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  1. 杉並区議会 2021-02-25
    令和 3年 2月25日災害対策・防犯等特別委員会−02月25日-01号


    取得元: 杉並区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-29
    令和 3年 2月25日災害対策防犯等特別委員会−02月25日-01号令和 3年 2月25日災害対策防犯等特別委員会                  目   次 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 「3.11を忘れない」等の取組について …………………………………… 3  (2) 昨年の特殊詐欺被害状況について ……………………………………………… 4  (3) 河川監視カメラ映像リアルタイム化等の取組について …………………… 6 閉会中の陳情審査について ………………………………………………………………26             災害対策防犯等特別委員会記録  日   時 令和3年2月25日(木) 午前9時59分 〜 午前11時17分  場   所 第3・4委員会室  出席委員  (12名) 委 員 長  金 子 けんたろう     副委員長  矢 口 やすゆき        委  員  佐々木  千 夏     委  員  ひわき    岳
           委  員  國 崎  たかし     委  員  そ ね  文 子        委  員  小 林  ゆ み     委  員  中 村  康 弘        委  員  富 田  た く     委  員  大 槻  城 一        委  員  吉 田  あ い     委  員  小 川  宗次郎  欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 危機管理室長  井 上 純 良   危機管理対策課長青 木 則 昭        地域安全担当課長高 部 誠 一   防災課長    近 藤 高 成        まちづくり担当部長         土木担当部長  友 金 幸 浩                本 田 雄 治        耐震・不燃化担当課長        土木計画課長  三 浦 純 悦                花 岡 雅 博        都市計画道路担当課長        杉並土木事務所長吉 野   稔                星 野 剛 志  事務局職員 事務局長    渡 辺 幸 一   議事係長    蓑 輪 悦 男        担当書記    田 邉 由 衣 会議に付した事件  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 「3.11を忘れない」等の取組について   (2) 昨年の特殊詐欺被害状況について   (3) 河川監視カメラ映像リアルタイム化等の取組について  閉会中の陳情審査について………………………………………………………継続審査                           (午前 9時59分 開会) ○金子けんたろう 委員長  ただいまから災害対策防犯等特別委員会を開会いたします。  《委員会記録署名委員の指名》 ○金子けんたろう 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほか、そね文子委員を御指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  《報告聴取》 ○金子けんたろう 委員長  続きまして、3件の報告を聴取いたします。  なお、質疑は、報告を一括して聴取した後に行いたいと存じます。  それでは、順次お願いいたします。   (1) 「3.11を忘れない」等の取組について ◎危機管理対策課長 私からは、「3.11を忘れない」等の取組について御報告いたします。  この取組は、東日本大震災で犠牲になられた方に哀悼の意を表し、今なお復興途上にある南相馬市への支援を継続していくことを確認するとともに、大震災の記憶を風化させることなく、経験を語り継ぎ、今後30年の間に70%の確率でやってくると言われている首都直下地震等の災害に備え、区民の防災意識を高め、地域防災力の向上を図ることを目的としております。  資料を御覧ください。初めに、式典「3.11を忘れない」の開催についてです。  日時は資料記載のとおりでございます。  場所につきましては、例年セシオン杉並で開催しておりましたが、今年は休館日に当たることから、改修が終わりました西荻地域区民センターにおいて開催いたします。  講演は、「東日本大震災の地からの報告〜復興の現状と被災者の願い〜」と題しまして、認定NPO法人桜ライン311の佐藤一男氏を予定しております。  NPO法人桜ライン311は、陸前高田市内の津波の最大到達地点を結んだ線に沿って桜を植樹し、東日本大震災の記憶を後世に伝えようという活動を行っている団体です。  佐藤講師は、陸前高田市で被災され、避難所生活を経て、仮設住宅自治会長を務められるとともに、このNPO設立にも関わられ、現在も植樹の活動を行っているとお聞きしております。御自身の活動を通して、被災地の復興や、震災を風化させないという思いをお話ししていただくことを予定しております。  なお、多くの区民の方に御参加いただきたいところでございますが、今年は、一般区民の皆様には事前申込制による先着80名とし、これに区議会議員の皆様、杉並区選出の都議会議員の皆様など御来賓合わせて、会場定員の2分の1である150名までの入場とするとともに、事前にマスクの着用を呼びかけるなど、感染防止対策を徹底した上で実施してまいります。  2点目といたしまして、西荻地域区民センターにおける同時開催イベントでございますが、資料の記載のとおりでございます。  3点目といたしまして、シェイクアウト訓練の実施でございます。  本年度も3月11日午前11時に実施いたします。  訓練目的、想定等につきましては、資料の記載のとおりでございます。  区民の皆様には、訓練参加の呼びかけを区公式ホームページで行っているほか、訓練当日は、地震防災訓練アプリ、杉並区災害・防災情報メール等でお知らせいたします。  その他の取組としましては、来週3月3日から5日まで、本庁1階において東日本大震災の写真展を開催するほか、小中学生の防災意識の高揚を図る講話実施がございます。  また、「広報すぎなみ」の3月1日号は、「3.11特集 東日本大震災から10年 南相馬市との歩み、そしてこれから」となっております。  私からは以上でございます。   (2) 昨年の特殊詐欺被害状況について ◎地域安全担当課長 私からは、昨年の特殊詐欺被害状況について、資料に基づき報告いたします。  まず、区内の昨年1年間の被害件数と被害額ですが、件数は前年比マイナス39件の合計148件、金額は前年比マイナス7,100万円の合計約3億7,900万円でした。  特殊詐欺は、年々その犯行手口が複雑化して多岐にわたっていますが、資料の上段に、昨年と一昨年の手口別被害件数を記載しております。  昨年1月から、警察の統計上、手口の名称や分類の仕方が大きく変わり、令和元年手口別件数とは単純比較ができませんが、昨年の特徴といたしましては、以前からあります子や孫をかたるオレオレ詐欺や、医療費などの還付金名目の手口が多発したほか、最も多く見られた犯行手口は、手口名として預貯金詐欺キャッシュカード詐欺盗の手口に含まれる、被害者が持っているキャッシュカードを狙ったものでした。これはここ数年急増しているもので、金融機関における窓口対策が進んだことにより、犯人側がまず被害者からキャッシュカードをだまし取るなどした上で、ATMから預金を引き下ろす方法に狙いを定めているものと考えられます。  