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平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 4月13日)

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  1. 豊島区議会 2018-04-13
    平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 4月13日)


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    平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 4月13日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │             豊島都心開発調査特別委員会会議録              │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年 4月13日(金曜日)         │場所   │議員協議会室 │ │    │午前10時00分〜午後 2時16分        │     │       │ ├────┼──────────────────┬──────┴─────┴─────┬─┤ │休憩時間│午前10時 1分〜午前10時24分 │午後 0時 1分〜午後 1時00分 │ │ ├────┼──────────────────┴──────┬─────┬─────┴─┤ │出席委員│磯委員長  ふま副委員長  小林(ひ)副委員長  │欠席委員 │       │ ├────┤村上(典)副委員長  細川副委員長        ├─────┤       │ │35名 │ ふるぼう委員  石川委員  小林(弘)委員   │なし   │       │ │    │ 池田委員  藤澤委員  有里委員  松下委員  │     │       │ │    │ 森委員  清水委員  根岸委員  西山委員   │     │       │ │    │ 辻委員  星委員  芳賀委員  永野委員    │     │       │ │    │ 藤本委員  儀武委員  島村委員  高橋委員  │     │       │ │    │ 中島委員  木下委員  河原委員  里中委員  │     │       │ │    │ 竹下委員  村上(宇)委員  吉村委員     │     │       │ │    │ 大谷委員  山口委員  渡辺委員  垣内委員  │     │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤
    │列席者 │ 木下議長(委員として出席)  大谷副議長(委員として出席)         │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 高野区長  齊藤副区長  宿本副区長                    │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │ 金子政策経営部長  澤田企画課長(公民連携推進担当課長)  木村施設計画担当課長   │ │           宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」担当室長           │ │           渡邉セーフコミュニティ推進室長(多文化共生推進担当課長)     │ │           三沢財政課長  副島区長室長                   │ │           馬場国際アートカルチャー都市推進室長  高島広報課長      │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 天貝総務部長    田中財産運用課長(庁舎運営課長)                 │ │ 今浦危機管理監                                    │ │ 近藤施設整備担当部長施設整備課長)                         │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 齋藤文化商工部長  山野邊生活産業課長  渡邉文化デザイン課長  關劇場運営担当課長 │ │           末吉Hareza池袋調整担当課長                    │ │ 小澤国際文化プロジェクト推進担当部長  小池東アジア文化都市推進担当課長       │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 奥島都市整備部長  活田都市計画課長  大根原再開発担当課長             │ │           原島交通基盤担当課長  星野住宅課長(マンション担当課長)   │ │           東屋建築課長建築審査担当課長)                 │ │ 野島地域まちづくり担当部長地域まちづくり課長)                   │ │           小澤沿道まちづくり担当課長                    │ │ 宮川土木担当部長  柴土木管理課長  松田道路整備課長  石井公園緑地課長      │ │           小堤公園計画特命担当課長                     │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │栗原事務局長  渡辺議会総務課長  野上議会担当係長             │ │    │                  藤村書記  濱田書記           │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   竹下委員、渡辺委員を指名する。                          │ │1.異動説明員・異動事務局職員の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   小委員会案を了承する。                              │ │1.池袋駅周辺地域の市街地再開発事業の動向について・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   大根原開発担当課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.交通戦略歩行者優先化について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 │ │   原島交通基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。                │ │1.池袋駐車場整備計画について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 │ │   原島交通基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。                │ │1.国際興業バス「池07系統」について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 │ │   原島交通基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。                │ │1.住宅白書について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 │ │   星野住宅課長より説明を受け、質疑を行う。                     │ │1.今後の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 │ │   5月8日(火)午前10時 小委員会を開会することとなる。             │ │   5月15日(火)午前10時 委員会を開会することとなる。             │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時00分開会 ○磯一昭委員長  ただいまから、豊島副都心開発調査特別委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。竹下委員、渡辺委員、よろしくお願いいたします。  ここで、議事の都合により、暫時休憩といたします。   午前10時01分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午前10時24分再開 ○磯一昭委員長  それでは、委員会を再開いたします。  本委員会の異動理事者及び事務局職員の紹介がございます。   〔金子政策経営部長・異動説明員の紹介を行う〕   〔天貝総務部長・異動説明員の紹介を行う〕   〔近藤施設整備担当部長・異動説明員の紹介を行う〕   〔齋藤文化商工部長・異動説明員の紹介を行う〕   〔小澤国際文化プロジェクト推進担当部長・異動説明員の紹介を行う〕   〔奥島都市整備部長・異動説明員の紹介を行う〕   〔野島地域まちづくり担当部長・異動説明員の紹介を行う〕   〔宮川土木担当部長・異動説明員の紹介を行う〕   〔栗原事務局長・異動事務局職員の紹介を行う〕 ○磯一昭委員長  理事者の皆さん、そして、事務局の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  それでは、委員会の運営について、小委員会案を申し上げます。  本日は案件5件を予定しております。  最後に次回の日程についてお諮りいたします。  以上でございますが、運営について、何かございますでしょうか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  それでは、早速、案件に入ります。  最初に、池袋駅周辺地域の市街地再開発事業の動向について、理事者から説明があります。 ○大根原再開発担当課長  案件の1件目、池袋駅周辺地域の市街地再開発事業の動向について御説明を申し上げます。  最初に、資料の説明でございます。説明資料はA3、1枚としております。参考資料としてA3の池袋駅周辺のまちづくり動向をおつけしております。表面は、昨年4月の副都心委員会でも参考資料としてお配りしたものを改めて整理したものであります。表面はハードですけれども、裏面につきましては、池袋駅周辺文化イベントマップということで、イベント関連のソフト事業をまとめたものであります。説明は省略をさせていただきますが、池袋駅周辺のハード、ソフトをまとめた資料としてお配りをさせていただきました。参考資料2以降は、それぞれ今回の報告に関連する資料ですので、後ほどごらんいただければと思います。これらの資料につきましては、本委員会後にホームページ等で公表を予定しております。  それでは、資料の説明に入ります。池袋駅周辺地域の市街地再開発事業の動向についてという資料をごらんいただけますでしょうか。一番上に位置図というものを用意しておりまして、その下に各地区の概要を御説明しております。  1つ目です。東池袋一丁目地区の概要です。施行地区の位置、東池袋一丁目45、46、47、48番街区でございます。位置図でいいますと、真ん中の一番上のエリアでございます。施行地域の面積は約1.5ヘクタール、権利者数は27人でございます。経緯でございます。平成28年の9月に第1回権利者勉強会、28年11月、第2回権利者勉強会、29年の3月に再開発準備組合を設立いたしました。その後、1年間、総会、理事会等を踏まえまして、先月、3月30日、まちづくり基本計画を策定いたしました。参考資料の2を御確認いただければと思います。  続きまして、2つ目です。西池袋一丁目地区の概要です。施行地区の位置ですが、豊島区西池袋一丁目27、37番街区ということで、位置図でいいますと左上、ロサがあるあたりです。施行地区の面積ですが、約0.8ヘクタール、権利者数は26人です。経緯でございますが、平成29年6月に第1回まちづくり懇談会を開催し、10月に第2回まちづくり懇談会、11月に第3回まちづくり懇談会、本年1月に第4回のまちづくり懇談会を経まして、3月29日、第5回まちづくり懇談会まちづくり構想案を策定いたしました。同日、再開発準備組合も設立をいたしました。参考資料にまちづくり構想案を御用意しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  3番、池袋駅東口地区の概要でございます。施行地区の位置でありますが、豊島区東池袋一丁目1番から7番、9番街区でございまして、位置図でいいますと、真ん中のあたり、かなり大きなエリアになっております。施行地区の面積は約3.0ヘクタール、権利者数は約100人、経緯でございますが、平成29年1月、第1回まちづくり懇談会、6月、第2回まちづくり懇談会、10月に第3回まちづくり懇談会、年が明けまして、2月に第4回まちづくり懇談会、そして、3月28日に第5回まちづくり懇談会を開催いたしまして、まちづくり構想案を策定いたしました。参考資料の4をごらんいただければと思います。  続きまして、4番、南池袋二丁目C地区の概要でございます。南池袋二丁目C地区ですが、都市計画の手続に入っておりますので、ここ最近の動きについて、簡単に御説明を申し上げます。施行地区の位置ですが、南池袋二丁目地内ということで、位置図でいいますと、下のちょっと真ん中より右側、新庁舎の右側です。施行地区の面積ですが、約1.7ヘクタール、権利者数は約59人ということになっております。経緯と今後の予定でございます。平成30年2月1日、豊島区都市計画審議会で報告をいたしました。2月6日、都市計画法第16条の意見書に対する説明会及び個別相談会、2月21日に都市計画法第17条の公告、縦覧、意見書募集。3月29日に都市計画審議会の委員の皆様を対象とした懇談会を開催しております。今後の予定ですけれども、5月11日に豊島区都市計画審議会に付議をいたしまして、その後、東京圏国家戦略特別区域会議国家戦略特別区域諮問会議、そして、都市計画決定の告示という流れとなっております。  雑駁ですが、説明は以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○竹下ひろみ委員  よろしくお願いいたします。  池袋周辺の地域のこのいろいろ資料を見させていただくと、この庁舎ができたことの玉突きの影響なのか、本当ににぎわいの創出のための下準備がいよいよ整ってきているのかなという感がいたします。そういった中で、私は東池袋一丁目地区の開発について、幾つか質問させていただきたいと思います。  この参考資料を見させていただきますと、目標が大変明確で、歩行者空間の整備というのが、ぱんと目に入ってきたんですけれども、今までの再開発の中で、歩行者空間をしっかりと整備していく、その中でにぎわいを創出していくというような明確な目標が今までとちょっとこの地域は違うのかなというふうに思っております。また、マンションではなくて、オフィスビルを中心としたビルをつくるというような計画というふうに聞いておりますけれども、これまでのいろいろな再開発の中では、地権者が少ないということもあって、大変、準備組合に至るまで、短期間で進んできたという感がいたします。そういった中で、今回、この図を見ますと、北口デッキ計画というのが目に入ってまいりました。これは、東武鉄道が自分のところの敷地を整備して、ここに北口デッキをつくっていくということでございますが、この北口デッキ、ちょっと東池袋一丁目と違うかもしれませんが、私はこれがすごく肝になるのかなというふうに思っておりますので、あえて質問させていただきますけれども、この北口デッキを池袋大橋まで整備していくということの中で何が変わってくるんでしょうか、この東池袋一丁目について。そこをちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○大根原再開発担当課長  北口デッキの計画と東池袋一丁目地区との関連でございます。  北口デッキにつきましては、東武鉄道が北口から池袋大橋までをデッキでつなぐという構想を発表しております。こちらと東池袋一丁目地区は、池袋大橋をちょうど挟んでつながるという計画になっておりますけれども、歩行動線としましては、この絵のとおり、例えば池袋の北口を出て、そのままデッキを歩いて池袋大橋を渡って、東池袋一丁目地区に行くというような動線が考えられます。今までですと、池袋駅前公園ですとか、明治通りを通って、ウイロードを通って、このエリアに行くという動線だったんですけれども、また別の動線というものが考えられることになると思います。 ○竹下ひろみ委員  この東池袋一丁目の地域は、いわゆるJRというか、鉄道でとまる、寸断されている地域なので、このデッキができることによって、例えば池袋、それから上池袋地域、そして、明治通りのもっと先のほうというんでしょうか、そのほうまでの動線を考えると、やはりこの北口デッキの計画というのは大変おもしろいというか、今まで縦長に、横長というのかな、デッキをつくることで、また、池袋大橋を渡って、人が分散していくという動線ができるのは、大変有効に使っていければなというふうに思っています。  