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令和 元年12月 4日文化芸術・スポーツに関する特別委員会−12月04日-01号

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  1. 杉並区議会 2019-12-04
    令和 元年12月 4日文化芸術・スポーツに関する特別委員会−12月04日-01号


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    令和 元年12月 4日文化芸術スポーツに関する特別委員会−12月04日-01号令和 元年12月 4日文化芸術スポーツに関する特別委員会                  目   次 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 東京2020組織委員会共催プログラムへの採択について ……………………… 3  (2) 東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取組について     ……………………………………………………………………………………… 4  (3) 東京2020パラリンピック聖火リレー実施日等について …………………… 4           文化芸術スポーツに関する特別委員会記録  日   時 令和元年12月4日(水) 午前9時58分 〜 午前11時02分  場   所 第3・4委員会室  出席委員 (12名)  委 員 長  小 林  ゆ み     副委員長  川 野 たかあき        委  員  佐々木  千 夏     委  員  田 中 ゆうたろう
           委  員  矢 口 やすゆき     委  員  松 浦  威 明        委  員  中 村  康 弘     委  員  大和田    伸        委  員  金 子 けんたろう     委  員  新 城  せつこ        委  員  渡 辺  富士雄     委  員  安 斉  あきら  欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 地域活性化担当部長         文化・交流課長事務取扱区民        オリンピックパラリンピック    生活部参事        パラリンピック連携推進担当部長           幸 内 正 治                岡 本 勝 実        オリンピックパラリンピック    スポーツ振興課長矢 花 伸 二        連携推進担当課長                大 澤 章 彦        産業振興センター所長        産業振興センター次長                齋 木 雅 之           馬 場 誠 一        障害者施策課長 河 合 義 人   生涯学習担当部長安 藤 利 貞        生涯学習推進課長事務取扱      済美教育センター所長        教育委員会事務局参事                平 崎 一 美                本 橋 宏 己        済美教育センター統括指導主事                東 口 孝 正  事務局職員 事務局次長   植 田 敏 郎   議事係長    蓑 輪 悦 男        担当書記    高 橋 知 久 会議に付した事件  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 東京2020組織委員会共催プログラムへの採択について   (2) 東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取組について   (3) 東京2020パラリンピック聖火リレー実施日等について                           (午前 9時58分 開会) ○小林ゆみ 委員長  ただいまから文化芸術スポーツに関する特別委員会を開会いたします。  《委員会記録署名委員の指名》 ○小林ゆみ 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほか、矢口やすゆき委員を御指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  《報告聴取》 ○小林ゆみ 委員長  これより報告を聴取いたします。  本日の報告事項は3件です。  質疑は、報告を一括して聴取した後に行いたいと存じます。  それでは、順次お願いいたします。   (1) 東京2020組織委員会共催プログラムへの採択について ◎文化・交流課長 私からは、東京2020組織委員会共催プログラムへの採択について御報告をいたします。  ことし8月に、日本フィル杉並公会堂シリーズコンサート実行委員会によるコンサートが、東京2020組織委員会との共催プログラムとして採択され、日本を代表する文化プログラムとして実施することが決定いたしました。  今回採択されました東京2020NIPPONフェスティバル共催プログラムですが、これは東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会が、日本が誇る文化芸術の力を国内外に強く発信することを目的に、自治体等との共催プログラムとして実施をする事業となっております。  共催プログラムの採択件数ですが、第1回の審議分が5件、今回の第2回の審議分が8件で、現在13件が採択されております。  今回採択された杉並区のプログラムアンセム・プロジェクト2020in Suginamiの内容でございますが、区の事業として年4回実施しておりますシリーズコンサートの1つを共催プログラムアレンジをして、世界の国歌や第2国歌のように各国で親しまれている愛唱歌、アンセムの演奏や合唱と、国内外の子供たち日本フィル交響楽団と一緒に国境を越えてオリジナルの音楽をつくったり公開リハーサルをする内容となっております。  主催は日本フィル杉並公会堂シリーズ実行委員会で、組織構成などについては記載のとおりとなっております。  私からは以上でございます。   (2) 東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取組について   (3) 東京2020パラリンピック聖火リレー実施日等について ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 私からは2件報告をいたします。  まず1件目ですが、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取組状況について御報告をいたします。  1件目の1つとして、区独自ボランティアTEAM NAMISUKE登録状況でございます。  