◆
ひえしま進 委員 ふじみ荘が廃止になるわけですけれども、その
代替施設というのはどういうものがあったか、もう一回ちょっと教えてもらえますか。
◎加野
市民活動・生涯
現役推進課長 代替といいまして、例えば跡地に同じようなものが建つとかそういった構想はございません。例えばお風呂を使われる方、カラオケを使われる方、囲碁を楽しまれる方というように御利用の目的が様々でございますので、現在区のほうにございます各
施設で同様の楽しみをしていただけるような
施設につきましては、詳しくその方がお住まいの
地域と照らし合わせながら、個別にも御
説明をさせていただくような
資料等も準備してまいります。
それ以外に、現在はまだ検討中でございますが、
民間施設などと連携をして、例えば
スポーツクラブでの
健康づくりですとか、そういった対応も進めてまいります。
◆
小泉たま子 委員 主旨のところに、
ふじみ荘については、身近な
場所での
高齢者の
活動環境の整備への
政策転換と高
コストによる運営が続いているということですね。この高
コストと書いてあるわけですけれども、これを身近な
活動に振り向けていくというお考えであるということでよろしいですか。この書き方だと、そういうふうに取れるんですけれども。
◎加野
市民活動・生涯
現役推進課長 区内の
高齢者の方が、非常に今、人口もふえ続けている状態でございます。例えば要
介護認定を受けていらっしゃる健康に不安のある
高齢者の方に比較して、約八割の方はお元気な
高齢者というような状況を把握しております。元気な
高齢者の方がいつまでも元気でいていただけるような
健康づくりであるとか、
仲間づくりであるとか、それから、例えば御自身の力を人に役立てるですとか、そういった
活動をしていただけるような対応、これは区が何かを提供するということだけではなくて、民間の場も利用していただくですとか、今まで気づかれなかった例えば
高齢者クラブですとか、
地域にある
施設で過ごしていただくというようなところについても、情報も提供しながら結びつけていくということを考えております。
◆
小泉たま子 委員 今お話を伺うと、何かやりながら考えてやっていくというふうに取れるんですけれども、もう差し迫っている
説明会、その
説明会の
資料、
内容説明というので(1)、(2)と書いてある。(3)は質疑・
意見ですけれども。これは、もう今日どういう
内容で
説明するのかというのは、
報告があってもいいのではないかと思うんですけれども、それはどうして出さないんですか。私たちが見ることができないんでしょうか。それを教えていただきたい。
◎松本
生活文化政策部長 御
説明をさせていただく
内容についてはおおよそ整っておりますけれども、まだ一部
資料を調整させていただいているところがあります。七月七日が初日ということで、一部まだ調整をさせていただいているところがありますので、本日は
説明会の御案内だけにとどめさせていただいて、こういう
内容を大きくは御
説明させていただきたいということまでを本日の御
説明にさせていただいたということでございます。
◆
小泉たま子 委員 一番
皆さんが関心あるのは、
ふじみ荘に代わる
活動をどうやって
自分たちは担保してもらえるんだろうかということだと思うんですね。そこが身近な
場所での
高齢者の
活動環境の整備への
政策転換というのは非常に大きなあれだと思うんですね。どういうふうにこれがなっていくのか。身近なところでとか、それから民間のものを借りてといっても、今までそれはやってきていると思うんですよ。しかし、足りないというか、
高齢者の方が満足して集えるようなところはなかなかなくて、この
コロナでどんどん
活動ができなくなって、足も遠のいているという状況の中で、どうやっていくかというのも、非常に
説明内容に私は関心があるんですけれども、それはこの七日以降、七日の日に所管に行けば頂けるということでよろしいですか。
◎松本
生活文化政策部長 先ほど申し上げたように、今、
資料を調整中でございますので、その
資料が整いましたらば情報提供させていただきたいと思っております。
◆
畠山晋一 委員 そうしますと、今度出てくる
資料には、具体的に
ふじみ荘が廃止されてなくなって、こういう
施設をつくりますという何か具体の
世田谷区としての
方向性はそこで表明されます、されません。
◎松本
生活文化政策部長 今回の御
説明させていただく
内容は、本年の二月の本
常任委員会でも御
説明をさせていただいているとおり、今年度いっぱいで
ふじみ荘を廃止させていただきたいというまず方針がございますので、そこに至った経緯ですとか
考え方、これを御
説明させていただきたいというのが一点です。
それからもう一点は、
高齢者の
