そして、
オリパラの
ボランティアの件なんですけれども、現在136名、4団体が来ているということなんですが、
オリパラが終わった後、この
ボランティアの方たちの取り扱いとか処遇というか、一体どうなるのか教えていただければと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 ボランティアにつきましては、これまでも登録をされていたということで、新しい
システムの中で登録を開始したということでございます。
オリンピック・
パラリンピックを契機に
ボランティアの数をふやしていこうというところがその狙いでもありますけれども、大会の後もこういった活動を続けていっていただきたいというところで、1つのレガシーとして私たちは
ボランティアの活動の活性化というのを残していきたいというふうに考えてございます。
◆
松浦威明 委員 考えていただいているんだったら、もうそれで十分でございます。ぜひ
オリンピック・
パラリンピックが終わった後、杉並区で集めてきた
ボランティアの方、今後、地域を活性化するために
地域総合型の
コミュニティースポーツセンターとか、そういったものを検討する際にも、そういった方々の力というのは非常に重要かなと思っておりますので、ぜひその方たちに今後もいろいろなつながりを持っていただきたいと要望して終わります。
◆
矢口やすゆき 委員 まず、3番の
パラリンピック聖火リレーについてお伺いしたいんですが、裏面の
聖火リレーの自治体の中には杉並区は入っていないようにお見受けするんですけれども、その理由をお伺いできますでしょうか。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 この
選定ルートにつきましては、23区あるいは62市区町村では特にかかわってございません。東京都の
聖火リレー実行委員会のほうで決めたものでございます。
ルートの選定の基本的な考え方ということで示されているものとしては、国内外から多くの人々が集い、新たな出会いが生み出される場所、多くの若者が集う町なかとか地域を代表するお祭りや
イベントの会場、観光地、景勝地といったところを挙げているということで、残念ながら杉並区はリレーのルートには入っていませんが、集火式の終わった後、
聖火ビジットということで、例えば平和であるとか
共生社会であるとか、そういうシンボル的なところを、集火式の終わった火をランタンに分けてビジットをするという催し物がございます。それは今調査が来ておりますので、杉並区としてもぜひ訪れていただきたいというふうに要望しているところでございます。
◆
矢口やすゆき 委員 ぜひ
パラリンピックの聖火も杉並区のほうに来てくれるとうれしいなというふうに思っております。
聖火に関連して、今回は
パラリンピックの聖火の話なんですけれども、前回の当委員会で、
オリンピックのほうの
聖火ランナーについての話がありました。正式な
聖火ランナーの決定は
令和元年12月以降の予定というふうな事項に関して、
正式ランナー発表までの
プロセスについて私のほうから確認させていただきましたが、
組織委員会からは仮決定の通知後、
正式決定が来るが、時期は未定ということでしたけれども、こちらの
オリンピックのほう、
聖火ランナーの
決定通知についての現状はいかがか、また、発表までの
プロセスについてはどのように発表していく予定か、お伺いします。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 今、私どもが把握している状況の中では、まず、東京都の
聖火リレーランナーの
実行委員会において、大会の
組織委員会に10月末に推薦してございます。その部分につきましては、順次、12月12日ぐらいから発表の予定ということでございます。
まず、
大会組織委員会から東京都の
聖火リレーの
実行委員会のほうに連絡がございまして、東京都の
聖火リレー実行委員会から東京都の持ち分の
ランナーについては区へ報告が来ます。
本人宛てにも、
聖火ランナーの
実行委員会から
速報通知を出す予定でございます。そして、最終的には
大会組織委員会から
本人宛てに本通知が届くという流れになってございます。
ほかの
スポンサーランナーについてはまだ未定でございまして、どういうふうに発表するのかというのは、まだこちらのほうでも確認できていないところでございます。ただ、
本人宛てには、東京都の
実行委員会が
本人宛てに通知するタイミングで、仮
速報通知と、それから
大会組織委員会からの本通知は行くというふうには確認してございます。
◆
