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  1. 世田谷区議会 2021-03-01
    令和 3年  3月 文教常任委員会-03月01日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 3年  3月 文教常任委員会-03月01日-01号令和 3年  3月 文教常任委員会 世田谷議会文教常任委員会会議録第二号 令和三年三月一日(月曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         平塚敬二    副委員長        石川ナオミ                下山芳男                和田ひでとし                板井 斎                風間ゆたか                中山みずほ                田中優子                金井えり子                あべ力也  事務局職員    議事担当係長      末吉謙介    調査係主任       丸山卓也  出席説明員    教育長         渡部理枝
      教育総務部    部長          淺野 康    教育総務課長      會田孝一    学務課長        田中勝将    幼児教育保育推進担当課長                本田博昭    学校健康推進課長    桐山徳幸    教育環境課長      青木 徹    副参事         秋元勝一   教育政策部    部長          池田 豊    学校職員課長      内田潤一    教育指導課長      毛利元一    教育相談特別支援教育課長                工藤木綿子    副参事         塚本桂子   生涯学習部    部長          林 勝久    生涯学習・地域学校連携課長事務取扱                林 勝久   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 令和三年第一回区議会定例会提出予定案件中間日)について   〔報告〕    ① 令和二年度世田谷教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書の提出   (2) 令和二年度補正予算(当委員会所管分)について   (3) 令和二年度 生徒会サミット報告会について   (4) タッチ・ザ・ワールド事業評価・検証について   (5) その他  2.資料配付   (1) 小学生保護者のための都立高校フォーラム  3.請願の継続審査について  4.閉会中の特定事件審査(調査)事項について  5.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後二時五十九分開議 ○平塚敬二 委員長 ただいまから文教常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 本日は、報告事項聴取等を行います。  まず、委員会運営に関しましては、引き続き、新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。  なお、発言に当たりましては、お手元のワイヤレスマイクを使用いただきますようお願いいたします。  それでは、1報告事項に入ります。  (1)令和三年第一回区議会定例会提出予定案件中間日)について、報告①令和二年度世田谷教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書の提出について、理事者説明を願います。 ◎會田 教育総務課長 それでは、令和二年度世田谷教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書の提出について御説明いたします。  かがみ文を御覧ください。1主旨でございます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第二十六条の規定に基づき実施いたしました世田谷教育委員会点検評価でございますが、こちら区議会報告書を提出いたします。今定例会の本会議の中間日で御報告する予定でございます。  2点検及び評価の目的でございますが、こちらにつきましては、記載のとおりでございます。  3点検及び評価の対象です。第二次世田谷教育ビジョン・第二期行動計画取り組み項目二十一項目を対象といたしました。  4の学識経験者の知見の活用です。点検及び評価を実施するに当たっては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第二十六条第二項の規定により、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものです。こちらにつきまして、記載のとおり、三名の方に委嘱しております。三名とも、この第二期行動計画、昨年度から引き続きの委嘱となってございます。  5の点検及び評価の結果でございます。こちらにつきまして、別添の報告書を少し見ていただけますでしょうか。  三ページを開いていただきますと、三ページ、四ページに今お話ししました取組み項目二十一項目について記載しているところでございます。そして、五ページから六〇ページまで、取組み項目二十一項目についての記載でございます。こちら、各項目ごとに取組みの方向、四年後の姿に加え、年次別計画を記載しております。  なお、年次別計画につきましては、進捗状況により、必要な見直しをしております。修正箇所につきましては、修正線アンダーライン等で表記しているものでございます。  六ページを御覧いただけますでしょうか。令和二年度実績でございますが、昨年度からの変更点がございますので、こちらのほうを説明いたします。従来、目標というものを一番上に書いて、その後、取組み実績・成果、そして課題・今後の取組み等という三段構えでございましたが、PDCAサイクルが明確でない、あるいは実際の実績のところと成果のところがちょっと明確でない等の御指摘をいただいておりました。今回、前年、令和元年度の課題・今後の取組み等を、今回の令和二年度実績の昨年度の点検評価の課題・今後の取組み等というところで内容的に記載させていただき、真ん中に目標・取組み実績・成果と、それぞれの項目で三本立てで記載して、実績・成果が明確になるような形にしております。そして、課題・今後の取組み等ということで、今後、次年度以降にもつなげていけるような、PDCAサイクルを意識した形にしているところです。  こちらが六〇ページまでございまして、最後に、六一ページ以降というところで、三人の学識経験者からの総括的な御意見をいただきまして、こちらを掲載しているところです。  かがみ文にお戻りください。6今後の予定でございますが、三月に区議会点検及び評価の結果報告書を提出した後、区ホームページ、あと区政情報センター等で公表ということを行ってまいる予定でございます。  説明は以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、(2)令和二年度補正予算(当委員会所管分)について、理事者説明を願います。 ◎會田 教育総務課長 それでは、令和二年度補正予算(当委員会所管分)について御説明いたします。  本補正予算は第六次となり、第一回区議会定例会に御提案、企画総務常任委員会において審議をお願いしている案件でございますが、その中で、当委員会所管事項に関わるものについて御説明いたします。  なお、今回の補正予算は、コロナ禍による厳しい財政見通しの下、公共工事等の継続的な発注機会の確保を前提とした工事の前倒しなど、令和三年度予算と連動させた複数年による予算の対応とともに、今年度の緊急見直しや各事業進捗等による事業費減額及び増額などについて補正するものです。  それでは、資料を御覧ください。まず、1補正額性質別)の(1)教育費でございます。今回の補正額は、行政運営費が六千四百四十二万六千円の減額投資的経費が四億一千四百五十万五千円の減額、合わせて四億七千八百九十三万一千円の減額となり、補正後の教育費総額は二百四十七億三百九十三万五千円となっております。  次に、(2)職員費でございます。学校職員費人件費)が八百九十六万六千円の減額となり、補正後の職員費総額は六十六億四千百三十四万三千円となっております。  教育費職員費について、合わせて四億八千七百八十九万七千円の減額となり、補正後の合計は三百十三億四千五百二十七万八千円でございます。  続きまして、2関連歳入歳出科目補正内容でございます。(1)教育関連でございますが、こちらが三ページまで続いてございますが、歳出につきまして、区立中学校校舎棟耐震補強工事などの事業費の確定による減額小中学校各種移動教室等の中止などの新型コロナウイルス感染症の影響による事業費減額が主な内容となっております。  この中で増額といたしましては、河口湖林間学園渡り廊下等耐震補強及び内部改修工事など、工事の前倒しによる増額というものが二ページ、三ページにございますが、増額や就学援助認定者数及び給食配食日数の増に伴う扶助費の増額、また三ページでございますが、教育センタープラネタリウム機器交換等業務委託等の増額を計上しておりまして、歳出全体といたしましては、六億六千九百六十九万七千円の減額補正を計上しているところです。  歳入(特定財源)でございますが、先ほどの耐震補強工事などの事業費の確定による基金繰入金や特別区債の減額などにより、合わせて四億七千八十二万四千円の減額補正を見込んでおります。  四ページでございます。(2)地方創生臨時交付金の活用に関する事業でございます。歳出につきましては、タブレット型情報端末及びネットワーク等サービスデスク導入経費デジタル教材の購入及びデジタル教科書試行導入で、合わせて一億八千四百九十九万五千円を計上しております。  