世田谷区議会 2021-02-08
令和 3年 2月 区民生活常任委員会-02月08日-01号
本文の下には、別紙1、委員名簿、別紙2、委員委嘱までの流れでございますが、後ほど御確認いただければと存じます。
説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
中村公太朗 委員長 では続きまして、報告①議会の委任による専決処分の報告(来庁者の負傷事故に係る
損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎土屋
北沢総合支所地域振興課長 私からは、さきの当委員会にて御報告いたしました
北沢総合支所の庁舎内における転倒事故で負傷された来庁者の方への
損害賠償額が決定しましたので御報告いたします。
1の事故の概要です。発生日時は、令和二年六月十五日月曜日午後三時頃です。発生場所は、
北沢総合支所地下一階の東口階段前です。地下一階には区民課と
北沢まちづくりセンター等がございます。負傷者乙は、大原一丁目在住の三十六歳の男性です。
事故内容ですが、
北沢総合支所地下一階にあるくみん窓口ほかを訪れた乙が、地下一階の東口階段前に敷いてある除塵マットに右足を乗せたところ、前日の雨が染み出し、床が濡れていたため、マットの端が床の上で滑り、横向きに転倒し、打撲傷を負ったものでございます。
乙の負傷の程度ですが、
右足関節打撲、右肘打撲、
右手関節捻挫、腰部打撲、右膝打撲、右肩打撲、頚椎捻挫です。この負傷により九月まで約三か月治療、リハビリに要し、延べ十九回通院されることとなりました。
過失割合は、甲が八割、乙が二割です。
2の乙への
損害賠償額は四十六万七千七百八十九円です。この金額は、特別区
自治体総合賠償責任保険により全額補填されます。
3の
専決処分日は、令和二年十二月二十五日です。
今後このような事故が発生しないよう、施設の適正な維持管理に努めてまいります。
御報告は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
中村公太朗 委員長 では、②議会の委任による専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎畑中
世田谷清掃事務所長 それでは議会の委任による専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)について御説明いたします。
本件につきましては、十一月三十日の当委員会において
事故発生報告をさせていただきました。発生日時は令和二年十月二十六日、発生場所は世田谷区上馬二丁目五番地先、環状七号線路上でございます。
事故の相手方は記載のとおりでございまして、内容でございますが、
世田谷清掃事務所の職員が同地点において降車した際に、シートベルトの巻き上げが不十分だったため、
バックル部分がドアに挟まっており、職員が閉めたはずだと思っていたドアが再び開き出し、右側を通行していた乙車両に接触したものでございます。
損傷の程度は記載のとおりでございますが、過失割合は区側が十割、金額は五十万九千九百三十八円となりました。なお、費用につきましては、加入の
自動車保険より全額補填されます。
本件は、令和三年第一回区
議会定例会に御報告させていただく予定でございまして、
専決処分日は令和三年一月十四日でございました。
大変御心配、御迷惑をおかけしましたが、これをもって処理を完結する予定でございます。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいま説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
中村公太朗 委員長 では次、③議会の委任による専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎大石
玉川清掃事務所長 議会の委任による専決処分の報告につきまして御説明いたします。
本件につきましては、令和元年九月二日の本委員会において、事故発生について御報告したところですが、このたび物損部分の
損害賠償額が決定し、専決処分をしましたので御報告するものです。
初めに、事故の概要について改めて御説明いたします。発生日時は令和元年七月二十九日、発生場所は野毛三丁目二十二番先路上、相手方乙は、記載のとおり、府中市在住の男性でございます。
事故の内容ですが、裏面の地図を御覧ください。当事務所職員が運転する区有車、軽の
ワンボックスですが、ふれあい指導で次の現場に移動するため、
事故発生場所の押し
ボタン式信号のある丁字路の交差点を多摩堤通りへ右折しようと一旦一時停止しました。その後、ゆっくりと右折したところ、車両右側より直進してきた相手方乙の二輪車と衝突したものです。
表面にお戻りください。(5)の損傷の程度ですが、甲車両は、
フロントガラスを含む車両前面に損傷が生じました。乙二輪車にも損傷がございます。過失割合ですが、区側が九割、相手側が一割となります。
区の
損害賠償額は記載の金額でございまして、加入の
自動車保険により全額補填されます。
なお、人身については甲の被害はございませんが、乙の被害については、記載のように複数箇所の骨折があり、手術は終わっておりますけれども、新型コロナの感染拡大の影響などでリハビリが遅れており、現在もリハビリ中です。人身の部分につきましては、
リハビリ完了後に示談予定となっております。
専決処分は本年一月十八日です。本件は、令和三年第一回区
議会定例会に報告を予定しております。申し訳ありませんでした。
説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村公太朗 委員長 では、ここで理事者の入替えを行いますので、しばらくお待ちください。
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○
中村公太朗 委員長 では次に、(2)令和三年四月一日
付け組織改正(案)について、理事者の説明を願います。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 それでは、令和三年四月一日
付け組織改正(案)について御説明いたします。
なお、本件につきましては、五
常任委員会併せ報告とさせていただきます。
1基本的な考え方です。区政の重点的課題、緊急課題への対応や、
事業見直し等に伴う体制を整備するため、令和三年四月一日付で組織改正を行うものです。
別紙を御覧ください。四月一日付の
組織改正案と、御参考までに、最後のページに二月四日に議員の皆様へポスティングをさせていただいた
住民接種担当部を新設する二月十日
付組織改正案をおつけしています。
組織改正の主な内容については、領域ごとに内容をまとめております。
それでは、
区民生活常任委員会の関連について御説明させていただきます。一ページを御覧ください。
まず、
世田谷総合支所です。
若林複合施設などの整備完了に伴い、
地域施設整備担当副参事を廃止します。
次に、
玉川総合支所です。
玉川総合支所区民会館の整備が完了しましたが、引き続き
施設整備等の特定課題への対応が必要なため、
地域施設設備担当課を
地域施設設備担当副参事に改正します。
当委員会の関連につきましては以上です。他の領域については、後ほど御覧ください。
御説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(3)世田谷区新実施計画(後期)推進状況(案)について、理事者の説明を願います。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 それでは、世田谷区新実施計画(後期)推進状況(案)について御説明いたします。
本件は、平成三十年度からの四年間の新実施計画(後期)の推進状況について、五
常任委員会で併せて報告させていただくものです。
かがみ文を御覧ください。1主旨は、記載のとおりです。
次に、A3資料の
推進状況案概要版を御覧ください。概要版は、主な変更があった場所を中心に掲載しています。
一ページは計画の位置づけ、重点政策の概要を記載しております。推進状況は、各事業における平成三十年度末から令和元年度末の実績と令和二年度末の実績見込みを示すとともに、令和三年度の計画を必要に応じて見直し、取りまとめたものです。
また、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、令和二年度の計画は、
事務事業等の緊急見直しや、世田谷区政策方針を踏まえた取組内容の見直しを推進状況に反映しております。
なお、成果指標につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響を見定める必要があること、来年度が新実施計画(後期)の最終年度であることを踏まえ、目標値は修正しておりません。
次に、二ページ、三ページを御覧ください。
基本計画分野別政策に基づく取組につきまして、世田谷区
政策方針等を踏まえて、令和三年度の計画について調整したものです。概要版では、
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた計画の主な変更点としてまとめ、二ページの健康・福祉から三ページの都市づくりの枠内に記載しております。
また、先ほど御説明をいたしました令和二年度計画の主な変更点についても記載しております。
続いて、四ページを御覧ください。
行政経営改革の取組のうち、十の視点に基づく取組について、令和二年度見込み等を踏まえまして、令和三年度の計画について調整したものです。令和三年度計画の主な変更点、効果額等につきましては、右側の枠内に記載しております。
また、今回新規で追加した項目として0141、DXの取組みの推進があります。
五ページを御覧ください。
行政経営改革の取組のうち、外郭団体の見直し、
公共施設等総合管理計画に基づく取組と
財政収支見直しについて記載してございます。
新
実施計画事業費につきましては、一番下の枠内、2新
実施計画事業費の欄に記載のとおり、四年間で約五百三十二億円、
行政経営改革効果額については、同じ枠内の3
行政経営改革効果額の表に記載のとおり、約六十八億円を見込んでおります。
次に、計画本体ですが、推進状況(案)とございます厚い資料を御覧ください。
基本計画分野別政策に基づく取組につきましては、三一ページの健康・福祉から始まり、一四六ページまでございます。
区民生活領域では、くらし・コミュニティとしまして、八五ページから一一五ページに記載しております。例えば九七ページの事業番号306、DV防止の取組み、一〇七ページの事業番号312、
たばこマナーが向上するまちづくりの実現、一〇九ページの事業番号313、
世田谷産業の基礎づくりなどがございます。
次に、
行政経営改革の取組のうち、十の視点に基づく取組につきましては、一四八ページから二二〇ページに記載がございます。
次に、
外郭団体改革基本方針に基づく取組みにつきまして、二二二ページ、二二三ページに全体説明を、二二四ページから三一四ページに団体ごとの取組項目の
年次別計画や
計画変更理由、財政・
人員計画等を記載しております。
次に、三一六、三一七ページですが、
公共施設等総合管理計画に基づく取組について全体説明を、三一八ページから三三三ページに建物に関する取組など、各取組の
年次別計画等を記載しております。
最後に、
財政収支見通しにつきまして、三三五ページ以降に記載がございます。
今後の
スケジュールにつきましては、かがみ文に記載のとおりです。
御説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(4)令和三年度
事務事業見直しについて、(5)「指定保養施設」事業の見直しについて、併せて一括で御説明願います。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 それでは、令和三年度
事務事業見直しについて御説明いたします。
なお、本件は五
常任委員会併せ報告でございます。
1主旨です。世田谷区政策方針及び令和三年度
予算編成方針に基づき取り組んできた事務事業の見直しについて、この間、十一月及び十二月の五
常任委員会におきまして途中経過を報告いたしました。今回、令和三年度当初予算案を反映した事務事業の
見直し項目、内容、効果額等の詳細を取りまとめましたので御報告いたします。
2取組み内容、(1)見直しの視点についてです。見直しの検討では、全ての事務事業について、従来どおりの継続を前提とせず、御覧のA)からE)の多角的な五つの視点から検証を行いました。
別紙1、見直しの視点別主な
見直し項目を御覧ください。各事業の点検、検証のプロセスを踏まえまして、五つの見直しの視点から整理をしたものです。それぞれ
見直し項目数、効果額の合計と、その中での主な
見直し項目を掲載しております。
なお、欄外の米印一つ目の注釈にございますように、見直しの視点が複数該当する項目については、各項目の
見直し項目及び効果額に重複して計上しております。
かがみ文に戻りください。(2)見直しの区分と
見直し効果額についてです。五つの見直しの視点に沿って各事業の本質的な見直しを進めた結果である令和三年度
予算編成過程における見直しの効果額について整理した表でございます。
まず、上の項目では、事務事業の本質的な見直しとして、アからエの四つの
見直し区分に分類し、効果額を集計しております。また、一番下の事業経費の精査などにつきましては、事務内容の見直し等はないが、執行実績等を踏まえ、今回予算計上額を精査したもので、その効果額を集計しています。具体的には、事務事業の見直し全体で、歳出総額で百三十五億八千八百万円、
うち一般財源で八十一億八千六百万円となりました。そのうち事務事業の本質的な見直しの効果額は、歳出で七十一億一千万円、
うち一般財源で五十三億六千万円、また、事業経費の精査などの効果額が、歳出で六十四億七千八百万円、
うち一般財源で二十八億二千六百万円でございます。
別紙2を御覧ください。こちらは令和三年度当初予算案概要より抜粋した資料です。見直しの区分ごとに代表的な
見直し項目を掲載しております。詳細は後ほど御覧ください。
続きまして、別紙3、
事務事業見直し一覧を御覧ください。今回見直しを行った事務事業の詳細一覧でございます。領域、所管部ごとに見直しを行った全ての事務事業について掲載しております。
区民生活領域は、五ページから一〇ページまでの掲載でございます。
なお、一番右の欄に、先ほどかがみ文で御説明をしたアからエの見直しの区分と、AからE見直しの視点を掲載しております。
