表決
六、日程第二十七
福祉保健委員会付託
────────────────────
午後一時開議
○下山芳男 議長 ただいまから本日の会議を開きます。
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○下山芳男 議長 日程に先立ちまして、事務局次長に諸般の報告をさせます。
〔
井上次長朗読〕
報告第十七号 令和三年度世田谷区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書の提出
○下山芳男 議長 以上で諸般の報告を終わります。
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○下山芳男 議長 これより日程に入ります。
△日程第一から
△第十三に至る十三件を一括上程いたします。
〔
井上次長朗読〕
日程第一 議案第六号 令和三年度世田谷区
一般会計補正予算(第八次)外議案十二件
○下山芳男 議長 本十三件に関し、
企画総務委員長の報告を求めます。
〔三十九番
畠山晋一議員登壇〕(拍手)
◎
企画総務委員長(畠山晋一 議員) ただいま上程になりました議案第六号から議案第十七号及び議案第三十一号の十三件につきまして、
企画総務委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。
初めに、議案第六号から議案第十号までの補正予算五件について一括して申し上げます。
まず、議案第六号の一般会計は、
抗原定性検査キット配布事業をはじめとした
新型コロナウイルス感染症対策や事業進捗等を踏まえた経費の増減への対応に加え、特別区税や特別区交付金などの歳入の増を踏まえ、基金繰入金と特別区債を抑制するとともに、今後の行政需要に備えた基金への積立てを行うため、補正計上し、
既定予算総額を増額するものであります。
また、議案第七号の
国民健康保険事業会計は、保険給付費の増額などに伴う補正を、議案第八号の
後期高齢者医療会計は、
広域連合療養給付費負担金の増額などに伴う補正を、議案第九号の
介護保険事業会計は、保険給付費の増額などに伴う補正を、議案第十号の
学校給食費会計は、給食賄費の増額に伴う補正を行うため、それぞれ提案されたものであります。
委員会ではまず、
抗原定性検査キット無料配布に係る補正予算の議決前に、当該事業を開始する妥当性が問われたのに対し、理事者より、当然議会の議決を得た後の予算執行が大原則であると認識しているが、急激な
オミクロン株の感染拡大があり、さらには、子どもへの感染拡大が見られたことから、速やかに区民の不安に応える必要があると判断し、既存予算から流用の上、実施させていただいたものであるとの答弁がありました。
また、今回の
検査キット無料配布事業に関する区としての評価が問われたのに対し、理事者より、感染急拡大に対応するため、スピード感を重視した対応であったが、配布場所が三か所と限られ、さらには、区内在勤の方も配布対象に含めたことなどにより、希望者が殺到してしまったことが大きな反省点であるとの答弁がありました。
さらには、
検査キット配布に関し、区民から寄せられた意見の内容が問われたのに対し、理事者より、配布期間が短く、また、市販キットが品薄状態であったため、追加配布を希望する声が寄せられた一方で、配布を希望した方に届かない公平性の問題を指摘する御意見もいただいたとの答弁がありました。
また、議会への情報提供の在り方が問われたのに対し、理事者より、今回の
検査キット配布に関する議会への情報提供の在り方は大きな反省点の一つである。時々刻々と変化する
コロナ関連情報については、その都度議員にメールを送付するなど情報提供に努めており、その上で、節目節目で委員会への報告を実施しているが、今後、情報提供の在り方についてはさらなる検討をさせていただくとの答弁がありました。
その後、意見に入りましたところ、自由民主党より「我が会派の代表質問でも指摘したが、
一般会計補正予算案に含まれる
抗原定性検査キット無料配布事業は、改めて保坂区政の問題点を浮き彫りにした。またも議会への説明が不十分なまま事業を実施した政治姿勢のみならず、実施に当たり、容易に想定できた課題への対策を怠り、行政自らがコロナ対策に逆行する密集状態をつくり出した。さらには、本来優先して配布されるべき医療機関における
検査キット不足が顕在化する中、真に必要としている区民には届かず、挙げ句の果てには区民以外の方に配布し、結果として、区に対して、多くの国民や医療関係者からお叱りの御意見をいただくなど、看過できない事態を招いた。一方、東京都は、検査キットが真に必要な方に確実に届くよう、濃厚接触者を対象とした
専用ホームページから申込みを受け付けている。身近にこのような参考とすべき事例があるにもかかわらず、なぜ円滑な事業実施につなげられなかったのか、疑問でならない。さらには、先日、本会議直前になって、薬局での
検査キット無料配布を三月一日から行う旨の情報提供があったが、そもそも事業の財源である本補正予算が可決されていないにもかかわらず、未熟な検討のまま事業実施に踏み切り、行き当たりばったりの不安定な事業運営により、区民や医療関係者に不審と混乱を招いた責任は決して小さくない。コロナ対策における度重なる失敗の反省が全く生かされていないと言わざるを得ない。こうした問題を再認識し、改めて猛省を促すとともに、真に区民の信頼を得られるよう、今後のコロナ対策のみならず、区政全般における各種事業の内容やその決定までのプロセスについて、細心の注意を払って検討を行うよう強く求め、本補正予算を含む五件全てに賛成する」、公明党より「我が党は
抗原定性検査キットの
