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  1. 世田谷区議会 2021-02-10
    令和 3年  2月 オリンピック・パラリンピック等特別委員会-02月10日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 3年  2月 オリンピックパラリンピック等特別委員会-02月10日-01号令和 3年  2月 オリンピックパラリンピック等特別委員会 世田谷区議会オリンピックパラリンピック等特別委員会会議録第一号 令和三年二月十日(水曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十二名)    委員長         田中優子    副委員長        阿久津 皇                おぎのけんじ                和田ひでとし                岡本のぶ子                津上仁志                桜井純子                中山みずほ                神尾りさ                田中みち子                あべ力也                そのべせいや  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主任       丸山卓也
     出席説明員   スポーツ推進部    部長          内田政夫    スポーツ推進課長    須藤剛志    オリンピックパラリンピック担当課長                中潟信彦    副参事         野元憲治   交流推進担当部    部長          小澤弘美    交流推進担当課長    山田一哉   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 世田谷区スポーツ推進計画調整計画)の策定について   (2) 給田一丁目第一生命グラウンド野球場の活用にかかる第一生命、日本女子体育大学との覚書の締結について   (3) 令和三年度の世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクトについて   (4) 東京二〇二〇大会コミュニティライブサイトの実施案について   (5) アメリカオリンピックパラリンピック委員会との調整状況について   (6) ホストタウンサミット二〇二一の開催について   (7) 民間事業者と連携したホストタウン共生社会ホストタウンの周知について   (8) その他  2.協議事項   (1) 参考人の出席要請について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後零時五十九分開議 ○田中優子 委員長 ただいまからオリンピックパラリンピック等特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行いますが、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいりますので、会議時間の短縮に御協力をお願いいたします。また、発言の際は、お手元のワイヤレスマイクの使用をお願いいたします。  それでは、1報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)世田谷区スポーツ推進計画調整計画)の策定について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、世田谷区スポーツ推進計画調整計画)の策定についての御報告をさせていただきます。  参考資料で、A3になりますけれども、現在の後期年次計画をつけていますので、適宜御参照いただければと存じます。よろしくお願いいたします。  それではまず、主旨ですけれども、スポーツ基本法におきまして、国の定めるスポーツ基本計画を参酌して、地方公共団体の実情に即したスポーツ推進計画の策定ということで努めるよう規定がされております。これを受けまして、区では、スポーツ推進の指針といたしまして、平成二十六年度から令和五年度までの十年間を期間とする世田谷区スポーツ推進計画を策定するとともに、その目標達成に向けた計画として前期後期、各四年間の年次計画を策定しております。その年次計画後期のほうが令和三年度をもって終了となってございます。こうした状況を踏まえまして、令和六年度を新たな始期といたします世田谷区のスポーツ推進計画の策定に向けまして、二年間の調整期間ということを位置づけて、世田谷区の基本計画ですとか、新実施計画との整合を図りながら、後期年次計画を基本とし、二年間の調整計画を策定してまいります。  2の主な視点ということで、四つ記載をさせていただいております。(1)が東京二〇二〇大会のレガシーを生かしたスポーツの推進、(2)が障害者の方がスポーツに親しむ機会ということの充実、それから、スポーツを通じまして障害のある人、ない人、こうしたことの交流の促進、(3)といたしまして、身近な場でスポーツができるという環境をつくっていくこと、それから、地域の団体と協力いたしまして、スポーツによる地域の活性化ということ、(4)といたしまして、このコロナの時代ということもありますので、ICTの活用など、こうしたものを踏まえてスポーツの推進ということで、現時点でこうした視点を踏まえまして、調整計画の検討を進めていきたいというふうに考えてございます。  3に記載のとおり、期間は先ほども御説明しましたが二年間ということになります。  4の計画終了時に達成すべき目標というところになりますけれども、こちらは当初の計画に掲げております成人の週一回以上のスポーツ実施率六五%以上ということを予定をしてございます。  今後のスケジュールですけれども、庁内の関係所管との調整などを図りながら、本年九月、当委員会のほうに素案を御報告させていただいて、区民、区議会の皆様の御意見を伺いながら、令和三年度中の策定を予定しております。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 御説明ありがとうございました。それで、2の(4)のところにWithコロナ時代におけるICTを活用したスポーツの推進ということで、現状のコロナ禍におけることに対する対応ということで書かれているんだと思いますけれども、今後、ウィズコロナということだけではなくて、今回のコロナが収束した後にもパンデミックというのはまたやってくるんじゃないかというようなことも言われていますし、スポーツをする環境そのものを、やっぱり非接触であったり、いろいろな環境整備ということを念頭に、今後の施設整備ということについてもやっていく必要性があると思うんですが、その点についても、この年次計画とかに盛り込んでいく必要があると思いますけれども、その点については所管としてはどのようなお考えでしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 御指摘のとおり、コロナが今こういう状況でございまして、この調整計画にとっても感染症という部分は、やはり観点としては、視点としては重要だというふうに思っております。非接触の部分ですとか、ソーシャルディスタンスとかいろいろございます。ですので、これまでスポーツを実施するに当たっての例えばハードの整備ですとか、あるいはソフトの面、定員の関係ですとか、いろいろ影響が出てきていますので、そういうことも踏まえた形での取組ということで、一口でウィズコロナということですけれども、コロナだけではなくて感染症一般、そういう部分も含めての対応ということで考えていきたいというふうに思っております。 ◆津上仁志 委員 2の(3)にいつでもスポーツができる環境をつくるというふうにありますけれども、おとといの区民生活常任委員会で報告があって、池尻のものづくり学校の後を産業振興のほうでやっていくというお話がありましたけれども、あそこは体育館があって、けやき施設になっていますけれども、どこの体育館も同じでしょうけれども、利用率が非常に高い状況であるんですが、そこも含めた活用方法を検討するみたいなお話、サウンディングをかけるというお話がありましたけれども、二月から各所管と調整に入るということ、この調整計画についてありますけれども、そのあたりについても、池尻のものづくり学校の体育館についてもどうするか、今ニーズが高い状況ですので、あの場所をなくすということはあり得ないと思いますので、どういうふうに活用されるかというのは、所管としてどのようにお考えになっているのかお聞きしたい。 ◎須藤 スポーツ推進課長 庁内の中で、池尻のものづくり学校の部分についても既存の活用ということで、我々のほうでも、当初含めて検討の段階で意見を何度か言わせていただいて、ただ、その中でちょっとどこまでの部分を活用していくのか、政策経営部的な判断のところの中で、とりあえず今、議会にお示ししたような形でやっていくということになってございます。そうした中で、我々として、実際に活動されている皆様がいらっしゃいますので、その方々が仮にあそこの場所が残って使える状態が継続できればいいんですけれども、それがちょっと難しい場合にどういった対応をしなきゃいけないのかというのは、我々スポーツ推進部としてもきちんと考えていかなきゃいけないということで、代替の方法なのかというようなことも含めて考えていきたいというふうに考えてございます。 ◆津上仁志 委員 スポーツ施設というんですか、運動できるような場所というのが、世田谷区は十分に確保できているという状況でもないですから、本当にあの地域は特に、あまりそういう場所も少ない地域でもあるので、ぜひ今使っていらっしゃる方、ほぼ一〇〇%に近いような状況、高い利用率になっていますので、御不便かけないような活用になるように、スポーツ所管としてしっかり意見を述べていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆桜井純子 委員 このスポーツ推進計画のほとんどの基本的に覆っているのが、東京二〇二〇大会というところがかなり大きい視点として入っているんですけれども、今後どんなふうになっていくのか分からない中で、そういう意味では、予定していたこの計画の前に、多分いろいろな取組も加味して推進計画を考えてきたんだとは思いますけれども、大分環境が変わってくる可能性があるところというのはどんなふうに今時点で捉えていて、予定していたような状況じゃなくなるかもしれないということで、今から考えておくことなのかどうかとは思うかもしれませんけれども、現時点で東京二〇二〇大会に頼ったといったらあれですが、そういう計画づくりで、今後また概要版にあるようなもので進めていくのか。そうではなくて、それはそれとして一つの要素ではあるけれども、もっと違う視野に立った計画、今からであれば概要版というか基本の考え方を示せることもできるのではないかと思うんですが、そこら辺、議論はどういうふうになっているんでしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 調整計画の部分はスケジュール表に書かせていただいたとおり、これから庁内調整に入るというところでございます。二〇二〇大会ですけれども、この間、私ども申し上げてきているのは、特にパラスポーツに関して申し上げると、二〇二〇大会を契機としてという部分で、さらに盛り上がりを期待できるだろうというところでお話をさせていただいております。ですので、その二〇二〇大会がありなしにかかわらず、障害者スポーツ、障害のある方とない方と一緒になってという考え方は変わりません。  ただ、その取組の部分が大会があるなしによって、やはり事業のボリュームですとか、やり方ですとか、いわゆる関係団体との連携という部分が、なかなか大会があるなしによっては少し縮小になる可能性が出てきておりますので、そういうことも踏まえて、いずれにしても調整計画はこれから来年度に向けてつくっていきますので、そこの大会の部分が、我々としてはぜひ実施をしたいという思いでいますけれども、大会のありなしによって、この体験の部分も一部見直しが出てくるものと考えております。 ◆桜井純子 委員 あわせて、目標にすべきというところで、成人の週一回以上のスポーツ実施率六〇%というふうになっていますけれども、例えばこの成人というところに障害者というのはどういう存在としているのか、そういったこともすごく重要な視点だと思うんですが、そこら辺、議論はどんな感じでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 成人のスポーツ実施率につきましては、従前からこの六〇%近い数字をずっと掲げながら、なかなかやはり仕事があってとか、障害のあるなしにかかわらず個々個人の事情によって、やっぱりできるできないということがございました。