このだましの流れといたしましては、警察官、大手百貨店銀行協会員などをかたって、あなたのキャッシュカードが不正に利用された可能性があるなどとうその電話を次々とかけ、その後、受け子を訪問させて、様々な理由をつけて暗証番号を聞き出した上でキャッシュカードをだまし取ったり、または、持参した封筒に入れて封をして、正規のキャッシュカードを保管するよう指示し、割り印を押すように言って、印鑑を取りに玄関から移動した際に、偽物のカードが入っていた封筒とすり替えて盗んでしまうというものです。  最近では、被害者の目の前で受け子がキャッシュカードにはさみで切り込みを少し入れて、預かるカードを使えなくするかのように装って安心させた上でだまし取る手口も増加しています。  なお、キャッシュカードは、多少切り込みを入れてもATMで普通に使えてしまうので、その直後、犯人から預金を引き出されてしまいます。  昨年も区では警察などの関係部署と連携して、様々な被害防止活動を推進してまいりました。区の取組の大きな柱となる区民への自動通話録音機無償貸与事業や、振り込め詐欺被害0(ゼロ)ダイヤル運用状況は、資料の下のほうに記載しております。  警察も、まずは固定電話を常に留守番電話設定にしておくなど、犯人からの電話に出ないことを被害防止対策として推奨し、啓発活動を行っていますが、区としても、その対策の一環として自動通話録音機の支援を進めてまいりました。令和3年度も、自動通話録音機1,000台を追加購入して、必要とされる区民へ十分に配布できるように取り組む予定です。  次に、平成30年6月に開設しました振り込め詐欺被害0(ゼロ)ダイヤルにつきましては、一昨年は、区役所職員をかたる還付金詐欺のアポ電や被害が多く、それに関連した問合せが多く見られました。昨年は、少し相談受付のペースは減少しましたが、ほぼ毎日数件ずつは区民からの相談が寄せられており、その中には、アポ電を受けてすっかりだまされていたところ、0(ゼロ)ダイヤルに電話をかけたことにより、被害を未然に防ぐことができた事例も数多くあります。  その他の被害防止活動として、「広報すぎなみ」や犯罪発生情報メールなどにより、随時、情勢に即した情報発信を行いましたが、コロナ禍の中、例年のように大人数を集めての防犯キャンペーンはあまり実施できませんでした。  このような情勢の中、新たな取組といたしまして、区の高齢者担当部門による安心おたっしゃ訪問事業を活用して、区内各地区の民生委員やケア24職員の方々に協力を依頼し、高齢者宅への戸別訪問による注意喚起の呼びかけをお願いいたしました。  このほか、被害の多いキャッシュカードを狙った手口や還付金詐欺の手口を分かりやすく区民へ紹介するために、被害防止啓発動画を警察と協力して作成いたしました。この動画は、「広報すぎなみ」などでお知らせした上で、本年1月15日からユーチューブの杉並区公式チャンネルにアップし、J:COMの区広報番組「すぎなみスタイル」でも放送いたしました。  今後も引き続き、区民の皆様の大事な資産や安心・安全な暮らしを守るために、自動通話録音機無償貸与事業などを継続的に推進していくほか、警察や関係部署と連携して、情勢に応じた様々な被害防止活動に取り組んでまいります。  以上となります。   (3) 河川監視カメラ映像リアルタイム化等の取組について ◎土木計画課長 私からは、河川監視カメラ映像リアルタイム化等の取組について説明いたします。  現在の河川カメラ映像の配信は5分ごとの更新となっておりまして、近年増加している集中豪雨による急激な河川水位の上昇などに対応できていないことが課題となっていました。こうした状況から、IoT街路灯システムを活用した映像のリアルタイム配信実証実験を行いまして、リアルタイムでの配信が可能であることを確認できました。この実証実験の結果から、23区では初の試みとなる、IoT化した街路灯での河川カメラ映像リアルタイム配信を行い、水害被害の軽減に向けた取組を実施してまいります。  まず、資料の監視カメラ映像の概要でございますけれども、IoT化した街路灯に河川監視カメラを設置しまして、区民が迅速な水害対応避難行動を起こす際の判断ができるよう、リアルタイム河川映像を配信します。  さらに、阿佐ヶ谷駅前など水害被害発生地域において、IoT化した街路灯に冠水センサーを設置しまして、道路冠水の状況を監視することで、迅速な水防対策につなげてまいります。  監視カメラ冠水センサー設置場所につきましては、資料に設置位置図を添付してございますが、河川カメラにつきましては、善福寺川及び神田川沿いと調節池に9か所、そのうち区民に公開するのは5か所を予定しております。  また、冠水センサーにつきましては、3か所に設置する予定でございます。  次に、期待される効果につきましては、区民が、避難行動のために必要となる正確な情報を安全な場所で取得することができること。そして、SNS(YouTube Live)による映像配信により、区ホームページにアクセスが集中してつながりにくい場合でも、映像を確認することができます。  また、水防配備態勢時には、遠隔による監視が可能となることから、職員の負担の軽減や安全性を確保し、迅速な対応を図ります。  最後に、今後の予定でございますけれども、来年度当初に事業者と委託契約を結びまして、河川監視カメラ冠水センサーの設置、またIoT化するシステムの構築を行いまして、8月頃から配信を開始できるよう進めていく予定です。  私からの説明は以上です。 ○金子けんたろう 委員長  以上、一括して聴取いたしました。  これより、ただいまの報告についての質疑に入ります。  質疑のある方は挙手願います。──それでは、最初の質疑は答弁を入れお一人往復15分程度とさせていただき、一巡しました後、必要があれば再度質疑をしていただくということで進めていきたいと思います。 ◆吉田あい 委員  簡単に何点かお伺いします。河川監視カメラのことについて伺います。  すごくすばらしい取組だなというふうに思います。予算書のほうにも来年度の目玉施策みたいな感じで書かれていて、すごく期待するところではあるんですが、ちょっとそれについて何点か。  1のところ、河川カメラ映像リアルタイム化等の概要というところをずうっと読んでいって、「迅速な水防対策の実施につなげていく。」とあります。この「迅速な水防対策の実施」って、具体的にはどんなことなのかなというのと、あと、水防態勢というのはどんなふうに変わっていくのかなと。ちょっと教えてください。 ◎土木計画課長 河川監視カメラ及び冠水センサーの設置によりまして、まず水防対策としましては、センサー等道路冠水の状況を感知できるようになりますので、ある程度の余裕を持って対応できるようなところでデータが取得できるように設置しまして、そのセンサーが感知したときに現場のほうに行って、現場の水防態勢、清掃とか、あと、もし冠水が発生したら通行止めにするとか、そういうような水防対策をとってまいります。  あと、水防態勢としましては、注意報等が発令されましたら、情報連絡態勢で職員がまず配置になりまして、さらに警報等、雨の状況が今後強くなりそうな状況になりますと、水防配備態勢ということで、さらに増員して対応してまいるというようなことになってございます。 ◆吉田あい 委員  期待される効果の中に、「安全な場所で遠隔による監視が可能となることから、職員の安全性を確保しながら迅速な対応を図ることができる。」というふうにあります。こうやって、職員がわざわざ行かなくても、映像、モニターを見ながら現場を確認できるってすごいな、すばらしいなと思うんですけれども、ただ、映像だけで本当に全部把握できるのかなというのもちょっと思うんですね。河川の状況とか道路の冠水状況とか、全てを網羅できるんでしょうか。 ◎土木計画課長 河川カメラとか冠水センサーは、区の監視の情報として捉えておりまして、それがあるからといって、それだけというわけではなくて、巡回したり、あと現場に張りついたりすることもありますので、そういったものに活用できるように、これだけで対応するということではございません。 ◆吉田あい 委員  来年度の目玉施策の1つだと思います。リアルタイムの配信だけでなく、その他の取組と併せた総合的な水害対策というのが大切なんだと思います。区の総合的な水害対策のお考えとかありましたらお聞かせください。 ◎土木計画課長 水害対策につきましては、河川改修とか下水道の整備とか、そういったハード対策だけではなくて、区民の皆さんに自助の取組とかそういったものも支援しながら、あわせて、ハザードマップの周知とかも含めて総合的に取り組んでいく必要があると思っていますので、そういったことで、両面から今後も取り組んでいきたいというふうに思ってございます。 ◆國崎たかし 委員  私も何点か確認の意味で質問させていただきます。
