世田谷区議会 2020-09-18
令和 2年 9月 企画総務常任委員会−09月18日-01号
令和 2年 9月
企画総務常任委員会−09月18日-01号令和 2年 9月
企画総務常任委員会
世田谷区
議会企画総務常任委員会会議録第十四号
令和二年九月十八日(金曜日)
場 所 大会議室
出席委員(十名)
委員長 加藤たいき
副委員長 羽田圭二
おぎのけんじ
山口ひろひさ
河村みどり
津上仁志
桃野芳文
つるみけんご
そのべせいや
青空こうじ
事務局職員
議事担当係長 岡本俊彦
調査係主任 阿閉孝一郎
出席説明員
副区長 宮崎健二
政策経営部
部長 中村哲也
政策企画課長 松本幸夫
財政担当部
部長 松永 仁
総務部
部長 田中文子
総務課長 後藤英一
職員厚生課長 馬場利至
財務部
部長 小湊芳晴
経理課長 阿部辰男
◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
1.議案審査
・ 議案第 七十 号 令和二年度世田谷区
一般会計補正予算(第三次)
・ 議案第七十一号 令和二年度世田谷区
国民健康保険事業会計補正予算(第一次)
・ 議案第七十二号 令和二年度世田谷区
後期高齢者医療会計補正予算(第一次)
・ 議案第七十三号 令和二年度世田谷区
介護保険事業会計補正予算(第一次)
・ 議案第七十四号 令和二年度世田谷区
学校給食費会計補正予算(第一次)
・ 議案第七十五号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
・ 議案第七十六号 世田谷区使用料等の督促及び延滞金に関する条例の一部を改正する条例
・ 議案第七十七号 財産(児童及び
生徒用タブレット型情報端末等)の取得
2.請願の継続審査について
3.閉会中の特定事件審査(調査)事項について
4.協議事項
(1) 次回委員会の開催について
◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
午前八時五十九分開議
○加藤たいき 委員長 ただいまから
企画総務常任委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 本日の委員会について、
東京MXテレビ及び読売新聞社より撮影、録音の申出が出ています。報道関係者への対応については、既に
議会運営委員会において、会議の運営に支障を来さず、かつ、一、報道の公平性を保つ、二、照明を使用しない、三、報道の腕章を着用する、四、指定した場所から撮影する、五、傍聴者を撮影する場合は傍聴者全員の了承を得ることを条件に原則として許可することと決定しておりますが、当委員会においてもこの条件で許可することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。
報道機関の方に申し上げます。撮影、録音の条件として、会議の運営に支障を来さず、かつ、一、報道の公平性を保つ、二、照明を使用しない、三、報道の腕章を着用する、四、指定した場所から撮影する、五、傍聴者を撮影する場合は傍聴者全員の了解を得るという条件の下で、委員会として撮影を許可いたしますので、よろしくお願いいたします。
本日は、議案審査等を行います。
まず、委員会運営に関しては、引き続き
新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間短縮に向けた御対応をお願いいたします。
また、発言に当たりましては、お手元の
ワイヤレスマイクを使用いただきますようお願いいたします。
それでは、1議案審査に入ります。
まず、議案第七十号「令和二年度世田谷区
一般会計補正予算(第三次)」を議題といたします。
本件に関しては、九月十八日、本日付で原案に対し桃野委員から組替えを求める動議が提出されております。動議はお手元に配付しております。
動議及び原案を併せて議題といたします。
審査の順序につきましては、まず、原案の説明、質疑、答弁、次に、動議の説明、質疑、答弁を行います。
続いて、動議について意見を伺った後、動議についてお諮りいたします。次に、原案について意見を伺った後、原案についてお諮りいたします。
それではまず、原案について、理事者の説明を求めます。
◎松永 財政担当部長 それでは、議案第七十号につきまして概要を御説明させていただきます。
なお、本日の御説明では補正予算書のほかに、お手元の参考資料も使用させていただくことを委員長から特別に許可をいただきましたので、これらに基づき御説明をさせていただきます。
お手元の補正予算書の三ページをお開きください。議案第七十号「令和二年度世田谷区
一般会計補正予算(第三次)」でございます。
第一条でございますが、
歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ八十八億二千百十五万二千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ四千三百六十二億九千六百五万八千円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、四ページから六ページに記載の「第一
表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
次に、第二条の繰越明許費につきましては、七ページに記載の「第二表繰越明許費」のとおりでございます。
また、第三条の債務負担行為につきましては、八ページに記載の「第三
表債務負担行為補正」のとおりでございます。
第四条の地方債につきましては、九ページに記載の「第四表特別区債補正」のとおりでございます。
四〇ページをお開きください。こちらは一般会計の財政計画でございます。表につきましては、左から順に区分、
年間収入見込額、既計上額、今次計上額、今後計上予定額となっております。
既計上額欄は第二次補正予算までの計画を表しておりまして、今次計上額欄が今般の補正関係をお示ししております。
この今次計上額欄ですが、まず一般財源といたしまして、前年度からの繰越金三十七億一千万円を計上しております。その下の特定財源ですが、国庫支出金が感染症対策や
住居確保給付金の支給などにより二十五億二千九百万円、都支出金が
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などにより三十四億七千三百万円、特別区債が
公園用地買収などに係る特別区債の発行により二億一千七百万円、その他が本庁舎等整備の
スケジュール変更に伴う
庁舎等建設等基金からの繰入れの減などによりマイナス十一億八百万円、特定財源合計では五十一億一千二百万円を計上しております。
次に、四四ページをお開きください。こちらは
歳入歳出補正予算事項別明細書(第三次)をお示ししております。歳入では、各款別の補正額、また四五ページの歳出では、各款別の補正額並びに財源の内訳をお示ししております。
四六ページをお開きください。こちらは
補正予算款別計上額(第三次)を見開きでお示ししております。左から款、補正前の予算額、補正予算額、計、構成比、合計額の性質別内訳、財源内訳を一覧にしております。
四九ページ以降は歳入の状況を記載しておりますが、歳出予算の説明に合わせまして説明をさせていただきます。
八二ページをお開きください。歳出予算の内訳となります。
最初に、議会費でございます。それぞれ右ページの説明欄と併せて御説明をいたします。議会費の議会活動につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
八四ページをお開きください。総務費でございます。まず、総務管理費の一般管理費ですが、
私立幼稚園指導助成につきましては、
子育て支援施設等における
感染症防止対策に係る経費を計上しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次の
庁舎維持管理につきましては、区立施設等で使用する
感染症防止対策物品の購入経費を計上するとともに、本庁舎等整備の
スケジュール変更に伴う減額をしておりまして、差引きでマイナスとなっております。
感染症防止対策物品の財源として、所要経費の一部に国庫支出金及び都支出金を計上しております。
次の
庁舎計画事務とその下の本
庁舎等整備工事でございますが、どちらも本庁舎等整備の
スケジュール変更に伴う減額でございます。
次の職員研修につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の広報広聴費ですが、区政PRにつきましては、
メールマガジン配信サービスのシステムに係る経費を計上するものでございます。
その下の企画調整費の
区史編さん事業から、一番下、財産管理費の
公共建築保全業務の推進まで、五つの事業につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
八六ページをお開きください。区民費でございます。区民総務費の市民活動の促進から支所費の
世田谷総合支所・
出張所改築事務までの十の事業につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の区民施設費ですが、
世田谷区民会館維持運営につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響による指定管理料の増額分などの経費を計上しております。
次の烏山区民会館・
区民センター維持運営につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の防災対策費ですが、
情報通信システムの整備につきましては、災害・
防犯情報メール配信サービスの
システム経費を計上しております。
次の災害対策・体制の整備につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の健康村費ですが、区民健康村施設整備につきましても、事務事業の緊急見直しによる減額でございます。
八八ページをお開きください。文化・国際費の文化・芸術資源の魅力発信につきましては、
アーティスト支援事業等に係る経費を計上しており、財源は
全額文化振興基金からの繰入金を計上しております。あわせて、事務事業等の緊急見直しによる減額をしております。
次の
姉妹都市等交流の充実につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございまして、財源も併せて減額をしております。
その下の文化施設費でございますが、
文化施設保全につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
次の
文化生活情報センター維持管理につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響による指定管理料の増額分などの経費を計上しております。
その下の
スポーツ振興費ですが、
総合運動場維持運営の一つ下の
