○
活田都市計画課長 3年間で植栽帯についても整備をしていくんですが、基本的には低木、低層、低層というのは草のほうなんですけれども。花とか草にすることで無機質ではないような空間にしていきたいと思っております。当然、その維持にお金がかかりますし、手間もかかります。前面の店舗の方がやっていただいているところもありますので、そういった方のための水道の施設についてはちょっと検討してまいりたいと思っています。
今実際に管理しているところは、また調整をしながら、そこを拡大するのか、管理しやすいような整備を一緒に考えていきたいというふうに思っております。
○
村上典子委員 ぜひ、今まで
グリーン大通りを少しでもきれいにというふうに考えて、活動していた人たちとも一緒に進めていただきたいと思います。
○
竹下ひろみ委員 1点だけお聞きしたいんですが、今、四つの公園の整備に入っていますが、例えば、
中池袋公園とか西池袋の公園については、今まで
イベント等で使っていた団体がなかなか使いにくくなるのかなというふうに思っておりますが、例えば
地域貢献も含めて、公園で
イベントをしていたというような団体もあるというふうに聞いていまして、公園が使えなくなることについて、大変危惧をしているという声が聞こえています。
そういった中で、
グリーン大通りのここも、ある意味、
地域貢献というふうに思っていますけれども、大きな団体でないと何となく使えないのかなとか、何か目的がないとここに参加できないのかなというのは、地元の人からはちょっとハードルが高いような、そんなような私は気がするんですけれども、その点について、誰でもが参加できるということなのか、それともある
一定程度のルールがあって、そのことをクリアしないと、ここの道路の占用のための参加というのは可能ではないのかどうか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
○
活田都市計画課長 グリーン大通りの占用については、今、
委託事業者にお願いをして、
マルシェを募集しております。そこについては、
マルシェの
一定規模のしつらえだとかありますので、そこが
グリーン大通りの今のイメージに合っているかどうかというのは、一定の制約はかかってくるかなと思っています。その意味で、誰でもという状況には、今はなってはございません。
ただ、公園も含めて今後
ルール化をする必要があると思っておりまして、基準を満たしたものについては制限しないような形で
取り組みをしたいと思います。重要なのは、基準をつくって、それを明確にして、それを周知するといったところだというふうに考えております。
○
竹下ひろみ委員 ぜひ
ルールづくりの中で、地元で例えば寄附をするということも目的としてバザーをしたり、それからお店を出したりというところもあるようでございますので、なかなか
出店場所が限られてくる、または何年か使えないというような状況の中では、例えば今、西口ではないから、東口のほうに何かそういうものがないだろうかといったときに、
グリーン大通りでああいう
オープンカフェみたいなものもやっているので自分たちも参加したいななんていう声もあるというふうに思っていますので、
ルール化の中でも、地元の皆さんの参加ができるような
仕組みづくりをぜひお願いして、質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。
○
星京子委員 私もちょっと1点お伺いさせていただきます。
グリーン大通りは、南北区道の件も含めて、
大変重要性が大きいかと思っております。今も
マルシェを実施するに当たって、先日もイルミネーションが光ったと、そしてまちに音楽が流れていて、この
マルシェ事業というのは、地域にとっても大変喜ばしい事業であるんですが、現在この事業なんですが、住民の主体的な
取り組みで進められているということで、GAMの
体制強化ということで構成員を拡大していくということ、それから法人化を検討していく中で、自立した団体がこれから事業として、取り組んでいくことは結構でございますが、基本的にはやはり
収益事業ということを考えると、ここも大変今、課題になっているかと思います。
1点確認は、実はこれは、街路樹に
広告バナーなどの掲出をして収益を上げてはいかがという声も伺っていますが、そこについて、今どのような検討をなされていますか。
○
活田都市計画課長 エリマネ団体が自立するには
収益事業、要は入りのほうをある程度経常化していかなきゃ成り立っていかないというふうに思っております。これは全ての
エリマネ団体がそうです。寄附だけでやるというのは、不可能でございます。その意味でも、広告事業というのは非常に重要でございます。一方で、だからといって、広告を屋外にどこでも出してもいいかというところもございます。屋外広告物条例等の規制もございますので、その規制との兼ね合いで、なるべくその影響がない、かつ有効的な収益につながるような広告戦略を立てていきたいというふうに考えております。
○
星京子委員 ぜひ景観の視点からも、ここは今後大きな課題になっていくかと思いますので、ぜひそこも検討として、これから考えていただければと思います。
以上です。
○渡辺くみ子委員 大体流れがわかったんですが、こういう形で具体的に進めてきて、一定の総括等々をやって、構成員の拡大とか法人化の検討とかという流れになってきているのかなというふうに思うんですが、いわゆる法人化の検討とかというのは、どういう理由で、こういうのが改めて検討の対象になったんでしょうか。
○
活田都市計画課長 今は任意団体で、しかも区が事務局をやっております。法人になることで、お金の出入りが明確になるし、責任者が明確になる、地元ということで構成員の位置づけも、より明確になるかなと思っております。任意団体のままですと、結局、区でやってくださいよというような形になろうかと思いますので、そういったところからの脱却ということで法人化を目指しているところでございます。
○渡辺くみ子委員 それで、
国家戦略特区の規定をされる、それから、その段階でのにぎわい創出のプロジェクト実施募集要領、ここら辺を改めて見ますと、現在、まだ何年かしかたってないわけですけれども、周辺地域のまちの価値の向上とにぎわい創出に資するプロジェクトとすることということで、具体的にこの間やってみて、周辺地域のまちの価値の向上とかというのは、どういう形であらわれているというふうに認識されているでしょうか。
