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令和 元年 6月13日道路交通対策特別委員会−06月13日-01号

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  1. 杉並区議会 2019-06-13
    令和 元年 6月13日道路交通対策特別委員会−06月13日-01号


    取得元: 杉並区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-29
    令和 元年 6月13日道路交通対策特別委員会−06月13日-01号令和 元年 6月13日道路交通対策特別委員会                  目   次 席次について ……………………………………………………………………………… 3 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 説明員の紹介 ……………………………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 放射第5号線について …………………………………………………………… 4  (2) 外環道の進捗状況について ……………………………………………………… 4  (3) 西武新宿線連続立体交差化計画と上井草駅周辺のまちづくりについて     ……………………………………………………………………………………… 6  (4) 杉並区の交通対策について ……………………………………………………… 7  (5) 「西武鉄道新宿線(井荻駅〜西武柳沢駅間)連続立体交差事業」に係る環境影響評価調査計画書に対する区長意見の提出及び審査意見書について     ……………………………………………………………………………………… 8 閉会中の陳情審査について ………………………………………………………………46               道路交通対策特別委員会記録
     日   時 令和元年6月13日(木) 午前9時58分 〜 午後0時17分  場   所 第3・4委員会室  出席委員  委 員 長  吉 田  あ い     副委員長  けしば  誠 一  (12名) 委  員  松 尾  ゆ り     委  員  奥 山  たえこ        委  員  野 垣  あきこ     委  員  山 本  ひろ子        委  員  山 田  耕 平     委  員  浅 井  くにお        委  員  岩 田  いくま     委  員  太 田  哲 二        委  員  小 川  宗次郎     委  員  井 口  かづ子  欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 都市整備部長  有 坂 幹 朗   まちづくり担当部長                                  茶 谷 晋太郎        土木担当部長  友 金 幸 浩   都市整備部管理課長                                  高 山   靖        都市企画担当課長          市街地整備課長 花 岡 雅 博        交通施策担当課長山 川   浩        拠点整備担当課長清 水 泰 弘   鉄道立体担当課長安 藤 武 彦        土木管理課長  土肥野 幸 利   土木計画課長  三 浦 純 悦        杉並土木事務所長事務取扱都市    環境課長    小 松 由美子        整備部参事   吉 野   稔  事務局職員 事務局長    佐 野 宗 昭   議事係長    蓑 輪 悦 男        担当書記    矢 澤 泉 未 会議に付した事件  席次について……………………………………………………………………………決定  説明員の紹介  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 放射第5号線について   (2) 外環道の進捗状況について   (3) 西武新宿線連続立体交差化計画と上井草駅周辺のまちづくりについて   (4) 杉並区の交通対策について   (5) 「西武鉄道新宿線(井荻駅〜西武柳沢駅間)連続立体交差事業」に係る環境影響評価調査計画書に対する区長意見の提出及び審査意見書について  閉会中の陳情審査について………………………………………………………継続審査                           (午前 9時58分 開会) ○吉田あい 委員長  ただいまから道路交通対策特別委員会を開会いたします。  傍聴人の方より録音の申請が提出されましたので、これを許可いたします。  《席次について》 ○吉田あい 委員長  本日は、正副委員長互選後初めての委員会ですので、まず席次についてお諮りいたします。  ただいまお座りの席でよろしいでしょうか。       〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○吉田あい 委員長  それでは、この席次で決定いたします。  《委員会記録署名委員の指名》 ○吉田あい 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほか、奥山たえこ委員を御指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  《説明員の紹介》 ○吉田あい 委員長  次に、当委員会の説明員の紹介をお願いいたします。 ◎都市整備部長 それでは、まず初めに、都市整備部の参事級の説明員を御紹介させていただきます。  都市整備部長、私、有坂幹朗でございます。よろしくお願いします。  まちづくり担当部長茶谷晋太郎でございます。土木担当部長の友金幸浩でございます。都市整備部参事杉並土木事務所長事務取扱の吉野稔でございます。  次に、都市整備部の副参事級説明員を御紹介いたします。  管理課長・高山靖でございます。都市企画担当課長交通施策担当課長を兼務します山川浩でございます。市街地整備課長荻窪地区まちづくり担当副参事を兼務します花岡雅博でございます。拠点整備担当課長・清水泰弘でございます。鉄道立体担当課長政策経営部事業調整担当課長を兼務します安藤武彦でございます。土木管理課長高円寺地区まちづくり担当副参事を兼務します土肥野幸利でございます。土木計画課長西荻地区まちづくり担当副参事を兼務します三浦純悦でございます。  私からは以上です。よろしくお願いします。 ○吉田あい 委員長  なお、本日は、報告事項との関連で環境課長が臨時説明員として出席しておりますので、お知らせいたします。  《報告聴取》 ○吉田あい 委員長  次に、報告事項を聴取いたします。  なお、当委員会の調査事項は、交通安全、外環道路、放射第5号線、南北交通、新交通システム及び鉄道連続立体交差に関する調査となっておりますので、これらに関連した調査を行ってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。  本日の報告事項は5件です。  なお、報告は一括して受け、その後質疑を行いたいと思います。  それでは、順次お願いいたします。   (1) 放射第5号線について   (2) 外環道の進捗状況について ◎都市企画担当課長 私からは、放射第5号線について御説明を申し上げます。  最初に、添付資料がございます。そちらを開いていただきまして、見開きの一番左上のこの図ですね、これもあわせて御説明差し上げたいと思います。  では、表紙1の路線概要でございます。路線名は、東京都市計画道路放射第5号線でございます。パンフレットでは放5と記載されており、放5・久我山、高井戸西、高井戸東と記載されております。今回の交通開放区間は、高井戸東区間である杉並区下高井戸5丁目から三鷹市牟礼2丁目間の約3.6キロでございます。なお、三鷹3・2・2号線は、三鷹部分の都市計画施設名称でございまして、この区間を含み東八道路と呼ばれている道路でございます。交通開放日時は、令和元年6月8日土曜日15時でございました。  次に、事業認可につきましては、まだ続いている区間がございまして、高井戸西区間は平成17年12月20日から令和4年3月31日まで、久我山区間は平成17年12月20日から令和3年3月31日までとなっており、延長は約2,300メートルとなってございます。幅員につきましては、高井戸西区間は50メートル、久我山区間は60メートル、車線数は4車線でございます。  次に、2の放射第5号線、三鷹3・2・2号線施設見学会についてでございます。  交通開放に先立ちまして、令和元年6月1日土曜日13時から16時まで行われました。開催区間は、杉並区久我山2丁目から牟礼1丁目の間、約1.8キロメートル。来場者数は約980名ということでございました。この区間の歩道や車道などを通行できるほか、道路内において放射5号線、三鷹3・2・2号線事業パネル展や、ミニアーチェリー体験などのイベントが行われました。  裏面をごらんください。  次に、3の開通式典でございます。開通式典は、開放当日の6月8日土曜日午前10時から久我山1丁目兵庫橋付近の式典会場を中心に行われました。主な出席者としては、東京都知事、国会議員、杉並区長、三鷹市長、また井口議長を初めとする区市議会関係の方々でございました。  式典に御参加されました井口議長、島田副議長におかれましては、御足労いただきまして、大変ありがとうございました。  式典内容は、主催者挨拶、来賓祝辞、テープカットくす玉割り、通り初めなどでございました。  4の今後の予定でございますが、高井戸西区間久我山区間などにおいて、歩道舗装や電線類の地中化などの工事が行われる予定でございます。  放射5号線は以上でございます。  次に、2の外環道について御説明を申し上げます。  表紙の1でございますが、外環道路の進捗状況でございます。記載のとおり、大泉ジャンクションシールドマシンは、本線トンネルシールドマシンが発進するための立て坑の工事及び本体との連結路(ランプ)の橋梁工と函渠を施工、また、氷川橋(目白通りの橋)の撤去が完成しましたので、舗装の復旧等の施工を行ってございます。  中央ジャンクションでは、中央道と連結する橋梁下部工事地下連絡路(ランプ)の工事を進めております。  東名ジャンクションにおいては、本線トンネルシールドマシンが発進しております。また、掘削のための施工基地の整備等、準備工事などを進めてございます。  次に、用地取得及び埋蔵文化財調査状況でございます。平成31年1月末の数値でございます。面積ベースとして、用地買収部が全体で93%、区分地上権取得部は79%。埋蔵文化財調査対象地のうち着工可能な面積割合でございますが、これも同じく平成31年1月末の数値でございますが、全体で87%となっております。  最後に、2、添付資料として、資料1に、令和元年5月13日と15日現在の外環道工事の現況写真、進捗状況をあらわした写真、資料2は、先ほど御説明いたしました用地取得状況及び埋蔵文化財調査状況、資料3と4は、令和元年6月7日現在の大泉、東名ジャンクションにおけるシールドマシンの現在位置を示したものでございます。  私からは以上でございます。   (3) 西武新宿線連続立体交差化計画と上井草駅周辺のまちづくりについて ◎鉄道立体担当課長 私からは、西武新宿線連続立体交差化計画と上井草駅周辺のまちづくりについて御報告いたします。  初めに、資料の御確認をお願いいたします。かがみのほか、資料1としまして、道路・交通施設整備計画(案)、資料2、まちづくりニュース第3号、資料3、複々線化計画、「都市計画変更のあらまし」の、3つの資料となります。よろしいでしょうか。  かがみにお戻りいただきまして、1番、上井草駅周辺道路・交通施設整備計画(案)について御説明いたします。  (1)、背景と目的でございますけれども、西武新宿線の井荻駅から西武柳沢駅間につきましては、本年2月に東京都と沿線区市及び西武鉄道株式会社と合同で、鉄道の高架化や側道に関します都市計画素案につきまして御説明したところでございますが、区といたしましても、本事業と一体となりまして上井草駅周辺のまちづくりを進めていく必要がございますので、本整備計画(案)によりまして、駅周辺の基盤整備に取り組むものとしております。  (2)、整備計画(案)の概要につきましては、資料の1、整備計画(案)のほうをごらんください。  初めに、本整備計画(案)の位置づけでございますけれども、2ページをごらんください。2ページに記載のとおり、こちらの案につきましては、まちづくり方針に基づきまして、交通体系分野に関します整備方針をまとめたものでございます。  次に、3ページから7ページにつきましては、駅周辺における現状や課題などを整理したものでございまして、御案内のとおりでございます。  また、8ページ以降は、交通施設の整備につきましてまとめておりまして、今回は駅前広場やバス通り等の3つの整備の考え方を示しております。  13ページをごらんください。こちらの図のほう、1つ目が、駅周辺の利便性とか安全性の向上を図るために、駅前広場を駅北側に配置いたしますという案でございます。オレンジ色の部分でございます。