千歳温水プール維持運営につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響による指定管理料の増額分などの経費を計上しております。
次の
総合運動場施設整備工事につきましては、昨年の台風被害に伴う
二子玉川緑地運動場の復旧経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に
スポーツ推進基金からの繰入金を計上しております。あわせて、事務事業等の緊急見直しによる減額を行っておりまして、財源につきましても減額をしております。
その下の生涯現役推進費ですが、
老人休養ホームふじみ荘運営から
ひだまり友遊会館運営までの三つの事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響による指定管理料の増額分の経費を計上しております。
一番下の生涯
現役施設整備工事につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
九〇ページをお開きください。民生費でございます。社会福祉費の
社会福祉総務費ですが、
地域密着型サービス拠点等整備助成につきましては、介護施設等における簡易陰圧装置、換気設備の設置補助に係る経費を計上しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次の
住宅手当緊急特別措置事業につきましては、
住宅確保給付金の支給に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
次の
生活安定支援事業につきましては、都制度を活用した
子ども食堂支援への緊急対策等に係る経費を計上しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次の
生活困窮者自立促進支援事業につきましては、
自立相談支援体制の拡充等に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
次の
高齢福祉部運営事業につきましては、介護事業所への緊急支援に係る経費を計上しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次の
介護保険事業会計繰出金、
国民健康保険事業会計繰出金及び
後期高齢者医療会計繰出金につきましては、後ほど特別会計のところで御説明をさせていただきます。
次の医療的ケア児(者)支援の充実につきましては、
感染防止対策としての消毒液の配付に係る経費を計上しておりまして、財源は全額寄附金を計上しております。
九二ページをお開きください。
障害者福祉費の
障害者相談支援につきましては、在宅の
一人暮らし障害者等に対する伴走型寄り添い支援に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金及び都支出金を計上しております。
その下の
障害者施設費ですが、
障害者施設改修につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
九四ページをお開きください。児童福祉費の
児童福祉総務費でございますが、単独施設型一時保育事業と次の
子育て支援事業につきましては、保育施設における
感染症防止対策に係る経費を計上しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次の
セーフティーネットの整備につきましては、
子ども配食事業等に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金及び都支出金を計上しております。
次の
在宅子育て支援から六つ下のひとり親家庭への支援までの七つの事業につきましては、各
子育て支援施設等における
感染症防止対策等に係る経費を計上しておりまして、財源として国庫支出金及び都支出金を計上しております。
次の
子育て環境推進事業につきましては、お米や商品券の給付など、生活困窮世帯の子どもの生活を応援する給付事業に係る経費を計上しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次の子ども・
若者部庶務事務につきましては、未婚の
児童扶養手当受給者に対する
臨時特別給付金支給に係る前年度国庫支出金の償還金を計上しております。
次の
青少年交流センター池之上青少年会館維持運営につきましては、新たな運営体制の導入に向けた準備経費を計上しております。
次の
青少年交流センター改修につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
次の
若者支援事業運営につきましては、
青少年交流センター等における
感染症防止対策等に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に都支出金を計上しております。
次の
ひとり親世帯臨時特別給付金支給につきましては、国の給付金に係る経費を計上しておりまして、財源は
全額国庫支出金を計上しております。
九六ページをお開きください。
ひとり親世帯臨時特別給付金支給事務につきましては、先ほどの国の給付金支給に係る事務費を計上しておりまして、こちらも財源は
全額国庫支出金を計上しております。
その下の児童措置費ですが、
私立母子生活支援施設への保護委託から
特定地域型保育事業まで、四つの事業につきましては、各施設における
感染症防止対策に係る経費を計上しておりまして、財源は
全額国庫支出金及び都支出金を計上しております。
その下の保育所費ですが、
区立保育園運営につきましては、区立保育園における
感染症防止対策に係る経費を計上しておりまして、財源は所要経費の一部に都支出金を計上しております。
その下の児童育成費でございますが、児童館運営及び
母子生活支援施設運営につきましても
感染症防止対策に係る経費を計上しておりまして、財源は国庫支出金及び都支出金を計上しております。
その下の
保育児童施設費でございますが、
児童施設改修から
保育施設整備までの三つの事業につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございまして、財源も併せて減額をしております。
九八ページをお開きください。
児童相談所費の
児童相談所運営と一時保護所運営、それから一番下の
児童養護施設等の
体制強化事業につきましては、
感染症防止対策に係る経費を計上しておりまして、財源は
全額国庫支出金及び都支出金を計上しております。
次の
児童福祉施設等への措置費支弁につきましては、新規入所実績の増加等による増額でございまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金及び負担金を計上しております。
一〇〇ページをお開きください。環境費でございます。清掃費ですが、清掃管理費の清掃職員の被服貸与から省資源対策費の
資源分別回収事業までの四つの事業につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
一〇二ページをお開きください。衛生費でございます。衛生管理費の衛生総務費ですが、
地域医療整備につきましては、まず、第二次補正予算までの
PCR検査拡充経費について、都支出金との財源更正を行っております。あわせて、PCR検査の拡充や医療機関等への支援等に係る経費を計上しておりまして、財源は
全額国庫支出金、都支出金及び寄附金を計上しております。
本日お配りいたしました参考資料を御覧ください。ただいま御説明いたしました
地域医療整備の事業費の補正十六億九千九百二十五万一千円のうち、社会的検査としての
PCR検査経費といたしましては、四億一千三百八十八万一千円を計上しております。本日改めまして社会的検査に係る経費について御説明をさせていただきます。
内訳といたしましては、まず、検体検査に係る費用が三億一千六百五十八万八千円、
コールセンターなどの運営費として二千六百三十九万三千円、検査後の健康観察等及びPCR検査に係る医師、看護師の人件費として七千九十万円、合計で四億一千三百八十八万一千円となってございます。
なお、こちらにつきましては、補正予算案を作成する期限の関係で、財源につきましては全額都補助金を計上しておりますが、先日の国の通知によりまして
全額国庫支出金を見込むことができましたので、今般見込んでいた都補助金を他のコロナ対策に活用できるよう、今後、東京都とも協議をしていきたいと考えております。そのため、国の財源と併せましてこの次の補正予算で整理し、御提案をさせていただければと考えております。
補正予算書の一〇四ページをお開きください。公衆衛生費の母子保健費ですが、
保健福祉センター乳幼児健康審査から
母子保健知識等の普及と啓発までの三つの事業につきましては、乳幼児の集団健診再開等に伴う事業費の増額でございます。
その下の
感染症予防費ですが、感染症対策につきましては、まず予備費で対応した保健所の電話相談や防疫業務等に係る経費について、国庫支出金及び都支出金との財源更正を行っております。あわせて、
新型コロナウイルス感染者の勧告入院に伴う患者移送経費を増額しておりまして、所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
一〇六ページをお開きください。産業経済費でございます。商工費の商工振興費ですが、
中小企業者経営支援につきましては、まず第二次補正予算までの
新型コロナウイルス感染症対策緊急融資に係る経費について、都支出金との財源更正を行っております。あわせて、緊急融資の受付期間延長に伴う経費を増額しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次の商業振興につきましては、
世田谷個店応援券及び電子商品券の発行支援等に係る経費を計上しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次の観光事業の推進につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
一〇八ページをお開きください。農業費の農業総務費ですが、花卉・そ菜展につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
一一〇ページをお開きください。土木費でございます。道路橋梁費の
道路橋梁総務費、
地籍調査事業から
交通安全対策費の
放置自転車対策まで、八つの事業につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございまして、財源も併せて減額をしております。
一一二ページをお開きください。公園費の公園管理費ですが、公園・身近な
広場維持運営につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の
公園新設改良費ですが、
公園用地買収につきましては、玉川野毛町