矢口やすゆき 委員 今のお話で、12月12日に発表され、速報が本人に送られるということなんですけれども、それが対外的に、どなたが決定されましたというので区のサイトとかでも発表される形になるんですか。個人名というか、そこまでは出ない。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 区のほうにもどなたがというのは来ておりますので、どういう発表がいいのかというのは、少し都と確認をしながら、また、
スポンサーランナーのこともありますので、確認して、皆さんが喜ばしいことですので、できるだけ速やかに発表できるような方法を検討したいというふうに考えてございます。
◆
矢口やすゆき 委員 前回の委員会では、以前、いきなりぼんと発表して、ほかの人から聞いて知ったとかということがない、今回速報でちゃんと
当選ランナーにはまず連絡が行って、順を経ての発表ということでしたので、まずは安心しました。ぜひ
ランナーの方たちには喜んで参加してもらいたいなというふうに思います。
続いて、区の取り組みについて、(2)に関連する話なんですが、東京2020に向けた取り組みに関して、前回、我が会派の大和田委員からの質疑の中で、インバウンドにもぜひ杉並区としても力を入れていきたい、阿佐谷七夕まつりや高円寺阿波おどりへの来場者、観光客誘致に取り組んでいくというふうな形で力強い答弁をいただきました。
その際、大勢の来場者が来た場合のキャパシティー、受け入れ体制については、民泊などで宿泊事業を進めている事業者もあり、キャパの増大について工夫していきたいというような答弁をいただきました。引き続きぜひとも大勢の来場者に向けた万全な受け入れ体制を進めていただきたいと考えますが、今回はその受け入れ体制の根幹とも言える宿泊事業である民泊について、ちょっと掘り下げてお伺いしたいと思います。
民泊は今いろいろと種類がありますが、東京2020
オリンピック・
パラリンピックのビッグ
イベントを迎えるに当たりまして、官民一体となり、オール杉並の精神でおもてなしを実践するためには、
イベント民泊が最も適しているのではないかなというふうに考えております。
御存じの方もいるかもしれませんが、
イベント民泊とは、大規模
イベントの際に宿泊施設不足を補う臨時措置として、自治体の要請により、旅館業の営業許可を持たない一般の住宅が提供するサービスのことです。大規模
イベント開催時の宿泊施設不足を解消するためにとても有効な方法で、何より、実施のために必要な手続がとても簡単になっている。ガイドラインに従って、行政、杉並区が必要と判断すれば基本的には実施が可能なものになっています。行政が
イベント民泊を必要と判断し、自宅や住宅の提供要請を受けたお宅が
イベント民泊を行う。まさに官民一体、オール杉並の取り組みにもなり得るのではないかなというふうに考えます。
旅行者の日帰りを防ぎ、参加者の多くが開催地で宿泊できるようになれば、杉並区のストロングポイントでもある路地裏の文化、商店街などで
イベント開催日の夜に食事や買い物をしたり、翌日には宿泊地近辺の観光、地元を回るといったような行為も行う余裕が生まれてくるのではないかというふうに考えます。
イベント民泊の実施は地域での消費活動の増加にもつながるため、杉並区にとっても非常に有効な手段と言えます。
参考までに、
イベント民泊の実績は、ほかの行政ですと、徳島市の阿波おどり、青森県弘前市の弘前ねぷたまつり、首都圏では千葉市において幕張メッセ等で行われる東京ゲームショウなどに合わせて実施されています。
直近では、
ラグビーワールドカップ2019でも実施されました。エアビーアンドビー社発表によると、
ラグビーワールドカップ開催期間中に、全国の宿泊者数は65万人に達したとのことです。これは前年同期比で1.5倍となり、
イベント民泊を積極的に実施した効果であるとのことでした。
ちなみに、今回の
ラグビーワールドカップで
イベント民泊を実施したのは、12開催地のうち5地域、それぞれで、会場のある地域で宿泊することによって、日本の魅力を海外の方々に満喫してもらったというような話が出ています。
そこで、改めてお伺いいたします。東京2020大会期間中に限り、杉並区でもこの
イベント民泊を活用することも一考に値すると思いますが、現状そのような動きはあるのでしょうか。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 オリンピック・
パラリンピックを契機にということですので、私のほうから答弁させていただきます。
イベント民泊につきましては、実際、現状ではまだ杉並区では取り組んでいないというところでございます。ただ、
オリンピック・
