│ 宮川土木担当部長 柴土木管理課長 │
├────┬───────────────────────────────────────┤
│事務局 │渡辺議会総務課長 関谷議会担当係長 松村書記
│
├────┴───────────────────────────────────────┤
│ 会議に付した事件
│
├────────────────────────────────────────────┤
│1.
会議録署名委員の指名 ・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
│
│ 石川委員、松下委員を指名する。
│
│1.
異動理事者の紹介 ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
│
│1.
羽田空港機能拡張に伴う、新たな飛行経路について ・・・・・・・・・・・・ 1
│
│ 垣内委員長より発言がある。
│
│1.委員会の運営 ・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
│
│ 正副委員長案を了承する。
│
│1.第42回
豊島清掃工場運営協議会について ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
│
│ 井上ごみ減量推進課長より説明を受け、質疑を行う。
│
│1.池袋駅
周辺繁華街地区でのごみ収集の見直し事業の実施について ・・・・・・10
│
│ 井上ごみ減量推進課長より説明を受け、質疑を行う。
│
│1.平成30年春の豊島区
交通安全運動について ・・・・・・・・・・・・・・・13
│
│ 柴土木管理課長より説明を受け、質疑を行う。
│
│1.次回の日程について ・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
│
│ 5月17日(木)午前10時、委員会を開会することとなる。
│
└────────────────────────────────────────────┘
午前10時開会
○
垣内信行委員長 ただいまから環境・
清掃対策調査特別委員会を開会いたします。
会議録署名委員を御指名申し上げます。石川委員、松下委員、よろしくお願いいたします。
───────────────────◇────────────────────
○
垣内信行委員長 初めに、
異動理事者の紹介がございます。
○
兒玉環境清掃部長 ――
異動説明員の紹介を行う――
○
宮川土木担当部長 ――
異動説明員の紹介を行う――
───────────────────◇────────────────────
○
垣内信行委員長 前回の委員会での、村上委員からの発言について、御報告します。
前回、1月10日の本委員会で、
村上典子委員より、案件として取り上げていただきたいとの旨の発言がございました、「羽田空港の機能拡張に伴う、新たな飛行経路について」ですが、区理事者に相談したところ、結果として、去る2月14日の議員協議会において、区側より報告を受ける次第となりました。
この件は、これでよろしいですか。
「はい」
───────────────────◇────────────────────
○
垣内信行委員長 続きまして、本日の委員会の運営について、正副委員長案を申し上げます。
本日は、案件を3件予定しております。なお、案件により、
関係理事者が出席いたします。最後に、次回の日程についてお諮りいたします。
以上ですが、運営について何かございますでしょうか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
垣内信行委員長 では、それでは、早速、案件に入ります。
初めに、第42回
豊島清掃工場運営協議会について。
なお、
関係理事者として、
佐々木環境清掃部副参事、
豊島清掃工場長が出席しております。
理事者より説明がございます。
○
井上ごみ減量推進課長 それでは、第42回
豊島清掃工場運営協議会についての資料をお取り上げ願います。2月6日に開催されました
運営協議会について、御報告いたします。
この
運営協議会でございますが、地域住民、豊島区及び東京二十三区清掃一部事務組合が
豊島清掃工場の運営について、協議し、相互理解を深め、事業の円滑な推進を図ることを目的として設置されており、年2回開催されております。
それでは、操業状況及び環境調査結果について御報告させていただきます。
まず、ページを進んでいただきまして、5ページまでお願いいたします。よろしいでしょうか。5ページまでお願いいたします。
1の操業状況についてでございます。
1−(1)
ごみ搬入量・台数及び焼却量でございます。29年度4月から12月までのごみの搬入量、焼却量を示しています。平成29年度におけるごみの搬入量、焼却量の4月から5月までは
前回報告済みですので、背景を灰色にしてあります。今回新しい数字を記載しています6月から12月については、背景が白いままになっております。
この数字を説明する前に、まず、今年度4月から12月までの焼却炉の運転状況について、簡単に御説明させていただきます。表の下に、平成29年度
定期点検補修期間、
中期点検期間の炉停止の期間が書いてあります。こちらは、いずれも計画的な補修、点検のための炉停止です。それ以外の、いわゆる故障や
トラブル等による計画外の停止は、1回でございました。平成29年12月20日から12月21日まで、1号炉が計画外停止した件についてでございます。これは、排ガス中の
窒素酸化物を処理するために、
排ガス処理設備中の
触媒脱硝設備というところで、
アンモニア水を吹き込んで、排ガスの
窒素酸化物を触媒の働きにより、窒素と水に分解します。この
アンモニア水の吹き込み配管に詰まりが生じたため、人が少なくなる
年末年始期間の前に修理のため、1号炉を停止させたものでございます。そのほかは、おおむね順調に操業しております。
それでは、上の表の数字を説明させていただきます。平成29年度4月から12月の搬入量の合計につきましては、搬入量の合計の欄をご覧ください、7万6,312トン。その内訳はずっと左のほうに行きまして、豊島区収集量が3万9,127トン、他区の収集量が3万3,959トン、
持ち込み搬入量が3,226トンとなっております。焼却量の合計は、その右側の欄にありますが、7万5,003トン、搬入量に見合った焼却ができているということが言えます。1月の、失礼しました、1日の平均の搬入台数は、当工場のオーバーホールや中間点検、また他工場の計画外停止などの影響で、月により若干のばらつきはありますが、9カ月間を通しての1日平均では351台となっております。29年度においては、搬入量、搬入台数、焼却量、焼却日数がそれぞれ、下の段の28年度同時期の数字と比較しますと、全て増加しております。これは29年度は、
トラブル等による計画外の炉停止が比較的少なかったということでございます。29年度は27年度と同時期とほぼ同程度となっております。
続きまして、6ページをおめくり願います。1−(2)区民の声対応状況です。平成29年6月1日から12月31日までのデータでございますが、工場の運営操業に関する苦情等はありませんでした。
