それからこの間、私たちの条例が出たら東西デッキができるんだという話を何か部長が、当時は齋藤総務部長だったかな、言われたんですけれども、そういうこともあるわけですか。
○
木村危機管理担当課長 この
協議会は東西デッキを推進するためにつくるわけではなくて、あくまで条例に基づきまして
池袋駅周辺にいらっしゃっている
方たちの安全をどのように
確保すればいいのかを検討するためにつくるということでございます。当然、帰宅困難者の居場所をどこにつくるかの検討もしていく予定ではございますので、一時的に避難する場所として確かに東西デッキという選択肢も考えられると思いますけれども、東西デッキがメーンではなくて、帰宅困難者の
方たち、
池袋にいらっしゃる
方たちが皆さん安全・安心できる駅にしようという
防災面のほうがあくまでもメーンでございます。
○
小林ひろみ委員 もう1つ東日本のときもそうだったんですけれども、地震があった後に余震が結構ありましたよね。私余震があるときに橋の上はやはり怖いと思うんです。その地震のときも嫌だけれども、余震の間も余り、できれば揺れないところにいたいから、みんな。ある意味地に足をつけていたいから、地面のあるところに人間の心理として集まっていくのではないかなというふうに思いまして、この間、森議員も一般質問しましたけれども、やはり空中に居場所を
確保するというのは本当に安心した場所と言えるのかという点では大変疑問があるということだけ指摘しておきます。現実やはり東日本の地震のとき、本当によく思い出してみると、そこが一番問題だったんではないかなと。みんな建物からまず広場に出てくる。外に出てくる、家の中で大丈夫かというのがまずあったというふうに思いますし、それから食料とかそういうことでは、今、自助、共助、それから公助ではあれしちゃっているときにやはり目の前でみんなが協力しながら暴動も起きずにやったというのが日本の評価される面でありますので、やはりそこを全部取っ払っちゃってはだめだろうと思うし、非常に助け合うというのは皆さんよく言われることなんで、そこはちゃんとやってもらいながらやっていただきたいと思います。
それから、次のこの名簿を見たときに、基本的に企業と行政、東京都と
豊島区と、
都市再生機構と、こういうふうになっているんですけれども、
周辺混乱防止対策協議会との関係ですけれども、基本的には同じなんですか、違うんですか。
○
木村危機管理担当課長 こちらの
メンバーについてでございますが、
委員おっしゃるように既存の会議体である
池袋駅
周辺混乱防止対策協議会に既に入っていただいている
メンバーの
方たちの中から人選している部分と、それ以外に
池袋駅及び
駅周辺整備検討
委員会というのがまた別にございまして、そちらの
メンバーの
方たちからも来ていただいたり、あと新しくこの会議体によって来ていただく方というふうに3つのパターンから人選のほうをさせていただいてございます。
○
小林ひろみ委員 そうすると今まで入っていたところと、それから二つめは周辺整備検討
委員会……。
○
木村危機管理担当課長 池袋駅及び
駅周辺整備検討
委員会でございます。
○
小林ひろみ委員 それからさらにもう1つほかにも入っていただいたと、こういうことなんですけれども、そうすると全部プラスになっているのかな。前入っていた人たちは必ず入っていて、それからプラスして整備検討
委員会とそれから新しく入ってきた、こういう関係なのか。その辺の関係はどうなっているのかというのと、逆に言うと新しく入ってきたというのはどの辺が入ってきたんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 まず
池袋駅
周辺混乱防止対策協議会というのは、
メンバーとしては全部で62名いらっしゃいまして、あと団体だと50団体以上が参加している大きな会議体でございます。その中から何人かがこちらのほうに来ているというような状況でございます。あと新たに加わっているのは、例えば
国土交通省の方。あとオブザーバー参加になりますが、
首都大学東京の市古先生になります。
○
小林ひろみ委員 9番のところに
池袋駅周辺混乱防止
協議会の会長が入っていらして、ここは会長がまず入っていて、それにプラスしてその
協議会の中から別個に入っている人もいれば、それから先ほど言ったように整備検討
委員会から入った人もいれば、新たに入った人もいるというんだけれども、そうすると新たに入ったのは事実上、
