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  1. 杉並区議会 2020-12-09
    令和 2年12月 9日保健福祉委員会−12月09日-01号


    取得元: 杉並区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-29
    令和 2年12月 9日保健福祉委員会−12月09日-01号令和 2年12月 9日保健福祉委員会                  目   次 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  新型コロナウイルス感染症区内流行状況及び保健所の取組について ………… 3                保健福祉委員会記録  日   時 令和2年12月9日(水) 午前9時58分 〜 午前11時55分  場   所 第3・4委員会室  出席委員  (9名)  委 員 長  北    明 範     副委員長  吉 田  あ い        委  員  ひわき    岳     委  員  國 崎  たかし        委  員  山 田  耕 平     委  員  藤 本  なおや        委  員  新 城  せつこ     委  員  大 槻  城 一        委  員  大 熊  昌 巳
     欠席委員  (1名)  委  員  松 尾  ゆ り  委員外出席 (なし)  出席説明員 副区長     宇賀神 雅 彦   保健福祉部長  齊 藤 俊 朗        高齢者担当部長保健福祉部参事    健康担当部長杉並保健所長        (新型コロナウイルス対策担当)            増 田 和 貴                野 田 幸 裕        保健福祉部管理課長計画調整     介護保険課長  秋 吉 誠 吾        担当課長                白 井 教 之        健康推進課長  渡 邊 秀 則   杉並保健所副参事(特命事項担当)                                  土 田 麻紀子        生活衛生課長  濱   美奈子   保健予防課長  飯 嶋 智 広        保育施設支援担当課長        児童青少年課長 土 田 昌 志                樋 口 拓 哉  事務局職員 事務局次長   内 藤 友 行   議事係長    蓑 輪 悦 男        担当書記    高 橋 知 久 会議に付した事件  所管事項調査  1 報告聴取   新型コロナウイルス感染症区内流行状況及び保健所の取組について                           (午前 9時58分 開会) ○北明範 委員長  ただいまから保健福祉委員会を開会いたします。  なお、松尾委員より、本日は欠席との連絡を受けております。  本日は、午後1時から総務財政委員会、その後には本会議が予定されております。そのため、本日の委員会は2時間を目途に進めさせていただきますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。  《委員会記録署名委員の指名》 ○北明範 委員長  本日の委員会記録署名委員ですが、私のほか、藤本なおや委員を御指名いたします。よろしくお願いいたします。  《報告聴取》 ○北明範 委員長  それでは、報告を聴取いたします。  本日の報告事項は1件です。  質疑は、報告を聴取した後に行いたいと存じます。  それでは、お願いいたします。   新型コロナウイルス感染症区内流行状況及び保健所の取組について ◎健康推進課長 それでは、私から、新型コロナウイルス感染症区内流行状況及び保健所の取組ということで御報告申し上げます。  1番でございますが、流行状況の概要でございます。  夏以降、落ち着きを一旦見せておりました発生数については、11月になると増加傾向、さらに、病院、学校等でクラスターも発生しております。最近の患者の発生状況につきましては、恒常的に1日10名以上、さらに20名を超える日もございまして、11月20日には、1日当たり過去最高の31名というようなことでございました。また、区内の基幹4病院で確保しております入院病床も使用率が90%を超えるような日もございまして、本格的な厳冬期を迎える中、予断を許さない状況にございます。  2番でございます。保健所の今までの主な取組ということで、10月以降の実績をそこに掲載しております。全て、4つございます。  1番が蔓延防止ということで、疫学調査、入院勧告、濃厚接触者健康観察等、これは継続してやっております。  2番目、区内の在住外国人を対象にしました懇談会を11月25日に実施したというものがございます。  また、相談体制連携体制ですが、相談先の名称を、今まで帰国者・接触者電話相談センターということでやっておりましたが、受診・相談センターということで11月1日に変更いたしました。  また、緊急対策会議を、基幹4病院、さらに医師会等で継続して、4月から延べ20回にわたって実施しております。  また、医療・検査体制ですが、発熱外来検査スポット、医師会の輪番従事は継続。  さらに、PCRバスを活用した検査を10月1日から。  さらに、地域のかかりつけ医での診察または検体採取の実施をやっておりまして、現在、101機関がこれを担っていただいております。  また、休日夜間診療所、保健所内にございますが、そこでもPCR検査バスを活用して発熱患者の診察を開始しております。  また、保健所体制ですが、全庁的な保健師または事務職員の応援を継続してやっている。  さらに、派遣職員、看護師等でございますが、健康観察等のことも継続実施。  さらに、区直営で、生活衛生課の分室、旧衛生試験所PCR検査をやっているところでございます。  今後の主な取組でございますが、今後さらに拡大が懸念される厳冬期がございますので、状況変化に即応できるような体制整備ということで、以下に4つほど掲げておりますが、行います。  1番が相談体制連携体制ということで、派遣職員、相談件数も多くなってきたというのがございますので、体制の強化を図る。  さらに、基幹4病院、医師会とは引き続き情報共有の会議を継続する。  さらに、検体採取検査体制ですが、基幹4病院での発熱外来検査スポットは体制維持。  発熱患者検体採取または診察をしていただくかかりつけ医は、さらに確保を行うということでございます。  裏面に参ります。保健所の体制といたしましては、今般、ワクチン接種ということがいろいろ報道で言われておりますが、来年、早ければ2月以降というようなことも言われておりますので、体制の構築に向けた準備を行う。  さらに、生活衛生課分室での検査体制の確保。  さらに、4番でございますが、これは、午後行われる総務財政委員会で御審議いただく内容になっておりますが、補正予算というところで2つ。  入院患者受入医療機関に対する新たな補助の創設。  さらに、検体採取を実施する医療機関に対する新たな補助制度ということで、記載された内容を新たな支援策として実施する。  以上でございます。 ○北明範 委員長  以上、報告を聴取いたしました。  これより、ただいまの報告について質疑に入ります。  それでは、質疑のある方、挙手をお願いします。──それでは、委員会の円滑な運営と公平を期するため、最初の質疑は、答弁を入れまして往復お一人10分ということでよろしくお願いしたいと思います。 ◆國崎たかし 委員  ただいまの報告に関連しまして、幾つか質問させていただきます。  まず初めに、現在、陽性患者が増えている状況でございますけれども、その発生状況について、夏の流行時と比較して特徴的なことはあるのかどうか、区の見解をお尋ねします。 ◎保健予防課長 夏の時期を第2波と考えれば、20代を中心に若年層の方が多く、高齢者の方は少なかった状況でございますが、一方、11月以降を第3波といたしますと、30代、20代が多いということは共通でございますけれども、各年代ともそれぞれ患者が発生しておりまして、偏りが少なくなってきています。また、1日当たりの陽性者数も増えているところでございます。 ◆國崎たかし 委員  全世代的に感染者が発生しているということでございますけれども、その理由について、区としてはどのように認識しているのか。また、感染経路というのは把握できているのか、お尋ねをさせていただきます。 ◎保健予防課長 感染源不明の割合が最も多いところでございますが、明らかなものの中では家庭内感染が最も多くなっています。人々の活動が活発になっており、親類や友人等との会食やレジャーなどで感染した患者から、家庭内感染により幅広い世代に感染していることが考えられます。  加えまして、学校や施設等に関連した感染も発生しており、20歳未満や高齢者の陽性者が増えた一因となったと考えられます。 ◆國崎たかし 委員  次に、区では検査バスが導入されましたけれども、その検査実績についてお尋ねをさせていただきます。  また、クラスターが発生した場合、このバスを活用した直接施設での検査は行っているのかどうか、お尋ねをいたします。 ◎杉並保健所副参事 検査バスですが、10月1日から稼働しておりまして、基本的には週4日実施をしておりまして、これまでに414件の検体を採取してございます。  クラスター発生時、もしくは、ある特定の集団の中でたくさん濃厚接触者が出た場合などにつきましては、施設にバスを持っていってそこで採取したり、もしくは、保健所のほうにバスを用意して、そこでまとめて検査をするといったような対応をしてございます。 ◆國崎たかし 委員  区内病院は重症患者を受け入れているのかどうか。  また、重症者の定義についてお尋ねします。 ◎保健予防課長 原則といたしまして、重症者につきましては、感染症指定病床を持つ医療機関での治療となりますので、区外の医療機関への移送となります。  重症の定義というのはございませんけれども、基準といたしましては、人工呼吸管理、または人工心肺を使用している患者となります。  国は集中治療室に入った患者も重症としておりますが、集中治療室に入る基準は病院ごとに異なりますので、またそれが、人工呼吸器や人工心肺の使用と集中治療室に入ることとは一致してないということもございます。ですので、東京都としては入れてないんですけれども、また区の統計では、死者は、人工呼吸器や人工心肺の使用の有無に関わらず、重症にも加えて加算しているところでございます。 ◆國崎たかし 委員  重症者は区外の病院に移送ということでございますけれども、現時点での区内の罹患者に対する重症者数の割合は幾らになるでしょうか。  また、病床の数は足りているのかどうか、お尋ねします。 ◎保健予防課長 12月1日までの陽性者数は1,639名となっております。そのうち重症者は39名です。割合では2.4%となります。12月1日時点での入院している重症者は6名です。  