃんとやっていただきたいと思うのね。いかがですか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  おっしゃるとおりだと思いますので、私のほうから、また所管課のほうも通じながら、丁寧な説明のほうを進めていきたいと思います。 ○山口菊子委員  工事のほうは地元の建設会社でよかったというふうに思って、やっぱり地域を熟知しているところですから、安全性も含めて、きちんとやっていただけるんじゃないかなというふうに思っております。その辺も、先ほど来、スクールゾーンということも、椎名町小学校も近いですし、それから、南長崎の区立幼稚園もあるしということで、やはりここはいわゆる歩道のない道路ですからね。車道というか、境がない道路なので、その辺も含めて、いろいろ御心配の向きがあるかと思いますけれども、工事の安全を図っていただいて、きちんと完成されることをぜひ、そこら辺は先ほど御答弁で出ていましたけれども、建設会社のほうにもお伝えいただければなというふうに思います。  ちょっと基本的なところにかかわるんですけれども、延べ床面積で560平米ぐらいの再現施設ということで、3億円を超えるということで、かなり経費のかかる工事というか、それなりのものだというふうに、建物だというふうに思うんですけれども、私、余りちょっと個人的には漫画のことに疎いんですけれども、これだけのことをやって、集客というか、あるいは利用も含めて、ミュージアムは、ずっと、しょっちゅうリニューアルして新しいものを展開していかないと、リピーターはつかないと思うんですよね。いろんなところの美術館とか、いろんなところもそうなんだけれども、やっぱりその辺のソフトの面のことをきちんとしていかないと、規模も小さいミュージアムですから、大きい美術館だと、1日で見切れなくて、何日かかけて通うとか、あるいは特別展をやったりとかといろいろやっていますけれども、小さいミュージアムというところで、その辺でやっぱりこれだけのお金かけて、これだけの工事をして、公園を削ってでも工事をしてということは、リピーターが来るような中身じゃなきゃだめだというふうに思うんですけれども、その辺のところについては、地元も協議会をつくったりして、いろいろ議論なさっているんでしょうけども、その辺の中身についてはどうでしょうか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  本当にやっとこの展示の設計のほうが固まってまいりまして、具体的な中身のほう、これからまた会議のほうを設けて、学識経験者の方等も入っていただくような形で、資料の収集ですとか、あと企画展、常設展示の中身等も、本当に1回だけではなく、何回でも訪れていただきたくなるような、そういった仕組みについても、あわせて検討をして、2020年3月のオープンに向けてやっていきたいというふうに考えております。 ○山口菊子委員  建物そのものを見に来るというようなことは、基本的にはないと思うのね。修復したものであるわけだし、だから、建物だけ見たんでは、2度目、3度目のお客様、リピーターは来ないというふうに思うのね。こういうものはソフトが大事なわけで、それが何をもって、このミュージアムにみんなに来てもらいたいのか、何をこのミュージアムによって訴えたいのかというのがやっぱり伝わらなければ、リピーターが来ないと、3億円もかけて、公園の一部を使って建てて、いろいろ議論を28年7月からですから、もう2年以上も議論して、地域の中でもんできたというのがわからなくなるというふうに思うのね。でき上がったら、それでいいというものではないというふうに思って、むしろ、これからがスタートで、どれだけいい中身をやっていくかという魅力のあるものでなければ、お客様は来ないというふうに私は思っていますので、そこは丁寧に議論していって、そして、これだけのものを建てる以上は、リピーターが本当にたくさん見えるようなものにしていただきたいというふうに思うのね。観光バスの駐車場をつくりましたっていったって、観光バスが1回来て、二度と来なかったら困るわけで、それは中身、ソフトの部分だというふうに思いますので、ちょっとくどいようですけど、これは念押しをさせていただかないと、やっぱりこれだけの税金を使うということが意味をなさなくなるというふうに思いますので、確認をしておきたいと思います。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  本当に経費のほうもかなりかかってくる施設となっております。税金を使う部分もございますし、また一方で、寄附の募集もしておりますけれども、本当に寄附をお寄せいただいている皆様もこのミュージアムに対する期待というのは、かなり大きいものだというふうに考えております。そういった皆様の期待に応えられるような施設としていかなければいけないというふうに考えておりますので、1度だけではなく、何回でも訪れてみたくなるような、本当にそういった仕掛けも考えながら、このミュージアムのほうの整備、検討を進めていきたいと考えております。 ○山口菊子委員  よろしくお願いいたします。  私どもの会派としては、この第87号議案の工事請負契約については可決することに賛成させていただきます。 ○木下広委員  本議案については、工事請負契約ということで、5社の入札のもとで、地元の業者さんからとられたということで、私どもとしては何ら期待をしながら、この契約関係については賛成の立場をとらさせていただきます。  本当につい先日も水野先生のモニュメントのオープンの式典がありまして、手塚治虫プロの社長もいらっしゃって、もう本当にそういう意味では、僕が初当選したのが平成7年で、先代の菅原啓二さんという人から引き継いだんですけども、その当時から、やっぱり南長崎という地域はもう漫画の発祥の地なので、これは区の柱にしていかないといけないよと、それは言い続けなさいといって、当時は加藤区長だったものですから、一般質問とか決算特別委員会とか予算特別委員会で言ったら、やっぱり当時の区長さんは、アトリエ村とか、あっちのほうは文化として興味を持つというか、力を入れていらっしゃって、なかなか漫画まで何の答弁もなかったという、そういう時代から4年たって、平成11年に高野区長が当選されてから、本当に民間の力を使って、豊島区にあるそういう財産を有効に活用して文化のまちをつくっていくという、そういう政策のもとに積極的に取り組まれたということで、もう本当に大きな時代の変革ができたということで、私どもとしても非常に、地域も喜んでいるところでございます。  それで、まさか、水野先生のモニュメントのときも、協働プロジェクトのトキワ荘のお休み処のもとの大家さんの陶芸家さんも、ここまで大きく変わるとは思ってもいませんでしたという感想と同時に、ここまで来ちゃったので、あとはできてからどうやってその地域と自分たちの民間の協働プロジェクトが努力して、もう何というか、そういう意味では最大限にトキワ荘の文化の発信事業を進めていくかという、本当にこれからが勝負ですねという話を協働プロジェクトの方、皆さんおっしゃっていました。今までの御苦労もさることながら、もう本当にこれからが正念場のときだと思いますので、行政としてもしっかりと支援をしていただきながら、また知恵を使ってやっていただくことを重ねてお願いしたいと思います。  それで、ちょっと細かいことで恐縮なんですけど、まず、木村材木の駐車場の使い方、形としては、今の形態をそのままに置いておいて、車を出入りさせたり、観光バスの駐車場にして使うのか。それとも、全く違う、一旦、更地にして、何か違う形で運営しようとされているのか。ちょっとその辺、地元の方から聞かれたものですから、ちょっと教えていただけますか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  トキワ荘通りに面して、現在、コインパーキングの部分になりますけれども、4月から賃借を受けるというような形で考えておりまして、そちらの部分につきましては、将来的には大型バスが入るような駐車場ということ、また、ミュージアムの入り口として、ミュージアムの御案内等を掲示するような、そういったものを設置したいというふうに考えております。また、工事期間中、4月に借りてからの間は、地域の皆様の要望に応じた形で開放する、地域の皆様にも例えばイベント等、お祭り等の際には使っていただけるようにというようなことで、一定程度、更地というんでしょうか、整備というんでしょうか、そういったことも必要かというふうに考えております。 ○木下広委員  本当に地元の皆さん方のために、いろいろ御活用いただけるように段取りをお願いしたいということが一つと、それで、完成予想図の中で、公園の隣の敷地のところにトイレをつくるじゃないですか。それで、今あるペイントしたトイレがあると思うんですけども、その新しいところのトイレが自由に外から入れるようであれば、今までの既存のトイレは必要ないというか、もっとスペースの有効活用ができるんじゃないかというちょっと気がするんですけども、その辺は新しい再現の設備の隣の敷地の使い方として、そのトイレの出入り口というのは施設の人だけの利用なのか。それとも、外から、遊んでいる子どもたちが使うことができるのか。その辺ちょっと教えてもらえますか。 ○近藤施設整備課長  現在の計画ではございますけれども、基本的には再現施設のほうのトキワ荘に来た方々、またはそこで働いていらっしゃる方のトイレということで、奥から中へ入っていって奥に行くという形になると思います。外側から直接入るような計画ではございません。 ○木下広委員  わかりました。今のトイレはそのままやるということで考えてらっしゃるということですね。それは、ちょっと説明をしておきます。  あとは、代替施設、代替の広場を今、検討されているということで、ほぼ具体的に入っているということなんですけど、その広さというのは、ここに書いてある300平米以上ぐらいの広さは確保できるのかしら。その辺はちょっと明確にお答えいただけますか。 ○田中財産運用課長  代替地の確保につきましては、財産運用課のほうで地権者の方と現在交渉しているところでございまして、前提条件としましては、今回、トキワ荘のほうのスペースになる380平米、こちら以上というのは最低条件というふうに考えておりますので、これ以上の用地という前提で、現在交渉を進めておりまして、まだ公表できる段階ではないんですけれども、一定のめどは立ちつつあるという状況でございます。 ○木下広委員  そろそろ工事が始まるので、そちらの代替のところがいつから使えるかというのも、まだ言えませんか、大体のところはわかりませんか。 ○田中財産運用課長  今回、駐車場の土地につきましては、賃貸借という形で契約を進める予定でございますけれども、代替スペースにつきましては、できれば区のほうで所有したいというところでございまして、かなり慎重に地権者さんと交渉を進めているところでございます。  時期につきましては、当面の間は駐車場のオープンスペースで地域の方に御利用いただきますけれども、工事が始まりますと、御利用できなくなりますので、その時期には何とかこの用地の確保というところのめどはつけたいというふうに考えております。 ○木下広委員  そうですね、大事なことなので、ちゃんと地権者の方には仁義を通さないといけないので、その辺、信頼関係を持ってやっていただきたいという。  やはり地域の人たちが言っているのは、椎名町小学校の前の旧第七出張所の跡地のところに区民ひろばを持っていくということで、そこの裏の小さい公園も、多分、区民ひろばになるというような予定で今、進んでいるので、そこも、子どもの遊び場のスペースが減っちゃうという。結構その辺は気にしていらっしゃる方もいるものですから、かといって、地権者の方との信頼関係は重要なところでございますので、その辺、間違いなくやっていただければと思います。  あとはまちのにぎわいということで、富士通総研さんに各商店等、町会とか地域の皆さん方にも本当に細かくアンケートをとって、一つのデータをまとめていただいて、この地域のニーズを、また住民のニーズを押さえるということでは、もう画期的な調査だと思うんですけど、調査だけやっても、次にどう生かせるかというのが、勝負なので、20年前、30年前は商店がやっぱりいっぱいありました、あそこはですね。今はもう本当にお肉屋さんと、ちょっとした酒屋さんと、その辺しかなくなって、幸福書房さんが本屋をまた喫茶店で復活していただいて、本当にありがたいなという気持ちはしているんですけども、そのようなまちの活性化に向けた富士通総研さんの調査をどう生かしていくのかという点については、どういう手順で今進めていらっしゃるのかという、その辺だけちょっと伺いたいと思います。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  こちらの調査結果につきましては、やはり、これまでも区と一緒に取り組みを進めておりますとしま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会の皆様、全体会議のほうでも報告させていただきました。また、その後は、3回ほどですか、執行部の皆様とも、こういった調査を受けて、今後どういったまちづくりをしていくのかというようなことで話し合いの機会も持たせていただいております。また今後、運営について検討を進めていくわけでございますが、その運営の検討とあわせて、地域の皆様の御意見も伺いながらというようなことがございますので、地域のまちづくりについても、例えばワークショップのような形であったりですとか、また、個別に、今回の調査の結果でいろんな段階というんでしょうか、パターンがあるんですけれども、イベントの際には、そういった漫画のまちづくりとか、そういったことにもお店のほうをお貸ししますよなんていうところもございましたので、そういったところの協力を求めていったりですとか、そういった情報が、今回、私どものほうに入ってまいりましたので、そういった結果を生かしながら地域の皆様と一緒になって、どういったことができるかというのを具体的に検討していきたいというふうに考えております。 ○木下広委員  本当にそういう意味では、商店街の中にある再現施設、ミュージアムということになるので、やっぱり商店街、商店というか、地域の活性化に本当に資する事業でないと本当に意味がないと思いますので、本当に、こう言っちゃなんですけども、寂れた商店街をどうやっていくかというのは、もう大変な労力が必要だと思いますので、それぞれ民間の皆さんの御協力をいただきながら、しっかり支援していただきたい、いただければと思います。  この条例については、賛成ということでお願いしたいと思います。 ○竹下ひろみ委員  ちょっと契約のことについてお伺いさせていただきます。  今回、5社が入札に参加して、4社が辞退ということで、制度上は一般競争入札というふうにはなっていますけど、最近、辞退するというパターンというのが結構多くて、それの先ほど、ほかの会派の方の御答弁では、辞退の理由というのを管理技術者がいない、職人不足、また金額に折り合いがつかないという声もあったということですけど、そういう声を拾いながら、区としては、このことをどう受けとめていて、オリパラの建築需要も高どまりというところでは、一番慎重にしていかなければいけないのは、この金額に折り合いがつかなかったということを区はどういうふうに受けとめて、今後、積算に生かしていくのかというところだと思うんですけど、その辺はどのように分析をして、検証していかれるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○近藤施設整備課長  金額のお話なので、私のほうからお答えさせていただきます。  一般的な入札の工事の標準の単価というのが、東京都のほうで定めた標準単価というのがございまして、これは、昔は年4回だったか、年に数回改定があったんですけど、今は毎月のように改定をして、入札をかける起案を起こす最新のもので単価を入れています。これは俗に一般的に使われているやつなんで、例えばコンクリートの単価ですとか鉄筋の単価とかというのが標準単価ということになってございまして、それを使っております。それ以外のものというのは、基本的には見積もりをいただくような形になってございまして、その見積もりの実勢価格というのが一定、各メーカーさんからいただいた、大体3社からいただくんですけども、それの3社見積もりをいただく中で、何掛けぐらいまでが多分入札に手を挙げてくれるのかと、そこを探すのが大変難しいところに最近なってきてございます。したがいまして、今、一定の入札の見積もりの価格も、ある程度、高目で、昔は7掛けとか、6掛けとかというような掛け率を入れても、十分入札に参加していただいたのが多かったんですが、最近はこの御時世で、物を受注している各メーカーさんも工場のほうがフル回転でやっているような状態にもなっている部分もございますので、やっぱり掛け率をもとのメーカーさんがいただいた見積もりの金額に近い金額で価格として入れていかないと、なかなか難しいということもございまして、あと、最近は働き方改革で、今後、4週8休に向けて業界も動き出しておりますので、そういった形で福利厚生の部分とか、それから労務単価の部分も今後ますます厳しくなっていくんだろうなというふうには認識してございます。 ○竹下ひろみ委員  そういった中で、人手不足というのは労務単価にもすごく影響してくることでしょうし、そうすると技術者が足りなかったり、また、そこで技術を磨く人が少なくなるということで、今後も人手不足が続いていくという。何というんでしょうか、リスクを解消すればするほど、そこに金額というものがあって、公共工事なので、そんなに民間と比べて、よくわからないんですが、あんまりばか高くはできないのかなという中で、契約課さんのほうも、そこが一番苦労なのかなというところはあるんですけれども、でも、やはり辞退するという会社が余りにもこういうふうに続いてくると、やはり入札制度そのものの中で金額をどう積算していくのかというのは、すごく大変な作業だと思うんですが、その辺は今後もしっかりと分析をしながら、金額に反映できるようにしていただきたいなというふうに思いますけど、もう一回、御答弁お願いします。 ○近藤施設整備課長  今後も直近のデータを分析させていただきながら、さまざまな価格に対する資料も我々のほうも収集しておりますので、そういったのも確認をさせていただきながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○竹下ひろみ委員  そういった中で、今回、一括発注になりました。一括発注は、私の認識では、最近なかったかなと思う中で、かつては明豊中学校が一括発注で、もう大騒ぎになったことを思い出します。そのときはたしか個人の名前を言っていいのか、淺沼組さんが別な工事もやっていて、材料の仕入れが、そこでそれこそ一括にできることで単価を抑えられるのでということで、地元の事業者さんから物すごく猛反発があった中でも、金額を抑えていきたいという中で一括発注だったと思うんですけれども、今回の一括発注と少し意味が違うかもしれませんが、エージング加工というんですか、何か古いものにしていくという意味では、お金もかかるでしょうし、その技術もかかるということで、例えば分離発注にした場合と今回の一括発注にした場合と、やはり分離のほうが高い見積もりということで一括にしたということもあるんですか。 ○近藤施設整備課長  基本的には、今回も、その前のときも、分離発注であろうが、一括発注であろうが、分離でも一括でも、基本的に見積もり、要は、積算をする際は基本的にはうちの単価を使って、建築も機械も電気も使いますので、それを合算したもので発注をするんで、うちのほうとしては別に分離だろうが合体しようが、基本的にはお金は一緒になっていますので、民間の場合ですと、逆にそこの協力会社さんのゼネコンさんの下にさまざまなサブコンさんの電気屋さんとか機械屋さんがいるんで、で、一括発注というの、価格が安くなったりするんですけど、今回は価格で下げるために一括発注をしたということよりは、トキワ荘の再現をする上でのリスクの割合を、例えばこれ電気も、2階の部分の照明は、電気屋さんの工事に入ってないんです。昔の傘を展示でつけるんですね。昔ながらの電気のこういう古い、そんなやつを今度展示のほうでつけて、電気がつくようにするとか、この展示のほうがそういうことをしますので、電気工事としては、コンセントみたいなやつを天井に昔のやつをつけるみたいなことしか入ってございません。また、それも最近のやつだと難しいので、それもちょっとエージング加工をして古く見せるというのは展示のほうでやっていただいたりとか、結構後々の、何というのかな、ふぐあいが起きたときのどっちのせいなんだというのはちょっと大きいものですから、なるべくそういったのは2つに分けといてやったほうがよかろうということで、我々のほうで、一括で発注をお願いしたところでございます。 ○竹下ひろみ委員  別に今回の一括発注がよくないとかって思っているわけではなくて、総合評価方式の中で地元の方が、特に地元でも地元中の地元の建設会社が落札したということは、大変意味があるのかなというふうにも思うんですけれども、先ほど、完成に向けて何かふぐあいがあったときに、請負会社がそこで責任を負っていくというようなお話があったんですが、それって、やっぱり建築以外のこともそこが責任を負うということになると、かなり金額だけではなくて、やはりハードルも高くなるのかなと。今回は、いろいろな新しい技術を使いながら古く見せなきゃいけないという、その加工が大変、何というのかな、ハードルが高くなった一つの理由だというふうに思っているんですけれども、その責任の負い方というのは、やはりそこの事業者さんだけではなくて、区も負っていかなくちゃいけないんでしょうし、その後の完成した後のメンテナンスも含めて、結構、負担が大きくなってくるのかなと。そういう声も聞こえてくる中で、今回、総合評価方式でここの渡邊建設さんが落札したということについて、もう一度、地元がとれたということについての見解をお聞かせいただきたいと思うんです。 ○近藤施設整備課長  今回の入札の中での総合評価方式で、もともとの設定が金額的には学校の大規模改修工事の建築工事ぐらいの、要は議会で議案として上程をして、議決をもらう程度の、建築工事としては、そのぐらいの金額の規模、3億円に対して多分2億円程度ぐらいが建築工事になるのかなというふうに、ちょっと超えると思いますけど、なるのかなと思っていまして、逆に電気のほうはほとんどないような状態でございまして、それと、あと空調、それに残りの部分という形で、実際に今回、総合評価のほうで、区内業者限定でさせていただいておりまして、恐らく間違いなく、今度はとったゼネコンさんのほうが区内の電気屋さんとか空調設備屋さんにお声をかけていただいて、恐らく区内で賄えるような形で工事のほうは進めていただけるんだなというふうには思ってございまして、我々としましても、やっぱり区内業者さんのほうでとっていただいたというのは、大変喜んだところでございます。 ○竹下ひろみ委員  金額が結構厳しくて、それでもやはり、金額も大事なんだけれども、やっぱり自分たちで手づくりというんでしょうか、地元でこの歴史のレガシーとなるトキワ荘の復元について、自分たちが携われるということについては、建設の事業者さんだけではなくて、そこにいろいろ参画する地元の皆さんからも大変うれしいというような声も聞こえてきておりますので、かかる責任については区も含めて、みんなで負っていく。それと、建物ができても、先ほどいろんな質疑がありましたけれども、そのにぎわいを創出できる一つの起爆剤となるべくトキワ荘ができていくわけですから、今後、ここをどういうふうに生かして、にぎわいを広げていくのかというのは物すごく大切なことではないかなというふうに思っています。  そういった中で、ちょっと先ほどの質疑とかぶるかもしれませんけれども、にぎわいの創出という意味では、トキワ荘の周辺だけではなくて、やはりこの東口にもそういう情報がたくさん流れてくるというような仕組みづくりもつくっていただきたいなというふうに思っているんですけれども、その地域だけではなくて、東口の地域にもトキワ荘の流れをつくるというのは、赤いバスであるとか、そういういろいろなものの相乗効果というのは大事だというふうに思っていますが、その辺のにぎわいを創出するための起爆剤となるべくこのトキワ荘ができるということの意味と、それをどういうふうに面的に広げていくのか。改めてちょっと、ざくっとした質疑かもしれませんが、教えていただければと思います。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  やはり池袋のほうは、アニメの聖地というんでしょうか、そういった形で本当に若い女性を中心に、池袋のほうにはアニメで本当ににぎわっているというような状況がございます。また、アニメの原点として、漫画があって、漫画の原点トキワ荘というようなことになりますので、本当に池袋からトキワ荘のある南長崎まで、また南長崎のトキワ荘に訪れていただいた方が池袋のほう、東口のほうにも訪れていただけるように、その際には赤い電気バス等も利用しながら、ぜひ回遊していただければというふうに考えております。 ○澤田企画課長  補足となりますけれども、現在、東アジア、また、東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて、数多くのプロジェクトが同時進行で進んでいるところでございます。御指摘もございました。また、答弁もありました真っ赤な電気バスなど、そこを回遊していくような仕組み、これもあわせて今、検討を順次進めているところでございますので、まち全体が活性化するような、そのような豊島区を目指していきたいと考えているところでございます。 ○竹下ひろみ委員  期待は大変大きいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  あともう一点、ちょっと幼稚な質疑かもしれないんですが、今、寄附金が集まっていて、1億8,000万円程度集まっているのかなというふうには承知しているんですけど、この寄附金の使い方は、やはりこのトキワ荘の復元のために皆さん寄附しましょうという方たちもいたと思うんですが、この寄附金の使い道というのは、この建物については、どのような割合の支払いになるのか。そうではなくて、一般財源でこういうものは手当して、寄附は寄附として何かそういう使い方があるのか。