国土交通省ぐらいなんですか。
○永田総務部長 これ
池袋駅周辺地区の混乱防止
協議会というのはまだ続いておりまして、そちらが今後は多分
訓練等がメーンになってくると思うんです。
メンバーのほうも例えばJRなんかですと、そちらに出てきてくださっているのは副駅長さんのような実務者の方で、その辺が
訓練どうするかとかそういうことを協議していく場になっています。こちらの
エリア防災対策協議会のほうは、これ見ていただくとわかるとおり、ある程度責任を負っている方、JRですと東日本旅客鉄道のある程度そういう
ハード部分も含めて責任を負っているような方に出ていただいて、その辺の協議を進めていただく。その辺のすみ分けをしていくようなことになっていくかと思います。
○
小林ひろみ委員 団体名と、あと所属、肩書を見ると、かなりやはり
ハードの部分に、
ハードとかこれからの企画開発みたいな部分にかなり
メンバー的には偏るというとみんな嫌がるかもしれないけれども、位置をずらしてきているように思うんですけれども、やはりそういうふうになるんですか。
○
木村危機管理担当課長 やはり先ほど申し上げたとおり5万3,000人分、これが当面の目標ではございますが、そういった
方たちの居場所、倉庫だとか
確保していくためにはどうしても既存の建物の中だけですとかなり難しいところがございます。ですから、今後例えば建てかえとか、あるいはそういった何か改修工事だとかそういったときにはやはりその際には
備蓄倉庫のほうも例えばどこか地下のほうに整備していただくとか、あるいは居場所も例えば普段は会議室だとか集会の場所、あるいはエントランスとかそういったところについてもいざというときは人が避難してこられるような場所にもうまく転用できるようにしていただくということも各
事業者にはやっていただきたいなというふうに考えてございますので、そういった意味では今ある混乱防止
協議会ですとやはり駅の副駅長、あるいは助役とか、そういった安全
管理部門の
方たちだけですとなかなか
ハードの整備の部分は中の専門ではないということで、今回はこういった本社部門といいますか、そういったところの計画に携わるような
方たちに
協議会の
メンバーになっていただけるようにお願いしているところでございます。
○
小林ひろみ委員 建てかえとか、それからあとそういう意味では、実際上は現状の部分を何とかしていくという部分は、現状ある部分をどう使うかみたいな部分では、逆にいうと
池袋駅周辺混乱防止
協議会とかのほうでソフトでやっていくと。そしてこれからいろいろ改築、あるいはそういうふうになってきたときの部分を考えたときに、
駅周辺エリア防災対策協議会、こっちのほうが機能していくというところがあるんだろうと思います。先ほど課長が答弁いただいたように、東西デッキつくればいいということではなくて、やはりまちづくりの面でやはり現実問題、広場つくるにしても、空き地つくるにしても、
ハードの部分は全面否定するものではありませんから、この部分について、この条例について私たちは賛成はしましたけれども、やはりどうもこの会社の中身見ていてもちょっと心配なところがあるんです。なぜかと言いますと、この条例では
協議会等に対する支援ということで、24条の2項で
区長は
帰宅困難者対策を
実施する
事業者に対して必要と認める場合は支援を行うことができる、この支援の
内容の中にやはり人の金といっては悪いんですけれども、そういうところが出てきたときに現実問題、これを理由に補助金を出すと、こういうことになっていくと、やはりそれはかなり大きな部分になっていくだろうと。必要なものはやらなきゃいけないときあるんですけれども、本来、まちづくりとして、そこにかかわる参加企業も含めて区のまちづくりは一緒になってきちっとつくっていきましょうというんだから、その企業のほうから私たちにしてみれば社会的貢献、社会的責任貢献という意味で、安全という点では独自にきちっと駅の周辺というのはやっていただいていいもんだろうというふうに思っておりますので、その辺のところだけは指摘をさせていただきます。
以上です。
○
磯一昭委員 今のやりとりを聞いておりまして、昨年の3月にこの条例が施行されて、より私は逆に安心というか、頼もしく思っている一人でございます。やはり今までまちの人たちに、あなたたち自分たちでやってくださいよみたいな形でやってもなかなか難しいところがあったかと思うんですよね。それで62名の
