• "辻薫委員"(/)
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  1. 豊島区議会 2017-09-12
    平成29年公共施設・公共用地有効活用対策調査特別委員会( 9月12日)


    取得元: 豊島区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    平成29年公共施設公共用地有効活用対策調査特別委員会( 9月12日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │        公共施設公共用地有効活用対策調査特別委員会会議録           │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成29年 9月12日(火曜日)         │場所   │第1委員会室 │ │    │午前 9時59分〜午前10時47分        │     │       │ ├────┼─────────────────────────┼─────┼───────┤ │出席委員│辻委員長  清水副委員長             │欠席委員 │       │ ├────┤ 藤澤委員  細川委員  藤本委員  高橋委員  ├─────┤       │ │8 名 │ 竹下委員  渡辺委員              │な し  │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │〈木下議長〉 大谷副議長                           │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 水島副区長                                 │ │    │                                       │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │ 城山政策経営部長公民連携推進担当課長)                       │ │          高田企画課長  木村施設計画担当課長                │ │          井上財政課長  上野行政経営課長                  │ ├────────────────────────────────────────────┤
    │ 齊藤総務部長   田中財産運用課長庁舎運営課長)  近藤施設整備課長        │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 小澤文化商工部長国際アートカルチャー都市推進担当部長東京オリンピック・     │ │          パラリンピック連携担当部長)                    │ │          藤田学習スポーツ課長東京オリンピックパラリンピック連携    │ │          担当課長)                             │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          荒井長崎健康相談所長                        │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          猪飼子育て支援課長児童相談所設置準備担当課長)          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 奥都市整備部長 野島都市計画課長                          │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │栗原議会事務局長  七尾議会担当係長  望月書記              │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │               会議に付した事件                     │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1│ │   竹下委員渡辺委員を指名する。                          │ │1.委員会運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1│ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.長崎健康相談所改築設計業務プロポーザル選定結果について・・・・・・・・・・・・ 1│ │   木村施設計画担当課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10│ │   11月7日(火)午前10時 委員会開会することとなる。             │ └────────────────────────────────────────────┘   午前9時59分開会辻薫委員長  ただいまから、施設用地特別委員会開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。竹下委員渡辺委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  委員会運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日は、1件の案件予定しております。なお、関係理事者出席予定しております。  最後に、次回の日程についてお諮りし、視察についても触れさせていただきます。  運営については以上でございますが、何かございますでしょうか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  それでは、早速案件に入ります。  長崎健康相談所改築設計業務プロポーザル選定結果について、質疑のため、荒井長崎健康相談所長猪飼子育て支援課長出席しております。  理事者から説明があります。 ○木村施設計画担当課長  それでは、長崎健康相談所改築設計業務プロポーザル選定結果について報告させていただきます。  長崎健康相談所につきましては、老朽化している健康相談所改築するとともに、その改築工事にあわせまして児童相談所と一時保護所整備し、複合施設として建設する計画でございます。  限られた敷地を有効活用する必要があること、また児童相談所及び一時保護所整備につきましては本区では前例がないことから、公募型プロポーザルを採用いたしました。本日は、その選定結果について報告させていただきます。  資料をごらんください。まず1、事業の概要でございます。児童相談所や一時保護所等との複合化を目的とした長崎健康相談所改築に当たりまして、改築施設基本設計実施設計及び外構設計地盤調査解体設計業務などを行うものでございます。  次に、2番目といたしまして、事業者公募及びプロポーザル選定委員会による審査の経過についてでございます。  平成29年5月24日に第1回目の選定委員会を開催いたしまして、プロポーザル実施要項、あるいは事業スケジュール等の審議をいたしました。  5月31日に区ホームページにて実施要項等を公表いたしました。  7月21日に提案書を締め切ったところ、合計で11者から提案書提出がございました。  8月2日に第2回選定委員会を開催いたしまして、提案書審査を実施して、受託候補者及び次点者選定したところでございます。  3、受託候補者選定結果についてでございます。  受託候補者は、株式会社佐野建築研究所でございまして、渋谷区の代々木にある会社でございます。  審査基準につきまして、配点につきましては記載のとおりでございまして、業務実施方針、あるいは改築レイアウトがそれぞれ25%ということで配分が高くなっているところでございます。  結果につきましては、区のホームページで公表しております。  契約額は9,504万円でございます。  最後に、4、今後の予定についてでございます。設計につきましては、今年度と来年度で実施いたします。工事につきましては、来年度の途中に開始いたしまして、平成33年の10月ごろ竣工の見込みでございます。一番下でございます。長崎健康相談所の仮移転につきましては、来年のゴールデンウイーク中に引っ越し作業を行いまして、その後、仮移転先業務を開始する予定でございます。現在の場所、建てかえ後、戻ってくるのは、おおむね平成34年1月ごろを予定しているところでございます。  簡単ではございますが、私からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○辻薫委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○細川正博委員  御説明ありがとうございます。  今回11者からの提案書提出ということで、この佐野建築研究所さんに決まった決め手というか、どういったところがほかの提出者と比べて特にすぐれていたのか、その辺特徴を教えていただけますか。 ○木村施設計画担当課長  まず、今回受託した佐野建築研究所でございますが、こちらにあります審査基準配分ですね、見積額以外の部分はどれも評価が高かったところでございます。  特に業務実施方針あるいはレイアウトなど配点の高いところでも評価が高かったところでございますが、例えばレイアウトにつきましては提案書が非常に丁寧につくり込まれているという印象がございました。また、各諸室説明も適切であったと思います。あるいは複合施設になりますので、動線の区分、あるいは専用階段、あるいは専用エレベーターなどを入居者あるいは来庁者が快適かつ安全に過ごせる工夫がされているというような印象を受けたところでございます。  また、業務実績ところでございますが、過去に児童相談所を手がけたことのある事業者というのは11者の中でこの佐野建築研究所1者のみでございました。