○
活田都市計画課長 そこの課題が非常に重要で、かつわかりづらいのかなと思っております。どういうふうな指標で価値が上がってきたかといったところでございます。一番手っ取り早いのは、土地の値段が上がったという話になるのかもしれません。ここの路線価を調べてみたところ、近隣の路線価と同じような上がり方なんですね。ですから、ここの地域だけで、エリマネの事業をやって、
賑わい事業をやって上がったということの証左にはならないというふうに考えております。ただ、
マルシェをやることで通行人だとか来街者に、この通りはこういったことができるんだということは印象づけております。そこの指標については、今後わかりやすい指標みたいなものは検討していきたいと思っております。それをまた改めてお知らせをしたいというふうに考えております。
○渡辺くみ子委員 これからのことということなんだろうというふうに思いますが、この間、5月に行われた、あれも結構、歩いていれば楽しいし、知らないうちに買い物しちゃったりとか、ちょっとそういう傾向も私自身もあるものですから、ただ、それが全体的にどういうような評価をされるのかというのは、ちょっときちんと教えていただきたいというふうに思います。
もう一点なんですが、区と連携をして、周辺の
まちづくりが進められるようにと、今後の
取り組みのところに書いてあります。それとあわせて、やはりさっき言いましたけれども、周辺のまちの価値の向上とかということで、
南池袋公園とのつながりの道路をどういうふうにしていくかとかというのは、今、新たな、具体的な課題になっているのかなというふうにも思っているんですが、周辺の
まちづくりとの関係というのは、どういうふうに受けとめればよろしいんでしょうか。
○
活田都市計画課長 周辺の
まちづくりということですけれども、今、当然
グリーン大通りの沿道に建物が建っております。そこのエリアは駅前のエリアも含んで、地区計画で1階ににぎわい施設の誘導をしております。そこを
グリーン大通りにふさわしいようなにぎわい機能の誘導ということで、地区計画をあるいは少し変えて、緩和も含めたさらなる誘導というふうな考え方が一つあると思います。今のところ、地区計画を少しバージョンアップするようなイメージで検討しているところでございます。
○渡辺くみ子委員 ちょっと私も勉強不足で、現在の地区計画が具体的にどういうふうになっているかというのは、きちんと認識できてはいないんですが、池袋の明治通りに面している、あるいは
グリーン大通りに面しているところに、それなりのお店が結構あって、それから、一つ銀行街的なところになってくると、いわゆるそういうお店というのがなくなってくると。今そんなにないと思うんですけれどもね。そこら辺に関して、具体的に手をつけたいと。それから、こっちの生命保険会社の大きなビルができましたよね。あの周辺もそれほどお店があるわけではないという感じはあるんですが、そういうところを具体的に何らかの地区計画を設定して、イメージを変えていきたいという感じになるんでしょうか。
○
活田都市計画課長 御指摘のとおりです。今、特に
グリーン大通りの1階部分は、大分変わってきましたけれども、ほとんど生命保険だとか証券会社、銀行です。ここを店舗にしていただくことで、例えば建てかえの際にそういうしつらえをすれば、何らかの規制緩和をするだとか、そういったところのハード的な
取り組みもソフトと一緒にやっていくというものでございます。
○渡辺くみ子委員 いいとか悪いとかというのはよくわからないんですけれども、やはり、今後、区が今描いているというか、そういう意味でのイメージをもうちょっとできれば、きちんと御報告いただきたいと。今回は項目だけ来ているんで、資料だけを見たときに具体的に何がどういうふうになるかというのが、率直に言ってちょっとわかりにくかったという印象があります。そういう点では、区が
グリーン大通りのにぎわいというか活性化というか、そういう中でどういうようなイメージを持っていらっしゃるのか。そのイメージを示されることによって、本当にそういうことが、今必要なのかどうかとかということも含めて、やはりきちんと私たちは考えていきたいというふうに思っています。
それで、今、私なんかの地域で一番声が出ているのは、駐輪場の問題なんですよ。雑司ヶ谷一丁目の方、それから南池袋四丁目の雑司ヶ谷に近い人たちは、自転車でぱっと池袋駅前のほうに行って、今までは普通に三菱UFJ銀行のところなんかにちょっととめられたりして、そのままISPに入って買い物をしてとかというのが、今、基本的にはそういうことはできなくて、買い物難民という表現はしていませんでしたけれども、なかなか自転車を使って移動しにくくなったというような声が寄せられるんですね。
やはり近隣というか、ちょっと離れたようなところに住んでいる人たちが池袋周辺そのものを活用しやすいような、そういうような流れもぜひ私は視野に入れて御検討いただきたいというふうに思いますので、いかがでしょうか。
○
活田都市計画課長 まず、1点目のイメージについて、これは先ほど御説明申し上げましたが、
グリーン大通りの将来ビジョンをエリマネの協議会と一緒に考えていきます。今年度中に策定をしたいというふうに思っておりますので、そこで、またイメージを含めて御説明ができるかなと思っております。
2点目の駐輪場でございます。基本的には、駐輪場は集約して
南池袋公園の地下にございます。個別に店舗に行きたいだとかといった方については、個別の施設の駐輪場を使っていただくというのが、今のルールでございまして、それ以上のものを今、公として整備するというのは、なかなか難しいかなというふうに考えております。
○渡辺くみ子委員 イメージ化に関しては、なるべく早目にお見せいただければというふうに思います。
それから、駐輪場の問題との絡みなんですけれども、やはり来街者の方に来ていただく、それからにぎわいを創出していくというのは、一つのやり方だろうというふうにも思います。でも、もともと住み続けてきた人たちにとって、どういう形で池袋の駅の周辺を使っていくのかどうか、そんなようなことも含めて、やはり全体像をきちんと受けとめながら、
まちづくりは進むのではないかなというふうに思うんですよ。にぎわい創出、来街者をふやす、これは一つの豊島区の区長のコンセプトでもありますけれども、やはり住み続けたいと願う人たちにどれだけ利便性を担保していくのか、池袋駅周辺を活用してもらうのかという、そういうようなことも考えるのは
