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令和 2年 2月27日災害対策・防犯等特別委員会−02月27日-01号

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  1. 杉並区議会 2020-02-27
    令和 2年 2月27日災害対策・防犯等特別委員会−02月27日-01号


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    令和 2年 2月27日災害対策防犯等特別委員会−02月27日-01号令和 2年 2月27日災害対策防犯等特別委員会                  目   次 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 「3.11を忘れない」等の取組について …………………………………… 3  (2) 昨年の特殊詐欺被害状況について ……………………………………………… 4  (3) ブロック塀等安全対策について ……………………………………………… 5               災害対策防犯等特別委員会記録  日   時 令和2年2月27日(木) 午前10時03分 〜 午前11時02分  場   所 第3・4委員会室  出席委員  (12名) 委 員 長  富 田  た く     副委員長  大 熊  昌 巳        委  員  ほらぐち ともこ     委  員  松 本 みつひろ        委  員  木 梨 もりよし     委  員  関 口  健太郎
           委  員  國 崎  たかし     委  員  酒 井  まさえ        委  員  そ ね  文 子     委  員  北    明 範        委  員  井 原  太 一     委  員  島 田  敏 光  欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 危機管理室長  寺 嶋   実   危機管理対策課長事務取扱                          危機管理室参事                                  青 木 則 昭        地域安全担当課長山 田 幸 雄   防災課長    近 藤 高 成        まちづくり担当部長         土木担当部長  友 金 幸 浩                茶 谷 晋太郎        耐震・不燃化担当課長        土木計画課長  三 浦 純 悦                伊 藤 克 郎        狭あい道路整備課長         杉並土木事務所長事務取扱都市                緒 方 康 男   整備部参事                                  吉 野   稔        みどり施策担当課長                星 野 剛 志  事務局職員 事務局次長   植 田 敏 郎   議事係長    蓑 輪 悦 男        担当書記    三 井 真太郎 会議に付した事件  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 「3.11を忘れない」等の取組について   (2) 昨年の特殊詐欺被害状況について   (3) ブロック塀等安全対策について                           (午前10時03分 開会) ○富田たく 委員長  それでは、災害対策防犯等特別委員会を開会いたします。  《委員会記録署名委員の指名》 ○富田たく 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほかに、國崎たかし委員を御指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、本日はみどり施策担当課長臨時説明員として出席しておりますので、お知らせいたします。  《報告聴取》 ○富田たく 委員長  続きまして、報告事項の聴取を行います。  本日の報告事項は3件です。  質疑は、報告を一括して聴取した後行いたいと思います。  それでは、順次お願いいたします。   (1) 「3.11を忘れない」等の取組について ◎危機管理対策課長 私からは、式典「3.11を忘れない」等の取組について御説明します。  イベントの開催につきましては、昨日国からイベントの開催に関する国民へのメッセージが出され、また東京都からも、都主催イベント等の考え方が示されておりますので、今後、区でも、状況の変化を踏まえ検討し、変更する場合がございますが、当面、これまで準備してきた取組の内容について御説明させていただきたいと思います。  この式典は、東日本大震災で犠牲になられた方に哀悼の意を表すとともに、今なお復興途上にある南相馬市への支援を継続していくことを確認し、さらに、大震災の記憶を風化させることなく、大規模災害の経験を語り継ぎ、30年以内に70%の確率でやってくると言われる首都直下地震に備え、地域防災力の向上を図ることを目的として開催するものでございます。  初めに、式典「3.11を忘れない」でございます。  時間、場所につきましては、資料記載のとおりでございます。  本年は、女優の秋吉久美子さんをお招きして、「東日本大震災復興支援活動を通して」というタイトルでトークショーをお願いしているところでございます。秋吉さんは、青春時代を福島県で過ごされ、平成25年には消費者庁から東北未来がんばっぺ大使に任命され、福島県産野菜の風評被害払拭に尽力されました。