その後、
緑化をする場合に、また
緑化の
助成のほうがございます。これは
生け垣と
植え込みですとか、あと、
フェンスにつる植物をやる場合で、
金額がそれぞれございます。参考までに、個人の場合、
生け垣にすると1メートル
当たり1万2,000円、
植え込みの場合は1平米
当たり1万4,000円、つるの
フェンスをやる場合は
メーター当たり2,000円、
緑化する場合はそのような
助成がございます。
◎狭あい
道路整備課長 狭隘道路に関しましては、まず、塀の除却に要する費用につきましては、これは上限を設けていませんが、3分の2を
助成いたします。戸建てですと、1軒
当たりの間口は、大体13
メーターがこれまでの実績では平均となっています。それの
ブロック塀の部分の
撤去費用の3分の2を
助成するということでございます。上限はございません。
次に、
塀等の築造に要する費用の3分の2を
助成いたします。今
狭隘道路では、
整備地区だとか
重点整備路線につきましては、
メーター当たり8万5,000円の
助成を出しています。これの3分の2で、上限は5万6,000円まで
助成することになっています。
◆
酒井まさえ 委員 昨年の
特殊詐欺被害状況についてです。
特殊詐欺関連詐欺盗が昨年は含まれていなかったんですけれども、その経緯を伺います。
◎
地域安全担当課長 特殊詐欺関連詐欺盗なんですけれども、これは手口的には窃盗ということで、統計上、
詐欺とは違う分類になっていまして、昨年の6月ぐらいから、これもやはり
特殊詐欺に似ているということで、今までは、
カードの預かり
詐欺というのがありまして、訪ねていって、あなたの
カードが使えなくなるということで、
カードを預かって、そのままお金を下ろしてしまうというのがあったんですけれども、それだと、早く発見されてしまったりして犯人がお金を下ろせないというのがありまして、
特殊詐欺関連詐欺盗ということで、
カードをすり替えて、本人は自分の
カードを持っているということで安心していまして、その間、時間が稼げますので、その際にお金を下ろしてしまうというのが大分増えてきて、これを入れるということになりまして、今年の1月1日からこれも
特殊詐欺に入れるというふうにカウントされまして、昨年の分については、前年の統計がないので、そのほかに表示をしております。
◆
酒井まさえ 委員 特殊詐欺関連詐欺盗の30年度の
件数を知りたかったんですけれども、ないんですね。
被害額等もどのぐらいなのかというのも知りたかったんですけれども。
次ですけれども、
被害の
件数が、30年度と31年度を比較して
マイナス28件ということで
報告があったんですけれども、
特殊詐欺関連詐欺盗
被害55件を入れると、結局187件になります。
被害総額が4億5,000万円とあって、昨年度比で
プラス1億100万円ということで、区はこのことをどのように認識しますか、伺います。
◎
地域安全担当課長 被害額については、例年、
被害の
件数にかかわらず、1件の額というのがありますので、例えば
件数が少なくても
被害額が多い、そういう年もあります。今回
特殊詐欺関連詐欺盗が含まれてこの
金額ということなんですが、その前の年がこの
金額を含んでいない。窃盗の中に入ってしまっていますので、この
金額が入っていないということで、この
金額が多いか少ないかというと、ちょっとその辺は分からないんですけれども、1件1件の
被害額というのは、単純計算すると1件240万円ですかね、その中でも多い方は何千万という単位で
被害に遭う方もいらっしゃいますし、少ない方ですと、
アマゾンカードで数万円取られたという方もいらっしゃいますので、一概に
件数と
被害額が一致するということはないと思います。ただ、
金額的には非常に大きい
金額ですので、当然、いろいろな
対策を取りまして
被害を減らしていくというふうに考えております。
◆
酒井まさえ 委員 被害額、杉並はかなり多いですけれども、他区の
状況とか
東京都の傾向、そして都内の
被害額はどのぐらいに達しているのでしょうか、伺います。
◎
地域安全担当課長 まず、
東京都の
被害額なんですが、
東京都は
令和元年75億8,600万円ということで、前年
比プラス8億2,600万。この
金額もやはり元年の
特殊詐欺の
被害額ということで、
特殊詐欺関連詐欺盗を含んで、