まちづくりの一つのポイントだろうというふうに、私は思っていますので、ぜひそういうことも含めて、今後、御検討いただきたいとお願いをしておきます。
○
柴土木管理課長 今の駐輪場不足というのは、駐輪場を確保しなければいけないんですけれども、なかなか、やはり駅前の土地を確保するのが難しいというのが、現状でございます。
今、一定の大きさの店舗等を建てた場合は、ある程度、一定の自転車を置かなければならないという附置義務も定めておりますので、そういったものと、あとは、今、民間のシェアサイクル事業者が、最近は池袋周辺にもポートを設置しております。今のところ、私が5月末現在で調べたところ、区内に約15ポート、シェアサイクルが100台以上配置されている状況ですので、今後、やはりシェアサイクル業者の状況などの推移を見ながら、もし支援できるようなことがあれば、考えていきたいというふうに思っております。
○
池田裕一委員長 よろしいでしょうか。
「はい」
───────────────────◇────────────────────
○
池田裕一委員長 それでは、次に
長崎地域の
防災まちづくりについて、質疑のため、小野環境保全課長が出席しております。
理事者から説明があります。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 私のほうから、案件の2件目でございます
長崎地域の
防災まちづくりについて御報告申し上げます。よろしくお願いいたします。
長崎地域におきましては、現在、特定整備路線、補助172号線の整備に伴いまして、住環境の変化が生じております。これを踏まえまして、面的な事業手法を活用した沿道
まちづくりなど、個人だけでは解決できない地区別の課題に対応していくことが求められてございます。
この実現のため、地元町会や商店会など地域の方々で構成されます
まちづくり協議会との協働体制の構築を進めております。
これまでの主な
取り組み状況でございます。こちらに平成26年度からの
取り組み状況を記載させていただいてございますが、一番下の段になります、今年度から長崎一・二・三丁目並びに五丁目地区に居住環境総合整備事業を導入いたしました。これに伴いまして、長崎一丁目から五丁目全域にわたって居住環境総合整備事業が拡大されたということになります。
ページをおめくりください。2ページ目になります。こちらでは、各地域の協議会等の現況の
取り組み状況の御報告でございます。まず1番目でございます。長崎一・二・三丁目地区でございます。これから御報告する内容は、既に御報告させていただいている内容も含まれますので、重複する部分は大変恐縮ではございますが省略させていただきまして、現状と将来に向けてについて、中心に御報告申し上げます。
長崎一・二・三丁目の今後の進め方でございますが、もう既に協議会活動を順次行ってございまして、今年度中に協議会において、
まちづくり方針を作成しまして、区長のほうに提出する予定でございます。
2番目でございます。長崎四丁目地区でございます。こちらにつきましては、記載のとおり協議会活動は行ってございまして、今年度、平成30年5月21日に
まちづくり提言書を区長のほうに提出いたしました。この提言内容につきまして、今後、協議会内で四つの部会を立ち上げまして、それぞれ具体化に向けての検討を行うところでございます。
3番目でございます。長崎五丁目地区でございます。長崎五丁目地区につきましては、まだ協議会という組織までできておらず、懇談会ベースで、今地元の方と話し合いをさせていただいている状況でございます。こちらにつきましても、懇談会を継続しまして、今後、協議会への移行を検討しているところでございます。
ページをおめくりください。3ページ目になります。4番目でございます。東長崎駅北口周辺地区でございます。こちらにつきましては駅の北口の共同化のための協議会でございまして、4番の会員の構成でございますが、現在、権利者が97名いまして、そのうち協議会のほうに加入されているのが62名でございます。今、権利者との面談を実施しておりまして、97名中93名の方とは直接お会いしまして、御意向などの確認をさせていただいているところでございます。6番でございます。今後の進め方でございますが、協議会において
ワークショップ等を随時行ってございまして、まちの将来像をイメージしながら権利者間の意見調整を今図っているところでございます。
5番目でございます。椎名町駅北口周辺地区でございます。これにつきましては、経緯でございますが、平成28年の4月に民間の事業者による駅前共同化計画がございましたが、これが事業者の都合により急遽中止になりました。しかしながら、この計画に当たりましては、民間事業者のほうで地元の町会、商店会に勉強会を定期的に開催してございまして、町会、商店会のほうも共同化については、ある程度、機運があるというところでございます。それで、昨年度、平成29年度に地元のほうから、区が間に入って共同化に向けた勉強会をしてほしいというような御要望がございましたので、区のほうで2回ほど勉強会を開催しました。今年度に入りまして、平成30年5月に地元の町会、商店会の役員をメーンとした懇談会を開催してございます。対象区域でございますが、まだそこまで具体的なものは決まってございませんけれども、椎名町駅北口エリアの住宅が密集しているところ、そこの地域を予定してございます。会員の構成でございますけれども、まだ懇談会、協議会というような設立ができておりませんので、今のところは町会、商店会の役員を中心として活動をしていくような形になります。検討のテーマは、街区再編の地区施設整備と一体的な共同化の検討でございます。今後の進め方でございます。意見交換会、勉強会を継続して行いまして、地元の意見を集約し、勉強してまいりたいというふうに考えてございます。
ページをおめくりください。4ページ目になります。4ページ目には、3番目、4番目、5番目、6番目、7番目と項目が大変多くて申しわけございませんが、関係資料を別添でつけてございまして、その項目でございます。
それでは、長崎四丁目地区
まちづくり提言、3番目でございますが、こちらの概略についてのみ御報告申し上げます。
大変恐縮ではございますが、6ページ目をごらんください。長崎四丁目地区