歳入(特定財源)につきましては、GIGAスクール構想に基づくICT環境整備事業財源更正などで、合わせて六億一千百六十五万七千円を見込んでおります。  (3)の基金への積立でございますが、義務教育施設整備基金積立金につきまして、基金の利子及び寄附金と合わせて五百七十六万四千円を増額補正するものでございます。世田谷遊びと学びの教育基金につきましては、利子七千円を増額補正するものとなってございます。  次に、3繰越明許費補正でございます。こちらは、これまでに御説明いたしました公共工事等前倒し地方創生臨時交付金を活用した繰越事業が年度内に終了しないために繰り越すものと、その他の繰越事業として、区立小中学校耐震補強工事の一年目の支払いが当初の予定を下回るために繰り越すものとなっております。  続きまして、4債務負担行為補正でございます。これは瀬田小学校プール解体工事の時期を延伸するため、令和三年度の債務負担行為について、二千七百万円を減額するものでございます。  最後に、5特別区債補正でございます。こちらは教育施設整備事業について、特別区債を二十六億四千九百万円から二十三億九千七百万円の減額補正を行うものでございます。  報告は以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 続きまして、(3)令和二年度生徒会サミット報告会について、理事者説明を願います。 ◎塚本 副参事 令和二年度の生徒会サミット報告会について御説明いたします。資料を御覧ください。  生徒会サミットは、区立中学校の二年生の生徒会の代表が集まり、主にブロックごと話合いを深め、話し合った内容を共有し、自校の生徒会活動の充実を図ることを狙いとしております。昨年度までは、生徒会サミットでの取組の発表の場として十四歳の成人式を行っておりましたが、今年度は二月十三日土曜日の午後、生徒会サミットの最終回に、活動の成果をブロックごと発表することで、報告会といたしました。  2の場所を御覧ください。報告会は会場を四つに分け、オンライン配信により各会場をつなげて実施しました。また、当日の様子については、中学生とその保護者向けに、二月十八日木曜から三月十日木曜まで配信しております。  4の参加者は、各中学校二名程度の生徒会サミットメンバー担当教員です。今年度の生徒会サミット新型コロナ感染症対策のために集まる機会が少なかったのですが、5(1)で挙げられているテーマを基に、子ども同士が活発に意見交換し、話合いを深めることができました。発表内容については、テーマを基に自校で実践した取組の成果と課題や、話合いを通じて学んだことや下級生に伝えたいことをブロックごと発表しました。  裏面の6を御覧ください。参加した生徒からは、他校の生徒会メンバーと話し合えたことが有意義だった、今回の内容を後輩に引き継ぎ、さらによい学校にしていきたいなどの生徒会サミットに参加したことへの肯定的な感想が多く見られました。  以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆風間ゆたか 委員 生徒会サミットについては、これまでも肯定的に議会で質問をしてきていますけれども、今回はオンラインにしたことによって、その生徒会代表五十九名がその場で共有できたんだと思いますが、ほかの生徒通常会場でやるときには下級生が見に来たりということでの共有化が図られていたと認識していますけれども、それについては今後はどうやっていく予定、もしくはお考えなんでしょうか。 ◎塚本 副参事 今年度につきましては、昨年度のような大きな会場を借りてという形で生徒会サミットを進めなかったことによって、生徒会メンバーだけが集まっての報告会という形になりましたが、オンラインで配信ということで、中学生やその保護者には、この配信を見ていただくということで考えております。来年度に向けては、ぜひ全体的に、その内容オンライン等で配信していければなというふうに考えております。 ◆風間ゆたか 委員 この前も指摘をしましたけれども、これまで共有化できていた、一つの会場でしていたわけであって、それについての意味があるということも議会でも言ってきたわけであり、こういったオンラインでやることによって、それをほかの、その当日に参加しなかった生徒たちとも共有化できる方法が残されているわけだから、案内していこうと思いますということで、せっかく一人一台になっていても、それを見ていくような仕組みをつくらなければ見ませんよね。興味のある生徒しか見ないし、じゃ、その興味のある生徒はどれぐらいなんだろうかというようなことなんだと思うんです。  でも、扱っているテーマは、そういう意味では総合の学習でやるような内容だったりするわけだし、世田谷九年教育で取り組んできたことだったり、新聞を使った学習だったりとかということに非常に近いわけだから、これをその学習、しかも、自分の先輩たち、もしくは同級生たちが、世田谷区内全域で考えたことを発表する貴重な機会なんだからこそ、これを教育の題材として使わない手はないんじゃないですかと思うし、それがある程度やってこれたからすばらしい取組だと、私も世田谷が誇る取組だと思いますよ。