パラリンピックの期間は明らかに宿泊施設が足りないというところは事実だというふうに認識してございます。
たまたまなんですが、きょうの午後、観光庁の方が見えて、
イベント民泊についての御相談をしたいということがございます。そうした中で、観光庁の方ともお話をして、杉並区でどのようなことができるのかというようなことも検討していきたいと思います。
また、
イベント民泊とは別に、今、大会期間中の宿泊施設が不足しているということについては、区内の区立施設を一時的に宿泊施設に改修して、特に交流自治体の
子供たちとか
ボランティアの方に宿泊していただきたいというようなことで検討を進めております。まだ決定ではございませんので、詳細についてはまだお話しできないんですけれども、そういう方策も考えているところでございます。
◆
矢口やすゆき 委員 ぜひきょうの午後の会談が有効なものになるといいなというふうに願っております。
最後になりますが、杉並区の強みである都市観光、アーバンツーリズムを最大限に満喫してもらうためにも、今お話ししたような
イベント民泊を初め、長い目で見れば、杉並区に観光客を誘致するという意味で、ホスト滞在型の民泊を地道にふやしていくことも重要だと考えますが、最後に区の見解をお伺いして、質問を終わりたいと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 今委員おっしゃったように、やはり滞在していただけないと、どうしてもそこの文化とかいろいろな催し物に参加しづらいというところがありまして、もちろん新宿とかからは近いわけですけれども、新宿に泊まっても、新宿とか浅草とかに行ってしまうということでは、杉並区の観光とかいいところを発信できないというところがあります。
一方で、通常の民泊については、今、確かな数字は持っていないんですけれども、180ぐらいの登録があるというふうに聞いてございます。住宅地ということもあって、一定の制限のもとに民泊事業を今やっているところなんですけれども、滞在型のそういうところをどういうふうにふやしていくかというのは、
オリパラ契機ではありますけれども、関係所管とも連携して、また、きょうの午後の話も含めて検討していきたいというふうに考えてございます。
◆田中ゆうたろう 委員 今の議論を聞いておりまして、1つには、いかに多くの、特に外国人の観光客に杉並区に足を運んでいただくか、
文化芸術を通じて足を運んでいただくかというのも大きな視点であるなというふうに改めて感じたんですけれども、それと同時に忘れてはいけないことは、アートというのは見る側だけじゃなくて、当然まずつくり手があって、そしてそれを鑑賞する側があって成り立つものでありまして、つくり手の側をどれだけ後支えしていくかということも1つのテーマであろうかというふうに思っております。
それで、「東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会開催に向けた区の取組について」というのを読ませていただきました。「
区民懇談会委員の活動と
実行委員会による事業の実施」というところで、私もこの文スポにおきまして、口が悪くて恐縮ですけれども、ちょっとしょぼいんじゃないかとはっきり申し上げたことがありますし、他の委員からは、もう少し文化方面頑張ったらどうかという提言もなされていたかと記憶しております。地域活性、
スポーツ、こどもというこの3項立ては変わっていないようですけれども、まずは、ちょっとしょぼいとか、あるいは文化もう少し頑張ってはどうかといったような働きかけというか提言について、どのようにお考えになってこの報告に盛り込まれているのかということを伺いたいと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 文化という部分では、どういうふうに具体的に取り組んでいくかというのが非常に難しいというふうに私は個人的には考えております。懇談会をやっていく中で、何か形にしていかなければいけないというところもあって、実績も残していかなければいけない。その中で、文化という一塊の言葉の中ではなかなか実現が難しいという部分もあって、今取り組めていないというのが現状なのかなというふうには考えております。
ただ、文化的な視点というのは、例えば週末にやる
文化セミナーの中で
イタリアを取り上げたりとか、そういったところとか、文化・交流課とも連携していろいろな取り組みをしていますので、懇談会の中ではなかなか難しいという部分もありますけれども、そういった取り組みをないがしろにしているというわけではありませんので、御理解いただければと思います。