公園拡張用地取得費の増でございまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金、都支出金及び特別区債を計上しております。
次の大規模公園改修とその下の公園・身近な広場改修につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の緑化推進費ですが、緑と水のまちづくりにつきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
一一四ページをお開きください。建築費の建築行政費ですが、
空家等対策事業運営につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございまして、財源も併せて減額をしております。
その下の住宅費ですが、
公的住宅改修工事につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございまして、財源も併せて減額をしております。
次の
民間住宅管理保全等の支援につきましては、
環境配慮型住宅リノベーション推進事業補助金を増額するものでございます。
一一六ページをお開きください。都市計画費の
都市計画総務費ですが、
土地利用計画事務から三軒茶屋駅
周辺地区街づくりの推進までの六つの事業につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
一一八ページをお開きください。教育費でございます。教育総務費の事務局費ですが、
校務用電算機システム開発及び運用につきましては、まず、学校休業期間中に使用した
スマートフォンのレンタル経費について、国庫支出金との財源更正を行っております。あわせて、小中学校への
スマートフォン配備に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
次の
教育用電算機システム運用につきましては、まず
GIGAスクール構想に基づくICT環境の整備経費について、都支出金との財源更正を行っております。あわせて、新たな
学校緊急連絡メールシステムの構築等に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
その下の教育指導費ですが、教職員研修と
教育研究校運営、二つ飛ばして、教科日本語の推進と小中学生の国際交流、以上の四つの事業につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
上から三つ目の
指導補助員等配置につきましては、
学習指導サポーターやICT支援員の配置に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に都支出金を計上しております。
その次の世田谷九年教育の推進につきましては、ICTを活用した学習支援に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
その下の
教育センター費ですが、天文・郷土・科学学習の推進につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の
学校給食管理費ですが、
学校給食費会計繰出金につきましては、
学校給食臨時休業に伴う
給食食材納入業者への
発注済み食材費に係る繰出金の増額でございます。
一二〇ページをお開きください。小学校費の学校管理費ですが、
小学校維持運営につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の学校給食費ですが、
学校給食維持運営につきましては、小学校の臨時休業に伴う
給食食材納入業者への支援に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に諸収入を計上しております。
その下の学校保健費ですが、小学校保健衛生事務につきましては、まず
感染症防止対策用物品の購入経費について、国庫支出金及び都支出金との財源更正を行っております。あわせて、
感染症防止対策用物品の追加購入に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金及び都支出金を計上しております。
その下の学校施設充実費ですが、小学校施設整備事業につきましては、職員室の電話機増設に伴う増額でございまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
次の小学校施設改修工事とその次の小学校施設改修事務につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございまして、財源も併せて減額をしております。
その下の学校施設建設費ですが、小学校用地買収につきましては、八幡山小学校拡張用地の取得に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に特別区債を計上しております。
一二二ページをお開きください。中学校費の学校給食費ですが、中
学校給食維持運営と次の調理場維持運営につきましては、中学校の臨時休業に伴う給食食材納入事業者への支援に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に諸収入を計上しております。
次の調理場施設設備工事につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の学校保健費ですが、中学校保健衛生事務につきましては、まず、
感染症防止対策用物品の購入経費について、国庫支出金及び都支出金との財源更正を行っております。あわせて、
感染症防止対策用物品の追加購入に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金及び都支出金を計上しております。
その下の学校施設充実費ですが、中学校施設整備事業につきましては、職員室の電話機増設に伴う増額でございまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
次の中学校施設改修工事につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございまして、財源も併せて減額をしております。
一二四ページをお開きください。社会教育費の社会教育活動費ですが、青少年教育につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
その下の資料館費ですが、郷土資料館行事につきましては、事務事業等の緊急見直しによる減額でございます。
次の郷土資料館改修工事につきましては、電気設備等の改正に係る経費を計上するものでございます。
一二六ページをお開きください。職員費でございます。総務職員費の会計年度任用職員の人件費(地域行政部)につきましては、マイナンバーカード交付体制の強化に伴う会計年度任用職員増に係る経費を計上しておりまして、財源は
全額国庫支出金及び諸収入を計上しております。
その下の教育職員費でございますが、会計年度任用職員の人件費(教育委員会事務局)につきましては、スクールサポートスタッフの追加配置に係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に都支出金を計上しております。
一二八ページをお開きください。諸支出金でございます。財政積立金ですが、財政調整基金積立金につきましては、事務事業等の緊急見直し及び繰越財源を活用した基金への積立てでございます。
一三二ページからは、給与費明細を添付してございます。先ほどの職員費における補正予算と連動する内容となってございますので、後ほどお目通しをいただければと思います。
一四〇ページをお開きください。繰越明許費調書でございます。
総合運動場施設整備工事ほか七つの予算事業につきまして、事業が年度内に終了しないため予算を令和三年度に繰り越すものでございます。
一四四ページをお開きください。債務負担行為補正調書でございます。1の本庁舎等整備事業ほか三件につきまして、各事業の
スケジュール変更に伴い、期間や金額を変更するものでございます。
一四八ページをお開きください。特別区債現在高調書でございます。見開きの表、左から三列目、令和元年度末現在高ですが、決算を反映いたしまして、一番下の合計が六百九十七億五千八百八十八万九千円となっております。右ページの表の一番右下の数字が令和二年度末の現在高見込額でございまして、七百六十四億一千五百三十五万五千円となっております。こちらも決算と今回の補正予算を反映したものでございます。
以上が一般会計の補正予算の説明となります。
なお、参考資料といたしまして、二三七ページ以降に各会計歳出事業の概要を掲載させていただいておりますので、後ほど御確認をいただければと思います。
説明は以上となります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆おぎのけんじ 委員 参考資料でお配りしていただいた社会的検査の経費の内訳で、人件費のところの検査後の健康観察等の調整というところに、二万円掛ける十人掛ける百八十二日となっていますけれども、たしかこれは第二段階って十月下旬から一月下旬だったかと思うんですが、これは日数的に半年分ぐらい書かれているのはどういう理由からなんでしょうか。
◎松永 財政担当部長 健康観察につきましては、PCR検査以降もまだ濃厚接触者の追跡ですとか、また事務が続く可能性があるということで、三月末までの経費で計上させていただいているというものでございます。
◆おぎのけんじ 委員 あと、ごめんなさい、よく分かっていないんですけれども、これは実績ベースでこの費用って、今百八十二日と書いていますけれども、これは仮に社会的検査の件数が減って、結果的に百日分ぐらいしかやりませんでしたとなったときに、この費用というのはどういうふうになってくるんですか。
◎松永 財政担当部長 基本的には、検査料につきましては、実績でお支払いするという形になるというふうに考えております。
◆山口ひろひさ 委員 先ほどこの説明の中で、今回の四億一千万円が国庫支出金で出るという話で、その部分に関しては次の補正でということの説明がありましたけれども、これから、この通達のあれもありますけれども、東京都も今補正を組んでいるわけですけれども、今回、正直この社会的検査に関しては、国、都との連携と言いながらも、先んじるようなことがありましたけれども、今度は、国もこういう形になりましたし、東京都も補正を組むということで、次なるやはり対策に関しては、かなり東京都と連携を組んでいくという理解でよろしいですか。そういう形になるという理解でよろしいでしょうか。
