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  1. 豊島区議会 2018-10-02
    平成30年総務委員会(10月 2日)


    取得元: 豊島区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-30
    平成30年総務委員会(10月 2日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │                 総務委員会会議録                   │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年 10月2日(火曜日)         │場所   │第1委員会室 │ │    │午前10時00分〜午後 3時49分        │     │       │ ├────┼──────────────────┬──────┴─────┴─────┬─┤ │休憩時間│午前11時50分〜午後 1時15分 │午後 1時50分〜午後 2時 5分 │ │ ├────┼──────────────────┴──────┬─────┬─────┴─┤ │出席委員│芳賀委員長  島村副委員長            │欠席委員 │       │ ├────┤ 有里委員  清水委員  儀武委員  木下委員  ├─────┤       │ │ 9名 │ 河原委員  竹下委員  山口委員        │なし   │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │ 磯議長 〈根岸副議長〉                           │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 高野区長  呉副区長                            │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │金子政策経営部長  澤田企画課長(公民連携推進担当課長)(セーフコミュニティ推進室長) │ │          (多文化共生推進担当課長)    木村施設計画担当課長       │ │          宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長            │
    │          三沢財政課長  渡邉行政経営課長  副島区長室長          │ │          馬場国際アートカルチャー都市推進室長  高島広報課長       │ │          矢作区史編さん担当課長  大門区民相談課長  秋山情報管理課長   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │天貝総務部長    田中総務課長  小野寺人事課長  秦人材育成担当課長        │ │          ぬで島契約課長(心得)  田中財産運用課長庁舎運営課長)     │ │          能登男女平等推進センター所長                    │ │今浦危機管理監   廣瀬防災危機管理課長  長澤危機管理担当課長            │ │          澤田治安対策担当課長                        │ │近藤施設整備担当部長(施設整備課長)                          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          岡田高齢者医療年金課長                       │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          山野邊生活産業課長  關劇場運営担当課長              │ │          末吉Hareza池袋調整担当課長  藤田文化観光課長           │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          直江福祉総務課長  佐藤高齢者福祉課長  尾崎生活福祉課長     │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          時田子育て支援課長  樋口保育政担当課長              │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          活田都市計画課長  原島交通・基盤担当課長  東屋建築課長     │ │          松田道路整備課長  石井公園緑地課長                │ │          小堤公園計画特命担当課長                      │ ├────────────────────────────────────────────┤ │佐野会計管理室長  吉末会計課長                            │ ├────────────────────────────────────────────┤ │橋爪選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局次長)                 │ ├────────────────────────────────────────────┤ │上野監査委員事務局長監査委員事務局次長)                       │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │栗原事務局長  野上議会担当係長  松木書記                 │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   有里委員、木下委員を指名する。                          │ │1.異動説明員の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.第68号議案 豊島区手数料条例の一部を改正する条例・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   三沢財政課長及び東屋建築課長より説明を受け、審査を行う。             │ │   賛成多数により、原案を可決すべきものと決定する。                 │ │1.第74号議案 巣鴨地蔵通り電線共同溝等整備工事委託契約について・・・・・・・ 9  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び松田道路整備課長より説明を受け、審査を行う。      │ │   全員異議なく、原案を可決すべきものと決定する。                  │ │1.第75号議案 豊島区立中池袋公園改修整備工事請負契約について・・・・・・・・20  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び小堤公園計画特命担当課長より説明を受ける。       │ │   本日のところ、継続とする。                            │ │1.第76号議案 平成30年度豊島区一般会計補正予算(第2号)・・・・・・・・・29  │ │   三沢財政課長より説明を受け、審査を行う。                     │ │   賛成多数により、原案を可決すべきものと決定する。                 │ │1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49  │ │   10月5日(金)午前10時、委員会を開会することとなる。             │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会 ○芳賀竜朗委員長  ただいまから、総務委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。有里委員、木下委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  まず、10月1日付異動理事者の紹介がございます。   〔今浦危機管理監・異動説明員の紹介を行う〕 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  委員会の運営について、正副委員長案を申し上げます。  本委員会は、本会議で付託されました議案4件、陳情2件の審査、報告事項7件を予定しておりましたが、30陳情第9号については、陳情取り下げ願が昨日提出されました。  委員会での取り下げの了承につきましては、案件にのっとり後ほどお諮りいたしますが、あらかじめ御報告いたします。  最後に、継続審査分についてお諮りいたします。  案件によっては、関係理事者の出席を予定しております。  なお、木村施設計画担当課長及び近藤施設整備課長は、区民厚生委員会の審査のため、委員会を中座することがございます。  以上でございます。運営について何かございますか。   「なし」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、そのようにいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、議案の審査を行います。  第68号議案、豊島区手数料条例の一部を改正する条例。  審査のため、東屋建築課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○三沢財政課長  それでは、議案集1をお取り出しください。  3ページ、第68号議案でございます。豊島区手数料条例の一部を改正する条例。  上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  6ページまでお進みください。説明欄でございます。建築基準法の一部改正に伴い、手数料を新設するとともに、規定の整備を図るため、本案を提出するものでございます。  接道規制を満たさない敷地において、利用者が少数である建築物の建築を可能とする認定に係る審査手数料の新設などが9件、そのほか項ずれ、文言整理が5件の計14件となってございます。  改正条例は、公布の日または政令で定める日に施行しようとするものでございます。  内容につきましては、別添の資料を用いまして、担当課長より御説明申し上げます。 ○東屋建築課長  それでは、私からは、法の改正内容と手数料の考え方を簡単に御説明させていただきます。  改正建築基準法は6月27日に公布され、3カ月施行、そして1年目施行の2段階で施行されるということが決まってございます。法の内容は、一括して公布されております。また、これにあわせまして、東京都から手数料の考え方も一括して示されておりますので、それらを参考にしながら手数料条例の一括での改正をお願いするものでございます。  では、説明のため資料を御用意しておりますので、そちらのほうをごらんいただけますでしょうか。  まず、資料1につきましては、改正内容の全体像を、そして、資料2では、改正内容のうち、手数料を新設する項目の改正内容を、国交省の事前の説明資料から抜粋をしたものでございます。  時間の関係で、資料2につきましては後ほど御確認をいただくとともに、ここでは、資料1の内容のうち、新設項目についてを中心に御説明をさせていただきます。  それでは、資料1をごらんいただけますでしょうか。資料1、改正の理由でございます。「建築基準法の一部を改正する法律」の施行に伴い、新たな手数料を追加するほか、規定の整備を図るものでございます。  2、改正の内容でございます。以下の内容について改正をお願いするものでございます。  それでは、新設項目を中心にお話をしていきたいと思います。このうち3カ月目施行は、左側の数字で1番と9番のみでございます。それ以外のものについては、1年目施行となってございます。  それでは、一つ一つ説明をしていきたいと考えてございます。  まず、1番目、改正内容でございます。建築基準法第43条第2条第1項の規定に基づく建築物の敷地と道路との関係の認定の申請に対する審査でございます。手数料の考え方は、記載のとおりでございます。これは、接道規制の適用除外に関する手続の合理化でございます。現行法では、道路に2メートル以上接道していない建築物の敷地は、審査会の同意を得た上で許可を受けなければ建設ができませんでした。改正後は、これまでの審査会の同意が必要であったもののうち、一戸建ての住宅200平米以下で4メートル以上の道に2メートル以上接道しているものについては、我々特定行政庁の認定だけで確認申請がおろせる、そのような合理化が図られたものでございます。  2番飛びまして、3番目、4番目の説明でございます。用途規制の適用除外にかかわる手続の合理化でございます。改正内容、そして手数料の設定の考え方につきましては、記載のとおりでございます。  まず、3番目でございますけれども、過去に用途規制の特例を受けた建築物については、政令で定める場合に限り、公聴会の開催、そして建築審査会の同意を不要とするという手続の合理化が図られたものでございます。  次に、4番目でございますが、特例を受けた建築物、政令で定める用途については、一定の騒音対策をとった建築物については、用途規制の特例を許可する場合、建築審査会の同意を不要とするものでございます。  それでは、少し飛びまして、9番目の説明に移ってまいります。改正内容、そして手数料の設定の考え方につきましては、記載のとおりでございます。  9番目は、仮設興行場等の仮設建築物の設置期間の特例でございます。これは、現行法規では、仮設建築物は原則1年以内の期間に限り許可ができるという現行法になってございます。改正により、審査会の同意を得て許可した場合は、1年を超えて、その仮設建築物が存続できるようになるという制限の緩和ということになってございます。  続きまして、11番目、12番目についてでございます。同様に、11番目、12番目も、改正内容、手数料の考え方については記載のとおりでございます。これらは、既存不適格建築物について、2以上の工期に分けて用途変更する場合の制限の緩和でございます。これは、用途変更する場合、現行法では全体の、例えば事務所ビルの1階を店舗に用途変更する場合は、現行法では建物全体を合わせないと用途変更ができないという現行法になっておりますが、既存不適格建築物については、全体の改修計画の認定を受けることで、段階的、計画的改修が可能となるという制度でございます。既存ストックの面からも活用が望まれる制度でございます。  12番目は、11番目で認定を受けた改修計画に変更が生じた場合の変更計画の認定の申請の申請料でございます。  駆け足で申しわけございません。あと13番目、14番目につきまして、改正内容、そして手数料設定の考え方については、記載のとおりでございます。
     13番目は、建築物の用途を変更し、一時的にほかの用途に使用する場合の制限の緩和でございます。現行法規では、一時的に使用する仮設建築物の場合、新設されるものを想定して法の成り立ちが設定されてございましたが、用途変更の場合でも同様に、一時的でもビル全体を現行法に合わせる必要がございました。改正後は、用途を変更し、一時的に使用する場合も、同様に建築基準法の一部を緩和しようというものでございます。  そして、14番目はさらに用途変更をして、1年を超える特別な理由があるものに限っては、審査会の同意を得ることによって、1年を超えて存続できるようにしようといった制度でございます。  以上、雑駁ではございますけれども、私からの説明は以上でございます。よろしく御審査のほどをお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○山口菊子委員  私も素人なんで、ちょっと伺いたいんですけども、建築審査会の同意が不要というところで、1番の新設のところもそうなんですけども、さっきちょっと説明のときに、確認申請を自治体のほうでやっていいというふうにおっしゃいましたよね、今、確認申請って、必ずしも自治体じゃない民間事業者がやっているわけじゃないですか、その辺の関連とか、その辺のところを少し整理して、説明していただけますか。 ○東屋建築課長  山口委員おっしゃるとおり、確認申請は区でも、それから民間確認検査機関でも、どちらでもこれは基本的に変わりません。ただ、これまで審査会の同意を得た上で、特定行政庁が許可したものでないと確認申請が受け付けられないというシステムになっておりました。ただ、その中でも、先ほどお話しした、一定の建物で、一定の基準に適合する道に面するものについては、審査会の同意を不要として、我々特定行政庁の認定という行為が出てくるんですけども、その認定をおろすことによって、民間でも、我々区でも、確認申請がそのまま、その認定をもって出していけるような、そのようなシステムでございます。 ○山口菊子委員  ということは、その認定はもともと区はやってなかったわけ、その辺のところをちょっと。 ○東屋建築課長  もともとは第43条ただし書きの許可ということで、全て許可に係らしめていたものを、先ほどお話しした、条件に合うものだけは、その審査会の同意を不要にして、認定という制度でおろせるようになるよということでございます。 ○山口菊子委員  必ずしも、例えば自治体の仕事がふえるというわけではないわけですか、その認定というのを含めて。 ○東屋建築課長  手続の問題でありまして、審査会を行うにも、審査会そのものは1カ月に1回しかないとか、むしろ、そういったものについては期間の短縮もできる、仕事量そのものは我々、変わらないんですけれども、申請者にとっては期間の短縮につながっていくということになろうかと思います。 ○芳賀竜朗委員長  ほかによろしいですか。 ○有里真穂委員  今、委員からの質疑がございましたが、私もちょっと素人なので、わからない部分があるので教えていただきたいと思います。  ただいまの質疑の中でも、認定をおろすことで確認申請が出せるというようなことでございましたが、今回のさまざまな改正は、建築審査基準の規制緩和が進んでいくというような理解でよろしいんでしょうか。 ○東屋建築課長  総体的に見れば、手続の合理化が図られてはいるんですけれども、審査内容まで合理化が図られたものでないので、一定の安全性は、これまでと同様に担保できると考えています。 ○有里真穂委員  そうしますと、今まで建て直しが難しかった家の建て直しが、例えば、すごい狭いところの、道路に面してないところでも建て直しというのが難しいというのが、それが規制緩和されるというわけではなく、審査会を通さないことで、今までのものが時間が短縮できるようになったという理解でよろしいんでしょうか。 ○東屋建築課長  そのように御理解をいただければと思います。 ○有里真穂委員  今回のこの改正によって、例えば狭いところに建築物を建てることができるようになったとか、それがふえていくというようなことにはつながらないということですか。 ○東屋建築課長  国交省で基準が示された道というものが、基本的に4メートルないとだめですよという書き方になっていて、じゃあ、豊島区に、その路線が一体幾つあるんだって、ちょっと今調べてはいるところなんですけど、実を言うと高松に1カ所と、それから、あと千早のほうに1カ所ある程度で、それに面するものについては、若干の手続の緩和にはなろうかと思いますけれども、基本的にはこれまでどおり許可という形になろうかと思います。 ○有里真穂委員  特にその建物に、家屋に関しては、そんなに区内でふえていくというようなことがないということで理解してよろしいんでしょうか。 ○東屋建築課長  いわゆる接道宅地の建物がどんどんふえていくというものではございません。 ○有里真穂委員  質疑を変えまして、そうしますと、下の13番、14番の新設の内容に関してなんですが、今まであった、例えばマンションの用途を変えることができるということですが、例えば年数がたっていて、なかなか空き家が多いというのが、豊島区の課題だと思うんですね。この用途変更が容易にできるようなことで、そういった空き室の解消につながってくるというようなことにはなるんでしょうか。 ○東屋建築課長  空き室をどのように利用するかという問題はあろうかと思うんですけれども、例えばそれが何らかの民泊になるということになりますと、これは民泊新法では、基本的には確認申請要らないよという話になっておりますので、例えば、よくあるケースとしては、事務所ビルの1階を店舗に用途変更していく、その場合、本来、全てを現行法に合わせなきゃいけないんですけれども、例えば、この部分だけは段階的にやっていくよ、そんな認定をとることによって、既存ストックの活用につながっていくんではないかなというふうに考えてございます。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。  ほかにございますでしょうか。 ○木下広委員  条例の一部改正でございますので、特に反対するものではないですが、ここの委員会で、質疑することじゃないと思うんですけど、建築審査会は月に1遍しかないじゃないですか。あれは、必要な方については、できるだけ早くやってもらいたいという方が、時々声は聞くんですけども、やっぱり2回とか3回とかできないものなんですか。 ○東屋建築課長  これは我々の都合も若干あるんですけれども、有識者の方々のスケジュール調整もやはり2カ月前から始めていくようになりまして、やはり案件で、また案件をいただいても、じゃあすぐかけられるというわけではなくて、やはり事前説明、事前の協議から入っていって、いろんなところ回ってきてということを考えると、大体やはり何やかんや、相談から1カ月ぐらいはかかっているというのが実情でございます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○河原弘明委員  難しいことなんですけども、この手数料の金額が違いますよね。この差はどこから出てくるかというのは教えていただけますか。 ○東屋建築課長  手数料の考え方につきましては、右側に記載してございますけれども、もともとあったものから、例えば審査会が不要になれば審査会の人件費を引いたり、公聴会が不要になったら、そこの人件費を引いたりという形で、もともとあるものをもとに算定をしてございます。 ○河原弘明委員  先ほど言われた手続の合理化、いわゆる申請を出してから、おりるまでに、結構、今まで時間がかかってきたのが、すんなりと認定がおりて工事が進められるということになるのかなというふうに思います。  その中で、先ほどの13番目、14番目で、興行場等と特別興行場等とあるんですけども、この違いを教えていただけますか。 ○東屋建築課長  国交省からの説明でございますが、資料を用意してなくて済みません。まず、興行場等というのは、いわゆる、例えば仮設の店舗とか、仮設のサーカスみたいな、そういったもので建築基準法の中で、1年以内だったら緩和できると。さらに、特別興行場等、例えば例示されているのがオリパラ関係の施設で、プレ大会を含めて2年とか3年とか必要な建物については、審査会の同意を得ることによって、建築基準法を、先ほどの一時的に使用する建物と同様に整備も緩和していこうと。もともと1年が許可する範囲の中で存続することができる、それを特別興行場等というふうに分けて規定されているという状況でございます。 ○河原弘明委員  よくわかりました。  それともう一点、1番目と9番目だけが3カ月ということで、あと残りが1年、この区分けは、どのような意味合いでされたのか、それも教えていただけますか。 ○東屋建築課長  1番目につきましては、これまで第43条ただし書きの許可でいろいろおろしてきた蓄積があり、そういったものから安全性がある程度担保できる、事例がたくさんあるものについて、抜き出して3カ月施行。ほかのものにつきましては、まだまだ技術的基準とか、いろいろな資料が出されていない状況なので、むしろこちらのほうが改正として中身が濃いのかなという印象を持ってございます。 ○河原弘明委員  わかりました。  我が会派といたしまして、この条例には賛成をさせていただきます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○儀武さとる委員  最初に、資料の3ページ。政省令で定めるということで、1番が政令で定める建築物のイメージ、2番が国土交通省令で定める建築基準のイメージ。ここにコンビニエンスストアの場合ということで、騒音に関して外壁は一定の透過損失性能を有すること、それから、交通に関して、駐車場の大きさは一定の面積以下にすること、一定という言葉が使われているんですけども、これは具体的にはどの程度の規模なのか、ちょっと教えていただきたいんですけど。 ○東屋建築課長  申しわけございません。実を申しますと、これが1年以内の施行でございまして、まだ政省令が全く出されていない状況でございますので、今ここで、説明で使われているこの情報しか、我々持っていないのが現状でございます。 ○儀武さとる委員  それで、今度4ページ、建ぺい率規制の合理化がありまして、特に防火地域、防火建築物及び耐火建築物と同等以上の延焼防止性能を有する建築物、それから、準防火地域、耐火建築物、準耐火建築物及びこれからの建築物と同等以上の延焼防止性能を有する建築物、これも延焼防止性能を有する建築物とあるんですけど、これは具体的にどういうことなのか教えてください。 ○東屋建築課長  現行法規では防火地域の耐火建築物であれば、建ぺい率が10%ということで規定はされているんですけども、これを準防火で準耐火建築物、それと同等以上のものもあるんですけども、それにすることによって木密地域で準耐火建築物をふやしていこうというインセンティブが働く。そうすると、不燃領域率が上がっていって、最終的には不燃化促進ということにつながっていくと私は考えてございまして、その準耐火建築物等々の延焼防止という部分については、基本的には窓の仕様でよくあると思うんですけれども、窓にこういう網が入っていて、要は建物の延焼って、軒裏、もしくは開口部から入っていくんです。そういったところを処理することによって延焼を防いでいこう、そういったような基本的な考え方の建物のことでございます。 ○儀武さとる委員  そうすると、別に鉄筋とかコンクリートづくりでなくても、木造でも開口部、今、課長がおっしゃったように、そういうように補強すれば、これがクリアできると、こういう考え方、理解でよろしいんですか。 ○東屋建築課長  もう一つ加えてお話をするならば、内部の炎も外に出さない仕様、いわゆる内側に石こうボードの分厚いのがたくさん入って、ぐるっと囲んでしまう、そういうことによって、自分のところからも火を出さない、そういったような仕様をしていただくのが準耐火建築物等々というところでございます。そういった仕様にしていただくということが、ここで規定をされているということでございます。 ○儀武さとる委員  豊島区内で不燃化事業を進めていて、全体の今の状況をちょっと教えていただけませんか。 ○東屋建築課長  私が答えるべきかちょっとあれなんですけれども、基本的には、70%以上になれば、基本的には延焼が広がらない、不燃化のまちになると言われておりますが、平均で、私の記憶だと60%前後だったと思います。 ○儀武さとる委員  例えば、これは図を見ますと、建てかえ前、道路幅員が狭いところで、火災時の避難や消火活動に支障があって、建てかえ後はきれいな道路と、さらにセットバックした線も入っているんですけど、なかなか現実はこのとおりいかないとは思うんですけども、セットバックしたときに、ここに建築物の建ぺい率を緩和できると、10%とか、そういうふうに書いてないんですけど、これはどういうふうに理解したらいいんでしょうか。 ○東屋建築課長  ここの条文については、先ほどお話がありました10%の緩和の一つと、そしてもう一つが、壁面線が指定されているものについては、許可の範囲の中で制限を緩和できるとございます。それについては、その他、地区計画で、実を言うと建築の壁面線が指定されているところがたくさんございます。それらの状況を見ながら、事例を積み重ねていきたいと考えてございます。 ○儀武さとる委員  この絵は、不燃化地域というふうに念頭に置いて考えていいんですよね、この図面というのは。 ○東屋建築課長  壁面線が指定されているのは、今、全体、地区計画の中で指定をされておりまして、地区計画が17カ所指定されております。壁面線が指定されているのは、割と大きな道路沿いで、それで道路から下がることによって、例えば自転車の放置をなくすとか、看板を宅地の中に入れていただくとか、そういったような部分を考えてございますので、これだけで、不燃化が進んでいくかどうかというのは、なかなか説明が難しいところだと考えております。 ○儀武さとる委員  不燃化地域でも、そういう建ぺい率を緩和することによって、10%、上の建物のボリュームが少しアップするということなんですが、例えば住宅として使っている場合に、今は民泊もありますし、もう子どもたちも巣立って、3階あるんだけども、余り使わないから民泊で使おうかなという方も出てくる可能性もあると思うんですが、そういう場合に、民泊というのは、この法の網にかかりませんので、そうすると、住宅を民泊に転用するというときに、3階から避難するというとき、ちょっと私、危ないんじゃないかなと思うんですけど、こういう点で、この法律はどういうふうに対処しようとしているのか、この問題については、どうなんでしょうか。 ○東屋建築課長  民泊新法の中に、いわゆる告示というものがあって、建物をああしなさい、こうしなさい、民泊で3階に宿泊室を設ける場合は、今、記憶で申しわけないんですけども、耐火建築物にしなきゃいけないとか、そういったような告示が出ています。ですので、そちら側のほうで担保をしていく。  この建築基準法の中では、いわゆる民泊新法の許可、認定をもらって、届け出済みの建物については、従前の用途と変わりませんよという扱いなので、仮に民泊に転用されたとしても、建築基準法上は従前の用途のまま、用途変更の申請は不要ということになってしまいます。 ○儀武さとる委員  そうすると、3階を民泊に転用する場合でも問題ないという、こういう理解でいいんですよね、今の説明。 ○東屋建築課長  それにつきましては、チェックリスト等々も、我々のほうで用意をして、それを民泊の届け出に添付をしていただくことになっています。その中、3階に設ける場合はこうしなさい、ああしなさいというチェックリストをつけていただいて、それをチェックすることによって届け出を受けて、そこで担保をしているという状況でございます。 ○儀武さとる委員  現在でも、例えばよく老人ホームですとか、本当に北海道でもありましたし、全国ではいろんなところでも住宅の火災で高齢者、特に生活保護受給者が入っていた住宅が火災になって命を失うというケースがあるんですが、そうしますと、現行では耐火建築物ということですけど、これがその住宅のまま民泊に転用される可能性があるということなんですけど、区のほうがチェックするというんですけども、チェックするといっても、結局、今、現行どおり法をクリアできているわけだから、だめだというケースあるんですか、認めないというケースはあるんですか。 ○東屋建築課長  そのものは生活衛生課のほうでお願いはしているんですけれども、当然、そのチェックリストを我々のほう、要するに建築課のほうでつくっておりますので、それにチェックがつかない限りは届け出を受理できないということになってございます。  ですから、例えば今お話があった北海道のほうで、そういった火災があったとかという部分につきましては、言っていいのかわかりませんけども、違反建築物というのは、あったんではなかろうかという想定ができると思います。 ○儀武さとる委員  それから、既存建築物について、2以上の工事に分けて用途の変更に伴う工事を行う場合の制限の緩和、ここに絵があるんですが、事務所で、6階建てで、これを見ますと、1階、2階だけが飲食店に用途変更した場合もクリアできるということなんですけど、この辺をもうちょっと詳しく説明していただけますか。 ○東屋建築課長  まず、この6ページ目の絵のお話ですと、例えば飲食店に、1階、2階のみ飲食店に変更した場合でも、本来ならば全て現行法に適用しなくてはいけないということになってまいりますけれども、例えばエレベーターの立て穴の区画ができていないケースであったとしても、それを今後、エレベーターを新しく改修するときに合わせて、全てのエレベーターを交換する、そういったケースにも対応できるように、そういった計画的な改修に対応できるようにできる制度でございます。 ○儀武さとる委員  それから、今、マンションがありますけども、例えばこれを6階建てのマンションだとします。1階、2階を用途変更すると、こういうケースもあるかなと、この図を見て、ちょっと思ったんですけど、今、課長の説明ですと、エレベーターということの話ですけど、もしこれがマンションだった場合には、現行基準法では、どういう規制がかかっているのか、この改正することによってどうなるのか、ちょっとその辺を説明していただけないでしょうか。 ○東屋建築課長  例えばこの絵で6階建てのマンションであった場合、例えば、一番よく問題になるのが立て穴区画で、昭和46年以前の建物については、立て穴区画は不要という形になっていた。それが昭和46年以降のものについては、いわゆる鉄扉をつけて、煙が階段の中に入らないようにしてください、そういったケースがございます。それはエレベーターとも同じでございます。  今回、この現行法の場合ですと、そういった場合でも、全て階段に鉄扉をつけて、エレベーターも全て交換をしなくてはいけない、そういった、不合理かどうかは置いておいたとしても、そういった莫大な費用がかかってくる。そうすると、なかなか用途変更が進んでいかない、ひいては既存の建物の活用がなかなか進んでいかないという問題も抱えてございました。  実際、我々、審査のほうをしていても、こういうことがだめでしょう、こういうことがだめでしょうということになると、結局ビルの活用が進んでいかないというのは、実感をしていました。そういったところで、この計画の認定をすること、先ほどもお話ししたように、審査の内容まで合理化をするものではございませんので、そういった一定の安全性を担保しながら、計画の認定をしていきたいというふうに考えてはございます。 ○儀武さとる委員  それから、建築物の用途変更をして、一時的にほかの用途の建築物として使用する場合における制限の緩和とあるんですが、確かに今、空き家がいっぱいあって、それから既存不適格の建築物、これを一時的にほかの用途に転用したいと、こういうときに、これも制限を緩和するというんですけども、ちょっと詳しく説明していただけませんか。 ○東屋建築課長  先ほども少し触れましたけれども、既存、仮設建築物というのは、先ほどお話ししたように、例えばサーカスをやるよとか、そういった新設のものを想定して、1年以内に限り建築基準法の一部、防火規定とか、そういったものは、いずれ撤去されることが担保されているということで緩和をしてまいりました。  ただ、新設だけではなくって、例えばここにもございますように、被災地で学校に転用したい、事務所ビルを転用したいという場合の緩和規定が全くなかった、そういった部分を見据えながら、今回ここの部分ができた。要は、一時的に使うものについては、先ほどお話をしたような建築基準法の一部を適用せず、そのかわり1年以内に撤去してくださいと、そういった一時的なものについて許可をしていこうという制度でございます。 ○儀武さとる委員  ここに住宅、学校、福祉施設に転用する場合とあるんですが、例えば学校というのは、木造建築物もありますし、コンクリートもあると思うんですけど、木造の場合もこれに含まれるんでしょうか。 ○東屋建築課長  ここでは建築の構造については、基本には触れておりません。ですので、例えば木造の建物でも、できるかどうかは置いておいたとして、学校として、大きな平家建ての建物が仮にあったとしたら、学校として一時的に用途転用することは可能だと考えております。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。 ○儀武さとる委員  まあ、とりあえず。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。  なければ、取り扱いについて御発言いただければと思います。 ○山口菊子委員  これにつきましては、私どもの会派としては、一部改正を可決することに賛成いたします。 ○竹下ひろみ委員  いろいろ皆さんの質疑も聞きまして、この手数料条例の改正については賛成をさせていただきます。 ○儀武さとる委員  そうですね、ちょっと確認したいんですけども、これはいわゆる需要があるということで、建築確認ですとか、そういうものを合理化する、少し基準を一部緩めて転用を促進するという、こういう狙いがあるかなという、法律が、そういう狙いがあるかなというふうに思うんですけど、ちょっとそもそもに戻るんですけど、やっぱり、こういう建築基準法に定める建築確認や、あるいは防火、耐火規制というものは、何を目的とするのか、ちょっとお答えいただけますか。 ○東屋建築課長  一番の目的は、建築基準法の第1条にも書かれてございますけども、国民の生命、財産、そういったものを守るものというふうに考えられてうたってございます。 ○儀武さとる委員  国民の生命、財産、それから身体の安全を守るということだと思うんですけど、そうすると、先ほど質疑した中で、不燃化地域のところでも、それから建ぺい率を緩和して3階建てになると、それから、学校も木造もある、木造だって2階建て、3階建てもありますし、そういうことにも転用ができるということなんですけども、例えばやっぱり3階建て住宅の用途をほかに転用する場合、1階、2階に飲食店、そういう用途変更した場合に、先ほどの説明では、耐火構造、準耐火構造、これを少し相当なもので緩和することができるという、こういう中身だったと思うんですよね。じゃあこれで国民の生命、財産といいますか、身体の安全が本当に守れるんだろうかという、こういう疑念があるんですよね。今までは建築基準法で、この建築基準法というのは国民の生命、身体の安全を守る最低の基準だったと思うんですが、これをさらに建築確認の合理化だとか、いろいろ進めるわけなんですが、現状でもいろんな施設で、火災で亡くなるケースありますし、こういうことをちょっと緩くしていいのかなと、ちょっと根本的に思うんですよ。  もう一つ質疑させていただきたいんですけど、何か先ほど200平米以下は建築審査会の同意は不要で、合理化していいという、こういうお話もありました。200平米以下というと、戸建て住宅、私なんかは想定するんですけども、これも、ほかに現在の接道規制適用除外に係る、これも合理化の中に入るとおっしゃっていましたけど、200平米以下の戸建て住宅で、やっぱり一番考えられるのは、民泊に転用する可能性がある。200平米以下というと、大体3階建てぐらいですよね。敷地が広いときは平家でも2階建てでもあるんでしょうけど、今多くの住宅を見ますと、200平米以下というと3階建ても考えられますし、そういうところに本当にこういう規制緩和というか、これを続けていいのか、合理化していいのか、こういう疑問があるんですが、この法律といいますか、これはどういうふうに、なぜこういうもの、200平米以下なのか、その辺も含めてちょっと教えていただけませんか。 ○東屋建築課長  先ほども御説明したように、基本的には通常の確認申請と同じように、確認申請そのものは、4メートルの道路に2メートル以上接道しなくてはいけないという原則がございます。  今回、200平米で、戸建てでいいよと言っている第43条の緩和のお話でございますけれども、これもやはり幅員が4メートル以上の道が大原則になってございます。ですので、その敷地について、まず認定の第一要件として、それがクリアできたとしても、さらに特定行政庁が交通上、安全上、防火上及び衛生上が支障はないということで認めた場合に限り、認定をすることができるというようになってございます。  ですので、これらの条件については、これまでと何ら変わるものではございませんので、そういった部分では、仮に200平米が、何で200平米かというと、なかなか説明しにくいところはあるんですけれども、仮にそれが目いっぱい建てられたとしても、安全性の確保は我々のほうで十分審査をしていくということでございます。 ○儀武さとる委員  まとめますけども、結論としては、空き家等の既存の建築ストックを活用すること自体は、私たちも必要だと考えています。しかし、建築確認制度や防火、耐火規制は、その建築物でやっぱり住んで寝たり起きたり生活する、まして、そういう生命、身体の安全を守る趣旨の規制ですので、こういう、福祉や商業施設への用途変更の需要があっても、安全に関する規制を私たちはちょっと緩めるべきではないと考えます。  だからこれは、そういう建築審査会の手数料を引いたり加えたりして手数料条例を改正するものではあるんですが、そういう国民、区民の生命、身体、安全を守るという観点から考えますと、この第68号議案、豊島区手数料条例の一部を改正する条例については反対をします。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、意見が出そろいましたので、採決を行います。  第68号議案について、原案を可決すべきものと決定することに賛成の方は挙手を願います。   〔賛成者挙手〕 ○芳賀竜朗委員長  挙手多数と認めます。よって、第68号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  第74号議案、巣鴨地蔵通り電線共同溝等整備工事委託契約について。審査のため、松田道路整備課長が出席をしております。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、議案集21ページをお開きください。  第74号議案、巣鴨地蔵通り電線共同溝等整備工事委託契約について。上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  内容につきましては、後ほど議案資料におきまして説明をさせていただきます。  同じページの下に説明欄がございます。豊島区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分等に関する条例第2条の規定に基づき、本案を提出いたします。  それでは、議案資料をお開きいただけますでしょうか。第74号議案でございます。2番の(2)契約方法から説明させていただきます。(2)契約方法、随意契約。(3)契約締結日、本契約議案可決後。(4)契約金額、3億6,482万1,222円、税込みとなってございます。(5)履行期限、平成32年12月28日まで。(6)契約の相手方、新宿区新宿五丁目、東京電力パワーグリッド株式会社東京総支社、代表者は記載の方でございます。(7)随意契約の理由でございます。巣鴨地蔵通り電線共同溝等整備工事は、平成29年度に実施した予備設計委託の結果、東京電力に帰属する電線と豊島区に帰属する管路を同時に施工することで、工期短縮、費用縮減が図れるとの結果が出ております。また、豊島区が設置する門型アーチに東京電力が管理する電気設備を添架することを予定しているため、同社の設計、施工技術が必要でございます。  以上の理由から随意契約を行うものですが、技術的な内容を多く含みますため、随意契約の詳しい理由につきましては、後ほど、道路整備課長から説明がございます。  また、(8)工事概要につきまして、次ページ以降に資料をおつけしてございますが、あわせて道路整備課長から説明をいたします。 ○松田道路整備課長  それでは、工事概要について説明させていただきます。  工事の概要書として資料を添付しています中で、左上のほう、目的につきましては無電柱、よく言われますけれども、安全性、防災性、それから景観性、この3つの向上を目的としてございます。
     その中で、今回、東京電力と委託契約を結びますのが、右に示しております位置図のうち、地蔵通り全体830メートルの計画延長のうち、1工区、入り口部分から高岩寺さんのところまで、それと高岩寺さんの北西にあります、4メートルを切る、少し区道があるんですけども、そこも非常に人通りが多いものですから、あわせて無電柱化を行うものでございます。  今回の契約の委託範囲としましては、255メートルとなってございます。  スケジュール、下に示してございまして、今回の東京電力のほうへの契約としましては、こちら、平成30年度から契約をして、委託契約でございますので、実は今年度につきましては、東京電力もいろいろ、今度、さらにどこに工事をさせるか等々の発注業務もありますので、何かといいますと、次年度早々から、もう工事を開始したいというようなことがありましたので、今回の議案提出に至ったものでございます。  最終的には、この1工区までの施工につきましては、平成33年度の6月に終わる予定になっておりまして、その他、2工区、3工区として設定してございますそれ以降の区間につきましても、随時、無電柱化の事業は進めていくと。地蔵通り全体の工事を引き続き行っていくというものでございます。  その中段より下に現状の課題をお示ししてございます。4の日等には4万人を超える歩行者の方々が歩いております。また、夜間においては、そこが居住用の閑静な生活道路ということもございまして、昼にせよ夜にせよ、なかなか工事をするのが難しいといったところが、この地蔵通りの大きな特性でございます。  もう一つは、変圧器の配置、これにつきましては、各議員方からも一般質問等々で御質問を受けた中で、狭い幅員のこの区道において、最大の課題というのは、この変圧器と、あるいは開閉器と呼ばれる地上機器の配置であるということは再々申し上げてきたところでございますけれども、実はこれを1枚おめくりいたしますと、この変圧器の、特に課題につきまして、商店街アーチ、これを利用させていただくことで、一定の事業のめどがついたということもありまして、今回の契約に至ったわけでございます。  そのほか、今回のこの巣鴨地蔵通りの工事というものにつきましては、単に一つの路線を無電柱化するというだけではなく、この豊島区の区内全域に、この無電柱化事業を広げていこうという中において、これを何とかモデル路線として、さまざまな手法を用いながら、こちらの路線を整備していこうというように考えている中において、いろいろな工夫をしているわけでございまして、その辺が解決策の(2)と書かれたところに書いてございます。  一番は、なぜ無電柱化事業、特に幅員の狭い区道で、時間がかかったり、お金がかかったりするのかというと、これはもうひとえに、掘ったり埋めたりというのが、非常に時間がかかると。あるいは、住民の方からすると、同じところを何度も掘って、何度も埋めているじゃないかというような印象を与えるというところが問題であるわけであります。  それは、ちょっと簡単に申し上げますと、1日の配管のサイクル、5メートルを配管する際に、まず掘るのにやっぱり2.5時間ぐらいかかると、埋めるのに1.5時間かかると。そうすると、準備等々を考えますと、実際の配管工の5メートルの施工というのは1.5時間しかできないと、ここがネックになっているわけですね。少しでも埋める量、それから掘る量を減らすことによって、全体的な工期、あるいは費用を削減できるのではないかということを、この課題の中で検討をしていったわけでございます。  その具体的な方法の一つが、(1)に示しています埋設管のレーダー調査、これはよく路面下の空洞調査なんかで用いられていた、つまり地中の中にレーダーを照射しまして、そのはね返りで下に空洞がないかとか、異物がないかとか、その技術を応用しまして、下の埋設管の状況を掘ることなくして、確認できると。こういうレーダー調査の技術を用いることによって、最も掘り返しの少ない本体管路の敷設が可能だということになります。  それから、(2)番目に浅層埋設、こちらのほうにつきましては、管の位置をぎりぎりまで、一番下のほうまで埋めないで、この道路を走る車等の大型車交通量というものの混入率によって、その道路の厚さというのは決まっているわけでございますけれども、それを最も影響を受けない部分で最浅のところはどこかというようなところをぎりぎりまで検討をしまして、掘り返しの量を少なくしているといったような技術でございます。  (3)番目は、発泡スチロール材、新材料ということで、実は土砂を転圧したり掘るというのはかなり時間がかかるものでございます。その転圧不足等々がありますと、すぐ地盤沈下を起こしてしまうと。その辺をクリアしたのが、この発泡スチロール材という、土砂にかわる埋め戻し部材として、実はこれを採用しています。  実際に、これは巣鴨寮の警視庁跡地というのが現地にあるんですけれども、その前において試掘調査を行ったときに、もう現地で実は1カ所、試験的に施工して、今のところ問題なく施工はできているということがありますので、ぜひこの本体管路をつくる際には、何度か掘り返すところについては、この発泡スチロール材を使って埋め戻しだとか、あるいは掘る際の時間を低減しようと考えているところでございます。  それから、本体管路においては新材料を用いまして、この可とう管と呼ばれるフレキシブル管を、またこれがどんどん小型化しておりますので、こういうものを用いるということも検討してございます。  それから、こちらの(5)番目の引き込み管路ケーブル同時施工、これが今回、東京電力の随契に至った大きな理由でもあるわけですけれども、もともと、この本体管路を設置するのは道路管理者がやって、引き込みになると、今度は東京電力がやって、さらにケーブル入線になると、もう一度掘り返して東京電力が行うと、そういうような施工の手順を踏まえていたわけですけれども、1枚ちょっとおめくりいただきますと、そちら、東京電力のほうに、今回随契することによって、本体の敷設と同時に引き込み管路の設置も可能になり、なおかつ、これが東京電力であると、ケーブルまで同時にそこを施工することができると、そこが最も利点なわけでございまして、こういうことを行うことによると、通常2年6カ月かかると見込んでいた、これらの工事が、1年9カ月ということで9カ月の短縮が可能となってございます。