まちづくり提言の内容でございます。こちらの内容につきましては、先ほども御説明申し上げましたが、本年の5月21日に長崎四丁目
まちづくり協議会のほうが、この内容を区長のほうに提言させていただきました。この内容については、地元の皆さん方が平成26年度から4年間、時間をかけて議論をしてまとめた成果でございます。提言の内容は6点ほどございまして、提言の1として、まちの魅力の向上、提言の2としまして、多世代が暮らしやすいまち、提言の3としまして、安全・安心のまち、提言の4としまして、沿道、まちとしてのにぎわい軸の形成、提言の5としまして、東長崎駅北口駅前地区の再生、提言6としまして、協働で進める地域の
まちづくりに向けてということでまとめてございます。こちらの記載している内容につきましては、具体的な内容は記載させていただいてないんですけれども、今後
まちづくり協議会の中で、また具体的な実現に向けて勉強をしていくというような形でございます。
簡単ではございますが、以上で報告を終了させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
池田裕一委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○有里真穂委員 先ほど理事者の方から御説明がございましたように、今回の長崎四丁目地区での提言書ということは、本当に26年から今まで4年間かけて、まさに地域と、あと区と連携しながらしっかりと築き上げてきていただいた結果かなと思っております。
そのような中で、この4年間、協議会の中でいつも課題となっていたことが、補助172号線の沿道の方たちと、またそうではない地域の周辺の町会であるとか、商店街の方の温度差があるということが常に課題となっておりました。この提言をまとめるに当たって、このようなコミュニケーションのギャップであるとか、あと目指すところが違うといったような、そういった課題はどのような形で集約されていったのか、まずお聞かせください。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) ギャップがあったという委員の御指摘でございますが、確かに協議会活動の中ではどうしても補助172号線の沿道にお住まいの方とちょっと離れた方との間では温度差はございましたけれども、そこにつきましては、お互い話し合って、当事者意識を共有すると、そういう協議会活動の中で共有して、個人というよりも地域全体としてどうなんだということで話し合いを進めてまいりました。
○有里真穂委員 そのような中で、今回、大分フェンスがあるところが随分目立ってまいりまして、そういった中で地域のまちのにぎわいというようなことが、まずどうやって維持していけばいいのかというようなこと、それから、あとはフェンスが多くなると夜の道がすごい暗くなるとか死角がふえるといったような安心・安全への課題というのがあると思います。この協議会の提言書の中で地域のにぎわいということも述べられておりますが、その点について、今後、地域と区でどのように進めていくのか、今後の方向性について、お聞かせください。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) この提言書に記載させていただいた提言内容の具体的な内容については、具体的に協議会の中で部会をつくりまして、資料でいいますと5ページ目の左下のほうに今後の
取り組み体制というところにちょっと簡単に書かせていただいているんですけれども、歴史・文化部会ですとか環境部会ですとか商業地域部会ですとか広報会報部会という、それぞれ部会活動を行っていくということになっておりまして、今、御指摘いただきました暗くて安心・安全の問題はどうなんだろうだとか、そういう課題については、各部会のほうで区と協働して問題解決に向けて具体的に検討していくというような流れになります。
○有里真穂委員 今回の今後の話し合いについてなんですが、今の段階で協議会のメンバーというのは、ある程度、絞られていると思うんですね。そのような中で、北口の駅前の開発の話であるとか、あと安心・安全対策をどうしていくのかといったような情報共有がやはり地域の中でしっかり行われていかなければ、やはり不安がふえていくのかなと思います。また、フェンスがふえていくことで、今、お住まいの方、沿道の対象者の方たちが、あとどれぐらいここの地域で商売を続けられるのか、住まいを続けられるのかといったような漠然とした不安を抱えているという声も聞こえてきます。そのような中で、やはり区が情報提供をしっかりしていくこと、また周辺地域の住民に対して、今、協議会でどのような議論が進んでいるのかという、正確な情報を伝えるというのは非常に大きな大事なことになってくると思いますが、
まちづくりニュースを配布するといったこと以外でどういった形で地域住民への情報の周知、また正しい情報を流していくのかというようなことを今後の検討の中で、今、行われていることを含めて教えていただけますでしょうか。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得)
まちづくり活動の地域の周知の方法でございますが、まず、
まちづくりニュースというものを協議会一回一回行った後につくりまして、基本的に周辺地域の方に全戸配布させていただいているところでございます。しかしながら、全戸配布だけで周知がしっかりできているかというと、そういうわけではなくて、当然、見られてない方もいらっしゃいますので、その辺については、今、地域の方からもそういうお声をいただいていますので、今後の課題として、検討していかなければいけないと考えておりますけれども、具体的には地域の回覧板に入れさせていただくだとか、あるいは周知の案内について全戸配布はなかなか、ちょっと全戸配布というと時間もかかってしまいまして、協議会開催のちょっと事務の都合ではあるんですが、なかなか難しいところもありますけれども、そういうお声が出ている以上は、地元中心の
まちづくり活動ではございますので、真摯に耳を傾けて検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○有里真穂委員 同じようなことが長崎五丁目の