そういった中で、私はこの東池袋一丁目の地域の中で、オフィスビルも大変重要なポイントになると思いますけれども、池袋駅前公園、この整備をきちんとすることが東池袋一丁目地区の開発に大きくプラスになるのではないかなというふうに考えているんですね。今、ハレザ池袋のところに中池袋公園がありますけれども、あそこをやはり四つの公園の一つのコンセプトとして、にぎわいを創出するために人が寄ってきやすくする公園にすることによって、そこの一帯のまちの雰囲気が公園によって随分変わってくるのではないかなと思う中で、この池袋駅前公園をもう少し活性化したり、浄化するというんでしょうか、そういうことによって、まち全体がオフィスビルにもっとプラスになるようなまちづくりができるのではないかというふうに思っておりますけれども、この駅前公園を整備するような計画はあるんでしょうか。 ○活田都市計画課長  都市政策全般の所管ということで、私のほうから、また、前任ということで見解を述べさせていただきたいと思います。  この東池袋一丁目の再開発では、都市再生特区のスキームを使って地区外貢献をする、それで容積の緩和を求めるというような考え方が一つございます。したがいまして、御指摘の公園については、都市再生特区の枠組みで準備組合が施行するという計画があります。ただ、これは今後の協議で、実際に準備組合が施行するかどうかというのが決まってきます。効果については、当然、民間の力で公園を整備します。東池袋一丁目地区のオフィスワーカーが気持ちよく通れるような動線が整備されると思います。こちらのかいわいは、若干雑多なところもございますが、こういった公園が整備されることで、にぎわいが醸し出て、健全なまちづくりが進むというふうに考えているところでございます。 ○竹下ひろみ委員  今、課長がおっしゃったように、ぜひこの特区の制度を使って、地域貢献ということが一つのネックになってくると思いますけれども、オフィスビルを整備していくということだけではなくて、この制度を使うことで、公園を整備して、もっとほかの地域に波及するような地域貢献が必ずこの公園を整備することによって、私は連動していくのではないかなというふうに思っているので、大変期待しているところであります。  そういった中で、ここもエリアマネジメントというんでしょうか、再開発のコンサルタントがついているというふうに聞いておりますけれども、そこと区との連携が今どうなっているのかということと、それから、ハレザ池袋の周辺もエリアマネジメントを始めていくというふうに聞いていますけれども、しっかりと連携して、連動していかないと、コンセプトは違っていても、エリアマネジメントとしてのつながりというんでしょうか、連携をとって、ハレザ池袋の周辺と東池袋一丁目地区の地域を連動してマネジメントをかけていくということは、大変重要なことだと思いますけれども、その辺もあわせてお聞かせいただければと思います。 ○大根原再開発担当課長  東池袋一丁目と、その周辺エリアとのエリアマネジメントの関係についてです。  まず、この再開発の規模ですとか、建物ですとか、詳細はまだ決まっておりません。したがいまして、エリアマネジメントについても今後の検討ということにはなるんですけれども、当然エリアマネジメントも想定に入れた上で検討を進めてまいります。また、ハレザ池袋ですとか、周辺との関係についても、区は当然エリアマネジメントを推進していく方向で動いておりますので、ハレザとの連携についても、引き続き連携をとっていきたいと思っております。
    末吉Hareza池袋調整担当課長  今、ハレザ池袋のエリアマネジメントのお話もあったものですから、動向も含めて、ちょっと御報告させていただきたいと思います。  東京建物、サンケイビルといったところ、そちらを民間主導のエリアマネジメント組織を立ち上げていくというふうに考えております。そこで、エリアマネジメントですから、地域全体のにぎわい、そういったものを継続的に創出していくというようなことで考えております。その中で区も連携をしていくと。当然、今あった東池袋一丁目地区との連携というのも非常に重要なポイントになってくるかと思っておりますので、その点もあわせて、進めてまいりたいというふうに思っております。 ○竹下ひろみ委員  ぜひ、東池袋一丁目地区のあそこの東京ガスの周辺、4ブロックに分かれていますけれども、大変早く皆さんの意思決定ができて、いよいよ、あそこを開発するということになりました。そして、先ほどもお話しましたけれども、私は、駅前公園をしっかりと整備することで、もっと違った東口の端っこの地域活性化というものができてくるのではないかな。そういった中で、東武鉄道が北口デッキを整備して、こっち側に渡る動線の中で、多分もっともっと広がりを持った整備ができるのではないかというふうに東武も考えていただいているということは、大変に、民間がしっかりと地域貢献というか、まちづくりに参画していくんだという意気込みというのが、私はここにあらわれているのかなというふうに思っています。北口デッキ、それと、北側デッキもできる予定というふうに聞いておりますし、本当にこの周辺を歩行者空間ということをコンセプトとして、まちづくりをどんどん進めていくことによって、やはりそこににぎわいが創出してくる。人が来るということは、まちがにぎやかになってくることは間違いありませんので、そういういろいろな整備を総合的に考えて、池袋、特に東口の動向を今後も注目していきたいというふうに思っています。ぜひ区が民間主導の開発といえども、リーダーシップもある意味とりつつ、連携をとって、いい開発になるように、私も地元の人間として応援させていただきたいと思っておりますので、ぜひその辺もまた情報もいただきながら、頑張っていただけたらなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○高野区長  ここの東池袋一丁目の開発、これが今までずっとまちづくりを進めた中で、大変大きく変わっていくんだなということを感じておりまして、昨年の3月、ちょうど1年前でありますけれども、準備組合を設立したわけでありまして、この新庁舎をつくるに当たって、旧庁舎周辺の、庁舎周辺のまちづくりを考える会というところが、ずっと長い間、いろんな要望をいただき、そして、特に庁舎のところまでは、旧庁舎、今回の開発はもう行きどまりのところで、池袋大橋があり、片やJR含めた線路がありと、本当にあそこの開発は一番難しいと思っていたんです。袋小路みたいな形で、あそこは取り残されるという非常に危機感を持って、特に亡くなられた堀口さん等々を中心に、強い要望を常にいただいておりました。今回、ハレザ池袋等の開発が非常に目に見えて進んでいる状況の中で、当初は本当に、今おっしゃったように4ブロックの中、1ブロックだけだった。それが4ブロック全体をまとめて開発をするというような画期的なといいますか、大変池袋の懐の深いまちづくり、こういうもので大いに貢献するのではないか。特に東京ガス等々は非常に後ろ向きといいますか、なかなか協力が得られないような状況でありましたけれども、やはりこれもハレザ池袋効果といいますか、あそこだけで終わらずに明治通りを渡って、そして、その奥の開発、私たちが考えていた以上に、非常に大胆な開発を含めて、また、地権者も非常に多くはありません。その中でも、ほぼ7割、8割の方々がこういうまちづくりをぜひ望んでいるというような形で、この計画が進んでいるわけであります。おっしゃるように、やはり駅前公園、四面塔のある公園ですね。あそこの活用がやはり大きな東口のポイントになる。しかも、おっしゃったように、西口のほうの東武鉄道があそこまで延ばしてくる、これらについても、本当に今回の開発とは連携がとれて、今まで、私たちが想像以上に東池袋一丁目周辺の開発、しかもオフィスが10万平米というような、旧庁舎の倍以上のオフィスをつくっていくというような形の中で、当然区はこの開発についてはリーダーシップをとってでも、いい開発、歩行者空間を含めて、私はまさにいいとき、チャンスが与えられたと思っておりますので、御質問いただいたようなことを十分踏まえて、私は、あの周辺が本当に変わると思っておりますので、これからの池袋の魅力に大いに貢献していくのではないか。これは当然のことながら、4ブロックあわせて開発するわけですから、区道の廃道とか、いろんな課題があります。これらは、我々行政のほうも将来池袋全体、豊島区全体をにらみながら、この開発等々はしっかりと進めてまいりたいと思います。 ○芳賀竜朗委員  今、竹下委員からも御質問がありましたけれども、この北口デッキについてなんですけれども、少しお伺いをさせていただきたいと思います。  東武鉄道が整備をなさるということですが、それ以外にも西と東の行き来のことを考えると、ウイロードがあって、それで、北側の東西デッキの構想もあろうかと思うんですけれども、そのあたりの関係と、先ほどちょっと北口から出て、東武デッキにという話だったですけれども、北口から出て、どうやってデッキへ接続するのかとか、そのあたりについて少しおわかりになれば、お教えください。 ○大根原再開発担当課長  北口と北口デッキの関係でございます。  これは東武鉄道の改札の設置も含めて、北口デッキと北デッキが結びつくような計画で想定をしております。 ○芳賀竜朗委員  というと、デッキのところに改札口ができるという計画でよろしいんですか。 ○大根原再開発担当課長  おっしゃるとおりでございます。 ○芳賀竜朗委員  今、北口というと、階段でおりて改札に入るんですけれども、そうすると、それとは別に上にできるという認識でよろしいですか。 ○大根原再開発担当課長  詳細は決まってないところもあるんですが、イメージとしましては、今あるものを生かしながらやるのか、あるいは、一本にするのかというのはありますけれども、上の上部に改札をつくるということは決まっております。 ○芳賀竜朗委員  まだ詳細が決まってないということなんで、計画段階だと思われますけれど、やはり最終的には東西デッキを見越しての計画なのかなと想像しているところであります。ウイロードも今きれいになっているところですので、そのあたりも含めて、前に進めていただければと思っております。  あと、西口の再開発の件で、ロサ、ロマンス通り周辺ですね、ロサ会館の周辺の再整備、0.8ヘクタールで、地権者が26名いるということですが、西口公園の再整備が一つ契機となって、西口の再開発が大きく前に進んでいるところなんですけれども、このロサ周辺の再開発についても、もう少しちょっと御説明いただければと思うんですけれども、よろしいですか。 ○大根原再開発担当課長  西池袋一丁目地区のまちづくりの動向についてですけれども、29年度の活動概要としましては、5回のまちづくり懇談会と3回の個別のヒアリングを実施しております。懇談会については、毎回20名前後が参加しておりまして、今回のまちづくり構想案になっております。まちづくり構想案の位置づけなんですけれども、まちづくりの方針とか、将来像をまとめたものであります。その中でも、国際アート・カルチャー都市の実現に寄与する周辺の再開発と連携した池袋西口の新たなランドマークの創生というものを目標に掲げまして、一定の方向づけをしたところであります。 ○芳賀竜朗委員  了解しました。  西口の再開発が進む中で、やはりロサのあのエリアが取り残されるのではないかという心配も地元の方からありましたし、それとともに、あそこも含めて、一体的に、トキワ通りを挟んで、しっかりと面として整備をしていただきたいということ。また、やはり東口に比べてどうしても西口がおくれているという皆さんの心配もありましたので、あわせてしっかりと進めていただければと思います。よろしくお願いします。 ○大根原再開発担当課長  地元の地権者の方々からもスピード感を持って取り組んでほしいですとか、あるいは、西口駅前の開発との連携も考えてほしいとか、ございますので、今後も個別のヒアリング等も実施しながら、皆様の意見を反映していきたいと思っております。 ○清水みちこ委員  何点かお伺いいたします。  まず、ちょっと全体的なことから伺いたいんですけれども、この動向についてということで、A3の資料を見せていただいて、今回新たに出てきたのかなというのが、2番の西池袋一丁目地区と、3番の池袋駅東口地区かなというふうに思うんですけれども、今回この4カ所の報告ということで、まず、やはりこの再開発にどれぐらいお金がかかるかというのが一番気になるところなんですけれども、一体幾らかかるのかというのと、誰がどういうふうに負担するのか、また、区の税金投入はあるのか、まずその点からお聞かせください。 ○大根原再開発担当課長  まちづくりの方向性としては、さまざまな動きがあるわけですけれども、それぞれの地域でそれぞれの熟度があります。したがいまして、個々の事業でどれだけというのはないんですけれども、今回報告している西池袋一丁目地区ですとか、東池袋ですとか、そのあたりはまだ方向性といいますか、方針が定まった程度でございますので、規模ですとか、事業費とか、そういったものについては、まだ今後の検討ということになります。 ○清水みちこ委員  今回、2番と3番については、これからということなんですけれども、では、それ以外の1と4の事業費については、あらかた決まっているということでよろしいんですか。先ほどの同じ質問なんですけれども、具体的にお答えください。 ○大根原再開発担当課長  まず、東池袋一丁目地区でございますけれども、参考資料のほうでお示ししている計画施設概要というところで、地下3階から地上30階程度、10万平米以上ということを書いておりますけれども、これが決まったわけではございません。これは計画案ということでございます。こちらの地域については、先ほど都市計画課長からも御説明がありましたとおり、都市再生特別地区の協議の段階でございます。その協議のあり方次第では、規模も変わってきますし、事業費も固まってくるということですので、現時点での金額をお示しすることはできません。  それから、4番目、南池袋二丁目C地区ということでよろしいでしょうか。南池袋二丁目のC地区につきましては、おおむね1,000億円程度ということで、想定をしております。こちらも今後事業計画が進捗してくる中で、詳細が決まってくるものと考えております。 ○磯一昭委員長  大根原課長、総事業費だけではなくて、区の負担とかというのを3点聞いているから、それを答えたほうが。 ○大根原再開発担当課長  総事業費につきましては、南池袋二丁目については1,000億円程度の事業費に対して、区は200億円程度の負担ということになっております。 ○清水みちこ委員  南池袋二丁目C地区の今お答えいただいて、1,000億円ほどの事業費で、区の負担は200億円ということで、かなり区の負担が大きいというのが、本当に驚くばかりということで、ほかの地区はまだ具体的にはわからない、これからだということですけれども、やはり一定程度の区の負担があるかと考えられます。であるならば、これだけ参考資料でも、2ページ、3ページで、いろいろ派手派手しくやっているのに、肝心の事業費とか、区の負担については、これから、わからないというのは、本当にまずいと思います。今までも西口公園もそうでしたけれども、事業費については、これからこれからということで、なかなか出てこない。絵ばっかり出てくるというのは、本当にまずいというのと、無責任なやり方というのをまず厳しく重ねて指摘をさせていただきます。  次の質問させていただきたいんですけれども、今回初めて報告されたものもありますけれども、まず、こういうふうに議会に報告される際のタイミングというか、どういった時点で、どのタイミングであれば、議会にちゃんと報告が上がってくるのかというのが、ちょっとよくわからないんですけれども、そのタイミングとか、決まったものというのはあるんでしょうか。 ○大根原再開発担当課長  いつというタイミングが明確に決まっているものではございませんけれども、今回の資料をごらんになっていただきますと、赤字のところが、今回の報告の主たるものでございます。例えば東池袋一丁目地区ですと、まちづくり基本計画の策定ですとか、西池袋一丁目地区ですと、まちづくり構想案の策定と再開発準備組合の設立、池袋東口ですと、まちづくり構想の策定ということで、一定の区切りがついたというようなタイミングで御報告をしているものでございます。 ○清水みちこ委員  はっきり明確に決まっていないという、その点についても、ちょっとまずいと思うのと、一定の区切りというのが漠然としているので、タイミングについても、やはり明確にしていただきたいと思うのと、何で今回そういったことをお聞きするかというのは、西池袋一丁目のロサの周辺の地域なんですけれども、今までも昨年の議会の中で、区長の御答弁の中で断片的にロサ周辺のお話が出てきました。ただ、今回、こういった形で正式に議会に報告というのは初めてだと思います。私もこうした動きがあるというのは、今回の報告で正式に聞きましたけれども、動きがあるというので、実は、栃木県にお住まいの方から、年明けにロサ周辺で何か再開発の動きがあるんだけど、本当なんですかというふうに、いろいろ話が出ているのでということを聞かれて、議会のほうには、正式にそういうのはないんですよということでお答えしたんですけれども、そのお問い合わせを受けて、区のほうに聞いたら、そういった動きがあります、まちづくり懇談会をやっておりますということで、もうその時点で既に3回のまちづくり懇談会は終わっているんですね。そういうことであれば、やはり順序が逆というか、西口公園のときもそうだったんですけれども、議会に報告がないままに進んでいるというのは、やはりおかしいと思うし、まずいと思います。この経緯を資料で見ても、昨年の6月ですか、第1回まちづくり懇談会を開いて、ことしの3月末には、この資料で出ているまちづくり構想案を策定して、同日には再開発準備組合までもう設立していますよね。