     自動通話録音機の件で、令和2年度で貸与数、予定となっていますが、1,550台となっておりますけれども、現時点で、何台ぐらい貸し出しているのか。それとまた年度末で、大体見込みでどれくらい貸し出す予定になっているのか、お尋ねいたします。 ◎地域安全担当課長 現時点は、今年に入って、1月末現在で約1,000台になります。年度末、ちょっと正確な数字は出せていません。追加で数百台ぐらいかなというところで、十分この予定数の範囲内、購入してある分を見込んでおります。 ◆國崎たかし 委員  それで、令和2年度まで4,687台貸し出す予定となっておりますけれども、65歳以上の世帯に対する貸出率についてお尋ねしたいと思います。 ◎地域安全担当課長 おおよそ4%ぐらいというような見積りを出しております。 ◆國崎たかし 委員  最後になるんですけれども、平成29年度から令和2年度まで貸与数が年々増えておるんですけれども、令和3年度(予定)が1,000台になって減っている、この理由についてお尋ねをいたします。 ◎地域安全担当課長 令和2年度に今まで以上に数多く一括購入いたしましたので、その分の残余数が令和3年度に残る予定を見込みまして、そして令和3年度の追加1,000台分で、3年度は十分見込めるだろうという計算で、このような予定数を出しております。 ◆國崎たかし 委員  もし令和3年度に千数百台貸し出すとして、それ以上の申込みがあった場合は、また追加購入というのは考えているのかどうか、お尋ねいたします。 ◎地域安全担当課長 現時点でちょっとそこまでは、正確なところは決定しておりませんが、計算上は十分見込めるだろうというふうに考えております。 ◆大槻城一 委員  まず、3・11の件で伺います。  ちょうど10年を迎えます。あっという間だと思いますし、改めて心から被災された皆様に御冥福を申し上げる次第です。  10年たちますが、来年以降、縮小みたいな話もあるのかもしれません。その場合、どのように被災経験を杉並区は継承していくのか、そこら辺をまず伺います。 ◎危機管理対策課長 来年以降、国のほうも式典がないということで、私ども、式典は考えていないんですけれども、この目的である南相馬市支援の継続、それから区民の防災意識の高揚というところは、また来年3月もいろいろと取組をやって継続していきたいというふうに考えております。 ◆大槻城一 委員  じゃ、来年も3月は何かしら、式典という形ではないけれども、継続をしていくと。ぜひそのように、この灯を消さないようにお願いできればと思います。  先日大きな地震が、10年前と同じようなポイントでありましたが、幸いなことに、大きな津波とかいう形にはなりませんでした。ただ、伺うと、NHK等では相馬市の状況が映っていて、ひどい状況も一部映っていました。南相馬市の状況については、区はどのように押さえていますか。 ◎危機管理対策課長 あれは2月13日土曜日の夜11時過ぎだと思いますけれども、まず、直後に南相馬市役所に電話しまして、電話がつながるということは確認しました。ただ、向こうも、まだ夜中なので、その段階では被害状況は分からないということで、改めまして翌日、14日日曜日の午前に私のほうから電話をしたところ、4か所の避難所を開けたけれども、結局避難された方は1名だけで、その方も、私は朝9時頃電話したんですけれども、もう御帰宅になったということで、その後、震災救援所のほうは閉じたというふうに聞いております。  ライフラインにつきましても、電話と水道がちょっと一時的には止まったようですけれども、9時の段階では開通して、ライフラインも全て大丈夫だということと、あと、おけがのほうは、転倒して捻挫された方とか、ちょっとやけどを負われた方がいて、3名のけが人が出たということでした。  あと、道路は、小さい陥没はあったようですけれども、今委員からいただいたような相馬市の土砂崩れとか、そういう大きいものはなかったというふうに聞いております。 ◆大槻城一 委員  速やかな状況把握、ありがとうございます。南相馬市の方々は、私たち杉並区民の本当に大事な友人ですので、これからもしっかりとお互いに支え合っていける信頼関係を築いていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、特殊詐欺被害について伺いますが、令和元年と令和2年で大きく項目数が変わりました。これは、もともとそれぞれ令和元年の中に入っていたものなのか、それともこのような新手のやり口が突然こんなに増えてしまったのか、まずそこを確認します。 ◎地域安全担当課長 特殊詐欺関連詐欺盗という項目があると思うんですが、これが令和元年の途中から追加されたものです。それ以前までは、これは含まれておりませんでした。これは詐欺罪ではなく窃盗罪になっていたものですから、それまでは入っていなかったのが、去年の途中から加わるようになった。そういうものを含めまして、今年に入ってから大きく手口分類を分けたということでございます。  この表の中に限りましては、手口的には両方とも含まれているという表を作成しております。 ◆大槻城一 委員  そうすると、ちょっと確認ですが、令和元年特殊詐欺関連の55件が、例えば預貯金詐欺とか、金融商品詐欺とか、ギャンブル詐欺とか、交際あっせん詐欺とか、キャッシュカード詐欺に細かく分かれたという理解でいいんですか。 ◎地域安全担当課長 そうではございません。特殊詐欺関連詐欺盗というのが新しくできまして、キャッシュカード詐欺盗というふうにあると思いますが、これと同一という手口になります。 ◆大槻城一 委員  ということは、預貯金詐欺、令和2年31件ございますが、これは令和元年にはなくて、令和2年から突然31件、このように増えていった。金融商品とかギャンブルについても、同じように令和2年から新たに始まった犯罪の形、このように理解してよろしいんですか。 ◎地域安全担当課長 すみません、ちょっと説明が足りなかったかもしれませんが、新しくできたわけではなくて、分類を分けたということになります。  そして、先ほどの説明がちょっと足りなかったのかもしれませんが、預貯金詐欺というのに令和元年度の特殊詐欺関連詐欺盗の部分も一部含まれております。預貯金詐欺というのは、キャッシュカードや通帳、こういうものをだまし取るというような分類になりましたので、それらが複合的に分かれているという形になります。  そして、金融商品詐欺だとかギャンブル詐欺等も、今までは振り込め類似詐欺というところに大きくくくられていたのを、細かく名前をつけて分類するようになったということでございます。 ◆大槻城一 委員  先ほど、キャッシュカード詐欺盗ですか、御説明いただきました。これと預貯金詐欺、これもキャッシュカードを使うわけですよね。この違いは何ですか。 ◎地域安全担当課長 キャッシュカード詐欺盗というのは、盗み取る。封筒に入れて、いない間に隙を見て盗み取る、これがキャッシュカード詐欺盗になります。そして、預貯金詐欺に一部キャッシュカードを狙ったものというのは、キャッシュカードを相手に出させる、これを預かりますよということでだまし取るのを預貯金詐欺のほうに、一部手口が含まれているということで、ちょっと分かりづらいと思うんですけれども、このような名称の分類になっております。 ◆大槻城一 委員  ちょっと聞いていても、私が区民の方に、大槻さん、違いは何ですかと言われたときに、どっちもキャッシュカードを盗まれるんだということ、その違いが分かりづらいなと。やっぱり区民の方に広く理解しやすい分類であるとか表現とか、その辺は所管として整理をしていただくことが、犯罪を認知する、何が危ないのかとか、そこにつながっていくと思いますので、今後ともぜひよろしくお願いします。  最後に、河川の件ですけれども、期待される効果として、必要となる正確な情報をしっかり伝えていくんだということでした。議会でこれまで何度か、例えば環7地下調節池、あれは開いているのか開いていないのかとか、よく出ました。どうも何かはっきりしない御回答だった気がしていて。  私もよく聞かれるんですね。この雨でこれだけ川が、あと30センチぐらいであふれそうだけど、環7開いているんですか、開いてないんですかと、区民の皆さんは一番気にしていらっしゃる。開いていてこんなにあふれているんだったら、本当に逃げなきゃいけないな、開いてないんだったら、もうちょっと余裕があるのかなというところですが、あの情報についてはどうなるんでしょうか。 ◎土木担当部長 調節池の情報につきましても、できる限り詳細を知らせていきたいと考えておりまして、東京都のほうとも調整はしているところなんですが、まだ調節池の機能について十分理解を得られていない部分がございまして、調節池につきましては、水をのみ込んだ、下流域に水を行かせないための施設でして、上流域にはあまり効果が波及しないんです。荻窪の辺りの方が、環7が開いているのかどうかとよく聞かれることがあるんですけれども、下が開いても荻窪の洪水には影響しないんですよと説明しているんですが、まだなかなか、誤解されている部分があって、こういう情報を流しますと、環7が開いたんだったら水位が下がってくるんじゃないかという誤解を受けるような部分があって、どういうふうにそういう情報を伝えていくかというのは、東京都とも検討を進めているところです。  今そういう状況ですので、地域で水害について出前講座等をうちのほうでも行っておりますので、そういう際には、そういう情報を十分伝えていきたいというふうに考えてございます。 ◆大槻城一 委員  区民の方もある程度分かっているんですね、今部長がお話しされた情報も。それでも、当然、杉並区民でも環7よりも下流の方はいますし、そこに自分の家族が住んでいる場合も、もちろんあります。なので、やっぱり情報というのは、最終的にそういうことも細かく載せられればいいんでしょうけれども、広く、せっかく区民の皆様の大切な税金で造られた施設ですから、その状況についてはしっかりと周知をしていただいて、それがどのぐらい影響があるかないかについては、それぞれまた区民お一人お一人の御判断もあるんだと思いますので、今の時代、なるべく情報はつまびらかに、分かる情報はお伝えしていただければと思いますが、いかがですか。 ◎土木担当部長 その旨、第三建設事務所にもお伝えしております。連携して、今後検討していきたいと考えております。 ◆中村康弘 委員  まず1点、特殊詐欺に関して。  昨今、また報道等で、ワクチン便乗詐欺が出始めているということで、高齢者に対して、有償で優先的にワクチン接種しますよなんていう、そういうはがきを送ったり電話したりするようなやからが出始めているということなんですが、3月中旬から全高齢者に対してそういった通知が自治体から行くということも報道でなされております。  そういった中で、うちはまだ来ないのかというふうな形で危惧されている方にこういった電話が行くと、詐欺の被害が発生しやすいということもありますので、特に今回のワクチン接種に関しての詐欺を防止するということでも、これは危機管理としてしっかりと対策を取っていただきたいと思いますけれども、その辺に関して区の見解を伺います。 ◎地域安全担当課長 ワクチン接種の事業を区のほうで進めておりますが、それの様々な広報のタイミングに合わせまして、注意喚起をしっかりやっていこうと思っております。 ◆中村康弘 委員  よろしくお願いします。  次に、河川カメラ、私のほうからも何点か伺います。  今回こういった御対応いただけることに対しまして、会派としてもこれまで度々要望しておりましたので、実現いただいたこと、大変感謝申し上げます。  これまで水防態勢、集中豪雨とか台風のたびに、私の関係する地域にも毎回職員の方がいち早く駆けつけていただいておりまして、地域の方々も安心されております。改めて感謝申し上げます。また、こういった活動がこの施策によってさらに充実していくことを期待したいというふうに思っております。  ちょっと細かい部分を確認させていただきますけれども、まず、監視カメラの映像公開5か所ということに関しては、現在、杉並区の気象情報で5分ごとの写真を掲載されている箇所がユーチューブのライブ画像に変わる、そういう認識でよろしいのでしょうか。 ◎土木計画課長 現在のシステムのカメラにおいて5か所映像を流しておりますけれども、同じ箇所をユーチューブのライブ映像で公開します。 ◆中村康弘 委員  区のホームページも、そこの写真が動画に変わるというふうな形の運用、見るところは同じでいいんですかね。それとも、ユーチューブなので、別のところ、ウェブサイトにアクセスしなきゃいけないとか、その辺の変更というのはあるんですかね。 ◎土木計画課長 見せ方につきましては、これまでどおり見られますし、直接ユーチューブから見ることも──映像の通信で、今度ユーチューブのほうに変更になりますので、そちらの映像になります。 ◆中村康弘 委員  分かりました。その辺のところの周知も併せてよろしくお願いします。  基本的に、ここに書いておりますけれども、リアルタイム化、カメラを設置するということの1つの大きな目的は、区としても水防態勢を迅速につなげていくということとともに、区民が迅速な水害対応避難行動を起こす際の判断に活用していただくということもありますので、この映像を見て区民はどういうふうに判断をすればいいのか。  それは人それぞれの状況に任せるという、最終的にはそういうふうな自助という部分もあると思うんですけれども、ただ、せっかくこういった形で充実した情報提供をするということもありますので、それをどう活用していけば避難行動に役立つのかということも併せて、どこかのタイミングで、同じホームページのサイトに、例えばマイ・タイムラインのところのリンクを張るとか、いろんな情報提供をするという形で、情報の活用ということにどうつなげていくかというところの取組も大事かと思うんですけれども、その辺に関しては、区はどうお考えでしょうか。 ◎土木計画課長 今回の河川カメラ映像につきましては、リアルタイムでの配信ということで、これまでの河川の天気情報と、あと河川水位情報も提供してございます。それと併せて、カメラの映像でも視覚化できるということで、対策をより迅速にできるように、その1つとしても活用していただけるように、見せ方とか工夫していきたいというふうに考えております。 ◆中村康弘 委員  そういう様々な情報を活用することが大事だと思うので、そういったところの見せ方、活用の仕方ということに関しても、ぜひ工夫を凝らしていただければというふうに思います。  もう一つの冠水センサーの件なんですけれども、これは、去年かおととし、井荻の地下歩道に先行して設置していただいた、基本的にあれと同じ考え方というか、同じシステムということでよろしいんでしょうか。 ◎土木計画課長 井荻のエレベーターのほうに設置しておりますところも同じようにセンサーをつけて、感知したらメールで配信するようになってございますので、同じような仕組みになってございます。 ◎都市計画道路担当課長 一緒にこのプロジェクトを進めているので、仕組みについて私のほうからお答えさせていただきます。  センサーについては、井荻のエレベーターと基本的には仕組みは同じです。ただ、井荻は街路灯を使っておりません。実際にメールで我々のところに届く、あれが独立したものになっております。  