具体的にはさいたま市のほうで児童相談所を手がけているところでございますが、今回のプロポーザル提案については、そういったよその自治体での経験も今回の本区の提案に生かされてきているのではないかなというふうに評価しているところでございます。 ○細川正博委員  まさに今回一時保護所との複合化というのも一つのポイントになっていて、そういったどのように動線を確保するのかというのも当初からポイントになるというお話あったと思います。  今、さいたま市のほうで児童相談所を手がけたことがあるのはこの会社のみだったということなんですけれど、特に今回複合施設という中で動線工夫というのは、ほかの会社との違いがあったのか、それともそこに関しては違いがあったということではなくて、丁寧な説明があったというところの違いぐらいなのか、その辺もお答えいただけますか。 ○木村施設計画担当課長  委員おっしゃるとおり、どこの事業所もそれなりの配慮はあったところでございますが、例えばこの佐野建築研究所が出してきた提案書というのは、ほかの事業者と比べて、やはり厚みがあるといいますか、内容につきましても記載がボリュームもあって、非常に時間をかけてつくっているというような印象は受けたところでございます。実際レイアウトの面では、確かに各事業所のほうは、それぞれ工夫はしているところではございますが、この佐野建築研究所というのは、その中でも総体的に比較して、なるべく人と、ほかの来庁者と会わないようにするとか、そういったプライバシー部分でも配慮されていたのではないかなというふうに評価しております。 ○細川正博委員  もうそこがまさにポイントだったので、他社さんも一定の配慮したものだったろうと思ったので、今確認をさせていただきました。  それで、ほかの来庁者さんとも会わないようにとか、そういった配慮がされているという、それのレイアウト面での評価はよくわかったんですけれど、この特徴を私、伺ったときに冒頭、今回、審査基準が幾つかある中で見積額以外の評価が高かったというようなおっしゃり方だったんですけれど、ここについてのもう少し御説明いただけますか。 ○木村施設計画担当課長  見積額につきましては、ほかの10者の具体的な金額というのは申し上げられないところではございますが、正直申し上げて11者の中でこの佐野建築研究所金額的には一番高かったのが結果ではございます。ただ、金額配点というところは全体の中で20%でございますので、見積額以外の残りの部分ですね、80%の部分で高い評価を受けましたので、結果的に総合的に評価判断した結果でございます。 ○細川正博委員  確認なんですけれど、この見積額というのは建築費のことを言うんですか。そうではなくて、今回の基本設計とか実施設計とか設計業務に関しての見積額のことなんですか。それをお答えいただけますか。 ○木村施設計画担当課長  今回の設計業務金額でございます。 ○細川正博委員  わかりました。  今回の設計業務のことでということであれば、ほかの配点のほうが上回っていたということで、お金だけではなくてよい提案がなされたということだと思うので、それは特段問題はないのかなとは思います。  それで、これ間々あることだと思うんですけれど、レイアウトが非常にすばらしいものだったということなんだけれど、でも実際にその建物を建てようとしたら、それになかなか応札してくれる建築業者さんがいないとか、そういったことになると、それこそ文字どおり絵に描いた餅になってしまうもので、その辺の、建物のちょっとレイアウト、私、見てないんで、わかりませんけれど、レイアウトなどが実際に建築業者さんも応じていただけるようなレイアウトなのかどうか、そこもお答えいただけますか。 ○近藤施設整備課長  今回のプロポーザルとこレイアウトのお話でございますけれども、基本的に外観デザインがどうこうということではなく、一時保護所、また相談所あと長崎健康相談所の先ほど言ったセキュリティーだとかプライバシーの問題とか、その辺を十分考慮したレイアウト設計になっているということで、施工する際に難しさということよりもそういった中身の、例えば入り口を何カ所設けて、エレベーター配慮がされているとか、そういったところが逆に言うと丁寧につくり込みを佐野建築研究所さんはやられていたというところでございまして、1点、地下がございますので、そこの部分工事となるとやはり通常学校改築というよりも難しい部分は出てくるのかなとは思っておりますが、通常建物工事ということになりますので、特段問題なくできるかなというふうに思っております。 ○細川正博委員  そうすると外観自体がすごくデザイン性にすぐれていて、そこが評価されたということではなくて、もうちょっと機能面セキュリティープライバシーとか、動線の話、今なさっていましたけれど、そういった機能面評価されたということで、建物外観とかは、ある意味一般的な建物に近いようなものだということでよろしいんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  一般的な公共建築という形のものに、多少は例えば植栽をして外壁緑化をやりたいとか、いろんなそういったのはこれからだと思います。  