ちょっとその辺がよくわからないので、お聞かせいただければと思います。 ○三沢財政課長  寄附金に関する御質疑でございます。実はこの後の補正予算の中で、実は案件としてこの中に入ってございますが、ちょっと御質疑をいただきましたので、簡単に御答弁申し上げます。  今年度のトキワ荘の関連施設整備につきましては、寄附を想定以上にいただいたことから、財源の構成を見直す補正予算を出しているところでございます。当初は、東京都の補助、あとは基金を一部取り崩す、あと区債を入れて、残りを一般財源というような形で、当初予算を計上していたところですが、御寄附が非常に多かったということから、基金の取り崩し額を大きくしまして、その分、特別区債は全部発債を取りやめ、プラス、それ以上に一般財源の発動も縮小するという非常に優秀な財源構成といった形で内容を見直すことを御提案したいと考えているところです。 ○竹下ひろみ委員  寄附金は特に1年限定とかということではなくて、今後もトキワ荘がある限りは寄附金を募っていくというような、そういう制度というふうに理解してよろしいんですか。 ○三沢財政課長  現在、いわゆる3連の納付書の寄附金のほかに、ネットを通じたクラウドファンディングといったような寄附も事業所管課さんのほうで積極的に進めていただいているところです。今、当面集まった御寄附につきましては、トキワ荘の施設整備に充当いたしますが、建物が竣工した後も引き続き寄附を集めるというふうに事業所管課のほうから聞いておりますので、集まった寄附金については、その後の運営費にも充てていきたいというふうに確認をしているところです。 ○竹下ひろみ委員  わかりました。いろいろとお聞かせいただきまして、ありがとうございました。  今回、総合評価方式の中で地元さんが落札できたという意味は、大変大きなものがあるというふうに思っておりますけれども、やはり金額に折り合いがつかなくて辞退したという事業者さんもいることは確かですので、今後、金額についての積算を慎重にしていただくということもつけ加えさせていただきたいと思います。  また、今回のトキワ荘の復元事業に地元事業者が入札に参加して、また落札できたということは、大変意味があるというふうにも思っておりますので、事業者さんだけではなくて、行政もしっかりとバックアップしていただいた中で、安全対策をとっての工事をお願いしたいというふうに思います。  また、にぎわいの創出にもしっかりと議会も応援していくというような姿勢でございますので、今回の入札の案件につきましては自民党も賛成をさせていただいて、今後もしっかりと見守っていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○河原弘明委員  いろいろ各委員の方々のトキワ荘への考え方をちょっと聞かせていただきまして、ちょっと私もトキワ荘のこれに関しては絡んでいる議員なものですから、地元の方といろいろと議論を重ねてきたことが今、大分御質疑が出てきたなというふうに思っています。  また、渡邊建設さんが今回落札していただきまして、御承知のように、5年前にお休み処が、やはり渡邊建設さんでつくっていただきました。あのときも、前日まで、オープンの前日の夜中まで社長みずから陣頭指揮をとってやっていたというのが、今、記憶にあるんですけれども、やはり工事関係の非常に難しさ、それから危険をどう回避するかということも含めて、地元の企業ですので、あの辺の事情には、非常に詳しくわかっていらっしゃる会社ですので、その辺の工事車両の件も含めて、地元の方々も非常に安心して、よかったという声が非常に来ています。  また、公園の敷地が狭くなることについても、いろいろと意見が出されました。最初の意見交換会のときには、相当意見が、きつい意見が出まして、紛糾したというところもありました。そんな中でいろいろと意見を言われた方々と話を進めてきて、大分、御理解は進んできているんじゃないかなというふうに思っています。  先ほど来、出ました代替地、まず公園が狭くなる、代替地を早く教えてほしいという意見は出てきています。ただ、いろいろな諸事情で、まだ公表できない段階にあるということも理解は大分されてきているところでもあります。  また、保育園等の園庭がわりに公園を使われているということで、この花咲公園があった後に長崎中学校の跡地がスポーツセンターとして開設をされ、大きな公園ができました。そこも非常に利用されているお子さんたち、保育園も多くはなってきております。また、はらっぱ公園もそうです。あの地域、公園が昔に比べれば、大分多くなってきたなという印象はあるんですけれども、やはり使い始めてみると、行ったときに、ほかの保育園とぶつかったとか、重なって、ちょっとスペースが狭くなったという話は聞いておりますので、そのあたりの代替施設をしっかりと整備をしていただけたらなということを希望しているところでもあります。  それから、先ほど工事車両の件で、1日25台ぐらいと出ていたんですけども、これは別に毎日ではないですよね。いわゆるコンクリの流し込みのときとかということですので、私が聞いたところでは、南長崎ニコニコ商店街、トキワ荘通りを通すトラックは少ないんじゃないかと。どちらかというと、区道のほうからですか、南側のほうからの道路を使うように、多分指導はしていただけるとは思うんですけれども、その辺、渡邊建設さんとの話は進んでいますでしょうか。 ○近藤施設整備課長  現在、それを今やっている最中でございまして、今のところ、台数がこのぐらいだろうという想定のもとに、やっぱり実際のコンクリートの業者さんも、セメント工事の業者さんとも打ち合わせをさせていただいてから多分はっきりした答えが出てくるのかなと思ってございますので、その辺も踏まえて、我々のほうも建設会社さんと協議を進めていきたいというふうに思ってございます。 ○河原弘明委員  よろしくお願いをしたいと思います。  それと、公園の中につくること自体にという話も出ました。あのあたり探していったときに、スーパーマーケットのほうがもう1軒ずつぐらいしか入ってないところがありまして、そこを使ったらどうだという話も出ていました。しかしながら、お休み処においても、ああいうイベントをしたときに、道路に面しているものですから、普通のバスとか車の通行に非常に注意を払いながらやらなければいけなくなっている中で、そういった今あるマーケットを使うこと自体が非常に危ないんじゃないかという話も出ていまして、その中で見つけ出したのが、この花咲公園だったんじゃないかなというふうに思っています。  それとつくって、それだけで終わってはいかんという話がさんざん出ました。やはり地元の協議会も、このつくった後、どう、それをまちの活性化に生かしていくかと、今、非常に話し合いの中心がそちらに今移りつつあるところでもあります。今、お休み処とマンガステーションができて、その間のちょっと空き店舗を活用して、ジェクトワンという会社がそこでシェアキッチンですかをやられるという話が出てきまして、いわゆるトキワ荘を見に来た方々に対する相手をするようなお店、お休み処はお休み処といいながら、お茶を飲んだりとかできるスペースではありませんので、先ほど出ました幸福書房さんが復活をして、その対応を今ちょっとやっていただいているようなところもあります。ですので、新しく来年の1月に多分オープンできると思うんですけども、そこが、またそういうのでちょっとした対応ができるようなものになっていただけたらなというふうに思っています。  また、あの地域を歩けるような話も出ました。観光バスがと言いましても、どれだけ来るかは、私もちょっとわからないんですけれども、お休み処ができてから、鉄道会社さんが特にやっていただいているのが、あの辺のまち歩きをやっていただいているんですね。まち歩きをやって、その方々がお休み処に来ていただいて、5年で約7万人超えたということで、この間、記念式典がとり行われたわけであります。これがまたトキワ荘の復元となれば、もっともっとまち歩きの会、それからまた、そこを目指してくる方々が非常にふえてくると思います。観光バスで来た方を、観光バスで来て、着いて、見学だけ終わって、そのまま行ってしまうということだけは何か避けなきゃいけないって話も今、地元では出てきています。来た方々を、あの辺を少し周遊していただけるような、そんなまちにして、まちを盛り上げたいなというふうには思っているんですね。ただ、残念なことに、あそこの商店街はほとんど日曜日、みんな休んじゃうんですよね。だから、そのあたりを協議会の方々も商店の方々といろいろ話ししながら、今後を進めていかなければいけないというふうに思っていますし、また、トキワ荘復元がなった後、それこそさっき出ましたリピーターをどうふやしていくかということも含めて、協議会のメンバーが今、いろいろと知恵を出し合いながら進めているところでもあります。あと1年ちょっとで復元がなるわけですけれども、それに向けてしっかりと今、やらなければいけない、そんな中での建築の会社が決まったということ、これがまた一つの出発点となって、この地域の活性化に向けて動けるんじゃないかなというふうに思っております。ぜひともしっかりした、そして、周囲の方々に温かく見守っていただけるような施設をつくっていただきたいというふうに思っております。  よって、本第87号議案に関しまして、我が会派としては賛成をさせていただきます。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、共産党さん。 ○儀武さとる委員  短くやります。努力します。 ○芳賀竜朗委員長  ありがとうございます。 ○儀武さとる委員  先ほどインターネットの話、確かに補正予算でもやるという話だったけど、1点だけ、私、この問題では。1億8,000万円以上お金が集まったということなんですけど、ふるさと納税サイト、ここで一体幾ら集まったのか、教えていただけますか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  こちらインターネットのほうのふるさと納税サイト「さとふる」のほうを活用しておりますけれども、こちらで11月18日現在の数字となりますが、合計で、25件で209万円というような状況となっております。この時点での全体の合計が544件、1億8,400万円というような中での25件、209万円という状況でございます。 ○儀武さとる委員  そうしますと、インターネット、ふるさと納税サイトによる寄附金というのは、今、25件で209万円ということで、ここは思ったほどは集まっていないですね。職員の皆さんがいろいろ封書を送ったり、いろいろ企業訪問したり、いろいろして集まったという、そういう理解でよろしいんでしょうか、残りの集まったものは。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  そうですね、それ以外の金額につきましては、納付書等でお支払いをいただいている寄附金の額となっております。 ○儀武さとる委員  そうすると、インターネットサイト企業に払う手数料として、たしか13%ぐらい払うという、たしかそういう説明だったと記憶しているんですけど、どのぐらい払うんでしょうか、この209万円のうち。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  12%というようなことになっておりますので、この209万円の12%に、あと消費税というような形になってまいります。  また、こちらが18日現在の金額でございますけれども、直近の数字では38件というようなことでも来ておりますので、やはり時期的に12月に入ってからというようなことで、「さとふる」を利用される方というのもふえてきているという状況は見受けられるというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  わかりました。  あともう一点、ほかの会派の皆さんからも、地元の活性化にどうつなげるかという話が出ていますが、電気バスで、アート・カルチャー、まちづくり団体があるんですけども、たしか、あれは回遊して1,000円というぐらい想定しているというお話でしたけども、たしかとしまアート・カルチャーまちづくり協議会ですか、その協議会と地元の協議会、この活性化するために、どう活性化を広げていくか。そういう具体的な協議というのは行われているんでしょうか。 ○澤田企画課長  各区民の皆様、地域の皆様に御協力をいただいて、まちづくりを進めていくのは、これはもう当然の基本だと思っております。具体的な協議につきましては、これはこれからの話になってくるという認識でございます。 ○儀武さとる委員  観光バスが1,000円で、やっぱり回遊するだけで、そのまま素通りしたのでは、地元の活性化につながりませんし、やはりその辺を地元の皆さんの要望も聞きながら面的に広げるというか、そういうことがやっぱり区がかかわってやりませんと、なかなかそれは難しいんではないかなと思いますので、ぜひ、これも地元の活性化のためにこういうことをやっていただきたいと。  それから公園の代替地の問題もほかの会派からも指摘されていますが、これは清水委員も発言しましたので、ぜひこれもやっていただきたいということであります。  この第87号議案については、可決に賛成します。
    ○芳賀竜朗委員長  それでは採決を行います。  第87号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  異議なしと認めます。  よって、第87号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ○高野区長  本当にいろんな御論議ありがとうございます。私も、このトキワ荘の復元に対しましては、大変強く進めてきた責任がございますので、ちょっとお時間をいただいて、この経過、今、担当が説明した以外のいろいろな背景について、また、これから進めようとしていることについても、ちょっと皆様方に御報告といいますか、御理解をいただきたいと思いますので、申し上げたいと思います。  先ほど木下委員からも、私が区長になる前、このトキワ荘が解体をされるときに、実は解体する前には、お住まいになっていた藤子不二雄さん、あるいは赤塚不二夫さん、さらには石ノ森章太郎さん等々が区に来庁して、ぜひ、このトキワ荘を残してもらいたいというお話があったということを聞いておりまして、そのときには、全くけんもほろろといいますか、全然取り合わなかったという、これはそういうようなことを聞いて、事実関係、そういうような話はお伺いしているわけでありますけど、このトキワ荘に対する興味は、豊島区としては全くなかったと思っておりました。  そして、私が区長になったとき、ちょうど20年前ですけど、地域の方々から大変強い署名運動を含めて、3,000人を超える署名で、ぜひ復元をというようなお話をいただいたのがそもそものスタートでございまして、それから、これらについて、あらゆる復元ができるかというような検討をして、現在地ではもう日本加除出版が建物を建ててありますので、現在地の復元は無理だ。だけど、その場所でつくらなければ、記念館の意味がないんじゃないかというようなこともあったんですけど、いろんな紆余曲折ありました。そういう中で、いろんな可能性を探って、そして、最終的には花咲公園のというような、この間、いろいろと委員の方からも御質疑をいただいた経緯もありますので、そういう経過を経て、ここに選定するに至っては、本当に何度も何度も途中で、これは、この復元は絶対無理だなというような感じもしながら、けれど諦めずに、これは必ず将来に向けての記念館として、大変未来へ向けて生かされる記念館ではないかという強い私は判断をし、そして何度も何度もこういう計画を、紆余曲折ありましたけど、そういう形で花咲公園という形に地元の方にも提示をした。その前に、もう七、八年前から、また、地元の町会、南長崎一丁目から六丁目までの町会が漫画部会をつくって、そして、このトキワ荘の復元をというような大変地元の熱意に私も強い心を動かされてきたわけでございまして、そのトキワ荘の協働プロジェクトが、たしか六、七年前に立ち上がり、最終的には今、お話ししたように28年7月にスタート、2年半前でありますけど、そこがスタートしたわけであります。  やはり当初、協働プロジェクト等には十分もちろん強い要望があるわけで、御理解いただけるわけでありますけど、やはり、すぐに次の8月には説明会をいたしました。そのときには、周辺の方々も、なかなかこういうことは情報が入ってないし、いきなりこういうような形で出して、唐突であるというような、かなり説明会でも厳しい御指摘と同時に、この花咲公園でいいのかというような御議論もたくさんいただいたことを記憶が新しいところであります。  それから、何回も何回も説明会、一つ一つ丁寧に説明をしながら、議員の方々にも最大限、御理解をいただくように努力をしてまいったわけでありまして、今回、まさにこのような形で建築事業者も決まり、この工事が進むに当たっては、今、皆さん方がおっしゃっているように、この公園面積が少なくなるから、当然これの代替的なものは絶対に必要だ。これも私も当初から考えておりましたので、これらについては、できるだけ近い距離に、この公園に近い距離にそういう適地がないかということで努力をしてまいり、まだ課長のほうからは詳細な形の中で、ここに決定したというような形ではお話しできませんけど、私は、地元で大変御理解をいただける方でありますので、これらの代替地については、私は自信を持って、この地が確保できるという思いがあります。それはさまざまな事情があるということで、この辺は、御理解を賜り、できるだけ早くこの代替地の確保もしていかなきゃいけないわけであります。  また、このトキワ荘、大変私たちが想定以上に金額が高いといいますか、膨大な予算を出さなきゃいけない、こんなにやはりお金を果たしてかけていいかどうか、これも随分迷いましたけど、これは、これだけのものがなければ記念館として成り立たない。そういう中で、お隣に資料館の買収等々、建築も入るわけでありますから、全体的に経費が膨らんできた。そういう中で、あらゆる建築もできる限り詰めるだけ詰め、また、展示用費用、これがやはり一番膨大な費用になるというようなことでありますので、この費用についても、思い切って削減をしてくれというように、この企業の代表の方と私もトップ会談をして、これは本当に我々にとっても、もう本当に無駄なといいますか、余分なお金も使えるような状況じゃない中に、これだけの記念館をつくろうというようなことでありますという、その辺の御理解もいただいて、思い切って展示費用も下げるだけ下げていただきました。けれど、下げた中で、どうしても必要なものはやはりつくらなきゃいけないと、再度これらについては復活する可能性もあります。  これらの展示についても、里中満智子先生を中心にして何回もこれらの点についてもずっと詰めてきたわけでありますので、私はただ建物を建てる以外、先ほど来でも委員からの御指摘にあるように、内容です。建物じゃなくて、やはりそれ以上に内容のあるもの、そしてリピーターといいますか、1度来たら、何回も来れるような、そういうような、やはり記念館を目指すべきだという、そんな思いもしているわけでございますので、それらもずっと恐らく2年以上、これらについても詰めてきている。私たちとしては、このトキワ荘、記念館には、あらゆる角度から詰めていく。そして、おっしゃるように、まさににぎわいをつくり、まちの活性化をし、そして、価値ある記念館として、未来へ向けてこれが生かされるような記念館という、そんな思いでここまで来たわけでございます。  また、寄附等々についても、私はできるだけ、これだけ多大な財政負担に税金で投入する。これはやっぱり民間の強い要望を含めて、この豊島区として初めてでありますけど、寄附のキャンペーンは、私みずからもいろんな企業にもお邪魔して、お願いをしてまいりました。もちろん、これはトキワ荘の復元の意義というものを強くお話しして、御寄附を願っているわけであります。当初、1億円というような目標を立てましたけど、おかげさまで、現在、1億8,799万6,339円、これだけ、やはり御理解いただく、600人近くの方々から、先ほどのふるさと納税を含めながら、半分の方々が区外からの、やはり寄附をいただいている、いかにこのトキワ荘の復元というのが望まれているかという、改めて私は強い確証を持ったわけでございます。寄附はこれで終わりじゃありません。あるところにお邪魔したら、この記念館を維持するための年間予算を投入してくれるというような、今、お話もいただいておりますので、これらの運営費用もできる限り民間の方々の御協力いただく、これがやはりトキワ荘をつくった、私は意義ではないかな。トキワ荘というのは、非常に一般大衆的なものでありまして、もう数十年前は、漫画というのは悪書と言われたものから、今や世界の中心的な文化になっているという、こういうことも含めて、この事業を進めさせていただきます。  大変、お話長くなって恐縮でありますけど、大変、私も強く進めてきた責任として、ぜひお話をさせていただきたかったわけでありますので、きょう、委員会で承った、これらを一つ一つ丁寧に対応するように、議会とも一体となってやってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。長くなりました。ありがとうございます。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、ここで休憩をいたしたいと存じますが、再開は何時にいたしましょうか。1時半でよろしいですか。   「はい」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、再開を1時30分とし休憩といたします。   午後0時14分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後1時31分再開 ○芳賀竜朗委員長  それでは、総務委員会を再開いたします。  第93号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第3号)、審査のため、小池東アジア文化都市推進担当課長、小椋マンガ・アニメ活用担当課長、星野学習・スポーツ課長、樋口保育政策担当課長、松田道路整備課長、石井公園緑地課長、佐々木庶務課長、木山学務課長、宮本学校施設課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○三沢財政課長  それでは、議案集別冊、平成30年度豊島区補正予算をごらんいただきたく存じます。  5ページまでお進みください。第93号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第3号)でございます。  1枚おめくりいただきまして、7ページをごらんください。平成30年度豊島区一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億11万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,271億364万7,000円とする。第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表、歳入歳出予算補正による。  第2条、債務負担行為の追加は、第2表、債務負担行為の補正による。提出日、提出者、区長名でございます。  1枚おめくりいただきまして、8、9ページをごらんいただきたく存じます。第1表歳入歳出予算補正の金額でございます。歳入歳出それぞれの款項の補正予算額を計上したものでございます。  まず、8ページ、歳入でございます。6つの款に補正を行うものです。14款都支出金です。2項都補助金に693万4,000円を追加し54億5,270万9,000円に、14款都支出金は107億7,306万5,000円になります。15款財産収入です。2項財産売払収入に9,074万8,000円を追加し1億1,229万5,000円に、15款財産収入は4億9,278万9,000円になります。16款寄附金です。1項寄附金に1億3,500万円を追加し、16款寄附金は1億9,810万1,000円になります。17款繰入金です。2項文化振興基金繰入金に2,400万円を追加し2億9,004万3,000円に、7項道路整備基金繰入金に289万円を追加し1億5,614万円に、12項トキワ荘関連施設整備基金繰入金に1億2,961万2,000円を追加し1億8,961万2,000円に、14項財政調整基金繰入金に7,899万3,000円を追加し6億4,903万6,000円に、17款繰入金は83億3,555万4,000円になります。19款諸収入です。3項貸付金元利収入に1,400万円を追加し1億9,728万9,000円に、6項雑入に1,194万2,000円を追加し31億5,224万6,000円に、19款諸収入は38億5,427万4,000円になります。20款特別区債です。1項特別区債を9,400万円減額し、20款特別区債は58億8,800万円になります。  以上、歳入の合計は4億11万9,000円を追加し1,271億364万7,000円になります。  続きまして、9ページ歳出でございます。9つの款にわたりまして補正を行うものです。1款議会費です。1項同名に1,800万円を追加し1款議会費は6億9,732万7,000円になります。2款政策経営費です。1項同名に1億1,369万円を追加し、2款政策経営費は56億209万3,000円になります。3款総務費です。1項総務管理費に2,677万4,000円を追加し66億2,023万6,000円に、2項会計費に499万2,000円を追加し1億9,799万5,000円に、3項選挙費に174万7,000円を追加し1億536万6,000円に、4項監査費に148万7,000円を追加し9,500万8,000円に、3款総務費は70億1,860万5,000円となります。4款区民費です。1項同名を5,740万円減額し、4款区民費は117億2,124万7,000円になります。5款文化商工費です。1項同名に1億7,000万円を追加し、5款文化商工費は60億1,735万円になります。8款衛生費です。1項同名を1,560万円減額し、8款衛生費は40億2,325万8,000円になります。9款子ども家庭費です。1項同名に2,419万3,000円を追加し、9款子ども家庭費は259億2,933万6,000円になります。