無料配布自体を否定はしないが、事業の緊急性を主張する割には必要な方に必要な数が届いていない事実をしっかりと反省すべきである。想定が難しいことは理解するが、確保できた数に限りがあるなら、最大限に有効活用する観点から、緊急性の高いほうを優先するのが行政の責務である。加えて、区政運営は行政と議会の両輪で動くものであり、本来両者で認識を共有して事業を実施するのが正しい進め方であることは言うまでもない。本事業の評価と反省を今後の区政運営に生かし、着実に取り組むことを求め、本件ほか、全ての補正予算に賛成する」、
世田谷立憲民主党より「今回の
抗原定性検査キットの配布については、後手後手とされる国や都のコロナ対策と比較して、迅速性を重視して実施した事業であると認識しており、こうした区の姿勢を否定するものではない。ただし、結果としてキット配布時に密状態をつくり出し、配布したキットがインターネットで転売されるなど、区の想定不足は否めない。確かに有事におけるスピード感は重要であるが、事前に課題を想定した上で対応策を整理し、体制を整える期間が必要であったことは反省点として認識すべきである。これを教訓に、依然として予断を許さない感染状況に迅速かつ的確に対応できる体制を構築することを要望し、本案全てに賛成する」、無所属・世田谷行革一一〇番・維新より「今般の
抗原定性検査キット無料配布事業には全く賛成できない。
コロナ感染拡大第六波のさなか、区は一月二十一日から約四万キットを配布した。感染拡大で不足が指摘されているにもかかわらず、体調不良者や濃厚接触者が使用すべき貴重な検査キットを無症状の不特定多数に配布するのは甚だ不適切である。配布方法にも問題があり、対象を区民もしくは区内在住・在勤としたが、その確認はせず、当初は一人五個を上限に無料配布した。配布場所は早朝から多数の方が行列をなし、密状態を生み出したわけだが、そもそも冬の屋外における早い者順は、
重症化リスクが高い高齢者や基礎疾患のある方の受け取りは困難である。挙げ句は
配布開始時刻前に整理券がなくなり、係員に厳しく詰め寄る方も見受けられた。その後、国の通知もあり、予定は変更され、医療機関に約五万キット、区内薬局での無料配布は、延期の後、約九万キットに減らされたが、残り約六万キットの配布先はいまだ示されておらず、配布方法の不適切さは明らかである。さらには、配布した検査キットが
ネットオークションにおいて一万二千円で売り出される事態も明らかになった。本日、この事業に係る補正予算を審査しているが、既に議会の意思とは関係なく事業は進められている。一月三十一日の当委員会で、議決前に事業が進んでいるが、これは適切なのかと問うたところ、急を要する場合はこれまでも事例がある旨の答弁であったが、本事業が議決を経ずに行うほどの緊急性があるのか、甚だ疑問であり、いち早く実施したい区長の意向によるものと推察する。昨年末の
子育て世帯臨時特別給付金に係る補正予算は、委員会での
補正予算説明から議決まで、週末を挟んだ三日間の日程で審議されており、今回も同様にできたはずである。また、議決を経る時間的余裕がないという判断であれば、専決処分も可能であったが、行われなかった。本事業に関しては、議会の関与なしに補正予算が執行されてしまったようなものである。これまで保坂区政の議会軽視は他会派からも何度も指摘されているが、今回は議会軽視どころか、
議会制民主主義をないがしろにする暴挙だと考える。これら様々な理由により、
一般会計補正予算には反対する」、新風・せたがやの風より「
抗原定性検査キットの配布事業については、議会から様々な問題点が指摘されている。今後、事業の方向性が区民の理解を得られるかについて、根拠に基づき、客観的視点から判断することを求め、五件全てに賛成する」、減税せたがやより「
オミクロン株による感染拡大への危機感を持った多くの区民からの要望に応え、国や都に先駆け、区が
抗原定性検査キットの無料配布をいち早く決断したことを評価する。議会からの手続に関する指摘にあるように、区として議会に適時適切に情報提供すべきであるのは言うまでもないが、同時に、議会としても委員会を招集してチェックをしなかったことは反省すべきである。災害に匹敵する未曽有の危機に瀕する中、区としても、最も重要な使命である区民の命を守るため、今後も引き続き機動的な対応が肝要であることを改めて指摘して、本補正予算案に賛成する」、
都民ファーストの会より「かねてより補正予算については、手続に要する時間に起因して、事業実施の時期を逸することのないよう、専決処分の検討もすべきと主張してきた。今回の補正予算は、既に
検査キット配布事業に係る一部予算が執行済みであり、さらには、多岐にわたるほかの事業と混在している内容を審査しなければいけないことに違和感を禁じ得ない。区として緊急性を認める事業を実施するならば、その事業に係る予算はほかの手続により進めるべきである。加えて、漠然とした感染への不安感に対する施策ではなく、
感染拡大そのものに対する施策や感染拡大に起因する生活困窮者に対する施策を優先して実施することを求め、本件全てに賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第六号は賛成多数で、議案第七号から議案第十号までの四件はいずれも全員異議なく、それぞれ
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第十一号「世田谷区
基本計画審議会条例」について申し上げます。
本件は、令和六年度を初年度とする新たな基本計画の策定に当たり、区長の附属機関として世田谷区
基本計画審議会を設置するため提案されたものであります。
委員会ではまず、新たな基本計画の策定に当たり、
基本構想策定時の反省に基づく改善策が問われたのに対し、理事者より、
基本計画審議会の委員数については、十分な審議時間を確保し、議論をより深化するため、