これは方々に言っても、そんなことがもう十年続いているんですねと、いろいろ教育関係者に言われますよ。だとしたら、それがただ単にオンラインになっちゃったからというんではなく、これは教育委員会が設定するものなのか、校長会等で議論するものなのかちょっと分かりませんけれども、もっとちゃんと活用したほうがいいんじゃないですか。それはどういう見解ですか。 ◎塚本 副参事 生徒会サミットにつきましては、校長会と連携してやっているところであります。今年度もやはり生徒会の担当の先生からは、学校でみんなで見たいんだということも指摘されたりもしておりますので、来年度に向けてどんな形で学校でこの活動を、生徒会が主催になって見せるのか、学校の授業で使うのかということも含めて、校長会等と検討していきたいと思っています。 ◆風間ゆたか 委員 やり方はいろいろあると思うんです。ただ、これまでの課題としては、一年生は確かに見に来る、でも内申点を気にして見に来る子たちもいるという現状があって、それでもいいと思うんですよ。そこから興味関心が広がっていく可能性もあるし、次年度生徒会をやってみようかということになる可能性がある。  しかし、冷ややかな見方をすると、そういうことに関心のある、意識高い系と言われちゃうような生徒しかああいうの見ないよねというのだと、やっぱりもったいないと思うんですよ。なので、何らかの仕掛けが必要じゃないかというのが、この前も一般質問で私はしましたし、ぜひそのあたりは進化させてもらいたいなと要望をしておきます。 ◆田中優子 委員 従来は十四歳の成人式の名称で実施とありますけれども、これを変えたのは今回からですか。生徒会サミットという名称に変えたのは今回からでしょうか。 ◎塚本 副参事 生徒会サミットというもの自体は昨年度までもずっとやっておりまして、もう十何年続いているものなんですけれども、それの報告、最後の発表会として十四歳の成人式というものを充てておりましたので、その発表会である十四歳の成人式がなくなったというだけで、基本的には生徒会サミットの活動はずっと引き続きやってきているということになっております。 ◆田中優子 委員 十四歳の成人式という、最後の発表の場としてやっていたという、この名称も随分前から使われているわけだから認識しているんですけれども、何かちょっとぴんとこないなと思っていたのが、今回、そのままの流れで生徒会サミットのままの最後の発表ということで、名称を、言ってみれば落としたというか、そのほうが私は分かりやすいなとは思うんですけれども、何か経緯といいますか、どういう理由でこの名称をなくしたんでしょうか。名称をなくすことに反対ではないんですけれども、ちょっと伺いたいと思いまして。 ◎塚本 副参事 十四歳の成人式ということで大きな会場で発表するとなると、どうしてもその発表の準備に時間を割くことが多くて、子どもたち先生方からも、もっと話合い子ども同士話合いする時間を確保するということの希望が出ておりましたので、どちらかというと話合い重視で、発表はその中のことを伝えていくというふうな、発表重視ではなくて、話合い重視という形で今年度からやっています。 ◎池田 教育政策部長 少し補足させていただきます。
     十四歳の成人式の名称につきましては、何でそもそもこんな名称なんだろうねという、昨年の本委員会において御指摘いただきまして、であれば、もともと生徒会サミットという形で子どもたちは活動していますので、その報告会というふうな形でやったほうが、実際に報告する子どもたちにとっても、受け取る子どもたちにとっても、生徒会人たちが集まって何か議論したことの報告会なんだという、一番分かりやすいかなということで、名称は変更させていただいたところです。  あと、先ほど風間委員から御指摘を受けた、この成果をより多くの子どもたちにということで、ちょっと説明が分かりにくかったかと思いますが、この資料の3実施方法の後段のところで、当日の様子については、中学生とその保護者向けに二月十八日から三月十日まで配信していると。これは録画いたしまして、中学校の全生徒向けにチラシを配って、ここのQRコードをつけまして、それを見ていただくと、後日でも見られますよという形の情報共有をしております。  まだまだ情報共有の仕方、例えばそれを授業に使うですとか、活用の仕方については工夫の仕方があるかもしれませんけれども、今年度、この生徒会サミット報告会については、なるべく多くの後輩たちを含めて見ていただきたいということで、そういった取組をしてございます。 ◆中山みずほ 委員 これは中学生全員が今後、今御答弁あったようにオンライン配信等で見られる環境にはなる、もうなっていると思うんですけれども、例えば、この前の本会議でも他会派から質問があったように、私立中学を受験する率が結構世田谷区が多い中で、区立中学校の魅力の一つだと、私はこれを思うんですけれども、これを小学生の、例えば高学年の保護者であったり、もしくは五、六年生ぐらいでSDGsという、小学校でも結構やっていたりしているところがあると思うんですけれども、何かそういう機会とかのお考えはないでしょうか。 ◎池田 教育政策部長 前回の委員会からいろいろ御指摘いただいて、ただ、この生徒会サミットを公表するに当たって、事前に子どもたちですとか、保護者の方に御説明していたのが、この内容については、中学校子どもたち保護者の方に配信していきますということだけ説明していて、もっと広くというのは今後やっていきたいと思うんですけれども、配信までの間にそこまでの御了解しかいただけていなかったということで、今回はこういった限定的な配信となってございます。  今後については、より多くの方に見ていただけるよう工夫してまいりたいと考えています。 ◆中山みずほ 委員 ありがとうございます。恐らく個人情報もありますし、中学生の方々は顔も出ているわけですよね。だから、そこの配慮は必要だと思うんですが、例えばですけれども、その録画したものを多少編集して、六年生向けの中学校説明会が三月にずっとあったと思うんですけれども、そういったところで、まず生徒会サミット存在自体中学生がいれば分かるんでしょうけれども、第一子の場合、分からないことも小学生保護者は多いので、何かそういう機会を得て、全部をだあっと流しても正直見る保護者は少ないと思うんですけれども、こんな取組を世田谷区の公立中学校はやっているんだというのが、何となく見る機会になったらいいのかなと思いました。  あと、小学生に向けてということでいくと同じことではあるんですけれども、やはり少し上の自分たちが通うか通わないか分からないんですが、地域の中学校でこういうことがあるという、何かその全てじゃなくても何となく知る機会があったらいいのかなと思いました。これは要望です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 続きまして、(4)タッチ・ザ・ワールド事業評価・検証について、理事者説明を願います。 ◎塚本 副参事 私からは、タッチ・ザ・ワールド事業評価・検証について報告いたします。資料を御覧ください。  1のタッチ・ザ・ワールド事業の現状と利用実績を御覧ください。表の形で記載されているとおり、①の一般利用につきましては、平日の午後と土日祝日学校長期休業中に行っております。こちらは常設の展示と外国人指導員によるチャットタイム等になります。  ②のイベントにつきましては、月一回程度、小学生対象学年向けに、英語でのコミュニケーションを基本としたアクティビティー、海外生活疑似体験等を行っております。そのほかには、平日の午前中で、③の区立小学校四年生の移動教室を行っております。こちらはプラネタリウムと併せており、多文化体験コーナーにて外国人指導員による英語体験を行っております。  2は利用実績になります。(1)利用数①は、一般利用イベント利用人数を一日の平均にしたものになります。八月の平日は長期休業に含まれます。また、今年度の四月八日から五月三十一日は休館にしておりました。  一枚めくっていただくと、②で移動教室利用人数を記載しております。令和二年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、学校への出張型であり、また、九月から開始しました。今年度の実績は一月までのものになります。  (2)利用者の内訳ですが、平成三十年度、元年度、二年度ごとにページがまたがりますが、円グラフで示しております。三十年度は小学生利用数が一番でしたが、元年、二年と未就学児利用数が一番になっております。  三ページを御覧ください。(3)利用者の居住地については、やはり弦巻など近隣の方の利用者が多く、広く区民の方々に利用してもらうことができませんでした。  四ページになります。(4)については、一般利用移動教室の感想の抜粋になります。①が一般利用の方、②が移動教室の教員の感想になります。  五ページ、3事業の総括を御覧ください。(1)一般利用についての利用者数が十分でなかったと考えております。その要因として考えられるものは、事業の周知が学校からのものが中心で、広く区民になされなかったこと。利用者にとって魅力的なプログラムではなく、リピーターが増えなかったこと。交通の便としての立地条件があまりよくなかったことと考えております。このことから、一般利用利用者については、元年度は増加したが、施設の規模感や英語を学ぶという目的からは十分な利用があったとは言えません。また、一般利用の時間は平日のほうが大半を占めておりますが、その時間は未就学児とその保護者の利用が多く、英語体験や多文化体験としての利用がなされていなかった場面があったと考えます。  六ページの(2)のイベントについて御覧ください。イベントについては、毎回テーマを変え、学校を通して開催のチラシ等を配布してきたことなどで、多くの方に利用していただきました。このことから、一定の実績が得られたと考えます。  (3)の移動教室については、多文化体験を目的としたプログラムのため、体験中に日本語を話してしまうことや、また、ALT一人に対する児童の人数が十人を超えることもあり、英語を話す体験を充実させることができなかったと考えます。このことから、子どもたちは授業時間以上の多くの時間を、プログラムを通して、ALTと楽しく過ごすことができたが、英語を話すという点では十分な時間を確保できなかったと考えます。  以上のことを踏まえ、今後の方向性について4に記載させていただきました。来年度の小学校四年生の移動教室は、引き続き、感染症対策の影響を考慮し、今年度と同様に各学校外国人指導員が訪問する形で英語体験事業を行います。その際、子どもたちがより多く英語に触れ、話すことができるよう、児童六名程度の一グループに一人の外国人指導員を配置するなど、プログラムの内容見直しを行います。令和四年度以降については、学校の体育館を使用することの学校活動への影響などを考慮しつつ、体育館等における継続実施や教育総合センターの研修室等の活用も視野に入れ、実施場所の検討を行ってまいります。  なお、英語体験事業は令和三年度以降は実施しないこととし、土曜日等の英語体験イベントについては、令和三年度は実施せず、別の場所での単発での開催など、令和四年度以降の在り方を検討してまいります。  以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆下山芳男 委員 今の最後のところで、三年度は実施しなくて四年度からということですけれども、四年度に対する検討の仕方というのは、今どういうふうな状況か教えていただけますか。 ◎塚本 副参事 今のところでは、このコロナ対策感染症の対応がありますので、学校での移動教室の状態がどのような形で進められるかというのも一つ、今年度もやっておりますが、来年度の途中で、どういう形でこの移動教室を進めていくかということも考慮に入れながら考えていきたいと思っております。 ◆下山芳男 委員 そうすると、三年度の様子を見ながらということでいいですか。 ◎塚本 副参事 そのように考えております。三年度の様子を見ながら考えていこうと思っております。 ◆風間ゆたか 委員 前回の委員会できちんと総括をするべきだということを求めまして、すぐに出てきたことに驚いているんですけれども、あまりに簡素過ぎて、これで終わりですか、このタッチ・ザ・ワールド事業に関する総括は。 ◎池田 教育政策部長 こちらで我々としての分析と評価をさせていただいたつもりでございます。 ◆風間ゆたか 委員 だとすると、これがもしかしたら行政の総括の仕方なのかもしれませんが、これだと同じ失敗を繰り返す可能性がありますよね。この前、株主の話をしましたけれども、どれだけの予算をかけて、どれだけの数値目標に対して未達成だったのかみたいなことが全く見えない総括なので、まず、何ら検証になっていないという印象です。  そもそも、事業目的は何だったんですかというところから書かれていないんですよ、この総括には。文章の中で、こういう事業目的は達成できた、できなかったみたいなことは書いてあるんですけれども、それも分析の中に入っていたり、評価の中に入っていたりということなので、そもそもの事業目的が何だったのか、事業目的を達成するためにどんなことをしたのか、そのやり方に対しては、そのやったことでどれだけの数値的な目標を立てたのか。立てていなかったんだとすれば、達成、未達成がはかれませんよねと。定性的なところでこういったアンケートの結果から評価・検証をしているようなんですけれども、それはそれでありとしても、数値的な達成度合いというのはこれだと全く分からない。一応、その数字がここで報告はされているんだけれども、この数値は何の意味もなさないですよね。目標がないわけなんで。  だから、次に進むためにそれは絶対やらなきゃならないと私が言いましたのは、物すごい予算をかけているんですよ。私たちは、こういう場をつくるべきだと求めてきたからこそ、責任があると思っているんです。だけれども、どこで踏み外したんですか、踏み間違えたんですかということをこの前問うたんですね。なぜジオラマを残さなければならなかったのか、ジオラマは何を目的、何の事業目的のために残したのかですよね。あれは英語教育とかに関係がない。私たちは、多文化ですか、異文化ですか、そういったものと混在することによって目的が曖昧になるということは指摘してきたわけであって、でも残されたわけであります。  外国語とは関係がなく、郷土のものと英語というものが混在した場所によって、実際に移動教室でも子どもたちが日本語を話しちゃったと。では、移動教室の目的はそもそも何でしたっけというところも含めて、これだと分からないんですよね。多文化を体験するという目的はもしかしたら達成できていたのかもしれないし、英語を話す、学ぶということに関してはどのぐらい未達成だったのかということも、これでは全く分からないわけですよ。