◎宮崎 副区長 今おっしゃったように、もともと国、東京都の支援と同時に、国、東京都の対策をよく見極めて、それで世田谷区にとって一番いい方法を選択したいと思っていますので、今おっしゃったように、その内容が分かり次第、そこは協議をしていきたいと思います。国のほうは、ある意味自治体のほうに、今の段階のそのやり方としては任せているような形を取っていますが、東京都のほうの今回の補正の内容は、まだ明らかに自治体のほうに示してきていませんので、そこについてはよく見極めて判断をさせていただければと思っています。
◆そのべせいや 委員 今の山口委員の質問と関連になるんですが、この間提案があった手法、そして恐らく今日参考資料に落としていただいた予算をつけている四億一千三百万円のものが、これが多分確定的な手法になると今区としては捉えていらっしゃるんだと思いますが、この手法から、例えばプール検査について改めて可否――否が出てきたらちょっと意味はないと思うんですけれども、こちらに確定だと思うんですけれども――であるとか、あと東京都が対象者が重複する検査を実施するですとか、例えば感染者が大幅に増えるだとか、様々まだ変数というのがこの後考えられると思うのですが、区が想定をしている外部要因と、あと内部的な変数、これからまた変わり得る可能性が内部的にもあるのであれば、教えていただければと思います。
◎松永 財政担当部長 おっしゃるように、例えばPCRの検査が違う手法が見られるということで、コストが下がっていくということも当然、今後考えられるということになります。その際には、今の予算の中で検査数が増やせるというふうにも考えておりますし、逆にまた感染が拡大していくようなケースになった場合は、従来型のPCR検査のほうにその資源を振り分けるということで、そこら辺は今後の状況に応じて対応していければというふうに考えております。
◆羽田圭二 委員 基本的な話なんですけれども、保健所の役割というのをもし話ができるんだったら、教えてください。
◎宮崎 副区長 この社会的検査の部分においては、この間も申し上げておりますけれども、例えば感染者が出たということになれば、これは従来型のPCRと同様で、保健所としての機能として、この感染者に対する対応ということは、当然やっていかなきゃいけない。問題はそのはざまに入ります健康観察のほうにつきましては、当然保健所が一義的にノウハウを持っておりますので、今般、その業務につきましては外にお願いしようと思っていますけれども、その同じ世田谷区の中でやっぱり行われていることですから、そのスキルを含めてについてはきちっと保健所がフォローしてもらうということは必要ですが、その毎日のコンタクトトレーサーと言っています追っかけにつきましては、なるべくそこについては、そのマニュアルの部分を遵守していただいて、外の人間がやっていくというふうに考えております。そのほかの、この社会的検査を含めまして感染状況の部分の中では、保健所体制は一応整えたわけですけれども、この先、今、そのべ委員のほうからもお話があった、この先がいろいろ変わってくるという状況においては、さらにその応援体制なり、外部からのマンパワーを含めての注入、こういうことも保健所体制としてはやっていかなきゃいけないということは考えております。
◆羽田圭二 委員 あと、この間、議会でも議論になっていますけれども、行政検査という言葉があるじゃないですか。その行政検査というのはどういうことを言っているのか、その定義とかいうのがあるのかどうかを含めて、もしお分かりでしたら。
◎宮崎 副区長 もともと感染症法におきますその検査という部分について、これは本来、国を含めてが責任を持って、自治体が実際はやるわけですけれども、法上に基づいてその検査というものは行われる、ここは基本的に行政検査という形で言っているわけです。今般の社会的検査という部分についても、国の位置づけを含めての部分について照会を出してきたわけですが、今般につきまして、これについても行政検査として認めるということですので、同じ傘の中で動いているわけですが、あえて従来型のPCR検査の部分が先行していたわけですから、そこと区分するために、この間、社会的検査という言い方をさせていただいていたということでございます。
◆羽田圭二 委員 となると、国が責任を持って行うということで、今回国庫支出金ですか、それが決まって、それで行政検査になったと。すなわち、保健所がやるから行政検査ではないということでしょうかね。その辺の……。
◎宮崎 副区長 従前からの感染症法のつくりの問題と、この間やっています保健所の体制の部分は、この間も国を含めて議論になっていますが、本来、法律上の中に、その根拠と言われている部分についてのものをきちっともうちょっと整備すべきだということはこの間申し上げてきましたけれども、改めまして、今お話のあった、本来、行政検査であるということが前提で、ならば国費という考え方で我々は主張してきました。国費が来るから行政検査ということではなくて、もともと法の位置づけ上、どこの検査に位置づけているんだということがあれば、これは今までの感染症法上の中で読み込める部分として、国の責任においてまずはきちっとやっていくというところがあるわけですから、その意味では、国費という部分で対応すべきだというふうに我々としては考えて、この間主張してまいりました。
◆羽田圭二 委員 だから、保健所がやらなければ行政検査にならないということではないという確認です。
◎宮崎 副区長 失礼しました。そうです。自治体という形のもので、責務も含めていわゆる指示が来ていますので、区としてやるわけですから、保健所ということを特定して、そこでやらなければ行政検査ではないということではないという考え方です。
◆そのべせいや 委員 羽田副委員長の質問に関連してになるんですが、国が示した通知の中にある行政検査の対象者と、今回世田谷区が社会的検査と称してやろうとしている検査の対象者の重複は何となく理解をしているのですが、重複をしていない部分というところはあるんでしょうか。重複をしていない部分があったら、教えていただきたいです。全て重複していますか。
◎宮崎 副区長 結果として、行政検査として認めるということは、その範囲の中に対象者がいるわけですから、今般の具体的に言うと、従来型のPCRの対象としていた方と、社会的検査と言われる方の部分について、仮にですけれども、今、その従来型の部分で対象にしている、例えば濃厚接触者もしくはその疑いと言われる部分と、今般の部分の社会的検査の目的は、この間申し上げていますように、重症化を防ぐとか、クラスター化を防ぐということの対象者の部分では、必ずしも今まで言ってきたところの対象者とは重なっていないと思います。今般、国が言ってきたのは、それらも含めて、言ってみれば目的が明確になって、行政検査と言っているわけですから、今後その区分という意味では、その範囲の中、行政検査の中の対象としては、同じ対象になってくるということを理解しているところです。
◆そのべせいや 委員 一応確認になりますが、一時保護所ですとか、児童養護施設ですとか、保育園、幼稚園というところまでを含めて区として必要性を、最終的には区長の判断になるようなことも伺ったような気がするんですけれども、必要性を認めるのであれば、それは行政検査になるというような認識でよろしいでしょうか。
◎宮崎 副区長 今般、保育に関しては様々に議会側からも御指摘を含めていただいたわけですけれども、感染の拡大という御質問がありましたけれども、私のほうの言葉で言うと、今の状況は少し数字は落ち着いてきていますけれども、蔓延状態は続いているという中では、国の言うところの感染の状況に応じて判断を自治体にしてくださいと言っていますので、その中に保育施設の部分も入っているものというふうに理解をしております。
○加藤たいき 委員長 以上で原案に対する質疑は終わります。
次に、組替え動議について提出者の説明を求めます。
◆桃野芳文 委員 議案第七十号「令和二年度世田谷区
一般会計補正予算(第三次)」の組み替えを求める動議について、提案理由を申し上げます。
今般の補正予算で社会的インフラを継続的に維持し、重症化を避けるためのPCR検査、今回、区はこれを社会的検査と呼んでいる検査ですけれども、この検査として、介護事業所で従事する方など約二万六千人を対象に二万三千件、補正予算に含まれる分として三か月程度の期間、全体で四か月程度の期間をかけてPCR検査を進めるとしていますが、この施策では社会的インフラの継続的な維持、重症化を避けることはできないと考えます。
その目的のためには、保健所や医師が合理的に判断した結果、必要があるとした方を対象とする従来型のPCR検査の拡充と、それに伴う保健所機能の強化、また各施設における感染拡大抑制のための取組を支援することこそが必要です。
したがって、区が社会的検査とする施策に係る予算を財政調整基金積立金に組み替えた上で、現在提示している施策を再考することを求めたく、組替え動議を提案いたしました。
よろしくお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの組替え動議の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆羽田圭二 委員 読み取って、大きくは二つ、多分理由として上げられているんだと思うんです。一つは、この施策では社会的インフラの継続的な維持、重症化を避けることができないというふうに言われていますよね。ここでちょっと疑問なのは、そうすると、いわゆる社会的検査と言われている、詳細は避けますけれども、介護をなさっている方だとか、言われている保育だとか、それから障害をお持ちの方の介護も含めて、そうしたところで働いている方々の検査そのものをやる必要はないということを言っているのかどうかというのが第一点目、お聞きしておきたいと思います。
◆桃野芳文 委員 この間の議論でもありましたけれども、このPCR検査というのは、その時点の陰性確認でしかないわけですから、いち早く陽性者を見つけて、集団から隔離するということであれば、それをどれぐらいの期間で繰り返せるかということが一つの大きな大事な要素になってくるというふうに思います。
今回の区の検査で言えば、複数回定期的にということを言っておりますけれども、その内容というのは全く明らかになっておりませんし、少なくともそれが二週間に一回だとか、三週間に一回、十日間に一回だとか、そういうようなスパンですら検査は行えないということも見えてまいりました。
そういった中では、検査を例えば一か月に一回やったからといって、それがいち早く陽性者を見つけ出して隔離するということにはつながらないわけですから、それであれば、その施設内での感染拡大を防止する施策、例えばそれに伴う物品を購入するための費用を助成するだとか、動線を分けるための建物改修の予算を支援するだとか、そういったことをやって感染拡大を防止するといったほうがはるかに効果があるというふうに考えております。
◆羽田圭二 委員 今の中で検査回数の問題が言われていたんですけれども、検査回数が一定改善をされていけば、すなわち、この間の説明にもありますけれども、国や東京都がその枠を広げていく、あるいは検査方法についても、科学的に立証されるといいますか、検証されて、より確実な、しかも結果が早く出る。そうした検査体制が整っていけば、回数も上げていくことができるといったような考え方もあるかと思うんですが、すなわち、その検査回数が上がっていけば改善ができるという考えも成り立つかと思いますが、その点はいかがですか。
