豊島区議会 2016-11-10
平成28年防災・震災対策調査特別委員会(11月10日)
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│事務局 │高桑議会総務課長 元川書記 │
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│ 会議に付した事件 │
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│1.
会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │
│ 有里委員、辻委員を指名する。 │
│1.委員会の運営・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │
│ 正副委員長案を了承する。 │
│1.
全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉
情報伝達訓練の実施について・・・ 1 │
│ 木村危機管理担当課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.平成28年度豊島区
帰宅困難者対策訓練の実施について・・・・・・・・・・・・・ 5 │
│ 木村危機管理担当課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.平成28年度豊島区総合防災訓練(実動)について・・・・・・・・・・・・・・・14 │
│ 樫原防災危機管理課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.視察について・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 │
│ 視察について、正副委員長案を提示する。引き続き調整することとなる。 │
│1.次回の日程・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 │
│ 12月16日(金)午前10時、委員会を開会することとなる。 │
└────────────────────────────────────────────┘
午前10時開会
○
高橋佳代子委員長 ただいまから防災・
震災対策調査特別委員会を開会いたします。
会議録署名委員を御指名申し上げます。有里委員、辻委員、よろしくお願いいたします。
───────────────────◇────────────────────
○
高橋佳代子委員長 委員会の運営について正副委員長案を申し上げます。
本日は、3件の案件を予定しております。
その後、視察について正副委員長案を申し上げたいと存じます。
最後に、次回の日程についてお諮りいたします。
以上ですが、運営について何かございますでしょうか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
高橋佳代子委員長 それでは、案件に入ります。
全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉
情報伝達訓練の実施について、理事者より説明があります。
○
木村危機管理担当課長 それでは、私からは、
全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉
情報伝達訓練の実施について説明させていただきます。
まず1つ目といたしまして、
全国瞬時警報システムの説明でございます。
全国瞬時警報システム(Jアラート)とは、
弾道ミサイル情報、あるいは津波情報、
緊急地震速報等、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を人工衛星及び地上回線を用いまして、国、こちらは内閣官房、または気象庁から消防庁を経由してとなりますが、国から情報を送信いたしまして区市町村の
防災行政無線等を自動で起動することにより、国から直接住民に対し、緊急情報を瞬時に伝達するシステムでございます。
次に、2、訓練の目的でございます。昨年度に引き続きまして訓練を行うものでございますが、緊急時における住民の皆様への迅速かつ確実な情報伝達に資するよう、Jアラートの全国一斉
情報伝達訓練を行うものでございます。
3、訓練の概要についてでございます。(1)実施日時でございますが、平成28年11月29日、火曜日の午前11時ちょうどを予定してございます。なお、昨年度は11月25日の水曜日、やはり同じ午前11時に訓練を行っておりまして、正常に情報を受信できたことを確認してございます。
(2)実施対象でございますが、
Jアラート受信機を運用するすべての地方自治体において訓練を行うものでございます。
(3)訓練内容でございますが、国においては、内閣官房からJアラートの訓練情報を発信いたします。都道府県におきましては、訓練情報の受信の確認を行います。市町村におきましては2つございまして、1つ目といたしましては、訓練情報の受信の確認を行います。2つ目といたしまして
情報伝達手段の起動の訓練を行います。
4、放送内容についてでございます。放送内容につきましては、まず
防災行政無線のいつものチャイムが流れまして、その後「これはテストです」というのを3回繰り返し、その後「こちらは防災豊島区です」と放送いたしまして、最後にまた
防災行政無線のチャイムが流れる予定でございます。
5としまして、住民の皆様への事前周知・広報についてでございます。昨年と同様に、直近の広報としまのほうに掲載いたします。広報としま11月21日号に掲載を予定してございます。広報の掲載の際には訓練の時間中に他の市町村等へ移動する区民の方も考慮いたしまして、これは豊島区だけではなくて、全国的な試験放送が行われる旨をお伝えいたします。
簡単ではございますが、私からの説明は以上でございます。
○
高橋佳代子委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○磯一昭委員 訓練内容のところで一つ確認をさせていただきます。国、内閣官房からJアラートの訓練情報発信となっておりまして、その下に都道府県、これは受信確認、それから市町村、①で受信確認とあるんですけど、これは国から直接市町村に来るんですか。それとも一回都に行って、それから市区町村に行くんですか。
○
木村危機管理担当課長 これにつきましては、国から都道府県を経由しないで直接自治体、豊島区のほうに情報が来るものでございます。
○磯一昭委員 そうしますと、都道府県のほうは受信確認するだけで、基本的に市町村の②の
情報伝達手段の起動訓練とかそういうことはやらないということでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 そのとおりでございまして、
情報伝達手段の起動の訓練というのは、各区市町村が持っている
防災行政無線のスピーカーを起動するということになります。都道府県のほうはそういったことの訓練は行いません。
○磯一昭委員 最後に、昨年に引き続いてということなんですけれども、昨年例えば受信して、確認して、こういう同じようなことをやったと思うんですけど、そこで何か気づいた点があったら教えていただければと思います。
○
木村危機管理担当課長 受信のほう確実にできたというのを確認しておりますので、これによって特に不具合があってとかそういったことはございません。
○ふる
ぼう知生委員 国のほうからの受信というものを確認して、それで
防災行政無線のチャイムというふうなことなんですけど、
防災行政無線のチャイムということで、これ豊島区じゅうに発信したということなんですよね。
○
木村危機管理担当課長 この流れるスピーカーにつきましては、特定のところということではなくて、豊島区内のすべてのスピーカーから流れる予定になっています。
○ふる
ぼう知生委員 昨年、恒例が行われるというふうなことで私も意識していて、その日は役所におりましたんですけど、時間が来て、特に何かしら無線の発信とかというのが聞こえなかったというか、そういうふうに感じているんですけど、庁内にいると防音とかというふうなことで聞こえないというふうなことなのかなと思っているんですけど、そういう認識でよろしいんですか。
○
樫原防災危機管理課長 確かにこの中にいると聞こえづらい部分があるかなと思います。ただ、防災課のほうは、うちのほうはスピーカーが中についていますので、鳴っていることの確認はうちのほうではしています。ただ、庁内全部にあちこちにいる方たちが全部この庁内で聞こえるかというと庁内放送では入れていませんので、ちょっとそこは確認をしていないところではございます。
○ふる
ぼう知生委員 緊急時にそれだと大丈夫なのかということが、特に役所ですから、私はその日意識してたんですよ。でも、全くそういう声が聞こえなかったので、あれ、やったのかなというようなそういう認識だったんです。区役所、区内の隅々まで聞こえるのが一番いいですし、でも、家によっては防音効果がすごいという中で聞こえないという、その辺はわかりますけど、区役所はやはり最優先で聞こえなきゃいけないのではないかと、こんなふうに思ったんですけど、それについてはどうでしょうか。
○
樫原防災危機管理課長 一応Jアラートがもし鳴って情報流れてきたということについては、庁内だけではなくてほかのツイッターだとか
フェイスブックも含めてうちのほうから直接お伝えをするという形かなと考えています。例えばJアラートをそのまま流すという方法もあるかもしれませんが、ただ、庁内の方たちには別の案内をさせていただいてその場にとどまるようにというような形になるのかもしれませんし、ツイッター、