まちづくり懇談会でも先日行われたばかりだと思いますが、やはりそういったものがあるということが、地域住民になかなか伝わってない部分も正直ございます。区は一生懸命、確かに地域に入り込んで、この4年間しっかりと築き上げていただいたと思います。しかも今回は長崎一丁目から五丁目までと、本当、幅広い地域の中でのさまざまな活動ということで、なかなか行き届かないところもあると思いますが、長崎五丁目の
まちづくり懇談会の参加者をふやしていくであるとか、そういった活動を行っている、またさまざまな業者が各一軒一軒を戸別訪問している中で、間違った情報を与えられてしまって、それこそ共同化が区の事業と一緒にやっているというような間違った情報が伝わることによって、違う業者が入る大型開発ではないかといったような間違った情報が流れているというようなことも実際ございます。やはり区からのしっかりとした情報提供が地域の皆さんの安心につながると思いますので、これからさらに情報提供をしっかり行っていただくこと、また町会長を初め商店街からもこの間、大きな期待がございます。
まちが変わっていくことで、池袋だけではなく、西側地域も大きく変わるのではないかという期待感もございます。ぜひその期待に応えていただけるように、東京都の事業とも絡んでいるということもございますので、都と区としっかりと連携を果たし、また変な情報に惑わされないように地域住民に対して、しっかりとした情報提供をお願いして、質問を終わらせていただきます。
○垣内信行委員 私のほうからも何点か確認していきたいと思います。
この沿道地域ですけれども、東京都の収用がされることで、沿道には、大分、用地収用に同意した者がふえまして、街並みが大分、囲いもできまして、目立つようになってきたというふうに認識しております。
それで、まず数字上のことでちょっとお尋ねしたいと思いますが、今、補助172号線の道路拡張に伴う進捗状況ですけれども、要するに囲いが行われたような地域が目立ってきましたよね。進捗状況は今どのようなことになっていますか、まず数字からちょっとお示しください。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 補助172号線の進捗状況でございますが、本年3月末日現在の情報ではございますけれども、おおよそ30%の用地取得が終わっているということで、東京都より聞いてございます。
○垣内信行委員 30%の進捗状況。残った7割のことなんですけれども、この7割の残されたところで、現在、東京都の関係で調査してもらって、いろいろな収用のための測量が行われたり、あるいは立ち会ったりして行われますよね。その方たちが何%ぐらい立ち会われたのか、同意を全くされてない方たちはどれぐらいなのか、それから、同意はしたんだけれども、まだ残されている方たちはどういう理由でそういうふうになっているのか、それをちょっと教えてもらえませんか。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 済みません、今、御指摘いただいた数字的な情報なんですけれども、東京都のほうが公表していないというところもございまして、区のほうにもちょっと情報提供がないものですので、数字的なものは、申しわけございません、ちょっと御報告申し上げられないんですけれども、都と区のほうで、東京都の事業ではあるんですけれども、東京都に任せきりということではなくて、区でもできることは協力してちょっとやらせていただいている状況ではございますが、いかんせん、ちょっと済みません、数字的なものについては承知してございません。
○垣内信行委員 要するに7割残された進捗状況の内訳、つまり中身が、なぜ進んでないのか。つまり、いい悪いは別として、その方たちが置かれている現状について、区はつかんでいないということですか。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 申しわけございません。具体的な数字はつかんでいないんですけれども、私どもの
まちづくり活動の中で、補助172号線に対する地域住民の方の御不安の声とかはいただいておりまして、そういった声については承知しているところではございます。
また、そういう声をいただいた段階で、その都度、連携をとって東京都のほうに情報提供を行って、具体的にどういうふうに解決できるのかということは検討させていただいているところではございます。
○垣内信行委員 では、そうしますと、所管課のほうでは残された方たちの要するに状況ですね、その方たちが土地を持っていらっしゃるのか、あるいは借地なのか、あるいは賃貸借契約を結んでいる方たちなのか、あるいは、そこが現状ではどうなっているのか、それでは、一応残された7割の方たちの状況というのは、基本的にはつぶさにつかんでいるというふうに理解してよろしいですか。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) つぶさに詳細まで承知しているかというとそうではないんですけれども、数字も持っておりませんし、わかりませんけれども、ただ、補助172号線、延長が1.6キロほどでそんなに長くはございませんので、我々もまち歩きしている中で、ここが商店だなとか、そういう現況なども確認させていただいておりまして、その中で、借地借家の情報なんかも、東京都の相談窓口というところがございまして、そことも連携して、可能な範囲で情報はつかんでいるところでございます。
○垣内信行委員 それが問題なんですよ。よく私は委員会なんかでも話していますけれども、地権者、あるいは借地人の方たちに対しては、そうやって測量だとか案内が来て、一体どうなのかとかという話になっているんだけど、そこの沿道で地権者から借地をされてる方には情報が全く入ってないわけ。ですので、要するにその話を聞いていますかというふうに、ずっとこの間、周りにそういうふうに囲みができているので、皆さん不安になっているわけ、一体、今後どうするのか。商売をやっていらっしゃる方は、ここの土地で商売できるのかどうかと、不安になっているわけですよ。しかし、大家からは、全く何の情報もつかまれてない。それから、東京都のほうからも何も言ってこない。これが今、現状なわけですよ。だから、それを掌握しなければ、幾ら提言書をつくって、区長がやりましょうよといったところで、提言の実現について具体的に一体どうするのかといったところが、いいこと書いてあって、こういうふうにやりましょうといったって、絵に描いた餅なんですよ。ここが問題だと私は思っています。