東京2020オリンピックパラリンピック競技大会を契機に、これまでも行ってきたところですが、杉並区交流協会とか杉並区社会福祉協議会ボランティアセンターなどでボランティアの登録を行ってきました。このシステムを新たに更新しまして、区民が気軽にボランティアの活動を行えるような登録制度に組みかえをいたしまして、ことしの5月にスタートしたところです。11月20日現在の登録者数は637名、4団体ということで、これまで100名以上の方が大会関連イベントや区内のイベントに参加しているところです。分野別の登録状況は、重複登録もありますけれども、記載のとおりでございます。  1件目の2点目ですが、TEAM NAMISUKEオリジナルユニホームの制作ということでございます。昨年開催した区民懇談会におきまして、ボランティアの一体感や意識の向上、登録によるアドバンテージを創出するために、オリジナルユニホームを制作してはどうかというような提案を受けました。TEAM NAMISUKEの名前もそうなんですが、区民懇談会において、TEAM NAMISUKEについても、一定の何かオリジナルの名前をつけたほうがいいということで、登録者の方から投票していただいて、TEAM NAMISUKEという名前にしたものでございます。そのTEAM NAMISUKEオリジナルユニホームを制作いたしました。  委員長、ちょっとユニホームを提示してよろしいでしょうか。 ○小林ゆみ 委員長  はい。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 こちらがTEAM NAMISUKEユニホームでございます。ポロシャツ形式になっておりまして、ここになみすけが記載されておりまして、袖に2020という金色の文字がつけられております。裏側にはTEAM NAMISUKE SUGINAMI CITYというような文字が記載されてございます。  このユニホームにつきましては、区にゆかりのあるアーティストがデザインした案の中から、ボランティア登録者の方の投票によって選ばれたデザインをもとに、区の障害者施設希望の家で作成してございます。今ボランティアに参加している方にスタンプカードというものをお渡ししているんですが、それを3つ集めると、このユニホームと交換できるというような仕組みになってございます。先日2日に、今まで3つ集めた方は既にもう15人ぐらいいらっしゃるんですけれども、そのうち3人の方に来ていただいて、授与式を行ったところでございます。  1件目の3点目ですが、ラグビーワールドカップ2019におけるパブリックビューイングの実施ということでございます。  ラグビーワールドカップは盛況のうちに幕を閉じましたけれども、その機運醸成を目的としてパブリックビューイングを行ったところです。日程としては10月20日日曜日、ちょうど日本対南アフリカ戦、残念ながら負けてしまったんですけれども、午後7時から9時まで。場所は、せんだって杉並区と地域活性化包括連携協定を結んだセノンさんの施設であるセノンスポーツゼロというところで行いました。参加人数100名ということで、特に前半戦は拮抗した試合でしたので盛り上がって、観戦したお客様からも、大変よかったというような感想をいただいているところでございます。これを参考にして、本番のオリンピックパラリンピックに向けても、パブリックビューイングなどを実施していきたいというふうに考えてございます。  裏面をごらんください。区民懇談会委員の活動と実行委員会による事業の実施についてでございます。  区民懇談会は、今、3つのチームに分かれて活動をしているところでございます。地域活性チームにおきましては、10月6日日曜日、永福体育館においてビーチコートを活用した子供向けワークショップ、あるいはイタリアビーチバレーボールチームが来日した際にどのようなおもてなしができるかというようなワークショップを行いました。スポーツチームにおきましては、10月20日に桃三小で、昨年も実施したクリケットの大会を開催したところでございます。また、こどもチームについては、すぎなみフェスタの会場でビニール傘を利用したかるたの制作と競技体験を行ったところでございます。  ここには記載されておりませんが、すぎなみフェスタの中では、土曜日にはチャレンジアスリートということで、NO LIMITS CHALLENGE、東京都が行っているパラリンピックの支援のプログラムですけれども、陸上競技アスリートの春田さんという義足のアスリートの方に来ていただいて、義足体験とか、パラの5人制サッカー、いわゆるブラインドサッカーの体験をしていただきました。また、両日ともボルダリングを設置して、小さいお子さんから大人の方まで大変好評だったということでございます。また、イタリアフェアを開催いたしまして、イタリアの食文化だけでなくて、伝統工芸品とか、あとはイタリアチームを応援するための折り鶴を折ってもらおうというフェアの場所を設けました。また、区民オペラの方も参加していただいて、食事をとっているところに歌を歌っていただいて、非常に盛り上がった状況で盛況でございました。  また、週末には、12月7日、杉並区の交流協会で行う文化セミナーの中で、イタリアフェアというのをセシオン杉並で開催する予定でございます。  8日の日曜日は、中学校対抗駅伝があるんですが、ゲストアスリートとして、パラリンピックマラソンのトップアスリートであります西田宗城さんをお呼びして、エキシビション等を実施する予定でございます。  私からの2点目でございます。東京2020パラリンピック聖火リレー実施日等について概要が発表されましたので、御報告いたします。  パラリンピック聖火リレーの日程でございますが、令和2年8月13日から17日。これはまず、競技が開催されるのは東京都と静岡県、千葉県、埼玉県なんですが、競技開催都県以外の43の道府県でそれぞれ採火して、競技開催県へ向け出立する。東京都に向けて出立するということですね。それから、令和2年8月18日から20日までは、競技開催県、静岡県、千葉県、埼玉県において聖火リレーを行った後、東京都へ向けて出立する。令和2年8月21日は、東京都において聖火リレーを行った後、東京都で46の道府県の火を1つの火として集火式を行う。その集火を行った火について、8月22日から25日まで都内の区市町村においてリレーを行うということになっております。ちょっと複雑なんですけれども、そういう流れで聖火リレーを行うということです。  裏面をごらんください。  まず、東京都で行う聖火リレー実施自治体ということですが、21日、集火式の前には、新宿、中野、豊島、北、文京ということでリレーを行います。それで、21日の夜に全国から集まった火とこちらの火、それからパラリンピックの発祥の地であるイギリスのストーク・マンデビルというところで集火した火を一斉に集めて集火式を行います。22日から25日については、これらの記載のルートで聖火リレーを行うということでございます。  