基本構想策定時に二十五名であった委員数を減らすことにした。また、委員構成については、さらなる区民意見の反映を図るため、別途、
区民検討会議を設置して、区民主体の議論を行うとともに、その代表者が審議会委員になることで区民の視点と有識者の知見とのバランスを取り、オープンな議論を行いたいと考えている。さらには、審議会を立ち上げるまでの経過や審議会における検討状況を議会に随時報告する一方、議会での議論の内容を審議会に反映できるよう努めていくとの答弁がありました。
その後、意見に入りましたところ、自由民主党より「過去の反省を生かし、審議会の検討状況について議会への報告を丁寧に行うとともに、その報告に関する議会での議論を審議会にフィードバックする体制を確実に構築することを改めて強く要望し、賛成する」、新風・せたがやの風より「審議会の委員構成や運営方法、透明性確保などについて、区民や議会から疑念を抱かれることのないよう適切な対応を求める。あわせて、区政の根幹をなす基本計画の策定に当たっては、区としての基本的な考え方をしっかりと確認した上で、審議会の運営に臨むことが不可欠であることを申し添え、賛成する」、減税せたがやより「区の現状の科学的な分析を基に基本計画を構築することが肝要であることから、そのエビデンスを審議会に提示した上で議論を行うとともに、内容を逐一議会に報告するなど、透明性ある運営を求め、賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第十一号は全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第十二号「世田谷区
個人情報保護条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、
独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律の廃止及び個人情報の保護に関する法律の改正に伴い、規定の整備を図るため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第十二号は全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第十三号「職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」及び議案第十四号「
幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」の二件について一括して申し上げます。
本二件は、いずれも不妊治療のための休暇について定めるため、それぞれ提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明の後、意見に入りましたところ、
都民ファーストの会より「実際に
不妊治療休暇が利用可能な制度となるよう、職場における理解促進のための啓発や、公表せずとも取得を可能とする運用を求めておく。加えて、本制度の導入を民間企業においても推進するための環境整備に積極的に取り組むことを求め、賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第十三号及び議案第十四号の二件はいずれも全員異議なく、それぞれ
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第十五号「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に関する措置について定めるとともに、非常勤職員における育児休業の取得要件を緩和するため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第十五号は全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第十六号「職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、児童相談所に勤務する職員の
特殊勤務手当について定めるとともに、規定の整備を図るため提案されたものであります。
委員会ではまず、本給ではなく、
特殊勤務手当による支給とした理由が問われたのに対し、理事者より、今回の条例改正の趣旨は、児童相談所における相談業務の特殊性に対する措置であり、仮に本給による支給とした場合、児童相談所の職員以外も対象となってしまうことから、
特殊勤務手当に位置づけ、支給することとしたとの答弁がありました。
また、デジタル化の推進に伴い、相談業務が
リモート対応となった場合、本手当は支給されるのかが問われたのに対し、理事者より、
児童相談所業務のうち、面接、訪問など対面で対応したケースを支給対象と想定していることから、基本的には電話対応については対象としないものと考えている。
リモート対応についても電話対応に近い状況と想定されるため、本手当の対象には当たらないと考えているが、手当自体を廃止することにはならないと認識しているとの答弁がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第十六号は全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第十七号「世田谷区手数料条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、
長期優良住宅の普及の促進に関する法律の改正に伴い、
長期優良住宅建築等計画の認定を受けた住宅の容積率の
特例許可申請手数料を定めるため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第十七号は全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第三十一号「大六