フェイスブックではうちのほうでそれプラス混乱しないようにとか、そういったことも含めて付加した情報も流せるということになりますので、Jアラートの情報を受けてうちのほうでさらに別の方法も使ってお伝えをするという方法が妥当かなというふうには考えてございます。
○辻薫委員 ちょっと細かい点なんですけど、この訓練内容で国から受けたと。その後、それを受けて手動で区が発信するというか、防災無線で発信するというやり方、そのやり方は自動的になるのか、それとも手動でやるのか、ちょっとその辺、細かいですけど、お聞きしたいと思います。
○
木村危機管理担当課長 こちらはもうすべて自動になりますので、国のほうから情報を流したら、極端な話、例えば区職員が全くいなかったとしても、もうそのまま自動でスピーカーから流れると、そういうシステムになってございます。
○辻薫委員 そうしますと、流れた内容がそのままの同じ内容で流れるということですよね。ちょっと確認ですけど。
○
木村危機管理担当課長 そうですね、国が流した情報の内容がそのまま流れますので、特にうちのほうで、区役所のほうで編集するとかそういったことはございません。
○辻薫委員 そうすると、ちょっと先ほどからのやりとり聞いていると、どちらかというと、区民へ聞こえているか、聞こえていないかというよりも、国が発信した、また、それが区として受信して流れているであろうというか、区全体に流れているであろうということの確認で、区民への訓練的なものというのはないということでよろしいんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 今回のこの訓練は、あくまで国から来た情報がしっかりと区役所のほうで受けとめて、それを区役所の職員が手を加えることなく自動でスピーカーのほうに流れるというその一連の作業がメーンでございますので、一応スピーカーから流れたものが、例えば区民の皆様が聞こえたかどうかというところはこの訓練の主眼とはまたちょっと離れるところなので、あくまで情報を受信しました、それが自動で起動されたと、そこの確認がメーンでございます。
○辻薫委員 そういう目的でやっているということであれば、実際にこれが本番で使われたときに区民がどう受けとめるのかということでは、最後のほうに区民への周知ということで、ほかのところで同じようなものを全国的に聞くでしょうから、そういった受けたときに、じゃ、区民はどう判断するのかという認識への周知というのは、そういったところでは今までどうだったでしょうか。
○
今浦危機管理監 Jアラート本来の目的、ここにありますとおり、例えばこれを起動させた最初の例は北朝鮮のミサイルのとき、私、ちょうど8師団の副師団長で作戦室で勤務をしていたときですけれども、そのときうまく伝わらなかったというのを繰り返しながら今回も訓練をやっていく。まず伝わる、瞬時に伝える、全日本で瞬時に伝える、これが最大のJアラートの目的だと思います。委員御指摘のとおり、その後どうするんだということについては、いろんな訓練の場を通じながら、まず聞こえた、聞こえないというのも大事ですし、次に何を行うのか、避難誘導であるとか、そこにつなげていく必要があると考えています。ちなみに、まだ区としては取り組んでいませんけども、来年度以降、国民保護訓練、避難誘導、これもNKの事態というようなこと等考えながらJアラートと関連して、まず警報、次に避難という形で訓練のほうもやっていきたいというふうに考えています。
○辻薫委員 ありがとうございます。やはり通知というか、この警報を発しただけではなく、本当に区民がそれを受けてどう行動をとるか、弾道ミサイルについては本当に瞬時に来る話ですので、そういった意味では区民がどう行動するか、今おっしゃっていただいたとおり、区民への行動につながっていくような取り組みにぜひ今後していただきたいことをお願いして、私からの質問を終了いたします。
○吉村辰明委員 今、辻委員からも質問した訓練の関連かもわからんけど、目的が緊急時における住民への迅速かつ確実に情報伝達ということがうたわれておりますが、そのことも含めて事前周知として広報としまに掲載予定という。ただ、今この時期、区政連絡会やっていますよね、各地区でね。こういったところでの伝言というか、伝達というのは考えていなかったの。
○
木村危機管理担当課長 この訓練、例年やっている訓練なんですけれども、今までは区政連絡会の場での御説明というのはしてないところでございます。
○吉村辰明委員 寂しい話だけども、広報としまというのも購読率というのか、周知率というのは限られてしまいますんで、せっかく区政連絡会があるのに、こういうことも町会長さんのほうにまず頭に入れておくことが必要じゃないかなという思いがするんですけども、その点いかがでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 やはり広報としまに載せて終わりということではなくて、やはり区政連絡会、そういった場がせっかくございますので、来年度以降についてはそういった場での説明もやれるように考えていきたいと思います。
○吉村辰明委員 とかく町会長さんたちはまちの代表ということで、なかなかいろんな方がおりますんで、何だ、おれは知らなかったじゃないかといったところへ話が行くと、何やっているんだという話がみんな我々に来るんです。やり過ぎぐらいに、せっかく区政連絡会というのが、休みの月もあるけども、せっかく月1回設けられているんですから、理事者の皆さんは出かけていくのは大変かもしれないけども、利用したほうがいいんじゃないかなという思いがしますんで、一言申し上げておきます。
○
儀武さとる委員 国から直接住民に対し、緊急情報を瞬時に伝達するシステムのことをいうということなんですが、実際には
弾道ミサイル情報、津波情報というのはこの豊島区ではもちろんそういうことはありませんし、実績というか、ありませんし、この緊急地震速報、地震は頻繁に起こっているんですけども、この緊急地震速報、実際に運用されたことはないんですか、この豊島区では。
○
木村危機管理担当課長 豊島区内においては、このJアラートが実際に活用されたことは今まで例はございません。
○
儀武さとる委員 でも、実際には大地震ですとか、自然災害、大雨洪水で甚大な被害を受けたりしているわけですよね。そういう地域ではこのJアラート運用されていると思うんですが、私テレビで見ますと、警報を発してから実際に地震が来るまでもうほとんど同じぐらいで、その情報が瞬時とはいうんですけど、テレビの情報と同じぐらいではなかったかなという、こういう記憶もあるんですけど、これは実際、発生する直前、平均でどのぐらいの時間で発信されているんでしょうか、緊急速報。
○
木村危機管理担当課長 済みません、地震の際にどのぐらいのスピードでというのはちょっと資料のほう持ち合わせてございません。
○
儀武さとる委員 実際、私なんかは地震があると、起きてまずテレビをつける、テレビからの情報が早いんですけど、そうしますと、実際、運用実績もありませんし、実際には区民にとって本当にこれが必要だという実感というか、こういう話は私の周りではちょっと聞かないんですけども、これはただ国が自治体に発信してキャッチできるシステムがきちんと作動しているかどうかの確認、今現状はそこにとどまっていると先ほどから説明があるんですけど、そういう認識でいいと思うんですが、ここに3の訓練の概要のところで1と2があって、実施対象が
Jアラート受信機を運用するすべての地方公共団体というふうになっていまして、受信機を運用していない自治体というのも全国にはあるんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 今現在は、もう全国の約1,740程度の地方公共団体すべての自治体に今受信機のほうを設置されるようになりましたので、地方公共団体での実施率という意味では100%ということでございます。
○
儀武さとる委員 たしかこれはもう10年ぐらいになると思うんですけど、このJアラートが運用されて、テストされてからたしか10年ぐらいになると思うんですけど、地方によっては事前の点検のときはきちんと作動したんですが、たしかどこだったか忘れたんですけど、当日になったらきちんと作動しなかったと、こういう事例もたしか記憶ではあるんですけども、そういう点で、日ごろからの点検、管理が非常に重要だと思うんですけど、今回、毎年1回だけでなくて、日常的にはどういうふうに保守管理というか、点検というか、それはやっているんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 こういうように外の
防災行政無線のスピーカーを使っての訓練ということでは年1回でございますが、国から区役所まで、外には出さないというレベルでのJアラートの訓練というのは数カ月に1回程度の割合で、国のほうから情報が発信されまして、こちらのほうできちんと情報を受けとめたというそういう日ごろからの保守も兼ねてそういったことはやってございます。
○
儀武さとる委員 わかりました。
弾道ミサイル情報を提供するということなんですが、本当にこれがこういうことが絶対ないようにするのが私は政治の役割だと思いますし、北朝鮮の弾道ミサイルだとかロケット弾とかいろいろ言われていますけど、やっぱり政治の力で平和的に、外交的に国際協調のもとでこういう問題は解決すると、ぜひ政治がそういう役割を果たすべきだと申し上げて質問を終わります。
○
高橋佳代子委員長 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
「はい」
───────────────────◇────────────────────
○
高橋佳代子委員長 次に、平成28年度豊島区
帰宅困難者対策訓練の実施について、理事者より説明があります。
○
木村危機管理担当課長 それでは、続きまして、平成28年度豊島区