     2つ目は、千川通りから上井草駅付近のバス通りを拡幅整備することで、歩行者、自転車等の安全性を高めまして、安心して通行できる道路整備を行いますということで、赤色の破線の矢印の部分でございます。  3つ目、駅周辺の利便性、回遊性の向上を図りまして、連続性のある歩行者、自転車空間を創造するということを目的としておりまして、側道や、旧井草川が線路に交差してございますけれども、そちらの整備をいたします。水色の破線と紫色の破線の円で示した部分でございます。  この3つが、整備計画(案)の概要となってございます。  次に、かがみのほうの、(3)の今後の予定でございますけれども、資料2のまちづくりニュースをごらんください。  本整備計画(案)につきましては、この資料2のように、地域の皆様に対しましてオープンハウス形式で御説明をする予定でございます。あわせまして、区のホームページ等で内容を公表しまして、さまざまな御意見を伺うような予定でございます。本ニュースは、明日14日より、地域の約9,000戸へ配布する予定でございます。  地域の皆様に御説明をしまして、いろいろ御意見を伺った後、区としまして整備計画を策定して、駅前広場に関します都市計画素案につなげてまいりたいというふうに考えております。都市計画素案につきましても、今後説明会を行いまして、さらに地域の皆様に御意見を伺ってまいりたいと存じます。  次に、かがみの裏面の2のほうをごらんください。これは先日行われました西武新宿線の西武新宿駅から上石神井駅間の複々線化の都市計画を廃止する都市計画素案の説明会が、東京都と西武鉄道の主催で行われましたので、その資料、パンフレットを、資料3としておつけしてございます。  説明会のほうは、沿線の各区で行われまして、開催状況は記載のとおりでございますけれども、区内では5月30日に八成小学校で239名の方に御来場いただいております。  私からの報告は以上となります。   (4) 杉並区の交通対策について ◎土木管理課長 私からは、杉並区の交通対策について報告いたします。  所管が土木管理課交通施策担当杉並土木事務所にまたがりますが、その取り組み状況について、まとめて報告いたします。  まず、資料の1番に記載の自転車の放置防止対策につきましては、土木管理課が所管してございます。(1)の1の表に、過去5年間の駅周辺における1日当たりの自転車の乗り入れ台数と放置台数、そして2に、年間の撤去台数を示してございます。自転車駐車場の整備や放置自転車の撤去活動、またクリーンキャンペーンなどの啓発活動によりまして、放置自転車は年々減少してきている状況にございます。  (2)には、1に、区立の有料自転車駐車場自転車収容台数の推移、2に、自動二輪車置き場の設置状況、3に、民営自転車駐車場の整備・運営者に対しまして、経費の一部を補助した実績を記載してございます。昨年度は3件の建設補助を行いました。  (3)に、放置自転車防止啓発活動につきまして記載してございます。現在、395名の方に放置防止協力員としてボランティアで活動していただいてございます。  また、昨年度の放置自転車防止クリーンキャンペーンは記載のとおり、高円寺、阿佐ケ谷、荻窪、西荻窪、南阿佐ケ谷、井荻の各駅で行い、延べ315名の方に御参加いただきました。  裏面をごらんください。2の南北交通につきましては、所管が交通施策担当でございます。  (1)の表は、南北バスすぎ丸3路線の1日当たりの利用者数でございます。3路線の合計の利用者数は、わずかずつではございますが、年々増加してきております。  (2)には、路線ごとの運行収入、運行経費、補助金額を記載してございます。昨年、平成30年度の数値につきましてはまだ確定してございませんので、29年度までの4年間の記載というふうになってございます。  次に、3の交通安全対策につきましては、杉並土木事務所の所管となります。  (1)の表は、区内の交通事故件数の推移を示しております。事故件数は減少傾向にありますが、自転車が関与する割合は、都内平均を上回っているという状況にございます。  (2)には、交通安全に関するさまざまな啓発活動について記載してございます。  1は、小学校4年生を対象としたルール、マナーの講習会の開催実績、2は、スケアード・ストレートといいまして、スタントマンによる交通事故の再現型の講習会の開催実績でございます。  3は、高齢者など一般の方を対象とした講習会で、開催の依頼を受けて職員が講師として出向く出前型と、平日の夜や週末に警察署とともに開催する講座型があります。それぞれの昨年度の参加実数につきましては、記載のとおりでございます。  そのほか、4、5に記載のとおり、マナー違反の防止や安全走行への呼びかけを実施してきてございます。  私からの報告は以上です。   (5) 「西武鉄道新宿線(井荻駅〜西武柳沢駅間)連続立体交差事業」に係る環境影響評価調査計画書に対する区長意見の提出及び審査意見書について ◎環境課長 私からは、西武鉄道新宿線連続立体交差事業に係る環境影響評価調査計画書に対する区長意見の提出及び審査意見書について御説明いたします。  西武鉄道新宿線連続立体交差事業を行うに当たり、東京都の環境影響評価条例に基づいて、本年2月、事業者から都知事宛て環境影響評価調査計画書が提出されてございまして、こちらは東京都と区において縦覧、閲覧をしてございましたが、これに対しまして本年3月、杉並区の環境清掃審議会の意見を踏まえた区長意見、こちらは別紙1になりますけれども、こちらを東京都知事宛てに提出いたしました。その後、都民や杉並区、その他関係自治体からの意見を踏まえて、東京都環境影響評価審議会から答申を受けた都知事が事業者へ送付する審査意見書、こちらは別紙2となりますが、こちらを作成し、この写しを杉並区へ送付されたため、本日、委員会へ御報告するものでございます。  区長からの主な意見といたしましては、別紙1の2ページ目をごらんください。  1の全体的な意見といたしましては、住民へのわかりやすい説明ですとか、公害などの防止に向けた法令等規制値への対応として、計画書にも包含的な記載はございましたけれども、具体的に最新技術の設備、機器などの使用ですとか、最新工法の採用などによって公害対策に万全を期すことですとか、住民の関心が高いアスベストに関して適切な調査や処理などを求めてございます。  また、2の評価項目に関する意見といたしましては、騒音・振動について、調査書では記載はございませんでしたので、中高層住宅など、周辺の建物の立地条件に応じて、高さ方向も加味した予測・評価を行うことなどを求めてございます。  3番目の調査等の手法に関する意見といたしましては、騒音について、調査書に記載がございませんでしたので、中高層住宅のある地域においては、高さ方向を加味した調査を実施することなどを求めてございます。  続きまして、東京都知事からの主な審査意見書といたしましては、別紙2の2ページ目、3ページ目をごらんください。  意見としまして、騒音・振動について、杉並区などからの意見が一部採用されまして、中高層住宅などが存在するため、必要に応じて高さ方向を含めた予測・評価を行うことなどがございました。  また、その他といたしまして、環境影響評価の項目及び調査手法等の選定では、都民や周辺自治体などの意見などを踏まえて検討することとして、区からの意見を総体的に踏まえるよう、審査意見が出されております。  資料にお戻りいただきまして、4番目の今後の予定でございますが、この審査意見書を踏まえまして、年度内に事業者のほうから環境影響評価書案が提出されて、それを受け、東京都と区による案の縦覧、閲覧等を行い、その後、事業者による説明会が予定されているといったところでございます。  私からの報告は以上となります。 ○吉田あい 委員長  これより、ただいまの報告に対する質疑に入ります。  質疑のある方は挙手をお願いします。──それでは、委員会の円滑な運営と公平を期すため、最初の質疑は答弁を入れてお一人往復10分程度とさせていただき、一巡しました後、必要があれば再度質疑をしていただくということで進めていきたいと思います。議事進行に御協力のほど、よろしくお願いいたします。 ◆浅井くにお 委員  私からは、3つの項目について質問をさせていただきたいと存じます。1つは放射5号、上井草駅周辺の道路・交通施設整備計画(案)、それからもう一つは杉並区の交通対策について。  まず、放射5号線ですけれども、今回いただいたパンフレットの最後のページの、写真が2枚載っているかと思いますけれども、この左側は牟礼橋の部分で、一番左端に写っているケヤキは、あそこにある大木でよろしいですかね。 ◎都市企画担当課長 委員御指摘のとおりでございます。 ◆浅井くにお 委員  残してもらってよかったなというふうに思います。実は、多分、三鷹の敷地なのかなと思いますけれども、今度、何かもし手持ちのもので、ここのところ大写しの写真があったら、いただけるといいかなと思います。よろしくお願いします。  それから、上井草駅周辺の道路・交通施設整備のほうですけれども、何点か。  資料1の案の3ページ、図があるかと思いますけれども、「上井草駅周辺の現況」というもので、緑の破線で囲まれた部分が駅周辺の緑の保全をするというようなエリアに表現がされておりますけれども、駅の北側に上質な屋敷林があると思いますが、ここのところをくくらなかった何か理由があるんでしょうか。 ◎鉄道立体担当課長 特にその辺の意味はございません。 ◆浅井くにお 委員  この辺の中では一番上質なケヤキが何本もあるところですので、この辺のところも保全をするという方向で少し考えていただければなというふうに思います。  それから、13ページ目ですけれども、「道路・交通施設整備計画」の部分の、この計画は高架方式ということで組み立てられていて、駅の乗降客などのバスの利用やなんかをいろいろ考えられていると思いますけれども、北側に広場計画という話があって、実は、上井草の商店街って、西武線の南側におおむね発達をしている。そういう意味で、地域振興の観点に立てば、北でなくて、うまく、もう少し商店街とかかわれるような広場計画があってもいいのかなというふうに実は思っています。  例えば、他の区の連続立体交差計画の駅周辺の整備の事例とかを見ると、高架の下の部分に広場をつくっている、そういうこともあろうと思いますので、その辺のところも今後、多分地元の意見なども参考にしながら少し考えていく。北側にコンクリートしないで、もう少し、駅の駅舎は下じゃなくて例えば上につくられて、下の部分を利用していく、そういう発想があってもいいのかなと思います。  あとは、それに基づいて、バスに乗る方が、南北のバス通りの東側にバス停ができたとすれば、そこにおりられるような、駅舎からおりていく階段をつくるとか、西側につくるとか、いろいろなことをもう少し煮詰めていただけるといいかなというふうに思って見ました。よろしくお願いをします。  それから、杉並の交通対策のほうです。資料の表紙の裏側ですね、南北交通の、3路線の運営状況というのが載っていますが、この間ずっと私、お話ししているかと思いますけれども、運賃の値上げとかというのは考えていないんでしょうか。 ◎交通施策担当課長 委員からは、前々からそういう御発言も受けとめてございます。ただ、今は、まだ利便性の向上等ですとか広告収入、また乗客の増などで、収入の確保に努めてまいりたいと存じ上げます。 ◆浅井くにお 委員  運賃の支払いって、PASMOとかSuicaとか使えるんでしたっけ。 ◎交通施策担当課長 Suica、PASMO、使えます。 ◆浅井くにお 委員  あと、今の時代ですから、たしか運賃100円ですよね。 ◎交通施策担当課長 そのとおりでございます。 ◆浅井くにお 委員  障害者の人は安くするとか、いろいろなことも考えていいと思いますけれども、100円でずっと続けるということで、2路線は、運行経費と収入で、大きく収入のほうが少ないわけですよね。それで、車両にラッピングをして、当初は、すぎ丸のすてきな絵を描いたバスが走っていたものが、どこかの不動産屋さんの広告が外側に載っている、そういうもので、多分収入は200万とかって前に答弁があったかと思いますけれども、そういうのは、私は杉並らしさを失っちゃうと思うんですよ。ですから、そういうのをなくす。  さらに、私、最近聞いた話ですと、中づり広告の収入というのは見込めるだろうし、中づり広告のほうがPR効果は大きいということを聞いたことがあるんですけれども、そういう中づり広告を積極的に使うとかしながら、プラスの収入と、あと杉並らしさをなくさない方法であったり、それから100円が本当にいいのか。ほかの、走ってない地域の人からすれば、俺のほう何で走らないのという話もあって、こういうところで赤字を減らしていって、潤沢に運行ができて、次のどこかの路線に広げていくということを考えていただければいいかなと思いますが、いかがですか。 ◎交通施策担当課長 まず、広告のお話でございますが、ラッピング収入1台当たり80万円、その中の6割が区の収入というか、運行収入、広告収入となってございます。  中づり広告につきましては、またこれが、比例していると言ってはなんなんですが、けやき路線、乗客数の多いところはほぼ100%の運営状況、また一番少ないのがさくら路線で、ちょっとあいている状況。  委員の御指摘のとおり、今後も広告収入の増大、数年前は職員が商店街参りして、中づり広告をふやす運動などをしておりました。今後とも、各バス会社、事業者とともに、広告収入の増大も工夫してまいりたいと思っております。  そのようなことを含めまして、補助金の削減のほうは考えてまいりたいと思ってございます。 ◆浅井くにお 委員  私からの最後になりますけれども、もう一度確認ですけれども、上井草駅周辺の道路・交通施設整備計画(案)というふうになっています。これは地元の意見を踏まえてまだ修正をする可能性はあるというふうに理解してよろしいですか。 ◎鉄道立体担当課長 はい、当然、地元の御意見をちゃんと聞いてまいりたいというふうに考えております。 ◆山本ひろ子 委員  私は、杉並区の交通対策について伺います。  まず、放置自転車が減少傾向にあるということで、これまでの取り組みが功を奏しているということで受けとめました。さまざまありがとうございます。まちを歩いていても、そのような受けとめをしておりますが、1カ所自転車駐車場が減っていて、収容台数も少し減っているんですけれども、利用率はどうなのかなというのを伺いたいんですけれども。 ◎土木管理課長 有料制の自転車駐車場の利用率でございますけれども、こちらについては、平均で申し上げてよろしいですか。79%という状況になってございます。 ◆山本ひろ子 委員  近年の推移は。 ◎土木管理課長 駐車場の近年の推移は、40カ所というふうになってございまして、例えば27、28年で1カ所減になってはございますけれども、こちらについては廃止をした駐車場だったりとか、そういうところもありますので、そういうことの数値の変化です。  利用率の推移につきましては、有料制につきましては、大体79%か80%くらいで推移しています。平均の利用率ですね。 ◆山本ひろ子 委員  そうすると、自転車を利用している方が少し減っているのかなというような理解にもなるかなと思ったんですけれども、健康のために歩いている人もふえているのかなというふうにも感じます。  電動自転車の駐車場について、自転車駐輪場を利用するときに、両脇にとまっていると本当に出し入れがすごく不便で、特に外出するときにそこで時間を要してしまうというのは、区民の方もその思いを抱いているんじゃないかなということをいつも思っているんですけれども、電動自転車の駐輪場への要望だとか、今後の計画だとか、その辺はいかがでしょうか。 ◎都市整備部管理課長 私も、全自転車駐車場を回ってみました。それぞれの場所で、確かにお子さんを乗せる大型の自転車だったり電動の自転車を置きたいという要望がかなり来ているという状況にあります。できるところにつきましては、例えば今あるラックを少し取り外しながら、大型の自転車が置けるように工夫しています。  ただ、利用率が高いところは、なかなかそういうところまではいかないという課題もあります。ただ、そういう状況を見ながら、スムーズに出し入れできやすいように工夫したいというふうには考えてございます。 ◆山本ひろ子 委員  今、杉並区は保育所をたくさんつくっていただいて、自転車、俗にママチャリの方々が危険だというような住民のお声も伺っています。せっかく片や喜ばれる事業を進めてきたのに、またそういうところで事故があったり、区民の方が嫌な思いをするということになると、それはとても私たちとしても進めていることに対してすごく残念な思いを抱いてしまいますので、その辺の取り組みを私はぜひ進めていただきたいなということの1つが、大型の自転車の駐輪場のことですので、何とかそこもスピード感を持って進めていただければというふうに思っております。  それに関連してなんですけれども、自転車の講座型の講習を行っているということで、「はじめて学ぶ自転車のルール」ということで、一般の方3回、保育士、幼稚園教諭が3回行っていただいたようなんですが、これはどういう内容なのか、お聞かせください。 ◎杉並土木事務所長 これは、一般については区のほうで、地域区民センターであるとかウェルファームのほうで参加者を募って、警察と一緒に、ビデオを見ていただいたりしながら、自転車の乗り方について基本的な原則について、もともと道交法が改正になって以降、自転車は車ということで、歩行者に注意して運転してほしいという部分を引き続き徹底するような形でやっている。警察と連携してということで実施してございます。 ◆山本ひろ子 委員  自転車が関与する事故の報告もここに上げていただいているんですけれども、杉並区は都内の平均に比べてずっと高い状況でありまして、その状況が変わらないなというのがこの推移を見てわかるんですけれども、平成30年も都内の平均を上回っている事故率ということで、この事故の中身というか、高校生だとか通学の自転車が多いのか、園児の送迎のときが多いのかとか、その辺の詳細はわかりますでしょうか。 ◎杉並土木事務所長 事故の詳細というのは、それぞれケース・バイ・ケースあるんですが、圧倒的に多いのは、出会い頭の、交差点での事故が車にしても自転車にしても多いというのが実績としてございます。  ただ、一方で、委員御指摘のように、自転車が結構歩道を走って、スピードも出している中で、接触事故等があるということも、数値としては把握してないですが、見聞きする中では、体感としてはそういった御要望を受けているところでございます。 ◆山本ひろ子 委員  何を申し上げたいかというと、自転車が関与する事故が都内よりも多いという状況で、ナビラインとか、事故を減らしていこうということで今いろいろ取り組んでいただいていると思うんですけれども、その方たちがどういう人たちなのか、対象別に講習だったりいろんなことを届けていくということが大切なんじゃないかなという思いでこの質問をしているんですが、特にママチャリと言われる方々に対しての御意見が私のところに届いてきているので、そうした方を対象にした講習会なり、または、直接的にかかわるということが難しい場合は、保育園だったり幼稚園と連携しての取り組みとか、そういったことも進めていっていただけたらなという思いがあるんですけれども、その辺の御検討はいかがでしょうか。 ◎杉並土木事務所長 機会を捉えて、交通安全については、小中学校の交通安全教室以外にも、春秋の交通安全週間を初め、ビラ等をお配りする一方、施設等に、必要があればビラを配布してきてございます。  ただ、なかなか直接指導する機会というのが、特に御指摘のあるような、確かに学生さんについては、例えば高校に出向いて指導する場合もございますけれども、保育園の送り迎えをされる親御さんについては、忙しいというところもありますので、ビラ等の配布で周知を徹底しているところでございます。 ◆山本ひろ子 委員  そのビラ等というのはどういったものなんでしょうか。 ◎杉並土木事務所長 基本的には、警視庁等で自転車の乗り方のマナーのビラをつくられているものがございます。それを随時、いただいたときにお配りしたり、基本的には自転車は車両ということで、当然歩行者に注意して運転してほしい、あるいは交差点ではとまるようにしてほしいというような、基本的な交通ルール、マナーについてお知らせするようなビラでございます。 ◆山本ひろ子 委員  私も、実はずっと電動自転車を、体力が低下するって拒否していたんですけれども、選挙戦で電動自転車を買おうということで、乗っているんですが、初めて乗ったときに、スタートのときの勢いとか、なれていても、いざというときちょっとどきっとするときがあるなという思いがあって、本当に気をつけて利用しているんですけれども、自転車販売店さんとかにも協力をいただくとか、また保育園、幼稚園にも協力をいただくとかして、子供を乗せてのお母さんたち、忙しく動いている様子はわかるんですけれども、少しでもこういった事故を減少させていけるように、またさまざまなお知恵を使って進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  一言いただければ。 ◎杉並土木事務所長 先日の交通安全協議会でも、自転車の事故が多いというのは警察から報告もあり、警察のほうとも引き続き、自転車の関与する事故を減らすために協力していきたいというような話もしてきてございますので、今後も、より交通安全に結びつく方策については研究して実施してまいりたいと考えてございます。 ◆山田耕平 委員  外環についてお聞きしたいんですけれども、まず最初に、上井草について何点かお聞きします。  上井草について、今後の流れを示されているんですけれども、事業着手までのスケジュール、具体的にどのような形で進んでいくのか、お示しください。 ◎鉄道立体担当課長 東京都の鉄道連続立体交差化の事業につきましては、2月の素案説明会の際に、これは予定でございますけれども、私ども、まちづくりの、駅周辺の道路・交通施設整備計画(案)を、6月21、22日のオープンハウス、井草中でやった後に御意見をいただく中で、区民意見も7月5日までですから、いろいろ検討させていただき、その後、整備計画(案)の(案)を取っていくような状況でございます。ですので、その辺が整い次第、夏以降になると思いますけれども、都市計画素案としてお示しできればいいのかなというふうには考えておりますので、一応、都のほうで、今年度内に都市計画案の説明をすると申しておりますので、それには間に合うような形を考えられれば一番ベストなのかなというふうには考えてございます。 ◆山田耕平 委員  具体的に、都市計画案は今年度中とか都市計画決定は何年度中とか、そういうのはわかりますかね。その点お聞きしたいんですけれども。 ◎鉄道立体担当課長 都のスケジュールに乗っていく場合でございますけれども、今年度、都市計画案を御説明するような予定になってございまして、これは2月の素案説明の段階ですけれども、令和2年度に都市計画審議会の審議を経まして都市計画決定をしたいというふうに都は申しておりまして、その後、事業認可を令和3年から4年度あたりに受けて、事業着手というような流れかと存じます。 ◆山田耕平 委員  事業着手から終了するまでの期間はどの程度と想定しているのか、確認します。 ◎鉄道立体担当課長 事業期間でございますけれども、今回高架で案を示しているものが15年というふうに聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  区のほうは。 ◎鉄道立体担当課長 区のほうも、この期間内に合わせてやっていきたいというふうに考えております。
    ◆山田耕平 委員  13ページの旧井草川遊歩道の整備、回遊性の向上というところがあるんですけれども、具体的にどのような整備が検討されているのか。 ◎鉄道立体担当課長 これは、上井草のまちづくり協議会初め地域の皆様から、この辺の通学路の安全対策も含めまして、井草川の、今とまっていますけれども、鉄道の上の部分を通れるようにしていただきたいというような御意見を多くいただいております。ですので、今回の高架化に合わせまして、こちらの改修については高架が上に上がった部分になるような予定でございますので、下を、今両方に植栽があるような道路かと思いますので、同様の、つなげるような整備をしたいというふうに考えてございます。 ◆山田耕平 委員  この部分については、今暗渠になっているところなんですけれども、近隣の小学校に通う児童が、北側からあかずの踏切を通ることになるので、なかなか自由に行き来できないということで、ここを通れるようにできないかというような話が長い間出てきたんですけれども、この話は、どちらかというと事業実施期間の15年後にやればいいという話ではなくて、なるべく速やかにやっていただきたいという要望とセットだと思うんですね。その点では、高架化ができたらここを通しますよというのではない要望だと思うんです。高架化を待たずに、今すぐにでもあけてくれないかというような要望なんですが、その点ではどう対応するのか。 ◎鉄道立体担当課長 こちらでございますけれども、今後、工事をそういった期間でやるように都が申しておりますので、当然、工事が始まれば、北側は将来的に側道になるんですけれども、その前に仮線を移すような状況になってきますので、線路が平面を通って、上は当然構造物がつきますので、地下を掘りますと、安全面というか、バリアフリーといいますか、階段とかでもかなりの奥行きが必要になってきますので、道路との関係で、その辺は物理的に難しいのかなというふうには考えております。 ◆山田耕平 委員  そこの難しいところを何とかしてほしいというかねてからの要望がありますので、ぜひさまざまな形で検討していただきたいというふうに思います。  次に、外環について入っていきたいんですけれども、本線トンネル工事の進捗状況について確認しますが、東名北工事の南行き、北行き、それぞれのリング数、掘進の延長どうなっているのか、ヤード外でどの程度の距離を進んでいるのか、確認したいと思います。あと、1リングの幅についても聞いておきたいと思います。 ◎都市企画担当課長 東名北工事南行きでございますが、1,000リングを使用しまして約1.5キロ掘進中ということを聞いてございます。東名ジャンクション外を約0.8キロ掘進中ということを聞いてございます。次、北行きでございますが、約980リング、約1.5キロを掘進中というふうに聞いてございます。なお、東名ジャンクション外を約0.7キロ掘進しているというふうに聞いております。  なお、1リングの幅は、1.6メートルを中心に、調整セグメント等で幅が異なると聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  南行きについては、地中拡幅部に到達していると思うんですけれども、セグメントというのはどうなっているのか。どのようなセグメントを使用しているのかお聞きしたいのと、あと、南行きについては、地中拡幅部に到達して以降、掘進の速度が大幅に低下していると思うんですが、低下の理由についても確認したいと思います。 ◎都市企画担当課長 地中拡幅部のセグメントにつきましては、鋼製セグメントなどを使用しているというふうに聞いてございます。  なお、掘進部の速度の低下につきましては、セグメントの組み立て速度の低下によるものと聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  どこでも組み立て速度が遅くなるというふうなものなんですかね、一般的にどうなのか、確認したいと思います。 ◎都市企画担当課長 詳しいことはちょっとまだ聞けてないんですが、セグメントはRC製とか鋼製とか合成とかありまして、そのおのおのによって変わるのかなというふうにこちらのほうでは考えてございます。 ◆山田耕平 委員  起泡剤は使用しているのかどうか。 ◎都市企画担当課長 使用していると聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  当初は大泉はそういうふうに使うという話なんですけれども、東名側からのほうは、一定起泡剤を使用しない工法で進むというような話じゃなかったでしたっけ。 ◎都市企画担当課長 空気を使用しない起泡剤というか、活性剤というふうに伺ってございます。それを起泡剤と申し上げました。 ◆山田耕平 委員  ちょっと確認したいんですけれども、今まで酸欠ガスが発生してしまったものとは別のものということですかね。 ◎都市企画担当課長 東名側につきましては、あくまでも空気を使用しない界面活性剤というふうに聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  次に、大泉の南工事の進捗状況について確認したいんですけれども、同じく南行き、北行き、リング数、掘進延長、あと、ヤード外へ出る予定はいつごろなのか、それぞれお聞きしたいと思います。あと起泡剤、これについても、空気を使用しているものを使っているのかどうか、確認します。 ◎都市企画担当課長 まず、大泉南工事南行きでございますが、約42リング、約70メートルを掘進中と聞いてございます。ジャンクション外に出る時期は、今精査中と聞いてございます。  次に、北行きでございますが、78リング、約70メートルを掘進中と聞いてございます。大泉ジャンクション外に出る時期も、同様に精査中と聞いてございます。  なお、起泡剤につきましては、現在は使用していないということでございますが、今後については検討中と聞いております。  なお、地質状況に応じて、掘進時に使用する添加剤や圧力を調整し、安全な掘進方法を確認しながら掘進を進めていくというような確認も行ってございます。 ◆山田耕平 委員  次に、シールドマシンの到達時期の見通しについて確認していきたいんですけれども、当初予定と変更しているのか、現時点での予定を確認したいと思います。  東名側では、小田急小田原線、京王線、京王井の頭線、それぞれどういう予定になっているのかということと、あと大泉側では、大泉街道、西武池袋線、青梅街道、それぞれどうなっているのか、確認します。 ◎都市企画担当課長 東名側は、掘進開始が2018年2月ということでございまして、現時点の予定は、当初予定は、小田急小田原線が2018年2月でございましたが、2019年夏から秋ごろに予定となってございます。京王線、井の頭線につきましては、まず当初予定1年半後が、京王線につきましては2018年8月から未定、井の頭線につきましては2019年2月から未定というふうになってございます。  大泉側につきましては、初期掘進が始まったのが2019年1月でございます。予定は、大泉街道が、当初予定が2020年1月と変わらず、池袋線につきましては1年半後、当初予定は2020年7月から、また同様。青梅街道につきましては、当初予定が2021年1月から、これも同様、というふうに聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  大泉側については、現時点での予定は変わらないということなんですけれども、東名側については、京王線、京王井の頭線について、未定、未定ということなんですけれども、その理由について確認して、終わります。 ◎都市企画担当課長 詳しいことは聞いてございませんが、いろんな事象とか起きまして、丁寧に工事を施工していると、こちらでは想像してございます。 ◆野垣あきこ 委員  外環道の進捗についてのところで、本線に関連して、外環の2について杉並区の現状がどうなっているのか、確認したいと思います。 ◎都市企画担当課長 外環の2の杉並区間でございますか。──ここは今、区は、ゼロベースをもって地域の皆様方と話し合って進めるべきという立場をとってございます。新たな進捗状況はないところでございます。 ◆野垣あきこ 委員  続いて、隣接する練馬区の現状について確認をしたいんですけれども、まず、大泉から1キロ区間の進捗状況、それから新青梅街道から千川通り、また練馬区の残りの区間の進捗状況、認可とかですね。 ◎都市企画担当課長 まず、大泉から1キロ区間の進捗状況につきましては、外環の2の前原交差点から放射第7号線、目白通りまで約1キロ区間は、平成24年9月に事業認可を取得してございます。現在、用地取得を進めているところだと聞いてございます。  次に、新青梅街道から千川通りの進捗状況につきましては、昨年12月に事業認可を取得し、本年3月に用地説明会を開催したところでございます。現在は、用地折衝、協議の段階でございます。  残りの区間につきましては、東京都における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)において優先整備路線に選定されたことから、令和7年までに事業着手をする予定と聞いてございます。 ◆野垣あきこ 委員  武蔵野市の話し合いの会では、中間まとめというのがつくられているとのことですけれども、進捗状況はどうなっているでしょうか。いつごろ完成する予定でしょうか。 ◎都市企画担当課長 武蔵野市につきましては、今、中間まとめについて慎重に取りまとめ作業を行っているところと聞いてございまして、その時期等は伺ってはございません。 ◆野垣あきこ 委員  武蔵野市での中間まとめは、話し合いの会のメンバーが進めています。このまとめは、広く意見を聞く前に、これまでの議論の流れを示す重要な役割を担っていると思いますので、杉並区の話し合いの会ではこういった中間まとめの作成はしないのか、区の認識をお示しください。 ◎都市企画担当課長 区といたしましては、東京都からその2の検討状況については伺ってないところでございます。今後も都の動向を注視いたしまして、情報共有を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆野垣あきこ 委員  外環の2の都市計画について、杉並区の話し合いの会は休止状態だと思うんですけれども、さきの本会議でも、先ほどの答弁でも、広く意見を聞くという見解が示されていると思います。当然、広く意見を聞く前に、区としての中間まとめが必要と考えますけれども、作成はされるのでしょうか。 ◎都市企画担当課長 先ほどの御答弁と重なる部分もございますが、武蔵野市も、中間まとめをするに当たって、地元の方々とも意見を交換して丁寧に進めているところと聞いてございます。まずは、東京都がどのような、広く聞くのか、聞いていくのか、またどういう取りまとめをするのか、そういうところを区としては注視してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆野垣あきこ 委員  ぜひよろしくお願いします。  あと、西武新宿線の上井草周辺のまちづくりについてのところを質問いたします。  連続立体交差の、都の高架化の方針が示されましたけれども、これに伴って、地域のまちづくりも含めた検討が必要になってくると思います。区として、中間まとめが示されましたけれども、住民の声を集める機会など、どのように考えていらっしゃるでしょうか。 ◎鉄道立体担当課長 地域の皆さんのお声を伺うのは大変重要だと考えております。ですので、今回も整備計画(案)につきましては、オープンハウスを行いますし、3週間程度意見募集も行います。また、その後も、素案説明とかそういったさまざまな機会を通じて、また、まちづくりニュースの発行とかそういったものと、区のホームページ上での公表なんかをあわせて、いろいろ情報を提供して御意見を伺ってまいりたいと存じます。 ◆野垣あきこ 委員  まちづくりニュースは、先ほど9,000部でしたっけ、地域に配っているということでしたけれども、できるだけ広い方への周知と意見の収集というのをお願いしたいと思っています。  地権者への情報共有ですとか協議は、どのように進めているでしょうか。地権者の合意を得る努力がないと、周辺のまちづくりは現実的にも困難になってくると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎鉄道立体担当課長 今回の整備計画(案)は、駅周辺でのさまざまな事業を考えておりますので、区としましても、そういった地権者の皆様への御理解というのは重要だと考えておりますので、さまざまな機会を通じて、御理解を得るような努力をしてまいりたいと存じます。 ◆野垣あきこ 委員  井荻駅より東側の区間については、事業化に向けた進捗状況、確認できますでしょうか。 ◎鉄道立体担当課長 井荻から野方の間につきましても、平成28年3月に、東京都が社会資本総合整備計画というように位置づけておりまして、事業の着手に向けて準備をする区間というふうになってございます。ですので、現在は、詳細な検討等を行っていると認識しております。 ◆野垣あきこ 委員  私、本会議の質問でも確認したところですけれども、井荻駅よりも東側の住民から、線路の地下化を求める声があるということは区も認識していると答弁ありました。井荻駅より西側の住民からも地下化の声が上げられているようなんですけれども、こちら、区は認識していますでしょうか。 ◎鉄道立体担当課長 井荻駅から東側、下井草のあたりで一部の区民の方でそういった御意見があるというふうには伺ってございます。 ◆野垣あきこ 委員  東側は確認できたんですけれども、井荻駅から西側、上井草とかのあたりの住民から地下化の声、認識ありますか。 ◎鉄道立体担当課長 2月に行いました素案説明会で、私どもの井草中ではないですけれども、練馬区内のほうの説明会の中では、地下を御希望されるというような御意見は出ていました。 ◆野垣あきこ 委員  上井草地域のまちづくり協議会は継続的に開催されているんですけれども、この中で、立体交差事業についての意見や要望などがもし出されているようでしたら、教えてください。 ◎鉄道立体担当課長 構想をまとめる段階で、地下、高架のメリット、デメリットは研究されていたというのは、資料に残っているような状況でございますけれども、まちづくり協議会自体が、地域の方、当然都市計画がかかるような接道の脇に住んでいる方とかいろんな状況がございますので、当然都市マスに書いてあるものを初めとしてもともと御協議いただいたような団体でございますので、私ども、都市マスにそういったことは書いてないので、そういった御意見とか御議論というのは余りなかったというふうには考えております。 ◆野垣あきこ 委員  今後、出てくる可能性もあると思うので、私どももしっかりいろいろ見ていきたいなと思っています。  交通対策について、続いてお伺いします。南北交通のすぎ丸、何点かお伺いしたいと思います。  現在、3路線の運行ということで、少しずつ利用者が増加していて、住民の身近な足となっているということが確認できると思いますけれども、我が党区議団が昨年11月の4定一般質問で行った地域交通についての質問、これに対して区が、「現在の公共交通について、利用実態やニーズ等を把握するアンケート調査を行う予定」というふうに答弁していたと思います。その後の取り組みはいかがでしょうか。 ◎交通施策担当課長 アンケート調査につきましては、2つございます。  まず、すぎ丸利用者を対象としたアンケートでございますが、調査日、平成30年12月10日月曜日午前8時から午後8時までの12時間、停留所または車内において調査書を配布し、郵送にて回収でございます。配布数につきましては、けやき路線が500通、さくらが200通、かえでが300通、計1,000通でございます。回答者数は、けやきが177、さくらが79、かえで路線が116、計372でございます。  さらに、杉並区民を対象としたウエブアンケートを実施いたしました。これは、委託先から、調査会社に登録している区内居住者にメールを送信して、アンケートを行ったものでございます。実施期間は、平成30年12月21日金曜日から12月25日火曜日まで、回収数は500通でございます。地域につきましては、井草、西荻、荻窪地域が200票、阿佐谷、高円寺地域が150票、高井戸、方南・和泉地域が150票というふうになってございます。 ◆野垣あきこ 委員  調査が行われたわけですね。ウエブとかはあれなんですけれども、車内ですとかバスに乗るところで利用者に調査をするという姿勢は、すごくいいと思います。回答の項目とかに、自由記述欄なども設定はしてあるんでしょうか。 ◎交通施策担当課長 はい、自由記述欄、ございます。 ◆野垣あきこ 委員  自由記述欄の設定もいいことだと思います。回答率も高いということで、こういった公共交通の充実を求める多くの住民からの声が集まってくるんだと思っています。  こういった結果、公表の際に、ぜひ議会にも報告していただきたいんですが、その時期、いつごろになりますでしょうか。 ◎交通施策担当課長 適時適切に、御報告をしたいと思っております。 ◆野垣あきこ 委員  よろしくお願いします。 ◆岩田いくま 委員  放射5号で1点だけ、お尋ねしたいと思います。  先週の土曜日から開通して、放射5号開通することによって、放射5号からもしくは放射5号に接続する南北の道路、例えば富士見丘通りだとか、久我山で岩通通りだとか、あの辺の交通量がどうなっていくかというのは、これから見ていくことになろうかと思うんですけれども、そういった中で、きょうは岩通通りのほうで、車の絶対数というよりも、規制の面で確認というかお願いといいますか、1点お伺いしたいんですけれども、岩通通りは朝夕の時間帯、朝だと7時−9時、夕方は15時−18時の時間帯は、車両通行どめにしていたかと思います。  従来からも、車両通行どめの時間帯にもかかわらず入ってくる車がいる、どうにかならないかというようなお話は、聞いたりはしていたんですけれども、改めて、放射5号が開通することによって、これまでは余りあのあたりを利用されていなかった方、車が入ってくるといいますか、あの地域で、放射5号を使ってきて、北に抜けるだとか、その逆もあろうかと思いますけれども、そういったこともふえると思われるので、取り締まりを強化してもらえないかというような話もいただきました。  私自身もけさ、8時台前半ですか、実際に人見街道のほうから岩通通り上って、放射5号のところまで往復して見ていて、放射5号と岩通通りの交わるところで、そんなずっと見ていると何しているんだということになるので、そんな長くは滞留してなかったんですけれども、その短い時間でも、実際に放射5号から岩通通りに入っていく車はあったんですよね。午前8時台前半なら、当然車両通行どめ、許可証を持っていない限り入っちゃいけないというので。  実際にそういうことも出てくるだろうと思うので、じゃ何で入っていけたのかという状況については、こうした会議録が残る場でつまびらかにするのは、それぞれの人のお立場があるので余り適切ではないと思うので、この場では申し上げませんが、こうした放射5号の開通というのは1つの節目という面もあると思うので、一度、これは区だけではできないと思います、交通管理者のほうが中心になってくると思いますけれども、そういう意味で、取り締まりの強化という言い方だとあれなので、規制の徹底というところですかね、既に規制されていますので、そういったことを交通管理者の方と協議なり、要請というか、そういったことをやっていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎都市企画担当課長 確かに、委員御指摘のとおり、あそこは時間規制かかっております。時間規制がかかっているところは、通行許可証がないと通れないというところでございます。ただ、人がいないと、知っていると走ってしまう人もいるだろうということは想像できます。今あそこは道路ができたばかりで、また、今まで利用されていた方、されてない方もちょっと利用し始めているのかなということもございますので、一度東京都と、また所轄警察署などと、ちょっと確認しながら、規制の遵守の徹底の方法について考えてまいりたい、相談してまいりたいと思っております。 ◆奥山たえこ 委員  じゃ私から、自転車のことについてお尋ねします。  二輪車の事故は、東京都内は全国平均よりも高いというふうに聞いておりますけれども、ただ、いろんな交通マナーの講習をするなどして、防げる事故もあるんじゃないかと思っております。  私、最近読んだ、もう10年ぐらい前の本、新書なんですけれども、自転車が必ず左側通行する。そして例えば道路の向こう側に、目の前にあるんだけれども、決して斜め横断とかせずに、向こうまで行ってきっちり左、左で行く。そういうことを遵守すれば、年間400件ぐらい事故が減るというふうに、その新書の帯には書いてあるんです。