10款都市整備費です。1項同名に2,186万5,000円を追加し、10款都市整備費は177億5,032万8,000円になります。11款教育費です。1項同名に8,737万1,000円を追加し、11款教育費は99億1,733万8,000円になります。  以上、歳出合計は4億11万9,000円を追加し1,271億364万7,000円になります。  ページをおめくりいただきまして、10ページをお願いいたします。第2表、債務負担行為の補正でございます。追加分8件の補正を行うものでございます。  30番、(仮称)マンガの聖地としまミュージアム整備事業経費は、ミュージアム用地拡張の賃貸借に係る経費で、35年度まで4,941万円の限度額です。31番、旧大明小学校活用事業経費は旧大明小学校体育館の冷暖房のリースに係る経費で、36年度まで5,490万円の限度額です。32番、千早地域文化創造館多目的ホール経費は、西部区民事務所横体育館の冷暖房に係る経費で、同じく36年度まで5,490万円の限度額です。33番、区道の整備事業経費(都市計画道路補助172号線)は、びっくりガード部のバリアフリー化に係る経費で、31年度まで700万円の限度額です。34番、大塚駅周辺整備事業経費は、大塚駅周辺整備に係る都電荒川線軌道施設移設工事設計に係る経費で、31年度まで700万円の限度額です。35番、橋梁の整備事業経費は、池袋大橋耐震補強工事に係る経費で、31年度まで8,400万円の限度額です。36番、学校安全安心事業経費は、巣鴨北中学校の機械警備の設置に係る経費で、31年度まで93万4,000円の限度額です。37番、体育館冷暖房設置事業経費は、区内小・中学校体育館の冷暖房のリースに係る経費で、36年度まで10億8,900万円の限度額です。  それでは、補正予算の具体的な内容につきまして、11ページ以降の補正予算説明書で御説明いたします。  歳出、歳入の順番で御説明いたします。38ページまでお進みください。1款議会費、1項同名、1目同名に1,800万円を追加する。人事異動等による予算上の人数と実際の配置人員との相違等によりまして、職員関係経費の過不足を補正するものでございます。以下、2款政策経営費、3款総務費、4款区民費、8款衛生費、11款教育費において、同趣旨の補正を行います。  40ページをお開きください。2款政策経営費、1項同名、2項財政費に9,074万8,000円を追加する。都市計画道路整備に伴う道路工事事務所用地売却収入相当額を公共施設再構築基金に積み立てるものでございます。4目区長室費に2,010万9,000円を追加する。1番は職員関係経費につきましては、先ほど御説明したものでございます。2の国際アート・カルチャー都市推進事業経費追加額は、大塚エリアにおけるナイトタイムコンテンツ発掘や訪日外国人向け消費喚起に係る経費でございます。6目区民相談費に283万3,000円を追加する。こちらの職員関係経費はさきに御説明したものです。  42ページをお開きください。3款総務費、1項総務管理費、1目総務費に69万円を追加する。職員関係経費はさきに御説明したものです。2目人事費に2,608万4,000円を追加する。こちらの職員関係費もさきに御説明したものです。  44ページをお開きください。3款総務費、2項会計費、1目同名に499万2,000円を追加する。職員関係経費はさきに御説明したものです。  46ページをお開きください。3款総務費、3項選挙費、1目同名に174万7,000円を追加する。こちらの職員関係経費も同様でございます。  48ページをお開きください。3款総務費、4項監査費、1目同名に148万7,000円を追加する。職員関係経費、同様でございます。  50ページをお開きください。4款区民費、1項同名、1目区民活動推進費を300万円減額する。3目総合窓口費を730万円減額する。4目税務費を3,950万円減額する。6目高齢者医療年金費を520万円減額する。7目東部区民事務所費を240万減額する。いずれの職員関係経費とも、さきに御説明したものです。  52ページをお開きください。5款文化商工費、1項同名、2目文化デザイン費に3,800万円を追加する。ASEAN文化都市、欧州文化首都の招聘及び周知、機運醸成等に係る経費です。3目文化観光費に1億3,500万円を追加する。1番のトキワ荘関連施設整備基金積立金追加額は、(仮称)マンガの聖地としまミュージアム整備に対する寄附金をトキワ荘関連施設整備基金に積み立てるものです。2番のマンガ・アニメ関係経費は、この御寄附の増によりまして、ミュージアム整備に係る財源について、当初予算で計上していた特別区債の発債を取りやめるなどの財源更正を行うものです。  54ページをお開きください。8款衛生費、1項同名、1目地域保健費を510万円減額する。2目生活衛生費を1,050万円減額する。いずれの職員関係経費とも、さきに御説明したものです。  56ページをお開きください。9款子ども家庭費、1項同名、3目保育費に2,419万3,000円を追加する。平成29年度の保育対策総合支援事業費補助金の超過交付分を返還するものでございます。  58ページをお開きください。10款都市整備費、1項同名、6目道路整備費に982万4,000円を追加する。1番の豊島区無電柱化事業経費追加額は、無電柱化推進計画の策定に係る経費です。2番の区道の整備事業経費(特定道路分)追加額は、都市計画道路補助172号線のびっくりガードのバリアフリー化設計に係る経費です。7目公園緑地費に1,204万1,000円を追加する。上池袋東公園整備に係る立てかえ金の償還に係る経費です。  60ページをお開きください。11款教育費、1項同名、1目庶務費に7,228万円を追加する。1番の職員関係経費はさきに御説明したものです。2番の小学校ICT環境整備事業経費追加額及び3番の中学校ICT環境整備事業経費追加額は、いずれも学習用タブレットPCの再リースに伴うシステム構築に係る経費です。2目学務費に1,187万円を追加する。平成31年度、小・中学校入学者の入学準備支度金単価の増加に係る経費です。4目学校施設費に182万8,000円を追加する。5目指導費に139万3,000円を追加する。いずれの職員関係経費ともさきに御説明したものです。  続いて、62ページは債務負担行為の補正でございますが、先ほど御説明いたしましたので、内容は省略させていただきます。  続きまして、歳入について御説明いたします。  18ページまでお戻りいただけますでしょうか。14款都支出金、2項都補助金、9目都市整備費補助金に693万4,000円を追加する。豊島区無電柱化事業経費に充当いたします。  20ページをお開きください。15款財産収入、2項財産売払収入、1目不動産売払収入に9,074万8,000円を追加する。1節にあります、土地建物売払代金及び2節の移転補償料とも公共施設再構築基金積立金に充当いたします。  22ページをお開きください。16款寄附金、1項同名、2目指定寄附金に1億3,500万円を追加する。トキワ荘関連施設整備基金積立金に充当いたします。  24ページをお開きください。17款繰入金、2項文化振興基金繰入金、1目同名に2,400万円を追加する。東アジア文化都市推進事業経費に充当いたします。  26ページをお開きください。17款繰入金、7項道路整備基金繰入金、1目同名に289万円を追加する。区道の整備事業経費(特定道路分)に充当いたします。  28ページをお開きください。17款繰入金、12項トキワ荘関連施設整備基金繰入金、1目同名に1億2,961万2,000円を追加する。(仮称)マンガの聖地としまミュージアム整備事業経費に充当いたします。  30ページをお開きください。17款繰入金、14項財政調整基金繰入金、1目同名に7,899万3,000円を追加する。財源更正を行うとともに、特定財源を差し引いた残りの一般財源7,899万3,000円を、財政調整基金から繰り入れるものです。  32ページをお開きください。19款諸収入、3項貸付金元利収入、12目東アジア文化都市推進事業貸付金収入に1,400万円を追加する。東アジア文化都市推進事業経費に充当いたします。  34ページをお開きください。19款諸収入、6項雑入、6目同名に1,194万2,000円を追加する。国際アート・カルチャー都市推進事業経費に充当いたします。  36ページをお開きください。20款特別区債、1項同名、1目文化商工債を9,400万円減額する。(仮称)マンガの聖地としまミュージアム整備事業に御賛同いただきました方々からの多額の御寄附によりまして、当初予算で計上しておりました特別区債9,400万円の発債を取りやめたことによるものでございます。  以上をもちまして、第93号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第3号)の説明を終了させていただきます。御審査のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○清水みちこ委員  では、何点か質疑をさせていただきます。  まず、教育費について伺いたいと思います。教育費の小学校就学援助費についてなんですけども、こちら、別の資料のほうの備考欄には、31年度小・中学校入学者の入学準備支度金単価の増額に係る経費というふうに書かれているんですけども、単価、具体的にどのように変わったのか、増額になったのかについて、まず教えていただいてよろしいでしょうか。 ○木山学務課長  入学支度金でございますけれども、小学校が現在4万600円のところが6万3,100円、新中学1年生については4万7,400円のところが7万9,500円と変わります。 ○清水みちこ委員  これまで就学援助、入学支度金については、私も一貫して、議員になってから増額と入学前支給について一般質問とか、あらゆる機会を捉えて要望してきました。今伺った額、これで全てカバーできるということではないんですけれども、実態に近づいてきたということで、こちらについては大きく前進ということで評価をしたいと思います。  あわせて、単価ではないんですけれども、入学前支給については、現状どのようになっているかについて、あわせて教えていただいてよろしいでしょうか。 ○木山学務課長  中学校につきましては、新中学1年生につきましては、29年度入学の方から前倒しで支給をしております。小学校は、今回、システムの改修などを行いまして、今度の4月の31年度入学者から前倒しで支給をいたします。 ○清水みちこ委員  小学校についてもシステム改修を行って、来年度の入学の児童からということで、こちらも小・中そろって前倒しを実現したということで本当によかったと思います。  制度のほうがかなり実態に近づいてきたのと、あわせて、ちょっと手続について伺いたいんですけれども、よろしいでしょうか。 ○芳賀竜朗委員長  どうぞ。 ○清水みちこ委員  手続についてなんですけれども、中学校に入学する方は小学校で既に受給されている方もいらっしゃるので、多少、そういった制度があるということも御存じの方もいらっしゃるかと思うんですけれども、今回、小学校についても入学前支給ということで、小・中あわせてでも結構なんですけれども、保護者とか、そういった該当する方に対するお知らせ、周知についてはどのような形でされるんでしょうか。 ○木山学務課長  そうですね、12月の中旬ごろに新中学1年生、新小学1年生の御家庭には入学通知をお送りいたします。その中に、31年4月に入学予定の保護者の方へということで、就学援助制度の申請のお知らせを、それぞれ入れてお送りいたします。特に小学校の場合には、今、御指摘いただきましたとおり、この制度自体を御存じない方がいらっしゃると思いますので、お知らせとともに、新小学1年生だけ、申請書も一緒にお送りする予定でございます。 ○清水みちこ委員  小学校については、申請書も一緒に送るということなんですが、以前もちょっとお尋ねしたんですが、申請書が日本語だけのバージョンであったのを言語、英語とか、そういったのも用意しますよというお話、以前あったんですけれども、今回、同封される申請書についても日本語以外の多言語での対応というのは考えていらっしゃるんでしょうか。 ○木山学務課長  今回お送りするものの中は全部日本語なんですけれども、申請の、入学支度金のお知らせの中に、ホームページに行くように、ホームページを見ていただくと、そこから申請書がダウンロードできますという案内を英語、中国語でそれぞれ書いたものをお送りいたします。 ○清水みちこ委員  ホームページからダウンロードできるように誘導するような表記があるという、そういった理解でよろしいですよね。わかりました。  やはり豊島区、特に外国籍の方もいらっしゃるんで、そういった柔軟な対応が必要だと思うんですけれども、あと、もう一つ伺いたいのが、12月の中旬にそういうふうに入学通知を発送されて、入学前支給ということで、締め切りを設けていらっしゃると思うんですけども、その締め切りはいつごろに設定されているんでしょうか。 ○木山学務課長  年明け1月15日までに、郵送でも窓口でもオーケーということでお願いをしております。 ○清水みちこ委員  年明け15日に、そういう必要書類を添付した上で郵送でも窓口でもということでよろしいですか。 ○木山学務課長  おっしゃるとおりでございます。 ○清水みちこ委員  日にち、締め切りの設定はあると思うんですけれども、やはり年末年始を挟むということで、通常よりは少し書類を用意していただくのでは短いかなという感じがいたしますので、初めて小学校入学の場合は、そういった申請される保護者の方も多いと思いますので、丁寧な対応をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  次の費目について質疑をさせていただきたいんですけれども、これは同じ資料のページの債務負担行為の中の体育館冷暖房設置事業経費についてお尋ねをいたします。  こちら、区内小・中学校体育館の冷暖房のリースに係る経費ということで、備考のほうに書かれておりまして、前定例会の我が党の垣内議員の一般質問でも取り上げて要望しておりますし、また、ほかの全会派からも要望があって、また今回、区長の英断ということで、来年度中に小・中学校の未設置校にエアコン設置が実現したということで、その点、高く評価したいと思うんですけれども、今回、この債務負担行為というところに補正で組まれた理由ですね。その理由について、簡単に教えていただけますか。 ○宮本学校施設課長  今回、債務負担行為とした理由としましては、来年度中に、全体育館に冷暖房設置をしていくためには、やはりスピードが大事だということで、一番考えているところでございます。そうするために、例えば今年度中に事業者まで決定がすることがもし可能であれば、その分、工事のほうも速やかに進められることも考えておりまして、今回、補正予算で債務負担行為というような形をとりまして、実際にリースを考えておりますので、リースの場合ですと、全ての設置が終わった後から支払いが始まりますので、契約をしたタイミングで実際の予算は伴いませんけれども、実際支払うタイミングの31年度以降に予算としては伴いますので、今回、債務負担行為をとらさせていただいた理由となっております。 ○清水みちこ委員  スピード感が大切ということで、それは本当に来年度中ということなんですけれども、ことしもかなり早い時期から暑くなりましたので、夏までにというのをお願いしたいなと思うんですけれども、先ほど答弁の中で、今年度中に契約してということなんですけれども、全体的な計画としてはどのような形で立てられているんでしょうか。 ○宮本学校施設課長  現在の予定は2月の上旬ぐらいには、契約日になるかどうかはわかりませんけれども、事業者のほうは決定したいなというふうに考えてございます。  事業者も決定して、すぐには工事には入りませんので、工事に伴う準備等を進めまして、できれば早く、4月ぐらいからは順次必要な工事等に入っていければなというふうに考えているところでございます。 ○清水みちこ委員  2月上旬に契約で、4月ごろから工事に入っていくということで、24校あるんですけれども、ほかの自治体でも同じように設置されるところあるかと思うんですけれども、大体何月ぐらいまでとか、まだ、そこまでは具体的になってないんでしょうか。どうなんでしょうか。 ○宮本学校施設課長  少なくとも全ての学校がつけ終わるまでには来年度中ということにはなっておりますけれども、先ほど、委員御指摘のとおり、夏も早い時期から暑くなりますので、できる限り夏までに全ての学校が終わるような形で、少しでも進めたいというふうに考えておりまして、そのためにさまざまなつけ方等の工夫をしまして、同時並行で進められるような形で、今、検討を進めているところでございます。 ○清水みちこ委員  やはり期待が大きい事業ですので、本当に暑くなるまでにというのが、本当に一番いいと思うんですけれども、しっかりと進めていっていただきたいと思うのと、あと同じ補正、債務負担行為で、旧大明小学校と千早地域文化創造館多目的ホールについての経費も上がっているんですけれども、決算特別委員会でもお尋ねしたんですが、旧文成小学校についても、来年度中を考えて検討しておりますという御答弁いただいているんですが、今回、補正に入っていないのはどうしてなんでしょうか。 ○宮本学校施設課長  こちらの補正に入っていないということなんですけど、小学校19校のうち、実は池袋第一小学校につきましては、再来年の4月から、旧文成小学校のほうに仮校舎で移転しますので、池袋第一小学校の分につきましては、旧文成小学校のほうに整備を進める予定となっております。 ○清水みちこ委員  ということは、旧文成小学校についても設置というか、整備を進めるということでいいという理解ですよね。 ○宮本学校施設課長  池袋第一小学校につきましては、現校舎のほうには、例えば来年度につけてしまうと、すぐに取り外しをしなくてはいけませんので、池袋第一小学校のほうには現在つけずに、旧文成小学校のほうにつけるということで、19校ということでカウントしてございます。 ○清水みちこ委員  池袋第一小学校には、ことしもつけないままで、そのままということですか。 ○宮本学校施設課長  そのとおりでございまして、そうすると、夏も非常に暑いままになってしまいますので、当然、エアコンがつかない池袋第一小学校につきましては、別の例えばスポットクーラー等、そういったもので、ちょっとしのぐような形は考えているところでございます。 ○清水みちこ委員  つかないということで、同じことを、暑いのにどうするんだろうと思っていたんですけれども、そういったスポットクーラーというので対応できるのであれば、しっかりと対応していただきたいと思います。  もう一点、クーラーについてよろしいでしょうか。 ○芳賀竜朗委員長  はい。 ○清水みちこ委員  先ほど、御答弁の中で支払いのほうが、リースで設置した後の支払いになるということで、今回、債務負担行為で補正に上げていますというお話だったんですけれども、ということであれば、来年度以降の支払いになるということで、この財源についても豊島区だけではなくて、都のほうの支援というか補助というか、そういったのも受けられるということでよろしいですよね。 ○三沢財政課長  若干、補足も含めて御答弁申し上げます。支払いが31年度になるんですが、今年度、債務負担をとっている理由でございますが、工事の着手を早めたいという所管課長の答弁にプラスすると、どうしても契約を行う際には、予算の裏づけが必要になってまいります。なので、今年度中に事業者さんと契約するに当たって予算、あるいは財源のありかというのをしっかりと議決しなければ、契約行為に移れませんので、そういった意味で債務の負担を確定させるために、今年度は債務負担行為を設定するというような流れになってございます。
     また、先ほどの御質疑の中で、今、国や東京都も含めまして、夏の小・中学校の体育館のあり方、体育館だけではなくて普通教室も含めてなんですが、何とか夏の酷暑を乗り切るための施策を、市区町村やりなさいということで、補助金を、今、創設しているところです。これにつきましても、私ども、東京都の教育庁を通じまして、今年度の補正予算の内容及び来年度当初予算に計上されるものの補助のスキームについて、確認に入っているところですが、非常に残念ながら、今年度につきましては国及び都の補助ともリースで設置するものについては、補助の対象外になるという回答を得ているところです。ただ、東京都の31年度当初予算に計上する、これらの補助予算につきましては、リースも一定程度補助の対象にすることを想定しているというふうにいただいております。ただ、内容が、どういった内容のものがリースでも対象なのかどうかというのは、まだ、東京都もこの第4回都議会で審議しているので、内容は答えられないと言われておりますが、いずれにしましても、本区の場合、巨額の経費を伴う事業でありますことから、何とか債務負担は今年度設定して、契約を新年度に、もしずらすことが可能であれば、東京都の補助スキームに乗せる形で、何とか補助もしっかりとっていくということも、今、検討を進めているところです。 ○清水みちこ委員  今、課長の御答弁あったように、何とか、その補助がとれるように進めていく、いろいろやっているということなんですけれども、では、現段階ではちょっと何ともわからないけれども、その方向で頑張っているというような形でよろしいですか。 ○三沢財政課長  おっしゃるとおりでございます。 ○清水みちこ委員  この学校体育館、学校施設全般なんですけれども、エアコンを設置するということは、区議会でも、もちろん我が党は取り上げたんですけれども、都議会でもこれまで取り上げてまいりまして、ことしは条例提案もいたしましたし、第3回定例会の一般質問でも取り上げたりして、さまざま都議会でも取り上げて、一定、前進を見たというところがあるんですけれども、今、都議会の流れによってという、課長の御答弁もありましたけれども、10月30日も都議会で文教委員会というのが開かれておりまして、我が党の米倉春奈都議も、小・中学校施設へのエアコン設置について、リースでのエアコン設置も都の支援対象にすることを強く求めるということで、都議会で頑張っておりますので、もちろん我が党もその方向で、引き続き要望して頑張っていきますけれども、区としても、また、都のほうに要望を上げていって、来年度、設置に向けて頑張っていただきたいと思います。  済みません、委員長、ちょっと次の質疑に移らせていただきたいと思います。  もう一点だけ伺いたい費目があるんですけれども、これが都市整備費の区道の整備事業経費のびっくりガードのバリアフリーの部分なんですけれども、以前、議会のほうでも少し説明をしていただいたんですけれども、今回、補正に上げた内容、実施設計と工事について上げられているんですが、簡単で結構ですので、内容についてちょっと教えていただいてよろしいでしょうか。 ○松田道路整備課長  びっくりガードのスロープ化の工事でございますけれども、こちらは、びっくりガードの東側になりますけれども、西武鉄道本社ビルの完成に伴いまして、エレベーターがこちらのほうにつくられると。新しくできますデッキを通って、つまりびっくりガードの東側からベビーカーなり車椅子の方々が、エレベーターを使って西側に進むことができるようになるわけでございます。その際、西側がまだ階段のまま残っておりますので、せっかく東側から来られたものが西側に上がることができないというような現状に対して、地域の町会長の方々含め、御要望がありまして、こちらの階段をスロープ化することによって、一つの流れとして、車輪のついたものがスムーズに走行できるようなことを目標として整備を行うものでございます。 ○清水みちこ委員  上に鉄道の軌道がありますので、ウイロードのときも、なかなか制限があって難しいというふうなお話を伺ったんですけれども、今回のスロープ化についても、そのような電車の軌道とか難しいところとか、そういったのは、特にはないんでしょうか。 ○松田道路整備課長  今回、この補正で上げさせていただいたのが、今、委員御指摘のとおり、実はこちら、区道ではあるんですけれども、一方で、このJRの軌道を支える橋台が躯体になっているわけでございます、びっくりガードそのものがですね。そのときに階段を一時的には撤去しまして、そこをスロープ化するんですけれども、階段を撤去した時点で、JRの橋台がどう挙動するのか、実際は大した影響はないとは思っているんですけれども、ここら辺、きちんと応力的な計算を行った上でJRと協議をし、一時的にその階段をとったときでも橋台に変動がないですよというような構造計算を行った上で協議を進めないといけないと。この実は計算に結構費用がかかったり、あるいは時間がかかるものですから、今回、補正で上げさせていただいて、来年の6月ごろをめどにその設計を行っていこうというものでございます。 ○清水みちこ委員  わかりました。地元からの御要望があってのということですので、地元の意見をよく聞きながら、しっかりと進めていっていただきたいというふうに思います。  とりあえず結構です。 ○有里真穂委員  私から、小学校ICT環境整備事業及び中学校ICT環境整備事業経費の補正について、質疑したいと思います。  こちらの先ほどの御説明の中と、あと資料にもありますが、学習用タブレットPCの整備ということで、今までは機器とともにパソコン整備に関してということだったと思うんですが、今回、このタブレットPCを整備することによって、従来のパソコンが各学校から、小学校、中学校からパソコン、その他の機器というのが全てなくなるというような理解でよろしいんでしょうか。 ○佐々木庶務課長  現在、学校の学習用のパソコンでございますが、現在もタブレットを使っております。それのリースが満了になること、また、今回、小・中合わせて1,500台の追加の配備をするということに伴う構築のための経費ということでございます。 ○有里真穂委員  そうしますと、今まで各学校にコンピュータールームみたいなものというのが、まだ、あるところもあると思うんですが、そういったコンピュータールームにこのタブレットを設置するというようなことでは、もうなくなるというような理解でよろしいんでしょうか。 ○佐々木庶務課長  現行でも、据え置き型のパソコンは既にほとんどなくなっておりまして、ほぼタブレットになっている状況でございます。  