そうした中で、区民の意識調査ですとか、あと、障害者、障害児の計画を立てるときに、そういう調査をさせていただいて、ニーズを確認しながらやってきたところです。その中で、今ここの調整計画の二つ目の視点にあるように、やっぱり障害当事者の方自身がどうやってスポーツをするかということの機会、場が必要だとか、そういった機会を提供することということについて御意見をたくさんいただいていますので、そういうことも踏まえて対応していこうということで議論をしているところです。 ◆桜井純子 委員 ずっと私は主張してきているのは、障害がある人、ない人が一緒にできるスポーツの場というのが、やっぱり接着点としてあるといいなと思ってきましたので、そういうまなざしということになると、東京二〇二〇大会というのは一つの要素でしかないのではないかと思います。この調整計画の概要というところの一枚を見ても、やっぱり東京二〇二〇にかなり頼っているところがあるということと、おっしゃったように、オリパラあるなしにかかわらず、今、障害あるなしに関わらない共生社会をつくるというのは、私たちの重要なミッションだと思いますし、そこにスポーツがどれだけの力を発揮するかということが求められていると思います。二年間の調整計画ではありますけれども、この二年がその後の本計画にかなり影響していくんだということを考えれば、どんなふうな表現が表に出てくるのかということを、もうちょっと考えていただけるといいかなと思います。これは要望にしておきます。 ◆岡本のぶ子 委員 今のお話の中の調整計画における主な視点というところなんですけれども、身近な場所でいつでもスポーツができる環境をつくるとともに、地域のスポーツ団体と協力し、スポーツによる地域の活性化を行うというところで、概要版の中で、重点的な取組み2の地域スポーツの振興の1に総合型地域スポーツ文化クラブの支援というのがありますけれども、ここは今までの推進、後期年次計画の中でも、決算委員会でも指摘をさせていただきましたが、総合型地域スポーツクラブ、いつも目標は立てていますけれども、ここ数年ずっと新規開設をされていないという現状があります。  今回調整計画の中の二年間の中に、また総合型が含まれているわけですけれども、具体的にこの総合型地域スポーツ文化クラブをどのように推進していくとか、そういったことがないと何か計画だけが常に書かれているということになりかねない気がするんですが、まずその点、具体的な道筋というものが、この二年間の中で――調整期間の二年間と令和三年度もありますから計三年間の中で、一つでも二つでも新たに造るという道筋はあるのでしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 今御指摘いただいたとおり、この総合型につきましては、何とか増やしたいという思いがあり、教育委員会と共々働きかけはしているんですけれども、現実問題として、御指摘がありましたとおり増えていないという現状がございます。御指摘いただいたA3の部分は、現行の後期の年次計画でございますので、そういう意味ではここの部分も含めて、調整計画の中でどういう形で現実的に増やす取組というんですか、どういうふうにすれば成果が上がるのかというところも考えなければいけない。  今まで教育委員会共々努力はしてきているんですけれども、成果が出てきていないという部分がありますので、そこはもう少し探求をしながら、あと、今現行の総合型がどういう形でやればうまく設立ができたのかという部分のところをまた踏まえて対応していきたいと思います。御指摘のとおり、なかなか結果が上がっていないというのは事実でございます。 ◆岡本のぶ子 委員 かつても、この推進計画そのもの障害者スポーツの推進という項目がなかった時代から障害者スポーツを位置づけるということで、この項目も盛り込まれて評価はしてきましたけれども、障害者スポーツの推進も、総合型スポーツの中で、地域スポーツの中で障害者の方々を受け入れて、そして、スポーツ推進委員さんの方々に障害者スポーツの支援、サポートの仕方ですとか、そういったことをしっかりと組み込んでやるべきだということは再三、私は言い続けてはきたんですが、やはり今現状は、先ほど桜井委員も言われましたけれども、障害者スポーツそのものが何か特別扱いになってしまっている状況がずっと続いています。  今までは表にも出てきていなかったところが表に出てきたということは評価しますけれども、ただ、それはやっぱり地域の中でいかに受け入れるというか、一緒にできる環境を整えるかということが重要だと思いますので、そのためには一つの場として、総合型地域スポーツ文化クラブの中での取組もそこに一点寄与できる取組だと私は思っておりますので、新たなものが全然できないまま、また既存の総合型地域スポーツ文化クラブの中でも、まだまだ障害者の方々を受け入れられる素地というか、整っていないという状況がありますので、まず、新規の開設と同時に障害者の方々を受け入れられる、そういう総合型地域スポーツ文化クラブの御理解と環境整備ということが必要だと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今実際に障害者スポーツの関係でいくと、東深沢スポーツ文化クラブなどは特別支援学級もあったりすることもあり、あそこは特にボッチャを皆さん強力にやっていただいているので、そういったことも含めて、交流ということを少しずつ図りながらやっていただいています。各総合型のほうで、ちょっと昨年はできていないんですけれども、一昨年はボッチャを使って、障害のあるなしにかかわらず、総合型同士交流大会を開くということも含めて、少しずつ動き出しを今させていただいています。  我々、スポーツ推進委員に関しても、初級の障害者スポーツの指導員の資格を取るための補助、予算をつけて出しますよということも含めて、かなり障害者スポーツについて皆さん知識を得てやっていってくださいということでやっていて、それ以外に、それ以前にやっていた障害のある人とない人が一緒に交流するための事業についても、スポーツ推進委員さんたちにも特に声かけを積極的に行って、講習会を受けて地元で進めてくださいというようなことをやらせていただいています。  こういった点、障害者スポーツというよりはユニバーサルスポーツと呼んだりとか、様々な呼び名はありますけれども、そういう呼び名の中で、スポーツだけではなくてスポーツレクリエーション、こういった部分で広がりを持たせて実施ができるように、急に全部ががあっとできるかどうかはあれですけれども、きちんとそこをオリパラを契機にぐんと伸ばして推進していけるような形を、オリパラが終わって落ちるのではなくて、そこをちゃんと進めていけるような形が見える調整計画になるように努力したいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 私も障害のある人もない人もともに活動ができるオリエンテーションは、講習会も含めて三回ほど参加させていただいて、徐々に区としてのサポート体制の促進を図ってきてくださっていることは分かっておりますので、ぜひそれがこの調整計画の中で、さらに発展できるようにということを要望させていただきます。 ◆あべ力也 委員 ほかの委員からもるる御意見が出ておりますけれども、この推進計画を見ると、障害者スポーツというようなテーマでの取上げがあるんですが、ハンディキャップだけではなくて、今JOCなんかでもちょっと問題になっていますけれども、ジェンダーの問題とか、いわゆるダイバーシティーを意識した多様性に関する取組という視点が、この計画の中にも私は必要だと思うんですけれども、スポーツ振興の上で、そうした多様性に対する配慮であったり、多様性を意識した事業、行事とか、そういうことも取り組んでいく必要があると思いますけれども、その点については所管としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 確かにダイバーシティーということで、多様性というところの取組というのは重要だと思っておりますし、それは障害のあるなしと同様に、いわゆる誰もが一緒にスポーツを楽しむ、プレーをする、スポーツを観戦するというものは重要だと思っておりますので、そういう意味でハードの部分につきましては、例えば着替えをする部屋ですとか、そういう部分のところは配慮といいますか、取組は徐々に進んできております。  あともう一つは、スポーツをするときの今御指摘の部分のところというのは、どういう形で進めたほうが一番いいのかという部分がありますので、調整計画の中でも議論させていただきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 大変よくできている推進計画だと思いますけれども、やはり文言として、そういうダイバーシティーであるとか、多様性であるとか、そういう部分をしっかり取り入れていただいて、将来的なこの世田谷区のスポーツ振興の中に、そういう視点をしっかり盛り込んでいくということをしていただきたいと、これは要望しておきたいと思います。 ◆そのべせいや 委員 そもそもスポーツの定義というものについて、この推進計画ではどのように捉えているのかということについてお伺いしたいです。その理由については、最近、様々新しい潮流がある中で、何をスポーツと捉えているのかということをまずお伺いしたいです。 ◎須藤 スポーツ推進課長 スポーツというと、皆さん何か競うとか、やらなければいけないかということになりますけれども、国や東京都の計画もそうなんですけれども、身近でウオーキングをして歩くこと、こういったことも含めて広い意味でスポーツというふうに定義としては考えてございます。 ◆そのべせいや 委員 今、例えば2の(4)のところにICTを活用したみたいな話がありますけれども、区議会の中だと、多分、自民党の河野議員eスポーツという話を盛んに取り上げられていたりですとか、あるいはXスポーツニュースポーツみたいな話であったり、あとは今年になってダンスがプロリーグ化をされるみたいなことで、どんどん新しい流れが出てきている中で、これは二年間の調整計画ではありますので、その中でそういったことについてどう盛り込んでいくかということはあるかと思うんです。  ここから要望なんですが、次の十年に向けてつくっていくものということに関しては、過去どういう流れがあったかということを踏まえたものだけではなくて、次の十年で何が起こっていくかというような流れも踏まえた計画にしていただかないと、既存のものだけをある意味でこの計画の中で優遇をしていくと。新たなもの、今から始まるようなものについては、結局この計画の中では何もないから、そこに予算もつけない、どんなにはやっても区としては何も手を差し伸べないみたいなことになると困りますので、次の十年を意識した計画というのを、この二年間についても考えていただければと要望しておきます。 ◆おぎのけんじ 委員 今のそのべ委員の質問に関連してなんですが、やっぱり私もeスポーツだとか、さっき言ったダンスだとか、場合によっては将棋なんかも最近はスポーツだみたいな感じで語られることが多いと思うんですけれども、やはり、区としてスポーツの範疇をどこに定めるかというところはある程度、この調整期間の中でもう一回再考していただきたいなという点は私も同様です。  一点、eスポーツに関して所管としてというか、区としてどういうふうな向き合い方をしようとされているのか、あれば教えてください。 ◎内田 スポーツ推進部長 先ほど課長が申し上げたとおり、今のスポーツの定義というのが、いわゆる記録を競うスポーツ、競技だけではなくて、ウオーキングですとか、体操ですとか、介護の関係のトレーニングですとか、あるいはレクリエーション的なものの範疇というところの今の考え方、定義としてはそういう形です。  今いろいろ御指摘がありました、ダンスはその範疇に入ると思うんですけれども、例えばeスポーツですとか、違う部分というのをどうするかというところは課題だと思っております。今現状でスポーツ推進部のほうで考えているのが、eスポーツが今我々が考えている、この計画に載っているスポーツのところに入るかというと、我々としてはeスポーツというのは、今の計画に照らすとそこに入るのはちょっと疑問じゃないかという部分があります。新たなスポーツ等々が出てきておりますので、そういう意味では、調整計画の中でeスポーツも含めた形をどういう形で定義をしていくのかという部分は、その中で考えていきたいと思っております。 ◆おぎのけんじ 委員 まさに走りながら考えていくテーマだと思いますけれども、ちょっとはっきりとは覚えていないんですが、eスポーツのプロゲーマーの方でサッカーゲームがすごくお強い方がいるんですね。