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平成27年総務委員会(10月 5日)
平成27年区民厚生委員会(10月 5日)

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  1. 豊島区議会 2015-10-05
    平成27年区民厚生委員会(10月 5日)


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    平成27年区民厚生委員会(10月 5日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │           区民厚生委員会会議録                       │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成27年10月 5日(月曜日)         │場所   │第2委員会室 │ │    │午前10時 0分~午前11時37分        │     │       │ ├────┼─────────────────────────┼─────┼───────┤ │出席委員│渡辺委員長  細川副委員長            │欠席委員 │       │ ├────┤ ふるぼう委員  松下委員  村上(典)委員   ├─────┤       │ │ 9名 │ 辻委員  儀武委員  木下委員  里中委員   │なし   │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │〈村上(宇)議長〉 辻副議長(委員として出席)                │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 水島副区長                                 │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │ 陣野原区民部長  柴区民活動推進課長  八巻地域区民ひろば課長            │ │          尾崎総合窓口課長  高田税務課長                  │ │          三沢収納推進担当課長  佐藤国民健康保険課長            │ │          木山高齢者医療年金課長  高橋東部区民事務所長(心得)       │ │          溝口西部区民事務所長                        │
    ├────────────────────────────────────────────┤ │ 吉末保健福祉部長 常松福祉総務課長  田中自立促進担当課長              │ │          直江高齢者福祉課長  能登地域包括ケア推進担当課長         │ │          森障害福祉課長  渡邉障害福祉サービス担当課長           │ │          副島生活福祉課長  菊池西部生活福祉課長              │ │          松田介護保険課長                          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 坪内健康担当部長(地域保健課長)                           │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 原田池袋保健所長長崎健康相談所長)                         │ │          井上生活衛生課長  尾本健康推進課長                │ │          荒井感染症対策整備担当課長                     │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │高桑議会総務課長  渡邉議会担当係長                     │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │           会議に付した事件                         │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   松下委員、木下委員を指名する。                          │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.特別養護老人ホーム整備等の新たな整備手法に関する調査研究会について・・・・・ 1  │ │   常松福祉総務課長より説明を受ける。                        │ │1.池袋本町一丁目の「防災施設用地」の特別養護老人ホーム用地としての活用につ      │ │  いて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7  │ │   常松福祉総務課長より説明を受ける。                        │ │1.コミュニティソーシャルワーク・フォーラムの開催について・・・・・・・・・・・11  │ │   常松福祉総務課長より説明を受ける                         │ │1.鬼子母神plus(保健所1階リニューアル)について(続報)・・・・・・・・・12  │ │   尾本健康推進課長より説明を受ける。                        │ │1.高齢者インフルエンザワクチンについて(4価ワクチンへの変更)・・・・・・・・17  │ │   尾本健康推進課長より説明を受ける。                        │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会 ○渡辺くみ子委員長  ただいまから区民厚生委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。松下委員、木下委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  委員会の運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日は報告事項5件を予定しております。  尾本健康推進課長は総務委員会に出席しており、終わり次第、委員会に出席をいたします。  なお、尾崎総合窓口課長、八巻地域区民ひろば課長は、総務委員会の審査のため委員会を中座する場合があります。  以上でございますが、運営について何かございますでしょうか。   「なし」 ○渡辺くみ子委員長  それでは、このように進めさせていただきます。 ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  報告事項6番目、特別養護老人ホームの整備等の新たな整備手法に関する調査研究会について。理事者から説明があります。 ○常松福祉総務課長  初めに、前回委員会につきまして、体調不良ということで欠席をさせていただきました。大変申しわけございませんでした。私ごとでございますけれども、尿管結石ということで、明け方に物すごくおなかの中に栗のいがでもできたんじゃないかと思うぐらいの痛みで、大変申しわけございませんでした。御容赦のほどよろしくお願いいたします。  それでは、資料に従いまして御報告をさせていただきます。特別養護老人ホームの整備の新たな手法に関する調査研究会についてでございます。  資料の1ページ目の2つ目でございますが、検討期間につきましては、ことしの7月から12月に5回程度開催をさせていただきたいと思っております。この中で、今後予想される都市部の急激な高齢化の中で、本区、日本一高密な都市でございます豊島区の中で、区内でなかなか特別養護老人ホームに必要なおおむね3,000平米ぐらいが必要かなと思っておりますけれども、そういった土地が確保できることがなかなか見通せないため、こういった形で新たな整備手法につきまして検討してまいりたいと考えております。  その下、検討体制ということで、学識経験者並びに区内で活躍をされている福祉関係者3名、そして、私どもの行政代表ということで、水島副区長のほうが出席をいたしまして、会を構成しております。  資料の2ページ目に、それぞれの皆様のお名前と職名など記載をさせていただいております。  委員長をお願いをしております大森彌先生につきましては、3ページ目から平成25年9月に厚生労働省内で設置をされました都市部の高齢化対策に関する検討会のほうでも座長をされているといったような経験をお持ちの先生でございまして、地方自治並びに、特に介護保険行政に大変造詣の深い先生ということでお願いをさせていただいたところでございます。  ページをおめくりをいただきまして、こちらの厚生労働省の資料の後に、最後から2番目のページになりますけれども、圏域外に特別養護老人ホームを整備する上での課題、問題点ということで、資料をおつくりをさせていただいておりますが、おおむね5つほど課題があるのかなと思っております。  1つは、国や東京都、受け入れ先となります、今、我々検討しておりますのが埼玉県秩父市、千葉県富津市ということですので、埼玉県、千葉県といった広域自治体のほうの介護保険支援計画の中に位置づけていただく必要がございますので、そういったところとの調整が必要だと思っております。  そして2つ目ですが、何よりも市町村レベルの受け入れ先自治体との合意というものがなければ先に進めることはございませんので、このあたりが重要だと思っております。  その際に、受け入れ先自治体のほうに財政的負担が講じるようなことになりますと、なかなか合意ができないということございますので、圏域外特養の整備、運営に関する財源につきましても、きちんと見通しを立てておく必要があるのかなと思っております。  そして、何よりも区民の皆さん自身が入居を前向きに考えていただけるといったようなモデルということで、安心して検討していただけるような、そういうモデルを考えていかないといけないと思っております。  5番目はそのほかでございますが、特養整備以外につきましても、特養がその地域の中で孤立してしまわないような自治体間連携といったようなもののあり方も重要だと考えております。  