聖火リレーのそれぞれの日にちのコンセプトについては、見どころというところに記載してございます。  表面に戻っていただきます。  聖火ランナーの募集資格ですが、記載のとおり、年齢には一定の制限がありますが、国籍、性別は問わないということで、みずからの意思で火を安全に運ぶことができる方で、介添えのスタッフによるサポートも可能でございます。  応募期間につきましては、既に聖火リレースポンサーであります株式会社LIXILのほうでは募集が始まっております。11月27日から2月29日まで、各リレーを行う東京都、静岡、千葉、埼玉におきましては12月16日から2月15日までということです。  聖火ランナー選定の基本的な考え方、今後の予定については、記載のとおりでございます。  私からは以上でございます。 ○小林ゆみ 委員長  以上、一括して聴取いたしました。  これより、ただいまの報告に対する質疑に入ります。  それでは、質疑のある方は挙手願います。 ◆松浦威明 委員  先に東京2020組織委員会共催プログラムへの採択についてなんですけれども、令和2年の8月29日と30日にパラリンピック開催時に予定されているアンセム・プロジェクト2020in Suginamiについて、世界各国の国歌や第2の国歌のように親しまれている愛唱歌、アンセムの演奏や合奏を組み合わせたコンサートを行うとのことですけれども、アンセムというこの名称、これはどういった意図でつけたのか、教えていただければと思います。 ◎文化・交流課長 このアンセムというのはなかなかなじみのない言葉なんですけれども、国歌というのは日本の場合は法律で定めていますけれども、国歌を定めていない国というのもありまして、愛唱歌として親しまれているものをアンセムというふうに呼んでいまして、それを国歌のようにやっているところもありますので、今回その名前をつけさせていただいた。これは実行委員会でやっておりますので、日本フィルハーモニー交響楽団山田和樹指揮者がこういった活動をしているというところから、これを実行委員会で決めたというところでございます。 ◆松浦威明 委員  では、決めたのは杉並区じゃないということですね。 ◎文化・交流課長 杉並区だけでなく、実行委員会の中で決めたということでございます。 ◆松浦威明 委員  そのアンセムという言葉は、私なんかも聞いたことがない言葉で、なぜ皆さんがわかるような言葉を使わなかったのかちょっと不思議に思ったので、教えてください。 ◎文化・交流課長 これは日フィルの方ともお話をして、アンセムというのは、今委員が御指摘いただいたように、なかなかなじみがないものですので、ここのところが少し課題だなというのは実行委員会の中でも出ていましたけれども、あえて愛唱歌ということで、アンセムというものを知っていただくということも含めて、これに決めたということでございます。 ◆松浦威明 委員  それでは、そのコンサートの内容についてわかっていれば、細かく教えていただければと思います。 ◎文化・交流課長 8月29日から30日の2日間行う予定でございますけれども、まず、土曜日に公開リハーサルということで、クラシックになじみの薄い18歳以下の若者と、外国人の方を対象とした公開のリハーサルをやろうということになっております。  それから、多文化共生音楽ワークショップということで、小ホールのほうで、国内外の子供たち日本フィルの楽団員と一緒になりまして、国境を越えてオリジナルの音楽をつくっていくというワークショップを行います。  30日の日曜日に、アンセムコンサートということを今決めておりまして、ここには音を振動に変えて、ボディーソニックというようなことで、音を聞き取れない障害者の方にも来て、感じていただくような、そういう内容になっております。 ◆松浦威明 委員  愛唱歌のアンセムを取り入れてコンサートをやるということですけれども、世界各国アンセムを歌うんでしょうけれども、日本の国歌とかはどういった扱いになるのか教えてください。 ◎文化・交流課長 具体的にアンセムの選定は、いろいろと挙がってはいるんですが、まだそこのところ決めておりません。日本の国歌も含めてどういうふうにアレンジをしていくかというか組み合わせていくかというのは、これから決めていきますので、また細かい内容が決まりましたら、委員会のほうで御報告をさせていただきます。 ◆松浦威明 委員  細かい内容が決まっていないということで、ちょっとここで提案させていただきたいんですけれども、先日、自衛隊の音楽祭が代々木競技場であったんですが、その際に、米国初めベトナム、ドイツかな、参加していたんですけれども、そこの方たちが日本語でありがとうというふうに歌を歌いながら隊列を組んでやっていたんですね。それが皆さん、すごく好評だったということなので、世界中でいろいろな言葉がありますけれども、ありがとうという言葉は誰しもがいい言葉だなと思う言葉だと思うので、それを各国の言葉を使った何か音楽がアレンジできれば、誰しもが、世界中の人が楽しめるんじゃないかなというふうなことを要望させていただきたいと思います。
     そして、オリパラボランティアの件なんですけれども、現在136名、4団体が来ているということなんですが、オリパラが終わった後、このボランティアの方たちの取り扱いとか処遇というか、一体どうなるのか教えていただければと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 ボランティアにつきましては、これまでも登録をされていたということで、新しいシステムの中で登録を開始したということでございます。オリンピックパラリンピックを契機にボランティアの数をふやしていこうというところがその狙いでもありますけれども、大会の後もこういった活動を続けていっていただきたいというところで、1つのレガシーとして私たちはボランティアの活動の活性化というのを残していきたいというふうに考えてございます。 ◆松浦威明 委員  考えていただいているんだったら、もうそれで十分でございます。ぜひオリンピックパラリンピックが終わった後、杉並区で集めてきたボランティアの方、今後、地域を活性化するために地域総合型のコミュニティースポーツセンターとか、そういったものを検討する際にも、そういった方々の力というのは非常に重要かなと思っておりますので、ぜひその方たちに今後もいろいろなつながりを持っていただきたいと要望して終わります。 ◆矢口やすゆき 委員  まず、3番のパラリンピック聖火リレーについてお伺いしたいんですが、裏面の聖火リレーの自治体の中には杉並区は入っていないようにお見受けするんですけれども、その理由をお伺いできますでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 この選定ルートにつきましては、23区あるいは62市区町村では特にかかわってございません。東京都の聖火リレー実行委員会のほうで決めたものでございます。  