世田谷区議会 > 2021-04-27 >
令和 3年  4月 区民生活常任委員会-04月27日-01号
令和 3年  4月 企画総務常任委員会-04月27日-01号

  • SL(/)
ツイート シェア
  1. 世田谷区議会 2021-04-27
    令和 3年  4月 企画総務常任委員会-04月27日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 3年  4月 企画総務常任委員会-04月27日-01号令和 3年  4月 企画総務常任委員会 世田谷区議会企画総務常任委員会会議録第七号 令和三年四月二十七日(火曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         加藤たいき    副委員長        羽田圭二                おぎのけんじ                山口ひろひさ                河村みどり                津上仁志                桃野芳文                つるみけんご                そのべせいや                青空こうじ  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主事       小山内沙希  出席説明員   政策経営部
       部長          加賀谷実    政策企画課長      松本幸夫    広報広聴課長      山戸茂子   総務部    総務課長        後藤英一  参考人   株式会社世田谷サービス公社    代表取締役       岩本 康    総務部長        寺林敏彦    第一事業部長      永井秀明    第二事業部長      本橋安行   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 株式会社世田谷サービス公社における令和三年度事業について   (2) その他  2.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇       午前九時五十九分開議 ○加藤たいき 委員長 ただいまから企画総務常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 本日は、当委員会で所管する外郭団体株式会社世田谷サービス公社の令和三年度事業計画等の報告の聴取を行います。  まず、委員会運営に関しては、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいりますので、理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に御協力をお願いいたします。  なお、発言の際は、お手元のワイヤレスマイクをお使いください。  また、本日の議事進行ですが、まず、区理事者より事業計画等についての説明をいただき、その後、世田谷サービス公社より経営方針等についての御説明をお願いいたします。説明終了後、質疑応答に入りたいと思います。  それでは、1報告事項、(1)株式会社世田谷サービス公社における令和三年度事業についての報告に入ります。  本件に関し、参考人として株式会社世田谷サービス公社より、岩本代表取締役寺林総務部長、永井第一事業部長、本橋第二事業部長に御出席をいただいております。  本日は、お忙しい中にもかかわらず、本委員会のために御出席いただき誠にありがとうございます。委員会を代表して、心から御礼を申し上げます。  それではまず、区理事者より事業計画等の報告をお願いします。 ◎松本 政策企画課長 株式会社世田谷サービス公社における令和三年度事業について、政策経営部より御報告させていただきます。  かがみ文の株式会社世田谷サービス公社における令和三年度事業についてを中心にしまして、冊子の二〇二一年度(第三十七期)収支・事業計画も併せまして御説明をさせていただきます。  サービス公社は、昭和六十年に設立以来、地方公社としての役割と強みを発揮した事業を担いまして、第三十七期を迎えてございます。  令和三年度事業でございますが、かがみ文の1事業計画の(1)雇用でございます。区民ニーズに応える良質な公共サービスの提供を通じまして、障害者、高齢者、女性、世田谷区民を積極的に雇用いたしまして、勤労の機会と生きがいの場の提供をしてまいります。障害者雇用につきましては、地方公社として障害者雇用推進計画に基づきまして、雇用の拡大とともに雇用の質について重点を置いて進めてまいります。  冊子のほうの二ページを御覧ください。中央の表にそれぞれの雇用条件について記載をしてございます。  またかがみ文のほうにお戻りいただきまして、(2)の区内企業との連携でございます。区内企業への委託率については五五・一%で計画しているところでございます。こちらは冊子のほうの二ページの下の表のところに記載しておりますが、今後とも区内企業との連携に重点を置いていく方針でございます。  次に、かがみ文の(3)の社会貢献事業でございます。令和三年度も三つの柱、事業展開による貢献、利益の還元による貢献、社員の実践による貢献を進め、社会貢献活動を行ってございます。こちらは、具体的には冊子の三ページの上段に記載しておりますので、後ほど御覧いただければと思います。  続きまして、かがみ文の(4)危機管理情報提供でございます。区とサービス公社の間では、平成二十四年七月に、災害時等における協力体制に関する協定を結んでおりますが、令和元年十月の台風被害を踏まえ、令和三年三月に区との協定を変更し、大規模災害発生時等における水害時避難所を含む避難所の開設、運営などについて、区の要請に基づきまして協力をいただく体制としております。また、災害時における情報収集手段確保のため、通信事業者と協力して区民会館区民センター等におけるWi―Fiスポットの提供を進めております。  続きまして、かがみ文の一番下の(5)施設維持管理等事業でございます。常に安全安心に利用できる快適な公共空間を提供するという方針の下に取り組んでおりまして、こちらにつきましては、冊子の四ページの表のほうに維持管理施設の一覧を記載してございます。総合支所まちづくりセンター等からその他の施設まで、合計七十一の施設、十八の区民農園、十八棟の住宅の管理を計画しております。詳しくは五ページから八ページの表に各施設の具体的な業務内容を記載しておりますので、後ほど御覧いただければと思います。  次に、かがみ文の裏面に参りまして、(6)の飲食事業でございます。飲食事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が長引くことが予想される中、世田谷美術館内のレストラン、ル・ジャルダンでは、婚礼プロデュース事業者追加導入や広告宣伝を含む広報の強化を図るなど、令和二年度に落ち込んだ来客者数の増加を目指してまいります。  次に、(7)のICT支援事業でございます。ICTを活用した行政サービスの拡充が進み、システム規模が拡大、複雑化している中、システム運用などの主要業務において、若手人材の育成が急務となっております。継続的な運用サービスの提供はもとより、さらなるサービスレベルの向上に向け、計画的な研修、教育を進めてまいります。詳細につきましては、冊子の一〇ページの下段から一一ページに記載しておりますが、安定したシステムの運用を提供していくために、さらなる運用体制の強化とともに、業務の効率化に取り組んでまいります。  続きまして、かがみ文、(8)の障害者雇用推進事業でございます。先ほど(1)のところでも触れさせていただきましたが、計画に基づき、様々な障害のある方の雇用、公共的役割の推進を基本としまして、雇用者数の拡大とともに、雇用の質に重点を置いた取組を進めてまいります。  それから、(9)エフエム世田谷放送事業でございます。区と連携して、地域に密着したきめ細かな情報を発信するとともに、大地震や風水害などの緊急時には区の災害対策本部に参集し、区の情報を直接放送する体制を整備してまいります。  以上が事業計画でございます。  続きまして、2の収支計画でございます。こちらにつきましては、冊子の一ページを御覧ください。一ページの表でございますが、営業収支につきましては、上の表で売上高が施設維持管理等事業ほか合計四事業で、合計額が四十一億九百三十一万五千円でございます。一方で、売上原価、販売費及び一般管理費の合計が四十一億四千百三十八万円でございます。差引きの営業利益がマイナス三千二百六万五千円の計画でございます。  次に、具体的な事業別損益が下の表でございます。それぞれ四つの事業に対する営業利益につきましては、下の行に記載してございます。  政策経営部からの御説明は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 次に、経営方針等についての説明をお願いします。 ◎岩本 代表取締役 このたび弊社の事業方針等をお話し申し上げる機会をいただきましてありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。  お手元の二〇二一年度(第三十七期)収支・事業計画に沿って二〇二一年度、令和三年度の課題等について御説明をさせていただきます。  一ページを御覧ください。下の表、下段の事業別損益ですけれども、下から三行目、事業別の売上総利益で見ますと、施設維持管理等事業ICT支援事業が黒字、飲食事業が四千百六十万円の赤字、エフエム世田谷放送事業は、昨年度計画比で二百十万円程度改善したものの、九百六十七万円の赤字を見込んでおります。  右端、合計欄ですが、売上高が四十一億九百三十一万円、前年度の計画額との対比では一億八千六百万円の減となっておりますが、昨年度に続き四十億円台を見込んでいるものでございます。営業利益につきましては、飲食事業の赤字の拡大や施設維持管理等事業及びICT支援事業の売上等の減少から、前年度比五千五百十万円減の三千二百六万円の赤字を見込むものでございます。  