そのほかに、ここで、工場に関することについて1点報告させていただきます。昨年10月に台風が連続して東京地方に接近しましたが、10月23日の台風21号の接近の後、強い雨風のため、工場の2階建てになっている、搬入路の1階部分、天井にある火災報知機が誤作動したことがございました。朝になってから、健康プラザとしまの9階で火災報知機が誤動作した模様でございます。この火災警報が
防災センターから消防署に送られ、消防車が多数出動し、近隣の方々に御心配をおかけしました。これは誤作動によるもので、火災ではございませんでした。
6ページ下の部分の、1−(3)
施設見学集計表をご覧ください。表の下から3行目、右から2番目の欄をご覧ください。件数は59件、人数は2,052人でした。27年度、28年度、ここ数年、増加傾向にありましたが、清掃一組の新しい清掃工場の大田、練馬、杉並の完成により、増加傾向は一段落したのかなというところでございます。また、見学者の65%が小・中学生と多くを占めております。また、海外からの視察は225人と、28年度の6割弱となっております。4月、5月は当工場の
定期点検補修工事による
焼却炉停止期間中のため、見学者受付を停止していた時期でございました。こちらも4月から5月までは、
前回報告済みですので、背景を灰色にしております。
以上が、操業状況についてでございます。
続きまして、7ページをご覧ください。ここからは環境調査結果になります。
2−(1)
排ガス調査結果では、平成29年4月、6月から7月にかけて、8月と10月に行った
排ガス調査の結果を記載しております。この調査は、2カ月ごとに実施しております。
豊島清掃工場の焼却炉の排ガスは、
ろ過式集じん機、
排ガス洗浄塔、脱硝反応塔などの処理設備を経て、煙突から大気に放出しております。このうち
大気汚染防止法に基づき基準が定められているものは、表の上からばいじん、硫黄酸化物、
窒素酸化物、塩化水素でございます。水銀につきましては、平成30年3月までは、法律の規制はございません。清掃一組では、平成30年4月の法規制施行前から法規制に準じて、排ガス中の水銀を管理しているところでございます。調査結果は、
窒素酸化物及び水銀以外の項目については全て不検出、
窒素酸化物についても測定値が29から37ppm、水銀については0.13から1.5マイクログラム/ノルマル立方メートルと、法規制値及び
自己規制値を十分に満足している値であり、問題のない結果となっております。なお、前回の報告では、水銀の
自己規制値は0.05ミリグラム/ノルマル立方メートルでしたが、平成27年6月の大気、
大気汚染防止法の改正に基づき、
自己規制値を50マイクログラム/ノルマル立方メートルに表示単位を変更しております。また、測定方法が変更になったため、前回まで不検出だった水銀も値が出るようになりました。
続きまして、8ページをおめくりください。
2−(2)排水調査結果です。4月、6月、8月、10月に行った4回分の排水調査結果を記載しております。調査は年6回実施しております。
豊島清掃工場の操業に伴って発生した汚水は、
汚水処理設備で薬品により排水中に浮遊している粒子や重金属などを除去してから公共下水道に排出しております。排出の水質については
下水道排除基準を守っております。こちらの項目の1から次の9ページの41まで、41項目について調査しています。ほとんどの項目が不検出であります。また数値が出ている8ページの1番、2番、3番、4番、8番、12番、14番、9ページに行きまして、一番下の40番、41番についても、その基準値を大きく下回った値となっており、問題のない結果となっております。
続きまして、ページを進んでいただきまして、10ページまでお願いいたします。
2−(3)臭気調査結果です。1年のうちで一番臭気を感じやすい夏の時期として、8月21日に行った調査結果をお示ししております。清掃車の
出入り口付近3カ所で調査を行いましたが、いずれの値も
規制基準値12を満足する値でございました。
続きまして、11ページをご覧ください。
2−(4)
ダイオキシン類調査結果でございます。4月、6月に行った1号炉と、4月、8月に行った2号炉の排ガスの
ダイオキシン類調査結果を記載しております。年4回、四半期ごとに調査しております。いずれの調査値も法の基準値の1ナノグラム−TEQ/ノルマル立方メートル並びに
自己規制値0.1ナノグラム−TEQ/ノルマル立方メートルと比べて、0.000016から0.000027ナノグラム−TEQ/ノルマル立方メートルと低い値となっており、問題のない結果となっております。
その下の
飛灰処理汚泥につきましては、6月に調査いたしましたが、これについては法規制値、
自己規制値ともございません。6月の結果が6.6ナノグラム−TEQ/グラムと今までに比べて高かったため、8月に再度調査を行った結果、0.59ナノグラム−TEQ/グラムと例年と同程度の値でございました。6月の数値が上がった分については、今、いろいろと調査を行っているところでございますが、引き続き、設備の適切な運転管理に努めております。
最後に、排水の調査結果です。結果は、0.1ピコグラム−TEQ/リットルと、基準値10ピコグラム−TEQ/リットルに比べ十分に小さな値でした。
飛灰処理汚泥、排水の
ダイオキシン類調査は、基本的に年1回行っております。
続きまして、12ページをおめくり願います。
2−(5)周辺大気中の
ダイオキシン類調査結果でございます。こちらは、
豊島清掃工場周辺大気中の
ダイオキシン類調査結果で、工場と周辺4カ所の計5カ所における大気中の
ダイオキシン類濃度を調査しております。この調査は、季節変動を考慮して、年2回、夏と冬に調査しております。今回報告の試料採取は、平成29年8月16日から23日にかけて、連続7日間実施したものでございます。試料の採取方法及び分析方法は、環境省の定める方法によって行っております。調査結果は、0.016から0.075ピコグラム−TEQ/立方メートルとなっております。
この調査結果について、第三者機関の見解が出されています。表の下、6、まとめでございます。まず、(1)いずれの調査結果の値も、環境省が定める大気中
ダイオキシン類の環境基準0.6ピコグラム−TEQ/立方メートルより十分に低い値であるということ。(2)調査期間中の6月2日及び8月22日に行った
豊島清掃工場の煙突から排出される
ダイオキシン類濃度調査の平均値0.000017ナノグラム−TEQ/ノルマル立方メートル及び調査日の気象条件等から、
大気拡散シミュレーションを行ったところ、拡散倍率は45万倍で、
周辺大気環境に与える影響は、最大で小数点以下ゼロが七つの、0.000000037ピコグラム−TEQ/ノルマル立方メートルと、調査結果に比べて極めて小さいということ。(3)以上のことから、
豊島清掃工場の排ガス中の
ダイオキシン類が
周辺大気環境に与える影響は極めて小さいと言えるということでございます。
続きまして、13ページをご覧ください。周辺大気中の
ダイオキシン類調査場所概略図でございます。後ほど参照いただければと思います。
最後に、14ページをおめくり願います。2−(6)