そうした方が実際にプロのサッカー選手に戦術だとか、そういったことを教えているみたいな取組というか、そういうことやっている人もいるというようなことをどこかで見たことがあるんですけれども、そういうようなことも今後増えてくるかも分かりませんし、スポーツの世界もどんどんテクノロジーが取り入れられて、データで分析して云々という形になってきておりますので、ぜひ、そうした観点も今後調整期間の中で検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは次に、(2)給田一丁目第一生命グラウンド野球場の活用にかかる第一生命、日本女子体育大学との覚書の締結について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、給田一丁目の第一生命グラウンドの野球場活用にかかります覚書の締結についてということで御報告をさせていただきたいと思います。  まず、主旨のところを御覧いただければと思います。給田一丁目の第一生命グラウンド野球場の活用につきましては、昨年の十一月、当委員会に検討状況として御報告を一度させていただいてございます。このたび、第一生命、それから日本女子体育大学と三者で覚書を取り交わし、活用に向けての取組を進めるということになりましたので、御報告をさせていただくものになります。  2、それから、3の当該施設の概要、経過につきましては記載のとおりということになります。  裏面に行きまして、4の野球場の活用に向けた協議状況ということで、別紙の資料1を御覧いただければというふうに思います。こちらの資料1の右上の囲みにあります、活用にあたっての基本事項及び協議事項というところになりますけれども、まず二つ目の丸にありますように、世田谷区は日本女子体育大学のほうと賃貸借契約等を締結いたしまして、利用枠に応じた賃料を支払っていくということで検討を進めている状況にございます。また、野球場の実際の利用に当たっての改修工事につきましては、第一生命が行っていくというようなことで今検討が進んでおります。  続きまして、施設の利用日時、利用枠についてですけれども、こちら日本女子体育大学と区で協議を行います。その利用枠の確保及び負担金額等としての協議状況につきましては、その中で示させていただいておりますとおり、利用希望の時間帯が重なる平日の夜間ですとか、それから土日、祝日につきましては、区、それから日本女子体育大学の双方が基本的には五〇%ずつというようなことで利用枠を確保することを基本に、あとは夏休み、冬休みなど時期に応じて利用実態を踏まえながら、双方で協議を進めるということが一つ。  もう一つは、平日の昼間についての利用ですけれども、こちら原則として区民利用枠といいますか、開放枠として開放させていただいて、区、それから日本女子体育大学の利用したほうが料金を支払っていくというような形で考えてございます。いずれも利用しないで空き枠となった場合ですとか、あと、施設の維持管理のために利用するというような場合は、その枠について双方が経費を負担するというような考え方で業務を考えております。また、区民利用にかかりまして受付等がある場合は、これは個別の料金となりますので、区のほうの負担ということで協議を進めているところになります。  恐れ入ります、その中の左側の中段ほどにあります野球場の利用目的というところで、日本女子体育大学、それから世田谷区のほうの利用についての希望ということで、記載のとおりということで、利用希望の時間帯の重複する部分は、先ほど御説明をさせていただいたとおりで、今後協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。  また、覚書・協定・賃貸借契約ということで、今回はそこにあります野球場の活用にかかる覚書【A】というものを締結いたしまして、今後、野球場の利用開始前に、その次の【B】、【C】といった協定や賃貸借契約ということを予定しております。  恐れ入ります、右側のほうに概算の経費ということで記載をさせていただいております。現時点で年間の賃借料・維持管理費の想定は、全体で約四千四百万円ということで想定をしております。このうち、仮に利用枠が五〇%程度であった場合、当然半額ということで、記載のとおり二千二百万円ということで区のほうでは考えておりますけれども、先ほどちょっと御説明をさせていただきましたように、平日の昼間の利用が多くなったりとか、逆に少なくなったりというようなところで、利用についての枠によって、この金額が増減していくということで考えてございます。なお、こうした予算につきましては、今後負担金額の確定、こういったことも受けまして、改めて区議会のほうに御提案をさせていただきたいというふうに考えてございます。  かがみ文の三ページ目のほうにお戻りをいただければと思います。7今後のスケジュールということになりますけれども、先ほど御説明いたしましたとおり、野球場の活用にかかります覚書の取り交わしを行いまして、利用枠、それから負担割合について、さらに協議を進めます。その後、工事の完了を受けまして、野球場の利用に関する協定、それから賃貸借契約を締結した上で、めどといたしましては十月以降の利用開始を想定して準備を進めたいというふうに考えてございます。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 これから賃貸借契約を締結するということですけれども、賃貸借契約の期間の定めというのはどういうふうに考えているんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらは、今回第一生命のほうで工事を行っていただく設備の償却期間として、おおむね十年から十五年というところを想定してございます。こうした期間をベースに、その先、開発全体として七十年ぐらいの土地の利用ということが言われていますので、その間に更新が何度かできるような形のものを目指していきたいというふうに考えてございます。 ◆津上仁志 委員 一点だけ、ずっと言っていた少年野球、硬式ですね。これは利用できることにはなったんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 一応、そこについては利用の中で、特に硬式を除外するというようなことは今想定はしておりません。ただ、やっぱり専門の方に聞くと、小学生ぐらいであれば両翼、それから奥を考えたときに何とかできるかもしれないんですけれども、それでもバッティングは厳しいんじゃないかというような具体的なお話はちょっといただいているところで、今後、引き続き使える方向での協議をしていきたいというふうに考えてございます。 ◆津上仁志 委員 分かりました。前も申し上げたとおり、本当に場が河川敷にしかないもんですから、ぜひ確保できるように、今後も取り組んでいただきたいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 世田谷区として利用希望競技種目というものが書かれていますけれども、今後、けやきネットで貸出し、これは日本女子体育大学の方々との場所の――要は、日本女子体育大学の方が同じ日に借りたいという場合はどういう選定、日本女子体育大学の方もけやきネットを使うわけではないかとは思うんですけれども、どのようなルールになるんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 先ほど御説明をさせていただきましたとおり、平日の夜間とか土日については、まずお互いに、例えば月水金は世田谷区、土日のうちどちらかは世田谷区で、もう一方のほうを日本女子体育大学というふうに基本の事項を定めまして、それを翌月は逆にするというような形で、日数がなるべく均等になるような考え方で、まずカレンダーを一旦調整させていただいて、その上で個別に大会がある場合はというようなことでやらせていただいたうち、世田谷区となったところをけやきネットで開放するというようなイメージで考えてございます。 ◆岡本のぶ子 委員 けやきネットで開放する場合は、ほかのスポーツ施設と同じような料金体系というふうに考えればよろしいんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 利用料金につきましては、区の全体の負担の考え方がありますので、これに基づいて行いますので、極端にここだけが高いとか安いというような形にはならないかと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 では次、(3)令和三年度の世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクトについて、理事者の説明を願います。 ◎山田 交流推進担当課長 令和三年度の世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクトについて御報告申し上げます。
     かがみ文の東京二〇二〇大会の開催に伴いまして、区はおもてなし・交流・参加実行委員会と連携いたしまして、このプロジェクトを実施してまいります。  1の実施内容でございます。こちらは考え方を示させていただいてございます。まず、大会期間中に区が主体となって実施していくコミュニティライブサイトをはじめ、実行委員会と連携しまして事業を実施してまいります。その実施に当たりましては、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底するとともに、衛生管理、また環境対策も実施してまいります。主な項目としましては、四つございます。  まず、(1)東京二〇二〇大会と連動する事業、こちらは記載のとおりの内容で機運醸成を図ってまいります。  (2)おもてなし・交流事業、こちらは実行委員会事業を中心に、区と事業者が連携して実施してまいります。これを実施することで大会の機運を盛り上げ、また世田谷に活力を取り戻して、区に訪れる方々を温かく迎えていこうというふうに考えてございます。  (3)といたしましては、二〇二〇大会の開催の有無にかかわらず、感染予防対策をしながら実施していく事業です。こちらも各事業の実施目的の達成とともに、ホストタウン、また共生社会ホストタウンの認知度向上を目指して実施してまいります。  (4)としましては、この(1)から(3)の内容の全体的な内容になりますが、安全・安心に向けた取り組みでございます。区内各所で行われるおもてなし関係の事業の円滑な実施に向けまして、御覧の①から③の特に①は新型コロナウイルス感染予防対策ですが、この三つを徹底的に管理しながら取り組んでまいります。  具体的にですが、別紙1を御覧ください。こちらがプロジェクトの実施内容でございます。今申し上げた連動する事業として、まず、一ページの1で二〇二〇大会と連動する事業、こちらについては一ページから二ページの九つの事業を記載してございます。  三ページは、2のおもてなし・交流事業、こちらは2―6までの六つの事業。  めくっていただきまして、四ページ、こちらが二〇二〇大会の開催の有無にかかわらず、予防対策しながら実施する事業としまして、五ページまでの3―10、十の事業です。  1から3の合計で二十五事業ございます。これで九千七百七十二万六千円を予算計上させていただいているところでございます。  次に、別紙2を御覧ください。こちらについては、今のプロジェクトの内容を体系的にお見せした――全ての事業は見せてございませんが、主立ったものを行政側と区民側、真ん中が連携して行うものということで、昨年もこれは一度お見せしてございます。内容を更新しまして、一番上にあります共生のまち世田谷の実現を目指してまいりたいと。それに当たりましては、楕円の下のほうにありますが、保健・衛生対策が左側、右側が環境・清掃対策、これもしっかり取り組みながら区民と事業者の皆様とともに、共生のまち世田谷の実現を目指していくというものを体系化したものでございます。  次に、別紙3を御覧ください。別紙3につきましては、ただいまの二十五事業について、今のところ考えている年間予定をお示ししたものでございます。赤いものが東京二〇二〇大会と連動するもの、青いものがおもてなし・交流、黒字のものが大会のあるなしにかかわらず実施していこうというものをお示ししているものでございます。上にあります太い線で示しているものが、二〇二〇大会とアメリカのキャンプの期間を示してございます。  御報告は以上でございます。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 今回、東京二〇二〇大会が延期になったということで、そしてまた、今年開催する予定であるという中での今の発表なんだと思いますけれども、このコミュニティライブサイトって、当初の計画から大幅に変わったということでよろしいんでしょうか。