当然この工期が縮まれば、その分、全体的な施工費であるとか、あるいは住民の方々への御負担というのも軽減するわけでございまして、このあたりも考慮した上で、今回の契約に至ったというものでございます。  説明は以上でございます。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○山口菊子委員  長いこと地元とも協議をしてきて、最終的にここで決着したんだと思うんですけれども、だから、この工事そのものについては何も申し上げることはないんですけども、ちょっと率直な感想として、商店街のアーチの上に変圧器を載せて、美観とか安全上の問題とか、その辺の課題は残らなかったんですか。 ○松田道路整備課長  まず、安全面でございますけれども、今回、既存のアーチの上に変圧器を載っけるといったものではなく、アーチそのものは全て改修させていただくということで考えております。そして、我々のほうで、この変圧器を上に載せるだけの荷重等々に耐えられるだけの架台、これを今までのアーチと同じような形では設けるんですけれども、当然、その下にはくいを打ち込む等々、その辺は地震が起きても風が吹いても倒れないような構造にいたします。  それと、変圧器が上に、上空に見えていると、どうしても、これが落ちてくるんじゃないかというような恐怖感も抱かせるわけでございますけれども、今回はそれをできる限り看板の中に隠すこと、つまりサンドイッチ状で、看板で変圧器を挟むことによって、一般の方々からすれば、何もそこにはアーチがふだんのようにあるなと思われるような、そういうようなしつらえでやっていこうというふうに考えているものでございます。 ○山口菊子委員  ちょっとこの絵を見ただけだったら、怖くて怖くてという感じで、イメージもなかなか恐ろしいものがあるんですけど、この間、金沢へちょっと行ったら、観光地のところでは、植え込みかなと思ったら、そこに変圧器がうまく隠してあったりとか、非常にそれなりに上手に変圧器が隠れていたんで、結構、これはおもしろいと思って、写真を随分撮ってきたりしたんですけど、なかなかお地蔵様の通りでは、地べたのほうに空間がないから、どういうふうにするのかなというのは、とても最初から気になっていたところです。  いずれにせよ、安全性と景観も含めて十分検討されてきたわけですから、ちゃんと安全が確保できるように、景観も確保されるように、今後も工事も気をつけてやっていただけたらいいなというふうに思います。  それと、もう一点なんですが、とても毎日にぎわっているところでありますから、夜間工事というのも、それなりに結構大変だと思うんですけれども、工事期間中の課題とか、その辺は地域ではどういうふうに出ているんでしょうか。 ○松田道路整備課長  こちらについては、この1工区の部分については、なかなかそんな商店以外で居住されている方というのは、そんなに多くはないのかなと思うんですけれども、それでも夜間になりますと、すぐそばにはいろいろとマンションだとか、あるいはそこで生活されている方々、多くいらっしゃるわけで、一番はやっぱり騒音だとか、あるいは振動の部類が起きないだろうかというようなことが懸念されているのではないかと思ってございます。そういった意味も含めて、こういうような難しいところで行うには、いち早く工事をスムーズに行うことが一番重要なんではないかというふうに考えてございます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○有里真穂委員  ちょっと技術的な部分について幾つか教えていただきたいなと思います。  最初に、この3番目の新材料ということで、発泡スチロール材を使って掘り返しの時間を抑制するとありますが、この発泡スチロールを今1カ所試しにやられたということで、特に問題はないということですけど、ほかの地域でも、こういった形で発泡スチロール材を使って道路を整備しているようなケースというのはあるんでしょうか。 ○松田道路整備課長  これは、東京電力からの提案で、こういうようなものがありますよということで、技術協議会の中で出てきた案でございまして、新宿区さんのほうでこの施工を行われたということを聞いてございます。特に問題はないというようなことも聞いてございます。 ○有里真穂委員  地盤沈下というようなことに関して、試掘調査をされたということですけど、転圧不足ということは、これから先、何年か経過しても問題はないんでしょうか。 ○松田道路整備課長  転圧不足というのは、ちょっと実際に現地で転圧不足が起こったという意味で申し上げたのではなくて、何度か掘り返しだとか埋め戻しだとかを行いますと、どうしても、そこをスピード感を持ってやろうとすると、そういうような転圧不足とかになる可能性があると。やっぱりそれなりの時間をかけないと、普通の土砂で埋め戻す際には、そういうような問題も起こる可能性があるということですね。  しかしながら、発泡スチロールを使うとなれば、それをそのまま設置することが可能ですので、そういうような転圧不足による懸念は払拭されると、その上、スピード感があるということを申し上げたわけでございます。 ○有里真穂委員  理解できました。  それから、こちら省スペースの管を利用するということですが、これらの管を設置する場合、例えば中で、この管の中のほうで幾つかのケーブルを入れると思うんですけど、ふぐあいが起きたときに、修理とかといった場合は、この管ごと取り出したら、すぐにわかるような仕組みになっているんですか。 ○松田道路整備課長  当然、メンテナンスも含めまして、ところどころに点検用の升を設置してございます。升と升との間に、例えば通信管でございますと、そこがレンコン状の穴のあいた大きな管が入っているわけでございますけれども、一本一本のその丸い穴に対して、ここはどの企業、どの企業というのがわかってございますので、その区間、区間の中で点検が可能というようになってございます。 ○有里真穂委員  これらの技術を導入すると、工期が短縮できるというような御説明がございましたが、全部のこの技術を導入した場合の工期と、それから今までの通常のタイプでの工期とで、大体どれぐらい、トータルでどれぐらいの年月が縮小されるのか、また、コスト的には大体、概算でいいんですけど、幾らぐらいの削減が見込められるのか。 ○松田道路整備課長  年月の短縮につきましては、ちょっとこの資料の最後のページにあります、この通常の2年6カ月といったものが、今回のトータルで考えて1年9カ月に縮まってございますので、9カ月の短縮というのは、これが一つ我々のほうで検討したものでございます。  コストがどうかにつきましては、実はちょっとその通常のやり方というのも、なかなか難しくて、つまり、何かといいますと、まだ狭い区市町村道の無電柱化における平均的な、つまりキロ当たりの施工費というのは、まだ確立されてない。ですので、当然幾つか、品川区では戸越銀座さんだとか、北品川商店街さんとか、やられている自治体が全くないわけではございませんけれども、そこと単純比較できるかというと、また環境も全然違うと。国だとか都道の中では、ある程度そういうようなキロ当たりの大体このぐらいというのは出てございますけれども、ちょっとそういうものがまだない中で、我々としてもモデル路線として慎重に事業を進めているところでございます。 ○有里真穂委員  今回、新技術が幾つも導入されていると思うんですが、こういった技術を全て導入したケースというのは、豊島区が初なんですか、それとも、ほかの自治体で事前に、もうやられているようなものはあるんでしょうか。 ○松田道路整備課長  明らかに豊島区の中で初めてというものについては、このレーダー調査と、あと、アーチの上に4基なり、かなり多くの台数を置いて看板で隠すと、こういうようなものについては、豊島区が初だというふうに認識してございます。  ただ、浅層埋設であるとか、先ほど新宿区で取り入れられていた発泡スチロール材であるとか、また、この本体管路の新材料につきましても、これはどこでも取り入れられる可能性はあるものですので、そういったことでいいますと、このアーチと、それからレーダー探査というものが、今回初かなというふうには認識してございます。 ○有里真穂委員  日本で初めての例ということで、まさにこのアーチの部分は、危なくないようにということが、まず一番になると思いますが、こういったことによって、工期を縮小して、さらにコストを削減して、まさに豊島区が日本のモデルとなるようなことにつなげていっていただきたいと思います。  終わります。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○木下広委員  新しい技術を使ってということです。この路面の調査については、地中化以外にも、道路の通常の区道の道路の管理というか、そういうのに御活用いただいているということで、決算委員会等でも確認をさせていただいていますけども、先ほど、余り例がないので、この電柱の埋設の金額的なものだとか、そういうものについて、これから、いろいろやっていくということなんだけども、うちとしては、この巣鴨の地蔵通りをやった後は、予算等の関係ももちろんあると思うんですけども、どういうような形で展開をしていくかというような、そういう計画なんかは持っていらしたのでしょうか、ちょっとその辺、確認をさせていただきたい。 ○松田道路整備課長  無電柱化推進計画等々につきましては、また今年度から、この地蔵通りのノウハウも取り入れながら、あるいは椿の坂でも先行事例として、もう事業を実施しておりますので、今年度から計画の再見直しをして、次年度早々には、それを皆様にもお示ししたいとは考えてございます。  当然、いろいろな一般質問の中で、この無電柱化事業にお問い合わせの際も、答弁する中で、この地蔵通りと椿の坂で得られたノウハウをもとに、最終的には、区内全域でこれを広げていくと。昨今、やっぱり地震だとか、あるいは台風の影響で電柱が大きく倒れて、それが停電等々につながるというような、特にこの自然災害による影響が今年度ほど多く見られた例もないかと思います。そういった意味においても、強靱な、そういうようなインフラ整備を行っていくというものについては、少しでも早く。ですので、この地蔵通りを少しでも早くというのは、当然ながら地元の方々にかかる負担というのもあるんですけれども、この技術を早く、一つ形として確立することによって、他地区への展開も可能になっていくんではないかと。  具体的に今決まっておりますのは、立教通りであるとか、あるいは西巣鴨橋、この間、説明会をさせていただきましたけど、周辺の区道においても、狭くなる区道に対しても無電柱化を実施してくれというようなお話もあり、ここも実施します。あるいは、防災公園周辺においても、もう計画は立てております。このあたりを中心に、また、より幅広いエリアについても検討を計画の中で行ってまいります。 ○木下広委員  いずれにしても、僕たち、災害時のことを考えると、救援センター周辺の防災用の車両が出入りできるような、そういう意味でも、そういったところの無電柱化なんかも、結構、価値というか、そういう着眼点は必要かなというようなことも発言はさせていただいていますけども、いずれにしても、何というか、こういう新しい事業というのは、いろいろ積み重ねて、技術的にも、また金額的にもやっていくことが必要だと思いますので、ぜひ無事故でやっていただければということで、私どもとしては、条例でございますので、賛成という立場でおはかりをお願いしたいと思います。 ○竹下ひろみ委員  有里委員からも質疑させていただいたので、あんまり重ねてはあれなんですけども、うちの会派の池田裕一議員の地元でございまして、この変圧器の置き場所については、随分御苦労されていたかなというふうにも私も見受けられますが、そのお店の前に狭いので、なかなか置けないという中で、このアーチに載せてしまおうというすごい発想だなというふうに思うんですね。結構重たいと思いますし、本当に安全かというと、不安も私はちょっと今感じていまして、電信柱が倒れるくらいの風が吹くということが、今回、災害でも多くの地域でも見受けられましたし、重たいものが、すごく太いところに置くわけではないので、この上に載せるという発想が苦肉の策だと思うんですけれども、そこら辺の経過というんですか、もう一度ちょっと確認させていただきたいと思うんですけど。 ○松田道路整備課長  もともと、この地上機器の配置につきましては、いろいろ地元さんとも協議を行っていたわけでございますけれども、当初は28年3月だったと思いますけれども、協議会の中で、一番一般的なのは、道路に均等に配置していく、お店の前に地上機器を配置していくというのが一般的だったわけでございます。しかしながら、やっぱりどうしても商売への影響が大きいということで、何とかほかの案を探してくれないかというような意見が出たわけでございます。  その上で考えましたのが、国道17号への配置、あるいは、入り口部三角地への集中配置、この辺を検討したわけでございます。国道17号は、どうしても距離が遠くなっていってしまうものですから、入り口部分はいいんですけれども、それがどんどん離れていくことによって電圧降下が起きると。つまり、求められている需要の電力量が供給できないというような問題があったわけでございます。三角部への集中配置というのも検討しましたし、その後は巣鴨寮という中間部に警視庁の跡地がありましたので、そこへの集中配置も検討したんですけども、一つところに地上機器を配置しますと、多くの管路がそこに、つまり高圧を入れるための管路も膨大な数になりますし、そこから今度、各家庭へ引き込むための管路も膨大になって、そこに至る道路の真下が本当に混雑してしまって、入り切らない状態になるということがわかったわけでございます。そういうのを何度も何度もトライ・アンド・エラーといいますか、やってはちょっと無理か、やっては無理かという中で、これはやっぱり協議会の中で、東京電力、NTT、東京都も入ってもらう中で、実は東京電力さんのほうから、こういう案は苦肉の策としてあるよというようなものを得たわけでございます。  もともとよくソフト地中化といって、専用の支柱を用いて地上機器を上空に配置するといったものについては、せっかく無電柱化しても、それが上に変圧器があると、あれが落ちてくるんじゃないかというような、どうしても見た目のやっぱり恐怖感というものがあるわけでございますんで、その辺をさらに提案を、看板で隠す等、それから、そもそもの構造が弱くてはいけませんので、実はかなり地中、奥深くまで、7メートルぐらいまでくいを打ちます、それぞれの支柱についてですね。その辺は万全に、今回のこれが売りでもありますし、それが倒れたということになると、当然モデル路線というようなものにも傷がついてしまうということもありますので、その辺は念入りに施工のほうは行っていきたいと考えてございます。 ○竹下ひろみ委員  今、7メートルというお話がありましたので、安全対策には十分に配慮していただいて、これがモデル地域として、さらにいければいいかなというふうに思いますが、これを見てみますと、メリットがたくさん書いてありますが、課題としては、何か安全対策ということについては、十分な配慮をしていかなければいけないということが課題の一つだと思いますけれども、メリットづくしのような気がいたしますけれども、今後残っている課題とか、例えば、これは1工区ですけども、これが2工区、3工区というふうに続いていくにつけて、もう一つアーチができるのかなとか、その辺の変圧器の置き場所とか、そういうものについての検討と、あと、課題があったら教えていただきたいと思います。 ○松田道路整備課長  実は、これは、どの契約議案でもそうかと思うんですけれども、この設計を議案としてお諮りする際には、我々としては、これがもう万全だと思ってお出ししているところもございますので、設計の中では、今考えられる、ここに投入できる、最も我々としては考え抜かれたものをお出ししていると思ってございます。  あらゆる課題もいろいろ検討してきた中で、あるいは地元さんとの調整してきた中で、こういうものを議案として上げているわけでございますけれども、実際は、確かに施工になると、我々が想定していた以外のふぐあいだとか、あるいは思ったように工期が縮まらないなだとか、そういうことが出てくるんじゃないかとは思っています。  そういった意味においては、まだ計画段階で、これから施工ということでございますので、これが本当に実際に効果を発揮するのか、安く済むのか、早く終わるのか、住民に御負担をかけないのか、これからこの課題については、施工を通じて、その情報を得て、ほかの路線にもそれを生かしていきたいというふうには考えてございます。 ○竹下ひろみ委員  第2、第3工区について、アーチ状になるのかどうかもちょっと教えていただけますか。 ○松田道路整備課長  2工区、3工区の施工につきましては、確かに、今後の検討事項ではありますけれども、一つは、住民の方々から、ぜひこのアーチの案で、6カ所全てあるわけですけれども、そこを施工してほしいというような御要望もありますので、そういうような方向では検討してまいりたいと思います。  しかしながら、もし可能なところで余地が下にあれば、わざわざ高いところに上げてやる必要もないのかなというふうにも思いますので、その辺は今後の検討の中で決めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○竹下ひろみ委員  今回、住民、環境、財政の負担を減らして、掘り返しの少ない無電柱化工事のモデル化を目指すということでございますので、これまで豊島区内においても契約案件になったこともありますし、学習院椿の坂はこれから進んでいくと思いますが、またちょっと手法が違うと思いますし、今後、もっともっと先の話ですけど、西巣鴨橋の最終的なことについては、やはり無電柱化を目指していくということですので、それまでの期間、いろんな手法が多分生まれてくるだろうと思いますし、安全で、さらに工期も財政面でも、もっともっとメリットが多くなるような手法も生まれてくるかと思いますので、何というんでしょう、そのモデルを目指すための努力は相当なものだと思いますけれども、安全・安心に工事を進めていただいて、おばあちゃんの原宿と言われているところなので、そういう意味でも無電柱化がさらに日本に発信できるような工事として進んでいくことを期待しておりますので、よろしくお願いをいたします。  この件につきましては、賛成させていただきます。 ○河原弘明委員  いろいろと説明を聞きまして、理解させていただきました。巣鴨がやっとここまで来たのかなという思いがあるんですけれども、今ずっと、アーチの上に載せる変圧器のお話が出ていました。2ページのところに、これだけの変圧器が、これを数えると17基分の赤いマークがついているんですけども、それを一つのアーチの上に載せてしまうというような理解でよろしいんですか。 ○松田道路整備課長  一つのアーチに載りますのは、この3ページ目というんですか、この議案集の中で、4基になってございます。今回の1工区につきましては、全部で11基の変圧器を置く必要があるんですけれども、入り口部のアーチに4基、それと高岩寺の前にもアーチが1基ありまして、そこに4基。それと、警視庁の巣鴨寮の跡地のところの区道が6メートルと、比較的幅員が広い道路ございますので、この道路上に3基、計11基を置く予定にしてございます。 ○河原弘明委員  わかりました。1基で足りるわけはないなというふうに思っていました。先ほども、これから第2、第3工区に入っていくときのアーチなり、そういう場所の確保をやっていかなければいけないのかなというふうにも思っています。  この間、ちょっと災害のときの集中豪雨で水が出て、変圧器が水に埋もれちゃった、そうすると、もう何か使えなくなるから、直すのに相当時間がかかると聞いたんですけども、そのあたりは押さえていますでしょうか。 ○松田道路整備課長  私も、この辺については電力事業者の範疇になるものですから、理解できてない部分もあるんですけど、そもそもこの地上器そのものを地中に埋められないのかという話を随分我々も彼らに対してしたんですけれども、その際に、どうしてもやっぱり水の影響でということ、つまり電気が非常に水に弱いということもあって、どうしても上空に置かないといけないという話は聞いておりますので、そういったことからすると、非常に水と離れる、あるいは防水性については、そういう変圧器の類というのは、十分気をつけないといけないものだなという程度の認識でございます。 ○河原弘明委員  巣鴨でスタートをして、区内の今いろんな、最終的には全て地中化という話が出ていました。それで、やはり豊島区の中でも、ちょっと高い位置にある場所と、それから、やはりよく水が出る場所ってあると思うんですね。そのあたり、よく注意をしていただきながら進めていただきたいと思いますし、また、道路拡張のときに一斉にやっていくのと、ふだんこれだけの人が来る場所での工事というのは、非常に大変なことになるのかなというふうにも思っています。そういうところもしっかりと管理をされてやっていっていただければ、ほかに展開するのにいいモデルとして、区民の皆さんが早くうちもということも言ってこられるのかなと、まして私の地元の南長崎ニコニコ商店街、あそこも早くやってくれという話を言われていますので、どこかにその順番の上のほうにやっていただけるとすごく助かるなというふうに思っています。  いろいろな形でいいものを早くやっていただきたい、この地中化というのは、ずっと言われ続けてきて、もう何年もたっていますので、早くやっていただいて、いい例として区内に浸透させていただけたらなというふうに思っています。  この第74号議案に関しては、可決に賛成をさせていただきます。 ○儀武さとる委員  課長の説明で、本当に苦労して苦労して、やっとこの案ができたということがよくわかりました。それで、アーケードの上に変圧器を載せるということなんですが、今回は2カ所。問題は、みんな店先になるので、この土台、支柱というのかをつくるときもやっぱりいろいろ地元で、私のところは嫌だとか、いろんな意見が出る可能性があると思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○松田道路整備課長  この9月20日にも、実はアーチ部会ということで、今、地元さんの中では仲見世会を中心に巣鴨フォーラムという形で、このアーチの位置も含めて、検討を地元の方でしていただいているところもございます。その中でも、確かに今、委員がおっしゃるように、実際にアーチが今のままでいいのか、あるいは移動する際にはどうかというような検討もなされている中で、周辺の商店街の方からは、今委員がおっしゃられたような内容の御発言も出ております。  そこで、我々もそのイメージがなかなか、その寸法の設計図だけお見せしてもわかりづらいということもあって、今実際にどれだけの架台の足が来るかというのを、合板といいまして、木でそれを少し、うちの道路工事事務所のほうで作成をしております。その大きさを実際にちょっと体感していただいて、この程度のものなんだよとか、あるいは、これだけのものが来るんだというようなものを御理解いただいた上で、やっぱり設置場所というのは、丁寧に決めていかないといけないなと。できた後に、その商店街の皆さんだとか、あるいは住民の方々がお困りにならないように、事前にできるだけ多い情報量を与えて、何とかその位置については皆さんが納得された上で決めたいというふうには考えてございます。 ○儀武さとる委員  これは地蔵商店街の、あの三角地帯、入り口から高岩寺さんのところまでですので、三角地帯で、この工区についてはアーチの設置場所も比較的に合意をとりやすいとは思うんですが、問題は、本当に先、2期、3期の工事のところでは、なかなか大変かなと、いろんな意見が出て、地元で合意をとるのが大変かなと思うんですが、その点をぜひ地元の意見もよく聞いた上で、まず一つは対応していただきたいなと思います。  それから、昨年の学習院椿の坂電線共同溝の契約もありました。あのとき、たしか距離が460メートルで2億7,900万円余だったと思うんですが、今回の契約が、距離が255メートルで、契約金額が3億6,482万1,222円というふうになっているんですが、有数な商店街ということもあるとは思うんですが、ちょっと距離が短くて、非常に契約金額が大きいということなんですが、これについて、説明していただけますか。 ○松田道路整備課長  学習院椿の坂は、両側に電柱があるわけじゃなくて、デサント側というんですか、つまり大学側には電柱は実は立ってないと、デサント側だけに今立っているというような事情があります。今回の地蔵通りについては、それぞれ両側に立っておりますので、つまり単純な延長掛ける2をしてもよろしいんじゃないかなというぐらいであります。  それと、当然、供給量の話もありますので、商店街への供給ということになりますと、それなりのやっぱり電力需要もあるということになりますので、一般的な大学と商店街との差というのもあるかなというふうには思ってございます。 ○儀武さとる委員  これも随意契約なんですけども、そうしますと、何というのかな、学習院椿の坂も東京電力パワーグリット株式会社東京総支社が契約の相手方なんですけれども、今回もそういうことで、今後この無電柱化、共同溝については、みんな契約の相手方はこういうふうになっていくんでしょうか。 ○ぬで島契約課長(心得)  電線共同溝の工事であれば、必ず随意契約していくというものではないです。今回は幅員がそもそも狭い道路だというところ、あと、月に3回、非常に人通りが多くなるという豊島区でも有数の商店街であること、あと、商店街ですので、住居と店舗が一体となった建物がずっと連なっているということ、そういった理由から、少しでも工期短縮が必要という判断があったためであって、そういったところから、随意契約に当たるかどうかということについては、個別のケース一つ一つを実情に照らして判断してまいります。 ○儀武さとる委員  でも、これを見ますと、管路ケーブル同時施工となると、もう東京電力以外はないというふうに見てとれるんですけど、この技術を採用する限り。この技術を採用、これが、今、最も新しい技術だと言われているんですけど、この技術を採用する限り、もう契約の相手方も東京電力さんというふうに見てとれるんですけども、これはいかがでしょうか。 ○松田道路整備課長  確かにケーブルの入線と管路の引き込み管の敷設を同時に行うというのは、これは東京電力にしかできない作業ではあります。しかしながら、今、契約課長(心得)からもありましたけれども、幅広くこの辺の、つまり時間をどうしても急ぐ部分であるだとか、今回のような商店街のケースにおいては、確かに時間を優先することにかなりの意味があるということでやるわけでございますけれども、当然、一般的な施工において、何が何でもこの同時施工をしないといけないかというと、そういうわけではないと思ってございます。  例えば今の学習院椿の坂については、あそこは住居が隣接というまではしてございませんので、あそこはもともと東京電力の管が下に入っていたもので、既存ストックというような形で随契にはしてございますけれども、あるいはそれがなければ、一般競争入札で道路管理者施工ということで、本体工事を行うということは十分にあり得るというふうに思ってございます。 ○儀武さとる委員  それから、ちょっとお金のことについてお聞きしたいんですが、3億6,482万1,000円なんですけども、これの財源といいますか、それから、区の持ち出しがどのぐらいになるのか教えていただけますか。 ○松田道路整備課長  これについては、今後のどこまで国費を認めていただくかというようなことも、次年度以降も続くわけでございまして、それにもよるんですけれども、今の想定だけ申し上げますと、仮に、今回なかなか国のスタンダードよりも超えている部分、つまり、アーチの上に乗っけるという、部分的には認めていただいていますけれども、あるいは全部が全部、それを国費で見るというのは難しいだろうだとか。あるいは、何度か掘り返してしまう部分については、その計上は難しいだろうとか、そういうようなことを考えますと、仮に、事業費の50%の部分を国費対象とした場合、もともとその2分の1として国費が入ってくるんですけれども、今、東京都の手厚いチャレンジ支援事業補助金というのがございますので、基本的には50%は、そういうような特財が入ってくるものと。残りの50%については、財調等々で、この無電柱化事業というのが態容補正の一つになってございますので、4分の3については、財調で戻ってくると。つまり、12.5%ぐらいの持ち出しかなというふうには思っているんですけれども、少し今回の事業の中で、どこまでそういうようなものが、当然、会計検査等々もございますので、申請できるかどうかを考えますと、例えば40%の国費申請において考えますと、残り60%の4分の1が持ち出しですので、15%あたりが、実際的には区の持ち出しになるのかなというふうには想定してございます。 ○儀武さとる委員  この契約金額の中の15%、非常にざっくりでいいんですけど、金額はどのぐらいになるんですか。 ○松田道路整備課長  5,472万円らいです。 ○儀武さとる委員  何というか、2期、3期という工期もありますし、3億6,000万円という契約金額なんですけど、2期、3期も入れて全体の、単純に言えませんけど、そうすると、これを見たら、この巣鴨地蔵通りで、10億円ぐらいかかるかなと、こういうふうに非常にざっくりとした考えなんですけども、そういうふうに見ていいんでしょうか。 ○松田道路整備課長  今回、工事費ベースのみでいきますと、1工区に、つまり、この東京電力の契約のみが1工区の全ての工事費ではございません。この後に、NTT等々通信事業者の工事も入ってございますので、それも合わせると、この1工区で5億円程度の工事費がかかるものと想定してございます。その上で、2工区、3工区を単純に3倍して、3工区ありますのでということでいえば、15億円程度の事業規模になるんではないかというふうに思ってございますけれども、今回のこのモデル路線としては、少しでもその経費を落とすというところも大きな使命だと思ってございますので、1工区で得られたノウハウを2工区、3工区に用いりながら、少しでも経費の支出等を削減しながら発注してまいりたいと思ってございます。 ○儀武さとる委員  本当にこの工事、これまでも歩道をフラット化するという、段差をフラット化するということで、長い間、工事した経緯もありますし、安全・安心で、しかも地元の負担ができるだけ少なくなるように頑張っていただきたいと思います。  この案件については、議案については、第74号議案については賛成をいたします。 ○島村高彦委員  委員長、すぐ終わります。  この無電柱化の工事に合わせまして国道の歩道の拡幅、そして歩道橋の撤去、それに伴いまして、この地蔵通りの入り口が大きく変わります。当然、それに伴いまして、アーチの位置も変わります。まだ新しいアーチの位置がどこになるかというのは、ちょっと私のほう、聞いてないんですが、アーチの位置が定まらないうちに工事の締結を結んで、これは大丈夫なのかなという不安がよぎったんですけども。 ○松田道路整備課長  この事業概要書の最初のページといいますか、スケジュールを載せているところを少しごらんいただければと思います。下に、2ページ目になるんでしょうかね、全体の。まだ、実は設計は31年度まで、引き続き、行ってまいります。しかしながら、工事のほうは行っていくと。アーチの位置につきましては、入り口部分については、実はもう2案程度までは絞れているのかなと、それは9月20日の地元さんとの打ち合わせの中で。今の現況で置く位置と、それよりも10メートル程度、駅側に移す案と、その2案の中でどうするかというところで、今、地元さんと調整しているところでございます。  アーチの設置位置、その程度の設置位置のずれであれば、あとは多少配管が延びるかの程度でございまして、それより前に手をつけて仕事をする部分、工事できる部分が多分にございますので、最終的には、今、副委員長からもお話ありました、国道工事の中で歩道橋撤去工事等々も入ってきますので、工事がやっぱりふくそうするというようなことも考えられます。ですので、少しでも早くその辺を実現するためには、今回の中で発注、委託契約をさせていただくというのが得策かなというふうに思うわけでございます。 ○島村高彦委員  ということは、アーチの位置が決定しないので、工事を延ばしてほしいというようなことには絶対ならないということでよろしいですね。 ○松田道路整備課長  はい。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。 ○山口菊子委員  私どもの会派としては、この工事委託契約について、第74号議案については可決すべきものとして賛成をいたしますが、さっきちょっと質疑の中で伺って、この随意契約じゃなくって、条件付一般競争入札になるんでしょうけども、そういうのも可能だというふうなお話だったんですけど、そういうふうだと、例えば、今どき、だからいろんな企業から、何で豊島区はそういう契約にしないで随意契約にしたのか、我々企業にもそういう機会を与えてほしいとかという声が上がってきちゃうんじゃないかと思うんだけども、その辺のところはどう説明をされるんですか。 ○松田道路整備課長  冒頭、少しその話、実は狭い幅員の区道における、まだ無電柱化の技術だとか、あるいは施工方法というのが確立し切ってないというところが大きいのかなというふうには思ってございます。  つまり、国道、都道において、一般の施工業者が入ってきてやるというのは、もうその技術が確立していますので、何も東京電力じゃなくてもできるということで、いろんな施工業者さんがやられているというのは十分認識してございます。  しかしながら、先ほども申し上げたとおり、戸越銀座であるとか、あるいは我々の学習院椿の坂であるとか、まだまだ、この狭い区道において、どういうふうに地上機器を配置するのか、あるいは、住民さんとの合意形成をどうとるのかも含めて、その技術が確立してない中で、我々としても道路管理者として、そのノウハウがない中で、一般的な施工業者が入るとなると、どうしてもこの工期や費用面においても、これは割高になるだろうという判断のもとにですね。
     ですので、その辺のノウハウが確立した暁には、当然、一般競争入札にて、地元業者さんも含めて、そういうような発注の機会を均等にしていく必要があるのかなというふうには思ってございます。 ○山口菊子委員  それならわかるんだけど、さっきの質疑の答弁だと、大変なんだけれども、でも、そういう民間から事業者でもできますよみたいに一般論的に聞こえてしまったんで、ちょっとそれはまずいかなと。今回に限って、やっぱり随意契約にせざるを得ない、そこは明確にしておいていただかないと、さっきのやりとりをちょっと聞いていて、私はえっというふうに思ってしまったのね。だから、そこはちゃんと明確にしていただかないと、私たち契約案件、いろいろ課題もたくさん常に生じてくる問題があるわけですから、そこは明確にしていただきたいというふうに思いました。  1メートル当たり、もろもろの工事を含めると200万円以上かかってくる工事かな、この電線だけでも143万円ということで、なかなかお金のかかる事業だというふうに思いますけれども、やはり計画的にやれるところから、無電柱化については進めていくようにしていただければいいかなというふうに思います。  以上です。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、採決に入ります。  第74号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  異議なしと認めます。よって、第74号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、ここでちょっとお諮りをいたします。お昼までもう少し時間がありますので、第75号議案に入らせていただいて、理事者から説明を受けて、それでお昼休憩にさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、第75号議案、豊島区立中池袋公園改修整備工事請負契約について。  審査のため、末吉Hareza池袋調整担当課長、小堤公園計画特命担当課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、議案集23ページをお開きください。第75号議案、豊島区立中池袋公園改修整備工事請負契約について、上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  内容につきましては、後ほど、議案資料におきまして説明をさせていただきます。  同じページの下に説明欄がございます。豊島区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分等に関する条例第2条の規定に基づき、本案を提出いたします。  それでは、恐れ入りますが、議案資料をお開きください。第75号議案でございます。2番の(2)契約方法から説明させていただきます。契約方法、条件付一般競争入札。(3)契約締結日、本契約議案可決後。(4)契約金額、3億3,213万4,344円、税込みでございます。(5)履行期限、平成31年8月30日まで。(6)契約の相手方、江東区亀戸二丁目、奥井建設株式会社、代表者は記載の方でございます。(7)入札経過でございます。入札予定価格は、税込みで3億6,903万8,160円、税抜きで3億4,170万2,000円でございます。また、最低制限価格を適用してございますが、価格につきましては非公表でございます。入札の結果につきましては、1社から応札があり、入札により記載の結果になったということでございます。落札率は90%となってございます。  2ページ以降が工事概要となってございますが、こちらにつきましては、公園計画特命担当課長から説明させていただきます。 ○小堤公園計画特命担当課長  私のほうから、工事の概要について御説明させていただきます。  資料2ページ目でございます。件名、箇所、期間については、記載のとおりでございます。  4番の整備の考え方を読ませていただきます。さまざまな使われ方に対応するために、砂地の舗装から平たんでフラットな石張りの舗装とします。Hareza池袋にふさわしい、高品質で一体的なデザインによる新たな都市空間の形成。さまざまなイベントの開催を可能とする通信環境や電源設備を整備いたします。以下については、記載のとおりでございます。  工事の内容でございます。自然石のデザイン舗装のほうが1,952平米でございます。現在の砂地の舗装から御影石を使いました石張りの舗装にいたします。自然石ベンチ31基、天然の石の上部のほうを平らに削りまして、ベンチとして公園の外周部に配置いたします。ボラード76基、道路との境界に車両の防護として設置をいたします。LAN用、電源用のコンセントを8基、整備後に行われますイベント等に備えまして、8つのボラードにあらかじめLANと電源用のコンセントボックスを埋め込んでおきます。各面に2本というふうな数を設置いたします。園灯が2基、ライトアップの照明が3カ所、既存のケヤキ、クスノキをライトアップするものでございます。給排水、電気工事一式、雨水浸透貯留槽1基、公園に降った雨水を一時的にためまして、地下に浸透させる設備でございます。桜の移植が3本、新植が3本です。  6番のスケジュールでございます。工事のほうが、上の段になってございまして、11月から工事に入る予定でございます、着手する予定でございまして、初めに現在ございますトイレであります、喫煙所であります、そういった施設のほうの撤去に入ります。その後、排水、給水、電気設備の工事を行います。後半からは石張りの舗装を、また植栽というふうな予定でございまして、詳細については事業者のほうから改めて工程が出されることになってございます。  下の段の指定管理制度でございますけれども、工事の契約とは、直接関係ないんですけれども、整備後、指定管理者を入れて公園のほうを管理する予定でございますので、ちょっと資料のほうにあわせて記載をさせていただきました。この指定管理につきましては、別途、指定管理の審査委員会のほうで審査をしていただいてございます。現在、公募のための要項をホームページに掲載したところでございます。この要項の中には、上位計画で示してございますカフェの設置についても、提案を受けるとしてございます。区としては4つの公園に全てカフェを設置したいというふうな考え方もございますので、事業者からの提案によりますけれども、民設民営で、この公園の中にカフェを設置するといったことも想定しております。  指定管理のほうは、今月から公募を行いまして、年内に事業者のほうを選定する予定でございます。年明けの第1回定例会で御承認いただきましたら、指定管理のほうは7月からスタートさせるというふうな予定でございます。  資料3ページ目でございます。7番の計画図でございます。上の平面図、公園全体が、この黒御影石で張るような計画でございます。このクリーム色の曲線の部分、こちらのほうも御影石でございましてHareza池袋の外壁で今使っているものと同じ材料を使用いたします。黒御影石をはつりまして、クリーム色の御影石をはめ込みながら、このラインをつくっていくといったものでございます。外周のほうには桜、ケヤキ、クスノキといった樹木を配置して、その樹木の下に自然石のベンチを設置いたします。  平面図の上のちょっと白い四角のところでございますけども、これが雨水浸透貯留槽の位置でございます。公園の中心部のほうは、工作物等は置かずに、オープンスペースを確保しながら整備をいたしますので、これまで以上にイベント等がやりやすくなるのかなというふうに思ってございます。  下のほうの断面図でございますけれども、上の断面、A−A’とB−B’で切ったものでございます。段差はほとんどなくて、フラットでございます。道路との段差も極力少ない2センチで計画をしてございまして、この庁舎と同じように、ボラードと2センチの段差の排水施設というふうな設備でございます。  下のほうのB−B’断面のほうが、左側の下にあるのが、先ほど言いました雨水浸透貯留槽でございます。舗装の下、1メートルぐらいのところに設置をいたしまして、公園に降った雨水を、90立米ぐらいですけれども、一旦ためまして、自然に浸透させるといった設備でございます。公園灯は2基設置いたします。南池袋公園にあるような、ポールの上にLEDのスポットライトを5基設置した、設置する照明でございます。また、既存のケヤキ、クスノキにはライトアップをして、アフター・ザ・シアターの時間を演出していきたいというふうな計画でございます。  説明は以上でございます。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。  ここで休憩といたしたいと存じますが、再開は何時にいたしましょうか。   「1時15分」  それでは、再開を1時15分とし、休憩といたします。   午前11時50分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後1時15分再開 ○芳賀竜朗委員長  総務委員会を再開いたします。  それでは、質疑を行います。 ○竹下ひろみ委員  ちょっとこの契約案件の質疑に入る前に、私、午前中の説明を聞いていて、ちょっと疑問に思ったので御質疑させていただきたいんですけれども、先ほど、小堤課長から、中池袋公園の改修整備工事の概要についてのお話の中で、6番のスケジュールで指定管理制度ということが出てきて、今、公募にかけるべく、要項をつくって、カフェを設置するための民設民営化もあるということというようなお話がありましたけれども、今まで議会の中で、Hareza池袋全体を指定管理にしていくというようなお話はたしか受けた記憶がありますけれども、中池袋公園についての指定管理、または要項をつくって公募にかけるという話は、私は委員会においては、報告は受けていないんですけれども、その点をちょっと確認させていただきたいと思います。 ○小堤公園計画特命担当課長  中池袋公園に今言われた指定管理者を入れるというふうな説明ですけれども、エリアマネジメントでHareza池袋全体を管理していく中に、公園もというふうな想定はしているという説明はしたかと思うんですけども、指定管理者を入れて、今後の維持管理をしていくという説明は、委員会等々では、確かにしていません。 ○竹下ひろみ委員  委員会の中でも、議員協議会であるとか、それから、副都心特別委員会であるとか、そういうところで説明がないというところで、今回はここの工事の請負契約についての案件の中で、説明で課長から、これからこういうふうになっていきますという、指定管理制度を使って公募にかけていきますというお話をここで受けるというのは、私はちょっと筋が違うのではないかなというふうに思っていて、最初に、そこをきちんと整理してから、この整備工事の契約について、それから概要についての質疑もさせていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  申しわけございません。指定管理の事業者については、これから公募をして、審査をして、候補者として、年内に決まるわけでございますけれども、第1回定例会の中で、議案として提出させていただきたいというふうに思っております。  ただ、その前に、今回は工事の案件ということで説明をさせていただいている中で、将来の管理の仕方ということで触れさせていただいたということでございますけれども、委員のおっしゃるとおりに、契約案件の中に一緒にあわせて、ちょっとこれで説明したというふうなことでいうと、確かにちょっと違うのかなというふうに思いますので、それについては改めてまた、どのタイミングで、どういうふうに御説明したらよかったのかというのがちょっと、今しっかりと判断できてないところですけれども、これとは別に議会のほうに御説明すべきなのかなというふうに思います。済みませんでした。 ○竹下ひろみ委員  そこで、先ほど課長から募集要項のお話がございましたので、私、委員会休憩中に、この募集要項をネットから取り出しまして、ちょっとざっと見ただけなんですけれども、既に事業者さん向けに説明会も9月28日に行っているというようなことが書いてありまして、もし、それがもう既に終わってしまっているとしたら、まさしく議会軽視というか、このことを全く私たちが知らない間に事が進んでいって、そして第1回定例会で、事業者が決まりましたので、そのことについてお知らせ、御報告いたします、それを議案にかけていきますというのは、本当にちょっと筋が違うのかなというふうに、とてもがっかりしていて、みんなで4つの公園についての今まで審査というか、議論も積み重ねてきたところでありますし、それぞれの持つコンセプトで、4つの公園を豊島区の顔にしていきたいという、そういった流れの中で、この指定管理にしていくというお話や、できればカフェを設けたいというようなお話も、ここの委員会の契約案件の中で出てくるということは、本当に私、とってもがっかりしていますけれども、それをあわせてここで審査できるのかどうかも、ちょっと、ほかの委員さんからの意見もお聞きしたいと思いますけれども、私はとてもこんなに大きなことを契約案件とあわせて、何ていうんでしょうか、附属でついてきた説明の中で議論していくというのは、いささかちょっと問題があるのではないかというふうに、私は思っているところでありますけれども、もう既に説明しないまま、今に至ってしまっているわけなので、その辺の整理もつけていただいて、正副委員長にもお任せしますけれども、その辺はいかがなものでしょうか、どうでしょうか。 ○山口菊子委員  きょうは契約案件ということで、契約のことで伺うはずですけども、こういう改修整備工事の概要も含めた上で、それを勘案した上で契約のあり方が、金額も含めていいのかどうかというところを審査するんだというふうに思っています。  それで、私、指定管理は、どこの公園も指定管理をしていくんだというふうに思うから、池袋西口公園は、私が聞いているのは、未来財団のほうにやってもらうというふうな話は聞いていたんだけど、それとはまた違うわけ。 ○小堤公園計画特命担当課長  西口に関しましては、未来財団を入れるというのは、舞台のほうの管理についてはお願いするつもりではいます。ただ、あとはカフェもありますし、全体の公園の維持管理もあります。先般の副都心特別委員会のときに、ちょっと御説明させていただきましたけれども、前回の当面は直営で管理していくということで、それぞれの部署で分かれて管理をしていくということで、将来的には、指定管理を見据えながら進めていくというふうなことでございます。 ○山口菊子委員  そうすると、西口公園はソフトの舞台とか、その辺のところは財団で、それ以外は、お掃除だとか、管理だとか、カフェの経営だとか、そういうのは全部直営でやっていくということ。 ○小堤公園計画特命担当課長  はい、そのとおりでございまして、舞台のほうに関しましては未来財団のほうを想定しております。あとの維持管理、公園の清掃でありますとか、またカフェのほうは、別にプロポーザルを入れて事業者のほうを募るということでございます。 ○山口菊子委員  私、もう一つ、今回この説明をさっき伺って、ちょっと違和感を覚えたのは、4つの公園全部にカフェを入れるということでおっしゃったんだけど、今まで、中池袋公園の設計図みたいな、こういう絵を見せていただいたときに、カフェというのは載っていなかったのよね。それで、西口公園も周辺はいっぱいお茶飲むところとかいろいろあるんだけれども、何ていうのかしら、観光案内みたいなものを含めてカフェなのかなというふうに思っていて、あんまり大きいものは考えてなかった。今回、中池袋公園は、もともとのスペースがそんなに広くないのに、周辺に喫茶店とか、瞬間、お隣のドトールが潰れるかなとかと思っちゃったくらいなんだけれども、そのカフェを入れるということ自体を聞いていなかったと私は思っていて、それで、なぜカフェを入れるふうに至ったのかというのは、ちょっと伺わなくちゃいけないなというふうには思っていたんだけれども、その辺は。 ○小堤公園計画特命担当課長  カフェの考え方ということでいいますと、平成26年につくりました現庁舎周辺のまちづくりビジョンというのがございます。この中で、交流施設として、カフェ等を設置することを想定するというふうな記載がございます。  今回、自主事業の中で、結果として、どういった提案がなされるかというのはわからないところではありますけれども、要項の中では、カフェ等の設置を、ある程度期待するというふうな要項にしてございます。ですので、事業者さんのほうで常設のカフェを提案してもらうのか、場合によってはキッチンカーみたいなものを提案してくるのか、大きさに関しても、便益施設ということで、2%というと、最大で34平米の施設になりますので、その中でどういったものを提案していただくのかというのは、ちょっと事業者さんのほうに委ねているところがございますけれども、区としては、先ほど、言いました4つの公園にはカフェをつくっていきたいというのがあります。  その大きなちょっと一つの考え方なんですけれども、南池袋公園にカフェを設置しまして。 ○山口菊子委員  委員長、ちょっといいですか。私が質疑して答えてもらっているんだけど、それをちゃんと答えてもらわないと、契約金額の妥当性も含めて、ちょっと審査できないので、手短に答弁していただきたいと思います。 ○小堤公園計画特命担当課長  申しわけありません。一つの目的は、カフェを入れることで、非常に安全性というか、人の目が常にあるということで、安全面のことを考えると、カフェを入れていきたいというのが一つの理由でございます。 ○竹下ひろみ委員  そもそもの私の発言というのは、今回、この中池袋公園の、何というんでしょう、地べたの改修工事についての案件についてかかるという議案でございました。その中の課長の説明で、今回、私たちが副都心特別委員会でも、ほかの委員会でも説明を受けていない中池袋公園の指定管理者の公募要項に係る案件についても、そこで説明があったわけですよね。それは聞いていないということの中で、この総務委員会で、ここをひっくるめた質疑をしていいのかどうか、そのこと自体、私はとても残念に思っているんですけれども、ちょっと筋が違うかなと、これから、やっていこうとすることに、それは議論していかなければいけないと思いますが、そもそも、議会に説明がなかったものに対して、議案の説明の一部だからといって、このことを私たちが積極的に質疑をすることが、果たして、ほかの委員さん、ほかの委員会の皆様も含めて、議員に対してもどうなのかなということで、私は、ちょっと質疑の前にいかがなものでしょうかということを発言させていただいたというところなので、その意見を皆さんに聞いて、皆さんが、いやいや、それでもいいんだよと言えば、私はちょっと納得できませんが、それにしていかなくちゃいけないのかなというふうに思いますけれども、第1回定例会までに、この事業者を公募するということも、まるで今初めてお聞きした中で、この議案の請負契約についての第75号議案については審査できますが、そこに附属するものについての説明は、改めて別なところでしっかりとした中で、今回この議案と一緒に説明ができる、説明というか、質疑ができるのではないかなというところなんです、私は。まあ、まだ私も16年しか経験がないので、先輩方にいろいろ教えていただいて、それでもいいということであれば、私は意見の一つとして参考に聞かせていただきたいと思っておりますけれども、いかがでしょうか。 ○木下広委員  議案の審査の前に、そもそも論を自民党さんから出るというのは、初めてなものですから、ちょっとこっちもびっくりしているところなんですけど、御案内のとおり、各定例会で審議をされる区側からの条例については、もう何度も正副幹事長会で概要が確認をされ、いろいろな説明があった上で、特に、前水島副区長の後半の時代なんかは、丁寧に丁寧に、今度は、これがいきますからみたいな話が大分前から情報提供としてあって、正式に議会のほうで、本会議が開会になって、初めて上程をするというような形で、そういう議会の今まで条例の提案があったところなんですけども、確かに、この中池袋公園の第75号議案というのは、工事請負の契約の案件ですので、これ自体としては、何というか、そういうような流れであるという説明は受けていましたけども、いざ、ふたを開いて、委員会の初めての説明のときに、その指定管理者制度の、今までと結構大きく違うというか、そういった流れの説明があったということは、確かに竹下委員のおっしゃることもよくわかるところでございます。  だから、本来はやっぱり、こういう工事請負契約と同時に、その4つの公園でカフェをつくるというんでしょう、だから、そういったところも、何というか、別個と言うとおかしいんだけども、よく説明いただいた上で、常任委員会の議案の提出というような形がとられればよかったのかなという、そういう気が、指摘をされれば、私もそのように感じます。  ですので、この第75号議案自体を撤回するだとか、そういったところまでは言ってないとは思うんですけども、ただ、やっぱりこのような、もう本当にHareza池袋の建物と一緒になったような公園なんで、もう初めてなわけですよね、こっちにとっても。土でない、芝生でない公園なわけでしょう、大理石張りの公園をつくるというような話じゃないですか、大理石じゃないけどね。だから、そういう新しい公園のことを条例として提案するんであれば、やっぱり今後のその運営のあり方についても、別個でやっぱり説明をいただくというところも必要だと思うので。まあ、どうなんでしょう、これは、審査は審査として、価格が適当かどうかとか、そういったところの審査はもちろんさせていただけるんですけれども、それに附属して、この指定管理者の考え方を含めて、何というか、委員会で議論、要するにいいか悪いかの議論をするということでもないような気が僕はするんですけども。ちょっと今、僕の気持ちとしてはそういうところで、ただ、やっぱり第75号議案ということで上げられた以上は、とにかくこれは委員会として何らかの結論は出さないといけないと思うけども。結論を出すに当たっては、やっぱりこの指定管理者制度の考え方とか、そういうのというのを、もう少し丁寧に分厚く、何というか、議事録に載っけることも必要なのかなという、そういう気はしております。僕の感想だけ、ちょっと申し上げさせていただきました。 ○山口菊子委員  私は、議案としては契約案件なので、そのこと自体は審査できるというふうに思っていますけど、ただ、指定管理のことも説明がなかったのは、確かだと思って、それについていかがなものかというの、事前に説明が必要じゃないかというのも、それも理解しますが、私はそれ以前に、カフェができるということで、カフェの予算、カフェの建築費というかしら、その工事契約の中に、ここに工事内容のところにはカフェの建物のことは書いてないけど、その他というのがあるんだけれども、それの建築費となると、がどうなのか、カフェそのものの説明は、少なくとも、私、先ほどお話があったように受けてないわけだから、地域の皆さんも含めて、カフェをつくることの合意なりなんなりとか、あるいは、地元説明会を、中池袋公園もやっているはずだから、そういうところでどうだったのかという、それは契約案件に入ってくると思うのね。その辺のところの説明の不十分さというのは、私は感じたので、指定管理のことも、確かにあらかじめ副都心特別委員会なり、都市整備委員会なりできちんと説明すべきだったと思いますけど、契約の中身のところでカフェのことというのはちょっと意外だったから、それこそ審査できるのかなというふうに私は思っちゃったのね。そこをちょっと確認させてください。 ○小堤公園計画特命担当課長  わかりにくくて申しわけございません。  カフェの建築費については、当然工事費には入っていなくて、事業者さんのほうの自主事業として提案の中で設置、そして管理もしていただくというふうなことを要綱上、想定しているということでございます。ですので、事業者さんによっては、そういった提案がなされないでカフェの設置もない可能性がございます。そこを審査委員会のほうで選定されれば、そういった運用になっていくかと思います。中には、先ほど言いましたキッチンカーを提案してきて、それが選定されれば、そういった形になろうかと思います。工事はあくまでも、今回御説明させていただいた工事の内容でございまして、民設民営でやっていくというふうなことで、いわゆる民間の資金を入れていただいて、そういった運用をしていっていただくというふうなことを記載しているというふうなところです。 ○山口菊子委員  それって、公園の設計にかかわることじゃないの。公園全体の設計や公園全体のイメージにかかわることが、後づけでカフェができたり、後づけであるというのは、キッチンカーなんかは臨時にイベントがあるときに出すんならわかるけれども、本来常設するものだというふうに、私は認識しないんだけど、それは考え方はいろいろあるでしょうけど。ただ、公園全体のイメージがHareza池袋全体のイメージとして、それで初めて自然石舗装とか、自然石ベンチだとか、そういうふうなものを含めて、植栽も含めて全体のイメージが合うように設計されて、今までできてきたんだと思うのね。それでコンセンサスを得られて地域の皆さんも理解できたと思うんだけど、指定管理者がカフェをつくる、後づけでカフェをどこにつくりますか。この設計がぶち壊しになるじゃないですか。そもそもカフェをつくるんだったら、はなから西口公園のようにカフェ、トイレを一体化して、最初つくったのはいろいろ注文があって一体化したものをつくるのに落ちついて、あれは地元の協議会の皆さんとも意見を合わせて、こうなったんだけれども、今回は後づけでカフェをつくるって、明らかに設計全体が狂ってくるんじゃないんですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  どういった提案が出てくるのかというところは、この先、進めてみないとわからないんですけども、大きさでありますとか、意匠でありますとか、設備でありますとか、そういったものも含めて今回の公園の中に入れた場合、どうなんだということも含めて選定をさせていただきたいというふうに思ってございます。当然、場所とか、そういったものも限定されてくると思います。それに関しては、今度、設置管理許可ということで公園の施設としてふさわしいかどうかということを審議して、それを許可するというふうなことで考えてございます。 ○山口菊子委員  竹下委員の言われた指定管理の問題というのは、後のことかなというふうには思っていたんだけれども、この直接の契約とはね。でも、そうじゃなくて、公園を管理運営する指定管理者にカフェも含めてつくって、ここをつくってもらうということになれば、今回の公園の設計とか、イメージとか、そういうものを勘案した上でのこの契約だと思うんだけれども、やっぱりちょっと違ってくるかな。カフェをつくるんだったら、最初からこの設計図の中に組み入れて、それも含めて建設してもらって、契約してもらって、運営そのものを頼むというんならわかるけども、はなからイメージをHareza池袋のイメージときれいに合うように設計したものを後づけでいじるというのは、ちょっと筋が違うかなというふうに思って、どうしましょう、この審査。 ○竹下ひろみ委員  私の考えは、指定管理者がいけないとか、カフェがということそのものを否定するわけではないんですが、そういうことを議論する委員会がなかったですよねというところなんです。カフェを、確かに私たちはこのイメージ図というのは、何回かHareza池袋の説明の中でこんなようなものになるというイメージはお伝えしていただいていますし、中池袋公園がこういう舗装というんでしょうか、4つの公園の一つのまた新しい顔としてのコンセプトを持った公園になるということは、認識をしていますが、ここにカフェをつくり、キッチンカーもありということでしたけど、それそのものの言葉がきょう初めて課長の説明で明らかになったと。であるならば、今、山口委員がおっしゃったように、この設計図にかかわってくることなら、なおさら、やっぱり何か置き場所がこの御影石に模したものでは耐久性がないとか、別なものにしていかなければいけないといって、また、そこで設計変更を行うようではもったいないし、そもそもカフェがある、そういう公園にしていきたいという説明が今までの委員会ではなかったということなので、そもそもそこから議論を始めないと、今のお話だと、この契約案件については、このそのものですが、カフェを想定していない設計というように私は認識をさせていただいたので、そうであるならば、やはりカフェをつくるのか、入れるのか入れないのか、キッチンカーなのかどうなのかと、それは提案次第であるのに、これだけが先行してしまっては、やはりちょっと税金の使い方としては違うのではないかなということと。議会にしっかりと説明をしていただいて、それからこういう案件に入っていただいたほうが私はいいのではないかなというふうに思っていますが、上程されて、この議案を審議していくということはもう決まっていますので、そこら辺が私たちのこのメンバーで審査したものが、後々、やはりここは変更になっていきますということが想定されるならば、ちょっと問題ありかなというふうには、今感じていますけれども、指定管理者がだめだとか、カフェをつくるとかつくらないとかという、それ以前にそのものの説明が足りないということを私は申し上げたかったというところでございます。 ○高野区長  まだ、皆さんの全ての声を聞いておりませんけど、いろいろ御指摘のとおり、議会へのいろいろ説明が足りなかったことは、もう本当に申しわけないと思っております。私も招集あいさつやいろんな機会に、この池袋は4つの公園を中心にしながらまちづくりをしていく、まちを変えるというような形の中で、もうかなり前から発信をしていたわけであります。そして、南池袋公園は、あそこはカフェが、ラシーヌさんが入って、芝生とのバランスとか、全ての面で今までにない新しい公園のあり方をまさに示したというような形で、ちょっとオーバーですけど、全国からも注目をされているわけでありまして、カフェとトイレと一緒に一体化したというのは、これは南池袋公園をつくったときに、うちのほうでこれを設計して、そしてテナントさんを募集し、ああいうような形に完成したわけでありますが、非常に南池袋公園のこの都会の中の本当に中心のところで、ああいう公園ができたということによって、私は、やはりこの4つの公園、これがさらに池袋を中心に豊島区の魅力をつくっていくんだという、そういう思いをずっと持っていたわけでありまして、これらについて、確かに言われるように、議会へのいろいろな形の説明等々が非常に欠けていたことは間違いありません。いきなりこういうものを提案して御理解をというと、なかなか、これらについては、難しい面もあろうかと思いますが、できる限り説明していかなきゃいけない。これは私の責任もあるんですけど、そういった点については、前の水島副区長が非常に丁寧に丁寧に、もう私のほうに、こういう形で議会にも説明に行ってきますとか、いろんな形で進めてきたわけでありますが、今回またスタッフが変わったというような、こういうような形の中の至らない点が多々あるのではないか。  ただ、今、御発言いろいろいただいたように、この公園をまさに中心にしながら、このまちをつくっていくという手法は、恐らく全国でも初めてではないか、そんな思いをしておりますので、すてきな公園を、魅力ある公園をつくっていくという意味では、そういう気持ちばっかり先に走って、とかく何かいろいろ説明等々も含めて、特に議会に対しての説明等々をしっかりやっていくことが欠けていたような気がいたしまして、皆さんの御意見も十分聞いた上で、提案者は私でありますので、皆さんの御意見に従ってやってまいりたいと思います。  今回の招集あいさつのところにも、造幣局跡地の防災公園と中池袋公園について、私のほうでメッセージをさせていただいた中で、中池袋公園は本定例会において、契約議案を提出させていただいておりますが、御承認いただければと、工事に入りたいという、Hareza池袋の前庭公園として、新たな魅力あるまちづくりを。それで、このHareza池袋に関しては、もうかなりこれは計画を進めるときから、この公園一体というような形の中で、御説明はしてきたつもりであり、また、こういう形で公園の何か見本みたいなものを何カ月かあそこにつくったんだよね。こういう形でこの公園を、何ですか、表面はこういう形にするという形で何カ月かずっとつくってこういう形になりました。中池袋公園、ちょうどWACCAの前のところに一部分つくって、それでこういう形になりますというような形でお示しをし、また、さらには、この中池袋公園に対しては、いろんな形で御意見等々もあったり、また私たちのほうでも、正式な形の中で、こういうふうになりますという説明が欠けていたんですけど、予算としては、3億円くらいかかる予定で、これらも計上しながら、一番は、このHareza池袋全体に合う、マッチした公園。あの公園によって私はイメージがもう本当に変わってしまう。今御指摘のように計画のないところ、ぽっと後から後づけでやったら全体のイメージも壊れてしまうわけでありまして、今回、このような決して大きな公園ではありませんけど、このカフェというのが、非常に南池袋公園で大変な好評でありますので、これらについても、ここにできるような形で、提案をもらったらイメージを壊さないような形で、やはりつくるべきだと、これはしっかりと担当は認識していると思って、それはちゃんとやっぱり説明しないと、決して後づけによってイメージが変わるようなことになってはならないと。このHareza全体のイメージは崩さないというのが基本だと思っておりますので、ちょっと言いわけじみた答弁になりますけど、提案者は私でありますので、これらについて、いろいろ議会の皆さんの御意見も聞きながら、これらについては、よりよい方向に進めていくように努力をしてまいりたいと思います。本当にHareza池袋は、やはりこれからの国際アート・カルチャーのまさに拠点であり、これからのまちづくりの中心になるということをしっかりと肝に銘じながら、本当に後戻りするようなことは、絶対にないように進めていきたいと思っております。ちょっと長くなりましたけど、御説明をさせていただきました。済みません。 ○木下広委員  どうしますか、本当は各会派の皆さんから意見を言う前に、ちょっと休憩でもとりますか、それとも休憩する前に、共産党さん、都民ファーストさん、何か言うことがあれば言ってもらって。ちょっと休憩をとりましょうか。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、ちょっと休憩をとらせていただいてよろしいですか。   「はい」 ○芳賀竜朗委員長  それでは休憩をさせていただきます。   午後1時50分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後2時5分再開 ○芳賀竜朗委員長  総務委員会を再開させていただきます。  第75号議案につきましては、予備日を使っての改めての審査とさせていただきたいと思います。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  ただいまから次の議案へと移らせていただきます。  第76号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第2号)。  審査のため岡田高齢者医療年金課長、山野邊生活産業課長、關劇場運営担当課長、末吉Hareza池袋調整担当課長、藤田文化観光課長、直江福祉総務課長、佐藤高齢者福祉課長尾崎生活福祉課長、時田子育て支援課長、樋口保育政策担当課長、活田都市計画課長、原島交通・基盤担当課長、松田道路整備課長石井公園緑地課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○三沢財政課長  それでは、議案集別冊の平成30年度豊島区補正予算をごらんいただきたく存じます。  恐れ入りますが、5ページまでお進みください。第76号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第2号)でございます。1枚おめくりいただきまして、7ページをごらんください。  平成30年度豊島区一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ11億161万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,267億352万8,000円とする。第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用できる経費は、「第2表、繰越明許費」による。第3条、債務負担行為の追加は、「第3表、債務負担行為の補正」による。提出者、提出日、区長名でございます。  1枚おめくりいただきまして、8ページ、9ページをごらんいただきたく存じます。第1表、歳入歳出予算の金額でございます。歳入歳出それぞれの款項の補正予算額を計上したものでございます。  まず、8ページの歳入でございます。3つの款に補正を行うものです。13款国庫支出金です。1項国庫負担金に457万円を追加し、184億475万1,000円に、2項国庫補助金に930万円を追加し、41億4,437万2,000円に、13款国庫支出金は225億5,857万8,000円となります。14款都支出金です。2項都補助金に7,549万3,000円を追加し54億4,577万5,000円に、14款都支出金は107億6,613万1,000円になります。17款繰入金です。8項公共施設再構築基金繰入金は、7億2,484万4,000円を減額し13億3,956万円に、13項特別会計繰入金は17億3,709万3,000円を追加し17億4,497万1,000円に、17款繰入金は81億5万9,000円になります。  以上、歳入の合計は、11億161万2,000円を追加し、1,267億352万8,000円となります。  続きまして、9ページの歳出でございます。8つの款にわたりまして補正を行うものです。  まず、2款政策経営費です。1項同名に16億1,818万6,000円を加し54億8,840万3,000円になります。3款総務費です。1項総務管理費に8,504万2,000円を加し65億9,346万2,000円に、3款総務費は69億8,360万5,000円となります。4款区民費です。1項同名を1億119万8,000円減額し117億7,864万7,000円となります。5款文化商工費です。1項同名を7億1,494万2,000円減額し58億4,435万円になります。7款福祉費です。1項同名に5,850万9,000円を追加し309億3,513万2,000円になります。8款衛生費です。1項同名に1,368万円を追加し40億3,885万8,000円になります。9款子ども家庭費です。1項同名に6,017万2,000円を追加し、259億514万3,000円になります。10款都市整備費です。1項同名に8,216万3,000円を追加し177億2,846万3,000円になります。  以上、歳出合計は11億161万2,000円を追加し、1,267億352万8,000円になります。  ページをおめくりいただきまして、10ページをお願いいたします。第2表、繰越明許費でございます。1番、上池袋備蓄倉庫整備事業経費1,200万円、こちらは工事進捗のおくれに伴う外構工事費の完了払い分を繰り越すものでございます。2番、池袋副都心移動システム推進事業経費2億3,000万円、電気バス車両購入に係る経費を繰り越すものでございます。  11ページをごらんください。第3表、債務負担行為の補正でございます。追加分8件の補正を行うものでございます。順番に申し上げます。22番、(仮称)豊島区新ホール整備事業経費は、芸術文化劇場整備に係る備品購入費で31年度まで7億2,484万4,000円の限度額です。23番、観光案内標識整備推進事業経費は、適切な案内誘導を行うためのサイン計画策定に係る経費で、31年度まで1,681万5,000円の限度額です。24番、道路維持修繕経費は、工事時期の平準化のため年度またぎの道路受託工事を実施する経費で31年度まで5,000万円の限度額です。25番、区道の整備事業経費(特定道路)はグリーン大通りの改修工事を実施する経費で31年度まで9,200万円の限度額です。26番、旧庁舎跡地・新庁舎周辺道路整備事業経費は、新ホール棟の工事にあわせ実施する周辺道路の整備に係る経費で、31年度まで4,500万円の限度額です。27番、立教通り調査経費は、整備コンセプトなどを整理するための修景設計実施に伴う経費で、31年度まで500万円の限度額です。28番、掘削道路復旧等受託経費は、工事事業の平準化のため、年度またぎの道路受託工事を実施する経費で、31年度まで4,000万円の限度額です。29番、公園トイレ等改修事業経費は、前倒しで公園トイレ等改修工事を実施するための経費で、31年度まで6,400万円の限度額です。  それでは、補正予算の具体的な内容につきまして、恐れ入ります、31ページ以降の補正予算説明書で御説明申し上げます。歳出、歳入の順番で御説明いたします。50ページまでお進みください。  まず、2款政策経営費、1項同名、2目財政費に16億1,818万6,000円を追加する特別会計からの繰入金の一部について、財政調整基金積立金として、追加で計上するものでございます。  52ページをお開きください。3款総務費、1項総務管理費、2目人事費に793万2,000円を追加する。来年5月に予定されております元号改正に伴う電算システムを改修するものです。4目防災危機管理費に7,711万円を追加する。町会、商店街などの地域団体が設置する防犯カメラ整備に係る経費を助成するものです。  54ページをお開きください。4款区民費、1項同名、5目国民健康保険費を1億576万8,000円減額する。国民健康保険事業納付金について、確定額に補正することにより国民健康保険事業会計への繰出金を減額するものです。6目高齢者医療年金費に457万円を追加する。国の制度変更に伴う電算システム改修に係る経費です。