資料の最後には、御参考ということで、今現在、区外の特養にどのくらいの区民の方が入所されているのかといったような資料をお届けをさせていただいております。大体毎年220人から230人ぐらいの方が今、区外の特養に入所されているというような状況かと考えているところでございます。  私からの御報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。御質疑お願いいたします。 ○村上典子委員  検討期間、7月から12月ということで、もう既に10月ということで、今まで何回ぐらい開催されて、その内容を少し御報告いただければと思います。 ○常松福祉総務課長  7月29日に第1回を開催をいたしまして、9月15日に第2回を開催した。今のところ2回開催をしております。その後、特に千葉県富津市につきましては、竹岡健康学園跡地ということで、具体的な用地も委員の皆様には御説明をさせていただいているところから、ちょっと現地が見たいといったような御意見をいただきましたので、第3回に当たるかなと思っておりますけれども、先週、視察のほうに大森先生、菅原先生、そして事業団の高橋理事長が御都合がつきましたので、御案内をさせていただいているところでございます。  今月の中旬と来月に3回目、4回目を開催をさせていただきまして、そこで論点の整理が片づけば、12月の第5回と申しますか、視察を入れると第6回になりますけれども、そのあたりで報告書ちょうだいをしたいというふうな形で今進めていきたいと考えております。 ○松下創一郎委員  これ、よく新聞報道等で言われております豊島区版CCRCとの関連性はどういった形になっているんでしょう。 ○常松福祉総務課長  CCRCと特養というのは、もちろんそれぞれ別の課題かなというふうには思っておりますが、特養を進めていく上で、先ほども申し上げましたけれども、特養が地域の中で孤立してしまわないような取り組みが必要かなと思っております。  そういった際に、豊島区版CCRCと申しますか、そういった自治体間連携、あるいは区民と迎える先の市民の皆さんとの連携がCCRCといったようなスキームの中でできていくことができれば、大変望ましい形かなと思っておりますので、この検討に際しましては、政策経営部の企画課長も私どもの事務方のメンバーということで議論を耳を傾けさせていただきまして、今後そういったところにつきましても、豊島区の進捗状況を3回目、4回目の中で御報告をさせていただく必要があるのかなと考えているところでございます。 ○里中郁男委員  新しい調査研究会ができて、これはこれで、私はいい方向に進んでいるなというふうに思っているんですが、この中でなかなか豊島区内においては、非常に土地が高い、あるいは公共的な国の土地だとか、公共的な土地が非常に少ないので、なかなかつくりにくい。  とは言いながら、要するに千川中学校の跡地と、今の旧中央図書館の跡地にそれぞれいよいよ特養ができてスタートするということで、その後の時代、池袋本町のところにも特養というような用地というお話もあるようでございまして、私は、地方との特養の関係というのは非常に必要だというふうには考えていますが、どうもそこに親を預けているいろいろな方の話を聞くと、交通の利便性が悪かったり、本当はもっと会いに行きたいんだけど、なかなか会いに行けないという話もあるので、やはり豊島区内にできる限り特養の施設が設置できるよう、これもあきらめないでやってほしいというふうに思っているんです。  よく水島副区長もつりの話をされて、いろいろ探り歩いていくと、意外といいところにいいポイントあるんですなんて話を前に聞いたことあるんです。だから、狭い狭いと言いながらも、そういうチャンスというのはやはりあるでしょうから、常にこのチャンスを逃さないように、その視点も研究会は研究会として非常に意義があるというふうに思いますので、これも大事にしながら、そちらの視点もぜひ探っていっていただければありがたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○常松福祉総務課長  御指摘ありがとうございます。私どもといたしましても、施設整備を担当する者といたしましては、そういった区民の皆様の御意見というのをこれからも考えていきたいと思っております。  また、まとまった土地が大体どのぐらいかといったようなところですとか、道路づけの問題ですとか、そういったところございますので、出てきた土地の状況に合わせてということになろうかと思いますけれども、今御指摘いただいたような点も忘れずに、今後取り組んでまいりたいと考えております。 ○里中郁男委員  それで、このたびは杉並区でしたかね。伊豆のほうだったかな。そういったことの話がまとまったようですが、やはりかなり長時間にわたり、さまざまな方向性から議論をしていかないと1つの形になりませんので、非常に時間もかかるということもあるんでしょうし、両面といいますかね、両方の面から、今後やはり我々も団塊の世代、あともう10年もすると、そうじゃなくてももうすぐかもしれません。もう目の前に見えているかもしれませんけど、特養に世話にならなきゃならないというようなことが多いと思いますので、非常に早急にそういった対策をとるということが望まれているというか、その必要性があるんだろうというふうに考えていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○常松福祉総務課長  御指摘いただきましたとおり、杉並区と南伊豆町の間の協議には5年かかりまして、先般8月の末にようやく運営法人が決定されたというようなところにこぎつけたわけでございます。  この後、施設の整備を図ってまいりまして、実際の開設までには下手すれば2年ぐらいかかってしまうかなと思っております。そういう状況でございますので、2025年と言われる団塊の世代の皆さんが75歳以上になられるまでの間の期間を無駄にすることなく、前向きに進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○ふるぼう知生委員  今までの議論を聞いていまして、日本創成会議のほうも提言をされてきているというふうな内容の中で、私、素朴にちょっと疑問に思うことがあるんですけども、先ほど区内の介護が必要な方々、特養がなかなか整備しづらいということで、地方のほうに行っていただける方には行っていただこうと。姉妹都市というふうな関係で、秩父市と優先的に協議していこう、こういうふうなお話なんですけども、財政的な負担が余りかからないようにしていこうというふうなことのようなんですが、それにしても、高齢者の方々を受け入れる地方の自治体においては、60歳前後のそういう方々が来られるということでは、人口の増ということにつながるのかもしれないですけど、また地域の活性化なんていうことも言っているんですが、そんなに活性化ということに希望が持てるんだろうかとちょっと素朴な疑問を思ったりします。  財政的な負担というものは軽減する方向性だということを先ほど聞きました。受け入れる地方自治体においては、どういうメリットがあるんだろうかというふうなことをちょっと素朴に疑問に感じるんですけど、その辺についてはどうお考えですか。 ○常松福祉総務課長  杉並区、南伊豆の場合、南伊豆が杉並区の方を受け入れることについて期待をしておりますのは、1つはやはり特養という施設における雇用の確保と、それと食材を初めさまざまな物品の購入といったような形になりますので、そういったことを経由して、地産地消というような形の中で取り組みに期待をされているというふうに聞いております。  今後、そういったところも含めて、それだけではなくて、杉並区の場合もCCRCと同様な考え方かなと思いますけれども、区民の方の訪問と申しますか、そういったことに伴う部分につきましても、期待をされているのかなと思っております。  今後、私どものほうが報告書を踏まえまして、今度、前向きな報告書いただけたとするならば、今度自治体間のひざ詰めの話をさせていただく場面が早晩来るのかなと思っておりますので、そういった中では、やはり今後協議をさせていただく自治体の側からも、さまざまな形で可能性といったようなことにつきまして、豊島区の対応、どこまで対応可能なのかといったようなことにつきましても話をしていきませんと、今、委員御指摘のような具体的なメリットというようなところにつきましては、まだ想定し切れていないところでございます。 ○ふるぼう知生委員  この話が急に出てきたときに、区民の方々から結構辛らつな言葉をいただきました。東京の高齢者を地方に押しつけるのかとか、あるいはうば捨て山みたいだなとか、かなりそういう厳しい御意見いただいたんですけども。  そんな中で、私は、この資料にも書いてあります4の検討課題の1で、特養待機者等への圏域外特養利用に係るニーズの把握、ここがやはり一番重要なのかなというふうに思っていいます。  ちょっとインターネットで調べてみたんですけど、朝日新聞が7月14日に高齢者の地方移住というふうなことに関して調査をして、賛成する方が26%、反対44%、ちょっとざっくり言いますけど、そういうふうなこと。御自身が、御自身というのは、要するにそういう高齢者の方が移住したいと思わないというのが69%、ほぼ7割、移住してもよいは23%、2割弱と、こういうようなこと。  これ、年代に関しても、世代間で大体違いが非常に明確になっていて、30代だと30%なんですけど、70歳以上は80%が移住したいと思わない、こういうふうなこと。  ですので、どれぐらい本当にニーズがあるんだろうかというところに関しては、私もいろいろなやはり調査してみないとわからないと思いますし、またもっと言うならば、もちろん姉妹都市という関係性の中で、秩父市というところにターゲットを当てているということだと思うんですけども、いずれにしても選ぶのは御本人ですから、やはり選択肢を狭めるというふうなことはどうなのかなという思いもあります。その辺はやはりうまくメッセージを発信してもらえたらなというふうに思っておりまして、というふうなことをちょっと思っているんですが、その点についてはいかがでしょう。 ○常松福祉総務課長  ちょっと手元になくて申しわけありません。朝日新聞の対象がCCRCをイメージをされた調査なのか、それとも特養をイメージされた調査なのかというところによるかなと思っております。  いずれにいたしましても、CCRCにいたしましましても、特養にいたしましても、御本人の御意向を無視、あるいは軽視をした形で進めるということは、やはり望ましくないだろうと思っております。  