◆田中ゆうたろう 委員 なるほど、よくわかりました。確かに行政のサイドからすると、文化というのはなかなか難しい領域であるのかなというふうに今の答弁を伺っていても思うんですけれども、ここで1つ私から提案してみたいと思いますのが、例えば他の委員の提言にもありましたように、
オリンピック・
パラリンピック自体は、
スポーツだけじゃなくて文化の祭典でもある、あるいは芸術の祭典でもある、これは論をまたないとして、じゃ具体的にどういう支援のあり方があるのかなと考えたときに、今、東京都の、これは東京都じゃなくて、公益財団法人東京都歴史文化財団という財団がございまして、そこがさまざまな都内の文化事業を助成して、そして採択をされますと、Tokyo Tokyo FESTIVALの公式
プログラムと位置づけられるというようなことをやっているわけですね。
これは東京都歴史文化財団がやっていることですから、一区のことではないので、いろいろな取り組みがあるかと思うんですけれども、でもやはり杉並区を中心に行われている取り組みもあると思うんですね。例えば西荻窪地域で、これは都立善福寺公園を主な会場としているんだと思いますけれども、そういった団体もあるというふうに聞いております。例えばそういう杉並区をメーンに行われるような採択事業について、私がそのホームページなどで確認したところだと、杉並区や杉並区教育委員会が既に後援は行っているようですけれども、それだと、ふだんの区や区教委の後援事業とさして変わりはないということになるので、いま一歩踏み込んで、2020年のこの契機に合わせて、とりわけて何か杉並区で後押しするというようなことはできないのかどうか、ちょっと見解を伺います。
◎文化・
交流課長 今委員が言われたアーツカウンシルの助成金の件ですけれども、これについては過去、東京高円寺阿波おどりが申請をして採択されたということもあります。
今回、私のほうで御報告申し上げました
アンセム・プロジェクトについて、アーツカウンシルのほうに申請をしております。今委員から言われたように、各地域の民間団体がやるようなところのものについては、そういった情報がもし行っていないといけないということもありますので、区のほうでもそういったものを周知するようには努めていきたいなというふうに思います。
◆田中ゆうたろう 委員 お願いしたいと思います。冒頭に申し上げたように、
文化芸術の支援というのは、見る側を育むだけじゃなくて、つくり手を育むということも忘れてはならない視点でありますので、ぜひ前向きにお願いしたい。また、具体的にどのような後ろ盾ができるのかということも引き続き検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○
小林ゆみ 委員長 ほかに質疑はありませんか。
◆金子けんたろう 委員 1点だけ。
区独自ボランティアのことについて伺いたいんですけれども、
大会組織委員会の
ボランティア募集要項を見てみると、「活動に当たりお渡しする物品等」ということで、「
ボランティア活動向けの保険」が定められています。区の独自
ボランティアというのはどういう扱いになっているのかというふうに思いまして、その辺を伺いたいと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 区の独自
ボランティアにつきましては、それぞれ個々の
イベントに参加していただくわけですので、そういったところで
ボランティア保険に加入するというふうな形になっております。
◆金子けんたろう 委員
ボランティアに登録した方が、自分で自主的に入っていただくということですか。それで費用は自分持ちということですかね。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 それぞれの事業として全体に保険に入っているというような形になりますので、個々の
ボランティアの方が保険の費用を負担するということではございません。
◆金子けんたろう 委員 では、何かけがをしてしまった、または
ボランティア活動の中で何か損害を与えてしまった、そういう場合においては、その保険が適用されるから、
ボランティアの方は安心して活動できますよという理解でいいんですか。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 基本的にはそういう理解でよろしいかと思います。
◆金子けんたろう 委員 そのあたり、ぜひ
ボランティアに、自主的に参加していただいている区民の方にも、ぜひ安心して活動していただけるようなアナウンスを要望して終わります。
◆佐々木千夏 委員 区民の方から数点お尋ねがありました。防災・防犯