また、福島県で開催されている福魂祭イベントに関わるなど、復興支援活動を行ってまいりました。御自身の支援活動を通して、被災地の復興や、震災を風化させないという思いをお話ししていただくことを予定しておるところでございます。  2点目といたしましては、セシオン杉並における同時開催イベントでございます。  こちらも例年の内容を考えておりますが、今後の状況によっては変更がございますので、御了承いただきたいと思います。  3点目といたしましては、シェイクアウト訓練の実施でございます。  今年度も3月11日午前11時に実施いたします。  訓練目的、想定及び内容につきましては資料記載のとおり、従前どおりでございます。  区民の皆様には、訓練参加の呼びかけを区公式ホームページ等で行っているほか、訓練当日も、地震防災訓練アプリ等でお知らせいたします。  その他の取組としては、小学生の防災意識の高揚を図る取組として、消防署員等の講話もございますが、この辺もまた流動的でございます。  私からは以上です。   (2) 昨年の特殊詐欺被害状況について ◎地域安全担当課長 私からは、昨年の特殊詐欺被害等について報告をいたします。  昨年の特殊詐欺被害件数は132件で、前年比マイナス28件となっていますが、このほかに特殊詐欺関連詐欺盗が55件発生しております。特殊詐欺関連詐欺盗とは、警察官や銀行協会員等をかたって、あなたのキャッシュカードが偽造された可能性があるなどとうその電話をかけ、その後、受け子を訪問させて、カード暗証番号を書いたメモを持参した封筒に入れて、封をして保管するよう指示し、割り印を押すように言って、印鑑を取りに玄関から移動した隙に、別のカードが入った封筒とすり替えて盗むという手口で、キャッシュカードすり替え詐欺盗とも言われております。  次に、被害額ですが、今回は特殊詐欺関連詐欺盗の被害額を含んでおり、前年比プラス1億100万円となっております。  3つ目は、自動通話録音機貸与状況です。  平成27年度は、東京都から配付された745台、その後は300台を2年間、前年度は500台を貸与し、今年度1,450台を貸与予定で、来年度も1,550台を予定しています。  最後に、平成30年6月25日に開設しました杉並区振り込め詐欺被害ゼロダイヤルは、先月の1月24日で1年7か月が経過しましたが、その際の受付件数を表にしております。  以前も御報告しましたが、平日の日中は、安全パトロール隊を含む危機管理対策課職員が対応し、夜間及び休日については、休日・夜間警戒本部に就く管理職が対応することで、24時間対応しております。相談が最も多いのが還付金詐欺に関するもので、被害についても前年より増加しております。  今後も引き続き同対策自動通話録音機の貸与について周知を推進するとともに、警察と連携し、広報やキャンペーンなどによる啓発活動を実施し、被害防止に努めてまいります。  以上です。   (3) ブロック塀等安全対策について ◎耐震・不燃化担当課長 私からは、ブロック塀等安全対策について御報告いたします。  区では、平成30年6月の大阪府北部地震ブロック塀倒壊事故を受けまして、通学路及び避難路に面するブロック塀等対象としたブロック塀等改修工事助成制度を創設しまして、助成制度利用促進に努めてまいりました。しかしながら、危険ブロック塀等の解消にはいまだ至っておらず、また、通学路以外にも危険ブロック塀等多数存在しまして、相談も多数寄せられていることから、令和2年度から区内全域道路に面する塀を対象とする新たな助成制度を創設することにしましたので、現行制度の実績と併せまして御報告いたします。  1番、新たな助成制度の概要でございますけれども、対象路線としまして、1番の幅員4メートル以上の通学路と、2番の緊急輸送道路として東京耐震改修促進計画に記載された道路、区ではこれを避難路と称しておりますけれども、1番と2番につきましては、現在行っている対象道路でございます。今回、3番としまして、上記1、2を除く幅員4メートル以上の建築基準法及び道路法道路、これを新たに加えるものでございます。  助成対象としましては、次に掲げる要件を満たすブロック塀等撤去または撤去新設費用の一部(新設のみを除く)助成を行います。(ア)としまして、対象路線に面するブロック塀組積造の塀、万年塀、いずれも土留め一体の塀を含みます。(イ)としまして、道路面から高さ80センチ以上のもので、ブロック塀点検チェックポイント(別紙)に掲げる基準のいずれかを満たしていないもの。(ウ)としまして、上記(ア)、(イ)にかかわらず、区長が特に必要と認めるものを対象とします。  1枚めくっていただきまして、別紙のブロック塀点検チェックポイントでございますけれども、これは一昨年、国土交通省が、塀のこういうところをチェックして、1点でも危険であれば専門家に相談してくださいというふうに、チェックポイントというのを作成しました。区では、この点検項目に1か所でも抵触するものを危険ブロック塀として判断し、助成対象としております。  表紙に戻っていただきまして、(3)の助成額です。  助成額につきましては、撤去あるいは撤去及び新設につきまして、いずれも撤去費用の3分の2を助成することにいたしております。そして限度額は、基本的には50万円なんですけれども、通学路避難路につきましては、限度額を100万円としております。また、土留めがくっついているものにつきましては、工事費が高くなりますので、括弧で書いてありますけれども、1.5倍に割増ししてお支払いする予定でございます。  2番の事業規模につきましては、年間50件程度。  それから、新たな助成制度につきましては、実績を踏まえて効果検証を行いまして、導入後5年をめどに見直しを実施することといたします。  