金額の記載ですが、右下の米印に記載のとおり、百万円未満の項目は、アスタリスクで表示しております。また、百万円以上の項目は十万円の位を四捨五入しています。入札等における
契約予定価格の推察等を避けるためこのような記載としております。御了承ください。
それでは、一〇ページを御覧ください。
区民生活領域の事務経費の精査などの項目が中ほどにございます。それぞれの領域の最終ページに効果額の大きい代表的な事業と領域共通の項目を掲載しております。また、最終の二五ページには、領域ごとの
見直し効果額を整理し掲載しております。各領域の
見直し項目の詳細につきましては後ほど御覧ください。
それでは、かがみ文にお戻りください。一番下の3今後の取組みについてでございます。今回の見直しによる区民、事業者への影響等を注視しながら、コロナ禍を経た地域社会の変化や新しい生活様式への移行等を踏まえた、より適切な事業の在り方を追求し、従来どおりの施策に復元するのではなく、さらなる事業の見直しにつなげてまいります。また、資産の有効活用、民間との連携協働、デジタル改革の推進等により、財政負担の抑制と区民サービスの向上、業務改善を図ってまいります。
説明は以上でございます。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 私のほうでは、引き続き
事務事業見直しの項目にございます「指定保養施設」事業の見直しについて御説明させていただきます。
区では、区民の健康増進と福祉の向上を目的に、昭和六十年から民間のホテル、旅館等と契約し、区が利用料金の一部を負担する指定保養施設と、区民向けに一般料金より安価な料金設定としている協定保養施設を提供してございます。
指定保養施設に関しましては、この間、契約施設の充実を図る一方で、財政状況を踏まえ区負担額の見直しなどを行ってきましたが、今般のコロナ禍を踏まえた施策事業の本質的な見直しに基づき、令和三年九月三十日の宿泊分をもって本事業を終了し、協定保養施設に一本化することといたします。
指定保養施設につきましては、現在関東近郊に十七施設、沖縄県宮古島に六施設がございます。利用可能な泊数及び区の負担額ですが、年度内一人四泊までとしまして、一泊当たり二千円を区が負担している形になります。
2の⑤利用実績及び決算額を御覧いただきたいのですが、平成元年には三万人弱程度の利用があったのが、平成二十八年度では一万人ちょっとぐらいの利用となっています。これが、令和元年度では七千人を割り込む数となっていて、利用については年々減っているのが現状です。
また、協定保養施設については、かんぽの宿十二施設を中心に、関東近郊の十五施設と北海道中川町の一施設がございます。これについては利用泊数の制限及び区の負担額はなしとなっております。こちらについては区の利用料負担がないということもありまして、利用実績は延べ百四十九人と、令和元年度にはなっております。
裏面を御覧いただきます。3の「指定保養施設」終了への対応ということですけれども、指定保養施設から協定施設への移行といたしまして、現在、指定保養施設となっている二十三施設に対して、令和三年十月一日から協定保養施設への移行についての働きかけを行っております。
これについてなんですけれども、指定保養施設についても、旅館の宿泊の予約などが六か月前ぐらいからスタートしているところもあるということなので、区民の利用への影響も考えまして、六か月の周知・調整期間を設けた上で、本年九月末をもって指定保養施設を終了することといたします。この四月以降、区のホームページ等によりまして区民周知をいたしまして、十月一日から協定保養施設に一本化してまいりたいと考えております。
説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆た
かじょう訓子 委員 今後周知を図っていくということですけれども、御利用されてきた方がいらっしゃるわけで、これについて本当に丁寧な説明が必要ですし、声をしっかりと聞いていただきたいと思っています。それを要望します。
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(6)令和三年「新成人のつどい」の中止対応について、(7)成年年齢引下げ後の成人式等の対応の方向性について、一括して説明を願います。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 ではまず、令和三年「新成人のつどい」の中止対応について御説明いたします。
令和三年新成人のつどいにつきましては、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じた上で式典開催に向けて準備を進めておりましたが、昨年末の急速な感染拡大傾向が見られたことを踏まえまして、会場での式典の中止を決定いたしました。
当初は、2の新成人のつどいの概要にあるように、一月十一日に三回に分けて、対象者数八千人のうち約三千六百人の方が来場されることを想定しまして、日大文理学部百周年記念館で実施することを検討してございました。ただ、年末の十二月二十六日に都内の感染者数が九百四十九人に上るというふうに急激に増えている状況を踏まえまして、十二月二十八日の午前中に式典の会場での開催を中止することを決定いたしました。
中止決定後の対応ですけれども、二十八日に区のホームページ及びツイッターにて周知いたしまして、その日のうちでも六千五百二十件ほどのアクセスがございました。三十日には対象の八千人の方に中止を知らせるおはがきを送付いたしました。
当日の一月十一日につきましては、午前十一時から式典の様子をライブ配信いたしました。式典のライブ配信につきましては、吹奏楽、チアリーディングについては、会場での実演が難しいということで動画の差し込みになりましたが、こちらを配信させていただきまして、式典のライブ配信時の視聴者は八百人を超えてございます。また、当日も五千回ほどの再生がございまして、一月末までユーチューブで配信していますが、それ以降、六千六百回の再生をいただいております。
また、中止に関する御意見、お問合せとしては、中止にしないで開催してほしい、あるいは中止ではなくて延期にしてほしいというようなお声、あるいは記念品の配布や晴れ着等のキャンセル料の補償についてのお問合せなど、四十七件のお問合せがございました。
引き続きまして、成年年齢引下げ後の成人式等の対応の方向性について御説明させていただきます。
まず、区では毎年一月の成人の日に、その年度に満二十歳になる方を対象として成人式、新成人のつどいを開催してございます。令和四年四月に成年年齢が十八歳に引き下げられることを踏まえまして、区では成人式の在り方について、対象者へのアンケート調査や意見交換会などを行いながら検討を進めてまいりました。この検討結果について御報告させていただきます。
まず、検討のポイントといたしましては、成年年齢が十八歳に引き下げられることを前提として、成人式も十八歳で開催されたらどういう形になるかということを踏まえた上で検討を進めてまいりました。
まず、①としてしましては、多くの対象者が高校生であり、受験や就職準備に忙しい時期に当たるため式典への参加が難しくなること。また、②進学や就職等に際し、出費が伴う時期と重なるため家計への負担が大きいということ。また、③は運営側の課題ですが、対象年齢を引き上げた場合、初年度は十八歳から二十歳までの三年齢分、三学年分が対象となるために、現在の方法での会場確保が困難であること。また、④は①の事情と重なりますけれども、現在新成人のつどいについては、実行委員会形式で若者たちによる企画を行っていますけれども、その実行委員の確保が難しくなるということが課題というふうに認識して検討してまいりました。
また一方、対象を二十歳とする場合においては、成年年齢に達する年度から二年後の開催となるために、目的や意義について改めて整理する必要があると考えてございます。
3検討の経過ですけれども、六月に令和二年度に十五、十六、十七歳になる方、当該の令和五年の成人式を迎える際に、十七、十八、十九になる方を対象にアンケートを実施いたしました。これについては、九月に委員会のほうでも御報告させていただきました。続けて、八月に世田谷区子ども・青少年協議会へアンケート結果を報告し、九月には六月のアンケートの回答者の中から十七名の方をお招きして、区長も交えた意見交換会を開催してございます。また、十二月には、世田谷区子ども・青少年協議会の委員の方にもアンケート調査を行いまして、その結果を協議会にて御報告しております。
主な意見としましては、アンケート結果で、成人式の対象年齢については、八割の方が二十歳がふさわしいだろうという回答をされております。また、開催時期も従前どおり一月がよろしいというような意見がございました。
最後に、裏面に移りまして、5成人式等の対応の方向性についてですけれども、成人式については検討のポイントで掲げた①から④の懸念事項やアンケート結果を踏まえ、これまで同様に、その年度に満二十歳となる方を対象に一月の開催としていく方向で考えたいと。ただ、成年年齢に達してから一定期間経過しておりますので、内容については若干見直しをしまして、お祝いを中心としたものから、若者への激励や地域の一員としての自覚を促すような内容を考え、検討してまいりたいと考えております。また、名称についても、二十歳のつどいなど名称の変更が必要だと考えてございます。
また、あわせて満十八歳になった方に対しての対応というのも検討していく課題だと感じております。十八歳になる年度に、成年となったことの自覚や法的責任、義務が生じることなど、成年の意味合いを周知啓発する取組を行ってまいりたいと考えております。
成人式については、晴れ着の予約等でかなり前から準備をしていらっしゃる方もございますので、今回、令和三年度の夏ぐらいを目途に、成人式に関する区の考え方をホームページにて公表してまいりたいと考えております。
令和四年四月に改正民法の施行を受けまして、五年の一月から新たな形での成人式の開催を行いたいと考えております。あわせまして、成年年齢引下げ後の成人式の開催方法についての検討結果報告書をつけてございますので、こちらは後ほど御覧いただければと思います。
説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆ひえしま進 委員 新成人のつどいが中止になったわけですけれども、会場が日大百周年記念館だったわけで、まず会場のキャンセル料とかが発生しているのかということと、あと成人になられる方は衣装を何か予約されていて、キャンセル料の補償のお問合せがあったということですけれども、具体的にどういう対応をされるのか教えてください。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 会場の使用料については、前の準備とライブ配信で当日会場を使うということがございましたので、会場使用についてはキャンセル料は発生してございません。ただ、警備ですとか設営については若干内容が落ちていますので、そこについては契約変更しまして、減額修正しまして、予算的には全体で予定していた予算の約五百万円程度が残るような計算となってございます。
晴れ着等のキャンセル料についてですけれども、これについては区が介在している契約でないということ、また、ほかの自治体でもキャンセル料の補償には応じられないということで、かなり早くから報道もされていたというのがありますので、問合せのお話はございましたが、内容も、してくれないんだよねということで、それで一方的に中止はひどいんじゃないぐらいの話で、区に補償してくれというところまでの御意見はいただいておりませんので、区としても、区の介在する契約ではないので、区としての補償は難しいという御説明を申し上げているという状況です。
◆いそだ久美子 委員 この新成人のつどいを中止にしても、その後の私的な集まりとか、それに関しては世田谷区は特に言及しなかったと思うんですが、他の自治体では新成人のつどいそのものをやったところもあるし、中止にして、その後の私的な会合も自粛してくださいと出したところもありました。世田谷区の場合はぎりぎりだったので、私が見たところ、もう着つけなどもキャンセルしないで、そのまま自分たちの会合は行っていたという話も聞いているんですが、成人式とその日に関連したと思われるクラスターって出ていたんでしょうか。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 私のほうで聞いている限りでは、成人式の日に関して成人の方が集まったクラスターというのは、今のところ保健所からも聞いておりませんので、ちょっとそこについては、十分こちらからそういうことありませんかと聞いたわけではないですが、こちらに情報は入ってございません。
◆いそだ久美子 委員 今回いろんなタイプで自治体が対応されたと思うので、いい機会ですので、一回、調査的なものになりますけれども、どういう対応をしたら、クラスターが出たところもあったわけで、どうしたら最適な解だったかというのは、次の機会までに調査していただければと思います。要望です。
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中村公太朗 委員長 では次、(8)世田谷区民健康村第五期事業計画(案)について、理事者の説明を願います。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 それでは、世田谷区民健康村第五期事業計画(案)について御説明させていただきます。
第五期事業計画につきましては、令和二年八月に計画の素案を策定いたしまして、九月に委員会にも御報告させていただいてございます。このたび区、川場村、世田谷川場ふるさと公社の三者で構成します区民健康村事業推進会議幹事会により詳細を検討いたしまして、その検討を踏まえた計画案を取りまとめましたので御報告いたします。
まず、A3の第五期事業計画の概要版でございます。こちらについては、計画の基本理念、1区と村が互いに共存・共生できる仕組みをつくる、2これまで培ってきた交流から新しい文化価値を創る、3次代を担う子どもの健全な成長と若者の参画につながる交流を推進するという三つの基本理念を基に、三番目に掲げてあります取組み方針、六つございます。交流事業の充実、新たな交流の展開、2協働による自然環境の保護と循環型社会の構築、3区とのつながりを基盤とした村の産業振興、4区民と村民による村の歴史・文化の継承、発展、5子どもの健全な成長と若者の参画につながる取組の推進、6区民健康村と村に関する魅力ある情報の発信という六つの取組み方針を掲げまして、それに向かって進む方向性をお示ししました。