プラス8億2,600万円となっております。
○
富田たく 委員長 近隣の区の
状況は。
◎
地域安全担当課長 近隣の区の
被害額というのが公表されておりませんので、杉並区の
金額のみ伝えていただいているという
状況でございます。
◆
酒井まさえ 委員 東京都の
被害の
状況ですね、
特殊詐欺関連詐欺盗というのが増えている
状況なのかというのもお聞きします。
◎
地域安全担当課長 東京都の
被害額は、同じように、
プラス8億2,600万ということで増えていまして、
件数についても、
プラス403件ということで増えています。
◆
酒井まさえ 委員 かなりの
件数ということで大変なんですけれども、次に行きます。
自動通話録音機貸与の
状況のことなんですけれども、今年度は昨年の約3倍ということで1,450件になりますが、その理由を伺います。
◎
地域安全担当課長 昨年の1月から2月にかけて、
アポ電強盗というのが発生しまして、それに基づいて
マスコミ等も、
自動通話録音機の効果ということで、テレビとかで非常に宣伝をしたということで
希望者が非常に増えまして、当初、今年度1,000台を予定していたんですが、すごい勢いで
皆さん申込みをされましたので、
プラス450台ということで1,450台、約3倍になっております。
◆
酒井まさえ 委員 自動通話録音機貸与が増えたということはとても重要だと思いますが、予定の
件数の1,450件を申請が上回った場合は借りられないということになるんでしょうか、伺います。
◎
地域安全担当課長 現在、
申込みをしていただいて、それで最初も、年度の初めについては納品が6月ぐらいということでしたので、3月から
皆さん申込みをしていただいていて、予約を取りまして、納品が来る直前に通知で御案内をして、それで取りに来ていただいております。現在もまだ在庫があるので、
申込みをしていただいた方はすぐに取りに来ていただくんですが、今後足りなくなったという場合には、予約という形でしていただきまして、来年度の納品に合わせて御案内する予定でございます。
◆
酒井まさえ 委員 今のところ、要求すれば届くということでよろしいですね。
この場合、
自動録音機の取付けのことなんですけれども、現在、区の
安全パトロールの方が、できない方には取り付けているということですけれども、今後
件数が増えた場合も
安全パトロールの方だけで対応できるのでしょうか、伺います。
◎
地域安全担当課長 個別に、まず御案内する際には、取りに来ていただく方には、その場で説明をしてお渡ししています。今の御質問の、自分でつけられないという方が増えた場合も、当然、区のほうで
安全パトロール隊を要請して設置していきたいと考えております。
◆
酒井まさえ 委員 よろしくお願いします。
次に行きますけれども、振り込め
詐欺被害ゼロ
ダイヤルということなんですけれども、昨年9月に
報告があって、振り込め
詐欺被害の
状況は1年間で807件で、その後の半年間で673件増えたことになるんですけれども、その要因と、区はどのように認識していますでしょうか、伺います。
◎
地域安全担当課長 当初は周知があまり進まなかったというところでやや少なかったんですが、現在では、今年度4月から12月までの9か月間で、
月平均100件以上ということで、非常に増えてきておりますので、今後も数は増えていくというふうに考えております。
○
富田たく 委員長 先ほどアナウンスし忘れたんですけれども、今回、手を挙げた方が多かったので、往復10分程度にさせていただきたいと思います。その後また二巡目、三巡目と行きたいと思います。
◆
関口健太郎 委員 まず初めに、「3.11を忘れない」ということで、毎年こうした会を開催していただきまして、本当にありがとうございます。
先ほど報告の中でもお話がありましたけれども、場合によっては中止にするかもしれないということで、今後協議をしていくということだったんですけれども、今、区の
イベントもかなり、軒並み中止になっているような
状況で、
イベントをやるやらないというのは、具体的にはどういったところで判断がなされているのか。そしてその基準というのはどのようなものがあるのか、伺えればと思います。
◎
危機管理対策課長 一応大まかなものは、区の方針として本部会のほうで決定したものがございまして、参加者が特定できるものは、感染症