天橋耐震補強工事委託契約変更」について申し上げます。
本件は、令和二年第一回区議会臨時会において議案第四十九号として工期の変更を行ったが、契約の相手方である
中日本高速道路株式会社東京支社が発注した工事の終了に伴い、工事費が確定したため、契約金額の変更を行うため提案されたものであります。
委員会では、本件橋梁に関する
中日本高速道路との役割分担が問われたのに対し、理事者より、本件橋梁は、東名高速の建設以前から利用されていた生活道路の代替措置として、当時の道路公団により建設された。その後、道路公団と協定を締結し、認定外道路として区が維持管理することになったものであるとの答弁がありました。
その後、意見に入りましたところ、
世田谷立憲民主党より「本件橋梁の役割分担については理解したが、
中日本高速道路に委託するという契約方法の特異性への違和感は否めない。今後、類似案件への対応については、こうした特殊な契約方法を避ける観点からも、維持管理の在り方などについて相手方と着実に交渉することを求め、賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第三十一号は全員異議なく可決と決定いたしました。
以上で
企画総務委員会の報告を終わります。(拍手)
○下山芳男 議長 以上で
企画総務委員長の報告は終わりました。
────────────────────
○下山芳男 議長 これより意見に入ります。
発言通告に基づき発言を許します。
なお、意見についての発言時間は、議事の都合により八分以内といたします。
二十三番
中里光夫議員。
〔二十三番
中里光夫議員登壇〕(拍手)
◆二十三番(中里光夫 議員)
日本共産党世田谷区議団を代表して、議案第六号「令和三年度世田谷区
一般会計補正予算(第八次)」に賛成の立場で意見を申し述べます。
我が党は、四つの柱でのコロナ対策を求めてきました。一、ワクチンの希望者への迅速な接種、二、大規模検査の実施、三、保健所や医療の体制確保、支援、四、暮らしと営業を守る直接支援です。本補正予算では、コロナ感染症対策として、ワクチン接種会場の確保や抗原検査キットの配布事業、生活困窮者自立支援金の増額などを含みます。
ワクチン接種は三回目接種が遅れ、
オミクロン株の拡大で、基礎疾患を持つ方の重症化、医療の逼迫が続いており、政府は十五都道府県でまん延防止等重点措置を延長する方向で調整していると報道されています。この間、楽天や目黒区の協力を得ることで接種スピードが上がってきました。今後も他自治体や職域接種などのさらなる協力も得ながら取り組むことを求めます。
検査については、我が党のさきの一般質問でも、社会的検査の対象拡大と体制強化及び広く区民対象の検査実施を求めました。その後、区は直ちに高齢者などを対象にした薬局での
検査キット配布、高齢・障害者施設、保育園、小中学校、児童養護施設、幼稚園、新BOPなどへ、三月一日以降、約六万キットの追加配布を決めました。早速訪問介護事業所などから、追加のキットが届いてよかったという声を伺っています。多くの事業者や区民は、必要なとき、不安なとき、直ちに検査できることを求めており、区の対応を評価しています。引き続き、検査体制の充実強化を求めます。
次に、議案第七号「令和三年度世田谷区
国民健康保険事業会計補正予算(第二次)」及び議案第八号、同
後期高齢者医療会計補正予算(第二次)に反対の立場で意見を申し述べます。
国保事業会計の今補正予算は、コロナによる療養給付金の増加への対応を含み、これ自体に反対するものではありませんが、補正予算をもって国保の構造的問題及び都道府県化による保険料上昇の根本的な問題を解決するものではないことから、反対します。
なお、
後期高齢者医療会計は、例年どおりの最終調製補正であり、当初予算の問題を是正するものではないことから、反対します。
次に、議案第十一号「世田谷区
基本計画審議会条例」に賛成の立場で意見を申し述べます。
本件は、次期基本計画の策定に向けた審議会を設置するものです。次期基本計画は次の十年間を見据えた区の最上位の行政計画であり、区政運営の基本的な指針となるものです。
基本計画審議会を設置するに当たって、以下四点、意見を述べます。
第一に、次期基本計画策定に向けた議論は、多様な区民参加での参加と協働を貫くことが必要です。
第二に、
基本計画審議会は、区の諮問に基づき、計画大綱を答申する役割を担っています。本来であれば、区民の代表でもある議員も審議会メンバーとして検討過程から議論に参加することが必要です。今後、審議会の議論の透明性、公開性が担保され、議会や広く区民、団体などの意見を反映させる仕組みづくりが必要です。
第三に、審議会の透明性、公開性を担保するために、審議会の傍聴、ネットでの中継、議事録の公開など積極的に進めるべきです。
第四に、審議会と議会、
区民検討会議、ステークホルダー、また、広範な区民との意見交換の場をつくるなど、様々な立場からの視点、意見を審議会の議論に反映させ、議論を深める方策を求めます。
次に、議案第十六号「職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」に賛成の立場で意見を申し述べます。
本件は、児童相談所に勤務する職員の家庭訪問、指導、相談などの業務に従事した際、一日四百九十円の
特殊勤務手当を支給するというものです。もともと特殊性の高いこの業務に対し、東京都の児童相談所でも特勤手当が支給されていました。区の児童相談所でも手当を出すことは当然です。また、東京都はこの手当を九百五十円に引き上げました。担い手が不足している業務であり、さらなる処遇改善を求め、賛成します。
以上で意見とします。(拍手)