二ページを御覧ください。(1)雇用ですが、障害者雇用につきましては、ハローワークや区内のすきっぷなどの障害者就労支援センター、また特別支援学校との連携により採用活動を行っているところですが、障害者雇用促進法の改正により法定雇用率が引き上げられ、また障害者が働く職場も多様化しておりまして、清掃スタッフとしての求人がなかなか雇用に結びつかない状況もあります。  サービス公社では、障害者雇用は平成元年度から開始しておりますが、公社で働く障害者の平均年齢は四十四・七歳、五十歳以上の従業員が約四六%と高齢化が進んでおりまして、生活面を含めた支援体制の充実が課題となっております。米印の法定雇用率につきましては、分母となる従業員総数の増加と、こうした就労障害者の高齢化に伴う退職や短時間勤務への移行などにより低下をいたしましたが、今後とも計画的な採用に取り組んでまいります。  三ページを御覧ください。(3)の社会貢献事業ですが、経営基本方針二〇二〇に掲げる社会貢献方針の三つの柱に沿って記載のとおり取り組んでまいります。ここではクリーンキャンペーンなど社員の実践による貢献について記載しておりますが、このほか、昨年度のこととなりますが、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、共生社会の実現とエフエム世田谷認知度向上を目的に、世田谷区ボランティアに使っていただくポロシャツや帽子、ショルダーバッグ等に、サービス公社のキャラクターであるDJせたハチ君のロゴを入れて寄贈することを計画しておりました。大会の延期に伴い寄贈も延期しておりましたが、この三月にお渡しすることができましたので、区ボランティアの用品としてぜひ活用いただければと考えております。  その下、(4)危機管理情報提供ですが、一昨年の台風十九号の経験を踏まえ、エフエム世田谷では、災害対策本部から直接放送できる体制を整備しまして、昨年八月に行われた世田谷区災害対策本部運営訓練では、エフエム世田谷スタッフも参加させていただき、区長による緊急放送訓練を行ったところです。また、地域防災計画の修正に伴いまして、水害時避難所の指定がされましたけれども、その多くが当社で管理させていただいている施設であり、区との協力協定を変更し、区からの要請に基づき、避難所の開設、運営について協力する体制といたしました。今後、該当施設における避難所開設訓練など、区との連携の下、体制の充実を図ることが課題であると考えてございます。  次に、四ページ以降、計画目標の主なものについて説明をさせていただきます。四ページを御覧ください。施設維持管理等事業です。本事業は、当社の売上高の八割強を占める基幹事業でございます。新規施設につきましてはワクチン接種会場となるため、二〇二〇年度中に再受託した二子玉川仮設庁舎に加えまして、本年四月からは池之上青少年交流センターを受託したところでございます。これから本格化する新型コロナワクチン接種については、会場に予定されている施設の多くが当社で受託管理させていただいている施設であり、円滑な接種の実施に向けて必要なサポートをしてまいります。  次に、一〇ページの(2)の飲食事業でございます。二〇二一年度の収支計画につきましては九千百四十四万円としています。ここでは、昨年度との計画対比で記載してございますが、二〇二〇年度の売上高は約六千八百万円と見込んでおりまして、二〇一九年度実績の一億二千二百万円に比べ四五%の減となってございます。  特に飲食事業中心である世田谷美術館ル・ジャルダンでは、これまで売上げの半分以上を占めていたウエディングのほとんどが昨年度は延期、中止となりまして、実施の場合でも密を避けるため、少人数での式となり、大きな打撃となってございます。今年度も引き続き厳しい状況ですが、婚礼プロデュース事業者追加導入など、営業の強化と業務の効率化を図り、赤字の縮減に取り組んでまいります。  また、教育会館のルソー弦巻に関しましては、感染防止のため、客席を三分の二に減らし営業せざるを得ないなど、営業赤字の拡大が続いたため、メニューなど業務内容を見直しまして、喫茶レストとしてリニューアルオープンさせたところでございます。  次に、一二ページを御覧ください。(4)障害者雇用推進事業でございます。先ほど雇用の面での課題を申し上げましたが、新たな障害者雇用推進計画に基づく取組について御報告をしたいと思います。②に記載のとおり、公社では、本社の就労指導員や専門員、施設の監督者や就労支援員が連携して、障害者の職場定着、相談支援体制の充実に取り組んでおります。専門性を高めるための研修を実施し、アセスメントの上、個別支援計画を作成しておりますが、職業生活面だけでなく、生活面、私生活の面での支援が必要となる場合も多くなってございまして、世田谷区や支援機関との連携が課題となっている状況でございます。  ④の生活困窮者就労訓練事業では、東京都より次大夫堀民家園世田谷公園ミニSLの二か所で、訓練事業所としての認定を受け、対象者を受け入れてまいりました。また、ここに記載はございませんけれども、本社フロアの一部に発達障害者就労支援センターゆに(UNI)のスタッフに常駐していただきまして、本社業務の一部を切り出し、常時数名いる通所者にお願いするという業務委託を行っております。平成二十八年度の開始から延べ二十二名の通所者が一般企業への就職につながりました。今後も、直接雇用だけでなく、こうした就労体験実習就労訓練の場としての役割を果たしてまいりたいと考えてございます。  次に、(5)エフエム世田谷放送事業です。放送事業につきましては、毎年経費の削減等に取り組んできておりまして、四年前、平成二十九年度の実績では約二千三百万円の赤字でしたが、令和二年度では九百万円台まで赤字を縮減できる見込みとなってございます。こうした中、エフエム世田谷の認知度や聴取率の向上に向けまして、ここでは直接記載はしておりませんけれども、区民参加型の番組となる「地域と共に区民センターラジオ」を運営協議会の御協力の下、会長などに御出席いただきまして、昨年九月から放送を開始したところでございます。宮坂区民センターから始まり、今月は八館目となる桜丘区民センターの放送ですが、引き続き、こうした区民参加型番組や町の情報が伝わる番組の制作、放送に取り組み、魅力ある放送局としてスポンサーの獲得にも取り組んでまいります。  最後になりますが、昨年度、世田谷区では、令和三年度予算編成に向けまして大幅な減収が見込まれることから、施設の維持管理経費の減額についても方針を示されており、今年度契約に向けまして様々協議をさせていただきました。その中で、株式会社としての専門性や効率性を前提としながらも、区の外郭団体として期待される役割として三つの視点、災害対策の支援、高齢者、障害者の雇用、地域コミュニティーの醸成の視点からこれまでの取組を確認し、今後の在り方について協議をさせていただきました。  株式会社としましては、まずは人材の育成と専門性や効率性の向上に重点的に取り組み、効率的、効果的な施設維持管理事業を提供するよう努めるとともに、公社ならではおもてなしマインドの醸成とスキルアップを図ってまいりたいと考えてございます。その上で、公社の設立趣旨を踏まえまして、就労支援体制の充実と障害者雇用の拡充に取り組むとともに、区の様々な公共施設維持管理を行い、コミュニティーFM放送事業を行っている強みを生かして、区のコミュニティー施策災害対策の強化にこれまで以上に寄与できるよう取り組んでまいりたいと考えてございます。引き続き御指導をお願いしたいと思います。  説明は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 それでは、これまでの御説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆山口ひろひさ 委員 ちょっと二点ほど質問したいんすけれども、エフエム世田谷についてですけれども、今、このエフエム世田谷もスマホのアプリのラジコというんですか、それで聞けるということで、僕も一回スマホで聞いたことがあるんですけれども、雑音も入らないし、非常にいいなというふうに思うんですが、ただ、いざ災害時になったときに、このラジコって、よくツイッターだとかいろいろありますけれども、回線というか、容量がパンクしちゃうとつながらなくなっちゃうじゃないですか。このラジコで聞くFM放送に関しては、そういうことというのは想定されるんですか。ちょっとその辺が分からないんで教えていただきたいんですけれども。 ◎本橋 第二事業部長 FM放送をスマホのアプリで聞くということで、リッスンラジオというアプリになります。略してリスラジと言っております。  災害時ですが、やはりどうしてもそういうコンピューター回線を通すとなれば、回線の混雑状況というのは多少は影響を受けるということは承知してございまして、それがどの程度かというのは、ちょっと私どもはまだそこまでは把握していない状況でございます。 ◆山口ひろひさ 委員 あとエフエム世田谷の赤字額も、先ほど説明が二千三百万円から九百万円、その赤字に関してもあと一歩なのかなという感じがするんですけれども、やっぱりあとはスポンサーですとか、そういう部分が課題になってくるのかなと思ったんです。  僕はちょっと委員会の中でも、区民に親しまれるエフエム世田谷ということで、やっぱりその認知度ですとか、知名度がだんだん上がってきてはいるんですけれども、僕は中学生の番組とかそういうのを、キャリア教育の一環にもなるし、つくってはどうだというような質問をしたことがあるんです。例えば地元の子どもたちがラジオに出るよということになれば、やっぱり地域の保護者の方も、また地域の方も盛り上がるし、例えばそういうところで地域のスポンサーというのも期待できるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そんな企業からもらうというほどじゃなくても、地域の細かい応援をいただくということも赤字解消につながってくるんじゃないかなというふうに今思っているんです。