ルートの選定の基本的な考え方ということで示されているものとしては、国内外から多くの人々が集い、新たな出会いが生み出される場所、多くの若者が集う町なかとか地域を代表するお祭りやイベントの会場、観光地、景勝地といったところを挙げているということで、残念ながら杉並区はリレーのルートには入っていませんが、集火式の終わった後、聖火ビジットということで、例えば平和であるとか共生社会であるとか、そういうシンボル的なところを、集火式の終わった火をランタンに分けてビジットをするという催し物がございます。それは今調査が来ておりますので、杉並区としてもぜひ訪れていただきたいというふうに要望しているところでございます。 ◆矢口やすゆき 委員  ぜひパラリンピックの聖火も杉並区のほうに来てくれるとうれしいなというふうに思っております。  聖火に関連して、今回はパラリンピックの聖火の話なんですけれども、前回の当委員会で、オリンピックのほうの聖火ランナーについての話がありました。正式な聖火ランナーの決定は令和元年12月以降の予定というふうな事項に関して、正式ランナー発表までのプロセスについて私のほうから確認させていただきましたが、組織委員会からは仮決定の通知後、正式決定が来るが、時期は未定ということでしたけれども、こちらのオリンピックのほう、聖火ランナー決定通知についての現状はいかがか、また、発表までのプロセスについてはどのように発表していく予定か、お伺いします。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 今、私どもが把握している状況の中では、まず、東京都の聖火リレーランナー実行委員会において、大会の組織委員会に10月末に推薦してございます。その部分につきましては、順次、12月12日ぐらいから発表の予定ということでございます。  まず、大会組織委員会から東京都の聖火リレー実行委員会のほうに連絡がございまして、東京都の聖火リレー実行委員会から東京都の持ち分のランナーについては区へ報告が来ます。本人宛てにも、聖火ランナー実行委員会から速報通知を出す予定でございます。そして、最終的には大会組織委員会から本人宛てに本通知が届くという流れになってございます。  ほかのスポンサーランナーについてはまだ未定でございまして、どういうふうに発表するのかというのは、まだこちらのほうでも確認できていないところでございます。ただ、本人宛てには、東京都の実行委員会本人宛てに通知するタイミングで、仮速報通知と、それから大会組織委員会からの本通知は行くというふうには確認してございます。 ◆矢口やすゆき 委員  今のお話で、12月12日に発表され、速報が本人に送られるということなんですけれども、それが対外的に、どなたが決定されましたというので区のサイトとかでも発表される形になるんですか。個人名というか、そこまでは出ない。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 区のほうにもどなたがというのは来ておりますので、どういう発表がいいのかというのは、少し都と確認をしながら、また、スポンサーランナーのこともありますので、確認して、皆さんが喜ばしいことですので、できるだけ速やかに発表できるような方法を検討したいというふうに考えてございます。 ◆矢口やすゆき 委員  前回の委員会では、以前、いきなりぼんと発表して、ほかの人から聞いて知ったとかということがない、今回速報でちゃんと当選ランナーにはまず連絡が行って、順を経ての発表ということでしたので、まずは安心しました。ぜひランナーの方たちには喜んで参加してもらいたいなというふうに思います。  続いて、区の取り組みについて、(2)に関連する話なんですが、東京2020に向けた取り組みに関して、前回、我が会派の大和田委員からの質疑の中で、インバウンドにもぜひ杉並区としても力を入れていきたい、阿佐谷七夕まつりや高円寺阿波おどりへの来場者、観光客誘致に取り組んでいくというふうな形で力強い答弁をいただきました。  その際、大勢の来場者が来た場合のキャパシティー、受け入れ体制については、民泊などで宿泊事業を進めている事業者もあり、キャパの増大について工夫していきたいというような答弁をいただきました。引き続きぜひとも大勢の来場者に向けた万全な受け入れ体制を進めていただきたいと考えますが、今回はその受け入れ体制の根幹とも言える宿泊事業である民泊について、ちょっと掘り下げてお伺いしたいと思います。  民泊は今いろいろと種類がありますが、東京2020オリンピックパラリンピックのビッグイベントを迎えるに当たりまして、官民一体となり、オール杉並の精神でおもてなしを実践するためには、イベント民泊が最も適しているのではないかなというふうに考えております。  御存じの方もいるかもしれませんが、イベント民泊とは、大規模イベントの際に宿泊施設不足を補う臨時措置として、自治体の要請により、旅館業の営業許可を持たない一般の住宅が提供するサービスのことです。大規模イベント開催時の宿泊施設不足を解消するためにとても有効な方法で、何より、実施のために必要な手続がとても簡単になっている。ガイドラインに従って、行政、杉並区が必要と判断すれば基本的には実施が可能なものになっています。行政がイベント民泊を必要と判断し、自宅や住宅の提供要請を受けたお宅がイベント民泊を行う。まさに官民一体、オール杉並の取り組みにもなり得るのではないかなというふうに考えます。  旅行者の日帰りを防ぎ、参加者の多くが開催地で宿泊できるようになれば、杉並区のストロングポイントでもある路地裏の文化、商店街などでイベント開催日の夜に食事や買い物をしたり、翌日には宿泊地近辺の観光、地元を回るといったような行為も行う余裕が生まれてくるのではないかというふうに考えます。イベント民泊の実施は地域での消費活動の増加にもつながるため、杉並区にとっても非常に有効な手段と言えます。  参考までに、イベント民泊の実績は、ほかの行政ですと、徳島市の阿波おどり、青森県弘前市の弘前ねぷたまつり、首都圏では千葉市において幕張メッセ等で行われる東京ゲームショウなどに合わせて実施されています。  直近では、ラグビーワールドカップ2019でも実施されました。エアビーアンドビー社発表によると、ラグビーワールドカップ開催期間中に、全国の宿泊者数は65万人に達したとのことです。これは前年同期比で1.5倍となり、イベント民泊を積極的に実施した効果であるとのことでした。  ちなみに、今回のラグビーワールドカップイベント民泊を実施したのは、12開催地のうち5地域、それぞれで、会場のある地域で宿泊することによって、日本の魅力を海外の方々に満喫してもらったというような話が出ています。  そこで、改めてお伺いいたします。東京2020大会期間中に限り、杉並区でもこのイベント民泊を活用することも一考に値すると思いますが、現状そのような動きはあるのでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 オリンピックパラリンピックを契機にということですので、私のほうから答弁させていただきます。  