今、委員のほうからも御指摘いただきましたような選択肢の1つとして、そういう方策をということでございます。ですので、例えばの話でございますけれども、南伊豆とやっていらっしゃる杉並区の場合は、50床程度杉並区の区民の方にといったようなイメージでございますので、対象者がどのぐらいいるのかということでございますけれども、全体の5%程度が御意向がもしあればといったようなキャパシティーで想定をされているというふうに杉並区のほうからは伺っております。  ですので、先ほど委員御指摘いただきました2割といったようなものが仮に特養だというふうにいたしまして、さらに4分の1程度といったような形かなと思っておりますので、そのあたり、今、区民の方、待機者の方々に対するアンケートなどは一応させていただいているところでございますので、そういったところもまず研究会のほうに報告をさせていただき、その上でそちらにつきましても、議会の議員方のところにもお示しをさせていただきたいと思っているところでございます。 ○ふるぼう知生委員  ぜひお願いします。  それで、この問題は、やはり根本的に家庭というものについてどう考えるかというそもそも論的なところが結構私、なおざりにされているような気がしてならないんです。やはり人間だれしも望まれて、たくさんの方々に囲まれながら生まれてくる。そして、亡くなるときにはやはり惜しまれて、家庭の家族のもとで亡くなっていくというのが理想なのかなと私は思っておりまして、そういった意味では、もちろん老老介護とか厳しい現実がありますから、介護のシステム自体を否定するものではございませんけれども、極力在宅医療、在宅介護、こういったものを中心に考えていくという姿勢というものがやはり必要なのかなというふうに思いますので、その辺はぜひとも、もちろん御承知というか、そういったお考えだと思いますけども、ぜひとも留意しながら進めていただけたらなと思いますけど、その点ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ○常松福祉総務課長  今御指摘いただきましたとおりかなと私どもも考えております。これまでも地域包括ケアシステムの推進ということで、在宅生活を可能な限り続けていただけるための取り組みといたしまして、24時間対応型の定期巡回・随時訪問サービスですとか、そういったことにいち早く取り組んできたつもりでございます。  今後もそういった地域密着型サービスを充実をさせていくことで、在宅を希望される区民の皆様に安心して在宅での生活をしていただけるような体制について取り組んでいきたい。  ただ、豊島区、どうしても単身の高齢者の方が非常に多い。他の区に比べても多いという状況の中で、どこかで在宅サービスの継続が難しくなる方というのもいらっしゃるわけでございますので、そういったことを踏まえまして、区内の特養に加えて、こういった形での整備についての可能性を今研究しているというようなことでございまして、決して在宅サービスを、これを進めていくからといってなおざりにするといったようなつもりは毛頭ございません。 ○儀武さとる委員  高野区長と、それから埼玉県の秩父市の市長は、新聞報道で意気投合したということで、その新聞記事を読んで、やはり区民の皆さんから特養ホームができるんですねとか、こういう質問を受けることがあるんですけども、では、一体その話というのはどこまで進んでいるかということなんですけど、そういう問題と、それからそのための検討会だと思うんですが、新聞報道等ありますけども、実際のところは、感触といいますか、その辺のところはどうなんでしょうか。 ○常松福祉総務課長  たしか新聞で秩父市長と私どもの高野区長が方向性を確認をされたと申しておりますのは、CCRCが中心の記載であったと考えているところでございます。  ただ、先ほどから申し上げておりますとおり、CCRCと特養整備といったようなものは、可能性があるのであればリンクした形で検討していきたいと考えております。  そういった中で、先ほど私どもの企画課長がこの会の事務方として入っているという御報告をさせていただきましたけれども、オブザーバーの形ではございますけれども、秩父市、あるいは富津市の担当者にも議論に耳を傾けていただいている状況でございます。  ただ、あくまでも今回は豊島区に設置をされた研究会の中で、可能性を調査を図っているといったような段階でございまして、これが先ほどのように5回程度の検討をさせていただいた上で、報告書をまた改めて議会のほうにも御報告をさせていただき、区といたしましても、さまざまな事情がございます。例えば財政問題1つをとっても、なかなか簡単な話ではございませんので、そういったことも含めまして、可能性について御議論いただいた上で、あとは実現性について再度検討していくのかなと考えているところでございます。 ○儀武さとる委員  特養ホームは、本当に身近で、住んでいる地域で入れるのが一番いいと思うんです。最近は、ユニット型の特養ホームができて、そこに申し込みも集中しているとか、それから、地元の人がお見舞いというか、訪問というか、それもふえて、非常に好評だということもありますし、先ほど里中委員からも、ぜひ区内でも増設することを忘れないでほしいと、心にとめてほしいという話もありましたけど、日本共産党はこの問題では一貫して区内で増設を主張しているわけなんですけども。
     先ほど、区内には土地がないとはっきりと言い切っているんですが、本当にそういう適地といいますか、これを真剣に探したことはあるんでしょうか。 ○常松福祉総務課長  まとまった土地となりますと、区の所有しております土地の中で申しますと、やはり学校跡地が中心になるかなと思っております。これまでも2つ、雑司が谷小学校跡地と御案内の千川小学校跡地につきまして、特養整備という形で福祉目的に割り当てていただいております。そのほかの跡地につきましても、さまざまな行政目的がある中で、今御案内のとおり、それぞれの仮用途、あるいは用途が決まっているという状況でございます。  それを除きますと、民間の土地を購入してというような形になりますと、やはり財政負担といったようなものが相当の額になってしまいまして、これが区財政、あるいは介護保険財政といったようなものに与える影響も加味していかなければならないと思っております。  先ほど里中委員のほうからもお話しのありました、この後御報告をさせていただきます池袋本町一丁目の土地というようなところも、今後特養に整備をさせていただくといったようなところも含めまして、特養の整備に区内のまとまった土地をどのような活用していくのかということにつきましては、常に情報と申しますか、可能性につきまして検討している中で、今の段階でここがといったようなところが見当たっていないという状況でございます。 ○儀武さとる委員  今お話しになりました養浩荘の池袋本町への、これは移転ですので、考え方としては増設ではないんです。それで、私ども、造幣局跡地、あそこは防災公園1.7ヘクタール、それから残り1.5もありますので、ここに特別養護老人ホーム建設しますと、まさに防災公園ですので、震災のときに災害弱者の救援施設にもなりますし、そういう点では本当に最高の適地があると思っているんですけども、この辺は本当に真剣にどのぐらい検討されているのか、ぜひお聞きをしたいんですけど。 ○常松福祉総務課長  先ほども御報告させていただきましたけれども、行政にはさまざまな用途が当然ございます。福祉目的ということにつきましては、雑司が谷小学校、そして千川小学校というような形で活用させていただいてまいりました。  それぞれの用途にはそれぞれの求める区民の御要望があると考えておりますので、可能性につきましては、先ほどから申し上げておりますとおり、それぞれ考えさせていただいているところでございますけれども、当面、前期になりますが、基本計画の目標数でございました830床といったようなところに向けて取り組んでいく中では、先ほどからお話をさせていただいているような形での検討があったことを踏まえて、保健福祉部局としては考えてきたという状況でございますので、造幣局につきましては、委員方御案内のとおり、そういった福祉以外の目的でといったようなことでございますので、それも含めて、私どもとしては常に適地を考えているという状況でございます。 ○渡辺くみ子委員長  そのほか特にございませんか。   「なし」 ○渡辺くみ子委員長  では、この報告事項に関しては終わります。 ──────────────────────────────────────── ○渡辺くみ子委員長  次に、池袋本町一丁目の「防災施設用地」の特別養護老人ホーム用地としての活用について。理事者から説明があります。 ○常松福祉総務課長  それでは、池袋本町一丁目の特別養護老人ホーム用地としての活用についての資料、4ページ物かと思いますけれども、お取り上げを願います。  対象地でございますけれども、池袋本町一丁目29番地ということで、池袋本町公園の線路側に1つ行った街区のところでございます。もともとプレーパークがありまして、今、小・中連携校ということで新たに整備が進んでおります。それの隣という申し方もあるかなと思っております。  ここにつきましては、資料に掲げさせていただいておりますとおり、平成11年に旧国鉄の職員住宅であったものを防災生活圏事業ということで購入をさせていただきました。その後、平成17年に居住環境総合整備事業の一環の中に繰り入れられまして、18年には地元の皆さんによる新しいまちづくりの会ということで、ワークショップなども検討されてきたところでございます。  それを踏まえまして、今、現地のほうに行っていただくとわかりますけれども、法面をサツキの植樹などいたしまして、見通しをよくするなどの措置を講じたわけでございます。  一方、3のところでございますが、先ほどから御審議いただいておりますとおり、特別養護老人ホームにつきましては、その必要性が求められているところでございます。中でも、今、池袋四丁目にございます養浩荘でございますが、昭和56年10月に区内初の特養ということで整備をされて以来、30年以上が経過していく中で、建物の老朽化も進んでおりまして、今後メンテナンスを講じていっても、なかなか将来的に何らかの抜本的な手当てが必要だという中で、現在地において建てかえをするというようなことが、昭和50年代当時の要件に比べまして、今要件が例えば廊下についても少し幅を広くとらなければならないですとか、居室の面積も少し大きくとらなければいけないといったような状況ございますので、現有地で建てかえるということになりますと、定数が相当減ってしまうだろうといったようなことがございまして、建てかえが困難だということで、フロンティアのほうから、これを我々法人としても存続したいんだけれども、建てかえということになりますと、区の力添えが必要ですといったようなお話をいただいてまいりました。  