そんな中学生の自主的な番組だとか、そういうところで地域を盛り上げていくことも考えたらどうかなというふうな質問をさせていただいたんですけれども、一つのちょっと提案として、今日せっかく来ていただいているんで、お話をさせていただいたんですけれども、その辺に関していかがでしょうか。 ◎永井 第一事業部長 委員、御指摘ありがとうございます。番組内容につきましてなんですが、委員の御指摘のとおりでございまして、これはイベントを開催する立場からいたしますと、例えば玉川の区民会館なんかは新しくなりまして、子どもミュージカルだとか、あるいは童謡コンサートだとか、そういった企画なんかも把握をしております。そうしたところに取材をかけて、地元の方々に密着したような、なるほど、こういうのをやっているんだというようなことをエフエム世田谷なんかでもできたらというふうに考えております。 ◎本橋 第二事業部長 委員から今、御指摘がございましたいわゆる区民参加型で中学生の出演ということで、大変御提案として私どもも受け止めさせていただきたいと思っております。やはり認知度を向上するには、特にこういう地域に密着したコミュニティー放送に関しまして、例えばお知り合いの方がこういう放送に出るということで話題が広がるというのは大変期待できるところかと思います。  そうしたこともありまして、社長の冒頭の説明にもございました、区民センターラジオというのを今やってございます。これは十二か所区民センターがございますので、その運営協議会の会長さんであったり、あるいは企画運営委員長さんであったり、そういう方に御出演いただいて地域のいいところ、あるいは地域の企画、こういったことを今発信しているところでございます。  それを中学生あるいは小学生、場合によっては高校生、こういう若い世代に出演をしていただいて、その仲間がそれを聞くということは、またエフエム世田谷が違った年齢層にそういうリスナーを広げる形が期待できることがございますので、検討してまいりたいと思っております。 ◆山口ひろひさ 委員 番組に出るというのは、妙な気持ちの高ぶりというか、そういうのがやっぱりありますので、ぜひそういうのをやっぱり地域とつなげて、エフエム世田谷の発展につなげていただきたいなと思います。  それと、あと今コロナワクチンの接種の会場が十九施設あるわけですけれども、僕は福祉の委員じゃないんでよく分からないんですけれども、例えば医師の確保、看護師の確保というのはあると思うんですけれども、例えば動線の整理だとか、そういう部分の人材というところに関しては、サービス公社さんのほうでかなり御尽力いただけるという理解でよろしいんでしょうか。 ◎岩本 代表取締役 基本、伺っているのは、総合支所のほうが各地域の接種会場を運営されるというふうに聞いております。私どもはあくまで施設管理でございますので、例えば御案内とか、あとは不在時の清掃とかがあるわけですが、そういったものは具体的に御指示いただいた上で対応させていただこうと。今のところまだその主体的な役割というところで協議させていただいているわけではございません。 ◎永井 第一事業部長 その施設なんですけれども、設営する前に、事前に現地を確認いたしまして、例えば現場の施設監督者のほうから、梅雨どきになるとこの辺は水はけがよろしくないので、この辺は改善したらどうだろうかというような意見具申に基づいて、それを区の御当局のほうにも意見具申をして、区民の方々が不便を被らないような形で支援をしているという状況でございます。 ◆山口ひろひさ 委員 予約でやりますので、人数は平準化されると思うんですけれども、かなりスムーズに行うためには、いろいろな人材の協力というのが必要だと思いますので、これから区のほうとの協議もあろうかと思いますけれども、ぜひ御尽力のほどお願いいたします。 ◆津上仁志 委員 一点質問したいんですけれども、昨年お話を伺ったときに、たしか業務の内製化も進めていきますというな趣旨の御説明があったと思うんですけれども、今回のこの計画を見ると、区内事業者への委託率が下がっているので、そういう内製化を進めた結果、こうなっているのかどうかまずお聞きしたいと思います。 ◎岩本 代表取締役 ここ二〇二一年度、二〇二〇年度、若干減少しているんですが、これは比較的大型施設、守山複合施設とか、希望丘複合施設、また玉川総合支所等、大きな施設を受託させていただいて売上高が伸びていますけれども、やはりこういう大型施設になってきますと、区内事業者というよりは、もうちょっと専門的な事業者を活用するといいますか、協力いただく必要性の高い施設でございます。そういう意味で、売上高が大きく伸びる中で、区内事業者との協力関係が若干比率的に落ちたという状況だと判断しています。ですので、できるだけ施設規模によって、まずは区内事業者優先というところは変わってございません。 ◆津上仁志 委員 分かりました。難易度も高くなるんで、それは当然かなと思うんですけれども、あとお話があった内製化は、実際どのようにお進みになっているかお聞きしたいんですけれども。 ◎寺林 総務部長 私が把握している範囲では、人材育成、先ほども冒頭の御挨拶で代表取締役のほうからも後半のほうの課題で触れておられましたけれども、人材育成は非常に大きな課題だと考えております。その中で、それぞれ業務に伴って必要な資格、あるいは免許等、こういったものには積極的に取り組んでいくという方針を社として考えさせていただいております。  そうした中で、資格を有することによって、これまで外注していた部分を公社の社員が実際に取り組んでいくということで、引き続き内製化については長期的な視点も含めまして進めているところでございます。 ◆津上仁志 委員 分かりました。すぐに結果が出る、なかなかやっぱり人の問題もあったりとかあると思うんですけれども、実際内製化していくことで様々なノウハウがやっぱり御社のほうにも蓄積をしていくわけですから、ぜひそれを、前回もお話ししたかもしれませんけれども、例えば区内には小規模のマンションなんてたくさんあります。そういったところを、清掃だったり、設備管理だったり、そういうものを受託するにも、やっぱり大手の管理会社も人がいないということで、なかなかその辺も受注できていないというか、受けられないという状況も業者さんから、企業さんからお聞きしたりもしています。そういった意味では、区内にそういった雇用というんですか、従業員の方をたくさん抱えていらっしゃいますから、区の施設は当然ノウハウを十分持っていらっしゃいますので、民間の小規模のマンションなんかにもぜひ、区でも、いろいろマンションの相談を受けたりもしていますので、そういったところで受注拡大というんですか、お困りになっているお声をしっかりと捉えられる、せっかく区内にある優良な事業者ですので、そういった意味で、外の仕事も取りながら自主自立というところを目指していただきたいなと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎岩本 代表取締役 いわゆる新規事業、業務の拡大という意味では、いろいろ研究させていただいています。ただ、サービス公社の強みといたしまして、区内で六十か所以上の公共施設を管理させていただいて、いわゆる拠点がたくさんあるということだと思います。かつ公共施設の管理ということで、施設監督者という現場の責任者を配置して丁寧な管理をさせていただいているということがあると思います。ということなので、そういう拠点の監督者をキーに、その近辺の民間施設が受注できれば強みを発揮できるんじゃないかなということですけれども、なかなか一般の入札といいますか、営業部隊を置いていないものですから、なかなかキャッチできないところがありますけれども、機会があれば、そういったチャンスも捉えていきたいというふうに考えています。 ◆津上仁志 委員 ぜひ外部受注というところにも視点を置きながら取り組んでいただければ、なかなか従業員の方も大変なんですけれども、障害者雇用の枠というんですか、そういう働く場も拡充していけるんじゃないかなと思いますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいということを要望しておきます。  以上です。 ◆おぎのけんじ 委員 御説明ありがとうございました。  先ほど山口委員との関連なんですけれども、公共施設がワクチン会場になるところが多いということで、仮に今後、ワクチン会場として、これまでやられてきたいわゆる普通の維持管理業務のほかにイレギュラーな業務が発生する可能性があった場合、区からの委託料というのは変わってくる可能性があるという認識でよろしいか、これを区に聞いたほうがいいのかな、教えてください。 ◎松本 政策企画課長 ワクチン業務を進めていく中で、会場として使います施設の維持管理という範囲であれば、現在の委託の中で対応していただきたいと思いますが、明らかに仕様が変わるような体制の強化であるとか、そういったことを区から求める場合には、そこは改めて協議の上、仕様の変更、委託料の見直し等も必要になるかというふうに認識しております。 ◆おぎのけんじ 委員 分かりました。  それから、区民会館の窓口というか、顧客対応についてなんですけれども、例えば私が住んでいる玉川地域、玉川総合支所が改築になりまして、玉川区民会館も新しくリニューアルオープンしました。ただ、昨年、コロナの影響で工期が遅れて、当初のオープン予定が半年ぐらい延びた経緯がある。そのときに、新しくオープンする区民会館のホールだとか、その辺を予約していた団体があって、工期の延伸によってキャンセルをせざるを得なくなったというような団体さんがあった。かつ今回ワクチン会場になったというときに、それが決まる前にまた改めて予約をしていたんだけれども、ワクチン会場になってまたキャンセルを余儀なくされたと、要するに二連発で使えなくなったという団体さんがあったわけです。そのときに、あまりにも窓口の対応が機械的というか、本当にもう判で押したような対応しかしてくれなかったということで、大分お怒りになられていたというようなことを私は聞いたんです。  そもそもカスタマーサービスの在り方として、やっぱりこういうときだからこそ、もうちょっと区民に寄り添った形で対応していただきたいということが一つと、あとは、コロナのワクチン集団接種会場になるということが、玉川区民会館などはある程度想定できていたと思うんです。