都のホームページによりますと、12月8日更新のデータで、重症者の確保病床数150床に対しまして、60人が入院しているというようなデータが出ております。 ◆國崎たかし 委員  発熱者の診察または検体採取をしている医療機関が100か所を超えているようですけれども、現状に不足はないのかどうか。  また、医療機関は区のホームページなどで公表していないようでございますけれども、その理由についてお尋ねをいたします。 ◎杉並保健所副参事 発熱患者を診察または検査する機関について、今のところ、例えば検査待ちをしている方はいらっしゃらないということと、あとは、幸いにしてインフルエンザの発症というのが限りなく少ないというところもありますので、今のところ不足が生じているとは認識はしてございません。  医療機関の公表につきましては、都内での取扱いとしまして一切公表しない。といいますのは、公表してしまうと、患者がそこに集中してしまい、医療機関のほうが対応し切れなくなる、もしくは風評被害、そういったことも考慮した上でということで非公開としております。 ◆國崎たかし 委員  理解いたしました。  最後になりますけれども、欧米ではワクチン接種が始まるとの報道もあります。保健所内でもその体制構築の動きもあるようでございますけれども、その準備状況についてお尋ねをします。また、予想される今後の課題について、何があるか、お尋ねをさせていただきます。 ◎健康推進課長 私、現在の体制構築の動き等を御説明いたしますが、イギリスでは接種が開始された、近々アメリカでもというような報道がなされております。我が国におきましても、国と海外の製薬会社でワクチン提供の契約も調い、実施要綱、実施要領なんかも文書で示されている状況でございます。また、国内接種に必要な様々な手続が今後済み次第、早ければ年明け2、3月以降に順次開始というような手はず等々になっている。  国の主催する、実施に関するリモートの会議というのが実は今月18日に行われる予定でございまして、そこで具体的なものが示されてということになりますが、現在、それを見越して、必要な人員体制、さらには事務量などを検討して実施に向けた事前準備を行っている、それが今の現状でございます。 ◎保健予防課長 ワクチン自体が既存のワクチンではありませんので、全く新しいワクチンということもございまして、効果や副反応、また長期的な影響などの実際は、今後、多くの接種等が経験されることによってデータが蓄積され、明らかになってくるものと考えられます。  国は臨時接種として全国民接種を想定しておりまして、このような接種はいまだかつて行われたことがなく、接種体制の構築をはじめ、想定される課題は多岐にわたりまして、国の説明会が、先ほど健康推進課長から御説明ありましたとおり、今月18日に予定されておりますので、それを受けて具体的な課題を抽出してまいりたいと考えております。
    大槻城一 委員  私のところには、春の第1波、夏の第2波、この冬の今第3波ということで、区民の方からはたくさん御相談、また御不安の声をいただいています。その上で、区民目線に立って、今回いただいた御報告をベースに質問をさせていただきます。  まず、いただいた書面の中に、2の(1)のところに「発熱外来検査スポット等検査予約の調整実施」とあります。現在、11月1日以降、基本はかかりつけ医に電話をして相談と聞いています。その後、それが杉並区受診・相談センター等につながり、陽性の可能性のある方には、幾つかのPCR検査をやっていただける近所の病院を御紹介すると聞きました。それと、今書いてあるところの検査予約の調整実施、ここは区が、その方を受けて、区の発熱外来検査スポットで、ここは区が調整するのか、そこの整理を一度お願いします。 ◎保健予防課長 区の相談センターのほうにかかってきた患者さんにつきましては、基幹病院の外来のほうの負担を減らすために、基幹病院につきましては、日程等の受診調整を行って基幹病院のほうに連絡をしております。また、PCRバスを御案内することもございます。 ◆大槻城一 委員  私が聞きたかったのは、今、後段質問しようと思っていたんですが、63の病院や診療所でPCR検査がやれているようなことを聞いています。そこを紹介するという話も聞いているんですね。そこと、今課長がお話しになった検査予約の調整実施、要は、電話をしたら病院を教えてもらって自分で予約を取るのが基本なのかなと思ったら、この部分、4基幹病院、そこが空いているんだったら、区がそこに入れていきますよという話なのか、そこをちょっとお話しください。 ◎保健予防課長 例えば、その方がかけてきた時間帯にもよると思いますけれども、すぐに受診したい、近くのところで受診したい、そういった医療機関があるような場合には、近隣の診療所等の医療機関を御案内いたします。  一方、病院のほうに行きたいとか、そういった御希望もあったりしますので、そういった方につきましては病院のほうを御案内することになりますけれども、そういった場合には、病院の外来に直接かけてくださいというよりは、外来に直接かけてしまうことで病院に対して負担が増えてしまうというところがございますので、その負担を減らすために、区のほうで時間等も調整した上で病院のほうに連絡しております。 ◆大槻城一 委員  ちょっとここ、最初のスタートのところなので、何度かしつこく聞いているんですが、というと、今の御答弁ですと、基本、受診・相談センターに電話をしたら、その方の近くで受けたいということであれば、そこを紹介する。そうでなければ、4基幹病院基幹病院というわけですから杉並区でも大きな病院ですけれども、そこで受けたいということで本人の意思があるならば、区が調整しますよと。4基幹病院のアポ状況も分かっているでしょうから、という理解でいいんですか。 ◎保健予防課長 今委員がおっしゃったような状況ということで認識していただいて大丈夫です。 ◆大槻城一 委員  11月1日から受診・相談センターができ、あと、かかりつけ医に電話をしてくださいということで、少し体制が変わっていますので、区民には、正確に今の仕組みを今後ちゃんと分かりやすく提示してもらえればと思います。ここのスタートのところの信頼関係が崩れると、杉並区の新型コロナウイルス対策の部分でつまずくと、混乱したりするとまずいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、(2)の相談体制連携体制のところの2で、これまで医師会等と20回開催したと。これはすばらしいことだと思います。他区は医師会との状況はどんな感じなのか。杉並区は同等なことをやっているのか、それ以上のことをやっているのか、そこを確認したいと思います。 ◎健康推進課長 私どもで把握しているのは杉並だけの状況ですけれども、各区で例えば、ほかの区で聞いたときには、医師会と個別にやり取りをするようなものはあるとは聞いていますが、会議体までは、申し訳ございません、承知しておりません。 ◆大槻城一 委員  私が幾つか伺ったところでは、杉並区はしっかりと医師会と連携が取れており、他区以上に医師会との協力関係を綿密にしてこれまで進めてきたと。それが今、好循環に至っている、私はこういう理解をしていたんですが、そのように理解してよろしいんですか。 ◎健康推進課長 委員今おっしゃったとおり、我々としては、2月、3月の時点から順次、医師会、各基幹病院とも折衝を重ね、集中して基幹病院で受ける発熱外来、また検査スポット、さらに、そこに医師会が従事医師を派遣して、協力をして、なるべく最初かかりつけ医のほうには集中させないでそこでやっていこう、そんなやり取りをしたということで、良好といいますか、しっかりした連携ができている状態で何とかここまで来ているという認識は持っております。 ◆大槻城一 委員  今報道等を伺うと、医師の方の悲痛な声、行政にもっとこんなことをしてほしいという切実な訴え等を伺います。それを見ていますと、医療従事者、その代表である医師会ときちんと行政が連携を取り、何がお困りなのか、そこを財政的なことを含めてしっかりと行政がサポートしていく、この体制をぜひ強く望むところですが、保健所長、いかがですか。 ◎杉並保健所長 杉並区の新型コロナウイルス対策の強みの1つが、3月当初から医師会との連携を強め、その体制の中、対策の構築をしてきたというのが強みの1つだというふうに認識しております。今後も、医師会、また4基幹病院との連携を強め、区民の方々に安全・安心な医療を提供できるように努めてまいります。 ◆大槻城一 委員  力強いお言葉、ありがとうございます。今後ともさらなる充実、よろしくお願いいたします。  あと、(3)の医療・検査体制のところですが、休日夜間診療所PCR検査バスを活用というふうに書いています。これはもう少し具体的に、どういうような体制、例えば1日何件できるのかとか、どういうふうにやっていくのかとか、何かルールがある程度分かれば教えてください。 ◎健康推進課長 今回、休日診療所でバスを活用するというのが、平日ですと、城西病院にお願いをして、高井戸の保健センター、荻窪の保健所、またおおぞら公園だとか、巡回してやる。それはあくまでも平日の昼間ということでやる。日曜日は運休している状態だったんですが、保健所では休日、日曜と祝日の昼間、発熱患者を受け入れるケースがある。ただし、現状ですと、保健所の中に診療所がありますので、普通に発熱者が来てしまうとほかの患者と動線が錯綜してしまうので、感染が広がるおそれがある。何とかできないかということで、日曜日バスが空いていますよというお話をしたら、ぜひ活用させてほしいという医師会からの申出、医師会に休日診療所を委託でお願いしているものですから、そういう話がございましたので、じゃ、それを活用しようということで、11月8日の日曜日から、昼間にバスが来て、もし発熱者が来た場合には、事前連絡、事前予約という形で、その人数に応じて、午前、例えば10名以内とか、午後も同じような人数ということで、実際に発熱者を診ている状況ということで行ってきている現状でございます。 ◆大槻城一 委員  今のは、確認ですが、夜間やることもあるんでしょうか。 ◎健康推進課長 バスの運行についてはバスの運行会社に委託している状況がありますので、あくまでも昼間だけということですが、じゃ、夜間についてはということで、これは医師会とも話をして、発熱者がもし来た場合には、夜間ですので、保健所のロビーが一部、執務で使ってないというのがありますので、そこを仕切って、そこで待っていていただいて、例えばお医者さんが、2階に診療所があるんですが、1階に下りてきて、発熱者の様子を見て、必要に応じて処方なり診断を下すということをやっておりますので、バスの活用というのはその点ではしないで、今のところ取り組んでいるところでございます。 ◆大槻城一 委員  PCRバスを使って、日曜祝日の昼間にPCR検査をやっていただいていると。今の課長の御答弁ですと、夜間も時によっては、発熱して、これ、ちょっとそうかもしれないといった場合には、そこでPCR検査をやることもあるという理解でいいんですか。 ◎健康推進課長 PCR検査をやった場合には感染予防というのが非常に大変ですので、ケースによっては、医者が下りてきて、誰もいない、周りを確認する中でというのはあり得るというふうには聞いております。 ◆山田耕平 委員  先ほど杉並区内の感染状況についてのお話があったんですが、区内の傾向について、居住地などで分けるとどのような傾向があるのかというのを確認したいのと、あと、感染原因が不明である割合は今の時点ではどうなっているのかということと、それがどのように推移しているのか、その点を確認したいと思います。 ◎保健予防課長 まず、居住地につきましては、区内全域ということになります。  あと、不明の割合ですが、ずっと50%を超している状態が継続しております。 ◆山田耕平 委員  夏からの推移。 ◎保健予防課長 推移は、夏以前もですけれども、不明な方の割合というのは常に50%以上あるような状態です。 ◆山田耕平 委員  杉並区のホームページに、区内の感染者の傾向についてというところがあるんですが、昨日の段階では、7月下旬以降、新しい情報が入っていないというような状況になっていると思います。区内の感染者の傾向などについては、分析の上、区民への情報提供を強化していく必要があるのかなと思いますが、その点どうでしょうか。 ◎保健予防課長 3定でも別の委員の方から御質問がありまして、区内の感染状況について、ホームページで新たなデータを公開するべきではないかということで御質問等を受けております。それは検討していくということで御答弁しておりますが、その直後より、新しいデータの公開に向けて準備等を進めておりました。  対策本部にかけて、それから公開することとしておりまして、その後、直近で行われた対策本部が本日となりまして、先ほど承認されました。内容といたしましては、今後、来週以降となりますけれども、重症者数と死者数、その各年代別人数や、病床数、人数、患者数、そういったところの日ごとの集計。また、不明率につきましても、それぞれ週ごとに集計し、ホームページへ掲載していく。あと、検査数につきましても、日ごとに集計し、算出したものを掲載していくこととしております。 ◎杉並保健所長 何点か補足させていただきます。  先ほど山田委員のほうから御質問があった不明の割合に関しましては、これは疫学調査の影響で数値が変動するものでございます。つまり、調査が進めば不明率の割合も低下していくといったことがございますので、これは直近のデータ等を反映させる形で区民のほうに提供させていただければと思っております。  またあわせて、今保健予防課長からも説明したように、感染の傾向について、分かりやすい形で今後も公表していきたいと考えております。 ◆山田耕平 委員  公表については非常に重要なので、積極的に進めていただきたいと思うんですが、その点で、日本の感染拡大の防止策というのが、各地の保健所が中心となって行うクラスター対策に軸足が置かれてきたという経緯があると思います。これまで、見つかった感染者の行動履歴を調べて濃厚接触者らを追跡する、積極的疫学調査が効果を上げてきたという状況だと思うんですが、一方で、感染経路不明の事例がかなりの数に上ってくると、これもなかなか難しくなってきて、流行の制御自体が難しくなるのではないかというような指摘もあると思います。  区内においてそうした感染経路不明の割合が一定ある状況で、そういったことがしっかりと行われている状況なのかどうか、その点確認したいと思います。 ◎保健予防課長 感染経路不明の割合は、確かに一定程度あります。  積極的疫学調査についてはしっかり行われているのかという御質問ですが、そちらにつきましては、しっかりと行っております。 ◆山田耕平 委員  政府のコロナ対策分科会の尾身会長が、保健所が疲弊して、クラスターの感染源を見つけるという方法が取れなくなっているというようなことを、ついこの間の報道で言われました。私も大変心配をしておりまして、そういう点では、区内としてはまだ大丈夫というような形なんでしょうか、確認します。 ◎保健予防課長 積極的疫学調査につきましては、陽性者が発生したときには、全例に対して行っています。 ◆山田耕平 委員  先ほど、区の対策本部会について、今日の保健福祉委員会の前に開催されたというようなことなんですが、開催状況について確認したいんですけれども、10月9日以降本日まで開催されたんでしょうか。第3波に入った状況であり、感染拡大の傾向を見据えて迅速に開催するということも必要なのかなと思うんですが、その点確認したいと思います。 ◎健康推進課長 危機管理室と一緒に取り組んでいるところでございますけれども、今委員御指摘のとおり、本日が久々の開催ということでございますが、当然、必要な事項等については、区長、副区長、必要な報告を上げ、指示を受けて取り組んでいるということで、たまたま、議決といいますか、そこで決めるような案件がこの間直接なかったということで、本日の開催になったというふうには、危機管理のほうとは調整をしております。 ◎杉並保健所長 この間区として、医師会及び区長も出席される新型コロナウイルス関係機関連絡会のほうで情報の共有また分析をやっており、そこで代用されているといったところで、区における本部会の開催がなかったものと認識しております。 ◆山田耕平 委員  今までの本部会の開催状況を見ると、第3波に入るという段階での開催があまりなかったのかなということを私も感じていまして、この開催状況というのは議会にも当然報告があるわけですね、どういったことをやりましたというのが。それが10月9日以降止まってしまっているということで、どうなっているのかなというようなことを少し懸念していたので、これからは開催頻度を高める等の対応をしていただきたいなと思いますが、その点どうでしょうか。 ◎副区長(宇賀神) 今所管から答弁したように、必要なことがあれば、それはもう何をおいても本部会議開きますけれども、我々は日々、保健所からも、メールであり、それから、毎朝、日々どうなっているかというのは届きますし、保健所からのメールは1日3回も4回も来ます。必要があればその都度集まってやっておりますし、本部会議はたまたま今、これまでは先んじていろんなものを決定してきましたから、改めて本部会議を開いてまで決定する事項がなかったということで、ちょっと頻度があれでしたけれども、これは必要に応じてまず第一優先で行っておりますので、山田委員の御懸念ありますけれども、それは我々しっかりやっております。 ◆山田耕平 委員  いや、批判するわけじゃないんです。区としてもしっかりとやっていただいているんだろうなというのは分かるんですが、ただ、前回の保健福祉委員会で藤本委員から、保健福祉委員会への報告がなかったよということが指摘されたと思うんですが、やはり議会の場としては、対策本部会としてのいろんな協議事項というのがしっかりと共有される場面でもありますので、そういった点では、情報共有の在り方についてはしっかり検討していただきたいというふうに思います。  10月9日の対策本部会で、杉並区業務継続計画【新型コロナウイルス感染症対策用】というような形での見直し、令和2年10月作成というふうに示されていますが、これって既に作成されているんでしょうか、その点確認したいと思います。ホームページなどで探したんですけれども、ちょっと見つからない状況でして、どうでしょうか。 ◎保健福祉部長 すみません、そちら、出した後の意思決定で具体的にどうなったか確認しておりませんので、改めて報告させていただきたいと思います。 ◆山田耕平 委員  議会としても、今、BCPの対応のマニュアルを考えているところでして、こういったところともしっかりと連動しながら進めていく必要があるのかなと思いますので、後ほど分かったら教えていただきたいというふうに思います。 ◆ひわき岳 委員  当区で医療崩壊を防ぐための取組、これまでもされてきて、今回の補正予算でも、第3波が広がる中で必要な措置として、医療現場への支援がなされる案が出されております。本来は国や都がやるべきことであるということで、あまりに国の対策は無策だなというふうに思いますし、感染拡大に追いついていない、こういう現状があり、北海道や大阪では自衛隊の出動要請がなされるなど、状況はかなり緊迫しているということだと思います。区もそうした認識を持っていただいていると思いますが、そうした中で今回の補正予算で、これは今後、総務財政委員会でも審議されるものでありますが、医療従事者の適正配置を目的とした医療機関への支援を行う当区の取組は重要であるというふうに考えます。  その上で、今の感染状況について、それから医療体制の状況について、少し質問していきたいと思います。  御報告いただいた内容によりますと、この第3波で一時期、病床の使用率、90%を超える日があったということですが、今現在、病床はどれくらいの使用率なのか、改めて確認いたします。 ◎杉並保健所副参事 直近、12月7日の値ですけれども、病床が70のうち、64人患者さんが入っているということで、91%と高い数字になってございます。 ◆ひわき岳 委員  かなり高い数字である、緊迫している状況なんだというふうに思います。  それと、荻窪病院でクラスターが発生しております。この感染拡大の経過については、区でもホームページ等々で発表されておりますけれども、区内の4基幹病院のうちの1つでもあります。クラスターが荻窪病院で発生したということによって、病床、圧迫されている状況がさらに進んでいるのかどうなのか、そういったところの関係も伺いたいと思います。 ◎杉並保健所副参事 荻窪病院につきましては、一時、新型コロナの患者さんの入院を、外から新たに受け入れるというのを一旦停止したというふうなお話は伺ったんですけれども、現在のところ止めてはいなくて、入院患者さんを受け入れているというふうなお話を伺っておりますので、それがすぐさま原因となって圧迫してきたということではないかと思います。 ◆ひわき岳 委員  では、70床のうち、荻窪病院もそこに数字としては入っているという理解でよろしいですね。  先ほどもちょっと御答弁ありましたけれども、陽性者のうちの重症者というのは、区外の感染症指定病院に入院する。軽症者や無症状者というのは、自宅待機であるとかホテルでの待機というふうになって、結局のところ、区内の医療施設、病床に入る方は、中心となるのは中等症患者、そういう理解でよろしいでしょうか。 ◎保健予防課長 ちょっとその理解とは異なりまして、中等症の患者さんはもちろん入院はするんですけれども、重症化リスクが高い方、例えば65歳以上高齢者とか、基礎疾患をお持ちでコントロールがよろしくないような方、糖尿病の血糖値が高いとか、高血圧の治療はしているけれども血圧が高いとか、そういった重症化リスクが高い方、あと妊娠しているような方、そういった方も入院しますので、中等症の方だけが入院しているというわけではありません。 ◆ひわき岳 委員  専門家によれば、この第3波というのは、重症者の割合が比較的多いというふうな指摘がなされています。