メンバーの
方たちの
周辺混乱防止対策協議会の皆さんも一生懸命やっていただいて
訓練を中心にやっていったんですけれども、やはりいざ有事というときには、そういう部分だけでは足りないということで今回条例ができ、その段階においてこのように
駅周辺エリア防災対策協議会というのができたという認識でおりまして、大変今のやりとりを聞いていてもすごく頼もしく思ったということがまず感想でありますし、その中において、やはり小林
委員のお話や何かというのは、そういうものも含めていろいろ話し合う場がより広くなったということで、心配する必要はないなと思っているところでございます。
前段はそこなんですけれども、それでその中において
ハードと
ソフト両面ということで、特に
ハードの面もできますよということなんですけれども、できますよというか
ハードの面も、いろいろと協議していきますよということなんですけれども、ここでやはり退避通路というか
避難経路だとかそういうものがあって、先ほど出た
協議会の名簿案の中で
国土交通省が来たということは、これは一歩前進どころではない、すばらしい前進だと思うんです。国のほうもそうやって
池袋周辺の約5万3,000人、そういうものの人たちのことをどうしようかということを一緒になって考えていただくというのは私は最高にすばらしいことだと思います。けれども、ここで東京都も
防災部は入っていますし、まちづくり政策部も入っているんですけれども、警察はどうなんですか。やはり道路の
管理者の1つであるんで、警察も所轄、
池袋駅をもっているのは
池袋警察だけになるのか、周辺ということなれば目白警察もあるし、巣鴨警察もあるいは絡むのかどうかわかりませんけれども、警察をこの団体に
メンバーに入れようという選択肢はなかったんですか。
○
木村危機管理担当課長 確かに
委員おっしゃるとおり、警察に御協力いただければと思うんですが、今現在活動しております
池袋駅周辺の混乱防止
対策協議会、こちらのほうの
メンバーには警察も消防も当然入ってございます。こちらの新しく立ち上げる
エリア防災対策協議会のほうも既存の混乱防止
対策協議会と一緒に連携しながらそれぞれが独立するのではなくお互いが密接に連携しながら、お互いの進捗状況も確認しながら進めていく予定でございますので、警察についてはとりあえず当面は混乱防止
対策協議会、既存の会議体の中でまたいろいろと意見のほうもお諮りしながら2つの協議体が一緒になってやっていければいいなというふうに考えてございます。
○
磯一昭委員 周辺混乱防止対策協議会、既存のそっちのほうには警察も入っているということなんですけれども、それだってやはり所管の課とかというのはあると思うんですね。署長が入っているわけではないだろうし、例えば防犯ではない、治安かな、地域何とか課とか地域課とかいろいろあると思うんですけれども、そういうやはり課の部分で入っていると思うんです、先ほどからの話でいきますと。ほかの事業所というか団体もそうだったように。そうなるとやはり今度はこういうことになれば、やはり警視庁とのパイプも出てくると思いますので、例えば何か道路、国道は関係ないのかな、この
エリアは。そういうことがあったりしたときに、やはり署長とはいかないけれども、副署長とか、これは警察だけではなくて消防署にも言えることだと思うんですけれども、消防署も混乱防止
対策協議会のほうには消防署も入っているかと思うんですけれども、そこの担当の部署の人が入っていると思うんですけれども、そういう意味ではやはりもっとその上の段階でいろいろな東京都の連絡や何かもできるような
方たちが
メンバーに入るべきだと思うんですけれども、この
メンバー構成が今後そういう
協議会を開いた中でふやしていきましょうとか、この
方たちにも参加してもらいましょうよというような流れにしてほしいんですけれども、そこら辺いかがでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 委員おっしゃるとおり、とりあえず7月の時点ではこれでちょっと立ち上げのほうさせていただきまして、少なくとも今年度中に3回協議はしていきますので、その中でやはり各
メンバーの中からこういった人たちも必要だよねとか、そういったことは少なからず出てくるかと思います。そういった際には当然、必要な
行政機関になるか、あるいは民間の