ごみ性状調査結果でございます。年4回、四半期ごとに実施しております。今回は第1回と第2回の調査を記載しております。調査結果については、表の一番右の列をご覧ください。平均値で、可燃物が99.12%、不燃物が0.89%、可燃物の内訳では、紙類が一番多くて40.15%、続いて、厨かいが24.38%、
プラスチック類が19.16%となっております。過去のデータと比べましても、特に大きな変動はありませんでした。
なお、昨年、前々回の報告では、騒音、振動についての調査結果を報告させていただきました。今回は、データ整理の関係で、まだ手元に報告書が届いておりませんので、次回に御報告させていただきます。
操業状況及び環境調査結果についての御報告は以上でございます。
引き続き、その他について御報告させていただきます。
15ページをご覧ください。資料1、排ガスの
アスベスト濃度測定結果についてでございます。焼却炉の1号炉、2号炉ともに煙突において、平成29年11月10日に測定したものでございます。結果については、全て不検出であり、問題のない結果となっております。
続きまして、16ページをおめくり願います。資料2、
豊島清掃工場の
放射能等測定結果についてでございます。表の項目に、1、
流動床不燃物、2、
飛灰処理汚泥、3、放流水、4、排ガスについて、放射能、
放射性セシウム134と
放射性セシウム137を測定した結果と、
放射性セシウムの合計量を記載しております。試料の測定結果につきましては、12月1日に採取した表の3の放流水、12月8日に採取した4の排ガス、1号炉、2号炉ともに不検出でございました。12月1日に採取した表の1の
流動床不燃物、2の
飛灰処理汚泥の測定値は、
放射性セシウム合計が14から36ベクレル/キログラムとなっております。これは
放射性物質汚染対策特別措置法により、特別な方法により処理が必要となる8,000ベクレル/キログラムと比較して非常に小さい値で問題のない結果となっております。
続きまして、17ページをご覧ください。
空間放射線量率測定結果でございます。これは、工場の敷地境界で東西南北と、米印の1の
灰処理設備から最も離れた地点で測定したデータでございます。あわせて工場内の
灰処理設備等ではかったデータを記載しております。敷地境界の
空間放射線量率が0.05から0.07
マイクロシーベルト/アワー、
工場内処理設備の近くが0.03から0.05
マイクロシーベルト/アワーと、過去のデータと比較して特に大きな変動はございません。あわせて豊島区で定点測定されている測定値と比較しても大きな変動はございませんでしたので、安定した値で推移していると言えます。
最後に、18ページをおめくり願います。参考として、
飛灰処理汚泥の放射能濃度の推移でございます。平成23年の震災直後の8月からのグラフでございますが、平成23年9月27日に採取した汚泥の1,159ベクレル/キログラムをピークに減少してきており、直近の12月1日に採取したデータは、
原子炉等規制法で廃棄物を安全に再利用できる基準の100ベクレル/キログラムを下回る36ベクレル/キログラムとなっております。減少の推移がおわかりいただけると思います。
その他の資料についての報告は以上でございます。
雑駁な説明でございますが、私から以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
垣内信行委員長 説明が終わりました。御質疑をお願いします。
○
松下創一郎委員 資料の7ページのところの水銀の検出量に関してなんですけれども、これは、
自己規制値の基準値と比較をすると全然、安全な数値だとは思うんですけれども、この6月から8月にかけて、数字がはね上がって、1号炉で0.25が1.5倍、1.5と、6倍にはね上がっているんですけれども、この辺は何か調査されたでしょうか。
○
佐々木豊島清掃工場長 委員御指摘の水銀の数値でございますが、水銀につきましては、全てごみ由来となっておりますので、ごみの質の、ごみの変動によって推移が変化いたします。
○
松下創一郎委員 そうすると、何というか、この2カ月に1回の調査でやっていると、そのときそのときのごみの影響がかなり強いということでしたので、その間、非常に水銀の値の高い排ガスが出てしまうこともあり得るということですか。
○
佐々木豊島清掃工場長 私どもの清掃工場では、こちらは第三者機関に委託をして調査をしているものですが、
連続測定装置というものがございます。こちらで24時間連続測定をしておりまして、
自己規制値、法基準値を超えないように連続で監視しているところでございます。
○
松下創一郎委員 そのお話で安心するところなんですけれど、何かそれで、例えば警報が鳴ったりだとか、そういったアラートが来るんでしょうか。
○
佐々木豊島清掃工場長 委員がおっしゃるとおりでして、法規制値の手前で、私どもで警報値を設定しておりまして、それを見ながら、違う場面を監視していてもアラームが出るようになっております。
○
松下創一郎委員 ということであれば、非常にいい、問題ない数値であると考えますので、大丈夫です。
以上です。
○
村上典子委員 ありがとうございます。ちょっと二、三質問。まず、これは清掃工場の運営状況、運用状況ということで、排ガスとか、排水のこととかは御報告いただいて、最後のほうの参考でしたか、
アスベストがあったんですけれど、この
アスベストは、排ガス、
アスベスト濃度測定結果で不検出ということですけれども、
アスベストの処理、ごみの中に
アスベストが含まれると、これが出てくるということなんですか。この
アスベスト処理に関して、ちょっと御説明いただければと思います。これは、どういうために、この測定をしているのか、お願いします。
○
佐々木豊島清掃工場長 アスベストの件でございますが、
アスベストは清掃工場の煙突の中で、測定する項目では、かつてございませんでした。
東日本大震災以降、災害瓦れきを受け入れるときに、その燃焼状況が安全かどうかというのを確認するために
アスベストを測定するようになりました。
こちらですが、基本的にはこちらの絵に、15ページの絵にございます、
ろ過式集じん機、こちらは、
バグフィルターといいまして、こちらでばいじんの多くをとることができます。イメージとしましては、
紙パック式掃除機の紙パックの、もっと高度なものがついているというようなイメージでございます。その後に洗煙設備というところで、こちらで、水で洗い落とします。そのように処理しますので、ほとんど出ることはございませんが、そのようなごみ由来で出るものがないかというものを確認しているところでございます。
○
村上典子委員 わかりました。
東日本大震災に関しては、かなりのいろいろな瓦れきの処理の中に
アスベストが含まれている可能性もあるということなんですけれど、通常、建築物等の
アスベストが含まれているものを処理する場合は、やはり燃やすんですか。ちょっと離れるかもしれないんですが、
アスベスト処理について、お聞きしたいんですけれども。
○
井上ごみ減量推進課長 アスベストにつきましては、いわゆる、昔で言えば石綿と呼んでいたものでございますけれど、耐熱性とかが実際にすぐれているということで、長らく使われてきたということで、それが、もう委員の皆さん御承知のとおり、やはり人体に影響があるということがわかってから、いわゆる、何というんですか、環境保全の立場でいいますと、そういった建物を解体するときには、それなりにシートをかぶせてとか、飛散しないようにとか、いろいろな手当を講じて解体していくと。ですから、それはそれで、解体した後は、