区内の感染者については、症状の高低に関してはどのような傾向があるのか、伺います。 ◎保健予防課長 高齢な方ほど重症化しやすい傾向があるというのは、国のデータとしても示されておりまして、高齢者の発生が多い状況では、やはり重症になる方も多いというふうに考えております。 ◆ひわき岳 委員  区内の状況はどうでしょうか。 ◎保健予防課長 区内の状況ですが、先ほどほかの方の御質問でお答えしておりますけれども、第2波に比べまして、第3波は高齢者の方も発生件数が増えております。ですので、第2波と比較すると重症となる方も多い、そういった傾向が見られます。 ◆ひわき岳 委員  病床についてもう少し質問を続けていきたいと思いますが、12月6日、毎日新聞の記事を読んだんですけれども、東京医科歯科大医学部の附属病院では、11月10日頃から重症者向けの7床あるベッドが埋まり続けていて、緊急用の1床を除けば既に満床という状態である、毎日二、三人の受入れ要請を全て断らざるを得ない状況だと、そういう記事がありました。  一方、都内の重症の入院用の病床の使用率というのは、この間ずっと見ていると、今日も含めて40%ぐらいの状況で、いろいろ病院によって差はあるんだろうなというふうに思っているんですけれども、とはいえ、区内の患者の方が重症の状態で、そうした方が区外の病院に入れなかったりとか、あとは、区内の病院に入院している中等症などの方が重症化したときに転院が不可能になってしまうような、そういう状況があると非常に困るなという状況だと思います。  そうした状況を区民の命のためには解消していかなければいけないなという観点に立って、都や国に対して、重症者向けのベッド、または、ベッドだけでは駄目ですよね、スタッフも含めて、そうした体制の拡充をするように言っていくべきだと思うのですが、そこら辺はいかがお考えでしょうか。 ◎保健予防課長 先ほどもほかの委員の方の御質問で御答弁しておりますが、東京都で重症者用の病床としては150床の御用意がございます。12月8日更新の都のデータによりますと、現在重症の方は60名となっております。ですので、病床数に対する重症の方の人数といたしましては、そのような割合でございますので、今すぐ拡充を求めるとか、そういった状況であるかどうかというのは、現時点では考えておりません。 ◆ひわき岳 委員  病床数でいえばそうらしいんですけれども、11月27日、私、朝日新聞の記事を読んだんですけれども、その時点でも40%の使用率であったものの、でも、実際に現場では、重症患者の受入れというのはもうぎりぎりの状態で綱渡りだと、杏林大病院の救命救急センター長をされている方がその記事の中で語っております。通常の状態よりも看護師などの人手がたくさん必要になる、なので、ベッドがあっても、スタッフが確保できないなどの理由で、実際には重症者がすぐに入れるベッドの数は限られている、そういうような指摘もされています。  そういう点も踏まえると、今病床の使用率が40%だからといって、安心できる状況ではないのではないかなというふうに思うわけなので、そこら辺も含めて、今後の働きかけというのを検討していっていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎保健予防課長 医療提供体制につきましては、東京都でも、体制強化が必要であると思われる、そういった状態として評価しております。ですので、全く強化しないというわけではございませんので、強化する必要があるという形で強化のほうは都としても行っておりますので、そのような御認識をしていただければよろしいかと思います。 ◆ひわき岳 委員  ありがとうございます。よろしくお願いします。  区のほうの病床に関しては、補正予算で、人員確保という観点で対策が出されていますが、これが直接区の病床の、今90%近い状況ですけれども、この増設につながるものなのかどうなのか、教えていただきたいと思います。 ◎杉並保健所副参事 今4病院で70というベッドを確保していただいておりますけれども、今回の補助金を出すことによって、すぐさまそれが10、20と増えていくかというと、それはかなり難しい。もしくは、20増やすというのはかなり非現実的な数字になろうかと思います。  というのは、今回の補助金、全て人件費等を丸ごと補助をするというものでもございませんし、病院のほうとしましては、医療の従事者をいかに確保するかというのは、金銭面だけでなくて、やはり様々な、それぞれの方の事情もあります。あとは施設の物理的なハード面についての制約等もございますので、そこはなかなか、劇的な病床確保につなげることは難しいと考えてございます。 ◆ひわき岳 委員  金銭面だけでなく、人員確保、様々な要因があって難航しているという状況、私も理解はしております。御家族から反対される、そうした医療従事者の声も実際に聞いたりもしていますので、非常に大変な課題なのかなと思います。  区として今後、そういった課題はあるものの、増床は必要であるというふうに考えているのかどうなのか、そこを確認した上で、その場合は今後検討をしていっていただきたいなというふうに思うわけなんですが、そこを聞いて一旦終わります。 ◎杉並保健所副参事 今70という値ですけれども、これまでの経過の中で、4病院それぞれの最大確保数を足し合わせますと86という値になってございますので、今の70を維持しつつ、それぞれの病院で工夫をしていただいて、1床、2床、3床と増やしていただけるようにこちらもお願いをし、理解を求めていくといった考えでございます。 ◆新城せつこ 委員  私からもお伺いをいたします。  先ほどやり取りの中で、区内の感染状況も非常に厳しくなっているというふうに私も受け止めているんですが、ただ一方で、第2波なのか第3波なのかということで、もう第3波に入ったというふうな報道もあるんですが、先ほど区の答弁でも、第3波というふうなお話もありましたが、今の状況を第3波として認識されているということで確認をしてよろしいでしょうか。 ◎保健予防課長 11月に入りまして発生者数が増加しておりまして、国や報道等でも述べられておりますので、区としても第3波と認識しています。 ◆新城せつこ 委員  区議会のほうにも、事務局を通して報告を受けています。私のほうも、この受けた報告を基にして、10月26日から近々の状況を見やすいように表にしてまとめてみました。その都度、区の対応も記載して見ているんですが、PCR検査についてなんですが、施設によっては、濃厚接触者だけではなく、全員の検査をするなどの対応が行われているところと、そうではないところの違いがあるんですが、それはどういうことなんでしょうか、確認をします。 ◎保健予防課長 集団生活を行っている福祉施設や学校また医療機関等か否かの違いです。それらの施設におきましては、感染が広がると社会的影響が大きく、国の事務連絡等の通知等も受けておりまして、クラスターの発生が疑われる際は広く検査を行いました。 ◆新城せつこ 委員  PCR検査については、4基幹病院以外にも、クリニック、個人病院でもやられているということで、PCRバスの運行、医師会による土日の診療も行われています。各機関での実施状況はどういうふうなことかということで、最大1日どのくらい可能なのかということを確認します。 ◎杉並保健所副参事 実績ですが、11月の実績ということで申し上げますと、4病院では3,099件、バスが153件、その他クリニック等、4病院以外の医療機関が997件、休日夜間で36件、医療機関等含めましてそれだけの実施をしておりまして、ただ、クラスターが発生したりとか大量に検査が必要になった場合に、保健所のほうでも検査を実施しております。それが885件ということで、トータル1か月で5,170件という値で、1日にキャパシティーとしては一応450件ありますけれども、今の実績でいきますと、単純に30日で割り返しますと、1日170件といった値になってございます。 ◆新城せつこ 委員  かなりの数やられているということで、これが足りているかどうなのかということは、先ほど、450ですから、最大1万3,000くらいの用意をされているということも分かりました。  先ほど他の委員とのやり取りもあったんですが、私も風邪の症状なんかがあったりして、一旦どういうところに電話をすればいいのか、どういうふうな手続を踏んでいけばいいのか、かかりつけ医というふうになるんだと思うんですが、そこがPCR検査をやってない場合にはどうすることになるのか、非常に悩んだこともあります。その点では、こうした事例にはどのような対応がされているんでしょうか。 ◎健康推進課長 季節性インフルエンザの流行期の到来を踏まえて、特定の医療機関へ発熱者の集中を避けるために、先ほどもほかの委員の御質問がありましたが、11月から、発熱がある場合にはまずかかりつけ医にということで、電話相談をしてそこに行っていただく。ただし、かかりつけ医の全てがPCR検査をやっているわけではございませんので、取りあえず相談を受けて、そういうことであればPCR検査が必要ですかね、ただし、うちではやっていないので、ここではどこどこでやっていますよということで近隣の病院を紹介する、一応そういうようなネットワークでやっているというところでございます。  なお、すみません、先ほど大槻委員の質問の中で、夜間の診療所でのPCR検査のお話が出ましたが、今担当に確認したところ、先ほど、夜発熱者が来た場合にはロビーで処方等をしているというのがあったんですが、やはりPCR検査は感染危険性があるということで、夜間については現状していないというところでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆新城せつこ 委員  分かりました。ありがとうございます。これを正しく皆さんにもお知らせしたいというふうに思います。  それから、採取後の判定に関わる検査なんですが、三谷小学校は、学級全員、児童全員とか学年全員とか、教職員も全員、こういうふうにしてどんどん増やされているような状況があります。採取後の検査についてなんですが、区独自で対応されているのか。  この間は、区長は、1日で判定が出るようにということで、それぞれの機器の導入なんかも図ってきたところなんですが、判定結果が出る期間はどういうふうになっているのか、現状を確認させていただきたいと思います。  それから、先ほど申し上げました検査機器の導入について、現状はどうなっているのか。それも含めて、1日最大どの程度可能なのかということを教えてください。 ◎保健予防課長 採取後の検査についてですけれども、検査するのは検査機関ということになりますが、東京都健康安全研究センター、生活衛生課分室、東京都健康安全研究センターが契約した民間検査機関となります。 ◎生活衛生課長 私からは、生活衛生課分室の状況についての御質問にお答えいたします。  まず、検査機器の導入の状況ですけれども、9月に補正で対応する予定の機器につきましては、9月すぐに発注をしております。