イベント民泊につきましては、実際、現状ではまだ杉並区では取り組んでいないというところでございます。ただ、オリンピックパラリンピックの期間は明らかに宿泊施設が足りないというところは事実だというふうに認識してございます。  たまたまなんですが、きょうの午後、観光庁の方が見えて、イベント民泊についての御相談をしたいということがございます。そうした中で、観光庁の方ともお話をして、杉並区でどのようなことができるのかというようなことも検討していきたいと思います。  また、イベント民泊とは別に、今、大会期間中の宿泊施設が不足しているということについては、区内の区立施設を一時的に宿泊施設に改修して、特に交流自治体の子供たちとかボランティアの方に宿泊していただきたいというようなことで検討を進めております。まだ決定ではございませんので、詳細についてはまだお話しできないんですけれども、そういう方策も考えているところでございます。 ◆矢口やすゆき 委員  ぜひきょうの午後の会談が有効なものになるといいなというふうに願っております。  最後になりますが、杉並区の強みである都市観光、アーバンツーリズムを最大限に満喫してもらうためにも、今お話ししたようなイベント民泊を初め、長い目で見れば、杉並区に観光客を誘致するという意味で、ホスト滞在型の民泊を地道にふやしていくことも重要だと考えますが、最後に区の見解をお伺いして、質問を終わりたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 今委員おっしゃったように、やはり滞在していただけないと、どうしてもそこの文化とかいろいろな催し物に参加しづらいというところがありまして、もちろん新宿とかからは近いわけですけれども、新宿に泊まっても、新宿とか浅草とかに行ってしまうということでは、杉並区の観光とかいいところを発信できないというところがあります。  一方で、通常の民泊については、今、確かな数字は持っていないんですけれども、180ぐらいの登録があるというふうに聞いてございます。住宅地ということもあって、一定の制限のもとに民泊事業を今やっているところなんですけれども、滞在型のそういうところをどういうふうにふやしていくかというのは、オリパラ契機ではありますけれども、関係所管とも連携して、また、きょうの午後の話も含めて検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆田中ゆうたろう 委員  今の議論を聞いておりまして、1つには、いかに多くの、特に外国人の観光客に杉並区に足を運んでいただくか、文化芸術を通じて足を運んでいただくかというのも大きな視点であるなというふうに改めて感じたんですけれども、それと同時に忘れてはいけないことは、アートというのは見る側だけじゃなくて、当然まずつくり手があって、そしてそれを鑑賞する側があって成り立つものでありまして、つくり手の側をどれだけ後支えしていくかということも1つのテーマであろうかというふうに思っております。  それで、「東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取組について」というのを読ませていただきました。「区民懇談会委員の活動と実行委員会による事業の実施」というところで、私もこの文スポにおきまして、口が悪くて恐縮ですけれども、ちょっとしょぼいんじゃないかとはっきり申し上げたことがありますし、他の委員からは、もう少し文化方面頑張ったらどうかという提言もなされていたかと記憶しております。地域活性、スポーツ、こどもというこの3項立ては変わっていないようですけれども、まずは、ちょっとしょぼいとか、あるいは文化もう少し頑張ってはどうかといったような働きかけというか提言について、どのようにお考えになってこの報告に盛り込まれているのかということを伺いたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 文化という部分では、どういうふうに具体的に取り組んでいくかというのが非常に難しいというふうに私は個人的には考えております。懇談会をやっていく中で、何か形にしていかなければいけないというところもあって、実績も残していかなければいけない。その中で、文化という一塊の言葉の中ではなかなか実現が難しいという部分もあって、今取り組めていないというのが現状なのかなというふうには考えております。  ただ、文化的な視点というのは、例えば週末にやる文化セミナーの中でイタリアを取り上げたりとか、そういったところとか、文化・交流課とも連携していろいろな取り組みをしていますので、懇談会の中ではなかなか難しいという部分もありますけれども、そういった取り組みをないがしろにしているというわけではありませんので、御理解いただければと思います。 ◆田中ゆうたろう 委員  なるほど、よくわかりました。確かに行政のサイドからすると、文化というのはなかなか難しい領域であるのかなというふうに今の答弁を伺っていても思うんですけれども、ここで1つ私から提案してみたいと思いますのが、例えば他の委員の提言にもありましたように、オリンピックパラリンピック自体は、スポーツだけじゃなくて文化の祭典でもある、あるいは芸術の祭典でもある、これは論をまたないとして、じゃ具体的にどういう支援のあり方があるのかなと考えたときに、今、東京都の、これは東京都じゃなくて、公益財団法人東京都歴史文化財団という財団がございまして、そこがさまざまな都内の文化事業を助成して、そして採択をされますと、Tokyo Tokyo FESTIVALの公式プログラムと位置づけられるというようなことをやっているわけですね。  これは東京都歴史文化財団がやっていることですから、一区のことではないので、いろいろな取り組みがあるかと思うんですけれども、でもやはり杉並区を中心に行われている取り組みもあると思うんですね。例えば西荻窪地域で、これは都立善福寺公園を主な会場としているんだと思いますけれども、そういった団体もあるというふうに聞いております。例えばそういう杉並区をメーンに行われるような採択事業について、私がそのホームページなどで確認したところだと、杉並区や杉並区教育委員会が既に後援は行っているようですけれども、それだと、ふだんの区や区教委の後援事業とさして変わりはないということになるので、いま一歩踏み込んで、2020年のこの契機に合わせて、とりわけて何か杉並区で後押しするというようなことはできないのかどうか、ちょっと見解を伺います。 ◎文化・交流課長 今委員が言われたアーツカウンシルの助成金の件ですけれども、これについては過去、東京高円寺阿波おどりが申請をして採択されたということもあります。  今回、私のほうで御報告申し上げましたアンセム・プロジェクトについて、アーツカウンシルのほうに申請をしております。今委員から言われたように、各地域の民間団体がやるようなところのものについては、そういった情報がもし行っていないといけないということもありますので、区のほうでもそういったものを周知するようには努めていきたいなというふうに思います。 ◆田中ゆうたろう 委員  お願いしたいと思います。冒頭に申し上げたように、文化芸術の支援というのは、見る側を育むだけじゃなくて、つくり手を育むということも忘れてはならない視点でありますので、ぜひ前向きにお願いしたい。また、具体的にどのような後ろ盾ができるのかということも引き続き検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○小林ゆみ 委員長  ほかに質疑はありませんか。 ◆金子けんたろう 委員  1点だけ。区独自ボランティアのことについて伺いたいんですけれども、大会組織委員会ボランティア募集要項を見てみると、「活動に当たりお渡しする物品等」ということで、「ボランティア活動向けの保険」が定められています。区の独自ボランティアというのはどういう扱いになっているのかというふうに思いまして、その辺を伺いたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 区の独自ボランティアにつきましては、それぞれ個々のイベントに参加していただくわけですので、そういったところでボランティア保険に加入するというふうな形になっております。 ◆金子けんたろう 委員  ボランティアに登録した方が、自分で自主的に入っていただくということですか。それで費用は自分持ちということですかね。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 それぞれの事業として全体に保険に入っているというような形になりますので、個々のボランティアの方が保険の費用を負担するということではございません。 ◆金子けんたろう 委員  では、何かけがをしてしまった、またはボランティア活動の中で何か損害を与えてしまった、そういう場合においては、その保険が適用されるから、ボランティアの方は安心して活動できますよという理解でいいんですか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 基本的にはそういう理解でよろしいかと思います。 ◆金子けんたろう 委員  そのあたり、ぜひボランティアに、自主的に参加していただいている区民の方にも、ぜひ安心して活動していただけるようなアナウンスを要望して終わります。 ◆佐々木千夏 委員  区民の方から数点お尋ねがありました。防災・防犯ボランティアの方、126名も来ていただいて、本当にありがたいと私も思っております。この防災・防犯のボランティアの方、民泊のほうでのお尋ねがあったんですけれども、万一トラブルがあった場合は、民泊のボランティアの方の対応になるのか、それとも防災・防犯のボランティアの方に対応していただくことになるのか。  また、先日の報道で、川崎市役所で暴れて職員の方が刺されたという大変痛ましい事件、ショッキングな事件がありまして、区民の方から、報道を見て、そのときに年齢であるとか本名であるとか全く公表がなかった。大変心配である。万一区内で、あってはならないことであるけれども、もしこうした犯罪があった場合は、区としてはちゃんと国籍や本名を全て明らかにすべきではないか。今回の川崎市の職員の方が刺されたという事件では、名前や年齢すら、ただ男であるという性別しか報道がなされていなかった。こうしたことに対して大変に心配であるという要望。  あともう1点。万一、自衛隊の方が出動していただくような、台風被害などそうした被害が、天災や事故等々あった場合、自衛隊の方々の対応に関しまして、現地で必要な物資を調達しなければならないとか、ここまでほかの部署から来ていただく高速道路の費用も負担するとか、さまざまな自衛隊の方に対する、食事も立ったまま、カレーの袋を…… ○小林ゆみ 委員長  佐々木委員、報告案件に沿った質疑をお願いいたします。 ◆佐々木千夏 委員  はい、済みません。そうしたことがないように、区としてぜひ自衛隊の方には特段の対応をしていただきたいという、今回のオリンピックパラリンピックの期間中、こうした要望がありましたので、ぜひよろしくお願いいたします。 ◆安斉あきら 委員  出ませんでしたので、確認なんですけれども、いろいろとこの間、来年のオリンピックに向けて対応していただいていることがわかりました。  ちょっと確認したいんですが、機運の醸成ということで、これまで我が会派、私も個人的な議員として発言を何回もしていますけれども、今回、競技大会開催に向けた区の取り組みで3番目の「ワールドカップ2019におけるパブリックビューイングの実施」ということで、これはセノンさんのほうでやられたということなんですけれども、これはセノンさんが自発的にやったのか、それとも区の依頼でやったのか、ちょっと先にそれを確認させてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 セノンさんが自発的ということではございません。たまたまJ:COMさんがその放映権を持っていて、会場を探す中でセノンさんに、ちょうど協定を結んで第1号の事業になるということで協力を要請して、セノンさんのほうで快く引き受けていただいたというような経過でございます。 ◆安斉あきら 委員  来年いよいよオリンピックイヤーということで、夏にはオリンピックパラリンピックが開催されます。杉並区として、イタリアがキャンプを張ってやるということで、杉並区も支援をしていくということになるんですけれども、日本チームもそうなんですけれども、このパブリックビューイングについて、予算との兼ね合いがあるので、まだ予算が出ていませんから、言えるところと言えないところがあるんですが、所管としてこんなような形でイタリアチームを応援していくとか、その辺のお考えというのは今ありますか。ちょっとお聞かせいただきたいんですけれども。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 もちろん、イタリアチームについて杉並区で応援していこうという気持ちは強く持っております。ただ、パブリックビューイング等につきましては、かなり前から申請をしなきゃいけないというところもありまして、実際、イタリアチームの試合が何月何日の何時に行われるかというのが確定しにくいというところがございます。うまく条件に合って、申請も速やかに通るようであれば、そういった確定情報の中でやるということは考えたいと思います。  今予定しているのは、杉並出身の選手、例えば7人制ラグビーの平野優芽さんとか、先日、日本の大会で優勝したバドミントンの渡辺選手、そういった選手が確率的にかなり出そうな日にちをちょっと押さえておりまして、そこでどこかの場所でパブリックビューイングをしたいなというふうに考えてございます。 ◆安斉あきら 委員  今の答弁で、パブリックビューイングといっても、申請をしなきゃいけないということで、難しいということはよくわかりました。  