アスベストを除いた、
アスベストの部分とその他の建築物に分かれているはずでございます。ですので、その後は、
アスベストについては
アスベストで、いわゆる専門的な処理ができるようなところで処理していると、ちょっと私のほうで考えております。
○
村上典子委員 わかりました。専門的な処理を通常はするはずなのに、ここに載っているのが、なぜかなと思ったんですけれど、
東日本大震災以降ということで確認させていただきました。
あと、この臭気と排ガス等のことに関しては承知したんです、ごみの量なんですけれども、ここで、今回御報告いただいたのは、
豊島清掃工場の運営状況によって収集量が変わってくるわけで、28年度が3万7,000トンなので、今回、29年度が3万9,000トンとふえているのは、焼却日数がふえているからということになるわけです。なので、これだけ見ていると、豊島区のごみの量がふえたように見えるけれども、これは一部で、こちらのほうで見させていただくと、環境年次報告書で見てみますと、5万2,000トンぐらい、大体可燃ごみとかは毎年あるので、この差というのは、どちらの工場で燃やしたかとか、そういうのも区のほうでは把握しているんでしょうか。焼却日数が、工場がとまっている間、どこの工場に行ったかというのはわかるんですか。
○
井上ごみ減量推進課長 委員御指摘のとおり、29年度は27年度の水準に戻っていると。これは要するに、28年度の計画外停止が多かったと御説明したところですけれども、じゃあ、そうやって計画外停止で工場が使えない場合、これ近隣の北区ですとか、板橋ですとか、そういった工場のほうにも搬入されていくということになる。ですので、私どもはその配車、計画を立てて、実際の配車の運行状況というのを、毎日、時間ごとにちゃんとデータが入るようになっていますので、それで把握してございます。ですので、この1年間の間、どの車がどこの工場にどれくらいの量を入れたかというデータは細かくとってございます。
そして、今、委員御指摘がございましたけれど、区のごみの収集量につきまして、今、5万2,000トン程度というようにお話ございましたとおり、28年度につきましては、可燃ごみで5万2,349トン、その前の27年度が5万3,224トンということでございまして、年々ですね、少なくはなってきているところでございます。
○
村上典子委員 区のほうは、普通の一般家庭から出るごみの量は年々減っているということは、資源回収、資源に回していくことも大きいかと思うんですけれど、結局、工場のほうでは、
持ち込み搬入量もありますよね、事業系ごみになると思うんですけれど、事業系ごみの推移に関しては、結局、豊島工場はこれでわかるんですけれど、東京都全体というのはわかりますか。
○
井上ごみ減量推進課長 東京都全体のごみ収集量についてでございますけれども、失礼いたします、28年度で申し上げますと、いわゆる、持ち込みごみ量、こちらが96万6,085トンというのが、一組の発表の数字でございます。
○
村上典子委員 その推移はわかりますか、ふえているか。
○
井上ごみ減量推進課長 失礼しました。この推移を見ますと、27年度は96万201トン、26年度は95万826トンということですので、年々、持ち込みごみ量はふえております。これは、いわゆる事業者の責任でごみを処理するというのは原則でございますので、だんだん、いわゆる民間の収集業者と契約して、ごみを処理する方がふえてきている、そういった傾向がこの数字にあらわれているんではないかと考えられます。
○
村上典子委員 民間の事業者が、民間の経費でごみを収集していただくということはありがたいんですけれど、持ち込み先が同じ清掃工場ですと、環境に関しては同じわけですので、この辺、また次の段階になったかなと思いまして、事業系ごみの分別、きっとその中には紙類、燃やさなくても済む紙類なんかも含まれているんじゃないかなと想像します。その辺は、どんなような、ここは区ですから、豊島工場のことだけしか言えないのかもしれないんですけれども、東京都全体について、あと中央、何でしたか、埋め立て地の、もうすぐ終わりになってしまう、何といって言いましたか、中央埋め立て地の延命、延命、それをどういうふうに、どのような状況か、その辺、事業系ごみも含めて、東京都全体のごみ収集、ごみ減量に関して、どんなふうなことが検討されているか御報告いただければと思います。
○
井上ごみ減量推進課長 まず、持ち込みごみ量はふえているというお話をさせていただきました。
結局、これ要するに、家庭ごみ、事業系のごみ、それ合わせて、その総量として、どうごみが減っているかということが問題になってまいります。これを見ますと、23区の場合ですと、28年度が275万4,293トンということで、その前の年が278万3,984トンと、はっきり申し上げまして、それほど多くは減ってないんです。結局、家庭ごみと、持ち込みの方が、事業者が、利用して、そちらに行くのはいいんですけれども、委員御指摘のとおり、そちらで、例えば分別をして、資源に回すとか、あるいは紙、ごみ総量を少なくしていくという工夫を、なかなかまだ進んでないと。それは、ある程度、行政側もそういったことに対して、取り組みが十分でないと言えるかもしれません。
ただ、家庭、行政の場合は家庭ごみが対象でございまして、事業系ではないというところはありまして、家庭のほうは、年々ごみ量も減っております。東京23区で見ましても、27年度に約170万トンが、今167万8,000トンというような感じで減ってきておりますので、これもやはり分別をして、そして資源に回してということが進んでいることでございますので、家庭、事業問わず、やはりごみの少ない社会を実現して、美しい地球を残すということで、なるべくごみを減らす、なるべく繰り返して使う。そして、それでもだめだったら、分別してきちんとリサイクルできるほうに回すということで、今、3Rを取り組んでいるところで。あと、最後に、埋め立て処分場の問題でございますけれど、これ、あと50年しかもたないと言われております。これを、埋め立て処分場の延命化のためには、なるべく埋め立て処分場にごみを埋めないようにする。そのために、清掃一組などは工場から出る、いわゆる灰も、灰を直接埋めずに、いわゆるセメントの原料にするなどして、要するに埋める量を減らすという努力をしております。こういうことで、23区につきまして、埋め立て処分場の延命化についても分別、ごみ量を減らすという取り組みとともに、清掃一組のほうでは、もう灰になったものも、要するに埋め立てずに活用していくという方法を、今、取り組んでいるというところでございます。
○
村上典子委員 ありがとうございます。一般家庭では、一生懸命分別して、ごみを減らしている、結果も出ているという中で、それは事業系で、総量としてはあんまり変化がないという、ちょっと悲しい現実がわかり、そうなると、産業界も含めての大きな取り組みも必要かなと思うんですけれども、豊島区でできる範囲はあるかもしれませんけれども、そういう大きな面も含めて、環境に関しては、みんな、区も、それから区境も関係なく、東京都の排ガス等の影響はあると思いますので、そういうことも考えていきたいと思います。