皆さん、十八万人いらっしゃいますけれども、そのうちの八割の方がお体が元気な方です。こういった方々がどんどんこれからも増えていきますので、元気な
高齢者の方に、いかに
健康寿命を延ばしていただく、あるいは
孤立化防止のために区としてどういった新たな手だてを講じていくか、今そういう方向をこういうふうに持っていますよと、そこを御
説明させていただきたい。ここを中心に考えております。
◆
畠山晋一 委員 前回の
報告の中で、要は
コロナ禍の
発生で様々な事業の見直し、予算のこれをカットしてやめますという中に、
ふじみ荘の解体というのが入っていました。これを会派に持ち帰ったときに、解体が決まっていたと、予算も決まっていたと、
コロナがなければ、これは見直されることなくて、もう四月解体というところで、解体するということは、次のものは決まっているんじゃないのというふうに見受けられてしまうような
報告に感じたんだけれども、それだから新しいものは何か予定しているんですかということを今伺っているということです。そういうふうに感じてしまう流れがあったというところで、今聞いているということです。
◎松本
生活文化政策部長 今年度予算に計上させていただいていましたのは、解体に伴います
設計費を計上させていただいていました。ですので、こういう
経済状況、
財源不足の状況ですので、解体に伴います
設計費を今年度は見送らせていただいたということでございます。
◆
畠山晋一 委員 設計費ということで、
解体費ではないということですね。分かりました。いずれにしろそういう流れがあって、もう廃止して、新たな
施設をつくっていくという方向ができているわけですから、具体に今さっき部長が答弁していただいたように、健康な
高齢者が多くて、この
施設を利用されている方がいるということですから、解体されなければもう一回使えるんじゃないかなと、この
コロナ禍だから余計にそういったものを求めてくる人も中にはいるかもしれないので、少なくとも新しい
方向性をいち早く具体的に示していただけるようにお願いいたします。
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○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(4)
自然エネルギー活用による
自治体間ネットワーク会議の開催について、
理事者の
説明を願います。
◎池田
エネルギー施策推進課長 それでは、
自然エネルギー活用による
自治体間ネットワーク会議の開催について御
報告いたします。
まず、1の主旨でございます。
環境基本計画では、
再生可能エネルギーの
普及拡大のため、
エネルギーの
地産地消と
地域間連携を二つの柱として取り組んでおります。このネットワーク会議におきましては、これまで五回、主に交流自治体との情報交換や
意見交換を行う場として開催してまいりました。今年度は交流都市との関係にとどまらず、幅広い自治体と様々な発電事業や新たな連携に取り組むための
意見交換を行う場づくりを進めてまいります。
続いて、2の開催概要でございます。日時は九月四日午後二時からを予定しております。参加者は視聴者を含めまして約百名を予定しております。今年は新型
コロナウイルス感染症対策としまして、これまでの来訪による会議方式からオンラインの会議を行う予定です。
また、実施
内容ですが、対象の自治体は記載のとおりでございます。視聴される自治体は、広く声がけを行ってまいります。
区民、事業者等におきましては、八月一日号の区報にて視聴者募集を行ってまいります。発表
内容、講演
内容は、記載のとおりでございます。
御
報告は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの
説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
ひえしま進 委員 再生可能エネルギーというのは大体発電事業を指しているのかと思うんですけれども、そのほかに何かあったら教えてもらえますか。
◎池田
エネルギー施策推進課長 発電事業は
再生可能エネルギーということで、太陽光、風力、地熱などがございます。
◆
ひえしま進 委員 発電事業ということですね。
再生可能エネルギーイコール発電事業ということなんですね。
◎池田
エネルギー施策推進課長 そのとおりでございます。
◆阿久津皇
委員 視聴者はどういった形で視聴するのか教えてください。
◎池田
エネルギー施策推進課長 これは、ズームを活用しまして、ズームウェビナーという機能を使いまして、視聴者を募集してまいります。
◆阿久津皇