400という数字は少ないかもしれないけれども、人の命ですから、何とか減らないかなと思っておりますが、いろんな講習で方法はあると思いますが、そういったことなどもお考えいただけないでしょうか。 ◎杉並土木事務所長 区としてはこれまでも自転車ネットワーク計画の中で、自転車ナビラインを初め、左側通行の徹底というようなことも、道路上で何カ所か交通安全対策路線ではやらせていただいています。実際に荻窪で試行した後、調査をしたところ、それ以前よりは左側通行する人はふえましたけれども、ただ、一方で言うと、全く右側を走る人がなくなるということはないというのは事実でございます。  今後も含めて、自転車の利用を促進する一方、自転車の安全対策の徹底も必要だと思いますので、引き続き、警察初めとした関係機関と、いろんなチャンネルで規則の徹底、マナーの徹底ということを続けてまいりたいと考えてございます。 ◆奥山たえこ 委員  区内には狭い道路があって、例えば先ほど人見街道という話もありましたけれども、あそこも自転車で通るときは私もかなり緊張する、危ないところです。それからあと、具体的に言うと例えば阿佐ケ谷駅の北口にある西友の前、あそこも狭くて、しかもお店に入るお客さんがいっぱいいる。そして店の前に少し自転車がとめられるとかなっていて、あそこを自転車で通る人がいるので、とっても危ないと思っている方たちで、区民の方が最近チラシをつくって、ここは自転車をおりて通ってくださいというチラシを配ったという話があるんですが、それについてはお聞き及びかどうか。 ◎土木管理課長 恐らく、放置防止協力員の方々がいらっしゃいますので、そういう方々がチラシなのか、あるいは街頭指導の中でそういうふうなお話をしているのかというふうに思ってございます。  阿佐谷の西友につきましては、数年前までは、お店を利用される自転車が道路のほうにあふれてございまして、街頭指導員だったり区の職員が行って、マナーを守るようにというようなことを言っていましたが、西友側のほうでも、地下にある従業員の駐車場を開放しまして、自転車をとめられるようにしてございます。ラック等も整備をして、そのため、幾分解消されてきているというふうには聞いてございます。 ◆奥山たえこ 委員  そういったチラシを配った方に直接私もお話を伺ったんですが、せめて時間帯制限だけでもできないかと。この時間帯はおりて通ってくださいと。そういう制限の緩和方式があるのかどうかもわかりませんが、そういったことは可能なのかどうか。 ◎土木管理課長 混雑する中では自転車の速度を落としてとかという部分がありますけれども、歩行者道路ではない部分がありますので、そういうところでは、強制的におりなさいよというところまでは言えないかと思っています。 ◆奥山たえこ 委員  当区においては、例えば量販店などが新規に出店する場合には、駐輪場をつくらなければいけない、そういった条例がありますけれども、ただ、既存店にはそれは適用されてないんですよね。そうすると、例えば、居抜きというのかしら、スーパーだったところがまたスーパーになりました、そういった場合には適用されるんですか、どうでしょうか。 ◎土木管理課長 附置義務前にできている建物につきましては、改修とかの計画で適用する場合もありますけれども、大体は適用せずそのまま行ってしまうケースもあります。ですが、現在、例えば計画の通知が来たりする中では、こういう附置義務がありますよということは、区のほうからは指導しているという状況です。 ◆奥山たえこ 委員  もちろん、条例はさかのぼって適用されないという原則はありますけれども、このような場合については、新規ではないんだけれども、こういう義務があるので、お伝えするだけではなくて、もう少し何かできないですかね。具体的にスーパーの名前を挙げたいぐらいなんですけれども、大変なんですよね。私も近所で行くんだけれども。やっぱり自転車で行くんですよ、重くて持って帰れないので、自転車で荷物を運びたいとなって。あそこもちょっと大変なことになっているんで、どうですかね、少し何か工夫できないですかね。 ◎土木管理課長 そういうケース、幾らかありまして、御要望もいただいています。職員のほうが出向いたりとか、あるいはお店のほうにお願いをしたりとかして、店の前あるいはその周辺にとめないようにということは言ってございます。  ただ、それにあわせて、お店を利用される方の駐車場も確保してほしいということは、区のほうでも伝えていますので、そういうところで、お店のほうも少し工夫していただかないと、区だけではどうすることもできないというところも、実情としてございます。 ◆奥山たえこ 委員  そのスーパーは、実はお店の人を外に立たせて、スーパーの前から放置自転車は一掃されたんですよ。ところが、20メートルぐらい離れたマンションの前にみんな置くようになったんです。実は私も置いているんですけれども。──いや、急いで買い物するんですよ。  最近は、そのマンションの方だと思うんですが、駐車禁止というので縄を張ったりとかしていて、そこにも置けなくなっちゃったんで、私も困っていろいろ工夫しているんですよ、ここでは言えないような工夫をしているんですよ。近所の飲食店にちょっと置かせてもらったりとかしているんですが、本当に頭が痛いですので、これはすぐにお答えは出ないでしょうけれども、いろいろと知恵を働かせてほしいと思います。  では次に、外環通りについて伺います。  さきのこの委員会で、埋蔵文化財についての質問がありました。ちょっと私読んだんですけれども、何か判然としないんですが、まず、青梅街道のインターですけれども、ここはまだ調査が進んでないみたいですが、ここは、埋蔵域というんですかね、埋蔵地となっているのかどうか、そこから伺います。 ◎都市企画担当課長 ここは練馬区側でございますので、詳しくはちょっと把握してないところでございます。ただ、まだ用地買収等が進んでない中で、埋蔵文化財の調査ができてないということも、あわせてある現象だと思っております。 ◆奥山たえこ 委員  埋蔵地じゃなかった、包蔵地でしたね。  練馬区側だから関係ないというわけじゃないんですが、時々聞くのは、工事をしていたら文化財が出てきましたと。それを保護しなきゃいけないので、工事がおくれますとかと聞くと、それは困ったと言う人もいるだろうけれども、うーむ、おくれてほしいなと思う人もいたりするわけですが、じゃ、青梅に関しては全然進んでないんだけれども、今後そういった可能性があるのかどうか。 ◎都市企画担当課長 調査結果次第だと思ってございます。 ◆奥山たえこ 委員  ちなみにお伺いしますけれども、調査をするときにはその所有者のオーケーが必要なのか、つまり、オーケーが出ないと、もしくは、ここ、買っちゃうから所有者は関係ないんですかね。そういうことも遅延の理由になるのかどうか。 ◎都市企画担当課長 今の流れとしましては、用地買収後に埋蔵文化財の調査というふうに流れていると確認してございます。
    ◆奥山たえこ 委員  外環の2について、私もお伺いします。  先ほどの答弁は、杉並区としてはゼロベースで考える、そして区民の皆さんのお声も聞いていくという、大変に模範回答でありました。しかし、都市計画、一旦決められたものが、状況によって、必要に応じて修正することはありますけれども、廃止されるということはほとんどないんじゃないですかね。ということは、杉並区は、先ほどの答弁によると、場合によっては外環の2の都市計画については、区民の皆様の反対もしくはあんなもの要らないという声が高まれば、廃止するように動きますよと、そういうことを示していますか。 ◎都市企画担当課長 重ねての御答弁になりますが、杉並区はゼロベースで検討すべきという立場から一貫して動いてございません。ゼロベースで検討すべきという立場でございます。 ◆奥山たえこ 委員  私が聞きたいのは、つまり、そのときに積極的に動いてくれるのかどうかということなんですよ。ゼロベースだと思っていますよと、じっとしていたら困るわけで、都市計画の廃止にはならないわけで、もちろん、杉並区はその権限がないからできないんだけれども、少なくともいろいろ区長が、前の山田さんなんかは、青梅インターなんかへ行って意見出したりしましたけれども、そういうふうに積極的に動くことも含めているのかどうかということを、今のうちに聞いておきたいんです。 ◎都市企画担当課長 重ねての御答弁でございます。今、武蔵野市の動向も注意しながら、杉並区は杉並区として、ゼロベースで検討すべきという立場が一貫して変わってございません。 ◆奥山たえこ 委員  期待しておきたいと思います。  避難についてお伺いいたします。前回の議事録なんか読んでも、ほとんど何も回答が出てないという感じなんですけれども、まだ1年、2年ぐらい余裕があるからなのかもしれませんが、現実になったら、杉並区にシールドマシンが近づいてきたら、例えば実際に事故が起きたときは、惨事までなって、土がぱらぱらと落ちてきたら事業所の所長が連絡してくれるということになっているんだけれども、じゃその連絡は、杉並区のどの電話番号に来るのかとか、それからそのときにどう対応するのか。  例えばこの前の答弁では、国民保護法の避難勧告というか、法律では避難措置になりますかね、そういった言及までありました。かなり具体的に決めておかないと、とっさのときに動けないと思うんですけれども、これから決めるつもりなのかどうか。 ◎都市企画担当課長 区の24時間の連絡体制は調整しているところでございます。杉並区のいわゆる避難計画につきましては、シールドマシンが到達する前に、国及び事業者と調整しながら策定してまいりたいと存じ上げます。 ◆奥山たえこ 委員  今、事業者との調整という話がありました。ぜひ直接会って調整していただきたいと思います。例えばほかの市ですと、三鷹市などは、執行部がその事業者に会いに行くそうなんですよね。例えば議事録なんか見ていると、地下水の水位がいろいろ変動しておりますけれども、それは今度事業者に会いに行きますから、詳しく聞いてきてまた議会に御報告しますとかあるんですよ。あっ、杉並と大分違うなあと思うんですけれども、そこまで相対して、具体的なことを詰めるぐらいのことはやるおつもりがあるのかどうか。 ◎都市企画担当課長 今までも、国などの事業者とは適時適切に情報共有など行っているところでございます。今後とも、密に連携をとってまいりたいと思ってございます。 ◆奥山たえこ 委員  答弁が非常に上手で、不的確なんですよ。情報の提供というのは、会ってやるんですか、それとも電話とかメールなんですか。これで終わります。 ◎都市企画担当課長 場合によっては直接私ども出向くこともございますし、適切に電話連絡等も行っているところでございます。 ◆けしば誠一 副委員長  私からは、まず放射第5号線について。  6月8日の午後3時、放射第5号線が開通した直後に、午後4時半ごろに岩崎橋交差点で乗用車とタクシーが衝突する事故が起きました。周辺住民が大変不安を高めていますが、区はこの事故を確認しているのか、どのような事故であったのか。 ◎都市企画担当課長 この件、高井戸警察に確認をいたしました。6月8日の夕方、岩崎橋周辺の放射第5号線に停車中の車両に、後続車が追突する事故があったということを確認してございます。 ◆けしば誠一 副委員長  住宅街や商店街への車の流入を防ぐよう求めて、商店街の左折には時間規制を設けたにもかかわらず、こうした規制が守られなかったことに起因すると思われます。この事故を契機に改めて対策を求めますが、どうか。 ◎都市企画担当課長 先ほど他委員にも御答弁した重複と思います。今後、交通規制の遵守とか、わかりやすさとか、東京都とか警察と連携しながら改善を図ってまいりたいと存じ上げます。 ◆けしば誠一 副委員長  開通後に、これまで東京都が発表してきた交通量、排ガスなどの環境影響などを再検証して現状を把握し直す、必要な対策を講ずる必要があると思いますが、都はどのようにする予定か。区としても、東京都や警察と連携し、実態を把握する必要があると思いますが、どうでしょう。 ◎都市企画担当課長 交通量とかにつきましては、事業終了1年後に、大気、騒音、振動などにおける環境影響評価を行うと聞いてございます。今後も、区は、一般質問等でも御答弁差し上げましたが、都と連携し、放射5号線や周辺道路の現状の把握を行います。そして必要な交通安全に対しては、所轄警察などと十分協力し取り組んでまいりたいと存じ上げます。 ◆けしば誠一 副委員長  次に、外環道です。一般質問で指摘しましたが、東名ジャンクションからスタートしたシールドが民地に進出した直後に振動が感じられて、沿線住民から対策が求められました。事業者の24時間ダイヤルに電話したとのことで、事業者はこれに対応して訪問し、振動計測を行っているとのことです。振動計を貸し出すなどして住民が計測を求めたが、断られたとのことです。事業者の今後のこの件についての対応について、区の認識を求めます。 ◎都市企画担当課長 国からは、振動について地元から問い合わせがあった場合には、適宜工事状況を調査し、周辺環境への影響を確認していると聞いてございます。  御要望の振動計につきましては、このようなお声があったということを、国などの事業者にお伝えしてまいりたいと存じ上げます。 ◆けしば誠一 副委員長  東京都の環境局は、その振動が公害対象になるかどうかの判断を、区市に任せていると言っています。世田谷区ではどのように対応されたのか、区に届いているかどうか。また、杉並区では、このような事態が起きた際には、どの部署が担当するのか、確認しておきます。 ◎都市企画担当課長 まず、世田谷区の状況でございます。世田谷区では、国などの事業者に対しまして、安全を最優先し、住民の方々が安心できるような対応を行うよう要請しているというところを聞いてございます。  また、区内においての事象の受付窓口、外環工事の場合には、私の所管します都市企画担当課でまずは対応をさせていただきたいと思っております。 ◆けしば誠一 副委員長  気泡、そして酸欠空気問題についてなんですが、6月5日の第44回公害被害者総行動の際に、国交省は、大泉からの初期掘進で起泡剤はまだ使用してないと答えていました。いずれの工区でも、土質サンプルで屋内試験をしており、結果が出たら説明をすると答えたと聞いていますが、どのような試験が行われているのか、確認願います。 ◎都市企画担当課長 サンプル試験のことでございます。まず、室内試験において、室内状況に応じた安全かつ空気の露出を抑制した掘進方法を確認するため、土の流動性や地質ごとの適切な添加剤、起泡剤、水、空気について確認をしていると聞いているところでございます。 ◆けしば誠一 副委員長  今後の説明を待ちたいと思います。  