◆桃野芳文 委員 それはそのときに、具体的な施策なり、手法なりが示されて、多分その都度、その内容についてまずは精査していくということであると思います。その中身についてですけれども、これもこの間議論してきたとおり、副区長の答弁からもありましたけれども、本来の意味で陰性確認ということであれば、これは毎日やらなければ意味がないというふうに言っているところでありますから、本来的にはそれぐらいの頻度でやらなければ大きな効果はないというふうに思っております。
それともう一つ、現実的なことの中で、現実的な予算の制約だとか、医療資源の制約の中で、毎日というのは無理だと。例えばそれが二週間に一回であれば、ある程度効果がある、十日であれば効果があるというような考え方もあるかというふうに思いますけれども、それは市中の感染状況次第だと思います。やはり非常に市中感染が蔓延していて、これはどうにもならないから、予算の範囲でできる限り繰り返していくんだという状況になれば、その状況を見てやるんだというふうに思いますけれども、今の世田谷区の状況から考えて、極端にそういうことをやらなければいけないというほどまで市中感染が蔓延しているというようなエビデンスは示されておりませんから、その点についても反対の理由になると思っております。
◆羽田圭二 委員 言うまでもない話ですけれども、今回の新型コロナの特徴といいますか、その一つに、症状がなくても陽性者であって、感染させる場合があると、要するに軽症だったり、症状が見えないといいますか、それでも陽性であることがあり得るということだと思うんですが、今回のその中にもあるんですけれども、濃厚接触者と接触された方は現状の検査では含まれていないわけですよね。濃厚接触者以外の検査を実施することにも意味がないと言っているのか、その点もお聞きしたいんですけれども。
◆桃野芳文 委員 それは従来型のPCR検査の拡充の中で十分対応できる話で、保健所長が合理的に考えて、これは検査をすべきだというふうに考えた人については検査をすればいいと思います。ただし、検査前確率が高い低い、そういったことも考慮せずに、この世田谷区内にいらっしゃる施設の従事者を一律にローラーをかけて検査していくということは適切でないというふうに思います。
◆羽田圭二 委員 その点ではちょっと意見の違いもあるんですけれども、感染リスクの高い、それから人との接触が避けられない、そういう仕事に従事をしているということだと思うんですよね。あそこにある意味では限定をしてきた。それをさらに絞り込んでいくということが、考え方が示されていると思うんですけれども、陽性者が感染拡大をさせないということにそれはそれでつながるということになると思うんですよ。かつ自分が陰性の場合は、これは実際に働いている方々が皆さん言っておりますけれども、要するに安心感だけではなくて、より感染しないための対応を行うことにつながるというふうにも私は思うんですよ。その点はいかがですか。
◆桃野芳文 委員 まず、安心感という話ですけれども、それは先ほど申し上げたとおり、検査をした時点の一瞬の陰性確認しかないわけですから、それが安心感につながるというのは余り科学的な論拠はないというふうに思っておりますし、先ほどこれも申し上げましたが、感染しないための対応、感染させないための対応、感染しないための対応、これは必要です。これは、PCR検査を一か月に一回やるということは全く的外れで、感染しないための対応、感染させないための対応、これは医学的にしっかりと考えて、物品の支援だとか、建物改修の支援だとか、もしくは場合によっては、しっかりと休養してもらって免疫力を高めていただくために、この人繰りの支援だとか、こういうことも考えられると思いますけれども、そういったことに予算を割くべきだと思います。
◆羽田圭二 委員 本人が自粛してきたとかということも含めてですよね。要するに感染防止というのは、人と会わないとか、あるいは会食しないとか、夜遅くまで外出していないとか、そういったことも含めてあると思います。
それからもう一つの、今のは社会的インフラの継続的な維持、重症化を避けることができないというようなことに対する質疑でしたけれども、もう一つは、予算を組み替える必要性、この点についてです。それで従来型とその社会的検査の違いというのは、それはそれで、この間議会でも言われていますけれども、分かりやすく伝える必要があるんだというふうに私は思っているんですけれども、そのこと自体も意味はないですか。
◆桃野芳文 委員 従来型の検査の拡充については賛成ですけれども、先ほど申し上げたように、検査前確率、事前確率を全く考慮に入れずに、この世田谷区内一律の施設を対象にしてローラーのように検査をかけていくということには賛成できないということです。
◆羽田圭二 委員 先ほどちょっと原案に対する質問でも言いましたけれども、行政検査の理解なんですよね。要するに保健所が行うからといって、それが行政検査というわけでもなくて、国がお金を出す検査という意味も含まれるということを私は確認したつもりなんですけれども、つまり保健所が行おうが、どこがやろうが、国がお金を出すということを決めた段階で行政検査となると。それが現状残っている考え方として、社会的検査であっても行政検査ということが言えるということだと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
◆桃野芳文 委員 国が言っているのは、行政検査の範囲を拡大するから、どこまで実際に検査をやるかは世田谷区で適切に判断してくださいと言っているわけですから、それは世田谷区が適切にどの範囲で検査をすればいいかということは考えればいいと思っております。その中で、適切に検査を拡大していくという範囲の中に、今回世田谷区が示している社会的検査というものは入らないのではないかというふうに私は先ほど申し上げております。
◆羽田圭二 委員 いずれにしても、行政検査として国が認めることにしたと、拡大をしたわけですよね。世田谷区が言っている社会的検査も含めて認めるということになると。そういった場合に、これはちょっと違うのかもしれないんですけれども、その検査も含めて保健所がやれということを言っているのかどうかということなんです。
◆桃野芳文 委員 必要に応じてPCR検査を拡大することについては反対いたしません。これは大賛成です。何回も申し上げます。そのために、一部事業を、施策の内容を、実際の仕事を保健所以外の方にお願いするということについては何ら問題ないと思います。
◆羽田圭二 委員 その点は、社会的検査も保健所が全て行うという考えではないということでよろしいでしょうか。
◆桃野芳文 委員 世田谷区の言う社会的検査そのものに反対だということです。
◆羽田圭二 委員 その辺は福祉保健委員会で私が感想を持ったのとちょっと違うもので、傍聴してそう思ったものですので、質問をさせていただきました。それで分かりました。
○加藤たいき 委員長 以上で組替え動議に対する質疑は終わります。
それでは、組替え動議についての意見に入ります。
本動議について御意見がありましたら、どうぞ。
◆山口ひろひさ 委員 今回の補正予算に関しては、この議案の説明に対して臨時の委員会が開かれるという、本当に異例ずくめでありました。そういった中での様々な議論があったわけでありますけれども、そういったことを鑑みますと、今回、桃野委員が組替え動議を出されたということに関して、理解できる部分もあります。しかしながら、ここに来て国の動きもありましたし、通達が出されたということで、それを理解すると、いわゆる区が言っておりました社会的検査という部分も行政検査の一環として行われるということで、社会的検査という概念は消滅しつつあるのかなというふうに理解をしています。
また、うちの会派も今まで行政検査として位置づけられてまいりました従来型のこの検査に関しての拡充については強く求めてまいりましたし、また、区長が招集挨拶の中で触れていたと思いますけれども、こういった感染状況が変化した場合には、この社会的検査も、いわゆる従来型の検査にシフトチェンジをして、そちらに力を注いでいく。小康状態、減少傾向にあるのかなというふうに思っていましたけれども、今日ニュースを見たら、またちょっと拡大の傾向にあるということで、大田区、世田谷区は多いというふうな報道もありましたので、そちらにやはり力を厚く注いでいくということも十分考えられることでございますので、我が会派としては、感染症の対策に関しては、柔軟なやはり執行計画というものが求められますし、そういう意味においては、その辺、十分な対応をしてもらいたいと思います。
また、今回のこの予算に関しては、社会的検査と従来型の検査、同じ項、款で、また同じ予算事業になっているわけでありますので、そういった意味において、現時点、この国の動きもあり、至った中で、予算を組み替えるということはなじまないんではないかなと考えますので、本組替え動議には反対をさせていただきます。
◆津上仁志 委員 当初、区が示された約二万六千人を対象にして手挙げ方式で一回だけやると、そういう検査をするようなものから、私たちがずっと求めてきたのは、そういう介護だとか、障害だとか、保育の現場にいらっしゃる職員の方々が、重症化リスクを軽減して、施設内クラスターを削減していく、未然に防いでいく、そういうふうな検査が必要だというふうに申し上げてきましたけれども、今回、区が示しているものについては、そういう検査が必要な方が必要なときに迅速かつ的確に実施できるものに変更されたんではないかというふうに私たちは理解をしております。
また、これから迎えますけれども、インフルエンザの流行時期になってきますけれども、その前に保健所の機能を逼迫させないように検査体制を別建てして組んでいくということも理解をしております。ということもあって、私たち公明党としては、この組替え動議には反対とさせていただきたいと思います。
◆つるみけんご 委員 今回、区が提示しているPCR検査体制の充実については、様々他会派からも含め、私たち会派も指摘をしてきましたが、基本的な考え方として必要であると考えているため、本動議には賛成できかねます。Setagayaあらたとしては反対いたします。
◆そのべせいや 委員 当初上げられていた計画は、今もですが、長期間を要し、当初は格安、安価な検査であったという前提がもう既に今覆されているということで、再考する、改めて考えなければならないということについては大きな意味があると考えます。
一方で、都が検査を開始するまでの期間について、どのように予算を使っていくかということについては、いまだに走りながら考えていくという余地があるものであると考えています。より必要な集団を優先したり、予算の投下先を変えるということについてまだ余地はあると考えますので、今回計上した上で、逐一議会への報告を受けながら、検討、実施をしていただきたいといったことを都民ファーストの会としては求めますので、本動議については反対といたします。