開催場所が。 ◎野元 スポーツ推進部副参事 今年度計画していた内容ですと、九会場で合計四十一日間というところだったんですが、今回、新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、一か所に変更したということでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 これは当初は一切変えられないとか、なかなか希望が通らないという話で、かなり当委員会でも様々意見が白熱した部分だと思うんですけれども、今の一か所で二日間だけになったということが、あまりにもさらっと今言われてしまったので、この二子玉川を選んだ経緯とか、そういったことも含めて、もう一度御説明いただけますか。 ◎内田 スポーツ推進部長 本日の報告事項のその次に、コミュニティライブサイトの実施案についてということでペーパーを用意してございますので、そのときでおおむねよろしいでしょうか。 ◆岡本のぶ子 委員 分かりました。お願いします。 ◆あべ力也 委員 プロジェクトの実施内容の(4)安全・安心に向けた取り組みという中で、②、③に受動喫煙対策というのと路上喫煙対策というのがあるんですけれども、これは喫煙を許容して受動喫煙とか、そういうことを起きないような対策を講じるということなんですか。  あと、路上喫煙に関しても、世田谷区は路上喫煙は禁止だから路上喫煙がないように対策を講じましょうということなんでしょうけれども、この受動喫煙対策というのは、そもそもスポーツとか、そういう健康増進法ですか、法律の趣旨からすれば、喫煙そのものを許容するような内容というのはちょっといただけないかなと思うんですが、その点については、これはどういう観点から受動喫煙対策というふうに書いておられるのか。そもそもスポーツ施設なんかにおいて喫煙場所を設けたり、受動喫煙を防ぎましょうとかって喫煙を分けたりとかということよりも、そもそもスポーツ施設なんかでは喫煙ができないというような姿勢をしっかり区として示していただきたいと思うんですが、ここについてちょっと御説明と、区の考え方を御説明いただきたいんですけれども。 ◎山田 交流推進担当課長 具体的な内容は環境政策部といろいろ確認をしているところなので考え方で申し上げますと、基本的に大会の会場というよりも、いわゆる会場からの最寄り駅であったり、あとバス停であったり、あと会場まで行くルートですね。そういうところに対して観客の方々が受動、いわゆる煙を吸ってしまわないような対策をどう取っていくかとか、あと実際にマナーを守ってもらえるような啓発をしていくだとか、そういうことを具体的に考えているということは確認を取ってございます。 ◎小澤 交流推進担当部長 今喫煙の考え方ということでおっしゃったというふうにちょっと理解しております。この取組については今、課長のほうから話があったとおりなんですけれども、喫煙自体は区としても条例も定めまして取組を進めているところなので、決して喫煙を推奨しているわけではなくて、むしろ、受動喫煙というふうに書かせていただきましたが、たまたまこの検討しているのが保健衛生の部会と、あと環境の部会というふうに分かれていまして、そこで取り上げている書き方がこういう書き方だったというふうに御理解いただきたい。  ですので、いずれにいたしましても喫煙を勧めているわけではなくて、どちらかといいますとそれに対応できる、禁煙も含めてですが、そういったものを区の条例も含めて行っているところですので、姿勢としては同じでございます。 ◆あべ力也 委員 スポーツを通して健康増進をしていくということが、スポーツ振興とか、こういうおもてなし事業においても主たる課題の一つだと私は思いますので、喫煙に関してはできるだけ健康に配慮をして、なるべく皆さんが喫煙をやめていくような方向、そういう推奨をぜひ区としては取り組んでいただきたいと。ちょっと表記に誤解を生じるようなところがありましたから、ちょっと質問させていただきました。よろしくお願いいたします。 ◆津上仁志 委員 一点お聞きしたいのが、もう去年なんですけれども、報告があったシティドレッシングのときに提案させてもらったんですけれども、アメリカのホストタウンにもなっているということですので、ぜひアメリカの国旗も掲げたりとか、世田谷区がアメリカを応援しているんですよというような歓迎できるようなものを電柱だとか、そういうものにできないかという御提案をさせていただいたと思うんですけれども、そのあたり、今回はコアグラフィックスということになっていますけれども、統一したものをやるということですけれども、その辺の取組は可能なのかどうか、検討されたけれどもできないんであれば、どういった状況だったのか教えてください。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 こちらに示させていただいているシティドレッシングにつきましては、やはり東京都を通じまして組織委員会、IOCに申請し許可をいただくということで、マークが決まっているものということになりまして、今回予定している会場にまずはそこを表記させていただきたいということで検討を進めているところでございます。アメリカのキャンプが大蔵であるということになりまして、他の施設に張ってある横断幕等につきましては、そのような表記もしているところでございますので、シティドレッシングという枠ではないところで可能なところにつきましては、そのような表記等をできればと考えております。 ◆津上仁志 委員 シティドレッシングで使える、例えばここでは柱、電柱ですかね。どういう場所はこういうものをしない、しなくちゃいけないというかできて、世田谷区独自でアメリカのそういったものをできる場所というんですかね。施設はどういうものが対象になってくるのか、どういった場所でそういうことができるのか教えてほしいです。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 シティドレッシングにつきましては、アンブッシュ等の関係がありまして、その周りにほかのものが見えてはいけないというところがあります。この場所を選定したというところにつきましては、区の中心的な場所に一か所ずつというところでその場所を選定し、このシティドレッシングの装飾をするものでございます。現在も大蔵運動公園ですとか、世田谷総合支所にはそのような形でシティドレッシングとしての形を取らせていただいています。  アメリカキャンプのほうにつきましては、やはりキャンプがあるということの周知はしているところなんですけれども、その中で、ここでやっているということは周知の事実なんですけれども、その装飾につきましては、USOPCのほうで会場の中ではこのようにしたいというものがございますので、会場内の装飾についてUSOPCで協議をしているという状況でございます。 ◆津上仁志 委員 前もお話ししたんですけれども、バンバリーに使節団で伺ったときに、そのときに町を上げて世田谷区のマークを掲げて、日本語でようこそというような明記もあったりとか、本当に歓迎していただいているんだなとすごく感動した記憶というか、思い出があるんですけれども、そういうものをぜひアメリカの選手の方にも味わっていただきたいなと思って、そういうお話をさせていただいているんです。  ですから、例えば商店街だとかそういったところ、町なかにあるもの、そういったものと協力しながら、今掲げていただいているものに、そういうアメリカの選手団の方を迎えますよというようなメッセージ性のあるものも協力していただきながら掲示をぜひ検討して、五月なのでもうすぐなんですけれども、そういった意味で、ぜひ進めていただきたいと思いますので、時間はないですけれども、何かちょっと知恵を出してやっていただけないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 アメリカの協力も必要でございますし、少なくとも大蔵のところで事前キャンプを張るというところになりますので、そこのところで分かるような形、東京二〇二〇大会の一般的なロゴではなくて、アメリカが世田谷のホストタウンというところでできないかということで、これはアメリカの協力も必要になりますし、あと経費の面も出てきておりますので、まずそこからUSOPCと協議をしたいと、このように思っております。 ◆津上仁志 委員 ぜひ前向きに検討していただいて、できることをやっていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆中山みずほ 委員 二点ありまして、一つずつ伺わせていただきます。別紙1の三ページの2―2の(仮称)世田谷スーパーエール、このおもてなし事業の中で、多分様々な団体が登録してやっているものだと思うんですが、これは具体的に、今書いてある事業内容を見ても具現化された絵がちょっと見えづらいんですけれども、具体的にはどういったものなんでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 こちらは、もともと今年度やろうとしていたスーパーパレードというものの姿が変わったと、形が変わったというものでして、パレードは実際せずに、いわゆる出し物、パフォーマンスをしてもらえる各種団体、吹奏楽だったり、バトンだったり、いろんなパフォーマンスのできる団体の方々が、もともとパレードに出演していただくという調整をしていたんですけれども、そういったパフォーマンスをしていただく方々が、こういった今ここに書いてある三軒茶屋、または下北沢、総合運動場陸上競技場、この陸上競技場がメインになるかもかもしれませんけれども、こういう場所でオンラインできちっとそのパフォーマンスを見てもらえるようなものを考えて、それをエールとして送っていきたい、そのようなしつらえにしていくことで今調整をしているところです。 ◆中山みずほ 委員 今の御説明だと、つまりやろうとしていた企画をオンライン化するという解釈でよろしいですか。 ◎山田 交流推進担当課長 オンラインと、あともう少し三軒茶屋と下北沢についても、いわゆる外の場所でいくのか、室内でいくのか、今は室内の場所も仮押さえしながら展示みたいな形ができるのか、今そういったことで調整をしているところでございます。基本はオンラインでも見られるようにやっていこうというふうに考えてございます。 ◆中山みずほ 委員 分かりました。  もう一つの質問は、同じく別紙1の四ページ、いわゆる東京二〇二〇大会開催の有無にかかわらずという、どちらにしてもやりますよとうたっている事業ですが、この事業内容自体は有無にかかわらずやるということは理解できるんですけれども、やっぱりオリンピックがあるかないかですごく世の中の空気とか、もしくはいろいろ変わると思うんですけれども、これは事業内容一つなんですけれども、基本的にはあってもなくても内容は全く変わらないんでしょうか。  例えば、これは3―3、教育政策部のほうなんかだと、オリパラ教育の公開、発表、地域との交流、もう既に進められているものだと思うんですけれども、こういったことを一つ一つ取っても、開催有無のところで結構内容は変わるかと思うんですが、これは今現在、各部署ではどういった話になっているんでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 東京二〇二〇大会が仮に中止になってしまったというふうなときの内容については、その二〇二〇大会に絡む内容ですと、恐らく内容が変わったりということは発生する可能性があると思います。ただ、今のところ各所属のほうで考えている事業の内容として、中止を前提に考えているものではなくて、今はしっかりオリンピック・パラリンピックをやるということを前提で、このもともとの3―3の生徒会サミット、オリ・パラデーというのは教育委員会、各学校でやっていただいている内容になりますので、仮にそういった情勢になったときは内容を少し考慮しながら、姿形が変わっていくのではないかというふうに思っております。 ◆中山みずほ 委員 今の御説明だと、基本的に中止が決定したら考えるという考え方なのかなと思ったんですが、細かな内容は各部門にわたっているので、今いろいろお答えできない部分もあると思うんですけれども、そういったこともAプラン、Bプランじゃないんですけれども、やっぱり見ておかないと予算も変わると思うんですね。なので、これは要望ではありますけれども、やっぱりあるかないか、事業をやるとしてもその内容、あとそれに見合った予算、効果というところは求めたいと思いますので、各所管にお伝えいただけたらと思います。 ◆おぎのけんじ 委員 1―9の上用賀拡張用地(駐車場)でのにぎやかしということで百二十一万円計上されているんですが、これはどんなことをやる予定なんでしょうか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 上用賀拡張用地につきましては、大会期間中、馬事公苑に向かう観客の方のバスの乗降場となる場所でございます。