杉並の善福寺地域には多数の古井戸が存在していて、気泡や酸欠ガスの安全確認は重要ですが、国は、シールドが到達する前にこうした井戸の調査を実施すべきと考えますが、区の見解を求めます。 ◎都市企画担当課長 現在では、過去の公共事業や宅地開発等で掘られました人工的な孔、ボーリング調査、井戸など、確認を行っていると聞いています。また、沿線の皆様に対して、掘進前にお知らせチラシにて情報提供を呼びかけていると聞いてございます。また、区においても、ボーリング調査等のデータ、ございますので、要請があればそれを提供するなど、努めてまいりたいと存じ上げます。 ◆けしば誠一 副委員長  青梅街道インターについてです。片側インターで計画されていますが、練馬区関町側の買収が平均2割ほどで、全く進んでいません。国はどのような見通しを持っているのか。このような現状で、外環本線工事と青梅街道インターの工事はどのような手順で行われるのか。本線が杉並まで届いてから、その後用地の買収を進めてから始めるのか、この点を確認します。 ◎都市企画担当課長 現在も用地買収については進めているところと伺っておりまして、その進捗状況に応じて工事を進めていくというふうに聞いてございます。 ◆けしば誠一 副委員長  インターの工事は、非常に地下水の多い、大量に流れている浅層を掘ることになるために、善福寺の水と緑に影響を与える工事となります。これまでも流動保全工法で対処するとのことでありましたが、その成功事例が示されていません。その点での国や事業者の説明はいまだなされていませんが、今後どの時点で説明があるのか。 ◎都市企画担当課長 地下水のことは、再三御質問を受けているところでございます。今回、確認させていただきますと、事業者からの工事の進捗状況に合わせて、適切に説明があるものというふうに認識してございます。 ◆けしば誠一 副委員長  ぜひお願いします。  インターができれば、外環から出てくる車が、武蔵野市東町の生活道路を抜け道として使用する可能性があり、武蔵野市ではこの点を非常に懸念し、検討を進めています。  杉並区の住宅街も同じ問題が生じることになると思いますが、区として、予想されるインターから住宅街への車両の侵入に対し、どのような認識を持ち、またその対策をどのように考えているのか、お聞きします。 ◎都市企画担当課長 今後も、事業主体である国側と、また区が、周辺に与える影響や周辺の交通規制などにつきまして、関係機関と調整を行いながら対応を図ってまいりたいというふうに存じ上げております。 ◆けしば誠一 副委員長  避難計画についてです。昨年12月に外環トンネル工事の緊急時の対応について、国と事業者からかなり詳しい文書が出されました。その中で、住民への避難周知までの流れの第1の準備段階というところで、工事状況により兆候把握とあります。この国の示す兆候とはどのような状況を示すのか明確にすべきでありますが、区の認識をお聞きします。 ◎都市企画担当課長 この兆候というのは、通常の施工管理体制により対応策を講じたにもかかわらず、トンネル内に土砂等が流入する事象などを考えていると、従前のとおりというふうに聞いてございます。  このような兆候が生じないよう、通常の工事体制の管理に努めていくというふうに国等からは伺ってございます。 ◆けしば誠一 副委員長  今の答弁ですけれども、第2の避難周知段階というところでは、トンネル内に土砂等が大量に流入する事象発生とするというふうに、緊急時と規定した段階ということだと思うんですが、この1の兆候段階で、関係機関などへの事前連絡など義務づけていますが、この1と2の関係ですね、そして住民への周知は、避難すべき事象が起きてからということなのか、この点を確認します。 ◎都市企画担当課長 私の聞いているところでございますが、まず、大量流入のときを避難時として定義づけているというふうに考えてございます。 ◆けしば誠一 副委員長  避難誘導は工事責任者が行うということですが、区や消防、警察などと事業者との連携、この間、協議されているんでしょうか。 ◎都市企画担当課長 沿線区市とも情報連絡を交換しまして、よりよい避難計画ができるよう、適宜協議しているところでございます。 ◆けしば誠一 副委員長  当面、外環の千葉県区間では、事業工事に対する問い合わせや相談窓口として、松戸相談所、市川相談所、大和田相談所の3カ所が設置されて、2011年の1月までに、開所以来の利用者が松戸では何と1万2,000人、市川では9,300人を超えていると報じられています。相談コーナーだけではなくて、事業紹介パネルや完成イメージ模型などもあって、平日は常時開催されているとのこと。東京外環道には、このような窓口は全くありません。なぜ設置しないのか、国に問い合わせていただきたいんですが、どうでしょう。 ◎都市企画担当課長 まず、御質問にあります窓口に関しましては、御要望の件等、お伝えしてまいりたいと存じ上げます。  国などは、今までも24時間体制で電話受付窓口を設置することとしております。  重ねて申し上げますが、この御要望の件につきましては、国と事業者にお伝えしてまいりたいと存じ上げます。 ◆けしば誠一 副委員長  外環工事で地盤沈下などの被害を受けたときの対応は、全国の他の道路工事の場合と比べた場合に、外環の場合には安心できるものでは全くないわけですね。「広島高速5号線事業における地域住民の皆様の『安心の構築』のための取組」ということなども注目に値します。トンネル工事において、沈下を不安視する住民の要望に可能な限り応えて、県と市は、新たな基準値を設けて、トンネル工事により生じた変化を、基準値に達した場合、通常の損失補償にかえて、希望する人たちの土地の買収等を行う仕組みまで構築しています。また、横浜環状南線では、管理基準値を25ミリ、傾斜角を100分の1ラジアンとして、それより沈下量とか傾斜角が低いことで安全性を示しています。  外環のトンネル工事ではこのような管理値があるのか、確認します。 ◎都市企画担当課長 管理値、さまざま、今まで御質問受けてまいりました。今般、ラジアン等の確認を今までしていましたところ、土かぶりや地質等の現地状況が異なり、その状況において国及び事業者において管理していくものと聞いているところでございます。 ○吉田あい 委員長  それでは、一巡いたしましたので、再度質疑のある方は挙手願います。 ◆山田耕平 委員  また外環なんですけれども、横連絡坑、杉並区にも何カ所か設置されることになると思うんですが、ここは当然セグメントが変更される、先ほどもそういう話がありましたけれども。だとすると、横連絡坑の場所とか工法というのはもうある程度定められているのかなと思うんですが、それはいつごろ示されるのか。この間、詳細な検討を行っているという答弁だったんですけれども、そうしたセグメントの変更が必要になるというものであれば、当然場所も一定定まっていると思いますけれども、その点確認します。 ◎都市企画担当課長 横連絡坑の場所等については、現在も詳細な検討を行っているところと聞いてございます。また、その位置等に対しては、決まり次第知らされるというふうに聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  何だか全く何も決まってないで進んでいるような状況なんですよね。  地中拡幅工事についても、この間何も示されていませんが、この実施時期、工法、工事期間の見通し、これはいつごろ示されるのか、確認します。 ◎都市企画担当課長 これも重ねての御答弁になって恐縮でございますが、現在詳細な検討を行っているところと聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  これ、私も、事前に区に確認してくださいという形で今取り上げているんですけれども、結局何も答えてくれないと。どんな工事なのかというふうに思いますね。それについて、どうでしょう、基礎自治体として、国、事業者が進めている工事といえども、このような進め方、どう思いますか、確認します。 ◎都市企画担当課長 これも、再三御答弁申し上げております。住民の安心・安全を第1として工事をすべきと考えております。引き続き、住民の皆様方等の御意見は適切にお伝えして、わかりやすい説明をするよう求めてまいりたいと存じ上げます。 ◆山田耕平 委員  気泡の発生についてなんですけれども、オープンハウスで、セグメント1リング、1.6メートル当たり100立方メートルの起泡剤を注入するということで、前回の委員会で再確認を行っているということだったんですが、結果としてはどうだったのか。ほとんど回収するとしているんですけれども、ほとんどというのはどの程度なのか、具体的な回収量を把握することができるのかどうか、確認したいと思います。  区としては、この間、極力抽象的な言葉は使わないように、数値化されるようなものを求めてまいりたいと、これは至極当然のことだと思うんですが、その結果はどうだったのか。 ◎都市企画担当課長 この数値化などにつきましては、具体的な数値で把握はできないというふうに聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  100立方メートル入れるというのは。 ◎都市企画担当課長 この確認もいたしました。そこのところにおいて、具体的な数値というのは、ほとんどという形容詞しか出てこなかったということでございます。 ◆山田耕平 委員  とんでもない姿勢ですよね。結局、区としても、極力抽象的な言葉は使わないように、数値化されるようなものを求めるというふうに、当然の姿勢だと思うんですが、それについて具体的には示せない、ほとんどとしか言えない、どういう計画なのか、本当にひどいものですね。  先ほど地質の話があったんですが、世田谷の地層と、そのほか、その以北の地層では大分地質条件が異なると思うんですね。今、実証実験なども行われていると思うんですが、その場所での試験だけではなくて、地層に応じたシミュレーションみたいなものも実施する必要があると思いますけれども、それについて区の認識を確認したいと思います。 ◎都市企画担当課長 他の地層においても、地質状況に応じて掘進する、添加剤や圧力を調整し、安全な掘進方法を確認しながら掘進を進めていくというふうに聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  区としての認識はどうでしょう。シミュレーションの必要性について。 ◎都市企画担当課長 シミュレーションについては、先ほど御答弁いたしましたが、わかりやすいような、また安全なような実験は行っていただければというふうに求めているところでもございます。 ◆山田耕平 委員  住民が納得するか納得しないかという話にもかかわると思うんですが、まず住民への説明責任がしっかり果たされてないと思います。現地2回の説明会が、基本問題についてあったのみだと思いますね。  シールドマシンの到達前に、各自治体の地質に応じた対策、シミュレーションなどを示すなど、住民説明会を開催するべきと思いますが、どうでしょうか。また、区としてもそのことを求めてほしいんですが、どうでしょう。  あと、この説明会の開催についてなんですが、善福寺、西荻、松庵、各地域にかかわる計画なんですけれども、その各地域での開催が必要だと思います。とりわけ、区の南側地域で情報周知がおくれているというような指摘もあるんですが、その点、区の認識を確認しておきたいと思います。 ◎都市企画担当課長 まず、地域ごとの説明というのは、適切な情報提供という観点は非常に大事なものと考えております。今後とも、適切な情報提供を求めてまいりたいと存じ上げます。  南側地域につきましては、まだ東名ジャンクションから発進しているところで、なかなか周知がなされてないのかなという感想は持ってございます。今後とも、全体にわたり情報提供がなされるよう、国等に求めてまいりたいと存じ上げます。 ◆山田耕平 委員  振動問題については先ほども話が出たんですが、まず、この振動問題というのは一体何だったのかということを確認したいのと、世田谷の区間で何件程度の振動被害が寄せられているのか。野川の左岸だけでなく右岸でも発生しているということで、家屋調査の範囲外での発生も確認されたということなんですが、国、事業者は、この件についてどう説明しているのか、外環の工事との因果関係みたいなものについてはどのような説明をしているのか、確認します。 ◎都市企画担当課長 まず、因果関係につきましては、こちらは聞いてございません。調査につきましては、シールド機が通過する地上部において振動調査を実施しておるということでございます。また、お寄せいただいた箇所につきましては、工事状況と振動の調査を行っているというふうに聞いてございます。  なお、世田谷区間でお問い合わせ件数は、6件と聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  この調査結果というのはいつごろ示されるのか、その点を確認したいのと、あと、振動の事象が発生する前、シールドマシンが通過する前から振動を測定して、通過中がどうだったのか、通過後はどうだったのかというような調査をするべきだと思うんですが、そのような調査はされているのかどうか、確認します。 ◎都市企画担当課長 振動の調査につきましては、先ほども御答弁いたしましたが、シールドマシンが通過する地上部において振動調査を行っているというふうに聞いてございます。通過前、通過中、通過後でございますが、通過するときに行っているというふうに聞いております。通過中になりますね。 ◆山田耕平 委員  この工事がどういうふうに進むことによって振動があったのか、ないのかということがわからないと、しっかりした調査と言えないと思うんですね。原因究明についてはしっかりとしてほしいと思いますが、区としてそうしたことを求めてほしいんですけれども、どうでしょうか。 ◎都市企画担当課長 当然そういう御懸念があることは存じ上げますので、因果関係については説明を求めてまいりたいと思っております。 ◆山田耕平 委員  その点に関連して、振動に関する住民説明会の開催もぜひ行っていただきたいんですけれども、その点はどうでしょうか。  あと、そもそもシールドマシンの位置がリアルタイムで表示されるというような対応も必要ではないかなと。今ここにいます、ここにいますと。そういうのはどうでしょうか、確認します。 ◎都市企画担当課長 振動につきましては、新規に開設したホームページに、随時掲載されていると聞いてございます。  