ただ、今回やはり我々も設計を見たこともないような形のものの児童相談所というのが入っていますので、その辺の部分につきましては、もう設計事務所さんの要は知識、経験を生かしながら設計をしなきゃいけないなというふうに思っております。  特段外観のことで言いますと、特に要項の中に近隣配慮した建物という形にしていますので、結構コンパクトにもしてもらっていますし、高さも抑えた形のものを今回の設計事業者さんのほうで考えていただいていますので、その辺もやはり加点する対象にはなるのかなということで考えております。 ○細川正博委員  では、建物のそういった近隣への配慮も含めてやってくださっているということで、そこもよくわかりました。  私、最後に、ちょっと伺いたいのが、今回児童相談所、一時保護所との複合化ということで、これ今回の建物設計業務とは少し離れる話ではありますけれど、東京都との児童相談所についての移行について、今のところの進捗状況というのをあわせてお答えできる範囲でお答えいただけたらと思うんですが。 ○猪飼児童相談所設置準備担当課長  都区との状況でございますが、現在、政令指定を受けるために確認作業が行われているところでございまして、現在、平成32年の4月を開設目途としている3区が随時行っているというとこでございます。 ○細川正博委員  30年4月目途でやりとりしている最中ということで、何か今後、結構、都と調整をさらにやらなきゃいけないような項目とか、何かハードルになっているようなこととか、そういったものはありますでしょうか。 ○猪飼児童相談所設置準備担当課長  東京都との3区の確認作業については、児童相談所開設するに当たっての全ての範囲において細かい確認がされております。例えばこれまでに行われているものですと、そもそもの児童相談体制をどのように考えて取り扱っていくのかというような視点ですとか、あと人材の確保、育成ですね、専門職を多数抱えることになりますので、それがしっかりと計画されているのかどうかというようなところ、また一時保護所児童相談所施設についても確認がされておりまして、本当に細かいところまで指摘がされているというところでございます。今ですと32年の4月を開設目途にしている3区の確認作業が行われておりますが、そちらの状況を他の区にフィードバックしていただきながら、豊島区においても、その対応を現在検討しているというところでございます。 ○細川正博委員  最後にします。この施設確認というのも今項目に入っていました。今回プロポーザル選定結果も8月の頭に出ているわけですけれど、この東京都とのやりとりの中で実際に施設がどうなっているのかという確認事項もあるということなので、確認ですけれども、今回のこのプロポーザルで通った設計内容ですね、これ東京都の指摘事項などが今まであったんだとしたら、そういったものは踏まえたものになっているということでよろしいわけですね。 ○猪飼児童相談所設置準備担当課長  そもそも児童相談所と一時保護所レイアウトをどのようにすべきかというところについては、やはり各自治体によって違うところがございます。私どもも今年度になってから福岡ですとか、静岡、市川児童相談所とか、さまざまな施設視察させていただきながらポイントポイントを教わっているとこでございます。  都の指摘事項につきましては、私が聞き及んでいる範囲ですと事細かに理想論が展開されているというところでございます。例えばなんですが、一時保護所で子供の死角となるところがあったら、それについて全て指摘されるというようなこともございます。  一方で、他の自治体の一時保護所を見ると、全て完璧な状態はないわけですので、そういった指摘を十分踏まえた対応が必要かなと思っております。  御指摘のこの佐野建築研究所につきましては、現在、基本設計で私どももやりとりさせていただいておりますけれどもさいたま市の児童相談所を受注されたということで、例えば福岡ですとか他県の自治体児童相談所等確認視察に行っておりまして、かなり随所に留意ポイントを私どもにも指摘していただけているというとこでございますので、この業者でお願いして問題はないと思いますし、施設の規模上の制約等もありますけれども、その中で最適なレイアウトができるんではないか、施設ができるのではないかというように考えてございます。 ○藤本きんじ委員  ホームページ佐野建築研究所さん、ちょっと見せていただいた。豊島区でも公共事業、例えば池袋の東口の交番とか、警視庁の目白警察の合同庁舎とかつくられているようで、またほかのとこでもすごく公共施設の受注の多い設計事務所さんで、そういう意味では経験も高くて、安心できるのかなというふうに思っています。  どうなんでしょうね。今、建築に対する設計費というのは、大体、何か昔はちょっと2%ぐらいみたいな言い方を、私も何十年も前ですけれど、2%前後ぐらいではないのなんていうのは昔よく言っていたんですけれど、今はどうなんでしょう。ちょっとそういう大体の相場というか、建築費に対して設計費というのは大体このぐらいだという相場というのは今あるんですか。 ○近藤施設整備課長  2%、3%で、かなり前の話かなと思います。