対策をしっかりやって、やっていいですよということと、不特定多数が参加する
イベントについては、規模を50名程度以上と50名程度以下ということで分けておりまして、50名以下の場合には、感染症
対策をちゃんとしっかりやりながらやってもいいですよと。50名以上については原則中止なんですけれども、例えば法令等で決めている、都市計画法に基づいた説明会とかそういうものは、感染症
対策をしっかりやった上でやっていいですよという形で方針を決めております。それぞれ所管のほうでまたそれを見ながら、自分のところの
状況、参加者ですとか会場の規模とかそういうことを勘案しながら、中止とか続行ということを決めているところでございます。
◆
関口健太郎 委員 何だかんだ3月11日で、もうすぐということではあるんですけれども、先ほど、区の基準があるということで、今回のこの会であれば50名以上は参加をされるのかなと思うんです。また参加者も、特定できる方ももちろんいると思うんですけれども、かなり不特定多数の方も参加をするかと思います。そうした観点から、なかなかこういうことは言いづらいんですけれども、今回は、会としては中止という形で、例えばネットとかで
秋吉久美子さんの、
トークショーになるかならないかは別として、少しメッセージを動画で上げたりですとか、杉並区と
南相馬との関わりというものを何か動画でまとめて、
イベントは中止にするけれども、そうしたネット配信とかで形をつくっていくというのはいかがでしょうか。
◎
危機管理対策課長 委員おっしゃるとおり、いろんな形で、国のほうの3・11についても縮小するという、今日テレビ報道で検討しているということを見ましたので、そういったことも必要かなと思います。
ただ、この3・11というのは、区議会のほうも3月11日は休会していただいている大変重い
イベントだと私ども受け止めておりますので、そういった場合には、区議会のほうの、今度コロナ
対策の本部会もできましたので、またそちらとも御相談しながら決めていく必要があるかなというふうに考えております。
◆
関口健太郎 委員 なかなか言いづらいことではあるんですけれども、ぜひ御検討いただければと思います。
続きまして、
ブロック塀対策、
安全対策についてなんですけれども、今後の
取組ということで、戸別訪問等による
改善勧奨ということなんですけれども、確認で、現在も戸別訪問というのは行っておるんでしょうか。
◎耐震・
不燃化担当課長 現在も行っております。
◆
関口健太郎 委員 現在であれば、やはり
通学路ですとかそういったところの危険な箇所というのを中心にやっているかと思うんです。今後もその方針は変わらないと思うんですが、補助が出るからやろうという方と、あとは、補助が出るけど3分の2だから、3分の1は自前なんでしょうということでやらない方がいらっしゃるかと思うんですけれども、実際に戸別訪問されてみて、住んでいる方の感触といいますか、どういった反応をされるのか、伺えればと思います。
◎耐震・
不燃化担当課長 この
制度ができてから、相談はたくさん来るんですけれども、なかなか
助成まで踏み切れないという方もいらっしゃいまして、昨年年末にそういった方を
対象に戸別訪問して、どうですかというようなお話をして、それで6軒ぐらいの方が応じていただいたということもございます。塀だけ直すということ、なかなか難しいところはあるんですけれども、特に危険な塀のようなものにつきましては、なるべく直していただくように勧奨してまいりたいと思います。
◆
関口健太郎 委員 ぜひ粘り強くお願いをしたいと思います。
今回の戸別訪問の
改善勧奨というのは、住む方にとっても1つの告知にもなりますし、考え直す機会にもなるのかなと思っているんです。今後の動きとして、
通学路及び
避難路沿道の
危険ブロック塀をメインにということなんですけれども、今回
対象が広がったということで、はっきり言えば、
区内全域で相当な数があると思うんですけれども、例えば地域の方から、ここはやっぱり危ないから何とかしてほしいという声があったりとか、そういったところで個別個別に、今回のこの方針ではないけれども、危険なところを戸別訪問して、何とかやっていただけないかということは今後やっていくのでしょうか。
◎耐震・
不燃化担当課長 これまでも、
通学路以外にも御相談あった場合には、区の職員が出向きまして調査して、これまではただ直してくれと言うだけだったんですけれども、今回、