◆青空こうじ 委員 今回の区長の、すごくいいことだと思うんですよね。確かに介護事業所だとか、障害者施設とか、一時保護施設とか、保育園とか幼稚園、確かにいいんですが、僕、これでもまだ少ないと思うんです。というのは、毎朝、僕は、小中学校へ行く、また一般の方も通る道路でずっと立ち番をやって、行っていらっしゃいとかやっているんだけれども、子どもたちが安全に安心して学校に行けるというのは、学校にはまだまだ、新BOPとか、それからクラブの指導員とか、校門にいるガードマンさん、できればもっと拡充してほしいと思うんですよね。そして子どもたちが安心して学校へ行って勉強ができるというのは、一番大事だと思うんで、ぜひもうちょっと広げてPCR検査をやるべきだと思うんです。
というのも、今回、先日も区立の中学校の教員が陽性になったということがあります。それから、小学校のほうでも子どもが陽性になって、学校が二週間休校になったということがあります。だから、子どもたちが安心して勉強できる、そういうふうな意味では、今回の社会的検査についてはさらに拡充していただきたいという立場でありますので、私は組替え動議においては反対いたします。
◆羽田圭二 委員 先ほども質問はさせていただきましたが、その中でも改めて確認させていただいたこともあるかと思います。
PCR検査の拡充自体は、感染拡大が続く中で、政府も一定の時期から広げようと考えていたということが最近よく言われるようになっているかと思います。安倍首相が辞任されたという、その直後の様々な報道機関のニュースでもありましたけれども、安倍首相自体も広げたいと言っていたが、なかなか広げることができなかったということも言われています。
その背景はまだ、それを細かく言うとまたいろいろな議論にもなりますので、細かいことは避けますけれども、先ほど副区長も言われていましたけれども、保健所を中心として、この間の感染症対策、防疫、公衆衛生の推進といいますか、それと世田谷的に言えば、世田谷の地域保健福祉制度の確立と、その両面もあったかと思います。その意味では、この検査体制を拡充するということの一定の困難さといいますか、その困難さというのはいろいろな理由があるので、これはここの意見では避けておきます。
その上で、今回のこの動議なんですが、我々としては、社会的インフラに従事する方々への社会的検査は、高齢者等の感染リスクが高い、重篤化と保育施設におけるクラスター化、これらを防ぐために実施することが必要だと考えてまいりました。今回の社会的検査が認められれば、対象の介護事業所等において、濃厚接触者以外で接触があったなどの理由で不安のある方が最優先でPCR検査を随時実施してもらえることになるのではないかと。
現状はどうかということなんですが、濃厚接触者以外は検査をしてもらえないために、事業所としては、万が一感染させてしまうと重症化リスクが高い。そうした利用者の安全を鑑みて、濃厚接触者の定義から漏れた接触のあった職員等、こうした方々は、一定期間自宅で待機させるということにつながっていると。訪問を見合わせたり、代替サービスの調整がつくまでサービスが提供されないといったような事態も起こり始めているという指摘があります。今回の社会的検査は、こうした方々に随時速やかに検査が行われることで、社会的インフラの継続に資するものであるということが我々の認識であります。
介護、障害などに従事する方で、濃厚接触者とされていない方の検査を行うこと、回数もできるだけ多く行うことが期待をされていると。ここに近づくことが我々は必要だというふうに思っています。先ほどもありましたけれども、国や東京都の動き、これらをしっかり受け止めながら、今後も対応していくことが必要だろうと。
そして、防疫、感染症対策を含む公衆衛生の推進は、先ほども言いましたが、保健所が行う。この保健所の機能と役割を低下させない。今回、組織改正など、これもこの間の議会での答弁にもありましたけれども、その機能と役割を維持、あるいは拡大、拡充をしていくということが重要だというふうに思っています。
従来型の検査は、有症状者、濃厚接触者を対象にしており、社会的検査は、濃厚接触者と接触された方や無症状者を対象とするという、この点も非常に区別していることで、逆に区民にも分かりやすい、そういう内容になっているかと思います。
検査体制を保健所に集中、これは先ほどお答えしたのとちょっと違ったので、私たちはこういうふうに捉えていたんですが、検査体制を保健所に集中させるということは、結局、保健所の本来の業務、これらの障害になるわけで、これは避けるべきだという考えもあります。
したがって、今提案されている中身をしっかり進めていくことが重要なわけであり、それらを含めてここで組み替える必要はないという判断をさせていただいております。したがって、本動議については反対をいたします。
○加藤たいき 委員長 意見が出そろいました。
これより組替え動議の採決に入ります。採決は挙手によって行います。
お諮りいたします。
組替え動議を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○加藤たいき 委員長 挙手少数と認めます。よって動議は否決されました。
次に、原案についての意見に入ります。
原案について御意見がありましたら、どうぞ。
◆おぎのけんじ 委員 本補正予算に含まれております社会的インフラの維持に向けたPCR検査につきましては、報告のたびに説明内容が変わりまして、補正予算書が告示日に間に合わず、臨時の常任委員会を開くという異例の事態にまでなったということに、我が会派として、本件の進め方にはいまだ大きな不信感を持っております。
こうなってしまったそもそもの原因は、保坂区長が、一有識者の意見に反射的に飛びついて、議会への情報提供はおろか、庁内での議論もすっ飛ばして、あたかも世田谷区の事業であるかのようにマスコミを通じて大々的に公表してしまったことにあるというふうに考えます。区職員の方々は、ただでさえ忙しい中に、区長が広げた風呂敷を畳む作業を強いられたわけでありまして、結局は、掲げた理想とは程遠い事業案が提案されるに至ったと認識をしております。
また、何よりも不幸でありますのが、いつでも誰でも何度でもというフレーズを信じて、今定例会で補正予算が可決されれば、私もPCR検査を何度も受けられると誤解している区民が大勢いらっしゃるということであります。区長はさきの本委員会に出席されたときに、誤解されている部分があるという旨を発言されておりましたけれども、この間、その誤解を解く、払拭するような努力をしてきたようには到底思えません。
今回の一連の混乱は、区長の議会軽視、また区民軽視、そして庁内軽視によりもたらされたものであり、そうした保坂区長の政治姿勢を我が会派として断じて許すことはできないということ、特に前期から含めまして再三再四にわたって議会軽視をしてくれるなということを繰り返し指摘してきたにもかかわらず、今回は軽視どころか、無視に近い形でやってきたということは、どういう了見なのかと思いますし、さきの本会議での答弁を聞いていても、本当に我々の言っていることが響いているのか、大変怪しく感じますので、ぜひ区長の右腕である宮崎副区長からも区長に対して、どうして議会軽視と言われるのか、今回我が会派のみならず、多くの会派から疑念が指摘されたわけでありますけれども、懇切丁寧にレクチャーをしていただきたいということをよろしくお願いいたします。
そして、PCR検査についてですけれども、今週に入りまして、厚労省から検査体制の拡充の指針が示されまして、世田谷区が言う社会的検査が行政検査として国費で賄われることになりましたが、国費とはいえ、無駄遣いは当然許されないわけであります。また、世田谷区の事業案では、定期的検査の回数はおろか、実施可否すら流動的でありまして、これが本当に福祉施設で働く方々の不安解消につながるのか、いまだ疑わしい部分は残っていると認識をしております。
今後、東京都とも連携をして、検査の連続性を確保し、実効性を最大限上げるよう強く要望するとともに、先ほど山口委員も指摘していましたけれども、区長招集挨拶で触れられていたように、今後の感染状況によっては、社会的検査を一旦休止して、従来型PCR検査をさらに拡充することを併せて求めるものであります。そして、間もなく始まるとされています第一段階の社会的検査の結果を科学的に検証した上で、議会にも示していただき、第二段階以降の検査計画が妥当かどうか、しっかりと見定めることを重ねて要望した上で、
新型コロナウイルス感染症への対策として、止めてはいけない事業が多くを占める本補正予算案に賛成するものであります。
最後にもう一度繰り返させていただきますが、保坂区長に対しては、今回のように乱暴な政策形成過程をたどることが二度とないよう、強く忠告し、自民党の意見といたします。
◆津上仁志 委員 公明党としては、本補正予算案については賛成をいたします。
PCR検査についてなんですけれども、東京都も介護施設などの利用者や職員に対してのPCR検査を補正予算に計上はしているんですけれども、実施時期が明らかになっていないこともあり、その間、いかに検査体制を維持できるかがやっぱり重要だというふうに我々は考えています。
さらに、感染症は時々刻々と状況は変わっていきますけれども、その変化することを踏まえて、それらの事象に臨機応変に対応できるように、今回示されておりますけれども、固定したような体制にならないように、また予算執行にならないような柔軟な対応をお願いしたいと思います。
また、我が会派が代表質問でも触れましたけれども、施設や事業所などで陽性者が発生した場合の受入れ先の確保とか、また事業の継続、このようなことができるような経営支援のフォローやサポート体制の確立など、この事業の進捗状況を随時、我々議会のほうへ報告していただきたいということを意見として添えて、賛成の意見とさせていただきます。
◆桃野芳文 委員 先ほど区が社会的検査とする施策に係る予算を財政調整基金積立金に組み替えた上で、その施策を再考することを区に求める動議を提案し、審査をいただきました。たくさん御質問もいただきまして、丁寧に審査いただいたというふうに思っております。しかしながら、審査いただきましたけれども、残念ながら否決となりました。
一般会計補正予算(第三次)の全てをもちろん否定するわけではありませんし、一例を挙げれば、この予算に含まれる従来型のPCR検査の拡充には大賛成であり、感染症の拡大に備えて検査体制を整えておくこと、保健所機能を強化することの必要性には強く賛同いたします。
一方で、先ほど予算の組替え動議の提案理由で申し上げたように、区の言う社会的検査に賛同することはできません。その理由において、補正予算(第三次)については反対をいたします。
◆つるみけんご 委員 Setagayaあらたとしては、本補正予算に賛成いたします。
先ほども申し上げましたが、区が提示しているPCR検査体制の充実については、これまでも様々指摘してきましたが、基本的に柔軟に対応していくということも含めて必要であると考えております。ただ、この件について、区民及び議会への周知の方法や予算の提示の仕方には大きな問題があったと考えております。