かなりのスピードで進んでいると思うんですけれども、ここまで進んじゃってから、議会に報告というのは、先ほど明確な決まりはありませんということですけれども、やはり遅過ぎると言わざるを得ないと思います。  ほかにもこうした再開発の動き、今回、ある程度、めどが立ったものということで、4カ所、御報告いただいているんですけれども、再開発ということで、大きな網がかかっていると思いますが、全体的にここ以外で動きがある地域というのはあるんでしょうか、具体的にどういったことに、再開発全体の流れはなっているのかが全くわからないんですけれども、どうなっているんでしょうか。 ○大根原再開発担当課長  今回、池袋駅周辺地域の市街地再開発事業の動向ということで御説明をしておりますが、大きな動きがあるところについては、こちらの区域で全てでございます。 ○奥島都市整備部長  御報告をさしあげるタイミングについてなんですけれども、なるべく早く報告したいというふうに思っております。市街地再開発事業という結果になっても、そこに至るまでにはさまざまな過程がございまして、地権者の方々がどういう合意形成を図るのかということが重要なことになってまいります。ですので、まちづくり、地元に入ってさまざまな活動をしておりますけれども、それが一定の方向性で地権者の方々がまとまるということであれば、それはまちづくりとして動く、まだ、可能性がある段階ですので、その段階になると、議会の皆様にこういう動きがあるのですというふうに御説明をしたいというふうに考えております。  また、先ほどの市街地再開発事業の事業費なんですけれども、南池袋二丁目については、都市計画の段階に来ておりますので、おおむねの事業費が出ております。一般的に市街地再開発事業については、総事業費に対する補助金の割合が2割程度というふうに言われておりますので、そういう2割程度の補助金を出すと。ただ、その2割については、当然国費が半分入って、都市計画交付金が入って、財調が来るという仕組みがありますので、そういう制度を活用しながら、市街地再開発事業に対する支援をしているということでございます。 ○清水みちこ委員  まず、最初の御答弁で、大きな動きはここ以外ないということなんですけれども、本当にこれだけのエリアでないというのが、ちょっとにわかに信じがたいなというふうに思うんですけれども、昨年の未来戦略推進プランでも、西口公園のところ、全く絵がなかったのに、いきなり年度がかわるとどんどん計画が進んでという、そういうふうなことがあったんでお聞きしているんですけれども、では、もうここに、今出している以外に具体的に動きはないという理解でよろしいんでしょうか。まず、その点について確認をさせてください。 ○大根原再開発担当課長  こちらで把握している情報はこのくらいでございます。 ○野島地域まちづくり担当部長  今、勉強会を立ち上げているのは、この地区におきまして、造幣局南地区がございます。 ○清水みちこ委員  動きはない、勉強会があるのは造幣局南地区だけだということで、その言葉をしっかりと覚えていきたいと思います。  先ほどタイミングとか、補助金2割程度ありますよということで、部長のほうから御答弁いただいたんですけれども、補助金2割程度あったとしても、莫大な費用ということは変わりないと思いますので、その点についても指摘をさせていただきます。  次の質問させていただいてよろしいですか。  いろいろ計画とか、上位計画とか、資料にいっぱい出てくるんですけれども、先月の副都心委員会で基盤整備方針というのが出されて、5月に策定、いろいろスケジュールとかは出ていたんですけれども、ちょっと資料自体が抽象的な表現が多かったというふうに、私は印象を持っております。今回のこの再開発事業の報告がある中、基盤整備方針との関係性というか、あの中に、ここに入っているものが組まれているのかとか、どういうかかわりがあるのかがよくわかりにくいので、その辺、ちょっと具体的に教えていただけますか。 ○原島交通・基盤担当課長  基盤方針につきましては、先般、全協で御報告をさせていただきまして、5月の委員会で策定できればということで今作業を進めているところでございます。基盤方針の内容につきましては、本日お示ししている資料の中でも、例えば北側のデッキですとか、あとは、公共空間としての駅前広場ですとか、そういったところの基盤、これを今後、宅地側のまちづくりと連携して、どういった基盤を整備できるかというものを方針として明示しているものでございます。今後こういったまちづくりとともに、基盤方針に基づいた基盤の整備に向けてまちづくりを進めていくというような方針でございますので、これらの開発等々のまちづくりと連携をとりながら、方針の実現を進めていくといったものでございます。 ○清水みちこ委員  連携を進めながら対応していくということは、かかわり合いというか、関係性というのは、かなり深いものだというふうに理解してよろしいんでしょうか。  それと、基盤整備方針、ちょっと表現がコアとか、ハブとか、いろいろ耳なれない言葉が続出して、では、具体的にそれはどこなのみたいな話になっちゃうんで、そういったところを深い関係性があるというのであれば、具体的にここにこういうふうに書かれていますというふうにちょっと説明が必要かなと思うんですけれども、あわせてお願いをいたします。 ○原島交通・基盤担当課長  基盤方針の中では、アート・カルチャー・ハブ、これは四つの公園及びその周辺をハブとしてまちづくりを進めていこうというところでございます。それから、アート・カルチャー・スポットというのも入れてございます。これについては、方針の中では位置を明確にはしておりませんけれども、こういったまちづくりの中で民地の空地等々を使ってスポットを形成していくということになりますので、どういったまちづくりが進められるのか、開発が進められるかによって、その歩行者の歩く動線上に必要なスポットを整備していくというものでございまして、これから進められるであろうまちづくりとの連携をとったときに、その場所にはどういった基盤が必要なのかというものを方針との照らし合わせで整備していただくもの、民間が整備するもの、公共が整備するもの、そういったものを役割分担していくといった形を示したものが方針ということになります。 ○清水みちこ委員  今のように、課長が懇切丁寧に説明していただければ、何となくそんなものかなというのはわかりますけれども、パブコメもやっているんですよね。区民の皆さんが見ていただいて、すぐにわかるような表現でないとまずいと思います。これまでもわかりやすい表現でというのは再三要望しておりますので、今後もしっかりとその要望をくみ上げて、わかりやすい資料をつくってください。  基盤整備方針について、関係性については理解をいたしましたので、ちょっと個別に地域についての質問を何点かさせていただいていいですか。  西池袋一丁目まちづくり構想案について、ちょっと見せていただいた資料で質問させていただきたいんですけれども、7ページに、これまでの活動の経緯、アンケートとか、個別ヒアリングとかいろいろ書いてあるんですけれども、これは区が行ってきたという理解でよろしいんでしょうか。 ○大根原再開発担当課長  おっしゃるとおりでございます。 ○清水みちこ委員  では、区が主導してこういった動きをつくってこられたというふうに理解をいたしました。  今、再開発準備組合までもう設立されていますので、今後の動きなんですけれども、コンサルタントとか、協力事業者とかそういったことは具体的にはどうなっているんでしょうか。 ○大根原再開発担当課長  今後は、準備組合が設立されたということもありまして、理事会と通常総会で今年度の事業計画ですとか、予算案が決定される見込みでございます。コンサルについても、その中で検討を進めていくものと思います。 ○清水みちこ委員  これからということで、以前の何か区長の御答弁で住友不動産がという御答弁があったと思うんですけれども、そちらはいかがなんでしょうか。 ○大根原再開発担当課長  事業協力者という形で住友不動産が関係をしております。 ○清水みちこ委員  住友不動産が事業協力者ということで、その点については理解いたしました。  資料によると、地権者がここは26人というふうになっているんですけれども、たしか、昨年の当初予算の中に、ここの町会の防災倉庫の土地を購入する予算というのが組まれていたんですけれども、区が地権者というふうなものなんでしょうか、ちょっとその土地の購入の経緯、教えていただいていいですか。 ○大根原再開発担当課長  ロサの横の防災倉庫の用地の経緯でございます。  平成27年に土地開発公社が東京都から取得し、28年に買い戻した土地でございます。 ○清水みちこ委員  では、区が地権者の中に、この26人の地権者の中に入っているということでよろしいですか。 ○大根原再開発担当課長  宅地の所有者として、権利者の1人となっております。 ○清水みちこ委員  区有地がこの地域の中に含まれているということで、やはり区有地というのは区民の財産でもありますし、今、国政でも森友問題など公有地に対して、区民の目も大変厳しくなっておりますので、これまで以上にしっかりと区民が納得できるような形でやっていく必要があるというふうに私は思っています。  町会の防災倉庫として、今、利用がされているということなんですけれども、今後、ここ、再開発がこのような形でされていく中で、具体的にこの防災倉庫とか、そういったところは保障されるんでしょうか、どうなっていくんでしょうか。 ○大根原再開発担当課長  こちらの開発についても、まだ中身、詳細は決まっておりませんけれども、現在持っている防災機能、こちらについては、引き続き、継続していきたいと思います。したがいまして、防災機能を持った権利返還というような形になるのか、あるいは倉庫の設置ということになるのか、今後、組合と協議していきたいと思っております。 ○清水みちこ委員  今後ということで、区民の財産でもありますので、決まってしまってからということではなくて、情報のほうをいち早く議会のほうにも、もちろん区民の皆さんに対してもしっかりと開示をしていっていただきたいと思います。  ちょっと資料でわかりにくいところがあったんで、質問させていただきたいんですけれども、駅に直結した地下通路の出入り口の整備というふうに書かれているんですね、11ページの絵のところに。これは地下道を整備する、区が整備するという理解でいいんですか。 ○大根原再開発担当課長  区が整備するということではなく、組合のほうでこちらを検討して整備していくということになります。 ○清水みちこ委員  組合のほうでということは、区の税金投入はないということでよろしいですか。 ○活田都市計画課長  施行は多分組合ということになるんですが、公共施設という位置づけで負担金の発生は生じるものというふうに考えております。区が負担するということになるかと考えています。 ○清水みちこ委員  やはり区の負担金が発生するということですよね。  もう一つわかりにくいのが、同じページなんですけれども、人の流れが大きな矢印で池袋駅からあって、駅前から人を誘導するというのが、オレンジ色の矢印で描かれているんですけれども、その上に、東西デッキ(北デッキ)、これがブルーで色分けされているんですけれども、ちょっとこの北デッキというのが、ここの東西デッキからの人の流れというのが、具体的にどういうふうに考えられているのか、今回、参考資料で新たに北口デッキという、また新しいデッキも出てきたので、これが具体的にどういったことを考えられているのか、ちょっと教えていただけますか。 ○大根原再開発担当課長  まだ今後の検討というところもあるんですけれども、イメージとしましては、北デッキがこちらまで延びるというようなイメージでこの図は作成をしております。 ○清水みちこ委員  北デッキが延びるということは、一応計画というか、構想では、東武百貨店とパルコをつなぐ北デッキがこのロサのほうまで延びてくるということでよろしいんでしょうか。 ○高野区長  これらについても、あくまでもこれからこういう形でどう推移するか、完全に決まったわけでもございませんし、いろいろ状況がこれからどんどん変わっていくと思いますけれども、これらに合わせながら、計画を立てていく。こちら、あくまでもイメージ図というような形で捉えていただければと思っております。ただ、先ほど来、お話したように、事業費が決まらないで発表するのはいかがなものかというような御質問等々はありますけれども、やはりまちづくり、こういうような形の中では、積み上げながら、まちづくりというのはできるわけでありまして、私たちとしては、事業費が決まる前でも議会のほうには報告したほうがいいということで、できるだけ早く報告するように。もちろんこれは完成版ではございませんので、こういう形の中でまちづくりが進んでいく。できるだけ早く全体像もお示ししながら、こういう形でまちがどんどん変わっていくといいますか、変化していく。まちづくりというのは一つのきっかけで大きくまちづくりができていくというようなことでありますので、できるだけ私たちとしては早く議会のほうにお示しをして、また、御意見等々も頂戴してまいりたいと思いますけれども、きょうは西口等々には参考資料というような形で、これを論議していると本当に大変な時間がかかるんで、きょうはあくまでもこういうような形で、皆さん方にお示しをさせていただいて、また、別の機会にでも、これについても、相当論議をしてまいりたいと思いますので、きょうはあくまでも参考資料という形の中でお示ししたことを御理解いただきたいと思います。 ○清水みちこ委員  参考資料という点は理解をしております。ただ、参考資料においても、今デッキの話とか聞いて、本当に私、びっくりしちゃったんですけれども、そういったところがあるのと、地下通路、デッキ、そういうものでどんどん費用が膨らんでいるということを一番心配しているんですね。どんどん膨らんで、具体的に出せないとおっしゃりますけれども、構想が進めば進むほど、どんどん膨らんでいくじゃないですか。それがまずいと言っているんですよ。今までも参考資料にもありますけれども、こういったイメージパースとか、区長の意気込みとか思いはわかりますけれども、そればっかり前面に出てきて、客観的な数字とか、そういったものが全く出てこない中で、このまちづくり、再開発というのが進められているのが私は実際だと思います。なるべく早くお示ししますと言われても、ちょっとそれでは客観的に判断できるものがないのに、その御答弁では説明責任とか、これまで何度も言っていますけれども、一番大切な区民の皆さんの合意というのは得られないと思うんですね。何度も言っているんですけれども、何ら改善されないで、決まってから発表、決まってから発表の繰り返しですよね。具体的な内容については参考資料でというので、これ以上聞くのはやめますけれども、西口、このロサ周辺においては、確かにここは繁華街ではありますけれども、劇場通りを渡って東側、川越街道に向かって、北側に向かう中、住宅地もあります、学校も保育園もあるんですよ。区民の皆さん、日常生活がそこで行われているんですね。これに対するかかわり、それに対する責任というのがちゃんと説明として、区民合意として得られないというところが問題だということを指摘しているんですね。その点についてのお考えを聞いて、質問を終わりたいと思います。 ○高野区長  おっしゃることはよく理解をいたしますが、このまちづくりをしていくには、まず権利者の合意とか、そういう地元の形の中でかかわり合いのある方等々の合意がなければ、まちづくりというのは進まないわけでありまして、これらを進めながら、そして、そういう形でどう周辺に影響していくかとか、そういうことはまさに我々の役割でありますので、それらを十分踏まえながら、また、いろいろな形の中で、区民の皆さんにもお示しする機会をできるだけ多く持ちながら、まず、基本的にこのまちづくりが、権利者がどういう形でかかわって、権利者の方が全員の御賛同を得るということが私はまず一番で、それから、全体的な形に波及していきながら、まちができていくという思いがあります。今回は、都市再生緊急整備地域の指定から、あるいは、国家戦略特区を含めて、やはり国、東京都がこういう形の中のまちづくりに対しての認識といいますか、そういう形で形成されてから積み上げて、このまちづくりを進めているわけでございまして、確かに今おっしゃったいろんな影響があることは十分承知しておりますので、これらも十分視野に入れてまちづくりを進めていきたいと思っております。 ○山口菊子委員  今、どの時期に議会に報告するかというお話があったので、その点でちょっと一言申し上げたいと思ったのは、このロサ会館のところの建てかえ、再開発の話はもう随分前からビルの老朽化を含めてありましたけれども、では、そういう地域の皆さんの声を議会のほうで私が発言しようかというような話をしたときに、やめてほしいと言われたんです。やはり地権者がある程度みんなで合意をしていかなかったら、あんまり表に出してほしくないというようなお話をいただいていました。そういう意味では、ある程度やはり地権者の皆さんがこうやって懇談会を積み上げて、一定の方向を出して、みんなで再開発をやっていこうよという意向が固まったところではないと、公表するというのは、やはり個人の財産にかかわることでもありますし、その辺は大変微妙だと思うんですよね。その辺のところについて、私は、だから特に地権者の方に、そんな勝手に議会のほうでやらないでほしいというふうに言われたのを、私はもう鮮明に記憶しておりますけれども、その辺を含めて、ちょっとそのあたりのことについては、少しきちんと御答弁いただきたいと思います。 ○奥島都市整備部長  御指摘のとおりだと思っておりまして、先ほど私から申し上げた、早期の段階では御報告を申し上げるのですが、今の御指摘のように、地権者の合意の中でどういう方向性に行くのかということは、懇談会をやっている方には、まだ当然意見を異にする方もいらっしゃいますので、そういう方の方向性が定まった段階で、議会に御報告し、その後のステップに進んでいくということにしていきたいというふうに考えております。 ○山口菊子委員  何でもかんでも報告すればいいというものではなくて、やはり個人の財産、例えば区有施設の場合だと、ある程度、私たちに早目にお知らせいただいて、区有施設をどうしていくかと、そういうことはあろうかと思いますけれども、やはりこういう民間の再開発、それをどう支援していくかというのは、また、あくまでも区が支援をしていく立場だというふうに思いますので、その辺のところのある程度やはり個人情報も含めて、非常に微妙なところですので、その辺の取り扱いについては、今後もきちんとやっていただきたいというふうに思います。  それから、先ほどちょっと御質問がありましたけれども、確かに、ここは、昔、交番だったところを豊島区が買って、今、あけぼのの倉庫にし、そして、西地区の環境浄化の拠点にはしているんですけれども、あれも簡単なプレハブでつくられているという状況の中で、そこを今活用している方たちの、あけぼのにしても、昔はこの辺、あけぼのだったという、昔のあけぼの町会の会長がおっしゃっていらしたけれども、今、町会の線が変わって、向こう側のほうになっていますので、あけぼの町会の中での防災倉庫というのは、整備していくような方針というのは、少し立ててあげたほうがいいかな、ちょっと狭い町会なものですから、道路を隔てているという一つの課題もありますので、そこは一つの課題として、テーマとして、少しどこか再開発をやっていく中でも頭に入れておいていただきたいというふうに。環境浄化の詰所という意味もありますけれども、その辺も、やはり必ずしもここに限ったことではありませんけれども、どうやっていくかということも、その辺もまだまだ準備組合ができた段階ですから、これからいろいろ試行錯誤して、どんな設計図が出てくるのか、それぞれの地権者の皆さんの意向がどうなのかというのが固まるまでは時間がかかると思いますけれども、改めて今、活用されているあそこの小さいプレハブの建物のありようについては、ゆっくり地域の皆さんとも相談をしながら検討していっていただければいいかなというふうに思います。さっき、防災施設を含めてとおっしゃったけれども、やはり再開発ビルの中で防災施設と地域のものとどういうふうに関連させていくのかというのは、なかなか簡単な話ではないと思いますので、そこは少し整理をして、別途やっていただければいいかなというふうに思っています。  それは要望ですけれども、この真ん中に狭い区道がありますけれども、ここの取り扱いについては、これを一つのビルにして、その中を通り抜けにするのかとか、あるいは道路として残して、2棟建てていくのかとかいうのは、これは地権者の意向もあるでしょうけれども、やはりこれは区のほうの判断として、道路の取り扱いは考えたほうがいいと思うんですけれども、私はやはりちゃんと道路は残さなきゃいけないし、この図にも描いてあるように、ちゃんと通り抜けられるようにはなっていますけれども、その辺はまだ固まってないんですか、考え方としてはどうなんでしょう。 ○大根原再開発担当課長  委員御指摘のとおり、こちら、通路がございますけれども、狭小な路地となっております。このまま残すのがいいのか、あるいは再整備するのか、それとも1棟建てがいいのかというのは、今後の協議となりますけれども、やはり再開発するからには、まちが安全で回遊性を高めるといった目的がございますので、それは協議の中で何が一番いいのかというのは、区のほうも積極的にかかわって検討していきたいと思っております。 ○活田都市計画課長  1棟の建物になったとしても、ここの通行機能は残すという意味合いで、こちらは、図示しているところでございます。 ○山口菊子委員  この地域は、夕方5時から朝方まで車の進入ができない地域ではあるんですけれども、ただ、昼間の時間帯、この道路も含めて、やはり商店街というか、繁華街ですから、荷おろしの車、すごくたくさん入ってくるところなんですよね。再開発のおしゃれなビルになって、中の人だけしか通れないような通路だと、そういう荷おろしの車とかが入ってこられなくなっちゃうわけで、ほかのところがまたすごい、ガム取りなんか、この辺、ずっとやっていますけれども、昼間の荷おろしの車の量たるや半端じゃないんですよね。だから、そういう意味では、ちょっとただの歩行者の通過だけでいいのかどうかというのは、かなり慎重に検討しなきゃいけないし、車の通行量の調査もそうだけれども、やはりかなり大きい課題だというふうに思いますので、ここは、慎重にぜひ検討していただきたい。これは区が積極的にかかわって、地権者の意向とは限らず、区としての考え方、やはりしっかりやっていったほうがいいかなというふうに思います。ただ、大分先になるかもしれませんけれども、全体含めて考えたときに、やはり狭小な道路とは言いつつも、6メートルというと、それなりの幅があって、荷おろしのトラックがいっぱい入ってきますから、その辺も含めて、ちょっと区の方針は明確に検討していただきたいというふうに要望しておきます。 ○高野区長  大変、山口委員は、この環境浄化のパトロールの拠点である、防災倉庫と言っておりますけれども、ここは一つの基地になって、周辺の環境浄化、本当にずっともう長い間進めているわけであります。当初、やはりロサ会館単独で改築をというようなお話がスタートでありますけれども、前の群馬銀行の駐車場、これらを含めないと、ロサ会館が開発しても、まちは変わりませんよというような形の中からどんどんまちづくりが変わって、群馬銀行を含めてというような形まで来たわけであり、さらには、三井住友銀行等、こちらもこの機会に一緒に再開発をという、やはりまちづくり自体、今るる申し上げたように、一つのきっかけがこのまちを変えていくという形の中で、当然のことながら、権利者の方々が主体でありますので、その意見を十分聞いて、そして、本当にそういうまちづくりをやっていく機運といいますか、そういうものが上がってこないと、なかなか改築できないという。今回特にロサ会館は、相当、娯楽施設としては、最悪の状況と言っては大変失礼ですけれども、もう老朽化しているというようなことでありますので、これらを含めながら、ようやくこの西口全体の全体像も明確になりつつあるというようなことでありますので、ただいまの御意見も十分踏まえ、また、交番のあったところも東京都から譲り受けて、区が所有しているわけでありますけれども、当然のことながら、いろいろ地権者の方とも開発についてお話すると、やはり区が何らかの形で、こういうところをしっかり確保してもらいたいという御意見も十分いただいているわけでありまして、私は本当に長い長い間、時間がかかりましたけれども、いよいよこの地域の開発が地元の人たちのまさに地権者の機運というんですか、理解が非常に高まってきているのではないかな、そんな思いで今回の西口全体の開発の中のこの西池袋一丁目の開発というのは、西口の大きなキーポイントになると思っておりますので、いろいろな御意見を生かしながら、本当によりよいまちづくりを進めてまいりたいと思います。 ○渡辺くみ子委員  この動向について、4地域が載っかっているんですけれども、これはどういう基準で4地域を載せているんでしょうか。 ○大根原再開発担当課長  この4地域ですけれども、先ほども申し上げましたとおり、一定の区切りがついたといいますか、一定の方向が見えたということで、この4点に絞っております。 ○渡辺くみ子委員  今、2番目のロサ会館の跡と言っていいのかどうかあれですけれども、そこの地域の下に池袋駅西口地区とありますよね。これが赤で塗ってないというのは、何か理由あるんですか。 ○大根原再開発担当課長  池袋西口地区につきましては、現在準備組合ということで事業が進んでおります。現時点でいいますと、まだ民間主導で進めている段階でして、こちらのほうで報告するものというのは、特にございません。 ○渡辺くみ子委員  だけど、資料の中の池袋駅周辺まちづくり動向で、2019年、都市計画決定をする予定というふうに入っておりますよね。民間主導ということですけれども、当然まちづくりは区が関連しなきゃいけないと私は思っているんですけれども、民間が好きに開発をすればいいという問題ではありませんので。そういった意味でいえば、池袋駅周辺というふうに規定をするんであれば、当然ここに、どういう状況であれ、具体的に来年度、都市計画決定を予定しているというぐらいの状況であれば、何で赤く塗ってないのかという疑問なんですよ。今の御答弁ではちょっと納得できません。 ○奥島都市整備部長  今回4件御報告をしておりますけれども、この中で、1件目から3件目については、ここに記載ありますように、懇談会等が行われまして、一定の方向性が見えてきたものを御説明さしあげているということでございます。4件目の南池袋二丁目C地区については、直近で都市計画審議会の懇談会を開催し、これから5月に向けて、都市計画決定に向けて動いていくという状況でありますので、こちらを御報告したと。今、御指摘の西口地区の市街地再開発事業に向けた動きについては、これまで副都心委員会において、何度も御報告をさしあげておりますけれども、目標とする2019年度に向けての都市計画決定の動きがございますけれども、直近で何が変わったということがございませんので、本件については、今回御報告をしてないというものでございます。 ○渡辺くみ子委員  やはり豊島区のこの緊急整備地域の中で、何がどういうふうに行われようとしているのか、具体的に何が取り組まれているのかという、その進捗状況とあわせて、そこら辺に関しては、全体像を見れるのが副都心なんですよ。この委員会だけなんですよ。日常的に私、かかわっているところは、大体流れはわかっていますけれども、西口方面というと、なかなかわからない部分なんかもありまして、そういう点では、きょう報告する、しないということではなくて、やはり提示する資料に関しては、池袋駅周辺の再開発事業という、その動向ということであれば、やはりきちんと載せていただきたいということで、今後、御検討いただきたいというふうに思います。 ○奥島都市整備部長  御指摘のように、なるべく多くの御報告をさしあげる中で、御理解いただきたいというふうに思っておりますので、検討させていただきます。 ○渡辺くみ子委員  お願いします。  それで、もう一つ伺いたいんですけれども、今回、合同区政連絡会が4月6日に行われまして、そのときに129の町会の町会長たちに平成30年度予算の概要、未来戦略推進プラン2018が配られました。この中で、池袋駅周辺のまちづくりの動向というのが載っかっています。改めて、これを見たんですけれども、南池袋二丁目C地区のところが平成29年度、都市計画決定と書いてあるんですよ。だけど、さっきのあれからいうと、4番目に関しては、私、この書き方も納得できませんけれども、30年5月、都市計画決定、告示と書いてありますよね。区民の皆さんにきちんとした資料を提供する、そのためにあれだけの方々を集めて、こういうものを出しているというのは、どういうことなんでしょうか。 ○活田都市計画課長  申しわけございません。ちょっと資料の最終チェックの際に、都市計画決定が当初、昨年度末でC地区はやっていましたけれども、延びたというところが、チェック漏れでした。大変申しわけございませんでした。 ○渡辺くみ子委員  結局、率直に言えば、こういうところのミスというのは、住民の皆さんに豊島区が今どういうことを取り組もうとしているのかとか、そういうことを示すための資料を、これは2018ですからね、未来戦略推進プランの。当然きちんとしたものを出すというのは当たり前のことだろうというふうに思うんです。正直言って、私はこれをコピーしたんですよ。コピーして、地域の人にこういうのが今出ているよと渡したら、ちょっとここおかしいんじゃないと言われたんです。だから、そういう点では、私はやはりきちんとした緊張感を持ってやっていただきたいというふうに思いますし、同時に、今回の御報告の流れからいうと、池袋の東口地区とか、それから西池袋の一丁目地区、もちろん一定の進行ぐあいには変化が出てくるんで、どこまで書けるかというのはあると思いますけれども、やはり直近の者にとっては、ここがどういうイメージになっていくのかという、そういう目線でこの資料を見るんですよ。そういう点では、きょうの報告と何日も日が変わってないのに、池袋東口地区、それから、西池袋一丁目地区のところは点、点で囲われているだけで、特段意識しなければ、そのまま見過ごしてしまうようなものかなというふうにも思っています。ちょっと、そこら辺に対する構えの問題。  それから、もう一つこの資料で言いたいのは、前も言ったと思うんですけれども、藤久ビルの東五号館というのが平成29年6月竣工というのが載っかっているんですよ。これは、まちづくりの動向といっても、やはり区が具体的にかかわり、まちづくりを進めていくという部分だと思うんですが、藤久ビル、もう完成して、前をよく通ると電車の模型が1階のところにあって、よくそこで人がとまっていますけれども、でも、区との関係はないのではないかなというふうにも思うんですけれども、そこら辺も含めて、どうでしょうか。 ○奥島都市整備部長  まず、資料について、先ほど御指摘いただきましたように、南池袋二丁目C地区、こちらは、この経緯に書いてあります都市計画法の16条の原案を作成の段階で説明会等をやった中で、地域の皆様の御意見を聞きながら、またもう一回説明会をやったということもありましたので、決定までの都市計画審議会のスケジュールというものを見直したということが直近に起きたことから、3月の都市計画決定ではなくて、5月にずらしたということがあります。ただ、資料につきましては、チェックしながら正確なものを出していきたいというふうに思っております。  先ほどの藤久ビルについては、確かに市街地再開発事業でもなく、都市開発諸制度を使ったものではございませんので、私どもが直接かかわるようなものではないんですけれども、非常に大きな開発であったということから掲載をしたものでございます。基本的には建築一般法規でなされますので、区として地域貢献を求めるものではありませんので、こうした表示についても精査していきたいと思います。 ○渡辺くみ子委員  ぜひ、そういう点では、きちんと慎重にやっていただきたいというふうに思います。
     それから、あわせて、南池袋二丁目C地区、今御説明いただいた部分なんですが、5月11日の都計審に付議をされて、5月のそれ以降なんでしょうけれども、国家戦略特区、それから都市計画決定・告示という表現なんですね。これは率直に言えば、豊島区の都計審で当然決定されるだろうという前提のもとにお書きになっていると思うんですけれども、やはりこれからやる部分に関して、決定という、告示という、こういう書き方は、私は気分が悪いですよ。どういうふうに思われますか。 ○奥島都市整備部長  御指摘のこともございまして、確かに決定ということではなくて、都市計画審議会に付議をするということが、まずあるわけですから、御指摘を踏まえて、もう少しデリカシーのある表現にしていきたいなというふうに考えております。 ○渡辺くみ子委員  私は、やはり区が絶対に決定をさせていくんだという構えが、この文言に出ているんだろうというふうに思うんです。でも、それは正しくないというふうに思いますんで、構え自体もやはりきちんと住民の目線でというようなところになっていただきたいというふうに思います。  もう一つ伺いたいのは、池袋駅東口まちづくり懇談会という、これはニュースをきのう慌てていただいて、流れがわかりました。こことの関係でいうと、この文章そのもの、先ほど来、再開発というのは民間主導で民間の方がどういうふうに考えていて、検討するのかしないのかというような、議会の中で報告をするとかしないとかというようなお話がありましたけれども、私は再開発事業、一番大事なのは、区が豊島区全体のまちづくりをどう考えているか、住み続けたいと願う住民の人たちに対してどういうふうなまちづくりが安全で、防災面でも確固たるまちづくりが必要なのかということを考える。それがすごく大事だし、だからこそ、まちづくり、再開発に対して税金も投入するんだろうというふうに思うんですよ。でも、民間主導、機運がなければという表現ですけれども、今回この池袋駅東口まちづくり懇談会ニュースの発刊に当たっては、日ごろ豊島区のまちづくりに御理解、御協力いただいてありがとうございましたということで、これは区が開催の御案内を出しているんです。事務局は豊島区になっていて、豊島区が委託をしたURが具体的なかかわりをやるという流れになっています。ということは、区が大きな方針のもとに、こういうものを進めていくという立場をとっていて、一定程度、区と懇談をしながら、イメージ化をして、軌道に乗せて、ディベロッパーに丸投げという表現をしていいのかどうか知りませんけれども、委託をして、委託というか、あちらに任せていくという流れになっているんだろうと思うんですけれども、考え方はそれでよろしいですね、受けとめ方。 ○奥島都市整備部長  豊島区、池袋において、どういうまちづくりを展開していくのかということについては、池袋副都心のガイドラインですとか、これからつくります基盤整備方針という、この大きな方向性はそれでお示しし、その方向性に持っていくということは豊島区としてやっていきたいというふうに考えております。東口の当該地につきましては、当然ほかの地区、豊島区ではなくて、渋谷、新宿みたいに事業者が自分たちで動かしていくという気質がないものですから、地権者の考え方の整理ということは、区が支援をしながら行っていくという方向性で私どもは活動をしております。その中で、URについては委託でございますので、私どもへの支援ということでお頼みしているものでありまして、URが独自に自主的に入っているというものではございません。 ○高野区長  いろんな御質問いただきましたけれども、私は、やはり区がこのようなまちづくり、かかわり合いを持つということは一番大事であると思っております。