そちらにおきまして、所管は玉川総合支所のほうで馬事公苑で実施される、オリンピックであれば十一日間、パラリンピックであれば五日間なんですけれども、その中に世田谷区のPRブースを設置いたしまして、啓発物を今は配るという予定でございます。その経費につきましては、ブースの設営撤去委託で約百万、さらに消耗品といたしまして、感染症対策に関わるグッズを二十万ということで想定しているところでございます。 ◆おぎのけんじ 委員 お聞きしたかったのは、何をPRするのかというところ、何をにぎやかすんですかというところに関してはどうですか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 用賀からバスで来られる方が来る時間帯にPRを検討しているところなんですが、今実際お配りしますものにつきましては、交流推進担当部のほうで中心につくられました五ルート上の案内のものですとか、区に関わるもの、区の行政PRに関するものを今検討しておりまして、今後また、玉川総合支所のほうとも調整しながら内容を定めていきたいと考えております。 ◆おぎのけんじ 委員 ちょっと順番が逆かなという気がしていまして、今聞いていて、オリンピック・パラリンピックの期間中であり、かつ、会場周辺のこの場所だからこそ、こういうことをPRするんですというものがないと、とりあえず箱だけ置いて、とりあえず予算確保しましたというような形では、やっぱり無駄遣いのように思いますし、そもそもこのシャトルバスに乗ってくる方々はオリンピックを見に来ている方なわけですから、それなりにスポーツとか、オリンピック・パラリンピックに関する関心というのは高い方々だと思うんですよ。そういった方々に対して何をPRするのかということを考えたときに、これだというものが、区としてどうしてもこれをPRするんだというものがあればいいと思うんですけれども、何となく曖昧なまま、とりあえずこれをやろうかみたいな感じにちょっと今聞こえちゃったんで、そうであれば私はやる必要はないかなと今思っちゃったんですけれども、どうですか。 ◎内田 スポーツ推進部長 この部分は、馬事公苑が世田谷区にあり、世田谷区外の方を中心として、このバスを利用される方がまず想定として多いんではないかというところがありまして、世田谷区に来ていただいた方ですので、世田谷の魅力を発信をしたいというところでPRをしたいという内容です。ですので、世田谷にある観光ですとか、文化ですとか、ルートですとか、あるいはこの方々は用賀のところのバス停ということが中心になろうかと思いますので、用賀周辺の部分についても情報提供させていただきたい。チャンスだと思って、こういう企画を玉川総合支所と練ったところでございます。 ◆おぎのけんじ 委員 また詳細が決まりましたら、教えていただければと思います。 ◆田中みち子 委員 安全・安心に向けた取り組みの中で、家庭ごみ収集とリサイクルについても触れていらっしゃると思うんですが、これは具体的にはどういうことでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 こちらは清掃・リサイクル部が主に検討しているところなんですけれども、いわゆる大会期間中かつ馬事公苑で大会が開催される日があるわけですけれども、それというのも朝の早い日であったりという日もあります。そのときに家庭ごみの収集であったり、ごみ収集車がいわゆる通っていくルートなどへの影響もありますので、そういったことでいわゆる通常の近隣にお住まいの区民の方々の不便のないようなことをしっかり取り組まなきゃいけないというところで、清掃・リサイクル部で検討している内容となってございます。 ◆田中みち子 委員 まだこういった形にしましょうという方向性は見えてこないですよね。実際に近隣の方から、やっぱり日常生活に関わってくる問題なのでどういうふうになるのかなとか、指定したこれまでの曜日どおりに出せるのかとか、場所がちょっと変わるんじゃないのかとか、いろいろお声が上がってくるので、はっきりしましたら速やかに情報提供いただきたいと要望します。 ◆神尾りさ 委員 別紙3なんですけれども、今、オリパラ開催の形態に関する懸念と、それから、新型コロナウイルス感染症に関する懸念があって、黒字のものに関してはいずれにしてもやりますということだと思っていて、赤字のものはオリパラの開催と関連してやる事業ということだと思うんですけれども、青字が、多分これはホストタウンとかおもてなし・交流事業で、これは新型コロナウイルス感染症の状況で例えば延期になったりとか、規模が縮小したり、オンラインを活用したりということも考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 今御指摘のとおり、内容が変わったり、時期が変わったり、もしくは中止になったり、通常どおりやるのか、そういうものは、やはり今後のコロナの状況等を見ながら、またオリンピック・パラリンピックが行われる、仮に行われないということを鑑みながら考えていくものとなります。 ◆神尾りさ 委員 コロナに関しては、もう一年たった、一周したと思うんです。年間過ごしてきて一年たったので、大体どんな感じで、どのぐらいだったらどんなものが開催できるかも、トライ・アンド・エラーを幾つか区のほうでもやってきたと思うんです。それはいろんな所管部でいろんな事業をやってきて、オンラインの活用法についても様々工夫をされていたものも見受けられましたので、そういうものをぜひ生かしていただいて、二周目という形になると思うので、なるべく区民の方とか、あと子どもたちとかが本当に自主的に関われるような仕組みというのを今から考えておいていただきたいなと思いますので、要望いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは次に、(4)東京二〇二〇大会コミュニティライブサイトの実施案について、理事者の説明を願います。 ◎野元 スポーツ推進部副参事 それでは、東京二〇二〇大会コミュニティライブサイトの実施案について御報告いたします。  1の主旨でございます。新型コロナウイルス感染症の流行により、東京二〇二〇大会が延期となりましたが、これに伴いましてコミュニティライブサイトの今年度実施を中止し、来年度に向けて調整を図ることといたしました。このたび、新型コロナウイルス感染症対策等の観点から実施会場等を見直し、安全安心なコミュニティライブサイトの開催に向けて実施案をまとめましたので御報告するものでございます。  次に、2の実施目的でございます。東京二〇二〇大会期間中、区内におけるにぎわいの創出できる場所において、競技中継を通じ、区民が一体となって大会の感動と興奮を共有し、その雰囲気を体験できる場を提供するものでございます。  次に、3の実施概要でございます。(1)の日程は記載のとおりでございまして、オリンピック二日、パラリンピック二日の合計四日間でございます。それぞれ大会中盤の土日で馬術競技やボッチャも含め多くの競技が行われ、また、メダルが決まる決勝戦も多く行われます。  (2)の会場につきましては、二子玉川駅から徒歩三分ほどの場所にございます、イッツコムスタジオ&ホール二子玉川ライズでございます。こちらの施設は、これまでも区のイベントで使用実績があり、設備として大型スクリーンや音響設備も備えております。一度に入れる人数は、着席で最大三百四十名ですが、ソーシャルディスタンスにより百から百二十名程度と想定しております。  (3)の内容につきましては、メインとなります競技中継、入り口やスクリーン脇の会場装飾に加えまして、競技中継と連動したステージイベントを実施する予定としてございます。  (4)の経費につきましては、四日間の合計で一千百七十四万四千円でございます。主な内訳といたしましては、会場使用料が約六百六十万、会場装飾が約五十七万、運営や警備委託で約二百五十二万、放映番組の制作協力金が約十三万、その他残りが約百九十二万円でございます。  4実施にあたっての基本的な考え方でございます。(1)感染症のリスクを低減するため、区内一か所での実施とさせていただきます。  (2)感染症対策として、会場の内外が区画できる形態とし、来場者の管理が確実に行える場所といたします。  (3)感染症対策に加え、熱中症対策や雨天対策、災害対策、アンブッシュ対策、大型ビジョン等費用を総合的に勘案いたします。  裏面を御覧ください。5の新型コロナウイルス感染症対策でございます。現在、組織委員会が策定いたしました指針に記載されております(1)の基本的な対策及び(2)の実施コンテンツにおける対策を踏まえ実施してまいります。  最後に、6の今後のスケジュールは記載のとおりでございます。  説明は以上でございます。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 前に御説明いただいたときから随分ちょっと時間たってしまって失念した部分があるので、ちょっと確認なんですが、この経費に関しては世田谷区の単費でしたっけ。 ◎野元 スポーツ推進部副参事 これは東京都の補助金で特定財源がございます。金額につきましては、特定財源が六百九十四万八千円、一般財源が四百七十九万六千円でございます。 ◆神尾りさ 委員 何かすごく新型コロナウイルス感染症対策とか、裏に対策がすごくたくさん並んでいて、肝心なのは、実施目的のところにある区民が一体となって大会の感動と興奮を共有し、その雰囲気を体験できる場を提供するということだと思うんですけれども、その何か具体的なものが全然なくて寂しいなと思うんですけれども、どういったものを想像されていて、その場限りの例えば打ち上げ花火みたいなものじゃないほうが、私は、せっかくこれだけお金をかけてやるんですから、感動を共有するという部分をもっと具体化するというか、見せていただきたいなと思うんですけれども、もし工夫が考えられていたら教えてください。 ◎内田 スポーツ推進部長 実施案ということでの御報告なんですけれども、今回の報告というのは日程と会場と考え方ぐらいということで、中身の部分についてはまだお示しできていない状況です。今後のスケジュールにも記しましたけれども、実際の運営計画というのが、組織委員会に出すのが六月から七月ということですので、その前の委員会には詳細の部分について御報告をしたいと思います。  なぜかと申し上げますと、このコミュニティライブサイトのメインは競技中継なんです。各日にちごとの、いわゆるどういう種目を何時にやるかというものは出ているんですけれども、実際放映がされるのかされないかというのが五月にならないと出てこないという部分がありますので、そこを中心として組立てをしなければいけないということで、今詳細な部分が出ていないという状況はございます。  ただ、世田谷区で実施をするわけですから、世田谷区のいわゆる特色ということになると、馬術があるというところですとか、あるいは障害者スポーツということになりますとボッチャという部分がありますので、そういうことは意識しつつ、いわゆるコミュニティライブサイトは生中継もできるし、ビデオを流すこともできるし、ステージで何か違うことをやることもできるという部分がありますけれども、メインは放送がありますので、少しそこの部分は今お示しできていませんけれども、その次の、直前になりますけれども、五月にはもう少し詳細な部分についてお示しをさせていただきたいと考えております。 ◆神尾りさ 委員 そうすると、この日に何の競技を見るかも、生かどうか、ビデオかどうかということによっても変わってくるので、まだ分からないということですか。 ◎内田 スポーツ推進部長 基本は、録画というよりも生中継を中心にいきたいと思うんですけれども、例えば馬術ですと、かなり遅い時間なんです。九時とか十時ということになりますと、まず中継がされるかどうかという問題がありますけれども、生中継はちょっとできない可能性もあるというところがありますので、そこの部分の録画中継、あるいは実際に競技をやっているところではない部分の映像を流すこともできますので、その組立てをさせていただきたいと思いますけれども、基本は生中継というふうに考えております。 ◆神尾りさ 委員 都の補助金をいただくということなので、都の了承を得るというか、都と協議するのか、都の意向というのをどのぐらい入れなきゃいけないというのがあるのか、もしくは区が独自に企画を練って、それを都に提出するような形で組めるのかというのはどちらなんでしょうか。 ◎野元 スポーツ推進部副参事 東京都の補助金に関しましては、組織委員会が策定しておりますコミュニティライブサイトのガイドラインがございますので、これにのっとった形で東京都経由で組織委員会に申請するということになりますので、その内容が基本的には先ほどのメインとなる競技中継、それから、アンブッシュの関係が大きくなるとは思います。 ◆神尾りさ 委員 世田谷をPRできる、区民の方にも区外の方にも世田谷のことを知っていただくよいチャンスだと思うので、そういう工夫をぜひ入れていただきたいと思います。要望いたします。 ◆中山みずほ 委員 根本的なことを一点だけ、これ自体、都の特定財源は六百九十四万八千円でしたっけ、あると伺ったんですが、一応やらなきゃならないもの、東京都から言われているものなのか、やるやらないの判断も区として考えて判断したものなのか教えてください。 ◎野元 スポーツ推進部副参事 これは各自治体が実施することができるというものでございまして、必ずやらなければいけないというものではございませんが、世田谷区としては、コミュニティライブサイトを実施するということで手を挙げたというところでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 先ほどのコミュニティライブサイトの会場が当初九会場だったところを、この二子玉川一会場に絞ったということですけれども、その九会場からここに絞った理由は、コロナというものとの調整が必要だったということなのか、以前は、世田谷区民会館のホールは使えないにしても、区民会館のホールをメインに、暑い時期なので冷房が効いているところだとか、そういったことも選定理由には入っていたかと思うんですけれども、ここに絞った理由というのは何でしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 昨年度申し上げたのは九か所ということで、区民会館ですとか、屋外の部分も確かにございました。その後、コロナの感染症ということで、感染症対策ということがうまくいくのかという部分と、それに伴って財政状況もありますので、そういう意味ではかなり縮小という考え方で捉えてまいりました。その中で、いろいろ議論させていただいたときに、いわゆる感染症の部分を考えると、ソーシャルディスタンスも含めて区民の方、来ていただく方がソーシャルディスタンスを守ってもらえるような、あるいはその会場に入れない方、そういう方々も見ますと、屋外でやるのはかなり厳しいという状況がございます。屋外で実施をする場合に、大型のスクリーンを設置、撤去するのはかなり費用がかかるという部分がありますので、それですと屋内でやったほうが、来ていただいた方のソーシャルディスタンスも含めて管理ができると、いわゆるその御協力をいただけるというところで、屋外のほうがいいんではないかという部分が一点。  そうすると屋外でやる場合、じゃ、どこでやるんだというところで、複数やるという案もあったんですけれども、なかなかソーシャルディスタンスと財政状況を考えると、一か所に絞ろうというところで、世田谷区内のところで、実は広域生活拠点という部分もありましたので、下北沢、三軒茶屋、二子玉川というところでどうかという議論をさせていただきました。その中で、いわゆる屋内である程度の人数が入り、そして管理もできというコストの部分を考えると、二子玉川が一番いいということで考えました。  三軒茶屋のところでふれあい広場も考えたんです。屋根がついているという部分もありますけれども、あそこは今のイッツコムよりもかなり狭い、三分の二ぐらいの部分というところがあり、かつ、人の何ていうんですか、道路から見えるという部分もあって、なかなかソーシャルディスタンスを守るような工夫というのは大変厳しいということもありまして、最終的に二子玉川ということで、実施案ということで決めさせていただいたところです。 ◆岡本のぶ子 委員 財政の面ですとか、コロナの感染防止という対策を踏まえた上で決められたということに対して理解はしますが、一か所だけなので、かなり限定的なイベントになるんだろうなというのは率直な感想なんですけれども、昨年の段階でも、このコミュニティライブサイトはすごいお金がかかるから、九か所でも足りないって当時は言っていたような気がするんですけれども、お金がかかるから違うツールとしてということで、テレビ放映されているものをいろいろな障害者施設だとか、そういうところで行っていくイベントも考えていたかとは思ったんですけれども、そこはなくなってしまったんですか。 ◎内田 スポーツ推進部長 コミュニティライブサイトというのは、この一か所ということで実施をさせていただきたいということと、あともう一つは、夏の時期ですので、お休み処も含めてテレビがあるところ。その時期は、やはりオリンピックをつけている可能性が高いし、エアコンが効いているところという部分がありますので、まずはここを決めさせていただいて、その次に、ここ一か所ではなくて、いわゆる施設内で見ることができないかということで、これから調整をさせていただきたいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 ごめんなさい、私の質問の仕方がいけなかった。きちんとした名称を忘れてしまったんですけれども、たしか交流推進のほうでやられていた事業はどうなったのかを伺いたい。 ◎小澤 交流推進担当部長 応援村という名称だったのですが、応援村の仕組み自体が、実は事務局が解散いたしまして、今ちょっとそちらの仕組みはない状況です。ただ、今、内田部長からお話がありましたとおり、やはり身近な施設でテレビの置いてある場所というのはありますので、そこを使って、当初の大々的にやるというよりも、身近なところで集って、そういった観戦ができたらというような趣旨で、そこでコミュニティーが生まれるんじゃないかというような趣旨でしたので、そこの部分は生かしながら、何ができるかはちょっと検討させていただきたいと思います。  ただ、やはりコロナ禍ですと、一定程度制約なども出てくると思いますので、その辺も含めまして検討させていただきたいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 何事においてもコロナ禍ということで、様々な事業、計画がスムーズにできないということは理解できます。また、どのような開催になるかもまだ見えていませんので、いずれにしても開催に向かって、まず進めていきながらということではあろうかと思いますので、ぜひもともと懸念となっていた、何か馬事公苑でやったらしいよという、うわさになるだけのそういうオリンピックにならないように、やはり世田谷で、また、アメリカ選手団がキャンプに来てとか、そういうことがしっかりと行われるのであれば、そこに対しては区民にきちんとその情報が伝わり、少しでも子どもたちが体感できるような企画だけは感染防止対策をきちんとしながら行えるような取組を、制約はありますけれどもお願いしたいと思います。これは要望です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(5)アメリカオリンピックパラリンピック委員会との調整状況について、理事者の説明を願います。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 それでは、アメリカオリンピックパラリンピック委員会との調整状況につきまして御報告させていただきます。  1の主旨を御覧ください。来年度、新たにキャンプを実施する期間につきましては、昨年六月十七日の当委員会において報告をさせていただきました。その後、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえました交流事業の在り方、また、キャンプ運営の在り方などについて、現在進めていますアメリカオリンピックパラリンピック委員会、USOPCとの調整状況について御報告させていただきます。  2の表を御覧ください。こちら、上段のほうに東京オリンピックの新たな開催日程を記してございます。下段のほうにアメリカキャンプの日程を記載してございます。七月四日から八月十六日、この期間につきましては、大蔵運動公園内の一部を除きましてセキュリティーラインを施しフェンスを設置し、入場の管理をするというものでございます。その後、陸上競技場につきましては、パラリンピックチーム陸上競技の団体が使用するということで、陸上競技場につきましては八月二十八日までの期間となってございます。キャンプの告知につきましては、昨年七月十五日、区報を含めまして様々な媒体を使用し、現在も周知をしているところでございます。
     3の交流事業を御覧ください。今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして各大会の中止、延期が伴いまして、アメリカ選手が来日できない状況下にございます。そのため動画等を活用した事業を実施いたしております。  (1)の今年度の実績でございますが、まず令和二年十一月八日世田谷246スポーツフェスティバル、こちらのオープニングのほうにオリンピアン、パラリンピアン、記載の三名の方から動画をいただきメッセージを流させていただいております。二段目の十一月十二日、十三日、当委員会の皆様にもお越しいただきましたが、聖火リレートーチの巡回展示におきまして、USOPCのCEO、また、オリンピック・パラリンピックそれぞれの選手団長三名からメッセージをいただきまして、同時に展示をさせていただいたものでございます。最後の一月九日からのものにつきましては、「メッセージでつなぐ新年のつどい」メッセージ動画、こちらにつきましてUSOPCスタッフ十二名からメッセージをいただいたものでございます。  次に、(2)調整中の交流事業でございます。記載の三つの事業につきまして、現在協議を進めているところでございます。まず、キャンプボランティアの実施についてでございます。こちらにつきましては、現在五十二名の方が登録をしていただいております。その次のキャンプ見学ツアー、こちらにつきましてはキャンプ期間中、選手村に入村してからの練習会場となりますので、そこから八月八日のオリンピック期間でございますが、一日二回実施する予定のものでございます。次に、ウエルカムイベント、こちらにつきましてはキャンプ開始前にUSOPCのスタッフ等を踏まえましたウエルカムイベントができないかということで、検討している内容のものでございます。ただし、現在検討されておりますアスリート等の感染症対策、要は感染させないための対策ということで、かなりの行動管理、あるいは施設の衛生管理ということを言われております。それらを踏まえますと、現状ではボランティアの活動、あるいは接触のあるキャンプ見学ツアーですとか、ウエルカムイベントというのは、なかなか今状況が難しいというところでございます。その中でも、ある一定の条件を付すですとか、あるいは規模の縮小などをしながら、何かしらの交流の検討ができないかというところで、現在USOPCに打診をしているという状況でございます。  裏面を御覧ください。その中で、今年度の予定ということで、レター交流を実施することとなりました。USOPCの協力によりまして、七名のアスリートが今回参加をいただくこととなってございます。  ①の対象につきましては、世田谷区在住または在学の中学生、②の募集人数につきましては七名としております。  ③の募集方法につきましては、国立、私立を含む区内全中学校にチラシを配付、さらに区のホームページによる告知を予定しております。募集期間につきましては、二月二十四日から三月八日までとなってございます。  別紙のリーフレットを御覧ください。こちら開いていただきますと、中に今回御協力いただく七名の選手の方のプロフィールを載せてございます。今回はオリンピック選手五名、パラリンピック選手二名の方に御協力をいただくものでございます。さらに、左側の一番上のサマンサ・シュルツさん、上から三番目のソフィア・ヘルツォグさんにつきましては、昨年度実施した際にも御参加いただいた方で、継続して参加をいただける方でございます。  資料のほうにお戻りください。⑤の申込方法につきましては、先ほどのリーフレットの裏面にございます応募用紙に御記入いただきまして、ファクスまたは電子による申請により応募をかけることでございます。  ⑥のその他でございます。今回七名でございますが、五月に追加で八名から十名ぐらいの選手とのレター交流が今可能だということの情報をいただいてございます。来年度のことになりますが、整いましたら、また募集をかけたいと考えてございます。さらに、今回のレター交流につきましても、川場村の子どもたちということで、中学生ともレター交流を予定しているところでございます。レター交流でございますが、経費につきまして概算で二十六万円となってございます。その内訳につきましては、レターを書いていただくものを日本語を英訳する、選手からいただいた英語の文章を日本語に訳すということの翻訳で約二十五万、さらに、その郵送の折り返しの郵便ということで約二千円を想定しております。  次に、4のキャンプ運営に関する調整状況でございます。