○森とおる委員 毎回、環境調査結果ということで報告をいただいているんですけれども、いずれも今回、基準値を下回っている結果が出ているわけですが、これまで、この
豊島清掃工場において、基準値を超えた結果が出たということは、かつてあったんでしょうか。
○
井上ごみ減量推進課長 基準値を超えた結果が出たということは、申しわけございません、この42回報告しておりますけれども、ちょっと1回から、状況について、実際の今、データ、手元にないんですけれども、基準値を超えた、要するに法規制値を超えたということは、今まで聞いておりません。
○森とおる委員
豊島清掃工場においては超えたことがないというお話なんですけれども、都内であるとか、全国にも清掃工場があるわけでして、そういったところで基準値を超えているというような事例は、何か調べたりしていることはありますか。
○
佐々木豊島清掃工場長 他自治体の事例も、清掃一組では注視しておりまして、例えば、よその自治体でダイオキシン値が高くて基準逸脱した事例とか、そういうようなものはございます。排ガスにつきましては、法規制値ございますので、超えるような場合は、基本的には立ち下げる、焼却炉を立ち下げる対応をとっているはずでございます。
○森とおる委員 またそういった調査をする機会があれば、ぜひ教えていただきたいと思うんですけれども、そこで、環境調査結果というのは排ガスと排水を中心に調べていらっしゃるわけですけれども、これは大気汚染にかかわる部分だと思います。
そこで、地球温暖化にかかわる問題としては、熱の問題があると思うんですよ。その熱というのは、この
豊島清掃工場において、ごみを燃やしているわけですから、何らかの熱が発生していると想像できるわけなんですけれども、そういった温度という部分については、何らかのデータというのはあるんでしょうか。
○
佐々木豊島清掃工場長 豊島清掃工場におきましても、地球温暖化防止対策ということで、清掃一組を挙げまして、地球温暖化対策推進法と東京都環境確保条例の中で温室効果ガス、化石燃料など、熱供給事業などを含めまして、温室効果ガスの相当量の確認を毎年しているところでございます。
○森とおる委員 確認をして、そこは、例えば法律の規制値であるとか、独自の規制値であるとか、そういったものをもってやっているのか。いや、燃やしてはいるんだけれども、いろいろな工夫や努力で熱が出ないんで、その辺はやっていないであるとか、その辺はどうなんでしょうか。
○
佐々木豊島清掃工場長 温室効果ガスにつきましては、一番厳しいのは、東京都の環境確保条例になるかと思いますが、その指定に入る、入らないの確認でいいますと、入らないように運営をしています。
豊島清掃工場におきましても、そのエネルギーをなるべく使わないようにエネルギー管理基準等で、あと、
豊島清掃工場のISO環境マネジメントシステムにおいて、エネルギーを極力使わないように努力をしているところです。
豊島清掃工場につきましては、エネルギー起源のCO2排出量と非エネルギー起源、ごみが出てしまったら、それは燃やさなければいけませんので、そのCO2排出量は別にカウントしておりまして、工場の操業にかかわるCO2につきましては、可能な限り削減をして、指定の対象にならない範囲以下、そしてISOで定めている省エネルギーの中で対応しているところでございます。
○森とおる委員 またそういった数字であるとか、データがあるんであれば、また次の機会にでも教えていただきたいと思っています。
それから、14ページ、
ごみ性状調査結果というところがあるんですけれども、ここでは、可燃物の中に
プラスチック類などがあって、これは、資源ごみの対象というのは各自治体でアンバランスがありますよね。となると、清掃工場ごとにその割合というのも変わっているんじゃないかなと思うんですけれども、都内の清掃工場において、資源ごみが進んでいる自治体のところは、例えば
プラスチック類などが少ないであるとか、そういった検証というのは、やられているんでしょうか。
○
井上ごみ減量推進課長 この工場がある区では、豊島区と同じように運協、
運営協議会を開いておりますので、それぞれでこのようなデータが出ておりますので、一組には、このデータがあるはずでございます。
そして、今、委員御指摘のとおり、区によって
プラスチック類、要するに燃やすごみになるのか、あるいは資源になるのかと違いございます。豊島区の状況よりも、かなり細かく
プラスチック類、例えばお菓子の袋とかそういったものも資源として取り扱っている区もございます。ですから、そういった区の家庭ごみについては、燃やすごみではなくて、資源に回っているので、その分、パーセントが低くなるという推測ができます。ただし、事業系については、またこれは違うところが出てきますので、その辺のところの、細かい部分につきましては、承知、今はしてないところでございますけれども、家庭ごみにつきましては、御指摘のとおり、資源に回している区については、工場で燃やす部分については少なくなっているはずだと考えております。
○森とおる委員 豊島区は、現状は資源ごみの種類というのが、ちょっと先進的な自治体と比べるとおくれをとっているという話で、今まさにそこに追いついていこう、追い越していこうという、そういう状況が、今つくられつつあると思うんですけれども、やはり、そういう数字であるとか、データであるとか、そういったものを参考にしながら、進めていくということが、非常に大事ではないかと思いますので、またほかの清掃工場、これは都内に限らずに、いろんな自治体で資源ごみ、工夫をされているところというのを、どういう形で燃やされているのかという分析をするためにも必要だと思いますので、そこは、またデータをそろえて調査研究、進めていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
○ふまミチ委員 ごみの減量のことについてお伺いいたします。
それで、先ほども委員のほうからいろんな御質問がありましたけれども、ごみのほうが少しずつ減っているという話の中で、私ども、いつも食品ロスをさせていただいております。それで、この先ほどの性状調査の中にも、生ごみ系ですか、が24.38%ということで、四分の一ぐらいがそのままということでございます。
それで、今後なんですけれども、区のほうでは、いろんな対策を、フードロス対策とかしていただいておりますが、それがちょっと実際、数値では見えないという、前に伺ったんですけれども、何ですか、何かわかる方法というか、何かそういったものがあれば教えていただきたいなと思うんですけれど。
○
井上ごみ減量推進課長 家庭ごみにつきましても、いわゆる性状調査ですね、組成調査を行っております。それで、家庭ごみですと、やはり生ごみの部分というのは、かなりというか、一番多い割合を占めております。これが、やはり何といいましても、生ごみが一番多いので、減らしていく。このことが逆に、実際に、まだ食べられるのに捨てられている食品、その食品を削減していこうという、委員御指摘のフードロス削減対策にもつながってくるわけでございますけれども、豊島区では、この2年前から女子栄養大学の御協力をいただいたり、各機関の御協力をいただいて、実際に区民の皆様への啓発活動というのは行っているところです。