今回は、街路灯に設置して、それを全て一括して街路灯システムのほうで見られる、そういった、我々が通知を受け取る仕組みが井荻のエレベーターとは違うという形になっております。 ◆中村康弘 委員  基本的にこのセンサーというのは水位を測るもので、何センチになりましたよという情報が届く、そういうシステムなんでしょうか。 ◎都市計画道路担当課長 センサーは水位を見るのではなくて、センサーに水が当たると発報する、つまりセンサーの位置をどこにつけるかというのが非常に重要になってきます。井荻のエレベーターも何度か繰り返して、すぐに発報してしまうと、我々が行くのに余裕を持たせる位置に設置するというのが意外に難しくて、今度のも、恐らくその位置については何度かやり直しながらやっていかなければというふうに考えております。 ◆中村康弘 委員  そうなんですよね、ちょっと私もそれが気になって。今、とにかく集中豪雨って、ここにも書いていますけれども、5分ごとの写真ですらリアルタイムに切り替えていくという、なかなか、瞬発力というか瞬間的に状況が変わるということが大変大きな課題で、例えば、先ほど御答弁がありましたけれども、余裕を持って水防態勢ができるような形で、あらかじめそういうセンサーの設置をしていくということだったんですけれども、予想どおりに雨量が上がってくれれば、その態勢もしっかりと取れると思うんですけれども、あまりにも突発的にこういったことが発生するというときに、センサーの使い方というのも結構難しいのかなというふうにも感じたりしたんです。その辺に関しては、今課長のほうから御答弁で、いろいろ試行錯誤を繰り返しながら、走りながら、一番いい形に変えていくというふうな形もお話がございました。  その辺、しっかりとこれから対応していただいて、最後に、8月というところを例えばもうちょっと前倒しとか、そういう余裕はないんですかね。最近、集中豪雨って、6月とか起きたりすることもありますけれども、その辺に関しては、この8月のスケジュールというのが今のところベストという感じなんですかね。最後伺って、終わります。 ◎土木計画課長 配信の時期につきましては、4月に契約しまして、それ以降、システム構築ですとかカメラの設置とかいろいろやっていく中で、可能な限り早めに配信できるように取り組んでいきたいと考えてございますので、その辺は努力してやっていきたいというふうに思ってございます。 ◆富田たく 委員  では、私も、河川監視カメラ映像リアルタイム化等の取組について確認をさせていただきたいと思います。  まず、改めて確認なんですけれども、頂いた資料、別紙として地図に記載された位置ですけれども、こちらのほうで、冠水監視カメラ河川監視カメラ、調節池監視カメラと3種類の書き方をしているんですけれども、基本的には全て同じシステムのカメラ、同等のものという認識でよろしいんでしょうか。  あと、今回のカメラの対応で、予算、初期費用ですね、そういったものと、年間の維持費というのはどれぐらいになるのか、確認させてください。 ◎土木計画課長 こちらの位置図に書かれているカメラにつきましては、同じような、IoT化した街路灯につけるカメラでございます。  あと、冠水センサーにつきましては、カメラはつけずに、設定した水の高さを感知した場合にメールでお知らせするような機能となってございます。  来年度の予算につきましては、初期の設置、イニシャルコスト、半年の通信料を含めまして、約2,400万を見込んでございます。  年間の維持費でございますけれども、通信料としまして約140万程度を見込んでございます。 ◆富田たく 委員  年間維持費140万、結構リーズナブルなのかなという印象です。  こちらのほうをユーチューブで配信するということで、先ほども今後ホームページでどのように見られるのかというお話で、ちょっと分からなかったんですけれども、今の杉並区気象情報のホームページで、河川監視カメラのページで、5つの既存のページがあります。あそこをクリックすると、どの場所に設置されているカメラかというページに切り替わって、そこで、リアルタイムではなくて、5分ごとの静止画を動画みたいな形でつなげて見ることも可能なんですけれども、そのページでユーチューブの動画が、はめ込みというんですかね、埋め込みで見られるのか、それともユーチューブのサイトにジャンプしていくのか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎土木計画課長 ユーチューブのほうにつながる、すぐジャンプするというんですかね、行きます。今回、リアルタイム化に合わせまして、トップページのほうからスムーズに、すぐ映像を見られるように工夫していきたいというふうに考えております。 ◆富田たく 委員  とてもいい取組だと思うんですけれども、切り替わったときに、今まで見られていたやり方と違うやり方になって、どこをクリックすればいいか分からなくなったとか、そういうことのないように対応していただきたいと思います。  ちなみに、今は5分ごとの静止画を4時間ぐらい前まで遡って動画として見られるんですね。そうすると、河川の水位がどういうふうに上がってきたか、どれぐらいのスピードで上がってきたかというのが見られて、この勢いでいくとやばいのかもしれない、大変になるかもしれないというのが一定予想できたんですけれども、今回ユーチューブ配信にすることで、巻き戻して、何時間か前から動画を見るというのは可能なんでしょうか。 ◎土木計画課長 今回のリアルタイムの映像の目的としましては、やはりリアルで現在の状況を知っていただくということで、過去どのぐらいの水位だったかということよりも、今現在、近くの家屋等に住まわれている方が、どういう状況なのかということをリアルで配信することによって、避難の準備等を行えるようにということでやってございますので、そういった機能は考えてございません。 ◆富田たく 委員  そうすると、よく見るのは、河川の水位、溢水水位まで、ぎりぎりのところまで行っているけれども、これがいつからぎりぎりになっているのかというのが分からなくなってくるんですよね。要するに、30分前からぎりぎりだったら、これ以上増えることはないのかもしれないと思うし、5分、6分前からいきなり水位が上がったというのが分かれば、大変なのかもしれないと。瞬間瞬間だけじゃなくて、やっぱり過去の部分というのも一定見ていかなきゃいけないと思うんですけれども、その辺はどういうふうに今回の新しいシステムでは担保されるんでしょうか。 ◎都市計画道路担当課長 今回は、ライブカメラ、ただリアルタイムの映像をお見せするということなので、映像をストックしていくような仕組みは考えてございません。ただ、我々管理者側では、実は水防のシステム、もう一つありますので、そちらでは見ることができるのですが、一般の区民の方が遡るようなものではないので、今の状況、常に状況を見ていていただくというような使い方になるのかなというふうに考えています。 ◆富田たく 委員  リアルタイムで見られるというのにもメリット、デメリットが少しあるのかなというふうな印象を受けました。  そうなってくると、水位のグラフは今までどおり表示されると思うので、そちらと見比べながら確認していかないと、実際の、今急に水位が上がったのか、それともゆっくりゆっくり上がってきたのか、上がった水位が一定期間ずうっとそのままの水位なのか、それともこれから変わりそうなのかというのが分からなくなってくると思うので、そういったアナウンスも区民にはしっかりとしていただきたいのと、できれば、過去、30分前、1時間前の部分を見られるようなつくり方というんですかね、そういうのも検討していただきたいと思うんですが、その辺はどうなんでしょう、物理的に、システム的に無理なんでしょうか。 ◎土木計画課長 過去からの推計とか、そういった推測のための情報としましては、委員が御指摘のことを行っていくには、現在の水位情報、また雨量情報と併せて河川カメラの映像を見て、予測もしていただければというふうに思います。  