ただ、パソコンルームを置いているところもございますが、タブレットになっておりますので、各教室あるいは特別教室での使用という形をとってございます ○有里真穂委員  そうしますと、今までは各学校で、1台当たり何人ぐらいでタブレットをシェアしているのか、また、これを今回の補正によって、1台当たりの使用人数がどれぐらい変化してくるのかについて、小学校、中学校大体でいいのでお教えいただけますでしょうか。 ○佐々木庶務課長  現在でございます。1台当たり、小学校で5.4人、中学校で4.6人という配備状況でございます。今回、1,500台追加配備をさせていただくわけでございますが、小・中学校ともに1台当たり3人という状況に変更いたします。 ○有里真穂委員  1台当たり3人というような整備になってくると、2020年に向けて学習指導要領が変わって、今度、プログラミング教育の必修化というような流れになってくると思いますが、今、文部科学省が進めている教育の、教育環境の整備の中で、大体目標とするところは1台当たり何人ぐらいで、このタブレットを配備するようにというような目標になっていますでしょうか。 ○佐々木庶務課長  文部科学省の指導でも、豊島区が今回配置をいたします1台当たり3人が目標となってございます。 ○有里真穂委員  そうしますと、今回のこの補正によって、ある程度の環境整備ができてきたのかなというようなことを理解できますが、その一方で、先ほどコンピューター室は、もう実質的には使わないということで、各教室で主に利用されているというようなことでございますが、大型の掲示装置であるとか、あと、実物の投映機など、そういった部分での整備というのは現状、各学校ではどのように進んでいますでしょうか。 ○佐々木庶務課長  大型の電子黒板と言われているものでございますが、それは全ての学校に配備をしてございます。また、投映機につきましても配備済みでございます。 ○有里真穂委員  そうしますと、全ての教室において、3人に1台のタブレットで学習をもう進めることができる環境が豊島区内で、今回の補正で整うというような、いわゆる2020年文部科学省が目標としているようなICT化に向けた環境整備が、豊島区はこの補正によって、ある程度完了するんだよというような理解でよろしいんでしょうか。 ○佐々木庶務課長  文部科学省が提唱しております、1台当たり3人の目標は達成するわけでございますが、同時に、何クラスもというところまではまだいっておりませんで、区によりましては1人1台という配備をしておる区もございますので、これに満足することなく、今後もさらに検討を進めてまいりたいと考えております。 ○有里真穂委員  そうですね、何か2020年のいわゆるプログラミング教育の必修化という中で、今までのいわゆる算数、国語というような授業の中でも、タブレットを利用した授業が、今後展開されるというような流れになってくるというように聞いておりますが、2020年スタートということで、じゃあ、やるぞというふうにするためには、やはり、まだまだ練習も必要でしょうし、先生方もその環境になれる必要があるのかなと思いますので、なるべく早い時期にそのようなICTの環境を整えていただけるように、引き続きお願いしたいと思います。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○山口菊子委員  小・中学校の体育館の冷房設置、新設の学校と古い学校との格差が余りにも違うということで、本当にすぐやってくださるという、それでも3年というのをちょっと、32年度から、夏休みも乗り越えなきゃならない学校が出て、今のところの計画ではあるわけですよね。それで、もちろん池袋第一小学校みたいに引っ越すところはしようがないにしても、ほかの学校も夏休み前に完了するところはすごく少ないわけですよね。これ、もうちょっとスピードアップ、補正予算をがんがんつけてもできないのかしら。 ○宮本学校施設課長  本当に一つでも二つでもじゃないですけれども、目指すところは、当然夏前の設置完了というところは、当然、全校目指してまいりますけれども、どうしても、来年はオリンピックの前年の年ということもありまして、やはりオリンピック関連の設備工事とかすごく多いようでして、なかなかそこで人もとられているという話も聞いてございます。その中でいろんなやり方を、例えば整備手法につきましても、一つのやり方にこだわることなく、幾つかのやり方をとりながら、同時並行で進められることによって、多くの学校の部分で夏前につくのではないかなというふうに考えてございますが、現在、明確に何校までというところはちょっとお答えができないんですけれども、当然、目指すところは夏前に全ての学校をやっていきたいというところで、今、検討を進めているところでございます。 ○山口菊子委員  そういう学校の設備関係というのも、やっぱり隣接校選択制なんかにもすごく影響してくるわけだし、私の地元のところだと池袋本町小学校、それから池袋第三小学校とそれぞれが新築校で、間に挟まった池袋小学校の設備が大変悪い、トイレはきれいになりましたけれども、そういう状況の中で、やっぱり隣接校選択が、設備だけじゃなくて、ほかにもいろいろ理由はあるでしょうけども、ふえているわけですよね。だから、そういうのをやっぱり解消するためにも、やっぱり設備によって学校を希望されちゃうというのは、とても先生方にとっても屈辱的な話だろうというふうに思うし、そういう意味では、ぜひそういうことがないように、ぜひ来年の夏前には解消していけるように、やっぱりそれなりに、この前も答弁していらっしゃいましたけども、ぜひやっていただきたいなということを、念のために、もう一回申し上げておきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。  それから、学校のICT化なんだけれども、その昔、ITはイットとしか読めなかった総理大臣がいたときに、学校のICT化が進んだんだけれども、そのときは、もう私たちびっくりしたのは、買い取りをしないと国庫補助が出なくてリースじゃだめだということがあったのよね。それで、あのころ買い取ったパソコンというのは、もう当然、古くなって使ってないと思うんだけれども、それはもう全て、もう廃棄になる、変わっているわけですか。 ○佐々木庶務課長  以前、買い取りであるパソコンであるわけでございますが、全てなくなったわけではございませんで、学校によっては、まだ使っている学校もございます。 ○山口菊子委員  当然、こういうICTに関するものは、日進月歩でどんどん変わっていくから、リース方式が当たり前だというふうに思うんだけれども、買い取ったものだって、メンテナンスとかも含めて、結構お金がかかっているんじゃないかと思うんだけれども、その辺はどうなんですか。 ○佐々木庶務課長  確かに整備にも、修理等、費用がかかってまいりますので、その分につきましては、校内の配付予算でできる範囲内でしてございます。  学習用のコンピューターにつきましては、全てタブレットに変わっておりますので、先生方、教員の方が御自分で校務用として使用される際に使っているという状況でございます。 ○山口菊子委員  電子黒板が全部そろっているわけだけど、あれ自体は、どれぐらいでメンテナンスしていくのか、あるいは交換していくのか、リースも含め、あれは買い取りでしたか、最初の買い取りの部分もあった、その辺のところをちょっと教えてください。 ○佐々木庶務課長  電子黒板でございますが、さまざまな形態のものがございます。一体型となっておるものですとか、ユニット型、移動ができるものですね、そういったものがございます。ほとんどリースでございますが、一部買い取りで入れているものもございます。各教室等にあるものにつきましては、ほぼリースでございます。今回、リース切れということで変更いたしますので、今回、また新たにリースで入れるということ、ほぼ、ほとんどのものがリースで入れかえる状況でございます。 ○山口菊子委員  そうした学校の機械も、学校間に差がないように、やはり最新のものが入るように公平に子どもたちが使えるようにしていっていただくと、今後ともお願いをしたいというふうに思います。  橋梁の整備事業経費なんですけど、池袋大橋、ここに新たに補修箇所が見つかったというのは、これは予定外で見つかった、何かあったんですか。 ○松田道路整備課長  今、池袋大橋工事、2つの工事、同時並行的に行っております。一つは区が請負契約で発注しているスロープなり、橋脚の補修工事、こちらは順調に、今、進んでございます。今回、補正の対象となってございますのは、東武鉄道が走っているすぐ脇のところの橋脚工事、こちらのほうは東武鉄道のほうに委託契約で行ってもらっているものでございます。こちらは当然、定期点検のようなことは5年に1回やっているんですけれども、足場をつけて、実際に、今回ちょっとふぐあいが見つかったのが、ちょうど橋桁と呼ばれる上の部分と、それを支える橋台との間に支承部というつなげる部分があって、非常に橋梁の中ではデリケートなところなんですけど、そこのモルタルにひびが入って割れていると。実際に近づいて見ると、そこがもげたり、そういうようなことが見られた。そのほかにも一部床版と呼ばれる橋の上のほう、そのすき間のほう、実際に足場をかけてみないとわからない部分でふぐあいが見つかったというようなものでございます。  具体的には、1回、それを橋と橋台とを、橋を上にジャッキアップ、持ち上げて、短期間ですけども、池袋大橋を1回通行どめに、しまして、持ち上げた上でその支承部を交換すると。つまりやる、結構取りかえるための手間がかかるために、8,000万円近い金額がかかるというようなところがメーンの工事でございます。 ○山口菊子委員  車の量も多いところですから、安全にこしたことはないし、また、そういう工事を、メンテをやることによって、新たなことがわかるということもあると思いますので、利用者の安全を図るためにはきちんとやっていただければいいかなというふうに思います。  もう一つ、さっき出た、びっくりガードのところのスロープ化なんだけれども、あっち側のところ、あそこ出たところに、上がったところに、すぐ歩道橋の橋桁があって、私は自転車であそこをよく使うんだけれども、今度、スロープがちゃんとできたとしても、ベビーカーとか、何か車椅子とか上がったとしても、すぐ歩道橋にぶつかって、歩道の幅がめちゃくちゃ狭いんだけれども、あそこは歩道橋を取るのは結構、なかなか理由をつけないと難しいと思うんだけど、その辺のところはどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ○松田道路整備課長  まさに今、委員御指摘のとおりで、確かにスロープにすれば、車輪での通行というのは、非常に便利になるんですけれども、とはいえ、今の階段を実は距離の長さ的でいいますと、3倍の距離がないとスロープ化というのはできないわけですね。それは勾配の関係上の話です。  今、委員からもありました歩道橋というのは、もう動かすことはできないものですから、その中で距離をどう稼ぐということが、今回の設計の一番の肝だったわけでございます。基本的には、今ある階段の少し手前部分、つまりびっくりガードの中から、少しずつスロープを上げていくんですけれども、外にいきなり出ると歩道橋はすぐ高さが決まっておりますので、1回、東から西に抜けるとすると、左側に我々の区のびっくりガードの排水場、ポンプ施設があるものですから、その敷地を利用して迂回するような形で距離を稼ぐというような方法をとってございます。ですので、歩道橋のところに戻ってくるときには迂回をしてから戻ってくるので、スロープになっているということでございます。ただ、これは車輪を使っている方は少し遠回りにはなるんですけれども、一般の方々からしてみれば、真っすぐ進んだほうが早いので、その部分には階段を併用して、一般の方々は一部階段で直進できるような形、車輪を使う方々は左側に折れて迂回するような形で、スロープで通行するというような2段構えで設計を考えてございます。 ○山口菊子委員  横断歩道橋はあちこちで取られていて、旧区役所の前のところも、まさに一夜にしてなくなったというぐらいの感じでなくなったんだけれども、あそこのやっぱり横断歩道橋は、どうしても必要、通学路といってもあれなんだけれども、どうしても必要なものなのかな。 ○松田道路整備課長  そうですね。その手前の西側の横断歩道からすると、少し距離があるかなというふうに思ってございまして、まだ、それを完全に撤去するというようなことを考えますと、少し、その是非について、それはそれで別途交通量をはかる等々の検討が必要かなというふうには思ってございます。 ○山口菊子委員  確かに、あそこのところ、歩道側の左側のほうは敷地に金網になっていて、あいている土地があるから、あそこが区のものであれば使い勝手はよくなるかなというふうに思います。あそこは、いきなり幅が狭くなるから、非常に危ないかなというふうに思いました。 ○竹下ひろみ委員  各会派の今回の冷房の設置についての意見が出ているところなんですけど、ちょっと確認も含めて何点かお聞かせいただきたいんですけれども、今回の夏の酷暑ということで、1年かけて26施設、冷暖房を設置していこうという中で、大変、高野区長の英断には私たち自民党としても高く評価をさせていただくところなんですけれども、クーラーのリースについて、若干ちょっと確認も含めてお聞かせいただきたいと思います。  これまでの答弁の中ではクーラーのリースについては、時間を1年間で26施設をやりたいんだということと、いろいろ設計をしているとマンパワーの問題もあって、リースが一番いいというような判断に至ったというふうに思うんですが、その辺の見解を、いま一度、確認も含めてお聞かせいただきたいと思います。 ○近藤施設整備課長  通常ですと一般的に、請負工事ということで、前年度設計をやって、翌年度工事ということになりますと、大体、我々のほうの施設整備課のほうで試算をしますと、大体1年度当たり4校程度が体育館の冷房化ができるだろうということで、全部やるとなると6年ぐらいかかりますよということを区長さんのほうに御報告を申し上げたところでございます。  その間に、やっぱり6年もかけてやるということであれば、もう単年度でやろうということで、単年度でやる方策をいろいろ考えたところでございますけども、あとまとめてやる方法としては、例えばPFI方式とかというようなこともございますが、PFIでやりますと、今度、それの前年度検証とかアドバイザリー契約とかって、またまた前年なり2年なり前から契約して、設計をしていくということも必要になりますので、今回はリース方式の契約の方法でさせていただきたいということで、それだと単年度でできるだろうということで検討させていただきました。 ○竹下ひろみ委員  リース会社、私ちょっと素人なので、クーラーを5年なら5年のリースの中でお借りするということで、全てセットで契約するというふうに思うんですが、そういう中で例えば設計能力だとか施工能力に一般のところに、事業者さんにおろした場合と仕事が劣っているというふうには思わないですが、その辺の専門集団がやるものとリース会社で設置するものについての差については、どのようなお考えをお持ちでしょうか。 ○近藤施設整備課長  通常リースで物を買うとなったり、借りるとかとなると備品が特に多いと思うんですけど、例えばプリンターとか、先ほど出ましたパソコンとか、あとは家庭用のエアコンとかですと、例えば保育園のちっちゃいお部屋ですとリースで入れたりとかしていたり、備品で買って設置するとかという場合もございますが、今回のリース契約はもうリースの契約の建物に付随する設備につきましては、古いものでいいますと、例えば旧真和中学校に建てた校舎なんていうのは、あれはリース契約でやってございますし、それこそ、今、仮の造幣局に建てようとしている保健所もリース契約という形でお願いをしているところでございまして、基本的には設計から工事までパッケージとしてリースでお願いをするというふうに考えてございますので、物を買ってきて、ただ単に取りつけてくれということではなく、仕様書のほうに、そういったパッケージものを全てリースでお願いをしたいということで、我々としてもリースでの建物に関しての部分につきましては、随分ノウハウございますので、それを活用しながら、今回の体育館の冷房化のリース契約のほうは望んでいきたいというふうに思います。 ○竹下ひろみ委員  今、課長さんの答弁の中では、仕様書をしっかりとその点を落とし込んでいくということですけれども、設計とか施工能力にそごがないと、違いがないというような中では、やはりスピードだけを重視するとリースというのも、私はありかなというふうに思いますけど、あとは5年間なら5年間のリースのときに、何かふぐあいが起きたときの対応ですとか、それが一気に出ちゃったりすると、やはり人手不足というところで、また、後回しになってしまったり、あとは、そこの部分、メンテナンスだけを、じゃあ地元の事業者さんにお任せしようとかというふうになると、やはりリースで頼んだ意味が少し薄れてくるのかなということでは、仕様書にいろいろなものを落とし込んでいかなければいけないということが、一番重要かなというふうに思っているんですけれども、そういう中で、今回はキュービクルを取りかえるとか新設するとか、それがかなわない場合はガスというようなお話も聞こえてきますが、ガス式にすると、音が随分するんですよというようなお話も聞くんですが、学校側で、このリースに対しての基本的な考え方、教育現場での考え方はどうなんでしょう。リースだからいいとか、悪いとかという判断ではないと思いますが、例えば学校によって差が出てきてしまうということは、もう明らかなわけなんですが、その辺はどうでしょうか。 ○宮本学校施設課長  今、学校の設備の中でも、体育館以外にも普通教室、特別教室等もございまして、その教室の空調機につきましては電気式、ガス式両方ございます。委員御指摘のとおり、ガス式になりますと室外機が大きくなって、ちょっと音の問題とかもございますが、今回、体育館に設置する際にも、当然、音の部分につきましては、周りの配慮もございますので、そういった、ちょっと音が出ないような囲みをつけるとか、そういったところで対応してまいりたいと思いますし、また、これまでもガス式のエアコンにつきましては学校内にもございますので、そういった部分で、特に学校現場のほうから何かという、リースだから特にということでは何もございませんけれども、やはり学校としましては、やっぱり子どもたちの活動に支障が出ないようにですとか、周りへの配慮というところが求められておりますので、それはこれまでと同様に対応してまいりたいというふうに考えております。 ○竹下ひろみ委員  今回の冷暖房の設置については、当初、酷暑という意味では、自然災害も多かったので、救援センターとなるところに早目につけようということでしたけれども、やはり学校現場のお話を聞くと、プールに入るのを中止するというような、異常な状態ということもありましたし、体育館での体育の授業を中止せざるを得なかったということを考えると、やはり教育現場の環境もまずは整えていかなくちゃいけないという意味では、スピード感を持ってリースでつけていくということには、何というんでしょうか、私たちとしてはリースではないきちんとしたものでやるべきだなというのは、基本的にはそうなんですけれども、その例えば5年のリースの後の買い取りになるわけですけれども、その後のメンテナンスとかは、やはりそのリース会社にずっとお世話になるというような予定なんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  リース会社さんのほうが、終了後は、基本的には、別に買うとかということじゃなくて、そのまま無償譲渡という形になってございます。  それと、あとその後の基本的にメンテナンスといいましても、それはリース期間中も清掃に関して、フィルター清掃とかは、もう教育委員会さんのほうで、それはリースだろうが一般で取りつけようが構わずやっていただきますし、あと法定の点検がガスの場合はございますので、そうした法定点検につきましては、きちんと東京ガスさんを通してやるとかって形にもなりますし、また、電力に関しましても、うちのほうですと保安協会さんが入っていたりとか、さまざま電力事業者さんが入っていますので、そういった方々を通して、どういった形で、もしふぐあいがあれば、その部分を修繕するというのもありますし、また、例えばさまざまな電気の、空調機の設備につきましては、各種メーカーがございますので、最終的にはメーカーさんにお問い合わせをして、修繕をするとか、例えば基板を取りかえるとか、そういった対応になるんだろうなというふうに認識しております。 ○竹下ひろみ委員  今、巣鴨北中学校は最新型だというふうに思っていますし、また、池袋本町の小中連携校も最新型のがついてくるという中では、この間お聞きしたところ、旧朝日中学校の、今、暫定的に使っているところ、あと、千川中学校のことを参考にしたもののリースにしていくというお話でしたけど、そうすると冷やし方とか暖まり方に差が出てくる。ただつければいいというものではなくて、やはりそこに一定程度の機能が発揮できなければいけないというふうに思うんですが、スピードを重視する余りに、その機能が十分に発揮されなかったり、例えば大きな地震があって、取りつけた天井が落ちてしまったら、そういうものも落ちてくるので、それだけのせいではありませんけれども、何かふぐあいがあったときに、救援センターとしての機能がきちんと発揮できるのかということも、一応、確認しておきたいんですけど、どうでしょうか。 ○近藤施設整備課長  まさにそのところが重要な点だと認識してございまして、先ほど申し上げましたように、ただ単に買って取りつけていただくというだけじゃなくて、全ての部分をパッケージとしてリース契約をお願いしたいというふうに思ってございます。  それと、あと参考にするというところの旧千川小学校の体育館の部分につきましては、基本的には全部がきれいに冷えるとか、全部がきれいに暖まるということではなく、その下の部分だけが暖まって、例えば35度になっているのが28度ぐらいに下がるような形のものになってございます。ただ、旧千川小学校のところの工事につきましては、屋根の部分を改修しまして、屋根材の鉄板の部分にちょっと断熱材を入れて、ちょっと保温性を高めたというのはございますので、今後は、そういったことも、改修工事の際には断熱性の向上をしていかないと、体育館はそれなりに冷えてきませんので、実際に体育館を使用していただく際には、窓を閉めていただいて、暗幕を閉めるとかをしていただいて、太陽の日差しが入ってこないような状態にしておいていただいて、冷暖房を入れる、とかというような形を使用していただく必要性があるんだろうなというふうに思ってございます。 ○竹下ひろみ委員  わかりました。いずれにしてもリースということの、それは政治的な判断の中で、リースで対応するということは一定の理解をさせていただきますが、例えば、このリースということで、今、学校の長寿命化だとか建てかえだとか、例えば躯体を、学校自体を建物とかリースにしようなんていう話にはならないでしょうね。そういう話もちょっと漏れ聞いて、今、リースがはやっているとは言いませんけれども、仮設で、例えば10年もてばいい、その間に長寿命化も進める中では、そういうのも一つの選択肢であるというような声も聞こえてくる中で、ちょっとそこは確認をとらせていただけますか。 ○近藤施設整備課長  かもしれないですけど、長寿命化工事をやる際に、一番のネックはスケルトン改修ということで、きれいにしたときにどこの行き先を求めるかということで、例えば校庭に一部分仮校舎を建てるとか、保育園なんかよくやっていますけど、そういった形のもので、そこの部分だけリースでやりますけども、それが普通に設計をやって、工事をやってという形にはもちろんなっていくのかなというふうに思ってございます。 ○竹下ひろみ委員  わかりました。とにかく先ほど冒頭申し上げたように、仕様書をきちんと作成していただいて、そのときは各個別の専門家の事業者さんの意見も取り入れた中で、今回のリース契約をしっかりしていただいて、補助金については、東京都がリースでも出しますよということであれば、その辺も出していただくものはしっかりといただいて、区民の税金をきちんと使っていただけたらなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。  あともう一つだけ、済みません。  保育対策総合支援事業費の補助金の補正について、一言お聞かせいただきたいんですが、ちょっと勉強不足であれなんですが、この交付決定額と実績額に差があるなということを感じていまして、来年の予算の意見交換をしたときに、この補助金については、しっかりと国が、もしかしたらつけなくなる可能性もあるという中で、保育園の保育士さんの確保についての住宅手当になる財源ですので、これをしっかりと継続してほしいというような意見も聞いていたところなんですが、この交付額の決定額と実績額がちょっと乖離があるように思うんですが、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 ○樋口保育政策担当課長  まず、この宿舎借り上げにつきましては、予算を編成するときには、まず、新規開設の園ができておりませんので、その分は見込みで編成をします。その後、年度が明けまして4月に改めて、全ての保育園に宿舎借り上げを利用するかどうかを調べまして、それで、予算の編成に不足がある分について補正をして、補正の金額をいただいているところでございます。  しかしながら、実際には保育園のほうで使いますよということで申請が上がっていた方が、実際には使わないというケースが出ております。また、途中で年度当初から使いますと言っていた方が、少し月日がたってから利用するというような方もいらっしゃることからどうしても差が出てきてしまっているということでございます。 ○竹下ひろみ委員  見込みが、双方の見込みが違ってきた結果がこれなのかなというふうに思いますが、次年度というか、将来的にこの制度は継続するかどうか、ちょっとまだ、はっきりとはわからないと思いますけども、制度を継続してほしいという声の中では、もし国とか東京都の補助金がなくなると、豊島区だけの補助だとすると、もう莫大な金額になってしまいますけど、見込みというか、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○樋口保育政策担当課長  これにつきましては、東京都のほうも、今後については、はっきりした答えをいただけないところでございますが、しかしながら、委員の先ほどの御指摘のとおり、ある意味で保育士を確保する上で、貴重な補助というふうに認識しております。