あと金額が多分高い、何百億というような形になるとそういったこともあるのかなと思いますが、今、大体相場といたしまして、役所の関係の仕事の中の工事費に対する設計費ということになると7%から8%とかという形のものが大体基本設計実施設計を加えたものになってくるのかなというふうに思っています。  あと基本的には今、国土交通省のほうも告示で金額が決まっていまして、それにあわせて東京都、区のほうの基準も上がってきますので、実際にはやはり人件費相当金額としては、値段は上がっているという形のものになっていますし、あとやはり働き方改革ということもありまして、お休みをとるということもかなり徹底している会社もございます。設計事務所ですよね。そうするとその分も含めてお値段は若干上がっているのが現状でございます。 ○藤本きんじ委員  済みません。もう20年も前の話なんですんで、そのぐらい変わっているのかなというふうに、働き方自体が大分変わっていますし、当時と今の人件費の違いというのもそのぐらいはあるのかなと思います。  経験もあるということであれですけれど、どうしてもこういう比較的有名な建築家の方だと公共事業の場合、ちょっと何か新しいことやってみたいなというのがあって、民間の建築ですと、どうしても費用対コストを求められるんで、なかなか思い切ったことができないんですけれど、ちょっと公共事業の場合はそういう傾向もあったりすると。また、そういうデザイン性を求めるとやはり後々の維持管理のときに結構コストがかかったりということもあるかと思いますので、先ほど猪飼課長のほうからもいろいろなところを見学して、現場の状況を見て、建築士さんとも相談しながらということで、ぜひ引き続きそのような方向性でやっていただければと思います。  私からは以上です。 ○渡辺くみ子委員  今、お二方の質疑応答で大体のイメージはついたんですが、やはり選択というか、一番の基準は、そういう施設業務実績との関係かなというのを改めて思ったんですけれども、私なんかも全くこの児童相談所というのは日常的には経験を持っていませんので、豊島区も当然そういう状況の中で、先ほど来どう施設をつくり、きちんと運営をしていくかという、やはりそこら辺に重点を置いているという感じは受けたんですが、改めて伺います。そこら辺に対する、その施設をつくるという、設計をするという段階でやはり重点を置いたところということをもう一度、ちょっとダブるかもしれませんけれども、教えていただけませんか。 ○木村施設計画担当課長  まず施設におきましては、やはり入居者、あるいは来庁される方たちが快適かつ安全に過ごせるというところが必要ではないかなというふうに考えております。やはり児童相談所あるいは健康相談所という建物でございますので、来庁される方さまざまな方がいらっしゃいますので、そういった方たちに対する安全・安心の配慮というのは必要ではないかなというふうに思っております。  また、やはり児童相談所、一時保護所のほうではお子さんたちも来るわけでございますので、そういったお子さんたち建物の中で安心してゆっくりと過ごせると、そういったところも重要なポイントではないかなというふうに考えております。 ○渡辺くみ子委員  特に児童相談所との関係で言うと、子供たちの将来に向けてのさまざまな多分想像を絶するようないろんなことが施設というか、かかわる上では起きると思うんですけれども、やはり設計上も含めてそういう体制というのは今からとっておくことが大事なのかなというふうにも思っているんですが、区として児童相談所を具体的に建設する上で、建設した後、何人ぐらいの職員さんというのはこの間伺ったりもしているんですけれども、この経過の中で職員の、そういう専門的な知識を持っている職員さんを入れているとか、そういう状況というのは、実態はどうなんでしょうか。 ○猪飼児童相談所設置準備担当課長  この施設設計もそうなんですけれども、現場の職員含めて対応しているというとこでございます。現在現場の職員のほうで東京都の児童相談所に派遣になった職員が4名おります。私ども本課の人間だけではなくて、現場で実際ケースワークをしている職員も含めて視察にも行き、勉強会にも出てということで対応しておりまして、その知識を生かすような形をしております。  また、東京都においても勉強会を開催していただいておりますので、そういった勉強会でも注意ポイントを十分勉強して知識として蓄えているというような状況でございます。その職員と、さらには他県市のやりとりの中でさまざまな施設も拝見しておりますから、そこで確認したいというようなところを通じて専門性の確保を今行っているというようなとこでございます。