     56ページをお開きください。5款文化商工費、1項同名、1目生活産業費に650万円を追加する。区内公衆浴場の大規模改修を実施する事業者に対する補助金です。2目文化デザイン費を7億2,484万4,000円減額する。芸術文化劇場の備品購入に係る経費を減額するものです。3目文化観光費に340万2,000円を追加する。観光案内標識を新設、更新するために必要な主地図データ作成に係る経費です。  58ページをお開きください。7款福祉費、1項同名、1目福祉総務費に3,219万2,000円を追加する。1の総合保健福祉システム改修委託経費追加額は、来年5月に予定されている元号改正に伴う電算システムを改修するものです。2番の国庫支出金返納金追加額は、臨時福祉給付金給付事業の実績額の確定に伴い、国庫補助金の超過交付分を返還するものです。2目高齢者福祉費に1,230万6,000円を追加する。フレイル対策センター開設に必要な改修、備品購入に係る経費です。4目生活福祉費に1,398万6,000円を追加する。1番の国庫支出金返納金追加額は、生活保護費国庫負担金について、実績額が交付決定額を下回ったことにより差額分を返納するものです。2番の都支出金返納金追加額も同様に、生活保護費都負担金について、実績額が交付決定額を下回ったことにより差額分を返納するものです。6目介護保険費に2万5,000円を追加する。地域密着型介護予防サービス給付費に係る経費を繰出金に追加するものです。  60ページをお願いいたします。8款衛生費、1項同名、1目地域保健費に1,368万円を追加する。医療保健政策区市町村包括補助金に係る実績額の確定に伴い都補助金の超過交付分を返還するものです。  62ページをお開きください。9款子ども家庭費、1項同名、2目子育て支援費に2,017万2,000円を追加する。東部子ども家庭支援センターの事務室、利用者スペースなどの改修に係る経費です。3目保育費に4,000万円を追加する。1番の施設型給付費等関係経費、2番の地域型保育給付費等関係経費、3番の認証保育所関係経費とも保健所等におけるICT化推進事業を補助するためのものです。  64ページをお開きください。10款都市整備費、1項同名、1目都市計画費に907万1,000円を追加する。1番のグリーン大通りエリアマネジメント推進事業経費追加額は新たな国家戦略道路占用事業の年度内認定に向けた計画策定経費となります。2番の池袋駅周辺・主要街路沿道エリア地区計画変更経費は、池袋駅周辺地域の将来像に沿った地区計画の変更に係る経費でございます。6目道路整備費に3,186万4,000円を追加する。1番の旧庁舎跡地・新庁舎周辺道路整備事業経費追加額は、Hareza池袋B棟周辺道路の整備工事に係る経費です。2番の立教通り調査経費追加額は、立教通り整備のための修景設計に係る経費でございます。7目公園緑地費に4,122万8,000円を追加する。公園、児童遊園のトイレ改修を前倒しで実施するための経費です。  続きまして、66ページでございますが、債務負担行為の補正でございます。こちらにつきましては、先ほど御説明いたしましたので、内容につきましては、省略させていただきます。  続きまして、歳入について御説明申し上げます。40ページまでお戻りください。  まず、13款国庫支出金、1項国庫負担金、1目区民費負担金に457万円を追加する。1節基礎年金等事務費負担金及び3節の年金生活者支援給付金支給準備市町村事務取扱交付金は、基礎年金一般事務経費に充当いたします。  42ページをお開きください。13款国庫支出金、2項国庫補助金、5目福祉費補助金に180万円を追加する。総合保健福祉システム改修委託経費に充当いたします。7目子ども家庭費補助金に750万円を追加する。施設型給付費等関係経費、地域型保育給付費等関係経費、認証保育所関係経費のそれぞれの運営充実補助経費に充てます。  44ページをお開きください。14款都支出金、2項都補助金、2目総務費補助金に4,975万1,000円を追加する。こちらは地域見守り活動支援事業経費に充当いたします。6目福祉費補助金に324万2,000円を追加する。1節高齢社会対策区市町村包括補助金及び20節の人生100年時代セカンドライフ応援事業補助金は、いずれもフレイル対策センター開設準備経費に充当いたします。8目子ども家庭費補助金に2,250万円を追加する。施設型給付費等関係経費、地域型保育給付費等関係経費、認証保育所関係経費のそれぞれの運営充実補助経費に充当いたします。  46ページをお願いいたします。17款繰入金、8項公共施設再構築基金繰入金、1目同名を7億2,484万4,000円減額します。こちらにつきましては、11ページで先ほど御説明いたしましたとおり、減額した経費を限度額といたしまして、平成31年度まで債務負担行為の補正を行うものでございます。  48ページをお開きください。17款繰入金、13項特別会計繰入金、まず、1目国民健康保険事業会計繰入金に12億9,769万7,000円を、2目後期高齢者医療事業会計繰入金に2億8,748万1,000円を、3目介護保険事業会計繰入金に1億5,191万5,000円をそれぞれ追加します。これら3特別会計の補正額の合計17億3,709万3,000円となりますが、その一部を今回の補正事業に係る一般財源負担額に充当するとともに、残余分については、財政調整基金に積み立てます。  以上をもちまして、第76号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第2号)の説明を終了させていただきます。御審査のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○清水みちこ委員  何点か質疑させていただきます。  今回から資料のほう、後ろのページに各費目別の資料をつけていただいて、大変わかりやすくなったということで、その点について、まず、評価させていただきたいと思います。費目別について、ちょっと伺いたいのがありまして、こちらの資料のほうのページで申し上げます。19ページの文化商工費、公衆浴場・改築・改修・設備更新支援事業経費の補正について伺います。  これは補正理由のところに補助金交付申請があって、その補助額の不足分を補正予算で対応するというふうに書かれているんですけども、余りちょっと補正で出てきたことがないと思いますので、この制度といいますか、交付内容と、どういった制度になっているのか、額とか、そういったものとか、ちょっと具体的に教えていただければと思います。 ○山野邊生活産業課長  公衆浴場の今回の改修経費でございます。委員がおっしゃるとおり、この制度が使われるのが平成21年以降、久しぶりなものでございますので、こういった内容が余り聞いたことがないということだと思います。こちらにつきましては、大きな浴場の改修をした場合に、そのかかったお金、今回のたてつけですと、全体の4分の1、上限が1,000万円、改修額に対して補助を行うというような内容になってございます。また、同じ内容で東京都の補助もございまして、こちらの上限額が2,000万円ということですので、大きな工事を行った場合に合わせて3,000万円の補助が受けられるというような、今回の補正の内容でございます。 ○清水みちこ委員  今、御説明の中に大きな改修というふうにあったんですけれども、ちょっと大きなって漠然としているんですけれども、具体的にこうやったら大きな改修に入るとか、そういったのは何か決まりというかがあるんでしょうか。 ○山野邊生活産業課長  最終的な判断は、我々それぞれが行うわけでございますが、例えば、健康対応を目的に段差を変えるようなものは小さな内容と考えてございまして、例えば、釜自体を変える、浴槽自体を大きく改修する。そういって、額で言いますと、1億円近い額ですかね。そういった大きいものを大規模改修というふうに申しまして、細かい規定はございませんので、その場その場で判断していくという形になるということでございます。 ○清水みちこ委員  今御説明あって、やっぱり1億円近い改修ということで、先ほど合わせて3,000万円いうことで、やはり全部カバーできるものではないということで、公衆浴場の方でそういった機器の入れかえのときに廃業ということがよくあるんだよというお話を聞くので、今回こういうふうに申請あって補助がおりるというのは、大変いいことだと思うんですけれども、申請実績が課長のこの資料にもありますよね、平成20年度に1件のみということで、なかなか申請自体がないということで、もっと使いやすいものというか、そういった支援の充実が必要というふうに思います。今回のこの補正については大変いいことだと思うので評価はいたします。  委員長、次、質疑をさせていただいてよろしいですか。 ○芳賀竜朗委員長  どうぞ。 ○清水みちこ委員  次が、ページがちょっと行きまして、28ページの東部子ども家庭支援センター管理運営経費についてなんですけれども、補正理由について書かれているんですが、児童相談所の職員の配置とか、そういったことを含めて事務スペース、事務室拡張ということなんですけれども、私も東部子ども家庭支援センター、視察に行かせていただいたことあるんですけど、具体的に玄関入ってすぐ左のところがたしか事務室だったと思うんですが、あれをどのように改築というか、拡張されるんでしょうか。 ○時田子育て支援課長  今委員のおっしゃいました玄関入って左側のところが事務室になってございます。こちらは主に子育て広場関係の職員がいる事務室でございまして、いわゆる虐待対応をしている職員につきましては、その奥に7人と、またその奥に13人ということで、今二つに分かれて事務室が設けてございます。今回の補正につきましては、今7人の部屋の奥に多目的室がございまして、そこを7人の部屋と一緒にするような形で最大30人の人数を確保する事務室を改修する予定でございます。 ○清水みちこ委員  今20人いらっしゃって最大30人までということで、これから、児童相談所の開設に当たって職員の数がふえていくのかなというふうには思うんですけれども、また、事務室を拡張して受け入れ体制を整えるということは大切だと思うんですけれども、補正理由にも書いてあります、中ほどに、利用者のスペースの減少を最小限にとめなければならないというふうにも書かれていますけれども、ここは、具体的にどのように対策をとられるんでしょうか。 ○時田子育て支援課長  事務室拡張に伴いまして、多目的スペースと親子遊び広場のスペースが合わせて15平米ぐらい縮小になります。ちょっと玉突きになるんですけれども、合わせて15平米ぐらい少なくなってしまうんですけれども、そのかわりに玄関入って右側の廊下のところにスペースを活用して、こちらに親子で相談できる、遊ばせながら相談できるスペースを設けようと今準備をしてございます。 ○清水みちこ委員  今、親子で相談できるスペースというのは、何か大規模ではないにしろ、工事的なものが伴うような形なんでしょうか。 ○時田子育て支援課長  今予定してございますのが、玄関前に壁面レリーフ、あと、廊下のフリースペースのところに、親子が座れるベンチですとか、マグネット遊びウオール、あとは下足入れ等を準備する予定でございます。 ○清水みちこ委員  その受け入れ体制とともに、今御利用いただいている方に支障というか、御不便のないように工夫してやっていただきたいと思うのと、ちょっと職員について、質疑をさせていただきたいんですけれども、先ほど御説明の中に虐待対応の職員が、今合わせて20人いますよということで、受け入れ最大30人までですよという御説明があったんですけれども、やはり児童相談所の開設準備に当たって、そういった専門職といいますか、実際にお子さんの対応に当たられる職員以外にも事務というか、事務作業をされる方の職員の配置も必要かなというふうに思うんですけれども、その点については、この専門職以外にどのように計画を立てていらっしゃるんでしょうか。 ○時田子育て支援課長  今いわゆる虐待の対応に当たっている職員につきましては、児童相談所要員ということで、東部子ども家庭支援センターに配置してございますけれども、事務的に準備を進める職員については、子育て支援課内に今3名おります。32年1月の開設に向けて、32年度以降にもいわゆる運用等のルールを決めなければならない事務等もありますので、それに向けては32年度から、これは内部の調整になりますけれども、庁舎内の会議室等を転用して、いわゆる準備室的なものを用意しようと考えてございます。 ○清水みちこ委員  事務のほうは庁舎内の会議室などを転用して専用のスペースをつくるという、そういった理解でよろしいですか。 ○時田子育て支援課長  はい、そのとおりでございます。 ○清水みちこ委員  人員的にどれぐらいのことを考えていらっしゃるんでしょうか。 ○時田子育て支援課長  事務的な人数といたしましては、32年度は、現在の3人を含めて8人です。33年度以降は、実際に児童相談所が開設する年度ですので、最大で、20人ぐらいで予定してございます。 ○清水みちこ委員  8人ということで、ある程度のスペース、広さ、要るかなというふうに思います。職員体制のこういった準備とかそういったのは重要だと思いますので、これからもしっかりと計画を立ててやっていただきたいと思います。  委員長、済みません、ちょっと次の質疑に移らせていただいてよろしいでしょうか。 ○芳賀竜朗委員長  どうぞ。 ○清水みちこ委員  順番が前後するかもしれないんですけれども、34ページの公園トイレ等改修事業経費について、ちょっとお伺いをいたします。  区民の皆さん、やはり全公園トイレの改修計画を知っていらっしゃって、期待とか御要望とか、私もよく伺います。よくお尋ねいただくのが、やはり自分の近くの公園がいつ改修されるのかという、どんなふうになるのかというお尋ねがよくいただくお尋ねなんですけれども、その中で、やはりせっかくきれいにしてもらうんだったら、ちょっと地元の要望も聞いてほしいとか、そういった御要望、やはり当然ながら伺うんですね。今まで何カ所も公園トイレ改修はされていますけれども、やはり公園の動線とか、使い勝手とか、地元の方がよく御存じかと思うので、そういった地元の方の意見の聞き取りといいますか、吸い上げとか、そのようなことはどうされているんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  トイレの関係のところについては、なるべく昨年度の反省もございますので、現状のトイレの便器、そういうような数、そういったものは、なるべく現状維持というような形でお進めをしているところでございます。  ただ、しかし、1年間のところで34カ所、そういうような形で建てかえを進めなければならないというところもございまして、ある程度、施工業者が決まった段階のところで地元の御要望のほうに入るというような形にならざるを得ないところがございます。この夏のところから、入札とか、そういったものを五、六カ所ずつまとめて発注を今かけているところなんですが、なかなか業者が決まらないような状況で、やっと、ここに来て業者さんが決まってというような形で、そろそろ地元のほうに入り始めていくというような段階でございます。 ○清水みちこ委員  やはり地元の意見をしっかりと聞いて、せっかくつくるんだからつくっていただきたいと思うのと、今、やはり契約の面でなかなか決まらないとか、そういったお話もあったんですけれども、契約案件全般にわたって、今ちょうど、なかなか業者のほうが応札がないとか、そういったお話も伺いますけれども、こういったまとめた形でやるという、このトイレ、書いてありますよね、何か。どこだったかな、負担軽減、ちょっと。こういったまとめた形で契約をとるということで、やはりなかなか入札に応じる事業者が集まらないという現状はあるのでしょうか。 ○石井公園緑地課長  まとめたからというところではないかもしれないんですけど、まとめるというような形ですと、逆に形はまとまっているんですが、現場が区の中にばらばらになってしまうと。それで手数がかかるというようなことで手を挙げていただける業者が1社もないとか、そういうようなちょっと現状もございます。ただ、今、近くに公園の改修があるようなところの業者さんに、またお声がけをしたりとか、なるべく速やかに受注していただけるような努力はしているところでございます。 ○清水みちこ委員  じゃあ、この補正理由の中にある経費縮減のために複数箇所の一括発注を採用しているということなんですけれども、やはりそういった工事上の手数とか手間とか、そういったこともいろいろ合わさって、なかなか集まりにくいとか、そういったことがあるということでよろしいでしょうか。 ○石井公園緑地課長  このあたりのところは、やはり事業者さんのほうの聞き取りとかそういったところでは、そういうような、もう少しまとまっていたりすると、手を挙げられるんですがというようなお話を受けているところでございます。ただ、数としては、昨年度から今までにないような木造の部分とか、一体型のトイレを置いたりとか、いろんな努力、さまざまなパターンを行っているところでございます。そういうようなところで、施工期間を短くしたり、お金の面もございますけれども、そういうような努力を重ねながら、速やかな全部の建てかえを努力しているところでございます。 ○清水みちこ委員  やはり、区民の方の御要望とか期待とかが高いので、いろいろそういったこともあるかと思うんですけれども、計画どおりに進むようにというふうに思っています。  委員長、次の質疑に移らせていただいてよろしいでしょうか。 ○芳賀竜朗委員長  どうぞ。 ○清水みちこ委員   隣のページなんですけれども、立教通り調査経費の増額補正、債務負担行為の補正についてお伺いいたします。  立教通り整備については、私も第2回定例会の一般質問でも取り上げをしたんですけれども、やはり今、地元の方から日々、立教通り整備については、一般質問をした後も私、いろいろと御要望とかさまざまな御意見を、直接いただいておりますので、ちょっと質疑させていただきたいんですけれども、この補正理由の中で、協議会で無電柱化、歩道拡幅などの整備の方向性が整ったこの方向性に基づきというふうに書いてあって、修景設計を行う必要が確認されたと書いてあるんですけれども、この修景設計というのは、具体的に何をするんでしょうか。無電柱化歩道拡幅などの整備の方向性が整ったというふうに書いてあるんですけれども、この2点だけで、この修景設計ができるかどうか、ちょっと具体的に何をイメージされているのかわからないんですけども。 ○松田道路整備課長  今御指摘のとおり、もともと7月3日に協議会を行った中においては、協議会会長のほうから歩道拡幅、あるいは無電柱化についての事業については、このまま進めるというようなことでよろしいでしょうかという中で、賛成の方のお声が多かったというふうに考えてございます。また、その辺を地域の方々により詳しく、それは協議会、つまり選ばれた方だけのみで、代表者のみで決めていいのかというようなお声もあったことから、8月にその立教通り周辺の方々、約6,100世帯について、アンケート調査を実施して、実はきょう夜7時からIKE・Bizのほうで、その報告についても行う予定にはしてございます。  今回、この修景設計の中身が何かという御質疑でございますけれども、こちら立教通りにつきましては、単に交通形態の変更であるだとか歩道拡幅のみ、そういうことだけではなく、あそこには立教学院という東京都の歴史的建造物にも選定されている貴重な景観資源があるわけでございます。この整備においては、ただただ、その道路の使われよう、その形態のみではなく、ある程度、そういった景観資源とあわせて整備していくことが重要であろうというふうに考えているわけでございます。この間の第2回定例会において一般質問をいただいた中でも、丁寧に住民の方々の御意見をいただきながらということについては、今まさしくそういうことはしているわけでございますけども、一方で、速く整備をしなければというような、無電柱、歩道拡幅に対する、現状の課題に対するそういうような御意見もこのアンケート調査の中でたくさんいただいているところでございます。  そういったことからすれば、具体的にあそこを車中心の道路から歩行者中心の道路へと転換するに当たって、住民の皆様があの立教通りを本当に改修してよかったねと思えるような、そういった地域の景観資源と合わせるような設計を御提案する中で、地域の合意形成に至りたいなということでこのような提案をさせていただいたわけでございます。 ○清水みちこ委員  では、この修景設計によって合意形成を導くような内容のものということなんですか。まだ一方通行と無電柱化、これについては整備の方針が整ったとあるんですけれども、これだけでできないこともありますよね。どっちが先かというか、このスケジュールを見ると、決まってからやるのかなというふうに、修景設計は、そういうふうに思っていたんですけども、そういうものではないということでよろしいんですか。 ○松田道路整備課長  一方通行化についても、今回当然アンケートの中で聞いているわけでございまして、非常にきょうの中で、説明会の中で詳しくは御説明しますけれども、一方通行化あるいは部分一方通行化という、我々が推奨している案も含めて現行の交通体系から新しいものへと変化を求める声というのは大変多い意見がございます。その辺もそうなんですけれども、一方で、まだいろいろな課題が多く残っているよということで、御意見をいただいているところもございます。つまり整備そのものは構わないけれども、そういうような、周辺の景観も含めて考えてくれよとか、緑を道路に入れてくれよだとか、そういうようなお声にも丁寧にやっぱり応える必要があるのではないかということを考えているわけでございまして、今回はそういうような具体的な整備方針についても、きょうの説明会の中では御説明はしていこうとは思っておりますけれども、あわせてそういうような周辺の景観資源と合わせたような取り組みについても進めていきたいというふうに思っているわけでございます。 ○清水みちこ委員  きょうの協議会ということなんですけれども、やっぱりちょっと3年ぶりに協議会が再開された割に、ちょっととんとんとんと進み過ぎているというか、それを心配される声があるということで一般質問にも取り上げをさせていただいたんですけれども、アンケートで協議会に参加されない方の意見も聞いていますよという、今お話だったんですけれども、まず、アンケートなんですけども、6,000世帯ぐらいにまきましたよということなのですけども、回答は現段階でどれぐらい返ってきているんですかね。 ○松田道路整備課長  全体の13%に当たる700世帯余通、済みません、細かい数字は覚えてございませんけど、大体13%程度、750世帯だったか30世帯だったかという、そのあたりは返ってきてございます。 ○清水みちこ委員  13%で700世帯を超えているということで、数から見ると、やはり関心が高いというふうに、私は感じるんですね。やはり課長も先ほどから何度も繰り返されていますけれども、丁寧な対応が必要というのは、まさにそのとおりだと思います。やはり協議会の以前の説明でもありましたけれども、立教通りというのは、池袋側と山手側で全く性質が異なるということで、回答率の高さもそうですけれども、そういった立教通りの特徴を捉えて、また、より丁寧な説明が必要だというふうに思うんですけれども。協議会では、地元の懸念ということで何点か上がっていたと思うんですけれども、やはり、それが再開されてから払拭されるまでに至ってないというふうに、私は思うんですけれども、これまで3年前に協議会、一旦一時休止みたいな形になって、その3年間、懸念材料ということに対して地域の住民の方にどのような対応をされてきたか含めて、ちょっとお聞かせ願えますか。 ○松田道路整備課長  もともと平成25年に協議会の発足以来、25、26、27年と協議会を定期的に開催していたわけでございます。しかしながら、その協議会の開催だけでは、議論の中でどうしてもやっぱり反対の大きな声があったりすると、協議会そのもので結論を出すのはなかなか難しいのかなということで、もう少しより丁寧なヒアリング等々が必要じゃないかということで、平成28年、29年の2カ年度で、主に立教通り沿道の方々に直接職員が出向いてヒアリングを行ってきたわけでございます。その中で、非常に課題というのが随分明確になってきたというわけでありまして、そのうちの一つは、やっぱり一方通行化をすると、周辺の脇道のところに、つまり一方通行化によって通れなくなった人が脇道にふえるんじゃないかという御懸念が一つ。  