区といたしましても、養浩荘の50床が減ってしまうというようなことにつきましては看過できない問題だと考えてございますので、法人の申し出を踏まえて、区有地を活用した整備の検討を重ねてきたわけでございます。  そういった中で幾つか用地を検討させていただいておりますけれども、繰り返しになりますが、都市計画法上の問題ですとか、あるいはその土地と比較をしたときのベッド数の確保ですとか、さまざまな課題がございまして、今回の対象地について、こちらにつきましては、先ほど申し上げたとおり防災生活圏事業ということで、東京都、国から補助金をいただいて購入をさせていただいたところでございますので、ほかの用途にはなかなか転用できないという認識でございましたけれども、小・中連携校の中にも当然防災に対する対応につきましても講じられている中で、それと連携する形で特別養護老人ホームを福祉救援センター、防災の拠点として位置づけるというようなことであれば、当初の目的に照らしてもかなうのではないでしょうかといったような東京都との調整をこの間、粘り強くしてまいりました結果、東京都のほうもそれであれば防災生活圏事業の一環として趣旨が大きく変わるものではないですねといったような御了解をいただけましたため、現在、地元に7月期の区政連絡会と7月に開催されました、先ほど申しましたまちづくりの会のほうにお邪魔をさせていただきまして、過去、防災生活圏事業ということで取り組んできたこの土地ですが、そういった趣旨で特養整備ということで新たに検討させていただきたいと考えておりますということで、ごあいさつに伺いました。  2ページ目をごらんいただきたいと存じます。これまでの手順も含めましてになりますが、先ほど申し上げたとおり、第11地区の区政連絡会、また、7月22日に開催をされました新しいまちづくりの会のほうに、そういったことで福祉救援センターの機能をあわせ持つ特別養護老人ホームということで、整備を検討させていただきたいということでごあいさつをいたしました。  そうした中で、これまで防災目的以外に活用するのは非常に難しいという説明をしてまいりましたので、少し寝耳に水だといったような形での戸惑いなどございまして、随分進め方につきましてはおしかりもいただきましたけれども、9月に再度、まちづくりの会のほうにお邪魔をさせていただきまして、経過につきましておわびをさせていただくとともに、今、このプランにつきましてもまちづくりの会の御要望なども十分に踏まえた形で検討させていただいて、特養の整備の重要性とまちづくりにおける拠点として御活用といったような両面を御意見を伺いながら整えていきたいというようなお話をさせていただいたところ、ワークショップの中でさまざまレイアウト等につきまして御意見をいただきまして、今週、また、まちづくりの会がございまして、前回9月の際にいただいた御意見を踏まえた図面をまちづくりの会の皆様にごらんいただきたいと思っております。  そこで、まちづくりの会の皆様のほうから、おおむね御了解と申しますか、いただけましたら、オープンな形での地域への説明会といったような手順に入ってまいりたいと考えております。  あわせまして、東京都から特養整備に関する補助金につきましても交付を受けていきたいと思っておりますので、その補助申請といったような手続を今年度中に整えまして、また、設計計画などを踏まえた形で、地域の皆様に丁寧に御説明をさせていただきながら、造成工事、そして建設工事に移行していきたいと考えております。  3ページ目に、9月3日にお邪魔をさせていただきましたまちづくりの会にお示しをした資料ということで、基本的な役割で養浩荘の役割維持と強化、それと災害時の福祉救援センターと地域防災に役立つ施設にもしていきたいという区側の考え方と、その際に、どうしても御理解いただきたいと思っております特別養護老人ホームとして60床はどうしても欲しいんだといったようなことですとか、地域包括支援センター、あるいは認知症対応型通所介護といったような福祉事業の拠点にも使いたいといったようなことを御理解いただいた上で、さらにその後、まちづくりの会がこれまで検討してきたことにつきまして、図面の中に具体的に落とし込みをするといったようなワークショップをしていただきまして、スケジュールのところ先ほど御説明をさせていただきましたが、まちづくりの会のほうにいただいた御意見も踏まえた計画案をお示しをし、御了承いただいたことをもって確定と一たんさせていただいて、地域の皆様に説明をさせていただき、12月ぐらいかなと思っておりますが、資料を整えまして、東京都のほうに補助の申請をしていきたいと考えております。  一番最後、4ページ目に、ちょっと見えづらくて申しわけありませんが、たたき台も何もなしでワークショップに臨むわけにもいきませんので、これはボリュームチェックという意味で、本当にこの土地に60床以上の特養ができるのかといったようなことを図面に落とした仮の図面をあくまでも御参考ということで議論に供しまして、これにつきまして御議論いただきました。その中で、池袋本町公園と小・中連携校のところの角に当たりますところを少し広場化して、地域の皆さんの共有スペースとしたらどうかといったような御意見をいただきましたので、今それを踏まえた形での図面を整えまして、まちづくりの会のほうにこういう先日の意見を踏まえて、こういうようなことを今考えておりますということで、御説明に行きたいと考えているところでございます。  私からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。御質疑お願いいたします。 ○ふるぼう知生委員  防災生活圏事業というふうなことで、具体的に地域の方々は、今後どういうふうに整備されていくのかというふうにプランを持っていたというか、思っておられたのかというのを教えていただきたい。 ○常松福祉総務課長  ここの土地につきましては、さまざま地域のほうから御意見をいただきまして、中には今回のように高齢者の福祉のための施設、あるいは待機児の問題なども含めまして、子どもと高齢者が憩えるような施設にしたらどうかといったような御意見があったというふうに伺っております。  しかしながら、繰り返しになりますけれども、そういった他の用途を全面に出してしまいますと、当初の考え方、東京都から補助を供しました考え方と矛盾するということで、防災目的を軸にした形でのイメージをお願いをしてきたところなんですが、どこの土地でもそうなんですけれども、近隣問題いろいろございまして、正直申しましてなかなか検討が前に進まなかったというふうに聞いております。 ○ふるぼう知生委員  それで、今、課長のお話によると、小・中連携校とか池袋本町公園の角のあたりに、何か地域のための交流のスペースを設けるというようなことなんですけど、これが要するに地域の方々の御要望ということなんですね。わかりました。  経過を今るる御説明していただいて、御苦労を大変感じたところでございます。また、先ほどからもずっと話題になっておりますけども、特養の需要が多い。待機者も多いというふうな中で、区のほうも整備しなければならないし、また、そういう需要ということもよくわかりますので。  あと1点、養浩荘は今、何床なんですか。 ○常松福祉総務課長  養浩荘は今50床でございます。 ○ふるぼう知生委員  ということであれば、60床は欲しいというふうなことですので、養浩荘の方々も安心してそちらのほうに優先的に移動というようなことになるんでしょうから、そういう区の苦しいお立場を大変実感することができました。ぜひともいい形で、また地域の方々のいろいろな御要望も踏まえた形で整備されることを願っております。  以上です。 ○村上典子委員  土地の扱いなんですけど、土地はフロンティアへの定期借地権という形になるんでしょうか。 ○常松福祉総務課長  そのとおり定期借地権を想定しております。 ○村上典子委員  そうしますと、社会福祉法人フロンティアが東京都に補助申請をして、東京都から補助が出てくるということで、50年の定期借地権。 ○常松福祉総務課長  東京都から補助が出る場合は相当時間が必要になりますので、やはり50年程度ということかなと考えております。 ○村上典子委員  あと、これから補助等も申請していくということなんですけれども、これが順調にいって、いつごろ完成予定でしょうか。 ○常松福祉総務課長  27年度中に補助協議が開始できますと、大体補助協議に1年半程度かなと思っておりますので、28年度はちょっと難しくて、29年度の早い段階で補助協議が整うかもしれない。補助協議が整いますと、今度は実際の施工業者を入札などで選定をいたしまして、実際の工事が1年半かかるかかからないかぐらい。今、もう既に更地でございますので、建物取り壊しの期間がかかりませんので、29年度の前半に着手をいたしたとすると、30年度の最後か、遅くとも31年の年度初めには完成かなと思っております。 ○村上典子委員  それから、その後になるんでしょうけど、現養浩荘があるその跡地の活用に関しても検討されていると思うんですけど、それはいかがでしょうか。 ○常松福祉総務課長  今回、法人からの要望に基づきまして、区の虎の子とも申しますことのできる貴重な土地を、この用途のために活用するということでございますので、現在の養浩荘につきましても、豊島区の福祉の方向性と基本的に軸足をそろえた形で、一たん更地にしないと、今の建物老朽化しておりますので、更地にした上でその活用ということで今進めているところでございます。  ただ、具体的なところにつきましては、もう少しお時間をちょうだいさせていただきながら、考え方を整えてまいりたいと考えております。 ○村上典子委員  順調にいっても、池袋本町での建物が完成するのが31年度初めということで、まだ時間がありますので、養浩荘の跡地についても、地域の方々の御意見なども伺って、慎重に進めていただきたいと思います。 ○木下広委員  防災用地を大きく変わるということで、内容的には私どもも特に反対するものでもないんですけども、議会の絡みの正式な条例での審議というか、それはどういう段取りになるのか。これは特にないのかな。 ○常松福祉総務課長  防災まちづくりの観点につきましては、もう少しこちらで地域の御理解が得られたというような段階になりましてから、どこの場面がふさわしいのかわかりませんので、調整させていただきたいと思いますけれども、御報告は必要かなと思っておりますが、いわゆる議案審議ということにはならないのかなと思っております。 ○里中郁男委員  またいいものができるということで、大きく期待をさせていただきたいんですが、地域の方々が、これで見ると平成17年度に居住環境総合整備事業を導入されて、それに伴って新しいまちづくりの会というのが18年度、19年度できて、19年度に区長に要望書を提出されたということで、これは居住環境整備事業の中の会というふうに考えてよろしいんですか。 ○常松福祉総務課長  これは、所管で申しますと、都市整備部のまちづくり課のほうが対応させていただいているものでございますので、御指摘のとおりかなと考えております。 ○里中郁男委員  そういう意味では、地域の新しいまちづくりの会というメンバー表が出ていないし、そんなもの出したら個人情報にかかるからいけないのかもしれませんけども、各池袋本町にもそれぞれ町会があって、いろいろな町会があると思うんですけど、町会長も含めて、あるいは地域の有力者と言ったら言い方が悪いかもしれませんけど、何かいろいろな関係しているような方々が入っていたというふうな理解でよろしいんでしょうかね。 ○常松福祉総務課長  町会長も4人ほど入っていらっしゃるほか、あと町会の役員ですとか、それぞれの子育て世代の方ですとか、そういったような方々で構成されているのかなと考えております。 ○里中郁男委員  今まで皆さんの御質問の中で聞いている範囲では、余り大きな反対意見みたいなものは出ていないようなので、その辺はどうなんでしょう。 ○常松福祉総務課長  これまでの経過がございましたので、7月に行ったときには唐突だなといったような御批判はいただきましたけど、中身につきましては特養も必要だという中で、検討を前向きにしておく必要があるというようなことについては御理解をいただいていると考えております。 ○里中郁男委員  あとの質問は皆さんされたんでいいと思うんですけども、ただ、池袋本町、非常に今、文政小学校だっけ、あそこが今ちょうど今の小学校の池二と一緒にやっている。連携が入るということと、それが今度、私の聞いた範囲では、文政の跡に池一の改築に入るから、池一の代用の校舎になって、池一ができ上がると、そこがまたあいてくるという形になってくるので、池袋本町、意外といい種地がいっぱいあるなと思って、私、駒込に住んでいますから、本当うらやましく思っていますし、地域の方々も非常にご熱心に、やはりこういう1つの問題について参加して、それぞれ意見を言っておられるんだろうというふうに思いますので、こういう感じというのは非常に大事ですから、こういったムードを大事にしながら、次から次へと新しい課題もたくさんありますけれども、こういった形が望ましいんじゃないかなというふうに思いまして、ぜひいいものを建てていただきたいと思います。 ○常松福祉総務課長  このまちづくりの会と申しますのは、2,000平米の土地だけのことを御議論されているわけではなくて、先般開設をいたしまして、いわゆる電車の見える公園ですとか、そういったことも含めまして、池袋本町エリア全体のまちづくりという中で、ここは非常に重要な資産だよなということで、非常に熱心に御議論いただいているという認識でございます。  今、里中委員御指摘いただきましたとおり、今回こういう取り組みをごあいさつをさせていただいた中で、それが今まで培われてまいりました、そういった地域におけるまちづくりの議論の邪魔にならないようなことはもちろん最優先と考えておりますので、今後も機会あるごとにまちづくりの会のほうにごあいさつ、進捗の状況を御報告をさせていただくとともに、法人ともども地域の一員となるべく取り組んでまいりたいと考えます。 ○渡辺くみ子委員長  では、よろしいでしょうか。   「はい」 ──────────────────────────────────────── ○渡辺くみ子委員長  次の報告に移ります。コミュニティソーシャルワーク・フォーラムの開催について。同じく福祉総務課長から説明がございます。 ○常松福祉総務課長  それでは、コミュニティソーシャルワーク・フォーラムの開催についてというA4、1枚と、あとパンフレットをお手元のほうにお届けをさせていただいていると思います。  A4の資料に基づきまして、まず開催目的でございますが、少し朗読をさせていただきます。  今年度当初において区内8圏域に各2名、計16名のコミュニティソーシャルワーカーの配置が完了している。コミュニティソーシャルワーカーは、多様な福祉ニーズに対応し、各分野別の福祉制度の垣根を越えて支援をしていける新たな福祉の専門家として、次第に地域の中で広く認知され、期待も大きくなってきている。  この機会をとらえて、他の自治体の取り組みと比較し、広い視野からその意義や可能性をとらえ直し、同時に全国に向けて情報発信することで、一層豊かな取り組みとなることを目指してフォーラムを開催する。  こうした開催の目的がございまして、その下、2番に掲げておりますとおり、12月12日土曜日、13日日曜日、12日土曜日につきましては、こちら区役所新庁舎の1階のセンタースクエアのほうを会場といたしまして、2日目につきましては大正大学の3号館をお借りしての開催を考えております。  センタースクエアの定員数が200名ということで、このほかにその下にございますけれども、御招待のお客様などもいらっしゃいますので、250名規模の会場のしつらえになるのかなと思っております。  今回、こちらのフォーラムにつきましては、事前に冊子もそれなりに充実したものをつくっていきたいと考えておりますし、報告書もまたまとめていきたいと思っております。そのほか、パンフレットのほうに掲げてございますけれども、全国さまざまなところからゲストと申しますか、実績のある方々に登壇していただくといったような、その旅費なども捻出をしなければならないことから、1名様につきまして、2日御参加いただいても2,000円は2,000円ですけれども、御参加費ということでお願いをしたいと考えているところでございます。  そういった形で、先般、第3回定例会の初日ごろだったかと思いますけれども、各会派のほうにお邪魔をさせていただきまして、委員方のところにも御案内をさせていただいたところでございます。  恐縮でございますけれども、基本的には参加費をちょうだいをしてという形になりますけれども、その下に掲げさせていただいておりますとおり、もちろん区議会の正副議長、各会派の幹事長、副幹事長、そして区民厚生委員会の委員長、副委員長につきましては御招待というような形をとらせていただいております。そのほか12地区の各地区の町会のいわゆる委員長、それと民生委員、青少年育成委員会など、区の福祉に御尽力いただいていらっしゃる幹部の方々につきましては、御招待をさせていただいているという状況でございます。  内容につきましては、恐れ入りますが、パンフレットのほうに詳しく記載をさせていただいておりますので、御高覧いただきまして、委員方におかれましても何とぞ御参加賜りますようお願いをさせていただきたいと存じます。  私からは以上でございます。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。御質問ございますでしょうか。 ○木下広委員  コミュニティソーシャルワーク事業、私どもも19年かな、20年ぐらいに豊中市の勝部さんのところに行って勉強させていただいて、議会でもいろいろやって、本当に町で評判がいいというか、すごい仕事をやっていただいて、町会からも本当に感謝の声を聞いています。  ひきこもりの青年を本当に通ってくださって、結局、田舎のお母様と連絡を取って、田舎のほうに帰していただくようなケースもあったし、高齢者についても本当にソーシャルワーカーのそういういろいろな動きでやっていただいて、本当に感謝しています。  ああいう人材、すごくできる人が多いような気がするんだけども、人材の確保というのはどうやるんですかと言うとあれなんだけど、社会福祉協議会でやるんでしょうけど、ちょっとその辺だけ教えてもらえますか。 ○常松福祉総務課長  やはり専門家でございまして、区に採用となりますと異動の問題がありまして、ずっと福祉に携わっていることができません。そういったことから、社会福祉協議会のほうで採用されて、専門職として経験を積んでいっていただくということでございます。  今、委員御指摘いただきましたとおり、本当に優秀なスタッフがそろっておりまして、また、それぞれが研さんを積んで、先輩のCSWのほうからいろいろ引き継ぎを受けていく中で成長しているのかなと思っております。  今回、このフォーラムにおきましては、今、委員からも御指摘のありました豊中市の勝部さんですとか、そういったさまざまな地域で実践活動に取り組んでらっしゃる方、あるいは学系の先生がおそろいになりまして、それぞれの分科会ごとに議論がされ、そういったことをまたCSWがつぶさに聞き及んでいくといったようなことも非常に重要なことかなと思っておりますので、せっかく恵まれた人材がいる中で、その人材を今後も育成と申しますか、大きく育っていっていただけるような機会を今後ともつくってまいりたいと考えております。 ○渡辺くみ子委員長  そのほかよろしいでしょうか。   「はい」 ──────────────────────────────────────── ○渡辺くみ子委員長  引き続きまして、鬼子母神plus(保健所1階リニューアル)についての続報の御報告をお願いいたします。 ○尾本健康推進課長  鬼子母神plus(保健所1階リニューアル)についての続報についての御報告でございます。資料をお取り出しください。  御説明させていただきます。保健所1階のリニューアルにつきましては、前回のこの委員会でもその時点での御報告を申し上げております。その続きということでございます。  まず大きな1番として、背景を書いております。3点挙げております。  まず、背景の1点目ですけれども、エイズ知ろう館の経過でございます。エイズ知ろう館は、平成6年に保健所内に設置をいたしまして、それ以降、エイズの情報発信拠点として事業を継続してまいりました。全国的にも珍しい貴重な施設ということで、これまで続いてきているところでございます。  一方、次でございますが、エイズという病気そのものにつきましては、治療法の劇的な進歩がございまして、以前は死に至る病ということだったんですけれども、今は死に至る病から慢性疾患ということで、病気の中身が変貌しております。