委員 そうすると、これは使うソフトの制限で百名ぐらいということでよろしいですか。できれば、もっと幅広くいろんな方が視聴、傍聴できると、その議論の中身なんかも関心が広がるのかなと思いましたので、今回はズームということですけれども、いろいろなやり方があると思いますので、できるだけ多くの方が参加できるような取組になるとさらにいいのかなと思いましたので、
意見としてお伝えしておきます。
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○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(5)「
世田谷区
災害廃棄物処理計画の策定」について、
理事者の
説明を願います。
◎笹本
管理課長 それでは、「
世田谷区
災害廃棄物処理計画」の策定について御
説明させていただきます。
かがみ文の上にも書いてありますとおり、一たび大規模な災害が
発生しますと、建物の損壊や倒壊等が起こり、瓦礫が道路を塞ぐことが想定されます。また、さきの台風十九号の際の水害では、水に浸った家具類や畳などの災害廃棄物が大量に
発生いたしました。救助・救出
活動や、その後の復旧復興を支えるためにも、速やかな瓦礫の除去や災害廃棄物の収集運搬などの処理が必要になります。区では現在、災害時
職員行動マニュアル、
世田谷区
地域防災計画、
世田谷区業務継続計画、
世田谷区災害廃棄物処理マニュアルに沿って、災害廃棄物を処理することとしております。今回の計画は、国や東京都、特別区の動向を踏まえまして、また台風十九号の教訓も加味して、より実効性のある計画を策定したものでございます。
それでは、
資料のA3の横長の概要版に沿って御
説明させていただきます。
まず、一番左の上、計画の目的等でございます。一点目が、冒頭触れましたとおり、災害廃棄物が道路を塞ぐことで応急対策、復旧等を妨げる要因になるため、迅速で的確な処理が必要になります。二点目ですが、災害時には、災害廃棄物以外にも生活ごみ、避難所ごみ等が
発生するため、的確に収集運搬を行いまして、
区民の生活環境を保全し、公衆衛生を確保する必要があります。また、災害廃棄物を一時的に保管する仮置場の適切な管理も必要になってきます。
中段の四角を御覧ください。対象とする災害及び被害想定でございます。
世田谷区に被害をもたらす災害は、主に地震と水害が考えられます。一点目の地震災害の被害想定でございます。こちらは、平成二十四年四月に東京都が公表しました首都直下地震等による東京の被害想定のうち、
世田谷区に最も影響が大きい東京湾北部地震による被害想定を本計画の前提としております。二点目の大雨等の被害想定では、昨年の台風十九号の際の災害廃棄物処理の教訓を記載しております。
続きまして、左下を御覧ください。災害廃棄物の推計量です。ここでは、最も被害が大きい首都直下地震が
発生した場合を想定しまして、建物の全壊、半壊の棟数から試算をしております。区全体で約百五十四万トンが
発生するとしております。可燃ごみ、不燃ごみの推計量については記載のとおりでございます。
続きまして、右上の仮置場等の設置のところを御覧ください。災害廃棄物の量は、実際に
発生した災害の種類と被害の大きさによって変わりますが、一般的な廃棄物処理では、追いつかない場合には、中段の表に記載しました仮置場等の中から中規模、小規模の区立公園を中心に選定しまして、集積所や仮置場を設置いたします。また、設置当初から分別を徹底することで処理時間や処理費用を縮減することが可能となりますので、一番下の略図に示したような分別配置を行ってまいります。昨年の台風十九号の際には、この分別配置例を参考にしまして、玉川野毛町公園に粗大ごみ臨時中継所を設置し対応をしました。冒頭触れましたとおり、
世田谷区災害廃棄物処理マニュアルの中にこの表を記載してあったため、迅速な対応ができました。
恐れ入ります、裏面を御覧ください。左上の生活ごみ・避難所ごみ等の対応です。災害時には災害廃棄物以外にも日常生活から排出される生活ごみ、避難所から
発生する避難所ごみ、下水管が破損した場合などを想定しましたし尿の処理も併せて行う必要があります。生活ごみ、避難所ごみの出し方などは、チラシの戸別配布をはじめ、ホームページ、ごみアプリ、エフエムせたがや、テレビのデータ放送等、多様な手段を活用しまして
区民の皆様に周知を図ってまいります。
次に、右上の平常時からの取り組みを御覧ください。一点目が、本計画の周知啓発です。大規模災害の
発生直後は、人命救助や被災情報の収集伝達等の対応が優先されますので、
区民や事業者の皆様には、平常時のように廃棄物の収集、運搬などができない可能性が高いことを御理解いただくとともに、
地域の生活環境の保全と公衆衛生上の支障を防止する取組に御協力いただく必要がございます。このため、区のホームページに本計画を掲載するなど、必要な周知や啓発を行ってまいります。