ただ、せっかくイタリアと協定を結んでいるわけですし、他の日本人選手を応援するというのもあれなんですけれども、なかなかこの間、オリンピックのチケットの入手が困難だということで、報道でもありますように、じゃあ御自宅でテレビを見るのか、それもいいと思うんですけれども、みんなで一緒の施設で見られたほうがいいのかなという部分もあるので、今聞いて、いろいろと難しさがあるようですけれども、早目にその辺のところを、これは質疑を通して今わかったことなので、まとめていただいて、杉並区としてはこういうふうな取り組みでパブリックビューイングをやるよみたいな形の周知はしてもらいたいと思うんですね。知らなければその場所に行くこともできませんし、こんな形で盛り上げていきますよみたいな告知をすれば、それなりに人も集まっていくと思います。またそれと同時に、私ども会派のほうから、オリンピックに向けた産業振興的な、商店街振興的な話もしていますので、そういうのとうまく連動できるのかも含めて、少し検討していただきたいと思いますので、この辺どうでしょうかね。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 パブリックビューイングにつきましては、今委員も御理解いただいたように、ちょっと複雑な手続があったりとか、時間がかかったりというところもありますが、大会間近になれば、もう少し臨機応変な対応ができるのではないかなというふうに期待はしております。  また、周知については、やはりお金がかかるところでございますので、予算が確定しましたら、こういった形でやりたいというようなことを周知していきたいというふうに考えてございます。 ◆安斉あきら 委員  ぜひよろしくお願いしたいと思います。周知の方法なんですけれども、せっかく広報を出されていますので、私が思っているのは、オリンピックの期間に向けたオリンピック特集号みたいな広報をつくっていただいて、それでやることも多分できると思います。ぜひその辺は工夫していただければと思いますので、それを要望して終わりにしたいと思います。 ◆渡辺富士雄 委員  ちょっと1点気になることがあったので、質問します。  聞き間違いかどうかわからないんですけれども、文化プログラムというか、文化に関して、さっきオリパラ担当の課長が、なかなか難しいと個人的見解を言ったんですけれども、それは文化プログラムの具体的な継続ということか。懇談会のほうでも何か難しいみたいな話をしているんですけれども、オリパラ文化プログラムについて私もかなり話もしましたし、いろいろな提案もさせていただきました。1年を切って、この期に及んでそんな答弁、言葉が出ること自体がどうかなというふうに正直言って思うんですよ。何もやらないわけではないんでしょうけれども、実際にやっていることもあるでしょう。ただ、それに対してそういうコメントが出るということは、余り自信持って取り組みができていないのかどうか、その辺ちょっと伺います。 ◎文化・交流課長 先ほど課長からの答弁は、あくまでも懇談会委員のやる事業の中で文化事業をやるのはなかなか難しいというような答弁だったと思います。  ただ、文化プログラムにつきましては、文化・交流課のほうでさまざまこの間もやっておりますし、今回御報告したアンセム・プロジェクトもその一環としてやりますので、区としてはさまざまな文化プログラムには取り組んでまいりますので、御理解いただければと思います。 ◆渡辺富士雄 委員  そういうフォローが欲しかったというか、そこで終わってしまったら何もやらないのみたいな話にもなりますからね。難しいのは重々わかっております。ただ、レガシーとしてしっかり残していかなきゃならない部分もありますので、力を入れて、杉並区、ビーチバレーの部分だけではなくて、文化のほうでも芽出しができるようにお願いしたいと思います。  もう1点。ボランティアの話ですけれども、サイトに今つなごうとしたらつながらないんですね。ホームページに今何かふぐあいがあるという話もあるんですけれども、QRコードでやると、スマホのほうはきれいに出ました。ちょっとどうかなというふうに思いますので、ウエブサイトもせっかくつくっているんですから、ちゃんとつながるようにしてもらいたい。  確認しますけれども、これは年齢制限ってあるんでしたっけ。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 区独自のボランティアについては年齢制限はありません。ですから、今実際に登録されている年齢の幅でいきますと、14歳から85歳ぐらいまで、平均年齢が48歳というような形でございます。 ◆渡辺富士雄 委員  教育委員会がいるので。学校のほうにボランティアの周知というんですか、14歳がいるということは中学生がいるということなんでしょうけれども、小中、この辺のPRというか、その辺の話はどうなっているんですか。 ◎済美教育センター所長 このことについてはまだ周知してございませんので、きょうお話をいただきましたので、どこかで機会を見つけて話ができたらなと考えてございます。 ◆渡辺富士雄 委員  そういうことですよね。もう1年切ってやっていて、ボランティアの登録、当初私も中学生から、高校生かな、東京都のボランティアは年齢制限でできないということで、ぜひ区で参加したいという話をさせていただいたと思うんですね。だから、小中学生、特に中学校は中学生レスキューというボランティア活動が非常に活発になっていまして、オリンピックボランティアやれるよということは早く周知していただければと思います。 ◆田中ゆうたろう 委員  ちょっと聞き忘れた点もありますので、済みません。今の他の委員の意見を聞いていても、やはり文化芸術というのはつくり手を育むということを行政の側にはしっかりと銘肝していただきたいんですよ。そこから始まるんです。役人さんに何か文化芸術をつくれという話じゃないんですよ。ただ、区民の間にそういう文化芸術に携わるということの機運を後押しするということが、行政の文化芸術支援策の要諦ではないかと私は思います。  大事なことを聞き漏らしておりましたのは、東京2020組織委員会共催プログラムへの採択についてという報告を聞いて、日本フィル杉並公会堂シリーズ実行委員会主催のプログラムが採択されたということで、杉並公会堂が2020に向けて杉並区の文化芸術発信に一役も二役も買っているということは確認をいたしました。  座・高円寺は、この2020に向けて何かやっているんですか。 ◎文化・交流課長 座・高円寺として2020オリンピックに何かとりわけ独自の事業をやるということは、今は考えておりません。 ◆田中ゆうたろう 委員  そういうところがやはり全然物足りないんですよね。この報告書を見ましても、「2.採択されたプログラム」の(3)の1のところに杉並公会堂の説明があって、「杉並区の文化発信の拠点」というようなことが書いてありますけれども、やはり座・高円寺は何をやっておるんだという気になります。  