また、情報発信につきましても、当初と比べますと本当に今はたくさんのNPO等がございまして、インターネットを利用して多様な情報発信を行うような状況に変わってきております。  したがいまして、エイズ知ろう館の役割ですけれども、感染していない方、特に若年世代への予防啓発へとその重点を移してきていると考えております。  次、背景の2点目でございます。としま鬼子母神プロジェクトの開始ということでございますが、御案内のとおり、平成26年5月の日本創成会議による消滅可能性都市の報道を受けまして、としま鬼子母神プロジェクトというのを開始しております。その中で、妊娠前から子育てまでの切れ目のない支援を行う仕組みをつくろうということで、現在もさまざまな工夫をしているところでございます。  また、若年世代の健康につきましては、その後の生涯を通じた中高年の世代に向けての健康の基礎となるにもかかわらず、これまで総合的な情報提供はどうかというと、決して十分とは言えなかったと考えております。  背景の3点目でございます。若年世代の健康に関する状況でございます。人口の規模でございますけれども、区の総人口、ことし1月1日の27万人余のうち、5歳刻みでとりまして15歳から39歳の人口を数えてみますと、35.8%ということでございます。全人口に占める割合は若年世代は高いということで理解されるかと思います。  また、若年世代の健康に向けてどのような施策があるかと申しますと、その後の中高年期を支え、健康寿命の延伸にも大きな影響を及ぼすということで、WHOでは若年者の健康に関する報告書というのを昨年出しまして、その重要性について注意を喚起しているところでございます。  以上が背景でございます。  次、大きな2番にお進みいただきまして、リニューアルの目的でございます。  ただいま申し上げましたとおり、区民の約40%を占めます若年世代を対象にした健康情報発信拠点を整備することによりまして、現在進行中のとしま鬼子母神プロジェクトの切れ目のない支援をより強化することを目的としております。  ページをお進みください。また、WHOの報告書にもありますとおり、国際的な保健施策の推進とも歩調を合わせることによりまして、国際都市にふさわしい取り組みとしたいと考えてございます。  大きな3番、リニューアルの内容でございます。4点書いております。  1番目は、エイズ知ろう館、これはそのまま当然引き継ぎますので、中にHIV/AIDSエリアというのを設けまして、エイズ知ろう館の情報をそのまま展示したいと思っております。  大きな2番目が若年者の健康エリアでございまして、健康課題別の展示、情報発信をしたいと考えております。健康課題につきましては、その下に2行に分けて書いておりますけれども、メンタルヘルス、自殺予防対策、たばこ、アルコール、薬物対策、栄養、運動、歯と口腔の健康、また関係課、機関の情報ということで、例えば男女共同参画などの情報につきましても、あわせてこれまでどおり展示をしたいと考えてございます。
     大きな3番が子育て情報エリアでございまして、ことしの5月からプレオープンということで、強化した部分を引き継ぎたいと思っております。  大きな4番で、トピックス、月がえ展示エリアでございますけれども、これもことしの5月から月がわりの展示というのを工夫を始めておりまして、5月、6月、7月とテーマを変えて展示をしてきておりますので、それを継続したいということでございます。  リニューアルのスケジュールでございますが、8月26日から中の工事にかかっておりますので、現在閉館中でございます。リニューアルにつきましては、11月11日を予定としておりまして、この日には関係者の皆様を招いてリニューアルの御案内を実施したいと思っております。  資料をもう1枚お進みください。リニューアル後の展示内容でございます。この図面は、保健所1階の図面でございます。オリエンテーションですけれども、一番左の上の角が保健所の入り口でございます。保健所に入っていただく方は、車いす、AEDのコーナーを通って、真っすぐお進みいただきまして、右に旧エイズ知ろう館を見ながらお進みいただいて、突き当たりがエレベーター。そこから4階、5階に上がっていただくようなことになっております。建物の一番入り口側の空白のところが、これがあうる薬局でございます。  今回御説明申し上げますのは中身、字がいろいろ入っているところですが、これがリニューアル後の鬼子母神plus、エイズ知ろう館を含むということになります。入り口はエレベーターの前のところにドアの印がございますが、ここから入っていただきまして、正面見ていただきますと、向かって右側に保健所イベント・トピックス、ベネッセのコーナー、くまざわ書店のコーナーというのがございまして、その正面突き当たりがエイズ、HIVのエイズ知ろう館を引き継ぐ部分でございます。  入っていただきまして、左側、こちらが今回、会議室をつぶして広くした部分になりますけれども、こちらのほうにもマガジンラック、本棚、またお子さんがお絵かきできるようなコーナーなども設けまして、こちらのお部屋も今回利用するようにしたいと考えているところでございます。  図面の説明含めまして、私の説明は以上でございます。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。御質疑お願いいたします。 ○村上典子委員  若年世代の健康、情報発信基地としてリニューアルされることで、エイズ知ろう館の部分は、若干ですが、縮小されるということでよろしいですか。 ○尾本健康推進課長  スペースとしては、今までよりは狭くなりますけれども、情報の量としては、今までと変わらない、もしくはもう少し充実させたいと思っております。 ○村上典子委員  さまざまな情報の中の1つとしていくということで、かえって理解が進むという面もあるのではないかなというふうにも理解します。  あと、ファシリティーのところなんですけど、入って、あうる薬局のところまではちょっと明るいんですけど、その先がやはりいつも暗くて、右に張ってあるんですけど、よく見えないというような状況だったんですけれども、あの辺の採光とかその辺も変わるんでしょうか。 ○尾本健康推進課長  震災後の節電ということもありまして、ことし5月のリニューアルの前はかなり照明を落としておりましたので、委員御指摘のとおり、ちょっと薄暗い感じもあったかと思うんですけれども、今回、5月以降は特に明るく皆様にも見えるようにということで、明かりをつけております。  また、エイズ知ろう館の壁面がガラスでございますので、そこに視線を遮るようなもの、明かりを遮るようなもの、できるだけとりまして、中がよく見えるようにしますと、また廊下のほうも照らされるということで、できるだけ親しみやすく、入りたいなというふうな環境にしたいと思っております。 ○村上典子委員  最後なんですけど、スタッフの机とスタッフロッカーがありますが、スタッフは常駐されるということでよろしいんでしょうか。 ○尾本健康推進課長  こちらのスタッフ机とスタッフのロッカーですけれども、これは主に夕方の時間帯から東京都のふぉーてぃーというプログラムに貸し出しをしておりまして、そちらのほうがほぼ週6日常駐しますので、その方々のためのスタッフの机とスタッフのロッカーでございます。保健所のほうでは、人の常駐については今のところ考えておりませんということです。 ○村上典子委員  いらっしゃらないということで、入りやすい面もあるんですけれども、なかなかトピックをどんどん新しくしていくというところが大変な面もあるんですけど、前、ベネッセとくまざわ書店と連携するときというので見に行かせていただいたら、やはり親しみやすいイラストとかが使われていて、いいなというふうに思いましたので、ぜひその辺利用して、多くの方に訪問していただけるような形で、また、隣がアニメイトですので、その辺も奥になってわかりにくい面もありますけれども、親しみが出るような、またアピールできるような形でお願いいたしたいと思います。 ○ふるぼう知生委員  エイズ知ろう館ということですけども、治療法の劇的な進歩によって死に至る病から慢性疾患に変貌したというようなことなんですが、ちょっと不勉強なので、その辺ちょっと教えてください。 ○尾本健康推進課長  HIVエイズにつきましては、ウイルスの増殖を抑える薬で治療するということになっております。治療が開発された当初から、そのコンセプトは変わってないんですけれども、ウイルスの増殖を抑えるポイントが幾つもございまして、その幾つものポイントにそれぞれ働きかけるような薬ができたということが1つ。  それから、薬の組み合わせでウイルス耐性をつくりにくいような治療のプログラムができたということ。  それから、薬の数がふえましたので、組み合わせがかなりバリエーションがとれるということがございまして、現在の治療によりますと、完治はできないんですけれども、血液中のHIVというウイルスを検出限界以下まで抑えるということが可能になりまして、これによって以前のような死に至る病ではなくて、薬を飲み続けながら、社会生活を続けながら治療するという病気に変わったということでございます。 ○ふるぼう知生委員  昔センセーショナルにテレビにエイズというのが出てきただけに、もう大変なことだと、世界が滅んじゃうような勢いでされていた時代とは全然変わったということですね。  ということは、エイズ知ろう館という名前自体が、どうなのかなというふうな気もしないでもないんですけど、そこに関してはどういう認識なんでしょうか。 ○尾本健康推進課長  エイズ知ろう館という名前は、当初はエイズについて知らない人が多かった。偏見、差別が多かったので、もっと知ろうよという意味で、多分、当時の方々がおつけになられたかと思うんですけれども、この名前は全国に知られておりまして、非常にネームバリューの高いもの。先ほど申し上げましたように、全国でも珍しい施設ですので、この名前自体は歴史的なものとしても大事にしたいというのが1つございます。  それから、今、エイズについて知らなくてよいかというと、もちろんそういうことはございませんで、治療方法はできても、予防するのがもちろん一番いい。かからなければそれが一番いいということですし、社会的関心が下がれば下がるほど、一方では知らなければならないということもございますので、その2つの意味を込めまして、エイズ知ろう館という名前はこのまま大事に使っていきたいということでございます。 ○ふるぼう知生委員  そういう歴史的な流れは大切かと思うんですけども、内容も変わっているというふうなことなんで、エイズのことだけなのかというふうに誤解されかねないというところもありますので、もうちょっと工夫をされたほうがいいのかなというふうな気はいたしますけど。