ここまでは大きく素案の内容と変わってございません。
概要版裏面を見ていただきますと、一番右のところに、区民健康村第五期事業計画前期実施計画としてございます。こちらが、添付している冊子の二六ページ以降に、それぞれの基本方針を施策の目標といたしまして、それに対して具体的に五年間で取り組む事業を記してございます。この辺について、素案から付け加えた部分となってございます。
おめくりいただいて、二七ページ、交流事業の充実、新たな交流事業の展開としては、重点一、重点二にあるように、村の空き家等を活用した滞在型施設の整備ですとか、村の生活体験ができる交流事業を実施するような形で、村の関係人口づくりを推進していったりとか、三〇ページNo.3区とのつながりを基盤とした村の産業振興とございますように、区新庁舎等における川場産木材・木製品の活用というのを重点五で掲げていますが、こういった具体的な取組を掲げまして、五年間の計画を進めてまいりたいと考えております。
また、このスタートする四月からは、川場村との四十周年を迎えることになります。シンポジウムの開催ですとかその辺についても今後検討していきます。また、川場産材を利用して、プレーパークでリーダーハウスを改築するという計画も出てございますので、その辺、四十周年の記念事業については、四月に改めて委員会で報告させていただきたいと考えてございます。
説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村公太朗 委員長 では、ここで理事者の入替えをいたしますので、しばらくお待ちください。
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中村公太朗 委員長 では次に、(9)くみん窓口・出張所の混雑期における密回避について、理事者の説明を願います。
◎泉 住民記録・戸籍課長 それでは、くみん窓口・出張所の混雑期における密回避について御説明をさせていただきます。
初めに、1主旨です。例年の混雑期を迎えますくみん窓口・出張所において、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止、混雑緩和を図るため、時間や場所の分散につながる取組を集中的に実施し、特に申請件数が多い証明書発行、異動届への対応を図るものでございます。
2取り組み内容になります。(1)は、お近くのまちづくりセンターでの取次ぎ発行について、ホームページに加え、広報板や区施設等での周知を強化するものでございます。(2)は、窓口に来庁せずに行える証明書の交付や転出届の郵送手続について、ホームページに加え、広報板等で周知を行います。(3)マイナンバーカードを利用して、全国のコンビニエンスストア等で住民票の写し等を取得できますコンビニ交付について、ホームページのほか、リーフレットの活用、広報板や区施設への周知等により、引き続き利用を促進するものでございます。(4)ホームページ等の活用になります。こちらは証明書取次ぎ発行や窓口に来庁せず利用が可能な郵送手続、コンビニ交付が利用できますことをホームページの冒頭部分で説明するなど現在の構成を見直し、メリットや利用促進につながる表現の工夫を行うなど、分かりやすいものとするものでございます。
資料裏面になります。(5)職員兼務期間の延長、くみん窓口・出張所から異動いたします経験が豊富で業務を熟知しております職員の兼務期間を延長することにより、事務処理の迅速化、時間短縮を図るものでございます。(6)窓口分散の取り組み、取扱い件数が多く、比較的短時間で対応できます証明書の発行について、転入などの届出と分けまして交付をする証明書の発行ラインを、窓口の実情に合わせて実施することにより、効率的かつ時間短縮を図るものでございます。(7)総合支所におけるマイナンバーカード特設窓口の開設は、五総合支所においてマイナンバーカードの特設窓口を開設し、マイナンバーカードの交付推進体制を強化するものとなります。(8)密緩和の取り組み、待合スペースの確保や来庁者の誘導等の工夫を各窓口で図るとともに、ホームページや支所ツイッター等を用いた混雑情報の発信、お呼び出しメールの活用を進めるものでございます。
(9)その他といたしまして、現在くみん窓口や出張所等で受付をしております様々な手続に関して、各担当所管ホームページにおいて、郵送手続等、くみん窓口・出張所以外でもできる手続の案内、周知を実施していくものになります。
3今後の予定は記載のとおりでございます。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆た
かじょう訓子 委員 このように周知を図っていくということは非常に重要だというふうに思います。それでちょっと要望なんですけれども、郵送による手続に関して、多分区民の方々は、どのぐらいかかるのかというのがやっぱり気になるところだと思うので、その辺を例えば目安で、混み具合によって違うとは思いますけれども、一週間以内とか何かそういった目安のようなこともお知らせできれば、そのぐらい前に申請すれば大丈夫なのねというようなことも分かるなというふうに思うんです。安心できると思うんですね。
なので、ちょっとその辺、私はそう考えるんですけれども、どうですか、できますか。
◎泉 住民記録・戸籍課長 ただいま郵送の手続の関係の目安ということですが、現在ホームページでは七日から十日程度ということを載せております。今こちらに資料として添付しておりますポスター案に関しましては現在のイメージ案になりますので、この内容を絞って、見た人の目に留まるような工夫を行いながらポスターのほうを確定していきたいと思いますので、その中でまた参考にさせていただきたいと思います。
◆小泉たま子 委員 コロナ禍の中、スムーズな
委員会運営ということは十分承知しておりますが、この課題につきましては、何年も前から私としては非常に重要な課題だと思っておりまして、今日このように出てまいりました。なるべく早く、今確認しておかないと、もう非常に混雑な窓口に入ってまいりますので、なるべく今日は時間をかけないでまとめて質問をさせていただきます。八つぐらいありますので、書いてまいりましたので、時間をかけないために読み上げますので、まとめてお願いいたします。
答弁も、今のここにおっしゃったことには触れないで、新しいことがありましたら答弁してください。二重にならないように、時間を短縮したいと思います。
一つ目です。昨年の第三回定例会、九月において、昨年春の窓口業務の混雑とその対応、全庁挙げた応援体制の不備について質問いたしました。区長の答弁で、コロナ緊急対応について、当初十分に予想できていなかった、区民の要望に十分お応えできなかった面があったことは、責任者として深く反省するとともに、今後の改善をお約束しておわびすると言われました。また副区長は、三密を避けるための対策を講じたが、くみん窓口や出張所において、繁忙期に来庁される区民の皆様をお待たせするなど御迷惑をおかけしましたと答弁されました。
その上で、これからいわゆる繁忙期を迎えるわけですが、今回の対応は、今申し上げた区長、副区長の答弁を踏まえたものと考えていいかどうかということをまずお答えください。
二つ目、当面の対策として証明書関係をまちづくりセンターで取次ぐということと思われますが、証明書の取扱いは、マイナンバー記載の住民票も取り扱うかどうか、取り扱うということでよろしいか伺います。
三つ目、この対応を取った場合に、区民から見てどのぐらいの成果が見込まれるのかということです。区長が、緊急のことであり、当初十分に予想できなかったと答弁されましたが、今回はあれから一年たち、予想もでき、それに対する十分な時間もあったわけです。この対応によって、どのぐらいの区民の待ち時間が短縮されるのか伺います。このような対応を取る以上、目標数値を示して区民に知らせるのは当然のことだと思います。
四つ目、区民への周知ですが、今回は特に証明書の発行が主なものとなるでしょうが、昨年はその周知が「区のおしらせ」にたった一行のみで、区民の方にほとんど知られずに終わりました。今回は、コロナ感染で命にも関わることでもあります。徹底的な区民周知が必要のはずです。税務署は確定申告の受付について、今回は例年と異なる体制を取ることとし、新聞折り込みや各種メディアの広報、ポスターなど、あらゆる媒体を活用して周知に努めていますが、区に全くその姿勢が見られません。どのように周知徹底を図るか、お伺いをいたします。
五番目、この対応は、区民と現場の職員双方をコロナ禍の感染から守るための対応であると思います。昨年は、特にくみん窓口・出張所の職員は、感染のリスクを背負いながら本当に涙ぐましい努力をされてきました。その実態を現実に私は見ています。そこで、まちづくりセンターに出向いて応援に行ったらどうかと聞きましたところ、昨年です。在宅勤務の体制を取っているために職員を応援に出すことはできないと、こう言われました。この問題点は議会でも質問しましたが、今回は在宅勤務が前提ではないことから、繁忙期が来る前に、まちづくりセンターの職員がくみん窓口、または出張所に応援に入り、自分も仕事を習得し、繁忙期には自分の勤務先、まちセンで区民対応を行うことがよいのではないかと提案していますが、そのことはどうなっているでしょうか。
私は、無理にまちづくりセンターの職員に仕事を押しつけるのではなくて、きちんとした準備、検証をした後に繁忙期に対応を行うべきと考えますが、どうでしょうか。
六番目、今まちづくりセンターはほとんど区民にその存在すら知られていません。今回の繁忙期、コロナ対策で、多くの区民がほとんど初めてまちづくりセンターを訪れるわけですが、その際、地元の情報などを訪れる区民に積極的に提供するというような取組を行うべきと思いますが、考えておられるかどうか伺います。
それから、この間、現場の職員には何を言っておられるのか、このことに関して何をどう考えておられるのか、把握しておられるかどうかを伺います。
最後に、今までの待ち時間の総合計を後でいいので教えてください。
以上でございます。どうぞよろしくお願いします。
◎岡田 副区長 それでは、私から一点目の御質問にお答えいたします。三定での全庁を挙げての対応という区長、また私からの御答弁を踏まえた対応ということで考えております。昨年は特例給付金の関係もありまして、マイナンバーの交付手続に殺到するというような事態もございましたが、今年度に入りましてからは、いわゆる自動交付機の廃止に伴って、例えば印鑑証明書や住民票等の発行にくみん窓口を訪れる方が非常に増えているということを踏まえまして、まちづくりセンターでの取次ぎ発行等を徹底して周知していくというような対応を考えてございます。
また、マイナンバーについては、今後、国のほうでも発行促進に向けて強い取組がされてまいりますので、特設の窓口を各総合支所に設置するというようなことも併せて考えているところでございます。
いずれにしましても、自動交付機の廃止に伴う影響が非常に大きく出ているということは把握しておりまして、昨年の特例給付金のようなインパクトもどこでどう出てくるか分かりませんので、しっかりとした対応をしていきたいというふうに考えております。
◎泉 住民記録・戸籍課長 それでは私から、まちづくりセンターにおきますマイナンバー入りの住民票の関係、それから周知の関係等々についてお答えをさせていただきます。
まず、マイナンバー入りの住民票の関係になりますけれども、現在、住民窓口では業務に精通しました職員が提出先や請求理由を申請の中で確認し、利用者に改めて確認を行い、交付をしているのが現状でございます。提出先や請求理由で不必要な可能性がある場合、その旨を申し伝えて、場合によって御本人に確認をしていただいております。マイナンバーが記載されていることにより、個人番号を取り扱うことのない手続では、提出先から書類としての受け取りを拒否されるケースも少なからずあり、窓口では慎重な対応を図ってきたところであります。一方、マイナンバー入り住民票の需要はありますことから、まちづくりセンターにおいても、早期の交付について関係所管を含めて検討していく必要があると考えております。
それから、周知の関係ですけれども、従来、ホームページの関係で行っておりました。今回はポスター、あるいはチラシを作りまして、広報板、それから区施設、世田谷線の駅等に掲示をしていく予定です。また、三月一日の広報の関係、それからツイッター等でも発信をするなど、ホームページだけではなく紙媒体を使った掲示、周知のほうも力を入れていきます。
また、時間の目安ということですけれども、まちづくりセンターのほうで現在百六十件ぐらい日々ありますので、証明書の記載時間を仮に十分としますと、各窓口で、一窓口当たりになりますけれども、おおよそ八十分程度の時間短縮、まちづくりセンターのほうでは約倍の証明書が発行された場合ですと、一窓口で八十分程度の短縮になるような想定を今しているところであります。
◎舟波
地域行政課長 まちづくりセンターの応援のことについても御質問いただいたわけですけれども、まちづくりセンターにおきます住民票等の取次ぎ発行につきましては、もう一年間実績として実施させていただいております。
そういう意味では、現在の業務内容につきましてのまちづくりセンター自体の研修という面では、まず一つは、先ほど泉が申し上げたマイナンバー入りの住民票、こういうものを新たに取り扱うということになれば、当然そこの部分についてはしっかりと、
マイナンバー制度やマイナンバー入りの住民票についての研修を事前にしっかりやる必要があると思います。
もう一点は、そういうものを取り扱うこと、それからPRを強化することによりまして、まちづくりセンターにお越しいただく住民の方も増えるかと思いますので、そちらでのいろんな対応、混雑をしないような形でしっかりと対応させていただくということも当然必要になると思います。
それから、他部署からの応援につきましては、このような対応を行うことによりまして、まちづくりセンターでどのような人的な応援体制が必要か、それによってまた検討してまいりたいと考えております。
◎岡田 副区長 それから御質問にありましたまちセンの存在意義ということについてでございますけれども、現在地域行政推進のための条例の検討を進めておりますけれども、まちづくりセンターを改革していくということは、その中の一つの大きなテーマだと思っておりますので、区民の方にとって頼られるまちづくりセンターになるように、基本的にはコミュニティーづくり、コミュニティー振興ということを基本にしながら、身近な行政拠点としての役割をどれだけ区民の皆さんにとって頼られるものにできるかということについては、しっかりと検討を進めてまいりたいと考えております。