今回のPCR検査体制の充実について、その目的に対する効果と費用対効果をきちんと検証していただくことと、あとは随時議会や区民に報告をしていただきたいということを申し上げておきます。また、そのためにも、検証の仕組みというのをあらかじめ構築していただきたいと思います。そのことを強く要望し、本補正予算案に賛成いたします。
以上です。
◆そのべせいや 委員 先ほど質問させていただいて、外部環境の変化、東京都の対応などによって、まだ予算をどう使っていくかということについては変更の余地があるということでしたので、またその点と、何のための予算審議かという話ももちろんあるということは重々認識をしていますが、これまでも予備費を計上して、適宜議会で報告を受けながら再検討いただいて、最終的に実施をするというようなプロセスをこの
新型コロナウイルス対策においては踏んできたような経緯もあると認識をしておりますので、今回の予算案には賛成をいたしますが、どのような事業を実施していくのかということについては、柔軟にトライ・アンド・エラーという考え方でぜひ進めていただくということを要望して、意見といたします。
◆青空こうじ 委員 私は、皆さんの言ったとおり、確かに区長が一生懸命頑張って、BSのTBSで言っちゃったという、いつでもどこでも何度でもというちょっと誤解もあったけれども、でも、あれをやったおかげで、今回もこうやって国のほうからお金が、予算が出たというだけでも、僕は言ったことに対しては、確かに誰にも、各会派に聞かないでやったということはいけないと思うけれども、でも、今まで区長さんでそういうことをやった区長さんは、僕はいないと思うんで、たしかに保坂区長が一生懸命やったおかげで、今日、こういうふうな話題になったりして、日本全国どこへ行っても世田谷区に住んでよかったねというぐらい言うんで、これが補正予算の中で、各会派でみんなが喜ばれればいいんだけれども、喜ばれない会派もあるだろうし、確かに区長の独り歩きもあるけれども、やったことに対しては僕は本当にいいと思います。
補正予算には賛成します。
◆羽田圭二 委員 国がPCR検査の回数についても、定期的に複数行っていけるという、そうしたことも期待をしているわけで、そのことについては引き続き追求をしていただきたい。もちろん国、東京都の動きがありますから、それらを見ていくということも重要かと思います。
その上で改めて申し上げておきたいのが、保健所の今の役割、現在の役割、症状がある人、濃厚接触者に対する陽性確認の検査を行っていますよね。検査だけではなくて、検査を受けた人の濃厚接触者の確認のための追跡も行っていると。防疫だとか、感染予防だとか、それから蔓延予防とか、そういう言葉で表現をされていますが、昨日の一般質問にもありましたけれども、本来業務で手いっぱい、現状の業務で手いっぱいであるということが告げられています。
そのことをまずしっかり受け止めて、今般、区は組織改正によって一定それを改善していく。それで完璧になるとは言っていないかと思いますが、今後、人材の確保だとか、それから人材の育成だとかを含めて当然行われていかなくてはならないと。したがって、その保健所の機能の強化、この改善についてはぜひ進めていただきたいと。
それからもう一つは、社会的検査の範囲となる各施設、これを所管といいますか、実際にその接点を持っているのは、現在保健所ではないはずですよね。つまり区の組織でいえば保健福祉部、ここが一番接点を持っているわけで、これらの施設との接点を持ちながら、いわゆる社会的検査と言われているその施設の方々の、職員の方々の検査を行っていくというのは、極めて、そうした点からも非常に重要なんではないかというふうに思っています。
それと、今後の連携体制です。保健所との連携体制ということも言われていますけれども、実際に行われる検査の検証だとかも含めてですが、それらも含めてしっかり行われることを望んでおります。
そしてさらに、課題としては残されているといいますか、これも既に検討が始まっているかと思いますが、陽性者が出た場合、それの連携体制、保健所との連携体制も含めてですが、それらも含めて改善の方向を見いだしていくといったことが必要だと思います。
介護従事者の方々が安心して働ける、このことも非常に重要なテーマだと私たちは思っておりまして、そのためには、毎日毎日、その感染のおそれを感じながら仕事をしている、あるいは感染させてしまうのではないかという、そうした不安を持ちながら働いているという現状を、先ほど桃野委員も言われていましたけれども、実際の予防対策も含めて、現場での予防対策も含めてしっかり支援をしていくということでそれらの不安を取り除いていくということも当然考えられるわけですから、このPCR検査の拡充と併せて進めていただきたいと思っています。
以上のことから、今般の補正予算については全て賛成をいたします。
○加藤たいき 委員長 意見が出そろいましたので、これより原案の採決に入ります。採決は挙手によって行います。
お諮りいたします。
本件を原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○加藤たいき 委員長 挙手多数と認めます。よって議案第七十号は原案どおり可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第七十一号「令和二年度世田谷区
国民健康保険事業会計補正予算(第一次)」、議案第七十二号「令和二年度世田谷区
後期高齢者医療会計補正予算(第一次)」、議案第七十三号「令和二年度世田谷区
介護保険事業会計補正予算(第一次)」、議案第七十四号「令和二年度世田谷区
学校給食費会計補正予算(第一次)」の四件を一括して議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認め、議案第七十一号から議案第七十四号までの四件につきましては一括議題といたします。
本四件について、理事者の説明を求めます。
◎松永 財政担当部長 それでは、議案第七十一号から第七十四号までの四件につきまして、概要を説明させていただきます。
お手元の補正予算一三ページをお開きください。議案第七十一号「令和二年度世田谷区
国民健康保険事業会計補正予算(第一次)」でございます。
第一条でございますが、
歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ十一億九千四百二十五万二千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ八百十七億七千九百七十九万四千円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、一四ページから一五ページに記載の「第一
表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
次に、一九ページをお開きください。議案第七二号「令和二年度世田谷区
後期高齢者医療会計補正予算(第一次)」でございます。
第一条ですが、
歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ五億八千五百六十五万三千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ二百二十四億四千六百八十九万七千円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、二〇ページに記載の「第一
表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
次に、二三ページをお開きください。議案第七十三号「令和二年度世田谷区
介護保険事業会計補正予算(第一次)」でございます。
第一条でございますが、
歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ三十二億八千九百七十三万八千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ七百六十九億百四十八万八千円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額は、二四ページから二五ページに記載の「第一
表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
続きまして、二九ページをお開きください。議案第七十四号「令和二年度世田谷区
学校給食費会計補正予算(第一次)」でございます。
第一条でございますが、
歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ四千百七十万四千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ三十億二千四百四十七万九千円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額は、三〇ページに記載の「第一
表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
一五六ページをお開きください。国民健康保険事業会計になります。特別会計につきましては、恐縮ですが、以降この事項別明細に基づき御説明をさせていただきます。
初めに、表の下の部分、歳出でございますが、総務費につきましては保険料減免に伴う周知経費及びシステム改修経費、保険事業費につきましては事務事業等の緊急見直しによる減額、諸支出金は保険料減免に伴う還付金及び前年度の保険給付費等交付金の超過交付に係る償還金を計上しております。
次に、上の表、歳入でございますが、繰越金につきましては、前年度繰越金の確定による増額、その他の歳入につきましては、各歳出の事業と連動した増減等を反映しております。
一七八ページをお開きください。後期高齢者医療会計でございます。初めに、下の表、歳出でございますが、総務費につきましては保険料減免に伴う周知経費、分担金及び負担金は前年度保険料額の確定に伴う広域連合への負担金、保健事業費は事務事業等の緊急見直しによる減額、諸支出金は過年度保険料の還付金及び延滞金還付金並びに前年度葬祭費交付金の超過交付に係る償還金を計上しております。
次に、上の表、歳入ですが、繰越金につきましては前年度繰越金の確定による増額、繰入金は各歳出の事業と連動いたしました増減等を反映しております。
二〇〇ページをお開きください。介護保険事業会計でございます。初めに、下の表、歳出でございますが、総務費につきましては保険料減免に伴う周知経費、基金積立金は介護給付費準備基金への積立金でございます。諸支出金は過年度保険料還付金及び延滞金還付金の財源更正と同額並びに前年度の国庫支出金、都支出金の超過交付に係る償還金を計上しております。
次に、上の表、歳入でございます。繰越金につきましては前年度繰越金の確定による増額、その他の歳入につきましては各歳出の事業と連動した増減等を反映しております。