助成制度もできますので、そういったものも使いながら直していただくように説得してまいりたいと思います。
◆そね文子
委員 私も戸別訪問と
ブロック塀について伺いたいんですが、先ほど、
狭隘道路も、セットバックする場合には同じように
助成のメニューが増えたということだと思うんですけれども、ただ、やはりそれはもう一歩ハードルが高いのかなというふうにも思うんですけれども、実際には、4月から
狭隘道路のほうもこれで始まるということなんですよね。
◎狭あい
道路整備課長 先ほど説明したのは、4月から新たに要綱を整備しまして
制度をつくってまいります。これまでも耐震・不燃化
担当と足並みをそろえる形で、2項
道路で、かつ
通学路、そちらについても同様に
助成しております。
◆そね文子
委員 そのときの傾向というんですか、ただセットバックするというだけでどれぐらいの実績があったのか、この中に入っているのか、教えていただけますか。
◎狭あい
道路整備課長 狭あい
道路整備課のほうでも、昨年の11月から始めました相談がこれまで18件来ておりまして、実際申請された方がトータルで6件、今年度まだ工事を行っていないのもありますけれども、6件、一応実績はある予定となっています。
◆松本
みつひろ 委員 質疑の前に、一言御礼申し上げたいと思っております。先週の保健福祉
委員会に引き続き、本日の
災害対策・
防犯等特別委員会前におかれても、新型コロナウイルス感染症拡大についての御
報告をいただいたということで、区としても災害級の有事という対応をされているということが1つ表明されたところかなと思っておりますし、私を含め、恐らくこれは区議会の総意だと思っておりますので、本日の御
報告に感謝申し上げます。ありがとうございます。
質問に入らせていただきます。「3.11を忘れない」等の
取組についての中にある
シェイクアウト訓練についてお尋ねをいたしますが、
シェイクアウト訓練の過去実施時の登録者数の推移をお示しいただければと思います。
◎
防災課長 過去の登録者の推移でございますけれども、30年度、昨年度が3万1,731、29年度が4万2,156、28年度3万7,
732、27年度4万6,049となってございます。
◆松本
みつひろ 委員 思っていたよりかなり多い参加者がある、一大
イベントという形になるかなというふうに思っておるんですけれども、登録者数を増やす
取組に関しては、不断の関わり方というのが必要かなというふうに思っておるところなんですけれども、参加者を増やす観点で、杉並区が出しているアプリで、防災に関連する杉並区地震
被害想定ARや、すぎナビなどで
シェイクアウト訓練登録の呼びかけをされてはいかがかと思いますが、御見解を伺います。
◎
防災課長 御指摘の地震
被害想定AR、それからすぎナビでございますが、こちらはアプリでございまして、御本人様が起動をかけないと周知になかなかつながらないという点がございます。そういった中で、災害情報メールであるとか、犯罪発生情報メール、こういったものを駆使しながら周知を図ってまいりたいと考えてございます。あともう一つ、ツイッターでも周知を図ろうというふうに計画しておるところでございます。
◆松本
みつひろ 委員 アプリで、通知を出すことができないということが今御答弁の中に含まれていたかなというふうに思っておるんですが、確かに、今例示した2つのアプリで、通知のあるものが必要かどうかというのは議論のところかなと思いますが、ツイッターやメール等の配信に加えて、今後区として、通知を出すアプリみたいなものでこの手の
イベントを周知していくということに関しては、防災に限らず、今後提案していきたいなというふうに思ったところであります。
あと、先ほど国としての3・11
イベントの御紹介がありましたが、
東京都として訓練や啓発を行う予定があるかどうか、把握されていたら教えてください。
◎
防災課長 東京都におきましては、昨年の8月31日、9月1日ですか、多摩市と合同で訓練を行っておりますが、その中で
シェイクアウト訓練は行っております。ただ、今後の啓発といったようなお話については、今の段階では聞いてございません。
◆松本
みつひろ 委員 都として、3・11というところでは特に何もされないというふうなことで理解してよろしいですか。
◎