帰宅困難者対策訓練の実施についてということで、資料は2ページにわたってございます。
まず1番目、目的でございます。
首都直下地震等によりまして池袋駅周辺に多数の帰宅困難者が発生することが想定されてございます。このため
帰宅困難者対策訓練を実施いたしまして、豊島区災害対策本部、
現地連絡調整所、池袋駅東西口の
情報提供ステーションなどの
災害対策活動拠点と鉄道、集客施設の各事業所、防災関係機関及び物資の輸送業者が連携いたしまして、池袋駅周辺の混乱防止に努めるとともに、訓練参加者等へ防災意識の啓発を図るものでございます。
2番目、実施日時でございます。平成28年11月17日、木曜日、ちょうど来週の木曜日でございます。訓練といたしましては午前10時から正午までを予定してございます。受付のほうは西口公園のほうで行いますが、こちらのほうは9時から開始となります。
3番目、被害想定でございます。11月の17日、済みません、こちら月曜日となっております。木曜日でございます。失礼いたしました。午前8時半に地震が起こったということで、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3、区内の最大震度は6強の地震が発生、午前10時現在、鉄道は全線運転見合わせ、池袋駅周辺に多数の帰宅困難者が発生という想定でございます。
4番目、参加者でございます。豊島区、あと池袋駅周辺の
混乱防止対策協議会、あと一般公募による個人、あと駅周辺の事業所などが参加いたします。
5番目、実施場所でございます。まず活動拠点としては大きく7種類ございまして、まず災害対策本部、こちらは区役所本庁舎5階
災害対策センターになりまして、主な訓練内容といたしましては情報の収集、あと判断、指示等がございます。あと2番目、
現地連絡調整所、こちらはJR池袋駅の構内に設置するものでございますが、各活動拠点との情報の通信になります。次に、
情報提供ステーション、こちらは池袋駅の東西口に設置することとなりますが、東口のほうが
タクシープール、あと西口は駅前の広場になります。こちらは主な訓練内容といたしましては、
現地連絡調整所との情報通信、あと滞留者への情報提供になります。4番目、帰宅困難者用備蓄物資の輸送、集積場所ということで、こちら今年度新たな取り組みとなります。こちらまた2ページ目で説明のほうさせていただきますが、こちらのほうは日本通運の江古田倉庫、あと池袋の西口公園になります。主な訓練内容といたしましては、備蓄物資の輸送と集積になります。続きまして、一時待機場所といたしましては、JR池袋駅の地下通路をアゼリアロード、あるいはオレンジロード、あと池袋ショッピングパーク、東武ホープセンターのほうで実施のほうをいたします。主な訓練内容といたしましては、誘導、一時待機、備蓄食糧等の配布、あとは一時滞在施設の誘導などでございます。続きまして、一時滞在施設、こちら今回の訓練では6カ所を予定してございます。ホテルメトロポリタン、
帝京平成大学、第一イン池袋、東京信用金庫、東京芸術劇場、そして区役所1階のとしまセンタースクエアでございます。これらの場所では一時滞在施設開設と運営ということで帰宅困難者の実際の受け入れ、あと備蓄物資の配布、あとは応急救護訓練などを行います。あと各事業所におきましては、帰宅の抑制とか、あるいは自衛消防訓練等、あるいは
現地連絡調整所との通信のやりとりを行います。
2ページ目にお移りください。6番目、主要訓練項目でございます。1つ目といたしましては、各活動拠点、各事業所等間の連携でございます。2番目といたしましては、一時滞在施設等の開設・運営と帰宅困難者の円滑な誘導。3つ目でございます。一時滞在施設等での救急訓練及び通信訓練。4番目といたしまして、帰宅困難者用備蓄品の輸送・集積、こちらが新規になります。
7番目といたしまして、今年度の新たな取り組みということで2点ございます。1つ目といたしまして、一時滞在施設指定チケットの試行ということで、池袋駅東西口の
情報提供ステーションにおきまして、帰宅困難者に対して一時滞在施設ごとに指定されましたチケットを一人一枚ずつ配布いたします。チケットを受け取った帰宅困難者は、チケットに記載された一時滞在施設へと移動するものでございます。見本として表面と裏面の図をつけてございます。表面のほうがこれはとしまセンタースクエアの例になりますが、指定された場所、あと裏面のほうがそれぞれの施設までの駅からの地図を載せるものでございます。
(2)といたしまして、帰宅困難者用備蓄品の輸送・集積でございます。こちらのほうは今までは区の施設等にばらばらに保管してございました帰宅困難者用の備蓄品でございますが、本年第2回定例会におきまして補正予算のほうで認めていただきました予算によりまして、日本通運の江古田倉庫のほうを借り上げました。そちらに帰宅困難者用の備蓄品、既にそちらに今お願いして保管しているところでございますが、そちらから帰宅困難者用の備蓄品のうち2,000人分をトラック5台により実際に池袋西口公園のほうまで運送するという訓練のほうをやってみるところでございます。また、輸送した備蓄品につきましては、公園内に設置したテントのほうに集積して、またテントの前に設置するテーブルに品目ごとに陳列するものでございます。
その下がイメージ図になってございまして、右下のほうが池袋駅の西口の方向からでございまして、左上のほうが芸術劇場というような位置関係でございまして、芸術劇場側のほうにトラックが5台に分かれて物資を持ってきます。これを公園内に設置したテント、そちらのほうに実際に荷おろしをして集積のほうをいたします。集積した前にこちらに実際に水、あるいは食料、簡易トイレ、あるいは保温用のアルミシートということで品目に分けてテーブルの上に実際に並べてみるというところまで訓練を行います。今回の訓練では実際に帰宅困難者の皆様にこの場所で物を配るというところまでは行いませんが、実際に江古田倉庫のほうから運搬すると何分ぐらいかかるのか、あるいは荷おろしするとどのくらい時間がかかるのかとかそういったところを検証する予定でございます。
私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
高橋佳代子委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○有里真穂委員 今回の参加者なんですが、参加者人数は大体何名ぐらいを予定しているんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 まだ今現在集計中で、最終的な確定の数値ではございませんが、帰宅困難者役として実際にギブスを着て駅周辺に滞留する人たちとしては約500名程度を見込んでおります。また、各一時滞在施設とか、あるいは
現地連絡調整所などの運営側としての参加者がおおむね250名程度というふうに考えてございますので、訓練全体では合わせて750名程度を見込んでおります。昨年度はちょっと帰宅困難者役としてはおおむね700名程度、運営側が大体300名程度で合計1,000名程度でございましたので、昨年度からは規模という点ではちょっと縮小しているような状況でございます。
○有里真穂委員 帰宅困難者の想定人数、本当にこのような震災が起きたときの想定人数は大体どれぐらいを今回のこの範囲内ではしているんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 池袋駅周辺で行政側のほうが帰宅困難者として手当てしなきゃいけないという数としては5万3,000人を見込んでいるところでございます。
○有里真穂委員 5万3,000人を見込まれているという中で500名の今回想定で訓練なさるということですが、帰宅困難者への一時滞在施設へのこの割り振りというのは、この500名全員を一時滞在施設に割り振りする、けがをされているような人たちもその救護所に送るというような想定で今回実施されるんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 今回の想定の中では、けがをされている方とか、そういった想定のほうはしてはございません。ただ、例えば今回参加していただく皆様の中に障害者団体連合会の方ともちょっと連携して、障害のある方たちにも御参加のほうをお願いしているところで実際に参加していただけます。障害者の皆様は東口ですととしまセンタースクエア、あと西口ですとホテルメトロポリタンのほうに行くように今予定してございますので、そういったところで実際に受け入れてどういったところに問題があるのかどうか、そういったところを検証していきたいというふうに考えてございます。
○有里真穂委員 あわせてですが、今回そのように配置を障害者の方はこちらに行っていただくとか割り振りをされると思うんですが、この一時待機場所から一時滞在施設へそういった方たちが行く連携の仕方というのはどのようになっているんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 行き方といたしましては、池袋駅の東口と西口の駅前に
情報提供ステーションという滞留者の方たちに情報を発信していく拠点を設置いたします。実際にはそちらのほうから説明するとともに、あるいは安全・安心メール、あるいは
フェイスブック、ツイッターなどの媒体も使って情報を発信していきまして、それでどこどこの施設のほうに行ってくださいというような情報の流れになります。
○有里真穂委員 実際こういった災害が起きたときに障害者の方たちがそういう連絡が
フェイスブック、ツイッターで手に入るであるとか、あとは