検討してほしいという御要望につきましては、システム上のこともありますので、研究していきたいというふうに思っております。 ◆富田たく 委員  新しい取組なので、できる限り様々な研究をしていただいて、今まであった機能も残しつつ新しい機能を取り込むというような進め方をしていただきたいと思います。  こういった機器の取替え、システムの入替えのときに気になるのが、実際に大雨が降ったというときに、本当にうまく稼働するのかどうなのかというのがやっぱり心配になるわけです、冠水センサーも、カメラについても。大雨が降ったら何かしみ込んじゃって、結局、動画の配信が途中で止まってしまった、Wi−Fiの電波が飛ばなくなったという心配もあるんですね。  なので、旧カメラ、既存のカメラは一定期間並行運用して、本当に冠水してセンサーが発報しましたというところまでとか──冠水はカメラは関係ないか。IoT街路灯のカメラと今既存のカメラと同時に使って、本当に水位がリアルタイムで見られるということを確認してから既存のカメラを取り外すというような、並行運用の期間が一定必要ではないかなと思うんですけれども、その辺は今どのように考えていらっしゃるでしょうか。 ◎土木計画課長 カメラの切替えどきの件でございますけれども、区のほうとしましても、設置して状況を確認して、問題ない状況となれば、それだけでやっていきたいというふうに思っています。それまでの間は両方見られるようにしていきたいというふうに考えております。 ◆富田たく 委員  私もシステムエンジニアをやっていたときに、システムの入替えで様々、入れ替えた直後や、また入れ替えた後に新しいデータが入ったときに不具合が発生するというのを経験しておりますので、なるべくそういったバックアップ機能も考えてやっていただければと思います。  あと、9か所つけるカメラのうち、今回は5か所を区民へ公開して、残りの部分は区の職員さんたちが見るという形。あとは、冠水センサーについても区の職員さんが見るという形なんですけれども、こういうときにヒューマンエラーとしては、本当は見なきゃいけなかったのに、ほかの業務がたくさんあって見ることができていなかった。どんなにいいシステムにしても、そういう体制がきちんとしていなければ、せっかくのシステムが水の泡になってしまうんですけれども、そうした監視カメラの映像を確認していく、また冠水センサーからメールが届く、それを確認していくというような体制というのは二重三重にあるべきだと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎土木計画課長 大雨の注意報、警報時とか、水防態勢をしいているときには、必ずそういったシステムを見られるように大きな画面に映していたりとか、そういった対応で、もしメールが届くと音とかで分かるようにとか、そういったもので見落としがないようにしてまいります。 ◆富田たく 委員  区民の命と生活がかかっている、そういう取組なので、ぜひその辺はしっかりと行っていただければと思います。  話変えます。「3.11を忘れない」の取組についてですけれども、1点だけ。  今回は、コロナ対策で人数制限して、入場制限をしながらということだったんですけれども、本当は行きたかったんだけれども事前申込みでいっぱいになってしまって、講演やビデオメッセージなどが見られないという方向けに、何かユーチューブで動画配信とか、そういったものは今検討されているんでしょうか。 ◎危機管理対策課長 南相馬市長のメッセージにつきましては、ユーチューブのほうでやることで準備を進めておりますので、そういったところで御来場いただけなかった区民の方にも知っていただいて、一緒に南相馬市支援をしていきたいというふうに考えております。 ◆富田たく 委員  講演のほうはどうでしょうか。 ◎危機管理対策課長 講演はなかなか時間的にも長いですし、また講師のいろいろ著作権等もありますので、ちょっとそちらのほうは難しいかなというふうに考えております。 ◆富田たく 委員  できる限り、貴重なお話だと思うので、講師の方と相談しつつ、配信できるような体制を今後も検討していただきたいというふうに思っております。  最後、昨年の特殊詐欺被害状況について。  様々質疑が出ていたんですけれども、1点だけ、来年度、1,000件の自動通話録音機貸与予定。先ほど、申込みが多くなった場合はどうするのかという他の委員のお話に、基本的にはその枠内で、今年の分と来年度の分で大丈夫というようなお話だったんですけれども、ぜひ、申込みが多くなった場合は、補正予算などもやりながら追加で、区民の要望に応えられるように取り組んでほしいというふうに要望しますが、いかがでしょうか。 ◎地域安全担当課長 今までのペースを考えまして、こういう見積り、予算を組んで考えております。そのときの情勢、その先、その時点で、犯罪の傾向だとか、もしくはほかの新しい対策や機器だとか、そういうことも含めて考えながら、しっかり要望を受けて考えていきたいと思います。 ◆ひわき岳 委員  私から、まず河川のカメラに関して、ちょっと確認もしながら伺いたいんですが、センサーじゃなくてカメラの設置場所のほうなんですが、これの設置をされている場所の基準というか、どういうところに設置されているのか。これまでより増えているのかどうかも含めて確認したいと思います。
    土木計画課長 カメラの設置場所につきましては、平成17年9月に集中豪雨がありまして、その際に被害があった箇所、河川でも溢水とか、あと周辺の道路で道路冠水があったりとか、そういったところに設置してございまして、現在もその位置に設置してございます。 ◆ひわき岳 委員  実際に被害があった場所を監視するというのは非常に有効な取組かなと思うんですが、これ以外に、より危険度の高い場所とかというのはあったのか。そういったところにカメラを設置することを検討されたのかどうか伺います。 ◎土木計画課長 5か所以外の場所につきましては、水防態勢でよく張りついたりとかそういったところがありますので、区民には公開していませんけれども、我々管理者として監視するところには設置してございます。 ◆ひわき岳 委員  そうした面も含めて、区民の安全のために、ぜひお願いしたいと思います。  私も、一昨年ですか、台風19号のときにずっとカメラを見ていて、5分ごとではあったんですが、どんどんどんどん時間を経るごとに水位が上がっていって、はらはらどきどきしながら、これ以上増えたら、流域の区民の方々に私もどうやってお知らせしようとか、そういうことも考えながら見ていたんですが、一方で、かなり強い雨の中、夜間でもありましたので、画像が不鮮明な部分もあったかなというのは正直思いました。  このカメラの設置、カメラ自体も替えるのかな、そんな中で、画像の見え方というのか、そういったものはクリアになっているのかどうか伺います。 ◎都市計画道路担当課長 これまで、夜間ですとか、見えるかどうかも含めて実証実験を行ってきました。カメラ自体の性能が非常にいいということもありますし、あと、街路灯に設置しますので、そんなに真っ暗じゃないというところで、水位については確認ができるレベルです。それは実験の中で我々も確認しておりますので、大丈夫だというふうに思っております。 ◆ひわき岳 委員  ちょっと話が前後しちゃって申し訳ないんですが、カメラの設置場所に関して、調節池の監視カメラ、6号と3号の調節池のところにも設置してあるんですが、このカメラについては、調節池に水が流れ込んでいるかどうか、要はあふれたかどうか、あふれたという言い方はちょっと違うかもしれないんですが、それを見るものなのか、それとも河川を単純に見ているものなのか、どちらなのか確認させていただきたいです。 ◎土木計画課長 調節池カメラにつきましては、調節池内の映像を見るということで、流入したかどうかといったところを監視するためのカメラです。 ◆ひわき岳 委員  そうしたところも区民の判断材料というふうになっていくんだと思うんです。  