○下山芳男 議長 以上で
中里光夫議員の意見は終わりました。
────────────────────
○下山芳男 議長 続いて、発言通告に基づき発言を許します。
なお、意見についての発言時間は、議事の都合により八分以内といたします。
十一番高岡じゅん子議員。
〔十一番高岡じゅん子議員登壇〕(拍手)
◆十一番(
高岡じゅん子 議員) 生活者ネットワーク世田谷区議団を代表し、議案第六号「令和三年度世田谷区
一般会計補正予算(第八次)」に対し、賛成の立場から意見を申します。
今補正予算に対する直接な意見を申し上げる前に、現下の世界情勢に関し、生活者ネットワークの持っている危機感や問題意識を述べさせていただきます。
二月二十四日、ロシアは主権国家であるウクライナに対し、国際社会の誰の目にも明らかな軍事侵攻を開始しました。武力による国境線の変更と政権の転覆を狙ったこの行為は、明らかな国際法違反であり、決して許してはならないものです。さらに、プーチン大統領とロシア政府は、核による恫喝的な外交まで行っています。唯一の戦争被爆国である日本は、全人類の生存を脅かす核による恫喝に対し、一層強く抗議するだけではなく、核のない世界を実現するため、核兵器禁止条約の締約国会議に参加するなど、平和を望む国際社会で真に名誉ある地位を占めるための行動を起こすべきだと考えます。ウクライナに一日も早く平和が戻ることを願ってやみません。
というのも、この世界の平和、安全の問題は、世田谷区民の毎日の生活にも直接影響を与える大問題だからです。例えばガソリン価格です。二〇二〇年四月には百二十円を切るほどだったレギュラーガソリンの価格が、今では百七十円を超えています。ウクライナ情勢は、天然ガスや石油の供給に大きな影響があり、全ての社会活動に欠かせないエネルギー価格の急速な値上がりを招いています。生活必需品の値上がりの影響、これは電気代、ガス代だけではなく、食用油や小麦などにも及んでいます。この影響は低所得世帯に特に重くのしかかります。今年の春のベースアップについては大手企業では順調なところもあるようですが、その波が中小企業や非正規雇用にまでに及ぶかは疑問です。賃金が十分に上がらないままで、物価だけが上昇するという悪性インフレ、この可能性すらあり、全世界の平和と私たちの暮らしがこんなにも密接につながっているということを実感しています。
平和宣言都市世田谷としても、そして世田谷区議会からも平和を求めるアピールを出すべきだと提案し、補正予算に対する直接な意見に移ります。
今回の世田谷区一般会計第八次補正予算の中で一番多いのは、約百九億円の各種基金の積立てです。初めに申し上げましたように、今後の経済情勢の変化が本当に見通せない中、財政調整基金などを着実に積み増していくことがより重要になっています。これらの基金の活用に関しては、予算特別委員会で引き続き議論していきたいと考えております。
公共事業の前倒しに約三十一億円が充てられています。工事時期の平準化などの効果もある年度をまたいだ工事の発注となっている点は評価できます。
今補正予算における新型コロナ対策経費は約七億六千万円、東京都のまん延防止重点措置はさらに延長申請をする方向で今進んでいます。新型コロナ対策に十分な予算を充てていく必要に変わりはありません。
その中の約四億円が
抗原定性検査キットの配布事業に充てられています。生活者ネットワークは、新型コロナ対策として、検査体制の充実を求め続けてきました。区が先手を打って抗原検査キットを確保し、できるだけ早く必要とする人に届けるため、この事業を実施したものと理解しています。昨年十二月二十日付の検査促進枠の創設についての国からの事務連絡でも、感染拡大期の緊急検査の対象者は、感染の不安を感じる無症状者の住民とされており、この事業はその指針に沿ったものです。
先行配布四万キット分の事業の実施時期が、今回の補正予算の議決の前であったことなどから、本議会でも様々な議論がありました。効果的に短期間で配り切ることを第一に想定していたなら、第八次補正予算に取りまとめてしまわず、専決処分での執行という判断も可能だったのではないでしょうか。もちろん専決処分については説明責任が非常に重要です。
先週、区民の方から専決処分についてのお尋ねを受けました。今定例会の初日にあった報告第二号、本庁舎整備工事費請負契約変更についての専決処分に関してです。二億円もの契約変更なのに何で専決処分なのかとのお問合せ、それに関しては、総工費の二割以下の変更は専決処分の対象案件であり、十二月の特別委員会で使途に関しては公共工事設計労務単価の上昇とアスベスト撤去費用の追加などによるものという報告を受けていたため、その旨区民の方に説明することができました。
大切な税金の使われ方について、議会と行政は常に区民に対し、説明責任を果たせることが求められています。これは一例ですが、感染症対策のような素早く柔軟な対応が必要な予算執行に対し、適宜専決処分を活用することもあり得ます。この際も議会への事前の情報提供、意見交換は必須です。
今から考えれば、一月下旬の
オミクロン株の爆発的感染増加の局面で、九十二万人の区民に対し四万キットという限られた数の検査キットを配布するに当たっては、公正な配分と安全な配布方法という意味で、もう少し、もう一歩、二歩配慮が必要だったのではないかとも感じます。その後、区は国からの要請に従い、キットの配布先を医療と福祉の現場に集中し、十万キットを配布し、また、三月一日からは六十五歳以上の区民一人一キットに限定しての薬局での無料配布を実施中です。確保できた検査キットの数が限られる中では、
検査キット不足の医療現場、クラスターの起きやすい福祉現場、重症化しやすい高齢者に限った配布となりました。これらのキットが有効に活用されることを期待します。