その辺の区とサービス公社さんとの間の連携といいますか、情報のやり取りということが、やっていたのかやっていなかったか分かりませんが、もし情報としてサービス公社のほうにも来ていたのであれば、顧客対応として、仮に三月半ばぐらいに予約をした団体に対しては、窓口の方が、もしかすると、四月以降、集団接種会場に指定されるかもしれないので、その際はキャンセルをしていただくようなことになるかも分かりませんというような一言を添えられるかもしれないと思うわけです。それがあるかないかって、使う側にとってみれば、実際キャンセルせざるを得なくなったときの心象も大分変わってくるような気がするんです。  そういったことも、今後、イレギュラーの事態がいつ何どき起きてくるかも分からない状況だと思うので、もう少し区とサービス公社の連携と、あとサービス公社の中でも、特に窓口の方がしっかりと区民に対応できなくてはならない、しっかりとコミュニケーションを、しゃべらなくてはならないと思うんですよ、そのあたりも含めて。だから、そのあたりをもう少し改善していただければなと思うんですが、そのあたり、いかがですか。 ◎岩本 代表取締役 玉川区民会館につきましては、特玉川だけホールが接種会場になったということで、非常に大きな影響で申し訳なかったと思っております。  区との仕切りといいますか、けやきネット系の予約については、区のほうで予約者に連絡を入れてキャンセルしていただく、区民会館といいますか、指定管理施設については、指定管理者のほうから連絡を取るということになってございまして、そういう意味では、玉川区民会館が接種会場になったということについては、サービス公社の職員から連絡を申し上げたということになっています。  ただ、どうしても私どもは、先ほどの情報のやり取りもありますけれども、まず事前に、漏れ伝わってくることはございますけれども、正式決定前に私どもに通知いただくことはまずないということが前提でございます。それにはちょっと今回の緊急事態宣言の休止もそうですけれども、決定後にお知らせいただいて、土曜日に対応したという状況はございますが、そういう中で、事前に予約段階でちょっとにおわす的な対応はなかなか難しいということ。
     これは反省もしてございますが、受託者としては、区が決めたことを伝えるというスタンスにどうしてもなってございまして、いわゆるワクチン会場になってしまったので、使えませんというような、そういう事務的な伝え方になってしまったのかなというふうに思います。そのところは反省しておりますけれども、もうちょっと区と密接に連携しながら、最終的に玉川支所につきましては、地域振興課にお手伝いいただきながら、丁寧に重ねて説明をしたという状況でございます。そういった、今後もいろいろ出てくると思いますので、その辺の情報のやり取りとか、利用予約制への声がけの仕方とかについては、もうちょっとしっかりしていきたいと思っています。 ◎永井 第一事業部長 今回の緊急事態宣言に関して私が把握しているところでございますが、参考までに申し上げます。  二十五日の日曜日から発効ということで、実はその前々日の金曜日から区の主管部とは連携を密にさせていただいて、ちょっとアンテナは高く張っていた状況です。  実際に対応する施設のスタッフにつきましては、おおむねこういった形の問合せがあった場合にはこのように回答しなさいというようなことを徹底するのと同時に、やはり目線を区民側に立って、駄目なものは駄目なんだというような説明ではなくて、これは今度、接遇ということに関わってくると思われます。相手が、そうなんだね、それはしようがないねときちんと納得できるような目線を落として対応しなさいと。  それから、苦情があった場合については、即刻、こちらのほうに上げなさいと。本当にそれが納得しているのかどうなのか、管理職がきちんと目を通して、区民サイドに立った対応というのを今回心がけております。  それから、ただ、現場でも一生懸命頑張っている方々もいらっしゃいまして、例えば目線をお子さんのところにまで下げて、例えば手指消毒についても、大人ができる手指消毒だけではなくて、小さい子どももできるようにということで、高さを低いのをつくってくれたりだとか、そういった現場の創意工夫なんかもございますので、いい例についてはくみ上げて、こういった形でいい奏功事例があったよということもスタッフのほうに知らせて、区民の方が本当に心から納得して、なかなかいいよね、施設がいいよねと言われるように努力してまいりたいと思います。 ◆おぎのけんじ 委員 部長さんからのお言葉を聞いて、多少安心した部分がありますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  やっぱりこれからも、例えばワクチンの集団接種会場としての期間が延びるだとか、そういうことも十分想定されると思いますので、情報を先んじて取得するということは難しいという事情も分かりますけれども、ただ、先ほど部長もおっしゃられたように、区民からすると、世田谷区の職員だろうが、サービス公社の職員だろうが関係ないというか、一緒くたにやっぱり見えてしまうわけですから、そこは十分意識して、今後、区民対応の品質向上ということに努めていただければと思います。よろしくお願いします。 ◆桃野芳文 委員 エフエム世田谷なんですけれども、先ほど赤字幅がどんどん縮小しているという話があって、私もちょっと古い資料を見てみたんですけれども、平成二十八年度でマイナス二千万円ぐらい、平成二十九年度がマイナス二千三百万円ぐらい、平成三十年度がマイナス一千七百万円ぐらい、その次の年は一千二百万円ぐらいという形で来ていると思うんですけれども、九百万円ぐらいにその赤字が小さくなりそうだという説明がありました。経費削減という言葉で丸く説明されていましたけれども、もう少し具体的に教えていただきたいんですけれども、どういったことがその赤字幅削減につながっていったんでしょうか。 ◎本橋 第二事業部長 エフエム世田谷の赤字の削減でございますが、この間、委員おっしゃられたように、二千三百万円の赤字から、今期は一千万円を切るところまで来てございます。大きくは、人件費ですとか、いわゆる固定経費、これを削減してきているという状況でございます。例えばエフエム世田谷に配置する従業員を減らすとか、あるいはスタジオのいわゆる番組の回しですけれども、これに関して四人でやっていたのを三人に減らすとか、あるいは従業員が委託で頼むのではなくて、内製化でリポートをしに行くとか、いろいろそういう形で、人件費なり、固定経費を削減してきた結果という状況でございます。 ◆桃野芳文 委員 エフエム世田谷も、いわゆるそんなに全国的に、大々的に放送しているようなラジオ局ではないので、身の丈に合った経営ってすごく大事だと思うんですけれども、その一方、赤字を少なくするために人件費をどんどん減らしていくというようなことをやったときに、やっぱりその弊害みたいなものも生まれてしまうんじゃないかなと思うんです。計画って何でも達成しようと思えば達成できるんですけれども、赤字に限らず、例えば障害者を何人雇うとか、何か計画を立てようと思えば、それはもう計画が必ず達成できるんですけれども、だけれども、それを達成することによって生まれてくる別の影響ってあるじゃないですか。負の影響ってあるじゃないですか。  今のお話を聞いていると、人件費削減ということが主になって、人を減らす、今まで四人でやっていたのを三人でやるということにしていくということになると、今私が申し上げて言ったような視点で、エフエム世田谷は大丈夫なんだろうかという気もするんですけれども、職場の雰囲気だとか、事業の活性化だとか、そういったところについては、今のやり方でも問題ないということで捉えてよろしいんですか。 ◎本橋 第二事業部長 この間、そういういろんな試行錯誤を繰り返しながら、無駄な部分があれば当然削ってくるというところで、それが一つ人件費なり固定経費であるという状況でございます。また、例えばディレクターをつけるつけないという問題ですとか、最近ですと、新しい技術を導入してAI放送、こういったものも行っているところです。  ですから、今までそういうところを、アナウンサーに頼んでいた部分を機械化するというようなことも含めてやってございます。それはいろんな面で無理がいくという心配もあるかとは存じますけれども、そういう無理がいかないように、技術の革新も利用しながら、適切に運営しているところでございます。 ◆桃野芳文 委員 最近、私もここ数年見ていないんですけれども、以前エフエム世田谷の収益構造をざっと調べたときに、やっぱり世田谷区の番組提供の収入、いわゆる世田谷区がスポンサーになっている部分の収入というのが非常に大きくて、それ次第で経営を左右されるような、そんな構造になっていたんですけれども、その赤字幅がどんどん少なくなってきた、例えば平成二十八年度から今に至るまで、区からの番組提供で入っているお金というのは、あまり変わっていないんですか。 ◎本橋 第二事業部長 いわゆる世田谷区からの委託部分、それとあといわゆる民間からのスポンサーの部分、これを対比で見ますと、区からのほうは大体五〇%から五五%の範囲、それから民間のほうは大体五十を切るくらいという状況で来てございます。その他あとイベント収入がございます。これは例えばイベントの放送を任されるということで、これはどちらかというと放送ではありませんが、そういうアナウンサーを活用したイベントの支援というところが、これは今ちょっとコロナの関係で多少数字が低くなっておりますが、こういった収益構造でございまして、そういう比率はこの間は変わっていないという状況でございます。 ◆桃野芳文 委員 区のお金に頼ってやっていくということは、やっぱりこれは現実には半分以上区が払っているわけだから、そうなんだとは思うんですけれども、徐々に徐々に努力は、区の収入頼りというところからはやっぱり脱してもらいたいし、一朝一夕にはできないと思うんですけれども、その赤字を解消するために、何かをどんどん削っていくだけというのは、やっぱりこれは両輪だと思うんです。