それと、そもそもの話として、これは適当かどうかわからないんですけれども、立教学院さんのための整備じゃないかという、そういうような御批判もあったわけでございます。しかしながら、今回、我々それをより事業を進める上で協議会である一定の部分一方通行化という、地域の特性を踏まえた案を7月3日の際にはお示ししたわけでございますけれども、それは今、委員からもお話ありましたけれども、池袋駅側とやっぱり山手通り側では歩行者の交通量も18分の1ぐらい山手通り側のほうは少ないと。それに対して、池袋駅側は毎日のように車道に歩行者があふれている状態が今でも見受けられるわけでございます。そのようなことや、あるいは山手通り側は生コン屋さんがあったり、病院があったり、スーパーの搬入車両が通ったりということを考えると、やっぱり部分一方通行ということで、山手通り側は相互通行で残すのが望ましいだろうと。これを7月3日に提案したわけでございまして、今回のアンケート調査、8月に行ったものにつきましては、区がこういうような提案に対してどのような皆さん御意見をお持ちですかということで聞いたわけでございますけれども。  一方で、丁寧にそうやって御意見を伺うことというのは重要なんですけれども、現実的に車道に歩行者があふれている、あるいは無電柱化によって立教学院は広域の避難場所にも指定されておりますので、駅からの動線確保も含めて、やっぱり早急な整備というのもあわせて必要だろうと。その辺のバランスをうまくとりながらやっていく上で、今回の修景設計のように、そこに一価値加えることで地域の方々がその道路を誇りに思えるような道路を整備してまいりたいというのが主でございますので、何とか御理解を賜るようお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  清水委員、おまとめください。 ○清水みちこ委員  はい。課長、私が聞いたのは、協議会を開かれない間に、どのような地元の説明をしていたんですかというふうに伺ったので、今、課長がおっしゃったように脇道への心配というのは当初からあって、今も根強く確かにあります。そういった方たちに対して、個別ヒアリングとかというふうにおっしゃったんですけれども、脇道が懸念される、そこの沿道の方にどのようにヒアリングを行って、どのような反応が返ってきたとか、そういったのを伺いたかったんですけれども。 ○松田道路整備課長  脇道を懸念される方がどこにお住まいでというのは、なかなか周囲、今も6,100世帯にお配りしたと言ったんですけれども、こちらから、なかなか探し当てるのは難しくって、実は28、29年でヒアリングを行いましたのは、立教通りに沿った、面した方々に対してヒアリングを実施したわけでございます。それだけでは、さすがに御意見を全部の住民の皆さんの御意見を伺ったというわけにいかないものですから、アンケート調査という形で、その皆様方に意見を問うたわけでございます。ですので、今回そのアンケート調査をお配りした中に我々のほうの問い合わせ先も入れておりまして、実際に我々のほうに直接、これはどういうことなんだというお問い合わせも電話で随分いただいておりまして、電話での御説明が難しい場合は、直接お伺いしながら御説明はしているわけでございまして、今後も引き続き、もう少しそのあたりで脇道への通過交通量がふえて心配だというお声があるのであれば、それはちょっとお伺いして、きちんと御説明した上で御理解を求めるというような姿勢に変わりはございません。 ○芳賀竜朗委員長  おまとめください。 ○清水みちこ委員  今特定するのが難しいということだったんですけれども、当初から懸念があるのは、コモディイイダからバス通りに抜けるあの道が再三出ていると思いますので、せめてあそこに面している方だけでも個別ヒアリングを行ってしかるべきだと思うんですけれども、特定するのが難しいというのはちょっと理由にならないと思います。その点は指摘をさせていただきたいと思います。やはりそういったところの丁寧な説明とか、聞いてきたら言うよみたいなそういったことではなくて、区のほうからまちの中に入っていって、そういった御懸念とか心配を取り除いていくというのが、やはりこういったまちづくりの基本でないかと私は思います。その点に関して、やはり懸念が強く残っている原因の一つになると思います。  地域の方からの声として、やはりそういったアンケートだけで決めるのはどうだというお声もありますし、アンケートをまいてから、お盆明けにまいて8月中に出してくれというようなこととか、あと、私も沿道に住んでいるんですけれども、ポストインがなかったんで、課長のほうに連絡して、いただきましたけれども、私の周りにも入っていないよという方は何人もいらっしゃいました。やはりそういったことの一つ一つが地域の方の御懸念とか不安とか不信感につながるかと思いますので、そういったことがしっかりできないとやはりいけないと思います。  中には書き切れないからということで、私に長いお手紙をいただいたりとかもしましたけれども、書き切れないということでマル・ペケとか、そういった小さい紙の中では全て言い切れないということで、いろいろたくさん要望とか質問とか書きましたという方がいらしたんですけれども、そういったことに一つ一つ丁寧に答えなければ、やはりそういった御懸念とか払拭できないと思うんですけれども、きょうアンケートの取りまとめたものを協議会の中でお示しになると思いますが、そうではなくて、そういった一つ一つの細かいことに関する対応はどのようにされるんでしょうか。 ○松田道路整備課長  実は、地域性でなかなか反対の声を見つけるのは難しいというお話も、例えば山手通り側の方々が一方通行化を反対しているとか、その脇道に通過交通が懸念されるというのが、もう地域イコールそうかというと、実はそうではなくて、山手通り側の方々でも、すぐにでもなぜうちの前は相互通行なんだと、全線一方通行化にしてほしいというような御意見もあるわけでございます。ですので、今回、数多くのアンケート結果をいただく中で丁寧にそれを見ていくと、やっぱりそれぞれの方がそれぞれの御意見を今回そうやって郵送して返送していただくというような方は、特にそういうような一言を載せていただく方が多くて、そこは、さまざまなやっぱり意見があるわけでございます。  大事なのは、これまで平成25年からずっとこの事業を5年間にもかけてやっているわけでございますけれども、ある一定のやっぱり方向性を出して、整備するところはきちんと整備をしていくというふうなことをしないと、丁寧に、ただただ住民の意見を聞くというのは、当然重要なんですけれども、どこかでやっぱり方向性を決めて、あるいは皆様に大方に御理解いただけるような案をどんどん出していくというのも我々の責務だと思っておりますので、そういった意味において、今でも例えばそういうような説明を求めるという声があれば、先ほども申し上げましたけれども、直接伺って御説明するというのは、姿勢は全く変わっておりませんので、そういったことも御理解いただきながら事業全体をバックアップしていただきたいと思ってございます。 ○芳賀竜朗委員長  清水委員、ほかの委員さん手を挙げていらっしゃいますので、もしあれでしたら、まだお一人目ですから、一度お譲りいただいて、また改めて御質疑いただければと思います。もう終わりますか。 ○清水みちこ委員  もう、じゃあ。 ○芳賀竜朗委員長  おまとめください。 ○清水みちこ委員  まとめます。今説明、伺いますということなんですけれども、地元の方からは、聞いて来てもらうんじゃなくて、やはり住民説明会を開いてほしいという意見も何件もありますので、そういったことも実施していただきたいと思うのと、そのことに応えていただきたいというのと。やはり中にはそういったある程度の方向性という、課長の、区の姿勢というのもわかりますけれども、やっぱり進めて、スケジュールありきとか、一方通行ありきとお考えの方がいらっしゃるのも実際です。だから、そういったことで一般質問に取り上げさせていただいたけれども、拙速に進めないでほしい。このままでずっとやってくれということではなくて、ちゃんと住民説明会なり、そういったものを一つ一つ開いて、またお問い合わせがあった方には出向いて、当然ですけれども、説明を差し上げるとかいろんな方法を講じて住民合意をとるという努力をしていただきたいのと、やはり住民の声を丁寧に聞いてほしいといろんな意見があるのはもちろん当然のことですから、そういったことがあるので、まず、第一歩として、住民説明会を開いていただきたいという声を何件か伺っております。その点についてお聞かせいただいて、はい。 ○松田道路整備課長  住民説明会ということになりますと、当然周囲の方々、多くの方々にお集まりいただくことを想定して、やっぱり開くべきものかなというふうに思ってございます。現在、区のほうでは、アンケートの調査結果については、確かに把握はしてございますけれども、どういうふうに整備をしていくか等々につきましては、今後、皆様と協議会の中で、あるいはこの修景設計を行う中でどういう道路にしていくかというのを決めていくわけでございます。それが決まってもいない段階で住民説明会だけ行うというのは、いささか何を説明するのかということにもなりますし、そういうことであれば、先ほど来申し上げているように、住民説明会を開催してほしいという方が何人かいらっしゃるというお話は聞いておりますので、そういった方々を集めて、そこで我々が伺って御説明をすればいいのじゃないかと。もう少し多くの方々は今の事業がどういうふうに進むのかということを注視されている方もいらっしゃると思いますので、そういうことも踏まえて適切な時期に、あるいは一つ道路の整備の内容がまとまった段階でそういうような適切に皆さんに対してこういうような工事を進めていきますよと説明会を開いてまいりたいと考えてございます。 ○高野区長  きょう7時から説明会をいたします。ここに至るまでは、本当に今、課長がお話ししたように、いわゆる我々としてはできることを進めて、皆さんの声を聞きながら進めているわけでありまして、そういう中でやはり反対している人たちの、果たして、どういう形で解決すれば、それが賛成を得られるかというところまでも、かなり突っ込んで、特に立教学院等々の交渉も十分やれるべきものは全部やってまいりまして、将来的に前へ進めるような形、大変長い時間かけて何にもしないできたわけじゃありませんので、ここらについてはきょうの説明会でもしっかりと説明をさせていただきます。 ○山口菊子委員  異動されたばっかりの課長に質疑するのは気の毒なんですけれども、ほかの区でも経験あるというのでちょっとお尋ねしますけど、この地域見守り活動支援事業経費の防犯カメラなんですけれども、確かにこの説明資料の中に書いてあるように、区政連絡会なんかで随分町会などにも説明いただいて、安心・安全ということで、防犯カメラを入れようということで、台数がふえたということで、それはそのとおりなんですけれど、これはかなり東京都の補助金とかを含めて初期投資の部分では本当にお金かからないんだけども、実際にやっぱりランニングコストのところでは町会の負担が生じてくるわけですよね。町会も規模がいろいろで、すごく大きくて経済的にも豊かな町会もあれば、小さい町会でとても厳しいところもあるというとこで、そこら辺の温度差みたいなのはすごくあったりするんですけども、ランニングコストの部分ではどういうふうに考えていらっしゃるんですか。 ○今浦危機管理監  今年度、東京都と豊島区の補助が12分の11になったということで、50町会の方々に新たに設置をいただくことになっておりますけども、ランニングコストにつきましては、おおむね年間1台当たり2万円ほど、というふうな形になり、これは町長会の御負担になります。 ○山口菊子委員  だから1台だったら2万円もしれないんだけども、町会によって何台か入れた場合というのは、先ほど申し上げたように、町会の規模によって、財政規模が桁違いに違うわけですよね。例えば西池袋南町会のように4,000世帯をはるかに超える大きい町会で、町会の周年行事として、町会で積み立ててあるお金を使って防犯カメラを一斉にいっぱいつけようというところもあったりとか、いや、もう日常的な活動で精いっぱいでランニングコストが何台も、1台ということはないからね、各町会、狭い町会でも。それでやっぱり足踏みしちゃうというところもあって。だから本当、地域によって違うんだけれども、その辺のところは、なかなか、どの程度補助するかどうかも含めて、補助したほうがいいのか、いや、補助するとしたらどうなのかと、私自身も逡巡するところなんだけれども、その辺についてはどういうふうに考えていますか。 ○今浦危機管理監  例えば今回の50団体のうち、最も多いのは15台と、最も少ないのが1台というのがあります。この辺はランニングコスト1台当たり2万円、年間にかかるというのを御説明させていただいた上で、御理解いただいた上で御協力いただいていると、これは本当に感謝申し上げますけれども、そういうふうに捉えております。あと、ただし、電柱の共架料、これは区のほうで全額負担をさせていただいています。 ○山口菊子委員  やっぱりちょっとランニングコストのことは、町会にとって、悲鳴を上げてるところも実際にあるし、それを考えて導入したくない、できないというところもあるわけで、そこら辺もやっぱりちょっと今後勘案していく必要があるんじゃないかなと私なんかは思うわけで、本当に初期投資は物すごく補助が東京都からもついているから入れやすいんだけれども、そこがちょっと課題かなというふうに思っています。  それから、先ほど来、立教通りのことがありました。修景設計を変えるということで、確かに、今までとは少し違って、やはり平成25年から、私も最初のところから、あるいはその以前の立教大生のまちづくりの提案みたいなものからずっとかかわってきて、いろんな御意見があるのは十分承知はしておりますけれども、一定期間のお休みというか、協議会そのものを休んで、その間、区がいろいろ交渉したり、いろいろお話し合いをしてきたわけですけれども、その上で今回修景設計をやっていくということは、とてもいいことだというふうに思うんですけれども、これは、どの程度の修景設計といっても、ちょっと修景の意味がわからなくて、私ちょっとネットで調べたりはしたんだけれども、その辺のところを説明してください。 ○松田道路整備課長  なかなか、確かに修景という言葉だけだとイメージが湧きづらいのかなと言うふうに思いますけれども、よく今、片仮名で言うと、ランドスケープデザイン等々と言いまして、主に景観面を重視して、道路に付加価値をつけていくというようなことを考えているわけでございます。  先ほどもちょっと清水委員からの御質疑の中でお答えしましたけど、あそこには、立教学院という非常に景観的にすぐれた資源がございますので、こういったエッセンスを道路の中に取り入れて、あるいは今後、先ほど区長さんのほうからも立教学院とも協力してというようなお話がありましたけれども、その辺の公開空地と例えば一体的に整備させてもらうだとか、案はこれから当然練ってくわけでございますけれども、そうすることで地域の方々が、歩行者があそこを通りたくなるような、そういうような、歩きたくなるような道路があそこであれば、可能ではないかというふうに思っているわけでございます。これまで当然交通のことについて、いろいろと協議はしていたんですけれども、あわせてそのアンケート結果も踏まえて、そういうようなランドスケープデザイン、景観面に配慮したあそこの道路をどういうふうに仕上げていくかということについても新たな議題として協議会のほうにおかけしたいなというふうに思っているわけでございます。 ○山口菊子委員  やはり、いろんな御意見があって、ただ、平成25年のときというか、それ以前もそうなんですけど、例えば補助173号線、みたけ通りをつくるときもそうなんだけれども、自動車交通量の想定数とかが全然違うと思うの、当時とは。実際、私、立教通りよく通るんだけど、通ってみても実態として車の交通量が激減をしているという印象が私なんかあるんですね。みたけ通りも開通したけども、比較的交通量は少ないし、それから、何よりも要町から池袋への道という、アゼリアだったか、あの通りなんかも、前は要町の少し先の高松のあたりからずっと駅に向かっていくところは、結構、渋滞をしていたんですよね。あそこのパーキングメーターが邪魔だから、どけろみたいな感じでさんざんみんな怒っていて、とても渋滞していたのが、今ほとんど渋滞、お祭りをやっても、駅前でふくろ祭りとかをやって、交通制限をしてもほとんど渋滞がなくなって、要町から池袋まですっと行くようになって。それから、じゃあほかの道路はどうかっていったら、そんなにやっぱり車の絶対量も減って通行量が減っているというのはあるんだけど、そういうところも含めて、その修景設計というのは、そういう基本的なベースが変わってきているというところをやっぱり反映していく必要はあると思うんだけど、その辺はどうですか。 ○松田道路整備課長  立教通りの幅員そのものが基本的には11メートルしかないという中で、そういうような修景設計をどういうふうに行えばいいのかということがあるわけでございまして、当然、それを相互通行のままやるとすれば、25センチしか、今でも広がらないということでいろいろ検討は進めているんですけども、その中で、なかなか修景設計をするのは難しいのかなということも思ってございます。そういった意味からすれば、例えば今、車の交通量は西池袋通りが開通する平成22年にはかった調査、前にはかった調査から、今はもう半減しているというようなきちんとしたデータもございますし、そういうことも踏まえて、例えばそういう部分一方通行化を実現することが可能になれば、1メートル25センチなり、かなり広い歩道幅員が右左ともにとれるというようなこともございます。  先ほど少し申し上げましたけど、立教学院さんにも、例えば公開空地で正門前なんかは幅広いスペースございますので、そういったところと合わせることによって、よりそういった少し景観的なあるいは緑を配置する等々のことができるんじゃないかというふうには思ってございますので、時代時代に合った周辺の道路幹線はもうほとんど整備され尽くしたかなというところもございますので、今度は交通量の変化に伴って歩行者中心の道路へと何とか整備していきたいなというふうに考えているわけでございます。 ○山口菊子委員  池袋西口の一つのブランドとして、やっぱりいろんな地域のイメージアップにもつながっていますから、立教学院さんも正門のところは、すごくセットバックしてくださって公開空地をつくってくださっていたりとか、いろいろ協力をしていただいていますし、それから、脇道に車が通るんじゃないかという御懸念あるけど、私、自分で運転して車の通行、道をどう通るかというのを考えるときに、あそこの脇道通り抜ける意味がほとんどないというか、新しい道路もできましたし、だから、それほど最初はそんな通り抜けるかしらと思ったんだけれど、実際に抜けるような道はほとんどないんですよね。だから、そんなに御懸念いただくこともないし、そういうことも、地域の皆さんに御理解いただきながら、やっぱりせっかく協議会で積み上げてきたし、いろいろ部分的な相互通行も残すというような提案も豊島区はしているわけですから、その辺も御理解いただきながら、やっぱり長いこと時間をかけてきていますし、皆様よく御存じのことで、何をやるにしても100%みんなが賛成というのは、なかなか難しいんだけれども、やはり安全で安心できる道路として、立教通りができていくためには、やっぱり丁寧な説明も必要だというふうにも思うし、御理解いただかなきゃいけないし、協議会もかなり、開けば活発に皆さん御意見が出ますから、その中で意見を吸い上げていきながら、新しい道路のあり方、この修景設計も含めて、皆さんに御理解いただけるようにしていったらいいんじゃないか。私も何回か議会で質問させていただいていますし、前回の第2回定例会でも質問させていただいていますし、長いことかかわってきた中で、やっぱりそろそろ整備をしなければいけない時期に至っているんじゃないかなというふうに思いますので、しっかりやっていただけたらいいなというふうに思います。 ○高野区長  課長が先ほど、まだ申し上げませんけど、決定したわけではありませんけど、私はやっぱり立教学院の協力がぜひとも必要だという形で、今回、無電柱化もあわせてやっていくという提案をしております。午前中にも巣鴨の地蔵通りの無電柱化の中で変圧器ですか、あれ変電器になっているのかな。あれを地上に上げるというような形でいろいろ御質問いただきましたけど、今回立教学院さんのほうには、その変圧器は立教学院の校内に入れてもらうと、道路じゃなくて立教学院の土地の中に入れてもらうというような形のお願いもしておりますので、立教学院としては全面的な協力をさせていただきたいというようなことでありましたので、今おっしゃったような形の中で、この立教通りもさまざまな意味でいろいろ討議してきましたので、これらについていろんな御意見の中で、一つの結論を出して進めていかなきゃいけないと思っております。 ○山口菊子委員  もう一点、債務負担行為でいろんな事業者さんからお話を伺うと、やっぱりいろんな工事を平準化してほしい、集中的に偏らないでほしいというんで、債務負担行為なりをきちんとやってほしいということで、今回も債務負担行為があるんですけれども、それでも何かさっき公園トイレでは事業者がなかなか見つからないというような話もあったんだけれども、その辺の関連はどうですか。 ○三沢財政課長  債務負担行為の設定の意味合いでございますけれども、今御指摘のございましたとおり、例えば通年を通じて行います道路維持の修繕でありますとか、そういった、あるいは掘削道路の復旧等受託工事ですね、こういったものは予算が配当されて、それから入札をして業者さんを決めてというふうになってしまう。どうしても施工期間が限定化されてしまいます。そういったことから、通年で発注できるように、今回の債務負担行為の中でも2件、このところ数年ずっと続けておりますけれども、年度またぎのものを設定しているものです。  ただ、一方で、また、先ほど御指摘のあった公衆トイレの改修事業でございますが、こちらにつきましては、年度またぎで平準化するというよりは、計画を前倒しして進めるために、本来、来年度予算をとってやる予定だったものを早めてやるということで、それが裏目に出たというわけではないと思っておりますが、なかなか区の都合どおりに業者さんがうまいぐあいに事業をあわせることができないといったような弊害が一部出てきているのかなというふうに捉えているところです。 ○山口菊子委員  技術者が足りないとか、あるいは、もっと簡単というか、わかりやすいのは、ガードマンさんがなかなか確保できないというんで、やっぱり年間を通して平準化した発注をしてほしいというのは業者さんたちがおっしゃって、それはそのとおりだなというふうに思うので、そういう意味では、計画的に年間を通して、実際に地域の皆さんも集中して、年度末にわあっと工事がされるよりは年間通したほうがいいかなというふうに思うのもあるので、債務負担行為については、今後もいろいろ計画的に工事発注をしていくという意味で大事かなというふうに思う。ぜひ進めていただきたいと思います。  以上です。 ○芳賀竜朗委員長  それではここでちょっとお諮りをいたします。  間もなくというか、もう2時間ちょうどたったところかと思いますが、このまま続けるか少し休憩をとるか、いかがしましょうか。  このまま続けさせていただいてよろしいですか。   「はい」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、このまま続けさせていただきます。