二点目の本計画の検証や改訂などです。
世田谷区
地域防災計画や
世田谷区災害廃棄物処理マニュアルとの整合性を図りながら、適宜改定を行ってまいります。
三点目の仮置場等の設置方針策定の見直しです。現在、仮置場等は、
世田谷区の区立公園を中心に約百か所を候補地としております。今後、都有地も含めたオープンスペースを候補地として選定していきたいと考えております。
最後に、参考としまして、発災後四十八時間を目安とした発災後の
区民の行動と廃棄物処理に関する時系列の整理を一覧にしております。
概要版の
説明は以上でございますが、お手元に配付いたしました本編につきましては、後ほど御覧いただければと思います。御
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの
説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
小泉たま子 委員 このたびの
コロナとかいろんなことで、
区民に対して速やかに伝達しなければいけないことがあったわけです。ですけれども、それがなかなかうまくいかなくて、
区民が混乱したということがありますけれども、私、ここに書いていないところでも、もちろん入っていると思うんですけれども、掲示板があると思うんですね。掲示板は本当に大事なことを、そこを見に行くという習慣にしてもらって、よく見ていますよ、
皆さん。大切なことは掲示板に行けばタイムリーに見れるというやり方は一つあると思うんですけれども、掲示板はどのように考えていらっしゃいますか。掲示板とか、まちセンの外にないとだめなんですね、中に入っていかないので。ということがありますが、どうでしょう。
◎笹本
管理課長 台風十九号の際も、実際現場でチラシを配ったのが非常に有効だというドキュメントが残っておりますので、そういう教訓を踏まえまして、今、御提案いただきました掲示板の活用とか、まちセンの玄関とか、そういうところへの紙媒体での掲示等については検討してまいりたいと思います。
◆
小泉たま子 委員 紙をよく見ていますので、紙を見捨てないで、お願いいたします。手間はかかると思うんです。印刷から何から。ですけれども、やっぱり紙はきちっと見ますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆た
かじょう訓子 委員 今の続きになりますけれども、本当に重要だと思います。特にマンションなどの下水管が止まったときの汚物というか、し尿の処理ですよね。そういうのは、実際に災害になったときに結構問題になるようなことだと思うんですけれども、集合住宅、全戸ということでこれは計画されているということですか。
◎笹本
管理課長 全ての住宅がもちろん対象になりますし、し尿の処理というのも、区では災害時のトイレの確保とか管理のガイドラインという計画も持っておりまして、これは二十九年に改訂しているものが最新でございますけれども、災害時のし尿については、一般的な下水につながっていない御家庭もございますが、避難所から出る例えばマンホールトイレが詰まっちゃった場合とか、あとは仮設トイレのし尿処理とかも全て見込んでおりますので、御安心いただければと思います。
◆た
かじょう訓子 委員 多くの方が自分のこととして捉えられるような取り組みを希望いたします。
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○
中村公太朗 委員長 では、(6)
令和元
年度ごみ量(
確定値)について、
理事者の
説明を願います。
◎庄司
事業課長 それでは、
令和元年度の東京二十三区のごみ量が確定しましたので、
報告をさせていただきます。
まず、
資料一ページ目の上の表を御覧ください。二十三区のごみ量ですが、
令和元年度合計二百七十六万六千三百十六トンで、前年度と比較しまして一万二千二十トンの増加となっております。区収集が増加しており、持込みごみ量は減少しております。持込みごみ量は、各区から許可を受けた業者が二十三区内の事業系ごみを収集し、主に清掃工場等に直接持ち込んだ量でございます。
次に、
資料の一ページ目、下の表、2
世田谷区のごみ量を御覧ください。合計のところ、十七万七千九百四十七トンで、前年度と比較しまして二千二百三十トン、一・三%の増となっております。ごみ量が増えた要因としましては、人口が一万人弱増加をしていること、それから、
令和元年度がうるう年で一日多いということ、昨年十月の台風十九号で出ました水害ごみ、新型
コロナウイルス感染症関連の影響と思われる二月、三月のごみ量の増加傾向、こういったことが考えられます。