その機器を設置するために11月の末から2つ目のPCR検査室を、改修工事を実施しております。その改修工事が終わり、検査機器が納品されて、その機器も設置が完了するのを、1月末を現時点では予定してございます。  あと、検査の時間ということですけれども、現在の状況ですと、検体が午前中10時頃までに生活衛生課分室のほうに入りますと、約20検体であれば、その日の5時くらいには判定をしてございます。それを超える分は、さらにもっと遅くまで職員が残業して対応するか、あるいはその増えた分を、作業工程を2日間に分けて対応するというようなことも実施をしてございます。  判定が出る期間はそういうことですけれども、現在1日可能な数というのは、一概に何件というようなことでは言えませんが、必要に応じて臨機応変に対応してございます。 ◆新城せつこ 委員  当初は、1日90件にするということで補正が行われて、私たちは11月末にはというふうに認識をして、もうそろそろ稼働しているのかというふうに思っていたんですが、今回の答弁では1月末ということもおっしゃっていて、本当に大丈夫なのかなとちょっと不安になりながら見ています。その点ではいかがなんでしょうか。 ◎生活衛生課長 最大90件の見込みというのは、今年度末にはというようなことでお答えをしているかと思います。11月末にはというのは、全自動の抽出装置、検査装置が入るというのが11月末くらいを想定していたということでお答えしているかと思いますが、そちらは実は、唾液での対応が承認されてない検査機器ですので、なかなか、使用する頻度が今少なくなってしまっているというような状況でございます。  今、世界的なこういった状況で検査機器の導入が大変遅れてしまっておりますが、遅くても今年度中には入るというようなものを発注しているところでございます。 ◆新城せつこ 委員  本当に安心感といいますか、補正もやって財政もつけたわけですから、しっかり導入されることを、これは本当に願っています。ぜひ、また現場の御努力になると思いますが、よろしくお願いいたします。
     それから、情報提供と連携なんですが、介護施設も小学校も、最近城西病院から今回荻窪病院ということで発生が広がっているような状況があって、先ほど、重症、中等、それぞれの症状については区でも公表していきますということで、実は私も、ぜひ公表してほしいということで今回お願いしようとしていたら、もう既に今日の本部会議でそのように決定がされたということについては、そういうふうに受け止めてよろしいんですよね。今保健所長のうなずきもありましたので、そのように受け止めて、本当によかったと思います。患者が発生したんだけれども、その人たちは一体後でどういうふうな状況になったのかということが分からない状況では、まだまだこちらとしても、安心感というか、状況をしっかり把握することもできないということから、これはぜひ今後に期待したいというふうに思っています。  それから、荻窪病院、昨日もまた別の病棟で患者が出たということで、事務局からの報告も受けています。私が今回、別の病院の医者をされている方のお話を聞く機会があったんですが、その方のお話では、そこの病院は1週間に1回、コロナの検査を従事者に対してやっているということがありました。今回、荻窪病院や4基幹病院、とりわけ重要なところになるんだと思うんですが、PCR検査の実施状況、それぞれの病院ではどういうふうな状況になっているのか、それをぜひ教えていただきたいというふうに思いました。  今回の荻窪病院、城西もそうなんですが、河北も出ましたよね、出たことが今後、次の別の病院に対する教訓にもなると考えていまして、そこら辺の経路とか原因究明、どういうふうにされているのか。情報連携もされているということなので、現状が分かりましたら教えてください。 ◎保健予防課長 それぞれの病院ごとに感染対策というのは行われておりますが、今委員おっしゃいましたような、毎週医療スタッフのPCR検査を行っているか否かということについては、現時点では聞いておりません。  ただ、荻窪病院につきましては、ホームページ上でも荻窪病院が公表しているとおり、発生があった際にはそこのスタッフ全員検査している、そういった状況でございます。 ◎杉並保健所長 先ほど御説明しています新型コロナウイルス関係機関連絡会の中で荻窪病院からの情報提供によりますと、荻窪病院は、全入院患者に対しまして、入院する際に全例PCR検査を実施しているということのようです。また、今回のクラスターの発生を受けて、全入院患者及び医療従事者に対して複数回検査を実施しております。  また、今後、経験を他の医療機関への糧、また参考にしていただくといったようなところで、実は、12月1日にありました関係機関連絡会の中で荻窪病院のほうから報告がございまして、今後も調査等、また感染経路、感染原因等が特定された際には、区内の医療機関、医師会と情報共有する予定となっております。 ◆新城せつこ 委員  ぜひ、重要な対策だと思いますので、よろしくお願いいたします。  今回の補正もそうなんですが、非常に重要な役割を担っていますので、病院からの要望があればぜひ全力で応えるということで、よろしくお願いしたいと思います。  まずは終わります。 ◆藤本なおや 委員  私のほうから、感染状況のデータ公表、決算特別委員会でやりました。感染拡大の防止には、こうした情報公開というものが必要なんだよという趣旨で質問を展開させていただいたわけなんですが、今日の対策本部のほうで、もろもろのデータが公表されていく、こういう答弁でありました。それは非常に評価をさせていただきたいなと思っておりますが、そもそものところとして、決算特別委員会でも確認しましたが、区としての公表の考え方については変えるつもりはないんだということでありました。この考えに基づいて公表できる感染情報は提供していくんだよと、こういう答弁であったと思うんですけれども、この区の公表の考え方、この辺については変えていないという認識でいいのか、改めて確認いたします。 ◎保健予防課長 委員おっしゃるとおりでございます。 ◆藤本なおや 委員  そうしていくと、公表されるデータがもろもろ答弁でありましたが、これはいつ公表されるのか、その辺はどうなんですかね。 ◎保健予防課長 来週を一応予定しております。 ◆藤本なおや 委員  公表の仕方もなんですけれども、ホームページで今感染状況を公表されておりますが、一方で「広報すぎなみ」、広報紙のほうでは、最近、感染状況の公表をあまりやってないですね。区のホームページへどうぞみたいな、そういう御案内しかなくて、ネットとかになかなかつながりづらい高齢者の方、今高齢者の感染者が増えているということもあるんですが、そういう方々はやっぱり紙媒体の情報というのがよりどころになっているところもあるので、広報紙で定期的に感染状況を周知していくということも非常に重要だと思いますが、この公表の仕方、どのように考えているのか、伺います。 ◎保健予防課長 今までも広報紙を活用して情報提供等、新型コロナに関する情報等は提供してきたところでございます。そういった中で、今委員おっしゃったようなデータにつきましても、今後どのような形でしていくか、研究等していきたいと思います。 ◆藤本なおや 委員  そこはやっぱり大事なんですよ。今感染状況はどうなっているのかということを、ホームページだけではなくて、広報紙は紙面に限りがあるので、どういうふうに書いていくかというのは大いに研究が必要なんだろうというふうに思いますけれども、定期的にそういうところにデータを載せていく、知らせていく、周知させていくということが大事なわけなので、ホームページでやっているからいいんだよということではなくて、いろんな媒体を使いながら、広く状況を区民に知らせていくということで今後考えていただければというふうに思っておりますので、ここは要望という形にさせていただきます。  情報、データがあまり出てなかったので、事細かに今日は聞こうかなと思ったんですが、来週にはそういったデータが出てくるということなので、大分割愛をいたしますけれども、今日の段階でお伺いできるものとしては、例えば11月16日の週で、PCR検査、1,476件が最多だったというふうに承知をしておりますが、これも後々データとして出てくると思いますが、日ごとで最多実施件数というのはいつだったのか。9月9日までの資料はいただいているんですが、それ以降で最多実施件数というのは更新されているのかどうか、その状況を詳細に教えていただけますでしょうか。 ◎保健予防課長 大変申し訳ございません、ちょっと今手元に日ごとの検査件数のデータは持ち合わせておりません。 ◆藤本なおや 委員  それと、感染状況内訳、先ほど重症者についてはデータを出すと言っていただきましたが、現状、自宅療養と宿泊療養、入院、また重症者その他、あとは死亡ですね、どのくらいになっているのかというところは、基礎的なデータなので、少しこの場でもお示しをいただきたいんですが、いかがですか。 ◎保健予防課長 それぞれですけれども、まず、死亡者につきましては22人です。  御質問がいろいろありましたので、申し訳ございません、もしよろしければもう一度お願いいたします。 ◆藤本なおや 委員  自宅療養と宿泊療養、入院、重症者は今6人だったかな、その辺の細かい状況、現状の感染者の状況を知りたいんだが。 ◎保健予防課長 現時点のものというのは今手元にないので、後ほど。──自宅の方は14人となります。あと、宿泊と入院については今手元にデータがございませんので、後ほどお答えさせていただきます。 ◆藤本なおや 委員  対策本部やってるんじゃないの、今日。 ◎保健福祉部長 すみません。今日の現時点での資料では、死亡の人数は先ほど課長が申しましたように22名で、重症者の数は42名でございます。 ◆藤本なおや 委員  それは累計で。42というのは累計なのね。 ◎保健福祉部長 それと、自宅療養者の数ですけれども、先ほど言いました療養者の数は11人で、そのうち、6日の時点の話ですけれども、宿泊療養を待っているところが11で、健康観察がもう1日、2日で終わるという方が3名で、入院待ちが1名、そういったような状況になっております。全体の入院者につきましては、ちょっと今手持ちにございません。 ○北明範 委員長  データ、お昼までに出ますかね。どうでしょう。──お昼までに準備してやってください。よろしくお願いします。 ◆藤本なおや 委員  基礎的なものですよ、そのぐらい。今日対策本部やっていれば。さっき副区長、日に何度も報告を受けて、メール見ているんだということを言っていたんですよ。我々は分からないわけだよね、その辺のところは。まだデータは公表されてないので。こういう委員会を通じて確認をしていかなきゃいけないというのに、すぐにぱっと出てこないというのはちょっとどうなのかなというふうに思いますので、分かり次第教えていただきたいと思います。  先に質問を進めますけれども、重症化率、先ほども質疑ありました。