それで、座・高円寺についてももっとちゃんとやってもらいたいという観点から少しお尋ねさせていただきますけれども、先日も杉並公会堂のスタジオA、B、C、D、Eと5つのホールがあって、抽せん会に50の団体が集まって、やれ、どこの日にちがとれる、とれないというようなことを、3月のどこのホール、とれる、とれないということを1時間も1時間半もかけて区民の方々が抽せん会に集まっておられるわけですよ。一般質問とかでもるる聞いておりますけれども、どうして座・高円寺の地下稽古場を区民に開放しないのか。杉並公会堂のスタジオAからEに対するあの区民の利用需要を考えると、とても納得ができないんですけれども、いかがでしょうか。 ◎文化・交流課長 その御質問についてはるるお答えをさせていただきましたけれども、座のほうは主催・提携事業ということで、座1を使って、年間を通じて約30事業ほど公演をやっておりますので、その公演の稽古でそこを使っているということで、一般の貸し出しが今はできない状況だということで御理解いただければと思います。 ◆田中ゆうたろう 委員  今の私の質問は、2020を契機に、杉並区の文化芸術の発信拠点として座・高円寺は何をやっているのかという話をしているんですね。そして、杉並区の文化芸術、杉並区だけじゃないと思うけれども、行政における文化芸術支援の要諦は、要するに、区民の間につくり手としての熱意だとか活動する場ですとか、作品制作する機会を与えるということなんですよ。そこが弱いんだと思うんです。だから、さっきの他の委員のようなちょっとお叱りみたいな声も出てくるんだと思いますよ。  それで、もう一つ私が聞きたいのは、おとといも消防団による普通救命講習が座・高円寺で職員対象にありまして、私も団員として参加させていただきましたけれども、これを阿波おどりホールでやっているんですよ。あの広いホールを、別にこの広さ、午後の時間帯占有する必要はないよなと思うような人数でした。はっきり言って、もっと小さな空間でできると思います。広い阿波おどりホールを職員用の講習で使ってしまうのは非常にもったいない。区民を優先しているとはとても言えない。地下稽古場は使えなかったんでしょうか、確認していますか。 ◎文化・交流課長 今、使えなかったかどうかというのは手元に何もありませんので、お答えができかねます。 ◆田中ゆうたろう 委員  そうでしょうけれども、でも、文化芸術を本当に真面目に支援しよういう気があるんだったら、指定管理者に何もかも任せておくんじゃなくて、そういうところから始まるんですよ。小さなことかもしれないけれども、そういうことをしっかり確認をして、本当に区民の文化芸術の発信のために利用されているかどうかということの、私はこだわりが欠けていると思う。だから、結果的に、2020年についてこういう貧弱な報告書になるわけですよ。それについてどうですか、部長。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当部長 座・高円寺は御存じのとおり指定管理ですので、1年を通じて館の運営というのはお任せしているところです。  先ほどお話のあった消防団の訓練ですけれども、それについても、当日何人来るかというところの予定もございましたでしょうし、そういった訓練は一般的にある程度の広さがないと、狭いところでぎゅうぎゅうでやるものではないのかなというふうには思ってございます。 ◆田中ゆうたろう 委員  私は参加していたからわかりますけれども、あんな広いスペースは必要ないです。地下稽古場のどこかで足りたはず。 ○小林ゆみ 委員長  報告案件に沿った内容でお願いします。 ◆田中ゆうたろう 委員  それで、どうして私がこういう質問をしているかというと、御存じのように指定管理者に任せていますのでとおっしゃったけれども、あれは区の施設ですよ。区民の税金で成り立っている劇場です。そして来年、せっかく2020年文化の祭典、芸術の祭典でもあるという契機、好機が到来するにもかかわらず、杉並公会堂に比べて座・高円寺は特段の取り組みもやっていないということが、今の答弁で明らかになったわけじゃないですか。どうして、こうして一方の杉並公会堂でこれだけのことをやっているのに、座・高円寺では何もやらないで、それを手をこまぬいて見ているのかというのが私の質問の趣旨なんですけれども、いかがですか。 ◎文化・交流課長 とりわけ公会堂で今回オリンピックのためだけにやっているということではなくて、先ほど御説明しましたように、シリーズコンサートという既存の事業を工夫をして、今回これをやっていこうということで日フィルと話し合いをして、やったということ。  それから、座・高円寺につきましては、先ほど部長からも御答弁したように、年間を通じてさまざまなプログラムをやっておりますので、何かオリンピックに特化してやるということではなくて、1年を通じた文化の取り組みをしているということで御理解いただければと思います。 ○小林ゆみ 委員長  田中委員、座・高円寺の運営に関する件は本日の案件から外れますので、御留意ください。 ◆田中ゆうたろう 委員  これで最後にしますけれども、杉並公会堂でこれほど目覚ましいいろいろな活動が採択されて、2020年を契機とした杉並の文化芸術の発信の事業として区民の文化芸術の後援に資しているのに、座・高円寺が、今の部長、課長の答弁に見受けられるように、別に特段2020年に特化してやっているというわけではないとか、あるいは通年でやっているだとか、そういった答弁は非常に後退的に聞こえます。ぜひ、今回の2020を契機に、座・高円寺の抜本的な改革にも着手をしていただきたいというふうに思います。いかがですか、最後に伺っておしまいにします。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当部長 今課長からお話ししましたように、2020という冠をつけた事業はございませんが、杉並公会堂と甲乙つけがたい文化的な事業を座・高円寺ではこれまでも、これからも行っていくものというふうに私は思っておりますし、信じております。 ◆松浦威明 委員  短く1点だけ。先ほど金子委員がボランティアの保険についてお伺いしましたけれども、その保険って、杉並区がボランティアを募集して、イベントを企画している方にその保険を適用するというか、その保険で賄うというのはちょっと問題があるのかなと思うのが、その保険というのは、入っているか入っていないかというのは、きちっと杉並区は把握しているのかどうか、その1点だけお願いいたします。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 基本的に、ボランティアに参加していただくイベントについては、区が主催なりしている事業ですので、区が責任を持って保険に加入するということの理解でおります。 ○小林ゆみ 委員長  ほかに質疑はありませんか。──ないようですので、質疑を終結いたします。  以上で本日の文化芸術スポーツに関する特別委員会を閉会いたします。
                              (午前11時02分 閉会)...