何かを削っていくということと、しっかり収益を確保していくということは両輪だと思うので、公社のほうも、先ほど山口委員からも魅力的な番組づくりでやっぱりスポンサー獲得ということも必要なんじゃないかという趣旨だと私は理解しましたけれども、やっぱり世田谷区の情報に特化したFM局ということで、そういう魅力はあると思うんですよね。やっぱり大きな放送局にはない魅力というものはあると思うんで、そういうところを生かして、経費削減だけじゃなくて、収益のほうもぜひ獲得できるように頑張っていただきたいと思います。  あと、令和元年の台風十九号のときに、音楽をずっと流していて、それはやっぱりよろしくないだろうということで、我々議会からもいろいろ意見を述べさせていただいて、災害対策本部に詰めて、速攻で情報を取って流すような形でやり始めたということで、それはよかったなということと、あと令和三年三月に災害協定も見直したということなんですか、変更して、よりエフエム世田谷は区政にコミットしてくれるような形になったということなんで、詳細はちょっと存じ上げませんけれども、これを見る限り、それはいいことなんだろうなというふうに思います。  一方、首都直下地震への対応というのも、やっぱりこれは常に忘れてはいけないことだと思うんですよね。以前も議会で申し上げましたけれども、電気が止まったときにどうやって放送を継続していくんだというようなことが課題であると思うんです。用賀のビルの屋上から電波を飛ばして、そこで機械が止まっちゃったら、ガソリンを上に持って上がって、そこで発電して、電波を飛ばすんだというようなことだったと思うんですが、そのときにも申し上げたんですけれども、仮にエレベーターが止まったときに、本当に上まで、発電機があるところまでガソリンを持っていけるのかとか、そのガソリンの備蓄は十分なのかということも、以前申し上げたことがあったんですけれども、その辺の課題については、現在はもう問題なく準備されているということでよろしいでしょうか。 ◎本橋 第二事業部長 いわゆる首都直下で停電が起きた際というような、そういう想定かと存じます。エフエム世田谷では、毎月もしくは二か月に一回、様々な放送の訓練を行っているところでございまして、委員から御指摘のございました、いわゆる停電時の非常用電源をどうするかという問題、これに関しましても、ガソリンを缶に入れて今保管している状況、それから、発電機も大型と小型がございまして、小型のいわゆる携帯ができるものということで考えております。  こういったものをいざ、例えば用賀のスタジオで何かトラブルがあって使えないとなったときに、必要最小限の放送機材はSBSビルにございますので、こういったものと併せて持ち上がって、そこで放送するという緊急体制を整えてございます。そういうことで、災害時、地震、特に停電時に備えて放送していこうという体制でございます。 ◎永井 第一事業部長 災害時に関しましては、委員おっしゃったとおりで、実は二〇一二年に災害時等における協力体制の支援というのを弊社の社長と区長で結んでおります。その後、委員おっしゃったとおりで、二〇二一年、今年の四月に新たにバージョンアップしたもので協定を結んでおります。その内容につきましては、今までは災害時のみだったんですが、特に帰宅困難者の支援施設だとかと、それから災害時の放送ということだったんですが、それに加えまして、平時の際に、防災訓練に、あるいは会議にも参加をする、あるいはエフエム世田谷の職員を災害対策本部のほうに送り込んで、実際にこういったときにはこうやろうということを、平時と、それから災害時とに分けてきちんとやっていこうという協定になっております。  したがいまして、より協定内容も内容をちょっと強化して、平時から防災訓練を通じてもきちんと会得していくということも現在弊社では検討しております。 ◆桃野芳文 委員 ガソリンを運ぶということが、安全面とか、あと体力面でも結構大変なことなんだろうなと思っているんですよね。ふだんからそういうことを想定して訓練も必要でしょうし、健康にちゃんとそういう重たいものを持って上まで上がれる人材というのを確保しておくことも大事だろうし、リアルに、きちっと想像力をたくましくして準備を進めておいていただきたいというふうに思います。  あと飲食のほうについても聞きたいんですけれども、来年度のコロナの影響というのは、来年度ってこの四月以降という意味ですけれども、コロナの影響というのはどういうふうに見込んでいるんですか。簡単に言うと、どの段階で収束していくかによって、飲食事業の受ける影響って大きいと思うんですけれども、どういう前提でこの計画というものは組まれているんですか。 ◎岩本 代表取締役 飲食事業、半分以上がジャルダンの収入になるわけですが、ジャルダンにつきましては、もともと郊外型で、あまりぎゅっとした客席数じゃございませんので、通常営業については、魅力ある企画メニューを出せば、ある程度コロナ前の水準にいけるんじゃないかという見通しを持っています。ただ、ピーク時に約一億八千万円とかの売上げがあった時期があるんですが、そのうち一億円以上がブライダル、結婚式による収入でした。そのブライダルについては、コロナの影響で、いわゆる会場規模からいって、前は八十人とか百人規模の宴会といいますか、式ができたんですが、今はせいぜい三十人か四十人ぐらいの式でお願いするという状況になりますので、そういう意味では、ブライダル事業については、恐らく一億円とかということは当面ないだろうと。ピーク時は百件ぐらいあったんですが、今年度については三十件ぐらいで、かつ小規模というので、二〇二一年度の収支見込みをそういう前提でつくらせていただいて、その結果、飲食事業全体で四千万円を超える赤字ということでございます。なので、もう少しブライダルが、プロデュース会社も契約を増やしましたけれども、盛り返してくれば、黒字化はまだちょっと遠いですけれども、赤字幅を縮減していけるのかなというところの見通しです。 ◎永井 第一事業部長 飲食につきまして、特にブライダルが非常にコロナの関係で低迷しております。参考までに、非常に最盛期だった二〇一四年ですと、ウエディングの件数というのが百八件もございました。ところが、コロナによりまして、二〇二〇年はこれは残念ながら一桁の九件という状況でございます。  ただ、コロナは、全体的な社会現象で非常に苦しいので、致し方ないにしても、そのほかに、やはり創意工夫で、ランチだとか、あるいはいろんなことで、本来の既にいらっしゃる顧客は絶対に離すべきでないということで、例えばランチにつきましても、春、夏、秋、冬で季節のお勧めシリーズということでメニューを変えたりだとか、あるいは敬老の日は箸で食べるフランス料理だとか特色を、あるいは世田谷の野菜を使用したコース料理だとか、メニューに創意工夫を凝らしながら、クリスマスチキンの予約販売とか、コロナは非常に苦しいんですが、今回緊急事態宣言が出ましたけれども、アルコールを提供しないで、実はウエディングにつきましては、昨年、連休中にゴールデンウイークでジャルダンでやろうという方が、緊急事態宣言で延期をしてくださったんです。  そういったお客様もやっぱり大切にして、顧客をまず離さないということと、それから、コロナといってしようがないということではなくて、やはり現場のアイデア、創意工夫で、何としてでも顧客をそのまま確保して継続をしていきたいというふうに考えております。 ◆桃野芳文 委員 ウエディング事業以外は、コロナ前の水準、二〇二〇年以前ということになるんですか、コロナ前水準ぐらいに二〇二一年度はいけそうだけれども、ウエディングについてはなかなか回復しないだろうと。昨年度は九件で、だけれども、二〇二一年度計画、ウエディング数、三十件と入っているから、件数自体は回復するけれども、その規模が小さくなって、それはコロナの二〇二〇年度の計画と大体同じようなぐらいの収入になるとか、そういうことで理解してよろしいんですか。 ◎岩本 代表取締役 おおむねそういうことで、二〇二〇年度の赤字幅を二一年度はどこまで縮減できるかというところの状態だと思っております。 ◆桃野芳文 委員 恐らく飲食事業といっても、先ほどおっしゃったように、ジャルダンがどうなるかで飲食事業の収支がどうなるかというのは決まると思うんですよね。確かに席数が少なくなるというのはかなり厳しいとは思うんですけれども、今、世の中で民間の飲食店が何をやっているかということもしっかりと勉強していただきたいと思うんです。  私はなるほどなと思ったことがあって、これはジャンルに当てはまるかどうかはさておきですけれども、なるほどなと思ったのは、航空会社は今非常に厳しいから、その航空会社に機内食を入れている会社も非常に厳しいわけです。全然もうなくなっちゃったわけですよね。そういう会社が、通販で家で海外旅行気分を楽しんでくださいと機内食の販売をやったら、これは殊のほかよく売れて、会社が潰れずに今頑張っているよというようなニュースを見て、なるほどな、発想の転換だなと思ったんですけれども、ジャルダンも今までウエディング次第で経営を左右していたというところがあるんでしょうけれども、コロナとか、コロナ後を見据えて、ウエディング以外に自分たちはどういうことができるのかというのはぜひ考えていただきたいと思うんです。  民間だったら、もうコロナだからしようがないなんて言っていたらもう潰れちゃうわけですから、幸いにもジャルダンは、簡単に言うと恵まれているわけですよ、潰れないわけですから。だから、そこはそういう状況に甘えないで、ちょっと民間はどういう工夫をしているのかということをしっかり勉強していただいて、これからも感染症って起こるかもしれないわけですから、そういうときに経営を支える事業って何なんだろうというのは、この機にぜひ真剣に考えていただきたいと思います。要望です。 ◆そのべせいや 委員 まず、今の桃野委員の質疑に関連をしてなんですけれども、二〇一八年、二〇一九年というと、婚姻事業、どの程度件数があったものなんですか。そもそも二〇一四年がピークという話だったので、最近も結婚される方も、披露宴をされたり、パーティーをされる方も減っているという社会トレンドの中で、コロナじゃない状態のときにどんなトレンドだったのか伺いたいです。 ◎永井 第一事業部長 ピークが、二〇一四年が百八件、二〇一五年が九十五件、二〇一六年が九十五件で、大体百、九十五件ぐらいで推移をしているような状況でした。