裏面に行きまして、他事業との連携でございますけれども、1つは、狭隘道路拡幅整備事業でございます。狭隘道路につきましても、通学路につきまして、平成30年11月に、拡幅整備を伴う塀等撤去新設工事に対する助成制度を設けております。今回、4メートル以上の一般道路対象とする助成制度ができましたので、狭隘道路につきましても同じように区内全域に拡大し、後退していただける方につきましては、助成制度を新たに設けて、塀の撤去拡幅整備を進めてまいります。  それから、接道部緑化助成事業でございます。こちらも現行の制度と同様に、新たな助成制度対象となるブロック塀撤去した後に接道部緑化生け垣等をやっていただける場合には、本制度助成金を使えるようにしております。  4番、平成30年度及び令和元年度の助成実績でございます。  今年度につきましては、1月31日現在でまとめております。昨年度につきましては、11月から始めまして、14件の助成件数助成額は記載のとおりでございます。今年度、1月末までに12件の工事が完了しまして、記載の助成をしております。  今後の取組でございますけれども、令和2年4月1日より、予算成立後、実施したいと思います。助成制度の周知につきましては、「広報すぎなみ」、区の公式ホームページ、それから各種イベント、あるいは町会等回覧板等でお知らせし、また、相談会等も開催してまいります。通学路及び避難路沿道危険ブロック塀等を主に、戸別訪問等行いまして改善勧奨を進めてまいります。  私からは以上です。 ○富田たく 委員長  これより質疑に入ります。  質疑のある方は挙手願います。 ◆北明範 委員  ちょっと塀についてお聞きしたいんですけれども、接道緑化の事業、それと狭隘道路の部分も含めて、今回こっちに移行するみたいな、そういうイメージですかね。 ◎耐震・不燃化担当課長 それぞれの、狭隘道路狭隘道路の事業、そして接道部緑化につきましては接道部緑化助成をするということで、統合するわけではございません。 ◆北明範 委員  そうなんですか。要は、3番が追加になりましたよね。幅員4メーター以上の建築基準法道路ということは、2項道路は4メーター未満ですよね、4メーター未満の場合の2項道路通常どおり。これとは全然違うということですか。その辺がよく分からないんですが。 ◎耐震・不燃化担当課長 4メートル未満のものにつきましては、基本的には狭隘道路になりますので。狭隘道路につきましても、これまでも通学路に対しては、下がっていただく方を対象助成制度をつくっていたんですけれども、今般、4メートル以上の道路につきましては一般の道路に広げましたので、通学路以外の2項道路につきましては、狭隘道路助成制度を使いまして、塀の後退と道路の後退をしていただくということでございます。 ◎狭あい道路整備課長 4メーター未満狭隘道路につきましても、拡幅整備に伴って、塀も現況の位置ではなくて、ちゃんとセットバックする位置まで後退していただいたものについては助成対象となるということでございます。 ◆北明範 委員  じゃ、もう一度復習で、緑化の部分と狭隘道路の部分と今回の部分の助成金額、ちょっと細かく教えてください。 ◎耐震・不燃化担当課長 まず、狭隘道路に該当しない4メートル以上の道路につきましては、資料にありますとおり、工事費用の3分の2を限度に、それから助成額限度額を50万円としまして、ただし、通学路避難路につきましては、工事費を100万円を限度としております。  そして、狭隘道路につきましては、狭隘道路担当のほうからお答えしますけれども、接道部緑化のほうにつきましては、現在も、接道部緑化をしていただく場合、塀の撤去費用というのは決まっております。ただ、今回つくりました塀の撤去費用のほうが、接道部緑化の場合の塀の撤去費用よりもたくさん出るようになっておりますので、接道部緑化をしていただける場合には、塀の撤去費用についてはこちらの金額を使えて、緑化部分につきましては、またさらに緑化助成金を使える。  緑化助成金につきましては、緑化担当のほうからお答えさせていただきます。 ◎みどり施策担当課長 接道部緑化なんですけれども、まず撤去のお話。我々のほうの助成では、個人の場合、1メートル当たり5,000円の助成になります。法人の場合は1メートル当たり3,000円。なので、今回のブロック塀の新しい助成を使ったほうが金額的に多いケースがあるので、選択肢が増えたというふうに御理解いただければよろしいかと思います。我々のほうの窓口に来た方に対しても、こういった制度があるので、どちらか御検討くださいと。
     その後、緑化をする場合に、また緑化助成のほうがございます。これは生け垣植え込みですとか、あと、フェンスにつる植物をやる場合で、金額がそれぞれございます。参考までに、個人の場合、生け垣にすると1メートル当たり1万2,000円、植え込みの場合は1平米当たり1万4,000円、つるのフェンスをやる場合はメーター当たり2,000円、緑化する場合はそのような助成がございます。 ◎狭あい道路整備課長 狭隘道路に関しましては、まず、塀の除却に要する費用につきましては、これは上限を設けていませんが、3分の2を助成いたします。戸建てですと、1軒当たりの間口は、大体13メーターがこれまでの実績では平均となっています。それのブロック塀の部分の撤去費用の3分の2を助成するということでございます。上限はございません。  次に、塀等の築造に要する費用の3分の2を助成いたします。今狭隘道路では、整備地区だとか重点整備路線につきましては、メーター当たり8万5,000円の助成を出しています。これの3分の2で、上限は5万6,000円まで助成することになっています。 ◆酒井まさえ 委員  昨年の特殊詐欺被害状況についてです。  