具体案はありませんけど、サブタイトルに何か入れるとか、そういったことでも構わないんですけど、もう少しせっかくそういうコーナーをつくっているんですから、いろいろな観点からまたちょっと考えていただけたらなというふうなことを提起して終わりたいと思います。  以上です。 ○尾本健康推進課長  ただいまのお話について少し補足をさせていただきます。  エイズ知ろう館と鬼子母神plusについて、例えば通りを通る方にどれだけPRするかということもございますので、現在、その表示を新しくすることを考えております。池袋保健所というネーミングと、エイズ知ろう館という歴史的なネーミング、それから鬼子母神plus、若年世代のための健康情報発信拠点という意味を込めて、その3つを並べる。それぞれ英文の表記もつけまして、できるだけ皆様にわかりやすく入ってみようかなという表示をしたいと考えております。 ○里中郁男委員  リニューアルということで、少し直しますということなんだけど、これによって通路が狭くなるということはないんですか。エレベーターまでの通路ですね。 ○尾本健康推進課長  今回、躯体というか壁はほとんどさわっておりませんので、通路の幅は変わりません。壁をさわったところは1カ所、あうる薬局と旧エイズ知ろう館の間の壁を少しあうる薬局を広くするために動かしましたけれども、そのほかはさわってございませんので、通路は同じでございます。 ○里中郁男委員  はい、わかりました。それと、あうる薬局の下のところは、これは別のあれなのかな。ここのところ。あいているところ。これは何でしたっけ。駐車場か。 ○尾本健康推進課長  説明が言葉足らずで申しわけありません。こちらは駐車場でございます。 ○里中郁男委員  こういったことでリニューアルされるということで、少し面積が広がるのかなというふうに思っていたんで、今そのような質問しましたが、今お答えで全然変わっていないということですので、それはそれで結構だと思います。  それから、鬼子母神のあれは鬼のところの上がないんじゃないかと思ったんだけど、これはついていますよね。細かいことなんだけど、どういうことなのかなと思って、ちょっと聞きたいと思ったんだけど。 ○尾本健康推進課長  先に面積のところで少し補足をさせていただきたいと思います。ちょっと私の説明がまずかったと思うんですが、エイズ知ろう館につきましては、奥にある会議室をつぶしておりますので、面積は89.4平米ぐらいで、若干大きくなっております。廊下の幅は一緒でございますが、中は広くなったということでございます。 ○里中郁男委員  鬼の何ていうんですか、ちょっと聞いたんだよね。 ○尾本健康推進課長  パソコンでやるとどうしても鬼の字がついてきますので、この資料で鬼の点がついておりますけれども、正式な表示につきましては、全部角のない字を採用してございます。 ○里中郁男委員  この読み方、きしもじんというの、きしぼじんというか、その辺のところはっきり。 ○尾本健康推進課長  きしもじんと伺っております。 ○里中郁男委員  あくまでも原稿上はこういうふうに鎗が出てくるけども、実際には使わないでやるということですね。わかりました。  それから、鬼子母神plus、英語でplusと書いてあるんですけど、この辺はどんなところで、どなたが発想してこうしたのか、その辺も教えてくれる。ついでだから。 ○尾本健康推進課長  plusの意味でございますけれども、うちの課の中でどういう名前にしようかというので、いろいろな職員とも話をしましたときに、plusの意味も幾つかございまして、先ほどお尋ねのありました面積が今までよりも広くなるよという物理的な意味もございますし、情報発信をするのはエイズだけじゃないよ、ほかのいろいろな分野にもあるよというPlusでもございますし、それから、鬼子母神プロジェクトそのものにつきましては、現在も展開を続けておりまして、これは決して立ちどまるものではなくて、どんどん拡大していますよという意味でもプラスでございますので、この名前に落ちついております。 ○里中郁男委員  なかなかすばらしいね。そういうアイデアがいろいろ出てくるというのはすごくよくてね。プラスというのは、プラスマイナスのプラスでいいわけでしょう。これ、英語で書くとこういう字になるんだ。初めて聞きましたけどね。  ありがとうございます。以上です。 ○松下創一郎委員  こちら平成6年に開始をして、20年弱ということなんですけれど、私の個人的な印象なんですけど、その間にいろいろな、こちらからアクセスする情報なんかは多様化したように感じているんですけど、一方でボリュームに関してちょっと声が小さくなってきたのかなというふうに、エイズのこっちに関して感じているところなんです。  そこで、20年弱の間の来場者数、もちろん数がわかればいいんですけど、イメージだけでもちょっと教えていただけたらと思います。 ○尾本健康推進課長  特にずっとカウントしてきておりませんので、こちら側としては、数として示すことがちょっと難しいんですけれども、東京都のふぉーてぃーのプログラムのほうでは数を数えていただいておりまして、昨年度でいきますと延べ6,500人ぐらいの足を運んでいただいた方があるというふうに聞いてございます。 ○松下創一郎委員  その前、あるいは変遷という意味で、昨年6,500人で、例えば5年前とか、2年前とか、そういった変遷というのはわかりますか。 ○尾本健康推進課長  すごく大ざっぱな話で申しわけないんですけれども、多分、エイズ知ろう館をつくった当初は、いろいろなNGOが利用したりですとか、いろいろな勉強会にも利用される。ほかに使える場所がなかったということで、外部の方の御利用もかなりあったし、その情報拠点として珍しかったので、いろいろな方が足を運ばれたと思うので、最初、ちょっと人数わかりませんけれども、非常ににぎわった時期があったというふうに思っております。  その後、先ほど御説明しましたように、いろいろな情報がエイズ知ろう館まで来なくてもとれるようになるということで、その後は、最新の情報発信拠点としては、若干委員がお持ちのイメージのように、あそこまで行かなくてももうわかるよねというふうな時期もあったかとは思います。 ○松下創一郎委員  いろいろな要素があって、その数だけでは興味もはかれないのかなというとこで理解いたしました。  あともう一点、先ほどのふるぼう委員の治療に関しての御質問の中で、この治療に関して費用というのはかなり負担になるぐらいのものなんでしょうか。 ○尾本健康推進課長  新しい薬を使うということで、医療費そのものはかなり高額にはなりますけれども、この治療を始めるに際しましては、身体障害者の手帳を取得して、それで医療費を見るということがございますので、御本人の負担は決してないとは申しませんけれども、非常にいろいろな制度が整いつつあるところでございます。 ○松下創一郎委員  わかりました。 ○渡辺くみ子委員長  1つだけ教えてほしいんですが、エイズ知ろう館を発足した当時、都立高校の学生たち、高校生たちも主体的に参加をするとかという動きが結構あって、若者みずからがこういう問題に取り組もうという1つのきっかけを与えたとかというんで、結構評価されたのが印象があるんですけれども、そこら辺の動きというのは今どういうふうになっているんでしょうか。 ○尾本健康推進課長  若者がエイズ知ろう館をどのように利用しているかというお話かと思いますけれども、現在は東京都のふぉーてぃーというプログラムに貸し出しをしていることもありまして、そのふぉーてぃーの開設時間中は若者が寄って、いろいろなお話をしたり、調べ物したり、スタッフに質問をしたりということで使っていただいているところはございます。  また、カウントしていないので、どのぐらいふぉーてぃー以外で若い人が来られているかというのは厳密にはわからないところであるんですが、若者に教える養護の先生ですとか、医療機関の方ですとか、先日はメディカルソーシャルワーカーという方が来られて、いろいろな情報を探したりということもございますので、若者を支援する側の方々のほうは、ずっと継続して御使用があるかというふうに思っております。  また、5月以降はゆりかご面接ですとか、いろいろな形で意図的にあの部屋を使うようにいたしましたので、また今までとは違う層の方々の御利用がふえてきているところでございました。 ──────────────────────────────────────── ○渡辺くみ子委員長  最後の報告事項になります。高齢者インフルエンザワクチンについて(4価ワクチンへの変更)について説明がございます。 ○尾本健康推進課長  高齢者インフルエンザワクチンについて(4価ワクチンへの変更)についての御報告でございます。資料をお取り出しください。  大きな1番でございます。高齢者インフルエンザワクチンの位置づけと経過でございますけれども、平成13年の予防接種法の改正によりまして、高齢者インフルエンザワクチンが現在のような形で定期化されました。このときの分類名は2類ということでございました。  その後、平成25年に分類上の名称が2類からB類に変更されております。B類の説明はそこに記載のとおり、個人の発病または重症化防止の目的に比重を置いた疾病の分類でございまして、この意味合いは2類、B類とも共通でございます。現在はB類として定期化ということでございます。  重症化防止のところにアンダーラインを引いてございますけれども、これはインフルエンザワクチンの特徴でございまして、このワクチンはかからなくすることはできないけれども、重症化防止をする、死亡者数、高齢者の死亡者数を減らすというところにこの役割があると考えられているワクチンでございますので、アンダーラインをしております。  次、大きな2番でございます。ワクチン製剤の変更と期待される効果を3点に分けて書いております。  まず、1番目が従来の考え方でございます。インフルエンザにつきましては、御案内のとおりA型とかB型とかいうのがございます。もう1つ、C型というのがございますが、これらは臨床的に余り問題になりませんので、通常A型とB型についてお話がございますが、これまでのワクチンにつきましては、A型のインフルエンザウイルスから2種類を、B型のインフルエンザウイルスから1種類のワクチン株と申しますけれども、それを選んできまして、合計2足す1で3種類ということで、3価ワクチンという呼び方をいたします。従来は3価でございました。  