目に見えない新型コロナ感染症との闘いは二年以上も続いています。長引くこの状況下では、区民の誰もが安全安心を求めています。必要なときに、誰もが受けられる検査体制の整備、陽性判定から治療や療養への確実な連携、自宅療養支援体制の確保などが区に期待されています。今後も感染状況はどのように変化していくかは予想し切れません。区民の命を守ることを最優先に、機動的に検査体制の強化をさらに取り組むことを要望し、本議案の賛成意見といたします。(拍手)
○下山芳男 議長 以上で
高岡じゅん子議員の意見は終わりました。
これで意見を終わります。
これより採決に入ります。本十三件を三回に分けて決したいと思います。
まず、議案第六号についてお諮りいたします。採決は起立によって行います。
本件を委員長報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○下山芳男 議長 起立多数と認めます。よって議案第六号は委員長報告どおり可決いたしました。
次に、議案第七号及び第八号の二件についてお諮りいたします。採決は起立によって行います。
本二件を委員長報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○下山芳男 議長 起立多数と認めます。よって議案第七号及び第八号の二件は委員長報告どおり可決いたしました。
次に、議案第九号から第十七号及び第三十一号の十件についてお諮りいたします。
本十件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○下山芳男 議長 御異議なしと認めます。よって議案第九号から第十七号及び第三十一号の十件は委員長報告どおり可決いたしました。
────────────────────
○下山芳男 議長 次に、
△日程第十四及び
△第十五の二件を一括上程いたします。
〔
井上次長朗読〕
日程第十四 議案第十八号 世田谷区
気候危機対策基金条例外議案一件
○下山芳男 議長 本二件に関し、区民生活委員長の報告を求めます。
〔四十三番羽田圭二議員登壇〕(拍手)
◎区民生活委員長(羽田圭二 議員) ただいま上程になりました議案第十八号及び議案第十九号の二件につきまして、区民生活委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。
初めに、議案第十八号「世田谷区
気候危機対策基金条例」について申し上げます。
本件は、地球温暖化の防止を図るために行う施策等の総合的な推進に必要な経費の財源に充てる世田谷区気候危機対策基金を設置するため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明の後、意見に入りましたところ、公明党より「気候危機対策の必要性は誰もが認めるものであるが、具体的な取組が見えなければ本基金が広く賛同を得ることは難しいと考える。今後、区民や事業者に御協力いただき、実効性ある気候危機対策を進めていくためには、基金を活用してどのような事業に取り組んでいくのか、具体的な計画を策定して明確に示すことが必要である。さらに、この基金を持続可能なものにしていくために、今後はテーブル・フォー・ツーのような考え方を取り入れ、例えば公共施設の使用料や利用料金の一部が自動的に基金に積み立てられるといった寄附だけに頼らない制度設計としていくことを求め、賛成する」、
世田谷立憲民主党より「気候危機対策の実効性を担保していくには、取組への区民や事業者の積極的な参加が欠かせない。そのためには、気候危機問題やCO2削減に有効な取組について、区、区民、事業者が一体となって考え、理解を深める機会が必要である。基金の創設に合わせ、気候危機対策区民会議等を開催し、今後の取組の在り方などについて、広く区民や事業者から意見をいただきながら、気候危機対策を推進していくことを求め、賛成する」、日本共産党より「世界各地で気候危機と言うべき、異常気象が多発しており、当区でも二〇一九年に台風による深刻な水害が発生した。世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて一・五度に抑制するというパリ協定の目標達成に向けては、温室効果ガスの排出量を二〇三〇年までに半減し、さらに二〇五〇年までに実質ゼロにすることが必要であり、その実現は今後の行動に委ねられている。区においても、気候非常事態宣言を行い、二〇五〇年までの二酸化炭素排出量実質ゼロを表明するとともに、地球温暖化対策地域推進計画の見直しを進めている。この間、我が党は具体的な取組として公共施設のZEB化や、環境配慮型住宅リノベーション推進事業の普及促進など、省エネルギー化の推進や再生可能エネルギーの利用拡大に向けた施策の強化を求めてきた。二〇五〇年までの二酸化炭素排出量実質ゼロの実現に向け、公共施設はもとより、民間住宅における省エネ化や再エネ活用の取組をより一層推進していくことを求め、賛成する」、生活者ネットワークより「地球温暖化の防止及び気候変動が引き起こす自然災害から区民の生命と財産を守る施策を総合的に推進するため、本基金を全庁的に有効活用していくことを求め、賛成する」、新風・せたがやの風より「本条例には賛成するが、世田谷区気候危機対策基金という名称では基金を活用してどのような事業を行うのか非常に分かりづらい。多くの区民に賛同いただけるよう、意義や取組について分かりやすく説明していくことを求める」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第十八号は出席者全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第十九号「世田谷区