二〇一七年はどういう理由か分かりませんが、一旦落ちて三十二件、二〇一八年が五十八件、二〇一九年が三十七件、二〇二〇年がコロナでがくっと九件という状況でございます。したがいまして、いずれにしても、ウエディングだけでは非常に経営が苦しいと思いますので、今後、政策転換を図っていかなくちゃならないというふうに思っております。例えば定期的に毎月一回は会合を開いているような組織だとか、法人があれば、会議室としても使っていただいて、その後、引き続きお食事をしてもらうだとか、いろいろとやはりアイデア、創意工夫を凝らしていかなくてはならないというふうに考えております。 ◆そのべせいや 委員 工夫をいただいていることについては、ぜひこの後も続けていただければと思いますが、一方で、これは飲食事業だけでなくて、ICT事業なんかにも言えるのかなと思うのですが、これは世田谷区に伺いたいんですけれども、サービス公社にお任せをすることについて、例えば障害者雇用であるとか、高齢者の雇用であるとか、何か区にとっていい影響が、民間にも投げられる事業をサービス公社にお任せしていることで、どんなよい影響があると認識をされているのか伺いたいです。 ◎松本 政策企画課長 サービス公社は、区の地方公社ということで、いろいろ区と連携を取りながら、施設維持管理業務もそうですけれども、飲食、FMなどの事業展開というのはできるということと、また今お話がありましたような、障害者雇用ですとか、高齢者雇用の促進に貢献するなど、地域社会の発展と区民福祉の向上に寄与するというような観点から、様々事業を共に取り組んでいると、そういった状況でございます。 ◆そのべせいや 委員 飲食事業ICT支援事業の障害者の雇用率とか高齢者の雇用率ってありますか。施設の維持管理以外についての障害者、高齢者の雇用、事業別に出ていたら教えていただきたいです。 ◎寺林 総務部長 事業別にはちょっと手元に資料がないんで、正確には申し上げられませんが、委員御指摘のように、障害者雇用については、ほとんどが施設の維持管理系に配属されております。 ◆そのべせいや 委員 ここから要望にもなりますが、飲食事業について、私も以前、結婚式場を探していたときに、世田谷美術館のジャルダンが本当に婚礼会場予約サイトみたいなところに載っているなというところは認識をさせていただきました。一方で、レストランウエディングみたいな中でも、大手の事業者がかんでいたり、冠というか名前がついていたりすると、それだけで安心感がある、クオリティーが一定担保されているということにもなるので、そういった安心感というのがやっぱりどうしてもない部分でいうと、競争優位性は残念ながら高くないみたいなことも鑑みると、もしかしたら、今回プロデュース事業者を追加導入されてみたいなこともあるかと思うんですが、そういうことを導入いただいている、あるいは民間に投げていただいたりして、もっと紹介をされる幅を広げていただくとか、あとは安心できる名前をつけていただく。  一方で、結婚式みたいなことは、もう社会のトレンドからはどちらかというと衰退をしている状況にありますので、結婚式から脱却をいただいて、むしろ今増えている人たちは高齢の人たちが増えている。もしかしたら、そういった方々のお祝いのほうにシフトしていったほうが、人口は増えていくわけで、事業として、もしかしたら収益を見込めるかもしれないみたいなことも、ぜひ頭の転換をいただきたいということを要望しておきます。  ICTの事業についても、人材育成を必要だみたいなことも記載をされていらっしゃいますけれども、社会全体でいうと、細かい組織がそれぞれ人材育成をしていくよりも、大きな事業者が一定した指針を持って人材育成をして、そこに頼っていくほうが、もしかしたら、社会全体のコストは少なく済んでみたいなことを考えると、あえて区でICT支援事業を持っていると、そこに対して様々な支援コストがかかるということであれば、民間に思い切って丸投げするというのも一つあるんじゃないかということは要望しておきます。  次に、先ほど山口委員からエフエム世田谷についてすごくいい御指摘だなと思っていたのが、結局、災害時にラジオを持っているかどうかというのが、行動様態が変化をして分からなくなっていて、スマートフォンアプリでラジオを聞くとなってしまっている。一方で、通信の容量を考えると、音声情報が一方的に流れてくるものと、好きな文字情報を選べるものであったら、通信量を食わないのは明らかに文字情報であり、かつ自分の好きな情報を、例えば何とか地区、何とか地区、何とか何丁目に合わせて取得できるのは文字情報になります。ラジオだと、どうしても五分聞いていないと自分の知りたい情報が出てきませんというような状況の変化であるとか、あとは、例えば生放送についても、先日の多摩川が決壊をしたりとかもありましたけれども、今例えばユーチューブライブなんかで動画で、川が氾濫している様子であるとか、例えば首都直下地震が起きて三軒茶屋の駅前に人があふれている様子、だから近づかないでくださいみたいなことを体感して伝えられることは、ラジオではなく、残念ながら映像に切り替わってきているという中で、緊急の情報を発信していく、防災・災害情報を発信していくということになると、どうしても音声かつ一方通行よりも、文字情報を好きに得られるか、あるいは動画で臨場感があるか、どちらかにシフトをしていくと考えています。となったときに、あえてラジオで何をしたいかということについてぜひ考えていただきたいと思うのです。  このラジオで何をしていきたいかということについて記載をいただいているのは、コミュニティーの醸成という話がありますけれども、そこに特化をしていく中で、今、どんな工夫をされているのかということを最後お伺いしたいです。 ◎本橋 第二事業部長 災害時ということでございます。私どもエフエム世田谷放送事業を行うに当たりまして、二本の柱を掲げてございます。一つがコミュニティー放送、もう一つが防災力の強化ということでございます。委員の御質問は後者のほうかというふうに認識しております。  災害情報をいかに伝えていくかということで、基本的になるのは、やはり情報の一元化、それから情報の正確性、迅速性、それとあと情報伝達の連続性、こういったものが必要になってくるかと思います。これは一つの媒体ではとても無理でございますので、当然災害情報となりますれば、区と連携をして、エフエム世田谷が担う役割をきちっと明確にしてやっていくべきものと考えてございます。  区には当然ホームページもございますし、また様々な国ですとか、東京都の関係機関の実際のライブ映像をホームページで流すというようなことも既にされているようです。こういったものを全て総体でひっくるめたときに、エフエム世田谷がどういうものをきちっと伝えていくかということが大事になってくるかと思います。その中で、災害時ですと、先ほど災害時の協力協定のお話がございましたが、実施細目の中で、私ども区との協定において、区からいただいた情報は区の情報ですよということをきちっと明言してお伝えしていくということになります。  そういうこともございまして、情報の一元化を図った上で、どうしてもホームページから見られない方、あるいは逆にラジオから情報を得られない方、こういったことが相乗効果と相互補完効果を生むような形で伝えていければというふうに考えてございます。 ◆そのべせいや 委員 最後、要望にしておきますが、今、広告費の話を考えると、もうテレビよりもインターネットメディア、個別最適化をされるものの広告費のほうがもう上回っている状況です。そういった中で、一方通行かつ最適化をされないメディアに対して、広告を投じていこうということは、費用対効果を考えると極めて減っていきます。となると、ファンをつくっていく。そのファンの人たちにどうお金を出していただくか。クラウドファンディングみたいな直接的なお金を出してもらう方法も含めて、ぜひ収益化を図っていただきたいということと、防災情報については、エフエム世田谷としても取材をするとか、そういったノウハウはあると思いますので、そこに映像を付け加えるというような方法も検討いただければと要望しておきます。 ◆青空こうじ 委員 災害時、たしか和歌山テレビか、和歌山ラジオのほうが防災時、延々と一人で、アナウンサーを入れないで何時間でもやったという、たしか八時間か九時間、ずっとぶっ続けでやっているという話を聞いたんですが、これからの災害時にはアナウンサーは要らないというのでやっていたんですが、あの機械は何て言ったんでしたっけ。分かりますか。 ◎本橋 第二事業部長 ちょっと和歌山放送のほうのその名称は私どもは承知してございません。失礼しました。 ◆青空こうじ 委員 それと、今回、収支報告を見ると、前回やったのより随分よくなっている、このコロナ禍の中で、これだけよく頑張っているんだなと思うし、先ほどジャルダンのほうでやったりするというのは、確かに世田谷区の中で毎月やらなきゃいけないという行事のところというのは、昔からあるわけです。月に一回の研修会とか、それからライオンズクラブとか、ロータリークラブとか、それから商工会とか、だから、一番手堅い区内のそういったイベントをやったりしているのが一番安全だと思います。  そして、自分たちも五月に国立演芸場なんですが、自分たちの仕事なんですが、それも国なもので、中止になりました。本当に今コロナ禍の中で、エフエム世田谷さんは一生懸命頑張っているんだなと、先ほど聞いていて、この一番厳しい中で、本当にタレントさんも今仕事はみんなキャンセルばっかりです。五月の連休のときに地方が入っていたのになくなったとか。  ラジオでやるのに、災害時もそうなんですが、明日の八時半から、僕も今回、高齢者のあれは明日の八時半から受付が始まるんですよね。よそのところを聞いたりすると、八王子でもどこでも聞いたりすると、電話が混んじゃって通じないというのはあるんですが、これはエフエム世田谷さんのほうでは、こういうふうな、コロナの明日からやりますよ、八時半から受付で、皆さん、混み合わないように、順次電話してくれとかいう、そういう放送なんかもやっているんでしょうか、ちょっとお伺いします。 ◎本橋 第二事業部長 コロナワクチンの接種のことに関しましては、これは区の広報広聴課と協議をしながら進めているところでございます。現段階では、まだそういった御案内はしてございません。 ◆青空こうじ 委員 高齢者の方、自分もそうなんですが、今日も事務局の人に聞いたんですが、これを持ってきても、高齢者の方、ちょっと分からない点が結構あります。もうちょっと丁寧に分かりやすくなってくれればいいなと思うんで、ぜひエフエム世田谷さんのほうでも、高齢者に係る、明日から受付が八時半から始まるんですが、持っていくものはこれとこれとこれですよとか、三点なんですけれども、それも結構しっかり読まない方は持っていかなかったりするもんで、身分証明に、運転免許と言うけれども、運転免許を返した人もいるし、国民健康保険なのか、保険証なのか、何かいろいろあるんですが、そういうふうな小さな親切をやってほしいなと思います。  それと、イベント云々というのは本当に今死活問題で、区民会館で演奏会をやったり、それからキャロットなんかでもそうなんでしょうけれども、みんな中止になっちゃうわけですよね。そうすると、申し込んだときにはお金が必要で、キャンセルすると、これは幾らコロナでも、キャンセル料を払うようになるんでしょうか。ちょっとその点をお伺いしたいんですが、分かりますか。 ◎松本 政策企画課長 今回のコロナの関係で、施設のキャンセルをした場合には、キャンセル料については、もう既にお支払いしているものであれば還付いたしますし、キャンセルということで、通常ですと、この後払うようなものについても、そこはいただかないということで取扱いをしております。 ◆青空こうじ 委員 台東区なんですが、台東区にはちゃんとイベント専門にやる観光課というのがありまして、そこできちんとやっているんですが、昨年、ちょうど秋の湯島のほうでやるイベントだったんですが、中止になったら、これもやっぱりコロナの関係だったけれども、ちゃんと台東区のほうでは、キャンセル料と、要するにできなかったことに対してのあれだというので、半額くれたんですが、世田谷区でもそういうことをやっているんでしょうか。これは区の方に聞かないと分からないと思うんですが、エフエム世田谷さんで分かる点がありましたら、お願いしたいと思います。 ◎本橋 第二事業部長 ちょっと私どものほうは承知してございません。 ◆青空こうじ 委員 確かに新年子どもまつりとかいうのも、ここのところずっとイベントが中止になっております。よく僕も、世田谷の区民会館のときに、マギー審司君が二回ばかり来たときに、自分たちが頼むお値段とギャラが全然違うというので、世田谷は随分裕福なんだなというふうな思いがあるんですが、台東区みたいに、ちゃんと観光課があって、イベントをちゃんとやる部門があって、そのイベント専門にやっていると、結構貸し借りという感じでやっているもので、世田谷区でもそういうイベント関係でも一本化にできるのかできないのか。エフエム世田谷さんだから分からないけれども、そういう点では、本当に僕はつくづくマギー君に聞いてみて、おまえは幾らもらったんだと聞いたら、こんなにもらったというので、高過ぎるんじゃないというふうな点があるんですが、ぜひエフエム世田谷さんの場合においては、そういうふうなギャラの折衝をしたりするのは誰か決まっているんでしょうか。 ◎本橋 第二事業部長 出演料ということの交渉になりますと、その主催者である、もし依頼主がいるとすれば、そういうところになりますし、FMの独自の事業で行う場合は、私ども割り当てられた担当が行うという形になります。ただ、そういういろんなパターンがあって、それぞれやはりそういう出演料が違いますので、そこら辺はいろんな情報を得ながら、出演者の方と交渉していくことになるかと存じます。 ◆青空こうじ 委員 高齢者の方が結構世田谷区にいます。自分自身もある意味で高齢になったんですが、各世田谷区内の施設の中で、体育、健康体操とか、ああいうのをやったりして一生懸命やっています。いろんなところで、今回コロナの関係でこれも中止になっております。この間も僕は二回行って、その次の週はまた緊急事態宣言が出て、できなくなったと自分自身も思うんですが、もしコロナが解除したら、各世田谷区にいっぱいいる高齢者が健康体操とかいろんなことをやっています。ぜひそういうふうな取材なんかもやってほしいと思う。  それから、僕も月に一、二回は、認知症の家族の会とか、介護の集いというのに行ったりすると、それは放送できないかも分からないけれども、専門家が出て、悩んでいる方と相談したりする、そういうふうな認知症に関する放送は、エフエム世田谷さんではやっているんでしょうか、やっていないんでしょうか。これをお聞きして終わりにしたいと思います。 ◎本橋 第二事業部長 認知症ということに特化しては、ちょっと私の記憶の範囲ではなかったと存じますが、健康全般のことですとか、それはいわゆるスポンサーのほうで健康志向のスポンサーがいらっしゃれば、そういうことにも話題が及ぶんではないかというふうに考えております。 ◆青空こうじ 委員 ありがとうございました。  以上で私は終わります。 ◎山戸 広報広聴課長 今の認知症に特化した番組でございますが、世田谷区のほうでスポンサーで「認知症あんしんすこやかライフ」という番組を放送してございますので、エフエム世田谷でも認知症に特化した番組を行っております。  また、先ほどの新型コロナウイルスのワクチン接種に関する放送でございますが、その場面、場面に合わせてリアルタイムで、FM放送のほうでも放送していただこうという打合せは進んでおりますので、御安心いただければと思います。 ◆つるみけんご 委員 今の山戸課長のところのお話で、ワクチンに関する情報は、今エフエム世田谷ではまだ放送されていないという理解でよろしいんですか。もう既にされているんでしょうか。 ◎山戸 広報広聴課長 ワクチン接種に関しましては、エフエム世田谷のほうでも世田谷区がスポンサーをしております「世田谷情報セレクト」の中で、接種券の送付でございますとか、特集号の発行でございますとか、そういったことの放送はしていただいているところでございます。 ◆つるみけんご 委員 今まさに区民の方々とやっぱりお話ししていて一番の関心事というのはコロナとワクチンというところだと思いますので、この情報を、今、区もいろいろな広報を使ってやっていますけれども、あらゆる情報ツールを使って発信して届けていくということが今非常に重要なところだと思います。このことは引き続きといいますか、より一層、地域の防災というのも何か災害が起きたときに非常に重要ですけれども、今緊急事態という非常に地域にとっても、区民の皆さんの生活にとっても有事だというふうに捉えて、ぜひ有効に情報発信をしていただきたいと思います。要望します。 ◆河村みどり 委員 本日はありがとうございます。様々お話を伺わせていただいて、危機管理だとか、情報提供だとかという部分の随分本当に改善している状況とかを伺って、本当に今後、期待していきたいなというふうに思っております。  私からは、高齢者の雇用の部分の確認をさせていただきたいのですが、昨年もこのお話があったとちょっと記憶はしているのですが、今回定年になられる方から何度も御相談があった経緯のことからちょっと確認をさせていただきたいのです。  今回定年になるということで、もう二か月前ぐらいから、まだ元気なので、まだまだ働いていきたいというお声の方があったのですが、前回の御説明のときも、定年後、まだお仕事をされる方は、また今後、一年ごとに契約ということでお仕事を継続できる可能性があるというふうなことをちょっとお伺いしたと思うんです。御相談いただいた方は、長年お仕事を、施設の清掃業務に携わっていらっしゃった方なんですけれども、やはり七十五歳になっても本当にお元気でいらっしゃっていて、お若い方とあまり変わらないような方だったのですが、やはり二か月前ぐらいから、次のどこか仕事ができるところがないかということで随分お探しになっていたという部分もあったんですが、最終的にぎりぎりで再雇用してもらえるというふうなことを御報告いただいたのです。  実際、本当に高齢になってもまだまだお若い、お仕事をされる希望をされていらっしゃる、また世田谷区にとっても、清掃業務はなかなか人材不足というところもあると思いますし、そういう長年携わっていらっしゃる方はまさしく人材でいらっしゃると思いますので、そういった方々に関して、きっと個別の状況はあろうかと思うんです。きっと高齢になられて、リスクも背負ってくるという部分もあると思うのですが、再雇用だとかをもうちょっと早い段階から小出しにできるだとか、そういったこととか、そこら辺の部分はどのように今なっていらっしゃるのかちょっと伺えたらと思います。 ◎寺林 総務部長 高齢者雇用の件でございますが、今恐らくお話になっていらっしゃる対象の方というのは、契約社員と言われる方ではないかと思います。これについては、何年か前から無期転換という制度も入りまして、制度も変わった部分があるんですが、そのときを契機に、現在、施設でスタッフとして働いていただいている方については、原則そのときに定年制度を設けております。基本は、定年がある方については定年の御案内をさせていただいて、任期満了という形になろうかと思います。ただ、国のほうでも、七十歳定年とか、その辺の話を中小企業等々については努力義務規定が定められるとか、時代の流れもございます。  委員おっしゃっているように、個人差は非常にございますが、その都度、都度、御本人の状況を鑑み、あるいは日頃のお仕事状況等を鑑みながら、その人に合った対応ができれば好ましいかと思っておりますので、基本の原則は原則として持ちながらも、状況、あるいはケース・バイ・ケースで、可能な範囲で雇用の確保に引き続き努めていきたいなとは考えております。 ◆河村みどり 委員 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  あともう一つ、これは資料に書いてあったので、ちょっと気になったので、世田谷サービス公社さんのほうではなくて、世田谷区のほうなのかもしれないんですが、四ページにあります維持管理施設数の中で、区政情報センターのコーナーのところでちょっと数字が、販売数、前年度は四百十万円だったのが、四分の一になって百万円に計上されている目標になっているんです。