ボランティアの方、126名も来ていただいて、本当にありがたいと私も思っております。この防災・防犯の
ボランティアの方、民泊のほうでのお尋ねがあったんですけれども、万一トラブルがあった場合は、民泊の
ボランティアの方の対応になるのか、それとも防災・防犯の
ボランティアの方に対応していただくことになるのか。
また、先日の報道で、川崎市役所で暴れて職員の方が刺されたという大変痛ましい事件、ショッキングな事件がありまして、区民の方から、報道を見て、そのときに年齢であるとか本名であるとか全く公表がなかった。大変心配である。万一区内で、あってはならないことであるけれども、もしこうした犯罪があった場合は、区としてはちゃんと国籍や本名を全て明らかにすべきではないか。今回の川崎市の職員の方が刺されたという事件では、名前や年齢すら、ただ男であるという性別しか報道がなされていなかった。こうしたことに対して大変に心配であるという要望。
あともう1点。万一、自衛隊の方が出動していただくような、台風被害などそうした被害が、天災や事故等々あった場合、自衛隊の方々の対応に関しまして、現地で必要な物資を調達しなければならないとか、ここまでほかの部署から来ていただく高速道路の費用も負担するとか、さまざまな自衛隊の方に対する、食事も立ったまま、カレーの袋を……
○
小林ゆみ 委員長 佐々木委員、報告案件に沿った質疑をお願いいたします。
◆佐々木千夏 委員 はい、済みません。そうしたことがないように、区としてぜひ自衛隊の方には特段の対応をしていただきたいという、今回の
オリンピック・
パラリンピックの期間中、こうした要望がありましたので、ぜひよろしくお願いいたします。
◆安斉あきら 委員 出ませんでしたので、確認なんですけれども、いろいろとこの間、来年の
オリンピックに向けて対応していただいていることがわかりました。
ちょっと確認したいんですが、機運の醸成ということで、これまで我が会派、私も個人的な議員として発言を何回もしていますけれども、今回、競技大会開催に向けた区の取り組みで3番目の「
ワールドカップ2019における
パブリックビューイングの実施」ということで、これはセノンさんのほうでやられたということなんですけれども、これはセノンさんが自発的にやったのか、それとも区の依頼でやったのか、ちょっと先にそれを確認させてください。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 セノンさんが自発的ということではございません。たまたまJ:COMさんがその放映権を持っていて、会場を探す中でセノンさんに、ちょうど協定を結んで第1号の事業になるということで協力を要請して、セノンさんのほうで快く引き受けていただいたというような経過でございます。
◆安斉あきら 委員 来年いよいよ
オリンピックイヤーということで、夏には
オリンピック・
パラリンピックが開催されます。杉並区として、
イタリアがキャンプを張ってやるということで、杉並区も支援をしていくということになるんですけれども、日本チームもそうなんですけれども、この
パブリックビューイングについて、予算との兼ね合いがあるので、まだ予算が出ていませんから、言えるところと言えないところがあるんですが、所管としてこんなような形で
イタリアチームを応援していくとか、その辺のお考えというのは今ありますか。ちょっとお聞かせいただきたいんですけれども。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 もちろん、
イタリアチームについて杉並区で応援していこうという気持ちは強く持っております。ただ、
パブリックビューイング等につきましては、かなり前から申請をしなきゃいけないというところもありまして、実際、
イタリアチームの試合が何月何日の何時に行われるかというのが確定しにくいというところがございます。うまく条件に合って、申請も速やかに通るようであれば、そういった確定情報の中でやるということは考えたいと思います。
今予定しているのは、杉並出身の選手、例えば7人制
ラグビーの平野優芽さんとか、先日、日本の大会で優勝したバドミントンの渡辺選手、そういった選手が確率的にかなり出そうな日にちをちょっと押さえておりまして、そこでどこかの場所で
パブリックビューイングをしたいなというふうに考えてございます。
◆安斉あきら 委員 今の答弁で、
パブリックビューイングといっても、申請をしなきゃいけないということで、難しいということはよくわかりました。
ただ、せっかく
イタリアと協定を結んでいるわけですし、他の日本人選手を応援するというのもあれなんですけれども、なかなかこの間、