情報提供ステーションに、ここに行けばいいということをどうやってその方たちは理解して、そのような行動にとれるかというのは今回の訓練の想定の中にもそういう情報発信であるとか、そういった理解をしてもらうための取り組みとかというものも含まれているんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 例えば障害者の皆様との連携という意味では、事前に障害者団体連合会の定例会の会合のほうに私のほう実際出向きまして、各障害団体の長の皆様がいるところでこういう訓練の説明とともに、帰宅困難者に対するこういった枠組み、
情報提供ステーション、あるいは一時滞在施設といったそういったものの仕組みを説明してきたところでございます。
○有里真穂委員 実際の災害というのはいつ起きるかわからないという中で、そういった取り組みされているのは非常に評価できるなと思うんですが、ただ、定例会の中で説明されるということは、個人個人にまでちゃんと届いているかどうかのちょっと検証というのもなかなか難しいなと思うんです。今回の訓練をもとに、今後その障害者の方たちにどのような形で実際起きたときに情報提供するかということをもう少し個人に届く方法というのを検討していただけるきっかけになればと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。
○
今浦危機管理監 この
帰宅困難者対策訓練、多くの事業所が参加し、あるいはいろんなプレーヤーが参加していただく極めて統制の難しい、しかし、実際的で大事な訓練だと考えております。従来これをそういう観点でやってきましたが、ここの2ページ目の6番の主要訓練項目、4つ挙げていますが、これは多くの事業所等含めて共通の項目として挙げているんですが、区としましては3つ考えています。1つ目が滞留者の確実な誘導統制、2つ目が総合防災システムの運用要領の確立、3つ目が帰宅困難者用備蓄品の実輸送による集積配分要領の検証と。ここに挙げています7の1、2は、その1番目の誘導統制要領の確実な誘導統制と。先ほど委員からございましたとおり、5万3,000人の誘導統制をやる第一歩としまして、たった500人ではありますけれども、それらが6つの一時滞在施設、あるいは待機場所に確実に我々が掌握して誘導していくということをやる第一歩だと。そのための一つの手段としてこういうチケットをやってみるということであります。
しかし、その中で確実に起こるであろう、その中には災害弱者の方必ずいらっしゃいますので、段階的にそれは来年以降、最初から示したところに行ってそれで終わりじゃなくて、むしろそういう滞留場所からいかに滞在施設に誘導するか等含めて、さらにステップアップして考えたいというふうに考えています。
さらに言うと、この時間帯がちょうど通勤時間帯ですので、やはりけが人は確実に出るだろうということを想定して、やはり消防と連携しながら、そういう負傷者の構想も含めていきたいなというふうに考えています。
ちょっと長くなりますけど、3つ目の帰宅困難者用備蓄品の集積、これはただ訓練のためにやっているわけでありませんで、実際に起きた場合に5万3,000人分の備蓄品を西口と東口にそれぞれ2,000人分の集積場所をつくります。それに必要な車がそれぞれの集積場所に2トン車で5両ずつ必要です。例えばそれぞれで2万人ずつ配ったとして、これを10往復するという極めて大変な作業になります。今回の訓練の意味は、先ほども若干ありましたけども、積み下ろしに何時間何十分かかるのか、往復に何分かかるのかということでワンサイクルどのぐらい時間がかかるのかというのを確実に検証してまいります。また、実際にこのような形で配分までの状況までやっていくんですが、この要領でさらに改善点はないのかということを検証する場だというふうに考えております。そういう一つ一つ確実に訓練を積み上げながら、より実際的な状況に来年度以降もチャレンジしていきたいというふうに考えています。
○藤本きんじ委員 参加者なんですけど、一般公募による個人というところがあります。先ほど大体500名と250名、750名ぐらいの参加者ということで御答弁ありましたけど、一般公募の個人の方というのは大体何名ぐらいいらっしゃるのか。
○
木村危機管理担当課長 純粋に本当に一個人として御参加いただいている方たちというのは大体20名から30名ぐらいかなというふうに思っています。ただ、それ以外に例えば駅周辺の企業の皆様とかそういった皆様が結構団体で参加していただいていたりします。あと、やはり駅周辺の専門学校の方たちがクラス単位でちょっと参加したりとか、そういった参加もございます。
○藤本きんじ委員 帰宅困難者ですから、やっぱり豊島区に住んでいらっしゃる方は比較的歩いて帰れる距離なんで、実際そういう来街者の皆様に対する訓練かなというふうなところは思うんですけど、先ほど障害者の団体の方とかということで、直接お声がけされているようですけど、私も以前、消防団として一回参加させていただいたこともあって、今回は警察、消防は入ってないようですけど、消防団とかには声はかけようというようなあれはなかったんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 今回の参加者、1ページ目の4番の参加者の池袋駅周辺
混乱防止対策協議会というのがございまして、こちらのほうのメンバーの中に警察、消防入っております。また、あるいは消防団の団長さんお2人もこの協議会のメンバーでございます。なので協議会として説明会を行ったりしておりますので、そういったところから情報のほうは流れていっているところでございます。あと例えば消防署のほうの方たちには、各一時滞在施設に入った後の帰宅困難者の皆様に対しまして応急救護の訓練の講師をやっていただくとか、そういったところで御協力のほうはいただいてございます。
○藤本きんじ委員 わかりました。消防団もやっぱり自分の地域があって、災害があって、こっちの池袋の駅のほうまで出動していくというのは現実的じゃないのかなとは思うんですけど、ただ、訓練という意味ではそこであったことを地元で何かノウハウを生かしていけるようなこともあるかもしれないんで、消防団も実際に各分団何名出せとかと言われると、こういう日中の訓練はかなり厳しくて、仕事を休んだりとかというちょっと弊害もあるんで、出られる人は出てくださいみたいな感じでお声かけていただくと、ちょうど平日がお休みの方なんかもいらっしゃったり、もうリタイヤされている方もいらっしゃるんで、そういう方なんかには実際一般公募みたいな形で参加していただいたら、何かいいのかなというふうに思いましたので、また今後もし来年以降、そんなこともちょっと御検討いただければありがたいなと思います。
以上です。
○
木村危機管理担当課長 やはり冒頭申し上げたとおり、訓練の全体の参加者のほうが前の年より少し減ってしまいました。数が多ければいいというものじゃないと思うんですが、やはりより多くの皆様に参加していただくというのはやはり大事なことだと思いますので、協議会等も通じていろんな団体の皆様にお声かけするようにしてまいりたいと思います。
○藤本きんじ委員 消防団員というのはやっぱり防災に対する意識が極めて高い人が集まっていますので、いろんな経験していただくことがその地域の防災に役立つと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
○磯一昭委員 今年度新たな取り組みについて何点かお聞きします。まず(1)の一時滞在施設指定チケットの試行ということで、これに関しては、これまで毎年訓練を続けてきて、こういうものがあったらいいんじゃないかなということで取り入れたのか、あるいは他の自治体でこういうことをやっていたよということなのか、そこら辺ちょっとお聞かせいただければと思うんですけど。
○
木村危機管理担当課長 特によその自治体でやっていたのでまねということではなくて、やはり今までの訓練の中で、やはり初めて池袋に来た方に対して、例えば一時滞在施設、どこどこ、どこどこ大学がありますので行ってくださいといった場合、なかなか行きづらいと。土地勘がないとやはりわかりにくいというところで、そういった意味で裏面が地図になってございますので、確実に指定されたところにたどり着いていただくという意味で、そういう発想からやってみるところでございます。
○磯一昭委員 先ほど危機管理監の誘導というマンパワーの部分で考えたら、やっぱりこれすごいいい取り組みだと思うんですね。一回一回場所を説明したりするよりも、こういうチケットがあって、地図があって、じゃ、どこどこ行ってくださいと。これはやっぱり当然有事のときにはマンパワーが不足してくると思うんで、こういうふうにマンパワーだけに頼らない、こういうチケットというのはすごいいいことだなと、これ評価できるところじゃないかなと思っております。
そんな意味では、このチケット今回やってみて、多分よかったなというのが出てくるんじゃないかなと思います。訓練だと、どこどこ行ってとかと言えば行けちゃうんですよね、参加者がね。ところが、やっぱり本当の有事のときには、本当にみんなパニクっているときにはこういうのがあったほうがいいのかなと思って評価できるところでございます。
それでもう一つの(2)の輸送、これは補正のときにも質問があったかどうかちょっとわかんないんですけれども、これはやはり熊本の震災の教訓なのかなと、今までのいろいろな教訓としてこういうことを取り入れたのかななんていうところが想像できるんですけれども、やっぱり1号車から5号車までというので5台ということなんですけれども、これ場所的に日通の江古田ということで、道路とか何かもある程度直下型のときの道路事情というか、通行できるところを想定してここになったのか、あるいは日通さんという大きい大手さんだからここになったのか、そこら辺ちょっと事情を聞かせていただければ。
○