また、緊張感がないというような御指摘でありますけれども、我々、まちづくりは、もう本当に他の自治体に比べても、数段に行政がしっかりと対応して、まちづくりを進めていると思っているわけでありまして、また、これらについて、いろいろまちづくり、経過等々お示しをしておりますけれども、いろいろ傲慢な点があろうかと思いますけれども、やはり住民の方を中心にしながら、これからの池袋というまちを中心にしながら、豊島区はどうあるかという、それはもう基本的なものですから、そういうことを視野に入れて、これからも進めてまいりたいと思います。けれども、今までこのような形で大きなディベロッパー等々がこの池袋というのには全く無関心でありました。それだけ価値がないというような言葉は大変、言葉は適切ではありませんけれども、ここへ来て急激に、まちの人気とともに、ディベロッパー等々がかなりの面で乗り出してきている。それだけに、私はやはりディベロッパー主体のまちづくりは絶対にしたくないと思っておりますので、渋谷、新宿とは違った形の中の、地権者を中心にしながら、地元の人たちと一緒にまちづくりをしていくというのは、これはまさに豊島区のまちづくりの姿であると自負をしているわけでありまして、これらについては、できるだけ資料は議会にもお示しをし、先ほど来、タイミングというようなこともありました。確かにまだまちづくりが進む緒についた段階でいろいろこういうふうに発表すると、必ずまちづくりというのは潰れますというか、地権者等々が、合意がないままにいくということは、絵に描いた餅になってしまう、そういう意味で、タイミングが大変難しいかもしれませんけれども、我々は行政として、まちづくりにこれだけ責任を持って進めているというのは、私は豊島区、自負しておりますので、これからもさまざまな御意見も十分に生かしながら、区が責任を持ってまちづくりを進めてまいりたいと思います。 ○渡辺くみ子委員  たまには区長と意見が合うというか、私もそう思います。  だからこそ、まちづくりというのは、民間だけでやるものでは絶対ないし、区がきちんとどういうふうに豊島区のまちをつくっていくのかという、その立場でいろいろお考えになり、また、地元の地権者との関係で具体化をさせていくという経過があるんだろうと思います。ですから、区長の御答弁にあったように、私は今、豊島区としては、こういうまちづくりを考えているんだと。地権者の意向としては、こういう状況も出ているんだと。どうなんでしょうかというような形で議会にもきちんとかけてほしい。報告というか、どうですかというような問いをしていただきたいということを強く改めてお願いをしておきます。  それで、もう一点だけ、ちょっと教えてほしいんですけれども、今回、市街地再開発事業という報告ですから、内容的にはこれで、西口はきちんと塗っていただいた上でですけれども、こういう形になると思うんですけれども、今、東京都でも、相当、緊急整備地域の中では動きをやっています。これはもう何回も言っている話ですから、あれですけれども、東池袋四・五丁目関連でいえば、補助81号線の沿道が再開発事業と、また別に公社がやっていますよね。要するにここの地域の中で具体的に何がどういうふうに進もうとしているのか。豊島区は絡んでいるのではなくて、東京都がこれはやっている事業ですというようなことを含めて、やはり豊島区のここの緊急整備地域はどういうふうになっていくのかということをきちんと知らしめるためにも、内容的にはそういう資料も、私はつくっていただきたい。あれは東京都がやっているんだから、直接関係ないというお考えがあるかもしれませんけれども、住んでいる人は区民です。問い合わせはあるんです。あって、えっという感じでは私も困るんですよね。やはりここのまちが、豊島区はこれをやるけれども、では、東京都は何をやるのかとか、そんなようなことを含めて、そういう立場で全体像のわかるものをきちんと常に示せるような状況にしていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○奥島都市整備部長  御指摘の事業については、補助81号線沿道にあります、通称C街区と呼ばれていることかと思いますけれども、御指摘のように、池袋副都心と呼ばれていた地域と東池袋四・五丁目という地域については、同様に特定都市再生緊急整備地域に指定されておりますので、その動向ということは、あわせて御報告できるようなタイミングをとっていきたいというふうに思っております。 ○ふるぼう知生委員  簡潔に2点だけお願いします。  まず、東池袋一丁目地区の基本計画、方針4では、回遊性を促し、にぎわいを広げる歩行者空間のプロムナード整備というふうに書いてあります。やはり一番のポイントは、先ほど池袋駅前公園のほうの言及がありましたけれども、そのそばを走る道路を、こちら、くいが打たれて、ちょっと歩道というふうにもとれるようなスペースもあるんですけれども、結構、これ、道路は狭いんですよね。その辺について、今後どういうふうにしていくのかということが結構ポイントだと思うんですけれども、今の段階で御計画なり、お考えはどうなっているんでしょうか。 ○松田道路整備課長  周辺のまちづくり動向に合わせながら、道路を改修していくということにつきましては、例えばハレザ周辺、あるいは西口公園の周辺も、そのできる構造部に合わせながら、当然多くの来街者が来ることが想定されたり、あるいは少しそこにデザイン性を求められたり、景観性を求められたりということを考えながら、道路整備のほうは行っているところでございます。そういったことを踏まえますと、当該道路につきましても、今まではどちらかというと明治通りを主体に歩いて、ただ、明治通りもそんなに歩道幅がありませんので、裏側になっていた道路を開発の動向に合わせながら、より歩きやすい道路にしていくということは考えていかなければならないと思ってございます。ですので、現段階では、すぐに先行して道路整備するというよりも、開発の動向を見据えながら道路改修のほうを検討してまいりたいと考えてございます。 ○ふるぼう知生委員  方針として、回遊性を促しというふうに書いてあるわけですから、そうしますと、ここはやはりかなり歩く方が多くなるのかなというふうに想像されます。安全・安心ということもありますので、ぜひ頭の中に入れて、実際問題どれくらいの人が通るのかということも、やはり検討し、考えていかなければならないと思いますので、その辺のことをぜひ計画的にお願いしたいと思います。  それから、今度は池袋駅東口地区のほうでございますけれども、いろいろと方針が打ち出されておりまして、まちづくりの目標として、次世代に対応した魅力ある都市機能の導入と公共空間の再編により、世界中から人を呼び寄せるまちというふうに、非常に大きく出ているというふうに思います。もちろん本区は国際アート・カルチャー都市構想ということも打ち出しながら、そのような目標があるということはわかっておりますけれども、ちょっと大き過ぎて、なかなかつかめないといいますか、具体的にこういう駅前をイメージしているんだとか、モデルはここなんだとか、あるいは、池袋オリジナルなんでしょうけれども、もう少しわかりやすいように、どういうふうなイメージを描いてらっしゃるのかというのをちょっと教えていただけたらと思うんです。そうしませんと、私どももなかなか説明がしづらいといいますか、ちょっとお願いします。 ○大根原再開発担当課長  池袋駅東口地区、目標と方針ということで、参考資料のほうにおつけしております。こちらも、現時点でお示しできるものはこのぐらいでありまして、まさしく開発についても、権利者の方々と半分ぐらいは、まだ連絡もとれていない状況でございますので、これから議論が始まっていく、そのたたき台としてこのイメージを出させていただいたものでございます。したがいまして、まだそのような状況の段階で何かパースをお示ししたりとか、あるいはイメージを持ってもらうようなものを示してしまうと、それはまたまちづくりに必ずしもいい影響ばっかりではないので、文言ということで、方針案で目標と方針を1、2、3、4ということでお示しをさせていただいているところです。次世代に対応したとか、都市機能、公共空間ということですので、池袋駅の東口のもうまさしく玄関口でございます。交通も多いですし、商業、業務の集積が非常に高い地域でございますので、こちらについても、今後も次世代にどのように引き継いでいくのかということも踏まえて、これは権利者の方々の声を聞いていくという段階でございますので、また具体的なイメージとかが固まり次第、また御報告をさせていただきたいと思います。 ○ふるぼう知生委員  わかりました。  ちょっと、私の質問が時期尚早だったのかもしれませんが、いずれにいたしましても、本当に池袋の東口の顔になるということは、要するに豊島区の顔にもなるということでございますので、これは、もちろん権利者の御意向というのはありますけれども、区がやはり大きく主導していかなければならないことかなというふうに思っておりまして、そういった意味では、本当に本区の今後の将来を担うようなプロジェクトかなというふうに思っておりますので、ぜひともできる限りまとめていただいて、わかり次第、御報告いただけたらと思います。  以上です。 ○高野区長  この東池袋のこういうような開発がきょうお示しすることができたわけでありますけれども、先ほど竹下委員の御質問もありました東池袋一丁目、あの開発については、準備組合設立のときも、私もお邪魔して、そして、うちの担当も勢ぞろいで参加しました。そのときに言われたことは、非常に区がこれだけ積極的にまちづくりを考えていく、こういう自治体は余りないのではないかな。そういう中で、これだけ私たちは期待をされているんだなというようなことを、この開発が、そういう意味でも、やはり区と一体となった、この池袋の東全体のまちづくりにどういう位置づけでいけばいいのかという、そういう非常に、今まで、開発のディベロッパーに任せっきりだったものが、我々はやはり豊島区の中心の池袋をつくっていくんだというようなこと、こういう姿勢は非常に高く評価されまして、我々もただ単にオフィスをつくって、自分たちの利益だけでいいものだというような考え方を、さらに、やはりまちに貢献していくというような、そういう意味では、非常にうちの職員中心にしながら、まちづくりには積極的に進めて、かかわり合いをできるだけ持ちながら、全体のまち、まさに東口のあそこのところは顔になりますよ、あるいは、西口のこれからの芸術劇場中心にしたところも顔になりますよ、そういうような形で、できるだけ私たちは積極的に参加して、できる全体像の中でのまちづくりをということを今考えておりますので、今おっしゃったような形をぜひ十分に取り入れながら、これからも積極的に、まさに今最大のチャンスが来ているという、そんな思いでありますから、どんな小さな開発等々にも強い関心を持って、全体的な形の中で効果のあるいいまちづくりができるように努力をしてまいりたいと思います。 ○磯一昭委員長  ほかにございませんか。よろしいですか。   「はい」 ○磯一昭委員長  まず、案件1件目がここで終了しました。ちょうどお昼となりましたので、ここで休憩といたしたいと思いますが、再開を何時にしたらよろしいでしょうか。区長は、2時からの根津山小さな追悼会にということですけれども、議会のほうは、あと4件、案件がございますので、何かこちらを優先していただければと、委員長としては思っておりますので、とりあえず、再開を何時にいたしましょうか。1時ですか。それでは、貴重な時間ですので、再開を1時としたいと思います。  それでは、休憩に入ります。   午後0時01分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後1時00分再開 ○磯一昭委員長  それでは、豊島副都心開発調査特別委員会を再開いたします。  それでは、交通戦略歩行者優先化について、理事者から説明がございます。 ○原島交通・基盤担当課長  それでは、交通戦略歩行者優先化についてという資料をお出しいただきたいと思います。  歩行者優先化につきましては、池袋副都心を歩行者優先の都市へ変換をするといったことで今まで進めてきているわけでございます。  検討経緯でございますけれども、23年の交通戦略の策定以後、委員会については8回、29年度は1回、それから、ワーキング11回、29年度は2回開催して、検討組織については、記載の方々にお集まりいただいて、将来的な交通戦略を考えていったところでございます。  歩行者優先化の29年度の実験でございます。実験につきましては、昨年の11月に南北区道、具体的には中池袋公園と新ホールの間の区道とサンシャイン通りの一部について、歩行者優先化の実験を実施いたしました。自動車の流入を抑制し、荷さばき車両の荷さばきスペースの誘導、それから、歩行者、運転者のアンケート、歩行者、自動車の交通量をとったところでございます。  また、今年度でございますけれども、戦略については、23年に策定をしております。また、本年5月には池袋駅周辺の基盤整備方針の策定が予定をしておりますので、それとの整合を図るべく、交通戦略の更新、見直しの作業に今年度は入っていくと、そういったところでございます。  それでは、1枚おめくりいただきたいと思います。昨年度の実験でございます。先ほど御説明したとおり、場所については、南北区道、ピンク色の部分、それと、サンシャイン通り、これについては、ヤマダ電機の南側、この2カ所について実施をいたしました。実施日については、11月3日、4日、それから11日、12日ということでございます。実施の内容でございますけれども、車両の通行を抑制する、ガードマンを立てて抑制すると。それと、荷さばきスペースを時間貸しの駐車場を確保いたしまして、そこへ荷さばき駐車場の誘導をすると。それから、アンケートの実施をさせていただいたところでございます。  3ページでございます。実験の結果でございます。歩行者量の変化でございますけれども、3日間のうちの真ん中のオレンジにつきましては、イベント開催時ということで、どこの地点についてもふえているといった状況でございます。また、平常時が青、それから、実験時が一番下の緑ということで、平常時と実験時を比べてみましても、アニメイトの前ですとか、ラウンドワン、ユニクロの前などは、多少なりとも歩行者の通行がふえているといった状況になってございます。  また、アンケートでございますけれども、来街者、これにつきましては、やはり歩行者があふれて危険であるといった方々が、思う、やや思うが7割を占めてございます。また、安全に歩くことができないということも6割を占めております。また、通行の妨げとなっていると、放置自転車だとか、看板、これも4割近くの方が、思う、やや思うというような結果になってございます。また、沿道の店舗、オフィスについても、ヒアリングをしております。そういった中で、問題点として、上位は歩行者があふれて危険であるが1番。それから、一番下の南北区道の現状を改善する必要がある、これが2番目。それから、歩行スペースが十分できてないといったことが、当てはまる、やや当てはまるの上位3位に占めているといったところでございます。  今後でございますけれども、新ホール、それからハレザのオープンに向けて、南北区道の車の時間規制、これに向けて地元との協議を進めていくといったところでございます。また、交通管理者を含めた関係機関との協議を進めて、実施に向けて進めていくといったところでございます。  また、次の駐車場整備計画におきましても、この駐車場の考え方について、お示しをしております。  まず、交通戦略の歩行者優先化についての資料の説明は以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○渡辺くみ子委員  ちょっとここら辺との関係でいうと、サンシャイン通りのところが、現在でも歩行者優先ということでやっているんですけれども、やはりその枝分かれの部分なんかが、車が来るとか、車が来たらみんなで脇に寄って待っているとか、東急ハンズの近くなんかもそんな状況があるんで、その荷さばき用の車とか、全体的にずっと調査をしていただいているんで、どういうふうに具体化していくかというのが、ちょっと気になるところなんですけれども、この実証実験の結果という御報告がありましたけれども、これそのものに対する評価というか、どういうふうに分析をしていらっしゃるんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  南北区道につきましては、それなりの交通量、特に土日などは歩行者であふれているという状態、それから、アンケートからも、非常に危険だというような状況が出ております。そういった中では、また、新ホール、ハレザのオープンにあわせて、今以上に歩行者の増が想定されておりますので、その時期までに、やはり時間規制ということは必須であるというふうに考えております。そういった中では、この結果をもとに、交通管理者等と協議を重ねて、実現に向けて地元との調整を行っていくといったことで、実施に向けて今年度から進めていくといったところでございます。 ○渡辺くみ子委員  それで、まさにまちづくりとこういう問題というのは関連をしてくるだろうと思うんですが、先ほど出ていた池袋東口地区の関係。ここら辺の再開発と、それから、交通規制というか、車規制とかという、こういうようなところというのは、ちょっと距離的には離れている感じもあるんですけれども、くっつけて考えられるんですか。 ○原島交通・基盤担当課長  午前中の再開発につきましては、やはり、それなりの時間をかけて、ああいったまちづくりの更新をしていくといったところでございます。片や、この交通戦略歩行者優先化というのは、やはり近々のまちづくりに対応した歩行者優先化というものを進めていくというのが、大前提になっております。