また、このうち1種類のB型につきましては、さらに細かい分類で山形系統、ビクトリア系統というのが最近の流行の株なんですけれども、このうちのどちらかを選んでワクチンの製剤化をするということがこれまででございました。  大きな②番の4価導入の理由でございます。しかしながら、近年のインフルエンザの流行の中身を見てみますと、A型2種に加えて、B型である山形系統とビクトリア系統が両方はやっているというのがこのごろのトレンドになっておりますので、WHOも昨シーズン、南半球の分からこの山形、ビクトリア両者を加えた4価ワクチンを推奨するようになりました。日本でも、ことしの4月の下旬に製造株4価にしようということが決まりまして、この4価ワクチンの導入につながったことでございます。  4価ワクチンの導入による期待される効果を③として書いておりますけれども、B型のワクチン株が1種類から2種類にふえましたので、B型のインフルエンザウイルスに対する効果が高まるということが期待されてございます。  次、大きな3番、事業内容でございます。  (1)の対象者と(2)の接種回数につきましては、従前と変更がございません。対象者につきましては、記載のとおり、65歳以上の方、また、イに書いてございますとおり、60歳以上65歳未満の方であって、記載のような体の状況にある方につきまして対象とするということになってございます。摂取回数は、そのシーズン、1年通してのシーズンで1回でございます。  (3)接種委託単価でございます。委託単価、一番上の2行をごらんいただきたいんですけれども、26年度の委託単価が三者協の決定で4,713円でございましたが、このたび8月14日のことしの三者協の決定で5,253円となってございます。差額が540円でございます。  これにつきましては、3価ワクチンから4価ワクチンになりますときに、さまざまな薬をつくる側で設備投資なども必要だったということで、卸価格が上がってございます。それを三者協として反映させましたのは540円の委託単価の値上げということでございます。  その下の行、自己負担額(一般)のところをごらんください。昨年までの自己負担額が2,200円でございますが、ことしは2,500円の自己負担額としてお願いしたいと考えてございます。  公費負担、区が負担する側の金額でございますけれども、上の一般のところをごらんください。2,513円のところ、2,753円ですので、区の負担としましては一般の方について240円の増でございます。また、免除の方につきましては4,713円のところ、5,253円全額を区が負担しますので、差額がございますけれども、自己負担の増はないということでございます。  接種予定件数ですが、一般の方が3万197件、免除の方が3,208件で試算をしてございます。  (4)は補正内容でございますけれども、今申し上げました予定件数に対して差額を掛けまして、委託料としては、ワクチン接種費増加分として898万円を補正予算として計上しているところでございます。  私の説明は以上でございます。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。御質疑お願いいたします。 ○村上典子委員  インフルエンザ4価になるということで、WHОも推奨しているというところなんですけど、これを4価にするというのは、厚生労働省とか、国のどこかで決定したりとかはしないんでしょうか。決定のところがよくわからないんですけど。 ○尾本健康推進課長  インフルエンザワクチンのワクチン株をどのように決定するかということにつきましては、今の委員の御指摘のとおり、国立感染症研究所がその役割を担っておりまして、毎年、ゴールデンウイークの前ぐらいの時期に、国の健康局長あてにこのように検討しましたということを回答いたします。そもそも国立感染症研究所がワクチン株を選定するに当たりましては、WHOの大きなプログラムの中の1つですので、北半球の国同士で、南半球、ちょうど季節が逆転しますので、南半球の情報もとりながら、これがいいだろうということで大筋決めまして、最後、国としてそれぞれが決定するという仕組みになっております。 ○村上典子委員  そうしますと、今回は公費負担があるということで、高齢者のところで御報告を受けているわけですけれども、私たち年齢に該当しない者がインフルエンザワクチンを受けようとしても、ことしからはすべて4価になるというなんですか。 ○尾本健康推進課長  10月1日からいろいろな年齢層の方のインフルエンザワクチン接種が始まっているかと思いますが、全部このワクチンでございまして、ほかのワクチンというのはございません。 ○儀武さとる委員  重症化防止を目的に比重を置いたということなんですけども、死亡者を減らすということなんですけども、より効果があるということですよね。それで、公費負担額のところを見ますと、免除が3,208件とあるんですけども、これは免除はどういう方々が対象になるんでしょうか。 ○尾本健康推進課長  免除の対象になる方は2つのグループございまして、1つが生活保護受給者の方でございます。2つ目のグループが中国残留孤児の方でございます。 ○儀武さとる委員  これ見ますと、効果があって、できるだけ普及させたいということですよね。多くの方にインフルエンザワクチンを受けてほしいということなんですが、生保と中国残留の方、いわゆる生活保護基準以下ということなんですけども、問題は、高齢者の方は、本当に今、年金もマクロ経済でどんどん減る一方だし、収入は減ってもふえることはありませんが、せっかく効果があるというのに、一般で240円負担になるんですが、普及させたいというのであれば、ここら辺をもっともっと助成すべきだと思うんでしょうけど、いかがでしょうか、この辺は。 ○尾本健康推進課長  普及させたいというのは、本当にそのとおりでございます。普及させたいのに値上がりはというふうなお話でございますけれども、委託単価につきましては23区統一ということですので、これについてはどこの区に行っても同じ考えでやります。  ただ、高齢者を無料にしている区というのも幾つかございまして、区のほうで独自の上乗せをしているところもございますけれども、現状では、豊島区も含めて17区が同じ動きをしてございます。  また、B類というワクチンの位置づけでございますので、これは従前より自己負担をお願いしているところでございますので、委員の御発言の趣旨、わかるんですけれども、できるだけ予防は治療に勝る。治療費のほうがうんとかかりますので、予防のためということで、ぜひ御理解をいただくように私ども努めてまいりたいと思っております。 ○里中郁男委員  私も通知来たんです。これね。今まで受けたことないんだけども、ことしは4価になったからやってみるかななんて思ったんだけど、今まで打ったことないんで、打った後どうなるかというのはちょっと心配なんだけど、その辺のことはどうなんですかね。今までの長い流れの中において、事故というかそんなものがあったのかないのか、その辺はどうなんでしょう。 ○尾本健康推進課長  インフルエンザワクチンにつきましては、予防接種の事故というのはこの数年聞いてございません。ワクチンそのものは、非常にたくさんの人が打つ、歴史もあるワクチンでございますので、このワクチンについてまだ知られていないリスクがあるということは、これはないと思います。  打った方の中で一番多いのは、打ったところがはれる、熱を持って赤くなる、しばらくするとちょっとかゆみがしばらくあるというふうなことは、これはほぼ全員とは言いませんが、多くの方そういうことがあるかと思いますけれども、それ以上の副反応につきましては、特段大きな問題のあるということは聞いてございません。 ○里中郁男委員  それで、いただいた中身少し読んで見たら、要するにワクチンそのものが鳥の卵を使ってワクチンをつくっていくというようなことで、特に卵についてアレルギーを持っている方は接種しちゃいけないとは書いてなかったけども、要注意だというようなことが書いてあったんだけど、それはそうなんですか。 ○尾本健康推進課長  現在のインフルエンザワクチンの製造法では、今お話にありました鳥の卵を使うという、そこは外すことができないので、卵アレルギーの問題というのは残っております。  ただ、製造法の工夫によりまして、かなり卵が関与するところを減らしてきておりますので、今のお話にありましたように打ってはいけないということにはならない。以前よりはずっとならないようになっております。  卵アレルギーがはっきりしている方につきましては、必ず接種する医師によく相談をして、打ってもいいかどうかというのを医学的な判断をもって、それから打つ。もし医師の判断がつかないときには、より専門の医療機関に御相談をして、この人に卵アレルギーがあるんだけれど、打っていいかどうかというのをより高い判断を求めて、それから打つという仕組みになってございます。 ○里中郁男委員  今回は、高齢者のインフルエンザということなんだけれど、よく小・中学校でもインフルエンザがはやってくると、学校閉鎖、学級閉鎖ということになってきますよね。そうすると、いわゆる子どもたちのインフルエンザ対策というか、そういった接種なんかどういうふうになっているんですかね。それも参考のために聞きたいと思っているんだけど。 ○尾本健康推進課長  高齢者のインフルエンザワクチンは定期接種となっておりますけれども、それについては、国は死亡率を下げられるという根拠のあるデータをもちまして、それで定期接種化してございます。子どもにつきましては、そのような根拠となるデータがまだ出ておりませんので、研究中だと思うんですけれども、そのデータがないということで、今のところは定期接種の扱いではなく、任意接種でございますので、それぞれの親御さんとかのお考えで、それぞれのお子様が打つということになってございます。  また、インフルエンザの予防につきましては、ワクチンは非常に大事でございますけれども、ワクチンだけが予防ということではございませんで、手洗いも大事ですし、熱があるのに無理して学校とか職場に行かないとか、それからせき、くしゃみのときには、せきエチケットを必ず行って、周りの人にウイルスをまかないようにするとか、そういうようなこともあった中でのワクチンでございますので、お子さん、それから成人、定期接種の皆様につきましては、インフルエンザの総合的な予防策についても啓発を強化したいと思っております。
    渡辺くみ子委員長  報告案件10件全部終わりました。  これで区民厚生委員会を閉会となりますが、何かございますでしょうか。   「なし」 ○渡辺くみ子委員長  以上で区民厚生委員会を閉会いたします。   午前11時37分閉会...