防災課長 聞いてございません。
◆松本
みつひろ 委員 私から最後に、
ブロック塀の質問になっていくんですけれども、
ブロック塀の
撤去・新設と連携して
狭隘道路整備を進めていくというのは、とてもいいやり方だなということを改めて伺っていて感じたところではあるんですが、
狭隘道路整備の側から見て、今回の追加施策によって、どのぐらいの
道路延長に対して効果があるというふうに想定されているかというのを教えていただければと思っております。
◎狭あい
道路整備課長 すみません、先ほどそね
委員の質問で、これまでの相談
件数なんですけれども、先ほど18件と申したんですが、19件ございまして、実際は6件の申請があって、今年度中には6件分できる予定でございます。
ただいまの質問ですが、これまで1年間ちょっとぐらいで、そういった要望がございましたので、来年度は、今よりは
助成額が3分の2になることで若干減ることが想定されますけれども、区内の
狭隘道路は、新たな
対象延長として213キロございますので、かなりの数に増えるんですが、これまでも、
通学路かつ2項
道路も38キロございました。それで6件ということで。ただ、申請者の持ち出しが増えますので、それで若干、自分が負担するとなるとちょっと遠慮する方もいらっしゃるのかと思いまして、大体年間20件ぐらいを想定しております。
◆木梨もりよし
委員 特殊詐欺の
被害状況、御
報告いただきましたが、最近よく、いろんな、不用品ありませんかとか、買取り業者さんとか、それから家のリフォームだとか、そういう電話が頻繁にかかってくるんですね。
詐欺のやつは私のところにはあまりかかってこないんですが、そういう買取りだとかは構わず電話帳でやっているのか、何かよく分かりませんが、私の感じるところでは、お年寄り等、こういう電話によって、不適切ないろんなことが水面下で相当行われて、表にはあまり出ないかもしれませんが、これは消費者のいろんな相談のほうにも入ってくるのかもしれませんが、その辺の、事件になっているというか、そういうような
状況を区として何か把握を……。むしろ
詐欺よりもそっちの
被害のほうが大きいんじゃないかなとずっと思っているんですが、その辺の把握はどんな感じになっているのか、ちょっと分かれば。水面下に入って分からない部分がいろいろあろうかと思いますが、何か傾向とかあれば、お聞かせいただければありがたいと思います。
◎
地域安全担当課長 消費者センターに行くもの、そういう
件数というのは把握しておりません。消費者センターのほうで、悪質商法の中でも法の間をくぐってくるような民事に当たるようなもの、そういうものについて説明を適宜しているというふうに考えております。
被害のほうは、
自動通話録音機をつけていただければ恐らく録音されたくない。録音されることが嫌な業者であれば、
自動通話録音機は、電話が鳴る前に応答して、相手に
特殊詐欺防止のために録音しますというふうに伝えるので、そこで切ってしまえばその後にはつながらないというのと、あとは、皆様には留守番電話の設定をお願いしているところであります。留守番電話については、全て、いるときも留守番電話にしていただければ、その内容、自分で用がなければ消去すればいいわけで、出てしまうとやはりきっかけをつくってしまうということで、
特殊詐欺に関してそういう周知をしていますが、悪質な商法とか、そういうのにも使えるのではないかと思います。あと、迷惑防止機能付電話ですね。今電話を買うと、
自動通話録音機と同じような機能がついておりますので、そういうもので防いでいただければと思っております。
◆木梨もりよし
委員 消費者の相談は相当あるんじゃないかなと思うんですが、私がちょっとお聞きしたかったのは、事件に発展するような、そういうものがどんな感じになっているか。そういうものはあまり上がっていないということであればそれで結構ですが、区のほうで、そういう
詐欺的な商法というか、そういうものも何かあるように見かけるんですが、その辺の掌握というか、あまりつかんでいなければそれで結構ですが、何かつかんでいればお聞かせいただければと思います。
◎
地域安全担当課長 その件について、捜査の
状況とか、そういう事件があったとか、そういうのはちょっと私のほうでは把握しておりません。消費者センターのほうに来る相談の中で、警察に相談したりですとか、そういうのはもしかしたらあるかもしれないんですが、私どものほうでは把握はしておりません。