先ほどまでの議論を私ずっと聞いていたんですが、私自身も、先ほど申し上げたけれども、以前の河川の増水の状況を、リアルタイムではないですけれども、5分ごとの映像で見ていて、これ以上増えたら危ないなと思っても、次の5分後には減っていたりすることもあったりとか、突然、ずうっと増えていたものが一定になっていたりとかあって、私、ちょっと仕組みがよく分からない状況なので、これは調節池に流れ込んでいるからなのかなとかいろいろ想像するわけで、それは区民の方も一緒だと思うんですね。  さらに言うと、先ほどほかの委員からもありましたけれども、増水の割合が急激なのか、長い時間かけて増えているのかというところによって、被害になるかどうかということが変わってくるという指摘もありましたけれども、そうしたことも含めて、区民が実際、緊急な状況で総合的な判断をできるのかというのは、非常に難しいところもあるんじゃないかなというふうに、議論を聞いていて思った次第なんですね。  そうすると、映像だけを見て区民が判断するというだけではなく、他の委員からも御指摘ありましたけれども、その流域、地域ごとに差はあると思うんですが、危険度の度合いというのは、もう少し違った形で分かりやすく、区のほうで分析をして伝える。同じホームページの映像の画面の中ででもいいので、文字情報として、この地域の方はかなり危険度が高まっていますとか、そういうふうに、区民に全て判断を委ねるのではなく、区のほうでもある程度の危険度の判断を示していただけるほうが、むしろ緊急のときにはありがたいのかなと思うんですが、そこら辺はいかがでしょうか。 ◎防災課長 今御指摘の水位であるとか避難勧告、避難指示というものに関しましては、ほかの情報も併せて適時適切に区のほうで判断をして、区のホームページ、それから様々な媒体を使ってお知らせをしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆ひわき岳 委員  ぜひそうした情報を、あっち見て、こっち見てというふうに、緊急の状況に区民が情報を追う作業をしていただくような状況ではなく、なるべくコンパクトに、1つの場所を見て判断ができるような、そうした工夫もぜひお願いしたいと思います。急激に水かさが増すこともありますし、また職員の安全性の観点からも、こうした取組は非常に重要な取組だと思いますので、ぜひ、申し上げたような観点も検討していっていただきたいというふうに思います。  「3.11を忘れない」等の取組に関してなんですけれども、私、実は、昨年コロナで中止になってしまったと思うので、参加したことが実際にないのですけれども、コロナ対策というのは今回どういうふうに行われているのか、確認したいと思います。 ◎危機管理対策課長 先ほど申しました、例年ですと全体で400名ぐらいの方が毎年参加していただいている取組なんですけれども、今年は、まず区民の方に事前申込制ということで、どなたがいらっしゃるかをこちらも把握した上で、しかも御来賓の方と合わせて2分の1ということで感染対策、さらに、既にマスクを着用してくださいという呼びかけをしておりますし、当日、検温、手指消毒をしながら、徹底したコロナ対策をして実施していきたいと考えております。 ◆ひわき岳 委員  ぜひそうしたことを現場でもお願いしたいと思います。  4、その他の取組というところになってくるのでしょうか、小学校での取組、実際に3・11を経験していない世代にも伝えていくためには重要な取組だと思います。概要を教えていただきたいのと、あと、恐らくこれまでも行われてきたんだと思いますが、児童生徒の反応というのはどういったものがあったのか、これまでの例をお示しいただければありがたいです。今年はどれだけの学校で行われるかも含めて教えてください。 ◎危機管理対策課長 今年度、学校のほうは、いろいろとスケジュールが詰まっているということで1校だけで、自衛隊のほうに、実際東日本大震災のときに行った方が来ていただいて、その体験を話していただくということです。  子供の直接の反応というのは聞いてないんですけれども、学校としては、今まで警察、消防とかの話を聞いて、子供たちにもいい話ができたということは聞いております。 ◆ひわき岳 委員  実は、こうした取組の中で、1つ、今後検討していっていただきたいなと思うところがありまして。  先日、福島沖でも大きな地震ありました。3・11や熊本でもそうだったんですけれども、こうした大きな地震が起きたときに、子供たちも含めて、SNSを見ていたりもすると思うんですね。そうした中で、SNS上で、地震が起きたときに、デマとか、あと外国人への差別を扇動するような投稿なども残念ながら行われて、それが拡散されている状況がありました。こうした危険性についても、より私たちよりもSNSに身近な世代でもあるので、児童や生徒たちに危険性を伝えていったりとか、あるいは区役所での展示のときなども含めて、啓発なども今後検討していっていただければと思います。  重大な人権侵害でもありますし、実際に過去、関東大震災のときには、こうした差別やデマがもとで、外国人が多数虐殺されるような事件も起きています。現代において、同じようなことは決して起こしてはいけないというふうに思いますし、そもそも救助活動の妨げにもなります。被災者の命を危険にさらすものでもあるので、ぜひ今後、こうしたことも含めて、児童生徒、それから展示の場所でもいいのですが、啓発などをしていくよう考えていただきたいというふうに思いますが、見解をお願いいたします。 ◎危機管理対策課長 委員のおっしゃる災害時の情報というのは大変重要で、熊本地震でも、ライオンが逃げたとかというデマがあったと思います。我々ももちろん、正確な情報を区民に伝えていくことは災害時の一番肝だなというふうに感じておりますので、また今後、警察、消防、自衛隊のほうに依頼するときには、そういったことも話に入れていただきたいということを伝えていきたいと思っております。 ◆ひわき岳 委員  ぜひよろしくお願いいたします。  それから、特殊詐欺の被害について伺います。  昨年に比べると、件数と被害総額は減少しているものの、1件当たりで見ると、令和元年で240万、2年で256万と、金額としては増えている状況なのかなと。やはり非常に大きな金額ですので、区民への被害というのは本当になくしていかなければいけないなというふうに思うわけなんですが、区でいろいろな取組を進めていただいているというのも非常に重要なことだと思っています。同時に、こうした事件を受けて、検挙は進んでいるのかなというところも併せて確認したいと思います。こうした杉並区で報告された被害、それから東京都全体でもいいんですが、検挙の数というのは、推移としてどうなっているのか、確認いたします。 ◎地域安全担当課長 正確な数字までは現在把握しておりませんが、国や東京都全体では、一昨年と比べて昨年は、検挙件数は増加しているということでございます。 ◆ひわき岳 委員  杉並区でも実際に起きた被害に関して、警察に情報提供など、協力することというのは区でも行われているのかどうか、確認いたします。 ◎地域安全担当課長 毎日、各3警察署と区内の被害状況を、連絡を取り合っていますので、その中で情報共有を行っております。 ◆ひわき岳 委員  私も以前の職場で、宅配をしていた職場なんですが、警察に、受け子へのお金が届くという場面で逮捕に協力するという場面があって、同僚がそうした場所で立ち会ったりもしたんですけれども、少しでも区民への被害を減らすということのために、検挙も進んでいくようにというふうに思います。ぜひそうした情報提供も今後警察と協力して進めていっていただきたいと思います。  もう1点なんですけれども、このコロナ禍でいろんな給付金が国のほうでつくられました。杉並区の公式のツイッター、地震・水防情報のツイッターとかでも、「給付金詐欺にご注意ください!」というメッセージを出していただいていたものを拝見いたしました。  こういった給付金詐欺、給付金を国からだまし取るというよりは、むしろ給付金をかたって区民の方にキャッシュカードを出させるとか、そうしたものというのはどれくらい実際あったのか。