やはり面的な大きな形での歩行者優先化、これは環状5の1号線の地下道路、この開通後に、やはり池袋駅東口の歩行者優先化、面的な歩行者優先化ということは、将来的なこととして考えていくといったことになってこようかと思います。そういったことと再開発というまちづくり、共同化との連携、そういった中で、まずはできることからといったことで、時間軸の中では環状5の1号線の地下道路、これの開通の前にやるべきことといったことで、路線を区切ってできることからやっていくといったことで進めていこうとしているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  今この池袋東口のところのISPの地下の駐車場だとか、それから、西武との関係でいうと、いつもびっくりガードのところにずっと車が並んで、駐車場に入るのを待機しているとか、そういう状況が続いているんですけれども、あと、サンシャインの地下の駐車場はかなり広いなという認識も持っているんですが、そういう、既存の駐車場との関係なんか含めて、どういうふうにお考えでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  次の駐車場整備計画のほうにも一部記載があると思いますけれども、やはり使いやすい駐車場を整備し、誘導していくというのが大原則ということになってくると思います。そういった中でも、面的に歩行者優先する道路、それから、車が通行していい道路、そういった種別をした上で、どこに車を通して、どこを歩行者優先化にしていくのかといったことの中で、まちづくりと整合をとりながら、そういった安全な歩行者空間をつくっていって、にぎわいを創出させていくというのが、将来的な流れということになろうかなと。そういった中でも、まず近々に想定される歩行者の流れ、この中で、安全に人が回遊できるような限られた道路空間の中でつくっていくというのが、環状5の1号線の地下道路ができるまでの実施すべきことというふうに考えております。 ○渡辺くみ子委員  そうすると、環状5の1号線の地下道路ができるという経過の中で、また大きく見直す部分も出てくるし、当面は今の時点で何ができるかということ、それから、今後、開発がさまざまな形で行われたときに、それはその時点で、また検討する部分も当然出てくるだろうという、そういう認識を今持ちました。  それで、課長がおっしゃられているように、前も質問したんですけれども、環状5の1号線の地上道路の関係。前のときに、地上道路のほうにはバスの停留所が可能だとかというお話をされて、私は、それは一般の車が通ってしまうので問題ではないかという指摘をさせていただきましたけれども、やはり今の地元に住んでいる方々の認識というのは、地上道路は基本的にはストップだという認識を持っているんですけれども、そことの関係で改めて伺います。 ○原島交通・基盤担当課長  環状5の1号線の地下道路の開通に伴いまして、上の道路も同時に開通するということになろうかなと思います。そういった中で、私が前の委員会で申し上げたのは、あそこに路線バスを通しますということというよりも、バスが通る構造令に合った、地上道路もそういった幅員を有する道路になりますというお答えをさせていただいたところでございます。路線バスがあそこを通って、停留所ができるかできないか、それはその沿道、それから、その周囲の方々のバスに対する需要があるかどうか、そういった中で引くか、引かないかということになろうかなと思います。ただ、狭い道路では、バスが引けないという中では、環状5の1号線の上部につきましても、バスが通るだけの構造を有した道路になるということでございます。 ○渡辺くみ子委員  池袋東口の駅前をさまざまな形で遊歩道化するということに関して、問題だというふうに思っているわけではありませんけれども、現在も渋谷から池袋東口、あるいはサンシャインまで今行っているバスができましたけれども、必ずジュンク堂の前を通ってということで、あそこは信号がすごく多くて、かなり時間がかかりながら停留所に着くんですよね。そういう点で、今後、東口の前を通っている何本かの車が当然ありますので、サンシャインに行くのは東口の駅前の停留所でおりるという感じに今なっていますけれども、やはり遊歩道化との関係で、バスの道路をきちんと確保するということも、当然、視野に入れて考えていただきたいと思いますし、それから、環状5の1号線の地上道路との関係でいうと、やはり親子2代にわたって道路建設にずっとかかわってきた人が周辺にはたくさんいらっしゃいます。そういう方々の関係も含めて、私は単純にあのバスが通れるよというような形だけで物を考えていただきたくないというふうに思っていますんで、そのことだけ受けとめていただきたいというふうに思います。 ○原島交通・基盤担当課長  路線バスの路線を変えるとか、新たにということになりますと、何といっても地元の方々のそういう需要があるかないか、そこがポイントになると思っています。そういった中では、開通にあわせた形で、必要性も含めて、検討していくということになろうかなと思います。 ○儀武さとる委員  今後の検討課題ということで、地元との調整とか、いろいろありますけれども、確かにこの東口周辺地区では、駐車場計画でも一般車も貨物車も観光バスも二輪車も路上駐車率が多いという結果が出ていましたけれども、資料1の図を見ますと、ラウンドワンというのがあるんですが、24時間365日営業しているんですけれども、ここの駐車場というのは幾つあるんでしょうか。駐車できる台数です。 ○原島交通・基盤担当課長  申しわけございません。個別の駐車場の台数については、今ちょっと資料がございませんので、後でお示ししたいと思います。 ○儀武さとる委員  この南北区道で、ちょうど、ここに結構、私は見ていると、車が出入りしているんですよね。ここを12時から19時まで車両規制しますと、こういう営業しているところとの話し合いといいますか、どういうふうになっているんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  次の報告案件にもなろうかなと思いますけれども、少なくとも駐車場については、今後、地域ルールをつくって、地元合意のもとに、そのルールに基づいて、いろんな施策を打っていくということになろうかなと思います。その中の一つとしても、ここの南北区道、時間規制をかけるということになりますと、その駐車場での運営も含めて、地元との協議調整ということになろうかなと思います。その辺については、今後どういう御意見があって、どういったことがやればできるのかといったことは、1個1個詰めていくという形になろうかなと思います。 ○儀武さとる委員  この実証実験の結果、この3の車両通行の時間帯規制に向けた検討、本年度ということになっているんですが、地元との協議調整ですとか、関係機関との協議調整、課長は全く同じことしか言ってないんですけれども、どういう問題があって調整しなければならないのか、具体的にちょっと答えていただきたいんです。 ○原島交通・基盤担当課長  現在、ラウンドワン、それからユニクロ、これについては、時間貸しの駐車場も併設をしております。もし月決めですと、車両が特定されますので、そういった車両については、車ごとに規制解除をすることも可能ですので、月決めですと、その前の道路について規制をしてもそういった対応ができると。ただ、時間貸しについては、不特定の車が入ってくるということで、なかなか車両を限定できないといった問題点があろうかなと思います。そういった中では、まずはいろんなことが考えられると思いますけれども、隔地の駐車場を確保した上で、そこを月決めに変えていただくとか、または、今想定している規制の時間というのは、土日の12時から19時、サンシャインと同じような時間帯で考えておりますので、その時間帯については、営業しないような形が御理解いただけるのかどうかということについても協議ということになろうかなと思います。 ○儀武さとる委員  ちょっと今聞いただけでも、本当になかなか合意するのは大変だなと、難しいかなと思ったわけなんですが、仮にうまくいったとして、イメージとしては、祝日、土曜日、日曜日、こういう歩行者天国といいますか、時間帯でこういうことをやろうとしているんだろうと思うんですが、これは年間通してずっと、今後の展望といいますか、見通しとして、そういうことを行いたいという、こういう受けとめでよろしいんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  交通管理者が規制をかけるということは、年間を通してということになろうかなと思います。 ○小林弘明委員  ちょっと、せんだってというか、直近のニュースでもあるんですけれども、自転車で子どもがコンビニから出てきて、そのまま自転車とぶつかって、骨折して、結果的に、一瞬何か自転車の方も立ちどまったんですけれども、そのまま行ってしまったというのが防犯カメラに映っていて、ニュースの報道でやっていて、結局、現在ひき逃げ事件として、指名手配ではないんですけれども、そういう状態になっているんですけれども、この交通戦略の中で、今回、荷さばきとか、車両中心にやっていますけれども、ウイロードではないですけれども、歩行者優先となりますと、やはりサンシャイン通りとかも、私もいつも思うんですけれども、結構、自転車で、私自身も移動しようと思うと、非常に危険を感じる、自分自身が自転車に乗っていてもぶつかりそうになることもたくさんあるんですけれども、ああいうときに、例えば、おりて、ちょっと距離ありますけれども、規制みたいな、そういうのというのは、歩行者優先のこういう中に組み込むことというのはできないんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  自転車も車両でございます。そういった中では、どういう規制がかけられるのかということにもなろうかなと思いますけれども、現実問題とすれば、ウイロードにつきましては、おりて歩いていただくといったことでございます。将来的な面的な歩行者優先の空間をつくる際には、やはり自転車が通っていい道路、自転車も歩行者と同じように押して歩かなくちゃいけない道路、こういった種別、これも、しようとしております。ただ、現在の中では、やはりそういった種別を面的にやるには、環状5の1号線の地下道路ができて、車の通過車両を一定量、そちらに分散をしていただかないと、面的な歩行者空間ということまでいくには、なかなか難しい部分がありますので、将来的にはそういった区分、路線ごとの区分、そういった中で安全な歩行者空間、それから、自転車空間、そして、車の空間をつくっていくということを進めていくといったところでございます。 ○小林弘明委員  特に公園の周りとか、今度ハレザ池袋もそうですけれども、やはりオリンピック・パラリンピックに向けて、多分、外国の方も非常に来ますし、その中で他の自治体が今、特に進めているシェアサイクルとかもそうですし、やはり、そういう中で、池袋に入ってくる。そういう中で、特にサンシャインを含めたアニメイトを中心としたあのゾーンというのは、やはり来街者も含めて非常に歩行者以外の交通手段として、他の自治体も含めて、他のエリアから自転車をレンタサイクルして、シェアサイクルして乗り入れてくるというのも想定できるので、そういうのも想定して、やはり特に土日とか休日とか、そういう休祝日に関しては、早目早目に手を打っておかないと、恐らくですけれども、特にサンシャイン通りとか、あと巣鴨地蔵通りも4のつく日なんかはそうなんでしょうけれども、やはりそういう時期だけでもそういうのを徹底しておかないと、後々いろいろ絶対トラブルになるのかなと思っておりますので、やはりニュースになってからだと、また豊島区のイメージが悪くなるので、ぜひせっかくこういう歩行者優先のこういうようなものに取り組んでいくというのがあるのであれば、そういう部分も早目早目に手を打っていただきたいなと思いますけれども、それについてお答えいただき、終わりにしたいと思います。 ○原島交通・基盤担当課長  委員の申し上げていること、ごもっともであると。セーフコミュニティを認証している豊島区にとっても、交通安全というのは主要な課題になっているといったところでございます。そういった中では、歩行者優先の面的な空間ができなくては、できませんということではなくて、やはりできることから普及啓発ですとか、そういったことも含めて、いろんな施策、できる限りのことは考えていきたいというふうに思ってございます。 ○磯一昭委員長  ほかにございますか。よろしいですか。   「はい」 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  それでは、次に、池袋駐車場整備計画について、理事者から説明があります。 ○原島交通・基盤担当課長  それでは、池袋駐車場整備計画についてという資料をお出しいただきたいと思います。  池袋駐車場整備計画につきましては、平成28年度に実態調査、分析等を行った上で、29年の4月、本委員会で内容について御報告をさせていただきました。また、9月にも内容について御報告をさせていただいた後に、駐車場整備地区の変更については、公告、縦覧、意見募集、それから、駐車場整備計画については、パブリックコメントということで意見を聞きながら説明会も実施をしてきたところでございます。本年1月の本委員会におきまして、説明会ですとか、パブリックコメント等々での意見について御報告をさせていただいたところでございます。また、駐車場の整備地区の変更につきましては、2月1日の都市計画審議会で審議をいただき、駐車場整備計画につきましては、3月の交通戦略委員会で協議をいたしました。その上で、4月、区域については、豊島区決定ということで、告示、それから、駐車場整備計画については、策定をさせていただいたところでございます。また、今後、4月21日に、本日の一番最後のページにあります資料2のお知らせを区域内に全戸配布を予定しております。  また、今後でございますけれども、駐車場整備計画の中にあります地域ルールの策定ということを進めてまいります。いよいよ個別に、その地域でどういうルールをつくっていくかといったことを議論しながら、ルールを作成していくといったところでございます。これにつきましては、路上駐車が多いとか、駐車場の供給が過多であるとかという問題を解決するため、策定協議会、これは仮称でございますけれども、そういったものを立ち上げて、ルールを検討していくと。  委員でございますけれども、学識経験者、それから、当然地元の意見ということで、地元の町会、商店会、大規模事業者、それから国、東京都、交通管理者、区というようなメンバーで協議会を設置したいというふうに考えております。  地域ルールで定める主な事項といたしましては、新築の際に発生します附置義務台数の減免、それから、この辺については、量から質へということで、質の高い駐車場、利用しやすい駐車場への転換を図っていただくようなルールをつくっていく。それから、附置義務駐車場の隔地の確保、これは、先ほど来から言われておりますとおり、歩行者優先の道路に面して出入り口を設けないで、隔地を認めるとか、そういったルールをつくっていこうといったところでございます。また、荷さばきにつきましても、荷さばきする時間帯をこの路線についてはこうしようとか、そういった地元とともにルールをつくっていこうというのが、これから今年度以降の内容ということになっております。  また、2ページには、駐車場整備計画の全文がございますけれども、今まで、昨年の9月、1月で御報告をしている内容とほぼ同じ内容でございますので、一番最後の20ページまでお進みいただきたいと思います。20ページにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、4月21日から区域内に全戸配布をするものをお示ししてございます。資料2でございます。配布する範囲につきましては、都市計画で決定をした、この緑色の範囲ということになります。地区の変更の経緯につきましては、先ほど来、説明した内容を記載してございます。  それでは、21ページをお開きいただきたいと思います。駐車場整備計画の策定についてということで、区が目指す人が主役となる交通環境の実現、これには駐車施設の適正な配置ですとか、そういったことを誘導していくような計画が必要だということで、策定をしたものであります。また、路外駐車場の整備に関する基本方針といたしましては、計画的な駐車場の整備や駐車場利用のルールづくり等により、駐車需要をマネジメントしますといったことでございます。また、路外駐車場の整備、道路外の整備の目標年次及び目標ということで、目標年次は平成47年、2035年ということでございます。また、目標としては、需要量に合わせ、駐車施設の調整を行うと。それから、駐車施設の質の向上、これは具体的にいいますと、やはり附置義務でつくる台数では、例えば2トンの荷さばきのアルミボディが入らないとか、そういった構造の駐車場が多いと。機械式などですと、やはり荷さばきもできないと。それが、量ではなくて、荷さばきができたり、そういった2トン車が楽に入れるような駐車場、こういった質の高い駐車場へ誘導していくといったことを目標としております。路外駐車場の整備に関する施策といたしましては、公共と民間との役割分担についても示してもらいます。また、先ほど来から言っていますとおり、地域の皆さんとともに、地域のルール、これをつくっていきますというような内容が計画に示されているといった、このビラについて、4月21日から、この区域内に全戸配布を予定しております。  