それから、現場職員の声を聞いているかという御質問もございました。現場の職員たちの特に区民係、そして出張所における、先ほど申し上げたような自動交付機の廃止に伴うインパクト等で、かなり大きな事務量の増加があると。それに対して改善策が必要であるというような声は私どものほうにも上がってきております。そういったことも含めまして、今後の体制づくりを進めて、そういったことも踏まえながら進めていきたいというふうに考えております。
◎梅原
世田谷総合支所区民課長 私からは、待ち時間の総合計についてお答えをいたします。
令和二年三月二十四日時点で、各総合支所くみん窓口におきましては、届出関係で約一時間半から二時間程度、証明書発行では三十分程度の待ち時間となりました。また、五つの出張所におきましては、届出関係で五十分から二時間程度、また証明書では三十分程度の待ち時間が発生しました。
◆小泉たま子 委員 一つだけまだ答弁いただいていない。まちづくりセンターにこのたび訪れる方、新しい方がたくさんいらっしゃると思いますが、そのときに地元の情報を提供できるかどうか、そういう気持ちがあるかどうかということです。
◎舟波
地域行政課長 まちづくりセンターを知っていただくということにつきましては、今回地域行政の検討の中でも一つの大きなテーマとして考えてございます。今回こういう意味で、住民票等でまちづくりセンターを訪れていただく方が増えるこの機会を通じまして、これはまちづくりセンターのほうとも調整する必要ございますけれども、地元のいろんな例えばイベントですとか、いろんな相談窓口ですとか、そういうことをしっかりと、その機会を捉えて周知していく、そのようなことを検討してまいりたいと思います。
◆小泉たま子 委員 たくさん手短に答えていただきまして、ありがとうございました。もう時間がありません、もう突入していますので、今日申し上げましたテーマ、やれることはしっかりやっていく。あとはやっぱり周知だと思いますので、今の状況では足りないと思います。ですので、もう一回、再度確認しながら総力を挙げてやっていただきたいと思います。
○
中村公太朗 委員長 では、ここで理事者の入替えをいたしますので、しばらくお待ちください。
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○
中村公太朗 委員長 それでは次に、(10)高齢者の
地域参加促進施策の令和三年度の取組みについて、理事者の説明を願います。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 それでは、高齢者の
地域参加促進施策の令和三年度の取組みについて御報告申し上げます。
1主旨でございます。高齢者人口やひとり暮らし高齢者の増加に伴いまして、社会的孤立の防止や健康寿命の延伸に向けた健康づくりなどが喫緊の課題となっております。区では、令和二年度より身近な地域での居場所づくり、健康づくり、地域参加・地域貢献、知と学び、就労・就業支援の五つのプロジェクトで構成する高齢者の
地域参加促進施策に全庁を挙げて取り組んでおります。コロナ禍によるひきこもり防止やフレイル予防の点も踏まえ、令和三年度の取組を以下のとおり取りまとめましたので御報告いたします。
2取組みの視点、こちらは五つございます。①長寿社会を背景に、多様な高齢者の暮らしに着目した施策展開とする。②身近な場所でのサービス提供や活動支援とする。③コロナ禍におけるひきこもり防止やフレイル予防に取り組む。④一過性の取組ではなく、継続性のある施策とする。⑤社会状況の変化や高齢者ニーズに柔軟に対応する。これらの五つの視点で検討を進めてまいります。
それでは、別紙1、A3の資料を御覧ください。中ほどでございます。(1)「居場所づくり」プロジェクトです。多様な高齢者の暮らしや活動に着目するとともに、加齢による身体機能の低下などを踏まえまして、一人で気軽に訪れ、くつろぎ話のできる憩いの場を、諸々の資源を活用し、提供してまいります。地域包括ケアの地区展開を踏まえた取組とします。
具体的な取組です。①高齢者の新たな居場所づくり(モデル取組み)です。千歳温水プール健康運動室及びひだまり友遊会館において、社会福祉協議会が参加体験型の各種プログラムを提供し、総体として、高齢者の居場所のモデルとなるよう取り組みます。実施状況を評価しながら地域の展開を検討してまいります。①―1千歳温水ポールでの参加型プログラムの提供です。千歳温水プール健康運動室におきまして、
体操やヨガなどを拡充し、世田谷区スポーツ振興財団が提供してまいります。このほか、世田谷区地域福祉協議会のモデル実施も並行して行います。
①―2ひだまり友遊会館での多様な体験型学びプログラムの試行でございます。社会福祉協議会が生涯現役ネットワーク等と連携し、高齢者の経験や能力を生かしたプログラムなどを提供し、仲間づくりや高齢者の居場所づくりを試行してまいります。
次に、②気軽に立ち寄れる居場所の開発です。高齢者の孤立防止や仲間づくりの機会となるよう、各種地域資源の連携と活用により、多様な高齢者が気軽に訪れ、くつろぎ、話ができる場づくりを進めてまいります。地域資源として、地区会館の大広間や、がやがや館などの高齢者施設ほか、地域包括ケアの取組やサロン・ミニデイ、地域共生のいえなどを活用し、検討を進めてまいります。課題としまして、毎日気軽に足を運べる場づくりが課題であると認識しております。
今後の展開、対応としまして、高齢者の居場所づくりについては、地域包括ケアを推進する中で、既に取組が進められている地域があることから、こうした取組を生かしながら常時活用できる場の確保、体制づくりなどの課題対応を関係部で検討を進めてまいります。
③居場所についての情報誌発行とアプリ等による情報提供です。居場所や健康づくりの情報を情報誌や、また高齢・介護応援アプリを入口にしたAIシステム等での情報提供などができるように、仕組みづくりを進めてまいります。
(2)「健康づくり」プロジェクトです。裏面を御覧ください。①地域における高齢者向け健康づくりの取組み支援でございます。地域の高齢者を対象に、ラジオ
体操や健康
体操を公園等で実施する団体を支援してまいります。現在、九地区十三か所の活動を拡充し、各地区一か所以上の実施を目指してまいります。②高齢者の団体活動時の健康づくりの定着支援です。高齢者クラブのほか、高齢者が集まる場に保健センター指導員等が訪問し、軽
体操等の指導を行うほか、習慣化を働きかける事業を展開してまいります。
(3)「地域参加・地域貢献」プロジェクトです。取組の①です。おたがいさまbankとAIシステムを活用したシニアマッチング事業の実施でございます。ボランティア活動を希望する方と募集する方の情報をAIシステムを活用してマッチングし、ボランティア活動を活性化してまいります。このほか、②生涯現役ネットワークの地域貢献活動への支援などを行ってまいります。
(4)「知と学び」のプロジェクトです。先ほど御説明をいたしましたひだまり友遊会館での多様な体験型学びプログラムの試行として、居場所づくりと一体で検討を進めてまいります。
(5)「就労・就業支援」プロジェクトです。高齢者の要望に応じて、一人でも多くの方が働けるよう三点の取組を進めます。取組の①三軒茶屋就労支援センターでの総合的な就労支援、②世田谷区シルバー人材センターでの就労、③AIを活用したシニアマッチング事業の実証実験と本格実施です。高齢者が多様な形で就労就業し、地域で活躍できる環境を創出してまいります。
それでは、かがみ文の裏面へお戻りください。6その他でございます。本プロジェクトにおきましては、現在策定を進めている第八期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に応じて進行管理を行ってまいります。なお、老人休養ホームふじみ荘の利用者につきましては、現在バス見学会や個別相談会などを三月に向けて続けて実施をしております。参考として、下記に記載してございますので、後ほど御覧ください。
御説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆た
かじょう訓子 委員 ありがとうございます。この高齢者の新たな居場所づくりのところなんですけれども、内容のところで、千歳温水プールのところですけれども、居場所のモデルとなるよう取り組むとして、実施状況を評価しながら地域展開を検討するというふうにあります。これについては、各支所ごとに地域ごとのものを検討するということでよいんでしょうか。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 まず初めに、千歳温水プールからモデル取組として進めてまいります。続きまして、今、御説明をしたひだまり友遊会館、これは世田谷地域にありますけれども、来年度ちょっと大規模改修を予定しておりますが、工事が終わったところから試行して、四年度から本格実施できるということで、二か所目の地域として展開をしてまいります。そこまででモデルの取組の在り方などを検討しながら、その他の地域に展開していくことを目指して検討を進めてまいります。
◆た
かじょう訓子 委員 この間、多くの方が御意見を、ふじみ荘に絡んでいろんな御意見があって、いつでも来られる、ふらっと来られる、コミュニケーションが取れる場所が必要だという思いに答えていただきたいというふうにずっと申し上げてきましたので、そういった意味では展望が今あるのかなというような印象を持っています。
この場合、本当にこれまでも区は利用者の方々の声も聞いてきましたし、今も聞いている状況だというふうに思います。地区展開をされるときには、そういった場所づくりを、ぜひ地域の当事者、高齢者の方とともにつくっていただきたい、それこそ本当に参加と協働だというふうに思っています。こういったところをぜひ肝に据えてというか、ここをぜひ大切にしていただきたいというふうに思っています。それをお願いしたいと思います。
もう一つですけれども、今、千歳温水プールですとか大蔵第二運動場なども、利用者の方々を御案内していると言っていました。また、懇談会でもいろんな御意見が出ていたというふうに思うんですね。今回いろんな案が出てきましたけれども、本当に高齢者の方々が安心して居場所を使えるような環境づくりが本当に必要だと思います。私はちょっと参加はできなかったんですが区議団が参加して、いろんな発言をされているというふうに思うんですけれども、細かいことですけれども、例えば今までふじみ荘は駐車場の利用が無料でしたけれども千歳では有料ですよということであるとか、看護師がふじみ荘にはいらっしゃったと、健康上のこともいろいろと目配りをしていただいていたということもあったというふうに思うんですね。そういった御意見なんかも出ていましたけれども、そういったことに対しては今後どういうふうにしていくのかということなどをちょっと伺えるといいです。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 おっしゃったとおりで、懇談会のほうでそういった御意見をいただいております。駐車場に関しましては、なかなか実現が難しい点もあるのかなと思っておりますけれども、スポーツ推進課、またスポーツ振興財団のほうと情報共有しております。課題としては認識しております。
それから看護師のことですけれども、例えば千歳温水プール、大蔵第二運動場につきましては、運動施設でございますので運動指導員がおりますけれども、こういった健康についてのアドバイスができる資格なども持っている方がたくさん常駐しております。千歳温水プールでは定期的に健康相談といったものを行った実績等もあるということでして、そういったところを活用しまして、気軽に御相談いただけるような環境を、お声がございましたので検討していきたいと考えております。
◆た
かじょう訓子 委員 看護師については、看護師と健康指導員の方というのはやはり全く違うものですので、要望はぜひ検討していただきたいと思います。
さらに、今までも区も認識してきた例えばお風呂の深さなど、そういったことについて検討も進めておられるというふうに思うんですけれども、こういった工事に関わったりすることについてはどうなっているんでしょうか。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 お風呂に関する要望につきましては、例えば水深ですね。お湯の深さですとか、それから手すりを増設したほうがよいですとか、浴槽の中に階段があるとよいのではないかといったような御意見を頂戴しております。
これらにつきましては、理学療法士と一緒に私どものほうで現地の確認にも伺っております。高齢者の方、体格の差などもありますし、運動性の特性などもあるということから、専門家の意見を聞きながら、深さを変えるですとか、手すり、今も手すりがあるところもあるんですけれども、増設する場合どこにつけたらより効果的なのかということですとか、お風呂の中にも、今、実は段差が既にあるんですけれども、そこと併せまして、身長差などとの関連もございますので、専門家の意見を取り入れながら検討をしております。
多くの方が使いやすいように、高齢者の方が不安なく使えるようにということで、前向きに検討は進めております。
◆た
かじょう訓子 委員 分かりました。そういった御要望がしっかりと網羅できるようにぜひ御検討いただきたいし、早めにまたお知らせいただけるといいなというふうに思います。
この間、これは要望にとどめますけれども、残念なことに、ふじみ荘がなくなったことで、浴場施設が地域には本当に重要だったというふうに思うんですけれども、そこがなくなってしまうということになりました。これについては、今まで提案されている中では補完されていないというふうに思うんです。これについてぜひ検討いただきたい。例えばバスを、その地域からは何らかの形で、例えば二子玉川から真っすぐ千歳に行くんではなくて、用賀のほうを通って行っていただくとか工夫が必要ではないかと思います。それ以外にも、この問題についてはぜひ御検討をいただきたいというふうに要望いたします。
◆いそだ久美子 委員 一番最後のAIを活用したシニアマッチング事業(GBER)について少々お聞きいたします。
世田谷区シルバー人材センターでここに登録されているシルバーの方は、ざっと昨年ベースで三千人、女性千人という感じで私は存じているんですが、東京大学先端科学技術センターと協働でやるマッチングシステムというのは、マッチングシステムも大事なんですけれども、それに対応するような求人、ざっと三千人以上ないと一人一つ回ってこないんですけれども、この求人開拓も業務に入っているんですけれども、これも丸ごと東京大学なり、契約先のほうがいつも求人情報も入れてくれるというところなんでしょうか。それとも、求人情報を探してくるのも、ある程度世田谷区もやんなきゃいけないものなんでしょうか。