私たち区のほうも豊島区だけではなくて、23区全て、機会あるごとに東京都、国のほうに話をしているところでございまして、できるだけというか、必ずつけるようにということでの依頼をしているところでございます。 ○竹下ひろみ委員  わかりました。引き続き、よろしくお願いをいたします。  自民党といたしましては、この第93号議案については賛成させていただきます。 ○木下広委員  私もほぼ皆さん方の意見を聞いて、補正ですので基本的には賛成です。  具体的に、長崎小学校の体育館は、暖房がついているじゃないですか。それで、あれは冷房も同じ口から出るような形になるのかしら。細かい技術的なところで申しわけない。 ○近藤施設整備課長  現在想定している長崎小学校でございますけども、長崎小学校は、今、古い老朽化したキュービクルがついていまして、まず、キュービクルを取りかえないといけないなというのがございまして、それはうちの区のほうで、もともと予定をしていますので、ちょっとキュービクルの更新をさせていただいた上で、キュービクルの量を大きくして、もうせっかく大きくするんですから、電気のほうで新たに冷暖房機をつけようかなというふうに考えてございます。 ○木下広委員  電気ですか。 ○近藤施設整備課長  はい。 ○木下広委員  あと無電柱化の事業経費の件なんですけども、今、巣鴨のお地蔵さんところでやって、目白でやって、その先は、立教通りはもうやっぱり視野に入れているのかな。その先というのは、まさにここに書いてあるとおり、いろいろ計画を練った上で、これからやられるということなんですけども、やっぱり救援センターの周辺の無電柱化というのは重要じゃないかというの、うちの村のほうから、今まで言ってきたと思うんですけど、その辺の方向性というのはどういうものなのかというのが一つと、あとは地下の埋設物のデジタルの技術があると思う、それは全てそういうような形で、そのデジタルの技術を使ってやるのかどうかという2点だけ、ちょっと教えていただけますか。 ○松田道路整備課長  2点の御質疑のうち1点目、評価方法についてお答えいたします。  今回、国が4月ですか、都は先駆けて今年度末、3月に推進計画つくりまして、区もそれに沿いまして、中身に沿ったものに推進計画を、この補正予算で改定していくと。その中においては評価対象路線をどのように抽出していくか、今、委員からもありましたけれども、少なくとも立教通り、それから造幣局周辺の防災公園にあわせた無電柱化、それとこの間、通行どめをさせていただきました西巣鴨橋、こちらも側道部分が狭くなりますので電柱をなくすと、ここまでは決定してございます。  以降につきましては、この推進計画の中で、当然、全て区内全域を対象としてございますので、その中から地域を選び、先ほどありました救援センターであるとか避難場所ですね、こういったところ、それから駅からそこにどういうふうに誘導していくのか等々の評価づけを行いまして、路線選定のほうを行ってまいります。 ○木下広委員  地下埋設の確認は。 ○松田道路整備課長  大変申しわけありません。2点目がありました。レーダー探査の話ですね。巣鴨地蔵通りのほうで、全工区800メートルを通じて、大変、何というんですか、掘らずに中のものがわかるというのは非常に効果が高いということは認識してございます。実際に試掘をしてみて、そのとおりもあれば、若干ずれているところもあるかなと。もう少しその辺の精度も含めて、検証は必要かなと思いますけれども、余り短い路線過ぎると、逆に経費倒れしてしまうようなところも出てくるんではないかなと。ある一定の延長があって、量があるときには非常に、つまり下に余り物がないのにレーダー探査を使っても高くついちゃうかなと。ですので、立教通りなんかは比較的下に埋まっていますので活躍するかなとか、そういったことも含めて、推進計画の中で検討してまいります。 ○河原弘明委員  今までの話で大体理解はできたんですけれども、体育館の冷暖房、私も第3回定例会でちょっと取り上げさせていただきまして、推進をしていただくということを御答弁いただきました。  それで、これを救援センターとして体育館が使われるという中で先ほども出ました、来年の夏以降の工事になりますと、仮に来なければいいんですが、その前にもし震災とか来たときが、やはり心配だということがありまして、改めて少しでも早い工事改修をお願いしたいというところと、あと電気型とガス型になっているということで、電気の場合は発電機を各学校に用意するというような話を聞いていたんですけど、それはそれでよろしいんでしょうか。 ○宮本学校施設課長  電気式は特に体育館用の冷房ということで、発電機につきまして特に用意はしない予定となっております。というのも、今、改築校である、例えば発電機を空調用も回したとしても、全然時間的に足りないということがありましてあくまで、今、発電機の置いてある学校につきましては照明とか、そういったもので、最低限使えるような形になっております。 ○河原弘明委員  そうしますと、実際災害が起きて、とにかく夏だったら冷房ですよね、使わなければいけないときの電力は、もし停電のときはいかがするんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  私が答えるべきかどうかよくわかんないですけども、基本的に、今、電気のほうで熱源を予定しているのは、発災直後は多分無理だとしても、3日ぐらいで復旧するんで電気にしておいたほうがいいだろうということで、ガスよりは時間がかかるということで想定をさせていただいて、なるべく多く電気でということで考えているところでございます。  また、昨今、一般質問の中でありました、最近、LPガスということもございますので、そういったこともガスボンベを使った形で、実際に協定を結んで、入れられるということができるんであれば、ガスのほうも有効ではないかなというふうに思ってございますので、その辺は実際の発災直後の部分につきましては、いずれにしても若干はタイムラグが存在するかなと。  確かに、先ほど学校施設課長が御答弁申し上げましたとおり、自家発電を入れているんですけど、基本的には保健室の冷暖房とかは、電気で入れて自家発電でできるようにしています。何かあってぐあい悪くなったときは保健室で寝てもらうとかという形で、そこだけは電力を供給できるような形にしていたり、あとは体育館ないし、あと廊下の一部照明とか、それとあとコンセント関係も供給しているところがございまして、例えばスマホの電源とか、そういった形のもの、あと実際の災害対策になった、本部になるとなったときのネットワーク環境に、基本的には電力を供給している通信網がダウンしますので、そういうところへ電気を供給するとか、そういった形で、ある程度限定をさせていただきながら、電力の供給箇所を決めているということでございます。 ○河原弘明委員  わかりました。あとちょっと素人的であれなんですけども、ガスでやった場合、電気が来てないとき、ガスは点火というかスイッチはどうなるんですか、ちょっと教えてください。 ○近藤施設整備課長  おっしゃるとおり、ガスのみじゃなく、電気の供給も必要になってございまして、先ほど申し上げたLPガスとかガスボンベの場合はパッケージになっていて、蓄電池がついているようなやつもございますので、それを持ってきさえすれば切りかえて、ガスヒーポンが動いてガスが供給されるのと同時に電気が、要は自家発電じゃなくて、大きな電池みたいなのがあって使うような形のものもセットになって、パッケージで計画をされていますので、そういったのも今後検証、検討してまいりたいというふうに思ってございます。 ○河原弘明委員  わかりました。少しでも早い設置のほうをお願いしたいと思います。  そして、もう一つ、次なんですけれども、学校安全・安心事業経費の機械警備を開始するというふうに出ているんですけども、これは、どのようなものになるんでしょうか。 ○木山学務課長  機械警備でございますけれども、どこの学校にも入っているもので、夜間ですとか、そういったときの警備のシステムでございます。4月にもう設置をしますので、その前に契約ということで、今回、債務負担でお願いをしております。 ○河原弘明委員  ということは、どこの学校にも入っているということで、これは、最初から、これを入れて予算というんですか、学校改築はできなかったんでしょうか。何で補正でやったのか、そのあたりを教えていただけたらと。 ○木山学務課長  機械警備につきましては、警備の会社に委託をしておりますので、別途の契約という形に、工事とはまた別のものとして、別途の契約になります。 ○河原弘明委員  わかりました。別ということで理解させていただきました。  それと、東アジア文化都市の推進事業経費で、今回、ASEAN文化都市及び欧州文化首都を招聘するというふうに出ているんですけども、これで、今までの開催地では行ってはいなくて、初めて豊島区の場合でやるということなんでしょうか。
    ○小池東アジア文化都市推進担当課長  欧州文化首都は1985年アテネで開催されて、東アジアのモデルとなった事業でもあります。また、ASEANについても2010年から始まっておりまして、東アジアは2014年横浜ですから、それよりも前に開催をされております。  これまでの開催都市においては、京都のサミットですとか、ことしハルビンで行われた文化フォーラム、こういったときには欧州とかASEANとか、そういった都市が招待をされるわけですが、ことしの8月のハルビンでの大臣会合で、ハルビン行動計画というものが3カ国の文化大臣で締結されまして、それをもって、来年、豊島区が開催する開幕式典等にASEANあるいは欧州を正式に御招待をするというような形になってございます。 ○河原弘明委員  わかりました。国際的な事業なものですから、しっかりとやっていただけたらなというふうに思います。  それから、あともう一点お願いします。国際アート・カルチャー都市推進事業経費の中で、モデル事業の公募があったということで、大塚エリア、それから訪日外国人向けの消費喚起ということが選定されたということになるんですが、このモデル事業というのは、今回初めてのことなんでしょうか。 ○馬場国際アート・カルチャー都市推進室長  これは観光庁が今回進める、初めての事業に手を挙げました。 ○河原弘明委員  わかりました。その中で、マップ等制作費と出ているんですけれども、これはあくまで地図をつくるということだけになるんですか。それとも訪日外国人向けとなりますと、やはりスマホとか携帯で、ああいうもので情報を得るということが相当されると思うんですけれども、そのあたりの対応はどのように考えられているんでしょうか。 ○馬場国際アート・カルチャー都市推進室長  御指摘のとおり、マップだけではなく、スマホ等でも見ることはできまして、そこで、また改めてクーポン等の購入を含めた、そういったものも、そのスマホで購入ができるというふうになっております。 ○河原弘明委員  わかりました。幾つか質疑させていただきまして、今回の補正予算、しっかりと進めていっていただきたいという思いを込めまして、この本議案には賛成をさせていただきます。 ○儀武さとる委員  債務負担行為の大塚駅周辺整備事業経費の補正についてお聞きをします。  都電荒川線軌道施設の移設協議が東京都と調ったということなんですが、どの辺のことを言っているのか、その辺ちょっと説明していただけますか。 ○松田道路整備課長  今回の補正で、これも、また設計でございます。今、予定しておりますのは、ことしの7月ぐらいから、北口の駅前広場工事を実際に進めていこうと考えている中で、その広場工事を行う際に都電の電柱であるとか、あるいは踏切の制御盤、それから列車の接近表示機等々で支障があるおそれのあるところは、事前に移設なりをしておこうというものでございまして、主に対象となりますのは、今回の北口の広場を取り巻くように都電が、ずっと南から出てきた都電が、新しくできたOMOさんという、あちらのほうに曲がっていくわけですけど、そのあたりで支障となる部分というようなことでございます。 ○儀武さとる委員  それから30年度に北口広場整備設計となっています。7月2日に大塚駅北口の整備についてのシンポジウムも南大塚ホールでありました。私も参加しましたけども、たしか200人ほど近くが参加していまして、その中で区長が表明しましたけども、大塚駅北口の緑について、既存の緑はできるだけ保存しますと。それから高木の本数は、既存29本を35本にふやしますというお話でしたけども、具体的にどこを残してどういうふうにするか、そういうものはできているんでしょうか。 ○松田道路整備課長  委員御指摘のとおり、先日行われました南大塚ホールの中で、シンポジウムの中で、区長のほうから、そのような、むしろ高木についてはふやす方向でということで。今、実は既存の本数については、樹木医診断のほうに委託を出して、その結果をもとに、どこを残し、どこに追加するというようなところを検討しているわけでございます。これは設計が仕上がれば、また、どの部分が残りというのは、多分、今の予定ですと31年第2回定例会の契約議案として上げようと思っていますけれども、当然、その時点ではきちんとお示しできるかなというふうに考えてございます。 ○儀武さとる委員  これからだということなんですけども、それから、私、7月29日の東部区民事務所での説明会も参加しました。当日は80人の定員の会場が本当に入り切れなくて、急遽、第2会場も設けて120人ほどが参加したんです。そのときに、やっぱり地元の皆さん、多くの皆さんは緑を残せ、それからヒマラヤスギも残してほしいと、ことしは、もう本当に猛暑というか酷暑の中で、やっぱり緑を減らすのはだめだという、こういう意見が圧倒的だったと思うんですけども、そういう地元の意見を反映して、高木を29本から35本にして残すと、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。 ○松田道路整備課長  その御意見を聞いた上で、再度、緑の配置について、設計を行いまして、残せるものは残そうということで、それにあわせた、特にヒマラヤスギのところなんかは大きな輪っかの中に、ヒマラヤスギが残るような形でタクシープールの形もそれに伴って変更して、今、設計を進めてございます。 ○儀武さとる委員  地元の意見が反映されたということなんですが、きのうの話では、7月2日のシンポジウムでは、シンポジストのお話が中心でフロアとのやりとりがなくて、ちょっと残念だったなと。せっかくいいことをしようとしているわけですから、フロアの感想なども聞いたらいかがではなかったのかなと、こういう感想も持ちました。  しかし、残念ながら、まだまだ大きなリングですとか、4つのモニュメント、光のファンタジーということで、そういうことはやるということだったんですけども、これは、やっぱり7月29日の説明会では、結構、これに8億円もかけるのは問題があると。もっと生活に困っている人、区民が要望していることは別にあるんじゃないかという意見も出ていたんですけど、これは、現時点では反映していないというのは、ちょっと残念だなと、こういう感想を持ちました。 ○高野区長  シンポジウムのときに私の発言で、高木をできるだけ残して、また、だけど伐採した場合には、それに対してちゃんと対応するというような形のお話をさせていただいたわけでありますけど、あの大塚駅前は、昨年までは全部都道でありまして、全て東京都の管轄で、なかなか私たち区のほうはいろいろ木の剪定とか、いろんなことは、なかなかできなかったわけでありますけど、移管によりまして、うちでしっかり管理する、改めて、もう何十年前のイチョウ等々の樹木配置とか、いろんなことを考えてみると、大塚の北口の駅前が非常に暗く、余り剪定もしてないんで、鬱蒼としているというようなことで、今回、かなり大胆に剪定をして、木の形が見えたと思いますけど、非常に駅前としてはバランスが非常に悪いし、いろんな面で、今回、特に歩道も全部改修するというときに、改めて、やはり駅前らしい整理整頓したというか、そういうまちをつくる最大のチャンスではないかということで、7月の説明会でいろいろ聞いた御意見を十分に生かすように、今回、徹底的に詰めて検討し、まだ最終的なのはできておりませんけど、地元の要望にかなり応えられるのではないかと思っているわけであります。  北口は、今までずっと整備を、もう何十年前にしたきりで、そのままでずっと経過してきたということがあり、地元の方々が何としても暗い、そしてイメージが非常に悪い、この北口のイメージを、何としても変えてくれという強い強い要望で、このような形で、今、進行しているわけでありますので、私は地元の要望の中で、地元はもっともっと大きく変えてくれと言われたんですけど、費用対効果も十分に考えながら、大塚駅北口が生まれ変わって、それが全体のまちづくりにつながるような、そんな思いで設計も、かなり詰めて詰めてやってきたわけでございますので、私は今の、現在の大塚駅北口の改修には最高のプランではないかと思っております。 ○儀武さとる委員  それから、公共施設再構築基金積立金の補正について、これは上池袋三丁目にある道路工事事務所の敷地の一部を東京都に売却することによって積み立てるんですけども、明治通りから82号線を行きますと、自転車駐輪場があるんですけども、私、これを見たときに、まず、そこを思い浮かべだんですけど、実際はその左隣にある道路工事事務所だということなんですけども、これは現在、何に使われているんでしょうか。 ○松田道路整備課長  道路工事事務所というのは、当課、道路整備課の出先機関ということで、主に区が発注している工事の監督業務を行ったりであるとか、あるいは直営、技能職の職員が、今、そこに在駐しておりますので、その職員が日々、軽微な道路工事について、東班、西班の2班に分かれて、毎日のように区の道路の悪い部分を補修しています。当然、補修を直営で行っていますので、それに伴う材料であるとか、機械であるとか、そういうようなものが道路工事事務所のほうにあるわけでございます。  また台風だとか、雪だとか、そういうときにはポンプがそこに置いてあったりだとか、あるいは雪を解かすための溶剤のようなものも完備しておりまして、いざというときには、そこに泊まり込んで、夜のうちに排水を行ったり、雪かきをしたりとか、そういうようなことを行っているわけでございます。 ○儀武さとる委員  いざというときには職員が寝泊まりするということなんですけども、この建物は大分古いという話も聞いておるんですが、どんな状況なんでしょうか。 ○松田道路整備課長  常駐で、道路工事事務所には職員がおります。道路工事事務所長がいて、技能職の人間がいると。十七、八人の人間がそこに常にいるわけでございます。建物そのものはかなり古くなってございまして、実は正確なところはわかってございません。少なくとも昭和40年より以前だろうということを聞いてございます。  その上で、今回、リースで事務所の建てかえのほうは行うことを予定してございます。そこで、ちょうどいろいろな資材置き場等々が道路計画線に当たるということもございますので、その建てかえにあわせて東京都の道路計画線の部分について、売却を早目に終えて、新しい用地の中で新しい拠点の整備を行うというふうに考えてございます。 ○儀武さとる委員  これは、約101平米売却するんですけど、日常業務に特に支障はないんでしょうか。 ○松田道路整備課長  ちょうど当たる部分が資材置き場のところになりますので、当たるところの部分の資材については、一時的に別の場所に移しながら、業務のほうは特に支障なく行えるだろうということで考えてございます。 ○儀武さとる委員  私たちは特定整備路線について、本当は2020年東京オリンピックまでに完成させるということで始まった事業なんですけども、実際は契約率も、私の地域で言うと13%だったかな、ほかのところもそんなに大きく伸びてはないと思うんですが、本当に現道が、道路がないところにできるものですから、たくさんの方が引っ越しせざるを得ないと、そういうこともありまして、補償も十分でないと。その関係で契約率もなかなか上がらない、代替地も確保されない、こういうことで特定整備路線については反対をしているわけなんですけども、この補正予算については、小学校の就学援助費の補正ですとか、学校体育館の冷暖房機の設置も補正されておりますので、総合的に判断して、この補正予算、第93号議案については賛成をいたします。 ○芳賀竜朗委員長  取り扱いを。 ○山口菊子委員  私どもの会派も補正予算、第93号議案につきましては可決することに賛成いたします。 ○芳賀竜朗委員長  それでは採決を行います。  第93号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  異議なしと認めます。よって、第93号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。  それでは、お諮りをいたします。このあたりで1回トイレ休憩とさせていただこうかと思うんですが、再開をどうしますか。15分ぐらいでの休憩でいいですか。   「はい」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、再開を3時25分とさせていただきます。  休憩といたします。   午後3時10分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後3時25分再開 ○芳賀竜朗委員長  総務委員会を再開いたします。  第94号議案、池袋西口公園改修整備工事請負契約について。  審査のため、關劇場運営担当課長、藤田文化観光課長、小堤公園計画特命担当課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、議案集3、1ページ目をお開きください。  第94号議案、池袋西口公園改修工事請負契約について、上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  内容につきましては、後ほど議案資料におきまして説明をさせていただきます。  同じページの下に説明欄がございます。豊島区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分等に関する条例第2条の規定に基づき、本案を提出いたします。  それでは、議案資料をお開きいただきたいと思います。第94号議案資料でございます。  2番の(2)の契約方法から説明させていただきます。契約方法、随意契約、(3)契約締結日、本契約議案可決後、(4)契約金額23億803万5,600円、税込みでございます。(5)履行期限、平成31年10月31日まで、(6)契約の相手方は、新宿区西新宿六丁目、大成建設株式会社東京支店、代表者は記載の方でございます。(7)随意契約の理由でございます。本契約は、平成30年10月25日に入札予定でございましたが、9月28日時点において希望申請がなかったため不調となりました。履行期限である平成31年10月31日までに工事を完了させるためには、再度入札を行う時間的余裕がないため、上記の者と契約するものございます。  次ページ以降が工事の概要となってございますが、こちらにつきましては公園計画特命担当課長より説明させていただきます。 ○小堤公園計画特命担当課長  私のほうから、資料2ページ目以降のほうの説明をさせていただきます。  改修整備工事の概要でございます。1番、工事件名、2番、工事箇所、記載のとおりでございます。3番、工事期間、契約確定日の翌日から平成31年10月31日まででございます。  工事の内容でございます。まず、建築工事としてはカフェ・トイレ棟というのがございます。こちらのほうが木造でございます。建築面積が99平米で地上1階建て、カフェのほうが57平米でトイレが42平米、地下のほうに雨水貯留槽を設置いたします。舞台棟のほうでございます。こちら、鉄筋と鉄骨造でございます。建築面積275平米、延べ床面積は634平米、地上2階の地下1階、設備としますと舞台、楽屋、トイレ、倉庫、機械室等がございます。パーゴラ・柱でございます。こちらのほうは鉄骨とアルミの構造で組み立てます。機能としますと照明、音響、防犯カメラ、給水といった機能を備えつける予定でございます。設備・外構工事でございます。舗装工事が自然石、インターロッキングブロック、大型ビジョンのほうが11メートル掛ける3メートル、植栽、桜、ケヤキほか、計25本でございます。水盤のほうが直径10メートル、機能とするとミストでありますとか水中照明という機能を備えつけてございます。非常用のバッテリー設備一式、給排水、電気工事一式でございます。  5番の工程でございます。本工事は、この表の中の青い部分でございます。年明けの1月から着手いたしまして、工期のほうは先ほど言いました10カ月でございます。来年の10月末に完成する予定でございます。下段の先行・移設撤去工事でございますけれども、こちらは平和の像とか、ほかの彫刻等ございます。また、トイレやステージといったものも、先行的に撤去する工事でございます。既にこちらの工事のほうに着手しておりまして、一部、彫刻については西池袋公園のほうに移設をしてございます。また、昨日の土曜日から公園のほうは仮囲いを設置し始めてございます。来週いっぱいで公園のほうは仮囲いを囲って、一時的に使えないような状態に入ってございますけども、本体工事のほうは、先ほど言いましたように、年明けの1月から入る予定でございまして、今やっているのは先行工事というものでございます。また、周辺道路工事、こちらも、また別途工事になります。公園の南側、また東側のほうの道路工事を計画してございます。特にルミネ側から公園のほうに入りやすくなるように改良する計画でございます。こちらのほうは来年の5月から10月の工事を予定してございます。  おめくりいただきまして3ページ目でございます。こちらのほうは、全体の平面図でございます。9月14日のときの副都心特別委員会で御説明した内容と変わってございません。右側の建物がカフェ・トイレ棟でございます。黄色い箇所がカフェで、水色のほうがトイレというものでございます。左下にあるのが舞台棟275平米という面積でございまして、この舞台棟の右側に既設の師範学校の碑でありますとか、ショヒド・ミナール、また、平和の像といったものを設置する予定でございます。舗装のほうは、リングの内側のほうが自然石の材料を使います。その周りは、外側のほうはインターロッキングブロック、透水性のインターロッキングブロックを施工いたします。