事業者もあるかもしれませんが、そういった
メンバーにつきましても、そこら辺はまた柔軟に今後検討の中で対応していきたいというふうに考えてございます。
○
磯一昭委員 最後にしますけれども、やはりこの5万3,000人とか何万人という規模の
方たちは、
豊島区民だけではなくていろんな地方からの人たちも含まれているんで、そういう意味ではやはり隣接する
自治体などとの連絡が密にできるような、そういう枠組みの人たちが入っていただくということも必要ではないかなと思いますので、ぜひそこら辺、参考意見として取り入れていただければなと思っております。
以上です。
○
村上典子委員 ありがとうございます。私は
スケジュールのほうをちょっと確認させていただきたいと思います。第1回
協議会を7月中に予定しているということで、あと11月、2月で今年度中に
安全確保計画を策定する予定ということですが、
活動内容のところには
安全確保計画の作成など
ハード、
ソフト両面にわたる
取り組みを行うということで、ということはこの
エリア防災対策協議会は
安全確保計画を策定したところで一たん任務というか、活動は終わりという認識ですか。それともその後また続くということでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 会議体のほうはこの3回やって計画つくって終わりということではございません。当然計画をつくりましたらその後、進捗状況とか確認も必要でございますし、あるいは実際いろいろ計画を進めていく中で、また計画の修正とか変更の必要性もあるかと思います。会議体についてはこの3回で終了、計画つくって終わりということではなくて、今後
ハード面、
ソフト面含めてこちらの
活動内容にあるようなことを来年度以降も継続していきたいというふうに考えてございます。
○
村上典子委員 ということは、ちょっと今年度中の
安全確保計画策定というところが割とタイトかなというふうに思いますが、副都心調査特別
委員会のほうにもいろいろ
池袋のことに関して区の計画等出ていますので、その辺を確認していく形になるのかなというふうに想像します。それでその上、来年度以降もいくということであれば、ここの
協議会に今後入られる企業が、今後、改修等の計画があるときに、これに準じてやっていただくということを前提の
協議会というような形なのでしょうか。ちょっとそこを確認。
○
木村危機管理担当課長 各企業も、例えば自分のところが建てかえをするということがあった場合、例えばどのくらい
備蓄倉庫つくればいいのかとか、どのくらい帰宅困難者の
方たちを受け入れるスペースできればいいのかとか、そういった計画といいますか、指針といいますか、そういったことがないとやはり建てかえの中でどうすればいいのかというのがなかなかわからないところだと思いますので、そういった意味でも
協議会の活動、計画策定する協議の中で、例えば官民の役割分担とかそういったことも含めて議論、協議していければいいなというふうには考えてございます。
○
村上典子委員 わかりました。
池袋駅に関しては、この
メンバーを見ますとやはり本気になって参加してくださるんだろうと期待を持っております。
もう一点確認したいんですけれども、
池袋駅周辺におきましてはやはり中小の企業もたくさんいますが、その中小の企業の方にお聞きしますと備蓄等がなかなか大変だということをおっしゃっています。その辺の連携に関してはどういうふうに考えていらっしゃるか教えてください。
○
木村危機管理担当課長 現時点では新しく立ち上げるこの
エリア防災体制
協議会と中小の企業の
方たちとの連携というところまでは検討をまだ詰めてはおりません。ただ既存の
池袋駅
周辺混乱防止対策協議会におきましては、例えば
帰宅困難者対策マニュアルをつくって、いろんな企業にも配布したりして、
普及啓発にも努めております。あとやはり自助、共助、公助の中で最初にやっていただかなければいけないのは自助ということで、やはり新聞報道なんかでも中小の企業では3日分の備蓄がなかなか難しいという声があることは確かに承知してございます。ただやはり行政のほうが帰宅困難者の方すべてに対して対応するということは難しいところでございますので、行政のほうとしてもマニュアル等
普及啓発に努めながら、中小の企業の
方たちと連携しながらやっていきたいというふうに考えてございます。
○