◎香山 工業・ものづくり・
雇用促進課長 委員に今お話しいただいたんですが、この事業の説明をもう一度させていただきます。取組が三つありまして、一つ目は三軒茶屋就労支援センター、二つ目がシルバー人材センター、三つ目がシニアマッチングなので、シルバー人材センター、イコール、シニアマッチングではございません。新たな事業として、シニアマッチング事業をやろうとしているところでございます。
御質問の開拓については、下にも書かせていただいておりますが、ポラリスが求人開拓を行います。東大の先端研では、開拓ではなくシステムの開発、管理などを行う事業でございます。
◆いそだ久美子 委員 求人開拓については、じゃ、何件取ってきてくださいというような契約上の縛りといいますか、そういうお約束は特に設けないんでしょうか、設けるんでしょうか。
◎香山 工業・ものづくり・
雇用促進課長 今年度、来年度につきましては実証実験なので、どういう仕事が高齢者に合うかというところを取るので、目標設定はしておりますが、何件取ってこなければとかでマッチングするところではございません。
◆いそだ久美子 委員 案件そのものがなくては、応募する側も選べないし、マッチング機能も使えないということになりますので、ぜひ求人のほうの充実もよろしくお願いいたします。
◆福田たえ美 委員 先ほどふじみ荘の件で御答弁をいただいた中で少しお聞きしたいんですけれども、ふじみ荘が四月から利用ができなくなるということで、代替地としてこの千歳温水プール、特にやはりお風呂はすごく重要な視点として、御利用者様からもいろいろお話を伺っております。
それで、今の御答弁ですと、検討をしておりますということでありましたが、四月から安心して使える環境になってスタートできるのかというところのタイム
スケジュールが大変重要だと思っておりますので、検討していて、四月からお風呂の手すり等も含めて実施できるのかというところを確認させていただきたいと思います。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 工事を伴うものもございますので、必ず四月から実施、新しい状態でお使いいただけますというお約束までは、今ここでは申し上げられないんですけれども、工事が伴わないものについては早期に対応していく形になると思います。なるべく早く対応ができるように、スポーツ推進課のほうとも調整を進めてまいりたいと思います。
◆福田たえ美 委員 確かに工事が必要なものもあると思うんですが、工事に至るまでの間にも、例えばすぐに設置できるような滑り止めだとか、そういった工夫をしていただかないと、多分ふじみ荘から移動していくというところに一歩二の足を踏んでしまうと思いますので、そのような対応等も一緒に考えていただくことはできるんでしょうか。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 努力してまいります。ありがとうございます。
◆畠山晋一 委員 この様々な施策の中に高齢者クラブの位置づけがあって、現状況で高齢者クラブはほとんど機能していないという状況にある中で、でもこの高齢者クラブを一つの受け皿として施策を行うということを提案していただいているんですけれども、高齢者クラブが動いていないのに高齢者クラブにやってもらうということ自体がどうなんだろうかなと感じる部分があるんですけれども、このコロナ禍の状況の中でも高齢者クラブが運営できるための、A3の裏面の取組の中に入っているわけですけれども、これができるということでやるのか、コロナ禍でもこういう新たな取組があるから高齢者が出てくるようになるんですよということの何か裏づけみたいなのがあったりするんですか。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 確かに高齢者クラブにつきましては、コロナの影響で、なかなか大勢で従前どおり頻度高く集まるということは少し難しい状況が続いております。まず、健康づくりプロジェクト、裏面になりますけれども、②の高齢者の団体活動時の健康づくりといったようなものにつきましては、高齢者クラブ全体ではなくて、中にいろいろサークルという小さな規模の集まりがございまして、そういった集まりについては今細々と続けていただいております。そういったところで密を回避するような状態をつくりながら健康づくりといったことを御一緒に進めていくということです。
それから全体的に高齢者クラブの方たちが、クラブの中だけではなくて、地域の方と御一緒に活動するというようなことで、①のラジオ
体操、健康
体操につきましては屋外での実施ということで、現在のコロナ禍という影響がございますけれども、少しでも体を動かしたり、人と会って会話をしたりということもいろいろな影響によって必要なことと考えていますので、実際にも今屋外での活動はされている中で、さらにそこを推進していくといったことです。
これ以外に高齢者の方について活動する中でも、例えばリモートみたいなものを、今非常にハードルが高い思いをされている方が多いんですけれども、例えばLINEでのテレビ通話ですとか、ズームとかそういったものをちょっと使ってみるという体験をしていただくという活動をこれから進めてまいりたいと思っております。また、御要望も多いということや、他の自治体での実践の様子なども聞いておりまして、これから新しい形で交流していくといったことも、区のほうで協力しながら進めていきたいと思っております。
◆畠山晋一 委員 そうすると、今、課長が言ったLINEなどのリモートの活用というところが、具体にここには入っていないわけですよね。それもどこかに組み込まれている、どこか透かせば見えるようになってくるんですか。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 ここには書いてございませんけれども、裏面の真ん中の地域参加・地域貢献プロジェクトの中に、先ほど中の御説明は省略してしまったんですが、②の生涯現役ネットワークの地域貢献活動への支援という項目がございまして、この主旨の最後に、IT活用講座などと書かせていただいております。具体的に高齢者クラブの方たちに対しても、今年度から既にスマホ講座ですとか、リモートのやり方を一緒に体験するというような講座を行っておりまして、非常に好評でございます。うちにも来てほしいというお声をたくさんいただいておりまして、そういったところを、初めての体験を含めまして経験していただくということを進めていきたいと思っております。
◆畠山晋一 委員 その体験、LINEの活動に対しては賛同する部分もあるので、組み込んでいただきたいということと、世田谷区内の高齢者クラブという活動が、ある意味六十五歳以上の高齢者にとっては、自分自身の生活スタイルをよくしていく、自然免疫をしっかり生むための健康づくりのためには生かされているという大事な受け皿になっているわけですから、この高齢者クラブをしっかり一つの基点として生かしていくというところを明示していただけるように要望して、終わります。
◆小泉たま子 委員 そもそもというか、この題名の高齢者の地域参加の促進というところに非常に違和感を感じるわけです。基本的な立場を、区はどうしてこういうことになるかなと。ただただのんびりしたいだけ。いつも言いますけれども、戻りますけれどもね、そういうお年寄りに活動の参加をこうやって促していくという、押しつけるようなもの、いつまでたってもこの議論から離れないんですよね。分かってもらっていないと思います。
そもそもこれは、ふじみ荘問題が発端であって、ふじみ荘が区民生活の中でどのような役割を果たしていたのかということを、やはりふじみ荘をやめるかやめないかというときに真剣に考えなかった、これが大きな問題だと思います。今ここにこう至っている。
以前の区は、ふじみ荘の役割を認めていました。だから、第二ふじみ荘として区の東側にがやがや館をつくりました。その際にお風呂機能をどうするかという議論がありましたけれども、がやがや館のすぐ近くに民間の銭湯があったので、銭湯はやめましょうということになってその機能は整備しませんでしたという議論を覚えています。そのがやがや館が本来果たすべきなんです。第二ふじみ荘だったんですから。だけれども、今は市民大学、生涯現役大学の専用施設のようになっています。
今回の考え方は、高齢者の地域参加の施設として、この中にがやがや館という位置づけがきちっとないんですよね。さっきちょっと言葉が出てきましたけれども、きちっとない。ひだまり友遊会館と同じようになくてはいけないと思いますよ。
ということで、やはりこれは六十五歳ぐらいから七十歳ぐらいまでの方々の生き方、そのサポートですよ。どこから読んでみても。しかし、ただのんびりしたい、今日もあの人に会いたい、ただゆっくり三時間か四時間、会って御飯を食べてお茶が飲みたい。そういうことに対して、どうしていつまでも手すりがつかなかったり、ちょっとした要望ですよ。何で検討検討でいつまでもそうなんでしょうか。ちっとも安心させてくれないですよね。
今、福田委員の質問に対しても、努力しますです。なぜでしょうか。その間、三月か四月に移行できないということ、ちっとも区民に対して、お仕事に、その責任を感じませんかね。
教育長は一人も置き去りにしないと明言していますが、私は、高齢者の方々をも一人も置き去りにしないで、あの世に送っていただきたいと思います。せめて区はそうしていただきたいと思います。あまりにもひどい。高齢者クラブに対しても、細々と続けているようですなんて、頑張っているのに。いや、皆さんから見たら細々かもしれないけれども、コロナ禍でいろんなことをやっている、一生懸命なんですよ。
だから、やっぱりもっと高齢者のことを分かっていただかないと困りますね。せめて千歳温水プールでの手すり、それは三月までにやること。誰かは簡単だと言っていましたよ。手すりをつけて、床のことも。何で体格の違う人もいますなんて、もともと分かっていることじゃないですか、体格が違うなんて、体が違うとかね。いや、それは私はひどすぎると思います。悲しくなります。せめて四月からは千歳温水プールに、満足はしていませんけれども、そこに移行できるようにするべきだと思います。
あそこも椅子が少ししかないんです。もう行くとね、ここの椅子は座る人が決まっていますから座らないでくださいと言われるんですよ。そういうことを御存じですか。ですからもっともっと、これだけの説明会に来た、この何人かで御意見を聞きましたということになると思いますか。ですから、もっと真剣にこのことは考えていただきたい。一人も置き去りにしないでください。答えられることに答えてください。
◎松本
生活文化政策部長 今、御指摘を数々いただきました。この間ふじみ荘での利用者の皆様との懇談会もさせていただいている中では、千歳温水プール、それから大蔵第二運動場などを御覧いただきながら、御意見を多々頂戴しておりまして、先ほど御指摘のあった駐車場の利用、それから看護師の配置、そのほか手すり、例えば売店を置いてほしいとか、食事のメニューを改善してほしいとか、あるいは畳での利用が難しいので椅子を置いてほしいとか、かなり多岐にわたった御意見、御要望を頂戴しております。そういった内容につきましては、施設の担当所管でありますスポーツ推進部、あるいは運営に当たっておりますスポーツ振興財団と共有をさせていただきまして、可能な限り四月に間に合わせる努力を今させていただいております。
その際に、やはり四月に向けて、いかにふじみ荘の御利用の皆様が気持ちよく千歳温水プールを利用していただけるか、あるいは現在千歳温水プールを利用されている皆さんとともに御利用がいただける環境をつくっていくということが大変大事だと思っておりますので、そういった視点で検討を急いでいるところではございますし、準備も
生活文化政策部としても協力しているところでもございます。
あわせまして、バスのルートなどについても現在検討、調整をさせていただいておりますが、駐車場ということのお話もありますけれども、可能な限りこういった送迎バスも運行してまいりますので、そういった利用も、ともに活用いただきながら、ふじみ荘の皆様も、千歳温水プールを気持ちよく御利用いただけるように努めたい、このように考えております。
◆小泉たま子 委員 やっていただけるということで理解してよろしいんですね。やっていただけると、三月末までにやっていただける。せめてあそこで使えるということでよろしいんですよね。もう一回、確認。
◎松本
生活文化政策部長 スポーツ推進課のほうでもそのような努力を重ねておりますけれども、中には年度をまたいでしまうものもあるというふうには聞いております。例えば工事が伴うようなものであれば、そのようなこともあり得るということは聞いておりますけれども、可能な限りの努力はしていくということで、そこの共通認識を持っております。
◆小泉たま子 委員 その計画書、いつまでに何をやるかということは出してください。計画書を出してください。
それからもう一つ、最後に、がやがや館を高齢者の地域参加の施設だとして位置づけていないのは何なのかということを聞いているんですけれども、その理由は何なんですか。がやがや館を第二ふじみ荘として位置づけていないということ。
◎松本
生活文化政策部長 がやがや館は高齢者の利用施設として整備をしてまいりましたので、現在もそのように活用いただいているという認識でございます。多く方に御利用いただいています。
今回、居場所づくりプロジェクトの中では、千歳温水プールの健康運動室を活用した新たな居場所の取組を進めていくことを申し上げておりますが、加えてひだまり友遊会館でも体験型のプログラムを組み合わせながらということを申し上げているのは、ひだまり友遊会館は大規模改修が入ってまいりますので、そういった点で体験型の学びプログラムを、それをきっかけに導入したいということを申し上げております。そういった取組を試行した上で、評価の上で、他地域での展開ということをビジョンとして描かせていただいているところでございます。
がやがや館については、高齢者の皆様が現在大変多く利用されておりますので、今後御意見もいただきながら、さらに充実した取組をしていきたいと考えております。
◆田中みち子 委員 今のこの社会福祉協議会による参加・体験型プログラムというのがまた新たに始まるということで、具体的にプログラムの内容みたいなものについて、区のほうから、こんなものが必要ですとか、こういったものが欠けているんだというようなことで何か示されていたりしますか。というか、逆にそういったふうにしてほしいと思っているんですけれども。