この表だとどこら辺に分類されるのかというところも含めて教えてください。 ◎地域安全担当課長 昨年のコロナの関連の中で、どこからどこまでが直接的な被害というのは、曖昧なところはあるんですけれども、統計上ですが、杉並区内で、いわゆる特別定額給付金、10万円の関係のことで直接被害に遭ったということの確認は取れておりません。 ◆ひわき岳 委員  日々いろんな詐欺が生まれてきて、対応するほうも大変ですし、区民も新たな手口に気づかず、なかなか啓発も追いつかないということもあるのかもしれませんけれども、ぜひいろんな取組、区のほうでもツイッターでこうして発信していただいていますけれども、広報の強化も含めて、ぜひ被害を減らすための取組、今後もお願いしたいと思います。 ◆そね文子 委員  1点だけです。河川監視カメラについてです。  今後のスケジュールのところに委託契約というふうにあるんですが、これはどういうところと委託契約するのかということと、どういう作業をしていただくのか、取りあえずそれを伺います。 ◎土木計画課長 こちらのシステムにつきましては、いろんな、そういった取り扱っている会社に実証実験をしていただいていましたけれども、できる会社が限られていますので、例えば電機メーカーとか、そういったところと契約する予定で、指名競争入札で行う予定でおります。  内容につきましては、カメラの設置とか、リアルタイムで映像を通信できるようにするシステムの構築などを行っていただく予定でございます。 ◆小林ゆみ 委員  私からは、「3.11を忘れない」のことについてなんですが、コロナの対策について先ほど質疑がありましたけれども、今回、コロナのことがあったけれども開催することに決めたというのは、経緯としては、10年目というのがあるんでしょうか。その理由を教えてください。 ◎危機管理対策課長 私ども、このイベントは、毎年、区議会の第1回定例会の最中なんですけれども、いつも議会を休会にしていただいて、議会の協力、理解でやっている大変重要なものだと思っておりますので、今年もまたそういうことでやっていこうということと、地震はコロナを待ってくれない、むしろこういうときだからこそ地震のことも考えなければいけないということもありますので、今年度も開催していく予定でございます。 ◆小林ゆみ 委員  開催に当たっては、今年は、オンラインでの開催など、ほかの形での普及啓発、会場を使用しての開催以外のことや、もしくは会場を使用しての開催中止等は検討されたんでしょうか。 ◎危機管理対策課長 式典に毎年来ていただく方は比較的年齢が高い方が多いので、なかなか、オンラインだから見てくださいというのは難しいかなというふうに思っております。 ◆小林ゆみ 委員  あと、中止等は今年検討されたのか。 ◎危機管理対策課長 昨年度は、まだ緊急事態宣言は出ていなかったんですけれども、かなり増えてきたということで中止しました。今年度も当然、またこれがもっと蔓延していくようであれば、中止ということも絶対ないとは言えませんけれども、今の段階であれば、コロナの感染対策を徹底すればやっていけるかなというところで実施を考えております。 ◆小林ゆみ 委員  先ほど、それに関連して、事前申込制にするというふうにあったんですが、これは毎年参加している方とか以前参加した方が結構申し込むのかなと思ったんですけれども、新たな方というか、まだ参加したことのない方に対して広報、そういった点はどういうふうに努力されているんでしょうか。 ◎危機管理対策課長 委員長、ちょっと資料を提示してもよろしいでしょうか。 ○金子けんたろう 委員長  はい、お願いします。 ◎危機管理対策課長 「3.11を忘れない」というこの資料を作りまして、全町会のほうに、約1万6,000枚ぐらいだと思いますけれども、チラシを配布したりですとか回覧を回して、あと、すぎ丸3路線でもポスターを掲示し、さらに2月15日の広報で、既にそこから募集を始めておりますけれども、さらに3月1日の特集号にもまた御案内をして、そういう形で普及啓発に努めているところでございます。 ◆小林ゆみ 委員  下にあるシェイクアウト訓練についてもそうなんですが、こういったイベントに参加される方は、日頃から防災意識の高い方が参加するのかなというふうに思ったので、シェイクアウト訓練も自主参加型なので、こういった、自分でイベントに行くとか訓練をするという方以外への取組というのは、裏にも書いてありますけれども、区役所ロビーとか学校での取組、あと、2番に書いてある西荻地域区民センターでのイベントもあると思うんですが、今後、コロナがこれから終息するか、ちょっと見通しがつかないというのもあるので、イベント型というよりかは、区民の方に隅々までこういった情報が届くように、そのほかの取組にあるような、イベントじゃないところでの取組というのを広げていったほうがいいと思うんですが、それについての今後の計画等ありましたらお願いします。 ◎危機管理対策課長 先ほど別の委員にお答えしましたけれども、南相馬市支援ですとか区民の防災意識の高揚ということは、これからも続けてまいります。ただ、やり方としては、情勢もありますので、そういったところを踏まえながら検討していきたいと思います。 ◆佐々木千夏 委員  今回、特殊詐欺被害状況についてお伺いします。  先ほど、コロナ便乗詐欺についてお伺いしたかったのですが、便乗詐欺の被害に遭われた方はいないとお伺いしましたが、ガス点検など、そのほか点検を装う詐欺は発生していないでしょうか、お尋ねします。  次に、要望といたしまして、コロナ便乗被害の方に対し、お住まいの地域名を冠した○○銀行協会、○○区役所給付金サービス係など、いかにも正式に存在するような組織名を名のり、相手を安心させるという手口。人は忘れやすく、自分だけは大丈夫と思い込む傾向があり、そのような方ほどだまされるケースも多く、このような情報提供を受けまして、杉並区役所給付金サービス係と聞くと、短く分かりやすい名称であることから、御年配の方、お困りの方はふっと信用してしまうのではないでしょうか。  3億円以上もの区民資産が失われていることからも、区広報などで定期的に、区内で融資が受けられる金融機関に、杉並銀行協会など、そのような名称はない。区職員が、給付金支給のため暗証番号を聞き出す、玄関先までカードを受け取りに来ることはない。杉並区給付金サービス係はない。緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付は、区の社会福祉協議会生活支援課生活支援係、住居確保給付金はくらしのサポートステーションといった、給付金の正式な名称を伝え、便乗詐欺に対する警告を広く定期的に発信、区広報車でも定期的に発信していただくことを要望いたします。  以上です。 ○金子けんたろう 委員長  佐々木委員、最初のガス点検詐欺はあったのかというのが質問で、その後は要望ということですね。 ◆佐々木千夏 委員  はい。 ◎地域安全担当課長 区内で昨年、ガス点検を装う詐欺ということで被害があったというような確認は取れておりません。  そして、日々様々な手口が発生しておりますので、随時、犯罪発生メール、それから「広報すぎなみ」、安全パトロール隊の広報などを使って、これからも注意喚起に努めてまいりたいと思います。 ○金子けんたろう 委員長  それでは、一巡しましたので、再度質疑のある方は挙手願います。──ないようですので、質疑を終結いたします。  《閉会中の陳情審査について》 ○金子けんたろう 委員長  当委員会に付託された陳情の取扱いについてですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言下であることも踏まえ、今後も閉会中の審査も含め適切に判断していく考えであり、閉会中の継続審査といたします。御理解くださいますようお願い申し上げます。  以上で本日の災害対策防犯等特別委員会を閉会いたします。                           (午前11時17分 閉会)...