産業振興基本条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、条例の題名等を変更するとともに、地域経済の持続可能な発展を推進するため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明の後、意見に入りましたところ、自由民主党より「本条例は今後の産業政策の柱になるものと認識している。今回の条例改正で我が会派が長年求めてきた建設業の振興について明文化し、さらに商店会加入の努力義務の対象を事業を営む者全てに拡大したことは遅きに失した感はあるが、評価する。今後は、本条例に掲げた理念に沿って、各種施策をしっかりと進めていくことを求め、賛成する」、公明党より「我が党は、これまで建設業を区内産業の四本目の柱として位置づけることを求めてきており、今回、本条例に建設業の振興について明記したことを評価する。今後、区内産業の持続可能な発展に向け、特に人手不足が顕著な建設業が将来性豊かな業種として発展していくために、具体的な振興計画を示し、実効性ある施策を展開していくことを求め、賛成する」、
世田谷立憲民主党より「国が新しい資本主義実現会議を設置したことは、グローバル化の進展とともに、地球温暖化や貧困の格差が拡大し、これまでどおりの考え方では経済を維持、発展させていくことができないという強い危機感の表れであり、経済の在り方そのものを見直す時期に来ていると考える。例えば自動車の生産は自動車製造業者だけが行うものではなくなってきており、その下で事業を営んできた中小事業者の撤退や廃業、労働者の失職などの問題が懸念されている。これと似たような事態は既に区内でも起きており、バスやタクシー事業に新規事業者の参入が始まるなど、区にはこうした社会情勢を踏まえた産業政策の展開が求められている。これまで条例が対象としてきた商業、工業、農業等の産業に加え、新たに規定した建設業や福祉、教育等、多様な産業に対する支援は大変重要な視点である。そして起業の促進や、誰もが働きやすい環境の実現、ソーシャルビジネスの推進やエシカル消費の啓発についてうたったことを高く評価する。今後とも持続可能な地域経済の発展に向けて、区、区民、事業者が協働し、地域社会の共生を進めながら、具体の施策を展開していくことを求め、賛成する」、日本共産党より「我が党がこれまで求めてきた支援対象事業者の範囲拡大及びSDGsの視点を踏まえた産業政策について条例に明記したことを高く評価する。また、区民生活の支柱となる区内事業者の支援を基本的方針に位置づけたことは大変重要な視点である。今後ともコロナ禍で痛手を負った区内事業者に寄り添いながら、地域経済の持続可能な発展に向け、しっかりと産業政策に取り組んでいくことを求め、賛成する」、生活者ネットワークより「本条例の対象に建設業はもちろん、福祉や教育などの新たな産業分野を加えたことを評価する。持続可能な世田谷区をつくっていくため、起業や新しい働き方の支援なども含め、活発な産業振興を図っていくことを要望し、賛成する」、新風・せたがやの風より「今後の地域行政の展開の中で、産業政策が十分に役割を果たしていくことを求め、賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第十九号は出席者全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
以上で区民生活委員会の報告を終わります。(拍手)
○下山芳男 議長 以上で区民生活委員長の報告は終わりました。
これより採決に入ります。本二件を一括して決したいと思います。
お諮りいたします。
本二件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○下山芳男 議長 御異議なしと認めます。よって議案第十八号及び第十九号の二件は委員長報告どおり可決いたしました。
────────────────────
○下山芳男 議長 次に、
△日程第十六から
△第十九に至る四件を一括上程いたします。
〔
井上次長朗読〕
日程第十六 議案第二十号 世田谷区
指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例外議案三件
○下山芳男 議長 本四件に関し、福祉保健委員長の報告を求めます。
〔十九番津上仁志議員登壇〕(拍手)
◎福祉保健委員長(津上仁志 議員) ただいま上程になりました議案第二十号から議案第二十三号に至る四件につきまして、福祉保健委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。
初めに、議案第二十号「世田谷区
指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、社会福祉士及び介護福祉士法の改正に伴い、規定の整備を図るため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第二十号は全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第二十一号「世田谷区
学童クラブ条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、瀬田小新BOP学童クラブの活動場所を変更するため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第二十一号は全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第二十二号「世田谷区
児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準等の改正に伴い、規定の整備を図るため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第二十二号は全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第二十三号「東京都