村上典子委員 やはりこの
エリア防災対策協議会とは直接にはつながらないかもしれませんけれども、中小の企業にも努力していただかないと5万3,000人がもっとふえる可能性も多くなるので、そもそものところが崩れていってしまったりもするので、それは並行してやっていただきたいと思います。希望です。ありがとうございました。
○
根岸光洋委員 基本的なことをお尋ねしたいんですけれども、確認を含めて。
池袋駅
周辺混乱防止対策協議会ができたときと、その後、
東日本大震災はその後ですか。現在この条例ができて、
豊島区の
防災対策条例ができた後の今回のこの
協議会ができたと思うんですけれども、先ほど5万3,000人という帰宅困難者の数がありましたが、これは、いろんな災害の規模とか時間帯とか想定されているんでしょうけれども、この根拠となるものというのはどういうことをもとに5万3,000人の想定をされたんでしょうか。
○
木村危機管理担当課長 東京都が
平成24年に首都直下地震による東京の被害想定ということで数値を出しておりますので、その数値を使って先ほどの5万3,000人という数字を出してございます。
○
根岸光洋委員 多分、相当前、この
池袋駅
周辺混乱防止対策協議会でもやられていると思うんですけれども、そのときはかなり相当にもっと多い数だったと思うんですよ、想定した帰宅困難者の数は。そのときから取り組んでいるというふうに自分は認識していたんですけれども、そういう意味で今現在、これから、さっき課長おっしゃっていましたけれども、
ハード面について、実際の備蓄の状況というんですか、5万3,000人でもいいと思いますけれども、何%程度今できているというふうに思っていらっしゃいますか。
○
木村危機管理担当課長 今現在
豊島区においては、昨年度
平成25年度から備蓄品の購入を開始しておりまして、5年かけて5万3,000人の備蓄のほうを整備したいというふうに計画してございます。なので、昨年度末でおおむね1万人分を備蓄できた状況でございます。今年度以降も毎年おおむね1万人分ずつ買っていって、
平成29年の末には5万3,000人分の1日の
備蓄物資のほうは購入のほうは完了したいというふうに考えてございます。
○
根岸光洋委員 確認ですけれども、5万3,000人の1日分のものを5年間かけてやる。当然、途中でまた期限が来たりするもの、それはないんですか。
○
木村危機管理担当課長 委員おっしゃるとおり、やはり食糧はアルファ米といいまして水を入れるとふやけて食べられるお米とか、栄養補助食品とかクラッカーとかそういったものでございます。あと水、それについては当然賞味期限ございまして、おおむね物によりますが5年から7年ぐらいが期限になりますので、当然5年間かけて5万3,000人分買ったとしてもまたその後も年度更新でまたどんどん更新していくということは必要になってまいります。
○
根岸光洋委員 1万人ずつ備蓄していく経費というか予算なんですけれども、これはこの入っている各団体と一緒にやるのか、それとも区がやるんですか。
○
木村危機管理担当課長 まずは区役所、区のほうで5万3,000人分はまず
確保しようと考えてございます。ただ今後の更新については、
協議会の中で官民の役割分担なんかも一緒に議論していければいいと考えてございます。最初は区役所で用意しておくということが必要だと思いますので、購入いたしまして、今後更新する際には民間企業の
方たちにも役割を担っていただきながら、今現在官民の役割がどのくらいがいいのかというのはまだ結論は当然出ていないんですけれども、民間の事業様の御協力も得ながら安全な
池袋駅というのを目指していきたいというふうに考えてございます。
○
根岸光洋委員 よくわかりました。当然、区が主導してやっていく中で、こういった
事業者なり地域の方の、先ほど中小の
事業者もありましたけれども、協力していただきながら進めていくのはいいのではないかなと思います。
あと、これ条例やったときに恐らく出たんだと思うんですけれども、私その場にいなかったんで、これで見ると
協議会の結成については
駅周辺エリア防災対策協議会として認定することができると書いてあります。きょうは
池袋という名前がついていたんで、
池袋駅
周辺混乱防止対策協議会をもとにした中でこういう