なので、本当の意味で、この何千万円もかけてつくったあの場所がどういう効果を示したのかというのが全く分からない状況になっていて、このままこれで終了ですと言われたとしても、また同じことを繰り返すんじゃないですかと。  今、教育センターで、またお金をかけてすばらしい施設をつくろうとしていますけれども、同じことを繰り返しちゃう可能性があるんじゃないですかと、心配になるわけです。なので、忙しいと思います、大変だと思います、総括するというのは本当に労力を割くことだと思うんですけれども、同じ失敗を繰り返さないためには、きちんとそのあたりの総括をするべきじゃないでしょうかと思うんですが、いかがですか。 ◎池田 教育政策部長 今御指摘といたしまして、十分な総括になっていないという御指摘をいただきました。こちらとしても、もう一回検証したいと思います。 ◆風間ゆたか 委員 冒頭、一番最初の報告事項にありました、教育委員会報告書の提出というところもさっと行っちゃったんで触れませんでしたけれども、ここに北神先生も書いているんですよね。マネジメントサイクル、PDCAサイクルができるようになってきたというような評価をされているんですけれども、これはマネジメントサイクルですから、きちんとマネジメントに対しての評価・検証をしていかなければならないと私は思うんですね。するようになったというのは、これまでに比べれば一歩前進なのかもしれませんけれども、きちんと次に生かせるような検証の仕方をしなければ形だけになってしまいますから、このことについて重く受け止めていらっしゃると思いますので、ぜひ、きちんとした総括をしていただくように要望しておきます。 ◆田中優子 委員 風間委員の御指摘はもっともだと思うんですけれども、いま一度確認をしておきたいんですけれども、このタッチ・ザ・ワールド事業を幾らかけてつくったのか、ジオラマについての予算。私もあれはちょっと見に行って、何でこんなものが必要なのかなと素朴な疑問を感じたんですが、それも幾らかかっているのかについてお答えいただきたいと思います。 ◎塚本 副参事 平成三十年度の初期費用ということで、四千九百万円ほど費用を充てております。 ○平塚敬二 委員長 ジオラマは。 ◎塚本 副参事 今分からないです。すみません。後で調べてお答えします。 ◆田中優子 委員 今答弁のあった初期費用四千九百万円の中にはジオラマは含まれていないという、そこだけは、そういう理解でよろしいでしょうか。 ◎塚本 副参事 ジオラマというのは、上のプロジェクションマッピングとかのことですか。もともとジオラマがあそこにはあったので、プロジェクションマッピングのお金はその中に入っております。 ◆田中優子 委員 後で分かったら教えてください。 ◆板井斎 委員 ダブってしまう質問で恐縮ですけれども、タッチ・ザ・ワールドの事業の評価・検証ということの説明を受けている最中に、才能の芽を育てる事業の評価・検証というのはしっかりやっていたのかどうかというのも、ふとよみがえってしまったんですけれども、私たちは全ての事業を公会計制度を用いてしっかり見直すべきだというふうに主張していて、そういった評価がこの中に表れていないということについては非常に、この検証について残念だし、そういった見直しをちゃんと軸に据えてやっていただきたいと。なぜそれを使わなかったのかということが一つ。  それから、田中委員も言っていたように、初期経費もそうでしょうけれども、今後の運営費、そして当然これを解体したり、撤去する費用、そうしたトータルの費用をしっかり割り出して検証していただくという、一応今回はほかの、風間委員も言ったように、内容のことについては私も同じ考えですけれども、お金はどう関わったのかということをしっかりと、全体をやっぱり表さない限りは、税金を使ってここにこういうものをつくるのは、とにかく私たちの考えとは違うものがここにできるということで、これはここにつくるべきではないという立場を表明していたわけですけれども、その辺、評価の仕方についてもう一度改めて出していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎塚本 副参事 改めて検証し直したいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、(5)その他ですが、何かございますか。 ◎林 生涯学習部長 前回の当委員会におきまして、風間委員のほうから、議事録、新BOPあり方検討委員会及び図書館運営体制あり方検討委員会の議事録について御質問、また御要望いただきました。そのことについて、口頭で本日御報告させていただきます。  まず、新BOPあり方検討委員会でございますが、前回の委員会において、議事録を作っているのかどうかを含めて御質問いただきました。共同所管である児童課とも確認いたしましたが、議事録というか、メモは取っておりまして、議事録として、要旨として作成したということでした。このことにつきましては、本日三月一日より、区のホームページにおきまして、議事録、資料を公開してございます。  続きまして、図書館運営体制あり方検討委員会における委員の表記。