後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議」について申し上げます。
本件は、東京都後期高齢者医療広域連合の経費の支弁方法の変更に伴い、東京都
後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更するため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明の後、意見に入りましたところ、日本共産党より「後期高齢者医療に係る保険料の抑制は大変重要であり、広域連合の取組を評価する。今後も、被保険者のさらなる負担軽減に努めるよう、区から働きかけることを要望し、賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第二十三号は全員異議なく可決と決定いたしました。
以上で福祉保健委員会の報告を終わります。(拍手)
○下山芳男 議長 以上で福祉保健委員長の報告は終わりました。
これより採決に入ります。本四件を一括して決したいと思います。
お諮りいたします。
本四件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○下山芳男 議長 御異議なしと認めます。よって議案第二十号から第二十三号に至る四件は委員長報告どおり可決いたしました。
────────────────────
○下山芳男 議長 次に、
△日程第二十から
△第二十六に至る七件を一括上程いたします。
〔
井上次長朗読〕
日程第二十 議案第二十四号
世田谷区立公園条例の一部を改正する条例外議案六件
○下山芳男 議長 本七件に関し、都市整備委員長の報告を求めます。
〔四十九番石川ナオミ議員登壇〕(拍手)
◎都市整備委員長(石川ナオミ 議員) ただいま上程になりました議案第二十四号から議案第三十号に至る七件につきまして、都市整備委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。
初めに、議案第二十四号「
世田谷区立公園条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、区立下馬五丁目庚申公園ほか三か所の区立公園を設置するとともに、公園に係る使用料及び占用料の額を改定するため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明の後、意見に入りましたところ、公明党より「公園の整備は積極的に進めていくべきであるが、維持管理経費の増は避けて通れない問題である。我が党は、公共施設の管理運営に当たっては、稼げる公共の視点を持つべきであると常々申し上げてきた。公園における収益性の確保に向けて民間の知恵や力を活用するなど、さらなる工夫と努力を求め、賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、議案第二十四号は出席者全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第二十五号「世田谷区立身近な広場条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、身近な広場に係る使用料及び占用料の額を改定するため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第二十五号は出席者全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第二十六号「世田谷区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、道路の占用料の額を改定するため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第二十六号は出席者全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第二十七号「世田谷区道路の構造の
技術的基準に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
本件は、自転車通行帯の構造の一般的
技術的基準を定めるため提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第二十七号は出席者全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、議案第二十八号及び議案第二十九号の「特別区道路線の認定」二件について、一括して申し上げます。
本二件は、特別区道路線を認定するため、道路法の規定に基づきそれぞれ提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第二十八号及び議案第二十九号の二件は出席者全員異議なく、それぞれ可決と決定いたしました。
次に、議案第三十号「特別区道路線の廃止」について申し上げます。
本件は、特別区道路線を廃止するため、道路法の規定に基づき提案されたものであります。
委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第三十号は出席者全員異議なく可決と決定いたしました。
以上で都市整備委員会の報告を終わります。(拍手)
○下山芳男 議長 以上で都市整備委員長の報告は終わりました。
これより採決に入ります。本七件を一括して決したいと思います。
お諮りいたします。