協議会を出すということで理解しているんですけれども、このJRにしても結構な方が出ていらっしゃるという中、東武も西武もそうですけれども、そういう意味ではほかの駅の混乱防止というのも当然考えていただけるんだなと思うんですけれども、今後はそういうほかの他の駅含めて
豊島区全体の
駅周辺の混乱防止についてはどういうふうになっていくのか、ちょっと教えていただきたいんですけれども。
○
木村危機管理担当課長 委員おっしゃるとおり条例上は
池袋という名称はついてございません。そういった意味で、ほかの駅でもこういった
協議会の
設置は可能でございます。ただやはり
池袋というのは
豊島区の中心にございまして、駅の乗降客数が
全国でも新宿に続いて第2位という巨大なターミナル駅でございますので、まずこちらを最優先で取り組んでいかなければと考えてございます。その後、区内で次に多い巣鴨駅とかほかの駅にも、今後は広げていくことも当然必要と考えます。
○
根岸光洋委員 わかりました。
池袋は大きな駅ですから当然注目もされているし、
池袋が1つの
豊島区のイメージになりつつありますので、そこを安全
対策するということは最重要だと思いますけれども、今課長おっしゃっていただいたように巣鴨駅とその次は多分大塚駅ではないかなと思っているので、ぜひそういったところも、帰宅困難者がどのぐらい出るか想定もされていると思うので、そういったいろんなものも出していただきながらぜひ進めていただくことを要望しまして終わりたいと思います。ありがとうございました。
○
大谷洋子委員 今の
根岸委員に関連いたしまして、私もきょうは
池袋駅周辺エリア防災対策協議会の
設置で、
内容については理解をいたしまして、その他のところで今申し上げようかなと思っておりました。
池袋駅周辺混乱防止
対策で東日本旅客鉄道のトップの方、責任者がこういうところに出てこられているので、当然、それぞれの駅に必要な問題、
訓練のあり方というのをおろしていかれて日常
訓練に生かしていらっしゃるかと思われますけれども、既に地域で、各駅で
池袋駅と同じく、特に小さい、小さいといいますか、先ほど巣鴨駅が出ました。巣鴨駅の周辺に区の公園が一時避難するところがどういうところがあるかというところも駅員の皆さんはなかなか不案内だという疑問や心配の声も伺っております。駅としては駅自体の
訓練をされていますけれども、利用者はそこから退避しなきゃいけない。その安全に対しての避難路とか避難する場所とか、そういったところの
訓練がほとんど一体となっていないことから、鉄道企業に勤めている、各駅に勤めている、働いている人たち自身がそういう不安感を持って、御自分たちで日常の
訓練と称して、いざというときは一番この駅の近くにはどこに
豊島区、文京区の避難所があるかを点検をされたりもしていらっしゃるという実態もあります。ですので、今回は
池袋駅が起点、中心の課題ですけれども、こういうことを機会に、それぞれの駅でいざというときは本当に小さな駅ほど駅員も少ない中で
対策が必要なことになりますので、日常を通してそういったところの
訓練のあり方というところについてもしっかり指導をしていただきたいと、機会があるごとに行政側からさらに御指導もしていただきたいということを私からもきょうお願いをさせていただきたいと思っておりました。よろしくお願いいたします。
○
木村危機管理担当課長 JRにつきましては、昨年行いました帰宅困難者に関する連携協定の中で、
池袋駅だけではなく区内にある山手線の駅を含めて一括して協定を結ばせていただきました。よって、ほかの巣鴨駅を初めとする山手線の駅についてもJRの協力を得ることができます。今後JRにも、今
委員おっしゃったように、地域の
方たちとも連携してということで、協力を要請してまいりたいと思います。
○中田兵衛
委員 今から4年ぐらい前に私、一般質問で帰宅困難者の話をしたことがあるんです。震災の前なんですが、そのときに当時の総務部長の答弁で、そういった帰宅困難者のことは当然出るだろうけれども、今のところは余りその
対策を考えてないというふうな答弁だった。ただ一日たてば東京都が乗り出してきてくれるから、それで対応できるんだというふうな答弁だったんです。今もお話承ると、あれから震災がたまたま起こって、要は状況が随分変わってきて、でもやはり備蓄は1日分なわけではないですか。そこは当時、例えば4年前、5年前からと今とで、東京都や国との連携の状況は変わったんですか、変わっていないんですか。
○
樫原防災課長 基本的には変わってございません。
○中田兵衛