また、公園の区域からちょっと外れるんですけれども、これは、この工事の中には含まれないんですが、東京芸術劇場の周りも、東京都さんのほうにお願いをしまして、同じ、今ある既設の舗装をもう少し使いやすく、材料のほうも、私どものほうで使う材料にあわせて改修をしていただくという予定にしてございまして、来年度、予算を計上していただくというふうな予定でございます。  4ページ目でございます。主要断面図でございます。上のほうが舞台棟のところを切った断面でございまして、下のほうはカフェの手前を切ったものでございます。上の図の舞台棟、こちらに、地下1階がございます。こちらのほうで先ほど言いました機械室でありますとか、楽屋、倉庫を設ける計画でございます。この地下のすぐ横に、図面の中で四角く記載してございます、こちらのほうが地下鉄の躯体でございます。見ていただくと非常に近い位置に東京メトロの躯体があるものですから、もう既にメトロのほうとは、協議を進めてございまして、また、業者さんが決まりましたら、どういった重機を使うのかとか、山どめの方法といったことを東京メトロのほうと協議をしていくというふうな予定にしてございます。こちらの絵に描いていますパーゴラと言っているリングでございますけれども、らせん状にせり上がっているものでございます。低いところで8メートルぐらい、高いところで11メートルぐらいの高さになってございまして、先ほど言いましたように、構造については、鉄骨でまず組みまして、その周りをアルミで覆うと、化粧するというふうな予定でございます。柱のところには、スピーカーでありますとか、また、舞台を照らす照明でありますとか防犯カメラと、こういったものを設置する予定でございます。  下の図のほうのカフェでございますけれども、こちら、全面ガラス張りでございまして、広場と一体となった大変明るい、おしゃれな建物になるというふうな計画で進めてございます。工事の中では給排水だったり、照明だったり、空調だったりという、カフェを運営する上で基本となる工事については、今回の工事で全て行いまして、事業者さんのほうが決まりましたら、営業にあわせて、テーブルでありますとか、椅子でありますとか、備品等々を事業者さんのほうにそろえていただくというふうな予定にしてございます。  5ページ目、舞台棟とカフェの平面図をちょっと記載してございます。左側のほうが舞台棟の1階の部分でございます。ピンク色のところがステージになります。間口で約14メートルほどございまして、奥行きのほうが7メートルというものでございます。今のステージの1.5倍ぐらいの大きさになるという予定でございます。ステージの裏には、こちらにはモニターを設置しながら、照明でありますとか音響、また大型ビジョンに映し出す映像等の操作をするための設備を設ける予定でございます。そのほかに、先ほど言いました楽屋でありますとか、スタッフ用のトイレ、また事務スペースというものを設置をいたします。  カフェ・トイレ棟でございますけれども、先ほど言いました57平米、それほど大きなものではございません。中にはわかりにくいんですけど、5.6メートルと書いてあるのが、これがカウンターでございます。こちらのほうで注文を受けて商品をお渡しするといったことになります。また、このインフォメーション業務につきましては、先般から、ここ、観光案内というふうな案内機能を設けるということで御説明をさせていただきまして、ここのカフェの中で働くスタッフの方に、外国語が可能な人に入っていただきながら、カフェの営業とあわせて案内をしていただくというふうな予定にしてございます。  この事業者のほうの公募に関しましては、9月のときの副都心特別委員会で11月からというふうに御説明させていただきましたけれども、ちょっとおくれまして、今月中には、こちらのほうの事業者さんのほうの公募を開始したいというふうに予定してございます。  平面図の青いほうがトイレでございます。誰でもトイレが1基と女子トイレが5基、男子トイレの小が4基の大が2基というものの設備を設置いたします。また、このカフェ棟の地下のほうは、雨水をためる雨水貯留槽を設置いたします。下水のほうに直接流すのではなくて、下水施設の負荷の軽減ということの機能を確保するというものでございます。  次のページのこのパースについては、先般も副都心特別委員会の中でも御説明させていただきましたので、説明については省略をさせていただきます。  以上でございます。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○有里真穂委員  私からは、まずカフェについて少しお伺いしたいと思います。  以前、区長のお話の中で、グローカルカフェなどの話も出てきたかなというふうに思うんですが、今回、このカフェが57平米ということで、やはり少し狭いのかなと思いますが、この観光案内の役割も兼ねてというふうに、先ほども御説明の中にございましたが、12月からの公募に向けて、この選定方法とどういったレベルの、語学レベルですとか、観光案内の情報発信のレベルをどういったものを想定した上で公募を行う予定でしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  私のほうからは、観光案内のところについては、藤田文化観光課長のほうにお願いしまして、私のほうはスケジュール等、簡単に説明させていただきます。  先ほど言いましたように、今月から公募をさせていただきます。いろいろの条件をそこの中に付そうと思っています。先ほど言いました観光案内をできるようなスタッフをつけていただきたいというふうなことと、あと防災関係でいうと、防災協定を結ばさせていただきまして、ここは帰宅困難者対策というふうなことで、そういった有事のときにはすぐに対応していただくというふうな条件を付して募集をいたします。今月、来年の1月いっぱいぐらいが募集期間中というふうに考えてございます。2月に入りまして、選定をするということで、プロポーザル方式で事業者さんのほうを募って選定をさせていただくというふうな予定にしてございます。 ○藤田文化観光課長  私のほうから、このカフェのコンセプトといいますか、まずは、多言語対応のカフェということでございます。この多言語というのは、どのぐらいかというところですけども、日本語のほか英語、それからプラスアルファで考えてございます。この言語に関しては、ちょっとこれから調査をしながらということでございますけども、多言語対応のカフェ、それから豊島区及び広域の観光、またアートなどの情報発信ができるような、そして、これが一番重要なところなんですけども、特別な価値と、やはりこれまでにない、ただ単なる観光案内ではなくて、そのカフェに来ていただいた方が、やはり特別な体験というんですかね、そこがこのプロポーザルの中でどういったことが出てくるかというところなんですけども、そういった魅力的な価値が得られて帰っていただくと、そういうようなカフェにしていきたいというふうに思っております。  先ほど言いました、豊島区及び広域の観光の案内だったり、多言語というところが、これがやはり今回のこの西口のインフォメーションカフェの特色になるというふうに考えてございます。 ○有里真穂委員  今、御答弁の中にございましたように、やはり特色のあるカフェというようなことで、例えばコレド日本橋の中にある観光案内所なんかも、こちらの池袋西口公園で想定されているような観光案内と多言語ができるスタッフがいて、カフェがあって、さらに地域の珍しいお土産物も置いてあると。時にはワークショップもやるというようなモデルが、コレド日本橋に限らず日本全国に、今、広がっているというような状況がございますが、そんな中で池袋らしさ、そういったものと、あと本区ではたしかアフター・ザ・シアターも進めていくというような話で伺っていますが、そのアフター・ザ・シアターとあわせて、どういった特色を、このプロポーザルにはさらに想定されているんでしょうか。 ○藤田文化観光課長  今、アフター・ザ・シアターのお話がありました。12月の下旬より、モデルで観光庁の事業、実証実験が始まるということでございます。それらの実証の結果を踏まえてはございますけども、やはり豊島区らしさ、単なる伝統工芸だとか、そういうのは一般的に観光案内所でもやられております。しかしながら、そういったものじゃなくて、豊島区でなければ体験できないというようなものを、例えば漫画やアニメだったり、ソメイヨシノというものもあります。そういうものが、この西口のカフェでやれるかというところが、これは事業者と検討しながらということになりますけども、ただ、やはり豊島らしさを出せる、そういった体験ができる、そして、今のお土産のお話もございました。そういうものも、やはり地域の特色を生かしたようなお土産だとかも販売できるような形を考えていきたいというふうに思っています。 ○馬場国際アート・カルチャー都市推進室長  アフター・ザ・シアターでございます。アート・カルチャー観賞後の余韻をじっくり楽しむという意味でも、この池袋西口公園の観光案内所、観賞後にそういった余韻も楽しめるようなものもあわせて、その観点の中に含まれるかと思っております。  以上です。 ○有里真穂委員  そこでなんですが、今の御答弁すごく力強くて、まさに池袋らしさというものを想定して考えていきたいということで、ますますこのプロポーザルに対しては、期待したいというところでございます。そこにございますトイレなんですが、やはりトイレも池袋らしさというか、豊島区らしさだと思うんですが、こちらの女子トイレも数もそれなりに用意されていると思うんですが、例えば子どもの授乳であるとか、あとはそういった子育て支援という意味でも、豊島区らしさというのがあると思うんですね。もちろん、このトイレの中で授乳というのは難しいとは思うんですが、おむつの交換できるような体制というのは、当然、この中には用意されているんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  5ページ目の平面図でございますけれども、誰でもトイレが1基、上のところにございます。こちらのほうに、そういった障害者用の機能はもちろん、あとはベッドを置いて、そこでおむつをかえていただくというふうなものを予定してございます。 ○有里真穂委員  しっかりとその点に関しても考えていただけるということで、確認できました。  それと先ほど、あわせまして、舗装の改修を東京都の持っていらっしゃる部分での舗装の改修も行うということで、東京芸術劇場のところの道路、結構でこぼこしていて、かなり歩きづらかったり、それこそベビーカーを押すときとかなんかははまってしまうようなでこぼこに、そういうような問題があったんですが、今回、この東京都の部分と豊島区側が整備するところで、そういった弱者にも配慮したような舗装になっていくというような理解でよろしいんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  先ほど、ちょっと東京都の御説明をさせていただきました。いわゆるぼこぼこというのは、先般もちょっと言いましたピンコロというものなんですけれども、私どものほうは、当然、そこを歩きやすい材料にいたします。先ほど言いましたインターロッキングブロックも、平たん性のあるもので、自然石も使いますけれども、今のような、ちょっと歩きにくいようなものじゃないやつにします。  それで、東京都のほうにも、それで御相談をさせていただきました。いろいろ東京都のほうは、すぐに御決断をしていただけなかったんですけれども、再三にわたりまして、あわせて、ここのところの舗装も変えていただけませんでしょうかということで、先般、来ていただきまして、予算をつけるということで、今、東京芸術劇場のほうも含めて調整をさせていただいているというふうなところでございます。 ○有里真穂委員  ぜひ誰にでも優しい、特に障害のある方や子育て世代にも優しい、歩きやすいところにしていただきたいなと思うところでございますが、それと同じように誰にでも優しいという意味で、喫煙者に対してなんですが、今まで喫煙所が池袋西口公園のところにございましたが、仮設の喫煙所というのができるというふうに伺っておりますが、その点に関しては喫煙所、今後どのように配慮されていくのでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  先週の土曜日から仮囲いをさせてもらっています。南側が終わって、今度は東側のほうに、きょうもやっているんですけれども、ここ一、二週間は今ある喫煙所はそのまま使えるような状況でございます。それで、駅側のほうの彫刻の撤去が、もう既に、もう大体終わりましたので、西池袋公園に持っていきましたので、こちらのほうが、平場ができているというふうなところでございます。仮囲いを、ここの一部を削りまして、先行して撤去したところを仮の喫煙場所として用意する予定でございます。工事期間中といっても、来年の1月後半ぐらいからは、もう本格的に、全面的にもう工事が始まりますので、ここにある喫煙所についても、その後、ちょっと移設というか、ここにそのまま残せるかどうかというのは、ちょっと今、検討しているところでございます。  その後の移設場所は、これは環境保全課さんのほうで調整はしてございます。まだ場所は決定というふうなところではないので、この場では、ちょっと私のほうからは言えないんですけども、調整をしているというふうなところでございます。 ○有里真穂委員  誰にでも優しいまちづくりというところで、まさに喫煙する側も、それから受動喫煙対策という意味でも、しっかりとしたたばこを吸える場所の確保、それから、歩行者などに御迷惑をおかけしないような形で進めていただきたいと思うんですが、工事が本格的に始まって以降、この地域というか、この駅前周辺において、喫煙できるような場所の確保というのはどのようにお考えなんですか。またJTさんとの調整などは進んでいるんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  ここの喫煙場所、1時間で400人ぐらい、1日で4,000人ぐらいの、調査すると利用があるということで、ここを閉鎖するとかなりの影響があるのかなというふうに思ってございます。そういったわけで環境保全課さんのほうで、今、調整をしていただいてございます。  JTさんのほうにも御相談をさせていただいて、JTさんのほうも協力していただける体制をとってもらっています。先ほど言いました場所については、ちょっとまだ決まっていないものですから、述べることできないんですけれども、なるべくタイムラグというか、西口のこのエリアで喫煙場所がないというふうな時間を余りつくらないように、調整はしていきたいとは思ってございます。 ○有里真穂委員  1日4,000人という数は非常に大きいかなと思います。特にこの4,000人の方たちが路上喫煙などをされることになると、いろんな問題が発生すると思うんですね。なので、閉鎖する前に、この喫煙所で日ごろ吸っていらっしゃる方たちへの情報提供の周知、それから、今後どういう形でしっかりとした、吸う人、吸わない人、どちらにとってもプラスになるような方向性をしっかりと確立していただきたいと思います。  取り急ぎこれで質疑を終わります。 ○山口菊子委員  いろいろ紆余曲折がありながらも、随意契約で工事が始まることになったのでよかったというふうに思います。それで、いろんな背景はそれなりに伺ってはおりますけれども、契約金額について、この随意契約になることによって、競争入札と違って高くなっているとか、そういうことは特段ないわけですか、大丈夫ですか。 ○ぬで島契約課長(心得)  入札が不調になった後の随意契約ですけれども、自治法の規定で、全ての条件をまず変えられないということになってございますので、金額ですとか、その他の条件を変えられないということでございますので、入札予定価格というのは、入札をやったときと全く同額でございます。  その上で、ただ結局、入札者が一人もいなかったということでございますので、減価交渉自体は認められてございます。ですので、その予定価格をターゲットにして、さまざまな業者さんと減価交渉を行った結果、最終的にはこの金額で折り合ったというものでございます。 ○山口菊子委員  もともとが設計も含めて、地元企業では、なかなかできないということで、大手ゼネコンでなければ難しいというような、そういう設計だったがために、どうしてもこういう形になったわけですけれども、日程的にもぎりぎりということで、来年の秋という、もう期限が決まっていたわけなので、やっぱり地元の皆さんなんか、そんなことだったら高く乗せられているんじゃないか、大丈夫か、ぼられてないかというような御心配がやっぱり出ていらっしゃるんですよね。だから、その辺のところはやっぱり説明できるようにしておいていただかなきゃ困るなというふうに思っているので、ちょっと私もきちんと地元の方に聞かれたときに、その辺が答えられるようにしなきゃいけないというふうに思っています。その辺を含めて、これだけだとわかりませんけれども、少し積算根拠みたいなものも示しいただけるといいかなというふうに思っています。  それで、大成建設なんですけども、基本的にはこの期限でできるということでは、契約は契約ですから、なるんでしょうけども、その辺のところも日程的にも大丈夫だというふうに認識してよろしいわけですね。 ○小堤公園計画特命担当課長  工程のほう、10カ月ということで、非常にタイトなスケジュールでございます。今、先行工事で、撤去工事、彫刻の移設工事をやってございます。これも当初は本体工事の中で予定はしておったんですけれども、どうしてもやっぱり工程を私どものほうで組んでも、正直厳しい部分がございましたので、これについては外出しをしながら、先行的にやらせていただいております。  それで、工程のほうでございますけれども、大成建設さんのほう、もう当然、これだけの金額の契約をする上では、自分たちで工期が決まってございますので、それができるかどうか。もう工程表も出していただいてございます。非常に緻密な工程表の中でやっていく工事を計画してございます。  ただ、予想しないような何か、事故とかは起こらないようにやるんですけれども、見えない部分のところで工程等が延びないように、特に東京メトロとの調整でございますけれども、こういったところも私どものほうも、あと施工管理のほうを三菱地所さんのほうにお願いしてございます。これでそういったバックアップもしながら工事のほうを進めていきたいというふうに考えてございます。 ○山口菊子委員  期限を切ったばっかりに、確かに地元の皆さんは、もう来年の計画、いろいろなさまざまなイベントを取りやめるとか、あるいは形を変えるとか、それぞれ検討されていて、オープンというのが見えているというふうな前提に立っていることは事実なんですけど、事故などが起こらないように、やっぱりそこはきちんとやっていただいたほうがいいかなというふうには思いますので、よろしくお願いします。  それで、カフェなんですけれども、先ほどいろいろ質疑がありました。とてもハードルの高いカフェかなというふうに思いますよね。普通の喫茶店ではなく、観光案内も、言語も含めて、あるいは広域的な案内も必要だということで、とてもグレードが高いというふうに思うんです。
     ただ、非常に狭くて、採算性から見てどうなのかなというふうに思う部分もあって、例えばそういうものを請け負ってくださるような企業なりがあるのかどうか。  また、私なんか、最初は、観光案内というのが、この設計図の前のときには、バス停に近いほうにあったときは、観光協会なのかなというふうに思ったんだけども、そうではないというような形で、今回のがあるわけですけれども、それだけグレードの高いカフェの運営ができるというところを、しかも豊島区を熟知しているというようなところを想定していらっしゃるのかしら。事前にある程度リサーチをして、想定していらっしゃるんですか。 ○藤田文化観光課長  私も、先ほど公募のそういった条件をお話しさせていただいて、かなりそういう意味ではちょっと難しい部分があるかなとは思っておりますが、この件については、やはり調査といいますか、少しリサーチをさせていただいております。  これからの流れとしては、ただ単なる観光案内ではなくて、プラスアルファをやはり観光の方々が皆さんお求めになっている。特に訪日の外国人の方々は、ただ観光案内でいらっしゃるというよりか、そういったプラスアルファを求めて付加価値のあるサービスがあるところ、やはり求めている。そういった流れがやはり国全体でもありますので、今回、リサーチをした上で、ハードルはちょっと高いかもしれませんけれども、応募があることを期待しているといいますか、なっていくんではないかなというふうに思っております。 ○山口菊子委員  インバウンドばっかりじゃないから、この池袋西口公園というのは地域の皆さんも活用する公園ですから、まさに地元の、私なんか地元の人間として、ここは地域の公園だと思っていますので、そうそうインバウンドばっかりではないというふうに思ってはいます。  ただ、これだけグレードが高くしてカフェを運営してもらうとなると、何か電動自動車やバスを思い出してしまって、あのときの運営をするのを協議会みたいなものも、地元の皆さんで4月につくって、もう7月末に応募というような形で決定されていったというような形で、何かもう既に応募するような方が決まっているのかなというふうに、先ほど来の説明を聞いていると思ってしまったんです。ちょっとやっぱり考え方が、一つには、インバウンドへの対応というのはとても大事かもしれませんけれども、日常的には近所の園庭のない保育園のお子さんが遊びに来たりとか、それから土日は地元の皆さんのイベントで、結構埋まっていったりとか、そういうこともあるというふうに認識をしておりますので、何かさっきの説明を伺っていると、多様性は必要なんだけれども、インバウンドにばっかり目が行っている公園と思われると、ちょっと地元としては勘弁してよみたいなところもあるんだけれども、その辺のコンセプトというのをどうつくっていくかというのは大事かなと思って。だから、どういうところの企業なり法人が応募してくるのかわかりませんけれども、地域との連携というのは、きちんとやっていかないと、西口のみんなが一家言を持っていて、それぞれ、みんなそれぞれ商店街の皆さんもそれなりの思いを持っていらっしゃるから、そことやっぱりちゃんと連携していけるようじゃなきゃ困るなというふうに思うんですけれども、いかがですか。 ○藤田文化観光課長  おっしゃるとおりでございます。これは観光協会も当然この中には、私も情報を共有しておりますけれども、やはり観光案内所、区内にJR東日本だとか、東武、西武だとかありまして、そういった連絡会で、観光協会が中心になった連絡会をことし10月に開催をしてございます。やはり今回のこの観光、西口の公園に関しても、カフェに関しても、地域との交流といったイベントというか、そういったことも、やはり中に入れた形で募集をかけていきたいと思っております。  要綱の中にも地域との連携といったことも記載してございますので、やはり地域の皆さんからも愛される、また憩いの場所として豊島区民の方もそのカフェを利用するというような形になるような形で進めていきたいというふうに思っております。 ○高野区長  新庁舎が完成して、それに伴って開発が東側のほうはどんどん進んで、まさに東が開発の中心という形の中で、大変、西口の方々が危機感を持って、このままでいいんですかという。やはり東西がバランスがとれて池袋という副都心が形成されるのではないかというような、大変強い、そういうような御意見を踏まえて、今回の公園の整備に踏み切ったいきさつは、今まであれほどあの公園は地元に愛されて、そして利用されて、週末ごとにイベント中心となっている公園は、恐らく池袋だけではなくて、東京にも中でもないんじゃないかと思いますが、当初、あの公園を改修するというような、地元の方々に御提案をしたときに、大変な大反対でありました。これだけ地元の人たちがいろんな形で利用して、地元があの仮のステージをつくって、そして、この西口の活性化を地元みんなでつくり上げていくというような、そういう方々の熱い思いが、あそこの公園にあるわけでありますので、当初、大変な、もう絶対に改修というのは、我々は納得しませんよという形で。それらを踏まえて、私は今回の公園のプロポーザルのときには、これからの西口をしっかりと視野に入れて、そして東京芸術劇場とともに、さらには西口全体の開発につながるような、そういうような改修プランをつくり上げなければ、あそこをただ単に改修する、利用が便利になるという形では改修する意味がありませんので、そういう大変高いハードルでプロポーザルをいたしたわけでありまして、それに応えるように、今までにないような、恐らくああいう野外でフルオーケストラを中心にしながらできるような公園はないという形で、そしてこれを地元の方にお示しをいたしましたら、地元の方々は、ここまでこういうような形で考えているならば、まさに誇れる、あるいはグレードアップと同時に西口のシンボルである。それだけではなくて、西口のこれからの駅前の再開発等に連動するような、そういう開発と地元は理解するというような形の中で、皆さん方が、もう全員が賛同をいたして、池袋西地区開発委員会でありますけど、ゴーサインが出たという、こういう経緯がありますので、またカフェ等々についても十分に調査をして、ただあっちがいいから、こっちがいいかというのではなくて、今回のインフォメーションを兼ねた形というのは、もう既にサンシャインの1階に、こういう外国人対応のカフェが、先日、私もお邪魔をしてまいりましたけど、それぞれのあれは、ウエイターというのかな、いろいろ持ってやる人たちが、それぞれの言語を使って、外国語を使って対応をしているというような、ここまでいろいろ進んできているんだなというようなことも感じました。  今回、いろんな面で新しい取り組みであるだけに、本当に無駄のないような、けれど、やはりこれからの将来の発展につながるような、この計画を進めていかなきゃいけない、そういう強い使命感を持って、この計画を進めさせていただいております。 ○山口菊子委員  区長の答弁、ありがとうございます。  それで最初、3回ぐらいで終わる地元の皆さんの検討会、私が一般質問で、もっともっとみんなの、地元の声を聞いてほしいということで、ずっと継続をしていただいて、検討会、それぞれ商店街やさまざまな方が入って、誰か大きい声の人だけの言うとおりにならないように、みんなの声を上げてもらおうということで、女性も含めて入っていただいて、続けて今日まできたわけです。