説明は以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○竹下ひろみ委員  ちょっと確認も含めてお聞きしたいんですが、午前中の質疑の中でも、東池袋一丁目、例えば人が優先というか、歩行者優先のまちづくりの中で、デッキが出てくるという話がありましたが、この駐車場については、もう周辺にたくさんある中で、今のルールづくりの中では、フリンジ駐車場ということも認めていくというふうになっていますけれども、開発を進めていくときにも、やはりフリンジ駐車場があるかどうかということはすごく重要な目線というか、どういうまちづくりにしていくかというところでは、駐車場をどうしていくのかということにも、豊島区がかかわっていかなければいけないのかなと思っていますけれども、その辺はどうでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  まさしく、まちづくりとともに駐車場の施策をどうしていくのかというのが、この計画の中で実行されていくべきことだというふうに認識をしています。そういった中で、今まで御説明しているとおり、隔地の駐車、これは歩行者優先の道路での建てかえに関しては、附置義務の台数を隔地、離れたところに認めるというようなことを積極的にやっていく受け口として、やはり大規模の再開発事業の中では、それの受け口となるべく駐車場の整備、これもお願いしていく、それが基本であると。そういったことによって、中小の建物の建てかえの際に、数台の附置義務が必要な場合も、それはなしで、隔地に認めていくと。その受け口はそういった大規模な開発の中でつくっていくべきものというふうに認識をしています。 ○竹下ひろみ委員  そういった中で、フリンジ駐車場はふえていきますが、今駐車場の需要がすごく過多になっているという状況の中では、細かな駐車場をどういうふうに整備していくのか、駐車場ではなくしていくのかということも大きな課題だと思うんですけれども、その辺が、区がどういうふうにマネジメントをするおつもりなのか、これからいろいろルールづくりの中で作成するとは思いますけれども、今過多となっている駐車場を普通の別なものに誘導していくというようなマネジメントという考え方はあるんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  その辺は、非常に難しい課題になっていると思っています。附置義務ということでつくられた駐車場については、やはり建物を建てる際の容積の対象外ですとか、そういったことにもなっておりますので、そこがすぐに事務所ですとか、違った用途に変えられるかどうかということについては、個々、建物がどういう状態で、どういう容積でつくられているかということによって、可能性ということは検討していくのかなというふうに思っています。そういった計画の中で、やはり建てかえの際には、そういったこの計画とか、地域のルールができていれば、そのルールにのっとった形で、将来的なまちづくりに向けた施行をしていただくというようなことでございます。既存の建物で使われてない駐車場、これの用途変更も含めた利用の方法、この辺については、個々に研究していくべきものというふうに認識をしております。 ○竹下ひろみ委員  ちょっと私の質問が言葉足らずだったかもしれませんが、その附置義務である駐車場を減らしていくということではなくて、今駐車場、何々パークとか、いろんな会社がやっている、ああいういろんなところにちっちゃな空き地があったら、結構、そこが駐車場になっているという場合が多くて、なので、駐車場が車以上にいっぱいあるというイメージというか、数的にもそうなんだと思うんですけれども、そういうものをなくしていかないと、フリンジ駐車場はできたけれども、駐車場はたくさんあって、まちの中の上から見たら、あいた駐車場がいっぱいあるということにもなりかねないのかなというふうに思う中で、区はそういうものについて、マネジメントをどうかけていくのかなというところをお聞きしたいんです。 ○原島交通・基盤担当課長  附置義務以外の時間貸しの駐車場、これについては、現状では区に申請が必要なものというのは、500平米以上が駐車場法に基づいて、区に申請義務が発生する。逆からしますと、499平米以下の敷地での駐車場については、区に申請の義務もないというのが現状でございます。そういった中で、その辺についても、小さい駐車場が例えば歩行者優先の道路にどんどんできていくということは好ましいことではございませんので、そういった中では、今回の計画の中の通しページで13ページになりますけれども、駐車施設の適正配置という中で、駐車場設置の際の届け出を義務化する条例の策定や地域ルールの導入といった方策、これも入れてございます。これは何かといいますと、今申し上げました駐車場法に基づく500平米以上の駐車場の届け出の500という数字をもっと小さくして、小さい駐車場についても、区に届け出をしてもらうような条例、この辺も考えていきましょうということで、この記載をしてあるところでございます。 ○奥島都市整備部長  若干補足をさせていただきますけれども、時間貸しの駐車場がばらばらあると、まちの育成的にもよくないということがありまして、今、交通・基盤担当課長から申し上げたのは、今回つくる駐車場整備計画では、駐車場法の流れに基づく東京都の駐車場条例の位置づけの中で展開していくということなんで、基本的には附置義務をコントロールしていく制度なんですね。今、交通・基盤担当課長が申し上げた、条例を新たにつくって、規制をかけるということは、コインパーキングみたいなものなんですけれども、先ほど御説明した歩行者優先化する道路に面して、区に届け出義務のない駐車場ができてしまうと、全く意味のなくなってしまうことになるので、そういうところは新たな制度をつくって対応していくことも考えているということなので、地域ルールに基づいて、附置義務駐車場をコントロールしていくと同時に、そういう私どもが今コントロールできないものも含めて、コントロールしていく仕組みもつくっていきたいというふうに考えております。 ○竹下ひろみ委員  いずれにしても、池袋ルールができるわけですので、ぜひこの池袋の駅周辺に合った独特のこういうルールづくりというものをしていっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○ふるぼう知生委員  1点だけ、16ページの(4)二輪車等に関する施策というところで、要するに二輪車駐車施設の整備誘導を図ると。附置義務制度の導入を検討していくということなんですけれども、今、区内にはこの二輪車駐車施設というのは何カ所あって、何台ぐらい置けるというふうなことになっているんでしょうか、今わかりますか。 ○原島交通・基盤担当課長  申しわけありません。ちょっと今資料を持っておりませんので、また後で。 ○ふるぼう知生委員  そうしますと、今、この池袋地区の限定されたエリアで何カ所とか何台置けるのかというのもわかりませんか。 ○原島交通・基盤担当課長  申しわけありません。ちょっと全体的な資料しか持って‥‥。 ○ふるぼう知生委員  では、後で資料をいただきたいんですけれども、いずれにしても、私もこれ、議員になりたてのころから何人もの方に言われておりまして、割とニーズがあるのかなというような感じもします。その辺の区民のニーズということに関しては、どのような感じで認識しておられるんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  やはり二輪につきましては、時間貸しの駐車場も含めて、非常に少ないということで、警視庁、それから区を挙げて、要は一般の四輪から二輪への変更も含めて、いろいろと大規模駐車場の方々にお願いをしてきたという経緯もございます。そういった中で、一定量のますは確保できた部分もあろうかなと思います。ただ、なかなか駐車場ができないと、交通管理者のほうも駐車禁止がとれないという中で、そういったことをやってきたわけでございます。今後、今ここに書いてありますような附置義務制度ということになろうかなと思いますけれども、新たな建物では、四輪のみならず、二輪についての駐車施設の附置義務、こういったものも条例の中で定めていくことも検討していけば、それなりのますがまた確保されていくというようなことも含めて、そういったことを進めていくというような計画上は記載をしてあるといったところでございます。 ○ふるぼう知生委員  ちょっと曖昧なんですけれども、では、この地区で何台ぐらい置ければというふうなイメージは持っておられますか。 ○原島交通・基盤担当課長  ちょっと数字的には、四輪のほうを中心に調査をした経緯もございますので、その辺で、今後、どういった形も含めて、附置義務制度を導入するに当たっては、再度検証するべき必要性もあるというふうに認識をしております。 ○ふるぼう知生委員  ちょっとまだまだ曖昧的な感じがいたしますけれども、実際問題、ニーズをしっかり捉えて、そのニーズに適用できるような形でいい方向性になってきたかなと思っておりますので、また、先ほど最初のほうに言った質問に関しては、数値を教えていただけたらと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○柴土木管理課長  済みません、私のほうで、平成29年6月1日時点での原付等ということで、125cc以上のバイクということで、合わせますと336台ということになっております。 ○ふるぼう知生委員  何カ所かというのはわかりますか。 ○柴土木管理課長  約70カ所ということになっております。 ○磯一昭委員長  ほかにございますでしょうか。それでは、これはよろしいですか。   「はい」 ○磯一昭委員長  ただいまちょっと皆さんの前から、区長が、先ほどからお話がありましたように、根津山小さな追悼会に豊島区を代表してという形で出ていただきました。このまま副都心委員会は続けさせていただきますので、どうぞ御了承いただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
    ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  次に、国際興業バス「池07系統」について、理事者から説明がございます。 ○原島交通・基盤担当課長  それでは、国際興業バス「池07系統」についてということで資料をお出しいただきたいと思います。  この路線につきましては、平成23年から、江古田二又と池袋駅西口間を結ぶ池07系統をサンシャインまで延伸をして、区が一定の補填を、補助をしているという路線でございます。この路線につきましては、23年から6年間、社会実験ということで行ってまいりまして、昨年度から本格運行ということで進めてきているものでございます。ただ、本格運行に当たりましても、収支率ですとか、満足度、これを調査した上で、その状況を確認しながら、一定の基準に満たなければ廃止ですとか、ルートの変更、便の見通し、そういったことを検討するということで、継続的に調査をしているものでございます。  まず、運行の評価ですけれども、収支率については40%以上を確保すること。アンケート調査でも、半分以上の方が満足、やや満足になっているというのが指標ということになってございます。  それでは、2ページをおめくりいただきたいと思います。評価結果でございます。収支率でございますけれども、23年度以来、40%以上をキープしておりまして、昨年度、これはまだ途中集計、推定値でございますけれども、40.9%ということで、区の補助金につきましても、これもまだ最終的な金額ではございませんけれども、約1,694万3,000円程度になるということが報告を受けているところでございます。  また、利用人員、これについては、収支率が40%を下回った場合、20人以上、1便乗っているかどうかというのを評価の材料にしているわけでございます。そういった中では、26年度の22.7人をピークに、昨年度については19.4人ということで、20人を切っているといった状況でございます。  また、3ページでございます。利用者数の推移を見ていただきますと、一番下の両方向の合計というところでございますけれども、やはり26年の2,539人をピークに、29年度については2,174人、これは1週間の集計でございますけれども、26年度以降、乗車人員については少なくなってきているといった状況でございます。  また、4ページでございます。満足度でございます。これにつきましては、健康プラザ、豊島区役所、あうるすぽっと、サンシャインシティ、ここを利用する、そこでおりるであろう方の要は車内に乗っている方にアンケートをしたわけでございます。ここの4施設への行きやすさということでは、満足度、昨年度については77%ということで、これにつきましては40%台のときもあれば、70%のときもあるということで、やはり同じ質問をしているわけでございますけれども、その時々によって満足度というのはちょっと変わってくるのかなといったところでございます。ただ、おおむね50%以上のキープを半分以上の年度でしているといった状況でございます。  そういった中で、5ページでございますけれども、評価の結論といたしましては、収支率は40%以上キープしていると。1便当たりの利用者数は20人を切っておりますけれども、満足度については5割をキープしているといった結果でございます。  また、それらの要はモニタリング以外に、アンケート調査というのをしております。その視点といたしましては、この(1)から(4)、不便地域への対応、モビリティの確保、それから、公共施設、商業施設のアクセス性の確保、それから、区内東西方向へのアクセス性の確保ということで聞いております。  それでは、7ページでございます。7ページにつきましては、「公共交通不便地域」への対応ということで、交通空白地の設定をまずお示しをしております。まず、国の都市部での交通空白地域でございますけれども、鉄道駅から500メートル、それから、バス停から300メートルという一つの指標がございます。この指標に基づきまして、塗られたものが8ページでございます。8ページの図面を見ていただきますと、国が都市部でお示しをしている鉄道駅、半径500メートル、バス停から300メートルということになりますと、豊島区内ほとんどの区域で塗られると。一部、長崎、千早地域、それから駒込地域、それと目白、西池袋の西武線の沿線、この辺がちょっと塗られてない部分がありますけれども、あと、池袋本町に多少と。それ以外の地域については、国がお示ししている鉄道駅から500メートル、バス停から300メートルの区域に区内はほぼ入っているといった状況でございます。  また、都の福祉局、これは福祉的な視点でございます。福祉保健基盤等の市町村包括補助事業でお示ししている空白地の考え方、これが半径200メートルでございます。これにつきましては、9ページにお示しをしているものでございまして、これになりますと、非常に多くの地域で空白地ということで、あくまでも福祉の視点に立った場合の空白地をお示ししているわけでございます。そういった中で、福祉的な視点での空白地ということになりますと、7ページにお戻りいただきまして、豊島区全域で13.01平方キロメートルのうち、池07が運行しない場合の不便地域が全体の43%と。池07が運行することによって、7ポイント少なくなりまして、公共交通不便地域については36%になっているということで、この池07によって7ポイントほど寄与しているということでございます。  また、10ページをおめくりいただきたいと思います。10ページにつきましては、高齢者などの交通弱者のモビリティの確保ということでございます。年を追うごとに数字が書いてありますけれども、シルバーパスを利用している方、これについては、もう今まで1,500人から1,600人、これは1週間の全便調査でございますけれども、おおむね同じような人数が恒常的に利用しているといったところでございます。片や、お金を払って、お金を払ってというのは、その場で現金なりカードによってお支払いをして乗っている方、これが26年の917人をピークに、昨年度は556人ということで、下がってきていると。そういった中で、シルバーの比率、これについては72%と上がってきておりますけれども、全体的な乗車人数、これについては下がってきているといった状況でございます。  また、11ページでございますけれども、これにつきましては、商業施設や公共施設のアクセス性の確保ということでございます。全体的にアンケートを聞いたうちのこの4施設に行きますかという質問が、この外側のオレンジ。そのうち、この4施設に必ずバスで行きますかということで、バスで行きますと答えたのが青い部分、それから、バス以外でも行くことがありますというのがピンク色の部分ということでなってございます。一定の割合でバスによって、こういった施設に行く方が多いという状況でございます。  また、12ページでございます。12ページにつきましては、東西のアクセス性の確保ということで、江古田二又から池袋西口まででおりないで、健康プラザからサンシャインシティ南まで乗っている方の数字でございます。1,147人のうち326人の方が29年度は乗っているといったことで28%。サンシャインシティ発、こちらから、このサンシャインシティ南から健康プラザまででおりないで、西口方面まで渡っている方、これが全体の20.4%ということで、2割から3割の方は、東西の運行でこのバスを利用しているといった状況でございます。  13ページ、まとめでございますけれども、交通不便地域の対応については、7ポイントほど向上しているということで、一定の寄与があると。それから、シルバーパスが7割以上利用しているということで、高齢者等の交通弱者への外出支援に寄与しているといったこと。それから、公共施設や商業観光施設などへ一定量利用していると。それから、東西のアクセス、これについても二、三割の方が東西のアクセスのためにこの路線を利用しているといったことで、今後もこの運行は継続するといったことで進めていこうといったところでございます。  