委員 そうすると、
豊島区と言うか、今回
池袋なんですが、これは1日何とか
豊島区が主体でやれば、あとの2日目以降は東京都や国の対応になるんですか。
○
樫原防災課長 これは東京都と特別区との協定がございまして、基本的に1日目の食料備蓄につきましては各
自治体が、区が用意をすると。2日目以降については都が調達をするというような形で協定ができてございます。ただ実態としましては南海トラフの関係なんかもあって、備蓄を家庭用でも3日から7日にするとかいろいろなことを言っている中では、今後の話ですが、例えば当初3日分はできる限り各
自治体のほうで備蓄するのが望ましいというようなことになるかもしれません。それについては、まだ今後の協議ということで、今は、原則としては1日分が基礎的
自治体、2日目以降は東京都がという形で協議のままでございます。
○中田兵衛
委員 ありがとうございます。そこがちょっと聞きたかったんです。災害の規模にもよりますから何とも言えないんですけれども、いろんなことが想定できますから例えば東京都全域が大被害を受けた場合、東京都だけでは絶対手が回らないでしょうから、当然基礎的
自治体が対応しなきゃいけないということがありますので、その辺は現実的な方策で考えていただければと思っております。あれから四、五年時間がたちましたけれども、その間に東日本の大震災もあって、当時想定していなかったことが起こってしまって、
池袋でもあれだけの混乱が起こったわけでして、やはりあれを教訓に、あれはたまたま
豊島区が震度5弱だったからいいものの、もっと大きい地震だって当然あり得るわけですから、そのあたりは当時の協定ではなくて、やはりもう少し現実的な対応で今後検討して、そういった意見も述べていって現実的なものをつくっていただきたいと思っておるんですが、いかがなんでしょう。
○
樫原防災課長 まさにおっしゃるとおりだと、問題としては非常に強く感じてございます。近年、今後の計画を検討しておりますけれども、各公園、大規模な公園も含めまして、当然そこには
防災的な機能を持たせる、それから先ほどおっしゃられたとおり大きな地震のときに全都的にやはり被害が出ますと交通も遮断されるだろうといった場合に備えて区の
備蓄物資、もしくは空輸も含めたことができるような、そういったことも想定をした上で準備をしていかなきゃいけないというのも考えてございます。ただこれはなかなかお金もかかることでございまして、なおかつ場所も必要だということになりますので、今現在は検討中ということで御理解いただければと思います。
○中田兵衛
委員 そのあたり今私も申し上げようと思っていたんですが、大変お金もかかることですし、場所も必要、そしてまたいざというときの人員の配置、例えば
豊島区の職員だって全員
豊島区に住んでいるわけではなくて、いろんなところから来られるわけですから、むしろこの間の東北の震災のときはその周辺に住んでいらっしゃる方が多かったわけですから、それでもあの状況だったということで、そういったもろもろ人的な問題もあります。さまざま問題があると思いますけれども、そのあたりも含めてどうか頑張っていただきたいと思っております。
○
小林ひろみ委員 私もきょうはこれを中心にお話ししたんですけれども、先ほどちょっと話が出ましたが、
帰宅困難者対策ということについて言えば、逆に国も東京都もまずすぐに家に帰るという方法ではないと。現場に場合によってはちゃんととどまっていられるようにというのも出されていたというふうに思うんです。そのために各企業も備蓄をしなさいというふうになっていて、先ほど聞いたらそれは自助ですと、こういう御答弁があったんですけれども、やはりそれはまずいでしょうというのが私の思いです。私も本当にそういうふうに思います。だってここ名だたる大企業ががばあっと入っていて区が援助しましょうと言っているんですよ。やはり中小零細でやはり帰宅困難者出さないという予防というと変ですけれども、そういうことにもやはりやっていかなきゃいけないというふうに思います。
今度一度報告してほしいと思ったのは、こういうちょっと大きな
協議会つくるというと報告があるんですけれども、たしかこの条例をつくったときに
豊島区内の
事業者、私のイメージは福祉
事業者、福祉の関係の