今浦危機管理監 日通江古田は、まず近いというところです。できれば豊島区内で探したんですが、区内の中にはJRの若干の限られたスペースでしかないということがわかりまして、それぞれ業者に確認したところ、ここが一番近くて広いと。都内でこれだけ広い倉庫を持っているところはここしかなかったというのが一つです。そういう観点でいうと、物をまず集約して持っておく、委託しておく、いざ発災したときには優先的に環7の中の優先通行ができる処置をした車両が動いてもらう。ただし、それが今想定では同時10両必要なんですけども、何両なるかわかりません。ただ、その中でできることをやっていくというのが第一歩だというふうに思っています。
先ほどのチケットの件、ちょっと補足させていただきますと、9月の図上訓練、このときにも誘導要領をどうするかと。実は図上訓練のときにも課題としてありました。現実としてこのチケットを考えついたんですが、現実として東西口に協力いただいている一時滞在施設の事業者さんそれぞれ東西口4,000ずつで約8,000収容可能だというふうに考えていまして、まさしくいつ起きてもいいように8,000枚、それぞれの収容キャパに応じたものを準備しておかないといけないというふうに思っています。今回これで実際に動いてみて何が問題だったかというのを検証して、さらに改善できるんじゃないかなというふうに思っています。
○磯一昭委員 本当に区内にそれだけ備蓄していくところがないということで大変あれなんですけれども、これはいろんな公共施設等々の問題とも絡んでくると思うんですけども、遊休地というんですか、今使ってないような、例えば保育園跡とか、そういうところは車じゃなくてリヤカーでも運べるんじゃないかなと。これは帰宅困難者用ですからあれなんですけども、そういう部分も救援施設だけじゃなくてそういうのも必要なのかななんて思うところがあって、ただ、江古田の場合にはこれ新目白通りも広いし、自衛隊さんが物資運ぶのにも想定しているのは多分新目白通りや何かも想定されているんで、江古田は本当に区内じゃないけど、すごく区内になかった割にはいいところ見つかったなという気がいたしますので、そういう意味では、やはり先ほどのチケットの件とこの輸送の件もそうですけども、やっぱりマンパワーの不足しているところをこういうもので補っていくということが大事なのかなと思っておりますので、こういうものを新規に取り入れて訓練に入れたということは大変すごい評価ができるところだと私は思っておりますので、今後も常に大は小なり、小は大なりということで大きいことが起きる前に小さいことでこうやっていろいろ試行錯誤していくということはすごくいいことじゃないかなと思っておりますので、頑張っていただきたい、それを言葉にして終わります。
○ふる
ぼう知生委員 今、お話もございましたけれども、帰宅困難者用備蓄品の輸送、集積、いろんな目的ありますけど、これが新しくやるというふうなことで、熊本地震等々学んだことを具体的に行っていくという取り組みを評価したいと思います。場所が江古田ということなんですけども、当日、持ってくるルートということについて、もちろん最短コースをというふうに考えていらっしゃると思うんですけど、災害ですから、その道がふさがれちゃうというふうな可能性もあるわけですよね。そういったことについてはどのようにお考えですか。
○
今浦危機管理監 経路については、むしろ樫原のほうがいいのかわかりませんけども、大きく今ありました目白通りと主要な経路、要するに、国と区が災害時に最優先で確保するということを指定している道路の主要幹線を使いますが、それでもいろんな電柱が落ちて、あるいは放置車両があってということが想定されますので、予備経路を当然考えます。いち早く予備経路を確認して、途絶しているところから予備経路に輸送経路を変更して、それを日通の江古田倉庫と共有して最短経路といいますか、使える経路をとにかく使って運ぶということと、あるいは土木部が警戒、そういう道路の障害物の警戒、それをあわせて実施しながら、より有効な経路を使えるようにしていくという形で輸送することになるというふうに考えています。
○ふる
ぼう知生委員 そうすると、今回の訓練では、例えばこのルートを1台行かせてみようとか、別の車はこちらのルートで何分かかるかとか、そういうところまではやるということではないんですか。
○
今浦危機管理監 今回は1つのルートになります。先ほどもありましたけども、理想的なルートでまずデータ、どのぐらいの輸送時間がかかるのか。これは一つの大きな検証項目になると思います。我々、今、危険見積もりというのをあわせて、区内の災害時にこの道路、あるいはこの橋、高架橋がどうなるかというのを想定していまして、それを含めた経路図みたいなものを考えようとしているんですが、いずれにしてもそういう形で災害時に使える経路、いち早く偵察、あるいは情報収集してその経路を指定して有効に輸送するという行動が必要になってくると思っています。
○ふる
ぼう知生委員 私どもよりも皆様方のほうが経験もあるし、また、お詳しいですから、抜かりはないとは思っておりますけども、ぜひとも災害時にどういうことが起こるか、本当に想像できませんので、あらゆるケースを想定して万全を尽くしていただきたいと思います。
あと一点だけ。1ページ目の実施場所で、一時滞在施設としてホテルメトロポリタンから始まってずっとありますけども、
帝京平成大学ということで東口のほうの大学があるんですが、西口の例えば立教大学とかというのがございますけど、東日本大震災のときにもどなたかが誘導されたかわからないんですけども、立教大学に行けばというふうなお話があって、たくさんの方がそこに避難に来られたというお話がありました。そういったことも考えると、西口の大学というふうなことでは、近くにメトロポリタンがあるのかもしれませんけど、立教大学も御参加していただけるとありがたいのかなとか思ったんですけど、その辺はどうでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 立教大学さんのほうにも当然、
混乱防止対策協議会のメンバーでもございますので、当然訓練の御協力についてはお願いしているところではございます。ただ、立教の方と話していて、我々としても訓練参加したかったんだけれども、ちょっとこの日、やはり平日で授業があるということで、なかなかちょっと授業のほうをちょっと優先したいというふうな回答のほうをいただいたところでございますので、決して立教がここにないからといって全然非協力的だとかそういうことは全くございません。
○ふる
ぼう知生委員 やっぱり平日なので、そういうふうなことなのかなと。授業もありますし、というふうなことで理解はしておりましたんですけど、具体的にはやっぱり立教大学さんも、いざというときに御協力いただけるお気持ちはあるんだと思いますけど、またさらに連絡を密にして連携していけるようにお願いしたいと思います。
以上です。
○
儀武さとる委員 私も聞こうと思ったことは大体質問出ましたんで、7番目の今年度の新たな取り組みということで、一時滞在施設指定チケットの試行ですとか、帰宅困難者用備蓄品輸送・集積ということで、先ほど答弁にも、今回は西口でやるんですが、東西で2カ所ぐらい想定しているんだというお話もありましたけど、これは西側は西口でいいんですが、東側はそうするとここではとしまセンタースクエアと出ているんですけど、実際帰宅困難者の備蓄品の輸送・集積というのはどこでやることを想定されているんでしょうか。
○
今浦危機管理監 東側の候補地としては、グリーン大通りのバス停の終わった区側の広い歩道が一つの候補地だと思っています。さらに直行する道路か何本かありますので、そこに入り込む形でやるか、いずれにしても西以上に東口というのは選定が難しいなと今思っていまして、今後どういう形でやっていくか、あるいは一度やはり訓練で東に置くとなったときに、これは警察と恐らく交通統制含めて調整が必要になってきますが、そういうのもいずれはやってみたいなというふうに思っています。
○
儀武さとる委員 今度はチケットを配布するということなんですけど、実際もらったからといって必ずそこに行くとも限らない。いろんなケースが、実際はいろんな出てくる可能性もあると思うんですが、例えば今、皆さんスマートフォン持っているんですけど、全体のそういう一時滞在場所ですとか、そういうものを防災危機管理課として情報を発信するというそういうシステムというのはあるんでしょうか。
○
樫原防災危機管理課長 例えば、GPS使ったようなシステムは今ございませんけども、少なくともテキスト情報ではツイッター、
フェイスブックも含めましてツールとしては持ってございます。なおかつワンクリックですべてのメディアに通じるような形のシステムは備えてございます。
○
儀武さとる委員 本当に実際にやってみないと、確かにこの訓練は今は平時ですので、最短時間でトラックの輸送も可能だと思うんですが、実際に起こったら道路事情もいろいろあってなかなか時間どおり思うようにはいかないと思うんですが、本当に実際にやってみるということは非常に大事だと思いますので、新しい取り組みとしては私もいいなと思っています。
それで帰宅困難者対策で、例えば事業所との連携ですとか、それから事業所も3日分ぐらいの食料、飲料水を備蓄するようにだとかいろいろあったと思うんですが、これ現在進行状況といいますか、どんな状況なんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 東京都のほうの条例で、各事業所においては従業員プラス10%程度備蓄しましょうということでなってございますが、実際には東京商工会議所さんとかがどのぐらいやっていますかというので調査等しておりますが、なかなか進んでないと思います。たしかちゃんとできていると答えたのは2割とか3割とかそのぐらいだったと思います。東京都のほうで備蓄物資を購入する際に補助金を出している制度がございます。ただその前提としては区役所と災害時の帰宅困難者の協定を結んでいるとか、そういう要件はあるんですが、ただ、そういった都の補助の仕組みございますので、例えば