そこでちょっとお尋ねしますけれども、タイムスケジュール的なものが出ているでしょう。さっき長崎四丁目の経緯につきまして、今後の
取り組みと体制について、書かれていますよ。一体、提言の概要について、いつまで実施して、具体的に区はどういうふうにかかわろうとしているのか、これはいかがでしょうか。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 期限については、特に定めてはいないんですけれども、我々も地域の
まちづくり協議会に対する事務局として、支援をしているわけなんですが、一応、豊島区の
まちづくり推進条例の中で、まずは5年間支援するというような枠組みがございますので、その中で具体的に何ができるのかどうかを検討して、結論を出していくというような流れになります。
○垣内信行委員 今見ますと、さっき
有里委員も質疑されていましたけれども、例えば
まちづくりの提言の中にまちの魅力の向上ということで、駅前地区については東長崎駅の北口の公共スペースの整備、これは後でちょっと質問しますけれども、こういうふうにリニューアル推進するんだと。補助172号線沿道地域は、長崎十字会商店街のよさを生かした地域のブランドを創出していくんだと。4番目にも書いてありますよね。長崎十字会商店街のあたたかさ、親しみやすさ、利便性を維持するとともに、地域ブランドを演出する街並みを形成していくんだと、こういう提言になっています。具体的にいつまで、どういう内容で、区がこういうふうに支援していくのかということが非常に重要でしょう。つまり、商店街の形成をこういうふうにしてほしいんだというふうに言っているんだけど、ではこれを維持するためには一体どうするのか、具体的にはどうしようとしているんですか。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 具体的な内容については、ちょっとこれから協議会と検討していくような話になりますけれども、今考えていますのは、長崎十字会商店街の南北に連なるラインがちょうど172号線の線形と重なってしまって、十字会が172号線の整備に伴って、南北に分断してしまうということがございます。
それで、どのようにしてにぎわいを維持していくのか、形成していくのかということについては、まだちょっと具体的なものは出ていませんけれども、今、考えられているのは、172号線の用地買収に伴って、残った残地の活用、残地というのは、幾つか出てくる可能性もございますので、そういった残地を共同化して店舗が入れるような建物をつくるだとか、そういったような話もございますし、あとは東長崎駅北口で、今、木密地域の改善のための共同化事業ということで、協議会を立ち上げていますが、そちらの店舗テナント、そういったところに入居していただくだとか、そういったことが考えられるかと思います。
○垣内信行委員 そうしますと、今の課長がおっしゃられるような商店街らしさ、地域住民の皆さんがおっしゃられる長崎十字会商店街らしいあたたかさ、親しみやすさ、利便性とか、ここに書いているでしょう。つまり具体的に言えば、その地域に親しまれたような豆腐屋だとか魚屋だとか肉屋だとか、あるいは八百屋だとか、そうやって地域に根づいてきた商店街があるでしょう。こういうものを残してほしいんだというふうに皆さんは思っていらっしゃって、そうやってまちのにぎわいをつくって、十字会らしさを残してほしいんだと、こういうふうにお話しているんですよね。その認識はありますか。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 区としましても、商店街がなくなってしまうなんていうことはないように、しっかりと認識はしております。
○垣内信行委員 では、具体的な支援策はどうするかというところは考えていかなきゃならない話ではないですか。つまり、この間も私は一般質問でもやったんだけど、賃貸借契約を結んでいらっしゃる方なんかもいらっしゃるわけですよ。長い間事業をやっていた方が、そこを買収しちゃうためにやっていけなかった例を出したでしょう、魚屋の例も。この間も私はまちを歩いて、美容室に行ったら、その話し合いを聞いていますかと言ったら、それは聞いているけれども、一体、今後商売をどうするのかといったら、せっかくお客さんがついて、それでこの地域で事業をやっていきたいんだと思っていたんだけど、今後それが収用されちゃったり、あるいは店舗がなくなったら、どこかに移らなきゃならないわけ。それを長崎の地域でやっていたからお客さんがついてきて、やっと固定客というか常連のお客さんが来て、おたくさんがやるならこういうふうにしましょう、これは美容室の話です。では、今度ほかの地域で行ったらゼロから出発しなきゃならないでしょう。だから、この地域でやりたいんだという方がいらっしゃるわけだから、この地域だからこそ商売をやっていける。この支援を区が具体策を持っていかなかったらだめだということなんですよ。
それで、ではちょっと次に話を移しますけれども、この北口のほうの
まちづくりについて、共同化の話が出ていますでしょう。さっき説明があって、北口の共同化の事業について協議会だよりでこうやって説明があったんだけれども、共同化の検討エリアのピンクのところがありますよね。要するに愛の家保育園のほうから北側とか駅前広場のあたりですよ。これのイメージを見ると、次のページ見ていて、14ページのところ、共同化によるイメージとなると、このエリアをこの絵のように、これはこうなるかどうかとはあれとしても、イメージとしてですよ、建物を不燃化として、要するに土地の有効活用や、かなり建物ができて、その中に商業スペースを入れて、さらにこの周りには駅前広場の緑地の確保だとか、それから交通広場など公園などを整備してという、こういう絵が描いてあるでしょう。つまり、ピンクのエリアは、こういうような再開発を持ってくるんだというのが位置づけではないですか。となると、ここのエリアの地域の方たちの地権者は、さっき地権者の数を出したけれども、この長崎四丁目地区の共同化のエリア、地権者97名中93名、96%の方たちに訪問したんだと。しかし、これは地権者の数でしょう。この広いエリアは、かなり賃貸借契約を結んでいる方、それから借地の人とか、そういう方が大勢いらっしゃるわけ。では、この共同化の話知っていらっしゃる方はどれぐらいいらっしゃいますか。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 権利者97名のまず内訳なんですけれども、所有権者が56名いらっしゃいまして、借地権者が41名いらっしゃいます。借家人については、済みません、ちょっと今、手元に数字はないんですけれども、借家人も当然いらっしゃいます。