また、リアルタイム表示でございますが、本日の資料でもお示ししたのは、ちょっと時間差があるんですが、「グリルドはどこ?」とかという、資料3と4ですか、そのようなもので示されているところでございます。実際、見にくいという御質問も受けてございますので、わかりやすさの観点のところで、またその辺も求めてまいりたいと思っております。  振動に関する説明会につきましても、国等は、ホームページに掲載するというところまでしか聞いてございません。全般にわたり丁寧な説明が必要かと思ってございます。 ◆山田耕平 委員  何だか、振動被害は出るわ、水は噴き出すわ、酸欠ガスは噴き出すわと、とんでもない影響が地表面に出ているわけですよね。だからこそ、しっかりとした住民への説明、一体何が原因でこんなことが起きているのかというのは当たり前の説明責任だと思いますので、その点をしっかりと区からも、国に対して、事業者に対して要請していただきたい、その点を確認したいと思いますが、どうでしょう。 ◎都市企画担当課長 今までも御答弁してまいりましたが、安心・安全にかかわる情報は、適時適切に提供を求めてまいっているところでございます。 ◆山田耕平 委員  先ほど、振動被害についての対応窓口は都市企画担当課が対応ということなんですけれども、この振動被害って、例えば夜中通過していれば夜中電話をかけなければいけないとか、さまざまな形でリアルタイムな対応も求められると思うんですね。その点では、都市企画担当課だけで対応するというのはなかなか難しいのかなと思うんですが、その点はどういうふうに考えるか、確認します。 ◎都市企画担当課長 今、24時間の区の連絡体制は、調整しているところでございます。 ◆野垣あきこ 委員  交通対策についての中の、3の交通安全対策についてお伺いします。  この間、歩行者が犠牲となる交通事故が相次いでおりますけれども、我が党区議団が、このような事故を防ぐ観点から、先月、5月に区に申し入れを行いました。国では国土交通省と警察庁が、滋賀県大津市の事故を受けて、安全確保に向けた道路の点検を実施するとしています。対策を検討、実施するというのも、生活道路の安全対策が急務という立場から、杉並区の交通安全対策交通対策の自転車にかかわる部分、お伺いしたいと思います。  2019年2月に警視庁が公表している都内自転車の交通事故発生状況の資料ですね、杉並区としても、自転車の交通安全の啓発活動、いろいろ行っているようですけれども、こうした傾向が続いていて、先ほどお話しした資料を見ると、東京都全体では、年齢層としては20歳から29歳の自転車事故が一番多いそうなんですね。続いて、65歳以上が2番目に多いということで、杉並区内の傾向はいかがでしょうか。 ◎杉並土木事務所長 私ども、警察のほうからいただいている資料で申し上げますと、一番多いのは40歳代が178件、次が高齢者で、65歳以上で135件というのが、区のほうの状況でございます。 ◆野垣あきこ 委員  都全体と少しずれはあるようなんですけれども、一般世代の講習会、行っているようなんですけれども、出前型というタイプだと、結構強制的に近いような形で社員とか学校の生徒とかが聞くような形になると思うんですけれども、講座型みたいな形になると、参加者が少なくなってくると思います。若者とか子育て世代とか高齢者、自転車利用が多いと思うので、そういう世代の交通マナーへの関心が薄いというか遠いのかもしれません。こうした世代の参加とか関心を促すのが今後の課題と考えますけれども、区の受けとめはいかがでしょうか。 ◎杉並土木事務所長 警察署含め、なるべくそういった機会を捉えて、講習会等開催するように努めているところですが、なかなかお集まりいただくのが難しかったりとか、いろいろある中で、関係機関と連携しながら、特にそういった対象世代に周知が広がるように努めてまいりたいと考えてございます。 ◆野垣あきこ 委員  特にこの世代というところで、ある程度わかっているので、効果的な啓発が重要だというふうに思っています。申し入れでも話しましたけれども、区とか学校とか保護者、道路管理者、地元警察署による合同の点検調査、それから危険箇所の抽出、本当に大事なことかと考えます。  地域の方なんかがすごく、事故の状況とか子供たちがここをよく通るとか、そういうことを知っていると思いますので、地域とか保育園とか幼稚園とか、そういったところから抽出していただくことが効果的なのかなというふうに思っております。有効な対策を、国や東京都とも協力して推進して、庁舎内でも関係部署がぜひ連携して対策に取り組むことを要望しておきます。
     以上です。 ◆松尾ゆり 委員  簡単に何点か伺います。  まず、外環道に関連して、今ちょっと質疑を聞いていたんですけれども、緊急時の避難計画については、住民の方からの陳情も当委員会に昨年度出されていたりとか、関心の高いところだと思うんですけれども、緊急避難計画出るんだ、出るんだと言っていて、「安全・安心確保の取組み」というのが以前出されまして、これだととても抽象的でよくわからないねという委員会での質疑も、議論もいろいろあったと思うんです。その後、区のほうとして、緊急時の避難対応等について、先ほども質疑がありましたけれども、どういったときに避難をするのかとか、具体的な基準値とか管理値とか、そういったものを事業者側からの提供とかというのは受けてないんでしょうか。 ◎都市企画担当課長 まず、避難計画につきましては、昨年の夏に出たパンフレット、昨年12月の末にお配りしましたA4の紙がベースになります。  今般一番大事なことは、必要に応じて改定、内容を変えられるという一文がございます。今後、各区市においても、その実情に応じて合わせるようなものを、これから調整等を進めていきたいと思っております。また、管理数値、避難が必要になるというときは、先ほども御答弁いたしましたが、シールドマシン内に大量土砂が流入しというところを避難値という定義づけと聞いてございます。 ◆松尾ゆり 委員  先ほどもお聞きしたんだけれども、大量の土砂が流入して云々というのは、物すごい大事故だと思うんですよ。そうなる前に避難する必要が生じるということなんじゃないんですか。もしくは、避難の必要が生じるかもしれないねということでの、ちょっと準備段階というんですか、そういうことが必要になる段階というのが多分ある、何ランクかあると思うんですよね。その前段階というのは、一定の計測をしながら、水位であるとか地盤の状況だとか、そういったものを計測しながら、ちょっとこの段階に来ると注意したほうがいいんじゃないかなというような、具体的な管理値等が、各地いろんな資料を見ますとあるみたいなんですけれども、外環に関してはそういったものを、我々もわからないんですけれども、役所のほうもそういう具体的な数値というのは聞いてないのかどうか。 ◎都市企画担当課長 繰り返しの答弁になりますが、非常時というのは大量土砂流入というところでございます。管理数値等は、伺ってないところでございます。 ◆松尾ゆり 委員  聞いてないということなので、お聞きになったほうがいいと思うんですけれども、大量土砂流入時に、大変です、避難してくださいって連絡が来るわけですよね。それで、それを近隣住民に周知をするというのは区のお仕事になっちゃうと思うんですけれども、それでいいんですか。ちょっとそこ、認識をお聞きしたいです。 ◎都市企画担当課長 避難してくださいという連絡は、事業者が責任を持って行うというふうに認識してございます。まず、地下において大量土砂流入があったときは、地上部に連絡し、各戸訪問をし、避難を呼びかけというところが国、事業者、そして、責任を持って今調整している避難場所に誘導する、それも事業者の責任においてやるというふうに聞いております。また、必要な交通規制などについても、事業者が警察等、消防等と打ち合わせを行っているというふうに聞いてございます。 ◆松尾ゆり 委員  今ちょっと答弁を聞いていると、私の誤解があったら申しわけないんですけれども、事業者がやります、警察がやります、消防がやりますので、区としては直接の責任は負ってないんですというようにも聞こえるんですけれども、もし誤解があったらごめんなさい、だけどそれはちょっと違うんじゃないかな。区民の財産、生命に責任を持つという点では、区も、事業者と同様、重い責任を負っているものと思うんですよね。それだけに、事業者に対して、基準値がこういうふうになってきたら黄色信号ですよ、ちょっと警戒に入ってくださいねみたいな、そういうお互いの連絡体制みたいなものは絶対必要だと思うんですけれども、どうもお聞きしていると、いや、大変な土砂の流入が起きたら、そのときは対応しますみたいに聞こえちゃうんですけれども、その辺の認識を改めてお伺いしたいんですが。 ◎都市企画担当課長 区も今まで、陥没等というか緊急避難については、国と事業者と話し合ったところでございます。第一義に、区としての考え方は、事業者の責任において安心・安全、また課題の解決をすべきものと考えてございます。しかしながら、区民の皆様によりわかりやすいような、安心していただけるような働きは区も行うべきだと思っております。  今後とも、周知の仕方、区ができること、また役割分担に基づいて、調整を図ってまいりたいと存じ上げます。 ◆松尾ゆり 委員  それで、またもう1回先ほどのところに戻っちゃうんだけれども、そうだとすると、いや、大変です、土砂流入が起きましたという連絡からスタートで大丈夫なんですかということ、そうじゃないですよねということをお聞きしているんですけれども、どうですか。 ◎都市企画担当課長 御要望、御心配の旨は、国と事業者に伝えてまいりたいと思っております。  今まで、国から受けているものは、大量土砂流入が避難の源になるというふうに伺っております。  繰り返しになりますが、委員のお声は、確実に国と事業者にお伝えしてまいりたいと存じ上げます。 ◆松尾ゆり 委員  確実に伝えていただくのはいいんですけれども、区としても、もう少し危機感をお持ちになったほうがいいんじゃないかなと思うわけですよね。持っていらっしゃるのだと思うんですけれども、その点では、国、事業者に対して、もう少し突っ込んで、きちんと、どういう数値管理をしていらっしゃるのか、どこへ来たら黄色信号なんだ、あるいはもっとその前の段階なんだ、幾つかの段階を持って管理をしていくんだと思うんですよ。そこのところを、区としても、聞いてないですという話だったので、ちゃんと把握をされて、事業者とそこを共有して、区民の安全を守っていただきたいというふうに、これは要望をしておきます。  それから、上井草の関係のことをちょっとお聞きします。  簡単に何点かお聞きをしたいと思うんですけれども、まず、駅前広場の話が先ほど出ていたんですが、この案というのを見ますと、駅広のところは、何か黄色でぼあっと塗ってあるんですけれども、具体的には、どの部分を駅広として工作するのか。その土地の所有関係とかそういったものについてはどのようになるのかということが、今の段階では示されてないんですけれども、どの段階で、明確に区画としてお示しいただけるのか。 ◎鉄道立体担当課長 この駅前広場の関係につきましては、今、区として北側で皆様に御論議いただくためにお示しした段階でございますので、今後の、素案の説明の段階では、どの位置になるというような線が、2500分の1の図面で出てくるような状況でございます。 ◆松尾ゆり 委員  そうすると、今こうやって北側でというふうなことがありまして、先ほど他の委員から高架下のほうがいいんじゃないかというような御意見もあったわけなんですけれども、例えば南側のほうがいいよとか、そういうことが区民のほうからいろいろ御意見が出てくれば、まだそこは考慮する余地があるという感じなんでしょうか。 ◎鉄道立体担当課長 これは、前回、去年の11月にオープンハウスでA案、B案ということで、北側、南側というのを一定程度お示しした中で、また、そのほかにも、C案、D案あるんじゃないかというのをその後御意見をいただいて検討した中で、区としてある一定の方向性をお示ししたものなので、今後、区民の方の御意見というのは伺ってまいりたいと存じます。 ◆松尾ゆり 委員  そうしますと、ほぼほぼこの北口でという話なのかなと思うんですけれども、そうしますと、そのスペースがどのぐらいになるのかとか、あるいは先ほどのお話にもありました高架下を活用したらどうかとかいう話もありますので、その土地の買収の関係とかというのはどうなるんでしょうか。 ◎鉄道立体担当課長 駅前広場につきましては、国等の指針がございますし、駅に乗り入れているバスとかそういったものの交通機関の状況もちゃんと把握しながら、将来にもたえられるような内容として決めていきたいというふうに考えてございます。 ◆松尾ゆり 委員  土地の確保等については、どんな感じになっているんですか。 ◎鉄道立体担当課長 これは駅の北側ですね、鉄道が高架になるということで、私どもで側道を整備する部分が出てきますので、そういった部分等含めて、駅前広場というのは一体的に整備したいというふうには考えていますけれども、ちょっとまだこれは検討中でございますので、詳しい線というのは皆様にお示ししていきたいと存じます。 ◆松尾ゆり 委員  ちょっとよくわからないんですけれども、そこでは、土地の買収等は必要になるとお考えですか。 ◎鉄道立体担当課長 この北側に関しては、そういった用地買収等、御協力いただきたい部分が出てくるというふうに存じます。 ◆松尾ゆり 委員  それで、この西武線の連続立体に関しては、先ほども他の委員からもお話がありましたけれども、地下化を望む声というのもありまして、下井草駅に関しても、買収に係るような地域の方からも、地下化を検討していただきたいという声があるということを、私からもお伝えをしておきたいと思います。  これで一旦終わります。 ○吉田あい 委員長  12時を過ぎようとしておりますが、この際委員会を続行いたします。  質疑が2巡しましたが、再度質疑がある方、挙手を願います。 ◆けしば誠一 副委員長  連続立体交差事業について、簡潔に質問します。  中野区では、2013年4月から中井−野方間が地下化方式で連立事業が進められていますが、事業の進捗状況、完成予定、また中野区が地下化を求めた理由と経過について、確認しておきます。 ◎鉄道立体担当課長 中井から野方間だと存じますが、こちらにつきましては、工事の進捗につきましては、沼袋駅や新井薬師駅などで、仮設の工事とか土どめなどの工事を行っておりまして、また、シールドマシンなどの工事の準備などをしている状況と伺っております。