混乱防止対策協議会のほうに東京都の担当者のほうから、こういった制度があるんで活用してほしいと、そういうような説明をしたりとか、一応そういったことで備蓄が進むように取り組みはしているところでございます。
○
儀武さとる委員 東京都の条例ですから、今のところ実際どの程度進んでいるという実態はまだ正確にはつかめてないということでよろしいんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 例えば
混乱防止対策協議会に参加していただいているような鉄道事業者とか大規模な集客施設の皆様ところは、もうほとんど備蓄のほうはしっかりとやっていただけているところでございます。ただ、それ以外のところ、やっぱり中小企業の皆様のところはやはり予算的な問題、あるいはそもそも備蓄品を置くスペースがないとか、そういったところでなかなかちょっと進んでいないというのが現状でございます。
○辻薫委員 ちょっと私のほうからも今回目的として、先ほど来お話がありましたけれども、どちらかというと区なり運営側のどういうふうに確実な誘導統制をしていくとかということでの取り組みが主なのかなというふうに思っております。当初一番最初に池袋駅周辺混乱防止対策訓練やったときには4,000人の方が参加して、参加側のそういう意味では意識啓発ということもあったと思いますけども、どちらかというと運営型なのかなと思いますけども、あわせて参加者については、やはりだれもが帰宅困難者になるケースがあるということを特に言っていただきたいなというか、決して池袋だけではなく、どこか出かけていれば必ず帰宅困難者になっちゃうので、そういう意味ではそういう意識なんかも参加を呼びかけるときに大事なのかなというところがありますので、その点につきましてはいかがでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 やはり訓練参加している皆様に対する意識の啓発というのは、やはりこの訓練の中で重要な位置を占めているというふうには考えてございます。例えば訓練参加者の皆様にマイバックを通してこの訓練のリーフレットとかを配るとともに、災害時の心得なんかを書いた災害時の帰宅困難者マニュアル、あるいは駅周辺の帰宅困難者用のマップとかそういったのを配って普及、意識の啓発を図るところでございます。また、あわせて各訓練会場におきましては、やはりその中においても運営側のほうの方たちから訓練参加者に対して、やはり意識の啓発ということでやっていけるようにしたいというふうに考えてございます。
○辻薫委員 わかりました。その上で運営側の取り組みとして今回新たな輸送だとか話がございました。より実際的なというか、実践に即した取り組みということで非常に大事であるということで評価させていただきたいと思っております。
その上で、私は何度もちょっとお話ししているんですけど、実現してないんですけど、特にこの
情報提供ステーションの立ち上げ訓練というところでテント張りからやってほしいということで話をさせていただいております。実際にこの
情報提供ステーションがテントが立ち上がって物が運ばれて、さっき言ったチケットなんかも配備されて初めて実際できるわけなので、だれがじゃ実際そこテントを立ち上げるのか、だれがそこへ持っていくのか、そういったところの訓練から始めなければ、私は実践的じゃないなというふうにいつも申し上げさせていただいているんですけども、この点につきましてはなかなか時間が限られている中だと思うんですけど、例えばこれだけをやるとか、町会とか商店街の皆さんに協力いただくことなので、恐らくこれ区では本番はできないんじゃないかなというふうに思っております。だから、その場所はどこに近くに置くのかとか、その辺のところは協力していただく方に理解していただいて、いざ鎌倉というときにはやれるように、ぜひそこはさらに実践的なというところで、危機管理監、特に実践的なことをやっていただいていますので、改めて要望させていただきたいと思いますけども、この点はいかがでしょうか。
○
今浦危機管理監 委員御指摘のとおり、ここは今後の課題だと考えていまして、今でも実際に開設できると考えているのはJR
現地連絡調整所の場所に既に倉庫がありまして、テントなんかありますので、そこを起点に開設は可能です。東・西口の
情報提供ステーション、これはまさしく業者にお願いしてみたいなところから今やっていますので、これについては例えば日通の江古田倉庫に資材を預けて、発災と同時にまず資材を運んでもらうと。そこで我々で立ち上げるというのも一つのオプションだと考えています。いずれにしても最初から前の日にもうできているよというのはそのうち卒業しないといけないというふうに思っています。
○辻薫委員 ぜひそこのところは取り組んでいただきたいということで強調したいと思っております。
それと輸送の話になりますけども、今言った物も運んだりということになると思いますけれども、実際本番では発災から総合防災センターのほうで実際にいろいろ確認をして指示をして、現地に着くまでどのぐらいを今のところ想定しているんでしょうか。時間的な問題です。
○
今浦危機管理監 時間にもよるんですけども、日通の江古田倉庫の我々が選定した理由の一つに、常に車があること、24時間人がいること。要するに夜中でも動かすことが可能です。そういう観点でいうと、それぞれ集積場所の準備が完了した時点でGOをかけることはできるというふうに考えています。時間的な尺度で言いますと、時間帯によってちょっと何とも言えませんが、災対本部、平常時といいますか、勤務時間中に起きれば30分で立ち上げるということを考えておりますので、頭がそこで実際にまず江古田倉庫に資材を運べという、要するにテント等を運べという体制をとって、実際にその確認をした後、人を配置して、物を運び出すということを考えると、多分発災から2時間ぐらい、早くて2時間ぐらいがめどかなというふうに考えています。
○辻薫委員 最後にしますけども、今言った輸送とともに一時待機場所だとか、滞在場所だとかそういうところにつきましては日通のほうからの備品ではなく、それぞれの事業所が、私も参加したときにはJRの方が備蓄品なり食料品を持ってきてくれて配っていただきましたけども、そういった意味では事業所がその対応をするのかなと思うんですけども、このすみ分けというのはどうなっているでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 やはり例えば一時滞在施設などはホテルとか大学、あるいは集客施設が運営するものでございますので、基本的には区職員は災害時はもうまず行けませんということで、各事業者の皆様にこちらからお伝えしているところでございます。なので各一時滞在施設の運営というのは、それぞれの事業者が責任を持って運営するものでございます。
○辻薫委員 ありがとうございました。いろいろとお聞きしましたけども、本当に本番に即した訓練にどんどんなってきているなというふうに感じておりますので、この11月の訓練もまた見させていただきまして、私なりにまた感じたものをお伝えさせていただきたいなと思っております。
以上です。
○
高橋佳代子委員長 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
「はい」
───────────────────◇────────────────────
○
高橋佳代子委員長 次に、平成28年度豊島区総合防災訓練(実動)について、理事者より説明があります。
○
樫原防災危機管理課長 それでは、平成28年度豊島区総合防災訓練実働について報告をさせていただきたいと存じます。
ちょっと前段ですけども、従来、実施する前にこういう内容で実施させていただきますということで、毎年9月の特別委員会で事前に御説明させていただいて、10月の実際の訓練を行うという形で行ってきましたけども、今回ちょっと9月に特別委員会がございませんでしたので、今回は申しわけございませんが、実施後の報告という形で報告をさせていただきたいと思います。
まず目的でございます。目的につきましては、こちらに記載されているとおりでございますけども、首都直下地震を想定をいたしました区も含めた各組織の一体性、それから災害対策本部の運営その他、通信訓練も含めた実働の訓練を行ったというものでございます。
日時につきましては、平成28年10月16日、毎年そうでございますけども、10月の第3日曜日に9時から12時までで実施したものでございます。
3番、概要、(1)災害対策本部における訓練ということで、まず災害対策本部の訓練の中には1は目的、記載のとおりでございますけども、実施内容の中で、参集訓練と、それから情報の配信訓練と、それから救援センター、つまり現地との情報通信訓練ということで3つの要素がございます。参集訓練につきましては、これは災害対策本部員、これ区役所の部長クラスがみんな災害対策本部員のメンバーになっているわけでございますけども、今回は本部員だけでございますけども、緊急招集のメールを送りまして、発災で参集ということで安否確認とともに参集の可否を回答させたというところで、そのメールもらった後、一応環7から内側は全部交通機関とまっていますよという想定のもとに、環7の外側から徒歩で参集してきなさいということで訓練を実施したものでございます。その徒歩の訓練実施途中で各要所要所で写真を撮らせまして、災害対策本部の中で危険想定を超えるところはこういうふうに危ないですよということで危険想定の報告をさせたというものでございます。