    渡辺くみ子委員  多分、児童福祉司さん、あるいは今、精神福祉士さんと言うんですかね、それなりに専門性を持った職員の方の配置というか、それは当然求められるし、設置をする段階から多分力を出していただけるんだろうというふうに思うんですが、今のお話だと研修も参加をしているし、それなりの施設視察もしているし、対応しているというふうに受けとめてよろしいですね。わかりました。  次に、ちょっと教えていただきたいのは、つくられる期間で、この間、住民説明会等々を見ますと、29年度から具体的な、今年度から設計との関係に入って、30年の半ばということで、33年度ということで、一定の期間施設自体をつくっていくという時期になるんですけれども、この間、区民ひろば長崎のほうが移転先ということで御報告受けているんですけれども、区民ひろば長崎との関係で言うと今度ここの施設を今お使いになっている方々も当然いらっしゃると思うんですけれども、そこら辺に対する対応というのはどういうふうにされているんでしょうか。 ○木村施設計画担当課長  長崎健康相談所につきましては、改築している間は旧第六出張所の建物のほうに行って、仮移転して業務を行うというところでございます。その間、区民集会室のほうが、そこの区民集会室の部分を仮移転先として業務をする場所になりますので、その間につきましては今、集会室を利用されている方たちには大変申しわけないところではございますが、集会室については使えないというような状況になってございます。  7月に集会室の現場のほうで夜間、今使ってらっしゃる方たちに対して説明会、今後こういうことで、こういう理由で使えなくなりますということで説明会のほうしたところではございます。その際、やはり今使っているとこが使えなくなるというような確かに御意見もございました。ただ、現状ではそれ以外の周辺の集会室のほうに行って御利用のほうしていただきたいということで御説明のほうをしたところでございます。 ○渡辺くみ子委員  今いろんなところが、例えば私なんかは旧高田小学校で、あそこで二つのお部屋を使えていて、それが使えなくなっちゃうとか、では、ほかに何かというと具体的には出てこないということで、あと地域では生活産業プラザが、工事が始まったら、あそこのところが使えなくなるとか、結構いろんな声が出ていますよね。  一つは、やはり地域の中で地域の人たちがさまざまな形で活動しているということは区の一つの大きな方針でもありますし、そういうのは推進をすべきだろうというふうに思うし、こういう経過の中で一つ、改築に入るとやはりいろんなことが起きてくるというのはあるんですけれども、住民さんの中には一体どこを使ったらいいのかしらとか、やはり声が日常の会話の中で浮かんでくるというか、寄せられるんですよね。そういうときに、では、どこそこなんていう簡単にも言えないし、そこら辺に対する体制というか、対応というか、日常的に、例えば区のほうにお電話してみたらとかと言っていいのかどうか、そういう部分はいかがなんでしょうかね。 ○木村施設計画担当課長  長崎第三区民集会室、こちらが仮移転業務先でございます。この利用されている方たちにつきましては、7月の21日の夜に地域で説明会のほうをさせていただいたところでございます。その際には来ていただいた方たちに配布した資料の中には、長崎第三区民集会室の周辺の集会室の地図ですね、それとともにそれぞれの施設の住所、電話番号、あるいは申し込み方法を書いた紙をお配りして御案内を差し上げたところでございます。  長崎第三区民集会室ですね、こちらのほうにつきましては、同じ建物の2階の区民ひろば長崎のほうで問い合わせのほう受け付けしておりまして、その7月21日に使った資料のほうも用意してございますので、そちらのほうで周辺の地図、あるいは周辺の集会室の一覧の紙のほうですね、こちらのほうはお渡しする、あるいは御案内しているというところでございますので、区民ひろば長崎のほうに問い合わせのほうしていただければと思います。 ○渡辺くみ子委員  必ずこういう問題というのは豊島区全域でいろいろ出てくるだろうというふうに思うんです。しかも今回5年間という一定の期間が、長い期間が、29年、30年、31年、32年、そうですね、ありますんで、こういう状況の中で区民集会室のほう御利用されている方がどうかという、そこら辺に対しては、区のほうも最大限御努力はされていると思うんですけれども、やはりそういう声が出ているということだけは受けとめといていただきたいというふうに思います。  もう1点、もう一つ大事な点忘れちゃったんですけれども児童相談所対応に関してはよくわかりました。  もう一つは、長崎健康相談所、これが複合施設になるからということでその機能が落ちちゃうとか、それから仮移転で落ちちゃうというようなことはやはり基本的にはあってはならないというふうに思うんですが、そこら辺に対する対応というのはどうなんでしょうか。 ○荒井長崎健康相談所長  御指摘のとおりでございます。今、実際行っております保健所の事業に関しましては、そのまま継続して行います。  ただ、施設関係上、どうしても今の旧第六出張所の地下の部分を健診業務をメーンで行うことになりますので、どうしても狭くなってしまうということと、今、豊島自体で出生数が少しふえてきておりまして、結局、健診をやるとお母さんとお子さんということで2倍の人数が来ますので、とにかく安全を第一にということで事務員の配置をふやしまして、安全に業務が行えるようにしていきたいと思っております。 ○渡辺くみ子委員  ちょっと聞き忘れちゃったんですけれど、仮施設のとき、それから完成後の状況という点ではどうなんでしょうか。 ○荒井長崎健康相談所長  特に変わりはございません。