○
富田たく 委員長 では、一巡いたしましたので、再度質疑のある方は挙手願います。
◆
酒井まさえ 委員 続きなんですけれども、振り込め
詐欺被害ゼロ
ダイヤルの相談
件数のことでお尋ねします。
特に
還付金詐欺相談が前年度よりも509件増加しているんですけれども、この件に関して区で把握していることをお伺いします。
◎
地域安全担当課長 まず、
還付金詐欺の
詐欺をかたられる人、これが区役所の国保年金課、あと介護保険課の職員とか、そういう区役所職員をかたることが多いということで、警察に聞くよりまず区役所の、しかも
特殊詐欺に関する相談を受けるところに確認しようという方が多いということで、
件数が多いというふうに考えております。
◆
酒井まさえ 委員 相談
件数は増えているんですけれども、相談しても
被害に遭ってしまった
件数、また、相談して防止できた
件数が分かっていましたらお願いします。
◎
地域安全担当課長 まず、
被害を食い止めたというところは、相談していただいた方については
被害を食い止めたのではないかというふうに考えております。
あと、先に相談したにもかかわらず
被害に遭ってしまったというものについては、把握はございません。
◆
酒井まさえ 委員 警察と連携して行っているということを聞いていますので、そのところで連携をお願いします。
あとは、都内でも増えているということから、他区も増えている現状があるのではないかと思いますけれども、他区はどのように対応しているのかというところで、把握していましたらお伺いします。
◎
地域安全担当課長 他区も、相談というところはちょっとない。世田谷の、日中のみ相談を受けるというのは、当区の施策の後にやっているということで伺っておりますが、そのほかは、大量に
自動通話録音機を貸与するということと、キャンペーンとか、当区と同じように周知することを主として、警察と防犯協会、そういうところと連携して
特殊詐欺の周知に努めているというふうに考えております。
◆
酒井まさえ 委員 先ほどもお話しされていましたけれども、広報活動がとても大事だと思います。区も頑張っています。それでも
被害が増えているところから、今後もより一層
対策の強化が必要で、
被害に遭わない宣伝や
被害ゼロ
ダイヤルの周知、これまで以上に知らせることが求められていると思います。工夫の
状況とかも今お聞きしましたので、次に移ります。
ブロック塀の
安全対策についてですけれども、30年6月に地震の痛ましい事故が起こって、
助成制度を国も31年度から創設しまして、区も30年11月から開始されましたけれども、改めて、区はその前に
危険ブロック塀の対応をしてきたというふうにお聞きしましたけれども、そこでの
危険ブロック塀の
件数とか、どのぐらいに達していたのか、お聞きしたいと思います。お願いします。
◎耐震・
不燃化担当課長 これまでの区の
ブロック塀対策でございますけれども、区では、初めに、昭和53年の宮城沖地震で、
ブロック塀で亡くなった方がいらっしゃいまして、それを契機に、
通学路、
避難路を
対象に、おおむね10年ごとに調査をしてまいりました。そして危険なものを改善指導してきたんですけれども、直近では平成19年から23年度にかけまして、約1万1,000件目視調査を行いまして、その中で特に危険と思われる4,000件を詳細調査を行いました。ただ、その直後、
東日本大震災が起きまして、倒壊した塀もあったものですから、再度調査を行い、そして、特に改善指導が必要だというものを38件特定しました。そしてさらに、
通学路に限らずですけれども、区民からいろいろな相談もございまして、そういったものを併せてこれまで指導してまいりました。
平成30年の大阪府
北部地震の翌日には、これらをまた再調査しまして、危険なものは継続的に指導し、それから、11月に
ブロック塀改善の
助成制度を創設しまして、
通学路等における
危険ブロック塀の解消に努めてきたところでございます。
◆
酒井まさえ 委員 この
助成制度が開始されたときは
通学路と
避難路ということだったんですけれども、我が党もこの事故を受けて申入れをしたときに、それ以外のところも、全区で
危険ブロック塀があった場合は