それで、権利者との面談なんですけれども、個別面談は済んでおりまして、面談の内容は駅の北口の木造密集地域を改善したいということで、共同化という方法があるので、何とかそちらの方向に行って木密地域の改善をしたいんだというお話をさせていただいているところなんですけれども、まだイメージしかできていないので、権利者の方と面談はしておりますけれども、具体的に賛成、反対というところまでは、まだ行ってないんですね。ただ、このお話をしたところ、おおむねいいのではないかというようなお声は多数いただいているところではございます。
○垣内信行委員 地権者はそういうふうにおっしゃいますけれども、私が言いたいのは、そこに住んでいらっしゃる方たちの意見ですよ。ここには住んでいらっしゃる方たちもいらっしゃるわけ。ここが開発に伴ったら出ていかなきゃならないでしょう。そこに住んでいらして、アパートもあるしマンションもあるでしょう。商売やっていらっしゃる方も大勢いらっしゃいますでしょう。先ほど、さっきから言っているように、街並みを形成するために商店街は必要だといったら、ここのエリアから見たら、商店街はなくなっちゃうじゃない。一方で提言書ではそういうふうに言っておきながら、こういうふうに共同化検討エリアと一緒になってやっていけば、さっきから言っているとおり、十字会らしいあたたかさ、利便性を維持するためのこうした問題については、全然そういう方向に行ってないということですよ。いつになるかわかりはしない。いつになるのかわからないまま、これを進められちゃったら、結局、いいですか、そこの地域の事業だけが進み、商売をやっていらっしゃる方が出されちゃって、そして、さっきも魚屋の例も出したけれども、出ちゃって、廃業するか、どこかほかの地でやらなきゃならないでしょう。そうなっちゃったら、もう買い物するところがないわけ。結局、道路ができた後、あるいは開発が終わった後にお店をこうやって誘致していたんでは、全然、もうなくなっちゃった後にそういうものを誘致するといったってどうにもならないわけでしょう。ましてや、お金がある方は要するに、再開発だからそこに戻ってこられるかもしれないけれども、今、賃貸借契約を結んでいる方たちが賃貸しながら商売されているわけですよ。駅前のビルのところへなんか入れる事業者なんか実際ないですよ。
だから、言っていることとやっていることが違うということが言いたいわけ。つまり、こうやって、
まちづくりの提言書を出して、区の主導型で北口側にはこうやって駅前広場をつくって、確かににぎわいがあるまちとか、それから駅前広場全部、タクシープールがあるとか、広場にすること自体は防災上まずいという意見はないけれども、だけど、実際にはこうした現実的な問題が動いたときには、そうやって区がもっとつかんでいかなければ、それなのに一方で提言を受けても、実際にこうやって動き始めたけれども、不安になっている方たちが大勢いて、将来はこういうふうに
まちづくり提言を幾ら出しても、展望のないまま進められようとしていることがだめなんだよ。いつまでやるんですかというタイムスケジュール的にもいつになるかわかりません。それはそうですよ。そんな東京都の言うように30何年までやりましょうなんて、勝手に10年プロジェクトなんて立ち上げちゃったって、そんなうまくいくわけないんだから。そこに沿道
まちづくりがあるでしょう。さらにそれに伴って、北口を開発しようといったって、方向性がいつになるかわかりはしないんですよ。商店街のためのこうしたいろんな
取り組みのためのタイムスケジュールを見たら、いろんな部会をつくってやっていくというんでしょう。地元の商店街の人たちが幾ら議論したって、らちは‥‥、それは一生懸命議論していますよ、何とかしたいと思っているんだから。だけど、その支援策というものをきちんと明確に持っていかなかったら、そんなのは絵に描いた餅になっちゃうわけ。だから、もっと区の支援が必要だし、もっともっと入ってもらって、東京都の事業なんだけれども、かかわり合いを持って、一緒にこういう方向でいくから御安心くださいというのがなければ、あるいは商店街の機能を保つためにはこうするんですと、補助金も出すからいてください、十分、御安心くださいというふうになければ、もうほっぽらかされちゃっているだけという、これが今の感覚でしょう。どうするんですか。
○宿本副区長
まちづくりでございますので、このように地元で取り組んでおられると、地元でいろんなことを考えておられるという気持ちは最優先したいと思います。
垣内委員が御指摘のとおり、理想的な
まちづくりを進めていくに当たっても、現実的にどう進めていくかというときに、このエリアは御指摘のとおり借家人の方、特に御商売されている借家の方の問題が一番難しいのではないかというふうに考えます。ところが借家人の方が今の状況で、すぐに借りられる店舗があるかというと、それもまた数の問題があるし、あまりないと。これは新しくそういう床をつくっていくのも一つのやり方だということで、このような共同化をしてそういう床を出していけないかと。ところが、共同化をすると、今、御指摘のとおり共同化をしたエリアで商売されている方の問題というのも出てくると。もともとは沿道の借家の方をどうしようかという中で、このエリアで共同化したらどうかという話で進んでおるんですけれども、御指摘のとおり、共同化するエリアの御商売されている方の問題というのも出てまいります。
このあたりは、必ずこうしなければいけない、こうすればいいんだというやり方はございません。地元の方々と協議をして、御同意していただく方のエリアで共同化を進めていくとか、このエリア全てでやるわけではなくて、できるところでやっていくというようなやり方が、今後、現実的には進んでいくんだと思います。それに際して、御指摘のとおり、区がもう少し前に立って共同化ということ、これ道路事業はもちろん言うまでもなく都の事業です。だから都の責任においてやるべきなんですけれども、それによって、まちが変わっていってしまう、しかもそれが悪い方向に行かないようにするというのは、区の責任でやらなければならないと思っていますので、地元でこういう