二二四ページをお開きください。学校給食費会計でございます。初めに、下の表、歳出でございますが、学校給食費につきましては給食賄い費を増額するものでございます。
次に、上の表、歳入ですが、繰越金につきましては前年度繰越金の確定による増額、繰入金は歳出の事業と連動した増を反映しております。
以上が特別会計補正予算の説明となります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 ないようですので、それでは意見に入ります。
本四件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本四件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第七十一号から議案第七十四号に至る四件は原案どおり可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第七十五号「職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎馬場 職員厚生課長 それでは、議案第七十五号「職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」につきまして説明させていただきます。
本件は、
新型コロナウイルス感染症に係る業務に従事した場合における防疫等業務手当の特例について定める必要があることから、御提案をするものでございます。
裏面、二ページ目を御覧ください。附則におきまして、保健衛生行政を主管する課に勤務する職員が
新型コロナウイルス感染症から区民等の生命及び健康を保護するために行われた措置に係る業務であって、規則で定めるものに従事した場合に、従事した日一日につき三千円を超えない範囲において、規則で定める額を支給する防疫等業務手当の特例について新たに定めております。詳細につきましては、令和二年九月一日の当委員会で御説明させていただいたとおりでございます。
施行日でございますが、本条例の公布の日から施行し、令和二年一月二十七日に遡って適用いたします。
御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第七十五号は原案どおり可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第七十六号「世田谷区使用料等の督促及び延滞金に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎後藤 総務課長 議案第七十六号「世田谷区使用料等の督促及び延滞金に関する条例の一部を改正する条例」について御説明いたします。
本件につきましては、地方税法の改正に伴い、世田谷区が徴収する使用料等に係る延滞金の割合の特例に関する規定を改める必要があるため御提案したものでございます。
内容につきましては、前々回の本委員会にて御説明したとおりでございます。
条例の施行日は令和三年一月一日でございます。
説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第七十六号は原案どおり可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に議案第七十七号「財産(児童及び
生徒用タブレット型情報端末等)の取得」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部 経理課長 それでは、議案第七十七号「財産(児童及び
生徒用タブレット型情報端末等)の取得」につきまして御説明いたします。
本件は、予定価格が六千万円以上の財産の取得であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
入札は指名競争入札により行いました。
契約の相手方は株式会社内田洋行営業統括グループ、契約金額は二十億六千四百五万四千五百二十円、納期につきましては令和三年三月十九日でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆河村みどり 委員 ちょっとお伺いしたいのですが、前回の説明のときにちょっと津上委員からも質問させていただいた内容なんですけれども、そもそも購入ではなくてリースにしたほうがいいんではないかという、私どもの考え方なんですが、そこでの答弁で、処分費だとかも全部含めた上で、イニシャルコストが安いという話はちょっとお伺いしたのですが、様々子どもたち、これから、小学生が一年生のときからということであれば六年間、中学生だと三年間というイメージでいくということでよろしいのでしょうか。ちょっと確認なんですが。
◎阿部 経理課長 実際のタブレットの使い方ですけれども、それについては、おっしゃったように、同じ児童さんが学年を持ち上がると、一年使用していたものをそのまま持ち上がるのか、それについてはまだ検討中ということですので、あくまでもまだ決定はされていないという状況です。
それで追加して申し上げますけれども、リースとの関係でございます。これにつきましては、やはり前回の委員会でも少し申し上げたかと思いますけれども、やはりリースですと、本体価格に加えて、料率として、三年ですと大体想定が二から三%乗っかるようにもなりますので、単年度ですとやはりリース有利というところもあり得ると思うんですけれども、三年、四年とこう考えますと、やはりトータルとして購入が有利ではないかということで考えておりました。
◆河村みどり 委員 分かりました。そうしましたら、今後、様々まだ分からない部分があって、検討の余地があるものであるということだと思うんですけれども、そういった部分ではランニングコスト的な検証というか、そういったものに関しては、まだこれから検討の余地があるということになるのでしょうか。
◎阿部 経理課長 ランニングコストにつきましては、別途その保守、こちらについては、今回ですと一年保守が含まれた契約になっていまして、その後の保守については別途、また発注をしようということで今考えております。ですので、そういったところをトータルで今後の学習支援については考えていくことになります。
今、実はタブレット一人一台、この考え方については、何分次に、四年ぐらいたちますと、そもそも機械がもう駄目で、次をリプレースを考えなきゃならないということも出てくるかと思うんですけれども、その後の状況に向かっては、今、教育委員会のほうでは、やっぱり同じように、区のほうで購入をして用意するのか、それとも、各御家庭のいろんな通信環境等もありますので、あくまでも、言ってみればランドセルと同じような形で、皆さんで選んでいただいて、その選んでいただいたものを持ち込んでいただくという形式ということも含めて検討しているということでございますので、今お示しいただいた、入れたもののランニングコストを含めた費用というところも含めて、今申し上げたようなやり方にするかどうかも含めて、トータルでやはり検討していくことになると思います。
◆そのべせいや 委員 これは納期まで考えると、私も余りしっかり気づいていなかったんですが、恐らく今、区立の小学校、中学校のところに在籍をされている方の人数分を購入することになると、それが多分妥当なところだと考えるんですが、実質的に今の六年生が卒業して、今幼稚園の年長さんと言われるような新一年生が入学をしてきてというタイミングで、その新一年生の数と今の小学六年生の数が、新一年生の数のほうがあまりにも多くて、購入をしたけれども、新一年生には網羅的に割り当てられなかったみたいなことは起こらない台数の購入になっているのかということがここで確認できるのかも含めて、お答え可能ですか。
◎阿部 経理課長 今、ごめんなさい、手元に詳しい数を持っているわけではないんですけれども、以前に、コロナの状況を受けて学習支援ということで、一千台ほど先行してタブレットを購入したところもありまして、それにつきましては、基本的に今年度末には回収をして、今回一律で配備するものの予備機として考えておりますので、そういったバッファーも含めて対応できると思っています。
◆津上仁志 委員 そのべ委員の質問にちょっと追加なんですけれども、千台先に買ったもののソフトウエアと、今回購入したものは一緒になっていたんでしたっけ。
◎阿部 経理課長 以前のものとは違います。
◆津上仁志 委員 これは教育所管なので、ここで聞ける話じゃないかもしれないんですけれども、その予備機として使おうと思っているものがほかの方たちとOSが違った場合、使えないアプリとかソフトが出てくるような気もするんですけれども、その辺は大丈夫な状況になっているんですか。
◎阿部 経理課長 実は教員のほうももう既に配備されていて、それもウインドウズということで、今回の
iPadとは違うんです。ですので、その辺、教員には別途今回のものの使用方法について研修等を行うと聞いておりますので、そういった形で、違う以前のものとの操作関係の習熟を教員のほうにきちんとして、一部児童生徒のほうにも、今後そのタブレットを導入するに当たって、講習のようなことを考えているやにも聞いておりますので、その辺を含めて対応はするということだと思います。
○加藤たいき 委員長 意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第七十七号は可決と決定いたしました。
以上で1議案審査を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、2請願の継続審査についてお諮りいたします。
令元・三号「拙速な改憲発議を行わず、憲法の諸原則に基づく運営を国会に求める意見書採択を、世田谷区議会に要請する陳情」外五件を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、3閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1. 区政の総合的企画及び調整について
2. 行財政運営について
とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、4協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、年間予定である十一月十日火曜日午前九時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは、次回委員会は十一月十日火曜日午前九時から開催することと決定いたします。
以上で協議事項を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 そのほか何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 以上で本日の
企画総務常任委員会を散会いたします。
午前十時四十六分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━