コロナ禍の状況におきましても、アメリカ選手団が安全安心に施設を利用できるよう、USOPCと感染症対策について、記載の内容について情報共有を図るとともに、今協議を進めているところでございます。  (1)の情報共有の状況につきましては、①といたしまして、両国内で行われております感染症対策の情報共有をしてございます。  ②につきましては、現在、大蔵運動場の各施設で実施しております感染症対策、清掃・消毒業務の詳細を英訳しまして送付をしているものでございます。  ③といたしまして、逆に現在USOPC、コロラドトレーニングセンターで実施されております感染症対策ですとか、利用再開のガイドの翻訳をいただきまして、私ども、また、施設を管理しますスポーツ振興財団と共有をしている状況でございます。  (2)の今後の調整事項といたしまして、継続して両国内の感染症対策の状況、施設の対応についての情報共有を更新してまいります。  ②といたしまして、キャンプ実施に向けた感染症対策事項の検討、こちらにつきましては現在施設で行っております感染症対策にUSOPCからリクエストがあるものがあれば、それはどういうものなのかということの調整でございまして、③に書いてございますように、感染症対策の実施内容、プラスの部分につきましては、費用、役割分担については、基本USOPCのほうで負担をいただくというようなことの協議を進めているところでございます。  次に、④といたしまして、それらを踏まえましたキャンプにおける感染症対策のマニュアルの作成を進めているところでございます。さらに、その作成しましたマニュアルにつきましては、それを遵守できるよう周知徹底する方法について協議を進めているところです。  最後に⑥といたしまして、感染症対策実施に向けた物品の手配等、または環境整備ということでございますが、USOPCが必要となり調達するものに関しまして、現在の施設でどのような状況になっているか、その形状の調査をしたりですとか、情報共有をしているものでございます。感染症につきましては、国のほうの動き等も踏まえ、その都度状況が変わっているところがございますが、その状況に合わせました協議を今後とも進めてまいりたいと考えているところでございます。  次に、5の今後のスケジュールでございますが、この三月までの間に様々調整をし、四月から五月にかけてマニュアルの作成、更新をかけてまいります。六月には、それらもまとめましたマニュアルを策定し、七月からのキャンプに向かいたいというスケジュールでございます。  説明は以上でございます。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 レター交流についてですけれども、これはアメリカのほうの選手団の方から文通をしたいという、七名の方から申出があったということですけれども、これはあくまで文字ベースでのやり取りということのようですけれども、デジタル化とかそういうことで考えれば、ビデオレターということも考えられるんじゃないかと思うんですけれども、そのほうが双方の顔も見えますし、メールに動画を貼り付けて送れば経費もかからないし、その辺もちょっと考えられるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺は考えた上でこの結論なんでしょうかね。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 このレター交流につきましては、昨年度USOPCと協議した中で、交流の一つとして実施していきたいということで始めたものでございます。実際にレター交流をしていただく方というのは、コロラドのトレーニングセンターでトレーニングを実施している方の中で、ある程度の期間いて、できる方ということになってございまして、今回も練習場再開に伴いまして人が集まったということで、今七名の方に手を挙げていただいているというところでございます。  今回、まずは二回の交流をやるということで、このレター交流を検討しているんですが、これとはまた別の状況の事業といたしまして、今接触することがなかなか難しいということでございますので、動画の配信等ができないかというのは考えているんですが、時差の関係であったり、環境であったりというところがございますので、まだ詳細が詰められていないというところと、まだ相手方の選手の状況というのも定まっていないといいますか、その環境でというところもまだ確認を取れていないという状況もございますので、このレター交流はレター交流として実施をさせていただきたいとは思っておるんですけれども、その他の事業としまして、双方向の動画というのができないかというのは検討してまいりたいと考えております。 ◆あべ力也 委員 御説明いただいたんですけれども、随分古いやり方をやられるのかなというふうに不思議に思った次第なんですが、今、課長が言われたのは、テレビ電話方式で双方がお話しするというようなことでしょうけれども、ビデオを撮ったものを送付するビデオレターという形のこともできると思うので、いろいろな手法を検討していただいて、計画としてはこういうことを考えていらっしゃるんでしょうけれども、それに附帯していろんなことができると思いますので、ぜひ検討していただきたいと、これも要望しておきたいと思います。 ◆中山みずほ 委員 裏面の4のキャンプの運営に関して念のための確認ですけれども、今後の調整事項の中で、例えばこのキャンプの中で陽性者が出たとか、要するに、恐らくコロナが収束していると想定して、きっと開催されるとは思うんですけれども、そういったシミュレートみたいな保健所との連携とかも、この中には入るものなんでしょうか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 感染症につきましては、やはり一番重要なことと考えてございます。今現在、事前キャンプ地をどのような形で感染症対策をするかというところにつきましても検討しているところでございまして、キャンプを受け入れる自治体としまして、その受け入れる側として今現在PCR検査を実施せよというところがありまして、こちらにつきましては、まだ詳細ですとか対象というのは決まっているところではないんですけれども、キャンプを受け入れる、アメリカ選手ですとか、受入れ側の我々職員ですとか、スポーツ振興財団、または出入りの業者ですとか、交流のときに携わる職員ですとか、そのような方は受けろということで十分の十の補助の中で、今準備をしているところでございます。  さらに、そこでまずは陽性者が発生しないような管理をするというところが重要かと思ってございますが、PCR検査ですとか感染症対策等につきましては、保健所のほうとも今調整を図っているというところでございまして、このマニュアルの中にも反映されるものと考えております。 ◆中山みずほ 委員 今のお話だと、陽性者が発生しないことが重要というのはもちろんなんですけれども、いわゆるリスクに関してのリスクヘッジは必要だと思うんですが、そこは盛り込む予定はないんですか。万が一、陽性者が出たという想定の場合のことなんですけれども。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 まず選手につきまして、陽性者が出た場合となりますと、今そちらにつきましては組織委員会の管理下になっているものでございます。受け手側の我々職員のほうというところも当然検討しておかなければいけない状況ではございますが、まずは施設の運営状況も含めまして、そこで陽性者が出た後ということにつきましては区内で発生したということになりますので、世田谷区の保健所を経由したそれぞれの検査等もあるかと思います。そちらについては、区の中で実施するということは盛り込んでいるところでございます。 ◆中山みずほ 委員 組織委員会のほうでやらなければならない決める部分と、区のほうでというのがあるということは理解したんですけれども、やっぱり今区民の方からいろんな御相談を、当然コロナ関連が多いんですけれども、このオリパラとは関係ないんですが、何が御相談内容で多いかというと、自分が感染しちゃった、もしくは陽性判定が出たときに、どういうことが起きるのかが見えない不安が結構あったりするんですね。アメリカは今、当然ですけれども感染者が多い中で、どういうふうに行われているという中身まで知ることではなくても、ある程度そういうことを東京都なり、世田谷区がちゃんと準備をしているということは安心材料につながりますし、もちろん選手の方も安心だと思いますし、職員の方も安心だと思うので、これは要望ですけれども、やっぱりそういうリスクヘッジもしていただけたらいいかなと思います。 ◆神尾りさ 委員 もしお分かりになったらでいいんですけれども、このUSOPCというのは、世田谷はホストタウンでもあるけれども、キャンプ地だからこういう交流をされているのか、例えばほかのホストタウンとかともそういったことをされているのかというのが、もしお分かりだったら教えてください。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 USOPCの交流につきましては、やはり、キャンプを受け入れるという中の一つとしまして、区民との交流というのを掲げてございますので、USOPCと世田谷区の交流となってございます。また、ホストタウンといたしましては、ホストタウンとしての交流もアメリカ合衆国のほうは実施しておりますので、それは世田谷区もそうですし、他の自治体でも交流はされるものだとは思いますが、USOPCの選手ということに関しますと、世田谷区ということで今交流を実施していただいているというところでございます。 ◆神尾りさ 委員 そうすると、アメリカのホストタウンって十七とか十八かあったと思うんですけれども、世田谷はすごくやっぱり優遇されるというか、いい機会をたくさんいただくんだと思うんです。それがオリパラが、今このコロナになって、オリパラまでというふうに考えるよりも、このオリパラ後に何ができるかというところ、皆さんがレガシーとおっしゃる部分だと思うんですが、そこにまでこの関係性を続けていくとか、あと、さっきおっしゃったトレーニングセンター、このUSOPCという母体が仮にオリパラ後どうなるか分からないですが、その先の個人対個人とか、団体対団体なのか、トレーニングセンターなのか分からないですけれども、行き来の二往復のレターのやり取りの先に何があるのかというのをちゃんと考えていただきたいですし、あと、昨年はスポーツフェスティバルのほうにメッセージをいただいたりとかもされていると思うので、このオリパラが終わった後に、スポーツ施策の中でこの関係性を維持していく方法とか、あとホストタウンが続く事業の中で、どういうふうにこの関係性を維持もそうだし、強化もしていく可能性というのがあると思うので、そこもしっかり考えていただいて、二回の文通で終わらせない取組をお願いしたいと思います。もし何かあったらお願いします。 ◎内田 スポーツ推進部長 二〇二〇大会がスタートするまでの交流の部分と、そして、二〇二〇大会が終わった、いわゆる事前キャンプが終わった後の交流両方とも重要だと思っております。USOPCとは、東京二〇二〇大会までのUSOPCと世田谷区の関係じゃありませんよね、つまり、二〇二〇大会が終わった後も、いわゆるパートナーとして関係が続きますよねというところの確認はしているところなんです。問題は、現実問題として、じゃ、どういう事業ですとか取組をするんですかというところの議論が、まだ詳細な部分はできていないというところがありますので、そういう意味では、大会が終わった後も世田谷とUSOPCがいろんな事業の取組ができるような形、これを議論をしていかないといけないというふうに思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは次に、(6)ホストタウンサミット二〇二一の開催について、理事者の説明を願います。 ◎山田 交流推進担当課長 ホストタウンサミット二〇二一の開催につきまして御報告申し上げます。  1の主旨でございます。ホストタウン自治体の取組の紹介の場といたしまして、内閣官房主催のホストタウンサミット二〇二一が開催されます。区はこのサミットに参加いたしまして、内閣官房と連携しながら区の魅力を発信していくことになりますが、その動画、写真などにより伝えてまいりたいというものでございます。  2の概要でございます。(1)目的は、各ホストタウン自治体の活動の情報交換、また、大会時だけではなく、その後も続く交流の発信につなげていく、こういった目的で開催してまいります。  (2)の内容は記載のとおりでございます。  (3)の開催日につきましては、世田谷区の出て行く日が二月二十一日の日曜日になってございます。実施方式につきましては、オンラインで実施してまいります。  実際に参加する内容が3の記載の内容でございます。