    ○木下広委員  僕は一つだけ、フレイル対策センターですね、当初、これは予算に載っていたから当初から計画していたかなと思ったんですけど、今回、補正予算で上がったということなんですけど、場所が決まったということで、その開設の準備ということなんですけど、スタート時の規模、大体、何十人ぐらいを想定して、これをやっていくのかということと、あとは、その拠点が1カ所じゃなくって、やっぱりできるだけ身近なところで、こういうのもやっていただいたほうがあれだと思うので、その辺の展開をちょっと確認させていただければなと思って質疑させていただきます。 ○佐藤高齢者福祉課長  フレイル対策センターの開設準備経費についてでございますが、こちらはことしの3月に東池袋豊寿園が閉園いたしまして、その跡地に介護予防センターの開設の準備を進めていましたが、そこで多機能型の介護予防センターをつくろうということで検討を進めていたところでございます。また、さらには、フレイルについての対策も特色を持って設置したいということで、今回フレイル対策センター、介護予防センターでございますけれども、フレイル対策センターの開設準備を進めさせていただきまして、その開設準備経費について、上程をさせていただいたところでございます。  この介護予防センター、フレイル対策センターにつきましては、この名称を使ったものは、国内では初でございますけれども、今後、介護予防センターの機能を持たせながら、特にフレイル対策に着目した事業などを行うことによって、そのフレイル対策、フレイル予防に取り組みたいというようなことで考えているところでございます。 ○木下広委員  じゃあまだ、あと、そのほか、どこで、またもう一個はやるとかというのはこれからの話になりますか。 ○佐藤高齢者福祉課長  介護予防センターにつきましては、当初、数年前にはなりますけれども、包括センターの圏域ごとであるとか、さまざまなことがございましたけれども、今のところ、介護予防センターについては高田介護予防センター、また、これが、フレイル対策センターが2番目ということになるかと思います。ただ、今後どのように展開していくかにつきましては、高田介護予防センターでの効果検証であるとか、このフレイル対策センターでの取り組みなどを検証いたしまして、また改めて検討したいというふうに考えているところでございます。 ○竹下ひろみ委員  グリーン大通りエリアマネジメント推進事業経費についてお伺いさせていただきたいと思います。  これまでグリーン大通り、先ほど来よく出てきます、言葉が出ていますけども、キッチンカー等で規制緩和を図っていくというようなところでございますが、これを少し拡大していこうということですけれども、実際には、これを、キッチンカーを利用している方たちが多くなってきているというような認識でよろしいんでしょうか。 ○活田都市計画課長  グリーン大通りのエリアマネジメント事業ですが、今年度もやっておりまして、確実にマルシェの回数もふえていますし、また、出店数とあと来客数ですね、そういったところもせんだって6月の副都心特別委員会でも御報告を申し上げましたが、確実に数としてはふえているという認識でございます。 ○竹下ひろみ委員  そのときの副都心特別委員会でも、私は質疑させていただいたんですけれども、これからいろいろな地域で公園が整備されていくという中で、特に西池袋公園の改修工事中には、なかなか露天というか、地域での活動拠点としていたグループが休止をせざるを得ないというような状況にもなってきていると思うんですけども、この方たちとか、あと、利用したいという方たち、一般の、余り利益を上げなくてもいいけれども、多少の利益を上げてまちのにぎわいを創出するための継続的な活動をしたいというグループに対しての規制緩和というんでしょうか、その辺の動きはそれ以来進んでいるんでしょうか。 ○活田都市計画課長  グリーン大通りのマルシェについて、規制というか、こちらで基準をつくってはいるんですけど、西口での事業者もこれは出店してはいけませんよという話ではございません。具体的な打ち合わせもしておりますが、いかんせん月1回で、しかも今やっているところがグリーン大通りの北側で、かつ、やるのは南池袋公園のところまでなんですね。ですから、エリアが狭いんで、なかなか数的に全ての方々に出店を満足にいけるかというと、そうではない状況でございます。今後グリーン大通りそのものを修景整備していくということもございますので、なるべくそういった方たちも取り込んだことでマルシェの展開をしていきたいと思っております。 ○竹下ひろみ委員  ぜひ今、北側の限られたエリアでの実証実験ということでしょうけれども、グリーン大通りはとても昔から真っすぐな道で余りごちゃごちゃしていなくて、景観も看板も余り色を使っていないとか、出張っていたものがないという規制もあった中でのグリーン大通りでありますので、ぜひ、これは警視庁との協議が必要となってくると思いますけれども、年に何回かは歩行者優先にしたり、道路を閉鎖して、区民の方たちのグループがそこで何かお店を出店できるとか、例えばそういうことも考えていっていただきたいと思いますし、大手銀行が多いですから、1階を活用していくということも将来的には大変重要になってくるんではないかなというふうに思います。事務所を2階、3階に上げていただいて、1階を大きな店舗にしていくとか、そういう意味では、あそこの活用によっては新たな人の流れがグリーン大通りにできてくるように私は考えますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○活田都市計画課長  別に今回の補正で上げているので、地区計画の変更、池袋エリアで、地区計画の変更も補正で上げさせて御審査をいただいておりますが、こちらが何をやろうとしているかというのがグリーン大通りにも関係あることなんです。将来的に、例えばグリーン大通りに面するところを建てかえる際に、にぎわいの機能を持ってくれば容積の緩和だったり、車線だったり、隣地の緩和をしていって機能誘導をしていく。そういったところもある程度想定をして、地区計画の変更も考えております。  それと、グリーン大通りそのものを高質化していくということで、マルシェの展開も徐々に定着をしております。そういったところが重なって、時間がかかるかもしれませんが、確実ににぎわいのある空間にしていきたいなと思っています。また、今年度の末から道路の再整備ということで整備をしております。一度、御報告というか、副都心特別委員会では御報告、簡単にさせていただいたんですが、グリーン大通りの景観を害さないように、特に緑は特に重視しておりますので、街路樹を減らさない、ふやす方向での整備も検討しているところです。  以上でございます。 ○竹下ひろみ委員  最後に、本当に単純なことなんですけれども、キッチンカーとか置いた場合、電源とか、今後ですよ、今はちいさな自家発電みたいなものを使っていると思いますが、電源とか水道の設備とか、特区をとっていくんでしたら、ぜひそういうことも、規制緩和の中で、例えばもう本当に素人の考え方ですけど、街路灯のところにコンセント機能をつけるとかですかね、そこをぱかっとあけると水道の蛇口が出てくるようなことというのは、規制緩和の中にどれだけできるかはあれですけれども、そういうことをしながら、自家発電でやるとどうしても音ですとか、ちょっとにおいもしますし、そういうことの丁寧な細かなところの規制緩和にもぜひ心を配っていただきたいなというふうに思っておりますけれども、最後に、そのことを質疑させていただきたいと思います。 ○活田都市計画課長  まず、今回のグリーン大通りのエリアマネジメントの推進で国家戦略特区の特例を考えております。特例を目指しております。一つは、エリアの拡大ということでグリーン大通りからちょうど木村整形の前の南池袋公園に至る20メートルぐらいですか、そこの区道が国家戦略のエリアに入っておりませんので、そこをエリアに組み込むということが一点。もう一点が、イベントの常設化、マルシェ等の常設化をしていきたいなと思っています。今、マルシェを道路上でやってもいいですよという規制緩和を受けておりますが、これはイベント時に限るということです。今後は、これをいつもやっていいですよというような、これは別のメニューの規制緩和になりますので、これを狙っていきたいと思っています。また、それに加えて、今年度末から再整備する整備の内容には、当然、給排水、電源も含めてですね、これも整備をしていく予定でございますので、そういったことで今後マルシェがやりやすくなるかなというふうに考えております。 ○竹下ひろみ委員  一点だけ要望ですが、先ほど今、課長の答弁の中で木村整形の20メートルほどのエリアの拡大ということをお聞かせいただきました。南池袋公園が整備されたとき、竣工というか、開園式だったと思いますけれども、地域の皆さんがそれを知らなかったというような中で、ちょっと区の説明というんでしょうか、それが不足していたり、御案内が不足していたりということがございましたので、ぜひ、今回このエリアの拡大についても、地域の皆さんを巻き込んだ形の中でしっかり取り組んで、緑等残すものは残す、そして、規制緩和の中で皆さんが楽しめるマルシェのにぎわいを創出するというところにぜひ御努力いただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いをいたします。 ○活田都市計画課長  再整備とエリアの拡大については、近隣の皆様に周知をしていきたいというふうに考えております。 ○河原弘明委員  先ほども出ましたけれども、地域見守り活動支援事業なんですけれども、防犯カメラの設置について、12分の1の負担で町会がすごく助かっているなということはあるんですけども、今年度に補助をもらうためには、あれ6月でしたか、6月ぐらいまでに申請しないと間に合わないと聞いていたんですけども、それはそのとおりなんでしょうか。 ○今浦危機管理監  6月までに50団体全て申請を終えております。 ○河原弘明委員  それから、今後のスケジュールの中に書いてありますけれども、9月に決定通知が送付されて、都からもなんですね、それが自治体に来て各町会には10月に連絡が入るということなんですけれども、それから業者が工事を始めて、工事を終えた後、町会から支払わなければいけない。ただ、補助金がおりるのがその後になるというふうに聞いているんですね。そのわずかな間ですけれども、町会によってはお金がなくて、銀行から借り入れなければいけないとか、そういう問題が起きているんですけれども、そのあたりはどのように捉えているんでしょうか。 ○今浦危機管理監  委員おっしゃるとおりで、今後の事業の流れを簡単に御説明しますと今月、都の通知を受けまして、区から町会の皆さんに補助金交付の決定通知を送付させていただきます。逐次11月以降、工事に着工していただいて、設置工事が完了した段階で、一度、町会の皆さんに事業費の全額をお支払いいただきます。ただ、この際、資金に余裕のない町会さんにおかれましては、金融機関から一旦借り入れをしていただくということになります。年が明けて、年度内に東京都の補助も含めて12分11の資金を区から町会さんへ振り込みをすると。それから、都からの12分の7の補助金につきましては、来年5月以降、区のほうに納付されることになります。いずれにしましても、町会の皆様の負担にならないよう、区としても努めてまいりたいと思います。 ○河原弘明委員  その中で、一時的にも金融機関から借りること自体にちょっとちゅうちょしちゃっている町会があるというふうに聞いたこともあるんですけれども、そのあたりのフォローというか、説明というか、そういうことは、特にはされてないんでしょうか。 ○今浦危機管理監  6月時点の御説明させていただいた中で、今の流れについては、十分御説明をさせていただきました。その各町会ごと、50の団体の皆さんには、その流れの中で御判断いただいたということで、少なくとも区としてできるとすれば、金利の負担がなるべく小さくなるように速やかにお支払いする方向で努力するということになると思います。 ○河原弘明委員  金融機関のほうとも連携をとってうまくやっていただきたいなということを要望させていただきます。  それから、あと先ほども出ました、これも公衆浴場の改築、改修の支援事業なんですけども、過去、なかなかこういうのを借りて改修をされたというところがどのぐらいあるのかなというのがちょっとぴんとこないんですけども、このあたりはいかがでしょうか。 ○山野邊生活産業課長  この大規模なものに関しましては、20年に1件ありまして、その後はないということでございます。ただ、小規模なものにつきましては、毎年度上限150万円で、数十の公衆浴場が改修経費の補助の利用をしているというような状況でございます。 ○河原弘明委員  なかなか今、公衆浴場、どんどんたたんできてしまっているというのが、現状だと思うんですね。そんな中で、やはりこういう形でカバーしていくことは、すごく必要なのかなとは思います。ただ、うちのほうで近所であったのが、土地を借りてやっていたと。その土地の更新に来て、更新の費用が払えないというか、なかなか捻出できないんで、たたんだという公衆浴場もあったんですね。ですから、改修以外に何か違うような形での補助というのは、何か今後考えられないでしょうか。 ○山野邊生活産業課長  現時点におきましては、その改修費用以外に、例えば経営を成り立たせるために毎月支払いをするもの、また、原材料費、光熱費等ですね、こういったものを毎月お支払いするような支援を行っているところでございます。そのほかにも、やはり人を呼び込むという意味では、ユズを使った入浴だとか、今年度からは銭湯の日、10月10日にはもうすぐなりますが、こういったときに人を呼び込むようなときの補助金を出しているというようなことでございますので、今後は、そういった銭湯の日のイベントとか、さらには、例えばこれからインバウンドということで注目されている部分もございますので、こういったチラシの作成というようなことで支援をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○河原弘明委員  ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  それから、あと、最後になりますけれども、公園のトイレの改修の件なんですけども、この補正理由を読んでいますと、これはどこでしたっけ、あそこ、富士浅間神社の境内のトイレの老朽化が著しく現在使っていないと。そこが前倒しで今回の補正に入ってきたんですけども、これ3年計画でやっていた中で、ここを先にというようなことはできなかったんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  富士浅間神社のところにつきましては、仮児童遊園ということで、土地をお借りしてやっているところでございます。そういうようなところで、今回、妙義神社のこともございましたけれども、いつ返還とか、そういったところございますので、やはり3年間のところでの最終年度というような形になってございます。ただ、この冬場で、ことし物すごく寒い状況がございまして、給水管が凍結で破裂をいたしまして、そういうようなところで、やはりもう建てかえを行わないと給水管の補修だけでは難しいということで前倒しをしてきたということでございます。 ○河原弘明委員  わかりました。理解させていただきました。あと、もう1年、今年度、来年度31年度において、これだけの計画をしっかり立てて、区民の方々に使いやすい形で整備をしていただきたいなというふうに思います。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○儀武さとる委員  まず、先ほど清水委員が発言しているときに、何度もそろそろまとめてくださいと委員長が発言しているんですけど、やっぱり清水委員は地元問題で一生懸命、これはもう皆さんも地元の問題は一生懸命になるのは当然で、ですから、何度も何度もそういう発言を抑制するようなことはやめていただきたいと。まず、それをちょっと指摘したいと思います。それで質疑します。 ○芳賀竜朗委員長  どうぞ。 ○儀武さとる委員  先ほどからグリーン大通りエリアマネジメント推進事業経費についての質疑がありました。キッチンカーを常設するとか、電源設備ですとか、それからイベントの常設化という説明もありましたけども、結局、今度のこの経費で、実際具体的に何をしようとしているのか、この経費で。まず、その辺をちょっと教えていただきたいんですけども。 ○活田都市計画課長  今回、上程させていただいている補正の内容でございますが、まずは、エリアを拡大するということで、そこでにぎわいが本当に担保できるのか、社会実験を行わなければいけません。実際にマルシェを出したり、テーブルを置いたり、実は9月の中旬から9月の末まで、半月前倒しでやっております。そういったところも、例えば常設化するのであれば、寒い時期もやらなきゃいけない。それが歩道上でやりますので、安全かどうかこれを検証しながら、内閣府や国や都に報告をしてエリアの拡大を認めてもらうといったこと、それから、常設化してもにぎわいが継続するということをやっていかなきゃいけない。こういったことを、社会実験をするための経費、委託でありますので委託経費、それから実際には膨大な量の資料を東京都の協議、あるいは国との協議でつくらなきゃいけませんので、それもその図面ですね、図を用いたものがかなりの量でございますので、そういったところをアウトソーシングする。その経費の合計でございます。 ○儀武さとる委員  今でもマルシェですとか、それからキッチンカーが歩道上に乗り上げたテストをしているわけなんですが、これを常設化すると、結局、現在の歩道が常設すると耐えられるのか、この点はいかがなんでしょうか。 ○活田都市計画課長  今の社会実験の状況でございますが、道路の構造については、キッチンカーが短期間になりますけど、常駐することについて、これは、道路構造上は問題ないということは確認をしてございます。 ○儀武さとる委員  構造上は問題ないと、でも、常設するわけですよね。それでキッチンカーが歩道に乗り上げるためには、植栽もありますし、一体こういうのはどうなんですか。 ○活田都市計画課長  今回のその特区のメニューの追加とともに、先ほど来申し上げていますが、再整備をする。この再整備の一つの理由として、そういう常設化にも耐え得るような設備を整えていくということもございます。 ○儀武さとる委員  再整備に耐え得るような、再整備するという話なんですけど、結局やっぱり公道上も補強しないとだめなんですよね。ということですよね。 ○活田都市計画課長  何を置くかだと思いますが、今確認しているのは、キッチンカー程度であれば一定期間は大丈夫だということですので、ただ、これを例えば本当にキッチンカーじゃなくて店舗を常設する、店舗をつくって、要は構造物をつくってやるということになれば補強が必要だというふうには考えております。 ○儀武さとる委員  いろいろ実験をして、じゃあ道路を、歩道上を補強しなければいけない、そういうことも起こり得るということですよね。それはないですか。 ○松田道路整備課長  今回の債務負担行為の補正額の中でグリーン大通り歩道整備を、一つ設けさせていただいている部分がありまして、実はこれ、都市計画課さんのほうと協力しながら、特定道路という区道の整備事業で、もともとある事業の中でグリーン大通りの歩道について、今まで確かに御指摘のとおり歩道構造になっていた部分を車道構造に順々に変えていくというようなものを見込んでございます。これは、こちらのほうで債務負担行為が認められれば、また年内に起工して、年明けから次年度に向けて、現在想定をしておりますのは、三井住友銀行から大和証券のあたりの歩道部分について、まずは先行整備のほうを行ってまいりたいというふうに考えてございます。 ○儀武さとる委員  今は先行で整備すると、行く行くそれが認められれば、グリーン大通りに両方とも整備したいと、そういう考えでいいんでしょうか。 ○松田道路整備課長  そのとおりでございまして、ただ、それを1カ年度、あるいは2カ年度の中で、それをやろうとすると、どうしても経費が一時的にぼんとかかってしまうこともありますので、その辺は少し期間を34年あたりまで、年度年度の中で、それは歩道構造の改修のみならず、先ほど来、少し竹下委員のほうからもありましたけれども、例えば水道であるとか、あるいは電源であるとか、こういうものを街灯から例えばとれたりだとか、あるいは、水道をそこに設ければ、当然、排水の設備も必要になってきますので、そういうようなインフラ整備をあわせて行っていくことで、グリーン大通りのほうに新たなにぎわいを創出していきたいというふうに考えているものでございます。 ○儀武さとる委員  それから、このグリーン大通りエリアマネジメント協議会が発足しているんですけども、周辺を見ますと、銀行ですとか、それから証券会社ですとか、1階の店舗はたくさんあるんですけども、現在、事業所数が幾らあるのか、このエリアマネジメント協議会にどのぐらいの店舗が参加をしているのか、その辺をちょっと教えていただけますか。 ○活田都市計画課長  グリーン大通りの沿道をどこまでとるかということですが、恐らく100社以上の事業者がいるというふうには考えております。ただ、現在グリーン大通りのエリアマネジメント協議会に参画しているのは19社でございます。また、これから加入したいという事業者もおりますので、年度内には25社程度にはなるかなというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  これまでいろんなイベントやってきましたけども、収支というか、利益が一定上がる、こういう見通しというんですか、現状はどうなっているのか、その辺もちょっと教えていただけますか。 ○活田都市計画課長  収支がとれるかということについては、現状だと、区の委託でやっておりますので、委託経費そのものが持ち出しということになります。将来的にマルシェだとか、オープンカフェの運営が安定してきて、その収入で事業費が回るということになると、これは収支がとれるということになるんですが、それは大分先かなというふうには考えております。 ○儀武さとる委員  ちょっと、この委託経費でこれまで幾らかかっているんでしょうか。 ○活田都市計画課長  これまでというのはちょっと今持ち合わせてございませんが、大体毎年1,000万円程度の予算で運営しております。 ○儀武さとる委員  本当に1,000万円という額は、決して少なくない予算だと思うんですが、当面収支の見通しはない、ちょっと黒字になる見通しはない、いつごろになるかちょっとわからないようなこういうお話だったと思うんですけれども、先ほどのお話では、この整備で植栽もなくなると、一部また植えるというようなお話でしたけど、そんな無理してお金をかけて、そんなに整備をする必要があるのかなと思うんですね。池袋駅周辺・主要街路沿道エリア地区計画変更経費、これもグリーン大通りと関係するというお話でしたけども、具体的にどう関係するものか、先ほどちょっとボリュームアップするという話がありましたけど、もうちょっと具体的にわかりやすくおっしゃっていただけませんか。 ○活田都市計画課長  地区計画の変更でグリーン大通りに関係するということになれば、地区計画そのものが今後どういうふうに変更していこうかという検討をするところですので、まだ決まったものではございませんが、例えば1階、建てかえの際に、1階部分に銀行とか事務所ではなくて店舗、そういったところ、あるいは南池袋公園の近くですと、オープン型のトイレをつくることによって、容積の緩和をしたり、車線の緩和をすることで規制緩和することで誘致してくということが考えられると思います。それをルールとして地区計画で定めることで、5年、10年の、またそれよりも先かもしれませんが、長い期間で、まちのほうが活性化してくるかなというふうには考えております。 ○儀武さとる委員  それから、本当に5年、10年先見通して、そういう地区計画で誘導しようとしているんですけども、今ですら、毎年1,000万円くらいお金をかけているということで、本当にこういうところには相当予算をつぎ込んでいるということを、まずちょっと指摘をしておきたいと思います。  それから、この財政調整基金に先ほどの説明でお金を積むと、17億円あったお金を必要な一財というか、一般行政経費に使って、残りは全部財政調整基金に積むというお話でしたけど、私が党は本当にもっとやるべきところ、必要なお金をかけるべきところはいっぱいあると、国保料をことし3,597円値上げしました。国保料も引き上げました。後期高齢者も引き上げました。本当に負担増はいっぱいあるわけです。だけど、国も10月から生活保護基準の引き下げをやりました。本当に区民の負担は年々ふえている一方で、こういうお金を都市整備といいますか、まちづくり、にぎわい拠点づくりということでどんどんお金を使っているということがあって、必要なところにはお金を使ってないということですね。  それから、今回の補正予算は公衆浴場の改善経費ですとか、東部子ども家庭支援センターの改修経費、公園、プール等の改修事業経費もいいものもあるんですが、全体として、区民の必要なところにお金を使っていない、こういうことで、この補正予算には反対をいたします。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、取り扱いについて。 ○山口菊子委員  補正予算には可決することに賛成させていただきます。 ○竹下ひろみ委員  この補正予算には賛成させていただきます。 ○木下広委員  補正予算、大事な予算でございますので、賛成ということでお願いします。 ○河原弘明委員  賛成させていただきます。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、採決を行います。  第76号議案について、原案を可決すべきものと決定することに賛成の方は挙手を願います。   〔賛成者挙手〕 ○芳賀竜朗委員長  挙手多数と認めます。よって、第76号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、ここでお諮りをいたします。もう間もなく4時になってしまうんですけど、いかがいたしますか。きょうはこのあたりで、よろしいですか。   「はい」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、次回の日程についてお諮りいたします。  次回は10月5日、金曜日、午前10時から開会いたしたいと存じますが、いかがでしょうか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  そのように決定いたします。  開会通知は、会期中につき省略をさせていただきます。  以上で、本日の総務委員会を閉会いたします。   午後3時49分閉会...