オリンピックのチケットの入手が困難だということで、報道でもありますように、じゃあ御自宅でテレビを見るのか、それもいいと思うんですけれども、みんなで一緒の施設で見られたほうがいいのかなという部分もあるので、今聞いて、いろいろと難しさがあるようですけれども、早目にその辺のところを、これは質疑を通して今わかったことなので、まとめていただいて、杉並区としてはこういうふうな取り組みで
パブリックビューイングをやるよみたいな形の周知はしてもらいたいと思うんですね。知らなければその場所に行くこともできませんし、こんな形で盛り上げていきますよみたいな告知をすれば、それなりに人も集まっていくと思います。またそれと同時に、私ども会派のほうから、
オリンピックに向けた産業振興的な、商店街振興的な話もしていますので、そういうのとうまく連動できるのかも含めて、少し検討していただきたいと思いますので、この辺どうでしょうかね。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 パブリックビューイングにつきましては、今委員も御理解いただいたように、ちょっと複雑な手続があったりとか、時間がかかったりというところもありますが、大会間近になれば、もう少し臨機応変な対応ができるのではないかなというふうに期待はしております。
また、周知については、やはりお金がかかるところでございますので、予算が確定しましたら、こういった形でやりたいというようなことを周知していきたいというふうに考えてございます。
◆安斉あきら 委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。周知の方法なんですけれども、せっかく広報を出されていますので、私が思っているのは、
オリンピックの期間に向けた
オリンピック特集号みたいな広報をつくっていただいて、それでやることも多分できると思います。ぜひその辺は工夫していただければと思いますので、それを要望して終わりにしたいと思います。
◆渡辺富士雄 委員 ちょっと1点気になることがあったので、質問します。
聞き間違いかどうかわからないんですけれども、
文化プログラムというか、文化に関して、さっき
オリパラ担当の課長が、なかなか難しいと個人的見解を言ったんですけれども、それは
文化プログラムの具体的な継続ということか。懇談会のほうでも何か難しいみたいな話をしているんですけれども、
オリパラ文化プログラムについて私もかなり話もしましたし、いろいろな提案もさせていただきました。1年を切って、この期に及んでそんな答弁、言葉が出ること自体がどうかなというふうに正直言って思うんですよ。何もやらないわけではないんでしょうけれども、実際にやっていることもあるでしょう。ただ、それに対してそういうコメントが出るということは、余り自信持って取り組みができていないのかどうか、その辺ちょっと伺います。
◎文化・
交流課長 先ほど課長からの答弁は、あくまでも懇談会委員のやる事業の中で文化事業をやるのはなかなか難しいというような答弁だったと思います。
ただ、
文化プログラムにつきましては、文化・交流課のほうでさまざまこの間もやっておりますし、今回御報告した
アンセム・プロジェクトもその一環としてやりますので、区としてはさまざまな
文化プログラムには取り組んでまいりますので、御理解いただければと思います。
◆渡辺富士雄 委員 そういうフォローが欲しかったというか、そこで終わってしまったら何もやらないのみたいな話にもなりますからね。難しいのは重々わかっております。ただ、レガシーとしてしっかり残していかなきゃならない部分もありますので、力を入れて、杉並区、ビーチバレーの部分だけではなくて、文化のほうでも芽出しができるようにお願いしたいと思います。
もう1点。
ボランティアの話ですけれども、サイトに今つなごうとしたらつながらないんですね。ホームページに今何かふぐあいがあるという話もあるんですけれども、QRコードでやると、スマホのほうはきれいに出ました。ちょっとどうかなというふうに思いますので、ウエブサイトもせっかくつくっているんですから、ちゃんとつながるようにしてもらいたい。
確認しますけれども、これは年齢制限ってあるんでしたっけ。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 区独自の
ボランティアについては年齢制限はありません。ですから、今実際に登録されている年齢の幅でいきますと、14歳から85歳ぐらいまで、平均年齢が48歳というような形でございます。
◆渡辺富士雄 委員 教育委員会がいるので。学校のほうに