まちづくりの運動がどんどん活発化しております。区としても、これは御指摘の特に借家人の方をどういうふうにまちに残っていただいて、商店街のにぎわいなりを残していくのかということは、前向きに真面目に考えて取り組んでいきたいというふうに思います。
ちょっとつけ加えて、ただ、それが最終形でありまして、先ほど、
有里委員から御指摘のあった、そこに至るまでの過程でのにぎわいをどうする、それから、その間のまちが、明かりが消えている問題をどうするというのは、これは、また、その次に難しい問題でして、並行して考えていきたいというふうに考えます。
○垣内信行委員 それで今どうするかというと、窓口は東京都がつくったような窓口があるんでしょう。そこに行きなさいと、相談機能は1個しかないんですよ。だから、そこに行くと、要するにこういうふうに事業はこういうものですよという説明を受けて、それでやるならば来てもらって、おたくのところは幾らだよみたいな話になって、お金を出したら、後は自由にやってくださいという話なの。それが今、現状なんですよ。自由にやってくれといったって、公示価格でもって出された財価審で通った金額、それでもって、はい、これで出ていってください。では出ていった後に、その人の再建はどうするかといったら、勝手にしろといったって、市場価格が働くから、結局は新しい土地をめぐったらそこのところの土地が、簡単に言うと1坪100万円だとすれば100万円でお金をもらって、市場価格が働くから150万円とか200万円の価格になって、それで再建しなきゃならないと、こういう話なわけ。だから、お金がなきゃやはりやっていけない。これが現状ですよ。おまけに、そこの相談窓口に行ったら、後は自分でやりなさい、近くの不動産屋を紹介しますよ、こういう現状ですよ。
今、もしこういう
まちづくりを進めるんなら、副区長がそういうふうにおっしゃるなら、まず区の体制をもっと強化してください。一生懸命やっているんだと思うよ、事業だから、課長だって。前任課長だって一生懸命やっていると思いますよ。それはいい悪いは別として、仕事としては。人が足りません。だから、そうやって声を反映しようといったってだめなんですよ。だから、まず職員体制をまずきちんとふやして、まちの声をよく聞いて、区が提言に沿った形で事業が進むように区として責任を持ってください。よろしいですか。そこから、まずちょっときちんとしましょうよ。これについて、明確な答弁をお願いします。
○宿本副区長 御指摘のとおり、ここは都も絡んでいますし、それから都の公社が、実際、用地買収をしていたりしますし、それから、都から依頼を受けているコンサルタントが地域の相談に乗っていると。区もいて、区の専門相談員みたいなものもいるということで、非常にそれぞれの人の頭数としては、結構な方が参加をしておるんですけれども、御指摘のとおり、現実、進まなければ意味がないということはよくわかります。少し都とも相談をして、どういう体制で進めていったらいいのか。これはにわかに人数をふやせばいいということかどうかもわかりませんので、そこはしっかり検討して、ここのエリアの地権者の方々がお困りにならないような体制は整えたいというふうに思います。
○垣内信行委員 では、すぐ直ちにそういう方向で検討してくださいね、副区長。これは要望しておきますから。
それから、最後、もう一点だけ。長崎五丁目のほうのところの関係で提言が、協議会が始まったんだけど、ここのエリアの最大の問題は、道路ができた後の交通関係なんですよ。防災の
まちづくりと、これは、かねてから何回も言っていますけれども、千川通りのあかずの踏み切りがあるでしょう。あそこの踏み切り対策をきちんとしない限り、これは、また、幾ら道路を広げても車を呼び込むだけの話になっちゃって、今一方通行なんですよ。千川通りから西口のほう、池袋に向かっていくのは一方通行でしょう、十字会商店街のところを曲がって。これを今度は2車線にするわけですよ。2車線にして池袋のほうから千川通りに向かっていた車が、ずっとあそこ、千川通りは今でも踏み切りは閉まっているんだから、行きようがないわけよ。左折しようにも右折しようにも、あそこでとめられちゃっているわけ。だから、立教通りのほうから来た車は、あそこまでは行かないかもしれないけれども、あそこが朝、渋滞しているわけ。あかないんだから。私ははかったことがある。1時間のうち52分しまっているんだから、踏み切り。これは、はかったのは昔なんだけど、今はさらに悪化していると思います。なぜかというと、西武線はいっぱい、いろいろと通行が、副都心線の影響もあってね。そういう状況だから、閉まりっ放しなものをずっとこうやって道路だけ通したって、車の行きようがない。
防災上安全だ安全だなんて、ガソリン積んでいる車がずっと渋滞してごらんなさいよ。幾ら延焼遮断帯なんかつくったって、意味ないでしょう。長崎の特に五丁目のところのあたりなんかは渋滞して、ずっと車があって、ガソリンを吹かされちゃって、居住にも環境にもよくない。これ一体どうするのかと質問したって、全くこの方向性は出ていませんよ。この問題、解決する方向は出ていませんよ。一体これどうするんですか。今、検討状況だけお話聞いて、終わりたいと思いますんで、お願いします。
○小澤沿道
まちづくり担当課長(心得) 今、委員が御指摘いただきました補助26号線、千川通りの踏み切りの件でございますけれども、御指摘のとおり、渋滞があるということは、私も承知してございますし、踏み切りの時間が長くて交通を遮断しているということもあります。防災上の懸念も出ているということも承知してございますが、東京都の事業でございますので、東京都のほうにちょっと確認させていただきまして、別途、御報告させていただきたいと思います。
○垣内信行委員 では、これで終わります。報告して調べてもらうというんだから、住民が安全で防災のための機能も担保するというならば、あそこについて一体どうするのかという東京都の方向を聞いて、それを解決しなければやめちまえと言ったほうがいいんですよ。これはもう何年も言っているんだけど、調べます、全然何もわかりませんで、ずっときているんだから、ちゃんとやってくださいね。
以上で終わります。
○木下広委員 いろいろ質疑が出ましたので、重複しないように。