資料をおめくりください。二ページ目、3
世田谷区のごみ収集量の推移は、記載のとおりでございます。
4の
世田谷区の人口と
区民一人一日当たりのごみ量は、ここ五年間の推移をグラフでお示ししております。折れ線が
区民一人一日当たりのごみ量で、棒グラフが人口となります。人口の伸びが顕著であることなどの影響を受け、ごみの収集量が増加はしておりますが、一人当たりのごみ量は昨年度と同等、五百三十グラムであることがお分かりいただけると思います。
新型
コロナウイルス感染症の感染拡大などの影響によるごみの増量を経験した上で、今後新しい生活様式の定着などが進み、家庭から排出されるごみ量が増加することも想定されます。そのような中でごみの減量を推進していくことは、
区民の皆様に分別を徹底していただくことや、ごみを出さない暮らし、こういったことへの御協力をいただくことが不可欠になると考えております。区としましては、引き続きごみ減量に関する普及啓発
活動に努めてまいりたいと考えております。
それでは次、三ページ目を御覧ください。5の
世田谷区の資源回収量でございます。表の一番下の右端を御覧ください。全体として千五十トン、前年度比で二・二%の増となっております。
品目としましては、紙類、金属類、ペットボトルの回収量が増加しております。昨年度と比較しますと、紙類では雑誌類と段ボール、金属類ではアルミ缶の伸びが顕著でございます。いずれも新型
コロナウイルス感染症の感染拡大の影響もあるのではないかと考えております。
次、四ページ目を御覧ください。6の資源回収量の推移でございます。回収品目ごとの推移を表とグラフでお示ししております。
五ページ目の一番下のグラフと表を御覧ください。こちらが平成二十七年度から年度別の資源品目ごとの回収量の推移となります。
次に、A3の参考
資料1を御覧ください。こちらは清掃一部事務組合が集計した各区別のごみ量でございます。一番上の
世田谷区の欄を御覧ください。中ほどの太枠内に
世田谷区のごみ処理量の合計を記載しております。
令和元年度は十七万四千二百四十七トン、前年度と比較して千九百三十四トンの増となっております。
この表の一番下の米印に記載しておりますが、一番初めに
報告しました区の収集量より、清掃一部事務組合で処理した量が少なくなっております。これは、区で収集した不燃ごみ、粗大ごみの中から、区で金属類等の資源化を行っておりまして、清掃一部事務組合に引き渡すのが、資源化をした量が引かれた分となりますので、その分ごみ量が減っているためということでございます。
最後になりますが、A4横の参考
資料2をごらんください。こちらは先ほど触れました新型
コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、
令和二年二月ごろより、家庭から排出される資源・ごみ量が増加をしているということで、月ごとに昨年度と比較をした表をつくっております。
資料を御覧いただくとお分かりいただけますとおり、三月から五月までの三か月間、資源・ごみ、品目にかかわらず非常に大幅な増加となっております。
区民の皆様が不要不急の外出を控え、在宅生活を続けたことによる影響が顕著に出ているということだと思いますが、緊急事態宣言が解除された後も、このごみ量、資源量から見ますと、なかなか落ちつきを取り戻すということが言えるような状況ではないということが言えるのではないかと思います。引き続き清掃に関わる職員の感染防止に努めるとともに、資源・ごみ量の推移を注視してまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの
説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆いそだ久美子
委員 二ページ目の下の
区民一人一日当たりのごみ量のところでは、
区民の人口が増えても一人当たりのごみ量が減るということで、去年このお話も伺って、大変リサイクルなど努力されているんだなと、いいことだと思ったんですが、今、平成三十年度と
令和元年度が、ちょっと伸びないというか、一人当たりのごみ排出量は変わらなくなっているんですが、リサイクルの努力とか、ほかの努力で一人当たりのごみ量を減らすのがもう限界にきちゃっているということなのかしら。何かこれ以上に一人当たりのごみ量を減らす策はありますでしょうか。
◎庄司
事業課長 年度ごとの集計でございますので、先ほどちょっと御
説明しましたとおり、今年の三月までの量になるところから、どうしても新型
コロナウイルス感染症でごみ量が増えているというところの反映と、あと昨年十月の台風十九号の水害ごみですね。こちらが大量に出たという影響が出ておりますので、そちらの分の増加というところも、どうしても特別なことということで今回は入ってしまっているかなと思います。