全く同じように行う予定でおります。 ○渡辺くみ子委員  わかりました。  そういう点では地域的には大変重要な施設で、私たちはやはり保健所機能ももっと拡充をというのをずっと要求もしていた関係もありますんで、最低限でも今までの対応できる中身については、ぜひ、大変ですけれども、頑張っていただきたいと思いますし、それから人の配置とかそういう点で必要があればやはり声を上げていただければというふうに思っていますんで、よろしくお願いいたします。 ○高橋佳代子委員  済みません。これ、いただいた資料が1枚ということで、これ見たときに全然中身がわかんないと思って、こういうふうにしかやはり出せないですね。いや、ほかの自治体の、さっきそれこそさいたま市なんかはプロポーザル選定結果を出すときは、もうちょっと特徴、そのプロポーザル内容特徴なんかも明記されているようなことも公表されているんですけれども、どうしてここに決まったのかというのは今の質疑でわかりましたけれども、非常にこれ1枚見たとき全然中身わかんないなと思いながら、思っておりました。  先ほどちょっと気になったのは、設置準備担当課長、児童相談のときの質疑の中で、ほかの児童相談所、現場確認をされたときに死角の問題とか、いわゆるそういった児童相談所においてはこういうふうにしてくださいというような方針と現場と違っているような、そういう部分もあったというようなことでちらっとお話が出たんですが、ほかに何か設置をするに当たってこういうふうな基準でつくってくださいと言われることと、さらに現場を確認されたときにちょっと違っているなというか、気になった点とかもしあったらお聞かせいただきたいなと思います。 ○猪飼児童相談所設置準備担当課長  各自治体児童相談所、特に一時保護所なんですけれども、そこを見て感じたところは、やはり運営方針で男女を一切接触なくして分けるという方法でやっているところと、例えば学習とか食事については男女混合でやっているというようなところはあります。それについてはその自治体の考え、方針でやっているんだなというところはございました。  あと死角でございますが、やはり既存施設を活用して行っているところもありますので、どうしても死角になっているところはあったかなと思います。この死角についても二つ考え方がありまして、全て死角がないところがいいというところと、死角はあってもそれを職員がそこに死角があるんだというふうに認識して対応すればそんなに気になることではない。むしろちっちゃいお子さんですと死角になるようなところをあえてつくるというような保育理論もあるというような学識経験者の話もありますので、なかなか、そういったところは施設上の制約と、あと自治体としての考え方によって建物の構造も変わってくるのかなと思っております。  東京都の確認作業で聞き及んでいる内容につきましては、現場の管理職、また課長代理級が出られているようなんですけれども、その中ではやはり都の児童相談所がやっていることを全てということではなくて、こうあったらいいという理想のところで御指摘をいただいているということでございます。その中のなるべく多くの部分を網羅できるように区としては準備できればいいのかなというように考えてございます。 ○高橋佳代子委員  今いろいろお話しいただいて、ありがとうございます。  豊島区の方針によって、またそういった細かい施設内容というか、細かいところはちょっと決まってくるのかなというように思いますので、本当にそういう意味ではそれぞれの考え方でそれぞれの建物が存在しているというように思いますけれども豊島区がつくるそういった複合施設ですので、今までやってらっしゃった児童相談所それぞれの検証もあるでしょうから、しっかりとその結果も生かしながら取り組んでいただきたいなということだけ申し上げたいと思います。 ○木村施設計画担当課長  今、高橋委員のほうから資料につきましてはわかりにくかったという御指摘賜りました。今後こういったプロポーザル選定結果等々の資料をつくっていく際には、よりわかりやすい資料を心がけてまいりたいと思います。申しわけございませんでした。 ○竹下ひろみ委員  質疑というよりはちょっと要望もあるかもしれませんけれども、今の高橋委員の最初のプロポーザルについての選定の結果を事細かく、こういう場所で報告するというのはなかなか、プロポーザルというそこの担当する事業者のノウハウですとか、特徴があからさまになってしまうことの、そこを少し抑えていかないといけないというようなお考えもあって、今回のようなこういう資料の発表になったという認識でよろしいんでしょうか。 ○木村施設計画担当課長  プロポーザル選定の過程というのは、一応、基準のほうはございますが、なかなか全てを公開できない部分も確かに竹下委員おっしゃるとおりあるところではございます。  ただ、なぜこの受託候補者が選ばれたかというのは、やはり説明のほうはしっかりしていかなきゃいけない部分だと思いますので、可能な範囲でできる限り、なぜ選ばれたかというのは資料のほうにもきっちり記載のほうは、今後はしていきたいと思います。 ○竹下ひろみ委員  よろしくお願いをしたいと思います。  