ただ、この状況を、例えば家庭の中で実際に、今まで生ごみとして捨てていた、例えば食品の部分が、これだけ捨てずにきたというような、具体的な形で、いわゆるモデルケースで追跡調査するということは、残念ながら、今はしておりません。ですので、具体的にどこまで減ってきたかというのを見るためには、全体の家庭ごみの中での生ごみの割合を追うしかないんですが、残念ながら、今のところは顕著な変化というのは見られておりません。ですので、ここをどういうふうにしていくかというところで、今年度、考えているのは、これまで区民の皆様に向けての啓発が主だったんですけれども、事業者に向けての啓発も今年度は取り組んでいきたいと考えているところでございます。
○ふまミチ委員 わかりました。この数値を見ていくしかないということでございますので、またそのように見ていけばいいのかなと思っております。
それで、済みません、すごく単純な質問で申しわけないんですけれど、この字は何と読めばいいんですか。厨かいというものの中には、枝とか、葉っぱとか、そういうのも全て含まれるのですか。
○
井上ごみ減量推進課長 ちゅうかいです。厨かいの中にはその枝とか葉っぱとかそういうのは含まれておりませんで、いわゆる生ごみと言っていい範囲でございます。生ごみとか、あるいは賞味期限が切れてとか、そのまま捨てられるものですとか、そういうものも含みます。
○ふまミチ委員 わかりました。厨かいということで、じゃあ、生ごみを中心としたそういったものでございますね。わかりました。
それで、私たちがいろいろしているフードドライブに関しましても、そういったものがごみにならない、捨てられるものがごみにならないということは、大事なことだと思っています。ですので、そういったものも強化していただくなりして、また減らすということを大事だなと思っておりますし、実際、今、各地域の行政に行きますと、エレベーターだとか、いろんなところで啓発ポスターとかがいっぱい張ってあるんですね。ですので、そういったものも、やはりちょっとどんどんしていっていただけたらと思って、ちょっとそれお願いして終わります。
○
井上ごみ減量推進課長 委員御指摘のとおり、やはり啓発活動というのは、大変、重要でございます。私どもも現在、そういった啓発、ポスター、事業者向けのものですとか、啓発グッズなど、今、考えているところでございますので、今後それに重点を置いて取り組んでまいりたいと思っております。
○
垣内信行委員長 ほかにございますか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
垣内信行委員長 次に、池袋駅
周辺繁華街地区でのごみ収集の見直し事業の実施について。理事者より説明がございます。
○
井上ごみ減量推進課長 それでは、池袋駅
周辺繁華街地区でのごみ収集の見直し事業の実施について、御説明させていただきます。なお、この見直しにつきましては、昨年の12月13日開催の環境・
清掃対策調査特別委員会で実施概要について、御報告をさせていただいております。今回は、4月1日から実施いたしましたので、改めて、見直しの概要と見直し実施後の状況について御報告させていただきます。
まず、池袋駅
周辺繁華街地区でございますが、資料の中ほど、2の該当地区の地域図をご覧ください。(1)の地域図の黄色の地区が池袋駅
周辺繁華街地区でございます。
それでは、1の事業概要に戻り、御説明させていただきます。(1)の目的でございますが、昨年度までこの池袋駅
周辺繁華街地区では、月曜日から土曜日まで毎日ごみを収集しておりました。しかし、資源は回収しておりませんでした。資源とは、瓶、缶、ペットボトル類や紙、布類のことで、リサイクルできるもののことでございます。今回の見直しでは、このような状況を改善し、リサイクル率向上によるごみの減量と循環型社会の形成、そして来街者の多い繁華街地区の美観と環境意識の向上を図るため、当該地区のごみ収集体制の見直しを行ったものでございます。
次に、(2)の実施時期は、平成30年4月1日からでございます。
(3)の収集体制の見直しにつきましては、昨年度まで月曜日から土曜日まで毎日ごみを収集しておりましたが、これを、豊島区の他の地区と同様に見直しを行ったというものでございます。生ごみなどの可燃ごみは週2回収集、金属、陶器、ガラスごみなどの不燃ごみは月2回収集、そして資源回収を導入し、瓶、缶、ペットボトル類を週1回、紙、布類を週1回、合計週2回回収することといたしました。
次に、3の議会等でございますが、この見直しにつきましては、冒頭でも御案内いたしましたとおり、昨年12月13日開催の環境・
清掃対策調査特別委員会で御報告させていただいております。また、庁内におきましては、本年3月27日開催の環境都市づくり推進本部会議で報告しております。
次に、4の周知でございますが、該当地区に周知のチラシを1月中旬と3月下旬に既に全戸配布いたしております。このチラシで具体的なごみの収集日や資源の回収日をお伝えいたしました。
最後に、実施状況でございます。まだ短い期間ではございますが、曜日違いによる排出が一部で見受けられますが、大きな混乱はございません。徐々にではございますが、曜日違いによる排出箇所は少なくなってきております。曜日違いのごみを排出している住民やマンションの管理人に会える場合には、パンフレットを渡し、曜日収集の協力を依頼しております。また曜日違いによる排出にはフォロー収集により対応し、町の美化の維持に努めているところでございます。今後につきましては、毎日ごみを排出している場所は限られてきておりますので、重点的に改善指導を行うなどして、池袋駅
周辺繁華街地区でのごみ収集の見直しの定着を図ってまいります。
雑駁な説明でございますが、以上でございます。
○
垣内信行委員長 説明が終わりました。
質疑を行います。
○
村上典子委員 済みません、前回伺えばよかったのかもしれないんですけれど、この該当地区の週2回の可燃ごみの曜日というのは、全部一定なんですか。山手線で、東と西とで分かれているんでしょうか。
○峰田豊島清掃事務所長 東と西でぴったり分かれているわけではございませんで、月木地区と水土地区と火金地区と、全部で1、2、3、6カ所に分かれております。東西でもちょっとばらばらでございます。
○
村上典子委員 6通りあるということなんで、そうしますと、道の向こう側とこっち側で違うということもあり得ると思うので、曜日違いというのが、どこまで徹底できるかなというふうにあるんですけれど、フォロー収集というのを具体的に教えていただければと思いますが。
○峰田豊島清掃事務所長 実際、曜日のところは参りません。今、言われた1本違いのところを含めて、曜日、収集日じゃないところ、今まで毎日出していたところを、全域を回ります、全周。ですから、収集がしてないところを1回ぐるっと可燃ごみでも、一周回る状況でございます。