これは刊行物のことなんじゃないかなと思うんですけれども、コロナ禍の影響というよりも、時代の流れのものなのかなというふうにも読み取れるんですが、四分の一になっておりますので、その経緯をちょっと教えていただければと思います。 ◎松本 政策企画課長 これは刊行物の販売というふうに認識しておりますが、区の刊行物につきましても、極力、例えばデータ化できるもの、PDFでできるものについてはそういったものをホームページに上げてというような、そういったこともございますので、そういったところで利便性を向上させていく中で、結果的にこういったところに数字が出ているというふうに認識しております。 ◆羽田圭二 委員 時間が大分過ぎましたので、簡潔に行います。  サービス公社の本来の役割、これについてどのようにお考えかお聞きしておきたいと思います。 ◎岩本 代表取締役 もともと任意団体としては、公共施設維持管理をいわゆる株式会社としての専門性と、地方公社としての公益性、両方併せ持って果たしていくというのが設立趣旨、企業理念としては、地域社会の発展と区民福祉の向上に寄与するということでございますが、そういった理念の下で、民間企業ならではの公共施設の管理運営を行っていくといったところが設立の趣旨だと考えてございます。 ◆羽田圭二 委員 そこから離れないということが大事ですよね。今後もそうだと思うんですけれども、それはなぜそんなことを言うかというと、あまりにも事業展開だとか、それからもっと言うと事業の肥大化、そこを追求するあまり、本来の役割からだんだん離れていくんではないかという、そういう危険性があるということです。それは離れているとは言いませんけれども、それは常に考えておかないと、要するに収益が落ちて、これからどうしようかといった場合、事業展開を考えたりだとか、新たなサービスだとかを考える、それはそれで必要なことだと思うんです。しかし、それによって、結果的には本来の役割が後退をするということがあってはならないと。  先ほどおぎの委員が言っていましたが、受付サービス、受付が必ずしも区民に寄り添っていないんではないかと、そういう指摘がありましたけれども、その問題というのは、個別、どこどことか、そういうことではないんですよね。つまり、本来区の良質なサービスといいますか、それらを維持していくだとか、そういうことを考えるならば、私は公社の役割というものは重要だというふうに思っているんですよね。ですから、そこは本当にもう少し徹底を図ってほしいと。本来の役割ということを考えるならば、当然区民へのサービスもそうですし、受付もそうですし、それは最近私も思うんですけれども、あまりにも機械的なんですよね。非常に機械的になってしまっていると。要するに区民が使うということが大前提ですから、確かにほかの区外の事業者も使える施設ってありますよね。区民会館とか、そういうところはそうだと思うんですが、そういう確認作業なども非常に機械的になっているというのをお聞きするんです。ですから、それは非常に細かい話かもしれませんが、本来の役割ということを常に考えていただきたい。  あわせて、雇用の問題というのは今も指摘されていましたけれども、従業員数というものは確かに結構多いじゃないですか。千人近くいますよね。実際には、ただ、今言われたような契約社員だとか、つまり正規で働いている方というのはほとんどいらっしゃらないんじゃないかと思うんです。だからどうしようかとかいうんじゃないですよ。その内訳だけちょっと教えておいてください。 ◎寺林 総務部長 現在、四月一日時点でざっくり申し上げて、総数約九百三十名ぐらいということでございます。うち正社員が五十名、あと契約社員になるんですが、契約社員のうち、月給者が百六十人超、残り七百人超、七百十名以上が時給スタッフという構成になっております。 ◆羽田圭二 委員 つまりほとんどは時間で働いている方ですよね。今期、これはそうではないということも既に分かっているから、あまり聞きたくはないんですが、要するに緊急事態だとか、そういうことで休止しましたよね、施設の休止。その際の、要するに休業補償、これはどうだったのかということは、たしかちゃんとやっていますというのが区の回答でしたから、間違いないと思いますが、その点も確認しておきます。 ◎寺林 総務部長 緊急事態宣言に伴いまして、区のほうで休館する、この時期からもう休館するというのが決定したところについて、区との仕様の調整にもよりますが、自宅待機をしていただかざるを得ない状況につきましては、こちらについては国の雇用調整助成金を見込んで、雇用をなるべく確保するということで、委員御指摘のような休業手当という制度を使わせていただいて、その制度にのっとった賃金相当分をお支払いさせていただいてきているという状況でございます。 ◆羽田圭二 委員 その点は今回も同じ話になるかと思うんです。もちろん休業するかどうかという判断は、この何週間とか、期日があまり長くないからどうしようかという判断はあるかと思いますが、その点はぜひ今後も対応をしっかりやっていただきたいと思います。  それから、就業年齢というんですか、先ほどの七十五歳なのか、七十歳なのかということなんですけれども、本来の働ける年齢というのは現在は何歳までなんですか。 ◎寺林 総務部長 いわゆる委員御指摘の時給スタッフと言われる方につきましては、基本六十八歳となっております。 ◆羽田圭二 委員 ただ、この間言われているように、働けると言ったらおかしいですけれども、健康な方については、それ以上についても働けるようにしていたというのが事実ですよね。 ◎寺林 総務部長 御指摘のとおりです。 ◆羽田圭二 委員 今回、先ほどたまたま他の委員から言われたことですからあれですけれども、そういう例というのは幾つかあったんですか。要するに六十八歳までで、本来六十八歳ですけれども、七十歳とか、何歳かで働いていて、それを今回、打ち切っちゃいますよみたいなことをやったんですかということを聞いているんですけれども。 ◎寺林 総務部長 いわゆる雇い止めになるのか、あとは契約の任期満了という類いかと思いますが、何名か発生しております。 ◆羽田圭二 委員 多分だから、それは今まで認めていたものを、何人かというか、何人だか分かりませんけれども、何人なんだと聞いてもいいですけれども、そういうことをやれば当然摩擦が起きるというのは分かっていたんじゃないですか。 ◎寺林 総務部長 詳細は把握しておらない部分もございますが、任期満了、あるいは雇い止めと言われるものについて、御本人の働く意欲があって、そのようになった事例があったかどうかはちょっと確認はしておりませんが、可能性としては、ないとは言い切れないとは思います。
    ◆羽田圭二 委員 この時期でいろんなところで雇い止めだとかがあったわけで、それと同じだというふうに指摘しませんが、そういうふうに思われることもありますから、その点はかなりしっかり対応していくということが必要なんだと思うんです。  つまり、先ほどのお話の中にもありましたけれども、前もってどうしていくのかとかいう相談も含めて、働いている方々にとっては重要な働き先だったわけですよ。それはもう、特にああいう時間帯だとか、それから実際の公共施設の清掃等で働いているという、そういう誇りもあるでしょうし、そういう点も踏まえたら、これからも対応が必要だというふうに、そう思いますので、それから、最初に申し上げた本来の役割ということ、その点はぜひ今後もしっかり堅持しながら、進めていただきたいと思います。  以上です。 ○加藤たいき 委員長 ほかに質疑がなければ、以上で株式会社世田谷サービス公社についての報告を終わります。  参考人の皆様には、改めて委員会を代表して厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。  外郭団体の経営につきましては、議会としても大変関心を寄せるところでもあります。本日は、皆さんに御出席をいただき、委員会としても大変有意義な議論ができたのではないかなと思います。  本日は誠にありがとうございました。  では、参考人の方は御退室ください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(2)その他ですが、何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 なければ、以上で報告事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、2協議事項に入ります。  (1)の次回委員会の開催についてですが、要望書の案文を協議するため、臨時に委員会を開催したいと思います。事前に委員の皆様の御都合を伺っておりますが、第一回臨時会の告示日である五月十日月曜日午前十一時からでいかがでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 それでは、五月十日月曜日午前十一時から臨時の委員会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、この臨時の委員会には理事者の出席は求めませんので、御承知おきください。  次に、臨時会会期中の委員会についてもここで確認しておきたいと思います。  五月に開催予定の第一回臨時会に当委員会所管の議案が提出される予定のため、会期中に委員会を行うことになります。五月十四日金曜日午前十時からの開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 それでは、五月十四日金曜日午前十時からの開催予定といたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 そのほか何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 なければ、以上で本日の企画総務常任委員会を散会いたします。     午前十一時四十三分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   企画総務常任委員会    委員長...