助成をということで求めてきましたけれども、それが広がったということはとても喜ばしいことだと思います。その背景にはいろいろあるんだと思うんですけれども、相談が多数寄せられてきたということで、その理由にもありましたけれども、この相談の
件数、それ以外のところの
件数が把握できていましたらお願いします。
◎耐震・
不燃化担当課長 ここに多数相談が寄せられていると書きましたけれども、電話とかで相当来ていましたので、申し訳ないんですが、
件数のほうは把握してございません。
◆
酒井まさえ 委員 昨年6月に特別
委員会の質疑の中で、
危険ブロック塀の数が、そのときは145件ということで答えていただいています。その後、先ほどもちょっと
件数の話は出ていましたけれども、もう一度改めて、今つかんでいる
危険ブロック塀の
件数は幾つになりますか、お願いします。
◎耐震・
不燃化担当課長 現在、区が継続的に指導を行っている危険な
ブロック塀というのは46件ありまして、それから、
助成制度を始めまして、区が調査をし、未改善となっているもの、合わせて166件が、区が把握している
危険ブロック塀でございます。ただ、先ほどお示ししました点検の
チェックポイントに該当するようなもの、これにつきましては区内に相当数あると思いますけれども、こちらのほうはちょっと調査されておりませんので、把握してございません。
◆
酒井まさえ 委員 今年度の
助成件数が14件ということですけれども、年度末までには何件と予想されていますでしょうか。また、今年度の目標
件数は何件としていますか、伺います。
◎耐震・
不燃化担当課長 資料のほうに、今年度1月までに12件
助成したというふうに書いてございますけれども、年度末までに大体30件ぐらいまで増えると想定しております。
今年度の計画
件数は、予算上50件程度を想定してございましたけれども、結果的には30件ということでございます。
◆
酒井まさえ 委員 今年度12件ということでしたけれども、このペースで、目標から見てどうなのかなというのがありますけれども、そこの工夫とかをお尋ねします。
◎耐震・
不燃化担当課長 先ほどもお答えしましたけれども、年度末に相談に来て、まだ
助成制度を使っていない方に勧奨したりしまして、ようやく30件まで伸びたところでございますけれども、もう年度末ですので、取りあえず、今から勧奨しても年度内に工事が終わりませんので、今年度はこれくらいというところで締めたいと考えております。
◆
酒井まさえ 委員 危険ブロック塀の
件数が非常に多く、工事が速やかに行われるように、広報活動も大事なことだと思います。今後ますますの区の
助成の周知強化を求めていきます。
また、相談会もされるということだったんですけれども、どのような場所で、回数はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
◎耐震・
不燃化担当課長 相談会につきましては、現在も行っているんですけれども、区役所の1階ロビーにおきまして、月3回ほどやってございます。来年度も引き続き、そういった機会を捉えて相談に乗っていきたいと思います。
◆
酒井まさえ 委員 最後なんですけれども、
危険ブロック塀の全区調査を改めてやるべきではないかと考えます。
件数が出ていましたけれども、改めてもう一度やるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか、伺います。
◎耐震・
不燃化担当課長 全数調査についてですけれども、塀というのは、建物の建て替えとかそういったことで自然になくなっていくものとか、それから自主的に、
助成がなくても直していく方とかいらっしゃって、それともう一つ、塀の届出
制度がないものですから、全数調査をやって、その後の変化がなかなか捉えにくいというところがございます。そういったこともありまして、今までも10年置きとかに調査していたんですけれども、当面はこうした
助成制度を使って危険な塀の改善を進めつつ、また考えていきたいと思います。
◆
酒井まさえ 委員 区民の命を守る観点からも、
危険ブロック塀の一日も早い対応が求められていると思います。よろしくお願いします。
以上です。
○
富田たく 委員長 ほかに質疑はありませんか。──ないようですので、質疑を終結いたします。
以上で本日の
災害対策・
防犯等特別委員会を閉会いたします。
(午前11時02分 閉会)...