また、工事の完了予定でございますけれども、現在の工期でいきますと、令和2年度完成予定というふうに聞いてございます。  また、中野区がそういった地下化を求めた経過等につきましては、詳しく存じませんけれども、この区間の構造形式の選定につきましては、東京都が地形的なもの、また踏切が幾つなくなるかといった計画的なものとか、事業費の面など、3条件を基本といたしまして、事業主体である東京都が総合的に判断して選定したというふうに聞いてございます。 ◆けしば誠一 副委員長  中野区が強く求めた結果なんですよね。それで、あかずの踏切対策としては、ともかく早期実現が求められているわけですね。  京王線の例を挙げますけれども、京王線の連立事業というのは2002年に発表されたんですね。2009年11月に笹塚−仙川間の素案説明会が行われましたが、結局工期が2013年度から2022年度までとしながら、始まったのは5年おくれですよ。2018年。それでようやく今工事ヤードの整備中で、本格工事はこれからです。ところが、先ほどの中野区の例は、これからシールドも動き出すというふうに言われていますよね。一方、調布では、市として地下化を求めた結果、3.7キロの工事が2003年から始まって14年度で11年間、完成しているんですね。  京王線の例からは、実際に地下化が高架よりも早期に完成できることが示されていますが、ところが、説明会では、地下化と高架を比較検討した際に、高架が地下方式より工期が1年短くなるとと説明されているんですね。その根拠は何なのでしょう。用地の買収に係る期間は入れているのか。シールドが発達した現在では、用地買収なんかが要らない、環境対策も要らない、地下方式のほうが工期を圧倒的に短縮できると思いますが、どうでしょう。 ◎鉄道立体担当課長 事業期間につきましては、施工方法とか周辺市街地の土地の利用の状況によって変わります。また、そういったことによって高架、地下、どちらが長くなるかというのは一概には言えないというふうに考えております。  また、用地買収に係る期間についても、関係権利人との補償内容などによる交渉状況により変わるものというふうに認識してございます。また、今回の井荻から西の区間は、地下が長くかかるというのは、営業をしながら工事をするということで、仮設の部分が、工事時間が制約を受けたり、いろいろ大変だというふうに西武鉄道は説明してございます。  また、地下の工事でございますけれども、駅部や車庫において、鉄道を運行しながら行うということでございますので、その辺が今回の部分で一番工期がかかる要因なのかなというふうに考えております。 ◆けしば誠一 副委員長  地下化の場合には、線路を走らせながら地下で掘っていけるわけですから、早いに決まっているんですよね。今から、例えば地下化を選択すれば、2年後ぐらいから工事は始まりますよ。10年か11年でできるんですよ。ところが、高架となれば、そこにスタートするまでにまだ10年ぐらいかかります。その後、工事が始まって10年。20年以上かかりますよ、これまでの京王線の例から見ても。その点はぜひ判断していただきたい。  最後に、まちづくり協議会では、構造形式の議論は行われないまま、まちづくり方針が作成されました。高架になるか地下化になるかによって、まちづくりのあり方、特に駅広のあり方なんかは全然違うわけですよね。だから、そういうことも含めて、整合性をどうやって図っていくのか。 ◎鉄道立体担当課長 まちづくり協議会におきましては、鉄道による南北の分断が解消された後の、地域が一体となった、まちづくりを皆さんに共有していただく場だというふうに区のほうでは考えておりまして、道路や交通、また緑、住環境など、さまざまな分野の御議論等いただいております。それを受けてつくりましたまちづくり方針も、そういった分野の方向性を示しておりますので、その辺の高架、地下化ということではなくて、そういった整合性はとれているかというふうに考えております。 ◆山田耕平 委員  外環の続きなんですが、緊急避難計画と管理基準値について確認したいんですけれども、この間、隣接の世田谷区などで先行して工事が始まって、自治体ごとにそれぞれの避難計画というものが定められるとして、その運用は実際どうなっていくのかというのは、近隣自治体の状況を把握しながら検討していくということなんですけれども、世田谷区では、例えば避難訓練とか、防災メールの試験配信とか、防災イベントの開催とか、そういった対応が行われているのかどうか、確認します。 ◎都市企画担当課長 世田谷区の実際のところは、済みません、把握してございませんが、シールドマシンが近づくにつれ、チラシを配布し、避難誘導の関係のチラシをまいているというところは聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  自治体ごとの避難計画がどういうふうに進捗しているのかというのはぜひ確認していただきたいと思うんですね。杉並区としてもそれを参考にしながら、じゃ杉並区としての計画はこうするべきだというふうに検討すると思いますので、ぜひその点確認していただきたいと思います。  あと、管理基準値なんですけれども、先ほど、他の工事においてはそうした管理基準値が公表されているということなんですが、国とか事業者だけがそれを把握していればいいというものではなくて、基礎自治体だったり住民であっても、その基準値というのを把握しておく必要があると思うんですね。  例えば、住民側が事業者に先んじて異常を発見するケースも当然あり得るというふうに思うんですが、そうしたことについて区はどう認識しているのか。 ◎都市企画担当課長 管理基準値につきましては、再三御答弁しているとおり、まだ示されておりません。今後とも、区としましては、重ねての御答弁になりますが、もちろん区も、地域の皆様の安心・安全確保のために必要な情報は求めてまいりたいと存じ上げます。 ◆山田耕平 委員  よろしくお願いします。  あと、緊急避難計画についてなんですけれども、住民参画という視点が欠落していると思うんですね。そういったものを実効性あるものにするには、住民が一緒になって参画していろんなことを検討していくようなことも当然必要だと思うんですね。連絡フロー図にも、住民がどう対応するのかというものも含める必要があるかなと思うんですが、その点についての認識をお伺いします。 ◎都市企画担当課長 住民参画も含めての住民周知は非常に大切なことと思っております。今後、周知、参画ともに、国、事業者等に求めてまいりたいというふうに考えております。 ◆山田耕平 委員  この間の議会の委員会で、セグメントの裏込め材、視察で裏込め材はモルタルですよということを確認しました。昨年末、山陽新幹線の六甲トンネルの補修工事で、使用したモルタルが河川に流出するという事故が発生したんですけれども、このモルタルというのは外環道に対しても使われているということなんですが、さきの質疑では、「外環道に対してどう対応するのかというのはいまだ確認はとれてないところですが、国に対しては、そのようなことを含めて安心・安全が図れるよう求めてまいりたい」ということだったんですが、その後、対策などは講じられているのか、確認しておきます。  あと、もう1点、家屋調査についても確認したいんですが、杉並区において家屋調査未実施の地域があります。事後の再現性に疑問があるという住民の疑問が出されていますが、国、事業者はこのことについて何ら対応していないという状況です。そうした対応がされていないのに、2年後には青梅街道に来るということなので、こういった対応がしっかりとされることが必要だと思うんですが、住民への説明責任、実効性のある調査をするということを求めるべきではないかと思いますが、その2点、確認します。 ◎都市企画担当課長 まず1点目の裏込め材につきましては、モニタリングを行っており、問題がないと確認しているというふうに聞いてございます。  次に、家屋調査につきましては、国などの事業者からは、今後も適切な対応がなされるものというふうに聞いてございまして、具体的にどうなるかというところは、済みません、まだ把握してはございません。 ◆山田耕平 委員  もう時期が時期で、いろいろ工事の期間も迫ってくると思うんですね。ただ、こうした疑問を残したまま、住民の方も実効性があるものなのかわからないような家屋調査をするわけにはいかないという、当然の姿勢だと思うので、ぜひ国と住民の間を取り持って、住民が納得できるような説明、あと、問題がある家屋調査であればしっかりと再現性のある家屋調査を実施するよう求めていただきたいと思いますが、その点どうでしょうか。  その点を確認したいのと、最後にしますけれども、交通量のことなんですが、流入するかもしれないというような懸念もありますね。そうしたときに、周辺道路の交通量の調査というのは、予測数などを把握されているのかどうか、その点を確認して終わります。 ◎都市企画担当課長 家屋調査につきましては、十分こういう御意見もあるということも含めまして、国など事業者に求めて、また打ち合わせを行ってまいりたいと思っております。  次に、交通量調査につきましては、杉並区につきましては、定期的に区道の交通量調査等を行っているところでございます。今後、国など事業者とともに、外環及び主要幹線道路の交通量について把握、また推計を行ってまいりたいと思っております。 ◆松尾ゆり 委員  ちょっと簡単にお願いします。  先ほどの上井草のまちづくりに関連して、1つは北口広場のことが出ましたけれども、先ほど他の委員から御指摘のあった貴重な屋敷林の保全ということと、この北口広場の造成というのが矛盾はしないのか、影響は与えないのかということをお聞きしたいのが1つです。  それから、まとめてお聞きしますけれども、先ほどの質問の最後に申し上げました下井草等、井荻よりも東側の今後の構造形式を含めた方針というのはいつごろ示されるのか、2点伺います。 ◎鉄道立体担当課長 私ども区としても、緑の保全というのは大変重要な課題と考えております。道路事業になりますけれども、こういった整備をする際にも、そういった観点を踏まえつつ、できる限りちゃんと残していきたいというふうに考えております。  また、井荻から東側の鉄道立体の事業の予測でございますけれども、東京都は今詳細な検討に入っている段階でございますので、今後、まだどの段階かはちょっと今存じ上げませんけれども、そういったお知らせが来るかというふうに思っております。 ◆松尾ゆり 委員  できる限りというのがちょっと心配なんですけれども、影響のないようにしていただきたいということを希望しておきます。  それから、下井草と井荻以東についての方針は、今年度中にも出るかのようなお話も聞いているんですが、まだそこは確定してないということでよろしいでしょうか。 ◎鉄道立体担当課長 今年度中に出るというふうには聞いてございません。 ◆松尾ゆり 委員  それでは、次に交通対策について、2点だけ伺います。  1つは、放置自転車の撤去についてなんですけれども、私、以前に、このことについての数字をいただきましたときに、ちょっと驚いたのは、平均しますと、1回の出動で回収台数が1桁とか、もっとひどいというかちょっと驚いたのは、平均して2台割っているとか、そういう場所もあるみたいなんです。かなり撤去台数も減ってきているようなんですけれども、依然として多い場所も当然あると思うので、そういったところは撤去が必要かと思うんですけれども、私も駅前とかでたまたまトラックに出会ったりすると、1台とか2台しか自転車を積んでないとかいうことも結構あるんですね。そういうのを見ると、もう少しここは合理化できるんじゃないかなと思っているので、その点についての御見解を伺いたいということが1点です。  それから、もう1点は、小学校4年生の自転車講習会なんですけれども、昔、うちの子供たちのころだと思うんですけれども、まちの自転車屋さんが来てくれて、子供が自分の自転車を持っていって整備とかしてくださるというのをやっていたと思うんです。いつのころからか、やらなくなっているんじゃないかなと思うんですが、とてもいいことだったと思うんですけれども、今やっていらっしゃるんならいいんです、やっていらっしゃるならやっていると答えてください。もしやめたままであるのであれば、これはもう一度できないかなという、この2点伺います。 ◎土木管理課長 自転車の撤去につきましては、啓発という部分もありまして、また、一定時間放置している自転車に対して撤去するということもありますので、台数が少ないときとかもありますけれども、啓発という部分で対応しているという状況でございます。 ◎杉並土木事務所長 御指摘の時代と、実際にまちの自転車屋さんの数が今は大幅に──実際に自転車を皆さんどこで買われるかわかりませんけれども、自転車商の組合もあるんですけれども、なかなか御協力いただくことに厳しい現実があるというのが実情で、そういった形での復活というのは難しいのかなというふうに思っていますし、自転車修理ができる、そういった委託をしていくとなると、またそれも経費としてかかってまいりますので、なかなか難しいかなと考えてございます。 ◆松尾ゆり 委員  これで最後にしますけれども、まず、撤去に関しては、もう少し見直して、回数を減らしていくとか、そういうことはできるのではないかなというふうに思いますので、御検討ください。  それから、自転車屋さんの件なんですけれども、減っているんですかね。確かに減っているのかもしれないんですけれども、うちのかいわいだと、引き続き昔からの自転車屋さんが頑張って営業していらっしゃるんです。小学校の講習で自転車屋さんが行かなくなったころに、自転車屋さんから、いや、なんか区のほうからお金がかかるって削減されちゃったんだよというような愚痴も聞いたことがあるんですよ。なので、どのぐらいの経費がかかるものかわかりませんけれども、年に1回のことですので、地域の方に御協力いただくとか、あるいはそういった地域の自転車屋さんで自転車を買うとか、そういったことにもつながっていくかと思いますので、御検討いただければと思います。答弁、結構です。 ○吉田あい 委員長  ほかに質疑はありませんか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田あい 委員長  なければ、質疑を終結いたします。  《閉会中の陳情審査について》 ○吉田あい 委員長  当委員会に付託されております陳情につきましては閉会中の継続審査といたします。  以上で道路交通対策特別委員会を閉会いたします。                           (午後 0時17分 閉会)...