◎加野 市民活動・生涯
現役推進課長 今、プログラムの具体的な内容につきましては、社会福祉協議会とスポーツ振興財団とスポーツ推進部のほうで、私どもと一緒に検討を進めているところでございます。もともとここの施設につきましては、健康づくりについてはスポーツ施設でございますのでそういった提供が、いろいろ実績もございますので拡充ということになりますけれども、社会福祉協議会のプログラムでは、もう少しくつろぎといった視点を加えた、福祉的な視点ということでプログラムが展開できないかということで検討しております。
◆田中みち子 委員 福祉的ということで、私もぜひと思っています。結構、体を鍛えるというところまで行かなくても、やっぱりこのコロナ禍で心の病になっていらっしゃる方が本当に多いなと思っていて、外に出かけられないということで、誰とも話せないということで鬱病みたいなことになっていて、何だか分からないけれども涙が出ちゃうんですとか、本当にそういった形の高齢者の方、特におひとり暮らしの方ですが、そういうのが本当に増えていらっしゃるんですね。やっぱりそういった方は出かけるまでにならなくて、まずは心を元気にしないとどうにもなりませんという状態だと思うので、ぜひ心が元気になるようなプログラムというのを提供していただきたいと要望します。
あと、課題にもあったと思うんですけれども、居場所というのはいっぱいあると思うんですけれども、やっぱり気軽に行けて、事前登録とかそういったものもなく、ぷらっと今日行きたいなというふうにして行ける場所というのをたくさんつくっていただきたいと思うんですね。やっぱりそれには、身近に公園も近くにありますし、ああいったところで定期的にラジオ
体操があるとか、それが当たり前になっていくと、これは高齢者だけではなくて、おうちの中でひきこもりの若者なんかもいらっしゃいますし、だんだんそういった人が参加できるような形の地域になっていけばいいのかなと思っているので、ぜひ公園の活用、あと道路用予定地みたいなところで大きく取ってある場所なんかもうまく活用できないのかなと思ったりするので、そのあたりの拡充も御検討いただきたいと思うんですが。
◎松本
生活文化政策部長 今回お示しをさせていただきました居場所づくりのプロジェクトの中身と申しますのは、ただいま御質問にありましたように、高齢者の皆様ができるだけ身近なところで、例えば曜日だとか、あるいは登録の必要がないとか、そういった制約がない形で気軽に、ふらっとという言葉でしたけれども、訪れてくつろいでお話しができる場を設けていくということがこのプロジェクトの大きな視点だというふうに考えております。その点で千歳温水プール、あるいはひだまり友遊会館での参加型プログラムということを、一つの目的を持って楽しんでいただけるようなプログラムというのも提供しながら、各地域展開を図っていきたいとこれは考えておりますけれども、あわせて、気軽に立ち寄れる場の開発ということを進めたいと予定をしております。
その中身は、まさに地域包括ケアですけれども、三者連携の中で各地区で居場所づくりの取組というのは行われております。サロン・ミニデイもそうです。ただ、それが事前の登録、あるいは曜日の限定ということで、かなり限られてしまっている側面もありますので、これを解決していくことが一つ大きな課題だと思っております。そのためには場の確保、あるいは運営の体制などの大きな課題がございますので、それをどのように解決していくかということを関係の部門と連携して検討を急ぎたいというふうに思っております。
それらが解決するまで時間も要しますので、もう一点、情報誌の発行ですとか、アプリの活用ということで大変数多くの場所や事業がございますので、それを御案内しながら、例えばあんしんすこやかセンター、あるいは社会福祉協議会がそういった場の御案内もしていくということを並行してさせていただきながら、この居場所づくりということを進めたいと考えているところでございます。場の確保も、可能な限り様々なところが必要になりますので、目線を広げて考えたいと思います。
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○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(11)区内事業者等への支援について、理事者の説明を願います。
◎中西 商業課長 区内事業者等への支援について御報告いたします。
こちらは令和三年度、コロナ禍における区内事業者や区民の就労に対する支援の取組をまとめて報告するものでございます。アンダーラインを引いております十一項目が具体的な取組ですが、こちらについては事前に御説明させていただいておりますので、本日は後ろに、八ページからになりますが、今回新規の政策を立案するに当たりまして根拠の一つとしましたアンケートを取りましたのでこちらで御報告させていただいているんですが、こちらを中心に御説明させていただきます。
では、八ページを御覧いただけますでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の影響に関する区内事業者アンケートということで、表題が「
新型コロナウイルス感染症の影響、キャッシュレス決済に関するアンケート」として取らせていただいております。大きくは売上げについて、コロナ禍における経営上の工夫、取組について、雇用調整、テレワークについて、キャッシュレス決済の導入についてということでお尋ねしたものです。
対象は区内に事業所を有する二千事業者、こちらはタウンページに登録している事業者から無作為に抽出して、郵送で調査用紙をお送りし、ファクスまたはインターネット入力フォームで御回答いただいたものでございます。
実施時期は、令和二年十一月でございます。
こちらの一〇ページの問六を御覧いただきたいんですけれども、コロナ禍における経営上の工夫、取組として今後どのようなことを予定されているかと、区の支援策の参考とさせていただきたいのでお聞かせ願いたいということでお尋ねしたものでございます。
筆頭に上がりますのは感染予防措置の周知、またそれに続いて固定費用の見直しが挙がっておりますが、その次に、新商品・新サービスの開発、またキャッシュレス決済等を含めて生産性向上のためのITの導入、また、テークアウト、デリバリー、オンライン講座等の非接触型授業への切替え等が挙げられております。
皆様、単純に資金繰りをどうするかということだけではなく、ニューノーマル下においてどのように経営上の改革を行っていくかということを模索されている様子がここからうかがえます。
次に、一一ページの問七、雇用調整を実施されましたかという質問につきまして、一番多いのが、所定労働時間の短縮を図るというもの、次に、一時休業が挙げられております。従業員を解雇するというのではなく、労働時間を短縮して雇用を確保しながらやっていこうという傾向が見てとれます。ゆえに労働者の側としては、収入の減少分を例えば副業などほかの仕事で補っていくということを模索されると思いますので、短時間、短期間の就労等の支援策が必要であろうかと見てとれます。
以上のことから、戻っていただきまして一ページ、2のリスタートトータル支援の①中小企業等ハンズオン支援事業、二ページの②業態転換及び新ビジネス創出支援補助、こちらで区内の中小企業、特に零細事業者の経営課題に即した経営の改革を図っていく取組に支援を行うという施策を挙げさせていただいております。
また、四ページの5介護をはじめとした人材不足産業等の多様な働き方による就労マッチング事業。これは短時間・短期間就労を希望される方への就労マッチング事業ですけれども、先ほどのアンケートにございますように、時短等が現在も行われていると思いますが、非常に多くなってきていることを踏まえて、新たな就労マッチングの取組として施策を実施するものでございます。
簡単ですが、説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆た
かじょう訓子 委員 この間、取り組んでいただいたことというのは大変重要だし、評価いたします。二千件出して一割強戻ってきたということだと思います。非常に重要だなと思っています。この間、区が示してきた事業者の支援ですけれども、これについてもエビデンスになっているというふうに思います。
その上で、この調査で、非常に困っている状況というのも、設問は、何が困っているかというふうに聞いたわけではないですけれども、このコロナ禍を乗り切るために何に取り組んできたのかと。そこで固定費の見直しというのが大変多かったですよね。これは本当に固定費が大変大きな負担だというふうに感じているといったことだと思います。
この間、融資なども、区はゼロ金利融資を行いました。また、国の支援などもやってきましたけれども、今回継続されることなく一回でおしまいと。今のところ国は新たな事業者への支援について、給付型であったり、本当にやってほしいと思っている家賃、固定費ですね。家賃補助になるようなものなんかも続いていかない、今そういう状況があるというふうに思うんです。その中で、やっぱり固定費の見直しをしたいとか言いながら工夫をされておられるわけですね。そういう状況が本当にはっきりと出ているなというふうに思います。
私どもは、ずっと給付金、直接支援に取り組んでいただきたいということを申し述べてきましたけれども、これが本当に必要なんじゃないかというふうに、私はこれを見て思いました。もちろんこれは引き続き求めるんですけれども、今回区が示してきたことについても、私もいろいろ聞き取りをしてきましたけれども、コロナ禍でも生き抜ける、生き抜く方法を本当に探しているんだという方が多くおられて、それに合ったものではないかなとは思います。
ぜひ今後、直接支援について、こういう状況の中、どういうふうに考えているのか、ここについてちょっと伺いたいんですが。
◎中西 商業課長 仮に国や都がやっていたような直接支援をそのまま区が単独で実施するとすると、とてもちょっと財源が確保できないという状況にございます。確かに家賃支援給付金や東京都の家賃等支援給付金については一旦切るということになっておりますけれども、これだけ緊急事態宣言が長引いている状況下にあっては、まだまだこれからそのあたりの資金繰りの支援をどうするのかという議論は継続されると考えます。その中で、区としても事業者のこの状況を国等に伝えながら適切な政策を実施するよう要望していくと、今そういうような考えでおります。
◆た
かじょう訓子 委員 国に求めていく、都に求めていくということは本当に必須だなと思っていますが、これは要望です。引き続きどういった方法で、必要なことを、必要な支援を検討していただきたいということを、要望でございます。
◆阿久津皇 委員 今、せたがやPayなんかで大変忙しい中、このようにたくさんの事業者支援の施策が出てきたのは大変心強いなというふう思うところなんですけれども、一方で、メニューが多くて、実際に利用する側のほうから、これだけのメニューがあって、また国や都がやる事業もあって、その中で自分たちが実際に使える支援金がどういうものがあって、その手続がどうなのかというところで、最終的に末端の個人事業主であったり、本当に小さな事業者のところまでなかなか手が届いてないなというのが実態であって、そういったところの中継ぎなんかを我々もふだんしていたりするんですけれども、いろんな商店街だったり、いろんな業界団体があったりして、そういうところで、たくさん出てくる経済支援策を実際に利用者さんにつなげていくためのPR策というのは、今どういうことをされているのか、ちょっとお聞かせください。
◎中西 商業課長 今お話しあったような、各種団体ですね。例えば商店街連合会ですとか、あるいは法人会ですとか、東京商工会議所世田谷支部であるとか、そういったいわゆる業界団体を通しての周知を図っていくということと、あとは公共施設と区のホームページ等で周知ということにやはりとどまってしまうところがありまして、そもそもそんなものを見たこともないという方もいらっしゃるというのは事実だと思っています。
ただ、総合経営相談という窓口も設けておりまして、そちらは、例えば電話でどんな支援がそもそもあるんだというような問合せも受けておりますので、こういったものがあるということを地道に周知しながら、ともすれば複雑になっているこれらの支援メニューを、できるだけ必要な方に届けていくという取組を今後も進めたいと思います。
◆阿久津皇 委員 その総合支援窓口についても、なかなか実際に相談に乗ってもらった担当者によって結構知識レベルに差があったりということもあるようで、また業界団体というのも、それぞれ組織率がどんどん下がってきていて、そういったところに属しない事業者も多いというところで、実際にこうやってつないでいくというのは難しいんだろうなというふうに思うんですが、そのうちの一つが、今これも商店街に派遣されていますけれども、中小企業診断士の方たちかなと思っていて、そういった方たちがふだん町場に出られている機会も多いので、そういった方々の活用というのも、もう既にされていると思いますけれども、今回のハンズオン支援事業も一つだと思いますし、全体的な経営支援みたいなところ、経営相談みたいなところにリーチしていく、こちら側からアプローチしていくようなことが、難しいですけれども増えてくるといいのかなというのは感じました。意見です。
◆いそだ久美子 委員 アンケートのほうで、問八の店舗での在宅勤務等のテレワークを実施していますかということで、もともと対象者が小売業と飲食業で九〇%ぐらいなので、実施していないのはこんなもんかなと思うんですけれども、何でこういう設問が出てきたのかなと思って考えていたんですが、業態転換と、最初の二ページの新ビジネス創出支援補助の中に、小売業の独自のインターネット販売やオンライン受注システムの構築というのが真っ先に補助対象で入ってきているんですが、世田谷区は今後、この新型コロナの密を避けるということもあるでしょうし、ある程度インターネット販売的なものを伸ばしていってほしいというお考えなんでしょうか。そうすると、商店街が寂れるかなという気もするんですが、その辺のバランスはどんな感じで考えていらっしゃいますか。
◎中西 商業課長 今回コロナ禍ということもあって、インターネットを使ったオンライン販売、オンラインサービス提供というのを図っている事業者さんが非常に多くて、今年度実施した業態転換・新ビジネス創出支援事業でも、かなり割合はそれが占めておりました。