説明は以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。よろしいですか。   「はい」 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  それでは、最後に、住宅白書について、理事者から説明がございます。 ○星野住宅課長  それでは、豊島区住宅白書について御報告いたします。資料をごらんください。  まず、1番、住宅白書作成の目的でございます。平成30年度末に予定してございます豊島区住宅マスタープランの策定に向けまして、「豊島区住宅基本条例」に基づき、豊島区の住宅及び住環境の実態に関する調査・分析を行い、白書として取りまとめたものでございます。住宅白書につきましては、本年3月末に作成し、委員の皆様に既に御配付させていただいておりますので、本日は本資料をもとに説明させていただきます。  2の(1)住宅白書の特徴でございますが、住宅・土地統計調査や国勢調査に加え、区独自に実施いたしました調査データ等を収集・整理いたしまして、豊島区における住宅及び住環境に関する実態を把握する、そういったものでございます。  続きまして、(2)住宅白書の構成でございますが、全4章の構成となっております。第1章、住まいを取り巻く新たな動きは、国と東京都の動向をまとめました。第2章、豊島区における住宅施策の取組みは、特徴的な六つのテーマを取り上げております。今回の白書の新たな試みとなっております。第3章の豊島区の住生活の実態はデータ集となっております。第4章の新たな住宅政策の視点は、現行のマスタープランの実績と評価、住宅施策の概要と実績、重点課題をまとめております。  続きまして、(3)住宅白書の内容でございますが、別紙、豊島区住宅白書(概要版)としておつけしてございます。2ページにお進みください。こちらのほうは、A4、4ページ分でおまとめしておりまして、主に図のほうを簡単に御説明したいと思います。なお、この概要版についてですが、紙面の都合上、白書、本編の図表はおつけしていないのですが、説明文だけを抜粋して一部記載している部分がございますので、詳しくは住宅白書本編を御確認いただければと思います。  それでは、内容に入りたいと思います。1番、豊島区の居住動向についてです。まず、図の1でございますが、豊島区は近年、住みたいまちとして人気が上昇しております。平成29年11月に日経DUALが発表いたしました共働き・子育てしやすいまちランキング2017でも総合1位となっております。このような流れの中、豊島区の人口は増加中でありまして、特に若い世帯の転入が特徴でございます。隣の図2でございますが、世帯構成の変化でして、単身者世帯の割合が上昇し、63.3%を占めている状況でございます。その下の図3でございますが、区民の定住意向についてです。意識調査の結果から、できれば住み続けたいという回答が6割を超えている状況です。また、利便性の高さも評価されております。これは、区外の方々を対象に行った調査におきましても、同様の結果となってございます。  次に、2の空き家の状況についてです。図の4でございますが、区内の住宅数をあらわしたものでございます。全体が19万戸住宅がございますが、平成25年度でございますけれども、この白色の部分、こちらがいわゆる空き家というものをあらわしてございます。こちらの数が過去から比べて増加していると。空き家率は23区の中でも最も高くなっている、そういった状況でございます。続きまして、右の図5でございますが、こちらは居住なし世帯の住宅の内訳でして、区の空き家の多くは賃貸用住宅が8割を占めている、そういったものでございます。また、区が行った空き家実態調査によりますと、戸建て住宅で空き家と判断した建物は2.1%であり、その空き家所有者のうち7割は使用しているという回答を受けております。  1枚おめくりいただきまして、3の高齢者世帯の住宅事情です。図6でございますが、こちらは、一般世帯に対する高齢単身及び高齢夫婦のみ世帯の割合です。割合といたしましては、横ばいで推移しておりますが世帯数は増加している、そのような状況でございます。また、高齢者の住宅所有という点で比較しますと、持ち家の割合が減り、民営借家の割合が増加している状況にあります。続きまして、右側の図7でございますが、こちらは、国で行った民間賃貸住宅のオーナーの意識調査の結果でございまして、高齢者世帯等につきましては、7割を超えるオーナーが入居に対して拒否感があるという結果になってございます。  次に、4の外国人住民の実態についてです。図8でございますが、外国人住民は増加傾向にあり、豊島区総人口の1割を占めるほどでございます。そのうちの約78%が単身世帯という状況になってございます。次に、右の図9でございますが、在留資格でございまして、留学が4割を占めている、そのような状況でございます。そのほか、区が実施いたしました外国人区民に対する調査によりますと、豊島区への定住意向は高くなっております。一方で、偏見や差別的な取り扱いを感じている外国人のうち、住まい探しが一番多い内容となってございます。  1枚おめくりください。次に、5のファミリー世帯の住宅事情についてです。図10でございますが、住宅の所有関係別にまとめたものでございまして、住宅ストックは単身向けが非常に多い状況でございます。ストックのうち約半分が民営借家、借家専用住宅のうち、延べ面積50平米以上が2割程度ございまして、29平米以下のワンルームが53.6%を占めている状況でございます。一方で、下の図11でございますが、ファミリー世帯の割合は低く推移しておりますが、夫婦と子、ひとり親と子の世帯の実数は増加してございます。続きまして、下の左側、図12ですが、こちらは同居、近居の状況でございまして、それぞれ2割程度となってございます。右の図13でございますが、将来の意向を聞いたところ、近居したいが25.3%という状況になってございます。  1枚おめくりいただきまして、最後に、6の分譲マンションのストック状況についてです。図14ですが、こちらは、区内の分譲マンションの竣工年別のストックの状況でございます。ストック数としては1,164件、5万2,873戸という状況でございます。ストックと内訳といたしましては、小規模で高層が多くなってございます。  このほかにも、住宅白書の本編のほうに多くのデータ等を記載してございます。後ほどお読みいただければと思います。  お手数ではございますが、資料の1ページ目にお戻りいただきまして、最後に、3番のその他でございます。今後についてですが、住宅白書を基礎資料といたしまして、これからの10年間を計画期間とする新しい豊島区住宅マスタープランの策定に向け、住宅政策のあり方について検討を進めてまいりたいと考えてございます。  雑駁ではございますが、報告は以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○渡辺くみ子委員  御報告を受けました。それで、住宅白書の本物を見ますと、今後の重点政策というか、より重点的に取り組む課題、あるいは重点課題とかということで何項目か載っかっているんですけれども、住宅白書で分析をした区民の置かれている住宅事情との絡みで、この重点課題、あるいは、より重点的に取り組む課題というのは、具体的にどういうふうに連動するのか。今の区民の皆さんが置かれている客観的な状況にどういうふうに対策を具体化していくのか、その点についてお願いします。 ○星野住宅課長  こちらの住宅白書なんですが、国の基幹統計ですとか、区でも独自に区民に対する意識調査等をしたものをまとめたものでございまして、また、住宅対策審議会、こちらのほうにも資料等をお示ししまして、いろんなさまざまな御意見をいただいて、区として重点課題としてまとめたものでございます。今後は、この重点課題、まとめたものをベースに、審議会のほうでも新たな住宅政策の審議というところで活用してまいりたいというふうに考えてございます。 ○渡辺くみ子委員  私はだてに白書をつくっているのではないと思うんですよ。それと、重点課題だとかというのは、この重点課題に基づいて、今年度、あるいは来年度、今後、具体的に住宅施策をどう進めるかという、そういうものの基本になるのがこの白書、実態の分析だと思うんです。そういう点で、住宅審議会が云々ということではなくて、これはあくまでも豊島区がつくったものです。この白書に基づいて、今何をしなければいけないとか、そういう部分、今の時点でお感じになっているところを御報告いただきたいと思います。 ○星野住宅課長  まさに区として重点課題としてまとめさせていただいたのが、本日お配りしてないんですが、136ページからの重点課題、継続して取り組む課題と、そして、新たに今度新しく住宅マスタープランを策定するに当たって、重点的に取り組む課題ということで六つの視点、空き家対策ですとか、高齢世帯の住まいの確保等々、いろいろあるんですが、そのようにまとめておりますので、この視点を重点的に議論して、新しい政策に反映させていく、そういった考えでございます。 ○渡辺くみ子委員  大変申しわけないんですが、白書と、それから、それに基づいて、その中に出ている重点課題とかというのはわかるんです。これをどう具体化するかというのが、やはり少なくても今年度予算の中では、こういうところで反映をしているとか、今後、実態からいって、こういうところに手をつけなきゃいけないというふうな認識を持っているとか、そこら辺のことを知りたいんです。 ○奥島都市整備部長  今年度予算については、住宅セーフティーネットに対する対策についても部分的には展開しておりますけれども、これまで議会に対して御答弁申し上げてきた、例えば公営住宅層に対する家賃助成ですとか、そういう対策については、ここの重点的に取り組む課題についてもそこで整理をしておりますので、課題としての認識は当然ここでお示しし、区としても認識をしているところでございますが、それをどう展開するかについては、住対審の中で、住宅マスタープランをつくる中で、これは議論していかなきゃいけない問題だというふうに考えております。 ○渡辺くみ子委員  議論そのものは大変重要だという認識は持っています。ただ、私なんかは、やはり地域からの御相談というのは、すごく深刻な相談で、待ったなしの話というのは結構あるんです。それを、御高齢の方、あるいは低所得の方からの御相談が圧倒的に多いんですけれども、そういう中で、このいただいた資料の3ページのところ、分析はきちんとできていると思いました。高齢者、あるいは高齢者夫婦のみ世帯がふえていると。横ばいで推移はしているけれども、世帯数は増加している。高齢者世帯については、所有者の70.2%が入居に拒否感があると回答していると。これがまさに区が分析をし、私も実感として感じていることです。  きのう、御近所の方と立ち話をしたんですけれども、今、戸建てを持っている方が建てかえないかとか、結構そういう話が多いとか、それから、かなり老朽化をしたアパートなんかの人たちのところに、不動産屋から働きかけがあって、今利子がほとんどかからないから、今建てかえたらいいのではないかと。結果的に建てかえたところは、家賃を高くするから、今までいた人は入ってもらえないとか、そんな状況が日常の会話の中で出てくるんですよ。それで、私は予算委員会でも一つ取り上げさせていただきました。生活保護の方の約800件が15平米以下の世帯だと‥‥居住水準以下、25平米以下ね。それで、これに関しては、国土交通省が平成28年に1人当たりの居住水準は最低でも25平米と。これが生活保護を受けている方に関しては約800件。もちろんこの中にはグループホームとか、そういうのが入っていますから、この800件全部がそうだとは言いません。でも、少なくても15平米以下に住んでいる区民の方がいらっしゃるという実態をお話いたしました。それから、この間、生活保護の方が住居を探すのは大変困難な状況になっていると。こういう問題に関しては、ことしの1定で、小林ひろみ議員が質問したときに、それは公的扶助に任せるという答弁を区はされています。しかし、予算委員会のときに、そういう対象の人たちも含めて、きちんと対応しますよという御答弁をいただいています。  そこで、最初に質問したいんですが、では、15平米以下のそういう居住水準以下で住んでいらっしゃる方々、生活保護を受けている方は、実態は多分すぐつかめると思います。そのほかの区民の方々、状況はどういうふうになっているんでしょうか。 ○星野住宅課長  大変申しわけございません。今、資料のほうを持ち合わせてございませんので、詳しくお調べした後にお答えさせていただければと思います。 ○渡辺くみ子委員  新しくおなりになる方、済みません、これはなかなか難しいし、ちょっと目を移動すると、小池元課長がいらっしゃったりとか、いろいろ気持ちも複雑なんですけれども、ただ、住宅問題というのは、本当におざなりにはできない話だろうというふうに私は思っています。しかも、国の水準以下に住んでいる区民の方がどのくらいいるかという実態調査なんかはできるのかどうかわかりません。でも、やはりその実数をきちんとつかんで、居住水準をきちんと上げていくとか、そういうことを取り組むのが、私は区の住宅施策だと思うんですよ。  それで、この間、この住宅白書の中でも、公共住宅との関係でいえば、平成25年度末は1,087戸が、平成30年度の見込み数は834戸ですよ。今空き家対策だとか、それはそれで大事だと思います。それから、分譲マンションの建てかえの問題にどう支援をしていくか、そういうこともきちんと考えていかなきゃいけないと思います。しかし、同時に、普通では考えられないような厳しい生活、居住環境で住んでいらっしゃる方がまずいるという認識、それから、生活保護を受けないでいらっしゃる方は何人ぐらいいらっしゃるのかという実態調査をするとか、やはり区民の置かれている実態をきちんとつかむということが今一番求められているのではないでしょうか。それから比べると、この住宅白書は収入状況だとか、そういうのはかなり、三百何十万円以上がってさっき出ていたと思いますけれども、約48%。要するにそれ以下の人たちが52%いるということですよ。豊島区で新しくアパートなんかがつくりかえられたら、家賃が払えないから出ていかざるを得ないと、こういう実態というのは多分おわかりだと思うんです。そういうことがこの中に一言も書いてない。本当に深刻な住宅に対する相談なんか受けて、改めてこれを見たときに、私は何なんだろうと正直言って思いました。そういう点で、今伺ったとおりで、少なくても生活保護をお受けになっている方々の15平米以下に住んでいらっしゃる方々に対する対策はどうするのか。協力、協働してやっていくのか。それから、そうでない区民の人たちの置かれている実態がどうなのかというのは、早急に調査をしていただきたいというふうに思います。  それで、もう一つ、ここで伺いたいのは、15平米以下は仕方がないよという認識なのかどうか、国土交通省の最低基準25平米という居住水準をきちんと守ろうとする姿勢があるのかどうか、その点に関して御答弁ください。 ○星野住宅課長  現状といたしましては、委員おっしゃるとおり、生活保護受給者であるとか、あと、生活困窮者の方々がそういった最低居住面積水準以下のところで多く住んでいるという実態はあるのかと思います。区といたしましても、これまでのマスタープランにも書いてあるんですが、最低居住面積水準以上の割合が少しでも向上できるような政策というか、検討を進めていかなければならないという認識でございます。 ○渡辺くみ子委員  御答弁の限界があるんだろうという認識は持ちますけれども、私は、これは、今、始まった問題ではないんですよ。そういう点で、この間の予算委員会のときに言っていただいた、生活福祉課と連動しながらでも、実態をきちんと把握するとか、今、そういう働きかけはしているんでしょうか。あるいは今後していくというような計画はお持ちでしょうか。 ○奥島都市整備部長  生活保護を受給されている方の実態については、生活福祉課のほうで把握しているというふうにお聞きしておりまして、住宅施策として何を展開するのか、福祉施策として何を展開するのかについては、お互いに連携しながら、今後取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○渡辺くみ子委員  やめますけれども、今御相談受けている人は、生活保護をお受けになっている人です。今住宅課のほうにもきちんと御相談をやって、はっきり言えば、生活福祉課で支援というのは限界があるんですよ。だから、住宅課のほうにきちんと言って、御協力、御支援を仰いでいかないと現実的には対応できないんです。それはやっていただいています。そういう点では、私は、福祉のほうでというのではなくて、向こうでそういう問題が発生したときにきちんと協力ができるような、そういうようなシステムづくりをきちんとしていただきたい。それから、改めて言いますけれども、居住水準以下に住んでいる人たちが豊島区から追い出されることのないように、その対策に関しては、早急に具体化をしていただきたいと、このことを強く要望して終わります。 ○奥島都市整備部長  御指摘踏まえまして、住宅対策審議会、また、区としてどう取り組むかについて検討してまいりたいと思っています。 ○磯一昭委員長  ほかにございますでしょうか。よろしいですか。   「はい」 ○磯一昭委員長  それでは、案件についてはこれまでとさせていただきます。 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  それでは、次回の日程についてお諮りいたします。  次回は、5月8日火曜日、午前10時から小委員会を、5月15日火曜日、午前10時から委員会を開会いたしたいと存じますが、いかがでしょうか。   「異議なし」 ○磯一昭委員長  それでは、そのように決定いたします。  以上で、豊島副都心開発調査特別委員会を閉会といたします。   午後2時16分閉会...