そういう意味では、地元の皆さんの声は入ってはいるというふうに認識はしております。  それで、今回の中で、やっぱり少しおしゃれ過ぎちゃって、フラフェスタなんかの場合は、どうしてもビアガーデンになったりとか、いろんなイベントをやるときに、結構、飲食を伴うのが圧倒的に池袋西口公園は多いわけなんだけれども、クラシック仕様ということで、余り上品になり過ぎちゃったらどうしようというのが、一方であるんだけれども、そういうイベントは、もう続けるつもりで皆さんいるんだけれども、それは大丈夫なんですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  イベントに関しましては、先般も、前々回、7月のときの副都心特別委員会でもちょっと御説明をさせていただきまして、今後やっていくイベントについての審査会を別途設けてやっていこうと思っています。  今、地元の活用協議会の方たちが事業者選定委員会というものを実施していただきまして、イベントについて審査をしていただいて、それにかわって、区が入りまして、当然。それと地元の方、あとは観光協会の方なんかも参加していただきまして、イベントについて審査をしていくと。  ただ、今言われましたフラフェスタでありますとか、よさこいとか、ふくろ祭り、こういった区を代表するようなイベントに関しましては、審査をするまでもなく、これまでどおり実施していくという計画でございます。 ○山口菊子委員  活用協議会は、実はとても評判が悪かったんですよね。やっぱり地域の方のといっても、地域の方の本当に一部の方がやっていらして、もう二、三人で決めていて、それでギョーザ・空揚げ3週間とかやって、においがひどいとかといって、地元で大ひんしゅくを買ったりとかしていて、だから、そういう轍は踏まないように、地域といっても、やっぱり全体の皆さんの声が反映されるように、一部の方に任せてしまうというようなことは絶対しないでほしいというふうに、それはもう、これは地元の皆さんに言われていることですので、そこは重ねて申し上げたいというふうに思っています。  使い勝手についても、これからも地域の皆さんの声をやっぱり反映させて、全体の声を反映させていただけたらいいなというふうに思っております。  それから、先ほど御質疑がありましたけれども、あのでこぼこの仕様は、東京芸術劇場を設計された方があわせて公園も設計されたということで、大変著名な方で、石一つどけるのだけれども、1ミリもどけてはならんということで、地元の皆さんの声がなかなか通らなくて、ようやくあの一本道が劇場のほうにできたりとかして、あれは、もうヒールを履いていたらひっくり返る、車椅子だと脊髄損傷者は気が遠くなるというふうに言われていたのが、全部なくなるとなったら、すごくとてもうれしいわけですけれども、バス停のほうも含めて公園、西口の東京芸術劇場のところから全体に、あのでこぼこはなくなるんですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  先週ですか、東京都さんのほうと打ち合わせをさせていただきまして、その範囲を今、東京都さんのほうで調査をしているというか、検討していただいています。  この3ページ目の資料でいいますと、東京芸術劇場のところの周りの円がございます。こちらについては残す予定でございます。これは割とフラットな、つるつるのところなんで、それで傷みがぐあいもそんなにないという、それの周りが先ほど言いましたピンコロでございまして、こちらのほうは改修します。ただ、全部ずっとこの先の西側のほうの先の交差点までやれるかどうかというのは、ちょっと予算の関係もございまして、今、調整をしていただいているというふうなところでございます。 ○山口菊子委員  せっかくこれだけの大改修するんですから、地元の皆さんが長年ずっと、あれは勘弁してほしいというのを言い続けて、設計者の方も亡くなったから、そういうことでうるさくおっしゃる方もいらっしゃらなくなったわけなので、できれば予算つけていただいて、全体に同じ仕様になるようにしていただけたらいいかなというふうに思いますので、その辺は強く要望させていただきます。  それから、喫煙場所のことなんだけど、本当に悩ましくて、環境浄化のパトロールで歩いていて、ごみを拾うときなんかも物すごいたばこの量で、公園に来て、この喫煙場所に来て、吸っている方たちは、まあいいんだけども、その周辺から、もうとにかく西口の駅前の花壇が灰皿状態だし、ずっとたばこが、困っているから、もうみんなすごく怒っていて、喫煙場所なんかとっちゃえという声もあるんだけれども、なくしてしまうと、今度、たばこを吸う方がやっぱり路上で吸うような状況が出てきてしまうというので、非常に悩ましいというふうに思っています。  本当にこのメトロポリタン口からのほうの動線のところが利用率が高いのもよくわかっていますし、ただ、あそこに入り切らないで、あの周りで吸う方もたくさんいるし、右側の今、カフェを計画しているところのあそこの植え込みのところも、座り込んで、ほとんど灰皿状態なのね。だから、なくしてしまうと大変なんだけれども、どこにつくったらいいかって、それもまた難題だというふうに思っているので。環境保全課のほうとの調整だというふうに思いますけれども、なるべく皆さんに御迷惑がかからないところで、かつ路上喫煙が発生しないような、そういういい場所というか、大変だと思いますけれども、これはやっぱり少し丁寧に対応を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  公園自体、ほかのところも含めて全部禁煙というふうなことで条例を改正させていただきまして、ここを含めて7カ所は、2年間以内ということで調整をさせていただいています。  その中でもやっぱりここは、先ほど言いましたように、相当の利用者がいらっしゃいます。そのままぽんとなくすことによって、周りの影響というものを非常に懸念しているところでございまして、環境保全課さんのほうと、またJTさんも今、入ってもらっています。もし仮に設置をするとしたら周りに迷惑をかけないような、今のようなブースをつくれるのか、その土地はどうするのかということで、調整をしてもらっています。なるべく先ほど言いましたように、工事のタイムラグをつくらないようなことで調整をしていきたいと思ってございますので、まだはっきりここというふうなところは言えないところでございますけれども、調整をしながら努力していくというふうなところでございます。 ○清水みちこ委員  今回、池袋西口公園改修整備工事請負契約ということで議案が出されているんですけれども、これまでも私も我が党も、池袋西口公園は確かに老朽化しておりますので、老朽化した公園施設の改修は必要だということは重々理解をしておりますし、また、地元の皆さんの期待が大きいということについても理解はさせていただいています。  しかし、その上で、これまでも指摘してきたんですけれども、豊島区の基本計画にも全くなかったこうした計画がすごいハイスピードで進んでいるということと、通常の一般的な公園改修計画にしては、費用が莫大過ぎるということ、さまざまこれまでも指摘をさせていただいて、計画の見直しを求めてきました。私も一般質問や副都心特別委員会でも取り上げて要望してきました。  今回、こうして契約議案ということで出てきましたので、まず資料に沿って、さまざま質疑をさせていただきたいと思うんです。まず、この契約方法ですね。今回、随意契約ということで、先ほど契約課長(心得)のほうから理由について説明があったんですけれども、もう少し詳しく、なぜ大成建設に随意契約ということになったのか、そういった運びになったのかについて、まず教えていただいてよろしいでしょうか。 ○ぬで島契約課長(心得)  入札が不調になった場合でございますけれども、自治法の規定により、そういった場合はまず随意契約してもいいというふうになってございます。  ただし、再度入札をする時間的余裕がある場合には、そういうふうにするほうがいいでしょうということも書いてございまして、そういった上で、今回はちょっとそういった時間的余裕がなかったというのがまず1点でございます。  そういった中で、随意契約をする、今度は相手方を探すということになりますけれども、先ほどもちょっと御説明したとおり、その他の条件は全て変えられませんので、金額も最初入札したとおりの予定価格というところを一つ持って、その上で金額の減価交渉を数社としていくと。減価交渉のほうは、担当の課長のほうで数社していただいて、その中で本当に、最初のうち、どの会社さんも予定金額になかなか積算が難しいというところで、頑張って交渉を続けていっていただく中で、最終的にその大成建設、1社と金額の合意が最終的になされたという経緯でございます。 ○清水みちこ委員  時間的な余裕がないためということで、理由をおっしゃるんですけれども、これまでも何度も指摘してきたんですけれどもね、まずスケジュールありきというか、来年の11月にリニューアルオープンさせるということで、当初、昨年の5月に副都心特別委員会で、こういった形で、プロポーザルでやっていきますよというときも、その時点でも、かなりタイトですというお話をされていたんで、最初の設定自体が余りにもタイトというか余裕がない状況で設定をされていたということを重ねて指摘させていただきたいのと、あとその上で、まず昨年の暮れの段階で基本計画がおくれましたよね。9月の副都心特別委員会でも私が運営というか、使用料とかさまざまお聞きしたときに、11月の副都心特別委員会で何らかの形でという、報告したいというふうなお話もいただいていたし、そのときにカフェの公募についても11月から始めるというような御説明が、たしか、あったと思うんですけれども、さまざまそういったことのおくれが出ているにもかかわらず、リニューアルオープンだけが、何でそこまで、ここだけは動かせないよという理由を改めて伺いたいんです。 ○小堤公園計画特命担当課長  当初から11月を目途にというふうなことで事業を進めさせていただいてございます。なぜというか、やはり大小にかかわらず事業をやっていく中では、目標とするスケジュールというものを組んでやっていくのかなというふうには思ってございます。  先ほど言いましたように、工事でいいますと確かに非常にタイトなスケジュールだということでございますけれども、今回、大成さんのほうで、ゼネコンさんのほうでも、この工期内でということで検討していただきまして、それでできるというふうな判断で契約をさせていただいたというふうなものでございます。  非常に無理があるというふうなことではなくて、やはりこの中でもやれるという事業者さんもいます。そのためにはいろいろな、私どものほうも先ほど言いました先行工事とか、調整はしてきた中でございますけれども、やはりそういったことをやりながら、当初から目標とした事業スケジュールで進めていくというふうなものに、私どものほうとしてはそういった事業の進め方をさせていただいているところでございます。 ○高野区長  大変、期限を切って、それを曲げないで進めているというような、いろいろな諸条件が変わってもということでありますけれども、私はこれら、今、大きな開発が同時進行しておりますけど、これら全体を見ながら、この進行、踏み切ったわけでありますけど、財政が厳しいとき、私は、10年ぐらいは全く新しい箱物ができるゆとりがございませんでした。財政もある程度安定をしてきて、そしてまちとして、この豊島区全体、特に中心の池袋が今まさに大きく変わろうとしている、先ほど来お話ししたように、やっぱり新庁舎の移転が一つのきっかけでありまして、非常に注目され、また、いろんな面で、これの計画を同時にやることによって、さらにまちの魅力を引き出せるという、私は、これは最大のチャンスが来ているのではないかな、そんな思いでこのような計画を進めさせていただいているわけでありまして、これがオリンピックが終わったり、あるいはその先の計画というような形では、私は今、責任持って進めている中では、効果が非常に薄いものであるという考えでありますので、オリンピック以降の計画というようなことは全く考えておりませんので、この大変タイトな形でありますけど、この時期にこのような開発が進むことによって、大きくまちづくりが変わり、それが全て豊島区政の中で、これからのまちづくり、そして住みたいまち、あるいは住み続けるまち。ただ言葉で言っても、なかなかこういうものを実行するということは難しいことでありますけど、さまざまな分野を総体的に見ながら、このような形で進めさせていただいておりまして、無理はするつもりは全くございませんけど、今、担当の答弁のように、協力する企業もそれにできるだけ区の意向を踏まえて、いろいろと工事を進めていくというような形で、それらについては丁寧にきちんと、そういう契約等々も含めて進めさせていただいているわけであります。 ○清水みちこ委員  区長から御答弁をいただきましたけれども、やはりスケジュールについては、ある程度目標が必要だとか、いろいろおっしゃったんですけども、例えば学校改築などに関しては、オリンピック・パラリンピックなどの関係で実際おくれが出ているところがありましたし、全体的なスケジュールが少しずれたりとか、そういったことがあるにもかかわらず、計画自体が示されたのが昨年の5月、そうした計画がもう動かせない、このスケジュールに沿ってどんどん進められているということ、まずスケジュールありきだということを重ねて指摘をさせていただきたいと思います。  先ほど、御答弁の中に、減価交渉などをしておりますと、しましたという説明があったんですけれども、実施計画のときに厳しく精査したというお話で、それでも税込みで24億6,000万円もかかる、こういった事業ということでした。  本契約の議案では23億円余というふうになっております。この額が違う理由は、先ほどおっしゃった減価交渉によってお安くなったんですか。どういった理由でこの差が出ているんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  せんだっての副都心特別委員会の中で24.6億円というふうな数字で説明させていただきました。この中には、先ほど言いました先行的な工事を今、やっています。それの工事費と、あと工事の中に入ってない備品を今後、購入するお金が約7,000万円としてございます。撤去工事のほうが8,000万円でございましたので、1億5,000万円については、この工事の中には含まれてございません。それなんで、23.1億円ということで工事費を想定しています。それとプラス1.5億円ということで、24.6億円という数字を先般、副都心特別委員会の中で御説明をさせていただいたものでございます。 ○清水みちこ委員  では、ここから1.5億円を差し引いたということで、特に減価交渉をして安くなった結果ということではないんですよね。24億6,000万円というのは変わりないという理解でよろしいんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  はい、そのとおりでございます。 ○清水みちこ委員  御説明を聞いて、やっとわかるということでは、ちょっとまずいと思うんですね。やはり厳しく精査して24億6,000万円で、今回の契約議案で23億円余というところで、そこの整合性を図るような御説明もしっかりしていただかないと、ちょっと見ただけではわかりにくいので、そのことも指摘をさせていただきたいと思います。  多少減額はされたんですけれども、この契約議案は23億円余ですけれども、莫大な費用ということは変わりがないと思います。地元の方の期待というのもわかるんですけれども、一方で、地域の方のお話を聞くと、何で池袋西口公園にあれだけのお金をかけるんだという声はやはり根強く私の耳にも聞こえてきます。  スケジュールについてもいろいろ区長のほうから御答弁いただきましたけれども、結局、Hareza池袋のプレオープンに合わせるという形で、そういったところが大きなネックとなって、この計画が進んでいるということは変わりがないと思うんですね。  費用が、事業費が莫大ということで、11月20日の議員協議会でも確認をさせていただいたんですけれども、一番心配なのは、これ以上膨れ上がることがないのか。事業費がこれ以上膨れ上がることがないのかということが心配なんですけれども、その質疑をさせていただいたときに齊藤副区長は、よほどのことがない限りはありませんよという趣旨の御答弁をいただきました。もう一度、確認をさせていただきたいんですけれども、これ以上事業費が膨らむということはないということで、よろしいですね。 ○小堤公園計画特命担当課長  はい、先日の議員協議会の中で、齊藤副区長のほうがそういった答弁をしていただきました。  齊藤副区長と、それと今ある設計書を、今の時点で設計変更ありますよというふうなことではなく、突発的なものがあったり、あとは地下の何かものが出てきたりした場合は、当然、設計変更はありますよというふうな説明だったかと思います。  これだけの大きな工事でございます。先ほど言いましたが、地下鉄の関係等々、調整もあります。もう絶対びた一文というか、それが膨らむのか減額されるのか、ちょっとわかりませんけれども、ないかといったら、その可能性は正直ございます。それについては、もし変更があれば、また議会のほうにお示しして、その内容についての御説明をさせていただくというふうなことでございますので、100%ないかというふうなことでは言えないというふうなところでございます。 ○清水みちこ委員  先日の御答弁とは、ちょっと違う御答弁になってしまって、どうなっているんでしょうかと思うんです。設計変更とか突発的なことというのは、突発的なことであるにしても、想定してやっていくのがあるべき姿でないのかなというふうに私は思うんです。これだけ大きな工事で地下鉄の軌道も、この図面を見たらかなり近接しているということで、そこら辺も可能性としては大きいと思うんですけれども、その辺はどのように考えていらっしゃるんですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  金額も含めて精査した上で、今、発注をして契約をさせていただいたということでございます。  今時点でこういうふうに起こり得ますよということはないと思ってございます。そのつもりで設計のほうをやってございますけれども、先ほど言いましたように、5メートル、6メートル、掘削をしていきます。その中で山どめの工法の変更だとか、例えば地下鉄のほうの躯体のほうに観測機をつけなきゃいけないとか、思っていた以上に、土砂の排出に手間をとるというふうなところが、この工事だけではないですけれども、起こり得る可能性はあるというところで御理解していただけたらなと思います。 ○清水みちこ委員  一番心配というか、図面見た限りなんですけれども、この地下鉄の軌道というのが、図面上かなり近いように見受けられるんですけれども、実際この距離はどれぐらい離れているんですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  大体平均で3メートル程度でございますけど、一番近いところでは、2メートルを切るような離隔というふうなところでございます。 ○清水みちこ委員  3メートル程度で、一番近くて2メートルというと、本当にかなり近接というか、密接しているような状況かと思うので、山どめとか、いろいろ手だてはとっていらっしゃると思うんですけれども、やはり費用については膨らむ可能性というのは否めないところが大きいかと思います。せんだっての議員協議会での御答弁とちょっと離れて違う御答弁になってしまうので、そこはちょっといかがなものかというふうに私は思います。  そのときの議員協議会の御答弁の中でも、かなり難しい工事だというふうな言葉が何回も何回も使われて、難しいからスーパーゼネコンさんにやっていただくという話はあったんですけれども、技術的に、この図面を見て、ちょっと私も素人なんでよくわからないんですけれども、難しい、スーパーゼネコンじゃないと絶対できないよという部分はどこなんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  やはり一番困難というか、大きなところは、このパーゴラでございます。先ほど言いましたように、鉄骨で組んだ上で、その上にアルミでカバーをするというふうなところでございます。まず、ロール発注というところで、この鉄骨を発注するんでございますけれども、それ鉄骨屋さんのほうにお願いして、それで加工する手間が、一定のアールで施工するんではなく、ある一定の区間でアールが変更していくというか、らせん状になっていくというふうなところがございますので、そういった加工でありますとか、経験がないところでは、なかなかできないのかなというふうなところでいうと、一番大きなところはそのところかと思います。 ○清水みちこ委員  リングについては、これまでも何度も見直しを求めてきましたし、費用的にも、8億7,000万円から減額したといっても、やはり5億8,000万円もかかるということで、費用面でもそうですけれども、やはり先ほど地下鉄の軌道への影響を考えると、これだけの重量の、具体的にどれぐらいあるのかわかりませんけれども、かなりの重量があると思うんですね。それを地下鉄の軌道上に乗っけるというのは、かなりリスクを背負う工事だと思うんですけれども、費用面も高くて、それでもなお、このリングに固執するというか、なぜ、ここまでこのリングにかけないといけないのかなというふうに思うんです。  あと、先ほども言いましたけれども、リングもそうですけれども、ステージの機械室とか、その地下の部分がかなり近接、密接している形になりますよね。リングもそうなんですけれども、なぜこういった形にしないといけないんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  地下を設けて、今回、設置をしてございます。これについては、使い勝手とか等々ございます。一つは地上のほうに、建築面積というふうなことでいうと制限がありますので、なかなか広げられないというふうなものがございます。それもあって、地下のほうにこういった機械室でありますとか倉庫でありますとか、地上に持ってくると、それだけスペースがなくなりますので、公園としてのやっぱり有効活用とすることを考えると、地下のほうに持っていくのもやむなしというふうなところで、こういうふうな計画になったわけでございます。 ○清水みちこ委員  やむなしということで、費用も膨らんで、そういったリスクも膨らんでくるということなんですけれども、いずれにしても、この実施設計の24億6,000万円は変わらないということで、これだけの莫大な税金、区民の方の大事な税金をつぎ込んでつくる施設、公園改修計画ということで、その収支ですよね、費用対効果というか。それがはっきりしないと、やはりこれまでも言ってきましたけれども、区民の方に、なかなか御納得を得るというところは難しいと思うんです。9月の副都心特別委員会でも使用料とかについては、まだこれからというお話だったんですけれども、そういった収支とか使用料とか稼働率とか、いろいろあるかと思うんですけれども、それはもう、ある程度というか、今どうなっているんでしょうか。 ○關劇場運営担当課長  せんだっての副都心特別委員会の際に、維持管理費ということで、年間4,790万円というふうに資料のほうでお示ししてございます。これにつきましては、いわゆる電気代ですとか水道代、清掃ですとか剪定、あと舞台関連ですと舞台機構ですとか照明・音響機器のメンテナンス、それから非常用のバッテリーですとか水景施設、警備の費用ということの合算でございます。  これについては、特段変更点はございませんが、このほかに劇場を運営するに当たっていわゆる人件費の部分、その辺に関しましては文化デザイン課所管のもとで、としま未来文化財団への委託という形を想定してございます。その人件費についての想定を今、財団のほうと詰めているところでございまして、それらを精査した上で、最終的に稼働率を設定した上で金額のほうは決めていく形になります。  稼働の日数につきましては、現在の池袋西口公園が年間150日程度の運営になってございます。対しまして、整備後は200日を一つの目標という形で考えてございます。その内訳につきましては、冬場3カ月は、なかなか野外劇場の稼働というのは厳しい部分がございますので、それ以外の9カ月で土日、祝日はほぼ100%、それに加えましてウイークデーが週に1.5日、これでちょうど150日という現行と同じレベルになります。プラスアルファ50日というところを平日の稼働をさらに上げていく工夫ということで考えたいというふうに想定をしているところでございます。 ○芳賀竜朗委員長  清水委員、そろそろおまとめください。 ○清水みちこ委員  はい。  維持管理経費については副都心特別委員会で確かに報告がございましたけれども、電気代については増額を想定していますというふうな報告もありましたし、未来文化財団への委託ということで、人件費が発生するということで、4,790万円からプラスアルファということで、ちょっと具体的な数字を示していただけないので、どれぐらい膨らむかわからないんですけれども、それを考えた上で使用料とかと、いろいろ今おっしゃったんですけれども、今、池袋西口公園が使われている中で、確かに150日程度、稼働をしているかと思うんですけれども、全てのイベント、使用料を取っているわけではないですよね。いかがでしょうか。 ○關劇場運営担当課長  いわゆる地元の方が主催でやっているような行事ですとか、区が主催でやっているものについては、使用料のほうはいただいておりません。  現行の池袋西口公園活用協議会のほうの年間の収支を見ますと、年間大体四百四、五十万円ぐらいの収入があるというふうな形でございます。したがいまして、収入が1日当たり、土日、祝日が20万円、平日が15万円という設定ですので、恐らく使用料が入っている部分については、20日から30日程度というふうな想定でございます。 ○清水みちこ委員  その上で、確かに200日とおっしゃるんですけれども、実際、地元の方で使用料をいただいていない、そういった催しもあるということになると、さらに、その分、使用料について上乗せされていくと思うんですけれども、その使用料、9月にも伺ったんですけれども、いつごろわかるんですか。いつまでたっても調整中、調整中ということで、なかなかお示しいただけないんです。 ○關劇場運営担当課長  現在、庁内の意思決定の最終段階と申しますか、決定の会議を間近に控えているというような状況でございます。  地域の皆さんに対しましても、整備検討会の中で、このぐらいの目安というふうな形で、既にお示しをして、いろいろ御意見をいただいているところですので、できましたら年内、遅くとも年明け早々ぐらいにはお示ししたいというふうに考えてございます。 ○清水みちこ委員  なかなか調整中ということで、できれば年内、また年明けということで、またどんどん示していただけるのが先延ばしみたいな感じになるんです。まず、こういった計画を立てる段階で、後から決めていくということではなくて、ちゃんと収支とかをしっかりと検討した上でやるのが本来あるべき姿だと思います。そこのところも、やはりスケジュール、これまでに来年の11月までにということで進めていくから、一番大事な収支とか使用料とか、そういうのが、調整中です、調整中です、これから、これからということで、なかなか示していただけないというのは、本当に計画そのもののあり方自体が問われると私は思います。  これまでも指摘はさせていただいたんですけれども、公園本来の使い方ができなくなるような計画ということで、なかなか区民の方が気軽に行こう、休んだりとか。にぎわいとかイベントということになると、なかなか公園本来のあり方からかけ離れていくということが、本当にどんどん進むにつれて、そこら辺も明らかになっていくと思います。  計画自体に問題があると、私は思っておりますので、その点、重ねて指摘をさせていただいて、とりあえず終わらせていただきます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○竹下ひろみ委員  入札のことについて、各会派さんから、いろいろ意見が出たので、かぶらないように質疑させていただきたいんですが、少し私、勉強不足なので、ちょっととんちんかんな質疑になるかもしれません。  今回の不調になったということで、不調になると、相手を探して随意契約をしていくわけですけれども、先ほど減価交渉を行った結果、ここに至ったというお話がありましたが、普通は予定価格というのを発表しないで、不調になった場合は、そこと減価交渉をしていくというようなのが普通というか、そういう認識でいたんですが、今回、予定価格がもう発表されている中で減価交渉をしていくという、ちょっと何というんでしょうか、もうこの金額がわかっているのに、どういうふうに、どういうことで減価交渉をしていくのか、その辺をちょっと改めてお聞かせいただきたいんです。 ○ぬで島契約課長(心得)  まず、最初にやった入札のほうは価格事前公表でやってございますので、そのときに入札の情報を見たか見ていないかはわかりませんけれども、基本的には公表をしております。  先ほど申し上げたとおり、その後の随意契約も基本的にそういった条件を変えないものですから、価格としては、一度はお見せしているものでございます。  ただ、一度入札が不調に終わりますと、入札自体は一度終わりまして、その後、今度は、随意契約の交渉に入りますので、もう一度、価格自体は伏せて価格の交渉をしていくというところになります。  じゃあ実際はどういう交渉を行ってきたのかというところは、実際には今、主管課長のほうでいろいろ、それこそ技術的なところを含め、やっていくわけですけれども、そういった大ざっぱな金額というよりかは細かい見積もりのところ、積算のところを一個一個お互い確かめていって、そういったところで合意を得ていっているというところでございます。 ○竹下ひろみ委員  余り今、契約の案件なので、詳しいことはお答えしづらいかもしれないんですが、どんなところに一番、減価交渉で苦労したのか。私の想像するのはグローバルリングのところの、やはりそこの。今まで、最初に出てきた案よりは1本減らしたということで、億単位の金額が変更になったということはありますけれども、やはり、その辺が一番苦労だったのか。それとも、下に地下鉄有楽町線が走っていることで大分、技術面でも、耐震も含めて苦労があるということは前にも聞いたことがあるんですが、一番苦労されたというのは、どの部分なのか、お聞かせいただきたい、答えられる範囲で結構ですけど。 ○小堤公園計画特命担当課長  一番というか、積算する上で見積もりをとらなくちゃいけないという、私どものほうも見積もりをとりながら積算をするわけでございます。事業者さんのほうも見積もりをとって積算をしていくわけでございます。その工種が、ざっと言うと1,300ぐらいの工種がございます。これを1社だけじゃなくて3社をとっていきながら、平均で幾らというふうなところで積み上げして金額を出していきます。やはり、それだけの数の見積もりをそろえるのは非常に大変なところでございます。  それと、そこで積み上げてきたものを御提示していただきながら、私どものほうも設計書も見ながら、ある程度、事業者さんのほうとすると、それも100以上の質問というのが、わからない部分についての質問を私どものほうに送られて、それに対して、また返して、それを見ながら一つ一つ積み上げていくというふうなところでいうと、どこというふうなところではなく、これだけの工事をやるに当たっての金額を精査するというふうなところでは、非常に大変なところがございます。 ○竹下ひろみ委員  全体的に言って難しかったということですけれども、大手ゼネコンと交渉が難航したということは、やはり金額面とか、あと工期に無理があったのではないかなというふうに、私は思うんですね。やっぱり10カ月で、全部仕上げていくということについても、かなり無理があると思いますし、大手ゼネコンでも、このことにすごく交渉に時間がかかって、もしかしたら、この第4回定例会にこの契約案件は出せないかもしれないという中では、ほっとしているところもありますが、今後不調を招かないためにも、これは特別な案件かもしれませんけれども、積算のあり方であるとか、工期に無理がなかったのかということをしっかりと分析をして、今後不調を招かないという努力はしていかなければいけないと思いますが、その辺はどうでしょうか。 ○天貝総務部長  このたびの議会案件でございますけども、一般質問でも議員から質問があったとおりでございまして、やはり余裕を持った工期設定というのは、通常ですと必要なんですね。今回の部分については、減価交渉ということは、やはり当初、見積もりの中でおさまっていなかったという部分で、それで減価交渉をしておさめたということで、今回はおさまったんですが、いろいろ地下鉄のところに近接した工事で、非常に厳しいことであると。そういった部分で、委員がおっしゃるとおり、今後は一般的にはそういった余裕を持った工期設定と、金額面についても精査して、そして入札に臨むという姿勢は変わりません。 ○竹下ひろみ委員  ぜひ、この経験というんでしょうか、不調になったという一つの事例を決して忘れることなく、これからも積算についてや工期に無理がないのかということもしっかりと検討された中で工事を進めていっていただきたいと思います。  4つの公園構想の中でも、この公園は劇場公園ということで、4つの公園の中でも大変に劇的に変わるというんでしょうかね。ただ公園をつくっていくというだけじゃなくて、地元の人たちの思いも、先ほど山口委員さんからも地元とのやりとりが大変苦労されたというお話もございましたけれども、それぞれの公園に特徴があって、今回、劇場公園という意味では、大きくその見た目も運営の仕方も変わってくるという中では、この契約が随意契約だったということも含めて、私はしっかりと受けとめていかなければならない事案ではないかなというふうに思いましたので、今、部長からもお話がございましたように、この評価と分析というのはしっかりしていっていただきたいなと改めてお願いをさせていただきます。  もう一つなんですが、先ほど有里委員からも喫煙所のお話がございましたが、東京都では、今回の受動喫煙の防止の政策の中で、民有地については補助金を出しますよという、そういう発表があったように私は記憶しているんですけれども、ここの公園の周辺で、民有地で喫煙所を探すというと、かなりもっともっとハードルが高くなるのかなという意味では、JTさんだけに頼るのはどうかなというふうに考えています。今までの東口の駅前や中池袋公園にあった喫煙所、それからグリーン大通りにある喫煙所については、全てJTさんが施工、全部金額を出していただいている中なんですけれども、区が公園の中の、公園を全面禁煙にしていくという政策の中では、JTさんだけに頼ることなく、区がこの方針にのっとって、それでも喫煙者の喫煙の自由というか、その権利も守っていかなければいけないという意味では、大変、今回のこの公園の中の喫煙所をどうしていくのかというのはすごく注目されていると思いますし、そのつくり方についても、やはりこれからもしっかりと区がどのようにこの公園の禁煙を守りつつ、この喫煙の場所を探していくのかというのは、すごく難しい案件かなというふうに思います。どうなんでしょうか。ここからの近くの場所にしてみても、受動喫煙に対するリスクというのは、結構、高くなるんじゃないかなというふうに思っているんですが、その辺についてはどうでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  これについては、非常に悩んでいるところでございます。条例の中で、公園は全面禁煙ということで、受動喫煙、特に子どもたちが集まるところにそういった環境をつくらないというふうなことで取り組ませていただいたわけでございますけれども、かといって、じゃあなくなったから、今度また新しくつくるのかというふうなことで言われると、非常に悩ましいというか、厳しいところもございます。  今言ったように、公園内にはやはり子どもたちが集まっていただきたい、遊んでいただきたい、そういった憩いの場をつくりたいというふうなことがございますので、公園としての考え方は、今後も変わらず持っていきたいと思います。  ただ、今度、代替の場所をどういったところにするのか、その施設に関してはなるべく周りの方に御迷惑をかけないような場所、施設というものを確保できるのかというふうなところで、環境保全課さんのほうと、これは非常に厳しいところでございますけれども、しっかりと検討しながら進めていきたいというふうに思ってございます。 ○竹下ひろみ委員  ぜひ、交通量も多いですし、通行人もいますし、周辺には観光バスもとまる場所、劇場側にはそういうところもありますので、本当に環境保全課さんとの交渉であるとか、地元の意見をどういうふうに吸い上げて、そして喫煙所を移動していくのかというのは、かなり難航が予想されるかなというふうに、課長さんも大変だなというふうには思いますけれども、それでも、この4,000人も使っているという実態、あとJTさんがつくりましょうということで全面的に金額も財源も出してくれるということになるとしたら、やはり皆さんが納得するのというのは、なかなか難しいかもしれませんけれども、ぜひ少しでも使い勝手のよくて、そして環境も守っていけるような、そういうことを心がけていただきたいというふうに思っています。  私たち、自民党といたしましては、今回いろんな御意見がございましたけれども、この池袋西口公園の整備工事の請負契約をしっかりと契約を結んでいただいて、来年の10月に向けて、公園の整備を進めていっていただければというように思いますので、賛成をさせていただきます。 ○高野区長  先ほど、今回の契約が非常にタイトで、そして本当に綱渡りみたいな形になった一つの原因は、9月に入札予定をしておりましたけど、その当時、やはりスーパーゼネコンが全部指名停止、リニアの関係で。スーパーゼネコンの応募が全くないという形の中では、今回、新しい取り組みの中でこういうような形になりましたので、やはりスーパーゼネコンじゃないとできないんじゃないかというようなことは、私たちも想像しておりました。それだけに10月にこの契約がずれ込んだというのが、本当にさまざまな面で、今おっしゃるような形の大変無理があったというか、そういうようなことも、十分体験いたしましたし、今回、これは先ほど来にお話ししているとおり、ゆとりを持った形の中でいろいろ考えていく。  ただ、これらの計画は、私は、いきなり出てきたわけじゃなくて、いろんな水面下でもいろんな形の中で、地元の方々にも情報を出しながら、御意見を十分聞きながら進めてきたつもりでありますので、今後、これらについての大きなやっぱり体験というか、経験を生かせるような形で考えていかないといけない。それには、まず、この計画をしっかりとやっぱり立ち上げることであり、完成させることではないかと思っておりますので、そういうかたい決意で進めてまいりたいと思います。 ○木下広委員  この計画については、既に副都心特別委員会で何遍も長い時間かけて議論をされているので、大体もう各会派の立場というのは、もう明確だと思います。  私どもといたしましては、この公園も含めて、この新庁舎の計画、またHareza池袋の開発、さらには、造幣局の跡地の公園だとか、一連の新しい時代の豊島区の一つの象徴の建物というか、事業が、このパーゴラのついたもう本当にびっくりするような、初め聞いたときはびっくりして、この蚊取り線香は何だという感じで、もうびっくりしたんです。
     ただ、やはり西口の商店街の皆さん方からすると、新庁舎ができ、東口に新庁舎ができてHareza池袋ができて、防災公園の大きなヘリコプターが来るような大きな公園ができるというような東口と比べると、やはり西口は全くそういう意味では、税金投入というか、その辺は計画がなかったというのも事実ですので、そういう意味では、そういう大所高所から見たときに、ある程度の税金投入は、これは仕方がないことだと思います。  そういう意味では、高野区長が中心になって、まず財政再建に取り組んで、財政的にも、ある程度できるんで、こういう計画ができるという事実がありますんで、この辺のところも区民の皆さん方にしっかりと御説明をいただいて、その中で、あとはトキワ荘の再現のときも言ったんですけども、つくるだけじゃなくて、つくってからどうやって税金の価値を、区民の血税の価値を上げるかというところが大事なところだと思いますので、もちろん民間の皆さん方の御協力もいただきながら、この池袋、また豊島区の再生のために有効に活用していただきたいと、そういうことで私どもも考えているところでございます。  そういう意味では、今回、この第94号議案については、公明党としては賛成の立場で取り扱いをお願いしたいと思います。  以上です。 ○河原弘明委員  各委員の皆さん方のお話を聞き、また、その副都心特別委員会等でいろいろ話を聞いてきて、理解はさせていただいております。  また、先ほど区長からもありました、スーパーゼネコンが手を挙げられない状況の中で、一生懸命考えていただいて、今回、大成建設さんがとっていただいたということ。今、建築関係は大変厳しく、人が集まらない云々も含めて、材料もなかなか手当できないような状況の中で、先ほどのトキワ荘のミュージアムも渡邊建設さんが受けていただいたということで、非常に地元としても歓迎をしているところでもありますし、今回のこの西口においても、やはり池袋を中心とした4つの公園構想の中で、ほかの公園とは、また違う意味の形をつくろうとしている、これに対しての大成さんの協力も含めて、随意契約ということで金額云々の話も出ました。しかし、そのあたりもしっかりと精査をされた契約を結んでいただいたというふうに理解をしているところでもあります。  池袋を中心としたこの豊島区をいかに盛り上げていくかも、これから考えていかなければいけないことでもあると思います。しっかりとした公園整備をしていただいて、次の豊島区を担っていけるような、そんな場所にしていただきたいという思いを込めまして、この第94号議案には、我が会派として賛成をさせていただきます。 ○山口菊子委員  私どもの会派も第94号議案については可決することに賛成をいたします。  先ほど關課長が言われましたけれども、稼ぐために200日も貸さなくていいです。150日ぐらいで十分です。地元の皆さんがくつろげる場所としても、そんな1年の半分以上をイベントはしなくてもいいかなと、私は思っております。  環境浄化のパトロールで毎週掃除していますけれども、これからも掃除しますので、でき上がったら地元で、大事に使っていきますので、いい公園になることを期待したいと思います。 ○儀武さとる委員  私も契約のことで確認させてください。  先ほどから、入札不調になって再入札の時間がないと、非常にタイトで随意契約したということなんです。しかもスーパーゼネコンはリニア新幹線で、談合で指名停止になったということなんですけど、この談合による指名停止が解除になった日はいつでしょうか。 ○ぬで島契約課長(心得)  リニア中央新幹線の談合につきましては、ことしの3月23日に大手4社が起訴されてございまして、本区においても事実関係を確認した上で、4月26日に6カ月間の指名停止を行ってございます。したがって、10月26日までが指名停止期間でございました。 ○儀武さとる委員  そうしますと、不調で、当然、10月19日が入札申し込みの締め切りだったんですけども、そのころ、どこか当てがあるというふうな話をずっとされていたんですよね。今の答弁ですと10月26日に解除されたんですけど、そうしますと、それ以前から、解除されないうちから大成建設と入札してくださいよみたいな、そういう話が、実際に行われていたということですか。 ○ぬで島契約課長(心得)  いえ、全く、そういった入札を行う前に1社とそういった形、特に指名停止期間中の業者とやることはございません。  今回の入札は、10月25日に入札する予定でございましたけれども、そのときにはこの4社参加しない形で、大手ゼネコン以外の大手さんですとか、準大手さんが落札してくれることを期待して入札を行ったものでございます。 ○儀武さとる委員  正副幹事長会では、たしか10月19日が締め切りですということで、議案として、この第4回定例会で議案として提案できるかどうかわからないみたいな、こういう話もありましたけども、何かタイトだということで、再度確認しますけど、じゃあ事前に、指名停止解除される前からそういう話はしてないということですね。 ○ぬで島契約課長(心得)  そのとおりでございます。 ○儀武さとる委員  それから、先ほどパーゴラについても大変技術的に難しい、特に曲げるところが大変な技術を要るというお話もありました。  今回、フィンを6枚から5枚に減らして、基本計画では8億7,000万円から、実施設計では5億8,000万円と、少し減ってはいるんですけども、そのかわり舞台関連工事、建物、ステージで、ここで2.8億円から6億1,000万円と、ふえているんですよね。何で地下に、これほどお金がかかるものをやるのか。先ほど地上に出すとスペースが狭くなるだとか、いろいろ、そういう説明があったんですけど、何で地下にこんな、これだけの広さのものを、お金がかかるものをつくる必要があったのか。その辺のところを説明していただけますか。 ○小堤公園計画特命担当課長  せんだって、9月の副都特別心委員会でも、この辺は御説明をさせていただいたところでございますけれども、まず、カフェとトイレが別々の案から始まりまして、それを一つにするだとか、そこにあった倉庫をどちらかに持っていかなくちゃいけないというふうなところと、大きくいう配置がえをしたところでございまして、この地下のところには機械室でありますとか倉庫といったものを持ってきたものでございます。  先ほど言いましたように、地上のほうに置ける面積というものも、当然、限られているわけでございます。そうした中で、費用も含めて検討をしていって、この中におさまる必要最小限のものをおさめているというふうなところで、この構想になったというか、この計画に至ったというところでございます。 ○ぬで島契約課長(心得)  済みません、先ほど儀武委員から10月19日というところ、ちょっと私、すぐに何のことかわからずに。10月19日に、確かに大手4社に対して見積もり依頼はさせていただいております。何でかと申しますと、9月28日に入札の不調が判明いたしまして、10月4日にそれを皆さんに向けて公表してございます。というところで、もう既に最初の入札は不落になったことがわかってございますので、そこをもって、指名停止期間中ではあっても、最終的な契約のときには、指名停止が明けるということ。もう一つは、やむを得ないときには指名停止期間中であっても契約は可能。例えば指名停止期間中であっても、どうしてもその会社でないとできない契約というのは、当然ございますので、そういったものについては契約も可能というところもございましたので、先に見積もりの依頼だけはさせていただいております。 ○儀武さとる委員  はい、わかりました。  今回の契約案件は、当初、池袋西口公園の整備費用は、5月、6月ごろは26億8,000万円だったものが、今回、23億800万円余ということなんですけども、若干安くなったようには見えるんですが、先ほど清水委員のほうからも質疑をして、ほかに解体費用ですとか、別個にやって、それを乗せると、実際はそれを超えているということと、それからJRの支柱ですとか、地下鉄のいろいろものが入っていて、その点でも課長は、こういう大きな工事には追加工事もあり得ると、そういうお話もありましたし、さらに金額が膨らむんだと、可能性があると、清水委員が指摘しましたけども、本当ににぎわいをつくる、それから、まちの活性化と、文化だと、こういうことを口実にして、中池袋公園も、それから池袋西口公園も、文化だとかいろいろ言っていますけども、実際にやっていることは箱物が中心なんですよね。それで、4つの公園も巡回だということで、電気バス、赤バスを走らせるというんですけども、先日の委員会の審査で、最大1億6,000万円の赤字も予想されるということで、本当にやってみないとわからない、どれだけ赤字が出るか収支がわからないと。本当にこれはある意味では、ばくちをやるような、そういう面もあるんではないかと。  さらに、私ども日本共産党区議団は区議団アンケートを毎年行っているんですけれども、池袋駅を中心とした開発について、区は庁舎跡地エリア、今、Hareza池袋や南池袋、東池袋、または池袋駅西口周辺での大型開発についてのアンケートを行ったんですけども、この池袋西口公園についてアンケートをとったんですけど、どう考えますかというアンケートをとりました。賛成が17%、反対が55%ということで、約2,500人の方からアンケートの回答をいただいているんですけども、圧倒的多数の人が反対だと。それから、わからないという方も20%いまして、この西口の開発について賛成というのは17%で、区民の意見としても反対が多数を占めていると。  公園が、先ほどからイベント中心の公園になって、公園の性格が違ってくると。やっぱり区民が本当にほっとして気軽に利用できる、そういう公園を区民は求めていると思うんですよね。23区の中で公園面積が最も少ない区だと。そういう公園をイベント中心、にぎわい、活性化ということで、こういう公園に変えてしまうのは、やはり区民としては納得がいかない。こういうことですので、この議案については、第94号議案については可決することに反対をします。 ○高野区長  大変いろいろな御意見を頂戴いたしました。私も本当に新庁舎をつくるときには、全ての区民からの賛同は得られませんでした。できる限りの説明会等々は、やれるものはやったつもりです。けれど、なおかつ反対を受けて、そして私も決断をして前に進める区政という形の中で、もちろん区長の選挙等々で、こういうような計画を立て、進めていくというような形で、自分の方針をしっかり、私だけじゃなくて区全体の将来を考えてということで、新庁舎に踏み切ったわけでございまして。また、跡地の開発も民間と公民連携、新庁舎もそうですけど、公民連携でやるということ。これのときには、やはり、ばくち的な手法だというようなことも、確かに言われました。けれど今、この豊島区が新しい豊島区のしんだい未来をつくるためには、あの新庁舎の決断がなければ、私はこの一連の開発まで進めなかったと思っているわけであります。  消滅可能性都市と4年半前には言われ、それぐらいに大変全ての面でも黙っていたらどんどん消滅しちゃうというような、私自身の非常に危機感も含めて区政を担ってきた責任者の一人として、やはり。もちろん反対する方の御意見も十分聞いて、それがどう生かせるかというのも考えていかなきゃいけない、そんな思いもしているわけでありまして、これら一つずつ物事を進めるには、それなりのいろんなやはり課題を乗り越えていかなきゃでき得ないことでありますので、一連のこれらについて、確かに急激にこういうような形に取り組んでいくことは間違いありませんけど、これは絶対に将来に向けて、私は必ずこれが決断してよかったと言われるような。いろいろな委員会等々でも、共産党の森議員の大変厳しい質疑を受けたときに、最終的にはお互いに歴史が証明するんですよねというようなことを言ったこともございます。  また、今、公園等々もそれぞれ、もちろん一番面積の少ない豊島区であり、それだけに有効に生かしていくというような思いで、この公園計画も今までないような計画を進めております。もちろん区民のために、南池袋公園も本当にああいうような形の公園であり、また、今度は池袋西口公園も違った形の中の豊島区の魅力の一つにしていくというような、そんな思いでこの計画を進めておりますので、もちろんいろんな面の御意見は十分に聞いて、これからも進めてまいりたいと思います。恐縮です。  以上です。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、採決を行います。  第94号議案について、原案を可決すべきものと決定することに賛成の方は挙手を願います。   〔賛成者挙手〕 ○芳賀竜朗委員長  挙手多数と認めます。よって、第94号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、ちょっとお諮りをいたしますが、5時を回りましたが、いかがいたしますか。  それでは、残りは3日目とさせていただきたいと存じます。  次回の日程についてお諮りをいたします。  次回は12月5日、水曜日、午前10時から開会いたしたいと存じますが、いかがでしょうか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、そのように決定をいたします。  開会通知は、会期中につき省略をさせていただきます。  以上で、本日の総務委員会を閉会いたします。   午後5時16分閉会...