特殊詐欺関連詐欺盗が昨年は含まれていなかったんですけれども、その経緯を伺います。 ◎地域安全担当課長 特殊詐欺関連詐欺盗なんですけれども、これは手口的には窃盗ということで、統計上、詐欺とは違う分類になっていまして、昨年の6月ぐらいから、これもやはり特殊詐欺に似ているということで、今までは、カードの預かり詐欺というのがありまして、訪ねていって、あなたのカードが使えなくなるということで、カードを預かって、そのままお金を下ろしてしまうというのがあったんですけれども、それだと、早く発見されてしまったりして犯人がお金を下ろせないというのがありまして、特殊詐欺関連詐欺盗ということで、カードをすり替えて、本人は自分のカードを持っているということで安心していまして、その間、時間が稼げますので、その際にお金を下ろしてしまうというのが大分増えてきて、これを入れるということになりまして、今年の1月1日からこれも特殊詐欺に入れるというふうにカウントされまして、昨年の分については、前年の統計がないので、そのほかに表示をしております。 ◆酒井まさえ 委員  特殊詐欺関連詐欺盗の30年度の件数を知りたかったんですけれども、ないんですね。被害額等もどのぐらいなのかというのも知りたかったんですけれども。  次ですけれども、被害件数が、30年度と31年度を比較してマイナス28件ということで報告があったんですけれども、特殊詐欺関連詐欺被害55件を入れると、結局187件になります。被害総額が4億5,000万円とあって、昨年度比でプラス1億100万円ということで、区はこのことをどのように認識しますか、伺います。 ◎地域安全担当課長 被害額については、例年、被害件数にかかわらず、1件の額というのがありますので、例えば件数が少なくても被害額が多い、そういう年もあります。今回特殊詐欺関連詐欺盗が含まれてこの金額ということなんですが、その前の年がこの金額を含んでいない。窃盗の中に入ってしまっていますので、この金額が入っていないということで、この金額が多いか少ないかというと、ちょっとその辺は分からないんですけれども、1件1件の被害額というのは、単純計算すると1件240万円ですかね、その中でも多い方は何千万という単位で被害に遭う方もいらっしゃいますし、少ない方ですと、アマゾンカードで数万円取られたという方もいらっしゃいますので、一概に件数被害額が一致するということはないと思います。ただ、金額的には非常に大きい金額ですので、当然、いろいろな対策を取りまして被害を減らしていくというふうに考えております。 ◆酒井まさえ 委員  被害額、杉並はかなり多いですけれども、他区の状況とか東京都の傾向、そして都内の被害額はどのぐらいに達しているのでしょうか、伺います。 ◎地域安全担当課長 まず、東京都の被害額なんですが、東京都は令和元年75億8,600万円ということで、前年比プラス8億2,600万。この金額もやはり元年の特殊詐欺被害額ということで、特殊詐欺関連詐欺盗を含んで、プラス8億2,600万円となっております。 ○富田たく 委員長  近隣の区の状況は。 ◎地域安全担当課長 近隣の区の被害額というのが公表されておりませんので、杉並区の金額のみ伝えていただいているという状況でございます。 ◆酒井まさえ 委員  東京都の被害状況ですね、特殊詐欺関連詐欺盗というのが増えている状況なのかというのもお聞きします。 ◎地域安全担当課長 東京都の被害額は、同じように、プラス8億2,600万ということで増えていまして、件数についても、プラス403件ということで増えています。 ◆酒井まさえ 委員  かなりの件数ということで大変なんですけれども、次に行きます。  自動通話録音機貸与状況のことなんですけれども、今年度は昨年の約3倍ということで1,450件になりますが、その理由を伺います。 ◎地域安全担当課長 昨年の1月から2月にかけて、アポ電強盗というのが発生しまして、それに基づいてマスコミ等も、自動通話録音機の効果ということで、テレビとかで非常に宣伝をしたということで希望者が非常に増えまして、当初、今年度1,000台を予定していたんですが、すごい勢いで皆さん申込みをされましたので、プラス450台ということで1,450台、約3倍になっております。 ◆酒井まさえ 委員  自動通話録音機貸与が増えたということはとても重要だと思いますが、予定の件数の1,450件を申請が上回った場合は借りられないということになるんでしょうか、伺います。 ◎地域安全担当課長 現在、申込みをしていただいて、それで最初も、年度の初めについては納品が6月ぐらいということでしたので、3月から皆さん申込みをしていただいていて、予約を取りまして、納品が来る直前に通知で御案内をして、それで取りに来ていただいております。現在もまだ在庫があるので、申込みをしていただいた方はすぐに取りに来ていただくんですが、今後足りなくなったという場合には、予約という形でしていただきまして、来年度の納品に合わせて御案内する予定でございます。 ◆酒井まさえ 委員  今のところ、要求すれば届くということでよろしいですね。  この場合、自動録音機の取付けのことなんですけれども、現在、区の安全パトロールの方が、できない方には取り付けているということですけれども、今後件数が増えた場合も安全パトロールの方だけで対応できるのでしょうか、伺います。 ◎地域安全担当課長 個別に、まず御案内する際には、取りに来ていただく方には、その場で説明をしてお渡ししています。今の御質問の、自分でつけられないという方が増えた場合も、当然、区のほうで安全パトロール隊を要請して設置していきたいと考えております。 ◆酒井まさえ 委員  よろしくお願いします。  