この間、区としましても2Rの推進ということで、ごみの
発生抑制と再使用、可能なものはお使いいただくということを推進してきていますが、こちらについては引き続き啓発等につきまして行っていきたいと思っております。ただ、人口増もございますので、どうしても劇的に数字として変わってくるような施策というのがなかなか難しいところもございますけれども、ちょっと地道に努力は重ねさせていただいて、現状維持よりも、ごみ量の減量ということは達成していきたいと考えております。
◆いそだ久美子
委員 今年に関しては、ステイホームで、飲食店の持ち帰りの、テークアウトの食品が増えて、我が家もその入れ物が大変たまるのが非常に、再利用できないのかな、もったいないなと思いながら普通のごみで捨てたんですが、そういう新しい生活様式になったら、新しいリサイクルもぜひ導入していただきたいなと思います。要望です。
◆
小泉たま子 委員 コロナのこの状況によって、家の片づけをした人がもうたくさんいまして、主婦の人は随分家の中が軽くなって、台風になったら家は飛ぶわと言った人もいたんですけれども、実はここで今出てきている中で、使えるものをどういうふうに使っていくべきか。分別ということはうたっているんですけれども、本当にもったいないけれども捨ててしまったという人もいっぱいいるんですね。
それで考えたんですけれども、やはりそういう宝物というか、他の人に必要なものをまた渡すというのも仕事というか、事業の一つだと私は見るべきだと思うんですね。用賀にリサイクルの物を売っているところがありますけれども、非常に回転が悪くて、一か月一回がどうだとか、抽せんがあるとか、必要なときにすぐに手元にもらえないというか、買えないというか、そういう状況にあるんですが、私はいっぱい出たこれをこの機に、新しい生活様式というのはあまり好きじゃないんですけれども、これはもったいないというのは基本ですので、ぜひ区でも取り組むべきだと思うんです。用賀のあそこをもっと使いやすくする、あそこでは狭いと思うんですけれども、今のところないので、あそこをもっと回転をよくする方法を私は考えるべきだと思うんです。
ちょっとずれましたけれども、でも同じ中なので、何か今考えていることがあれば。それから課題があれば。何があってできないとか、そういうことがあれば答えていただきたいんですけれども。
◎庄司
事業課長 用賀で月に二回、リユース品の頒布会ということで、一回当たり六十個出品しまして、物によっては御希望が重なりますので抽せんという形で、一個千円で頒布を行っております。例えばあれは粗大ごみになりますが、粗大ごみとして回収したものがそのまま右から左に流れるわけではなくて、必要な洗浄ですとか、場合によっては修理ですとか、そういったことの対応をした上でお出ししているというところもございますので、なかなか全量使えそうなものが出るというのも現状できていないところはございます。
今、
委員御指摘がありましたとおり、なかなかスペース的にそれ以上の品目を並べるというのがちょっと難しいところがありますので、そういったところにつきましては、粗大ごみについては今回
コロナの件もあると思うんですが、三割以上増えているということで、当然お申込み、それから収集、非常に多くの課題を抱えているところがございますので、これについては解決しなければならないところが、
委員のおっしゃられた再利用の分も含めてあると思っておりますので、引き続き検討は進めていきたいと考えております。
◆
小泉たま子 委員 知恵を出して、それからそういうことができる
区民の方も、特技を持っていらっしゃる方も大勢いらっしゃると思いますので、ぜひ知恵を出してやっていただきたいと思います。
◆阿久津皇
委員 今
コロナでごみが大変増えていて、現場の作業員が大変な思いをしているというのは伺っているところですけれども、
コロナにかかわらず、二ページ目の表を見ると、粗大ごみというのは、平成二十七年からコンスタントに増えているなという印象なんですけれども、その辺は何か分析とかというのはございます。
◎庄司
事業課長 例えば
令和元年度の粗大ごみが結構増えているというところがございますけれども、ここは消費税の一〇%引上げというところで、駆け込みで買換え需要があったのかなと考えております。それ以外に、水害で出た粗大ごみのカウントなどもされているところでございますので、ちょっと増量としては大きな数字になっているかなと思っております。
◆阿久津皇
委員 今、割とフリマアプリというんですか、そういうのも出たりして、先ほど小泉
委員がおっしゃっていたような、まだ使えるものをどんどん再利用していこう、ほかの人に譲っていこうみたいな取組が進んでいるのかなと思うんですけれども、今、粗大ごみに関しては、ごみの量が増えている割になかなかリサイクル的なところが、再利用的なところが進んでいないのかなとやっぱり思います。