今、11月現在だったかな、2.4%だったというふうに記憶をしておりますが、この重症者、先ほども少し、人数として累計42人ということであったんですが、年代別で重症者って今どうなっているんだろうと。年代の内訳みたいなものが分かるのであれば教えていただきたい。  あとは死者。9月までは18人だったのが現在22人と、不幸にしてコロナでお亡くなりになった方がこの2か月、3か月でまたちょっと増えてしまっているんですが、決算特別委員会でもコロナによる死亡者の年代別の内訳というものを確認いたしましたが、現状、そこと9月以降で変わっているのかどうか、その辺はどうなっていますか。 ◎保健予防課長 死者につきまして、やはり高齢の方のほうが亡くなられる方が多いというのは、状況として、傾向としては変わりありません。 ○北明範 委員長  重症者。 ◎保健予防課長 重症者につきましても、高齢の方ほど重症化する傾向があるというのは変わりありません。 ◎杉並保健所長 年代別の重症化率についてお答えいたします。まず30代の重症化率は0.3%、40代が0.4%、50代が1.9%、60代が3.1%、70代が15.1%、80歳以上が27.7%、全年齢平均で2.5%の重症化率となっております。  また、致死率に関しましては、50代で0.5%、60代で0.8%、70代で5.4%、80歳以上で23.1%、全年齢で1.3%の致死率です。  また、今現在というわけではないですが、10月から11月まで発生があった方で重症になった方の人数が11名。また、10月から11月までの届出のあった方で亡くなられた方が現時点で計3名といった状況です。  重症化率と致死率のこれまでの傾向ですが、2月から5月、最初の患者集積があった時期と比べて重症化率は減少しているといったような状況です。これは各年代とも同じ傾向となっております。ただ、6月−9月の2つ目の集積と今回の10月、11月、比較しますと、高齢者に関しましては、特に80歳以上に関しましては、重症化率が若干増えているといったような状況がございます。  ただ、致死率に関しましては、これは各年代とも減少している。特に第1波のときと比べて、第1波のときは80歳以上で大体50%程度の致死率だったものが、今現在はもう10%を切るような形の致死率になっていまして、これは右肩下がりで下がっているというふうになっております。  この傾向の分析、考え方としましては、保健所としましては、医療体制がしっかり整っている、また、有効な治療薬が、現在2つ使用が認められている、こういったものが要因としてあるのではないかというふうに考えているところです。 ◆藤本なおや 委員  今後、来週にデータが公表されるということなので、それも少し待ちながら、今の御答弁と突き合わせながら状況分析していきたいなというふうに思っておりますが、報道によると、現状、医療機関の労働力の圧迫というか、医療従事者の負担というのは、人工透析とか認知症など、コロナの治療以外の介護を必要とするコロナ入院患者の高齢化によるものもあるんだというふうに聞き及んでおるんですが、区内4基幹病院ではそういった状況がどうなのかということ。入院患者の年齢別の階層なんかも教えていただければと思っております。  あと、入院患者が、高齢者は回復にも時間がかかるんだということで、先ほどベッドの増床を求めるような質疑もありましたけれども、ベッドを回転させていくということも大事だと思うんですね。入院が長期化をしているのかどうか、その辺の現状なんかも併せてお聞かせいただきたいと思うんですが、いかがですか。 ◎杉並保健所副参事 4病院それぞれからお話を伺っていますところ、やはり御指摘ありますとおり、入院されている方の年齢層が非常に高い方が多い。80代、90代といったところで、認知症の方、介護が必要になる方が非常に多いと。ですので、看護だけではなくて、全て面倒を見なきゃいけないといったところの負担がかなり増えているというのは、どの病院さんからもお話を伺っております。  現在入院している方の年齢層の具体的な数値というのは把握はしてございませんけれども、高齢者の方は症状が軽くても入院というふうなルールになっておりますので、必然的に、夏場は若い方が多かったけれども、高齢者が増えてきたというところで、割合としてはやはり高いのではないかというふうに考えております。  あと、コロナの場合、発症して数日たってから急変して重症化してしまうというようなケースが多いというふうに伺っておりますので、そうしたときには、速やかに治療の受けられるような病院に転院をしていただくというような対応をされているかと思います。ただ、入院の期間については、4月当初は2週間といったようなところでありましたけれども、今は、1つの基準としては10日間というふうになってございますので、その中で回転がどのように、人によってばらつきがあるかどうかというところは、ちょっと把握は私のほうではできてございません。 ◎杉並保健所長 入院日数、入院期間の部分について一部補足させていただきます。  入院といいますと、本当に感染性がある期間、その期間は、保健所のほうで入院勧告といったものをかけています。その入院勧告の期間で見ますと、2月から5月までの当初は、15.7日の入院期間となっております。6月から9月は6.5日ということで、かなり入院期間は短くなっております。  ただ、10月から11月は、まだ入院されている方がいますので、この数値自体は動きますが、11.3日ということで、6月−9月に比べて入院日数が延びている。これはやはり委員御指摘のとおり、高齢者とか重症者の方が増えている、そういったところで入院日数が延びているのではないかというふうに分析しているところです。 ○北明範 委員長  それでは、一巡しましたので、再度質疑のある方、挙手をお願いいたします。──委員の皆様に御協力をお願いしたいと思います。12時に終了させていただきたいと思います。今5人ですから、5分ずつで切りたいと思いますので、よろしく御協力お願いいたします。 ◆大槻城一 委員  先ほど保健所長から明快な御答弁をいただきまして、ある程度すっきり整理することができました。ただ、ちょっと数字が多かったので、ぜひ書面にしてお願いできればと思います。  このコロナ報道のあったときに、例えば台湾等では、国民との信頼関係を構築することが大事だということで、正確な情報をきちんと伝えて、国、そして国民が共にコロナを乗り越えていく、こういう姿勢が評価されているということを伺いました。ぜひ杉並区もその姿勢でお願いできればと思いますが、いかがですか。 ◎杉並保健所長 区民に不安を与えることなく、しっかりと正確なデータを今後も公表し、安全・安心に努めてまいれればと思っております。 ◆大槻城一 委員  あと、今、年代順の重症化率、致死率、伺いました。これは70代以上がターゲットなんだなというのが改めて分かったわけですが、当然、高齢化すると、何かしらの基礎疾患を持つというのはしようがないことです。これは、基礎疾患をお持ちの方が多くなっているから亡くなっているのか、それとも年齢のためなのか。例えば元気な70代、80代の方いらっしゃいます。そういう方はなりにくいのか、そこら辺の分析はいかがですか。 ◎保健予防課長 基礎疾患がなくても、高齢者の方は重症化します。 ◆大槻城一 委員  あと、12月2日に国で、新型コロナウイルスワクチン接種関連法が成立しました。これは実施主体が市区町村になっています。先ほど、早ければ2月からというと、もうそんなに日にちがありません。この後、手続とか、どこで接種するのか。例えば、マイナス70度の保存が必要だとかいうワクチンもあると聞いています。あと、誰が、高齢者の方が1番、もしくは医療従事者の方が1番、この辺の順番等含めて、今の見解を伺います。 ◎健康推進課長 具体的な優先順位、最後の質問にありましたけれども、まだ国からは正式に示されておりませんが、国の専門家会議、分科会等では、医療従事者、高齢者、基礎疾患を有する者、こういったものが上位に来るというようなことで今検討が進められているものでございます。  また、ワクチン接種、集団接種か個別接種か、いろいろなものがございますので、それについては、先ほどもほかの委員でもたしかお話ししましたが、18日に国の示しが、リモート会議がございますので、具体的な内容はそれを見て、区として準備等はしっかりとしていきたいというふうに思っております。 ◆大槻城一 委員  ぜひ、国の対応を受けて私たち区民にも、実施主体は杉並区ですから、分かりやすい情報開示をお願いしたいと思います。  それと、先ほど、70床あるうち64床、今ベッドが使われているというふうに聞きました。これは増やすのが難しいというお話でしたが、聞いた情報では、例えば、個室を1人で使っているところを今後2つに分けて使うとか、もしくは、大部屋を2つに分けて、2人で使っているところを4人で使うとか、こういう形で少し受入れ体制を拡大する、こういうことについては考えはいかがですか。 ◎杉並保健所長 委員御指摘の病床の使い方については、4病院を含めた連絡会の中で、病院側のほうからも御提案をいただいているところです。そういった提案を受けまして、例えば家族であったりとか、1つの部屋に入れても構わないような、そういった事例があった際には、医療機関にお願いして、病床の有効活用といったものを医療機関と進めていければというふうに考えております。 ◆大槻城一 委員  ベッド数の逼迫は、やはり区民のすごく深い心配になりますので、その辺も柔軟な対応ができるのであれば、よろしくお願いをいたします。  あと、自宅待機、基本ないというふうに区の答弁もこれまでございました。ところが、法の強制力はないとも聞いています。これだけ感染者が増えて、いや私は、例えばそれなりの理由で、個人の理由ですけれども、自宅待機にしたいんだという積極的な自宅待機者、こういう方々は今何名ぐらいいるんですか。 ◎保健予防課長 今委員がおっしゃったような積極的な自宅での療養をしていらっしゃる方につきましては、お一人です。 ◆大槻城一 委員  じゃ、そのお一人の理由と、あともう一つ伺いたいのが、PCR検査、今体制はしっかりつくっていただいています。ですが、一般的には検体を判定するのに2日ぐらいかかるとも言われています。PCR検査を例えば午前中して、夕方具合悪くなって、もしかしたら陽性でぐっと悪化している、こういうケースも間々あるとも聞いています。この場合、その方がコロナに感染しているかもしれない場合に、救急車を呼んで救急車が来てくれるのか、別の専門の救急車なり対策が来て入院等するのか、ここら辺のところを最後にお聞きしたいと思います。 ◎保健予防課長 例えば具合が悪くなって区のほうに連絡いただいた際には、陽性者の方については区のほうで移送します。あとは、緊急ですぐに対応したい、そういった場合には、一次救急ということになりますが、救急車のほうも来ます。 ◆大槻城一 委員  救急車が運んでくれるんですか。 ◎保健予防課長 救急車、来ます。ただ、区のほうに連絡いただいた際には、陽性者については区のほうで移送します。  