区の政策の方針として今後それを増やしていくんだということではないですけれども、事業者さんの努力として、オプションを幾つか持っていることが、いざ何が起こったときに生き残っていけるんだということは非常に実感されているようです。だから、オンラインも含めた様々な販路を持っていく、オプションを持っていくということに取り組むことを支援していく、そういう考えで進めたいと思っております。
◆いそだ久美子 委員 了解しました。
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(12)せたがやPayを活用した
入浴券支給事業の実施について、理事者の説明を願います。
◎中西 商業課長 せたがやPayを活用した
入浴券支給事業の実施について御報告いたします。
なお、本件は、福祉保健委員会との併せ報告でございます。
1の主旨です。デジタル化が進む社会状況の変化に対応いたしまして、事務事業経費の削減を図ること、また浴場の換金業務の削減、利用者の利便性の向上などを目指して、高齢者及び生活保護受給者に対する入浴券の支給事業を、せたがやPayの仕組みを活用して電子式の利用券に切り替えていくというものでございます。
2は、現在実施している
入浴券支給事業の概要でございます。
めくっていただいて、二ページの3、せたがやPayをどのように活用するかということでございますが、まず基本として、スマートフォンを持たない利用者も使えるように、今紙の券をお送りしているんですが、その代わりにQRコードを印刷したカードをお送りいたします。そちらのカードをお風呂屋さんに利用者の方が持っていっていただいて、お風呂屋さんがスマートフォンでアプリを起動して、そのカードに印刷されているQRコードを読むと。そうすると、例えばその方が二十枚分の券を今までだったらもらっていたとすると、その二十というカウントが一減って、あと十九回ですというふうになっていくという回数券方式です。それで入浴ができるというものです。
もしスマートフォンを使って自分でやれるよという方の場合は、お風呂屋さんに行ったときに、番台等に置いてあるQRコードを今度は自分で読むと。そうすると、御自分のスマートフォンのほうで回数が一回減るというような、両方どっちでもできますよということでやっていこうというものです。
これをやることによって、今まで大量の入浴券をお送りしたり、お風呂屋さんから集めて換金をするというアナログの事務をやっていたんですけれども、これらが迅速に行えるようになりまして、お風呂屋さんへの換金というのは月に一回だとか、二か月に一遍みたいなペースだったんですけれども、これも一週間に一回とか、迅速にお金が届くようになると。利用者さんのほうも、いちいち紙券を持って行かなくても、カードさえ持っていれば、例えば毎年、今年は二十回、翌年になったらまたこれが二十回に戻るみたいな形でいくと。確かに紙のカードですと残り回数が分からないので、お風呂屋さんに行くたびにあと何回ですかと聞かなきゃいけないんですけれども、少し慣れてきて、スマートフォンを使えるようになると自分でも残り回数が分かるようになると。このように変えていこうというものでございます。
主な効果としては、先ほど申し上げたとおり、給付手続が軽減されること、また郵送による紛失のリスク等などが軽減されることです。それから事業者の負担が軽減されます。換金の業務が今まで結構大変だったんですけれども、それが自動になると。これらによってもろもろの経費が削減されるといった効果がございます。
めくっていただいて、三ページですけれども、では具体的にどれだけ事業経費が削減されるかということですけれども、ここに記させていただいているのは現在はっきり見えている削減効果で、約五百五万二千円が削減できると。内訳としては、紙の利用券の印刷経費、封入、封緘、郵便料、また、これはアルバイトを雇っているんですけれども、その人件費等が削減されます。
5事業経費ですけれども、初年度はこの仕組みを導入するのに導入コストがかかるんですけれども、導入コスト及びカードを印刷、作成する経費、これに六百十一万四千円ほど見込んでございます。
令和四年度以降は、これらの経費がかからなくなりますので、先ほどの五百五万円という金額がそのまま削減額になるのに加えて、この中にはまだ仕様を詳細を詰めておりませんので入っておりませんが、例えば区職員による支出の業務等もこの中に含めれば、人件費が削減できるというような効果もございますので、さらに事業経費削減効果が上積みできると見込んでいると聞いております。
6今後の検討のところですけれども、せたがやPayには、さらに利用者へのプッシュ通知だとか、ポイントを付与する、クーポンを発行するなどの機能を持ちますので、この先さらに、この入浴券事業のみならず、例えば高齢者向けサービスや、ほかにも理美容事業、針灸・マッサージ、布団乾燥等の事業がございますが、そういったサービスもこれで提供していくというようなことも含め、さらなる取組を検討してまいります。
スケジュールに関しましては、そちらに記載のとおり、令和三年度中に準備を行い、令和四年度から運用開始でございます。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
中村公太朗 委員長 では次、(13)旧
池尻中学校跡地活用の新たな
基本コンセプトについて、理事者の説明を願います。
◎香山 工業・ものづくり・
雇用促進課長 それでは、旧
池尻中学校跡地活用の新たな
基本コンセプトについて御説明いたします。
まず、1の主旨でございます。旧
池尻中学校跡地活用について、有識者や民間事業者との意見交換を行い、新たな
基本コンセプトをまとめましたので御報告いたします。
2のこれまでの経過と提案でございますが、昨年七月三十日の
区民生活常任委員会にて、旧池尻中学校跡地における今後の展開についてのコンセプトをお示しし、検討状況を報告したところでございますが、新型コロナ感染症の影響により社会が変わったということで、改めて
基本コンセプトを策定いたしました。
3の検討にあたっての基本的な視点については、記載のとおりでございます。
続きまして、4の施設現況についても、記載のとおりでございます。
恐れ入りますが、裏面をお開きください。5の旧
池尻中学校跡地活用の新たな
基本コンセプトについて御説明いたします。別紙の図を御覧いただいて、説明させていただきます。
旧
池尻中学校跡地活用については、コロナ禍により社会が大きく変化していく中で、社会課題を創造性とテクノロジーを用いて解決する起業家を育成するとともに、未来の産業を担う人づくりに向けた取組を実施し、多様な人材が交流連携するプラットフォームによるコレクティブインパクトを実現してまいります。
また、三軒茶屋周辺のまちづくりや将来を見据え、区と運営事業者が協働で取り組み、新たな産業の拠点として様々な機関と連携しながら区全体へ波及させてまいります。
まず、左上の緑の部分でございます。地域特性を活かした賑わいをつなぐ場と考えております。三軒茶屋という立地特性を生かし、目の前にあります世田谷公園など周辺との連続性にも配慮するとともに、校舎、体育館、校庭を一体的に活用した区民に開かれた空間とし、これまで分断されていた個々の機能が総合的に連携し、にぎわう場を創出してまいります。また、オンライン、オフライン両面から多世代が交流できる場を実現し、ニューノーマルな時代における新しいコミュニティーの構築を目指してまいります。活用の可能性については、記載のとおりでございます。
次に、右の水色の部分を御覧ください。多様な企業・人材などが新たな価値を創造する場と考えております。環境、福祉、教育などの社会課題を創造性とテクノロジーを用いて解決するスタートアップ企業や人材の育成をするとともに、大小様々な企業、大学やNPOとの連携、交流を促し、新たな価値を創造する場を目指してまいります。活用の可能性については、記載のとおりでございます。
次に、右下を御覧ください。未来を担う子どもへの新たな学びの場を実践する場でございます。学校跡地である特性を生かし、これからの未来を担う子どもたちが様々な大人たちと交流することで、社会や仕事について学ぶとともに、様々な才能や能力を開花させるきっかけを与えるような場を目指してまいります。活用の可能性については、記載のとおりでございます。
最後に、左下を御覧ください。職住近接のための多様な働き方の支援拠点でございます。テレワークの普及により働き方が大きく変化する中で、自宅とオフィスに限らない新たな仕事とコミュニティーの場を構築し、フリーランスや会社員、子育て中の方など様々な方と連携しながら、職住近接による多様な働き方を実現し、異業種の交流、連携により新たな仕事の創出や創業機運の向上を目指してまいります。活用の可能性については、記載のとおりでございます。
かがみ文の三ページを御覧ください。真ん中の6の新たな運営事業者の選定に向けてでございます。(1)サウンディング調査の実施。事業期間につきましては基本的に十年程度を想定し、今後
基本コンセプトを踏まえサウンディング調査を実施し、事業者の参入意欲や事業の実現性、契約手法、区との費用負担の考え方などについて対応を行った上で、公募条件を最終的に決定いたします。
(2)事業者の選定について。サウンディング調査の結果を踏まえ公募条件を決定し、プロポーザル方式により事業者を選定いたします。なお、プロポーザルの実施に当たっては、学識経験者等、様々な分野の専門家を入れて審査を行います。
(3)事業者との契約について。プロポーザルにより運営事業者決定後、区において耐震補強工事及び中期保全改修工事を行った上で、運営事業者との契約締結を行います。契約に当たっては、事業者からの提案を踏まえつつ、具体的な事業の内容、成果指標や、それに基づく評価方法、評価に基づき賃料設定額が変動する仕組みなどについて、経営コンサルタント等の専門家を交え、詳細について協議を行ってまいります。
7今後の
スケジュールについては、記載のとおりでございます。
裏面には用語解説を掲載しておりますので、御参照ください。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいま説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆小泉たま子 委員 この間も言いましたけれども、やっぱり今の利用方法の総括、問題点を明らかにしないと次に進むことができないのではないかと思います。ここに新たな
基本コンセプトとありますけれども、全く新しい形とは私は思えない。まずは、これまでの成果、それから評価、それを基に総括を行って、それを区民に明らかにし、そして考えていく。こういうことが妥当だと思うけれども、どうでしょうか。
◎香山 工業・ものづくり・
雇用促進課長 令和元年の十一月の
区民生活常任委員会で、現在のものづくり学校の十五年間の取組の改善、発展についての課題等についてはお示しはしていますが、これと連動してここにどう反映しているかということでございましょうか。十一月に現ものづくり学校の課題等については報告をしております。
◆小泉たま子 委員 それで報告しているからいいと、こういうことね。私はそうは思わなくて、何かぴんとこないようなやり方でいつの間にかずるずると来たような気がするんですね。何か私はそういう感じがしますけれども、じゃ、もう一回報告をきちっとして、新しくやってください。どうでしょうか。
◎田中 経済産業部長 委員から御指摘があって、前回、十五年の取組について取りまとめたところですけれども、期間も空いているということ、それから今後、当然旧池尻中学校ということで非常に広大な敷地、区民の財産としても重要な拠点というふうに考えていますので、今までのやり方、それから今後目指していきたいものというのをなるべく分かりやすい形でお示ししなければ、皆さんも分かりにくいのかなというふうに感じますので、その辺はちょっと分かりやすいような示し方というのを検討してまいります。
◆福田たえ美 委員 最初にちょっと基本的なことの確認なんですけれども、ものづくり学校の場合は校舎だけを利用していたということでよろしいですか。
◎香山 工業・ものづくり・
雇用促進課長 校舎のみを賃貸借契約しておるところでございます。
◆福田たえ美 委員 そうしましたら、今回は体育館と校庭を一体的にというようなことになっていますが、体育館と校庭の今までの区民利用の状況とかも確認されていますでしょうか。
◎香山 工業・ものづくり・
雇用促進課長 体育館のほうはけやきで開放していまして、大体九〇%ぐらい御利用いただいております。校庭のほうは学校で使っていたり、あと土日はスポーツ団体が使っているような状況でございます。
◆福田たえ美 委員 今お答えいただきましたけれども、体育館も校庭も、地域の方も含めて、学校でも御利用されていたということになりますと、そういった方々に今度影響が出てくるのかなと思っております。そう思いますと、地域の方の御利用も含めて体育館、校庭というのが急に利用できなくなるというのではなく、より一層活用がしやすくなるような方向にというのが非常に重要じゃないかと思っております。今度サウンディング調査もされるということですので、今、課長が御答弁いただいたように、現在こういうふうに体育館も校庭も使っていたということのしっかりと情報提供をして、それを盛り込んだサウンディング調査をしていくべきではないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎香山 工業・ものづくり・
雇用促進課長 今、委員のおっしゃったように、今の実態についてもお示ししながら、新たなサウンディング調査をしなければいけないなとは思っております。ただ、今までは校舎だけだったんですが、体育館とか校庭も活用し、このコンセプトに近づくものと、あと区民の方が利用に、利便性だとか区民の方が利用できることも踏まえて、サウンディング調査を実現していきたいと思っております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(14)区内農地の活用による障害者就労を目的とした
農福連携事業について、理事者の説明を願います。
◎江頭
都市農業課長 それでは、区内農地の活用による障害者就労を目的とした
農福連携事業について報告いたします。
なお、本件は、当委員会と福祉保健
常任委員会との併せ報告でございます。
1主旨でございますが、最後の段落にございます担い手不足の区内農地を、営農と障害者就労のノウハウを持つ民間事業者との連携により、障害者等の働く場として活用し、工賃の向上や障害者等の多様な働く場を拡大して、将来的にはユニバーサル就労の場を目指す
農福連携事業を実施いたします。