これについて選定結果についてではありませんけれども、いよいよ児童相談所東京都から区に移管されるということが現実味を帯びてきて、心配されていながらも豊島区ではこの長崎健康相談所と一緒に複合施設となって誕生するということで、本区は狭いですから、狭いながらも児童相談所としての機能をどういうふうに発揮していくのかというのは、このプロポーザル選定の中にも多少はあらわれているというふうに認識してよろしいんですか。例えば先ほど藤本委員さんから警察関係設計などに多く手がけているということについては、児童相談所ですから、ある一定程度の警備上の配慮というものも大切になってくるのかななんて思うんですが、そういうことは今回のプロポーザルには生かされているんでしょうか。 ○木村施設計画担当課長  今回の審査基準の中での業務実績という中では、あくまで類似の業務実績ということで、例えば児童相談所、あるいは児童や医療関係実績があるかというところで、今回の審査の中ではそういった基準でやっておりますので、今回の受託事業者が東口の交番を手がけてはいるんですけれども、そこをやっていたということがプラスにはちょっと働いてはいないところではございます。  ただ、こちら今回受託された佐野建築研究所につきましては、児童分野あるいは医療分野だけでなく、先ほどからありますように警察関係とか行政関係実績としてございますので、そういったところはやはり安心して任せられるのかなというふうには考えております。 ○竹下ひろみ委員  これからというところでありますので、豊島区、私たちも議会も児童相談所が区に移管されるという責任をしっかりと全うするためにも、まずは外枠というか、建物をどうしていくのかというのは大変重要なことだと思いますし、いろいろな事例があると思いますので、豊島区だけではなくて、他区と連携をして広域的な配慮の中で子供たちや、そして親御さんたちをある意味守っていくというような児童相談所であるのが一番いいと思いますんで、きょうはプロポーザル選定結果でありますから、深くは中身には言う機会ではありませんけれども、その点も踏まえて事あるごとにこういうところでも、また委員会等でも児童相談所のあり方というか、これからの豊島区の児童相談所特徴あるというんでしょうかね、しっかりと有効に運営できる、運用できるような環境に私たちもしっかりとそれを応えていかなくちゃいけないなというふうに思っていますので、よろしくお願いをいたします。  以上です。 ○猪飼児童相談所設置準備担当課長  今の御指摘しっかりと受けとめていきたいと思っております。現在、確かに各区との連携が極めて重要です。都と区のやりとりもありますし、あと現在区間で検討も行っております。大体月3回は課長会等で区政会館のほうに参りまして、そこで課題についての検討しておりますし、各区の情報も共有しながらどうすべきか、特別区として児童相談所を設置することはとても有効なことだと思いますから、それが効果的に発揮できるような準備をしていこうということで絶えず行っているところでございます。今後についてもさらにその連携を深めて対応してまいりたいと思っております。 ○藤澤愛子委員  1点だけ。昨年ほかの委員会視察等させていただいたときには2階とかからでも外にある塀であるとかを伝って子供たちが外に出てしまったりするということもあったんですけれども、内装のレイアウトはすごくすばらしいということでしたけれど、その周りの施設であるとか、住宅地ですので、そういった配慮とかもあったほうがいいのかなと思うんですけれども、そういったところもレイアウトには含まれて考えられているんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  やはり今回の事業者さんのほうはそういった経験等もございまして、そういったのも配慮しながら設計をされていたなというふうには感じております。  ただ、詳細な部分はこれから各こちらと長崎健康相談所の職員の皆様と調整をさせていただいて、ヒアリング等行って、要望等もいっぱいあると思いますので、それを設計に反映させていきながら少しずつつくり上げていきたいというふうに思ってございます。 ○藤澤愛子委員  細かいことはこれからだと思いますので、ぜひ調節しながら安全な施設になるようによろしくお願いいたします。  以上です。 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  それでは、次回の日程についてお諮りいたします。  次回は11月7日火曜日午前10時から開会したいと存じます。11月7日火曜日午前10時からになりますけれども、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。   「異議なし」 ○辻薫委員長  それでは、そのように決定いたします。  なお、12月に本委員会視察を行いたいと考えております。次回の委員会で正副委員長案をお諮りしたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上で、施設用地特別委員会を閉会いたします。   午前10時47分閉会...