次に情報配信訓練、これについては、先ほどちょっと話にも出ていましたけども、テキスト情報ではございますけども、伝達制御システムというもので、ワンクリックで他メディアに情報が送れるというものを持ってございまして、そちらのほうのツイッター、それから安全・安心メール、とりあえずこの3つは3回やりました。それ以外に開始のときには防災無線を、これピンポイントでございますけども、この後の救援センター訓練の会場になっております2カ所のところの最寄りのスピーカーだけを使いまして防災無線も使用して放送したというところでございます。
3つ目、救援センターとの情報通信訓練、これは本部長――区長でございますけども、区長と地域本部長として赴任をしてございます区の管理職が現地とこちらのほうの災害対策本部の間で通信訓練を行ったというものでございます。
(2)救援センターにおける地域合同防災訓練、これは通常合同防災訓練として行っているものを災害対策本部との連携という形で実施をしたものでございます。
裏面をおめくりいただきまして、会場が2カ所ございます。今年度につきましては高南小学校と長崎小学校、2カ所で行ったものでございます。
訓練内容につきましてはこの表のとおりでございますけども、第一会場の高南小学校と第2会場の長崎小学校で若干、同じ名称ではございますけども、当然中身は若干違っている場合もございますけども、ここに列記しました訓練内容で実施をしたものでございます。それ以外に参加町会、それから参加機関についても記載のとおりでございます。
それから参加人員でございますけども、災害対策本部につきましてはこれ本部員ということで、ここに書いてあるとおり22名プラスうちの要員ということで38名。それから地域合同防災訓練、地域のほうにつきましては区民の方178名、関係機関合わせまして469名というところの実施結果というところでございます。
御報告につきましては以上でございます。
○
高橋佳代子委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○ふる
ぼう知生委員 毎年毎回本当に御苦労さまですということで敬意を表したいと思います。本当に新庁舎になって災害対策本部、私も本部を一度見させてもらったときがあって、本当に立派なシステムをそろえて、そして防災ということであるならば、この豊島区といういろんなシステムという意味では本当に日本一じゃないかなというふう思っていまして、そういう自治体にいるというふうなことで本当に誇りに思っているんですけども、しかしながら、テレビ会議で本部長と各地域の人たちと連絡といいますか、うまく機能していなかったというのが私の中で非常にもったいないなという記憶が残っているんですけど、その点についてはその後どういうふうに改善されてきているんでしょうか。
○
樫原防災危機管理課長 おっしゃるとおりでございまして、去年、その前も失敗してございますけども、毎年失敗をして繰り返して、やっと学習をさせていただきました。特にこの4月以降につきましては、個別の各パートごとといいますか、機能別訓練ということで訓練計画的に積み上げてまいりました。その中で最も力を入れてきたのが通信訓練ということで、通信訓練、回を重ねていって最終的には年間計画の中では10月の総合防災訓練と11月の
帰宅困難者対策訓練というのが最終の形をつくり上げる、結果を出すところということで位置づけてまいりましたので、4月以降、それに従った訓練をパートごとにしてございます。実際の10月の訓練のときには非常にうまくいきました。自分で言うのも何でございますけども、今までになかった出来かなと。これをそのまま今度11月の
帰宅困難者対策訓練にもつなげていきたいというふうには考えているところでございます。
○ふる
ぼう知生委員 自画自賛するくらいお言葉が出たんで、私もちょうど伺いたかったんですけど、地元でちょっと行事がありましたんで、お伺いできなくて残念だったんですけど、最初に見学をさせてもらったときに高野区長の本当に苦虫をかみつぶしたような、本当に何なんだ、これはというような、その表情が忘れられないといいますか、本当にシステムは整って、本当にすばらしい機能が備わっているにもかかわらず、やっぱり本部長と現地とをつなぐすばらしいツールなわけじゃないですか。そこでしっかりとした画像なり、音声なりというものが届きませんと、本部長の正確な判断がとれないという可能性もあるというふうなことを考えたときに、これ大きな問題だなというふうに思っていまして、課長さんがもう大丈夫ですというふうな発言がありましたんで、大変心強く思っております。11月の訓練においても抜かりなく、またぜひよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○藤本きんじ委員 私も委員長も高田、高南小学校のほうに、私は消防団として参加させていただいたんですけど、ちょっと一つだけ、何かもったいないなと思ったのが、地域のことでちょっと皆さんわからないこともあるかもしれませんけど、今回の自主防災組織が東目白自治会といって、坂の中腹から上の町会とうちの高田一丁目町会、東目白坂下睦会なんですけど、実は高南小学校の道路を挟んで目の前のマンションとかは高田中央町会といって比較的大きな町会なんですけど、どうしても町会ごとに割っているとこういう総合防災訓練とかも町会ごとになっていると、目の前でやっているのを見ているのに声がかかっていないというか、ちょっとそれはあれなんで、どうしても町会ごとにパンフレットが来て、人の町会のところにのこのこ出ていくのも何となく抵抗やっぱりあるんですよね。ですから一般の御参加みたいな形で、その町会ごとにということは大事なことだと思うんですけど、あとは近隣の5町会の皆さんを一般参加でぜひとかという形で出ていただける、もう少し例えば町会に属してない方も今結構いっぱいいらっしゃって、町会の行事だというとそれだけで出てこれない方もいらっしゃるんで、何か町会と余り御縁がない方とか、例えばほかの町会からでも気軽に来やすい環境をちょっとつくったほうがいいかなというふうに、その1点だけすごく思ったんですけど、どうでしょうかね。
○
樫原防災危機管理課長 委員おっしゃるとおり、特にこの総合防災訓練は要は見ていただく訓練というのがやっぱりコンセプトとしてありますので、なるべく多くの方に来ていただいたほうがベストかなと思ってございます。やっぱりその町会の規模とかエリアによって随分と毎年、総合防災訓練集まる人数ちょっと違うので、ちょっとその辺はさすがに高田小も自衛隊、消防も来ましていろいろ演技もさせたと。済みません、高田はございませんでした。高南のほうでやったというのもありまして、やっぱり住民の方に見ていただくというのは非常に大きな要素かなと思いますので、今後は総合防災訓練につきましてはちょっと広く、ほかの周辺の町会も含めまして、一般の方も含めて御参加いただけるような形で周知をしていきたいというふうには考えてございます。
○藤本きんじ委員 当日、消防署の方のレスキューが小学校、高南小は4階建てなんで、そこから人を救助しておろす訓練なんかすごく見ごたえのある訓練の成果を見せていただいたりとか、ああいうのを見ていただくだけでも、高層階に取り残されたときはこうするんだとかというイメージも出てきたりしますんで、ぜひその辺の少し垣根をもうちょっと低くしていただくような御努力もお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○辻薫委員 この総合防災訓練のときに、私もやっぱり先ほどほかの委員からありました心配で、やはり防災センターのほうに行かせていただいて、実際に確認させていただきました。音はクリアですし、映像は明確でということで、本当にレベルアップというか、使いこなしていたなという感じがいたしました。防災カメラも結構移動ができたり、こちらの指示どおりにアップしたり移動したりということ、また、通信班がお互いにiPadを持って現場で見ていて、そのiPadタブレットからの画像もクリアにセンターのほうに来たということで確認させていただきました。本当に御苦労さまでした。そのときに通信で使っていた機械、丸いやつでしたけど、あれは何でしょうか。あれ何ていうんでしょうか。
○
樫原防災危機管理課長 あるいは単なるマイクでございまして、いわゆる集音と音響のマイク両方一遍について、あそこの会議の言葉を全部拾えるんです。ですから、一見ルンバみたいですけど、そこに置いておけば全部話も入るし、向こうからの音声もそこから流れてくるという形で、かなり高性能で便利なものでございます。
○辻薫委員 わかりました。いろいろ皆さんの声が入るということですね。
もう一点、参集訓練で部長たちが歩いてきているということで、当日
フェイスブックである部長からの情報を見ましたけども、実際に全員参集できた、何人それに参集訓練に参加して、全員参加されたんでしょうか。来たんでしょうか。時間的にはどうでしょう。
○
樫原防災危機管理課長 おそい、早いはかなりありました。近い人はすぐ来てしまいましたけども、やはりぎりぎりの方もいらっしゃいまして、ただ、全員参集と、無事参集ということで終了してございます。
○辻薫委員 最後です。本当にそういうこともやっているんだなということで、後で今こうやって報告受けましたけども、そういう意味では当日そういう部長自身がそういう訓練に参加しているということで非常に感動いたしましたし、引き続き訓練に生かしていただければと思います。
以上です。
○吉村辰明委員 この資料の裏面ですけども、裏面のほうの参加機関の中で余り聞きなれない法人名が書いてあるんですけども、この船山株式会社、長崎のほうにも書いてありますね。それぞれ各種団体というか、そういう参加が主になさっておるわけですが、中央理化さんは区内業者というか区内法人ということで、いろいろ防災関係にかかわってくださっている会社ですが、知らないよね。初耳だと思うんですけども、こういう業者、業者は業者なんだけども、防災関係の。
○
樫原防災危機管理課長 ここはうちのあっせんをやっていただいているところなんですよ。そこで防災の用品を陳列、展示していただいております。