たしか港区だったと思うんですけれども、収集した粗大ごみをまたリフォームして
区民に再利用していただくというような取組もされていたかと思うので、税外収入というところまで行くのかどうか分かんないですけれども、そういった取組もぜひ研究して進めていただきたいなということは、要望としてお伝えしておきます。
◆福田たえ美
委員 ごみの分別についてお伺いしたいんですけれども、私の
地域とかでも、転入されてきた
地域の方が、ごみの出し方が全く違う
地域や、国も違うところから来られる方などがいらっしゃったりして、ごみの分別がうまくできていないというようなお声も聞いたことがあったんですけれども、現在
世田谷区では、この分別に関して、違ったものが入っている割合というんでしょうか、そういうものは減ってきているんでしょうか。
◎庄司
事業課長 組成分析を毎年行っております中で、今年度はちょっと
コロナの関係で組成分析は中止させていただいていますが、やはり一定程度、例えば可燃ごみの中に、紙類でもきれいな新聞が入っている場合があったりですとか、あとはペットボトルが混入していたり、不燃ごみについても、アルミ缶ですとか、スチール缶が入っていたりですとか、それから実際の資源として回収している中でも、資源以外のものが入っていたりすることもある、資源化できないものが入っていたりすることもあるんですけれども、割合的には経年で見ましてもそんなに大きく変わる感じではなく、そんなに大した割合ではないんですが、どうしても一定程度の割合で含まれているというところは、組成分析のほうから見ますとあるのかなとは思っております。
◆福田たえ美
委員 では、もうこれ以上下げることは多分難しいだろうということで、区としては特に特別な取組は今現在行うことはないということでよろしいでしょうか。
◎庄司
事業課長 分別の徹底というところにつきましては、例えばお引っ越しなさってきた方については、資源とごみの分け方に関するリーフレットをお渡しするですとか、あと区のホームページにも継続して分別に関するページを掲載させていただいているですとか、そういった形で周知には努めさせていただいております。あと、今年の三月から開始しました資源とごみの分別アプリですね。こういったものも、もっとダウンロードいただいて御活用いただけたらということで広報に努めているところで、より分別を徹底していただけるようにしていきたいとは考えております。
◆
田中みち子 委員 資料の三ページの
世田谷区の資源回収量の中の廃食用の油についてちょっと教えてほしいんですけれども、これは拠点回収が四か所で、四トンを回収、四トンぐらいの量が回収されているということで見ればいいでしょうか。
◎庄司
事業課長 廃食用油は拠点の回収員に手渡し方式ということで、二十七か所です。二十七か所で行っておりまして、その量が約四トンというところでございます。
◆
田中みち子 委員 そうしたら、二十七か所ということで分かりました。
あと、今この油というのが実は
エネルギーになるということで、
世田谷区を油田にしようという動きがちょっとあるんですね。そんなことは御存じだったりしますか。この廃食用の油を使って電気を起こすということをやっている染谷商店さんというところがあったりするんですね。そういったところは本当にいろんなところから油を一生懸命集めていたりするんですね。ぜひそういったところなんかも研究していただいて、今後この拠点の回収をされた後も、電気にするとかいろんな活用の仕方というのをぜひ御検討いただきたいと思うんですが、今現在はこの油はどういった活用をされているか教えてください。
◎庄司
事業課長 今、この油は売り渡しておりまして、一応新聞のインクになっているという話で聞いております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
中村公太朗 委員長 では次に、(7)その他ですが、ほかに
報告事項はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村公太朗 委員長 なければ、以上で1
報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
中村公太朗 委員長 次に、2の
協議事項に入ります。
まず、(1)参考人の
出席要請について協議をいたします。四月に予定しておりました外郭団体職員の参考人招致につきましては、
コロナウイルスの感染拡大に伴い中止いたしましたが、本日は例年九月に実施をしております経営状況
報告に関する参考人招致について協議をしたいと思います。