今、要旨の中で、委員という表記だけで、学識経験者であったり、区民代表であったり、区、もしくは事務局という表記が分かりづらいという御指摘をいただきました。そこは御指摘のとおりだと思いまして、表記につきまして、委員であっても学識経験者なのか、区民委員なのかという表記を今改めているところでございます。表記が直り次第、区のホームページのほうに掲載し直したいと思っております。  以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆板井斎 委員 最初の報告書のことでいいですか。中身じゃなくて、表記について聞きたいことがあるんですけれども。  もう終わってしまったので、中身についてはたくさん聞きたいことがあるんですが、聞かないんですけれども、眺めていると、下線を引いているところとか、それを訂正をしているとかという表記がたくさん出ているんですけれども、この読み方をどのように読んだらいいのかというのが全然分からないんですけれども。  例えば、一三ページの元年度の実績のところだと、「十九」と、数のところに線が引いてあるとか、令和三年度のところに外遊びの云々というところで「の実施」というところに線を引いていたりしているんですけれども、これはどのように読んだらいいのかという読み込みができないものですから、ちょっと教えてください。 ◎會田 教育総務課長 失礼いたしました。こちらの各取組み項目年次別計画について、修正等あった場合にということで簡単にお話ししてしまいましたが、一三ページの例でいきますと、今回令和二年度見込み、三年度計画のところが、外遊びについて「施行」が「検討」に、「実施」が「試行」に変更があったというところで、変更部分について修正をかけております。  また、その同じ一三ページの下のほう、こちらのアンダーラインにつきましては、当初の年次別計画から修正のあったものにつきましては、昨年の段階で既にちょっと修正がございまして、乳幼児教育アドバイザーの派遣の回数が当初から変更になっておりますので、こちらにつきまして当初から変更があったということで、修正しております。乳幼児教育アドバイザーの派遣について、二十二回から四十五回、六十回、七十五回と、徐々に増えていくようなのが当初でございまして、それが実際、令和二年度は二回だったというようなこともありまして、そういったことで修正をかけているという部分でございます。  すみません、分かりにくくて申し訳ないです。修正があった場合にアンダーライン、または削除というか、修正の二重棒線が入っているというふうに御理解いただければと思います。 ◆板井斎 委員 分かりました。その当初の計画が変更になっているというそのアドバイザーも結構重要な話であって、それがいつの間にか数が訂正になっているというのは、ちょっと根本が何だったのかなってふうに逆に疑問を思うのですが、一応テーマが終わったので、読み方については分かりました。 ○平塚敬二 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、2資料配付ですが、レジュメに記載のとおり、お手元に資料が配付されておりますので、後ほど御覧ください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、3請願の継続審査についてお諮りいたします。  令元・一二号「世田谷区立池之上小学校改築に伴うスクールバス運行を求める陳情」を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○平塚敬二 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、4閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。 1. 児童生徒教育環境について 2. 生涯学習について とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○平塚敬二 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、5協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、年間予定である四月二十二日木曜日午後三時から開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○平塚敬二 委員長 それでは、四月二十二日木曜日午後三時から開催予定とすることに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○平塚敬二 委員長 特にないようですので、以上で本日の文教常任委員会を散会いたします。     午後三時四十七分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   文教常任委員会    委員長...