あと、自宅療養者の理由については、ちょっとこれは個人の方のプライバシーに関わることなので、ここではお答えすることができません。すみません。 ◆山田耕平 委員  今日のやり取りを見ていて、先ほどからもいろんな委員の指摘もあったんですが、基礎的な数字が事前に分かっていれば質疑する必要もないことで結構時間を取られているので、できればその辺りは改善していただきたいなと思いますが、どうでしょうか。 ◎保健予防課長 する予定です。 ◎杉並保健所長 今までの答弁にもございましたが、来週を目途に、詳細なデータ等をホームページで公表する予定にしております。今後も区民及び議会とは、詳細な情報等、情報共有できればというふうに考えております。 ◆山田耕平 委員  よろしくお願いします。議会も一定、質問がたまっているというか、聞きたいことがいっぱいあるんですけれども、保健所に直接問合せをするのは控えている状況ですので、事前にそういった情報をどんどん出していただければなというふうに思います。  時間がないので、保健所体制について少し確認していきたいんですが、この間、保健所職員の超過勤務の状況について確認をしてきました。過労死基準を超える1か月当たり100時間超の超勤も発生しているという状況でしたが、その後状況は改善されてきたのか、確認したいと思います。また、第3波に入っている中で、保健所職員の超勤の状況はどのようになっているのか、確認したいと思います。 ◎健康推進課長 超勤100時間を超えるようなものは、春先、4月ぐらいですと数名ございました。その後、一旦夏頃落ち着いて、そういった状況が改善されてきた。今いわゆる第3波的な波が来ておりますけれども、先月までの状況ですと、100時間を超えるようなのは辛うじてございませんが、それに近い、かなりの時間をやっている職員は実際にいるというような状況でございます。 ◆山田耕平 委員  超勤が発生してしまっている職員というのは同じ方なんですかね、その点確認したいと思います。 ◎保健予防課長 超勤につきましては、同じ方が超勤が多い傾向はありますけれども、少ない人数ではなくて多くの人数が超勤になっています。 ◆山田耕平 委員  かなり苛酷な状況だとは思うんですね。管理職の皆さんの勤務実態についてはどうなんでしょうか。この間も非常に心配をしているんですけれども、改善されているのでしょうか。 ◎健康推進課長 実際、発生届なり電話相談なり、本務にしているのが保健予防課でございますので、管理職についても、保健予防課長を中心に相当な数の、まあ、超勤がつかないので超勤とは言いませんが、勤務時間になっているという現状がございます。場合によっては土曜、日曜も出てくるような管理職もいるという中で、ただし、全部の管理職がそうかというと、いろいろ担う業務等が違いますので、その辺については多少のばらつきはあるというのが現状でございます。 ◆山田耕平 委員  本当に大変心配をしているところです。特に先ほど話があった保健予防課については、直近の人事課からの情報提供だと、9月、10月、保健予防課で90時間を超える超勤の職員もいらっしゃるということで、なかなか大変な事態になっていると思うんですね。  常勤と再任用フルタイムの職員数という形で超勤の状況について把握をしているんですけれども、職員数が全体で150人前後で推移しているということで、本来であれば、これはうちがいつも言っているんですけれども、常勤職員を増員することで超勤の状況を改善するということがまさに求められてきているのかなと思いますが、その点どうでしょうか、確認します。 ◎健康推進課長 今回のコロナ、年明けすぐに中国であって、その後日本にもということで、春先から夏前にかけて相当ございました。超勤等を行うという実態で、会計年度職員、常勤職員問わずに取り組んでいましたが、電話相談等々で業務がなかなか減らないというのがありますので、途中から本庁応援等も入れてかなりの体制を取った時期もございましたが、ほかの業務もあるということで、なかなか他課の応援も含めて常勤のスタッフをそろえられないということで、現在のところは、派遣の職員なんかも活用して、そういったものに従事しているという現状がございますので、発生状況を見ながら、その辺、人事課当局とも話しながら、どういう体制がベストなのかというのは引き続き考えていきたいと思っております。 ◆山田耕平 委員  なかなかすぐに常勤職員を増やすというふうにはなっていかないんですけれども、コロナの感染が、今第3波ですけれども、この後も第4波、第5波という形で続いていくという見通しがある中で、このままでいくと、保健所の職員の現場がこれ以上疲弊していく。職員の長時間過密労働もなかなか改善されない。特に同一の方が、やはりその人しか担えないような仕事もあると思いますので、その点では、恒常的な定員増というのが、ここ数年後まで見据えて必要になってくるのかなというふうに思いますので、その点ぜひ前向きに検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎健康推進課長 先ほども一部申し上げましたが、すぐに人をというような状況には、なかなか増員にならないという現状がございますので、引き続き人事当局ともしながら、どういう体制がベストなのか、常勤、会計年度任用職員、派遣職員等いろいろ取り混ぜながら、適切な体制を図ってまいりたいと思っております。 ◎保健福祉部長 先ほど山田委員からの御質問がございましたBCPの関係なんですけれども、9日付で一応決定したものを同日付で、変えましたという形では議員の皆様にLINEでお流ししているとは思うんですけれども、具体的には、各課のところへ、どういうところを変えたというような形で一括した意思決定を取っておりますので、それを全て中に溶け込ませる関係がございまして、ホームページのほうはちょっと時間がかかっているというような話がありましたので、御了承いただきたいと思います。今その辺調整中ということで、御了承いただければと思います。 ◆ひわき岳 委員  先ほど、病床の観点から医療現場の体制に関して質問してまいりましたけれども、実は区民の方から、発熱したときに直接病院に行ってしまった方の話を聞いたんですね。直接病院に行ってしまって、寒い中、熱があるのに外で何十分も待たされたんですという方がいました。もちろん、病院側の、感染を防ぐという意味では必要な措置だったと思うんですけれども、区では、先ほど他の委員からもお話ありましたけれども、まず、発熱時、医療機関に直接行かずに電話をするという対策をつくっていると思いますが、その周知がなかなかうまくいってないんじゃないかなというふうに思います。何人かこういうケース、私聞いているんですね。ほかの病院に行ってくれというふうに門前払いされたんだという話を聞いたりとかしています。  ここら辺の周知方法、区でもホームページで、「重要なお知らせピックアップ」というところの最上位に位置してくださっているのは私、確認はしたんですが、あと、ほかの地域の診療所とかも自分のところのホームページに、病院に来ないで、まずは電話してくださいということを、いろんな工夫をされながら発信されているのは見ていますけれども、ただ、まだちょっと周知が足りてないような状況だと思うのですが、ここら辺の課題について、どうしていくべきなのか、区ではどうお考えなのか、伺います。 ◎健康推進課長 今のお話、先ほどほかの委員の中でもお答えした部分もございますけれども、11月からは、発熱者が季節性インフルエンザのことも踏まえて増えてくるだろうと。いきなり発熱者が病院、かかりつけ医、小さなクリニックに行くと、待っている患者同士で感染する、もしくは診察した医療従事者が感染する。やはりそこは避けなきゃいけないということで、まずはお電話をかかりつけ医にしていただいた上で、受診できるのか、またPCR検査までできるのかというのを確認しておいでいただくというふうにしております。  当然、直接行かれる方もいますので、それについては、例えば入り口のところに掲示をして、本院では直接発熱者は診られませんので、あらかじめ電話してくださいとか、そういうことを案内をしている医院もあるというふうに聞いておりますし、先ほど委員の御指摘にあったとおりに、区では、ホームページへの掲載、さらには区の広報紙、11月15日号でしたか、フロー図を掲載しております。また、東京都でも、たしか11月1日の都の広報でも同じようにフロー図で、まずはかかりつけ医に、かかりつけ医のいない人は発熱相談センターにというようなことで案内をしておりますが、今なかなか周知がというのがありましたので、我々としても引き続き様々な手法で区民への周知、さらに図ってまいりたいというふうに思っております。 ◆ひわき岳 委員  ぜひよろしくお願いします。  年末年始に関しては、保健所の対応というのはどうなるのか、伺いたいと思います。例年どおり閉庁というふうになるのかどうか。 ◎杉並保健所長 年末年始の保健所対応なんですが、原則、保健予防課を中心として、年末年始、患者発生に備えるために対応する予定としております。 ◎保健予防課長 それで、保健所を開く開かないという点では一応閉庁ということになりますけれども、ただ、対応ということでは、保健所の職員は出勤して対応する形を取らせていただきます。 ◆ひわき岳 委員  保健所で今行っている区民向けの業務は、継続されるという認識でよろしいでしょうか。 ◎保健予防課長 先ほど申し上げましたとおり、保健所としては閉庁になりますので、保健所の業務全てがそのまま継続して開くというわけではございません。 ◎杉並保健所長 感染症に関する業務、つまり、患者発生に伴う疫学調査、または、先ほどほかの委員からも御質問があった外来受診調整、また、患者となった際の入院調整、宿泊調整、そういったものは全て通常どおり行う予定としております。 ◆ひわき岳 委員  検体採取をする地域のかかりつけ医については、年末年始、営業されるところがあるのかどうか、伺います。 ◎杉並保健所長 4基幹病院及び医師会との連絡会におきまして、年末年始の医療体制については、既に協議を行っているところでございます。ちなみに、4基幹病院のほうは、輪番制で1月1日を除く年末年始を行う予定としておりますし、また、保健所で実施します休日夜間応急診療所のほうは通して対応する予定としております。 ◆ひわき岳 委員  ありがとうございます。医療機関の方々、それから保健所の職員の皆様も含めて、本当に頭の下がる思いでございます。  コロナウイルスの感染の症例は研究が進んでいて、メカニズムも、治療方法についても、結構はっきりしてきたものもあると思います。感染から16日目に軽症者が突然重症化するような例も、報告は少なくないと思いますし、軽症の段階であればアビガンなどが有効である、そういったデータもそろっているところであります。その症状の段階に応じて適切な対応をすることで命をしっかり守る、それから、きちんと早め早めにその状況に応じた対応、治療をしていくことで医療体制の圧迫も防いでいくことができる。いろんな意味で的確な対応が必要だと思います。なので、年末年始のそういった対応をしていただけるのは本当にありがたいところでありますが、区民向けの周知の話、こちらも同様にやっぱりしっかりしていかなければいけないというふうに思っております。ここら辺どうお考えなのか、確認をいたします。