○磯一昭委員 やっと、よその地域と同じになって、地区、この地域にいる人たちにとっては、今まで毎日出せていたのがというのであれかもしれませんけれど、当然のことだなとは思いますけれど、ちょっとこの問題と離れちゃうんですけれども、実は雑司が谷、旧高田小学校解体しているんで、公園のところに仮設の道路ができまして、そこのところがごみ収集の場所なんです。それで、基本的にごみの収集のときには、全然支障がないというか、時間帯がずれているからかもしれませんけれども、通常どおり出しているんですけれども、資源回収のいろいろな、何というんですか、コンテナ、あれが、やはりそれだけ、幅があるじゃないですか、缶だとか、ペットボトル。そうすると、それが置けないんで、何か出して、何か出なかったんです、2カ所ばかり。トラックの、ダンプの出ていく側の、目白通りに出ていくところの角だとか、あるいは公園のところの道路のところのものも出てなかったの、地域の人が言って、初めて、あっ、出しますという話なんだけれど、そこら辺、公園緑地課とか、今、解体をやっているじゃないですか、その部局と、やはり清掃のごみのほうの部局との、そういう話はできているのかなと思って、業者が、トラックでコンテナを置いていくのに、ああ、もうここに置けないからというので置かなかったのかもしれないし、急遽、地域の人が言って置いてくれたんだけれど、そういう、今後こういう場所によっては、出てくると思うんで、そこら辺、ちょっと部局同士の連携というのはとれているのかどうか、そこだけ聞かせてください。
○
井上ごみ減量推進課長 申しわけございませんでした。資源の回収など、確かにコンテナと呼ばれる、面積とるものを、箱を置かせていただいております。全区的に大きな道路工事ですとか、そういったことがある場合、私ども注意して、影響を受けないか検討しまして、集積所といいますか、置いていただく場所について調べたりしているところなんですけれども、なかなかちょっと細かいところにつきまして、見落としている場合がございます。ですので、今後そういうところにつきまして、関係部署と緊密な連携とりまして、対応できるように、コンテナが置けない場合には、場合によっては袋出しで出していただいても、結構でございますので、そのような対応をしてまいりたいと考えます。
○磯一昭委員 おっしゃるとおりで、決して現場、現場で、対応するに当たっては、やむを得ないときもあると思うんで、それに対して、必ずそういうふうにしろと言っているんじゃなくて、やはりある程度、その状況を把握していていただかないと、要は、ちょっと関係ないかもしてないけれど、旧高の解体をするのに、車両が入る方向と出る方向は決まっていたんですけれども、やはり、昨日も、ユンボが入るのに、結局、鬼子母神通りのほうから入れないで、目白通りのほうから入るというんで、本来だったら出ていく、だから、一方通行を逆走して、うちの前なんかも通って、ユンボが自走してしか入れないわけ。そういうのって、この前もちょっと言ったんだけれど、現場対応で、どうしても鬼子母神通りに駐車してある車があったりすると、その重機が入れないんで、現場で、その判断でやっているんだと思うんで、そういうこともあるんで、やはり重機が入る日だとかそういうときに、ごみとちょうどぶつかったりすると、結局、トラック協会の方たちか、某運送会社の方たちがそういうコンテナを運ぶのに置けないとなれば、じゃあ、ここはしようがない、きょうは置くのをやめちゃおうと、現場の判断をしちゃうとまずいと思うんで、そこら辺はやはり、必ず現場判断じゃなくて、しないと、住民の方たちが困るんじゃないかなと思います。今、井上課長が言ったように、道路工事も、3月、4月多かったじゃないですか。そうすると、下水道だ、ガスだという工事やっているときに、本来だったら集積場なんですけれど、そこに入れない、歩くこともできない場合もあったんですよね。僕らもぐるっと、迂回して歩いてくださいと、通行もできないぐらいなところもあるぐらいだから、ごみなんて、だめだろうなと思いますので、基本的にそういうところは、部局同士でちょっと連携とっていただいて、道路の工事があったりするときにやむを得なく場所を移動するとか、今、出し方を変えるということを、ぜひ、ちょっと部局同士で話し合っていただきたいなと思うんですけれど。
○
宮川土木担当部長 承知いたしました。高田小学校跡地につきましては、ちょっと現状を確認させていただきまして、改めて関係部局と協議をしてまいります。また、一般の道路工事につきましては、日常的にそういう協議もしておりますので、現場、現場に合った対策をとっていきたいと考えております。
○磯一昭委員 最後いいですか。決して現場の人たちは、悪くないですから。現場のガードマンの人たちもすごくいいガードマンだし、周りに気を使ってもらっていますから、現場、やっている人たち悪いわけじゃないものですから、そこら辺だけ誤解のないように、文句言っているんじゃなくて、きちっとやってくれているからこそ、あえてその横の連携というか、部局同士の連携はとっておいてほしいということですので、よろしくお願いいたします。
○河原弘明委員 済みません、昨年この報告を受けまして、今回その収集を減らした、その結果の話になっているんですけれども、そのときに、事業者に民間業者を紹介するようなお話が出ていたと思うんです。そのあたりの状況をお聞かせいただけたらと思います。
○峰田豊島清掃事務所長 民間移行は、かなり当初の予定よりも進んでおりまして、ちょっと今、データは持ってないんですけれども、年間30幾つの目標が50になりましたんで、繁華街だけで10以上は、予定よりはいっております。ただし、まだまだやって、移行していただきたい業者、小規模の方は移行していただいておりませんので、引き続き、繁華街に限らずですけれど、民間移行に努めてまいります。
○河原弘明委員 ありがとうございます。前回も、ちょっと私が言ったのかな、事業系のごみ、いわゆる有償でやらなければいけないものと一般の方と一緒に捨ててしまうという、そのちょっと規程を外れている事業者に対しての指導っていいますか、その辺は、今後ともしっかりやっていただき、また、それが、イコール・ごみを減らすという方向にもつながるかなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
○
垣内信行委員長 ほかにございますか。
「なし」
○
垣内信行委員長 さっきの磯委員の発言の関連なんだけれど、たしか、あれは4月1日から業者が替わったじゃないの。それで、うちのほうでも、ちょっとなかなか、何というのかな、ボックスの置き方が、場所が違っていたりとか、そういうこともあったので、引き継ぎが、やはり年度が替わると、いつも大体、そういうことがあるので、その辺の引き継ぎについても、今後しっかりやってもらいたいなと思いますので、ちょっとごめんなさい、発言させていただきたいと思います。
───────────────────◇────────────────────
○
垣内信行委員長 次に、平成30年春の豊島区
交通安全運動について。理事者より説明がございます。
○
柴土木管理課長 平成29年春の豊島区
交通安全運動について御説明いたします。
現在、春の
交通安全運動実施されております。毎年春と秋に実施しております。
初めに、1ページの春の
交通安全運動についての資料をご覧ください。運動の目的ですが、区民一人一人が交通安全に関心を持ち、交通ルールの遵守と正しい交通マナーを実践して、悲惨な交通事故を防止していくことを目的とするものでございます。
運動期間は、4月6日から15日までの10日間です。