ボランティアの周知というんですか、14歳がいるということは中学生がいるということなんでしょうけれども、小中、この辺のPRというか、その辺の話はどうなっているんですか。
◎
済美教育センター所長 このことについてはまだ周知してございませんので、きょうお話をいただきましたので、どこかで機会を見つけて話ができたらなと考えてございます。
◆渡辺富士雄 委員 そういうことですよね。もう1年切ってやっていて、
ボランティアの登録、当初私も中学生から、高校生かな、東京都の
ボランティアは年齢制限でできないということで、ぜひ区で参加したいという話をさせていただいたと思うんですね。だから、小中学生、特に中学校は中学生レスキューという
ボランティア活動が非常に活発になっていまして、
オリンピックで
ボランティアやれるよということは早く周知していただければと思います。
◆田中ゆうたろう 委員 ちょっと聞き忘れた点もありますので、済みません。今の他の委員の意見を聞いていても、やはり
文化芸術というのはつくり手を育むということを行政の側にはしっかりと銘肝していただきたいんですよ。そこから始まるんです。役人さんに何か
文化芸術をつくれという話じゃないんですよ。ただ、区民の間にそういう
文化芸術に携わるということの機運を後押しするということが、行政の
文化芸術支援策の要諦ではないかと私は思います。
大事なことを聞き漏らしておりましたのは、東京2020
組織委員会共催プログラムへの採択についてという報告を聞いて、
日本フィル杉並公会堂シリーズ実行委員会主催の
プログラムが採択されたということで、杉並公会堂が2020に向けて杉並区の
文化芸術発信に一役も二役も買っているということは確認をいたしました。
座・高円寺は、この2020に向けて何かやっているんですか。
◎文化・
交流課長 座・高円寺として2020
オリンピックに何かとりわけ独自の事業をやるということは、今は考えておりません。
◆田中ゆうたろう 委員 そういうところがやはり全然物足りないんですよね。この報告書を見ましても、「2.採択された
プログラム」の(3)の1のところに杉並公会堂の説明があって、「杉並区の文化発信の拠点」というようなことが書いてありますけれども、やはり座・高円寺は何をやっておるんだという気になります。
それで、座・高円寺についてももっとちゃんとやってもらいたいという観点から少しお尋ねさせていただきますけれども、先日も杉並公会堂のスタジオA、B、C、D、Eと5つのホールがあって、抽せん会に50の団体が集まって、やれ、どこの日にちがとれる、とれないというようなことを、3月のどこのホール、とれる、とれないということを1時間も1時間半もかけて区民の方々が抽せん会に集まっておられるわけですよ。一般質問とかでもるる聞いておりますけれども、どうして座・高円寺の地下稽古場を区民に開放しないのか。杉並公会堂のスタジオAからEに対するあの区民の利用需要を考えると、とても納得ができないんですけれども、いかがでしょうか。
◎文化・
交流課長 その御質問についてはるるお答えをさせていただきましたけれども、座のほうは主催・提携事業ということで、座1を使って、年間を通じて約30事業ほど公演をやっておりますので、その公演の稽古でそこを使っているということで、一般の貸し出しが今はできない状況だということで御理解いただければと思います。
◆田中ゆうたろう 委員 今の私の質問は、2020を契機に、杉並区の
文化芸術の発信拠点として座・高円寺は何をやっているのかという話をしているんですね。そして、杉並区の
文化芸術、杉並区だけじゃないと思うけれども、行政における
文化芸術支援の要諦は、要するに、区民の間につくり手としての熱意だとか活動する場ですとか、作品制作する機会を与えるということなんですよ。そこが弱いんだと思うんです。だから、さっきの他の委員のようなちょっとお叱りみたいな声も出てくるんだと思いますよ。
それで、もう一つ私が聞きたいのは、おとといも消防団による普通救命講習が座・高円寺で職員対象にありまして、私も団員として参加させていただきましたけれども、これを阿波おどりホールでやっているんですよ。あの広いホールを、別にこの広さ、午後の時間帯占有する必要はないよなと思うような人数でした。はっきり言って、もっと小さな空間でできると思います。広い阿波おどりホールを職員用の講習で使ってしまうのは非常にもったいない。区民を優先しているとはとても言えない。地下稽古場は使えなかったんでしょうか、確認していますか。
◎文化・
交流課長 今、使えなかったかどうかというのは手元に何もありませんので、お答えができかねます。
◆田中ゆうたろう 委員 そうでしょうけれども、でも、