○吉村辰明委員 ということは、今後そういった部分もどんどんどんどんそういう希望というか、参入してきた場合には認めていく方向でやっていくの。
○
樫原防災危機管理課長 これはうちのほうでお願いをしまして、うちの職員ちょっと行けないので、行けないというか、陳列してお店番できないので、来ていただいて展示していただいたというところでございます。
○吉村辰明委員 変な意味はないんだけども、初耳の会社で今これで調べたら、何か月島の会社だというのだけ理解したんですが、お願いしたということはおつき合いがあったわけ、今まで。
○
樫原防災危機管理課長 うちのあっせんのパンフレットを見ていただきますと、このあっせん、いろんな商品がいっぱい並んでいて、いろんな会社から来ているあっせんをかき集めているんですけど、そこを全部まとめをやって、受け付けをしてやっていただく、いわゆる商社でございます。
○吉村辰明委員 ちょっと初耳なもんで、ちょっと確認をしただけです。わかりました。ありがとうございます。
○
高橋佳代子委員長 ほかにございますか。よろしいでしょうか。
「はい」
───────────────────◇────────────────────
○
高橋佳代子委員長 ここで前回お話ししました視察について申し上げます。
正副委員長案を机上に配付してございます。視察先は、熊本地震で被害がありました熊本市及び被災を受けながら支援活動をしていた大分県といたしたいと考えております。
視察の目的は、それぞれ記載のとおりでございます。
視察の日程につきましては、来年1月18日水曜日から19日木曜日の2日間とし、行程は、第1日に熊本市、2日目に大分県を視察したいと思ってございます。
この日程につきましては、正副委員長でこれまでずっと検討させていただきまして、また、相手先の自治体があることから打ち合わせも事務局を通してさせていただいてきて確定をさせて、おおむね案として向こうの視察受け入れが可能である時期、また、この時期、新年会等とも重なることも予想されますので、わかる限り大きな団体の新年会が重ならないように正副委員長としては一応配慮させていただいたつもりでございます。
熊本市は、4月の14日、16日の一番直近の大規模災害ということで、やはりここをしっかりと視察させていただいて今後の豊島区の防災に生かしていきたいという思いがございます。また、大分県につきましては、九州知事会、山口との応援協定というのがございまして、実はこの熊本地震のときにカウンターパート方式というのが取り上げられました。一つの自治体について担当県を決めて広域支援をしていくということで、熊本については多分視察をされた方もいらっしゃるかと思いますけれども、実はこの熊本に対して自身が被害を受けながらも一番支援を送ったのは大分県でございました。今それぞれの自治体が非常に職員もスリム化されてきておりまして、いざというときに広域支援については、今後切り離せない、必ず必要になってくるということで、この大分の取り組み、今、内閣府でも注目をされておりますけれども、ぜひここを視察をさせていただきたいということで大分のほうに打診をしているところでございますが、いかがでございましょうか。御意見がございましたら。
○
儀武さとる委員 実は、共産党は会派として1月の15日から18日まで既に予定が入っているので、幹事長から配慮してほしいということで議会事務局には申し入れというか、行っているんです。ですからこの日程だとかなり厳しい。会派としても日程が入っておりますので、これはちょっとこの日程では参加できませんので、ぜひ検討していただきたいと思います。
○
高橋佳代子委員長 その申し入れは昨日、実は事務局のほうにあったということで、正副委員長のほうに御報告をいただきました。私どもといたしましては、これまで熊本市、また大分県庁に日程調整等々かなり前から実は打診をして、御提案をしたのは本日ですけれども、ずっと何とかこの日程でできないかということで、非常に日にちのない限られた中できょうの御提案になったわけでございますけれど、皆様何か御意見がほかの委員さんからあればぜひ。
○磯一昭委員 今、儀武委員からのお話がございましたけれども、高橋委員長が御説明のように、相手自治体があることですので、ここは儀武委員、何とかちょっと会派のほうに説得して都合つけるようにしていただけないでしょうかね。私はそのように委員長、副委員長のこの案、もう本当に相手自治体、だって震災が起きてやっぱりまだまだ大変な時期な熊本県において、また、大分もそのようにいろいろ支援していたということもあって、大変忙しい中もやりくりしてこの日程をあけてくれたと推察できますので、ぜひ儀武委員には何とかならないか、お願い私からしたいと思います。だから、委員長副委員長案でいいんじゃないかなと思っておりますので、儀武委員、よろしくお願いします。
○
高橋佳代子委員長 ほかの委員さんから御意見がもしあれば。
○藤本きんじ委員 なかなか日程というのは全員合わすというのは大変なことですけど、我々やっぱりこれは公務で、一番大事な仕事がやっぱり議会ですから、会派の視察もちろんそれも大事な要素だと思いますけど、我々も例えば審議会が突然入っちゃったといっても、やっぱり視察その審議会の委員は1日早く切り上げて帰ったりとか、その審議会終わってから1人だけおくれて合流したりとかと、やっぱりそういう努力もしているわけですんで、ましてなかなか受け入れ先の日程を決めていただくのも本当にまだ大変な時期が続いてる中で調整していただいたものですから、その辺はぜひ儀武委員が会派の皆様とちょっと御相談していただいて、委員会の日程については正副委員長案で行っていただいたほうがいいんじゃないかなというふうに思います。
○辻薫委員 いろいろと日程調整が大変なところで、私もこのときにやっぱり新年会が入っているんですが、それはもちろんいろいろと入ってはいるんですけれども、当然のことながら公務優先ということでさせていただいておりますし、今この広域の支援について調査する日程的にはもうこの日しかないというようなところもちょっとちらっと会派の委員長でありますので、ちょっとちらっと聞いておりまして、タイミング的にはもうこの日程しかないということですので、私どもはもちろん当然この日程でぜひお願いしたいと思っております。
○
儀武さとる委員 この時期は本当に新年会のシーズンで、先ほど委員長も大きな団体に配慮してというお話もありましたけども、私は新年会、この時期にもともとやるというのは大変厳しい。大きな団体だから配慮するとか、小さな団体だから影響がないだろうと、こういう意味合いにちょっととれたんですけどね。
○
高橋佳代子委員長 違います。
○
儀武さとる委員 じゃ、後でそれは。やっぱりこの時期はもともと新年会がありますし、もともとなかなかこの日程を入れ込むというのは非常に大変だと思うんですよ。そういう意味では事前にもう少し情報を出してもらうとか、いろいろ方法もあったんではないかなと思うんですけど、この4日間というのは、私どもは会派で党大会、個人的な議員の豊島区議団、共産党区議団だけではなくて、全国の党大会ですし、そういう点ではぜひ配慮していただきたいと思う。これは今まで従来、自民党さんや公明党さんも1月に党大会あるときに配慮していただいた、そういうこともあったと思うんですよね。ですから、ちょっと1日ずらすとか何かぜひそういう努力を委員長にしていただきたいと思います。
○
高橋佳代子委員長 先ほどちょっとお話しあった大きな団体、小さな団体ではなくて、いわゆる全議員が、要は御招待を受けるような、そういった新年会はなるべく避けるというような意味で、言葉が足りなかったかもしれませんが、そういう意味合いで、なるべくそういうところについてはぶつからないようにということで事務局にも調べていただいて日程も調整をさせてきていただきました。
皆様からもいろいろ御意見も伺いました。正副委員長としましては、決定は12月というふうに思っておりますので、また皆様の御意見も踏まえて、ちょっと調整させていただきたいというふうに思います。相手先がありますので、ちょっと委員会のこの視察の日程が変えられるかどうかというのはなかなか厳しいと思いますけれども、今、儀武委員がおっしゃいましたので、それも含めてちょっとこちらのほうで正副で一たんお預かりさせていただきたいなと思います。これにつきましてはまた来月の委員会で再度しっかりお話をさせていただければと思ってございますので、よろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。
○藤本きんじ委員 正副委員長が努力されるということなんで、儀武委員もちょっと努力はしてほしいと思うんですよね。それは両方でやはり努力しないといけないことだと思いますし、その辺自分の要望だけ強引に通すということではなくて、もし変更18日の日程を多少儀武委員のほうでもうまく調整できるんであればその辺を早目に正副委員長のほうに伝えていただくとか、ちょっとその辺は我々はもう本当、逆にもうきょういただいた日程、また変えられるとまたそれはそれでちょっとその日はだめなんですよということにもなりかねないんで、できればこの18、19という方向でお願いしたいと思います。
○
高橋佳代子委員長 わかりました。では、ちょっとそのようにさせていただきます。
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高橋佳代子委員長 次に、次回の日程についてお諮りいたします。次回は、12月16日、金曜日、午前10時から開会いたしたいと存じますが、いかがでしょうか。
「異議なし」
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高橋佳代子委員長 それでは、そのように決定をさせていただきます。
以上で防災・
震災対策調査特別委員会を閉会といたします。
午前11時46分閉会...