次に行きますけれども、振り込め詐欺被害ゼロダイヤルということなんですけれども、昨年9月に報告があって、振り込め詐欺被害状況は1年間で807件で、その後の半年間で673件増えたことになるんですけれども、その要因と、区はどのように認識していますでしょうか、伺います。 ◎地域安全担当課長 当初は周知があまり進まなかったというところでやや少なかったんですが、現在では、今年度4月から12月までの9か月間で、月平均100件以上ということで、非常に増えてきておりますので、今後も数は増えていくというふうに考えております。 ○富田たく 委員長  先ほどアナウンスし忘れたんですけれども、今回、手を挙げた方が多かったので、往復10分程度にさせていただきたいと思います。その後また二巡目、三巡目と行きたいと思います。 ◆関口健太郎 委員  まず初めに、「3.11を忘れない」ということで、毎年こうした会を開催していただきまして、本当にありがとうございます。  先ほど報告の中でもお話がありましたけれども、場合によっては中止にするかもしれないということで、今後協議をしていくということだったんですけれども、今、区のイベントもかなり、軒並み中止になっているような状況で、イベントをやるやらないというのは、具体的にはどういったところで判断がなされているのか。そしてその基準というのはどのようなものがあるのか、伺えればと思います。 ◎危機管理対策課長 一応大まかなものは、区の方針として本部会のほうで決定したものがございまして、参加者が特定できるものは、感染症対策をしっかりやって、やっていいですよということと、不特定多数が参加するイベントについては、規模を50名程度以上と50名程度以下ということで分けておりまして、50名以下の場合には、感染症対策をちゃんとしっかりやりながらやってもいいですよと。50名以上については原則中止なんですけれども、例えば法令等で決めている、都市計画法に基づいた説明会とかそういうものは、感染症対策をしっかりやった上でやっていいですよという形で方針を決めております。それぞれ所管のほうでまたそれを見ながら、自分のところの状況、参加者ですとか会場の規模とかそういうことを勘案しながら、中止とか続行ということを決めているところでございます。 ◆関口健太郎 委員  何だかんだ3月11日で、もうすぐということではあるんですけれども、先ほど、区の基準があるということで、今回のこの会であれば50名以上は参加をされるのかなと思うんです。また参加者も、特定できる方ももちろんいると思うんですけれども、かなり不特定多数の方も参加をするかと思います。そうした観点から、なかなかこういうことは言いづらいんですけれども、今回は、会としては中止という形で、例えばネットとかで秋吉久美子さんの、トークショーになるかならないかは別として、少しメッセージを動画で上げたりですとか、杉並区と南相馬との関わりというものを何か動画でまとめて、イベントは中止にするけれども、そうしたネット配信とかで形をつくっていくというのはいかがでしょうか。 ◎危機管理対策課長 委員おっしゃるとおり、いろんな形で、国のほうの3・11についても縮小するという、今日テレビ報道で検討しているということを見ましたので、そういったことも必要かなと思います。  ただ、この3・11というのは、区議会のほうも3月11日は休会していただいている大変重いイベントだと私ども受け止めておりますので、そういった場合には、区議会のほうの、今度コロナ対策の本部会もできましたので、またそちらとも御相談しながら決めていく必要があるかなというふうに考えております。 ◆関口健太郎 委員  なかなか言いづらいことではあるんですけれども、ぜひ御検討いただければと思います。  続きまして、ブロック塀対策安全対策についてなんですけれども、今後の取組ということで、戸別訪問等による改善勧奨ということなんですけれども、確認で、現在も戸別訪問というのは行っておるんでしょうか。 ◎耐震・不燃化担当課長 現在も行っております。 ◆関口健太郎 委員  現在であれば、やはり通学路ですとかそういったところの危険な箇所というのを中心にやっているかと思うんです。今後もその方針は変わらないと思うんですが、補助が出るからやろうという方と、あとは、補助が出るけど3分の2だから、3分の1は自前なんでしょうということでやらない方がいらっしゃるかと思うんですけれども、実際に戸別訪問されてみて、住んでいる方の感触といいますか、どういった反応をされるのか、伺えればと思います。 ◎耐震・不燃化担当課長 この制度ができてから、相談はたくさん来るんですけれども、なかなか助成まで踏み切れないという方もいらっしゃいまして、昨年年末にそういった方を対象に戸別訪問して、どうですかというようなお話をして、それで6軒ぐらいの方が応じていただいたということもございます。塀だけ直すということ、なかなか難しいところはあるんですけれども、特に危険な塀のようなものにつきましては、なるべく直していただくように勧奨してまいりたいと思います。 ◆関口健太郎 委員  ぜひ粘り強くお願いをしたいと思います。  今回の戸別訪問の改善勧奨というのは、住む方にとっても1つの告知にもなりますし、考え直す機会にもなるのかなと思っているんです。今後の動きとして、通学路及び避難路沿道危険ブロック塀をメインにということなんですけれども、今回対象が広がったということで、はっきり言えば、区内全域で相当な数があると思うんですけれども、例えば地域の方から、ここはやっぱり危ないから何とかしてほしいという声があったりとか、そういったところで個別個別に、今回のこの方針ではないけれども、危険なところを戸別訪問して、何とかやっていただけないかということは今後やっていくのでしょうか。 ◎耐震・不燃化担当課長 これまでも、通学路以外にも御相談あった場合には、区の職員が出向きまして調査して、これまではただ直してくれと言うだけだったんですけれども、今回、助成制度もできますので、そういったものも使いながら直していただくように説得してまいりたいと思います。 ◆そね文子 委員  私も戸別訪問とブロック塀について伺いたいんですが、先ほど、狭隘道路も、セットバックする場合には同じように助成のメニューが増えたということだと思うんですけれども、ただ、やはりそれはもう一歩ハードルが高いのかなというふうにも思うんですけれども、実際には、4月から狭隘道路のほうもこれで始まるということなんですよね。 ◎狭あい道路整備課長 先ほど説明したのは、4月から新たに要綱を整備しまして制度をつくってまいります。これまでも耐震・不燃化担当と足並みをそろえる形で、2項道路で、かつ通学路、そちらについても同様に助成しております。 ◆そね文子 委員  そのときの傾向というんですか、ただセットバックするというだけでどれぐらいの実績があったのか、この中に入っているのか、教えていただけますか。 ◎狭あい道路整備課長 狭あい道路整備課のほうでも、昨年の11月から始めました相談がこれまで18件来ておりまして、実際申請された方がトータルで6件、今年度まだ工事を行っていないのもありますけれども、6件、一応実績はある予定となっています。 ◆松本みつひろ 委員  質疑の前に、一言御礼申し上げたいと思っております。先週の保健福祉委員会に引き続き、本日の災害対策防犯等特別委員会前におかれても、新型コロナウイルス感染症拡大についての御報告をいただいたということで、区としても災害級の有事という対応をされているということが1つ表明されたところかなと思っておりますし、私を含め、恐らくこれは区議会の総意だと思っておりますので、本日の御報告に感謝申し上げます。ありがとうございます。  質問に入らせていただきます。「3.11を忘れない」等の取組についての中にあるシェイクアウト訓練についてお尋ねをいたしますが、シェイクアウト訓練の過去実施時の登録者数の推移をお示しいただければと思います。 ◎防災課長 過去の登録者の推移でございますけれども、30年度、昨年度が3万1,731、29年度が4万2,156、28年度3万7,732、27年度4万6,049となってございます。 ◆松本みつひろ 委員  思っていたよりかなり多い参加者がある、一大イベントという形になるかなというふうに思っておるんですけれども、登録者数を増やす取組に関しては、不断の関わり方というのが必要かなというふうに思っておるところなんですけれども、参加者を増やす観点で、杉並区が出しているアプリで、防災に関連する杉並区地震被害想定ARや、すぎナビなどでシェイクアウト訓練登録の呼びかけをされてはいかがかと思いますが、御見解を伺います。 ◎防災課長 御指摘の地震被害想定AR、それからすぎナビでございますが、こちらはアプリでございまして、御本人様が起動をかけないと周知になかなかつながらないという点がございます。そういった中で、災害情報メールであるとか、犯罪発生情報メール、こういったものを駆使しながら周知を図ってまいりたいと考えてございます。あともう一つ、ツイッターでも周知を図ろうというふうに計画しておるところでございます。 ◆松本みつひろ 委員  アプリで、通知を出すことができないということが今御答弁の中に含まれていたかなというふうに思っておるんですが、確かに、今例示した2つのアプリで、通知のあるものが必要かどうかというのは議論のところかなと思いますが、ツイッターやメール等の配信に加えて、今後区として、通知を出すアプリみたいなものでこの手のイベントを周知していくということに関しては、防災に限らず、今後提案していきたいなというふうに思ったところであります。  あと、先ほど国としての3・11イベントの御紹介がありましたが、東京都として訓練や啓発を行う予定があるかどうか、把握されていたら教えてください。 ◎防災課長 東京都におきましては、昨年の8月31日、9月1日ですか、多摩市と合同で訓練を行っておりますが、その中でシェイクアウト訓練は行っております。ただ、今後の啓発といったようなお話については、今の段階では聞いてございません。 ◆松本みつひろ 委員  都として、3・11というところでは特に何もされないというふうなことで理解してよろしいですか。 ◎防災課長 聞いてございません。 ◆松本みつひろ 委員  私から最後に、ブロック塀の質問になっていくんですけれども、ブロック塀撤去・新設と連携して狭隘道路整備を進めていくというのは、とてもいいやり方だなということを改めて伺っていて感じたところではあるんですが、狭隘道路整備の側から見て、今回の追加施策によって、どのぐらいの道路延長に対して効果があるというふうに想定されているかというのを教えていただければと思っております。 ◎狭あい道路整備課長 すみません、先ほどそね委員の質問で、これまでの相談件数なんですけれども、先ほど18件と申したんですが、19件ございまして、実際は6件の申請があって、今年度中には6件分できる予定でございます。  ただいまの質問ですが、これまで1年間ちょっとぐらいで、そういった要望がございましたので、来年度は、今よりは助成額が3分の2になることで若干減ることが想定されますけれども、区内の狭隘道路は、新たな対象延長として213キロございますので、かなりの数に増えるんですが、これまでも、通学路かつ2項道路も38キロございました。それで6件ということで。ただ、申請者の持ち出しが増えますので、それで若干、自分が負担するとなるとちょっと遠慮する方もいらっしゃるのかと思いまして、大体年間20件ぐらいを想定しております。 ◆木梨もりよし 委員  特殊詐欺被害状況、御報告いただきましたが、最近よく、いろんな、不用品ありませんかとか、買取り業者さんとか、それから家のリフォームだとか、そういう電話が頻繁にかかってくるんですね。詐欺のやつは私のところにはあまりかかってこないんですが、そういう買取りだとかは構わず電話帳でやっているのか、何かよく分かりませんが、私の感じるところでは、お年寄り等、こういう電話によって、不適切ないろんなことが水面下で相当行われて、表にはあまり出ないかもしれませんが、これは消費者のいろんな相談のほうにも入ってくるのかもしれませんが、その辺の、事件になっているというか、そういうような状況を区として何か把握を……。むしろ詐欺よりもそっちの被害のほうが大きいんじゃないかなとずっと思っているんですが、その辺の把握はどんな感じになっているのか、ちょっと分かれば。水面下に入って分からない部分がいろいろあろうかと思いますが、何か傾向とかあれば、お聞かせいただければありがたいと思います。 ◎地域安全担当課長 消費者センターに行くもの、そういう件数というのは把握しておりません。消費者センターのほうで、悪質商法の中でも法の間をくぐってくるような民事に当たるようなもの、そういうものについて説明を適宜しているというふうに考えております。  被害のほうは、自動通話録音機をつけていただければ恐らく録音されたくない。録音されることが嫌な業者であれば、自動通話録音機は、電話が鳴る前に応答して、相手に特殊詐欺防止のために録音しますというふうに伝えるので、そこで切ってしまえばその後にはつながらないというのと、あとは、皆様には留守番電話の設定をお願いしているところであります。留守番電話については、全て、いるときも留守番電話にしていただければ、その内容、自分で用がなければ消去すればいいわけで、出てしまうとやはりきっかけをつくってしまうということで、特殊詐欺に関してそういう周知をしていますが、悪質な商法とか、そういうのにも使えるのではないかと思います。あと、迷惑防止機能付電話ですね。今電話を買うと、自動通話録音機と同じような機能がついておりますので、そういうもので防いでいただければと思っております。 ◆木梨もりよし 委員  消費者の相談は相当あるんじゃないかなと思うんですが、私がちょっとお聞きしたかったのは、事件に発展するような、そういうものがどんな感じになっているか。そういうものはあまり上がっていないということであればそれで結構ですが、区のほうで、そういう詐欺的な商法というか、そういうものも何かあるように見かけるんですが、その辺の掌握というか、あまりつかんでいなければそれで結構ですが、何かつかんでいればお聞かせいただければと思います。 ◎地域安全担当課長 その件について、捜査の状況とか、そういう事件があったとか、そういうのはちょっと私のほうでは把握しておりません。消費者センターのほうに来る相談の中で、警察に相談したりですとか、そういうのはもしかしたらあるかもしれないんですが、私どものほうでは把握はしておりません。 ○富田たく 委員長  では、一巡いたしましたので、再度質疑のある方は挙手願います。 ◆酒井まさえ 委員  続きなんですけれども、振り込め詐欺被害ゼロダイヤルの相談件数のことでお尋ねします。  特に還付金詐欺相談が前年度よりも509件増加しているんですけれども、この件に関して区で把握していることをお伺いします。 ◎地域安全担当課長 まず、還付金詐欺詐欺をかたられる人、これが区役所の国保年金課、あと介護保険課の職員とか、そういう区役所職員をかたることが多いということで、警察に聞くよりまず区役所の、しかも特殊詐欺に関する相談を受けるところに確認しようという方が多いということで、件数が多いというふうに考えております。 ◆酒井まさえ 委員  相談件数は増えているんですけれども、相談しても被害に遭ってしまった件数、また、相談して防止できた件数が分かっていましたらお願いします。 ◎地域安全担当課長 まず、被害を食い止めたというところは、相談していただいた方については被害を食い止めたのではないかというふうに考えております。  あと、先に相談したにもかかわらず被害に遭ってしまったというものについては、把握はございません。 ◆酒井まさえ 委員  警察と連携して行っているということを聞いていますので、そのところで連携をお願いします。  あとは、都内でも増えているということから、他区も増えている現状があるのではないかと思いますけれども、他区はどのように対応しているのかというところで、把握していましたらお伺いします。 ◎地域安全担当課長 他区も、相談というところはちょっとない。世田谷の、日中のみ相談を受けるというのは、当区の施策の後にやっているということで伺っておりますが、そのほかは、大量に自動通話録音機を貸与するということと、キャンペーンとか、当区と同じように周知することを主として、警察と防犯協会、そういうところと連携して特殊詐欺の周知に努めているというふうに考えております。 ◆酒井まさえ 委員  先ほどもお話しされていましたけれども、広報活動がとても大事だと思います。区も頑張っています。それでも被害が増えているところから、今後もより一層対策の強化が必要で、被害に遭わない宣伝や被害ゼロダイヤルの周知、これまで以上に知らせることが求められていると思います。工夫の状況とかも今お聞きしましたので、次に移ります。  ブロック塀安全対策についてですけれども、30年6月に地震の痛ましい事故が起こって、助成制度を国も31年度から創設しまして、区も30年11月から開始されましたけれども、改めて、区はその前に危険ブロック塀の対応をしてきたというふうにお聞きしましたけれども、そこでの危険ブロック塀件数とか、どのぐらいに達していたのか、お聞きしたいと思います。お願いします。 ◎耐震・不燃化担当課長 これまでの区のブロック塀対策でございますけれども、区では、初めに、昭和53年の宮城沖地震で、ブロック塀で亡くなった方がいらっしゃいまして、それを契機に、通学路避難路対象に、おおむね10年ごとに調査をしてまいりました。そして危険なものを改善指導してきたんですけれども、直近では平成19年から23年度にかけまして、約1万1,000件目視調査を行いまして、その中で特に危険と思われる4,000件を詳細調査を行いました。ただ、その直後、東日本大震災が起きまして、倒壊した塀もあったものですから、再度調査を行い、そして、特に改善指導が必要だというものを38件特定しました。そしてさらに、通学路に限らずですけれども、区民からいろいろな相談もございまして、そういったものを併せてこれまで指導してまいりました。  平成30年の大阪府北部地震の翌日には、これらをまた再調査しまして、危険なものは継続的に指導し、それから、11月にブロック塀改善の助成制度を創設しまして、通学路等における危険ブロック塀の解消に努めてきたところでございます。 ◆酒井まさえ 委員  この助成制度が開始されたときは通学路避難路ということだったんですけれども、我が党もこの事故を受けて申入れをしたときに、それ以外のところも、全区で危険ブロック塀があった場合は助成をということで求めてきましたけれども、それが広がったということはとても喜ばしいことだと思います。その背景にはいろいろあるんだと思うんですけれども、相談が多数寄せられてきたということで、その理由にもありましたけれども、この相談の件数、それ以外のところの件数が把握できていましたらお願いします。 ◎耐震・不燃化担当課長 ここに多数相談が寄せられていると書きましたけれども、電話とかで相当来ていましたので、申し訳ないんですが、件数のほうは把握してございません。 ◆酒井まさえ 委員  昨年6月に特別委員会の質疑の中で、危険ブロック塀の数が、そのときは145件ということで答えていただいています。その後、先ほどもちょっと件数の話は出ていましたけれども、もう一度改めて、今つかんでいる危険ブロック塀件数は幾つになりますか、お願いします。 ◎耐震・不燃化担当課長 現在、区が継続的に指導を行っている危険なブロック塀というのは46件ありまして、それから、助成制度を始めまして、区が調査をし、未改善となっているもの、合わせて166件が、区が把握している危険ブロック塀でございます。ただ、先ほどお示ししました点検のチェックポイントに該当するようなもの、これにつきましては区内に相当数あると思いますけれども、こちらのほうはちょっと調査されておりませんので、把握してございません。 ◆酒井まさえ 委員  今年度の助成件数が14件ということですけれども、年度末までには何件と予想されていますでしょうか。また、今年度の目標件数は何件としていますか、伺います。 ◎耐震・不燃化担当課長 資料のほうに、今年度1月までに12件助成したというふうに書いてございますけれども、年度末までに大体30件ぐらいまで増えると想定しております。  今年度の計画件数は、予算上50件程度を想定してございましたけれども、結果的には30件ということでございます。 ◆酒井まさえ 委員  今年度12件ということでしたけれども、このペースで、目標から見てどうなのかなというのがありますけれども、そこの工夫とかをお尋ねします。 ◎耐震・不燃化担当課長 先ほどもお答えしましたけれども、年度末に相談に来て、まだ助成制度を使っていない方に勧奨したりしまして、ようやく30件まで伸びたところでございますけれども、もう年度末ですので、取りあえず、今から勧奨しても年度内に工事が終わりませんので、今年度はこれくらいというところで締めたいと考えております。 ◆酒井まさえ 委員  危険ブロック塀件数が非常に多く、工事が速やかに行われるように、広報活動も大事なことだと思います。今後ますますの区の助成の周知強化を求めていきます。  また、相談会もされるということだったんですけれども、どのような場所で、回数はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎耐震・不燃化担当課長 相談会につきましては、現在も行っているんですけれども、区役所の1階ロビーにおきまして、月3回ほどやってございます。来年度も引き続き、そういった機会を捉えて相談に乗っていきたいと思います。 ◆酒井まさえ 委員  最後なんですけれども、危険ブロック塀の全区調査を改めてやるべきではないかと考えます。件数が出ていましたけれども、改めてもう一度やるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか、伺います。 ◎耐震・不燃化担当課長 全数調査についてですけれども、塀というのは、建物の建て替えとかそういったことで自然になくなっていくものとか、それから自主的に、助成がなくても直していく方とかいらっしゃって、それともう一つ、塀の届出制度がないものですから、全数調査をやって、その後の変化がなかなか捉えにくいというところがございます。そういったこともありまして、今までも10年置きとかに調査していたんですけれども、当面はこうした助成制度を使って危険な塀の改善を進めつつ、また考えていきたいと思います。 ◆酒井まさえ 委員  区民の命を守る観点からも、危険ブロック塀の一日も早い対応が求められていると思います。よろしくお願いします。  以上です。 ○富田たく 委員長  ほかに質疑はありませんか。──ないようですので、質疑を終結いたします。  以上で本日の災害対策防犯等特別委員会を閉会いたします。                           (午前11時02分 閉会)...