今回の運動の重点ですが、一つ目は、子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢者の交通事故防止です。二つ目は、自転車の安全利用の推進になります。特に自転車安全利用五則の周知徹底を図るものでございます。三つ目は、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底です。四つ目が、飲酒運転の根絶です。以上の四つが全国共通の運動の重点となっておりまして、五つ目の二輪車の交通事故防止が、東京都の地域重点ということになっております。
運動のメーンスローガンは、平成19年から東京都の交通安全標語となっております「やさしさが 走るこの街 この道路」です。また、東京都の交通事故防止対策スローガンの「世界一の交通安全都市TOKYOを目指して」にも基づきまして、
交通安全運動を進めてまいります。
資料3ページの資料1をご覧ください。3月28日に開催されました豊島区交通安全協議会において、承認されました本区の活動の推進要綱になります。先ほど申し上げました運動の重点を踏まえ、家庭、地域、運転者、職場、学校では何をやるかという内容が記載されているものでございます。
4ページ、5ページ目開いていただきますと、それぞれの運動の重点ごとに書かれております。内容については、後ほどお読みいただければと思います。
7ページをお開きください。資料2について御説明いたします。区内等の交通事故の発生状況についてでございます。平成29年1月から12月までの年間の御報告になります。
表紙をおめくりいただきまして、8ページをご覧ください。東京都内における交通事故件数の推移でございます。交通事故の概要ですが、交通事故の発生総件数は3万2,763件、負傷者数3万7,994人となっております。事故発生件数、負傷者数ともに昨年より若干増加しております。死者数につきましては164人と、昨年より5人増加しております。
年齢別死者数ですが、65歳以上の高齢者が63人、50代、29人の順となっております。
9ページをお開きください。状態別では、歩行中に76人、それから二輪車、原付乗車中の方が41名ということで続いております。
2の都内の月別推移です。下の段の表、下段の表をご覧いただきますと、事故発生件数は、12月が3,103件、続いて7月が2,995件、死亡者数では、7月が20人、次いで6月が19人の順で多くなっております。
10ページをご覧ください。事故の傾向といたしまして、まず、時間帯別では、10時から12時にかけての事故でお亡くなりになった方が21人で最も多く、次に午前0時から2時にかけての事故が20人となっております。
年齢別・状態別では、先ほど申し上げましたように、65歳以上の死亡者が63人と最も多く、状態別をクロスしますと、歩行中の高齢者が44人と多くなっております。
11ページをご覧ください。事故類型別死者では、道路横断中の事故で亡くなられた方が55名、次いで車両単独の事故で31名と多くなっております。
第1当事者、つまり、責任の重い方から見たものでは、歩行者側の違反では、信号無視が12件、車両別の違反では、前方不注意が29件と多くなっております。
4の全国の死者ワースト10をご覧いただきますと、平成29年の東京都は、昨年より5人増加し、ワースト3位となっております。
おめくりいただきまして、12ページです。都内における高齢者の交通事故の状況でございます。発生状況の推移を見ますと、平成29年の事故発生件数は1万1,094件で、増加に転じています。死者数は63人で、昨年と同様です。
ページが飛びまして、14ページをご覧ください。都内における二輪車、こちらは原付も含みますけれども、交通事故発生状況の推移でございますけれども、平成29年は6,462件、前年に比べ23件の減少、死者数は41名、前年より1名増加しております。
15ページをご覧ください。都内における自転車乗車中の交通事故の状況でございます。事故件数は1万1,901件で、前年に比べ683件の増加と、死者は28名と、昨年、前年より8名減少しております。
続きまして、16ページです。豊島区における交通事故の状況でございます。発生件数は652件、前年に比べまして92件の増加となっております。死者数ですが、昨年度は5名お亡くなりになっておりまして、前年から3名の増加となっております。重軽傷者数は合わせて726人で、こちらも合わせまして93名増加しております。
事故の類型別発生状況でございますが、車両相互の事故が496件で、76.1%を占めており、内訳では追突による事故が148件で最も多くなっております。人対車両の事故が138件となっておりまして、横断歩道の横断中の事故が32件と多くなっております。
17ページでございます。道路形状別発生状況でございます。どのような道路状況で事故が起きたかということですけれども、交差点の事故が247件で、事故全体の37.9%を占めております。
時間帯別の発生件数でございますが、昼夜別で見ますと、昼間の事故が436件、約7割の発生状況でございまして、時間帯別に見ますと、14時から16時の時間が84件と最も多くなっております。
年齢層別死者、死傷者数でございますけれども、30代、40代の方が多く死傷されておりまして、30代、167人、40代、157人となっております。
続きまして、18ページです。当事者別死傷者数でございますけれども、第1当事者で652件、第2当事者も652件で、これらを合わせますと当事者件数が1,304件となります。死傷者数ですが、普通車乗車中に交通事故に遭い、死傷した人が158人、次いで自転車運転中が237人、歩行者の死傷者139人の順になっております。
自転車事故の状況を詳しく見てみますと、自転車が絡む事故件数は267件で、昨年に比べ43件増加しております。年齢別では、30代の方が最も多く62件、次いで50代が44件と続いております。交通事故総件数に占める割合は41.0%と高い割合を占めております。
なお、19ページに交通事故発生状況の概要を御用意いたしましたので、あわせて御利用ください。
続きまして、21ページの資料3をご覧ください。こちらは、昨年秋の
交通安全運動における各団体からの要望をまとめたものでございます。
1の報告書提出団体数及び要望事項のある団体数ですが、運動の内容報告がございました213団体のうち31の団体から46件の要望をいただいております。
2、要望先は、記載のとおりでございます。
3、要望内容及び処理状況につきましては、主にカーブミラーやガードレールなどの安全施設の整備や設置に関するものが11件、道路の整備に関するものが4件、交通規制や取り締まりに関するものが18件、放置自転車対策に関するものはゼロ件、その他が13件となっております。このうち要望の内容にほぼ沿った形で処理済み、処理中のものが26件、検討中のものが10件、これ以上の対応がどうしても困難なものは10件ありました。
詳細は次ページ以降に処理結果(区分別)ということでまとめております。
また、23ページの中段から下のところに処理困難理由ということで、処理がどうしても困難な理由をまとめさせていただいております。当初、要望どおりに処理することが難しいものの、代替措置で対応できたもの、それから要望先の団体に御説明して、御理解をいただいたものもございました。
長くなりましたけれども、
交通安全運動に関する説明は以上でございます。