こちらは、いわゆるホストタウンの自治体の動画、またモザイクアートなどによってアメリカを応援する演出をいたします。具体的に参加した者は、区立の小中学校のほかに、区内の私国立の小中学校の児童生徒、また、区民合唱団の皆様に御参加いただきました。制作した内容を以下に示してございます。  まず、(1)オープニングムービーでございます。内容は①から③の内容を行いました。①は世田谷の風景などの動画または写真などを放映するもの、②は地名コール動画といたしまして、児童生徒により「東京都 世田谷!」とタイトルコールするものでございます。参加校につきましては記載の小中学校でございます。  ③のリレー動画、こちらについても「Let‘sgo USA!」というふうにコールする動画、また、ハイタッチをしながら別の自治体につなげていくというものを制作をいたします。世田谷区として素材を内閣官房に渡して、その各自治体のつなぎ、編集自体は内閣官房が行うというものでございます。  (2)のモザイクアートでございます。アメリカと日本のホストタウン自治体の絆をイメージしたモザイクアートをつくるに当たりまして、学校や町の風景などの写真を世田谷区から提供してございます。協力依頼校につきましては、こちらは私国立も含めた区内の小中学校となってございます。  裏面をおめくりください。(3)が英語スピーチ発表でございます。こちらについては、アメリカ関係者とのホストタウンイベントの思い出、またアメリカ選手団への応援メッセージ、今後の交流に向けた抱負、こういったことを英語による発表を行っていきます。協力者の氏名につきましては、岩井クラリスさんで桜丘中学校の中学二年生でございます。この方は、今年度の区立中学校英語スピーチコンテストの第一位の方となってございます。  (4)としまして、アメリカの国歌斉唱の動画でございます。こちらについては区民合唱団が参加いたしまして、アメリカの国歌斉唱動画をつくっております。これを各参加した自治体でリレーソングとして放映していくというものでございます。  4のその他でございます。この参加したプログラムにつきましては、ユーチューブなどで閲覧可能となってございます。これについては昨日分かった情報ですけれども、閲覧に関して事前登録が必要なことが分かりました。こちらにつきましては、また後日情報提供させていただければと思います。  5の今後の予定につきましては記載のとおりでございます。  御報告は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 区の魅力を伝えるみたいなこととか、つながっていくみたいな表現で、とても輪郭が見えにくいのですが、これは目的は結局つながったりして、つながるというのも米国とつながる目的なのか、それとも、ホストタウン自治体間でつながることの目的なのか、つながった先に何があるのかということについてどう認識しているのか教えてください。 ◎山田 交流推進担当課長 つながる先については、アメリカ及び各ホストタウン自治体間の両方でございます。そのつながった先につきましては、やはりいっときで終わる交流ではなく、この先にレガシーとしてしっかり、アメリカだけじゃなく、多文化、多様性を理解できるような世界をつくっていければと、その一助になっていくつながりをここで少しずつ実現できればと思っております。 ◆そのべせいや 委員 アメリカとつながることで、USOPCとのつながりなどでメリットが今後も続けばということについては強く希望したいところではあるんですが、何かの御縁でほかの自治体とつながって、世田谷に何のメリットがあるのかというのは正直とても見えにくい。都市自治体である世田谷区民九十万人いますから、物産展か何かでほかの自治体にとってはメリットって世田谷からはすごく提供できると思うんです。でも一方で、世田谷にとって何のメリットがあるのかと考えると、メリットのある交流をしていただければと、これは要望にしておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは次、(7)民間事業者と連携したホストタウン共生社会ホストタウンの周知について、理事者の説明を願います。 ◎山田 交流推進担当課長 民間事業者と連携いたしましたホストタウン共生社会ホストタウンの周知につきまして御報告いたします。  まず、区はホストタウン連携事業といたしまして、株式会社モスフードサービスと連携しまして、こういったホストタウン関係の周知を図っていこうという取組の内容でございます。具体的には、区内のモスバーガー店舗にて周知物品を用いて、東京二〇二〇大会開催年に合わせまして、ホストタウン、また共生社会ホストタウンの周知を進めていくというものでございます。モスフードサービスにつきましては、国が進めますビヨンド二〇二〇プログラムというものに参加してございます。それで、その中にホストタウンとの連携というものが入ってございます。  まず、1の概要でございます。区内のモスバーガー店舗におきまして、ポスターの掲示、またトレイマット、そういったものの利用によってホストタウンの周知を図っていく。  そのトレイマットについては、一枚めくっていただいた別紙1を御覧ください。これがトレイマットでございます。いわゆるお店に行って食事をするときに、トレイの下に敷かれる紙でございます。こういった形で、ホストタウンであるということを周知していきたいと考えてございます。  別紙1をめくっていただいた別紙2を御覧ください。こちらについては、お店に飾っていくポスター、または商品を購入した方々にお渡しするウエットティッシュ、また缶バッジ、こちらについて記載してございます。下のイメージは店内装飾のイメージを、このような形で認知を広げていきたいと思っているものでございます。  表紙にお戻りいただきまして、3の取扱店舗でございます。モスバーガーは区内に八店舗ございます。各店の名称につきましては記載のとおりでございます。  4の今後の予定です。二月十日、本日からホームページで周知してまいり、十五日には「区のおしらせ」で帯広告で掲載してまいります。実際には二十三日から区内のモスバーガー店舗で、こういった周知をスタートしてまいります。なくなり次第終了ということで予定してございます。  報告は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 ちょっと分からないことだけ聞きますけれども、これは経費負担はどうなっているんですかね。それが一点と、あと、これはモスフードサービスさんのほうから世田谷区のほうに、ぜひ連携したいというお話があったのか、それとも世田谷区でいろんな事業者さんに連携事業としてお話があって、モスバーガーさんがそれに応えたという形なのか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎山田 交流推進担当課長 まず経費でございます。こちらについては約五十万七千円ほどかかってございます。いわゆるグッズの製作等でかかってございます。  もう一つ、スタートのきっかけでございますが、モスフードサービス側からいかがでしょうかというお話があって、じゃ、ビヨンド二〇二〇に自分たちも参加しているので、ぜひ協力したいというお話がございました。 ◆あべ力也 委員 経費については、これは世田谷区の経費でということで、モスバーガーさんのほうはその経費は、作成経費とかはないということですか。  それと、モスバーガーさんのほうからそういう話があったということですけれども、世田谷区としては、世田谷区内にいろんな事業者さんがいて、同じような連携したホストタウンとか、共生ホストタウンの周知事業というのは、ほかの事業者さんとも連携してできる事業なんじゃないかなと思うんですが、モスバーガーさんだけじゃなくて、いろんな事業者さんにお声がけもできたんじゃないかと思いますが、その辺の経緯はどうなのでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 モスフードサービス以外というのはおっしゃるとおりでございまして、こういったグッズの製作であったり、ポスター掲示というのは、いわゆる区内の特定郵便局に今回ホストタウンのポスターを掲示していただいておりまして、もともと記念切手を作ったきっかけもございまして、区内の特定郵便局、大きい郵便局について掲示していただいている取組がまず実例としてございます。  あと、モスフードサービスは今回の御報告のとおりでございまして、それ以外の御協力というものについても、今おもてなし・交流・参加実行委員会で御賛同いただいている様々な事業者さんがおります。産業振興公社は事務局でございますので、そういうところを介してホストタウンの周知の協力というのは働きかけを少しずつ続けているところでございます。なかなかこういったモスバーガーのような取組までまだ至っていないんですけれども、動いていることは動いておりまして、実現に向けて、さらにちょっと努力してまいりたいと思います。 ◆阿久津皇 委員 先ほど経費の説明がありましたけれども、その五十数万のうちで、それぞれトレイマット、ポスター、缶バッジ、ウエットティッシュ、どのぐらいずつできるんでしたっけ。 ◎山田 交流推進担当課長 総額五十万七千円ほどですが、一つずつ、トレイマットにつきましては十四万七千円ほど、ウエットティッシュが九万九千円ほど、先ほどお見せしました装飾品関係ですが、それで約五万一千円ほど、あと、缶バッジが二十一万円ほど、それで大体五十万七千円ほどになります。 ◆阿久津皇 委員 数は幾つぐらいになりますか。 ◎山田 交流推進担当課長 トレイマットにつきましては各店舗三千枚になっています。ウエットティッシュは二百ずつ、缶バッジが三百あります。なくなり次第終了ということになってございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(8)その他ですが、他に報告事項はございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 なければ報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、2協議事項に入ります。  まず、(1)参考人の出席要請について協議いたします。  外郭団体の経営状況等の報告につきましては、議会運営委員会において、各団体を所管する委員会で団体の職員を参考人として招致して報告を受けることとし、開催については、一回目を九月、二回目を四月から五月の間とし、それぞれ各委員会の判断により実施することが確認されております。  当委員会が所管する外郭団体は、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団ですが、世田谷区スポーツ振興財団の職員を参考人として当委員会に招致するかどうかについて、御意見等ありますでしょうか。 ◆おぎのけんじ 委員 招致していただければと思います。 ○田中優子 委員長 招致したほうがよいという意見が出ましたが、ほかにございますか。招致するという方向でよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、招致すべきとの御意見がありましたので、そのように進めたいと思います。  今後の新型コロナウイルスの感染状況にもよりますけれども、四月から五月に世田谷区スポーツ振興財団の事業計画を聴取する委員会の開催に向けて準備を進めていくということにいたします。改めて伺います。よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、そのように決定いたします。  日程などにつきましては、団体及び理事者と調整の上、次回の委員会で協議いたしますので御承知おきください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は第一回定例会の会期中である三月三日水曜日午後一時から開催することで予定したいと思います。よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、次回委員会は三月三日水曜日午後一時から開催予定とすることにいたします。  以上で、2協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 その他、何かございますでしょうか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 特にないようですので、以上で本日のオリンピックパラリンピック等特別委員会を散会いたします。     午後二時五十七分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   オリンピックパラリンピック等特別委員会    委員長...