事業者の人たちが、例えば高齢者施設とかの施設に今入所している人や通っている人を援助すると同時に、場合によっては通所していなくても高齢者で在宅の人を事実上受け入れなきゃいけなくなってくることがあって、そういう人のための備蓄も必要ではないかとお聞きしたときにそういうことも協議しながら援助できますというような答弁をいただいた記憶があります。そういう部分です。現実には
駅周辺も本当に大事なことですけれども、本当に震災になったときに住んでいる人、そこに訪れた人、駅以外のところにも人がいるわけですから、その
対策についても一度報告をしていただきたいというふうに思うんです。ちょっと要望だけお願いしたいと思いますので、
委員長のほうでよろしくお願いいたします。
○
樫原防災課長 今のお話ですと、いわゆる帰宅困難者というよりもどちらかというと救援センターで、例えば福祉救援センターとして民間の福祉施設を活用する場合ということでよろしいんでしょうか。
○
小林ひろみ委員 今私、言おうと思ったんですけれども、ちょっと足りなかった。1つは福祉救援センターとして位置づけられて契約や協定を結んだところもふえてきているだろうからそういう報告とか、それ以外でも備蓄をどうするかということでは
駅周辺だけではなく、先ほども中小企業はどうするんだという話もあったと思うんですけれども、そういうところで方法はないかとか、そういうことも含めてあれば。なければしようがないけれども。
○
樫原防災課長 例えば福祉救援センターの協定ですとか、そういったことについては締結をした場合についてはまた御報告をさせていただきます。それから区内の必ずしも帰宅困難者だけの受け入れということではなくて、住民の方の一時的な受け入れというのは必ずしも救援センターだけではないというふうに考えてございまして、いわゆる区内の私立学校も含めて活用できる大きな敷地を持っているところというのは幾つかあるわけでございまして、そういったところとの協定というのも今後考えてございますので、そういったものもまた協定締結になりました時点でこちらのほうでまた御報告させていただきたいというふうに考えてございます。
○
此島澄子委員長 ほかにございますか。
「なし」
○
此島澄子委員長 それでは本日の調査案件2件を終わらせていただきます。
───────────────────◇────────────────────
○
此島澄子委員長 それから前回、視察につきまして本日まで皆様から御意見、御要望をお受けしたいということで何案かいただきました。ありがとうございました。それも含めて今後、正副
委員長で検討させていただきまして、次回の
委員会で皆様にお示ししたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
小林ひろみ委員 御意見いただきたいということで、本日までいただきましたというのを聞いてそうかそうかと今思って、本日、私もちょっと提案したいところがありまして、この間も幾つか挙げましたけれども、墨田区で結構災害に強いまちづくりということでは、路地尊のこととか、それからあと一寺言問を
防災のまちにする会などという形でのまちづくり
協議会を挙げての
取り組みとか、京島地域ではやはり古いまちなみを修復型で直してきたという、そういう話を聞いておりまして、そこはどうかなというふうに思いましたので。
○
此島澄子委員長 墨田区とどこですか。
○
小林ひろみ委員 墨田区です、全部。
○
此島澄子委員長 全部墨田区。
○
小林ひろみ委員 京島、あるいは向島のほうとかそういう関係なんですが、一度ちょっとどうかなと思っておりましたので。
○
此島澄子委員長 それを含めて検討させていただきます。
視察日程なんですけれども、一応12月の16日から19日の間でということで検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。16日から19日ぐらいの間です。
───────────────────◇────────────────────
○
此島澄子委員長 では次回の日程についてお諮りいたします。
次回は9月10日、水曜日、午前中、10時からと思っておりますが、いかがでしょうか。9月10日、水曜日。
「異議なし」
○
此島澄子委員長 ということで9月10日の水曜日、午前10時から開会いたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で
防災・
震災対策調査特別委員会を閉会させていただきます。
午前11時23分閉会...