    健康推進課長 年末年始に限らず通常時も、休日だとか日曜日については、「ひまわり」といった情報媒体といいますか案内するシステムを使って、問合せ、どこの診療所が開いているというような周知をしておりますので、引き続き年末年始についても、そういった情報が周知できるような体制は取ってまいりたいと思っております。 ◆ひわき岳 委員  また別の質問で、時間がないので1点だけ質問したいと思います。社会的検査や定期的検査、特にエッセンシャルワーカーへの定期検査が必要ではないかという提言を私何度かしておりますし、現在も必要であるという立場でありますが、区の答弁として、それができない理由の中に、たしか2つ挙げられていたと思います。費用対効果の面、それから、恐らく判定する場所なのかな、検体を取る現場なのかな、ちょっとどちらか分からないんですが、現場を、検査体制を圧迫してしまう、その2点が理由として掲げられていましたけれども、じゃ、その2点に関してどのような検証が実際に行われたのかというところを確認します。それで終わります。 ◎保健福祉部長 社会的検査の関係でございますが、昨今の具体的なデータというのが今手持ちにはございませんけれども、感染状況がどんどん増えている中で、PCRの検査できる件数、東京都の中でもようやく1万件に近づいているような状況で、区内でも徐々に増えてはおりますけれども、こうした感染者が増えている中でありますと、当然のことながら、濃厚接触者ですとか、そういった方も優先してPCR検査を受けなければならない中で、なかなかまだ余力を持ってできる状況にはなってないということを考えております。  また一方で、この間答弁しておりますけれども、国の、いわゆる30人以上ですとか、大規模な方に対する感染症対策強化事業ということで施設関係もできますし、この前若干ほかの委員の御質問に御答弁しておりますけれども、緊急包括支援事業という交付金が新たにできました。そちらにつきましては、今回区内で発生しているような小さなところでも対象になっているということから、まずはそちらの状況などを聞いた上で、今後のことについて考えていきたいというふうに考えているところでございます。  あと、費用対効果の面につきましては、実際上、陽性率が非常に低い段階ですと、そこで検査して出た数というものは、世田谷で事例とか出ましたけれども、そういった中で、発生がない中でやること自体は、経費的にはかなりかかるということは認識を持っています。ただ、エッセンシャルワーカー等の負担の、気持ちの問題ですとかそういうのもいろいろ考えた上で、国のほうなども変わってきておりますので、その辺も踏まえて今後検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆新城せつこ 委員  後で総務財政委員会での質疑もありますので、少しはそこに回したいというふうに思います。私のほうからは、もうあまり時間もありませんので、一括して質問させていただきます。  先日、会社を経営する私の知り合いの方から、30代の従業員の方、家族が全員コロナに感染して、一旦治ったというお話がありました。ただ、倦怠感とか、非常にメンタル部分が低下してしまって、今働けないような状況になっているというお話でした。それで、最近、後遺症問題ということで報道が出始めているんですが、厚労省もその調査に踏み出したということも聞きましたが、その点での区の認識はいかがなんでしょうか。 ◎保健予防課長 厚労省が調査に踏み出したということでございまして、今後その調査の結果が示されるものと認識しております。 ◎杉並保健所長 委員御指摘のとおり、新型コロナに伴う後遺症の問題は大変大きなものというふうに認識しております。昨今の報道等、また研究報告等から、新型コロナに感染した方のうちの2割から5割が後遺症を持つのではないか、そういった報告もございますし、後遺症もあるんだといったようなところを広く区民のほうに周知し、感染予防に努めていければというふうに考えているところです。 ◆新城せつこ 委員  今の所長の御答弁で安心しました。この間のテレビでは、400人が受診されている外来の病院のことも報道されていました。こういうときにはこういう対応ができますということも含めて、区民への周知をぜひお願いしたいというふうに思います。  以上で終わります。 ◆藤本なおや 委員  じゃ、私も残りの質問をさせていただきますが、先ほど、病院のコロナ入院患者の受入れ病床数、最大で今86床とかという話だったかな、違うのかな。その辺、もう1回ちょっと確認。 ◎杉並保健所副参事 今現在は70床で、過去を振り返りまして、それぞれの病院で最大確保した数の積み上げが86床となってございます。なので、同じ日にみんなが最大確保したかというと、そうではないので、日によってはずれがあるので、ある1日が86床になったということではないというふうに御理解ください。 ◆藤本なおや 委員  これも決算で確認したんですが、9月6日までの状況、今答弁ありましたけれども、衛生病院では9で、荻窪で24で、河北で36、佼成病院で12ということで、9月6日の段階では81床だったということなんですが、その積み上げで、今86ということで5床増えているわけなんですけれども、それぞれの今言った病院ごとの最大受入れ可能数、分かれば教えてください。 ◎杉並保健所副参事 これまでの最大数で、荻窪病院が24、河北病院が36、佼成病院が14、衛生病院が12となってございます。 ◆藤本なおや 委員  先ほども、病床数、増やしたほうがいいということももちろんそうなんですけれども、そこに当たる医療従事者のマンパワーが足りているのかどうかというところがやっぱり重要だと思うんですね。保健所長からも先ほど入院期間が延びているんだということで、現場としての切迫状況というのが少しずつ分かってきていると思うんですが、この間、それぞれの4基幹病院の中で、業務が非常に多くなってきているということもある中で、看護師なんかの離職というような状況が実際起こっているのかどうか、その辺の現状を確認させていただきたい。 ◎杉並保健所副参事 お話を伺った中では、離職率が非常に高まったという状況にはないというふうには伺っております。ただ、例えば、これから採用という話になるかと思いますけれども、応募をする方が減ってくるとか、問合せが非常に減っているというお話、あと、遠方から、地方から出てこられるとかという方もこれまではいらっしゃったけれども、そういった問合せ等、希望等が減っているというお話は伺ってございます。 ◆藤本なおや 委員  そうすると、人材の確保としては、足りているのかどうかというと、そこまで困ってはいないというのが現状なのかなということだと、今の答弁だと理解をいたしましたが、何かあればどうぞ。 ◎杉並保健所副参事 例えば業務が滞ってしまうほどの人材不足に陥っているかというと、そこまでにはまだ至ってはいないけれども、ただ、予定をしている、理想としている、きちんと安全を確保して医療に従事できるような体制を目指すために必要とした人数には、若干の不足は生じているというお話は伺っております。 ◆藤本なおや 委員  そこまで行ってはいけないわけですよ。86床、積み上げで確保できたとしても、そこまでも行ってはいけないわけなので、その中でうまくやりくりをしていかなきゃいけないということもあるので、その辺は我々も重視をしていきたいなというふうに思っております。  最後にしたいんですが、PCRの話もありましたが、行政検査の話ばっかりなんですが、今民間のPCR検査、盛んにやっていますよね。例えば新橋なんかでも民間のPCR検査スポットができたりとか、あとは郵送で検査ができるような状況にもなっていて、そういう人が、陰性になった、陽性だったといったときに、保健所にちゃんと届け出てくれるのかどうかというところが、今後感染拡大を防止していくために非常に重要な視点になってくるのであろうというふうに思っているんですが、現状今、そういう報告義務ってたしかないんですよね。そこを民間の検査機関と行政がしっかり連携を取れるのかどうかというところが非常に大事だと思うんですが、その辺の考え方。また、区内にそういう民間の検査機関というのができるのか、あるのか、その辺の現状も含めて確認をさせていただきたいと思いますが、これを最後にいたします。 ◎生活衛生課長 区内にある検査機関で、PCR検査を実施できるというふうにお届けいただいているところは2か所ございます。1か所は、従来いろんな検査をやっている中で今回新たにPCR検査を始めたところ、あともう1か所は、医療法の中で、このコロナ禍の中で臨時にそういった検査を実施するというような届出も認めておりますので、PCR検査だけを現段階で臨時に実施するというようなところと、2か所ございます。  どちらもそういった検査機関は、確かに委員御指摘のとおり、法律で陽性になったときに届出する義務はございませんが、私ども、届出をいただいたりとか相談をいただいている中で、もし陽性の方が出たら必ず医療機関に行ってくださいと、そういうふうな周知をお願いしているところでございます。 ◎保健予防課長 先ほど藤本委員から御質問のありました数字でございますが、累計でございますが、12月1日現在で、入院の方が870名、宿泊の方は442名、自宅療養のみで終了となった方は330名となっております。 ○北明範 委員長  委員の皆様、大変に御協力ありがとうございました。3巡目はございませんので。 ◆大槻城一 委員  委員長、一言いいですか。要望。  今日質疑させていただいて、我々議員も、保健所の皆さん中心に、御連絡をすることはこれまで重々差し控えてきたつもりでございます。ただ、これから厳冬期を迎えて、この3波がどれだけの拡大になるのか、非常に心配なところであります。  今日が12月9日ですか、来年の予定を見ますと、1定の保健福祉委員会は2月20日だったんですね。そうするとこれから2か月以上たってしまう。そう思うと、その間にまたちょくちょく関係所管の方にお聞きしたりとか、あと、曖昧な情報であったりするといろいろなそごも生じるので、もし可能であれば、必要なときに、例えば2か月以上空きますので、委員長、副委員長に保健福祉委員会を適時開いていただいて、保健福祉委員会の場で議論していただくことが、様々なほかの48人の議員の皆さんと情報共有、あと区民の方との情報共有ができると思いますので、委員長に要望いたします。 ○北明範 委員長  了解いたしました。じゃ、所管としっかり綿密に打合せをしながら、適宜対応していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、質疑を終結いたします。  以上で保健福祉委員会を閉会いたします。                           (午前11時55分 閉会)...