文化芸術を本当に真面目に支援しよういう気があるんだったら、指定管理者に何もかも任せておくんじゃなくて、そういうところから始まるんですよ。小さなことかもしれないけれども、そういうことをしっかり確認をして、本当に区民の
文化芸術の発信のために利用されているかどうかということの、私はこだわりが欠けていると思う。だから、結果的に、2020年についてこういう貧弱な報告書になるわけですよ。それについてどうですか、部長。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当部長 座・高円寺は御存じのとおり指定管理ですので、1年を通じて館の運営というのはお任せしているところです。
先ほどお話のあった消防団の訓練ですけれども、それについても、当日何人来るかというところの予定もございましたでしょうし、そういった訓練は一般的にある程度の広さがないと、狭いところでぎゅうぎゅうでやるものではないのかなというふうには思ってございます。
◆田中ゆうたろう 委員 私は参加していたからわかりますけれども、あんな広いスペースは必要ないです。地下稽古場のどこかで足りたはず。
○
小林ゆみ 委員長 報告案件に沿った内容でお願いします。
◆田中ゆうたろう 委員 それで、どうして私がこういう質問をしているかというと、御存じのように指定管理者に任せていますのでとおっしゃったけれども、あれは区の施設ですよ。区民の税金で成り立っている劇場です。そして来年、せっかく2020年文化の祭典、芸術の祭典でもあるという契機、好機が到来するにもかかわらず、杉並公会堂に比べて座・高円寺は特段の取り組みもやっていないということが、今の答弁で明らかになったわけじゃないですか。どうして、こうして一方の杉並公会堂でこれだけのことをやっているのに、座・高円寺では何もやらないで、それを手をこまぬいて見ているのかというのが私の質問の趣旨なんですけれども、いかがですか。
◎文化・
交流課長 とりわけ公会堂で今回
オリンピックのためだけにやっているということではなくて、先ほど御説明しましたように、
シリーズコンサートという既存の事業を工夫をして、今回これをやっていこうということで日フィルと話し合いをして、やったということ。
それから、座・高円寺につきましては、先ほど部長からも御答弁したように、年間を通じてさまざまな
プログラムをやっておりますので、何か
オリンピックに特化してやるということではなくて、1年を通じた文化の取り組みをしているということで御理解いただければと思います。
○
小林ゆみ 委員長 田中委員、座・高円寺の運営に関する件は本日の案件から外れますので、御留意ください。
◆田中ゆうたろう 委員 これで最後にしますけれども、杉並公会堂でこれほど目覚ましいいろいろな活動が採択されて、2020年を契機とした杉並の
文化芸術の発信の事業として区民の
文化芸術の後援に資しているのに、座・高円寺が、今の部長、課長の答弁に見受けられるように、別に特段2020年に特化してやっているというわけではないとか、あるいは通年でやっているだとか、そういった答弁は非常に後退的に聞こえます。ぜひ、今回の2020を契機に、座・高円寺の抜本的な改革にも着手をしていただきたいというふうに思います。いかがですか、最後に伺っておしまいにします。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当部長 今課長からお話ししましたように、2020という冠をつけた事業はございませんが、杉並公会堂と甲乙つけがたい文化的な事業を座・高円寺ではこれまでも、これからも行っていくものというふうに私は思っておりますし、信じております。
◆
松浦威明 委員 短く1点だけ。先ほど金子委員が
ボランティアの保険についてお伺いしましたけれども、その保険って、杉並区が
ボランティアを募集して、
イベントを企画している方にその保険を適用するというか、その保険で賄うというのはちょっと問題があるのかなと思うのが、その保険というのは、入っているか入っていないかというのは、きちっと杉並区は把握しているのかどうか、その1点だけお願いいたします。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 基本的に、
ボランティアに参加していただく
イベントについては、区が主催なりしている事業ですので、区が責任を持って保険に加入するということの理解でおります。
○
小林ゆみ 委員長 ほかに質疑はありませんか。──ないようですので、質疑を終結いたします。
以上で本日の
文化芸術・
スポーツに関する
特別委員会を閉会いたします。
(午前11時02分 閉会)...