2事業の概要です。(1)事業手法ですが、まず
農福連携事業運営にノウハウを持つ民間事業者に対してプロポーザル公募を実施し、運営事業者を決定します。続いて、決定した運営事業者と区で、都市農地の保全及び障害者就労をはじめ、ユニバーサル就労の場の確保を進める農福連携を目的とした連携協定を締結します。また、区が農地を所有者から借り受け、運営事業者に農地の活用、管理や農業指導、障害者等の実習受入れ、農産物の販売等を委託します。この事業を基に運営事業者へ就労する障害者等の拡大を図ります。運営に当たっては、働く障害者の決定や農産物を活用した商品開発については区内就労支援施設等と連携し、また農業指導、栽培計画及び販路等については、区内JAと連携の上、実施いたします。
(2)農園で働く対象者ですが、将来的には、障害者だけでなく、ユニバーサル就労の場となることを目指し、ひきこもりや生活困窮者等の働く場として活用していきます。
恐れ入ります、二ページを御覧ください。(3)農園の候補地として面積は千五百平米程度、貸借期間は五年から十年を見込んでおります。
(4)事業効果として、障害者就労の拡大と区内農地の保全など、以下記載のとおりでございます。
(5)数値目標は、記載のとおりです。
(6)中長期の事業展開についてですが、今後の事業展開については、上記数値目標などを踏まえて検証を行い、事業モデルの修正や農園数の拡大について検討してまいります。
(7)その他ですが、栽培する野菜等については収益性の高いものを栽培し、加工品の開発により工賃等の増加及び加工品の産業的側面での成長を目指します。
三ページを御覧ください。3概算経費ですが、初年度に事業委託料として千九百五十万円、その中で、特定財源は約半分の九百五十万円を見込んでいます。内訳は記載のとおりです。
4今後の
スケジュールですが、八月から事業開始ができるよう手続等を調整して行ってまいります。
また、事業の全体イメージとして別紙を添付いたしましたので、後ほど御参考にお読み取りください。
説明は以上になります。
○
中村公太朗 委員長 ただいま説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(15)粗大ごみ受付システムにおけるチャットボットの導入について、理事者の説明を願います。
◎庄司 事業課長 それでは、粗大ごみの受付システムにおけるチャットボットの導入について御報告いたします。
1主旨でございます。区民の皆様からは、資源やごみの分け方や出し方について、また捨てようとしているものが粗大ごみなのかどうか、手数料は幾らかかるのかといった内容のお問合せを業務時間内にお電話で大変多くいただいております。そこで、わざわざお電話をいただかなくてもいいように、また休日も含めて二十四時間お問合せに対応することができるように、パソコンやスマートフォンで使えるお問合せ窓口として、会話型の自動回答プログラム、AIチャットボットを御用意することといたしました。
2チャットボットの機能でございます。先ほど御説明しましたとおり、粗大ごみの手数料や粗大ごみを中心とした資源やごみの出し方や分け方に関する御質問に、休日も含めて二十四時間対応するものでございます。また、将来的には難しい御質問の場合に有人オペレーターとのチャットの切替えをする機能の御提供やチャットボット内で粗大ごみ収集の申込み手続を完結することができることを目指しております。
3利用方法につきましては、記載のとおり、区ホームページや粗大ごみ受付センターのホームページ内から御利用いただくことができます。
4経費でございますが、本チャットボットは既存の粗大ごみ受付システムに含まれておりますので、追加の経費は必要ございません。
5稼働開始時期は、令和三年二月二十四日水曜日を予定しております。
裏面を御覧ください。6、チャットボットで使うキャラクターでございますが、一般的にこちらの画面例のように、チャットボットで応答するAI側で何らかキャラクターを使用するケースが多くございますので、本チャットボットにおきましても、こちらに記載の、これは清掃・
リサイクル部の職員が自ら発案したキャラクターでございますが、キャラクターデザインなどに追加の経費がかからないこと、また著作権など利用に制限がかかることもございませんので、今後清掃・
リサイクル部の普及啓発事業で広く活用することも見据えて使用する予定でございます。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆いそだ久美子 委員 粗大ごみの捨て方については、私はホームページの説明で、非常に細かく出ていて十分対応できていると思っているんですが、たしか予約から、製品の名前を見て料金を見て回収を予約するところまで、ホームページから入れましたよね。
◎庄司 事業課長 はい。インターネット受付システムでは予約の受付の機能がございます。
◆いそだ久美子 委員 それ以上にホームページで分からない人が電話をかけてくるという意味でしょうか。
◎庄司 事業課長 結構多くの皆様からお電話でお問合せいただいているところでございます。
◆いそだ久美子 委員 それで、ホームページで分からないという人が電話をかけてきて、その人たちにホームページを案内するよりも、新しいチャットボットでやったほうが分かりやすいという判断でこういう方向にいくのかしら。
◎庄司 事業課長 お電話でお問合せをいただいてチャットボットを案内するということではなく、最初からホームページを御覧いただいてチャットボットで御利用いただければというふうに考えております。
◆いそだ久美子 委員 要は、今のホームページの機能では足りないので、チャットボットに移管する。
◎庄司 事業課長 御自分で説明を受けなくても読み取れるように、本来ホームページはそういうふうにつくってなければいけないと思うんですが、なかなか難しい場合には、本当は生身の人間が応答するというのが多分一番好ましい方法だと思うんですが、そんな中でもある程度こういったAIチャットボットの機能というものがかなり進んできておりますので、これを活用してどうにか解決をしていきたいというところでございます。
◆いそだ久美子 委員 取りあえず結構です。
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中村公太朗 委員長 では、(16)
自動車事故の発生について、理事者の説明を願います。
◎金澤
砧清掃事務所長 それでは、
自動車事故の発生について御報告をいたします。
資料を御覧ください。事故の概要ですが、1に記載のとおり、一月二十二日の午後に船橋五丁目、船橋まちセンそばの交差点において追突をされた事故です。
事故の現場は、資料の裏面に地図を載せましたので、御覧いただきたいと思います。当方の清掃車両の小型プレス車ですが、当事務所に戻るため信号待ちのために停止しておりましたところ、後方から接近してきた乗用車に追突をされたという事故です。お互いにけがはありませんでしたが、双方の車両に損傷がありましたので、警察を呼んで現場検証をしていただいたところです。
恐縮ですが、資料の表面にお戻りください。2の事後の対応です。(1)に記載したとおり、相手方から示談交渉を現在受けております。追突された事故ですので当方は無過失になると推定しております。
(2)ですが、私たちにとっても車両の事故をなくさなくてはいけませんので、全運転職員に今回の事故状況を伝えて、安全運転に対する注意、意識の再確認、徹底を図らせていただきました。
御報告は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(17)その他ですが、ほかに報告事項はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村公太朗 委員長 なければ、以上で1報告事項の聴取を終わります。
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○
中村公太朗 委員長 次に、2資料配付ですが、レジュメに記載の資料を席上に配付しておりますので、後ほど御覧ください。
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○
中村公太朗 委員長 次に、3協議事項に入ります。
まず、(1)参考人の出席要請について協議をいたします。
外郭団体の経営状況等の報告につきましては、議会運営委員会において、団体を所管する委員会で報告を受けることとし、団体の職員を参考人として招致すること、また開催についてはそれぞれ各委員会の判断により実施することが確認をされております。
そこで、当委員会が所管をする株式会社世田谷川場ふるさと公社、公益財団法人せたがや文化財団、世田谷区産業振興公社、世田谷区シルバー人材センターの四団体について、今後の
新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、例年どおり四月に各団体の事業計画を聴取するため、委員会開催に向け準備を進めていきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村公太朗 委員長 では、そのようにさせていただきたいと思います。
日程などについては、団体及び理事者と調整の上、次回の委員会で協議をいたしますので御承知おきください。
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○
中村公太朗 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、第一回定例会の会期中である三月一日月曜日正午から開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村公太朗 委員長 では、そのように決定をいたします。
以上で、3の協議事項を終わります。
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中村公太朗 委員長 その他、何かございますか。
◆岡本のぶ子 委員 今日の報告事項には触れられていないので、ちょっと伺いたいんですけれども、ちょうど十日前、一月二十八日にコロナ対策本部が開催されて、その際に決定されたワクチン接種の会場がこの区民生活所管に関わることですので伺いたいんですけれども、ワクチン接種の会場として発表された、私たち議員にもメールでその地図と一覧表が届きました。
私は、その後すぐにホームページを見ましたが、ホームページには掲載されていなかったので、まだこれは最終決定ではないというふうな認識で、よくSNSで私たちは区民に情報提供するんですけれども、二十八日は控えておりました。翌日、二十九日の夜間、夕刻以降だと思いますけれども、ホームページにアップされたという情報を他の議員から聞きまして、ただ私は、まだそこには一月二十九日現在という表現が書かれていたので、これもまだ暫定的だと思われたので、ワクチン接種は四月以降ということもあったので、あえてSNSに私はアップはしなかったんですけれども、実はその後、区民の方から、自分が借りていた区民ホールですね。そこが使えないということになったということで、その方はある団体の発表会を予定していた主催者側ですけれども、その生徒さんから、ホームページに、その期間ワクチン接種で使えないようになっていると出ていますけれども、この発表会は中止ですかということを、主催者側に二月一日に連絡が入ったということでありました。
私は、このワクチン接種というのはあくまでも区民の命を守るための大切な、ある意味では国家事業とも言われるものですから、今コロナ対策本部を中心に世田谷区が、また様々な所管の方たちが一生懸命取組を進めていらっしゃることはよく分かっております。また、ワクチンそのものの取扱いもまだまだ未知数ですので、そういった中で決められた接種会場であることも認識しているつもりなんですが、何よりも接種会場については、既にお金を六か月前に納めて契約を結んでいる区民にとっては、区民の方々に御協力をいただかないと、キャンセルということをお願いできないということも認識していましたので、世田谷区としての利用者に対しての対応をどのようにする予定だったのか。
議会に対しての書面を見ますと、既に借用が決まっている方々、団体等に対しては所管から連絡をすると書かれていましたが、二十八日に決定して、二十九日にホームページにアップしているというその間に対応するということはまず難しいのではないかと思いますけれども、そこの点、どのような段取りで考えられていたのかちょっと一点伺いたいんですけれども、今日は
総合支所長の皆さんはお帰りですので、副区長にお伺いします。
◎岡田 副区長 今、副委員長おっしゃったように、一月二十九日ですか、ホームページに約二十か所のワクチン接種会場ということで、これは今回は各総合支所が中心になって五地域を運営するということで接種会場を決めて、どのワクチンが確保できるかによって集団接種にするのか、それとも各診療所等でお願いするのかというのは分かりませんが、やはり区としては接種会場を確保することが早急に必要だという判断の下、決定をさせていただいて、各施設所管、中にはスポーツ施設もございますので総合支所に限りませんけれども、それぞれの所管から、既に御利用申込みの皆様には御連絡を差し上げるという段取りであったというふうに考えております。
ただ、その間、様々お話もいただいているというのも聞いておりますので、丁寧な対応をしていきたいと思います。
◆岡本のぶ子 委員 私は苦情といいますか、本当に驚いた主催者の方のお話を聞いたのは二月六日の土曜日です。その時点においても、世田谷区側からは一切正式な連絡は来ていませんというお話もいただきました。やはり文化、今日は生活文化部の部長もいらっしゃいますが、文化芸術アーティストを支援するという一方で、世田谷区は去年からアーティスト支援ということもやっていますけれども、今回キャンセルすることによって、そのアーティストの皆さん、文化芸術家の皆さんがこうむる負担というのも当然出てくるわけですので、やはり御協力をいただくことを前提に考えるのであれば、本当に丁寧に、ぜひそれぞれの団体、一つ玉川区民ホールだけ見ても三十七団体の方が既に半年前に予約をされているということも伺っておりますので、大きな影響が出てくる団体も当然あると思いますから、ぜひきちんとした対応を要望させていただきます。
○
中村公太朗 委員長 以上で本日の
区民生活常任委員会を散会いたします。
午後三時五分散会
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署名
区民生活常任委員会
委員長...